Wikibooks jawikibooks https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8 MediaWiki 1.44.0-wmf.2 first-letter メディア 特別 トーク 利用者 利用者・トーク Wikibooks Wikibooks・トーク ファイル ファイル・トーク MediaWiki MediaWiki・トーク テンプレート テンプレート・トーク ヘルプ ヘルプ・トーク カテゴリ カテゴリ・トーク Transwiki Transwiki‐ノート TimedText TimedText talk モジュール モジュール・トーク 高校化学 物質の三態 0 2949 263357 217354 2024-11-12T01:22:16Z ~2024-11642 84901 /* 三態変化 */ 263357 wikitext text/x-wiki {{pathnav|高等学校の学習|高等学校理科|高等学校 化学|pagename=物質の三態|frame=1|small=1}}物質は温度・圧力によって物質の状態が変化する。物質自体は同じであり、状態だけ変わるので物理変化である。[[w:化学変化|化学変化]]とは違うので注意すること。 == 物質の三態 == どの物質にも、固体・液体・気体の3つの状態がある。これを 物質の'''三態'''(さんたい、three states) という。<br> 一般に、物質の温度や圧力を変化させていくと、物質の状態が変わる。 物質の三態は、物質を構成する粒子の集合する状態によって決まり、粒子の熱運動の激しさと、分子に働く引力との関係によって決まっている。 == 三態変化 == [[File:Chemical name state change japanese.svg|thumb|500px|状態変化の名称<br>固体から気体になる昇華の例としては、たとえばドライアイス(固体の二酸化炭素)や、ヨウ素の単体があります。]] ・固体から液体になる変化を'''融解'''、液体から気体になる変化を'''蒸発(気化)'''と呼ぶ。気体から液体になる変化を'''凝縮(液化, 凝結, 凝析)'''、液体から固体になる変化を'''凝固'''と呼ぶ。固体から気体になる変化を'''昇華'''、気体から固体になる変化を'''凝華'''という。<BR> 状態が変わっても物質の名前は変わらない。ただし例外として水(H<sub>2</sub>O)がある。水は固体を特別に'''氷'''、液体を'''水'''、気体を'''水蒸気'''と呼ぶ。また、液体窒素など慣用的に呼ばれるものもある。ただしどのような状態でも化学式は変わらない。<BR> また、純物質において固体が液体になる温度は物質ごとに決まっており、その温度をその物質の'''融点(凝固点)'''と呼ぶ。同様に液体が気体になる温度をその物質の'''沸点'''と呼ぶ。大気圧での水の融点は0度、沸点は100度である。 {{-}} == 状態図 == <gallery widths="400px" heights="350px"> File:水の状態図.svg|<center>水の状態図</center> File:二酸化炭素の状態図.svg| <center>二酸化炭素の状態図</center> </gallery> ふつうの純物質は、温度と圧力が決まると、その状態が決まる。 温度と圧力によって、その物質がどういう状態をとるかを表した図を'''状態図'''(phase diagram)という。 図に、水の状態図と、二酸化炭素の状態図を表す。 図の中央付近にある3本の曲線が交わったところは'''三重点'''(triple point)といい、気体・液体・固体の状態が共存する。 なお、図中にある 1.013×10<sup>5</sup>Pa は、大気圧である。図より、大気圧で水の融点は0℃、沸点は100℃であることが分かり、たしかに実験事実とも一致してる。 また、物質の温度と圧力を高めていき、温度と圧力がそれぞれの臨界点(critical point)を超える高温・高圧になると、その物質は'''超臨界状態'''(supercritical state)という状態になり、粘性が気体とも液体ともいえず(検定教科書の出版社によって「気体のような粘性」「液体のような粘性」とか、教科書会社ごとに記述が異なる)、超臨界状態は、気体か液体かは区別できない。 二酸化炭素の超臨界状態ではカフェインをよく溶かすため、コーヒー豆のカフェインの抽出に利用されている。 == ※ 範囲外?: 絶対零度 == 物質はどんなに冷却しても、-273.15℃(0K)までしか冷却しない。この温度のことを'''絶対零度'''(ぜったい れいど)という。(※ 詳しくは『[[高等学校物理/物理I/熱]]』で習う。) [[カテゴリ:物質|ふしつのさんたい]] [[Category:高等学校化学|ふしつのさんたい]] ny1a7g64kmg0tu9wgo5ko6iqvoqxaqm ガリア戦記 0 3514 263343 263305 2024-11-11T18:49:15Z Linguae 449 /* 各巻対訳 */ 263343 wikitext text/x-wiki __notoc__ <!--【2006年4月23日起稿】--> *[[古典ラテン語]]>'''ガリア戦記''' *[[ラテン文学]]>'''ガリア戦記''' {{NDC|992|かりあせんき}} <div style="font-family:Arial Black;font-style:normal;font-size:17pt;color:#990033;text-align:center;background-color:#fee;">C &middot; IVLII &middot; CAESARIS &middot; COMMENTARII &middot; DE &middot; BELLO &middot; GALLICO</div> [[画像:Commentarii_de_Bello_Gallico.jpg|thumb|right|240px|1783年刊行の『ガリア戦記』と『内乱記』]] [[画像:Siege-alesia-vercingetorix-jules-cesar.jpg|thumb|right|280px|カエサル(右)と対面するウェルキンゲトリクス(左)<br>(リオネル=ノエル・ロワイエ [[w:fr:Lionel Royer|(fr)]] 画、1899年)]] [[w:古代ローマ|古代ローマ]]の政治家・武将・著述家である[[w:ガイウス・ユリウス・カエサル|ガイウス・ユリウス・カエサル4世]]([[w:la:Gaius_Iulius_Caesar|Gaius Iulius Caesar IV]])が[[w:ガリア戦争|ガリア戦争]]([[w:la:Bellum_Gallicum|Bellum Gallicum]])の経過を[[w:古典ラテン語|古典ラテン語]]で著述した[[w:ラテン文学|ラテン文学]]の古典的名著『ガリア戦記』([[wikt:la:Commentarii_de_bello_Gallico|Commentarii de bello Gallico]])の[[ラテン語]]・[[日本語]]対訳。第8巻のみ[[w:アウルス・ヒルティウス|アウルス・ヒルティウス]]([[w:la:Aulus_Hirtius|Aulus Hirtius]])による著作。  刊行当時の書名は、『ガイウス・ユリウス・カエサルの業績(戦績)に関する覚え書』(C. Iulii Caesaris Commentarii Rerum Gestarum)であったと推定され、『'''[[内乱記]]'''』と併せたものであった。 ルネサンス期以降は『ガイウス・ユリウス・カエサルのガリア戦争および内戦に関する覚え書』(C. Iulii Caesaris Commentarii de Bello Gallico et Civili)と題して刊行されていた(右の画像)。 <div style="background-color:#dfd;"> 『ガリア戦記』は、ガリア戦争の当事者であるカエサルが、簡潔明晰かつ客観的に描写することにより自らの戦争の正当性を示し<ref name="ガリア戦記">[https://kotobank.jp/word/%E3%82%AC%E3%83%AA%E3%82%A2%E6%88%A6%E8%A8%98-47339 ガリア戦記(がりあせんき)とは? 意味や使い方 - コトバンク]</ref>、自らに対する種々の非難に対する弁明を意図したものである<ref name="ガリア戦記"/>。簡潔雄渾な名文として名高く<ref name="ガリア戦記"/>、第一級の歴史書であるとともにラテン文学の傑作とされている<ref name="ガリア戦記"/>。</div> <br><br> <div style="border:solid #999 1px;background:#F8F8F8;max-width:60%;padding:0.25em 1em;margin:0.5em auto;align:left;overflow:auto;text-align:justify;"> 『ガリア戦記』冒頭部分の英語圏の人による朗読を聴いてみよう。 Gallia est omnis<!--omnes--> dīvīsa in partēs trēs; quārum ūnam incolunt Belgae, aliam Aquītānī, tertiam quī<!--qui--> ipsōrum linguā Celtae, nostrā Gallī appellantur. Hī omnēs linguā, īnstitūtīs, lēgibus inter sē differunt. Gallōs ab Aquītānīs Garumna flūmen, ā Belgīs Mātrona et Sēquana dīvidit. ::::: [[File:La-cls-de-bello-gallico.ogg]] ::::::([[w:Vorbis|Ogg Vorbis]] 音声ファイル、<strong>長さ 54秒</strong>、155 kbps) </div> <br> == 各巻対訳 == *[[ガリア戦記 第1巻]](54節){{進捗|25%|2009-07-28}}<u>(作成途上)</u>:[[w:ヘルウェティイ族|ヘルウェティイー族]]との戦役。[[w:アリオウィストゥス|アリオウィストゥス]]との戦役。 *[[ガリア戦記 第2巻]](35節){{進捗|75%|2022-04-25}}:[[w:ベルガエ人|ベルガエ人]]同盟軍との戦役、大西洋岸の征服。     *[[ガリア戦記 第3巻]](29節){{進捗|75%|2022-10-31}}:アルプスの戦い、[[w:アレモリカ|大西洋岸]]および[[w:アクィタニア|アクィータニア]]の平定。 <!--【2007年4月30日から】--> *[[ガリア戦記 第4巻]](38節){{進捗|75%|2023-07-24}}:[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人との戦役。[[w:ブリタンニア|ブリタンニア]]への初めての遠征。 *[[ガリア戦記 第5巻]](58節){{進捗|75%|2024-09-23}}:ブリタンニアへの再遠征。[[w:エブロネス族|エブローネース族]]ら諸部族の蜂起。 *[[ガリア戦記 第6巻]](44節){{進捗|50%|2024-11-11}}:ガッリアと[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]の社会と風習。エブローネース族らの平定。 *[[ガリア戦記 第7巻]](90節){{進捗|50%|2011-04-16}}:[[w:ウェルキンゲトリクス|ウェルキンゲトリクス]]らが率いるガッリア同盟軍との戦役。 *ガリア戦記 第8巻(55節):<u>(掲載未定)</u> == 注解編と用例集 == ;注解編 *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解編]] {{進捗|25%|2024-09-23}}</span>   <small>(2020年3月27日から)</small> **<span style="background-color:#ffd;">[[/注解編/写本と校訂版|/写本と校訂版]] {{進捗|25%|2024-09-23}}</span><!-- 2020-04-17 -->   <small>(2020年4月17日から)</small> *各巻の注解 **<span style="background-color:#ffd;">[[ガリア戦記 第1巻/注解|/第1巻注解]] {{進捗|25%|2020-06-01}}</span>   <small>(2020年3月27日から)</small> **<span style="background-color:#ffd;">[[ガリア戦記 第2巻/注解|/第2巻注解]] {{進捗|25%|2022-05-05}}</span>   <small>(2021年8月26日から)</small> **<span style="background-color:#ffd;">[[ガリア戦記 第3巻/注解|/第3巻注解]] {{進捗|25%|2022-10-27}}</span>   <small>(2022年3月27日から)</small> **<span style="background-color:#ffd;">[[ガリア戦記 第4巻/注解|/第4巻注解]] {{進捗|25%|2023-07-10}}</span>   <small>(2022年10月20日から)</small> **<span style="background-color:#ffd;">[[ガリア戦記 第5巻/注解|/第5巻注解]] {{進捗|25%|2024-09-23}}</span>   <small>(2023年07月20日から)</small> **<span style="background-color:#ffd;">[[ガリア戦記 第6巻/注解|/第6巻注解]] {{進捗|00%|2024-10-30}}</span>   <small>(2024年09月09日から)</small> ;用例集 *<span style="background-colo:#ffd;">[[/用例集]] {{進捗|00%|2020-03-29}}</span><!-- 2020-03-29 --> ;ガリア語 *<span style="background-colo:#ffd;">[[/ガリア語の名前]] {{進捗|00%|2021-12-11}}</span><!-- 2021-09-25 --> == 付録1 == {{Wikipedia|ガリア戦記|ガリア戦記}} {{Wiktionary|la:Commentarii_de_bello_Gallico|ガリア戦記}} {{Commons|Category:Gallic_War|ガリア戦争}} <!-- *[[/あらすじ]]:各巻のあらすじ --> *[[/内容目次]]:巻・章・節の内容を記した目次 {{進捗|75%|2011-04-02}} *[[/参照画像一覧]]:本文で参照した画像一覧  {{進捗|75%|2023-11-05}} *[[/ガリアの河川]]:本書で言及される河川  {{進捗|00%|2023-01-07}}<!--【2021年11月22日より】--> *[[/関連年表]] *[[/対訳語彙集 (羅和)]] - [[/対訳語彙集 (羅英)]] **[[/人物一覧 (羅和)]] **[[/部族一覧 (羅和)]] **[[/地名一覧 (羅和)]] {{進捗|25%|2010-04-07}} == 付録2 == *<span style="background-color:#ffa;">'''[[古代ローマの不定時法]]'''   {{進捗|50%|2020-08-24}}</span> <!-- 2016-12-31 --> *<span style="background-color:#ffb;">[[ガイウス・ユリウス・カエサルの著作/ラテン語の紀年法|/ラテン語の紀年法]]   {{進捗|75%|2009-01-12}}</span> *<span style="background-color:#ffb;">[[ガイウス・ユリウス・カエサルの著作/古代ローマの攻城兵器|/古代ローマの攻城兵器]] {{進捗|00%|2019-08-06}}</span> *<span style="background-color:#ffffcc;">[[ガイウス・ユリウス・カエサルの著作/古代ローマの軍旗類|/古代ローマの軍旗類]]  {{進捗|00%|2022-01-22}}</span><!--【2022年1月22日より】--> *[[ガイウス・ユリウス・カエサルの著作/通貨・計量単位|/通貨・計量単位]]    {{進捗|25%|2020-12-27}}</span> == 原文出典 == {{Wikisource|la:Commentarii de bello Gallico|ガリア戦記}} {{進捗状況}} *ラテン語版ウィキソース:[[s:la:Commentarii_de_bello_Gallico|Commentarii de bello Gallico]](ただし、校訂本の出典記載なし! しかも誤植が多いので注意! α系写本の影響が強いと思われる。) :以下の校訂本を参照しながら、できるだけα系写本の影響を尊重しつつ、原文を修整した。 *トイプナー古典叢書(<small>[[w:la:Bibliotheca_scriptorum_Graecorum_et_Romanorum_Teubneriana|Bibliotheca scriptorum Graecorum et Romanorum Teubneriana]]</small>) **C. Iulii Caesaris Commentarii Rerum Gestarum, edidit [[w:de:Otto_Seel|Otto Seel]], vol.I. Bellum Gallicum, [[w:la:Lipsia|Lipsiae]], Teubner, 1961. *:(オットー・ゼール(1907-1975)編。現代の代表的な校訂本。β系写本の影響がやや強い。絶版。) **C. Iulii Caesaris Commentarii Rerum Gestarum, edidit [[w:de:Wolfgang_Hering|Wolfgang Hering]], vol.I. Bellum Gallicum, Lipsiae, Teubner, 1987. *: ISBN 978-3-322-00351-5 (ISBN 3-322-00351-5) *:(ヴォルフガング・ヘーリンク編。最近の校訂本。写本の異同などの情報量、文の完成度はゼール版より劣ると思われる。) == 参考文献 == *ラテン語・英語対訳 **CAESAR: The Gallic War (with an English translation), by H. J. Edwards, [[w:en:Loeb_Classical_Library|Loeb Classical Library]](#72), [[w:en:Harvard_University_Press|Harvard University Press]], ISBN 979-0-674-99080-7 **:(1917年の初版以来、[[w:ローブ・クラシカルライブラリー|ローブ古典叢書]]の一冊として刊行され続けている読み物としての普及版) *ラテン語・日本語対訳 **『カエサル『ガリア戦記』第I巻』遠山一郎 訳注、大学書林、2009年、ISBN 978-4-475-02446-4 *日本語訳 **『ガリア戦記』 カエサル著、近山金次訳、岩波文庫(岩波書店)、1964年、ISBN 978-4-00-334071-4 **『ガリア戦記』 カエサル著、國原吉之助訳、講談社学術文庫、1994年、ISBN 978-4-06-159127-1 *英語訳 **CAESAR: The Gallic War (A new English translation) by Carolyn Hammond, [[w:en:Oxford World's Classics|Oxford World's Classics(OWC)]], [[w:en:Oxford University Press|Oxford University Press]], First published 1996 ; Reissued 2008、ISBN 978-0-19-954026-6(近年の新訳) *注釈書 **Gould, H.E. & J.L. Whiteley. C. Iuli Caesaris Commentariorum De Bello Gallico. Liber Quartus. (London: Macmillan & Co Ltd., 1968).;初級者向けの英文注釈がある。 **Caesar: De Bello Gallico V, Edited by R.C.Carrington (再版Bristol Classical Press, 1984), ISBN 0-86292-136-8 etc. == 関連項目 == *<span style="background-color:#ffea;">[[古典ラテン語]] {{進捗|00%|2018-04-18}} </span><!-- 2018-04-18 -->   <small>(2018年4月18日から)</small> *<span style="background-color:#ffe;">[[羅馬史略]]   {{進捗|00%|2022-08-18}}</span><!-- 2022-08-18 -->   <small>(2022年8月18日から)</small> == 関連記事 == *英語版ウィキソース:[[s:en:Commentaries_on_the_Gallic_War|Commentaries on the Gallic War]](英語訳) *フランス語版ウィキソース:[[s:fr:La_Guerre_des_Gaules|La Guerre des Gaules]](仏語訳) :  *ラテン語版ウィクショナリー:[[wikt:la:Commentarii_de_bello_Gallico|wikt:la:Commentarii de bello Gallico]] == 脚注 == <references /> == 外部リンク == *[http://www.forumromanum.org/literature/caesar/gallic.html Commentaries on the Gallic War]("corpus scriptorum latinorum" ラテン文学のデジタルライブラリー;英仏訳と地図付) *[http://www.debellogallico.org/index.cgi/bgtext Commentarii de Bello Gallico](ガリア戦記の日本語対訳サイト) *[http://itunes.apple.com/jp/podcast/classics-texts-caesar-de-bello/id183722640 Classics Texts :: Caesar, De Bello Gallico 2 (Study Speed)](『[[ガリア戦記 第2巻]]』の各節を[[w:ITunes|iTunes]]向けに読み上げた音声ファイルのダウンロードサイト) === Latein.me === *[https://www.latein.me/ Latein-Wörterbuch - Latein.me] (ラテン語-ドイツ語オンラインリソース) **[https://www.latein.me/text/3/Caesar Caesar - Übersetzungen] (カエサルの著作) ***[https://www.latein.me/text/3/Caesar/33/De+Bello+Gallico+%28I%29/p/0 De Bello Gallico (I)] (第1巻) ***[https://www.latein.me/text/3/Caesar/34/De+Bello+Gallico+%28II%29/p/0 De Bello Gallico (II)] (第2巻) ***[https://www.latein.me/text/3/Caesar/35/De+Bello+Gallico+%28III%29/p/0 De Bello Gallico (III)] (第3巻) ***[https://www.latein.me/text/3/Caesar/36/De+Bello+Gallico+%28IV%29/p/0 De Bello Gallico (IV)] (第4巻) ***[https://www.latein.me/text/3/Caesar/37/De+Bello+Gallico+%28V%29/p/0 De Bello Gallico (V)] (第5巻) ***[https://www.latein.me/text/3/Caesar/38/De+Bello+Gallico+%28VI%29/p/0 De Bello Gallico (VI)] (第6巻) ***[https://www.latein.me/text/3/Caesar/39/De+Bello+Gallico+%28VII%29/p/0 De Bello Gallico (VII)] (第7巻) ***[https://www.latein.me/text/3/Caesar/40/De+Bello+Gallico+%28VIII%29/p/0 De Bello Gallico (VIII)] (第8巻) [[Category:ガリア戦記|*]] [[Category:ラテン語|かりあせんき]] [[Category:古典ラテン文学|かりあせんき]] [[Category:ガイウス・ユリウス・カエサルの著作|かりあせんき]] 606b5ni17an0pypay8aglpv58tdscwo 会社法第575条 0 4768 263332 200960 2024-11-11T13:09:54Z ~2024-11767 84893 /* 解説 */ 263332 wikitext text/x-wiki [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[会社法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第3編 持分会社 (コンメンタール会社法)]] ==条文== ([[w:定款|定款]]の作成) ;第575条 # [[w:合名会社|合名会社]]、[[w:合資会社|合資会社]]又は[[w:合同会社|合同会社]](以下「[[w:持分会社|持分会社]]」と総称する。)を設立するには、その社員になろうとする者が定款を作成し、その全員がこれに署名し、又は記名押印しなければならない。 # 前項の定款は、電磁的記録をもって作成することができる。この場合において、当該電磁的記録に記録された情報については、[[会社法施行規則第225条|法務省令]]で定める署名又は記名押印に代わる措置をとらなければならない。 ==解説== 持分会社の設立の際に定款の作成が必要であることを定めた規定である。なお、「持分会社」の定義規定でもある。公証人の認証を受けることは要しない。 ;2項 :法務省令:会社法施行規則第225条(電子署名) ==関連条文== *[[会社法第26条]](定款の作成) *[[会社法第576条]](定款の記載又は記録事項) *[[労働安全衛生法第46条]] ---- {{前後 |[[コンメンタール会社法|会社法]] |[[第3編 持分会社 (コンメンタール会社法)|第3編 持分会社]]<br> [[第3編 持分会社 (コンメンタール会社法)#1|第1章 設立]]<br> |[[会社法第574条]]<br>(特別清算終結の決定) |[[会社法第576条]]<br>(定款の記載又は記載事項) }} {{stub}} [[category:会社法|575]] 8ikjy5oqnsx4teil82qbkuowlk7qvoo 民法第887条 0 5117 263376 223678 2024-11-12T09:52:08Z Tomzo 248 263376 wikitext text/x-wiki [[法学]]>[[民事法]]>[[民法]]>[[コンメンタール民法]]>[[第5編 相続 (コンメンタール民法)]] ==条文== (子及びその代襲者等の[[相続]]権) ;第887条 # 被相続人の子は、相続人となる。 # 被相続人の子が、相続の開始以前に死亡したとき、又は[[民法第891条|第891条]]の規定に該当し、若しくは[[相続廃除|廃除]]によって、その相続権を失ったときは、その者の子がこれを代襲して相続人となる。ただし、被相続人の直系卑属でない者は、この限りでない。 # 前項の規定は、代襲者が、相続の開始以前に死亡し、又は第891条の規定に該当し、若しくは廃除によって、その代襲相続権を失った場合について[[準用]]する。 ==解説== :相続人のうち、被相続人の直系卑属にあたる相続人についての規定([[民法第994条#参考|明治民法第994条]]及び[[民法第995条#参考|第995条]]由来)。相続開始前に、本来相続人であるべき者が欠けたときは、代襲相続が問題になる。 :代襲相続原因に相続放棄は含まれない。相続放棄した者は939条により初めから相続人とならなかったものとみなされ、2項にいう相続権を失ったときには該当しないからである。 ;第2項但書 :被相続人の子が相続開始以前に死亡した場合等について、被相続人の子の子のうち被相続人の直系卑属でない者は被相続人の子を代襲して相続人となることができない旨を規定している。これは、被相続人の子が被相続人の養子である場合、養子縁組前から当該子の子である者(いわゆる養子縁組前の養子の子)は、被相続人との間に当該養子縁組による血族関係を生じないこと([[民法第727条]]、大審院昭和6年(オ)第2939号同7年5月11日判決・ 民集11巻11号1062頁参照)から、養子を代襲して相続人となることができないことを明らかにしたものである。 ==参照条文== *[[民法第888条]](1952年(昭和27年)に削除) *[[民法第889条]](直系尊属及び兄弟姉妹の相続権) *[[民法第890条]](配偶者の相続権) *[[民法第939条]](相続の放棄の効力) ==参考== 明治民法において、本条には母親が親権者であるときの親権の制限に関する以下の規定があったが、親権行使に父母の差異がなくなったため継承なく廃止された。 #親権ヲ行フ母カ[[民法第886条#参考|前条]]ノ規定ニ違反シテ為シ又ハ同意ヲ与ヘタル行為ハ子又ハ其法定代理人ニ於テ之ヲ取消スコトヲ得此場合ニ於テハ第十九条([[民法第20条|現行民法第20条]])ノ規定ヲ準用ス #前項ノ規定ハ[[民法第121条|第百二十一条]]乃至[[民法第126条|第百二十六条]](【[[第1編 総則 (コンメンタール民法)#5-4|第4節 無効及び取消し]]】)ノ適用ヲ妨ケス ---- {{前後 |[[コンメンタール民法|民法]] |[[第5編 相続 (コンメンタール民法)|第5編 相続]]<br> [[第5編 相続 (コンメンタール民法)#2|第2章 相続人]]<br> |[[民法第886条]]<br>(相続に関する胎児の権利能力) |[[民法第888条]]<br>'''削除'''<br>[[民法第889条]]<br>(直系尊属及び兄弟姉妹の相続権) }} {{stub|law}} [[category:民法|887]] i7ktdojxohydmydyke877swcu3c8kbu 民法第889条 0 5164 263378 244931 2024-11-12T11:13:54Z Tomzo 248 263378 wikitext text/x-wiki [[法学]]>[[民事法]]>[[民法]]>[[コンメンタール民法]]>[[第5編 相続 (コンメンタール民法)]] ==条文== ([[直系]][[尊属]]及び兄弟姉妹の[[相続]]権) ;第889条 # 次に掲げる者は、[[民法第887条|第887条]]の規定により相続人となるべき者がない場合には、次に掲げる順序の順位に従って相続人となる。 ##被相続人の直系尊属。ただし、親等の異なる者の間では、その近い者を先にする。 ##被相続人の兄弟姉妹 # '''[[民法第887条|第887条]]第2項の規定'''は、前項第2号の場合について準用する。 ==解説== :被相続人の直系卑属に相続人となるべき条件を満たす者がいない場合の規定である(参考:[[民法第996条#参考|明治民法第996条]])。 :「第887条第2項の規定」とは、代襲相続に関する規定である。 :第887条・第889条の相続人に関する規定を表にすると以下の通り。なお、被相続人の配偶者は常に相続人となる(第890条)。 <div style="margin:0 4em 0 8em"> {|class="wikitable" |+相続順位 !相続順位!!血縁相続人!!代襲相続!!条文 |- !第一位 |子||あり(再代襲もあり)||第887条 |- !第二位 |直系尊属(最も親等の近い者)||なし||第889条1項1号 |- !第三位 |兄弟姉妹||あり(再代襲はなし)||第889条1項2号、2項 |} </div> :再代襲については、直系卑属については制限がない。すなわち、子が相続可能でない場合は孫、孫も相続可能でない場合は曽孫が相続人となる。 :これに対し、傍系である兄弟姉妹については、代襲相続は兄弟姉妹の子(甥・姪)までしか認められておらず、兄弟姉妹の孫(大甥・大姪)には再代襲が認められていない(第889条2項は第887条2項を準用しているが、第887条3項を準用していない)。 :また、直系尊属については、親が共に相続人でない場合は祖父母が、祖父母も全員相続人でない場合には曽祖父母が第二順位の相続人となるが、これは遡った相続ではなく、本条1項1号「親等の異なる者の間では、その近い者を先にする」によるものである。したがって、父が亡くなっていて、母が生存の場合、たとえ、父の親が生存している場合でも、直系尊属の相続人は母のみとなる。 ==参照条文== *[[民法第890条]](配偶者の相続権) *[[民法第900条]](法定相続分) *[[民法第1042条]](遺留分の帰属及びその割合) ==判例== #[https://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=93490 不動産登記申請却下処分取消請求事件](最高裁判決令和6年11月12日) #;被相続人とその兄弟姉妹の共通する親の直系卑属でない者は被相続人の兄弟姉妹を代襲して相続人となることができない #:*民法889条2項において準用する同法887条2項の規定により相続人を代襲して本件被相続人の相続人となる規定に関し、 #:*:原審の判断 #:*::民法889条2項により同条1項2号の場合に同法887条2項の規定を準用するに当たっては、同項ただし書の「被相続人の直系卑属でない者」を「被相続人の傍系卑属でない者」と読み替えるのが相当。 #:*:最高裁の判断 #:*::民法889条2項において準用する同法887条2項ただし書も、被相続人の兄弟姉妹が被相続人の親の養子である場合に、被相続人との間に養子縁組による血族関係を生ずることのない養子縁組前の養子の子(この場合の養子縁組前の養子の子は、被相続人とその兄弟姉妹の共通する親の直系卑属でない者に当たる。)は、養子を代襲して相続人となることができない旨を定めたものである。 ==参考== 明治民法において、本条には以下の規定があった。第1項の趣旨は、[[民法第827条]]に継承され、第2項の規定は廃止された。 #親権ヲ行フ父又ハ母ハ自己ノ為メニスルト同一ノ注意ヲ以テ其管理権ヲ行フコトヲ要ス #母ハ親族会ノ同意ヲ得テ為シタル行為ニ付テモ其責ヲ免ルルコトヲ得ス但母ニ過失ナカリシトキハ此限ニ在ラス ---- {{前後 |[[コンメンタール民法|民法]] |[[第5編 相続 (コンメンタール民法)|第5編 相続]]<br> [[第5編 相続 (コンメンタール民法)#2|第2章 相続人]] |[[民法第887条]]<br>(子及びその代襲者等の相続権)<br>[[民法第888条]]<br>'''削除''' |[[民法第890条]]<br>(配偶者の相続権) }} {{stub|law}} [[category:民法|889]] b6904hgtpaxe0sraxdiy2uq4aecj37q 会社法第37条 0 6035 263333 230281 2024-11-11T13:21:14Z 金色毛犬 84894 /* 解説 */ 263333 wikitext text/x-wiki [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編第1章 設立 (コンメンタール会社法)]] ==条文== ([[発行可能株式総数]]の定め等) ;第37条 # 発起人は、[[株式会社]]が発行することができる[[株式]]の総数(以下「発行可能株式総数」という。)を[[定款]]で定めていない場合には、株式会社の成立の時までに、その全員の同意によって、定款を変更して発行可能株式総数の定めを設けなければならない。 # 発起人は、発行可能株式総数を定款で定めている場合には、株式会社の成立の時までに、その全員の同意によって、発行可能株式総数についての定款の変更をすることができる。 # 設立時発行株式の総数は、発行可能株式総数の4分の1を下ることができない。ただし、設立しようとする株式会社が[[公開会社]]でない場合は、この限りでない。 ==解説== :会社が成立する前に、会社は定款の絶対的記載事項である「[[発行可能株式総数]](会社が発行できる株式の総数 詳細は[[会社法第113条|第113条]]参照)」を定めなければならない。発起設立の場合、[[会社法第34条|第34条]]による発起人の出資の履行([[会社法第33条|第33条]]に基づく現物出資財産等の確定及び現金の払込)が確定し、それに基づき発行可能株式総数を定め定款に記載する。 ==参照条文== *[[会社法第98条|第98条]](創立総会の決議による発行可能株式総数の定め) ---- {{前後 |[[コンメンタール会社法|会社法]] |[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br> [[第2編第1章 設立 (コンメンタール会社法)|第1章 設立]]<br> [[第2編第1章 設立 (コンメンタール会社法)#3|第3節 出資]] |[[会社法第36条]]<br>(設立時発行株式の株主となる権利の喪失) |[[会社法第38条]]<br>(設立時役員等の選任) }} {{stub|law}} [[category:会社法|037]] q4zf7w78f8jvzv8sjf5e11p2zbpklmi 千葉大対策 0 6561 263371 263306 2024-11-12T09:07:05Z Ayhxuknbsijceivzdjhswh 66317 /* 後期日程 */ 263371 wikitext text/x-wiki {{wikipedia|千葉大学}} *[[日本の大学受験ガイド]] > [[千葉大対策]] 本項は、[[w:千葉大学|千葉大学]]の入学試験対策に関する事項である。 千葉大学は千葉県千葉市に拠点を置く総合大学である。東京高等工芸学校、千葉高等園芸学校を前身としているという背景から理系色の強い大学である。その他にも国立大学では唯一の法政経学部・園芸学部・看護学部・国際教養学部を有するユニークな学部・学科を多数持ち合わせている大学である。 また、全学部で留学を必須としている。 入試試験に関してであるが、上位受験生にとっては、どの科目も基礎を押さえておけば合格にたどりつけるが、一部難問も見られる。 == 共通テスト == 学部で差はあるものの共通テストと2次試験の配点率は前期で概ね1:2、後期で概ね1:1としているところが多いので、少なくとも前期で75~80%かそれ以上、後期においては80%以上取れれば合格への希望が大きく開けてるだろう。ただし、これは一般的な目安であり上記の共通テスト得点率よりも低い場合でも2次試験で挽回できるので頑張って欲しい。 医学部と法政経学部のみ二段階選抜がある。 == 前期日程 == '''英語'''<br /> 合格への鍵を握る科目は英語である。近年は全3問からなり、第1問と第2問は読解、第3問は文法(熟語)問題という形式が定着している。和文英訳は近年出題されてない。千葉大の読解問題は非常にシンプルな出題内容(例えば、下線部が指している内容を日本語で具体的かつ簡潔に記述・説明する、など)であるが、『超』長文と呼ぶべき量が出題される場合もあるので、対策をしておかないと時間内に終わらない可能性が高い。また、私大型の勉強もそれなりに補完関係にあるが、記述力をつけるために必ず過去問にも当たるべきである。 教育学部英語教育コースのみライティングが課される。制限時間は50分で与えられたトピックに対して250字程度の英語論述をするというもの。 なお、英検習得による加点がある。特に国際教養学部では英検準一級or一級取得かつCSEスコアが2500を超えるか、TEAPで375点以上取ると満点換算され、大きなアドバンテージとなる。 それ以外の学部でも(医学部除いて)実施されているが、持っていなくてもあまり差はつかないと思われる。 '''数学'''<br /> 微分積分は毎年必ず出るので落とさないようにしたい。また、整数問題も頻出である。学部学科によって解答する問題が異なり、解法パターンの決まった問題から難度の高い問題まで出題される。文系学部は平素の学習は黄色チャートで十分であるが、理系学部は難度の高い問題も出題されるため青チャートを使用するとよい。今までの記述模試の復習も有効である。数学が苦手な受験生は教科書レベルにさかのぼって学習することで部分点は取れるだろう。 数学科と医学部専用問題は上位旧帝に匹敵するほどの難問になることがある。これらの学部を志望してる生徒は千葉大に限らずさらに上の大学の数学の問題も解くと良いだろう。 '''国語'''<br /> 例年、現代文、古文、漢文の大問3問が出題されるパターンである。字数制限が付された上で記述解答させる問題の出題が形式化しているため、日頃から自分の考えを簡潔に表現できる力を身につけておくことが高得点への第一歩へとつながるであろう。また、漢文や古文を現代訳させる問題も頻出であるので日頃からコツコツ勉強し、古文単語や文法用法に関して知識を蓄えておくことが重要である。 '''理科'''<br /> 理学部数学・情報数理学科と国際教養学部以外の理系受験生は「物理」「化学」「生物」「地学」の2科目を選択し、受験することになる。学部学科によって、受験する科目、解答する問題が違う。 なお薬学部、医学部では地学は解答できないため注意。 ====物理==== 理学部物理学科、医学部等が解答する問題は全体的に難易度が高く、単なる解法暗記では太刀打ちできない可能性がある。また融合問題が出てくることもある。 それ以外の学科では標準的な問題が多い。 語句問題が出たこともある為、教科書に太字で載ってる語句は書けるようにすること。 ====化学==== 化学科、医学部等の専用問題以外は全体的に標準程度。 記述問題もそこそこ出題されてる為、典型的なものは書けるようにしておきたい。 専用問題はかなり難しく、煩雑な計算やマニアックな知識が問われる問題もある。さらに学校ではあまり扱われない合成高分子やアミノ酸等が出題されている。逆に近年は専用問題以外で高分子系は問われてない。 == 後期日程 == 前期に比べて難易度は大きく跳ね上がる。 特に前期と比べて共通テストの比重が大きい学部が多いため、共通テストで高得点を取らないと挽回不可能になることもある。 対策は前期とほぼ変わらないが、一部の学部では小論文や総合テストが課される。 後期試験の地球科学科は大学入試にしては珍しく地学が必須となっている。その為後期で考えてる人は注意。 '''総合テスト(法政経学部)'''<br /> 試験時間は90分で、英語長文の問題だが専門的なテーマの内容かつ超長文の為難易度は非常に高い。設問としては、空欄補充や下線部和訳、内容説明など一般的なものが多いが、計算問題が出てくることもある。この手の問題は類題が少なく、対策が難しい為、取れるところを確実に獲得すれば合格にたどり着けるだろう。 '''総合テスト(理学部物理学科)'''<br /> 制限時間は150分。いわゆる「数理物理」のような問題である。 == 模試 == 大学別模擬試験としては、東進が千葉大本番レベル模試を実施している。他の予備校(駿台、河合塾等)は千葉大模試を実施してないため注意。全国の千葉大志望者における自己の位置を知るのにもよいので積極的に受験することをお勧めする。 == 外部サイト == *[http://www.chiba-u.ac.jp/exam/ 千葉大公式サイト] [[Category:大学入試|ちはたいたいさく]] [[カテゴリ:千葉県]] 6u9107pm0tuzuz089cie0hs6vw65rn2 263372 263371 2024-11-12T09:20:56Z Ayhxuknbsijceivzdjhswh 66317 263372 wikitext text/x-wiki {{wikipedia|千葉大学}} *[[日本の大学受験ガイド]] > [[千葉大対策]] 本項は、[[w:千葉大学|千葉大学]]の入学試験対策に関する事項である。 千葉大学は千葉県千葉市に拠点を置く総合大学である。東京高等工芸学校、千葉高等園芸学校を前身としているという背景から理系色の強い大学である。その他にも国立大学では唯一の法政経学部・園芸学部・看護学部・国際教養学部を有するユニークな学部・学科を多数持ち合わせている大学である。 また、全学部で留学を必須としている。 入試試験に関してであるが、上位受験生にとっては、どの科目も基礎を押さえておけば合格にたどりつけるが、一部難問も見られる。 == 共通テスト == 学部で差はあるものの共通テストと2次試験の配点率は前期で概ね1:2、後期で概ね1:1としているところが多いので、少なくとも前期で75~80%かそれ以上、後期においては80%以上取れれば合格への希望が大きく開けてるだろう。ただし、これは一般的な目安であり上記の共通テスト得点率よりも低い場合でも2次試験で挽回できるので頑張って欲しい。 医学部と法政経学部のみ二段階選抜がある。 == 前期日程 == '''英語'''<br /> 合格への鍵を握る科目は英語である。近年は全3問からなり、第1問と第2問は読解、第3問は文法(熟語)問題という形式が定着している。和文英訳は近年出題されてない。千葉大の読解問題は非常にシンプルな出題内容(例えば、下線部が指している内容を日本語で具体的かつ簡潔に記述・説明する、など)であるが、『超』長文と呼ぶべき量が出題される場合もあるので、対策をしておかないと時間内に終わらない可能性が高い。また、私大型の勉強もそれなりに補完関係にあるが、記述力をつけるために必ず過去問にも当たるべきである。 教育学部英語教育コースのみライティングが課される。制限時間は50分で与えられたトピックに対して250字程度の英語論述をするというもの。 なお、英検習得による加点がある。特に国際教養学部では英検準一級or一級取得かつCSEスコアが2500を超えるか、TEAPで375点以上取ると満点換算され、大きなアドバンテージとなる。 それ以外の学部でも(医学部除いて)実施されているが、持っていなくてもあまり差はつかないと思われる。 '''数学'''<br /> 微分積分は毎年必ず出るので落とさないようにしたい。また、整数問題も頻出である。学部学科によって解答する問題が異なり、解法パターンの決まった問題から難度の高い問題まで出題される。文系学部は平素の学習は黄色チャートで十分であるが、理系学部は難度の高い問題も出題されるため青チャートを使用するとよい。今までの記述模試の復習も有効である。数学が苦手な受験生は教科書レベルにさかのぼって学習することで部分点は取れるだろう。 数学科と医学部専用問題は上位旧帝に匹敵するほどの難問になることがある。これらの学部を志望してる生徒は千葉大に限らずさらに上の大学の数学の問題も解くと良いだろう。 '''国語'''<br /> 例年、現代文、古文、漢文の大問3問が出題されるパターンである。字数制限が付された上で記述解答させる問題の出題が形式化しているため、日頃から自分の考えを簡潔に表現できる力を身につけておくことが高得点への第一歩へとつながるであろう。また、漢文や古文を現代訳させる問題も頻出であるので日頃からコツコツ勉強し、古文単語や文法用法に関して知識を蓄えておくことが重要である。 '''理科'''<br /> 理学部数学・情報数理学科と国際教養学部以外の理系受験生は「物理」「化学」「生物」「地学」の2科目を選択し、受験することになる。学部学科によって、受験する科目、解答する問題が違う。 なお薬学部、医学部では地学は解答できないため注意。 ====物理==== 理学部物理学科、医学部等が解答する問題は全体的に難易度が高く、単なる解法暗記では太刀打ちできない可能性がある。また融合問題が出てくることもある。 それ以外の学科では標準的な問題が多い。 語句問題が出たこともある為、教科書に太字で載ってる語句は書けるようにすること。 ====化学==== 化学科、医学部等の専用問題以外は全体的に標準程度。 記述問題もそこそこ出題されてる為、典型的なものは書けるようにしておきたい。 専用問題はかなり難しく、煩雑な計算やマニアックな知識が問われる問題もある。さらに学校ではあまり扱われない合成高分子やアミノ酸等が出題されている。逆に近年は専用問題以外で高分子系は問われてない。 == 後期日程 == 前期に比べて難易度は大きく跳ね上がる。 特に前期と比べて共通テストの比重が大きい学部が多いため、共通テストで高得点を取らないと挽回不可能になることもある。 対策は前期とほぼ変わらないが、一部の学部では小論文や総合テストが課される。 後期試験の地球科学科は大学入試にしては珍しく地学が必須となっている。その為後期で考えてる人は注意。 '''総合テスト'''<br /> ====法政経学部==== 試験時間は90分で、英語長文の問題だが社会科学や統計学等専門的なテーマの内容かつ超長文の為難易度は非常に高い。設問としては、空欄補充や下線部和訳、内容説明など一般的なものが多いが、計算問題が出てくることもある。この手の問題は類題が少なく、対策が難しい為、取れるところを確実に獲得すれば合格にたどり着けるだろう。 ====理学部物理学科==== 制限時間は150分。物理の問題だが、他の学部の物理と異なる点は数3Cも出題範囲ということ。 とはいえ、このレベルの物理学科を志望しているなら大きな弊害にはならないだろう。 物理学科で行う「数理物理」のようなものである。実際に説明があるとはいえ、2023年のように加速度が2回微分表記であったりする。また、原子も高頻度で出題されている。対策としては、過去問以外だと東京科学大(旧東京工業大学)等専門的な物理を出題する大学の過去問を解くのも有効である。 後期試験とはいえ近年合格点が高いこと(2024年で最低点の得点率は約75%)に注意。その為共通テストでボーダーを超えても、2次試験で7~8割程度取らないと合格できないため、必然的に高得点争いになる。 == 模試 == 大学別模擬試験としては、東進が千葉大本番レベル模試を実施している。他の予備校(駿台、河合塾等)は千葉大模試を実施してないため注意。全国の千葉大志望者における自己の位置を知るのにもよいので積極的に受験することをお勧めする。 == 外部サイト == *[http://www.chiba-u.ac.jp/exam/ 千葉大公式サイト] [[Category:大学入試|ちはたいたいさく]] [[カテゴリ:千葉県]] jflwzsiicgvb4udh33ma5pv9mgx7r9h 263373 263372 2024-11-12T09:23:11Z Ayhxuknbsijceivzdjhswh 66317 /* 後期日程 */ 263373 wikitext text/x-wiki {{wikipedia|千葉大学}} *[[日本の大学受験ガイド]] > [[千葉大対策]] 本項は、[[w:千葉大学|千葉大学]]の入学試験対策に関する事項である。 千葉大学は千葉県千葉市に拠点を置く総合大学である。東京高等工芸学校、千葉高等園芸学校を前身としているという背景から理系色の強い大学である。その他にも国立大学では唯一の法政経学部・園芸学部・看護学部・国際教養学部を有するユニークな学部・学科を多数持ち合わせている大学である。 また、全学部で留学を必須としている。 入試試験に関してであるが、上位受験生にとっては、どの科目も基礎を押さえておけば合格にたどりつけるが、一部難問も見られる。 == 共通テスト == 学部で差はあるものの共通テストと2次試験の配点率は前期で概ね1:2、後期で概ね1:1としているところが多いので、少なくとも前期で75~80%かそれ以上、後期においては80%以上取れれば合格への希望が大きく開けてるだろう。ただし、これは一般的な目安であり上記の共通テスト得点率よりも低い場合でも2次試験で挽回できるので頑張って欲しい。 医学部と法政経学部のみ二段階選抜がある。 == 前期日程 == '''英語'''<br /> 合格への鍵を握る科目は英語である。近年は全3問からなり、第1問と第2問は読解、第3問は文法(熟語)問題という形式が定着している。和文英訳は近年出題されてない。千葉大の読解問題は非常にシンプルな出題内容(例えば、下線部が指している内容を日本語で具体的かつ簡潔に記述・説明する、など)であるが、『超』長文と呼ぶべき量が出題される場合もあるので、対策をしておかないと時間内に終わらない可能性が高い。また、私大型の勉強もそれなりに補完関係にあるが、記述力をつけるために必ず過去問にも当たるべきである。 教育学部英語教育コースのみライティングが課される。制限時間は50分で与えられたトピックに対して250字程度の英語論述をするというもの。 なお、英検習得による加点がある。特に国際教養学部では英検準一級or一級取得かつCSEスコアが2500を超えるか、TEAPで375点以上取ると満点換算され、大きなアドバンテージとなる。 それ以外の学部でも(医学部除いて)実施されているが、持っていなくてもあまり差はつかないと思われる。 '''数学'''<br /> 微分積分は毎年必ず出るので落とさないようにしたい。また、整数問題も頻出である。学部学科によって解答する問題が異なり、解法パターンの決まった問題から難度の高い問題まで出題される。文系学部は平素の学習は黄色チャートで十分であるが、理系学部は難度の高い問題も出題されるため青チャートを使用するとよい。今までの記述模試の復習も有効である。数学が苦手な受験生は教科書レベルにさかのぼって学習することで部分点は取れるだろう。 数学科と医学部専用問題は上位旧帝に匹敵するほどの難問になることがある。これらの学部を志望してる生徒は千葉大に限らずさらに上の大学の数学の問題も解くと良いだろう。 '''国語'''<br /> 例年、現代文、古文、漢文の大問3問が出題されるパターンである。字数制限が付された上で記述解答させる問題の出題が形式化しているため、日頃から自分の考えを簡潔に表現できる力を身につけておくことが高得点への第一歩へとつながるであろう。また、漢文や古文を現代訳させる問題も頻出であるので日頃からコツコツ勉強し、古文単語や文法用法に関して知識を蓄えておくことが重要である。 '''理科'''<br /> 理学部数学・情報数理学科と国際教養学部以外の理系受験生は「物理」「化学」「生物」「地学」の2科目を選択し、受験することになる。学部学科によって、受験する科目、解答する問題が違う。 なお薬学部、医学部では地学は解答できないため注意。 ====物理==== 理学部物理学科、医学部等が解答する問題は全体的に難易度が高く、単なる解法暗記では太刀打ちできない可能性がある。また融合問題が出てくることもある。 それ以外の学科では標準的な問題が多い。 語句問題が出たこともある為、教科書に太字で載ってる語句は書けるようにすること。 ====化学==== 化学科、医学部等の専用問題以外は全体的に標準程度。 記述問題もそこそこ出題されてる為、典型的なものは書けるようにしておきたい。 専用問題はかなり難しく、煩雑な計算やマニアックな知識が問われる問題もある。さらに学校ではあまり扱われない合成高分子やアミノ酸等が出題されている。逆に近年は専用問題以外で高分子系は問われてない。 == 後期日程 == 前期に比べて難易度は大きく跳ね上がる。 特に前期と比べて共通テストの比重が大きい学部が多いため、共通テストで高得点を取らないと挽回不可能になることもある。 対策は前期とほぼ変わらないが、一部の学部では小論文や総合テストが課される。 後期試験の地球科学科は大学入試にしては珍しく地学が必須となっている。その為後期で考えてる人は注意。 ====総合テスト(法政経学部)==== 試験時間は90分で、英語長文の問題だが社会科学や統計学等専門的なテーマの内容かつ超長文の為難易度は非常に高い。設問としては、空欄補充や下線部和訳、内容説明など一般的なものが多いが、計算問題が出てくることもある。この手の問題は類題が少なく、対策が難しい為、取れるところを確実に獲得すれば合格にたどり着けるだろう。 ====総合テスト(理学部物理学科) ==== 制限時間は150分。物理の問題だが、他の学部の物理と異なる点は数3Cも出題範囲ということ。 とはいえ、このレベルの物理学科を志望しているなら大きな弊害にはならないだろう。 物理学科で行う「数理物理」のようなものである。実際に説明があるとはいえ、2023年のように加速度が2回微分表記であったりする。また、原子も高頻度で出題されている。対策としては、過去問以外だと東京科学大(旧東京工業大学)等専門的な物理を出題する大学の過去問を解くのも有効である。 後期試験とはいえ近年合格点が高いこと(2024年で最低点の得点率は約75%)に注意。その為共通テストでボーダーを超えても、2次試験で7~8割程度取らないと合格できないため、必然的に高得点争いになる。 == 模試 == 大学別模擬試験としては、東進が千葉大本番レベル模試を実施している。他の予備校(駿台、河合塾等)は千葉大模試を実施してないため注意。全国の千葉大志望者における自己の位置を知るのにもよいので積極的に受験することをお勧めする。 == 外部サイト == *[http://www.chiba-u.ac.jp/exam/ 千葉大公式サイト] [[Category:大学入試|ちはたいたいさく]] [[カテゴリ:千葉県]] d64pgec5o88pcj3388b4y4ska6roe9g 263374 263373 2024-11-12T09:25:18Z Ayhxuknbsijceivzdjhswh 66317 /* 総合テスト(法政経学部) */ 263374 wikitext text/x-wiki {{wikipedia|千葉大学}} *[[日本の大学受験ガイド]] > [[千葉大対策]] 本項は、[[w:千葉大学|千葉大学]]の入学試験対策に関する事項である。 千葉大学は千葉県千葉市に拠点を置く総合大学である。東京高等工芸学校、千葉高等園芸学校を前身としているという背景から理系色の強い大学である。その他にも国立大学では唯一の法政経学部・園芸学部・看護学部・国際教養学部を有するユニークな学部・学科を多数持ち合わせている大学である。 また、全学部で留学を必須としている。 入試試験に関してであるが、上位受験生にとっては、どの科目も基礎を押さえておけば合格にたどりつけるが、一部難問も見られる。 == 共通テスト == 学部で差はあるものの共通テストと2次試験の配点率は前期で概ね1:2、後期で概ね1:1としているところが多いので、少なくとも前期で75~80%かそれ以上、後期においては80%以上取れれば合格への希望が大きく開けてるだろう。ただし、これは一般的な目安であり上記の共通テスト得点率よりも低い場合でも2次試験で挽回できるので頑張って欲しい。 医学部と法政経学部のみ二段階選抜がある。 == 前期日程 == '''英語'''<br /> 合格への鍵を握る科目は英語である。近年は全3問からなり、第1問と第2問は読解、第3問は文法(熟語)問題という形式が定着している。和文英訳は近年出題されてない。千葉大の読解問題は非常にシンプルな出題内容(例えば、下線部が指している内容を日本語で具体的かつ簡潔に記述・説明する、など)であるが、『超』長文と呼ぶべき量が出題される場合もあるので、対策をしておかないと時間内に終わらない可能性が高い。また、私大型の勉強もそれなりに補完関係にあるが、記述力をつけるために必ず過去問にも当たるべきである。 教育学部英語教育コースのみライティングが課される。制限時間は50分で与えられたトピックに対して250字程度の英語論述をするというもの。 なお、英検習得による加点がある。特に国際教養学部では英検準一級or一級取得かつCSEスコアが2500を超えるか、TEAPで375点以上取ると満点換算され、大きなアドバンテージとなる。 それ以外の学部でも(医学部除いて)実施されているが、持っていなくてもあまり差はつかないと思われる。 '''数学'''<br /> 微分積分は毎年必ず出るので落とさないようにしたい。また、整数問題も頻出である。学部学科によって解答する問題が異なり、解法パターンの決まった問題から難度の高い問題まで出題される。文系学部は平素の学習は黄色チャートで十分であるが、理系学部は難度の高い問題も出題されるため青チャートを使用するとよい。今までの記述模試の復習も有効である。数学が苦手な受験生は教科書レベルにさかのぼって学習することで部分点は取れるだろう。 数学科と医学部専用問題は上位旧帝に匹敵するほどの難問になることがある。これらの学部を志望してる生徒は千葉大に限らずさらに上の大学の数学の問題も解くと良いだろう。 '''国語'''<br /> 例年、現代文、古文、漢文の大問3問が出題されるパターンである。字数制限が付された上で記述解答させる問題の出題が形式化しているため、日頃から自分の考えを簡潔に表現できる力を身につけておくことが高得点への第一歩へとつながるであろう。また、漢文や古文を現代訳させる問題も頻出であるので日頃からコツコツ勉強し、古文単語や文法用法に関して知識を蓄えておくことが重要である。 '''理科'''<br /> 理学部数学・情報数理学科と国際教養学部以外の理系受験生は「物理」「化学」「生物」「地学」の2科目を選択し、受験することになる。学部学科によって、受験する科目、解答する問題が違う。 なお薬学部、医学部では地学は解答できないため注意。 ====物理==== 理学部物理学科、医学部等が解答する問題は全体的に難易度が高く、単なる解法暗記では太刀打ちできない可能性がある。また融合問題が出てくることもある。 それ以外の学科では標準的な問題が多い。 語句問題が出たこともある為、教科書に太字で載ってる語句は書けるようにすること。 ====化学==== 化学科、医学部等の専用問題以外は全体的に標準程度。 記述問題もそこそこ出題されてる為、典型的なものは書けるようにしておきたい。 専用問題はかなり難しく、煩雑な計算やマニアックな知識が問われる問題もある。さらに学校ではあまり扱われない合成高分子やアミノ酸等が出題されている。逆に近年は専用問題以外で高分子系は問われてない。 == 後期日程 == 前期に比べて難易度は大きく跳ね上がる。 特に前期と比べて共通テストの比重が大きい学部が多いため、共通テストで高得点を取らないと挽回不可能になることもある。 対策は前期とほぼ変わらないが、一部の学部では小論文や総合テストが課される。 後期試験の地球科学科は大学入試にしては珍しく地学が必須となっている。その為後期で考えてる人は注意。 ====総合テスト(法政経学部)==== 試験時間は90分で、英語長文の問題だが社会科学や統計学等専門的なテーマの内容かつ超長文の為難易度は非常に高い。設問としては、空欄補充や下線部和訳、内容説明など一般的なものが多いが、計算問題が出てくることもある。この手の長文は類題が少なく、対策が難しい為、過去問研究をし、取れるところを確実に獲得すれば合格にたどり着けるだろう。 ====総合テスト(理学部物理学科) ==== 制限時間は150分。物理の問題だが、他の学部の物理と異なる点は数3Cも出題範囲ということ。 とはいえ、このレベルの物理学科を志望しているなら大きな弊害にはならないだろう。 物理学科で行う「数理物理」のようなものである。実際に説明があるとはいえ、2023年のように加速度が2回微分表記であったりする。また、原子も高頻度で出題されている。対策としては、過去問以外だと東京科学大(旧東京工業大学)等専門的な物理を出題する大学の過去問を解くのも有効である。 後期試験とはいえ近年合格点が高いこと(2024年で最低点の得点率は約75%)に注意。その為共通テストでボーダーを超えても、2次試験で7~8割程度取らないと合格できないため、必然的に高得点争いになる。 == 模試 == 大学別模擬試験としては、東進が千葉大本番レベル模試を実施している。他の予備校(駿台、河合塾等)は千葉大模試を実施してないため注意。全国の千葉大志望者における自己の位置を知るのにもよいので積極的に受験することをお勧めする。 == 外部サイト == *[http://www.chiba-u.ac.jp/exam/ 千葉大公式サイト] [[Category:大学入試|ちはたいたいさく]] [[カテゴリ:千葉県]] fbtsdlu4oxwyficvnbconvloglmrcnc 263377 263374 2024-11-12T09:57:52Z Ayhxuknbsijceivzdjhswh 66317 /* 後期日程 */ 263377 wikitext text/x-wiki {{wikipedia|千葉大学}} *[[日本の大学受験ガイド]] > [[千葉大対策]] 本項は、[[w:千葉大学|千葉大学]]の入学試験対策に関する事項である。 千葉大学は千葉県千葉市に拠点を置く総合大学である。東京高等工芸学校、千葉高等園芸学校を前身としているという背景から理系色の強い大学である。その他にも国立大学では唯一の法政経学部・園芸学部・看護学部・国際教養学部を有するユニークな学部・学科を多数持ち合わせている大学である。 また、全学部で留学を必須としている。 入試試験に関してであるが、上位受験生にとっては、どの科目も基礎を押さえておけば合格にたどりつけるが、一部難問も見られる。 == 共通テスト == 学部で差はあるものの共通テストと2次試験の配点率は前期で概ね1:2、後期で概ね1:1としているところが多いので、少なくとも前期で75~80%かそれ以上、後期においては80%以上取れれば合格への希望が大きく開けてるだろう。ただし、これは一般的な目安であり上記の共通テスト得点率よりも低い場合でも2次試験で挽回できるので頑張って欲しい。 医学部と法政経学部のみ二段階選抜がある。 == 前期日程 == '''英語'''<br /> 合格への鍵を握る科目は英語である。近年は全3問からなり、第1問と第2問は読解、第3問は文法(熟語)問題という形式が定着している。和文英訳は近年出題されてない。千葉大の読解問題は非常にシンプルな出題内容(例えば、下線部が指している内容を日本語で具体的かつ簡潔に記述・説明する、など)であるが、『超』長文と呼ぶべき量が出題される場合もあるので、対策をしておかないと時間内に終わらない可能性が高い。また、私大型の勉強もそれなりに補完関係にあるが、記述力をつけるために必ず過去問にも当たるべきである。 教育学部英語教育コースのみライティングが課される。制限時間は50分で与えられたトピックに対して250字程度の英語論述をするというもの。 なお、英検習得による加点がある。特に国際教養学部では英検準一級or一級取得かつCSEスコアが2500を超えるか、TEAPで375点以上取ると満点換算され、大きなアドバンテージとなる。 それ以外の学部でも(医学部除いて)実施されているが、持っていなくてもあまり差はつかないと思われる。 '''数学'''<br /> 微分積分は毎年必ず出るので落とさないようにしたい。また、整数問題も頻出である。学部学科によって解答する問題が異なり、解法パターンの決まった問題から難度の高い問題まで出題される。文系学部は平素の学習は黄色チャートで十分であるが、理系学部は難度の高い問題も出題されるため青チャートを使用するとよい。今までの記述模試の復習も有効である。数学が苦手な受験生は教科書レベルにさかのぼって学習することで部分点は取れるだろう。 数学科と医学部専用問題は上位旧帝に匹敵するほどの難問になることがある。これらの学部を志望してる生徒は千葉大に限らずさらに上の大学の数学の問題も解くと良いだろう。 '''国語'''<br /> 例年、現代文、古文、漢文の大問3問が出題されるパターンである。字数制限が付された上で記述解答させる問題の出題が形式化しているため、日頃から自分の考えを簡潔に表現できる力を身につけておくことが高得点への第一歩へとつながるであろう。また、漢文や古文を現代訳させる問題も頻出であるので日頃からコツコツ勉強し、古文単語や文法用法に関して知識を蓄えておくことが重要である。 '''理科'''<br /> 理学部数学・情報数理学科と国際教養学部以外の理系受験生は「物理」「化学」「生物」「地学」の2科目を選択し、受験することになる。学部学科によって、受験する科目、解答する問題が違う。 なお薬学部、医学部では地学は解答できないため注意。 ====物理==== 理学部物理学科、医学部等が解答する問題は全体的に難易度が高く、単なる解法暗記では太刀打ちできない可能性がある。また融合問題が出てくることもある。 それ以外の学科では標準的な問題が多い。 語句問題が出たこともある為、教科書に太字で載ってる語句は書けるようにすること。 ====化学==== 化学科、医学部等の専用問題以外は全体的に標準程度。 記述問題もそこそこ出題されてる為、典型的なものは書けるようにしておきたい。 専用問題はかなり難しく、煩雑な計算やマニアックな知識が問われる問題もある。さらに学校ではあまり扱われない合成高分子やアミノ酸等が出題されている。逆に近年は専用問題以外で高分子系は問われてない。 == 後期日程 == 前期に比べて難易度は大きく跳ね上がる。 特に前期と比べて共通テストの比重が大きい学部が多いため、共通テストで高得点を取らないと挽回不可能になることもある。 対策は前期に志望してる大学と同じ対策を続ければ良いが、一部の学部では小論文や総合テストが課される。 後期試験の地球科学科は大学入試にしては珍しく地学が必須となっている。その為後期で考えてる人は注意。 '''数学'''<br /> 理学部数学科は180分で6問、それ以外の学部は120分で3~4問を解く。昔は医学部専用問題があったが、今後復活するかは不明。難易度は前期と同じレベルから東京科学大(またはそれ以上)レベルの問題まで様々である。 '''総合テスト'''<br /> ====法政経学部==== 試験時間は90分で、英語長文の問題だが社会科学や統計学等専門的なテーマの内容かつ超長文の為難易度は非常に高い。設問としては、空欄補充や下線部和訳、内容説明など一般的なものが多いが、計算問題が出てくることもある。この手の長文は類題が少なく、対策が難しい為、過去問研究をし、取れるところを確実に獲得すれば合格にたどり着けるだろう。 ====理学部物理学科==== 制限時間は150分。物理の問題だが、他の学部の物理と異なる点は数3Cも出題範囲ということ。 とはいえ、このレベルの物理学科を志望しているなら大きな弊害にはならないだろう。 物理学科で行う「数理物理」のようなものである。実際に説明があるとはいえ、2023年のように加速度が2回微分表記であったりする。また、原子も高頻度で出題されている。対策としては、過去問以外だと東京科学大(旧東京工業大学)等専門的な物理を出題する大学の過去問を解くのも有効である。 後期試験とはいえ近年合格点が高いこと(2024年で最低点の得点率は約75%)に注意。その為共通テストでボーダーを超えても、2次試験で7~8割程度取らないと合格できないため、必然的に高得点争いになる。 == 模試 == 大学別模擬試験としては、東進が千葉大本番レベル模試を実施している。他の予備校(駿台、河合塾等)は千葉大模試を実施してないため注意。全国の千葉大志望者における自己の位置を知るのにもよいので積極的に受験することをお勧めする。 == 外部サイト == *[http://www.chiba-u.ac.jp/exam/ 千葉大公式サイト] [[Category:大学入試|ちはたいたいさく]] [[カテゴリ:千葉県]] 2fdh9l3b7tu1yjj78erow8kxnu6u929 ガリア戦記 第6巻 0 10983 263331 263304 2024-11-11T12:59:49Z Linguae 449 /* 8節 */ 修整 263331 wikitext text/x-wiki [[Category:ガリア戦記|6]] [[ガリア戦記]]>&nbsp;'''第6巻'''&nbsp;>[[ガリア戦記 第6巻/注解|注解]] <div style="text-align:center"> <span style="font-size:20px; font-weight:bold; font-variant-caps: petite-caps; color:white; background: rgb(47,94,255);background: linear-gradient(180deg, rgba(47,94,255,1) 0%, rgba(24,56,255,1) 50%, rgba(0,8,255,1) 100%);">&nbsp;C&nbsp;IVLII&nbsp;CAESARIS&nbsp;COMMENTARIORVM&nbsp;BELLI&nbsp;GALLICI&nbsp;</span> <span style="font-size:40px; font-weight:bold; color:white; background: rgb(47,94,255);background: linear-gradient(180deg, rgba(47,94,255,1) 0%, rgba(24,56,255,1) 50%, rgba(0,8,255,1) 100%);">&nbsp;LIBER SEXTVS&nbsp;</span> </div> [[画像:Gaule_-53.png|thumb|right|150px|ガリア戦記 第6巻の情勢図(BC53年)。<br>黄色の領域がローマ領。桃色が同盟部族領。]] {| id="toc" style="align:left;clear:all;" align="left" cellpadding="5" ! style="background:#ccccff; text-align:left;" colspan="2" | ガリア戦記 第6巻 目次 |- | style="text-align:right; font-size: 0.86em;"| '''[[#ガッリア北部の平定|ガッリア北部の平定]]''':<br /> '''[[#第二次ゲルマーニア遠征|第二次ゲルマーニア遠征]]''':<br /> '''[[#ガッリア人の社会と風習について|ガッリア人の社会と風習について]]''':<br /> '''[[#ゲルマーニアの風習と自然について|ゲルマーニアの風習と自然について]]''':<br /> '''[[#対エブロネス族追討戦(1)|対エブロネス族追討戦(1)]]''':<br /> '''[[#スガンブリー族のアドゥアトゥカ攻略戦|スガンブリー族のアドゥアトゥカ攻略戦]]''':<br /> '''[[#対エブロネス族追討戦(2)|対エブロネス族追討戦(2)]]''':<br /> <br /> <br /> <br /> <br /> <br /> | style="text-align:left; font-size: 0.86em;"| [[#1節|01節]] | [[#2節|02節]] | [[#3節|03節]] | [[#4節|04節]] | [[#5節|05節]] | [[#6節|06節]] | [[#7節|07節]] | [[#8節|08節]] <br /> [[#9節|09節]] | [[#10節|10節]] <br /> [[#11節|11節]] | [[#12節|12節]] | [[#13節|13節]] | [[#14節|14節]] | [[#15節|15節]] | [[#16節|16節]] | [[#17節|17節]] | [[#18節|18節]] | [[#19節|19節]] | [[#20節|20節]] <br /> [[#21節|21節]] | [[#22節|22節]] | [[#23節|23節]] | [[#24節|24節]] | [[#25節|25節]] | [[#26節|26節]] | [[#27節|27節]] | [[#28節|28節]] <br /> [[#29節|29節]] | [[#30節|30節]] | [[#31節|31節]] | [[#32節|32節]] | [[#33節|33節]] | [[#34節|34節]] <br /> [[#35節|35節]] | [[#36節|36節]] | [[#37節|37節]] | [[#38節|38節]] | [[#39節|39節]] | [[#40節|40節]] | [[#41節|41節]] | [[#42節|42節]] <br/> [[#43節|43節]] | [[#44節|44節]] <br/> &nbsp;&nbsp;1節 [[#コラム「カエサルの軍団」|コラム「カエサルの軍団」]]<br> 10節 [[#コラム「スエービー族とカッティー族・ケールスキー族・ウビイー族について」|コラム「スエービー族とカッティー族・ケールスキー族・ウビイー族について」]]<br>10節 [[#コラム「ガッリア・ゲルマーニアの地誌・民族誌について」|コラム「ガッリア・ゲルマーニアの地誌・民族誌について」]]<br /> [[#脚注|脚注]]<br /> [[#参考リンク|参考リンク]]<br /> |} <br style="clear:both;" /> __notoc__ <div style="background-color:#dfffdf;"> ==<span style="color:#009900;">はじめに</span>== :<div style="color:#009900;width:85%;">カエサルは、第1巻の年([[w:紀元前58年|紀元前58年]])から<ruby><rb>[[w:プロコンスル|前執政官]]</rb><rp>(</rp><rt>プロコンスル</rt><rp>)</rp></ruby>として属州総督に赴任した。が、これは[[w:ガリア・キサルピナ|ガッリア・キサルピーナ]]、[[w:イリュリクム|イッリュリクム]]および[[w:ガリア・ナルボネンシス|ガッリア・トラーンサルピーナ]]の三属州の統治、および4個軍団を5年間にもわたって任されるというローマ史上前代未聞のものであった。これはカエサルが[[w:マルクス・リキニウス・クラッスス|クラッスス]]、[[w:グナエウス・ポンペイウス|ポンペイウス]]と非公式な盟約を結んだ[[w:三頭政治#第一回三頭政治|三頭政治]]の成果であった。カエサルには属州の行政に従事する気持ちははじめからなく、任期のほとんどを夏季は[[w:ガリア戦争|ガッリア侵攻]]に、冬季は首都ローマへの政界工作に費やした。[[ガリア戦記_第3巻#はじめに|第3巻]]の年([[w:紀元前56年|紀元前56年]])に3人は[[w:ルッカ|ルカ]]([[w:la:Luca|Luca]])の会談を行い、カエサルはクラッススとポンペイウスが翌年に執政官になること、カエサルの総督の任期をさらに5年間延長されることを求めた。会談の結果、任期が大幅に延長されることになったカエサルは、もはや軍事的征服の野望を隠そうとせず、ガッリアに止まらず、[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]や[[w:ブリタンニア|ブリタンニア]]の征服へと向かっていく。一方、第4巻の年([[w:紀元前55年|前55年]])に再び執政官になった二人は、[[w:パルティア|パルティア]]を攻略するためにクラッススが[[w:シリア属州|シュリア]]総督になること、ポンペイウスがカエサルと同様に[[w:ヒスパニア|両ヒスパーニア]]と[[w:アフリカ属州|アフリカ]]の三属州の総督になって4個軍団を任されることを決める。</div> <div style="text-align:center"> {| |- |[[画像:First Triumvirate of Caesar, Crassius and Pompey.jpg|thumb|right|500px|後に[[w:三頭政治#第一回三頭政治|三頭政治]](<span style="font-family:Times New Roman;">[[w:la:Triumviratus|Triumviratus]]</span>)と呼ばれることになる非公式な盟約を結んでいた、左から[[w:ガイウス・ユリウス・カエサル|カエサル]]、[[w:マルクス・リキニウス・クラッスス|クラッスス]]、[[w:グナエウス・ポンペイウス|ポンペイウス]]。<br>3人の同盟はついに破綻の時を迎える。]] |} </div> :<div style="color:#009900;width:85%;">[[w:ガリア戦記 第5巻|第5巻]]の年([[w:紀元前54年|前54年]])、カエサルは満を持して二回目の[[w:ローマによるブリタンニア侵攻 (紀元前55年-紀元前54年)|ブリタンニア侵攻]]を敢行するが、大した戦果は得られず、背後のガッリア情勢を気にしながら帰還する。ついに[[w:アンビオリクス|アンビオリークス]]率いる[[w:エブロネス族|エブローネース族]]、ついで[[w:ネルウィイ族|ネルウィイー族]]が反乱を起こし、カエサルは何とか動乱を鎮めるが、ガッリア諸部族の動きは不穏であり、カエサルは諸軍団とともに越冬することを決める。</div> :<div style="color:#009900;width:85%;">カエサルがブリタンニア遠征で不在の間に、ポンペイウスに嫁していたカエサルの一人娘[[w:ユリア (ガイウス・ユリウス・カエサルの娘)|ユーリア]]が[[w:産褥|産褥]]で命を落とす。一方、クラッススは属州[[w:シリア属州|シュリア]]に向かうが、これはクラッススの命運とともに三頭政治の瓦解、カエサルとポンペイウスの関係悪化を招来することになる。</div> :<div style="color:#009900;width:85%;">本巻の年([[w:紀元前53年|前53年]])、カエサルは[[w:エブロネス族|エブローネース族]]追討戦に向かうが、これは大きな嵐の前の出来事に過ぎない。</div> </div> <!-- **:<span style="color:#009900;">(訳注: **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注: --> ==ガッリア北部の平定== ===1節=== *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/1節]] {{進捗|00%|2024-09-18}}</span> ;カエサルがポンペイウスの助けにより新兵を徴募する *<!--❶-->Multis de causis Caesar maiorem Galliae [[wikt:en:motus#Noun_2|motum]] [[wikt:en:exspectans|exspectans]] **多くの理由から、カエサルは、ガッリアのより大きな動乱を予期しており、 *per [[wikt:en:Marcus#Latin|Marcum]] [[wikt:en:Silanus#Latin|Silanum]], [[wikt:en:Gaius#Latin|Gaium]] [[wikt:en:Antistius#Latin|Antistium]] Reginum, [[wikt:en:Titus#Latin|Titum]] [[wikt:en:Sextius#Latin|Sextium]], legatos, **<ruby><rb>[[w:レガトゥス|総督副官]]</rb><rp>(</rp><rt>レガトゥス</rt><rp>)</rp></ruby>の[[w:マルクス・ユニウス・シラヌス (紀元前25年の執政官)|マールクス・スィーラーヌス]]、ガーイウス・アンティスティウス・レーギーヌス、ティトゥス・セクスティウスを介して **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:[[w:en:Marcus Junius Silanus (consul 25 BC)|Mārcus Iūnius Sīlānus]] はこの年([[w:紀元前53年|前53年]])からカエサルの副官、[[w:紀元前25年|前25年]]に執政官。<br>    ''[[w:fr:Caius Antistius Reginus|Gaius Antistius Reginus]]'' は副官として[[ガリア戦記_第7巻#83節|第7巻83節]]と[[ガリア戦記_第7巻#90節|90節]]でも後出。<br>    [[w:en:Titus Sextius|Titus Sextius]] はこの年からカエサルの副官、[[ガリア戦記_第7巻#83節|第7巻83節]]でも後出、<br>     [[w:三頭政治#第二回三頭政治|第二回三頭政治]]では[[w:アフリカ属州|アフリカ属州]]の総督を務め、[[w:マルクス・アエミリウス・レピドゥス|レピドゥス]]に引き継ぐ。)</span> *[[wikt:en:dilectus#Noun|dilectum]] habere [[wikt:en:instituo#Latin|instituit]]; **<small>(兵士の)</small>徴募を行なうことを決める。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:[[wikt:en:dilectus#Noun|dīlēctus]] = [[wikt:en:delectus#Noun_2|dēlēctus]]「選択、徴募」)</span> :  *<!--❷-->simul ab [[wikt:en:Gnaeus#Latin|Gnaeo]] [[wikt:en:Pompeius#Proper_noun|Pompeio]] [[wikt:en:proconsul#Latin|proconsule]] [[wikt:en:peto#Latin|petit]], **同時に、<ruby><rb>[[w:プロコンスル|前執政官]]</rb><rp>(</rp><rt>プロコンスル</rt><rp>)</rp></ruby>の[[w:グナエウス・ポンペイウス|グナエウス・ポンペイウス]]に<small>(以下のことを)</small>求める。 *[[wikt:en:quoniam#Latin|quoniam]] ipse ad <u>urbem</u> cum imperio rei publicae causa [[wikt:en:remaneo#Latin|remaneret]], **<small>(ポンペイウス)</small>自身は<u>首都</u><small>〔[[w:ローマ|ローマ市]]〕</small>の辺りに、<ruby><rb>[[w:インペリウム|軍隊司令権]]</rb><rp>(</rp><rt>インペリウム</rt><rp>)</rp></ruby>を伴って、国務のために留まっていたので、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:[[wikt:en:urbs#Latin|urbs (urbem)]] は普通名詞として「都市・街」を意味するが、特に首都'''[[w:ローマ|ローマ市]]'''を指す。)</span> **:<span style="color:#009900;">(訳注:ポンペイウスは、第4巻の年([[w:紀元前55年|前55年]])に[[w:マルクス・リキニウス・クラッスス|クラッスス]]とともに[[w:執政官|執政官]]を務め、<br>    第5巻の年(昨年=[[w:紀元前54年|前54年]])には[[w:ヒスパニア|両ヒスパーニア]]と[[w:アフリカ属州|アフリカ]]の属州総督となったが、<br>    首都ローマの政局が気がかりであったため、任地には副官を派遣して、<br>    自らはローマ郊外に滞在していた。ただ彼は属州総督であったため、<br>    [[w:ポメリウム|ポメリウム]]と呼ばれるローマ市中心部に立ち入ることは禁じられていた。)</span> *quos ex [[wikt:en:cisalpinus#Latin|Cisalpina]] Gallia <u>consulis</u> [[wikt:en:sacramentum#Latin|sacramento]] [[wikt:en:rogo#Latin|rogavisset]], **[[w:ガリア・キサルピナ|ガッリア・キサルピーナ]]の内から、<ruby><rb>[[w:執政官|執政官]]</rb><rp>(</rp><rt>コンスル</rt><rp>)</rp></ruby>のための宣誓を求めていた者たちに、 **:<span style="color:#009900;">(訳注:ポンペイウスは執政官のときに元老院の許可を得て、<br>    カエサルの属州で、自らの属州に派遣するための4個軍団の徴募を行った。<br>    徴集された新兵たちは執政官に宣誓したようである。)</span> **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、主要写本&omega; では [[wikt:en:consulis#Noun|consulis]]「執政官の」だが、<br>         [[ガリア戦記/注解編/写本と校訂版#Ciacconius|Ciacconius]]は [[wikt:en:consul#Latin|consul]]「執政官が」と修正提案している。)</span> *ad signa [[wikt:en:convenio#Latin|convenire]] et ad se [[wikt:en:proficiscor#Latin|proficisci]] [[wikt:en:iubeo#Latin|iuberet]], **軍旗のもとに集まって、自分<small>〔カエサル〕</small>のもとへ進発することを命じるようにと。 **:<span style="color:#009900;">(訳注:カエサルは、ポンペイウスに軍団兵の融通を求めたわけだ。<br>    ポンペイウスが執政官のときに徴募していたうちの1個軍団がカエサルに貸し出された。<br>    ところがその後、<u>第8巻54節の記述</u>によれば <ref>ラテン語文は、[[s:la:Commentarii_de_bello_Gallico/Liber_VIII#54]] などを参照。</ref><ref>英訳は、[[s:en:Commentaries_on_the_Gallic_War/Book_8#54]] などを参照。</ref>、[[w:マルクス・リキニウス・クラッスス|クラッスス]]の死後に、[[w:元老院|元老院]]は、<br>    対[[w:パルティア|パルティア]]戦争のために、カエサルとポンペイウスがそれぞれ1個軍団を供出することを可決したが、<br>    ポンペイウスはカエサルに1個軍団の返還を求めたので、<br>    カエサルは計2個軍団の引き渡しを求められることになる。<br>    このことは、[[内乱記_第1巻#2節|『内乱記』第1巻2節]]以降でも言及される。)</span> :  *<!--❸-->magni [[wikt:en:intersum#Latin|interesse]] etiam in reliquum tempus ad [[wikt:en:opinio#Latin|opinionem]] Galliae [[wikt:en:existimans#Latin|existimans]] **ガッリアの世論に対して、これから後の時期にさえも、(カエサルが)大いに重要であると考えていたのは、 *tantas videri Italiae [[wikt:en:facultas#Latin|facultates]] **(以下の程度に)イタリアの(動員)能力が豊富であると見えることである。 **:<span style="color:#009900;">(訳注:Italiaという語は多義的でさまざまに解釈できるが、<br>    本書ではガッリア・キサルピーナを指すことが多い。)</span> *ut, si [[wikt:en:aliquid#Etymology_2|quid]] esset in bello [[wikt:en:detrimentum#Latin|detrimenti]] acceptum, **もし、戦争において何がしかの(兵員の)損害を蒙ったとしても、 *non modo id [[wikt:en:brevis#Latin|brevi]] tempore [[wikt:en:sarcio#Latin|sarciri]], **それが短期間で修復(できる)だけでなく、 *sed etiam [[wikt:en:maior#Adjective_2|maioribus]] [[wikt:en:augeo#Latin|augeri]] copiis posset. **より多く軍勢で増されることが可能だ<br>(とガッリアの世論に思われることが重要であるとカエサルは考えたのである)。 :  *<!--❹-->Quod cum [[wikt:en:Pompeius#Proper_noun|Pompeius]] et rei publicae et amicitiae [[wikt:en:tribuo#Latin|tribuisset]], **そのことを、ポンペイウスは公儀<small>〔ローマ国家〕</small>のためにも(三頭政治の)盟約のためにも認めたので、 *celeriter [[wikt:en:confectus#Latin|confecto]] per suos [[wikt:en:dilectus#Noun|dilectu]] **(カエサルの)配下の者たちを介して速やかに徴募が成し遂げられて *tribus ante [[wikt:en:exactus#Latin|exactam]] [[wikt:en:hiems#Latin|hiemem]] et [[wikt:en:constitutus#Participle|constitutis]] et [[wikt:en:adductus#Latin|adductis]] legionibus **冬が過ぎ去る前に、3個[[w:ローマ軍団|軍団]]が組織されて<small>(カエサルのもとへ)</small>もたらされ、 *[[wikt:en:duplicatus#Latin|duplicato]]<nowiki>que</nowiki> earum [[wikt:en:cohors#Latin|cohortium]] numero, quas cum [[wikt:en:Quintus#Latin|Quinto]] [[wikt:en:Titurius#Latin|Titurio]] [[wikt:en:amitto#Latin|amiserat]], **それらの<ruby><rb>[[w:コホルス|歩兵大隊]]</rb><rp>(</rp><rt>コホルス</rt><rp>)</rp></ruby>の数は、[[w:クィントゥス・ティトゥリウス・サビヌス|クィーントゥス・ティトゥーリウス(・サビーヌス)]]とともに失っていたものの倍にされた。 **:<span style="color:#009900;">(訳注:前巻でサビーヌスとコッタは1個軍団と5個[[w:コホルス|歩兵大隊]](=15個歩兵大隊)を失ったが、<br>    代わりに3個軍団(=30個歩兵大隊)を得たということ。)</span> *et [[wikt:en:celeritas#Latin|celeritate]] et copiis [[wikt:en:doceo#Latin|docuit]], **<small>(徴兵の)</small>迅速さと軍勢<small>(の多さ)</small>において<small>(ガッリア人たちに)</small>示したのは、 *quid populi Romani [[wikt:en:disciplina#Latin|disciplina]] atque [[wikt:en:ops#Noun_4|opes]] possent. **ローマ国民の規律と能力がいかに有力であるかということである。 {| class="wikitable" |- | style="vertical-align:top; text-align:left;" |[[画像:Hw-pompey.jpg|thumb|right|250px|[[w:グナエウス・ポンペイウス|グナエウス・ポンペイウス]]の胸像。カエサルおよび[[w:マルクス・リキニウス・クラッスス|マルクス・クラッスス]]とともに[[w:三頭政治|三頭政治]]を行ない、[[w:共和政ローマ|共和政末期のローマ]]を支配した。この巻の年にクラッススが戦死し、ポンペイウスに嫁いでいたカエサルの娘[[w:ユリア (ガイウス・ユリウス・カエサルの娘)|ユーリア]]が前年に病没、三頭政治は瓦解して、やがて[[w:ローマ内戦 (紀元前49年-紀元前45年)|内戦]]へ向かう。]] | style="vertical-align:top; text-align:left;" |[[画像:Theatre of Pompey 3D cut out.png|thumb|left|400px|'''[[w:ポンペイウス劇場|ポンペイウス劇場]]'''の復元図。[[w:グナエウス・ポンペイウス|ポンペイウス]]の名を冠したこの劇場は、彼が執政官であった[[w:紀元前55年|紀元前55年]]頃に竣工し、当時最大の劇場であった。<br> 伝記作家[[w:プルタルコス|プルータルコス]]は以下のように伝えている<ref>[[s:en:Plutarch%27s_Lives_(Clough)/Life_of_Pompey]] より</ref>:「クラッススは執政官の任期が切れるとすぐに属州へと出発したが、ポンペイウスはローマで劇場の開館式や奉献式に出席し、その式にはあらゆる競技・ショー・運動・体操・音楽などで人々を楽しませた。野獣の狩猟や餌付け、野獣との闘いもあり、500頭のライオンが殺された。しかし何よりも、象の闘いは、恐怖と驚きに満ちた見世物であった」と。<br><br> カエサルの最期の場所でもあり、血みどろのカエサルはポンペイウスの胸像の前で絶命したとされている。]] |} <!-- <span style="color:#009900;"></span> **:<span style="color:#009900;">(訳注: **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注: --> <div style="background-color:#dfffdf;"> ===<span style="color:#009900;">コラム「カエサルの軍団」</span>=== :<div style="color:#009900;width:75%;">カエサルは第1巻の年([[w:紀元前58年|紀元前58年]])に三属州の総督に任官するとともに4個軍団(VI・VII・[[w:en:Legio VIII Augusta|VIII]]・[[w:en:Legio IX Hispana|IX]])を任された。[[w:ヘルウェティイ族|ヘルウェーティイー族]]([[w:la:Helvetii|Helvetii]])と対峙するうちに、元老院に諮らずに独断で2個軍団([[w:en:Legio X Equestris|X]]・[[w:en:Legio XI Claudia|XI]])を徴募する(1巻10節)。<br> 第2巻の年([[w:紀元前57年|紀元前57年]])に3個軍団([[w:en:Legio XII Fulminata|XII]]・[[w:en:Legio XIII Gemina|XIII]]・[[w:en:Legio XIV Gemina|XIV]])を徴募して、計9個軍団。<br><br> [[ガリア戦記_第5巻#24節|『第5巻』24節]]の時点で、カエサルは8個軍団と5個[[w:コホルス|歩兵大隊]]を保持していると記されている。最古参の第6軍団が半減していると考えると、[[w:アドゥアトゥカの戦い|アドゥアトゥカの戦い]]で[[w:アンビオリクス|アンビオリークス]]によって、[[w:クィントゥス・ティトゥリウス・サビヌス|サビーヌス]]やコッタらとともに滅ぼされたのは、第14軍団([[w:en:Legio XIV Gemina|XIV]])と古い第6軍団(VI)の生き残りの5個[[w:コホルス|歩兵大隊]]と考えることができる。<br><br> 本巻の年([[w:紀元前53年|紀元前53年]])では、ポンペイウスの第1軍団がカエサルに譲られ、後にカエサルの軍団の番号系列に合わせて第6軍団(VI)と改称されたようだ。「第14軍団」は全滅させられたので通常は欠番にするところだが、カエサルはあえて再建して第14軍団と第15軍団が徴募され、これら3個軍団を加えると、カエサルが保持するのは計10個軍団となる。<br> もっとも本巻ではカエサルは明瞭な記述をしておらず、上述のように後に2個軍団を引き渡すことになるためか、伝記作家[[w:プルタルコス|プルータルコス]]は、ポンペイウスがカエサルに2個軍団を貸し出した、と説明している。 </div> </div> ===2節=== *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/2節]] {{進捗|00%|2024-09-29}}</span> ;ガッリア北部の不穏な情勢、トレーウェリー族がライン川東岸のゲルマーニア人を勧誘 *<!--❶-->[[wikt:en:interfectus#Latin|Interfecto]] [[wikt:en:Indutiomarus#Latin|Indutiomaro]], ut [[wikt:en:doceo#Latin|docuimus]], **<small>([[ガリア戦記 第5巻#58節|第5巻58節]]で)</small>述べたように、インドゥーティオマールスが殺害されると、 *ad eius propinquos a [[wikt:en:Treveri#Latin|Treveris]] imperium [[wikt:en:defero#Latin|defertur]]. **トレーウェリー族の者たちにより彼の縁者たちへ支配権がもたらされる。 *Illi finitimos [[wikt:en:Germanus#Noun|Germanos]] [[wikt:en:sollicito#Latin|sollicitare]] et [[wikt:en:pecunia#Latin|pecuniam]] [[wikt:en:polliceor#Latin|polliceri]] non [[wikt:en:desisto#Latin|desistunt]]. **彼らは隣接する[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人たちをそそのかすこと、および金銭を約束することをやめない。 *Cum ab proximis [[wikt:en:impetro#Latin|impetrare]] non possent, [[wikt:en:ulterior#Latin|ulteriores]] [[wikt:en:tempto#Latin|temptant]]. **たとえ隣人たちによって(盟約を)成し遂げることができなくても、より向こう側の者たちに試みる。 :  *<!--❷-->[[wikt:en:inventus#Latin|Inventis]] [[wikt:en:nonnullus#Latin|non nullis]] civitatibus **少なからぬ部族国家を見出して *[[wikt:en:ius_iurandum#Latin|iure iurando]] inter se [[wikt:en:confirmo#Latin|confirmant]] **互いに誓約し合って(支持を)固め、 *obsidibusque de pecunia [[wikt:en:caveo#Latin|cavent]]; **金銭(の保証)のために人質たちを提供する。 *[[wikt:en:Ambiorix#Latin|Ambiorigem]] sibi [[wikt:en:societas#Latin|societate]] et [[wikt:en:foedus#Latin|foedere]] [[wikt:en:adiungo#Latin|adiungunt]]. **[[w:アンビオリクス|アンビオリークス]]を自分たちにとっての連合や同盟に加盟させる。 :  *<!--❸-->Quibus rebus [[wikt:en:cognitus#Participle|cognitis]] Caesar, **それらの事情を知るや、カエサルは、 *cum undique bellum [[wikt:en:paro#Latin|parari]] videret, **至る所で戦争が準備されていることを見ていたので、 *[[wikt:en:Nervii#Latin|Nervios]], [[wikt:en:Aduatuci#Latin|Atuatucos]] ac [[wikt:en:Menapii#Latin|Menapios]] [[wikt:en:adiunctus#Participle|adiunctis]] **(すなわち)[[w:ネルウィイ族|ネルウィイー族]]、アトゥアトゥキー族とメナピイー族を加盟させたうえに *<u>Cisrhenanis</u> omnibus <u>[[wikt:en:Germanus#Noun|Germanis]]</u> esse in armis, **レーヌス<small>〔[[w:ライン川|ライン川]]〕</small>のこちら側のすべてのゲルマーニア人たちが武装していて、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:''[[w:en:Germani cisrhenani|Germani Cisrhenani]]''「レーヌスのこちら側のゲルマーニア人」(西岸の諸部族) は西岸部族の総称。<br>    ''Germani Transrhenani'' 「レーヌスの向こう側のゲルマーニア人」(東岸の諸部族) の対義語で、<br>     西岸の諸部族が東岸の諸部族を招き寄せているというのが『ガリア戦記』の主張である。)</span> *[[wikt:en:Senones#Latin|Senones]] ad [[wikt:en:imperatum#Latin|imperatum]] non venire **セノネース族は<small>(カエサルから)</small>命令されたことに従わずに *et cum [[wikt:en:Carnutes#Latin|Carnutibus]] finitimisque civitatibus consilia [[wikt:en:communico#Latin|communicare]], **カルヌーテース族および隣接する諸部族とともに謀計を共有しており、 *a [[wikt:en:Treveri#Latin|Treveris]] [[wikt:en:Germanus#Noun|Germanos]] crebris [[wikt:en:legatio#Latin|legationibus]] [[wikt:en:sollicito#Latin|sollicitari]], **ゲルマーニア人たちがたびたびトレーウェリー族の使節団によってそそのかされていたので、 *[[wikt:en:mature#Adverb|maturius]] sibi de bello [[wikt:en:cogitandus#Latin|cogitandum]] [[wikt:en:puto#Latin|putavit]]. **<small>(カエサルは)</small>自分にとって<small>(例年)</small>より早めに戦争を計画するべきだと見なした。 <!-- <span style="color:#009900;"></span> **:<span style="color:#009900;">(訳注: **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注: --> ===3節=== *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/3節]] {{進捗|00%|2024-10-06}}</span> ;カエサルがネルウィイー族を降し、ガッリアの領袖たちの会合を召集する *<!--❶-->Itaque [[wikt:en:nondum#Latin|nondum]] [[wikt:en:hiems#Latin|hieme]] [[wikt:en:confectus#Latin|confecta]] **<small>(カエサルは)</small>こうして、まだ冬が終わらないうちに、 *proximis quattuor [[wikt:en:coactus#Latin|coactis]] legionibus **近隣の4個[[w:ローマ軍団|軍団]]を集めて、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:[[ガリア戦記_第5巻#52節|第5巻52節]]で言及されたように、カエサルは、本営を置いていた<br>    サマロブリーウァ(現在の[[w:アミアン|アミアン]])周辺の冬営に3個軍団、<br>    およびファビウスの軍団を配置していたと思われる。)</span> *[[wikt:en:de_improviso#Latin|de improviso]] in fines [[wikt:en:Nervii#Latin|Nerviorum]] [[wikt:en:contendo#Latin|contendit]] **不意に[[w:ネルウィイ族|ネルウィイー族]]の領土に急いだ。 :  *<!--❷-->et, [[wikt:en:priusquam#Latin|prius quam]] illi aut [[wikt:en:convenio#Latin|convenire]] aut [[wikt:en:profugio#Latin|profugere]] possent, **そして、彼ら<small>(の軍勢)</small>は、集結したり、あるいは逃亡したりできるより前に、 *magno [[wikt:en:pecus#Latin|pecoris]] atque hominum numero [[wikt:en:captus#Latin|capto]] **家畜たちおよび人間たちの多数を捕らえて、 *atque ea [[wikt:en:praeda#Latin|praeda]] militibus [[wikt:en:concessus#Participle|concessa]] **それらの戦利品を兵士たちに譲り、 *[[wikt:en:vastatus#Latin|vastatis]]<nowiki>que</nowiki> agris **耕地を荒らして、 *in [[wikt:en:deditio#Latin|deditionem]] venire atque obsides sibi dare [[wikt:en:cogo#Latin|coegit]]. **<small>(ネルウィイー族に、ローマ勢へ)</small>降伏すること、人質たちを自分<small>〔カエサル〕</small>に供出することを強いた。 :  *<!--❸-->Eo celeriter [[wikt:en:confectus#Latin|confecto]] [[wikt:en:negotium#Latin|negotio]] **その戦役は速やかに成し遂げられたので、 *rursus in [[wikt:en:hibernum#Latin|hiberna]] legiones [[wikt:en:reduco#Latin|reduxit]]. **再び諸軍団を冬営に連れ戻した。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:本営を置いていたサマロブリーウァ周辺の冬営。)</span> :  *'''ガッリアの領袖たちの会合''' *<!--❹-->[[wikt:en:concilium#Latin|Concilio]] Galliae primo [[wikt:en:ver#Latin|vere]], ut [[wikt:en:instituo#Latin|instituerat]], [[wikt:en:indictus#Participle|indicto]], **ガッリアの<small>(領袖たちの)</small>会合を、定めていたように、春の初めに通告すると、 **:<span style="color:#009900;">(訳注:会合の集合場所は、当初は本営のあるサマロブリーウァだったであろう。)</span> *cum reliqui praeter [[wikt:en:Senones#Latin|Senones]], [[wikt:en:Carnutes#Latin|Carnutes]] [[wikt:en:Treveri#Latin|Treveros]]<nowiki>que</nowiki> venissent, **[[w:セノネス族|セノネース族]]、カルヌーテース族とトレーウェリー族を除いて、ほかの者たちは(会合に)現われていたので、 **:<span style="color:#009900;">(訳注:ガッリア北部では、このほかエブローネース族とメナピイー族が参加していないはずである。)</span> *initium belli ac [[wikt:en:defectio#Latin|defectionis]] hoc esse [[wikt:en:arbitratus#Latin|arbitratus]], **このこと<span style="color:#009900;">〔3部族の不参加〕</span>は戦争と背反の始まりであると思われて、 *ut omnia [[wikt:en:postpono#Latin|postponere]] videretur, **<small>(他の)</small>すべて<small>(の事柄)</small>を後回しにすることと見なされるように、 *[[wikt:en:concilium#Latin|concilium]] [[wikt:en:Lutetia#Latin|Lutetiam]] [[wikt:en:Parisii#Latin|Parisiorum]] [[wikt:en:transfero#Latin|transfert]]. **会合を[[w:パリシイ族|パリースィイー族]]の(城塞都市である)[[w:ルテティア|ルーテーティア]]に移す。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:ルーテーティア Lutetia は、写本によってはルーテーキア Lutecia とも表記されている。<br>    ラテン語では Lutetia Parisiorum「パリースィイー族の泥土」と呼ばれ、現在の[[w:パリ|パリ市]]である。<br>    [[w:ストラボン|ストラボーン]]などによれば[[w:ケルト語|ケルト語]]でルコテキア Lukotekia と呼ばれていたらしい。)</span> :  ;   セノネース族について [[画像:Plan_de_Paris_Lutece2_BNF07710745.png|thumb|right|200px|ルテティア周辺の地図(18世紀頃)]] *<!--❺-->[[wikt:en:confinis#Latin|Confines]] erant hi [[wikt:en:Senones#Latin|Senonibus]] **彼ら<small>〔パリースィイー族〕</small>はセノネース族に隣接していて、 *civitatemque patrum memoria [[wikt:en:coniungo#Latin|coniunxerant]], **父祖の伝承では<small>(セノネース族と一つの)</small>部族として結びついていた。 *sed ab hoc consilio [[wikt:en:absum#Latin|afuisse]] [[wikt:en:existimo#Latin|existimabantur]]. **しかし<small>(パリースィイー族は)</small>これらの謀計には関与していなかったと考えられていた。 :  *<!--❻-->Hac re pro [[wikt:en:suggestus#Latin|suggestu]] [[wikt:en:pronuntiatus#Latin|pronuntiata]] **<small>(カエサルは)</small>この事を演壇の前で宣言すると、 *eodem die cum legionibus in [[wikt:en:Senones#Latin|Senones]] [[wikt:en:proficiscor#Latin|proficiscitur]] **同日に諸軍団とともにセノネース族のところに出発して、 *magnisque itineribus eo [[wikt:en:pervenio#Latin|pervenit]]. **強行軍でもってそこに到着した。 <!-- <span style="color:#009900;"></span> **:<span style="color:#009900;">(訳注: **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注: --> ===4節=== *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/4節]] {{進捗|00%|2024-10-09}}</span> ;セノネース族のアッコーが造反するが、カエサルはセノネース族とカルヌーテース族を降伏させる *<!--❶-->[[wikt:en:cognitus#Participle|Cognito]] eius [[wikt:en:adventus#Latin|adventu]], **彼<small>〔カエサル〕</small>の到来を知ると、 *[[wikt:en:Acco#Latin|Acco]], qui princeps eius consilii fuerat, **その画策の首謀者であった<small>(セノネース族の)</small>'''アッコー''' は、 *[[wikt:en:iubeo#Latin|iubet]] in oppida multitudinem [[wikt:en:convenio#Latin|convenire]]. **群衆に諸[[w:オッピドゥム|城塞都市]]に集結することを命じる。 :  *[[wikt:en:conans#Latin|Conantibus]], [[wikt:en:priusquam|prius quam]] id [[wikt:en:effici|effici]] posset, [[wikt:en:adsum#Latin|adesse]] Romanos [[wikt:en:nuntio#Verb|nuntiatur]]. **そのことが遂行され得るより前に、ローマ人が接近していることが、企てている者たちに報告される。 :  *<!--❷-->Necessario [[wikt:en:sententia#Latin|sententia]] [[wikt:en:desisto#Latin|desistunt]] **<small>(セノネース族は)</small>やむなく<small>(カエサルへの謀反の)</small>意図を思いとどまって、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:[[wikt:en:necessario#Adverb|necessāriō]] = [[wikt:en:necessarie#Adverb|necessāriē]]「やむを得ず」)</span> *legatosque [[wikt:en:deprecor#Latin|deprecandi]] causa ad Caesarem mittunt; **<small>(恩赦を)</small>嘆願するために、使節たちをカエサルのもとへ遣わして、 *<u>adeunt</u> per [[wikt:en:Aedui#Latin|Haeduos]], quorum [[wikt:en:antiquitus|antiquitus]] erat in fide civitas. **部族国家が昔から<small>(ローマ人に対して)</small>忠実であった[[w:ハエドゥイ族|ハエドゥイー族]]を介して、頼み込む。 **:<span style="color:#009900;">(訳注:この部分は、セノネース族がハエドゥイー族の庇護下にあったように訳されることも多いが、<br>    [[ガリア戦記 第5巻#54節|第5巻54節]]における両部族とローマ人の関係の記述を考慮して、上のように訳した<ref>[[s:en:Commentaries_on_the_Gallic_War/Book_6#4|英語版ウィキソース]]では「they make advances to him through the Aedui, whose state was from ancient times under the protection of Rome.」と英訳されている。</ref>。)</span> **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:[[wikt:de:adire|adeō]]「(誰かに)アプローチする」「(誰かに)頼る、頼む、懇願する」<ref>[https://www.frag-caesar.de/lateinwoerterbuch/adeo-uebersetzung-1.html adeo-Übersetzung im Latein Wörterbuch]</ref>)</span> :  *<!--❸-->Libenter Caesar [[wikt:en:petens#Latin|petentibus]] [[wikt:en:Aedui#Latin|Haeduis]] dat [[wikt:en:venia#Latin|veniam]] **カエサルは、懇願するハエドゥイー族に対して、喜んで<small>(セノネース族への)</small>恩赦を与え、 *[[wikt:en:excusatio#Latin|excusationem]]<nowiki>que</nowiki> accipit, **<small>(セノネース族の)</small>弁解を受け入れる。 *quod [[wikt:en:aestivus#Latin|aestivum]] tempus [[wikt:en:instans#Latin|instantis]] belli, **というのは、夏の時季は差し迫っている<small>(エブローネース族らとの)</small>戦争のためのものであり、 *non [[wikt:en:quaestio#Latin|quaestionis]] esse [[wikt:en:arbitror#Latin|arbitrabatur]]. **<small>(謀反人に対する)</small>尋問のためのものではないと<small>(カエサルが)</small>判断していたからである。 **:<span style="color:#009900;">(訳注:エブローネース族との戦争が終わった後に、謀反人への尋問が行なわれることになる。[[#44節|44節]]参照。)</span> :  *<!--❹-->Obsidibus [[wikt:en:imperatus#Latin|imperatis]] centum, **<small>(カエサルは)</small>100人の人質<small>(の供出)</small>を命令すると、 *hos Haeduis [[wikt:en:custodiendus#Latin|custodiendos]] [[wikt:en:trado#Latin|tradit]]. **彼ら<small>〔人質たち〕</small>を監視するべく[[w:ハエドゥイ族|ハエドゥイー族]]に引き渡す。 :  *<!--❺-->[[wikt:en:eodem#Adverb|Eodem]] [[wikt:en:Carnutes#Latin|Carnutes]] legatos obsidesque [[wikt:en:mitto#Latin|mittunt]], **ちょうどそこに、カルヌーテース族が使節たちと人質たちを遣わして、 *[[wikt:en:usus#Participle|usi]] [[wikt:en:deprecator#Latin|deprecatoribus]] [[wikt:en:Remi#Proper_noun_3|Remis]], quorum erant in [[wikt:en:clientela#Latin|clientela]]; **<small>(カルヌーテース族が)</small><ruby><rb>[[w:クリエンテス|庇護]]</rb><rp>(</rp><rt>クリエンテーラ</rt><rp>)</rp></ruby>を受ける関係にあったレーミー族を<ruby><rb>助命仲介者</rb><rp>(</rp><rt>デープレカートル</rt><rp>)</rp></ruby>として利用して、 *eadem ferunt [[wikt:en:responsum#Latin|responsa]]. **<small>(セノネース族のときと)</small>同じ返答を獲得する。 :  *<!--❻-->[[wikt:en:perago#Latin|Peragit]] [[wikt:en:concilium#Noun|concilium]] Caesar **カエサルは<small>(ガッリア諸部族の領袖たちの)</small>会合を完了して、 *equitesque [[wikt:en:impero#Latin|imperat]] civitatibus. **[[w:騎兵|騎兵]]たち<small>(の供出)</small>を諸部族に命令する。 <!-- <span style="color:#009900;"></span> **:<span style="color:#009900;">(訳注: **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注: --> ===5節=== *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/5節]] {{進捗|00%|2024-10-10}}</span> ;アンビオリークスへの策を練り、メナピイー族へ向かう *<!--❶-->Hac parte Galliae [[wikt:en:pacatus#Latin|pacata]], **ガッリアのこの方面が平定されたので、 **:<span style="color:#009900;">(訳注:[[#3節|3節]]~[[#4節|4節]]でネルウィイー族、セノネース族とカルヌーテース族がカエサルに降伏したことを指す。)</span> *totus et mente et animo in bellum [[wikt:en:Treveri#Latin|Treverorum]] et [[wikt:en:Ambiorix#Latin|Ambiorigis]] [[wikt:en:insisto#Latin|insistit]]. **<small>(カエサルは)</small>全身全霊をかけて、トレーウェリー族と[[w:アンビオリクス|アンビオリークス]]との戦争に着手する。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:totus et [[wikt:en:mens#Latin|mente]] et [[wikt:en:animus#Latin|animo]] 「全身全霊をかけて」''with all his heart and soul'' )</span> :  *<!--❷-->[[wikt:en:Cavarinus#Latin|Cavarinum]] cum equitatu [[wikt:en:Senones#Latin|Senonum]] [[wikt:en:secum#Latin|secum]] [[wikt:en:proficiscor#Latin|proficisci]] [[wikt:en:iubeo#Latin|iubet]], **カウァリーヌスに、セノネース族の[[w:騎兵|騎兵]]隊を伴って、自分<small>〔カエサル〕</small>とともに出発することを命じる。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:''[[w:de:Cavarinus|Cavarinus]]'' は、[[ガリア戦記 第5巻#54節|第5巻54節]]で前述のように、<br>    カエサルにより王位に据えられていたが、独立主義勢力により追放された。)</span> *ne [[wikt:en:aliquis#Latin|quis]] <u>aut</u> ex huius [[wikt:en:iracundia#Latin|iracundia]] <u>aut</u> ex eo, quod [[wikt:en:mereo#Latin|meruerat]], [[wikt:en:odium#Latin|odio]] civitatis [[wikt:en:motus#Noun_2|motus]] [[wikt:en:exsistat|exsistat]]. **彼の激しやすさから、<u>あるいは</u>彼が招来していた反感から、部族国家の何らかの動乱が起こらないようにである。 **:<span style="color:#009900;">(訳注:前節でアッコーら独立主義者たちがカエサルに降伏して、<br>    カウァリーヌスが王位に戻されたために、<br>    部族内で反感をかっていたのであろう。)</span> :  *<!--❸-->His rebus [[wikt:en:constitutus#Participle|constitutis]], **これらの事柄が取り決められると、 *quod pro explorato habebat, [[wikt:en:Ambiorix#Latin|Ambiorigem]] [[wikt:en:proelium#Latin|proelio]] non esse <u>concertaturum</u>, **<small>(カエサルは)</small>[[w:アンビオリクス|アンビオリークス]]が戦闘で激しく争うつもりではないことを、確実と見なしていたので、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:[[wikt:en:pro#Latin|pro]] [[wikt:en:exploratus#Latin|explorato]] = [[wikt:en:exploratus#Latin|exploratum]]「確かなものとして(''as certain'')」)</span> **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、&chi;系(A・Q)およびL・N写本では non esse <u>[[wikt:en:concertaturum|concertaturum]]</u>「激しくつもりではないこと」だが、<br>         &beta;系写本では non esse <u>[[wikt:en:contenturum|contenturum]]</u><br>         B・M・S写本では non esse <u>concertaturum [[wikt:en:tenturum|tenturum]]</u> となっている。)</span> *reliqua eius [[wikt:en:consilium#Latin|consilia]] animo [[wikt:en:circumspicio#Latin|circumspiciebat]]. **彼<small>〔アンビオリークス〕</small>のほかの計略に思いをめぐらせていた。 :  ;   カエサルがメナピイー族の攻略を決意 *<!--❹-->Erant [[wikt:en:Menapii#Latin|Menapii]] propinqui [[wikt:en:Eburones#Latin|Eburonum]] finibus, **メナピイー族は[[w:エブロネス族|エブローネース族]]の領土に隣り合っていて、 *[[wikt:en:perpetuus#Latin|perpetuis]] [[wikt:en:palus#Latin|paludibus]] [[wikt:en:silva#Latin|silvis]]<nowiki>que</nowiki> [[wikt:en:munitus#Latin|muniti]], **絶え間ない沼地と森林によって守られており、 *qui uni ex Gallia de pace ad Caesarem legatos [[wikt:en:numquam#Latin|numquam]] [[wikt:en:mitto#Latin|miserant]]. **彼らは[[w:ガリア|ガッリア]]のうちでカエサルのもとへ講和の使節たちを決して遣わさなかった唯一の者たちであった。 :  *Cum his esse [[wikt:en:hospitium#Latin|hospitium]] [[wikt:en:Ambiorix#Latin|Ambiorigi]] [[wikt:en:scio#Latin|sciebat]]; **<small>(カエサルは)</small>[[w:アンビオリクス|アンビオリークス]]が彼らのもとで歓待されていることを知っていたし、 *item per [[wikt:en:Treveri#Latin|Treveros]] venisse Germanis in [[wikt:en:amicitia#Latin|amicitiam]] [[wikt:en:cognosco#Latin|cognoverat]]. **同様にトレーウェリー族を通じて[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人と盟約を結んだことも探知していた。 :  *<!--❺-->Haec <u>prius</u> illi [[wikt:en:detrahendus#Latin|detrahenda]] auxilia [[wikt:en:existimo#Latin|existimabat]] <u>quam</u> ipsum bello [[wikt:en:lacesso#Latin|lacesseret]], **<ruby><rb>彼奴</rb><rp>(</rp><rt>あやつ</rt><rp>)</rp></ruby><small>〔アンビオリークス〕</small>へのこれらの支援は、彼奴自身に戦争で挑みかかる<u>より前に</u>引き離されるべきだと考えていた。 *ne [[wikt:en:desperatus#Latin|desperata]] [[wikt:en:salus#Latin|salute]] **<small>(アンビオリークスが)</small>身の安全に絶望して、 *<u>aut</u> se in [[wikt:en:Menapii#Latin|Menapios]] [[wikt:en:abdo#Latin|abderet]], **<u>あるいは</u>メナピイー族のところに身を隠したりしないように、 *<u>aut</u> cum [[wikt:en:Transrhenanus#Latin|Transrhenanis]] [[wikt:en:congredior#Latin|congredi]] [[wikt:en:cogo#Latin|cogeretur]]. **<u>あるいは</u>レーヌス<small>〔[[w:ライン川|ライン川]]〕</small>の向こう側の者たちと合同することを強いられないように、である。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:''Germani Transrhenani'' 「レーヌスの向こう側のゲルマーニア人」(東岸の諸部族)を<br>    ''[[w:en:Germani cisrhenani|Germani Cisrhenani]]''「レーヌスのこちら側のゲルマーニア人」(西岸の諸部族) が<br>    招き寄せているというのが『ガリア戦記』の主張である。)</span> :  *<!--❻-->Hoc [[wikt:en:initus#Participle|inito]] consilio, **この計略を決断すると、 *[[wikt:en:totus#Etymology_1|totius]] exercitus [[wikt:en:impedimentum#Latin|impedimenta]] ad [[wikt:en:Labienus#Latin|Labienum]] in [[wikt:en:Treveri#Latin|Treveros]] [[wikt:en:mitto#Latin|mittit]] **<small>(カエサルは)</small>全軍の[[w:輜重|輜重]]を、トレーウェリー族のところにいる[[w:ティトゥス・ラビエヌス|ラビエーヌス]]のもとへ送り、 *duasque ad eum legiones [[wikt:en:proficiscor#Latin|proficisci]] [[wikt:en:iubeo#Latin|iubet]]; **2個[[w:ローマ軍団|軍団]]に彼<small>〔ラビエーヌス〕</small>のもとへ出発することを命じる。 :  *ipse cum legionibus [[wikt:en:expeditus#Participle|expeditis]] quinque in [[wikt:en:Menapii#Latin|Menapios]] [[wikt:en:proficiscor#Latin|proficiscitur]]. **<small>(カエサル)</small>自身は軽装の5個軍団とともにメナピイー族のところに出発する。 :  *<!--❼-->Illi, [[wikt:en:nullus#Adjective|nulla]] [[wikt:en:coactus#Latin|coacta]] [[wikt:en:manus#Latin|manu]], **あの者らは、何ら手勢を集めず、 *loci [[wikt:en:praesidium#Latin|praesidio]] [[wikt:en:fretus#Adjective|freti]], **地勢の要害を信頼して、 *in [[wikt:en:silva#Latin|silvas]] [[wikt:en:palus#Latin|paludes]]<nowiki>que</nowiki> [[wikt:en:confugio#Latin|confugiunt]] **森林や沼地に避難して、 *[[wikt:en:suus#Latin|sua]]<nowiki>que</nowiki> [[wikt:en:eodem#Adverb|eodem]] [[wikt:en:confero#Latin|conferunt]]. **自分たちの家財を同じところに運び集める。 <!-- <span style="color:#009900;"></span> <small></small> **:<span style="color:#009900;">(訳注: **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注: --> ===6節=== *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/6節]] {{進捗|00%|2024-10-20}}</span> ;メナピイー族がついにカエサルの軍門に降る *<!--❶-->Caesar, **カエサルは、 *[[wikt:en:partitus#Latin|partitis]] copiis cum [[wikt:en:Gaius#Latin|Gaio]] [[wikt:en:Fabius#Latin|Fabio]] legato et [[wikt:en:Marcus#Latin|Marco]] [[wikt:en:Crassus#Latin|Crasso]] [[wikt:en:quaestor#Latin|quaestore]] **[[w:レガトゥス|副官]]である[[w:ガイウス・ファビウス|ガーイウス・ファビウス]]と[[w:クァエストル|財務官]]である[[w:マルクス・リキニウス・クラッスス (財務官)|マールクス・クラッスス]]とともに軍勢を分配して、 *celeriterque [[wikt:en:effectus#Participle|effectis]] [[wikt:en:pons#Latin|pontibus]] **速やかに橋梁を造って、 **:<span style="color:#009900;">(訳注:橋梁は軽装の軍団兵が沼地を渡るためのものなので、丸太道のようなものであろうか。)</span> *[[wikt:en:adeo#Verb|adit]] [[wikt:en:tripertito|tripertito]], **三方面から<small>(メナピイー族の領土に)</small>接近して、 [[画像:GallischeHoeve.jpg|thumb|right|200px|復元されたメナピイー族の住居(再掲)]] *[[wikt:en:aedificium#Latin|aedificia]] [[wikt:en:vicus#Latin|vicos]]<nowiki>que</nowiki> [[wikt:en:incendo#Latin|incendit]], **建物や村々を焼き討ちして、 *magno [[wikt:en:pecus#Latin|pecoris]] atque hominum numero [[wikt:en:potior#Latin|potitur]]. **家畜や人間の多数を<small>(戦利品として)</small>獲得する。 :  *<!--❷-->Quibus rebus [[wikt:en:coactus#Participle|coacti]] **そのような事態に強いられて、 *[[wikt:en:Menapii#Latin|Menapii]] legatos ad eum [[wikt:en:pax#Latin|pacis]] [[wikt:en:petendus#Latin|petendae]] causa [[wikt:en:mitto#Latin|mittunt]]. **メナピイー族は和平を求めるための使節たちを彼<small>〔カエサル〕</small>のもとへ遣わす。 :  *<!--❸-->Ille [[wikt:en:obses#Latin|obsidibus]] [[wikt:en:acceptus#Latin|acceptis]], **彼<small>〔カエサル〕</small>は人質たちを受け取ると、 *hostium se [[wikt:en:habiturus#Latin|habiturum]] numero [[wikt:en:confirmo#Latin|confirmat]], si aut [[wikt:en:Ambiorix#Latin|Ambiorigem]] aut eius legatos finibus suis [[wikt:en:recipio#Latin|recepissent]]. **もし[[w:アンビオリクス|アンビオリークス]]か彼の使節を自領に迎え入れたら、自分は<small>(メナピイー族を)</small>敵として見なすだろうと断言する。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:属格の名詞 + numero「〜として」) :  *<!--❹-->His [[wikt:en:confirmatus#Latin|confirmatis]] rebus, **これらの事柄を確立すると、 *[[wikt:en:Commius#Latin|Commium]] [[wikt:en:Atrebas#Latin|Atrebatem]] cum [[wikt:en:equitatus#Latin|equitatu]] [[wikt:en:custos#Latin|custodis]] loco in [[wikt:en:Menapii#Latin|Menapiis]] [[wikt:en:relinquo#Latin|relinquit]]; **アトレバーテース族である[[w:コンミウス|コンミウス]]を[[w:騎兵|騎兵]]隊とともに、目付け役として、メナピイー族のところに残す。 **:<span style="color:#009900;">(訳注:コンミウスは、カエサルがアトレバテース族の王にすえて、ブリタンニア遠征の先導役として遣わし、<br>    カッスィウェッラウヌスの降伏の仲介を</span>果たしていた。[[ガリア戦記 第4巻#21節|第4巻21節]]・27節や[[ガリア戦記 第5巻#22節|第5巻22節]]などを参照。) *ipse in [[wikt:en:Treveri#Latin|Treveros]] [[wikt:en:proficiscor#Latin|proficiscitur]]. **<small>(カエサル)</small>自身はトレーウェリー族のところに出発する。 <!-- <span style="color:#009900;"></span> <small></small> **:<span style="color:#009900;">(訳注: **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注: --> ===7節=== *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/7節]] {{進捗|00%|2024-10-27}}</span> [[画像:Titelberg_01.jpg|thumb|right|200px|トレーウェリー族の城砦跡(再掲)]] ;トレーウェリー族の開戦準備、ラビエーヌスの計略 *<!--❶-->Dum haec a Caesare [[wikt:en:gero#Latin|geruntur]], **これらのことがカエサルによって遂行されている間に、 *[[wikt:en:Treveri#Latin|Treveri]] magnis [[wikt:en:coactus#Participle|coactis]] [[wikt:en:peditatus#Latin|peditatus]] [[wikt:en:equitatus#Etymology_1|equitatus]]<nowiki>que</nowiki> copiis **トレーウェリー族は、[[w:歩兵|歩兵]]隊と[[w:騎兵|騎兵]]隊の大軍勢を徴集して、 *[[wikt:en:Labienus#Latin|Labienum]] cum una legione, quae in eorum finibus <u>[[wikt:en:hiemo#Latin|hiemaverat]]</u>, **彼らの領土において越冬していた1個[[w:ローマ軍団|軍団]]とともに[[w:ティトゥス・ラビエヌス|ラビエーヌス]]を、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、&alpha;系写本では [[wikt:en:hiemaverat|hiemaverat]] <small>(過去完了形)</small> だが、<br>         &beta;系写本では [[wikt:en:hiemabat|hiemabat]] <small>(未完了過去形)</small> などとなっている。)</span> *[[wikt:en:adorior#Latin|adoriri]] [[wikt:en:paro#Latin|parabant]], **襲撃することを準備していた。 :  *<!--❷-->iamque ab eo non longius [[wikt:en:biduum#Latin|bidui]] via [[wikt:en:absum#Verb|aberant]], **すでに、そこ<small>〔ラビエーヌスの冬営〕</small>から2日間の道のりより遠く離れていなかったが、 *cum duas venisse legiones [[wikt:en:missus#Noun_2|missu]] Caesaris [[wikt:en:cognosco#Latin|cognoscunt]]. **そのときに、カエサルが派遣した2個軍団が到着したことを知る。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:[[#5節|5節]]で既述のように、カエサルはラビエーヌスのところへ全軍の輜重と2個軍団を派遣していた。<br>    こうして、ラビエーヌスはローマ全軍の輜重と3個軍団を任されることになった。) :  *<!--❸-->[[wikt:en:positus#Latin|Positis]] <u>castris</u> a milibus passuum [[wikt:en:quindecim#Latin|quindecim]](XV) **<small>(トレーウェリー勢は、ラビエーヌスの冬営から)</small>15ローママイルのところに<u>野営地</u>を設置して、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:1[[ガイウス・ユリウス・カエサルの著作/通貨・計量単位#ミーッレ・パッスーム、ミーリア(ローママイル)|ローママイル]]は約1.48 kmで、15マイルは約22 km)</span> **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:[[w:カストラ|カストラ]] [[wikt:en:castra#Latin|castra]] という語はローマ勢の行軍中の野営地や常設の宿営地に用いられ、<br>    非ローマ系部族の野営地に用いられることは稀である。)</span> *auxilia [[wikt:en:Germani#Latin|Germanorum]] [[wikt:en:exspecto#Latin|exspectare]] [[wikt:en:constituo#Latin|constituunt]]. **[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人の援軍を待つことを決める。 :  *<!--❹-->[[wikt:en:Labienus#Latin|Labienus]] hostium [[wikt:en:cognitus#Participle|cognito]] consilio **ラビエーヌスは、敵勢<small>〔トレーウェリー族〕</small>の計略を知ると、 *[[wikt:en:sperans#Latin|sperans]] [[wikt:en:temeritas#Latin|temeritate]] eorum [[wikt:en:fore#Etymology_2_2|fore]] [[wikt:en:aliqui#Latin|aliquam]] [[wikt:en:dimico#Latin|dimicandi]] facultatem, **彼らの無謀さにより何らかの争闘する機会が生ずるであろうと期待して、 *[[wikt:en:praesidium#Latin|praesidio]] quinque(V) cohortium [[wikt:en:impedimentum#Latin|impedimentis]] [[wikt:en:relictus#Latin|relicto]] **5個<ruby><rb>[[w:コホルス|歩兵大隊]]</rb><rp>(</rp><rt>コホルス</rt><rp>)</rp></ruby>の守備隊を[[w:輜重|輜重]]のために残し、 *cum XXV(viginti quinque) cohortibus magnoque [[wikt:en:equitatus#Etymology_1|equitatu]] contra hostem [[wikt:en:proficiscor#Latin|proficiscitur]] **25個<ruby><rb>[[w:コホルス|歩兵大隊]]</rb><rp>(</rp><rt>コホルス</rt><rp>)</rp></ruby>および多勢の騎兵隊とともに、敵に抗して進発する。 *et mille passuum [[wikt:en:intermissus#Latin|intermisso]] spatio castra [[wikt:en:communio#Latin|communit]]. **<small>(トレーウェリー勢から)</small>1ローママイルの間隔を置いて、[[w:カストラ|陣営]]<small>〔野営地〕</small>を固める。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:1[[ガイウス・ユリウス・カエサルの著作/通貨・計量単位#ミーッレ・パッスーム、ミーリア(ローママイル)|ローママイル]]は約1.48 km)</span> :  *<!--❺-->Erat inter [[wikt:en:Labienus#Latin|Labienum]] atque hostem [[wikt:en:difficilis#Latin|difficili]] [[wikt:en:transitus#Latin|transitu]] flumen [[wikt:en:ripa#Latin|ripis]]<nowiki>que</nowiki> [[wikt:en:praeruptus#Adjective|praeruptis]]. **ラビエーヌスと敵の間には、渡ることが困難な川が、急峻な岸とともにあった。 *Hoc <u>neque</u> ipse [[wikt:en:transeo#Latin|transire]] habebat in animo **これを<small>(ラビエーヌス)</small>自身は渡河するつもりではなかったし、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:~ habeo in animo「~するつもりである」)</span> **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:neque ~, neque …「~でもないし、…でもない」)</span> *<u>neque</u> hostes [[wikt:en:transiturus#Latin|transituros]] [[wikt:en:existimo#Latin|existimabat]]. **敵勢も渡河して来ないであろうと<small>(ラビエーヌスは)</small>考えていた。 :  *<!--❻-->[[wikt:en:augeo#Latin|Augebatur]] auxiliorum [[wikt:en:cotidie#Latin|cotidie]] spes. **<small>(トレーウェリー勢にとって、ゲルマーニア人の)</small>援軍への期待は日ごとに増されるばかりであった。 *[[wikt:en:loquor#Latin|Loquitur]] <u>in consilio</u> [[wikt:en:palam#Adverb|palam]]: **<small>(ラビエーヌスは)</small>会議において公然と<small>(以下のように)</small>述べる。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、主要写本&omega;では in [[wikt:en:consilio|consilio]] だが、<br>         [[ガリア戦記/注解編/写本と校訂版#Aldus|Aldus]] は in [[wikt:en:concilium#Latin|concilio]] と修正提案し、<br>         Hecker は [[wikt:en:consulto#Adverb|consulto]] と修正提案している。)</span> *[[wikt:en:quoniam#Latin|quoniam]] [[wikt:en:Germani#Latin|Germani]] [[wikt:en:adpropinquo#Latin|adpropinquare]] [[wikt:en:dico#Latin|dicantur]], **ゲルマーニア人<small>(の軍勢)</small>が近づいていることが言われているので、 *sese suas exercitusque fortunas in [[wikt:en:dubium#Noun|dubium]] non [[wikt:en:devocaturus#Latin|devocaturum]] **自分は自らと軍隊の命運を不確実さの中に引きずり込むことはないであろうし、 *et postero die prima luce castra [[wikt:en:moturus#Latin|moturum]]. **翌日の夜明けには陣営を引き払うであろう。 :  *<!--❼-->Celeriter haec ad hostes [[wikt:en:defero#Latin|deferuntur]], **これら<small>(のラビエーヌスの発言)</small>は速やかに敵勢<small>〔トレーウェリー族〕</small>のもとへ報じられたので、 *ut ex magno Gallorum equitum numero [[wikt:en:nonnullus#Latin|non nullos]] <u>Gallos</u> [[wikt:en:gallicus#Latin|Gallicis]] rebus [[wikt:en:faveo#Latin|favere]] natura [[wikt:en:cogo#Latin|cogebat]]. **ガッリア人の境遇を想う気質が、<small>(ローマ側)</small>ガッリア人騎兵の多数のうちの若干名を励ましていたほどである。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部の [[wikt:en:Gallus#Noun|Gallos]] は &alpha;系写本の記述で、&beta;系写本では欠く。)</span> :  *<!--❽-->[[wikt:en:Labienus#Latin|Labienus]], noctu tribunis militum primisque ordinibus <u>convocatis</u>, **ラビエーヌスは、夜間に<ruby><rb>[[w:トリブヌス・ミリトゥム|兵士長官]]</rb><rp>(</rp><rt>トリブヌス・ミリトゥム</rt><rp>)</rp></ruby>たちと第一序列(の[[w:ケントゥリオ|百人隊長]])たちを召集すると、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:1個軍団当たりの<ruby><rb>[[w:トリブヌス・ミリトゥム|兵士長官]]</rb><rp>(</rp><rt>トリブヌス・ミリトゥム</rt><rp>)</rp></ruby> の定員は計6名。<br>    第一序列の<ruby><rb>[[w:ケントゥリオ|百人隊長]]</rb><rp>(</rp><rt>ケントゥリオー</rt><rp>)</rp></ruby>たち primorum ordinum centuriones は、軍団内における[[w:下士官|下士官]]のトップであり、<br>     第一<ruby><rb>[[w:コホルス|歩兵大隊]]</rb><rp>(</rp><rt>コホルス</rt><rp>)</rp></ruby> においては定員5名だが、<br>     ほかの歩兵大隊においては定員6名であった。)</span> **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、&alpha;系写本では [[wikt:en:convocatus#Latin|convocatis]] だが、<br>         &beta;系写本では [[wikt:en:coactus#Participle|coactis]] などとなっている。)</span> *quid sui sit consilii, [[wikt:en:propono#Latin|proponit]] **自分の計略がいかなるものであるかを呈示して、 *et, quo facilius hostibus [[wikt:en:timor#Latin|timoris]] [[wikt:en:det#Latin|det]] [[wikt:en:suspicio#Noun|suspicionem]], **それ<small>〔計略〕</small>によって、よりたやすく敵勢に<small>(ローマ勢の)</small>恐怖心という推測を起こすべく、 *maiore [[wikt:en:strepitus#Latin|strepitu]] et [[wikt:en:tumultus#Latin|tumultu]], quam populi Romani fert [[wikt:en:consuetudo#Latin|consuetudo]] **ローマ国民の習慣が引き起こすよりもより大きな騒音や喧騒をもって *castra [[wikt:en:moveo#Latin|moveri]] [[wikt:en:iubeo#Latin|iubet]]. **陣営を引き払うことを命じる。 *His rebus fugae [[wikt:en:similis#Latin|similem]] [[wikt:en:profectio#Latin|profectionem]] [[wikt:en:efficio#Latin|effecit]]. **<small>(ラビエーヌスは)</small>これらの事によって、逃亡に似た進発を実現した。 :  *<!--❾-->Haec quoque per [[wikt:en:explorator#Latin|exploratores]] **これらのこともまた、<small>(トレーウェリー勢の)</small>斥候たちを通じて、 *ante [[wikt:en:lux#Latin|lucem]] in tanta [[wikt:en:propinquitas#Latin|propinquitate]] castrorum ad hostes [[wikt:en:defero#Latin|deferuntur]]. **夜明け前には、陣営のこれほどの近さにより、敵勢へ報じられる。 <!-- <span style="color:#009900;"></span> <small></small> **:<span style="color:#009900;">(訳注: **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注: --> ===8節=== *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/8節]] {{進捗|00%|2024-10-28}}</span> ;ラビエーヌスがトレーウェリー族を降す :  ;   トレーウェリー勢が、渡河してラビエーヌスの軍勢に攻めかかろうとする *<!--❶-->[[wikt:en:vix#Latin|Vix]] [[wikt:en:agmen#Latin|agmen]] [[wikt:en:novissimus#Latin|novissimum]] extra [[wikt:en:munitio#Latin|munitiones]] [[wikt:en:procedo#Latin|processerat]], **<small>(ローマ勢の)</small>行軍隊列の最後尾が防塁の外側にほぼ進み出ようとしていた、 *cum Galli [[wikt:en:cohortatus#Latin|cohortati]] inter se, ne [[wikt:en:speratus#Latin|speratam]] [[wikt:en:praeda#Latin|praedam]] ex manibus [[wikt:en:dimitto#Latin|dimitterent]] **そのときにガッリア人たちは、期待していた戦利品を<small>(彼らの)</small>手から逸しないように、互いに鼓舞し合って、 *── longum esse, [[wikt:en:perterritus#Latin|perterritis]] Romanis [[wikt:en:Germani#Proper_noun|Germanorum]] auxilium [[wikt:en:exspecto#Latin|exspectare]]; **── ローマ人が<ruby><rb>怖気</rb><rp>(</rp><rt>おじけ</rt><rp>)</rp></ruby>ているのに、[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人の支援を待つことは悠長なものである。 *neque suam [[wikt:en:patior#Latin|pati]] [[wikt:en:dignitas#Latin|dignitatem]], **<small>(以下のことは)</small>自分たちの尊厳が耐えられない。 *ut [[wikt:en:tantus#Latin|tantis]] copiis [[wikt:en:tam#Latin|tam]] [[wikt:en:exiguus#Latin|exiguam]] manum, praesertim [[wikt:en:fugiens#Latin|fugientem]] atque [[wikt:en:impeditus#Latin|impeditam]], **これほどの大軍勢で<small>(ローマの)</small>それほどの貧弱な手勢を、特に逃げ出して足手まといになっている者たちを *[[wikt:en:adorior#Latin|adoriri]] non [[wikt:en:audeo#Latin|audeant]] ── **あえて襲撃しないとは──<small>(と鼓舞し合って)</small> *flumen [[wikt:en:transeo#Latin|transire]] et iniquo loco [[wikt:en:committo#Latin|committere]] proelium non [[wikt:en:dubito#Latin|dubitant]]. **川を渡って<small>(切り立った岸を登りながら)</small>不利な場所で交戦することをためらわない。 :  ;   ラビエーヌス勢が怖気を装いながら、そろりそろりと進む *<!--❷-->Quae fore [[wikt:en:suspicatus#Latin|suspicatus]] [[wikt:en:Labienus#Latin|Labienus]], **そのようなことになることを想像していた[[w:ティトゥス・ラビエヌス|ラビエーヌス]]は、 *ut omnes citra flumen [[wikt:en:elicio#Latin|eliceret]], **<small>(敵の)</small>総勢を川のこちら側に誘い出すように、 *[[wikt:en:idem#Latin|eadem]] [[wikt:en:usus#Participle|usus]] [[wikt:en:simulatio#Latin|simulatione]] itineris **行軍の同じ見せかけを用いて、 **:<span style="color:#009900;">(訳注:前節で語られたように、<ruby><rb>怖気</rb><rp>(</rp><rt>おじけ</rt><rp>)</rp></ruby>て今にも逃げ出しそうな風に装いながらの行軍。)</span> *[[wikt:en:placide#Adverb|placide]] [[wikt:en:progredior#Latin|progrediebatur]]. **穏やかに前進していた。 :  ;   ラビエーヌスが全軍の兵を叱咤激励する *<!--❸-->Tum [[wikt:en:praemissus#Latin|praemissis]] paulum impedimentis **それから、[[w:輜重|輜重]]<small>(の隊列)</small>を少し先に遣わして、 *atque in [[wikt:en:tumulus#Latin|tumulo]] [[wikt:en:quidam#Adjective|quodam]] [[wikt:en:collocatus#Latin|conlocatis]], **とある丘に配置して、 *<!--▲直接話法--><span style="background-color:#e8e8ff;"><span style="color:#009900;">«</span>&nbsp;[[wikt:en:habetis|Habetis]],<span style="color:#009900;">»</span></span> [[wikt:en:inquam#Latin|inquit]], <!--▲直接話法--><span style="background-color:#e8e8ff;"><span style="color:#009900;">«</span>milites, quam [[wikt:en:petistis|petistis]], [[wikt:en:facultas#Latin|facultatem]]; </span> **<small>(ラビエーヌスは)</small>「兵士らよ、汝らは求めていた機会を持っているぞ。」と言った。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:以下、<!--▲直接話法--><span style="background-color:#e8e8ff;">&nbsp;<span style="color:#009900;">«</span> ~ <span style="color:#009900;">»</span>&nbsp;</span> の箇所は、直接話法で記されている。)</span> *<!--▲直接話法--><span style="background-color:#e8e8ff;">hostem [[wikt:en:impeditus#Latin|impedito]] atque [[wikt:en:iniquus#Latin|iniquo]] loco [[wikt:en:tenetis|tenetis]]: </span> **「敵は<small>(川岸で)</small>妨げられて、不利な場所を占めている。」 *<!--❹--><!--▲直接話法--><span style="background-color:#e8e8ff;">[[wikt:en:praestate|praestate]] eandem nobis [[wikt:en:dux#Latin|ducibus]] [[wikt:en:virtus#Latin|virtutem]], quam saepe numero [[wikt:en:imperator#Latin|imperatori]] [[wikt:en:praestitistis|praestitistis]], </span> **「我々<ruby><rb>将帥</rb><rp>(</rp><rt>ドゥクス</rt><rp>)</rp></ruby>らに、しばしば<ruby><rb>将軍</rb><rp>(</rp><rt>インペラートル</rt><rp>)</rp></ruby><small>〔カエサル〕</small>に示したのと同じ武勇を示してくれ。」 *<!--▲直接話法--><span style="background-color:#e8e8ff;">atque illum adesse et haec [[wikt:en:coram#Adverb|coram]] [[wikt:en:cerno#Latin|cernere]] [[wikt:en:existimate|existimate]].<span style="color:#009900;">»</span></span> **「彼<small>〔カエサル〕</small>が訪れて、これ<small>〔武勇〕</small>を目の前で見ていると考えてくれ。」 :  ;   ラビエーヌスが軍を反転させて攻撃態勢を整える *<!--❺-->Simul signa ad hostem converti **同時に、軍旗が敵の方へ向きを変えられること、 **:<span style="color:#009900;">(訳注:軍勢を敵側へ向けて反転すること)</span> *aciemque [[wikt:en:dirigo#Latin|dirigi]] [[wikt:en:iubeo#Latin|iubet]], **戦列が整えられること、を命じる。 *et paucis [[wikt:en:turma#Latin|turmis]] praesidio ad impedimenta dimissis, **かつ若干の<ruby><rb>[[w:トゥルマ|騎兵小隊]]</rb><rp>(</rp><rt>トゥルマ</rt><rp>)</rp></ruby>を輜重のための守備隊として送り出して、 **:<span style="color:#009900;">(訳注:騎兵小隊 turma はローマ軍の[[w:アウクシリア|支援軍]]における中規模の編成単位で、<br>    各30騎ほどと考えられている。)</span> *reliquos equites ad latera disponit. **残りの[[w:騎兵|騎兵]]たちを<small>(軍勢の)</small>側面へ分置した。 :  ;   ラビエーヌス勢が喊声を上げて、投げ槍を投げ始める *<!--❻-->Celeriter nostri, clamore sublato, **速やかに、我が方<small>〔ローマ勢〕</small>は雄叫びを上げて、 *pila in hostes immittunt. **<ruby><rb>[[w:ピルム|投げ槍]]</rb><rp>(</rp><rt>ピールム</rt><rp>)</rp></ruby>を敵勢へ放り入れた。 :  *Illi, ubi praeter spem, quos &lt;modo&gt; fugere credebant, infestis signis ad se ire viderunt, **彼らは、&lt;ただ&gt;逃げると信じていた者たちが、期待に反して、軍旗を攻勢にして自分らの方へ来るのを見るや否や、 [[画像:Pilensalve.jpg|thumb|right|200px|[[w:ピルム|ピールム]](投槍)を投げるローマ軍兵士(帝政期)の再演]] *impetum <u>modo</u> ferre non potuerunt **<small>(ローマ勢の)</small>突撃を持ちこたえることができずに、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部 modo は主要写本&omega;ではこの位置にあるが、<br>    上記の &lt;modo&gt; に移す修正提案がある。)</span> *ac primo concursu in fugam coniecti **最初の戦闘で逃亡に追い込まれて、 *proximas silvas petierunt. **近隣の森へ急いだ。 :  *<!--❼-->Quos [[wikt:en:Labienus#Latin|Labienus]] equitatu consectatus, **その<small>(敗走した)</small>者たちを、ラビエーヌスは騎兵隊で追い付いて、 *magno numero interfecto, compluribus captis, **多数を殺戮して、かなりの者たちを捕らえて、 *paucis post diebus civitatem recepit. **わずかな日々の後に<small>(トレーウェリーの)</small>部族を<small>(インドゥーティオマールスらの蜂起の前のように)</small>元に戻した。 :  [[画像:Bund-ro-altburg.jpg|thumb|right|180px|トレーウェリー族の再現された住居(再掲)]] [[画像:Trier_Kaiserthermen_BW_1.JPG|thumb|right|180px|トレーウェリー族(Treveri)の名を現代に伝えるドイツの[[w:トリーア|トリーア市]](Trier)に残るローマ時代の浴場跡]] *Nam Germani, qui auxilio veniebant, **一方で、援軍として来ようとしていたゲルマーニア人たちは、 *percepta Treverorum fuga sese domum receperunt. **トレーウェリー族の逃亡を把握したので、故国に撤退していった。 :  *<!--❽-->Cum his propinqui Indutiomari, **彼ら<small>〔ゲルマーニア人〕</small>とともに、インドゥーティオマールスの縁者たちは、 *qui defectionis auctores fuerant, **その者らは<small>(トレーウェリー族におけるカエサルへの)</small>謀反の張本人であったが、 *comitati eos ex civitate excesserunt. **彼ら<small>〔ゲルマーニア人〕</small>を伴って、部族(の領内)から出て行った。 :  *<!--❾-->Cingetorigi, **キンゲトリークスに対しては、 *quem ab initio permansisse in officio demonstravimus, **その者は前述したように始めから<small>(ローマへの)</small>忠節に留まり続けていた者であるが、 **:<span style="color:#009900;">(訳注:キンゲトリークスについては、[[ガリア戦記 第5巻#3節|第5巻3節]]~4節・[[ガリア戦記 第5巻#56節|56節]]~57節で述べられている。)</span> *principatus atque imperium est traditum. **首長の地位と軍隊司令権が委託された。 <!-- <span style="color:#009900;"></span> <small></small> **:<span style="color:#009900;">(訳注: **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注: --> ==第二次ゲルマーニア遠征== ===9節=== *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/9節]] {{進捗|00%|2024-11-06}}</span> ;再びレーヌスを渡河、ウビイー族を調べる *<!--❶-->Caesar, postquam ex Menapiis in Treveros venit, **カエサルは、メナピイー族のところからトレーウェリー族のところに来た後で、 *duabus de causis Rhenum transire constituit; **二つの理由からレーヌス<small>〔[[w:ライン川|ライン川]]〕</small>を渡ることを決めた。 :  *<!--❷-->quarum una erat, quod auxilia contra se Treveris miserant, **その<small></small>(理由の)一つは、<small></small>(ゲルマーニア人が)自分<small>〔カエサル〕</small>に対抗して、トレーウェリー族に援軍を派遣していたことであった。 *altera, ne ad eos Ambiorix receptum haberet. **もう一つ<small></small>(の理由)は、彼らのところへ[[w:アンビオリクス|アンビオリークス]]が避難所を持たないように、ということであった。 :  *<!--❸-->His constitutis rebus, **これらの事柄を決定すると、 *[[wikt:en:paulum#Adverb|paulum]] supra eum locum, quo ante exercitum traduxerat, facere pontem instituit. **<u>以前に軍隊を渡らせていた場所</u>の少し上流に、橋を造ることを決意した。 **:<span style="color:#009900;">(訳注:[[ガリア戦記_第4巻#17節|第4巻17節]] でカエサルが[[w:ライン川|ライン川]]に架橋した場所のこと。<br>    第4巻の'''[[ガリア戦記_第4巻#コラム「ゲルマーニア両部族が虐殺された場所はどこか?」|コラム]]''' や [[ガリア戦記_第4巻#17節|第4巻17節]]の図で説明したように、カエサルの最初の架橋地点には異論もあるが、<br>    今回の架橋地点がトレーウェリー族領であった[[w:モーゼル川|モーゼル川]]渓谷から近かったであろうことから有力視される。)</span> [[画像:Caesar's Rhine Crossing.jpg|thumb|right|250px|カエサルがライン川に橋を架けたとされる有力な地点の図示。ライン川と[[w:モーゼル川|モーゼル川]]の合流点にある[[w:コブレンツ|コブレンツ]]([[w:en:Koblenz|Koblenz]])と下流の[[w:アンダーナッハ|アンダーナッハ]]([[w:en:Andernach|Andernach]])との間の[[w:ノイヴィート|ノイヴィート]]([[w:en:Neuwied|Neuwied]])辺りが有力な地点の一つとされる。'''([[ガリア戦記_第4巻#17節|第4巻17節]]の図を再掲)''']] :  *<!--❹-->Nota atque instituta ratione **経験しかつ建造していた方法で、 *magno militum studio **兵士の大きな熱意により *paucis diebus opus efficitur. **わずかな日数で作業が完遂された。 :  *<!--❺-->Firmo in Treveris ad pontem praesidio relicto, **トレーウェリー族(の領内)の橋のたもとへ強力な守備隊を残した。 *ne quis ab his subito motus <u>oreretur</u>, **彼らによる何らかの動乱が突然に起こされないように。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、&chi;系・B・&rho;系写本では [[wikt:en:oreretur|oreretur]]、<br>         &phi;系・&pi;系写本では [[wikt:en:oriretur|oriretur]] だが、語形の相異。)</span> *reliquas copias equitatumque traducit. **残りの軍勢と騎兵隊を(レーヌスの東岸へ)渡らせた。 :  *<!--❻-->Ubii, qui ante obsides dederant atque in deditionem venerant, **ウビイー族は、以前に(カエサルに対して)人質たちを供出していて、降伏していたが、 **:<span style="color:#009900;">(訳注:この事はすでに[[ガリア戦記 第4巻#16節|第4巻16節]]で述べられている。)</span> *<u>purgandi sui</u> causa ad eum legatos mittunt, **自分たちの申し開きをすることのために、彼(カエサル)のところへ使節たちを遣わして、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、&alpha;系写本では [[wikt:en:purgandi|purgandi]] [[wikt:en:sui#Pronoun|sui]] だが、<br>         &beta;系写本では purgandi のみ。)</span> *qui doceant **(以下のように)説かせた。 *neque <u>auxilia ex sua civitate</u> in Treveros missa **自分たちの部族から援軍をトレーウェリー族のところに派遣してもいないし、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、&chi;系・B・M・S写本では [[wikt:en:auxilia#Latin|auxilia]] ex sua [[wikt:en:civitate|civitate]]、<br>         L・N・&beta;系写本では ex sua civitate auxilia の語順になっている。)</span> *neque ab se fidem laesam: **自分らにより(ローマへの)信義を傷つけてもいない、と。 :  *<!--❼-->petunt atque orant ut **(ウビイー族の使節たちは、以下のように)求め、かつ願った。 *sibi parcat, **自分たちを容赦し、 *ne communi odio Germanorum innocentes pro nocentibus poenas pendant; **[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人一般への憎しみから、潔白な者たちが加害者たちのために罰を償うことがないように、と。 *si amplius obsidum <u>vellet, dare</u> pollicentur. **もし、より多くの人質を欲するのなら、供出することを約束する、と。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、&alpha;系写本では [[wikt:en:vellet#Latin|vellet]] <small>(未完了過去・接続法)</small> [[wikt:en:dare#Latin|dare]] <small>(現在・能動・不定)</small> だが、<br>         &beta;系写本では [[wikt:en:velit#Latin|velit]] <small>(現在・接続法)</small> [[wikt:en:dari#Latin|dari]] <small>(現在・受動・不定法)</small> となっている。)</span> :  *<!--❽-->Cognita Caesar causa **カエサルは事情を調査して、 *<u>repperit</u> ab Suebis auxilia missa esse; **スエービー族により(トレーウェリー族に)援軍が派遣されていたことを見出した。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、主要写本 &omega; では [[wikt:en:repperit|repperit]] <small>(完了形)</small> だが、<br>         近世以降の印刷本 [[ガリア戦記/注解編/写本と校訂版#クリティカル・アパラトゥスとその略号|edd.]] では [[wikt:en:reperit|reperit]] <small>(現在形)</small> となっている。)</span> :  *Ubiorum satisfactionem <u>accepit</u>, **ウビイー族の弁解を受け入れて、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、主要写本 &omega; では [[wikt:en:accepit|accepit]] <small>(完了形)</small> だが、<br>         [[ガリア戦記/注解編/写本と校訂版#Davisius|Davisius]] の修正提案では [[wikt:en:accipit|accipit]] <small>(現在形)</small> となっている。)</span> *aditus viasque in Suebos perquirit. **スエービー族のところに出入りする道筋を問い質した。 <!-- <span style="color:#009900;"></span> <small></small> **:<span style="color:#009900;">(訳注: **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注: --> ===10節=== '''ウビイー族を通じてスエービー族の動静を探る''' *① Interim paucis post diebus fit ab Ubiis certior **わずかな日々の後の間に、ウビイー族によって報告されたことには、 *Suebos omnes in unum locum copias cogere *スエービー族は、すべての軍勢を一か所に集めて、 **(訳注:後述するように、これはカッティー族 [[w:en:Chatti|Chatti]] のことであろう。) *atque iis nationibus, quae sub eorum sint imperio, **彼らの支配下にある種族たちに *denuntiare, ut auxilia peditatus equitatusque mittant. **[[w:歩兵|歩兵]]隊と[[w:騎兵|騎兵]]隊の援軍を派遣するように指示した。 *② His cognitis rebus **(カエサルは)これらの事情を知ると、 *rem frumentariam providet, castris idoneum locum deligit; **糧食調達を準備して、[[w:カストラ|陣営]](を設置するの)に適切な場所を選んだ。 *Ubiis imperat, ut pecora deducant suaque omnia ex agris in oppida conferant, **ウビイー族には、家畜を連れ去り、自分たちの一切合財を土地から[[w:オッピドゥム|城市]]に運び集めるように命令した。 *sperans barbaros atque imperitos homines **(カエサルが)期待したのは、野蛮で無知な連中が *inopia cibariorum adductos ad iniquam pugnandi condicionem posse deduci; **糧秣の欠乏に動かされて、不都合な条件のもとで戦うことがあり得るように誘引されることであった。 *③ mandat, ut crebros exploratores in Suebos mittant quaeque apud eos gerantur cognoscant. **偵察者たちをたびたびスエービー族内に遣わして、彼らのもとで遂行されていることを知るように(ウビイー族に)委ねた。 *④ Illi imperata faciunt et paucis diebus intermissis referunt: **彼ら(ウビイー族)は、命令されたことを実行して、わずかな日々を間に置いて(以下のことを)報告する。 *Suebos omnes, posteaquam certiores nuntii de exercitu Romanorum venerint, **スエービー族は皆、ローマ人の軍隊についてより確実な報告がもたらされた後で、 *cum omnibus suis sociorumque copiis, quas coegissent, **自分たちの軍勢と集結していた同盟者たちの軍勢とともに、 *penitus ad extremos fines se recepisse; **領土の最も遠い奥深くまで撤退していた。 *⑤ silvam esse ibi infinita magnitudine, quae appellatur Bacenis; **そこには、バケニスと呼ばれている限りない大きさの森林がある。 *hanc longe introrsus pertinere et pro nativo muro obiectam **これは、はるか内陸に及んでいて、天然の防壁として横たわっており、 *[[wikt:en:Cheruscos|Cheruscos]] ab Suebis Suebosque ab [[wikt:en:Cheruscis|Cheruscis]] iniuriis incursionibusque prohibere: **ケールスキー族をスエービー族から、スエービー族をケールスキー族から、無法行為や襲撃から防いでいる。 *ad eius initium silvae Suebos adventum Romanorum exspectare constituisse. **その森の始まりのところで、スエービー族はローマ人の到来を待ち構えることを決定した。 <div style="border:solid #999 1px;background:#feedff;max-width:80%;padding:0.25em 1em;margin:0.5em auto;align:left;overflow:auto;text-align:justify;"> ===コラム「スエービー族とカッティー族・ケールスキー族・ウビイー族について」=== [[画像:Hermann (Arminius) at the battle of the Teutoburg Forest in 9 CE by Peter Jannsen, 1873, with painting creases and damage removed.jpg|thumb|right|250px|ウァルスの戦い([[w:de:Varusschlacht|Varusschlacht]])こと[[w:トイトブルク森の戦い|トイトブルク森の戦い]](AD9年)で戦う、ゲルマーニア軍とローマ軍(Johann Peter Theodor Janssen画、1870~1873年頃)。中央上の人物はケールスキー族の名将[[w:アルミニウス (ゲルマン人)|アルミニウス]]。<br>アルミニウスが率いるケールスキー族・カッティー族らゲルマーニア諸部族同盟軍は、P.クィン(ク)ティリウス・ウァルス麾下ローマ3個軍団を壊滅させ、アウグストゥスに「ウァルスよ諸軍団を返せ([[w:la:Publius_Quinctilius_Varus|Quintili Vare]], legiones redde!)」と嘆かせた。]] <br> <div style="background:#ecf;">  '''スエービー族とカッティー族'''</div> :『ガリア戦記』では、第1巻・第4巻および第6巻でたびたび[[w:スエビ族|スエービー族]]の名が言及される。タキトゥス<ref>『ゲルマーニア』タキトゥス著、泉井久之助訳注、岩波文庫の38章「スエービー」などを参照。</ref>など多くの史家が伝えるようにスエービー族 [[wikt:en:Suebi#Latin|Suēbī]] またはスエウィ族 Suēvī とは、単一の部族名ではなく、多くの独立した部族国家から構成される連合体の総称とされる。 :19世紀のローマ史家[[w:テオドール・モムゼン|テオドール・モムゼン]]によれば<ref>『モムゼン ローマの歴史Ⅳ』長谷川博隆訳、名古屋大学出版会、のp.201, p.224, p.232などを参照。</ref>、カエサルの時代のローマ人には 「スエービー」とは遊牧民を指す一般的な呼称で、カエサルがスエービーと呼ぶのはカッティー族だという。 :カッティー族とスエービー系諸部族の異同は明確ではないが、多くの史家は両者を区別して伝えている。 : 第1巻37節・51節・53節~54節、第4巻1節~4節・7節などで言及され、「百の郷を持つ」と されている「スエービー族」は、スエービー系諸部族の総称、あるいは遊牧系の部族を指すのであろう。 : 他方、第4巻16節・19節・第6巻9節~10節・29節で、ウビイー族を圧迫する存在として言及される :「スエービー族」はモムゼンの指摘のように、カッティー族 [[w:en:Chatti|Chatti]] であることが考えられる。 :タキトゥス著『ゲルマーニア』<ref>『ゲルマーニア』タキトゥス著、泉井久之助訳注、岩波文庫の36章「ケルスキー」などを参照。</ref>でも、カッティー族はケールスキー族と隣接する宿敵として描写され、本節の説明に合致する。 <div style="background:#ecf;">  '''ケールスキー族'''</div> :ケールスキー族は、『ガリア戦記』では[[#10節|本節]]でカッティー族と隣接する部族として名を挙げられる :のみである。しかしながら、本巻の年(BC53年)から61年後(AD9年)には、帝政ローマの :[[w:アウグストゥス|アウグストゥス帝]]がゲルマーニアに派遣していたプブリウス・クィンクティリウス・ウァルス :([[w:la:Publius_Quinctilius_Varus|Publius Quinctilius Varus]])が率いるローマ軍3個軍団に対して、名将[[w:アルミニウス (ゲルマン人)|アルミニウス]]を :指導者とするケールスキー族は、カッティー族ら諸部族の同盟軍を組織して、ウァルスの3個軍団を :[[w:トイトブルク森の戦い|トイトブルク森の戦い]]において壊滅させ、老帝アウグストゥスを嘆かせたという。 <div style="background:#ecf;">  '''ウビイー族'''</div> :ウビイー族は『ガリア戦記』の第4巻・第6巻でも説明されているように、ローマ人への忠節を :認められていた。そのため、タキトゥスによれば<ref>『ゲルマーニア』タキトゥス著、泉井久之助訳注、岩波文庫の28章などを参照。</ref>、ゲルマニアへのローマ人の守りとして :BC38年頃にレヌス(ライン川)左岸のコロニア([[w:la:Colonia_Agrippina|Colonia]];植民市)すなわち現在の[[w:ケルン|ケルン市]]に移された。) </div> ==ガッリア人の社会と風習について== <div style="border:solid #999 1px;background:#feedff;max-width:80%;padding:0.25em 1em;margin:0.5em auto;align:left;overflow:auto;text-align:justify;"> ===コラム「ガッリア・ゲルマーニアの地誌・民族誌について」=== [[画像:Testa di saggio o principe, forse il filosofo poseidonio, 50 ac. ca 01.JPG|thumb|right|200px|アパメアの[[w:ポセイドニオス|ポセイドニオス]]の胸像。地中海世界やガッリアなどを広く訪れて、膨大な著作を残した。<br>『ガリア戦記』の地誌・民族誌的な説明も、その多くを彼の著作に依拠していると考えられている。]] :これ以降、11節~20節の10節にわたってガッリアの地誌・民族誌的な説明が展開され、さらには、ゲルマーニアの地誌・民族誌的な説明などが21節~28節の8節にわたって続く。ガッリア戦争の背景説明となるこのような地誌・民族誌は、本来ならば第1巻の冒頭に置かれてもおかしくはない。しかしながら、この第6巻の年(BC53年)は、カエサル指揮下のローマ勢にとってはよほど書かれるべき戦果が上がらなかったためか、ガッリア北部の平定とエブロネス族の追討戦だけでは非常に短い巻となってしまうため、このような位置に置いたとも考えられる。ゲルマーニアの森にどんな獣が住んでいるかなど、本筋にほとんど影響のないと思われる記述も見られる。 :『ガリア戦記』におけるガッリアの地誌・民族誌的な説明、特にこの11節以降の部分は、文化史的に重要なものと見なされ、考古学やケルトの伝承などからも裏付けられる。しかし、これらの記述はカエサル自身が見聞したというよりも、むしろ先人の記述、とりわけBC2~1世紀のギリシア哲学ストア派の哲学者・地理学者・歴史学者であった[[w:ポセイドニオス|ポセイドニオス]]([[w:la:Posidonius Apameus|Posidonius Apameus]])の著作に依拠していたと考えられている<ref>『ケルト事典』ベルンハルト・マイヤー著、鶴岡真弓監修、創元社の「ポセイドニオス」「カエサル」の項を参照。</ref> <ref>『ケルト人』ヴァンセスラス・クルータ([[w:fr:Venceslas Kruta|Venceslas Kruta]])著、鶴岡真弓訳、白水社 のp.20-21を参照。</ref>。ポセイドニオスは、ローマが支配する地中海世界やガッリア地域などを広く旅行した。彼の52巻からなる膨大な歴史書は現存しないが、その第23巻にガッリアに関する詳細な記述があったとされ、[[w:シケリアのディオドロス|ディオドロス]]、[[w:ストラボン|ストラボン]]、[[w:アテナイオス|アテナイオス]]らによって引用され、同時代および近代のケルト人観に多大な影響を与えたと考えられている。 :現存するガッリアの地誌・民族誌は、ストラボン<ref>『ギリシア・ローマ世界地誌Ⅰ』ストラボン著、飯尾都人訳、龍溪書舎を参照。</ref>、ディオドロス<ref>『神代地誌』ディオドロス著、飯尾都人訳、龍溪書舎を参照。</ref>、ポンポニウス・メラ<ref>『世界地理』ポンポニウス・メラ著、飯尾都人訳(上掲『神代地誌』に所収)</ref>のものなどがある。現存するゲルマーニアの地誌・民族誌は、ストラボン、タキトゥス<ref>『ゲルマーニア』タキトゥス著、泉井久之助訳注、岩波文庫などを参照。</ref>、ポンポニウス・メラなどのものがある。 </div> ===11節=== '''ガッリア人の派閥性''' *① Quoniam ad hunc locum perventum est, **この地(ゲルマーニア)にまで到達したので、 *non alienum esse videtur de Galliae Germaniaeque moribus et, quo differant hae nationes inter sese proponere. **[[w:ガリア|ガッリア]]と[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]の風習について、これらの種族が互いにどのように異なるか述べることは不適切でないと思われる。 *② In Gallia non solum in omnibus civitatibus atque in omnibus <u>[[wikt:en:pagus#Latin|pagis]]</u> partibusque, **ガッリアにおいては、すべての部族において、さらにすべての<u>郷</u>や地方においてのみならず、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:''pagus'' (郷) はここでは、部族の領土の農村区画を指す行政用語<ref name="pagus">''[[w:en:Pagus]]'' 等を参照。</ref>。)</span> *sed paene etiam in singulis domibus factiones sunt, **ほとんどの個々の氏族においてさえも、派閥があり、 *earumque factionum principes sunt, **それらの派閥には、領袖がいる。 *③ qui summam auctoritatem eorum iudicio habere existimantur, **その者(領袖)らは、彼ら(派閥)の判断に対して、最高の影響力を持っていると考えられている。 *quorum ad arbitrium iudiciumque summa omnium rerum consiliorumque redeat. **すべての事柄と協議は結局のところ、その者(領袖)らの裁量や判断へ帰する。 *④ Idque eius rei causa antiquitus institutum videtur, **それは、それらの事柄のために昔から取り決められたものと見られ、 *ne quis ex plebe contra potentiorem auxilii egeret: **平民のある者が、より権力のある者に対して、援助を欠くことがないように、ということである。 *suos enim quisque opprimi et circumveniri non patitur, **すなわち(領袖たちの)誰も、身内の者たちが抑圧されたり欺かれたりすることを容認しない。 *neque, aliter si faciat, ullam inter suos habet auctoritatem. **もし(領袖が)そうでなくふるまったならば、身内の者たちの間で何ら影響力を持てない。 *⑤ Haec eadem ratio est in summa totius Galliae; **これと同じ理屈が、ガッリア全体の究極において存在する。 *namque omnes civitates in partes divisae sunt duas. **すなわち、すべての部族が二つの党派に分けられているのである。 ===12節=== '''ハエドゥイ族、セクァニ族、レミ族の覇権争い''' *① Cum Caesar in Galliam venit, **カエサルがガッリアに来たときに、 *alterius factionis principes erant Haedui, alterius Sequani. **(二つの)派閥の一方の盟主は[[w:ハエドゥイ族|ハエドゥイ族]]であり、他方は[[w:セクァニ族|セクァニ族]]であった。 **:(訳注:第1巻31節の記述によれば、ハエドゥイ族と[[w:アルウェルニ族|アルウェルニ族]]がそれぞれの盟主であった。 **:カエサルが本節でアルウェルニ族の名を伏せている理由は不明である。 **:また、[[w:ストラボン|ストラボン]]によれば<ref>ストラボン『ギリシア・ローマ世界地誌Ⅰ』(前掲、p.330)</ref>、ハエドゥイ族とセクァニ族の敵対関係においては、 **:両部族を隔てるアラル川の水利権(川舟の通行税)をめぐる争いが敵意を助長していたという。) *② Hi cum per se minus valerent, **後者(セクァニ族)は自力ではあまり優勢ではなかったので、 *quod summa auctoritas antiquitus erat in Haeduis **というのは、昔から最大の影響力はハエドゥイ族にあって、 *magnaeque eorum erant clientelae, **彼ら(ハエドゥイ族)には多くの庇護民があったからであるが、 *Germanos atque Ariovistum sibi adiunxerant **[[w:ゲルマニア|ゲルマニア]]人と[[w:アリオウィストゥス|アリオウィストゥス]]を自分たちに会盟させ、 *eosque ad se magnis iacturis pollicitationibusque perduxerant. **多くの負担と約束で 彼らを自分たちのところに引き入れた。 *③ Proeliis vero compluribus factis secundis **実にいくつもの戦闘を順調に行なって、 *atque omni nobilitate Haeduorum interfecta **ハエドゥイ族のすべての高貴な者たちを殺害して、 *tantum potentia antecesserant, **かなりの勢力で抜きん出たので、 *④ ut magnam partem clientium ab Haeduis ad se traducerent **結果として、ハエドゥイ族から庇護民の大部分を自分たちへ味方に付けて、 *obsidesque ab iis principum filios acciperent **彼らから領袖の息子たちを人質として受け取り、 *et publice iurare cogerent nihil se contra Sequanos consilii inituros, **自分たち(ハエドゥイ族)がセクァニ族に対して何ら謀計を始めるつもりではない、と公に誓うことを強いて、 *et partem finitimi agri per vim occupatam possiderent **近隣の土地の一部を力ずくで占領して所有地とした。 *Galliaeque totius principatum obtinerent. **ガッリア全体の指導権を手に入れた。 *⑤ Qua necessitate adductus **それにより、やむを得ずに動かされて、 *Diviciacus auxilii petendi causa Romam ad senatum profectus infecta re redierat. **[[w:ディウィキアクス|ディウィキアクス]]は支援を求めるために[[w:ローマ|ローマ市]]に元老院のところへ赴いたが、事を成就せずに帰った。 *⑥ Adventu Caesaris facta commutatione rerum, **カエサルの到来で事態の変化がなされて、 *obsidibus Haeduis redditis, **ハエドゥイ族の人質たちは戻されて、 *veteribus clientelis restitutis, **昔からの庇護民が復帰して、 *novis per Caesarem comparatis, **カエサルを通じて新参者たちを仲間にした。 *quod ii qui se ad eorum amicitiam adgregaverant, **というのは、彼ら(ハエドゥイ族)の友好のもとに仲間となっていた者たちが、 *⑦ meliore condicione atque aequiore imperio se uti videbant, **(セクァニ族)より良い条件とより公平な支配を享受しているように見えて、 *reliquis rebus eorum gratia dignitateque amplificata **ほかの事柄においても彼ら(ハエドゥイ族)の信望と品格がより増されて、 *Sequani principatum dimiserant. **セクァニ族は指導権を放棄したのだ。 *In eorum locum Remi successerant: **彼ら(セクァニ族)の地位において、[[w:レミ族|レミ族]]が取って代わった。 *quos quod adaequare apud Caesarem gratia intellegebatur, **その者ら(レミ族)はカエサルのもとで信望において(ハエドゥイ族と)同等であると認識されたので、 *ii qui propter veteres inimicitias nullo modo cum Haeduis coniungi poterant, **昔からの敵対関係のためにハエドゥイ族とどのようなやり方でも結ぶことができなかった者たちは、 *se Remis in clientelam dicabant. **レミ族との庇護関係に自らを委ねたのだ。 *⑧ Hos illi diligenter tuebantur; **この者ら(レミ族)はあの者ら(庇護民)を誠実に保護して、 *ita et novam et repente collectam auctoritatem tenebant. **このようにして、最近に得られた新しい影響力を保持した。 *⑨ Eo tum statu res erat, ut longe principes haberentur Haedui, **当時、ハエドゥイ族の位置付けは、まったく盟主と見なされるような状態であって、 *secundum locum dignitatis Remi obtinerent. **レミ族の品格は第二の地位を占めたのだ。 ===13節=== '''ガッリア人の社会階級、平民およびドルイドについて(1)''' *① In omni Gallia eorum hominum, qui aliquo sunt numero atque honore, genera sunt duo. **全ガッリアにおいて、何らかの地位や顕職にある人々の階級は二つである。 '''平民について''' *Nam plebes paene servorum habetur loco, **これに対して、平民はほとんど奴隷の地位として扱われており、 *quae nihil audet per se, nullo adhibetur consilio. **自分たちを通じては何らあえてすることはないし、誰も相談をされることもない。 *② Plerique, cum aut aere alieno aut magnitudine tributorum aut iniuria potentiorum premuntur, **多くの者は、あるいは負債、あるいは貢納の多さ、あるいはより権力のある者に抑圧されているので、 *sese in servitutem dicant. **自らを奴隷身分に差し出している。 *Nobilibus in hos eadem omnia sunt iura, quae dominis in servos. **高貴な者たちには彼ら(平民)において、奴隷において主人にあるのと同様なすべての権利がある。 '''ドルイドについて''' *③ Sed de his duobus generibus alterum est druidum, alterum equitum. **ともかく、これら二つの階級について、一方は[[w:ドルイド|ドルイド]](神官)であり、他方は[[w:騎士|騎士]]である。 *④ Illi rebus divinis intersunt, sacrificia publica ac privata procurant, religiones interpretantur: **前者(ドルイド)は神事に介在し、公・私の<ruby><rb>[[w:供犠|供犠]]</rb><rp>(</rp><rt>くぎ</rt><rp>)</rp></ruby>を司り、信仰のことを講釈する。 **:(訳注:供犠とは、人や獣を生け贄として神前に捧げることである。<ruby><rb>[[w:人身御供|人身御供]]</rb><rp>(</rp><rt>ひとみごくう</rt><rp>)</rp></ruby>とも。) [[画像:Two_Druids.PNG|thumb|right|200px|二人のドルイド。フランスの[[w:オータン|オータン]]、すなわちガッリア中部のビブラクテ辺りで発見された[[w:レリーフ|レリーフ]]。]] *ad hos magnus adulescentium numerus disciplinae causa concurrit, **この者ら(ドルイド)のもとへ、若者の多数が教えのために群り集まり、 *magnoque hi sunt apud eos honore. **この者ら(ドルイド)は、彼ら(ガッリア人)のもとで大いなる地位にある。 *⑤ Nam fere de omnibus controversiis publicis privatisque constituunt, **なぜなら(ドルイドは)ほとんどすべての公・私の訴訟ごとに判決をするのである。 *et, si quod est admissum facinus, si caedes facta, **もし何らかの罪悪が犯されれば、もし殺害がなされれば、 *si de hereditate, de finibus controversia est, **もし、遺産について、地所について、訴訟ごとがあれば、 *idem decernunt, praemia poenasque constituunt; **同じ人たち(ドルイド)が裁決し、補償や懲罰を判決するのである。 *⑥ si qui aut privatus aut populus eorum decreto non stetit, sacrificiis interdicunt. **もし何らかの個人あるいは集団が彼ら(ドルイド)の裁決を遵守しなければ、(その者らに)供犠を禁じる。 *Haec poena apud eos est gravissima. **これは、彼ら(ガッリア人)のもとでは、非常に重い懲罰である。 *⑦ Quibus ita est interdictum, **このように(供犠を)禁じられた者たちは、 *hi numero impiorum ac sceleratorum habentur, **彼らは、不信心で不浄な輩と見なされて、 *his omnes decedunt, aditum sermonemque defugiunt, **皆が彼らを忌避して、近づくことや会話を避ける。 *ne quid ex contagione incommodi accipiant, **(彼らとの)接触から、何らかの災厄を負うことがないようにである。 *neque his petentibus ius redditur **彼らが請願しても(元通りの)権利は戻されないし、 *neque honos ullus communicatur. **いかなる地位(に就くこと)も許されない。 *⑧ His autem omnibus druidibus praeest unus, **ところで、これらすべてのドルイドを一人が指導しており、 *qui summam inter eos habet auctoritatem. **その者は彼ら(ドルイドたち)の間に最高の影響力を持っている。 *⑨ Hoc mortuo **この者が死んだならば、 *aut, si qui ex reliquis excellit dignitate, succedit, **あるいは、もし残りの者たちの中から品格に秀でた者がおれば、継承して、 *aut, si sunt plures pares, suffragio druidum {adlegitur}<ref>adlegitur はβ系写本の記述で、α系写本にはない。</ref>; **あるいは、もしより多くの者たちが同等であれば、ドルイドの投票で{選ばれる}。 *nonnumquam etiam armis de principatu contendunt. **ときどきは、武力でさえも首座を争うことがある。 *⑩ Hi certo anni tempore **彼ら(ドルイド)は年間の定められた時期に *in finibus Carnutum, quae regio totius Galliae media habetur, considunt in loco consecrato. **ガッリア全体の中心地方と見なされている[[w:カルヌテス族|カルヌテス族]]の領土において、[[w:聖地|聖地]]に集合する。 **:(訳注:これはカエサルが支配する「ガッリア全体」の話で、他の地方には別の中心地があったようである。) *Huc omnes undique, qui controversias habent, conveniunt **ここへ、至る所から訴訟などを持つあらゆる者たちが集まって、 *eorumque decretis iudiciisque parent. **彼ら(ドルイド)の裁決や判断に服従する。 *⑪ Disciplina in Britannia reperta atque inde in Galliam translata esse existimatur, **(ドルイドの)教えは[[w:ブリタンニア|ブリタンニア]]で見出され、そこからガッリアにもたらされたと考えられている。 **:(訳注:これに対して、[[w:シケリアのディオドロス|ディオドロス]]は、ガッリア人の信仰は[[w:ピュタゴラス教団|ピュタゴラスの教説]]であると伝えている<ref>ディオドロス『神代地誌』(前掲、p.408)</ref>。 **:[[w:ストラボン|ストラボン]]によれば、これは東方のゲタエ人([[w:en:Getae|Getae]];[[w:トラキア|トラキア]]系ないし[[w:ダキア|ダキア]]系)を通じて取り入れたものだという<ref>ストラボン『ギリシア・ローマ世界地誌Ⅰ』(前掲、第7巻 第3章 第5節)</ref>。) *⑫ et nunc, qui diligentius eam rem cognoscere volunt, **今でも、その事柄をより入念に探究することを欲する者たちは、 *plerumque illo discendi causa proficiscuntur. **たいてい、かの地に研究するために旅立つ。 ===14節=== '''ドルイドについて(2)''' *① Druides a bello abesse consuerunt **[[w:ドルイド|ドルイド]]たちは、戦争に関与しない習慣であり、 *neque tributa una cum reliquis pendunt; **ほかの者と一緒に貢納(租税)を支払うこともない。 *militiae vacationem omniumque rerum habent immunitatem. **[[w:徴兵制度|兵役]]の免除や、すべての事柄において免除特権を持っているのである。 [[画像:Druids,_in_the_early_morning_glow_of_the_sun.jpg|thumb|right|200px|現代イギリスのドルイド教復興主義者たち]] *② Tantis excitati praemiis **このような特典に駆り立てられて *et sua sponte multi in disciplinam conveniunt **自らの意思で多くの者が教え(の場)に集まっても来るし、 *et a parentibus propinquisque mittuntur. **親たちや縁者たちによって送られても来る。 *③ Magnum ibi numerum versuum ediscere dicuntur. **(彼らは)そこで詩句の多数を習得すると言われている。 *Itaque annos nonnulli vicenos in disciplina permanent. **こうして、少なからぬ者たちが、20年にもわたって教え(の場)に残留する。 [[画像:Dédicace_de_Segomaros_(inscription gallo-grecque).png|thumb|right|200px|ギリシア文字で刻まれたガッリアの碑文]] *Neque fas esse existimant ea litteris mandare, **それら(の詩句)を文字で刻み込むことは、神意に背くと考えている。 *cum in reliquis fere rebus, publicis privatisque rationibus, Graecis litteris utantur. **もっとも、ほかの事柄においては、公・私の用件に[[w:ギリシア文字|ギリシア文字]]を用いる。 *④ Id mihi duabus de causis instituisse videntur, **それは、私(カエサル)には、二つの理由で(ドルイドが)定めたことと思われる。 **:(訳注:これは、カエサルが自らを一人称で示している珍しい個所である。) *quod neque in vulgum disciplinam efferri velint **というのは、教えが一般大衆にもたらされることは欲していないし、 *neque eos, qui discunt, litteris confisos minus memoriae studere: **(教えを)学ぶ者が、文字を頼りにして、あまり暗記することに努めなくならないようにである。 [[画像:Dying_gaul.jpg|thumb|right|200px|『[[w:瀕死のガリア人|瀕死のガリア人]]』([[w:en:Dying_Gaul|Dying Gaul]])像(ローマ市の[[w:カピトリーノ美術館|カピトリーノ美術館]])]] *quod fere plerisque accidit, ut **というのも、ほとんど多くの場合に起こることには、 *praesidio litterarum diligentiam in perdiscendo ac memoriam remittant. **文字の助けによって、入念に猛勉強することや暗記することを放棄してしまうのである。 *⑤ In primis hoc volunt persuadere, **とりわけ、彼ら(ドルイド)が説くことを欲しているのは、 *non interire animas, sed ab aliis post mortem transire ad alios, **霊魂は滅びることがないのみならず、死後にある者から別のある者へ乗り移るということである。 **:(訳注:ガッリア人の[[w:輪廻転生|転生信仰]]は、[[w:ピュタゴラス教団|ピュタゴラスの教説]]であると、[[w:シケリアのディオドロス|ディオドロス]]が伝えている<ref>ディオドロス『神代地誌』(前掲、p.408)</ref>。) *atque hoc maxime ad virtutem excitari putant metu mortis neglecto. **これによって(ガッリア人は)死の恐怖に無頓着になって最も武勇へ駆り立てられると(ドルイドは)思っている。 [[画像:Universum.jpg|thumb|right|200px|古代以来の伝統的な世界観における天空と平らな大地。カルデアやギリシアを除けば、丸い地球という観念は知られていなかった。]] *Multa praeterea de sideribus atque eorum motu, **さらに多く、星々とその動きについて、 *de mundi ac terrarum magnitudine, de rerum natura, **天空と大地の大きさについて、物事の本質について、 *de deorum immortalium vi ac potestate **不死の神々の力と支配について、 *disputant et iuventuti tradunt. **研究して、青年たちに教示するのである。 <br> <br> *('''訳注:ドルイドについて''' :ケルト社会の神官・祭司・僧などとされるドルイドについては、おそらくは[[w:ポセイドニオス|ポセイドニオス]]、そしてカエサル、 :および[[w:シケリアのディオドロス|ディオドロス]]<ref>ディオドロス『神代地誌』(前掲、p.410-p.411)</ref>、[[w:ストラボン|ストラボン]]<ref>ストラボン『ギリシア・ローマ世界地誌Ⅰ』(前掲、p.341-p.342)</ref>、ポンポニウス・メラ<ref>ポンポニウス・メラ『世界地理』(前掲、p.549)</ref>などのギリシア人・ローマ人の著述家たちがそれぞれ :書き残しているために同時代や現代に知られている。しかし、本節にもあるように、その秘密主義からか、 :古代ギリシア・ローマの著作にあるほかには、その詳細については不明である。) ===15節=== [[画像:BIATEC_pri_NBS_1.jpg|thumb|right|200px|ケルト系の王ビアテック([[w:en:Biatec|Biatec]])の騎馬像([[w:スロバキア国立銀行|スロバキア国立銀行]])。彼はBC1世紀のケルトの硬貨に刻まれた人物で、現代[[w:スロバキア・コルナ|スロバキアの5コルナ]]硬貨にも刻まれている。]] [[画像:Bige_Musée_de_Laon_050208.jpg|thumb|right|200px|二頭立て二輪馬車([[w:チャリオット|戦車]])に乗るガリア人像(仏・ラン博物館)]] '''ガッリア人の騎士階級について''' *① Alterum genus est equitum. **(ドルイドと並ぶ)もう一つの階級は、[[w:騎士|騎士]]である。 *Hi, cum est usus atque aliquod bellum incidit **彼らは、必要とされ、かつ何らかの戦争が勃発したときには、 *─ quod fere ante Caesaris adventum quotannis accidere solebat, **─ それ(戦争)はカエサルの到来以前にはほとんど毎年のように起こるのが常であり、 *uti aut ipsi iniurias inferrent aut inlatas propulsarent ─, **自身が侵犯行為を引き起こすためか、あるいは引き起こされて撃退するためであったが、─ *omnes in bello versantur, **総勢が戦争に従事した。 *② atque eorum ut quisque est genere copiisque amplissimus, **さらに彼らは、高貴な生まれで財産が非常に大きければ大きいほど、 **:(訳注:ut quisque ~ ita;おのおのが~であればあるほどますます) *ita plurimos circum se ambactos clientesque habet. **自らの周囲に非常に多くの臣下や庇護民たちを侍らせる。 *Hanc unam gratiam potentiamque noverunt. **(騎士たちは)これが信望や権勢(を示すこと)の一つであると認識しているのである。 ===16節=== '''ガッリア人の信仰と生け贄、ウィッカーマン''' *① Natio est omnis Gallorum admodum dedita religionibus, **ガッリア人のすべての部族民は、まったく信仰行為に身を捧げている。 *② atque ob eam causam, **その理由のために、 *qui sunt adfecti gravioribus morbis **非常に重い病気を患った者たち *quique in proeliis periculisque versantur, **および戦闘において危険に苦しめられる者たちは、 *aut pro victimis homines immolant **あるいは<ruby><rb>[[w:生贄|生け贄]]</rb><rp>(</rp><rt>いけにえ</rt><rp>)</rp></ruby>の獣(犠牲獣)の代わりに人間を供えたり、 *aut se immolaturos vovent, **あるいは自らを犠牲にするつもりであると誓願し、 *administrisque ad ea sacrificia druidibus utuntur, **その<ruby><rb>[[w:供犠|供犠]]</rb><rp>(</rp><rt>くぎ</rt><rp>)</rp></ruby>を執り行う者として[[w:ドルイド|ドルイド]]を利用するのである。 *③ quod, pro vita hominis nisi hominis vita reddatur, **というのは(一人の)人間の生命のためには、(もう一人の)人間の生命が償われない限り、 *non posse deorum immortalium numen placari arbitrantur, **不死の神々の<ruby><rb>御霊</rb><rp>(</rp><rt>みたま</rt><rp>)</rp></ruby>がなだめられることができないと思われているからである。 *publiceque eiusdem generis habent instituta sacrificia. **同じような類いの供儀が公けに定められているのである。 [[画像:WickerManIllustration.jpg|thumb|right|310px|柳の枝で編んだ巨人[[w:ウィッカーマン|ウィッカーマン]]([[w:en:Wicker_Man|Wicker Man]])の想像画(18世紀)。この特異な風習は、近代になって人々の興味をかき立て、いくつもの想像画が描かれた<ref>例えば『ケルト人─蘇るヨーロッパ<幻の民>』C.エリュエール著、鶴岡真弓監修、創元社、p.130の挿絵などを参照。</ref>。1973年にはイギリスで映画化され<ref>“[[w:en:The Wicker Man (1973 film)|The Wicker Man]]”はウィッカーマンを題材にした1973年のイギリスのカルト映画作品。</ref>、2006年にはアメリカなどでも映画化された<ref>“[[w:en:The Wicker Man (2006 film)|The Wicker Man]]”は上記作品をリメイクした2006年のアメリカ・カナダ・ドイツの映画作品。</ref>。]] [[画像:Burning_wicker_man_by_Bruce_McAdam.jpg|thumb|right|100px|スコットランドの野外博物館で燃やされるウィッカーマン(2008年)]] '''ウィッカーマン''' *④ Alii immani magnitudine simulacra habent, **ある者たちは、恐ろしく大規模な像を持って、 *quorum contexta viminibus membra vivis hominibus complent; **その柳の枝で編み込まれた肢体を人間たちで満杯にして、 *quibus succensis **それらを燃やして、 *circumventi flamma exanimantur homines. **人々は炎に取り巻かれて息絶えさせられるのである。 *⑤ Supplicia eorum qui in furto aut in latrocinio **窃盗あるいは追い剥ぎに関わった者たちを処刑することにより、 *aut aliqua noxia sint comprehensi, **あるいは何らかの罪状により捕らわれた者たち(の処刑)により、 *gratiora dis immortalibus esse arbitrantur; **不死の神々に感謝されると思っている。 *sed, cum eius generis copia defecit, **しかしながら、その類いの量が欠けたときには、 *etiam ad innocentium supplicia descendunt. **潔白な者たちさえも犠牲にすることに頼るのである。 <br><br> :('''訳注''':このような'''[[w:ウィッカーマン|ウィッカーマン]]'''の供犠については[[w:ストラボン|ストラボン]]も伝えており<ref>ストラボン『ギリシア・ローマ世界地誌Ⅰ』(前掲、p.343)</ref>、 :[[w:人身御供|人身御供]]の種類の一つとして、干し草やたきぎで巨像を作り、その中へあらゆる :家畜・野生動物や人間たちを投げ込んで丸焼きにする習慣があったという。 : また、[[w:シケリアのディオドロス|ディオドロス]]<ref>ディオドロス『神代地誌』(前掲、p.410~p.411)</ref>やストラボンによれば、ドルイドはむしろ'''[[w:予言|予言者]]・[[w:占い|占い師]]''' :であるという。ドルイドが重要な問題について占うときには、供犠される人間の :腹または背中を剣などで刺して、犠牲者の倒れ方、肢体のけいれん、出血の様子 :などを観察して、将来の出来事を占うのだという。) ===17節=== '''ガッリアの神々(ローマ風解釈)''' *① Deum maxime [[w:la:Mercurius_(deus)|Mercurium]] colunt. **(ガッリア人は)神々のうちでとりわけ[[w:メルクリウス|メルクリウス]]を崇拝する。 **:(訳注:メルクリウスは[[w:ローマ神話|ローマ神話]]の神名であり、本節の神名はすべてローマ風解釈である。) *Huius sunt plurima simulacra: **彼の偶像が最も多い。 *hunc omnium inventorem artium ferunt, **(ガッリア人は)彼をすべての技芸の発明者であると言い伝えており、 *hunc viarum atque itinerum ducem, **彼を道および旅の案内者として、 *hunc ad quaestus pecuniae mercaturasque habere vim maximam arbitrantur. **彼が金銭の利得や商取引で絶大な力を持つと思われている。 [[画像:Taranis_Jupiter_with_wheel_and_thunderbolt_Le_Chatelet_Gourzon_Haute_Marne.jpg|thumb|right|200px|ガッリアの雷神タラニス([[w:en:Taranis|Taranis]])の神像([[w:en:National_Archaeological_Museum_(France)|フランス国立考古学博物館]])。雷を司ることからローマ神話のユピテルと同一視された。左手に車輪、右手に稲妻を持っている。]] [[画像:God_of_Etang_sur_Arroux_possible_depiction_of_Cernunnos.jpg|thumb|right|200px|ガッリアの神ケルヌンノス([[w:en:Cernunnos|Cernunnos]])の神像(フランス国立考古学博物館)。]] *Post hunc [[w:la:Apollo|Apollinem]] et [[w:la:Minerva|Martem]] et [[w:la:Iuppiter|Iovem]] et [[w:la:Mars_(deus)|Minervam]]. **彼に続いて、[[w:アポローン|アポロ]]と[[w:マルス (ローマ神話)|マルス]]と[[w:ユーピテル|ユピテル]]と[[w:ミネルウァ|ミネルウァ]]を(ガッリア人は崇拝する)。 *② De his eandem fere, quam reliquae gentes, habent opinionem: **これら(の神々)について、ほかの種族とほぼ同じ見解を持っている。 *Apollinem morbos depellere, **アポロは病気を追い払い、 *Minervam operum atque artificiorum initia tradere, **ミネルウァは工芸や技術の初歩を教示し、 *Iovem imperium caelestium tenere, **ユピテルは天界の統治を司り、 *Martem bella regere. **マルスは戦争を支配する。 *③ Huic, cum proelio dimicare constituerunt, **彼(マルス)には、(ガッリア人が)戦闘で干戈を交えることを決心したときに、 *ea quae bello ceperint, plerumque devovent: **戦争で捕獲したものを、たいていは奉納するものである。 *cum superaverunt, animalia capta immolant **(戦闘で)打ち勝ったときには、捕獲された獣を生け贄に供えて、 *reliquasque res in unum locum conferunt. **残りの物を1か所に運び集める。 *④ Multis in civitatibus harum rerum ex(s)tructos tumulos locis consecratis conspicari licet; **多くの部族において、これらの物が積み上げられた塚を、神聖な地で見ることができる。 *⑤ neque saepe accidit, ut neglecta quispiam religione **何らかの者が信仰を軽視するようなことが、しばしば起こることはない。 *aut capta apud se occultare aut posita tollere auderet, **捕獲されたものを自分のもとに隠すこと、あるいは(塚に)置かれたものをあえて運び去ることは。 *gravissimumque ei rei supplicium cum cruciatu constitutum est. **そんな事には、拷問を伴う最も重い刑罰が決められている。 **:(訳注:最も重い刑罰とは、処刑であると思われる。) <br> :(訳注:'''ローマ風解釈について''' :ガッリアなどケルト文化の社会においては、非常に多くの神々が信仰されており、 :ケルト語による多くの神名が知られており、考古学的にも多くの神像が遺されている。 :しかしながら、これらの神々がどのような性格や権能を持っていたのか、詳しくは判っていない。 :ローマ人は、数多くのケルトの神々をローマ神話の神々の型に当てはめて解釈した。 :[[w:タキトゥス|タキトゥス]]はこれを「[[w:ローマ風解釈|ローマ風解釈]]」[[w:en:Interpretatio_Romana#Roman_version|Interpretatio Romana]] <ref>タキトゥス『ゲルマーニア』43章([[s:la:De_origine_et_situ_Germanorum_(Germania)#XLIII|ラテン語原文]])を参照。</ref>と呼んでいる<ref>『ケルト事典』(前掲)「ローマ風解釈」の項を参照。</ref>。) ===18節=== [[画像:Gaul_god_Sucellus.jpg|thumb|right|200px|ガッリアの神スケッルス([[w:en:Sucellus|Sucellus]])の神像。[[w:冥界|冥界]]の神とされ、ディス・パテルと同一視されたと考えられている。]] '''ガッリア人の時間や子供についての観念''' *① Galli se omnes ab Dite patre prognatos praedicant **ガッリア人は、自分たちは皆、ディス・パテルの末裔であると公言しており、 **:(訳注:ディス・パテル [[w:en:Dis_Pater|Dis Pater]] も前節と同様にローマ神話の神名である。) *idque ab druidibus proditum dicunt. **それは[[w:ドルイド|ドルイド]]たちにより伝えられたと言う。 ;時間の観念 *② Ob eam causam spatia omnis temporis non numero dierum, sed noctium finiunt; **その理由のために、すべての[[w:時間|時間]]の間隔を、[[w:昼|昼間]]の数ではなく、[[w:夜|夜間]](の数)で区切る。 *dies natales et mensum et annorum initia sic observant, ut noctem dies subsequatur. **誕生日も、月や年の初めも、夜間に昼間が続くように注意を払っている。 ;子供についての観念 *③ In reliquis vitae institutis hoc fere ab reliquis differunt, **人生のほかの風習において、以下の点でほかの者たち(種族)からほぼ異なっている。 *quod suos liberos, nisi cum adoleverunt, ut munus militiae sustinere possint, **自分の子供たちが、[[w:徴兵制度|兵役の義務]]を果たすことができるように成長したときでない限り、 *palam ad se adire non patiuntur **公然と自分のところへ近づくことは許されないし、 *filiumque puerili aetate in publico in conspectu patris adsistere turpe ducunt. **少年期の息子が公けに父親の見ているところでそばに立つことは恥ずべきと見なしている。 ===19節=== '''ガッリア人の婚姻と財産・葬儀の制度''' *① Viri, quantas pecunias ab uxoribus dotis nomine acceperunt, **夫は、妻から[[w:持参金|持参金]]の名目で受け取った金銭の分だけ、 *tantas ex suis bonis aestimatione facta cum dotibus communicant. **自分の財産のうちから見積もられた分を、持参金とともに一つにする。 *② Huius omnis pecuniae coniunctim ratio habetur fructusque servantur: **これらのすべての金銭は共同に算定が行なわれて、[[w:利子|利子]]が貯蓄される。 *uter eorum vita superarit, **彼ら2人のいずれかが、人生において生き残ったら、 *ad eum pars utriusque cum fructibus superiorum temporum pervenit. **双方の分がかつての期間の利子とともに(生き残った)その者(の所有)に帰する。 [[画像:Hallstatt_culture_ramsauer.jpg|thumb|right|200px|[[w:ハルシュタット文化|ハルシュタット文化]]の[[w:墳丘墓|墳丘墓]]から発掘された遺骸と[[w:副葬品|副葬品]](19世紀の模写)。ガッリアなどではハルシュタット文化後期から[[w:土葬|土葬]]が普及したが、[[w:ラ・テーヌ文化|ラ・テーヌ文化]]中期から再び[[w:火葬|火葬]]が主流になったと考えられている。]] *③ Viri in uxores, sicuti in liberos, vitae necisque habent potestatem; **夫は、妻において、子供におけるのと同様に、生かすも殺すも勝手である。 *et cum pater familiae inllustriore loco natus decessit, eius propinqui conveniunt **上流身分に生まれた家族の父親が死去したとき、彼の近縁の者たちが集まって、 *et de morte, si res in suspicionem venit, de uxoribus in servilem modum quaestionem habent, **死について、もし疑念が出来したならば、妻について、[[w:奴隷|奴隷]]におけるようなやり方で審問して、 *et si compertum est, igni atque omnibus tormentis excruciatas interficiunt. **もし(疑念が)確認されたならば、火やあらゆる責め道具によって[[w:拷問|拷問]]にかけて誅殺する。 *④ Funera sunt pro cultu Gallorum magnifica et sumptuosa; **[[w:葬儀|葬儀]]は、ガッリア人の生活習慣の割には派手でぜいたくなものである。 *omniaque quae vivis cordi fuisse arbitrantur in ignem inferunt, etiam animalia, **生前に大切であったと思われるもの一切合財を、獣でさえも、火の中に投げ入れる。 *ac paulo supra hanc memoriam servi et clientes, quos ab his dilectos esse constabat, **さらに、より以前のこの記憶では、彼ら(亡者)により寵愛されていたことが知られていた奴隷や庇護民をも、 *iustis funeribus confectis una cremabantur. **慣習による葬儀が成し遂げられたら、一緒に火葬されていたのである。 ===20節=== '''ガッリア部族国家の情報統制''' *① Quae civitates commodius suam rem publicam administrare existimantur, **より適切に自分たちの公儀(=国家体制)を治めると考えられているような部族は、 *habent legibus sanctum, **(以下のように)定められた法度を持つ。 *si quis quid de re publica a finitimis rumore aut fama acceperit, **もし、ある者が公儀に関して近隣の者たちから何らかの噂や風聞を受け取ったならば、 *uti ad magistratum deferat neve cum quo alio communicet, **官吏に報告して、他の者と伝え合ってはならないと。 *② quod saepe homines temerarios atque imperitos falsis rumoribus terreri **というのは、無分別で無知な人間たちはしばしば虚偽の噂に恐れて、 *et ad facinus impelli et de summis rebus consilium capere cognitum est. **罪業に駆り立てられ、重大な事態についての考えを企てると認識されているからである。 *③ Magistratus quae visa sunt occultant, **官吏は、(隠すことが)良いと思われることを隠して、 *quaeque esse ex usu iudicaverunt, multitudini produnt. **有益と判断していたことを、民衆に明らかにする。 *De re publica nisi per concilium loqui non conceditur. **公儀について、集会を通じてでない限り、語ることは認められていない。 ==ゲルマーニアの風習と自然について== ===21節=== '''ゲルマーニア人の信仰と性''' *① Germani multum ab hac consuetudine differunt. **[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人はこれに対し、風習が大いに異なっている。 *Nam neque druides habent, qui rebus divinis praesint, neque sacrificiis student. **すなわち、神事を司る[[w:ドルイド|ドルイド]]も持たないし、供犠に熱心でもない。 *② Deorum numero **神々に数えるものとして、 *eos solos ducunt, quos cernunt et quorum aperte opibus iuvantur, Solem et Vulcanum et Lunam, **(彼らが)見分けるものや明らかにその力で助けられるもの、[[w:太陽|太陽]]と[[w:ウォルカヌス|ウォルカヌス]](火の神)と[[w:月|月]]だけを信仰して、 *reliquos ne fama quidem acceperunt. **ほかのものは風聞によってさえも受け入れていない。 **:(訳注:これに対して、[[w:タキトゥス|タキトゥス]]は、ゲルマーニア人はメルクリウスやマルスなどを信仰すると伝えている<ref>タキトゥス『ゲルマーニア』2章・9章を参照</ref>。) *③ Vita omnis in venationibus atque in studiis rei militaris consistit: **すべての人生は、[[w:狩猟|狩猟]]に、および[[w:軍事|軍事]]への執心に依拠しており、 *ab parvulis labori ac duritiae student. **幼時より労役や負担に努める。 *④ Qui diutissime impuberes permanserunt, maximam inter suos ferunt laudem: **最も長く純潔に留まった者は、自分たちの間で最大の賞賛を得る。 *hoc ali staturam, ali vires nervosque confirmari putant. **これによって、ある者には背の高さが、ある者には力と筋肉が強化されると、思っている。 *⑤ Intra annum vero vicesimum feminae notitiam habuisse in turpissimis habent rebus; **20歳にならない内に女を知ってしまうことは、とても恥ずべきことであると見なしている。 *cuius rei nulla est occultatio, **その(性の)事を何ら隠すことはない。 *quod et promiscue in fluminibus perluuntur **というのは、川の中で(男女が)混じって入浴しても、 *et pellibus aut parvis renonum tegimentis utuntur, magna corporis parte nuda. **なめし皮や、小さな毛皮の覆いを用いるが、体の大部分は裸なのである。 ===22節=== '''ゲルマーニア人の土地制度''' *① Agri culturae non student, **(ゲルマーニア人は)[[w:農耕|土地を耕すこと]]に熱心ではなく、 *maiorque pars eorum victus in lacte, caseo, carne consistit. **彼らの大部分は、生活の糧が[[w:乳|乳]]、[[w:チーズ|チーズ]]、[[w:肉|肉]]で成り立っている。 *② Neque quisquam agri modum certum aut fines habet proprios; **何者も、土地を確定した境界で、しかも持続的な領地として、持ってはいない。 *sed magistratus ac principes in annos singulos **けれども、官吏や領袖たちは、各年ごとに、 *gentibus cognationibusque hominum, quique una coierunt, **一緒に集住していた種族や血縁の人々に、 *quantum et quo loco visum est agri adtribuunt **適切と思われる土地の規模と場所を割り当てて、 *atque anno post alio transire cogunt. **翌年には他(の土地)へ移ることを強いるのである。 **:(訳注:[[ガリア戦記 第4巻#1節|第4巻1節]]には、スエービー族の説明として同様の記述がある。) *③ Eius rei multas adferunt causas: **(官吏たちは)その事の多くの理由を説明する。 *ne adsidua consuetudine capti studium belli gerendi agricultura commutent; **(部族民が)[[w:居住|定住]]する習慣にとらわれて、戦争遂行の熱意を土地を耕すことに変えてしまわないように。 *ne latos fines parare studeant, potentioresque humiliores possessionibus expellant; **広大な領地を獲得することに熱心になって、有力者たちが弱者たちを地所から追い出さないように。 *ne accuratius ad frigora atque aestus vitandos aedificent; **寒さや暑さを避けるために(住居を)非常な入念さで建築することがないように。 *ne qua oriatur pecuniae cupiditas, qua ex re factiones dissensionesque nascuntur; **金銭への欲望が増して、その事から派閥や不和が生ずることのないように。 *ut animi aequitate plebem contineant, cum suas quisque opes cum potentissimis aequari videat. **おのおのが自分の財産も最有力者のも同列に置かれていると見ることで、心の平静により民衆を抑えるように。 <br> :(訳注:[[w:ストラボン|ストラボン]]<ref>ストラボン『ギリシア・ローマ世界地誌Ⅰ』(前掲、p.510)</ref>や[[w:タキトゥス|タキトゥス]]<ref>タキトゥス『ゲルマーニア』23章・16章などを参照。26章では農耕についても解説されている。</ref>などの著述家たちも、ゲルマーニアの住民が農耕をせず、 :遊牧民のように移動しながら暮らし、小さな住居に住み、食料を家畜に頼っていると記述している。) ===23節=== '''ゲルマーニア諸部族のあり方''' *① Civitatibus maxima laus est **諸部族にとって、最も称賛されることは、 *quam latissime circum se vastatis finibus solitudines habere. **できる限り広く自分たちの周辺で領土を荒らして荒野に保っておくことである。 *② Hoc proprium virtutis existimant, **以下のことを(自分たちの)武勇の特質と考えている。 *expulsos agris finitimos cedere, **近隣の者たちが土地から追い払われて立ち去ること、 *neque quemquam prope {se} audere consistere; **および、何者も自分たちの近くにあえて定住しないこと、である。 *③ simul hoc se fore tutiores arbitrantur, repentinae incursionis timore sublato. **他方、これにより、予期せぬ襲撃の恐れを取り除いて、自分たちはより安全であろうと思われた。 *④ Cum bellum civitas aut inlatum defendit aut infert, **部族に戦争がしかけられて防戦したり、あるいはしかけたりしたときには、 *magistratus, qui ei bello praesint, ut vitae necisque habeant potestatem, deliguntur. **その戦争を指揮して、生かすも殺すも勝手な権力を持つ将官が選び出される。 *⑤ In pace nullus est communis magistratus, **平時においては、(部族に)共通の将官は誰もいないが、 *sed principes regionum atque <u>[[wikt:en:pagus#Latin|pagorum]]</u> inter suos ius dicunt controversiasque minuunt. **地域や<u>郷</u>の領袖たちが、身内の間で判決を下して、訴訟ごとを減らす。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:''pagus'' (郷) はここでは、部族の領土の農村区画を指す行政用語<ref name="pagus"/>。)</span> *⑥ Latrocinia nullam habent infamiam, quae extra fines cuiusque civitatis fiunt, **それぞれの部族の領土の外で行なう略奪のことは、何ら恥辱とは見なしていない。 *atque ea iuventutis exercendae ac desidiae minuendae causa fieri praedicant. **さらに、それ(略奪)は、青年たちを訓練することや、怠惰を減らすことのために行なわれる、と公言している。 *⑦ Atque ubi quis ex principibus in concilio dixit **そして、領袖たちのうちのある者が(次のように)言うや否や、 *se ducem fore, qui sequi velint, profiteantur, **《自分が(略奪の)引率者となるから、追随したい者は申し出るように》と(言うや否や)、 *consurgunt ii qui et causam et hominem probant, suumque auxilium pollicentur **(略奪の)口実にも(引率する)人物にも賛同する者は立ち上がって、自らの支援を約束して、 *atque ab multitudine conlaudantur: **群衆から大いに誉められる。 *⑧ qui ex his secuti non sunt, **これら(約束した者)のうちで(略奪に)追随しない者は、 *in desertorum ac proditorum numero ducuntur, **逃亡兵や裏切り者と見なされて、 *omniumque his rerum postea fides derogatur. **その後は、彼らにとってあらゆる事の信頼が(皆から)拒まれる。 *⑨ Hospitem violare fas non putant; **客人に暴行することは道理に適うとは思ってはいない。 *qui quacumque de causa ad eos venerunt, **彼ら(ゲルマーニア人)のところへ理由があって来た者(=客人)は誰であれ、 *ab iniuria prohibent, sanctos habent, **無法行為から防ぎ、尊ぶべきであると思っている。 *hisque omnium domus patent victusque communicatur. **彼ら(客人)にとってすべての者の家は開放されており、生活用品は共有される。 **:(訳注:客人への接待ぶりについては、[[w:タキトゥス|タキトゥス]]<ref>タキトゥス『ゲルマーニア』21章を参照。</ref>も伝えている。) ===24節=== [[画像:Celts.svg|thumb|right|200px|ケルト文化の広がり(BC800年~BC400年頃)。ケルト系部族の優越は、[[w:鉄器|鉄器]]文化の発達などによると考えられている。]] [[画像:Mappa_di_Eratostene.jpg|thumb|right|200px|[[w:エラトステネス|エラトステネス]]の地理観を再現した世界地図(19世紀)。左上に「Orcynia Silva(オルキュニアの森)」とある。]] [[画像:Hallstatt_LaTene.png|thumb|right|200px|[[w:ハルシュタット文化|ハルシュタット文化]]期と[[w:ラ・テーヌ文化|ラ・テーヌ文化]]期におけるケルト系部族の分布。右上にウォルカエ族(Volcae)やボイイ族(Boii)の名が見える。ボイイ族が居住していた地域はボイオハエムム(Boihaemum)と呼ばれ、[[w:ボヘミア|ボヘミア]](Bohemia)として現在に残る。]] '''ゲルマーニア人とガッリア人''' *① Ac fuit antea tempus, **かつてある時代があって、 *cum Germanos Galli virtute superarent, **そのとき、[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人を[[w:ガリア|ガッリア]]人が武勇で優っており、 *ultro bella inferrent, propter hominum multitudinem agrique inopiam **人間の多さと土地の欠乏のために(ガッリア人は)自発的に戦争をしかけて、 *trans Rhenum colonias mitterent. **レーヌス(=[[w:ライン川|ライン川]])の向こう側へ入植者たちを送り込んでいた。 *② Itaque ea quae fertilissima Germaniae sunt loca circum Hercyniam silvam, **[[w:ヘルキュニア|ヘルキュニア]]の森の周辺のゲルマーニアで最も肥沃な地を、 *quam Eratostheni et quibusdam Graecis fama notam esse video, **それを[[w:エラトステネス|エラトステネス]]や[[w:ギリシア人|ギリシア人]]のある者たちも風聞により知っていたと私は見出して、 *quam illi Orcyniam appellant, **それを彼らはオルキュニアと呼んでいるが、 *Volcae Tectosages occupaverunt atque ibi consederunt; **(その地を)ウォルカエ族系のテクトサゲス族が占領して、そこに定住していた。 *③ quae gens ad hoc tempus his sedibus sese continet **その種族は、この時代までこの居場所に留まっており、 *summamque habet iustitiae et bellicae laudis opinionem. **公正さと戦いの称賛で最高の評判を得ている。 *④ Nunc quod in eadem inopia, egestate, patientia qua Germani permanent, **今も、窮乏や貧困を、ゲルマーニア人が持ちこたえているのと同じ忍耐をもって、 *eodem victu et cultu corporis utuntur; **同じ食物および体の衣服を用いている。 *⑤ Gallis autem provinciarum propinquitas et transmarinarum rerum notitia **これに対して、ガッリア人にとって(ローマの)属州に近接していること、および海外のものを知っていることは、 *multa ad copiam atque usus largitur, **富や用品の多くが供給されている。 *paulatim adsuefacti superari multisque victi proeliis **(ガッリア人は)しだいに圧倒されることや多くの戦闘で打ち負かされることに慣らされて、 *ne se quidem ipsi cum illis virtute comparant. **(ガッリア人)自身でさえも彼ら(ゲルマーニア人)と武勇で肩を並べようとはしないのである。 <br> :('''訳注''':本節の①項については、[[w:タキトゥス|タキトゥス]]が著書『[[w:ゲルマニア (書物)|ゲルマーニア]]』28章([[s:la:De_origine_et_situ_Germanorum_(Germania)#XXVIII|原文]])において、次のように言及している。 :''Validiores olim Gallorum res fuisse summus auctorum divus Iulius tradit; '' :かつてガッリア人の勢力がより強力であったことは、最高の証言者である神君ユリウス(・カエサル)も伝えている。 :''eoque credibile est etiam Gallos in Germaniam transgressos:'' :それゆえに、ガッリア人でさえもゲルマーニアに渡って行ったと信ずるに値するのである。) ===25節=== '''ヘルキュニアの森林地帯''' *① Huius Hercyniae silvae, quae supra demonstrata est, latitudo **前に述べたヘルキュニアの森の幅は、 *novem dierum iter expedito patet: **軽装の旅で9日間(かかるだけ)広がっている。 *non enim aliter finiri potest, **なぜなら(ゲルマーニア人は)他に境界を定めることができないし、 *neque mensuras itinerum noverunt. **道のりの測量というものを知っていないのである。 [[画像:FeldbergPanorama.jpg|thumb|center|1000px|ヘルキュニアの森林地帯(ドイツ南西部、[[w:シュヴァルツヴァルト|シュヴァルツヴァルトの森]]の最高峰フェルドベルク山 [[w:en:Feldberg_(Black Forest)|Feldberg]] の眺望)]] *② Oritur ab Helvetiorum et Nemetum et Rauracorum finibus **(その森は)[[w:ヘルウェティイ族|ヘルウェティイ族]]とネメテス族とラウラキ族の領土から発しており、 **:(訳注:これはライン川東岸に沿って南北に長い現在の[[w:シュヴァルツヴァルト|シュヴァルツヴァルトの森]]のことである。) *rectaque fluminis [[w:la:Danubius|Danubii]] regione **ダヌビウス川に沿って真っ直ぐに(流れ)、 **:(訳注:ダヌビウス Danubius はダヌウィウス Danuvius とも呼ばれ、現在の[[w:ドナウ川|ドナウ川]]である。) *pertinet ad fines Dacorum et Anartium; **[[w:ダキア人|ダキ族]]やアナルテス族の領土へ至る。 **:(訳注:これは[[w:ダキア|ダキア]] [[w:la:Dacia|Dacia]] すなわち現在の[[w:ルーマニア|ルーマニア]]辺りの地域である。) *③ hinc se flectit sinistrorsus diversis ab flumine regionibus **ここ(ダヌビウス川)から(森は)左方へ向きを変えて、川の地域からそれて、 **:(訳注:川が南へ折れるのとは逆に、森は北へそれて[[w:エルツ山地|エルツ山地]]を通って[[w:カルパティア山脈|カルパティア山脈]]に至ると考えられている<ref>タキトゥス『ゲルマーニア』泉井久之助訳注、岩波文庫、p.131-132の注などを参照</ref>。) *multarumque gentium fines propter magnitudinem attingit; **(森の)大きさのために、多くの種族の領土に接しているのである。 *④ neque quisquam est huius Germaniae, qui se aut adisse ad initium eius silvae dicat, **その森の(東の)端緒へ訪れたと言う者は、こちら(西側)の[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]に属する者では誰もいないし、 *cum dierum iter LX processerit, **60日間の旅で進んでも(いないのであるが)、 *aut, quo ex loco oriatur, acceperit: **あるいは(森が)どの場所から生じているか把握した(者もいないのである)。 *⑤ multaque in ea genera ferarum nasci constat, quae reliquis in locis visa non sint; **それ(=森)の中には、ほかの地では見られない野獣の多くの種類が生息していることが知られている。 *ex quibus quae maxime differant ab ceteris et memoriae prodenda videantur, **それらのうちで、ほかの(地の)ものと大きく異なったものは、記録で伝えるべきものであり、 *haec sunt. **以下のものである。 ===26節=== [[画像:Rentier fws 1.jpg|thumb|right|200px|[[w:トナカイ|トナカイ]]([[w:la:Tarandrus|Rangifer tarandus]])。発達した枝角を持ち、雌雄ともに角があるという特徴は本節の説明に合致している。が、角が一本ということはないし、野生のトナカイは少なくとも現在では極北の地にしか住まない。]] '''ヘルキュニアの野獣①''' *① Est [[w:la:Bos|bos]] [[w:la:Cervus|cervi]] figura, **雄[[w:シカ|鹿]]の姿形をした[[w:ウシ|牛]]がいる。 *cuius a media fronte inter aures unum [[w:la:Cornu|cornu]] existit **それの両耳の間の額の真ん中から一つの角が出ており、 *excelsius magisque derectum his, quae nobis nota sunt, cornibus; **我々(ローマ人)に知られている角よりも非常に高くて真っ直ぐである。 *ab eius summo sicut palmae ramique late diffunduntur. **その先端部から、手のひらや枝のように幅広く広がっている。 *Eadem est feminae marisque natura, **雌と雄の特徴は同じであり、 *eadem forma magnitudoque cornuum. **角の形や大きさも同じである。 <br> :('''訳注''':カエサルによる本節の記述は[[w:ユニコーン|ユニコーン]](一角獣)の伝説に :結び付けられている。しかし本節における発達した枝角の説明は、むしろ :[[w:トナカイ|トナカイ]]や[[w:ヘラジカ|ヘラジカ]]のような獣を想起させる。) ===27節=== [[画像:Bigbullmoose.jpg|thumb|right|250px|[[w:ヘラジカ|ヘラジカ]](Alces alces)。<br>発達した枝角と大きな体を持ち、名称以外は本節の説明とまったく合致しない。<br>しかしながら、[[w:ガイウス・プリニウス・セクンドゥス|大プリニウス]]の『[[w:博物誌|博物誌]]』第8巻(16章・39節)には、[[w:アクリス|アクリス]]([[w:en:Achlis|achlis]])という一見ヘラジカ(alces)のような奇獣が紹介され、その特徴は本節②項以下のカエサルの説明とほぼ同じであることが知られている。]] [[画像:Gressoney-Saint-Jean-Museo-IMG 1824.JPG|thumb|right|250px|[[w:ノロジカ|ノロジカ]](Capreolus capreolus)。<br>ヨーロッパに広く分布する小鹿で、まだら模様で山羊にも似ているので、本節①項の説明と合致する。しかし、関節はあるし、腹ばいにもなる。]] '''ヘルキュニアの野獣②''' *① Sunt item, quae appellantur [[w:la:Alces|alces]]. **アルケスと呼ばれるものもいる。 **:(訳注:アルケス alces とは[[w:ヘラジカ|ヘラジカ]](オオシカ)を指す単語であるが本節の説明と矛盾する。) *Harum est consimilis [[w:la:Capra|capris]] figura et varietas pellium, **これらの姿形や毛皮のまだらは雄[[w:ヤギ|山羊]]に似ている。 *sed magnitudine paulo antecedunt **が、(山羊を)大きさで少し優っており、 *mutilaeque sunt cornibus **角は欠けていて、 *et crura sine nodis articulisque habent. **脚部には関節の類いがない。 **:(訳注:nodus も articulus も関節の類いを意味する) *② Neque quietis causa procumbunt **休息のために横たわらないし、 *neque, si quo adflictae casu conciderunt, **もし何か不幸なことで偶然にも倒れたならば、 *erigere sese aut sublevare possunt. **自らを起こすことも立ち上げることもできない。 *③ His sunt arbores pro cubilibus; **これらにとって木々は寝床の代わりである。 *ad eas se adplicant **それら(の木々)へ自らを寄りかからせて、 *atque ita paulum modo reclinatae quietem capiunt. **こうして少しだけもたれかかって休息を取るのである。 *④ Quarum ex vestigiis **それらの足跡から *cum est animadversum a venatoribus, quo se recipere consuerint, **(鹿が)どこへ戻ることを常としているかを狩人によって気付かれたときには、 *omnes eo loco aut ab radicibus subruunt aut accidunt arbores, **その地のすべての木々を(狩人は)根から倒すか、あるいは傷つけて、 *tantum ut summa species earum stantium relinquatur. **それらの(木々の)いちばん(外側)の見かけが、立っているかのように残して置かれる。 *⑤ Huc cum se consuetudine reclinaverunt, **そこに(鹿が)習性によってもたれかかったとき、 *infirmas arbores pondere adfligunt atque una ipsae concidunt. **弱った木々を重みで倒してしまい、自身も一緒に倒れるのである。 ===28節=== [[画像:Wisent.jpg|thumb|right|250px|[[w:ヨーロッパバイソン|ヨーロッパバイソン]]([[w:la:Bison|Bison bonasus]])。<br>かつてヨーロッパに多数生息していた野牛で、相次ぐ乱獲により野生のものは20世紀初頭にいったん絶滅したが、動物園で繁殖させたものを再び野生に戻す試みが行なわれている。]] [[画像:Muybridge Buffalo galloping.gif|thumb|right|200px|疾走するバイソン]] [[画像:Drinkhoorn_roordahuizum.JPG|thumb|right|200px|酒杯として用いられた野獣の角。銀で縁取りされている。]] '''ヘルキュニアの野獣③''' *③ Tertium est genus eorum, qui uri appellantur. **第3のものは、野牛と呼ばれる種類である。 *Hi sunt magnitudine paulo infra [[w:la:Elephantidae|elephantos]], **これらは、大きさで少し[[w:ゾウ|象]]に劣るが、 *specie et colore et figura [[w:la:Taurus|tauri]]. **見かけと色と姿形は雄[[w:ウシ|牛]]である。 *② Magna vis eorum est et magna velocitas, **それらの力は大きく、(動きも)とても速く、 *neque homini neque ferae, quam conspexerunt, parcunt. **人間でも野獣でも、見かけたものには容赦しない。 *Hos studiose foveis captos interficiunt. **(ゲルマーニア人は)これらを熱心に落とし穴で捕らえたものとして殺す。 *③ Hoc se labore durant adulescentes **この労苦により青年たちを鍛え、 *atque hoc genere venationis exercent, **[[w:狩猟|狩猟]]のこの類いで鍛錬するのであり、 *et qui plurimos ex his interfecerunt, **これら(の野牛)のうちから最も多くを殺した者は、 *relatis in publicum [[w:la:Cornu|cornibus]], quae sint testimonio, **証拠になるための[[w:角|角]]を公の場に持参して、 *magnam ferunt laudem. **大きな賞賛を得るのである。 *④ Sed adsuescere ad homines et mansuefieri ne parvuli quidem excepti possunt. **けれども(野牛は)幼くして捕らえられてさえも、人間に慣れ親しんで飼い慣らされることはできない。 *⑤ Amplitudo cornuum et figura et species multum a nostrorum boum cornibus differt. **角の大きさや形や見かけは、我々(ローマ人)の牛の角とは大いに異なる。 *⑥ Haec studiose conquisita ab labris argento circumcludunt **これらは熱心に探し求められて、縁を[[w:銀|銀]]で囲って、 *atque in amplissimis epulis pro poculis utuntur. **とても贅沢な祝宴において[[w:盃|杯]]として用いられるのである。 ==対エブロネス族追討戦(1)== ===29節=== '''ゲルマーニアから撤兵、対アンビオリクス戦へ出発''' *① Caesar, postquam per Ubios exploratores comperit Suebos sese in silvas recepisse, **カエサルは、ウビイー族の偵察者たちを通じてスエービー族が森に撤退したことを確報を受けた後で、 **:(訳注:[[#10節|10節]]によれば、バケニス Bacenis の森。[[#コラム「スエービー族とカッティー族・ケールスキー族・ウビイー族について|既述]]のように、スエービー族とはカッティー族 [[w:en:Chatti|Chatti]] と考えられる。) *inopiam frumenti veritus, **糧食の欠乏を恐れて、 *quod, ut supra demonstravimus, minime omnes Germani agri culturae student, **というのは、前に説明したように、ゲルマーニア人は皆が土地を耕すことに決して熱心でないので、 **:(訳注:[[#22節|22節]]を参照。耕地がなければ、ローマ軍は穀物の現地調達ができない。) *constituit non progredi longius; **より遠くへ前進しないことを決めた。 *② sed, ne omnino metum reditus sui barbaris tolleret **けれども、自分たち(ローマ軍)が戻って来る恐れを蛮族からまったく取り去ってしまわないように、 *atque ut eorum auxilia tardaret, **かつ、彼ら(ゲルマーニア人)の(ガッリア人への)支援を遅らせるように、 *reducto exercitu partem ultimam pontis, quae ripas Ubiorum contingebat, **ウビイー族側の岸(=レーヌス川東岸)につなげていた橋の最後の部分に軍隊を連れ戻して、 *in longitudinem pedum ducentorum rescindit **(橋を)長さ200[[w:ペース (長さ)|ペース]](=約60m)切り裂いて、 *③ atque in extremo ponte turrim tabulatorum quattuor constituit **橋の先端のところに4層の櫓を建てて、 *praesidiumque cohortium duodecim pontis tuendi causa ponit **12個[[w:コホルス|歩兵大隊]]の守備隊を橋を防護するために配置して、 *magnisque eum locum munitionibus firmat. **その場所を大きな城砦で固めた。 *Ei loco praesidioque C.(Gaium) Volcacium Tullum adulescentem praeficit. **その場所と守備隊を青年ガイウス・ウォルカキウス・トゥッルスに指揮させた。 **:(訳注:元執政官 [[w:en:Lucius_Volcatius_Tullus_(consul_66_BC)|Lucius Volcatius Tullus]] に対して、青年 adulescentem と区別したのであろう。 **:ウォルカキウス Volcacium の綴りは、写本により相異する。) *④ Ipse, cum maturescere frumenta inciperent, **(カエサル)自身は、穀物が熟し始めたので、 *ad bellum [[w:la:Ambiorix|Ambiorigis]] profectus per Arduennam silvam, **[[w:アンビオリクス|アンビオリクス]]との戦争へ、アルドゥエンナの森を通って進発した。 **:(訳注:アルドゥエンナの森については、[[ガリア戦記 第5巻#3節|第5巻3節]]ですでに説明されている。) *quae est totius Galliae maxima **それ(=森)は全ガッリアで最も大きく、 *atque ab ripis Rheni finibusque Treverorum ad Nervios pertinet **レヌス(=[[w:ライン川|ライン川]])の岸およびトレーウェリー族の境界から、[[w:ネルウィイ族|ネルウィイ族]](の領土)へ及んでおり、 *milibusque amplius quingentis in longitudinem patet, **長さは500ローママイル(=約740km)より大きく広がっている。 *L.(Lucium) Minucium Basilum cum omni equitatu praemittit, **ルキウス・ミヌキウス・バスィルスをすべての騎兵隊とともに先遣した。 *si quid celeritate itineris atque opportunitate temporis proficere possit; **行軍の迅速さと時間の有利さによって、何かを得られるかどうかということである。 *⑤ monet, ut ignes in castris fieri prohibeat, ne qua eius adventus procul significatio fiat: **野営において火を生じることを禁じるように、何事かにより遠くから彼の到来の予兆を生じないように、戒めた。 *sese confestim subsequi dicit. **(カエサル)自らは、ただちに後から続くと言った。 ===30節=== '''アンビオリクスがバスィリスのローマ騎兵から逃れる''' *① Basilus, ut imperatum est, facit. **バスィルスは、命令されたように、行なった。 *Celeriter contraque omnium opinionem confecto itinere **速やかに、かつ皆の予想に反して、行軍を成し遂げて、 *multos in agris inopinantes deprehendit: **(城市でない)土地にいた気付かないでいる多くの者を捕らえた。 *eorum indicio ad ipsum Ambiorigem contendit, quo in loco cum paucis equitibus esse dicebatur. **彼らの申し立てにより、[[w:アンビオリクス|アンビオリクス]]その人がわずかな騎兵たちとともにいると言われていた場所に急いだ。 *② Multum cum in omnibus rebus, tum in re militari potest Fortuna. **あらゆる事柄においても、とりわけ軍事においても、運命(の女神)が大いに力がある。 *Nam magno accidit casu, **実際のところ、大きな偶然により生じたのは、 *ut in ipsum incautum etiam atque imparatum incideret, **(アンビオリクス)自身でさえも油断していて不用意なところに(バスィルスが)遭遇したが、 *priusque eius adventus ab omnibus videretur, quam fama ac nuntius adferretur: **彼の到来が(ガッリア勢の)皆により見られたのが、風聞や報告により知らされるよりも早かったのである。 *sic magnae fuit fortunae **同様に(アンビオリクスにとって)大きな幸運に属したのは、 *omni militari instrumento, quod circum se habebat, erepto, **自らの周りに持っていたすべての武具を奪われて、 *raedis equisque comprehensis **四輪馬車や馬を差し押さえられても、 *ipsum effugere mortem. **(アンビオリクス)自身は死を逃れたことである。 *③ Sed hoc quoque factum est, **しかし、以下のこともまた起こった。 *quod aedificio circumdato silva, **(アンビオリクスの)館が森で取り巻かれており、 *─ ut sunt fere domicilia Gallorum, qui vitandi aestus causa **─ ガッリア人の住居はほぼ、暑さを避けることのために、 *plerumque silvarum atque fluminum petunt propinquitates ─, **たいてい森や川の近接したところに求めるのであるが ─ *comites familiaresque eius angusto in loco paulisper equitum nostrorum vim sustinuerunt. **彼の従者や郎党どもが、狭い場所でしばらく、我が方(ローマ勢)の騎兵の力を持ちこたえたのだ。 *④ His pugnantibus illum in equum quidam ex suis intulit: **彼らが戦っているときに、彼(アンビオリクス)を配下のある者が馬に押し上げて、 *fugientem silvae texerunt. **逃げて行く者(アンビオリクス)を森が覆い隠した。 *Sic et ad subeundum periculum et ad vitandum multum Fortuna valuit. **このように(アンビオリクスが)危険に突き進んだことや避けられたことに対して、運命(の女神)が力をもったのである。 ===31節=== '''エブロネス族の退避、カトゥウォルクスの最期''' *① [[w:la:Ambiorix|Ambiorix]] copias suas iudicione non conduxerit, quod proelio dimicandum non existimarit, **[[w:アンビオリクス|アンビオリクス]]は、戦闘で争闘するべきとは考えていなかったので、自らの判断で軍勢を集めなかったのか、 *an tempore exclusus et repentino equitum adventu prohibitus, **あるいは、時間に阻まれ、予期せぬ[[w:騎兵|騎兵]]の到来に妨げられて、 *cum reliquum exercitum subsequi crederet, **(ローマ勢の)残りの軍隊(=軍団兵)が後続して来ることを信じたためなのか、 *dubium est. **不確かなことである。 *② Sed certe dimissis per agros nuntiis sibi quemque consulere iussit. **けれども、確かに領地を通じて伝令を四方に遣わして、おのおのに自らを助けることを命じた。 *Quorum pars in Arduennam silvam, pars in continentes paludes profugit; **それらの者たち(領民)のある一部はアルドゥエンナの森に、一部は絶え間ない沼地に退避した。 *③ qui proximi Oceano fuerunt, **<ruby><rb>大洋<span style="color:#009900;">〔[[w:大西洋|大西洋]]〕</span></rb><rp>(</rp><rt>オーケアヌス</rt><rp>)</rp></ruby>にとても近いところにいた者たちは、 *hi insulis sese occultaverunt, quas aestus efficere consuerunt: **[[w:潮汐|満潮]]が形成するのが常であった島々に身を隠した。 [[画像:Taxus baccata MHNT.jpg|thumb|right|300px|[[w:ヨーロッパイチイ|ヨーロッパイチイ]]([[w:en:Taxus baccata|Taxus baccata]])<br>欧州などに広く自生するイチイ科の[[w:針葉樹|針葉樹]]。赤い果実は食用で甘い味だが、種子には[[w:タキシン|タキシン]](taxine)という[[w:アルカロイド|アルカロイド]]系の毒物が含まれており、種子を多量に摂れば[[w:痙攣|けいれん]]を起こして[[w:呼吸困難|呼吸困難]]で死に至る。<br>他方、[[w:タキサン|タキサン]](taxane)という成分は[[w:抗がん剤|抗がん剤]]などの[[w:医薬品|医薬品]]に用いられる。]] *④ multi ex suis finibus egressi **多くの者たちは、自分たちの領土から出て行って、 *se suaque omnia alienissimis crediderunt. **自分たちとその一切合財をまったく異邦の者たちに委ねた。 *⑤Catuvolcus, rex dimidiae partis Eburonum, **[[w:カトゥウォルクス|カトゥウォルクス]]は、[[w:エブロネス族|エブロネス族]]の半分の地方の王であり、 *qui una cum Ambiorige consilium inierat, **アンビオリクスと一緒に(カエサルに造反する)企てに取りかかった者であるが、 **:(訳注:[[ガリア戦記 第5巻#26節|第5巻26節]]を参照。) *aetate iam confectus, cum laborem aut belli aut fugae ferre non posset, **もはや老衰していたので、戦争の労苦、あるいは逃亡の労苦に耐えることができなかったので、 **:(訳注:aetate confectus 老衰した) *omnibus precibus detestatus Ambiorigem, qui eius consilii auctor fuisset, **その企ての張本人であったアンビオリクスをあらゆる呪詛のことばで呪って、 *taxo, cuius magna in Gallia Germaniaque copia est, se exanimavit. **[[w:ガリア|ガッリア]]や[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]に大量にあった[[w:イチイ属|イチイ]]によって、息絶えたのであった。 ===32節=== '''ゲルマーニア部族の弁明、アドゥアトゥカに輜重を集める''' *① Segni Condrusique, ex gente et numero Germanorum, **[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人の種族や集団のうち、[[w:セグニ族|セグニ族]]と[[w:コンドルスィ族|コンドルスィ族]]は、 *qui sunt inter Eburones Treverosque, **[[w:エブロネス族|エブロネス族]]とトレーウェリー族の間にいたが、 *legatos ad Caesarem miserunt oratum, **カエサルのところへ嘆願するために使節たちを遣わした。 *ne se in hostium numero duceret **自分たちを敵として見なさないように、と。 *neve omnium Germanorum, qui essent citra Rhenum, unam esse causam iudicaret; **しかも、レーヌス(=[[w:ライン川|ライン川]])のこちら側にいるゲルマーニア人すべての事情は1つであると裁断しないように、と。 *nihil se de bello cogitavisse, nulla Ambiorigi auxilia misisse. **自分たちは、戦争についてまったく考えたことはないし、[[w:アンビオリクス|アンビオリクス]]に何ら援軍を派遣したことはない、と。 *② Caesar explorata re quaestione captivorum, **カエサルは捕虜を審問することによってその事を探り出すと、 *si qui ad eos Eburones ex fuga convenissent, **もし彼らのところへ逃亡しているエブロネス族の者たちの誰かが訪れたならば、 *ad se ut reducerentur, imperavit; **自分(カエサル)のところへ連れ戻されるようにと、命令した。 *si ita fecissent, fines eorum se violaturum negavit. **もしそのように行なったならば、彼らの領土を自分(カエサル)が侵害することはないであろうと主張した。 *③ Tum copiis in tres partes distributis **それから、軍勢を3方面に分散して、 *impedimenta omnium legionum Aduatucam contulit. **すべての軍団の[[w:輜重|輜重]]を[[w:アドゥアトゥカ|アドゥアトゥカ]]に運び集めた。 **:(訳注:アドゥアトゥカ Aduatuca の表記は、写本によってはアトゥアトゥカ Atuatuca となっている。現在の[[w:トンゲレン|トンゲレン市]]。) *④ Id castelli nomen est. **それは、城砦の名前である。 *Hoc fere est in mediis Eburonum finibus, **これは、エブロネス族の領土のほぼ真ん中にあり、 *ubi Titurius atque Aurunculeius hiemandi causa consederant. **そこには、[[w:クィントゥス・ティトゥリウス・サビヌス|ティトゥリウス(・サビヌス)]]と[[w:ルキウス・アウルンクレイウス・コッタ|アウルンクレイウス(・コッタ)]]が越冬するために陣取っていた。 *⑤ Hunc cum reliquis rebus locum probabat, **(カエサルは)この場所を、ほかの事柄によっても是認したし、 *tum quod superioris anni munitiones integrae manebant, ut militum laborem sublevaret. **またとりわけ前年の防備が損なわれずに存続していたので、兵士の労苦を軽減するためでもある。 *Praesidio impedimentis legionem quartamdecimam reliquit, **(全軍の)輜重の守備隊として第14軍団を(そこに)残した。 *unam ex his tribus, quas proxime conscriptas ex Italia traduxerat. **(それは)最近にイタリアから徴集されたものとして連れて来られた3個(軍団)のうちの1個である。 **:(訳注:[[#1節|1節]]を参照。イタリア Italia とはカエサルが総督であった[[w:ガリア・キサルピナ|ガッリア・キサルピーナ]]のことであろう。) *Ei legioni castrisque Q.(Quintum) Tullium Ciceronem praeficit ducentosque equites ei attribuit. **その[[w:ローマ軍団|軍団]]と陣営には[[w:クィントゥス・トゥッリウス・キケロ|クィントゥス・トゥッリウス・キケロ]]を指揮者として、200騎の騎兵を彼に割り当てた。 ===33節=== '''軍勢をカエサル、ラビエヌス、トレボニウスの三隊に分散''' *① Partito exercitu **軍隊を分配して、 *T.(Titum) Labienum cum legionibus tribus ad Oceanum versus **[[w:ティトゥス・ラビエヌス|ティトゥス・ラビエヌス]]には、3個[[w:ローマ軍団|軍団]]とともに、<ruby><rb>大洋<span style="color:#009900;">〔[[w:大西洋|大西洋]]〕</span></rb><rp>(</rp><rt>オーケアヌス</rt><rp>)</rp></ruby>の方へ向けて、 *in eas partes, quae Menapios attingunt, proficisci iubet; **[[w:メナピイ族|メナピイ族]]に接する地方に出発することを命じた。 *② C.(Gaium) Trebonium cum pari legionum numero **[[w:ガイウス・トレボニウス|ガイウス・トレボニウス]]には、軍団の同数とともに、 *ad eam regionem, quae Aduatucis adiacet, depopulandam mittit; **[[w:アドゥアトゥキ族|アドゥアトゥキ族]]に隣接する領域へ、荒らすために派遣した。 [[画像:Locatie-Maas-3.png|thumb|right|200px|[[w:ベルギー|ベルギー]]周辺の地図。図の左側を[[w:スヘルデ川|スヘルデ川]]が、右側を[[w:マース川|マース川]]が流れているため、両河川は離れており、カエサルがどの地に言及しているのかはわからない。]] [[画像:Schelde_4.25121E_51.26519N.jpg|thumb|right|200px|ベルギーの[[w:アントウェルペン|アントウェルペン]]周辺を流れる[[w:スヘルデ川|スヘルデ川]]河口付近の[[w:衛星画像|衛星画像]]。ラビエヌスが向かったメナピイ族に接する地方である。]] *③ ipse cum reliquis tribus ad flumen [[w:la:Scaldis|Scaldim]], quod influit in [[w:la:Mosa|Mosam]], **(カエサル)自身は、残りの3個(軍団)とともに、モサ(川)に流れ込むスカルディス川のところへ、 **:(訳注:スカルディス Scaldis は現在の[[w:スヘルデ川|スヘルデ川]] Schelde で、フランス北部からベルギー、オランダへ流れている。 **:モサ川 Mosa すなわち現在の[[w:マース川|マース川]] Maas とは運河でつながるが、当時の関係およびカエサルの目的地は不詳。) *extremasque Arduennae partes ire constituit, **かつ[[w:アルデンヌ|アルドゥエンナ]](の森林)の外縁の地方へ行軍することを決めた。 *quo cum paucis equitibus profectum Ambiorigem audiebat. **そこへは、アンビオリクスがわずかな騎兵たちとともに出発したと聞いていたのだ。 *④ Discedens post diem septimum sese reversurum confirmat; **(カエサルは陣営を)離れるに当たって、7日目の後(=6日後)に自分は引き返して来るであろうと断言した。 *quam ad diem ei legioni, quae in praesidio relinquebatur, deberi frumentum sciebat. **その当日には、守備に残される軍団にとって糧食が必要とされることを(カエサルは)知っていたのだ。 *⑤ Labienum Treboniumque hortatur, **(カエサルは)ラビエヌスとトレボニウスを(以下のように)鼓舞した。 *si rei publicae commodo facere possint, **もし(ローマ軍全体の)公務のために都合良く行動することができるならば、 *ad eum diem revertantur, **その日には戻って、 *ut rursus communicato consilio exploratisque hostium rationibus **再び(互いの)考えを伝達して、敵たちの作戦を探り出し、 *aliud initium belli capere possint. **次なる戦争の端緒を捉えようではないか、と。 <br> :('''訳注:カエサル麾下の軍団配分について''' :[[ガリア戦記 第5巻#8節|第5巻8節]]の記述によれば、ブリタンニアへ2度目の遠征をする前(BC54年)のカエサルは少なくとも8個軍団と騎兵4000騎を :指揮していた。[[ガリア戦記 第5巻#24節|第5巻24節]]によれば、帰還後は8個軍団および軍団から離れた5個[[w:コホルス|歩兵大隊]]を指揮していたが、 :アンビオリクスによる[[w:アドゥアトゥカの戦い|アドゥアトゥカの戦い]]で[[w:クィントゥス・ティトゥリウス・サビヌス|サビヌス]]らとともに1個軍団と5個大隊が壊滅したので、残りは7個軍団となる。 :[[#1節|本巻1節]]によれば、この年(BC53年)には3個軍団を新たに徴集したので、計10個軍団となったはずである。 :[[#29節|29節]]では、このうちから12個大隊をライン川に架かる橋の守備に残し、[[#32節|32節]]では輜重の守備としてアドゥアトゥカに1個軍団を残した。 :本節の記述通りにラビエヌス、トレボニウス、カエサルがそれぞれ3個軍団(計9個)を受け持ったとすると、あわせて10個軍団と12個大隊という勘定になる。 :したがって、この勘定が正しいのであれば、ライン川に残した12個大隊は各軍団から引き抜いたものであり、各軍団は定員を割っていると考えられる。) ===34節=== '''夷を以って夷を制す対エブロネス族包囲網''' *① Erat, ut supra demonstravimus, manus certa nulla, **前に説明したように、(エブロネス族には)決まった手勢がなかったし、 **:(訳注:[[#31節|31節]]を参照。) *non oppidum, non praesidium, quod se armis defenderet, **自分たちが武器で防衛するような[[w:オッピドゥム|城市]]も、防塁もなかった。 *sed in omnes partes dispersa multitudo. **けれども、あらゆる方面に大勢が分散されていた。 *② Ubi cuique aut valles abdita aut locus silvestris aut palus impedita **おのおのが、密かな峡谷、あるいは森に覆われた土地といったところに、 *spem praesidi aut salutis aliquam offerebat, consederat. **守備あるいは身の安全の何らかの希望を提供するところに、陣取っていた。 *③ Haec loca vicinitatibus erant nota, **これらの場所は、近隣の者たちは知っていたので、 **:(訳注:すなわち、近隣のガッリア人には地の利があり、ローマ人には地の利がなかったので) *magnamque res diligentiam requirebat **事態はたいへんな注意深さを必要としていた。 *non in summa exercitus tuenda **(ローマ人の)軍隊全体を守るためではなく、 *─ nullum enim poterat universis &lt;a&gt; perterritis ac dispersis periculum accidere ─, **─なぜなら、脅かされ分散されている者たちにより(ローマ軍)総勢が危険を生じることはありえなかったので─ *sed in singulis militibus conservandis; **けれども、個々の(ローマ人の)兵士たちを守ることのために(注意深さを必要としていた)。 *quae tamen ex parte res ad salutem exercitus pertinebat. **少なくとも、ある面では、そういう事態は軍隊の安全に及んでいた。 *④ Nam et praedae cupiditas multos longius evocabat, **すなわち、略奪品への欲望が多くの者たちをより遠くへ呼び寄せていたし、 *et silvae incertis occultisque itineribus confertos adire prohibebant. **森林の不確かで隠された道のりによって密集した行軍を妨げていた。 *⑤ Si negotium confici stirpemque hominum sceleratorum interfici vellent, **もし、戦役が完遂されること、および非道な連中(=エブロネス族)の血筋が滅ぼされることを欲するならば、 *dimittendae plures manus diducendique erant milites; **いくつもの部隊が分遣され、兵士たちが展開されるべきである。 *⑥ si continere ad signa manipulos vellent, ut instituta ratio et consuetudo exercitus Romani postulabat, **もし、ローマ軍が決められた流儀や慣行を要求するように、[[w:マニプルス|中隊]]が軍旗のもとにとどまることを欲するならば、 *locus ipse erat praesidio barbaris, **その場所が蛮族にとって守りとなるであろう。 *neque ex occulto insidiandi et dispersos circumveniendi **隠れたところから待ち伏せするため、分散した者たち(=ローマ兵)を包囲するために、 *singulis deerat audacia. **(エブロネス族の)おのおのにとって勇敢さには事欠かなかった。 *⑦ Ut in eiusmodi difficultatibus, quantum diligentia provideri poterat providebatur, **そのような困難さにおいては、できるかぎりの注意深さで用心されるほどに、用心されるものであるが、 *ut potius in nocendo aliquid praetermitteretur, **結果として、むしろ(敵勢への)何らかの加害は差し控えられることになった。 *etsi omnium animi ad ulciscendum ardebant, **たとえ、皆の心が(エブロネス族に)報復するために燃え立っていたとしても、 *quam cum aliquo militum detrimento noceretur. **兵士たちの何らかの損失を伴って(敵に)加害がなされるよりも。 **:(訳注:伏兵によって被害をこうむるよりは、ローマ人の安全のために、ローマ兵による攻撃は避けられた。) *⑧ Dimittit ad finitimas civitates nuntios Caesar; **カエサルは、近隣の諸部族のところへ伝令たちを分遣した。 *omnes ad se vocat spe praedae ad diripiendos Eburones, **[[w:エブロネス族|エブロネス族]]に対して戦利品を略奪することの望みを呼びかけた。 *ut potius in silvis Gallorum vita quam legionarius miles periclitetur, **森の中で、軍団の兵士たちよりも、むしろガッリア人たちの生命が危険にさらされるように、 *simul ut magna multitudine circumfusa **同時にまた、たいへんな大勢で取り囲むことによって、 *pro tali facinore stirps ac nomen civitatis tollatur. **(サビヌスらを滅ぼした)あれほどの罪業の報いとして、部族の血筋と名前が抹殺されるように、と。 *Magnus undique numerus celeriter convenit. **至る所から多数の者が速やかに集結した。 ==スガンブリー族のアドゥアトゥカ攻略戦== ===35節=== '''スガンブリー族が略奪に駆り立てられてアドゥアトゥカへ向かう''' *① Haec in omnibus Eburonum partibus gerebantur, **これらのこと(=追討戦)が[[w:エブロネス族|エブロネス族]]のすべての地方で遂行されていたが、 *diesque adpetebat septimus, quem ad diem Caesar ad impedimenta legionemque reverti constituerat. **カエサルがその日に[[w:輜重|輜重]]と(キケロの)[[w:ローマ軍団|軍団]]のところへ引き返すと決めていた7日目が近づいていた。 *② Hic quantum in bello Fortuna possit et quantos adferat casus, cognosci potuit. **ここに、戦争では運命(の女神)がどれほどのことに力を持ち、どれほどの結末を引き起こすかを知ることができた。 **:(訳注:[[#30節|30節]]でもそうだが、カエサルは戦況が芳しくないと運命 Fortuna を持ち出すようである。[[#42節|42節]]も参照。) *③ Dissipatis ac perterritis hostibus, ut demonstravimus, **(前節で)説明したように、追い散らされて、脅かされている敵たちには、 *manus erat nulla quae parvam modo causam timoris adferret. **(ローマ勢に敵を)恐れる理由を少しの程度も引き起こすようないかなる手勢もなかった。 *④ Trans Rhenum ad Germanos **レーヌス(=[[w:ライン川|ライン川]])の向こう側の[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人のところへ、 *pervenit fama, diripi Eburones atque ultro omnes ad praedam evocari. **エブロネス族が収奪され、(近隣部族の)皆が略奪品へ向けて自発的に誘惑されているという風評が達した。 *⑤ Cogunt equitum duo milia Sugambri, qui sunt proximi Rheno, **レーヌスの近隣にいたスガンブリ族は、騎兵2000騎を徴集した。 *a quibus receptos ex fuga Tenctheros atque Usipetes supra docuimus. **前に説明したように、彼らによって[[w:テンクテリ族|テンクテリ族]]と[[w:ウスィペテス族|ウスィペテス族]]が逃亡から迎え入れられたのだ。 **:(訳注:[[ガリア戦記 第4巻#16節|第4巻16節]]および[[ガリア戦記 第4巻#18節|18~19節]]を参照。) *⑥ Transeunt Rhenum navibus ratibusque **(スガンブリー族は)レーヌスを船団や筏で渡河した。 *triginta milibus passuum infra eum locum, ubi pons erat perfectus praesidiumque ab Caesare relictum. **カエサルにより橋が造り上げられて守備隊が残された地点よりも下流に30ローママイル(約44km)のところを。 *Primos Eburonum fines adeunt; **手始めとしてエブロネス族の領土に殺到して、 *multos ex fuga dispersos excipiunt, **逃亡からちりぢりにさせられた多くの者たちを追い捕らえて、 *magno pecoris numero, cuius sunt cupidissimi barbari, potiuntur. **蛮族たちが最も熱望している家畜の多数をわがものにした。 *⑦ Invitati praeda longius procedunt. **(スガンブリー族の軍勢は)略奪品に誘われて、より遠くに進み出た。 *Non hos palus ─ in bello latrociniisque natos ─, non silvae morantur. **戦争や追いはぎに生まれついていたので、沼地も森林も彼らを妨げることがなかった。 *Quibus in locis sit Caesar, ex captivis quaerunt; **カエサルがどの場所にいるのか、捕虜から問い質した。 *profectum longius reperiunt omnemque exercitum discessisse cognoscunt. **(彼が)より遠くに旅立って、軍隊の総勢が立ち去ったことを、知った。 *⑧ Atque unus ex captivis "Quid vos," inquit, **なおかつ、捕虜たちのうちの一人が「なぜ、あんたたちは」と言い出した。 *"hanc miseram ac tenuem sectamini praedam, **「この取るに足らない、ちっぽけな略奪品を追い求めるのか。 **:(訳注:sectamini はデポネンティア動詞 sector の直説法・2人称複数・現在形) *quibus licet iam esse fortunatissimos? **(あんたたちは)今や、最も富裕な者に成り得るのに。 *⑨ Tribus horis Aduatucam venire potestis: **(この場所から)3時間で[[w:アドゥアトゥカ|アドゥアトゥカ]]に到達できる。 **:(訳注:古代ローマの時間は、不定時法であり、当地の緯度や季節により長さは異なる。) *huc omnes suas fortunas exercitus Romanorum contulit; **ここへ、ローマ軍がすべての財産を運び集めたのだ。 *praesidii tantum est, ut ne murus quidem cingi possit, **守備隊は、城壁が取り巻かれることさえできないほどの(貧弱な)ものでしかない。 *neque quisquam egredi extra munitiones audeat." **何者も防備の外側へあえて出て行こうとはしないのだ。」 *⑩ Oblata spe Germani, **ゲルマーニア人たちは(ローマ軍の財産という)望みを提示されて、 *quam nacti erant praedam, in occulto relinquunt; **(すでにエブロネス族の者たちから)獲得していた略奪品を秘されたところに残しておいて、 *ipsi Aduatucam contendunt usi eodem duce, cuius haec indicio cognoverant. **自身は、このことを申告により知ったところの同じ(捕虜の)案内人を使役して、アドゥアトゥカに急いだ。 <br> :('''訳注:部族名・地名の表記について''' :スガンブリー族 Sugambri:α系写本では Sugambri、T・U写本では Sygambri、V・R写本では Sigambri :テンクテリ族 Tenctheri:β系写本では Tenctheri、α系写本では Thenctheri :アドゥアトゥカ Aduatuca:α系・T写本では Aduatuca、V・ρ系写本では Atuatuca) ===36節=== '''アドゥアトゥカのキケロが糧秣徴発に派兵する''' *① [[w:la:Quintus_Tullius_Cicero|Cicero]], qui omnes superiores dies **[[w:クィントゥス・トゥッリウス・キケロ|キケロ]]は(期日の7日目)より以前の日々すべてを *praeceptis Caesaris cum summa diligentia milites in castris continuisset **カエサルの指図により、最高の入念さとともに、兵士たちを陣営の中に留めておき、 *ac ne calonem quidem quemquam extra munitionem egredi passus esset, **<ruby><rb>[[w:カロネス|軍属奴隷]]</rb><rp>(</rp><rt>カロネス</rt><rp>)</rp></ruby> でさえも、何者も防備の外側に出て行くことを許されなかった。 *septimo die diffidens de numero dierum Caesarem fidem servaturum, **(期日の)7日目に、カエサルが日数についての約束を守るであろうか、という不信を抱いた。 *quod longius eum<ref>eum はβ系写本の記述で、α系写本にはない。</ref> progressum audiebat, **というのは、彼(カエサル)は、はるか遠くに前進したと聞いていたのだし、 *neque ulla de reditu eius fama adferebatur, **彼の帰還については何ら伝言を届けられていなかったからである。 *② simul eorum permotus vocibus, **同時に(キケロは)以下のような者たちの声に揺り動かされた。 *qui illius patientiam paene obsessionem appellabant, siquidem ex castris egredi non liceret, **もし本当に陣営から出て行くことが許されないならば、彼の忍耐はほぼ攻囲(籠城)であるというのだ。 *nullum eiusmodi casum exspectans, **以下のような事態を予期してもいなかった。 *quo novem oppositis legionibus maximoque equitatu, **9個[[w:ローマ軍団|軍団]]と最大限の[[w:騎兵|騎兵]]隊が(敵と)対峙して、 *dispersis ac paene deletis hostibus **敵たちは散らばらされて、ほとんど抹殺されたのに、 *in milibus passuum tribus offendi posset, **(自陣から)3ローママイルの内で(敵対勢力から)襲撃され得るとは。 [[画像:PraetorianVexillifer_1.jpg|thumb|right|200px|帝政期に用いられた軍旗(ウェクスィッルム)の一種を再現したもの。]] *quinque cohortes frumentatum in proximas segetes mittit, **5個<ruby><rb>[[w:コホルス|歩兵大隊]]</rb><rp>(</rp><rt>コホルス</rt><rp>)</rp></ruby>を糧秣徴発するために、近隣の耕地に派遣した。 *quas inter et castra unus omnino collis intererat. **それら(の耕地)と陣営の間には、ただ一つの丘陵が介在するだけであった。 *③ Complures erant in castris<ref>in castris はβ系写本の記述で、α系写本にはない。</ref> ex legionibus aegri relicti; **陣営の中には、諸軍団のうちから少なからぬ傷病者たちが残留していた。 *ex quibus qui hoc spatio dierum convaluerant, circiter trecenti(CCC), **その者たちのうちから、この日々の間に回復していた約300名が、 *sub vexillo una mittuntur; **<ruby><rb>[[w:ウェクスィッルム|軍旗]]</rb><rp>(</rp><rt>ウェクスィッルム</rt><rp>)</rp></ruby>のもとで一緒に派遣された。 *magna praeterea multitudo calonum, magna vis iumentorum quae in castris subsederant, **そのうえに、軍属奴隷の大多数、陣営の中に残留していた(ロバなどの)役畜の多数が、 *facta potestate sequitur. **機会を与えられて、随行した。 ===37節=== [[画像:Castra1.png|thumb|right|200px|ローマ式[[w:カストラ|陣営]]([[w:la:Castra_Romana|castra Romana]])の概略図(再掲)。'''7'''が第10大隊の門(porta decumana)で、陣営の裏門に当たる。]] '''スガンブリー族がキケロの陣営に襲来''' *① Hoc ipso tempore et casu Germani equites interveniunt **このまさにその時と状況に、[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人の[[w:騎兵|騎兵]]たちが出現して、 *protinusque eodem illo, quo venerant, cursu **さらに前方へ(彼らが)やって来たのと同じ突進でもって、 *ab decumana porta in castra inrumpere conantur, **第10大隊の門(=裏門)から陣営の中に突入することを試みた。 **:(訳注:decumana porta は[[ガリア戦記 第2巻#24節|第2巻24節]]で既出、図を参照。) *② nec prius sunt visi obiectis ab ea parte silvis, quam [[wikt:la:castrum|castris]] adpropinquarent, **その方面については森林がじゃま立てしていたので(彼らは)陣営に接近するまでは視認されなかったのだ。 *usque eo ut qui sub [[w:la:Vallum|vallo]] tenderent mercatores, recipiendi sui facultatem non haberent. **そこまで(敵が急に来たので)、防柵の下に宿営していた商人たちが退避する機会を持たなかったほどであった。 *③ Inopinantes nostri re nova perturbantur, **予感していなかった我が方は、新しい事態に混乱させられて、 *ac vix primum impetum cohors in statione sustinet. **やっとのことで[[w:歩哨|歩哨]]に就いていた[[w:コホルス|歩兵大隊]]が(敵の)最初の突撃を持ちこたえた。 *④ Circumfunduntur ex reliquis hostes partibus, si quem aditum reperire possent. **敵たちは、何らかの入口を探り出せないかと、ほかの方面から取り囲んだ。 *⑤ Aegre portas nostri tuentur; **我が方(=ローマ勢)は辛うじて(四方の)諸門を固守して、 *reliquos aditus locus ipse per se munitioque defendit. **ほかの入口を、その位置そのものと防備が(敵の突入から)防護した。 *⑥ Totis trepidatur castris, **陣営の全体が震撼させられて、 *atque alius ex alio causam tumultus quaerit; **各人がほかの者に騒乱の原因を尋ね合った。 **:(訳注:エブロネス族を追討している最中に、スガンブリー族が来襲するとは予想だにしなかったからである。) *neque quo signa ferantur, neque quam in partem quisque conveniat provident. **が、どこへ軍旗が運ばれるのか、どの方面におのおのが集結するのか、判らなかった。 *⑦ Alius iam castra capta pronuntiat, **ある者は、すでに陣営は占拠されたと公言し、 *alius deleto exercitu atque imperatore victores barbaros venisse contendit; **別のある者は、軍隊も将軍(カエサル)も滅びて蛮族が勝利者としてやって来たのだ、と断言した。 *⑧ plerique novas sibi ex loco religiones fingunt **たいていの者たちは、その場所から、新奇な迷信的感情を創り上げ、 *Cottaeque et Tituri calamitatem, qui in eodem occiderint castello, **同じ砦のところで斃れた[[w:ルキウス・アウルンクレイウス・コッタ|コッタ]]と[[w:クィントゥス・ティトゥリウス・サビヌス|ティトゥリウス(・サビヌス)]]の敗亡を *ante oculos ponunt. **眼前に想い描いた。 *⑨ Tali timore omnibus perterritis **このような怖れによって(陣営内部の)皆が脅えており、 *confirmatur opinio barbaris, ut ex captivo audierant, nullum esse intus praesidium. **蛮族にとっては、捕虜から聞いていたように、内部に守備隊が存在していないという見解が強められた。 *⑩ Perrumpere nituntur **(スガンブリー勢は、陣営の防備を)突破することに努め、 *seque ipsi adhortantur, ne tantam fortunam ex manibus dimittant. **これほどの幸運を手から取りこぼさないように、自分たちが自身を鼓舞した。 ===38節=== '''バクルスと百人隊長たちが防戦する''' *① Erat aeger cum<ref>cum はα系写本の記述で、β系写本では in となっている。</ref> praesidio relictus P.(Publius) Sextius Baculus, **(キケロの陣営には)プーブリウス・セクスティウス・バクルスが傷病者として、守備兵とともに残されていた。 **:<span style="color:#009900;">(訳注:[[w:la:Publius Sextius Baculus|Publius Sextius Baculus]] などの記事を参照。)</span> *qui primum pilum ad<ref>ad はα系写本の記述で、β系写本では apud となっている。</ref> Caesarem duxerat, **その者はカエサルのもとで<ruby><rb>[[w:プリムス・ピルス|首位百人隊長]]</rb><rp>(</rp><rt>プリムス・ピルス</rt><rp>)</rp></ruby> の座に就いていたことがあり、 *cuius mentionem superioribus proeliis fecimus, **かつての戦闘で彼に言及したが、 **:<span style="color:#009900;">(訳注:[[ガリア戦記 第2巻#25節|第2巻25節]] および [[ガリア戦記 第3巻#5節|第3巻5節]]を参照。)</span> *ac diem iam quintum cibo caruerat. **(このとき)食物を欠いてすでに5日目であった。 *② Hic diffisus suae atque omnium saluti inermis ex tabernaculo prodit; **彼は、自らと皆の身の安全に疑念を抱いて、非武装のまま天幕小屋から出て来て、 *videt imminere hostes atque in summo esse rem discrimine; **敵たちが迫って来ていること、および事態が重大な危急にあることを目の当たりにして、 *capit arma a proximis atque in porta consistit. **すぐ近くの者から武器を取って、門のところに陣取った。 *③ Consequuntur hunc centuriones eius cohortis quae in statione erat; **歩哨に立っていた(1個)<ruby><rb>[[w:コホルス|歩兵大隊]]</rb><rp>(</rp><rt>コホルス</rt><rp>)</rp></ruby> の<ruby><rb>[[w:ケントゥリオ|百人隊長]]</rb><rp>(</rp><rt>ケントゥリオ</rt><rp>)</rp></ruby> たちが彼に追随して、 **:(訳注:1個歩兵大隊の百人隊長は、定員通りであれば、6名いた。) *paulisper una proelium sustinent. **しばらく一緒に戦闘を持ちこたえた。 *④ Relinquit animus Sextium gravibus acceptis vulneribus; **セクスティウス(・バクルス)は重い傷を受けて、気を失った。 *Deficiens<ref>deficiens はβ系写本の記述で、α系写本にはない。</ref> aegre per manus tractus servatur. **(彼は)衰弱して、(味方の)手から手に運ばれて辛うじて救助された。 *⑤ Hoc spatio interposito reliqui sese confirmant **こうしてしばらくした後で、ほかの者たちは意を強くした。 *tantum, ut in munitionibus consistere audeant speciemque defensorum praebeant. **(それは)防壁にあえて陣取って、防戦者たちの姿を示したほどであった。 ===39節=== '''スガンブリー族が糧秣徴発部隊をも襲う''' *① Interim confecta frumentatione milites nostri clamorem exaudiunt; **その間に、糧秣徴発を成し遂げると、我が方の兵士たち(=ローマ軍団兵)は叫び声を聞きつけて、 *praecurrunt equites; **[[w:騎兵|騎兵]]たちが先駆けして、 *quanto res sit in periculo cognoscunt. **事態がどれほどの危険にあるかを認識した。 *② Hic vero nulla munitio est quae perterritos recipiat; **そこには、まさに、脅え上がった者たちを受け入れるような、いかなる防備もなかったのである。 *modo conscripti atque usus militaris imperiti **やっと徴集されたばかりの者たち、なおかつ兵役の経験に通じていない者たちは、 *ad tribunum militum centurionesque ora convertunt; **<ruby><rb>[[w:トリブヌス・ミリトゥム|兵士長官]]</rb><rp>(</rp><rt>トリブヌス・ミリトゥム</rt><rp>)</rp></ruby>や<ruby><rb>[[w:ケントゥリオ|百人隊長]]</rb><rp>(</rp><rt>ケントゥリオ</rt><rp>)</rp></ruby>たちの方へ顔を向けた。 *quid ab his praecipiatur exspectant. **彼ら(上官たち)によって何を指図されるか、待っていたのである。 *③ Nemo est tam fortis, quin rei novitate perturbetur. **新奇な事態に不安にさせられないほど勇敢な者は、誰もいなかった。 *④ Barbari signa procul conspicati oppugnatione desistunt, **蛮族たちは、(糧秣徴発隊の)軍旗を遠くから視認すると、(陣営への)攻囲を停止した。 *redisse primo legiones credunt, quas longius discessisse ex captivis cognoverant; **(彼らは)当初は、より遠くに立ち去ったことを捕虜から知っていた(ローマの)諸軍団が戻って来たと思ったが、 *postea despecta paucitate ex omnibus partibus impetum faciunt. **後には、(糧秣徴発隊の)寡勢ぶりを侮って、あらゆる方向から突撃して来た。 ===40節=== '''敵中突破して陣営へ戻る糧秣徴発部隊の明暗''' *① Calones in proximum tumulum procurrunt. **[[w:カロネス|軍属奴隷]]たちは、近隣の丘に先駆けした。 *Hinc celeriter deiecti **(彼らは)ここから、(突撃して来る敵の軍勢を眺めて)たちまち当てが外れて、 *se in signa manipulosque coniciunt; **(後方にいた)軍旗と[[w:マニプルス|歩兵中隊]]のところに身を投じた。 *eo magis timidos perterrent milites. **それゆえに、臆病な兵士たちを大いに脅かした。 [[画像:Wedge-diagram.svg|thumb|right|200px|[[w:くさび|楔(くさび)]]の図。本節で述べられているのは、ローマ勢が楔(図の黒い部分)のように突撃することにより、敵を中央突破しようという戦術であろう。]] *② Alii cuneo facto ut celeriter perrumpant, censent **(ローマ兵の)ある者たちは、速やかに(敵中を)突破するように、<ruby><rb>[[w:くさび|楔形]]</rb><rp>(</rp><rt>くさびがた</rt><rp>)</rp></ruby>隊列を形成しようと考慮した。 *─ quoniam tam propinqua sint castra, **─ 陣営がこれほどまで近隣にあるので、 *etsi pars aliqua circumventa ceciderit, at reliquos servari posse confidunt ─, **たとえ、一部の誰かが包囲されて斃れたとしても、残りの者たちは救われることが可能だと確信したのだ ─。 *③ alii ut in iugo consistant atque eundem omnes ferant casum. **別のある者たちは、(丘の)尾根に陣取って、皆が同じ命運に耐え忍ぼうと(考えた)。 *④ Hoc veteres non probant milites, quos sub vexillo una profectos docuimus. **既述したように軍旗のもとで一緒に発って来た古参兵たちは、後者(の案)を承認しなかった。 **:(訳注:[[#36節|36節]]③項で既述のように、回復した傷病兵たちが同行してきていた。) *Itaque inter se cohortati **こうして、(古参の傷病兵たちは)互いに激励し合って、 *duce C.(Gaio) Trebonio equite Romano, qui iis erat praepositus, **彼らの指揮を委ねられていたローマ人[[w:騎士|騎士階級]]のガイウス・トレボニウスを統率者として、 **:(訳注:[[#33節|33節]]で3個軍団を率いて出発した副官の[[w:ガイウス・トレボニウス|ガイウス・トレボニウス]]とは明らかに同名の別人である。) *per medios hostes perrumpunt incolumesque ad unum omnes in castra perveniunt. **敵たちの中央を突破して、一人に至るまで皆が無傷で陣営に到着した。 *⑤ Hos subsecuti calones equitesque eodem impetu militum virtute servantur. **彼らに追随して、軍属奴隷と[[w:騎兵|騎兵]]たちが同様の突撃をして、兵士たちの武勇により救われた。 *⑥ At ii qui in iugo constiterant, **それに対して(丘の)尾根に陣取った者たちは、 *nullo etiam nunc usu rei militaris percepto **今になってさえも、軍事的行動というものを把握しておらず、 *neque in eo quod probaverant consilio permanere, ut se loco superiore defenderent, **より高い場所で身を守るという、彼らが承認していた考えに留まりもせず、 *neque eam quam prodesse aliis vim celeritatemque viderant, imitari potuerunt, **(彼らが)別の者たち(=古参兵)に役立ったのを見ていたところの力と迅速さを真似することもできなかった。 *sed se in castra recipere conati iniquum in locum demiserunt. **けれども、陣営に退却することを試みたが、不利な場所に落ち込んで行った。 *⑦ Centuriones, quorum nonnulli ex inferioribus ordinibus reliquarum legionum **[[w:ケントゥリオ|百人隊長]]たちといえば、彼らの少なからぬ者たちは、ほかの[[w:ローマ軍団|軍団]]のより低い序列から、 *virtutis causa in superiores erant ordines huius legionis traducti, **武勇のおかげで、この軍団のより高い序列に異動させられていたが、 *ne ante partam rei militaris laudem amitterent, fortissime pugnantes conciderunt. **かつて獲得した軍事的な賞賛を失わないように、とても果敢に奮戦して斃れた。 *⑧ Militum pars horum virtute **兵士たちの一部は、これら(討ち死にした百人隊長たち)の武勇により、 *submotis hostibus praeter spem incolumis in castra pervenit, **予想に反して敵たちが撃退されたので、無傷で陣営に到着した。 *pars a barbaris circumventa periit. **別の一部は、蛮族によって包囲されて、討ち死にした。 ===41節=== '''スガンブリー族の撤退、カエサルの帰還''' *① Germani desperata expugnatione castrorum, **[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人たちは(キケロの)[[w:カストラ|陣営]]の攻略に絶望して、 *quod nostros iam constitisse in munitionibus videbant, **というのは、我が方(ローマ勢)が防備のところに立っているのを見たからであるが、 *cum ea praeda quam in silvis deposuerant, trans Rhenum sese receperunt. **森の中にしまい込んでいた略奪品とともに、レヌス(=[[w:ライン川|ライン川]])の向こう側に撤退した。 *② Ac tantus fuit etiam post discessum hostium terror, **敵たちの立ち去った後でさえ(ローマ勢の)畏怖はたいへんなものであったので、 *ut ea nocte, cum C.(Gaius) Volusenus missus cum equitatu ad castra venisset, **その夜に、(追討戦に)派遣されていたガーイウス・ウォルセーヌスが騎兵隊とともに陣営へ帰着したときに **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:''[[w:en:Gaius Volusenus|Gaius Volusenus]]'' は、[[ガリア戦記_第3巻#5節|第3巻5節]]のアルプス・オクトードゥールスの戦い、<br>    [[ガリア戦記_第4巻#21節|第4巻21節]]・[[ガリア戦記_第4巻#23節|23節]]のブリタンニアへの先遣で既述。<br>    この後、さらに第8巻23節<sub>([[s:la:Commentarii_de_bello_Gallico/Liber_VIII#23|s]])</sub>、48節<sub>([[s:la:Commentarii_de_bello_Gallico/Liber_VIII#48|s]])</sub>でも活躍する。)</span> *fidem non faceret adesse cum incolumi Caesarem exercitu. **カエサルが無傷の軍隊とともに近くに来ていることを(陣営の残留組に)信用させなかったほどである。 *③ Sic omnino animos timor praeoccupaverat, ut paene alienata mente **ほとんど気でも違ったかのように、皆の心を怖れが占めていた。 **:(訳注:sic … ut ~ の構文;「~と同様に…である」) *deletis omnibus copiis equitatum se ex fuga recepisse dicerent **(残留者たちは、カエサルら)全軍勢が滅ぼされて、[[w:騎兵|騎兵隊]]が敗走から退いて来たのだ、と言った。 *neque incolumi exercitu Germanos castra oppugnaturos fuisse contenderent. **(カエサルら)軍隊が無傷であれば、ゲルマーニア人が陣営を襲撃しなかっただろう、と断言した。 **:(訳注:oppugnaturos fuisse ;間接話法では非現実な[[w:条件法|条件文]]の帰結は「未来分詞+fuisse」で表される。) *④ Quem timorem Caesaris adventus sustulit. **その怖れをカエサルの到着が取り除いた。 **:(訳注:sustulit は tollō の完了・能動3人称単数形) ===42節=== '''カエサルがスガンブリー族の襲来と撤退を運命に帰する''' *① Reversus ille, eventus belli non ignorans, **引き返して来た彼(カエサル)は、戦争の成り行きというものを知らないはずがないので、 *unum quod cohortes ex statione et praesidio essent emissae, **ひとつ(だけ)、<ruby><rb>[[w:コホルス|諸大隊]]</rb><rp>(</rp><rt>コホルス</rt><rp>)</rp></ruby> が[[w:歩哨|歩哨]]や守備から(糧秣徴発に)派遣されたことを *questus ─ ne minimo quidem casu locum relinqui debuisse ─ **不慮の事態に対して最小限のいかなる余地も残されるべきではなかった、と嘆いた。 *multum Fortunam in repentino hostium adventu potuisse iudicavit, **不意の敵たちの到来においては運命(の女神)が大いに力を持つ、と断じた。 *② multo etiam amplius, quod paene ab ipso vallo portisque castrorum barbaros avertisset. **さらに、より一層大きかったのは、(運命が)ほとんど蛮族をその陣営の防柵と諸門から追い返してしまったことである。 *③ Quarum omnium rerum maxime admirandum videbatur, **それらのすべての事態でとりわけ驚くべきと思われたのは、 *quod Germani, qui eo consilio Rhenum transierant, ut Ambiorigis fines depopularentur, **その意図で[[w:アンビオリクス|アンビオリクス]]の領土を荒らすようにレヌス(=[[w:ライン川|ライン川]])を渡河していた[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人が、 *ad castra Romanorum delati **ローマ人の陣営の方へそらされて、 *optatissimum Ambiorigi beneficium obtulerunt. **アンビオリクスに最も望ましい恩恵を施してしまったことである。 ==対エブロネス族追討戦(2)== ===43節=== '''アンビオリクスが辛うじて追討を逃れる''' *① Caesar rursus ad vexandos hostes profectus **カエサルは再び敵たちを苦しめるために出発して、 *magno coacto &lt;equitum&gt; numero ex finitimis civitatibus in omnes partes dimittit. **[[w:騎兵|騎兵]]の多数を隣接する諸部族から徴集して、あらゆる方面に派遣した。 **:(訳注:&lt;equitum&gt; 「騎兵の」は近代の校訂者による挿入である。) *② Omnes vici atque omnia aedificia quae quisque conspexerat incendebantur, **おのおのが目にしたすべての村々およびすべての建物が焼き打ちされた。 *pecora interficiebantur<ref>pecora interficiebantur はβ系写本の記述で、α系写本にはない。</ref>, praeda ex omnibus locis agebatur; **家畜は屠殺され、あらゆる場所から略奪品が奪い去られた。 *③ frumenta non solum tanta multitudine iumentorum atque hominum consumebantur, **役畜および人間たちのこれほど大勢により穀物が消費され尽くしたのみならず、 *sed etiam anni tempore atque imbribus procubuerant, **季節と豪雨によってさえも(穀物が)倒れた。 *ut si qui etiam in praesentia se occultassent, **その結果、もし(エブロネス族の)何者かが現状では身を隠しているとしても、 *tamen his deducto exercitu rerum omnium inopia pereundum videretur. **それでも彼らは(ローマ人の)軍隊が引き揚げれば、あらゆるものの欠乏により死滅するはずと思われた。 *④ Ac saepe in eum locum ventum est tanto in omnes partes diviso equitatu, **たいへん多くの騎兵隊があらゆる方面に分遣されて、しばしば以下のような状態に出くわした。 *ut non modo visum ab se Ambiorigem in fuga circumspicerent captivi **捕虜たちが、自分たちによって逃亡中の[[w:アンビオリクス|アンビオリクス]]が目撃されたと見回しただけでなく、 *nec plane etiam abisse ex conspectu contenderent, **(アンビオリクスが)視界からまったく消え去ってはいないとさえ主張した。 *⑤ ut spe consequendi inlata atque infinito labore suscepto, **その結果、(アンビオリクスを)追跡する希望がもたらされて、さらに限りない労苦が従事された。 *qui se summam ab Caesare gratiam inituros putarent, **カエサルから最高の恩恵を得ようと思った者たちは、 *paene naturam studio vincerent, **熱意により(身体的な)資質にほとんど打ち克ったが、 *semperque paulum ad summam felicitatem defuisse videretur, **いつも最高の恵みにあと少しで足りなかったと思われる。 *⑥ atque ille latebris aut silvis<ref>aut silvis はβ系写本の記述で、α系写本にはない。</ref> aut saltibus se eriperet **かつ彼(アンビオリクス)は隠れ処、あるいは森林、あるいは峡谷によって自らを救い、 *et noctu occultatus alias regiones partesque peteret **夜に秘されて、別の地方や方面をめざした。 *non maiore equitum praesidio quam quattuor, **4名より多くない騎兵の護衛によって、 *quibus solis vitam suam committere audebat. **自らの生命をその者たちだけにあえて委ねたのだ。 ===44節=== '''カエサルが撤退し、造反者アッコを処刑する''' *① Tali modo vastatis regionibus **このようなやり方で(エブロネス族の)諸地域を荒廃させて、 [[画像:Porte_Mars_01.jpg|thumb|right|200px|ドゥロコルトルム(現在の[[w:ランス (マルヌ県)|ランス]])に建てられた帝政ローマ時代(3世紀)の[[w:凱旋門|凱旋門]]。]] *exercitum Caesar duarum cohortium damno [[w:la:Remi|Durocortorum]] Remorum reducit **カエサルは、2個<ruby><rb>[[w:コホルス|歩兵大隊]]</rb><rp>(</rp><rt>コホルス</rt><rp>)</rp></ruby> の損失(だけ)で、軍隊を[[w:レミ族|レミ族]]の[[w:ドゥロコルトルム|ドゥロコルトルム]]に連れ戻して、 **:(訳注:ドゥロコルトルムはレミ族の首邑で、現在の[[w:ランス (マルヌ県)|ランス]] Reims である。) *concilioque in eum locum Galliae indicto **その地においてガッリアの(領袖たちの)会合を公示して、 *de coniuratione Senonum et Carnutum quaestionem habere instituit **[[w:セノネス族|セノネス族]]と[[w:カルヌテス族|カルヌテス族]]の共謀について詮議することを決定した。 *② et de Accone, qui princeps eius consilii fuerat, **その謀計の首謀者であった[[w:アッコ (セノネス族)|アッコ]]については *graviore sententia pronuntiata more maiorum supplicium sumpsit. **より重い判決が布告され、(ローマ人の)先祖の習慣により極刑に処した。 **:(訳注:ローマ史家[[w:テオドール・モムゼン|モムゼン]]は、アッコはローマの<ruby><rb>[[w:リクトル|先導吏]]</rb><rp>(</rp><rt>リクトル</rt><rp>)</rp></ruby> により[[w:斬首刑|斬首]]されたと言及している<ref>『モムゼン ローマの歴史Ⅳ』長谷川博隆訳、名古屋大学出版会、p.233 を参照。</ref>。 **:外国から来た侵略者カエサルがこのような刑罰を下したことに、ガッリア人たちは憤激した。[[ガリア戦記 第7巻#1節|第7巻1節]]を参照。) *③ Nonnulli iudicium veriti profugerunt. **少なからぬ者たちは、裁判を恐れて逃走した。 *Quibus cum aqua atque igni interdixisset, **その者たちには水と火が禁じられたうえで、 **:(訳注:「水と火を禁じる」とは追放処分のことで、居住権や財産の没収などを指す。) *duas legiones ad fines Treverorum, duas in Lingonibus, **2個[[w:ローマ軍団|軍団]]をトレーウェリー族の領土へ、2個(軍団)を[[w:リンゴネス族|リンゴネス族]](の領土)に、 *sex reliquas in Senonum finibus [[w:la:Agedincum|Agedinci]] in hibernis conlocavit **残りの6個(軍団)を[[w:セノネス族|セノネス族]]の領土の[[w:アゲディンクム|アゲディンクム]]に、冬営地に宿営させた。 **:(訳注:アゲディンクムは、現在の[[w:サン (ヨンヌ県)|サン]] Sens である。) *frumentoque exercitui proviso, **軍隊の糧秣を調達してから、 *ut instituerat, in Italiam ad conventus agendos profectus est. **定めていたように、イタリアに開廷(巡回裁判)を行なうために出発した。 **:(訳注:ここで「イタリア」とはカエサルが総督を務める[[w:ガリア・キサルピナ|ガッリア・キサルピーナ]]のことと思われる。) ---- *<span style="background-color:#99ff99;">「ガリア戦記 第6巻」了。「[[ガリア戦記 第7巻]]」へ続く。</span> ==脚注== <references /> ==参考リンク== *ウィキペディア英語版・日本語版 **[[w:en:Category:Tribes of ancient Gaul|Category:Tribes of ancient Gaul]]([[w:Category:ガリアの部族|Category:ガッリアの部族]]) ***[[w:en:Eburones|Eburones]]([[w:エブロネス族|エブロネス族]]) ***[[w:en:Nervii|Nervii]]([[w:ネルウィイ族|ネルウィイ族]]) ***[[w:en:Senones|Senones]](セノネス族)- [[w:la:Senones|la:Senones]] ***[[w:en:Carnutes|Carnutes]](カルヌテス族) ***[[w:en:Parisii (Gaul)|Parisii (Gaul)]]([[w:パリシイ族|パリスィ族]]) ****[[w:en:Lutetia|Lutetia]]([[w:ルテティア|ルテティア]]) ***[[w:en:Menapii|Menapii]](メナピイ族) ***[[w:en:Treveri|Treveri]](トレーウェリー族) ***[[w:en:Aedui|Aedui]]([[w:ハエドゥイ族|ハエドゥイ族]]) ***[[w:en:Sequani|Sequani]](セクアニ族) ***[[w:en:Remi|Remi]](レーミー族) **[[w:en:Category:Germanic peoples|Category:Germanic peoples]](ゲルマーニア人のカテゴリ) ***[[w:en:Category:Ancient Germanic peoples|Category:Ancient Germanic peoples]](古代ゲルマーニア人) ***[[w:en:Germanic peoples|Germanic peoples]](ゲルマーニア人) ***[[w:en:Ubii|Ubii]](ウビイー族) ***[[w:en:Suebi|Suebi]]([[w:スエビ族|スエービー族]]) ***[[w:en:Chatti|Chatti]](カッティー族) ***[[w:en:Cherusci|Cherusci]](ケールスキー族) ***[[w:en:Sicambri|Sicambri]](スガンブリー族) ***[[w:en:Hercynian Forest|Hercynian Forest]](ヘルキュニアの森) **地理学者・史家 ***[[w:en:Posidonius|Posidonius]]([[w:ポセイドニオス|ポセイドニオス]];BC135-51年頃)- [[w:la:Posidonius Apameus|la:Posidonius Apameus]] ***[[w:en:Diodorus Siculus|Diodorus Siculus]]([[w:シケリアのディオドロス|シケリアのディオドロス]];BC1世紀) - [[w:la:Diodorus Siculus|la:Diodorus Siculus]] ****〔ウィキソース ギリシア語版:[[s:el:Διόδωρος Σικελιώτης|Διόδωρος Σικελιώτης]](シケリアのディオドロス)- [[s:el:Ιστορική Βιβλιοθήκη|Ιστορική Βιβλιοθήκη]](歴史叢書)〕 ***[[w:en:Strabo|Strabo]]([[w:ストラボン|ストラボン]];BC63年頃–AD24年頃)- [[w:la:Strabo|la:Strabo]] ****〔ウィキソース ギリシア語版:[[s:el:Στράβων|Στράβων]](ストラボン) - [[s:el:Γεωγραφία|Γεωγραφία]](世界地誌)〕 ***[[w:en:Tacitus|Tacitus]]([[w:タキトゥス|タキトゥス]];56年頃–117年頃)- [[w:la:Cornelius Tacitus|la:Cornelius Tacitus]] ****[[w:en:Germania (book)|Germania (book)]]([[w:ゲルマニア (書物)|ゲルマーニア (書物)]])- [[w:la:Germania (opus Taciti)|la:Germania (opus Taciti)]] ***[[w:en:Pomponius Mela|Pomponius Mela]](ポンポニウス・メラ;1世紀)- [[w:la:Pomponius Mela|Pomponius Mela]] ***[[w:en:Athenaeus|Athenaeus]]([[w:アテナイオス|アテナイオス]];2世紀頃)- [[w:la:Athenaeus Naucratita|la:Athenaeus Naucratita]] ***[[w:en:Theodor Mommsen|Theodor Mommsen]]([[w:テオドール・モムゼン|テオドール・モムゼン]];19世紀)- [[w:la:Theodorus Mommsen|la:Theodorus Mommsen]] **[[w:en:Category:Celtic culture|Category:Celtic culture]](ケルト文化) **[[w:en:Category:Celtic mythology|Category:Celtic mythology]]([[w:Category:ケルト神話|Category:ケルト神話]]) ***[[w:en:Druid|Druid]]([[w:ドルイド|ドルイド]]) - [[w:la:Druis|la:Druis]] ***[[w:en:Wicker Man|Wicker Man]]([[w:ウィッカーマン|ウィッカーマン]]) **[[w:en:Category::Celtic_gods|Category::Celtic_gods]](ケルトの神々) **[[w:en:Category:Ancient Gaulish and British gods|Category:Ancient Gaulish and British gods]](古代ガッリアとブリタニアの神々) ***[[w:en:Taranis|Taranis]](タラニス) ***[[w:en:Cernunnos|Cernunnos]](ケルヌンノス) ***[[w:en:Dis Pater|Dis Pater]](ディス・パテル) ***[[w:en:Sucellus|Sucellus]](スケッルス) **カエサルの副官たち ***[[w:en:Titus_Labienus|Titus Labienus]]([[w:ティトゥス・ラビエヌス|ティトゥス・ラビエヌス]])- [[w:la:Titus_Labienus|la:Titus Labienus]] ***[[w:en:Trebonius|Gaius Trebonius]]([[w:ガイウス・トレボニウス|ガイウス・トレボニウス]])- [[w:la:Gaius Trebonius|la:Gaius Trebonius]] ***[[w:en:Quintus_Tullius_Cicero|Quintus Tullius Cicero]]([[w:クィントゥス・トゥッリウス・キケロ|クィントゥス・トゥッリウス・キケロ]])- [[w:la:Quintus_Tullius_Cicero|la:Quintus Tullius Cicero]] ***[[w:en:|en:]]([[w:|w:]]) ***[[w:en:|en:]]([[w:|w:]]) *ウィクショナリー フランス語版 **[[wikt:fr:calo]](カーロー、軍属奴隷) 2395suyu3dv6urdxc05att088hmufoa 263335 263331 2024-11-11T14:28:13Z Linguae 449 /* 8節 */ 修整 263335 wikitext text/x-wiki [[Category:ガリア戦記|6]] [[ガリア戦記]]>&nbsp;'''第6巻'''&nbsp;>[[ガリア戦記 第6巻/注解|注解]] <div style="text-align:center"> <span style="font-size:20px; font-weight:bold; font-variant-caps: petite-caps; color:white; background: rgb(47,94,255);background: linear-gradient(180deg, rgba(47,94,255,1) 0%, rgba(24,56,255,1) 50%, rgba(0,8,255,1) 100%);">&nbsp;C&nbsp;IVLII&nbsp;CAESARIS&nbsp;COMMENTARIORVM&nbsp;BELLI&nbsp;GALLICI&nbsp;</span> <span style="font-size:40px; font-weight:bold; color:white; background: rgb(47,94,255);background: linear-gradient(180deg, rgba(47,94,255,1) 0%, rgba(24,56,255,1) 50%, rgba(0,8,255,1) 100%);">&nbsp;LIBER SEXTVS&nbsp;</span> </div> [[画像:Gaule_-53.png|thumb|right|150px|ガリア戦記 第6巻の情勢図(BC53年)。<br>黄色の領域がローマ領。桃色が同盟部族領。]] {| id="toc" style="align:left;clear:all;" align="left" cellpadding="5" ! style="background:#ccccff; text-align:left;" colspan="2" | ガリア戦記 第6巻 目次 |- | style="text-align:right; font-size: 0.86em;"| '''[[#ガッリア北部の平定|ガッリア北部の平定]]''':<br /> '''[[#第二次ゲルマーニア遠征|第二次ゲルマーニア遠征]]''':<br /> '''[[#ガッリア人の社会と風習について|ガッリア人の社会と風習について]]''':<br /> '''[[#ゲルマーニアの風習と自然について|ゲルマーニアの風習と自然について]]''':<br /> '''[[#対エブロネス族追討戦(1)|対エブロネス族追討戦(1)]]''':<br /> '''[[#スガンブリー族のアドゥアトゥカ攻略戦|スガンブリー族のアドゥアトゥカ攻略戦]]''':<br /> '''[[#対エブロネス族追討戦(2)|対エブロネス族追討戦(2)]]''':<br /> <br /> <br /> <br /> <br /> <br /> | style="text-align:left; font-size: 0.86em;"| [[#1節|01節]] | [[#2節|02節]] | [[#3節|03節]] | [[#4節|04節]] | [[#5節|05節]] | [[#6節|06節]] | [[#7節|07節]] | [[#8節|08節]] <br /> [[#9節|09節]] | [[#10節|10節]] <br /> [[#11節|11節]] | [[#12節|12節]] | [[#13節|13節]] | [[#14節|14節]] | [[#15節|15節]] | [[#16節|16節]] | [[#17節|17節]] | [[#18節|18節]] | [[#19節|19節]] | [[#20節|20節]] <br /> [[#21節|21節]] | [[#22節|22節]] | [[#23節|23節]] | [[#24節|24節]] | [[#25節|25節]] | [[#26節|26節]] | [[#27節|27節]] | [[#28節|28節]] <br /> [[#29節|29節]] | [[#30節|30節]] | [[#31節|31節]] | [[#32節|32節]] | [[#33節|33節]] | [[#34節|34節]] <br /> [[#35節|35節]] | [[#36節|36節]] | [[#37節|37節]] | [[#38節|38節]] | [[#39節|39節]] | [[#40節|40節]] | [[#41節|41節]] | [[#42節|42節]] <br/> [[#43節|43節]] | [[#44節|44節]] <br/> &nbsp;&nbsp;1節 [[#コラム「カエサルの軍団」|コラム「カエサルの軍団」]]<br> 10節 [[#コラム「スエービー族とカッティー族・ケールスキー族・ウビイー族について」|コラム「スエービー族とカッティー族・ケールスキー族・ウビイー族について」]]<br>10節 [[#コラム「ガッリア・ゲルマーニアの地誌・民族誌について」|コラム「ガッリア・ゲルマーニアの地誌・民族誌について」]]<br /> [[#脚注|脚注]]<br /> [[#参考リンク|参考リンク]]<br /> |} <br style="clear:both;" /> __notoc__ <div style="background-color:#dfffdf;"> ==<span style="color:#009900;">はじめに</span>== :<div style="color:#009900;width:85%;">カエサルは、第1巻の年([[w:紀元前58年|紀元前58年]])から<ruby><rb>[[w:プロコンスル|前執政官]]</rb><rp>(</rp><rt>プロコンスル</rt><rp>)</rp></ruby>として属州総督に赴任した。が、これは[[w:ガリア・キサルピナ|ガッリア・キサルピーナ]]、[[w:イリュリクム|イッリュリクム]]および[[w:ガリア・ナルボネンシス|ガッリア・トラーンサルピーナ]]の三属州の統治、および4個軍団を5年間にもわたって任されるというローマ史上前代未聞のものであった。これはカエサルが[[w:マルクス・リキニウス・クラッスス|クラッスス]]、[[w:グナエウス・ポンペイウス|ポンペイウス]]と非公式な盟約を結んだ[[w:三頭政治#第一回三頭政治|三頭政治]]の成果であった。カエサルには属州の行政に従事する気持ちははじめからなく、任期のほとんどを夏季は[[w:ガリア戦争|ガッリア侵攻]]に、冬季は首都ローマへの政界工作に費やした。[[ガリア戦記_第3巻#はじめに|第3巻]]の年([[w:紀元前56年|紀元前56年]])に3人は[[w:ルッカ|ルカ]]([[w:la:Luca|Luca]])の会談を行い、カエサルはクラッススとポンペイウスが翌年に執政官になること、カエサルの総督の任期をさらに5年間延長されることを求めた。会談の結果、任期が大幅に延長されることになったカエサルは、もはや軍事的征服の野望を隠そうとせず、ガッリアに止まらず、[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]や[[w:ブリタンニア|ブリタンニア]]の征服へと向かっていく。一方、第4巻の年([[w:紀元前55年|前55年]])に再び執政官になった二人は、[[w:パルティア|パルティア]]を攻略するためにクラッススが[[w:シリア属州|シュリア]]総督になること、ポンペイウスがカエサルと同様に[[w:ヒスパニア|両ヒスパーニア]]と[[w:アフリカ属州|アフリカ]]の三属州の総督になって4個軍団を任されることを決める。</div> <div style="text-align:center"> {| |- |[[画像:First Triumvirate of Caesar, Crassius and Pompey.jpg|thumb|right|500px|後に[[w:三頭政治#第一回三頭政治|三頭政治]](<span style="font-family:Times New Roman;">[[w:la:Triumviratus|Triumviratus]]</span>)と呼ばれることになる非公式な盟約を結んでいた、左から[[w:ガイウス・ユリウス・カエサル|カエサル]]、[[w:マルクス・リキニウス・クラッスス|クラッスス]]、[[w:グナエウス・ポンペイウス|ポンペイウス]]。<br>3人の同盟はついに破綻の時を迎える。]] |} </div> :<div style="color:#009900;width:85%;">[[w:ガリア戦記 第5巻|第5巻]]の年([[w:紀元前54年|前54年]])、カエサルは満を持して二回目の[[w:ローマによるブリタンニア侵攻 (紀元前55年-紀元前54年)|ブリタンニア侵攻]]を敢行するが、大した戦果は得られず、背後のガッリア情勢を気にしながら帰還する。ついに[[w:アンビオリクス|アンビオリークス]]率いる[[w:エブロネス族|エブローネース族]]、ついで[[w:ネルウィイ族|ネルウィイー族]]が反乱を起こし、カエサルは何とか動乱を鎮めるが、ガッリア諸部族の動きは不穏であり、カエサルは諸軍団とともに越冬することを決める。</div> :<div style="color:#009900;width:85%;">カエサルがブリタンニア遠征で不在の間に、ポンペイウスに嫁していたカエサルの一人娘[[w:ユリア (ガイウス・ユリウス・カエサルの娘)|ユーリア]]が[[w:産褥|産褥]]で命を落とす。一方、クラッススは属州[[w:シリア属州|シュリア]]に向かうが、これはクラッススの命運とともに三頭政治の瓦解、カエサルとポンペイウスの関係悪化を招来することになる。</div> :<div style="color:#009900;width:85%;">本巻の年([[w:紀元前53年|前53年]])、カエサルは[[w:エブロネス族|エブローネース族]]追討戦に向かうが、これは大きな嵐の前の出来事に過ぎない。</div> </div> <!-- **:<span style="color:#009900;">(訳注: **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注: --> ==ガッリア北部の平定== ===1節=== *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/1節]] {{進捗|00%|2024-09-18}}</span> ;カエサルがポンペイウスの助けにより新兵を徴募する *<!--❶-->Multis de causis Caesar maiorem Galliae [[wikt:en:motus#Noun_2|motum]] [[wikt:en:exspectans|exspectans]] **多くの理由から、カエサルは、ガッリアのより大きな動乱を予期しており、 *per [[wikt:en:Marcus#Latin|Marcum]] [[wikt:en:Silanus#Latin|Silanum]], [[wikt:en:Gaius#Latin|Gaium]] [[wikt:en:Antistius#Latin|Antistium]] Reginum, [[wikt:en:Titus#Latin|Titum]] [[wikt:en:Sextius#Latin|Sextium]], legatos, **<ruby><rb>[[w:レガトゥス|総督副官]]</rb><rp>(</rp><rt>レガトゥス</rt><rp>)</rp></ruby>の[[w:マルクス・ユニウス・シラヌス (紀元前25年の執政官)|マールクス・スィーラーヌス]]、ガーイウス・アンティスティウス・レーギーヌス、ティトゥス・セクスティウスを介して **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:[[w:en:Marcus Junius Silanus (consul 25 BC)|Mārcus Iūnius Sīlānus]] はこの年([[w:紀元前53年|前53年]])からカエサルの副官、[[w:紀元前25年|前25年]]に執政官。<br>    ''[[w:fr:Caius Antistius Reginus|Gaius Antistius Reginus]]'' は副官として[[ガリア戦記_第7巻#83節|第7巻83節]]と[[ガリア戦記_第7巻#90節|90節]]でも後出。<br>    [[w:en:Titus Sextius|Titus Sextius]] はこの年からカエサルの副官、[[ガリア戦記_第7巻#83節|第7巻83節]]でも後出、<br>     [[w:三頭政治#第二回三頭政治|第二回三頭政治]]では[[w:アフリカ属州|アフリカ属州]]の総督を務め、[[w:マルクス・アエミリウス・レピドゥス|レピドゥス]]に引き継ぐ。)</span> *[[wikt:en:dilectus#Noun|dilectum]] habere [[wikt:en:instituo#Latin|instituit]]; **<small>(兵士の)</small>徴募を行なうことを決める。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:[[wikt:en:dilectus#Noun|dīlēctus]] = [[wikt:en:delectus#Noun_2|dēlēctus]]「選択、徴募」)</span> :  *<!--❷-->simul ab [[wikt:en:Gnaeus#Latin|Gnaeo]] [[wikt:en:Pompeius#Proper_noun|Pompeio]] [[wikt:en:proconsul#Latin|proconsule]] [[wikt:en:peto#Latin|petit]], **同時に、<ruby><rb>[[w:プロコンスル|前執政官]]</rb><rp>(</rp><rt>プロコンスル</rt><rp>)</rp></ruby>の[[w:グナエウス・ポンペイウス|グナエウス・ポンペイウス]]に<small>(以下のことを)</small>求める。 *[[wikt:en:quoniam#Latin|quoniam]] ipse ad <u>urbem</u> cum imperio rei publicae causa [[wikt:en:remaneo#Latin|remaneret]], **<small>(ポンペイウス)</small>自身は<u>首都</u><small>〔[[w:ローマ|ローマ市]]〕</small>の辺りに、<ruby><rb>[[w:インペリウム|軍隊司令権]]</rb><rp>(</rp><rt>インペリウム</rt><rp>)</rp></ruby>を伴って、国務のために留まっていたので、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:[[wikt:en:urbs#Latin|urbs (urbem)]] は普通名詞として「都市・街」を意味するが、特に首都'''[[w:ローマ|ローマ市]]'''を指す。)</span> **:<span style="color:#009900;">(訳注:ポンペイウスは、第4巻の年([[w:紀元前55年|前55年]])に[[w:マルクス・リキニウス・クラッスス|クラッスス]]とともに[[w:執政官|執政官]]を務め、<br>    第5巻の年(昨年=[[w:紀元前54年|前54年]])には[[w:ヒスパニア|両ヒスパーニア]]と[[w:アフリカ属州|アフリカ]]の属州総督となったが、<br>    首都ローマの政局が気がかりであったため、任地には副官を派遣して、<br>    自らはローマ郊外に滞在していた。ただ彼は属州総督であったため、<br>    [[w:ポメリウム|ポメリウム]]と呼ばれるローマ市中心部に立ち入ることは禁じられていた。)</span> *quos ex [[wikt:en:cisalpinus#Latin|Cisalpina]] Gallia <u>consulis</u> [[wikt:en:sacramentum#Latin|sacramento]] [[wikt:en:rogo#Latin|rogavisset]], **[[w:ガリア・キサルピナ|ガッリア・キサルピーナ]]の内から、<ruby><rb>[[w:執政官|執政官]]</rb><rp>(</rp><rt>コンスル</rt><rp>)</rp></ruby>のための宣誓を求めていた者たちに、 **:<span style="color:#009900;">(訳注:ポンペイウスは執政官のときに元老院の許可を得て、<br>    カエサルの属州で、自らの属州に派遣するための4個軍団の徴募を行った。<br>    徴集された新兵たちは執政官に宣誓したようである。)</span> **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、主要写本&omega; では [[wikt:en:consulis#Noun|consulis]]「執政官の」だが、<br>         [[ガリア戦記/注解編/写本と校訂版#Ciacconius|Ciacconius]]は [[wikt:en:consul#Latin|consul]]「執政官が」と修正提案している。)</span> *ad signa [[wikt:en:convenio#Latin|convenire]] et ad se [[wikt:en:proficiscor#Latin|proficisci]] [[wikt:en:iubeo#Latin|iuberet]], **軍旗のもとに集まって、自分<small>〔カエサル〕</small>のもとへ進発することを命じるようにと。 **:<span style="color:#009900;">(訳注:カエサルは、ポンペイウスに軍団兵の融通を求めたわけだ。<br>    ポンペイウスが執政官のときに徴募していたうちの1個軍団がカエサルに貸し出された。<br>    ところがその後、<u>第8巻54節の記述</u>によれば <ref>ラテン語文は、[[s:la:Commentarii_de_bello_Gallico/Liber_VIII#54]] などを参照。</ref><ref>英訳は、[[s:en:Commentaries_on_the_Gallic_War/Book_8#54]] などを参照。</ref>、[[w:マルクス・リキニウス・クラッスス|クラッスス]]の死後に、[[w:元老院|元老院]]は、<br>    対[[w:パルティア|パルティア]]戦争のために、カエサルとポンペイウスがそれぞれ1個軍団を供出することを可決したが、<br>    ポンペイウスはカエサルに1個軍団の返還を求めたので、<br>    カエサルは計2個軍団の引き渡しを求められることになる。<br>    このことは、[[内乱記_第1巻#2節|『内乱記』第1巻2節]]以降でも言及される。)</span> :  *<!--❸-->magni [[wikt:en:intersum#Latin|interesse]] etiam in reliquum tempus ad [[wikt:en:opinio#Latin|opinionem]] Galliae [[wikt:en:existimans#Latin|existimans]] **ガッリアの世論に対して、これから後の時期にさえも、(カエサルが)大いに重要であると考えていたのは、 *tantas videri Italiae [[wikt:en:facultas#Latin|facultates]] **(以下の程度に)イタリアの(動員)能力が豊富であると見えることである。 **:<span style="color:#009900;">(訳注:Italiaという語は多義的でさまざまに解釈できるが、<br>    本書ではガッリア・キサルピーナを指すことが多い。)</span> *ut, si [[wikt:en:aliquid#Etymology_2|quid]] esset in bello [[wikt:en:detrimentum#Latin|detrimenti]] acceptum, **もし、戦争において何がしかの(兵員の)損害を蒙ったとしても、 *non modo id [[wikt:en:brevis#Latin|brevi]] tempore [[wikt:en:sarcio#Latin|sarciri]], **それが短期間で修復(できる)だけでなく、 *sed etiam [[wikt:en:maior#Adjective_2|maioribus]] [[wikt:en:augeo#Latin|augeri]] copiis posset. **より多く軍勢で増されることが可能だ<br>(とガッリアの世論に思われることが重要であるとカエサルは考えたのである)。 :  *<!--❹-->Quod cum [[wikt:en:Pompeius#Proper_noun|Pompeius]] et rei publicae et amicitiae [[wikt:en:tribuo#Latin|tribuisset]], **そのことを、ポンペイウスは公儀<small>〔ローマ国家〕</small>のためにも(三頭政治の)盟約のためにも認めたので、 *celeriter [[wikt:en:confectus#Latin|confecto]] per suos [[wikt:en:dilectus#Noun|dilectu]] **(カエサルの)配下の者たちを介して速やかに徴募が成し遂げられて *tribus ante [[wikt:en:exactus#Latin|exactam]] [[wikt:en:hiems#Latin|hiemem]] et [[wikt:en:constitutus#Participle|constitutis]] et [[wikt:en:adductus#Latin|adductis]] legionibus **冬が過ぎ去る前に、3個[[w:ローマ軍団|軍団]]が組織されて<small>(カエサルのもとへ)</small>もたらされ、 *[[wikt:en:duplicatus#Latin|duplicato]]<nowiki>que</nowiki> earum [[wikt:en:cohors#Latin|cohortium]] numero, quas cum [[wikt:en:Quintus#Latin|Quinto]] [[wikt:en:Titurius#Latin|Titurio]] [[wikt:en:amitto#Latin|amiserat]], **それらの<ruby><rb>[[w:コホルス|歩兵大隊]]</rb><rp>(</rp><rt>コホルス</rt><rp>)</rp></ruby>の数は、[[w:クィントゥス・ティトゥリウス・サビヌス|クィーントゥス・ティトゥーリウス(・サビーヌス)]]とともに失っていたものの倍にされた。 **:<span style="color:#009900;">(訳注:前巻でサビーヌスとコッタは1個軍団と5個[[w:コホルス|歩兵大隊]](=15個歩兵大隊)を失ったが、<br>    代わりに3個軍団(=30個歩兵大隊)を得たということ。)</span> *et [[wikt:en:celeritas#Latin|celeritate]] et copiis [[wikt:en:doceo#Latin|docuit]], **<small>(徴兵の)</small>迅速さと軍勢<small>(の多さ)</small>において<small>(ガッリア人たちに)</small>示したのは、 *quid populi Romani [[wikt:en:disciplina#Latin|disciplina]] atque [[wikt:en:ops#Noun_4|opes]] possent. **ローマ国民の規律と能力がいかに有力であるかということである。 {| class="wikitable" |- | style="vertical-align:top; text-align:left;" |[[画像:Hw-pompey.jpg|thumb|right|250px|[[w:グナエウス・ポンペイウス|グナエウス・ポンペイウス]]の胸像。カエサルおよび[[w:マルクス・リキニウス・クラッスス|マルクス・クラッスス]]とともに[[w:三頭政治|三頭政治]]を行ない、[[w:共和政ローマ|共和政末期のローマ]]を支配した。この巻の年にクラッススが戦死し、ポンペイウスに嫁いでいたカエサルの娘[[w:ユリア (ガイウス・ユリウス・カエサルの娘)|ユーリア]]が前年に病没、三頭政治は瓦解して、やがて[[w:ローマ内戦 (紀元前49年-紀元前45年)|内戦]]へ向かう。]] | style="vertical-align:top; text-align:left;" |[[画像:Theatre of Pompey 3D cut out.png|thumb|left|400px|'''[[w:ポンペイウス劇場|ポンペイウス劇場]]'''の復元図。[[w:グナエウス・ポンペイウス|ポンペイウス]]の名を冠したこの劇場は、彼が執政官であった[[w:紀元前55年|紀元前55年]]頃に竣工し、当時最大の劇場であった。<br> 伝記作家[[w:プルタルコス|プルータルコス]]は以下のように伝えている<ref>[[s:en:Plutarch%27s_Lives_(Clough)/Life_of_Pompey]] より</ref>:「クラッススは執政官の任期が切れるとすぐに属州へと出発したが、ポンペイウスはローマで劇場の開館式や奉献式に出席し、その式にはあらゆる競技・ショー・運動・体操・音楽などで人々を楽しませた。野獣の狩猟や餌付け、野獣との闘いもあり、500頭のライオンが殺された。しかし何よりも、象の闘いは、恐怖と驚きに満ちた見世物であった」と。<br><br> カエサルの最期の場所でもあり、血みどろのカエサルはポンペイウスの胸像の前で絶命したとされている。]] |} <!-- <span style="color:#009900;"></span> **:<span style="color:#009900;">(訳注: **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注: --> <div style="background-color:#dfffdf;"> ===<span style="color:#009900;">コラム「カエサルの軍団」</span>=== :<div style="color:#009900;width:75%;">カエサルは第1巻の年([[w:紀元前58年|紀元前58年]])に三属州の総督に任官するとともに4個軍団(VI・VII・[[w:en:Legio VIII Augusta|VIII]]・[[w:en:Legio IX Hispana|IX]])を任された。[[w:ヘルウェティイ族|ヘルウェーティイー族]]([[w:la:Helvetii|Helvetii]])と対峙するうちに、元老院に諮らずに独断で2個軍団([[w:en:Legio X Equestris|X]]・[[w:en:Legio XI Claudia|XI]])を徴募する(1巻10節)。<br> 第2巻の年([[w:紀元前57年|紀元前57年]])に3個軍団([[w:en:Legio XII Fulminata|XII]]・[[w:en:Legio XIII Gemina|XIII]]・[[w:en:Legio XIV Gemina|XIV]])を徴募して、計9個軍団。<br><br> [[ガリア戦記_第5巻#24節|『第5巻』24節]]の時点で、カエサルは8個軍団と5個[[w:コホルス|歩兵大隊]]を保持していると記されている。最古参の第6軍団が半減していると考えると、[[w:アドゥアトゥカの戦い|アドゥアトゥカの戦い]]で[[w:アンビオリクス|アンビオリークス]]によって、[[w:クィントゥス・ティトゥリウス・サビヌス|サビーヌス]]やコッタらとともに滅ぼされたのは、第14軍団([[w:en:Legio XIV Gemina|XIV]])と古い第6軍団(VI)の生き残りの5個[[w:コホルス|歩兵大隊]]と考えることができる。<br><br> 本巻の年([[w:紀元前53年|紀元前53年]])では、ポンペイウスの第1軍団がカエサルに譲られ、後にカエサルの軍団の番号系列に合わせて第6軍団(VI)と改称されたようだ。「第14軍団」は全滅させられたので通常は欠番にするところだが、カエサルはあえて再建して第14軍団と第15軍団が徴募され、これら3個軍団を加えると、カエサルが保持するのは計10個軍団となる。<br> もっとも本巻ではカエサルは明瞭な記述をしておらず、上述のように後に2個軍団を引き渡すことになるためか、伝記作家[[w:プルタルコス|プルータルコス]]は、ポンペイウスがカエサルに2個軍団を貸し出した、と説明している。 </div> </div> ===2節=== *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/2節]] {{進捗|00%|2024-09-29}}</span> ;ガッリア北部の不穏な情勢、トレーウェリー族がライン川東岸のゲルマーニア人を勧誘 *<!--❶-->[[wikt:en:interfectus#Latin|Interfecto]] [[wikt:en:Indutiomarus#Latin|Indutiomaro]], ut [[wikt:en:doceo#Latin|docuimus]], **<small>([[ガリア戦記 第5巻#58節|第5巻58節]]で)</small>述べたように、インドゥーティオマールスが殺害されると、 *ad eius propinquos a [[wikt:en:Treveri#Latin|Treveris]] imperium [[wikt:en:defero#Latin|defertur]]. **トレーウェリー族の者たちにより彼の縁者たちへ支配権がもたらされる。 *Illi finitimos [[wikt:en:Germanus#Noun|Germanos]] [[wikt:en:sollicito#Latin|sollicitare]] et [[wikt:en:pecunia#Latin|pecuniam]] [[wikt:en:polliceor#Latin|polliceri]] non [[wikt:en:desisto#Latin|desistunt]]. **彼らは隣接する[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人たちをそそのかすこと、および金銭を約束することをやめない。 *Cum ab proximis [[wikt:en:impetro#Latin|impetrare]] non possent, [[wikt:en:ulterior#Latin|ulteriores]] [[wikt:en:tempto#Latin|temptant]]. **たとえ隣人たちによって(盟約を)成し遂げることができなくても、より向こう側の者たちに試みる。 :  *<!--❷-->[[wikt:en:inventus#Latin|Inventis]] [[wikt:en:nonnullus#Latin|non nullis]] civitatibus **少なからぬ部族国家を見出して *[[wikt:en:ius_iurandum#Latin|iure iurando]] inter se [[wikt:en:confirmo#Latin|confirmant]] **互いに誓約し合って(支持を)固め、 *obsidibusque de pecunia [[wikt:en:caveo#Latin|cavent]]; **金銭(の保証)のために人質たちを提供する。 *[[wikt:en:Ambiorix#Latin|Ambiorigem]] sibi [[wikt:en:societas#Latin|societate]] et [[wikt:en:foedus#Latin|foedere]] [[wikt:en:adiungo#Latin|adiungunt]]. **[[w:アンビオリクス|アンビオリークス]]を自分たちにとっての連合や同盟に加盟させる。 :  *<!--❸-->Quibus rebus [[wikt:en:cognitus#Participle|cognitis]] Caesar, **それらの事情を知るや、カエサルは、 *cum undique bellum [[wikt:en:paro#Latin|parari]] videret, **至る所で戦争が準備されていることを見ていたので、 *[[wikt:en:Nervii#Latin|Nervios]], [[wikt:en:Aduatuci#Latin|Atuatucos]] ac [[wikt:en:Menapii#Latin|Menapios]] [[wikt:en:adiunctus#Participle|adiunctis]] **(すなわち)[[w:ネルウィイ族|ネルウィイー族]]、アトゥアトゥキー族とメナピイー族を加盟させたうえに *<u>Cisrhenanis</u> omnibus <u>[[wikt:en:Germanus#Noun|Germanis]]</u> esse in armis, **レーヌス<small>〔[[w:ライン川|ライン川]]〕</small>のこちら側のすべてのゲルマーニア人たちが武装していて、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:''[[w:en:Germani cisrhenani|Germani Cisrhenani]]''「レーヌスのこちら側のゲルマーニア人」(西岸の諸部族) は西岸部族の総称。<br>    ''Germani Transrhenani'' 「レーヌスの向こう側のゲルマーニア人」(東岸の諸部族) の対義語で、<br>     西岸の諸部族が東岸の諸部族を招き寄せているというのが『ガリア戦記』の主張である。)</span> *[[wikt:en:Senones#Latin|Senones]] ad [[wikt:en:imperatum#Latin|imperatum]] non venire **セノネース族は<small>(カエサルから)</small>命令されたことに従わずに *et cum [[wikt:en:Carnutes#Latin|Carnutibus]] finitimisque civitatibus consilia [[wikt:en:communico#Latin|communicare]], **カルヌーテース族および隣接する諸部族とともに謀計を共有しており、 *a [[wikt:en:Treveri#Latin|Treveris]] [[wikt:en:Germanus#Noun|Germanos]] crebris [[wikt:en:legatio#Latin|legationibus]] [[wikt:en:sollicito#Latin|sollicitari]], **ゲルマーニア人たちがたびたびトレーウェリー族の使節団によってそそのかされていたので、 *[[wikt:en:mature#Adverb|maturius]] sibi de bello [[wikt:en:cogitandus#Latin|cogitandum]] [[wikt:en:puto#Latin|putavit]]. **<small>(カエサルは)</small>自分にとって<small>(例年)</small>より早めに戦争を計画するべきだと見なした。 <!-- <span style="color:#009900;"></span> **:<span style="color:#009900;">(訳注: **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注: --> ===3節=== *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/3節]] {{進捗|00%|2024-10-06}}</span> ;カエサルがネルウィイー族を降し、ガッリアの領袖たちの会合を召集する *<!--❶-->Itaque [[wikt:en:nondum#Latin|nondum]] [[wikt:en:hiems#Latin|hieme]] [[wikt:en:confectus#Latin|confecta]] **<small>(カエサルは)</small>こうして、まだ冬が終わらないうちに、 *proximis quattuor [[wikt:en:coactus#Latin|coactis]] legionibus **近隣の4個[[w:ローマ軍団|軍団]]を集めて、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:[[ガリア戦記_第5巻#52節|第5巻52節]]で言及されたように、カエサルは、本営を置いていた<br>    サマロブリーウァ(現在の[[w:アミアン|アミアン]])周辺の冬営に3個軍団、<br>    およびファビウスの軍団を配置していたと思われる。)</span> *[[wikt:en:de_improviso#Latin|de improviso]] in fines [[wikt:en:Nervii#Latin|Nerviorum]] [[wikt:en:contendo#Latin|contendit]] **不意に[[w:ネルウィイ族|ネルウィイー族]]の領土に急いだ。 :  *<!--❷-->et, [[wikt:en:priusquam#Latin|prius quam]] illi aut [[wikt:en:convenio#Latin|convenire]] aut [[wikt:en:profugio#Latin|profugere]] possent, **そして、彼ら<small>(の軍勢)</small>は、集結したり、あるいは逃亡したりできるより前に、 *magno [[wikt:en:pecus#Latin|pecoris]] atque hominum numero [[wikt:en:captus#Latin|capto]] **家畜たちおよび人間たちの多数を捕らえて、 *atque ea [[wikt:en:praeda#Latin|praeda]] militibus [[wikt:en:concessus#Participle|concessa]] **それらの戦利品を兵士たちに譲り、 *[[wikt:en:vastatus#Latin|vastatis]]<nowiki>que</nowiki> agris **耕地を荒らして、 *in [[wikt:en:deditio#Latin|deditionem]] venire atque obsides sibi dare [[wikt:en:cogo#Latin|coegit]]. **<small>(ネルウィイー族に、ローマ勢へ)</small>降伏すること、人質たちを自分<small>〔カエサル〕</small>に供出することを強いた。 :  *<!--❸-->Eo celeriter [[wikt:en:confectus#Latin|confecto]] [[wikt:en:negotium#Latin|negotio]] **その戦役は速やかに成し遂げられたので、 *rursus in [[wikt:en:hibernum#Latin|hiberna]] legiones [[wikt:en:reduco#Latin|reduxit]]. **再び諸軍団を冬営に連れ戻した。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:本営を置いていたサマロブリーウァ周辺の冬営。)</span> :  *'''ガッリアの領袖たちの会合''' *<!--❹-->[[wikt:en:concilium#Latin|Concilio]] Galliae primo [[wikt:en:ver#Latin|vere]], ut [[wikt:en:instituo#Latin|instituerat]], [[wikt:en:indictus#Participle|indicto]], **ガッリアの<small>(領袖たちの)</small>会合を、定めていたように、春の初めに通告すると、 **:<span style="color:#009900;">(訳注:会合の集合場所は、当初は本営のあるサマロブリーウァだったであろう。)</span> *cum reliqui praeter [[wikt:en:Senones#Latin|Senones]], [[wikt:en:Carnutes#Latin|Carnutes]] [[wikt:en:Treveri#Latin|Treveros]]<nowiki>que</nowiki> venissent, **[[w:セノネス族|セノネース族]]、カルヌーテース族とトレーウェリー族を除いて、ほかの者たちは(会合に)現われていたので、 **:<span style="color:#009900;">(訳注:ガッリア北部では、このほかエブローネース族とメナピイー族が参加していないはずである。)</span> *initium belli ac [[wikt:en:defectio#Latin|defectionis]] hoc esse [[wikt:en:arbitratus#Latin|arbitratus]], **このこと<span style="color:#009900;">〔3部族の不参加〕</span>は戦争と背反の始まりであると思われて、 *ut omnia [[wikt:en:postpono#Latin|postponere]] videretur, **<small>(他の)</small>すべて<small>(の事柄)</small>を後回しにすることと見なされるように、 *[[wikt:en:concilium#Latin|concilium]] [[wikt:en:Lutetia#Latin|Lutetiam]] [[wikt:en:Parisii#Latin|Parisiorum]] [[wikt:en:transfero#Latin|transfert]]. **会合を[[w:パリシイ族|パリースィイー族]]の(城塞都市である)[[w:ルテティア|ルーテーティア]]に移す。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:ルーテーティア Lutetia は、写本によってはルーテーキア Lutecia とも表記されている。<br>    ラテン語では Lutetia Parisiorum「パリースィイー族の泥土」と呼ばれ、現在の[[w:パリ|パリ市]]である。<br>    [[w:ストラボン|ストラボーン]]などによれば[[w:ケルト語|ケルト語]]でルコテキア Lukotekia と呼ばれていたらしい。)</span> :  ;   セノネース族について [[画像:Plan_de_Paris_Lutece2_BNF07710745.png|thumb|right|200px|ルテティア周辺の地図(18世紀頃)]] *<!--❺-->[[wikt:en:confinis#Latin|Confines]] erant hi [[wikt:en:Senones#Latin|Senonibus]] **彼ら<small>〔パリースィイー族〕</small>はセノネース族に隣接していて、 *civitatemque patrum memoria [[wikt:en:coniungo#Latin|coniunxerant]], **父祖の伝承では<small>(セノネース族と一つの)</small>部族として結びついていた。 *sed ab hoc consilio [[wikt:en:absum#Latin|afuisse]] [[wikt:en:existimo#Latin|existimabantur]]. **しかし<small>(パリースィイー族は)</small>これらの謀計には関与していなかったと考えられていた。 :  *<!--❻-->Hac re pro [[wikt:en:suggestus#Latin|suggestu]] [[wikt:en:pronuntiatus#Latin|pronuntiata]] **<small>(カエサルは)</small>この事を演壇の前で宣言すると、 *eodem die cum legionibus in [[wikt:en:Senones#Latin|Senones]] [[wikt:en:proficiscor#Latin|proficiscitur]] **同日に諸軍団とともにセノネース族のところに出発して、 *magnisque itineribus eo [[wikt:en:pervenio#Latin|pervenit]]. **強行軍でもってそこに到着した。 <!-- <span style="color:#009900;"></span> **:<span style="color:#009900;">(訳注: **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注: --> ===4節=== *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/4節]] {{進捗|00%|2024-10-09}}</span> ;セノネース族のアッコーが造反するが、カエサルはセノネース族とカルヌーテース族を降伏させる *<!--❶-->[[wikt:en:cognitus#Participle|Cognito]] eius [[wikt:en:adventus#Latin|adventu]], **彼<small>〔カエサル〕</small>の到来を知ると、 *[[wikt:en:Acco#Latin|Acco]], qui princeps eius consilii fuerat, **その画策の首謀者であった<small>(セノネース族の)</small>'''アッコー''' は、 *[[wikt:en:iubeo#Latin|iubet]] in oppida multitudinem [[wikt:en:convenio#Latin|convenire]]. **群衆に諸[[w:オッピドゥム|城塞都市]]に集結することを命じる。 :  *[[wikt:en:conans#Latin|Conantibus]], [[wikt:en:priusquam|prius quam]] id [[wikt:en:effici|effici]] posset, [[wikt:en:adsum#Latin|adesse]] Romanos [[wikt:en:nuntio#Verb|nuntiatur]]. **そのことが遂行され得るより前に、ローマ人が接近していることが、企てている者たちに報告される。 :  *<!--❷-->Necessario [[wikt:en:sententia#Latin|sententia]] [[wikt:en:desisto#Latin|desistunt]] **<small>(セノネース族は)</small>やむなく<small>(カエサルへの謀反の)</small>意図を思いとどまって、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:[[wikt:en:necessario#Adverb|necessāriō]] = [[wikt:en:necessarie#Adverb|necessāriē]]「やむを得ず」)</span> *legatosque [[wikt:en:deprecor#Latin|deprecandi]] causa ad Caesarem mittunt; **<small>(恩赦を)</small>嘆願するために、使節たちをカエサルのもとへ遣わして、 *<u>adeunt</u> per [[wikt:en:Aedui#Latin|Haeduos]], quorum [[wikt:en:antiquitus|antiquitus]] erat in fide civitas. **部族国家が昔から<small>(ローマ人に対して)</small>忠実であった[[w:ハエドゥイ族|ハエドゥイー族]]を介して、頼み込む。 **:<span style="color:#009900;">(訳注:この部分は、セノネース族がハエドゥイー族の庇護下にあったように訳されることも多いが、<br>    [[ガリア戦記 第5巻#54節|第5巻54節]]における両部族とローマ人の関係の記述を考慮して、上のように訳した<ref>[[s:en:Commentaries_on_the_Gallic_War/Book_6#4|英語版ウィキソース]]では「they make advances to him through the Aedui, whose state was from ancient times under the protection of Rome.」と英訳されている。</ref>。)</span> **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:[[wikt:de:adire|adeō]]「(誰かに)アプローチする」「(誰かに)頼る、頼む、懇願する」<ref>[https://www.frag-caesar.de/lateinwoerterbuch/adeo-uebersetzung-1.html adeo-Übersetzung im Latein Wörterbuch]</ref>)</span> :  *<!--❸-->Libenter Caesar [[wikt:en:petens#Latin|petentibus]] [[wikt:en:Aedui#Latin|Haeduis]] dat [[wikt:en:venia#Latin|veniam]] **カエサルは、懇願するハエドゥイー族に対して、喜んで<small>(セノネース族への)</small>恩赦を与え、 *[[wikt:en:excusatio#Latin|excusationem]]<nowiki>que</nowiki> accipit, **<small>(セノネース族の)</small>弁解を受け入れる。 *quod [[wikt:en:aestivus#Latin|aestivum]] tempus [[wikt:en:instans#Latin|instantis]] belli, **というのは、夏の時季は差し迫っている<small>(エブローネース族らとの)</small>戦争のためのものであり、 *non [[wikt:en:quaestio#Latin|quaestionis]] esse [[wikt:en:arbitror#Latin|arbitrabatur]]. **<small>(謀反人に対する)</small>尋問のためのものではないと<small>(カエサルが)</small>判断していたからである。 **:<span style="color:#009900;">(訳注:エブローネース族との戦争が終わった後に、謀反人への尋問が行なわれることになる。[[#44節|44節]]参照。)</span> :  *<!--❹-->Obsidibus [[wikt:en:imperatus#Latin|imperatis]] centum, **<small>(カエサルは)</small>100人の人質<small>(の供出)</small>を命令すると、 *hos Haeduis [[wikt:en:custodiendus#Latin|custodiendos]] [[wikt:en:trado#Latin|tradit]]. **彼ら<small>〔人質たち〕</small>を監視するべく[[w:ハエドゥイ族|ハエドゥイー族]]に引き渡す。 :  *<!--❺-->[[wikt:en:eodem#Adverb|Eodem]] [[wikt:en:Carnutes#Latin|Carnutes]] legatos obsidesque [[wikt:en:mitto#Latin|mittunt]], **ちょうどそこに、カルヌーテース族が使節たちと人質たちを遣わして、 *[[wikt:en:usus#Participle|usi]] [[wikt:en:deprecator#Latin|deprecatoribus]] [[wikt:en:Remi#Proper_noun_3|Remis]], quorum erant in [[wikt:en:clientela#Latin|clientela]]; **<small>(カルヌーテース族が)</small><ruby><rb>[[w:クリエンテス|庇護]]</rb><rp>(</rp><rt>クリエンテーラ</rt><rp>)</rp></ruby>を受ける関係にあったレーミー族を<ruby><rb>助命仲介者</rb><rp>(</rp><rt>デープレカートル</rt><rp>)</rp></ruby>として利用して、 *eadem ferunt [[wikt:en:responsum#Latin|responsa]]. **<small>(セノネース族のときと)</small>同じ返答を獲得する。 :  *<!--❻-->[[wikt:en:perago#Latin|Peragit]] [[wikt:en:concilium#Noun|concilium]] Caesar **カエサルは<small>(ガッリア諸部族の領袖たちの)</small>会合を完了して、 *equitesque [[wikt:en:impero#Latin|imperat]] civitatibus. **[[w:騎兵|騎兵]]たち<small>(の供出)</small>を諸部族に命令する。 <!-- <span style="color:#009900;"></span> **:<span style="color:#009900;">(訳注: **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注: --> ===5節=== *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/5節]] {{進捗|00%|2024-10-10}}</span> ;アンビオリークスへの策を練り、メナピイー族へ向かう *<!--❶-->Hac parte Galliae [[wikt:en:pacatus#Latin|pacata]], **ガッリアのこの方面が平定されたので、 **:<span style="color:#009900;">(訳注:[[#3節|3節]]~[[#4節|4節]]でネルウィイー族、セノネース族とカルヌーテース族がカエサルに降伏したことを指す。)</span> *totus et mente et animo in bellum [[wikt:en:Treveri#Latin|Treverorum]] et [[wikt:en:Ambiorix#Latin|Ambiorigis]] [[wikt:en:insisto#Latin|insistit]]. **<small>(カエサルは)</small>全身全霊をかけて、トレーウェリー族と[[w:アンビオリクス|アンビオリークス]]との戦争に着手する。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:totus et [[wikt:en:mens#Latin|mente]] et [[wikt:en:animus#Latin|animo]] 「全身全霊をかけて」''with all his heart and soul'' )</span> :  *<!--❷-->[[wikt:en:Cavarinus#Latin|Cavarinum]] cum equitatu [[wikt:en:Senones#Latin|Senonum]] [[wikt:en:secum#Latin|secum]] [[wikt:en:proficiscor#Latin|proficisci]] [[wikt:en:iubeo#Latin|iubet]], **カウァリーヌスに、セノネース族の[[w:騎兵|騎兵]]隊を伴って、自分<small>〔カエサル〕</small>とともに出発することを命じる。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:''[[w:de:Cavarinus|Cavarinus]]'' は、[[ガリア戦記 第5巻#54節|第5巻54節]]で前述のように、<br>    カエサルにより王位に据えられていたが、独立主義勢力により追放された。)</span> *ne [[wikt:en:aliquis#Latin|quis]] <u>aut</u> ex huius [[wikt:en:iracundia#Latin|iracundia]] <u>aut</u> ex eo, quod [[wikt:en:mereo#Latin|meruerat]], [[wikt:en:odium#Latin|odio]] civitatis [[wikt:en:motus#Noun_2|motus]] [[wikt:en:exsistat|exsistat]]. **彼の激しやすさから、<u>あるいは</u>彼が招来していた反感から、部族国家の何らかの動乱が起こらないようにである。 **:<span style="color:#009900;">(訳注:前節でアッコーら独立主義者たちがカエサルに降伏して、<br>    カウァリーヌスが王位に戻されたために、<br>    部族内で反感をかっていたのであろう。)</span> :  *<!--❸-->His rebus [[wikt:en:constitutus#Participle|constitutis]], **これらの事柄が取り決められると、 *quod pro explorato habebat, [[wikt:en:Ambiorix#Latin|Ambiorigem]] [[wikt:en:proelium#Latin|proelio]] non esse <u>concertaturum</u>, **<small>(カエサルは)</small>[[w:アンビオリクス|アンビオリークス]]が戦闘で激しく争うつもりではないことを、確実と見なしていたので、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:[[wikt:en:pro#Latin|pro]] [[wikt:en:exploratus#Latin|explorato]] = [[wikt:en:exploratus#Latin|exploratum]]「確かなものとして(''as certain'')」)</span> **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、&chi;系(A・Q)およびL・N写本では non esse <u>[[wikt:en:concertaturum|concertaturum]]</u>「激しくつもりではないこと」だが、<br>         &beta;系写本では non esse <u>[[wikt:en:contenturum|contenturum]]</u><br>         B・M・S写本では non esse <u>concertaturum [[wikt:en:tenturum|tenturum]]</u> となっている。)</span> *reliqua eius [[wikt:en:consilium#Latin|consilia]] animo [[wikt:en:circumspicio#Latin|circumspiciebat]]. **彼<small>〔アンビオリークス〕</small>のほかの計略に思いをめぐらせていた。 :  ;   カエサルがメナピイー族の攻略を決意 *<!--❹-->Erant [[wikt:en:Menapii#Latin|Menapii]] propinqui [[wikt:en:Eburones#Latin|Eburonum]] finibus, **メナピイー族は[[w:エブロネス族|エブローネース族]]の領土に隣り合っていて、 *[[wikt:en:perpetuus#Latin|perpetuis]] [[wikt:en:palus#Latin|paludibus]] [[wikt:en:silva#Latin|silvis]]<nowiki>que</nowiki> [[wikt:en:munitus#Latin|muniti]], **絶え間ない沼地と森林によって守られており、 *qui uni ex Gallia de pace ad Caesarem legatos [[wikt:en:numquam#Latin|numquam]] [[wikt:en:mitto#Latin|miserant]]. **彼らは[[w:ガリア|ガッリア]]のうちでカエサルのもとへ講和の使節たちを決して遣わさなかった唯一の者たちであった。 :  *Cum his esse [[wikt:en:hospitium#Latin|hospitium]] [[wikt:en:Ambiorix#Latin|Ambiorigi]] [[wikt:en:scio#Latin|sciebat]]; **<small>(カエサルは)</small>[[w:アンビオリクス|アンビオリークス]]が彼らのもとで歓待されていることを知っていたし、 *item per [[wikt:en:Treveri#Latin|Treveros]] venisse Germanis in [[wikt:en:amicitia#Latin|amicitiam]] [[wikt:en:cognosco#Latin|cognoverat]]. **同様にトレーウェリー族を通じて[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人と盟約を結んだことも探知していた。 :  *<!--❺-->Haec <u>prius</u> illi [[wikt:en:detrahendus#Latin|detrahenda]] auxilia [[wikt:en:existimo#Latin|existimabat]] <u>quam</u> ipsum bello [[wikt:en:lacesso#Latin|lacesseret]], **<ruby><rb>彼奴</rb><rp>(</rp><rt>あやつ</rt><rp>)</rp></ruby><small>〔アンビオリークス〕</small>へのこれらの支援は、彼奴自身に戦争で挑みかかる<u>より前に</u>引き離されるべきだと考えていた。 *ne [[wikt:en:desperatus#Latin|desperata]] [[wikt:en:salus#Latin|salute]] **<small>(アンビオリークスが)</small>身の安全に絶望して、 *<u>aut</u> se in [[wikt:en:Menapii#Latin|Menapios]] [[wikt:en:abdo#Latin|abderet]], **<u>あるいは</u>メナピイー族のところに身を隠したりしないように、 *<u>aut</u> cum [[wikt:en:Transrhenanus#Latin|Transrhenanis]] [[wikt:en:congredior#Latin|congredi]] [[wikt:en:cogo#Latin|cogeretur]]. **<u>あるいは</u>レーヌス<small>〔[[w:ライン川|ライン川]]〕</small>の向こう側の者たちと合同することを強いられないように、である。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:''Germani Transrhenani'' 「レーヌスの向こう側のゲルマーニア人」(東岸の諸部族)を<br>    ''[[w:en:Germani cisrhenani|Germani Cisrhenani]]''「レーヌスのこちら側のゲルマーニア人」(西岸の諸部族) が<br>    招き寄せているというのが『ガリア戦記』の主張である。)</span> :  *<!--❻-->Hoc [[wikt:en:initus#Participle|inito]] consilio, **この計略を決断すると、 *[[wikt:en:totus#Etymology_1|totius]] exercitus [[wikt:en:impedimentum#Latin|impedimenta]] ad [[wikt:en:Labienus#Latin|Labienum]] in [[wikt:en:Treveri#Latin|Treveros]] [[wikt:en:mitto#Latin|mittit]] **<small>(カエサルは)</small>全軍の[[w:輜重|輜重]]を、トレーウェリー族のところにいる[[w:ティトゥス・ラビエヌス|ラビエーヌス]]のもとへ送り、 *duasque ad eum legiones [[wikt:en:proficiscor#Latin|proficisci]] [[wikt:en:iubeo#Latin|iubet]]; **2個[[w:ローマ軍団|軍団]]に彼<small>〔ラビエーヌス〕</small>のもとへ出発することを命じる。 :  *ipse cum legionibus [[wikt:en:expeditus#Participle|expeditis]] quinque in [[wikt:en:Menapii#Latin|Menapios]] [[wikt:en:proficiscor#Latin|proficiscitur]]. **<small>(カエサル)</small>自身は軽装の5個軍団とともにメナピイー族のところに出発する。 :  *<!--❼-->Illi, [[wikt:en:nullus#Adjective|nulla]] [[wikt:en:coactus#Latin|coacta]] [[wikt:en:manus#Latin|manu]], **あの者らは、何ら手勢を集めず、 *loci [[wikt:en:praesidium#Latin|praesidio]] [[wikt:en:fretus#Adjective|freti]], **地勢の要害を信頼して、 *in [[wikt:en:silva#Latin|silvas]] [[wikt:en:palus#Latin|paludes]]<nowiki>que</nowiki> [[wikt:en:confugio#Latin|confugiunt]] **森林や沼地に避難して、 *[[wikt:en:suus#Latin|sua]]<nowiki>que</nowiki> [[wikt:en:eodem#Adverb|eodem]] [[wikt:en:confero#Latin|conferunt]]. **自分たちの家財を同じところに運び集める。 <!-- <span style="color:#009900;"></span> <small></small> **:<span style="color:#009900;">(訳注: **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注: --> ===6節=== *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/6節]] {{進捗|00%|2024-10-20}}</span> ;メナピイー族がついにカエサルの軍門に降る *<!--❶-->Caesar, **カエサルは、 *[[wikt:en:partitus#Latin|partitis]] copiis cum [[wikt:en:Gaius#Latin|Gaio]] [[wikt:en:Fabius#Latin|Fabio]] legato et [[wikt:en:Marcus#Latin|Marco]] [[wikt:en:Crassus#Latin|Crasso]] [[wikt:en:quaestor#Latin|quaestore]] **[[w:レガトゥス|副官]]である[[w:ガイウス・ファビウス|ガーイウス・ファビウス]]と[[w:クァエストル|財務官]]である[[w:マルクス・リキニウス・クラッスス (財務官)|マールクス・クラッスス]]とともに軍勢を分配して、 *celeriterque [[wikt:en:effectus#Participle|effectis]] [[wikt:en:pons#Latin|pontibus]] **速やかに橋梁を造って、 **:<span style="color:#009900;">(訳注:橋梁は軽装の軍団兵が沼地を渡るためのものなので、丸太道のようなものであろうか。)</span> *[[wikt:en:adeo#Verb|adit]] [[wikt:en:tripertito|tripertito]], **三方面から<small>(メナピイー族の領土に)</small>接近して、 [[画像:GallischeHoeve.jpg|thumb|right|200px|復元されたメナピイー族の住居(再掲)]] *[[wikt:en:aedificium#Latin|aedificia]] [[wikt:en:vicus#Latin|vicos]]<nowiki>que</nowiki> [[wikt:en:incendo#Latin|incendit]], **建物や村々を焼き討ちして、 *magno [[wikt:en:pecus#Latin|pecoris]] atque hominum numero [[wikt:en:potior#Latin|potitur]]. **家畜や人間の多数を<small>(戦利品として)</small>獲得する。 :  *<!--❷-->Quibus rebus [[wikt:en:coactus#Participle|coacti]] **そのような事態に強いられて、 *[[wikt:en:Menapii#Latin|Menapii]] legatos ad eum [[wikt:en:pax#Latin|pacis]] [[wikt:en:petendus#Latin|petendae]] causa [[wikt:en:mitto#Latin|mittunt]]. **メナピイー族は和平を求めるための使節たちを彼<small>〔カエサル〕</small>のもとへ遣わす。 :  *<!--❸-->Ille [[wikt:en:obses#Latin|obsidibus]] [[wikt:en:acceptus#Latin|acceptis]], **彼<small>〔カエサル〕</small>は人質たちを受け取ると、 *hostium se [[wikt:en:habiturus#Latin|habiturum]] numero [[wikt:en:confirmo#Latin|confirmat]], si aut [[wikt:en:Ambiorix#Latin|Ambiorigem]] aut eius legatos finibus suis [[wikt:en:recipio#Latin|recepissent]]. **もし[[w:アンビオリクス|アンビオリークス]]か彼の使節を自領に迎え入れたら、自分は<small>(メナピイー族を)</small>敵として見なすだろうと断言する。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:属格の名詞 + numero「〜として」) :  *<!--❹-->His [[wikt:en:confirmatus#Latin|confirmatis]] rebus, **これらの事柄を確立すると、 *[[wikt:en:Commius#Latin|Commium]] [[wikt:en:Atrebas#Latin|Atrebatem]] cum [[wikt:en:equitatus#Latin|equitatu]] [[wikt:en:custos#Latin|custodis]] loco in [[wikt:en:Menapii#Latin|Menapiis]] [[wikt:en:relinquo#Latin|relinquit]]; **アトレバーテース族である[[w:コンミウス|コンミウス]]を[[w:騎兵|騎兵]]隊とともに、目付け役として、メナピイー族のところに残す。 **:<span style="color:#009900;">(訳注:コンミウスは、カエサルがアトレバテース族の王にすえて、ブリタンニア遠征の先導役として遣わし、<br>    カッスィウェッラウヌスの降伏の仲介を</span>果たしていた。[[ガリア戦記 第4巻#21節|第4巻21節]]・27節や[[ガリア戦記 第5巻#22節|第5巻22節]]などを参照。) *ipse in [[wikt:en:Treveri#Latin|Treveros]] [[wikt:en:proficiscor#Latin|proficiscitur]]. **<small>(カエサル)</small>自身はトレーウェリー族のところに出発する。 <!-- <span style="color:#009900;"></span> <small></small> **:<span style="color:#009900;">(訳注: **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注: --> ===7節=== *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/7節]] {{進捗|00%|2024-10-27}}</span> [[画像:Titelberg_01.jpg|thumb|right|200px|トレーウェリー族の城砦跡(再掲)]] ;トレーウェリー族の開戦準備、ラビエーヌスの計略 *<!--❶-->Dum haec a Caesare [[wikt:en:gero#Latin|geruntur]], **これらのことがカエサルによって遂行されている間に、 *[[wikt:en:Treveri#Latin|Treveri]] magnis [[wikt:en:coactus#Participle|coactis]] [[wikt:en:peditatus#Latin|peditatus]] [[wikt:en:equitatus#Etymology_1|equitatus]]<nowiki>que</nowiki> copiis **トレーウェリー族は、[[w:歩兵|歩兵]]隊と[[w:騎兵|騎兵]]隊の大軍勢を徴集して、 *[[wikt:en:Labienus#Latin|Labienum]] cum una legione, quae in eorum finibus <u>[[wikt:en:hiemo#Latin|hiemaverat]]</u>, **彼らの領土において越冬していた1個[[w:ローマ軍団|軍団]]とともに[[w:ティトゥス・ラビエヌス|ラビエーヌス]]を、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、&alpha;系写本では [[wikt:en:hiemaverat|hiemaverat]] <small>(過去完了形)</small> だが、<br>         &beta;系写本では [[wikt:en:hiemabat|hiemabat]] <small>(未完了過去形)</small> などとなっている。)</span> *[[wikt:en:adorior#Latin|adoriri]] [[wikt:en:paro#Latin|parabant]], **襲撃することを準備していた。 :  *<!--❷-->iamque ab eo non longius [[wikt:en:biduum#Latin|bidui]] via [[wikt:en:absum#Verb|aberant]], **すでに、そこ<small>〔ラビエーヌスの冬営〕</small>から2日間の道のりより遠く離れていなかったが、 *cum duas venisse legiones [[wikt:en:missus#Noun_2|missu]] Caesaris [[wikt:en:cognosco#Latin|cognoscunt]]. **そのときに、カエサルが派遣した2個軍団が到着したことを知る。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:[[#5節|5節]]で既述のように、カエサルはラビエーヌスのところへ全軍の輜重と2個軍団を派遣していた。<br>    こうして、ラビエーヌスはローマ全軍の輜重と3個軍団を任されることになった。) :  *<!--❸-->[[wikt:en:positus#Latin|Positis]] <u>castris</u> a milibus passuum [[wikt:en:quindecim#Latin|quindecim]](XV) **<small>(トレーウェリー勢は、ラビエーヌスの冬営から)</small>15ローママイルのところに<u>野営地</u>を設置して、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:1[[ガイウス・ユリウス・カエサルの著作/通貨・計量単位#ミーッレ・パッスーム、ミーリア(ローママイル)|ローママイル]]は約1.48 kmで、15マイルは約22 km)</span> **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:[[w:カストラ|カストラ]] [[wikt:en:castra#Latin|castra]] という語はローマ勢の行軍中の野営地や常設の宿営地に用いられ、<br>    非ローマ系部族の野営地に用いられることは稀である。)</span> *auxilia [[wikt:en:Germani#Latin|Germanorum]] [[wikt:en:exspecto#Latin|exspectare]] [[wikt:en:constituo#Latin|constituunt]]. **[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人の援軍を待つことを決める。 :  *<!--❹-->[[wikt:en:Labienus#Latin|Labienus]] hostium [[wikt:en:cognitus#Participle|cognito]] consilio **ラビエーヌスは、敵勢<small>〔トレーウェリー族〕</small>の計略を知ると、 *[[wikt:en:sperans#Latin|sperans]] [[wikt:en:temeritas#Latin|temeritate]] eorum [[wikt:en:fore#Etymology_2_2|fore]] [[wikt:en:aliqui#Latin|aliquam]] [[wikt:en:dimico#Latin|dimicandi]] facultatem, **彼らの無謀さにより何らかの争闘する機会が生ずるであろうと期待して、 *[[wikt:en:praesidium#Latin|praesidio]] quinque(V) cohortium [[wikt:en:impedimentum#Latin|impedimentis]] [[wikt:en:relictus#Latin|relicto]] **5個<ruby><rb>[[w:コホルス|歩兵大隊]]</rb><rp>(</rp><rt>コホルス</rt><rp>)</rp></ruby>の守備隊を[[w:輜重|輜重]]のために残し、 *cum XXV(viginti quinque) cohortibus magnoque [[wikt:en:equitatus#Etymology_1|equitatu]] contra hostem [[wikt:en:proficiscor#Latin|proficiscitur]] **25個<ruby><rb>[[w:コホルス|歩兵大隊]]</rb><rp>(</rp><rt>コホルス</rt><rp>)</rp></ruby>および多勢の騎兵隊とともに、敵に抗して進発する。 *et mille passuum [[wikt:en:intermissus#Latin|intermisso]] spatio castra [[wikt:en:communio#Latin|communit]]. **<small>(トレーウェリー勢から)</small>1ローママイルの間隔を置いて、[[w:カストラ|陣営]]<small>〔野営地〕</small>を固める。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:1[[ガイウス・ユリウス・カエサルの著作/通貨・計量単位#ミーッレ・パッスーム、ミーリア(ローママイル)|ローママイル]]は約1.48 km)</span> :  *<!--❺-->Erat inter [[wikt:en:Labienus#Latin|Labienum]] atque hostem [[wikt:en:difficilis#Latin|difficili]] [[wikt:en:transitus#Latin|transitu]] flumen [[wikt:en:ripa#Latin|ripis]]<nowiki>que</nowiki> [[wikt:en:praeruptus#Adjective|praeruptis]]. **ラビエーヌスと敵の間には、渡ることが困難な川が、急峻な岸とともにあった。 *Hoc <u>neque</u> ipse [[wikt:en:transeo#Latin|transire]] habebat in animo **これを<small>(ラビエーヌス)</small>自身は渡河するつもりではなかったし、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:~ habeo in animo「~するつもりである」)</span> **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:neque ~, neque …「~でもないし、…でもない」)</span> *<u>neque</u> hostes [[wikt:en:transiturus#Latin|transituros]] [[wikt:en:existimo#Latin|existimabat]]. **敵勢も渡河して来ないであろうと<small>(ラビエーヌスは)</small>考えていた。 :  *<!--❻-->[[wikt:en:augeo#Latin|Augebatur]] auxiliorum [[wikt:en:cotidie#Latin|cotidie]] spes. **<small>(トレーウェリー勢にとって、ゲルマーニア人の)</small>援軍への期待は日ごとに増されるばかりであった。 *[[wikt:en:loquor#Latin|Loquitur]] <u>in consilio</u> [[wikt:en:palam#Adverb|palam]]: **<small>(ラビエーヌスは)</small>会議において公然と<small>(以下のように)</small>述べる。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、主要写本&omega;では in [[wikt:en:consilio|consilio]] だが、<br>         [[ガリア戦記/注解編/写本と校訂版#Aldus|Aldus]] は in [[wikt:en:concilium#Latin|concilio]] と修正提案し、<br>         Hecker は [[wikt:en:consulto#Adverb|consulto]] と修正提案している。)</span> *[[wikt:en:quoniam#Latin|quoniam]] [[wikt:en:Germani#Latin|Germani]] [[wikt:en:adpropinquo#Latin|adpropinquare]] [[wikt:en:dico#Latin|dicantur]], **ゲルマーニア人<small>(の軍勢)</small>が近づいていることが言われているので、 *sese suas exercitusque fortunas in [[wikt:en:dubium#Noun|dubium]] non [[wikt:en:devocaturus#Latin|devocaturum]] **自分は自らと軍隊の命運を不確実さの中に引きずり込むことはないであろうし、 *et postero die prima luce castra [[wikt:en:moturus#Latin|moturum]]. **翌日の夜明けには陣営を引き払うであろう。 :  *<!--❼-->Celeriter haec ad hostes [[wikt:en:defero#Latin|deferuntur]], **これら<small>(のラビエーヌスの発言)</small>は速やかに敵勢<small>〔トレーウェリー族〕</small>のもとへ報じられたので、 *ut ex magno Gallorum equitum numero [[wikt:en:nonnullus#Latin|non nullos]] <u>Gallos</u> [[wikt:en:gallicus#Latin|Gallicis]] rebus [[wikt:en:faveo#Latin|favere]] natura [[wikt:en:cogo#Latin|cogebat]]. **ガッリア人の境遇を想う気質が、<small>(ローマ側)</small>ガッリア人騎兵の多数のうちの若干名を励ましていたほどである。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部の [[wikt:en:Gallus#Noun|Gallos]] は &alpha;系写本の記述で、&beta;系写本では欠く。)</span> :  *<!--❽-->[[wikt:en:Labienus#Latin|Labienus]], noctu tribunis militum primisque ordinibus <u>convocatis</u>, **ラビエーヌスは、夜間に<ruby><rb>[[w:トリブヌス・ミリトゥム|兵士長官]]</rb><rp>(</rp><rt>トリブヌス・ミリトゥム</rt><rp>)</rp></ruby>たちと第一序列(の[[w:ケントゥリオ|百人隊長]])たちを召集すると、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:1個軍団当たりの<ruby><rb>[[w:トリブヌス・ミリトゥム|兵士長官]]</rb><rp>(</rp><rt>トリブヌス・ミリトゥム</rt><rp>)</rp></ruby> の定員は計6名。<br>    第一序列の<ruby><rb>[[w:ケントゥリオ|百人隊長]]</rb><rp>(</rp><rt>ケントゥリオー</rt><rp>)</rp></ruby>たち primorum ordinum centuriones は、軍団内における[[w:下士官|下士官]]のトップであり、<br>     第一<ruby><rb>[[w:コホルス|歩兵大隊]]</rb><rp>(</rp><rt>コホルス</rt><rp>)</rp></ruby> においては定員5名だが、<br>     ほかの歩兵大隊においては定員6名であった。)</span> **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、&alpha;系写本では [[wikt:en:convocatus#Latin|convocatis]] だが、<br>         &beta;系写本では [[wikt:en:coactus#Participle|coactis]] などとなっている。)</span> *quid sui sit consilii, [[wikt:en:propono#Latin|proponit]] **自分の計略がいかなるものであるかを呈示して、 *et, quo facilius hostibus [[wikt:en:timor#Latin|timoris]] [[wikt:en:det#Latin|det]] [[wikt:en:suspicio#Noun|suspicionem]], **それ<small>〔計略〕</small>によって、よりたやすく敵勢に<small>(ローマ勢の)</small>恐怖心という推測を起こすべく、 *maiore [[wikt:en:strepitus#Latin|strepitu]] et [[wikt:en:tumultus#Latin|tumultu]], quam populi Romani fert [[wikt:en:consuetudo#Latin|consuetudo]] **ローマ国民の習慣が引き起こすよりもより大きな騒音や喧騒をもって *castra [[wikt:en:moveo#Latin|moveri]] [[wikt:en:iubeo#Latin|iubet]]. **陣営を引き払うことを命じる。 *His rebus fugae [[wikt:en:similis#Latin|similem]] [[wikt:en:profectio#Latin|profectionem]] [[wikt:en:efficio#Latin|effecit]]. **<small>(ラビエーヌスは)</small>これらの事によって、逃亡に似た進発を実現した。 :  *<!--❾-->Haec quoque per [[wikt:en:explorator#Latin|exploratores]] **これらのこともまた、<small>(トレーウェリー勢の)</small>斥候たちを通じて、 *ante [[wikt:en:lux#Latin|lucem]] in tanta [[wikt:en:propinquitas#Latin|propinquitate]] castrorum ad hostes [[wikt:en:defero#Latin|deferuntur]]. **夜明け前には、陣営のこれほどの近さにより、敵勢へ報じられる。 <!-- <span style="color:#009900;"></span> <small></small> **:<span style="color:#009900;">(訳注: **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注: --> ===8節=== *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/8節]] {{進捗|00%|2024-10-28}}</span> ;ラビエーヌスがトレーウェリー族を降す :  ;   トレーウェリー勢が、渡河してラビエーヌスの軍勢に攻めかかろうとする *<!--❶-->[[wikt:en:vix#Latin|Vix]] [[wikt:en:agmen#Latin|agmen]] [[wikt:en:novissimus#Latin|novissimum]] extra [[wikt:en:munitio#Latin|munitiones]] [[wikt:en:procedo#Latin|processerat]], **<small>(ローマ勢の)</small>行軍隊列の最後尾が防塁の外側にほぼ進み出ようとしていた、 *cum Galli [[wikt:en:cohortatus#Latin|cohortati]] inter se, ne [[wikt:en:speratus#Latin|speratam]] [[wikt:en:praeda#Latin|praedam]] ex manibus [[wikt:en:dimitto#Latin|dimitterent]] **そのときにガッリア人たちは、期待していた戦利品を<small>(彼らの)</small>手から逸しないように、互いに鼓舞し合って、 *── longum esse, [[wikt:en:perterritus#Latin|perterritis]] Romanis [[wikt:en:Germani#Proper_noun|Germanorum]] auxilium [[wikt:en:exspecto#Latin|exspectare]]; **── ローマ人が<ruby><rb>怖気</rb><rp>(</rp><rt>おじけ</rt><rp>)</rp></ruby>ているのに、[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人の支援を待つことは悠長なものである。 *neque suam [[wikt:en:patior#Latin|pati]] [[wikt:en:dignitas#Latin|dignitatem]], **<small>(以下のことは)</small>自分たちの尊厳が耐えられない。 *ut [[wikt:en:tantus#Latin|tantis]] copiis [[wikt:en:tam#Latin|tam]] [[wikt:en:exiguus#Latin|exiguam]] manum, praesertim [[wikt:en:fugiens#Latin|fugientem]] atque [[wikt:en:impeditus#Latin|impeditam]], **これほどの大軍勢で<small>(ローマの)</small>それほどの貧弱な手勢を、特に逃げ出して足手まといになっている者たちを *[[wikt:en:adorior#Latin|adoriri]] non [[wikt:en:audeo#Latin|audeant]] ── **あえて襲撃しないとは──<small>(と鼓舞し合って)</small> *flumen [[wikt:en:transeo#Latin|transire]] et iniquo loco [[wikt:en:committo#Latin|committere]] proelium non [[wikt:en:dubito#Latin|dubitant]]. **川を渡って<small>(切り立った岸を登りながら)</small>不利な場所で交戦することをためらわない。 :  ;   ラビエーヌス勢が怖気を装いながら、そろりそろりと進む *<!--❷-->Quae fore [[wikt:en:suspicatus#Latin|suspicatus]] [[wikt:en:Labienus#Latin|Labienus]], **そのようなことになることを想像していた[[w:ティトゥス・ラビエヌス|ラビエーヌス]]は、 *ut omnes citra flumen [[wikt:en:elicio#Latin|eliceret]], **<small>(敵の)</small>総勢を川のこちら側に誘い出すように、 *[[wikt:en:idem#Latin|eadem]] [[wikt:en:usus#Participle|usus]] [[wikt:en:simulatio#Latin|simulatione]] itineris **行軍の同じ見せかけを用いて、 **:<span style="color:#009900;">(訳注:前節で語られたように、<ruby><rb>怖気</rb><rp>(</rp><rt>おじけ</rt><rp>)</rp></ruby>て今にも逃げ出しそうな風に装いながらの行軍。)</span> *[[wikt:en:placide#Adverb|placide]] [[wikt:en:progredior#Latin|progrediebatur]]. **穏やかに前進していた。 :  ;   ラビエーヌスが全軍の兵を叱咤激励する *<!--❸-->Tum [[wikt:en:praemissus#Latin|praemissis]] paulum impedimentis **それから、[[w:輜重|輜重]]<small>(の隊列)</small>を少し先に遣わして、 *atque in [[wikt:en:tumulus#Latin|tumulo]] [[wikt:en:quidam#Adjective|quodam]] [[wikt:en:collocatus#Latin|conlocatis]], **とある丘に配置して、 *<!--▲直接話法--><span style="background-color:#e8e8ff;"><span style="color:#009900;">«</span>&nbsp;[[wikt:en:habetis|Habetis]],<span style="color:#009900;">»</span></span> [[wikt:en:inquam#Latin|inquit]], <!--▲直接話法--><span style="background-color:#e8e8ff;"><span style="color:#009900;">«</span>milites, quam [[wikt:en:petistis|petistis]], [[wikt:en:facultas#Latin|facultatem]]; </span> **<small>(ラビエーヌスは)</small>「兵士らよ、汝らは求めていた機会を持っているぞ。」と言った。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:以下、<!--▲直接話法--><span style="background-color:#e8e8ff;">&nbsp;<span style="color:#009900;">«</span> ~ <span style="color:#009900;">»</span>&nbsp;</span> の箇所は、直接話法で記されている。)</span> *<!--▲直接話法--><span style="background-color:#e8e8ff;">hostem [[wikt:en:impeditus#Latin|impedito]] atque [[wikt:en:iniquus#Latin|iniquo]] loco [[wikt:en:tenetis|tenetis]]: </span> **「敵は<small>(川岸で)</small>妨げられて、不利な場所を占めている。」 *<!--❹--><!--▲直接話法--><span style="background-color:#e8e8ff;">[[wikt:en:praestate|praestate]] eandem nobis [[wikt:en:dux#Latin|ducibus]] [[wikt:en:virtus#Latin|virtutem]], quam saepe numero [[wikt:en:imperator#Latin|imperatori]] [[wikt:en:praestitistis|praestitistis]], </span> **「我々<ruby><rb>将帥</rb><rp>(</rp><rt>ドゥクス</rt><rp>)</rp></ruby>らに、しばしば<ruby><rb>将軍</rb><rp>(</rp><rt>インペラートル</rt><rp>)</rp></ruby><small>〔カエサル〕</small>に示したのと同じ武勇を示してくれ。」 *<!--▲直接話法--><span style="background-color:#e8e8ff;">atque illum adesse et haec [[wikt:en:coram#Adverb|coram]] [[wikt:en:cerno#Latin|cernere]] [[wikt:en:existimate|existimate]].<span style="color:#009900;">»</span></span> **「彼<small>〔カエサル〕</small>が訪れて、これ<small>〔武勇〕</small>を目の前で見ていると考えてくれ。」 :  ;   ラビエーヌスが軍を反転させて攻撃態勢を整える *<!--❺-->Simul signa ad hostem [[wikt:en:converto#Latin|converti]] **同時に、軍旗が敵の方へ向きを変えられること、 **:<span style="color:#009900;">(訳注:軍勢を敵側へ向けて反転すること)</span> *aciemque [[wikt:en:dirigo#Latin|dirigi]] [[wikt:en:iubeo#Latin|iubet]], **戦列が整えられること、を命じる。 *et paucis [[wikt:en:turma#Latin|turmis]] praesidio ad impedimenta [[wikt:en:dimissus#Latin|dimissis]], **かつ若干の<ruby><rb>[[w:トゥルマ|騎兵小隊]]</rb><rp>(</rp><rt>トゥルマ</rt><rp>)</rp></ruby>を輜重のための守備隊として送り出して、 **:<span style="color:#009900;">(訳注:騎兵小隊 turma はローマ軍の[[w:アウクシリア|支援軍]]における中規模の編成単位で、<br>    各30騎ほどと考えられている。)</span> *reliquos equites ad latera [[wikt:en:dispono#Latin|disponit]]. **残りの[[w:騎兵|騎兵]]たちを<small>(軍勢の)</small>側面へ分置した。 :  ;   ラビエーヌス勢が喊声を上げて、投げ槍を投げ始める *<!--❻-->Celeriter nostri, clamore [[wikt:en:sublatus#Latin|sublato]], **我が方<small>〔ローマ勢〕</small>は速やかに、雄叫びを上げて、 *[[wikt:en:pilum#Latin|pila]] in hostes [[wikt:en:inmitto#Latin|inmittunt]]. **<ruby><rb>[[w:ピルム|投げ槍]]</rb><rp>(</rp><rt>ピールム</rt><rp>)</rp></ruby>を敵勢へ放り入れる。 :  *Illi, ubi [[wikt:en:praeter#Latin|praeter]] spem, quos <span style="color:#009900;">&lt;modo&gt;</span> [[wikt:en:fugio#Latin|fugere]] [[wikt:en:credo#Latin|credebant]], infestis signis ad se ire viderunt, **彼らは、<span style="color:#009900;">&lt;ただ&gt;</span>逃げると信じていた者たちが、期待に反して、軍旗を攻勢にして自分らの方へ来るのを見るや否や、 [[画像:Pilensalve.jpg|thumb|right|200px|[[w:ピルム|ピールム]](投槍)を投げるローマ軍兵士(帝政期)の再演]] *impetum <u>modo</u> ferre non potuerunt **<small>(ローマ勢の)</small>突撃を持ちこたえることができずに、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部 modo は主要写本&omega;ではこの位置にあるが、<br>    上記の &lt;modo&gt; に移す修正提案がある。)</span> *ac primo concursu in fugam coniecti **最初の戦闘で逃亡に追い込まれて、 *proximas silvas petierunt. **近隣の森へ急いだ。 :  *<!--❼-->Quos [[wikt:en:Labienus#Latin|Labienus]] equitatu consectatus, **その<small>(敗走した)</small>者たちを、ラビエーヌスは騎兵隊で追い付いて、 *magno numero interfecto, compluribus captis, **多数を殺戮して、かなりの者たちを捕らえて、 *paucis post diebus civitatem recepit. **わずかな日々の後に<small>(トレーウェリーの)</small>部族を<small>(インドゥーティオマールスらの蜂起の前のように)</small>元に戻した。 :  [[画像:Bund-ro-altburg.jpg|thumb|right|180px|トレーウェリー族の再現された住居(再掲)]] [[画像:Trier_Kaiserthermen_BW_1.JPG|thumb|right|180px|トレーウェリー族(Treveri)の名を現代に伝えるドイツの[[w:トリーア|トリーア市]](Trier)に残るローマ時代の浴場跡]] *Nam Germani, qui auxilio veniebant, **一方で、援軍として来ようとしていたゲルマーニア人たちは、 *percepta Treverorum fuga sese domum receperunt. **トレーウェリー族の逃亡を把握したので、故国に撤退していった。 :  *<!--❽-->Cum his propinqui Indutiomari, **彼ら<small>〔ゲルマーニア人〕</small>とともに、インドゥーティオマールスの縁者たちは、 *qui defectionis auctores fuerant, **その者らは<small>(トレーウェリー族におけるカエサルへの)</small>謀反の張本人であったが、 *comitati eos ex civitate excesserunt. **彼ら<small>〔ゲルマーニア人〕</small>を伴って、部族(の領内)から出て行った。 :  *<!--❾-->Cingetorigi, **キンゲトリークスに対しては、 *quem ab initio permansisse in officio demonstravimus, **その者は前述したように始めから<small>(ローマへの)</small>忠節に留まり続けていた者であるが、 **:<span style="color:#009900;">(訳注:キンゲトリークスについては、[[ガリア戦記 第5巻#3節|第5巻3節]]~4節・[[ガリア戦記 第5巻#56節|56節]]~57節で述べられている。)</span> *principatus atque imperium est traditum. **首長の地位と軍隊司令権が委託された。 <!-- <span style="color:#009900;"></span> <small></small> **:<span style="color:#009900;">(訳注: **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注: --> ==第二次ゲルマーニア遠征== ===9節=== *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/9節]] {{進捗|00%|2024-11-06}}</span> ;再びレーヌスを渡河、ウビイー族を調べる *<!--❶-->Caesar, postquam ex Menapiis in Treveros venit, **カエサルは、メナピイー族のところからトレーウェリー族のところに来た後で、 *duabus de causis Rhenum transire constituit; **二つの理由からレーヌス<small>〔[[w:ライン川|ライン川]]〕</small>を渡ることを決めた。 :  *<!--❷-->quarum una erat, quod auxilia contra se Treveris miserant, **その<small></small>(理由の)一つは、<small></small>(ゲルマーニア人が)自分<small>〔カエサル〕</small>に対抗して、トレーウェリー族に援軍を派遣していたことであった。 *altera, ne ad eos Ambiorix receptum haberet. **もう一つ<small></small>(の理由)は、彼らのところへ[[w:アンビオリクス|アンビオリークス]]が避難所を持たないように、ということであった。 :  *<!--❸-->His constitutis rebus, **これらの事柄を決定すると、 *[[wikt:en:paulum#Adverb|paulum]] supra eum locum, quo ante exercitum traduxerat, facere pontem instituit. **<u>以前に軍隊を渡らせていた場所</u>の少し上流に、橋を造ることを決意した。 **:<span style="color:#009900;">(訳注:[[ガリア戦記_第4巻#17節|第4巻17節]] でカエサルが[[w:ライン川|ライン川]]に架橋した場所のこと。<br>    第4巻の'''[[ガリア戦記_第4巻#コラム「ゲルマーニア両部族が虐殺された場所はどこか?」|コラム]]''' や [[ガリア戦記_第4巻#17節|第4巻17節]]の図で説明したように、カエサルの最初の架橋地点には異論もあるが、<br>    今回の架橋地点がトレーウェリー族領であった[[w:モーゼル川|モーゼル川]]渓谷から近かったであろうことから有力視される。)</span> [[画像:Caesar's Rhine Crossing.jpg|thumb|right|250px|カエサルがライン川に橋を架けたとされる有力な地点の図示。ライン川と[[w:モーゼル川|モーゼル川]]の合流点にある[[w:コブレンツ|コブレンツ]]([[w:en:Koblenz|Koblenz]])と下流の[[w:アンダーナッハ|アンダーナッハ]]([[w:en:Andernach|Andernach]])との間の[[w:ノイヴィート|ノイヴィート]]([[w:en:Neuwied|Neuwied]])辺りが有力な地点の一つとされる。'''([[ガリア戦記_第4巻#17節|第4巻17節]]の図を再掲)''']] :  *<!--❹-->Nota atque instituta ratione **経験しかつ建造していた方法で、 *magno militum studio **兵士の大きな熱意により *paucis diebus opus efficitur. **わずかな日数で作業が完遂された。 :  *<!--❺-->Firmo in Treveris ad pontem praesidio relicto, **トレーウェリー族(の領内)の橋のたもとへ強力な守備隊を残した。 *ne quis ab his subito motus <u>oreretur</u>, **彼らによる何らかの動乱が突然に起こされないように。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、&chi;系・B・&rho;系写本では [[wikt:en:oreretur|oreretur]]、<br>         &phi;系・&pi;系写本では [[wikt:en:oriretur|oriretur]] だが、語形の相異。)</span> *reliquas copias equitatumque traducit. **残りの軍勢と騎兵隊を(レーヌスの東岸へ)渡らせた。 :  *<!--❻-->Ubii, qui ante obsides dederant atque in deditionem venerant, **ウビイー族は、以前に(カエサルに対して)人質たちを供出していて、降伏していたが、 **:<span style="color:#009900;">(訳注:この事はすでに[[ガリア戦記 第4巻#16節|第4巻16節]]で述べられている。)</span> *<u>purgandi sui</u> causa ad eum legatos mittunt, **自分たちの申し開きをすることのために、彼(カエサル)のところへ使節たちを遣わして、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、&alpha;系写本では [[wikt:en:purgandi|purgandi]] [[wikt:en:sui#Pronoun|sui]] だが、<br>         &beta;系写本では purgandi のみ。)</span> *qui doceant **(以下のように)説かせた。 *neque <u>auxilia ex sua civitate</u> in Treveros missa **自分たちの部族から援軍をトレーウェリー族のところに派遣してもいないし、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、&chi;系・B・M・S写本では [[wikt:en:auxilia#Latin|auxilia]] ex sua [[wikt:en:civitate|civitate]]、<br>         L・N・&beta;系写本では ex sua civitate auxilia の語順になっている。)</span> *neque ab se fidem laesam: **自分らにより(ローマへの)信義を傷つけてもいない、と。 :  *<!--❼-->petunt atque orant ut **(ウビイー族の使節たちは、以下のように)求め、かつ願った。 *sibi parcat, **自分たちを容赦し、 *ne communi odio Germanorum innocentes pro nocentibus poenas pendant; **[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人一般への憎しみから、潔白な者たちが加害者たちのために罰を償うことがないように、と。 *si amplius obsidum <u>vellet, dare</u> pollicentur. **もし、より多くの人質を欲するのなら、供出することを約束する、と。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、&alpha;系写本では [[wikt:en:vellet#Latin|vellet]] <small>(未完了過去・接続法)</small> [[wikt:en:dare#Latin|dare]] <small>(現在・能動・不定)</small> だが、<br>         &beta;系写本では [[wikt:en:velit#Latin|velit]] <small>(現在・接続法)</small> [[wikt:en:dari#Latin|dari]] <small>(現在・受動・不定法)</small> となっている。)</span> :  *<!--❽-->Cognita Caesar causa **カエサルは事情を調査して、 *<u>repperit</u> ab Suebis auxilia missa esse; **スエービー族により(トレーウェリー族に)援軍が派遣されていたことを見出した。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、主要写本 &omega; では [[wikt:en:repperit|repperit]] <small>(完了形)</small> だが、<br>         近世以降の印刷本 [[ガリア戦記/注解編/写本と校訂版#クリティカル・アパラトゥスとその略号|edd.]] では [[wikt:en:reperit|reperit]] <small>(現在形)</small> となっている。)</span> :  *Ubiorum satisfactionem <u>accepit</u>, **ウビイー族の弁解を受け入れて、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、主要写本 &omega; では [[wikt:en:accepit|accepit]] <small>(完了形)</small> だが、<br>         [[ガリア戦記/注解編/写本と校訂版#Davisius|Davisius]] の修正提案では [[wikt:en:accipit|accipit]] <small>(現在形)</small> となっている。)</span> *aditus viasque in Suebos perquirit. **スエービー族のところに出入りする道筋を問い質した。 <!-- <span style="color:#009900;"></span> <small></small> **:<span style="color:#009900;">(訳注: **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注: --> ===10節=== '''ウビイー族を通じてスエービー族の動静を探る''' *① Interim paucis post diebus fit ab Ubiis certior **わずかな日々の後の間に、ウビイー族によって報告されたことには、 *Suebos omnes in unum locum copias cogere *スエービー族は、すべての軍勢を一か所に集めて、 **(訳注:後述するように、これはカッティー族 [[w:en:Chatti|Chatti]] のことであろう。) *atque iis nationibus, quae sub eorum sint imperio, **彼らの支配下にある種族たちに *denuntiare, ut auxilia peditatus equitatusque mittant. **[[w:歩兵|歩兵]]隊と[[w:騎兵|騎兵]]隊の援軍を派遣するように指示した。 *② His cognitis rebus **(カエサルは)これらの事情を知ると、 *rem frumentariam providet, castris idoneum locum deligit; **糧食調達を準備して、[[w:カストラ|陣営]](を設置するの)に適切な場所を選んだ。 *Ubiis imperat, ut pecora deducant suaque omnia ex agris in oppida conferant, **ウビイー族には、家畜を連れ去り、自分たちの一切合財を土地から[[w:オッピドゥム|城市]]に運び集めるように命令した。 *sperans barbaros atque imperitos homines **(カエサルが)期待したのは、野蛮で無知な連中が *inopia cibariorum adductos ad iniquam pugnandi condicionem posse deduci; **糧秣の欠乏に動かされて、不都合な条件のもとで戦うことがあり得るように誘引されることであった。 *③ mandat, ut crebros exploratores in Suebos mittant quaeque apud eos gerantur cognoscant. **偵察者たちをたびたびスエービー族内に遣わして、彼らのもとで遂行されていることを知るように(ウビイー族に)委ねた。 *④ Illi imperata faciunt et paucis diebus intermissis referunt: **彼ら(ウビイー族)は、命令されたことを実行して、わずかな日々を間に置いて(以下のことを)報告する。 *Suebos omnes, posteaquam certiores nuntii de exercitu Romanorum venerint, **スエービー族は皆、ローマ人の軍隊についてより確実な報告がもたらされた後で、 *cum omnibus suis sociorumque copiis, quas coegissent, **自分たちの軍勢と集結していた同盟者たちの軍勢とともに、 *penitus ad extremos fines se recepisse; **領土の最も遠い奥深くまで撤退していた。 *⑤ silvam esse ibi infinita magnitudine, quae appellatur Bacenis; **そこには、バケニスと呼ばれている限りない大きさの森林がある。 *hanc longe introrsus pertinere et pro nativo muro obiectam **これは、はるか内陸に及んでいて、天然の防壁として横たわっており、 *[[wikt:en:Cheruscos|Cheruscos]] ab Suebis Suebosque ab [[wikt:en:Cheruscis|Cheruscis]] iniuriis incursionibusque prohibere: **ケールスキー族をスエービー族から、スエービー族をケールスキー族から、無法行為や襲撃から防いでいる。 *ad eius initium silvae Suebos adventum Romanorum exspectare constituisse. **その森の始まりのところで、スエービー族はローマ人の到来を待ち構えることを決定した。 <div style="border:solid #999 1px;background:#feedff;max-width:80%;padding:0.25em 1em;margin:0.5em auto;align:left;overflow:auto;text-align:justify;"> ===コラム「スエービー族とカッティー族・ケールスキー族・ウビイー族について」=== [[画像:Hermann (Arminius) at the battle of the Teutoburg Forest in 9 CE by Peter Jannsen, 1873, with painting creases and damage removed.jpg|thumb|right|250px|ウァルスの戦い([[w:de:Varusschlacht|Varusschlacht]])こと[[w:トイトブルク森の戦い|トイトブルク森の戦い]](AD9年)で戦う、ゲルマーニア軍とローマ軍(Johann Peter Theodor Janssen画、1870~1873年頃)。中央上の人物はケールスキー族の名将[[w:アルミニウス (ゲルマン人)|アルミニウス]]。<br>アルミニウスが率いるケールスキー族・カッティー族らゲルマーニア諸部族同盟軍は、P.クィン(ク)ティリウス・ウァルス麾下ローマ3個軍団を壊滅させ、アウグストゥスに「ウァルスよ諸軍団を返せ([[w:la:Publius_Quinctilius_Varus|Quintili Vare]], legiones redde!)」と嘆かせた。]] <br> <div style="background:#ecf;">  '''スエービー族とカッティー族'''</div> :『ガリア戦記』では、第1巻・第4巻および第6巻でたびたび[[w:スエビ族|スエービー族]]の名が言及される。タキトゥス<ref>『ゲルマーニア』タキトゥス著、泉井久之助訳注、岩波文庫の38章「スエービー」などを参照。</ref>など多くの史家が伝えるようにスエービー族 [[wikt:en:Suebi#Latin|Suēbī]] またはスエウィ族 Suēvī とは、単一の部族名ではなく、多くの独立した部族国家から構成される連合体の総称とされる。 :19世紀のローマ史家[[w:テオドール・モムゼン|テオドール・モムゼン]]によれば<ref>『モムゼン ローマの歴史Ⅳ』長谷川博隆訳、名古屋大学出版会、のp.201, p.224, p.232などを参照。</ref>、カエサルの時代のローマ人には 「スエービー」とは遊牧民を指す一般的な呼称で、カエサルがスエービーと呼ぶのはカッティー族だという。 :カッティー族とスエービー系諸部族の異同は明確ではないが、多くの史家は両者を区別して伝えている。 : 第1巻37節・51節・53節~54節、第4巻1節~4節・7節などで言及され、「百の郷を持つ」と されている「スエービー族」は、スエービー系諸部族の総称、あるいは遊牧系の部族を指すのであろう。 : 他方、第4巻16節・19節・第6巻9節~10節・29節で、ウビイー族を圧迫する存在として言及される :「スエービー族」はモムゼンの指摘のように、カッティー族 [[w:en:Chatti|Chatti]] であることが考えられる。 :タキトゥス著『ゲルマーニア』<ref>『ゲルマーニア』タキトゥス著、泉井久之助訳注、岩波文庫の36章「ケルスキー」などを参照。</ref>でも、カッティー族はケールスキー族と隣接する宿敵として描写され、本節の説明に合致する。 <div style="background:#ecf;">  '''ケールスキー族'''</div> :ケールスキー族は、『ガリア戦記』では[[#10節|本節]]でカッティー族と隣接する部族として名を挙げられる :のみである。しかしながら、本巻の年(BC53年)から61年後(AD9年)には、帝政ローマの :[[w:アウグストゥス|アウグストゥス帝]]がゲルマーニアに派遣していたプブリウス・クィンクティリウス・ウァルス :([[w:la:Publius_Quinctilius_Varus|Publius Quinctilius Varus]])が率いるローマ軍3個軍団に対して、名将[[w:アルミニウス (ゲルマン人)|アルミニウス]]を :指導者とするケールスキー族は、カッティー族ら諸部族の同盟軍を組織して、ウァルスの3個軍団を :[[w:トイトブルク森の戦い|トイトブルク森の戦い]]において壊滅させ、老帝アウグストゥスを嘆かせたという。 <div style="background:#ecf;">  '''ウビイー族'''</div> :ウビイー族は『ガリア戦記』の第4巻・第6巻でも説明されているように、ローマ人への忠節を :認められていた。そのため、タキトゥスによれば<ref>『ゲルマーニア』タキトゥス著、泉井久之助訳注、岩波文庫の28章などを参照。</ref>、ゲルマニアへのローマ人の守りとして :BC38年頃にレヌス(ライン川)左岸のコロニア([[w:la:Colonia_Agrippina|Colonia]];植民市)すなわち現在の[[w:ケルン|ケルン市]]に移された。) </div> ==ガッリア人の社会と風習について== <div style="border:solid #999 1px;background:#feedff;max-width:80%;padding:0.25em 1em;margin:0.5em auto;align:left;overflow:auto;text-align:justify;"> ===コラム「ガッリア・ゲルマーニアの地誌・民族誌について」=== [[画像:Testa di saggio o principe, forse il filosofo poseidonio, 50 ac. ca 01.JPG|thumb|right|200px|アパメアの[[w:ポセイドニオス|ポセイドニオス]]の胸像。地中海世界やガッリアなどを広く訪れて、膨大な著作を残した。<br>『ガリア戦記』の地誌・民族誌的な説明も、その多くを彼の著作に依拠していると考えられている。]] :これ以降、11節~20節の10節にわたってガッリアの地誌・民族誌的な説明が展開され、さらには、ゲルマーニアの地誌・民族誌的な説明などが21節~28節の8節にわたって続く。ガッリア戦争の背景説明となるこのような地誌・民族誌は、本来ならば第1巻の冒頭に置かれてもおかしくはない。しかしながら、この第6巻の年(BC53年)は、カエサル指揮下のローマ勢にとってはよほど書かれるべき戦果が上がらなかったためか、ガッリア北部の平定とエブロネス族の追討戦だけでは非常に短い巻となってしまうため、このような位置に置いたとも考えられる。ゲルマーニアの森にどんな獣が住んでいるかなど、本筋にほとんど影響のないと思われる記述も見られる。 :『ガリア戦記』におけるガッリアの地誌・民族誌的な説明、特にこの11節以降の部分は、文化史的に重要なものと見なされ、考古学やケルトの伝承などからも裏付けられる。しかし、これらの記述はカエサル自身が見聞したというよりも、むしろ先人の記述、とりわけBC2~1世紀のギリシア哲学ストア派の哲学者・地理学者・歴史学者であった[[w:ポセイドニオス|ポセイドニオス]]([[w:la:Posidonius Apameus|Posidonius Apameus]])の著作に依拠していたと考えられている<ref>『ケルト事典』ベルンハルト・マイヤー著、鶴岡真弓監修、創元社の「ポセイドニオス」「カエサル」の項を参照。</ref> <ref>『ケルト人』ヴァンセスラス・クルータ([[w:fr:Venceslas Kruta|Venceslas Kruta]])著、鶴岡真弓訳、白水社 のp.20-21を参照。</ref>。ポセイドニオスは、ローマが支配する地中海世界やガッリア地域などを広く旅行した。彼の52巻からなる膨大な歴史書は現存しないが、その第23巻にガッリアに関する詳細な記述があったとされ、[[w:シケリアのディオドロス|ディオドロス]]、[[w:ストラボン|ストラボン]]、[[w:アテナイオス|アテナイオス]]らによって引用され、同時代および近代のケルト人観に多大な影響を与えたと考えられている。 :現存するガッリアの地誌・民族誌は、ストラボン<ref>『ギリシア・ローマ世界地誌Ⅰ』ストラボン著、飯尾都人訳、龍溪書舎を参照。</ref>、ディオドロス<ref>『神代地誌』ディオドロス著、飯尾都人訳、龍溪書舎を参照。</ref>、ポンポニウス・メラ<ref>『世界地理』ポンポニウス・メラ著、飯尾都人訳(上掲『神代地誌』に所収)</ref>のものなどがある。現存するゲルマーニアの地誌・民族誌は、ストラボン、タキトゥス<ref>『ゲルマーニア』タキトゥス著、泉井久之助訳注、岩波文庫などを参照。</ref>、ポンポニウス・メラなどのものがある。 </div> ===11節=== '''ガッリア人の派閥性''' *① Quoniam ad hunc locum perventum est, **この地(ゲルマーニア)にまで到達したので、 *non alienum esse videtur de Galliae Germaniaeque moribus et, quo differant hae nationes inter sese proponere. **[[w:ガリア|ガッリア]]と[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]の風習について、これらの種族が互いにどのように異なるか述べることは不適切でないと思われる。 *② In Gallia non solum in omnibus civitatibus atque in omnibus <u>[[wikt:en:pagus#Latin|pagis]]</u> partibusque, **ガッリアにおいては、すべての部族において、さらにすべての<u>郷</u>や地方においてのみならず、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:''pagus'' (郷) はここでは、部族の領土の農村区画を指す行政用語<ref name="pagus">''[[w:en:Pagus]]'' 等を参照。</ref>。)</span> *sed paene etiam in singulis domibus factiones sunt, **ほとんどの個々の氏族においてさえも、派閥があり、 *earumque factionum principes sunt, **それらの派閥には、領袖がいる。 *③ qui summam auctoritatem eorum iudicio habere existimantur, **その者(領袖)らは、彼ら(派閥)の判断に対して、最高の影響力を持っていると考えられている。 *quorum ad arbitrium iudiciumque summa omnium rerum consiliorumque redeat. **すべての事柄と協議は結局のところ、その者(領袖)らの裁量や判断へ帰する。 *④ Idque eius rei causa antiquitus institutum videtur, **それは、それらの事柄のために昔から取り決められたものと見られ、 *ne quis ex plebe contra potentiorem auxilii egeret: **平民のある者が、より権力のある者に対して、援助を欠くことがないように、ということである。 *suos enim quisque opprimi et circumveniri non patitur, **すなわち(領袖たちの)誰も、身内の者たちが抑圧されたり欺かれたりすることを容認しない。 *neque, aliter si faciat, ullam inter suos habet auctoritatem. **もし(領袖が)そうでなくふるまったならば、身内の者たちの間で何ら影響力を持てない。 *⑤ Haec eadem ratio est in summa totius Galliae; **これと同じ理屈が、ガッリア全体の究極において存在する。 *namque omnes civitates in partes divisae sunt duas. **すなわち、すべての部族が二つの党派に分けられているのである。 ===12節=== '''ハエドゥイ族、セクァニ族、レミ族の覇権争い''' *① Cum Caesar in Galliam venit, **カエサルがガッリアに来たときに、 *alterius factionis principes erant Haedui, alterius Sequani. **(二つの)派閥の一方の盟主は[[w:ハエドゥイ族|ハエドゥイ族]]であり、他方は[[w:セクァニ族|セクァニ族]]であった。 **:(訳注:第1巻31節の記述によれば、ハエドゥイ族と[[w:アルウェルニ族|アルウェルニ族]]がそれぞれの盟主であった。 **:カエサルが本節でアルウェルニ族の名を伏せている理由は不明である。 **:また、[[w:ストラボン|ストラボン]]によれば<ref>ストラボン『ギリシア・ローマ世界地誌Ⅰ』(前掲、p.330)</ref>、ハエドゥイ族とセクァニ族の敵対関係においては、 **:両部族を隔てるアラル川の水利権(川舟の通行税)をめぐる争いが敵意を助長していたという。) *② Hi cum per se minus valerent, **後者(セクァニ族)は自力ではあまり優勢ではなかったので、 *quod summa auctoritas antiquitus erat in Haeduis **というのは、昔から最大の影響力はハエドゥイ族にあって、 *magnaeque eorum erant clientelae, **彼ら(ハエドゥイ族)には多くの庇護民があったからであるが、 *Germanos atque Ariovistum sibi adiunxerant **[[w:ゲルマニア|ゲルマニア]]人と[[w:アリオウィストゥス|アリオウィストゥス]]を自分たちに会盟させ、 *eosque ad se magnis iacturis pollicitationibusque perduxerant. **多くの負担と約束で 彼らを自分たちのところに引き入れた。 *③ Proeliis vero compluribus factis secundis **実にいくつもの戦闘を順調に行なって、 *atque omni nobilitate Haeduorum interfecta **ハエドゥイ族のすべての高貴な者たちを殺害して、 *tantum potentia antecesserant, **かなりの勢力で抜きん出たので、 *④ ut magnam partem clientium ab Haeduis ad se traducerent **結果として、ハエドゥイ族から庇護民の大部分を自分たちへ味方に付けて、 *obsidesque ab iis principum filios acciperent **彼らから領袖の息子たちを人質として受け取り、 *et publice iurare cogerent nihil se contra Sequanos consilii inituros, **自分たち(ハエドゥイ族)がセクァニ族に対して何ら謀計を始めるつもりではない、と公に誓うことを強いて、 *et partem finitimi agri per vim occupatam possiderent **近隣の土地の一部を力ずくで占領して所有地とした。 *Galliaeque totius principatum obtinerent. **ガッリア全体の指導権を手に入れた。 *⑤ Qua necessitate adductus **それにより、やむを得ずに動かされて、 *Diviciacus auxilii petendi causa Romam ad senatum profectus infecta re redierat. **[[w:ディウィキアクス|ディウィキアクス]]は支援を求めるために[[w:ローマ|ローマ市]]に元老院のところへ赴いたが、事を成就せずに帰った。 *⑥ Adventu Caesaris facta commutatione rerum, **カエサルの到来で事態の変化がなされて、 *obsidibus Haeduis redditis, **ハエドゥイ族の人質たちは戻されて、 *veteribus clientelis restitutis, **昔からの庇護民が復帰して、 *novis per Caesarem comparatis, **カエサルを通じて新参者たちを仲間にした。 *quod ii qui se ad eorum amicitiam adgregaverant, **というのは、彼ら(ハエドゥイ族)の友好のもとに仲間となっていた者たちが、 *⑦ meliore condicione atque aequiore imperio se uti videbant, **(セクァニ族)より良い条件とより公平な支配を享受しているように見えて、 *reliquis rebus eorum gratia dignitateque amplificata **ほかの事柄においても彼ら(ハエドゥイ族)の信望と品格がより増されて、 *Sequani principatum dimiserant. **セクァニ族は指導権を放棄したのだ。 *In eorum locum Remi successerant: **彼ら(セクァニ族)の地位において、[[w:レミ族|レミ族]]が取って代わった。 *quos quod adaequare apud Caesarem gratia intellegebatur, **その者ら(レミ族)はカエサルのもとで信望において(ハエドゥイ族と)同等であると認識されたので、 *ii qui propter veteres inimicitias nullo modo cum Haeduis coniungi poterant, **昔からの敵対関係のためにハエドゥイ族とどのようなやり方でも結ぶことができなかった者たちは、 *se Remis in clientelam dicabant. **レミ族との庇護関係に自らを委ねたのだ。 *⑧ Hos illi diligenter tuebantur; **この者ら(レミ族)はあの者ら(庇護民)を誠実に保護して、 *ita et novam et repente collectam auctoritatem tenebant. **このようにして、最近に得られた新しい影響力を保持した。 *⑨ Eo tum statu res erat, ut longe principes haberentur Haedui, **当時、ハエドゥイ族の位置付けは、まったく盟主と見なされるような状態であって、 *secundum locum dignitatis Remi obtinerent. **レミ族の品格は第二の地位を占めたのだ。 ===13節=== '''ガッリア人の社会階級、平民およびドルイドについて(1)''' *① In omni Gallia eorum hominum, qui aliquo sunt numero atque honore, genera sunt duo. **全ガッリアにおいて、何らかの地位や顕職にある人々の階級は二つである。 '''平民について''' *Nam plebes paene servorum habetur loco, **これに対して、平民はほとんど奴隷の地位として扱われており、 *quae nihil audet per se, nullo adhibetur consilio. **自分たちを通じては何らあえてすることはないし、誰も相談をされることもない。 *② Plerique, cum aut aere alieno aut magnitudine tributorum aut iniuria potentiorum premuntur, **多くの者は、あるいは負債、あるいは貢納の多さ、あるいはより権力のある者に抑圧されているので、 *sese in servitutem dicant. **自らを奴隷身分に差し出している。 *Nobilibus in hos eadem omnia sunt iura, quae dominis in servos. **高貴な者たちには彼ら(平民)において、奴隷において主人にあるのと同様なすべての権利がある。 '''ドルイドについて''' *③ Sed de his duobus generibus alterum est druidum, alterum equitum. **ともかく、これら二つの階級について、一方は[[w:ドルイド|ドルイド]](神官)であり、他方は[[w:騎士|騎士]]である。 *④ Illi rebus divinis intersunt, sacrificia publica ac privata procurant, religiones interpretantur: **前者(ドルイド)は神事に介在し、公・私の<ruby><rb>[[w:供犠|供犠]]</rb><rp>(</rp><rt>くぎ</rt><rp>)</rp></ruby>を司り、信仰のことを講釈する。 **:(訳注:供犠とは、人や獣を生け贄として神前に捧げることである。<ruby><rb>[[w:人身御供|人身御供]]</rb><rp>(</rp><rt>ひとみごくう</rt><rp>)</rp></ruby>とも。) [[画像:Two_Druids.PNG|thumb|right|200px|二人のドルイド。フランスの[[w:オータン|オータン]]、すなわちガッリア中部のビブラクテ辺りで発見された[[w:レリーフ|レリーフ]]。]] *ad hos magnus adulescentium numerus disciplinae causa concurrit, **この者ら(ドルイド)のもとへ、若者の多数が教えのために群り集まり、 *magnoque hi sunt apud eos honore. **この者ら(ドルイド)は、彼ら(ガッリア人)のもとで大いなる地位にある。 *⑤ Nam fere de omnibus controversiis publicis privatisque constituunt, **なぜなら(ドルイドは)ほとんどすべての公・私の訴訟ごとに判決をするのである。 *et, si quod est admissum facinus, si caedes facta, **もし何らかの罪悪が犯されれば、もし殺害がなされれば、 *si de hereditate, de finibus controversia est, **もし、遺産について、地所について、訴訟ごとがあれば、 *idem decernunt, praemia poenasque constituunt; **同じ人たち(ドルイド)が裁決し、補償や懲罰を判決するのである。 *⑥ si qui aut privatus aut populus eorum decreto non stetit, sacrificiis interdicunt. **もし何らかの個人あるいは集団が彼ら(ドルイド)の裁決を遵守しなければ、(その者らに)供犠を禁じる。 *Haec poena apud eos est gravissima. **これは、彼ら(ガッリア人)のもとでは、非常に重い懲罰である。 *⑦ Quibus ita est interdictum, **このように(供犠を)禁じられた者たちは、 *hi numero impiorum ac sceleratorum habentur, **彼らは、不信心で不浄な輩と見なされて、 *his omnes decedunt, aditum sermonemque defugiunt, **皆が彼らを忌避して、近づくことや会話を避ける。 *ne quid ex contagione incommodi accipiant, **(彼らとの)接触から、何らかの災厄を負うことがないようにである。 *neque his petentibus ius redditur **彼らが請願しても(元通りの)権利は戻されないし、 *neque honos ullus communicatur. **いかなる地位(に就くこと)も許されない。 *⑧ His autem omnibus druidibus praeest unus, **ところで、これらすべてのドルイドを一人が指導しており、 *qui summam inter eos habet auctoritatem. **その者は彼ら(ドルイドたち)の間に最高の影響力を持っている。 *⑨ Hoc mortuo **この者が死んだならば、 *aut, si qui ex reliquis excellit dignitate, succedit, **あるいは、もし残りの者たちの中から品格に秀でた者がおれば、継承して、 *aut, si sunt plures pares, suffragio druidum {adlegitur}<ref>adlegitur はβ系写本の記述で、α系写本にはない。</ref>; **あるいは、もしより多くの者たちが同等であれば、ドルイドの投票で{選ばれる}。 *nonnumquam etiam armis de principatu contendunt. **ときどきは、武力でさえも首座を争うことがある。 *⑩ Hi certo anni tempore **彼ら(ドルイド)は年間の定められた時期に *in finibus Carnutum, quae regio totius Galliae media habetur, considunt in loco consecrato. **ガッリア全体の中心地方と見なされている[[w:カルヌテス族|カルヌテス族]]の領土において、[[w:聖地|聖地]]に集合する。 **:(訳注:これはカエサルが支配する「ガッリア全体」の話で、他の地方には別の中心地があったようである。) *Huc omnes undique, qui controversias habent, conveniunt **ここへ、至る所から訴訟などを持つあらゆる者たちが集まって、 *eorumque decretis iudiciisque parent. **彼ら(ドルイド)の裁決や判断に服従する。 *⑪ Disciplina in Britannia reperta atque inde in Galliam translata esse existimatur, **(ドルイドの)教えは[[w:ブリタンニア|ブリタンニア]]で見出され、そこからガッリアにもたらされたと考えられている。 **:(訳注:これに対して、[[w:シケリアのディオドロス|ディオドロス]]は、ガッリア人の信仰は[[w:ピュタゴラス教団|ピュタゴラスの教説]]であると伝えている<ref>ディオドロス『神代地誌』(前掲、p.408)</ref>。 **:[[w:ストラボン|ストラボン]]によれば、これは東方のゲタエ人([[w:en:Getae|Getae]];[[w:トラキア|トラキア]]系ないし[[w:ダキア|ダキア]]系)を通じて取り入れたものだという<ref>ストラボン『ギリシア・ローマ世界地誌Ⅰ』(前掲、第7巻 第3章 第5節)</ref>。) *⑫ et nunc, qui diligentius eam rem cognoscere volunt, **今でも、その事柄をより入念に探究することを欲する者たちは、 *plerumque illo discendi causa proficiscuntur. **たいてい、かの地に研究するために旅立つ。 ===14節=== '''ドルイドについて(2)''' *① Druides a bello abesse consuerunt **[[w:ドルイド|ドルイド]]たちは、戦争に関与しない習慣であり、 *neque tributa una cum reliquis pendunt; **ほかの者と一緒に貢納(租税)を支払うこともない。 *militiae vacationem omniumque rerum habent immunitatem. **[[w:徴兵制度|兵役]]の免除や、すべての事柄において免除特権を持っているのである。 [[画像:Druids,_in_the_early_morning_glow_of_the_sun.jpg|thumb|right|200px|現代イギリスのドルイド教復興主義者たち]] *② Tantis excitati praemiis **このような特典に駆り立てられて *et sua sponte multi in disciplinam conveniunt **自らの意思で多くの者が教え(の場)に集まっても来るし、 *et a parentibus propinquisque mittuntur. **親たちや縁者たちによって送られても来る。 *③ Magnum ibi numerum versuum ediscere dicuntur. **(彼らは)そこで詩句の多数を習得すると言われている。 *Itaque annos nonnulli vicenos in disciplina permanent. **こうして、少なからぬ者たちが、20年にもわたって教え(の場)に残留する。 [[画像:Dédicace_de_Segomaros_(inscription gallo-grecque).png|thumb|right|200px|ギリシア文字で刻まれたガッリアの碑文]] *Neque fas esse existimant ea litteris mandare, **それら(の詩句)を文字で刻み込むことは、神意に背くと考えている。 *cum in reliquis fere rebus, publicis privatisque rationibus, Graecis litteris utantur. **もっとも、ほかの事柄においては、公・私の用件に[[w:ギリシア文字|ギリシア文字]]を用いる。 *④ Id mihi duabus de causis instituisse videntur, **それは、私(カエサル)には、二つの理由で(ドルイドが)定めたことと思われる。 **:(訳注:これは、カエサルが自らを一人称で示している珍しい個所である。) *quod neque in vulgum disciplinam efferri velint **というのは、教えが一般大衆にもたらされることは欲していないし、 *neque eos, qui discunt, litteris confisos minus memoriae studere: **(教えを)学ぶ者が、文字を頼りにして、あまり暗記することに努めなくならないようにである。 [[画像:Dying_gaul.jpg|thumb|right|200px|『[[w:瀕死のガリア人|瀕死のガリア人]]』([[w:en:Dying_Gaul|Dying Gaul]])像(ローマ市の[[w:カピトリーノ美術館|カピトリーノ美術館]])]] *quod fere plerisque accidit, ut **というのも、ほとんど多くの場合に起こることには、 *praesidio litterarum diligentiam in perdiscendo ac memoriam remittant. **文字の助けによって、入念に猛勉強することや暗記することを放棄してしまうのである。 *⑤ In primis hoc volunt persuadere, **とりわけ、彼ら(ドルイド)が説くことを欲しているのは、 *non interire animas, sed ab aliis post mortem transire ad alios, **霊魂は滅びることがないのみならず、死後にある者から別のある者へ乗り移るということである。 **:(訳注:ガッリア人の[[w:輪廻転生|転生信仰]]は、[[w:ピュタゴラス教団|ピュタゴラスの教説]]であると、[[w:シケリアのディオドロス|ディオドロス]]が伝えている<ref>ディオドロス『神代地誌』(前掲、p.408)</ref>。) *atque hoc maxime ad virtutem excitari putant metu mortis neglecto. **これによって(ガッリア人は)死の恐怖に無頓着になって最も武勇へ駆り立てられると(ドルイドは)思っている。 [[画像:Universum.jpg|thumb|right|200px|古代以来の伝統的な世界観における天空と平らな大地。カルデアやギリシアを除けば、丸い地球という観念は知られていなかった。]] *Multa praeterea de sideribus atque eorum motu, **さらに多く、星々とその動きについて、 *de mundi ac terrarum magnitudine, de rerum natura, **天空と大地の大きさについて、物事の本質について、 *de deorum immortalium vi ac potestate **不死の神々の力と支配について、 *disputant et iuventuti tradunt. **研究して、青年たちに教示するのである。 <br> <br> *('''訳注:ドルイドについて''' :ケルト社会の神官・祭司・僧などとされるドルイドについては、おそらくは[[w:ポセイドニオス|ポセイドニオス]]、そしてカエサル、 :および[[w:シケリアのディオドロス|ディオドロス]]<ref>ディオドロス『神代地誌』(前掲、p.410-p.411)</ref>、[[w:ストラボン|ストラボン]]<ref>ストラボン『ギリシア・ローマ世界地誌Ⅰ』(前掲、p.341-p.342)</ref>、ポンポニウス・メラ<ref>ポンポニウス・メラ『世界地理』(前掲、p.549)</ref>などのギリシア人・ローマ人の著述家たちがそれぞれ :書き残しているために同時代や現代に知られている。しかし、本節にもあるように、その秘密主義からか、 :古代ギリシア・ローマの著作にあるほかには、その詳細については不明である。) ===15節=== [[画像:BIATEC_pri_NBS_1.jpg|thumb|right|200px|ケルト系の王ビアテック([[w:en:Biatec|Biatec]])の騎馬像([[w:スロバキア国立銀行|スロバキア国立銀行]])。彼はBC1世紀のケルトの硬貨に刻まれた人物で、現代[[w:スロバキア・コルナ|スロバキアの5コルナ]]硬貨にも刻まれている。]] [[画像:Bige_Musée_de_Laon_050208.jpg|thumb|right|200px|二頭立て二輪馬車([[w:チャリオット|戦車]])に乗るガリア人像(仏・ラン博物館)]] '''ガッリア人の騎士階級について''' *① Alterum genus est equitum. **(ドルイドと並ぶ)もう一つの階級は、[[w:騎士|騎士]]である。 *Hi, cum est usus atque aliquod bellum incidit **彼らは、必要とされ、かつ何らかの戦争が勃発したときには、 *─ quod fere ante Caesaris adventum quotannis accidere solebat, **─ それ(戦争)はカエサルの到来以前にはほとんど毎年のように起こるのが常であり、 *uti aut ipsi iniurias inferrent aut inlatas propulsarent ─, **自身が侵犯行為を引き起こすためか、あるいは引き起こされて撃退するためであったが、─ *omnes in bello versantur, **総勢が戦争に従事した。 *② atque eorum ut quisque est genere copiisque amplissimus, **さらに彼らは、高貴な生まれで財産が非常に大きければ大きいほど、 **:(訳注:ut quisque ~ ita;おのおのが~であればあるほどますます) *ita plurimos circum se ambactos clientesque habet. **自らの周囲に非常に多くの臣下や庇護民たちを侍らせる。 *Hanc unam gratiam potentiamque noverunt. **(騎士たちは)これが信望や権勢(を示すこと)の一つであると認識しているのである。 ===16節=== '''ガッリア人の信仰と生け贄、ウィッカーマン''' *① Natio est omnis Gallorum admodum dedita religionibus, **ガッリア人のすべての部族民は、まったく信仰行為に身を捧げている。 *② atque ob eam causam, **その理由のために、 *qui sunt adfecti gravioribus morbis **非常に重い病気を患った者たち *quique in proeliis periculisque versantur, **および戦闘において危険に苦しめられる者たちは、 *aut pro victimis homines immolant **あるいは<ruby><rb>[[w:生贄|生け贄]]</rb><rp>(</rp><rt>いけにえ</rt><rp>)</rp></ruby>の獣(犠牲獣)の代わりに人間を供えたり、 *aut se immolaturos vovent, **あるいは自らを犠牲にするつもりであると誓願し、 *administrisque ad ea sacrificia druidibus utuntur, **その<ruby><rb>[[w:供犠|供犠]]</rb><rp>(</rp><rt>くぎ</rt><rp>)</rp></ruby>を執り行う者として[[w:ドルイド|ドルイド]]を利用するのである。 *③ quod, pro vita hominis nisi hominis vita reddatur, **というのは(一人の)人間の生命のためには、(もう一人の)人間の生命が償われない限り、 *non posse deorum immortalium numen placari arbitrantur, **不死の神々の<ruby><rb>御霊</rb><rp>(</rp><rt>みたま</rt><rp>)</rp></ruby>がなだめられることができないと思われているからである。 *publiceque eiusdem generis habent instituta sacrificia. **同じような類いの供儀が公けに定められているのである。 [[画像:WickerManIllustration.jpg|thumb|right|310px|柳の枝で編んだ巨人[[w:ウィッカーマン|ウィッカーマン]]([[w:en:Wicker_Man|Wicker Man]])の想像画(18世紀)。この特異な風習は、近代になって人々の興味をかき立て、いくつもの想像画が描かれた<ref>例えば『ケルト人─蘇るヨーロッパ<幻の民>』C.エリュエール著、鶴岡真弓監修、創元社、p.130の挿絵などを参照。</ref>。1973年にはイギリスで映画化され<ref>“[[w:en:The Wicker Man (1973 film)|The Wicker Man]]”はウィッカーマンを題材にした1973年のイギリスのカルト映画作品。</ref>、2006年にはアメリカなどでも映画化された<ref>“[[w:en:The Wicker Man (2006 film)|The Wicker Man]]”は上記作品をリメイクした2006年のアメリカ・カナダ・ドイツの映画作品。</ref>。]] [[画像:Burning_wicker_man_by_Bruce_McAdam.jpg|thumb|right|100px|スコットランドの野外博物館で燃やされるウィッカーマン(2008年)]] '''ウィッカーマン''' *④ Alii immani magnitudine simulacra habent, **ある者たちは、恐ろしく大規模な像を持って、 *quorum contexta viminibus membra vivis hominibus complent; **その柳の枝で編み込まれた肢体を人間たちで満杯にして、 *quibus succensis **それらを燃やして、 *circumventi flamma exanimantur homines. **人々は炎に取り巻かれて息絶えさせられるのである。 *⑤ Supplicia eorum qui in furto aut in latrocinio **窃盗あるいは追い剥ぎに関わった者たちを処刑することにより、 *aut aliqua noxia sint comprehensi, **あるいは何らかの罪状により捕らわれた者たち(の処刑)により、 *gratiora dis immortalibus esse arbitrantur; **不死の神々に感謝されると思っている。 *sed, cum eius generis copia defecit, **しかしながら、その類いの量が欠けたときには、 *etiam ad innocentium supplicia descendunt. **潔白な者たちさえも犠牲にすることに頼るのである。 <br><br> :('''訳注''':このような'''[[w:ウィッカーマン|ウィッカーマン]]'''の供犠については[[w:ストラボン|ストラボン]]も伝えており<ref>ストラボン『ギリシア・ローマ世界地誌Ⅰ』(前掲、p.343)</ref>、 :[[w:人身御供|人身御供]]の種類の一つとして、干し草やたきぎで巨像を作り、その中へあらゆる :家畜・野生動物や人間たちを投げ込んで丸焼きにする習慣があったという。 : また、[[w:シケリアのディオドロス|ディオドロス]]<ref>ディオドロス『神代地誌』(前掲、p.410~p.411)</ref>やストラボンによれば、ドルイドはむしろ'''[[w:予言|予言者]]・[[w:占い|占い師]]''' :であるという。ドルイドが重要な問題について占うときには、供犠される人間の :腹または背中を剣などで刺して、犠牲者の倒れ方、肢体のけいれん、出血の様子 :などを観察して、将来の出来事を占うのだという。) ===17節=== '''ガッリアの神々(ローマ風解釈)''' *① Deum maxime [[w:la:Mercurius_(deus)|Mercurium]] colunt. **(ガッリア人は)神々のうちでとりわけ[[w:メルクリウス|メルクリウス]]を崇拝する。 **:(訳注:メルクリウスは[[w:ローマ神話|ローマ神話]]の神名であり、本節の神名はすべてローマ風解釈である。) *Huius sunt plurima simulacra: **彼の偶像が最も多い。 *hunc omnium inventorem artium ferunt, **(ガッリア人は)彼をすべての技芸の発明者であると言い伝えており、 *hunc viarum atque itinerum ducem, **彼を道および旅の案内者として、 *hunc ad quaestus pecuniae mercaturasque habere vim maximam arbitrantur. **彼が金銭の利得や商取引で絶大な力を持つと思われている。 [[画像:Taranis_Jupiter_with_wheel_and_thunderbolt_Le_Chatelet_Gourzon_Haute_Marne.jpg|thumb|right|200px|ガッリアの雷神タラニス([[w:en:Taranis|Taranis]])の神像([[w:en:National_Archaeological_Museum_(France)|フランス国立考古学博物館]])。雷を司ることからローマ神話のユピテルと同一視された。左手に車輪、右手に稲妻を持っている。]] [[画像:God_of_Etang_sur_Arroux_possible_depiction_of_Cernunnos.jpg|thumb|right|200px|ガッリアの神ケルヌンノス([[w:en:Cernunnos|Cernunnos]])の神像(フランス国立考古学博物館)。]] *Post hunc [[w:la:Apollo|Apollinem]] et [[w:la:Minerva|Martem]] et [[w:la:Iuppiter|Iovem]] et [[w:la:Mars_(deus)|Minervam]]. **彼に続いて、[[w:アポローン|アポロ]]と[[w:マルス (ローマ神話)|マルス]]と[[w:ユーピテル|ユピテル]]と[[w:ミネルウァ|ミネルウァ]]を(ガッリア人は崇拝する)。 *② De his eandem fere, quam reliquae gentes, habent opinionem: **これら(の神々)について、ほかの種族とほぼ同じ見解を持っている。 *Apollinem morbos depellere, **アポロは病気を追い払い、 *Minervam operum atque artificiorum initia tradere, **ミネルウァは工芸や技術の初歩を教示し、 *Iovem imperium caelestium tenere, **ユピテルは天界の統治を司り、 *Martem bella regere. **マルスは戦争を支配する。 *③ Huic, cum proelio dimicare constituerunt, **彼(マルス)には、(ガッリア人が)戦闘で干戈を交えることを決心したときに、 *ea quae bello ceperint, plerumque devovent: **戦争で捕獲したものを、たいていは奉納するものである。 *cum superaverunt, animalia capta immolant **(戦闘で)打ち勝ったときには、捕獲された獣を生け贄に供えて、 *reliquasque res in unum locum conferunt. **残りの物を1か所に運び集める。 *④ Multis in civitatibus harum rerum ex(s)tructos tumulos locis consecratis conspicari licet; **多くの部族において、これらの物が積み上げられた塚を、神聖な地で見ることができる。 *⑤ neque saepe accidit, ut neglecta quispiam religione **何らかの者が信仰を軽視するようなことが、しばしば起こることはない。 *aut capta apud se occultare aut posita tollere auderet, **捕獲されたものを自分のもとに隠すこと、あるいは(塚に)置かれたものをあえて運び去ることは。 *gravissimumque ei rei supplicium cum cruciatu constitutum est. **そんな事には、拷問を伴う最も重い刑罰が決められている。 **:(訳注:最も重い刑罰とは、処刑であると思われる。) <br> :(訳注:'''ローマ風解釈について''' :ガッリアなどケルト文化の社会においては、非常に多くの神々が信仰されており、 :ケルト語による多くの神名が知られており、考古学的にも多くの神像が遺されている。 :しかしながら、これらの神々がどのような性格や権能を持っていたのか、詳しくは判っていない。 :ローマ人は、数多くのケルトの神々をローマ神話の神々の型に当てはめて解釈した。 :[[w:タキトゥス|タキトゥス]]はこれを「[[w:ローマ風解釈|ローマ風解釈]]」[[w:en:Interpretatio_Romana#Roman_version|Interpretatio Romana]] <ref>タキトゥス『ゲルマーニア』43章([[s:la:De_origine_et_situ_Germanorum_(Germania)#XLIII|ラテン語原文]])を参照。</ref>と呼んでいる<ref>『ケルト事典』(前掲)「ローマ風解釈」の項を参照。</ref>。) ===18節=== [[画像:Gaul_god_Sucellus.jpg|thumb|right|200px|ガッリアの神スケッルス([[w:en:Sucellus|Sucellus]])の神像。[[w:冥界|冥界]]の神とされ、ディス・パテルと同一視されたと考えられている。]] '''ガッリア人の時間や子供についての観念''' *① Galli se omnes ab Dite patre prognatos praedicant **ガッリア人は、自分たちは皆、ディス・パテルの末裔であると公言しており、 **:(訳注:ディス・パテル [[w:en:Dis_Pater|Dis Pater]] も前節と同様にローマ神話の神名である。) *idque ab druidibus proditum dicunt. **それは[[w:ドルイド|ドルイド]]たちにより伝えられたと言う。 ;時間の観念 *② Ob eam causam spatia omnis temporis non numero dierum, sed noctium finiunt; **その理由のために、すべての[[w:時間|時間]]の間隔を、[[w:昼|昼間]]の数ではなく、[[w:夜|夜間]](の数)で区切る。 *dies natales et mensum et annorum initia sic observant, ut noctem dies subsequatur. **誕生日も、月や年の初めも、夜間に昼間が続くように注意を払っている。 ;子供についての観念 *③ In reliquis vitae institutis hoc fere ab reliquis differunt, **人生のほかの風習において、以下の点でほかの者たち(種族)からほぼ異なっている。 *quod suos liberos, nisi cum adoleverunt, ut munus militiae sustinere possint, **自分の子供たちが、[[w:徴兵制度|兵役の義務]]を果たすことができるように成長したときでない限り、 *palam ad se adire non patiuntur **公然と自分のところへ近づくことは許されないし、 *filiumque puerili aetate in publico in conspectu patris adsistere turpe ducunt. **少年期の息子が公けに父親の見ているところでそばに立つことは恥ずべきと見なしている。 ===19節=== '''ガッリア人の婚姻と財産・葬儀の制度''' *① Viri, quantas pecunias ab uxoribus dotis nomine acceperunt, **夫は、妻から[[w:持参金|持参金]]の名目で受け取った金銭の分だけ、 *tantas ex suis bonis aestimatione facta cum dotibus communicant. **自分の財産のうちから見積もられた分を、持参金とともに一つにする。 *② Huius omnis pecuniae coniunctim ratio habetur fructusque servantur: **これらのすべての金銭は共同に算定が行なわれて、[[w:利子|利子]]が貯蓄される。 *uter eorum vita superarit, **彼ら2人のいずれかが、人生において生き残ったら、 *ad eum pars utriusque cum fructibus superiorum temporum pervenit. **双方の分がかつての期間の利子とともに(生き残った)その者(の所有)に帰する。 [[画像:Hallstatt_culture_ramsauer.jpg|thumb|right|200px|[[w:ハルシュタット文化|ハルシュタット文化]]の[[w:墳丘墓|墳丘墓]]から発掘された遺骸と[[w:副葬品|副葬品]](19世紀の模写)。ガッリアなどではハルシュタット文化後期から[[w:土葬|土葬]]が普及したが、[[w:ラ・テーヌ文化|ラ・テーヌ文化]]中期から再び[[w:火葬|火葬]]が主流になったと考えられている。]] *③ Viri in uxores, sicuti in liberos, vitae necisque habent potestatem; **夫は、妻において、子供におけるのと同様に、生かすも殺すも勝手である。 *et cum pater familiae inllustriore loco natus decessit, eius propinqui conveniunt **上流身分に生まれた家族の父親が死去したとき、彼の近縁の者たちが集まって、 *et de morte, si res in suspicionem venit, de uxoribus in servilem modum quaestionem habent, **死について、もし疑念が出来したならば、妻について、[[w:奴隷|奴隷]]におけるようなやり方で審問して、 *et si compertum est, igni atque omnibus tormentis excruciatas interficiunt. **もし(疑念が)確認されたならば、火やあらゆる責め道具によって[[w:拷問|拷問]]にかけて誅殺する。 *④ Funera sunt pro cultu Gallorum magnifica et sumptuosa; **[[w:葬儀|葬儀]]は、ガッリア人の生活習慣の割には派手でぜいたくなものである。 *omniaque quae vivis cordi fuisse arbitrantur in ignem inferunt, etiam animalia, **生前に大切であったと思われるもの一切合財を、獣でさえも、火の中に投げ入れる。 *ac paulo supra hanc memoriam servi et clientes, quos ab his dilectos esse constabat, **さらに、より以前のこの記憶では、彼ら(亡者)により寵愛されていたことが知られていた奴隷や庇護民をも、 *iustis funeribus confectis una cremabantur. **慣習による葬儀が成し遂げられたら、一緒に火葬されていたのである。 ===20節=== '''ガッリア部族国家の情報統制''' *① Quae civitates commodius suam rem publicam administrare existimantur, **より適切に自分たちの公儀(=国家体制)を治めると考えられているような部族は、 *habent legibus sanctum, **(以下のように)定められた法度を持つ。 *si quis quid de re publica a finitimis rumore aut fama acceperit, **もし、ある者が公儀に関して近隣の者たちから何らかの噂や風聞を受け取ったならば、 *uti ad magistratum deferat neve cum quo alio communicet, **官吏に報告して、他の者と伝え合ってはならないと。 *② quod saepe homines temerarios atque imperitos falsis rumoribus terreri **というのは、無分別で無知な人間たちはしばしば虚偽の噂に恐れて、 *et ad facinus impelli et de summis rebus consilium capere cognitum est. **罪業に駆り立てられ、重大な事態についての考えを企てると認識されているからである。 *③ Magistratus quae visa sunt occultant, **官吏は、(隠すことが)良いと思われることを隠して、 *quaeque esse ex usu iudicaverunt, multitudini produnt. **有益と判断していたことを、民衆に明らかにする。 *De re publica nisi per concilium loqui non conceditur. **公儀について、集会を通じてでない限り、語ることは認められていない。 ==ゲルマーニアの風習と自然について== ===21節=== '''ゲルマーニア人の信仰と性''' *① Germani multum ab hac consuetudine differunt. **[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人はこれに対し、風習が大いに異なっている。 *Nam neque druides habent, qui rebus divinis praesint, neque sacrificiis student. **すなわち、神事を司る[[w:ドルイド|ドルイド]]も持たないし、供犠に熱心でもない。 *② Deorum numero **神々に数えるものとして、 *eos solos ducunt, quos cernunt et quorum aperte opibus iuvantur, Solem et Vulcanum et Lunam, **(彼らが)見分けるものや明らかにその力で助けられるもの、[[w:太陽|太陽]]と[[w:ウォルカヌス|ウォルカヌス]](火の神)と[[w:月|月]]だけを信仰して、 *reliquos ne fama quidem acceperunt. **ほかのものは風聞によってさえも受け入れていない。 **:(訳注:これに対して、[[w:タキトゥス|タキトゥス]]は、ゲルマーニア人はメルクリウスやマルスなどを信仰すると伝えている<ref>タキトゥス『ゲルマーニア』2章・9章を参照</ref>。) *③ Vita omnis in venationibus atque in studiis rei militaris consistit: **すべての人生は、[[w:狩猟|狩猟]]に、および[[w:軍事|軍事]]への執心に依拠しており、 *ab parvulis labori ac duritiae student. **幼時より労役や負担に努める。 *④ Qui diutissime impuberes permanserunt, maximam inter suos ferunt laudem: **最も長く純潔に留まった者は、自分たちの間で最大の賞賛を得る。 *hoc ali staturam, ali vires nervosque confirmari putant. **これによって、ある者には背の高さが、ある者には力と筋肉が強化されると、思っている。 *⑤ Intra annum vero vicesimum feminae notitiam habuisse in turpissimis habent rebus; **20歳にならない内に女を知ってしまうことは、とても恥ずべきことであると見なしている。 *cuius rei nulla est occultatio, **その(性の)事を何ら隠すことはない。 *quod et promiscue in fluminibus perluuntur **というのは、川の中で(男女が)混じって入浴しても、 *et pellibus aut parvis renonum tegimentis utuntur, magna corporis parte nuda. **なめし皮や、小さな毛皮の覆いを用いるが、体の大部分は裸なのである。 ===22節=== '''ゲルマーニア人の土地制度''' *① Agri culturae non student, **(ゲルマーニア人は)[[w:農耕|土地を耕すこと]]に熱心ではなく、 *maiorque pars eorum victus in lacte, caseo, carne consistit. **彼らの大部分は、生活の糧が[[w:乳|乳]]、[[w:チーズ|チーズ]]、[[w:肉|肉]]で成り立っている。 *② Neque quisquam agri modum certum aut fines habet proprios; **何者も、土地を確定した境界で、しかも持続的な領地として、持ってはいない。 *sed magistratus ac principes in annos singulos **けれども、官吏や領袖たちは、各年ごとに、 *gentibus cognationibusque hominum, quique una coierunt, **一緒に集住していた種族や血縁の人々に、 *quantum et quo loco visum est agri adtribuunt **適切と思われる土地の規模と場所を割り当てて、 *atque anno post alio transire cogunt. **翌年には他(の土地)へ移ることを強いるのである。 **:(訳注:[[ガリア戦記 第4巻#1節|第4巻1節]]には、スエービー族の説明として同様の記述がある。) *③ Eius rei multas adferunt causas: **(官吏たちは)その事の多くの理由を説明する。 *ne adsidua consuetudine capti studium belli gerendi agricultura commutent; **(部族民が)[[w:居住|定住]]する習慣にとらわれて、戦争遂行の熱意を土地を耕すことに変えてしまわないように。 *ne latos fines parare studeant, potentioresque humiliores possessionibus expellant; **広大な領地を獲得することに熱心になって、有力者たちが弱者たちを地所から追い出さないように。 *ne accuratius ad frigora atque aestus vitandos aedificent; **寒さや暑さを避けるために(住居を)非常な入念さで建築することがないように。 *ne qua oriatur pecuniae cupiditas, qua ex re factiones dissensionesque nascuntur; **金銭への欲望が増して、その事から派閥や不和が生ずることのないように。 *ut animi aequitate plebem contineant, cum suas quisque opes cum potentissimis aequari videat. **おのおのが自分の財産も最有力者のも同列に置かれていると見ることで、心の平静により民衆を抑えるように。 <br> :(訳注:[[w:ストラボン|ストラボン]]<ref>ストラボン『ギリシア・ローマ世界地誌Ⅰ』(前掲、p.510)</ref>や[[w:タキトゥス|タキトゥス]]<ref>タキトゥス『ゲルマーニア』23章・16章などを参照。26章では農耕についても解説されている。</ref>などの著述家たちも、ゲルマーニアの住民が農耕をせず、 :遊牧民のように移動しながら暮らし、小さな住居に住み、食料を家畜に頼っていると記述している。) ===23節=== '''ゲルマーニア諸部族のあり方''' *① Civitatibus maxima laus est **諸部族にとって、最も称賛されることは、 *quam latissime circum se vastatis finibus solitudines habere. **できる限り広く自分たちの周辺で領土を荒らして荒野に保っておくことである。 *② Hoc proprium virtutis existimant, **以下のことを(自分たちの)武勇の特質と考えている。 *expulsos agris finitimos cedere, **近隣の者たちが土地から追い払われて立ち去ること、 *neque quemquam prope {se} audere consistere; **および、何者も自分たちの近くにあえて定住しないこと、である。 *③ simul hoc se fore tutiores arbitrantur, repentinae incursionis timore sublato. **他方、これにより、予期せぬ襲撃の恐れを取り除いて、自分たちはより安全であろうと思われた。 *④ Cum bellum civitas aut inlatum defendit aut infert, **部族に戦争がしかけられて防戦したり、あるいはしかけたりしたときには、 *magistratus, qui ei bello praesint, ut vitae necisque habeant potestatem, deliguntur. **その戦争を指揮して、生かすも殺すも勝手な権力を持つ将官が選び出される。 *⑤ In pace nullus est communis magistratus, **平時においては、(部族に)共通の将官は誰もいないが、 *sed principes regionum atque <u>[[wikt:en:pagus#Latin|pagorum]]</u> inter suos ius dicunt controversiasque minuunt. **地域や<u>郷</u>の領袖たちが、身内の間で判決を下して、訴訟ごとを減らす。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:''pagus'' (郷) はここでは、部族の領土の農村区画を指す行政用語<ref name="pagus"/>。)</span> *⑥ Latrocinia nullam habent infamiam, quae extra fines cuiusque civitatis fiunt, **それぞれの部族の領土の外で行なう略奪のことは、何ら恥辱とは見なしていない。 *atque ea iuventutis exercendae ac desidiae minuendae causa fieri praedicant. **さらに、それ(略奪)は、青年たちを訓練することや、怠惰を減らすことのために行なわれる、と公言している。 *⑦ Atque ubi quis ex principibus in concilio dixit **そして、領袖たちのうちのある者が(次のように)言うや否や、 *se ducem fore, qui sequi velint, profiteantur, **《自分が(略奪の)引率者となるから、追随したい者は申し出るように》と(言うや否や)、 *consurgunt ii qui et causam et hominem probant, suumque auxilium pollicentur **(略奪の)口実にも(引率する)人物にも賛同する者は立ち上がって、自らの支援を約束して、 *atque ab multitudine conlaudantur: **群衆から大いに誉められる。 *⑧ qui ex his secuti non sunt, **これら(約束した者)のうちで(略奪に)追随しない者は、 *in desertorum ac proditorum numero ducuntur, **逃亡兵や裏切り者と見なされて、 *omniumque his rerum postea fides derogatur. **その後は、彼らにとってあらゆる事の信頼が(皆から)拒まれる。 *⑨ Hospitem violare fas non putant; **客人に暴行することは道理に適うとは思ってはいない。 *qui quacumque de causa ad eos venerunt, **彼ら(ゲルマーニア人)のところへ理由があって来た者(=客人)は誰であれ、 *ab iniuria prohibent, sanctos habent, **無法行為から防ぎ、尊ぶべきであると思っている。 *hisque omnium domus patent victusque communicatur. **彼ら(客人)にとってすべての者の家は開放されており、生活用品は共有される。 **:(訳注:客人への接待ぶりについては、[[w:タキトゥス|タキトゥス]]<ref>タキトゥス『ゲルマーニア』21章を参照。</ref>も伝えている。) ===24節=== [[画像:Celts.svg|thumb|right|200px|ケルト文化の広がり(BC800年~BC400年頃)。ケルト系部族の優越は、[[w:鉄器|鉄器]]文化の発達などによると考えられている。]] [[画像:Mappa_di_Eratostene.jpg|thumb|right|200px|[[w:エラトステネス|エラトステネス]]の地理観を再現した世界地図(19世紀)。左上に「Orcynia Silva(オルキュニアの森)」とある。]] [[画像:Hallstatt_LaTene.png|thumb|right|200px|[[w:ハルシュタット文化|ハルシュタット文化]]期と[[w:ラ・テーヌ文化|ラ・テーヌ文化]]期におけるケルト系部族の分布。右上にウォルカエ族(Volcae)やボイイ族(Boii)の名が見える。ボイイ族が居住していた地域はボイオハエムム(Boihaemum)と呼ばれ、[[w:ボヘミア|ボヘミア]](Bohemia)として現在に残る。]] '''ゲルマーニア人とガッリア人''' *① Ac fuit antea tempus, **かつてある時代があって、 *cum Germanos Galli virtute superarent, **そのとき、[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人を[[w:ガリア|ガッリア]]人が武勇で優っており、 *ultro bella inferrent, propter hominum multitudinem agrique inopiam **人間の多さと土地の欠乏のために(ガッリア人は)自発的に戦争をしかけて、 *trans Rhenum colonias mitterent. **レーヌス(=[[w:ライン川|ライン川]])の向こう側へ入植者たちを送り込んでいた。 *② Itaque ea quae fertilissima Germaniae sunt loca circum Hercyniam silvam, **[[w:ヘルキュニア|ヘルキュニア]]の森の周辺のゲルマーニアで最も肥沃な地を、 *quam Eratostheni et quibusdam Graecis fama notam esse video, **それを[[w:エラトステネス|エラトステネス]]や[[w:ギリシア人|ギリシア人]]のある者たちも風聞により知っていたと私は見出して、 *quam illi Orcyniam appellant, **それを彼らはオルキュニアと呼んでいるが、 *Volcae Tectosages occupaverunt atque ibi consederunt; **(その地を)ウォルカエ族系のテクトサゲス族が占領して、そこに定住していた。 *③ quae gens ad hoc tempus his sedibus sese continet **その種族は、この時代までこの居場所に留まっており、 *summamque habet iustitiae et bellicae laudis opinionem. **公正さと戦いの称賛で最高の評判を得ている。 *④ Nunc quod in eadem inopia, egestate, patientia qua Germani permanent, **今も、窮乏や貧困を、ゲルマーニア人が持ちこたえているのと同じ忍耐をもって、 *eodem victu et cultu corporis utuntur; **同じ食物および体の衣服を用いている。 *⑤ Gallis autem provinciarum propinquitas et transmarinarum rerum notitia **これに対して、ガッリア人にとって(ローマの)属州に近接していること、および海外のものを知っていることは、 *multa ad copiam atque usus largitur, **富や用品の多くが供給されている。 *paulatim adsuefacti superari multisque victi proeliis **(ガッリア人は)しだいに圧倒されることや多くの戦闘で打ち負かされることに慣らされて、 *ne se quidem ipsi cum illis virtute comparant. **(ガッリア人)自身でさえも彼ら(ゲルマーニア人)と武勇で肩を並べようとはしないのである。 <br> :('''訳注''':本節の①項については、[[w:タキトゥス|タキトゥス]]が著書『[[w:ゲルマニア (書物)|ゲルマーニア]]』28章([[s:la:De_origine_et_situ_Germanorum_(Germania)#XXVIII|原文]])において、次のように言及している。 :''Validiores olim Gallorum res fuisse summus auctorum divus Iulius tradit; '' :かつてガッリア人の勢力がより強力であったことは、最高の証言者である神君ユリウス(・カエサル)も伝えている。 :''eoque credibile est etiam Gallos in Germaniam transgressos:'' :それゆえに、ガッリア人でさえもゲルマーニアに渡って行ったと信ずるに値するのである。) ===25節=== '''ヘルキュニアの森林地帯''' *① Huius Hercyniae silvae, quae supra demonstrata est, latitudo **前に述べたヘルキュニアの森の幅は、 *novem dierum iter expedito patet: **軽装の旅で9日間(かかるだけ)広がっている。 *non enim aliter finiri potest, **なぜなら(ゲルマーニア人は)他に境界を定めることができないし、 *neque mensuras itinerum noverunt. **道のりの測量というものを知っていないのである。 [[画像:FeldbergPanorama.jpg|thumb|center|1000px|ヘルキュニアの森林地帯(ドイツ南西部、[[w:シュヴァルツヴァルト|シュヴァルツヴァルトの森]]の最高峰フェルドベルク山 [[w:en:Feldberg_(Black Forest)|Feldberg]] の眺望)]] *② Oritur ab Helvetiorum et Nemetum et Rauracorum finibus **(その森は)[[w:ヘルウェティイ族|ヘルウェティイ族]]とネメテス族とラウラキ族の領土から発しており、 **:(訳注:これはライン川東岸に沿って南北に長い現在の[[w:シュヴァルツヴァルト|シュヴァルツヴァルトの森]]のことである。) *rectaque fluminis [[w:la:Danubius|Danubii]] regione **ダヌビウス川に沿って真っ直ぐに(流れ)、 **:(訳注:ダヌビウス Danubius はダヌウィウス Danuvius とも呼ばれ、現在の[[w:ドナウ川|ドナウ川]]である。) *pertinet ad fines Dacorum et Anartium; **[[w:ダキア人|ダキ族]]やアナルテス族の領土へ至る。 **:(訳注:これは[[w:ダキア|ダキア]] [[w:la:Dacia|Dacia]] すなわち現在の[[w:ルーマニア|ルーマニア]]辺りの地域である。) *③ hinc se flectit sinistrorsus diversis ab flumine regionibus **ここ(ダヌビウス川)から(森は)左方へ向きを変えて、川の地域からそれて、 **:(訳注:川が南へ折れるのとは逆に、森は北へそれて[[w:エルツ山地|エルツ山地]]を通って[[w:カルパティア山脈|カルパティア山脈]]に至ると考えられている<ref>タキトゥス『ゲルマーニア』泉井久之助訳注、岩波文庫、p.131-132の注などを参照</ref>。) *multarumque gentium fines propter magnitudinem attingit; **(森の)大きさのために、多くの種族の領土に接しているのである。 *④ neque quisquam est huius Germaniae, qui se aut adisse ad initium eius silvae dicat, **その森の(東の)端緒へ訪れたと言う者は、こちら(西側)の[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]に属する者では誰もいないし、 *cum dierum iter LX processerit, **60日間の旅で進んでも(いないのであるが)、 *aut, quo ex loco oriatur, acceperit: **あるいは(森が)どの場所から生じているか把握した(者もいないのである)。 *⑤ multaque in ea genera ferarum nasci constat, quae reliquis in locis visa non sint; **それ(=森)の中には、ほかの地では見られない野獣の多くの種類が生息していることが知られている。 *ex quibus quae maxime differant ab ceteris et memoriae prodenda videantur, **それらのうちで、ほかの(地の)ものと大きく異なったものは、記録で伝えるべきものであり、 *haec sunt. **以下のものである。 ===26節=== [[画像:Rentier fws 1.jpg|thumb|right|200px|[[w:トナカイ|トナカイ]]([[w:la:Tarandrus|Rangifer tarandus]])。発達した枝角を持ち、雌雄ともに角があるという特徴は本節の説明に合致している。が、角が一本ということはないし、野生のトナカイは少なくとも現在では極北の地にしか住まない。]] '''ヘルキュニアの野獣①''' *① Est [[w:la:Bos|bos]] [[w:la:Cervus|cervi]] figura, **雄[[w:シカ|鹿]]の姿形をした[[w:ウシ|牛]]がいる。 *cuius a media fronte inter aures unum [[w:la:Cornu|cornu]] existit **それの両耳の間の額の真ん中から一つの角が出ており、 *excelsius magisque derectum his, quae nobis nota sunt, cornibus; **我々(ローマ人)に知られている角よりも非常に高くて真っ直ぐである。 *ab eius summo sicut palmae ramique late diffunduntur. **その先端部から、手のひらや枝のように幅広く広がっている。 *Eadem est feminae marisque natura, **雌と雄の特徴は同じであり、 *eadem forma magnitudoque cornuum. **角の形や大きさも同じである。 <br> :('''訳注''':カエサルによる本節の記述は[[w:ユニコーン|ユニコーン]](一角獣)の伝説に :結び付けられている。しかし本節における発達した枝角の説明は、むしろ :[[w:トナカイ|トナカイ]]や[[w:ヘラジカ|ヘラジカ]]のような獣を想起させる。) ===27節=== [[画像:Bigbullmoose.jpg|thumb|right|250px|[[w:ヘラジカ|ヘラジカ]](Alces alces)。<br>発達した枝角と大きな体を持ち、名称以外は本節の説明とまったく合致しない。<br>しかしながら、[[w:ガイウス・プリニウス・セクンドゥス|大プリニウス]]の『[[w:博物誌|博物誌]]』第8巻(16章・39節)には、[[w:アクリス|アクリス]]([[w:en:Achlis|achlis]])という一見ヘラジカ(alces)のような奇獣が紹介され、その特徴は本節②項以下のカエサルの説明とほぼ同じであることが知られている。]] [[画像:Gressoney-Saint-Jean-Museo-IMG 1824.JPG|thumb|right|250px|[[w:ノロジカ|ノロジカ]](Capreolus capreolus)。<br>ヨーロッパに広く分布する小鹿で、まだら模様で山羊にも似ているので、本節①項の説明と合致する。しかし、関節はあるし、腹ばいにもなる。]] '''ヘルキュニアの野獣②''' *① Sunt item, quae appellantur [[w:la:Alces|alces]]. **アルケスと呼ばれるものもいる。 **:(訳注:アルケス alces とは[[w:ヘラジカ|ヘラジカ]](オオシカ)を指す単語であるが本節の説明と矛盾する。) *Harum est consimilis [[w:la:Capra|capris]] figura et varietas pellium, **これらの姿形や毛皮のまだらは雄[[w:ヤギ|山羊]]に似ている。 *sed magnitudine paulo antecedunt **が、(山羊を)大きさで少し優っており、 *mutilaeque sunt cornibus **角は欠けていて、 *et crura sine nodis articulisque habent. **脚部には関節の類いがない。 **:(訳注:nodus も articulus も関節の類いを意味する) *② Neque quietis causa procumbunt **休息のために横たわらないし、 *neque, si quo adflictae casu conciderunt, **もし何か不幸なことで偶然にも倒れたならば、 *erigere sese aut sublevare possunt. **自らを起こすことも立ち上げることもできない。 *③ His sunt arbores pro cubilibus; **これらにとって木々は寝床の代わりである。 *ad eas se adplicant **それら(の木々)へ自らを寄りかからせて、 *atque ita paulum modo reclinatae quietem capiunt. **こうして少しだけもたれかかって休息を取るのである。 *④ Quarum ex vestigiis **それらの足跡から *cum est animadversum a venatoribus, quo se recipere consuerint, **(鹿が)どこへ戻ることを常としているかを狩人によって気付かれたときには、 *omnes eo loco aut ab radicibus subruunt aut accidunt arbores, **その地のすべての木々を(狩人は)根から倒すか、あるいは傷つけて、 *tantum ut summa species earum stantium relinquatur. **それらの(木々の)いちばん(外側)の見かけが、立っているかのように残して置かれる。 *⑤ Huc cum se consuetudine reclinaverunt, **そこに(鹿が)習性によってもたれかかったとき、 *infirmas arbores pondere adfligunt atque una ipsae concidunt. **弱った木々を重みで倒してしまい、自身も一緒に倒れるのである。 ===28節=== [[画像:Wisent.jpg|thumb|right|250px|[[w:ヨーロッパバイソン|ヨーロッパバイソン]]([[w:la:Bison|Bison bonasus]])。<br>かつてヨーロッパに多数生息していた野牛で、相次ぐ乱獲により野生のものは20世紀初頭にいったん絶滅したが、動物園で繁殖させたものを再び野生に戻す試みが行なわれている。]] [[画像:Muybridge Buffalo galloping.gif|thumb|right|200px|疾走するバイソン]] [[画像:Drinkhoorn_roordahuizum.JPG|thumb|right|200px|酒杯として用いられた野獣の角。銀で縁取りされている。]] '''ヘルキュニアの野獣③''' *③ Tertium est genus eorum, qui uri appellantur. **第3のものは、野牛と呼ばれる種類である。 *Hi sunt magnitudine paulo infra [[w:la:Elephantidae|elephantos]], **これらは、大きさで少し[[w:ゾウ|象]]に劣るが、 *specie et colore et figura [[w:la:Taurus|tauri]]. **見かけと色と姿形は雄[[w:ウシ|牛]]である。 *② Magna vis eorum est et magna velocitas, **それらの力は大きく、(動きも)とても速く、 *neque homini neque ferae, quam conspexerunt, parcunt. **人間でも野獣でも、見かけたものには容赦しない。 *Hos studiose foveis captos interficiunt. **(ゲルマーニア人は)これらを熱心に落とし穴で捕らえたものとして殺す。 *③ Hoc se labore durant adulescentes **この労苦により青年たちを鍛え、 *atque hoc genere venationis exercent, **[[w:狩猟|狩猟]]のこの類いで鍛錬するのであり、 *et qui plurimos ex his interfecerunt, **これら(の野牛)のうちから最も多くを殺した者は、 *relatis in publicum [[w:la:Cornu|cornibus]], quae sint testimonio, **証拠になるための[[w:角|角]]を公の場に持参して、 *magnam ferunt laudem. **大きな賞賛を得るのである。 *④ Sed adsuescere ad homines et mansuefieri ne parvuli quidem excepti possunt. **けれども(野牛は)幼くして捕らえられてさえも、人間に慣れ親しんで飼い慣らされることはできない。 *⑤ Amplitudo cornuum et figura et species multum a nostrorum boum cornibus differt. **角の大きさや形や見かけは、我々(ローマ人)の牛の角とは大いに異なる。 *⑥ Haec studiose conquisita ab labris argento circumcludunt **これらは熱心に探し求められて、縁を[[w:銀|銀]]で囲って、 *atque in amplissimis epulis pro poculis utuntur. **とても贅沢な祝宴において[[w:盃|杯]]として用いられるのである。 ==対エブロネス族追討戦(1)== ===29節=== '''ゲルマーニアから撤兵、対アンビオリクス戦へ出発''' *① Caesar, postquam per Ubios exploratores comperit Suebos sese in silvas recepisse, **カエサルは、ウビイー族の偵察者たちを通じてスエービー族が森に撤退したことを確報を受けた後で、 **:(訳注:[[#10節|10節]]によれば、バケニス Bacenis の森。[[#コラム「スエービー族とカッティー族・ケールスキー族・ウビイー族について|既述]]のように、スエービー族とはカッティー族 [[w:en:Chatti|Chatti]] と考えられる。) *inopiam frumenti veritus, **糧食の欠乏を恐れて、 *quod, ut supra demonstravimus, minime omnes Germani agri culturae student, **というのは、前に説明したように、ゲルマーニア人は皆が土地を耕すことに決して熱心でないので、 **:(訳注:[[#22節|22節]]を参照。耕地がなければ、ローマ軍は穀物の現地調達ができない。) *constituit non progredi longius; **より遠くへ前進しないことを決めた。 *② sed, ne omnino metum reditus sui barbaris tolleret **けれども、自分たち(ローマ軍)が戻って来る恐れを蛮族からまったく取り去ってしまわないように、 *atque ut eorum auxilia tardaret, **かつ、彼ら(ゲルマーニア人)の(ガッリア人への)支援を遅らせるように、 *reducto exercitu partem ultimam pontis, quae ripas Ubiorum contingebat, **ウビイー族側の岸(=レーヌス川東岸)につなげていた橋の最後の部分に軍隊を連れ戻して、 *in longitudinem pedum ducentorum rescindit **(橋を)長さ200[[w:ペース (長さ)|ペース]](=約60m)切り裂いて、 *③ atque in extremo ponte turrim tabulatorum quattuor constituit **橋の先端のところに4層の櫓を建てて、 *praesidiumque cohortium duodecim pontis tuendi causa ponit **12個[[w:コホルス|歩兵大隊]]の守備隊を橋を防護するために配置して、 *magnisque eum locum munitionibus firmat. **その場所を大きな城砦で固めた。 *Ei loco praesidioque C.(Gaium) Volcacium Tullum adulescentem praeficit. **その場所と守備隊を青年ガイウス・ウォルカキウス・トゥッルスに指揮させた。 **:(訳注:元執政官 [[w:en:Lucius_Volcatius_Tullus_(consul_66_BC)|Lucius Volcatius Tullus]] に対して、青年 adulescentem と区別したのであろう。 **:ウォルカキウス Volcacium の綴りは、写本により相異する。) *④ Ipse, cum maturescere frumenta inciperent, **(カエサル)自身は、穀物が熟し始めたので、 *ad bellum [[w:la:Ambiorix|Ambiorigis]] profectus per Arduennam silvam, **[[w:アンビオリクス|アンビオリクス]]との戦争へ、アルドゥエンナの森を通って進発した。 **:(訳注:アルドゥエンナの森については、[[ガリア戦記 第5巻#3節|第5巻3節]]ですでに説明されている。) *quae est totius Galliae maxima **それ(=森)は全ガッリアで最も大きく、 *atque ab ripis Rheni finibusque Treverorum ad Nervios pertinet **レヌス(=[[w:ライン川|ライン川]])の岸およびトレーウェリー族の境界から、[[w:ネルウィイ族|ネルウィイ族]](の領土)へ及んでおり、 *milibusque amplius quingentis in longitudinem patet, **長さは500ローママイル(=約740km)より大きく広がっている。 *L.(Lucium) Minucium Basilum cum omni equitatu praemittit, **ルキウス・ミヌキウス・バスィルスをすべての騎兵隊とともに先遣した。 *si quid celeritate itineris atque opportunitate temporis proficere possit; **行軍の迅速さと時間の有利さによって、何かを得られるかどうかということである。 *⑤ monet, ut ignes in castris fieri prohibeat, ne qua eius adventus procul significatio fiat: **野営において火を生じることを禁じるように、何事かにより遠くから彼の到来の予兆を生じないように、戒めた。 *sese confestim subsequi dicit. **(カエサル)自らは、ただちに後から続くと言った。 ===30節=== '''アンビオリクスがバスィリスのローマ騎兵から逃れる''' *① Basilus, ut imperatum est, facit. **バスィルスは、命令されたように、行なった。 *Celeriter contraque omnium opinionem confecto itinere **速やかに、かつ皆の予想に反して、行軍を成し遂げて、 *multos in agris inopinantes deprehendit: **(城市でない)土地にいた気付かないでいる多くの者を捕らえた。 *eorum indicio ad ipsum Ambiorigem contendit, quo in loco cum paucis equitibus esse dicebatur. **彼らの申し立てにより、[[w:アンビオリクス|アンビオリクス]]その人がわずかな騎兵たちとともにいると言われていた場所に急いだ。 *② Multum cum in omnibus rebus, tum in re militari potest Fortuna. **あらゆる事柄においても、とりわけ軍事においても、運命(の女神)が大いに力がある。 *Nam magno accidit casu, **実際のところ、大きな偶然により生じたのは、 *ut in ipsum incautum etiam atque imparatum incideret, **(アンビオリクス)自身でさえも油断していて不用意なところに(バスィルスが)遭遇したが、 *priusque eius adventus ab omnibus videretur, quam fama ac nuntius adferretur: **彼の到来が(ガッリア勢の)皆により見られたのが、風聞や報告により知らされるよりも早かったのである。 *sic magnae fuit fortunae **同様に(アンビオリクスにとって)大きな幸運に属したのは、 *omni militari instrumento, quod circum se habebat, erepto, **自らの周りに持っていたすべての武具を奪われて、 *raedis equisque comprehensis **四輪馬車や馬を差し押さえられても、 *ipsum effugere mortem. **(アンビオリクス)自身は死を逃れたことである。 *③ Sed hoc quoque factum est, **しかし、以下のこともまた起こった。 *quod aedificio circumdato silva, **(アンビオリクスの)館が森で取り巻かれており、 *─ ut sunt fere domicilia Gallorum, qui vitandi aestus causa **─ ガッリア人の住居はほぼ、暑さを避けることのために、 *plerumque silvarum atque fluminum petunt propinquitates ─, **たいてい森や川の近接したところに求めるのであるが ─ *comites familiaresque eius angusto in loco paulisper equitum nostrorum vim sustinuerunt. **彼の従者や郎党どもが、狭い場所でしばらく、我が方(ローマ勢)の騎兵の力を持ちこたえたのだ。 *④ His pugnantibus illum in equum quidam ex suis intulit: **彼らが戦っているときに、彼(アンビオリクス)を配下のある者が馬に押し上げて、 *fugientem silvae texerunt. **逃げて行く者(アンビオリクス)を森が覆い隠した。 *Sic et ad subeundum periculum et ad vitandum multum Fortuna valuit. **このように(アンビオリクスが)危険に突き進んだことや避けられたことに対して、運命(の女神)が力をもったのである。 ===31節=== '''エブロネス族の退避、カトゥウォルクスの最期''' *① [[w:la:Ambiorix|Ambiorix]] copias suas iudicione non conduxerit, quod proelio dimicandum non existimarit, **[[w:アンビオリクス|アンビオリクス]]は、戦闘で争闘するべきとは考えていなかったので、自らの判断で軍勢を集めなかったのか、 *an tempore exclusus et repentino equitum adventu prohibitus, **あるいは、時間に阻まれ、予期せぬ[[w:騎兵|騎兵]]の到来に妨げられて、 *cum reliquum exercitum subsequi crederet, **(ローマ勢の)残りの軍隊(=軍団兵)が後続して来ることを信じたためなのか、 *dubium est. **不確かなことである。 *② Sed certe dimissis per agros nuntiis sibi quemque consulere iussit. **けれども、確かに領地を通じて伝令を四方に遣わして、おのおのに自らを助けることを命じた。 *Quorum pars in Arduennam silvam, pars in continentes paludes profugit; **それらの者たち(領民)のある一部はアルドゥエンナの森に、一部は絶え間ない沼地に退避した。 *③ qui proximi Oceano fuerunt, **<ruby><rb>大洋<span style="color:#009900;">〔[[w:大西洋|大西洋]]〕</span></rb><rp>(</rp><rt>オーケアヌス</rt><rp>)</rp></ruby>にとても近いところにいた者たちは、 *hi insulis sese occultaverunt, quas aestus efficere consuerunt: **[[w:潮汐|満潮]]が形成するのが常であった島々に身を隠した。 [[画像:Taxus baccata MHNT.jpg|thumb|right|300px|[[w:ヨーロッパイチイ|ヨーロッパイチイ]]([[w:en:Taxus baccata|Taxus baccata]])<br>欧州などに広く自生するイチイ科の[[w:針葉樹|針葉樹]]。赤い果実は食用で甘い味だが、種子には[[w:タキシン|タキシン]](taxine)という[[w:アルカロイド|アルカロイド]]系の毒物が含まれており、種子を多量に摂れば[[w:痙攣|けいれん]]を起こして[[w:呼吸困難|呼吸困難]]で死に至る。<br>他方、[[w:タキサン|タキサン]](taxane)という成分は[[w:抗がん剤|抗がん剤]]などの[[w:医薬品|医薬品]]に用いられる。]] *④ multi ex suis finibus egressi **多くの者たちは、自分たちの領土から出て行って、 *se suaque omnia alienissimis crediderunt. **自分たちとその一切合財をまったく異邦の者たちに委ねた。 *⑤Catuvolcus, rex dimidiae partis Eburonum, **[[w:カトゥウォルクス|カトゥウォルクス]]は、[[w:エブロネス族|エブロネス族]]の半分の地方の王であり、 *qui una cum Ambiorige consilium inierat, **アンビオリクスと一緒に(カエサルに造反する)企てに取りかかった者であるが、 **:(訳注:[[ガリア戦記 第5巻#26節|第5巻26節]]を参照。) *aetate iam confectus, cum laborem aut belli aut fugae ferre non posset, **もはや老衰していたので、戦争の労苦、あるいは逃亡の労苦に耐えることができなかったので、 **:(訳注:aetate confectus 老衰した) *omnibus precibus detestatus Ambiorigem, qui eius consilii auctor fuisset, **その企ての張本人であったアンビオリクスをあらゆる呪詛のことばで呪って、 *taxo, cuius magna in Gallia Germaniaque copia est, se exanimavit. **[[w:ガリア|ガッリア]]や[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]に大量にあった[[w:イチイ属|イチイ]]によって、息絶えたのであった。 ===32節=== '''ゲルマーニア部族の弁明、アドゥアトゥカに輜重を集める''' *① Segni Condrusique, ex gente et numero Germanorum, **[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人の種族や集団のうち、[[w:セグニ族|セグニ族]]と[[w:コンドルスィ族|コンドルスィ族]]は、 *qui sunt inter Eburones Treverosque, **[[w:エブロネス族|エブロネス族]]とトレーウェリー族の間にいたが、 *legatos ad Caesarem miserunt oratum, **カエサルのところへ嘆願するために使節たちを遣わした。 *ne se in hostium numero duceret **自分たちを敵として見なさないように、と。 *neve omnium Germanorum, qui essent citra Rhenum, unam esse causam iudicaret; **しかも、レーヌス(=[[w:ライン川|ライン川]])のこちら側にいるゲルマーニア人すべての事情は1つであると裁断しないように、と。 *nihil se de bello cogitavisse, nulla Ambiorigi auxilia misisse. **自分たちは、戦争についてまったく考えたことはないし、[[w:アンビオリクス|アンビオリクス]]に何ら援軍を派遣したことはない、と。 *② Caesar explorata re quaestione captivorum, **カエサルは捕虜を審問することによってその事を探り出すと、 *si qui ad eos Eburones ex fuga convenissent, **もし彼らのところへ逃亡しているエブロネス族の者たちの誰かが訪れたならば、 *ad se ut reducerentur, imperavit; **自分(カエサル)のところへ連れ戻されるようにと、命令した。 *si ita fecissent, fines eorum se violaturum negavit. **もしそのように行なったならば、彼らの領土を自分(カエサル)が侵害することはないであろうと主張した。 *③ Tum copiis in tres partes distributis **それから、軍勢を3方面に分散して、 *impedimenta omnium legionum Aduatucam contulit. **すべての軍団の[[w:輜重|輜重]]を[[w:アドゥアトゥカ|アドゥアトゥカ]]に運び集めた。 **:(訳注:アドゥアトゥカ Aduatuca の表記は、写本によってはアトゥアトゥカ Atuatuca となっている。現在の[[w:トンゲレン|トンゲレン市]]。) *④ Id castelli nomen est. **それは、城砦の名前である。 *Hoc fere est in mediis Eburonum finibus, **これは、エブロネス族の領土のほぼ真ん中にあり、 *ubi Titurius atque Aurunculeius hiemandi causa consederant. **そこには、[[w:クィントゥス・ティトゥリウス・サビヌス|ティトゥリウス(・サビヌス)]]と[[w:ルキウス・アウルンクレイウス・コッタ|アウルンクレイウス(・コッタ)]]が越冬するために陣取っていた。 *⑤ Hunc cum reliquis rebus locum probabat, **(カエサルは)この場所を、ほかの事柄によっても是認したし、 *tum quod superioris anni munitiones integrae manebant, ut militum laborem sublevaret. **またとりわけ前年の防備が損なわれずに存続していたので、兵士の労苦を軽減するためでもある。 *Praesidio impedimentis legionem quartamdecimam reliquit, **(全軍の)輜重の守備隊として第14軍団を(そこに)残した。 *unam ex his tribus, quas proxime conscriptas ex Italia traduxerat. **(それは)最近にイタリアから徴集されたものとして連れて来られた3個(軍団)のうちの1個である。 **:(訳注:[[#1節|1節]]を参照。イタリア Italia とはカエサルが総督であった[[w:ガリア・キサルピナ|ガッリア・キサルピーナ]]のことであろう。) *Ei legioni castrisque Q.(Quintum) Tullium Ciceronem praeficit ducentosque equites ei attribuit. **その[[w:ローマ軍団|軍団]]と陣営には[[w:クィントゥス・トゥッリウス・キケロ|クィントゥス・トゥッリウス・キケロ]]を指揮者として、200騎の騎兵を彼に割り当てた。 ===33節=== '''軍勢をカエサル、ラビエヌス、トレボニウスの三隊に分散''' *① Partito exercitu **軍隊を分配して、 *T.(Titum) Labienum cum legionibus tribus ad Oceanum versus **[[w:ティトゥス・ラビエヌス|ティトゥス・ラビエヌス]]には、3個[[w:ローマ軍団|軍団]]とともに、<ruby><rb>大洋<span style="color:#009900;">〔[[w:大西洋|大西洋]]〕</span></rb><rp>(</rp><rt>オーケアヌス</rt><rp>)</rp></ruby>の方へ向けて、 *in eas partes, quae Menapios attingunt, proficisci iubet; **[[w:メナピイ族|メナピイ族]]に接する地方に出発することを命じた。 *② C.(Gaium) Trebonium cum pari legionum numero **[[w:ガイウス・トレボニウス|ガイウス・トレボニウス]]には、軍団の同数とともに、 *ad eam regionem, quae Aduatucis adiacet, depopulandam mittit; **[[w:アドゥアトゥキ族|アドゥアトゥキ族]]に隣接する領域へ、荒らすために派遣した。 [[画像:Locatie-Maas-3.png|thumb|right|200px|[[w:ベルギー|ベルギー]]周辺の地図。図の左側を[[w:スヘルデ川|スヘルデ川]]が、右側を[[w:マース川|マース川]]が流れているため、両河川は離れており、カエサルがどの地に言及しているのかはわからない。]] [[画像:Schelde_4.25121E_51.26519N.jpg|thumb|right|200px|ベルギーの[[w:アントウェルペン|アントウェルペン]]周辺を流れる[[w:スヘルデ川|スヘルデ川]]河口付近の[[w:衛星画像|衛星画像]]。ラビエヌスが向かったメナピイ族に接する地方である。]] *③ ipse cum reliquis tribus ad flumen [[w:la:Scaldis|Scaldim]], quod influit in [[w:la:Mosa|Mosam]], **(カエサル)自身は、残りの3個(軍団)とともに、モサ(川)に流れ込むスカルディス川のところへ、 **:(訳注:スカルディス Scaldis は現在の[[w:スヘルデ川|スヘルデ川]] Schelde で、フランス北部からベルギー、オランダへ流れている。 **:モサ川 Mosa すなわち現在の[[w:マース川|マース川]] Maas とは運河でつながるが、当時の関係およびカエサルの目的地は不詳。) *extremasque Arduennae partes ire constituit, **かつ[[w:アルデンヌ|アルドゥエンナ]](の森林)の外縁の地方へ行軍することを決めた。 *quo cum paucis equitibus profectum Ambiorigem audiebat. **そこへは、アンビオリクスがわずかな騎兵たちとともに出発したと聞いていたのだ。 *④ Discedens post diem septimum sese reversurum confirmat; **(カエサルは陣営を)離れるに当たって、7日目の後(=6日後)に自分は引き返して来るであろうと断言した。 *quam ad diem ei legioni, quae in praesidio relinquebatur, deberi frumentum sciebat. **その当日には、守備に残される軍団にとって糧食が必要とされることを(カエサルは)知っていたのだ。 *⑤ Labienum Treboniumque hortatur, **(カエサルは)ラビエヌスとトレボニウスを(以下のように)鼓舞した。 *si rei publicae commodo facere possint, **もし(ローマ軍全体の)公務のために都合良く行動することができるならば、 *ad eum diem revertantur, **その日には戻って、 *ut rursus communicato consilio exploratisque hostium rationibus **再び(互いの)考えを伝達して、敵たちの作戦を探り出し、 *aliud initium belli capere possint. **次なる戦争の端緒を捉えようではないか、と。 <br> :('''訳注:カエサル麾下の軍団配分について''' :[[ガリア戦記 第5巻#8節|第5巻8節]]の記述によれば、ブリタンニアへ2度目の遠征をする前(BC54年)のカエサルは少なくとも8個軍団と騎兵4000騎を :指揮していた。[[ガリア戦記 第5巻#24節|第5巻24節]]によれば、帰還後は8個軍団および軍団から離れた5個[[w:コホルス|歩兵大隊]]を指揮していたが、 :アンビオリクスによる[[w:アドゥアトゥカの戦い|アドゥアトゥカの戦い]]で[[w:クィントゥス・ティトゥリウス・サビヌス|サビヌス]]らとともに1個軍団と5個大隊が壊滅したので、残りは7個軍団となる。 :[[#1節|本巻1節]]によれば、この年(BC53年)には3個軍団を新たに徴集したので、計10個軍団となったはずである。 :[[#29節|29節]]では、このうちから12個大隊をライン川に架かる橋の守備に残し、[[#32節|32節]]では輜重の守備としてアドゥアトゥカに1個軍団を残した。 :本節の記述通りにラビエヌス、トレボニウス、カエサルがそれぞれ3個軍団(計9個)を受け持ったとすると、あわせて10個軍団と12個大隊という勘定になる。 :したがって、この勘定が正しいのであれば、ライン川に残した12個大隊は各軍団から引き抜いたものであり、各軍団は定員を割っていると考えられる。) ===34節=== '''夷を以って夷を制す対エブロネス族包囲網''' *① Erat, ut supra demonstravimus, manus certa nulla, **前に説明したように、(エブロネス族には)決まった手勢がなかったし、 **:(訳注:[[#31節|31節]]を参照。) *non oppidum, non praesidium, quod se armis defenderet, **自分たちが武器で防衛するような[[w:オッピドゥム|城市]]も、防塁もなかった。 *sed in omnes partes dispersa multitudo. **けれども、あらゆる方面に大勢が分散されていた。 *② Ubi cuique aut valles abdita aut locus silvestris aut palus impedita **おのおのが、密かな峡谷、あるいは森に覆われた土地といったところに、 *spem praesidi aut salutis aliquam offerebat, consederat. **守備あるいは身の安全の何らかの希望を提供するところに、陣取っていた。 *③ Haec loca vicinitatibus erant nota, **これらの場所は、近隣の者たちは知っていたので、 **:(訳注:すなわち、近隣のガッリア人には地の利があり、ローマ人には地の利がなかったので) *magnamque res diligentiam requirebat **事態はたいへんな注意深さを必要としていた。 *non in summa exercitus tuenda **(ローマ人の)軍隊全体を守るためではなく、 *─ nullum enim poterat universis &lt;a&gt; perterritis ac dispersis periculum accidere ─, **─なぜなら、脅かされ分散されている者たちにより(ローマ軍)総勢が危険を生じることはありえなかったので─ *sed in singulis militibus conservandis; **けれども、個々の(ローマ人の)兵士たちを守ることのために(注意深さを必要としていた)。 *quae tamen ex parte res ad salutem exercitus pertinebat. **少なくとも、ある面では、そういう事態は軍隊の安全に及んでいた。 *④ Nam et praedae cupiditas multos longius evocabat, **すなわち、略奪品への欲望が多くの者たちをより遠くへ呼び寄せていたし、 *et silvae incertis occultisque itineribus confertos adire prohibebant. **森林の不確かで隠された道のりによって密集した行軍を妨げていた。 *⑤ Si negotium confici stirpemque hominum sceleratorum interfici vellent, **もし、戦役が完遂されること、および非道な連中(=エブロネス族)の血筋が滅ぼされることを欲するならば、 *dimittendae plures manus diducendique erant milites; **いくつもの部隊が分遣され、兵士たちが展開されるべきである。 *⑥ si continere ad signa manipulos vellent, ut instituta ratio et consuetudo exercitus Romani postulabat, **もし、ローマ軍が決められた流儀や慣行を要求するように、[[w:マニプルス|中隊]]が軍旗のもとにとどまることを欲するならば、 *locus ipse erat praesidio barbaris, **その場所が蛮族にとって守りとなるであろう。 *neque ex occulto insidiandi et dispersos circumveniendi **隠れたところから待ち伏せするため、分散した者たち(=ローマ兵)を包囲するために、 *singulis deerat audacia. **(エブロネス族の)おのおのにとって勇敢さには事欠かなかった。 *⑦ Ut in eiusmodi difficultatibus, quantum diligentia provideri poterat providebatur, **そのような困難さにおいては、できるかぎりの注意深さで用心されるほどに、用心されるものであるが、 *ut potius in nocendo aliquid praetermitteretur, **結果として、むしろ(敵勢への)何らかの加害は差し控えられることになった。 *etsi omnium animi ad ulciscendum ardebant, **たとえ、皆の心が(エブロネス族に)報復するために燃え立っていたとしても、 *quam cum aliquo militum detrimento noceretur. **兵士たちの何らかの損失を伴って(敵に)加害がなされるよりも。 **:(訳注:伏兵によって被害をこうむるよりは、ローマ人の安全のために、ローマ兵による攻撃は避けられた。) *⑧ Dimittit ad finitimas civitates nuntios Caesar; **カエサルは、近隣の諸部族のところへ伝令たちを分遣した。 *omnes ad se vocat spe praedae ad diripiendos Eburones, **[[w:エブロネス族|エブロネス族]]に対して戦利品を略奪することの望みを呼びかけた。 *ut potius in silvis Gallorum vita quam legionarius miles periclitetur, **森の中で、軍団の兵士たちよりも、むしろガッリア人たちの生命が危険にさらされるように、 *simul ut magna multitudine circumfusa **同時にまた、たいへんな大勢で取り囲むことによって、 *pro tali facinore stirps ac nomen civitatis tollatur. **(サビヌスらを滅ぼした)あれほどの罪業の報いとして、部族の血筋と名前が抹殺されるように、と。 *Magnus undique numerus celeriter convenit. **至る所から多数の者が速やかに集結した。 ==スガンブリー族のアドゥアトゥカ攻略戦== ===35節=== '''スガンブリー族が略奪に駆り立てられてアドゥアトゥカへ向かう''' *① Haec in omnibus Eburonum partibus gerebantur, **これらのこと(=追討戦)が[[w:エブロネス族|エブロネス族]]のすべての地方で遂行されていたが、 *diesque adpetebat septimus, quem ad diem Caesar ad impedimenta legionemque reverti constituerat. **カエサルがその日に[[w:輜重|輜重]]と(キケロの)[[w:ローマ軍団|軍団]]のところへ引き返すと決めていた7日目が近づいていた。 *② Hic quantum in bello Fortuna possit et quantos adferat casus, cognosci potuit. **ここに、戦争では運命(の女神)がどれほどのことに力を持ち、どれほどの結末を引き起こすかを知ることができた。 **:(訳注:[[#30節|30節]]でもそうだが、カエサルは戦況が芳しくないと運命 Fortuna を持ち出すようである。[[#42節|42節]]も参照。) *③ Dissipatis ac perterritis hostibus, ut demonstravimus, **(前節で)説明したように、追い散らされて、脅かされている敵たちには、 *manus erat nulla quae parvam modo causam timoris adferret. **(ローマ勢に敵を)恐れる理由を少しの程度も引き起こすようないかなる手勢もなかった。 *④ Trans Rhenum ad Germanos **レーヌス(=[[w:ライン川|ライン川]])の向こう側の[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人のところへ、 *pervenit fama, diripi Eburones atque ultro omnes ad praedam evocari. **エブロネス族が収奪され、(近隣部族の)皆が略奪品へ向けて自発的に誘惑されているという風評が達した。 *⑤ Cogunt equitum duo milia Sugambri, qui sunt proximi Rheno, **レーヌスの近隣にいたスガンブリ族は、騎兵2000騎を徴集した。 *a quibus receptos ex fuga Tenctheros atque Usipetes supra docuimus. **前に説明したように、彼らによって[[w:テンクテリ族|テンクテリ族]]と[[w:ウスィペテス族|ウスィペテス族]]が逃亡から迎え入れられたのだ。 **:(訳注:[[ガリア戦記 第4巻#16節|第4巻16節]]および[[ガリア戦記 第4巻#18節|18~19節]]を参照。) *⑥ Transeunt Rhenum navibus ratibusque **(スガンブリー族は)レーヌスを船団や筏で渡河した。 *triginta milibus passuum infra eum locum, ubi pons erat perfectus praesidiumque ab Caesare relictum. **カエサルにより橋が造り上げられて守備隊が残された地点よりも下流に30ローママイル(約44km)のところを。 *Primos Eburonum fines adeunt; **手始めとしてエブロネス族の領土に殺到して、 *multos ex fuga dispersos excipiunt, **逃亡からちりぢりにさせられた多くの者たちを追い捕らえて、 *magno pecoris numero, cuius sunt cupidissimi barbari, potiuntur. **蛮族たちが最も熱望している家畜の多数をわがものにした。 *⑦ Invitati praeda longius procedunt. **(スガンブリー族の軍勢は)略奪品に誘われて、より遠くに進み出た。 *Non hos palus ─ in bello latrociniisque natos ─, non silvae morantur. **戦争や追いはぎに生まれついていたので、沼地も森林も彼らを妨げることがなかった。 *Quibus in locis sit Caesar, ex captivis quaerunt; **カエサルがどの場所にいるのか、捕虜から問い質した。 *profectum longius reperiunt omnemque exercitum discessisse cognoscunt. **(彼が)より遠くに旅立って、軍隊の総勢が立ち去ったことを、知った。 *⑧ Atque unus ex captivis "Quid vos," inquit, **なおかつ、捕虜たちのうちの一人が「なぜ、あんたたちは」と言い出した。 *"hanc miseram ac tenuem sectamini praedam, **「この取るに足らない、ちっぽけな略奪品を追い求めるのか。 **:(訳注:sectamini はデポネンティア動詞 sector の直説法・2人称複数・現在形) *quibus licet iam esse fortunatissimos? **(あんたたちは)今や、最も富裕な者に成り得るのに。 *⑨ Tribus horis Aduatucam venire potestis: **(この場所から)3時間で[[w:アドゥアトゥカ|アドゥアトゥカ]]に到達できる。 **:(訳注:古代ローマの時間は、不定時法であり、当地の緯度や季節により長さは異なる。) *huc omnes suas fortunas exercitus Romanorum contulit; **ここへ、ローマ軍がすべての財産を運び集めたのだ。 *praesidii tantum est, ut ne murus quidem cingi possit, **守備隊は、城壁が取り巻かれることさえできないほどの(貧弱な)ものでしかない。 *neque quisquam egredi extra munitiones audeat." **何者も防備の外側へあえて出て行こうとはしないのだ。」 *⑩ Oblata spe Germani, **ゲルマーニア人たちは(ローマ軍の財産という)望みを提示されて、 *quam nacti erant praedam, in occulto relinquunt; **(すでにエブロネス族の者たちから)獲得していた略奪品を秘されたところに残しておいて、 *ipsi Aduatucam contendunt usi eodem duce, cuius haec indicio cognoverant. **自身は、このことを申告により知ったところの同じ(捕虜の)案内人を使役して、アドゥアトゥカに急いだ。 <br> :('''訳注:部族名・地名の表記について''' :スガンブリー族 Sugambri:α系写本では Sugambri、T・U写本では Sygambri、V・R写本では Sigambri :テンクテリ族 Tenctheri:β系写本では Tenctheri、α系写本では Thenctheri :アドゥアトゥカ Aduatuca:α系・T写本では Aduatuca、V・ρ系写本では Atuatuca) ===36節=== '''アドゥアトゥカのキケロが糧秣徴発に派兵する''' *① [[w:la:Quintus_Tullius_Cicero|Cicero]], qui omnes superiores dies **[[w:クィントゥス・トゥッリウス・キケロ|キケロ]]は(期日の7日目)より以前の日々すべてを *praeceptis Caesaris cum summa diligentia milites in castris continuisset **カエサルの指図により、最高の入念さとともに、兵士たちを陣営の中に留めておき、 *ac ne calonem quidem quemquam extra munitionem egredi passus esset, **<ruby><rb>[[w:カロネス|軍属奴隷]]</rb><rp>(</rp><rt>カロネス</rt><rp>)</rp></ruby> でさえも、何者も防備の外側に出て行くことを許されなかった。 *septimo die diffidens de numero dierum Caesarem fidem servaturum, **(期日の)7日目に、カエサルが日数についての約束を守るであろうか、という不信を抱いた。 *quod longius eum<ref>eum はβ系写本の記述で、α系写本にはない。</ref> progressum audiebat, **というのは、彼(カエサル)は、はるか遠くに前進したと聞いていたのだし、 *neque ulla de reditu eius fama adferebatur, **彼の帰還については何ら伝言を届けられていなかったからである。 *② simul eorum permotus vocibus, **同時に(キケロは)以下のような者たちの声に揺り動かされた。 *qui illius patientiam paene obsessionem appellabant, siquidem ex castris egredi non liceret, **もし本当に陣営から出て行くことが許されないならば、彼の忍耐はほぼ攻囲(籠城)であるというのだ。 *nullum eiusmodi casum exspectans, **以下のような事態を予期してもいなかった。 *quo novem oppositis legionibus maximoque equitatu, **9個[[w:ローマ軍団|軍団]]と最大限の[[w:騎兵|騎兵]]隊が(敵と)対峙して、 *dispersis ac paene deletis hostibus **敵たちは散らばらされて、ほとんど抹殺されたのに、 *in milibus passuum tribus offendi posset, **(自陣から)3ローママイルの内で(敵対勢力から)襲撃され得るとは。 [[画像:PraetorianVexillifer_1.jpg|thumb|right|200px|帝政期に用いられた軍旗(ウェクスィッルム)の一種を再現したもの。]] *quinque cohortes frumentatum in proximas segetes mittit, **5個<ruby><rb>[[w:コホルス|歩兵大隊]]</rb><rp>(</rp><rt>コホルス</rt><rp>)</rp></ruby>を糧秣徴発するために、近隣の耕地に派遣した。 *quas inter et castra unus omnino collis intererat. **それら(の耕地)と陣営の間には、ただ一つの丘陵が介在するだけであった。 *③ Complures erant in castris<ref>in castris はβ系写本の記述で、α系写本にはない。</ref> ex legionibus aegri relicti; **陣営の中には、諸軍団のうちから少なからぬ傷病者たちが残留していた。 *ex quibus qui hoc spatio dierum convaluerant, circiter trecenti(CCC), **その者たちのうちから、この日々の間に回復していた約300名が、 *sub vexillo una mittuntur; **<ruby><rb>[[w:ウェクスィッルム|軍旗]]</rb><rp>(</rp><rt>ウェクスィッルム</rt><rp>)</rp></ruby>のもとで一緒に派遣された。 *magna praeterea multitudo calonum, magna vis iumentorum quae in castris subsederant, **そのうえに、軍属奴隷の大多数、陣営の中に残留していた(ロバなどの)役畜の多数が、 *facta potestate sequitur. **機会を与えられて、随行した。 ===37節=== [[画像:Castra1.png|thumb|right|200px|ローマ式[[w:カストラ|陣営]]([[w:la:Castra_Romana|castra Romana]])の概略図(再掲)。'''7'''が第10大隊の門(porta decumana)で、陣営の裏門に当たる。]] '''スガンブリー族がキケロの陣営に襲来''' *① Hoc ipso tempore et casu Germani equites interveniunt **このまさにその時と状況に、[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人の[[w:騎兵|騎兵]]たちが出現して、 *protinusque eodem illo, quo venerant, cursu **さらに前方へ(彼らが)やって来たのと同じ突進でもって、 *ab decumana porta in castra inrumpere conantur, **第10大隊の門(=裏門)から陣営の中に突入することを試みた。 **:(訳注:decumana porta は[[ガリア戦記 第2巻#24節|第2巻24節]]で既出、図を参照。) *② nec prius sunt visi obiectis ab ea parte silvis, quam [[wikt:la:castrum|castris]] adpropinquarent, **その方面については森林がじゃま立てしていたので(彼らは)陣営に接近するまでは視認されなかったのだ。 *usque eo ut qui sub [[w:la:Vallum|vallo]] tenderent mercatores, recipiendi sui facultatem non haberent. **そこまで(敵が急に来たので)、防柵の下に宿営していた商人たちが退避する機会を持たなかったほどであった。 *③ Inopinantes nostri re nova perturbantur, **予感していなかった我が方は、新しい事態に混乱させられて、 *ac vix primum impetum cohors in statione sustinet. **やっとのことで[[w:歩哨|歩哨]]に就いていた[[w:コホルス|歩兵大隊]]が(敵の)最初の突撃を持ちこたえた。 *④ Circumfunduntur ex reliquis hostes partibus, si quem aditum reperire possent. **敵たちは、何らかの入口を探り出せないかと、ほかの方面から取り囲んだ。 *⑤ Aegre portas nostri tuentur; **我が方(=ローマ勢)は辛うじて(四方の)諸門を固守して、 *reliquos aditus locus ipse per se munitioque defendit. **ほかの入口を、その位置そのものと防備が(敵の突入から)防護した。 *⑥ Totis trepidatur castris, **陣営の全体が震撼させられて、 *atque alius ex alio causam tumultus quaerit; **各人がほかの者に騒乱の原因を尋ね合った。 **:(訳注:エブロネス族を追討している最中に、スガンブリー族が来襲するとは予想だにしなかったからである。) *neque quo signa ferantur, neque quam in partem quisque conveniat provident. **が、どこへ軍旗が運ばれるのか、どの方面におのおのが集結するのか、判らなかった。 *⑦ Alius iam castra capta pronuntiat, **ある者は、すでに陣営は占拠されたと公言し、 *alius deleto exercitu atque imperatore victores barbaros venisse contendit; **別のある者は、軍隊も将軍(カエサル)も滅びて蛮族が勝利者としてやって来たのだ、と断言した。 *⑧ plerique novas sibi ex loco religiones fingunt **たいていの者たちは、その場所から、新奇な迷信的感情を創り上げ、 *Cottaeque et Tituri calamitatem, qui in eodem occiderint castello, **同じ砦のところで斃れた[[w:ルキウス・アウルンクレイウス・コッタ|コッタ]]と[[w:クィントゥス・ティトゥリウス・サビヌス|ティトゥリウス(・サビヌス)]]の敗亡を *ante oculos ponunt. **眼前に想い描いた。 *⑨ Tali timore omnibus perterritis **このような怖れによって(陣営内部の)皆が脅えており、 *confirmatur opinio barbaris, ut ex captivo audierant, nullum esse intus praesidium. **蛮族にとっては、捕虜から聞いていたように、内部に守備隊が存在していないという見解が強められた。 *⑩ Perrumpere nituntur **(スガンブリー勢は、陣営の防備を)突破することに努め、 *seque ipsi adhortantur, ne tantam fortunam ex manibus dimittant. **これほどの幸運を手から取りこぼさないように、自分たちが自身を鼓舞した。 ===38節=== '''バクルスと百人隊長たちが防戦する''' *① Erat aeger cum<ref>cum はα系写本の記述で、β系写本では in となっている。</ref> praesidio relictus P.(Publius) Sextius Baculus, **(キケロの陣営には)プーブリウス・セクスティウス・バクルスが傷病者として、守備兵とともに残されていた。 **:<span style="color:#009900;">(訳注:[[w:la:Publius Sextius Baculus|Publius Sextius Baculus]] などの記事を参照。)</span> *qui primum pilum ad<ref>ad はα系写本の記述で、β系写本では apud となっている。</ref> Caesarem duxerat, **その者はカエサルのもとで<ruby><rb>[[w:プリムス・ピルス|首位百人隊長]]</rb><rp>(</rp><rt>プリムス・ピルス</rt><rp>)</rp></ruby> の座に就いていたことがあり、 *cuius mentionem superioribus proeliis fecimus, **かつての戦闘で彼に言及したが、 **:<span style="color:#009900;">(訳注:[[ガリア戦記 第2巻#25節|第2巻25節]] および [[ガリア戦記 第3巻#5節|第3巻5節]]を参照。)</span> *ac diem iam quintum cibo caruerat. **(このとき)食物を欠いてすでに5日目であった。 *② Hic diffisus suae atque omnium saluti inermis ex tabernaculo prodit; **彼は、自らと皆の身の安全に疑念を抱いて、非武装のまま天幕小屋から出て来て、 *videt imminere hostes atque in summo esse rem discrimine; **敵たちが迫って来ていること、および事態が重大な危急にあることを目の当たりにして、 *capit arma a proximis atque in porta consistit. **すぐ近くの者から武器を取って、門のところに陣取った。 *③ Consequuntur hunc centuriones eius cohortis quae in statione erat; **歩哨に立っていた(1個)<ruby><rb>[[w:コホルス|歩兵大隊]]</rb><rp>(</rp><rt>コホルス</rt><rp>)</rp></ruby> の<ruby><rb>[[w:ケントゥリオ|百人隊長]]</rb><rp>(</rp><rt>ケントゥリオ</rt><rp>)</rp></ruby> たちが彼に追随して、 **:(訳注:1個歩兵大隊の百人隊長は、定員通りであれば、6名いた。) *paulisper una proelium sustinent. **しばらく一緒に戦闘を持ちこたえた。 *④ Relinquit animus Sextium gravibus acceptis vulneribus; **セクスティウス(・バクルス)は重い傷を受けて、気を失った。 *Deficiens<ref>deficiens はβ系写本の記述で、α系写本にはない。</ref> aegre per manus tractus servatur. **(彼は)衰弱して、(味方の)手から手に運ばれて辛うじて救助された。 *⑤ Hoc spatio interposito reliqui sese confirmant **こうしてしばらくした後で、ほかの者たちは意を強くした。 *tantum, ut in munitionibus consistere audeant speciemque defensorum praebeant. **(それは)防壁にあえて陣取って、防戦者たちの姿を示したほどであった。 ===39節=== '''スガンブリー族が糧秣徴発部隊をも襲う''' *① Interim confecta frumentatione milites nostri clamorem exaudiunt; **その間に、糧秣徴発を成し遂げると、我が方の兵士たち(=ローマ軍団兵)は叫び声を聞きつけて、 *praecurrunt equites; **[[w:騎兵|騎兵]]たちが先駆けして、 *quanto res sit in periculo cognoscunt. **事態がどれほどの危険にあるかを認識した。 *② Hic vero nulla munitio est quae perterritos recipiat; **そこには、まさに、脅え上がった者たちを受け入れるような、いかなる防備もなかったのである。 *modo conscripti atque usus militaris imperiti **やっと徴集されたばかりの者たち、なおかつ兵役の経験に通じていない者たちは、 *ad tribunum militum centurionesque ora convertunt; **<ruby><rb>[[w:トリブヌス・ミリトゥム|兵士長官]]</rb><rp>(</rp><rt>トリブヌス・ミリトゥム</rt><rp>)</rp></ruby>や<ruby><rb>[[w:ケントゥリオ|百人隊長]]</rb><rp>(</rp><rt>ケントゥリオ</rt><rp>)</rp></ruby>たちの方へ顔を向けた。 *quid ab his praecipiatur exspectant. **彼ら(上官たち)によって何を指図されるか、待っていたのである。 *③ Nemo est tam fortis, quin rei novitate perturbetur. **新奇な事態に不安にさせられないほど勇敢な者は、誰もいなかった。 *④ Barbari signa procul conspicati oppugnatione desistunt, **蛮族たちは、(糧秣徴発隊の)軍旗を遠くから視認すると、(陣営への)攻囲を停止した。 *redisse primo legiones credunt, quas longius discessisse ex captivis cognoverant; **(彼らは)当初は、より遠くに立ち去ったことを捕虜から知っていた(ローマの)諸軍団が戻って来たと思ったが、 *postea despecta paucitate ex omnibus partibus impetum faciunt. **後には、(糧秣徴発隊の)寡勢ぶりを侮って、あらゆる方向から突撃して来た。 ===40節=== '''敵中突破して陣営へ戻る糧秣徴発部隊の明暗''' *① Calones in proximum tumulum procurrunt. **[[w:カロネス|軍属奴隷]]たちは、近隣の丘に先駆けした。 *Hinc celeriter deiecti **(彼らは)ここから、(突撃して来る敵の軍勢を眺めて)たちまち当てが外れて、 *se in signa manipulosque coniciunt; **(後方にいた)軍旗と[[w:マニプルス|歩兵中隊]]のところに身を投じた。 *eo magis timidos perterrent milites. **それゆえに、臆病な兵士たちを大いに脅かした。 [[画像:Wedge-diagram.svg|thumb|right|200px|[[w:くさび|楔(くさび)]]の図。本節で述べられているのは、ローマ勢が楔(図の黒い部分)のように突撃することにより、敵を中央突破しようという戦術であろう。]] *② Alii cuneo facto ut celeriter perrumpant, censent **(ローマ兵の)ある者たちは、速やかに(敵中を)突破するように、<ruby><rb>[[w:くさび|楔形]]</rb><rp>(</rp><rt>くさびがた</rt><rp>)</rp></ruby>隊列を形成しようと考慮した。 *─ quoniam tam propinqua sint castra, **─ 陣営がこれほどまで近隣にあるので、 *etsi pars aliqua circumventa ceciderit, at reliquos servari posse confidunt ─, **たとえ、一部の誰かが包囲されて斃れたとしても、残りの者たちは救われることが可能だと確信したのだ ─。 *③ alii ut in iugo consistant atque eundem omnes ferant casum. **別のある者たちは、(丘の)尾根に陣取って、皆が同じ命運に耐え忍ぼうと(考えた)。 *④ Hoc veteres non probant milites, quos sub vexillo una profectos docuimus. **既述したように軍旗のもとで一緒に発って来た古参兵たちは、後者(の案)を承認しなかった。 **:(訳注:[[#36節|36節]]③項で既述のように、回復した傷病兵たちが同行してきていた。) *Itaque inter se cohortati **こうして、(古参の傷病兵たちは)互いに激励し合って、 *duce C.(Gaio) Trebonio equite Romano, qui iis erat praepositus, **彼らの指揮を委ねられていたローマ人[[w:騎士|騎士階級]]のガイウス・トレボニウスを統率者として、 **:(訳注:[[#33節|33節]]で3個軍団を率いて出発した副官の[[w:ガイウス・トレボニウス|ガイウス・トレボニウス]]とは明らかに同名の別人である。) *per medios hostes perrumpunt incolumesque ad unum omnes in castra perveniunt. **敵たちの中央を突破して、一人に至るまで皆が無傷で陣営に到着した。 *⑤ Hos subsecuti calones equitesque eodem impetu militum virtute servantur. **彼らに追随して、軍属奴隷と[[w:騎兵|騎兵]]たちが同様の突撃をして、兵士たちの武勇により救われた。 *⑥ At ii qui in iugo constiterant, **それに対して(丘の)尾根に陣取った者たちは、 *nullo etiam nunc usu rei militaris percepto **今になってさえも、軍事的行動というものを把握しておらず、 *neque in eo quod probaverant consilio permanere, ut se loco superiore defenderent, **より高い場所で身を守るという、彼らが承認していた考えに留まりもせず、 *neque eam quam prodesse aliis vim celeritatemque viderant, imitari potuerunt, **(彼らが)別の者たち(=古参兵)に役立ったのを見ていたところの力と迅速さを真似することもできなかった。 *sed se in castra recipere conati iniquum in locum demiserunt. **けれども、陣営に退却することを試みたが、不利な場所に落ち込んで行った。 *⑦ Centuriones, quorum nonnulli ex inferioribus ordinibus reliquarum legionum **[[w:ケントゥリオ|百人隊長]]たちといえば、彼らの少なからぬ者たちは、ほかの[[w:ローマ軍団|軍団]]のより低い序列から、 *virtutis causa in superiores erant ordines huius legionis traducti, **武勇のおかげで、この軍団のより高い序列に異動させられていたが、 *ne ante partam rei militaris laudem amitterent, fortissime pugnantes conciderunt. **かつて獲得した軍事的な賞賛を失わないように、とても果敢に奮戦して斃れた。 *⑧ Militum pars horum virtute **兵士たちの一部は、これら(討ち死にした百人隊長たち)の武勇により、 *submotis hostibus praeter spem incolumis in castra pervenit, **予想に反して敵たちが撃退されたので、無傷で陣営に到着した。 *pars a barbaris circumventa periit. **別の一部は、蛮族によって包囲されて、討ち死にした。 ===41節=== '''スガンブリー族の撤退、カエサルの帰還''' *① Germani desperata expugnatione castrorum, **[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人たちは(キケロの)[[w:カストラ|陣営]]の攻略に絶望して、 *quod nostros iam constitisse in munitionibus videbant, **というのは、我が方(ローマ勢)が防備のところに立っているのを見たからであるが、 *cum ea praeda quam in silvis deposuerant, trans Rhenum sese receperunt. **森の中にしまい込んでいた略奪品とともに、レヌス(=[[w:ライン川|ライン川]])の向こう側に撤退した。 *② Ac tantus fuit etiam post discessum hostium terror, **敵たちの立ち去った後でさえ(ローマ勢の)畏怖はたいへんなものであったので、 *ut ea nocte, cum C.(Gaius) Volusenus missus cum equitatu ad castra venisset, **その夜に、(追討戦に)派遣されていたガーイウス・ウォルセーヌスが騎兵隊とともに陣営へ帰着したときに **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:''[[w:en:Gaius Volusenus|Gaius Volusenus]]'' は、[[ガリア戦記_第3巻#5節|第3巻5節]]のアルプス・オクトードゥールスの戦い、<br>    [[ガリア戦記_第4巻#21節|第4巻21節]]・[[ガリア戦記_第4巻#23節|23節]]のブリタンニアへの先遣で既述。<br>    この後、さらに第8巻23節<sub>([[s:la:Commentarii_de_bello_Gallico/Liber_VIII#23|s]])</sub>、48節<sub>([[s:la:Commentarii_de_bello_Gallico/Liber_VIII#48|s]])</sub>でも活躍する。)</span> *fidem non faceret adesse cum incolumi Caesarem exercitu. **カエサルが無傷の軍隊とともに近くに来ていることを(陣営の残留組に)信用させなかったほどである。 *③ Sic omnino animos timor praeoccupaverat, ut paene alienata mente **ほとんど気でも違ったかのように、皆の心を怖れが占めていた。 **:(訳注:sic … ut ~ の構文;「~と同様に…である」) *deletis omnibus copiis equitatum se ex fuga recepisse dicerent **(残留者たちは、カエサルら)全軍勢が滅ぼされて、[[w:騎兵|騎兵隊]]が敗走から退いて来たのだ、と言った。 *neque incolumi exercitu Germanos castra oppugnaturos fuisse contenderent. **(カエサルら)軍隊が無傷であれば、ゲルマーニア人が陣営を襲撃しなかっただろう、と断言した。 **:(訳注:oppugnaturos fuisse ;間接話法では非現実な[[w:条件法|条件文]]の帰結は「未来分詞+fuisse」で表される。) *④ Quem timorem Caesaris adventus sustulit. **その怖れをカエサルの到着が取り除いた。 **:(訳注:sustulit は tollō の完了・能動3人称単数形) ===42節=== '''カエサルがスガンブリー族の襲来と撤退を運命に帰する''' *① Reversus ille, eventus belli non ignorans, **引き返して来た彼(カエサル)は、戦争の成り行きというものを知らないはずがないので、 *unum quod cohortes ex statione et praesidio essent emissae, **ひとつ(だけ)、<ruby><rb>[[w:コホルス|諸大隊]]</rb><rp>(</rp><rt>コホルス</rt><rp>)</rp></ruby> が[[w:歩哨|歩哨]]や守備から(糧秣徴発に)派遣されたことを *questus ─ ne minimo quidem casu locum relinqui debuisse ─ **不慮の事態に対して最小限のいかなる余地も残されるべきではなかった、と嘆いた。 *multum Fortunam in repentino hostium adventu potuisse iudicavit, **不意の敵たちの到来においては運命(の女神)が大いに力を持つ、と断じた。 *② multo etiam amplius, quod paene ab ipso vallo portisque castrorum barbaros avertisset. **さらに、より一層大きかったのは、(運命が)ほとんど蛮族をその陣営の防柵と諸門から追い返してしまったことである。 *③ Quarum omnium rerum maxime admirandum videbatur, **それらのすべての事態でとりわけ驚くべきと思われたのは、 *quod Germani, qui eo consilio Rhenum transierant, ut Ambiorigis fines depopularentur, **その意図で[[w:アンビオリクス|アンビオリクス]]の領土を荒らすようにレヌス(=[[w:ライン川|ライン川]])を渡河していた[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人が、 *ad castra Romanorum delati **ローマ人の陣営の方へそらされて、 *optatissimum Ambiorigi beneficium obtulerunt. **アンビオリクスに最も望ましい恩恵を施してしまったことである。 ==対エブロネス族追討戦(2)== ===43節=== '''アンビオリクスが辛うじて追討を逃れる''' *① Caesar rursus ad vexandos hostes profectus **カエサルは再び敵たちを苦しめるために出発して、 *magno coacto &lt;equitum&gt; numero ex finitimis civitatibus in omnes partes dimittit. **[[w:騎兵|騎兵]]の多数を隣接する諸部族から徴集して、あらゆる方面に派遣した。 **:(訳注:&lt;equitum&gt; 「騎兵の」は近代の校訂者による挿入である。) *② Omnes vici atque omnia aedificia quae quisque conspexerat incendebantur, **おのおのが目にしたすべての村々およびすべての建物が焼き打ちされた。 *pecora interficiebantur<ref>pecora interficiebantur はβ系写本の記述で、α系写本にはない。</ref>, praeda ex omnibus locis agebatur; **家畜は屠殺され、あらゆる場所から略奪品が奪い去られた。 *③ frumenta non solum tanta multitudine iumentorum atque hominum consumebantur, **役畜および人間たちのこれほど大勢により穀物が消費され尽くしたのみならず、 *sed etiam anni tempore atque imbribus procubuerant, **季節と豪雨によってさえも(穀物が)倒れた。 *ut si qui etiam in praesentia se occultassent, **その結果、もし(エブロネス族の)何者かが現状では身を隠しているとしても、 *tamen his deducto exercitu rerum omnium inopia pereundum videretur. **それでも彼らは(ローマ人の)軍隊が引き揚げれば、あらゆるものの欠乏により死滅するはずと思われた。 *④ Ac saepe in eum locum ventum est tanto in omnes partes diviso equitatu, **たいへん多くの騎兵隊があらゆる方面に分遣されて、しばしば以下のような状態に出くわした。 *ut non modo visum ab se Ambiorigem in fuga circumspicerent captivi **捕虜たちが、自分たちによって逃亡中の[[w:アンビオリクス|アンビオリクス]]が目撃されたと見回しただけでなく、 *nec plane etiam abisse ex conspectu contenderent, **(アンビオリクスが)視界からまったく消え去ってはいないとさえ主張した。 *⑤ ut spe consequendi inlata atque infinito labore suscepto, **その結果、(アンビオリクスを)追跡する希望がもたらされて、さらに限りない労苦が従事された。 *qui se summam ab Caesare gratiam inituros putarent, **カエサルから最高の恩恵を得ようと思った者たちは、 *paene naturam studio vincerent, **熱意により(身体的な)資質にほとんど打ち克ったが、 *semperque paulum ad summam felicitatem defuisse videretur, **いつも最高の恵みにあと少しで足りなかったと思われる。 *⑥ atque ille latebris aut silvis<ref>aut silvis はβ系写本の記述で、α系写本にはない。</ref> aut saltibus se eriperet **かつ彼(アンビオリクス)は隠れ処、あるいは森林、あるいは峡谷によって自らを救い、 *et noctu occultatus alias regiones partesque peteret **夜に秘されて、別の地方や方面をめざした。 *non maiore equitum praesidio quam quattuor, **4名より多くない騎兵の護衛によって、 *quibus solis vitam suam committere audebat. **自らの生命をその者たちだけにあえて委ねたのだ。 ===44節=== '''カエサルが撤退し、造反者アッコを処刑する''' *① Tali modo vastatis regionibus **このようなやり方で(エブロネス族の)諸地域を荒廃させて、 [[画像:Porte_Mars_01.jpg|thumb|right|200px|ドゥロコルトルム(現在の[[w:ランス (マルヌ県)|ランス]])に建てられた帝政ローマ時代(3世紀)の[[w:凱旋門|凱旋門]]。]] *exercitum Caesar duarum cohortium damno [[w:la:Remi|Durocortorum]] Remorum reducit **カエサルは、2個<ruby><rb>[[w:コホルス|歩兵大隊]]</rb><rp>(</rp><rt>コホルス</rt><rp>)</rp></ruby> の損失(だけ)で、軍隊を[[w:レミ族|レミ族]]の[[w:ドゥロコルトルム|ドゥロコルトルム]]に連れ戻して、 **:(訳注:ドゥロコルトルムはレミ族の首邑で、現在の[[w:ランス (マルヌ県)|ランス]] Reims である。) *concilioque in eum locum Galliae indicto **その地においてガッリアの(領袖たちの)会合を公示して、 *de coniuratione Senonum et Carnutum quaestionem habere instituit **[[w:セノネス族|セノネス族]]と[[w:カルヌテス族|カルヌテス族]]の共謀について詮議することを決定した。 *② et de Accone, qui princeps eius consilii fuerat, **その謀計の首謀者であった[[w:アッコ (セノネス族)|アッコ]]については *graviore sententia pronuntiata more maiorum supplicium sumpsit. **より重い判決が布告され、(ローマ人の)先祖の習慣により極刑に処した。 **:(訳注:ローマ史家[[w:テオドール・モムゼン|モムゼン]]は、アッコはローマの<ruby><rb>[[w:リクトル|先導吏]]</rb><rp>(</rp><rt>リクトル</rt><rp>)</rp></ruby> により[[w:斬首刑|斬首]]されたと言及している<ref>『モムゼン ローマの歴史Ⅳ』長谷川博隆訳、名古屋大学出版会、p.233 を参照。</ref>。 **:外国から来た侵略者カエサルがこのような刑罰を下したことに、ガッリア人たちは憤激した。[[ガリア戦記 第7巻#1節|第7巻1節]]を参照。) *③ Nonnulli iudicium veriti profugerunt. **少なからぬ者たちは、裁判を恐れて逃走した。 *Quibus cum aqua atque igni interdixisset, **その者たちには水と火が禁じられたうえで、 **:(訳注:「水と火を禁じる」とは追放処分のことで、居住権や財産の没収などを指す。) *duas legiones ad fines Treverorum, duas in Lingonibus, **2個[[w:ローマ軍団|軍団]]をトレーウェリー族の領土へ、2個(軍団)を[[w:リンゴネス族|リンゴネス族]](の領土)に、 *sex reliquas in Senonum finibus [[w:la:Agedincum|Agedinci]] in hibernis conlocavit **残りの6個(軍団)を[[w:セノネス族|セノネス族]]の領土の[[w:アゲディンクム|アゲディンクム]]に、冬営地に宿営させた。 **:(訳注:アゲディンクムは、現在の[[w:サン (ヨンヌ県)|サン]] Sens である。) *frumentoque exercitui proviso, **軍隊の糧秣を調達してから、 *ut instituerat, in Italiam ad conventus agendos profectus est. **定めていたように、イタリアに開廷(巡回裁判)を行なうために出発した。 **:(訳注:ここで「イタリア」とはカエサルが総督を務める[[w:ガリア・キサルピナ|ガッリア・キサルピーナ]]のことと思われる。) ---- *<span style="background-color:#99ff99;">「ガリア戦記 第6巻」了。「[[ガリア戦記 第7巻]]」へ続く。</span> ==脚注== <references /> ==参考リンク== *ウィキペディア英語版・日本語版 **[[w:en:Category:Tribes of ancient Gaul|Category:Tribes of ancient Gaul]]([[w:Category:ガリアの部族|Category:ガッリアの部族]]) ***[[w:en:Eburones|Eburones]]([[w:エブロネス族|エブロネス族]]) ***[[w:en:Nervii|Nervii]]([[w:ネルウィイ族|ネルウィイ族]]) ***[[w:en:Senones|Senones]](セノネス族)- [[w:la:Senones|la:Senones]] ***[[w:en:Carnutes|Carnutes]](カルヌテス族) ***[[w:en:Parisii (Gaul)|Parisii (Gaul)]]([[w:パリシイ族|パリスィ族]]) ****[[w:en:Lutetia|Lutetia]]([[w:ルテティア|ルテティア]]) ***[[w:en:Menapii|Menapii]](メナピイ族) ***[[w:en:Treveri|Treveri]](トレーウェリー族) ***[[w:en:Aedui|Aedui]]([[w:ハエドゥイ族|ハエドゥイ族]]) ***[[w:en:Sequani|Sequani]](セクアニ族) ***[[w:en:Remi|Remi]](レーミー族) **[[w:en:Category:Germanic peoples|Category:Germanic peoples]](ゲルマーニア人のカテゴリ) ***[[w:en:Category:Ancient Germanic peoples|Category:Ancient Germanic peoples]](古代ゲルマーニア人) ***[[w:en:Germanic peoples|Germanic peoples]](ゲルマーニア人) ***[[w:en:Ubii|Ubii]](ウビイー族) ***[[w:en:Suebi|Suebi]]([[w:スエビ族|スエービー族]]) ***[[w:en:Chatti|Chatti]](カッティー族) ***[[w:en:Cherusci|Cherusci]](ケールスキー族) ***[[w:en:Sicambri|Sicambri]](スガンブリー族) ***[[w:en:Hercynian Forest|Hercynian Forest]](ヘルキュニアの森) **地理学者・史家 ***[[w:en:Posidonius|Posidonius]]([[w:ポセイドニオス|ポセイドニオス]];BC135-51年頃)- [[w:la:Posidonius Apameus|la:Posidonius Apameus]] ***[[w:en:Diodorus Siculus|Diodorus Siculus]]([[w:シケリアのディオドロス|シケリアのディオドロス]];BC1世紀) - [[w:la:Diodorus Siculus|la:Diodorus Siculus]] ****〔ウィキソース ギリシア語版:[[s:el:Διόδωρος Σικελιώτης|Διόδωρος Σικελιώτης]](シケリアのディオドロス)- [[s:el:Ιστορική Βιβλιοθήκη|Ιστορική Βιβλιοθήκη]](歴史叢書)〕 ***[[w:en:Strabo|Strabo]]([[w:ストラボン|ストラボン]];BC63年頃–AD24年頃)- [[w:la:Strabo|la:Strabo]] ****〔ウィキソース ギリシア語版:[[s:el:Στράβων|Στράβων]](ストラボン) - [[s:el:Γεωγραφία|Γεωγραφία]](世界地誌)〕 ***[[w:en:Tacitus|Tacitus]]([[w:タキトゥス|タキトゥス]];56年頃–117年頃)- [[w:la:Cornelius Tacitus|la:Cornelius Tacitus]] ****[[w:en:Germania (book)|Germania (book)]]([[w:ゲルマニア (書物)|ゲルマーニア (書物)]])- [[w:la:Germania (opus Taciti)|la:Germania (opus Taciti)]] ***[[w:en:Pomponius Mela|Pomponius Mela]](ポンポニウス・メラ;1世紀)- [[w:la:Pomponius Mela|Pomponius Mela]] ***[[w:en:Athenaeus|Athenaeus]]([[w:アテナイオス|アテナイオス]];2世紀頃)- [[w:la:Athenaeus Naucratita|la:Athenaeus Naucratita]] ***[[w:en:Theodor Mommsen|Theodor Mommsen]]([[w:テオドール・モムゼン|テオドール・モムゼン]];19世紀)- [[w:la:Theodorus Mommsen|la:Theodorus Mommsen]] **[[w:en:Category:Celtic culture|Category:Celtic culture]](ケルト文化) **[[w:en:Category:Celtic mythology|Category:Celtic mythology]]([[w:Category:ケルト神話|Category:ケルト神話]]) ***[[w:en:Druid|Druid]]([[w:ドルイド|ドルイド]]) - [[w:la:Druis|la:Druis]] ***[[w:en:Wicker Man|Wicker Man]]([[w:ウィッカーマン|ウィッカーマン]]) **[[w:en:Category::Celtic_gods|Category::Celtic_gods]](ケルトの神々) **[[w:en:Category:Ancient Gaulish and British gods|Category:Ancient Gaulish and British gods]](古代ガッリアとブリタニアの神々) ***[[w:en:Taranis|Taranis]](タラニス) ***[[w:en:Cernunnos|Cernunnos]](ケルヌンノス) ***[[w:en:Dis Pater|Dis Pater]](ディス・パテル) ***[[w:en:Sucellus|Sucellus]](スケッルス) **カエサルの副官たち ***[[w:en:Titus_Labienus|Titus Labienus]]([[w:ティトゥス・ラビエヌス|ティトゥス・ラビエヌス]])- [[w:la:Titus_Labienus|la:Titus Labienus]] ***[[w:en:Trebonius|Gaius Trebonius]]([[w:ガイウス・トレボニウス|ガイウス・トレボニウス]])- [[w:la:Gaius Trebonius|la:Gaius Trebonius]] ***[[w:en:Quintus_Tullius_Cicero|Quintus Tullius Cicero]]([[w:クィントゥス・トゥッリウス・キケロ|クィントゥス・トゥッリウス・キケロ]])- [[w:la:Quintus_Tullius_Cicero|la:Quintus Tullius Cicero]] ***[[w:en:|en:]]([[w:|w:]]) ***[[w:en:|en:]]([[w:|w:]]) *ウィクショナリー フランス語版 **[[wikt:fr:calo]](カーロー、軍属奴隷) spq999jcwl62nqwjdbdmienvzzoyne1 263337 263335 2024-11-11T15:31:53Z Linguae 449 /* 8節 */ 修整 263337 wikitext text/x-wiki [[Category:ガリア戦記|6]] [[ガリア戦記]]>&nbsp;'''第6巻'''&nbsp;>[[ガリア戦記 第6巻/注解|注解]] <div style="text-align:center"> <span style="font-size:20px; font-weight:bold; font-variant-caps: petite-caps; color:white; background: rgb(47,94,255);background: linear-gradient(180deg, rgba(47,94,255,1) 0%, rgba(24,56,255,1) 50%, rgba(0,8,255,1) 100%);">&nbsp;C&nbsp;IVLII&nbsp;CAESARIS&nbsp;COMMENTARIORVM&nbsp;BELLI&nbsp;GALLICI&nbsp;</span> <span style="font-size:40px; font-weight:bold; color:white; background: rgb(47,94,255);background: linear-gradient(180deg, rgba(47,94,255,1) 0%, rgba(24,56,255,1) 50%, rgba(0,8,255,1) 100%);">&nbsp;LIBER SEXTVS&nbsp;</span> </div> [[画像:Gaule_-53.png|thumb|right|150px|ガリア戦記 第6巻の情勢図(BC53年)。<br>黄色の領域がローマ領。桃色が同盟部族領。]] {| id="toc" style="align:left;clear:all;" align="left" cellpadding="5" ! style="background:#ccccff; text-align:left;" colspan="2" | ガリア戦記 第6巻 目次 |- | style="text-align:right; font-size: 0.86em;"| '''[[#ガッリア北部の平定|ガッリア北部の平定]]''':<br /> '''[[#第二次ゲルマーニア遠征|第二次ゲルマーニア遠征]]''':<br /> '''[[#ガッリア人の社会と風習について|ガッリア人の社会と風習について]]''':<br /> '''[[#ゲルマーニアの風習と自然について|ゲルマーニアの風習と自然について]]''':<br /> '''[[#対エブロネス族追討戦(1)|対エブロネス族追討戦(1)]]''':<br /> '''[[#スガンブリー族のアドゥアトゥカ攻略戦|スガンブリー族のアドゥアトゥカ攻略戦]]''':<br /> '''[[#対エブロネス族追討戦(2)|対エブロネス族追討戦(2)]]''':<br /> <br /> <br /> <br /> <br /> <br /> | style="text-align:left; font-size: 0.86em;"| [[#1節|01節]] | [[#2節|02節]] | [[#3節|03節]] | [[#4節|04節]] | [[#5節|05節]] | [[#6節|06節]] | [[#7節|07節]] | [[#8節|08節]] <br /> [[#9節|09節]] | [[#10節|10節]] <br /> [[#11節|11節]] | [[#12節|12節]] | [[#13節|13節]] | [[#14節|14節]] | [[#15節|15節]] | [[#16節|16節]] | [[#17節|17節]] | [[#18節|18節]] | [[#19節|19節]] | [[#20節|20節]] <br /> [[#21節|21節]] | [[#22節|22節]] | [[#23節|23節]] | [[#24節|24節]] | [[#25節|25節]] | [[#26節|26節]] | [[#27節|27節]] | [[#28節|28節]] <br /> [[#29節|29節]] | [[#30節|30節]] | [[#31節|31節]] | [[#32節|32節]] | [[#33節|33節]] | [[#34節|34節]] <br /> [[#35節|35節]] | [[#36節|36節]] | [[#37節|37節]] | [[#38節|38節]] | [[#39節|39節]] | [[#40節|40節]] | [[#41節|41節]] | [[#42節|42節]] <br/> [[#43節|43節]] | [[#44節|44節]] <br/> &nbsp;&nbsp;1節 [[#コラム「カエサルの軍団」|コラム「カエサルの軍団」]]<br> 10節 [[#コラム「スエービー族とカッティー族・ケールスキー族・ウビイー族について」|コラム「スエービー族とカッティー族・ケールスキー族・ウビイー族について」]]<br>10節 [[#コラム「ガッリア・ゲルマーニアの地誌・民族誌について」|コラム「ガッリア・ゲルマーニアの地誌・民族誌について」]]<br /> [[#脚注|脚注]]<br /> [[#参考リンク|参考リンク]]<br /> |} <br style="clear:both;" /> __notoc__ <div style="background-color:#dfffdf;"> ==<span style="color:#009900;">はじめに</span>== :<div style="color:#009900;width:85%;">カエサルは、第1巻の年([[w:紀元前58年|紀元前58年]])から<ruby><rb>[[w:プロコンスル|前執政官]]</rb><rp>(</rp><rt>プロコンスル</rt><rp>)</rp></ruby>として属州総督に赴任した。が、これは[[w:ガリア・キサルピナ|ガッリア・キサルピーナ]]、[[w:イリュリクム|イッリュリクム]]および[[w:ガリア・ナルボネンシス|ガッリア・トラーンサルピーナ]]の三属州の統治、および4個軍団を5年間にもわたって任されるというローマ史上前代未聞のものであった。これはカエサルが[[w:マルクス・リキニウス・クラッスス|クラッスス]]、[[w:グナエウス・ポンペイウス|ポンペイウス]]と非公式な盟約を結んだ[[w:三頭政治#第一回三頭政治|三頭政治]]の成果であった。カエサルには属州の行政に従事する気持ちははじめからなく、任期のほとんどを夏季は[[w:ガリア戦争|ガッリア侵攻]]に、冬季は首都ローマへの政界工作に費やした。[[ガリア戦記_第3巻#はじめに|第3巻]]の年([[w:紀元前56年|紀元前56年]])に3人は[[w:ルッカ|ルカ]]([[w:la:Luca|Luca]])の会談を行い、カエサルはクラッススとポンペイウスが翌年に執政官になること、カエサルの総督の任期をさらに5年間延長されることを求めた。会談の結果、任期が大幅に延長されることになったカエサルは、もはや軍事的征服の野望を隠そうとせず、ガッリアに止まらず、[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]や[[w:ブリタンニア|ブリタンニア]]の征服へと向かっていく。一方、第4巻の年([[w:紀元前55年|前55年]])に再び執政官になった二人は、[[w:パルティア|パルティア]]を攻略するためにクラッススが[[w:シリア属州|シュリア]]総督になること、ポンペイウスがカエサルと同様に[[w:ヒスパニア|両ヒスパーニア]]と[[w:アフリカ属州|アフリカ]]の三属州の総督になって4個軍団を任されることを決める。</div> <div style="text-align:center"> {| |- |[[画像:First Triumvirate of Caesar, Crassius and Pompey.jpg|thumb|right|500px|後に[[w:三頭政治#第一回三頭政治|三頭政治]](<span style="font-family:Times New Roman;">[[w:la:Triumviratus|Triumviratus]]</span>)と呼ばれることになる非公式な盟約を結んでいた、左から[[w:ガイウス・ユリウス・カエサル|カエサル]]、[[w:マルクス・リキニウス・クラッスス|クラッスス]]、[[w:グナエウス・ポンペイウス|ポンペイウス]]。<br>3人の同盟はついに破綻の時を迎える。]] |} </div> :<div style="color:#009900;width:85%;">[[w:ガリア戦記 第5巻|第5巻]]の年([[w:紀元前54年|前54年]])、カエサルは満を持して二回目の[[w:ローマによるブリタンニア侵攻 (紀元前55年-紀元前54年)|ブリタンニア侵攻]]を敢行するが、大した戦果は得られず、背後のガッリア情勢を気にしながら帰還する。ついに[[w:アンビオリクス|アンビオリークス]]率いる[[w:エブロネス族|エブローネース族]]、ついで[[w:ネルウィイ族|ネルウィイー族]]が反乱を起こし、カエサルは何とか動乱を鎮めるが、ガッリア諸部族の動きは不穏であり、カエサルは諸軍団とともに越冬することを決める。</div> :<div style="color:#009900;width:85%;">カエサルがブリタンニア遠征で不在の間に、ポンペイウスに嫁していたカエサルの一人娘[[w:ユリア (ガイウス・ユリウス・カエサルの娘)|ユーリア]]が[[w:産褥|産褥]]で命を落とす。一方、クラッススは属州[[w:シリア属州|シュリア]]に向かうが、これはクラッススの命運とともに三頭政治の瓦解、カエサルとポンペイウスの関係悪化を招来することになる。</div> :<div style="color:#009900;width:85%;">本巻の年([[w:紀元前53年|前53年]])、カエサルは[[w:エブロネス族|エブローネース族]]追討戦に向かうが、これは大きな嵐の前の出来事に過ぎない。</div> </div> <!-- **:<span style="color:#009900;">(訳注: **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注: --> ==ガッリア北部の平定== ===1節=== *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/1節]] {{進捗|00%|2024-09-18}}</span> ;カエサルがポンペイウスの助けにより新兵を徴募する *<!--❶-->Multis de causis Caesar maiorem Galliae [[wikt:en:motus#Noun_2|motum]] [[wikt:en:exspectans|exspectans]] **多くの理由から、カエサルは、ガッリアのより大きな動乱を予期しており、 *per [[wikt:en:Marcus#Latin|Marcum]] [[wikt:en:Silanus#Latin|Silanum]], [[wikt:en:Gaius#Latin|Gaium]] [[wikt:en:Antistius#Latin|Antistium]] Reginum, [[wikt:en:Titus#Latin|Titum]] [[wikt:en:Sextius#Latin|Sextium]], legatos, **<ruby><rb>[[w:レガトゥス|総督副官]]</rb><rp>(</rp><rt>レガトゥス</rt><rp>)</rp></ruby>の[[w:マルクス・ユニウス・シラヌス (紀元前25年の執政官)|マールクス・スィーラーヌス]]、ガーイウス・アンティスティウス・レーギーヌス、ティトゥス・セクスティウスを介して **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:[[w:en:Marcus Junius Silanus (consul 25 BC)|Mārcus Iūnius Sīlānus]] はこの年([[w:紀元前53年|前53年]])からカエサルの副官、[[w:紀元前25年|前25年]]に執政官。<br>    ''[[w:fr:Caius Antistius Reginus|Gaius Antistius Reginus]]'' は副官として[[ガリア戦記_第7巻#83節|第7巻83節]]と[[ガリア戦記_第7巻#90節|90節]]でも後出。<br>    [[w:en:Titus Sextius|Titus Sextius]] はこの年からカエサルの副官、[[ガリア戦記_第7巻#83節|第7巻83節]]でも後出、<br>     [[w:三頭政治#第二回三頭政治|第二回三頭政治]]では[[w:アフリカ属州|アフリカ属州]]の総督を務め、[[w:マルクス・アエミリウス・レピドゥス|レピドゥス]]に引き継ぐ。)</span> *[[wikt:en:dilectus#Noun|dilectum]] habere [[wikt:en:instituo#Latin|instituit]]; **<small>(兵士の)</small>徴募を行なうことを決める。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:[[wikt:en:dilectus#Noun|dīlēctus]] = [[wikt:en:delectus#Noun_2|dēlēctus]]「選択、徴募」)</span> :  *<!--❷-->simul ab [[wikt:en:Gnaeus#Latin|Gnaeo]] [[wikt:en:Pompeius#Proper_noun|Pompeio]] [[wikt:en:proconsul#Latin|proconsule]] [[wikt:en:peto#Latin|petit]], **同時に、<ruby><rb>[[w:プロコンスル|前執政官]]</rb><rp>(</rp><rt>プロコンスル</rt><rp>)</rp></ruby>の[[w:グナエウス・ポンペイウス|グナエウス・ポンペイウス]]に<small>(以下のことを)</small>求める。 *[[wikt:en:quoniam#Latin|quoniam]] ipse ad <u>urbem</u> cum imperio rei publicae causa [[wikt:en:remaneo#Latin|remaneret]], **<small>(ポンペイウス)</small>自身は<u>首都</u><small>〔[[w:ローマ|ローマ市]]〕</small>の辺りに、<ruby><rb>[[w:インペリウム|軍隊司令権]]</rb><rp>(</rp><rt>インペリウム</rt><rp>)</rp></ruby>を伴って、国務のために留まっていたので、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:[[wikt:en:urbs#Latin|urbs (urbem)]] は普通名詞として「都市・街」を意味するが、特に首都'''[[w:ローマ|ローマ市]]'''を指す。)</span> **:<span style="color:#009900;">(訳注:ポンペイウスは、第4巻の年([[w:紀元前55年|前55年]])に[[w:マルクス・リキニウス・クラッスス|クラッスス]]とともに[[w:執政官|執政官]]を務め、<br>    第5巻の年(昨年=[[w:紀元前54年|前54年]])には[[w:ヒスパニア|両ヒスパーニア]]と[[w:アフリカ属州|アフリカ]]の属州総督となったが、<br>    首都ローマの政局が気がかりであったため、任地には副官を派遣して、<br>    自らはローマ郊外に滞在していた。ただ彼は属州総督であったため、<br>    [[w:ポメリウム|ポメリウム]]と呼ばれるローマ市中心部に立ち入ることは禁じられていた。)</span> *quos ex [[wikt:en:cisalpinus#Latin|Cisalpina]] Gallia <u>consulis</u> [[wikt:en:sacramentum#Latin|sacramento]] [[wikt:en:rogo#Latin|rogavisset]], **[[w:ガリア・キサルピナ|ガッリア・キサルピーナ]]の内から、<ruby><rb>[[w:執政官|執政官]]</rb><rp>(</rp><rt>コンスル</rt><rp>)</rp></ruby>のための宣誓を求めていた者たちに、 **:<span style="color:#009900;">(訳注:ポンペイウスは執政官のときに元老院の許可を得て、<br>    カエサルの属州で、自らの属州に派遣するための4個軍団の徴募を行った。<br>    徴集された新兵たちは執政官に宣誓したようである。)</span> **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、主要写本&omega; では [[wikt:en:consulis#Noun|consulis]]「執政官の」だが、<br>         [[ガリア戦記/注解編/写本と校訂版#Ciacconius|Ciacconius]]は [[wikt:en:consul#Latin|consul]]「執政官が」と修正提案している。)</span> *ad signa [[wikt:en:convenio#Latin|convenire]] et ad se [[wikt:en:proficiscor#Latin|proficisci]] [[wikt:en:iubeo#Latin|iuberet]], **軍旗のもとに集まって、自分<small>〔カエサル〕</small>のもとへ進発することを命じるようにと。 **:<span style="color:#009900;">(訳注:カエサルは、ポンペイウスに軍団兵の融通を求めたわけだ。<br>    ポンペイウスが執政官のときに徴募していたうちの1個軍団がカエサルに貸し出された。<br>    ところがその後、<u>第8巻54節の記述</u>によれば <ref>ラテン語文は、[[s:la:Commentarii_de_bello_Gallico/Liber_VIII#54]] などを参照。</ref><ref>英訳は、[[s:en:Commentaries_on_the_Gallic_War/Book_8#54]] などを参照。</ref>、[[w:マルクス・リキニウス・クラッスス|クラッスス]]の死後に、[[w:元老院|元老院]]は、<br>    対[[w:パルティア|パルティア]]戦争のために、カエサルとポンペイウスがそれぞれ1個軍団を供出することを可決したが、<br>    ポンペイウスはカエサルに1個軍団の返還を求めたので、<br>    カエサルは計2個軍団の引き渡しを求められることになる。<br>    このことは、[[内乱記_第1巻#2節|『内乱記』第1巻2節]]以降でも言及される。)</span> :  *<!--❸-->magni [[wikt:en:intersum#Latin|interesse]] etiam in reliquum tempus ad [[wikt:en:opinio#Latin|opinionem]] Galliae [[wikt:en:existimans#Latin|existimans]] **ガッリアの世論に対して、これから後の時期にさえも、(カエサルが)大いに重要であると考えていたのは、 *tantas videri Italiae [[wikt:en:facultas#Latin|facultates]] **(以下の程度に)イタリアの(動員)能力が豊富であると見えることである。 **:<span style="color:#009900;">(訳注:Italiaという語は多義的でさまざまに解釈できるが、<br>    本書ではガッリア・キサルピーナを指すことが多い。)</span> *ut, si [[wikt:en:aliquid#Etymology_2|quid]] esset in bello [[wikt:en:detrimentum#Latin|detrimenti]] acceptum, **もし、戦争において何がしかの(兵員の)損害を蒙ったとしても、 *non modo id [[wikt:en:brevis#Latin|brevi]] tempore [[wikt:en:sarcio#Latin|sarciri]], **それが短期間で修復(できる)だけでなく、 *sed etiam [[wikt:en:maior#Adjective_2|maioribus]] [[wikt:en:augeo#Latin|augeri]] copiis posset. **より多く軍勢で増されることが可能だ<br>(とガッリアの世論に思われることが重要であるとカエサルは考えたのである)。 :  *<!--❹-->Quod cum [[wikt:en:Pompeius#Proper_noun|Pompeius]] et rei publicae et amicitiae [[wikt:en:tribuo#Latin|tribuisset]], **そのことを、ポンペイウスは公儀<small>〔ローマ国家〕</small>のためにも(三頭政治の)盟約のためにも認めたので、 *celeriter [[wikt:en:confectus#Latin|confecto]] per suos [[wikt:en:dilectus#Noun|dilectu]] **(カエサルの)配下の者たちを介して速やかに徴募が成し遂げられて *tribus ante [[wikt:en:exactus#Latin|exactam]] [[wikt:en:hiems#Latin|hiemem]] et [[wikt:en:constitutus#Participle|constitutis]] et [[wikt:en:adductus#Latin|adductis]] legionibus **冬が過ぎ去る前に、3個[[w:ローマ軍団|軍団]]が組織されて<small>(カエサルのもとへ)</small>もたらされ、 *[[wikt:en:duplicatus#Latin|duplicato]]<nowiki>que</nowiki> earum [[wikt:en:cohors#Latin|cohortium]] numero, quas cum [[wikt:en:Quintus#Latin|Quinto]] [[wikt:en:Titurius#Latin|Titurio]] [[wikt:en:amitto#Latin|amiserat]], **それらの<ruby><rb>[[w:コホルス|歩兵大隊]]</rb><rp>(</rp><rt>コホルス</rt><rp>)</rp></ruby>の数は、[[w:クィントゥス・ティトゥリウス・サビヌス|クィーントゥス・ティトゥーリウス(・サビーヌス)]]とともに失っていたものの倍にされた。 **:<span style="color:#009900;">(訳注:前巻でサビーヌスとコッタは1個軍団と5個[[w:コホルス|歩兵大隊]](=15個歩兵大隊)を失ったが、<br>    代わりに3個軍団(=30個歩兵大隊)を得たということ。)</span> *et [[wikt:en:celeritas#Latin|celeritate]] et copiis [[wikt:en:doceo#Latin|docuit]], **<small>(徴兵の)</small>迅速さと軍勢<small>(の多さ)</small>において<small>(ガッリア人たちに)</small>示したのは、 *quid populi Romani [[wikt:en:disciplina#Latin|disciplina]] atque [[wikt:en:ops#Noun_4|opes]] possent. **ローマ国民の規律と能力がいかに有力であるかということである。 {| class="wikitable" |- | style="vertical-align:top; text-align:left;" |[[画像:Hw-pompey.jpg|thumb|right|250px|[[w:グナエウス・ポンペイウス|グナエウス・ポンペイウス]]の胸像。カエサルおよび[[w:マルクス・リキニウス・クラッスス|マルクス・クラッスス]]とともに[[w:三頭政治|三頭政治]]を行ない、[[w:共和政ローマ|共和政末期のローマ]]を支配した。この巻の年にクラッススが戦死し、ポンペイウスに嫁いでいたカエサルの娘[[w:ユリア (ガイウス・ユリウス・カエサルの娘)|ユーリア]]が前年に病没、三頭政治は瓦解して、やがて[[w:ローマ内戦 (紀元前49年-紀元前45年)|内戦]]へ向かう。]] | style="vertical-align:top; text-align:left;" |[[画像:Theatre of Pompey 3D cut out.png|thumb|left|400px|'''[[w:ポンペイウス劇場|ポンペイウス劇場]]'''の復元図。[[w:グナエウス・ポンペイウス|ポンペイウス]]の名を冠したこの劇場は、彼が執政官であった[[w:紀元前55年|紀元前55年]]頃に竣工し、当時最大の劇場であった。<br> 伝記作家[[w:プルタルコス|プルータルコス]]は以下のように伝えている<ref>[[s:en:Plutarch%27s_Lives_(Clough)/Life_of_Pompey]] より</ref>:「クラッススは執政官の任期が切れるとすぐに属州へと出発したが、ポンペイウスはローマで劇場の開館式や奉献式に出席し、その式にはあらゆる競技・ショー・運動・体操・音楽などで人々を楽しませた。野獣の狩猟や餌付け、野獣との闘いもあり、500頭のライオンが殺された。しかし何よりも、象の闘いは、恐怖と驚きに満ちた見世物であった」と。<br><br> カエサルの最期の場所でもあり、血みどろのカエサルはポンペイウスの胸像の前で絶命したとされている。]] |} <!-- <span style="color:#009900;"></span> **:<span style="color:#009900;">(訳注: **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注: --> <div style="background-color:#dfffdf;"> ===<span style="color:#009900;">コラム「カエサルの軍団」</span>=== :<div style="color:#009900;width:75%;">カエサルは第1巻の年([[w:紀元前58年|紀元前58年]])に三属州の総督に任官するとともに4個軍団(VI・VII・[[w:en:Legio VIII Augusta|VIII]]・[[w:en:Legio IX Hispana|IX]])を任された。[[w:ヘルウェティイ族|ヘルウェーティイー族]]([[w:la:Helvetii|Helvetii]])と対峙するうちに、元老院に諮らずに独断で2個軍団([[w:en:Legio X Equestris|X]]・[[w:en:Legio XI Claudia|XI]])を徴募する(1巻10節)。<br> 第2巻の年([[w:紀元前57年|紀元前57年]])に3個軍団([[w:en:Legio XII Fulminata|XII]]・[[w:en:Legio XIII Gemina|XIII]]・[[w:en:Legio XIV Gemina|XIV]])を徴募して、計9個軍団。<br><br> [[ガリア戦記_第5巻#24節|『第5巻』24節]]の時点で、カエサルは8個軍団と5個[[w:コホルス|歩兵大隊]]を保持していると記されている。最古参の第6軍団が半減していると考えると、[[w:アドゥアトゥカの戦い|アドゥアトゥカの戦い]]で[[w:アンビオリクス|アンビオリークス]]によって、[[w:クィントゥス・ティトゥリウス・サビヌス|サビーヌス]]やコッタらとともに滅ぼされたのは、第14軍団([[w:en:Legio XIV Gemina|XIV]])と古い第6軍団(VI)の生き残りの5個[[w:コホルス|歩兵大隊]]と考えることができる。<br><br> 本巻の年([[w:紀元前53年|紀元前53年]])では、ポンペイウスの第1軍団がカエサルに譲られ、後にカエサルの軍団の番号系列に合わせて第6軍団(VI)と改称されたようだ。「第14軍団」は全滅させられたので通常は欠番にするところだが、カエサルはあえて再建して第14軍団と第15軍団が徴募され、これら3個軍団を加えると、カエサルが保持するのは計10個軍団となる。<br> もっとも本巻ではカエサルは明瞭な記述をしておらず、上述のように後に2個軍団を引き渡すことになるためか、伝記作家[[w:プルタルコス|プルータルコス]]は、ポンペイウスがカエサルに2個軍団を貸し出した、と説明している。 </div> </div> ===2節=== *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/2節]] {{進捗|00%|2024-09-29}}</span> ;ガッリア北部の不穏な情勢、トレーウェリー族がライン川東岸のゲルマーニア人を勧誘 *<!--❶-->[[wikt:en:interfectus#Latin|Interfecto]] [[wikt:en:Indutiomarus#Latin|Indutiomaro]], ut [[wikt:en:doceo#Latin|docuimus]], **<small>([[ガリア戦記 第5巻#58節|第5巻58節]]で)</small>述べたように、インドゥーティオマールスが殺害されると、 *ad eius propinquos a [[wikt:en:Treveri#Latin|Treveris]] imperium [[wikt:en:defero#Latin|defertur]]. **トレーウェリー族の者たちにより彼の縁者たちへ支配権がもたらされる。 *Illi finitimos [[wikt:en:Germanus#Noun|Germanos]] [[wikt:en:sollicito#Latin|sollicitare]] et [[wikt:en:pecunia#Latin|pecuniam]] [[wikt:en:polliceor#Latin|polliceri]] non [[wikt:en:desisto#Latin|desistunt]]. **彼らは隣接する[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人たちをそそのかすこと、および金銭を約束することをやめない。 *Cum ab proximis [[wikt:en:impetro#Latin|impetrare]] non possent, [[wikt:en:ulterior#Latin|ulteriores]] [[wikt:en:tempto#Latin|temptant]]. **たとえ隣人たちによって(盟約を)成し遂げることができなくても、より向こう側の者たちに試みる。 :  *<!--❷-->[[wikt:en:inventus#Latin|Inventis]] [[wikt:en:nonnullus#Latin|non nullis]] civitatibus **少なからぬ部族国家を見出して *[[wikt:en:ius_iurandum#Latin|iure iurando]] inter se [[wikt:en:confirmo#Latin|confirmant]] **互いに誓約し合って(支持を)固め、 *obsidibusque de pecunia [[wikt:en:caveo#Latin|cavent]]; **金銭(の保証)のために人質たちを提供する。 *[[wikt:en:Ambiorix#Latin|Ambiorigem]] sibi [[wikt:en:societas#Latin|societate]] et [[wikt:en:foedus#Latin|foedere]] [[wikt:en:adiungo#Latin|adiungunt]]. **[[w:アンビオリクス|アンビオリークス]]を自分たちにとっての連合や同盟に加盟させる。 :  *<!--❸-->Quibus rebus [[wikt:en:cognitus#Participle|cognitis]] Caesar, **それらの事情を知るや、カエサルは、 *cum undique bellum [[wikt:en:paro#Latin|parari]] videret, **至る所で戦争が準備されていることを見ていたので、 *[[wikt:en:Nervii#Latin|Nervios]], [[wikt:en:Aduatuci#Latin|Atuatucos]] ac [[wikt:en:Menapii#Latin|Menapios]] [[wikt:en:adiunctus#Participle|adiunctis]] **(すなわち)[[w:ネルウィイ族|ネルウィイー族]]、アトゥアトゥキー族とメナピイー族を加盟させたうえに *<u>Cisrhenanis</u> omnibus <u>[[wikt:en:Germanus#Noun|Germanis]]</u> esse in armis, **レーヌス<small>〔[[w:ライン川|ライン川]]〕</small>のこちら側のすべてのゲルマーニア人たちが武装していて、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:''[[w:en:Germani cisrhenani|Germani Cisrhenani]]''「レーヌスのこちら側のゲルマーニア人」(西岸の諸部族) は西岸部族の総称。<br>    ''Germani Transrhenani'' 「レーヌスの向こう側のゲルマーニア人」(東岸の諸部族) の対義語で、<br>     西岸の諸部族が東岸の諸部族を招き寄せているというのが『ガリア戦記』の主張である。)</span> *[[wikt:en:Senones#Latin|Senones]] ad [[wikt:en:imperatum#Latin|imperatum]] non venire **セノネース族は<small>(カエサルから)</small>命令されたことに従わずに *et cum [[wikt:en:Carnutes#Latin|Carnutibus]] finitimisque civitatibus consilia [[wikt:en:communico#Latin|communicare]], **カルヌーテース族および隣接する諸部族とともに謀計を共有しており、 *a [[wikt:en:Treveri#Latin|Treveris]] [[wikt:en:Germanus#Noun|Germanos]] crebris [[wikt:en:legatio#Latin|legationibus]] [[wikt:en:sollicito#Latin|sollicitari]], **ゲルマーニア人たちがたびたびトレーウェリー族の使節団によってそそのかされていたので、 *[[wikt:en:mature#Adverb|maturius]] sibi de bello [[wikt:en:cogitandus#Latin|cogitandum]] [[wikt:en:puto#Latin|putavit]]. **<small>(カエサルは)</small>自分にとって<small>(例年)</small>より早めに戦争を計画するべきだと見なした。 <!-- <span style="color:#009900;"></span> **:<span style="color:#009900;">(訳注: **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注: --> ===3節=== *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/3節]] {{進捗|00%|2024-10-06}}</span> ;カエサルがネルウィイー族を降し、ガッリアの領袖たちの会合を召集する *<!--❶-->Itaque [[wikt:en:nondum#Latin|nondum]] [[wikt:en:hiems#Latin|hieme]] [[wikt:en:confectus#Latin|confecta]] **<small>(カエサルは)</small>こうして、まだ冬が終わらないうちに、 *proximis quattuor [[wikt:en:coactus#Latin|coactis]] legionibus **近隣の4個[[w:ローマ軍団|軍団]]を集めて、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:[[ガリア戦記_第5巻#52節|第5巻52節]]で言及されたように、カエサルは、本営を置いていた<br>    サマロブリーウァ(現在の[[w:アミアン|アミアン]])周辺の冬営に3個軍団、<br>    およびファビウスの軍団を配置していたと思われる。)</span> *[[wikt:en:de_improviso#Latin|de improviso]] in fines [[wikt:en:Nervii#Latin|Nerviorum]] [[wikt:en:contendo#Latin|contendit]] **不意に[[w:ネルウィイ族|ネルウィイー族]]の領土に急いだ。 :  *<!--❷-->et, [[wikt:en:priusquam#Latin|prius quam]] illi aut [[wikt:en:convenio#Latin|convenire]] aut [[wikt:en:profugio#Latin|profugere]] possent, **そして、彼ら<small>(の軍勢)</small>は、集結したり、あるいは逃亡したりできるより前に、 *magno [[wikt:en:pecus#Latin|pecoris]] atque hominum numero [[wikt:en:captus#Latin|capto]] **家畜たちおよび人間たちの多数を捕らえて、 *atque ea [[wikt:en:praeda#Latin|praeda]] militibus [[wikt:en:concessus#Participle|concessa]] **それらの戦利品を兵士たちに譲り、 *[[wikt:en:vastatus#Latin|vastatis]]<nowiki>que</nowiki> agris **耕地を荒らして、 *in [[wikt:en:deditio#Latin|deditionem]] venire atque obsides sibi dare [[wikt:en:cogo#Latin|coegit]]. **<small>(ネルウィイー族に、ローマ勢へ)</small>降伏すること、人質たちを自分<small>〔カエサル〕</small>に供出することを強いた。 :  *<!--❸-->Eo celeriter [[wikt:en:confectus#Latin|confecto]] [[wikt:en:negotium#Latin|negotio]] **その戦役は速やかに成し遂げられたので、 *rursus in [[wikt:en:hibernum#Latin|hiberna]] legiones [[wikt:en:reduco#Latin|reduxit]]. **再び諸軍団を冬営に連れ戻した。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:本営を置いていたサマロブリーウァ周辺の冬営。)</span> :  *'''ガッリアの領袖たちの会合''' *<!--❹-->[[wikt:en:concilium#Latin|Concilio]] Galliae primo [[wikt:en:ver#Latin|vere]], ut [[wikt:en:instituo#Latin|instituerat]], [[wikt:en:indictus#Participle|indicto]], **ガッリアの<small>(領袖たちの)</small>会合を、定めていたように、春の初めに通告すると、 **:<span style="color:#009900;">(訳注:会合の集合場所は、当初は本営のあるサマロブリーウァだったであろう。)</span> *cum reliqui praeter [[wikt:en:Senones#Latin|Senones]], [[wikt:en:Carnutes#Latin|Carnutes]] [[wikt:en:Treveri#Latin|Treveros]]<nowiki>que</nowiki> venissent, **[[w:セノネス族|セノネース族]]、カルヌーテース族とトレーウェリー族を除いて、ほかの者たちは(会合に)現われていたので、 **:<span style="color:#009900;">(訳注:ガッリア北部では、このほかエブローネース族とメナピイー族が参加していないはずである。)</span> *initium belli ac [[wikt:en:defectio#Latin|defectionis]] hoc esse [[wikt:en:arbitratus#Latin|arbitratus]], **このこと<span style="color:#009900;">〔3部族の不参加〕</span>は戦争と背反の始まりであると思われて、 *ut omnia [[wikt:en:postpono#Latin|postponere]] videretur, **<small>(他の)</small>すべて<small>(の事柄)</small>を後回しにすることと見なされるように、 *[[wikt:en:concilium#Latin|concilium]] [[wikt:en:Lutetia#Latin|Lutetiam]] [[wikt:en:Parisii#Latin|Parisiorum]] [[wikt:en:transfero#Latin|transfert]]. **会合を[[w:パリシイ族|パリースィイー族]]の(城塞都市である)[[w:ルテティア|ルーテーティア]]に移す。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:ルーテーティア Lutetia は、写本によってはルーテーキア Lutecia とも表記されている。<br>    ラテン語では Lutetia Parisiorum「パリースィイー族の泥土」と呼ばれ、現在の[[w:パリ|パリ市]]である。<br>    [[w:ストラボン|ストラボーン]]などによれば[[w:ケルト語|ケルト語]]でルコテキア Lukotekia と呼ばれていたらしい。)</span> :  ;   セノネース族について [[画像:Plan_de_Paris_Lutece2_BNF07710745.png|thumb|right|200px|ルテティア周辺の地図(18世紀頃)]] *<!--❺-->[[wikt:en:confinis#Latin|Confines]] erant hi [[wikt:en:Senones#Latin|Senonibus]] **彼ら<small>〔パリースィイー族〕</small>はセノネース族に隣接していて、 *civitatemque patrum memoria [[wikt:en:coniungo#Latin|coniunxerant]], **父祖の伝承では<small>(セノネース族と一つの)</small>部族として結びついていた。 *sed ab hoc consilio [[wikt:en:absum#Latin|afuisse]] [[wikt:en:existimo#Latin|existimabantur]]. **しかし<small>(パリースィイー族は)</small>これらの謀計には関与していなかったと考えられていた。 :  *<!--❻-->Hac re pro [[wikt:en:suggestus#Latin|suggestu]] [[wikt:en:pronuntiatus#Latin|pronuntiata]] **<small>(カエサルは)</small>この事を演壇の前で宣言すると、 *eodem die cum legionibus in [[wikt:en:Senones#Latin|Senones]] [[wikt:en:proficiscor#Latin|proficiscitur]] **同日に諸軍団とともにセノネース族のところに出発して、 *magnisque itineribus eo [[wikt:en:pervenio#Latin|pervenit]]. **強行軍でもってそこに到着した。 <!-- <span style="color:#009900;"></span> **:<span style="color:#009900;">(訳注: **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注: --> ===4節=== *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/4節]] {{進捗|00%|2024-10-09}}</span> ;セノネース族のアッコーが造反するが、カエサルはセノネース族とカルヌーテース族を降伏させる *<!--❶-->[[wikt:en:cognitus#Participle|Cognito]] eius [[wikt:en:adventus#Latin|adventu]], **彼<small>〔カエサル〕</small>の到来を知ると、 *[[wikt:en:Acco#Latin|Acco]], qui princeps eius consilii fuerat, **その画策の首謀者であった<small>(セノネース族の)</small>'''アッコー''' は、 *[[wikt:en:iubeo#Latin|iubet]] in oppida multitudinem [[wikt:en:convenio#Latin|convenire]]. **群衆に諸[[w:オッピドゥム|城塞都市]]に集結することを命じる。 :  *[[wikt:en:conans#Latin|Conantibus]], [[wikt:en:priusquam|prius quam]] id [[wikt:en:effici|effici]] posset, [[wikt:en:adsum#Latin|adesse]] Romanos [[wikt:en:nuntio#Verb|nuntiatur]]. **そのことが遂行され得るより前に、ローマ人が接近していることが、企てている者たちに報告される。 :  *<!--❷-->Necessario [[wikt:en:sententia#Latin|sententia]] [[wikt:en:desisto#Latin|desistunt]] **<small>(セノネース族は)</small>やむなく<small>(カエサルへの謀反の)</small>意図を思いとどまって、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:[[wikt:en:necessario#Adverb|necessāriō]] = [[wikt:en:necessarie#Adverb|necessāriē]]「やむを得ず」)</span> *legatosque [[wikt:en:deprecor#Latin|deprecandi]] causa ad Caesarem mittunt; **<small>(恩赦を)</small>嘆願するために、使節たちをカエサルのもとへ遣わして、 *<u>adeunt</u> per [[wikt:en:Aedui#Latin|Haeduos]], quorum [[wikt:en:antiquitus|antiquitus]] erat in fide civitas. **部族国家が昔から<small>(ローマ人に対して)</small>忠実であった[[w:ハエドゥイ族|ハエドゥイー族]]を介して、頼み込む。 **:<span style="color:#009900;">(訳注:この部分は、セノネース族がハエドゥイー族の庇護下にあったように訳されることも多いが、<br>    [[ガリア戦記 第5巻#54節|第5巻54節]]における両部族とローマ人の関係の記述を考慮して、上のように訳した<ref>[[s:en:Commentaries_on_the_Gallic_War/Book_6#4|英語版ウィキソース]]では「they make advances to him through the Aedui, whose state was from ancient times under the protection of Rome.」と英訳されている。</ref>。)</span> **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:[[wikt:de:adire|adeō]]「(誰かに)アプローチする」「(誰かに)頼る、頼む、懇願する」<ref>[https://www.frag-caesar.de/lateinwoerterbuch/adeo-uebersetzung-1.html adeo-Übersetzung im Latein Wörterbuch]</ref>)</span> :  *<!--❸-->Libenter Caesar [[wikt:en:petens#Latin|petentibus]] [[wikt:en:Aedui#Latin|Haeduis]] dat [[wikt:en:venia#Latin|veniam]] **カエサルは、懇願するハエドゥイー族に対して、喜んで<small>(セノネース族への)</small>恩赦を与え、 *[[wikt:en:excusatio#Latin|excusationem]]<nowiki>que</nowiki> accipit, **<small>(セノネース族の)</small>弁解を受け入れる。 *quod [[wikt:en:aestivus#Latin|aestivum]] tempus [[wikt:en:instans#Latin|instantis]] belli, **というのは、夏の時季は差し迫っている<small>(エブローネース族らとの)</small>戦争のためのものであり、 *non [[wikt:en:quaestio#Latin|quaestionis]] esse [[wikt:en:arbitror#Latin|arbitrabatur]]. **<small>(謀反人に対する)</small>尋問のためのものではないと<small>(カエサルが)</small>判断していたからである。 **:<span style="color:#009900;">(訳注:エブローネース族との戦争が終わった後に、謀反人への尋問が行なわれることになる。[[#44節|44節]]参照。)</span> :  *<!--❹-->Obsidibus [[wikt:en:imperatus#Latin|imperatis]] centum, **<small>(カエサルは)</small>100人の人質<small>(の供出)</small>を命令すると、 *hos Haeduis [[wikt:en:custodiendus#Latin|custodiendos]] [[wikt:en:trado#Latin|tradit]]. **彼ら<small>〔人質たち〕</small>を監視するべく[[w:ハエドゥイ族|ハエドゥイー族]]に引き渡す。 :  *<!--❺-->[[wikt:en:eodem#Adverb|Eodem]] [[wikt:en:Carnutes#Latin|Carnutes]] legatos obsidesque [[wikt:en:mitto#Latin|mittunt]], **ちょうどそこに、カルヌーテース族が使節たちと人質たちを遣わして、 *[[wikt:en:usus#Participle|usi]] [[wikt:en:deprecator#Latin|deprecatoribus]] [[wikt:en:Remi#Proper_noun_3|Remis]], quorum erant in [[wikt:en:clientela#Latin|clientela]]; **<small>(カルヌーテース族が)</small><ruby><rb>[[w:クリエンテス|庇護]]</rb><rp>(</rp><rt>クリエンテーラ</rt><rp>)</rp></ruby>を受ける関係にあったレーミー族を<ruby><rb>助命仲介者</rb><rp>(</rp><rt>デープレカートル</rt><rp>)</rp></ruby>として利用して、 *eadem ferunt [[wikt:en:responsum#Latin|responsa]]. **<small>(セノネース族のときと)</small>同じ返答を獲得する。 :  *<!--❻-->[[wikt:en:perago#Latin|Peragit]] [[wikt:en:concilium#Noun|concilium]] Caesar **カエサルは<small>(ガッリア諸部族の領袖たちの)</small>会合を完了して、 *equitesque [[wikt:en:impero#Latin|imperat]] civitatibus. **[[w:騎兵|騎兵]]たち<small>(の供出)</small>を諸部族に命令する。 <!-- <span style="color:#009900;"></span> **:<span style="color:#009900;">(訳注: **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注: --> ===5節=== *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/5節]] {{進捗|00%|2024-10-10}}</span> ;アンビオリークスへの策を練り、メナピイー族へ向かう *<!--❶-->Hac parte Galliae [[wikt:en:pacatus#Latin|pacata]], **ガッリアのこの方面が平定されたので、 **:<span style="color:#009900;">(訳注:[[#3節|3節]]~[[#4節|4節]]でネルウィイー族、セノネース族とカルヌーテース族がカエサルに降伏したことを指す。)</span> *totus et mente et animo in bellum [[wikt:en:Treveri#Latin|Treverorum]] et [[wikt:en:Ambiorix#Latin|Ambiorigis]] [[wikt:en:insisto#Latin|insistit]]. **<small>(カエサルは)</small>全身全霊をかけて、トレーウェリー族と[[w:アンビオリクス|アンビオリークス]]との戦争に着手する。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:totus et [[wikt:en:mens#Latin|mente]] et [[wikt:en:animus#Latin|animo]] 「全身全霊をかけて」''with all his heart and soul'' )</span> :  *<!--❷-->[[wikt:en:Cavarinus#Latin|Cavarinum]] cum equitatu [[wikt:en:Senones#Latin|Senonum]] [[wikt:en:secum#Latin|secum]] [[wikt:en:proficiscor#Latin|proficisci]] [[wikt:en:iubeo#Latin|iubet]], **カウァリーヌスに、セノネース族の[[w:騎兵|騎兵]]隊を伴って、自分<small>〔カエサル〕</small>とともに出発することを命じる。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:''[[w:de:Cavarinus|Cavarinus]]'' は、[[ガリア戦記 第5巻#54節|第5巻54節]]で前述のように、<br>    カエサルにより王位に据えられていたが、独立主義勢力により追放された。)</span> *ne [[wikt:en:aliquis#Latin|quis]] <u>aut</u> ex huius [[wikt:en:iracundia#Latin|iracundia]] <u>aut</u> ex eo, quod [[wikt:en:mereo#Latin|meruerat]], [[wikt:en:odium#Latin|odio]] civitatis [[wikt:en:motus#Noun_2|motus]] [[wikt:en:exsistat|exsistat]]. **彼の激しやすさから、<u>あるいは</u>彼が招来していた反感から、部族国家の何らかの動乱が起こらないようにである。 **:<span style="color:#009900;">(訳注:前節でアッコーら独立主義者たちがカエサルに降伏して、<br>    カウァリーヌスが王位に戻されたために、<br>    部族内で反感をかっていたのであろう。)</span> :  *<!--❸-->His rebus [[wikt:en:constitutus#Participle|constitutis]], **これらの事柄が取り決められると、 *quod pro explorato habebat, [[wikt:en:Ambiorix#Latin|Ambiorigem]] [[wikt:en:proelium#Latin|proelio]] non esse <u>concertaturum</u>, **<small>(カエサルは)</small>[[w:アンビオリクス|アンビオリークス]]が戦闘で激しく争うつもりではないことを、確実と見なしていたので、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:[[wikt:en:pro#Latin|pro]] [[wikt:en:exploratus#Latin|explorato]] = [[wikt:en:exploratus#Latin|exploratum]]「確かなものとして(''as certain'')」)</span> **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、&chi;系(A・Q)およびL・N写本では non esse <u>[[wikt:en:concertaturum|concertaturum]]</u>「激しくつもりではないこと」だが、<br>         &beta;系写本では non esse <u>[[wikt:en:contenturum|contenturum]]</u><br>         B・M・S写本では non esse <u>concertaturum [[wikt:en:tenturum|tenturum]]</u> となっている。)</span> *reliqua eius [[wikt:en:consilium#Latin|consilia]] animo [[wikt:en:circumspicio#Latin|circumspiciebat]]. **彼<small>〔アンビオリークス〕</small>のほかの計略に思いをめぐらせていた。 :  ;   カエサルがメナピイー族の攻略を決意 *<!--❹-->Erant [[wikt:en:Menapii#Latin|Menapii]] propinqui [[wikt:en:Eburones#Latin|Eburonum]] finibus, **メナピイー族は[[w:エブロネス族|エブローネース族]]の領土に隣り合っていて、 *[[wikt:en:perpetuus#Latin|perpetuis]] [[wikt:en:palus#Latin|paludibus]] [[wikt:en:silva#Latin|silvis]]<nowiki>que</nowiki> [[wikt:en:munitus#Latin|muniti]], **絶え間ない沼地と森林によって守られており、 *qui uni ex Gallia de pace ad Caesarem legatos [[wikt:en:numquam#Latin|numquam]] [[wikt:en:mitto#Latin|miserant]]. **彼らは[[w:ガリア|ガッリア]]のうちでカエサルのもとへ講和の使節たちを決して遣わさなかった唯一の者たちであった。 :  *Cum his esse [[wikt:en:hospitium#Latin|hospitium]] [[wikt:en:Ambiorix#Latin|Ambiorigi]] [[wikt:en:scio#Latin|sciebat]]; **<small>(カエサルは)</small>[[w:アンビオリクス|アンビオリークス]]が彼らのもとで歓待されていることを知っていたし、 *item per [[wikt:en:Treveri#Latin|Treveros]] venisse Germanis in [[wikt:en:amicitia#Latin|amicitiam]] [[wikt:en:cognosco#Latin|cognoverat]]. **同様にトレーウェリー族を通じて[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人と盟約を結んだことも探知していた。 :  *<!--❺-->Haec <u>prius</u> illi [[wikt:en:detrahendus#Latin|detrahenda]] auxilia [[wikt:en:existimo#Latin|existimabat]] <u>quam</u> ipsum bello [[wikt:en:lacesso#Latin|lacesseret]], **<ruby><rb>彼奴</rb><rp>(</rp><rt>あやつ</rt><rp>)</rp></ruby><small>〔アンビオリークス〕</small>へのこれらの支援は、彼奴自身に戦争で挑みかかる<u>より前に</u>引き離されるべきだと考えていた。 *ne [[wikt:en:desperatus#Latin|desperata]] [[wikt:en:salus#Latin|salute]] **<small>(アンビオリークスが)</small>身の安全に絶望して、 *<u>aut</u> se in [[wikt:en:Menapii#Latin|Menapios]] [[wikt:en:abdo#Latin|abderet]], **<u>あるいは</u>メナピイー族のところに身を隠したりしないように、 *<u>aut</u> cum [[wikt:en:Transrhenanus#Latin|Transrhenanis]] [[wikt:en:congredior#Latin|congredi]] [[wikt:en:cogo#Latin|cogeretur]]. **<u>あるいは</u>レーヌス<small>〔[[w:ライン川|ライン川]]〕</small>の向こう側の者たちと合同することを強いられないように、である。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:''Germani Transrhenani'' 「レーヌスの向こう側のゲルマーニア人」(東岸の諸部族)を<br>    ''[[w:en:Germani cisrhenani|Germani Cisrhenani]]''「レーヌスのこちら側のゲルマーニア人」(西岸の諸部族) が<br>    招き寄せているというのが『ガリア戦記』の主張である。)</span> :  *<!--❻-->Hoc [[wikt:en:initus#Participle|inito]] consilio, **この計略を決断すると、 *[[wikt:en:totus#Etymology_1|totius]] exercitus [[wikt:en:impedimentum#Latin|impedimenta]] ad [[wikt:en:Labienus#Latin|Labienum]] in [[wikt:en:Treveri#Latin|Treveros]] [[wikt:en:mitto#Latin|mittit]] **<small>(カエサルは)</small>全軍の[[w:輜重|輜重]]を、トレーウェリー族のところにいる[[w:ティトゥス・ラビエヌス|ラビエーヌス]]のもとへ送り、 *duasque ad eum legiones [[wikt:en:proficiscor#Latin|proficisci]] [[wikt:en:iubeo#Latin|iubet]]; **2個[[w:ローマ軍団|軍団]]に彼<small>〔ラビエーヌス〕</small>のもとへ出発することを命じる。 :  *ipse cum legionibus [[wikt:en:expeditus#Participle|expeditis]] quinque in [[wikt:en:Menapii#Latin|Menapios]] [[wikt:en:proficiscor#Latin|proficiscitur]]. **<small>(カエサル)</small>自身は軽装の5個軍団とともにメナピイー族のところに出発する。 :  *<!--❼-->Illi, [[wikt:en:nullus#Adjective|nulla]] [[wikt:en:coactus#Latin|coacta]] [[wikt:en:manus#Latin|manu]], **あの者らは、何ら手勢を集めず、 *loci [[wikt:en:praesidium#Latin|praesidio]] [[wikt:en:fretus#Adjective|freti]], **地勢の要害を信頼して、 *in [[wikt:en:silva#Latin|silvas]] [[wikt:en:palus#Latin|paludes]]<nowiki>que</nowiki> [[wikt:en:confugio#Latin|confugiunt]] **森林や沼地に避難して、 *[[wikt:en:suus#Latin|sua]]<nowiki>que</nowiki> [[wikt:en:eodem#Adverb|eodem]] [[wikt:en:confero#Latin|conferunt]]. **自分たちの家財を同じところに運び集める。 <!-- <span style="color:#009900;"></span> <small></small> **:<span style="color:#009900;">(訳注: **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注: --> ===6節=== *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/6節]] {{進捗|00%|2024-10-20}}</span> ;メナピイー族がついにカエサルの軍門に降る *<!--❶-->Caesar, **カエサルは、 *[[wikt:en:partitus#Latin|partitis]] copiis cum [[wikt:en:Gaius#Latin|Gaio]] [[wikt:en:Fabius#Latin|Fabio]] legato et [[wikt:en:Marcus#Latin|Marco]] [[wikt:en:Crassus#Latin|Crasso]] [[wikt:en:quaestor#Latin|quaestore]] **[[w:レガトゥス|副官]]である[[w:ガイウス・ファビウス|ガーイウス・ファビウス]]と[[w:クァエストル|財務官]]である[[w:マルクス・リキニウス・クラッスス (財務官)|マールクス・クラッスス]]とともに軍勢を分配して、 *celeriterque [[wikt:en:effectus#Participle|effectis]] [[wikt:en:pons#Latin|pontibus]] **速やかに橋梁を造って、 **:<span style="color:#009900;">(訳注:橋梁は軽装の軍団兵が沼地を渡るためのものなので、丸太道のようなものであろうか。)</span> *[[wikt:en:adeo#Verb|adit]] [[wikt:en:tripertito|tripertito]], **三方面から<small>(メナピイー族の領土に)</small>接近して、 [[画像:GallischeHoeve.jpg|thumb|right|200px|復元されたメナピイー族の住居(再掲)]] *[[wikt:en:aedificium#Latin|aedificia]] [[wikt:en:vicus#Latin|vicos]]<nowiki>que</nowiki> [[wikt:en:incendo#Latin|incendit]], **建物や村々を焼き討ちして、 *magno [[wikt:en:pecus#Latin|pecoris]] atque hominum numero [[wikt:en:potior#Latin|potitur]]. **家畜や人間の多数を<small>(戦利品として)</small>獲得する。 :  *<!--❷-->Quibus rebus [[wikt:en:coactus#Participle|coacti]] **そのような事態に強いられて、 *[[wikt:en:Menapii#Latin|Menapii]] legatos ad eum [[wikt:en:pax#Latin|pacis]] [[wikt:en:petendus#Latin|petendae]] causa [[wikt:en:mitto#Latin|mittunt]]. **メナピイー族は和平を求めるための使節たちを彼<small>〔カエサル〕</small>のもとへ遣わす。 :  *<!--❸-->Ille [[wikt:en:obses#Latin|obsidibus]] [[wikt:en:acceptus#Latin|acceptis]], **彼<small>〔カエサル〕</small>は人質たちを受け取ると、 *hostium se [[wikt:en:habiturus#Latin|habiturum]] numero [[wikt:en:confirmo#Latin|confirmat]], si aut [[wikt:en:Ambiorix#Latin|Ambiorigem]] aut eius legatos finibus suis [[wikt:en:recipio#Latin|recepissent]]. **もし[[w:アンビオリクス|アンビオリークス]]か彼の使節を自領に迎え入れたら、自分は<small>(メナピイー族を)</small>敵として見なすだろうと断言する。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:属格の名詞 + numero「〜として」) :  *<!--❹-->His [[wikt:en:confirmatus#Latin|confirmatis]] rebus, **これらの事柄を確立すると、 *[[wikt:en:Commius#Latin|Commium]] [[wikt:en:Atrebas#Latin|Atrebatem]] cum [[wikt:en:equitatus#Latin|equitatu]] [[wikt:en:custos#Latin|custodis]] loco in [[wikt:en:Menapii#Latin|Menapiis]] [[wikt:en:relinquo#Latin|relinquit]]; **アトレバーテース族である[[w:コンミウス|コンミウス]]を[[w:騎兵|騎兵]]隊とともに、目付け役として、メナピイー族のところに残す。 **:<span style="color:#009900;">(訳注:コンミウスは、カエサルがアトレバテース族の王にすえて、ブリタンニア遠征の先導役として遣わし、<br>    カッスィウェッラウヌスの降伏の仲介を</span>果たしていた。[[ガリア戦記 第4巻#21節|第4巻21節]]・27節や[[ガリア戦記 第5巻#22節|第5巻22節]]などを参照。) *ipse in [[wikt:en:Treveri#Latin|Treveros]] [[wikt:en:proficiscor#Latin|proficiscitur]]. **<small>(カエサル)</small>自身はトレーウェリー族のところに出発する。 <!-- <span style="color:#009900;"></span> <small></small> **:<span style="color:#009900;">(訳注: **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注: --> ===7節=== *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/7節]] {{進捗|00%|2024-10-27}}</span> [[画像:Titelberg_01.jpg|thumb|right|200px|トレーウェリー族の城砦跡(再掲)]] ;トレーウェリー族の開戦準備、ラビエーヌスの計略 *<!--❶-->Dum haec a Caesare [[wikt:en:gero#Latin|geruntur]], **これらのことがカエサルによって遂行されている間に、 *[[wikt:en:Treveri#Latin|Treveri]] magnis [[wikt:en:coactus#Participle|coactis]] [[wikt:en:peditatus#Latin|peditatus]] [[wikt:en:equitatus#Etymology_1|equitatus]]<nowiki>que</nowiki> copiis **トレーウェリー族は、[[w:歩兵|歩兵]]隊と[[w:騎兵|騎兵]]隊の大軍勢を徴集して、 *[[wikt:en:Labienus#Latin|Labienum]] cum una legione, quae in eorum finibus <u>[[wikt:en:hiemo#Latin|hiemaverat]]</u>, **彼らの領土において越冬していた1個[[w:ローマ軍団|軍団]]とともに[[w:ティトゥス・ラビエヌス|ラビエーヌス]]を、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、&alpha;系写本では [[wikt:en:hiemaverat|hiemaverat]] <small>(過去完了形)</small> だが、<br>         &beta;系写本では [[wikt:en:hiemabat|hiemabat]] <small>(未完了過去形)</small> などとなっている。)</span> *[[wikt:en:adorior#Latin|adoriri]] [[wikt:en:paro#Latin|parabant]], **襲撃することを準備していた。 :  *<!--❷-->iamque ab eo non longius [[wikt:en:biduum#Latin|bidui]] via [[wikt:en:absum#Verb|aberant]], **すでに、そこ<small>〔ラビエーヌスの冬営〕</small>から2日間の道のりより遠く離れていなかったが、 *cum duas venisse legiones [[wikt:en:missus#Noun_2|missu]] Caesaris [[wikt:en:cognosco#Latin|cognoscunt]]. **そのときに、カエサルが派遣した2個軍団が到着したことを知る。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:[[#5節|5節]]で既述のように、カエサルはラビエーヌスのところへ全軍の輜重と2個軍団を派遣していた。<br>    こうして、ラビエーヌスはローマ全軍の輜重と3個軍団を任されることになった。) :  *<!--❸-->[[wikt:en:positus#Latin|Positis]] <u>castris</u> a milibus passuum [[wikt:en:quindecim#Latin|quindecim]](XV) **<small>(トレーウェリー勢は、ラビエーヌスの冬営から)</small>15ローママイルのところに<u>野営地</u>を設置して、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:1[[ガイウス・ユリウス・カエサルの著作/通貨・計量単位#ミーッレ・パッスーム、ミーリア(ローママイル)|ローママイル]]は約1.48 kmで、15マイルは約22 km)</span> **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:[[w:カストラ|カストラ]] [[wikt:en:castra#Latin|castra]] という語はローマ勢の行軍中の野営地や常設の宿営地に用いられ、<br>    非ローマ系部族の野営地に用いられることは稀である。)</span> *auxilia [[wikt:en:Germani#Latin|Germanorum]] [[wikt:en:exspecto#Latin|exspectare]] [[wikt:en:constituo#Latin|constituunt]]. **[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人の援軍を待つことを決める。 :  *<!--❹-->[[wikt:en:Labienus#Latin|Labienus]] hostium [[wikt:en:cognitus#Participle|cognito]] consilio **ラビエーヌスは、敵勢<small>〔トレーウェリー族〕</small>の計略を知ると、 *[[wikt:en:sperans#Latin|sperans]] [[wikt:en:temeritas#Latin|temeritate]] eorum [[wikt:en:fore#Etymology_2_2|fore]] [[wikt:en:aliqui#Latin|aliquam]] [[wikt:en:dimico#Latin|dimicandi]] facultatem, **彼らの無謀さにより何らかの争闘する機会が生ずるであろうと期待して、 *[[wikt:en:praesidium#Latin|praesidio]] quinque(V) cohortium [[wikt:en:impedimentum#Latin|impedimentis]] [[wikt:en:relictus#Latin|relicto]] **5個<ruby><rb>[[w:コホルス|歩兵大隊]]</rb><rp>(</rp><rt>コホルス</rt><rp>)</rp></ruby>の守備隊を[[w:輜重|輜重]]のために残し、 *cum XXV(viginti quinque) cohortibus magnoque [[wikt:en:equitatus#Etymology_1|equitatu]] contra hostem [[wikt:en:proficiscor#Latin|proficiscitur]] **25個<ruby><rb>[[w:コホルス|歩兵大隊]]</rb><rp>(</rp><rt>コホルス</rt><rp>)</rp></ruby>および多勢の騎兵隊とともに、敵に抗して進発する。 *et mille passuum [[wikt:en:intermissus#Latin|intermisso]] spatio castra [[wikt:en:communio#Latin|communit]]. **<small>(トレーウェリー勢から)</small>1ローママイルの間隔を置いて、[[w:カストラ|陣営]]<small>〔野営地〕</small>を固める。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:1[[ガイウス・ユリウス・カエサルの著作/通貨・計量単位#ミーッレ・パッスーム、ミーリア(ローママイル)|ローママイル]]は約1.48 km)</span> :  *<!--❺-->Erat inter [[wikt:en:Labienus#Latin|Labienum]] atque hostem [[wikt:en:difficilis#Latin|difficili]] [[wikt:en:transitus#Latin|transitu]] flumen [[wikt:en:ripa#Latin|ripis]]<nowiki>que</nowiki> [[wikt:en:praeruptus#Adjective|praeruptis]]. **ラビエーヌスと敵の間には、渡ることが困難な川が、急峻な岸とともにあった。 *Hoc <u>neque</u> ipse [[wikt:en:transeo#Latin|transire]] habebat in animo **これを<small>(ラビエーヌス)</small>自身は渡河するつもりではなかったし、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:~ habeo in animo「~するつもりである」)</span> **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:neque ~, neque …「~でもないし、…でもない」)</span> *<u>neque</u> hostes [[wikt:en:transiturus#Latin|transituros]] [[wikt:en:existimo#Latin|existimabat]]. **敵勢も渡河して来ないであろうと<small>(ラビエーヌスは)</small>考えていた。 :  *<!--❻-->[[wikt:en:augeo#Latin|Augebatur]] auxiliorum [[wikt:en:cotidie#Latin|cotidie]] spes. **<small>(トレーウェリー勢にとって、ゲルマーニア人の)</small>援軍への期待は日ごとに増されるばかりであった。 *[[wikt:en:loquor#Latin|Loquitur]] <u>in consilio</u> [[wikt:en:palam#Adverb|palam]]: **<small>(ラビエーヌスは)</small>会議において公然と<small>(以下のように)</small>述べる。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、主要写本&omega;では in [[wikt:en:consilio|consilio]] だが、<br>         [[ガリア戦記/注解編/写本と校訂版#Aldus|Aldus]] は in [[wikt:en:concilium#Latin|concilio]] と修正提案し、<br>         Hecker は [[wikt:en:consulto#Adverb|consulto]] と修正提案している。)</span> *[[wikt:en:quoniam#Latin|quoniam]] [[wikt:en:Germani#Latin|Germani]] [[wikt:en:adpropinquo#Latin|adpropinquare]] [[wikt:en:dico#Latin|dicantur]], **ゲルマーニア人<small>(の軍勢)</small>が近づいていることが言われているので、 *sese suas exercitusque fortunas in [[wikt:en:dubium#Noun|dubium]] non [[wikt:en:devocaturus#Latin|devocaturum]] **自分は自らと軍隊の命運を不確実さの中に引きずり込むことはないであろうし、 *et postero die prima luce castra [[wikt:en:moturus#Latin|moturum]]. **翌日の夜明けには陣営を引き払うであろう。 :  *<!--❼-->Celeriter haec ad hostes [[wikt:en:defero#Latin|deferuntur]], **これら<small>(のラビエーヌスの発言)</small>は速やかに敵勢<small>〔トレーウェリー族〕</small>のもとへ報じられたので、 *ut ex magno Gallorum equitum numero [[wikt:en:nonnullus#Latin|non nullos]] <u>Gallos</u> [[wikt:en:gallicus#Latin|Gallicis]] rebus [[wikt:en:faveo#Latin|favere]] natura [[wikt:en:cogo#Latin|cogebat]]. **ガッリア人の境遇を想う気質が、<small>(ローマ側)</small>ガッリア人騎兵の多数のうちの若干名を励ましていたほどである。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部の [[wikt:en:Gallus#Noun|Gallos]] は &alpha;系写本の記述で、&beta;系写本では欠く。)</span> :  *<!--❽-->[[wikt:en:Labienus#Latin|Labienus]], noctu tribunis militum primisque ordinibus <u>convocatis</u>, **ラビエーヌスは、夜間に<ruby><rb>[[w:トリブヌス・ミリトゥム|兵士長官]]</rb><rp>(</rp><rt>トリブヌス・ミリトゥム</rt><rp>)</rp></ruby>たちと第一序列(の[[w:ケントゥリオ|百人隊長]])たちを召集すると、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:1個軍団当たりの<ruby><rb>[[w:トリブヌス・ミリトゥム|兵士長官]]</rb><rp>(</rp><rt>トリブヌス・ミリトゥム</rt><rp>)</rp></ruby> の定員は計6名。<br>    第一序列の<ruby><rb>[[w:ケントゥリオ|百人隊長]]</rb><rp>(</rp><rt>ケントゥリオー</rt><rp>)</rp></ruby>たち primorum ordinum centuriones は、軍団内における[[w:下士官|下士官]]のトップであり、<br>     第一<ruby><rb>[[w:コホルス|歩兵大隊]]</rb><rp>(</rp><rt>コホルス</rt><rp>)</rp></ruby> においては定員5名だが、<br>     ほかの歩兵大隊においては定員6名であった。)</span> **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、&alpha;系写本では [[wikt:en:convocatus#Latin|convocatis]] だが、<br>         &beta;系写本では [[wikt:en:coactus#Participle|coactis]] などとなっている。)</span> *quid sui sit consilii, [[wikt:en:propono#Latin|proponit]] **自分の計略がいかなるものであるかを呈示して、 *et, quo facilius hostibus [[wikt:en:timor#Latin|timoris]] [[wikt:en:det#Latin|det]] [[wikt:en:suspicio#Noun|suspicionem]], **それ<small>〔計略〕</small>によって、よりたやすく敵勢に<small>(ローマ勢の)</small>恐怖心という推測を起こすべく、 *maiore [[wikt:en:strepitus#Latin|strepitu]] et [[wikt:en:tumultus#Latin|tumultu]], quam populi Romani fert [[wikt:en:consuetudo#Latin|consuetudo]] **ローマ国民の習慣が引き起こすよりもより大きな騒音や喧騒をもって *castra [[wikt:en:moveo#Latin|moveri]] [[wikt:en:iubeo#Latin|iubet]]. **陣営を引き払うことを命じる。 *His rebus fugae [[wikt:en:similis#Latin|similem]] [[wikt:en:profectio#Latin|profectionem]] [[wikt:en:efficio#Latin|effecit]]. **<small>(ラビエーヌスは)</small>これらの事によって、逃亡に似た進発を実現した。 :  *<!--❾-->Haec quoque per [[wikt:en:explorator#Latin|exploratores]] **これらのこともまた、<small>(トレーウェリー勢の)</small>斥候たちを通じて、 *ante [[wikt:en:lux#Latin|lucem]] in tanta [[wikt:en:propinquitas#Latin|propinquitate]] castrorum ad hostes [[wikt:en:defero#Latin|deferuntur]]. **夜明け前には、陣営のこれほどの近さにより、敵勢へ報じられる。 <!-- <span style="color:#009900;"></span> <small></small> **:<span style="color:#009900;">(訳注: **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注: --> ===8節=== *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/8節]] {{進捗|00%|2024-10-28}}</span> ;ラビエーヌスがトレーウェリー族を降す :  ;   トレーウェリー勢が、渡河してラビエーヌスの軍勢に攻めかかろうとする *<!--❶-->[[wikt:en:vix#Latin|Vix]] [[wikt:en:agmen#Latin|agmen]] [[wikt:en:novissimus#Latin|novissimum]] extra [[wikt:en:munitio#Latin|munitiones]] [[wikt:en:procedo#Latin|processerat]], **<small>(ローマ勢の)</small>行軍隊列の最後尾が防塁の外側にほぼ進み出ようとしていた、 *cum Galli [[wikt:en:cohortatus#Latin|cohortati]] inter se, ne [[wikt:en:speratus#Latin|speratam]] [[wikt:en:praeda#Latin|praedam]] ex manibus [[wikt:en:dimitto#Latin|dimitterent]] **そのときにガッリア人たちは、期待していた戦利品を<small>(彼らの)</small>手から逸しないように、互いに鼓舞し合って、 *── longum esse, [[wikt:en:perterritus#Latin|perterritis]] Romanis [[wikt:en:Germani#Proper_noun|Germanorum]] auxilium [[wikt:en:exspecto#Latin|exspectare]]; **── ローマ人が<ruby><rb>怖気</rb><rp>(</rp><rt>おじけ</rt><rp>)</rp></ruby>ているのに、[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人の支援を待つことは悠長なものである。 *neque suam [[wikt:en:patior#Latin|pati]] [[wikt:en:dignitas#Latin|dignitatem]], **<small>(以下のことは)</small>自分たちの尊厳が耐えられない。 *ut [[wikt:en:tantus#Latin|tantis]] copiis [[wikt:en:tam#Latin|tam]] [[wikt:en:exiguus#Latin|exiguam]] manum, praesertim [[wikt:en:fugiens#Latin|fugientem]] atque [[wikt:en:impeditus#Latin|impeditam]], **これほどの大軍勢で<small>(ローマの)</small>それほどの貧弱な手勢を、特に逃げ出して足手まといになっている者たちを *[[wikt:en:adorior#Latin|adoriri]] non [[wikt:en:audeo#Latin|audeant]] ── **あえて襲撃しないとは──<small>(と鼓舞し合って)</small> *flumen [[wikt:en:transeo#Latin|transire]] et iniquo loco [[wikt:en:committo#Latin|committere]] proelium non [[wikt:en:dubito#Latin|dubitant]]. **川を渡って<small>(切り立った岸を登りながら)</small>不利な場所で交戦することをためらわない。 :  ;   ラビエーヌス勢が怖気を装いながら、そろりそろりと進む *<!--❷-->Quae fore [[wikt:en:suspicatus#Latin|suspicatus]] [[wikt:en:Labienus#Latin|Labienus]], **こうしたことが生じるであろうと想像していた[[w:ティトゥス・ラビエヌス|ラビエーヌス]]は、 *ut omnes citra flumen [[wikt:en:elicio#Latin|eliceret]], **<small>(敵の)</small>総勢を川のこちら側に誘い出すように、 *[[wikt:en:idem#Latin|eadem]] [[wikt:en:usus#Participle|usus]] [[wikt:en:simulatio#Latin|simulatione]] itineris **行軍の同じ見せかけを用いて、 **:<span style="color:#009900;">(訳注:前節で語られたように、<ruby><rb>怖気</rb><rp>(</rp><rt>おじけ</rt><rp>)</rp></ruby>て今にも逃げ出しそうな風に装いながらの行軍。)</span> *[[wikt:en:placide#Adverb|placide]] [[wikt:en:progredior#Latin|progrediebatur]]. **穏やかに前進していた。 :  ;   ラビエーヌスが全軍の兵を叱咤激励する *<!--❸-->Tum [[wikt:en:praemissus#Latin|praemissis]] paulum impedimentis **それから、[[w:輜重|輜重]]<small>(の隊列)</small>を少し先に遣わして、 *atque in [[wikt:en:tumulus#Latin|tumulo]] [[wikt:en:quidam#Adjective|quodam]] [[wikt:en:collocatus#Latin|conlocatis]], **とある高台に配置すると、 *<!--▲直接話法--><span style="background-color:#e8e8ff;"><span style="color:#009900;">«</span>&nbsp;[[wikt:en:habetis|Habetis]],<span style="color:#009900;">»</span></span> [[wikt:en:inquam#Latin|inquit]], <!--▲直接話法--><span style="background-color:#e8e8ff;"><span style="color:#009900;">«</span>milites, quam [[wikt:en:petistis|petistis]], [[wikt:en:facultas#Latin|facultatem]]; </span> **<small>(ラビエーヌスは)</small>「兵士らよ、<small>(諸君は)</small>求めていた機会を得たぞ」と言った。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:以下、<!--▲直接話法--><span style="background-color:#e8e8ff;">&nbsp;<span style="color:#009900;">«</span> ~ <span style="color:#009900;">»</span>&nbsp;</span> の箇所は、直接話法で記されている。)</span> *<!--▲直接話法--><span style="background-color:#e8e8ff;">hostem [[wikt:en:impeditus#Latin|impedito]] atque [[wikt:en:iniquus#Latin|iniquo]] loco [[wikt:en:tenetis|tenetis]]: </span> **「<small>(諸君は)</small>敵を<small>(川岸で)</small>妨げられた不利な場所に追いやった。」 *<!--❹--><!--▲直接話法--><span style="background-color:#e8e8ff;">[[wikt:en:praestate|praestate]] eandem nobis [[wikt:en:dux#Latin|ducibus]] [[wikt:en:virtus#Latin|virtutem]], quam saepe numero [[wikt:en:imperator#Latin|imperatori]] [[wikt:en:praestitistis|praestitistis]], </span> **「我々<ruby><rb>将帥</rb><rp>(</rp><rt>ドゥクス</rt><rp>)</rp></ruby>らに、<small>(諸君が)</small>しばしば<ruby><rb>将軍</rb><rp>(</rp><rt>インペラートル</rt><rp>)</rp></ruby><small>〔カエサル〕</small>に見せて来たのと同じ武勇を見せてくれ。」 *<!--▲直接話法--><span style="background-color:#e8e8ff;">atque illum adesse et haec [[wikt:en:coram#Adverb|coram]] [[wikt:en:cerno#Latin|cernere]] [[wikt:en:existimate|existimate]].<span style="color:#009900;">»</span></span> **「彼<small>〔カエサル〕</small>が訪れて、これ<small>〔武勇〕</small>を目の前で見ていると思ってくれ。」 :  ;   ラビエーヌスが軍を反転させて攻撃態勢を整える *<!--❺-->Simul signa ad hostem [[wikt:en:converto#Latin|converti]] aciemque [[wikt:en:dirigo#Latin|dirigi]] [[wikt:en:iubeo#Latin|iubet]], **同時に、軍旗が敵の方へ向きを変えられることと、戦列が整えられること、を命じる。 **:<span style="color:#009900;">(訳注:軍勢が敵側へ向けて反転して、戦列を整えること、を命じた。)</span> *et paucis [[wikt:en:turma#Latin|turmis]] praesidio ad impedimenta [[wikt:en:dimissus#Latin|dimissis]], **かつ若干の<ruby><rb>[[w:トゥルマ|騎兵小隊]]</rb><rp>(</rp><rt>トゥルマ</rt><rp>)</rp></ruby>を輜重のための守備隊として送り出して、 **:<span style="color:#009900;">(訳注:騎兵小隊 turma はローマ軍の[[w:アウクシリア|支援軍]]における中規模の編成単位で、<br>    各30騎ほどと考えられている。)</span> [[画像:Pilensalve.jpg|thumb|right|230px|[[w:ピルム|ピールム]](投槍)を投げるローマ軍兵士(帝政期)の再演]] *reliquos equites ad latera [[wikt:en:dispono#Latin|disponit]]. **残りの[[w:騎兵|騎兵]]たちを<small>(軍勢の)</small>両側面へ分置する。 :  ;   ラビエーヌス勢が喊声を上げて、投げ槍を投げ始める *<!--❻-->Celeriter nostri, clamore [[wikt:en:sublatus#Latin|sublato]], **我が方<small>〔ローマ勢〕</small>は速やかに、雄叫びを上げて、 *[[wikt:en:pilum#Latin|pila]] in hostes [[wikt:en:inmitto#Latin|inmittunt]]. **<ruby><rb>[[w:ピルム|投げ槍]]</rb><rp>(</rp><rt>ピールム</rt><rp>)</rp></ruby>を敵勢へ放り入れる。 :  ;   不意を突かれたトレーウェリー勢が、一目散に逃げ出して、最寄りの森林を目指す *Illi, ubi [[wikt:en:praeter#Latin|praeter]] spem, quos <span style="color:#009900;">&lt;modo&gt;</span> [[wikt:en:fugio#Latin|fugere]] [[wikt:en:credo#Latin|credebant]], [[wikt:en:infestus#Latin|infestis]] signis ad se ire viderunt, **彼らは、<span style="color:#009900;">&lt;ただ&gt;</span>逃げると信じていた者たちが、期待に反して、軍旗を攻勢にして自分らの方へ来るのを見るや否や、 *[[wikt:en:impetus#Latin|impetum]] <u>modo</u> ferre non potuerunt **<small>(ローマ勢の)</small>突撃を持ちこたえることができずに、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部 modo は主要写本&omega;ではこの位置にあるが、<br>    上記の &lt;modo&gt; に移す修正提案がある。)</span> *ac primo [[wikt:en:concursus#Noun|concursu]] in fugam [[wikt:en:coniectus#Participle|coniecti]] **最初の戦闘で敗走に追い込まれて、 *proximas silvas [[wikt:en:peto#Latin|petierunt]]. **近隣の森へ急いだ。 :  *<!--❼-->Quos [[wikt:en:Labienus#Latin|Labienus]] equitatu consectatus, **その<small>(敗走した)</small>者たちを、ラビエーヌスは騎兵隊で追い付いて、 *magno numero interfecto, compluribus captis, **多数を殺戮して、かなりの者たちを捕らえて、 *paucis post diebus civitatem recepit. **わずかな日々の後に<small>(トレーウェリーの)</small>部族を<small>(インドゥーティオマールスらの蜂起の前のように)</small>元に戻した。 :  [[画像:Bund-ro-altburg.jpg|thumb|right|180px|トレーウェリー族の再現された住居(再掲)]] [[画像:Trier_Kaiserthermen_BW_1.JPG|thumb|right|180px|トレーウェリー族(Treveri)の名を現代に伝えるドイツの[[w:トリーア|トリーア市]](Trier)に残るローマ時代の浴場跡]] *Nam Germani, qui auxilio veniebant, **一方で、援軍として来ようとしていたゲルマーニア人たちは、 *percepta Treverorum fuga sese domum receperunt. **トレーウェリー族の逃亡を把握したので、故国に撤退していった。 :  *<!--❽-->Cum his propinqui Indutiomari, **彼ら<small>〔ゲルマーニア人〕</small>とともに、インドゥーティオマールスの縁者たちは、 *qui defectionis auctores fuerant, **その者らは<small>(トレーウェリー族におけるカエサルへの)</small>謀反の張本人であったが、 *comitati eos ex civitate excesserunt. **彼ら<small>〔ゲルマーニア人〕</small>を伴って、部族(の領内)から出て行った。 :  *<!--❾-->Cingetorigi, **キンゲトリークスに対しては、 *quem ab initio permansisse in officio demonstravimus, **その者は前述したように始めから<small>(ローマへの)</small>忠節に留まり続けていた者であるが、 **:<span style="color:#009900;">(訳注:キンゲトリークスについては、[[ガリア戦記 第5巻#3節|第5巻3節]]~4節・[[ガリア戦記 第5巻#56節|56節]]~57節で述べられている。)</span> *principatus atque imperium est traditum. **首長の地位と軍隊司令権が委託された。 <!-- <span style="color:#009900;"></span> <small></small> **:<span style="color:#009900;">(訳注: **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注: --> ==第二次ゲルマーニア遠征== ===9節=== *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/9節]] {{進捗|00%|2024-11-06}}</span> ;再びレーヌスを渡河、ウビイー族を調べる *<!--❶-->Caesar, postquam ex Menapiis in Treveros venit, **カエサルは、メナピイー族のところからトレーウェリー族のところに来た後で、 *duabus de causis Rhenum transire constituit; **二つの理由からレーヌス<small>〔[[w:ライン川|ライン川]]〕</small>を渡ることを決めた。 :  *<!--❷-->quarum una erat, quod auxilia contra se Treveris miserant, **その<small></small>(理由の)一つは、<small></small>(ゲルマーニア人が)自分<small>〔カエサル〕</small>に対抗して、トレーウェリー族に援軍を派遣していたことであった。 *altera, ne ad eos Ambiorix receptum haberet. **もう一つ<small></small>(の理由)は、彼らのところへ[[w:アンビオリクス|アンビオリークス]]が避難所を持たないように、ということであった。 :  *<!--❸-->His constitutis rebus, **これらの事柄を決定すると、 *[[wikt:en:paulum#Adverb|paulum]] supra eum locum, quo ante exercitum traduxerat, facere pontem instituit. **<u>以前に軍隊を渡らせていた場所</u>の少し上流に、橋を造ることを決意した。 **:<span style="color:#009900;">(訳注:[[ガリア戦記_第4巻#17節|第4巻17節]] でカエサルが[[w:ライン川|ライン川]]に架橋した場所のこと。<br>    第4巻の'''[[ガリア戦記_第4巻#コラム「ゲルマーニア両部族が虐殺された場所はどこか?」|コラム]]''' や [[ガリア戦記_第4巻#17節|第4巻17節]]の図で説明したように、カエサルの最初の架橋地点には異論もあるが、<br>    今回の架橋地点がトレーウェリー族領であった[[w:モーゼル川|モーゼル川]]渓谷から近かったであろうことから有力視される。)</span> [[画像:Caesar's Rhine Crossing.jpg|thumb|right|250px|カエサルがライン川に橋を架けたとされる有力な地点の図示。ライン川と[[w:モーゼル川|モーゼル川]]の合流点にある[[w:コブレンツ|コブレンツ]]([[w:en:Koblenz|Koblenz]])と下流の[[w:アンダーナッハ|アンダーナッハ]]([[w:en:Andernach|Andernach]])との間の[[w:ノイヴィート|ノイヴィート]]([[w:en:Neuwied|Neuwied]])辺りが有力な地点の一つとされる。'''([[ガリア戦記_第4巻#17節|第4巻17節]]の図を再掲)''']] :  *<!--❹-->Nota atque instituta ratione **経験しかつ建造していた方法で、 *magno militum studio **兵士の大きな熱意により *paucis diebus opus efficitur. **わずかな日数で作業が完遂された。 :  *<!--❺-->Firmo in Treveris ad pontem praesidio relicto, **トレーウェリー族(の領内)の橋のたもとへ強力な守備隊を残した。 *ne quis ab his subito motus <u>oreretur</u>, **彼らによる何らかの動乱が突然に起こされないように。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、&chi;系・B・&rho;系写本では [[wikt:en:oreretur|oreretur]]、<br>         &phi;系・&pi;系写本では [[wikt:en:oriretur|oriretur]] だが、語形の相異。)</span> *reliquas copias equitatumque traducit. **残りの軍勢と騎兵隊を(レーヌスの東岸へ)渡らせた。 :  *<!--❻-->Ubii, qui ante obsides dederant atque in deditionem venerant, **ウビイー族は、以前に(カエサルに対して)人質たちを供出していて、降伏していたが、 **:<span style="color:#009900;">(訳注:この事はすでに[[ガリア戦記 第4巻#16節|第4巻16節]]で述べられている。)</span> *<u>purgandi sui</u> causa ad eum legatos mittunt, **自分たちの申し開きをすることのために、彼(カエサル)のところへ使節たちを遣わして、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、&alpha;系写本では [[wikt:en:purgandi|purgandi]] [[wikt:en:sui#Pronoun|sui]] だが、<br>         &beta;系写本では purgandi のみ。)</span> *qui doceant **(以下のように)説かせた。 *neque <u>auxilia ex sua civitate</u> in Treveros missa **自分たちの部族から援軍をトレーウェリー族のところに派遣してもいないし、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、&chi;系・B・M・S写本では [[wikt:en:auxilia#Latin|auxilia]] ex sua [[wikt:en:civitate|civitate]]、<br>         L・N・&beta;系写本では ex sua civitate auxilia の語順になっている。)</span> *neque ab se fidem laesam: **自分らにより(ローマへの)信義を傷つけてもいない、と。 :  *<!--❼-->petunt atque orant ut **(ウビイー族の使節たちは、以下のように)求め、かつ願った。 *sibi parcat, **自分たちを容赦し、 *ne communi odio Germanorum innocentes pro nocentibus poenas pendant; **[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人一般への憎しみから、潔白な者たちが加害者たちのために罰を償うことがないように、と。 *si amplius obsidum <u>vellet, dare</u> pollicentur. **もし、より多くの人質を欲するのなら、供出することを約束する、と。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、&alpha;系写本では [[wikt:en:vellet#Latin|vellet]] <small>(未完了過去・接続法)</small> [[wikt:en:dare#Latin|dare]] <small>(現在・能動・不定)</small> だが、<br>         &beta;系写本では [[wikt:en:velit#Latin|velit]] <small>(現在・接続法)</small> [[wikt:en:dari#Latin|dari]] <small>(現在・受動・不定法)</small> となっている。)</span> :  *<!--❽-->Cognita Caesar causa **カエサルは事情を調査して、 *<u>repperit</u> ab Suebis auxilia missa esse; **スエービー族により(トレーウェリー族に)援軍が派遣されていたことを見出した。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、主要写本 &omega; では [[wikt:en:repperit|repperit]] <small>(完了形)</small> だが、<br>         近世以降の印刷本 [[ガリア戦記/注解編/写本と校訂版#クリティカル・アパラトゥスとその略号|edd.]] では [[wikt:en:reperit|reperit]] <small>(現在形)</small> となっている。)</span> :  *Ubiorum satisfactionem <u>accepit</u>, **ウビイー族の弁解を受け入れて、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、主要写本 &omega; では [[wikt:en:accepit|accepit]] <small>(完了形)</small> だが、<br>         [[ガリア戦記/注解編/写本と校訂版#Davisius|Davisius]] の修正提案では [[wikt:en:accipit|accipit]] <small>(現在形)</small> となっている。)</span> *aditus viasque in Suebos perquirit. **スエービー族のところに出入りする道筋を問い質した。 <!-- <span style="color:#009900;"></span> <small></small> **:<span style="color:#009900;">(訳注: **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注: --> ===10節=== '''ウビイー族を通じてスエービー族の動静を探る''' *① Interim paucis post diebus fit ab Ubiis certior **わずかな日々の後の間に、ウビイー族によって報告されたことには、 *Suebos omnes in unum locum copias cogere *スエービー族は、すべての軍勢を一か所に集めて、 **(訳注:後述するように、これはカッティー族 [[w:en:Chatti|Chatti]] のことであろう。) *atque iis nationibus, quae sub eorum sint imperio, **彼らの支配下にある種族たちに *denuntiare, ut auxilia peditatus equitatusque mittant. **[[w:歩兵|歩兵]]隊と[[w:騎兵|騎兵]]隊の援軍を派遣するように指示した。 *② His cognitis rebus **(カエサルは)これらの事情を知ると、 *rem frumentariam providet, castris idoneum locum deligit; **糧食調達を準備して、[[w:カストラ|陣営]](を設置するの)に適切な場所を選んだ。 *Ubiis imperat, ut pecora deducant suaque omnia ex agris in oppida conferant, **ウビイー族には、家畜を連れ去り、自分たちの一切合財を土地から[[w:オッピドゥム|城市]]に運び集めるように命令した。 *sperans barbaros atque imperitos homines **(カエサルが)期待したのは、野蛮で無知な連中が *inopia cibariorum adductos ad iniquam pugnandi condicionem posse deduci; **糧秣の欠乏に動かされて、不都合な条件のもとで戦うことがあり得るように誘引されることであった。 *③ mandat, ut crebros exploratores in Suebos mittant quaeque apud eos gerantur cognoscant. **偵察者たちをたびたびスエービー族内に遣わして、彼らのもとで遂行されていることを知るように(ウビイー族に)委ねた。 *④ Illi imperata faciunt et paucis diebus intermissis referunt: **彼ら(ウビイー族)は、命令されたことを実行して、わずかな日々を間に置いて(以下のことを)報告する。 *Suebos omnes, posteaquam certiores nuntii de exercitu Romanorum venerint, **スエービー族は皆、ローマ人の軍隊についてより確実な報告がもたらされた後で、 *cum omnibus suis sociorumque copiis, quas coegissent, **自分たちの軍勢と集結していた同盟者たちの軍勢とともに、 *penitus ad extremos fines se recepisse; **領土の最も遠い奥深くまで撤退していた。 *⑤ silvam esse ibi infinita magnitudine, quae appellatur Bacenis; **そこには、バケニスと呼ばれている限りない大きさの森林がある。 *hanc longe introrsus pertinere et pro nativo muro obiectam **これは、はるか内陸に及んでいて、天然の防壁として横たわっており、 *[[wikt:en:Cheruscos|Cheruscos]] ab Suebis Suebosque ab [[wikt:en:Cheruscis|Cheruscis]] iniuriis incursionibusque prohibere: **ケールスキー族をスエービー族から、スエービー族をケールスキー族から、無法行為や襲撃から防いでいる。 *ad eius initium silvae Suebos adventum Romanorum exspectare constituisse. **その森の始まりのところで、スエービー族はローマ人の到来を待ち構えることを決定した。 <div style="border:solid #999 1px;background:#feedff;max-width:80%;padding:0.25em 1em;margin:0.5em auto;align:left;overflow:auto;text-align:justify;"> ===コラム「スエービー族とカッティー族・ケールスキー族・ウビイー族について」=== [[画像:Hermann (Arminius) at the battle of the Teutoburg Forest in 9 CE by Peter Jannsen, 1873, with painting creases and damage removed.jpg|thumb|right|250px|ウァルスの戦い([[w:de:Varusschlacht|Varusschlacht]])こと[[w:トイトブルク森の戦い|トイトブルク森の戦い]](AD9年)で戦う、ゲルマーニア軍とローマ軍(Johann Peter Theodor Janssen画、1870~1873年頃)。中央上の人物はケールスキー族の名将[[w:アルミニウス (ゲルマン人)|アルミニウス]]。<br>アルミニウスが率いるケールスキー族・カッティー族らゲルマーニア諸部族同盟軍は、P.クィン(ク)ティリウス・ウァルス麾下ローマ3個軍団を壊滅させ、アウグストゥスに「ウァルスよ諸軍団を返せ([[w:la:Publius_Quinctilius_Varus|Quintili Vare]], legiones redde!)」と嘆かせた。]] <br> <div style="background:#ecf;">  '''スエービー族とカッティー族'''</div> :『ガリア戦記』では、第1巻・第4巻および第6巻でたびたび[[w:スエビ族|スエービー族]]の名が言及される。タキトゥス<ref>『ゲルマーニア』タキトゥス著、泉井久之助訳注、岩波文庫の38章「スエービー」などを参照。</ref>など多くの史家が伝えるようにスエービー族 [[wikt:en:Suebi#Latin|Suēbī]] またはスエウィ族 Suēvī とは、単一の部族名ではなく、多くの独立した部族国家から構成される連合体の総称とされる。 :19世紀のローマ史家[[w:テオドール・モムゼン|テオドール・モムゼン]]によれば<ref>『モムゼン ローマの歴史Ⅳ』長谷川博隆訳、名古屋大学出版会、のp.201, p.224, p.232などを参照。</ref>、カエサルの時代のローマ人には 「スエービー」とは遊牧民を指す一般的な呼称で、カエサルがスエービーと呼ぶのはカッティー族だという。 :カッティー族とスエービー系諸部族の異同は明確ではないが、多くの史家は両者を区別して伝えている。 : 第1巻37節・51節・53節~54節、第4巻1節~4節・7節などで言及され、「百の郷を持つ」と されている「スエービー族」は、スエービー系諸部族の総称、あるいは遊牧系の部族を指すのであろう。 : 他方、第4巻16節・19節・第6巻9節~10節・29節で、ウビイー族を圧迫する存在として言及される :「スエービー族」はモムゼンの指摘のように、カッティー族 [[w:en:Chatti|Chatti]] であることが考えられる。 :タキトゥス著『ゲルマーニア』<ref>『ゲルマーニア』タキトゥス著、泉井久之助訳注、岩波文庫の36章「ケルスキー」などを参照。</ref>でも、カッティー族はケールスキー族と隣接する宿敵として描写され、本節の説明に合致する。 <div style="background:#ecf;">  '''ケールスキー族'''</div> :ケールスキー族は、『ガリア戦記』では[[#10節|本節]]でカッティー族と隣接する部族として名を挙げられる :のみである。しかしながら、本巻の年(BC53年)から61年後(AD9年)には、帝政ローマの :[[w:アウグストゥス|アウグストゥス帝]]がゲルマーニアに派遣していたプブリウス・クィンクティリウス・ウァルス :([[w:la:Publius_Quinctilius_Varus|Publius Quinctilius Varus]])が率いるローマ軍3個軍団に対して、名将[[w:アルミニウス (ゲルマン人)|アルミニウス]]を :指導者とするケールスキー族は、カッティー族ら諸部族の同盟軍を組織して、ウァルスの3個軍団を :[[w:トイトブルク森の戦い|トイトブルク森の戦い]]において壊滅させ、老帝アウグストゥスを嘆かせたという。 <div style="background:#ecf;">  '''ウビイー族'''</div> :ウビイー族は『ガリア戦記』の第4巻・第6巻でも説明されているように、ローマ人への忠節を :認められていた。そのため、タキトゥスによれば<ref>『ゲルマーニア』タキトゥス著、泉井久之助訳注、岩波文庫の28章などを参照。</ref>、ゲルマニアへのローマ人の守りとして :BC38年頃にレヌス(ライン川)左岸のコロニア([[w:la:Colonia_Agrippina|Colonia]];植民市)すなわち現在の[[w:ケルン|ケルン市]]に移された。) </div> ==ガッリア人の社会と風習について== <div style="border:solid #999 1px;background:#feedff;max-width:80%;padding:0.25em 1em;margin:0.5em auto;align:left;overflow:auto;text-align:justify;"> ===コラム「ガッリア・ゲルマーニアの地誌・民族誌について」=== [[画像:Testa di saggio o principe, forse il filosofo poseidonio, 50 ac. ca 01.JPG|thumb|right|200px|アパメアの[[w:ポセイドニオス|ポセイドニオス]]の胸像。地中海世界やガッリアなどを広く訪れて、膨大な著作を残した。<br>『ガリア戦記』の地誌・民族誌的な説明も、その多くを彼の著作に依拠していると考えられている。]] :これ以降、11節~20節の10節にわたってガッリアの地誌・民族誌的な説明が展開され、さらには、ゲルマーニアの地誌・民族誌的な説明などが21節~28節の8節にわたって続く。ガッリア戦争の背景説明となるこのような地誌・民族誌は、本来ならば第1巻の冒頭に置かれてもおかしくはない。しかしながら、この第6巻の年(BC53年)は、カエサル指揮下のローマ勢にとってはよほど書かれるべき戦果が上がらなかったためか、ガッリア北部の平定とエブロネス族の追討戦だけでは非常に短い巻となってしまうため、このような位置に置いたとも考えられる。ゲルマーニアの森にどんな獣が住んでいるかなど、本筋にほとんど影響のないと思われる記述も見られる。 :『ガリア戦記』におけるガッリアの地誌・民族誌的な説明、特にこの11節以降の部分は、文化史的に重要なものと見なされ、考古学やケルトの伝承などからも裏付けられる。しかし、これらの記述はカエサル自身が見聞したというよりも、むしろ先人の記述、とりわけBC2~1世紀のギリシア哲学ストア派の哲学者・地理学者・歴史学者であった[[w:ポセイドニオス|ポセイドニオス]]([[w:la:Posidonius Apameus|Posidonius Apameus]])の著作に依拠していたと考えられている<ref>『ケルト事典』ベルンハルト・マイヤー著、鶴岡真弓監修、創元社の「ポセイドニオス」「カエサル」の項を参照。</ref> <ref>『ケルト人』ヴァンセスラス・クルータ([[w:fr:Venceslas Kruta|Venceslas Kruta]])著、鶴岡真弓訳、白水社 のp.20-21を参照。</ref>。ポセイドニオスは、ローマが支配する地中海世界やガッリア地域などを広く旅行した。彼の52巻からなる膨大な歴史書は現存しないが、その第23巻にガッリアに関する詳細な記述があったとされ、[[w:シケリアのディオドロス|ディオドロス]]、[[w:ストラボン|ストラボン]]、[[w:アテナイオス|アテナイオス]]らによって引用され、同時代および近代のケルト人観に多大な影響を与えたと考えられている。 :現存するガッリアの地誌・民族誌は、ストラボン<ref>『ギリシア・ローマ世界地誌Ⅰ』ストラボン著、飯尾都人訳、龍溪書舎を参照。</ref>、ディオドロス<ref>『神代地誌』ディオドロス著、飯尾都人訳、龍溪書舎を参照。</ref>、ポンポニウス・メラ<ref>『世界地理』ポンポニウス・メラ著、飯尾都人訳(上掲『神代地誌』に所収)</ref>のものなどがある。現存するゲルマーニアの地誌・民族誌は、ストラボン、タキトゥス<ref>『ゲルマーニア』タキトゥス著、泉井久之助訳注、岩波文庫などを参照。</ref>、ポンポニウス・メラなどのものがある。 </div> ===11節=== '''ガッリア人の派閥性''' *① Quoniam ad hunc locum perventum est, **この地(ゲルマーニア)にまで到達したので、 *non alienum esse videtur de Galliae Germaniaeque moribus et, quo differant hae nationes inter sese proponere. **[[w:ガリア|ガッリア]]と[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]の風習について、これらの種族が互いにどのように異なるか述べることは不適切でないと思われる。 *② In Gallia non solum in omnibus civitatibus atque in omnibus <u>[[wikt:en:pagus#Latin|pagis]]</u> partibusque, **ガッリアにおいては、すべての部族において、さらにすべての<u>郷</u>や地方においてのみならず、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:''pagus'' (郷) はここでは、部族の領土の農村区画を指す行政用語<ref name="pagus">''[[w:en:Pagus]]'' 等を参照。</ref>。)</span> *sed paene etiam in singulis domibus factiones sunt, **ほとんどの個々の氏族においてさえも、派閥があり、 *earumque factionum principes sunt, **それらの派閥には、領袖がいる。 *③ qui summam auctoritatem eorum iudicio habere existimantur, **その者(領袖)らは、彼ら(派閥)の判断に対して、最高の影響力を持っていると考えられている。 *quorum ad arbitrium iudiciumque summa omnium rerum consiliorumque redeat. **すべての事柄と協議は結局のところ、その者(領袖)らの裁量や判断へ帰する。 *④ Idque eius rei causa antiquitus institutum videtur, **それは、それらの事柄のために昔から取り決められたものと見られ、 *ne quis ex plebe contra potentiorem auxilii egeret: **平民のある者が、より権力のある者に対して、援助を欠くことがないように、ということである。 *suos enim quisque opprimi et circumveniri non patitur, **すなわち(領袖たちの)誰も、身内の者たちが抑圧されたり欺かれたりすることを容認しない。 *neque, aliter si faciat, ullam inter suos habet auctoritatem. **もし(領袖が)そうでなくふるまったならば、身内の者たちの間で何ら影響力を持てない。 *⑤ Haec eadem ratio est in summa totius Galliae; **これと同じ理屈が、ガッリア全体の究極において存在する。 *namque omnes civitates in partes divisae sunt duas. **すなわち、すべての部族が二つの党派に分けられているのである。 ===12節=== '''ハエドゥイ族、セクァニ族、レミ族の覇権争い''' *① Cum Caesar in Galliam venit, **カエサルがガッリアに来たときに、 *alterius factionis principes erant Haedui, alterius Sequani. **(二つの)派閥の一方の盟主は[[w:ハエドゥイ族|ハエドゥイ族]]であり、他方は[[w:セクァニ族|セクァニ族]]であった。 **:(訳注:第1巻31節の記述によれば、ハエドゥイ族と[[w:アルウェルニ族|アルウェルニ族]]がそれぞれの盟主であった。 **:カエサルが本節でアルウェルニ族の名を伏せている理由は不明である。 **:また、[[w:ストラボン|ストラボン]]によれば<ref>ストラボン『ギリシア・ローマ世界地誌Ⅰ』(前掲、p.330)</ref>、ハエドゥイ族とセクァニ族の敵対関係においては、 **:両部族を隔てるアラル川の水利権(川舟の通行税)をめぐる争いが敵意を助長していたという。) *② Hi cum per se minus valerent, **後者(セクァニ族)は自力ではあまり優勢ではなかったので、 *quod summa auctoritas antiquitus erat in Haeduis **というのは、昔から最大の影響力はハエドゥイ族にあって、 *magnaeque eorum erant clientelae, **彼ら(ハエドゥイ族)には多くの庇護民があったからであるが、 *Germanos atque Ariovistum sibi adiunxerant **[[w:ゲルマニア|ゲルマニア]]人と[[w:アリオウィストゥス|アリオウィストゥス]]を自分たちに会盟させ、 *eosque ad se magnis iacturis pollicitationibusque perduxerant. **多くの負担と約束で 彼らを自分たちのところに引き入れた。 *③ Proeliis vero compluribus factis secundis **実にいくつもの戦闘を順調に行なって、 *atque omni nobilitate Haeduorum interfecta **ハエドゥイ族のすべての高貴な者たちを殺害して、 *tantum potentia antecesserant, **かなりの勢力で抜きん出たので、 *④ ut magnam partem clientium ab Haeduis ad se traducerent **結果として、ハエドゥイ族から庇護民の大部分を自分たちへ味方に付けて、 *obsidesque ab iis principum filios acciperent **彼らから領袖の息子たちを人質として受け取り、 *et publice iurare cogerent nihil se contra Sequanos consilii inituros, **自分たち(ハエドゥイ族)がセクァニ族に対して何ら謀計を始めるつもりではない、と公に誓うことを強いて、 *et partem finitimi agri per vim occupatam possiderent **近隣の土地の一部を力ずくで占領して所有地とした。 *Galliaeque totius principatum obtinerent. **ガッリア全体の指導権を手に入れた。 *⑤ Qua necessitate adductus **それにより、やむを得ずに動かされて、 *Diviciacus auxilii petendi causa Romam ad senatum profectus infecta re redierat. **[[w:ディウィキアクス|ディウィキアクス]]は支援を求めるために[[w:ローマ|ローマ市]]に元老院のところへ赴いたが、事を成就せずに帰った。 *⑥ Adventu Caesaris facta commutatione rerum, **カエサルの到来で事態の変化がなされて、 *obsidibus Haeduis redditis, **ハエドゥイ族の人質たちは戻されて、 *veteribus clientelis restitutis, **昔からの庇護民が復帰して、 *novis per Caesarem comparatis, **カエサルを通じて新参者たちを仲間にした。 *quod ii qui se ad eorum amicitiam adgregaverant, **というのは、彼ら(ハエドゥイ族)の友好のもとに仲間となっていた者たちが、 *⑦ meliore condicione atque aequiore imperio se uti videbant, **(セクァニ族)より良い条件とより公平な支配を享受しているように見えて、 *reliquis rebus eorum gratia dignitateque amplificata **ほかの事柄においても彼ら(ハエドゥイ族)の信望と品格がより増されて、 *Sequani principatum dimiserant. **セクァニ族は指導権を放棄したのだ。 *In eorum locum Remi successerant: **彼ら(セクァニ族)の地位において、[[w:レミ族|レミ族]]が取って代わった。 *quos quod adaequare apud Caesarem gratia intellegebatur, **その者ら(レミ族)はカエサルのもとで信望において(ハエドゥイ族と)同等であると認識されたので、 *ii qui propter veteres inimicitias nullo modo cum Haeduis coniungi poterant, **昔からの敵対関係のためにハエドゥイ族とどのようなやり方でも結ぶことができなかった者たちは、 *se Remis in clientelam dicabant. **レミ族との庇護関係に自らを委ねたのだ。 *⑧ Hos illi diligenter tuebantur; **この者ら(レミ族)はあの者ら(庇護民)を誠実に保護して、 *ita et novam et repente collectam auctoritatem tenebant. **このようにして、最近に得られた新しい影響力を保持した。 *⑨ Eo tum statu res erat, ut longe principes haberentur Haedui, **当時、ハエドゥイ族の位置付けは、まったく盟主と見なされるような状態であって、 *secundum locum dignitatis Remi obtinerent. **レミ族の品格は第二の地位を占めたのだ。 ===13節=== '''ガッリア人の社会階級、平民およびドルイドについて(1)''' *① In omni Gallia eorum hominum, qui aliquo sunt numero atque honore, genera sunt duo. **全ガッリアにおいて、何らかの地位や顕職にある人々の階級は二つである。 '''平民について''' *Nam plebes paene servorum habetur loco, **これに対して、平民はほとんど奴隷の地位として扱われており、 *quae nihil audet per se, nullo adhibetur consilio. **自分たちを通じては何らあえてすることはないし、誰も相談をされることもない。 *② Plerique, cum aut aere alieno aut magnitudine tributorum aut iniuria potentiorum premuntur, **多くの者は、あるいは負債、あるいは貢納の多さ、あるいはより権力のある者に抑圧されているので、 *sese in servitutem dicant. **自らを奴隷身分に差し出している。 *Nobilibus in hos eadem omnia sunt iura, quae dominis in servos. **高貴な者たちには彼ら(平民)において、奴隷において主人にあるのと同様なすべての権利がある。 '''ドルイドについて''' *③ Sed de his duobus generibus alterum est druidum, alterum equitum. **ともかく、これら二つの階級について、一方は[[w:ドルイド|ドルイド]](神官)であり、他方は[[w:騎士|騎士]]である。 *④ Illi rebus divinis intersunt, sacrificia publica ac privata procurant, religiones interpretantur: **前者(ドルイド)は神事に介在し、公・私の<ruby><rb>[[w:供犠|供犠]]</rb><rp>(</rp><rt>くぎ</rt><rp>)</rp></ruby>を司り、信仰のことを講釈する。 **:(訳注:供犠とは、人や獣を生け贄として神前に捧げることである。<ruby><rb>[[w:人身御供|人身御供]]</rb><rp>(</rp><rt>ひとみごくう</rt><rp>)</rp></ruby>とも。) [[画像:Two_Druids.PNG|thumb|right|200px|二人のドルイド。フランスの[[w:オータン|オータン]]、すなわちガッリア中部のビブラクテ辺りで発見された[[w:レリーフ|レリーフ]]。]] *ad hos magnus adulescentium numerus disciplinae causa concurrit, **この者ら(ドルイド)のもとへ、若者の多数が教えのために群り集まり、 *magnoque hi sunt apud eos honore. **この者ら(ドルイド)は、彼ら(ガッリア人)のもとで大いなる地位にある。 *⑤ Nam fere de omnibus controversiis publicis privatisque constituunt, **なぜなら(ドルイドは)ほとんどすべての公・私の訴訟ごとに判決をするのである。 *et, si quod est admissum facinus, si caedes facta, **もし何らかの罪悪が犯されれば、もし殺害がなされれば、 *si de hereditate, de finibus controversia est, **もし、遺産について、地所について、訴訟ごとがあれば、 *idem decernunt, praemia poenasque constituunt; **同じ人たち(ドルイド)が裁決し、補償や懲罰を判決するのである。 *⑥ si qui aut privatus aut populus eorum decreto non stetit, sacrificiis interdicunt. **もし何らかの個人あるいは集団が彼ら(ドルイド)の裁決を遵守しなければ、(その者らに)供犠を禁じる。 *Haec poena apud eos est gravissima. **これは、彼ら(ガッリア人)のもとでは、非常に重い懲罰である。 *⑦ Quibus ita est interdictum, **このように(供犠を)禁じられた者たちは、 *hi numero impiorum ac sceleratorum habentur, **彼らは、不信心で不浄な輩と見なされて、 *his omnes decedunt, aditum sermonemque defugiunt, **皆が彼らを忌避して、近づくことや会話を避ける。 *ne quid ex contagione incommodi accipiant, **(彼らとの)接触から、何らかの災厄を負うことがないようにである。 *neque his petentibus ius redditur **彼らが請願しても(元通りの)権利は戻されないし、 *neque honos ullus communicatur. **いかなる地位(に就くこと)も許されない。 *⑧ His autem omnibus druidibus praeest unus, **ところで、これらすべてのドルイドを一人が指導しており、 *qui summam inter eos habet auctoritatem. **その者は彼ら(ドルイドたち)の間に最高の影響力を持っている。 *⑨ Hoc mortuo **この者が死んだならば、 *aut, si qui ex reliquis excellit dignitate, succedit, **あるいは、もし残りの者たちの中から品格に秀でた者がおれば、継承して、 *aut, si sunt plures pares, suffragio druidum {adlegitur}<ref>adlegitur はβ系写本の記述で、α系写本にはない。</ref>; **あるいは、もしより多くの者たちが同等であれば、ドルイドの投票で{選ばれる}。 *nonnumquam etiam armis de principatu contendunt. **ときどきは、武力でさえも首座を争うことがある。 *⑩ Hi certo anni tempore **彼ら(ドルイド)は年間の定められた時期に *in finibus Carnutum, quae regio totius Galliae media habetur, considunt in loco consecrato. **ガッリア全体の中心地方と見なされている[[w:カルヌテス族|カルヌテス族]]の領土において、[[w:聖地|聖地]]に集合する。 **:(訳注:これはカエサルが支配する「ガッリア全体」の話で、他の地方には別の中心地があったようである。) *Huc omnes undique, qui controversias habent, conveniunt **ここへ、至る所から訴訟などを持つあらゆる者たちが集まって、 *eorumque decretis iudiciisque parent. **彼ら(ドルイド)の裁決や判断に服従する。 *⑪ Disciplina in Britannia reperta atque inde in Galliam translata esse existimatur, **(ドルイドの)教えは[[w:ブリタンニア|ブリタンニア]]で見出され、そこからガッリアにもたらされたと考えられている。 **:(訳注:これに対して、[[w:シケリアのディオドロス|ディオドロス]]は、ガッリア人の信仰は[[w:ピュタゴラス教団|ピュタゴラスの教説]]であると伝えている<ref>ディオドロス『神代地誌』(前掲、p.408)</ref>。 **:[[w:ストラボン|ストラボン]]によれば、これは東方のゲタエ人([[w:en:Getae|Getae]];[[w:トラキア|トラキア]]系ないし[[w:ダキア|ダキア]]系)を通じて取り入れたものだという<ref>ストラボン『ギリシア・ローマ世界地誌Ⅰ』(前掲、第7巻 第3章 第5節)</ref>。) *⑫ et nunc, qui diligentius eam rem cognoscere volunt, **今でも、その事柄をより入念に探究することを欲する者たちは、 *plerumque illo discendi causa proficiscuntur. **たいてい、かの地に研究するために旅立つ。 ===14節=== '''ドルイドについて(2)''' *① Druides a bello abesse consuerunt **[[w:ドルイド|ドルイド]]たちは、戦争に関与しない習慣であり、 *neque tributa una cum reliquis pendunt; **ほかの者と一緒に貢納(租税)を支払うこともない。 *militiae vacationem omniumque rerum habent immunitatem. **[[w:徴兵制度|兵役]]の免除や、すべての事柄において免除特権を持っているのである。 [[画像:Druids,_in_the_early_morning_glow_of_the_sun.jpg|thumb|right|200px|現代イギリスのドルイド教復興主義者たち]] *② Tantis excitati praemiis **このような特典に駆り立てられて *et sua sponte multi in disciplinam conveniunt **自らの意思で多くの者が教え(の場)に集まっても来るし、 *et a parentibus propinquisque mittuntur. **親たちや縁者たちによって送られても来る。 *③ Magnum ibi numerum versuum ediscere dicuntur. **(彼らは)そこで詩句の多数を習得すると言われている。 *Itaque annos nonnulli vicenos in disciplina permanent. **こうして、少なからぬ者たちが、20年にもわたって教え(の場)に残留する。 [[画像:Dédicace_de_Segomaros_(inscription gallo-grecque).png|thumb|right|200px|ギリシア文字で刻まれたガッリアの碑文]] *Neque fas esse existimant ea litteris mandare, **それら(の詩句)を文字で刻み込むことは、神意に背くと考えている。 *cum in reliquis fere rebus, publicis privatisque rationibus, Graecis litteris utantur. **もっとも、ほかの事柄においては、公・私の用件に[[w:ギリシア文字|ギリシア文字]]を用いる。 *④ Id mihi duabus de causis instituisse videntur, **それは、私(カエサル)には、二つの理由で(ドルイドが)定めたことと思われる。 **:(訳注:これは、カエサルが自らを一人称で示している珍しい個所である。) *quod neque in vulgum disciplinam efferri velint **というのは、教えが一般大衆にもたらされることは欲していないし、 *neque eos, qui discunt, litteris confisos minus memoriae studere: **(教えを)学ぶ者が、文字を頼りにして、あまり暗記することに努めなくならないようにである。 [[画像:Dying_gaul.jpg|thumb|right|200px|『[[w:瀕死のガリア人|瀕死のガリア人]]』([[w:en:Dying_Gaul|Dying Gaul]])像(ローマ市の[[w:カピトリーノ美術館|カピトリーノ美術館]])]] *quod fere plerisque accidit, ut **というのも、ほとんど多くの場合に起こることには、 *praesidio litterarum diligentiam in perdiscendo ac memoriam remittant. **文字の助けによって、入念に猛勉強することや暗記することを放棄してしまうのである。 *⑤ In primis hoc volunt persuadere, **とりわけ、彼ら(ドルイド)が説くことを欲しているのは、 *non interire animas, sed ab aliis post mortem transire ad alios, **霊魂は滅びることがないのみならず、死後にある者から別のある者へ乗り移るということである。 **:(訳注:ガッリア人の[[w:輪廻転生|転生信仰]]は、[[w:ピュタゴラス教団|ピュタゴラスの教説]]であると、[[w:シケリアのディオドロス|ディオドロス]]が伝えている<ref>ディオドロス『神代地誌』(前掲、p.408)</ref>。) *atque hoc maxime ad virtutem excitari putant metu mortis neglecto. **これによって(ガッリア人は)死の恐怖に無頓着になって最も武勇へ駆り立てられると(ドルイドは)思っている。 [[画像:Universum.jpg|thumb|right|200px|古代以来の伝統的な世界観における天空と平らな大地。カルデアやギリシアを除けば、丸い地球という観念は知られていなかった。]] *Multa praeterea de sideribus atque eorum motu, **さらに多く、星々とその動きについて、 *de mundi ac terrarum magnitudine, de rerum natura, **天空と大地の大きさについて、物事の本質について、 *de deorum immortalium vi ac potestate **不死の神々の力と支配について、 *disputant et iuventuti tradunt. **研究して、青年たちに教示するのである。 <br> <br> *('''訳注:ドルイドについて''' :ケルト社会の神官・祭司・僧などとされるドルイドについては、おそらくは[[w:ポセイドニオス|ポセイドニオス]]、そしてカエサル、 :および[[w:シケリアのディオドロス|ディオドロス]]<ref>ディオドロス『神代地誌』(前掲、p.410-p.411)</ref>、[[w:ストラボン|ストラボン]]<ref>ストラボン『ギリシア・ローマ世界地誌Ⅰ』(前掲、p.341-p.342)</ref>、ポンポニウス・メラ<ref>ポンポニウス・メラ『世界地理』(前掲、p.549)</ref>などのギリシア人・ローマ人の著述家たちがそれぞれ :書き残しているために同時代や現代に知られている。しかし、本節にもあるように、その秘密主義からか、 :古代ギリシア・ローマの著作にあるほかには、その詳細については不明である。) ===15節=== [[画像:BIATEC_pri_NBS_1.jpg|thumb|right|200px|ケルト系の王ビアテック([[w:en:Biatec|Biatec]])の騎馬像([[w:スロバキア国立銀行|スロバキア国立銀行]])。彼はBC1世紀のケルトの硬貨に刻まれた人物で、現代[[w:スロバキア・コルナ|スロバキアの5コルナ]]硬貨にも刻まれている。]] [[画像:Bige_Musée_de_Laon_050208.jpg|thumb|right|200px|二頭立て二輪馬車([[w:チャリオット|戦車]])に乗るガリア人像(仏・ラン博物館)]] '''ガッリア人の騎士階級について''' *① Alterum genus est equitum. **(ドルイドと並ぶ)もう一つの階級は、[[w:騎士|騎士]]である。 *Hi, cum est usus atque aliquod bellum incidit **彼らは、必要とされ、かつ何らかの戦争が勃発したときには、 *─ quod fere ante Caesaris adventum quotannis accidere solebat, **─ それ(戦争)はカエサルの到来以前にはほとんど毎年のように起こるのが常であり、 *uti aut ipsi iniurias inferrent aut inlatas propulsarent ─, **自身が侵犯行為を引き起こすためか、あるいは引き起こされて撃退するためであったが、─ *omnes in bello versantur, **総勢が戦争に従事した。 *② atque eorum ut quisque est genere copiisque amplissimus, **さらに彼らは、高貴な生まれで財産が非常に大きければ大きいほど、 **:(訳注:ut quisque ~ ita;おのおのが~であればあるほどますます) *ita plurimos circum se ambactos clientesque habet. **自らの周囲に非常に多くの臣下や庇護民たちを侍らせる。 *Hanc unam gratiam potentiamque noverunt. **(騎士たちは)これが信望や権勢(を示すこと)の一つであると認識しているのである。 ===16節=== '''ガッリア人の信仰と生け贄、ウィッカーマン''' *① Natio est omnis Gallorum admodum dedita religionibus, **ガッリア人のすべての部族民は、まったく信仰行為に身を捧げている。 *② atque ob eam causam, **その理由のために、 *qui sunt adfecti gravioribus morbis **非常に重い病気を患った者たち *quique in proeliis periculisque versantur, **および戦闘において危険に苦しめられる者たちは、 *aut pro victimis homines immolant **あるいは<ruby><rb>[[w:生贄|生け贄]]</rb><rp>(</rp><rt>いけにえ</rt><rp>)</rp></ruby>の獣(犠牲獣)の代わりに人間を供えたり、 *aut se immolaturos vovent, **あるいは自らを犠牲にするつもりであると誓願し、 *administrisque ad ea sacrificia druidibus utuntur, **その<ruby><rb>[[w:供犠|供犠]]</rb><rp>(</rp><rt>くぎ</rt><rp>)</rp></ruby>を執り行う者として[[w:ドルイド|ドルイド]]を利用するのである。 *③ quod, pro vita hominis nisi hominis vita reddatur, **というのは(一人の)人間の生命のためには、(もう一人の)人間の生命が償われない限り、 *non posse deorum immortalium numen placari arbitrantur, **不死の神々の<ruby><rb>御霊</rb><rp>(</rp><rt>みたま</rt><rp>)</rp></ruby>がなだめられることができないと思われているからである。 *publiceque eiusdem generis habent instituta sacrificia. **同じような類いの供儀が公けに定められているのである。 [[画像:WickerManIllustration.jpg|thumb|right|310px|柳の枝で編んだ巨人[[w:ウィッカーマン|ウィッカーマン]]([[w:en:Wicker_Man|Wicker Man]])の想像画(18世紀)。この特異な風習は、近代になって人々の興味をかき立て、いくつもの想像画が描かれた<ref>例えば『ケルト人─蘇るヨーロッパ<幻の民>』C.エリュエール著、鶴岡真弓監修、創元社、p.130の挿絵などを参照。</ref>。1973年にはイギリスで映画化され<ref>“[[w:en:The Wicker Man (1973 film)|The Wicker Man]]”はウィッカーマンを題材にした1973年のイギリスのカルト映画作品。</ref>、2006年にはアメリカなどでも映画化された<ref>“[[w:en:The Wicker Man (2006 film)|The Wicker Man]]”は上記作品をリメイクした2006年のアメリカ・カナダ・ドイツの映画作品。</ref>。]] [[画像:Burning_wicker_man_by_Bruce_McAdam.jpg|thumb|right|100px|スコットランドの野外博物館で燃やされるウィッカーマン(2008年)]] '''ウィッカーマン''' *④ Alii immani magnitudine simulacra habent, **ある者たちは、恐ろしく大規模な像を持って、 *quorum contexta viminibus membra vivis hominibus complent; **その柳の枝で編み込まれた肢体を人間たちで満杯にして、 *quibus succensis **それらを燃やして、 *circumventi flamma exanimantur homines. **人々は炎に取り巻かれて息絶えさせられるのである。 *⑤ Supplicia eorum qui in furto aut in latrocinio **窃盗あるいは追い剥ぎに関わった者たちを処刑することにより、 *aut aliqua noxia sint comprehensi, **あるいは何らかの罪状により捕らわれた者たち(の処刑)により、 *gratiora dis immortalibus esse arbitrantur; **不死の神々に感謝されると思っている。 *sed, cum eius generis copia defecit, **しかしながら、その類いの量が欠けたときには、 *etiam ad innocentium supplicia descendunt. **潔白な者たちさえも犠牲にすることに頼るのである。 <br><br> :('''訳注''':このような'''[[w:ウィッカーマン|ウィッカーマン]]'''の供犠については[[w:ストラボン|ストラボン]]も伝えており<ref>ストラボン『ギリシア・ローマ世界地誌Ⅰ』(前掲、p.343)</ref>、 :[[w:人身御供|人身御供]]の種類の一つとして、干し草やたきぎで巨像を作り、その中へあらゆる :家畜・野生動物や人間たちを投げ込んで丸焼きにする習慣があったという。 : また、[[w:シケリアのディオドロス|ディオドロス]]<ref>ディオドロス『神代地誌』(前掲、p.410~p.411)</ref>やストラボンによれば、ドルイドはむしろ'''[[w:予言|予言者]]・[[w:占い|占い師]]''' :であるという。ドルイドが重要な問題について占うときには、供犠される人間の :腹または背中を剣などで刺して、犠牲者の倒れ方、肢体のけいれん、出血の様子 :などを観察して、将来の出来事を占うのだという。) ===17節=== '''ガッリアの神々(ローマ風解釈)''' *① Deum maxime [[w:la:Mercurius_(deus)|Mercurium]] colunt. **(ガッリア人は)神々のうちでとりわけ[[w:メルクリウス|メルクリウス]]を崇拝する。 **:(訳注:メルクリウスは[[w:ローマ神話|ローマ神話]]の神名であり、本節の神名はすべてローマ風解釈である。) *Huius sunt plurima simulacra: **彼の偶像が最も多い。 *hunc omnium inventorem artium ferunt, **(ガッリア人は)彼をすべての技芸の発明者であると言い伝えており、 *hunc viarum atque itinerum ducem, **彼を道および旅の案内者として、 *hunc ad quaestus pecuniae mercaturasque habere vim maximam arbitrantur. **彼が金銭の利得や商取引で絶大な力を持つと思われている。 [[画像:Taranis_Jupiter_with_wheel_and_thunderbolt_Le_Chatelet_Gourzon_Haute_Marne.jpg|thumb|right|200px|ガッリアの雷神タラニス([[w:en:Taranis|Taranis]])の神像([[w:en:National_Archaeological_Museum_(France)|フランス国立考古学博物館]])。雷を司ることからローマ神話のユピテルと同一視された。左手に車輪、右手に稲妻を持っている。]] [[画像:God_of_Etang_sur_Arroux_possible_depiction_of_Cernunnos.jpg|thumb|right|200px|ガッリアの神ケルヌンノス([[w:en:Cernunnos|Cernunnos]])の神像(フランス国立考古学博物館)。]] *Post hunc [[w:la:Apollo|Apollinem]] et [[w:la:Minerva|Martem]] et [[w:la:Iuppiter|Iovem]] et [[w:la:Mars_(deus)|Minervam]]. **彼に続いて、[[w:アポローン|アポロ]]と[[w:マルス (ローマ神話)|マルス]]と[[w:ユーピテル|ユピテル]]と[[w:ミネルウァ|ミネルウァ]]を(ガッリア人は崇拝する)。 *② De his eandem fere, quam reliquae gentes, habent opinionem: **これら(の神々)について、ほかの種族とほぼ同じ見解を持っている。 *Apollinem morbos depellere, **アポロは病気を追い払い、 *Minervam operum atque artificiorum initia tradere, **ミネルウァは工芸や技術の初歩を教示し、 *Iovem imperium caelestium tenere, **ユピテルは天界の統治を司り、 *Martem bella regere. **マルスは戦争を支配する。 *③ Huic, cum proelio dimicare constituerunt, **彼(マルス)には、(ガッリア人が)戦闘で干戈を交えることを決心したときに、 *ea quae bello ceperint, plerumque devovent: **戦争で捕獲したものを、たいていは奉納するものである。 *cum superaverunt, animalia capta immolant **(戦闘で)打ち勝ったときには、捕獲された獣を生け贄に供えて、 *reliquasque res in unum locum conferunt. **残りの物を1か所に運び集める。 *④ Multis in civitatibus harum rerum ex(s)tructos tumulos locis consecratis conspicari licet; **多くの部族において、これらの物が積み上げられた塚を、神聖な地で見ることができる。 *⑤ neque saepe accidit, ut neglecta quispiam religione **何らかの者が信仰を軽視するようなことが、しばしば起こることはない。 *aut capta apud se occultare aut posita tollere auderet, **捕獲されたものを自分のもとに隠すこと、あるいは(塚に)置かれたものをあえて運び去ることは。 *gravissimumque ei rei supplicium cum cruciatu constitutum est. **そんな事には、拷問を伴う最も重い刑罰が決められている。 **:(訳注:最も重い刑罰とは、処刑であると思われる。) <br> :(訳注:'''ローマ風解釈について''' :ガッリアなどケルト文化の社会においては、非常に多くの神々が信仰されており、 :ケルト語による多くの神名が知られており、考古学的にも多くの神像が遺されている。 :しかしながら、これらの神々がどのような性格や権能を持っていたのか、詳しくは判っていない。 :ローマ人は、数多くのケルトの神々をローマ神話の神々の型に当てはめて解釈した。 :[[w:タキトゥス|タキトゥス]]はこれを「[[w:ローマ風解釈|ローマ風解釈]]」[[w:en:Interpretatio_Romana#Roman_version|Interpretatio Romana]] <ref>タキトゥス『ゲルマーニア』43章([[s:la:De_origine_et_situ_Germanorum_(Germania)#XLIII|ラテン語原文]])を参照。</ref>と呼んでいる<ref>『ケルト事典』(前掲)「ローマ風解釈」の項を参照。</ref>。) ===18節=== [[画像:Gaul_god_Sucellus.jpg|thumb|right|200px|ガッリアの神スケッルス([[w:en:Sucellus|Sucellus]])の神像。[[w:冥界|冥界]]の神とされ、ディス・パテルと同一視されたと考えられている。]] '''ガッリア人の時間や子供についての観念''' *① Galli se omnes ab Dite patre prognatos praedicant **ガッリア人は、自分たちは皆、ディス・パテルの末裔であると公言しており、 **:(訳注:ディス・パテル [[w:en:Dis_Pater|Dis Pater]] も前節と同様にローマ神話の神名である。) *idque ab druidibus proditum dicunt. **それは[[w:ドルイド|ドルイド]]たちにより伝えられたと言う。 ;時間の観念 *② Ob eam causam spatia omnis temporis non numero dierum, sed noctium finiunt; **その理由のために、すべての[[w:時間|時間]]の間隔を、[[w:昼|昼間]]の数ではなく、[[w:夜|夜間]](の数)で区切る。 *dies natales et mensum et annorum initia sic observant, ut noctem dies subsequatur. **誕生日も、月や年の初めも、夜間に昼間が続くように注意を払っている。 ;子供についての観念 *③ In reliquis vitae institutis hoc fere ab reliquis differunt, **人生のほかの風習において、以下の点でほかの者たち(種族)からほぼ異なっている。 *quod suos liberos, nisi cum adoleverunt, ut munus militiae sustinere possint, **自分の子供たちが、[[w:徴兵制度|兵役の義務]]を果たすことができるように成長したときでない限り、 *palam ad se adire non patiuntur **公然と自分のところへ近づくことは許されないし、 *filiumque puerili aetate in publico in conspectu patris adsistere turpe ducunt. **少年期の息子が公けに父親の見ているところでそばに立つことは恥ずべきと見なしている。 ===19節=== '''ガッリア人の婚姻と財産・葬儀の制度''' *① Viri, quantas pecunias ab uxoribus dotis nomine acceperunt, **夫は、妻から[[w:持参金|持参金]]の名目で受け取った金銭の分だけ、 *tantas ex suis bonis aestimatione facta cum dotibus communicant. **自分の財産のうちから見積もられた分を、持参金とともに一つにする。 *② Huius omnis pecuniae coniunctim ratio habetur fructusque servantur: **これらのすべての金銭は共同に算定が行なわれて、[[w:利子|利子]]が貯蓄される。 *uter eorum vita superarit, **彼ら2人のいずれかが、人生において生き残ったら、 *ad eum pars utriusque cum fructibus superiorum temporum pervenit. **双方の分がかつての期間の利子とともに(生き残った)その者(の所有)に帰する。 [[画像:Hallstatt_culture_ramsauer.jpg|thumb|right|200px|[[w:ハルシュタット文化|ハルシュタット文化]]の[[w:墳丘墓|墳丘墓]]から発掘された遺骸と[[w:副葬品|副葬品]](19世紀の模写)。ガッリアなどではハルシュタット文化後期から[[w:土葬|土葬]]が普及したが、[[w:ラ・テーヌ文化|ラ・テーヌ文化]]中期から再び[[w:火葬|火葬]]が主流になったと考えられている。]] *③ Viri in uxores, sicuti in liberos, vitae necisque habent potestatem; **夫は、妻において、子供におけるのと同様に、生かすも殺すも勝手である。 *et cum pater familiae inllustriore loco natus decessit, eius propinqui conveniunt **上流身分に生まれた家族の父親が死去したとき、彼の近縁の者たちが集まって、 *et de morte, si res in suspicionem venit, de uxoribus in servilem modum quaestionem habent, **死について、もし疑念が出来したならば、妻について、[[w:奴隷|奴隷]]におけるようなやり方で審問して、 *et si compertum est, igni atque omnibus tormentis excruciatas interficiunt. **もし(疑念が)確認されたならば、火やあらゆる責め道具によって[[w:拷問|拷問]]にかけて誅殺する。 *④ Funera sunt pro cultu Gallorum magnifica et sumptuosa; **[[w:葬儀|葬儀]]は、ガッリア人の生活習慣の割には派手でぜいたくなものである。 *omniaque quae vivis cordi fuisse arbitrantur in ignem inferunt, etiam animalia, **生前に大切であったと思われるもの一切合財を、獣でさえも、火の中に投げ入れる。 *ac paulo supra hanc memoriam servi et clientes, quos ab his dilectos esse constabat, **さらに、より以前のこの記憶では、彼ら(亡者)により寵愛されていたことが知られていた奴隷や庇護民をも、 *iustis funeribus confectis una cremabantur. **慣習による葬儀が成し遂げられたら、一緒に火葬されていたのである。 ===20節=== '''ガッリア部族国家の情報統制''' *① Quae civitates commodius suam rem publicam administrare existimantur, **より適切に自分たちの公儀(=国家体制)を治めると考えられているような部族は、 *habent legibus sanctum, **(以下のように)定められた法度を持つ。 *si quis quid de re publica a finitimis rumore aut fama acceperit, **もし、ある者が公儀に関して近隣の者たちから何らかの噂や風聞を受け取ったならば、 *uti ad magistratum deferat neve cum quo alio communicet, **官吏に報告して、他の者と伝え合ってはならないと。 *② quod saepe homines temerarios atque imperitos falsis rumoribus terreri **というのは、無分別で無知な人間たちはしばしば虚偽の噂に恐れて、 *et ad facinus impelli et de summis rebus consilium capere cognitum est. **罪業に駆り立てられ、重大な事態についての考えを企てると認識されているからである。 *③ Magistratus quae visa sunt occultant, **官吏は、(隠すことが)良いと思われることを隠して、 *quaeque esse ex usu iudicaverunt, multitudini produnt. **有益と判断していたことを、民衆に明らかにする。 *De re publica nisi per concilium loqui non conceditur. **公儀について、集会を通じてでない限り、語ることは認められていない。 ==ゲルマーニアの風習と自然について== ===21節=== '''ゲルマーニア人の信仰と性''' *① Germani multum ab hac consuetudine differunt. **[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人はこれに対し、風習が大いに異なっている。 *Nam neque druides habent, qui rebus divinis praesint, neque sacrificiis student. **すなわち、神事を司る[[w:ドルイド|ドルイド]]も持たないし、供犠に熱心でもない。 *② Deorum numero **神々に数えるものとして、 *eos solos ducunt, quos cernunt et quorum aperte opibus iuvantur, Solem et Vulcanum et Lunam, **(彼らが)見分けるものや明らかにその力で助けられるもの、[[w:太陽|太陽]]と[[w:ウォルカヌス|ウォルカヌス]](火の神)と[[w:月|月]]だけを信仰して、 *reliquos ne fama quidem acceperunt. **ほかのものは風聞によってさえも受け入れていない。 **:(訳注:これに対して、[[w:タキトゥス|タキトゥス]]は、ゲルマーニア人はメルクリウスやマルスなどを信仰すると伝えている<ref>タキトゥス『ゲルマーニア』2章・9章を参照</ref>。) *③ Vita omnis in venationibus atque in studiis rei militaris consistit: **すべての人生は、[[w:狩猟|狩猟]]に、および[[w:軍事|軍事]]への執心に依拠しており、 *ab parvulis labori ac duritiae student. **幼時より労役や負担に努める。 *④ Qui diutissime impuberes permanserunt, maximam inter suos ferunt laudem: **最も長く純潔に留まった者は、自分たちの間で最大の賞賛を得る。 *hoc ali staturam, ali vires nervosque confirmari putant. **これによって、ある者には背の高さが、ある者には力と筋肉が強化されると、思っている。 *⑤ Intra annum vero vicesimum feminae notitiam habuisse in turpissimis habent rebus; **20歳にならない内に女を知ってしまうことは、とても恥ずべきことであると見なしている。 *cuius rei nulla est occultatio, **その(性の)事を何ら隠すことはない。 *quod et promiscue in fluminibus perluuntur **というのは、川の中で(男女が)混じって入浴しても、 *et pellibus aut parvis renonum tegimentis utuntur, magna corporis parte nuda. **なめし皮や、小さな毛皮の覆いを用いるが、体の大部分は裸なのである。 ===22節=== '''ゲルマーニア人の土地制度''' *① Agri culturae non student, **(ゲルマーニア人は)[[w:農耕|土地を耕すこと]]に熱心ではなく、 *maiorque pars eorum victus in lacte, caseo, carne consistit. **彼らの大部分は、生活の糧が[[w:乳|乳]]、[[w:チーズ|チーズ]]、[[w:肉|肉]]で成り立っている。 *② Neque quisquam agri modum certum aut fines habet proprios; **何者も、土地を確定した境界で、しかも持続的な領地として、持ってはいない。 *sed magistratus ac principes in annos singulos **けれども、官吏や領袖たちは、各年ごとに、 *gentibus cognationibusque hominum, quique una coierunt, **一緒に集住していた種族や血縁の人々に、 *quantum et quo loco visum est agri adtribuunt **適切と思われる土地の規模と場所を割り当てて、 *atque anno post alio transire cogunt. **翌年には他(の土地)へ移ることを強いるのである。 **:(訳注:[[ガリア戦記 第4巻#1節|第4巻1節]]には、スエービー族の説明として同様の記述がある。) *③ Eius rei multas adferunt causas: **(官吏たちは)その事の多くの理由を説明する。 *ne adsidua consuetudine capti studium belli gerendi agricultura commutent; **(部族民が)[[w:居住|定住]]する習慣にとらわれて、戦争遂行の熱意を土地を耕すことに変えてしまわないように。 *ne latos fines parare studeant, potentioresque humiliores possessionibus expellant; **広大な領地を獲得することに熱心になって、有力者たちが弱者たちを地所から追い出さないように。 *ne accuratius ad frigora atque aestus vitandos aedificent; **寒さや暑さを避けるために(住居を)非常な入念さで建築することがないように。 *ne qua oriatur pecuniae cupiditas, qua ex re factiones dissensionesque nascuntur; **金銭への欲望が増して、その事から派閥や不和が生ずることのないように。 *ut animi aequitate plebem contineant, cum suas quisque opes cum potentissimis aequari videat. **おのおのが自分の財産も最有力者のも同列に置かれていると見ることで、心の平静により民衆を抑えるように。 <br> :(訳注:[[w:ストラボン|ストラボン]]<ref>ストラボン『ギリシア・ローマ世界地誌Ⅰ』(前掲、p.510)</ref>や[[w:タキトゥス|タキトゥス]]<ref>タキトゥス『ゲルマーニア』23章・16章などを参照。26章では農耕についても解説されている。</ref>などの著述家たちも、ゲルマーニアの住民が農耕をせず、 :遊牧民のように移動しながら暮らし、小さな住居に住み、食料を家畜に頼っていると記述している。) ===23節=== '''ゲルマーニア諸部族のあり方''' *① Civitatibus maxima laus est **諸部族にとって、最も称賛されることは、 *quam latissime circum se vastatis finibus solitudines habere. **できる限り広く自分たちの周辺で領土を荒らして荒野に保っておくことである。 *② Hoc proprium virtutis existimant, **以下のことを(自分たちの)武勇の特質と考えている。 *expulsos agris finitimos cedere, **近隣の者たちが土地から追い払われて立ち去ること、 *neque quemquam prope {se} audere consistere; **および、何者も自分たちの近くにあえて定住しないこと、である。 *③ simul hoc se fore tutiores arbitrantur, repentinae incursionis timore sublato. **他方、これにより、予期せぬ襲撃の恐れを取り除いて、自分たちはより安全であろうと思われた。 *④ Cum bellum civitas aut inlatum defendit aut infert, **部族に戦争がしかけられて防戦したり、あるいはしかけたりしたときには、 *magistratus, qui ei bello praesint, ut vitae necisque habeant potestatem, deliguntur. **その戦争を指揮して、生かすも殺すも勝手な権力を持つ将官が選び出される。 *⑤ In pace nullus est communis magistratus, **平時においては、(部族に)共通の将官は誰もいないが、 *sed principes regionum atque <u>[[wikt:en:pagus#Latin|pagorum]]</u> inter suos ius dicunt controversiasque minuunt. **地域や<u>郷</u>の領袖たちが、身内の間で判決を下して、訴訟ごとを減らす。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:''pagus'' (郷) はここでは、部族の領土の農村区画を指す行政用語<ref name="pagus"/>。)</span> *⑥ Latrocinia nullam habent infamiam, quae extra fines cuiusque civitatis fiunt, **それぞれの部族の領土の外で行なう略奪のことは、何ら恥辱とは見なしていない。 *atque ea iuventutis exercendae ac desidiae minuendae causa fieri praedicant. **さらに、それ(略奪)は、青年たちを訓練することや、怠惰を減らすことのために行なわれる、と公言している。 *⑦ Atque ubi quis ex principibus in concilio dixit **そして、領袖たちのうちのある者が(次のように)言うや否や、 *se ducem fore, qui sequi velint, profiteantur, **《自分が(略奪の)引率者となるから、追随したい者は申し出るように》と(言うや否や)、 *consurgunt ii qui et causam et hominem probant, suumque auxilium pollicentur **(略奪の)口実にも(引率する)人物にも賛同する者は立ち上がって、自らの支援を約束して、 *atque ab multitudine conlaudantur: **群衆から大いに誉められる。 *⑧ qui ex his secuti non sunt, **これら(約束した者)のうちで(略奪に)追随しない者は、 *in desertorum ac proditorum numero ducuntur, **逃亡兵や裏切り者と見なされて、 *omniumque his rerum postea fides derogatur. **その後は、彼らにとってあらゆる事の信頼が(皆から)拒まれる。 *⑨ Hospitem violare fas non putant; **客人に暴行することは道理に適うとは思ってはいない。 *qui quacumque de causa ad eos venerunt, **彼ら(ゲルマーニア人)のところへ理由があって来た者(=客人)は誰であれ、 *ab iniuria prohibent, sanctos habent, **無法行為から防ぎ、尊ぶべきであると思っている。 *hisque omnium domus patent victusque communicatur. **彼ら(客人)にとってすべての者の家は開放されており、生活用品は共有される。 **:(訳注:客人への接待ぶりについては、[[w:タキトゥス|タキトゥス]]<ref>タキトゥス『ゲルマーニア』21章を参照。</ref>も伝えている。) ===24節=== [[画像:Celts.svg|thumb|right|200px|ケルト文化の広がり(BC800年~BC400年頃)。ケルト系部族の優越は、[[w:鉄器|鉄器]]文化の発達などによると考えられている。]] [[画像:Mappa_di_Eratostene.jpg|thumb|right|200px|[[w:エラトステネス|エラトステネス]]の地理観を再現した世界地図(19世紀)。左上に「Orcynia Silva(オルキュニアの森)」とある。]] [[画像:Hallstatt_LaTene.png|thumb|right|200px|[[w:ハルシュタット文化|ハルシュタット文化]]期と[[w:ラ・テーヌ文化|ラ・テーヌ文化]]期におけるケルト系部族の分布。右上にウォルカエ族(Volcae)やボイイ族(Boii)の名が見える。ボイイ族が居住していた地域はボイオハエムム(Boihaemum)と呼ばれ、[[w:ボヘミア|ボヘミア]](Bohemia)として現在に残る。]] '''ゲルマーニア人とガッリア人''' *① Ac fuit antea tempus, **かつてある時代があって、 *cum Germanos Galli virtute superarent, **そのとき、[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人を[[w:ガリア|ガッリア]]人が武勇で優っており、 *ultro bella inferrent, propter hominum multitudinem agrique inopiam **人間の多さと土地の欠乏のために(ガッリア人は)自発的に戦争をしかけて、 *trans Rhenum colonias mitterent. **レーヌス(=[[w:ライン川|ライン川]])の向こう側へ入植者たちを送り込んでいた。 *② Itaque ea quae fertilissima Germaniae sunt loca circum Hercyniam silvam, **[[w:ヘルキュニア|ヘルキュニア]]の森の周辺のゲルマーニアで最も肥沃な地を、 *quam Eratostheni et quibusdam Graecis fama notam esse video, **それを[[w:エラトステネス|エラトステネス]]や[[w:ギリシア人|ギリシア人]]のある者たちも風聞により知っていたと私は見出して、 *quam illi Orcyniam appellant, **それを彼らはオルキュニアと呼んでいるが、 *Volcae Tectosages occupaverunt atque ibi consederunt; **(その地を)ウォルカエ族系のテクトサゲス族が占領して、そこに定住していた。 *③ quae gens ad hoc tempus his sedibus sese continet **その種族は、この時代までこの居場所に留まっており、 *summamque habet iustitiae et bellicae laudis opinionem. **公正さと戦いの称賛で最高の評判を得ている。 *④ Nunc quod in eadem inopia, egestate, patientia qua Germani permanent, **今も、窮乏や貧困を、ゲルマーニア人が持ちこたえているのと同じ忍耐をもって、 *eodem victu et cultu corporis utuntur; **同じ食物および体の衣服を用いている。 *⑤ Gallis autem provinciarum propinquitas et transmarinarum rerum notitia **これに対して、ガッリア人にとって(ローマの)属州に近接していること、および海外のものを知っていることは、 *multa ad copiam atque usus largitur, **富や用品の多くが供給されている。 *paulatim adsuefacti superari multisque victi proeliis **(ガッリア人は)しだいに圧倒されることや多くの戦闘で打ち負かされることに慣らされて、 *ne se quidem ipsi cum illis virtute comparant. **(ガッリア人)自身でさえも彼ら(ゲルマーニア人)と武勇で肩を並べようとはしないのである。 <br> :('''訳注''':本節の①項については、[[w:タキトゥス|タキトゥス]]が著書『[[w:ゲルマニア (書物)|ゲルマーニア]]』28章([[s:la:De_origine_et_situ_Germanorum_(Germania)#XXVIII|原文]])において、次のように言及している。 :''Validiores olim Gallorum res fuisse summus auctorum divus Iulius tradit; '' :かつてガッリア人の勢力がより強力であったことは、最高の証言者である神君ユリウス(・カエサル)も伝えている。 :''eoque credibile est etiam Gallos in Germaniam transgressos:'' :それゆえに、ガッリア人でさえもゲルマーニアに渡って行ったと信ずるに値するのである。) ===25節=== '''ヘルキュニアの森林地帯''' *① Huius Hercyniae silvae, quae supra demonstrata est, latitudo **前に述べたヘルキュニアの森の幅は、 *novem dierum iter expedito patet: **軽装の旅で9日間(かかるだけ)広がっている。 *non enim aliter finiri potest, **なぜなら(ゲルマーニア人は)他に境界を定めることができないし、 *neque mensuras itinerum noverunt. **道のりの測量というものを知っていないのである。 [[画像:FeldbergPanorama.jpg|thumb|center|1000px|ヘルキュニアの森林地帯(ドイツ南西部、[[w:シュヴァルツヴァルト|シュヴァルツヴァルトの森]]の最高峰フェルドベルク山 [[w:en:Feldberg_(Black Forest)|Feldberg]] の眺望)]] *② Oritur ab Helvetiorum et Nemetum et Rauracorum finibus **(その森は)[[w:ヘルウェティイ族|ヘルウェティイ族]]とネメテス族とラウラキ族の領土から発しており、 **:(訳注:これはライン川東岸に沿って南北に長い現在の[[w:シュヴァルツヴァルト|シュヴァルツヴァルトの森]]のことである。) *rectaque fluminis [[w:la:Danubius|Danubii]] regione **ダヌビウス川に沿って真っ直ぐに(流れ)、 **:(訳注:ダヌビウス Danubius はダヌウィウス Danuvius とも呼ばれ、現在の[[w:ドナウ川|ドナウ川]]である。) *pertinet ad fines Dacorum et Anartium; **[[w:ダキア人|ダキ族]]やアナルテス族の領土へ至る。 **:(訳注:これは[[w:ダキア|ダキア]] [[w:la:Dacia|Dacia]] すなわち現在の[[w:ルーマニア|ルーマニア]]辺りの地域である。) *③ hinc se flectit sinistrorsus diversis ab flumine regionibus **ここ(ダヌビウス川)から(森は)左方へ向きを変えて、川の地域からそれて、 **:(訳注:川が南へ折れるのとは逆に、森は北へそれて[[w:エルツ山地|エルツ山地]]を通って[[w:カルパティア山脈|カルパティア山脈]]に至ると考えられている<ref>タキトゥス『ゲルマーニア』泉井久之助訳注、岩波文庫、p.131-132の注などを参照</ref>。) *multarumque gentium fines propter magnitudinem attingit; **(森の)大きさのために、多くの種族の領土に接しているのである。 *④ neque quisquam est huius Germaniae, qui se aut adisse ad initium eius silvae dicat, **その森の(東の)端緒へ訪れたと言う者は、こちら(西側)の[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]に属する者では誰もいないし、 *cum dierum iter LX processerit, **60日間の旅で進んでも(いないのであるが)、 *aut, quo ex loco oriatur, acceperit: **あるいは(森が)どの場所から生じているか把握した(者もいないのである)。 *⑤ multaque in ea genera ferarum nasci constat, quae reliquis in locis visa non sint; **それ(=森)の中には、ほかの地では見られない野獣の多くの種類が生息していることが知られている。 *ex quibus quae maxime differant ab ceteris et memoriae prodenda videantur, **それらのうちで、ほかの(地の)ものと大きく異なったものは、記録で伝えるべきものであり、 *haec sunt. **以下のものである。 ===26節=== [[画像:Rentier fws 1.jpg|thumb|right|200px|[[w:トナカイ|トナカイ]]([[w:la:Tarandrus|Rangifer tarandus]])。発達した枝角を持ち、雌雄ともに角があるという特徴は本節の説明に合致している。が、角が一本ということはないし、野生のトナカイは少なくとも現在では極北の地にしか住まない。]] '''ヘルキュニアの野獣①''' *① Est [[w:la:Bos|bos]] [[w:la:Cervus|cervi]] figura, **雄[[w:シカ|鹿]]の姿形をした[[w:ウシ|牛]]がいる。 *cuius a media fronte inter aures unum [[w:la:Cornu|cornu]] existit **それの両耳の間の額の真ん中から一つの角が出ており、 *excelsius magisque derectum his, quae nobis nota sunt, cornibus; **我々(ローマ人)に知られている角よりも非常に高くて真っ直ぐである。 *ab eius summo sicut palmae ramique late diffunduntur. **その先端部から、手のひらや枝のように幅広く広がっている。 *Eadem est feminae marisque natura, **雌と雄の特徴は同じであり、 *eadem forma magnitudoque cornuum. **角の形や大きさも同じである。 <br> :('''訳注''':カエサルによる本節の記述は[[w:ユニコーン|ユニコーン]](一角獣)の伝説に :結び付けられている。しかし本節における発達した枝角の説明は、むしろ :[[w:トナカイ|トナカイ]]や[[w:ヘラジカ|ヘラジカ]]のような獣を想起させる。) ===27節=== [[画像:Bigbullmoose.jpg|thumb|right|250px|[[w:ヘラジカ|ヘラジカ]](Alces alces)。<br>発達した枝角と大きな体を持ち、名称以外は本節の説明とまったく合致しない。<br>しかしながら、[[w:ガイウス・プリニウス・セクンドゥス|大プリニウス]]の『[[w:博物誌|博物誌]]』第8巻(16章・39節)には、[[w:アクリス|アクリス]]([[w:en:Achlis|achlis]])という一見ヘラジカ(alces)のような奇獣が紹介され、その特徴は本節②項以下のカエサルの説明とほぼ同じであることが知られている。]] [[画像:Gressoney-Saint-Jean-Museo-IMG 1824.JPG|thumb|right|250px|[[w:ノロジカ|ノロジカ]](Capreolus capreolus)。<br>ヨーロッパに広く分布する小鹿で、まだら模様で山羊にも似ているので、本節①項の説明と合致する。しかし、関節はあるし、腹ばいにもなる。]] '''ヘルキュニアの野獣②''' *① Sunt item, quae appellantur [[w:la:Alces|alces]]. **アルケスと呼ばれるものもいる。 **:(訳注:アルケス alces とは[[w:ヘラジカ|ヘラジカ]](オオシカ)を指す単語であるが本節の説明と矛盾する。) *Harum est consimilis [[w:la:Capra|capris]] figura et varietas pellium, **これらの姿形や毛皮のまだらは雄[[w:ヤギ|山羊]]に似ている。 *sed magnitudine paulo antecedunt **が、(山羊を)大きさで少し優っており、 *mutilaeque sunt cornibus **角は欠けていて、 *et crura sine nodis articulisque habent. **脚部には関節の類いがない。 **:(訳注:nodus も articulus も関節の類いを意味する) *② Neque quietis causa procumbunt **休息のために横たわらないし、 *neque, si quo adflictae casu conciderunt, **もし何か不幸なことで偶然にも倒れたならば、 *erigere sese aut sublevare possunt. **自らを起こすことも立ち上げることもできない。 *③ His sunt arbores pro cubilibus; **これらにとって木々は寝床の代わりである。 *ad eas se adplicant **それら(の木々)へ自らを寄りかからせて、 *atque ita paulum modo reclinatae quietem capiunt. **こうして少しだけもたれかかって休息を取るのである。 *④ Quarum ex vestigiis **それらの足跡から *cum est animadversum a venatoribus, quo se recipere consuerint, **(鹿が)どこへ戻ることを常としているかを狩人によって気付かれたときには、 *omnes eo loco aut ab radicibus subruunt aut accidunt arbores, **その地のすべての木々を(狩人は)根から倒すか、あるいは傷つけて、 *tantum ut summa species earum stantium relinquatur. **それらの(木々の)いちばん(外側)の見かけが、立っているかのように残して置かれる。 *⑤ Huc cum se consuetudine reclinaverunt, **そこに(鹿が)習性によってもたれかかったとき、 *infirmas arbores pondere adfligunt atque una ipsae concidunt. **弱った木々を重みで倒してしまい、自身も一緒に倒れるのである。 ===28節=== [[画像:Wisent.jpg|thumb|right|250px|[[w:ヨーロッパバイソン|ヨーロッパバイソン]]([[w:la:Bison|Bison bonasus]])。<br>かつてヨーロッパに多数生息していた野牛で、相次ぐ乱獲により野生のものは20世紀初頭にいったん絶滅したが、動物園で繁殖させたものを再び野生に戻す試みが行なわれている。]] [[画像:Muybridge Buffalo galloping.gif|thumb|right|200px|疾走するバイソン]] [[画像:Drinkhoorn_roordahuizum.JPG|thumb|right|200px|酒杯として用いられた野獣の角。銀で縁取りされている。]] '''ヘルキュニアの野獣③''' *③ Tertium est genus eorum, qui uri appellantur. **第3のものは、野牛と呼ばれる種類である。 *Hi sunt magnitudine paulo infra [[w:la:Elephantidae|elephantos]], **これらは、大きさで少し[[w:ゾウ|象]]に劣るが、 *specie et colore et figura [[w:la:Taurus|tauri]]. **見かけと色と姿形は雄[[w:ウシ|牛]]である。 *② Magna vis eorum est et magna velocitas, **それらの力は大きく、(動きも)とても速く、 *neque homini neque ferae, quam conspexerunt, parcunt. **人間でも野獣でも、見かけたものには容赦しない。 *Hos studiose foveis captos interficiunt. **(ゲルマーニア人は)これらを熱心に落とし穴で捕らえたものとして殺す。 *③ Hoc se labore durant adulescentes **この労苦により青年たちを鍛え、 *atque hoc genere venationis exercent, **[[w:狩猟|狩猟]]のこの類いで鍛錬するのであり、 *et qui plurimos ex his interfecerunt, **これら(の野牛)のうちから最も多くを殺した者は、 *relatis in publicum [[w:la:Cornu|cornibus]], quae sint testimonio, **証拠になるための[[w:角|角]]を公の場に持参して、 *magnam ferunt laudem. **大きな賞賛を得るのである。 *④ Sed adsuescere ad homines et mansuefieri ne parvuli quidem excepti possunt. **けれども(野牛は)幼くして捕らえられてさえも、人間に慣れ親しんで飼い慣らされることはできない。 *⑤ Amplitudo cornuum et figura et species multum a nostrorum boum cornibus differt. **角の大きさや形や見かけは、我々(ローマ人)の牛の角とは大いに異なる。 *⑥ Haec studiose conquisita ab labris argento circumcludunt **これらは熱心に探し求められて、縁を[[w:銀|銀]]で囲って、 *atque in amplissimis epulis pro poculis utuntur. **とても贅沢な祝宴において[[w:盃|杯]]として用いられるのである。 ==対エブロネス族追討戦(1)== ===29節=== '''ゲルマーニアから撤兵、対アンビオリクス戦へ出発''' *① Caesar, postquam per Ubios exploratores comperit Suebos sese in silvas recepisse, **カエサルは、ウビイー族の偵察者たちを通じてスエービー族が森に撤退したことを確報を受けた後で、 **:(訳注:[[#10節|10節]]によれば、バケニス Bacenis の森。[[#コラム「スエービー族とカッティー族・ケールスキー族・ウビイー族について|既述]]のように、スエービー族とはカッティー族 [[w:en:Chatti|Chatti]] と考えられる。) *inopiam frumenti veritus, **糧食の欠乏を恐れて、 *quod, ut supra demonstravimus, minime omnes Germani agri culturae student, **というのは、前に説明したように、ゲルマーニア人は皆が土地を耕すことに決して熱心でないので、 **:(訳注:[[#22節|22節]]を参照。耕地がなければ、ローマ軍は穀物の現地調達ができない。) *constituit non progredi longius; **より遠くへ前進しないことを決めた。 *② sed, ne omnino metum reditus sui barbaris tolleret **けれども、自分たち(ローマ軍)が戻って来る恐れを蛮族からまったく取り去ってしまわないように、 *atque ut eorum auxilia tardaret, **かつ、彼ら(ゲルマーニア人)の(ガッリア人への)支援を遅らせるように、 *reducto exercitu partem ultimam pontis, quae ripas Ubiorum contingebat, **ウビイー族側の岸(=レーヌス川東岸)につなげていた橋の最後の部分に軍隊を連れ戻して、 *in longitudinem pedum ducentorum rescindit **(橋を)長さ200[[w:ペース (長さ)|ペース]](=約60m)切り裂いて、 *③ atque in extremo ponte turrim tabulatorum quattuor constituit **橋の先端のところに4層の櫓を建てて、 *praesidiumque cohortium duodecim pontis tuendi causa ponit **12個[[w:コホルス|歩兵大隊]]の守備隊を橋を防護するために配置して、 *magnisque eum locum munitionibus firmat. **その場所を大きな城砦で固めた。 *Ei loco praesidioque C.(Gaium) Volcacium Tullum adulescentem praeficit. **その場所と守備隊を青年ガイウス・ウォルカキウス・トゥッルスに指揮させた。 **:(訳注:元執政官 [[w:en:Lucius_Volcatius_Tullus_(consul_66_BC)|Lucius Volcatius Tullus]] に対して、青年 adulescentem と区別したのであろう。 **:ウォルカキウス Volcacium の綴りは、写本により相異する。) *④ Ipse, cum maturescere frumenta inciperent, **(カエサル)自身は、穀物が熟し始めたので、 *ad bellum [[w:la:Ambiorix|Ambiorigis]] profectus per Arduennam silvam, **[[w:アンビオリクス|アンビオリクス]]との戦争へ、アルドゥエンナの森を通って進発した。 **:(訳注:アルドゥエンナの森については、[[ガリア戦記 第5巻#3節|第5巻3節]]ですでに説明されている。) *quae est totius Galliae maxima **それ(=森)は全ガッリアで最も大きく、 *atque ab ripis Rheni finibusque Treverorum ad Nervios pertinet **レヌス(=[[w:ライン川|ライン川]])の岸およびトレーウェリー族の境界から、[[w:ネルウィイ族|ネルウィイ族]](の領土)へ及んでおり、 *milibusque amplius quingentis in longitudinem patet, **長さは500ローママイル(=約740km)より大きく広がっている。 *L.(Lucium) Minucium Basilum cum omni equitatu praemittit, **ルキウス・ミヌキウス・バスィルスをすべての騎兵隊とともに先遣した。 *si quid celeritate itineris atque opportunitate temporis proficere possit; **行軍の迅速さと時間の有利さによって、何かを得られるかどうかということである。 *⑤ monet, ut ignes in castris fieri prohibeat, ne qua eius adventus procul significatio fiat: **野営において火を生じることを禁じるように、何事かにより遠くから彼の到来の予兆を生じないように、戒めた。 *sese confestim subsequi dicit. **(カエサル)自らは、ただちに後から続くと言った。 ===30節=== '''アンビオリクスがバスィリスのローマ騎兵から逃れる''' *① Basilus, ut imperatum est, facit. **バスィルスは、命令されたように、行なった。 *Celeriter contraque omnium opinionem confecto itinere **速やかに、かつ皆の予想に反して、行軍を成し遂げて、 *multos in agris inopinantes deprehendit: **(城市でない)土地にいた気付かないでいる多くの者を捕らえた。 *eorum indicio ad ipsum Ambiorigem contendit, quo in loco cum paucis equitibus esse dicebatur. **彼らの申し立てにより、[[w:アンビオリクス|アンビオリクス]]その人がわずかな騎兵たちとともにいると言われていた場所に急いだ。 *② Multum cum in omnibus rebus, tum in re militari potest Fortuna. **あらゆる事柄においても、とりわけ軍事においても、運命(の女神)が大いに力がある。 *Nam magno accidit casu, **実際のところ、大きな偶然により生じたのは、 *ut in ipsum incautum etiam atque imparatum incideret, **(アンビオリクス)自身でさえも油断していて不用意なところに(バスィルスが)遭遇したが、 *priusque eius adventus ab omnibus videretur, quam fama ac nuntius adferretur: **彼の到来が(ガッリア勢の)皆により見られたのが、風聞や報告により知らされるよりも早かったのである。 *sic magnae fuit fortunae **同様に(アンビオリクスにとって)大きな幸運に属したのは、 *omni militari instrumento, quod circum se habebat, erepto, **自らの周りに持っていたすべての武具を奪われて、 *raedis equisque comprehensis **四輪馬車や馬を差し押さえられても、 *ipsum effugere mortem. **(アンビオリクス)自身は死を逃れたことである。 *③ Sed hoc quoque factum est, **しかし、以下のこともまた起こった。 *quod aedificio circumdato silva, **(アンビオリクスの)館が森で取り巻かれており、 *─ ut sunt fere domicilia Gallorum, qui vitandi aestus causa **─ ガッリア人の住居はほぼ、暑さを避けることのために、 *plerumque silvarum atque fluminum petunt propinquitates ─, **たいてい森や川の近接したところに求めるのであるが ─ *comites familiaresque eius angusto in loco paulisper equitum nostrorum vim sustinuerunt. **彼の従者や郎党どもが、狭い場所でしばらく、我が方(ローマ勢)の騎兵の力を持ちこたえたのだ。 *④ His pugnantibus illum in equum quidam ex suis intulit: **彼らが戦っているときに、彼(アンビオリクス)を配下のある者が馬に押し上げて、 *fugientem silvae texerunt. **逃げて行く者(アンビオリクス)を森が覆い隠した。 *Sic et ad subeundum periculum et ad vitandum multum Fortuna valuit. **このように(アンビオリクスが)危険に突き進んだことや避けられたことに対して、運命(の女神)が力をもったのである。 ===31節=== '''エブロネス族の退避、カトゥウォルクスの最期''' *① [[w:la:Ambiorix|Ambiorix]] copias suas iudicione non conduxerit, quod proelio dimicandum non existimarit, **[[w:アンビオリクス|アンビオリクス]]は、戦闘で争闘するべきとは考えていなかったので、自らの判断で軍勢を集めなかったのか、 *an tempore exclusus et repentino equitum adventu prohibitus, **あるいは、時間に阻まれ、予期せぬ[[w:騎兵|騎兵]]の到来に妨げられて、 *cum reliquum exercitum subsequi crederet, **(ローマ勢の)残りの軍隊(=軍団兵)が後続して来ることを信じたためなのか、 *dubium est. **不確かなことである。 *② Sed certe dimissis per agros nuntiis sibi quemque consulere iussit. **けれども、確かに領地を通じて伝令を四方に遣わして、おのおのに自らを助けることを命じた。 *Quorum pars in Arduennam silvam, pars in continentes paludes profugit; **それらの者たち(領民)のある一部はアルドゥエンナの森に、一部は絶え間ない沼地に退避した。 *③ qui proximi Oceano fuerunt, **<ruby><rb>大洋<span style="color:#009900;">〔[[w:大西洋|大西洋]]〕</span></rb><rp>(</rp><rt>オーケアヌス</rt><rp>)</rp></ruby>にとても近いところにいた者たちは、 *hi insulis sese occultaverunt, quas aestus efficere consuerunt: **[[w:潮汐|満潮]]が形成するのが常であった島々に身を隠した。 [[画像:Taxus baccata MHNT.jpg|thumb|right|300px|[[w:ヨーロッパイチイ|ヨーロッパイチイ]]([[w:en:Taxus baccata|Taxus baccata]])<br>欧州などに広く自生するイチイ科の[[w:針葉樹|針葉樹]]。赤い果実は食用で甘い味だが、種子には[[w:タキシン|タキシン]](taxine)という[[w:アルカロイド|アルカロイド]]系の毒物が含まれており、種子を多量に摂れば[[w:痙攣|けいれん]]を起こして[[w:呼吸困難|呼吸困難]]で死に至る。<br>他方、[[w:タキサン|タキサン]](taxane)という成分は[[w:抗がん剤|抗がん剤]]などの[[w:医薬品|医薬品]]に用いられる。]] *④ multi ex suis finibus egressi **多くの者たちは、自分たちの領土から出て行って、 *se suaque omnia alienissimis crediderunt. **自分たちとその一切合財をまったく異邦の者たちに委ねた。 *⑤Catuvolcus, rex dimidiae partis Eburonum, **[[w:カトゥウォルクス|カトゥウォルクス]]は、[[w:エブロネス族|エブロネス族]]の半分の地方の王であり、 *qui una cum Ambiorige consilium inierat, **アンビオリクスと一緒に(カエサルに造反する)企てに取りかかった者であるが、 **:(訳注:[[ガリア戦記 第5巻#26節|第5巻26節]]を参照。) *aetate iam confectus, cum laborem aut belli aut fugae ferre non posset, **もはや老衰していたので、戦争の労苦、あるいは逃亡の労苦に耐えることができなかったので、 **:(訳注:aetate confectus 老衰した) *omnibus precibus detestatus Ambiorigem, qui eius consilii auctor fuisset, **その企ての張本人であったアンビオリクスをあらゆる呪詛のことばで呪って、 *taxo, cuius magna in Gallia Germaniaque copia est, se exanimavit. **[[w:ガリア|ガッリア]]や[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]に大量にあった[[w:イチイ属|イチイ]]によって、息絶えたのであった。 ===32節=== '''ゲルマーニア部族の弁明、アドゥアトゥカに輜重を集める''' *① Segni Condrusique, ex gente et numero Germanorum, **[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人の種族や集団のうち、[[w:セグニ族|セグニ族]]と[[w:コンドルスィ族|コンドルスィ族]]は、 *qui sunt inter Eburones Treverosque, **[[w:エブロネス族|エブロネス族]]とトレーウェリー族の間にいたが、 *legatos ad Caesarem miserunt oratum, **カエサルのところへ嘆願するために使節たちを遣わした。 *ne se in hostium numero duceret **自分たちを敵として見なさないように、と。 *neve omnium Germanorum, qui essent citra Rhenum, unam esse causam iudicaret; **しかも、レーヌス(=[[w:ライン川|ライン川]])のこちら側にいるゲルマーニア人すべての事情は1つであると裁断しないように、と。 *nihil se de bello cogitavisse, nulla Ambiorigi auxilia misisse. **自分たちは、戦争についてまったく考えたことはないし、[[w:アンビオリクス|アンビオリクス]]に何ら援軍を派遣したことはない、と。 *② Caesar explorata re quaestione captivorum, **カエサルは捕虜を審問することによってその事を探り出すと、 *si qui ad eos Eburones ex fuga convenissent, **もし彼らのところへ逃亡しているエブロネス族の者たちの誰かが訪れたならば、 *ad se ut reducerentur, imperavit; **自分(カエサル)のところへ連れ戻されるようにと、命令した。 *si ita fecissent, fines eorum se violaturum negavit. **もしそのように行なったならば、彼らの領土を自分(カエサル)が侵害することはないであろうと主張した。 *③ Tum copiis in tres partes distributis **それから、軍勢を3方面に分散して、 *impedimenta omnium legionum Aduatucam contulit. **すべての軍団の[[w:輜重|輜重]]を[[w:アドゥアトゥカ|アドゥアトゥカ]]に運び集めた。 **:(訳注:アドゥアトゥカ Aduatuca の表記は、写本によってはアトゥアトゥカ Atuatuca となっている。現在の[[w:トンゲレン|トンゲレン市]]。) *④ Id castelli nomen est. **それは、城砦の名前である。 *Hoc fere est in mediis Eburonum finibus, **これは、エブロネス族の領土のほぼ真ん中にあり、 *ubi Titurius atque Aurunculeius hiemandi causa consederant. **そこには、[[w:クィントゥス・ティトゥリウス・サビヌス|ティトゥリウス(・サビヌス)]]と[[w:ルキウス・アウルンクレイウス・コッタ|アウルンクレイウス(・コッタ)]]が越冬するために陣取っていた。 *⑤ Hunc cum reliquis rebus locum probabat, **(カエサルは)この場所を、ほかの事柄によっても是認したし、 *tum quod superioris anni munitiones integrae manebant, ut militum laborem sublevaret. **またとりわけ前年の防備が損なわれずに存続していたので、兵士の労苦を軽減するためでもある。 *Praesidio impedimentis legionem quartamdecimam reliquit, **(全軍の)輜重の守備隊として第14軍団を(そこに)残した。 *unam ex his tribus, quas proxime conscriptas ex Italia traduxerat. **(それは)最近にイタリアから徴集されたものとして連れて来られた3個(軍団)のうちの1個である。 **:(訳注:[[#1節|1節]]を参照。イタリア Italia とはカエサルが総督であった[[w:ガリア・キサルピナ|ガッリア・キサルピーナ]]のことであろう。) *Ei legioni castrisque Q.(Quintum) Tullium Ciceronem praeficit ducentosque equites ei attribuit. **その[[w:ローマ軍団|軍団]]と陣営には[[w:クィントゥス・トゥッリウス・キケロ|クィントゥス・トゥッリウス・キケロ]]を指揮者として、200騎の騎兵を彼に割り当てた。 ===33節=== '''軍勢をカエサル、ラビエヌス、トレボニウスの三隊に分散''' *① Partito exercitu **軍隊を分配して、 *T.(Titum) Labienum cum legionibus tribus ad Oceanum versus **[[w:ティトゥス・ラビエヌス|ティトゥス・ラビエヌス]]には、3個[[w:ローマ軍団|軍団]]とともに、<ruby><rb>大洋<span style="color:#009900;">〔[[w:大西洋|大西洋]]〕</span></rb><rp>(</rp><rt>オーケアヌス</rt><rp>)</rp></ruby>の方へ向けて、 *in eas partes, quae Menapios attingunt, proficisci iubet; **[[w:メナピイ族|メナピイ族]]に接する地方に出発することを命じた。 *② C.(Gaium) Trebonium cum pari legionum numero **[[w:ガイウス・トレボニウス|ガイウス・トレボニウス]]には、軍団の同数とともに、 *ad eam regionem, quae Aduatucis adiacet, depopulandam mittit; **[[w:アドゥアトゥキ族|アドゥアトゥキ族]]に隣接する領域へ、荒らすために派遣した。 [[画像:Locatie-Maas-3.png|thumb|right|200px|[[w:ベルギー|ベルギー]]周辺の地図。図の左側を[[w:スヘルデ川|スヘルデ川]]が、右側を[[w:マース川|マース川]]が流れているため、両河川は離れており、カエサルがどの地に言及しているのかはわからない。]] [[画像:Schelde_4.25121E_51.26519N.jpg|thumb|right|200px|ベルギーの[[w:アントウェルペン|アントウェルペン]]周辺を流れる[[w:スヘルデ川|スヘルデ川]]河口付近の[[w:衛星画像|衛星画像]]。ラビエヌスが向かったメナピイ族に接する地方である。]] *③ ipse cum reliquis tribus ad flumen [[w:la:Scaldis|Scaldim]], quod influit in [[w:la:Mosa|Mosam]], **(カエサル)自身は、残りの3個(軍団)とともに、モサ(川)に流れ込むスカルディス川のところへ、 **:(訳注:スカルディス Scaldis は現在の[[w:スヘルデ川|スヘルデ川]] Schelde で、フランス北部からベルギー、オランダへ流れている。 **:モサ川 Mosa すなわち現在の[[w:マース川|マース川]] Maas とは運河でつながるが、当時の関係およびカエサルの目的地は不詳。) *extremasque Arduennae partes ire constituit, **かつ[[w:アルデンヌ|アルドゥエンナ]](の森林)の外縁の地方へ行軍することを決めた。 *quo cum paucis equitibus profectum Ambiorigem audiebat. **そこへは、アンビオリクスがわずかな騎兵たちとともに出発したと聞いていたのだ。 *④ Discedens post diem septimum sese reversurum confirmat; **(カエサルは陣営を)離れるに当たって、7日目の後(=6日後)に自分は引き返して来るであろうと断言した。 *quam ad diem ei legioni, quae in praesidio relinquebatur, deberi frumentum sciebat. **その当日には、守備に残される軍団にとって糧食が必要とされることを(カエサルは)知っていたのだ。 *⑤ Labienum Treboniumque hortatur, **(カエサルは)ラビエヌスとトレボニウスを(以下のように)鼓舞した。 *si rei publicae commodo facere possint, **もし(ローマ軍全体の)公務のために都合良く行動することができるならば、 *ad eum diem revertantur, **その日には戻って、 *ut rursus communicato consilio exploratisque hostium rationibus **再び(互いの)考えを伝達して、敵たちの作戦を探り出し、 *aliud initium belli capere possint. **次なる戦争の端緒を捉えようではないか、と。 <br> :('''訳注:カエサル麾下の軍団配分について''' :[[ガリア戦記 第5巻#8節|第5巻8節]]の記述によれば、ブリタンニアへ2度目の遠征をする前(BC54年)のカエサルは少なくとも8個軍団と騎兵4000騎を :指揮していた。[[ガリア戦記 第5巻#24節|第5巻24節]]によれば、帰還後は8個軍団および軍団から離れた5個[[w:コホルス|歩兵大隊]]を指揮していたが、 :アンビオリクスによる[[w:アドゥアトゥカの戦い|アドゥアトゥカの戦い]]で[[w:クィントゥス・ティトゥリウス・サビヌス|サビヌス]]らとともに1個軍団と5個大隊が壊滅したので、残りは7個軍団となる。 :[[#1節|本巻1節]]によれば、この年(BC53年)には3個軍団を新たに徴集したので、計10個軍団となったはずである。 :[[#29節|29節]]では、このうちから12個大隊をライン川に架かる橋の守備に残し、[[#32節|32節]]では輜重の守備としてアドゥアトゥカに1個軍団を残した。 :本節の記述通りにラビエヌス、トレボニウス、カエサルがそれぞれ3個軍団(計9個)を受け持ったとすると、あわせて10個軍団と12個大隊という勘定になる。 :したがって、この勘定が正しいのであれば、ライン川に残した12個大隊は各軍団から引き抜いたものであり、各軍団は定員を割っていると考えられる。) ===34節=== '''夷を以って夷を制す対エブロネス族包囲網''' *① Erat, ut supra demonstravimus, manus certa nulla, **前に説明したように、(エブロネス族には)決まった手勢がなかったし、 **:(訳注:[[#31節|31節]]を参照。) *non oppidum, non praesidium, quod se armis defenderet, **自分たちが武器で防衛するような[[w:オッピドゥム|城市]]も、防塁もなかった。 *sed in omnes partes dispersa multitudo. **けれども、あらゆる方面に大勢が分散されていた。 *② Ubi cuique aut valles abdita aut locus silvestris aut palus impedita **おのおのが、密かな峡谷、あるいは森に覆われた土地といったところに、 *spem praesidi aut salutis aliquam offerebat, consederat. **守備あるいは身の安全の何らかの希望を提供するところに、陣取っていた。 *③ Haec loca vicinitatibus erant nota, **これらの場所は、近隣の者たちは知っていたので、 **:(訳注:すなわち、近隣のガッリア人には地の利があり、ローマ人には地の利がなかったので) *magnamque res diligentiam requirebat **事態はたいへんな注意深さを必要としていた。 *non in summa exercitus tuenda **(ローマ人の)軍隊全体を守るためではなく、 *─ nullum enim poterat universis &lt;a&gt; perterritis ac dispersis periculum accidere ─, **─なぜなら、脅かされ分散されている者たちにより(ローマ軍)総勢が危険を生じることはありえなかったので─ *sed in singulis militibus conservandis; **けれども、個々の(ローマ人の)兵士たちを守ることのために(注意深さを必要としていた)。 *quae tamen ex parte res ad salutem exercitus pertinebat. **少なくとも、ある面では、そういう事態は軍隊の安全に及んでいた。 *④ Nam et praedae cupiditas multos longius evocabat, **すなわち、略奪品への欲望が多くの者たちをより遠くへ呼び寄せていたし、 *et silvae incertis occultisque itineribus confertos adire prohibebant. **森林の不確かで隠された道のりによって密集した行軍を妨げていた。 *⑤ Si negotium confici stirpemque hominum sceleratorum interfici vellent, **もし、戦役が完遂されること、および非道な連中(=エブロネス族)の血筋が滅ぼされることを欲するならば、 *dimittendae plures manus diducendique erant milites; **いくつもの部隊が分遣され、兵士たちが展開されるべきである。 *⑥ si continere ad signa manipulos vellent, ut instituta ratio et consuetudo exercitus Romani postulabat, **もし、ローマ軍が決められた流儀や慣行を要求するように、[[w:マニプルス|中隊]]が軍旗のもとにとどまることを欲するならば、 *locus ipse erat praesidio barbaris, **その場所が蛮族にとって守りとなるであろう。 *neque ex occulto insidiandi et dispersos circumveniendi **隠れたところから待ち伏せするため、分散した者たち(=ローマ兵)を包囲するために、 *singulis deerat audacia. **(エブロネス族の)おのおのにとって勇敢さには事欠かなかった。 *⑦ Ut in eiusmodi difficultatibus, quantum diligentia provideri poterat providebatur, **そのような困難さにおいては、できるかぎりの注意深さで用心されるほどに、用心されるものであるが、 *ut potius in nocendo aliquid praetermitteretur, **結果として、むしろ(敵勢への)何らかの加害は差し控えられることになった。 *etsi omnium animi ad ulciscendum ardebant, **たとえ、皆の心が(エブロネス族に)報復するために燃え立っていたとしても、 *quam cum aliquo militum detrimento noceretur. **兵士たちの何らかの損失を伴って(敵に)加害がなされるよりも。 **:(訳注:伏兵によって被害をこうむるよりは、ローマ人の安全のために、ローマ兵による攻撃は避けられた。) *⑧ Dimittit ad finitimas civitates nuntios Caesar; **カエサルは、近隣の諸部族のところへ伝令たちを分遣した。 *omnes ad se vocat spe praedae ad diripiendos Eburones, **[[w:エブロネス族|エブロネス族]]に対して戦利品を略奪することの望みを呼びかけた。 *ut potius in silvis Gallorum vita quam legionarius miles periclitetur, **森の中で、軍団の兵士たちよりも、むしろガッリア人たちの生命が危険にさらされるように、 *simul ut magna multitudine circumfusa **同時にまた、たいへんな大勢で取り囲むことによって、 *pro tali facinore stirps ac nomen civitatis tollatur. **(サビヌスらを滅ぼした)あれほどの罪業の報いとして、部族の血筋と名前が抹殺されるように、と。 *Magnus undique numerus celeriter convenit. **至る所から多数の者が速やかに集結した。 ==スガンブリー族のアドゥアトゥカ攻略戦== ===35節=== '''スガンブリー族が略奪に駆り立てられてアドゥアトゥカへ向かう''' *① Haec in omnibus Eburonum partibus gerebantur, **これらのこと(=追討戦)が[[w:エブロネス族|エブロネス族]]のすべての地方で遂行されていたが、 *diesque adpetebat septimus, quem ad diem Caesar ad impedimenta legionemque reverti constituerat. **カエサルがその日に[[w:輜重|輜重]]と(キケロの)[[w:ローマ軍団|軍団]]のところへ引き返すと決めていた7日目が近づいていた。 *② Hic quantum in bello Fortuna possit et quantos adferat casus, cognosci potuit. **ここに、戦争では運命(の女神)がどれほどのことに力を持ち、どれほどの結末を引き起こすかを知ることができた。 **:(訳注:[[#30節|30節]]でもそうだが、カエサルは戦況が芳しくないと運命 Fortuna を持ち出すようである。[[#42節|42節]]も参照。) *③ Dissipatis ac perterritis hostibus, ut demonstravimus, **(前節で)説明したように、追い散らされて、脅かされている敵たちには、 *manus erat nulla quae parvam modo causam timoris adferret. **(ローマ勢に敵を)恐れる理由を少しの程度も引き起こすようないかなる手勢もなかった。 *④ Trans Rhenum ad Germanos **レーヌス(=[[w:ライン川|ライン川]])の向こう側の[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人のところへ、 *pervenit fama, diripi Eburones atque ultro omnes ad praedam evocari. **エブロネス族が収奪され、(近隣部族の)皆が略奪品へ向けて自発的に誘惑されているという風評が達した。 *⑤ Cogunt equitum duo milia Sugambri, qui sunt proximi Rheno, **レーヌスの近隣にいたスガンブリ族は、騎兵2000騎を徴集した。 *a quibus receptos ex fuga Tenctheros atque Usipetes supra docuimus. **前に説明したように、彼らによって[[w:テンクテリ族|テンクテリ族]]と[[w:ウスィペテス族|ウスィペテス族]]が逃亡から迎え入れられたのだ。 **:(訳注:[[ガリア戦記 第4巻#16節|第4巻16節]]および[[ガリア戦記 第4巻#18節|18~19節]]を参照。) *⑥ Transeunt Rhenum navibus ratibusque **(スガンブリー族は)レーヌスを船団や筏で渡河した。 *triginta milibus passuum infra eum locum, ubi pons erat perfectus praesidiumque ab Caesare relictum. **カエサルにより橋が造り上げられて守備隊が残された地点よりも下流に30ローママイル(約44km)のところを。 *Primos Eburonum fines adeunt; **手始めとしてエブロネス族の領土に殺到して、 *multos ex fuga dispersos excipiunt, **逃亡からちりぢりにさせられた多くの者たちを追い捕らえて、 *magno pecoris numero, cuius sunt cupidissimi barbari, potiuntur. **蛮族たちが最も熱望している家畜の多数をわがものにした。 *⑦ Invitati praeda longius procedunt. **(スガンブリー族の軍勢は)略奪品に誘われて、より遠くに進み出た。 *Non hos palus ─ in bello latrociniisque natos ─, non silvae morantur. **戦争や追いはぎに生まれついていたので、沼地も森林も彼らを妨げることがなかった。 *Quibus in locis sit Caesar, ex captivis quaerunt; **カエサルがどの場所にいるのか、捕虜から問い質した。 *profectum longius reperiunt omnemque exercitum discessisse cognoscunt. **(彼が)より遠くに旅立って、軍隊の総勢が立ち去ったことを、知った。 *⑧ Atque unus ex captivis "Quid vos," inquit, **なおかつ、捕虜たちのうちの一人が「なぜ、あんたたちは」と言い出した。 *"hanc miseram ac tenuem sectamini praedam, **「この取るに足らない、ちっぽけな略奪品を追い求めるのか。 **:(訳注:sectamini はデポネンティア動詞 sector の直説法・2人称複数・現在形) *quibus licet iam esse fortunatissimos? **(あんたたちは)今や、最も富裕な者に成り得るのに。 *⑨ Tribus horis Aduatucam venire potestis: **(この場所から)3時間で[[w:アドゥアトゥカ|アドゥアトゥカ]]に到達できる。 **:(訳注:古代ローマの時間は、不定時法であり、当地の緯度や季節により長さは異なる。) *huc omnes suas fortunas exercitus Romanorum contulit; **ここへ、ローマ軍がすべての財産を運び集めたのだ。 *praesidii tantum est, ut ne murus quidem cingi possit, **守備隊は、城壁が取り巻かれることさえできないほどの(貧弱な)ものでしかない。 *neque quisquam egredi extra munitiones audeat." **何者も防備の外側へあえて出て行こうとはしないのだ。」 *⑩ Oblata spe Germani, **ゲルマーニア人たちは(ローマ軍の財産という)望みを提示されて、 *quam nacti erant praedam, in occulto relinquunt; **(すでにエブロネス族の者たちから)獲得していた略奪品を秘されたところに残しておいて、 *ipsi Aduatucam contendunt usi eodem duce, cuius haec indicio cognoverant. **自身は、このことを申告により知ったところの同じ(捕虜の)案内人を使役して、アドゥアトゥカに急いだ。 <br> :('''訳注:部族名・地名の表記について''' :スガンブリー族 Sugambri:α系写本では Sugambri、T・U写本では Sygambri、V・R写本では Sigambri :テンクテリ族 Tenctheri:β系写本では Tenctheri、α系写本では Thenctheri :アドゥアトゥカ Aduatuca:α系・T写本では Aduatuca、V・ρ系写本では Atuatuca) ===36節=== '''アドゥアトゥカのキケロが糧秣徴発に派兵する''' *① [[w:la:Quintus_Tullius_Cicero|Cicero]], qui omnes superiores dies **[[w:クィントゥス・トゥッリウス・キケロ|キケロ]]は(期日の7日目)より以前の日々すべてを *praeceptis Caesaris cum summa diligentia milites in castris continuisset **カエサルの指図により、最高の入念さとともに、兵士たちを陣営の中に留めておき、 *ac ne calonem quidem quemquam extra munitionem egredi passus esset, **<ruby><rb>[[w:カロネス|軍属奴隷]]</rb><rp>(</rp><rt>カロネス</rt><rp>)</rp></ruby> でさえも、何者も防備の外側に出て行くことを許されなかった。 *septimo die diffidens de numero dierum Caesarem fidem servaturum, **(期日の)7日目に、カエサルが日数についての約束を守るであろうか、という不信を抱いた。 *quod longius eum<ref>eum はβ系写本の記述で、α系写本にはない。</ref> progressum audiebat, **というのは、彼(カエサル)は、はるか遠くに前進したと聞いていたのだし、 *neque ulla de reditu eius fama adferebatur, **彼の帰還については何ら伝言を届けられていなかったからである。 *② simul eorum permotus vocibus, **同時に(キケロは)以下のような者たちの声に揺り動かされた。 *qui illius patientiam paene obsessionem appellabant, siquidem ex castris egredi non liceret, **もし本当に陣営から出て行くことが許されないならば、彼の忍耐はほぼ攻囲(籠城)であるというのだ。 *nullum eiusmodi casum exspectans, **以下のような事態を予期してもいなかった。 *quo novem oppositis legionibus maximoque equitatu, **9個[[w:ローマ軍団|軍団]]と最大限の[[w:騎兵|騎兵]]隊が(敵と)対峙して、 *dispersis ac paene deletis hostibus **敵たちは散らばらされて、ほとんど抹殺されたのに、 *in milibus passuum tribus offendi posset, **(自陣から)3ローママイルの内で(敵対勢力から)襲撃され得るとは。 [[画像:PraetorianVexillifer_1.jpg|thumb|right|200px|帝政期に用いられた軍旗(ウェクスィッルム)の一種を再現したもの。]] *quinque cohortes frumentatum in proximas segetes mittit, **5個<ruby><rb>[[w:コホルス|歩兵大隊]]</rb><rp>(</rp><rt>コホルス</rt><rp>)</rp></ruby>を糧秣徴発するために、近隣の耕地に派遣した。 *quas inter et castra unus omnino collis intererat. **それら(の耕地)と陣営の間には、ただ一つの丘陵が介在するだけであった。 *③ Complures erant in castris<ref>in castris はβ系写本の記述で、α系写本にはない。</ref> ex legionibus aegri relicti; **陣営の中には、諸軍団のうちから少なからぬ傷病者たちが残留していた。 *ex quibus qui hoc spatio dierum convaluerant, circiter trecenti(CCC), **その者たちのうちから、この日々の間に回復していた約300名が、 *sub vexillo una mittuntur; **<ruby><rb>[[w:ウェクスィッルム|軍旗]]</rb><rp>(</rp><rt>ウェクスィッルム</rt><rp>)</rp></ruby>のもとで一緒に派遣された。 *magna praeterea multitudo calonum, magna vis iumentorum quae in castris subsederant, **そのうえに、軍属奴隷の大多数、陣営の中に残留していた(ロバなどの)役畜の多数が、 *facta potestate sequitur. **機会を与えられて、随行した。 ===37節=== [[画像:Castra1.png|thumb|right|200px|ローマ式[[w:カストラ|陣営]]([[w:la:Castra_Romana|castra Romana]])の概略図(再掲)。'''7'''が第10大隊の門(porta decumana)で、陣営の裏門に当たる。]] '''スガンブリー族がキケロの陣営に襲来''' *① Hoc ipso tempore et casu Germani equites interveniunt **このまさにその時と状況に、[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人の[[w:騎兵|騎兵]]たちが出現して、 *protinusque eodem illo, quo venerant, cursu **さらに前方へ(彼らが)やって来たのと同じ突進でもって、 *ab decumana porta in castra inrumpere conantur, **第10大隊の門(=裏門)から陣営の中に突入することを試みた。 **:(訳注:decumana porta は[[ガリア戦記 第2巻#24節|第2巻24節]]で既出、図を参照。) *② nec prius sunt visi obiectis ab ea parte silvis, quam [[wikt:la:castrum|castris]] adpropinquarent, **その方面については森林がじゃま立てしていたので(彼らは)陣営に接近するまでは視認されなかったのだ。 *usque eo ut qui sub [[w:la:Vallum|vallo]] tenderent mercatores, recipiendi sui facultatem non haberent. **そこまで(敵が急に来たので)、防柵の下に宿営していた商人たちが退避する機会を持たなかったほどであった。 *③ Inopinantes nostri re nova perturbantur, **予感していなかった我が方は、新しい事態に混乱させられて、 *ac vix primum impetum cohors in statione sustinet. **やっとのことで[[w:歩哨|歩哨]]に就いていた[[w:コホルス|歩兵大隊]]が(敵の)最初の突撃を持ちこたえた。 *④ Circumfunduntur ex reliquis hostes partibus, si quem aditum reperire possent. **敵たちは、何らかの入口を探り出せないかと、ほかの方面から取り囲んだ。 *⑤ Aegre portas nostri tuentur; **我が方(=ローマ勢)は辛うじて(四方の)諸門を固守して、 *reliquos aditus locus ipse per se munitioque defendit. **ほかの入口を、その位置そのものと防備が(敵の突入から)防護した。 *⑥ Totis trepidatur castris, **陣営の全体が震撼させられて、 *atque alius ex alio causam tumultus quaerit; **各人がほかの者に騒乱の原因を尋ね合った。 **:(訳注:エブロネス族を追討している最中に、スガンブリー族が来襲するとは予想だにしなかったからである。) *neque quo signa ferantur, neque quam in partem quisque conveniat provident. **が、どこへ軍旗が運ばれるのか、どの方面におのおのが集結するのか、判らなかった。 *⑦ Alius iam castra capta pronuntiat, **ある者は、すでに陣営は占拠されたと公言し、 *alius deleto exercitu atque imperatore victores barbaros venisse contendit; **別のある者は、軍隊も将軍(カエサル)も滅びて蛮族が勝利者としてやって来たのだ、と断言した。 *⑧ plerique novas sibi ex loco religiones fingunt **たいていの者たちは、その場所から、新奇な迷信的感情を創り上げ、 *Cottaeque et Tituri calamitatem, qui in eodem occiderint castello, **同じ砦のところで斃れた[[w:ルキウス・アウルンクレイウス・コッタ|コッタ]]と[[w:クィントゥス・ティトゥリウス・サビヌス|ティトゥリウス(・サビヌス)]]の敗亡を *ante oculos ponunt. **眼前に想い描いた。 *⑨ Tali timore omnibus perterritis **このような怖れによって(陣営内部の)皆が脅えており、 *confirmatur opinio barbaris, ut ex captivo audierant, nullum esse intus praesidium. **蛮族にとっては、捕虜から聞いていたように、内部に守備隊が存在していないという見解が強められた。 *⑩ Perrumpere nituntur **(スガンブリー勢は、陣営の防備を)突破することに努め、 *seque ipsi adhortantur, ne tantam fortunam ex manibus dimittant. **これほどの幸運を手から取りこぼさないように、自分たちが自身を鼓舞した。 ===38節=== '''バクルスと百人隊長たちが防戦する''' *① Erat aeger cum<ref>cum はα系写本の記述で、β系写本では in となっている。</ref> praesidio relictus P.(Publius) Sextius Baculus, **(キケロの陣営には)プーブリウス・セクスティウス・バクルスが傷病者として、守備兵とともに残されていた。 **:<span style="color:#009900;">(訳注:[[w:la:Publius Sextius Baculus|Publius Sextius Baculus]] などの記事を参照。)</span> *qui primum pilum ad<ref>ad はα系写本の記述で、β系写本では apud となっている。</ref> Caesarem duxerat, **その者はカエサルのもとで<ruby><rb>[[w:プリムス・ピルス|首位百人隊長]]</rb><rp>(</rp><rt>プリムス・ピルス</rt><rp>)</rp></ruby> の座に就いていたことがあり、 *cuius mentionem superioribus proeliis fecimus, **かつての戦闘で彼に言及したが、 **:<span style="color:#009900;">(訳注:[[ガリア戦記 第2巻#25節|第2巻25節]] および [[ガリア戦記 第3巻#5節|第3巻5節]]を参照。)</span> *ac diem iam quintum cibo caruerat. **(このとき)食物を欠いてすでに5日目であった。 *② Hic diffisus suae atque omnium saluti inermis ex tabernaculo prodit; **彼は、自らと皆の身の安全に疑念を抱いて、非武装のまま天幕小屋から出て来て、 *videt imminere hostes atque in summo esse rem discrimine; **敵たちが迫って来ていること、および事態が重大な危急にあることを目の当たりにして、 *capit arma a proximis atque in porta consistit. **すぐ近くの者から武器を取って、門のところに陣取った。 *③ Consequuntur hunc centuriones eius cohortis quae in statione erat; **歩哨に立っていた(1個)<ruby><rb>[[w:コホルス|歩兵大隊]]</rb><rp>(</rp><rt>コホルス</rt><rp>)</rp></ruby> の<ruby><rb>[[w:ケントゥリオ|百人隊長]]</rb><rp>(</rp><rt>ケントゥリオ</rt><rp>)</rp></ruby> たちが彼に追随して、 **:(訳注:1個歩兵大隊の百人隊長は、定員通りであれば、6名いた。) *paulisper una proelium sustinent. **しばらく一緒に戦闘を持ちこたえた。 *④ Relinquit animus Sextium gravibus acceptis vulneribus; **セクスティウス(・バクルス)は重い傷を受けて、気を失った。 *Deficiens<ref>deficiens はβ系写本の記述で、α系写本にはない。</ref> aegre per manus tractus servatur. **(彼は)衰弱して、(味方の)手から手に運ばれて辛うじて救助された。 *⑤ Hoc spatio interposito reliqui sese confirmant **こうしてしばらくした後で、ほかの者たちは意を強くした。 *tantum, ut in munitionibus consistere audeant speciemque defensorum praebeant. **(それは)防壁にあえて陣取って、防戦者たちの姿を示したほどであった。 ===39節=== '''スガンブリー族が糧秣徴発部隊をも襲う''' *① Interim confecta frumentatione milites nostri clamorem exaudiunt; **その間に、糧秣徴発を成し遂げると、我が方の兵士たち(=ローマ軍団兵)は叫び声を聞きつけて、 *praecurrunt equites; **[[w:騎兵|騎兵]]たちが先駆けして、 *quanto res sit in periculo cognoscunt. **事態がどれほどの危険にあるかを認識した。 *② Hic vero nulla munitio est quae perterritos recipiat; **そこには、まさに、脅え上がった者たちを受け入れるような、いかなる防備もなかったのである。 *modo conscripti atque usus militaris imperiti **やっと徴集されたばかりの者たち、なおかつ兵役の経験に通じていない者たちは、 *ad tribunum militum centurionesque ora convertunt; **<ruby><rb>[[w:トリブヌス・ミリトゥム|兵士長官]]</rb><rp>(</rp><rt>トリブヌス・ミリトゥム</rt><rp>)</rp></ruby>や<ruby><rb>[[w:ケントゥリオ|百人隊長]]</rb><rp>(</rp><rt>ケントゥリオ</rt><rp>)</rp></ruby>たちの方へ顔を向けた。 *quid ab his praecipiatur exspectant. **彼ら(上官たち)によって何を指図されるか、待っていたのである。 *③ Nemo est tam fortis, quin rei novitate perturbetur. **新奇な事態に不安にさせられないほど勇敢な者は、誰もいなかった。 *④ Barbari signa procul conspicati oppugnatione desistunt, **蛮族たちは、(糧秣徴発隊の)軍旗を遠くから視認すると、(陣営への)攻囲を停止した。 *redisse primo legiones credunt, quas longius discessisse ex captivis cognoverant; **(彼らは)当初は、より遠くに立ち去ったことを捕虜から知っていた(ローマの)諸軍団が戻って来たと思ったが、 *postea despecta paucitate ex omnibus partibus impetum faciunt. **後には、(糧秣徴発隊の)寡勢ぶりを侮って、あらゆる方向から突撃して来た。 ===40節=== '''敵中突破して陣営へ戻る糧秣徴発部隊の明暗''' *① Calones in proximum tumulum procurrunt. **[[w:カロネス|軍属奴隷]]たちは、近隣の丘に先駆けした。 *Hinc celeriter deiecti **(彼らは)ここから、(突撃して来る敵の軍勢を眺めて)たちまち当てが外れて、 *se in signa manipulosque coniciunt; **(後方にいた)軍旗と[[w:マニプルス|歩兵中隊]]のところに身を投じた。 *eo magis timidos perterrent milites. **それゆえに、臆病な兵士たちを大いに脅かした。 [[画像:Wedge-diagram.svg|thumb|right|200px|[[w:くさび|楔(くさび)]]の図。本節で述べられているのは、ローマ勢が楔(図の黒い部分)のように突撃することにより、敵を中央突破しようという戦術であろう。]] *② Alii cuneo facto ut celeriter perrumpant, censent **(ローマ兵の)ある者たちは、速やかに(敵中を)突破するように、<ruby><rb>[[w:くさび|楔形]]</rb><rp>(</rp><rt>くさびがた</rt><rp>)</rp></ruby>隊列を形成しようと考慮した。 *─ quoniam tam propinqua sint castra, **─ 陣営がこれほどまで近隣にあるので、 *etsi pars aliqua circumventa ceciderit, at reliquos servari posse confidunt ─, **たとえ、一部の誰かが包囲されて斃れたとしても、残りの者たちは救われることが可能だと確信したのだ ─。 *③ alii ut in iugo consistant atque eundem omnes ferant casum. **別のある者たちは、(丘の)尾根に陣取って、皆が同じ命運に耐え忍ぼうと(考えた)。 *④ Hoc veteres non probant milites, quos sub vexillo una profectos docuimus. **既述したように軍旗のもとで一緒に発って来た古参兵たちは、後者(の案)を承認しなかった。 **:(訳注:[[#36節|36節]]③項で既述のように、回復した傷病兵たちが同行してきていた。) *Itaque inter se cohortati **こうして、(古参の傷病兵たちは)互いに激励し合って、 *duce C.(Gaio) Trebonio equite Romano, qui iis erat praepositus, **彼らの指揮を委ねられていたローマ人[[w:騎士|騎士階級]]のガイウス・トレボニウスを統率者として、 **:(訳注:[[#33節|33節]]で3個軍団を率いて出発した副官の[[w:ガイウス・トレボニウス|ガイウス・トレボニウス]]とは明らかに同名の別人である。) *per medios hostes perrumpunt incolumesque ad unum omnes in castra perveniunt. **敵たちの中央を突破して、一人に至るまで皆が無傷で陣営に到着した。 *⑤ Hos subsecuti calones equitesque eodem impetu militum virtute servantur. **彼らに追随して、軍属奴隷と[[w:騎兵|騎兵]]たちが同様の突撃をして、兵士たちの武勇により救われた。 *⑥ At ii qui in iugo constiterant, **それに対して(丘の)尾根に陣取った者たちは、 *nullo etiam nunc usu rei militaris percepto **今になってさえも、軍事的行動というものを把握しておらず、 *neque in eo quod probaverant consilio permanere, ut se loco superiore defenderent, **より高い場所で身を守るという、彼らが承認していた考えに留まりもせず、 *neque eam quam prodesse aliis vim celeritatemque viderant, imitari potuerunt, **(彼らが)別の者たち(=古参兵)に役立ったのを見ていたところの力と迅速さを真似することもできなかった。 *sed se in castra recipere conati iniquum in locum demiserunt. **けれども、陣営に退却することを試みたが、不利な場所に落ち込んで行った。 *⑦ Centuriones, quorum nonnulli ex inferioribus ordinibus reliquarum legionum **[[w:ケントゥリオ|百人隊長]]たちといえば、彼らの少なからぬ者たちは、ほかの[[w:ローマ軍団|軍団]]のより低い序列から、 *virtutis causa in superiores erant ordines huius legionis traducti, **武勇のおかげで、この軍団のより高い序列に異動させられていたが、 *ne ante partam rei militaris laudem amitterent, fortissime pugnantes conciderunt. **かつて獲得した軍事的な賞賛を失わないように、とても果敢に奮戦して斃れた。 *⑧ Militum pars horum virtute **兵士たちの一部は、これら(討ち死にした百人隊長たち)の武勇により、 *submotis hostibus praeter spem incolumis in castra pervenit, **予想に反して敵たちが撃退されたので、無傷で陣営に到着した。 *pars a barbaris circumventa periit. **別の一部は、蛮族によって包囲されて、討ち死にした。 ===41節=== '''スガンブリー族の撤退、カエサルの帰還''' *① Germani desperata expugnatione castrorum, **[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人たちは(キケロの)[[w:カストラ|陣営]]の攻略に絶望して、 *quod nostros iam constitisse in munitionibus videbant, **というのは、我が方(ローマ勢)が防備のところに立っているのを見たからであるが、 *cum ea praeda quam in silvis deposuerant, trans Rhenum sese receperunt. **森の中にしまい込んでいた略奪品とともに、レヌス(=[[w:ライン川|ライン川]])の向こう側に撤退した。 *② Ac tantus fuit etiam post discessum hostium terror, **敵たちの立ち去った後でさえ(ローマ勢の)畏怖はたいへんなものであったので、 *ut ea nocte, cum C.(Gaius) Volusenus missus cum equitatu ad castra venisset, **その夜に、(追討戦に)派遣されていたガーイウス・ウォルセーヌスが騎兵隊とともに陣営へ帰着したときに **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:''[[w:en:Gaius Volusenus|Gaius Volusenus]]'' は、[[ガリア戦記_第3巻#5節|第3巻5節]]のアルプス・オクトードゥールスの戦い、<br>    [[ガリア戦記_第4巻#21節|第4巻21節]]・[[ガリア戦記_第4巻#23節|23節]]のブリタンニアへの先遣で既述。<br>    この後、さらに第8巻23節<sub>([[s:la:Commentarii_de_bello_Gallico/Liber_VIII#23|s]])</sub>、48節<sub>([[s:la:Commentarii_de_bello_Gallico/Liber_VIII#48|s]])</sub>でも活躍する。)</span> *fidem non faceret adesse cum incolumi Caesarem exercitu. **カエサルが無傷の軍隊とともに近くに来ていることを(陣営の残留組に)信用させなかったほどである。 *③ Sic omnino animos timor praeoccupaverat, ut paene alienata mente **ほとんど気でも違ったかのように、皆の心を怖れが占めていた。 **:(訳注:sic … ut ~ の構文;「~と同様に…である」) *deletis omnibus copiis equitatum se ex fuga recepisse dicerent **(残留者たちは、カエサルら)全軍勢が滅ぼされて、[[w:騎兵|騎兵隊]]が敗走から退いて来たのだ、と言った。 *neque incolumi exercitu Germanos castra oppugnaturos fuisse contenderent. **(カエサルら)軍隊が無傷であれば、ゲルマーニア人が陣営を襲撃しなかっただろう、と断言した。 **:(訳注:oppugnaturos fuisse ;間接話法では非現実な[[w:条件法|条件文]]の帰結は「未来分詞+fuisse」で表される。) *④ Quem timorem Caesaris adventus sustulit. **その怖れをカエサルの到着が取り除いた。 **:(訳注:sustulit は tollō の完了・能動3人称単数形) ===42節=== '''カエサルがスガンブリー族の襲来と撤退を運命に帰する''' *① Reversus ille, eventus belli non ignorans, **引き返して来た彼(カエサル)は、戦争の成り行きというものを知らないはずがないので、 *unum quod cohortes ex statione et praesidio essent emissae, **ひとつ(だけ)、<ruby><rb>[[w:コホルス|諸大隊]]</rb><rp>(</rp><rt>コホルス</rt><rp>)</rp></ruby> が[[w:歩哨|歩哨]]や守備から(糧秣徴発に)派遣されたことを *questus ─ ne minimo quidem casu locum relinqui debuisse ─ **不慮の事態に対して最小限のいかなる余地も残されるべきではなかった、と嘆いた。 *multum Fortunam in repentino hostium adventu potuisse iudicavit, **不意の敵たちの到来においては運命(の女神)が大いに力を持つ、と断じた。 *② multo etiam amplius, quod paene ab ipso vallo portisque castrorum barbaros avertisset. **さらに、より一層大きかったのは、(運命が)ほとんど蛮族をその陣営の防柵と諸門から追い返してしまったことである。 *③ Quarum omnium rerum maxime admirandum videbatur, **それらのすべての事態でとりわけ驚くべきと思われたのは、 *quod Germani, qui eo consilio Rhenum transierant, ut Ambiorigis fines depopularentur, **その意図で[[w:アンビオリクス|アンビオリクス]]の領土を荒らすようにレヌス(=[[w:ライン川|ライン川]])を渡河していた[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人が、 *ad castra Romanorum delati **ローマ人の陣営の方へそらされて、 *optatissimum Ambiorigi beneficium obtulerunt. **アンビオリクスに最も望ましい恩恵を施してしまったことである。 ==対エブロネス族追討戦(2)== ===43節=== '''アンビオリクスが辛うじて追討を逃れる''' *① Caesar rursus ad vexandos hostes profectus **カエサルは再び敵たちを苦しめるために出発して、 *magno coacto &lt;equitum&gt; numero ex finitimis civitatibus in omnes partes dimittit. **[[w:騎兵|騎兵]]の多数を隣接する諸部族から徴集して、あらゆる方面に派遣した。 **:(訳注:&lt;equitum&gt; 「騎兵の」は近代の校訂者による挿入である。) *② Omnes vici atque omnia aedificia quae quisque conspexerat incendebantur, **おのおのが目にしたすべての村々およびすべての建物が焼き打ちされた。 *pecora interficiebantur<ref>pecora interficiebantur はβ系写本の記述で、α系写本にはない。</ref>, praeda ex omnibus locis agebatur; **家畜は屠殺され、あらゆる場所から略奪品が奪い去られた。 *③ frumenta non solum tanta multitudine iumentorum atque hominum consumebantur, **役畜および人間たちのこれほど大勢により穀物が消費され尽くしたのみならず、 *sed etiam anni tempore atque imbribus procubuerant, **季節と豪雨によってさえも(穀物が)倒れた。 *ut si qui etiam in praesentia se occultassent, **その結果、もし(エブロネス族の)何者かが現状では身を隠しているとしても、 *tamen his deducto exercitu rerum omnium inopia pereundum videretur. **それでも彼らは(ローマ人の)軍隊が引き揚げれば、あらゆるものの欠乏により死滅するはずと思われた。 *④ Ac saepe in eum locum ventum est tanto in omnes partes diviso equitatu, **たいへん多くの騎兵隊があらゆる方面に分遣されて、しばしば以下のような状態に出くわした。 *ut non modo visum ab se Ambiorigem in fuga circumspicerent captivi **捕虜たちが、自分たちによって逃亡中の[[w:アンビオリクス|アンビオリクス]]が目撃されたと見回しただけでなく、 *nec plane etiam abisse ex conspectu contenderent, **(アンビオリクスが)視界からまったく消え去ってはいないとさえ主張した。 *⑤ ut spe consequendi inlata atque infinito labore suscepto, **その結果、(アンビオリクスを)追跡する希望がもたらされて、さらに限りない労苦が従事された。 *qui se summam ab Caesare gratiam inituros putarent, **カエサルから最高の恩恵を得ようと思った者たちは、 *paene naturam studio vincerent, **熱意により(身体的な)資質にほとんど打ち克ったが、 *semperque paulum ad summam felicitatem defuisse videretur, **いつも最高の恵みにあと少しで足りなかったと思われる。 *⑥ atque ille latebris aut silvis<ref>aut silvis はβ系写本の記述で、α系写本にはない。</ref> aut saltibus se eriperet **かつ彼(アンビオリクス)は隠れ処、あるいは森林、あるいは峡谷によって自らを救い、 *et noctu occultatus alias regiones partesque peteret **夜に秘されて、別の地方や方面をめざした。 *non maiore equitum praesidio quam quattuor, **4名より多くない騎兵の護衛によって、 *quibus solis vitam suam committere audebat. **自らの生命をその者たちだけにあえて委ねたのだ。 ===44節=== '''カエサルが撤退し、造反者アッコを処刑する''' *① Tali modo vastatis regionibus **このようなやり方で(エブロネス族の)諸地域を荒廃させて、 [[画像:Porte_Mars_01.jpg|thumb|right|200px|ドゥロコルトルム(現在の[[w:ランス (マルヌ県)|ランス]])に建てられた帝政ローマ時代(3世紀)の[[w:凱旋門|凱旋門]]。]] *exercitum Caesar duarum cohortium damno [[w:la:Remi|Durocortorum]] Remorum reducit **カエサルは、2個<ruby><rb>[[w:コホルス|歩兵大隊]]</rb><rp>(</rp><rt>コホルス</rt><rp>)</rp></ruby> の損失(だけ)で、軍隊を[[w:レミ族|レミ族]]の[[w:ドゥロコルトルム|ドゥロコルトルム]]に連れ戻して、 **:(訳注:ドゥロコルトルムはレミ族の首邑で、現在の[[w:ランス (マルヌ県)|ランス]] Reims である。) *concilioque in eum locum Galliae indicto **その地においてガッリアの(領袖たちの)会合を公示して、 *de coniuratione Senonum et Carnutum quaestionem habere instituit **[[w:セノネス族|セノネス族]]と[[w:カルヌテス族|カルヌテス族]]の共謀について詮議することを決定した。 *② et de Accone, qui princeps eius consilii fuerat, **その謀計の首謀者であった[[w:アッコ (セノネス族)|アッコ]]については *graviore sententia pronuntiata more maiorum supplicium sumpsit. **より重い判決が布告され、(ローマ人の)先祖の習慣により極刑に処した。 **:(訳注:ローマ史家[[w:テオドール・モムゼン|モムゼン]]は、アッコはローマの<ruby><rb>[[w:リクトル|先導吏]]</rb><rp>(</rp><rt>リクトル</rt><rp>)</rp></ruby> により[[w:斬首刑|斬首]]されたと言及している<ref>『モムゼン ローマの歴史Ⅳ』長谷川博隆訳、名古屋大学出版会、p.233 を参照。</ref>。 **:外国から来た侵略者カエサルがこのような刑罰を下したことに、ガッリア人たちは憤激した。[[ガリア戦記 第7巻#1節|第7巻1節]]を参照。) *③ Nonnulli iudicium veriti profugerunt. **少なからぬ者たちは、裁判を恐れて逃走した。 *Quibus cum aqua atque igni interdixisset, **その者たちには水と火が禁じられたうえで、 **:(訳注:「水と火を禁じる」とは追放処分のことで、居住権や財産の没収などを指す。) *duas legiones ad fines Treverorum, duas in Lingonibus, **2個[[w:ローマ軍団|軍団]]をトレーウェリー族の領土へ、2個(軍団)を[[w:リンゴネス族|リンゴネス族]](の領土)に、 *sex reliquas in Senonum finibus [[w:la:Agedincum|Agedinci]] in hibernis conlocavit **残りの6個(軍団)を[[w:セノネス族|セノネス族]]の領土の[[w:アゲディンクム|アゲディンクム]]に、冬営地に宿営させた。 **:(訳注:アゲディンクムは、現在の[[w:サン (ヨンヌ県)|サン]] Sens である。) *frumentoque exercitui proviso, **軍隊の糧秣を調達してから、 *ut instituerat, in Italiam ad conventus agendos profectus est. **定めていたように、イタリアに開廷(巡回裁判)を行なうために出発した。 **:(訳注:ここで「イタリア」とはカエサルが総督を務める[[w:ガリア・キサルピナ|ガッリア・キサルピーナ]]のことと思われる。) ---- *<span style="background-color:#99ff99;">「ガリア戦記 第6巻」了。「[[ガリア戦記 第7巻]]」へ続く。</span> ==脚注== <references /> ==参考リンク== *ウィキペディア英語版・日本語版 **[[w:en:Category:Tribes of ancient Gaul|Category:Tribes of ancient Gaul]]([[w:Category:ガリアの部族|Category:ガッリアの部族]]) ***[[w:en:Eburones|Eburones]]([[w:エブロネス族|エブロネス族]]) ***[[w:en:Nervii|Nervii]]([[w:ネルウィイ族|ネルウィイ族]]) ***[[w:en:Senones|Senones]](セノネス族)- [[w:la:Senones|la:Senones]] ***[[w:en:Carnutes|Carnutes]](カルヌテス族) ***[[w:en:Parisii (Gaul)|Parisii (Gaul)]]([[w:パリシイ族|パリスィ族]]) ****[[w:en:Lutetia|Lutetia]]([[w:ルテティア|ルテティア]]) ***[[w:en:Menapii|Menapii]](メナピイ族) ***[[w:en:Treveri|Treveri]](トレーウェリー族) ***[[w:en:Aedui|Aedui]]([[w:ハエドゥイ族|ハエドゥイ族]]) ***[[w:en:Sequani|Sequani]](セクアニ族) ***[[w:en:Remi|Remi]](レーミー族) **[[w:en:Category:Germanic peoples|Category:Germanic peoples]](ゲルマーニア人のカテゴリ) ***[[w:en:Category:Ancient Germanic peoples|Category:Ancient Germanic peoples]](古代ゲルマーニア人) ***[[w:en:Germanic peoples|Germanic peoples]](ゲルマーニア人) ***[[w:en:Ubii|Ubii]](ウビイー族) ***[[w:en:Suebi|Suebi]]([[w:スエビ族|スエービー族]]) ***[[w:en:Chatti|Chatti]](カッティー族) ***[[w:en:Cherusci|Cherusci]](ケールスキー族) ***[[w:en:Sicambri|Sicambri]](スガンブリー族) ***[[w:en:Hercynian Forest|Hercynian Forest]](ヘルキュニアの森) **地理学者・史家 ***[[w:en:Posidonius|Posidonius]]([[w:ポセイドニオス|ポセイドニオス]];BC135-51年頃)- [[w:la:Posidonius Apameus|la:Posidonius Apameus]] ***[[w:en:Diodorus Siculus|Diodorus Siculus]]([[w:シケリアのディオドロス|シケリアのディオドロス]];BC1世紀) - [[w:la:Diodorus Siculus|la:Diodorus Siculus]] ****〔ウィキソース ギリシア語版:[[s:el:Διόδωρος Σικελιώτης|Διόδωρος Σικελιώτης]](シケリアのディオドロス)- [[s:el:Ιστορική Βιβλιοθήκη|Ιστορική Βιβλιοθήκη]](歴史叢書)〕 ***[[w:en:Strabo|Strabo]]([[w:ストラボン|ストラボン]];BC63年頃–AD24年頃)- [[w:la:Strabo|la:Strabo]] ****〔ウィキソース ギリシア語版:[[s:el:Στράβων|Στράβων]](ストラボン) - [[s:el:Γεωγραφία|Γεωγραφία]](世界地誌)〕 ***[[w:en:Tacitus|Tacitus]]([[w:タキトゥス|タキトゥス]];56年頃–117年頃)- [[w:la:Cornelius Tacitus|la:Cornelius Tacitus]] ****[[w:en:Germania (book)|Germania (book)]]([[w:ゲルマニア (書物)|ゲルマーニア (書物)]])- [[w:la:Germania (opus Taciti)|la:Germania (opus Taciti)]] ***[[w:en:Pomponius Mela|Pomponius Mela]](ポンポニウス・メラ;1世紀)- [[w:la:Pomponius Mela|Pomponius Mela]] ***[[w:en:Athenaeus|Athenaeus]]([[w:アテナイオス|アテナイオス]];2世紀頃)- [[w:la:Athenaeus Naucratita|la:Athenaeus Naucratita]] ***[[w:en:Theodor Mommsen|Theodor Mommsen]]([[w:テオドール・モムゼン|テオドール・モムゼン]];19世紀)- [[w:la:Theodorus Mommsen|la:Theodorus Mommsen]] **[[w:en:Category:Celtic culture|Category:Celtic culture]](ケルト文化) **[[w:en:Category:Celtic mythology|Category:Celtic mythology]]([[w:Category:ケルト神話|Category:ケルト神話]]) ***[[w:en:Druid|Druid]]([[w:ドルイド|ドルイド]]) - [[w:la:Druis|la:Druis]] ***[[w:en:Wicker Man|Wicker Man]]([[w:ウィッカーマン|ウィッカーマン]]) **[[w:en:Category::Celtic_gods|Category::Celtic_gods]](ケルトの神々) **[[w:en:Category:Ancient Gaulish and British gods|Category:Ancient Gaulish and British gods]](古代ガッリアとブリタニアの神々) ***[[w:en:Taranis|Taranis]](タラニス) ***[[w:en:Cernunnos|Cernunnos]](ケルヌンノス) ***[[w:en:Dis Pater|Dis Pater]](ディス・パテル) ***[[w:en:Sucellus|Sucellus]](スケッルス) **カエサルの副官たち ***[[w:en:Titus_Labienus|Titus Labienus]]([[w:ティトゥス・ラビエヌス|ティトゥス・ラビエヌス]])- [[w:la:Titus_Labienus|la:Titus Labienus]] ***[[w:en:Trebonius|Gaius Trebonius]]([[w:ガイウス・トレボニウス|ガイウス・トレボニウス]])- [[w:la:Gaius Trebonius|la:Gaius Trebonius]] ***[[w:en:Quintus_Tullius_Cicero|Quintus Tullius Cicero]]([[w:クィントゥス・トゥッリウス・キケロ|クィントゥス・トゥッリウス・キケロ]])- [[w:la:Quintus_Tullius_Cicero|la:Quintus Tullius Cicero]] ***[[w:en:|en:]]([[w:|w:]]) ***[[w:en:|en:]]([[w:|w:]]) *ウィクショナリー フランス語版 **[[wikt:fr:calo]](カーロー、軍属奴隷) 6m6wwmvohww90xuu1hy03jqfndx6ppw 263340 263337 2024-11-11T17:09:05Z Linguae 449 /* 8節 */ 修整 263340 wikitext text/x-wiki [[Category:ガリア戦記|6]] [[ガリア戦記]]>&nbsp;'''第6巻'''&nbsp;>[[ガリア戦記 第6巻/注解|注解]] <div style="text-align:center"> <span style="font-size:20px; font-weight:bold; font-variant-caps: petite-caps; color:white; background: rgb(47,94,255);background: linear-gradient(180deg, rgba(47,94,255,1) 0%, rgba(24,56,255,1) 50%, rgba(0,8,255,1) 100%);">&nbsp;C&nbsp;IVLII&nbsp;CAESARIS&nbsp;COMMENTARIORVM&nbsp;BELLI&nbsp;GALLICI&nbsp;</span> <span style="font-size:40px; font-weight:bold; color:white; background: rgb(47,94,255);background: linear-gradient(180deg, rgba(47,94,255,1) 0%, rgba(24,56,255,1) 50%, rgba(0,8,255,1) 100%);">&nbsp;LIBER SEXTVS&nbsp;</span> </div> [[画像:Gaule_-53.png|thumb|right|150px|ガリア戦記 第6巻の情勢図(BC53年)。<br>黄色の領域がローマ領。桃色が同盟部族領。]] {| id="toc" style="align:left;clear:all;" align="left" cellpadding="5" ! style="background:#ccccff; text-align:left;" colspan="2" | ガリア戦記 第6巻 目次 |- | style="text-align:right; font-size: 0.86em;"| '''[[#ガッリア北部の平定|ガッリア北部の平定]]''':<br /> '''[[#第二次ゲルマーニア遠征|第二次ゲルマーニア遠征]]''':<br /> '''[[#ガッリア人の社会と風習について|ガッリア人の社会と風習について]]''':<br /> '''[[#ゲルマーニアの風習と自然について|ゲルマーニアの風習と自然について]]''':<br /> '''[[#対エブロネス族追討戦(1)|対エブロネス族追討戦(1)]]''':<br /> '''[[#スガンブリー族のアドゥアトゥカ攻略戦|スガンブリー族のアドゥアトゥカ攻略戦]]''':<br /> '''[[#対エブロネス族追討戦(2)|対エブロネス族追討戦(2)]]''':<br /> <br /> <br /> <br /> <br /> <br /> | style="text-align:left; font-size: 0.86em;"| [[#1節|01節]] | [[#2節|02節]] | [[#3節|03節]] | [[#4節|04節]] | [[#5節|05節]] | [[#6節|06節]] | [[#7節|07節]] | [[#8節|08節]] <br /> [[#9節|09節]] | [[#10節|10節]] <br /> [[#11節|11節]] | [[#12節|12節]] | [[#13節|13節]] | [[#14節|14節]] | [[#15節|15節]] | [[#16節|16節]] | [[#17節|17節]] | [[#18節|18節]] | [[#19節|19節]] | [[#20節|20節]] <br /> [[#21節|21節]] | [[#22節|22節]] | [[#23節|23節]] | [[#24節|24節]] | [[#25節|25節]] | [[#26節|26節]] | [[#27節|27節]] | [[#28節|28節]] <br /> [[#29節|29節]] | [[#30節|30節]] | [[#31節|31節]] | [[#32節|32節]] | [[#33節|33節]] | [[#34節|34節]] <br /> [[#35節|35節]] | [[#36節|36節]] | [[#37節|37節]] | [[#38節|38節]] | [[#39節|39節]] | [[#40節|40節]] | [[#41節|41節]] | [[#42節|42節]] <br/> [[#43節|43節]] | [[#44節|44節]] <br/> &nbsp;&nbsp;1節 [[#コラム「カエサルの軍団」|コラム「カエサルの軍団」]]<br> 10節 [[#コラム「スエービー族とカッティー族・ケールスキー族・ウビイー族について」|コラム「スエービー族とカッティー族・ケールスキー族・ウビイー族について」]]<br>10節 [[#コラム「ガッリア・ゲルマーニアの地誌・民族誌について」|コラム「ガッリア・ゲルマーニアの地誌・民族誌について」]]<br /> [[#脚注|脚注]]<br /> [[#参考リンク|参考リンク]]<br /> |} <br style="clear:both;" /> __notoc__ <div style="background-color:#dfffdf;"> ==<span style="color:#009900;">はじめに</span>== :<div style="color:#009900;width:85%;">カエサルは、第1巻の年([[w:紀元前58年|紀元前58年]])から<ruby><rb>[[w:プロコンスル|前執政官]]</rb><rp>(</rp><rt>プロコンスル</rt><rp>)</rp></ruby>として属州総督に赴任した。が、これは[[w:ガリア・キサルピナ|ガッリア・キサルピーナ]]、[[w:イリュリクム|イッリュリクム]]および[[w:ガリア・ナルボネンシス|ガッリア・トラーンサルピーナ]]の三属州の統治、および4個軍団を5年間にもわたって任されるというローマ史上前代未聞のものであった。これはカエサルが[[w:マルクス・リキニウス・クラッスス|クラッスス]]、[[w:グナエウス・ポンペイウス|ポンペイウス]]と非公式な盟約を結んだ[[w:三頭政治#第一回三頭政治|三頭政治]]の成果であった。カエサルには属州の行政に従事する気持ちははじめからなく、任期のほとんどを夏季は[[w:ガリア戦争|ガッリア侵攻]]に、冬季は首都ローマへの政界工作に費やした。[[ガリア戦記_第3巻#はじめに|第3巻]]の年([[w:紀元前56年|紀元前56年]])に3人は[[w:ルッカ|ルカ]]([[w:la:Luca|Luca]])の会談を行い、カエサルはクラッススとポンペイウスが翌年に執政官になること、カエサルの総督の任期をさらに5年間延長されることを求めた。会談の結果、任期が大幅に延長されることになったカエサルは、もはや軍事的征服の野望を隠そうとせず、ガッリアに止まらず、[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]や[[w:ブリタンニア|ブリタンニア]]の征服へと向かっていく。一方、第4巻の年([[w:紀元前55年|前55年]])に再び執政官になった二人は、[[w:パルティア|パルティア]]を攻略するためにクラッススが[[w:シリア属州|シュリア]]総督になること、ポンペイウスがカエサルと同様に[[w:ヒスパニア|両ヒスパーニア]]と[[w:アフリカ属州|アフリカ]]の三属州の総督になって4個軍団を任されることを決める。</div> <div style="text-align:center"> {| |- |[[画像:First Triumvirate of Caesar, Crassius and Pompey.jpg|thumb|right|500px|後に[[w:三頭政治#第一回三頭政治|三頭政治]](<span style="font-family:Times New Roman;">[[w:la:Triumviratus|Triumviratus]]</span>)と呼ばれることになる非公式な盟約を結んでいた、左から[[w:ガイウス・ユリウス・カエサル|カエサル]]、[[w:マルクス・リキニウス・クラッスス|クラッスス]]、[[w:グナエウス・ポンペイウス|ポンペイウス]]。<br>3人の同盟はついに破綻の時を迎える。]] |} </div> :<div style="color:#009900;width:85%;">[[w:ガリア戦記 第5巻|第5巻]]の年([[w:紀元前54年|前54年]])、カエサルは満を持して二回目の[[w:ローマによるブリタンニア侵攻 (紀元前55年-紀元前54年)|ブリタンニア侵攻]]を敢行するが、大した戦果は得られず、背後のガッリア情勢を気にしながら帰還する。ついに[[w:アンビオリクス|アンビオリークス]]率いる[[w:エブロネス族|エブローネース族]]、ついで[[w:ネルウィイ族|ネルウィイー族]]が反乱を起こし、カエサルは何とか動乱を鎮めるが、ガッリア諸部族の動きは不穏であり、カエサルは諸軍団とともに越冬することを決める。</div> :<div style="color:#009900;width:85%;">カエサルがブリタンニア遠征で不在の間に、ポンペイウスに嫁していたカエサルの一人娘[[w:ユリア (ガイウス・ユリウス・カエサルの娘)|ユーリア]]が[[w:産褥|産褥]]で命を落とす。一方、クラッススは属州[[w:シリア属州|シュリア]]に向かうが、これはクラッススの命運とともに三頭政治の瓦解、カエサルとポンペイウスの関係悪化を招来することになる。</div> :<div style="color:#009900;width:85%;">本巻の年([[w:紀元前53年|前53年]])、カエサルは[[w:エブロネス族|エブローネース族]]追討戦に向かうが、これは大きな嵐の前の出来事に過ぎない。</div> </div> <!-- **:<span style="color:#009900;">(訳注: **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注: --> ==ガッリア北部の平定== ===1節=== *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/1節]] {{進捗|00%|2024-09-18}}</span> ;カエサルがポンペイウスの助けにより新兵を徴募する *<!--❶-->Multis de causis Caesar maiorem Galliae [[wikt:en:motus#Noun_2|motum]] [[wikt:en:exspectans|exspectans]] **多くの理由から、カエサルは、ガッリアのより大きな動乱を予期しており、 *per [[wikt:en:Marcus#Latin|Marcum]] [[wikt:en:Silanus#Latin|Silanum]], [[wikt:en:Gaius#Latin|Gaium]] [[wikt:en:Antistius#Latin|Antistium]] Reginum, [[wikt:en:Titus#Latin|Titum]] [[wikt:en:Sextius#Latin|Sextium]], legatos, **<ruby><rb>[[w:レガトゥス|総督副官]]</rb><rp>(</rp><rt>レガトゥス</rt><rp>)</rp></ruby>の[[w:マルクス・ユニウス・シラヌス (紀元前25年の執政官)|マールクス・スィーラーヌス]]、ガーイウス・アンティスティウス・レーギーヌス、ティトゥス・セクスティウスを介して **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:[[w:en:Marcus Junius Silanus (consul 25 BC)|Mārcus Iūnius Sīlānus]] はこの年([[w:紀元前53年|前53年]])からカエサルの副官、[[w:紀元前25年|前25年]]に執政官。<br>    ''[[w:fr:Caius Antistius Reginus|Gaius Antistius Reginus]]'' は副官として[[ガリア戦記_第7巻#83節|第7巻83節]]と[[ガリア戦記_第7巻#90節|90節]]でも後出。<br>    [[w:en:Titus Sextius|Titus Sextius]] はこの年からカエサルの副官、[[ガリア戦記_第7巻#83節|第7巻83節]]でも後出、<br>     [[w:三頭政治#第二回三頭政治|第二回三頭政治]]では[[w:アフリカ属州|アフリカ属州]]の総督を務め、[[w:マルクス・アエミリウス・レピドゥス|レピドゥス]]に引き継ぐ。)</span> *[[wikt:en:dilectus#Noun|dilectum]] habere [[wikt:en:instituo#Latin|instituit]]; **<small>(兵士の)</small>徴募を行なうことを決める。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:[[wikt:en:dilectus#Noun|dīlēctus]] = [[wikt:en:delectus#Noun_2|dēlēctus]]「選択、徴募」)</span> :  *<!--❷-->simul ab [[wikt:en:Gnaeus#Latin|Gnaeo]] [[wikt:en:Pompeius#Proper_noun|Pompeio]] [[wikt:en:proconsul#Latin|proconsule]] [[wikt:en:peto#Latin|petit]], **同時に、<ruby><rb>[[w:プロコンスル|前執政官]]</rb><rp>(</rp><rt>プロコンスル</rt><rp>)</rp></ruby>の[[w:グナエウス・ポンペイウス|グナエウス・ポンペイウス]]に<small>(以下のことを)</small>求める。 *[[wikt:en:quoniam#Latin|quoniam]] ipse ad <u>urbem</u> cum imperio rei publicae causa [[wikt:en:remaneo#Latin|remaneret]], **<small>(ポンペイウス)</small>自身は<u>首都</u><small>〔[[w:ローマ|ローマ市]]〕</small>の辺りに、<ruby><rb>[[w:インペリウム|軍隊司令権]]</rb><rp>(</rp><rt>インペリウム</rt><rp>)</rp></ruby>を伴って、国務のために留まっていたので、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:[[wikt:en:urbs#Latin|urbs (urbem)]] は普通名詞として「都市・街」を意味するが、特に首都'''[[w:ローマ|ローマ市]]'''を指す。)</span> **:<span style="color:#009900;">(訳注:ポンペイウスは、第4巻の年([[w:紀元前55年|前55年]])に[[w:マルクス・リキニウス・クラッスス|クラッスス]]とともに[[w:執政官|執政官]]を務め、<br>    第5巻の年(昨年=[[w:紀元前54年|前54年]])には[[w:ヒスパニア|両ヒスパーニア]]と[[w:アフリカ属州|アフリカ]]の属州総督となったが、<br>    首都ローマの政局が気がかりであったため、任地には副官を派遣して、<br>    自らはローマ郊外に滞在していた。ただ彼は属州総督であったため、<br>    [[w:ポメリウム|ポメリウム]]と呼ばれるローマ市中心部に立ち入ることは禁じられていた。)</span> *quos ex [[wikt:en:cisalpinus#Latin|Cisalpina]] Gallia <u>consulis</u> [[wikt:en:sacramentum#Latin|sacramento]] [[wikt:en:rogo#Latin|rogavisset]], **[[w:ガリア・キサルピナ|ガッリア・キサルピーナ]]の内から、<ruby><rb>[[w:執政官|執政官]]</rb><rp>(</rp><rt>コンスル</rt><rp>)</rp></ruby>のための宣誓を求めていた者たちに、 **:<span style="color:#009900;">(訳注:ポンペイウスは執政官のときに元老院の許可を得て、<br>    カエサルの属州で、自らの属州に派遣するための4個軍団の徴募を行った。<br>    徴集された新兵たちは執政官に宣誓したようである。)</span> **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、主要写本&omega; では [[wikt:en:consulis#Noun|consulis]]「執政官の」だが、<br>         [[ガリア戦記/注解編/写本と校訂版#Ciacconius|Ciacconius]]は [[wikt:en:consul#Latin|consul]]「執政官が」と修正提案している。)</span> *ad signa [[wikt:en:convenio#Latin|convenire]] et ad se [[wikt:en:proficiscor#Latin|proficisci]] [[wikt:en:iubeo#Latin|iuberet]], **軍旗のもとに集まって、自分<small>〔カエサル〕</small>のもとへ進発することを命じるようにと。 **:<span style="color:#009900;">(訳注:カエサルは、ポンペイウスに軍団兵の融通を求めたわけだ。<br>    ポンペイウスが執政官のときに徴募していたうちの1個軍団がカエサルに貸し出された。<br>    ところがその後、<u>第8巻54節の記述</u>によれば <ref>ラテン語文は、[[s:la:Commentarii_de_bello_Gallico/Liber_VIII#54]] などを参照。</ref><ref>英訳は、[[s:en:Commentaries_on_the_Gallic_War/Book_8#54]] などを参照。</ref>、[[w:マルクス・リキニウス・クラッスス|クラッスス]]の死後に、[[w:元老院|元老院]]は、<br>    対[[w:パルティア|パルティア]]戦争のために、カエサルとポンペイウスがそれぞれ1個軍団を供出することを可決したが、<br>    ポンペイウスはカエサルに1個軍団の返還を求めたので、<br>    カエサルは計2個軍団の引き渡しを求められることになる。<br>    このことは、[[内乱記_第1巻#2節|『内乱記』第1巻2節]]以降でも言及される。)</span> :  *<!--❸-->magni [[wikt:en:intersum#Latin|interesse]] etiam in reliquum tempus ad [[wikt:en:opinio#Latin|opinionem]] Galliae [[wikt:en:existimans#Latin|existimans]] **ガッリアの世論に対して、これから後の時期にさえも、(カエサルが)大いに重要であると考えていたのは、 *tantas videri Italiae [[wikt:en:facultas#Latin|facultates]] **(以下の程度に)イタリアの(動員)能力が豊富であると見えることである。 **:<span style="color:#009900;">(訳注:Italiaという語は多義的でさまざまに解釈できるが、<br>    本書ではガッリア・キサルピーナを指すことが多い。)</span> *ut, si [[wikt:en:aliquid#Etymology_2|quid]] esset in bello [[wikt:en:detrimentum#Latin|detrimenti]] acceptum, **もし、戦争において何がしかの(兵員の)損害を蒙ったとしても、 *non modo id [[wikt:en:brevis#Latin|brevi]] tempore [[wikt:en:sarcio#Latin|sarciri]], **それが短期間で修復(できる)だけでなく、 *sed etiam [[wikt:en:maior#Adjective_2|maioribus]] [[wikt:en:augeo#Latin|augeri]] copiis posset. **より多く軍勢で増されることが可能だ<br>(とガッリアの世論に思われることが重要であるとカエサルは考えたのである)。 :  *<!--❹-->Quod cum [[wikt:en:Pompeius#Proper_noun|Pompeius]] et rei publicae et amicitiae [[wikt:en:tribuo#Latin|tribuisset]], **そのことを、ポンペイウスは公儀<small>〔ローマ国家〕</small>のためにも(三頭政治の)盟約のためにも認めたので、 *celeriter [[wikt:en:confectus#Latin|confecto]] per suos [[wikt:en:dilectus#Noun|dilectu]] **(カエサルの)配下の者たちを介して速やかに徴募が成し遂げられて *tribus ante [[wikt:en:exactus#Latin|exactam]] [[wikt:en:hiems#Latin|hiemem]] et [[wikt:en:constitutus#Participle|constitutis]] et [[wikt:en:adductus#Latin|adductis]] legionibus **冬が過ぎ去る前に、3個[[w:ローマ軍団|軍団]]が組織されて<small>(カエサルのもとへ)</small>もたらされ、 *[[wikt:en:duplicatus#Latin|duplicato]]<nowiki>que</nowiki> earum [[wikt:en:cohors#Latin|cohortium]] numero, quas cum [[wikt:en:Quintus#Latin|Quinto]] [[wikt:en:Titurius#Latin|Titurio]] [[wikt:en:amitto#Latin|amiserat]], **それらの<ruby><rb>[[w:コホルス|歩兵大隊]]</rb><rp>(</rp><rt>コホルス</rt><rp>)</rp></ruby>の数は、[[w:クィントゥス・ティトゥリウス・サビヌス|クィーントゥス・ティトゥーリウス(・サビーヌス)]]とともに失っていたものの倍にされた。 **:<span style="color:#009900;">(訳注:前巻でサビーヌスとコッタは1個軍団と5個[[w:コホルス|歩兵大隊]](=15個歩兵大隊)を失ったが、<br>    代わりに3個軍団(=30個歩兵大隊)を得たということ。)</span> *et [[wikt:en:celeritas#Latin|celeritate]] et copiis [[wikt:en:doceo#Latin|docuit]], **<small>(徴兵の)</small>迅速さと軍勢<small>(の多さ)</small>において<small>(ガッリア人たちに)</small>示したのは、 *quid populi Romani [[wikt:en:disciplina#Latin|disciplina]] atque [[wikt:en:ops#Noun_4|opes]] possent. **ローマ国民の規律と能力がいかに有力であるかということである。 {| class="wikitable" |- | style="vertical-align:top; text-align:left;" |[[画像:Hw-pompey.jpg|thumb|right|250px|[[w:グナエウス・ポンペイウス|グナエウス・ポンペイウス]]の胸像。カエサルおよび[[w:マルクス・リキニウス・クラッスス|マルクス・クラッスス]]とともに[[w:三頭政治|三頭政治]]を行ない、[[w:共和政ローマ|共和政末期のローマ]]を支配した。この巻の年にクラッススが戦死し、ポンペイウスに嫁いでいたカエサルの娘[[w:ユリア (ガイウス・ユリウス・カエサルの娘)|ユーリア]]が前年に病没、三頭政治は瓦解して、やがて[[w:ローマ内戦 (紀元前49年-紀元前45年)|内戦]]へ向かう。]] | style="vertical-align:top; text-align:left;" |[[画像:Theatre of Pompey 3D cut out.png|thumb|left|400px|'''[[w:ポンペイウス劇場|ポンペイウス劇場]]'''の復元図。[[w:グナエウス・ポンペイウス|ポンペイウス]]の名を冠したこの劇場は、彼が執政官であった[[w:紀元前55年|紀元前55年]]頃に竣工し、当時最大の劇場であった。<br> 伝記作家[[w:プルタルコス|プルータルコス]]は以下のように伝えている<ref>[[s:en:Plutarch%27s_Lives_(Clough)/Life_of_Pompey]] より</ref>:「クラッススは執政官の任期が切れるとすぐに属州へと出発したが、ポンペイウスはローマで劇場の開館式や奉献式に出席し、その式にはあらゆる競技・ショー・運動・体操・音楽などで人々を楽しませた。野獣の狩猟や餌付け、野獣との闘いもあり、500頭のライオンが殺された。しかし何よりも、象の闘いは、恐怖と驚きに満ちた見世物であった」と。<br><br> カエサルの最期の場所でもあり、血みどろのカエサルはポンペイウスの胸像の前で絶命したとされている。]] |} <!-- <span style="color:#009900;"></span> **:<span style="color:#009900;">(訳注: **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注: --> <div style="background-color:#dfffdf;"> ===<span style="color:#009900;">コラム「カエサルの軍団」</span>=== :<div style="color:#009900;width:75%;">カエサルは第1巻の年([[w:紀元前58年|紀元前58年]])に三属州の総督に任官するとともに4個軍団(VI・VII・[[w:en:Legio VIII Augusta|VIII]]・[[w:en:Legio IX Hispana|IX]])を任された。[[w:ヘルウェティイ族|ヘルウェーティイー族]]([[w:la:Helvetii|Helvetii]])と対峙するうちに、元老院に諮らずに独断で2個軍団([[w:en:Legio X Equestris|X]]・[[w:en:Legio XI Claudia|XI]])を徴募する(1巻10節)。<br> 第2巻の年([[w:紀元前57年|紀元前57年]])に3個軍団([[w:en:Legio XII Fulminata|XII]]・[[w:en:Legio XIII Gemina|XIII]]・[[w:en:Legio XIV Gemina|XIV]])を徴募して、計9個軍団。<br><br> [[ガリア戦記_第5巻#24節|『第5巻』24節]]の時点で、カエサルは8個軍団と5個[[w:コホルス|歩兵大隊]]を保持していると記されている。最古参の第6軍団が半減していると考えると、[[w:アドゥアトゥカの戦い|アドゥアトゥカの戦い]]で[[w:アンビオリクス|アンビオリークス]]によって、[[w:クィントゥス・ティトゥリウス・サビヌス|サビーヌス]]やコッタらとともに滅ぼされたのは、第14軍団([[w:en:Legio XIV Gemina|XIV]])と古い第6軍団(VI)の生き残りの5個[[w:コホルス|歩兵大隊]]と考えることができる。<br><br> 本巻の年([[w:紀元前53年|紀元前53年]])では、ポンペイウスの第1軍団がカエサルに譲られ、後にカエサルの軍団の番号系列に合わせて第6軍団(VI)と改称されたようだ。「第14軍団」は全滅させられたので通常は欠番にするところだが、カエサルはあえて再建して第14軍団と第15軍団が徴募され、これら3個軍団を加えると、カエサルが保持するのは計10個軍団となる。<br> もっとも本巻ではカエサルは明瞭な記述をしておらず、上述のように後に2個軍団を引き渡すことになるためか、伝記作家[[w:プルタルコス|プルータルコス]]は、ポンペイウスがカエサルに2個軍団を貸し出した、と説明している。 </div> </div> ===2節=== *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/2節]] {{進捗|00%|2024-09-29}}</span> ;ガッリア北部の不穏な情勢、トレーウェリー族がライン川東岸のゲルマーニア人を勧誘 *<!--❶-->[[wikt:en:interfectus#Latin|Interfecto]] [[wikt:en:Indutiomarus#Latin|Indutiomaro]], ut [[wikt:en:doceo#Latin|docuimus]], **<small>([[ガリア戦記 第5巻#58節|第5巻58節]]で)</small>述べたように、インドゥーティオマールスが殺害されると、 *ad eius propinquos a [[wikt:en:Treveri#Latin|Treveris]] imperium [[wikt:en:defero#Latin|defertur]]. **トレーウェリー族の者たちにより彼の縁者たちへ支配権がもたらされる。 *Illi finitimos [[wikt:en:Germanus#Noun|Germanos]] [[wikt:en:sollicito#Latin|sollicitare]] et [[wikt:en:pecunia#Latin|pecuniam]] [[wikt:en:polliceor#Latin|polliceri]] non [[wikt:en:desisto#Latin|desistunt]]. **彼らは隣接する[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人たちをそそのかすこと、および金銭を約束することをやめない。 *Cum ab proximis [[wikt:en:impetro#Latin|impetrare]] non possent, [[wikt:en:ulterior#Latin|ulteriores]] [[wikt:en:tempto#Latin|temptant]]. **たとえ隣人たちによって(盟約を)成し遂げることができなくても、より向こう側の者たちに試みる。 :  *<!--❷-->[[wikt:en:inventus#Latin|Inventis]] [[wikt:en:nonnullus#Latin|non nullis]] civitatibus **少なからぬ部族国家を見出して *[[wikt:en:ius_iurandum#Latin|iure iurando]] inter se [[wikt:en:confirmo#Latin|confirmant]] **互いに誓約し合って(支持を)固め、 *obsidibusque de pecunia [[wikt:en:caveo#Latin|cavent]]; **金銭(の保証)のために人質たちを提供する。 *[[wikt:en:Ambiorix#Latin|Ambiorigem]] sibi [[wikt:en:societas#Latin|societate]] et [[wikt:en:foedus#Latin|foedere]] [[wikt:en:adiungo#Latin|adiungunt]]. **[[w:アンビオリクス|アンビオリークス]]を自分たちにとっての連合や同盟に加盟させる。 :  *<!--❸-->Quibus rebus [[wikt:en:cognitus#Participle|cognitis]] Caesar, **それらの事情を知るや、カエサルは、 *cum undique bellum [[wikt:en:paro#Latin|parari]] videret, **至る所で戦争が準備されていることを見ていたので、 *[[wikt:en:Nervii#Latin|Nervios]], [[wikt:en:Aduatuci#Latin|Atuatucos]] ac [[wikt:en:Menapii#Latin|Menapios]] [[wikt:en:adiunctus#Participle|adiunctis]] **(すなわち)[[w:ネルウィイ族|ネルウィイー族]]、アトゥアトゥキー族とメナピイー族を加盟させたうえに *<u>Cisrhenanis</u> omnibus <u>[[wikt:en:Germanus#Noun|Germanis]]</u> esse in armis, **レーヌス<small>〔[[w:ライン川|ライン川]]〕</small>のこちら側のすべてのゲルマーニア人たちが武装していて、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:''[[w:en:Germani cisrhenani|Germani Cisrhenani]]''「レーヌスのこちら側のゲルマーニア人」(西岸の諸部族) は西岸部族の総称。<br>    ''Germani Transrhenani'' 「レーヌスの向こう側のゲルマーニア人」(東岸の諸部族) の対義語で、<br>     西岸の諸部族が東岸の諸部族を招き寄せているというのが『ガリア戦記』の主張である。)</span> *[[wikt:en:Senones#Latin|Senones]] ad [[wikt:en:imperatum#Latin|imperatum]] non venire **セノネース族は<small>(カエサルから)</small>命令されたことに従わずに *et cum [[wikt:en:Carnutes#Latin|Carnutibus]] finitimisque civitatibus consilia [[wikt:en:communico#Latin|communicare]], **カルヌーテース族および隣接する諸部族とともに謀計を共有しており、 *a [[wikt:en:Treveri#Latin|Treveris]] [[wikt:en:Germanus#Noun|Germanos]] crebris [[wikt:en:legatio#Latin|legationibus]] [[wikt:en:sollicito#Latin|sollicitari]], **ゲルマーニア人たちがたびたびトレーウェリー族の使節団によってそそのかされていたので、 *[[wikt:en:mature#Adverb|maturius]] sibi de bello [[wikt:en:cogitandus#Latin|cogitandum]] [[wikt:en:puto#Latin|putavit]]. **<small>(カエサルは)</small>自分にとって<small>(例年)</small>より早めに戦争を計画するべきだと見なした。 <!-- <span style="color:#009900;"></span> **:<span style="color:#009900;">(訳注: **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注: --> ===3節=== *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/3節]] {{進捗|00%|2024-10-06}}</span> ;カエサルがネルウィイー族を降し、ガッリアの領袖たちの会合を召集する *<!--❶-->Itaque [[wikt:en:nondum#Latin|nondum]] [[wikt:en:hiems#Latin|hieme]] [[wikt:en:confectus#Latin|confecta]] **<small>(カエサルは)</small>こうして、まだ冬が終わらないうちに、 *proximis quattuor [[wikt:en:coactus#Latin|coactis]] legionibus **近隣の4個[[w:ローマ軍団|軍団]]を集めて、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:[[ガリア戦記_第5巻#52節|第5巻52節]]で言及されたように、カエサルは、本営を置いていた<br>    サマロブリーウァ(現在の[[w:アミアン|アミアン]])周辺の冬営に3個軍団、<br>    およびファビウスの軍団を配置していたと思われる。)</span> *[[wikt:en:de_improviso#Latin|de improviso]] in fines [[wikt:en:Nervii#Latin|Nerviorum]] [[wikt:en:contendo#Latin|contendit]] **不意に[[w:ネルウィイ族|ネルウィイー族]]の領土に急いだ。 :  *<!--❷-->et, [[wikt:en:priusquam#Latin|prius quam]] illi aut [[wikt:en:convenio#Latin|convenire]] aut [[wikt:en:profugio#Latin|profugere]] possent, **そして、彼ら<small>(の軍勢)</small>は、集結したり、あるいは逃亡したりできるより前に、 *magno [[wikt:en:pecus#Latin|pecoris]] atque hominum numero [[wikt:en:captus#Latin|capto]] **家畜たちおよび人間たちの多数を捕らえて、 *atque ea [[wikt:en:praeda#Latin|praeda]] militibus [[wikt:en:concessus#Participle|concessa]] **それらの戦利品を兵士たちに譲り、 *[[wikt:en:vastatus#Latin|vastatis]]<nowiki>que</nowiki> agris **耕地を荒らして、 *in [[wikt:en:deditio#Latin|deditionem]] venire atque obsides sibi dare [[wikt:en:cogo#Latin|coegit]]. **<small>(ネルウィイー族に、ローマ勢へ)</small>降伏すること、人質たちを自分<small>〔カエサル〕</small>に供出することを強いた。 :  *<!--❸-->Eo celeriter [[wikt:en:confectus#Latin|confecto]] [[wikt:en:negotium#Latin|negotio]] **その戦役は速やかに成し遂げられたので、 *rursus in [[wikt:en:hibernum#Latin|hiberna]] legiones [[wikt:en:reduco#Latin|reduxit]]. **再び諸軍団を冬営に連れ戻した。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:本営を置いていたサマロブリーウァ周辺の冬営。)</span> :  *'''ガッリアの領袖たちの会合''' *<!--❹-->[[wikt:en:concilium#Latin|Concilio]] Galliae primo [[wikt:en:ver#Latin|vere]], ut [[wikt:en:instituo#Latin|instituerat]], [[wikt:en:indictus#Participle|indicto]], **ガッリアの<small>(領袖たちの)</small>会合を、定めていたように、春の初めに通告すると、 **:<span style="color:#009900;">(訳注:会合の集合場所は、当初は本営のあるサマロブリーウァだったであろう。)</span> *cum reliqui praeter [[wikt:en:Senones#Latin|Senones]], [[wikt:en:Carnutes#Latin|Carnutes]] [[wikt:en:Treveri#Latin|Treveros]]<nowiki>que</nowiki> venissent, **[[w:セノネス族|セノネース族]]、カルヌーテース族とトレーウェリー族を除いて、ほかの者たちは(会合に)現われていたので、 **:<span style="color:#009900;">(訳注:ガッリア北部では、このほかエブローネース族とメナピイー族が参加していないはずである。)</span> *initium belli ac [[wikt:en:defectio#Latin|defectionis]] hoc esse [[wikt:en:arbitratus#Latin|arbitratus]], **このこと<span style="color:#009900;">〔3部族の不参加〕</span>は戦争と背反の始まりであると思われて、 *ut omnia [[wikt:en:postpono#Latin|postponere]] videretur, **<small>(他の)</small>すべて<small>(の事柄)</small>を後回しにすることと見なされるように、 *[[wikt:en:concilium#Latin|concilium]] [[wikt:en:Lutetia#Latin|Lutetiam]] [[wikt:en:Parisii#Latin|Parisiorum]] [[wikt:en:transfero#Latin|transfert]]. **会合を[[w:パリシイ族|パリースィイー族]]の(城塞都市である)[[w:ルテティア|ルーテーティア]]に移す。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:ルーテーティア Lutetia は、写本によってはルーテーキア Lutecia とも表記されている。<br>    ラテン語では Lutetia Parisiorum「パリースィイー族の泥土」と呼ばれ、現在の[[w:パリ|パリ市]]である。<br>    [[w:ストラボン|ストラボーン]]などによれば[[w:ケルト語|ケルト語]]でルコテキア Lukotekia と呼ばれていたらしい。)</span> :  ;   セノネース族について [[画像:Plan_de_Paris_Lutece2_BNF07710745.png|thumb|right|200px|ルテティア周辺の地図(18世紀頃)]] *<!--❺-->[[wikt:en:confinis#Latin|Confines]] erant hi [[wikt:en:Senones#Latin|Senonibus]] **彼ら<small>〔パリースィイー族〕</small>はセノネース族に隣接していて、 *civitatemque patrum memoria [[wikt:en:coniungo#Latin|coniunxerant]], **父祖の伝承では<small>(セノネース族と一つの)</small>部族として結びついていた。 *sed ab hoc consilio [[wikt:en:absum#Latin|afuisse]] [[wikt:en:existimo#Latin|existimabantur]]. **しかし<small>(パリースィイー族は)</small>これらの謀計には関与していなかったと考えられていた。 :  *<!--❻-->Hac re pro [[wikt:en:suggestus#Latin|suggestu]] [[wikt:en:pronuntiatus#Latin|pronuntiata]] **<small>(カエサルは)</small>この事を演壇の前で宣言すると、 *eodem die cum legionibus in [[wikt:en:Senones#Latin|Senones]] [[wikt:en:proficiscor#Latin|proficiscitur]] **同日に諸軍団とともにセノネース族のところに出発して、 *magnisque itineribus eo [[wikt:en:pervenio#Latin|pervenit]]. **強行軍でもってそこに到着した。 <!-- <span style="color:#009900;"></span> **:<span style="color:#009900;">(訳注: **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注: --> ===4節=== *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/4節]] {{進捗|00%|2024-10-09}}</span> ;セノネース族のアッコーが造反するが、カエサルはセノネース族とカルヌーテース族を降伏させる *<!--❶-->[[wikt:en:cognitus#Participle|Cognito]] eius [[wikt:en:adventus#Latin|adventu]], **彼<small>〔カエサル〕</small>の到来を知ると、 *[[wikt:en:Acco#Latin|Acco]], qui princeps eius consilii fuerat, **その画策の首謀者であった<small>(セノネース族の)</small>'''アッコー''' は、 *[[wikt:en:iubeo#Latin|iubet]] in oppida multitudinem [[wikt:en:convenio#Latin|convenire]]. **群衆に諸[[w:オッピドゥム|城塞都市]]に集結することを命じる。 :  *[[wikt:en:conans#Latin|Conantibus]], [[wikt:en:priusquam|prius quam]] id [[wikt:en:effici|effici]] posset, [[wikt:en:adsum#Latin|adesse]] Romanos [[wikt:en:nuntio#Verb|nuntiatur]]. **そのことが遂行され得るより前に、ローマ人が接近していることが、企てている者たちに報告される。 :  *<!--❷-->Necessario [[wikt:en:sententia#Latin|sententia]] [[wikt:en:desisto#Latin|desistunt]] **<small>(セノネース族は)</small>やむなく<small>(カエサルへの謀反の)</small>意図を思いとどまって、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:[[wikt:en:necessario#Adverb|necessāriō]] = [[wikt:en:necessarie#Adverb|necessāriē]]「やむを得ず」)</span> *legatosque [[wikt:en:deprecor#Latin|deprecandi]] causa ad Caesarem mittunt; **<small>(恩赦を)</small>嘆願するために、使節たちをカエサルのもとへ遣わして、 *<u>adeunt</u> per [[wikt:en:Aedui#Latin|Haeduos]], quorum [[wikt:en:antiquitus|antiquitus]] erat in fide civitas. **部族国家が昔から<small>(ローマ人に対して)</small>忠実であった[[w:ハエドゥイ族|ハエドゥイー族]]を介して、頼み込む。 **:<span style="color:#009900;">(訳注:この部分は、セノネース族がハエドゥイー族の庇護下にあったように訳されることも多いが、<br>    [[ガリア戦記 第5巻#54節|第5巻54節]]における両部族とローマ人の関係の記述を考慮して、上のように訳した<ref>[[s:en:Commentaries_on_the_Gallic_War/Book_6#4|英語版ウィキソース]]では「they make advances to him through the Aedui, whose state was from ancient times under the protection of Rome.」と英訳されている。</ref>。)</span> **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:[[wikt:de:adire|adeō]]「(誰かに)アプローチする」「(誰かに)頼る、頼む、懇願する」<ref>[https://www.frag-caesar.de/lateinwoerterbuch/adeo-uebersetzung-1.html adeo-Übersetzung im Latein Wörterbuch]</ref>)</span> :  *<!--❸-->Libenter Caesar [[wikt:en:petens#Latin|petentibus]] [[wikt:en:Aedui#Latin|Haeduis]] dat [[wikt:en:venia#Latin|veniam]] **カエサルは、懇願するハエドゥイー族に対して、喜んで<small>(セノネース族への)</small>恩赦を与え、 *[[wikt:en:excusatio#Latin|excusationem]]<nowiki>que</nowiki> accipit, **<small>(セノネース族の)</small>弁解を受け入れる。 *quod [[wikt:en:aestivus#Latin|aestivum]] tempus [[wikt:en:instans#Latin|instantis]] belli, **というのは、夏の時季は差し迫っている<small>(エブローネース族らとの)</small>戦争のためのものであり、 *non [[wikt:en:quaestio#Latin|quaestionis]] esse [[wikt:en:arbitror#Latin|arbitrabatur]]. **<small>(謀反人に対する)</small>尋問のためのものではないと<small>(カエサルが)</small>判断していたからである。 **:<span style="color:#009900;">(訳注:エブローネース族との戦争が終わった後に、謀反人への尋問が行なわれることになる。[[#44節|44節]]参照。)</span> :  *<!--❹-->Obsidibus [[wikt:en:imperatus#Latin|imperatis]] centum, **<small>(カエサルは)</small>100人の人質<small>(の供出)</small>を命令すると、 *hos Haeduis [[wikt:en:custodiendus#Latin|custodiendos]] [[wikt:en:trado#Latin|tradit]]. **彼ら<small>〔人質たち〕</small>を監視するべく[[w:ハエドゥイ族|ハエドゥイー族]]に引き渡す。 :  *<!--❺-->[[wikt:en:eodem#Adverb|Eodem]] [[wikt:en:Carnutes#Latin|Carnutes]] legatos obsidesque [[wikt:en:mitto#Latin|mittunt]], **ちょうどそこに、カルヌーテース族が使節たちと人質たちを遣わして、 *[[wikt:en:usus#Participle|usi]] [[wikt:en:deprecator#Latin|deprecatoribus]] [[wikt:en:Remi#Proper_noun_3|Remis]], quorum erant in [[wikt:en:clientela#Latin|clientela]]; **<small>(カルヌーテース族が)</small><ruby><rb>[[w:クリエンテス|庇護]]</rb><rp>(</rp><rt>クリエンテーラ</rt><rp>)</rp></ruby>を受ける関係にあったレーミー族を<ruby><rb>助命仲介者</rb><rp>(</rp><rt>デープレカートル</rt><rp>)</rp></ruby>として利用して、 *eadem ferunt [[wikt:en:responsum#Latin|responsa]]. **<small>(セノネース族のときと)</small>同じ返答を獲得する。 :  *<!--❻-->[[wikt:en:perago#Latin|Peragit]] [[wikt:en:concilium#Noun|concilium]] Caesar **カエサルは<small>(ガッリア諸部族の領袖たちの)</small>会合を完了して、 *equitesque [[wikt:en:impero#Latin|imperat]] civitatibus. **[[w:騎兵|騎兵]]たち<small>(の供出)</small>を諸部族に命令する。 <!-- <span style="color:#009900;"></span> **:<span style="color:#009900;">(訳注: **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注: --> ===5節=== *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/5節]] {{進捗|00%|2024-10-10}}</span> ;アンビオリークスへの策を練り、メナピイー族へ向かう *<!--❶-->Hac parte Galliae [[wikt:en:pacatus#Latin|pacata]], **ガッリアのこの方面が平定されたので、 **:<span style="color:#009900;">(訳注:[[#3節|3節]]~[[#4節|4節]]でネルウィイー族、セノネース族とカルヌーテース族がカエサルに降伏したことを指す。)</span> *totus et mente et animo in bellum [[wikt:en:Treveri#Latin|Treverorum]] et [[wikt:en:Ambiorix#Latin|Ambiorigis]] [[wikt:en:insisto#Latin|insistit]]. **<small>(カエサルは)</small>全身全霊をかけて、トレーウェリー族と[[w:アンビオリクス|アンビオリークス]]との戦争に着手する。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:totus et [[wikt:en:mens#Latin|mente]] et [[wikt:en:animus#Latin|animo]] 「全身全霊をかけて」''with all his heart and soul'' )</span> :  *<!--❷-->[[wikt:en:Cavarinus#Latin|Cavarinum]] cum equitatu [[wikt:en:Senones#Latin|Senonum]] [[wikt:en:secum#Latin|secum]] [[wikt:en:proficiscor#Latin|proficisci]] [[wikt:en:iubeo#Latin|iubet]], **カウァリーヌスに、セノネース族の[[w:騎兵|騎兵]]隊を伴って、自分<small>〔カエサル〕</small>とともに出発することを命じる。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:''[[w:de:Cavarinus|Cavarinus]]'' は、[[ガリア戦記 第5巻#54節|第5巻54節]]で前述のように、<br>    カエサルにより王位に据えられていたが、独立主義勢力により追放された。)</span> *ne [[wikt:en:aliquis#Latin|quis]] <u>aut</u> ex huius [[wikt:en:iracundia#Latin|iracundia]] <u>aut</u> ex eo, quod [[wikt:en:mereo#Latin|meruerat]], [[wikt:en:odium#Latin|odio]] civitatis [[wikt:en:motus#Noun_2|motus]] [[wikt:en:exsistat|exsistat]]. **彼の激しやすさから、<u>あるいは</u>彼が招来していた反感から、部族国家の何らかの動乱が起こらないようにである。 **:<span style="color:#009900;">(訳注:前節でアッコーら独立主義者たちがカエサルに降伏して、<br>    カウァリーヌスが王位に戻されたために、<br>    部族内で反感をかっていたのであろう。)</span> :  *<!--❸-->His rebus [[wikt:en:constitutus#Participle|constitutis]], **これらの事柄が取り決められると、 *quod pro explorato habebat, [[wikt:en:Ambiorix#Latin|Ambiorigem]] [[wikt:en:proelium#Latin|proelio]] non esse <u>concertaturum</u>, **<small>(カエサルは)</small>[[w:アンビオリクス|アンビオリークス]]が戦闘で激しく争うつもりではないことを、確実と見なしていたので、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:[[wikt:en:pro#Latin|pro]] [[wikt:en:exploratus#Latin|explorato]] = [[wikt:en:exploratus#Latin|exploratum]]「確かなものとして(''as certain'')」)</span> **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、&chi;系(A・Q)およびL・N写本では non esse <u>[[wikt:en:concertaturum|concertaturum]]</u>「激しくつもりではないこと」だが、<br>         &beta;系写本では non esse <u>[[wikt:en:contenturum|contenturum]]</u><br>         B・M・S写本では non esse <u>concertaturum [[wikt:en:tenturum|tenturum]]</u> となっている。)</span> *reliqua eius [[wikt:en:consilium#Latin|consilia]] animo [[wikt:en:circumspicio#Latin|circumspiciebat]]. **彼<small>〔アンビオリークス〕</small>のほかの計略に思いをめぐらせていた。 :  ;   カエサルがメナピイー族の攻略を決意 *<!--❹-->Erant [[wikt:en:Menapii#Latin|Menapii]] propinqui [[wikt:en:Eburones#Latin|Eburonum]] finibus, **メナピイー族は[[w:エブロネス族|エブローネース族]]の領土に隣り合っていて、 *[[wikt:en:perpetuus#Latin|perpetuis]] [[wikt:en:palus#Latin|paludibus]] [[wikt:en:silva#Latin|silvis]]<nowiki>que</nowiki> [[wikt:en:munitus#Latin|muniti]], **絶え間ない沼地と森林によって守られており、 *qui uni ex Gallia de pace ad Caesarem legatos [[wikt:en:numquam#Latin|numquam]] [[wikt:en:mitto#Latin|miserant]]. **彼らは[[w:ガリア|ガッリア]]のうちでカエサルのもとへ講和の使節たちを決して遣わさなかった唯一の者たちであった。 :  *Cum his esse [[wikt:en:hospitium#Latin|hospitium]] [[wikt:en:Ambiorix#Latin|Ambiorigi]] [[wikt:en:scio#Latin|sciebat]]; **<small>(カエサルは)</small>[[w:アンビオリクス|アンビオリークス]]が彼らのもとで歓待されていることを知っていたし、 *item per [[wikt:en:Treveri#Latin|Treveros]] venisse Germanis in [[wikt:en:amicitia#Latin|amicitiam]] [[wikt:en:cognosco#Latin|cognoverat]]. **同様にトレーウェリー族を通じて[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人と盟約を結んだことも探知していた。 :  *<!--❺-->Haec <u>prius</u> illi [[wikt:en:detrahendus#Latin|detrahenda]] auxilia [[wikt:en:existimo#Latin|existimabat]] <u>quam</u> ipsum bello [[wikt:en:lacesso#Latin|lacesseret]], **<ruby><rb>彼奴</rb><rp>(</rp><rt>あやつ</rt><rp>)</rp></ruby><small>〔アンビオリークス〕</small>へのこれらの支援は、彼奴自身に戦争で挑みかかる<u>より前に</u>引き離されるべきだと考えていた。 *ne [[wikt:en:desperatus#Latin|desperata]] [[wikt:en:salus#Latin|salute]] **<small>(アンビオリークスが)</small>身の安全に絶望して、 *<u>aut</u> se in [[wikt:en:Menapii#Latin|Menapios]] [[wikt:en:abdo#Latin|abderet]], **<u>あるいは</u>メナピイー族のところに身を隠したりしないように、 *<u>aut</u> cum [[wikt:en:Transrhenanus#Latin|Transrhenanis]] [[wikt:en:congredior#Latin|congredi]] [[wikt:en:cogo#Latin|cogeretur]]. **<u>あるいは</u>レーヌス<small>〔[[w:ライン川|ライン川]]〕</small>の向こう側の者たちと合同することを強いられないように、である。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:''Germani Transrhenani'' 「レーヌスの向こう側のゲルマーニア人」(東岸の諸部族)を<br>    ''[[w:en:Germani cisrhenani|Germani Cisrhenani]]''「レーヌスのこちら側のゲルマーニア人」(西岸の諸部族) が<br>    招き寄せているというのが『ガリア戦記』の主張である。)</span> :  *<!--❻-->Hoc [[wikt:en:initus#Participle|inito]] consilio, **この計略を決断すると、 *[[wikt:en:totus#Etymology_1|totius]] exercitus [[wikt:en:impedimentum#Latin|impedimenta]] ad [[wikt:en:Labienus#Latin|Labienum]] in [[wikt:en:Treveri#Latin|Treveros]] [[wikt:en:mitto#Latin|mittit]] **<small>(カエサルは)</small>全軍の[[w:輜重|輜重]]を、トレーウェリー族のところにいる[[w:ティトゥス・ラビエヌス|ラビエーヌス]]のもとへ送り、 *duasque ad eum legiones [[wikt:en:proficiscor#Latin|proficisci]] [[wikt:en:iubeo#Latin|iubet]]; **2個[[w:ローマ軍団|軍団]]に彼<small>〔ラビエーヌス〕</small>のもとへ出発することを命じる。 :  *ipse cum legionibus [[wikt:en:expeditus#Participle|expeditis]] quinque in [[wikt:en:Menapii#Latin|Menapios]] [[wikt:en:proficiscor#Latin|proficiscitur]]. **<small>(カエサル)</small>自身は軽装の5個軍団とともにメナピイー族のところに出発する。 :  *<!--❼-->Illi, [[wikt:en:nullus#Adjective|nulla]] [[wikt:en:coactus#Latin|coacta]] [[wikt:en:manus#Latin|manu]], **あの者らは、何ら手勢を集めず、 *loci [[wikt:en:praesidium#Latin|praesidio]] [[wikt:en:fretus#Adjective|freti]], **地勢の要害を信頼して、 *in [[wikt:en:silva#Latin|silvas]] [[wikt:en:palus#Latin|paludes]]<nowiki>que</nowiki> [[wikt:en:confugio#Latin|confugiunt]] **森林や沼地に避難して、 *[[wikt:en:suus#Latin|sua]]<nowiki>que</nowiki> [[wikt:en:eodem#Adverb|eodem]] [[wikt:en:confero#Latin|conferunt]]. **自分たちの家財を同じところに運び集める。 <!-- <span style="color:#009900;"></span> <small></small> **:<span style="color:#009900;">(訳注: **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注: --> ===6節=== *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/6節]] {{進捗|00%|2024-10-20}}</span> ;メナピイー族がついにカエサルの軍門に降る *<!--❶-->Caesar, **カエサルは、 *[[wikt:en:partitus#Latin|partitis]] copiis cum [[wikt:en:Gaius#Latin|Gaio]] [[wikt:en:Fabius#Latin|Fabio]] legato et [[wikt:en:Marcus#Latin|Marco]] [[wikt:en:Crassus#Latin|Crasso]] [[wikt:en:quaestor#Latin|quaestore]] **[[w:レガトゥス|副官]]である[[w:ガイウス・ファビウス|ガーイウス・ファビウス]]と[[w:クァエストル|財務官]]である[[w:マルクス・リキニウス・クラッスス (財務官)|マールクス・クラッスス]]とともに軍勢を分配して、 *celeriterque [[wikt:en:effectus#Participle|effectis]] [[wikt:en:pons#Latin|pontibus]] **速やかに橋梁を造って、 **:<span style="color:#009900;">(訳注:橋梁は軽装の軍団兵が沼地を渡るためのものなので、丸太道のようなものであろうか。)</span> *[[wikt:en:adeo#Verb|adit]] [[wikt:en:tripertito|tripertito]], **三方面から<small>(メナピイー族の領土に)</small>接近して、 [[画像:GallischeHoeve.jpg|thumb|right|200px|復元されたメナピイー族の住居(再掲)]] *[[wikt:en:aedificium#Latin|aedificia]] [[wikt:en:vicus#Latin|vicos]]<nowiki>que</nowiki> [[wikt:en:incendo#Latin|incendit]], **建物や村々を焼き討ちして、 *magno [[wikt:en:pecus#Latin|pecoris]] atque hominum numero [[wikt:en:potior#Latin|potitur]]. **家畜や人間の多数を<small>(戦利品として)</small>獲得する。 :  *<!--❷-->Quibus rebus [[wikt:en:coactus#Participle|coacti]] **そのような事態に強いられて、 *[[wikt:en:Menapii#Latin|Menapii]] legatos ad eum [[wikt:en:pax#Latin|pacis]] [[wikt:en:petendus#Latin|petendae]] causa [[wikt:en:mitto#Latin|mittunt]]. **メナピイー族は和平を求めるための使節たちを彼<small>〔カエサル〕</small>のもとへ遣わす。 :  *<!--❸-->Ille [[wikt:en:obses#Latin|obsidibus]] [[wikt:en:acceptus#Latin|acceptis]], **彼<small>〔カエサル〕</small>は人質たちを受け取ると、 *hostium se [[wikt:en:habiturus#Latin|habiturum]] numero [[wikt:en:confirmo#Latin|confirmat]], si aut [[wikt:en:Ambiorix#Latin|Ambiorigem]] aut eius legatos finibus suis [[wikt:en:recipio#Latin|recepissent]]. **もし[[w:アンビオリクス|アンビオリークス]]か彼の使節を自領に迎え入れたら、自分は<small>(メナピイー族を)</small>敵として見なすだろうと断言する。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:属格の名詞 + numero「〜として」) :  *<!--❹-->His [[wikt:en:confirmatus#Latin|confirmatis]] rebus, **これらの事柄を確立すると、 *[[wikt:en:Commius#Latin|Commium]] [[wikt:en:Atrebas#Latin|Atrebatem]] cum [[wikt:en:equitatus#Latin|equitatu]] [[wikt:en:custos#Latin|custodis]] loco in [[wikt:en:Menapii#Latin|Menapiis]] [[wikt:en:relinquo#Latin|relinquit]]; **アトレバーテース族である[[w:コンミウス|コンミウス]]を[[w:騎兵|騎兵]]隊とともに、目付け役として、メナピイー族のところに残す。 **:<span style="color:#009900;">(訳注:コンミウスは、カエサルがアトレバテース族の王にすえて、ブリタンニア遠征の先導役として遣わし、<br>    カッスィウェッラウヌスの降伏の仲介を</span>果たしていた。[[ガリア戦記 第4巻#21節|第4巻21節]]・27節や[[ガリア戦記 第5巻#22節|第5巻22節]]などを参照。) *ipse in [[wikt:en:Treveri#Latin|Treveros]] [[wikt:en:proficiscor#Latin|proficiscitur]]. **<small>(カエサル)</small>自身はトレーウェリー族のところに出発する。 <!-- <span style="color:#009900;"></span> <small></small> **:<span style="color:#009900;">(訳注: **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注: --> ===7節=== *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/7節]] {{進捗|00%|2024-10-27}}</span> [[画像:Titelberg_01.jpg|thumb|right|200px|トレーウェリー族の城砦跡(再掲)]] ;トレーウェリー族の開戦準備、ラビエーヌスの計略 *<!--❶-->Dum haec a Caesare [[wikt:en:gero#Latin|geruntur]], **これらのことがカエサルによって遂行されている間に、 *[[wikt:en:Treveri#Latin|Treveri]] magnis [[wikt:en:coactus#Participle|coactis]] [[wikt:en:peditatus#Latin|peditatus]] [[wikt:en:equitatus#Etymology_1|equitatus]]<nowiki>que</nowiki> copiis **トレーウェリー族は、[[w:歩兵|歩兵]]隊と[[w:騎兵|騎兵]]隊の大軍勢を徴集して、 *[[wikt:en:Labienus#Latin|Labienum]] cum una legione, quae in eorum finibus <u>[[wikt:en:hiemo#Latin|hiemaverat]]</u>, **彼らの領土において越冬していた1個[[w:ローマ軍団|軍団]]とともに[[w:ティトゥス・ラビエヌス|ラビエーヌス]]を、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、&alpha;系写本では [[wikt:en:hiemaverat|hiemaverat]] <small>(過去完了形)</small> だが、<br>         &beta;系写本では [[wikt:en:hiemabat|hiemabat]] <small>(未完了過去形)</small> などとなっている。)</span> *[[wikt:en:adorior#Latin|adoriri]] [[wikt:en:paro#Latin|parabant]], **襲撃することを準備していた。 :  *<!--❷-->iamque ab eo non longius [[wikt:en:biduum#Latin|bidui]] via [[wikt:en:absum#Verb|aberant]], **すでに、そこ<small>〔ラビエーヌスの冬営〕</small>から2日間の道のりより遠く離れていなかったが、 *cum duas venisse legiones [[wikt:en:missus#Noun_2|missu]] Caesaris [[wikt:en:cognosco#Latin|cognoscunt]]. **そのときに、カエサルが派遣した2個軍団が到着したことを知る。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:[[#5節|5節]]で既述のように、カエサルはラビエーヌスのところへ全軍の輜重と2個軍団を派遣していた。<br>    こうして、ラビエーヌスはローマ全軍の輜重と3個軍団を任されることになった。) :  *<!--❸-->[[wikt:en:positus#Latin|Positis]] <u>castris</u> a milibus passuum [[wikt:en:quindecim#Latin|quindecim]](XV) **<small>(トレーウェリー勢は、ラビエーヌスの冬営から)</small>15ローママイルのところに<u>野営地</u>を設置して、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:1[[ガイウス・ユリウス・カエサルの著作/通貨・計量単位#ミーッレ・パッスーム、ミーリア(ローママイル)|ローママイル]]は約1.48 kmで、15マイルは約22 km)</span> **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:[[w:カストラ|カストラ]] [[wikt:en:castra#Latin|castra]] という語はローマ勢の行軍中の野営地や常設の宿営地に用いられ、<br>    非ローマ系部族の野営地に用いられることは稀である。)</span> *auxilia [[wikt:en:Germani#Latin|Germanorum]] [[wikt:en:exspecto#Latin|exspectare]] [[wikt:en:constituo#Latin|constituunt]]. **[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人の援軍を待つことを決める。 :  *<!--❹-->[[wikt:en:Labienus#Latin|Labienus]] hostium [[wikt:en:cognitus#Participle|cognito]] consilio **ラビエーヌスは、敵勢<small>〔トレーウェリー族〕</small>の計略を知ると、 *[[wikt:en:sperans#Latin|sperans]] [[wikt:en:temeritas#Latin|temeritate]] eorum [[wikt:en:fore#Etymology_2_2|fore]] [[wikt:en:aliqui#Latin|aliquam]] [[wikt:en:dimico#Latin|dimicandi]] facultatem, **彼らの無謀さにより何らかの争闘する機会が生ずるであろうと期待して、 *[[wikt:en:praesidium#Latin|praesidio]] quinque(V) cohortium [[wikt:en:impedimentum#Latin|impedimentis]] [[wikt:en:relictus#Latin|relicto]] **5個<ruby><rb>[[w:コホルス|歩兵大隊]]</rb><rp>(</rp><rt>コホルス</rt><rp>)</rp></ruby>の守備隊を[[w:輜重|輜重]]のために残し、 *cum XXV(viginti quinque) cohortibus magnoque [[wikt:en:equitatus#Etymology_1|equitatu]] contra hostem [[wikt:en:proficiscor#Latin|proficiscitur]] **25個<ruby><rb>[[w:コホルス|歩兵大隊]]</rb><rp>(</rp><rt>コホルス</rt><rp>)</rp></ruby>および多勢の騎兵隊とともに、敵に抗して進発する。 *et mille passuum [[wikt:en:intermissus#Latin|intermisso]] spatio castra [[wikt:en:communio#Latin|communit]]. **<small>(トレーウェリー勢から)</small>1ローママイルの間隔を置いて、[[w:カストラ|陣営]]<small>〔野営地〕</small>を固める。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:1[[ガイウス・ユリウス・カエサルの著作/通貨・計量単位#ミーッレ・パッスーム、ミーリア(ローママイル)|ローママイル]]は約1.48 km)</span> :  *<!--❺-->Erat inter [[wikt:en:Labienus#Latin|Labienum]] atque hostem [[wikt:en:difficilis#Latin|difficili]] [[wikt:en:transitus#Latin|transitu]] flumen [[wikt:en:ripa#Latin|ripis]]<nowiki>que</nowiki> [[wikt:en:praeruptus#Adjective|praeruptis]]. **ラビエーヌスと敵の間には、渡ることが困難な川が、急峻な岸とともにあった。 *Hoc <u>neque</u> ipse [[wikt:en:transeo#Latin|transire]] habebat in animo **これを<small>(ラビエーヌス)</small>自身は渡河するつもりではなかったし、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:~ habeo in animo「~するつもりである」)</span> **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:neque ~, neque …「~でもないし、…でもない」)</span> *<u>neque</u> hostes [[wikt:en:transiturus#Latin|transituros]] [[wikt:en:existimo#Latin|existimabat]]. **敵勢も渡河して来ないであろうと<small>(ラビエーヌスは)</small>考えていた。 :  *<!--❻-->[[wikt:en:augeo#Latin|Augebatur]] auxiliorum [[wikt:en:cotidie#Latin|cotidie]] spes. **<small>(トレーウェリー勢にとって、ゲルマーニア人の)</small>援軍への期待は日ごとに増されるばかりであった。 *[[wikt:en:loquor#Latin|Loquitur]] <u>in consilio</u> [[wikt:en:palam#Adverb|palam]]: **<small>(ラビエーヌスは)</small>会議において公然と<small>(以下のように)</small>述べる。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、主要写本&omega;では in [[wikt:en:consilio|consilio]] だが、<br>         [[ガリア戦記/注解編/写本と校訂版#Aldus|Aldus]] は in [[wikt:en:concilium#Latin|concilio]] と修正提案し、<br>         Hecker は [[wikt:en:consulto#Adverb|consulto]] と修正提案している。)</span> *[[wikt:en:quoniam#Latin|quoniam]] [[wikt:en:Germani#Latin|Germani]] [[wikt:en:adpropinquo#Latin|adpropinquare]] [[wikt:en:dico#Latin|dicantur]], **ゲルマーニア人<small>(の軍勢)</small>が近づいていることが言われているので、 *sese suas exercitusque fortunas in [[wikt:en:dubium#Noun|dubium]] non [[wikt:en:devocaturus#Latin|devocaturum]] **自分は自らと軍隊の命運を不確実さの中に引きずり込むことはないであろうし、 *et postero die prima luce castra [[wikt:en:moturus#Latin|moturum]]. **翌日の夜明けには陣営を引き払うであろう。 :  *<!--❼-->Celeriter haec ad hostes [[wikt:en:defero#Latin|deferuntur]], **これら<small>(のラビエーヌスの発言)</small>は速やかに敵勢<small>〔トレーウェリー族〕</small>のもとへ報じられたので、 *ut ex magno Gallorum equitum numero [[wikt:en:nonnullus#Latin|non nullos]] <u>Gallos</u> [[wikt:en:gallicus#Latin|Gallicis]] rebus [[wikt:en:faveo#Latin|favere]] natura [[wikt:en:cogo#Latin|cogebat]]. **ガッリア人の境遇を想う気質が、<small>(ローマ側)</small>ガッリア人騎兵の多数のうちの若干名を励ましていたほどである。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部の [[wikt:en:Gallus#Noun|Gallos]] は &alpha;系写本の記述で、&beta;系写本では欠く。)</span> :  *<!--❽-->[[wikt:en:Labienus#Latin|Labienus]], noctu tribunis militum primisque ordinibus <u>convocatis</u>, **ラビエーヌスは、夜間に<ruby><rb>[[w:トリブヌス・ミリトゥム|兵士長官]]</rb><rp>(</rp><rt>トリブヌス・ミリトゥム</rt><rp>)</rp></ruby>たちと第一序列(の[[w:ケントゥリオ|百人隊長]])たちを召集すると、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:1個軍団当たりの<ruby><rb>[[w:トリブヌス・ミリトゥム|兵士長官]]</rb><rp>(</rp><rt>トリブヌス・ミリトゥム</rt><rp>)</rp></ruby> の定員は計6名。<br>    第一序列の<ruby><rb>[[w:ケントゥリオ|百人隊長]]</rb><rp>(</rp><rt>ケントゥリオー</rt><rp>)</rp></ruby>たち primorum ordinum centuriones は、軍団内における[[w:下士官|下士官]]のトップであり、<br>     第一<ruby><rb>[[w:コホルス|歩兵大隊]]</rb><rp>(</rp><rt>コホルス</rt><rp>)</rp></ruby> においては定員5名だが、<br>     ほかの歩兵大隊においては定員6名であった。)</span> **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、&alpha;系写本では [[wikt:en:convocatus#Latin|convocatis]] だが、<br>         &beta;系写本では [[wikt:en:coactus#Participle|coactis]] などとなっている。)</span> *quid sui sit consilii, [[wikt:en:propono#Latin|proponit]] **自分の計略がいかなるものであるかを呈示して、 *et, quo facilius hostibus [[wikt:en:timor#Latin|timoris]] [[wikt:en:det#Latin|det]] [[wikt:en:suspicio#Noun|suspicionem]], **それ<small>〔計略〕</small>によって、よりたやすく敵勢に<small>(ローマ勢の)</small>恐怖心という推測を起こすべく、 *maiore [[wikt:en:strepitus#Latin|strepitu]] et [[wikt:en:tumultus#Latin|tumultu]], quam populi Romani fert [[wikt:en:consuetudo#Latin|consuetudo]] **ローマ国民の習慣が引き起こすよりもより大きな騒音や喧騒をもって *castra [[wikt:en:moveo#Latin|moveri]] [[wikt:en:iubeo#Latin|iubet]]. **陣営を引き払うことを命じる。 *His rebus fugae [[wikt:en:similis#Latin|similem]] [[wikt:en:profectio#Latin|profectionem]] [[wikt:en:efficio#Latin|effecit]]. **<small>(ラビエーヌスは)</small>これらの事によって、逃亡に似た進発を実現した。 :  *<!--❾-->Haec quoque per [[wikt:en:explorator#Latin|exploratores]] **これらのこともまた、<small>(トレーウェリー勢の)</small>斥候たちを通じて、 *ante [[wikt:en:lux#Latin|lucem]] in tanta [[wikt:en:propinquitas#Latin|propinquitate]] castrorum ad hostes [[wikt:en:defero#Latin|deferuntur]]. **夜明け前には、陣営のこれほどの近さにより、敵勢へ報じられる。 <!-- <span style="color:#009900;"></span> <small></small> **:<span style="color:#009900;">(訳注: **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注: --> ===8節=== *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/8節]] {{進捗|00%|2024-10-28}}</span> ;ラビエーヌスがトレーウェリー族を降す :  ;   トレーウェリー勢が、渡河してラビエーヌスの軍勢に攻めかかろうとする *<!--❶-->[[wikt:en:vix#Latin|Vix]] [[wikt:en:agmen#Latin|agmen]] [[wikt:en:novissimus#Latin|novissimum]] extra [[wikt:en:munitio#Latin|munitiones]] [[wikt:en:procedo#Latin|processerat]], **<small>(ローマ勢の)</small>行軍隊列の最後尾が防塁の外側にほぼ進み出ようとしていた、 *cum Galli [[wikt:en:cohortatus#Latin|cohortati]] inter se, ne [[wikt:en:speratus#Latin|speratam]] [[wikt:en:praeda#Latin|praedam]] ex manibus [[wikt:en:dimitto#Latin|dimitterent]] **そのときにガッリア人たちは、期待していた戦利品を<small>(彼らの)</small>手から逸しないように、互いに鼓舞し合って、 *── longum esse, [[wikt:en:perterritus#Latin|perterritis]] Romanis [[wikt:en:Germani#Proper_noun|Germanorum]] auxilium [[wikt:en:exspecto#Latin|exspectare]]; **── ローマ人が<ruby><rb>怖気</rb><rp>(</rp><rt>おじけ</rt><rp>)</rp></ruby>ているのに、[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人の支援を待つことは悠長なものである。 *neque suam [[wikt:en:patior#Latin|pati]] [[wikt:en:dignitas#Latin|dignitatem]], **<small>(以下のことは)</small>自分たちの尊厳が耐えられない。 *ut [[wikt:en:tantus#Latin|tantis]] copiis [[wikt:en:tam#Latin|tam]] [[wikt:en:exiguus#Latin|exiguam]] manum, praesertim [[wikt:en:fugiens#Latin|fugientem]] atque [[wikt:en:impeditus#Latin|impeditam]], **これほどの大軍勢で<small>(ローマの)</small>それほどの貧弱な手勢を、特に逃げ出して<small>(荷物で)</small>妨げられている者たちを *[[wikt:en:adorior#Latin|adoriri]] non [[wikt:en:audeo#Latin|audeant]] ── **あえて襲撃しないとは──<small>(と鼓舞し合って)</small> *flumen [[wikt:en:transeo#Latin|transire]] et iniquo loco [[wikt:en:committo#Latin|committere]] proelium non [[wikt:en:dubito#Latin|dubitant]]. **川を渡って<small>(切り立った岸を登りながら)</small>不利な場所で交戦することをためらわない。 :  ;   ラビエーヌス勢が怖気を装いながら、そろりそろりと進む *<!--❷-->Quae fore [[wikt:en:suspicatus#Latin|suspicatus]] [[wikt:en:Labienus#Latin|Labienus]], **こうしたことが生じるであろうと想像していた[[w:ティトゥス・ラビエヌス|ラビエーヌス]]は、 *ut omnes citra flumen [[wikt:en:elicio#Latin|eliceret]], **<small>(敵の)</small>総勢を川のこちら側に誘い出すように、 *[[wikt:en:idem#Latin|eadem]] [[wikt:en:usus#Participle|usus]] [[wikt:en:simulatio#Latin|simulatione]] itineris **行軍の同じ見せかけを用いて、 **:<span style="color:#009900;">(訳注:前節で語られたように、<ruby><rb>怖気</rb><rp>(</rp><rt>おじけ</rt><rp>)</rp></ruby>て今にも逃げ出しそうな風に装いながらの行軍。)</span> *[[wikt:en:placide#Adverb|placide]] [[wikt:en:progredior#Latin|progrediebatur]]. **穏やかに前進していた。 :  ;   ラビエーヌスが全軍の兵を叱咤激励する *<!--❸-->Tum [[wikt:en:praemissus#Latin|praemissis]] paulum impedimentis **それから、[[w:輜重|輜重]]<small>(の隊列)</small>を少し先に遣わして、 *atque in [[wikt:en:tumulus#Latin|tumulo]] [[wikt:en:quidam#Adjective|quodam]] [[wikt:en:collocatus#Latin|conlocatis]], **とある高台に配置すると、 *<!--▲直接話法--><span style="background-color:#e8e8ff;"><span style="color:#009900;">«</span>&nbsp;[[wikt:en:habetis|Habetis]],<span style="color:#009900;">»</span></span> [[wikt:en:inquam#Latin|inquit]], <!--▲直接話法--><span style="background-color:#e8e8ff;"><span style="color:#009900;">«</span>milites, quam [[wikt:en:petistis|petistis]], [[wikt:en:facultas#Latin|facultatem]]; </span> **<small>(ラビエーヌスは)</small>「兵士らよ、<small>(諸君は)</small>求めていた機会を得たぞ」と言った。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:以下、<!--▲直接話法--><span style="background-color:#e8e8ff;">&nbsp;<span style="color:#009900;">«</span> ~ <span style="color:#009900;">»</span>&nbsp;</span> の箇所は、直接話法で記されている。)</span> *<!--▲直接話法--><span style="background-color:#e8e8ff;">hostem [[wikt:en:impeditus#Latin|impedito]] atque [[wikt:en:iniquus#Latin|iniquo]] loco [[wikt:en:tenetis|tenetis]]: </span> **「<small>(諸君は)</small>敵を<small>(川岸で)</small>妨げられた不利な場所に追いやった。」 *<!--❹--><!--▲直接話法--><span style="background-color:#e8e8ff;">[[wikt:en:praestate|praestate]] eandem nobis [[wikt:en:dux#Latin|ducibus]] [[wikt:en:virtus#Latin|virtutem]], quam saepe numero [[wikt:en:imperator#Latin|imperatori]] [[wikt:en:praestitistis|praestitistis]], </span> **「我々<ruby><rb>将帥</rb><rp>(</rp><rt>ドゥクス</rt><rp>)</rp></ruby>らに、<small>(諸君が)</small>しばしば<ruby><rb>将軍</rb><rp>(</rp><rt>インペラートル</rt><rp>)</rp></ruby><small>〔カエサル〕</small>に見せて来たのと同じ武勇を見せてくれ。」 *<!--▲直接話法--><span style="background-color:#e8e8ff;">atque illum adesse et haec [[wikt:en:coram#Adverb|coram]] [[wikt:en:cerno#Latin|cernere]] [[wikt:en:existimate|existimate]].<span style="color:#009900;">»</span></span> **「彼<small>〔カエサル〕</small>が訪れて、これ<small>〔武勇〕</small>を目の前で見ていると思ってくれ。」 :  ;   ラビエーヌスが軍を反転させて攻撃態勢を整える *<!--❺-->Simul signa ad hostem [[wikt:en:converto#Latin|converti]] aciemque [[wikt:en:dirigo#Latin|dirigi]] [[wikt:en:iubeo#Latin|iubet]], **同時に、軍旗が敵の方へ向きを変えられることと、戦列が整えられること、を命じる。 **:<span style="color:#009900;">(訳注:軍勢が敵側へ向けて反転して、戦列を整えること、を命じた。)</span> [[画像:Pilensalve.jpg|thumb|right|250px|[[w:ピルム|ピールム]](投槍)を投げるローマ軍兵士(帝政期)の再演]] *et paucis [[wikt:en:turma#Latin|turmis]] praesidio ad impedimenta [[wikt:en:dimissus#Latin|dimissis]], **かつ若干の<ruby><rb>[[w:トゥルマ|騎兵小隊]]</rb><rp>(</rp><rt>トゥルマ</rt><rp>)</rp></ruby>を輜重のための守備隊として送り出して、 **:<span style="color:#009900;">(訳注:騎兵小隊 turma はローマ軍の<br>    [[w:アウクシリア|支援軍]]における中規模の編成単位で、<br>    各30騎ほどと考えられている。)</span> *reliquos equites ad latera [[wikt:en:dispono#Latin|disponit]]. **残りの[[w:騎兵|騎兵]]たちを<small>(軍勢の)</small>両側面へ分置する。 :  ;   ラビエーヌス勢が喊声を上げて、投げ槍を投げ始める *<!--❻-->Celeriter nostri, clamore [[wikt:en:sublatus#Latin|sublato]], [[wikt:en:pilum#Latin|pila]] in hostes [[wikt:en:inmitto#Latin|inmittunt]]. **我が方<small>〔ローマ勢〕</small>は、雄叫びを上げると、速やかに<ruby><rb>[[w:ピルム|投げ槍]]</rb><rp>(</rp><rt>ピールム</rt><rp>)</rp></ruby>を敵勢へ放り入れる。 :  ;   不意を突かれたトレーウェリー勢が、一目散に逃げ出して、最寄りの森林を目指す *Illi, ubi [[wikt:en:praeter#Latin|praeter]] spem, quos <span style="color:#009900;">&lt;modo&gt;</span> [[wikt:en:fugio#Latin|fugere]] [[wikt:en:credo#Latin|credebant]], [[wikt:en:infestus#Latin|infestis]] signis ad se ire viderunt, **<span style="font-size:11pt;">彼らは、期待に反して、<span style="color:#009900;">&lt;ただ&gt;</span>逃げていると信じていた者たちが、軍旗を攻勢にして自分らの方へ来るのを見るや否や、</span> *[[wikt:en:impetus#Latin|impetum]] <u>modo</u> ferre non potuerunt **<small>(ローマ勢の)</small>突撃を持ちこたえることができずに、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部 modo は主要写本&omega;ではこの位置にあるが、<br>    上記の &lt;modo&gt; に移す修正提案がある。)</span> *ac primo [[wikt:en:concursus#Noun|concursu]] in fugam [[wikt:en:coniectus#Participle|coniecti]] **最初の猛攻で敗走に追い込まれて、 *proximas silvas [[wikt:en:peto#Latin|petierunt]]. **近隣の森を目指した。 :  ;   ラビエーヌス勢が、トレーウェリー勢の多数を死傷させ、部族国家を奪回する *<!--❼-->Quos [[wikt:en:Labienus#Latin|Labienus]] equitatu [[wikt:en:consectatus#Latin|consectatus]], **<small>(敗走した)</small>その者たちを、ラビエーヌスは騎兵隊で追撃して、 *magno numero [[wikt:en:interfectus#Latin|interfecto]], **多数の者を<ruby><rb>殺戮</rb><rp>(</rp><rt>さつりく</rt><rp>)</rp></ruby>して、 *compluribus [[wikt:en:captus#Latin|captis]], **かなりの者たちを捕らえて、 *paucis post diebus civitatem recepit. **数日後に<small>(トレーウェリーの)</small>部族国家を<small>(蜂起の前の状態に)</small>戻した。 :  [[画像:Bund-ro-altburg.jpg|thumb|right|180px|トレーウェリー族の再現された住居(再掲)]] [[画像:Trier_Kaiserthermen_BW_1.JPG|thumb|right|180px|トレーウェリー族(Treveri)の名を現代に伝えるドイツの[[w:トリーア|トリーア市]](Trier)に残るローマ時代の浴場跡]] ;   ゲルマーニア人の援軍が故国へ引き返す *Nam [[wikt:en:Germani#Latin|Germani]], qui auxilio veniebant, **一方で、援軍として来ようとしていたゲルマーニア人たちは、 *[[wikt:en:perceptus#Latin|percepta]] [[wikt:en:Treveri#Latin|Treverorum]] fuga **トレーウェリー族の敗走を把握したので、 *sese [[wikt:en:domus#Latin|domum]] <u>receperunt</u>. **故国に撤退していった。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、&alpha;系写本では [[wikt:en:receperunt|receperunt]] だが、<br>         &beta;系写本では [[wikt:en:contulerunt|contulerunt]] となっている。)</span> :  *<!--❽-->Cum his propinqui Indutiomari, **彼ら<small>〔ゲルマーニア人〕</small>とともに、インドゥーティオマールスの縁者たちは、 *qui defectionis auctores fuerant, **その者らは<small>(トレーウェリー族におけるカエサルへの)</small>謀反の張本人であったが、 *comitati eos ex civitate excesserunt. **彼ら<small>〔ゲルマーニア人〕</small>を伴って、部族(の領内)から出て行った。 :  *<!--❾-->Cingetorigi, **キンゲトリークスに対しては、 *quem ab initio permansisse in officio demonstravimus, **その者は前述したように始めから<small>(ローマへの)</small>忠節に留まり続けていた者であるが、 **:<span style="color:#009900;">(訳注:キンゲトリークスについては、[[ガリア戦記 第5巻#3節|第5巻3節]]~4節・[[ガリア戦記 第5巻#56節|56節]]~57節で述べられている。)</span> *principatus atque imperium est traditum. **首長の地位と軍隊司令権が委託された。 <!-- <span style="color:#009900;"></span> <span style="font-size:11pt;"></span> <small></small> **:<span style="color:#009900;">(訳注: **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注: --> ==第二次ゲルマーニア遠征== ===9節=== *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/9節]] {{進捗|00%|2024-11-06}}</span> ;再びレーヌスを渡河、ウビイー族を調べる *<!--❶-->Caesar, postquam ex Menapiis in Treveros venit, **カエサルは、メナピイー族のところからトレーウェリー族のところに来た後で、 *duabus de causis Rhenum transire constituit; **二つの理由からレーヌス<small>〔[[w:ライン川|ライン川]]〕</small>を渡ることを決めた。 :  *<!--❷-->quarum una erat, quod auxilia contra se Treveris miserant, **その<small></small>(理由の)一つは、<small></small>(ゲルマーニア人が)自分<small>〔カエサル〕</small>に対抗して、トレーウェリー族に援軍を派遣していたことであった。 *altera, ne ad eos Ambiorix receptum haberet. **もう一つ<small></small>(の理由)は、彼らのところへ[[w:アンビオリクス|アンビオリークス]]が避難所を持たないように、ということであった。 :  *<!--❸-->His constitutis rebus, **これらの事柄を決定すると、 *[[wikt:en:paulum#Adverb|paulum]] supra eum locum, quo ante exercitum traduxerat, facere pontem instituit. **<u>以前に軍隊を渡らせていた場所</u>の少し上流に、橋を造ることを決意した。 **:<span style="color:#009900;">(訳注:[[ガリア戦記_第4巻#17節|第4巻17節]] でカエサルが[[w:ライン川|ライン川]]に架橋した場所のこと。<br>    第4巻の'''[[ガリア戦記_第4巻#コラム「ゲルマーニア両部族が虐殺された場所はどこか?」|コラム]]''' や [[ガリア戦記_第4巻#17節|第4巻17節]]の図で説明したように、カエサルの最初の架橋地点には異論もあるが、<br>    今回の架橋地点がトレーウェリー族領であった[[w:モーゼル川|モーゼル川]]渓谷から近かったであろうことから有力視される。)</span> [[画像:Caesar's Rhine Crossing.jpg|thumb|right|250px|カエサルがライン川に橋を架けたとされる有力な地点の図示。ライン川と[[w:モーゼル川|モーゼル川]]の合流点にある[[w:コブレンツ|コブレンツ]]([[w:en:Koblenz|Koblenz]])と下流の[[w:アンダーナッハ|アンダーナッハ]]([[w:en:Andernach|Andernach]])との間の[[w:ノイヴィート|ノイヴィート]]([[w:en:Neuwied|Neuwied]])辺りが有力な地点の一つとされる。'''([[ガリア戦記_第4巻#17節|第4巻17節]]の図を再掲)''']] :  *<!--❹-->Nota atque instituta ratione **経験しかつ建造していた方法で、 *magno militum studio **兵士の大きな熱意により *paucis diebus opus efficitur. **わずかな日数で作業が完遂された。 :  *<!--❺-->Firmo in Treveris ad pontem praesidio relicto, **トレーウェリー族(の領内)の橋のたもとへ強力な守備隊を残した。 *ne quis ab his subito motus <u>oreretur</u>, **彼らによる何らかの動乱が突然に起こされないように。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、&chi;系・B・&rho;系写本では [[wikt:en:oreretur|oreretur]]、<br>         &phi;系・&pi;系写本では [[wikt:en:oriretur|oriretur]] だが、語形の相異。)</span> *reliquas copias equitatumque traducit. **残りの軍勢と騎兵隊を(レーヌスの東岸へ)渡らせた。 :  *<!--❻-->Ubii, qui ante obsides dederant atque in deditionem venerant, **ウビイー族は、以前に(カエサルに対して)人質たちを供出していて、降伏していたが、 **:<span style="color:#009900;">(訳注:この事はすでに[[ガリア戦記 第4巻#16節|第4巻16節]]で述べられている。)</span> *<u>purgandi sui</u> causa ad eum legatos mittunt, **自分たちの申し開きをすることのために、彼(カエサル)のところへ使節たちを遣わして、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、&alpha;系写本では [[wikt:en:purgandi|purgandi]] [[wikt:en:sui#Pronoun|sui]] だが、<br>         &beta;系写本では purgandi のみ。)</span> *qui doceant **(以下のように)説かせた。 *neque <u>auxilia ex sua civitate</u> in Treveros missa **自分たちの部族から援軍をトレーウェリー族のところに派遣してもいないし、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、&chi;系・B・M・S写本では [[wikt:en:auxilia#Latin|auxilia]] ex sua [[wikt:en:civitate|civitate]]、<br>         L・N・&beta;系写本では ex sua civitate auxilia の語順になっている。)</span> *neque ab se fidem laesam: **自分らにより(ローマへの)信義を傷つけてもいない、と。 :  *<!--❼-->petunt atque orant ut **(ウビイー族の使節たちは、以下のように)求め、かつ願った。 *sibi parcat, **自分たちを容赦し、 *ne communi odio Germanorum innocentes pro nocentibus poenas pendant; **[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人一般への憎しみから、潔白な者たちが加害者たちのために罰を償うことがないように、と。 *si amplius obsidum <u>vellet, dare</u> pollicentur. **もし、より多くの人質を欲するのなら、供出することを約束する、と。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、&alpha;系写本では [[wikt:en:vellet#Latin|vellet]] <small>(未完了過去・接続法)</small> [[wikt:en:dare#Latin|dare]] <small>(現在・能動・不定)</small> だが、<br>         &beta;系写本では [[wikt:en:velit#Latin|velit]] <small>(現在・接続法)</small> [[wikt:en:dari#Latin|dari]] <small>(現在・受動・不定法)</small> となっている。)</span> :  *<!--❽-->Cognita Caesar causa **カエサルは事情を調査して、 *<u>repperit</u> ab Suebis auxilia missa esse; **スエービー族により(トレーウェリー族に)援軍が派遣されていたことを見出した。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、主要写本 &omega; では [[wikt:en:repperit|repperit]] <small>(完了形)</small> だが、<br>         近世以降の印刷本 [[ガリア戦記/注解編/写本と校訂版#クリティカル・アパラトゥスとその略号|edd.]] では [[wikt:en:reperit|reperit]] <small>(現在形)</small> となっている。)</span> :  *Ubiorum satisfactionem <u>accepit</u>, **ウビイー族の弁解を受け入れて、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、主要写本 &omega; では [[wikt:en:accepit|accepit]] <small>(完了形)</small> だが、<br>         [[ガリア戦記/注解編/写本と校訂版#Davisius|Davisius]] の修正提案では [[wikt:en:accipit|accipit]] <small>(現在形)</small> となっている。)</span> *aditus viasque in Suebos perquirit. **スエービー族のところに出入りする道筋を問い質した。 <!-- <span style="color:#009900;"></span> <small></small> **:<span style="color:#009900;">(訳注: **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注: --> ===10節=== '''ウビイー族を通じてスエービー族の動静を探る''' *① Interim paucis post diebus fit ab Ubiis certior **わずかな日々の後の間に、ウビイー族によって報告されたことには、 *Suebos omnes in unum locum copias cogere *スエービー族は、すべての軍勢を一か所に集めて、 **(訳注:後述するように、これはカッティー族 [[w:en:Chatti|Chatti]] のことであろう。) *atque iis nationibus, quae sub eorum sint imperio, **彼らの支配下にある種族たちに *denuntiare, ut auxilia peditatus equitatusque mittant. **[[w:歩兵|歩兵]]隊と[[w:騎兵|騎兵]]隊の援軍を派遣するように指示した。 *② His cognitis rebus **(カエサルは)これらの事情を知ると、 *rem frumentariam providet, castris idoneum locum deligit; **糧食調達を準備して、[[w:カストラ|陣営]](を設置するの)に適切な場所を選んだ。 *Ubiis imperat, ut pecora deducant suaque omnia ex agris in oppida conferant, **ウビイー族には、家畜を連れ去り、自分たちの一切合財を土地から[[w:オッピドゥム|城市]]に運び集めるように命令した。 *sperans barbaros atque imperitos homines **(カエサルが)期待したのは、野蛮で無知な連中が *inopia cibariorum adductos ad iniquam pugnandi condicionem posse deduci; **糧秣の欠乏に動かされて、不都合な条件のもとで戦うことがあり得るように誘引されることであった。 *③ mandat, ut crebros exploratores in Suebos mittant quaeque apud eos gerantur cognoscant. **偵察者たちをたびたびスエービー族内に遣わして、彼らのもとで遂行されていることを知るように(ウビイー族に)委ねた。 *④ Illi imperata faciunt et paucis diebus intermissis referunt: **彼ら(ウビイー族)は、命令されたことを実行して、わずかな日々を間に置いて(以下のことを)報告する。 *Suebos omnes, posteaquam certiores nuntii de exercitu Romanorum venerint, **スエービー族は皆、ローマ人の軍隊についてより確実な報告がもたらされた後で、 *cum omnibus suis sociorumque copiis, quas coegissent, **自分たちの軍勢と集結していた同盟者たちの軍勢とともに、 *penitus ad extremos fines se recepisse; **領土の最も遠い奥深くまで撤退していた。 *⑤ silvam esse ibi infinita magnitudine, quae appellatur Bacenis; **そこには、バケニスと呼ばれている限りない大きさの森林がある。 *hanc longe introrsus pertinere et pro nativo muro obiectam **これは、はるか内陸に及んでいて、天然の防壁として横たわっており、 *[[wikt:en:Cheruscos|Cheruscos]] ab Suebis Suebosque ab [[wikt:en:Cheruscis|Cheruscis]] iniuriis incursionibusque prohibere: **ケールスキー族をスエービー族から、スエービー族をケールスキー族から、無法行為や襲撃から防いでいる。 *ad eius initium silvae Suebos adventum Romanorum exspectare constituisse. **その森の始まりのところで、スエービー族はローマ人の到来を待ち構えることを決定した。 <div style="border:solid #999 1px;background:#feedff;max-width:80%;padding:0.25em 1em;margin:0.5em auto;align:left;overflow:auto;text-align:justify;"> ===コラム「スエービー族とカッティー族・ケールスキー族・ウビイー族について」=== [[画像:Hermann (Arminius) at the battle of the Teutoburg Forest in 9 CE by Peter Jannsen, 1873, with painting creases and damage removed.jpg|thumb|right|250px|ウァルスの戦い([[w:de:Varusschlacht|Varusschlacht]])こと[[w:トイトブルク森の戦い|トイトブルク森の戦い]](AD9年)で戦う、ゲルマーニア軍とローマ軍(Johann Peter Theodor Janssen画、1870~1873年頃)。中央上の人物はケールスキー族の名将[[w:アルミニウス (ゲルマン人)|アルミニウス]]。<br>アルミニウスが率いるケールスキー族・カッティー族らゲルマーニア諸部族同盟軍は、P.クィン(ク)ティリウス・ウァルス麾下ローマ3個軍団を壊滅させ、アウグストゥスに「ウァルスよ諸軍団を返せ([[w:la:Publius_Quinctilius_Varus|Quintili Vare]], legiones redde!)」と嘆かせた。]] <br> <div style="background:#ecf;">  '''スエービー族とカッティー族'''</div> :『ガリア戦記』では、第1巻・第4巻および第6巻でたびたび[[w:スエビ族|スエービー族]]の名が言及される。タキトゥス<ref>『ゲルマーニア』タキトゥス著、泉井久之助訳注、岩波文庫の38章「スエービー」などを参照。</ref>など多くの史家が伝えるようにスエービー族 [[wikt:en:Suebi#Latin|Suēbī]] またはスエウィ族 Suēvī とは、単一の部族名ではなく、多くの独立した部族国家から構成される連合体の総称とされる。 :19世紀のローマ史家[[w:テオドール・モムゼン|テオドール・モムゼン]]によれば<ref>『モムゼン ローマの歴史Ⅳ』長谷川博隆訳、名古屋大学出版会、のp.201, p.224, p.232などを参照。</ref>、カエサルの時代のローマ人には 「スエービー」とは遊牧民を指す一般的な呼称で、カエサルがスエービーと呼ぶのはカッティー族だという。 :カッティー族とスエービー系諸部族の異同は明確ではないが、多くの史家は両者を区別して伝えている。 : 第1巻37節・51節・53節~54節、第4巻1節~4節・7節などで言及され、「百の郷を持つ」と されている「スエービー族」は、スエービー系諸部族の総称、あるいは遊牧系の部族を指すのであろう。 : 他方、第4巻16節・19節・第6巻9節~10節・29節で、ウビイー族を圧迫する存在として言及される :「スエービー族」はモムゼンの指摘のように、カッティー族 [[w:en:Chatti|Chatti]] であることが考えられる。 :タキトゥス著『ゲルマーニア』<ref>『ゲルマーニア』タキトゥス著、泉井久之助訳注、岩波文庫の36章「ケルスキー」などを参照。</ref>でも、カッティー族はケールスキー族と隣接する宿敵として描写され、本節の説明に合致する。 <div style="background:#ecf;">  '''ケールスキー族'''</div> :ケールスキー族は、『ガリア戦記』では[[#10節|本節]]でカッティー族と隣接する部族として名を挙げられる :のみである。しかしながら、本巻の年(BC53年)から61年後(AD9年)には、帝政ローマの :[[w:アウグストゥス|アウグストゥス帝]]がゲルマーニアに派遣していたプブリウス・クィンクティリウス・ウァルス :([[w:la:Publius_Quinctilius_Varus|Publius Quinctilius Varus]])が率いるローマ軍3個軍団に対して、名将[[w:アルミニウス (ゲルマン人)|アルミニウス]]を :指導者とするケールスキー族は、カッティー族ら諸部族の同盟軍を組織して、ウァルスの3個軍団を :[[w:トイトブルク森の戦い|トイトブルク森の戦い]]において壊滅させ、老帝アウグストゥスを嘆かせたという。 <div style="background:#ecf;">  '''ウビイー族'''</div> :ウビイー族は『ガリア戦記』の第4巻・第6巻でも説明されているように、ローマ人への忠節を :認められていた。そのため、タキトゥスによれば<ref>『ゲルマーニア』タキトゥス著、泉井久之助訳注、岩波文庫の28章などを参照。</ref>、ゲルマニアへのローマ人の守りとして :BC38年頃にレヌス(ライン川)左岸のコロニア([[w:la:Colonia_Agrippina|Colonia]];植民市)すなわち現在の[[w:ケルン|ケルン市]]に移された。) </div> ==ガッリア人の社会と風習について== <div style="border:solid #999 1px;background:#feedff;max-width:80%;padding:0.25em 1em;margin:0.5em auto;align:left;overflow:auto;text-align:justify;"> ===コラム「ガッリア・ゲルマーニアの地誌・民族誌について」=== [[画像:Testa di saggio o principe, forse il filosofo poseidonio, 50 ac. ca 01.JPG|thumb|right|200px|アパメアの[[w:ポセイドニオス|ポセイドニオス]]の胸像。地中海世界やガッリアなどを広く訪れて、膨大な著作を残した。<br>『ガリア戦記』の地誌・民族誌的な説明も、その多くを彼の著作に依拠していると考えられている。]] :これ以降、11節~20節の10節にわたってガッリアの地誌・民族誌的な説明が展開され、さらには、ゲルマーニアの地誌・民族誌的な説明などが21節~28節の8節にわたって続く。ガッリア戦争の背景説明となるこのような地誌・民族誌は、本来ならば第1巻の冒頭に置かれてもおかしくはない。しかしながら、この第6巻の年(BC53年)は、カエサル指揮下のローマ勢にとってはよほど書かれるべき戦果が上がらなかったためか、ガッリア北部の平定とエブロネス族の追討戦だけでは非常に短い巻となってしまうため、このような位置に置いたとも考えられる。ゲルマーニアの森にどんな獣が住んでいるかなど、本筋にほとんど影響のないと思われる記述も見られる。 :『ガリア戦記』におけるガッリアの地誌・民族誌的な説明、特にこの11節以降の部分は、文化史的に重要なものと見なされ、考古学やケルトの伝承などからも裏付けられる。しかし、これらの記述はカエサル自身が見聞したというよりも、むしろ先人の記述、とりわけBC2~1世紀のギリシア哲学ストア派の哲学者・地理学者・歴史学者であった[[w:ポセイドニオス|ポセイドニオス]]([[w:la:Posidonius Apameus|Posidonius Apameus]])の著作に依拠していたと考えられている<ref>『ケルト事典』ベルンハルト・マイヤー著、鶴岡真弓監修、創元社の「ポセイドニオス」「カエサル」の項を参照。</ref> <ref>『ケルト人』ヴァンセスラス・クルータ([[w:fr:Venceslas Kruta|Venceslas Kruta]])著、鶴岡真弓訳、白水社 のp.20-21を参照。</ref>。ポセイドニオスは、ローマが支配する地中海世界やガッリア地域などを広く旅行した。彼の52巻からなる膨大な歴史書は現存しないが、その第23巻にガッリアに関する詳細な記述があったとされ、[[w:シケリアのディオドロス|ディオドロス]]、[[w:ストラボン|ストラボン]]、[[w:アテナイオス|アテナイオス]]らによって引用され、同時代および近代のケルト人観に多大な影響を与えたと考えられている。 :現存するガッリアの地誌・民族誌は、ストラボン<ref>『ギリシア・ローマ世界地誌Ⅰ』ストラボン著、飯尾都人訳、龍溪書舎を参照。</ref>、ディオドロス<ref>『神代地誌』ディオドロス著、飯尾都人訳、龍溪書舎を参照。</ref>、ポンポニウス・メラ<ref>『世界地理』ポンポニウス・メラ著、飯尾都人訳(上掲『神代地誌』に所収)</ref>のものなどがある。現存するゲルマーニアの地誌・民族誌は、ストラボン、タキトゥス<ref>『ゲルマーニア』タキトゥス著、泉井久之助訳注、岩波文庫などを参照。</ref>、ポンポニウス・メラなどのものがある。 </div> ===11節=== '''ガッリア人の派閥性''' *① Quoniam ad hunc locum perventum est, **この地(ゲルマーニア)にまで到達したので、 *non alienum esse videtur de Galliae Germaniaeque moribus et, quo differant hae nationes inter sese proponere. **[[w:ガリア|ガッリア]]と[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]の風習について、これらの種族が互いにどのように異なるか述べることは不適切でないと思われる。 *② In Gallia non solum in omnibus civitatibus atque in omnibus <u>[[wikt:en:pagus#Latin|pagis]]</u> partibusque, **ガッリアにおいては、すべての部族において、さらにすべての<u>郷</u>や地方においてのみならず、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:''pagus'' (郷) はここでは、部族の領土の農村区画を指す行政用語<ref name="pagus">''[[w:en:Pagus]]'' 等を参照。</ref>。)</span> *sed paene etiam in singulis domibus factiones sunt, **ほとんどの個々の氏族においてさえも、派閥があり、 *earumque factionum principes sunt, **それらの派閥には、領袖がいる。 *③ qui summam auctoritatem eorum iudicio habere existimantur, **その者(領袖)らは、彼ら(派閥)の判断に対して、最高の影響力を持っていると考えられている。 *quorum ad arbitrium iudiciumque summa omnium rerum consiliorumque redeat. **すべての事柄と協議は結局のところ、その者(領袖)らの裁量や判断へ帰する。 *④ Idque eius rei causa antiquitus institutum videtur, **それは、それらの事柄のために昔から取り決められたものと見られ、 *ne quis ex plebe contra potentiorem auxilii egeret: **平民のある者が、より権力のある者に対して、援助を欠くことがないように、ということである。 *suos enim quisque opprimi et circumveniri non patitur, **すなわち(領袖たちの)誰も、身内の者たちが抑圧されたり欺かれたりすることを容認しない。 *neque, aliter si faciat, ullam inter suos habet auctoritatem. **もし(領袖が)そうでなくふるまったならば、身内の者たちの間で何ら影響力を持てない。 *⑤ Haec eadem ratio est in summa totius Galliae; **これと同じ理屈が、ガッリア全体の究極において存在する。 *namque omnes civitates in partes divisae sunt duas. **すなわち、すべての部族が二つの党派に分けられているのである。 ===12節=== '''ハエドゥイ族、セクァニ族、レミ族の覇権争い''' *① Cum Caesar in Galliam venit, **カエサルがガッリアに来たときに、 *alterius factionis principes erant Haedui, alterius Sequani. **(二つの)派閥の一方の盟主は[[w:ハエドゥイ族|ハエドゥイ族]]であり、他方は[[w:セクァニ族|セクァニ族]]であった。 **:(訳注:第1巻31節の記述によれば、ハエドゥイ族と[[w:アルウェルニ族|アルウェルニ族]]がそれぞれの盟主であった。 **:カエサルが本節でアルウェルニ族の名を伏せている理由は不明である。 **:また、[[w:ストラボン|ストラボン]]によれば<ref>ストラボン『ギリシア・ローマ世界地誌Ⅰ』(前掲、p.330)</ref>、ハエドゥイ族とセクァニ族の敵対関係においては、 **:両部族を隔てるアラル川の水利権(川舟の通行税)をめぐる争いが敵意を助長していたという。) *② Hi cum per se minus valerent, **後者(セクァニ族)は自力ではあまり優勢ではなかったので、 *quod summa auctoritas antiquitus erat in Haeduis **というのは、昔から最大の影響力はハエドゥイ族にあって、 *magnaeque eorum erant clientelae, **彼ら(ハエドゥイ族)には多くの庇護民があったからであるが、 *Germanos atque Ariovistum sibi adiunxerant **[[w:ゲルマニア|ゲルマニア]]人と[[w:アリオウィストゥス|アリオウィストゥス]]を自分たちに会盟させ、 *eosque ad se magnis iacturis pollicitationibusque perduxerant. **多くの負担と約束で 彼らを自分たちのところに引き入れた。 *③ Proeliis vero compluribus factis secundis **実にいくつもの戦闘を順調に行なって、 *atque omni nobilitate Haeduorum interfecta **ハエドゥイ族のすべての高貴な者たちを殺害して、 *tantum potentia antecesserant, **かなりの勢力で抜きん出たので、 *④ ut magnam partem clientium ab Haeduis ad se traducerent **結果として、ハエドゥイ族から庇護民の大部分を自分たちへ味方に付けて、 *obsidesque ab iis principum filios acciperent **彼らから領袖の息子たちを人質として受け取り、 *et publice iurare cogerent nihil se contra Sequanos consilii inituros, **自分たち(ハエドゥイ族)がセクァニ族に対して何ら謀計を始めるつもりではない、と公に誓うことを強いて、 *et partem finitimi agri per vim occupatam possiderent **近隣の土地の一部を力ずくで占領して所有地とした。 *Galliaeque totius principatum obtinerent. **ガッリア全体の指導権を手に入れた。 *⑤ Qua necessitate adductus **それにより、やむを得ずに動かされて、 *Diviciacus auxilii petendi causa Romam ad senatum profectus infecta re redierat. **[[w:ディウィキアクス|ディウィキアクス]]は支援を求めるために[[w:ローマ|ローマ市]]に元老院のところへ赴いたが、事を成就せずに帰った。 *⑥ Adventu Caesaris facta commutatione rerum, **カエサルの到来で事態の変化がなされて、 *obsidibus Haeduis redditis, **ハエドゥイ族の人質たちは戻されて、 *veteribus clientelis restitutis, **昔からの庇護民が復帰して、 *novis per Caesarem comparatis, **カエサルを通じて新参者たちを仲間にした。 *quod ii qui se ad eorum amicitiam adgregaverant, **というのは、彼ら(ハエドゥイ族)の友好のもとに仲間となっていた者たちが、 *⑦ meliore condicione atque aequiore imperio se uti videbant, **(セクァニ族)より良い条件とより公平な支配を享受しているように見えて、 *reliquis rebus eorum gratia dignitateque amplificata **ほかの事柄においても彼ら(ハエドゥイ族)の信望と品格がより増されて、 *Sequani principatum dimiserant. **セクァニ族は指導権を放棄したのだ。 *In eorum locum Remi successerant: **彼ら(セクァニ族)の地位において、[[w:レミ族|レミ族]]が取って代わった。 *quos quod adaequare apud Caesarem gratia intellegebatur, **その者ら(レミ族)はカエサルのもとで信望において(ハエドゥイ族と)同等であると認識されたので、 *ii qui propter veteres inimicitias nullo modo cum Haeduis coniungi poterant, **昔からの敵対関係のためにハエドゥイ族とどのようなやり方でも結ぶことができなかった者たちは、 *se Remis in clientelam dicabant. **レミ族との庇護関係に自らを委ねたのだ。 *⑧ Hos illi diligenter tuebantur; **この者ら(レミ族)はあの者ら(庇護民)を誠実に保護して、 *ita et novam et repente collectam auctoritatem tenebant. **このようにして、最近に得られた新しい影響力を保持した。 *⑨ Eo tum statu res erat, ut longe principes haberentur Haedui, **当時、ハエドゥイ族の位置付けは、まったく盟主と見なされるような状態であって、 *secundum locum dignitatis Remi obtinerent. **レミ族の品格は第二の地位を占めたのだ。 ===13節=== '''ガッリア人の社会階級、平民およびドルイドについて(1)''' *① In omni Gallia eorum hominum, qui aliquo sunt numero atque honore, genera sunt duo. **全ガッリアにおいて、何らかの地位や顕職にある人々の階級は二つである。 '''平民について''' *Nam plebes paene servorum habetur loco, **これに対して、平民はほとんど奴隷の地位として扱われており、 *quae nihil audet per se, nullo adhibetur consilio. **自分たちを通じては何らあえてすることはないし、誰も相談をされることもない。 *② Plerique, cum aut aere alieno aut magnitudine tributorum aut iniuria potentiorum premuntur, **多くの者は、あるいは負債、あるいは貢納の多さ、あるいはより権力のある者に抑圧されているので、 *sese in servitutem dicant. **自らを奴隷身分に差し出している。 *Nobilibus in hos eadem omnia sunt iura, quae dominis in servos. **高貴な者たちには彼ら(平民)において、奴隷において主人にあるのと同様なすべての権利がある。 '''ドルイドについて''' *③ Sed de his duobus generibus alterum est druidum, alterum equitum. **ともかく、これら二つの階級について、一方は[[w:ドルイド|ドルイド]](神官)であり、他方は[[w:騎士|騎士]]である。 *④ Illi rebus divinis intersunt, sacrificia publica ac privata procurant, religiones interpretantur: **前者(ドルイド)は神事に介在し、公・私の<ruby><rb>[[w:供犠|供犠]]</rb><rp>(</rp><rt>くぎ</rt><rp>)</rp></ruby>を司り、信仰のことを講釈する。 **:(訳注:供犠とは、人や獣を生け贄として神前に捧げることである。<ruby><rb>[[w:人身御供|人身御供]]</rb><rp>(</rp><rt>ひとみごくう</rt><rp>)</rp></ruby>とも。) [[画像:Two_Druids.PNG|thumb|right|200px|二人のドルイド。フランスの[[w:オータン|オータン]]、すなわちガッリア中部のビブラクテ辺りで発見された[[w:レリーフ|レリーフ]]。]] *ad hos magnus adulescentium numerus disciplinae causa concurrit, **この者ら(ドルイド)のもとへ、若者の多数が教えのために群り集まり、 *magnoque hi sunt apud eos honore. **この者ら(ドルイド)は、彼ら(ガッリア人)のもとで大いなる地位にある。 *⑤ Nam fere de omnibus controversiis publicis privatisque constituunt, **なぜなら(ドルイドは)ほとんどすべての公・私の訴訟ごとに判決をするのである。 *et, si quod est admissum facinus, si caedes facta, **もし何らかの罪悪が犯されれば、もし殺害がなされれば、 *si de hereditate, de finibus controversia est, **もし、遺産について、地所について、訴訟ごとがあれば、 *idem decernunt, praemia poenasque constituunt; **同じ人たち(ドルイド)が裁決し、補償や懲罰を判決するのである。 *⑥ si qui aut privatus aut populus eorum decreto non stetit, sacrificiis interdicunt. **もし何らかの個人あるいは集団が彼ら(ドルイド)の裁決を遵守しなければ、(その者らに)供犠を禁じる。 *Haec poena apud eos est gravissima. **これは、彼ら(ガッリア人)のもとでは、非常に重い懲罰である。 *⑦ Quibus ita est interdictum, **このように(供犠を)禁じられた者たちは、 *hi numero impiorum ac sceleratorum habentur, **彼らは、不信心で不浄な輩と見なされて、 *his omnes decedunt, aditum sermonemque defugiunt, **皆が彼らを忌避して、近づくことや会話を避ける。 *ne quid ex contagione incommodi accipiant, **(彼らとの)接触から、何らかの災厄を負うことがないようにである。 *neque his petentibus ius redditur **彼らが請願しても(元通りの)権利は戻されないし、 *neque honos ullus communicatur. **いかなる地位(に就くこと)も許されない。 *⑧ His autem omnibus druidibus praeest unus, **ところで、これらすべてのドルイドを一人が指導しており、 *qui summam inter eos habet auctoritatem. **その者は彼ら(ドルイドたち)の間に最高の影響力を持っている。 *⑨ Hoc mortuo **この者が死んだならば、 *aut, si qui ex reliquis excellit dignitate, succedit, **あるいは、もし残りの者たちの中から品格に秀でた者がおれば、継承して、 *aut, si sunt plures pares, suffragio druidum {adlegitur}<ref>adlegitur はβ系写本の記述で、α系写本にはない。</ref>; **あるいは、もしより多くの者たちが同等であれば、ドルイドの投票で{選ばれる}。 *nonnumquam etiam armis de principatu contendunt. **ときどきは、武力でさえも首座を争うことがある。 *⑩ Hi certo anni tempore **彼ら(ドルイド)は年間の定められた時期に *in finibus Carnutum, quae regio totius Galliae media habetur, considunt in loco consecrato. **ガッリア全体の中心地方と見なされている[[w:カルヌテス族|カルヌテス族]]の領土において、[[w:聖地|聖地]]に集合する。 **:(訳注:これはカエサルが支配する「ガッリア全体」の話で、他の地方には別の中心地があったようである。) *Huc omnes undique, qui controversias habent, conveniunt **ここへ、至る所から訴訟などを持つあらゆる者たちが集まって、 *eorumque decretis iudiciisque parent. **彼ら(ドルイド)の裁決や判断に服従する。 *⑪ Disciplina in Britannia reperta atque inde in Galliam translata esse existimatur, **(ドルイドの)教えは[[w:ブリタンニア|ブリタンニア]]で見出され、そこからガッリアにもたらされたと考えられている。 **:(訳注:これに対して、[[w:シケリアのディオドロス|ディオドロス]]は、ガッリア人の信仰は[[w:ピュタゴラス教団|ピュタゴラスの教説]]であると伝えている<ref>ディオドロス『神代地誌』(前掲、p.408)</ref>。 **:[[w:ストラボン|ストラボン]]によれば、これは東方のゲタエ人([[w:en:Getae|Getae]];[[w:トラキア|トラキア]]系ないし[[w:ダキア|ダキア]]系)を通じて取り入れたものだという<ref>ストラボン『ギリシア・ローマ世界地誌Ⅰ』(前掲、第7巻 第3章 第5節)</ref>。) *⑫ et nunc, qui diligentius eam rem cognoscere volunt, **今でも、その事柄をより入念に探究することを欲する者たちは、 *plerumque illo discendi causa proficiscuntur. **たいてい、かの地に研究するために旅立つ。 ===14節=== '''ドルイドについて(2)''' *① Druides a bello abesse consuerunt **[[w:ドルイド|ドルイド]]たちは、戦争に関与しない習慣であり、 *neque tributa una cum reliquis pendunt; **ほかの者と一緒に貢納(租税)を支払うこともない。 *militiae vacationem omniumque rerum habent immunitatem. **[[w:徴兵制度|兵役]]の免除や、すべての事柄において免除特権を持っているのである。 [[画像:Druids,_in_the_early_morning_glow_of_the_sun.jpg|thumb|right|200px|現代イギリスのドルイド教復興主義者たち]] *② Tantis excitati praemiis **このような特典に駆り立てられて *et sua sponte multi in disciplinam conveniunt **自らの意思で多くの者が教え(の場)に集まっても来るし、 *et a parentibus propinquisque mittuntur. **親たちや縁者たちによって送られても来る。 *③ Magnum ibi numerum versuum ediscere dicuntur. **(彼らは)そこで詩句の多数を習得すると言われている。 *Itaque annos nonnulli vicenos in disciplina permanent. **こうして、少なからぬ者たちが、20年にもわたって教え(の場)に残留する。 [[画像:Dédicace_de_Segomaros_(inscription gallo-grecque).png|thumb|right|200px|ギリシア文字で刻まれたガッリアの碑文]] *Neque fas esse existimant ea litteris mandare, **それら(の詩句)を文字で刻み込むことは、神意に背くと考えている。 *cum in reliquis fere rebus, publicis privatisque rationibus, Graecis litteris utantur. **もっとも、ほかの事柄においては、公・私の用件に[[w:ギリシア文字|ギリシア文字]]を用いる。 *④ Id mihi duabus de causis instituisse videntur, **それは、私(カエサル)には、二つの理由で(ドルイドが)定めたことと思われる。 **:(訳注:これは、カエサルが自らを一人称で示している珍しい個所である。) *quod neque in vulgum disciplinam efferri velint **というのは、教えが一般大衆にもたらされることは欲していないし、 *neque eos, qui discunt, litteris confisos minus memoriae studere: **(教えを)学ぶ者が、文字を頼りにして、あまり暗記することに努めなくならないようにである。 [[画像:Dying_gaul.jpg|thumb|right|200px|『[[w:瀕死のガリア人|瀕死のガリア人]]』([[w:en:Dying_Gaul|Dying Gaul]])像(ローマ市の[[w:カピトリーノ美術館|カピトリーノ美術館]])]] *quod fere plerisque accidit, ut **というのも、ほとんど多くの場合に起こることには、 *praesidio litterarum diligentiam in perdiscendo ac memoriam remittant. **文字の助けによって、入念に猛勉強することや暗記することを放棄してしまうのである。 *⑤ In primis hoc volunt persuadere, **とりわけ、彼ら(ドルイド)が説くことを欲しているのは、 *non interire animas, sed ab aliis post mortem transire ad alios, **霊魂は滅びることがないのみならず、死後にある者から別のある者へ乗り移るということである。 **:(訳注:ガッリア人の[[w:輪廻転生|転生信仰]]は、[[w:ピュタゴラス教団|ピュタゴラスの教説]]であると、[[w:シケリアのディオドロス|ディオドロス]]が伝えている<ref>ディオドロス『神代地誌』(前掲、p.408)</ref>。) *atque hoc maxime ad virtutem excitari putant metu mortis neglecto. **これによって(ガッリア人は)死の恐怖に無頓着になって最も武勇へ駆り立てられると(ドルイドは)思っている。 [[画像:Universum.jpg|thumb|right|200px|古代以来の伝統的な世界観における天空と平らな大地。カルデアやギリシアを除けば、丸い地球という観念は知られていなかった。]] *Multa praeterea de sideribus atque eorum motu, **さらに多く、星々とその動きについて、 *de mundi ac terrarum magnitudine, de rerum natura, **天空と大地の大きさについて、物事の本質について、 *de deorum immortalium vi ac potestate **不死の神々の力と支配について、 *disputant et iuventuti tradunt. **研究して、青年たちに教示するのである。 <br> <br> *('''訳注:ドルイドについて''' :ケルト社会の神官・祭司・僧などとされるドルイドについては、おそらくは[[w:ポセイドニオス|ポセイドニオス]]、そしてカエサル、 :および[[w:シケリアのディオドロス|ディオドロス]]<ref>ディオドロス『神代地誌』(前掲、p.410-p.411)</ref>、[[w:ストラボン|ストラボン]]<ref>ストラボン『ギリシア・ローマ世界地誌Ⅰ』(前掲、p.341-p.342)</ref>、ポンポニウス・メラ<ref>ポンポニウス・メラ『世界地理』(前掲、p.549)</ref>などのギリシア人・ローマ人の著述家たちがそれぞれ :書き残しているために同時代や現代に知られている。しかし、本節にもあるように、その秘密主義からか、 :古代ギリシア・ローマの著作にあるほかには、その詳細については不明である。) ===15節=== [[画像:BIATEC_pri_NBS_1.jpg|thumb|right|200px|ケルト系の王ビアテック([[w:en:Biatec|Biatec]])の騎馬像([[w:スロバキア国立銀行|スロバキア国立銀行]])。彼はBC1世紀のケルトの硬貨に刻まれた人物で、現代[[w:スロバキア・コルナ|スロバキアの5コルナ]]硬貨にも刻まれている。]] [[画像:Bige_Musée_de_Laon_050208.jpg|thumb|right|200px|二頭立て二輪馬車([[w:チャリオット|戦車]])に乗るガリア人像(仏・ラン博物館)]] '''ガッリア人の騎士階級について''' *① Alterum genus est equitum. **(ドルイドと並ぶ)もう一つの階級は、[[w:騎士|騎士]]である。 *Hi, cum est usus atque aliquod bellum incidit **彼らは、必要とされ、かつ何らかの戦争が勃発したときには、 *─ quod fere ante Caesaris adventum quotannis accidere solebat, **─ それ(戦争)はカエサルの到来以前にはほとんど毎年のように起こるのが常であり、 *uti aut ipsi iniurias inferrent aut inlatas propulsarent ─, **自身が侵犯行為を引き起こすためか、あるいは引き起こされて撃退するためであったが、─ *omnes in bello versantur, **総勢が戦争に従事した。 *② atque eorum ut quisque est genere copiisque amplissimus, **さらに彼らは、高貴な生まれで財産が非常に大きければ大きいほど、 **:(訳注:ut quisque ~ ita;おのおのが~であればあるほどますます) *ita plurimos circum se ambactos clientesque habet. **自らの周囲に非常に多くの臣下や庇護民たちを侍らせる。 *Hanc unam gratiam potentiamque noverunt. **(騎士たちは)これが信望や権勢(を示すこと)の一つであると認識しているのである。 ===16節=== '''ガッリア人の信仰と生け贄、ウィッカーマン''' *① Natio est omnis Gallorum admodum dedita religionibus, **ガッリア人のすべての部族民は、まったく信仰行為に身を捧げている。 *② atque ob eam causam, **その理由のために、 *qui sunt adfecti gravioribus morbis **非常に重い病気を患った者たち *quique in proeliis periculisque versantur, **および戦闘において危険に苦しめられる者たちは、 *aut pro victimis homines immolant **あるいは<ruby><rb>[[w:生贄|生け贄]]</rb><rp>(</rp><rt>いけにえ</rt><rp>)</rp></ruby>の獣(犠牲獣)の代わりに人間を供えたり、 *aut se immolaturos vovent, **あるいは自らを犠牲にするつもりであると誓願し、 *administrisque ad ea sacrificia druidibus utuntur, **その<ruby><rb>[[w:供犠|供犠]]</rb><rp>(</rp><rt>くぎ</rt><rp>)</rp></ruby>を執り行う者として[[w:ドルイド|ドルイド]]を利用するのである。 *③ quod, pro vita hominis nisi hominis vita reddatur, **というのは(一人の)人間の生命のためには、(もう一人の)人間の生命が償われない限り、 *non posse deorum immortalium numen placari arbitrantur, **不死の神々の<ruby><rb>御霊</rb><rp>(</rp><rt>みたま</rt><rp>)</rp></ruby>がなだめられることができないと思われているからである。 *publiceque eiusdem generis habent instituta sacrificia. **同じような類いの供儀が公けに定められているのである。 [[画像:WickerManIllustration.jpg|thumb|right|310px|柳の枝で編んだ巨人[[w:ウィッカーマン|ウィッカーマン]]([[w:en:Wicker_Man|Wicker Man]])の想像画(18世紀)。この特異な風習は、近代になって人々の興味をかき立て、いくつもの想像画が描かれた<ref>例えば『ケルト人─蘇るヨーロッパ<幻の民>』C.エリュエール著、鶴岡真弓監修、創元社、p.130の挿絵などを参照。</ref>。1973年にはイギリスで映画化され<ref>“[[w:en:The Wicker Man (1973 film)|The Wicker Man]]”はウィッカーマンを題材にした1973年のイギリスのカルト映画作品。</ref>、2006年にはアメリカなどでも映画化された<ref>“[[w:en:The Wicker Man (2006 film)|The Wicker Man]]”は上記作品をリメイクした2006年のアメリカ・カナダ・ドイツの映画作品。</ref>。]] [[画像:Burning_wicker_man_by_Bruce_McAdam.jpg|thumb|right|100px|スコットランドの野外博物館で燃やされるウィッカーマン(2008年)]] '''ウィッカーマン''' *④ Alii immani magnitudine simulacra habent, **ある者たちは、恐ろしく大規模な像を持って、 *quorum contexta viminibus membra vivis hominibus complent; **その柳の枝で編み込まれた肢体を人間たちで満杯にして、 *quibus succensis **それらを燃やして、 *circumventi flamma exanimantur homines. **人々は炎に取り巻かれて息絶えさせられるのである。 *⑤ Supplicia eorum qui in furto aut in latrocinio **窃盗あるいは追い剥ぎに関わった者たちを処刑することにより、 *aut aliqua noxia sint comprehensi, **あるいは何らかの罪状により捕らわれた者たち(の処刑)により、 *gratiora dis immortalibus esse arbitrantur; **不死の神々に感謝されると思っている。 *sed, cum eius generis copia defecit, **しかしながら、その類いの量が欠けたときには、 *etiam ad innocentium supplicia descendunt. **潔白な者たちさえも犠牲にすることに頼るのである。 <br><br> :('''訳注''':このような'''[[w:ウィッカーマン|ウィッカーマン]]'''の供犠については[[w:ストラボン|ストラボン]]も伝えており<ref>ストラボン『ギリシア・ローマ世界地誌Ⅰ』(前掲、p.343)</ref>、 :[[w:人身御供|人身御供]]の種類の一つとして、干し草やたきぎで巨像を作り、その中へあらゆる :家畜・野生動物や人間たちを投げ込んで丸焼きにする習慣があったという。 : また、[[w:シケリアのディオドロス|ディオドロス]]<ref>ディオドロス『神代地誌』(前掲、p.410~p.411)</ref>やストラボンによれば、ドルイドはむしろ'''[[w:予言|予言者]]・[[w:占い|占い師]]''' :であるという。ドルイドが重要な問題について占うときには、供犠される人間の :腹または背中を剣などで刺して、犠牲者の倒れ方、肢体のけいれん、出血の様子 :などを観察して、将来の出来事を占うのだという。) ===17節=== '''ガッリアの神々(ローマ風解釈)''' *① Deum maxime [[w:la:Mercurius_(deus)|Mercurium]] colunt. **(ガッリア人は)神々のうちでとりわけ[[w:メルクリウス|メルクリウス]]を崇拝する。 **:(訳注:メルクリウスは[[w:ローマ神話|ローマ神話]]の神名であり、本節の神名はすべてローマ風解釈である。) *Huius sunt plurima simulacra: **彼の偶像が最も多い。 *hunc omnium inventorem artium ferunt, **(ガッリア人は)彼をすべての技芸の発明者であると言い伝えており、 *hunc viarum atque itinerum ducem, **彼を道および旅の案内者として、 *hunc ad quaestus pecuniae mercaturasque habere vim maximam arbitrantur. **彼が金銭の利得や商取引で絶大な力を持つと思われている。 [[画像:Taranis_Jupiter_with_wheel_and_thunderbolt_Le_Chatelet_Gourzon_Haute_Marne.jpg|thumb|right|200px|ガッリアの雷神タラニス([[w:en:Taranis|Taranis]])の神像([[w:en:National_Archaeological_Museum_(France)|フランス国立考古学博物館]])。雷を司ることからローマ神話のユピテルと同一視された。左手に車輪、右手に稲妻を持っている。]] [[画像:God_of_Etang_sur_Arroux_possible_depiction_of_Cernunnos.jpg|thumb|right|200px|ガッリアの神ケルヌンノス([[w:en:Cernunnos|Cernunnos]])の神像(フランス国立考古学博物館)。]] *Post hunc [[w:la:Apollo|Apollinem]] et [[w:la:Minerva|Martem]] et [[w:la:Iuppiter|Iovem]] et [[w:la:Mars_(deus)|Minervam]]. **彼に続いて、[[w:アポローン|アポロ]]と[[w:マルス (ローマ神話)|マルス]]と[[w:ユーピテル|ユピテル]]と[[w:ミネルウァ|ミネルウァ]]を(ガッリア人は崇拝する)。 *② De his eandem fere, quam reliquae gentes, habent opinionem: **これら(の神々)について、ほかの種族とほぼ同じ見解を持っている。 *Apollinem morbos depellere, **アポロは病気を追い払い、 *Minervam operum atque artificiorum initia tradere, **ミネルウァは工芸や技術の初歩を教示し、 *Iovem imperium caelestium tenere, **ユピテルは天界の統治を司り、 *Martem bella regere. **マルスは戦争を支配する。 *③ Huic, cum proelio dimicare constituerunt, **彼(マルス)には、(ガッリア人が)戦闘で干戈を交えることを決心したときに、 *ea quae bello ceperint, plerumque devovent: **戦争で捕獲したものを、たいていは奉納するものである。 *cum superaverunt, animalia capta immolant **(戦闘で)打ち勝ったときには、捕獲された獣を生け贄に供えて、 *reliquasque res in unum locum conferunt. **残りの物を1か所に運び集める。 *④ Multis in civitatibus harum rerum ex(s)tructos tumulos locis consecratis conspicari licet; **多くの部族において、これらの物が積み上げられた塚を、神聖な地で見ることができる。 *⑤ neque saepe accidit, ut neglecta quispiam religione **何らかの者が信仰を軽視するようなことが、しばしば起こることはない。 *aut capta apud se occultare aut posita tollere auderet, **捕獲されたものを自分のもとに隠すこと、あるいは(塚に)置かれたものをあえて運び去ることは。 *gravissimumque ei rei supplicium cum cruciatu constitutum est. **そんな事には、拷問を伴う最も重い刑罰が決められている。 **:(訳注:最も重い刑罰とは、処刑であると思われる。) <br> :(訳注:'''ローマ風解釈について''' :ガッリアなどケルト文化の社会においては、非常に多くの神々が信仰されており、 :ケルト語による多くの神名が知られており、考古学的にも多くの神像が遺されている。 :しかしながら、これらの神々がどのような性格や権能を持っていたのか、詳しくは判っていない。 :ローマ人は、数多くのケルトの神々をローマ神話の神々の型に当てはめて解釈した。 :[[w:タキトゥス|タキトゥス]]はこれを「[[w:ローマ風解釈|ローマ風解釈]]」[[w:en:Interpretatio_Romana#Roman_version|Interpretatio Romana]] <ref>タキトゥス『ゲルマーニア』43章([[s:la:De_origine_et_situ_Germanorum_(Germania)#XLIII|ラテン語原文]])を参照。</ref>と呼んでいる<ref>『ケルト事典』(前掲)「ローマ風解釈」の項を参照。</ref>。) ===18節=== [[画像:Gaul_god_Sucellus.jpg|thumb|right|200px|ガッリアの神スケッルス([[w:en:Sucellus|Sucellus]])の神像。[[w:冥界|冥界]]の神とされ、ディス・パテルと同一視されたと考えられている。]] '''ガッリア人の時間や子供についての観念''' *① Galli se omnes ab Dite patre prognatos praedicant **ガッリア人は、自分たちは皆、ディス・パテルの末裔であると公言しており、 **:(訳注:ディス・パテル [[w:en:Dis_Pater|Dis Pater]] も前節と同様にローマ神話の神名である。) *idque ab druidibus proditum dicunt. **それは[[w:ドルイド|ドルイド]]たちにより伝えられたと言う。 ;時間の観念 *② Ob eam causam spatia omnis temporis non numero dierum, sed noctium finiunt; **その理由のために、すべての[[w:時間|時間]]の間隔を、[[w:昼|昼間]]の数ではなく、[[w:夜|夜間]](の数)で区切る。 *dies natales et mensum et annorum initia sic observant, ut noctem dies subsequatur. **誕生日も、月や年の初めも、夜間に昼間が続くように注意を払っている。 ;子供についての観念 *③ In reliquis vitae institutis hoc fere ab reliquis differunt, **人生のほかの風習において、以下の点でほかの者たち(種族)からほぼ異なっている。 *quod suos liberos, nisi cum adoleverunt, ut munus militiae sustinere possint, **自分の子供たちが、[[w:徴兵制度|兵役の義務]]を果たすことができるように成長したときでない限り、 *palam ad se adire non patiuntur **公然と自分のところへ近づくことは許されないし、 *filiumque puerili aetate in publico in conspectu patris adsistere turpe ducunt. **少年期の息子が公けに父親の見ているところでそばに立つことは恥ずべきと見なしている。 ===19節=== '''ガッリア人の婚姻と財産・葬儀の制度''' *① Viri, quantas pecunias ab uxoribus dotis nomine acceperunt, **夫は、妻から[[w:持参金|持参金]]の名目で受け取った金銭の分だけ、 *tantas ex suis bonis aestimatione facta cum dotibus communicant. **自分の財産のうちから見積もられた分を、持参金とともに一つにする。 *② Huius omnis pecuniae coniunctim ratio habetur fructusque servantur: **これらのすべての金銭は共同に算定が行なわれて、[[w:利子|利子]]が貯蓄される。 *uter eorum vita superarit, **彼ら2人のいずれかが、人生において生き残ったら、 *ad eum pars utriusque cum fructibus superiorum temporum pervenit. **双方の分がかつての期間の利子とともに(生き残った)その者(の所有)に帰する。 [[画像:Hallstatt_culture_ramsauer.jpg|thumb|right|200px|[[w:ハルシュタット文化|ハルシュタット文化]]の[[w:墳丘墓|墳丘墓]]から発掘された遺骸と[[w:副葬品|副葬品]](19世紀の模写)。ガッリアなどではハルシュタット文化後期から[[w:土葬|土葬]]が普及したが、[[w:ラ・テーヌ文化|ラ・テーヌ文化]]中期から再び[[w:火葬|火葬]]が主流になったと考えられている。]] *③ Viri in uxores, sicuti in liberos, vitae necisque habent potestatem; **夫は、妻において、子供におけるのと同様に、生かすも殺すも勝手である。 *et cum pater familiae inllustriore loco natus decessit, eius propinqui conveniunt **上流身分に生まれた家族の父親が死去したとき、彼の近縁の者たちが集まって、 *et de morte, si res in suspicionem venit, de uxoribus in servilem modum quaestionem habent, **死について、もし疑念が出来したならば、妻について、[[w:奴隷|奴隷]]におけるようなやり方で審問して、 *et si compertum est, igni atque omnibus tormentis excruciatas interficiunt. **もし(疑念が)確認されたならば、火やあらゆる責め道具によって[[w:拷問|拷問]]にかけて誅殺する。 *④ Funera sunt pro cultu Gallorum magnifica et sumptuosa; **[[w:葬儀|葬儀]]は、ガッリア人の生活習慣の割には派手でぜいたくなものである。 *omniaque quae vivis cordi fuisse arbitrantur in ignem inferunt, etiam animalia, **生前に大切であったと思われるもの一切合財を、獣でさえも、火の中に投げ入れる。 *ac paulo supra hanc memoriam servi et clientes, quos ab his dilectos esse constabat, **さらに、より以前のこの記憶では、彼ら(亡者)により寵愛されていたことが知られていた奴隷や庇護民をも、 *iustis funeribus confectis una cremabantur. **慣習による葬儀が成し遂げられたら、一緒に火葬されていたのである。 ===20節=== '''ガッリア部族国家の情報統制''' *① Quae civitates commodius suam rem publicam administrare existimantur, **より適切に自分たちの公儀(=国家体制)を治めると考えられているような部族は、 *habent legibus sanctum, **(以下のように)定められた法度を持つ。 *si quis quid de re publica a finitimis rumore aut fama acceperit, **もし、ある者が公儀に関して近隣の者たちから何らかの噂や風聞を受け取ったならば、 *uti ad magistratum deferat neve cum quo alio communicet, **官吏に報告して、他の者と伝え合ってはならないと。 *② quod saepe homines temerarios atque imperitos falsis rumoribus terreri **というのは、無分別で無知な人間たちはしばしば虚偽の噂に恐れて、 *et ad facinus impelli et de summis rebus consilium capere cognitum est. **罪業に駆り立てられ、重大な事態についての考えを企てると認識されているからである。 *③ Magistratus quae visa sunt occultant, **官吏は、(隠すことが)良いと思われることを隠して、 *quaeque esse ex usu iudicaverunt, multitudini produnt. **有益と判断していたことを、民衆に明らかにする。 *De re publica nisi per concilium loqui non conceditur. **公儀について、集会を通じてでない限り、語ることは認められていない。 ==ゲルマーニアの風習と自然について== ===21節=== '''ゲルマーニア人の信仰と性''' *① Germani multum ab hac consuetudine differunt. **[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人はこれに対し、風習が大いに異なっている。 *Nam neque druides habent, qui rebus divinis praesint, neque sacrificiis student. **すなわち、神事を司る[[w:ドルイド|ドルイド]]も持たないし、供犠に熱心でもない。 *② Deorum numero **神々に数えるものとして、 *eos solos ducunt, quos cernunt et quorum aperte opibus iuvantur, Solem et Vulcanum et Lunam, **(彼らが)見分けるものや明らかにその力で助けられるもの、[[w:太陽|太陽]]と[[w:ウォルカヌス|ウォルカヌス]](火の神)と[[w:月|月]]だけを信仰して、 *reliquos ne fama quidem acceperunt. **ほかのものは風聞によってさえも受け入れていない。 **:(訳注:これに対して、[[w:タキトゥス|タキトゥス]]は、ゲルマーニア人はメルクリウスやマルスなどを信仰すると伝えている<ref>タキトゥス『ゲルマーニア』2章・9章を参照</ref>。) *③ Vita omnis in venationibus atque in studiis rei militaris consistit: **すべての人生は、[[w:狩猟|狩猟]]に、および[[w:軍事|軍事]]への執心に依拠しており、 *ab parvulis labori ac duritiae student. **幼時より労役や負担に努める。 *④ Qui diutissime impuberes permanserunt, maximam inter suos ferunt laudem: **最も長く純潔に留まった者は、自分たちの間で最大の賞賛を得る。 *hoc ali staturam, ali vires nervosque confirmari putant. **これによって、ある者には背の高さが、ある者には力と筋肉が強化されると、思っている。 *⑤ Intra annum vero vicesimum feminae notitiam habuisse in turpissimis habent rebus; **20歳にならない内に女を知ってしまうことは、とても恥ずべきことであると見なしている。 *cuius rei nulla est occultatio, **その(性の)事を何ら隠すことはない。 *quod et promiscue in fluminibus perluuntur **というのは、川の中で(男女が)混じって入浴しても、 *et pellibus aut parvis renonum tegimentis utuntur, magna corporis parte nuda. **なめし皮や、小さな毛皮の覆いを用いるが、体の大部分は裸なのである。 ===22節=== '''ゲルマーニア人の土地制度''' *① Agri culturae non student, **(ゲルマーニア人は)[[w:農耕|土地を耕すこと]]に熱心ではなく、 *maiorque pars eorum victus in lacte, caseo, carne consistit. **彼らの大部分は、生活の糧が[[w:乳|乳]]、[[w:チーズ|チーズ]]、[[w:肉|肉]]で成り立っている。 *② Neque quisquam agri modum certum aut fines habet proprios; **何者も、土地を確定した境界で、しかも持続的な領地として、持ってはいない。 *sed magistratus ac principes in annos singulos **けれども、官吏や領袖たちは、各年ごとに、 *gentibus cognationibusque hominum, quique una coierunt, **一緒に集住していた種族や血縁の人々に、 *quantum et quo loco visum est agri adtribuunt **適切と思われる土地の規模と場所を割り当てて、 *atque anno post alio transire cogunt. **翌年には他(の土地)へ移ることを強いるのである。 **:(訳注:[[ガリア戦記 第4巻#1節|第4巻1節]]には、スエービー族の説明として同様の記述がある。) *③ Eius rei multas adferunt causas: **(官吏たちは)その事の多くの理由を説明する。 *ne adsidua consuetudine capti studium belli gerendi agricultura commutent; **(部族民が)[[w:居住|定住]]する習慣にとらわれて、戦争遂行の熱意を土地を耕すことに変えてしまわないように。 *ne latos fines parare studeant, potentioresque humiliores possessionibus expellant; **広大な領地を獲得することに熱心になって、有力者たちが弱者たちを地所から追い出さないように。 *ne accuratius ad frigora atque aestus vitandos aedificent; **寒さや暑さを避けるために(住居を)非常な入念さで建築することがないように。 *ne qua oriatur pecuniae cupiditas, qua ex re factiones dissensionesque nascuntur; **金銭への欲望が増して、その事から派閥や不和が生ずることのないように。 *ut animi aequitate plebem contineant, cum suas quisque opes cum potentissimis aequari videat. **おのおのが自分の財産も最有力者のも同列に置かれていると見ることで、心の平静により民衆を抑えるように。 <br> :(訳注:[[w:ストラボン|ストラボン]]<ref>ストラボン『ギリシア・ローマ世界地誌Ⅰ』(前掲、p.510)</ref>や[[w:タキトゥス|タキトゥス]]<ref>タキトゥス『ゲルマーニア』23章・16章などを参照。26章では農耕についても解説されている。</ref>などの著述家たちも、ゲルマーニアの住民が農耕をせず、 :遊牧民のように移動しながら暮らし、小さな住居に住み、食料を家畜に頼っていると記述している。) ===23節=== '''ゲルマーニア諸部族のあり方''' *① Civitatibus maxima laus est **諸部族にとって、最も称賛されることは、 *quam latissime circum se vastatis finibus solitudines habere. **できる限り広く自分たちの周辺で領土を荒らして荒野に保っておくことである。 *② Hoc proprium virtutis existimant, **以下のことを(自分たちの)武勇の特質と考えている。 *expulsos agris finitimos cedere, **近隣の者たちが土地から追い払われて立ち去ること、 *neque quemquam prope {se} audere consistere; **および、何者も自分たちの近くにあえて定住しないこと、である。 *③ simul hoc se fore tutiores arbitrantur, repentinae incursionis timore sublato. **他方、これにより、予期せぬ襲撃の恐れを取り除いて、自分たちはより安全であろうと思われた。 *④ Cum bellum civitas aut inlatum defendit aut infert, **部族に戦争がしかけられて防戦したり、あるいはしかけたりしたときには、 *magistratus, qui ei bello praesint, ut vitae necisque habeant potestatem, deliguntur. **その戦争を指揮して、生かすも殺すも勝手な権力を持つ将官が選び出される。 *⑤ In pace nullus est communis magistratus, **平時においては、(部族に)共通の将官は誰もいないが、 *sed principes regionum atque <u>[[wikt:en:pagus#Latin|pagorum]]</u> inter suos ius dicunt controversiasque minuunt. **地域や<u>郷</u>の領袖たちが、身内の間で判決を下して、訴訟ごとを減らす。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:''pagus'' (郷) はここでは、部族の領土の農村区画を指す行政用語<ref name="pagus"/>。)</span> *⑥ Latrocinia nullam habent infamiam, quae extra fines cuiusque civitatis fiunt, **それぞれの部族の領土の外で行なう略奪のことは、何ら恥辱とは見なしていない。 *atque ea iuventutis exercendae ac desidiae minuendae causa fieri praedicant. **さらに、それ(略奪)は、青年たちを訓練することや、怠惰を減らすことのために行なわれる、と公言している。 *⑦ Atque ubi quis ex principibus in concilio dixit **そして、領袖たちのうちのある者が(次のように)言うや否や、 *se ducem fore, qui sequi velint, profiteantur, **《自分が(略奪の)引率者となるから、追随したい者は申し出るように》と(言うや否や)、 *consurgunt ii qui et causam et hominem probant, suumque auxilium pollicentur **(略奪の)口実にも(引率する)人物にも賛同する者は立ち上がって、自らの支援を約束して、 *atque ab multitudine conlaudantur: **群衆から大いに誉められる。 *⑧ qui ex his secuti non sunt, **これら(約束した者)のうちで(略奪に)追随しない者は、 *in desertorum ac proditorum numero ducuntur, **逃亡兵や裏切り者と見なされて、 *omniumque his rerum postea fides derogatur. **その後は、彼らにとってあらゆる事の信頼が(皆から)拒まれる。 *⑨ Hospitem violare fas non putant; **客人に暴行することは道理に適うとは思ってはいない。 *qui quacumque de causa ad eos venerunt, **彼ら(ゲルマーニア人)のところへ理由があって来た者(=客人)は誰であれ、 *ab iniuria prohibent, sanctos habent, **無法行為から防ぎ、尊ぶべきであると思っている。 *hisque omnium domus patent victusque communicatur. **彼ら(客人)にとってすべての者の家は開放されており、生活用品は共有される。 **:(訳注:客人への接待ぶりについては、[[w:タキトゥス|タキトゥス]]<ref>タキトゥス『ゲルマーニア』21章を参照。</ref>も伝えている。) ===24節=== [[画像:Celts.svg|thumb|right|200px|ケルト文化の広がり(BC800年~BC400年頃)。ケルト系部族の優越は、[[w:鉄器|鉄器]]文化の発達などによると考えられている。]] [[画像:Mappa_di_Eratostene.jpg|thumb|right|200px|[[w:エラトステネス|エラトステネス]]の地理観を再現した世界地図(19世紀)。左上に「Orcynia Silva(オルキュニアの森)」とある。]] [[画像:Hallstatt_LaTene.png|thumb|right|200px|[[w:ハルシュタット文化|ハルシュタット文化]]期と[[w:ラ・テーヌ文化|ラ・テーヌ文化]]期におけるケルト系部族の分布。右上にウォルカエ族(Volcae)やボイイ族(Boii)の名が見える。ボイイ族が居住していた地域はボイオハエムム(Boihaemum)と呼ばれ、[[w:ボヘミア|ボヘミア]](Bohemia)として現在に残る。]] '''ゲルマーニア人とガッリア人''' *① Ac fuit antea tempus, **かつてある時代があって、 *cum Germanos Galli virtute superarent, **そのとき、[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人を[[w:ガリア|ガッリア]]人が武勇で優っており、 *ultro bella inferrent, propter hominum multitudinem agrique inopiam **人間の多さと土地の欠乏のために(ガッリア人は)自発的に戦争をしかけて、 *trans Rhenum colonias mitterent. **レーヌス(=[[w:ライン川|ライン川]])の向こう側へ入植者たちを送り込んでいた。 *② Itaque ea quae fertilissima Germaniae sunt loca circum Hercyniam silvam, **[[w:ヘルキュニア|ヘルキュニア]]の森の周辺のゲルマーニアで最も肥沃な地を、 *quam Eratostheni et quibusdam Graecis fama notam esse video, **それを[[w:エラトステネス|エラトステネス]]や[[w:ギリシア人|ギリシア人]]のある者たちも風聞により知っていたと私は見出して、 *quam illi Orcyniam appellant, **それを彼らはオルキュニアと呼んでいるが、 *Volcae Tectosages occupaverunt atque ibi consederunt; **(その地を)ウォルカエ族系のテクトサゲス族が占領して、そこに定住していた。 *③ quae gens ad hoc tempus his sedibus sese continet **その種族は、この時代までこの居場所に留まっており、 *summamque habet iustitiae et bellicae laudis opinionem. **公正さと戦いの称賛で最高の評判を得ている。 *④ Nunc quod in eadem inopia, egestate, patientia qua Germani permanent, **今も、窮乏や貧困を、ゲルマーニア人が持ちこたえているのと同じ忍耐をもって、 *eodem victu et cultu corporis utuntur; **同じ食物および体の衣服を用いている。 *⑤ Gallis autem provinciarum propinquitas et transmarinarum rerum notitia **これに対して、ガッリア人にとって(ローマの)属州に近接していること、および海外のものを知っていることは、 *multa ad copiam atque usus largitur, **富や用品の多くが供給されている。 *paulatim adsuefacti superari multisque victi proeliis **(ガッリア人は)しだいに圧倒されることや多くの戦闘で打ち負かされることに慣らされて、 *ne se quidem ipsi cum illis virtute comparant. **(ガッリア人)自身でさえも彼ら(ゲルマーニア人)と武勇で肩を並べようとはしないのである。 <br> :('''訳注''':本節の①項については、[[w:タキトゥス|タキトゥス]]が著書『[[w:ゲルマニア (書物)|ゲルマーニア]]』28章([[s:la:De_origine_et_situ_Germanorum_(Germania)#XXVIII|原文]])において、次のように言及している。 :''Validiores olim Gallorum res fuisse summus auctorum divus Iulius tradit; '' :かつてガッリア人の勢力がより強力であったことは、最高の証言者である神君ユリウス(・カエサル)も伝えている。 :''eoque credibile est etiam Gallos in Germaniam transgressos:'' :それゆえに、ガッリア人でさえもゲルマーニアに渡って行ったと信ずるに値するのである。) ===25節=== '''ヘルキュニアの森林地帯''' *① Huius Hercyniae silvae, quae supra demonstrata est, latitudo **前に述べたヘルキュニアの森の幅は、 *novem dierum iter expedito patet: **軽装の旅で9日間(かかるだけ)広がっている。 *non enim aliter finiri potest, **なぜなら(ゲルマーニア人は)他に境界を定めることができないし、 *neque mensuras itinerum noverunt. **道のりの測量というものを知っていないのである。 [[画像:FeldbergPanorama.jpg|thumb|center|1000px|ヘルキュニアの森林地帯(ドイツ南西部、[[w:シュヴァルツヴァルト|シュヴァルツヴァルトの森]]の最高峰フェルドベルク山 [[w:en:Feldberg_(Black Forest)|Feldberg]] の眺望)]] *② Oritur ab Helvetiorum et Nemetum et Rauracorum finibus **(その森は)[[w:ヘルウェティイ族|ヘルウェティイ族]]とネメテス族とラウラキ族の領土から発しており、 **:(訳注:これはライン川東岸に沿って南北に長い現在の[[w:シュヴァルツヴァルト|シュヴァルツヴァルトの森]]のことである。) *rectaque fluminis [[w:la:Danubius|Danubii]] regione **ダヌビウス川に沿って真っ直ぐに(流れ)、 **:(訳注:ダヌビウス Danubius はダヌウィウス Danuvius とも呼ばれ、現在の[[w:ドナウ川|ドナウ川]]である。) *pertinet ad fines Dacorum et Anartium; **[[w:ダキア人|ダキ族]]やアナルテス族の領土へ至る。 **:(訳注:これは[[w:ダキア|ダキア]] [[w:la:Dacia|Dacia]] すなわち現在の[[w:ルーマニア|ルーマニア]]辺りの地域である。) *③ hinc se flectit sinistrorsus diversis ab flumine regionibus **ここ(ダヌビウス川)から(森は)左方へ向きを変えて、川の地域からそれて、 **:(訳注:川が南へ折れるのとは逆に、森は北へそれて[[w:エルツ山地|エルツ山地]]を通って[[w:カルパティア山脈|カルパティア山脈]]に至ると考えられている<ref>タキトゥス『ゲルマーニア』泉井久之助訳注、岩波文庫、p.131-132の注などを参照</ref>。) *multarumque gentium fines propter magnitudinem attingit; **(森の)大きさのために、多くの種族の領土に接しているのである。 *④ neque quisquam est huius Germaniae, qui se aut adisse ad initium eius silvae dicat, **その森の(東の)端緒へ訪れたと言う者は、こちら(西側)の[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]に属する者では誰もいないし、 *cum dierum iter LX processerit, **60日間の旅で進んでも(いないのであるが)、 *aut, quo ex loco oriatur, acceperit: **あるいは(森が)どの場所から生じているか把握した(者もいないのである)。 *⑤ multaque in ea genera ferarum nasci constat, quae reliquis in locis visa non sint; **それ(=森)の中には、ほかの地では見られない野獣の多くの種類が生息していることが知られている。 *ex quibus quae maxime differant ab ceteris et memoriae prodenda videantur, **それらのうちで、ほかの(地の)ものと大きく異なったものは、記録で伝えるべきものであり、 *haec sunt. **以下のものである。 ===26節=== [[画像:Rentier fws 1.jpg|thumb|right|200px|[[w:トナカイ|トナカイ]]([[w:la:Tarandrus|Rangifer tarandus]])。発達した枝角を持ち、雌雄ともに角があるという特徴は本節の説明に合致している。が、角が一本ということはないし、野生のトナカイは少なくとも現在では極北の地にしか住まない。]] '''ヘルキュニアの野獣①''' *① Est [[w:la:Bos|bos]] [[w:la:Cervus|cervi]] figura, **雄[[w:シカ|鹿]]の姿形をした[[w:ウシ|牛]]がいる。 *cuius a media fronte inter aures unum [[w:la:Cornu|cornu]] existit **それの両耳の間の額の真ん中から一つの角が出ており、 *excelsius magisque derectum his, quae nobis nota sunt, cornibus; **我々(ローマ人)に知られている角よりも非常に高くて真っ直ぐである。 *ab eius summo sicut palmae ramique late diffunduntur. **その先端部から、手のひらや枝のように幅広く広がっている。 *Eadem est feminae marisque natura, **雌と雄の特徴は同じであり、 *eadem forma magnitudoque cornuum. **角の形や大きさも同じである。 <br> :('''訳注''':カエサルによる本節の記述は[[w:ユニコーン|ユニコーン]](一角獣)の伝説に :結び付けられている。しかし本節における発達した枝角の説明は、むしろ :[[w:トナカイ|トナカイ]]や[[w:ヘラジカ|ヘラジカ]]のような獣を想起させる。) ===27節=== [[画像:Bigbullmoose.jpg|thumb|right|250px|[[w:ヘラジカ|ヘラジカ]](Alces alces)。<br>発達した枝角と大きな体を持ち、名称以外は本節の説明とまったく合致しない。<br>しかしながら、[[w:ガイウス・プリニウス・セクンドゥス|大プリニウス]]の『[[w:博物誌|博物誌]]』第8巻(16章・39節)には、[[w:アクリス|アクリス]]([[w:en:Achlis|achlis]])という一見ヘラジカ(alces)のような奇獣が紹介され、その特徴は本節②項以下のカエサルの説明とほぼ同じであることが知られている。]] [[画像:Gressoney-Saint-Jean-Museo-IMG 1824.JPG|thumb|right|250px|[[w:ノロジカ|ノロジカ]](Capreolus capreolus)。<br>ヨーロッパに広く分布する小鹿で、まだら模様で山羊にも似ているので、本節①項の説明と合致する。しかし、関節はあるし、腹ばいにもなる。]] '''ヘルキュニアの野獣②''' *① Sunt item, quae appellantur [[w:la:Alces|alces]]. **アルケスと呼ばれるものもいる。 **:(訳注:アルケス alces とは[[w:ヘラジカ|ヘラジカ]](オオシカ)を指す単語であるが本節の説明と矛盾する。) *Harum est consimilis [[w:la:Capra|capris]] figura et varietas pellium, **これらの姿形や毛皮のまだらは雄[[w:ヤギ|山羊]]に似ている。 *sed magnitudine paulo antecedunt **が、(山羊を)大きさで少し優っており、 *mutilaeque sunt cornibus **角は欠けていて、 *et crura sine nodis articulisque habent. **脚部には関節の類いがない。 **:(訳注:nodus も articulus も関節の類いを意味する) *② Neque quietis causa procumbunt **休息のために横たわらないし、 *neque, si quo adflictae casu conciderunt, **もし何か不幸なことで偶然にも倒れたならば、 *erigere sese aut sublevare possunt. **自らを起こすことも立ち上げることもできない。 *③ His sunt arbores pro cubilibus; **これらにとって木々は寝床の代わりである。 *ad eas se adplicant **それら(の木々)へ自らを寄りかからせて、 *atque ita paulum modo reclinatae quietem capiunt. **こうして少しだけもたれかかって休息を取るのである。 *④ Quarum ex vestigiis **それらの足跡から *cum est animadversum a venatoribus, quo se recipere consuerint, **(鹿が)どこへ戻ることを常としているかを狩人によって気付かれたときには、 *omnes eo loco aut ab radicibus subruunt aut accidunt arbores, **その地のすべての木々を(狩人は)根から倒すか、あるいは傷つけて、 *tantum ut summa species earum stantium relinquatur. **それらの(木々の)いちばん(外側)の見かけが、立っているかのように残して置かれる。 *⑤ Huc cum se consuetudine reclinaverunt, **そこに(鹿が)習性によってもたれかかったとき、 *infirmas arbores pondere adfligunt atque una ipsae concidunt. **弱った木々を重みで倒してしまい、自身も一緒に倒れるのである。 ===28節=== [[画像:Wisent.jpg|thumb|right|250px|[[w:ヨーロッパバイソン|ヨーロッパバイソン]]([[w:la:Bison|Bison bonasus]])。<br>かつてヨーロッパに多数生息していた野牛で、相次ぐ乱獲により野生のものは20世紀初頭にいったん絶滅したが、動物園で繁殖させたものを再び野生に戻す試みが行なわれている。]] [[画像:Muybridge Buffalo galloping.gif|thumb|right|200px|疾走するバイソン]] [[画像:Drinkhoorn_roordahuizum.JPG|thumb|right|200px|酒杯として用いられた野獣の角。銀で縁取りされている。]] '''ヘルキュニアの野獣③''' *③ Tertium est genus eorum, qui uri appellantur. **第3のものは、野牛と呼ばれる種類である。 *Hi sunt magnitudine paulo infra [[w:la:Elephantidae|elephantos]], **これらは、大きさで少し[[w:ゾウ|象]]に劣るが、 *specie et colore et figura [[w:la:Taurus|tauri]]. **見かけと色と姿形は雄[[w:ウシ|牛]]である。 *② Magna vis eorum est et magna velocitas, **それらの力は大きく、(動きも)とても速く、 *neque homini neque ferae, quam conspexerunt, parcunt. **人間でも野獣でも、見かけたものには容赦しない。 *Hos studiose foveis captos interficiunt. **(ゲルマーニア人は)これらを熱心に落とし穴で捕らえたものとして殺す。 *③ Hoc se labore durant adulescentes **この労苦により青年たちを鍛え、 *atque hoc genere venationis exercent, **[[w:狩猟|狩猟]]のこの類いで鍛錬するのであり、 *et qui plurimos ex his interfecerunt, **これら(の野牛)のうちから最も多くを殺した者は、 *relatis in publicum [[w:la:Cornu|cornibus]], quae sint testimonio, **証拠になるための[[w:角|角]]を公の場に持参して、 *magnam ferunt laudem. **大きな賞賛を得るのである。 *④ Sed adsuescere ad homines et mansuefieri ne parvuli quidem excepti possunt. **けれども(野牛は)幼くして捕らえられてさえも、人間に慣れ親しんで飼い慣らされることはできない。 *⑤ Amplitudo cornuum et figura et species multum a nostrorum boum cornibus differt. **角の大きさや形や見かけは、我々(ローマ人)の牛の角とは大いに異なる。 *⑥ Haec studiose conquisita ab labris argento circumcludunt **これらは熱心に探し求められて、縁を[[w:銀|銀]]で囲って、 *atque in amplissimis epulis pro poculis utuntur. **とても贅沢な祝宴において[[w:盃|杯]]として用いられるのである。 ==対エブロネス族追討戦(1)== ===29節=== '''ゲルマーニアから撤兵、対アンビオリクス戦へ出発''' *① Caesar, postquam per Ubios exploratores comperit Suebos sese in silvas recepisse, **カエサルは、ウビイー族の偵察者たちを通じてスエービー族が森に撤退したことを確報を受けた後で、 **:(訳注:[[#10節|10節]]によれば、バケニス Bacenis の森。[[#コラム「スエービー族とカッティー族・ケールスキー族・ウビイー族について|既述]]のように、スエービー族とはカッティー族 [[w:en:Chatti|Chatti]] と考えられる。) *inopiam frumenti veritus, **糧食の欠乏を恐れて、 *quod, ut supra demonstravimus, minime omnes Germani agri culturae student, **というのは、前に説明したように、ゲルマーニア人は皆が土地を耕すことに決して熱心でないので、 **:(訳注:[[#22節|22節]]を参照。耕地がなければ、ローマ軍は穀物の現地調達ができない。) *constituit non progredi longius; **より遠くへ前進しないことを決めた。 *② sed, ne omnino metum reditus sui barbaris tolleret **けれども、自分たち(ローマ軍)が戻って来る恐れを蛮族からまったく取り去ってしまわないように、 *atque ut eorum auxilia tardaret, **かつ、彼ら(ゲルマーニア人)の(ガッリア人への)支援を遅らせるように、 *reducto exercitu partem ultimam pontis, quae ripas Ubiorum contingebat, **ウビイー族側の岸(=レーヌス川東岸)につなげていた橋の最後の部分に軍隊を連れ戻して、 *in longitudinem pedum ducentorum rescindit **(橋を)長さ200[[w:ペース (長さ)|ペース]](=約60m)切り裂いて、 *③ atque in extremo ponte turrim tabulatorum quattuor constituit **橋の先端のところに4層の櫓を建てて、 *praesidiumque cohortium duodecim pontis tuendi causa ponit **12個[[w:コホルス|歩兵大隊]]の守備隊を橋を防護するために配置して、 *magnisque eum locum munitionibus firmat. **その場所を大きな城砦で固めた。 *Ei loco praesidioque C.(Gaium) Volcacium Tullum adulescentem praeficit. **その場所と守備隊を青年ガイウス・ウォルカキウス・トゥッルスに指揮させた。 **:(訳注:元執政官 [[w:en:Lucius_Volcatius_Tullus_(consul_66_BC)|Lucius Volcatius Tullus]] に対して、青年 adulescentem と区別したのであろう。 **:ウォルカキウス Volcacium の綴りは、写本により相異する。) *④ Ipse, cum maturescere frumenta inciperent, **(カエサル)自身は、穀物が熟し始めたので、 *ad bellum [[w:la:Ambiorix|Ambiorigis]] profectus per Arduennam silvam, **[[w:アンビオリクス|アンビオリクス]]との戦争へ、アルドゥエンナの森を通って進発した。 **:(訳注:アルドゥエンナの森については、[[ガリア戦記 第5巻#3節|第5巻3節]]ですでに説明されている。) *quae est totius Galliae maxima **それ(=森)は全ガッリアで最も大きく、 *atque ab ripis Rheni finibusque Treverorum ad Nervios pertinet **レヌス(=[[w:ライン川|ライン川]])の岸およびトレーウェリー族の境界から、[[w:ネルウィイ族|ネルウィイ族]](の領土)へ及んでおり、 *milibusque amplius quingentis in longitudinem patet, **長さは500ローママイル(=約740km)より大きく広がっている。 *L.(Lucium) Minucium Basilum cum omni equitatu praemittit, **ルキウス・ミヌキウス・バスィルスをすべての騎兵隊とともに先遣した。 *si quid celeritate itineris atque opportunitate temporis proficere possit; **行軍の迅速さと時間の有利さによって、何かを得られるかどうかということである。 *⑤ monet, ut ignes in castris fieri prohibeat, ne qua eius adventus procul significatio fiat: **野営において火を生じることを禁じるように、何事かにより遠くから彼の到来の予兆を生じないように、戒めた。 *sese confestim subsequi dicit. **(カエサル)自らは、ただちに後から続くと言った。 ===30節=== '''アンビオリクスがバスィリスのローマ騎兵から逃れる''' *① Basilus, ut imperatum est, facit. **バスィルスは、命令されたように、行なった。 *Celeriter contraque omnium opinionem confecto itinere **速やかに、かつ皆の予想に反して、行軍を成し遂げて、 *multos in agris inopinantes deprehendit: **(城市でない)土地にいた気付かないでいる多くの者を捕らえた。 *eorum indicio ad ipsum Ambiorigem contendit, quo in loco cum paucis equitibus esse dicebatur. **彼らの申し立てにより、[[w:アンビオリクス|アンビオリクス]]その人がわずかな騎兵たちとともにいると言われていた場所に急いだ。 *② Multum cum in omnibus rebus, tum in re militari potest Fortuna. **あらゆる事柄においても、とりわけ軍事においても、運命(の女神)が大いに力がある。 *Nam magno accidit casu, **実際のところ、大きな偶然により生じたのは、 *ut in ipsum incautum etiam atque imparatum incideret, **(アンビオリクス)自身でさえも油断していて不用意なところに(バスィルスが)遭遇したが、 *priusque eius adventus ab omnibus videretur, quam fama ac nuntius adferretur: **彼の到来が(ガッリア勢の)皆により見られたのが、風聞や報告により知らされるよりも早かったのである。 *sic magnae fuit fortunae **同様に(アンビオリクスにとって)大きな幸運に属したのは、 *omni militari instrumento, quod circum se habebat, erepto, **自らの周りに持っていたすべての武具を奪われて、 *raedis equisque comprehensis **四輪馬車や馬を差し押さえられても、 *ipsum effugere mortem. **(アンビオリクス)自身は死を逃れたことである。 *③ Sed hoc quoque factum est, **しかし、以下のこともまた起こった。 *quod aedificio circumdato silva, **(アンビオリクスの)館が森で取り巻かれており、 *─ ut sunt fere domicilia Gallorum, qui vitandi aestus causa **─ ガッリア人の住居はほぼ、暑さを避けることのために、 *plerumque silvarum atque fluminum petunt propinquitates ─, **たいてい森や川の近接したところに求めるのであるが ─ *comites familiaresque eius angusto in loco paulisper equitum nostrorum vim sustinuerunt. **彼の従者や郎党どもが、狭い場所でしばらく、我が方(ローマ勢)の騎兵の力を持ちこたえたのだ。 *④ His pugnantibus illum in equum quidam ex suis intulit: **彼らが戦っているときに、彼(アンビオリクス)を配下のある者が馬に押し上げて、 *fugientem silvae texerunt. **逃げて行く者(アンビオリクス)を森が覆い隠した。 *Sic et ad subeundum periculum et ad vitandum multum Fortuna valuit. **このように(アンビオリクスが)危険に突き進んだことや避けられたことに対して、運命(の女神)が力をもったのである。 ===31節=== '''エブロネス族の退避、カトゥウォルクスの最期''' *① [[w:la:Ambiorix|Ambiorix]] copias suas iudicione non conduxerit, quod proelio dimicandum non existimarit, **[[w:アンビオリクス|アンビオリクス]]は、戦闘で争闘するべきとは考えていなかったので、自らの判断で軍勢を集めなかったのか、 *an tempore exclusus et repentino equitum adventu prohibitus, **あるいは、時間に阻まれ、予期せぬ[[w:騎兵|騎兵]]の到来に妨げられて、 *cum reliquum exercitum subsequi crederet, **(ローマ勢の)残りの軍隊(=軍団兵)が後続して来ることを信じたためなのか、 *dubium est. **不確かなことである。 *② Sed certe dimissis per agros nuntiis sibi quemque consulere iussit. **けれども、確かに領地を通じて伝令を四方に遣わして、おのおのに自らを助けることを命じた。 *Quorum pars in Arduennam silvam, pars in continentes paludes profugit; **それらの者たち(領民)のある一部はアルドゥエンナの森に、一部は絶え間ない沼地に退避した。 *③ qui proximi Oceano fuerunt, **<ruby><rb>大洋<span style="color:#009900;">〔[[w:大西洋|大西洋]]〕</span></rb><rp>(</rp><rt>オーケアヌス</rt><rp>)</rp></ruby>にとても近いところにいた者たちは、 *hi insulis sese occultaverunt, quas aestus efficere consuerunt: **[[w:潮汐|満潮]]が形成するのが常であった島々に身を隠した。 [[画像:Taxus baccata MHNT.jpg|thumb|right|300px|[[w:ヨーロッパイチイ|ヨーロッパイチイ]]([[w:en:Taxus baccata|Taxus baccata]])<br>欧州などに広く自生するイチイ科の[[w:針葉樹|針葉樹]]。赤い果実は食用で甘い味だが、種子には[[w:タキシン|タキシン]](taxine)という[[w:アルカロイド|アルカロイド]]系の毒物が含まれており、種子を多量に摂れば[[w:痙攣|けいれん]]を起こして[[w:呼吸困難|呼吸困難]]で死に至る。<br>他方、[[w:タキサン|タキサン]](taxane)という成分は[[w:抗がん剤|抗がん剤]]などの[[w:医薬品|医薬品]]に用いられる。]] *④ multi ex suis finibus egressi **多くの者たちは、自分たちの領土から出て行って、 *se suaque omnia alienissimis crediderunt. **自分たちとその一切合財をまったく異邦の者たちに委ねた。 *⑤Catuvolcus, rex dimidiae partis Eburonum, **[[w:カトゥウォルクス|カトゥウォルクス]]は、[[w:エブロネス族|エブロネス族]]の半分の地方の王であり、 *qui una cum Ambiorige consilium inierat, **アンビオリクスと一緒に(カエサルに造反する)企てに取りかかった者であるが、 **:(訳注:[[ガリア戦記 第5巻#26節|第5巻26節]]を参照。) *aetate iam confectus, cum laborem aut belli aut fugae ferre non posset, **もはや老衰していたので、戦争の労苦、あるいは逃亡の労苦に耐えることができなかったので、 **:(訳注:aetate confectus 老衰した) *omnibus precibus detestatus Ambiorigem, qui eius consilii auctor fuisset, **その企ての張本人であったアンビオリクスをあらゆる呪詛のことばで呪って、 *taxo, cuius magna in Gallia Germaniaque copia est, se exanimavit. **[[w:ガリア|ガッリア]]や[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]に大量にあった[[w:イチイ属|イチイ]]によって、息絶えたのであった。 ===32節=== '''ゲルマーニア部族の弁明、アドゥアトゥカに輜重を集める''' *① Segni Condrusique, ex gente et numero Germanorum, **[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人の種族や集団のうち、[[w:セグニ族|セグニ族]]と[[w:コンドルスィ族|コンドルスィ族]]は、 *qui sunt inter Eburones Treverosque, **[[w:エブロネス族|エブロネス族]]とトレーウェリー族の間にいたが、 *legatos ad Caesarem miserunt oratum, **カエサルのところへ嘆願するために使節たちを遣わした。 *ne se in hostium numero duceret **自分たちを敵として見なさないように、と。 *neve omnium Germanorum, qui essent citra Rhenum, unam esse causam iudicaret; **しかも、レーヌス(=[[w:ライン川|ライン川]])のこちら側にいるゲルマーニア人すべての事情は1つであると裁断しないように、と。 *nihil se de bello cogitavisse, nulla Ambiorigi auxilia misisse. **自分たちは、戦争についてまったく考えたことはないし、[[w:アンビオリクス|アンビオリクス]]に何ら援軍を派遣したことはない、と。 *② Caesar explorata re quaestione captivorum, **カエサルは捕虜を審問することによってその事を探り出すと、 *si qui ad eos Eburones ex fuga convenissent, **もし彼らのところへ逃亡しているエブロネス族の者たちの誰かが訪れたならば、 *ad se ut reducerentur, imperavit; **自分(カエサル)のところへ連れ戻されるようにと、命令した。 *si ita fecissent, fines eorum se violaturum negavit. **もしそのように行なったならば、彼らの領土を自分(カエサル)が侵害することはないであろうと主張した。 *③ Tum copiis in tres partes distributis **それから、軍勢を3方面に分散して、 *impedimenta omnium legionum Aduatucam contulit. **すべての軍団の[[w:輜重|輜重]]を[[w:アドゥアトゥカ|アドゥアトゥカ]]に運び集めた。 **:(訳注:アドゥアトゥカ Aduatuca の表記は、写本によってはアトゥアトゥカ Atuatuca となっている。現在の[[w:トンゲレン|トンゲレン市]]。) *④ Id castelli nomen est. **それは、城砦の名前である。 *Hoc fere est in mediis Eburonum finibus, **これは、エブロネス族の領土のほぼ真ん中にあり、 *ubi Titurius atque Aurunculeius hiemandi causa consederant. **そこには、[[w:クィントゥス・ティトゥリウス・サビヌス|ティトゥリウス(・サビヌス)]]と[[w:ルキウス・アウルンクレイウス・コッタ|アウルンクレイウス(・コッタ)]]が越冬するために陣取っていた。 *⑤ Hunc cum reliquis rebus locum probabat, **(カエサルは)この場所を、ほかの事柄によっても是認したし、 *tum quod superioris anni munitiones integrae manebant, ut militum laborem sublevaret. **またとりわけ前年の防備が損なわれずに存続していたので、兵士の労苦を軽減するためでもある。 *Praesidio impedimentis legionem quartamdecimam reliquit, **(全軍の)輜重の守備隊として第14軍団を(そこに)残した。 *unam ex his tribus, quas proxime conscriptas ex Italia traduxerat. **(それは)最近にイタリアから徴集されたものとして連れて来られた3個(軍団)のうちの1個である。 **:(訳注:[[#1節|1節]]を参照。イタリア Italia とはカエサルが総督であった[[w:ガリア・キサルピナ|ガッリア・キサルピーナ]]のことであろう。) *Ei legioni castrisque Q.(Quintum) Tullium Ciceronem praeficit ducentosque equites ei attribuit. **その[[w:ローマ軍団|軍団]]と陣営には[[w:クィントゥス・トゥッリウス・キケロ|クィントゥス・トゥッリウス・キケロ]]を指揮者として、200騎の騎兵を彼に割り当てた。 ===33節=== '''軍勢をカエサル、ラビエヌス、トレボニウスの三隊に分散''' *① Partito exercitu **軍隊を分配して、 *T.(Titum) Labienum cum legionibus tribus ad Oceanum versus **[[w:ティトゥス・ラビエヌス|ティトゥス・ラビエヌス]]には、3個[[w:ローマ軍団|軍団]]とともに、<ruby><rb>大洋<span style="color:#009900;">〔[[w:大西洋|大西洋]]〕</span></rb><rp>(</rp><rt>オーケアヌス</rt><rp>)</rp></ruby>の方へ向けて、 *in eas partes, quae Menapios attingunt, proficisci iubet; **[[w:メナピイ族|メナピイ族]]に接する地方に出発することを命じた。 *② C.(Gaium) Trebonium cum pari legionum numero **[[w:ガイウス・トレボニウス|ガイウス・トレボニウス]]には、軍団の同数とともに、 *ad eam regionem, quae Aduatucis adiacet, depopulandam mittit; **[[w:アドゥアトゥキ族|アドゥアトゥキ族]]に隣接する領域へ、荒らすために派遣した。 [[画像:Locatie-Maas-3.png|thumb|right|200px|[[w:ベルギー|ベルギー]]周辺の地図。図の左側を[[w:スヘルデ川|スヘルデ川]]が、右側を[[w:マース川|マース川]]が流れているため、両河川は離れており、カエサルがどの地に言及しているのかはわからない。]] [[画像:Schelde_4.25121E_51.26519N.jpg|thumb|right|200px|ベルギーの[[w:アントウェルペン|アントウェルペン]]周辺を流れる[[w:スヘルデ川|スヘルデ川]]河口付近の[[w:衛星画像|衛星画像]]。ラビエヌスが向かったメナピイ族に接する地方である。]] *③ ipse cum reliquis tribus ad flumen [[w:la:Scaldis|Scaldim]], quod influit in [[w:la:Mosa|Mosam]], **(カエサル)自身は、残りの3個(軍団)とともに、モサ(川)に流れ込むスカルディス川のところへ、 **:(訳注:スカルディス Scaldis は現在の[[w:スヘルデ川|スヘルデ川]] Schelde で、フランス北部からベルギー、オランダへ流れている。 **:モサ川 Mosa すなわち現在の[[w:マース川|マース川]] Maas とは運河でつながるが、当時の関係およびカエサルの目的地は不詳。) *extremasque Arduennae partes ire constituit, **かつ[[w:アルデンヌ|アルドゥエンナ]](の森林)の外縁の地方へ行軍することを決めた。 *quo cum paucis equitibus profectum Ambiorigem audiebat. **そこへは、アンビオリクスがわずかな騎兵たちとともに出発したと聞いていたのだ。 *④ Discedens post diem septimum sese reversurum confirmat; **(カエサルは陣営を)離れるに当たって、7日目の後(=6日後)に自分は引き返して来るであろうと断言した。 *quam ad diem ei legioni, quae in praesidio relinquebatur, deberi frumentum sciebat. **その当日には、守備に残される軍団にとって糧食が必要とされることを(カエサルは)知っていたのだ。 *⑤ Labienum Treboniumque hortatur, **(カエサルは)ラビエヌスとトレボニウスを(以下のように)鼓舞した。 *si rei publicae commodo facere possint, **もし(ローマ軍全体の)公務のために都合良く行動することができるならば、 *ad eum diem revertantur, **その日には戻って、 *ut rursus communicato consilio exploratisque hostium rationibus **再び(互いの)考えを伝達して、敵たちの作戦を探り出し、 *aliud initium belli capere possint. **次なる戦争の端緒を捉えようではないか、と。 <br> :('''訳注:カエサル麾下の軍団配分について''' :[[ガリア戦記 第5巻#8節|第5巻8節]]の記述によれば、ブリタンニアへ2度目の遠征をする前(BC54年)のカエサルは少なくとも8個軍団と騎兵4000騎を :指揮していた。[[ガリア戦記 第5巻#24節|第5巻24節]]によれば、帰還後は8個軍団および軍団から離れた5個[[w:コホルス|歩兵大隊]]を指揮していたが、 :アンビオリクスによる[[w:アドゥアトゥカの戦い|アドゥアトゥカの戦い]]で[[w:クィントゥス・ティトゥリウス・サビヌス|サビヌス]]らとともに1個軍団と5個大隊が壊滅したので、残りは7個軍団となる。 :[[#1節|本巻1節]]によれば、この年(BC53年)には3個軍団を新たに徴集したので、計10個軍団となったはずである。 :[[#29節|29節]]では、このうちから12個大隊をライン川に架かる橋の守備に残し、[[#32節|32節]]では輜重の守備としてアドゥアトゥカに1個軍団を残した。 :本節の記述通りにラビエヌス、トレボニウス、カエサルがそれぞれ3個軍団(計9個)を受け持ったとすると、あわせて10個軍団と12個大隊という勘定になる。 :したがって、この勘定が正しいのであれば、ライン川に残した12個大隊は各軍団から引き抜いたものであり、各軍団は定員を割っていると考えられる。) ===34節=== '''夷を以って夷を制す対エブロネス族包囲網''' *① Erat, ut supra demonstravimus, manus certa nulla, **前に説明したように、(エブロネス族には)決まった手勢がなかったし、 **:(訳注:[[#31節|31節]]を参照。) *non oppidum, non praesidium, quod se armis defenderet, **自分たちが武器で防衛するような[[w:オッピドゥム|城市]]も、防塁もなかった。 *sed in omnes partes dispersa multitudo. **けれども、あらゆる方面に大勢が分散されていた。 *② Ubi cuique aut valles abdita aut locus silvestris aut palus impedita **おのおのが、密かな峡谷、あるいは森に覆われた土地といったところに、 *spem praesidi aut salutis aliquam offerebat, consederat. **守備あるいは身の安全の何らかの希望を提供するところに、陣取っていた。 *③ Haec loca vicinitatibus erant nota, **これらの場所は、近隣の者たちは知っていたので、 **:(訳注:すなわち、近隣のガッリア人には地の利があり、ローマ人には地の利がなかったので) *magnamque res diligentiam requirebat **事態はたいへんな注意深さを必要としていた。 *non in summa exercitus tuenda **(ローマ人の)軍隊全体を守るためではなく、 *─ nullum enim poterat universis &lt;a&gt; perterritis ac dispersis periculum accidere ─, **─なぜなら、脅かされ分散されている者たちにより(ローマ軍)総勢が危険を生じることはありえなかったので─ *sed in singulis militibus conservandis; **けれども、個々の(ローマ人の)兵士たちを守ることのために(注意深さを必要としていた)。 *quae tamen ex parte res ad salutem exercitus pertinebat. **少なくとも、ある面では、そういう事態は軍隊の安全に及んでいた。 *④ Nam et praedae cupiditas multos longius evocabat, **すなわち、略奪品への欲望が多くの者たちをより遠くへ呼び寄せていたし、 *et silvae incertis occultisque itineribus confertos adire prohibebant. **森林の不確かで隠された道のりによって密集した行軍を妨げていた。 *⑤ Si negotium confici stirpemque hominum sceleratorum interfici vellent, **もし、戦役が完遂されること、および非道な連中(=エブロネス族)の血筋が滅ぼされることを欲するならば、 *dimittendae plures manus diducendique erant milites; **いくつもの部隊が分遣され、兵士たちが展開されるべきである。 *⑥ si continere ad signa manipulos vellent, ut instituta ratio et consuetudo exercitus Romani postulabat, **もし、ローマ軍が決められた流儀や慣行を要求するように、[[w:マニプルス|中隊]]が軍旗のもとにとどまることを欲するならば、 *locus ipse erat praesidio barbaris, **その場所が蛮族にとって守りとなるであろう。 *neque ex occulto insidiandi et dispersos circumveniendi **隠れたところから待ち伏せするため、分散した者たち(=ローマ兵)を包囲するために、 *singulis deerat audacia. **(エブロネス族の)おのおのにとって勇敢さには事欠かなかった。 *⑦ Ut in eiusmodi difficultatibus, quantum diligentia provideri poterat providebatur, **そのような困難さにおいては、できるかぎりの注意深さで用心されるほどに、用心されるものであるが、 *ut potius in nocendo aliquid praetermitteretur, **結果として、むしろ(敵勢への)何らかの加害は差し控えられることになった。 *etsi omnium animi ad ulciscendum ardebant, **たとえ、皆の心が(エブロネス族に)報復するために燃え立っていたとしても、 *quam cum aliquo militum detrimento noceretur. **兵士たちの何らかの損失を伴って(敵に)加害がなされるよりも。 **:(訳注:伏兵によって被害をこうむるよりは、ローマ人の安全のために、ローマ兵による攻撃は避けられた。) *⑧ Dimittit ad finitimas civitates nuntios Caesar; **カエサルは、近隣の諸部族のところへ伝令たちを分遣した。 *omnes ad se vocat spe praedae ad diripiendos Eburones, **[[w:エブロネス族|エブロネス族]]に対して戦利品を略奪することの望みを呼びかけた。 *ut potius in silvis Gallorum vita quam legionarius miles periclitetur, **森の中で、軍団の兵士たちよりも、むしろガッリア人たちの生命が危険にさらされるように、 *simul ut magna multitudine circumfusa **同時にまた、たいへんな大勢で取り囲むことによって、 *pro tali facinore stirps ac nomen civitatis tollatur. **(サビヌスらを滅ぼした)あれほどの罪業の報いとして、部族の血筋と名前が抹殺されるように、と。 *Magnus undique numerus celeriter convenit. **至る所から多数の者が速やかに集結した。 ==スガンブリー族のアドゥアトゥカ攻略戦== ===35節=== '''スガンブリー族が略奪に駆り立てられてアドゥアトゥカへ向かう''' *① Haec in omnibus Eburonum partibus gerebantur, **これらのこと(=追討戦)が[[w:エブロネス族|エブロネス族]]のすべての地方で遂行されていたが、 *diesque adpetebat septimus, quem ad diem Caesar ad impedimenta legionemque reverti constituerat. **カエサルがその日に[[w:輜重|輜重]]と(キケロの)[[w:ローマ軍団|軍団]]のところへ引き返すと決めていた7日目が近づいていた。 *② Hic quantum in bello Fortuna possit et quantos adferat casus, cognosci potuit. **ここに、戦争では運命(の女神)がどれほどのことに力を持ち、どれほどの結末を引き起こすかを知ることができた。 **:(訳注:[[#30節|30節]]でもそうだが、カエサルは戦況が芳しくないと運命 Fortuna を持ち出すようである。[[#42節|42節]]も参照。) *③ Dissipatis ac perterritis hostibus, ut demonstravimus, **(前節で)説明したように、追い散らされて、脅かされている敵たちには、 *manus erat nulla quae parvam modo causam timoris adferret. **(ローマ勢に敵を)恐れる理由を少しの程度も引き起こすようないかなる手勢もなかった。 *④ Trans Rhenum ad Germanos **レーヌス(=[[w:ライン川|ライン川]])の向こう側の[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人のところへ、 *pervenit fama, diripi Eburones atque ultro omnes ad praedam evocari. **エブロネス族が収奪され、(近隣部族の)皆が略奪品へ向けて自発的に誘惑されているという風評が達した。 *⑤ Cogunt equitum duo milia Sugambri, qui sunt proximi Rheno, **レーヌスの近隣にいたスガンブリ族は、騎兵2000騎を徴集した。 *a quibus receptos ex fuga Tenctheros atque Usipetes supra docuimus. **前に説明したように、彼らによって[[w:テンクテリ族|テンクテリ族]]と[[w:ウスィペテス族|ウスィペテス族]]が逃亡から迎え入れられたのだ。 **:(訳注:[[ガリア戦記 第4巻#16節|第4巻16節]]および[[ガリア戦記 第4巻#18節|18~19節]]を参照。) *⑥ Transeunt Rhenum navibus ratibusque **(スガンブリー族は)レーヌスを船団や筏で渡河した。 *triginta milibus passuum infra eum locum, ubi pons erat perfectus praesidiumque ab Caesare relictum. **カエサルにより橋が造り上げられて守備隊が残された地点よりも下流に30ローママイル(約44km)のところを。 *Primos Eburonum fines adeunt; **手始めとしてエブロネス族の領土に殺到して、 *multos ex fuga dispersos excipiunt, **逃亡からちりぢりにさせられた多くの者たちを追い捕らえて、 *magno pecoris numero, cuius sunt cupidissimi barbari, potiuntur. **蛮族たちが最も熱望している家畜の多数をわがものにした。 *⑦ Invitati praeda longius procedunt. **(スガンブリー族の軍勢は)略奪品に誘われて、より遠くに進み出た。 *Non hos palus ─ in bello latrociniisque natos ─, non silvae morantur. **戦争や追いはぎに生まれついていたので、沼地も森林も彼らを妨げることがなかった。 *Quibus in locis sit Caesar, ex captivis quaerunt; **カエサルがどの場所にいるのか、捕虜から問い質した。 *profectum longius reperiunt omnemque exercitum discessisse cognoscunt. **(彼が)より遠くに旅立って、軍隊の総勢が立ち去ったことを、知った。 *⑧ Atque unus ex captivis "Quid vos," inquit, **なおかつ、捕虜たちのうちの一人が「なぜ、あんたたちは」と言い出した。 *"hanc miseram ac tenuem sectamini praedam, **「この取るに足らない、ちっぽけな略奪品を追い求めるのか。 **:(訳注:sectamini はデポネンティア動詞 sector の直説法・2人称複数・現在形) *quibus licet iam esse fortunatissimos? **(あんたたちは)今や、最も富裕な者に成り得るのに。 *⑨ Tribus horis Aduatucam venire potestis: **(この場所から)3時間で[[w:アドゥアトゥカ|アドゥアトゥカ]]に到達できる。 **:(訳注:古代ローマの時間は、不定時法であり、当地の緯度や季節により長さは異なる。) *huc omnes suas fortunas exercitus Romanorum contulit; **ここへ、ローマ軍がすべての財産を運び集めたのだ。 *praesidii tantum est, ut ne murus quidem cingi possit, **守備隊は、城壁が取り巻かれることさえできないほどの(貧弱な)ものでしかない。 *neque quisquam egredi extra munitiones audeat." **何者も防備の外側へあえて出て行こうとはしないのだ。」 *⑩ Oblata spe Germani, **ゲルマーニア人たちは(ローマ軍の財産という)望みを提示されて、 *quam nacti erant praedam, in occulto relinquunt; **(すでにエブロネス族の者たちから)獲得していた略奪品を秘されたところに残しておいて、 *ipsi Aduatucam contendunt usi eodem duce, cuius haec indicio cognoverant. **自身は、このことを申告により知ったところの同じ(捕虜の)案内人を使役して、アドゥアトゥカに急いだ。 <br> :('''訳注:部族名・地名の表記について''' :スガンブリー族 Sugambri:α系写本では Sugambri、T・U写本では Sygambri、V・R写本では Sigambri :テンクテリ族 Tenctheri:β系写本では Tenctheri、α系写本では Thenctheri :アドゥアトゥカ Aduatuca:α系・T写本では Aduatuca、V・ρ系写本では Atuatuca) ===36節=== '''アドゥアトゥカのキケロが糧秣徴発に派兵する''' *① [[w:la:Quintus_Tullius_Cicero|Cicero]], qui omnes superiores dies **[[w:クィントゥス・トゥッリウス・キケロ|キケロ]]は(期日の7日目)より以前の日々すべてを *praeceptis Caesaris cum summa diligentia milites in castris continuisset **カエサルの指図により、最高の入念さとともに、兵士たちを陣営の中に留めておき、 *ac ne calonem quidem quemquam extra munitionem egredi passus esset, **<ruby><rb>[[w:カロネス|軍属奴隷]]</rb><rp>(</rp><rt>カロネス</rt><rp>)</rp></ruby> でさえも、何者も防備の外側に出て行くことを許されなかった。 *septimo die diffidens de numero dierum Caesarem fidem servaturum, **(期日の)7日目に、カエサルが日数についての約束を守るであろうか、という不信を抱いた。 *quod longius eum<ref>eum はβ系写本の記述で、α系写本にはない。</ref> progressum audiebat, **というのは、彼(カエサル)は、はるか遠くに前進したと聞いていたのだし、 *neque ulla de reditu eius fama adferebatur, **彼の帰還については何ら伝言を届けられていなかったからである。 *② simul eorum permotus vocibus, **同時に(キケロは)以下のような者たちの声に揺り動かされた。 *qui illius patientiam paene obsessionem appellabant, siquidem ex castris egredi non liceret, **もし本当に陣営から出て行くことが許されないならば、彼の忍耐はほぼ攻囲(籠城)であるというのだ。 *nullum eiusmodi casum exspectans, **以下のような事態を予期してもいなかった。 *quo novem oppositis legionibus maximoque equitatu, **9個[[w:ローマ軍団|軍団]]と最大限の[[w:騎兵|騎兵]]隊が(敵と)対峙して、 *dispersis ac paene deletis hostibus **敵たちは散らばらされて、ほとんど抹殺されたのに、 *in milibus passuum tribus offendi posset, **(自陣から)3ローママイルの内で(敵対勢力から)襲撃され得るとは。 [[画像:PraetorianVexillifer_1.jpg|thumb|right|200px|帝政期に用いられた軍旗(ウェクスィッルム)の一種を再現したもの。]] *quinque cohortes frumentatum in proximas segetes mittit, **5個<ruby><rb>[[w:コホルス|歩兵大隊]]</rb><rp>(</rp><rt>コホルス</rt><rp>)</rp></ruby>を糧秣徴発するために、近隣の耕地に派遣した。 *quas inter et castra unus omnino collis intererat. **それら(の耕地)と陣営の間には、ただ一つの丘陵が介在するだけであった。 *③ Complures erant in castris<ref>in castris はβ系写本の記述で、α系写本にはない。</ref> ex legionibus aegri relicti; **陣営の中には、諸軍団のうちから少なからぬ傷病者たちが残留していた。 *ex quibus qui hoc spatio dierum convaluerant, circiter trecenti(CCC), **その者たちのうちから、この日々の間に回復していた約300名が、 *sub vexillo una mittuntur; **<ruby><rb>[[w:ウェクスィッルム|軍旗]]</rb><rp>(</rp><rt>ウェクスィッルム</rt><rp>)</rp></ruby>のもとで一緒に派遣された。 *magna praeterea multitudo calonum, magna vis iumentorum quae in castris subsederant, **そのうえに、軍属奴隷の大多数、陣営の中に残留していた(ロバなどの)役畜の多数が、 *facta potestate sequitur. **機会を与えられて、随行した。 ===37節=== [[画像:Castra1.png|thumb|right|200px|ローマ式[[w:カストラ|陣営]]([[w:la:Castra_Romana|castra Romana]])の概略図(再掲)。'''7'''が第10大隊の門(porta decumana)で、陣営の裏門に当たる。]] '''スガンブリー族がキケロの陣営に襲来''' *① Hoc ipso tempore et casu Germani equites interveniunt **このまさにその時と状況に、[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人の[[w:騎兵|騎兵]]たちが出現して、 *protinusque eodem illo, quo venerant, cursu **さらに前方へ(彼らが)やって来たのと同じ突進でもって、 *ab decumana porta in castra inrumpere conantur, **第10大隊の門(=裏門)から陣営の中に突入することを試みた。 **:(訳注:decumana porta は[[ガリア戦記 第2巻#24節|第2巻24節]]で既出、図を参照。) *② nec prius sunt visi obiectis ab ea parte silvis, quam [[wikt:la:castrum|castris]] adpropinquarent, **その方面については森林がじゃま立てしていたので(彼らは)陣営に接近するまでは視認されなかったのだ。 *usque eo ut qui sub [[w:la:Vallum|vallo]] tenderent mercatores, recipiendi sui facultatem non haberent. **そこまで(敵が急に来たので)、防柵の下に宿営していた商人たちが退避する機会を持たなかったほどであった。 *③ Inopinantes nostri re nova perturbantur, **予感していなかった我が方は、新しい事態に混乱させられて、 *ac vix primum impetum cohors in statione sustinet. **やっとのことで[[w:歩哨|歩哨]]に就いていた[[w:コホルス|歩兵大隊]]が(敵の)最初の突撃を持ちこたえた。 *④ Circumfunduntur ex reliquis hostes partibus, si quem aditum reperire possent. **敵たちは、何らかの入口を探り出せないかと、ほかの方面から取り囲んだ。 *⑤ Aegre portas nostri tuentur; **我が方(=ローマ勢)は辛うじて(四方の)諸門を固守して、 *reliquos aditus locus ipse per se munitioque defendit. **ほかの入口を、その位置そのものと防備が(敵の突入から)防護した。 *⑥ Totis trepidatur castris, **陣営の全体が震撼させられて、 *atque alius ex alio causam tumultus quaerit; **各人がほかの者に騒乱の原因を尋ね合った。 **:(訳注:エブロネス族を追討している最中に、スガンブリー族が来襲するとは予想だにしなかったからである。) *neque quo signa ferantur, neque quam in partem quisque conveniat provident. **が、どこへ軍旗が運ばれるのか、どの方面におのおのが集結するのか、判らなかった。 *⑦ Alius iam castra capta pronuntiat, **ある者は、すでに陣営は占拠されたと公言し、 *alius deleto exercitu atque imperatore victores barbaros venisse contendit; **別のある者は、軍隊も将軍(カエサル)も滅びて蛮族が勝利者としてやって来たのだ、と断言した。 *⑧ plerique novas sibi ex loco religiones fingunt **たいていの者たちは、その場所から、新奇な迷信的感情を創り上げ、 *Cottaeque et Tituri calamitatem, qui in eodem occiderint castello, **同じ砦のところで斃れた[[w:ルキウス・アウルンクレイウス・コッタ|コッタ]]と[[w:クィントゥス・ティトゥリウス・サビヌス|ティトゥリウス(・サビヌス)]]の敗亡を *ante oculos ponunt. **眼前に想い描いた。 *⑨ Tali timore omnibus perterritis **このような怖れによって(陣営内部の)皆が脅えており、 *confirmatur opinio barbaris, ut ex captivo audierant, nullum esse intus praesidium. **蛮族にとっては、捕虜から聞いていたように、内部に守備隊が存在していないという見解が強められた。 *⑩ Perrumpere nituntur **(スガンブリー勢は、陣営の防備を)突破することに努め、 *seque ipsi adhortantur, ne tantam fortunam ex manibus dimittant. **これほどの幸運を手から取りこぼさないように、自分たちが自身を鼓舞した。 ===38節=== '''バクルスと百人隊長たちが防戦する''' *① Erat aeger cum<ref>cum はα系写本の記述で、β系写本では in となっている。</ref> praesidio relictus P.(Publius) Sextius Baculus, **(キケロの陣営には)プーブリウス・セクスティウス・バクルスが傷病者として、守備兵とともに残されていた。 **:<span style="color:#009900;">(訳注:[[w:la:Publius Sextius Baculus|Publius Sextius Baculus]] などの記事を参照。)</span> *qui primum pilum ad<ref>ad はα系写本の記述で、β系写本では apud となっている。</ref> Caesarem duxerat, **その者はカエサルのもとで<ruby><rb>[[w:プリムス・ピルス|首位百人隊長]]</rb><rp>(</rp><rt>プリムス・ピルス</rt><rp>)</rp></ruby> の座に就いていたことがあり、 *cuius mentionem superioribus proeliis fecimus, **かつての戦闘で彼に言及したが、 **:<span style="color:#009900;">(訳注:[[ガリア戦記 第2巻#25節|第2巻25節]] および [[ガリア戦記 第3巻#5節|第3巻5節]]を参照。)</span> *ac diem iam quintum cibo caruerat. **(このとき)食物を欠いてすでに5日目であった。 *② Hic diffisus suae atque omnium saluti inermis ex tabernaculo prodit; **彼は、自らと皆の身の安全に疑念を抱いて、非武装のまま天幕小屋から出て来て、 *videt imminere hostes atque in summo esse rem discrimine; **敵たちが迫って来ていること、および事態が重大な危急にあることを目の当たりにして、 *capit arma a proximis atque in porta consistit. **すぐ近くの者から武器を取って、門のところに陣取った。 *③ Consequuntur hunc centuriones eius cohortis quae in statione erat; **歩哨に立っていた(1個)<ruby><rb>[[w:コホルス|歩兵大隊]]</rb><rp>(</rp><rt>コホルス</rt><rp>)</rp></ruby> の<ruby><rb>[[w:ケントゥリオ|百人隊長]]</rb><rp>(</rp><rt>ケントゥリオ</rt><rp>)</rp></ruby> たちが彼に追随して、 **:(訳注:1個歩兵大隊の百人隊長は、定員通りであれば、6名いた。) *paulisper una proelium sustinent. **しばらく一緒に戦闘を持ちこたえた。 *④ Relinquit animus Sextium gravibus acceptis vulneribus; **セクスティウス(・バクルス)は重い傷を受けて、気を失った。 *Deficiens<ref>deficiens はβ系写本の記述で、α系写本にはない。</ref> aegre per manus tractus servatur. **(彼は)衰弱して、(味方の)手から手に運ばれて辛うじて救助された。 *⑤ Hoc spatio interposito reliqui sese confirmant **こうしてしばらくした後で、ほかの者たちは意を強くした。 *tantum, ut in munitionibus consistere audeant speciemque defensorum praebeant. **(それは)防壁にあえて陣取って、防戦者たちの姿を示したほどであった。 ===39節=== '''スガンブリー族が糧秣徴発部隊をも襲う''' *① Interim confecta frumentatione milites nostri clamorem exaudiunt; **その間に、糧秣徴発を成し遂げると、我が方の兵士たち(=ローマ軍団兵)は叫び声を聞きつけて、 *praecurrunt equites; **[[w:騎兵|騎兵]]たちが先駆けして、 *quanto res sit in periculo cognoscunt. **事態がどれほどの危険にあるかを認識した。 *② Hic vero nulla munitio est quae perterritos recipiat; **そこには、まさに、脅え上がった者たちを受け入れるような、いかなる防備もなかったのである。 *modo conscripti atque usus militaris imperiti **やっと徴集されたばかりの者たち、なおかつ兵役の経験に通じていない者たちは、 *ad tribunum militum centurionesque ora convertunt; **<ruby><rb>[[w:トリブヌス・ミリトゥム|兵士長官]]</rb><rp>(</rp><rt>トリブヌス・ミリトゥム</rt><rp>)</rp></ruby>や<ruby><rb>[[w:ケントゥリオ|百人隊長]]</rb><rp>(</rp><rt>ケントゥリオ</rt><rp>)</rp></ruby>たちの方へ顔を向けた。 *quid ab his praecipiatur exspectant. **彼ら(上官たち)によって何を指図されるか、待っていたのである。 *③ Nemo est tam fortis, quin rei novitate perturbetur. **新奇な事態に不安にさせられないほど勇敢な者は、誰もいなかった。 *④ Barbari signa procul conspicati oppugnatione desistunt, **蛮族たちは、(糧秣徴発隊の)軍旗を遠くから視認すると、(陣営への)攻囲を停止した。 *redisse primo legiones credunt, quas longius discessisse ex captivis cognoverant; **(彼らは)当初は、より遠くに立ち去ったことを捕虜から知っていた(ローマの)諸軍団が戻って来たと思ったが、 *postea despecta paucitate ex omnibus partibus impetum faciunt. **後には、(糧秣徴発隊の)寡勢ぶりを侮って、あらゆる方向から突撃して来た。 ===40節=== '''敵中突破して陣営へ戻る糧秣徴発部隊の明暗''' *① Calones in proximum tumulum procurrunt. **[[w:カロネス|軍属奴隷]]たちは、近隣の丘に先駆けした。 *Hinc celeriter deiecti **(彼らは)ここから、(突撃して来る敵の軍勢を眺めて)たちまち当てが外れて、 *se in signa manipulosque coniciunt; **(後方にいた)軍旗と[[w:マニプルス|歩兵中隊]]のところに身を投じた。 *eo magis timidos perterrent milites. **それゆえに、臆病な兵士たちを大いに脅かした。 [[画像:Wedge-diagram.svg|thumb|right|200px|[[w:くさび|楔(くさび)]]の図。本節で述べられているのは、ローマ勢が楔(図の黒い部分)のように突撃することにより、敵を中央突破しようという戦術であろう。]] *② Alii cuneo facto ut celeriter perrumpant, censent **(ローマ兵の)ある者たちは、速やかに(敵中を)突破するように、<ruby><rb>[[w:くさび|楔形]]</rb><rp>(</rp><rt>くさびがた</rt><rp>)</rp></ruby>隊列を形成しようと考慮した。 *─ quoniam tam propinqua sint castra, **─ 陣営がこれほどまで近隣にあるので、 *etsi pars aliqua circumventa ceciderit, at reliquos servari posse confidunt ─, **たとえ、一部の誰かが包囲されて斃れたとしても、残りの者たちは救われることが可能だと確信したのだ ─。 *③ alii ut in iugo consistant atque eundem omnes ferant casum. **別のある者たちは、(丘の)尾根に陣取って、皆が同じ命運に耐え忍ぼうと(考えた)。 *④ Hoc veteres non probant milites, quos sub vexillo una profectos docuimus. **既述したように軍旗のもとで一緒に発って来た古参兵たちは、後者(の案)を承認しなかった。 **:(訳注:[[#36節|36節]]③項で既述のように、回復した傷病兵たちが同行してきていた。) *Itaque inter se cohortati **こうして、(古参の傷病兵たちは)互いに激励し合って、 *duce C.(Gaio) Trebonio equite Romano, qui iis erat praepositus, **彼らの指揮を委ねられていたローマ人[[w:騎士|騎士階級]]のガイウス・トレボニウスを統率者として、 **:(訳注:[[#33節|33節]]で3個軍団を率いて出発した副官の[[w:ガイウス・トレボニウス|ガイウス・トレボニウス]]とは明らかに同名の別人である。) *per medios hostes perrumpunt incolumesque ad unum omnes in castra perveniunt. **敵たちの中央を突破して、一人に至るまで皆が無傷で陣営に到着した。 *⑤ Hos subsecuti calones equitesque eodem impetu militum virtute servantur. **彼らに追随して、軍属奴隷と[[w:騎兵|騎兵]]たちが同様の突撃をして、兵士たちの武勇により救われた。 *⑥ At ii qui in iugo constiterant, **それに対して(丘の)尾根に陣取った者たちは、 *nullo etiam nunc usu rei militaris percepto **今になってさえも、軍事的行動というものを把握しておらず、 *neque in eo quod probaverant consilio permanere, ut se loco superiore defenderent, **より高い場所で身を守るという、彼らが承認していた考えに留まりもせず、 *neque eam quam prodesse aliis vim celeritatemque viderant, imitari potuerunt, **(彼らが)別の者たち(=古参兵)に役立ったのを見ていたところの力と迅速さを真似することもできなかった。 *sed se in castra recipere conati iniquum in locum demiserunt. **けれども、陣営に退却することを試みたが、不利な場所に落ち込んで行った。 *⑦ Centuriones, quorum nonnulli ex inferioribus ordinibus reliquarum legionum **[[w:ケントゥリオ|百人隊長]]たちといえば、彼らの少なからぬ者たちは、ほかの[[w:ローマ軍団|軍団]]のより低い序列から、 *virtutis causa in superiores erant ordines huius legionis traducti, **武勇のおかげで、この軍団のより高い序列に異動させられていたが、 *ne ante partam rei militaris laudem amitterent, fortissime pugnantes conciderunt. **かつて獲得した軍事的な賞賛を失わないように、とても果敢に奮戦して斃れた。 *⑧ Militum pars horum virtute **兵士たちの一部は、これら(討ち死にした百人隊長たち)の武勇により、 *submotis hostibus praeter spem incolumis in castra pervenit, **予想に反して敵たちが撃退されたので、無傷で陣営に到着した。 *pars a barbaris circumventa periit. **別の一部は、蛮族によって包囲されて、討ち死にした。 ===41節=== '''スガンブリー族の撤退、カエサルの帰還''' *① Germani desperata expugnatione castrorum, **[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人たちは(キケロの)[[w:カストラ|陣営]]の攻略に絶望して、 *quod nostros iam constitisse in munitionibus videbant, **というのは、我が方(ローマ勢)が防備のところに立っているのを見たからであるが、 *cum ea praeda quam in silvis deposuerant, trans Rhenum sese receperunt. **森の中にしまい込んでいた略奪品とともに、レヌス(=[[w:ライン川|ライン川]])の向こう側に撤退した。 *② Ac tantus fuit etiam post discessum hostium terror, **敵たちの立ち去った後でさえ(ローマ勢の)畏怖はたいへんなものであったので、 *ut ea nocte, cum C.(Gaius) Volusenus missus cum equitatu ad castra venisset, **その夜に、(追討戦に)派遣されていたガーイウス・ウォルセーヌスが騎兵隊とともに陣営へ帰着したときに **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:''[[w:en:Gaius Volusenus|Gaius Volusenus]]'' は、[[ガリア戦記_第3巻#5節|第3巻5節]]のアルプス・オクトードゥールスの戦い、<br>    [[ガリア戦記_第4巻#21節|第4巻21節]]・[[ガリア戦記_第4巻#23節|23節]]のブリタンニアへの先遣で既述。<br>    この後、さらに第8巻23節<sub>([[s:la:Commentarii_de_bello_Gallico/Liber_VIII#23|s]])</sub>、48節<sub>([[s:la:Commentarii_de_bello_Gallico/Liber_VIII#48|s]])</sub>でも活躍する。)</span> *fidem non faceret adesse cum incolumi Caesarem exercitu. **カエサルが無傷の軍隊とともに近くに来ていることを(陣営の残留組に)信用させなかったほどである。 *③ Sic omnino animos timor praeoccupaverat, ut paene alienata mente **ほとんど気でも違ったかのように、皆の心を怖れが占めていた。 **:(訳注:sic … ut ~ の構文;「~と同様に…である」) *deletis omnibus copiis equitatum se ex fuga recepisse dicerent **(残留者たちは、カエサルら)全軍勢が滅ぼされて、[[w:騎兵|騎兵隊]]が敗走から退いて来たのだ、と言った。 *neque incolumi exercitu Germanos castra oppugnaturos fuisse contenderent. **(カエサルら)軍隊が無傷であれば、ゲルマーニア人が陣営を襲撃しなかっただろう、と断言した。 **:(訳注:oppugnaturos fuisse ;間接話法では非現実な[[w:条件法|条件文]]の帰結は「未来分詞+fuisse」で表される。) *④ Quem timorem Caesaris adventus sustulit. **その怖れをカエサルの到着が取り除いた。 **:(訳注:sustulit は tollō の完了・能動3人称単数形) ===42節=== '''カエサルがスガンブリー族の襲来と撤退を運命に帰する''' *① Reversus ille, eventus belli non ignorans, **引き返して来た彼(カエサル)は、戦争の成り行きというものを知らないはずがないので、 *unum quod cohortes ex statione et praesidio essent emissae, **ひとつ(だけ)、<ruby><rb>[[w:コホルス|諸大隊]]</rb><rp>(</rp><rt>コホルス</rt><rp>)</rp></ruby> が[[w:歩哨|歩哨]]や守備から(糧秣徴発に)派遣されたことを *questus ─ ne minimo quidem casu locum relinqui debuisse ─ **不慮の事態に対して最小限のいかなる余地も残されるべきではなかった、と嘆いた。 *multum Fortunam in repentino hostium adventu potuisse iudicavit, **不意の敵たちの到来においては運命(の女神)が大いに力を持つ、と断じた。 *② multo etiam amplius, quod paene ab ipso vallo portisque castrorum barbaros avertisset. **さらに、より一層大きかったのは、(運命が)ほとんど蛮族をその陣営の防柵と諸門から追い返してしまったことである。 *③ Quarum omnium rerum maxime admirandum videbatur, **それらのすべての事態でとりわけ驚くべきと思われたのは、 *quod Germani, qui eo consilio Rhenum transierant, ut Ambiorigis fines depopularentur, **その意図で[[w:アンビオリクス|アンビオリクス]]の領土を荒らすようにレヌス(=[[w:ライン川|ライン川]])を渡河していた[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人が、 *ad castra Romanorum delati **ローマ人の陣営の方へそらされて、 *optatissimum Ambiorigi beneficium obtulerunt. **アンビオリクスに最も望ましい恩恵を施してしまったことである。 ==対エブロネス族追討戦(2)== ===43節=== '''アンビオリクスが辛うじて追討を逃れる''' *① Caesar rursus ad vexandos hostes profectus **カエサルは再び敵たちを苦しめるために出発して、 *magno coacto &lt;equitum&gt; numero ex finitimis civitatibus in omnes partes dimittit. **[[w:騎兵|騎兵]]の多数を隣接する諸部族から徴集して、あらゆる方面に派遣した。 **:(訳注:&lt;equitum&gt; 「騎兵の」は近代の校訂者による挿入である。) *② Omnes vici atque omnia aedificia quae quisque conspexerat incendebantur, **おのおのが目にしたすべての村々およびすべての建物が焼き打ちされた。 *pecora interficiebantur<ref>pecora interficiebantur はβ系写本の記述で、α系写本にはない。</ref>, praeda ex omnibus locis agebatur; **家畜は屠殺され、あらゆる場所から略奪品が奪い去られた。 *③ frumenta non solum tanta multitudine iumentorum atque hominum consumebantur, **役畜および人間たちのこれほど大勢により穀物が消費され尽くしたのみならず、 *sed etiam anni tempore atque imbribus procubuerant, **季節と豪雨によってさえも(穀物が)倒れた。 *ut si qui etiam in praesentia se occultassent, **その結果、もし(エブロネス族の)何者かが現状では身を隠しているとしても、 *tamen his deducto exercitu rerum omnium inopia pereundum videretur. **それでも彼らは(ローマ人の)軍隊が引き揚げれば、あらゆるものの欠乏により死滅するはずと思われた。 *④ Ac saepe in eum locum ventum est tanto in omnes partes diviso equitatu, **たいへん多くの騎兵隊があらゆる方面に分遣されて、しばしば以下のような状態に出くわした。 *ut non modo visum ab se Ambiorigem in fuga circumspicerent captivi **捕虜たちが、自分たちによって逃亡中の[[w:アンビオリクス|アンビオリクス]]が目撃されたと見回しただけでなく、 *nec plane etiam abisse ex conspectu contenderent, **(アンビオリクスが)視界からまったく消え去ってはいないとさえ主張した。 *⑤ ut spe consequendi inlata atque infinito labore suscepto, **その結果、(アンビオリクスを)追跡する希望がもたらされて、さらに限りない労苦が従事された。 *qui se summam ab Caesare gratiam inituros putarent, **カエサルから最高の恩恵を得ようと思った者たちは、 *paene naturam studio vincerent, **熱意により(身体的な)資質にほとんど打ち克ったが、 *semperque paulum ad summam felicitatem defuisse videretur, **いつも最高の恵みにあと少しで足りなかったと思われる。 *⑥ atque ille latebris aut silvis<ref>aut silvis はβ系写本の記述で、α系写本にはない。</ref> aut saltibus se eriperet **かつ彼(アンビオリクス)は隠れ処、あるいは森林、あるいは峡谷によって自らを救い、 *et noctu occultatus alias regiones partesque peteret **夜に秘されて、別の地方や方面をめざした。 *non maiore equitum praesidio quam quattuor, **4名より多くない騎兵の護衛によって、 *quibus solis vitam suam committere audebat. **自らの生命をその者たちだけにあえて委ねたのだ。 ===44節=== '''カエサルが撤退し、造反者アッコを処刑する''' *① Tali modo vastatis regionibus **このようなやり方で(エブロネス族の)諸地域を荒廃させて、 [[画像:Porte_Mars_01.jpg|thumb|right|200px|ドゥロコルトルム(現在の[[w:ランス (マルヌ県)|ランス]])に建てられた帝政ローマ時代(3世紀)の[[w:凱旋門|凱旋門]]。]] *exercitum Caesar duarum cohortium damno [[w:la:Remi|Durocortorum]] Remorum reducit **カエサルは、2個<ruby><rb>[[w:コホルス|歩兵大隊]]</rb><rp>(</rp><rt>コホルス</rt><rp>)</rp></ruby> の損失(だけ)で、軍隊を[[w:レミ族|レミ族]]の[[w:ドゥロコルトルム|ドゥロコルトルム]]に連れ戻して、 **:(訳注:ドゥロコルトルムはレミ族の首邑で、現在の[[w:ランス (マルヌ県)|ランス]] Reims である。) *concilioque in eum locum Galliae indicto **その地においてガッリアの(領袖たちの)会合を公示して、 *de coniuratione Senonum et Carnutum quaestionem habere instituit **[[w:セノネス族|セノネス族]]と[[w:カルヌテス族|カルヌテス族]]の共謀について詮議することを決定した。 *② et de Accone, qui princeps eius consilii fuerat, **その謀計の首謀者であった[[w:アッコ (セノネス族)|アッコ]]については *graviore sententia pronuntiata more maiorum supplicium sumpsit. **より重い判決が布告され、(ローマ人の)先祖の習慣により極刑に処した。 **:(訳注:ローマ史家[[w:テオドール・モムゼン|モムゼン]]は、アッコはローマの<ruby><rb>[[w:リクトル|先導吏]]</rb><rp>(</rp><rt>リクトル</rt><rp>)</rp></ruby> により[[w:斬首刑|斬首]]されたと言及している<ref>『モムゼン ローマの歴史Ⅳ』長谷川博隆訳、名古屋大学出版会、p.233 を参照。</ref>。 **:外国から来た侵略者カエサルがこのような刑罰を下したことに、ガッリア人たちは憤激した。[[ガリア戦記 第7巻#1節|第7巻1節]]を参照。) *③ Nonnulli iudicium veriti profugerunt. **少なからぬ者たちは、裁判を恐れて逃走した。 *Quibus cum aqua atque igni interdixisset, **その者たちには水と火が禁じられたうえで、 **:(訳注:「水と火を禁じる」とは追放処分のことで、居住権や財産の没収などを指す。) *duas legiones ad fines Treverorum, duas in Lingonibus, **2個[[w:ローマ軍団|軍団]]をトレーウェリー族の領土へ、2個(軍団)を[[w:リンゴネス族|リンゴネス族]](の領土)に、 *sex reliquas in Senonum finibus [[w:la:Agedincum|Agedinci]] in hibernis conlocavit **残りの6個(軍団)を[[w:セノネス族|セノネス族]]の領土の[[w:アゲディンクム|アゲディンクム]]に、冬営地に宿営させた。 **:(訳注:アゲディンクムは、現在の[[w:サン (ヨンヌ県)|サン]] Sens である。) *frumentoque exercitui proviso, **軍隊の糧秣を調達してから、 *ut instituerat, in Italiam ad conventus agendos profectus est. **定めていたように、イタリアに開廷(巡回裁判)を行なうために出発した。 **:(訳注:ここで「イタリア」とはカエサルが総督を務める[[w:ガリア・キサルピナ|ガッリア・キサルピーナ]]のことと思われる。) ---- *<span style="background-color:#99ff99;">「ガリア戦記 第6巻」了。「[[ガリア戦記 第7巻]]」へ続く。</span> ==脚注== <references /> ==参考リンク== *ウィキペディア英語版・日本語版 **[[w:en:Category:Tribes of ancient Gaul|Category:Tribes of ancient Gaul]]([[w:Category:ガリアの部族|Category:ガッリアの部族]]) ***[[w:en:Eburones|Eburones]]([[w:エブロネス族|エブロネス族]]) ***[[w:en:Nervii|Nervii]]([[w:ネルウィイ族|ネルウィイ族]]) ***[[w:en:Senones|Senones]](セノネス族)- [[w:la:Senones|la:Senones]] ***[[w:en:Carnutes|Carnutes]](カルヌテス族) ***[[w:en:Parisii (Gaul)|Parisii (Gaul)]]([[w:パリシイ族|パリスィ族]]) ****[[w:en:Lutetia|Lutetia]]([[w:ルテティア|ルテティア]]) ***[[w:en:Menapii|Menapii]](メナピイ族) ***[[w:en:Treveri|Treveri]](トレーウェリー族) ***[[w:en:Aedui|Aedui]]([[w:ハエドゥイ族|ハエドゥイ族]]) ***[[w:en:Sequani|Sequani]](セクアニ族) ***[[w:en:Remi|Remi]](レーミー族) **[[w:en:Category:Germanic peoples|Category:Germanic peoples]](ゲルマーニア人のカテゴリ) ***[[w:en:Category:Ancient Germanic peoples|Category:Ancient Germanic peoples]](古代ゲルマーニア人) ***[[w:en:Germanic peoples|Germanic peoples]](ゲルマーニア人) ***[[w:en:Ubii|Ubii]](ウビイー族) ***[[w:en:Suebi|Suebi]]([[w:スエビ族|スエービー族]]) ***[[w:en:Chatti|Chatti]](カッティー族) ***[[w:en:Cherusci|Cherusci]](ケールスキー族) ***[[w:en:Sicambri|Sicambri]](スガンブリー族) ***[[w:en:Hercynian Forest|Hercynian Forest]](ヘルキュニアの森) **地理学者・史家 ***[[w:en:Posidonius|Posidonius]]([[w:ポセイドニオス|ポセイドニオス]];BC135-51年頃)- [[w:la:Posidonius Apameus|la:Posidonius Apameus]] ***[[w:en:Diodorus Siculus|Diodorus Siculus]]([[w:シケリアのディオドロス|シケリアのディオドロス]];BC1世紀) - [[w:la:Diodorus Siculus|la:Diodorus Siculus]] ****〔ウィキソース ギリシア語版:[[s:el:Διόδωρος Σικελιώτης|Διόδωρος Σικελιώτης]](シケリアのディオドロス)- [[s:el:Ιστορική Βιβλιοθήκη|Ιστορική Βιβλιοθήκη]](歴史叢書)〕 ***[[w:en:Strabo|Strabo]]([[w:ストラボン|ストラボン]];BC63年頃–AD24年頃)- [[w:la:Strabo|la:Strabo]] ****〔ウィキソース ギリシア語版:[[s:el:Στράβων|Στράβων]](ストラボン) - [[s:el:Γεωγραφία|Γεωγραφία]](世界地誌)〕 ***[[w:en:Tacitus|Tacitus]]([[w:タキトゥス|タキトゥス]];56年頃–117年頃)- [[w:la:Cornelius Tacitus|la:Cornelius Tacitus]] ****[[w:en:Germania (book)|Germania (book)]]([[w:ゲルマニア (書物)|ゲルマーニア (書物)]])- [[w:la:Germania (opus Taciti)|la:Germania (opus Taciti)]] ***[[w:en:Pomponius Mela|Pomponius Mela]](ポンポニウス・メラ;1世紀)- [[w:la:Pomponius Mela|Pomponius Mela]] ***[[w:en:Athenaeus|Athenaeus]]([[w:アテナイオス|アテナイオス]];2世紀頃)- [[w:la:Athenaeus Naucratita|la:Athenaeus Naucratita]] ***[[w:en:Theodor Mommsen|Theodor Mommsen]]([[w:テオドール・モムゼン|テオドール・モムゼン]];19世紀)- [[w:la:Theodorus Mommsen|la:Theodorus Mommsen]] **[[w:en:Category:Celtic culture|Category:Celtic culture]](ケルト文化) **[[w:en:Category:Celtic mythology|Category:Celtic mythology]]([[w:Category:ケルト神話|Category:ケルト神話]]) ***[[w:en:Druid|Druid]]([[w:ドルイド|ドルイド]]) - [[w:la:Druis|la:Druis]] ***[[w:en:Wicker Man|Wicker Man]]([[w:ウィッカーマン|ウィッカーマン]]) **[[w:en:Category::Celtic_gods|Category::Celtic_gods]](ケルトの神々) **[[w:en:Category:Ancient Gaulish and British gods|Category:Ancient Gaulish and British gods]](古代ガッリアとブリタニアの神々) ***[[w:en:Taranis|Taranis]](タラニス) ***[[w:en:Cernunnos|Cernunnos]](ケルヌンノス) ***[[w:en:Dis Pater|Dis Pater]](ディス・パテル) ***[[w:en:Sucellus|Sucellus]](スケッルス) **カエサルの副官たち ***[[w:en:Titus_Labienus|Titus Labienus]]([[w:ティトゥス・ラビエヌス|ティトゥス・ラビエヌス]])- [[w:la:Titus_Labienus|la:Titus Labienus]] ***[[w:en:Trebonius|Gaius Trebonius]]([[w:ガイウス・トレボニウス|ガイウス・トレボニウス]])- [[w:la:Gaius Trebonius|la:Gaius Trebonius]] ***[[w:en:Quintus_Tullius_Cicero|Quintus Tullius Cicero]]([[w:クィントゥス・トゥッリウス・キケロ|クィントゥス・トゥッリウス・キケロ]])- [[w:la:Quintus_Tullius_Cicero|la:Quintus Tullius Cicero]] ***[[w:en:|en:]]([[w:|w:]]) ***[[w:en:|en:]]([[w:|w:]]) *ウィクショナリー フランス語版 **[[wikt:fr:calo]](カーロー、軍属奴隷) os0yik5oz8ddsunjldp20htk6t83edf 263342 263340 2024-11-11T18:25:00Z Linguae 449 /* 8節 */ 修整 263342 wikitext text/x-wiki [[Category:ガリア戦記|6]] [[ガリア戦記]]>&nbsp;'''第6巻'''&nbsp;>[[ガリア戦記 第6巻/注解|注解]] <div style="text-align:center"> <span style="font-size:20px; font-weight:bold; font-variant-caps: petite-caps; color:white; background: rgb(47,94,255);background: linear-gradient(180deg, rgba(47,94,255,1) 0%, rgba(24,56,255,1) 50%, rgba(0,8,255,1) 100%);">&nbsp;C&nbsp;IVLII&nbsp;CAESARIS&nbsp;COMMENTARIORVM&nbsp;BELLI&nbsp;GALLICI&nbsp;</span> <span style="font-size:40px; font-weight:bold; color:white; background: rgb(47,94,255);background: linear-gradient(180deg, rgba(47,94,255,1) 0%, rgba(24,56,255,1) 50%, rgba(0,8,255,1) 100%);">&nbsp;LIBER SEXTVS&nbsp;</span> </div> [[画像:Gaule_-53.png|thumb|right|150px|ガリア戦記 第6巻の情勢図(BC53年)。<br>黄色の領域がローマ領。桃色が同盟部族領。]] {| id="toc" style="align:left;clear:all;" align="left" cellpadding="5" ! style="background:#ccccff; text-align:left;" colspan="2" | ガリア戦記 第6巻 目次 |- | style="text-align:right; font-size: 0.86em;"| '''[[#ガッリア北部の平定|ガッリア北部の平定]]''':<br /> '''[[#第二次ゲルマーニア遠征|第二次ゲルマーニア遠征]]''':<br /> '''[[#ガッリア人の社会と風習について|ガッリア人の社会と風習について]]''':<br /> '''[[#ゲルマーニアの風習と自然について|ゲルマーニアの風習と自然について]]''':<br /> '''[[#対エブロネス族追討戦(1)|対エブロネス族追討戦(1)]]''':<br /> '''[[#スガンブリー族のアドゥアトゥカ攻略戦|スガンブリー族のアドゥアトゥカ攻略戦]]''':<br /> '''[[#対エブロネス族追討戦(2)|対エブロネス族追討戦(2)]]''':<br /> <br /> <br /> <br /> <br /> <br /> | style="text-align:left; font-size: 0.86em;"| [[#1節|01節]] | [[#2節|02節]] | [[#3節|03節]] | [[#4節|04節]] | [[#5節|05節]] | [[#6節|06節]] | [[#7節|07節]] | [[#8節|08節]] <br /> [[#9節|09節]] | [[#10節|10節]] <br /> [[#11節|11節]] | [[#12節|12節]] | [[#13節|13節]] | [[#14節|14節]] | [[#15節|15節]] | [[#16節|16節]] | [[#17節|17節]] | [[#18節|18節]] | [[#19節|19節]] | [[#20節|20節]] <br /> [[#21節|21節]] | [[#22節|22節]] | [[#23節|23節]] | [[#24節|24節]] | [[#25節|25節]] | [[#26節|26節]] | [[#27節|27節]] | [[#28節|28節]] <br /> [[#29節|29節]] | [[#30節|30節]] | [[#31節|31節]] | [[#32節|32節]] | [[#33節|33節]] | [[#34節|34節]] <br /> [[#35節|35節]] | [[#36節|36節]] | [[#37節|37節]] | [[#38節|38節]] | [[#39節|39節]] | [[#40節|40節]] | [[#41節|41節]] | [[#42節|42節]] <br/> [[#43節|43節]] | [[#44節|44節]] <br/> &nbsp;&nbsp;1節 [[#コラム「カエサルの軍団」|コラム「カエサルの軍団」]]<br> 10節 [[#コラム「スエービー族とカッティー族・ケールスキー族・ウビイー族について」|コラム「スエービー族とカッティー族・ケールスキー族・ウビイー族について」]]<br>10節 [[#コラム「ガッリア・ゲルマーニアの地誌・民族誌について」|コラム「ガッリア・ゲルマーニアの地誌・民族誌について」]]<br /> [[#脚注|脚注]]<br /> [[#参考リンク|参考リンク]]<br /> |} <br style="clear:both;" /> __notoc__ <div style="background-color:#dfffdf;"> ==<span style="color:#009900;">はじめに</span>== :<div style="color:#009900;width:85%;">カエサルは、第1巻の年([[w:紀元前58年|紀元前58年]])から<ruby><rb>[[w:プロコンスル|前執政官]]</rb><rp>(</rp><rt>プロコンスル</rt><rp>)</rp></ruby>として属州総督に赴任した。が、これは[[w:ガリア・キサルピナ|ガッリア・キサルピーナ]]、[[w:イリュリクム|イッリュリクム]]および[[w:ガリア・ナルボネンシス|ガッリア・トラーンサルピーナ]]の三属州の統治、および4個軍団を5年間にもわたって任されるというローマ史上前代未聞のものであった。これはカエサルが[[w:マルクス・リキニウス・クラッスス|クラッスス]]、[[w:グナエウス・ポンペイウス|ポンペイウス]]と非公式な盟約を結んだ[[w:三頭政治#第一回三頭政治|三頭政治]]の成果であった。カエサルには属州の行政に従事する気持ちははじめからなく、任期のほとんどを夏季は[[w:ガリア戦争|ガッリア侵攻]]に、冬季は首都ローマへの政界工作に費やした。[[ガリア戦記_第3巻#はじめに|第3巻]]の年([[w:紀元前56年|紀元前56年]])に3人は[[w:ルッカ|ルカ]]([[w:la:Luca|Luca]])の会談を行い、カエサルはクラッススとポンペイウスが翌年に執政官になること、カエサルの総督の任期をさらに5年間延長されることを求めた。会談の結果、任期が大幅に延長されることになったカエサルは、もはや軍事的征服の野望を隠そうとせず、ガッリアに止まらず、[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]や[[w:ブリタンニア|ブリタンニア]]の征服へと向かっていく。一方、第4巻の年([[w:紀元前55年|前55年]])に再び執政官になった二人は、[[w:パルティア|パルティア]]を攻略するためにクラッススが[[w:シリア属州|シュリア]]総督になること、ポンペイウスがカエサルと同様に[[w:ヒスパニア|両ヒスパーニア]]と[[w:アフリカ属州|アフリカ]]の三属州の総督になって4個軍団を任されることを決める。</div> <div style="text-align:center"> {| |- |[[画像:First Triumvirate of Caesar, Crassius and Pompey.jpg|thumb|right|500px|後に[[w:三頭政治#第一回三頭政治|三頭政治]](<span style="font-family:Times New Roman;">[[w:la:Triumviratus|Triumviratus]]</span>)と呼ばれることになる非公式な盟約を結んでいた、左から[[w:ガイウス・ユリウス・カエサル|カエサル]]、[[w:マルクス・リキニウス・クラッスス|クラッスス]]、[[w:グナエウス・ポンペイウス|ポンペイウス]]。<br>3人の同盟はついに破綻の時を迎える。]] |} </div> :<div style="color:#009900;width:85%;">[[w:ガリア戦記 第5巻|第5巻]]の年([[w:紀元前54年|前54年]])、カエサルは満を持して二回目の[[w:ローマによるブリタンニア侵攻 (紀元前55年-紀元前54年)|ブリタンニア侵攻]]を敢行するが、大した戦果は得られず、背後のガッリア情勢を気にしながら帰還する。ついに[[w:アンビオリクス|アンビオリークス]]率いる[[w:エブロネス族|エブローネース族]]、ついで[[w:ネルウィイ族|ネルウィイー族]]が反乱を起こし、カエサルは何とか動乱を鎮めるが、ガッリア諸部族の動きは不穏であり、カエサルは諸軍団とともに越冬することを決める。</div> :<div style="color:#009900;width:85%;">カエサルがブリタンニア遠征で不在の間に、ポンペイウスに嫁していたカエサルの一人娘[[w:ユリア (ガイウス・ユリウス・カエサルの娘)|ユーリア]]が[[w:産褥|産褥]]で命を落とす。一方、クラッススは属州[[w:シリア属州|シュリア]]に向かうが、これはクラッススの命運とともに三頭政治の瓦解、カエサルとポンペイウスの関係悪化を招来することになる。</div> :<div style="color:#009900;width:85%;">本巻の年([[w:紀元前53年|前53年]])、カエサルは[[w:エブロネス族|エブローネース族]]追討戦に向かうが、これは大きな嵐の前の出来事に過ぎない。</div> </div> <!-- **:<span style="color:#009900;">(訳注: **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注: --> ==ガッリア北部の平定== ===1節=== *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/1節]] {{進捗|00%|2024-09-18}}</span> ;カエサルがポンペイウスの助けにより新兵を徴募する *<!--❶-->Multis de causis Caesar maiorem Galliae [[wikt:en:motus#Noun_2|motum]] [[wikt:en:exspectans|exspectans]] **多くの理由から、カエサルは、ガッリアのより大きな動乱を予期しており、 *per [[wikt:en:Marcus#Latin|Marcum]] [[wikt:en:Silanus#Latin|Silanum]], [[wikt:en:Gaius#Latin|Gaium]] [[wikt:en:Antistius#Latin|Antistium]] Reginum, [[wikt:en:Titus#Latin|Titum]] [[wikt:en:Sextius#Latin|Sextium]], legatos, **<ruby><rb>[[w:レガトゥス|総督副官]]</rb><rp>(</rp><rt>レガトゥス</rt><rp>)</rp></ruby>の[[w:マルクス・ユニウス・シラヌス (紀元前25年の執政官)|マールクス・スィーラーヌス]]、ガーイウス・アンティスティウス・レーギーヌス、ティトゥス・セクスティウスを介して **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:[[w:en:Marcus Junius Silanus (consul 25 BC)|Mārcus Iūnius Sīlānus]] はこの年([[w:紀元前53年|前53年]])からカエサルの副官、[[w:紀元前25年|前25年]]に執政官。<br>    ''[[w:fr:Caius Antistius Reginus|Gaius Antistius Reginus]]'' は副官として[[ガリア戦記_第7巻#83節|第7巻83節]]と[[ガリア戦記_第7巻#90節|90節]]でも後出。<br>    [[w:en:Titus Sextius|Titus Sextius]] はこの年からカエサルの副官、[[ガリア戦記_第7巻#83節|第7巻83節]]でも後出、<br>     [[w:三頭政治#第二回三頭政治|第二回三頭政治]]では[[w:アフリカ属州|アフリカ属州]]の総督を務め、[[w:マルクス・アエミリウス・レピドゥス|レピドゥス]]に引き継ぐ。)</span> *[[wikt:en:dilectus#Noun|dilectum]] habere [[wikt:en:instituo#Latin|instituit]]; **<small>(兵士の)</small>徴募を行なうことを決める。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:[[wikt:en:dilectus#Noun|dīlēctus]] = [[wikt:en:delectus#Noun_2|dēlēctus]]「選択、徴募」)</span> :  *<!--❷-->simul ab [[wikt:en:Gnaeus#Latin|Gnaeo]] [[wikt:en:Pompeius#Proper_noun|Pompeio]] [[wikt:en:proconsul#Latin|proconsule]] [[wikt:en:peto#Latin|petit]], **同時に、<ruby><rb>[[w:プロコンスル|前執政官]]</rb><rp>(</rp><rt>プロコンスル</rt><rp>)</rp></ruby>の[[w:グナエウス・ポンペイウス|グナエウス・ポンペイウス]]に<small>(以下のことを)</small>求める。 *[[wikt:en:quoniam#Latin|quoniam]] ipse ad <u>urbem</u> cum imperio rei publicae causa [[wikt:en:remaneo#Latin|remaneret]], **<small>(ポンペイウス)</small>自身は<u>首都</u><small>〔[[w:ローマ|ローマ市]]〕</small>の辺りに、<ruby><rb>[[w:インペリウム|軍隊司令権]]</rb><rp>(</rp><rt>インペリウム</rt><rp>)</rp></ruby>を伴って、国務のために留まっていたので、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:[[wikt:en:urbs#Latin|urbs (urbem)]] は普通名詞として「都市・街」を意味するが、特に首都'''[[w:ローマ|ローマ市]]'''を指す。)</span> **:<span style="color:#009900;">(訳注:ポンペイウスは、第4巻の年([[w:紀元前55年|前55年]])に[[w:マルクス・リキニウス・クラッスス|クラッスス]]とともに[[w:執政官|執政官]]を務め、<br>    第5巻の年(昨年=[[w:紀元前54年|前54年]])には[[w:ヒスパニア|両ヒスパーニア]]と[[w:アフリカ属州|アフリカ]]の属州総督となったが、<br>    首都ローマの政局が気がかりであったため、任地には副官を派遣して、<br>    自らはローマ郊外に滞在していた。ただ彼は属州総督であったため、<br>    [[w:ポメリウム|ポメリウム]]と呼ばれるローマ市中心部に立ち入ることは禁じられていた。)</span> *quos ex [[wikt:en:cisalpinus#Latin|Cisalpina]] Gallia <u>consulis</u> [[wikt:en:sacramentum#Latin|sacramento]] [[wikt:en:rogo#Latin|rogavisset]], **[[w:ガリア・キサルピナ|ガッリア・キサルピーナ]]の内から、<ruby><rb>[[w:執政官|執政官]]</rb><rp>(</rp><rt>コンスル</rt><rp>)</rp></ruby>のための宣誓を求めていた者たちに、 **:<span style="color:#009900;">(訳注:ポンペイウスは執政官のときに元老院の許可を得て、<br>    カエサルの属州で、自らの属州に派遣するための4個軍団の徴募を行った。<br>    徴集された新兵たちは執政官に宣誓したようである。)</span> **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、主要写本&omega; では [[wikt:en:consulis#Noun|consulis]]「執政官の」だが、<br>         [[ガリア戦記/注解編/写本と校訂版#Ciacconius|Ciacconius]]は [[wikt:en:consul#Latin|consul]]「執政官が」と修正提案している。)</span> *ad signa [[wikt:en:convenio#Latin|convenire]] et ad se [[wikt:en:proficiscor#Latin|proficisci]] [[wikt:en:iubeo#Latin|iuberet]], **軍旗のもとに集まって、自分<small>〔カエサル〕</small>のもとへ進発することを命じるようにと。 **:<span style="color:#009900;">(訳注:カエサルは、ポンペイウスに軍団兵の融通を求めたわけだ。<br>    ポンペイウスが執政官のときに徴募していたうちの1個軍団がカエサルに貸し出された。<br>    ところがその後、<u>第8巻54節の記述</u>によれば <ref>ラテン語文は、[[s:la:Commentarii_de_bello_Gallico/Liber_VIII#54]] などを参照。</ref><ref>英訳は、[[s:en:Commentaries_on_the_Gallic_War/Book_8#54]] などを参照。</ref>、[[w:マルクス・リキニウス・クラッスス|クラッスス]]の死後に、[[w:元老院|元老院]]は、<br>    対[[w:パルティア|パルティア]]戦争のために、カエサルとポンペイウスがそれぞれ1個軍団を供出することを可決したが、<br>    ポンペイウスはカエサルに1個軍団の返還を求めたので、<br>    カエサルは計2個軍団の引き渡しを求められることになる。<br>    このことは、[[内乱記_第1巻#2節|『内乱記』第1巻2節]]以降でも言及される。)</span> :  *<!--❸-->magni [[wikt:en:intersum#Latin|interesse]] etiam in reliquum tempus ad [[wikt:en:opinio#Latin|opinionem]] Galliae [[wikt:en:existimans#Latin|existimans]] **ガッリアの世論に対して、これから後の時期にさえも、(カエサルが)大いに重要であると考えていたのは、 *tantas videri Italiae [[wikt:en:facultas#Latin|facultates]] **(以下の程度に)イタリアの(動員)能力が豊富であると見えることである。 **:<span style="color:#009900;">(訳注:Italiaという語は多義的でさまざまに解釈できるが、<br>    本書ではガッリア・キサルピーナを指すことが多い。)</span> *ut, si [[wikt:en:aliquid#Etymology_2|quid]] esset in bello [[wikt:en:detrimentum#Latin|detrimenti]] acceptum, **もし、戦争において何がしかの(兵員の)損害を蒙ったとしても、 *non modo id [[wikt:en:brevis#Latin|brevi]] tempore [[wikt:en:sarcio#Latin|sarciri]], **それが短期間で修復(できる)だけでなく、 *sed etiam [[wikt:en:maior#Adjective_2|maioribus]] [[wikt:en:augeo#Latin|augeri]] copiis posset. **より多く軍勢で増されることが可能だ<br>(とガッリアの世論に思われることが重要であるとカエサルは考えたのである)。 :  *<!--❹-->Quod cum [[wikt:en:Pompeius#Proper_noun|Pompeius]] et rei publicae et amicitiae [[wikt:en:tribuo#Latin|tribuisset]], **そのことを、ポンペイウスは公儀<small>〔ローマ国家〕</small>のためにも(三頭政治の)盟約のためにも認めたので、 *celeriter [[wikt:en:confectus#Latin|confecto]] per suos [[wikt:en:dilectus#Noun|dilectu]] **(カエサルの)配下の者たちを介して速やかに徴募が成し遂げられて *tribus ante [[wikt:en:exactus#Latin|exactam]] [[wikt:en:hiems#Latin|hiemem]] et [[wikt:en:constitutus#Participle|constitutis]] et [[wikt:en:adductus#Latin|adductis]] legionibus **冬が過ぎ去る前に、3個[[w:ローマ軍団|軍団]]が組織されて<small>(カエサルのもとへ)</small>もたらされ、 *[[wikt:en:duplicatus#Latin|duplicato]]<nowiki>que</nowiki> earum [[wikt:en:cohors#Latin|cohortium]] numero, quas cum [[wikt:en:Quintus#Latin|Quinto]] [[wikt:en:Titurius#Latin|Titurio]] [[wikt:en:amitto#Latin|amiserat]], **それらの<ruby><rb>[[w:コホルス|歩兵大隊]]</rb><rp>(</rp><rt>コホルス</rt><rp>)</rp></ruby>の数は、[[w:クィントゥス・ティトゥリウス・サビヌス|クィーントゥス・ティトゥーリウス(・サビーヌス)]]とともに失っていたものの倍にされた。 **:<span style="color:#009900;">(訳注:前巻でサビーヌスとコッタは1個軍団と5個[[w:コホルス|歩兵大隊]](=15個歩兵大隊)を失ったが、<br>    代わりに3個軍団(=30個歩兵大隊)を得たということ。)</span> *et [[wikt:en:celeritas#Latin|celeritate]] et copiis [[wikt:en:doceo#Latin|docuit]], **<small>(徴兵の)</small>迅速さと軍勢<small>(の多さ)</small>において<small>(ガッリア人たちに)</small>示したのは、 *quid populi Romani [[wikt:en:disciplina#Latin|disciplina]] atque [[wikt:en:ops#Noun_4|opes]] possent. **ローマ国民の規律と能力がいかに有力であるかということである。 {| class="wikitable" |- | style="vertical-align:top; text-align:left;" |[[画像:Hw-pompey.jpg|thumb|right|250px|[[w:グナエウス・ポンペイウス|グナエウス・ポンペイウス]]の胸像。カエサルおよび[[w:マルクス・リキニウス・クラッスス|マルクス・クラッスス]]とともに[[w:三頭政治|三頭政治]]を行ない、[[w:共和政ローマ|共和政末期のローマ]]を支配した。この巻の年にクラッススが戦死し、ポンペイウスに嫁いでいたカエサルの娘[[w:ユリア (ガイウス・ユリウス・カエサルの娘)|ユーリア]]が前年に病没、三頭政治は瓦解して、やがて[[w:ローマ内戦 (紀元前49年-紀元前45年)|内戦]]へ向かう。]] | style="vertical-align:top; text-align:left;" |[[画像:Theatre of Pompey 3D cut out.png|thumb|left|400px|'''[[w:ポンペイウス劇場|ポンペイウス劇場]]'''の復元図。[[w:グナエウス・ポンペイウス|ポンペイウス]]の名を冠したこの劇場は、彼が執政官であった[[w:紀元前55年|紀元前55年]]頃に竣工し、当時最大の劇場であった。<br> 伝記作家[[w:プルタルコス|プルータルコス]]は以下のように伝えている<ref>[[s:en:Plutarch%27s_Lives_(Clough)/Life_of_Pompey]] より</ref>:「クラッススは執政官の任期が切れるとすぐに属州へと出発したが、ポンペイウスはローマで劇場の開館式や奉献式に出席し、その式にはあらゆる競技・ショー・運動・体操・音楽などで人々を楽しませた。野獣の狩猟や餌付け、野獣との闘いもあり、500頭のライオンが殺された。しかし何よりも、象の闘いは、恐怖と驚きに満ちた見世物であった」と。<br><br> カエサルの最期の場所でもあり、血みどろのカエサルはポンペイウスの胸像の前で絶命したとされている。]] |} <!-- <span style="color:#009900;"></span> **:<span style="color:#009900;">(訳注: **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注: --> <div style="background-color:#dfffdf;"> ===<span style="color:#009900;">コラム「カエサルの軍団」</span>=== :<div style="color:#009900;width:75%;">カエサルは第1巻の年([[w:紀元前58年|紀元前58年]])に三属州の総督に任官するとともに4個軍団(VI・VII・[[w:en:Legio VIII Augusta|VIII]]・[[w:en:Legio IX Hispana|IX]])を任された。[[w:ヘルウェティイ族|ヘルウェーティイー族]]([[w:la:Helvetii|Helvetii]])と対峙するうちに、元老院に諮らずに独断で2個軍団([[w:en:Legio X Equestris|X]]・[[w:en:Legio XI Claudia|XI]])を徴募する(1巻10節)。<br> 第2巻の年([[w:紀元前57年|紀元前57年]])に3個軍団([[w:en:Legio XII Fulminata|XII]]・[[w:en:Legio XIII Gemina|XIII]]・[[w:en:Legio XIV Gemina|XIV]])を徴募して、計9個軍団。<br><br> [[ガリア戦記_第5巻#24節|『第5巻』24節]]の時点で、カエサルは8個軍団と5個[[w:コホルス|歩兵大隊]]を保持していると記されている。最古参の第6軍団が半減していると考えると、[[w:アドゥアトゥカの戦い|アドゥアトゥカの戦い]]で[[w:アンビオリクス|アンビオリークス]]によって、[[w:クィントゥス・ティトゥリウス・サビヌス|サビーヌス]]やコッタらとともに滅ぼされたのは、第14軍団([[w:en:Legio XIV Gemina|XIV]])と古い第6軍団(VI)の生き残りの5個[[w:コホルス|歩兵大隊]]と考えることができる。<br><br> 本巻の年([[w:紀元前53年|紀元前53年]])では、ポンペイウスの第1軍団がカエサルに譲られ、後にカエサルの軍団の番号系列に合わせて第6軍団(VI)と改称されたようだ。「第14軍団」は全滅させられたので通常は欠番にするところだが、カエサルはあえて再建して第14軍団と第15軍団が徴募され、これら3個軍団を加えると、カエサルが保持するのは計10個軍団となる。<br> もっとも本巻ではカエサルは明瞭な記述をしておらず、上述のように後に2個軍団を引き渡すことになるためか、伝記作家[[w:プルタルコス|プルータルコス]]は、ポンペイウスがカエサルに2個軍団を貸し出した、と説明している。 </div> </div> ===2節=== *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/2節]] {{進捗|00%|2024-09-29}}</span> ;ガッリア北部の不穏な情勢、トレーウェリー族がライン川東岸のゲルマーニア人を勧誘 *<!--❶-->[[wikt:en:interfectus#Latin|Interfecto]] [[wikt:en:Indutiomarus#Latin|Indutiomaro]], ut [[wikt:en:doceo#Latin|docuimus]], **<small>([[ガリア戦記 第5巻#58節|第5巻58節]]で)</small>述べたように、インドゥーティオマールスが殺害されると、 *ad eius propinquos a [[wikt:en:Treveri#Latin|Treveris]] imperium [[wikt:en:defero#Latin|defertur]]. **トレーウェリー族の者たちにより彼の縁者たちへ支配権がもたらされる。 *Illi finitimos [[wikt:en:Germanus#Noun|Germanos]] [[wikt:en:sollicito#Latin|sollicitare]] et [[wikt:en:pecunia#Latin|pecuniam]] [[wikt:en:polliceor#Latin|polliceri]] non [[wikt:en:desisto#Latin|desistunt]]. **彼らは隣接する[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人たちをそそのかすこと、および金銭を約束することをやめない。 *Cum ab proximis [[wikt:en:impetro#Latin|impetrare]] non possent, [[wikt:en:ulterior#Latin|ulteriores]] [[wikt:en:tempto#Latin|temptant]]. **たとえ隣人たちによって(盟約を)成し遂げることができなくても、より向こう側の者たちに試みる。 :  *<!--❷-->[[wikt:en:inventus#Latin|Inventis]] [[wikt:en:nonnullus#Latin|non nullis]] civitatibus **少なからぬ部族国家を見出して *[[wikt:en:ius_iurandum#Latin|iure iurando]] inter se [[wikt:en:confirmo#Latin|confirmant]] **互いに誓約し合って(支持を)固め、 *obsidibusque de pecunia [[wikt:en:caveo#Latin|cavent]]; **金銭(の保証)のために人質たちを提供する。 *[[wikt:en:Ambiorix#Latin|Ambiorigem]] sibi [[wikt:en:societas#Latin|societate]] et [[wikt:en:foedus#Latin|foedere]] [[wikt:en:adiungo#Latin|adiungunt]]. **[[w:アンビオリクス|アンビオリークス]]を自分たちにとっての連合や同盟に加盟させる。 :  *<!--❸-->Quibus rebus [[wikt:en:cognitus#Participle|cognitis]] Caesar, **それらの事情を知るや、カエサルは、 *cum undique bellum [[wikt:en:paro#Latin|parari]] videret, **至る所で戦争が準備されていることを見ていたので、 *[[wikt:en:Nervii#Latin|Nervios]], [[wikt:en:Aduatuci#Latin|Atuatucos]] ac [[wikt:en:Menapii#Latin|Menapios]] [[wikt:en:adiunctus#Participle|adiunctis]] **(すなわち)[[w:ネルウィイ族|ネルウィイー族]]、アトゥアトゥキー族とメナピイー族を加盟させたうえに *<u>Cisrhenanis</u> omnibus <u>[[wikt:en:Germanus#Noun|Germanis]]</u> esse in armis, **レーヌス<small>〔[[w:ライン川|ライン川]]〕</small>のこちら側のすべてのゲルマーニア人たちが武装していて、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:''[[w:en:Germani cisrhenani|Germani Cisrhenani]]''「レーヌスのこちら側のゲルマーニア人」(西岸の諸部族) は西岸部族の総称。<br>    ''Germani Transrhenani'' 「レーヌスの向こう側のゲルマーニア人」(東岸の諸部族) の対義語で、<br>     西岸の諸部族が東岸の諸部族を招き寄せているというのが『ガリア戦記』の主張である。)</span> *[[wikt:en:Senones#Latin|Senones]] ad [[wikt:en:imperatum#Latin|imperatum]] non venire **セノネース族は<small>(カエサルから)</small>命令されたことに従わずに *et cum [[wikt:en:Carnutes#Latin|Carnutibus]] finitimisque civitatibus consilia [[wikt:en:communico#Latin|communicare]], **カルヌーテース族および隣接する諸部族とともに謀計を共有しており、 *a [[wikt:en:Treveri#Latin|Treveris]] [[wikt:en:Germanus#Noun|Germanos]] crebris [[wikt:en:legatio#Latin|legationibus]] [[wikt:en:sollicito#Latin|sollicitari]], **ゲルマーニア人たちがたびたびトレーウェリー族の使節団によってそそのかされていたので、 *[[wikt:en:mature#Adverb|maturius]] sibi de bello [[wikt:en:cogitandus#Latin|cogitandum]] [[wikt:en:puto#Latin|putavit]]. **<small>(カエサルは)</small>自分にとって<small>(例年)</small>より早めに戦争を計画するべきだと見なした。 <!-- <span style="color:#009900;"></span> **:<span style="color:#009900;">(訳注: **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注: --> ===3節=== *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/3節]] {{進捗|00%|2024-10-06}}</span> ;カエサルがネルウィイー族を降し、ガッリアの領袖たちの会合を召集する *<!--❶-->Itaque [[wikt:en:nondum#Latin|nondum]] [[wikt:en:hiems#Latin|hieme]] [[wikt:en:confectus#Latin|confecta]] **<small>(カエサルは)</small>こうして、まだ冬が終わらないうちに、 *proximis quattuor [[wikt:en:coactus#Latin|coactis]] legionibus **近隣の4個[[w:ローマ軍団|軍団]]を集めて、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:[[ガリア戦記_第5巻#52節|第5巻52節]]で言及されたように、カエサルは、本営を置いていた<br>    サマロブリーウァ(現在の[[w:アミアン|アミアン]])周辺の冬営に3個軍団、<br>    およびファビウスの軍団を配置していたと思われる。)</span> *[[wikt:en:de_improviso#Latin|de improviso]] in fines [[wikt:en:Nervii#Latin|Nerviorum]] [[wikt:en:contendo#Latin|contendit]] **不意に[[w:ネルウィイ族|ネルウィイー族]]の領土に急いだ。 :  *<!--❷-->et, [[wikt:en:priusquam#Latin|prius quam]] illi aut [[wikt:en:convenio#Latin|convenire]] aut [[wikt:en:profugio#Latin|profugere]] possent, **そして、彼ら<small>(の軍勢)</small>は、集結したり、あるいは逃亡したりできるより前に、 *magno [[wikt:en:pecus#Latin|pecoris]] atque hominum numero [[wikt:en:captus#Latin|capto]] **家畜たちおよび人間たちの多数を捕らえて、 *atque ea [[wikt:en:praeda#Latin|praeda]] militibus [[wikt:en:concessus#Participle|concessa]] **それらの戦利品を兵士たちに譲り、 *[[wikt:en:vastatus#Latin|vastatis]]<nowiki>que</nowiki> agris **耕地を荒らして、 *in [[wikt:en:deditio#Latin|deditionem]] venire atque obsides sibi dare [[wikt:en:cogo#Latin|coegit]]. **<small>(ネルウィイー族に、ローマ勢へ)</small>降伏すること、人質たちを自分<small>〔カエサル〕</small>に供出することを強いた。 :  *<!--❸-->Eo celeriter [[wikt:en:confectus#Latin|confecto]] [[wikt:en:negotium#Latin|negotio]] **その戦役は速やかに成し遂げられたので、 *rursus in [[wikt:en:hibernum#Latin|hiberna]] legiones [[wikt:en:reduco#Latin|reduxit]]. **再び諸軍団を冬営に連れ戻した。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:本営を置いていたサマロブリーウァ周辺の冬営。)</span> :  *'''ガッリアの領袖たちの会合''' *<!--❹-->[[wikt:en:concilium#Latin|Concilio]] Galliae primo [[wikt:en:ver#Latin|vere]], ut [[wikt:en:instituo#Latin|instituerat]], [[wikt:en:indictus#Participle|indicto]], **ガッリアの<small>(領袖たちの)</small>会合を、定めていたように、春の初めに通告すると、 **:<span style="color:#009900;">(訳注:会合の集合場所は、当初は本営のあるサマロブリーウァだったであろう。)</span> *cum reliqui praeter [[wikt:en:Senones#Latin|Senones]], [[wikt:en:Carnutes#Latin|Carnutes]] [[wikt:en:Treveri#Latin|Treveros]]<nowiki>que</nowiki> venissent, **[[w:セノネス族|セノネース族]]、カルヌーテース族とトレーウェリー族を除いて、ほかの者たちは(会合に)現われていたので、 **:<span style="color:#009900;">(訳注:ガッリア北部では、このほかエブローネース族とメナピイー族が参加していないはずである。)</span> *initium belli ac [[wikt:en:defectio#Latin|defectionis]] hoc esse [[wikt:en:arbitratus#Latin|arbitratus]], **このこと<span style="color:#009900;">〔3部族の不参加〕</span>は戦争と背反の始まりであると思われて、 *ut omnia [[wikt:en:postpono#Latin|postponere]] videretur, **<small>(他の)</small>すべて<small>(の事柄)</small>を後回しにすることと見なされるように、 *[[wikt:en:concilium#Latin|concilium]] [[wikt:en:Lutetia#Latin|Lutetiam]] [[wikt:en:Parisii#Latin|Parisiorum]] [[wikt:en:transfero#Latin|transfert]]. **会合を[[w:パリシイ族|パリースィイー族]]の(城塞都市である)[[w:ルテティア|ルーテーティア]]に移す。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:ルーテーティア Lutetia は、写本によってはルーテーキア Lutecia とも表記されている。<br>    ラテン語では Lutetia Parisiorum「パリースィイー族の泥土」と呼ばれ、現在の[[w:パリ|パリ市]]である。<br>    [[w:ストラボン|ストラボーン]]などによれば[[w:ケルト語|ケルト語]]でルコテキア Lukotekia と呼ばれていたらしい。)</span> :  ;   セノネース族について [[画像:Plan_de_Paris_Lutece2_BNF07710745.png|thumb|right|200px|ルテティア周辺の地図(18世紀頃)]] *<!--❺-->[[wikt:en:confinis#Latin|Confines]] erant hi [[wikt:en:Senones#Latin|Senonibus]] **彼ら<small>〔パリースィイー族〕</small>はセノネース族に隣接していて、 *civitatemque patrum memoria [[wikt:en:coniungo#Latin|coniunxerant]], **父祖の伝承では<small>(セノネース族と一つの)</small>部族として結びついていた。 *sed ab hoc consilio [[wikt:en:absum#Latin|afuisse]] [[wikt:en:existimo#Latin|existimabantur]]. **しかし<small>(パリースィイー族は)</small>これらの謀計には関与していなかったと考えられていた。 :  *<!--❻-->Hac re pro [[wikt:en:suggestus#Latin|suggestu]] [[wikt:en:pronuntiatus#Latin|pronuntiata]] **<small>(カエサルは)</small>この事を演壇の前で宣言すると、 *eodem die cum legionibus in [[wikt:en:Senones#Latin|Senones]] [[wikt:en:proficiscor#Latin|proficiscitur]] **同日に諸軍団とともにセノネース族のところに出発して、 *magnisque itineribus eo [[wikt:en:pervenio#Latin|pervenit]]. **強行軍でもってそこに到着した。 <!-- <span style="color:#009900;"></span> **:<span style="color:#009900;">(訳注: **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注: --> ===4節=== *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/4節]] {{進捗|00%|2024-10-09}}</span> ;セノネース族のアッコーが造反するが、カエサルはセノネース族とカルヌーテース族を降伏させる *<!--❶-->[[wikt:en:cognitus#Participle|Cognito]] eius [[wikt:en:adventus#Latin|adventu]], **彼<small>〔カエサル〕</small>の到来を知ると、 *[[wikt:en:Acco#Latin|Acco]], qui princeps eius consilii fuerat, **その画策の首謀者であった<small>(セノネース族の)</small>'''アッコー''' は、 *[[wikt:en:iubeo#Latin|iubet]] in oppida multitudinem [[wikt:en:convenio#Latin|convenire]]. **群衆に諸[[w:オッピドゥム|城塞都市]]に集結することを命じる。 :  *[[wikt:en:conans#Latin|Conantibus]], [[wikt:en:priusquam|prius quam]] id [[wikt:en:effici|effici]] posset, [[wikt:en:adsum#Latin|adesse]] Romanos [[wikt:en:nuntio#Verb|nuntiatur]]. **そのことが遂行され得るより前に、ローマ人が接近していることが、企てている者たちに報告される。 :  *<!--❷-->Necessario [[wikt:en:sententia#Latin|sententia]] [[wikt:en:desisto#Latin|desistunt]] **<small>(セノネース族は)</small>やむなく<small>(カエサルへの謀反の)</small>意図を思いとどまって、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:[[wikt:en:necessario#Adverb|necessāriō]] = [[wikt:en:necessarie#Adverb|necessāriē]]「やむを得ず」)</span> *legatosque [[wikt:en:deprecor#Latin|deprecandi]] causa ad Caesarem mittunt; **<small>(恩赦を)</small>嘆願するために、使節たちをカエサルのもとへ遣わして、 *<u>adeunt</u> per [[wikt:en:Aedui#Latin|Haeduos]], quorum [[wikt:en:antiquitus|antiquitus]] erat in fide civitas. **部族国家が昔から<small>(ローマ人に対して)</small>忠実であった[[w:ハエドゥイ族|ハエドゥイー族]]を介して、頼み込む。 **:<span style="color:#009900;">(訳注:この部分は、セノネース族がハエドゥイー族の庇護下にあったように訳されることも多いが、<br>    [[ガリア戦記 第5巻#54節|第5巻54節]]における両部族とローマ人の関係の記述を考慮して、上のように訳した<ref>[[s:en:Commentaries_on_the_Gallic_War/Book_6#4|英語版ウィキソース]]では「they make advances to him through the Aedui, whose state was from ancient times under the protection of Rome.」と英訳されている。</ref>。)</span> **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:[[wikt:de:adire|adeō]]「(誰かに)アプローチする」「(誰かに)頼る、頼む、懇願する」<ref>[https://www.frag-caesar.de/lateinwoerterbuch/adeo-uebersetzung-1.html adeo-Übersetzung im Latein Wörterbuch]</ref>)</span> :  *<!--❸-->Libenter Caesar [[wikt:en:petens#Latin|petentibus]] [[wikt:en:Aedui#Latin|Haeduis]] dat [[wikt:en:venia#Latin|veniam]] **カエサルは、懇願するハエドゥイー族に対して、喜んで<small>(セノネース族への)</small>恩赦を与え、 *[[wikt:en:excusatio#Latin|excusationem]]<nowiki>que</nowiki> accipit, **<small>(セノネース族の)</small>弁解を受け入れる。 *quod [[wikt:en:aestivus#Latin|aestivum]] tempus [[wikt:en:instans#Latin|instantis]] belli, **というのは、夏の時季は差し迫っている<small>(エブローネース族らとの)</small>戦争のためのものであり、 *non [[wikt:en:quaestio#Latin|quaestionis]] esse [[wikt:en:arbitror#Latin|arbitrabatur]]. **<small>(謀反人に対する)</small>尋問のためのものではないと<small>(カエサルが)</small>判断していたからである。 **:<span style="color:#009900;">(訳注:エブローネース族との戦争が終わった後に、謀反人への尋問が行なわれることになる。[[#44節|44節]]参照。)</span> :  *<!--❹-->Obsidibus [[wikt:en:imperatus#Latin|imperatis]] centum, **<small>(カエサルは)</small>100人の人質<small>(の供出)</small>を命令すると、 *hos Haeduis [[wikt:en:custodiendus#Latin|custodiendos]] [[wikt:en:trado#Latin|tradit]]. **彼ら<small>〔人質たち〕</small>を監視するべく[[w:ハエドゥイ族|ハエドゥイー族]]に引き渡す。 :  *<!--❺-->[[wikt:en:eodem#Adverb|Eodem]] [[wikt:en:Carnutes#Latin|Carnutes]] legatos obsidesque [[wikt:en:mitto#Latin|mittunt]], **ちょうどそこに、カルヌーテース族が使節たちと人質たちを遣わして、 *[[wikt:en:usus#Participle|usi]] [[wikt:en:deprecator#Latin|deprecatoribus]] [[wikt:en:Remi#Proper_noun_3|Remis]], quorum erant in [[wikt:en:clientela#Latin|clientela]]; **<small>(カルヌーテース族が)</small><ruby><rb>[[w:クリエンテス|庇護]]</rb><rp>(</rp><rt>クリエンテーラ</rt><rp>)</rp></ruby>を受ける関係にあったレーミー族を<ruby><rb>助命仲介者</rb><rp>(</rp><rt>デープレカートル</rt><rp>)</rp></ruby>として利用して、 *eadem ferunt [[wikt:en:responsum#Latin|responsa]]. **<small>(セノネース族のときと)</small>同じ返答を獲得する。 :  *<!--❻-->[[wikt:en:perago#Latin|Peragit]] [[wikt:en:concilium#Noun|concilium]] Caesar **カエサルは<small>(ガッリア諸部族の領袖たちの)</small>会合を完了して、 *equitesque [[wikt:en:impero#Latin|imperat]] civitatibus. **[[w:騎兵|騎兵]]たち<small>(の供出)</small>を諸部族に命令する。 <!-- <span style="color:#009900;"></span> **:<span style="color:#009900;">(訳注: **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注: --> ===5節=== *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/5節]] {{進捗|00%|2024-10-10}}</span> ;アンビオリークスへの策を練り、メナピイー族へ向かう *<!--❶-->Hac parte Galliae [[wikt:en:pacatus#Latin|pacata]], **ガッリアのこの方面が平定されたので、 **:<span style="color:#009900;">(訳注:[[#3節|3節]]~[[#4節|4節]]でネルウィイー族、セノネース族とカルヌーテース族がカエサルに降伏したことを指す。)</span> *totus et mente et animo in bellum [[wikt:en:Treveri#Latin|Treverorum]] et [[wikt:en:Ambiorix#Latin|Ambiorigis]] [[wikt:en:insisto#Latin|insistit]]. **<small>(カエサルは)</small>全身全霊をかけて、トレーウェリー族と[[w:アンビオリクス|アンビオリークス]]との戦争に着手する。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:totus et [[wikt:en:mens#Latin|mente]] et [[wikt:en:animus#Latin|animo]] 「全身全霊をかけて」''with all his heart and soul'' )</span> :  *<!--❷-->[[wikt:en:Cavarinus#Latin|Cavarinum]] cum equitatu [[wikt:en:Senones#Latin|Senonum]] [[wikt:en:secum#Latin|secum]] [[wikt:en:proficiscor#Latin|proficisci]] [[wikt:en:iubeo#Latin|iubet]], **カウァリーヌスに、セノネース族の[[w:騎兵|騎兵]]隊を伴って、自分<small>〔カエサル〕</small>とともに出発することを命じる。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:''[[w:de:Cavarinus|Cavarinus]]'' は、[[ガリア戦記 第5巻#54節|第5巻54節]]で前述のように、<br>    カエサルにより王位に据えられていたが、独立主義勢力により追放された。)</span> *ne [[wikt:en:aliquis#Latin|quis]] <u>aut</u> ex huius [[wikt:en:iracundia#Latin|iracundia]] <u>aut</u> ex eo, quod [[wikt:en:mereo#Latin|meruerat]], [[wikt:en:odium#Latin|odio]] civitatis [[wikt:en:motus#Noun_2|motus]] [[wikt:en:exsistat|exsistat]]. **彼の激しやすさから、<u>あるいは</u>彼が招来していた反感から、部族国家の何らかの動乱が起こらないようにである。 **:<span style="color:#009900;">(訳注:前節でアッコーら独立主義者たちがカエサルに降伏して、<br>    カウァリーヌスが王位に戻されたために、<br>    部族内で反感をかっていたのであろう。)</span> :  *<!--❸-->His rebus [[wikt:en:constitutus#Participle|constitutis]], **これらの事柄が取り決められると、 *quod pro explorato habebat, [[wikt:en:Ambiorix#Latin|Ambiorigem]] [[wikt:en:proelium#Latin|proelio]] non esse <u>concertaturum</u>, **<small>(カエサルは)</small>[[w:アンビオリクス|アンビオリークス]]が戦闘で激しく争うつもりではないことを、確実と見なしていたので、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:[[wikt:en:pro#Latin|pro]] [[wikt:en:exploratus#Latin|explorato]] = [[wikt:en:exploratus#Latin|exploratum]]「確かなものとして(''as certain'')」)</span> **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、&chi;系(A・Q)およびL・N写本では non esse <u>[[wikt:en:concertaturum|concertaturum]]</u>「激しくつもりではないこと」だが、<br>         &beta;系写本では non esse <u>[[wikt:en:contenturum|contenturum]]</u><br>         B・M・S写本では non esse <u>concertaturum [[wikt:en:tenturum|tenturum]]</u> となっている。)</span> *reliqua eius [[wikt:en:consilium#Latin|consilia]] animo [[wikt:en:circumspicio#Latin|circumspiciebat]]. **彼<small>〔アンビオリークス〕</small>のほかの計略に思いをめぐらせていた。 :  ;   カエサルがメナピイー族の攻略を決意 *<!--❹-->Erant [[wikt:en:Menapii#Latin|Menapii]] propinqui [[wikt:en:Eburones#Latin|Eburonum]] finibus, **メナピイー族は[[w:エブロネス族|エブローネース族]]の領土に隣り合っていて、 *[[wikt:en:perpetuus#Latin|perpetuis]] [[wikt:en:palus#Latin|paludibus]] [[wikt:en:silva#Latin|silvis]]<nowiki>que</nowiki> [[wikt:en:munitus#Latin|muniti]], **絶え間ない沼地と森林によって守られており、 *qui uni ex Gallia de pace ad Caesarem legatos [[wikt:en:numquam#Latin|numquam]] [[wikt:en:mitto#Latin|miserant]]. **彼らは[[w:ガリア|ガッリア]]のうちでカエサルのもとへ講和の使節たちを決して遣わさなかった唯一の者たちであった。 :  *Cum his esse [[wikt:en:hospitium#Latin|hospitium]] [[wikt:en:Ambiorix#Latin|Ambiorigi]] [[wikt:en:scio#Latin|sciebat]]; **<small>(カエサルは)</small>[[w:アンビオリクス|アンビオリークス]]が彼らのもとで歓待されていることを知っていたし、 *item per [[wikt:en:Treveri#Latin|Treveros]] venisse Germanis in [[wikt:en:amicitia#Latin|amicitiam]] [[wikt:en:cognosco#Latin|cognoverat]]. **同様にトレーウェリー族を通じて[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人と盟約を結んだことも探知していた。 :  *<!--❺-->Haec <u>prius</u> illi [[wikt:en:detrahendus#Latin|detrahenda]] auxilia [[wikt:en:existimo#Latin|existimabat]] <u>quam</u> ipsum bello [[wikt:en:lacesso#Latin|lacesseret]], **<ruby><rb>彼奴</rb><rp>(</rp><rt>あやつ</rt><rp>)</rp></ruby><small>〔アンビオリークス〕</small>へのこれらの支援は、彼奴自身に戦争で挑みかかる<u>より前に</u>引き離されるべきだと考えていた。 *ne [[wikt:en:desperatus#Latin|desperata]] [[wikt:en:salus#Latin|salute]] **<small>(アンビオリークスが)</small>身の安全に絶望して、 *<u>aut</u> se in [[wikt:en:Menapii#Latin|Menapios]] [[wikt:en:abdo#Latin|abderet]], **<u>あるいは</u>メナピイー族のところに身を隠したりしないように、 *<u>aut</u> cum [[wikt:en:Transrhenanus#Latin|Transrhenanis]] [[wikt:en:congredior#Latin|congredi]] [[wikt:en:cogo#Latin|cogeretur]]. **<u>あるいは</u>レーヌス<small>〔[[w:ライン川|ライン川]]〕</small>の向こう側の者たちと合同することを強いられないように、である。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:''Germani Transrhenani'' 「レーヌスの向こう側のゲルマーニア人」(東岸の諸部族)を<br>    ''[[w:en:Germani cisrhenani|Germani Cisrhenani]]''「レーヌスのこちら側のゲルマーニア人」(西岸の諸部族) が<br>    招き寄せているというのが『ガリア戦記』の主張である。)</span> :  *<!--❻-->Hoc [[wikt:en:initus#Participle|inito]] consilio, **この計略を決断すると、 *[[wikt:en:totus#Etymology_1|totius]] exercitus [[wikt:en:impedimentum#Latin|impedimenta]] ad [[wikt:en:Labienus#Latin|Labienum]] in [[wikt:en:Treveri#Latin|Treveros]] [[wikt:en:mitto#Latin|mittit]] **<small>(カエサルは)</small>全軍の[[w:輜重|輜重]]を、トレーウェリー族のところにいる[[w:ティトゥス・ラビエヌス|ラビエーヌス]]のもとへ送り、 *duasque ad eum legiones [[wikt:en:proficiscor#Latin|proficisci]] [[wikt:en:iubeo#Latin|iubet]]; **2個[[w:ローマ軍団|軍団]]に彼<small>〔ラビエーヌス〕</small>のもとへ出発することを命じる。 :  *ipse cum legionibus [[wikt:en:expeditus#Participle|expeditis]] quinque in [[wikt:en:Menapii#Latin|Menapios]] [[wikt:en:proficiscor#Latin|proficiscitur]]. **<small>(カエサル)</small>自身は軽装の5個軍団とともにメナピイー族のところに出発する。 :  *<!--❼-->Illi, [[wikt:en:nullus#Adjective|nulla]] [[wikt:en:coactus#Latin|coacta]] [[wikt:en:manus#Latin|manu]], **あの者らは、何ら手勢を集めず、 *loci [[wikt:en:praesidium#Latin|praesidio]] [[wikt:en:fretus#Adjective|freti]], **地勢の要害を信頼して、 *in [[wikt:en:silva#Latin|silvas]] [[wikt:en:palus#Latin|paludes]]<nowiki>que</nowiki> [[wikt:en:confugio#Latin|confugiunt]] **森林や沼地に避難して、 *[[wikt:en:suus#Latin|sua]]<nowiki>que</nowiki> [[wikt:en:eodem#Adverb|eodem]] [[wikt:en:confero#Latin|conferunt]]. **自分たちの家財を同じところに運び集める。 <!-- <span style="color:#009900;"></span> <small></small> **:<span style="color:#009900;">(訳注: **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注: --> ===6節=== *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/6節]] {{進捗|00%|2024-10-20}}</span> ;メナピイー族がついにカエサルの軍門に降る *<!--❶-->Caesar, **カエサルは、 *[[wikt:en:partitus#Latin|partitis]] copiis cum [[wikt:en:Gaius#Latin|Gaio]] [[wikt:en:Fabius#Latin|Fabio]] legato et [[wikt:en:Marcus#Latin|Marco]] [[wikt:en:Crassus#Latin|Crasso]] [[wikt:en:quaestor#Latin|quaestore]] **[[w:レガトゥス|副官]]である[[w:ガイウス・ファビウス|ガーイウス・ファビウス]]と[[w:クァエストル|財務官]]である[[w:マルクス・リキニウス・クラッスス (財務官)|マールクス・クラッスス]]とともに軍勢を分配して、 *celeriterque [[wikt:en:effectus#Participle|effectis]] [[wikt:en:pons#Latin|pontibus]] **速やかに橋梁を造って、 **:<span style="color:#009900;">(訳注:橋梁は軽装の軍団兵が沼地を渡るためのものなので、丸太道のようなものであろうか。)</span> *[[wikt:en:adeo#Verb|adit]] [[wikt:en:tripertito|tripertito]], **三方面から<small>(メナピイー族の領土に)</small>接近して、 [[画像:GallischeHoeve.jpg|thumb|right|200px|復元されたメナピイー族の住居(再掲)]] *[[wikt:en:aedificium#Latin|aedificia]] [[wikt:en:vicus#Latin|vicos]]<nowiki>que</nowiki> [[wikt:en:incendo#Latin|incendit]], **建物や村々を焼き討ちして、 *magno [[wikt:en:pecus#Latin|pecoris]] atque hominum numero [[wikt:en:potior#Latin|potitur]]. **家畜や人間の多数を<small>(戦利品として)</small>獲得する。 :  *<!--❷-->Quibus rebus [[wikt:en:coactus#Participle|coacti]] **そのような事態に強いられて、 *[[wikt:en:Menapii#Latin|Menapii]] legatos ad eum [[wikt:en:pax#Latin|pacis]] [[wikt:en:petendus#Latin|petendae]] causa [[wikt:en:mitto#Latin|mittunt]]. **メナピイー族は和平を求めるための使節たちを彼<small>〔カエサル〕</small>のもとへ遣わす。 :  *<!--❸-->Ille [[wikt:en:obses#Latin|obsidibus]] [[wikt:en:acceptus#Latin|acceptis]], **彼<small>〔カエサル〕</small>は人質たちを受け取ると、 *hostium se [[wikt:en:habiturus#Latin|habiturum]] numero [[wikt:en:confirmo#Latin|confirmat]], si aut [[wikt:en:Ambiorix#Latin|Ambiorigem]] aut eius legatos finibus suis [[wikt:en:recipio#Latin|recepissent]]. **もし[[w:アンビオリクス|アンビオリークス]]か彼の使節を自領に迎え入れたら、自分は<small>(メナピイー族を)</small>敵として見なすだろうと断言する。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:属格の名詞 + numero「〜として」) :  *<!--❹-->His [[wikt:en:confirmatus#Latin|confirmatis]] rebus, **これらの事柄を確立すると、 *[[wikt:en:Commius#Latin|Commium]] [[wikt:en:Atrebas#Latin|Atrebatem]] cum [[wikt:en:equitatus#Latin|equitatu]] [[wikt:en:custos#Latin|custodis]] loco in [[wikt:en:Menapii#Latin|Menapiis]] [[wikt:en:relinquo#Latin|relinquit]]; **アトレバーテース族である[[w:コンミウス|コンミウス]]を[[w:騎兵|騎兵]]隊とともに、目付け役として、メナピイー族のところに残す。 **:<span style="color:#009900;">(訳注:コンミウスは、カエサルがアトレバテース族の王にすえて、ブリタンニア遠征の先導役として遣わし、<br>    カッスィウェッラウヌスの降伏の仲介を</span>果たしていた。[[ガリア戦記 第4巻#21節|第4巻21節]]・27節や[[ガリア戦記 第5巻#22節|第5巻22節]]などを参照。) *ipse in [[wikt:en:Treveri#Latin|Treveros]] [[wikt:en:proficiscor#Latin|proficiscitur]]. **<small>(カエサル)</small>自身はトレーウェリー族のところに出発する。 <!-- <span style="color:#009900;"></span> <small></small> **:<span style="color:#009900;">(訳注: **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注: --> ===7節=== *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/7節]] {{進捗|00%|2024-10-27}}</span> [[画像:Titelberg_01.jpg|thumb|right|200px|トレーウェリー族の城砦跡(再掲)]] ;トレーウェリー族の開戦準備、ラビエーヌスの計略 *<!--❶-->Dum haec a Caesare [[wikt:en:gero#Latin|geruntur]], **これらのことがカエサルによって遂行されている間に、 *[[wikt:en:Treveri#Latin|Treveri]] magnis [[wikt:en:coactus#Participle|coactis]] [[wikt:en:peditatus#Latin|peditatus]] [[wikt:en:equitatus#Etymology_1|equitatus]]<nowiki>que</nowiki> copiis **トレーウェリー族は、[[w:歩兵|歩兵]]隊と[[w:騎兵|騎兵]]隊の大軍勢を徴集して、 *[[wikt:en:Labienus#Latin|Labienum]] cum una legione, quae in eorum finibus <u>[[wikt:en:hiemo#Latin|hiemaverat]]</u>, **彼らの領土において越冬していた1個[[w:ローマ軍団|軍団]]とともに[[w:ティトゥス・ラビエヌス|ラビエーヌス]]を、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、&alpha;系写本では [[wikt:en:hiemaverat|hiemaverat]] <small>(過去完了形)</small> だが、<br>         &beta;系写本では [[wikt:en:hiemabat|hiemabat]] <small>(未完了過去形)</small> などとなっている。)</span> *[[wikt:en:adorior#Latin|adoriri]] [[wikt:en:paro#Latin|parabant]], **襲撃することを準備していた。 :  *<!--❷-->iamque ab eo non longius [[wikt:en:biduum#Latin|bidui]] via [[wikt:en:absum#Verb|aberant]], **すでに、そこ<small>〔ラビエーヌスの冬営〕</small>から2日間の道のりより遠く離れていなかったが、 *cum duas venisse legiones [[wikt:en:missus#Noun_2|missu]] Caesaris [[wikt:en:cognosco#Latin|cognoscunt]]. **そのときに、カエサルが派遣した2個軍団が到着したことを知る。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:[[#5節|5節]]で既述のように、カエサルはラビエーヌスのところへ全軍の輜重と2個軍団を派遣していた。<br>    こうして、ラビエーヌスはローマ全軍の輜重と3個軍団を任されることになった。) :  *<!--❸-->[[wikt:en:positus#Latin|Positis]] <u>castris</u> a milibus passuum [[wikt:en:quindecim#Latin|quindecim]](XV) **<small>(トレーウェリー勢は、ラビエーヌスの冬営から)</small>15ローママイルのところに<u>野営地</u>を設置して、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:1[[ガイウス・ユリウス・カエサルの著作/通貨・計量単位#ミーッレ・パッスーム、ミーリア(ローママイル)|ローママイル]]は約1.48 kmで、15マイルは約22 km)</span> **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:[[w:カストラ|カストラ]] [[wikt:en:castra#Latin|castra]] という語はローマ勢の行軍中の野営地や常設の宿営地に用いられ、<br>    非ローマ系部族の野営地に用いられることは稀である。)</span> *auxilia [[wikt:en:Germani#Latin|Germanorum]] [[wikt:en:exspecto#Latin|exspectare]] [[wikt:en:constituo#Latin|constituunt]]. **[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人の援軍を待つことを決める。 :  *<!--❹-->[[wikt:en:Labienus#Latin|Labienus]] hostium [[wikt:en:cognitus#Participle|cognito]] consilio **ラビエーヌスは、敵勢<small>〔トレーウェリー族〕</small>の計略を知ると、 *[[wikt:en:sperans#Latin|sperans]] [[wikt:en:temeritas#Latin|temeritate]] eorum [[wikt:en:fore#Etymology_2_2|fore]] [[wikt:en:aliqui#Latin|aliquam]] [[wikt:en:dimico#Latin|dimicandi]] facultatem, **彼らの無謀さにより何らかの争闘する機会が生ずるであろうと期待して、 *[[wikt:en:praesidium#Latin|praesidio]] quinque(V) cohortium [[wikt:en:impedimentum#Latin|impedimentis]] [[wikt:en:relictus#Latin|relicto]] **5個<ruby><rb>[[w:コホルス|歩兵大隊]]</rb><rp>(</rp><rt>コホルス</rt><rp>)</rp></ruby>の守備隊を[[w:輜重|輜重]]のために残し、 *cum XXV(viginti quinque) cohortibus magnoque [[wikt:en:equitatus#Etymology_1|equitatu]] contra hostem [[wikt:en:proficiscor#Latin|proficiscitur]] **25個<ruby><rb>[[w:コホルス|歩兵大隊]]</rb><rp>(</rp><rt>コホルス</rt><rp>)</rp></ruby>および多勢の騎兵隊とともに、敵に抗して進発する。 *et mille passuum [[wikt:en:intermissus#Latin|intermisso]] spatio castra [[wikt:en:communio#Latin|communit]]. **<small>(トレーウェリー勢から)</small>1ローママイルの間隔を置いて、[[w:カストラ|陣営]]<small>〔野営地〕</small>を固める。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:1[[ガイウス・ユリウス・カエサルの著作/通貨・計量単位#ミーッレ・パッスーム、ミーリア(ローママイル)|ローママイル]]は約1.48 km)</span> :  *<!--❺-->Erat inter [[wikt:en:Labienus#Latin|Labienum]] atque hostem [[wikt:en:difficilis#Latin|difficili]] [[wikt:en:transitus#Latin|transitu]] flumen [[wikt:en:ripa#Latin|ripis]]<nowiki>que</nowiki> [[wikt:en:praeruptus#Adjective|praeruptis]]. **ラビエーヌスと敵の間には、渡ることが困難な川が、急峻な岸とともにあった。 *Hoc <u>neque</u> ipse [[wikt:en:transeo#Latin|transire]] habebat in animo **これを<small>(ラビエーヌス)</small>自身は渡河するつもりではなかったし、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:~ habeo in animo「~するつもりである」)</span> **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:neque ~, neque …「~でもないし、…でもない」)</span> *<u>neque</u> hostes [[wikt:en:transiturus#Latin|transituros]] [[wikt:en:existimo#Latin|existimabat]]. **敵勢も渡河して来ないであろうと<small>(ラビエーヌスは)</small>考えていた。 :  *<!--❻-->[[wikt:en:augeo#Latin|Augebatur]] auxiliorum [[wikt:en:cotidie#Latin|cotidie]] spes. **<small>(トレーウェリー勢にとって、ゲルマーニア人の)</small>援軍への期待は日ごとに増されるばかりであった。 *[[wikt:en:loquor#Latin|Loquitur]] <u>in consilio</u> [[wikt:en:palam#Adverb|palam]]: **<small>(ラビエーヌスは)</small>会議において公然と<small>(以下のように)</small>述べる。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、主要写本&omega;では in [[wikt:en:consilio|consilio]] だが、<br>         [[ガリア戦記/注解編/写本と校訂版#Aldus|Aldus]] は in [[wikt:en:concilium#Latin|concilio]] と修正提案し、<br>         Hecker は [[wikt:en:consulto#Adverb|consulto]] と修正提案している。)</span> *[[wikt:en:quoniam#Latin|quoniam]] [[wikt:en:Germani#Latin|Germani]] [[wikt:en:adpropinquo#Latin|adpropinquare]] [[wikt:en:dico#Latin|dicantur]], **ゲルマーニア人<small>(の軍勢)</small>が近づいていることが言われているので、 *sese suas exercitusque fortunas in [[wikt:en:dubium#Noun|dubium]] non [[wikt:en:devocaturus#Latin|devocaturum]] **自分は自らと軍隊の命運を不確実さの中に引きずり込むことはないであろうし、 *et postero die prima luce castra [[wikt:en:moturus#Latin|moturum]]. **翌日の夜明けには陣営を引き払うであろう。 :  *<!--❼-->Celeriter haec ad hostes [[wikt:en:defero#Latin|deferuntur]], **これら<small>(のラビエーヌスの発言)</small>は速やかに敵勢<small>〔トレーウェリー族〕</small>のもとへ報じられたので、 *ut ex magno Gallorum equitum numero [[wikt:en:nonnullus#Latin|non nullos]] <u>Gallos</u> [[wikt:en:gallicus#Latin|Gallicis]] rebus [[wikt:en:faveo#Latin|favere]] natura [[wikt:en:cogo#Latin|cogebat]]. **ガッリア人の境遇を想う気質が、<small>(ローマ側)</small>ガッリア人騎兵の多数のうちの若干名を励ましていたほどである。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部の [[wikt:en:Gallus#Noun|Gallos]] は &alpha;系写本の記述で、&beta;系写本では欠く。)</span> :  *<!--❽-->[[wikt:en:Labienus#Latin|Labienus]], noctu tribunis militum primisque ordinibus <u>convocatis</u>, **ラビエーヌスは、夜間に<ruby><rb>[[w:トリブヌス・ミリトゥム|兵士長官]]</rb><rp>(</rp><rt>トリブヌス・ミリトゥム</rt><rp>)</rp></ruby>たちと第一序列(の[[w:ケントゥリオ|百人隊長]])たちを召集すると、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:1個軍団当たりの<ruby><rb>[[w:トリブヌス・ミリトゥム|兵士長官]]</rb><rp>(</rp><rt>トリブヌス・ミリトゥム</rt><rp>)</rp></ruby> の定員は計6名。<br>    第一序列の<ruby><rb>[[w:ケントゥリオ|百人隊長]]</rb><rp>(</rp><rt>ケントゥリオー</rt><rp>)</rp></ruby>たち primorum ordinum centuriones は、軍団内における[[w:下士官|下士官]]のトップであり、<br>     第一<ruby><rb>[[w:コホルス|歩兵大隊]]</rb><rp>(</rp><rt>コホルス</rt><rp>)</rp></ruby> においては定員5名だが、<br>     ほかの歩兵大隊においては定員6名であった。)</span> **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、&alpha;系写本では [[wikt:en:convocatus#Latin|convocatis]] だが、<br>         &beta;系写本では [[wikt:en:coactus#Participle|coactis]] などとなっている。)</span> *quid sui sit consilii, [[wikt:en:propono#Latin|proponit]] **自分の計略がいかなるものであるかを呈示して、 *et, quo facilius hostibus [[wikt:en:timor#Latin|timoris]] [[wikt:en:det#Latin|det]] [[wikt:en:suspicio#Noun|suspicionem]], **それ<small>〔計略〕</small>によって、よりたやすく敵勢に<small>(ローマ勢の)</small>恐怖心という推測を起こすべく、 *maiore [[wikt:en:strepitus#Latin|strepitu]] et [[wikt:en:tumultus#Latin|tumultu]], quam populi Romani fert [[wikt:en:consuetudo#Latin|consuetudo]] **ローマ国民の習慣が引き起こすよりもより大きな騒音や喧騒をもって *castra [[wikt:en:moveo#Latin|moveri]] [[wikt:en:iubeo#Latin|iubet]]. **陣営を引き払うことを命じる。 *His rebus fugae [[wikt:en:similis#Latin|similem]] [[wikt:en:profectio#Latin|profectionem]] [[wikt:en:efficio#Latin|effecit]]. **<small>(ラビエーヌスは)</small>これらの事によって、逃亡に似た進発を実現した。 :  *<!--❾-->Haec quoque per [[wikt:en:explorator#Latin|exploratores]] **これらのこともまた、<small>(トレーウェリー勢の)</small>斥候たちを通じて、 *ante [[wikt:en:lux#Latin|lucem]] in tanta [[wikt:en:propinquitas#Latin|propinquitate]] castrorum ad hostes [[wikt:en:defero#Latin|deferuntur]]. **夜明け前には、陣営のこれほどの近さにより、敵勢へ報じられる。 <!-- <span style="color:#009900;"></span> <small></small> **:<span style="color:#009900;">(訳注: **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注: --> ===8節=== *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/8節]] {{進捗|00%|2024-10-28}}</span> ;ラビエーヌスがトレーウェリー族を降す :  ;   トレーウェリー勢が、渡河してラビエーヌスの軍勢に攻めかかろうとする *<!--❶-->[[wikt:en:vix#Latin|Vix]] [[wikt:en:agmen#Latin|agmen]] [[wikt:en:novissimus#Latin|novissimum]] extra [[wikt:en:munitio#Latin|munitiones]] [[wikt:en:procedo#Latin|processerat]], **<small>(ローマ勢の)</small>行軍隊列の最後尾が防塁の外側にほぼ進み出ようとしていた、 *cum Galli [[wikt:en:cohortatus#Latin|cohortati]] inter se, ne [[wikt:en:speratus#Latin|speratam]] [[wikt:en:praeda#Latin|praedam]] ex manibus [[wikt:en:dimitto#Latin|dimitterent]] **そのときにガッリア人たちは、期待していた戦利品を<small>(彼らの)</small>手から逸しないように、互いに鼓舞し合って、 *── longum esse, [[wikt:en:perterritus#Latin|perterritis]] Romanis [[wikt:en:Germani#Proper_noun|Germanorum]] auxilium [[wikt:en:exspecto#Latin|exspectare]]; **── ローマ人が<ruby><rb>怖気</rb><rp>(</rp><rt>おじけ</rt><rp>)</rp></ruby>ているのに、[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人の支援を待つことは悠長なものである。 *neque suam [[wikt:en:patior#Latin|pati]] [[wikt:en:dignitas#Latin|dignitatem]], **<small>(以下のことは)</small>自分たちの尊厳が耐えられない。 *ut [[wikt:en:tantus#Latin|tantis]] copiis [[wikt:en:tam#Latin|tam]] [[wikt:en:exiguus#Latin|exiguam]] manum, praesertim [[wikt:en:fugiens#Latin|fugientem]] atque [[wikt:en:impeditus#Latin|impeditam]], **これほどの大軍勢で<small>(ローマの)</small>それほどの貧弱な手勢を、特に逃げ出して<small>(荷物で)</small>妨げられている者たちを *[[wikt:en:adorior#Latin|adoriri]] non [[wikt:en:audeo#Latin|audeant]] ── **あえて襲撃しないとは──<small>(と鼓舞し合って)</small> *flumen [[wikt:en:transeo#Latin|transire]] et iniquo loco [[wikt:en:committo#Latin|committere]] proelium non [[wikt:en:dubito#Latin|dubitant]]. **川を渡って<small>(切り立った岸を登りながら)</small>不利な場所で交戦することをためらわない。 :  ;   ラビエーヌス勢が怖気を装いながら、そろりそろりと進む *<!--❷-->Quae fore [[wikt:en:suspicatus#Latin|suspicatus]] [[wikt:en:Labienus#Latin|Labienus]], **こうしたことが生じるであろうと想像していた[[w:ティトゥス・ラビエヌス|ラビエーヌス]]は、 *ut omnes citra flumen [[wikt:en:elicio#Latin|eliceret]], **<small>(敵の)</small>総勢を川のこちら側に誘い出すように、 *[[wikt:en:idem#Latin|eadem]] [[wikt:en:usus#Participle|usus]] [[wikt:en:simulatio#Latin|simulatione]] itineris **行軍の同じ見せかけを用いて、 **:<span style="color:#009900;">(訳注:前節で語られたように、<ruby><rb>怖気</rb><rp>(</rp><rt>おじけ</rt><rp>)</rp></ruby>て今にも逃げ出しそうな風に装いながらの行軍。)</span> *[[wikt:en:placide#Adverb|placide]] [[wikt:en:progredior#Latin|progrediebatur]]. **穏やかに前進していた。 :  ;   ラビエーヌスが全軍の兵を叱咤激励する *<!--❸-->Tum [[wikt:en:praemissus#Latin|praemissis]] paulum impedimentis **それから、[[w:輜重|輜重]]<small>(の隊列)</small>を少し先に遣わして、 *atque in [[wikt:en:tumulus#Latin|tumulo]] [[wikt:en:quidam#Adjective|quodam]] [[wikt:en:collocatus#Latin|conlocatis]], **とある高台に配置すると、 *<!--▲直接話法--><span style="background-color:#e8e8ff;"><span style="color:#009900;">«</span>&nbsp;[[wikt:en:habetis|Habetis]],<span style="color:#009900;">»</span></span> [[wikt:en:inquam#Latin|inquit]], <!--▲直接話法--><span style="background-color:#e8e8ff;"><span style="color:#009900;">«</span>milites, quam [[wikt:en:petistis|petistis]], [[wikt:en:facultas#Latin|facultatem]]; </span> **<small>(ラビエーヌスは)</small>「兵士らよ、<small>(諸君は)</small>求めていた機会を得たぞ」と言った。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:以下、<!--▲直接話法--><span style="background-color:#e8e8ff;">&nbsp;<span style="color:#009900;">«</span> ~ <span style="color:#009900;">»</span>&nbsp;</span> の箇所は、直接話法で記されている。)</span> *<!--▲直接話法--><span style="background-color:#e8e8ff;">hostem [[wikt:en:impeditus#Latin|impedito]] atque [[wikt:en:iniquus#Latin|iniquo]] loco [[wikt:en:tenetis|tenetis]]: </span> **「<small>(諸君は)</small>敵を<small>(川岸で)</small>妨げられた不利な場所に追いやった。」 *<!--❹--><!--▲直接話法--><span style="background-color:#e8e8ff;">[[wikt:en:praestate|praestate]] eandem nobis [[wikt:en:dux#Latin|ducibus]] [[wikt:en:virtus#Latin|virtutem]], quam saepe numero [[wikt:en:imperator#Latin|imperatori]] [[wikt:en:praestitistis|praestitistis]], </span> **「我々<ruby><rb>将帥</rb><rp>(</rp><rt>ドゥクス</rt><rp>)</rp></ruby>らに、<small>(諸君が)</small>しばしば<ruby><rb>将軍</rb><rp>(</rp><rt>インペラートル</rt><rp>)</rp></ruby><small>〔カエサル〕</small>に見せて来たのと同じ武勇を見せてくれ。」 *<!--▲直接話法--><span style="background-color:#e8e8ff;">atque illum adesse et haec [[wikt:en:coram#Adverb|coram]] [[wikt:en:cerno#Latin|cernere]] [[wikt:en:existimate|existimate]].<span style="color:#009900;">»</span></span> **「彼<small>〔カエサル〕</small>が訪れて、これ<small>〔武勇〕</small>を目の前で見ていると思ってくれ。」 :  ;   ラビエーヌスが軍を反転させて攻撃態勢を整える *<!--❺-->Simul signa ad hostem [[wikt:en:converto#Latin|converti]] aciemque [[wikt:en:dirigo#Latin|dirigi]] [[wikt:en:iubeo#Latin|iubet]], **同時に、軍旗が敵の方へ向きを変えられることと、戦列が整えられること、を命じる。 **:<span style="color:#009900;">(訳注:軍勢が敵側へ向けて反転して、戦列を整えること、を命じた。)</span> [[画像:Pilensalve.jpg|thumb|right|250px|[[w:ピルム|ピールム]](投槍)を投げるローマ軍兵士(帝政期)の再演]] *et paucis [[wikt:en:turma#Latin|turmis]] praesidio ad impedimenta [[wikt:en:dimissus#Latin|dimissis]], **かつ若干の<ruby><rb>[[w:トゥルマ|騎兵小隊]]</rb><rp>(</rp><rt>トゥルマ</rt><rp>)</rp></ruby>を輜重のための守備隊として送り出して、 **:<span style="color:#009900;">(訳注:騎兵小隊 turma はローマ軍の<br>    [[w:アウクシリア|支援軍]]における中規模の編成単位で、<br>    各30騎ほどと考えられている。)</span> *reliquos equites ad latera [[wikt:en:dispono#Latin|disponit]]. **残りの[[w:騎兵|騎兵]]たちを<small>(軍勢の)</small>両側面へ分置する。 :  ;   ラビエーヌス勢が喊声を上げて、投げ槍を投げ始める *<!--❻-->Celeriter nostri, clamore [[wikt:en:sublatus#Latin|sublato]], [[wikt:en:pilum#Latin|pila]] in hostes [[wikt:en:inmitto#Latin|inmittunt]]. **我が方<small>〔ローマ勢〕</small>は、雄叫びを上げると、速やかに<ruby><rb>[[w:ピルム|投げ槍]]</rb><rp>(</rp><rt>ピールム</rt><rp>)</rp></ruby>を敵勢へ放り入れる。 :  ;   不意を突かれたトレーウェリー勢が、一目散に逃げ出して、最寄りの森林を目指す *Illi, ubi [[wikt:en:praeter#Latin|praeter]] spem, quos <span style="color:#009900;">&lt;modo&gt;</span> [[wikt:en:fugio#Latin|fugere]] [[wikt:en:credo#Latin|credebant]], [[wikt:en:infestus#Latin|infestis]] signis ad se ire viderunt, **<span style="font-size:11pt;">彼らは、期待に反して、<span style="color:#009900;">&lt;ただ&gt;</span>逃げていると信じていた者たちが、軍旗を攻勢にして自分らの方へ来るのを見るや否や、</span> *[[wikt:en:impetus#Latin|impetum]] <u>modo</u> ferre non potuerunt **<small>(ローマ勢の)</small>突撃を持ちこたえることができずに、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部 modo は主要写本&omega;ではこの位置にあるが、<br>    上記の &lt;modo&gt; に移す修正提案がある。)</span> *ac primo [[wikt:en:concursus#Noun|concursu]] in fugam [[wikt:en:coniectus#Participle|coniecti]] **最初の猛攻で敗走に追い込まれて、 *proximas silvas [[wikt:en:peto#Latin|petierunt]]. **近隣の森を目指した。 :  ;   ラビエーヌス勢が、トレーウェリー勢の多数を死傷させ、部族国家を奪回する *<!--❼-->Quos [[wikt:en:Labienus#Latin|Labienus]] equitatu [[wikt:en:consectatus#Latin|consectatus]], **<small>(敗走した)</small>その者たちを、ラビエーヌスは騎兵隊で追撃して、 *magno numero [[wikt:en:interfectus#Latin|interfecto]], **多数の者を<ruby><rb>殺戮</rb><rp>(</rp><rt>さつりく</rt><rp>)</rp></ruby>して、 *compluribus [[wikt:en:captus#Latin|captis]], **かなりの者たちを捕らえて、 *paucis post diebus civitatem recepit. **数日後に<small>(トレーウェリーの)</small>部族国家を<small>(蜂起の前の状態に)</small>戻した。 :  [[画像:Bund-ro-altburg.jpg|thumb|right|180px|トレーウェリー族の再現された住居(再掲)]] [[画像:Trier_Kaiserthermen_BW_1.JPG|thumb|right|180px|トレーウェリー族(Treveri)の名を現代に伝えるドイツの[[w:トリーア|トリーア市]](Trier)に残るローマ時代の浴場跡]] ;   ゲルマーニア人の援軍が故国へ引き返す *Nam [[wikt:en:Germani#Latin|Germani]], qui auxilio veniebant, **一方で、援軍として来ようとしていたゲルマーニア人たちは、 *[[wikt:en:perceptus#Latin|percepta]] [[wikt:en:Treveri#Latin|Treverorum]] fuga **トレーウェリー族の敗走を把握したので、 *sese [[wikt:en:domus#Latin|domum]] <u>receperunt</u>. **故国に撤退していった。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、&alpha;系写本では [[wikt:en:receperunt|receperunt]] だが、<br>         &beta;系写本では [[wikt:en:contulerunt|contulerunt]] となっている。)</span> :  ;   インドゥーティオマールスの残党がゲルマーニアへ出奔する *<!--❽-->Cum his [[wikt:en:propinquus#Latin|propinqui]] [[wikt:en:Indutiomarus#Latin|Indutiomari]], **彼ら<small>〔ゲルマーニア人〕</small>とともに、インドゥーティオマールスの縁者たちは、 *qui [[wikt:en:defectio#Latin|defectionis]] [[wikt:en:auctor#Latin|auctores]] fuerant, **その者らは<small>(トレーウェリー族におけるカエサルへの)</small>謀反の張本人であったが、 *[[wikt:en:comitatus#Participle|comitati]] eos ex civitate [[wikt:en:excedo#Latin|excesserunt]]. **彼ら<small>〔ゲルマーニア人〕</small>を伴って、部族国家から出て行った。 :  ;   カエサルとローマに忠節なキンゲトリークスに、部族の統治権が託される *<!--❾-->[[wikt:en:Cingetorix#Latin|Cingetorigi]], **キンゲトリークスに対しては、 *quem ab initio [[wikt:en:permaneo#Latin|permansisse]] in [[wikt:en:officium#Latin|officio]] [[wikt:en:demonstravimus|demonstravimus]], **──その者が当初から<small>(ローマへの)</small>忠義に留まり続けたことは前述したが── **:<span style="color:#009900;">(訳注:キンゲトリークスについては、[[ガリア戦記 第5巻#3節|第5巻3節]]~4節・[[ガリア戦記 第5巻#56節|56節]]~57節で述べられている。)</span> *[[wikt:en:principatus#Latin|principatus]] atque [[wikt:en:imperium#Latin|imperium]] est traditum. **首長の地位と支配権が託された。 <!-- <span style="color:#009900;"></span> <span style="font-size:11pt;"></span> <small></small> **:<span style="color:#009900;">(訳注: **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注: --> ==第二次ゲルマーニア遠征== ===9節=== *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/9節]] {{進捗|00%|2024-11-06}}</span> ;再びレーヌスを渡河、ウビイー族を調べる *<!--❶-->Caesar, postquam ex Menapiis in Treveros venit, **カエサルは、メナピイー族のところからトレーウェリー族のところに来た後で、 *duabus de causis Rhenum transire constituit; **二つの理由からレーヌス<small>〔[[w:ライン川|ライン川]]〕</small>を渡ることを決めた。 :  *<!--❷-->quarum una erat, quod auxilia contra se Treveris miserant, **その<small></small>(理由の)一つは、<small></small>(ゲルマーニア人が)自分<small>〔カエサル〕</small>に対抗して、トレーウェリー族に援軍を派遣していたことであった。 *altera, ne ad eos Ambiorix receptum haberet. **もう一つ<small></small>(の理由)は、彼らのところへ[[w:アンビオリクス|アンビオリークス]]が避難所を持たないように、ということであった。 :  *<!--❸-->His constitutis rebus, **これらの事柄を決定すると、 *[[wikt:en:paulum#Adverb|paulum]] supra eum locum, quo ante exercitum traduxerat, facere pontem instituit. **<u>以前に軍隊を渡らせていた場所</u>の少し上流に、橋を造ることを決意した。 **:<span style="color:#009900;">(訳注:[[ガリア戦記_第4巻#17節|第4巻17節]] でカエサルが[[w:ライン川|ライン川]]に架橋した場所のこと。<br>    第4巻の'''[[ガリア戦記_第4巻#コラム「ゲルマーニア両部族が虐殺された場所はどこか?」|コラム]]''' や [[ガリア戦記_第4巻#17節|第4巻17節]]の図で説明したように、カエサルの最初の架橋地点には異論もあるが、<br>    今回の架橋地点がトレーウェリー族領であった[[w:モーゼル川|モーゼル川]]渓谷から近かったであろうことから有力視される。)</span> [[画像:Caesar's Rhine Crossing.jpg|thumb|right|250px|カエサルがライン川に橋を架けたとされる有力な地点の図示。ライン川と[[w:モーゼル川|モーゼル川]]の合流点にある[[w:コブレンツ|コブレンツ]]([[w:en:Koblenz|Koblenz]])と下流の[[w:アンダーナッハ|アンダーナッハ]]([[w:en:Andernach|Andernach]])との間の[[w:ノイヴィート|ノイヴィート]]([[w:en:Neuwied|Neuwied]])辺りが有力な地点の一つとされる。'''([[ガリア戦記_第4巻#17節|第4巻17節]]の図を再掲)''']] :  *<!--❹-->Nota atque instituta ratione **経験しかつ建造していた方法で、 *magno militum studio **兵士の大きな熱意により *paucis diebus opus efficitur. **わずかな日数で作業が完遂された。 :  *<!--❺-->Firmo in Treveris ad pontem praesidio relicto, **トレーウェリー族(の領内)の橋のたもとへ強力な守備隊を残した。 *ne quis ab his subito motus <u>oreretur</u>, **彼らによる何らかの動乱が突然に起こされないように。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、&chi;系・B・&rho;系写本では [[wikt:en:oreretur|oreretur]]、<br>         &phi;系・&pi;系写本では [[wikt:en:oriretur|oriretur]] だが、語形の相異。)</span> *reliquas copias equitatumque traducit. **残りの軍勢と騎兵隊を(レーヌスの東岸へ)渡らせた。 :  *<!--❻-->Ubii, qui ante obsides dederant atque in deditionem venerant, **ウビイー族は、以前に(カエサルに対して)人質たちを供出していて、降伏していたが、 **:<span style="color:#009900;">(訳注:この事はすでに[[ガリア戦記 第4巻#16節|第4巻16節]]で述べられている。)</span> *<u>purgandi sui</u> causa ad eum legatos mittunt, **自分たちの申し開きをすることのために、彼(カエサル)のところへ使節たちを遣わして、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、&alpha;系写本では [[wikt:en:purgandi|purgandi]] [[wikt:en:sui#Pronoun|sui]] だが、<br>         &beta;系写本では purgandi のみ。)</span> *qui doceant **(以下のように)説かせた。 *neque <u>auxilia ex sua civitate</u> in Treveros missa **自分たちの部族から援軍をトレーウェリー族のところに派遣してもいないし、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、&chi;系・B・M・S写本では [[wikt:en:auxilia#Latin|auxilia]] ex sua [[wikt:en:civitate|civitate]]、<br>         L・N・&beta;系写本では ex sua civitate auxilia の語順になっている。)</span> *neque ab se fidem laesam: **自分らにより(ローマへの)信義を傷つけてもいない、と。 :  *<!--❼-->petunt atque orant ut **(ウビイー族の使節たちは、以下のように)求め、かつ願った。 *sibi parcat, **自分たちを容赦し、 *ne communi odio Germanorum innocentes pro nocentibus poenas pendant; **[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人一般への憎しみから、潔白な者たちが加害者たちのために罰を償うことがないように、と。 *si amplius obsidum <u>vellet, dare</u> pollicentur. **もし、より多くの人質を欲するのなら、供出することを約束する、と。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、&alpha;系写本では [[wikt:en:vellet#Latin|vellet]] <small>(未完了過去・接続法)</small> [[wikt:en:dare#Latin|dare]] <small>(現在・能動・不定)</small> だが、<br>         &beta;系写本では [[wikt:en:velit#Latin|velit]] <small>(現在・接続法)</small> [[wikt:en:dari#Latin|dari]] <small>(現在・受動・不定法)</small> となっている。)</span> :  *<!--❽-->Cognita Caesar causa **カエサルは事情を調査して、 *<u>repperit</u> ab Suebis auxilia missa esse; **スエービー族により(トレーウェリー族に)援軍が派遣されていたことを見出した。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、主要写本 &omega; では [[wikt:en:repperit|repperit]] <small>(完了形)</small> だが、<br>         近世以降の印刷本 [[ガリア戦記/注解編/写本と校訂版#クリティカル・アパラトゥスとその略号|edd.]] では [[wikt:en:reperit|reperit]] <small>(現在形)</small> となっている。)</span> :  *Ubiorum satisfactionem <u>accepit</u>, **ウビイー族の弁解を受け入れて、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、主要写本 &omega; では [[wikt:en:accepit|accepit]] <small>(完了形)</small> だが、<br>         [[ガリア戦記/注解編/写本と校訂版#Davisius|Davisius]] の修正提案では [[wikt:en:accipit|accipit]] <small>(現在形)</small> となっている。)</span> *aditus viasque in Suebos perquirit. **スエービー族のところに出入りする道筋を問い質した。 <!-- <span style="color:#009900;"></span> <small></small> **:<span style="color:#009900;">(訳注: **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注: --> ===10節=== '''ウビイー族を通じてスエービー族の動静を探る''' *① Interim paucis post diebus fit ab Ubiis certior **わずかな日々の後の間に、ウビイー族によって報告されたことには、 *Suebos omnes in unum locum copias cogere *スエービー族は、すべての軍勢を一か所に集めて、 **(訳注:後述するように、これはカッティー族 [[w:en:Chatti|Chatti]] のことであろう。) *atque iis nationibus, quae sub eorum sint imperio, **彼らの支配下にある種族たちに *denuntiare, ut auxilia peditatus equitatusque mittant. **[[w:歩兵|歩兵]]隊と[[w:騎兵|騎兵]]隊の援軍を派遣するように指示した。 *② His cognitis rebus **(カエサルは)これらの事情を知ると、 *rem frumentariam providet, castris idoneum locum deligit; **糧食調達を準備して、[[w:カストラ|陣営]](を設置するの)に適切な場所を選んだ。 *Ubiis imperat, ut pecora deducant suaque omnia ex agris in oppida conferant, **ウビイー族には、家畜を連れ去り、自分たちの一切合財を土地から[[w:オッピドゥム|城市]]に運び集めるように命令した。 *sperans barbaros atque imperitos homines **(カエサルが)期待したのは、野蛮で無知な連中が *inopia cibariorum adductos ad iniquam pugnandi condicionem posse deduci; **糧秣の欠乏に動かされて、不都合な条件のもとで戦うことがあり得るように誘引されることであった。 *③ mandat, ut crebros exploratores in Suebos mittant quaeque apud eos gerantur cognoscant. **偵察者たちをたびたびスエービー族内に遣わして、彼らのもとで遂行されていることを知るように(ウビイー族に)委ねた。 *④ Illi imperata faciunt et paucis diebus intermissis referunt: **彼ら(ウビイー族)は、命令されたことを実行して、わずかな日々を間に置いて(以下のことを)報告する。 *Suebos omnes, posteaquam certiores nuntii de exercitu Romanorum venerint, **スエービー族は皆、ローマ人の軍隊についてより確実な報告がもたらされた後で、 *cum omnibus suis sociorumque copiis, quas coegissent, **自分たちの軍勢と集結していた同盟者たちの軍勢とともに、 *penitus ad extremos fines se recepisse; **領土の最も遠い奥深くまで撤退していた。 *⑤ silvam esse ibi infinita magnitudine, quae appellatur Bacenis; **そこには、バケニスと呼ばれている限りない大きさの森林がある。 *hanc longe introrsus pertinere et pro nativo muro obiectam **これは、はるか内陸に及んでいて、天然の防壁として横たわっており、 *[[wikt:en:Cheruscos|Cheruscos]] ab Suebis Suebosque ab [[wikt:en:Cheruscis|Cheruscis]] iniuriis incursionibusque prohibere: **ケールスキー族をスエービー族から、スエービー族をケールスキー族から、無法行為や襲撃から防いでいる。 *ad eius initium silvae Suebos adventum Romanorum exspectare constituisse. **その森の始まりのところで、スエービー族はローマ人の到来を待ち構えることを決定した。 <div style="border:solid #999 1px;background:#feedff;max-width:80%;padding:0.25em 1em;margin:0.5em auto;align:left;overflow:auto;text-align:justify;"> ===コラム「スエービー族とカッティー族・ケールスキー族・ウビイー族について」=== [[画像:Hermann (Arminius) at the battle of the Teutoburg Forest in 9 CE by Peter Jannsen, 1873, with painting creases and damage removed.jpg|thumb|right|250px|ウァルスの戦い([[w:de:Varusschlacht|Varusschlacht]])こと[[w:トイトブルク森の戦い|トイトブルク森の戦い]](AD9年)で戦う、ゲルマーニア軍とローマ軍(Johann Peter Theodor Janssen画、1870~1873年頃)。中央上の人物はケールスキー族の名将[[w:アルミニウス (ゲルマン人)|アルミニウス]]。<br>アルミニウスが率いるケールスキー族・カッティー族らゲルマーニア諸部族同盟軍は、P.クィン(ク)ティリウス・ウァルス麾下ローマ3個軍団を壊滅させ、アウグストゥスに「ウァルスよ諸軍団を返せ([[w:la:Publius_Quinctilius_Varus|Quintili Vare]], legiones redde!)」と嘆かせた。]] <br> <div style="background:#ecf;">  '''スエービー族とカッティー族'''</div> :『ガリア戦記』では、第1巻・第4巻および第6巻でたびたび[[w:スエビ族|スエービー族]]の名が言及される。タキトゥス<ref>『ゲルマーニア』タキトゥス著、泉井久之助訳注、岩波文庫の38章「スエービー」などを参照。</ref>など多くの史家が伝えるようにスエービー族 [[wikt:en:Suebi#Latin|Suēbī]] またはスエウィ族 Suēvī とは、単一の部族名ではなく、多くの独立した部族国家から構成される連合体の総称とされる。 :19世紀のローマ史家[[w:テオドール・モムゼン|テオドール・モムゼン]]によれば<ref>『モムゼン ローマの歴史Ⅳ』長谷川博隆訳、名古屋大学出版会、のp.201, p.224, p.232などを参照。</ref>、カエサルの時代のローマ人には 「スエービー」とは遊牧民を指す一般的な呼称で、カエサルがスエービーと呼ぶのはカッティー族だという。 :カッティー族とスエービー系諸部族の異同は明確ではないが、多くの史家は両者を区別して伝えている。 : 第1巻37節・51節・53節~54節、第4巻1節~4節・7節などで言及され、「百の郷を持つ」と されている「スエービー族」は、スエービー系諸部族の総称、あるいは遊牧系の部族を指すのであろう。 : 他方、第4巻16節・19節・第6巻9節~10節・29節で、ウビイー族を圧迫する存在として言及される :「スエービー族」はモムゼンの指摘のように、カッティー族 [[w:en:Chatti|Chatti]] であることが考えられる。 :タキトゥス著『ゲルマーニア』<ref>『ゲルマーニア』タキトゥス著、泉井久之助訳注、岩波文庫の36章「ケルスキー」などを参照。</ref>でも、カッティー族はケールスキー族と隣接する宿敵として描写され、本節の説明に合致する。 <div style="background:#ecf;">  '''ケールスキー族'''</div> :ケールスキー族は、『ガリア戦記』では[[#10節|本節]]でカッティー族と隣接する部族として名を挙げられる :のみである。しかしながら、本巻の年(BC53年)から61年後(AD9年)には、帝政ローマの :[[w:アウグストゥス|アウグストゥス帝]]がゲルマーニアに派遣していたプブリウス・クィンクティリウス・ウァルス :([[w:la:Publius_Quinctilius_Varus|Publius Quinctilius Varus]])が率いるローマ軍3個軍団に対して、名将[[w:アルミニウス (ゲルマン人)|アルミニウス]]を :指導者とするケールスキー族は、カッティー族ら諸部族の同盟軍を組織して、ウァルスの3個軍団を :[[w:トイトブルク森の戦い|トイトブルク森の戦い]]において壊滅させ、老帝アウグストゥスを嘆かせたという。 <div style="background:#ecf;">  '''ウビイー族'''</div> :ウビイー族は『ガリア戦記』の第4巻・第6巻でも説明されているように、ローマ人への忠節を :認められていた。そのため、タキトゥスによれば<ref>『ゲルマーニア』タキトゥス著、泉井久之助訳注、岩波文庫の28章などを参照。</ref>、ゲルマニアへのローマ人の守りとして :BC38年頃にレヌス(ライン川)左岸のコロニア([[w:la:Colonia_Agrippina|Colonia]];植民市)すなわち現在の[[w:ケルン|ケルン市]]に移された。) </div> ==ガッリア人の社会と風習について== <div style="border:solid #999 1px;background:#feedff;max-width:80%;padding:0.25em 1em;margin:0.5em auto;align:left;overflow:auto;text-align:justify;"> ===コラム「ガッリア・ゲルマーニアの地誌・民族誌について」=== [[画像:Testa di saggio o principe, forse il filosofo poseidonio, 50 ac. ca 01.JPG|thumb|right|200px|アパメアの[[w:ポセイドニオス|ポセイドニオス]]の胸像。地中海世界やガッリアなどを広く訪れて、膨大な著作を残した。<br>『ガリア戦記』の地誌・民族誌的な説明も、その多くを彼の著作に依拠していると考えられている。]] :これ以降、11節~20節の10節にわたってガッリアの地誌・民族誌的な説明が展開され、さらには、ゲルマーニアの地誌・民族誌的な説明などが21節~28節の8節にわたって続く。ガッリア戦争の背景説明となるこのような地誌・民族誌は、本来ならば第1巻の冒頭に置かれてもおかしくはない。しかしながら、この第6巻の年(BC53年)は、カエサル指揮下のローマ勢にとってはよほど書かれるべき戦果が上がらなかったためか、ガッリア北部の平定とエブロネス族の追討戦だけでは非常に短い巻となってしまうため、このような位置に置いたとも考えられる。ゲルマーニアの森にどんな獣が住んでいるかなど、本筋にほとんど影響のないと思われる記述も見られる。 :『ガリア戦記』におけるガッリアの地誌・民族誌的な説明、特にこの11節以降の部分は、文化史的に重要なものと見なされ、考古学やケルトの伝承などからも裏付けられる。しかし、これらの記述はカエサル自身が見聞したというよりも、むしろ先人の記述、とりわけBC2~1世紀のギリシア哲学ストア派の哲学者・地理学者・歴史学者であった[[w:ポセイドニオス|ポセイドニオス]]([[w:la:Posidonius Apameus|Posidonius Apameus]])の著作に依拠していたと考えられている<ref>『ケルト事典』ベルンハルト・マイヤー著、鶴岡真弓監修、創元社の「ポセイドニオス」「カエサル」の項を参照。</ref> <ref>『ケルト人』ヴァンセスラス・クルータ([[w:fr:Venceslas Kruta|Venceslas Kruta]])著、鶴岡真弓訳、白水社 のp.20-21を参照。</ref>。ポセイドニオスは、ローマが支配する地中海世界やガッリア地域などを広く旅行した。彼の52巻からなる膨大な歴史書は現存しないが、その第23巻にガッリアに関する詳細な記述があったとされ、[[w:シケリアのディオドロス|ディオドロス]]、[[w:ストラボン|ストラボン]]、[[w:アテナイオス|アテナイオス]]らによって引用され、同時代および近代のケルト人観に多大な影響を与えたと考えられている。 :現存するガッリアの地誌・民族誌は、ストラボン<ref>『ギリシア・ローマ世界地誌Ⅰ』ストラボン著、飯尾都人訳、龍溪書舎を参照。</ref>、ディオドロス<ref>『神代地誌』ディオドロス著、飯尾都人訳、龍溪書舎を参照。</ref>、ポンポニウス・メラ<ref>『世界地理』ポンポニウス・メラ著、飯尾都人訳(上掲『神代地誌』に所収)</ref>のものなどがある。現存するゲルマーニアの地誌・民族誌は、ストラボン、タキトゥス<ref>『ゲルマーニア』タキトゥス著、泉井久之助訳注、岩波文庫などを参照。</ref>、ポンポニウス・メラなどのものがある。 </div> ===11節=== '''ガッリア人の派閥性''' *① Quoniam ad hunc locum perventum est, **この地(ゲルマーニア)にまで到達したので、 *non alienum esse videtur de Galliae Germaniaeque moribus et, quo differant hae nationes inter sese proponere. **[[w:ガリア|ガッリア]]と[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]の風習について、これらの種族が互いにどのように異なるか述べることは不適切でないと思われる。 *② In Gallia non solum in omnibus civitatibus atque in omnibus <u>[[wikt:en:pagus#Latin|pagis]]</u> partibusque, **ガッリアにおいては、すべての部族において、さらにすべての<u>郷</u>や地方においてのみならず、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:''pagus'' (郷) はここでは、部族の領土の農村区画を指す行政用語<ref name="pagus">''[[w:en:Pagus]]'' 等を参照。</ref>。)</span> *sed paene etiam in singulis domibus factiones sunt, **ほとんどの個々の氏族においてさえも、派閥があり、 *earumque factionum principes sunt, **それらの派閥には、領袖がいる。 *③ qui summam auctoritatem eorum iudicio habere existimantur, **その者(領袖)らは、彼ら(派閥)の判断に対して、最高の影響力を持っていると考えられている。 *quorum ad arbitrium iudiciumque summa omnium rerum consiliorumque redeat. **すべての事柄と協議は結局のところ、その者(領袖)らの裁量や判断へ帰する。 *④ Idque eius rei causa antiquitus institutum videtur, **それは、それらの事柄のために昔から取り決められたものと見られ、 *ne quis ex plebe contra potentiorem auxilii egeret: **平民のある者が、より権力のある者に対して、援助を欠くことがないように、ということである。 *suos enim quisque opprimi et circumveniri non patitur, **すなわち(領袖たちの)誰も、身内の者たちが抑圧されたり欺かれたりすることを容認しない。 *neque, aliter si faciat, ullam inter suos habet auctoritatem. **もし(領袖が)そうでなくふるまったならば、身内の者たちの間で何ら影響力を持てない。 *⑤ Haec eadem ratio est in summa totius Galliae; **これと同じ理屈が、ガッリア全体の究極において存在する。 *namque omnes civitates in partes divisae sunt duas. **すなわち、すべての部族が二つの党派に分けられているのである。 ===12節=== '''ハエドゥイ族、セクァニ族、レミ族の覇権争い''' *① Cum Caesar in Galliam venit, **カエサルがガッリアに来たときに、 *alterius factionis principes erant Haedui, alterius Sequani. **(二つの)派閥の一方の盟主は[[w:ハエドゥイ族|ハエドゥイ族]]であり、他方は[[w:セクァニ族|セクァニ族]]であった。 **:(訳注:第1巻31節の記述によれば、ハエドゥイ族と[[w:アルウェルニ族|アルウェルニ族]]がそれぞれの盟主であった。 **:カエサルが本節でアルウェルニ族の名を伏せている理由は不明である。 **:また、[[w:ストラボン|ストラボン]]によれば<ref>ストラボン『ギリシア・ローマ世界地誌Ⅰ』(前掲、p.330)</ref>、ハエドゥイ族とセクァニ族の敵対関係においては、 **:両部族を隔てるアラル川の水利権(川舟の通行税)をめぐる争いが敵意を助長していたという。) *② Hi cum per se minus valerent, **後者(セクァニ族)は自力ではあまり優勢ではなかったので、 *quod summa auctoritas antiquitus erat in Haeduis **というのは、昔から最大の影響力はハエドゥイ族にあって、 *magnaeque eorum erant clientelae, **彼ら(ハエドゥイ族)には多くの庇護民があったからであるが、 *Germanos atque Ariovistum sibi adiunxerant **[[w:ゲルマニア|ゲルマニア]]人と[[w:アリオウィストゥス|アリオウィストゥス]]を自分たちに会盟させ、 *eosque ad se magnis iacturis pollicitationibusque perduxerant. **多くの負担と約束で 彼らを自分たちのところに引き入れた。 *③ Proeliis vero compluribus factis secundis **実にいくつもの戦闘を順調に行なって、 *atque omni nobilitate Haeduorum interfecta **ハエドゥイ族のすべての高貴な者たちを殺害して、 *tantum potentia antecesserant, **かなりの勢力で抜きん出たので、 *④ ut magnam partem clientium ab Haeduis ad se traducerent **結果として、ハエドゥイ族から庇護民の大部分を自分たちへ味方に付けて、 *obsidesque ab iis principum filios acciperent **彼らから領袖の息子たちを人質として受け取り、 *et publice iurare cogerent nihil se contra Sequanos consilii inituros, **自分たち(ハエドゥイ族)がセクァニ族に対して何ら謀計を始めるつもりではない、と公に誓うことを強いて、 *et partem finitimi agri per vim occupatam possiderent **近隣の土地の一部を力ずくで占領して所有地とした。 *Galliaeque totius principatum obtinerent. **ガッリア全体の指導権を手に入れた。 *⑤ Qua necessitate adductus **それにより、やむを得ずに動かされて、 *Diviciacus auxilii petendi causa Romam ad senatum profectus infecta re redierat. **[[w:ディウィキアクス|ディウィキアクス]]は支援を求めるために[[w:ローマ|ローマ市]]に元老院のところへ赴いたが、事を成就せずに帰った。 *⑥ Adventu Caesaris facta commutatione rerum, **カエサルの到来で事態の変化がなされて、 *obsidibus Haeduis redditis, **ハエドゥイ族の人質たちは戻されて、 *veteribus clientelis restitutis, **昔からの庇護民が復帰して、 *novis per Caesarem comparatis, **カエサルを通じて新参者たちを仲間にした。 *quod ii qui se ad eorum amicitiam adgregaverant, **というのは、彼ら(ハエドゥイ族)の友好のもとに仲間となっていた者たちが、 *⑦ meliore condicione atque aequiore imperio se uti videbant, **(セクァニ族)より良い条件とより公平な支配を享受しているように見えて、 *reliquis rebus eorum gratia dignitateque amplificata **ほかの事柄においても彼ら(ハエドゥイ族)の信望と品格がより増されて、 *Sequani principatum dimiserant. **セクァニ族は指導権を放棄したのだ。 *In eorum locum Remi successerant: **彼ら(セクァニ族)の地位において、[[w:レミ族|レミ族]]が取って代わった。 *quos quod adaequare apud Caesarem gratia intellegebatur, **その者ら(レミ族)はカエサルのもとで信望において(ハエドゥイ族と)同等であると認識されたので、 *ii qui propter veteres inimicitias nullo modo cum Haeduis coniungi poterant, **昔からの敵対関係のためにハエドゥイ族とどのようなやり方でも結ぶことができなかった者たちは、 *se Remis in clientelam dicabant. **レミ族との庇護関係に自らを委ねたのだ。 *⑧ Hos illi diligenter tuebantur; **この者ら(レミ族)はあの者ら(庇護民)を誠実に保護して、 *ita et novam et repente collectam auctoritatem tenebant. **このようにして、最近に得られた新しい影響力を保持した。 *⑨ Eo tum statu res erat, ut longe principes haberentur Haedui, **当時、ハエドゥイ族の位置付けは、まったく盟主と見なされるような状態であって、 *secundum locum dignitatis Remi obtinerent. **レミ族の品格は第二の地位を占めたのだ。 ===13節=== '''ガッリア人の社会階級、平民およびドルイドについて(1)''' *① In omni Gallia eorum hominum, qui aliquo sunt numero atque honore, genera sunt duo. **全ガッリアにおいて、何らかの地位や顕職にある人々の階級は二つである。 '''平民について''' *Nam plebes paene servorum habetur loco, **これに対して、平民はほとんど奴隷の地位として扱われており、 *quae nihil audet per se, nullo adhibetur consilio. **自分たちを通じては何らあえてすることはないし、誰も相談をされることもない。 *② Plerique, cum aut aere alieno aut magnitudine tributorum aut iniuria potentiorum premuntur, **多くの者は、あるいは負債、あるいは貢納の多さ、あるいはより権力のある者に抑圧されているので、 *sese in servitutem dicant. **自らを奴隷身分に差し出している。 *Nobilibus in hos eadem omnia sunt iura, quae dominis in servos. **高貴な者たちには彼ら(平民)において、奴隷において主人にあるのと同様なすべての権利がある。 '''ドルイドについて''' *③ Sed de his duobus generibus alterum est druidum, alterum equitum. **ともかく、これら二つの階級について、一方は[[w:ドルイド|ドルイド]](神官)であり、他方は[[w:騎士|騎士]]である。 *④ Illi rebus divinis intersunt, sacrificia publica ac privata procurant, religiones interpretantur: **前者(ドルイド)は神事に介在し、公・私の<ruby><rb>[[w:供犠|供犠]]</rb><rp>(</rp><rt>くぎ</rt><rp>)</rp></ruby>を司り、信仰のことを講釈する。 **:(訳注:供犠とは、人や獣を生け贄として神前に捧げることである。<ruby><rb>[[w:人身御供|人身御供]]</rb><rp>(</rp><rt>ひとみごくう</rt><rp>)</rp></ruby>とも。) [[画像:Two_Druids.PNG|thumb|right|200px|二人のドルイド。フランスの[[w:オータン|オータン]]、すなわちガッリア中部のビブラクテ辺りで発見された[[w:レリーフ|レリーフ]]。]] *ad hos magnus adulescentium numerus disciplinae causa concurrit, **この者ら(ドルイド)のもとへ、若者の多数が教えのために群り集まり、 *magnoque hi sunt apud eos honore. **この者ら(ドルイド)は、彼ら(ガッリア人)のもとで大いなる地位にある。 *⑤ Nam fere de omnibus controversiis publicis privatisque constituunt, **なぜなら(ドルイドは)ほとんどすべての公・私の訴訟ごとに判決をするのである。 *et, si quod est admissum facinus, si caedes facta, **もし何らかの罪悪が犯されれば、もし殺害がなされれば、 *si de hereditate, de finibus controversia est, **もし、遺産について、地所について、訴訟ごとがあれば、 *idem decernunt, praemia poenasque constituunt; **同じ人たち(ドルイド)が裁決し、補償や懲罰を判決するのである。 *⑥ si qui aut privatus aut populus eorum decreto non stetit, sacrificiis interdicunt. **もし何らかの個人あるいは集団が彼ら(ドルイド)の裁決を遵守しなければ、(その者らに)供犠を禁じる。 *Haec poena apud eos est gravissima. **これは、彼ら(ガッリア人)のもとでは、非常に重い懲罰である。 *⑦ Quibus ita est interdictum, **このように(供犠を)禁じられた者たちは、 *hi numero impiorum ac sceleratorum habentur, **彼らは、不信心で不浄な輩と見なされて、 *his omnes decedunt, aditum sermonemque defugiunt, **皆が彼らを忌避して、近づくことや会話を避ける。 *ne quid ex contagione incommodi accipiant, **(彼らとの)接触から、何らかの災厄を負うことがないようにである。 *neque his petentibus ius redditur **彼らが請願しても(元通りの)権利は戻されないし、 *neque honos ullus communicatur. **いかなる地位(に就くこと)も許されない。 *⑧ His autem omnibus druidibus praeest unus, **ところで、これらすべてのドルイドを一人が指導しており、 *qui summam inter eos habet auctoritatem. **その者は彼ら(ドルイドたち)の間に最高の影響力を持っている。 *⑨ Hoc mortuo **この者が死んだならば、 *aut, si qui ex reliquis excellit dignitate, succedit, **あるいは、もし残りの者たちの中から品格に秀でた者がおれば、継承して、 *aut, si sunt plures pares, suffragio druidum {adlegitur}<ref>adlegitur はβ系写本の記述で、α系写本にはない。</ref>; **あるいは、もしより多くの者たちが同等であれば、ドルイドの投票で{選ばれる}。 *nonnumquam etiam armis de principatu contendunt. **ときどきは、武力でさえも首座を争うことがある。 *⑩ Hi certo anni tempore **彼ら(ドルイド)は年間の定められた時期に *in finibus Carnutum, quae regio totius Galliae media habetur, considunt in loco consecrato. **ガッリア全体の中心地方と見なされている[[w:カルヌテス族|カルヌテス族]]の領土において、[[w:聖地|聖地]]に集合する。 **:(訳注:これはカエサルが支配する「ガッリア全体」の話で、他の地方には別の中心地があったようである。) *Huc omnes undique, qui controversias habent, conveniunt **ここへ、至る所から訴訟などを持つあらゆる者たちが集まって、 *eorumque decretis iudiciisque parent. **彼ら(ドルイド)の裁決や判断に服従する。 *⑪ Disciplina in Britannia reperta atque inde in Galliam translata esse existimatur, **(ドルイドの)教えは[[w:ブリタンニア|ブリタンニア]]で見出され、そこからガッリアにもたらされたと考えられている。 **:(訳注:これに対して、[[w:シケリアのディオドロス|ディオドロス]]は、ガッリア人の信仰は[[w:ピュタゴラス教団|ピュタゴラスの教説]]であると伝えている<ref>ディオドロス『神代地誌』(前掲、p.408)</ref>。 **:[[w:ストラボン|ストラボン]]によれば、これは東方のゲタエ人([[w:en:Getae|Getae]];[[w:トラキア|トラキア]]系ないし[[w:ダキア|ダキア]]系)を通じて取り入れたものだという<ref>ストラボン『ギリシア・ローマ世界地誌Ⅰ』(前掲、第7巻 第3章 第5節)</ref>。) *⑫ et nunc, qui diligentius eam rem cognoscere volunt, **今でも、その事柄をより入念に探究することを欲する者たちは、 *plerumque illo discendi causa proficiscuntur. **たいてい、かの地に研究するために旅立つ。 ===14節=== '''ドルイドについて(2)''' *① Druides a bello abesse consuerunt **[[w:ドルイド|ドルイド]]たちは、戦争に関与しない習慣であり、 *neque tributa una cum reliquis pendunt; **ほかの者と一緒に貢納(租税)を支払うこともない。 *militiae vacationem omniumque rerum habent immunitatem. **[[w:徴兵制度|兵役]]の免除や、すべての事柄において免除特権を持っているのである。 [[画像:Druids,_in_the_early_morning_glow_of_the_sun.jpg|thumb|right|200px|現代イギリスのドルイド教復興主義者たち]] *② Tantis excitati praemiis **このような特典に駆り立てられて *et sua sponte multi in disciplinam conveniunt **自らの意思で多くの者が教え(の場)に集まっても来るし、 *et a parentibus propinquisque mittuntur. **親たちや縁者たちによって送られても来る。 *③ Magnum ibi numerum versuum ediscere dicuntur. **(彼らは)そこで詩句の多数を習得すると言われている。 *Itaque annos nonnulli vicenos in disciplina permanent. **こうして、少なからぬ者たちが、20年にもわたって教え(の場)に残留する。 [[画像:Dédicace_de_Segomaros_(inscription gallo-grecque).png|thumb|right|200px|ギリシア文字で刻まれたガッリアの碑文]] *Neque fas esse existimant ea litteris mandare, **それら(の詩句)を文字で刻み込むことは、神意に背くと考えている。 *cum in reliquis fere rebus, publicis privatisque rationibus, Graecis litteris utantur. **もっとも、ほかの事柄においては、公・私の用件に[[w:ギリシア文字|ギリシア文字]]を用いる。 *④ Id mihi duabus de causis instituisse videntur, **それは、私(カエサル)には、二つの理由で(ドルイドが)定めたことと思われる。 **:(訳注:これは、カエサルが自らを一人称で示している珍しい個所である。) *quod neque in vulgum disciplinam efferri velint **というのは、教えが一般大衆にもたらされることは欲していないし、 *neque eos, qui discunt, litteris confisos minus memoriae studere: **(教えを)学ぶ者が、文字を頼りにして、あまり暗記することに努めなくならないようにである。 [[画像:Dying_gaul.jpg|thumb|right|200px|『[[w:瀕死のガリア人|瀕死のガリア人]]』([[w:en:Dying_Gaul|Dying Gaul]])像(ローマ市の[[w:カピトリーノ美術館|カピトリーノ美術館]])]] *quod fere plerisque accidit, ut **というのも、ほとんど多くの場合に起こることには、 *praesidio litterarum diligentiam in perdiscendo ac memoriam remittant. **文字の助けによって、入念に猛勉強することや暗記することを放棄してしまうのである。 *⑤ In primis hoc volunt persuadere, **とりわけ、彼ら(ドルイド)が説くことを欲しているのは、 *non interire animas, sed ab aliis post mortem transire ad alios, **霊魂は滅びることがないのみならず、死後にある者から別のある者へ乗り移るということである。 **:(訳注:ガッリア人の[[w:輪廻転生|転生信仰]]は、[[w:ピュタゴラス教団|ピュタゴラスの教説]]であると、[[w:シケリアのディオドロス|ディオドロス]]が伝えている<ref>ディオドロス『神代地誌』(前掲、p.408)</ref>。) *atque hoc maxime ad virtutem excitari putant metu mortis neglecto. **これによって(ガッリア人は)死の恐怖に無頓着になって最も武勇へ駆り立てられると(ドルイドは)思っている。 [[画像:Universum.jpg|thumb|right|200px|古代以来の伝統的な世界観における天空と平らな大地。カルデアやギリシアを除けば、丸い地球という観念は知られていなかった。]] *Multa praeterea de sideribus atque eorum motu, **さらに多く、星々とその動きについて、 *de mundi ac terrarum magnitudine, de rerum natura, **天空と大地の大きさについて、物事の本質について、 *de deorum immortalium vi ac potestate **不死の神々の力と支配について、 *disputant et iuventuti tradunt. **研究して、青年たちに教示するのである。 <br> <br> *('''訳注:ドルイドについて''' :ケルト社会の神官・祭司・僧などとされるドルイドについては、おそらくは[[w:ポセイドニオス|ポセイドニオス]]、そしてカエサル、 :および[[w:シケリアのディオドロス|ディオドロス]]<ref>ディオドロス『神代地誌』(前掲、p.410-p.411)</ref>、[[w:ストラボン|ストラボン]]<ref>ストラボン『ギリシア・ローマ世界地誌Ⅰ』(前掲、p.341-p.342)</ref>、ポンポニウス・メラ<ref>ポンポニウス・メラ『世界地理』(前掲、p.549)</ref>などのギリシア人・ローマ人の著述家たちがそれぞれ :書き残しているために同時代や現代に知られている。しかし、本節にもあるように、その秘密主義からか、 :古代ギリシア・ローマの著作にあるほかには、その詳細については不明である。) ===15節=== [[画像:BIATEC_pri_NBS_1.jpg|thumb|right|200px|ケルト系の王ビアテック([[w:en:Biatec|Biatec]])の騎馬像([[w:スロバキア国立銀行|スロバキア国立銀行]])。彼はBC1世紀のケルトの硬貨に刻まれた人物で、現代[[w:スロバキア・コルナ|スロバキアの5コルナ]]硬貨にも刻まれている。]] [[画像:Bige_Musée_de_Laon_050208.jpg|thumb|right|200px|二頭立て二輪馬車([[w:チャリオット|戦車]])に乗るガリア人像(仏・ラン博物館)]] '''ガッリア人の騎士階級について''' *① Alterum genus est equitum. **(ドルイドと並ぶ)もう一つの階級は、[[w:騎士|騎士]]である。 *Hi, cum est usus atque aliquod bellum incidit **彼らは、必要とされ、かつ何らかの戦争が勃発したときには、 *─ quod fere ante Caesaris adventum quotannis accidere solebat, **─ それ(戦争)はカエサルの到来以前にはほとんど毎年のように起こるのが常であり、 *uti aut ipsi iniurias inferrent aut inlatas propulsarent ─, **自身が侵犯行為を引き起こすためか、あるいは引き起こされて撃退するためであったが、─ *omnes in bello versantur, **総勢が戦争に従事した。 *② atque eorum ut quisque est genere copiisque amplissimus, **さらに彼らは、高貴な生まれで財産が非常に大きければ大きいほど、 **:(訳注:ut quisque ~ ita;おのおのが~であればあるほどますます) *ita plurimos circum se ambactos clientesque habet. **自らの周囲に非常に多くの臣下や庇護民たちを侍らせる。 *Hanc unam gratiam potentiamque noverunt. **(騎士たちは)これが信望や権勢(を示すこと)の一つであると認識しているのである。 ===16節=== '''ガッリア人の信仰と生け贄、ウィッカーマン''' *① Natio est omnis Gallorum admodum dedita religionibus, **ガッリア人のすべての部族民は、まったく信仰行為に身を捧げている。 *② atque ob eam causam, **その理由のために、 *qui sunt adfecti gravioribus morbis **非常に重い病気を患った者たち *quique in proeliis periculisque versantur, **および戦闘において危険に苦しめられる者たちは、 *aut pro victimis homines immolant **あるいは<ruby><rb>[[w:生贄|生け贄]]</rb><rp>(</rp><rt>いけにえ</rt><rp>)</rp></ruby>の獣(犠牲獣)の代わりに人間を供えたり、 *aut se immolaturos vovent, **あるいは自らを犠牲にするつもりであると誓願し、 *administrisque ad ea sacrificia druidibus utuntur, **その<ruby><rb>[[w:供犠|供犠]]</rb><rp>(</rp><rt>くぎ</rt><rp>)</rp></ruby>を執り行う者として[[w:ドルイド|ドルイド]]を利用するのである。 *③ quod, pro vita hominis nisi hominis vita reddatur, **というのは(一人の)人間の生命のためには、(もう一人の)人間の生命が償われない限り、 *non posse deorum immortalium numen placari arbitrantur, **不死の神々の<ruby><rb>御霊</rb><rp>(</rp><rt>みたま</rt><rp>)</rp></ruby>がなだめられることができないと思われているからである。 *publiceque eiusdem generis habent instituta sacrificia. **同じような類いの供儀が公けに定められているのである。 [[画像:WickerManIllustration.jpg|thumb|right|310px|柳の枝で編んだ巨人[[w:ウィッカーマン|ウィッカーマン]]([[w:en:Wicker_Man|Wicker Man]])の想像画(18世紀)。この特異な風習は、近代になって人々の興味をかき立て、いくつもの想像画が描かれた<ref>例えば『ケルト人─蘇るヨーロッパ<幻の民>』C.エリュエール著、鶴岡真弓監修、創元社、p.130の挿絵などを参照。</ref>。1973年にはイギリスで映画化され<ref>“[[w:en:The Wicker Man (1973 film)|The Wicker Man]]”はウィッカーマンを題材にした1973年のイギリスのカルト映画作品。</ref>、2006年にはアメリカなどでも映画化された<ref>“[[w:en:The Wicker Man (2006 film)|The Wicker Man]]”は上記作品をリメイクした2006年のアメリカ・カナダ・ドイツの映画作品。</ref>。]] [[画像:Burning_wicker_man_by_Bruce_McAdam.jpg|thumb|right|100px|スコットランドの野外博物館で燃やされるウィッカーマン(2008年)]] '''ウィッカーマン''' *④ Alii immani magnitudine simulacra habent, **ある者たちは、恐ろしく大規模な像を持って、 *quorum contexta viminibus membra vivis hominibus complent; **その柳の枝で編み込まれた肢体を人間たちで満杯にして、 *quibus succensis **それらを燃やして、 *circumventi flamma exanimantur homines. **人々は炎に取り巻かれて息絶えさせられるのである。 *⑤ Supplicia eorum qui in furto aut in latrocinio **窃盗あるいは追い剥ぎに関わった者たちを処刑することにより、 *aut aliqua noxia sint comprehensi, **あるいは何らかの罪状により捕らわれた者たち(の処刑)により、 *gratiora dis immortalibus esse arbitrantur; **不死の神々に感謝されると思っている。 *sed, cum eius generis copia defecit, **しかしながら、その類いの量が欠けたときには、 *etiam ad innocentium supplicia descendunt. **潔白な者たちさえも犠牲にすることに頼るのである。 <br><br> :('''訳注''':このような'''[[w:ウィッカーマン|ウィッカーマン]]'''の供犠については[[w:ストラボン|ストラボン]]も伝えており<ref>ストラボン『ギリシア・ローマ世界地誌Ⅰ』(前掲、p.343)</ref>、 :[[w:人身御供|人身御供]]の種類の一つとして、干し草やたきぎで巨像を作り、その中へあらゆる :家畜・野生動物や人間たちを投げ込んで丸焼きにする習慣があったという。 : また、[[w:シケリアのディオドロス|ディオドロス]]<ref>ディオドロス『神代地誌』(前掲、p.410~p.411)</ref>やストラボンによれば、ドルイドはむしろ'''[[w:予言|予言者]]・[[w:占い|占い師]]''' :であるという。ドルイドが重要な問題について占うときには、供犠される人間の :腹または背中を剣などで刺して、犠牲者の倒れ方、肢体のけいれん、出血の様子 :などを観察して、将来の出来事を占うのだという。) ===17節=== '''ガッリアの神々(ローマ風解釈)''' *① Deum maxime [[w:la:Mercurius_(deus)|Mercurium]] colunt. **(ガッリア人は)神々のうちでとりわけ[[w:メルクリウス|メルクリウス]]を崇拝する。 **:(訳注:メルクリウスは[[w:ローマ神話|ローマ神話]]の神名であり、本節の神名はすべてローマ風解釈である。) *Huius sunt plurima simulacra: **彼の偶像が最も多い。 *hunc omnium inventorem artium ferunt, **(ガッリア人は)彼をすべての技芸の発明者であると言い伝えており、 *hunc viarum atque itinerum ducem, **彼を道および旅の案内者として、 *hunc ad quaestus pecuniae mercaturasque habere vim maximam arbitrantur. **彼が金銭の利得や商取引で絶大な力を持つと思われている。 [[画像:Taranis_Jupiter_with_wheel_and_thunderbolt_Le_Chatelet_Gourzon_Haute_Marne.jpg|thumb|right|200px|ガッリアの雷神タラニス([[w:en:Taranis|Taranis]])の神像([[w:en:National_Archaeological_Museum_(France)|フランス国立考古学博物館]])。雷を司ることからローマ神話のユピテルと同一視された。左手に車輪、右手に稲妻を持っている。]] [[画像:God_of_Etang_sur_Arroux_possible_depiction_of_Cernunnos.jpg|thumb|right|200px|ガッリアの神ケルヌンノス([[w:en:Cernunnos|Cernunnos]])の神像(フランス国立考古学博物館)。]] *Post hunc [[w:la:Apollo|Apollinem]] et [[w:la:Minerva|Martem]] et [[w:la:Iuppiter|Iovem]] et [[w:la:Mars_(deus)|Minervam]]. **彼に続いて、[[w:アポローン|アポロ]]と[[w:マルス (ローマ神話)|マルス]]と[[w:ユーピテル|ユピテル]]と[[w:ミネルウァ|ミネルウァ]]を(ガッリア人は崇拝する)。 *② De his eandem fere, quam reliquae gentes, habent opinionem: **これら(の神々)について、ほかの種族とほぼ同じ見解を持っている。 *Apollinem morbos depellere, **アポロは病気を追い払い、 *Minervam operum atque artificiorum initia tradere, **ミネルウァは工芸や技術の初歩を教示し、 *Iovem imperium caelestium tenere, **ユピテルは天界の統治を司り、 *Martem bella regere. **マルスは戦争を支配する。 *③ Huic, cum proelio dimicare constituerunt, **彼(マルス)には、(ガッリア人が)戦闘で干戈を交えることを決心したときに、 *ea quae bello ceperint, plerumque devovent: **戦争で捕獲したものを、たいていは奉納するものである。 *cum superaverunt, animalia capta immolant **(戦闘で)打ち勝ったときには、捕獲された獣を生け贄に供えて、 *reliquasque res in unum locum conferunt. **残りの物を1か所に運び集める。 *④ Multis in civitatibus harum rerum ex(s)tructos tumulos locis consecratis conspicari licet; **多くの部族において、これらの物が積み上げられた塚を、神聖な地で見ることができる。 *⑤ neque saepe accidit, ut neglecta quispiam religione **何らかの者が信仰を軽視するようなことが、しばしば起こることはない。 *aut capta apud se occultare aut posita tollere auderet, **捕獲されたものを自分のもとに隠すこと、あるいは(塚に)置かれたものをあえて運び去ることは。 *gravissimumque ei rei supplicium cum cruciatu constitutum est. **そんな事には、拷問を伴う最も重い刑罰が決められている。 **:(訳注:最も重い刑罰とは、処刑であると思われる。) <br> :(訳注:'''ローマ風解釈について''' :ガッリアなどケルト文化の社会においては、非常に多くの神々が信仰されており、 :ケルト語による多くの神名が知られており、考古学的にも多くの神像が遺されている。 :しかしながら、これらの神々がどのような性格や権能を持っていたのか、詳しくは判っていない。 :ローマ人は、数多くのケルトの神々をローマ神話の神々の型に当てはめて解釈した。 :[[w:タキトゥス|タキトゥス]]はこれを「[[w:ローマ風解釈|ローマ風解釈]]」[[w:en:Interpretatio_Romana#Roman_version|Interpretatio Romana]] <ref>タキトゥス『ゲルマーニア』43章([[s:la:De_origine_et_situ_Germanorum_(Germania)#XLIII|ラテン語原文]])を参照。</ref>と呼んでいる<ref>『ケルト事典』(前掲)「ローマ風解釈」の項を参照。</ref>。) ===18節=== [[画像:Gaul_god_Sucellus.jpg|thumb|right|200px|ガッリアの神スケッルス([[w:en:Sucellus|Sucellus]])の神像。[[w:冥界|冥界]]の神とされ、ディス・パテルと同一視されたと考えられている。]] '''ガッリア人の時間や子供についての観念''' *① Galli se omnes ab Dite patre prognatos praedicant **ガッリア人は、自分たちは皆、ディス・パテルの末裔であると公言しており、 **:(訳注:ディス・パテル [[w:en:Dis_Pater|Dis Pater]] も前節と同様にローマ神話の神名である。) *idque ab druidibus proditum dicunt. **それは[[w:ドルイド|ドルイド]]たちにより伝えられたと言う。 ;時間の観念 *② Ob eam causam spatia omnis temporis non numero dierum, sed noctium finiunt; **その理由のために、すべての[[w:時間|時間]]の間隔を、[[w:昼|昼間]]の数ではなく、[[w:夜|夜間]](の数)で区切る。 *dies natales et mensum et annorum initia sic observant, ut noctem dies subsequatur. **誕生日も、月や年の初めも、夜間に昼間が続くように注意を払っている。 ;子供についての観念 *③ In reliquis vitae institutis hoc fere ab reliquis differunt, **人生のほかの風習において、以下の点でほかの者たち(種族)からほぼ異なっている。 *quod suos liberos, nisi cum adoleverunt, ut munus militiae sustinere possint, **自分の子供たちが、[[w:徴兵制度|兵役の義務]]を果たすことができるように成長したときでない限り、 *palam ad se adire non patiuntur **公然と自分のところへ近づくことは許されないし、 *filiumque puerili aetate in publico in conspectu patris adsistere turpe ducunt. **少年期の息子が公けに父親の見ているところでそばに立つことは恥ずべきと見なしている。 ===19節=== '''ガッリア人の婚姻と財産・葬儀の制度''' *① Viri, quantas pecunias ab uxoribus dotis nomine acceperunt, **夫は、妻から[[w:持参金|持参金]]の名目で受け取った金銭の分だけ、 *tantas ex suis bonis aestimatione facta cum dotibus communicant. **自分の財産のうちから見積もられた分を、持参金とともに一つにする。 *② Huius omnis pecuniae coniunctim ratio habetur fructusque servantur: **これらのすべての金銭は共同に算定が行なわれて、[[w:利子|利子]]が貯蓄される。 *uter eorum vita superarit, **彼ら2人のいずれかが、人生において生き残ったら、 *ad eum pars utriusque cum fructibus superiorum temporum pervenit. **双方の分がかつての期間の利子とともに(生き残った)その者(の所有)に帰する。 [[画像:Hallstatt_culture_ramsauer.jpg|thumb|right|200px|[[w:ハルシュタット文化|ハルシュタット文化]]の[[w:墳丘墓|墳丘墓]]から発掘された遺骸と[[w:副葬品|副葬品]](19世紀の模写)。ガッリアなどではハルシュタット文化後期から[[w:土葬|土葬]]が普及したが、[[w:ラ・テーヌ文化|ラ・テーヌ文化]]中期から再び[[w:火葬|火葬]]が主流になったと考えられている。]] *③ Viri in uxores, sicuti in liberos, vitae necisque habent potestatem; **夫は、妻において、子供におけるのと同様に、生かすも殺すも勝手である。 *et cum pater familiae inllustriore loco natus decessit, eius propinqui conveniunt **上流身分に生まれた家族の父親が死去したとき、彼の近縁の者たちが集まって、 *et de morte, si res in suspicionem venit, de uxoribus in servilem modum quaestionem habent, **死について、もし疑念が出来したならば、妻について、[[w:奴隷|奴隷]]におけるようなやり方で審問して、 *et si compertum est, igni atque omnibus tormentis excruciatas interficiunt. **もし(疑念が)確認されたならば、火やあらゆる責め道具によって[[w:拷問|拷問]]にかけて誅殺する。 *④ Funera sunt pro cultu Gallorum magnifica et sumptuosa; **[[w:葬儀|葬儀]]は、ガッリア人の生活習慣の割には派手でぜいたくなものである。 *omniaque quae vivis cordi fuisse arbitrantur in ignem inferunt, etiam animalia, **生前に大切であったと思われるもの一切合財を、獣でさえも、火の中に投げ入れる。 *ac paulo supra hanc memoriam servi et clientes, quos ab his dilectos esse constabat, **さらに、より以前のこの記憶では、彼ら(亡者)により寵愛されていたことが知られていた奴隷や庇護民をも、 *iustis funeribus confectis una cremabantur. **慣習による葬儀が成し遂げられたら、一緒に火葬されていたのである。 ===20節=== '''ガッリア部族国家の情報統制''' *① Quae civitates commodius suam rem publicam administrare existimantur, **より適切に自分たちの公儀(=国家体制)を治めると考えられているような部族は、 *habent legibus sanctum, **(以下のように)定められた法度を持つ。 *si quis quid de re publica a finitimis rumore aut fama acceperit, **もし、ある者が公儀に関して近隣の者たちから何らかの噂や風聞を受け取ったならば、 *uti ad magistratum deferat neve cum quo alio communicet, **官吏に報告して、他の者と伝え合ってはならないと。 *② quod saepe homines temerarios atque imperitos falsis rumoribus terreri **というのは、無分別で無知な人間たちはしばしば虚偽の噂に恐れて、 *et ad facinus impelli et de summis rebus consilium capere cognitum est. **罪業に駆り立てられ、重大な事態についての考えを企てると認識されているからである。 *③ Magistratus quae visa sunt occultant, **官吏は、(隠すことが)良いと思われることを隠して、 *quaeque esse ex usu iudicaverunt, multitudini produnt. **有益と判断していたことを、民衆に明らかにする。 *De re publica nisi per concilium loqui non conceditur. **公儀について、集会を通じてでない限り、語ることは認められていない。 ==ゲルマーニアの風習と自然について== ===21節=== '''ゲルマーニア人の信仰と性''' *① Germani multum ab hac consuetudine differunt. **[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人はこれに対し、風習が大いに異なっている。 *Nam neque druides habent, qui rebus divinis praesint, neque sacrificiis student. **すなわち、神事を司る[[w:ドルイド|ドルイド]]も持たないし、供犠に熱心でもない。 *② Deorum numero **神々に数えるものとして、 *eos solos ducunt, quos cernunt et quorum aperte opibus iuvantur, Solem et Vulcanum et Lunam, **(彼らが)見分けるものや明らかにその力で助けられるもの、[[w:太陽|太陽]]と[[w:ウォルカヌス|ウォルカヌス]](火の神)と[[w:月|月]]だけを信仰して、 *reliquos ne fama quidem acceperunt. **ほかのものは風聞によってさえも受け入れていない。 **:(訳注:これに対して、[[w:タキトゥス|タキトゥス]]は、ゲルマーニア人はメルクリウスやマルスなどを信仰すると伝えている<ref>タキトゥス『ゲルマーニア』2章・9章を参照</ref>。) *③ Vita omnis in venationibus atque in studiis rei militaris consistit: **すべての人生は、[[w:狩猟|狩猟]]に、および[[w:軍事|軍事]]への執心に依拠しており、 *ab parvulis labori ac duritiae student. **幼時より労役や負担に努める。 *④ Qui diutissime impuberes permanserunt, maximam inter suos ferunt laudem: **最も長く純潔に留まった者は、自分たちの間で最大の賞賛を得る。 *hoc ali staturam, ali vires nervosque confirmari putant. **これによって、ある者には背の高さが、ある者には力と筋肉が強化されると、思っている。 *⑤ Intra annum vero vicesimum feminae notitiam habuisse in turpissimis habent rebus; **20歳にならない内に女を知ってしまうことは、とても恥ずべきことであると見なしている。 *cuius rei nulla est occultatio, **その(性の)事を何ら隠すことはない。 *quod et promiscue in fluminibus perluuntur **というのは、川の中で(男女が)混じって入浴しても、 *et pellibus aut parvis renonum tegimentis utuntur, magna corporis parte nuda. **なめし皮や、小さな毛皮の覆いを用いるが、体の大部分は裸なのである。 ===22節=== '''ゲルマーニア人の土地制度''' *① Agri culturae non student, **(ゲルマーニア人は)[[w:農耕|土地を耕すこと]]に熱心ではなく、 *maiorque pars eorum victus in lacte, caseo, carne consistit. **彼らの大部分は、生活の糧が[[w:乳|乳]]、[[w:チーズ|チーズ]]、[[w:肉|肉]]で成り立っている。 *② Neque quisquam agri modum certum aut fines habet proprios; **何者も、土地を確定した境界で、しかも持続的な領地として、持ってはいない。 *sed magistratus ac principes in annos singulos **けれども、官吏や領袖たちは、各年ごとに、 *gentibus cognationibusque hominum, quique una coierunt, **一緒に集住していた種族や血縁の人々に、 *quantum et quo loco visum est agri adtribuunt **適切と思われる土地の規模と場所を割り当てて、 *atque anno post alio transire cogunt. **翌年には他(の土地)へ移ることを強いるのである。 **:(訳注:[[ガリア戦記 第4巻#1節|第4巻1節]]には、スエービー族の説明として同様の記述がある。) *③ Eius rei multas adferunt causas: **(官吏たちは)その事の多くの理由を説明する。 *ne adsidua consuetudine capti studium belli gerendi agricultura commutent; **(部族民が)[[w:居住|定住]]する習慣にとらわれて、戦争遂行の熱意を土地を耕すことに変えてしまわないように。 *ne latos fines parare studeant, potentioresque humiliores possessionibus expellant; **広大な領地を獲得することに熱心になって、有力者たちが弱者たちを地所から追い出さないように。 *ne accuratius ad frigora atque aestus vitandos aedificent; **寒さや暑さを避けるために(住居を)非常な入念さで建築することがないように。 *ne qua oriatur pecuniae cupiditas, qua ex re factiones dissensionesque nascuntur; **金銭への欲望が増して、その事から派閥や不和が生ずることのないように。 *ut animi aequitate plebem contineant, cum suas quisque opes cum potentissimis aequari videat. **おのおのが自分の財産も最有力者のも同列に置かれていると見ることで、心の平静により民衆を抑えるように。 <br> :(訳注:[[w:ストラボン|ストラボン]]<ref>ストラボン『ギリシア・ローマ世界地誌Ⅰ』(前掲、p.510)</ref>や[[w:タキトゥス|タキトゥス]]<ref>タキトゥス『ゲルマーニア』23章・16章などを参照。26章では農耕についても解説されている。</ref>などの著述家たちも、ゲルマーニアの住民が農耕をせず、 :遊牧民のように移動しながら暮らし、小さな住居に住み、食料を家畜に頼っていると記述している。) ===23節=== '''ゲルマーニア諸部族のあり方''' *① Civitatibus maxima laus est **諸部族にとって、最も称賛されることは、 *quam latissime circum se vastatis finibus solitudines habere. **できる限り広く自分たちの周辺で領土を荒らして荒野に保っておくことである。 *② Hoc proprium virtutis existimant, **以下のことを(自分たちの)武勇の特質と考えている。 *expulsos agris finitimos cedere, **近隣の者たちが土地から追い払われて立ち去ること、 *neque quemquam prope {se} audere consistere; **および、何者も自分たちの近くにあえて定住しないこと、である。 *③ simul hoc se fore tutiores arbitrantur, repentinae incursionis timore sublato. **他方、これにより、予期せぬ襲撃の恐れを取り除いて、自分たちはより安全であろうと思われた。 *④ Cum bellum civitas aut inlatum defendit aut infert, **部族に戦争がしかけられて防戦したり、あるいはしかけたりしたときには、 *magistratus, qui ei bello praesint, ut vitae necisque habeant potestatem, deliguntur. **その戦争を指揮して、生かすも殺すも勝手な権力を持つ将官が選び出される。 *⑤ In pace nullus est communis magistratus, **平時においては、(部族に)共通の将官は誰もいないが、 *sed principes regionum atque <u>[[wikt:en:pagus#Latin|pagorum]]</u> inter suos ius dicunt controversiasque minuunt. **地域や<u>郷</u>の領袖たちが、身内の間で判決を下して、訴訟ごとを減らす。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:''pagus'' (郷) はここでは、部族の領土の農村区画を指す行政用語<ref name="pagus"/>。)</span> *⑥ Latrocinia nullam habent infamiam, quae extra fines cuiusque civitatis fiunt, **それぞれの部族の領土の外で行なう略奪のことは、何ら恥辱とは見なしていない。 *atque ea iuventutis exercendae ac desidiae minuendae causa fieri praedicant. **さらに、それ(略奪)は、青年たちを訓練することや、怠惰を減らすことのために行なわれる、と公言している。 *⑦ Atque ubi quis ex principibus in concilio dixit **そして、領袖たちのうちのある者が(次のように)言うや否や、 *se ducem fore, qui sequi velint, profiteantur, **《自分が(略奪の)引率者となるから、追随したい者は申し出るように》と(言うや否や)、 *consurgunt ii qui et causam et hominem probant, suumque auxilium pollicentur **(略奪の)口実にも(引率する)人物にも賛同する者は立ち上がって、自らの支援を約束して、 *atque ab multitudine conlaudantur: **群衆から大いに誉められる。 *⑧ qui ex his secuti non sunt, **これら(約束した者)のうちで(略奪に)追随しない者は、 *in desertorum ac proditorum numero ducuntur, **逃亡兵や裏切り者と見なされて、 *omniumque his rerum postea fides derogatur. **その後は、彼らにとってあらゆる事の信頼が(皆から)拒まれる。 *⑨ Hospitem violare fas non putant; **客人に暴行することは道理に適うとは思ってはいない。 *qui quacumque de causa ad eos venerunt, **彼ら(ゲルマーニア人)のところへ理由があって来た者(=客人)は誰であれ、 *ab iniuria prohibent, sanctos habent, **無法行為から防ぎ、尊ぶべきであると思っている。 *hisque omnium domus patent victusque communicatur. **彼ら(客人)にとってすべての者の家は開放されており、生活用品は共有される。 **:(訳注:客人への接待ぶりについては、[[w:タキトゥス|タキトゥス]]<ref>タキトゥス『ゲルマーニア』21章を参照。</ref>も伝えている。) ===24節=== [[画像:Celts.svg|thumb|right|200px|ケルト文化の広がり(BC800年~BC400年頃)。ケルト系部族の優越は、[[w:鉄器|鉄器]]文化の発達などによると考えられている。]] [[画像:Mappa_di_Eratostene.jpg|thumb|right|200px|[[w:エラトステネス|エラトステネス]]の地理観を再現した世界地図(19世紀)。左上に「Orcynia Silva(オルキュニアの森)」とある。]] [[画像:Hallstatt_LaTene.png|thumb|right|200px|[[w:ハルシュタット文化|ハルシュタット文化]]期と[[w:ラ・テーヌ文化|ラ・テーヌ文化]]期におけるケルト系部族の分布。右上にウォルカエ族(Volcae)やボイイ族(Boii)の名が見える。ボイイ族が居住していた地域はボイオハエムム(Boihaemum)と呼ばれ、[[w:ボヘミア|ボヘミア]](Bohemia)として現在に残る。]] '''ゲルマーニア人とガッリア人''' *① Ac fuit antea tempus, **かつてある時代があって、 *cum Germanos Galli virtute superarent, **そのとき、[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人を[[w:ガリア|ガッリア]]人が武勇で優っており、 *ultro bella inferrent, propter hominum multitudinem agrique inopiam **人間の多さと土地の欠乏のために(ガッリア人は)自発的に戦争をしかけて、 *trans Rhenum colonias mitterent. **レーヌス(=[[w:ライン川|ライン川]])の向こう側へ入植者たちを送り込んでいた。 *② Itaque ea quae fertilissima Germaniae sunt loca circum Hercyniam silvam, **[[w:ヘルキュニア|ヘルキュニア]]の森の周辺のゲルマーニアで最も肥沃な地を、 *quam Eratostheni et quibusdam Graecis fama notam esse video, **それを[[w:エラトステネス|エラトステネス]]や[[w:ギリシア人|ギリシア人]]のある者たちも風聞により知っていたと私は見出して、 *quam illi Orcyniam appellant, **それを彼らはオルキュニアと呼んでいるが、 *Volcae Tectosages occupaverunt atque ibi consederunt; **(その地を)ウォルカエ族系のテクトサゲス族が占領して、そこに定住していた。 *③ quae gens ad hoc tempus his sedibus sese continet **その種族は、この時代までこの居場所に留まっており、 *summamque habet iustitiae et bellicae laudis opinionem. **公正さと戦いの称賛で最高の評判を得ている。 *④ Nunc quod in eadem inopia, egestate, patientia qua Germani permanent, **今も、窮乏や貧困を、ゲルマーニア人が持ちこたえているのと同じ忍耐をもって、 *eodem victu et cultu corporis utuntur; **同じ食物および体の衣服を用いている。 *⑤ Gallis autem provinciarum propinquitas et transmarinarum rerum notitia **これに対して、ガッリア人にとって(ローマの)属州に近接していること、および海外のものを知っていることは、 *multa ad copiam atque usus largitur, **富や用品の多くが供給されている。 *paulatim adsuefacti superari multisque victi proeliis **(ガッリア人は)しだいに圧倒されることや多くの戦闘で打ち負かされることに慣らされて、 *ne se quidem ipsi cum illis virtute comparant. **(ガッリア人)自身でさえも彼ら(ゲルマーニア人)と武勇で肩を並べようとはしないのである。 <br> :('''訳注''':本節の①項については、[[w:タキトゥス|タキトゥス]]が著書『[[w:ゲルマニア (書物)|ゲルマーニア]]』28章([[s:la:De_origine_et_situ_Germanorum_(Germania)#XXVIII|原文]])において、次のように言及している。 :''Validiores olim Gallorum res fuisse summus auctorum divus Iulius tradit; '' :かつてガッリア人の勢力がより強力であったことは、最高の証言者である神君ユリウス(・カエサル)も伝えている。 :''eoque credibile est etiam Gallos in Germaniam transgressos:'' :それゆえに、ガッリア人でさえもゲルマーニアに渡って行ったと信ずるに値するのである。) ===25節=== '''ヘルキュニアの森林地帯''' *① Huius Hercyniae silvae, quae supra demonstrata est, latitudo **前に述べたヘルキュニアの森の幅は、 *novem dierum iter expedito patet: **軽装の旅で9日間(かかるだけ)広がっている。 *non enim aliter finiri potest, **なぜなら(ゲルマーニア人は)他に境界を定めることができないし、 *neque mensuras itinerum noverunt. **道のりの測量というものを知っていないのである。 [[画像:FeldbergPanorama.jpg|thumb|center|1000px|ヘルキュニアの森林地帯(ドイツ南西部、[[w:シュヴァルツヴァルト|シュヴァルツヴァルトの森]]の最高峰フェルドベルク山 [[w:en:Feldberg_(Black Forest)|Feldberg]] の眺望)]] *② Oritur ab Helvetiorum et Nemetum et Rauracorum finibus **(その森は)[[w:ヘルウェティイ族|ヘルウェティイ族]]とネメテス族とラウラキ族の領土から発しており、 **:(訳注:これはライン川東岸に沿って南北に長い現在の[[w:シュヴァルツヴァルト|シュヴァルツヴァルトの森]]のことである。) *rectaque fluminis [[w:la:Danubius|Danubii]] regione **ダヌビウス川に沿って真っ直ぐに(流れ)、 **:(訳注:ダヌビウス Danubius はダヌウィウス Danuvius とも呼ばれ、現在の[[w:ドナウ川|ドナウ川]]である。) *pertinet ad fines Dacorum et Anartium; **[[w:ダキア人|ダキ族]]やアナルテス族の領土へ至る。 **:(訳注:これは[[w:ダキア|ダキア]] [[w:la:Dacia|Dacia]] すなわち現在の[[w:ルーマニア|ルーマニア]]辺りの地域である。) *③ hinc se flectit sinistrorsus diversis ab flumine regionibus **ここ(ダヌビウス川)から(森は)左方へ向きを変えて、川の地域からそれて、 **:(訳注:川が南へ折れるのとは逆に、森は北へそれて[[w:エルツ山地|エルツ山地]]を通って[[w:カルパティア山脈|カルパティア山脈]]に至ると考えられている<ref>タキトゥス『ゲルマーニア』泉井久之助訳注、岩波文庫、p.131-132の注などを参照</ref>。) *multarumque gentium fines propter magnitudinem attingit; **(森の)大きさのために、多くの種族の領土に接しているのである。 *④ neque quisquam est huius Germaniae, qui se aut adisse ad initium eius silvae dicat, **その森の(東の)端緒へ訪れたと言う者は、こちら(西側)の[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]に属する者では誰もいないし、 *cum dierum iter LX processerit, **60日間の旅で進んでも(いないのであるが)、 *aut, quo ex loco oriatur, acceperit: **あるいは(森が)どの場所から生じているか把握した(者もいないのである)。 *⑤ multaque in ea genera ferarum nasci constat, quae reliquis in locis visa non sint; **それ(=森)の中には、ほかの地では見られない野獣の多くの種類が生息していることが知られている。 *ex quibus quae maxime differant ab ceteris et memoriae prodenda videantur, **それらのうちで、ほかの(地の)ものと大きく異なったものは、記録で伝えるべきものであり、 *haec sunt. **以下のものである。 ===26節=== [[画像:Rentier fws 1.jpg|thumb|right|200px|[[w:トナカイ|トナカイ]]([[w:la:Tarandrus|Rangifer tarandus]])。発達した枝角を持ち、雌雄ともに角があるという特徴は本節の説明に合致している。が、角が一本ということはないし、野生のトナカイは少なくとも現在では極北の地にしか住まない。]] '''ヘルキュニアの野獣①''' *① Est [[w:la:Bos|bos]] [[w:la:Cervus|cervi]] figura, **雄[[w:シカ|鹿]]の姿形をした[[w:ウシ|牛]]がいる。 *cuius a media fronte inter aures unum [[w:la:Cornu|cornu]] existit **それの両耳の間の額の真ん中から一つの角が出ており、 *excelsius magisque derectum his, quae nobis nota sunt, cornibus; **我々(ローマ人)に知られている角よりも非常に高くて真っ直ぐである。 *ab eius summo sicut palmae ramique late diffunduntur. **その先端部から、手のひらや枝のように幅広く広がっている。 *Eadem est feminae marisque natura, **雌と雄の特徴は同じであり、 *eadem forma magnitudoque cornuum. **角の形や大きさも同じである。 <br> :('''訳注''':カエサルによる本節の記述は[[w:ユニコーン|ユニコーン]](一角獣)の伝説に :結び付けられている。しかし本節における発達した枝角の説明は、むしろ :[[w:トナカイ|トナカイ]]や[[w:ヘラジカ|ヘラジカ]]のような獣を想起させる。) ===27節=== [[画像:Bigbullmoose.jpg|thumb|right|250px|[[w:ヘラジカ|ヘラジカ]](Alces alces)。<br>発達した枝角と大きな体を持ち、名称以外は本節の説明とまったく合致しない。<br>しかしながら、[[w:ガイウス・プリニウス・セクンドゥス|大プリニウス]]の『[[w:博物誌|博物誌]]』第8巻(16章・39節)には、[[w:アクリス|アクリス]]([[w:en:Achlis|achlis]])という一見ヘラジカ(alces)のような奇獣が紹介され、その特徴は本節②項以下のカエサルの説明とほぼ同じであることが知られている。]] [[画像:Gressoney-Saint-Jean-Museo-IMG 1824.JPG|thumb|right|250px|[[w:ノロジカ|ノロジカ]](Capreolus capreolus)。<br>ヨーロッパに広く分布する小鹿で、まだら模様で山羊にも似ているので、本節①項の説明と合致する。しかし、関節はあるし、腹ばいにもなる。]] '''ヘルキュニアの野獣②''' *① Sunt item, quae appellantur [[w:la:Alces|alces]]. **アルケスと呼ばれるものもいる。 **:(訳注:アルケス alces とは[[w:ヘラジカ|ヘラジカ]](オオシカ)を指す単語であるが本節の説明と矛盾する。) *Harum est consimilis [[w:la:Capra|capris]] figura et varietas pellium, **これらの姿形や毛皮のまだらは雄[[w:ヤギ|山羊]]に似ている。 *sed magnitudine paulo antecedunt **が、(山羊を)大きさで少し優っており、 *mutilaeque sunt cornibus **角は欠けていて、 *et crura sine nodis articulisque habent. **脚部には関節の類いがない。 **:(訳注:nodus も articulus も関節の類いを意味する) *② Neque quietis causa procumbunt **休息のために横たわらないし、 *neque, si quo adflictae casu conciderunt, **もし何か不幸なことで偶然にも倒れたならば、 *erigere sese aut sublevare possunt. **自らを起こすことも立ち上げることもできない。 *③ His sunt arbores pro cubilibus; **これらにとって木々は寝床の代わりである。 *ad eas se adplicant **それら(の木々)へ自らを寄りかからせて、 *atque ita paulum modo reclinatae quietem capiunt. **こうして少しだけもたれかかって休息を取るのである。 *④ Quarum ex vestigiis **それらの足跡から *cum est animadversum a venatoribus, quo se recipere consuerint, **(鹿が)どこへ戻ることを常としているかを狩人によって気付かれたときには、 *omnes eo loco aut ab radicibus subruunt aut accidunt arbores, **その地のすべての木々を(狩人は)根から倒すか、あるいは傷つけて、 *tantum ut summa species earum stantium relinquatur. **それらの(木々の)いちばん(外側)の見かけが、立っているかのように残して置かれる。 *⑤ Huc cum se consuetudine reclinaverunt, **そこに(鹿が)習性によってもたれかかったとき、 *infirmas arbores pondere adfligunt atque una ipsae concidunt. **弱った木々を重みで倒してしまい、自身も一緒に倒れるのである。 ===28節=== [[画像:Wisent.jpg|thumb|right|250px|[[w:ヨーロッパバイソン|ヨーロッパバイソン]]([[w:la:Bison|Bison bonasus]])。<br>かつてヨーロッパに多数生息していた野牛で、相次ぐ乱獲により野生のものは20世紀初頭にいったん絶滅したが、動物園で繁殖させたものを再び野生に戻す試みが行なわれている。]] [[画像:Muybridge Buffalo galloping.gif|thumb|right|200px|疾走するバイソン]] [[画像:Drinkhoorn_roordahuizum.JPG|thumb|right|200px|酒杯として用いられた野獣の角。銀で縁取りされている。]] '''ヘルキュニアの野獣③''' *③ Tertium est genus eorum, qui uri appellantur. **第3のものは、野牛と呼ばれる種類である。 *Hi sunt magnitudine paulo infra [[w:la:Elephantidae|elephantos]], **これらは、大きさで少し[[w:ゾウ|象]]に劣るが、 *specie et colore et figura [[w:la:Taurus|tauri]]. **見かけと色と姿形は雄[[w:ウシ|牛]]である。 *② Magna vis eorum est et magna velocitas, **それらの力は大きく、(動きも)とても速く、 *neque homini neque ferae, quam conspexerunt, parcunt. **人間でも野獣でも、見かけたものには容赦しない。 *Hos studiose foveis captos interficiunt. **(ゲルマーニア人は)これらを熱心に落とし穴で捕らえたものとして殺す。 *③ Hoc se labore durant adulescentes **この労苦により青年たちを鍛え、 *atque hoc genere venationis exercent, **[[w:狩猟|狩猟]]のこの類いで鍛錬するのであり、 *et qui plurimos ex his interfecerunt, **これら(の野牛)のうちから最も多くを殺した者は、 *relatis in publicum [[w:la:Cornu|cornibus]], quae sint testimonio, **証拠になるための[[w:角|角]]を公の場に持参して、 *magnam ferunt laudem. **大きな賞賛を得るのである。 *④ Sed adsuescere ad homines et mansuefieri ne parvuli quidem excepti possunt. **けれども(野牛は)幼くして捕らえられてさえも、人間に慣れ親しんで飼い慣らされることはできない。 *⑤ Amplitudo cornuum et figura et species multum a nostrorum boum cornibus differt. **角の大きさや形や見かけは、我々(ローマ人)の牛の角とは大いに異なる。 *⑥ Haec studiose conquisita ab labris argento circumcludunt **これらは熱心に探し求められて、縁を[[w:銀|銀]]で囲って、 *atque in amplissimis epulis pro poculis utuntur. **とても贅沢な祝宴において[[w:盃|杯]]として用いられるのである。 ==対エブロネス族追討戦(1)== ===29節=== '''ゲルマーニアから撤兵、対アンビオリクス戦へ出発''' *① Caesar, postquam per Ubios exploratores comperit Suebos sese in silvas recepisse, **カエサルは、ウビイー族の偵察者たちを通じてスエービー族が森に撤退したことを確報を受けた後で、 **:(訳注:[[#10節|10節]]によれば、バケニス Bacenis の森。[[#コラム「スエービー族とカッティー族・ケールスキー族・ウビイー族について|既述]]のように、スエービー族とはカッティー族 [[w:en:Chatti|Chatti]] と考えられる。) *inopiam frumenti veritus, **糧食の欠乏を恐れて、 *quod, ut supra demonstravimus, minime omnes Germani agri culturae student, **というのは、前に説明したように、ゲルマーニア人は皆が土地を耕すことに決して熱心でないので、 **:(訳注:[[#22節|22節]]を参照。耕地がなければ、ローマ軍は穀物の現地調達ができない。) *constituit non progredi longius; **より遠くへ前進しないことを決めた。 *② sed, ne omnino metum reditus sui barbaris tolleret **けれども、自分たち(ローマ軍)が戻って来る恐れを蛮族からまったく取り去ってしまわないように、 *atque ut eorum auxilia tardaret, **かつ、彼ら(ゲルマーニア人)の(ガッリア人への)支援を遅らせるように、 *reducto exercitu partem ultimam pontis, quae ripas Ubiorum contingebat, **ウビイー族側の岸(=レーヌス川東岸)につなげていた橋の最後の部分に軍隊を連れ戻して、 *in longitudinem pedum ducentorum rescindit **(橋を)長さ200[[w:ペース (長さ)|ペース]](=約60m)切り裂いて、 *③ atque in extremo ponte turrim tabulatorum quattuor constituit **橋の先端のところに4層の櫓を建てて、 *praesidiumque cohortium duodecim pontis tuendi causa ponit **12個[[w:コホルス|歩兵大隊]]の守備隊を橋を防護するために配置して、 *magnisque eum locum munitionibus firmat. **その場所を大きな城砦で固めた。 *Ei loco praesidioque C.(Gaium) Volcacium Tullum adulescentem praeficit. **その場所と守備隊を青年ガイウス・ウォルカキウス・トゥッルスに指揮させた。 **:(訳注:元執政官 [[w:en:Lucius_Volcatius_Tullus_(consul_66_BC)|Lucius Volcatius Tullus]] に対して、青年 adulescentem と区別したのであろう。 **:ウォルカキウス Volcacium の綴りは、写本により相異する。) *④ Ipse, cum maturescere frumenta inciperent, **(カエサル)自身は、穀物が熟し始めたので、 *ad bellum [[w:la:Ambiorix|Ambiorigis]] profectus per Arduennam silvam, **[[w:アンビオリクス|アンビオリクス]]との戦争へ、アルドゥエンナの森を通って進発した。 **:(訳注:アルドゥエンナの森については、[[ガリア戦記 第5巻#3節|第5巻3節]]ですでに説明されている。) *quae est totius Galliae maxima **それ(=森)は全ガッリアで最も大きく、 *atque ab ripis Rheni finibusque Treverorum ad Nervios pertinet **レヌス(=[[w:ライン川|ライン川]])の岸およびトレーウェリー族の境界から、[[w:ネルウィイ族|ネルウィイ族]](の領土)へ及んでおり、 *milibusque amplius quingentis in longitudinem patet, **長さは500ローママイル(=約740km)より大きく広がっている。 *L.(Lucium) Minucium Basilum cum omni equitatu praemittit, **ルキウス・ミヌキウス・バスィルスをすべての騎兵隊とともに先遣した。 *si quid celeritate itineris atque opportunitate temporis proficere possit; **行軍の迅速さと時間の有利さによって、何かを得られるかどうかということである。 *⑤ monet, ut ignes in castris fieri prohibeat, ne qua eius adventus procul significatio fiat: **野営において火を生じることを禁じるように、何事かにより遠くから彼の到来の予兆を生じないように、戒めた。 *sese confestim subsequi dicit. **(カエサル)自らは、ただちに後から続くと言った。 ===30節=== '''アンビオリクスがバスィリスのローマ騎兵から逃れる''' *① Basilus, ut imperatum est, facit. **バスィルスは、命令されたように、行なった。 *Celeriter contraque omnium opinionem confecto itinere **速やかに、かつ皆の予想に反して、行軍を成し遂げて、 *multos in agris inopinantes deprehendit: **(城市でない)土地にいた気付かないでいる多くの者を捕らえた。 *eorum indicio ad ipsum Ambiorigem contendit, quo in loco cum paucis equitibus esse dicebatur. **彼らの申し立てにより、[[w:アンビオリクス|アンビオリクス]]その人がわずかな騎兵たちとともにいると言われていた場所に急いだ。 *② Multum cum in omnibus rebus, tum in re militari potest Fortuna. **あらゆる事柄においても、とりわけ軍事においても、運命(の女神)が大いに力がある。 *Nam magno accidit casu, **実際のところ、大きな偶然により生じたのは、 *ut in ipsum incautum etiam atque imparatum incideret, **(アンビオリクス)自身でさえも油断していて不用意なところに(バスィルスが)遭遇したが、 *priusque eius adventus ab omnibus videretur, quam fama ac nuntius adferretur: **彼の到来が(ガッリア勢の)皆により見られたのが、風聞や報告により知らされるよりも早かったのである。 *sic magnae fuit fortunae **同様に(アンビオリクスにとって)大きな幸運に属したのは、 *omni militari instrumento, quod circum se habebat, erepto, **自らの周りに持っていたすべての武具を奪われて、 *raedis equisque comprehensis **四輪馬車や馬を差し押さえられても、 *ipsum effugere mortem. **(アンビオリクス)自身は死を逃れたことである。 *③ Sed hoc quoque factum est, **しかし、以下のこともまた起こった。 *quod aedificio circumdato silva, **(アンビオリクスの)館が森で取り巻かれており、 *─ ut sunt fere domicilia Gallorum, qui vitandi aestus causa **─ ガッリア人の住居はほぼ、暑さを避けることのために、 *plerumque silvarum atque fluminum petunt propinquitates ─, **たいてい森や川の近接したところに求めるのであるが ─ *comites familiaresque eius angusto in loco paulisper equitum nostrorum vim sustinuerunt. **彼の従者や郎党どもが、狭い場所でしばらく、我が方(ローマ勢)の騎兵の力を持ちこたえたのだ。 *④ His pugnantibus illum in equum quidam ex suis intulit: **彼らが戦っているときに、彼(アンビオリクス)を配下のある者が馬に押し上げて、 *fugientem silvae texerunt. **逃げて行く者(アンビオリクス)を森が覆い隠した。 *Sic et ad subeundum periculum et ad vitandum multum Fortuna valuit. **このように(アンビオリクスが)危険に突き進んだことや避けられたことに対して、運命(の女神)が力をもったのである。 ===31節=== '''エブロネス族の退避、カトゥウォルクスの最期''' *① [[w:la:Ambiorix|Ambiorix]] copias suas iudicione non conduxerit, quod proelio dimicandum non existimarit, **[[w:アンビオリクス|アンビオリクス]]は、戦闘で争闘するべきとは考えていなかったので、自らの判断で軍勢を集めなかったのか、 *an tempore exclusus et repentino equitum adventu prohibitus, **あるいは、時間に阻まれ、予期せぬ[[w:騎兵|騎兵]]の到来に妨げられて、 *cum reliquum exercitum subsequi crederet, **(ローマ勢の)残りの軍隊(=軍団兵)が後続して来ることを信じたためなのか、 *dubium est. **不確かなことである。 *② Sed certe dimissis per agros nuntiis sibi quemque consulere iussit. **けれども、確かに領地を通じて伝令を四方に遣わして、おのおのに自らを助けることを命じた。 *Quorum pars in Arduennam silvam, pars in continentes paludes profugit; **それらの者たち(領民)のある一部はアルドゥエンナの森に、一部は絶え間ない沼地に退避した。 *③ qui proximi Oceano fuerunt, **<ruby><rb>大洋<span style="color:#009900;">〔[[w:大西洋|大西洋]]〕</span></rb><rp>(</rp><rt>オーケアヌス</rt><rp>)</rp></ruby>にとても近いところにいた者たちは、 *hi insulis sese occultaverunt, quas aestus efficere consuerunt: **[[w:潮汐|満潮]]が形成するのが常であった島々に身を隠した。 [[画像:Taxus baccata MHNT.jpg|thumb|right|300px|[[w:ヨーロッパイチイ|ヨーロッパイチイ]]([[w:en:Taxus baccata|Taxus baccata]])<br>欧州などに広く自生するイチイ科の[[w:針葉樹|針葉樹]]。赤い果実は食用で甘い味だが、種子には[[w:タキシン|タキシン]](taxine)という[[w:アルカロイド|アルカロイド]]系の毒物が含まれており、種子を多量に摂れば[[w:痙攣|けいれん]]を起こして[[w:呼吸困難|呼吸困難]]で死に至る。<br>他方、[[w:タキサン|タキサン]](taxane)という成分は[[w:抗がん剤|抗がん剤]]などの[[w:医薬品|医薬品]]に用いられる。]] *④ multi ex suis finibus egressi **多くの者たちは、自分たちの領土から出て行って、 *se suaque omnia alienissimis crediderunt. **自分たちとその一切合財をまったく異邦の者たちに委ねた。 *⑤Catuvolcus, rex dimidiae partis Eburonum, **[[w:カトゥウォルクス|カトゥウォルクス]]は、[[w:エブロネス族|エブロネス族]]の半分の地方の王であり、 *qui una cum Ambiorige consilium inierat, **アンビオリクスと一緒に(カエサルに造反する)企てに取りかかった者であるが、 **:(訳注:[[ガリア戦記 第5巻#26節|第5巻26節]]を参照。) *aetate iam confectus, cum laborem aut belli aut fugae ferre non posset, **もはや老衰していたので、戦争の労苦、あるいは逃亡の労苦に耐えることができなかったので、 **:(訳注:aetate confectus 老衰した) *omnibus precibus detestatus Ambiorigem, qui eius consilii auctor fuisset, **その企ての張本人であったアンビオリクスをあらゆる呪詛のことばで呪って、 *taxo, cuius magna in Gallia Germaniaque copia est, se exanimavit. **[[w:ガリア|ガッリア]]や[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]に大量にあった[[w:イチイ属|イチイ]]によって、息絶えたのであった。 ===32節=== '''ゲルマーニア部族の弁明、アドゥアトゥカに輜重を集める''' *① Segni Condrusique, ex gente et numero Germanorum, **[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人の種族や集団のうち、[[w:セグニ族|セグニ族]]と[[w:コンドルスィ族|コンドルスィ族]]は、 *qui sunt inter Eburones Treverosque, **[[w:エブロネス族|エブロネス族]]とトレーウェリー族の間にいたが、 *legatos ad Caesarem miserunt oratum, **カエサルのところへ嘆願するために使節たちを遣わした。 *ne se in hostium numero duceret **自分たちを敵として見なさないように、と。 *neve omnium Germanorum, qui essent citra Rhenum, unam esse causam iudicaret; **しかも、レーヌス(=[[w:ライン川|ライン川]])のこちら側にいるゲルマーニア人すべての事情は1つであると裁断しないように、と。 *nihil se de bello cogitavisse, nulla Ambiorigi auxilia misisse. **自分たちは、戦争についてまったく考えたことはないし、[[w:アンビオリクス|アンビオリクス]]に何ら援軍を派遣したことはない、と。 *② Caesar explorata re quaestione captivorum, **カエサルは捕虜を審問することによってその事を探り出すと、 *si qui ad eos Eburones ex fuga convenissent, **もし彼らのところへ逃亡しているエブロネス族の者たちの誰かが訪れたならば、 *ad se ut reducerentur, imperavit; **自分(カエサル)のところへ連れ戻されるようにと、命令した。 *si ita fecissent, fines eorum se violaturum negavit. **もしそのように行なったならば、彼らの領土を自分(カエサル)が侵害することはないであろうと主張した。 *③ Tum copiis in tres partes distributis **それから、軍勢を3方面に分散して、 *impedimenta omnium legionum Aduatucam contulit. **すべての軍団の[[w:輜重|輜重]]を[[w:アドゥアトゥカ|アドゥアトゥカ]]に運び集めた。 **:(訳注:アドゥアトゥカ Aduatuca の表記は、写本によってはアトゥアトゥカ Atuatuca となっている。現在の[[w:トンゲレン|トンゲレン市]]。) *④ Id castelli nomen est. **それは、城砦の名前である。 *Hoc fere est in mediis Eburonum finibus, **これは、エブロネス族の領土のほぼ真ん中にあり、 *ubi Titurius atque Aurunculeius hiemandi causa consederant. **そこには、[[w:クィントゥス・ティトゥリウス・サビヌス|ティトゥリウス(・サビヌス)]]と[[w:ルキウス・アウルンクレイウス・コッタ|アウルンクレイウス(・コッタ)]]が越冬するために陣取っていた。 *⑤ Hunc cum reliquis rebus locum probabat, **(カエサルは)この場所を、ほかの事柄によっても是認したし、 *tum quod superioris anni munitiones integrae manebant, ut militum laborem sublevaret. **またとりわけ前年の防備が損なわれずに存続していたので、兵士の労苦を軽減するためでもある。 *Praesidio impedimentis legionem quartamdecimam reliquit, **(全軍の)輜重の守備隊として第14軍団を(そこに)残した。 *unam ex his tribus, quas proxime conscriptas ex Italia traduxerat. **(それは)最近にイタリアから徴集されたものとして連れて来られた3個(軍団)のうちの1個である。 **:(訳注:[[#1節|1節]]を参照。イタリア Italia とはカエサルが総督であった[[w:ガリア・キサルピナ|ガッリア・キサルピーナ]]のことであろう。) *Ei legioni castrisque Q.(Quintum) Tullium Ciceronem praeficit ducentosque equites ei attribuit. **その[[w:ローマ軍団|軍団]]と陣営には[[w:クィントゥス・トゥッリウス・キケロ|クィントゥス・トゥッリウス・キケロ]]を指揮者として、200騎の騎兵を彼に割り当てた。 ===33節=== '''軍勢をカエサル、ラビエヌス、トレボニウスの三隊に分散''' *① Partito exercitu **軍隊を分配して、 *T.(Titum) Labienum cum legionibus tribus ad Oceanum versus **[[w:ティトゥス・ラビエヌス|ティトゥス・ラビエヌス]]には、3個[[w:ローマ軍団|軍団]]とともに、<ruby><rb>大洋<span style="color:#009900;">〔[[w:大西洋|大西洋]]〕</span></rb><rp>(</rp><rt>オーケアヌス</rt><rp>)</rp></ruby>の方へ向けて、 *in eas partes, quae Menapios attingunt, proficisci iubet; **[[w:メナピイ族|メナピイ族]]に接する地方に出発することを命じた。 *② C.(Gaium) Trebonium cum pari legionum numero **[[w:ガイウス・トレボニウス|ガイウス・トレボニウス]]には、軍団の同数とともに、 *ad eam regionem, quae Aduatucis adiacet, depopulandam mittit; **[[w:アドゥアトゥキ族|アドゥアトゥキ族]]に隣接する領域へ、荒らすために派遣した。 [[画像:Locatie-Maas-3.png|thumb|right|200px|[[w:ベルギー|ベルギー]]周辺の地図。図の左側を[[w:スヘルデ川|スヘルデ川]]が、右側を[[w:マース川|マース川]]が流れているため、両河川は離れており、カエサルがどの地に言及しているのかはわからない。]] [[画像:Schelde_4.25121E_51.26519N.jpg|thumb|right|200px|ベルギーの[[w:アントウェルペン|アントウェルペン]]周辺を流れる[[w:スヘルデ川|スヘルデ川]]河口付近の[[w:衛星画像|衛星画像]]。ラビエヌスが向かったメナピイ族に接する地方である。]] *③ ipse cum reliquis tribus ad flumen [[w:la:Scaldis|Scaldim]], quod influit in [[w:la:Mosa|Mosam]], **(カエサル)自身は、残りの3個(軍団)とともに、モサ(川)に流れ込むスカルディス川のところへ、 **:(訳注:スカルディス Scaldis は現在の[[w:スヘルデ川|スヘルデ川]] Schelde で、フランス北部からベルギー、オランダへ流れている。 **:モサ川 Mosa すなわち現在の[[w:マース川|マース川]] Maas とは運河でつながるが、当時の関係およびカエサルの目的地は不詳。) *extremasque Arduennae partes ire constituit, **かつ[[w:アルデンヌ|アルドゥエンナ]](の森林)の外縁の地方へ行軍することを決めた。 *quo cum paucis equitibus profectum Ambiorigem audiebat. **そこへは、アンビオリクスがわずかな騎兵たちとともに出発したと聞いていたのだ。 *④ Discedens post diem septimum sese reversurum confirmat; **(カエサルは陣営を)離れるに当たって、7日目の後(=6日後)に自分は引き返して来るであろうと断言した。 *quam ad diem ei legioni, quae in praesidio relinquebatur, deberi frumentum sciebat. **その当日には、守備に残される軍団にとって糧食が必要とされることを(カエサルは)知っていたのだ。 *⑤ Labienum Treboniumque hortatur, **(カエサルは)ラビエヌスとトレボニウスを(以下のように)鼓舞した。 *si rei publicae commodo facere possint, **もし(ローマ軍全体の)公務のために都合良く行動することができるならば、 *ad eum diem revertantur, **その日には戻って、 *ut rursus communicato consilio exploratisque hostium rationibus **再び(互いの)考えを伝達して、敵たちの作戦を探り出し、 *aliud initium belli capere possint. **次なる戦争の端緒を捉えようではないか、と。 <br> :('''訳注:カエサル麾下の軍団配分について''' :[[ガリア戦記 第5巻#8節|第5巻8節]]の記述によれば、ブリタンニアへ2度目の遠征をする前(BC54年)のカエサルは少なくとも8個軍団と騎兵4000騎を :指揮していた。[[ガリア戦記 第5巻#24節|第5巻24節]]によれば、帰還後は8個軍団および軍団から離れた5個[[w:コホルス|歩兵大隊]]を指揮していたが、 :アンビオリクスによる[[w:アドゥアトゥカの戦い|アドゥアトゥカの戦い]]で[[w:クィントゥス・ティトゥリウス・サビヌス|サビヌス]]らとともに1個軍団と5個大隊が壊滅したので、残りは7個軍団となる。 :[[#1節|本巻1節]]によれば、この年(BC53年)には3個軍団を新たに徴集したので、計10個軍団となったはずである。 :[[#29節|29節]]では、このうちから12個大隊をライン川に架かる橋の守備に残し、[[#32節|32節]]では輜重の守備としてアドゥアトゥカに1個軍団を残した。 :本節の記述通りにラビエヌス、トレボニウス、カエサルがそれぞれ3個軍団(計9個)を受け持ったとすると、あわせて10個軍団と12個大隊という勘定になる。 :したがって、この勘定が正しいのであれば、ライン川に残した12個大隊は各軍団から引き抜いたものであり、各軍団は定員を割っていると考えられる。) ===34節=== '''夷を以って夷を制す対エブロネス族包囲網''' *① Erat, ut supra demonstravimus, manus certa nulla, **前に説明したように、(エブロネス族には)決まった手勢がなかったし、 **:(訳注:[[#31節|31節]]を参照。) *non oppidum, non praesidium, quod se armis defenderet, **自分たちが武器で防衛するような[[w:オッピドゥム|城市]]も、防塁もなかった。 *sed in omnes partes dispersa multitudo. **けれども、あらゆる方面に大勢が分散されていた。 *② Ubi cuique aut valles abdita aut locus silvestris aut palus impedita **おのおのが、密かな峡谷、あるいは森に覆われた土地といったところに、 *spem praesidi aut salutis aliquam offerebat, consederat. **守備あるいは身の安全の何らかの希望を提供するところに、陣取っていた。 *③ Haec loca vicinitatibus erant nota, **これらの場所は、近隣の者たちは知っていたので、 **:(訳注:すなわち、近隣のガッリア人には地の利があり、ローマ人には地の利がなかったので) *magnamque res diligentiam requirebat **事態はたいへんな注意深さを必要としていた。 *non in summa exercitus tuenda **(ローマ人の)軍隊全体を守るためではなく、 *─ nullum enim poterat universis &lt;a&gt; perterritis ac dispersis periculum accidere ─, **─なぜなら、脅かされ分散されている者たちにより(ローマ軍)総勢が危険を生じることはありえなかったので─ *sed in singulis militibus conservandis; **けれども、個々の(ローマ人の)兵士たちを守ることのために(注意深さを必要としていた)。 *quae tamen ex parte res ad salutem exercitus pertinebat. **少なくとも、ある面では、そういう事態は軍隊の安全に及んでいた。 *④ Nam et praedae cupiditas multos longius evocabat, **すなわち、略奪品への欲望が多くの者たちをより遠くへ呼び寄せていたし、 *et silvae incertis occultisque itineribus confertos adire prohibebant. **森林の不確かで隠された道のりによって密集した行軍を妨げていた。 *⑤ Si negotium confici stirpemque hominum sceleratorum interfici vellent, **もし、戦役が完遂されること、および非道な連中(=エブロネス族)の血筋が滅ぼされることを欲するならば、 *dimittendae plures manus diducendique erant milites; **いくつもの部隊が分遣され、兵士たちが展開されるべきである。 *⑥ si continere ad signa manipulos vellent, ut instituta ratio et consuetudo exercitus Romani postulabat, **もし、ローマ軍が決められた流儀や慣行を要求するように、[[w:マニプルス|中隊]]が軍旗のもとにとどまることを欲するならば、 *locus ipse erat praesidio barbaris, **その場所が蛮族にとって守りとなるであろう。 *neque ex occulto insidiandi et dispersos circumveniendi **隠れたところから待ち伏せするため、分散した者たち(=ローマ兵)を包囲するために、 *singulis deerat audacia. **(エブロネス族の)おのおのにとって勇敢さには事欠かなかった。 *⑦ Ut in eiusmodi difficultatibus, quantum diligentia provideri poterat providebatur, **そのような困難さにおいては、できるかぎりの注意深さで用心されるほどに、用心されるものであるが、 *ut potius in nocendo aliquid praetermitteretur, **結果として、むしろ(敵勢への)何らかの加害は差し控えられることになった。 *etsi omnium animi ad ulciscendum ardebant, **たとえ、皆の心が(エブロネス族に)報復するために燃え立っていたとしても、 *quam cum aliquo militum detrimento noceretur. **兵士たちの何らかの損失を伴って(敵に)加害がなされるよりも。 **:(訳注:伏兵によって被害をこうむるよりは、ローマ人の安全のために、ローマ兵による攻撃は避けられた。) *⑧ Dimittit ad finitimas civitates nuntios Caesar; **カエサルは、近隣の諸部族のところへ伝令たちを分遣した。 *omnes ad se vocat spe praedae ad diripiendos Eburones, **[[w:エブロネス族|エブロネス族]]に対して戦利品を略奪することの望みを呼びかけた。 *ut potius in silvis Gallorum vita quam legionarius miles periclitetur, **森の中で、軍団の兵士たちよりも、むしろガッリア人たちの生命が危険にさらされるように、 *simul ut magna multitudine circumfusa **同時にまた、たいへんな大勢で取り囲むことによって、 *pro tali facinore stirps ac nomen civitatis tollatur. **(サビヌスらを滅ぼした)あれほどの罪業の報いとして、部族の血筋と名前が抹殺されるように、と。 *Magnus undique numerus celeriter convenit. **至る所から多数の者が速やかに集結した。 ==スガンブリー族のアドゥアトゥカ攻略戦== ===35節=== '''スガンブリー族が略奪に駆り立てられてアドゥアトゥカへ向かう''' *① Haec in omnibus Eburonum partibus gerebantur, **これらのこと(=追討戦)が[[w:エブロネス族|エブロネス族]]のすべての地方で遂行されていたが、 *diesque adpetebat septimus, quem ad diem Caesar ad impedimenta legionemque reverti constituerat. **カエサルがその日に[[w:輜重|輜重]]と(キケロの)[[w:ローマ軍団|軍団]]のところへ引き返すと決めていた7日目が近づいていた。 *② Hic quantum in bello Fortuna possit et quantos adferat casus, cognosci potuit. **ここに、戦争では運命(の女神)がどれほどのことに力を持ち、どれほどの結末を引き起こすかを知ることができた。 **:(訳注:[[#30節|30節]]でもそうだが、カエサルは戦況が芳しくないと運命 Fortuna を持ち出すようである。[[#42節|42節]]も参照。) *③ Dissipatis ac perterritis hostibus, ut demonstravimus, **(前節で)説明したように、追い散らされて、脅かされている敵たちには、 *manus erat nulla quae parvam modo causam timoris adferret. **(ローマ勢に敵を)恐れる理由を少しの程度も引き起こすようないかなる手勢もなかった。 *④ Trans Rhenum ad Germanos **レーヌス(=[[w:ライン川|ライン川]])の向こう側の[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人のところへ、 *pervenit fama, diripi Eburones atque ultro omnes ad praedam evocari. **エブロネス族が収奪され、(近隣部族の)皆が略奪品へ向けて自発的に誘惑されているという風評が達した。 *⑤ Cogunt equitum duo milia Sugambri, qui sunt proximi Rheno, **レーヌスの近隣にいたスガンブリ族は、騎兵2000騎を徴集した。 *a quibus receptos ex fuga Tenctheros atque Usipetes supra docuimus. **前に説明したように、彼らによって[[w:テンクテリ族|テンクテリ族]]と[[w:ウスィペテス族|ウスィペテス族]]が逃亡から迎え入れられたのだ。 **:(訳注:[[ガリア戦記 第4巻#16節|第4巻16節]]および[[ガリア戦記 第4巻#18節|18~19節]]を参照。) *⑥ Transeunt Rhenum navibus ratibusque **(スガンブリー族は)レーヌスを船団や筏で渡河した。 *triginta milibus passuum infra eum locum, ubi pons erat perfectus praesidiumque ab Caesare relictum. **カエサルにより橋が造り上げられて守備隊が残された地点よりも下流に30ローママイル(約44km)のところを。 *Primos Eburonum fines adeunt; **手始めとしてエブロネス族の領土に殺到して、 *multos ex fuga dispersos excipiunt, **逃亡からちりぢりにさせられた多くの者たちを追い捕らえて、 *magno pecoris numero, cuius sunt cupidissimi barbari, potiuntur. **蛮族たちが最も熱望している家畜の多数をわがものにした。 *⑦ Invitati praeda longius procedunt. **(スガンブリー族の軍勢は)略奪品に誘われて、より遠くに進み出た。 *Non hos palus ─ in bello latrociniisque natos ─, non silvae morantur. **戦争や追いはぎに生まれついていたので、沼地も森林も彼らを妨げることがなかった。 *Quibus in locis sit Caesar, ex captivis quaerunt; **カエサルがどの場所にいるのか、捕虜から問い質した。 *profectum longius reperiunt omnemque exercitum discessisse cognoscunt. **(彼が)より遠くに旅立って、軍隊の総勢が立ち去ったことを、知った。 *⑧ Atque unus ex captivis "Quid vos," inquit, **なおかつ、捕虜たちのうちの一人が「なぜ、あんたたちは」と言い出した。 *"hanc miseram ac tenuem sectamini praedam, **「この取るに足らない、ちっぽけな略奪品を追い求めるのか。 **:(訳注:sectamini はデポネンティア動詞 sector の直説法・2人称複数・現在形) *quibus licet iam esse fortunatissimos? **(あんたたちは)今や、最も富裕な者に成り得るのに。 *⑨ Tribus horis Aduatucam venire potestis: **(この場所から)3時間で[[w:アドゥアトゥカ|アドゥアトゥカ]]に到達できる。 **:(訳注:古代ローマの時間は、不定時法であり、当地の緯度や季節により長さは異なる。) *huc omnes suas fortunas exercitus Romanorum contulit; **ここへ、ローマ軍がすべての財産を運び集めたのだ。 *praesidii tantum est, ut ne murus quidem cingi possit, **守備隊は、城壁が取り巻かれることさえできないほどの(貧弱な)ものでしかない。 *neque quisquam egredi extra munitiones audeat." **何者も防備の外側へあえて出て行こうとはしないのだ。」 *⑩ Oblata spe Germani, **ゲルマーニア人たちは(ローマ軍の財産という)望みを提示されて、 *quam nacti erant praedam, in occulto relinquunt; **(すでにエブロネス族の者たちから)獲得していた略奪品を秘されたところに残しておいて、 *ipsi Aduatucam contendunt usi eodem duce, cuius haec indicio cognoverant. **自身は、このことを申告により知ったところの同じ(捕虜の)案内人を使役して、アドゥアトゥカに急いだ。 <br> :('''訳注:部族名・地名の表記について''' :スガンブリー族 Sugambri:α系写本では Sugambri、T・U写本では Sygambri、V・R写本では Sigambri :テンクテリ族 Tenctheri:β系写本では Tenctheri、α系写本では Thenctheri :アドゥアトゥカ Aduatuca:α系・T写本では Aduatuca、V・ρ系写本では Atuatuca) ===36節=== '''アドゥアトゥカのキケロが糧秣徴発に派兵する''' *① [[w:la:Quintus_Tullius_Cicero|Cicero]], qui omnes superiores dies **[[w:クィントゥス・トゥッリウス・キケロ|キケロ]]は(期日の7日目)より以前の日々すべてを *praeceptis Caesaris cum summa diligentia milites in castris continuisset **カエサルの指図により、最高の入念さとともに、兵士たちを陣営の中に留めておき、 *ac ne calonem quidem quemquam extra munitionem egredi passus esset, **<ruby><rb>[[w:カロネス|軍属奴隷]]</rb><rp>(</rp><rt>カロネス</rt><rp>)</rp></ruby> でさえも、何者も防備の外側に出て行くことを許されなかった。 *septimo die diffidens de numero dierum Caesarem fidem servaturum, **(期日の)7日目に、カエサルが日数についての約束を守るであろうか、という不信を抱いた。 *quod longius eum<ref>eum はβ系写本の記述で、α系写本にはない。</ref> progressum audiebat, **というのは、彼(カエサル)は、はるか遠くに前進したと聞いていたのだし、 *neque ulla de reditu eius fama adferebatur, **彼の帰還については何ら伝言を届けられていなかったからである。 *② simul eorum permotus vocibus, **同時に(キケロは)以下のような者たちの声に揺り動かされた。 *qui illius patientiam paene obsessionem appellabant, siquidem ex castris egredi non liceret, **もし本当に陣営から出て行くことが許されないならば、彼の忍耐はほぼ攻囲(籠城)であるというのだ。 *nullum eiusmodi casum exspectans, **以下のような事態を予期してもいなかった。 *quo novem oppositis legionibus maximoque equitatu, **9個[[w:ローマ軍団|軍団]]と最大限の[[w:騎兵|騎兵]]隊が(敵と)対峙して、 *dispersis ac paene deletis hostibus **敵たちは散らばらされて、ほとんど抹殺されたのに、 *in milibus passuum tribus offendi posset, **(自陣から)3ローママイルの内で(敵対勢力から)襲撃され得るとは。 [[画像:PraetorianVexillifer_1.jpg|thumb|right|200px|帝政期に用いられた軍旗(ウェクスィッルム)の一種を再現したもの。]] *quinque cohortes frumentatum in proximas segetes mittit, **5個<ruby><rb>[[w:コホルス|歩兵大隊]]</rb><rp>(</rp><rt>コホルス</rt><rp>)</rp></ruby>を糧秣徴発するために、近隣の耕地に派遣した。 *quas inter et castra unus omnino collis intererat. **それら(の耕地)と陣営の間には、ただ一つの丘陵が介在するだけであった。 *③ Complures erant in castris<ref>in castris はβ系写本の記述で、α系写本にはない。</ref> ex legionibus aegri relicti; **陣営の中には、諸軍団のうちから少なからぬ傷病者たちが残留していた。 *ex quibus qui hoc spatio dierum convaluerant, circiter trecenti(CCC), **その者たちのうちから、この日々の間に回復していた約300名が、 *sub vexillo una mittuntur; **<ruby><rb>[[w:ウェクスィッルム|軍旗]]</rb><rp>(</rp><rt>ウェクスィッルム</rt><rp>)</rp></ruby>のもとで一緒に派遣された。 *magna praeterea multitudo calonum, magna vis iumentorum quae in castris subsederant, **そのうえに、軍属奴隷の大多数、陣営の中に残留していた(ロバなどの)役畜の多数が、 *facta potestate sequitur. **機会を与えられて、随行した。 ===37節=== [[画像:Castra1.png|thumb|right|200px|ローマ式[[w:カストラ|陣営]]([[w:la:Castra_Romana|castra Romana]])の概略図(再掲)。'''7'''が第10大隊の門(porta decumana)で、陣営の裏門に当たる。]] '''スガンブリー族がキケロの陣営に襲来''' *① Hoc ipso tempore et casu Germani equites interveniunt **このまさにその時と状況に、[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人の[[w:騎兵|騎兵]]たちが出現して、 *protinusque eodem illo, quo venerant, cursu **さらに前方へ(彼らが)やって来たのと同じ突進でもって、 *ab decumana porta in castra inrumpere conantur, **第10大隊の門(=裏門)から陣営の中に突入することを試みた。 **:(訳注:decumana porta は[[ガリア戦記 第2巻#24節|第2巻24節]]で既出、図を参照。) *② nec prius sunt visi obiectis ab ea parte silvis, quam [[wikt:la:castrum|castris]] adpropinquarent, **その方面については森林がじゃま立てしていたので(彼らは)陣営に接近するまでは視認されなかったのだ。 *usque eo ut qui sub [[w:la:Vallum|vallo]] tenderent mercatores, recipiendi sui facultatem non haberent. **そこまで(敵が急に来たので)、防柵の下に宿営していた商人たちが退避する機会を持たなかったほどであった。 *③ Inopinantes nostri re nova perturbantur, **予感していなかった我が方は、新しい事態に混乱させられて、 *ac vix primum impetum cohors in statione sustinet. **やっとのことで[[w:歩哨|歩哨]]に就いていた[[w:コホルス|歩兵大隊]]が(敵の)最初の突撃を持ちこたえた。 *④ Circumfunduntur ex reliquis hostes partibus, si quem aditum reperire possent. **敵たちは、何らかの入口を探り出せないかと、ほかの方面から取り囲んだ。 *⑤ Aegre portas nostri tuentur; **我が方(=ローマ勢)は辛うじて(四方の)諸門を固守して、 *reliquos aditus locus ipse per se munitioque defendit. **ほかの入口を、その位置そのものと防備が(敵の突入から)防護した。 *⑥ Totis trepidatur castris, **陣営の全体が震撼させられて、 *atque alius ex alio causam tumultus quaerit; **各人がほかの者に騒乱の原因を尋ね合った。 **:(訳注:エブロネス族を追討している最中に、スガンブリー族が来襲するとは予想だにしなかったからである。) *neque quo signa ferantur, neque quam in partem quisque conveniat provident. **が、どこへ軍旗が運ばれるのか、どの方面におのおのが集結するのか、判らなかった。 *⑦ Alius iam castra capta pronuntiat, **ある者は、すでに陣営は占拠されたと公言し、 *alius deleto exercitu atque imperatore victores barbaros venisse contendit; **別のある者は、軍隊も将軍(カエサル)も滅びて蛮族が勝利者としてやって来たのだ、と断言した。 *⑧ plerique novas sibi ex loco religiones fingunt **たいていの者たちは、その場所から、新奇な迷信的感情を創り上げ、 *Cottaeque et Tituri calamitatem, qui in eodem occiderint castello, **同じ砦のところで斃れた[[w:ルキウス・アウルンクレイウス・コッタ|コッタ]]と[[w:クィントゥス・ティトゥリウス・サビヌス|ティトゥリウス(・サビヌス)]]の敗亡を *ante oculos ponunt. **眼前に想い描いた。 *⑨ Tali timore omnibus perterritis **このような怖れによって(陣営内部の)皆が脅えており、 *confirmatur opinio barbaris, ut ex captivo audierant, nullum esse intus praesidium. **蛮族にとっては、捕虜から聞いていたように、内部に守備隊が存在していないという見解が強められた。 *⑩ Perrumpere nituntur **(スガンブリー勢は、陣営の防備を)突破することに努め、 *seque ipsi adhortantur, ne tantam fortunam ex manibus dimittant. **これほどの幸運を手から取りこぼさないように、自分たちが自身を鼓舞した。 ===38節=== '''バクルスと百人隊長たちが防戦する''' *① Erat aeger cum<ref>cum はα系写本の記述で、β系写本では in となっている。</ref> praesidio relictus P.(Publius) Sextius Baculus, **(キケロの陣営には)プーブリウス・セクスティウス・バクルスが傷病者として、守備兵とともに残されていた。 **:<span style="color:#009900;">(訳注:[[w:la:Publius Sextius Baculus|Publius Sextius Baculus]] などの記事を参照。)</span> *qui primum pilum ad<ref>ad はα系写本の記述で、β系写本では apud となっている。</ref> Caesarem duxerat, **その者はカエサルのもとで<ruby><rb>[[w:プリムス・ピルス|首位百人隊長]]</rb><rp>(</rp><rt>プリムス・ピルス</rt><rp>)</rp></ruby> の座に就いていたことがあり、 *cuius mentionem superioribus proeliis fecimus, **かつての戦闘で彼に言及したが、 **:<span style="color:#009900;">(訳注:[[ガリア戦記 第2巻#25節|第2巻25節]] および [[ガリア戦記 第3巻#5節|第3巻5節]]を参照。)</span> *ac diem iam quintum cibo caruerat. **(このとき)食物を欠いてすでに5日目であった。 *② Hic diffisus suae atque omnium saluti inermis ex tabernaculo prodit; **彼は、自らと皆の身の安全に疑念を抱いて、非武装のまま天幕小屋から出て来て、 *videt imminere hostes atque in summo esse rem discrimine; **敵たちが迫って来ていること、および事態が重大な危急にあることを目の当たりにして、 *capit arma a proximis atque in porta consistit. **すぐ近くの者から武器を取って、門のところに陣取った。 *③ Consequuntur hunc centuriones eius cohortis quae in statione erat; **歩哨に立っていた(1個)<ruby><rb>[[w:コホルス|歩兵大隊]]</rb><rp>(</rp><rt>コホルス</rt><rp>)</rp></ruby> の<ruby><rb>[[w:ケントゥリオ|百人隊長]]</rb><rp>(</rp><rt>ケントゥリオ</rt><rp>)</rp></ruby> たちが彼に追随して、 **:(訳注:1個歩兵大隊の百人隊長は、定員通りであれば、6名いた。) *paulisper una proelium sustinent. **しばらく一緒に戦闘を持ちこたえた。 *④ Relinquit animus Sextium gravibus acceptis vulneribus; **セクスティウス(・バクルス)は重い傷を受けて、気を失った。 *Deficiens<ref>deficiens はβ系写本の記述で、α系写本にはない。</ref> aegre per manus tractus servatur. **(彼は)衰弱して、(味方の)手から手に運ばれて辛うじて救助された。 *⑤ Hoc spatio interposito reliqui sese confirmant **こうしてしばらくした後で、ほかの者たちは意を強くした。 *tantum, ut in munitionibus consistere audeant speciemque defensorum praebeant. **(それは)防壁にあえて陣取って、防戦者たちの姿を示したほどであった。 ===39節=== '''スガンブリー族が糧秣徴発部隊をも襲う''' *① Interim confecta frumentatione milites nostri clamorem exaudiunt; **その間に、糧秣徴発を成し遂げると、我が方の兵士たち(=ローマ軍団兵)は叫び声を聞きつけて、 *praecurrunt equites; **[[w:騎兵|騎兵]]たちが先駆けして、 *quanto res sit in periculo cognoscunt. **事態がどれほどの危険にあるかを認識した。 *② Hic vero nulla munitio est quae perterritos recipiat; **そこには、まさに、脅え上がった者たちを受け入れるような、いかなる防備もなかったのである。 *modo conscripti atque usus militaris imperiti **やっと徴集されたばかりの者たち、なおかつ兵役の経験に通じていない者たちは、 *ad tribunum militum centurionesque ora convertunt; **<ruby><rb>[[w:トリブヌス・ミリトゥム|兵士長官]]</rb><rp>(</rp><rt>トリブヌス・ミリトゥム</rt><rp>)</rp></ruby>や<ruby><rb>[[w:ケントゥリオ|百人隊長]]</rb><rp>(</rp><rt>ケントゥリオ</rt><rp>)</rp></ruby>たちの方へ顔を向けた。 *quid ab his praecipiatur exspectant. **彼ら(上官たち)によって何を指図されるか、待っていたのである。 *③ Nemo est tam fortis, quin rei novitate perturbetur. **新奇な事態に不安にさせられないほど勇敢な者は、誰もいなかった。 *④ Barbari signa procul conspicati oppugnatione desistunt, **蛮族たちは、(糧秣徴発隊の)軍旗を遠くから視認すると、(陣営への)攻囲を停止した。 *redisse primo legiones credunt, quas longius discessisse ex captivis cognoverant; **(彼らは)当初は、より遠くに立ち去ったことを捕虜から知っていた(ローマの)諸軍団が戻って来たと思ったが、 *postea despecta paucitate ex omnibus partibus impetum faciunt. **後には、(糧秣徴発隊の)寡勢ぶりを侮って、あらゆる方向から突撃して来た。 ===40節=== '''敵中突破して陣営へ戻る糧秣徴発部隊の明暗''' *① Calones in proximum tumulum procurrunt. **[[w:カロネス|軍属奴隷]]たちは、近隣の丘に先駆けした。 *Hinc celeriter deiecti **(彼らは)ここから、(突撃して来る敵の軍勢を眺めて)たちまち当てが外れて、 *se in signa manipulosque coniciunt; **(後方にいた)軍旗と[[w:マニプルス|歩兵中隊]]のところに身を投じた。 *eo magis timidos perterrent milites. **それゆえに、臆病な兵士たちを大いに脅かした。 [[画像:Wedge-diagram.svg|thumb|right|200px|[[w:くさび|楔(くさび)]]の図。本節で述べられているのは、ローマ勢が楔(図の黒い部分)のように突撃することにより、敵を中央突破しようという戦術であろう。]] *② Alii cuneo facto ut celeriter perrumpant, censent **(ローマ兵の)ある者たちは、速やかに(敵中を)突破するように、<ruby><rb>[[w:くさび|楔形]]</rb><rp>(</rp><rt>くさびがた</rt><rp>)</rp></ruby>隊列を形成しようと考慮した。 *─ quoniam tam propinqua sint castra, **─ 陣営がこれほどまで近隣にあるので、 *etsi pars aliqua circumventa ceciderit, at reliquos servari posse confidunt ─, **たとえ、一部の誰かが包囲されて斃れたとしても、残りの者たちは救われることが可能だと確信したのだ ─。 *③ alii ut in iugo consistant atque eundem omnes ferant casum. **別のある者たちは、(丘の)尾根に陣取って、皆が同じ命運に耐え忍ぼうと(考えた)。 *④ Hoc veteres non probant milites, quos sub vexillo una profectos docuimus. **既述したように軍旗のもとで一緒に発って来た古参兵たちは、後者(の案)を承認しなかった。 **:(訳注:[[#36節|36節]]③項で既述のように、回復した傷病兵たちが同行してきていた。) *Itaque inter se cohortati **こうして、(古参の傷病兵たちは)互いに激励し合って、 *duce C.(Gaio) Trebonio equite Romano, qui iis erat praepositus, **彼らの指揮を委ねられていたローマ人[[w:騎士|騎士階級]]のガイウス・トレボニウスを統率者として、 **:(訳注:[[#33節|33節]]で3個軍団を率いて出発した副官の[[w:ガイウス・トレボニウス|ガイウス・トレボニウス]]とは明らかに同名の別人である。) *per medios hostes perrumpunt incolumesque ad unum omnes in castra perveniunt. **敵たちの中央を突破して、一人に至るまで皆が無傷で陣営に到着した。 *⑤ Hos subsecuti calones equitesque eodem impetu militum virtute servantur. **彼らに追随して、軍属奴隷と[[w:騎兵|騎兵]]たちが同様の突撃をして、兵士たちの武勇により救われた。 *⑥ At ii qui in iugo constiterant, **それに対して(丘の)尾根に陣取った者たちは、 *nullo etiam nunc usu rei militaris percepto **今になってさえも、軍事的行動というものを把握しておらず、 *neque in eo quod probaverant consilio permanere, ut se loco superiore defenderent, **より高い場所で身を守るという、彼らが承認していた考えに留まりもせず、 *neque eam quam prodesse aliis vim celeritatemque viderant, imitari potuerunt, **(彼らが)別の者たち(=古参兵)に役立ったのを見ていたところの力と迅速さを真似することもできなかった。 *sed se in castra recipere conati iniquum in locum demiserunt. **けれども、陣営に退却することを試みたが、不利な場所に落ち込んで行った。 *⑦ Centuriones, quorum nonnulli ex inferioribus ordinibus reliquarum legionum **[[w:ケントゥリオ|百人隊長]]たちといえば、彼らの少なからぬ者たちは、ほかの[[w:ローマ軍団|軍団]]のより低い序列から、 *virtutis causa in superiores erant ordines huius legionis traducti, **武勇のおかげで、この軍団のより高い序列に異動させられていたが、 *ne ante partam rei militaris laudem amitterent, fortissime pugnantes conciderunt. **かつて獲得した軍事的な賞賛を失わないように、とても果敢に奮戦して斃れた。 *⑧ Militum pars horum virtute **兵士たちの一部は、これら(討ち死にした百人隊長たち)の武勇により、 *submotis hostibus praeter spem incolumis in castra pervenit, **予想に反して敵たちが撃退されたので、無傷で陣営に到着した。 *pars a barbaris circumventa periit. **別の一部は、蛮族によって包囲されて、討ち死にした。 ===41節=== '''スガンブリー族の撤退、カエサルの帰還''' *① Germani desperata expugnatione castrorum, **[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人たちは(キケロの)[[w:カストラ|陣営]]の攻略に絶望して、 *quod nostros iam constitisse in munitionibus videbant, **というのは、我が方(ローマ勢)が防備のところに立っているのを見たからであるが、 *cum ea praeda quam in silvis deposuerant, trans Rhenum sese receperunt. **森の中にしまい込んでいた略奪品とともに、レヌス(=[[w:ライン川|ライン川]])の向こう側に撤退した。 *② Ac tantus fuit etiam post discessum hostium terror, **敵たちの立ち去った後でさえ(ローマ勢の)畏怖はたいへんなものであったので、 *ut ea nocte, cum C.(Gaius) Volusenus missus cum equitatu ad castra venisset, **その夜に、(追討戦に)派遣されていたガーイウス・ウォルセーヌスが騎兵隊とともに陣営へ帰着したときに **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:''[[w:en:Gaius Volusenus|Gaius Volusenus]]'' は、[[ガリア戦記_第3巻#5節|第3巻5節]]のアルプス・オクトードゥールスの戦い、<br>    [[ガリア戦記_第4巻#21節|第4巻21節]]・[[ガリア戦記_第4巻#23節|23節]]のブリタンニアへの先遣で既述。<br>    この後、さらに第8巻23節<sub>([[s:la:Commentarii_de_bello_Gallico/Liber_VIII#23|s]])</sub>、48節<sub>([[s:la:Commentarii_de_bello_Gallico/Liber_VIII#48|s]])</sub>でも活躍する。)</span> *fidem non faceret adesse cum incolumi Caesarem exercitu. **カエサルが無傷の軍隊とともに近くに来ていることを(陣営の残留組に)信用させなかったほどである。 *③ Sic omnino animos timor praeoccupaverat, ut paene alienata mente **ほとんど気でも違ったかのように、皆の心を怖れが占めていた。 **:(訳注:sic … ut ~ の構文;「~と同様に…である」) *deletis omnibus copiis equitatum se ex fuga recepisse dicerent **(残留者たちは、カエサルら)全軍勢が滅ぼされて、[[w:騎兵|騎兵隊]]が敗走から退いて来たのだ、と言った。 *neque incolumi exercitu Germanos castra oppugnaturos fuisse contenderent. **(カエサルら)軍隊が無傷であれば、ゲルマーニア人が陣営を襲撃しなかっただろう、と断言した。 **:(訳注:oppugnaturos fuisse ;間接話法では非現実な[[w:条件法|条件文]]の帰結は「未来分詞+fuisse」で表される。) *④ Quem timorem Caesaris adventus sustulit. **その怖れをカエサルの到着が取り除いた。 **:(訳注:sustulit は tollō の完了・能動3人称単数形) ===42節=== '''カエサルがスガンブリー族の襲来と撤退を運命に帰する''' *① Reversus ille, eventus belli non ignorans, **引き返して来た彼(カエサル)は、戦争の成り行きというものを知らないはずがないので、 *unum quod cohortes ex statione et praesidio essent emissae, **ひとつ(だけ)、<ruby><rb>[[w:コホルス|諸大隊]]</rb><rp>(</rp><rt>コホルス</rt><rp>)</rp></ruby> が[[w:歩哨|歩哨]]や守備から(糧秣徴発に)派遣されたことを *questus ─ ne minimo quidem casu locum relinqui debuisse ─ **不慮の事態に対して最小限のいかなる余地も残されるべきではなかった、と嘆いた。 *multum Fortunam in repentino hostium adventu potuisse iudicavit, **不意の敵たちの到来においては運命(の女神)が大いに力を持つ、と断じた。 *② multo etiam amplius, quod paene ab ipso vallo portisque castrorum barbaros avertisset. **さらに、より一層大きかったのは、(運命が)ほとんど蛮族をその陣営の防柵と諸門から追い返してしまったことである。 *③ Quarum omnium rerum maxime admirandum videbatur, **それらのすべての事態でとりわけ驚くべきと思われたのは、 *quod Germani, qui eo consilio Rhenum transierant, ut Ambiorigis fines depopularentur, **その意図で[[w:アンビオリクス|アンビオリクス]]の領土を荒らすようにレヌス(=[[w:ライン川|ライン川]])を渡河していた[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人が、 *ad castra Romanorum delati **ローマ人の陣営の方へそらされて、 *optatissimum Ambiorigi beneficium obtulerunt. **アンビオリクスに最も望ましい恩恵を施してしまったことである。 ==対エブロネス族追討戦(2)== ===43節=== '''アンビオリクスが辛うじて追討を逃れる''' *① Caesar rursus ad vexandos hostes profectus **カエサルは再び敵たちを苦しめるために出発して、 *magno coacto &lt;equitum&gt; numero ex finitimis civitatibus in omnes partes dimittit. **[[w:騎兵|騎兵]]の多数を隣接する諸部族から徴集して、あらゆる方面に派遣した。 **:(訳注:&lt;equitum&gt; 「騎兵の」は近代の校訂者による挿入である。) *② Omnes vici atque omnia aedificia quae quisque conspexerat incendebantur, **おのおのが目にしたすべての村々およびすべての建物が焼き打ちされた。 *pecora interficiebantur<ref>pecora interficiebantur はβ系写本の記述で、α系写本にはない。</ref>, praeda ex omnibus locis agebatur; **家畜は屠殺され、あらゆる場所から略奪品が奪い去られた。 *③ frumenta non solum tanta multitudine iumentorum atque hominum consumebantur, **役畜および人間たちのこれほど大勢により穀物が消費され尽くしたのみならず、 *sed etiam anni tempore atque imbribus procubuerant, **季節と豪雨によってさえも(穀物が)倒れた。 *ut si qui etiam in praesentia se occultassent, **その結果、もし(エブロネス族の)何者かが現状では身を隠しているとしても、 *tamen his deducto exercitu rerum omnium inopia pereundum videretur. **それでも彼らは(ローマ人の)軍隊が引き揚げれば、あらゆるものの欠乏により死滅するはずと思われた。 *④ Ac saepe in eum locum ventum est tanto in omnes partes diviso equitatu, **たいへん多くの騎兵隊があらゆる方面に分遣されて、しばしば以下のような状態に出くわした。 *ut non modo visum ab se Ambiorigem in fuga circumspicerent captivi **捕虜たちが、自分たちによって逃亡中の[[w:アンビオリクス|アンビオリクス]]が目撃されたと見回しただけでなく、 *nec plane etiam abisse ex conspectu contenderent, **(アンビオリクスが)視界からまったく消え去ってはいないとさえ主張した。 *⑤ ut spe consequendi inlata atque infinito labore suscepto, **その結果、(アンビオリクスを)追跡する希望がもたらされて、さらに限りない労苦が従事された。 *qui se summam ab Caesare gratiam inituros putarent, **カエサルから最高の恩恵を得ようと思った者たちは、 *paene naturam studio vincerent, **熱意により(身体的な)資質にほとんど打ち克ったが、 *semperque paulum ad summam felicitatem defuisse videretur, **いつも最高の恵みにあと少しで足りなかったと思われる。 *⑥ atque ille latebris aut silvis<ref>aut silvis はβ系写本の記述で、α系写本にはない。</ref> aut saltibus se eriperet **かつ彼(アンビオリクス)は隠れ処、あるいは森林、あるいは峡谷によって自らを救い、 *et noctu occultatus alias regiones partesque peteret **夜に秘されて、別の地方や方面をめざした。 *non maiore equitum praesidio quam quattuor, **4名より多くない騎兵の護衛によって、 *quibus solis vitam suam committere audebat. **自らの生命をその者たちだけにあえて委ねたのだ。 ===44節=== '''カエサルが撤退し、造反者アッコを処刑する''' *① Tali modo vastatis regionibus **このようなやり方で(エブロネス族の)諸地域を荒廃させて、 [[画像:Porte_Mars_01.jpg|thumb|right|200px|ドゥロコルトルム(現在の[[w:ランス (マルヌ県)|ランス]])に建てられた帝政ローマ時代(3世紀)の[[w:凱旋門|凱旋門]]。]] *exercitum Caesar duarum cohortium damno [[w:la:Remi|Durocortorum]] Remorum reducit **カエサルは、2個<ruby><rb>[[w:コホルス|歩兵大隊]]</rb><rp>(</rp><rt>コホルス</rt><rp>)</rp></ruby> の損失(だけ)で、軍隊を[[w:レミ族|レミ族]]の[[w:ドゥロコルトルム|ドゥロコルトルム]]に連れ戻して、 **:(訳注:ドゥロコルトルムはレミ族の首邑で、現在の[[w:ランス (マルヌ県)|ランス]] Reims である。) *concilioque in eum locum Galliae indicto **その地においてガッリアの(領袖たちの)会合を公示して、 *de coniuratione Senonum et Carnutum quaestionem habere instituit **[[w:セノネス族|セノネス族]]と[[w:カルヌテス族|カルヌテス族]]の共謀について詮議することを決定した。 *② et de Accone, qui princeps eius consilii fuerat, **その謀計の首謀者であった[[w:アッコ (セノネス族)|アッコ]]については *graviore sententia pronuntiata more maiorum supplicium sumpsit. **より重い判決が布告され、(ローマ人の)先祖の習慣により極刑に処した。 **:(訳注:ローマ史家[[w:テオドール・モムゼン|モムゼン]]は、アッコはローマの<ruby><rb>[[w:リクトル|先導吏]]</rb><rp>(</rp><rt>リクトル</rt><rp>)</rp></ruby> により[[w:斬首刑|斬首]]されたと言及している<ref>『モムゼン ローマの歴史Ⅳ』長谷川博隆訳、名古屋大学出版会、p.233 を参照。</ref>。 **:外国から来た侵略者カエサルがこのような刑罰を下したことに、ガッリア人たちは憤激した。[[ガリア戦記 第7巻#1節|第7巻1節]]を参照。) *③ Nonnulli iudicium veriti profugerunt. **少なからぬ者たちは、裁判を恐れて逃走した。 *Quibus cum aqua atque igni interdixisset, **その者たちには水と火が禁じられたうえで、 **:(訳注:「水と火を禁じる」とは追放処分のことで、居住権や財産の没収などを指す。) *duas legiones ad fines Treverorum, duas in Lingonibus, **2個[[w:ローマ軍団|軍団]]をトレーウェリー族の領土へ、2個(軍団)を[[w:リンゴネス族|リンゴネス族]](の領土)に、 *sex reliquas in Senonum finibus [[w:la:Agedincum|Agedinci]] in hibernis conlocavit **残りの6個(軍団)を[[w:セノネス族|セノネス族]]の領土の[[w:アゲディンクム|アゲディンクム]]に、冬営地に宿営させた。 **:(訳注:アゲディンクムは、現在の[[w:サン (ヨンヌ県)|サン]] Sens である。) *frumentoque exercitui proviso, **軍隊の糧秣を調達してから、 *ut instituerat, in Italiam ad conventus agendos profectus est. **定めていたように、イタリアに開廷(巡回裁判)を行なうために出発した。 **:(訳注:ここで「イタリア」とはカエサルが総督を務める[[w:ガリア・キサルピナ|ガッリア・キサルピーナ]]のことと思われる。) ---- *<span style="background-color:#99ff99;">「ガリア戦記 第6巻」了。「[[ガリア戦記 第7巻]]」へ続く。</span> ==脚注== <references /> ==参考リンク== *ウィキペディア英語版・日本語版 **[[w:en:Category:Tribes of ancient Gaul|Category:Tribes of ancient Gaul]]([[w:Category:ガリアの部族|Category:ガッリアの部族]]) ***[[w:en:Eburones|Eburones]]([[w:エブロネス族|エブロネス族]]) ***[[w:en:Nervii|Nervii]]([[w:ネルウィイ族|ネルウィイ族]]) ***[[w:en:Senones|Senones]](セノネス族)- [[w:la:Senones|la:Senones]] ***[[w:en:Carnutes|Carnutes]](カルヌテス族) ***[[w:en:Parisii (Gaul)|Parisii (Gaul)]]([[w:パリシイ族|パリスィ族]]) ****[[w:en:Lutetia|Lutetia]]([[w:ルテティア|ルテティア]]) ***[[w:en:Menapii|Menapii]](メナピイ族) ***[[w:en:Treveri|Treveri]](トレーウェリー族) ***[[w:en:Aedui|Aedui]]([[w:ハエドゥイ族|ハエドゥイ族]]) ***[[w:en:Sequani|Sequani]](セクアニ族) ***[[w:en:Remi|Remi]](レーミー族) **[[w:en:Category:Germanic peoples|Category:Germanic peoples]](ゲルマーニア人のカテゴリ) ***[[w:en:Category:Ancient Germanic peoples|Category:Ancient Germanic peoples]](古代ゲルマーニア人) ***[[w:en:Germanic peoples|Germanic peoples]](ゲルマーニア人) ***[[w:en:Ubii|Ubii]](ウビイー族) ***[[w:en:Suebi|Suebi]]([[w:スエビ族|スエービー族]]) ***[[w:en:Chatti|Chatti]](カッティー族) ***[[w:en:Cherusci|Cherusci]](ケールスキー族) ***[[w:en:Sicambri|Sicambri]](スガンブリー族) ***[[w:en:Hercynian Forest|Hercynian Forest]](ヘルキュニアの森) **地理学者・史家 ***[[w:en:Posidonius|Posidonius]]([[w:ポセイドニオス|ポセイドニオス]];BC135-51年頃)- [[w:la:Posidonius Apameus|la:Posidonius Apameus]] ***[[w:en:Diodorus Siculus|Diodorus Siculus]]([[w:シケリアのディオドロス|シケリアのディオドロス]];BC1世紀) - [[w:la:Diodorus Siculus|la:Diodorus Siculus]] ****〔ウィキソース ギリシア語版:[[s:el:Διόδωρος Σικελιώτης|Διόδωρος Σικελιώτης]](シケリアのディオドロス)- [[s:el:Ιστορική Βιβλιοθήκη|Ιστορική Βιβλιοθήκη]](歴史叢書)〕 ***[[w:en:Strabo|Strabo]]([[w:ストラボン|ストラボン]];BC63年頃–AD24年頃)- [[w:la:Strabo|la:Strabo]] ****〔ウィキソース ギリシア語版:[[s:el:Στράβων|Στράβων]](ストラボン) - [[s:el:Γεωγραφία|Γεωγραφία]](世界地誌)〕 ***[[w:en:Tacitus|Tacitus]]([[w:タキトゥス|タキトゥス]];56年頃–117年頃)- [[w:la:Cornelius Tacitus|la:Cornelius Tacitus]] ****[[w:en:Germania (book)|Germania (book)]]([[w:ゲルマニア (書物)|ゲルマーニア (書物)]])- [[w:la:Germania (opus Taciti)|la:Germania (opus Taciti)]] ***[[w:en:Pomponius Mela|Pomponius Mela]](ポンポニウス・メラ;1世紀)- [[w:la:Pomponius Mela|Pomponius Mela]] ***[[w:en:Athenaeus|Athenaeus]]([[w:アテナイオス|アテナイオス]];2世紀頃)- [[w:la:Athenaeus Naucratita|la:Athenaeus Naucratita]] ***[[w:en:Theodor Mommsen|Theodor Mommsen]]([[w:テオドール・モムゼン|テオドール・モムゼン]];19世紀)- [[w:la:Theodorus Mommsen|la:Theodorus Mommsen]] **[[w:en:Category:Celtic culture|Category:Celtic culture]](ケルト文化) **[[w:en:Category:Celtic mythology|Category:Celtic mythology]]([[w:Category:ケルト神話|Category:ケルト神話]]) ***[[w:en:Druid|Druid]]([[w:ドルイド|ドルイド]]) - [[w:la:Druis|la:Druis]] ***[[w:en:Wicker Man|Wicker Man]]([[w:ウィッカーマン|ウィッカーマン]]) **[[w:en:Category::Celtic_gods|Category::Celtic_gods]](ケルトの神々) **[[w:en:Category:Ancient Gaulish and British gods|Category:Ancient Gaulish and British gods]](古代ガッリアとブリタニアの神々) ***[[w:en:Taranis|Taranis]](タラニス) ***[[w:en:Cernunnos|Cernunnos]](ケルヌンノス) ***[[w:en:Dis Pater|Dis Pater]](ディス・パテル) ***[[w:en:Sucellus|Sucellus]](スケッルス) **カエサルの副官たち ***[[w:en:Titus_Labienus|Titus Labienus]]([[w:ティトゥス・ラビエヌス|ティトゥス・ラビエヌス]])- [[w:la:Titus_Labienus|la:Titus Labienus]] ***[[w:en:Trebonius|Gaius Trebonius]]([[w:ガイウス・トレボニウス|ガイウス・トレボニウス]])- [[w:la:Gaius Trebonius|la:Gaius Trebonius]] ***[[w:en:Quintus_Tullius_Cicero|Quintus Tullius Cicero]]([[w:クィントゥス・トゥッリウス・キケロ|クィントゥス・トゥッリウス・キケロ]])- [[w:la:Quintus_Tullius_Cicero|la:Quintus Tullius Cicero]] ***[[w:en:|en:]]([[w:|w:]]) ***[[w:en:|en:]]([[w:|w:]]) *ウィクショナリー フランス語版 **[[wikt:fr:calo]](カーロー、軍属奴隷) hleuqdrgygf8vw4x7y2igr7cg5kqehi 263344 263342 2024-11-11T18:51:34Z Linguae 449 /* 8節 */ 修整 263344 wikitext text/x-wiki [[Category:ガリア戦記|6]] [[ガリア戦記]]>&nbsp;'''第6巻'''&nbsp;>[[ガリア戦記 第6巻/注解|注解]] <div style="text-align:center"> <span style="font-size:20px; font-weight:bold; font-variant-caps: petite-caps; color:white; background: rgb(47,94,255);background: linear-gradient(180deg, rgba(47,94,255,1) 0%, rgba(24,56,255,1) 50%, rgba(0,8,255,1) 100%);">&nbsp;C&nbsp;IVLII&nbsp;CAESARIS&nbsp;COMMENTARIORVM&nbsp;BELLI&nbsp;GALLICI&nbsp;</span> <span style="font-size:40px; font-weight:bold; color:white; background: rgb(47,94,255);background: linear-gradient(180deg, rgba(47,94,255,1) 0%, rgba(24,56,255,1) 50%, rgba(0,8,255,1) 100%);">&nbsp;LIBER SEXTVS&nbsp;</span> </div> [[画像:Gaule_-53.png|thumb|right|150px|ガリア戦記 第6巻の情勢図(BC53年)。<br>黄色の領域がローマ領。桃色が同盟部族領。]] {| id="toc" style="align:left;clear:all;" align="left" cellpadding="5" ! style="background:#ccccff; text-align:left;" colspan="2" | ガリア戦記 第6巻 目次 |- | style="text-align:right; font-size: 0.86em;"| '''[[#ガッリア北部の平定|ガッリア北部の平定]]''':<br /> '''[[#第二次ゲルマーニア遠征|第二次ゲルマーニア遠征]]''':<br /> '''[[#ガッリア人の社会と風習について|ガッリア人の社会と風習について]]''':<br /> '''[[#ゲルマーニアの風習と自然について|ゲルマーニアの風習と自然について]]''':<br /> '''[[#対エブロネス族追討戦(1)|対エブロネス族追討戦(1)]]''':<br /> '''[[#スガンブリー族のアドゥアトゥカ攻略戦|スガンブリー族のアドゥアトゥカ攻略戦]]''':<br /> '''[[#対エブロネス族追討戦(2)|対エブロネス族追討戦(2)]]''':<br /> <br /> <br /> <br /> <br /> <br /> | style="text-align:left; font-size: 0.86em;"| [[#1節|01節]] | [[#2節|02節]] | [[#3節|03節]] | [[#4節|04節]] | [[#5節|05節]] | [[#6節|06節]] | [[#7節|07節]] | [[#8節|08節]] <br /> [[#9節|09節]] | [[#10節|10節]] <br /> [[#11節|11節]] | [[#12節|12節]] | [[#13節|13節]] | [[#14節|14節]] | [[#15節|15節]] | [[#16節|16節]] | [[#17節|17節]] | [[#18節|18節]] | [[#19節|19節]] | [[#20節|20節]] <br /> [[#21節|21節]] | [[#22節|22節]] | [[#23節|23節]] | [[#24節|24節]] | [[#25節|25節]] | [[#26節|26節]] | [[#27節|27節]] | [[#28節|28節]] <br /> [[#29節|29節]] | [[#30節|30節]] | [[#31節|31節]] | [[#32節|32節]] | [[#33節|33節]] | [[#34節|34節]] <br /> [[#35節|35節]] | [[#36節|36節]] | [[#37節|37節]] | [[#38節|38節]] | [[#39節|39節]] | [[#40節|40節]] | [[#41節|41節]] | [[#42節|42節]] <br/> [[#43節|43節]] | [[#44節|44節]] <br/> &nbsp;&nbsp;1節 [[#コラム「カエサルの軍団」|コラム「カエサルの軍団」]]<br> 10節 [[#コラム「スエービー族とカッティー族・ケールスキー族・ウビイー族について」|コラム「スエービー族とカッティー族・ケールスキー族・ウビイー族について」]]<br>10節 [[#コラム「ガッリア・ゲルマーニアの地誌・民族誌について」|コラム「ガッリア・ゲルマーニアの地誌・民族誌について」]]<br /> [[#脚注|脚注]]<br /> [[#参考リンク|参考リンク]]<br /> |} <br style="clear:both;" /> __notoc__ <div style="background-color:#dfffdf;"> ==<span style="color:#009900;">はじめに</span>== :<div style="color:#009900;width:85%;">カエサルは、第1巻の年([[w:紀元前58年|紀元前58年]])から<ruby><rb>[[w:プロコンスル|前執政官]]</rb><rp>(</rp><rt>プロコンスル</rt><rp>)</rp></ruby>として属州総督に赴任した。が、これは[[w:ガリア・キサルピナ|ガッリア・キサルピーナ]]、[[w:イリュリクム|イッリュリクム]]および[[w:ガリア・ナルボネンシス|ガッリア・トラーンサルピーナ]]の三属州の統治、および4個軍団を5年間にもわたって任されるというローマ史上前代未聞のものであった。これはカエサルが[[w:マルクス・リキニウス・クラッスス|クラッスス]]、[[w:グナエウス・ポンペイウス|ポンペイウス]]と非公式な盟約を結んだ[[w:三頭政治#第一回三頭政治|三頭政治]]の成果であった。カエサルには属州の行政に従事する気持ちははじめからなく、任期のほとんどを夏季は[[w:ガリア戦争|ガッリア侵攻]]に、冬季は首都ローマへの政界工作に費やした。[[ガリア戦記_第3巻#はじめに|第3巻]]の年([[w:紀元前56年|紀元前56年]])に3人は[[w:ルッカ|ルカ]]([[w:la:Luca|Luca]])の会談を行い、カエサルはクラッススとポンペイウスが翌年に執政官になること、カエサルの総督の任期をさらに5年間延長されることを求めた。会談の結果、任期が大幅に延長されることになったカエサルは、もはや軍事的征服の野望を隠そうとせず、ガッリアに止まらず、[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]や[[w:ブリタンニア|ブリタンニア]]の征服へと向かっていく。一方、第4巻の年([[w:紀元前55年|前55年]])に再び執政官になった二人は、[[w:パルティア|パルティア]]を攻略するためにクラッススが[[w:シリア属州|シュリア]]総督になること、ポンペイウスがカエサルと同様に[[w:ヒスパニア|両ヒスパーニア]]と[[w:アフリカ属州|アフリカ]]の三属州の総督になって4個軍団を任されることを決める。</div> <div style="text-align:center"> {| |- |[[画像:First Triumvirate of Caesar, Crassius and Pompey.jpg|thumb|right|500px|後に[[w:三頭政治#第一回三頭政治|三頭政治]](<span style="font-family:Times New Roman;">[[w:la:Triumviratus|Triumviratus]]</span>)と呼ばれることになる非公式な盟約を結んでいた、左から[[w:ガイウス・ユリウス・カエサル|カエサル]]、[[w:マルクス・リキニウス・クラッスス|クラッスス]]、[[w:グナエウス・ポンペイウス|ポンペイウス]]。<br>3人の同盟はついに破綻の時を迎える。]] |} </div> :<div style="color:#009900;width:85%;">[[w:ガリア戦記 第5巻|第5巻]]の年([[w:紀元前54年|前54年]])、カエサルは満を持して二回目の[[w:ローマによるブリタンニア侵攻 (紀元前55年-紀元前54年)|ブリタンニア侵攻]]を敢行するが、大した戦果は得られず、背後のガッリア情勢を気にしながら帰還する。ついに[[w:アンビオリクス|アンビオリークス]]率いる[[w:エブロネス族|エブローネース族]]、ついで[[w:ネルウィイ族|ネルウィイー族]]が反乱を起こし、カエサルは何とか動乱を鎮めるが、ガッリア諸部族の動きは不穏であり、カエサルは諸軍団とともに越冬することを決める。</div> :<div style="color:#009900;width:85%;">カエサルがブリタンニア遠征で不在の間に、ポンペイウスに嫁していたカエサルの一人娘[[w:ユリア (ガイウス・ユリウス・カエサルの娘)|ユーリア]]が[[w:産褥|産褥]]で命を落とす。一方、クラッススは属州[[w:シリア属州|シュリア]]に向かうが、これはクラッススの命運とともに三頭政治の瓦解、カエサルとポンペイウスの関係悪化を招来することになる。</div> :<div style="color:#009900;width:85%;">本巻の年([[w:紀元前53年|前53年]])、カエサルは[[w:エブロネス族|エブローネース族]]追討戦に向かうが、これは大きな嵐の前の出来事に過ぎない。</div> </div> <!-- **:<span style="color:#009900;">(訳注: **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注: --> ==ガッリア北部の平定== ===1節=== *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/1節]] {{進捗|00%|2024-09-18}}</span> ;カエサルがポンペイウスの助けにより新兵を徴募する *<!--❶-->Multis de causis Caesar maiorem Galliae [[wikt:en:motus#Noun_2|motum]] [[wikt:en:exspectans|exspectans]] **多くの理由から、カエサルは、ガッリアのより大きな動乱を予期しており、 *per [[wikt:en:Marcus#Latin|Marcum]] [[wikt:en:Silanus#Latin|Silanum]], [[wikt:en:Gaius#Latin|Gaium]] [[wikt:en:Antistius#Latin|Antistium]] Reginum, [[wikt:en:Titus#Latin|Titum]] [[wikt:en:Sextius#Latin|Sextium]], legatos, **<ruby><rb>[[w:レガトゥス|総督副官]]</rb><rp>(</rp><rt>レガトゥス</rt><rp>)</rp></ruby>の[[w:マルクス・ユニウス・シラヌス (紀元前25年の執政官)|マールクス・スィーラーヌス]]、ガーイウス・アンティスティウス・レーギーヌス、ティトゥス・セクスティウスを介して **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:[[w:en:Marcus Junius Silanus (consul 25 BC)|Mārcus Iūnius Sīlānus]] はこの年([[w:紀元前53年|前53年]])からカエサルの副官、[[w:紀元前25年|前25年]]に執政官。<br>    ''[[w:fr:Caius Antistius Reginus|Gaius Antistius Reginus]]'' は副官として[[ガリア戦記_第7巻#83節|第7巻83節]]と[[ガリア戦記_第7巻#90節|90節]]でも後出。<br>    [[w:en:Titus Sextius|Titus Sextius]] はこの年からカエサルの副官、[[ガリア戦記_第7巻#83節|第7巻83節]]でも後出、<br>     [[w:三頭政治#第二回三頭政治|第二回三頭政治]]では[[w:アフリカ属州|アフリカ属州]]の総督を務め、[[w:マルクス・アエミリウス・レピドゥス|レピドゥス]]に引き継ぐ。)</span> *[[wikt:en:dilectus#Noun|dilectum]] habere [[wikt:en:instituo#Latin|instituit]]; **<small>(兵士の)</small>徴募を行なうことを決める。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:[[wikt:en:dilectus#Noun|dīlēctus]] = [[wikt:en:delectus#Noun_2|dēlēctus]]「選択、徴募」)</span> :  *<!--❷-->simul ab [[wikt:en:Gnaeus#Latin|Gnaeo]] [[wikt:en:Pompeius#Proper_noun|Pompeio]] [[wikt:en:proconsul#Latin|proconsule]] [[wikt:en:peto#Latin|petit]], **同時に、<ruby><rb>[[w:プロコンスル|前執政官]]</rb><rp>(</rp><rt>プロコンスル</rt><rp>)</rp></ruby>の[[w:グナエウス・ポンペイウス|グナエウス・ポンペイウス]]に<small>(以下のことを)</small>求める。 *[[wikt:en:quoniam#Latin|quoniam]] ipse ad <u>urbem</u> cum imperio rei publicae causa [[wikt:en:remaneo#Latin|remaneret]], **<small>(ポンペイウス)</small>自身は<u>首都</u><small>〔[[w:ローマ|ローマ市]]〕</small>の辺りに、<ruby><rb>[[w:インペリウム|軍隊司令権]]</rb><rp>(</rp><rt>インペリウム</rt><rp>)</rp></ruby>を伴って、国務のために留まっていたので、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:[[wikt:en:urbs#Latin|urbs (urbem)]] は普通名詞として「都市・街」を意味するが、特に首都'''[[w:ローマ|ローマ市]]'''を指す。)</span> **:<span style="color:#009900;">(訳注:ポンペイウスは、第4巻の年([[w:紀元前55年|前55年]])に[[w:マルクス・リキニウス・クラッスス|クラッスス]]とともに[[w:執政官|執政官]]を務め、<br>    第5巻の年(昨年=[[w:紀元前54年|前54年]])には[[w:ヒスパニア|両ヒスパーニア]]と[[w:アフリカ属州|アフリカ]]の属州総督となったが、<br>    首都ローマの政局が気がかりであったため、任地には副官を派遣して、<br>    自らはローマ郊外に滞在していた。ただ彼は属州総督であったため、<br>    [[w:ポメリウム|ポメリウム]]と呼ばれるローマ市中心部に立ち入ることは禁じられていた。)</span> *quos ex [[wikt:en:cisalpinus#Latin|Cisalpina]] Gallia <u>consulis</u> [[wikt:en:sacramentum#Latin|sacramento]] [[wikt:en:rogo#Latin|rogavisset]], **[[w:ガリア・キサルピナ|ガッリア・キサルピーナ]]の内から、<ruby><rb>[[w:執政官|執政官]]</rb><rp>(</rp><rt>コンスル</rt><rp>)</rp></ruby>のための宣誓を求めていた者たちに、 **:<span style="color:#009900;">(訳注:ポンペイウスは執政官のときに元老院の許可を得て、<br>    カエサルの属州で、自らの属州に派遣するための4個軍団の徴募を行った。<br>    徴集された新兵たちは執政官に宣誓したようである。)</span> **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、主要写本&omega; では [[wikt:en:consulis#Noun|consulis]]「執政官の」だが、<br>         [[ガリア戦記/注解編/写本と校訂版#Ciacconius|Ciacconius]]は [[wikt:en:consul#Latin|consul]]「執政官が」と修正提案している。)</span> *ad signa [[wikt:en:convenio#Latin|convenire]] et ad se [[wikt:en:proficiscor#Latin|proficisci]] [[wikt:en:iubeo#Latin|iuberet]], **軍旗のもとに集まって、自分<small>〔カエサル〕</small>のもとへ進発することを命じるようにと。 **:<span style="color:#009900;">(訳注:カエサルは、ポンペイウスに軍団兵の融通を求めたわけだ。<br>    ポンペイウスが執政官のときに徴募していたうちの1個軍団がカエサルに貸し出された。<br>    ところがその後、<u>第8巻54節の記述</u>によれば <ref>ラテン語文は、[[s:la:Commentarii_de_bello_Gallico/Liber_VIII#54]] などを参照。</ref><ref>英訳は、[[s:en:Commentaries_on_the_Gallic_War/Book_8#54]] などを参照。</ref>、[[w:マルクス・リキニウス・クラッスス|クラッスス]]の死後に、[[w:元老院|元老院]]は、<br>    対[[w:パルティア|パルティア]]戦争のために、カエサルとポンペイウスがそれぞれ1個軍団を供出することを可決したが、<br>    ポンペイウスはカエサルに1個軍団の返還を求めたので、<br>    カエサルは計2個軍団の引き渡しを求められることになる。<br>    このことは、[[内乱記_第1巻#2節|『内乱記』第1巻2節]]以降でも言及される。)</span> :  *<!--❸-->magni [[wikt:en:intersum#Latin|interesse]] etiam in reliquum tempus ad [[wikt:en:opinio#Latin|opinionem]] Galliae [[wikt:en:existimans#Latin|existimans]] **ガッリアの世論に対して、これから後の時期にさえも、(カエサルが)大いに重要であると考えていたのは、 *tantas videri Italiae [[wikt:en:facultas#Latin|facultates]] **(以下の程度に)イタリアの(動員)能力が豊富であると見えることである。 **:<span style="color:#009900;">(訳注:Italiaという語は多義的でさまざまに解釈できるが、<br>    本書ではガッリア・キサルピーナを指すことが多い。)</span> *ut, si [[wikt:en:aliquid#Etymology_2|quid]] esset in bello [[wikt:en:detrimentum#Latin|detrimenti]] acceptum, **もし、戦争において何がしかの(兵員の)損害を蒙ったとしても、 *non modo id [[wikt:en:brevis#Latin|brevi]] tempore [[wikt:en:sarcio#Latin|sarciri]], **それが短期間で修復(できる)だけでなく、 *sed etiam [[wikt:en:maior#Adjective_2|maioribus]] [[wikt:en:augeo#Latin|augeri]] copiis posset. **より多く軍勢で増されることが可能だ<br>(とガッリアの世論に思われることが重要であるとカエサルは考えたのである)。 :  *<!--❹-->Quod cum [[wikt:en:Pompeius#Proper_noun|Pompeius]] et rei publicae et amicitiae [[wikt:en:tribuo#Latin|tribuisset]], **そのことを、ポンペイウスは公儀<small>〔ローマ国家〕</small>のためにも(三頭政治の)盟約のためにも認めたので、 *celeriter [[wikt:en:confectus#Latin|confecto]] per suos [[wikt:en:dilectus#Noun|dilectu]] **(カエサルの)配下の者たちを介して速やかに徴募が成し遂げられて *tribus ante [[wikt:en:exactus#Latin|exactam]] [[wikt:en:hiems#Latin|hiemem]] et [[wikt:en:constitutus#Participle|constitutis]] et [[wikt:en:adductus#Latin|adductis]] legionibus **冬が過ぎ去る前に、3個[[w:ローマ軍団|軍団]]が組織されて<small>(カエサルのもとへ)</small>もたらされ、 *[[wikt:en:duplicatus#Latin|duplicato]]<nowiki>que</nowiki> earum [[wikt:en:cohors#Latin|cohortium]] numero, quas cum [[wikt:en:Quintus#Latin|Quinto]] [[wikt:en:Titurius#Latin|Titurio]] [[wikt:en:amitto#Latin|amiserat]], **それらの<ruby><rb>[[w:コホルス|歩兵大隊]]</rb><rp>(</rp><rt>コホルス</rt><rp>)</rp></ruby>の数は、[[w:クィントゥス・ティトゥリウス・サビヌス|クィーントゥス・ティトゥーリウス(・サビーヌス)]]とともに失っていたものの倍にされた。 **:<span style="color:#009900;">(訳注:前巻でサビーヌスとコッタは1個軍団と5個[[w:コホルス|歩兵大隊]](=15個歩兵大隊)を失ったが、<br>    代わりに3個軍団(=30個歩兵大隊)を得たということ。)</span> *et [[wikt:en:celeritas#Latin|celeritate]] et copiis [[wikt:en:doceo#Latin|docuit]], **<small>(徴兵の)</small>迅速さと軍勢<small>(の多さ)</small>において<small>(ガッリア人たちに)</small>示したのは、 *quid populi Romani [[wikt:en:disciplina#Latin|disciplina]] atque [[wikt:en:ops#Noun_4|opes]] possent. **ローマ国民の規律と能力がいかに有力であるかということである。 {| class="wikitable" |- | style="vertical-align:top; text-align:left;" |[[画像:Hw-pompey.jpg|thumb|right|250px|[[w:グナエウス・ポンペイウス|グナエウス・ポンペイウス]]の胸像。カエサルおよび[[w:マルクス・リキニウス・クラッスス|マルクス・クラッスス]]とともに[[w:三頭政治|三頭政治]]を行ない、[[w:共和政ローマ|共和政末期のローマ]]を支配した。この巻の年にクラッススが戦死し、ポンペイウスに嫁いでいたカエサルの娘[[w:ユリア (ガイウス・ユリウス・カエサルの娘)|ユーリア]]が前年に病没、三頭政治は瓦解して、やがて[[w:ローマ内戦 (紀元前49年-紀元前45年)|内戦]]へ向かう。]] | style="vertical-align:top; text-align:left;" |[[画像:Theatre of Pompey 3D cut out.png|thumb|left|400px|'''[[w:ポンペイウス劇場|ポンペイウス劇場]]'''の復元図。[[w:グナエウス・ポンペイウス|ポンペイウス]]の名を冠したこの劇場は、彼が執政官であった[[w:紀元前55年|紀元前55年]]頃に竣工し、当時最大の劇場であった。<br> 伝記作家[[w:プルタルコス|プルータルコス]]は以下のように伝えている<ref>[[s:en:Plutarch%27s_Lives_(Clough)/Life_of_Pompey]] より</ref>:「クラッススは執政官の任期が切れるとすぐに属州へと出発したが、ポンペイウスはローマで劇場の開館式や奉献式に出席し、その式にはあらゆる競技・ショー・運動・体操・音楽などで人々を楽しませた。野獣の狩猟や餌付け、野獣との闘いもあり、500頭のライオンが殺された。しかし何よりも、象の闘いは、恐怖と驚きに満ちた見世物であった」と。<br><br> カエサルの最期の場所でもあり、血みどろのカエサルはポンペイウスの胸像の前で絶命したとされている。]] |} <!-- <span style="color:#009900;"></span> **:<span style="color:#009900;">(訳注: **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注: --> <div style="background-color:#dfffdf;"> ===<span style="color:#009900;">コラム「カエサルの軍団」</span>=== :<div style="color:#009900;width:75%;">カエサルは第1巻の年([[w:紀元前58年|紀元前58年]])に三属州の総督に任官するとともに4個軍団(VI・VII・[[w:en:Legio VIII Augusta|VIII]]・[[w:en:Legio IX Hispana|IX]])を任された。[[w:ヘルウェティイ族|ヘルウェーティイー族]]([[w:la:Helvetii|Helvetii]])と対峙するうちに、元老院に諮らずに独断で2個軍団([[w:en:Legio X Equestris|X]]・[[w:en:Legio XI Claudia|XI]])を徴募する(1巻10節)。<br> 第2巻の年([[w:紀元前57年|紀元前57年]])に3個軍団([[w:en:Legio XII Fulminata|XII]]・[[w:en:Legio XIII Gemina|XIII]]・[[w:en:Legio XIV Gemina|XIV]])を徴募して、計9個軍団。<br><br> [[ガリア戦記_第5巻#24節|『第5巻』24節]]の時点で、カエサルは8個軍団と5個[[w:コホルス|歩兵大隊]]を保持していると記されている。最古参の第6軍団が半減していると考えると、[[w:アドゥアトゥカの戦い|アドゥアトゥカの戦い]]で[[w:アンビオリクス|アンビオリークス]]によって、[[w:クィントゥス・ティトゥリウス・サビヌス|サビーヌス]]やコッタらとともに滅ぼされたのは、第14軍団([[w:en:Legio XIV Gemina|XIV]])と古い第6軍団(VI)の生き残りの5個[[w:コホルス|歩兵大隊]]と考えることができる。<br><br> 本巻の年([[w:紀元前53年|紀元前53年]])では、ポンペイウスの第1軍団がカエサルに譲られ、後にカエサルの軍団の番号系列に合わせて第6軍団(VI)と改称されたようだ。「第14軍団」は全滅させられたので通常は欠番にするところだが、カエサルはあえて再建して第14軍団と第15軍団が徴募され、これら3個軍団を加えると、カエサルが保持するのは計10個軍団となる。<br> もっとも本巻ではカエサルは明瞭な記述をしておらず、上述のように後に2個軍団を引き渡すことになるためか、伝記作家[[w:プルタルコス|プルータルコス]]は、ポンペイウスがカエサルに2個軍団を貸し出した、と説明している。 </div> </div> ===2節=== *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/2節]] {{進捗|00%|2024-09-29}}</span> ;ガッリア北部の不穏な情勢、トレーウェリー族がライン川東岸のゲルマーニア人を勧誘 *<!--❶-->[[wikt:en:interfectus#Latin|Interfecto]] [[wikt:en:Indutiomarus#Latin|Indutiomaro]], ut [[wikt:en:doceo#Latin|docuimus]], **<small>([[ガリア戦記 第5巻#58節|第5巻58節]]で)</small>述べたように、インドゥーティオマールスが殺害されると、 *ad eius propinquos a [[wikt:en:Treveri#Latin|Treveris]] imperium [[wikt:en:defero#Latin|defertur]]. **トレーウェリー族の者たちにより彼の縁者たちへ支配権がもたらされる。 *Illi finitimos [[wikt:en:Germanus#Noun|Germanos]] [[wikt:en:sollicito#Latin|sollicitare]] et [[wikt:en:pecunia#Latin|pecuniam]] [[wikt:en:polliceor#Latin|polliceri]] non [[wikt:en:desisto#Latin|desistunt]]. **彼らは隣接する[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人たちをそそのかすこと、および金銭を約束することをやめない。 *Cum ab proximis [[wikt:en:impetro#Latin|impetrare]] non possent, [[wikt:en:ulterior#Latin|ulteriores]] [[wikt:en:tempto#Latin|temptant]]. **たとえ隣人たちによって(盟約を)成し遂げることができなくても、より向こう側の者たちに試みる。 :  *<!--❷-->[[wikt:en:inventus#Latin|Inventis]] [[wikt:en:nonnullus#Latin|non nullis]] civitatibus **少なからぬ部族国家を見出して *[[wikt:en:ius_iurandum#Latin|iure iurando]] inter se [[wikt:en:confirmo#Latin|confirmant]] **互いに誓約し合って(支持を)固め、 *obsidibusque de pecunia [[wikt:en:caveo#Latin|cavent]]; **金銭(の保証)のために人質たちを提供する。 *[[wikt:en:Ambiorix#Latin|Ambiorigem]] sibi [[wikt:en:societas#Latin|societate]] et [[wikt:en:foedus#Latin|foedere]] [[wikt:en:adiungo#Latin|adiungunt]]. **[[w:アンビオリクス|アンビオリークス]]を自分たちにとっての連合や同盟に加盟させる。 :  *<!--❸-->Quibus rebus [[wikt:en:cognitus#Participle|cognitis]] Caesar, **それらの事情を知るや、カエサルは、 *cum undique bellum [[wikt:en:paro#Latin|parari]] videret, **至る所で戦争が準備されていることを見ていたので、 *[[wikt:en:Nervii#Latin|Nervios]], [[wikt:en:Aduatuci#Latin|Atuatucos]] ac [[wikt:en:Menapii#Latin|Menapios]] [[wikt:en:adiunctus#Participle|adiunctis]] **(すなわち)[[w:ネルウィイ族|ネルウィイー族]]、アトゥアトゥキー族とメナピイー族を加盟させたうえに *<u>Cisrhenanis</u> omnibus <u>[[wikt:en:Germanus#Noun|Germanis]]</u> esse in armis, **レーヌス<small>〔[[w:ライン川|ライン川]]〕</small>のこちら側のすべてのゲルマーニア人たちが武装していて、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:''[[w:en:Germani cisrhenani|Germani Cisrhenani]]''「レーヌスのこちら側のゲルマーニア人」(西岸の諸部族) は西岸部族の総称。<br>    ''Germani Transrhenani'' 「レーヌスの向こう側のゲルマーニア人」(東岸の諸部族) の対義語で、<br>     西岸の諸部族が東岸の諸部族を招き寄せているというのが『ガリア戦記』の主張である。)</span> *[[wikt:en:Senones#Latin|Senones]] ad [[wikt:en:imperatum#Latin|imperatum]] non venire **セノネース族は<small>(カエサルから)</small>命令されたことに従わずに *et cum [[wikt:en:Carnutes#Latin|Carnutibus]] finitimisque civitatibus consilia [[wikt:en:communico#Latin|communicare]], **カルヌーテース族および隣接する諸部族とともに謀計を共有しており、 *a [[wikt:en:Treveri#Latin|Treveris]] [[wikt:en:Germanus#Noun|Germanos]] crebris [[wikt:en:legatio#Latin|legationibus]] [[wikt:en:sollicito#Latin|sollicitari]], **ゲルマーニア人たちがたびたびトレーウェリー族の使節団によってそそのかされていたので、 *[[wikt:en:mature#Adverb|maturius]] sibi de bello [[wikt:en:cogitandus#Latin|cogitandum]] [[wikt:en:puto#Latin|putavit]]. **<small>(カエサルは)</small>自分にとって<small>(例年)</small>より早めに戦争を計画するべきだと見なした。 <!-- <span style="color:#009900;"></span> **:<span style="color:#009900;">(訳注: **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注: --> ===3節=== *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/3節]] {{進捗|00%|2024-10-06}}</span> ;カエサルがネルウィイー族を降し、ガッリアの領袖たちの会合を召集する *<!--❶-->Itaque [[wikt:en:nondum#Latin|nondum]] [[wikt:en:hiems#Latin|hieme]] [[wikt:en:confectus#Latin|confecta]] **<small>(カエサルは)</small>こうして、まだ冬が終わらないうちに、 *proximis quattuor [[wikt:en:coactus#Latin|coactis]] legionibus **近隣の4個[[w:ローマ軍団|軍団]]を集めて、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:[[ガリア戦記_第5巻#52節|第5巻52節]]で言及されたように、カエサルは、本営を置いていた<br>    サマロブリーウァ(現在の[[w:アミアン|アミアン]])周辺の冬営に3個軍団、<br>    およびファビウスの軍団を配置していたと思われる。)</span> *[[wikt:en:de_improviso#Latin|de improviso]] in fines [[wikt:en:Nervii#Latin|Nerviorum]] [[wikt:en:contendo#Latin|contendit]] **不意に[[w:ネルウィイ族|ネルウィイー族]]の領土に急いだ。 :  *<!--❷-->et, [[wikt:en:priusquam#Latin|prius quam]] illi aut [[wikt:en:convenio#Latin|convenire]] aut [[wikt:en:profugio#Latin|profugere]] possent, **そして、彼ら<small>(の軍勢)</small>は、集結したり、あるいは逃亡したりできるより前に、 *magno [[wikt:en:pecus#Latin|pecoris]] atque hominum numero [[wikt:en:captus#Latin|capto]] **家畜たちおよび人間たちの多数を捕らえて、 *atque ea [[wikt:en:praeda#Latin|praeda]] militibus [[wikt:en:concessus#Participle|concessa]] **それらの戦利品を兵士たちに譲り、 *[[wikt:en:vastatus#Latin|vastatis]]<nowiki>que</nowiki> agris **耕地を荒らして、 *in [[wikt:en:deditio#Latin|deditionem]] venire atque obsides sibi dare [[wikt:en:cogo#Latin|coegit]]. **<small>(ネルウィイー族に、ローマ勢へ)</small>降伏すること、人質たちを自分<small>〔カエサル〕</small>に供出することを強いた。 :  *<!--❸-->Eo celeriter [[wikt:en:confectus#Latin|confecto]] [[wikt:en:negotium#Latin|negotio]] **その戦役は速やかに成し遂げられたので、 *rursus in [[wikt:en:hibernum#Latin|hiberna]] legiones [[wikt:en:reduco#Latin|reduxit]]. **再び諸軍団を冬営に連れ戻した。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:本営を置いていたサマロブリーウァ周辺の冬営。)</span> :  *'''ガッリアの領袖たちの会合''' *<!--❹-->[[wikt:en:concilium#Latin|Concilio]] Galliae primo [[wikt:en:ver#Latin|vere]], ut [[wikt:en:instituo#Latin|instituerat]], [[wikt:en:indictus#Participle|indicto]], **ガッリアの<small>(領袖たちの)</small>会合を、定めていたように、春の初めに通告すると、 **:<span style="color:#009900;">(訳注:会合の集合場所は、当初は本営のあるサマロブリーウァだったであろう。)</span> *cum reliqui praeter [[wikt:en:Senones#Latin|Senones]], [[wikt:en:Carnutes#Latin|Carnutes]] [[wikt:en:Treveri#Latin|Treveros]]<nowiki>que</nowiki> venissent, **[[w:セノネス族|セノネース族]]、カルヌーテース族とトレーウェリー族を除いて、ほかの者たちは(会合に)現われていたので、 **:<span style="color:#009900;">(訳注:ガッリア北部では、このほかエブローネース族とメナピイー族が参加していないはずである。)</span> *initium belli ac [[wikt:en:defectio#Latin|defectionis]] hoc esse [[wikt:en:arbitratus#Latin|arbitratus]], **このこと<span style="color:#009900;">〔3部族の不参加〕</span>は戦争と背反の始まりであると思われて、 *ut omnia [[wikt:en:postpono#Latin|postponere]] videretur, **<small>(他の)</small>すべて<small>(の事柄)</small>を後回しにすることと見なされるように、 *[[wikt:en:concilium#Latin|concilium]] [[wikt:en:Lutetia#Latin|Lutetiam]] [[wikt:en:Parisii#Latin|Parisiorum]] [[wikt:en:transfero#Latin|transfert]]. **会合を[[w:パリシイ族|パリースィイー族]]の(城塞都市である)[[w:ルテティア|ルーテーティア]]に移す。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:ルーテーティア Lutetia は、写本によってはルーテーキア Lutecia とも表記されている。<br>    ラテン語では Lutetia Parisiorum「パリースィイー族の泥土」と呼ばれ、現在の[[w:パリ|パリ市]]である。<br>    [[w:ストラボン|ストラボーン]]などによれば[[w:ケルト語|ケルト語]]でルコテキア Lukotekia と呼ばれていたらしい。)</span> :  ;   セノネース族について [[画像:Plan_de_Paris_Lutece2_BNF07710745.png|thumb|right|200px|ルテティア周辺の地図(18世紀頃)]] *<!--❺-->[[wikt:en:confinis#Latin|Confines]] erant hi [[wikt:en:Senones#Latin|Senonibus]] **彼ら<small>〔パリースィイー族〕</small>はセノネース族に隣接していて、 *civitatemque patrum memoria [[wikt:en:coniungo#Latin|coniunxerant]], **父祖の伝承では<small>(セノネース族と一つの)</small>部族として結びついていた。 *sed ab hoc consilio [[wikt:en:absum#Latin|afuisse]] [[wikt:en:existimo#Latin|existimabantur]]. **しかし<small>(パリースィイー族は)</small>これらの謀計には関与していなかったと考えられていた。 :  *<!--❻-->Hac re pro [[wikt:en:suggestus#Latin|suggestu]] [[wikt:en:pronuntiatus#Latin|pronuntiata]] **<small>(カエサルは)</small>この事を演壇の前で宣言すると、 *eodem die cum legionibus in [[wikt:en:Senones#Latin|Senones]] [[wikt:en:proficiscor#Latin|proficiscitur]] **同日に諸軍団とともにセノネース族のところに出発して、 *magnisque itineribus eo [[wikt:en:pervenio#Latin|pervenit]]. **強行軍でもってそこに到着した。 <!-- <span style="color:#009900;"></span> **:<span style="color:#009900;">(訳注: **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注: --> ===4節=== *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/4節]] {{進捗|00%|2024-10-09}}</span> ;セノネース族のアッコーが造反するが、カエサルはセノネース族とカルヌーテース族を降伏させる *<!--❶-->[[wikt:en:cognitus#Participle|Cognito]] eius [[wikt:en:adventus#Latin|adventu]], **彼<small>〔カエサル〕</small>の到来を知ると、 *[[wikt:en:Acco#Latin|Acco]], qui princeps eius consilii fuerat, **その画策の首謀者であった<small>(セノネース族の)</small>'''アッコー''' は、 *[[wikt:en:iubeo#Latin|iubet]] in oppida multitudinem [[wikt:en:convenio#Latin|convenire]]. **群衆に諸[[w:オッピドゥム|城塞都市]]に集結することを命じる。 :  *[[wikt:en:conans#Latin|Conantibus]], [[wikt:en:priusquam|prius quam]] id [[wikt:en:effici|effici]] posset, [[wikt:en:adsum#Latin|adesse]] Romanos [[wikt:en:nuntio#Verb|nuntiatur]]. **そのことが遂行され得るより前に、ローマ人が接近していることが、企てている者たちに報告される。 :  *<!--❷-->Necessario [[wikt:en:sententia#Latin|sententia]] [[wikt:en:desisto#Latin|desistunt]] **<small>(セノネース族は)</small>やむなく<small>(カエサルへの謀反の)</small>意図を思いとどまって、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:[[wikt:en:necessario#Adverb|necessāriō]] = [[wikt:en:necessarie#Adverb|necessāriē]]「やむを得ず」)</span> *legatosque [[wikt:en:deprecor#Latin|deprecandi]] causa ad Caesarem mittunt; **<small>(恩赦を)</small>嘆願するために、使節たちをカエサルのもとへ遣わして、 *<u>adeunt</u> per [[wikt:en:Aedui#Latin|Haeduos]], quorum [[wikt:en:antiquitus|antiquitus]] erat in fide civitas. **部族国家が昔から<small>(ローマ人に対して)</small>忠実であった[[w:ハエドゥイ族|ハエドゥイー族]]を介して、頼み込む。 **:<span style="color:#009900;">(訳注:この部分は、セノネース族がハエドゥイー族の庇護下にあったように訳されることも多いが、<br>    [[ガリア戦記 第5巻#54節|第5巻54節]]における両部族とローマ人の関係の記述を考慮して、上のように訳した<ref>[[s:en:Commentaries_on_the_Gallic_War/Book_6#4|英語版ウィキソース]]では「they make advances to him through the Aedui, whose state was from ancient times under the protection of Rome.」と英訳されている。</ref>。)</span> **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:[[wikt:de:adire|adeō]]「(誰かに)アプローチする」「(誰かに)頼る、頼む、懇願する」<ref>[https://www.frag-caesar.de/lateinwoerterbuch/adeo-uebersetzung-1.html adeo-Übersetzung im Latein Wörterbuch]</ref>)</span> :  *<!--❸-->Libenter Caesar [[wikt:en:petens#Latin|petentibus]] [[wikt:en:Aedui#Latin|Haeduis]] dat [[wikt:en:venia#Latin|veniam]] **カエサルは、懇願するハエドゥイー族に対して、喜んで<small>(セノネース族への)</small>恩赦を与え、 *[[wikt:en:excusatio#Latin|excusationem]]<nowiki>que</nowiki> accipit, **<small>(セノネース族の)</small>弁解を受け入れる。 *quod [[wikt:en:aestivus#Latin|aestivum]] tempus [[wikt:en:instans#Latin|instantis]] belli, **というのは、夏の時季は差し迫っている<small>(エブローネース族らとの)</small>戦争のためのものであり、 *non [[wikt:en:quaestio#Latin|quaestionis]] esse [[wikt:en:arbitror#Latin|arbitrabatur]]. **<small>(謀反人に対する)</small>尋問のためのものではないと<small>(カエサルが)</small>判断していたからである。 **:<span style="color:#009900;">(訳注:エブローネース族との戦争が終わった後に、謀反人への尋問が行なわれることになる。[[#44節|44節]]参照。)</span> :  *<!--❹-->Obsidibus [[wikt:en:imperatus#Latin|imperatis]] centum, **<small>(カエサルは)</small>100人の人質<small>(の供出)</small>を命令すると、 *hos Haeduis [[wikt:en:custodiendus#Latin|custodiendos]] [[wikt:en:trado#Latin|tradit]]. **彼ら<small>〔人質たち〕</small>を監視するべく[[w:ハエドゥイ族|ハエドゥイー族]]に引き渡す。 :  *<!--❺-->[[wikt:en:eodem#Adverb|Eodem]] [[wikt:en:Carnutes#Latin|Carnutes]] legatos obsidesque [[wikt:en:mitto#Latin|mittunt]], **ちょうどそこに、カルヌーテース族が使節たちと人質たちを遣わして、 *[[wikt:en:usus#Participle|usi]] [[wikt:en:deprecator#Latin|deprecatoribus]] [[wikt:en:Remi#Proper_noun_3|Remis]], quorum erant in [[wikt:en:clientela#Latin|clientela]]; **<small>(カルヌーテース族が)</small><ruby><rb>[[w:クリエンテス|庇護]]</rb><rp>(</rp><rt>クリエンテーラ</rt><rp>)</rp></ruby>を受ける関係にあったレーミー族を<ruby><rb>助命仲介者</rb><rp>(</rp><rt>デープレカートル</rt><rp>)</rp></ruby>として利用して、 *eadem ferunt [[wikt:en:responsum#Latin|responsa]]. **<small>(セノネース族のときと)</small>同じ返答を獲得する。 :  *<!--❻-->[[wikt:en:perago#Latin|Peragit]] [[wikt:en:concilium#Noun|concilium]] Caesar **カエサルは<small>(ガッリア諸部族の領袖たちの)</small>会合を完了して、 *equitesque [[wikt:en:impero#Latin|imperat]] civitatibus. **[[w:騎兵|騎兵]]たち<small>(の供出)</small>を諸部族に命令する。 <!-- <span style="color:#009900;"></span> **:<span style="color:#009900;">(訳注: **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注: --> ===5節=== *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/5節]] {{進捗|00%|2024-10-10}}</span> ;アンビオリークスへの策を練り、メナピイー族へ向かう *<!--❶-->Hac parte Galliae [[wikt:en:pacatus#Latin|pacata]], **ガッリアのこの方面が平定されたので、 **:<span style="color:#009900;">(訳注:[[#3節|3節]]~[[#4節|4節]]でネルウィイー族、セノネース族とカルヌーテース族がカエサルに降伏したことを指す。)</span> *totus et mente et animo in bellum [[wikt:en:Treveri#Latin|Treverorum]] et [[wikt:en:Ambiorix#Latin|Ambiorigis]] [[wikt:en:insisto#Latin|insistit]]. **<small>(カエサルは)</small>全身全霊をかけて、トレーウェリー族と[[w:アンビオリクス|アンビオリークス]]との戦争に着手する。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:totus et [[wikt:en:mens#Latin|mente]] et [[wikt:en:animus#Latin|animo]] 「全身全霊をかけて」''with all his heart and soul'' )</span> :  *<!--❷-->[[wikt:en:Cavarinus#Latin|Cavarinum]] cum equitatu [[wikt:en:Senones#Latin|Senonum]] [[wikt:en:secum#Latin|secum]] [[wikt:en:proficiscor#Latin|proficisci]] [[wikt:en:iubeo#Latin|iubet]], **カウァリーヌスに、セノネース族の[[w:騎兵|騎兵]]隊を伴って、自分<small>〔カエサル〕</small>とともに出発することを命じる。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:''[[w:de:Cavarinus|Cavarinus]]'' は、[[ガリア戦記 第5巻#54節|第5巻54節]]で前述のように、<br>    カエサルにより王位に据えられていたが、独立主義勢力により追放された。)</span> *ne [[wikt:en:aliquis#Latin|quis]] <u>aut</u> ex huius [[wikt:en:iracundia#Latin|iracundia]] <u>aut</u> ex eo, quod [[wikt:en:mereo#Latin|meruerat]], [[wikt:en:odium#Latin|odio]] civitatis [[wikt:en:motus#Noun_2|motus]] [[wikt:en:exsistat|exsistat]]. **彼の激しやすさから、<u>あるいは</u>彼が招来していた反感から、部族国家の何らかの動乱が起こらないようにである。 **:<span style="color:#009900;">(訳注:前節でアッコーら独立主義者たちがカエサルに降伏して、<br>    カウァリーヌスが王位に戻されたために、<br>    部族内で反感をかっていたのであろう。)</span> :  *<!--❸-->His rebus [[wikt:en:constitutus#Participle|constitutis]], **これらの事柄が取り決められると、 *quod pro explorato habebat, [[wikt:en:Ambiorix#Latin|Ambiorigem]] [[wikt:en:proelium#Latin|proelio]] non esse <u>concertaturum</u>, **<small>(カエサルは)</small>[[w:アンビオリクス|アンビオリークス]]が戦闘で激しく争うつもりではないことを、確実と見なしていたので、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:[[wikt:en:pro#Latin|pro]] [[wikt:en:exploratus#Latin|explorato]] = [[wikt:en:exploratus#Latin|exploratum]]「確かなものとして(''as certain'')」)</span> **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、&chi;系(A・Q)およびL・N写本では non esse <u>[[wikt:en:concertaturum|concertaturum]]</u>「激しくつもりではないこと」だが、<br>         &beta;系写本では non esse <u>[[wikt:en:contenturum|contenturum]]</u><br>         B・M・S写本では non esse <u>concertaturum [[wikt:en:tenturum|tenturum]]</u> となっている。)</span> *reliqua eius [[wikt:en:consilium#Latin|consilia]] animo [[wikt:en:circumspicio#Latin|circumspiciebat]]. **彼<small>〔アンビオリークス〕</small>のほかの計略に思いをめぐらせていた。 :  ;   カエサルがメナピイー族の攻略を決意 *<!--❹-->Erant [[wikt:en:Menapii#Latin|Menapii]] propinqui [[wikt:en:Eburones#Latin|Eburonum]] finibus, **メナピイー族は[[w:エブロネス族|エブローネース族]]の領土に隣り合っていて、 *[[wikt:en:perpetuus#Latin|perpetuis]] [[wikt:en:palus#Latin|paludibus]] [[wikt:en:silva#Latin|silvis]]<nowiki>que</nowiki> [[wikt:en:munitus#Latin|muniti]], **絶え間ない沼地と森林によって守られており、 *qui uni ex Gallia de pace ad Caesarem legatos [[wikt:en:numquam#Latin|numquam]] [[wikt:en:mitto#Latin|miserant]]. **彼らは[[w:ガリア|ガッリア]]のうちでカエサルのもとへ講和の使節たちを決して遣わさなかった唯一の者たちであった。 :  *Cum his esse [[wikt:en:hospitium#Latin|hospitium]] [[wikt:en:Ambiorix#Latin|Ambiorigi]] [[wikt:en:scio#Latin|sciebat]]; **<small>(カエサルは)</small>[[w:アンビオリクス|アンビオリークス]]が彼らのもとで歓待されていることを知っていたし、 *item per [[wikt:en:Treveri#Latin|Treveros]] venisse Germanis in [[wikt:en:amicitia#Latin|amicitiam]] [[wikt:en:cognosco#Latin|cognoverat]]. **同様にトレーウェリー族を通じて[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人と盟約を結んだことも探知していた。 :  *<!--❺-->Haec <u>prius</u> illi [[wikt:en:detrahendus#Latin|detrahenda]] auxilia [[wikt:en:existimo#Latin|existimabat]] <u>quam</u> ipsum bello [[wikt:en:lacesso#Latin|lacesseret]], **<ruby><rb>彼奴</rb><rp>(</rp><rt>あやつ</rt><rp>)</rp></ruby><small>〔アンビオリークス〕</small>へのこれらの支援は、彼奴自身に戦争で挑みかかる<u>より前に</u>引き離されるべきだと考えていた。 *ne [[wikt:en:desperatus#Latin|desperata]] [[wikt:en:salus#Latin|salute]] **<small>(アンビオリークスが)</small>身の安全に絶望して、 *<u>aut</u> se in [[wikt:en:Menapii#Latin|Menapios]] [[wikt:en:abdo#Latin|abderet]], **<u>あるいは</u>メナピイー族のところに身を隠したりしないように、 *<u>aut</u> cum [[wikt:en:Transrhenanus#Latin|Transrhenanis]] [[wikt:en:congredior#Latin|congredi]] [[wikt:en:cogo#Latin|cogeretur]]. **<u>あるいは</u>レーヌス<small>〔[[w:ライン川|ライン川]]〕</small>の向こう側の者たちと合同することを強いられないように、である。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:''Germani Transrhenani'' 「レーヌスの向こう側のゲルマーニア人」(東岸の諸部族)を<br>    ''[[w:en:Germani cisrhenani|Germani Cisrhenani]]''「レーヌスのこちら側のゲルマーニア人」(西岸の諸部族) が<br>    招き寄せているというのが『ガリア戦記』の主張である。)</span> :  *<!--❻-->Hoc [[wikt:en:initus#Participle|inito]] consilio, **この計略を決断すると、 *[[wikt:en:totus#Etymology_1|totius]] exercitus [[wikt:en:impedimentum#Latin|impedimenta]] ad [[wikt:en:Labienus#Latin|Labienum]] in [[wikt:en:Treveri#Latin|Treveros]] [[wikt:en:mitto#Latin|mittit]] **<small>(カエサルは)</small>全軍の[[w:輜重|輜重]]を、トレーウェリー族のところにいる[[w:ティトゥス・ラビエヌス|ラビエーヌス]]のもとへ送り、 *duasque ad eum legiones [[wikt:en:proficiscor#Latin|proficisci]] [[wikt:en:iubeo#Latin|iubet]]; **2個[[w:ローマ軍団|軍団]]に彼<small>〔ラビエーヌス〕</small>のもとへ出発することを命じる。 :  *ipse cum legionibus [[wikt:en:expeditus#Participle|expeditis]] quinque in [[wikt:en:Menapii#Latin|Menapios]] [[wikt:en:proficiscor#Latin|proficiscitur]]. **<small>(カエサル)</small>自身は軽装の5個軍団とともにメナピイー族のところに出発する。 :  *<!--❼-->Illi, [[wikt:en:nullus#Adjective|nulla]] [[wikt:en:coactus#Latin|coacta]] [[wikt:en:manus#Latin|manu]], **あの者らは、何ら手勢を集めず、 *loci [[wikt:en:praesidium#Latin|praesidio]] [[wikt:en:fretus#Adjective|freti]], **地勢の要害を信頼して、 *in [[wikt:en:silva#Latin|silvas]] [[wikt:en:palus#Latin|paludes]]<nowiki>que</nowiki> [[wikt:en:confugio#Latin|confugiunt]] **森林や沼地に避難して、 *[[wikt:en:suus#Latin|sua]]<nowiki>que</nowiki> [[wikt:en:eodem#Adverb|eodem]] [[wikt:en:confero#Latin|conferunt]]. **自分たちの家財を同じところに運び集める。 <!-- <span style="color:#009900;"></span> <small></small> **:<span style="color:#009900;">(訳注: **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注: --> ===6節=== *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/6節]] {{進捗|00%|2024-10-20}}</span> ;メナピイー族がついにカエサルの軍門に降る *<!--❶-->Caesar, **カエサルは、 *[[wikt:en:partitus#Latin|partitis]] copiis cum [[wikt:en:Gaius#Latin|Gaio]] [[wikt:en:Fabius#Latin|Fabio]] legato et [[wikt:en:Marcus#Latin|Marco]] [[wikt:en:Crassus#Latin|Crasso]] [[wikt:en:quaestor#Latin|quaestore]] **[[w:レガトゥス|副官]]である[[w:ガイウス・ファビウス|ガーイウス・ファビウス]]と[[w:クァエストル|財務官]]である[[w:マルクス・リキニウス・クラッスス (財務官)|マールクス・クラッスス]]とともに軍勢を分配して、 *celeriterque [[wikt:en:effectus#Participle|effectis]] [[wikt:en:pons#Latin|pontibus]] **速やかに橋梁を造って、 **:<span style="color:#009900;">(訳注:橋梁は軽装の軍団兵が沼地を渡るためのものなので、丸太道のようなものであろうか。)</span> *[[wikt:en:adeo#Verb|adit]] [[wikt:en:tripertito|tripertito]], **三方面から<small>(メナピイー族の領土に)</small>接近して、 [[画像:GallischeHoeve.jpg|thumb|right|200px|復元されたメナピイー族の住居(再掲)]] *[[wikt:en:aedificium#Latin|aedificia]] [[wikt:en:vicus#Latin|vicos]]<nowiki>que</nowiki> [[wikt:en:incendo#Latin|incendit]], **建物や村々を焼き討ちして、 *magno [[wikt:en:pecus#Latin|pecoris]] atque hominum numero [[wikt:en:potior#Latin|potitur]]. **家畜や人間の多数を<small>(戦利品として)</small>獲得する。 :  *<!--❷-->Quibus rebus [[wikt:en:coactus#Participle|coacti]] **そのような事態に強いられて、 *[[wikt:en:Menapii#Latin|Menapii]] legatos ad eum [[wikt:en:pax#Latin|pacis]] [[wikt:en:petendus#Latin|petendae]] causa [[wikt:en:mitto#Latin|mittunt]]. **メナピイー族は和平を求めるための使節たちを彼<small>〔カエサル〕</small>のもとへ遣わす。 :  *<!--❸-->Ille [[wikt:en:obses#Latin|obsidibus]] [[wikt:en:acceptus#Latin|acceptis]], **彼<small>〔カエサル〕</small>は人質たちを受け取ると、 *hostium se [[wikt:en:habiturus#Latin|habiturum]] numero [[wikt:en:confirmo#Latin|confirmat]], si aut [[wikt:en:Ambiorix#Latin|Ambiorigem]] aut eius legatos finibus suis [[wikt:en:recipio#Latin|recepissent]]. **もし[[w:アンビオリクス|アンビオリークス]]か彼の使節を自領に迎え入れたら、自分は<small>(メナピイー族を)</small>敵として見なすだろうと断言する。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:属格の名詞 + numero「〜として」) :  *<!--❹-->His [[wikt:en:confirmatus#Latin|confirmatis]] rebus, **これらの事柄を確立すると、 *[[wikt:en:Commius#Latin|Commium]] [[wikt:en:Atrebas#Latin|Atrebatem]] cum [[wikt:en:equitatus#Latin|equitatu]] [[wikt:en:custos#Latin|custodis]] loco in [[wikt:en:Menapii#Latin|Menapiis]] [[wikt:en:relinquo#Latin|relinquit]]; **アトレバーテース族である[[w:コンミウス|コンミウス]]を[[w:騎兵|騎兵]]隊とともに、目付け役として、メナピイー族のところに残す。 **:<span style="color:#009900;">(訳注:コンミウスは、カエサルがアトレバテース族の王にすえて、ブリタンニア遠征の先導役として遣わし、<br>    カッスィウェッラウヌスの降伏の仲介を</span>果たしていた。[[ガリア戦記 第4巻#21節|第4巻21節]]・27節や[[ガリア戦記 第5巻#22節|第5巻22節]]などを参照。) *ipse in [[wikt:en:Treveri#Latin|Treveros]] [[wikt:en:proficiscor#Latin|proficiscitur]]. **<small>(カエサル)</small>自身はトレーウェリー族のところに出発する。 <!-- <span style="color:#009900;"></span> <small></small> **:<span style="color:#009900;">(訳注: **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注: --> ===7節=== *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/7節]] {{進捗|00%|2024-10-27}}</span> [[画像:Titelberg_01.jpg|thumb|right|200px|トレーウェリー族の城砦跡(再掲)]] ;トレーウェリー族の開戦準備、ラビエーヌスの計略 *<!--❶-->Dum haec a Caesare [[wikt:en:gero#Latin|geruntur]], **これらのことがカエサルによって遂行されている間に、 *[[wikt:en:Treveri#Latin|Treveri]] magnis [[wikt:en:coactus#Participle|coactis]] [[wikt:en:peditatus#Latin|peditatus]] [[wikt:en:equitatus#Etymology_1|equitatus]]<nowiki>que</nowiki> copiis **トレーウェリー族は、[[w:歩兵|歩兵]]隊と[[w:騎兵|騎兵]]隊の大軍勢を徴集して、 *[[wikt:en:Labienus#Latin|Labienum]] cum una legione, quae in eorum finibus <u>[[wikt:en:hiemo#Latin|hiemaverat]]</u>, **彼らの領土において越冬していた1個[[w:ローマ軍団|軍団]]とともに[[w:ティトゥス・ラビエヌス|ラビエーヌス]]を、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、&alpha;系写本では [[wikt:en:hiemaverat|hiemaverat]] <small>(過去完了形)</small> だが、<br>         &beta;系写本では [[wikt:en:hiemabat|hiemabat]] <small>(未完了過去形)</small> などとなっている。)</span> *[[wikt:en:adorior#Latin|adoriri]] [[wikt:en:paro#Latin|parabant]], **襲撃することを準備していた。 :  *<!--❷-->iamque ab eo non longius [[wikt:en:biduum#Latin|bidui]] via [[wikt:en:absum#Verb|aberant]], **すでに、そこ<small>〔ラビエーヌスの冬営〕</small>から2日間の道のりより遠く離れていなかったが、 *cum duas venisse legiones [[wikt:en:missus#Noun_2|missu]] Caesaris [[wikt:en:cognosco#Latin|cognoscunt]]. **そのときに、カエサルが派遣した2個軍団が到着したことを知る。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:[[#5節|5節]]で既述のように、カエサルはラビエーヌスのところへ全軍の輜重と2個軍団を派遣していた。<br>    こうして、ラビエーヌスはローマ全軍の輜重と3個軍団を任されることになった。) :  *<!--❸-->[[wikt:en:positus#Latin|Positis]] <u>castris</u> a milibus passuum [[wikt:en:quindecim#Latin|quindecim]](XV) **<small>(トレーウェリー勢は、ラビエーヌスの冬営から)</small>15ローママイルのところに<u>野営地</u>を設置して、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:1[[ガイウス・ユリウス・カエサルの著作/通貨・計量単位#ミーッレ・パッスーム、ミーリア(ローママイル)|ローママイル]]は約1.48 kmで、15マイルは約22 km)</span> **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:[[w:カストラ|カストラ]] [[wikt:en:castra#Latin|castra]] という語はローマ勢の行軍中の野営地や常設の宿営地に用いられ、<br>    非ローマ系部族の野営地に用いられることは稀である。)</span> *auxilia [[wikt:en:Germani#Latin|Germanorum]] [[wikt:en:exspecto#Latin|exspectare]] [[wikt:en:constituo#Latin|constituunt]]. **[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人の援軍を待つことを決める。 :  *<!--❹-->[[wikt:en:Labienus#Latin|Labienus]] hostium [[wikt:en:cognitus#Participle|cognito]] consilio **ラビエーヌスは、敵勢<small>〔トレーウェリー族〕</small>の計略を知ると、 *[[wikt:en:sperans#Latin|sperans]] [[wikt:en:temeritas#Latin|temeritate]] eorum [[wikt:en:fore#Etymology_2_2|fore]] [[wikt:en:aliqui#Latin|aliquam]] [[wikt:en:dimico#Latin|dimicandi]] facultatem, **彼らの無謀さにより何らかの争闘する機会が生ずるであろうと期待して、 *[[wikt:en:praesidium#Latin|praesidio]] quinque(V) cohortium [[wikt:en:impedimentum#Latin|impedimentis]] [[wikt:en:relictus#Latin|relicto]] **5個<ruby><rb>[[w:コホルス|歩兵大隊]]</rb><rp>(</rp><rt>コホルス</rt><rp>)</rp></ruby>の守備隊を[[w:輜重|輜重]]のために残し、 *cum XXV(viginti quinque) cohortibus magnoque [[wikt:en:equitatus#Etymology_1|equitatu]] contra hostem [[wikt:en:proficiscor#Latin|proficiscitur]] **25個<ruby><rb>[[w:コホルス|歩兵大隊]]</rb><rp>(</rp><rt>コホルス</rt><rp>)</rp></ruby>および多勢の騎兵隊とともに、敵に抗して進発する。 *et mille passuum [[wikt:en:intermissus#Latin|intermisso]] spatio castra [[wikt:en:communio#Latin|communit]]. **<small>(トレーウェリー勢から)</small>1ローママイルの間隔を置いて、[[w:カストラ|陣営]]<small>〔野営地〕</small>を固める。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:1[[ガイウス・ユリウス・カエサルの著作/通貨・計量単位#ミーッレ・パッスーム、ミーリア(ローママイル)|ローママイル]]は約1.48 km)</span> :  *<!--❺-->Erat inter [[wikt:en:Labienus#Latin|Labienum]] atque hostem [[wikt:en:difficilis#Latin|difficili]] [[wikt:en:transitus#Latin|transitu]] flumen [[wikt:en:ripa#Latin|ripis]]<nowiki>que</nowiki> [[wikt:en:praeruptus#Adjective|praeruptis]]. **ラビエーヌスと敵の間には、渡ることが困難な川が、急峻な岸とともにあった。 *Hoc <u>neque</u> ipse [[wikt:en:transeo#Latin|transire]] habebat in animo **これを<small>(ラビエーヌス)</small>自身は渡河するつもりではなかったし、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:~ habeo in animo「~するつもりである」)</span> **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:neque ~, neque …「~でもないし、…でもない」)</span> *<u>neque</u> hostes [[wikt:en:transiturus#Latin|transituros]] [[wikt:en:existimo#Latin|existimabat]]. **敵勢も渡河して来ないであろうと<small>(ラビエーヌスは)</small>考えていた。 :  *<!--❻-->[[wikt:en:augeo#Latin|Augebatur]] auxiliorum [[wikt:en:cotidie#Latin|cotidie]] spes. **<small>(トレーウェリー勢にとって、ゲルマーニア人の)</small>援軍への期待は日ごとに増されるばかりであった。 *[[wikt:en:loquor#Latin|Loquitur]] <u>in consilio</u> [[wikt:en:palam#Adverb|palam]]: **<small>(ラビエーヌスは)</small>会議において公然と<small>(以下のように)</small>述べる。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、主要写本&omega;では in [[wikt:en:consilio|consilio]] だが、<br>         [[ガリア戦記/注解編/写本と校訂版#Aldus|Aldus]] は in [[wikt:en:concilium#Latin|concilio]] と修正提案し、<br>         Hecker は [[wikt:en:consulto#Adverb|consulto]] と修正提案している。)</span> *[[wikt:en:quoniam#Latin|quoniam]] [[wikt:en:Germani#Latin|Germani]] [[wikt:en:adpropinquo#Latin|adpropinquare]] [[wikt:en:dico#Latin|dicantur]], **ゲルマーニア人<small>(の軍勢)</small>が近づいていることが言われているので、 *sese suas exercitusque fortunas in [[wikt:en:dubium#Noun|dubium]] non [[wikt:en:devocaturus#Latin|devocaturum]] **自分は自らと軍隊の命運を不確実さの中に引きずり込むことはないであろうし、 *et postero die prima luce castra [[wikt:en:moturus#Latin|moturum]]. **翌日の夜明けには陣営を引き払うであろう。 :  *<!--❼-->Celeriter haec ad hostes [[wikt:en:defero#Latin|deferuntur]], **これら<small>(のラビエーヌスの発言)</small>は速やかに敵勢<small>〔トレーウェリー族〕</small>のもとへ報じられたので、 *ut ex magno Gallorum equitum numero [[wikt:en:nonnullus#Latin|non nullos]] <u>Gallos</u> [[wikt:en:gallicus#Latin|Gallicis]] rebus [[wikt:en:faveo#Latin|favere]] natura [[wikt:en:cogo#Latin|cogebat]]. **ガッリア人の境遇を想う気質が、<small>(ローマ側)</small>ガッリア人騎兵の多数のうちの若干名を励ましていたほどである。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部の [[wikt:en:Gallus#Noun|Gallos]] は &alpha;系写本の記述で、&beta;系写本では欠く。)</span> :  *<!--❽-->[[wikt:en:Labienus#Latin|Labienus]], noctu tribunis militum primisque ordinibus <u>convocatis</u>, **ラビエーヌスは、夜間に<ruby><rb>[[w:トリブヌス・ミリトゥム|兵士長官]]</rb><rp>(</rp><rt>トリブヌス・ミリトゥム</rt><rp>)</rp></ruby>たちと第一序列(の[[w:ケントゥリオ|百人隊長]])たちを召集すると、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:1個軍団当たりの<ruby><rb>[[w:トリブヌス・ミリトゥム|兵士長官]]</rb><rp>(</rp><rt>トリブヌス・ミリトゥム</rt><rp>)</rp></ruby> の定員は計6名。<br>    第一序列の<ruby><rb>[[w:ケントゥリオ|百人隊長]]</rb><rp>(</rp><rt>ケントゥリオー</rt><rp>)</rp></ruby>たち primorum ordinum centuriones は、軍団内における[[w:下士官|下士官]]のトップであり、<br>     第一<ruby><rb>[[w:コホルス|歩兵大隊]]</rb><rp>(</rp><rt>コホルス</rt><rp>)</rp></ruby> においては定員5名だが、<br>     ほかの歩兵大隊においては定員6名であった。)</span> **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、&alpha;系写本では [[wikt:en:convocatus#Latin|convocatis]] だが、<br>         &beta;系写本では [[wikt:en:coactus#Participle|coactis]] などとなっている。)</span> *quid sui sit consilii, [[wikt:en:propono#Latin|proponit]] **自分の計略がいかなるものであるかを呈示して、 *et, quo facilius hostibus [[wikt:en:timor#Latin|timoris]] [[wikt:en:det#Latin|det]] [[wikt:en:suspicio#Noun|suspicionem]], **それ<small>〔計略〕</small>によって、よりたやすく敵勢に<small>(ローマ勢の)</small>恐怖心という推測を起こすべく、 *maiore [[wikt:en:strepitus#Latin|strepitu]] et [[wikt:en:tumultus#Latin|tumultu]], quam populi Romani fert [[wikt:en:consuetudo#Latin|consuetudo]] **ローマ国民の習慣が引き起こすよりもより大きな騒音や喧騒をもって *castra [[wikt:en:moveo#Latin|moveri]] [[wikt:en:iubeo#Latin|iubet]]. **陣営を引き払うことを命じる。 *His rebus fugae [[wikt:en:similis#Latin|similem]] [[wikt:en:profectio#Latin|profectionem]] [[wikt:en:efficio#Latin|effecit]]. **<small>(ラビエーヌスは)</small>これらの事によって、逃亡に似た進発を実現した。 :  *<!--❾-->Haec quoque per [[wikt:en:explorator#Latin|exploratores]] **これらのこともまた、<small>(トレーウェリー勢の)</small>斥候たちを通じて、 *ante [[wikt:en:lux#Latin|lucem]] in tanta [[wikt:en:propinquitas#Latin|propinquitate]] castrorum ad hostes [[wikt:en:defero#Latin|deferuntur]]. **夜明け前には、陣営のこれほどの近さにより、敵勢へ報じられる。 <!-- <span style="color:#009900;"></span> <small></small> **:<span style="color:#009900;">(訳注: **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注: --> ===8節=== *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/8節]] {{進捗|00%|2024-10-28}}</span> ;ラビエーヌスがトレーウェリー族を降す :  ;   トレーウェリー勢が、渡河してラビエーヌスの軍勢に攻めかかろうとする *<!--❶-->[[wikt:en:vix#Latin|Vix]] [[wikt:en:agmen#Latin|agmen]] [[wikt:en:novissimus#Latin|novissimum]] extra [[wikt:en:munitio#Latin|munitiones]] [[wikt:en:procedo#Latin|processerat]], **<small>(ローマ勢の)</small>行軍隊列の最後尾が防塁の外側にほぼ進み出ようとしていた、 *cum Galli [[wikt:en:cohortatus#Latin|cohortati]] inter se, ne [[wikt:en:speratus#Latin|speratam]] [[wikt:en:praeda#Latin|praedam]] ex manibus [[wikt:en:dimitto#Latin|dimitterent]] **そのときにガッリア人たちは、期待していた戦利品を<small>(彼らの)</small>手から逸しないように、互いに鼓舞し合って、 *── longum esse, [[wikt:en:perterritus#Latin|perterritis]] Romanis [[wikt:en:Germani#Proper_noun|Germanorum]] auxilium [[wikt:en:exspecto#Latin|exspectare]]; **── ローマ人が<ruby><rb>怖気</rb><rp>(</rp><rt>おじけ</rt><rp>)</rp></ruby>ているのに、[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人の支援を待つことは悠長なものである。 *neque suam [[wikt:en:patior#Latin|pati]] [[wikt:en:dignitas#Latin|dignitatem]], **<small>(以下のことは)</small>自分たちの尊厳が耐えられない。 *ut [[wikt:en:tantus#Latin|tantis]] copiis [[wikt:en:tam#Latin|tam]] [[wikt:en:exiguus#Latin|exiguam]] manum, praesertim [[wikt:en:fugiens#Latin|fugientem]] atque [[wikt:en:impeditus#Latin|impeditam]], **これほどの大軍勢で<small>(ローマの)</small>それほどの貧弱な手勢を、特に逃げ出して<small>(荷物で)</small>妨げられている者たちを *[[wikt:en:adorior#Latin|adoriri]] non [[wikt:en:audeo#Latin|audeant]] ── **あえて襲撃しないとは──<small>(と鼓舞し合って)</small> *flumen [[wikt:en:transeo#Latin|transire]] et iniquo loco [[wikt:en:committo#Latin|committere]] proelium non [[wikt:en:dubito#Latin|dubitant]]. **川を渡って<small>(切り立った岸を登りながら)</small>不利な場所で交戦することをためらわない。 :  ;   ラビエーヌス勢が怖気を装いながら、そろりそろりと進む *<!--❷-->Quae fore [[wikt:en:suspicatus#Latin|suspicatus]] [[wikt:en:Labienus#Latin|Labienus]], **こうしたことが生じるであろうと想像していた[[w:ティトゥス・ラビエヌス|ラビエーヌス]]は、 *ut omnes citra flumen [[wikt:en:elicio#Latin|eliceret]], **<small>(敵の)</small>総勢を川のこちら側に誘い出すように、 *[[wikt:en:idem#Latin|eadem]] [[wikt:en:usus#Participle|usus]] [[wikt:en:simulatio#Latin|simulatione]] itineris **行軍の同じ見せかけを用いて、 **:<span style="color:#009900;">(訳注:前節で語られたように、<ruby><rb>怖気</rb><rp>(</rp><rt>おじけ</rt><rp>)</rp></ruby>て今にも逃げ出しそうな風に装いながらの行軍。)</span> *[[wikt:en:placide#Adverb|placide]] [[wikt:en:progredior#Latin|progrediebatur]]. **穏やかに前進していた。 :  ;   ラビエーヌスが全軍の兵を叱咤激励する *<!--❸-->Tum [[wikt:en:praemissus#Latin|praemissis]] paulum impedimentis **それから、[[w:輜重|輜重]]<small>(の隊列)</small>を少し先に遣わして、 *atque in [[wikt:en:tumulus#Latin|tumulo]] [[wikt:en:quidam#Adjective|quodam]] [[wikt:en:collocatus#Latin|conlocatis]], **とある高台に配置すると、 *<!--▲直接話法--><span style="background-color:#e8e8ff;"><span style="color:#009900;">«</span>&nbsp;[[wikt:en:habetis|Habetis]],<span style="color:#009900;">»</span></span> [[wikt:en:inquam#Latin|inquit]], <!--▲直接話法--><span style="background-color:#e8e8ff;"><span style="color:#009900;">«</span>milites, quam [[wikt:en:petistis|petistis]], [[wikt:en:facultas#Latin|facultatem]]; </span> **<small>(ラビエーヌスは)</small>「兵士らよ、<small>(諸君は)</small>求めていた機会を得たぞ」と言った。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:以下、<!--▲直接話法--><span style="background-color:#e8e8ff;">&nbsp;<span style="color:#009900;">«</span> ~ <span style="color:#009900;">»</span>&nbsp;</span> の箇所は、直接話法で記されている。)</span> *<!--▲直接話法--><span style="background-color:#e8e8ff;">hostem [[wikt:en:impeditus#Latin|impedito]] atque [[wikt:en:iniquus#Latin|iniquo]] loco [[wikt:en:tenetis|tenetis]]: </span> **「<small>(諸君は)</small>敵を<small>(川岸で)</small>妨げられた不利な場所に追いやった。」 *<!--❹--><!--▲直接話法--><span style="background-color:#e8e8ff;">[[wikt:en:praestate|praestate]] eandem nobis [[wikt:en:dux#Latin|ducibus]] [[wikt:en:virtus#Latin|virtutem]], quam saepe numero [[wikt:en:imperator#Latin|imperatori]] [[wikt:en:praestitistis|praestitistis]], </span> **「我々<ruby><rb>将帥</rb><rp>(</rp><rt>ドゥクス</rt><rp>)</rp></ruby>らに、<small>(諸君が)</small>しばしば<ruby><rb>将軍</rb><rp>(</rp><rt>インペラートル</rt><rp>)</rp></ruby><small>〔カエサル〕</small>に見せて来たのと同じ武勇を見せてくれ。」 *<!--▲直接話法--><span style="background-color:#e8e8ff;">atque illum adesse et haec [[wikt:en:coram#Adverb|coram]] [[wikt:en:cerno#Latin|cernere]] [[wikt:en:existimate|existimate]].<span style="color:#009900;">»</span></span> **「彼<small>〔カエサル〕</small>が訪れて、これ<small>〔武勇〕</small>を目の前で見ていると思ってくれ。」 :  ;   ラビエーヌスが軍を反転させて攻撃態勢を整える *<!--❺-->Simul signa ad hostem [[wikt:en:converto#Latin|converti]] aciemque [[wikt:en:dirigo#Latin|dirigi]] [[wikt:en:iubeo#Latin|iubet]], **同時に、軍旗が敵の方へ向きを変えられることと、戦列が整えられること、を命じる。 **:<span style="color:#009900;">(訳注:軍勢が敵側へ向けて反転して、戦列を整えること、を命じた。)</span> [[画像:Pilensalve.jpg|thumb|right|250px|[[w:ピルム|ピールム]](投槍)を投げるローマ軍兵士(帝政期)の再演]] *et paucis [[wikt:en:turma#Latin|turmis]] praesidio ad impedimenta [[wikt:en:dimissus#Latin|dimissis]], **かつ若干の<ruby><rb>[[w:トゥルマ|騎兵小隊]]</rb><rp>(</rp><rt>トゥルマ</rt><rp>)</rp></ruby>を輜重のための守備隊として送り出して、 **:<span style="color:#009900;">(訳注:騎兵小隊 turma はローマ軍の<br>    [[w:アウクシリア|支援軍]]における中規模の編成単位で、<br>    各30騎ほどと考えられている。)</span> *reliquos equites ad latera [[wikt:en:dispono#Latin|disponit]]. **残りの[[w:騎兵|騎兵]]たちを<small>(軍勢の)</small>両側面へ分置する。 :  ;   ラビエーヌス勢が喊声を上げて、投げ槍を投げ始める *<!--❻-->Celeriter nostri, clamore [[wikt:en:sublatus#Latin|sublato]], [[wikt:en:pilum#Latin|pila]] in hostes [[wikt:en:inmitto#Latin|inmittunt]]. **我が方<small>〔ローマ勢〕</small>は、雄叫びを上げると、速やかに<ruby><rb>[[w:ピルム|投げ槍]]</rb><rp>(</rp><rt>ピールム</rt><rp>)</rp></ruby>を敵勢へ放り入れる。 :  ;   不意を突かれたトレーウェリー勢が、一目散に逃げ出して、最寄りの森林を目指す *Illi, ubi [[wikt:en:praeter#Latin|praeter]] spem, quos <span style="color:#009900;">&lt;modo&gt;</span> [[wikt:en:fugio#Latin|fugere]] [[wikt:en:credo#Latin|credebant]], [[wikt:en:infestus#Latin|infestis]] signis ad se ire viderunt, **<span style="font-size:11pt;">彼らは、期待に反して、<span style="color:#009900;">&lt;ただ&gt;</span>逃げていると信じていた者たちが、軍旗を攻勢にして自分らの方へ来るのを見るや否や、</span> *[[wikt:en:impetus#Latin|impetum]] <u>modo</u> ferre non potuerunt **<small>(ローマ勢の)</small>突撃を持ちこたえることができずに、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部 modo は主要写本&omega;ではこの位置にあるが、<br>    上記の &lt;modo&gt; に移す修正提案がある。)</span> *ac primo [[wikt:en:concursus#Noun|concursu]] in fugam [[wikt:en:coniectus#Participle|coniecti]] **最初の猛攻で敗走に追い込まれて、 *proximas silvas [[wikt:en:peto#Latin|petierunt]]. **近隣の森を目指した。 :  ;   ラビエーヌス勢が、トレーウェリー勢の多数を死傷させ、部族国家を奪回する *<!--❼-->Quos [[wikt:en:Labienus#Latin|Labienus]] equitatu [[wikt:en:consectatus#Latin|consectatus]], **<small>(敗走した)</small>その者たちを、ラビエーヌスは騎兵隊で追撃して、 *magno numero [[wikt:en:interfectus#Latin|interfecto]], **多数の者を<ruby><rb>殺戮</rb><rp>(</rp><rt>さつりく</rt><rp>)</rp></ruby>して、 *compluribus [[wikt:en:captus#Latin|captis]], **かなりの者たちを捕らえて、 *paucis post diebus civitatem recepit. **数日後に<small>(トレーウェリーの)</small>部族国家を<small>(蜂起の前の状態に)</small>戻した。 :  [[画像:Bund-ro-altburg.jpg|thumb|right|180px|トレーウェリー族の再現された住居(再掲)]] [[画像:Trier_Kaiserthermen_BW_1.JPG|thumb|right|180px|トレーウェリー族(Treveri)の名を現代に伝えるドイツの[[w:トリーア|トリーア市]](Trier)に残るローマ時代の浴場跡]] ;   ゲルマーニア人の援軍が故国へ引き返す *Nam [[wikt:en:Germani#Latin|Germani]], qui auxilio veniebant, **なぜなら、援軍として来ようとしていたゲルマーニア人たちは、 *[[wikt:en:perceptus#Latin|percepta]] [[wikt:en:Treveri#Latin|Treverorum]] fuga **トレーウェリー族の敗走を把握したので、 *sese [[wikt:en:domus#Latin|domum]] <u>receperunt</u>. **故国に撤退していった。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、&alpha;系写本では [[wikt:en:receperunt|receperunt]] だが、<br>         &beta;系写本では [[wikt:en:contulerunt|contulerunt]] となっている。)</span> :  ;   インドゥーティオマールスの残党がゲルマーニアへ出奔する *<!--❽-->Cum his [[wikt:en:propinquus#Latin|propinqui]] [[wikt:en:Indutiomarus#Latin|Indutiomari]], **彼ら<small>〔ゲルマーニア人〕</small>とともに、インドゥーティオマールスの縁者たちは、 *qui [[wikt:en:defectio#Latin|defectionis]] [[wikt:en:auctor#Latin|auctores]] fuerant, **その者らは<small>(トレーウェリー族におけるカエサルへの)</small>謀反の張本人であったが、 *[[wikt:en:comitatus#Participle|comitati]] eos ex civitate [[wikt:en:excedo#Latin|excesserunt]]. **彼ら<small>〔ゲルマーニア人〕</small>を伴って、部族国家から出て行った。 :  ;   カエサルとローマに忠節なキンゲトリークスに、部族の統治権が託される *<!--❾-->[[wikt:en:Cingetorix#Latin|Cingetorigi]], **キンゲトリークスに対しては、 *quem ab initio [[wikt:en:permaneo#Latin|permansisse]] in [[wikt:en:officium#Latin|officio]] [[wikt:en:demonstravimus|demonstravimus]], **──その者が当初から<small>(ローマへの)</small>忠義に留まり続けたことは前述したが── **:<span style="color:#009900;">(訳注:キンゲトリークスについては、[[ガリア戦記 第5巻#3節|第5巻3節]]~4節・[[ガリア戦記 第5巻#56節|56節]]~57節で述べられている。)</span> *[[wikt:en:principatus#Latin|principatus]] atque [[wikt:en:imperium#Latin|imperium]] est traditum. **首長の地位と支配権が託された。 <!-- <span style="color:#009900;"></span> <span style="font-size:11pt;"></span> <small></small> **:<span style="color:#009900;">(訳注: **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注: --> ==第二次ゲルマーニア遠征== ===9節=== *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/9節]] {{進捗|00%|2024-11-06}}</span> ;再びレーヌスを渡河、ウビイー族を調べる *<!--❶-->Caesar, postquam ex Menapiis in Treveros venit, **カエサルは、メナピイー族のところからトレーウェリー族のところに来た後で、 *duabus de causis Rhenum transire constituit; **二つの理由からレーヌス<small>〔[[w:ライン川|ライン川]]〕</small>を渡ることを決めた。 :  *<!--❷-->quarum una erat, quod auxilia contra se Treveris miserant, **その<small></small>(理由の)一つは、<small></small>(ゲルマーニア人が)自分<small>〔カエサル〕</small>に対抗して、トレーウェリー族に援軍を派遣していたことであった。 *altera, ne ad eos Ambiorix receptum haberet. **もう一つ<small></small>(の理由)は、彼らのところへ[[w:アンビオリクス|アンビオリークス]]が避難所を持たないように、ということであった。 :  *<!--❸-->His constitutis rebus, **これらの事柄を決定すると、 *[[wikt:en:paulum#Adverb|paulum]] supra eum locum, quo ante exercitum traduxerat, facere pontem instituit. **<u>以前に軍隊を渡らせていた場所</u>の少し上流に、橋を造ることを決意した。 **:<span style="color:#009900;">(訳注:[[ガリア戦記_第4巻#17節|第4巻17節]] でカエサルが[[w:ライン川|ライン川]]に架橋した場所のこと。<br>    第4巻の'''[[ガリア戦記_第4巻#コラム「ゲルマーニア両部族が虐殺された場所はどこか?」|コラム]]''' や [[ガリア戦記_第4巻#17節|第4巻17節]]の図で説明したように、カエサルの最初の架橋地点には異論もあるが、<br>    今回の架橋地点がトレーウェリー族領であった[[w:モーゼル川|モーゼル川]]渓谷から近かったであろうことから有力視される。)</span> [[画像:Caesar's Rhine Crossing.jpg|thumb|right|250px|カエサルがライン川に橋を架けたとされる有力な地点の図示。ライン川と[[w:モーゼル川|モーゼル川]]の合流点にある[[w:コブレンツ|コブレンツ]]([[w:en:Koblenz|Koblenz]])と下流の[[w:アンダーナッハ|アンダーナッハ]]([[w:en:Andernach|Andernach]])との間の[[w:ノイヴィート|ノイヴィート]]([[w:en:Neuwied|Neuwied]])辺りが有力な地点の一つとされる。'''([[ガリア戦記_第4巻#17節|第4巻17節]]の図を再掲)''']] :  *<!--❹-->Nota atque instituta ratione **経験しかつ建造していた方法で、 *magno militum studio **兵士の大きな熱意により *paucis diebus opus efficitur. **わずかな日数で作業が完遂された。 :  *<!--❺-->Firmo in Treveris ad pontem praesidio relicto, **トレーウェリー族(の領内)の橋のたもとへ強力な守備隊を残した。 *ne quis ab his subito motus <u>oreretur</u>, **彼らによる何らかの動乱が突然に起こされないように。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、&chi;系・B・&rho;系写本では [[wikt:en:oreretur|oreretur]]、<br>         &phi;系・&pi;系写本では [[wikt:en:oriretur|oriretur]] だが、語形の相異。)</span> *reliquas copias equitatumque traducit. **残りの軍勢と騎兵隊を(レーヌスの東岸へ)渡らせた。 :  *<!--❻-->Ubii, qui ante obsides dederant atque in deditionem venerant, **ウビイー族は、以前に(カエサルに対して)人質たちを供出していて、降伏していたが、 **:<span style="color:#009900;">(訳注:この事はすでに[[ガリア戦記 第4巻#16節|第4巻16節]]で述べられている。)</span> *<u>purgandi sui</u> causa ad eum legatos mittunt, **自分たちの申し開きをすることのために、彼(カエサル)のところへ使節たちを遣わして、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、&alpha;系写本では [[wikt:en:purgandi|purgandi]] [[wikt:en:sui#Pronoun|sui]] だが、<br>         &beta;系写本では purgandi のみ。)</span> *qui doceant **(以下のように)説かせた。 *neque <u>auxilia ex sua civitate</u> in Treveros missa **自分たちの部族から援軍をトレーウェリー族のところに派遣してもいないし、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、&chi;系・B・M・S写本では [[wikt:en:auxilia#Latin|auxilia]] ex sua [[wikt:en:civitate|civitate]]、<br>         L・N・&beta;系写本では ex sua civitate auxilia の語順になっている。)</span> *neque ab se fidem laesam: **自分らにより(ローマへの)信義を傷つけてもいない、と。 :  *<!--❼-->petunt atque orant ut **(ウビイー族の使節たちは、以下のように)求め、かつ願った。 *sibi parcat, **自分たちを容赦し、 *ne communi odio Germanorum innocentes pro nocentibus poenas pendant; **[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人一般への憎しみから、潔白な者たちが加害者たちのために罰を償うことがないように、と。 *si amplius obsidum <u>vellet, dare</u> pollicentur. **もし、より多くの人質を欲するのなら、供出することを約束する、と。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、&alpha;系写本では [[wikt:en:vellet#Latin|vellet]] <small>(未完了過去・接続法)</small> [[wikt:en:dare#Latin|dare]] <small>(現在・能動・不定)</small> だが、<br>         &beta;系写本では [[wikt:en:velit#Latin|velit]] <small>(現在・接続法)</small> [[wikt:en:dari#Latin|dari]] <small>(現在・受動・不定法)</small> となっている。)</span> :  *<!--❽-->Cognita Caesar causa **カエサルは事情を調査して、 *<u>repperit</u> ab Suebis auxilia missa esse; **スエービー族により(トレーウェリー族に)援軍が派遣されていたことを見出した。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、主要写本 &omega; では [[wikt:en:repperit|repperit]] <small>(完了形)</small> だが、<br>         近世以降の印刷本 [[ガリア戦記/注解編/写本と校訂版#クリティカル・アパラトゥスとその略号|edd.]] では [[wikt:en:reperit|reperit]] <small>(現在形)</small> となっている。)</span> :  *Ubiorum satisfactionem <u>accepit</u>, **ウビイー族の弁解を受け入れて、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:下線部は、主要写本 &omega; では [[wikt:en:accepit|accepit]] <small>(完了形)</small> だが、<br>         [[ガリア戦記/注解編/写本と校訂版#Davisius|Davisius]] の修正提案では [[wikt:en:accipit|accipit]] <small>(現在形)</small> となっている。)</span> *aditus viasque in Suebos perquirit. **スエービー族のところに出入りする道筋を問い質した。 <!-- <span style="color:#009900;"></span> <small></small> **:<span style="color:#009900;">(訳注: **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注: --> ===10節=== '''ウビイー族を通じてスエービー族の動静を探る''' *① Interim paucis post diebus fit ab Ubiis certior **わずかな日々の後の間に、ウビイー族によって報告されたことには、 *Suebos omnes in unum locum copias cogere *スエービー族は、すべての軍勢を一か所に集めて、 **(訳注:後述するように、これはカッティー族 [[w:en:Chatti|Chatti]] のことであろう。) *atque iis nationibus, quae sub eorum sint imperio, **彼らの支配下にある種族たちに *denuntiare, ut auxilia peditatus equitatusque mittant. **[[w:歩兵|歩兵]]隊と[[w:騎兵|騎兵]]隊の援軍を派遣するように指示した。 *② His cognitis rebus **(カエサルは)これらの事情を知ると、 *rem frumentariam providet, castris idoneum locum deligit; **糧食調達を準備して、[[w:カストラ|陣営]](を設置するの)に適切な場所を選んだ。 *Ubiis imperat, ut pecora deducant suaque omnia ex agris in oppida conferant, **ウビイー族には、家畜を連れ去り、自分たちの一切合財を土地から[[w:オッピドゥム|城市]]に運び集めるように命令した。 *sperans barbaros atque imperitos homines **(カエサルが)期待したのは、野蛮で無知な連中が *inopia cibariorum adductos ad iniquam pugnandi condicionem posse deduci; **糧秣の欠乏に動かされて、不都合な条件のもとで戦うことがあり得るように誘引されることであった。 *③ mandat, ut crebros exploratores in Suebos mittant quaeque apud eos gerantur cognoscant. **偵察者たちをたびたびスエービー族内に遣わして、彼らのもとで遂行されていることを知るように(ウビイー族に)委ねた。 *④ Illi imperata faciunt et paucis diebus intermissis referunt: **彼ら(ウビイー族)は、命令されたことを実行して、わずかな日々を間に置いて(以下のことを)報告する。 *Suebos omnes, posteaquam certiores nuntii de exercitu Romanorum venerint, **スエービー族は皆、ローマ人の軍隊についてより確実な報告がもたらされた後で、 *cum omnibus suis sociorumque copiis, quas coegissent, **自分たちの軍勢と集結していた同盟者たちの軍勢とともに、 *penitus ad extremos fines se recepisse; **領土の最も遠い奥深くまで撤退していた。 *⑤ silvam esse ibi infinita magnitudine, quae appellatur Bacenis; **そこには、バケニスと呼ばれている限りない大きさの森林がある。 *hanc longe introrsus pertinere et pro nativo muro obiectam **これは、はるか内陸に及んでいて、天然の防壁として横たわっており、 *[[wikt:en:Cheruscos|Cheruscos]] ab Suebis Suebosque ab [[wikt:en:Cheruscis|Cheruscis]] iniuriis incursionibusque prohibere: **ケールスキー族をスエービー族から、スエービー族をケールスキー族から、無法行為や襲撃から防いでいる。 *ad eius initium silvae Suebos adventum Romanorum exspectare constituisse. **その森の始まりのところで、スエービー族はローマ人の到来を待ち構えることを決定した。 <div style="border:solid #999 1px;background:#feedff;max-width:80%;padding:0.25em 1em;margin:0.5em auto;align:left;overflow:auto;text-align:justify;"> ===コラム「スエービー族とカッティー族・ケールスキー族・ウビイー族について」=== [[画像:Hermann (Arminius) at the battle of the Teutoburg Forest in 9 CE by Peter Jannsen, 1873, with painting creases and damage removed.jpg|thumb|right|250px|ウァルスの戦い([[w:de:Varusschlacht|Varusschlacht]])こと[[w:トイトブルク森の戦い|トイトブルク森の戦い]](AD9年)で戦う、ゲルマーニア軍とローマ軍(Johann Peter Theodor Janssen画、1870~1873年頃)。中央上の人物はケールスキー族の名将[[w:アルミニウス (ゲルマン人)|アルミニウス]]。<br>アルミニウスが率いるケールスキー族・カッティー族らゲルマーニア諸部族同盟軍は、P.クィン(ク)ティリウス・ウァルス麾下ローマ3個軍団を壊滅させ、アウグストゥスに「ウァルスよ諸軍団を返せ([[w:la:Publius_Quinctilius_Varus|Quintili Vare]], legiones redde!)」と嘆かせた。]] <br> <div style="background:#ecf;">  '''スエービー族とカッティー族'''</div> :『ガリア戦記』では、第1巻・第4巻および第6巻でたびたび[[w:スエビ族|スエービー族]]の名が言及される。タキトゥス<ref>『ゲルマーニア』タキトゥス著、泉井久之助訳注、岩波文庫の38章「スエービー」などを参照。</ref>など多くの史家が伝えるようにスエービー族 [[wikt:en:Suebi#Latin|Suēbī]] またはスエウィ族 Suēvī とは、単一の部族名ではなく、多くの独立した部族国家から構成される連合体の総称とされる。 :19世紀のローマ史家[[w:テオドール・モムゼン|テオドール・モムゼン]]によれば<ref>『モムゼン ローマの歴史Ⅳ』長谷川博隆訳、名古屋大学出版会、のp.201, p.224, p.232などを参照。</ref>、カエサルの時代のローマ人には 「スエービー」とは遊牧民を指す一般的な呼称で、カエサルがスエービーと呼ぶのはカッティー族だという。 :カッティー族とスエービー系諸部族の異同は明確ではないが、多くの史家は両者を区別して伝えている。 : 第1巻37節・51節・53節~54節、第4巻1節~4節・7節などで言及され、「百の郷を持つ」と されている「スエービー族」は、スエービー系諸部族の総称、あるいは遊牧系の部族を指すのであろう。 : 他方、第4巻16節・19節・第6巻9節~10節・29節で、ウビイー族を圧迫する存在として言及される :「スエービー族」はモムゼンの指摘のように、カッティー族 [[w:en:Chatti|Chatti]] であることが考えられる。 :タキトゥス著『ゲルマーニア』<ref>『ゲルマーニア』タキトゥス著、泉井久之助訳注、岩波文庫の36章「ケルスキー」などを参照。</ref>でも、カッティー族はケールスキー族と隣接する宿敵として描写され、本節の説明に合致する。 <div style="background:#ecf;">  '''ケールスキー族'''</div> :ケールスキー族は、『ガリア戦記』では[[#10節|本節]]でカッティー族と隣接する部族として名を挙げられる :のみである。しかしながら、本巻の年(BC53年)から61年後(AD9年)には、帝政ローマの :[[w:アウグストゥス|アウグストゥス帝]]がゲルマーニアに派遣していたプブリウス・クィンクティリウス・ウァルス :([[w:la:Publius_Quinctilius_Varus|Publius Quinctilius Varus]])が率いるローマ軍3個軍団に対して、名将[[w:アルミニウス (ゲルマン人)|アルミニウス]]を :指導者とするケールスキー族は、カッティー族ら諸部族の同盟軍を組織して、ウァルスの3個軍団を :[[w:トイトブルク森の戦い|トイトブルク森の戦い]]において壊滅させ、老帝アウグストゥスを嘆かせたという。 <div style="background:#ecf;">  '''ウビイー族'''</div> :ウビイー族は『ガリア戦記』の第4巻・第6巻でも説明されているように、ローマ人への忠節を :認められていた。そのため、タキトゥスによれば<ref>『ゲルマーニア』タキトゥス著、泉井久之助訳注、岩波文庫の28章などを参照。</ref>、ゲルマニアへのローマ人の守りとして :BC38年頃にレヌス(ライン川)左岸のコロニア([[w:la:Colonia_Agrippina|Colonia]];植民市)すなわち現在の[[w:ケルン|ケルン市]]に移された。) </div> ==ガッリア人の社会と風習について== <div style="border:solid #999 1px;background:#feedff;max-width:80%;padding:0.25em 1em;margin:0.5em auto;align:left;overflow:auto;text-align:justify;"> ===コラム「ガッリア・ゲルマーニアの地誌・民族誌について」=== [[画像:Testa di saggio o principe, forse il filosofo poseidonio, 50 ac. ca 01.JPG|thumb|right|200px|アパメアの[[w:ポセイドニオス|ポセイドニオス]]の胸像。地中海世界やガッリアなどを広く訪れて、膨大な著作を残した。<br>『ガリア戦記』の地誌・民族誌的な説明も、その多くを彼の著作に依拠していると考えられている。]] :これ以降、11節~20節の10節にわたってガッリアの地誌・民族誌的な説明が展開され、さらには、ゲルマーニアの地誌・民族誌的な説明などが21節~28節の8節にわたって続く。ガッリア戦争の背景説明となるこのような地誌・民族誌は、本来ならば第1巻の冒頭に置かれてもおかしくはない。しかしながら、この第6巻の年(BC53年)は、カエサル指揮下のローマ勢にとってはよほど書かれるべき戦果が上がらなかったためか、ガッリア北部の平定とエブロネス族の追討戦だけでは非常に短い巻となってしまうため、このような位置に置いたとも考えられる。ゲルマーニアの森にどんな獣が住んでいるかなど、本筋にほとんど影響のないと思われる記述も見られる。 :『ガリア戦記』におけるガッリアの地誌・民族誌的な説明、特にこの11節以降の部分は、文化史的に重要なものと見なされ、考古学やケルトの伝承などからも裏付けられる。しかし、これらの記述はカエサル自身が見聞したというよりも、むしろ先人の記述、とりわけBC2~1世紀のギリシア哲学ストア派の哲学者・地理学者・歴史学者であった[[w:ポセイドニオス|ポセイドニオス]]([[w:la:Posidonius Apameus|Posidonius Apameus]])の著作に依拠していたと考えられている<ref>『ケルト事典』ベルンハルト・マイヤー著、鶴岡真弓監修、創元社の「ポセイドニオス」「カエサル」の項を参照。</ref> <ref>『ケルト人』ヴァンセスラス・クルータ([[w:fr:Venceslas Kruta|Venceslas Kruta]])著、鶴岡真弓訳、白水社 のp.20-21を参照。</ref>。ポセイドニオスは、ローマが支配する地中海世界やガッリア地域などを広く旅行した。彼の52巻からなる膨大な歴史書は現存しないが、その第23巻にガッリアに関する詳細な記述があったとされ、[[w:シケリアのディオドロス|ディオドロス]]、[[w:ストラボン|ストラボン]]、[[w:アテナイオス|アテナイオス]]らによって引用され、同時代および近代のケルト人観に多大な影響を与えたと考えられている。 :現存するガッリアの地誌・民族誌は、ストラボン<ref>『ギリシア・ローマ世界地誌Ⅰ』ストラボン著、飯尾都人訳、龍溪書舎を参照。</ref>、ディオドロス<ref>『神代地誌』ディオドロス著、飯尾都人訳、龍溪書舎を参照。</ref>、ポンポニウス・メラ<ref>『世界地理』ポンポニウス・メラ著、飯尾都人訳(上掲『神代地誌』に所収)</ref>のものなどがある。現存するゲルマーニアの地誌・民族誌は、ストラボン、タキトゥス<ref>『ゲルマーニア』タキトゥス著、泉井久之助訳注、岩波文庫などを参照。</ref>、ポンポニウス・メラなどのものがある。 </div> ===11節=== '''ガッリア人の派閥性''' *① Quoniam ad hunc locum perventum est, **この地(ゲルマーニア)にまで到達したので、 *non alienum esse videtur de Galliae Germaniaeque moribus et, quo differant hae nationes inter sese proponere. **[[w:ガリア|ガッリア]]と[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]の風習について、これらの種族が互いにどのように異なるか述べることは不適切でないと思われる。 *② In Gallia non solum in omnibus civitatibus atque in omnibus <u>[[wikt:en:pagus#Latin|pagis]]</u> partibusque, **ガッリアにおいては、すべての部族において、さらにすべての<u>郷</u>や地方においてのみならず、 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:''pagus'' (郷) はここでは、部族の領土の農村区画を指す行政用語<ref name="pagus">''[[w:en:Pagus]]'' 等を参照。</ref>。)</span> *sed paene etiam in singulis domibus factiones sunt, **ほとんどの個々の氏族においてさえも、派閥があり、 *earumque factionum principes sunt, **それらの派閥には、領袖がいる。 *③ qui summam auctoritatem eorum iudicio habere existimantur, **その者(領袖)らは、彼ら(派閥)の判断に対して、最高の影響力を持っていると考えられている。 *quorum ad arbitrium iudiciumque summa omnium rerum consiliorumque redeat. **すべての事柄と協議は結局のところ、その者(領袖)らの裁量や判断へ帰する。 *④ Idque eius rei causa antiquitus institutum videtur, **それは、それらの事柄のために昔から取り決められたものと見られ、 *ne quis ex plebe contra potentiorem auxilii egeret: **平民のある者が、より権力のある者に対して、援助を欠くことがないように、ということである。 *suos enim quisque opprimi et circumveniri non patitur, **すなわち(領袖たちの)誰も、身内の者たちが抑圧されたり欺かれたりすることを容認しない。 *neque, aliter si faciat, ullam inter suos habet auctoritatem. **もし(領袖が)そうでなくふるまったならば、身内の者たちの間で何ら影響力を持てない。 *⑤ Haec eadem ratio est in summa totius Galliae; **これと同じ理屈が、ガッリア全体の究極において存在する。 *namque omnes civitates in partes divisae sunt duas. **すなわち、すべての部族が二つの党派に分けられているのである。 ===12節=== '''ハエドゥイ族、セクァニ族、レミ族の覇権争い''' *① Cum Caesar in Galliam venit, **カエサルがガッリアに来たときに、 *alterius factionis principes erant Haedui, alterius Sequani. **(二つの)派閥の一方の盟主は[[w:ハエドゥイ族|ハエドゥイ族]]であり、他方は[[w:セクァニ族|セクァニ族]]であった。 **:(訳注:第1巻31節の記述によれば、ハエドゥイ族と[[w:アルウェルニ族|アルウェルニ族]]がそれぞれの盟主であった。 **:カエサルが本節でアルウェルニ族の名を伏せている理由は不明である。 **:また、[[w:ストラボン|ストラボン]]によれば<ref>ストラボン『ギリシア・ローマ世界地誌Ⅰ』(前掲、p.330)</ref>、ハエドゥイ族とセクァニ族の敵対関係においては、 **:両部族を隔てるアラル川の水利権(川舟の通行税)をめぐる争いが敵意を助長していたという。) *② Hi cum per se minus valerent, **後者(セクァニ族)は自力ではあまり優勢ではなかったので、 *quod summa auctoritas antiquitus erat in Haeduis **というのは、昔から最大の影響力はハエドゥイ族にあって、 *magnaeque eorum erant clientelae, **彼ら(ハエドゥイ族)には多くの庇護民があったからであるが、 *Germanos atque Ariovistum sibi adiunxerant **[[w:ゲルマニア|ゲルマニア]]人と[[w:アリオウィストゥス|アリオウィストゥス]]を自分たちに会盟させ、 *eosque ad se magnis iacturis pollicitationibusque perduxerant. **多くの負担と約束で 彼らを自分たちのところに引き入れた。 *③ Proeliis vero compluribus factis secundis **実にいくつもの戦闘を順調に行なって、 *atque omni nobilitate Haeduorum interfecta **ハエドゥイ族のすべての高貴な者たちを殺害して、 *tantum potentia antecesserant, **かなりの勢力で抜きん出たので、 *④ ut magnam partem clientium ab Haeduis ad se traducerent **結果として、ハエドゥイ族から庇護民の大部分を自分たちへ味方に付けて、 *obsidesque ab iis principum filios acciperent **彼らから領袖の息子たちを人質として受け取り、 *et publice iurare cogerent nihil se contra Sequanos consilii inituros, **自分たち(ハエドゥイ族)がセクァニ族に対して何ら謀計を始めるつもりではない、と公に誓うことを強いて、 *et partem finitimi agri per vim occupatam possiderent **近隣の土地の一部を力ずくで占領して所有地とした。 *Galliaeque totius principatum obtinerent. **ガッリア全体の指導権を手に入れた。 *⑤ Qua necessitate adductus **それにより、やむを得ずに動かされて、 *Diviciacus auxilii petendi causa Romam ad senatum profectus infecta re redierat. **[[w:ディウィキアクス|ディウィキアクス]]は支援を求めるために[[w:ローマ|ローマ市]]に元老院のところへ赴いたが、事を成就せずに帰った。 *⑥ Adventu Caesaris facta commutatione rerum, **カエサルの到来で事態の変化がなされて、 *obsidibus Haeduis redditis, **ハエドゥイ族の人質たちは戻されて、 *veteribus clientelis restitutis, **昔からの庇護民が復帰して、 *novis per Caesarem comparatis, **カエサルを通じて新参者たちを仲間にした。 *quod ii qui se ad eorum amicitiam adgregaverant, **というのは、彼ら(ハエドゥイ族)の友好のもとに仲間となっていた者たちが、 *⑦ meliore condicione atque aequiore imperio se uti videbant, **(セクァニ族)より良い条件とより公平な支配を享受しているように見えて、 *reliquis rebus eorum gratia dignitateque amplificata **ほかの事柄においても彼ら(ハエドゥイ族)の信望と品格がより増されて、 *Sequani principatum dimiserant. **セクァニ族は指導権を放棄したのだ。 *In eorum locum Remi successerant: **彼ら(セクァニ族)の地位において、[[w:レミ族|レミ族]]が取って代わった。 *quos quod adaequare apud Caesarem gratia intellegebatur, **その者ら(レミ族)はカエサルのもとで信望において(ハエドゥイ族と)同等であると認識されたので、 *ii qui propter veteres inimicitias nullo modo cum Haeduis coniungi poterant, **昔からの敵対関係のためにハエドゥイ族とどのようなやり方でも結ぶことができなかった者たちは、 *se Remis in clientelam dicabant. **レミ族との庇護関係に自らを委ねたのだ。 *⑧ Hos illi diligenter tuebantur; **この者ら(レミ族)はあの者ら(庇護民)を誠実に保護して、 *ita et novam et repente collectam auctoritatem tenebant. **このようにして、最近に得られた新しい影響力を保持した。 *⑨ Eo tum statu res erat, ut longe principes haberentur Haedui, **当時、ハエドゥイ族の位置付けは、まったく盟主と見なされるような状態であって、 *secundum locum dignitatis Remi obtinerent. **レミ族の品格は第二の地位を占めたのだ。 ===13節=== '''ガッリア人の社会階級、平民およびドルイドについて(1)''' *① In omni Gallia eorum hominum, qui aliquo sunt numero atque honore, genera sunt duo. **全ガッリアにおいて、何らかの地位や顕職にある人々の階級は二つである。 '''平民について''' *Nam plebes paene servorum habetur loco, **これに対して、平民はほとんど奴隷の地位として扱われており、 *quae nihil audet per se, nullo adhibetur consilio. **自分たちを通じては何らあえてすることはないし、誰も相談をされることもない。 *② Plerique, cum aut aere alieno aut magnitudine tributorum aut iniuria potentiorum premuntur, **多くの者は、あるいは負債、あるいは貢納の多さ、あるいはより権力のある者に抑圧されているので、 *sese in servitutem dicant. **自らを奴隷身分に差し出している。 *Nobilibus in hos eadem omnia sunt iura, quae dominis in servos. **高貴な者たちには彼ら(平民)において、奴隷において主人にあるのと同様なすべての権利がある。 '''ドルイドについて''' *③ Sed de his duobus generibus alterum est druidum, alterum equitum. **ともかく、これら二つの階級について、一方は[[w:ドルイド|ドルイド]](神官)であり、他方は[[w:騎士|騎士]]である。 *④ Illi rebus divinis intersunt, sacrificia publica ac privata procurant, religiones interpretantur: **前者(ドルイド)は神事に介在し、公・私の<ruby><rb>[[w:供犠|供犠]]</rb><rp>(</rp><rt>くぎ</rt><rp>)</rp></ruby>を司り、信仰のことを講釈する。 **:(訳注:供犠とは、人や獣を生け贄として神前に捧げることである。<ruby><rb>[[w:人身御供|人身御供]]</rb><rp>(</rp><rt>ひとみごくう</rt><rp>)</rp></ruby>とも。) [[画像:Two_Druids.PNG|thumb|right|200px|二人のドルイド。フランスの[[w:オータン|オータン]]、すなわちガッリア中部のビブラクテ辺りで発見された[[w:レリーフ|レリーフ]]。]] *ad hos magnus adulescentium numerus disciplinae causa concurrit, **この者ら(ドルイド)のもとへ、若者の多数が教えのために群り集まり、 *magnoque hi sunt apud eos honore. **この者ら(ドルイド)は、彼ら(ガッリア人)のもとで大いなる地位にある。 *⑤ Nam fere de omnibus controversiis publicis privatisque constituunt, **なぜなら(ドルイドは)ほとんどすべての公・私の訴訟ごとに判決をするのである。 *et, si quod est admissum facinus, si caedes facta, **もし何らかの罪悪が犯されれば、もし殺害がなされれば、 *si de hereditate, de finibus controversia est, **もし、遺産について、地所について、訴訟ごとがあれば、 *idem decernunt, praemia poenasque constituunt; **同じ人たち(ドルイド)が裁決し、補償や懲罰を判決するのである。 *⑥ si qui aut privatus aut populus eorum decreto non stetit, sacrificiis interdicunt. **もし何らかの個人あるいは集団が彼ら(ドルイド)の裁決を遵守しなければ、(その者らに)供犠を禁じる。 *Haec poena apud eos est gravissima. **これは、彼ら(ガッリア人)のもとでは、非常に重い懲罰である。 *⑦ Quibus ita est interdictum, **このように(供犠を)禁じられた者たちは、 *hi numero impiorum ac sceleratorum habentur, **彼らは、不信心で不浄な輩と見なされて、 *his omnes decedunt, aditum sermonemque defugiunt, **皆が彼らを忌避して、近づくことや会話を避ける。 *ne quid ex contagione incommodi accipiant, **(彼らとの)接触から、何らかの災厄を負うことがないようにである。 *neque his petentibus ius redditur **彼らが請願しても(元通りの)権利は戻されないし、 *neque honos ullus communicatur. **いかなる地位(に就くこと)も許されない。 *⑧ His autem omnibus druidibus praeest unus, **ところで、これらすべてのドルイドを一人が指導しており、 *qui summam inter eos habet auctoritatem. **その者は彼ら(ドルイドたち)の間に最高の影響力を持っている。 *⑨ Hoc mortuo **この者が死んだならば、 *aut, si qui ex reliquis excellit dignitate, succedit, **あるいは、もし残りの者たちの中から品格に秀でた者がおれば、継承して、 *aut, si sunt plures pares, suffragio druidum {adlegitur}<ref>adlegitur はβ系写本の記述で、α系写本にはない。</ref>; **あるいは、もしより多くの者たちが同等であれば、ドルイドの投票で{選ばれる}。 *nonnumquam etiam armis de principatu contendunt. **ときどきは、武力でさえも首座を争うことがある。 *⑩ Hi certo anni tempore **彼ら(ドルイド)は年間の定められた時期に *in finibus Carnutum, quae regio totius Galliae media habetur, considunt in loco consecrato. **ガッリア全体の中心地方と見なされている[[w:カルヌテス族|カルヌテス族]]の領土において、[[w:聖地|聖地]]に集合する。 **:(訳注:これはカエサルが支配する「ガッリア全体」の話で、他の地方には別の中心地があったようである。) *Huc omnes undique, qui controversias habent, conveniunt **ここへ、至る所から訴訟などを持つあらゆる者たちが集まって、 *eorumque decretis iudiciisque parent. **彼ら(ドルイド)の裁決や判断に服従する。 *⑪ Disciplina in Britannia reperta atque inde in Galliam translata esse existimatur, **(ドルイドの)教えは[[w:ブリタンニア|ブリタンニア]]で見出され、そこからガッリアにもたらされたと考えられている。 **:(訳注:これに対して、[[w:シケリアのディオドロス|ディオドロス]]は、ガッリア人の信仰は[[w:ピュタゴラス教団|ピュタゴラスの教説]]であると伝えている<ref>ディオドロス『神代地誌』(前掲、p.408)</ref>。 **:[[w:ストラボン|ストラボン]]によれば、これは東方のゲタエ人([[w:en:Getae|Getae]];[[w:トラキア|トラキア]]系ないし[[w:ダキア|ダキア]]系)を通じて取り入れたものだという<ref>ストラボン『ギリシア・ローマ世界地誌Ⅰ』(前掲、第7巻 第3章 第5節)</ref>。) *⑫ et nunc, qui diligentius eam rem cognoscere volunt, **今でも、その事柄をより入念に探究することを欲する者たちは、 *plerumque illo discendi causa proficiscuntur. **たいてい、かの地に研究するために旅立つ。 ===14節=== '''ドルイドについて(2)''' *① Druides a bello abesse consuerunt **[[w:ドルイド|ドルイド]]たちは、戦争に関与しない習慣であり、 *neque tributa una cum reliquis pendunt; **ほかの者と一緒に貢納(租税)を支払うこともない。 *militiae vacationem omniumque rerum habent immunitatem. **[[w:徴兵制度|兵役]]の免除や、すべての事柄において免除特権を持っているのである。 [[画像:Druids,_in_the_early_morning_glow_of_the_sun.jpg|thumb|right|200px|現代イギリスのドルイド教復興主義者たち]] *② Tantis excitati praemiis **このような特典に駆り立てられて *et sua sponte multi in disciplinam conveniunt **自らの意思で多くの者が教え(の場)に集まっても来るし、 *et a parentibus propinquisque mittuntur. **親たちや縁者たちによって送られても来る。 *③ Magnum ibi numerum versuum ediscere dicuntur. **(彼らは)そこで詩句の多数を習得すると言われている。 *Itaque annos nonnulli vicenos in disciplina permanent. **こうして、少なからぬ者たちが、20年にもわたって教え(の場)に残留する。 [[画像:Dédicace_de_Segomaros_(inscription gallo-grecque).png|thumb|right|200px|ギリシア文字で刻まれたガッリアの碑文]] *Neque fas esse existimant ea litteris mandare, **それら(の詩句)を文字で刻み込むことは、神意に背くと考えている。 *cum in reliquis fere rebus, publicis privatisque rationibus, Graecis litteris utantur. **もっとも、ほかの事柄においては、公・私の用件に[[w:ギリシア文字|ギリシア文字]]を用いる。 *④ Id mihi duabus de causis instituisse videntur, **それは、私(カエサル)には、二つの理由で(ドルイドが)定めたことと思われる。 **:(訳注:これは、カエサルが自らを一人称で示している珍しい個所である。) *quod neque in vulgum disciplinam efferri velint **というのは、教えが一般大衆にもたらされることは欲していないし、 *neque eos, qui discunt, litteris confisos minus memoriae studere: **(教えを)学ぶ者が、文字を頼りにして、あまり暗記することに努めなくならないようにである。 [[画像:Dying_gaul.jpg|thumb|right|200px|『[[w:瀕死のガリア人|瀕死のガリア人]]』([[w:en:Dying_Gaul|Dying Gaul]])像(ローマ市の[[w:カピトリーノ美術館|カピトリーノ美術館]])]] *quod fere plerisque accidit, ut **というのも、ほとんど多くの場合に起こることには、 *praesidio litterarum diligentiam in perdiscendo ac memoriam remittant. **文字の助けによって、入念に猛勉強することや暗記することを放棄してしまうのである。 *⑤ In primis hoc volunt persuadere, **とりわけ、彼ら(ドルイド)が説くことを欲しているのは、 *non interire animas, sed ab aliis post mortem transire ad alios, **霊魂は滅びることがないのみならず、死後にある者から別のある者へ乗り移るということである。 **:(訳注:ガッリア人の[[w:輪廻転生|転生信仰]]は、[[w:ピュタゴラス教団|ピュタゴラスの教説]]であると、[[w:シケリアのディオドロス|ディオドロス]]が伝えている<ref>ディオドロス『神代地誌』(前掲、p.408)</ref>。) *atque hoc maxime ad virtutem excitari putant metu mortis neglecto. **これによって(ガッリア人は)死の恐怖に無頓着になって最も武勇へ駆り立てられると(ドルイドは)思っている。 [[画像:Universum.jpg|thumb|right|200px|古代以来の伝統的な世界観における天空と平らな大地。カルデアやギリシアを除けば、丸い地球という観念は知られていなかった。]] *Multa praeterea de sideribus atque eorum motu, **さらに多く、星々とその動きについて、 *de mundi ac terrarum magnitudine, de rerum natura, **天空と大地の大きさについて、物事の本質について、 *de deorum immortalium vi ac potestate **不死の神々の力と支配について、 *disputant et iuventuti tradunt. **研究して、青年たちに教示するのである。 <br> <br> *('''訳注:ドルイドについて''' :ケルト社会の神官・祭司・僧などとされるドルイドについては、おそらくは[[w:ポセイドニオス|ポセイドニオス]]、そしてカエサル、 :および[[w:シケリアのディオドロス|ディオドロス]]<ref>ディオドロス『神代地誌』(前掲、p.410-p.411)</ref>、[[w:ストラボン|ストラボン]]<ref>ストラボン『ギリシア・ローマ世界地誌Ⅰ』(前掲、p.341-p.342)</ref>、ポンポニウス・メラ<ref>ポンポニウス・メラ『世界地理』(前掲、p.549)</ref>などのギリシア人・ローマ人の著述家たちがそれぞれ :書き残しているために同時代や現代に知られている。しかし、本節にもあるように、その秘密主義からか、 :古代ギリシア・ローマの著作にあるほかには、その詳細については不明である。) ===15節=== [[画像:BIATEC_pri_NBS_1.jpg|thumb|right|200px|ケルト系の王ビアテック([[w:en:Biatec|Biatec]])の騎馬像([[w:スロバキア国立銀行|スロバキア国立銀行]])。彼はBC1世紀のケルトの硬貨に刻まれた人物で、現代[[w:スロバキア・コルナ|スロバキアの5コルナ]]硬貨にも刻まれている。]] [[画像:Bige_Musée_de_Laon_050208.jpg|thumb|right|200px|二頭立て二輪馬車([[w:チャリオット|戦車]])に乗るガリア人像(仏・ラン博物館)]] '''ガッリア人の騎士階級について''' *① Alterum genus est equitum. **(ドルイドと並ぶ)もう一つの階級は、[[w:騎士|騎士]]である。 *Hi, cum est usus atque aliquod bellum incidit **彼らは、必要とされ、かつ何らかの戦争が勃発したときには、 *─ quod fere ante Caesaris adventum quotannis accidere solebat, **─ それ(戦争)はカエサルの到来以前にはほとんど毎年のように起こるのが常であり、 *uti aut ipsi iniurias inferrent aut inlatas propulsarent ─, **自身が侵犯行為を引き起こすためか、あるいは引き起こされて撃退するためであったが、─ *omnes in bello versantur, **総勢が戦争に従事した。 *② atque eorum ut quisque est genere copiisque amplissimus, **さらに彼らは、高貴な生まれで財産が非常に大きければ大きいほど、 **:(訳注:ut quisque ~ ita;おのおのが~であればあるほどますます) *ita plurimos circum se ambactos clientesque habet. **自らの周囲に非常に多くの臣下や庇護民たちを侍らせる。 *Hanc unam gratiam potentiamque noverunt. **(騎士たちは)これが信望や権勢(を示すこと)の一つであると認識しているのである。 ===16節=== '''ガッリア人の信仰と生け贄、ウィッカーマン''' *① Natio est omnis Gallorum admodum dedita religionibus, **ガッリア人のすべての部族民は、まったく信仰行為に身を捧げている。 *② atque ob eam causam, **その理由のために、 *qui sunt adfecti gravioribus morbis **非常に重い病気を患った者たち *quique in proeliis periculisque versantur, **および戦闘において危険に苦しめられる者たちは、 *aut pro victimis homines immolant **あるいは<ruby><rb>[[w:生贄|生け贄]]</rb><rp>(</rp><rt>いけにえ</rt><rp>)</rp></ruby>の獣(犠牲獣)の代わりに人間を供えたり、 *aut se immolaturos vovent, **あるいは自らを犠牲にするつもりであると誓願し、 *administrisque ad ea sacrificia druidibus utuntur, **その<ruby><rb>[[w:供犠|供犠]]</rb><rp>(</rp><rt>くぎ</rt><rp>)</rp></ruby>を執り行う者として[[w:ドルイド|ドルイド]]を利用するのである。 *③ quod, pro vita hominis nisi hominis vita reddatur, **というのは(一人の)人間の生命のためには、(もう一人の)人間の生命が償われない限り、 *non posse deorum immortalium numen placari arbitrantur, **不死の神々の<ruby><rb>御霊</rb><rp>(</rp><rt>みたま</rt><rp>)</rp></ruby>がなだめられることができないと思われているからである。 *publiceque eiusdem generis habent instituta sacrificia. **同じような類いの供儀が公けに定められているのである。 [[画像:WickerManIllustration.jpg|thumb|right|310px|柳の枝で編んだ巨人[[w:ウィッカーマン|ウィッカーマン]]([[w:en:Wicker_Man|Wicker Man]])の想像画(18世紀)。この特異な風習は、近代になって人々の興味をかき立て、いくつもの想像画が描かれた<ref>例えば『ケルト人─蘇るヨーロッパ<幻の民>』C.エリュエール著、鶴岡真弓監修、創元社、p.130の挿絵などを参照。</ref>。1973年にはイギリスで映画化され<ref>“[[w:en:The Wicker Man (1973 film)|The Wicker Man]]”はウィッカーマンを題材にした1973年のイギリスのカルト映画作品。</ref>、2006年にはアメリカなどでも映画化された<ref>“[[w:en:The Wicker Man (2006 film)|The Wicker Man]]”は上記作品をリメイクした2006年のアメリカ・カナダ・ドイツの映画作品。</ref>。]] [[画像:Burning_wicker_man_by_Bruce_McAdam.jpg|thumb|right|100px|スコットランドの野外博物館で燃やされるウィッカーマン(2008年)]] '''ウィッカーマン''' *④ Alii immani magnitudine simulacra habent, **ある者たちは、恐ろしく大規模な像を持って、 *quorum contexta viminibus membra vivis hominibus complent; **その柳の枝で編み込まれた肢体を人間たちで満杯にして、 *quibus succensis **それらを燃やして、 *circumventi flamma exanimantur homines. **人々は炎に取り巻かれて息絶えさせられるのである。 *⑤ Supplicia eorum qui in furto aut in latrocinio **窃盗あるいは追い剥ぎに関わった者たちを処刑することにより、 *aut aliqua noxia sint comprehensi, **あるいは何らかの罪状により捕らわれた者たち(の処刑)により、 *gratiora dis immortalibus esse arbitrantur; **不死の神々に感謝されると思っている。 *sed, cum eius generis copia defecit, **しかしながら、その類いの量が欠けたときには、 *etiam ad innocentium supplicia descendunt. **潔白な者たちさえも犠牲にすることに頼るのである。 <br><br> :('''訳注''':このような'''[[w:ウィッカーマン|ウィッカーマン]]'''の供犠については[[w:ストラボン|ストラボン]]も伝えており<ref>ストラボン『ギリシア・ローマ世界地誌Ⅰ』(前掲、p.343)</ref>、 :[[w:人身御供|人身御供]]の種類の一つとして、干し草やたきぎで巨像を作り、その中へあらゆる :家畜・野生動物や人間たちを投げ込んで丸焼きにする習慣があったという。 : また、[[w:シケリアのディオドロス|ディオドロス]]<ref>ディオドロス『神代地誌』(前掲、p.410~p.411)</ref>やストラボンによれば、ドルイドはむしろ'''[[w:予言|予言者]]・[[w:占い|占い師]]''' :であるという。ドルイドが重要な問題について占うときには、供犠される人間の :腹または背中を剣などで刺して、犠牲者の倒れ方、肢体のけいれん、出血の様子 :などを観察して、将来の出来事を占うのだという。) ===17節=== '''ガッリアの神々(ローマ風解釈)''' *① Deum maxime [[w:la:Mercurius_(deus)|Mercurium]] colunt. **(ガッリア人は)神々のうちでとりわけ[[w:メルクリウス|メルクリウス]]を崇拝する。 **:(訳注:メルクリウスは[[w:ローマ神話|ローマ神話]]の神名であり、本節の神名はすべてローマ風解釈である。) *Huius sunt plurima simulacra: **彼の偶像が最も多い。 *hunc omnium inventorem artium ferunt, **(ガッリア人は)彼をすべての技芸の発明者であると言い伝えており、 *hunc viarum atque itinerum ducem, **彼を道および旅の案内者として、 *hunc ad quaestus pecuniae mercaturasque habere vim maximam arbitrantur. **彼が金銭の利得や商取引で絶大な力を持つと思われている。 [[画像:Taranis_Jupiter_with_wheel_and_thunderbolt_Le_Chatelet_Gourzon_Haute_Marne.jpg|thumb|right|200px|ガッリアの雷神タラニス([[w:en:Taranis|Taranis]])の神像([[w:en:National_Archaeological_Museum_(France)|フランス国立考古学博物館]])。雷を司ることからローマ神話のユピテルと同一視された。左手に車輪、右手に稲妻を持っている。]] [[画像:God_of_Etang_sur_Arroux_possible_depiction_of_Cernunnos.jpg|thumb|right|200px|ガッリアの神ケルヌンノス([[w:en:Cernunnos|Cernunnos]])の神像(フランス国立考古学博物館)。]] *Post hunc [[w:la:Apollo|Apollinem]] et [[w:la:Minerva|Martem]] et [[w:la:Iuppiter|Iovem]] et [[w:la:Mars_(deus)|Minervam]]. **彼に続いて、[[w:アポローン|アポロ]]と[[w:マルス (ローマ神話)|マルス]]と[[w:ユーピテル|ユピテル]]と[[w:ミネルウァ|ミネルウァ]]を(ガッリア人は崇拝する)。 *② De his eandem fere, quam reliquae gentes, habent opinionem: **これら(の神々)について、ほかの種族とほぼ同じ見解を持っている。 *Apollinem morbos depellere, **アポロは病気を追い払い、 *Minervam operum atque artificiorum initia tradere, **ミネルウァは工芸や技術の初歩を教示し、 *Iovem imperium caelestium tenere, **ユピテルは天界の統治を司り、 *Martem bella regere. **マルスは戦争を支配する。 *③ Huic, cum proelio dimicare constituerunt, **彼(マルス)には、(ガッリア人が)戦闘で干戈を交えることを決心したときに、 *ea quae bello ceperint, plerumque devovent: **戦争で捕獲したものを、たいていは奉納するものである。 *cum superaverunt, animalia capta immolant **(戦闘で)打ち勝ったときには、捕獲された獣を生け贄に供えて、 *reliquasque res in unum locum conferunt. **残りの物を1か所に運び集める。 *④ Multis in civitatibus harum rerum ex(s)tructos tumulos locis consecratis conspicari licet; **多くの部族において、これらの物が積み上げられた塚を、神聖な地で見ることができる。 *⑤ neque saepe accidit, ut neglecta quispiam religione **何らかの者が信仰を軽視するようなことが、しばしば起こることはない。 *aut capta apud se occultare aut posita tollere auderet, **捕獲されたものを自分のもとに隠すこと、あるいは(塚に)置かれたものをあえて運び去ることは。 *gravissimumque ei rei supplicium cum cruciatu constitutum est. **そんな事には、拷問を伴う最も重い刑罰が決められている。 **:(訳注:最も重い刑罰とは、処刑であると思われる。) <br> :(訳注:'''ローマ風解釈について''' :ガッリアなどケルト文化の社会においては、非常に多くの神々が信仰されており、 :ケルト語による多くの神名が知られており、考古学的にも多くの神像が遺されている。 :しかしながら、これらの神々がどのような性格や権能を持っていたのか、詳しくは判っていない。 :ローマ人は、数多くのケルトの神々をローマ神話の神々の型に当てはめて解釈した。 :[[w:タキトゥス|タキトゥス]]はこれを「[[w:ローマ風解釈|ローマ風解釈]]」[[w:en:Interpretatio_Romana#Roman_version|Interpretatio Romana]] <ref>タキトゥス『ゲルマーニア』43章([[s:la:De_origine_et_situ_Germanorum_(Germania)#XLIII|ラテン語原文]])を参照。</ref>と呼んでいる<ref>『ケルト事典』(前掲)「ローマ風解釈」の項を参照。</ref>。) ===18節=== [[画像:Gaul_god_Sucellus.jpg|thumb|right|200px|ガッリアの神スケッルス([[w:en:Sucellus|Sucellus]])の神像。[[w:冥界|冥界]]の神とされ、ディス・パテルと同一視されたと考えられている。]] '''ガッリア人の時間や子供についての観念''' *① Galli se omnes ab Dite patre prognatos praedicant **ガッリア人は、自分たちは皆、ディス・パテルの末裔であると公言しており、 **:(訳注:ディス・パテル [[w:en:Dis_Pater|Dis Pater]] も前節と同様にローマ神話の神名である。) *idque ab druidibus proditum dicunt. **それは[[w:ドルイド|ドルイド]]たちにより伝えられたと言う。 ;時間の観念 *② Ob eam causam spatia omnis temporis non numero dierum, sed noctium finiunt; **その理由のために、すべての[[w:時間|時間]]の間隔を、[[w:昼|昼間]]の数ではなく、[[w:夜|夜間]](の数)で区切る。 *dies natales et mensum et annorum initia sic observant, ut noctem dies subsequatur. **誕生日も、月や年の初めも、夜間に昼間が続くように注意を払っている。 ;子供についての観念 *③ In reliquis vitae institutis hoc fere ab reliquis differunt, **人生のほかの風習において、以下の点でほかの者たち(種族)からほぼ異なっている。 *quod suos liberos, nisi cum adoleverunt, ut munus militiae sustinere possint, **自分の子供たちが、[[w:徴兵制度|兵役の義務]]を果たすことができるように成長したときでない限り、 *palam ad se adire non patiuntur **公然と自分のところへ近づくことは許されないし、 *filiumque puerili aetate in publico in conspectu patris adsistere turpe ducunt. **少年期の息子が公けに父親の見ているところでそばに立つことは恥ずべきと見なしている。 ===19節=== '''ガッリア人の婚姻と財産・葬儀の制度''' *① Viri, quantas pecunias ab uxoribus dotis nomine acceperunt, **夫は、妻から[[w:持参金|持参金]]の名目で受け取った金銭の分だけ、 *tantas ex suis bonis aestimatione facta cum dotibus communicant. **自分の財産のうちから見積もられた分を、持参金とともに一つにする。 *② Huius omnis pecuniae coniunctim ratio habetur fructusque servantur: **これらのすべての金銭は共同に算定が行なわれて、[[w:利子|利子]]が貯蓄される。 *uter eorum vita superarit, **彼ら2人のいずれかが、人生において生き残ったら、 *ad eum pars utriusque cum fructibus superiorum temporum pervenit. **双方の分がかつての期間の利子とともに(生き残った)その者(の所有)に帰する。 [[画像:Hallstatt_culture_ramsauer.jpg|thumb|right|200px|[[w:ハルシュタット文化|ハルシュタット文化]]の[[w:墳丘墓|墳丘墓]]から発掘された遺骸と[[w:副葬品|副葬品]](19世紀の模写)。ガッリアなどではハルシュタット文化後期から[[w:土葬|土葬]]が普及したが、[[w:ラ・テーヌ文化|ラ・テーヌ文化]]中期から再び[[w:火葬|火葬]]が主流になったと考えられている。]] *③ Viri in uxores, sicuti in liberos, vitae necisque habent potestatem; **夫は、妻において、子供におけるのと同様に、生かすも殺すも勝手である。 *et cum pater familiae inllustriore loco natus decessit, eius propinqui conveniunt **上流身分に生まれた家族の父親が死去したとき、彼の近縁の者たちが集まって、 *et de morte, si res in suspicionem venit, de uxoribus in servilem modum quaestionem habent, **死について、もし疑念が出来したならば、妻について、[[w:奴隷|奴隷]]におけるようなやり方で審問して、 *et si compertum est, igni atque omnibus tormentis excruciatas interficiunt. **もし(疑念が)確認されたならば、火やあらゆる責め道具によって[[w:拷問|拷問]]にかけて誅殺する。 *④ Funera sunt pro cultu Gallorum magnifica et sumptuosa; **[[w:葬儀|葬儀]]は、ガッリア人の生活習慣の割には派手でぜいたくなものである。 *omniaque quae vivis cordi fuisse arbitrantur in ignem inferunt, etiam animalia, **生前に大切であったと思われるもの一切合財を、獣でさえも、火の中に投げ入れる。 *ac paulo supra hanc memoriam servi et clientes, quos ab his dilectos esse constabat, **さらに、より以前のこの記憶では、彼ら(亡者)により寵愛されていたことが知られていた奴隷や庇護民をも、 *iustis funeribus confectis una cremabantur. **慣習による葬儀が成し遂げられたら、一緒に火葬されていたのである。 ===20節=== '''ガッリア部族国家の情報統制''' *① Quae civitates commodius suam rem publicam administrare existimantur, **より適切に自分たちの公儀(=国家体制)を治めると考えられているような部族は、 *habent legibus sanctum, **(以下のように)定められた法度を持つ。 *si quis quid de re publica a finitimis rumore aut fama acceperit, **もし、ある者が公儀に関して近隣の者たちから何らかの噂や風聞を受け取ったならば、 *uti ad magistratum deferat neve cum quo alio communicet, **官吏に報告して、他の者と伝え合ってはならないと。 *② quod saepe homines temerarios atque imperitos falsis rumoribus terreri **というのは、無分別で無知な人間たちはしばしば虚偽の噂に恐れて、 *et ad facinus impelli et de summis rebus consilium capere cognitum est. **罪業に駆り立てられ、重大な事態についての考えを企てると認識されているからである。 *③ Magistratus quae visa sunt occultant, **官吏は、(隠すことが)良いと思われることを隠して、 *quaeque esse ex usu iudicaverunt, multitudini produnt. **有益と判断していたことを、民衆に明らかにする。 *De re publica nisi per concilium loqui non conceditur. **公儀について、集会を通じてでない限り、語ることは認められていない。 ==ゲルマーニアの風習と自然について== ===21節=== '''ゲルマーニア人の信仰と性''' *① Germani multum ab hac consuetudine differunt. **[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人はこれに対し、風習が大いに異なっている。 *Nam neque druides habent, qui rebus divinis praesint, neque sacrificiis student. **すなわち、神事を司る[[w:ドルイド|ドルイド]]も持たないし、供犠に熱心でもない。 *② Deorum numero **神々に数えるものとして、 *eos solos ducunt, quos cernunt et quorum aperte opibus iuvantur, Solem et Vulcanum et Lunam, **(彼らが)見分けるものや明らかにその力で助けられるもの、[[w:太陽|太陽]]と[[w:ウォルカヌス|ウォルカヌス]](火の神)と[[w:月|月]]だけを信仰して、 *reliquos ne fama quidem acceperunt. **ほかのものは風聞によってさえも受け入れていない。 **:(訳注:これに対して、[[w:タキトゥス|タキトゥス]]は、ゲルマーニア人はメルクリウスやマルスなどを信仰すると伝えている<ref>タキトゥス『ゲルマーニア』2章・9章を参照</ref>。) *③ Vita omnis in venationibus atque in studiis rei militaris consistit: **すべての人生は、[[w:狩猟|狩猟]]に、および[[w:軍事|軍事]]への執心に依拠しており、 *ab parvulis labori ac duritiae student. **幼時より労役や負担に努める。 *④ Qui diutissime impuberes permanserunt, maximam inter suos ferunt laudem: **最も長く純潔に留まった者は、自分たちの間で最大の賞賛を得る。 *hoc ali staturam, ali vires nervosque confirmari putant. **これによって、ある者には背の高さが、ある者には力と筋肉が強化されると、思っている。 *⑤ Intra annum vero vicesimum feminae notitiam habuisse in turpissimis habent rebus; **20歳にならない内に女を知ってしまうことは、とても恥ずべきことであると見なしている。 *cuius rei nulla est occultatio, **その(性の)事を何ら隠すことはない。 *quod et promiscue in fluminibus perluuntur **というのは、川の中で(男女が)混じって入浴しても、 *et pellibus aut parvis renonum tegimentis utuntur, magna corporis parte nuda. **なめし皮や、小さな毛皮の覆いを用いるが、体の大部分は裸なのである。 ===22節=== '''ゲルマーニア人の土地制度''' *① Agri culturae non student, **(ゲルマーニア人は)[[w:農耕|土地を耕すこと]]に熱心ではなく、 *maiorque pars eorum victus in lacte, caseo, carne consistit. **彼らの大部分は、生活の糧が[[w:乳|乳]]、[[w:チーズ|チーズ]]、[[w:肉|肉]]で成り立っている。 *② Neque quisquam agri modum certum aut fines habet proprios; **何者も、土地を確定した境界で、しかも持続的な領地として、持ってはいない。 *sed magistratus ac principes in annos singulos **けれども、官吏や領袖たちは、各年ごとに、 *gentibus cognationibusque hominum, quique una coierunt, **一緒に集住していた種族や血縁の人々に、 *quantum et quo loco visum est agri adtribuunt **適切と思われる土地の規模と場所を割り当てて、 *atque anno post alio transire cogunt. **翌年には他(の土地)へ移ることを強いるのである。 **:(訳注:[[ガリア戦記 第4巻#1節|第4巻1節]]には、スエービー族の説明として同様の記述がある。) *③ Eius rei multas adferunt causas: **(官吏たちは)その事の多くの理由を説明する。 *ne adsidua consuetudine capti studium belli gerendi agricultura commutent; **(部族民が)[[w:居住|定住]]する習慣にとらわれて、戦争遂行の熱意を土地を耕すことに変えてしまわないように。 *ne latos fines parare studeant, potentioresque humiliores possessionibus expellant; **広大な領地を獲得することに熱心になって、有力者たちが弱者たちを地所から追い出さないように。 *ne accuratius ad frigora atque aestus vitandos aedificent; **寒さや暑さを避けるために(住居を)非常な入念さで建築することがないように。 *ne qua oriatur pecuniae cupiditas, qua ex re factiones dissensionesque nascuntur; **金銭への欲望が増して、その事から派閥や不和が生ずることのないように。 *ut animi aequitate plebem contineant, cum suas quisque opes cum potentissimis aequari videat. **おのおのが自分の財産も最有力者のも同列に置かれていると見ることで、心の平静により民衆を抑えるように。 <br> :(訳注:[[w:ストラボン|ストラボン]]<ref>ストラボン『ギリシア・ローマ世界地誌Ⅰ』(前掲、p.510)</ref>や[[w:タキトゥス|タキトゥス]]<ref>タキトゥス『ゲルマーニア』23章・16章などを参照。26章では農耕についても解説されている。</ref>などの著述家たちも、ゲルマーニアの住民が農耕をせず、 :遊牧民のように移動しながら暮らし、小さな住居に住み、食料を家畜に頼っていると記述している。) ===23節=== '''ゲルマーニア諸部族のあり方''' *① Civitatibus maxima laus est **諸部族にとって、最も称賛されることは、 *quam latissime circum se vastatis finibus solitudines habere. **できる限り広く自分たちの周辺で領土を荒らして荒野に保っておくことである。 *② Hoc proprium virtutis existimant, **以下のことを(自分たちの)武勇の特質と考えている。 *expulsos agris finitimos cedere, **近隣の者たちが土地から追い払われて立ち去ること、 *neque quemquam prope {se} audere consistere; **および、何者も自分たちの近くにあえて定住しないこと、である。 *③ simul hoc se fore tutiores arbitrantur, repentinae incursionis timore sublato. **他方、これにより、予期せぬ襲撃の恐れを取り除いて、自分たちはより安全であろうと思われた。 *④ Cum bellum civitas aut inlatum defendit aut infert, **部族に戦争がしかけられて防戦したり、あるいはしかけたりしたときには、 *magistratus, qui ei bello praesint, ut vitae necisque habeant potestatem, deliguntur. **その戦争を指揮して、生かすも殺すも勝手な権力を持つ将官が選び出される。 *⑤ In pace nullus est communis magistratus, **平時においては、(部族に)共通の将官は誰もいないが、 *sed principes regionum atque <u>[[wikt:en:pagus#Latin|pagorum]]</u> inter suos ius dicunt controversiasque minuunt. **地域や<u>郷</u>の領袖たちが、身内の間で判決を下して、訴訟ごとを減らす。 **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:''pagus'' (郷) はここでは、部族の領土の農村区画を指す行政用語<ref name="pagus"/>。)</span> *⑥ Latrocinia nullam habent infamiam, quae extra fines cuiusque civitatis fiunt, **それぞれの部族の領土の外で行なう略奪のことは、何ら恥辱とは見なしていない。 *atque ea iuventutis exercendae ac desidiae minuendae causa fieri praedicant. **さらに、それ(略奪)は、青年たちを訓練することや、怠惰を減らすことのために行なわれる、と公言している。 *⑦ Atque ubi quis ex principibus in concilio dixit **そして、領袖たちのうちのある者が(次のように)言うや否や、 *se ducem fore, qui sequi velint, profiteantur, **《自分が(略奪の)引率者となるから、追随したい者は申し出るように》と(言うや否や)、 *consurgunt ii qui et causam et hominem probant, suumque auxilium pollicentur **(略奪の)口実にも(引率する)人物にも賛同する者は立ち上がって、自らの支援を約束して、 *atque ab multitudine conlaudantur: **群衆から大いに誉められる。 *⑧ qui ex his secuti non sunt, **これら(約束した者)のうちで(略奪に)追随しない者は、 *in desertorum ac proditorum numero ducuntur, **逃亡兵や裏切り者と見なされて、 *omniumque his rerum postea fides derogatur. **その後は、彼らにとってあらゆる事の信頼が(皆から)拒まれる。 *⑨ Hospitem violare fas non putant; **客人に暴行することは道理に適うとは思ってはいない。 *qui quacumque de causa ad eos venerunt, **彼ら(ゲルマーニア人)のところへ理由があって来た者(=客人)は誰であれ、 *ab iniuria prohibent, sanctos habent, **無法行為から防ぎ、尊ぶべきであると思っている。 *hisque omnium domus patent victusque communicatur. **彼ら(客人)にとってすべての者の家は開放されており、生活用品は共有される。 **:(訳注:客人への接待ぶりについては、[[w:タキトゥス|タキトゥス]]<ref>タキトゥス『ゲルマーニア』21章を参照。</ref>も伝えている。) ===24節=== [[画像:Celts.svg|thumb|right|200px|ケルト文化の広がり(BC800年~BC400年頃)。ケルト系部族の優越は、[[w:鉄器|鉄器]]文化の発達などによると考えられている。]] [[画像:Mappa_di_Eratostene.jpg|thumb|right|200px|[[w:エラトステネス|エラトステネス]]の地理観を再現した世界地図(19世紀)。左上に「Orcynia Silva(オルキュニアの森)」とある。]] [[画像:Hallstatt_LaTene.png|thumb|right|200px|[[w:ハルシュタット文化|ハルシュタット文化]]期と[[w:ラ・テーヌ文化|ラ・テーヌ文化]]期におけるケルト系部族の分布。右上にウォルカエ族(Volcae)やボイイ族(Boii)の名が見える。ボイイ族が居住していた地域はボイオハエムム(Boihaemum)と呼ばれ、[[w:ボヘミア|ボヘミア]](Bohemia)として現在に残る。]] '''ゲルマーニア人とガッリア人''' *① Ac fuit antea tempus, **かつてある時代があって、 *cum Germanos Galli virtute superarent, **そのとき、[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人を[[w:ガリア|ガッリア]]人が武勇で優っており、 *ultro bella inferrent, propter hominum multitudinem agrique inopiam **人間の多さと土地の欠乏のために(ガッリア人は)自発的に戦争をしかけて、 *trans Rhenum colonias mitterent. **レーヌス(=[[w:ライン川|ライン川]])の向こう側へ入植者たちを送り込んでいた。 *② Itaque ea quae fertilissima Germaniae sunt loca circum Hercyniam silvam, **[[w:ヘルキュニア|ヘルキュニア]]の森の周辺のゲルマーニアで最も肥沃な地を、 *quam Eratostheni et quibusdam Graecis fama notam esse video, **それを[[w:エラトステネス|エラトステネス]]や[[w:ギリシア人|ギリシア人]]のある者たちも風聞により知っていたと私は見出して、 *quam illi Orcyniam appellant, **それを彼らはオルキュニアと呼んでいるが、 *Volcae Tectosages occupaverunt atque ibi consederunt; **(その地を)ウォルカエ族系のテクトサゲス族が占領して、そこに定住していた。 *③ quae gens ad hoc tempus his sedibus sese continet **その種族は、この時代までこの居場所に留まっており、 *summamque habet iustitiae et bellicae laudis opinionem. **公正さと戦いの称賛で最高の評判を得ている。 *④ Nunc quod in eadem inopia, egestate, patientia qua Germani permanent, **今も、窮乏や貧困を、ゲルマーニア人が持ちこたえているのと同じ忍耐をもって、 *eodem victu et cultu corporis utuntur; **同じ食物および体の衣服を用いている。 *⑤ Gallis autem provinciarum propinquitas et transmarinarum rerum notitia **これに対して、ガッリア人にとって(ローマの)属州に近接していること、および海外のものを知っていることは、 *multa ad copiam atque usus largitur, **富や用品の多くが供給されている。 *paulatim adsuefacti superari multisque victi proeliis **(ガッリア人は)しだいに圧倒されることや多くの戦闘で打ち負かされることに慣らされて、 *ne se quidem ipsi cum illis virtute comparant. **(ガッリア人)自身でさえも彼ら(ゲルマーニア人)と武勇で肩を並べようとはしないのである。 <br> :('''訳注''':本節の①項については、[[w:タキトゥス|タキトゥス]]が著書『[[w:ゲルマニア (書物)|ゲルマーニア]]』28章([[s:la:De_origine_et_situ_Germanorum_(Germania)#XXVIII|原文]])において、次のように言及している。 :''Validiores olim Gallorum res fuisse summus auctorum divus Iulius tradit; '' :かつてガッリア人の勢力がより強力であったことは、最高の証言者である神君ユリウス(・カエサル)も伝えている。 :''eoque credibile est etiam Gallos in Germaniam transgressos:'' :それゆえに、ガッリア人でさえもゲルマーニアに渡って行ったと信ずるに値するのである。) ===25節=== '''ヘルキュニアの森林地帯''' *① Huius Hercyniae silvae, quae supra demonstrata est, latitudo **前に述べたヘルキュニアの森の幅は、 *novem dierum iter expedito patet: **軽装の旅で9日間(かかるだけ)広がっている。 *non enim aliter finiri potest, **なぜなら(ゲルマーニア人は)他に境界を定めることができないし、 *neque mensuras itinerum noverunt. **道のりの測量というものを知っていないのである。 [[画像:FeldbergPanorama.jpg|thumb|center|1000px|ヘルキュニアの森林地帯(ドイツ南西部、[[w:シュヴァルツヴァルト|シュヴァルツヴァルトの森]]の最高峰フェルドベルク山 [[w:en:Feldberg_(Black Forest)|Feldberg]] の眺望)]] *② Oritur ab Helvetiorum et Nemetum et Rauracorum finibus **(その森は)[[w:ヘルウェティイ族|ヘルウェティイ族]]とネメテス族とラウラキ族の領土から発しており、 **:(訳注:これはライン川東岸に沿って南北に長い現在の[[w:シュヴァルツヴァルト|シュヴァルツヴァルトの森]]のことである。) *rectaque fluminis [[w:la:Danubius|Danubii]] regione **ダヌビウス川に沿って真っ直ぐに(流れ)、 **:(訳注:ダヌビウス Danubius はダヌウィウス Danuvius とも呼ばれ、現在の[[w:ドナウ川|ドナウ川]]である。) *pertinet ad fines Dacorum et Anartium; **[[w:ダキア人|ダキ族]]やアナルテス族の領土へ至る。 **:(訳注:これは[[w:ダキア|ダキア]] [[w:la:Dacia|Dacia]] すなわち現在の[[w:ルーマニア|ルーマニア]]辺りの地域である。) *③ hinc se flectit sinistrorsus diversis ab flumine regionibus **ここ(ダヌビウス川)から(森は)左方へ向きを変えて、川の地域からそれて、 **:(訳注:川が南へ折れるのとは逆に、森は北へそれて[[w:エルツ山地|エルツ山地]]を通って[[w:カルパティア山脈|カルパティア山脈]]に至ると考えられている<ref>タキトゥス『ゲルマーニア』泉井久之助訳注、岩波文庫、p.131-132の注などを参照</ref>。) *multarumque gentium fines propter magnitudinem attingit; **(森の)大きさのために、多くの種族の領土に接しているのである。 *④ neque quisquam est huius Germaniae, qui se aut adisse ad initium eius silvae dicat, **その森の(東の)端緒へ訪れたと言う者は、こちら(西側)の[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]に属する者では誰もいないし、 *cum dierum iter LX processerit, **60日間の旅で進んでも(いないのであるが)、 *aut, quo ex loco oriatur, acceperit: **あるいは(森が)どの場所から生じているか把握した(者もいないのである)。 *⑤ multaque in ea genera ferarum nasci constat, quae reliquis in locis visa non sint; **それ(=森)の中には、ほかの地では見られない野獣の多くの種類が生息していることが知られている。 *ex quibus quae maxime differant ab ceteris et memoriae prodenda videantur, **それらのうちで、ほかの(地の)ものと大きく異なったものは、記録で伝えるべきものであり、 *haec sunt. **以下のものである。 ===26節=== [[画像:Rentier fws 1.jpg|thumb|right|200px|[[w:トナカイ|トナカイ]]([[w:la:Tarandrus|Rangifer tarandus]])。発達した枝角を持ち、雌雄ともに角があるという特徴は本節の説明に合致している。が、角が一本ということはないし、野生のトナカイは少なくとも現在では極北の地にしか住まない。]] '''ヘルキュニアの野獣①''' *① Est [[w:la:Bos|bos]] [[w:la:Cervus|cervi]] figura, **雄[[w:シカ|鹿]]の姿形をした[[w:ウシ|牛]]がいる。 *cuius a media fronte inter aures unum [[w:la:Cornu|cornu]] existit **それの両耳の間の額の真ん中から一つの角が出ており、 *excelsius magisque derectum his, quae nobis nota sunt, cornibus; **我々(ローマ人)に知られている角よりも非常に高くて真っ直ぐである。 *ab eius summo sicut palmae ramique late diffunduntur. **その先端部から、手のひらや枝のように幅広く広がっている。 *Eadem est feminae marisque natura, **雌と雄の特徴は同じであり、 *eadem forma magnitudoque cornuum. **角の形や大きさも同じである。 <br> :('''訳注''':カエサルによる本節の記述は[[w:ユニコーン|ユニコーン]](一角獣)の伝説に :結び付けられている。しかし本節における発達した枝角の説明は、むしろ :[[w:トナカイ|トナカイ]]や[[w:ヘラジカ|ヘラジカ]]のような獣を想起させる。) ===27節=== [[画像:Bigbullmoose.jpg|thumb|right|250px|[[w:ヘラジカ|ヘラジカ]](Alces alces)。<br>発達した枝角と大きな体を持ち、名称以外は本節の説明とまったく合致しない。<br>しかしながら、[[w:ガイウス・プリニウス・セクンドゥス|大プリニウス]]の『[[w:博物誌|博物誌]]』第8巻(16章・39節)には、[[w:アクリス|アクリス]]([[w:en:Achlis|achlis]])という一見ヘラジカ(alces)のような奇獣が紹介され、その特徴は本節②項以下のカエサルの説明とほぼ同じであることが知られている。]] [[画像:Gressoney-Saint-Jean-Museo-IMG 1824.JPG|thumb|right|250px|[[w:ノロジカ|ノロジカ]](Capreolus capreolus)。<br>ヨーロッパに広く分布する小鹿で、まだら模様で山羊にも似ているので、本節①項の説明と合致する。しかし、関節はあるし、腹ばいにもなる。]] '''ヘルキュニアの野獣②''' *① Sunt item, quae appellantur [[w:la:Alces|alces]]. **アルケスと呼ばれるものもいる。 **:(訳注:アルケス alces とは[[w:ヘラジカ|ヘラジカ]](オオシカ)を指す単語であるが本節の説明と矛盾する。) *Harum est consimilis [[w:la:Capra|capris]] figura et varietas pellium, **これらの姿形や毛皮のまだらは雄[[w:ヤギ|山羊]]に似ている。 *sed magnitudine paulo antecedunt **が、(山羊を)大きさで少し優っており、 *mutilaeque sunt cornibus **角は欠けていて、 *et crura sine nodis articulisque habent. **脚部には関節の類いがない。 **:(訳注:nodus も articulus も関節の類いを意味する) *② Neque quietis causa procumbunt **休息のために横たわらないし、 *neque, si quo adflictae casu conciderunt, **もし何か不幸なことで偶然にも倒れたならば、 *erigere sese aut sublevare possunt. **自らを起こすことも立ち上げることもできない。 *③ His sunt arbores pro cubilibus; **これらにとって木々は寝床の代わりである。 *ad eas se adplicant **それら(の木々)へ自らを寄りかからせて、 *atque ita paulum modo reclinatae quietem capiunt. **こうして少しだけもたれかかって休息を取るのである。 *④ Quarum ex vestigiis **それらの足跡から *cum est animadversum a venatoribus, quo se recipere consuerint, **(鹿が)どこへ戻ることを常としているかを狩人によって気付かれたときには、 *omnes eo loco aut ab radicibus subruunt aut accidunt arbores, **その地のすべての木々を(狩人は)根から倒すか、あるいは傷つけて、 *tantum ut summa species earum stantium relinquatur. **それらの(木々の)いちばん(外側)の見かけが、立っているかのように残して置かれる。 *⑤ Huc cum se consuetudine reclinaverunt, **そこに(鹿が)習性によってもたれかかったとき、 *infirmas arbores pondere adfligunt atque una ipsae concidunt. **弱った木々を重みで倒してしまい、自身も一緒に倒れるのである。 ===28節=== [[画像:Wisent.jpg|thumb|right|250px|[[w:ヨーロッパバイソン|ヨーロッパバイソン]]([[w:la:Bison|Bison bonasus]])。<br>かつてヨーロッパに多数生息していた野牛で、相次ぐ乱獲により野生のものは20世紀初頭にいったん絶滅したが、動物園で繁殖させたものを再び野生に戻す試みが行なわれている。]] [[画像:Muybridge Buffalo galloping.gif|thumb|right|200px|疾走するバイソン]] [[画像:Drinkhoorn_roordahuizum.JPG|thumb|right|200px|酒杯として用いられた野獣の角。銀で縁取りされている。]] '''ヘルキュニアの野獣③''' *③ Tertium est genus eorum, qui uri appellantur. **第3のものは、野牛と呼ばれる種類である。 *Hi sunt magnitudine paulo infra [[w:la:Elephantidae|elephantos]], **これらは、大きさで少し[[w:ゾウ|象]]に劣るが、 *specie et colore et figura [[w:la:Taurus|tauri]]. **見かけと色と姿形は雄[[w:ウシ|牛]]である。 *② Magna vis eorum est et magna velocitas, **それらの力は大きく、(動きも)とても速く、 *neque homini neque ferae, quam conspexerunt, parcunt. **人間でも野獣でも、見かけたものには容赦しない。 *Hos studiose foveis captos interficiunt. **(ゲルマーニア人は)これらを熱心に落とし穴で捕らえたものとして殺す。 *③ Hoc se labore durant adulescentes **この労苦により青年たちを鍛え、 *atque hoc genere venationis exercent, **[[w:狩猟|狩猟]]のこの類いで鍛錬するのであり、 *et qui plurimos ex his interfecerunt, **これら(の野牛)のうちから最も多くを殺した者は、 *relatis in publicum [[w:la:Cornu|cornibus]], quae sint testimonio, **証拠になるための[[w:角|角]]を公の場に持参して、 *magnam ferunt laudem. **大きな賞賛を得るのである。 *④ Sed adsuescere ad homines et mansuefieri ne parvuli quidem excepti possunt. **けれども(野牛は)幼くして捕らえられてさえも、人間に慣れ親しんで飼い慣らされることはできない。 *⑤ Amplitudo cornuum et figura et species multum a nostrorum boum cornibus differt. **角の大きさや形や見かけは、我々(ローマ人)の牛の角とは大いに異なる。 *⑥ Haec studiose conquisita ab labris argento circumcludunt **これらは熱心に探し求められて、縁を[[w:銀|銀]]で囲って、 *atque in amplissimis epulis pro poculis utuntur. **とても贅沢な祝宴において[[w:盃|杯]]として用いられるのである。 ==対エブロネス族追討戦(1)== ===29節=== '''ゲルマーニアから撤兵、対アンビオリクス戦へ出発''' *① Caesar, postquam per Ubios exploratores comperit Suebos sese in silvas recepisse, **カエサルは、ウビイー族の偵察者たちを通じてスエービー族が森に撤退したことを確報を受けた後で、 **:(訳注:[[#10節|10節]]によれば、バケニス Bacenis の森。[[#コラム「スエービー族とカッティー族・ケールスキー族・ウビイー族について|既述]]のように、スエービー族とはカッティー族 [[w:en:Chatti|Chatti]] と考えられる。) *inopiam frumenti veritus, **糧食の欠乏を恐れて、 *quod, ut supra demonstravimus, minime omnes Germani agri culturae student, **というのは、前に説明したように、ゲルマーニア人は皆が土地を耕すことに決して熱心でないので、 **:(訳注:[[#22節|22節]]を参照。耕地がなければ、ローマ軍は穀物の現地調達ができない。) *constituit non progredi longius; **より遠くへ前進しないことを決めた。 *② sed, ne omnino metum reditus sui barbaris tolleret **けれども、自分たち(ローマ軍)が戻って来る恐れを蛮族からまったく取り去ってしまわないように、 *atque ut eorum auxilia tardaret, **かつ、彼ら(ゲルマーニア人)の(ガッリア人への)支援を遅らせるように、 *reducto exercitu partem ultimam pontis, quae ripas Ubiorum contingebat, **ウビイー族側の岸(=レーヌス川東岸)につなげていた橋の最後の部分に軍隊を連れ戻して、 *in longitudinem pedum ducentorum rescindit **(橋を)長さ200[[w:ペース (長さ)|ペース]](=約60m)切り裂いて、 *③ atque in extremo ponte turrim tabulatorum quattuor constituit **橋の先端のところに4層の櫓を建てて、 *praesidiumque cohortium duodecim pontis tuendi causa ponit **12個[[w:コホルス|歩兵大隊]]の守備隊を橋を防護するために配置して、 *magnisque eum locum munitionibus firmat. **その場所を大きな城砦で固めた。 *Ei loco praesidioque C.(Gaium) Volcacium Tullum adulescentem praeficit. **その場所と守備隊を青年ガイウス・ウォルカキウス・トゥッルスに指揮させた。 **:(訳注:元執政官 [[w:en:Lucius_Volcatius_Tullus_(consul_66_BC)|Lucius Volcatius Tullus]] に対して、青年 adulescentem と区別したのであろう。 **:ウォルカキウス Volcacium の綴りは、写本により相異する。) *④ Ipse, cum maturescere frumenta inciperent, **(カエサル)自身は、穀物が熟し始めたので、 *ad bellum [[w:la:Ambiorix|Ambiorigis]] profectus per Arduennam silvam, **[[w:アンビオリクス|アンビオリクス]]との戦争へ、アルドゥエンナの森を通って進発した。 **:(訳注:アルドゥエンナの森については、[[ガリア戦記 第5巻#3節|第5巻3節]]ですでに説明されている。) *quae est totius Galliae maxima **それ(=森)は全ガッリアで最も大きく、 *atque ab ripis Rheni finibusque Treverorum ad Nervios pertinet **レヌス(=[[w:ライン川|ライン川]])の岸およびトレーウェリー族の境界から、[[w:ネルウィイ族|ネルウィイ族]](の領土)へ及んでおり、 *milibusque amplius quingentis in longitudinem patet, **長さは500ローママイル(=約740km)より大きく広がっている。 *L.(Lucium) Minucium Basilum cum omni equitatu praemittit, **ルキウス・ミヌキウス・バスィルスをすべての騎兵隊とともに先遣した。 *si quid celeritate itineris atque opportunitate temporis proficere possit; **行軍の迅速さと時間の有利さによって、何かを得られるかどうかということである。 *⑤ monet, ut ignes in castris fieri prohibeat, ne qua eius adventus procul significatio fiat: **野営において火を生じることを禁じるように、何事かにより遠くから彼の到来の予兆を生じないように、戒めた。 *sese confestim subsequi dicit. **(カエサル)自らは、ただちに後から続くと言った。 ===30節=== '''アンビオリクスがバスィリスのローマ騎兵から逃れる''' *① Basilus, ut imperatum est, facit. **バスィルスは、命令されたように、行なった。 *Celeriter contraque omnium opinionem confecto itinere **速やかに、かつ皆の予想に反して、行軍を成し遂げて、 *multos in agris inopinantes deprehendit: **(城市でない)土地にいた気付かないでいる多くの者を捕らえた。 *eorum indicio ad ipsum Ambiorigem contendit, quo in loco cum paucis equitibus esse dicebatur. **彼らの申し立てにより、[[w:アンビオリクス|アンビオリクス]]その人がわずかな騎兵たちとともにいると言われていた場所に急いだ。 *② Multum cum in omnibus rebus, tum in re militari potest Fortuna. **あらゆる事柄においても、とりわけ軍事においても、運命(の女神)が大いに力がある。 *Nam magno accidit casu, **実際のところ、大きな偶然により生じたのは、 *ut in ipsum incautum etiam atque imparatum incideret, **(アンビオリクス)自身でさえも油断していて不用意なところに(バスィルスが)遭遇したが、 *priusque eius adventus ab omnibus videretur, quam fama ac nuntius adferretur: **彼の到来が(ガッリア勢の)皆により見られたのが、風聞や報告により知らされるよりも早かったのである。 *sic magnae fuit fortunae **同様に(アンビオリクスにとって)大きな幸運に属したのは、 *omni militari instrumento, quod circum se habebat, erepto, **自らの周りに持っていたすべての武具を奪われて、 *raedis equisque comprehensis **四輪馬車や馬を差し押さえられても、 *ipsum effugere mortem. **(アンビオリクス)自身は死を逃れたことである。 *③ Sed hoc quoque factum est, **しかし、以下のこともまた起こった。 *quod aedificio circumdato silva, **(アンビオリクスの)館が森で取り巻かれており、 *─ ut sunt fere domicilia Gallorum, qui vitandi aestus causa **─ ガッリア人の住居はほぼ、暑さを避けることのために、 *plerumque silvarum atque fluminum petunt propinquitates ─, **たいてい森や川の近接したところに求めるのであるが ─ *comites familiaresque eius angusto in loco paulisper equitum nostrorum vim sustinuerunt. **彼の従者や郎党どもが、狭い場所でしばらく、我が方(ローマ勢)の騎兵の力を持ちこたえたのだ。 *④ His pugnantibus illum in equum quidam ex suis intulit: **彼らが戦っているときに、彼(アンビオリクス)を配下のある者が馬に押し上げて、 *fugientem silvae texerunt. **逃げて行く者(アンビオリクス)を森が覆い隠した。 *Sic et ad subeundum periculum et ad vitandum multum Fortuna valuit. **このように(アンビオリクスが)危険に突き進んだことや避けられたことに対して、運命(の女神)が力をもったのである。 ===31節=== '''エブロネス族の退避、カトゥウォルクスの最期''' *① [[w:la:Ambiorix|Ambiorix]] copias suas iudicione non conduxerit, quod proelio dimicandum non existimarit, **[[w:アンビオリクス|アンビオリクス]]は、戦闘で争闘するべきとは考えていなかったので、自らの判断で軍勢を集めなかったのか、 *an tempore exclusus et repentino equitum adventu prohibitus, **あるいは、時間に阻まれ、予期せぬ[[w:騎兵|騎兵]]の到来に妨げられて、 *cum reliquum exercitum subsequi crederet, **(ローマ勢の)残りの軍隊(=軍団兵)が後続して来ることを信じたためなのか、 *dubium est. **不確かなことである。 *② Sed certe dimissis per agros nuntiis sibi quemque consulere iussit. **けれども、確かに領地を通じて伝令を四方に遣わして、おのおのに自らを助けることを命じた。 *Quorum pars in Arduennam silvam, pars in continentes paludes profugit; **それらの者たち(領民)のある一部はアルドゥエンナの森に、一部は絶え間ない沼地に退避した。 *③ qui proximi Oceano fuerunt, **<ruby><rb>大洋<span style="color:#009900;">〔[[w:大西洋|大西洋]]〕</span></rb><rp>(</rp><rt>オーケアヌス</rt><rp>)</rp></ruby>にとても近いところにいた者たちは、 *hi insulis sese occultaverunt, quas aestus efficere consuerunt: **[[w:潮汐|満潮]]が形成するのが常であった島々に身を隠した。 [[画像:Taxus baccata MHNT.jpg|thumb|right|300px|[[w:ヨーロッパイチイ|ヨーロッパイチイ]]([[w:en:Taxus baccata|Taxus baccata]])<br>欧州などに広く自生するイチイ科の[[w:針葉樹|針葉樹]]。赤い果実は食用で甘い味だが、種子には[[w:タキシン|タキシン]](taxine)という[[w:アルカロイド|アルカロイド]]系の毒物が含まれており、種子を多量に摂れば[[w:痙攣|けいれん]]を起こして[[w:呼吸困難|呼吸困難]]で死に至る。<br>他方、[[w:タキサン|タキサン]](taxane)という成分は[[w:抗がん剤|抗がん剤]]などの[[w:医薬品|医薬品]]に用いられる。]] *④ multi ex suis finibus egressi **多くの者たちは、自分たちの領土から出て行って、 *se suaque omnia alienissimis crediderunt. **自分たちとその一切合財をまったく異邦の者たちに委ねた。 *⑤Catuvolcus, rex dimidiae partis Eburonum, **[[w:カトゥウォルクス|カトゥウォルクス]]は、[[w:エブロネス族|エブロネス族]]の半分の地方の王であり、 *qui una cum Ambiorige consilium inierat, **アンビオリクスと一緒に(カエサルに造反する)企てに取りかかった者であるが、 **:(訳注:[[ガリア戦記 第5巻#26節|第5巻26節]]を参照。) *aetate iam confectus, cum laborem aut belli aut fugae ferre non posset, **もはや老衰していたので、戦争の労苦、あるいは逃亡の労苦に耐えることができなかったので、 **:(訳注:aetate confectus 老衰した) *omnibus precibus detestatus Ambiorigem, qui eius consilii auctor fuisset, **その企ての張本人であったアンビオリクスをあらゆる呪詛のことばで呪って、 *taxo, cuius magna in Gallia Germaniaque copia est, se exanimavit. **[[w:ガリア|ガッリア]]や[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]に大量にあった[[w:イチイ属|イチイ]]によって、息絶えたのであった。 ===32節=== '''ゲルマーニア部族の弁明、アドゥアトゥカに輜重を集める''' *① Segni Condrusique, ex gente et numero Germanorum, **[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人の種族や集団のうち、[[w:セグニ族|セグニ族]]と[[w:コンドルスィ族|コンドルスィ族]]は、 *qui sunt inter Eburones Treverosque, **[[w:エブロネス族|エブロネス族]]とトレーウェリー族の間にいたが、 *legatos ad Caesarem miserunt oratum, **カエサルのところへ嘆願するために使節たちを遣わした。 *ne se in hostium numero duceret **自分たちを敵として見なさないように、と。 *neve omnium Germanorum, qui essent citra Rhenum, unam esse causam iudicaret; **しかも、レーヌス(=[[w:ライン川|ライン川]])のこちら側にいるゲルマーニア人すべての事情は1つであると裁断しないように、と。 *nihil se de bello cogitavisse, nulla Ambiorigi auxilia misisse. **自分たちは、戦争についてまったく考えたことはないし、[[w:アンビオリクス|アンビオリクス]]に何ら援軍を派遣したことはない、と。 *② Caesar explorata re quaestione captivorum, **カエサルは捕虜を審問することによってその事を探り出すと、 *si qui ad eos Eburones ex fuga convenissent, **もし彼らのところへ逃亡しているエブロネス族の者たちの誰かが訪れたならば、 *ad se ut reducerentur, imperavit; **自分(カエサル)のところへ連れ戻されるようにと、命令した。 *si ita fecissent, fines eorum se violaturum negavit. **もしそのように行なったならば、彼らの領土を自分(カエサル)が侵害することはないであろうと主張した。 *③ Tum copiis in tres partes distributis **それから、軍勢を3方面に分散して、 *impedimenta omnium legionum Aduatucam contulit. **すべての軍団の[[w:輜重|輜重]]を[[w:アドゥアトゥカ|アドゥアトゥカ]]に運び集めた。 **:(訳注:アドゥアトゥカ Aduatuca の表記は、写本によってはアトゥアトゥカ Atuatuca となっている。現在の[[w:トンゲレン|トンゲレン市]]。) *④ Id castelli nomen est. **それは、城砦の名前である。 *Hoc fere est in mediis Eburonum finibus, **これは、エブロネス族の領土のほぼ真ん中にあり、 *ubi Titurius atque Aurunculeius hiemandi causa consederant. **そこには、[[w:クィントゥス・ティトゥリウス・サビヌス|ティトゥリウス(・サビヌス)]]と[[w:ルキウス・アウルンクレイウス・コッタ|アウルンクレイウス(・コッタ)]]が越冬するために陣取っていた。 *⑤ Hunc cum reliquis rebus locum probabat, **(カエサルは)この場所を、ほかの事柄によっても是認したし、 *tum quod superioris anni munitiones integrae manebant, ut militum laborem sublevaret. **またとりわけ前年の防備が損なわれずに存続していたので、兵士の労苦を軽減するためでもある。 *Praesidio impedimentis legionem quartamdecimam reliquit, **(全軍の)輜重の守備隊として第14軍団を(そこに)残した。 *unam ex his tribus, quas proxime conscriptas ex Italia traduxerat. **(それは)最近にイタリアから徴集されたものとして連れて来られた3個(軍団)のうちの1個である。 **:(訳注:[[#1節|1節]]を参照。イタリア Italia とはカエサルが総督であった[[w:ガリア・キサルピナ|ガッリア・キサルピーナ]]のことであろう。) *Ei legioni castrisque Q.(Quintum) Tullium Ciceronem praeficit ducentosque equites ei attribuit. **その[[w:ローマ軍団|軍団]]と陣営には[[w:クィントゥス・トゥッリウス・キケロ|クィントゥス・トゥッリウス・キケロ]]を指揮者として、200騎の騎兵を彼に割り当てた。 ===33節=== '''軍勢をカエサル、ラビエヌス、トレボニウスの三隊に分散''' *① Partito exercitu **軍隊を分配して、 *T.(Titum) Labienum cum legionibus tribus ad Oceanum versus **[[w:ティトゥス・ラビエヌス|ティトゥス・ラビエヌス]]には、3個[[w:ローマ軍団|軍団]]とともに、<ruby><rb>大洋<span style="color:#009900;">〔[[w:大西洋|大西洋]]〕</span></rb><rp>(</rp><rt>オーケアヌス</rt><rp>)</rp></ruby>の方へ向けて、 *in eas partes, quae Menapios attingunt, proficisci iubet; **[[w:メナピイ族|メナピイ族]]に接する地方に出発することを命じた。 *② C.(Gaium) Trebonium cum pari legionum numero **[[w:ガイウス・トレボニウス|ガイウス・トレボニウス]]には、軍団の同数とともに、 *ad eam regionem, quae Aduatucis adiacet, depopulandam mittit; **[[w:アドゥアトゥキ族|アドゥアトゥキ族]]に隣接する領域へ、荒らすために派遣した。 [[画像:Locatie-Maas-3.png|thumb|right|200px|[[w:ベルギー|ベルギー]]周辺の地図。図の左側を[[w:スヘルデ川|スヘルデ川]]が、右側を[[w:マース川|マース川]]が流れているため、両河川は離れており、カエサルがどの地に言及しているのかはわからない。]] [[画像:Schelde_4.25121E_51.26519N.jpg|thumb|right|200px|ベルギーの[[w:アントウェルペン|アントウェルペン]]周辺を流れる[[w:スヘルデ川|スヘルデ川]]河口付近の[[w:衛星画像|衛星画像]]。ラビエヌスが向かったメナピイ族に接する地方である。]] *③ ipse cum reliquis tribus ad flumen [[w:la:Scaldis|Scaldim]], quod influit in [[w:la:Mosa|Mosam]], **(カエサル)自身は、残りの3個(軍団)とともに、モサ(川)に流れ込むスカルディス川のところへ、 **:(訳注:スカルディス Scaldis は現在の[[w:スヘルデ川|スヘルデ川]] Schelde で、フランス北部からベルギー、オランダへ流れている。 **:モサ川 Mosa すなわち現在の[[w:マース川|マース川]] Maas とは運河でつながるが、当時の関係およびカエサルの目的地は不詳。) *extremasque Arduennae partes ire constituit, **かつ[[w:アルデンヌ|アルドゥエンナ]](の森林)の外縁の地方へ行軍することを決めた。 *quo cum paucis equitibus profectum Ambiorigem audiebat. **そこへは、アンビオリクスがわずかな騎兵たちとともに出発したと聞いていたのだ。 *④ Discedens post diem septimum sese reversurum confirmat; **(カエサルは陣営を)離れるに当たって、7日目の後(=6日後)に自分は引き返して来るであろうと断言した。 *quam ad diem ei legioni, quae in praesidio relinquebatur, deberi frumentum sciebat. **その当日には、守備に残される軍団にとって糧食が必要とされることを(カエサルは)知っていたのだ。 *⑤ Labienum Treboniumque hortatur, **(カエサルは)ラビエヌスとトレボニウスを(以下のように)鼓舞した。 *si rei publicae commodo facere possint, **もし(ローマ軍全体の)公務のために都合良く行動することができるならば、 *ad eum diem revertantur, **その日には戻って、 *ut rursus communicato consilio exploratisque hostium rationibus **再び(互いの)考えを伝達して、敵たちの作戦を探り出し、 *aliud initium belli capere possint. **次なる戦争の端緒を捉えようではないか、と。 <br> :('''訳注:カエサル麾下の軍団配分について''' :[[ガリア戦記 第5巻#8節|第5巻8節]]の記述によれば、ブリタンニアへ2度目の遠征をする前(BC54年)のカエサルは少なくとも8個軍団と騎兵4000騎を :指揮していた。[[ガリア戦記 第5巻#24節|第5巻24節]]によれば、帰還後は8個軍団および軍団から離れた5個[[w:コホルス|歩兵大隊]]を指揮していたが、 :アンビオリクスによる[[w:アドゥアトゥカの戦い|アドゥアトゥカの戦い]]で[[w:クィントゥス・ティトゥリウス・サビヌス|サビヌス]]らとともに1個軍団と5個大隊が壊滅したので、残りは7個軍団となる。 :[[#1節|本巻1節]]によれば、この年(BC53年)には3個軍団を新たに徴集したので、計10個軍団となったはずである。 :[[#29節|29節]]では、このうちから12個大隊をライン川に架かる橋の守備に残し、[[#32節|32節]]では輜重の守備としてアドゥアトゥカに1個軍団を残した。 :本節の記述通りにラビエヌス、トレボニウス、カエサルがそれぞれ3個軍団(計9個)を受け持ったとすると、あわせて10個軍団と12個大隊という勘定になる。 :したがって、この勘定が正しいのであれば、ライン川に残した12個大隊は各軍団から引き抜いたものであり、各軍団は定員を割っていると考えられる。) ===34節=== '''夷を以って夷を制す対エブロネス族包囲網''' *① Erat, ut supra demonstravimus, manus certa nulla, **前に説明したように、(エブロネス族には)決まった手勢がなかったし、 **:(訳注:[[#31節|31節]]を参照。) *non oppidum, non praesidium, quod se armis defenderet, **自分たちが武器で防衛するような[[w:オッピドゥム|城市]]も、防塁もなかった。 *sed in omnes partes dispersa multitudo. **けれども、あらゆる方面に大勢が分散されていた。 *② Ubi cuique aut valles abdita aut locus silvestris aut palus impedita **おのおのが、密かな峡谷、あるいは森に覆われた土地といったところに、 *spem praesidi aut salutis aliquam offerebat, consederat. **守備あるいは身の安全の何らかの希望を提供するところに、陣取っていた。 *③ Haec loca vicinitatibus erant nota, **これらの場所は、近隣の者たちは知っていたので、 **:(訳注:すなわち、近隣のガッリア人には地の利があり、ローマ人には地の利がなかったので) *magnamque res diligentiam requirebat **事態はたいへんな注意深さを必要としていた。 *non in summa exercitus tuenda **(ローマ人の)軍隊全体を守るためではなく、 *─ nullum enim poterat universis &lt;a&gt; perterritis ac dispersis periculum accidere ─, **─なぜなら、脅かされ分散されている者たちにより(ローマ軍)総勢が危険を生じることはありえなかったので─ *sed in singulis militibus conservandis; **けれども、個々の(ローマ人の)兵士たちを守ることのために(注意深さを必要としていた)。 *quae tamen ex parte res ad salutem exercitus pertinebat. **少なくとも、ある面では、そういう事態は軍隊の安全に及んでいた。 *④ Nam et praedae cupiditas multos longius evocabat, **すなわち、略奪品への欲望が多くの者たちをより遠くへ呼び寄せていたし、 *et silvae incertis occultisque itineribus confertos adire prohibebant. **森林の不確かで隠された道のりによって密集した行軍を妨げていた。 *⑤ Si negotium confici stirpemque hominum sceleratorum interfici vellent, **もし、戦役が完遂されること、および非道な連中(=エブロネス族)の血筋が滅ぼされることを欲するならば、 *dimittendae plures manus diducendique erant milites; **いくつもの部隊が分遣され、兵士たちが展開されるべきである。 *⑥ si continere ad signa manipulos vellent, ut instituta ratio et consuetudo exercitus Romani postulabat, **もし、ローマ軍が決められた流儀や慣行を要求するように、[[w:マニプルス|中隊]]が軍旗のもとにとどまることを欲するならば、 *locus ipse erat praesidio barbaris, **その場所が蛮族にとって守りとなるであろう。 *neque ex occulto insidiandi et dispersos circumveniendi **隠れたところから待ち伏せするため、分散した者たち(=ローマ兵)を包囲するために、 *singulis deerat audacia. **(エブロネス族の)おのおのにとって勇敢さには事欠かなかった。 *⑦ Ut in eiusmodi difficultatibus, quantum diligentia provideri poterat providebatur, **そのような困難さにおいては、できるかぎりの注意深さで用心されるほどに、用心されるものであるが、 *ut potius in nocendo aliquid praetermitteretur, **結果として、むしろ(敵勢への)何らかの加害は差し控えられることになった。 *etsi omnium animi ad ulciscendum ardebant, **たとえ、皆の心が(エブロネス族に)報復するために燃え立っていたとしても、 *quam cum aliquo militum detrimento noceretur. **兵士たちの何らかの損失を伴って(敵に)加害がなされるよりも。 **:(訳注:伏兵によって被害をこうむるよりは、ローマ人の安全のために、ローマ兵による攻撃は避けられた。) *⑧ Dimittit ad finitimas civitates nuntios Caesar; **カエサルは、近隣の諸部族のところへ伝令たちを分遣した。 *omnes ad se vocat spe praedae ad diripiendos Eburones, **[[w:エブロネス族|エブロネス族]]に対して戦利品を略奪することの望みを呼びかけた。 *ut potius in silvis Gallorum vita quam legionarius miles periclitetur, **森の中で、軍団の兵士たちよりも、むしろガッリア人たちの生命が危険にさらされるように、 *simul ut magna multitudine circumfusa **同時にまた、たいへんな大勢で取り囲むことによって、 *pro tali facinore stirps ac nomen civitatis tollatur. **(サビヌスらを滅ぼした)あれほどの罪業の報いとして、部族の血筋と名前が抹殺されるように、と。 *Magnus undique numerus celeriter convenit. **至る所から多数の者が速やかに集結した。 ==スガンブリー族のアドゥアトゥカ攻略戦== ===35節=== '''スガンブリー族が略奪に駆り立てられてアドゥアトゥカへ向かう''' *① Haec in omnibus Eburonum partibus gerebantur, **これらのこと(=追討戦)が[[w:エブロネス族|エブロネス族]]のすべての地方で遂行されていたが、 *diesque adpetebat septimus, quem ad diem Caesar ad impedimenta legionemque reverti constituerat. **カエサルがその日に[[w:輜重|輜重]]と(キケロの)[[w:ローマ軍団|軍団]]のところへ引き返すと決めていた7日目が近づいていた。 *② Hic quantum in bello Fortuna possit et quantos adferat casus, cognosci potuit. **ここに、戦争では運命(の女神)がどれほどのことに力を持ち、どれほどの結末を引き起こすかを知ることができた。 **:(訳注:[[#30節|30節]]でもそうだが、カエサルは戦況が芳しくないと運命 Fortuna を持ち出すようである。[[#42節|42節]]も参照。) *③ Dissipatis ac perterritis hostibus, ut demonstravimus, **(前節で)説明したように、追い散らされて、脅かされている敵たちには、 *manus erat nulla quae parvam modo causam timoris adferret. **(ローマ勢に敵を)恐れる理由を少しの程度も引き起こすようないかなる手勢もなかった。 *④ Trans Rhenum ad Germanos **レーヌス(=[[w:ライン川|ライン川]])の向こう側の[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人のところへ、 *pervenit fama, diripi Eburones atque ultro omnes ad praedam evocari. **エブロネス族が収奪され、(近隣部族の)皆が略奪品へ向けて自発的に誘惑されているという風評が達した。 *⑤ Cogunt equitum duo milia Sugambri, qui sunt proximi Rheno, **レーヌスの近隣にいたスガンブリ族は、騎兵2000騎を徴集した。 *a quibus receptos ex fuga Tenctheros atque Usipetes supra docuimus. **前に説明したように、彼らによって[[w:テンクテリ族|テンクテリ族]]と[[w:ウスィペテス族|ウスィペテス族]]が逃亡から迎え入れられたのだ。 **:(訳注:[[ガリア戦記 第4巻#16節|第4巻16節]]および[[ガリア戦記 第4巻#18節|18~19節]]を参照。) *⑥ Transeunt Rhenum navibus ratibusque **(スガンブリー族は)レーヌスを船団や筏で渡河した。 *triginta milibus passuum infra eum locum, ubi pons erat perfectus praesidiumque ab Caesare relictum. **カエサルにより橋が造り上げられて守備隊が残された地点よりも下流に30ローママイル(約44km)のところを。 *Primos Eburonum fines adeunt; **手始めとしてエブロネス族の領土に殺到して、 *multos ex fuga dispersos excipiunt, **逃亡からちりぢりにさせられた多くの者たちを追い捕らえて、 *magno pecoris numero, cuius sunt cupidissimi barbari, potiuntur. **蛮族たちが最も熱望している家畜の多数をわがものにした。 *⑦ Invitati praeda longius procedunt. **(スガンブリー族の軍勢は)略奪品に誘われて、より遠くに進み出た。 *Non hos palus ─ in bello latrociniisque natos ─, non silvae morantur. **戦争や追いはぎに生まれついていたので、沼地も森林も彼らを妨げることがなかった。 *Quibus in locis sit Caesar, ex captivis quaerunt; **カエサルがどの場所にいるのか、捕虜から問い質した。 *profectum longius reperiunt omnemque exercitum discessisse cognoscunt. **(彼が)より遠くに旅立って、軍隊の総勢が立ち去ったことを、知った。 *⑧ Atque unus ex captivis "Quid vos," inquit, **なおかつ、捕虜たちのうちの一人が「なぜ、あんたたちは」と言い出した。 *"hanc miseram ac tenuem sectamini praedam, **「この取るに足らない、ちっぽけな略奪品を追い求めるのか。 **:(訳注:sectamini はデポネンティア動詞 sector の直説法・2人称複数・現在形) *quibus licet iam esse fortunatissimos? **(あんたたちは)今や、最も富裕な者に成り得るのに。 *⑨ Tribus horis Aduatucam venire potestis: **(この場所から)3時間で[[w:アドゥアトゥカ|アドゥアトゥカ]]に到達できる。 **:(訳注:古代ローマの時間は、不定時法であり、当地の緯度や季節により長さは異なる。) *huc omnes suas fortunas exercitus Romanorum contulit; **ここへ、ローマ軍がすべての財産を運び集めたのだ。 *praesidii tantum est, ut ne murus quidem cingi possit, **守備隊は、城壁が取り巻かれることさえできないほどの(貧弱な)ものでしかない。 *neque quisquam egredi extra munitiones audeat." **何者も防備の外側へあえて出て行こうとはしないのだ。」 *⑩ Oblata spe Germani, **ゲルマーニア人たちは(ローマ軍の財産という)望みを提示されて、 *quam nacti erant praedam, in occulto relinquunt; **(すでにエブロネス族の者たちから)獲得していた略奪品を秘されたところに残しておいて、 *ipsi Aduatucam contendunt usi eodem duce, cuius haec indicio cognoverant. **自身は、このことを申告により知ったところの同じ(捕虜の)案内人を使役して、アドゥアトゥカに急いだ。 <br> :('''訳注:部族名・地名の表記について''' :スガンブリー族 Sugambri:α系写本では Sugambri、T・U写本では Sygambri、V・R写本では Sigambri :テンクテリ族 Tenctheri:β系写本では Tenctheri、α系写本では Thenctheri :アドゥアトゥカ Aduatuca:α系・T写本では Aduatuca、V・ρ系写本では Atuatuca) ===36節=== '''アドゥアトゥカのキケロが糧秣徴発に派兵する''' *① [[w:la:Quintus_Tullius_Cicero|Cicero]], qui omnes superiores dies **[[w:クィントゥス・トゥッリウス・キケロ|キケロ]]は(期日の7日目)より以前の日々すべてを *praeceptis Caesaris cum summa diligentia milites in castris continuisset **カエサルの指図により、最高の入念さとともに、兵士たちを陣営の中に留めておき、 *ac ne calonem quidem quemquam extra munitionem egredi passus esset, **<ruby><rb>[[w:カロネス|軍属奴隷]]</rb><rp>(</rp><rt>カロネス</rt><rp>)</rp></ruby> でさえも、何者も防備の外側に出て行くことを許されなかった。 *septimo die diffidens de numero dierum Caesarem fidem servaturum, **(期日の)7日目に、カエサルが日数についての約束を守るであろうか、という不信を抱いた。 *quod longius eum<ref>eum はβ系写本の記述で、α系写本にはない。</ref> progressum audiebat, **というのは、彼(カエサル)は、はるか遠くに前進したと聞いていたのだし、 *neque ulla de reditu eius fama adferebatur, **彼の帰還については何ら伝言を届けられていなかったからである。 *② simul eorum permotus vocibus, **同時に(キケロは)以下のような者たちの声に揺り動かされた。 *qui illius patientiam paene obsessionem appellabant, siquidem ex castris egredi non liceret, **もし本当に陣営から出て行くことが許されないならば、彼の忍耐はほぼ攻囲(籠城)であるというのだ。 *nullum eiusmodi casum exspectans, **以下のような事態を予期してもいなかった。 *quo novem oppositis legionibus maximoque equitatu, **9個[[w:ローマ軍団|軍団]]と最大限の[[w:騎兵|騎兵]]隊が(敵と)対峙して、 *dispersis ac paene deletis hostibus **敵たちは散らばらされて、ほとんど抹殺されたのに、 *in milibus passuum tribus offendi posset, **(自陣から)3ローママイルの内で(敵対勢力から)襲撃され得るとは。 [[画像:PraetorianVexillifer_1.jpg|thumb|right|200px|帝政期に用いられた軍旗(ウェクスィッルム)の一種を再現したもの。]] *quinque cohortes frumentatum in proximas segetes mittit, **5個<ruby><rb>[[w:コホルス|歩兵大隊]]</rb><rp>(</rp><rt>コホルス</rt><rp>)</rp></ruby>を糧秣徴発するために、近隣の耕地に派遣した。 *quas inter et castra unus omnino collis intererat. **それら(の耕地)と陣営の間には、ただ一つの丘陵が介在するだけであった。 *③ Complures erant in castris<ref>in castris はβ系写本の記述で、α系写本にはない。</ref> ex legionibus aegri relicti; **陣営の中には、諸軍団のうちから少なからぬ傷病者たちが残留していた。 *ex quibus qui hoc spatio dierum convaluerant, circiter trecenti(CCC), **その者たちのうちから、この日々の間に回復していた約300名が、 *sub vexillo una mittuntur; **<ruby><rb>[[w:ウェクスィッルム|軍旗]]</rb><rp>(</rp><rt>ウェクスィッルム</rt><rp>)</rp></ruby>のもとで一緒に派遣された。 *magna praeterea multitudo calonum, magna vis iumentorum quae in castris subsederant, **そのうえに、軍属奴隷の大多数、陣営の中に残留していた(ロバなどの)役畜の多数が、 *facta potestate sequitur. **機会を与えられて、随行した。 ===37節=== [[画像:Castra1.png|thumb|right|200px|ローマ式[[w:カストラ|陣営]]([[w:la:Castra_Romana|castra Romana]])の概略図(再掲)。'''7'''が第10大隊の門(porta decumana)で、陣営の裏門に当たる。]] '''スガンブリー族がキケロの陣営に襲来''' *① Hoc ipso tempore et casu Germani equites interveniunt **このまさにその時と状況に、[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人の[[w:騎兵|騎兵]]たちが出現して、 *protinusque eodem illo, quo venerant, cursu **さらに前方へ(彼らが)やって来たのと同じ突進でもって、 *ab decumana porta in castra inrumpere conantur, **第10大隊の門(=裏門)から陣営の中に突入することを試みた。 **:(訳注:decumana porta は[[ガリア戦記 第2巻#24節|第2巻24節]]で既出、図を参照。) *② nec prius sunt visi obiectis ab ea parte silvis, quam [[wikt:la:castrum|castris]] adpropinquarent, **その方面については森林がじゃま立てしていたので(彼らは)陣営に接近するまでは視認されなかったのだ。 *usque eo ut qui sub [[w:la:Vallum|vallo]] tenderent mercatores, recipiendi sui facultatem non haberent. **そこまで(敵が急に来たので)、防柵の下に宿営していた商人たちが退避する機会を持たなかったほどであった。 *③ Inopinantes nostri re nova perturbantur, **予感していなかった我が方は、新しい事態に混乱させられて、 *ac vix primum impetum cohors in statione sustinet. **やっとのことで[[w:歩哨|歩哨]]に就いていた[[w:コホルス|歩兵大隊]]が(敵の)最初の突撃を持ちこたえた。 *④ Circumfunduntur ex reliquis hostes partibus, si quem aditum reperire possent. **敵たちは、何らかの入口を探り出せないかと、ほかの方面から取り囲んだ。 *⑤ Aegre portas nostri tuentur; **我が方(=ローマ勢)は辛うじて(四方の)諸門を固守して、 *reliquos aditus locus ipse per se munitioque defendit. **ほかの入口を、その位置そのものと防備が(敵の突入から)防護した。 *⑥ Totis trepidatur castris, **陣営の全体が震撼させられて、 *atque alius ex alio causam tumultus quaerit; **各人がほかの者に騒乱の原因を尋ね合った。 **:(訳注:エブロネス族を追討している最中に、スガンブリー族が来襲するとは予想だにしなかったからである。) *neque quo signa ferantur, neque quam in partem quisque conveniat provident. **が、どこへ軍旗が運ばれるのか、どの方面におのおのが集結するのか、判らなかった。 *⑦ Alius iam castra capta pronuntiat, **ある者は、すでに陣営は占拠されたと公言し、 *alius deleto exercitu atque imperatore victores barbaros venisse contendit; **別のある者は、軍隊も将軍(カエサル)も滅びて蛮族が勝利者としてやって来たのだ、と断言した。 *⑧ plerique novas sibi ex loco religiones fingunt **たいていの者たちは、その場所から、新奇な迷信的感情を創り上げ、 *Cottaeque et Tituri calamitatem, qui in eodem occiderint castello, **同じ砦のところで斃れた[[w:ルキウス・アウルンクレイウス・コッタ|コッタ]]と[[w:クィントゥス・ティトゥリウス・サビヌス|ティトゥリウス(・サビヌス)]]の敗亡を *ante oculos ponunt. **眼前に想い描いた。 *⑨ Tali timore omnibus perterritis **このような怖れによって(陣営内部の)皆が脅えており、 *confirmatur opinio barbaris, ut ex captivo audierant, nullum esse intus praesidium. **蛮族にとっては、捕虜から聞いていたように、内部に守備隊が存在していないという見解が強められた。 *⑩ Perrumpere nituntur **(スガンブリー勢は、陣営の防備を)突破することに努め、 *seque ipsi adhortantur, ne tantam fortunam ex manibus dimittant. **これほどの幸運を手から取りこぼさないように、自分たちが自身を鼓舞した。 ===38節=== '''バクルスと百人隊長たちが防戦する''' *① Erat aeger cum<ref>cum はα系写本の記述で、β系写本では in となっている。</ref> praesidio relictus P.(Publius) Sextius Baculus, **(キケロの陣営には)プーブリウス・セクスティウス・バクルスが傷病者として、守備兵とともに残されていた。 **:<span style="color:#009900;">(訳注:[[w:la:Publius Sextius Baculus|Publius Sextius Baculus]] などの記事を参照。)</span> *qui primum pilum ad<ref>ad はα系写本の記述で、β系写本では apud となっている。</ref> Caesarem duxerat, **その者はカエサルのもとで<ruby><rb>[[w:プリムス・ピルス|首位百人隊長]]</rb><rp>(</rp><rt>プリムス・ピルス</rt><rp>)</rp></ruby> の座に就いていたことがあり、 *cuius mentionem superioribus proeliis fecimus, **かつての戦闘で彼に言及したが、 **:<span style="color:#009900;">(訳注:[[ガリア戦記 第2巻#25節|第2巻25節]] および [[ガリア戦記 第3巻#5節|第3巻5節]]を参照。)</span> *ac diem iam quintum cibo caruerat. **(このとき)食物を欠いてすでに5日目であった。 *② Hic diffisus suae atque omnium saluti inermis ex tabernaculo prodit; **彼は、自らと皆の身の安全に疑念を抱いて、非武装のまま天幕小屋から出て来て、 *videt imminere hostes atque in summo esse rem discrimine; **敵たちが迫って来ていること、および事態が重大な危急にあることを目の当たりにして、 *capit arma a proximis atque in porta consistit. **すぐ近くの者から武器を取って、門のところに陣取った。 *③ Consequuntur hunc centuriones eius cohortis quae in statione erat; **歩哨に立っていた(1個)<ruby><rb>[[w:コホルス|歩兵大隊]]</rb><rp>(</rp><rt>コホルス</rt><rp>)</rp></ruby> の<ruby><rb>[[w:ケントゥリオ|百人隊長]]</rb><rp>(</rp><rt>ケントゥリオ</rt><rp>)</rp></ruby> たちが彼に追随して、 **:(訳注:1個歩兵大隊の百人隊長は、定員通りであれば、6名いた。) *paulisper una proelium sustinent. **しばらく一緒に戦闘を持ちこたえた。 *④ Relinquit animus Sextium gravibus acceptis vulneribus; **セクスティウス(・バクルス)は重い傷を受けて、気を失った。 *Deficiens<ref>deficiens はβ系写本の記述で、α系写本にはない。</ref> aegre per manus tractus servatur. **(彼は)衰弱して、(味方の)手から手に運ばれて辛うじて救助された。 *⑤ Hoc spatio interposito reliqui sese confirmant **こうしてしばらくした後で、ほかの者たちは意を強くした。 *tantum, ut in munitionibus consistere audeant speciemque defensorum praebeant. **(それは)防壁にあえて陣取って、防戦者たちの姿を示したほどであった。 ===39節=== '''スガンブリー族が糧秣徴発部隊をも襲う''' *① Interim confecta frumentatione milites nostri clamorem exaudiunt; **その間に、糧秣徴発を成し遂げると、我が方の兵士たち(=ローマ軍団兵)は叫び声を聞きつけて、 *praecurrunt equites; **[[w:騎兵|騎兵]]たちが先駆けして、 *quanto res sit in periculo cognoscunt. **事態がどれほどの危険にあるかを認識した。 *② Hic vero nulla munitio est quae perterritos recipiat; **そこには、まさに、脅え上がった者たちを受け入れるような、いかなる防備もなかったのである。 *modo conscripti atque usus militaris imperiti **やっと徴集されたばかりの者たち、なおかつ兵役の経験に通じていない者たちは、 *ad tribunum militum centurionesque ora convertunt; **<ruby><rb>[[w:トリブヌス・ミリトゥム|兵士長官]]</rb><rp>(</rp><rt>トリブヌス・ミリトゥム</rt><rp>)</rp></ruby>や<ruby><rb>[[w:ケントゥリオ|百人隊長]]</rb><rp>(</rp><rt>ケントゥリオ</rt><rp>)</rp></ruby>たちの方へ顔を向けた。 *quid ab his praecipiatur exspectant. **彼ら(上官たち)によって何を指図されるか、待っていたのである。 *③ Nemo est tam fortis, quin rei novitate perturbetur. **新奇な事態に不安にさせられないほど勇敢な者は、誰もいなかった。 *④ Barbari signa procul conspicati oppugnatione desistunt, **蛮族たちは、(糧秣徴発隊の)軍旗を遠くから視認すると、(陣営への)攻囲を停止した。 *redisse primo legiones credunt, quas longius discessisse ex captivis cognoverant; **(彼らは)当初は、より遠くに立ち去ったことを捕虜から知っていた(ローマの)諸軍団が戻って来たと思ったが、 *postea despecta paucitate ex omnibus partibus impetum faciunt. **後には、(糧秣徴発隊の)寡勢ぶりを侮って、あらゆる方向から突撃して来た。 ===40節=== '''敵中突破して陣営へ戻る糧秣徴発部隊の明暗''' *① Calones in proximum tumulum procurrunt. **[[w:カロネス|軍属奴隷]]たちは、近隣の丘に先駆けした。 *Hinc celeriter deiecti **(彼らは)ここから、(突撃して来る敵の軍勢を眺めて)たちまち当てが外れて、 *se in signa manipulosque coniciunt; **(後方にいた)軍旗と[[w:マニプルス|歩兵中隊]]のところに身を投じた。 *eo magis timidos perterrent milites. **それゆえに、臆病な兵士たちを大いに脅かした。 [[画像:Wedge-diagram.svg|thumb|right|200px|[[w:くさび|楔(くさび)]]の図。本節で述べられているのは、ローマ勢が楔(図の黒い部分)のように突撃することにより、敵を中央突破しようという戦術であろう。]] *② Alii cuneo facto ut celeriter perrumpant, censent **(ローマ兵の)ある者たちは、速やかに(敵中を)突破するように、<ruby><rb>[[w:くさび|楔形]]</rb><rp>(</rp><rt>くさびがた</rt><rp>)</rp></ruby>隊列を形成しようと考慮した。 *─ quoniam tam propinqua sint castra, **─ 陣営がこれほどまで近隣にあるので、 *etsi pars aliqua circumventa ceciderit, at reliquos servari posse confidunt ─, **たとえ、一部の誰かが包囲されて斃れたとしても、残りの者たちは救われることが可能だと確信したのだ ─。 *③ alii ut in iugo consistant atque eundem omnes ferant casum. **別のある者たちは、(丘の)尾根に陣取って、皆が同じ命運に耐え忍ぼうと(考えた)。 *④ Hoc veteres non probant milites, quos sub vexillo una profectos docuimus. **既述したように軍旗のもとで一緒に発って来た古参兵たちは、後者(の案)を承認しなかった。 **:(訳注:[[#36節|36節]]③項で既述のように、回復した傷病兵たちが同行してきていた。) *Itaque inter se cohortati **こうして、(古参の傷病兵たちは)互いに激励し合って、 *duce C.(Gaio) Trebonio equite Romano, qui iis erat praepositus, **彼らの指揮を委ねられていたローマ人[[w:騎士|騎士階級]]のガイウス・トレボニウスを統率者として、 **:(訳注:[[#33節|33節]]で3個軍団を率いて出発した副官の[[w:ガイウス・トレボニウス|ガイウス・トレボニウス]]とは明らかに同名の別人である。) *per medios hostes perrumpunt incolumesque ad unum omnes in castra perveniunt. **敵たちの中央を突破して、一人に至るまで皆が無傷で陣営に到着した。 *⑤ Hos subsecuti calones equitesque eodem impetu militum virtute servantur. **彼らに追随して、軍属奴隷と[[w:騎兵|騎兵]]たちが同様の突撃をして、兵士たちの武勇により救われた。 *⑥ At ii qui in iugo constiterant, **それに対して(丘の)尾根に陣取った者たちは、 *nullo etiam nunc usu rei militaris percepto **今になってさえも、軍事的行動というものを把握しておらず、 *neque in eo quod probaverant consilio permanere, ut se loco superiore defenderent, **より高い場所で身を守るという、彼らが承認していた考えに留まりもせず、 *neque eam quam prodesse aliis vim celeritatemque viderant, imitari potuerunt, **(彼らが)別の者たち(=古参兵)に役立ったのを見ていたところの力と迅速さを真似することもできなかった。 *sed se in castra recipere conati iniquum in locum demiserunt. **けれども、陣営に退却することを試みたが、不利な場所に落ち込んで行った。 *⑦ Centuriones, quorum nonnulli ex inferioribus ordinibus reliquarum legionum **[[w:ケントゥリオ|百人隊長]]たちといえば、彼らの少なからぬ者たちは、ほかの[[w:ローマ軍団|軍団]]のより低い序列から、 *virtutis causa in superiores erant ordines huius legionis traducti, **武勇のおかげで、この軍団のより高い序列に異動させられていたが、 *ne ante partam rei militaris laudem amitterent, fortissime pugnantes conciderunt. **かつて獲得した軍事的な賞賛を失わないように、とても果敢に奮戦して斃れた。 *⑧ Militum pars horum virtute **兵士たちの一部は、これら(討ち死にした百人隊長たち)の武勇により、 *submotis hostibus praeter spem incolumis in castra pervenit, **予想に反して敵たちが撃退されたので、無傷で陣営に到着した。 *pars a barbaris circumventa periit. **別の一部は、蛮族によって包囲されて、討ち死にした。 ===41節=== '''スガンブリー族の撤退、カエサルの帰還''' *① Germani desperata expugnatione castrorum, **[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人たちは(キケロの)[[w:カストラ|陣営]]の攻略に絶望して、 *quod nostros iam constitisse in munitionibus videbant, **というのは、我が方(ローマ勢)が防備のところに立っているのを見たからであるが、 *cum ea praeda quam in silvis deposuerant, trans Rhenum sese receperunt. **森の中にしまい込んでいた略奪品とともに、レヌス(=[[w:ライン川|ライン川]])の向こう側に撤退した。 *② Ac tantus fuit etiam post discessum hostium terror, **敵たちの立ち去った後でさえ(ローマ勢の)畏怖はたいへんなものであったので、 *ut ea nocte, cum C.(Gaius) Volusenus missus cum equitatu ad castra venisset, **その夜に、(追討戦に)派遣されていたガーイウス・ウォルセーヌスが騎兵隊とともに陣営へ帰着したときに **:<span style="color:#009900;font-family:Times New Roman;">(訳注:''[[w:en:Gaius Volusenus|Gaius Volusenus]]'' は、[[ガリア戦記_第3巻#5節|第3巻5節]]のアルプス・オクトードゥールスの戦い、<br>    [[ガリア戦記_第4巻#21節|第4巻21節]]・[[ガリア戦記_第4巻#23節|23節]]のブリタンニアへの先遣で既述。<br>    この後、さらに第8巻23節<sub>([[s:la:Commentarii_de_bello_Gallico/Liber_VIII#23|s]])</sub>、48節<sub>([[s:la:Commentarii_de_bello_Gallico/Liber_VIII#48|s]])</sub>でも活躍する。)</span> *fidem non faceret adesse cum incolumi Caesarem exercitu. **カエサルが無傷の軍隊とともに近くに来ていることを(陣営の残留組に)信用させなかったほどである。 *③ Sic omnino animos timor praeoccupaverat, ut paene alienata mente **ほとんど気でも違ったかのように、皆の心を怖れが占めていた。 **:(訳注:sic … ut ~ の構文;「~と同様に…である」) *deletis omnibus copiis equitatum se ex fuga recepisse dicerent **(残留者たちは、カエサルら)全軍勢が滅ぼされて、[[w:騎兵|騎兵隊]]が敗走から退いて来たのだ、と言った。 *neque incolumi exercitu Germanos castra oppugnaturos fuisse contenderent. **(カエサルら)軍隊が無傷であれば、ゲルマーニア人が陣営を襲撃しなかっただろう、と断言した。 **:(訳注:oppugnaturos fuisse ;間接話法では非現実な[[w:条件法|条件文]]の帰結は「未来分詞+fuisse」で表される。) *④ Quem timorem Caesaris adventus sustulit. **その怖れをカエサルの到着が取り除いた。 **:(訳注:sustulit は tollō の完了・能動3人称単数形) ===42節=== '''カエサルがスガンブリー族の襲来と撤退を運命に帰する''' *① Reversus ille, eventus belli non ignorans, **引き返して来た彼(カエサル)は、戦争の成り行きというものを知らないはずがないので、 *unum quod cohortes ex statione et praesidio essent emissae, **ひとつ(だけ)、<ruby><rb>[[w:コホルス|諸大隊]]</rb><rp>(</rp><rt>コホルス</rt><rp>)</rp></ruby> が[[w:歩哨|歩哨]]や守備から(糧秣徴発に)派遣されたことを *questus ─ ne minimo quidem casu locum relinqui debuisse ─ **不慮の事態に対して最小限のいかなる余地も残されるべきではなかった、と嘆いた。 *multum Fortunam in repentino hostium adventu potuisse iudicavit, **不意の敵たちの到来においては運命(の女神)が大いに力を持つ、と断じた。 *② multo etiam amplius, quod paene ab ipso vallo portisque castrorum barbaros avertisset. **さらに、より一層大きかったのは、(運命が)ほとんど蛮族をその陣営の防柵と諸門から追い返してしまったことである。 *③ Quarum omnium rerum maxime admirandum videbatur, **それらのすべての事態でとりわけ驚くべきと思われたのは、 *quod Germani, qui eo consilio Rhenum transierant, ut Ambiorigis fines depopularentur, **その意図で[[w:アンビオリクス|アンビオリクス]]の領土を荒らすようにレヌス(=[[w:ライン川|ライン川]])を渡河していた[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人が、 *ad castra Romanorum delati **ローマ人の陣営の方へそらされて、 *optatissimum Ambiorigi beneficium obtulerunt. **アンビオリクスに最も望ましい恩恵を施してしまったことである。 ==対エブロネス族追討戦(2)== ===43節=== '''アンビオリクスが辛うじて追討を逃れる''' *① Caesar rursus ad vexandos hostes profectus **カエサルは再び敵たちを苦しめるために出発して、 *magno coacto &lt;equitum&gt; numero ex finitimis civitatibus in omnes partes dimittit. **[[w:騎兵|騎兵]]の多数を隣接する諸部族から徴集して、あらゆる方面に派遣した。 **:(訳注:&lt;equitum&gt; 「騎兵の」は近代の校訂者による挿入である。) *② Omnes vici atque omnia aedificia quae quisque conspexerat incendebantur, **おのおのが目にしたすべての村々およびすべての建物が焼き打ちされた。 *pecora interficiebantur<ref>pecora interficiebantur はβ系写本の記述で、α系写本にはない。</ref>, praeda ex omnibus locis agebatur; **家畜は屠殺され、あらゆる場所から略奪品が奪い去られた。 *③ frumenta non solum tanta multitudine iumentorum atque hominum consumebantur, **役畜および人間たちのこれほど大勢により穀物が消費され尽くしたのみならず、 *sed etiam anni tempore atque imbribus procubuerant, **季節と豪雨によってさえも(穀物が)倒れた。 *ut si qui etiam in praesentia se occultassent, **その結果、もし(エブロネス族の)何者かが現状では身を隠しているとしても、 *tamen his deducto exercitu rerum omnium inopia pereundum videretur. **それでも彼らは(ローマ人の)軍隊が引き揚げれば、あらゆるものの欠乏により死滅するはずと思われた。 *④ Ac saepe in eum locum ventum est tanto in omnes partes diviso equitatu, **たいへん多くの騎兵隊があらゆる方面に分遣されて、しばしば以下のような状態に出くわした。 *ut non modo visum ab se Ambiorigem in fuga circumspicerent captivi **捕虜たちが、自分たちによって逃亡中の[[w:アンビオリクス|アンビオリクス]]が目撃されたと見回しただけでなく、 *nec plane etiam abisse ex conspectu contenderent, **(アンビオリクスが)視界からまったく消え去ってはいないとさえ主張した。 *⑤ ut spe consequendi inlata atque infinito labore suscepto, **その結果、(アンビオリクスを)追跡する希望がもたらされて、さらに限りない労苦が従事された。 *qui se summam ab Caesare gratiam inituros putarent, **カエサルから最高の恩恵を得ようと思った者たちは、 *paene naturam studio vincerent, **熱意により(身体的な)資質にほとんど打ち克ったが、 *semperque paulum ad summam felicitatem defuisse videretur, **いつも最高の恵みにあと少しで足りなかったと思われる。 *⑥ atque ille latebris aut silvis<ref>aut silvis はβ系写本の記述で、α系写本にはない。</ref> aut saltibus se eriperet **かつ彼(アンビオリクス)は隠れ処、あるいは森林、あるいは峡谷によって自らを救い、 *et noctu occultatus alias regiones partesque peteret **夜に秘されて、別の地方や方面をめざした。 *non maiore equitum praesidio quam quattuor, **4名より多くない騎兵の護衛によって、 *quibus solis vitam suam committere audebat. **自らの生命をその者たちだけにあえて委ねたのだ。 ===44節=== '''カエサルが撤退し、造反者アッコを処刑する''' *① Tali modo vastatis regionibus **このようなやり方で(エブロネス族の)諸地域を荒廃させて、 [[画像:Porte_Mars_01.jpg|thumb|right|200px|ドゥロコルトルム(現在の[[w:ランス (マルヌ県)|ランス]])に建てられた帝政ローマ時代(3世紀)の[[w:凱旋門|凱旋門]]。]] *exercitum Caesar duarum cohortium damno [[w:la:Remi|Durocortorum]] Remorum reducit **カエサルは、2個<ruby><rb>[[w:コホルス|歩兵大隊]]</rb><rp>(</rp><rt>コホルス</rt><rp>)</rp></ruby> の損失(だけ)で、軍隊を[[w:レミ族|レミ族]]の[[w:ドゥロコルトルム|ドゥロコルトルム]]に連れ戻して、 **:(訳注:ドゥロコルトルムはレミ族の首邑で、現在の[[w:ランス (マルヌ県)|ランス]] Reims である。) *concilioque in eum locum Galliae indicto **その地においてガッリアの(領袖たちの)会合を公示して、 *de coniuratione Senonum et Carnutum quaestionem habere instituit **[[w:セノネス族|セノネス族]]と[[w:カルヌテス族|カルヌテス族]]の共謀について詮議することを決定した。 *② et de Accone, qui princeps eius consilii fuerat, **その謀計の首謀者であった[[w:アッコ (セノネス族)|アッコ]]については *graviore sententia pronuntiata more maiorum supplicium sumpsit. **より重い判決が布告され、(ローマ人の)先祖の習慣により極刑に処した。 **:(訳注:ローマ史家[[w:テオドール・モムゼン|モムゼン]]は、アッコはローマの<ruby><rb>[[w:リクトル|先導吏]]</rb><rp>(</rp><rt>リクトル</rt><rp>)</rp></ruby> により[[w:斬首刑|斬首]]されたと言及している<ref>『モムゼン ローマの歴史Ⅳ』長谷川博隆訳、名古屋大学出版会、p.233 を参照。</ref>。 **:外国から来た侵略者カエサルがこのような刑罰を下したことに、ガッリア人たちは憤激した。[[ガリア戦記 第7巻#1節|第7巻1節]]を参照。) *③ Nonnulli iudicium veriti profugerunt. **少なからぬ者たちは、裁判を恐れて逃走した。 *Quibus cum aqua atque igni interdixisset, **その者たちには水と火が禁じられたうえで、 **:(訳注:「水と火を禁じる」とは追放処分のことで、居住権や財産の没収などを指す。) *duas legiones ad fines Treverorum, duas in Lingonibus, **2個[[w:ローマ軍団|軍団]]をトレーウェリー族の領土へ、2個(軍団)を[[w:リンゴネス族|リンゴネス族]](の領土)に、 *sex reliquas in Senonum finibus [[w:la:Agedincum|Agedinci]] in hibernis conlocavit **残りの6個(軍団)を[[w:セノネス族|セノネス族]]の領土の[[w:アゲディンクム|アゲディンクム]]に、冬営地に宿営させた。 **:(訳注:アゲディンクムは、現在の[[w:サン (ヨンヌ県)|サン]] Sens である。) *frumentoque exercitui proviso, **軍隊の糧秣を調達してから、 *ut instituerat, in Italiam ad conventus agendos profectus est. **定めていたように、イタリアに開廷(巡回裁判)を行なうために出発した。 **:(訳注:ここで「イタリア」とはカエサルが総督を務める[[w:ガリア・キサルピナ|ガッリア・キサルピーナ]]のことと思われる。) ---- *<span style="background-color:#99ff99;">「ガリア戦記 第6巻」了。「[[ガリア戦記 第7巻]]」へ続く。</span> ==脚注== <references /> ==参考リンク== *ウィキペディア英語版・日本語版 **[[w:en:Category:Tribes of ancient Gaul|Category:Tribes of ancient Gaul]]([[w:Category:ガリアの部族|Category:ガッリアの部族]]) ***[[w:en:Eburones|Eburones]]([[w:エブロネス族|エブロネス族]]) ***[[w:en:Nervii|Nervii]]([[w:ネルウィイ族|ネルウィイ族]]) ***[[w:en:Senones|Senones]](セノネス族)- [[w:la:Senones|la:Senones]] ***[[w:en:Carnutes|Carnutes]](カルヌテス族) ***[[w:en:Parisii (Gaul)|Parisii (Gaul)]]([[w:パリシイ族|パリスィ族]]) ****[[w:en:Lutetia|Lutetia]]([[w:ルテティア|ルテティア]]) ***[[w:en:Menapii|Menapii]](メナピイ族) ***[[w:en:Treveri|Treveri]](トレーウェリー族) ***[[w:en:Aedui|Aedui]]([[w:ハエドゥイ族|ハエドゥイ族]]) ***[[w:en:Sequani|Sequani]](セクアニ族) ***[[w:en:Remi|Remi]](レーミー族) **[[w:en:Category:Germanic peoples|Category:Germanic peoples]](ゲルマーニア人のカテゴリ) ***[[w:en:Category:Ancient Germanic peoples|Category:Ancient Germanic peoples]](古代ゲルマーニア人) ***[[w:en:Germanic peoples|Germanic peoples]](ゲルマーニア人) ***[[w:en:Ubii|Ubii]](ウビイー族) ***[[w:en:Suebi|Suebi]]([[w:スエビ族|スエービー族]]) ***[[w:en:Chatti|Chatti]](カッティー族) ***[[w:en:Cherusci|Cherusci]](ケールスキー族) ***[[w:en:Sicambri|Sicambri]](スガンブリー族) ***[[w:en:Hercynian Forest|Hercynian Forest]](ヘルキュニアの森) **地理学者・史家 ***[[w:en:Posidonius|Posidonius]]([[w:ポセイドニオス|ポセイドニオス]];BC135-51年頃)- [[w:la:Posidonius Apameus|la:Posidonius Apameus]] ***[[w:en:Diodorus Siculus|Diodorus Siculus]]([[w:シケリアのディオドロス|シケリアのディオドロス]];BC1世紀) - [[w:la:Diodorus Siculus|la:Diodorus Siculus]] ****〔ウィキソース ギリシア語版:[[s:el:Διόδωρος Σικελιώτης|Διόδωρος Σικελιώτης]](シケリアのディオドロス)- [[s:el:Ιστορική Βιβλιοθήκη|Ιστορική Βιβλιοθήκη]](歴史叢書)〕 ***[[w:en:Strabo|Strabo]]([[w:ストラボン|ストラボン]];BC63年頃–AD24年頃)- [[w:la:Strabo|la:Strabo]] ****〔ウィキソース ギリシア語版:[[s:el:Στράβων|Στράβων]](ストラボン) - [[s:el:Γεωγραφία|Γεωγραφία]](世界地誌)〕 ***[[w:en:Tacitus|Tacitus]]([[w:タキトゥス|タキトゥス]];56年頃–117年頃)- [[w:la:Cornelius Tacitus|la:Cornelius Tacitus]] ****[[w:en:Germania (book)|Germania (book)]]([[w:ゲルマニア (書物)|ゲルマーニア (書物)]])- [[w:la:Germania (opus Taciti)|la:Germania (opus Taciti)]] ***[[w:en:Pomponius Mela|Pomponius Mela]](ポンポニウス・メラ;1世紀)- [[w:la:Pomponius Mela|Pomponius Mela]] ***[[w:en:Athenaeus|Athenaeus]]([[w:アテナイオス|アテナイオス]];2世紀頃)- [[w:la:Athenaeus Naucratita|la:Athenaeus Naucratita]] ***[[w:en:Theodor Mommsen|Theodor Mommsen]]([[w:テオドール・モムゼン|テオドール・モムゼン]];19世紀)- [[w:la:Theodorus Mommsen|la:Theodorus Mommsen]] **[[w:en:Category:Celtic culture|Category:Celtic culture]](ケルト文化) **[[w:en:Category:Celtic mythology|Category:Celtic mythology]]([[w:Category:ケルト神話|Category:ケルト神話]]) ***[[w:en:Druid|Druid]]([[w:ドルイド|ドルイド]]) - [[w:la:Druis|la:Druis]] ***[[w:en:Wicker Man|Wicker Man]]([[w:ウィッカーマン|ウィッカーマン]]) **[[w:en:Category::Celtic_gods|Category::Celtic_gods]](ケルトの神々) **[[w:en:Category:Ancient Gaulish and British gods|Category:Ancient Gaulish and British gods]](古代ガッリアとブリタニアの神々) ***[[w:en:Taranis|Taranis]](タラニス) ***[[w:en:Cernunnos|Cernunnos]](ケルヌンノス) ***[[w:en:Dis Pater|Dis Pater]](ディス・パテル) ***[[w:en:Sucellus|Sucellus]](スケッルス) **カエサルの副官たち ***[[w:en:Titus_Labienus|Titus Labienus]]([[w:ティトゥス・ラビエヌス|ティトゥス・ラビエヌス]])- [[w:la:Titus_Labienus|la:Titus Labienus]] ***[[w:en:Trebonius|Gaius Trebonius]]([[w:ガイウス・トレボニウス|ガイウス・トレボニウス]])- [[w:la:Gaius Trebonius|la:Gaius Trebonius]] ***[[w:en:Quintus_Tullius_Cicero|Quintus Tullius Cicero]]([[w:クィントゥス・トゥッリウス・キケロ|クィントゥス・トゥッリウス・キケロ]])- [[w:la:Quintus_Tullius_Cicero|la:Quintus Tullius Cicero]] ***[[w:en:|en:]]([[w:|w:]]) ***[[w:en:|en:]]([[w:|w:]]) *ウィクショナリー フランス語版 **[[wikt:fr:calo]](カーロー、軍属奴隷) lhziwpbdf3rrgmqw8n0gphqbqeuniq8 民事訴訟法第296条 0 14407 263339 219844 2024-11-11T16:51:57Z ~2024-11346 84896 章番号の誤りを訂正した。 263339 wikitext text/x-wiki [[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール民事訴訟法]] ==条文== (口頭弁論の範囲等) ;第296条 # 口頭弁論は、当事者が第一審判決の変更を求める限度においてのみ、これをする。 # 当事者は、第一審における口頭弁論の結果を陳述しなければならない。 ==解説== ==参照条文== ---- {{前後 |[[コンメンタール民事訴訟法|民事訴訟法]] |[[コンメンタール民事訴訟法#3|第3編 上訴]]<br> [[コンメンタール民事訴訟法#3-1|第1章 控訴]]<br> |[[民事訴訟法第295条|第295条]]<br>(仮執行に関する裁判に対する不服申立て) |[[民事訴訟法第297条|第297条]]<br>(第一審の訴訟手続の規定の準用) }} {{stub}} [[category:民事訴訟法|296]] 2z2k248kqt7s4mxiikdn9gng09jtmvo 高校化学 気体の性質 0 18188 263355 261815 2024-11-12T00:30:17Z ~2024-12127 84898 263355 wikitext text/x-wiki {{pathnav|高等学校の学習|高等学校理科|高等学校 化学|pagename=気体の性質|frame=1|small=1}} 以下、[[高等学校物理基礎|物理基礎]]を既習であるものとする。必要があれば[[高校物理 熱力学]]も参照。 == 理想気体と実在気体 == ==== 理想気体と実在気体 ==== 実際の気体はボイル・シャルルの法則は、高温・低圧の場合はよく当てはまるが、低温・高圧の場合には、ずれが大きくなってくる。ボイル・シャルルの法則が、厳密に成り立つ気体を考えると、計算の都合がいい。このような、ボイル・シャルルの法則が厳密に成り立つ想像上の気体のことを'''理想気体'''(ideal gas)という。現実の気体を'''実在気体'''という。[[File:理想気体からのズレ 温度一定.svg|thumb|500px|理想気体からのズレ。 温度一定]] ;ファンデルワールスの状態方程式 分子の大きさと分子間力を考慮して、理想気体の状態方程式を改良した'''ファンデルワールスの状態方程式'''がある。 ファンデルワールスの状態方程式は、 :<math> (P + \frac{n^2}{v^2} a)(V-nb) = nRT </math> である。a,bは定数であり、aが分子間力、bが分子の大きさを反映したものである。 まず式中のaの係数について考えよう。 係数の<math>+\frac{n^2}{v^2} </math>が分かりづらいかもしれないが、プラス符号がついているのは、分子間力によって圧力が減少するからであり、そのためには、符号をプラスにする必要がある。 では、<math>+\frac{n^2}{v^2} </math> をどう解釈するかを述べる。 先に結論を述べるが、 :<math>+\frac{n^2}{v^2} </math> = ある分子に作用する分子間力<math>\frac{n}{v} </math> × モル濃度<math> \frac{n}{v} </math> である。 では、この結論を導く。 まず、このような気体中の、ある1つの分子に作用する分子間力の大きさは、その分子の近くにあるまわりの分子の数に比例するので、よって、ある1つの分子に作用する分子間力の大きさは、気体の濃度 <math>c= \frac{n}{v} </math> に比例する。 そして、すべての分子が、このような分子間力を作用しあっている事を考慮する必要があるが、しかし分子間力の性質として、近くどうしの分子のみを考えれば充分なので、現実的には、単位体積中の分子数で計算する事になる。 単位体積中の分子数とは、つまり、その気体のモル濃度 <math>c= \frac{n}{v} </math> である。 (なお、理想気体の式 pv=nRT は、<math>P = cRT </math>と変形できたことも、思い出そう。) 結局、<math>+\frac{n^2}{v^2} </math>は、単に、 :<math>+\frac{n^2}{v^2} </math> = ある分子に作用する分子間力<math>\frac{n}{v} </math> × モル濃度<math> \frac{n}{v} </math> という計算である。 さて、bの係数について考えよう。 ボイル・シャルルの法則<math>PV = nRT </math>での体積Vとは、何かというと、これは気体分子が動ける空間である。だったら、それぞれの分子が動ける空間の体積は、その分子以外の他分子の体積を減算する必要がある。一般の気体の分子数は膨大なので他分子の数はn[mol]に比例すると見て良い。こうして、他分子の体積を減算した、気体分子が動ける分だけの体積<math>(V-nb)</math>を考慮すればよい。 ==== ※ 範囲外: 分子間力の起きる原因 ==== このような気体における、上述のようなファンデルワールス方程式のような実験結果をひきおこす分子間力の原因は何だろう? 読者の高校生は、化学Iで「ファンデルワールス力」を習ったと思う。 このファンデルワールス力こそが、このような実在気体での、分子間力の原因だと考えられてる。 :(なお、気体にかぎらず、単に「分子間力」といっただけの場合、水素結合(分子間のHとOHの引き合う結合)なども含む。しかし、このファンデルワールス方程式の気体の理論では、例外として気体が水蒸気の場合を除けば、水素結合は原因ではないだろう。) :(※ 上の節では、説明の簡単化のため、主に「ファンデルワールス力」の意味として「分子間力」という用語を用いた。) 分子や原子では瞬間的な分極が頻繁に起きていて、つまり、瞬間的に、プラス電荷とマイナス電荷が分子の両端に発生していて、ほかの分子と電気的な引力をおよぼしあっている、・・・というような説が、定説である。(量子力学などによるエネルギーの「ゆらぎ」が、その瞬間的な分極の起きる根拠とされている。) 分極の影響は、たとえば磁石なら遠くにいくほど、測定位置から両極の距離がほぼ同じになり、そして反対符号のN極とS極の磁力が打ち消しあうので、磁石全体の影響は逆2乗よりも急激に減少していく。このような原理で、分極では、遠くの物体の影響は無視できるのである。 == 分圧の法則 == 反応しあわない分子式の異なる気体を混合させた複数種の気体を、一つの密閉した容器に混ぜた気体を、'''混合気体'''という。 混合して生じた混合気体の圧力を、その混合気体の'''全圧'''という。 例として、2種の気体Aと気体Bを混ぜた混合気体を考える。混合気体の各成分AとBをそれぞれ別に、Aだけにして同じ容器に同じ温度で入れた時の圧力を気体Aの'''分圧'''(ぶんあつ)という。同様に、気体Bを気体Bだけにしておなじ容器に同じ温度で入れたときの圧力を気体Bの分圧という。 気体Aの分圧を<math>p_A</math> として、気体Bの分圧を<math>p_B</math> とすると、全圧pと分圧の間に次の関係が成り立つことが知られている。 <math> p=p_A +p_B </math> このような、「全圧は分圧の和に等しい。」という関係式を'''ドルトンの分圧の法則'''という。 気体成分が3個以上の場合でも、同様の結果が成り立つ。3種の場合は、気体A,B,Cについて、全圧と分圧の関係は、 <math> p=p_A +p_B+p_C </math> である。気体成分の種類の数に関わらず、これらの「全圧は分圧の和に等しい。」という関係式を'''ドルトンの分圧の法則'''という。 === 分圧の法則の導出 === 分圧の法則は、「混合気体でも、状態方程式が各成分単独の場合と同様に成り立つ」と仮定すれば、状態方程式から分圧の法則を導出できる。この法則は、気体成分の種類が何種類でも成り立つが、説明のため、気体成分は3種類と仮定しよう。混合気体の物質量について、以下のような関係が導出できる。 <math> n= n_A +n_B + n_C </math> これを示そう。まず、状態方程式より、全圧の状態方程式を表すと、 <math> pv=nRT </math> である。 このとき、分圧と物質量は、分圧の定義より、次の式になる。 <math> p_A v=n_A RT </math> <math> p_B v=n_B RT </math> <math> p_C v=n_C RT </math> これ等の3個の式を足し合わせると <math> (p_A +p_B +p_C ) v= ( n_A +n_B + n_C ) RT </math> これを、pv=nRTで割ると、 <math> \frac{p_A +p_B +p_C }{p} = \frac{ n_A +n_B + n_C }{n} </math> また、物質量の<math> n </math> と、 <math> n_A +n_B + n_C </math> との関係は、質量保存の法則より、以下の関係が成り立つ。 <math> n= n_A +n_B + n_C </math> これより、 <math> \frac{p_A +p_B +p_C }{p} = \frac{ n_A +n_B + n_C }{n} =1 </math> つまり、 <math> \frac{p_A +p_B +p_C }{p} =1 </math> 両辺に分母を掛けて <math> p_A +p_B +p_C =p </math> これは、分圧の法則に他ならない。 かくして、ドルトンの分圧の法則は導出された。 === 分圧とモル分率の関係 === 混合気体の物質量の総和に対する、各成分の物質量の比を'''モル分率'''という。 たとえば、3種類の混合気体A,B,CにおけるAのモル分率は <math> \frac{n_A}{n} </math> である。 同様に、Bのモル分率は、 <math> \frac{n_B}{n} </math> である。 モル分率と全圧について、次の関係式が成り立つ。 各成分の分圧は、全圧にその成分のモル分率を掛けたものに等しい。 <math> p_A v=n_A RT </math> ・・・(1) <math> pv=nRT </math> ・・・(2) これより、(1)を (2)で割って、 <math> \frac{p_A}{ p}= \frac{n_A}{n} </math> 分母の全圧pを両辺に掛ければ、 <math> p_A = p \frac{n_A}{n} </math> となり、命題「各成分の分圧は、全圧にその成分のモル分率を掛けたものに等しい。」を状態方程式から導出できた。以上。 === 水上置換法の分圧 === 水素H<sub>2</sub>などを水上置換法で集める場合を考える。水上置換法で集められる気体は、水蒸気の混じった混合気体である。捕集した気体の圧力には、水蒸気の分圧が含まれている。 この例の水素の場合、水素のみの分圧を求めたい場合は、捕集した気体の全圧から、水蒸気の分圧を差し引く必要がある。 つまり水素の分圧<math> p_{H_2}</math>は、全圧<math>P </math>から水蒸気の分圧<math>p_{H_2 O} </math>を差し引いた値になる。 <math> p_{H_2} = P - p_{H_2 O} </math> 大気圧下での水蒸気圧については表などで与えられるので、それを利用する。なお、参考値を言うと、温度t=27 ℃で、水蒸気圧は、およそ 3.6 kPa である。 === 平均分子量 === 酸素と窒素のまじった大気中の空気などのように、2種類以上の気体が混在してる時、この混合気体を、仮に1種類の気体からなると仮定して、その気体の分子量を算出したものを'''平均分子量'''という。たとえば、空気は混合気体であり、主成分の窒素と酸素の物質量の割合が、 窒素:酸素=4:1 であるが、モル質量が窒素28 g/molであり、酸素は32 g/molなので、空気の平均分子量は 28.0 g/mol × <math>\frac{4}{5}</math> + 32.0 g/mol × <math> \frac{1}{5}</math> = 28.8 g/mol となる。 実際にはアルゴンやニ酸化炭素なども含まれているので、これより少し式や値は変わるが、ほとんど同じ値になる。 以上の例では、大気中の空気を例に平均分子量を解説したが、なにも空気で何くても平均分子量は必要に応じて定義される。 [[カテゴリ:高等学校化学|きたいのせいしつ]] [[カテゴリ:気体]] 3j30xy6tcve17aks9bbr7dpa3usy089 高等学校数学I/データの分析 0 18934 263370 248288 2024-11-12T07:50:21Z 米マリオ 84015 仮説検定の範囲を追加 263370 wikitext text/x-wiki {{pathnav|frame=1|高等学校数学|高等学校数学I}} 本項は[[高等学校数学I]]のデータの分析の解説です。 ==はじめに(データの分析とは)== 中学校課程の[[中学校数学 1年生-数量/資料の散らばりと代表値|資料の散らばりと代表値]]に続き、データの散布などの概念、また実際の処理がどのように行われるかを身近な事例やコンピュータの表計算ソフトを利用して学習します。大まかな内容は以下の通りです。 * 第2章「資料の散らばり」では資料の分布具合を数値にする方法を学習します。 * 第3章「相関関係」では2種類のデータにどんな関係があるかを学習します。 * 第4章「仮設検定」では、数学Bで扱う仮設検定の基礎的な考え方を学習します。 * 第5章「表計算(基礎編)」では表計算に関する基礎事項や用語を学習し、実際に表計算ソフトを用いて演習を行います。 * 第6章「表計算(実践編)」では実際の表計算で知っていれば便利な項目を紹介しています。 [[中学校数学 1年生-数量/資料の散らばりと代表値|資料の散らばりと代表値]]の内容は既習であるものとして解説を進めていきます。 この分野が基礎になる科目は[[高等学校数学B/確率分布と統計的な推測|数学Bの確率分布と統計的な推測]]があります。統計に加えて[[高等学校数学C 確率分布|確率]]・[[高等学校数学B/数列|数列]]・[[高等学校数学II 微分・積分の考え|微積分]]の知識も必要となります。 表計算のセクション(第5章・第6章)は2011年度以前の課程「統計とコンピュータ」の範囲で現在の指導要領では学習しません。ここで取り上げた資料の数値確認や演習に活用するといいでしょう。予め各自使用している表計算ソフトの操作を知っておくとスムーズに学習が進められます。このページではMicrosoft Excelの書式に基づいています。実践編は余力があればとりかかってみて下さい。ただしここでは数学Bで学習する確率分布などの関数は扱っていません。'''演習を始める前に必ず(基礎編)の冒頭にある注意書きをお読み下さい。''' この分野の演習問題は[[大学受験数学 統計とコンピューター]]をご覧下さい(旧課程のものですが内容に殆ど変更がないのでこのまま使用しています)。表計算演習は該当セクション内の実習と前述のページ演習問題2・3にて代えます。 以降、「資料の散らばりと代表値」でも用いた以下の資料を頻繁に使いますのでメモしておいたほうがよいでしょう。 {| class="wikitable" |+ {{Anchor|資料1(体重の測定値)}} |- style="text-align:center" ! 出席番号 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |- ! 体重(kg) | 60.3 | 57.9 | 65.4 | 56.1 | 53.6 | 62.7 | 70.0 | 55.8 | 67.1 | 63.1 |- |} {| class="wikitable" |+ {{Anchor|資料2(体重の度数分布表)}} |- style="text-align:center" ! 階級 | 52.0以上~55.0未満 | 55.0~58.0 | 58.0~61.0 | 61.0~64.0 | 64.0~67.0 | 67.0~70.0 | 70.0~73.0 |- ! 階級値 | 53.5 | 56.5 | 59.5 | 62.5 | 65.5 | 68.5 | 71.5 |- ! 度数 | 1 | 3 | 1 | 2 | 1 | 1 | 1 |- |} == 資料の散らばり == 代表値が同じであってもその分布が代表値近くに密集していたりばらばらであったりと色々なことが考えられる。ここでは資料の散らばり具合の表す量について見てみよう。 === 範囲 === 資料が取る最大値から最小値を引いた値をその資料の分布の'''範囲'''(はんい)と言う。 [[#資料1|資料1]]の範囲は<math> 70.0 - 53.6 = 16.4</math>(kg)となる。 === 四分位数 === データを大きさの順に並べた時、25%、50%、75%に当たる数値をその資料の'''四分位数'''と言う。特に下位から25%に当たる数値を'''第1四分位数'''、 下位から75%に当たる数値を'''第3四分位数'''と言われる。下位から50%に当たる数値は'''第2四分位数'''と言うこともできるが、'''中央値'''と同義である。四分位数の英訳「Quartile」の頭文字を取ってそれぞれ<Math>Q_1, Q_2, Q_3</Math>と表すこととする。 [[#資料1|資料1]]の四分位数を求めてみよう。まずは資料を昇順に並びかえる。 {| class="wikitable" |+ {{Anchor|資料3}} |- style="text-align:center" ! 順位 | 10 | 9 | 8 | 7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 |- ! 体重(kg) | 53.6 | 55.8 | 56.1 | 57.9 | 60.3 | 62.7 | 63.1 | 65.4 | 67.1 | 70.0 |- |} まずは中央値を求めてみる。中央値のセクションでも述べた通り、この資料の中央値は5番目と6番目の平均である61.5kgである。 第1四分位数はこの資料では''順位が6番目~10番目の中央値''とも読み取ることができる。言い換えると8番目の値となるので56.1kgとなる。 第3四分位数も同様に''順位が1番目~5番目の中央値''とできるので求める数値は3番目の値の65.4kgである。 ==== 四分位範囲・四分位偏差 ==== 第3四分値と第1四分値の差をその資料の'''四分位範囲'''、四分位範囲の半分のことをその資料の'''四分位偏差'''と言う。 [[#資料1|資料1]]の四分位範囲は<Math>Q_3 - Q_1 = 65.4 - 56.1 = 9.3(kg)</Math>、四分位偏差は<math>\frac{ Q_3 - Q_1 } {2} = \frac { 9.3 } {2} = 4.65(kg) </math>となる。 === 箱ひげ図 === 資料のばらつき具合をグラフにまとめて見やすくしたものを'''箱ひげ図'''と言う。 箱ひげ図の見方を以下で示す。なお、以下の図は[[#資料3|資料3]]を参照して作成しているが、''0.5kg未満の数値を切り捨てしてあるので正しく作成した図と等しくならない''ことには注意。 C +----------+------+ |----| +| |---------| +----------+------+ A B D E F +---+---+---+---+---+---+---+---+---+---+ (横軸1メモリは0.5kg) 50 52 54 56 58 60 62 64 66 68 70 * Aは最小値(53.6→53.5) * Bは第1四分位数(56.1→56.0) * Cは平均値(61.2→61.0) * Dは中央値(61.5) * Eは第3四分位数(65.4→65.0) * Fは最大値(70.0) ==== 外れ値 ==== データの中に含まれることがある、他の値とは極端にかけ離れた値のことを'''外れ値'''と呼ぶ。データのとる値を変数xとみなしたとき、外れ値の基準を以下のように定める。 : <Math>\begin{cases} x \leq Q_1-1.5 (Q_3 - Q_1)\\ x \geq Q_3+1.5 (Q_3 - Q_1) \end{cases}</math> 外れ値が存在する場合、四分位数は全てのデータを用いて考えるが、箱ひげ図の左右のひげは外れ値を除いて考える。外れ値を箱ひげ図にあえて示す場合は以下のように⚪︎を用いて表す。 <Math>Q_1-1.5 (Q_3 - Q_1)</Math> <Math>Q_3+1.5*(Q_3-Q_1)</Math> | +----------+------+ | ⚪︎⚪︎⚪︎ | |----| + | |---| | ⚪︎ | +----------+------+ | <Math>Q_1</Math> <Math>Q_2</Math> <Math>Q_3</Math> 外れ値は必ずしも測定ミス等で発生した異常な値とは限らない。外れ値の背景を調査することで、新たな問題が発見されたり問題解決の糸口が掴めたりする場合がある。 === 偏差 === 変数xのとる値が :<math> x_1 , x_2 , \cdots , x_n </math> のn個あるとき、各値と平均値<math>\overline{x}</math>との差 :<math> x_1 - \overline{x} , x_2 - \overline{x} , \cdots , x_n - \overline{x} </math> を、それぞれ平均値からの'''偏差'''(へんさ)という。 [[#資料1|資料1]]で、平均値からの偏差は次のようになる。 {| class="wikitable" |+ {{Anchor|資料4}} |- style="text-align:center" ! 出席番号 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |- ! 体重 | 60.3 | 57.9 | 65.4 | 56.1 | 53.6 | 62.7 | 70.0 | 55.8 | 67.1 | 63.1 |- |- ! 偏差 | -0.9 | -3.3 | 4.2 | -5.1 | -7.6 | 1.5 | 8.8 | -5.4 | 5.9 | 1.9 |- |} さて、今知りたいのは資料全体の偏り具合の傾向であった。それを調べるために、試しに偏差の平均値を計算してみよう。 :<math> \frac{( x_1 - \overline{x} ) + ( x_2 - \overline{x} ) + \cdots + ( x_n - \overline{x} )} n </math> :<math> = \frac{1}{n} (x_1 + x_2 + \cdots + x_n) - \frac{1}{n} \times n \overline{x} </math> :<math> = \overline{x} - \overline{x} =0 </math> このように、偏差の平均値は常に0になる。 === 分散と標準偏差 === 偏差の平均は常に0となるので、これを計算してもデータの散らばりの大きさを知ることはできないことがわかった。そこで、偏差の2乗の平均値を考える。この値を'''分散'''(ぶんさん、英:variance)という。分散を<math>s^2</math>で表すと、次のようになる。 :{| style="border:2px solid lightgreen;width:fit-content" |style="background:lightgreen"|'''分散''' |- |style="padding:5px"| <math>s^2 = \frac{( x_1 - \overline{x} )^2 + ( x_2 - \overline{x} )^2 + \cdots + ( x_n - \overline{x} )^2} n</math> |} この分散の定義は自然なものであるが、たとえば、データが身長の場合、その単位はcmであるが、分散は偏差の2乗の平均なので、その単位は<math>cm^2</math>になってしまう。そのため、単位を変量と合わせるために、分散<math>s^2</math>の正の平方根sを考えることも多い。このsを資料xの'''標準偏差'''(ひょうじゅんへんさ、英:standard deviation)という。 :{| style="border:2px solid lightgreen;width:fit-content" |style="background:lightgreen"|'''標準偏差''' |- |style="padding:5px"| <math>s = \sqrt{\frac{( x_1 - \overline{x} )^2 + ( x_2 - \overline{x} )^2 + \cdots + ( x_n - \overline{x} )^2} n}</math> |} [[#資料1|資料1]]の分散と標準偏差を求めよう。 {| class="wikitable" |+ {{Anchor|資料5}} |- style="text-align:center" ! 体重 | 60.3 | 57.9 | 65.4 | 56.1 | 53.6 | 62.7 | 70.0 | 55.8 | 67.1 | 63.1 |- |- ! 偏差 | -0.9 | -3.3 | 4.2 | -5.1 | -7.6 | 1.5 | 8.8 | -5.4 | 5.9 | 1.9 |- ! 偏差の2乗 | 0.81 | 10.89 | 17.64 | 27.04 | 57.76 | 2.25 | 77.44 | 29.16 | 34.81 | 3.61 |} 分散<math>s^2</math>は :<math> s^2 = \frac{0.81 + 10.89 + 17.64 + 27.04 + 57.76 + 2.25 + 77.44 + 29.16 + 34.81 + 3.61} {10} = 26.038 </math> 標準偏差sは :<math>s = \sqrt{26.038} = 5.102 \cdots </math> 度数分布表から分散と標準偏差を求めるときは次のようになる。 :{| style="border:2px solid lightgreen;width:fit-content" |style="background:lightgreen"|'''度数分布表からの分散と標準偏差''' |- |style="padding:5px"| 階級値を<math>x_1 , x_2 , \cdots , x_r</math>とし、それに対応する度数を<math>f_1 , f_2 , \cdots , f_r</math>とする。分散<math>s^2</math>と標準偏差sは '''<center><math>s^2 =\frac{( x_1 - \overline{x} )^2 f_1 + ( x_2 - \overline{x} )^2 f_2 + \cdots + ( x_r - \overline{x} )^2 f_r} n </math></center>''' '''<center><math>s = \sqrt{\frac{( x_1 - \overline{x} )^2 f_1 + ( x_2 - \overline{x} )^2 f_2 + \cdots + ( x_r - \overline{x} )^2 f_r} n} </math></center>''' |} ==== 偏差値(コラム) ==== 諸君も興味を持っているかもしれない大学受験の世界では、「偏差値」という数値がしばしば取り上げられる。偏差値は、次の式で計算される。 :{| style="border:2px solid lightgreen;width:fit-content" |style="background:lightgreen"|'''偏差値''' |- |style="padding:5px"| <math>x_1,x_2,...</math>の中の数値<math>x_i</math>の偏差値は、 '''<center><math>\frac{10(x_i-\overline{x})}{s}+50</math></center>''' |} 10とか50といった定数は、出てきた数値が直感的にわかりやすい大きさとなるようにしている定数(規格化定数という)であり、直接に意味はない。注目すべきは、この計算式の中に、平均と標準偏差が含まれているということである。つまり、同じ学力を持った人どうしであっても、違う試験を受ければ、試験を受けた他の人たちの動向によって偏差値は大きく変化するということである。そのような数値であるので、少しの変化にあまり一喜一憂しすぎないようにしたい。 === 分散と2乗の平均値 === 分散の式は、次のように変形できる。 :<math> s^2 = \frac{1}{n} \left\{ ( x_1 - \overline{x} )^2 + ( x_2 - \overline{x} )^2 + \cdots + ( x_n - \overline{x} )^2 \right\} </math> :<math> = \frac{1}{n} \left[ \left\{ ( x_1 )^2 + ( x_2 )^2 + \cdots + ( x_n )^2 \right\} - 2 \overline{x} ( x_1 + x_2 + \cdots + x_n ) + n ( \overline{x} )^2 \right] </math> :<math> = \frac{1}{n} \left\{ ( x_1 )^2 + ( x_2 )^2 + \cdots + ( x_n )^2 \right\} - \frac{1}{n} \times 2 \overline{x} ( x_1 + x_2 + \cdots + x_n ) + \frac{1}{n} \times n ( \overline{x} )^2 </math> :<math> = \frac{1}{n} \left\{ ( x_1 )^2 + ( x_2 )^2 + \cdots + ( x_n )^2 \right\} - 2 \overline{x} \times \frac{1}{n} ( x_1 + x_2 + \cdots + x_n ) + ( \overline{x} )^2 </math> :<math> = \overline{x^2} -2 \overline{x} \times \overline{x} + ( \overline{x} )^2 </math> :<math> = \overline{x^2} - ( \overline{x} )^2 </math> すなわち、公式の形にするならば、次のように書ける。 :{| style="border:2px solid lightgreen;width:fit-content" |style="background:lightgreen"|'''分散と2乗の平均値''' |- |style="padding:5px"| '''<center>(xの分散) = (x<sup>2</sup>の平均) - (xの平均)<sup>2</sup></center>''' |} この式を使って、[[高等学校数学B/統計とコンピューター#資料の分布|資料1]]の分散を求めよう。 <math>x^2</math>の平均は :<math> \overline{x^2} = \frac{(60.3)^2 + (57.9)^2 + (65.4)^2 + (56.1)^2 + (53.6)^2 + (62.7)^2 + (70.0)^2 + (55.8)^2 + (67.1)^2 +(63.1)^2} {10} = 3771.478 </math> xの平均の2乗は :<math> ( \overline{x} )^2 = (61.2)^2 = 3745.44 </math> よって、分散は :<math> s^2 = \overline{x^2} - ( \overline{x} )^2 = 3771.478 - 3745.44 = 26.038 </math> と、前に出した方法と同じ値になる。 === 変量の変換(コラム) === 変量xについてのデータ<Math>x_1, x_2, \cdots x_n</Math>があり、その平均値、分散、標準偏差をそれぞれ<Math>\overline{x}, s_x^2, s_x</Math>とする。 定数<Math>a,b</Math>を用いて新たな変量yを<Math>y=ax+b</Math>で定義する。 このときyのデータはn個の値を持ち、それは<Math>y_1=ax_1+b, y_2=ax_2+b, \cdots , y_n=ax_n+b</Math>となる。 yのデータの平均値は、 : <Math>\overline{y} = \frac{y_1 + y_2+ \cdots +y_n}{n}</Math> : <Math>= \frac{(ax_1+b) + (ax_2+b) + \cdots +(ax_n+b)}{n}</Math> : <Math>= \frac{a(x_1 + x_2 + \cdots + x_n) + nb}{n}</Math> : <Math>= a\frac{(x_1 + x_2 + \cdots + x_n)}{n} + b</Math> : <Math>= a\overline{x} + b</Math> <Math>y_k-y = ax_k+b-(a\overline{x} + b) = a(x_k-\overline{x})</Math>を用いると、yのデータの分散は : <Math>s_y^2 = \frac{(y_1-y)^2 + (y_n-y)^2 + \cdots + (y_n-y)^2}{n}</Math> : <Math>= \frac{a^2(x_1-x)^2 + a^2(x_2-x)^2+ \cdots + a^2(x_n-x)^2}{n}</Math> : <Math>= a^2\frac{(x_1-x)^2 + (x_2-x)^2+ \cdots + (x_n-x)^2}{n} </Math> : <Math>= a^2s_x^2</Math> また、上式よりyの標準偏差は : <Math>s_y = |a|s_x</Math> このように、変量xを定数a,bを用いた一次式によって別の変量yに変換した際、<Math>\overline{y}, s_y^2, s_y</Math>を<Math>a,b,\overline{x}, s_x^2, s_x</Math>のみで表すことができる。このような処理を'''変量の変換'''と呼ぶ。 なお、[[高等学校数学B|数学B]]の「[[高等学校数学B/確率分布と統計的な推測|統計的な推測]]」において、確率変数における変量の変換と[[高等学校数学A/場合の数と確率#期待値|期待値]]の変量変換について取り扱う。 == 相関関係 == 今までは1種類のステータスについてのデータ分析を行ってきた。ここでは2種類のステータスがどのような傾向になっているか見て行くこととしよう。 === 散布図 === 以下の[[#資料6|資料6]]は[[#資料1|資料1]]に身長の値を加えたものである。 {| class="wikitable" |+ {{Anchor|資料6}} |- style="text-align:center" ! 出席番号 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |- ! 体重(kg) | 60.3 | 57.9 | 65.4 | 56.1 | 53.6 | 62.7 | 70.0 | 55.8 | 67.1 | 63.1 |- ! 身長(cm) | 161.2 | 154.3 | 162.8 | 160.4 | 155.7 | 163.5 | 172.5 | 166.4 | 173.2 | 164.0 |- |} 例えば、上の[[#資料6|資料6]]の体重をx(kg)、身長をy(cm)として、点<math>\left(x , y \right)</math>を座標平面上にとったとする。 2つの変量からなる資料を平面上に図示したものを'''散布図'''(さんぷず)または'''相関図'''(そうかんず)という。以下は[[#資料8|資料8]]の相関図である。点の付近にある数字はその数値に該当する人の出席番号を表す。 :<div style="float:center; margin:0 0 0 10px;text-align:center;">[[画像:相関図.JPG]]</div> 一般に、散布図において、 * 2つのデータの一方が増えるとき、もう一方も増える傾向にある場合、'''正の相関関係'''があるという。 * 2つのデータの一方が増えるとき、もう一方が減る傾向にある場合、'''負の相関関係'''があるという。 * 2つのデータの間に、正の相関関係も負の相関関係もない場合、'''相関関係はない'''という。 === 相関係数 === 2つのデータx , yについて、次のn個の値の組を考える。 :<math> \left(x _1 , y _1 \right) , \left(x _2 , y _2 \right) , \cdots , \left(x _n , y _n \right) </math> xの平均値を<math>\overline{x} </math>、yの平均値を<math>\overline{y} </math>とすると :<math> \overline{x}= \frac{1}{n} ( x_1 + x_2 + \cdots + x_n ) </math> :<math> \overline{y}= \frac{1}{n} ( y_1 + y_2 + \cdots + y_n ) </math> また、xの標準偏差を<math>S_x</math>、yの標準偏差を<math>S_y</math>とすると :<math> S_x = \sqrt{ \frac{1}{n} \left\{ ( x_1 - \overline{x} )^2 + ( x_2 - \overline{x} )^2 + \cdots + ( x_n - \overline{x} )^2 \right\} } </math> :<math> S_y = \sqrt{ \frac{1}{n} \left\{ ( y_1 - \overline{y} )^2 + ( y_2 - \overline{y} )^2 + \cdots + ( y_n - \overline{y} )^2 \right\} } </math> ここで :<math> S_{xy} = \frac{1}{n} \left\{ ( x_1 - \overline{x} ) ( y_1 - \overline{y} ) + ( x_2 - \overline{x} ) ( y_2 - \overline{y} ) + \cdots + ( x_n - \overline{x} ) ( y_n - \overline{y} ) \right\} </math> ……(1) の値の符号について考える。(1)をxとyの'''共分散'''(きょうぶんさん、英:covariance)という。 共分散が正のときは、<math>( x_k - \overline{x} ) ( y_k - \overline{y} ) >0</math>となるものが、<math>( x_k - \overline{x} ) ( y_k - \overline{y} ) <0</math>よりも多いと考えられる。 すなわち <math>( x_k - \overline{x} ) >0</math> かつ <math>( y_k - \overline{y} ) >0</math> または <math>( x_k - \overline{x} ) <0</math> かつ <math>( y_k - \overline{y} ) <0</math> が多いということになる。 よって、共分散が正のとき、xとyには正の相関関係があるといえる。 共分散が負のときは、<math>( x_k - \overline{x} ) ( y_k - \overline{y} ) <0</math>となるものが、<math>( x_k - \overline{x} ) ( y_k - \overline{y} ) >0</math>よりも多いと考えられる。 すなわち <math>( x_k - \overline{x} ) >0</math> かつ <math>( y_k - \overline{y} ) <0</math> または <math>( x_k - \overline{x} ) <0</math> かつ <math>( y_k - \overline{y} ) >0</math> が多いということになる。 よって、共分散が負のとき、xとyには負の相関関係があるといえる。 共分散の値は、資料x , yの内容によって大きく値が変わるので、x , yの偏差をそれぞれの標準偏差<math>S_x , S_y</math>で割った値の積の平均値 :<math> \frac{1}{n} \left( \frac{x_1 - \overline{x}}{S_x} \times \frac{y_1 - \overline{y}}{S_y} + \frac{x_2 - \overline{x}}{S_x} \times \frac{y_2 - \overline{y}}{S_y} + \cdots + \frac{x_n - \overline{x}}{S_x} \times \frac{y_n - \overline{y}}{S_y} \right) </math> を考え、この値を資料x , yの'''相関係数'''(そうかんけいすう、英: correlation coefficient)といい、rで表す。 :<math> S_x = \sqrt{ \frac{1}{n} \left\{ ( x_1 - \overline{x} )^2 + ( x_2 - \overline{x} )^2 + \cdots + ( x_n - \overline{x} )^2 \right\} } </math> :<math> S_y = \sqrt{ \frac{1}{n} \left\{ ( y_1 - \overline{y} )^2 + ( y_2 - \overline{y} )^2 + \cdots + ( y_n - \overline{y} )^2 \right\} } </math> であるから、 :<math> \frac{1}{n} \left( \frac{x_1 - \overline{x}}{S_x} \times \frac{y_1 - \overline{y}}{S_y} + \frac{x_2 - \overline{x}}{S_x} \times \frac{y_2 - \overline{y}}{S_y} + \cdots + \frac{x_n - \overline{x}}{S_x} \times \frac{y_n - \overline{y}}{S_y} \right) </math> :<math> = \frac{1}{n} \left( \frac{x_1 - \overline{x}}{\sqrt{ \frac{1}{n} \left\{ ( x_1 - \overline{x} )^2 + ( x_2 - \overline{x} )^2 + \cdots + ( x_n - \overline{x} )^2 \right\} }} \times \frac{y_1 - \overline{y}}{\sqrt{ \frac{1}{n} \left\{ ( y_1 - \overline{y} )^2 + ( y_2 - \overline{y} )^2 + \cdots + ( y_n - \overline{y} )^2 \right\} }} + \frac{x_2 - \overline{x}}{\sqrt{ \frac{1}{n} \left\{ ( x_1 - \overline{x} )^2 + ( x_2 - \overline{x} )^2 + \cdots + ( x_n - \overline{x} )^2 \right\} }} \times \frac{y_2 - \overline{y}}{\sqrt{ \frac{1}{n} \left\{ ( y_1 - \overline{y} )^2 + ( y_2 - \overline{y} )^2 + \cdots + ( y_n - \overline{y} )^2 \right\} }} + \cdots + \frac{x_n - \overline{x}}{\sqrt{ \frac{1}{n} \left\{ ( x_1 - \overline{x} )^2 + ( x_2 - \overline{x} )^2 + \cdots + ( x_n - \overline{x} )^2 \right\} }} \times \frac{y_n - \overline{y}}{\sqrt{ \frac{1}{n} \left\{ ( y_1 - \overline{y} )^2 + ( y_2 - \overline{y} )^2 + \cdots + ( y_n - \overline{y} )^2 \right\} }} \right) </math> :<math> = \frac{(x_1 - \overline{x}) (y_1 - \overline{y}) + (x_2 - \overline{x}) (y_2 - \overline{y}) + \cdots + (x_n - \overline{x}) (y_n - \overline{y})}{\sqrt{ \left\{ ( x_1 - \overline{x} )^2 + ( x_2 - \overline{x} )^2 + \cdots + ( x_n - \overline{x} )^2 \right\} \times \left\{ ( y_1 - \overline{y} )^2 + ( y_2 - \overline{y} )^2 + \cdots + ( y_n - \overline{y} )^2 \right\} }} </math> :{| style="border:2px solid lightgreen;width:fit-content" |style="background:lightgreen"|'''相関係数''' |- |style="padding:5px"| xの平均値を<math>\overline{x} </math>、yの平均値を<math>\overline{y} </math>とすると、相関係数rは '''<center><math>r= \frac{(x_1 - \overline{x}) (y_1 - \overline{y}) + (x_2 - \overline{x}) (y_2 - \overline{y}) + \cdots + (x_n - \overline{x}) (y_n - \overline{y})}{\sqrt{ \left\{ ( x_1 - \overline{x} )^2 + ( x_2 - \overline{x} )^2 + \cdots + ( x_n - \overline{x} )^2 \right\} \times \left\{ ( y_1 - \overline{y} )^2 + ( y_2 - \overline{y} )^2 + \cdots + ( y_n - \overline{y} )^2 \right\} }}</math></center>''' |} 相関係数rは、一般に<math>-1 \le r \le 1</math>が成り立つ。 * 相関係数rの値が1に近いほど、正の相関が強くなる。このとき、相関図の点は右上がりに分布する。 * 相関係数rの値が-1に近いほど、負の相関が強くなる。このとき、相関図の点は右下がりに分布する。 * 相関係数rの値が0に近いときは、相関は弱くなる。 ではこれを用いて[[#資料6|資料6]]の相関関係を見てみよう。 {| class="wikitable" |+ {{Anchor|資料7}} |- style="text-align:center" ! 出席番号 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |- ! 体重(kg) | 60.3 | 57.9 | 65.4 | 56.1 | 53.6 | 62.7 | 70.0 | 55.8 | 67.1 | 63.1 |- ! 体重偏差 | -0.9 | -3.3 | 4.2 | -5.1 | -7.6 | 1.5 | 8.8 | -5.4 | 5.9 | 1.9 |- ! 身長(cm) | 161.2 | 154.3 | 162.8 | 160.4 | 155.7 | 163.5 | 172.5 | 166.4 | 173.2 | 164.0 |- ! 身長偏差 | -2.2 | -9.1 | -0.6 | -3.0 | 7.7 | 0.1 | 9.1 | 3.0 | 9.8 | 0.6 |- |} よって相関係数rは <math>r= \frac{( -0.9 ) \times ( -2.2 ) + ( -3.3 ) \times ( -9.1 ) + 4.2 \times ( -0.6 ) + ( -5.1 ) \times ( -3.0 ) + ( -7.6 ) \times ( -7.7 ) + 1.5 \times 0.1 + 8.8 \times 9.1 + ( -5.4 ) \times 3.0 + 5.9 \times 9.8 + 1.9 \times 0.6 }{\sqrt{ \left\{ ( -0.9 )^2 + ( -3.3 )^2 + ( 4.2 )^2 + ( -5.1 )^2 + ( -7.6 )^2 + ( 1.5 )^2 + ( 8.8 )^2 + ( -5.4 )^2 + ( 5.9 )^2 + ( 1.9 )^2 \right\} \times \left\{ ( -2.2 )^2 + ( -9.1 )^2 + ( -0.6 )^2 + ( -3.0 )^2 + ( 7.7 )^2 + ( 0.1 )^2 + ( 9.1 )^2 + ( 3.0 )^2 + ( 9.8 )^2 + ( 0.6 )^2 \right\} }} </math> <math> = 0.755568 \cdots </math> となり、この10人の身長と体重には正の相関関係があることが分かる。 == 仮説検定 == 集団に対して調査を行う場合、調べたい集団の全体のデータを集めることは難しい。このとき、データの一部を抜き出して全体を推測することがある。この一つの考え方として、'''仮説検定'''がある。 ===仮説検定の考え方=== 例題を使って考えてみよう。 ====例題==== あるせんべいの製造会社が、今までの塩味のせんべいを改良し、天然塩を使ったせんべいを開発した。既存のせんべいをA、天然塩のせんべいをBとするとき、BがAよりも美味しいと評価されるかを調査するため、無作為な30人にそれぞれのせんべいを食べてもらい、どちらが美味しいと感じるかを回答してもらった。その結果、20人がBと回答した。この回答のデータから、BはAよりも美味しいと判断してよいか。仮説検定の考え方を用い、基準となる確率を0.05として考察しなさい。ただし、公正なコインを30枚投げて表の出た枚数を記録する実験を300回おこなったところ、次の表のようになったとし、この結果を用いなさい。 {| class="wikitable" |+ {{Anchor|実験}} |- style="text-align:center" ! 表の枚数 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 計 |- ! 度数 | 5 | 12 | 15 | 23 | 29 | 34 | 38 | 41 | 35 | 28 | 17 | 14 | 5 | 2 | 1 | 1 | 300 |- |} 仮説検定では、ある主張〈1〉が正しいと判断できるかどうかを考えます。その時、それに反する主張〈2〉を立てます。今回の場合は、  主張〈1〉 BはAよりも美味しいと評価されている  主張〈2〉 AとBのどちらの回答も全くの偶然でおこる となります。 このとき、主張〈2〉を'''帰無仮説'''(きむかせつ)、主張〈1〉を'''対立仮説'''(たいりつかせつ)といいます。 次に、主張〈2〉のもとで、実際の事象が起こりにくいかどうかを考えます。 主張〈2〉より、表が20枚以上でる場合の相対度数は、 <math>\frac{ 5+2+1+1 } {300} = 0.03 </math> となります。 問題文より、基準となる確率が0.05となっているので、この数値より小さいのがわかります。ちなみに、この基準となる確率のことを'''有意水準'''(ゆういすいじゅん)といいます。 この結果より、実際の事象は起こりにくいと考えられます。つまり、主張〈2〉は正しくないと評価できるのです。 よって、主張〈1〉は主張〈2〉と反するものであることから、主張〈1〉は正しいと判断してもよいという解答になります。 有意水準より実際の事象の相対度数が大きかった場合は、主張〈2〉の仮定が否定できません。よって、主張〈1〉も判断できないという解答になります。 == 表計算(基礎編) == アンケートなど、資料の数が多い場合には手作業で計算をすると膨大な時間がかかる。そこでコンピュータの表計算ソフト(ここではMicrosoft Excelを例に取る)を用いて統計処理を行ってみよう。 コンピュータにMicrosoft Excelが入っていない場合はフリーソフトのOpenoffice Calcなどで代用できる。自身のOS(Windows,Mac,Linuxなど)に合ったバージョンをダウンロードしないと動かないので注意。 「はじめに」のセクションでも述べた通り、ここから先は学習指導要領外となりますので余力のある方が学習するといいでしょう。 * 演習上の注意(wikibooks免責事項もお読み下さい) ** コンピュータ操作中に何らかの不具合が生じても、一切の責任を負いかねます。 ** 必ずしも当ページの説明と実際の表計算ソフトの動作が一致するとは限りません。 ** 学校のコンピュータを使用する場合は必ずコンピュータ室担当の先生に許可を貰って下さい。 === 表計算ソフト === 表計算ソフトを起動すると長方形の何も書かれていない枠が無数に並んでいる。この枠それぞれのことを'''セル'''と言う。また1,2,3,・・・から右に出るラインそれぞれを'''行'''と言い、A,B,C,・・・から下に出るラインそれぞれを'''列'''と言う。 セルの個々の呼び方は列番号→行番号のように表す。例えば列番号がC、行番号が3であるセルは「C3のセル」であると言う。 {| class="wikitable" |+ {{Anchor|表1}} |- style="text-align:center" ! ! A ! B ! C ! D ! E |- ! 1 | 30 | 2 | | | |- ! 2 | 20 | 4 | | | |- ! 3 | 40 | 6 | | | |- ! 4 | 35 | 5 | | | |- |} * 問:A2のセル・B3のセルに当たる数値をそれぞれ答えよ。また、「35」・「2」はそれぞれどのセルに入力されているか。 * 実習1:表計算ソフトを起動し、上記の表を作成してみよ。各セルをクリックすると文字入力待機状態になり、キーボードからの入力を受け付ける。 === 数値計算 === ここでは数値が入力されたセルに対しての計算方法を学ぶ。表計算ソフトによって計算式の種類や入力方法など異なる場合があるので事前に確認しておくこと。ここではよく用いられる演算式を示すが、詳細は表計算ソフトのヘルプ・表計算ソフトについて書かれた書籍を参考にして欲しい。 表計算ソフトでは直接セルに計算式を入力することによって、指定されたセルに対して計算を行い、その実行結果が計算式を入力したセルに反映される。またそのセルを複写すると複写先のセルに応じた計算式となって入力され、その実行結果が表示される。(※詳細は実践編「セルの参照」で) ==== 演算子 ==== セルに計算式を入力することによって様々な計算ができる。また、その計算に必要な記号のことを(算術-)'''演算子'''と言う。一般にX1のセルとY1のセルに入力されている数値の計算は以下のようになる。 * X1を代入・・・ <math> =X1 </math> * X1とY1の和・・・ <math> =X1+Y1 </math> * X1からY1を引いた値・・・ <math> =X1-Y1 </math> * X1とY1の積・・・ <math> =X1*Y1 </math> * X1をY1で割った値の整数部分・・・ <math> =X1/Y1 </math> * X1をY1で割った余り・・・ <math> =X1\%Y1 </math> * X1をY1回掛けた値(べき乗)・・・ <math> =X1</math>^<math>Y1 </math> * 実習2:[[#表1|表1]]のC1のセルに<math> =A1+B1 </math>、C2のセルに<math> =A2-B2 </math>、C3のセルに<math> =A3*B3 </math>、C4のセルに<math> =A4/B4 </math>と入力してみよ。また、それらの数値が他の方法で計算した結果と合致しているか確かめよ。 ==== 関数 ==== 一般に関数とは''xの値を決めるとyの値が1つに定まるもの''であるが、コンピュータ分野においての関数は一般のそれとは異なり'''用途別に予め用意された計算式'''のことを表す。この時計算対象のセルを括弧で指定するが、括弧内を'''引数'''('''ひきすう''')と言う。X1のセルに入力された数値の演算の代表的な例を以下に挙げる。関数の計算結果を出力することを値を'''返す'''と言い、その値のことを'''返り値'''と言う。表計算ソフトには膨大な種類の関数が用意されているが、このページでの紹介は極一部に留める。 * 正の平方根・・・ <math> =SQRT(X1) </math> * 絶対値・・・ <math> =ABS(X1) </math> * X1を超えない最大の整数・・・ <math> =INT(X1) </math> * 整数値で四捨五入・・・ <math> =ROUND(X1) </math> 今の段階ではあまり気にしなくてもよいが三角関数を用いる場合は[[高等学校数学II いろいろな関数#弧度法|弧度法]](「'''弧の長さ<math>\div</math>半径の長さ'''」で記述する角の測り方で、単位は'''ラジアン''':詳細は数学IIで勉強する)での取扱いになる為、度数法での記述の場合は予め弧度法に直しておかなければならない。(※詳細は実践編「関数の仕様」で) 度数法から弧度法への変換は、<math>n ^{\circ} =n \times \frac{\pi}{180}</math>とすればよい。 * 正弦(サイン)・・・ <math> =SIN(X1) </math> * 余弦(コサイン)・・・ <math> =COS(X1) </math> * 正接(タンジェント)・・・ <math> =TAN(X1) </math> またX1・X2・X3・・・Xnのセルに対して演算を行う場合は以下のようになる。A1・B1・C1・・・x1のセルに対して演算する場合は以下の(X1:Xn)を(A1:x1)と書き換えればよい。 * セルの個数・・・ <math> =COUNT(X1:Xn) </math> * 全ての和・・・ <math> =SUM(X1:Xn) </math> * 平均値・・・ <math> =AVERAGE(X1:Xn) </math> * 中央値・・・ <math> =MEDIAN(X1:Xn) </math> * 最頻値・・・ <math> =MODE(X1:Xn) </math> === グラフの作成 === 以下の表は[[#資料2|資料2]]を表計算ソフトに入力したものである。ただし階級は、52.0kg以上55.0kg未満の階級のことを52.0-55.0などと表すことにする。セルに入る文字が長くデフォルトの大きさで収まらない場合、セルの大きさを調節して表を見やすくしてみよう。グラフの作成の仕方を以下に示す。 # グラフの元になるデータの左上のセルから右下のセルまでドラッグし、選択させた状態にする。 # ヒストグラムが書いてあるアイコンをクリックし、グラフウィザードを起動させ、グラフの種類を選択する。 # 範囲が正しく設定されてることを確認し、系列を選択する。 # タイトルと項目軸の名前を設定し(無くても可)、グラフを表示させるSheetを選択する。 {| class="wikitable" |+ {{Anchor|表2}} |- style="text-align:center" ! ! A ! B ! C |- ! 1 | 階級 | 階級値 | 度数 |- ! 2 | 52.0-55.0 | 53.5 | 1 |- ! 3 | 55.0-58.0 | 56.5 | 3 |- ! 4 | 58.0-61.0 | 59.5 | 1 |- ! 5 | 61.0-64.0 | 62.5 | 2 |- ! 6 | 64.0-67.0 | 65.5 | 1 |- ! 7 | 67.0-70.0 | 68.5 | 1 |- ! 8 | 70.0-73.0 | 71.5 | 1 |- |} * 実習3:表計算ソフトに上記の表を作成してみよ。また、グラフ作成機能を用いてヒストグラムと度数折れ線を作成してみよ。この時、B列・C列さえあればグラフは作成できる。完成すると「[[中学校数学 1年生-数量/資料の散らばりと代表値#資料とグラフ|リンク先]]」に挙げたようなグラフになるはずである。 * '''注意''' 度数折れ線は''左右両端に度数が0である階級があるものとして作図をする''と前に述べた。故にこのグラフを表計算ソフトで作成する場合は[[#表2|表2]]の2行の前の行に階級値が50.5であるもの、8行の後の行に階級値が74.5であるもの(それぞれ度数は0)を事前に挿入しておかなければならない。 === 平均値・分散・標準偏差 === 以下の[[#表3|表3]]は[[#表2|表2]]にいくつかの情報を追加したものである。尚、10行については表を見やすくするために空けてある。表の空欄を埋めながら実習をするとよい。 {| class="wikitable" |+ {{Anchor|表3}} |- style="text-align:center" ! ! A ! B ! C ! D ! E ! F ! G |- ! 1 | 階級 | 階級値 | 度数 | 階級値×度数 | 偏差 | 偏差の2乗 | 偏差の2乗×度数 |- ! 2 | 52.0-55.0 | 53.5 | 1 | 53.5 | | | |- ! 3 | 55.0-58.0 | 56.5 | 3 | | | | |- ! 4 | 58.0-61.0 | 59.5 | 1 | | | | |- ! 5 | 61.0-64.0 | 62.5 | 2 | | | | |- ! 6 | 64.0-67.0 | 65.5 | 1 | | | | |- ! 7 | 67.0-70.0 | 68.5 | 1 | | | | |- ! 8 | 70.0-73.0 | 71.5 | 1 | | | | |- ! 9 | 合計 | | 10 | | | | |- ! 10 | | | | | | | |- ! 11 | 平均値 | | | | | | |- ! 12 | 分散 | | | | | | |- ! 13 | 標準偏差 | | | | | | |- |} * 実習4:表計算ソフトに上記の表を作成し、D列にそれぞれの「階級値×度数」を求める式を入力せよ。例えばD2のセルの値はB2のセルの値とC2のセルの値を掛け合わせた数値なので<math> =B2*C2 </math>と入力される。 * 実習5:実習3の結果からB11のセルに平均値を求める式を<math> SUM </math>を使った式で入力せよ。(ヒント:D2~D8のセルの数値の合計を10で割る。) * 実習6:E列にそれぞれの偏差を求める式を入力せよ。例えばE2のセルの値はB2のセルの値からB11のセルの値を引いた数値なので<math> =B2-B11 </math>と入力される。 * 実習7:F列にそれぞれ偏差の2乗を入力した後、G9のセルに「偏差の2乗×度数」の合計を求める式を入力せよ。 * 実習8:実習7よりB12のセルに分散、B13のセルに標準偏差をそれぞれ表示させてみよ。(ヒント:分散は偏差の2乗の平均なので実習5に同じく<math> SUM </math>が使える。標準偏差は分散の正の平方根なので<math> SQRT </math>を使うと簡単にできる。) 尚、全ての空欄を埋めた表は以下の通りになる。 {| class="wikitable" |+ {{Anchor|表3(完成)}} |- style="text-align:center" ! ! A ! B ! C ! D ! E ! F ! G |- ! 1 | 階級 | 階級値 | 度数 | 階級値×度数 | 偏差 | 偏差の2乗 | 偏差の2乗×度数 |- ! 2 | 52.0-55.0 | 53.5 | 1 | 53.5 | -7.8 | 60.84 | 60.84 |- ! 3 | 55.0-58.0 | 56.5 | 3 | 169.5 | -4.8 | 23.04 | 69.12 |- ! 4 | 58.0-61.0 | 59.5 | 1 | 59.5 | -1.8 | 3.24 | 3.24 |- ! 5 | 61.0-64.0 | 62.5 | 2 | 125.0 | 1.2 | 1.44 | 2.88 |- ! 6 | 64.0-67.0 | 65.5 | 1 | 65.5 | 4.2 | 17.64 | 17.64 |- ! 7 | 67.0-70.0 | 68.5 | 1 | 68.5 | 7.2 | 51.84 | 51.84 |- ! 8 | 70.0-73.0 | 71.5 | 1 | 71.5 | 10.2 | 104.04 | 104.04 |- ! 9 | 合計 | | 10 | | | | 309.6 |- ! 10 | | | | | | | |- ! 11 | 平均値 | 61.3 | | | | | |- ! 12 | 分散 | 30.96 | | | | | |- ! 13 | 標準偏差 | 5.564 | | | | | |- |} === 相関係数 === 以下の[[#表4|表4]]は[[高等学校数学B/統計とコンピューター#相関図|資料7]]を表にしたものである。ここでは今まで学んだことを用いて全ての空欄を埋めて欲しい。13行は表の見やすさのために空けてある。いくつかのセルは結合されているがその手順を以下に示す。以下の例ではA1・A2のセルを結合させる場合を考える。 #A1のセルからA2のセルに向けてドラッグ(逆方向にドラッグしてもよい)し、2つのセルを選択させた状態にする。 #選択された範囲内で右クリックし、「セルの書式設定>配置>文字の制御」の「セルの結合」の部分にチェックマークを入れる。 #A1・A2のセルの間の境界線が無くなり、2つのセルが結合された状態になる。 {| class="wikitable" |+ {{Anchor|表4}} |- !A||B||C||D||E||F||G |- !1 |rowspan="2"|出席番号 |colspan="3" style="text-align:center"| 体重||colspan="3" style="text-align:center"| 身長 |- !2 |数値 |偏差||偏差の2乗||数値||偏差||偏差の2乗 |- !3 |1 |60.3|| || ||161.2|| || |- !4 |2 |57.9|| || ||154.3|| || |- !5 |3 |65.4|| || ||162.8|| || |- !6 |4 |56.1|| || ||160.4|| || |- !7 |5 |53.6|| || ||155.7|| || |- !8 |6 |62.7|| || ||163.5|| || |- !9 |7 |70.0|| || ||172.5|| || |- !10 |8 |55.8|| || ||166.4|| || |- !11 |9 |67.1|| || ||173.2|| || |- !12 |10 |63.1|| || ||164.0|| || |- !13 | | || || || || || |- !14 |相関係数 | || || || || || |} 全ての空欄を埋めた表は以下の通りである。各々作成した表と見比べ確かめてみるとよい。 {| class="wikitable" |+{{Anchor|表4(完成)}} |- !A||B||C||D||E||F||G |- !1 |rowspan="2"|出席番号 |colspan="3" style="text-align:center"| 体重||colspan="3" style="text-align:center"| 身長 |- !2 |数値 |偏差||偏差の2乗||数値||偏差||偏差の2乗 |- !3 |1 |60.3||-0.9||0.81||161.2||-2.2||4.84 |- !4 |2 |57.9||-3.3||10.89||154.3||-9.1||82.81 |- !5 |3 |65.4||4.2||17.64||162.8||-0.6||0.36 |- !6 |4 |56.1||-5.1||26.01||160.4||-3||9 |- !7 |5 |53.6||-7.6||57.76||155.7||-7.7||59.29 |- !8 |6 |62.7||1.5||2.25||163.5||0.1||0.01 |- !9 |7 |70.0||8.8||77.44||172.5||9.1||82.81 |- !10 |8 |55.8||-5.4||29.16||166.4||3||9 |- !11 |9 |67.1||5.9||34.81||173.2||9.8||96.04 |- !12 |10 |63.1||1.9||3.61||164.0||0.6||0.36 |- !13 | ||| || || || || |- !14 |相関係数 |0.755568|| || || || || |} == 表計算(実践編) == ここではセルの参照など、実際の表計算で知っていると便利な項目を紹介しています。 === 関数の仕様 === 関数の中に別の関数を書くこともできますし、関数を項とみなして加減乗除などもできます。 例えば30度の正弦を求めたい場合には<math> =SIN(RADIANS(30)) </math>と入力します。<math> =RADIANS(degree) </math>は度数法を弧度法に変換する関数のことです。degreeには求めたい角度を入れます。(この行は数学IIの範囲です) 表計算ソフトには統計に必要な関数が揃っており、以下は前セクションまでに扱った関数です。 *四分位数・・・ <math> =QUARTILE(X1:Xn,number) </math> ※numberには最小値=0・第一四分位数=1・中央値=2・第三四分位数=3・最大値=4と入れる *分散・・・ <math> =VARP(X1:Xn) </math> *標準偏差・・・ <math> =STDEVP(X1:Xn) </math> *共分散・・・ <math> =COVAR(X1:Xn,Y1:Yn) </math> *相関係数・・・ <math> =CORREL(X1:Xn,Y1:Yn) </math> 今までの関数を利用して[[#資料1|資料1]]の代表値等をまとめてみましょう。<math> =MAX(X1:Xn) </math> は最大値を返す関数、<math> =MIN(X1:Xn) </math>は最小値を返す関数です。 {| class="wikitable" |- !A||B||C||D||E||F||G||H||I||J||K |- !1 |出席番号||1||2||3||4||5||6||7||8||9||10 |- !2 |体重||60.3||57.9||65.4||56.1||53.6||62.7||70.0||55.8||67.1||63.1 |- !3 | || || || || || || || || || || |- !4 |平均値||61.2||colspan="9"|=AVERAGE(B2:K2) |- !5 |中央値||61.5||colspan="9"|=MEDIAN(B2:K2) |- !6 |範囲||16.4||colspan="9"|=MAX(B2:K2)-MIN(B2:K2) |- !7 |分散||26.038||colspan="9"|=VARP(B2:K2) |- !8 |標準偏差||5.1027||colspan="9"|=STDEVP(B2:K2) |} === セルの参照 === 前の実習のようにいちいち式を書くのは面倒ですし間違いが起こりやすくなります。ここで活躍するのが'''セルの参照'''です。実際に見ていきましょう。 下の表は[[#表3|表3]]のB・C・D列を抜き出し、E列に備考を加えたものです。備考には左隣のセルに対応する式が入ります。 {| class="wikitable" |+ {{Anchor|セルの参照}} |- style="text-align:center" ! ! B ! C ! D ! E |- ! 1 | 階級値 | 度数 | 階級値×度数 | 備考 |- ! 2 | 53.5 | 1 | | |- ! 3 | 56.5 | 3 | | |- ! 4 | 59.5 | 1 | | |- ! 5 | 62.5 | 2 | | |- ! 6 | 65.5 | 1 | | |- ! 7 | 68.5 | 1 | | |- ! 8 | 71.5 | 1 | | |- |} D2のセルは実習3の通り<math> =B2*C2 </math>でしたね。D3以降は実習では<math> =B3*C3 </math>や<math> =B4*C4 </math>・・・とやったはずです。 D2のセルの数式をコピーしD3のセルにペーストしてみましょう。するとD3のセルには169.5と出力されます。ここでD3に代入された式を見ると<math> =B3*C3 </math>と参照しているセルが自動的にそれぞれが1行下になっていることが分かります。目で見える情報では番地になって出てきますがプログラム内では''3つ左のセルの数値と2つ左のセルの数値を掛け合わせなさい''という命令に置き換わっているのです。この命令をコピーペーストしているのですから、反映先のセルの命令も全く変わりません。下の表は必要な部分だけ抜き出しています。 {| class="wikitable" |- style="text-align:center" ! ! B ! C ! D ! E |- ! 1 | 階級値 | 度数 | 階級値×度数 | 備考 |- ! 2 | 53.5 | 1 | 53.5 | =B2*C2 |- ! 3 | 56.5 | 3 | 169.5 ! =B3*C3 |- |} 同じようにD列の他のセルにペーストしてみましょう。 {| class="wikitable" |- style="text-align:center" ! ! B ! C ! D ! E |- ! 1 | 階級値 | 度数 | 階級値×度数 | 備考 |- ! 2 | 53.5 | 1 | 53.5 | =B2*C2 |- ! 3 | 56.5 | 3 | 169.5 | =B3*C3 |- ! 4 | 59.5 | 1 | 59.5 | =B4*C4 |- ! 5 | 62.5 | 2 | 125.0 | =B5*C5 |- ! 6 | 65.5 | 1 | 65.5 | =B6*C6 |- ! 7 | 68.5 | 1 | 68.5 | =B7*C7 |- ! 8 | 71.5 | 1 | 71.5 | =B8*C8 |- |} これで完成しました。コピーペーストをした時に自動的に参照が変わる方法を'''相対参照'''と言います。 下の表は[[#表3|表3]]の平均値の計算まで終わり偏差を求めようとする段階です。F列は備考としておきます。偏差は''階級値-平均値''でしたね。E2のセルに<math> =B2-B11 </math>と入力しましょう。 {| class="wikitable" |- style="text-align:center" ! ! A ! B ! C ! D ! E ! F |- ! 1 | 階級 | 階級値 | 度数 | 階級値×度数 | 偏差 | 備考 |- ! 2 | 52.0-55.0 | 53.5 | 1 | 53.5 | -7.8 | =B2-B11 |- ! 3 | 55.0-58.0 | 56.5 | 3 | 169.5 | | |- ! 4 | 58.0-61.0 | 59.5 | 1 | 59.5 | | |- ! 5 | 61.0-64.0 | 62.5 | 2 | 125.0 | | |- ! 6 | 64.0-67.0 | 65.5 | 1 | 65.5 | | |- ! 7 | 67.0-70.0 | 68.5 | 1 | 68.5 | | |- ! 8 | 70.0-73.0 | 71.5 | 1 | 71.5 | | |- ! 9 | 合計 | | 10 | | | |- ! 10 | | | | | | |- ! 11 | 平均値 | 61.3 | | | | |- ! 12 | 分散 | | | | | |- ! 13 | 標準偏差 | | | | | |- |} E2のセルをコピーしてE3のセルにペーストしてみましょう。4行から9行は割愛しています。 {| class="wikitable" |- style="text-align:center" ! ! A ! B ! C ! D ! E ! F |- ! 1 | 階級 | 階級値 | 度数 | 階級値×度数 | 偏差 | 備考 |- ! 2 | 52.0-55.0 | 53.5 | 1 | 53.5 | -7.8 | =B2-B11 |- ! 3 | 55.0-58.0 | 56.5 | 3 | 169.5 | ''56.5'' ! =B3-B12 |- ! 10 | | | | | | |- ! 11 | 平均値 | 61.3 | | | | |- ! 12 | 分散 | | | | | |- ! 13 | 標準偏差 | | | | | |- |} 明らかに間違いな数値が出てきてしまいました。E3のセルの式を見ると<math> =B3-B12 </math> となっています。プログラム内では''3つ左のセルの数値から3つ左、9つ下のセルの数値を引きなさい''という命令に置き変わっています。コピーペーストしてもその命令は変わらないので、参照先が両方とも移動してしまいます。今の段階ではB12のセルに何も入っていないのですから、そのセルには0が入っているものとして計算されます。他のE列にコピーしてもやはり間違いな数値が出力されます(実験してみて下さい)。ここでは出てきませんが、文字列のセルと数値のセルを計算しようとするとエラーになります。 このような場合は'''参照するセルを固定する'''ことが必要になります。参照セルを固定する場合は固定したい番号の前に''' $ '''の文字を入れます。行番号も列番号も固定したい場合はそれぞれの番号の前に$をつけます。 では平均値が出力されているB11を固定してE2のセルをコピーしE3のセルにペーストしてみましょう。この場合は11のほうを固定したいので'''B$11'''のように入力して固定します。 {| class="wikitable" |- style="text-align:center" ! ! A ! B ! C ! D ! E ! F |- ! 1 | 階級 | 階級値 | 度数 | 階級値×度数 | 偏差 | 備考 |- ! 2 | 52.0-55.0 | 53.5 | 1 | 53.5 | -7.8 | =B2-'''B$11''' |- ! 3 | 55.0-58.0 | 56.5 | 3 | 169.5 | -4.8 | =B3-B$11 |- ! 10 | | | | | | |- ! 11 | 平均値 | 61.3 | | | | |- ! 12 | 分散 | | | | | |- ! 13 | 標準偏差 | | | | | |- |} これで正しい結果を得ることができました。参照セルを固定する方法を'''絶対参照'''と言います。 「'''結局$ はどうつければいいの?'''」という疑問があるかと思いますが、ここでは簡単のために'''左右に移動させたくない場合はアルファベットの前に$'''、'''上下に移動させたくない場合は数字の前に$'''、'''どちらにも移動させたくない場合はアルファベット・数字両方の前に$'''と思っておけばいいでしょう。つまずきやすい場所なので実際に練習してみて動きを見るのも大切です。慣れると考えずとも正しく$をつけられるようになります。 詳しくは[[初級システムアドミニストレータ/表計算ソフト#絶対参照に使う記号($記号)|旧初級シスアド試験の表計算セクション]]に記述されています。 === 条件分岐 === ある物事を一定の数値以上ならAを表示、それ未満ならBを表示する・・・などの操作をするためにどのようなことをするか学びましょう。 以下の表はレタス・トマト・ねぎの値段を記したものです。ここで以下のような条件をつけてみます。 ''値段を比較して昨年と同じか上がっている野菜は「↑」下がっていれば「↓」を比較列に入力する'' {| class="wikitable" |- ! ||<center>'''A'''<center>||<center>'''B'''<center>||<center>'''C'''<center>||<center>'''D'''<center> |- !1 |野菜||昨年同時期の値段||現在の値段||比較 |- !2 |レタス||138||125|| |- !3 |トマト||152||160|| |- !4 |きゅうり||99||99|| |} IF関数は<math> =IF(formula,value1,value2) </math>で指定します。formulaには論理式、value1には真の場合の値を、value2には偽の場合の値を入力します。値が半角数字や関数でない場合はvalue1やvalue2に" "をつけるのを忘れずに。" "は''" "で囲まれた文字を出力しなさい''、という命令です。 '''論理式'''には判定の条件となる式を入れます。'''真'''(true)であることは論理式を満たすもの、逆に'''偽'''(false)はそうでないもののことです。 論理式には'''比較演算子'''なるものを入れます。簡単に言えば等号や不等号のことです。気をつけるべき点としてはいわゆる≧や≦、≠の全角記号は使えないということです。 * <math> A1>100 </math>・・・A1の値が100より大きい * <math> A1<100 </math>・・・A1の値が100より小さい * <math> A1>=100 </math>・・・A1の値が100以上 * <math> A1<=100 </math>・・・A1の値が100以下 * <math> A1=100 </math>・・・A1の値が100である * <math> A1<>100 </math>・・・A1の値が100'''ではない''' また、真偽を反転させたい場合は<math> =NOT(formula) </math>で記述します。<math> =NOT(true) </math>はfalse、<math> =NOT(false) </math>はtrueになります。 レタスを例にすると、D2のセルを選択し、以下のように記述します。''昨年を基準として今年はそれ以上なのかどうか''を判定するわけですから、論理式には<math> B2<=C2 </math>と入力します。真偽の部分には矢印を入れます。 * '''=IF(B2<=C2,"↑","↓")''' レタスは昨年より値段が下がっているので論理式を満たさず偽に書かれている内容が出力されます。 {| class="wikitable" |- ! ||<center>'''A'''<center>||<center>'''B'''<center>||<center>'''C'''<center>||<center>'''D'''<center> |- !1 |野菜||昨年同時期の値段||現在の値段||比較 |- !2 |レタス||138||125||↓ |- !3 |トマト||152||160|| |- !4 |きゅうり||99||99|| |} 他の野菜は相対参照を活用することができますので、似た式の入力を2回も3回もやる必要はありません。 {| class="wikitable" |- ! ||<center>'''A'''<center>||<center>'''B'''<center>||<center>'''C'''<center>||<center>'''D'''<center> |- !1 |野菜||昨年同時期の値段||現在の値段||比較 |- !2 |レタス||138||125||↓ |- !3 |トマト||152||160||↑ |- !4 |きゅうり||99||99||↑ |} IF関数は真・偽の2つの分岐をする関数ですので、3分岐以上させるにはIF関数を複数使う必要があります。以下の表はある娯楽施設の入場料を示したものです。 {| class="wikitable" |- |'''一度に入場する人数'''||'''1人当たりの入場料''' |- |30人未満||1,200円 |- |30人~39人||1,100円 |- |40人以上||1,000円 |} こちらは上記の娯楽施設の団体予約表です。 {| class="wikitable" |- ! ||<center>'''A'''<center>||<center>'''B'''<center>||<center>'''C'''<center> |- !1 |期日||予約人数||1人当たりの値段 |- !2 |7月18日||25|| |- !3 |7月19日||46|| |- !4 |7月20日||38|| |} まずは40人以上から設定しましょう。C2のセルにIF関数を用います。''40人以上ならば入場料を1,000円にする''ので、以下のように設定します。 * '''=IF(C2>=40,"1,000円",)''' ここで偽となった場合、更に2種類の選択肢があります。更に分岐させる場合は1度IF関数を呼び出します。 * '''=IF(C2>=40,"1,000円",IF())''' 2つ目のIF関数において今度は''30人~39人の入場料は1,100円''を設定していきましょう。既に40人以上の設定は1つ目のIF関数で終わっているので30<=B2<=39と書く必要はなく'''30<=B2'''だけでよいのです。ここで真の場合は30人~39人、偽の場合は29人以下ですので、これで設定は全て終了です。エラーが出る場合は括弧や" "が正しく閉じているか、カンマに漏れや余計なものがないかに気をつけましょう。 * '''=IF(C2>=40,"1,000円",IF(C2>=30,"1,100円","1,200円"))''' セルに反映してみましょう。4つ以上の場合も偽の場合に更にIF関数を使用することによって分岐できます。ただし、IF関数を同時に使用できるのは64回(Excel2003バージョンは7回)までなことには注意しましょう。 {| class="wikitable" |- ! ||<center>'''A'''<center>||<center>'''B'''<center>||<center>'''C'''<center> |- !1 |期日||予約人数||1人当たりの値段 |- !2 |7月18日||25||1,200円 |- !3 |7月19日||46||1,000円 |- !4 |7月20日||38||1,100円 |} ==== 複数の条件がある分岐 ==== 条件が1つでない場合は論理式にAND関数ないしOR関数で複数の条件を記述します。 * 複数の条件があり''全てが''満たされている場合真となるものは'''AND関数''' * 複数の条件があり''どれか1つでも''満たされている場合真となるものは'''OR関数''' AND関数の例を見てみましょう。以下はある資格試験の点数状況の受験番号の若い人から数人を示したものです。配点は第1問400点・第2問300点・第3問300点とし、合格ラインは全体7割以上かつ各問5割以上です。 {| class="wikitable" |- ! ||<center>'''A'''<center>||<center>'''B'''<center>||<center>'''C'''<center>||<center>'''D'''<center>||<center>'''E'''<center>||<center>'''F'''<center> |- !1 |受験番号||第1問<br>(配点400)||第2問<br>(配点300)||第3問<br>(配点300)||全体<br>(満点1000)||判定 |- !2 |1001A||325||269||172||766|| |- !3 |1002B||173||260||291||724|| |- !4 |1003C||232||163||200||595|| |} 論理式には合格ラインを入れます。点数の条件が全て合格ライン以上でないと合格にならないため、AND関数を使用します。AND関数は<math> =AND(formula1,formula2,...) </math>で表記します。各formulaには条件式を入れます。 この試験の場合は''第1問200点以上・第2問150点以上・第3問150点以上・全体700点以上''の全てを満たせば合格です。 * <math> AND(B2>=200,C2>=150,D2>=150,E2>=700) </math> これを条件にしたIF文を記述します。受験番号1001Aの人の判定をしてみましょう。 * '''=IF(AND(B2>=200,C2>=150,D2>=150,E2>=700),"合格","不合格")''' 受験番号1001Aの人は合格ラインの全てを満たしていたので合格です。 {| class="wikitable" |- ! ||<center>'''A'''<center>||<center>'''B'''<center>||<center>'''C'''<center>||<center>'''D'''<center>||<center>'''E'''<center>||<center>'''F'''<center> |- !1 |受験番号||第1問<br>(配点400)||第2問<br>(配点300)||第3問<br>(配点300)||全体<br>(満点1000)||判定 |- !2 |1001A||325||269||172||766||合格 |- !3 |1002B||173||260||291||724|| |- !4 |1003C||232||163||200||595|| |} 他の人も見ると受験番号1002Bの人は第1問が下回っていたので不合格、受験番号1003Cの人は全体が下回っていたので不合格となります。 {| class="wikitable" |- ! ||<center>'''A'''<center>||<center>'''B'''<center>||<center>'''C'''<center>||<center>'''D'''<center>||<center>'''E'''<center>||<center>'''F'''<center> |- !1 |受験番号||第1問<br>(配点400)||第2問<br>(配点300)||第3問<br>(配点300)||全体<br>(満点1000)||判定 |- !2 |1001A||325||269||172||766||合格 |- !3 |1002B||173||260||291||724||不合格 |- !4 |1003C||232||163||200||595||不合格 |} OR関数も同様にして<math> =OR(formula1,formula2,...) </math>で記述します。 先程の試験は''第1問200点以上・第2問150点以上・第3問150点以上・全体700点以上の全てを満たせば合格''でした。この合格ラインを逆に見ると''第1問200点未満・第2問150点未満・第3問150点未満・全体700点未満のどれか1つでも満たしてしまうと不合格''になるということです。これを条件にしてみましょう。 * <math> OR(B2<200,C2<150,D2<150,E2<700) </math> OR関数が真の時不合格になるわけですから、真偽の振る舞いが先程とは逆になることに注意しましょう。 * '''=IF(OR(B2<200,C2<150,D2<150,E2<700),"不合格","合格")''' 受験番号1001Aの人の判定に上式を入れても2つ上の表と同じになります。 {{DEFAULTSORT:こうとうかつこうすうかくI てたのふんせき}} [[Category:高等学校数学I|てたのふんせき]] [[Category:統計学]] == 演習問題 == mr43ivhgvpb8xinmn6kqew2wwcg6p8f 263375 263370 2024-11-12T09:44:11Z ~2024-11181 84905 /* 相関係数 */ 263375 wikitext text/x-wiki {{pathnav|frame=1|高等学校数学|高等学校数学I}} 本項は[[高等学校数学I]]のデータの分析の解説です。 ==はじめに(データの分析とは)== 中学校課程の[[中学校数学 1年生-数量/資料の散らばりと代表値|資料の散らばりと代表値]]に続き、データの散布などの概念、また実際の処理がどのように行われるかを身近な事例やコンピュータの表計算ソフトを利用して学習します。大まかな内容は以下の通りです。 * 第2章「資料の散らばり」では資料の分布具合を数値にする方法を学習します。 * 第3章「相関関係」では2種類のデータにどんな関係があるかを学習します。 * 第4章「仮設検定」では、数学Bで扱う仮設検定の基礎的な考え方を学習します。 * 第5章「表計算(基礎編)」では表計算に関する基礎事項や用語を学習し、実際に表計算ソフトを用いて演習を行います。 * 第6章「表計算(実践編)」では実際の表計算で知っていれば便利な項目を紹介しています。 [[中学校数学 1年生-数量/資料の散らばりと代表値|資料の散らばりと代表値]]の内容は既習であるものとして解説を進めていきます。 この分野が基礎になる科目は[[高等学校数学B/確率分布と統計的な推測|数学Bの確率分布と統計的な推測]]があります。統計に加えて[[高等学校数学C 確率分布|確率]]・[[高等学校数学B/数列|数列]]・[[高等学校数学II 微分・積分の考え|微積分]]の知識も必要となります。 表計算のセクション(第5章・第6章)は2011年度以前の課程「統計とコンピュータ」の範囲で現在の指導要領では学習しません。ここで取り上げた資料の数値確認や演習に活用するといいでしょう。予め各自使用している表計算ソフトの操作を知っておくとスムーズに学習が進められます。このページではMicrosoft Excelの書式に基づいています。実践編は余力があればとりかかってみて下さい。ただしここでは数学Bで学習する確率分布などの関数は扱っていません。'''演習を始める前に必ず(基礎編)の冒頭にある注意書きをお読み下さい。''' この分野の演習問題は[[大学受験数学 統計とコンピューター]]をご覧下さい(旧課程のものですが内容に殆ど変更がないのでこのまま使用しています)。表計算演習は該当セクション内の実習と前述のページ演習問題2・3にて代えます。 以降、「資料の散らばりと代表値」でも用いた以下の資料を頻繁に使いますのでメモしておいたほうがよいでしょう。 {| class="wikitable" |+ {{Anchor|資料1(体重の測定値)}} |- style="text-align:center" ! 出席番号 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |- ! 体重(kg) | 60.3 | 57.9 | 65.4 | 56.1 | 53.6 | 62.7 | 70.0 | 55.8 | 67.1 | 63.1 |- |} {| class="wikitable" |+ {{Anchor|資料2(体重の度数分布表)}} |- style="text-align:center" ! 階級 | 52.0以上~55.0未満 | 55.0~58.0 | 58.0~61.0 | 61.0~64.0 | 64.0~67.0 | 67.0~70.0 | 70.0~73.0 |- ! 階級値 | 53.5 | 56.5 | 59.5 | 62.5 | 65.5 | 68.5 | 71.5 |- ! 度数 | 1 | 3 | 1 | 2 | 1 | 1 | 1 |- |} == 資料の散らばり == 代表値が同じであってもその分布が代表値近くに密集していたりばらばらであったりと色々なことが考えられる。ここでは資料の散らばり具合の表す量について見てみよう。 === 範囲 === 資料が取る最大値から最小値を引いた値をその資料の分布の'''範囲'''(はんい)と言う。 [[#資料1|資料1]]の範囲は<math> 70.0 - 53.6 = 16.4</math>(kg)となる。 === 四分位数 === データを大きさの順に並べた時、25%、50%、75%に当たる数値をその資料の'''四分位数'''と言う。特に下位から25%に当たる数値を'''第1四分位数'''、 下位から75%に当たる数値を'''第3四分位数'''と言われる。下位から50%に当たる数値は'''第2四分位数'''と言うこともできるが、'''中央値'''と同義である。四分位数の英訳「Quartile」の頭文字を取ってそれぞれ<Math>Q_1, Q_2, Q_3</Math>と表すこととする。 [[#資料1|資料1]]の四分位数を求めてみよう。まずは資料を昇順に並びかえる。 {| class="wikitable" |+ {{Anchor|資料3}} |- style="text-align:center" ! 順位 | 10 | 9 | 8 | 7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 |- ! 体重(kg) | 53.6 | 55.8 | 56.1 | 57.9 | 60.3 | 62.7 | 63.1 | 65.4 | 67.1 | 70.0 |- |} まずは中央値を求めてみる。中央値のセクションでも述べた通り、この資料の中央値は5番目と6番目の平均である61.5kgである。 第1四分位数はこの資料では''順位が6番目~10番目の中央値''とも読み取ることができる。言い換えると8番目の値となるので56.1kgとなる。 第3四分位数も同様に''順位が1番目~5番目の中央値''とできるので求める数値は3番目の値の65.4kgである。 ==== 四分位範囲・四分位偏差 ==== 第3四分値と第1四分値の差をその資料の'''四分位範囲'''、四分位範囲の半分のことをその資料の'''四分位偏差'''と言う。 [[#資料1|資料1]]の四分位範囲は<Math>Q_3 - Q_1 = 65.4 - 56.1 = 9.3(kg)</Math>、四分位偏差は<math>\frac{ Q_3 - Q_1 } {2} = \frac { 9.3 } {2} = 4.65(kg) </math>となる。 === 箱ひげ図 === 資料のばらつき具合をグラフにまとめて見やすくしたものを'''箱ひげ図'''と言う。 箱ひげ図の見方を以下で示す。なお、以下の図は[[#資料3|資料3]]を参照して作成しているが、''0.5kg未満の数値を切り捨てしてあるので正しく作成した図と等しくならない''ことには注意。 C +----------+------+ |----| +| |---------| +----------+------+ A B D E F +---+---+---+---+---+---+---+---+---+---+ (横軸1メモリは0.5kg) 50 52 54 56 58 60 62 64 66 68 70 * Aは最小値(53.6→53.5) * Bは第1四分位数(56.1→56.0) * Cは平均値(61.2→61.0) * Dは中央値(61.5) * Eは第3四分位数(65.4→65.0) * Fは最大値(70.0) ==== 外れ値 ==== データの中に含まれることがある、他の値とは極端にかけ離れた値のことを'''外れ値'''と呼ぶ。データのとる値を変数xとみなしたとき、外れ値の基準を以下のように定める。 : <Math>\begin{cases} x \leq Q_1-1.5 (Q_3 - Q_1)\\ x \geq Q_3+1.5 (Q_3 - Q_1) \end{cases}</math> 外れ値が存在する場合、四分位数は全てのデータを用いて考えるが、箱ひげ図の左右のひげは外れ値を除いて考える。外れ値を箱ひげ図にあえて示す場合は以下のように⚪︎を用いて表す。 <Math>Q_1-1.5 (Q_3 - Q_1)</Math> <Math>Q_3+1.5*(Q_3-Q_1)</Math> | +----------+------+ | ⚪︎⚪︎⚪︎ | |----| + | |---| | ⚪︎ | +----------+------+ | <Math>Q_1</Math> <Math>Q_2</Math> <Math>Q_3</Math> 外れ値は必ずしも測定ミス等で発生した異常な値とは限らない。外れ値の背景を調査することで、新たな問題が発見されたり問題解決の糸口が掴めたりする場合がある。 === 偏差 === 変数xのとる値が :<math> x_1 , x_2 , \cdots , x_n </math> のn個あるとき、各値と平均値<math>\overline{x}</math>との差 :<math> x_1 - \overline{x} , x_2 - \overline{x} , \cdots , x_n - \overline{x} </math> を、それぞれ平均値からの'''偏差'''(へんさ)という。 [[#資料1|資料1]]で、平均値からの偏差は次のようになる。 {| class="wikitable" |+ {{Anchor|資料4}} |- style="text-align:center" ! 出席番号 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |- ! 体重 | 60.3 | 57.9 | 65.4 | 56.1 | 53.6 | 62.7 | 70.0 | 55.8 | 67.1 | 63.1 |- |- ! 偏差 | -0.9 | -3.3 | 4.2 | -5.1 | -7.6 | 1.5 | 8.8 | -5.4 | 5.9 | 1.9 |- |} さて、今知りたいのは資料全体の偏り具合の傾向であった。それを調べるために、試しに偏差の平均値を計算してみよう。 :<math> \frac{( x_1 - \overline{x} ) + ( x_2 - \overline{x} ) + \cdots + ( x_n - \overline{x} )} n </math> :<math> = \frac{1}{n} (x_1 + x_2 + \cdots + x_n) - \frac{1}{n} \times n \overline{x} </math> :<math> = \overline{x} - \overline{x} =0 </math> このように、偏差の平均値は常に0になる。 === 分散と標準偏差 === 偏差の平均は常に0となるので、これを計算してもデータの散らばりの大きさを知ることはできないことがわかった。そこで、偏差の2乗の平均値を考える。この値を'''分散'''(ぶんさん、英:variance)という。分散を<math>s^2</math>で表すと、次のようになる。 :{| style="border:2px solid lightgreen;width:fit-content" |style="background:lightgreen"|'''分散''' |- |style="padding:5px"| <math>s^2 = \frac{( x_1 - \overline{x} )^2 + ( x_2 - \overline{x} )^2 + \cdots + ( x_n - \overline{x} )^2} n</math> |} この分散の定義は自然なものであるが、たとえば、データが身長の場合、その単位はcmであるが、分散は偏差の2乗の平均なので、その単位は<math>cm^2</math>になってしまう。そのため、単位を変量と合わせるために、分散<math>s^2</math>の正の平方根sを考えることも多い。このsを資料xの'''標準偏差'''(ひょうじゅんへんさ、英:standard deviation)という。 :{| style="border:2px solid lightgreen;width:fit-content" |style="background:lightgreen"|'''標準偏差''' |- |style="padding:5px"| <math>s = \sqrt{\frac{( x_1 - \overline{x} )^2 + ( x_2 - \overline{x} )^2 + \cdots + ( x_n - \overline{x} )^2} n}</math> |} [[#資料1|資料1]]の分散と標準偏差を求めよう。 {| class="wikitable" |+ {{Anchor|資料5}} |- style="text-align:center" ! 体重 | 60.3 | 57.9 | 65.4 | 56.1 | 53.6 | 62.7 | 70.0 | 55.8 | 67.1 | 63.1 |- |- ! 偏差 | -0.9 | -3.3 | 4.2 | -5.1 | -7.6 | 1.5 | 8.8 | -5.4 | 5.9 | 1.9 |- ! 偏差の2乗 | 0.81 | 10.89 | 17.64 | 27.04 | 57.76 | 2.25 | 77.44 | 29.16 | 34.81 | 3.61 |} 分散<math>s^2</math>は :<math> s^2 = \frac{0.81 + 10.89 + 17.64 + 27.04 + 57.76 + 2.25 + 77.44 + 29.16 + 34.81 + 3.61} {10} = 26.038 </math> 標準偏差sは :<math>s = \sqrt{26.038} = 5.102 \cdots </math> 度数分布表から分散と標準偏差を求めるときは次のようになる。 :{| style="border:2px solid lightgreen;width:fit-content" |style="background:lightgreen"|'''度数分布表からの分散と標準偏差''' |- |style="padding:5px"| 階級値を<math>x_1 , x_2 , \cdots , x_r</math>とし、それに対応する度数を<math>f_1 , f_2 , \cdots , f_r</math>とする。分散<math>s^2</math>と標準偏差sは '''<center><math>s^2 =\frac{( x_1 - \overline{x} )^2 f_1 + ( x_2 - \overline{x} )^2 f_2 + \cdots + ( x_r - \overline{x} )^2 f_r} n </math></center>''' '''<center><math>s = \sqrt{\frac{( x_1 - \overline{x} )^2 f_1 + ( x_2 - \overline{x} )^2 f_2 + \cdots + ( x_r - \overline{x} )^2 f_r} n} </math></center>''' |} ==== 偏差値(コラム) ==== 諸君も興味を持っているかもしれない大学受験の世界では、「偏差値」という数値がしばしば取り上げられる。偏差値は、次の式で計算される。 :{| style="border:2px solid lightgreen;width:fit-content" |style="background:lightgreen"|'''偏差値''' |- |style="padding:5px"| <math>x_1,x_2,...</math>の中の数値<math>x_i</math>の偏差値は、 '''<center><math>\frac{10(x_i-\overline{x})}{s}+50</math></center>''' |} 10とか50といった定数は、出てきた数値が直感的にわかりやすい大きさとなるようにしている定数(規格化定数という)であり、直接に意味はない。注目すべきは、この計算式の中に、平均と標準偏差が含まれているということである。つまり、同じ学力を持った人どうしであっても、違う試験を受ければ、試験を受けた他の人たちの動向によって偏差値は大きく変化するということである。そのような数値であるので、少しの変化にあまり一喜一憂しすぎないようにしたい。 === 分散と2乗の平均値 === 分散の式は、次のように変形できる。 :<math> s^2 = \frac{1}{n} \left\{ ( x_1 - \overline{x} )^2 + ( x_2 - \overline{x} )^2 + \cdots + ( x_n - \overline{x} )^2 \right\} </math> :<math> = \frac{1}{n} \left[ \left\{ ( x_1 )^2 + ( x_2 )^2 + \cdots + ( x_n )^2 \right\} - 2 \overline{x} ( x_1 + x_2 + \cdots + x_n ) + n ( \overline{x} )^2 \right] </math> :<math> = \frac{1}{n} \left\{ ( x_1 )^2 + ( x_2 )^2 + \cdots + ( x_n )^2 \right\} - \frac{1}{n} \times 2 \overline{x} ( x_1 + x_2 + \cdots + x_n ) + \frac{1}{n} \times n ( \overline{x} )^2 </math> :<math> = \frac{1}{n} \left\{ ( x_1 )^2 + ( x_2 )^2 + \cdots + ( x_n )^2 \right\} - 2 \overline{x} \times \frac{1}{n} ( x_1 + x_2 + \cdots + x_n ) + ( \overline{x} )^2 </math> :<math> = \overline{x^2} -2 \overline{x} \times \overline{x} + ( \overline{x} )^2 </math> :<math> = \overline{x^2} - ( \overline{x} )^2 </math> すなわち、公式の形にするならば、次のように書ける。 :{| style="border:2px solid lightgreen;width:fit-content" |style="background:lightgreen"|'''分散と2乗の平均値''' |- |style="padding:5px"| '''<center>(xの分散) = (x<sup>2</sup>の平均) - (xの平均)<sup>2</sup></center>''' |} この式を使って、[[高等学校数学B/統計とコンピューター#資料の分布|資料1]]の分散を求めよう。 <math>x^2</math>の平均は :<math> \overline{x^2} = \frac{(60.3)^2 + (57.9)^2 + (65.4)^2 + (56.1)^2 + (53.6)^2 + (62.7)^2 + (70.0)^2 + (55.8)^2 + (67.1)^2 +(63.1)^2} {10} = 3771.478 </math> xの平均の2乗は :<math> ( \overline{x} )^2 = (61.2)^2 = 3745.44 </math> よって、分散は :<math> s^2 = \overline{x^2} - ( \overline{x} )^2 = 3771.478 - 3745.44 = 26.038 </math> と、前に出した方法と同じ値になる。 === 変量の変換(コラム) === 変量xについてのデータ<Math>x_1, x_2, \cdots x_n</Math>があり、その平均値、分散、標準偏差をそれぞれ<Math>\overline{x}, s_x^2, s_x</Math>とする。 定数<Math>a,b</Math>を用いて新たな変量yを<Math>y=ax+b</Math>で定義する。 このときyのデータはn個の値を持ち、それは<Math>y_1=ax_1+b, y_2=ax_2+b, \cdots , y_n=ax_n+b</Math>となる。 yのデータの平均値は、 : <Math>\overline{y} = \frac{y_1 + y_2+ \cdots +y_n}{n}</Math> : <Math>= \frac{(ax_1+b) + (ax_2+b) + \cdots +(ax_n+b)}{n}</Math> : <Math>= \frac{a(x_1 + x_2 + \cdots + x_n) + nb}{n}</Math> : <Math>= a\frac{(x_1 + x_2 + \cdots + x_n)}{n} + b</Math> : <Math>= a\overline{x} + b</Math> <Math>y_k-y = ax_k+b-(a\overline{x} + b) = a(x_k-\overline{x})</Math>を用いると、yのデータの分散は : <Math>s_y^2 = \frac{(y_1-y)^2 + (y_n-y)^2 + \cdots + (y_n-y)^2}{n}</Math> : <Math>= \frac{a^2(x_1-x)^2 + a^2(x_2-x)^2+ \cdots + a^2(x_n-x)^2}{n}</Math> : <Math>= a^2\frac{(x_1-x)^2 + (x_2-x)^2+ \cdots + (x_n-x)^2}{n} </Math> : <Math>= a^2s_x^2</Math> また、上式よりyの標準偏差は : <Math>s_y = |a|s_x</Math> このように、変量xを定数a,bを用いた一次式によって別の変量yに変換した際、<Math>\overline{y}, s_y^2, s_y</Math>を<Math>a,b,\overline{x}, s_x^2, s_x</Math>のみで表すことができる。このような処理を'''変量の変換'''と呼ぶ。 なお、[[高等学校数学B|数学B]]の「[[高等学校数学B/確率分布と統計的な推測|統計的な推測]]」において、確率変数における変量の変換と[[高等学校数学A/場合の数と確率#期待値|期待値]]の変量変換について取り扱う。 == 相関関係 == 今までは1種類のステータスについてのデータ分析を行ってきた。ここでは2種類のステータスがどのような傾向になっているか見て行くこととしよう。 === 散布図 === 以下の[[#資料6|資料6]]は[[#資料1|資料1]]に身長の値を加えたものである。 {| class="wikitable" |+ {{Anchor|資料6}} |- style="text-align:center" ! 出席番号 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |- ! 体重(kg) | 60.3 | 57.9 | 65.4 | 56.1 | 53.6 | 62.7 | 70.0 | 55.8 | 67.1 | 63.1 |- ! 身長(cm) | 161.2 | 154.3 | 162.8 | 160.4 | 155.7 | 163.5 | 172.5 | 166.4 | 173.2 | 164.0 |- |} 例えば、上の[[#資料6|資料6]]の体重をx(kg)、身長をy(cm)として、点<math>\left(x , y \right)</math>を座標平面上にとったとする。 2つの変量からなる資料を平面上に図示したものを'''散布図'''(さんぷず)または'''相関図'''(そうかんず)という。以下は[[#資料8|資料8]]の相関図である。点の付近にある数字はその数値に該当する人の出席番号を表す。 :<div style="float:center; margin:0 0 0 10px;text-align:center;">[[画像:相関図.JPG]]</div> 一般に、散布図において、 * 2つのデータの一方が増えるとき、もう一方も増える傾向にある場合、'''正の相関関係'''があるという。 * 2つのデータの一方が増えるとき、もう一方が減る傾向にある場合、'''負の相関関係'''があるという。 * 2つのデータの間に、正の相関関係も負の相関関係もない場合、'''相関関係はない'''という。 === 相関係数 === 2つのデータx , yについて、次のn個の値の組を考える。 :<math> \left(x _1 , y _1 \right) , \left(x _2 , y _2 \right) , \cdots , \left(x _n , y _n \right) </math> xの平均値を<math>\overline{x} </math>、yの平均値を<math>\overline{y} </math>とすると :<math> \overline{x}= \frac{1}{n} ( x_1 + x_2 + \cdots + x_n ) </math> :<math> \overline{y}= \frac{1}{n} ( y_1 + y_2 + \cdots + y_n ) </math> また、xの標準偏差を<math>S_x</math>、yの標準偏差を<math>S_y</math>とすると :<math> S_x = \sqrt{ \frac{1}{n} \left\{ ( x_1 - \overline{x} )^2 + ( x_2 - \overline{x} )^2 + \cdots + ( x_n - \overline{x} )^2 \right\} } </math> :<math> S_y = \sqrt{ \frac{1}{n} \left\{ ( y_1 - \overline{y} )^2 + ( y_2 - \overline{y} )^2 + \cdots + ( y_n - \overline{y} )^2 \right\} } </math> ここで :<math> S_{xy} = \frac{1}{n} \left\{ ( x_1 - \overline{x} ) ( y_1 - \overline{y} ) + ( x_2 - \overline{x} ) ( y_2 - \overline{y} ) + \cdots + ( x_n - \overline{x} ) ( y_n - \overline{y} ) \right\} </math> ……(1) の値の符号について考える。(1)をxとyの'''共分散'''(きょうぶんさん、英:covariance)といい、<math>S_{xy}</math>と表す。 共分散が正のときは、<math>( x_k - \overline{x} ) ( y_k - \overline{y} ) >0</math>となるものが、<math>( x_k - \overline{x} ) ( y_k - \overline{y} ) <0</math>よりも多いと考えられる。 すなわち <math>( x_k - \overline{x} ) >0</math> かつ <math>( y_k - \overline{y} ) >0</math> または <math>( x_k - \overline{x} ) <0</math> かつ <math>( y_k - \overline{y} ) <0</math> が多いということになる。 よって、共分散が正のとき、xとyには正の相関関係があるといえる。 共分散が負のときは、<math>( x_k - \overline{x} ) ( y_k - \overline{y} ) <0</math>となるものが、<math>( x_k - \overline{x} ) ( y_k - \overline{y} ) >0</math>よりも多いと考えられる。 すなわち <math>( x_k - \overline{x} ) >0</math> かつ <math>( y_k - \overline{y} ) <0</math> または <math>( x_k - \overline{x} ) <0</math> かつ <math>( y_k - \overline{y} ) >0</math> が多いということになる。 よって、共分散が負のとき、xとyには負の相関関係があるといえる。 共分散の値は、資料x , yの内容によって大きく値が変わるので、x , yの偏差をそれぞれの標準偏差<math>S_x , S_y</math>で割った値の積の平均値 :<math> \frac{1}{n} \left( \frac{x_1 - \overline{x}}{S_x} \times \frac{y_1 - \overline{y}}{S_y} + \frac{x_2 - \overline{x}}{S_x} \times \frac{y_2 - \overline{y}}{S_y} + \cdots + \frac{x_n - \overline{x}}{S_x} \times \frac{y_n - \overline{y}}{S_y} \right) </math> を考え、この値を資料x , yの'''相関係数'''(そうかんけいすう、英: correlation coefficient)といい、rで表す。 :<math> S_x = \sqrt{ \frac{1}{n} \left\{ ( x_1 - \overline{x} )^2 + ( x_2 - \overline{x} )^2 + \cdots + ( x_n - \overline{x} )^2 \right\} } </math> :<math> S_y = \sqrt{ \frac{1}{n} \left\{ ( y_1 - \overline{y} )^2 + ( y_2 - \overline{y} )^2 + \cdots + ( y_n - \overline{y} )^2 \right\} } </math> であるから、 :<math> \frac{1}{n} \left( \frac{x_1 - \overline{x}}{S_x} \times \frac{y_1 - \overline{y}}{S_y} + \frac{x_2 - \overline{x}}{S_x} \times \frac{y_2 - \overline{y}}{S_y} + \cdots + \frac{x_n - \overline{x}}{S_x} \times \frac{y_n - \overline{y}}{S_y} \right) </math> :<math> = \frac{1}{n} \left( \frac{x_1 - \overline{x}}{\sqrt{ \frac{1}{n} \left\{ ( x_1 - \overline{x} )^2 + ( x_2 - \overline{x} )^2 + \cdots + ( x_n - \overline{x} )^2 \right\} }} \times \frac{y_1 - \overline{y}}{\sqrt{ \frac{1}{n} \left\{ ( y_1 - \overline{y} )^2 + ( y_2 - \overline{y} )^2 + \cdots + ( y_n - \overline{y} )^2 \right\} }} + \frac{x_2 - \overline{x}}{\sqrt{ \frac{1}{n} \left\{ ( x_1 - \overline{x} )^2 + ( x_2 - \overline{x} )^2 + \cdots + ( x_n - \overline{x} )^2 \right\} }} \times \frac{y_2 - \overline{y}}{\sqrt{ \frac{1}{n} \left\{ ( y_1 - \overline{y} )^2 + ( y_2 - \overline{y} )^2 + \cdots + ( y_n - \overline{y} )^2 \right\} }} + \cdots + \frac{x_n - \overline{x}}{\sqrt{ \frac{1}{n} \left\{ ( x_1 - \overline{x} )^2 + ( x_2 - \overline{x} )^2 + \cdots + ( x_n - \overline{x} )^2 \right\} }} \times \frac{y_n - \overline{y}}{\sqrt{ \frac{1}{n} \left\{ ( y_1 - \overline{y} )^2 + ( y_2 - \overline{y} )^2 + \cdots + ( y_n - \overline{y} )^2 \right\} }} \right) </math> :<math> = \frac{(x_1 - \overline{x}) (y_1 - \overline{y}) + (x_2 - \overline{x}) (y_2 - \overline{y}) + \cdots + (x_n - \overline{x}) (y_n - \overline{y})}{\sqrt{ \left\{ ( x_1 - \overline{x} )^2 + ( x_2 - \overline{x} )^2 + \cdots + ( x_n - \overline{x} )^2 \right\} \times \left\{ ( y_1 - \overline{y} )^2 + ( y_2 - \overline{y} )^2 + \cdots + ( y_n - \overline{y} )^2 \right\} }} </math> :{| style="border:2px solid lightgreen;width:fit-content" |style="background:lightgreen"|'''相関係数''' |- |style="padding:5px"| xの平均値を<math>\overline{x} </math>、yの平均値を<math>\overline{y} </math>とすると、相関係数rは '''<center><math>r= \frac{(x_1 - \overline{x}) (y_1 - \overline{y}) + (x_2 - \overline{x}) (y_2 - \overline{y}) + \cdots + (x_n - \overline{x}) (y_n - \overline{y})}{\sqrt{ \left\{ ( x_1 - \overline{x} )^2 + ( x_2 - \overline{x} )^2 + \cdots + ( x_n - \overline{x} )^2 \right\} \times \left\{ ( y_1 - \overline{y} )^2 + ( y_2 - \overline{y} )^2 + \cdots + ( y_n - \overline{y} )^2 \right\} }}</math></center>''' |} 相関係数rは、一般に<math>-1 \le r \le 1</math>が成り立つ。 * 相関係数rの値が1に近いほど、正の相関が強くなる。このとき、相関図の点は右上がりに分布する。 * 相関係数rの値が-1に近いほど、負の相関が強くなる。このとき、相関図の点は右下がりに分布する。 * 相関係数rの値が0に近いときは、相関は弱くなる。 ではこれを用いて[[#資料6|資料6]]の相関関係を見てみよう。 {| class="wikitable" |+ {{Anchor|資料7}} |- style="text-align:center" ! 出席番号 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |- ! 体重(kg) | 60.3 | 57.9 | 65.4 | 56.1 | 53.6 | 62.7 | 70.0 | 55.8 | 67.1 | 63.1 |- ! 体重偏差 | -0.9 | -3.3 | 4.2 | -5.1 | -7.6 | 1.5 | 8.8 | -5.4 | 5.9 | 1.9 |- ! 身長(cm) | 161.2 | 154.3 | 162.8 | 160.4 | 155.7 | 163.5 | 172.5 | 166.4 | 173.2 | 164.0 |- ! 身長偏差 | -2.2 | -9.1 | -0.6 | -3.0 | 7.7 | 0.1 | 9.1 | 3.0 | 9.8 | 0.6 |- |} よって相関係数rは <math>r= \frac{( -0.9 ) \times ( -2.2 ) + ( -3.3 ) \times ( -9.1 ) + 4.2 \times ( -0.6 ) + ( -5.1 ) \times ( -3.0 ) + ( -7.6 ) \times ( -7.7 ) + 1.5 \times 0.1 + 8.8 \times 9.1 + ( -5.4 ) \times 3.0 + 5.9 \times 9.8 + 1.9 \times 0.6 }{\sqrt{ \left\{ ( -0.9 )^2 + ( -3.3 )^2 + ( 4.2 )^2 + ( -5.1 )^2 + ( -7.6 )^2 + ( 1.5 )^2 + ( 8.8 )^2 + ( -5.4 )^2 + ( 5.9 )^2 + ( 1.9 )^2 \right\} \times \left\{ ( -2.2 )^2 + ( -9.1 )^2 + ( -0.6 )^2 + ( -3.0 )^2 + ( 7.7 )^2 + ( 0.1 )^2 + ( 9.1 )^2 + ( 3.0 )^2 + ( 9.8 )^2 + ( 0.6 )^2 \right\} }} </math> <math> = 0.755568 \cdots </math> となり、この10人の身長と体重には正の相関関係があることが分かる。 共分散<math>S_{xy}</math>を用いると、相関係数は<math>r = \frac{S_{xy}}{S_x S_y}</math>と求まる。普通、こちらで求める方が多い。 == 仮説検定 == 集団に対して調査を行う場合、調べたい集団の全体のデータを集めることは難しい。このとき、データの一部を抜き出して全体を推測することがある。この一つの考え方として、'''仮説検定'''がある。 ===仮説検定の考え方=== 例題を使って考えてみよう。 ====例題==== あるせんべいの製造会社が、今までの塩味のせんべいを改良し、天然塩を使ったせんべいを開発した。既存のせんべいをA、天然塩のせんべいをBとするとき、BがAよりも美味しいと評価されるかを調査するため、無作為な30人にそれぞれのせんべいを食べてもらい、どちらが美味しいと感じるかを回答してもらった。その結果、20人がBと回答した。この回答のデータから、BはAよりも美味しいと判断してよいか。仮説検定の考え方を用い、基準となる確率を0.05として考察しなさい。ただし、公正なコインを30枚投げて表の出た枚数を記録する実験を300回おこなったところ、次の表のようになったとし、この結果を用いなさい。 {| class="wikitable" |+ {{Anchor|実験}} |- style="text-align:center" ! 表の枚数 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 計 |- ! 度数 | 5 | 12 | 15 | 23 | 29 | 34 | 38 | 41 | 35 | 28 | 17 | 14 | 5 | 2 | 1 | 1 | 300 |- |} 仮説検定では、ある主張〈1〉が正しいと判断できるかどうかを考えます。その時、それに反する主張〈2〉を立てます。今回の場合は、  主張〈1〉 BはAよりも美味しいと評価されている  主張〈2〉 AとBのどちらの回答も全くの偶然でおこる となります。 このとき、主張〈2〉を'''帰無仮説'''(きむかせつ)、主張〈1〉を'''対立仮説'''(たいりつかせつ)といいます。 次に、主張〈2〉のもとで、実際の事象が起こりにくいかどうかを考えます。 主張〈2〉より、表が20枚以上でる場合の相対度数は、 <math>\frac{ 5+2+1+1 } {300} = 0.03 </math> となります。 問題文より、基準となる確率が0.05となっているので、この数値より小さいのがわかります。ちなみに、この基準となる確率のことを'''有意水準'''(ゆういすいじゅん)といいます。 この結果より、実際の事象は起こりにくいと考えられます。つまり、主張〈2〉は正しくないと評価できるのです。 よって、主張〈1〉は主張〈2〉と反するものであることから、主張〈1〉は正しいと判断してもよいという解答になります。 有意水準より実際の事象の相対度数が大きかった場合は、主張〈2〉の仮定が否定できません。よって、主張〈1〉も判断できないという解答になります。 == 表計算(基礎編) == アンケートなど、資料の数が多い場合には手作業で計算をすると膨大な時間がかかる。そこでコンピュータの表計算ソフト(ここではMicrosoft Excelを例に取る)を用いて統計処理を行ってみよう。 コンピュータにMicrosoft Excelが入っていない場合はフリーソフトのOpenoffice Calcなどで代用できる。自身のOS(Windows,Mac,Linuxなど)に合ったバージョンをダウンロードしないと動かないので注意。 「はじめに」のセクションでも述べた通り、ここから先は学習指導要領外となりますので余力のある方が学習するといいでしょう。 * 演習上の注意(wikibooks免責事項もお読み下さい) ** コンピュータ操作中に何らかの不具合が生じても、一切の責任を負いかねます。 ** 必ずしも当ページの説明と実際の表計算ソフトの動作が一致するとは限りません。 ** 学校のコンピュータを使用する場合は必ずコンピュータ室担当の先生に許可を貰って下さい。 === 表計算ソフト === 表計算ソフトを起動すると長方形の何も書かれていない枠が無数に並んでいる。この枠それぞれのことを'''セル'''と言う。また1,2,3,・・・から右に出るラインそれぞれを'''行'''と言い、A,B,C,・・・から下に出るラインそれぞれを'''列'''と言う。 セルの個々の呼び方は列番号→行番号のように表す。例えば列番号がC、行番号が3であるセルは「C3のセル」であると言う。 {| class="wikitable" |+ {{Anchor|表1}} |- style="text-align:center" ! ! A ! B ! C ! D ! E |- ! 1 | 30 | 2 | | | |- ! 2 | 20 | 4 | | | |- ! 3 | 40 | 6 | | | |- ! 4 | 35 | 5 | | | |- |} * 問:A2のセル・B3のセルに当たる数値をそれぞれ答えよ。また、「35」・「2」はそれぞれどのセルに入力されているか。 * 実習1:表計算ソフトを起動し、上記の表を作成してみよ。各セルをクリックすると文字入力待機状態になり、キーボードからの入力を受け付ける。 === 数値計算 === ここでは数値が入力されたセルに対しての計算方法を学ぶ。表計算ソフトによって計算式の種類や入力方法など異なる場合があるので事前に確認しておくこと。ここではよく用いられる演算式を示すが、詳細は表計算ソフトのヘルプ・表計算ソフトについて書かれた書籍を参考にして欲しい。 表計算ソフトでは直接セルに計算式を入力することによって、指定されたセルに対して計算を行い、その実行結果が計算式を入力したセルに反映される。またそのセルを複写すると複写先のセルに応じた計算式となって入力され、その実行結果が表示される。(※詳細は実践編「セルの参照」で) ==== 演算子 ==== セルに計算式を入力することによって様々な計算ができる。また、その計算に必要な記号のことを(算術-)'''演算子'''と言う。一般にX1のセルとY1のセルに入力されている数値の計算は以下のようになる。 * X1を代入・・・ <math> =X1 </math> * X1とY1の和・・・ <math> =X1+Y1 </math> * X1からY1を引いた値・・・ <math> =X1-Y1 </math> * X1とY1の積・・・ <math> =X1*Y1 </math> * X1をY1で割った値の整数部分・・・ <math> =X1/Y1 </math> * X1をY1で割った余り・・・ <math> =X1\%Y1 </math> * X1をY1回掛けた値(べき乗)・・・ <math> =X1</math>^<math>Y1 </math> * 実習2:[[#表1|表1]]のC1のセルに<math> =A1+B1 </math>、C2のセルに<math> =A2-B2 </math>、C3のセルに<math> =A3*B3 </math>、C4のセルに<math> =A4/B4 </math>と入力してみよ。また、それらの数値が他の方法で計算した結果と合致しているか確かめよ。 ==== 関数 ==== 一般に関数とは''xの値を決めるとyの値が1つに定まるもの''であるが、コンピュータ分野においての関数は一般のそれとは異なり'''用途別に予め用意された計算式'''のことを表す。この時計算対象のセルを括弧で指定するが、括弧内を'''引数'''('''ひきすう''')と言う。X1のセルに入力された数値の演算の代表的な例を以下に挙げる。関数の計算結果を出力することを値を'''返す'''と言い、その値のことを'''返り値'''と言う。表計算ソフトには膨大な種類の関数が用意されているが、このページでの紹介は極一部に留める。 * 正の平方根・・・ <math> =SQRT(X1) </math> * 絶対値・・・ <math> =ABS(X1) </math> * X1を超えない最大の整数・・・ <math> =INT(X1) </math> * 整数値で四捨五入・・・ <math> =ROUND(X1) </math> 今の段階ではあまり気にしなくてもよいが三角関数を用いる場合は[[高等学校数学II いろいろな関数#弧度法|弧度法]](「'''弧の長さ<math>\div</math>半径の長さ'''」で記述する角の測り方で、単位は'''ラジアン''':詳細は数学IIで勉強する)での取扱いになる為、度数法での記述の場合は予め弧度法に直しておかなければならない。(※詳細は実践編「関数の仕様」で) 度数法から弧度法への変換は、<math>n ^{\circ} =n \times \frac{\pi}{180}</math>とすればよい。 * 正弦(サイン)・・・ <math> =SIN(X1) </math> * 余弦(コサイン)・・・ <math> =COS(X1) </math> * 正接(タンジェント)・・・ <math> =TAN(X1) </math> またX1・X2・X3・・・Xnのセルに対して演算を行う場合は以下のようになる。A1・B1・C1・・・x1のセルに対して演算する場合は以下の(X1:Xn)を(A1:x1)と書き換えればよい。 * セルの個数・・・ <math> =COUNT(X1:Xn) </math> * 全ての和・・・ <math> =SUM(X1:Xn) </math> * 平均値・・・ <math> =AVERAGE(X1:Xn) </math> * 中央値・・・ <math> =MEDIAN(X1:Xn) </math> * 最頻値・・・ <math> =MODE(X1:Xn) </math> === グラフの作成 === 以下の表は[[#資料2|資料2]]を表計算ソフトに入力したものである。ただし階級は、52.0kg以上55.0kg未満の階級のことを52.0-55.0などと表すことにする。セルに入る文字が長くデフォルトの大きさで収まらない場合、セルの大きさを調節して表を見やすくしてみよう。グラフの作成の仕方を以下に示す。 # グラフの元になるデータの左上のセルから右下のセルまでドラッグし、選択させた状態にする。 # ヒストグラムが書いてあるアイコンをクリックし、グラフウィザードを起動させ、グラフの種類を選択する。 # 範囲が正しく設定されてることを確認し、系列を選択する。 # タイトルと項目軸の名前を設定し(無くても可)、グラフを表示させるSheetを選択する。 {| class="wikitable" |+ {{Anchor|表2}} |- style="text-align:center" ! ! A ! B ! C |- ! 1 | 階級 | 階級値 | 度数 |- ! 2 | 52.0-55.0 | 53.5 | 1 |- ! 3 | 55.0-58.0 | 56.5 | 3 |- ! 4 | 58.0-61.0 | 59.5 | 1 |- ! 5 | 61.0-64.0 | 62.5 | 2 |- ! 6 | 64.0-67.0 | 65.5 | 1 |- ! 7 | 67.0-70.0 | 68.5 | 1 |- ! 8 | 70.0-73.0 | 71.5 | 1 |- |} * 実習3:表計算ソフトに上記の表を作成してみよ。また、グラフ作成機能を用いてヒストグラムと度数折れ線を作成してみよ。この時、B列・C列さえあればグラフは作成できる。完成すると「[[中学校数学 1年生-数量/資料の散らばりと代表値#資料とグラフ|リンク先]]」に挙げたようなグラフになるはずである。 * '''注意''' 度数折れ線は''左右両端に度数が0である階級があるものとして作図をする''と前に述べた。故にこのグラフを表計算ソフトで作成する場合は[[#表2|表2]]の2行の前の行に階級値が50.5であるもの、8行の後の行に階級値が74.5であるもの(それぞれ度数は0)を事前に挿入しておかなければならない。 === 平均値・分散・標準偏差 === 以下の[[#表3|表3]]は[[#表2|表2]]にいくつかの情報を追加したものである。尚、10行については表を見やすくするために空けてある。表の空欄を埋めながら実習をするとよい。 {| class="wikitable" |+ {{Anchor|表3}} |- style="text-align:center" ! ! A ! B ! C ! D ! E ! F ! G |- ! 1 | 階級 | 階級値 | 度数 | 階級値×度数 | 偏差 | 偏差の2乗 | 偏差の2乗×度数 |- ! 2 | 52.0-55.0 | 53.5 | 1 | 53.5 | | | |- ! 3 | 55.0-58.0 | 56.5 | 3 | | | | |- ! 4 | 58.0-61.0 | 59.5 | 1 | | | | |- ! 5 | 61.0-64.0 | 62.5 | 2 | | | | |- ! 6 | 64.0-67.0 | 65.5 | 1 | | | | |- ! 7 | 67.0-70.0 | 68.5 | 1 | | | | |- ! 8 | 70.0-73.0 | 71.5 | 1 | | | | |- ! 9 | 合計 | | 10 | | | | |- ! 10 | | | | | | | |- ! 11 | 平均値 | | | | | | |- ! 12 | 分散 | | | | | | |- ! 13 | 標準偏差 | | | | | | |- |} * 実習4:表計算ソフトに上記の表を作成し、D列にそれぞれの「階級値×度数」を求める式を入力せよ。例えばD2のセルの値はB2のセルの値とC2のセルの値を掛け合わせた数値なので<math> =B2*C2 </math>と入力される。 * 実習5:実習3の結果からB11のセルに平均値を求める式を<math> SUM </math>を使った式で入力せよ。(ヒント:D2~D8のセルの数値の合計を10で割る。) * 実習6:E列にそれぞれの偏差を求める式を入力せよ。例えばE2のセルの値はB2のセルの値からB11のセルの値を引いた数値なので<math> =B2-B11 </math>と入力される。 * 実習7:F列にそれぞれ偏差の2乗を入力した後、G9のセルに「偏差の2乗×度数」の合計を求める式を入力せよ。 * 実習8:実習7よりB12のセルに分散、B13のセルに標準偏差をそれぞれ表示させてみよ。(ヒント:分散は偏差の2乗の平均なので実習5に同じく<math> SUM </math>が使える。標準偏差は分散の正の平方根なので<math> SQRT </math>を使うと簡単にできる。) 尚、全ての空欄を埋めた表は以下の通りになる。 {| class="wikitable" |+ {{Anchor|表3(完成)}} |- style="text-align:center" ! ! A ! B ! C ! D ! E ! F ! G |- ! 1 | 階級 | 階級値 | 度数 | 階級値×度数 | 偏差 | 偏差の2乗 | 偏差の2乗×度数 |- ! 2 | 52.0-55.0 | 53.5 | 1 | 53.5 | -7.8 | 60.84 | 60.84 |- ! 3 | 55.0-58.0 | 56.5 | 3 | 169.5 | -4.8 | 23.04 | 69.12 |- ! 4 | 58.0-61.0 | 59.5 | 1 | 59.5 | -1.8 | 3.24 | 3.24 |- ! 5 | 61.0-64.0 | 62.5 | 2 | 125.0 | 1.2 | 1.44 | 2.88 |- ! 6 | 64.0-67.0 | 65.5 | 1 | 65.5 | 4.2 | 17.64 | 17.64 |- ! 7 | 67.0-70.0 | 68.5 | 1 | 68.5 | 7.2 | 51.84 | 51.84 |- ! 8 | 70.0-73.0 | 71.5 | 1 | 71.5 | 10.2 | 104.04 | 104.04 |- ! 9 | 合計 | | 10 | | | | 309.6 |- ! 10 | | | | | | | |- ! 11 | 平均値 | 61.3 | | | | | |- ! 12 | 分散 | 30.96 | | | | | |- ! 13 | 標準偏差 | 5.564 | | | | | |- |} === 相関係数 === 以下の[[#表4|表4]]は[[高等学校数学B/統計とコンピューター#相関図|資料7]]を表にしたものである。ここでは今まで学んだことを用いて全ての空欄を埋めて欲しい。13行は表の見やすさのために空けてある。いくつかのセルは結合されているがその手順を以下に示す。以下の例ではA1・A2のセルを結合させる場合を考える。 #A1のセルからA2のセルに向けてドラッグ(逆方向にドラッグしてもよい)し、2つのセルを選択させた状態にする。 #選択された範囲内で右クリックし、「セルの書式設定>配置>文字の制御」の「セルの結合」の部分にチェックマークを入れる。 #A1・A2のセルの間の境界線が無くなり、2つのセルが結合された状態になる。 {| class="wikitable" |+ {{Anchor|表4}} |- !A||B||C||D||E||F||G |- !1 |rowspan="2"|出席番号 |colspan="3" style="text-align:center"| 体重||colspan="3" style="text-align:center"| 身長 |- !2 |数値 |偏差||偏差の2乗||数値||偏差||偏差の2乗 |- !3 |1 |60.3|| || ||161.2|| || |- !4 |2 |57.9|| || ||154.3|| || |- !5 |3 |65.4|| || ||162.8|| || |- !6 |4 |56.1|| || ||160.4|| || |- !7 |5 |53.6|| || ||155.7|| || |- !8 |6 |62.7|| || ||163.5|| || |- !9 |7 |70.0|| || ||172.5|| || |- !10 |8 |55.8|| || ||166.4|| || |- !11 |9 |67.1|| || ||173.2|| || |- !12 |10 |63.1|| || ||164.0|| || |- !13 | | || || || || || |- !14 |相関係数 | || || || || || |} 全ての空欄を埋めた表は以下の通りである。各々作成した表と見比べ確かめてみるとよい。 {| class="wikitable" |+{{Anchor|表4(完成)}} |- !A||B||C||D||E||F||G |- !1 |rowspan="2"|出席番号 |colspan="3" style="text-align:center"| 体重||colspan="3" style="text-align:center"| 身長 |- !2 |数値 |偏差||偏差の2乗||数値||偏差||偏差の2乗 |- !3 |1 |60.3||-0.9||0.81||161.2||-2.2||4.84 |- !4 |2 |57.9||-3.3||10.89||154.3||-9.1||82.81 |- !5 |3 |65.4||4.2||17.64||162.8||-0.6||0.36 |- !6 |4 |56.1||-5.1||26.01||160.4||-3||9 |- !7 |5 |53.6||-7.6||57.76||155.7||-7.7||59.29 |- !8 |6 |62.7||1.5||2.25||163.5||0.1||0.01 |- !9 |7 |70.0||8.8||77.44||172.5||9.1||82.81 |- !10 |8 |55.8||-5.4||29.16||166.4||3||9 |- !11 |9 |67.1||5.9||34.81||173.2||9.8||96.04 |- !12 |10 |63.1||1.9||3.61||164.0||0.6||0.36 |- !13 | ||| || || || || |- !14 |相関係数 |0.755568|| || || || || |} == 表計算(実践編) == ここではセルの参照など、実際の表計算で知っていると便利な項目を紹介しています。 === 関数の仕様 === 関数の中に別の関数を書くこともできますし、関数を項とみなして加減乗除などもできます。 例えば30度の正弦を求めたい場合には<math> =SIN(RADIANS(30)) </math>と入力します。<math> =RADIANS(degree) </math>は度数法を弧度法に変換する関数のことです。degreeには求めたい角度を入れます。(この行は数学IIの範囲です) 表計算ソフトには統計に必要な関数が揃っており、以下は前セクションまでに扱った関数です。 *四分位数・・・ <math> =QUARTILE(X1:Xn,number) </math> ※numberには最小値=0・第一四分位数=1・中央値=2・第三四分位数=3・最大値=4と入れる *分散・・・ <math> =VARP(X1:Xn) </math> *標準偏差・・・ <math> =STDEVP(X1:Xn) </math> *共分散・・・ <math> =COVAR(X1:Xn,Y1:Yn) </math> *相関係数・・・ <math> =CORREL(X1:Xn,Y1:Yn) </math> 今までの関数を利用して[[#資料1|資料1]]の代表値等をまとめてみましょう。<math> =MAX(X1:Xn) </math> は最大値を返す関数、<math> =MIN(X1:Xn) </math>は最小値を返す関数です。 {| class="wikitable" |- !A||B||C||D||E||F||G||H||I||J||K |- !1 |出席番号||1||2||3||4||5||6||7||8||9||10 |- !2 |体重||60.3||57.9||65.4||56.1||53.6||62.7||70.0||55.8||67.1||63.1 |- !3 | || || || || || || || || || || |- !4 |平均値||61.2||colspan="9"|=AVERAGE(B2:K2) |- !5 |中央値||61.5||colspan="9"|=MEDIAN(B2:K2) |- !6 |範囲||16.4||colspan="9"|=MAX(B2:K2)-MIN(B2:K2) |- !7 |分散||26.038||colspan="9"|=VARP(B2:K2) |- !8 |標準偏差||5.1027||colspan="9"|=STDEVP(B2:K2) |} === セルの参照 === 前の実習のようにいちいち式を書くのは面倒ですし間違いが起こりやすくなります。ここで活躍するのが'''セルの参照'''です。実際に見ていきましょう。 下の表は[[#表3|表3]]のB・C・D列を抜き出し、E列に備考を加えたものです。備考には左隣のセルに対応する式が入ります。 {| class="wikitable" |+ {{Anchor|セルの参照}} |- style="text-align:center" ! ! B ! C ! D ! E |- ! 1 | 階級値 | 度数 | 階級値×度数 | 備考 |- ! 2 | 53.5 | 1 | | |- ! 3 | 56.5 | 3 | | |- ! 4 | 59.5 | 1 | | |- ! 5 | 62.5 | 2 | | |- ! 6 | 65.5 | 1 | | |- ! 7 | 68.5 | 1 | | |- ! 8 | 71.5 | 1 | | |- |} D2のセルは実習3の通り<math> =B2*C2 </math>でしたね。D3以降は実習では<math> =B3*C3 </math>や<math> =B4*C4 </math>・・・とやったはずです。 D2のセルの数式をコピーしD3のセルにペーストしてみましょう。するとD3のセルには169.5と出力されます。ここでD3に代入された式を見ると<math> =B3*C3 </math>と参照しているセルが自動的にそれぞれが1行下になっていることが分かります。目で見える情報では番地になって出てきますがプログラム内では''3つ左のセルの数値と2つ左のセルの数値を掛け合わせなさい''という命令に置き換わっているのです。この命令をコピーペーストしているのですから、反映先のセルの命令も全く変わりません。下の表は必要な部分だけ抜き出しています。 {| class="wikitable" |- style="text-align:center" ! ! B ! C ! D ! E |- ! 1 | 階級値 | 度数 | 階級値×度数 | 備考 |- ! 2 | 53.5 | 1 | 53.5 | =B2*C2 |- ! 3 | 56.5 | 3 | 169.5 ! =B3*C3 |- |} 同じようにD列の他のセルにペーストしてみましょう。 {| class="wikitable" |- style="text-align:center" ! ! B ! C ! D ! E |- ! 1 | 階級値 | 度数 | 階級値×度数 | 備考 |- ! 2 | 53.5 | 1 | 53.5 | =B2*C2 |- ! 3 | 56.5 | 3 | 169.5 | =B3*C3 |- ! 4 | 59.5 | 1 | 59.5 | =B4*C4 |- ! 5 | 62.5 | 2 | 125.0 | =B5*C5 |- ! 6 | 65.5 | 1 | 65.5 | =B6*C6 |- ! 7 | 68.5 | 1 | 68.5 | =B7*C7 |- ! 8 | 71.5 | 1 | 71.5 | =B8*C8 |- |} これで完成しました。コピーペーストをした時に自動的に参照が変わる方法を'''相対参照'''と言います。 下の表は[[#表3|表3]]の平均値の計算まで終わり偏差を求めようとする段階です。F列は備考としておきます。偏差は''階級値-平均値''でしたね。E2のセルに<math> =B2-B11 </math>と入力しましょう。 {| class="wikitable" |- style="text-align:center" ! ! A ! B ! C ! D ! E ! F |- ! 1 | 階級 | 階級値 | 度数 | 階級値×度数 | 偏差 | 備考 |- ! 2 | 52.0-55.0 | 53.5 | 1 | 53.5 | -7.8 | =B2-B11 |- ! 3 | 55.0-58.0 | 56.5 | 3 | 169.5 | | |- ! 4 | 58.0-61.0 | 59.5 | 1 | 59.5 | | |- ! 5 | 61.0-64.0 | 62.5 | 2 | 125.0 | | |- ! 6 | 64.0-67.0 | 65.5 | 1 | 65.5 | | |- ! 7 | 67.0-70.0 | 68.5 | 1 | 68.5 | | |- ! 8 | 70.0-73.0 | 71.5 | 1 | 71.5 | | |- ! 9 | 合計 | | 10 | | | |- ! 10 | | | | | | |- ! 11 | 平均値 | 61.3 | | | | |- ! 12 | 分散 | | | | | |- ! 13 | 標準偏差 | | | | | |- |} E2のセルをコピーしてE3のセルにペーストしてみましょう。4行から9行は割愛しています。 {| class="wikitable" |- style="text-align:center" ! ! A ! B ! C ! D ! E ! F |- ! 1 | 階級 | 階級値 | 度数 | 階級値×度数 | 偏差 | 備考 |- ! 2 | 52.0-55.0 | 53.5 | 1 | 53.5 | -7.8 | =B2-B11 |- ! 3 | 55.0-58.0 | 56.5 | 3 | 169.5 | ''56.5'' ! =B3-B12 |- ! 10 | | | | | | |- ! 11 | 平均値 | 61.3 | | | | |- ! 12 | 分散 | | | | | |- ! 13 | 標準偏差 | | | | | |- |} 明らかに間違いな数値が出てきてしまいました。E3のセルの式を見ると<math> =B3-B12 </math> となっています。プログラム内では''3つ左のセルの数値から3つ左、9つ下のセルの数値を引きなさい''という命令に置き変わっています。コピーペーストしてもその命令は変わらないので、参照先が両方とも移動してしまいます。今の段階ではB12のセルに何も入っていないのですから、そのセルには0が入っているものとして計算されます。他のE列にコピーしてもやはり間違いな数値が出力されます(実験してみて下さい)。ここでは出てきませんが、文字列のセルと数値のセルを計算しようとするとエラーになります。 このような場合は'''参照するセルを固定する'''ことが必要になります。参照セルを固定する場合は固定したい番号の前に''' $ '''の文字を入れます。行番号も列番号も固定したい場合はそれぞれの番号の前に$をつけます。 では平均値が出力されているB11を固定してE2のセルをコピーしE3のセルにペーストしてみましょう。この場合は11のほうを固定したいので'''B$11'''のように入力して固定します。 {| class="wikitable" |- style="text-align:center" ! ! A ! B ! C ! D ! E ! F |- ! 1 | 階級 | 階級値 | 度数 | 階級値×度数 | 偏差 | 備考 |- ! 2 | 52.0-55.0 | 53.5 | 1 | 53.5 | -7.8 | =B2-'''B$11''' |- ! 3 | 55.0-58.0 | 56.5 | 3 | 169.5 | -4.8 | =B3-B$11 |- ! 10 | | | | | | |- ! 11 | 平均値 | 61.3 | | | | |- ! 12 | 分散 | | | | | |- ! 13 | 標準偏差 | | | | | |- |} これで正しい結果を得ることができました。参照セルを固定する方法を'''絶対参照'''と言います。 「'''結局$ はどうつければいいの?'''」という疑問があるかと思いますが、ここでは簡単のために'''左右に移動させたくない場合はアルファベットの前に$'''、'''上下に移動させたくない場合は数字の前に$'''、'''どちらにも移動させたくない場合はアルファベット・数字両方の前に$'''と思っておけばいいでしょう。つまずきやすい場所なので実際に練習してみて動きを見るのも大切です。慣れると考えずとも正しく$をつけられるようになります。 詳しくは[[初級システムアドミニストレータ/表計算ソフト#絶対参照に使う記号($記号)|旧初級シスアド試験の表計算セクション]]に記述されています。 === 条件分岐 === ある物事を一定の数値以上ならAを表示、それ未満ならBを表示する・・・などの操作をするためにどのようなことをするか学びましょう。 以下の表はレタス・トマト・ねぎの値段を記したものです。ここで以下のような条件をつけてみます。 ''値段を比較して昨年と同じか上がっている野菜は「↑」下がっていれば「↓」を比較列に入力する'' {| class="wikitable" |- ! ||<center>'''A'''<center>||<center>'''B'''<center>||<center>'''C'''<center>||<center>'''D'''<center> |- !1 |野菜||昨年同時期の値段||現在の値段||比較 |- !2 |レタス||138||125|| |- !3 |トマト||152||160|| |- !4 |きゅうり||99||99|| |} IF関数は<math> =IF(formula,value1,value2) </math>で指定します。formulaには論理式、value1には真の場合の値を、value2には偽の場合の値を入力します。値が半角数字や関数でない場合はvalue1やvalue2に" "をつけるのを忘れずに。" "は''" "で囲まれた文字を出力しなさい''、という命令です。 '''論理式'''には判定の条件となる式を入れます。'''真'''(true)であることは論理式を満たすもの、逆に'''偽'''(false)はそうでないもののことです。 論理式には'''比較演算子'''なるものを入れます。簡単に言えば等号や不等号のことです。気をつけるべき点としてはいわゆる≧や≦、≠の全角記号は使えないということです。 * <math> A1>100 </math>・・・A1の値が100より大きい * <math> A1<100 </math>・・・A1の値が100より小さい * <math> A1>=100 </math>・・・A1の値が100以上 * <math> A1<=100 </math>・・・A1の値が100以下 * <math> A1=100 </math>・・・A1の値が100である * <math> A1<>100 </math>・・・A1の値が100'''ではない''' また、真偽を反転させたい場合は<math> =NOT(formula) </math>で記述します。<math> =NOT(true) </math>はfalse、<math> =NOT(false) </math>はtrueになります。 レタスを例にすると、D2のセルを選択し、以下のように記述します。''昨年を基準として今年はそれ以上なのかどうか''を判定するわけですから、論理式には<math> B2<=C2 </math>と入力します。真偽の部分には矢印を入れます。 * '''=IF(B2<=C2,"↑","↓")''' レタスは昨年より値段が下がっているので論理式を満たさず偽に書かれている内容が出力されます。 {| class="wikitable" |- ! ||<center>'''A'''<center>||<center>'''B'''<center>||<center>'''C'''<center>||<center>'''D'''<center> |- !1 |野菜||昨年同時期の値段||現在の値段||比較 |- !2 |レタス||138||125||↓ |- !3 |トマト||152||160|| |- !4 |きゅうり||99||99|| |} 他の野菜は相対参照を活用することができますので、似た式の入力を2回も3回もやる必要はありません。 {| class="wikitable" |- ! ||<center>'''A'''<center>||<center>'''B'''<center>||<center>'''C'''<center>||<center>'''D'''<center> |- !1 |野菜||昨年同時期の値段||現在の値段||比較 |- !2 |レタス||138||125||↓ |- !3 |トマト||152||160||↑ |- !4 |きゅうり||99||99||↑ |} IF関数は真・偽の2つの分岐をする関数ですので、3分岐以上させるにはIF関数を複数使う必要があります。以下の表はある娯楽施設の入場料を示したものです。 {| class="wikitable" |- |'''一度に入場する人数'''||'''1人当たりの入場料''' |- |30人未満||1,200円 |- |30人~39人||1,100円 |- |40人以上||1,000円 |} こちらは上記の娯楽施設の団体予約表です。 {| class="wikitable" |- ! ||<center>'''A'''<center>||<center>'''B'''<center>||<center>'''C'''<center> |- !1 |期日||予約人数||1人当たりの値段 |- !2 |7月18日||25|| |- !3 |7月19日||46|| |- !4 |7月20日||38|| |} まずは40人以上から設定しましょう。C2のセルにIF関数を用います。''40人以上ならば入場料を1,000円にする''ので、以下のように設定します。 * '''=IF(C2>=40,"1,000円",)''' ここで偽となった場合、更に2種類の選択肢があります。更に分岐させる場合は1度IF関数を呼び出します。 * '''=IF(C2>=40,"1,000円",IF())''' 2つ目のIF関数において今度は''30人~39人の入場料は1,100円''を設定していきましょう。既に40人以上の設定は1つ目のIF関数で終わっているので30<=B2<=39と書く必要はなく'''30<=B2'''だけでよいのです。ここで真の場合は30人~39人、偽の場合は29人以下ですので、これで設定は全て終了です。エラーが出る場合は括弧や" "が正しく閉じているか、カンマに漏れや余計なものがないかに気をつけましょう。 * '''=IF(C2>=40,"1,000円",IF(C2>=30,"1,100円","1,200円"))''' セルに反映してみましょう。4つ以上の場合も偽の場合に更にIF関数を使用することによって分岐できます。ただし、IF関数を同時に使用できるのは64回(Excel2003バージョンは7回)までなことには注意しましょう。 {| class="wikitable" |- ! ||<center>'''A'''<center>||<center>'''B'''<center>||<center>'''C'''<center> |- !1 |期日||予約人数||1人当たりの値段 |- !2 |7月18日||25||1,200円 |- !3 |7月19日||46||1,000円 |- !4 |7月20日||38||1,100円 |} ==== 複数の条件がある分岐 ==== 条件が1つでない場合は論理式にAND関数ないしOR関数で複数の条件を記述します。 * 複数の条件があり''全てが''満たされている場合真となるものは'''AND関数''' * 複数の条件があり''どれか1つでも''満たされている場合真となるものは'''OR関数''' AND関数の例を見てみましょう。以下はある資格試験の点数状況の受験番号の若い人から数人を示したものです。配点は第1問400点・第2問300点・第3問300点とし、合格ラインは全体7割以上かつ各問5割以上です。 {| class="wikitable" |- ! ||<center>'''A'''<center>||<center>'''B'''<center>||<center>'''C'''<center>||<center>'''D'''<center>||<center>'''E'''<center>||<center>'''F'''<center> |- !1 |受験番号||第1問<br>(配点400)||第2問<br>(配点300)||第3問<br>(配点300)||全体<br>(満点1000)||判定 |- !2 |1001A||325||269||172||766|| |- !3 |1002B||173||260||291||724|| |- !4 |1003C||232||163||200||595|| |} 論理式には合格ラインを入れます。点数の条件が全て合格ライン以上でないと合格にならないため、AND関数を使用します。AND関数は<math> =AND(formula1,formula2,...) </math>で表記します。各formulaには条件式を入れます。 この試験の場合は''第1問200点以上・第2問150点以上・第3問150点以上・全体700点以上''の全てを満たせば合格です。 * <math> AND(B2>=200,C2>=150,D2>=150,E2>=700) </math> これを条件にしたIF文を記述します。受験番号1001Aの人の判定をしてみましょう。 * '''=IF(AND(B2>=200,C2>=150,D2>=150,E2>=700),"合格","不合格")''' 受験番号1001Aの人は合格ラインの全てを満たしていたので合格です。 {| class="wikitable" |- ! ||<center>'''A'''<center>||<center>'''B'''<center>||<center>'''C'''<center>||<center>'''D'''<center>||<center>'''E'''<center>||<center>'''F'''<center> |- !1 |受験番号||第1問<br>(配点400)||第2問<br>(配点300)||第3問<br>(配点300)||全体<br>(満点1000)||判定 |- !2 |1001A||325||269||172||766||合格 |- !3 |1002B||173||260||291||724|| |- !4 |1003C||232||163||200||595|| |} 他の人も見ると受験番号1002Bの人は第1問が下回っていたので不合格、受験番号1003Cの人は全体が下回っていたので不合格となります。 {| class="wikitable" |- ! ||<center>'''A'''<center>||<center>'''B'''<center>||<center>'''C'''<center>||<center>'''D'''<center>||<center>'''E'''<center>||<center>'''F'''<center> |- !1 |受験番号||第1問<br>(配点400)||第2問<br>(配点300)||第3問<br>(配点300)||全体<br>(満点1000)||判定 |- !2 |1001A||325||269||172||766||合格 |- !3 |1002B||173||260||291||724||不合格 |- !4 |1003C||232||163||200||595||不合格 |} OR関数も同様にして<math> =OR(formula1,formula2,...) </math>で記述します。 先程の試験は''第1問200点以上・第2問150点以上・第3問150点以上・全体700点以上の全てを満たせば合格''でした。この合格ラインを逆に見ると''第1問200点未満・第2問150点未満・第3問150点未満・全体700点未満のどれか1つでも満たしてしまうと不合格''になるということです。これを条件にしてみましょう。 * <math> OR(B2<200,C2<150,D2<150,E2<700) </math> OR関数が真の時不合格になるわけですから、真偽の振る舞いが先程とは逆になることに注意しましょう。 * '''=IF(OR(B2<200,C2<150,D2<150,E2<700),"不合格","合格")''' 受験番号1001Aの人の判定に上式を入れても2つ上の表と同じになります。 {{DEFAULTSORT:こうとうかつこうすうかくI てたのふんせき}} [[Category:高等学校数学I|てたのふんせき]] [[Category:統計学]] == 演習問題 == 0d7kp82uyjd2win7fje97rgnc0zell0 中学校社会 地理/日本の諸地域 近畿地方 0 19170 263367 261310 2024-11-12T05:36:38Z にくぬきカレー 84903 263367 wikitext text/x-wiki == 地域データ == [[File:HeijokyusekiDaigokuden.jpg|250px|thumb|left|平城京の大極殿(だいこくでん)。再建。奈良県 奈良市。]] [[File:Naiku 01.JPG|thumb|200px|伊勢神宮(いせじんぐう)の一部。三重県 伊勢市。]] [[ファイル:Amanohashidate view from Mt Moju02s3s4592.jpg|thumb|right|天橋立(あまの はしだて)、京都府]] * 三重県 県庁所在地: 津(つ)市 * 滋賀県 県庁所在地: 大津(おおつ)市 * 京都府 府庁所在地: 京都市 * 大阪府 府庁所在地: 大阪市 *兵庫県 県庁所在地: 神戸(こうべ)市 *奈良県 県庁所在地: 奈良市 *和歌山県 県庁所在地: 和歌山市 == 気候 == 気候は、北部・中央部西部・中央部東部・南部に分けることができる。 * 北部・・・日本海に面し、夏は南東の季節風により比較的乾燥、冬は北西の季節風の影響で雪が多く降る。山陰や北陸の海岸部の気候と共通する。 * 中央部西部・・・兵庫県南部や大阪平野は瀬戸内の気候で、雨が少ない。 * 中央部東部・・・内陸は盆地を形成し(京都盆地、奈良盆地、琵琶湖沿岸)は夏・冬/ 昼夜の寒暖差が大きい * 南部・・・夏は南東の季節風の影響で雨が多い。特に紀伊山地の南は日本有数の多雨地域。沿岸は黒潮(日本海流)の影響で冬も温暖。 == 文化 == [[File:Kiyomizu Temple - 01.jpg|thumb|200px|清水寺(きよみずでら)。世界文化遺産。京都府。]] 平城京・平安京などの古都があったため、古い町並みが多く、それらが世界文化遺産に登録されている場合もあり、世界遺産が多い。また、京都は観光名所にも、なっている。 大阪は、江戸時代は商業の中心地であり、「'''天下の台所'''」とも言われた。明治時代の以降も、西日本の商業の中心地になったので、そのような経緯もあり、近畿地方の商業では、卸売(おろしうり)が大阪を中心にして発達している。 <gallery widths="200px" heights="200px"> File:Imaichō Kashihara JPN 002.jpg|今井町(いまいちょう)、奈良県 橿原(かしはら)市。 歴史的に古い建物が多く残っている町である。 File:Kyoto Gion Matsuri J09 060.jpg|京都の祇園祭(ぎおん まつり)。京都市の祇園祭りは、7月1日からほぼ一ヶ月のあいだ神輿(もこし)、山ぼこを持った人たちが街を歩く。京都市にある八坂神社(やさか じんじゃ)のお祭りである。 ファイル:Choueke house02 1920.jpg|異人館(いじんかん)通り。神戸市。山本通り~手前旧ハンセル邸(シュウエケ邸)。<br />これら異人館は、日本国から重要伝統的建造物群 保存地区として選定されている。 ファイル:Himeji Oshiro Matsuri August09 191.jpg|姫路市(ひめじし)の市街から見た姫路城(ひめじじょう)。兵庫県。写真の青い かざり は「姫路お城祭」の期間中なので。 ファイル:Danjogaran Koyasan12n3200.jpg|高野山(こうやさん)。和歌山県 高野町(こうやちょう)。空海(くうかい)が開いた寺である。 </gallery> == 町並み == [[ファイル:PortIslandCloseup 2003262.jpg|thumb|right|250px|兵庫県 神戸市の人工島、ポートアイランド。中央がポートアイランド。その南の人工島は神戸空港で、現在は完成している]] <span style="font-size: large;">大阪</span>・<span style="font-size: large;">神戸</span>・<span style="font-size: large;">京都</span>が、この近畿地方の都市圏である。 * '''ニュータウン''' 第二次大戦後は、平地に住宅地が足りなくなったため、山間部を切り開いて、千里(せんり)ニュータウン、泉北(せんぼく)ニュータウンなどが作られた。 * 大阪の都心回帰 1960~70年代は郊外のニュータウンに人口が流出していったが、しかし21世紀ごろから大阪都心に高層マンションが増え、大阪の都心の人口が回復している、と言われる。 * 臨海部の埋め立て地 臨海部は埋め立ても多い。また、ニュータウンの開発の際に、切り崩された山の土を使って、埋立地の'''ポートアイランド'''が作られた。 * 阪神・淡路大震災 1995年(平成7年)の<span style="font-size: large;">阪神・淡路大震災</span>(はんしん・あわじ だいしんさい)では震度7の都市直下型の大地震が起きた。 そもそも震度7自体が、この阪神・淡路大震災で新設された。 震災後の復興では、避難場所を増やしたり、防災のために道路を拡張したりと、防災を意識した街づくりがされた。 == 工業 == * 阪神工業地帯 大阪湾の側の臨海部や埋め立て地には、重化学工業の工場が多く、鉄鋼や石油化学の関連が多い。これら大阪湾の周辺の工業地帯が、阪神工業地帯(はんしん こうぎょうちたい)として知られる。 他の工業地帯・地域とちがい、自動車の工場は少ない。(ないわけではない。自動車メーカーのダイハツは大阪の企業。) 第二次大戦後は重化学工業が発達したが、戦前の関西では糸を原材料にする繊維工業(せんい こうぎょう)が発達していた。 [[ファイル:HARDLOCK nut.PNG|thumb|250px|right|ハードロックナット。クサビの原理を応用し、凹凸(おうとつ)の一対から成り立っており、ゆるみづらいことから、多くの工業製品のナットに採用されている。]] * 中小工場 また、重化学工業の大工場とはべつに、機械工業などの<span style="font-size: large;">中小工場</span>が、<span style="font-size: large;">東大阪</span>(ひがし おおさか)市などに多い。人工衛星「まいど1号」なども開発され、打ち上げられた。近年では、ハードロックナットも有名。 * 家電メーカーの大企業 内陸部の門真(かどま)の周辺に、大手家電メーカーのパナソニックの工場があるので、関連の電子部品の工場も多い。 三重県の亀山にシャープの液晶テレビ工場がある。 液晶パネルや太陽電池などの生産・開発が、これらの地域でさかんである。2022年現在は液晶パネル工場は物流センター変わっている :(※注意 家電業界は、近年は国際競争がきびしく、そのため本記事の執筆時(2014年当時)の本文の記述と、読者が読んだ時点での現状が、大きく違っている可能性がある。) :※ 大阪に、カジノ構想があるが、受験研究社はこれを、不況で空き地になった大工場の敷地の活用だろうと分析している。液晶パネルの不況など、上記では一部は物流センターに変わってるとあるが、これを他にもカジノに流用しようという構想だろうという事。「大阪湾パネルベイ」構想という液晶の産地にする構想があったが、しかしこれが液晶の不況により、大変な事になっている。 == 地形など == [[ファイル:Maizuru bay.jpg|thumb|240px|京都府、舞鶴湾(まいづるわん)のリアス海岸]] 北部の海岸や、南部の海岸には、<span style="font-size: large;">リアス海岸</span>が多く見られる。 南東部の三重県の<span style="font-size: large;">志摩半島</span>(しま はんとう)や<span style="font-size: large;">英虞湾</span>(あごわん)では、真珠の養殖がさかんである。 近畿中部の滋賀県にある<span style="font-size: large;">琵琶湖</span>(びわこ)は日本一の広さの湖。高度経済成長期のころなど、かつて、生活排水などで琵琶湖に赤潮(あかしお)が大量に発生した。赤潮とは、プランクトンの大量発生で水面が赤くにごって見える現象である。近年でも、ときどき赤潮が発生する。赤潮が大量に発生する原因は、栄養であり、水の富栄養化(ふ えいようか)が原因である。廃水にふくまれる、りん や 窒素 などが原因と考えられている。合成洗剤の廃水に、これらの成分が多い。 == 農業など == 和歌山県では、<span style="font-size: large;">みかん</span>、梅などの生産がさかん。 畜産では、牛肉の生産がさかん。三重県では松坂牛(まつざかぎゅう、まつざかうし)。他の地域では、神戸牛(こうべぎゅう)。近江牛(おうみぎゅう)など。これらの肉牛は高級牛として日本全国で有名である。 昔は林業がさかんであり、杉やひのきなどの木材を生産していた。代表例としては奈良県の吉野杉(よしのすぎ)など。 しかし第二次大戦後は、外国からの輸入木材による価格の低下により、国産木材の需要は低迷した。また、林業の就業者の高齢化も、問題になっている。 :(※ 社会科の範囲外: ) なお、近畿地方にかぎらず、じつは日本の畜産で飼育されている肉牛の品種は、明治時代に日本の牛を外国の牛と交配させて品種改良させた品種である。(技術家庭科の東京書籍の検定教科書に、そう書いてある。) 日本の多くの肉牛の品種は、けっして日本古来の牛そのままの品種ではない。 :なので、よく日本産の牛を世間的には「和牛」(わぎゅう)というが、それは単に、日本で明治時代以降に長らく飼育されてきた品種という程度の意味でしかない。 == 伝統工芸 == 京都府では、京友禅(きょうゆうぜん)、西陣織(にしじんおり)、清水焼(きよみずやき)など。 * 滋賀県の信楽焼(しがらきやき) など かつて都があり、文化の中心としての機能も果たしていたため伝統工芸品もかなり多い。 == コリアタウンと中華街 == 日本には、外国人も多く暮らしている。そのうちの多くは、中国人(約64万人)と韓国人・朝鮮人(合わせて約50万人)である。 近年では、フィリピン(約20万人)やブラジル(約18万人)やベトナム(約8万人)などからの出稼ぎ労働者などが増えている。 近畿地方では、歴史的な理由から、韓国・朝鮮国籍の居住者が多い。特に、大阪のあたりに、在日の韓国・朝鮮人が多い(受験研究社)。 [[ファイル:Ikuno Korea Town04.jpg|thumb|right|180px|生野コリアタウンの商店街の百済門(くだらもん)]] * コリアタウン 大阪の生野(いくの)区の、鶴橋(つるはし)地域や今里(いまざと)新地地域には、韓国籍・朝鮮国籍の在日韓国人・朝鮮人が多く住む、'''コリア タウン'''がある。なお、神戸市の長田区にもコリアタウンがある。 在日韓国人・朝鮮人が多く日本に来た理由には、おもに以下のパターンがある。 # 第二次大戦の戦前・戦中の、日本による朝鮮半島統治時代に、韓国人・朝鮮人が仕事をもとめて日本に来た。または、連れて来られた。 # 戦後の朝鮮戦争で、朝鮮半島の民衆が、戦争の難を逃れるために、密入国などで日本に来た。 # その他。 第二次大戦前の朝鮮人・韓国人は、もともと仕事として、工場の労働力や、土木工事の労働力として日本に仕事に来た。阪神工業地帯のあたりでは、低賃金の労働者や重労働の労働者が多く必要とされていた。そこで韓国の労働者が、これら低賃金・重労働の仕事に応募した。 当時の朝鮮半島は経済発展が日本よりも遅れており、そのため日本からすれば、低賃金で韓国人・朝鮮人を働かせることが出来た。 今でこそ阪神工業地帯では化学工場や電子機器の工場が多いが、戦前の阪神工業地帯は糸を原料にする紡績業などの繊維工業や、機械工業が発展していた工業地帯であった。 今でこそ、日本の工業製品には高品質を売りにした高価格の工業製品が多いが、戦前の当時は低価格を売りにした工業製品が多かった。そのため、日本人ですら貧しい家庭の出身者などは、低賃金で重労働で働かされた。戦前の日本の輸出品として主要であった生糸(きいと)も、低賃金で女工(じょこう)などを働かして生産されたものであった。 :予備知識: 1910年に日本が韓国(当時は「大韓帝国」と国号を名乗ってた。)を併合して、日本が朝鮮半島を統治したので(<span style="font-size: large;">韓国併合</span>)、それにより多くの韓国人の生活に変化があった。 当時は朝鮮半島が韓国併合により日本国の一部になっていたので、今で言うと日本の一地方から低賃金の労働者を雇い入れたような出来事であった。 さて、韓国のチェジュ島(済州島)が、韓国から日本に来る際の経由地点になっていたので、当時の韓国人・朝鮮人労働者の出身地にはチェジュ島が多い。 第二次大戦後、韓国と北朝鮮が独立し、また戦争(第二次世界大戦)も終わったので、戦前から日本にいた在日韓国人・朝鮮人は、朝鮮半島への帰国が出来るようになった。また日本国への国籍の帰化も認められた。なので、当時、日本にいた多くの在日韓国人・朝鮮人は、朝鮮半島に引き上げたり、あるいは日本国に帰化した。 このとき、そのどちらもせず、つまり朝鮮半島に帰国もせず、また日本国に国籍を帰化もしない人もいて、日本に残り続けた。そのような朝鮮半島出身の人々が、今でも在日韓国人・朝鮮人の先祖として続いている。 戦後に、朝鮮戦争などを逃れて、日本に来た在日韓国人・朝鮮人も、これら戦前から日本に移り住んでいた韓国人・朝鮮人を頼って来たので、生野を中心に コリアタウン になっていった。コリアタウンの商店街では現在ではキムチや韓国風焼き肉など韓国料理を売る料亭なども多い。 今でこそ生野の鶴橋地域や今里新地地域はコリアタウンが有名だが、もともと、生野は工場労働者などの住む町であった。今でも、コリアタウンの外側の生野区および周辺で、工場は多い。 * 中華街 [[画像:Kobe-Nankinmachi.JPG|thumb|300px|神戸市の中華街「南京町」の一部。]] もともと、近畿地方には、兵庫県に神戸港があったため、神戸の周辺地区は外国人の居留者も多かった。そのためか、神戸には中華街「南京町」(なんきんまち)もある。 ただし、近代に兵庫の外国人の居留地の(当時の)高級住宅街にいたヨーロッパ人やアメリカ人たちは、現在は住んでおらず、観光地になっている。古い洋風建築の観光地になっている。 [[Category:中学校地理|にほんのしよちいき きんきちほう]] [[カテゴリ:日本の地理]] 467wrdbbxxmj4ai4pryv1bxhsahp9ka 利用者・トーク:ダーフレ/Darfre 3 25136 263354 263038 2024-11-12T00:08:03Z MediaWiki message delivery 14540 /* 技術ニュース: 2024-46 */ 新しい節 263354 wikitext text/x-wiki {{枠 |color=#bb2222 |2=[[Image:Replacement filing cabinet.svg|40px|Archive]]'''[[w:ja:Help:過去ログ|過去ログ]]''' |1= * [{{fullurl:{{NAMESPACE}}:{{BASEPAGENAME}}|oldid=160523}} 2020(令和2)年6月頃までの版] 2019 }} {{Clear}} = Tech News = {{Notice|このページは会話ページから自分宛ての Tech News を受け取り保存する場所です。新しい会話は節を新たに設ける必要があります。|お知らせ}} == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/02|Tech News: 2020-02]] == <section begin="technews-2020-W02"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/02|翻訳]]されています。 '''今週の更新''' * ページを移動しようとするときに移動先のページ名が既に存在する場合、警告が表示されます。今後は警告にその既存のページへのリンクが含まれます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T184357] * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.35/wmf.14|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-01-07|{{PAGELANGUAGE}}}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-01-08|{{PAGELANGUAGE}}}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-01-09|{{PAGELANGUAGE}}}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.35/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/02|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W02"/> 2020年1月6日 (月) 21:23 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=User:Johan_(WMF)/Tech_News_target_list_8&oldid=19686133 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/03|Tech News: 2020-03]] == <section begin="technews-2020-W03"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/03|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * もしご使用のウェブブラウザが非常に古い[[:w:ja:Transport Layer Security|TLS]]を採用している場合、ウィキメディアのウィキ群を閲覧できなくなります。すべての利用者のセキュリティを守るための措置です。[[:w:en:Downgrade attack|ダウングレード攻撃]]を引き起こす可能性があります。2019年12月9日以降、該当する利用者にはページの代わりに警告のみ表示されるようになりました。間もなく、該当するブラウザからはウィキ群への接続もできなくなる見通しです。バージョン 4.4 以前のアンドロイド版利用者が影響を受けるとみられます。推奨されるブラウザについては[[:wikitech:HTTPS/Browser Recommendations|こちら]]をご参照ください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T238038] * [[Special:LinkSearch|特別ページ:外部リンクの検索]]の場所を[[Special:SpecialPages|特別ページ:特別ページ]] 配下の「{{int:specialpages-group-redirects}}」節から「{{int:specialpages-group-pages}}」節へ移動させました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T242146] '''今週の更新''' *[[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] ウィキでは特定の利用者にのみ編集を認めるため、ページを保護することができます。標準の保護レベルは {{int:protect-level-autoconfirmed}} および {{int:Protect-level-sysop}} に設定されています。ご利用のウィキでその他の保護レベルを適用している場合、標準化を目指した技術上のレベル名の改名が行われる可能性があります。利用者に対する表示に影響はありません。 [https://phabricator.wikimedia.org/T230103] * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.35/wmf.15|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-01-14|{{PAGELANGUAGE}}}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-01-15|{{PAGELANGUAGE}}}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-01-16|{{PAGELANGUAGE}}}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.35/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * [[:wikitech:Nova Resource:Catgraph/Deepcat|Deepcat]] と [[:wikitech:Nova Resource:Catgraph|Catgraph]] の運用を停止します。実施時期は1月末の予定です。現在では標準の検索機能が利用できるため、この処置が行われます。 [https://lists.wikimedia.org/pipermail/wikitech-l/2020-January/092936.html] * 互いに前後に配置された脚注を統合するには、<code><nowiki><ref follow="…"></nowiki></code> が使用できます。本来、ウィキソースに掲載した電子ブック用に使用されていたコードです。もし脚注の順序が間違っていると、現状ではエラーとしては表示せず、脚注一覧タグ<nowiki><references /></nowiki> の周辺に不用な <nowiki><ref></nowiki> タグが表示されています。これは修正の予定で、エラーメッセージを表示するようになります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T240858] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/03|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W03"/> [[利用者:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]] ([[利用者・トーク:MediaWiki message delivery|トーク]]) 2020年1月13日 (月) 18:41 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=User:Johan_(WMF)/Tech_News_target_list_8&oldid=19686133 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/04|Tech News: 2020-04]] == <section begin="technews-2020-W04"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> Latest '''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|tech news]]''' from the Wikimedia technical community. Please tell other users about these changes. Not all changes will affect you. [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/04|Translations]] are available. '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.35/wmf.16|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-01-21|{{PAGELANGUAGE}}}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-01-22|{{PAGELANGUAGE}}}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-01-23|{{PAGELANGUAGE}}}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.35/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * アカウントを登録せずに編集した時に表示されるメッセージについて[[:m:Special:MyLanguage/IP Editing: Privacy Enhancement and Abuse Mitigation/Improving tools|新たな提案]]があります。目標は匿名利用者のプライバシーを改善しつつ、不正行為対策の効率をあげることです。皆さんのご意見は[[:m:Talk:IP Editing: Privacy Enhancement and Abuse Mitigation/Improving tools|こちら]]で受け付けます。 * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] ウィキで作業を自動化する [[:mw:Special:MyLanguage/Manual:Pywikibot|Pywikibot]] という Python [[:w:ja:ライブラリ|ライブラリ]]についてお知らせです。[[:w:ja:Python|Python 2]]のサポートは終了しました。今後も Python 2 のスクリプトを走らせる必要がある人は、<code>python2</code> タグを使ってください。Pywikibot 担当チームでは Python 3 への移行を強く推奨します。[[:phab:T242120|補助の依頼]]も受け付けています。 [https://lists.wikimedia.org/pipermail/pywikibot/2020-January/009976.html] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] 毎週定例のMediaWiki 分岐切断は近々、自動化の予定です。また時間帯の変更を伴うかもしれません。影響が予測される場合は[[phab:T242446|Phabricator で]]ご相談ください。 [https://lists.wikimedia.org/pipermail/wikitech-l/2020-January/092939.html] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] 技術系ならびにインターン生の指導について、今後のイベント情報を[[mw:Special:MyLanguage/Technical Community Newsletter/2020/January|購読]]できます。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/04|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W04"/> 2020年1月20日 (月) 19:42 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=User:Johan_(WMF)/Tech_News_target_list_8&oldid=19732098 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/05|Tech News: 2020-05]] == <section begin="technews-2020-W05"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/05|翻訳]]されています。 '''問題点''' * モバイル版の差分表示に障害が出ています。複数のボタンが正しく表示されません。コモンズでは構造化データの差分が分かりにくい状態です。開発者が修正に取り組んでいます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T242310][https://phabricator.wikimedia.org/T243235] * [[mw:Special:MyLanguage/Structured Discussions|構造化した議論]](訳注:スレッド表示の導入)を採用したウィキの管理者は、議論のページを改名することができません。これはバグによるものです。開発者が修正を試みています。 [https://phabricator.wikimedia.org/T231783] '''今週の更新''' * 今週、MedaiWikiのバージョン更新はありません。 '''今後の予定''' * Special:Undelete には管理者用の JavaScript コードがあります。「Shift」キーを推しながらクリックすることで、複数のチェックボックスを選択できるようにするものです。このコードが誤って他の特別ページと記事にも読み込まれていました。ページ処理の遅延の原因になります。他の特別ページで現在もこのコードが有効になっているものを見つけた場合は、[[phab:T232688]] で開発者にお知らせください。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/05|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W05"/> 2020年1月27日 (月) 18:53 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=User:Johan_(WMF)/Tech_News_target_list_8&oldid=19751689 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/06|Tech News: 2020-06]] == <section begin="technews-2020-W06"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/06|翻訳]]されています。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.35/wmf.18|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-02-04|{{PAGELANGUAGE}}}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-02-05|{{PAGELANGUAGE}}}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-02-06|{{PAGELANGUAGE}}}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.35/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/06|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W06"/> 2020年2月3日 (月) 20:05 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=User:Johan_(WMF)/Tech_News_target_list_8&oldid=19771613 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/07|Tech News: 2020-07]] == <section begin="technews-2020-W07"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/07|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * Android 端末向けの[[:commons:Special:MyLanguage/Commons:Mobile app|Wikimedia Commons app]] を更新しました。アップロードができない不具合を解決しました。 [https://lists.wikimedia.org/pipermail/wikitech-l/2020-February/093042.html] '''問題点''' * 先週稼働したバージョンの MediaWiki に不具合が見つかりました。不具合により、複数のメッセージを誤って削除しています。不具合修正のために一旦展開を中止したため、新しいバージョンの展開は遅れました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T233866] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] [[mw:Special:MyLanguage/API:Main page|MediaWiki操作API]] はボットやガジェットなど、さまざまなツールに使用されています。このたび、一部のエラーコードを変更します。標準に準拠していない一部のパラメータは動作しなくなります。 [https://lists.wikimedia.org/pipermail/wikitech-l/2020-February/093048.html] * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.35/wmf.19|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-02-11|{{PAGELANGUAGE}}}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-02-12|{{PAGELANGUAGE}}}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-02-13|{{PAGELANGUAGE}}}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.35/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/07|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]''''' </div></div> <section end="technews-2020-W07"/> 2020年2月10日 (月) 19:12 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=User:Johan_(WMF)/Tech_News_target_list_8&oldid=19795497 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/08|Tech News: 2020-08]] == <section begin="technews-2020-W08"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/08|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * ウィキデータとコモンズのページ読み込み速度が向上しました。詳細は[[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Performance Team/Page load performance|ページ読み込みパフォーマンス]]でご覧いただけます。 [https://lists.wikimedia.org/pipermail/wikidata/2020-February/013827.html][https://www.mediawiki.org/wiki/ResourceLoader/Developing_with_ResourceLoader] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.35/wmf.20|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-02-18|{{PAGELANGUAGE}}}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-02-19|{{PAGELANGUAGE}}}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-02-20|{{PAGELANGUAGE}}}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.35/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/08|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W08"/> 2020年2月17日 (月) 16:18 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=User:Johan_(WMF)/Tech_News_target_list_8&oldid=19816101 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/09|Tech News: 2020-09]] == <section begin="technews-2020-W09"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/09|翻訳]]されています。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.35/wmf.21|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-02-25|{{PAGELANGUAGE}}}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-02-26|{{PAGELANGUAGE}}}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-02-27|{{PAGELANGUAGE}}}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.35/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * トークページでは必要に応じて、それぞれの投稿の後に[[mw:Special:MyLanguage/Talk pages project/replying|返信ボタン]]を付けることができるようになります。アラビア語版、フランス語版、オランダ語版、ハンガリー語版ウィキペディアまもなくベータ機能として実装されます。使ってみたい場合は有効化が必要です。この機能は今後、ほかのウィキにも導入する予定です。[https://en.wikipedia.beta.wmflabs.org/wiki/Talk:Cats 返信ボタンの機能をテストすることができます]。なお、前述の4件のウィキペディアで先週、ベータ版の運用開始予定日時よりも前に、誤ってボタンが表示されたことがありました。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/09|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W09"/> 2020年2月24日 (月) 21:00 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=User:Johan_(WMF)/Tech_News_target_list_8&oldid=19816101 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/10|Tech News: 2020-10]] == <section begin="technews-2020-W10"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/10|翻訳]]されています。 '''問題点''' * ログインしていない閲読者に対して、短い間ですがブラウザ設定の言語でUIを表示していました。通常はウィキの言語が使われます。先週、この現象が発生したのは短期間で、原因はバグでした。 [https://phabricator.wikimedia.org/T246071] '''今週の更新''' * パスワードを忘れた場合に新しいパスワードをメールで送信してもらうには、アカウントに登録した自分のメールアドレスか利用者名のどちらかを入力する必要があります。個人設定で、その両方を入力するよう選べるオプションができました。これは他人によるパスワード変更のメール申請を減らすための措置です。 [https://meta.wikimedia.org/wiki/Community_Tech/Password_Reset_Update] * これまで[[Special:PasswordReset|特別:パスワードの再設定]]を開きパスワードの変更手続きをすると、利用者名が登録されていない場合はその場でわかる仕組みでした。現在はセキュリティ向上のため、入力された利用者名は表示するものの、登録されているかどうかシステムから届くメールを確認するように変更されています。 [https://meta.wikimedia.org/wiki/Community_Tech/Password_Reset_Update] * [[Special:WhatLinksHere|特別:リンク元]]では、ご覧のページへリンクしている他のページを確認できます。リンクがリダイレクトかどうかに加えて、さらにどのセクションへのリダイレクトであるかも分かるようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T103281] * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.35/wmf.22|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-03-03|{{PAGELANGUAGE}}}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-03-04|{{PAGELANGUAGE}}}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-03-05|{{PAGELANGUAGE}}}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.35/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * 開発者はトークページでの編集の競合を解消する[[:m:WMDE Technical Wishes/Edit Conflicts#Edit conflicts on talk pages|新しいインターフェイス]]を開発しています。[[mw:Help talk:Two Column Edit Conflict View|フィードバック]]をお願いします。 [https://phabricator.wikimedia.org/T230231] * [[:m:Abuse filter manager|編集フィルター管理者]]と呼ばれる新しい利用者グループの作成について[[:m:Abuse filter manager/vote|投票]]を実施中です。投票はメタで受け付け、期間は3月1日から3月31日までです。 * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] モバイル版サイトに使用された<code>wgMFSpecialCaseMainPage</code>は2017年から非推奨でしたが、4月に動作しなくなる予定です。影響を受けるウィキは183件あります。ご利用のウィキで使用していないか[[phab:T246401|一覧]]で確かめて、必ず修正してください。詳細と修正のお手伝いは[[phab:T246401|こちら]]をご参照ください。 [https://www.mediawiki.org/wiki/Mobile_Gateway/Mobile_homepage_formatting#MFSpecialCaseMainPage] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/10|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W10"/> 2020年3月3日 (火) 00:36 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=User:Johan_(WMF)/Tech_News_target_list_8&oldid=19816101 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/11|Tech News: 2020-11]] == <section begin="technews-2020-W11"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/11|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * <code>articletopic</code>と呼ばれる新しい検索ワードを使用して、特定のトピックの記事のみを検索できます。現在はアラビア語版、チェコ語版、英語版、ベトナム語版のウィキペディアで利用可能です。その他のウィキペディアでも、間もなく利用可能になる予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T240559][https://www.mediawiki.org/wiki/ORES/Articletopic][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Search/articletopic] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.35/wmf.23|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-03-10|{{PAGELANGUAGE}}}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-03-11|{{PAGELANGUAGE}}}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-03-12|{{PAGELANGUAGE}}}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.35/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * [[mw:Special:MyLanguage/New requirements for user signatures|新しい署名の要件]]を定める計画があります。[[mw:Talk:New requirements for user signatures|フィードバック]]を募集中です。 * [[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Apps|Android版ウィキペディアアプリ]]では、利用者の設定に応じて[[:mw:Wikimedia Apps/Team/Android/AppEditorTasks#Push Notifications for editors|プッシュ通知]]を受け取れるようになります。自分の会話ページに書き込みがあった時や、自分の編集が取り消された時の確認に役立ちます。今年の後半に利用できるようになる予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T146032] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/11|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W11"/> 2020年3月9日 (月) 17:15 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=User:Johan_(WMF)/Tech_News_target_list_8&oldid=19881740 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/12|Tech News: 2020-12]] == <section begin="technews-2020-W12"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/12|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] 既存のページのコンテンツモデルを変更する、新しい[[:mw:Special:MyLanguage/API:Main page|API]]モジュールが提供されています。<code>action=changecontentmodel</code> を使用して新しく任意のコンテンツモデルを設定できます。[[:mw:Special:MyLanguage/API:ChangeContentModel|mediawiki.org のドキュメント]]をご覧ください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T107174] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.35/wmf.24|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-03-17|{{PAGELANGUAGE}}}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-03-18|{{PAGELANGUAGE}}}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-03-19|{{PAGELANGUAGE}}}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.35/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * 他の人と同時に同じページを編集したとき、編集の競合が発生します。この競合を解消するための[[:m:WMDE Technical Wishes/Edit Conflicts#Solution: Two Column Edit Conflict View|新しいインターフェース]]が提供されます。まもなくドイツ語版、アラビア語版、ペルシア語版で運用を開始する予定です。来月には更に多くのウィキで利用できるようになります。新しいインターフェースの利用はオプトアウトすることもできます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T139601][https://phabricator.wikimedia.org/T244863] * 返信を簡単にする機能の、[[:mw:Talk pages project/Updates#12 March 2020|提案中のデザイン]]を確認できます。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/12|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W12"/> 2020年3月16日 (月) 21:13 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=User:Johan_(WMF)/Tech_News_target_list_8&oldid=19899639 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/13|Tech News: 2020-13]] == <section begin="technews-2020-W13"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/13|翻訳]]されています。 '''問題点''' * 現在、[[:w:ja:新型コロナウイルス感染症の流行_(2019年-)|新型コロナウイルスのパンデミック]]が原因で、開発が計画よりも遅れています。[[:wikitech:Deployments/Covid-19|開発のガイドラインが更新]]されましたのでご参照ください。これは開発に参加できなくなった人が出た場合のリスクを回避するためです。 * ウィキ間リンクを追加しようとするとうまくいかない不具合が発生していました。ウィキ間リンクを追加するツールが、リンク先のプロジェクトを誤って提示することがありました。現在は修正済みです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T247712][https://phabricator.wikimedia.org/T247562] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.35/wmf.25|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-03-24|{{PAGELANGUAGE}}}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-03-25|{{PAGELANGUAGE}}}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-03-26|{{PAGELANGUAGE}}}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.35/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * 現在、初学者でも楽に編集できるようにする [[mw:Growth|プロジェクト]]が進行中です。それぞれのウィキペディア単位で新人編集者を受け入れる取り組みをどうしているのか、開発者は理解しようとしています。また、管理活動にどんなテンプレートがよく使われているかも調べています。ご利用のウィキでは、リンク先の[[mw:Growth/March 2020 inventory|一覧にある項目に対応している]]でしょうか。確認して、このプロジェクトにご協力ください。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/13|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W13"/> 2020年3月23日 (月) 17:08 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=User:Johan_(WMF)/Tech_News_target_list_8&oldid=19899639 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/14|Tech News: 2020-14]] == <section begin="technews-2020-W14"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/14|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * Android版[[:mw:Wikimedia Apps|ウィキペディア アプリ]]のベータ版を使うと、コモンズの素材に[[:mw:Wikimedia Apps/Team/Android/AppEditorTasks#Suggested Edits 4.0 - Tag Commons images to improve search|タグ付け]]ができるようになりました。タグは[[c:Commons:Depicts|題材]]と呼ばれます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T239690] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.35/wmf.26|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-03-31|{{PAGELANGUAGE}}}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-04-01|{{PAGELANGUAGE}}}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-04-02|{{PAGELANGUAGE}}}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.35/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * ビデオ再生機能の単純化と現代化を行う予定です。現在ベータ版として提供されているものが標準機能として提供されます。旧式のプレイヤーは使えなくなる予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T248418] * テンプレートを使いやすくするプロジェクトが進行中です。今後の2、3週にわたり開発者の構想が[[:m:WMDE Technical Wishes/Templates|プロジェクトページ]]で提示される予定です。興味がある人はウォッチリストに入れて、フィードバックをお寄せください。 [https://lists.wikimedia.org/pipermail/wikitech-l/2020-March/093240.html] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/14|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W14"/> 2020年3月30日 (月) 17:26 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=User:Johan_(WMF)/Tech_News_target_list_8&oldid=19939500 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/15|Tech News: 2020-15]] == <section begin="technews-2020-W15"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/15|翻訳]]されています。 '''問題点''' * 空の利用者ページがデスクトップに正しく表示されない問題がありました。バグによるもので、まもなく修正される見込みです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T248141] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.35/wmf.27|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-04-07|{{PAGELANGUAGE}}}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-04-08|{{PAGELANGUAGE}}}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-04-09|{{PAGELANGUAGE}}}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.35/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * MediaWikiでは[[:w:ja:Unicode|Unicode]]の新版を導入する予定です。旧版で利用できなかった一部の文字の大文字が、新版で利用できるようになります。このため、従来ページ名の1文字目がやむを得ず小文字になっていたページは自動的に大文字から始まるページ名に改名(移動)されます。対象ページのリストは[[phab:P10817|Phablicator]]上で確認できます。ページの移動を実行するユーザーは<code>Maintenance script</code>で、作業は2020年4月13日に開始予定です。スクリプトが自動処理するページ名ではなく特定のページ名に変えたい場合は、左記の作業時間前に予め移動処理を行うようお願いします。 [https://phabricator.wikimedia.org/T219279] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/15|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W15"/> 2020年4月6日 (月) 19:03 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=User:Johan_(WMF)/Tech_News_target_list_8&oldid=19961136 のリストを使用して送信したメッセージ --> == Editing news 2020 #1 – Discussion tools == <div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"> <em>[[m:VisualEditor/Newsletter/2020/April|他の言語で読む]] • [[m:VisualEditor/Newsletter|多言語ニュースレター配信に登録する]]</em> [[File:TalkPages-Reply-v1.0.png|thumb|300px|alt=開発中の返信ツールの画面キャプチャ|現在、早期段階としてコメントの字下げ(インデント)および署名の付与の自動処理を開発中です。]] [[mw:Editing|編集機能チーム]]は[[mw:Talk pages project|トークページのプロジェクト]]に取り組んできました。 このプロジェクトの目標はウィキ上で貢献者同士がかわす意思疎通を、もっと楽にすることです。コミュニティの皆さんとの[[mw:Talk pages consultation 2019|2019年のトークページに関する協議]]の成果のひとつです。 [[File:TalkPages-Reply-v2.0.png|thumb|300px|alt=Reply tool improved with edit tool buttons|今後の作業項目として、チームは他の利用者の名前にリンクを作ったり、リッチテキスト風の編集機能の選択肢などのツールを予定しています。]] チームでは現在、コメントに使う[[mw:Talk pages project/replying|返信ツールを新しく]]開発中です。この早期版ではコメント部分の字下げ(インデント)と署名追加を自動処理します。 <strong>[[mw:Talk pages project/replying/prototype testing#Reply%20version%201.0|新しい返信ツールをお試し]]いただけます。</strong> *2020年3月31日付で[[mw:Beta Feature|ベータ版]]として新しい{{Int:discussiontools-replylink}}(返信)ツールを、ウィキペディアの次の4言語版で公開しました。[[w:ar:Special:Preferences#mw-prefsection-betafeatures|アラビア語版]]、[[w:nl:Special:Preferences#mw-prefsection-betafeatures|ドイツ語版]]、[[w:fr:Special:Preferences#mw-prefsection-betafeatures|フランス語版]]、[[w:hu:Special:Preferences#mw-prefsection-betafeatures|ハンガリー語版]]。 新しいツールを早めに使いたいと希望されるコミュニティがありましたら、[[User:Whatamidoing (WMF)]]までご連絡をお願いします。 *チームには更新を行う直近の計画が複数あります。 <strong>ぜひ[[mw:Talk pages project/replying#Version%202.0|設計案を検討して]]、フィードバックをトークページに投稿してください。</strong> チームがテストを予定する機能は下記を含みます。 **他の利用者に言及する方法の改善 ("ピンもしくは通知"), **ビジュアル編集機能にリッチテキスト風の選択肢を配備、 **その他の機能で利用者テストや編集者のお勧めで浮上したもの。 <span class="mw-translate-fuzzy">編集機能チームの進捗状況の更新情報をお届けしますので、プロジェクトページの[[mw:Talk pages project#Get involved|<strong>"Getting involved"</strong>]]節にご自分の利用者名を追加してください。</span> 次の各ページを[[File:MediaWiki Vector skin blue star watchlist icon.svg|frameless|16px]] ウォッチリストに入れると変更を追跡できます。[[mw:Talk pages project|プロジェクトのメインページ]]、[[mw:Talk pages project/Updates|更新情報]]、[[mw:Talk pages project/replying|返信ツール]]、[[mw:Talk pages project/replying/prototype testing|利用者テスト]]。 – [[user:PPelberg (WMF)|PPelberg (WMF)]] ([[mw:User talk:PPelberg (WMF)|talk]]) & [[User:Whatamidoing (WMF)|Whatamidoing (WMF)]] ([[mw:User talk:Whatamidoing (WMF)|talk]]) </div> 2020年4月8日 (水) 19:05 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=VisualEditor/Newsletter&oldid=19960602 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/16|Tech News: 2020-16]] == <section begin="technews-2020-W16"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/16|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 全てのウィキペディアで検索ワード <code>[[:mw:Help:CirrusSearch#Articletopic|articletopic]]</code> が使えるようになりました。主題ごとに記事を検索するワードです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T240559] * 新しい[https://tools.wmflabs.org/tools-gallery/ ツールギャラリー]でウィキの編集ツールを見られるようになりました。 [https://www.mediawiki.org/wiki/Technical_Community_Newsletter/2020/April] * [[:wikitech:Help:Cloud Services Introduction|ウィキメディアクラウドサービス]]からの編集状況を新しい[https://wmcs-edits.wmflabs.org/#wmcs-edits ダッシュボード]で見られるようになりました。 * 履歴ページで絞り込み機能を使用した際、絞り込みの条件によってはいずれの編集にも一致しない場合があります。一致する編集がない場合、以前は何も表示されませんでしたが、このたび一致する編集が無いという説明文が表示されるようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T227578] * 新しく[https://techblog.wikimedia.org/ ウィキメディア技術ブログ]を開設しました。 [https://www.mediawiki.org/wiki/Wikimedia_technical_blog_editorial_guidelines] '''問題点''' * 先週、ウィキデータのデータベースで問題が発生しました。一部のウィキは20分間停止してしまい、ウィキデータやその他プロジェクトではエラーメッセージを表示が表示されました。言語間リンクが表示されなくなり、一部のツールが稼働しなくなる等の問題が発生しました。これらの問題の一部は迅速に修正されました。残りの問題についても、開発者が引き続き修正を行っている所です。 [https://www.wikidata.org/w/index.php?title=Wikidata:Project_chat&oldid=1153486952#Update_about_the_database_breakage][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Incident_documentation/20200407-Wikidata%27s_wb_items_per_site_table_dropped][https://phabricator.wikimedia.org/T249565] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.35/wmf.28|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-04-14|{{PAGELANGUAGE}}}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-04-15|{{PAGELANGUAGE}}}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-04-16|{{PAGELANGUAGE}}}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.35/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * 一部のグラフがモバイル版では動作していません。間もなく修正予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T133085] * リダイレクトの会話ページの上部にあるタブのリンクはリダイレクト先のページに繋がっています。このリンク先を、リダイレクト元のページにするべきかどうかについて、[[phab:T5324|フィードバック]]をお願いします。 * [[mw:Special:MyLanguage/Extension:SyntaxHighlight|構文強調表示]]機能を使う際に、非推奨となっている<code><nowiki><source></nowiki></code>タグや非推奨の<code>enclose</code>パラメータが使われている場合、ページに追跡カテゴリを付与するようになります。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/16|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W16"/> 2020年4月13日 (月) 15:31 (UTC) <!-- User:Trizek (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=User:Johan_(WMF)/Tech_News_target_list_8&oldid=19979862 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/17|Tech News: 2020-17]] == <section begin="technews-2020-W17"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/17|翻訳]]されています。 '''技術ニュース''' * 技術ニュースは18週号(4月27日)を休刊、次号は2020年5月4日に発行予定です。 '''最近の更新''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] 技術的なスキルが必要な小規模ウィキを支援する[[m:Small wiki toolkits|small wiki toolkits]]があります。技術スキルの学習、共有にお役立てください。 [https://lists.wikimedia.org/pipermail/wikitech-l/2020-April/093296.html] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] ウィキメディアスキンから過剰なCSSセレクタを削除しました。<code>div#content</code>は<code>.mw-body</code>に、<code>div.portal</code>は<code>.portal</code>に、<code>div#footer</code>は<code>#footer</code>になりました。スキンで[[:w:ja:HTML5|HTML5]]を使用するための変更です。お使いのユーザーガジェットや ユーザースタイルでこれらを使用している場合は、更新する必要があります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T248137] '''今週の更新''' * 今週、MedaiWikiのバージョン更新はありません。 '''今後の予定''' * 将来的に、[[:w:ja:Internet Explorer 8|Internet Explorer 8]]でウィキを閲覧すると、一部が予期せぬ表示をするか、機能しなくなる可能性があります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T248061] * 差分ページのフォントが変更予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T250393] * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.35/wmf.30|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアは来週より稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは4月28日に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは4月29日に、その他のウィキには4月30日に展開されます([[mw:MediaWiki 1.35/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/17|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W17"/> 2020年4月20日 (月) 18:46 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=User:Johan_(WMF)/Tech_News_target_list_8&oldid=20001327 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/19|Tech News: 2020-19]] == <section begin="technews-2020-W19"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/19|翻訳]]されています。 '''問題点''' * [[phab:T251153|いくつかのウィキ]]では5月5日に数分の間、データベースのメンテナンスのため閲覧専用の状態になります。[https://www.timeanddate.com/worldclock/fixedtime.html?iso=20200505T05 05:00 (UTC)] 前後に行われる予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T251153] * [[phab:T251157|いくつかのウィキ]]では5月7日に数分の間、データベースのメンテナンスのため閲覧専用の状態になります。グローバルアカントの利用者名変更やパスワードの変更、Eメールアドレスの変更や確認、新しいウィキへのログインといった[[mw:Special:MyLanguage/Extension:CentralAuth|CentralAuth]]関連が影響を受ける可能性があります。[https://www.timeanddate.com/worldclock/fixedtime.html?iso=20200507T05 05:00 (UTC)] 前後に行われる予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T251157] '''今週の更新''' * 自分が作成したページにリンクされた時に通知を受け取る機能があります。これからは、個別のページについての通知をオフにすることができるようになります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T46787] * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.35/wmf.31|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-05-05|{{PAGELANGUAGE}}}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-05-06|{{PAGELANGUAGE}}}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-05-07|{{PAGELANGUAGE}}}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.35/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/19|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W19"/> 2020年5月4日 (月) 17:00 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=User:Johan_(WMF)/Tech_News_target_list_8&oldid=20041699 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/20|Tech News: 2020-20]] == <section begin="technews-2020-W20"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/20|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[w:ja:Flickr|Flickr]]の画像をコモンズに移入する制限が解け、[[c:Special:UploadWizard|UploadWizard]]を使うと誰でも投稿できるようになりました。以前はコモンズ自動巡回者の権限がないと、Flickrから移入できませんでした。. [https://phabricator.wikimedia.org/T90004] '''問題点''' * [[phab:T251502|コモンズ]]では5月12日に数分の間、データベースのメンテナンスのため閲覧専用の状態になります。日本時間14:00([https://www.timeanddate.com/worldclock/fixedtime.html?iso=20200512T05 05:00 (UTC)])前後に行われる予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T251502] * [[phab:T251984|ウィキデータを含む複数のウィキ]]では5月19日に数分間、閲覧はできても編集の保存ができなくなる予定です。日本時間14:00([[:w:ja:世界協定時間|UTC]][https://www.timeanddate.com/worldclock/fixedtime.html?iso=20200519T05 05:00])前後に行われる予定です。また英語版ウィキペディアはデータベースの保守管理のため、数分にわたり閲覧専用になります。 5月21日の日本時間14:00(UTC [https://www.timeanddate.com/worldclock/fixedtime.html?iso=20200519T05 05:00])前後に行われる予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T251984][https://phabricator.wikimedia.org/T251985] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.35/wmf.32|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-05-12|{{PAGELANGUAGE}}}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-05-13|{{PAGELANGUAGE}}}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-05-14|{{PAGELANGUAGE}}}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.35/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] JavaScript のユーザースクリプトとガジェットで、<code>mw.config.exists()</code>と<code>mw.user.tokens.exists()</code>を使って複数のキーをまとめてチェックできなくなります。今後は1件ずつ<code>exists()</code>または <code>get()</code>で検索してください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T251855] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/20|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W20"/> 2020年5月11日 (月) 20:42 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=User:Johan_(WMF)/Tech_News_target_list_8&oldid=20078394 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/21|Tech News: 2020-21]] == <section begin="technews-2020-W21"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/21|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * パスワードを忘れた場合に新しいパスワードをメールで送信してもらうには、アカウントに登録した自分のメールアドレスか、利用者名のどちらかを入力する必要があります。個人設定で、その両方を入力するよう選べます。これは他人によるパスワード変更のメール申請を減らす措置で、すべてのウィキメディアのウィキで設定できるようになりました。 [https://meta.wikimedia.org/wiki/Community_Tech/Password_Reset_Update#May_11,_2020][https://lists.wikimedia.org/pipermail/wikimedia-l/2020-May/094804.html] '''問題点''' * [[w:ja:IOS 13|iOS 13]]で[[w:ja:Safari|Safari]]を使用している利用者に対してバグを引き起こす可能性があります。iPhoneを使用してウィキペディアのモバイル版サイトで閲覧または編集を行っているときにバグを見つけた場合は[[mw:Skin talk:Minerva Neue|報告してください]]。 [https://phabricator.wikimedia.org/T252223] * [[phab:T251984|ウィキデータを含む複数のウィキ]]では5月19日に数分間、閲覧はできても編集の保存ができなくなる予定です。日本時間14:00([[:w:ja:世界協定時間|UTC]][https://www.timeanddate.com/worldclock/fixedtime.html?iso=20200519T05 05:00])前後に行われる予定です。また英語版ウィキペディアはデータベースの保守管理のため、数分にわたり閲覧専用になります。 5月21日の日本時間14:00(UTC [https://www.timeanddate.com/worldclock/fixedtime.html?iso=20200519T05 05:00])前後に行われる予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T251984][https://phabricator.wikimedia.org/T251985] '''今週の更新''' * Android版の[[:mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Apps|Wikipediaアプリ]]を使用するとき、コモンズの[[c:Special:MyLanguage/Commons:Depicts|構造化データ]]を[[:mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Apps/Team/Android/AppEditorTasks#Suggested Edits 4.0 - Tag Commons images to improve search (to be released May 2020)|追加]]することができます。アプリのベータ版には[[:c:Special:MyLanguage/Commons:Structured data/Computer-aided tagging|コンピュータ補助によるタグ付け]]機能がありましたが、構造化データの編集機能追加に伴い削除されました。 [https://www.mediawiki.org/wiki/Wikimedia_Apps/Team/Android/AppEditorTasks#Suggested_Edits_4.0_-_Tag_Commons_images_to_improve_search_(to_be_released_May_2020)] * 今週、MedaiWikiのバージョン更新はありません。 '''今後の予定''' * [[mw:Special:MyLanguage/Extension:Graph|グラフ]]は閲覧者のブラウザで[[w:ja:レンダリング (コンピュータ)|レンダリング]]が行われます。この機能は[[w:ja:JavaScript|JavaScript]]を使用しています。グラフはJavaScriptを使用できる環境であれば正常に動作します。JavaScriptを使用できない環境では動作しません。 [https://phabricator.wikimedia.org/T236892] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] スキンの CSS の一部が簡略化されました。<code>div#p-personal</code>、<code>div#p-navigation</code>、<code>div#p-interaction</code>、<code>div#p-tb</code>、<code>div#p-lang</code>、<code>div#p-namespaces</code>、<code>div#p-variants</code>、<code>div#footer</code> というコードが影響を受けます。これらのコードから <code>div</code> を除去する必要があります。ガジェットやスクリプト、ユーザースタイルシートを修正してください。これは、HTML5の機能を使用できるようにするための措置です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T252467] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] [[mw:Skin:Vector|ベクタースキン]]の CSS が一部変更されました。<code>#p-variants</code>、<code>#p-namespaces</code>、<code>#p-personal</code>、<code>#p-views</code>、<code>#p-cactions</code> というコードが影響を受けます。<code>ul</code> が使われなくなります。ガジェットやスクリプト、ユーザースタイルシートを修正する必要があるかもしれません。[[phab:T252447|詳しくはこちら]]。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/21|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W21"/> 2020年5月18日 (月) 17:20 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=User:Johan_(WMF)/Tech_News_target_list_8&oldid=20078394 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/22|Tech News: 2020-22]] == <section begin="technews-2020-W22"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/22|翻訳]]されています。 '''今週の更新''' * ビジュアルエディタが[[mw:Special:MyLanguage/Skin:Modern|モダンスキン]]でも利用できるようになります。導入に伴う変更により、スクリプトやガジェットの一部に不具合が発生する可能性があります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T177243] * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.35/wmf.34|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-05-26|{{PAGELANGUAGE}}}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-05-27|{{PAGELANGUAGE}}}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-05-28|{{PAGELANGUAGE}}}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.35/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/22|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W22"/> 2020年5月25日 (月) 14:18 (UTC) <!-- User:Trizek (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=User:Johan_(WMF)/Tech_News_target_list_8&oldid=20114992 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/23|Tech News: 2020-23]] == <section begin="technews-2020-W23"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/23|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * Android 用の [[:c:Commons:Mobile app|Wikimedia Commons アプリ]]の新しいベータ版が利用できます。画像を閲覧するとき、ズーム機能が利用できるようになりました。また、ジオタグの付いた写真をアップロードするとき、撮影場所の候補を表示するようになりました。 [https://lists.wikimedia.org/pipermail/wikitech-l/2020-May/093431.html] '''問題点''' * 5月28日にコモンズのデータベースに障害が発生しました。これが原因で、コモンズが8分ほど編集できなくなりました。データベースを移動したことが原因です。同様の原因により、29日にも一時的に編集ができなくなりました。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Incident_documentation/20200528-s4_(commonswiki)_on_read-only_for_8_minutes][https://phabricator.wikimedia.org/T253808][https://phabricator.wikimedia.org/T253825] * [[mw:Special:MyLanguage/Skin:Vector|Vector スキン]]使用時に、他言語版へのリンクを追加できない不具合が発生しました。既存の言語間リンクがない場合、言語間リンクのセクション自体が表示されませんでした。[[mw:Special:MyLanguage/Content translation|コンテンツ翻訳]]のリンクや言語の設定を行うリンクも表示されませんでした。この問題はすでに修正済みです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T252800] '''今週の更新''' * 作成したページに対するリンクを他の人が追加したとき、通知が届くようになりました。通知は個人設定から無効化することが出来ます。まもなく、受け取った通知からも無効化を設定できるようになる予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T46787] * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.35/wmf.35|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-06-02|{{PAGELANGUAGE}}}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-06-03|{{PAGELANGUAGE}}}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-06-04|{{PAGELANGUAGE}}}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.35/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/23|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W23"/> 2020年6月1日 (月) 22:32 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=User:Johan_(WMF)/Tech_News_target_list_8&oldid=20114992 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/24|Tech News: 2020-24]] == <section begin="technews-2020-W24"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/24|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 一部の記事では様々な方法で並べ替えができるテーブル(表組み)があります。たとえば国名一覧だと国名のABC順で並び替えたり、面積の列見出しをクリックして面積順に並び替えることができます。同じ見出し欄をもう一度クリックすると並び順は逆転します。3度目のクリックで、最初の並び順に戻ります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T226697] * [[mw:Special:MyLanguage/Help:Lint_errors/self-closed-tag|空要素タグ]]は[[:w:ja:HTML5|HTML5]]と同じ仕様になりました。このため、一部で使用を控える必要があります。例えば <code><nowiki><b/></nowiki></code> は正常に動作しない空要素タグの一例です。<code>area, base, br, col, embed, hr, img, input, keygen, link, meta, param, source, track, wbr</code> のタグは空要素タグとして使用できます。空要素として使用すべきでないタグが使用されているページは、2016年より[[:Category:無効な自己終了HTMLタグを使用しているページ]]として追跡されています。カテゴリの代わりに[[Special:LintErrors/self-closed-tag]]でも参照できます。なお、<code><nowiki><references /></nowiki></code> や <code><nowiki><ref /></nowiki></code> には影響しません。 [https://phabricator.wikimedia.org/T134423] * <code>WikidataPageBanner</code> と呼ばれる通知バナーがあります。例えばウィキボヤージュやウィキメディアのロシア語版、またウィキペディアのカタロニア語版、バスク語版、ガリシア語版、トルコ語版が利用しています。以前はデスクトップ版のみの表示でしたが、今後はモバイル機器を使って訪問した利用者にも表示されるようになります。このバナーを利用するウィキでは <code>MediaWiki:Sitenotice</code> を更新して、編集者がモバイル版向けのスタイルをテストできるようにすることをお勧めします。 [https://phabricator.wikimedia.org/T254534][https://phabricator.wikimedia.org/T254295] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] [[m:Special:MyLanguage/MassMessage|メッセージ一斉送信]]の説明文を直接、[[:w:ja:アプリケーションプログラミングインタフェース|API]]から編集できるようになりました。これはツールやガジェットで役に立つ機能です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T226929] * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.35/wmf.36|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-06-09|{{PAGELANGUAGE}}}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-06-10|{{PAGELANGUAGE}}}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-06-11|{{PAGELANGUAGE}}}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.35/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * かつて2012年に行われた暫定的な機能修正により、ウィキのメインページを携帯端末に適応できるようにしました。しかし2017年以降、暫定的に提供されていた機能は非推奨となっており、今年7月13日以降は無効になる予定です。今後は[[mw:Special:MyLanguage/Help:TemplateStyles|TemplateStyles]]を使用してください。現在、118のウィキでモバイル版メインページの修正が必要となっています。[[phab:T254287|詳細情報や利用中のウィキが該当するかどうか、ご確認ください]]。 [https://phabricator.wikimedia.org/T254287] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/24|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W24"/> 2020年6月8日 (月) 21:12 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=User:Johan_(WMF)/Tech_News_target_list_8&oldid=20156271 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/25|Tech News: 2020-25]] == <section begin="technews-2020-W25"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/25|翻訳]]されています。 '''Recent changes''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] [[m:Toolforge|Toolforge]]では編集回数カウンターや拡張エディタなど、ウィキメディアのコミュニティにより提供された様々なツールを提供しています。このたび、ホスト先のドメインを'''tools.wmflabs.org'''から'''toolforge.org'''へ変更します。URLは'''tools.wmflabs.org/toolname'''から'''toolname.toolforge.org'''に変わります。[[:wikitech:News/Toolforge.org|詳細はこちら]]。OAuthを使用するツールは更新が必要です。[[:wikitech:Help:Cloud_ Services Introduction|支援が必要な人はこちらまでご連絡ください]]。 '''問題点''' * サイドバーにウィキデータのリンクを表示するページがあります。[[mw:Special:MyLanguage/Skin:MonoBook|Monobook]]外装を指定していると、このリンクが消えるという現象が数日間発生しました。バグが原因でしたが、現在は修正済みです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T254485] * 先週、短い時間ながら編集とログイン、ログアウトが正常にできませんでしたが、すぐに復旧しました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T255179] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.35/wmf.37|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-06-16|{{PAGELANGUAGE}}}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-06-17|{{PAGELANGUAGE}}}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-06-18|{{PAGELANGUAGE}}}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.35/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] [[:mw:Special:MyLanguage/Manual:Pywikibot|Pywikibot]]はウィキの作業を自動化するPython [[:w:ja:ライブラリ|ライブラリ]]です。7月から提供される新規バージョン以降、[[:w:ja:Python#2.x|Python 2]] がサポートされなくなります。Python 3.4 および MediaWiki 1.19 以下のサポートも同時に終わるため、[[:w:ja:Python#3.x|Python 3]]に移行してください。[[:phab:T242120|助けが必要であればご相談ください]]。 [https://lists.wikimedia.org/pipermail/pywikibot-announce/2020-June/000015.html] * [[mw:Special:MyLanguage/Skin:Vector|Vector]]スキンのメニューにある<code>.menu</code>ならびに<code>.vectorMenu</code>のセレクタは機能しなくなる予定です。影響はガジェットとユーザースクリプトに及ぶ可能性があります。<code>.menu</code>は<code>ul</code>、<code>.vectorMenu</code>は<code>.vector-menu</code>にそれぞれ置換してください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T254797] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/25|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W25"/> 2020年6月15日 (月) 21:38 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=User:Johan_(WMF)/Tech_News_target_list_8&oldid=20156271 のリストを使用して送信したメッセージ --> == Editing news 2020 #2 == <div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"> <em>[[m:Special:MyLanguage/VisualEditor/Newsletter/2020/June|他の言語で読む]] • [[m:Special:MyLanguage/VisualEditor/Newsletter|多言語ニュースレター配信に登録する]]</em> [[File:TalkPages-Reply-v2.0.png|alt=新しい返信機能の見本。新しい編集ツールを組み込み|thumb|400x400px|新機能にはツールバーもあります。 [[mw:Talk:Talk pages project/replying|何かツールバーに入れたいものはありませんか?]]]] [[mw:Special:MyLanguage/Editing|編集機能]]ニュースレターのこの号では、投稿者がウィキでもっと楽に意思疎通できることを目指す[[mw:Special:MyLanguage/Talk pages project|トークページのプロジェクト]]をご紹介します。 * [[mw:Special:MyLanguage/Talk pages project/replying|<strong>返信ツール</strong>]]: 現状では提携するウィキ4件(アラビア語、オランダ語、フランス語、ハンガリー語)にベータ機能として展開、通称は「{{int:discussiontools-preference-label}}」です。 ベータ機能にはまもなく[[mw:Special:MyLanguage/Talk pages project/replying#Version%202.0|新機能]]を盛り込む予定です。コメントを新しいビジュアルな編集モードで書いたり、<code>@</code>と入力するだけで、他の利用者に言及する(ピンする)機能が対象です。 [[mw:Special:MyLanguage/Talk pages project/replying/prototype testing#Reply%20tool%20version%202.0|新機能を試す]]には、[[mw:Special:MyLanguage/Beta Cluster|Beta Cluster]]をご利用ください。今後の2、3ヵ月のうちに、現在の4言語以外でもベータ機能を利用できるようにする予定です。 * [[mw:Special:MyLanguage/New requirements for user signatures|<strong>利用者の署名に新しい要件</strong>]]: まもなく利用者が作った変則的な署名を[[Special:Preferences/ja|個人設定]]に登録できなくなります。これには署名の偽造を減らし、ページの破壊防止するとともに、トークページ用の新しいツールの信頼性を高めようという主旨があります。影響を受ける編集者はごく限定的です。 * [[mw:Special:MyLanguage/Talk pages project/New discussion|<strong>議論用の新しいツール</strong>]]: 編集機能チームでは新規の議論を始める手順の簡略化に取り組み始めました。[[mw:Special:MyLanguage/Talk pages project/New discussion#Design|プロジェクトのページに初期の設計を載せましたのでご確認ください]]。 * [[m:Special:MyLanguage/Research:Usage of talk pages|<strong>トークページ利用調査</strong>]]: 編集機能チームでは[[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Research|ウィキメディア研究チーム]]と連携し、トークページの利用が編集者の記事の改良にどう役立つか調べてきました。編集初学者はトークページを利用するほど、利用しない人よりもメインの名前空間での編集活動が活発という傾向がわかりました。 – [[User:Whatamidoing (WMF)|Whatamidoing (WMF)]] ([[User talk:Whatamidoing (WMF)|トークページ]]) </div> 2020年6月17日 (水) 20:29 (UTC) <!-- User:Trizek (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=VisualEditor/Newsletter&oldid=20127098 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/26|Tech News: 2020-26]] == <section begin="technews-2020-W26"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版 '''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]''' です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/26|各言語に翻訳]]されています。 '''問題点''' * 編集初学者の編集活動開始をサポートする[[mw:Special:MyLanguage/Growth|新しいツール]]が複数あります。入手は[https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/growthexperiments.dblist いくつかのウィキ]で可能です。それらのウィキでは先週、ごく限られた時間帯でビジュアル編集機能に問題がありました。これはネットツールのバグが原因でしたが直後に解決しました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T255607] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] ユーザスクリプトとガジェットの一部は[[:w:ja:Cascading Style Sheets|CSS]]セレクタの変更の影響を受けて機能しなくなりました。問題の解消には<code>.vectorTabs</code>を<code>.vector-menu-tabs</code>に置換してください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T255718] '''今週の更新''' * 開発者はトークページでの編集の競合を解消する[[:m:WMDE Technical Wishes/Edit Conflicts#Edit conflicts on talk pages|新しいインターフェイス]]を開発しています。リリースは6月24日の予定です。[[mw:mw:Help talk:Paragraph-based Edit Conflict Interface|フィードバック]]をお願いします。 [https://phabricator.wikimedia.org/T230231] * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.35/wmf.38|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-06-23|{{PAGELANGUAGE}}}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-06-24|{{PAGELANGUAGE}}}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-06-25|{{PAGELANGUAGE}}}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.35/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * かつて2012年に行われた暫定的な機能修正により、ウィキのメインページを携帯端末に適応できるようにしました。しかし2017年以降、暫定的に提供されていた機能は非推奨となっており、今年7月13日以降は無効になる予定です。今後は[[mw:Special:MyLanguage/Help:TemplateStyles|TemplateStyles]]を使用してください。現在、91のウィキでモバイル版メインページの修正が必要となっています。[[phab:T254287|詳細情報や利用中のウィキが該当するかどうか、ご確認ください]]。 [https://phabricator.wikimedia.org/T254287] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/26|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W26"/> 2020年6月22日 (月) 18:49 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=User:Johan_(WMF)/Tech_News_target_list_8&oldid=20156271 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/27|Tech News: 2020-27]] == <section begin="technews-2020-W27"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版 '''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]''' です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/27|各言語に翻訳]]されています。 '''問題点''' * すべての利用者が強制的にログアウトされました。一部の利用者が他人名義でログインしているように表示されたためです。現在、不具合の修正対応中です。 [https://lists.wikimedia.org/pipermail/wikitech-l/2020-June/093543.html] * 一部の閲覧者に対してページの最新版が表示されませんでした。ページが更新されたとき、古い版が表示されていました。これはログアウトしている利用者のみが影響を受けました。10日ほど続きましたが、現在は修正済みです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T256444] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.35/wmf.39|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-06-30|{{PAGELANGUAGE}}}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-07-01|{{PAGELANGUAGE}}}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-07-01|{{PAGELANGUAGE}}}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.35/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|]] [[mw:Special:MyLanguage/Skin:Modern|モダン]]スキンと [[mw:Special:MyLanguage/Skin:Monobook|モノブック]]スキンでは「表示」ボタンに <code>searchGoButton</code> のIDを使用しています。[[mw:Special:MyLanguage/Skin:Vector|ベクター]]スキンはこのボタンに <code>searchButton</code> というIDを使用しています。すべての外装で同じIDを割り当てるため、モノブックとモダンで使用するIDを <code>searchButton</code> に変更します。これにより、ガジェットやユーザースクリプトに影響が生じます。7月23日に変更を行う予定なので、これ以降は <code>searchButton</code> を使うようにしてください。[[phab:T255953|詳細や影響を受けるスクリプトについてはこちらをご覧ください]]。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/27|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W27"/> 2020年6月29日 (月) 16:31 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=User:Johan_(WMF)/Tech_News_target_list_8&oldid=20228133 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/28|Tech News: 2020-28]] == <section begin="technews-2020-W28"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/28|翻訳]]されています。 '''Problems''' * The [[mw:Special:MyLanguageExtension:Score|Score]] extension has been disabled for now. This is because of a security issue. It will work again as soon as the security issue has been fixed. [https://phabricator.wikimedia.org/T257066] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.35/wmf.40|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-07-07|{{PAGELANGUAGE}}}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-07-08|{{PAGELANGUAGE}}}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-07-09|{{PAGELANGUAGE}}}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.35/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * Abstract Wikipediaはウィキメディアの新規プロジェクトです。ウィキデータに基づき、言語に依拠せず読むことができる情報を収集します。なお、名称は仮のものです。[[m:Special:MyLanguage/Abstract Wikipedia|詳細はリンク先]]をご参照ください。 [https://lists.wikimedia.org/pipermail/wikitech-l/2020-July/093571.html] * [[mw:Wikimedia Apps/Team/iOS|iOS版ウィキペディア・アプリ]]の開発者は実験的な新しいツールを考案中です。iPhoneの利用者の皆さんは[[mw:Wikimedia Apps/Team/iOS/2020 survey|アンケート調査に答えて]]ご協力ください。 * 近々、[[mw:New requirements for user signatures#Outcome|署名についてのルール]]が一部施行される予定です。利用者の署名に[[Special:LintErrors|Lintエラー]]や無効なHTML構文の使用は認められなくなります。subst展開の入れ子も認められません。また、利用者ページ、利用者トークページ、投稿記録いずれかへのリンクが必須となります。ご使用の [https://signatures.toolforge.org/check 署名が新しいルールに適応しているかどうか、ご確認ください]。署名は構文次第でページ内のツールもしくは他のテキスト部分に問題を起こす原因になるため、署名のルールが施行されることになりました。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/28|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W28"/> 2020年7月6日 (月) 20:19 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=User:Johan_(WMF)/Tech_News_target_list_8&oldid=20228133 のリストを使用して送信したメッセージ --> == Editing news 2020 #3 == <div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"> == 編集中ニュース 2020 #3 == <em>[[m:VisualEditor/Newsletter/2020/July|これを別の言語で読む]] • [[m:VisualEditor/Newsletter|この多言語ニュースレター配信に登録する]]</em> [[File:50M@2x.png|thumb|alt=金色の星に青いリボン、そして50mのテキスト|<strong>5000万件</strong>以上の編集にデスクトップ上のビジュアルエディタが使われてきました。|400px]] 7年前の今月、[[mw:Editing team|編集チーム]]は大半のウィキペディア編集者にビジュアルエディタを提供しました。 それから、編集者は多くの偉業を成し遂げてきました。 * <strong>5000万件</strong>以上の編集にデスクトップ上のビジュアルエディタが使われてきました。 * <strong>新たに2000万件</strong>以上の記事がビジュアルエディタでつくられました。このうち60万件以上の新記事は2019年中につくられたものです。 * ビジュアルエディタは<strong>ますます人気が増しています</strong>。ビジュアルエディタを使って行われたすべての編集の割合は導入以来年々増加しています。 * 2019年、<strong>新たな参加者</strong>(ログインし編集数が99以下の編集者)<strong>による編集の35%</strong>がビジュアルエディタによって行われました。この割合は<strong>年々増えています</strong>。 * <strong>モバイルサイトで行われた編集のうち500万件</strong>近い編集にビジュアルエディタが使われました。これら編集のほとんどは2018年、編集チームが[[mw:Mobile visual editor|モバイルビジュアルエディタ]]を改良し始めてから行われました。 * 2019年11月17日に[https://discuss-space.wmflabs.org/t/first-edit-made-to-wikipedia-from-outer-space/2254 <strong>宇宙空間から行われた最初の編集</strong>]は、モバイルビジュアルエディタを使って行われました。 🚀 👩‍🚀 * 2017年度版ウィキテキストエディタを使って700万件以上の編集が行われました。この編集の中には<strong>60万件の新規記事作成</strong>も含まれます。 [[mw:2017 wikitext editor|2017年度版ウィキテキストエディタ]]はVisualEditorに組み込まれたウィキテキストモードです。[[Special:Preferences#mw-prefsection-betafeatures|個人設定でこれを有効に]]することができます。 [[User:Whatamidoing (WMF)|Whatamidoing (WMF)]] ([[User talk:Whatamidoing (WMF)|会話ページ]]) </div> 2020年7月9日 (木) 12:48 (UTC) <!-- User:Elitre (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=VisualEditor/Newsletter&oldid=20254527 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/29|Tech News: 2020-29]] == <section begin="technews-2020-W29"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/29|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 他者の編集に[[mw:Extension:Thanks|感謝]]を示す機能があります。この機能を使った操作について、[[mw:Extension:CheckUser|チェックユーザー係]]が利用者情報を取得できるようになりました。これにより、感謝機能を使って嫌がらせを働く[[m:Special:MyLanguage/Sock puppetry|ソックパペット]]を調べることができます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T252226] '''問題点''' * 2週間ほど前、セキュリティ問題対策のために利用者全員を強制的にログアウトさせました。しかし、問題が完全に解決しなかったため、先週、再び利用者全員のログアウト処理が行われました。 [https://lists.wikimedia.org/pipermail/wikitech-l/2020-June/093543.html][https://lists.wikimedia.org/pipermail/wikitech-ambassadors/2020-July/002327.html] '''今週の更新''' * 単一言語に限定しないウィキではページの[[mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:Translate|翻訳設定]]ができます。しかし、最新の情報を反映していなかったり、未翻訳部分が出てくることがあります。更新が必要な部分は<span style="background-color:#fdd">背景色がピンク色</span>になります。未翻訳部分も将来的に見た目で判別できるようにする予定です。また、背景色変更のマークアップが問題を引き起こす場合があるため、翻訳元のページで <code><translate nowrap></translate></code> を使うことで問題を回避できるようにする予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T256625] * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.35/wmf.41|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-07-14|{{PAGELANGUAGE}}}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-07-15|{{PAGELANGUAGE}}}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-07-16|{{PAGELANGUAGE}}}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.35/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] ウィキメディアのコードレビューに [[:w:ja:GitLab|GitLab]]を採用する予定です。ホストサーバーはウィキメディアのサーバーになりそうです。 [https://lists.wikimedia.org/pipermail/wikitech-l/2020-July/093577.html][https://www.mediawiki.org/wiki/Technical_Community_Newsletter/2020/July][https://www.mediawiki.org/wiki/Topic:Vpbt50rwxgb2r6qn][https://lists.wikimedia.org/pipermail/wikitech-l/2020-July/093607.html] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/29|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W29"/> 2020年7月13日 (月) 16:30 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=User:Johan_(WMF)/Tech_News_target_list_8&oldid=20228133 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/30|Tech News: 2020-30]] == <section begin="technews-2020-W30"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/30|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * かつて2012年に行われた暫定的な機能修正により、ウィキのメインページを携帯端末に適応できるようにしました。モバイルビューのメインページ向けに特殊なケーシングを設定する方法でしたが、2017年以降、暫定的に提供されていた機能は非推奨となっており、今年7月14日から無効になりました。現在、60のウィキでモバイル版メインページの修正が必要となっています。該当するウィキのリストと、修正や支援申請の方法は[[phab:T254287|Phabricator]]をご参照ください。なお、この問題は技術ニュースの過去号[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/24|2020年24週]]と[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/26|2020年26週]]に掲載しました。 '''問題点''' * 言語間リンクに不具合が発生しています。言語間リンクは同じページの他言語版にリンクする機能ですが、ソートの不具合が発生しています。開発者が修正対応を行っています。 [https://phabricator.wikimedia.org/T257625] * 複数の利用者に対して同じ通知が繰り返し表示されています。過去の通知が届く場合もあるようです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T257714] * 一部のユーザーのログインに障害が起きています。おそらく、[[:w:ja:HTTP cookie|ブラウザのcookie]]が原因です。開発者が不具合の修正対応を行っています。ログインに問題が起きたときには[[phab:T258121|Phabricator]]の詳細をご覧ください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T258121] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.1|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-07-21|{{PAGELANGUAGE}}}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-07-22|{{PAGELANGUAGE}}}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-07-23|{{PAGELANGUAGE}}}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * <code>{{int:printableversion}}</code>というリンクは今後、非表示になる予定です。ウェブブラウザ側に印刷用バージョンを作成したり、印刷時の見た目を表示する機能が備わっているからです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T167956] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/30|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W30"/> 2020年7月20日 (月) 19:06 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=User:Johan_(WMF)/Tech_News_target_list_8&oldid=20228133 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/31|Tech News: 2020-31]] == <section begin="technews-2020-W31"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/31|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * ウィキコミュニティのための[[m:Small wiki toolkits/Starter kit|スターターキット]]が利用できるようになりました。技術リソース、ツール、推奨事項などの一覧で、ウィキプロジェクトを運用するのに必要な事柄をまとめています。コミュニティとしての経験が浅い小規模なウィキで役に立つでしょう。 [https://lists.wikimedia.org/pipermail/wikitech-l/2020-July/093633.html] * ログインユーザーは[[mw:Reading/Web/Desktop Improvements|デスクトップ改善]]プロジェクトによる最初の機能を全てのウィキで利用できるようなります。機能を利用するときは[[Special:Preferences#mw-prefsection-rendering|個人設定]]または[[Special:GlobalPreferences#mw-prefsection-rendering|グローバル個人設定]]の ''{{int:prefs-skin-prefs}}'' セクションで ''{{int:prefs-vector-enable-vector-1-label}}'' のチェックを外してください。今後更なる改良も予定しています。[[mw:Talk:Reading/Web/Desktop Improvements|フィードバックをお待ちしています]]。 * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] UTCLiveClockは複数のウィキで使用されているガジェットです。[[:mw:MediaWiki:Gadget-UTCLiveClock.js|Mediawiki.orgから直接ガジェットをインポート]]するウィキでは、[[mw:MediaWiki_talk:Gadget-UTCLiveClock.js#Time_zones|UTC以外のタイムゾーンを選択]]できるようになりました。 '''問題点''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] 今週のMediaWikiの展開は中止されました。 [https://lists.wikimedia.org/pipermail/wikitech-l/2020-July/093640.html][https://phabricator.wikimedia.org/T257969] * 翻訳通知ボットが全ての翻訳者に対して同じメッセージを重複して送信していました。この問題は既に修正済みです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T144780] * 一部の利用者が同じ通知を複数回受信してしまうという不具合が発生していましたが、既に修正済みです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T257766] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.2|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-07-28|{{PAGELANGUAGE}}}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-07-29|{{PAGELANGUAGE}}}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-07-30|{{PAGELANGUAGE}}}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.35/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/31|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W31"/> 2020年7月27日 (月) 13:53 (UTC) <!-- User:Trizek (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=User:Johan_(WMF)/Tech_News_target_list_8&oldid=20228133 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/32|Tech News: 2020-32]] == <section begin="technews-2020-W32"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/32|翻訳]]されています。 '''問題点''' * [[mw:Wikidata Query Service|ウィキデータのクエリサービス]]は7月23日木曜日17:50 から 17:59(UTC)の間、すべてのクエリが受け付け不能でした。中にはさらに長い時間、検索に支障の出たクエリもありました。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Incident_documentation/20200723-wdqs-outage] * 過去数週間にわたり、言語間リンクの順序が正しくない状態が続いていました。[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/30|2週間前の技術ニュース]]でお知らせした件です。このたび、この不具合に対する修正対応が完了しました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T257625] * 「{{int:prefs-vector-enable-vector-1-label}}」を選択している利用者の[[Special:GlobalPreferences#mw-prefsection-rendering|グローバル個人設定]]に支障が出ています。開発者が問題解決に取り組んでいます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T258493] * ウィキベース拡張機能のバグにより、ウィキメディア・コモンズの標準名前空間(ギャラリー)における "移動保護" と "アップロード保護" が無効になっていました。新しく保護を設定した場合も、既に保護が設定されていた場合も効果がなく、通常は許可されないページの移動や作成が可能な状態でした。この問題は既に修正済です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T258323] '''今週の更新''' * [[mw:Special:MyLanguage/Extension:TimedMediaHandler/VideoJS Player|ビデオプレイヤー]]がシンプルかつモダンなものに変わる予定です。現在、ベータ版として提供されているものは、今週からウィキペディア以外のプロジェクト群で標準機能として提供され、旧式のプレイヤーは使えなくなる予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T248418] * 利用者の設定した<code>global.js</code> および<code>global.css</code> ページがモバイルサイトでも読み込めるようになりました。モバイル版外装に書式を適用したくない場合は、[[mw:Help:Extension:GlobalCssJs#Per-skin_customization|説明文書]]をご参照ください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T138727] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] [[mw:Special:MyLanguage/Skin:MonoBook|モノブック]]外装では <code>searchGoButton</code> IDが<code>searchButton</code> に変更されました。CSS と JS ガジェットに影響が出る見込みです。移行の手順は[[phab:T255953|T255953]]をご参照ください。これはすでに[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/27|第27週]]号でお知らせした件です。 * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] ボット運用者はPywikibotを使用して定期的に議論をアーカイブすることができます。ボットが<code>counter</code>を使用して大規模なアーカイブを行わないようにした場合の動作が変更されました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T215247] * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.3|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-08-04|{{PAGELANGUAGE}}}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-08-05|{{PAGELANGUAGE}}}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-08-06|{{PAGELANGUAGE}}}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/32|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W32"/> 2020年8月3日 (月) 15:43 (UTC) <!-- User:Trizek (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=User:Johan_(WMF)/Tech_News_target_list_8&oldid=20336426 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/33|Tech News: 2020-33]] == <section begin="technews-2020-W33"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="en" dir="ltr"><div class="plainlinks"> Latest '''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|tech news]]''' from the Wikimedia technical community. Please tell other users about these changes. Not all changes will affect you. [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/33|Translations]] are available. '''Recent changes''' * [[m:WMDE_Technical_Wishes/Move_files_to_Commons|FileImporter and FileExporter]] became standard features on all Wikis during the first week of August. They help you transfer files from local wikis to Wikimedia Commons with the original file information and history intact. [https://phabricator.wikimedia.org/T140462] '''Problems''' * The mobile skin displays a message at the bottom of the page about who edited last. This message showed raw wikitext. This has now been fixed. Some messages in [[mw:Structured Discussions|Structured Discussions]] and [[mw:Content translation|content translation]] may still appear as raw wikitext. Developers are working on it. [https://phabricator.wikimedia.org/T259565] '''Changes later this week''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|Recurrent item]] The [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.4|new version]] of MediaWiki will be on test wikis and MediaWiki.org from August 11. It will be on non-Wikipedia wikis and some Wikipedias from August 12. It will be on all wikis from August 13 ([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|calendar]]). '''Future changes''' * All wikis will be read-only for a few minutes on September 1. This is planned between 13:30 and 15:30 UTC. More information will be published in Tech News and will also be posted on individual wikis in the coming weeks. [https://phabricator.wikimedia.org/T243314][https://phabricator.wikimedia.org/T244808] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|Tech news]]''' prepared by [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|Tech News writers]] and posted by [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|bot]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|Contribute]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/33|Translate]] • [[m:Tech|Get help]] • [[m:Talk:Tech/News|Give feedback]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|Subscribe or unsubscribe]].'' </div></div> <section end="technews-2020-W33"/> 2020年8月10日 (月) 16:06 (UTC) <!-- User:Trizek (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=User:Johan_(WMF)/Tech_News_target_list_8&oldid=20353642 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/34|Tech News: 2020-34]] == <section begin="technews-2020-W34"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/34|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 「取り消し」リンクから編集を差し戻した場合、その編集には <code>取り消し</code> タグが付けられます。これは編集画面で一切の変更を行わずに取り消しをした場合にのみ発生します。取り消しのついでに別の編集を行なったとき、取り消しとして扱わないようにするためです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T259014] * [[mw:Special:MyLanguage/OOUI|OOUIの最新版]]は[[:w:ja: Internet Explorer 8| Internet Explorer 8]]の動作保証を行いません。今後Internet Explorer 8では表示が崩れたり、一部の機能が正常に動作しなくなります。[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/17|2020年17週の技術ニュース]]で既にお伝えした通りです。非常に古いブラウザにまで動作保証を行なった場合、別の問題が発生するためです。 [https://lists.wikimedia.org/pipermail/wikitech-l/2020-August/093718.html] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.5|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-08-18|{{PAGELANGUAGE}}}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-08-19|{{PAGELANGUAGE}}}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-08-20|{{PAGELANGUAGE}}}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * 9月1日に全てのウィキが最大で1時間、読み取り専用の状態になります。時間はUTCで13:30から15:30の間を予定しています。詳報は来週の技術ニュースでお伝えします。これは備忘のための通知です。[[m:Tech/Server switch 2020|告知メッセージの翻訳]]にご協力ください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T243314][https://phabricator.wikimedia.org/T244808] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/34|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W34"/> 2020年8月17日 (月) 20:41 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=20366028 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/35|Tech News: 2020-35]] == <section begin="technews-2020-W35"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/35|翻訳]]されています。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.6|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-08-25|{{PAGELANGUAGE}}}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-08-26|{{PAGELANGUAGE}}}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-08-27|{{PAGELANGUAGE}}}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/35|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W35"/> 2020年8月24日 (月) 17:59 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=20389773 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/35|Tech News: 2020-35]] == <section begin="technews-2020-W35"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/35|翻訳]]されています。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.6|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-08-25|{{PAGELANGUAGE}}}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-08-26|{{PAGELANGUAGE}}}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-08-27|{{PAGELANGUAGE}}}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/35|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W35"/> 2020年8月26日 (水) 11:12 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=20389773 のリストを使用して送信したメッセージ --> == Editing news 2020 #4 == <div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"> <em>[[m:Special:MyLanguage/VisualEditor/Newsletter/2020/August|他の言語で読む]] • [[m:Special:MyLanguage/VisualEditor/Newsletter|多言語ニュースレター配信に登録する]]</em> === Reply tool === [[File:Reply Tool weekly edits- March - June, 2020.png|thumb|333x333px|The number of comments posted with the Reply Tool from March through June 2020. People used the Reply Tool to post over <strong>7,400 comments</strong> with the tool.]] The [[mw:Special:MyLanguage/Talk pages project/replying|<strong>Reply tool</strong>]] has been available as a [[mw:Beta Feature|Beta Feature]] at the Arabic, Dutch, French and Hungarian Wikipedias since 31 March 2020. The [[mw:Talk pages project/replying#Metrics|first analysis showed positive results]]. * More than <strong>300 editors</strong> used the Reply tool at these four Wikipedias. They posted more than <strong>7,400 replies</strong> during the study period. * Of the people who posted a comment with the Reply tool, about 70% of them used the tool multiple times. About 60% of them used it on multiple days. * Comments from Wikipedia editors are positive. One said, <span lang="ar" dir="rtl">أعتقد أن الأداة تقدم فائدة ملحوظة؛ فهي تختصر الوقت لتقديم رد بدلًا من التنقل بالفأرة إلى وصلة تعديل القسم أو الصفحة، التي تكون بعيدة عن التعليق الأخير في الغالب، ويصل المساهم لصندوق التعديل بسرعة باستخدام الأداة.</span> ("I think the tool has a significant impact; it saves time to reply while the classic way is to move with a mouse to the Edit link to edit the section or the page which is generally far away from the comment. And the user reaches to the edit box so quickly to use the Reply tool.")[https://ar.wikipedia.org/w/index.php?diff=49242252&oldid=49242144] The Editing team released the Reply tool as a Beta Feature at eight other Wikipedias in early August. Those Wikipedias are in the Chinese, Czech, Georgian, Serbian, Sorani Kurdish, Swedish, Catalan, and Korean languages. If you would like to use the Reply tool at your wiki, please tell [[User talk:Whatamidoing (WMF)]]. The Reply tool is still in active development. Per request from the Dutch Wikipedia and other editors, you will be able to [[phab:T249391|customize the edit summary]]. (The default edit summary is "Reply".) A "ping" feature is available in the Reply tool's visual editing mode. This feature searches for usernames. Per request from the Arabic Wikipedia, each wiki will be able to [[phab:T258743|set its own preferred symbol]] for pinging editors. Per request from editors at the Japanese and Hungarian Wikipedias, each wiki can [[phab:T249861|define a preferred signature prefix]] in the page [[MediaWiki:Discussiontools-signature-prefix]]. For example, some languages omit spaces before signatures. Other communities want to add a dash or a non-breaking space. === New requirements for user signatures === * The [[mw:Special:MyLanguage/New requirements for user signatures|new requirements for custom user signatures]] began on 6 July 2020. If you try to create a custom signature that does not meet the requirements, you will get an error message. * Existing custom signatures that do not meet the new requirements will be unaffected <em>temporarily</em>. Eventually, all custom signatures will need to meet the new requirements. You can [https://signatures.toolforge.org check your signature and see lists of active editors] whose custom signatures need to be corrected. Volunteers have been contacting editors who need to change their custom signatures. If you need to change your custom signature, then please [[mw:Special:MyLanguage/New requirements for user signatures/Help|read the help page]]. === Next: New discussion tool === Next, the team will be working on a tool for quickly and easily starting a new discussion section to a talk page. To follow the development of this new tool, please put the [[mw:Special:MyLanguage/Talk pages project/New discussion|New Discussion Tool]] project page on your watchlist. [[User:Whatamidoing (WMF)|Whatamidoing (WMF)]] ([[User talk:Whatamidoing (WMF)|talk]]) </div> 2020年8月31日 (月) 15:11 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=VisualEditor/Newsletter&oldid=20394826 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/36|Tech News: 2020-36]] == <section begin="technews-2020-W36"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/36|翻訳]]されています。 '''問題点''' * 念のためお知らせします。9月1日に全てのウィキにおいて数分間、閲覧専用になります。時間帯は14:00-15:00(UTC=日本時間同日23:00-24:00)の予定です。詳細は[[m:Tech/Server switch 2020|通知の内容]]をご確認ください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T243314][https://phabricator.wikimedia.org/T244808] '''今週の更新''' * 今週、MedaiWikiのバージョン更新はありません。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/36|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W36"/> 2020年8月31日 (月) 20:12 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=20411995 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/37|Tech News: 2020-37]] == <section begin="technews-2020-W37"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/37|翻訳]]されています。 '''今週の更新''' * 通常、存在しないページか対象ページへのリダイレクト1版のみのページにのみページを移動させることができます。近日新しい利用者権限が追加され、編集者はどのような記事へのリダイレクトであってもリダイレクト1版だけのページに移動を行えるようになります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T239277] * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.8|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-09-08|{{PAGELANGUAGE}}}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-09-09|{{PAGELANGUAGE}}}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-09-10|{{PAGELANGUAGE}}}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] 全てのMediaWiki [[:w:ja:アプリケーションプログラミングインタフェース|API]]モジュールは<code>watch</code>ではなく<code>watchlist</code>を使うようになります。これまでは統一されていませんでした。 [https://phabricator.wikimedia.org/T247915] '''今後の予定''' * [[mw:Wikimedia Apps/Team/Android|アンドロイド版ウィキペディアアプリ]]の開発チームは巡回ツールの開発に取り組もうとしています。あなたや経験の浅い巡回者達にとってどのようなツールが使いやすいのかを開発チームに伝えてください。詳しくは[[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Apps/Team/Android/Patrolling conversation|mediawiki.org のページ]]をご参照ください。 * [[m:Special:MyLanguage/OTRS|OTRS]]が新しいバージョンに更新されます。更新には2日ほどかかる予定です。この間、OTRSボランティアはシステムにアクセスできません。更新期間に届いたメールは更新完了後に配信されます。9月14日の08:00 (UTC) ごろに開始する予定ですが、今後、変更になるかもしれません。 [https://phabricator.wikimedia.org/T187984] * アンドロイド版ウィキペディアアプリでは[[:mw:Wikimedia Apps/Team/Android/AppEditorTasks#Push Notifications for editors|プッシュ通知]]を受け取ることができます。誰かがあなたの会話ページに書き込みをしたり、編集が差し戻されたことを確認することができます。利用するには[[:w:en:Google Play Services|Google Play開発者サービス]]が必要です。Google Play開発者サービスを使わずにアプリを入手することも可能ですが、プッシュ通知は利用できません。Google Play開発者サービスは[[:w:en:Android KitKat|アンドロイド 4.4]]ユーザーがアプリを利用するためにも使われます。 [https://www.mediawiki.org/wiki/Wikimedia_Apps/Team/Android#Updates][https://phabricator.wikimedia.org/T146032] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] ウィキメディアのコードレビューは今後、[[:w:ja:GitLab|GitLab]]に移行する方向です。ホストサーバーはウィキメディアサーバーの予定です。[[mw:GitLab consultation|協議]]にご参加ください。 * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] [[phab:T262092|ベクタースキン]]のドロップダウンメニューは<code>.menu</code>クラスを使っていますが、将来的に機能しなくなります。代わりに<code>nav ul</code>を使用します。<code>.vectorTabs</code>と<code>.vectorMenu</code>も同様に機能しなくなります。一部のスクリプトは将来的に更新が必要になります。詳細を[[phab:T262092|Phabricatorで確認]]してください。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/37|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W37"/> 2020年9月7日 (月) 16:00 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=20427670 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/38|Tech News: 2020-38]] == <section begin="technews-2020-W38"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/38|翻訳]]されています。 '''問題点''' * 先週、[[mw:Wikimedia Apps|ウィキペディアのアプリ]]は一時的に[[w:ja:Cascading Style Sheets|CSS]] が機能しなくなり、ページの表示が崩れていました。不具合自体はすぐに修正されましたが、CSSが無効の状態でキャッシュされたページが数時間にわたってアプリに表示されました。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Incident_documentation/20200909-mobileapps_config_change][https://phabricator.wikimedia.org/T262437] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.9|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-09-15|{{PAGELANGUAGE}}}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-09-16|{{PAGELANGUAGE}}}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-09-17|{{PAGELANGUAGE}}}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/38|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W38"/> 2020年9月14日 (月) 16:19 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=20446737 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/38|Tech News: 2020-38]] == <section begin="technews-2020-W38"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/38|翻訳]]されています。 '''問題点''' * 先週、[[mw:Wikimedia Apps|ウィキペディアのアプリ]]は一時的に[[w:ja:Cascading Style Sheets|CSS]] が機能しなくなり、ページの表示が崩れていました。不具合自体はすぐに修正されましたが、CSSが無効の状態でキャッシュされたページが数時間にわたってアプリに表示されました。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Incident_documentation/20200909-mobileapps_config_change][https://phabricator.wikimedia.org/T262437] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.9|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-09-15|{{PAGELANGUAGE}}}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-09-16|{{PAGELANGUAGE}}}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-09-17|{{PAGELANGUAGE}}}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/38|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W38"/> 2020年9月15日 (火) 00:19 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=20446737 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/39|Tech News: 2020-39]] == <section begin="technews-2020-W39"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/39|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 差し戻された編集を示すためのタグが新しく実装されました。このタグは取り消し、巻き戻しあるいは手動差し戻しが行われた過去の編集に対して付けられます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T254074][https://phabricator.wikimedia.org/T164307] '''今週の更新''' * 一定の時間内にウィキで実行できる操作の回数には制限があります。これは1分間の編集の回数や、1日当たり何人までメールを送信できるかなどといったものです。ただし、一部の権限を持つ利用者はどの制限の影響を受けません。まもなく、権限による影響を受けなかった場合の制限値を確認できるようになります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T258888] * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.10|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-09-22|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-09-23|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-09-24|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/39|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W39"/> 2020年9月21日 (月) 21:28 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=20461072 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/40|Tech News: 2020-40]] == <section begin="technews-2020-W40"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/40|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 管理者は削除された特定版の差分を [[Special:AbuseLog|Special:AbuseLog]]で参照できるようになりました。これには[[Special:Undelete|Special:Undelete]]のインターフェースを利用します。 [https://phabricator.wikimedia.org/T261630] * 編集者は自動的に利用者グループに分類されます。 たとえば閾値を超える回数と期間に達すると[[mw:Special:MyLanguage/Manual:Autoconfirmed users|自動承認された利用者]]に追加されます。[[mw:Special:MyLanguage/Extension:AbuseFilter|不正行為のフィルター]]には利用者に自動的に付与されるはずの利用者権限を、一定期間、遅らせる働きがあります。あるいはまた、既得の権限を除去することもできます。ウィキではそれぞれこの期間の変更を依頼できるようになりました。現状の既定は5日間です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T231756] '''問題点''' * [[m:Tech/News/2019/34|昨年]]、新規の変更により不正行為フィルタの一部が実行されなくなりました。特定の処理について該当しない変数を入力した場合に、フィルタが実行不能になっていました。現在では修正済みです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T230256] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.11|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-09-29|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-09-30|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-10-01|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * トークページもしくは変更履歴ページでは、他言語版への言語リンクが表示されません。あるいはまた記事ページの編集中にも、表示できません。その対策として、たとえば変更履歴ページのリンク先を他言語の同種のページにするかそれとも記事ページか未定です。[[phab:T262472|Phabricatorで討議]]に参加してください。 * リンクの色が変わる予定です。これは記事の部分とリンク部分の違いを、もっと明確に示すためです。詳細は[[phab:T213778|Phabricator に記述してあります]]。 * 利用者は個人設定で、通知の種類別にウェブ上もしくはメールで受け取るように指定ができます。今週末には<code>Apps</code>という新規項目が選択肢に追加される予定です。これは[[mw:Wikimedia Apps|Android および iOS のウィキペディア・アプリ]]でプッシュ通知の受信を採用する選択肢ができたことを反映するためです。テストウィキで[https://test.wikipedia.org/wiki/Special:Preferences#mw-prefsection-echo 個人設定]を表示できます。目標として、プッシュ通知の採用は Android 版アプリで10月、 iOS 版は来年2021年初頭を見込んでいます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T262936] * まもなくウォッチリストに期限付きでページを追加できるようになります。たとえば特定のページをごく短期的にウォッチしたいけれど、ずっとウォッチリストに載せたくない場合に役立ちます。現状では[[mw:MediaWiki|mediawiki.org]] で有効で、他のウィキにも追って展開の予定です。[[m:Special:MyLanguage/Community Tech/Watchlist Expiry|詳細の閲読]]と[[m:Community Tech/Watchlist Expiry/Release Schedule|他のウィキへの展開の時期]]をそれぞれご確認ください。 * ウィキメディアンの皆さんが選んだ[[m:Special:MyLanguage/Coolest Tool Award|今年のもっともクールな技術のツール]]を公開しました。推薦も受付中です。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/40|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W40"/> 2020年9月28日 (月) 21:24 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=20483264 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/41|Tech News: 2020-41]] == <section begin="technews-2020-W41"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/41|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [https://consultation-stats.toolforge.org/ 新ツール]の導入により、どのウィキをホームとして活動する利用者が Meta の議論に参加しているか分かるようになりました。多くのウィキに影響を与える議論で、どのコミュニティが未参加なのか分かるようになります。 * ファイルをアップロードした利用者やページの言語を変更した利用者に対して感謝を示せるようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T254992] '''問題点''' * 先週展開した MediaWiki に不具合が多かったため、更新を差し戻しました。これに伴い先週、行われるはずだった更新の適用が遅れています。 [https://phabricator.wikimedia.org/T263177] * すべての利用者が強制的にログアウトされました。ある利用者が他人名義でログインしていると報告したためです。現在は修正済みです。 [https://lists.wikimedia.org/pipermail/wikitech-l/2020-October/093922.html] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] 多くのページで[[:w:ja:JavaScript|JavaScript]]のエラーが発生しています。このエラーに関する[https://techblog.wikimedia.org/2020/09/28/diving-into-wikipedias-ocean-of-errors/ 詳細]と、エラーが発生している[[:w:en:User:Jdlrobson/User scripts with client errors|ユーザースクリプトの一覧]]をそれぞれ参照できます。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.12|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-10-06|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-10-07|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-10-08|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 * リンクの直後にある文字列はリンクの一部として表示されます。例えば<code><nowiki>[[Child]]ren</nowiki></code>というリンクは単語全体をリンクの文字列として扱います。アラビア語版ウィキペディアの場合は単語の前後にある文字列をリンクとして扱うようになります。従来は単語の語頭にある数字と非英字のUnicode文字のみがリンクとして扱われていました。現在はラテン文字とアラビア文字をリンクの一部として扱っています。 [https://phabricator.wikimedia.org/T263266] '''今後の予定''' * [https://zonestamp.toolforge.org/1603807200 {{#time:n月j日|2020-10-27|ja}}14:00 (UTC)]から最大1時間、ウィキが閲覧専用になります。作業時間は1時間未満で終わる可能性があります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T264364] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/41|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W41"/> 2020年10月5日 (月) 16:25 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=20515061 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/41|Tech News: 2020-41]] == <section begin="technews-2020-W41"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/41|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [https://consultation-stats.toolforge.org/ 新ツール]の導入により、どのウィキをホームとして活動する利用者が Meta の議論に参加しているか分かるようになりました。多くのウィキに影響を与える議論で、どのコミュニティが未参加なのか分かるようになります。 * ファイルをアップロードした利用者やページの言語を変更した利用者に対して感謝を示せるようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T254992] '''問題点''' * 先週展開した MediaWiki に不具合が多かったため、更新を差し戻しました。これに伴い先週、行われるはずだった更新の適用が遅れています。 [https://phabricator.wikimedia.org/T263177] * すべての利用者が強制的にログアウトされました。ある利用者が他人名義でログインしていると報告したためです。現在は修正済みです。 [https://lists.wikimedia.org/pipermail/wikitech-l/2020-October/093922.html] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] 多くのページで[[:w:ja:JavaScript|JavaScript]]のエラーが発生しています。このエラーに関する[https://techblog.wikimedia.org/2020/09/28/diving-into-wikipedias-ocean-of-errors/ 詳細]と、エラーが発生している[[:w:en:User:Jdlrobson/User scripts with client errors|ユーザースクリプトの一覧]]をそれぞれ参照できます。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.12|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-10-06|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-10-07|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-10-08|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 * リンクの直後にある文字列はリンクの一部として表示されます。例えば<code><nowiki>[[Child]]ren</nowiki></code>というリンクは単語全体をリンクの文字列として扱います。アラビア語版ウィキペディアの場合は単語の前後にある文字列をリンクとして扱うようになります。従来は単語の語頭にある数字と非英字のUnicode文字のみがリンクとして扱われていました。現在はラテン文字とアラビア文字をリンクの一部として扱っています。 [https://phabricator.wikimedia.org/T263266] '''今後の予定''' * [https://zonestamp.toolforge.org/1603807200 {{#time:n月j日|2020-10-27|ja}}14:00 (UTC)]から最大1時間、ウィキが閲覧専用になります。作業時間は1時間未満で終わる可能性があります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T264364] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/41|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W41"/> 2020年10月5日 (月) 17:25 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=20515061 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/42|Tech News: 2020-42]] == <section begin="technews-2020-W42"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/42|翻訳]]されています。 '''問題点''' * 先々週に展開されたMediaWikiに問題が発生した影響で、先週予定されていたアップデートの反映も遅れています。 [https://phabricator.wikimedia.org/T263177][https://phabricator.wikimedia.org/T263178][https://lists.wikimedia.org/pipermail/wikitech-l/2020-October/093944.html] '''今週の更新''' * 節の編集を行った際、[[mw:Special:MyLanguage/Manual:Live preview|ライブプレビュー]]でテンプレートが表示されませんでした。この問題は修正済です。ライブプレビューを有効にすると、[[w:ja:Cascading Style Sheets|CSS]]および[[w:ja:JavaScript|JavaScript]]ページもテストすることができます。こちらの機能にも不具合が発生していましたが、修正されました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T102286][https://phabricator.wikimedia.org/T186390] * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.13|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-10-13|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-10-14|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-10-15|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] 近日中に[[mw:Special:MyLanguage/Manual:Pywikibot|Pywikibot]]の新しい安定版を公開する予定です。 [https://lists.wikimedia.org/pipermail/pywikibot/2020-October/010056.html] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/42|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W42"/> 2020年10月12日 (月) 15:25 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=20528295 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/43|Tech News: 2020-43]] == <section begin="technews-2020-W43"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/43|翻訳]]されています。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.14|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-10-20|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-10-21|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-10-22|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * [https://zonestamp.toolforge.org/1603807200 {{#time:n月j日|2020-10-27|ja}}14:00 (UTC)] 頃から最大1時間、ウィキが閲覧専用になります。作業時間は1時間未満で終わる可能性があります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T264364] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] [[mw:Special:MyLanguage/Extension:AbuseFilter|不正利用フィルター]]拡張機能の<code dir=ltr>rmspecials()</code> 機能が近日中に更新され、 "半角スペース" を除去しなくなります。どのウィキでもフィルターが正常に機能するよう、<code dir=ltr>rmspecials()</code> を使用する必要があるときには <code dir=ltr>rmwhitespace()</code> で挟むように推奨されます。既存の使用箇所を検出するには、[[Special:AbuseFilter/ja|不正利用フィルター管理]]の検索機能を使ってください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T263024] * 一部のガジェットとユーザースクリプトではHTMLの <code dir=ltr style="white-space:nowrap;">#jump-to-nav</code> のIDが指定されたdiv要素を使用しています。このdiv要素がまもなく除去されます。メンテナはこれを <code dir=ltr>#siteSub</code> または <code dir=ltr style="white-space:nowrap;">#mw-content-text</code> に置き換える必要があります。影響を受けるスクリプトについては[[phab:T265373]]をご確認ください。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/43|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W43"/> 2020年10月19日 (月) 16:32 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=20550811 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/44|Tech News: 2020-44]] == <section begin="technews-2020-W44"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/44|翻訳]]されています。 '''問題点''' * [https://zonestamp.toolforge.org/1603807200 {{#time:n月j日|2020-10-27|ja}}14:00 (UTC)] 頃から最大1時間、ウィキが閲覧専用になります。作業時間は1時間未満で終わる可能性があります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T264364] * 先週、モバイル版ウォッチリストや最近の更新から差分を表示しようとしたとき、差分ではなく本文を表示してしまう不具合がありました。現在は修正済みです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T265654] '''今週の更新''' * 今週、MedaiWikiのバージョン更新はありません。 '''今後の予定''' * [[m:Special:MyLanguage/Interface administrators|インターフェース管理者]]の利用者グループが2018年に導入されてから、管理者権限のみを持つ利用者は削除されたCSS/JSの履歴を表示できないようになっていました。このたび機能が修正され、インターフェース管理者権限がなくてもこの履歴を閲覧できるようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T202989] * [[Special:Tags|タグ付け]]機能に不具合が発生していました。差し戻しを行った直後に保護などの操作を行うと、ソフトウェアによって「{{int:Tag-mw-reverted}}」のタグが付けられてしまうようになっていました。この不具合は修正されており、今後行われる編集には誤ったタグが付かなくなります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T265312] * [[mw:Special:MyLanguage/Talk pages project/replying|返信ツール]]は11月から殆どのウィキペディアでオプトインの[[mw:Special:MyLanguage/Beta Feature|ベータ版機能]]として使えるようになります。日付が最終決定した際に改めてお知らせします。 [https://phabricator.wikimedia.org/T266303] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/44|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W44"/> 2020年10月26日 (月) 17:39 (UTC) <!-- User:Trizek (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=20574890 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/44|Tech News: 2020-44]] == <section begin="technews-2020-W44"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/44|翻訳]]されています。 '''問題点''' * [https://zonestamp.toolforge.org/1603807200 {{#time:n月j日|2020-10-27|ja}}14:00 (UTC)] 頃から最大1時間、ウィキが閲覧専用になります。作業時間は1時間未満で終わる可能性があります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T264364] * 先週、モバイル版ウォッチリストや最近の更新から差分を表示しようとしたとき、差分ではなく本文を表示してしまう不具合がありました。現在は修正済みです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T265654] '''今週の更新''' * 今週、MedaiWikiのバージョン更新はありません。 '''今後の予定''' * [[m:Special:MyLanguage/Interface administrators|インターフェース管理者]]の利用者グループが2018年に導入されてから、管理者権限のみを持つ利用者は削除されたCSS/JSの履歴を表示できないようになっていました。このたび機能が修正され、インターフェース管理者権限がなくてもこの履歴を閲覧できるようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T202989] * [[Special:Tags|タグ付け]]機能に不具合が発生していました。差し戻しを行った直後に保護などの操作を行うと、ソフトウェアによって「{{int:Tag-mw-reverted}}」のタグが付けられてしまうようになっていました。この不具合は修正されており、今後行われる編集には誤ったタグが付かなくなります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T265312] * [[mw:Special:MyLanguage/Talk pages project/replying|返信ツール]]は11月から殆どのウィキペディアでオプトインの[[mw:Special:MyLanguage/Beta Feature|ベータ版機能]]として使えるようになります。日付が最終決定した際に改めてお知らせします。 [https://phabricator.wikimedia.org/T266303] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/44|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W44"/> 2020年10月26日 (月) 19:23 (UTC) <!-- User:Trizek (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=20574890 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/45|Tech News: 2020-45]] == <section begin="technews-2020-W45"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/45|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * お使いのブラウザが非常に古い[[:w:ja:Transport Layer Security|TLS]]を採用している場合、ウィキメディアのウィキを閲覧できなくなりました。これはダウングレード攻撃([[:w:en:Downgrade attack|downgrade attack]])を招きかねず、全員のセキュリティに関わる問題だからです。2020年10月29日より、旧版の TLS を使用する利用者はウィキメディア・プロジェクトに接続できなくなります。[[:wikitech:HTTPS/Browser Recommendations|推奨されるブラウザ]]の一覧をご用意しました。最新の OS とブラウザはこれまでどおりウィキメディアのプロジェクト群につながります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T258405] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] [[{{ns:14}}:{{MediaWiki:nonnumeric-formatnum}}|formatnumの引数に数値以外を設定したページ]]を対象とした新しい[[mw:Special:MyLanguage/Help:Tracking categories|自動追跡カテゴリ]]が利用できるようになりました。<code><nowiki>{{formatnum:TECHNEWS}}</nowiki></code> のように無効な(数値以外に対する) <code><nowiki>{{formatnum}}</nowiki></code> パーサー関数を指定したページを収集します。なお、<code><nowiki>{{formatnum:123,456}}</nowiki></code> のようなものも無効であることに注意してください。[[mw:Special:MyLanguage/Help:Magic_words#formatnum|ドキュメント]]でで説明しているように、確実かつ正確にローカライズできるよう、引数は<u>整形されていないもの</u>でなければなりません。追跡カテゴリは問題のある使用方法や二重フォーマットを探すのに役立ちます。新しい追跡カテゴリの名前は[https://translatewiki.net/w/i.php?title=Special:Translate&showMessage=nonnumeric-formatnum&group=core&optional=1&action=translate translatewikで翻訳することができます]。 [https://phabricator.wikimedia.org/T237467] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.16|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-11-03|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-11-04|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-11-05|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 * 管理者とスチュワードの皆さんは新しい特別ページ(Special:CreateLocalAccount)を使い、グローバルアカウントに紐付けられたローカルアカウントを強制的に作成することができるようになる予定です。アカウント作成が阻止されてしまったときに役立ちます(ブロックもしくはフィルタが要因の場合。) [https://phabricator.wikimedia.org/T259721] * [[mw:Special:MyLanguage/Talk pages project/replying|返信ツール]]は11月4日水曜日(UTC)より大部分のウィキペディアで選択制の[[mw:Special:MyLanguage/Beta Feature|ベータ機能]]として導入します。この変更の対象外は英語版、ロシア語版、ドイツ語版のウィキペディアと、小規模で特殊な状況のウィキペディア数件です。詳細は[[mw:Special:MyLanguage/Help:DiscussionTools|ヘルプページ]]ならびに[[mw:Help:DiscussionTools/Why can't I reply to this comment?|トラブルシューティングのガイド]]「ご参照ください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T266303] '''今後の予定''' * 負の独立変数が与えられたとき、<code><nowiki>{{formatnum}}</nowiki></code>の出力に対してユニコードのマイナス記号 (− U+2212) を使うかどうか、議論が進行中です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T10327] * 将来的に[[m:Special:MyLanguage/IP Editing: Privacy Enhancement and Abuse Mitigation|アカウントを登録していない利用者の IP アドレスは誰にも表示されなくなります]]。代わりにエリアスが発行されます。荒らし対策の新しい利用者権限もしくはオプトイン機能をより多くの人にご用意し、非登録利用者の IP を開示します。今回の利用者権限もしくはオプトイン機能の付与には特定の要件を設けます。また荒らし対策の新しいツールも提供する予定です。まだ過程の初期のため、開発者はコミュニティから情報を集めている段階で、開発の提言に備えています。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/45|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W45"/> 2020年11月2日 (月) 16:10 (UTC) <!-- User:Trizek (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=20604769 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/46|Tech News: 2020-46]] == <section begin="technews-2020-W46"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/46|翻訳]]されています。 '''今週の更新''' * 今週、MedaiWikiのバージョン更新はありません。 '''今後の予定''' * [[m:WMDE Technical Wishes/ReferencePreviews|出典のプレビュー]]を見ることができるようになりました。カーソルを当てると脚注のプレビューを表示する機能で、これまで[[mw:Beta Features|ベータ版機能]]として運用されていましたが、このたび正式化され、既定で有効となります。設定から無効にすることも可能です。開発者はまず中小規模のウィキで実装する計画です。ご利用のウィキで早期の導入を検討する場合は[[m:User talk:Michael Schönitzer (WMDE)|ご連絡]]をお待ちしています。 [https://lists.wikimedia.org/pipermail/wikitech-ambassadors/2020-November/002373.html] * 11月16日以降、短期間ですがカテゴリのソートが機能しなくなります。開発者が[[:w:en:International Components for Unicode|ユニコードの国際化コンポーネント]]を新バージョンへ移行する作業を行うためです。移行後にスクリプトを使用して既存のカテゴリのソートを修正します。対象ウィキの規模にもよりますが、作業時間は数時間から数日かかる見込みです。詳細は[[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Technical Operations/ICU announcement|こちらをご参照ください]]。 [https://phabricator.wikimedia.org/T264991][https://phabricator.wikimedia.org/T267145] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/46|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W46"/> 2020年11月9日 (月) 15:50 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=20634159 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/47|Tech News: 2020-47]] == <section begin="technews-2020-W47"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/47|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * カテゴリ内のページ一覧は[[:w:en:International Components for Unicode|ライブラリ]]を使用して、各ウィキの言語に応じた並べ替えが行われています。11月16日、殆どの言語版で一時的に正しい並べ替えが行われなくなります。開発者が新しいバージョンのライブラリへのアップグレードを行うためです。作業完了後にスクリプトを使用して既存のカテゴリ内の並べ直しが行われます。ウィキの規模によって、並べ直しには数時間から数日程度かかる見込みです。[[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Technical Operations/ICU announcement|詳細はこちらで]]ご覧いただけます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T264991][https://phabricator.wikimedia.org/T267145] '''今週の更新''' * リダイレクトが使用できない[[mw:Special:MyLanguage/Help:Namespaces|名前空間]]にある2つのページの履歴を統合したとき、統合元の履歴を壊してしまう不具合がありました。まもなく修正される見込みです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T93469] * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.18|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-11-17|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-11-18|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-11-19|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * [[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist Survey 2021|コミュニティ要望アンケート]]の提案を受付中です。来季以降に[[m:Community Tech|コミュニティ技術チーム]]が取り組む課題を決めるためのアンケート調査です。提案の受付期間は11月16日から30日まで、提案への投票期間は12月8日から同月21日までです。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/47|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W47"/> 2020年11月16日 (月) 15:37 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=20669023 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/48|Tech News: 2020-48]] == <section begin="technews-2020-W48"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/48|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[Special:Log|Special:Log]]のタイムスタンプがリンクになりました。リンクを辿ると Special:Log でその項目のみを単独で表示します。編集履歴のページでタイムスタンプのリンクを辿るのと似たような機能です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T207562] '''今週の更新''' * 今週、MediaWikiのバージョン更新はありません。 '''今後の予定''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] Wikimedia [[wikitech:Portal:Cloud VPS|Cloud VPS]] はウィキメディア・ムーブメントの技術プロジェクトをホストしています。年1回、古くて使われていないプロジェクトを削除する時期になりましたので、開発者の皆さんは使用中の[[wikitech:News/Cloud VPS 2020 Purge|プロジェクトの継続使用を申請]]してください。申請のなかったプロジェクトは12月1日以降は閉鎖され、1月1日以降に順次削除される可能性があります。 [https://lists.wikimedia.org/pipermail/wikitech-l/2020-November/094054.html] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/48|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W48"/> 2020年11月23日 (月) 17:19 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=20698111 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/49|Tech News: 2020-49]] == <section begin="technews-2020-W49"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/49|翻訳]]されています。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.20|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-12-01|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-12-02|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-12-03|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * [[mw:Wikimedia Apps/Team/iOS|iOS 版ウィキペディア・アプリ]]で表示する編集履歴の件数が増えます。最近の更新について、試行段階としてそれぞれの記事がたどった編集履歴を見やすくします。まず[[:w:ja:A/Bテスト|テスト]]として iOS アプリの特定の利用者にのみ表示されます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T241253][https://www.mediawiki.org/wiki/Wikimedia_Apps/Team/iOS/Breaking_Down_the_Wall] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] [[:w:ja:SQL|SQL]]クエリに使える[[wikitech:Wiki replicas|Wiki Replicas]]というものがあります。[https://quarry.wmflabs.org/ Quarry]、[https://wikitech.wikimedia.org/wiki/PAWS PAWS]その他の方法を使って利用します。Wiki Replicas を安定させる変更を2件行う予定です。クロス・データベース<code>JOINS</code> は廃止の予定です。また直接開いた場合は、クエリを実行できるデータベースは1件のみになります。実施時期は2021年2月の計画です。もし皆さんに影響がありそうで助けが必要な場合は、[[phab:T268498|Phabricatに投稿する]]もしくは[[wikitech:Talk:News/Wiki Replicas 2020 Redesign|Wikitech]]にてご相談ください。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/News/Wiki_Replicas_2020_Redesign] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/49|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W49"/> 2020年11月30日 (月) 17:45 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=20728523 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/50|Tech News: 2020-50]] == <section begin="technews-2020-W50"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/50|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * ウォッチリストにページを追加するとき、ウォッチリストから自動で削除される期限を指定できるようになりました。この機能はいくつかのウィキではすでに導入済みです。 [https://meta.wikimedia.org/wiki/Community_Tech/Watchlist_Expiry][https://www.mediawiki.org/wiki/Help:Watchlist_expiry] '''今週の更新''' * ウィキページで使われたウィキデータの情報を、最近の更新に表示したりウォッチリストに追加できます。有効にするには個人設定→ウォッチリスト→「ウィキデータの編集をウォッチリストに表示」をオンにします。するとウィキメディアのウィキで最近の更新とウォッチリストでウィキデータの説明の変更を見ることができるようになります。ご利用のウィキの言語に限定され、他言語版の編集は反映されません。 [https://lists.wikimedia.org/pipermail/wikidata/2020-November/014402.html][https://phabricator.wikimedia.org/T191831] * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.21|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-12-08|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-12-09|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-12-10|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * 12月8日から同21日まで、[[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist Survey 2021|コミュニティ要望アンケート]]では提案に対する投票を受け付けています。これにより[[m:Community Tech|コミュニティ技術チーム]]の作業課題が決まります。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/50|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W50"/> 2020年12月7日 (月) 16:15 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=20754641 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/51|Tech News: 2020-51]] == <section begin="technews-2020-W51"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/51|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[mw:Wikipedia for KaiOS|Wikipedia アプリ]]にはフィーチャーフォンの[[:w:ja:KaiOS|KaiOS]]用があります。2020年9月にインドで発表され、他の国でもダウンロードができるようになりました。 [https://diff.wikimedia.org/2020/12/10/growing-wikipedias-reach-with-an-app-for-kaios-feature-phones/] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.22|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-12-15|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-12-16|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-12-17|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/51|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W51"/> 2020年12月14日 (月) 21:34 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=20803489 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/52|Tech News: 2020-52]] == <section begin="technews-2020-W52"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/52|翻訳]]されています。 '''技術ニュース''' * [[w:ja:年末年始|年末年始]]に当たるため、技術ニュースの次号は2021年1月11日の発行になります。 '''最近の更新''' * <code><nowiki>{{citation needed}}</nowiki></code>テンプレートはウィキペディアの記事中の特定の文に、情報源を加えるように促すため表示します。ビジュアルエディタを使用中にこのテンプレートをクリックすると、左記を説明するポップアップが現れますが、理由とそのテンプレートが追加された日時を示すようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T270107] '''今週の更新''' * 今週と来週は、MediaWikiのバージョン更新はありません。 '''今後の予定''' * 地理情報に関して、今後、改善が必要な点の[[m:WMDE Technical Wishes/Geoinformation/Ideas|提案と協議]]を受け付けます。具体的には緯度経度、地図などが対象になります。 * ウィキによって、記法や地方語との切り替えに[[mw:Writing systems/LanguageConverter|LanguageConverter]]を使っている場合があります。これを利用する場合、ページ全体しか対象になりません。ページ内の一部分を対象にする<code><nowiki><langconvert></nowiki></code>タグが使えるようになる予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T263082] * オーバーサイトとスチュワードは[[Special:AbuseLog|特別:不正利用フィルター記録]]を1件ずつ非表示する機能があります。まもなく、チェックボックスを使って複数の項目を一括で非表示にできるようにする予定です。通常の編集を非表示にするときと同じ要領で項目を非表示にすることができます。実装は1月初旬の予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T260904] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/52|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W52"/> 2020年12月21日 (月) 20:54 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=20833836 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/02|Tech News: 2021-02]] == <section begin="technews-2021-W02"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/02|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 編集要約欄が未記入の場合、警告メッセージを表示する選択肢があります。個人設定で指定してください。これまでは [[:w:ja:CAPTCHA|CAPTCHA]]と衝突することがありましたが、現在では解決しています。 [https://phabricator.wikimedia.org/T12729] * 任意のログ記録にリンクすることができます。その方法は、たとえばログのタイムスタンプを押すとリンクを取得できます。以前は、非公開のログ記録を閲覧する権限がある利用者にも、何も表示しませんでした。現在は、リンクが記録を表示するようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T269761] * 管理者が使える [[:mw:Special:MyLanguage/Extension:AbuseFilter|不正利用フィルター]]は自動的に質の悪い編集を防止します。先週、変更箇所が3点ありました。 ** フィルターの編集 UI に文字入力すると、シンタックスエラーを表示するようになりました。JavaScript で記述したページと似た機能です。正規表現に対して検出する文字列が空の場合、警告メッセージを表示します。さらに警告メッセージを追加する予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T187686] ** [[m:Special:MyLanguage/Meta:Oversighters|オーバーサイト]]向けの[[Special:AbuseLog]] でチェックボックスを使い、フィルターの複数のログ記録をまとめて非表示にするようになりました。これにより通常の更新削除と同じ使い方ができます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T260904] ** <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">When a filter matches too many actions after it has been changed it is "throttled". The most powerful actions are disabled. This is to avoid many editors getting blocked when an administrator made a mistake. The administrator will now get a notification about this "throttle".</span> * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] [https://skins.wmflabs.org/?#/add 新しい外装を作成]するツールが追加されました。また既存の[[mw:Special:MyLanguage/Manual:Skins|外装]]を[https://skins.wmflabs.org/?#/ 表示する]こともできます。[[mw:User talk:Jdlrobson|フィードバックを募集中]]です。 [https://lists.wikimedia.org/pipermail/wikitech-l/2020-December/094130.html] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] API を利用するボットは、ページの監視に自動的にアカウントの個人設定を反映しなくなりました。現在も<code>watchlist</code>を<code>watch</code> に設定することはできます。データベース上のウォッチリストのデータ量を減らす方策です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T258108] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] [[mw:Special:MyLanguage/Extension:Scribunto|Scribunto]] の[[:mw:Extension:Scribunto/Lua reference manual#File metadata|ファイルのメタデータ]]の要素に長さを追加しました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T209679] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] [[:w:ja:CSS|CSS]] と [[:w:ja:JavaScript|JavaScript]] コードページにはそれぞれ、行番号にリンクアンカーを設けました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T29531] * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] 先週、MediaWikiの[[mw:MediaWiki 1.36/wmf.25|バージョン更新]]を実施しました。変更点は763 あり、[[mw:MediaWiki 1.36/wmf.25/Changelog|詳細なログ]]をご参照ください。大部分はとても細かな変更であり、皆さんに影響はないと見られます。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.26|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-01-12|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-01-13|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-01-14|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/02|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2021-W02"/> 2021年1月11日 (月) 15:42 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=20950047 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/03|Tech News: 2021-03]] == <section begin="technews-2021-W03"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/03|翻訳]]されています。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.27|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-01-19|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-01-20|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-01-21|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * [[mw:Special:MyLanguage/Growth|Growth チーム]]では機能を追加し、さらに多くのウィキペディアで[[mw:Special:MyLanguage/Growth/Personalized first day/Newcomer tasks/Experiment analysis, November 2020|訪問者がもっと編集に参加するように働きかける]]計画です。[https://translatewiki.net/w/i.php?title=Special:Translate&group=ext-growthexperiments&language=&filter=&action=translate インターフェースの翻訳]を手伝ってください。 * Wikimedia コモンズは [https://www.timeanddate.com/worldclock/fixedtime.html?iso=20210126T07 {{#time:n月j日|2021-01-26|ja}} 07:00 (UTC)] から数分ほど、読み込み専用になります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T271791] * [[m:Special:MyLanguage/MassMessage|MassMessage]] の投稿は今後、自動的にタイムスタンプを付ける計画です。これは MassMessage を使って送信者がページを送れるようになり、ページには署名しにくい点の対策です。もし MassMessage の投稿にタイムスタンプをつけてはいけない場合をご存知でしたら、[[phab:T270435|開発者に連絡をお願いします]]。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/03|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2021-W03"/> 2021年1月18日 (月) 16:10 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=20974628 のリストを使用して送信したメッセージ --> == Editing news 2021 #1 == <div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="en" dir="ltr"> <i>[[metawiki:VisualEditor/Newsletter/2021/January|Read this in another language]] • [[m:VisualEditor/Newsletter|Subscription list for this multilingual newsletter]]</i> === Reply tool === [[File:Junior Contributor Reply Tool and full page edit completion rate.png|alt=Graph of Reply tool and full-page wikitext edit completion rates|thumb|300px|Completion rates for comments made with the Reply tool and full-page wikitext editing. Details and limitations are in this [https://nbviewer.jupyter.org/github/wikimedia-research/Discussion-tools-analysis-2020/blob/master/Engagement-Metrics/Reply-Tool-Workflow-Engagement-Metrics.ipynb#Reply-Tool-(Wikitext-and-VE)-vs-Full-Page-Wikitext report].]] The [[mw:Special:MyLanguage/Talk pages project/replying|<strong>Reply tool</strong>]] is available at most Wikipedias. * The Reply tool has been deployed as an opt-out [[Special:Preferences#mw-prefsection-editing|preference]] to all editors at the Arabic, Czech, and Hungarian Wikipedias. * It is also available as a [[mw:Special:MyLanguage/Beta Feature|Beta Feature]] at almost all Wikipedias except for the English, Russian, and German-language Wikipedias. If it is not available at your wiki, you can request it by following [[mw:Topic:W1crei3lyn3mvewc|these simple instructions]]. <strong>Research notes:</strong> * As of January 2021, <strong>more than 3,500 editors</strong> have used the Reply tool to post about <strong>70,000 comments</strong>. * We have preliminary data from the Arabic, Czech, and Hungarian Wikipedia on the Reply tool. [[mw:Special:MyLanguage/Talk pages project/Glossary|Junior Contributors]] who use the Reply tool are more likely to publish the comments they start writing than those who use full-page wikitext editing.[https://nbviewer.jupyter.org/github/wikimedia-research/Discussion-tools-analysis-2020/blob/master/Engagement-Metrics/Reply-Tool-Workflow-Engagement-Metrics.ipynb#Reply-Tool-(Wikitext-and-VE)-vs-Full-Page-Wikitext] * The Editing and Parsing teams have significantly reduced the number of edits that affect other parts of the page. About 0.3% of edits did this during the last month.[https://dtcheck.toolforge.org/] Some of the remaining changes are automatic corrections for [[Special:LintErrors]]. * [[File:Венов_дијаграм.svg|30px]] <strong>A large [[w:en:A/B test|A/B test]] will start soon.</strong>[https://phabricator.wikimedia.org/T252057] This is part of [[mw:Talk pages project/replying#Step%204:%20A/B%20test|the process]] to offer the Reply tool to everyone. During this test, half of all editors at [[phab:T267382|24 Wikipedias]] will have the Reply tool automatically enabled, and half will not. You can still turn it on or off for your own account in [[Special:Preferences]]. === New discussion tool === [[File:New Discussion Tool v1.0.png|thumb|380px|Screenshot of version 1.0 of the [[mw:Talk_pages_project/New_discussion|New Discussion Tool]] prototype.]] The new tool for [[mw:Talk pages project/New discussion|starting new discussions]] (new sections) will join the Discussion tools in [[Special:Preferences#mw-prefsection-betafeatures]] at the end of January. You can try the tool for yourself.[https://patchdemo.wmflabs.org/wikis/3e14959a196db0f7b0c32a35c99dc0fc/w/index.php/Project:Teahouse] You can leave feedback [[mw:Topic:Vzswfe2hn2zuuwtc|in this thread]] or on the talk page. === Next: Notifications === [[File:White square with question mark.png|left|frameless|60px]] During [[mw:Special:MyLanguage/Talk pages consultation 2019|Talk pages consultation 2019]], editors [[mw:Special:MyLanguage/Talk pages consultation 2019/Phase 1 report#Notifications|said]] that it should be easier to know about new activity in conversations they are interested in. The [[mw:Talk pages project/Notifications|Notifications]] project is just beginning. What would help you become aware of new comments? What's working with the current system? Which pages at your wiki should the team look at? Please post your advice at [[mw:Talk:Talk pages project/Notifications|notifications-talk]]. –[[User:Whatamidoing (WMF)|Whatamidoing (WMF)]] ([[User talk:Whatamidoing (WMF)|talk]]) </div> 2021年1月21日 (木) 18:39 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=VisualEditor/Newsletter&oldid=20974627 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/04|Tech News: 2021-04]] == <section begin="technews-2021-W04"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/04|翻訳]]されています。 '''問題点''' * Wikimedia コモンズでは[https://www.timeanddate.com/worldclock/fixedtime.html?iso=20210126T07 {{#time:n月j日|2021-01-26|ja}}7:00 (UTC)] から、[[:wikitech:Main Page|Wikitech]] では[https://www.timeanddate.com/worldclock/fixedtime.html?iso=20210128T09 {{#time:n月j日|2021-01-28|ja}} 09:00 (UTC)] から、それぞれ短い時間、閲覧はできても編集はできない状態になります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T271791][https://phabricator.wikimedia.org/T272388] '''今週の更新''' * 第1陣のウィキで[[m:WMDE Technical Wishes/Bracket Matching|カッコ記号の整合]]を[[mw:Special:MyLanguage/Extension:CodeMirror|CodeMirror]] 構文強調機能に導入します。第1陣とはウィキペディアのドイツ語版とカタロニア語版とし、またその他のウィキメディア ウィキ群も対象にする可能性があります。実施は1月27日です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T270238] * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.28|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-01-26|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-01-27|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-01-28|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/04|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2021-W04"/> 2021年1月25日 (月) 18:31 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21007423 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/04|Tech News: 2021-04]] == <section begin="technews-2021-W04"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/04|翻訳]]されています。 '''問題点''' * Wikimedia コモンズでは[https://www.timeanddate.com/worldclock/fixedtime.html?iso=20210126T07 {{#time:n月j日|2021-01-26|ja}}7:00 (UTC)] から、[[:wikitech:Main Page|Wikitech]] では[https://www.timeanddate.com/worldclock/fixedtime.html?iso=20210128T09 {{#time:n月j日|2021-01-28|ja}} 09:00 (UTC)] から、それぞれ短い時間、閲覧はできても編集はできない状態になります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T271791][https://phabricator.wikimedia.org/T272388] '''今週の更新''' * 第1陣のウィキで[[m:WMDE Technical Wishes/Bracket Matching|カッコ記号の整合]]を[[mw:Special:MyLanguage/Extension:CodeMirror|CodeMirror]] 構文強調機能に導入します。第1陣とはウィキペディアのドイツ語版とカタロニア語版とし、またその他のウィキメディア ウィキ群も対象にする可能性があります。実施は1月27日です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T270238] * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.28|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-01-26|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-01-27|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-01-28|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/04|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2021-W04"/> 2021年1月25日 (月) 20:48 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21007423 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/05|Tech News: 2021-05]] == <section begin="technews-2021-W05"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/05|翻訳]]されています。 '''問題点''' * 差分表示のとき、[[:w:ja:IPv6アドレス|IPv6 アドレス]]はすべて小文字で表示されます。しかし[[Special:Contributions|特別:投稿記録]]はIPアドレスを大文字限定で認識していたため、リンク切れの原因になっていました。現在は修正されています。 [https://phabricator.wikimedia.org/T272225] '''今週の更新''' * ウィキデータでは近々、多言語版ウィキソースにリンクできるようになります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T138332] * 単語と数字など、2要素の間にスペースを挟み、それでいて無用な改行を発生させないため、編集者はしばしば「[[w:ja: ノーブレークスペース |ノーブレークスペース]]」を使うことがあります。この特殊な文字列を手打ちではなくメニューの記号から選んで入力できるようになりました。対象はウィキ文エディタの2010年版と2017年版と、ビジュアルエディタです。ビジュアルエディタでは、ノーブレークスペースはグレーで表示します。 [https://phabricator.wikimedia.org/T70429][https://phabricator.wikimedia.org/T96666] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=| 高度]] ウィキでは[[mw:Special:MyLanguage/Extension:AbuseFilter|不正利用フィルター]]を使い、質の悪い編集を防止しています。フィルターの管理でIP範囲に使える構文に<code>1.2.3.4 - 1.2.3.55</code>や<code>1.2.3.4/27</code>が加わりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T218074] * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.29|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-02-02|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-02-03|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-02-04|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * [[mw:Skin:Minerva Neue|ミネルバ]]外装はウィキメディアのウィキ群が携帯機器向けに採用しています。ページが保護されていて編集できない場合、通常はウィキコードのソースを閲覧することができます。しかし、携帯機器ではこの機能が使用できません。現在、問題の修正に取り組んでいます。また、文字の一部が折り重なって表示されることがあります。その場合は皆さんのコミュニティで[[MediaWiki:Protectedpagetext|MediaWiki:Protectedpagetext]] を更新し、携帯機器で機能するようにしてください。[[phab:T208827|詳細はこちら]]をご参照ください。 [https://www.mediawiki.org/wiki/Recommendations_for_mobile_friendly_articles_on_Wikimedia_wikis#Inline_styles_should_not_use_properties_that_impact_sizing_and_positioning][https://www.mediawiki.org/wiki/Recommendations_for_mobile_friendly_articles_on_Wikimedia_wikis#Avoid_tables_for_anything_except_data] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] [[:wikitech:Portal:Cloud VPS|Cloud VPS]] ならびに [[:wikitech:Portal:Toolforge|Toolforge]] はウィキ群に接増するときに使用するIPアドレスを変更する予定です。新しい IP アドレスは、<code>185.15.56.1</code>です。変更実施は2月8日を計画しています。[[:wikitech:News/CloudVPS NAT wikis|詳細はこちら]]をご参照ください。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/05|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2021-W05"/> 2021年2月1日 (月) 22:39 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21033195 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/06|Tech News: 2021-06]] == <section begin="technews-2021-W06"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/06|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * Android版[[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Apps|Wikipedia アプリ]]にウォッチリストとトークページが導入されました。 [https://play.google.com/store/apps/details?id=org.wikipedia] '''今週の更新''' * [[Special:Watchlist|特別:ウォッチリスト]]に登録すると、そのページが変更されたときに通知が届きます。どのウィキでもウォッチリストにページを追加できます。2月11日 (UTC)、Meta に[[:mw:Special:MyLanguage/Extension:GlobalWatchlist|グローバルウォッチリスト]]拡張機能を導入する予定です。この機能を使うと各ウィキでウォッチしているページの更新をひとつのページにまとめて表示することができます。この新しいウォッチリストは Meta の[[m:Special:GlobalWatchlist|Special:GlobalWatchlist]] をご参照ください。[[m:Special:GlobalWatchlistSettings|Special:GlobalWatchlistSettings]]では監視するウィキ群ほかの設定ができます。対象とするウィキは合計5件までです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T260862] * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.30|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-02-09|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-02-10|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-02-11|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * 管理者が[[mw:Special:MyLanguage/Help:Protecting and unprotecting pages|保護操作を行う]]ページに対して[[mw:UX standardization|OOUI look]]を採用する予定です。[[Special:Import|特別:インポート]]も同様に外見を刷新します。これにより携帯端末での操作が容易になります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T235424][https://phabricator.wikimedia.org/T108792] * 2月17日 07:00 (UTC) より短い時間ですが一部のサービスが利用できくなり見込みです。新規の[[m:Special:MyLanguage/Wikimedia URL Shortener|短縮リンク生成]]、翻訳、通知、[[mw:Reading/Reading Lists|リーディングリスト]]への追加、[[:w:ja:バウンスメール|バウンスメール]]の記録などが正常に行われない可能性があります。原因はデータベースの管理作業を実施するためです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T273758] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] 技術ニュースの[[m:Tech/News/2021/05|先週号]]で [[:wikitech:Portal:Cloud VPS|Cloud VPS]] と [[:wikitech:Portal:Toolforge|Toolforge]] からウィキに接続する IP アドレスを2月8日に変更するとお知らせしましたが、実施が遅れています。後日改めて実施する予定です。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/News/CloudVPS_NAT_wikis] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/06|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2021-W06"/> 2021年2月8日 (月) 17:42 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21082948 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/07|Tech News: 2021-07]] == <section begin="technews-2021-W07"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/07|翻訳]]されています。 '''問題点''' * MediaWiki の新しいバージョンに不具合がありました。アップデートによって問題が発生したため開発者は旧版への巻き戻しを行いました。予定された新機能の導入は延期される予定です。 [https://lists.wikimedia.org/pipermail/wikitech-l/2021-February/094255.html][https://lists.wikimedia.org/pipermail/wikitech-l/2021-February/094271.html] * 2月17日 07:00 (UTC) より短い時間ですが一部のサービスが利用できない見込みです。新規の[[m:Special:MyLanguage/Wikimedia URL Shortener|短縮URLの生成]]、翻訳、通知、[[mw:Reading/Reading Lists|リーディングリスト]]への追加、[[:w:ja:バウンスメール|バウンスメール]]の記録などが正常に行われない可能性があります。データベースのメンテナンスを実施するためです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T273758] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.31|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-02-16|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-02-17|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-02-18|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/07|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2021-W07"/> 2021年2月15日 (月) 17:56 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21105437 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/08|Tech News: 2021-08]] == <div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/08|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * ビジュアルエディターに画像を検索する[[:c:Commons:Structured data/Media search|MediaSearch]](メディアサーチ)を導入しました。挿絵がほしいと思った時、ビジュアルエディターを使いながらコモンズから画像を選べます。目標は編集者がよりよい画像を探せるようにすることです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T259896] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] [[mw:Special:MyLanguage/Extension:SyntaxHighlight|構文強調表示]]が新しく[[:w:en:Futhark (programming language)|Futhark]]、[[:w:ja:Graphviz|Graphviz]]、[[:w:ja:DOT言語|DOT]]、CDDL、AMDGPUに対応しました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T274741] '''問題点''' * [[mw:Special:MyLanguage/Extension:EasyTimeline|タイムライン]]を編集するとテキストが全て除去されてしまうことがありました。これはバグによるもので、現在は修正済みです。タイムラインを正常な表示に戻すには、タイムラインを再度編集する必要があるかもしれません。 [https://phabricator.wikimedia.org/T274822] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.32|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-02-23|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-02-24|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-02-25|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] [[:w:ja:Rust (プログラミング言語)|Rust言語]]を使ったウィキメディアウィキでの作業に興味がある開発者と利用者向けの[[:m:Wikimedia Rust developers user group|利用者グループ]]があります。ウィキの機能を改良したい人の参加や勧誘をお待ちしています。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/08|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div> ---- 2021年2月23日 (火) 00:18 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21134058 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/09|Tech News: 2021-09]] == <div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/09|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[mw:Special:MyLanguage/Growth/Feature summary|Growth チーム用ツール]]を使用しているウィキでは各新規参加者を担当するメンターの名前を[[mw:Special:MyLanguage/Help:Growth/Mentorship/Integrating_mentorship|マジックワード]]で表示できるようになりました。ウェルカムメッセージやユーザーボックスで使用することができます。 * 新しいバージョンの[[c:Special:MyLanguage/Commons:VideoCutTool|ビデオカットツール]]が利用できます。クロップ、トリミング、オーディオの無効化、映像の回転などを行うことができます。この機能は開発者アウトリーチプログラムの一環として作成されています。 '''問題点''' * [[mw:Special:MyLanguage/Manual:Job queue|ジョブキュー]]に問題が発生していました。一部の機能が変更を保存せず、メッセージ一斉送信に遅延が生じました。ウィキの編集には影響ありませんでした。 [https://phabricator.wikimedia.org/T275437] * Firefox または Safari の最新版を使用している一部の編集者は、統一アカウントで自動的なログインを行えないことがあります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T226797] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.33|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-03-02|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-03-03|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-03-04|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/09|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div> ---- 2021年3月1日 (月) 19:08 (UTC) <!-- User:Trizek (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21161722 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/10|Tech News: 2021-10]] == <section begin="technews-2021-W10"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/10|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[mw:Special:MyLanguage/Content translation/Section translation|節単位の翻訳]]がベンガリ語ウィキペディアに導入されました。モバイルビューを使う編集者が記事を節単位で翻訳できるようにする機能です。今後、利用できるウィキが増える予定です。まず、記事が少なく編集活動が多いウィキを対象にしていきます。[https://sx.wmflabs.org/index.php/Main_Page 使用したら][[mw:Talk:Content translation/Section translation|フィードバックをお寄せください]]。 * [[mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:FlaggedRevs|フラグ付き査読機能]]で管理者に査読権限が与えられるようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T275293] * Twitter 上でウィキペディアの記事にリンクすると、その記事のプレビューが表示されます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T276185] '''問題点''' * 多くのグラフで [[:w:ja:JavaScript|JavaScript]] のエラーが発生しています。グラフの編集を行った後、ブラウザの開発者コンソールでグラフの確認をしてください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T275833] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.34|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-03-09|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-03-10|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-03-11|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[mw:Talk pages project/New discussion|新しい協議]]用のツールは近日中に、ほとんどのウィキペディアで既定の[[mw:Special:MyLanguage/Extension:DiscussionTools|協議ツール]]としてベータ展開されます。新規の協議をより簡単に始めることが目標です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T275257] '''今後の予定''' * テンプレートに関して、使いこなしやすくするためいくつかの変更を行います。最初の変更は第1群のウィキ群に3月中に導入します。他の変更は同様に6月導入の予定です。これはテンプレートのさくせいしゃもしくは管理者と、利用者のどちらにも役立つはずです。[[:m:WMDE Technical Wishes/Templates|詳細はこちら]]。 * [[m:WMDE Technical Wishes/ReferencePreviews|出典のプレビュー]]機能を複数のウィキで3月17日から既定の機能として実装します。設定は[[mw:Page Previews|ページのプレビュー]]と共通です。Reference Tooltipsあるいはナビゲーション・ポップアップを使いたい場合は、今後も引き続き使えます。このとき、出典のプレビューが重複して表示されることはありません。 [https://phabricator.wikimedia.org/T271206][https://meta.wikimedia.org/wiki/Talk:WMDE_Technical_Wishes/ReferencePreviews] * 新しい JavaScript ベースの関数は[[:w:ja:Internet Explorer 11|Internet Explorer 11]] で動作しません。Internet Explorer は古いブラウザであり、今日使用される JavaScript の記述では動作しないためです。ただし、既に現時点で Internet Explorer 11 で動作する機能は引き続き Internet Explorer 11 でも動作します。[[mw:Compatibility/IE11|詳細はこちら]]を御覧ください。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/10|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2021-W10"/> 2021年3月8日 (月) 17:51 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21175593 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/11|Tech News: 2021-11]] == <section begin="technews-2021-W11"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/11|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop Improvements|デスクトップ改善]]プロジェクトに参加するウィキでは、新規の[[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop Improvements/Features/Search|検索機能]]が使えるようになりました。より多くのウィキでも後日、デスクトップ改善と新しい検索機能が利用できるようになる予定です。また[[mw:Reading/Web/Desktop Improvements#Deployment plan and timeline|先行して試用する]]こともできます。 * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] バナー通知の掲載あるいはサイト全体に関与する [[:w:ja:JavaScript|JavaScript]] コードを変更する編集者は [https://grafana.wikimedia.org/d/000000566/overview?viewPanel=16&orgId=1 クライアント・エラー表示]を使い、変更によって問題が発生していないかどうか必ず確認しなければなりません。[https://diff.wikimedia.org/2021/03/08/sailing-steady%e2%80%8a-%e2%80%8ahow-you-can-help-keep-wikimedia-sites-error-free 詳細はこちら]をご参照ください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T276296] '''問題点''' * [[phab:T276968|データベースの問題]]が原因で[https://meta.wikimedia.beta.wmflabs.org Wikimedia ベータクラスタ] が1日以上、読み取り専用でした。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.34|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-03-16|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-03-17|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-03-18|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * カスタム署名は現在、テンプレートを使って[[:w:ja:改行コード|改行]]または[[:w:ja:キャリッジ・リターン|キャリッジ・リターン]]記号を含めることができます。将来的にこれを禁止する提案があがっています。理由は書式エラーを発生させるからです。 [https://www.mediawiki.org/wiki/New_requirements_for_user_signatures#Additional_proposal_(2021)][https://phabricator.wikimedia.org/T272322] * [[phab:T276899|12 件のウィキ]]では、閲覧はできても編集ができない時間帯が[https://www.timeanddate.com/worldclock/fixedtime.html?iso=20210323T06 {{#time:j xg|2021-03-23|en}} の 06:00 (UTC)] 以降に短時間、発生する見込みです。最長で30分、もっと早く終わるかもしれません。 * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] [[wikitech:Wiki replicas|Wiki Replicas]] に対して[[:w:ja:SQL|SQL]] クエリに[https://quarry.wmflabs.org/ Quarry] が使えます。3月23日以降、データベース横断型の<code>JOINS</code> は作動しなくなります。どのデータベースに接続するか指定する欄が追加される予定です。もし皆さんがこれに影響を受けると考えられ、支援が必要な場合は [[phab:T268498|Phabricator]] もしくは [[wikitech:Talk:News/Wiki Replicas 2020 Redesign|Wikitech]] で申し出てください。[https://wikitech.wikimedia.org/wiki/PAWS PAWS] その他、Wiki Replica に [[:w:ja:SQL|SQL]] クエリを実行するものは後日、影響を受ける見込みです。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/News/Wiki_Replicas_2020_Redesign] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/11|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2021-W11"/> 2021年3月15日 (月) 23:23 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21226057 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/12|Tech News: 2021-12]] == <section begin="technews-2021-W12"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/12|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[:w:ja:KaiOS|KaiOS]] 用の [[mw:Wikipedia for KaiOS|Wikipedia アプリ]]が利用できます。この OS を使う端末にはタッチスクリーンがないため、使用する際はキーパッドを使ってナビゲートを行います。[https://wikimedia.github.io/wikipedia-kaios/sim.html シミュレータ]により、実際にどのように動作するかを確認することができます。 * [[mw:Special:MyLanguage/Talk pages project/Replying|返信ツール]]と[[mw:Special:MyLanguage/Talk pages project/New discussion|新しい議論ツール]]は[[Special:Preferences#mw-prefsection-betafeatures|ベータ版]]機能「{{int:discussiontools-preference-label}}」としてドイツ語版ウィキペディアを除く殆どのウィキで利用できるようになりますた。 '''問題点''' * [https://www.timeanddate.com/worldclock/fixedtime.html?iso=20210323T06 3月23日 6:00(UTC)]に [[phab:T276899|12 のウィキ]]が閲覧はできても編集ができない状態になります。パスワードの変更、ウィキへの新規ログイン、グローバル利用者名変更、電子メールアドレスの確認や変更にも影響を与える可能性があります。編集できない時間は 30 分の予定ですが、予定よりも早く終了するかもしれません。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.36|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-03-23|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-03-24|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-03-25|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[:w:ja:シンタックスハイライト|構文の強調表示]]を行う色が変更され、見やすくなります。まもなく[[phab:T276346|最初の対象となるウィキ]]で変更が実施されます。 [https://meta.wikimedia.org/wiki/WMDE_Technical_Wishes/Improved_Color_Scheme_of_Syntax_Highlighting] '''今後の予定''' * [[mw:Special:MyLanguage/Extension:FlaggedRevs|フラグ付き査読機能]]で「トーン」または「階層」のように複数のタグを付けることができなくなり、付けられるタグが 1 つになります。複数のタグを同時に付けているウィキが極めて少数である上、メンテナンスも難しくなることから今回の変更が実施されることになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T185664][https://phabricator.wikimedia.org/T277883] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] ガジェットやユーザースクリプトで JavaScript でページの変数に直接アクセスできなくなります。2015年に <code dir=ltr>wg*</code> から <code dir=ltr>mw.config</code> への移行が行われています。まもなく <code dir=ltr>wg*</code> は使用できなくなります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T72470] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/12|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2021-W12"/> 2021年3月22日 (月) 16:53 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21244806 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/13|Tech News: 2021-13]] == <section begin="tech-newsletter-content"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/13|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 非常に古い[[:w:ja:ウェブブラウザ|ウェブブラウザ]]はウィキメディアのウィキで[[:mw:Special:MyLanguage/Compatibility|動作しなくなりました]]。従来サポートされていた、古いブラウザ用のコードが除去されたためです。対象となるブラウザで閲覧すると不具合が発生する可能性があります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T277803] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] [[:m:IRC/Channels#Raw_feeds|「最近の更新」の IRC フィード]]を新しいサーバに移転しました。すべてのツールがサーバーを指定せず自動で <code>irc.wikimedia.org</code> に再接続するかどうか確認してください。また、最新の[[:wikitech:Event Platform/EventStreams|イベントストリーム]]への移行も推奨されています。 [https://phabricator.wikimedia.org/T224579] '''問題点''' * 多数の編集者がウォッチリストに登録したページの場合、移動(改名)によって履歴が分断される可能性があります。また、いったん移動するとしばらくの間、再移動ができなくなる可能性があります。[[:w:ja:キュー (コンピュータ) |ジョブキュー]]に発生した問題が原因です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T278350] * メタの翻訳対象ページが編集できなくなっていました。原因は翻訳ツールのバグによるものです。この問題のため、MediaWiki のバージョン更新が遅れました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T278429][https://phabricator.wikimedia.org/T274940] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.37|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-03-30|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-03-31|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-04-01|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/13|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="tech-newsletter-content"/> 2021年3月29日 (月) 17:31 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21267131 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/13|Tech News: 2021-13]] == <section begin="tech-newsletter-content"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/13|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 非常に古い[[:w:ja:ウェブブラウザ|ウェブブラウザ]]はウィキメディアのウィキで[[:mw:Special:MyLanguage/Compatibility|動作しなくなりました]]。従来サポートされていた、古いブラウザ用のコードが除去されたためです。対象となるブラウザで閲覧すると不具合が発生する可能性があります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T277803] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] [[:m:IRC/Channels#Raw_feeds|「最近の更新」の IRC フィード]]を新しいサーバに移転しました。すべてのツールがサーバーを指定せず自動で <code>irc.wikimedia.org</code> に再接続するかどうか確認してください。また、最新の[[:wikitech:Event Platform/EventStreams|イベントストリーム]]への移行も推奨されています。 [https://phabricator.wikimedia.org/T224579] '''問題点''' * 多数の編集者がウォッチリストに登録したページの場合、移動(改名)によって履歴が分断される可能性があります。また、いったん移動するとしばらくの間、再移動ができなくなる可能性があります。[[:w:ja:キュー (コンピュータ) |ジョブキュー]]に発生した問題が原因です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T278350] * メタの翻訳対象ページが編集できなくなっていました。原因は翻訳ツールのバグによるものです。この問題のため、MediaWiki のバージョン更新が遅れました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T278429][https://phabricator.wikimedia.org/T274940] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.37|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-03-30|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-03-31|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-04-01|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/13|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="tech-newsletter-content"/> 2021年3月29日 (月) 20:39 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21267131 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/14|Tech News: 2021-14]] == <section begin="tech-newsletter-content"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/14|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 記事の一部を折りたたみ、クリックして表示する機能があります。リンク先が折りたたんだ部分の中にある節見出しだった場合、リンクを押すと飛んだ先の節が自動的に表示されるようになりました。ブラウザ画面はリンク先の節までスクロールダウンします。以前はこのようなリンクがうまく作動せず、あらかじめ手動で節見出しを開いておく必要がありました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T276741] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] [[mw:Special:MyLanguage/Citoid|citoid]] [[:w:ja:API|API]]は年と月のみで日がない日付を指定した場合、たとえば <code>2010-12</code>の代わりに<code>2010-12-XX</code>を適用するようになる予定です。<code>2010-12</code>を本来の意味である<code>December 2010</code> (2010年12月) ではなく<code>2010-2012</code> (期間) と取り違える可能性があるからです。これを [https://www.loc.gov/standards/datetime/ Extended Date/Time Format] (アメリカ議会図書館が策定した日付書式の規格) でレベル0ではなくレベル1と呼びます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T132308] * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.38|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-04-06|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-04-07|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-04-08|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] [[:wikitech:PAWS|PAWS]] から [[:wikitech:Wiki Replicas|Wiki Replicas]] に接続することができます。データベース横断型クエリの <code>JOINS</code> は4月28日以降動作しなくなります。この変更による影響を受ける可能性があり、手助けが必要な場合には [[phab:T268498|Phabricator]] または [[wikitech:Talk:News/Wiki Replicas 2020 Redesign|Wikitech]] でご相談ください。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/14|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="tech-newsletter-content"/> 2021年4月5日 (月) 19:41 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21287348 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/16|Tech News: 2021-16]] == <section begin="tech-newsletter-content"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/16|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * ウィキメディアのウィキ群に対して送られる問い合わせなどのメールは、ウィキメディアの編集者がボランティアで担当しています。ボランティアが使用するツールを従来の [[m:Special:MyLanguage/OTRS|OTRS]] から [https://github.com/znuny/Znuny Znuny] に変更しました。機能とインターフェースに変更はありません。ボランティアの管理者から、今後の予定について、後日説明が行われる予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T279303][https://phabricator.wikimedia.org/T275294] * [[Mw:Special:MyLanguage/Extension:CodeMirror|構文の強調表示機能]]を使用している場合、2017年版と2020年版の編集エディタでテンプレートを編集したときに行番号が表示されるようになりました。改行を確認しやすくしたり、特定の行について議論するときに役立ちます。行番号の表示は近日中に全ての名前空間で利用できるようになる予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T267911][https://meta.wikimedia.org/wiki/WMDE_Technical_Wishes/Line_Numbering][https://meta.wikimedia.org/wiki/Talk:WMDE_Technical_Wishes/Line_Numbering] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] 技術的な変更に伴い、[https://phab.wmfusercontent.org/file/data/llvdqqnb5zpsfzylbqcg/PHID-FILE-25vs4qowibmtysl7cbml/Screen_Shot_2021-04-06_at_2.34.04_PM.png これと同じような]編集の要約欄を持つガジェットやスクリプトで問題が起こる可能性があります。もし問題が発見された場合には、<code>mw.loader.using('mediawiki.action.edit.styles')</code> を使用して従来の状態に差し戻してください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T278898] * MediaWikiの[[mw:MediaWiki 1.37/wmf.1|最新版]]は先週、ウィキメディアのウィキ群に展開されています。先週は技術週報を休刊しました。 '''今週の更新''' * 今週、MediaWikiのバージョン更新はありません。 '''今後の予定''' * 利用者グループ <code>oversight</code> は <code>suppress</code> へと改称されます。これは[[phab:T109327|技術的な理由によるものです]]。変更されるのはシステム上の名称です。ウィキ上におけるグループの名称に影響を与えるものではありません。変更作業は2週間以内に実施予定です。意義を申し立てる場合は[[phab:T112147|Phabricator]]にコメントをお願いします。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/16|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="tech-newsletter-content"/> 2021年4月19日 (月) 16:49 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21356080 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/17|Tech News: 2021-17]] == <section begin="tech-newsletter-content"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/17|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * テンプレートには特定の値をとるパラメータがあります。編集者に[[mw:Special:MyLanguage/Extension:TemplateData|テンプレート・データ]]を使って値を推奨することができます。まもなくビジュアルエディタはこれらの値をドロップダウン・リストに表示するようになります。テンプレート利用者が正しい値をより早く見つけられるように支援するためです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T273857][https://meta.wikimedia.org/wiki/Special:MyLanguage/WMDE_Technical_Wishes/Suggested_values_for_template_parameters][https://meta.wikimedia.org/wiki/Talk:WMDE_Technical_Wishes/Suggested_values_for_template_parameters] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.37/wmf.3|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-04-27|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-04-28|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-04-29|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.37/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/17|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="tech-newsletter-content"/> 2021年4月26日 (月) 21:25 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21391118 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/18|Tech News: 2021-18]] == <section begin="tech-newsletter-content"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/18|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[w:en:Wikipedia:Twinkle|Twinkle]] というガジェットがウィキペディア英語版で利用されています。メンテナンスと巡回に役立つガジェットです。このたび、[[m:Grants:Project/Rapid/SD0001/Twinkle localisation/Report|他のウィキでも利用できるようになりました]]。ご利用のウィキに Twinkle を導入するときは、GitHub リポジトリの[https://github.com/wikimedia-gadgets/twinkle-starter twinkle-starter] をご利用ください。 '''問題点''' * [[mw:Special:MyLanguage/Content translation|コンテンツ翻訳ツール]]が一時的に多くの記事で動作しませんでした。バグが原因によるものです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T281346] * 5月5日におよそ1分間、特定の操作ができなくなる見込みです。予定時間は[https://www.timeanddate.com/worldclock/fixedtime.html?iso=20210505T0600 06:00 UTC前後]です。コンテンツ翻訳ツールや通知機能をはじめとする幾つかの機能が影響を受けます。クラッシュを予防するためのアップグレードを行うためです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T281212] '''今週の更新''' * [[mw:Special:MyLanguage/Help:Reference Previews|参考資料プレビュー]] は5月5日より、多くのウィキで既定の機能になる予定です。いくつかの変更があったため、実装が当初の予定より遅れました。この機能は[[mw:Special:MyLanguage/Page Previews|ページのプレビュー]]機能を使わずに利用することも可能です。当初の計画では、個人設定で両方の機能をまとめて有効または無効に切り替える予定でした。 [https://phabricator.wikimedia.org/T271206][https://meta.wikimedia.org/wiki/Talk:WMDE_Technical_Wishes/ReferencePreviews] * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.37/wmf.4|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-05-04|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-05-05|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-05-06|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.37/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] [[:w:ja:Cascading Style Sheets|CSS]] のクラス <code dir=ltr>.error</code> <code dir=ltr>.warning</code> <code dir=ltr>.success</code> は特に定義を行っていなければモバイル版閲覧環境で動作しません。6月以降はデスクトップ版の閲覧環境でも動作しなくなります。これにより、ガジェットやテンプレートに影響が出る可能性があります。クラスに対するスタイルを[[MediaWiki:Common.css]] やテンプレートスタイルで定義することは可能です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T280766] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/18|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="tech-newsletter-content"/> 2021年5月3日 (月) 15:44 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21418010 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/18|Tech News: 2021-18]] == <section begin="tech-newsletter-content"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/18|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[w:en:Wikipedia:Twinkle|Twinkle]] というガジェットがウィキペディア英語版で利用されています。メンテナンスと巡回に役立つガジェットです。このたび、[[m:Grants:Project/Rapid/SD0001/Twinkle localisation/Report|他のウィキでも利用できるようになりました]]。ご利用のウィキに Twinkle を導入するときは、GitHub リポジトリの[https://github.com/wikimedia-gadgets/twinkle-starter twinkle-starter] をご利用ください。 '''問題点''' * [[mw:Special:MyLanguage/Content translation|コンテンツ翻訳ツール]]が一時的に多くの記事で動作しませんでした。バグによるものです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T281346] * 5月5日におよそ1分間、特定の操作ができなくなる見込みです。予定時間は[https://www.timeanddate.com/worldclock/fixedtime.html?iso=20210505T0600 06:00 UTC前後]です。コンテンツ翻訳ツールや通知機能をはじめとする幾つかの機能が影響を受けます。クラッシュを予防するためのアップグレードを行うためです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T281212] '''今週の更新''' * [[mw:Special:MyLanguage/Help:Reference Previews|参考資料プレビュー]] は5月5日より、多くのウィキで既定の機能になる予定です。いくつかの変更があったため、実装が当初の予定より遅れました。この機能は[[mw:Special:MyLanguage/Page Previews|ページのプレビュー]]機能を使わずに利用することも可能です。当初の計画では、個人設定で両方の機能をまとめて有効または無効に切り替える予定でした。 [https://phabricator.wikimedia.org/T271206][https://meta.wikimedia.org/wiki/Talk:WMDE_Technical_Wishes/ReferencePreviews] * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.37/wmf.4|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-05-04|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-05-05|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-05-06|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.37/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] [[:w:ja:Cascading Style Sheets|CSS]] のクラス <code dir=ltr>.error</code> <code dir=ltr>.warning</code> <code dir=ltr>.success</code> は特に定義を行っていなければモバイル版閲覧環境で動作しません。6月以降はデスクトップ版の閲覧環境でも動作しなくなります。これにより、ガジェットやテンプレートに影響が出る可能性があります。クラスに対するスタイルを[[MediaWiki:Common.css]] やテンプレートスタイルで定義することは可能です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T280766] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/18|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="tech-newsletter-content"/> 2021年5月4日 (火) 12:57 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21418010 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/19|Tech News: 2021-19]] == <section begin="tech-newsletter-content"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/19|翻訳]]されています。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.37/wmf.5|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-05-11|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-05-12|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-05-13|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.37/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * 5月22日–23日にオンライン開催の[[mw:Wikimedia Hackathon 2021| ウィキメディア・ハッカソン]]のリンクでは、参加者の企画の予告が始まりました。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/19|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="tech-newsletter-content"/> 2021年5月10日 (月) 15:10 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21428676 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/19|Tech News: 2021-19]] == <section begin="tech-newsletter-content"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/19|翻訳]]されています。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.37/wmf.5|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-05-11|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-05-12|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-05-13|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.37/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * 5月22日–23日にオンライン開催の[[mw:Wikimedia Hackathon 2021| ウィキメディア・ハッカソン]]のリンクでは、参加者の企画の予告が始まりました。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/19|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="tech-newsletter-content"/> 2021年5月10日 (月) 16:26 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21428676 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/20|Tech News: 2021-20]] == <section begin="tech-newsletter-content"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/20|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[mw:Talk pages project/Replying|返信ツール]]で新しいツールバーが利用できるようにできました。ソースモード編集で動作します。[[Special:Preferences#mw-htmlform-discussion|個人設定]]で有効化することで利用できるようになります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T276608] [https://www.mediawiki.org/wiki/Talk_pages_project/Replying#13_May_2021] [https://www.mediawiki.org/wiki/Talk_pages_project/New_discussion#13_May_2021] * ウィキメディアの[https://lists.wikimedia.org/mailman/listinfo メーリングリスト]が新しいバージョンの[[:w:ja:GNU Mailman|Mailman 3]]に移行します。[[:w:ja:文字コード|文字コード]]の動作のために、<code>[[:w:ja:UTF-8|UTF-8]]</code>から <code>utf8mb3</code> への変更が行われます。 [https://lists.wikimedia.org/hyperkitty/list/wikitech-l@lists.wikimedia.org/thread/IEYQ2HS3LZF2P3DAYMNZYQDGHWPVMTPY/][https://phabricator.wikimedia.org/T282621] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] 技術ニュースの[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/14|以前の号]]で、[[mw:Special:MyLanguage/Citoid|citoid]] [[:w:ja:API|API]]は日付を指定する際に年と月のみ指定して日を省略した場合、新しい方式で処理が行われるとお知らせしていました。しかし、現在この変更は差し戻されています。様々なwikiへの影響について更なる議論を行う必要があるためです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T132308] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] <code>MediaWiki:Pageimages-blacklist</code> は <code>MediaWiki:Pageimages-denylist</code> に改名されます。リストを予め新しい名前に変更することも検討してください。一部のウィキで5月19日に、他の一部のウィキでは5月20日に変更が実施されます。このメッセージは殆どのウィキでは使用されていません。記事でサムネイルとして使用してはいけない画像のリストです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T282626] * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.37/wmf.6|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-05-18|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-05-19|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-05-20|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.37/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/20|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="tech-newsletter-content"/> 2021年5月17日 (月) 13:50 (UTC) <!-- User:Trizek (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21464279 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/21|Tech News: 2021-21]] == <section begin="tech-newsletter-content"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/21|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * これまでウィキメディア運動で利用する [[:m:Special:MyLanguage/IRC|IRC]] は [[:w:Special:MyLanguage/ja:Freenode|Freenode]](フリーノード)のネットワークを使用していました。このたび、ネットワーク管理者が大幅に入れ替わりました。[[m:Special:MyLanguage/IRC/Group_Contacts |ウィキメディア IRC グループの連絡先]] は [[:w:en:Libera Chat|Libera チャット]]ネットワークへの乗り換えが[[m:Special:Diff/21476411|決定しました]]。すべてのチャンネルを移動させると正式に決まったわけではありませんが、ウィキメディアの IRC チャンネル群は殆どがフリーノードから撤退することになる見込みです。 [[:m:IRC/Migrating_to_Libera_Chat|移設の手引き]]を設けているほか、ウィキメディア全体を対象とした[[m:Wikimedia Forum#Freenode (IRC)|関連議論]]が行われています。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.37/wmf.7|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-05-25|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-05-26|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-05-27|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.37/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/21|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="tech-newsletter-content"/> 2021年5月24日 (月) 17:08 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21477606 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/22|Tech News: 2021-22]] == <section begin="tech-newsletter-content"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/22|翻訳]]されています。 '''問題点''' * ベクター外装でページの題名直下の通知文、ページ最下部のカテゴリ欄の文字の大きさが正しく表示されないという不具合が発生しました。先週の月曜日に修正済みです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T283206] '''今週の更新''' * 今週、MediaWikiのバージョン更新はありません。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/22|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="tech-newsletter-content"/> 2021年5月31日 (月) 17:06 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21516076 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/23|Tech News: 2021-23]] == <section begin="tech-newsletter-content"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/23|翻訳]]されています。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.37/wmf.9|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-06-08|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-06-09|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-06-10|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.37/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * ウィキメディア運動では技術的なタスク管理に [[:mw:Special:MyLanguage/Phabricator|Phabricator]] を採用しています。技術関連の提案やバグ報告を受け付けたり、開発者の作業項目を集約しています。このたび Phabricator の運営会社が開発の中止を発表しました。ただちに影響が出るわけではありませんが、将来的に別の管理ツールに移行する可能性があります。 [https://lists.wikimedia.org/hyperkitty/list/wikitech-l@lists.wikimedia.org/message/YAXOD46INJLAODYYIJUVQWOZFIV54VUI/][https://admin.phacility.com/phame/post/view/11/phacility_is_winding_down_operations/][https://phabricator.wikimedia.org/T283980] * ウィキペディア内で検索を行ったとき、一部の言語で検索結果の増える場合があります。これの現象は主に、検索を行った利用者が[[:w:ja:ダイアクリティカルマーク|ダイアクリティカルマーク]]を適切に使用しなかった場合に発生します。その言語では必要ないと考えられており、記号の表記揺れを検索対象に含めていないことが原因です。例えばドイツ語版ウィキペディアでは、<code>Bedusz</code> を検索しても検索結果に <code>Będusz</code> は出てきません。ドイツ語で <code>ę</code> という文字は使われず、もっぱら <code>e</code> が代わりに使われるためです。この挙動は将来的に一部の言語版で改善される予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T219550] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] [[:mw:Special:MyLanguage/API:Main page|action API]]の[[:w:ja:クロスサイトリクエストフォージェリ |CSRF トークン パラメータ]]は2014年に変更されました。2014年より古い変数はまもなく機能しなくなります。ボット、ガジェットやユーザースクリプトのうち旧来の変数を使用しているものには影響が出るかもしれません。 [https://lists.wikimedia.org/hyperkitty/list/wikitech-l@lists.wikimedia.org/thread/IMP43BNCI32C524O5YCUWMQYP4WVBQ2B/][https://phabricator.wikimedia.org/T280806] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/23|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="tech-newsletter-content"/> 2021年6月7日 (月) 20:03 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21551759 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/23|Tech News: 2021-23]] == <section begin="tech-newsletter-content"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/23|翻訳]]されています。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.37/wmf.9|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-06-08|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-06-09|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-06-10|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.37/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * ウィキメディア運動では技術的なタスク管理に [[:mw:Special:MyLanguage/Phabricator|Phabricator]] を採用しています。技術関連の提案やバグ報告を受け付けたり、開発者の作業項目を集約しています。このたび Phabricator の運営会社が開発の中止を発表しました。ただちに影響が出るわけではありませんが、将来的に別の管理ツールに移行する可能性があります。 [https://lists.wikimedia.org/hyperkitty/list/wikitech-l@lists.wikimedia.org/message/YAXOD46INJLAODYYIJUVQWOZFIV54VUI/][https://admin.phacility.com/phame/post/view/11/phacility_is_winding_down_operations/][https://phabricator.wikimedia.org/T283980] * ウィキペディア内で検索を行ったとき、一部の言語で検索結果の増える場合があります。これの現象は主に、検索を行った利用者が[[:w:ja:ダイアクリティカルマーク|ダイアクリティカルマーク]]を適切に使用しなかった場合に発生します。その言語では必要ないと考えられており、記号の表記揺れを検索対象に含めていないことが原因です。例えばドイツ語版ウィキペディアでは、<code>Bedusz</code> を検索しても検索結果に <code>Będusz</code> は出てきません。ドイツ語で <code>ę</code> という文字は使われず、もっぱら <code>e</code> が代わりに使われるためです。この挙動は将来的に一部の言語版で改善される予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T219550] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] [[:mw:Special:MyLanguage/API:Main page|action API]]の[[:w:ja:クロスサイトリクエストフォージェリ |CSRF トークン パラメータ]]は2014年に変更されました。2014年より古い変数はまもなく機能しなくなります。ボット、ガジェットやユーザースクリプトのうち旧来の変数を使用しているものには影響が出るかもしれません。 [https://lists.wikimedia.org/hyperkitty/list/wikitech-l@lists.wikimedia.org/thread/IMP43BNCI32C524O5YCUWMQYP4WVBQ2B/][https://phabricator.wikimedia.org/T280806] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/23|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="tech-newsletter-content"/> 2021年6月7日 (月) 22:35 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21551759 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/24|Tech News: 2021-24]] == <section begin="tech-newsletter-content"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/24|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * ログイン利用はモバイルのウェブ版で[[:mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Advanced mobile contributions|改良版モード]]を利用できるようになりました。カテゴリはデスクトップ版の利用者と同様の表示になります。これにより、従来はデスクトップ版限定のガジェットのうち、いくつかはモバイル版サイト利用者も使える可能性があります。皆さんのウィキにそのようなガジェットがある場合は、モバイル版サイトでも有効にするかどうかを設定できます。ガジェットによっては表示をモバイル向けに調整する必要があるかもしれません。 [https://phabricator.wikimedia.org/T284763] * ウィキデータの言語間リンクが[[:oldwikisource:Main Page|多言語ウィキソース]]でも動作するようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T275958] '''今週の更新''' * 今週、MediaWikiのバージョン更新はありません。 '''今後の予定''' * 将来的に未登録利用者のIPを不特定多数の利用者が[[m:Special:MyLanguage/IP Editing: Privacy Enhancement and Abuse Mitigation|見られないようになります]]。これは法的な理由によるものです。[[m:IP Editing: Privacy Enhancement and Abuse Mitigation#Updates|IPを確認する必要がある利用者]]を決めるための大まかなドラフトがあります。 * 6月22日に数分間、ウィキペディア・ドイツ語版、ウィキボヤージュ英語版に加え小規模ウィキ29件が閲覧専用になり編集ができない状態となります。予定時間は5:00から5:30 (UTC) の見込みです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T284530] * 6月28日の週に数分間、すべてのウィキが閲覧専用になり編集ができない状態となります。詳細は追って技術ニュースに掲載されるほか、近日中に個別のウィキへ告知を行う計画です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T281515][https://phabricator.wikimedia.org/T281209] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/24|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="tech-newsletter-content"/> 2021年6月14日 (月) 20:26 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21587625 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/25|Tech News: 2021-25]] == <section begin="tech-newsletter-content"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/25|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] 問い合わせ対応ボランティアチームのグローバルグループ名 <code>otrs-member</code> は現在、<code>vrt-permissions</code> (<sup>※</sup>)に変更されています。不正利用フィルターに影響を与える可能性があります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T280615] '''問題点''' * 6月22日にドイツ語版ウィキペディア、英語版ウィキボヤージュと、その他29の小規模ウィキで、数分にわたり閲覧はできても編集ができない状態になります。予定の時間帯は[https://www.timeanddate.com/worldclock/fixedtime.html?iso=20210623T0500 5:00 から 5:30 (UTC)] の間と見込まれます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T284530] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.37/wmf.11|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-06-22|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-06-23|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-06-24|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.37/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/25|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="tech-newsletter-content"/> 2021年6月21日 (月) 15:50 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21593987 のリストを使用して送信したメッセージ --> == Editing news 2021 #2 == <div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"> <em>[[m:Special:MyLanguage/VisualEditor/Newsletter/2021/June|他の言語で読む]] • [[m:VisualEditor/Newsletter|多言語ニュースレター配信に登録する]]</em> [[File:Reply Tool A-B test comment completion.png|alt=導入されている全ウィキペディアにおける編集初心者のコメント完了率|thumb|296x296px|初心者が返信ツールを使用してトークページに投稿しようとした際、コメント投稿に成功した割合。([https://wikimedia-research.github.io/Reply-tools-analysis-2021/ 出典])]] 今年の年初め、編集チームは[[mw:Talk pages project/Replying|返信ツール]]の大規模研究を行いました。 主な目的としては、返信ツールが[[mw:Talk pages project/Glossary|編集初心者]]のウィキにおけるコミュニケーションに役立っているかどうかを調べることが挙げられます。2つ目の目的は、新人編集者がこのツールを使って投稿したコメントが既存のwikitextエディタによるコメントよりも不適切なものが多いか調べることでした。 主な結果 : * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Newer editors who had automatic ("default on") access to the Reply tool were [https://wikimedia-research.github.io/Reply-tools-analysis-2021/ more likely] to post a comment on a talk page.</span> * また、編集初心者が返信ツールで行ったコメントは、ページ編集でのコメントよりも取り消し・巻き戻しされる可能性が[https://wikimedia-research.github.io/Reply-tools-analysis-2021/ 低い]という結果が出ました。 この結果により、Editingチームはこのツールが役立っていると確信しました。 <strong>今後の予定</strong> チームは今後数ヶ月で、返信ツールをオプトアウトで全員が利用できるように計画しています。この機能はアラビア語・チェコ語・ハンガリー語版ウィキペディアで先行的に実装されています。 <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">The next step is to [[phab:T280599|resolve a technical challenge]]. Then, they will deploy the Reply tool first to the [[phab:T267379|Wikipedias that participated in the study]]. After that, they will deploy it, in stages, to the other Wikipedias and all WMF-hosted wikis.</span> 現在、ベータ機能として「{{int:discussiontools-preference-label}}」を有効にできます。返信ツールを導入した後は、[[Special:Preferences#mw-prefsection-editing-discussion]]でいつでも設定を変更することができます。 –[[User:Whatamidoing (WMF)|Whatamidoing (WMF)]] ([[User talk:Whatamidoing (WMF)|トーク]]) </div> 2021年6月24日 (木) 14:12 (UTC) <!-- User:Elitre (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=VisualEditor/Newsletter&oldid=21602894 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/26|Tech News: 2021-26]] == <section begin="tech-newsletter-content"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/26|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[mw:Special:MyLanguage/Growth|Growth 機能]]があるウィキでは [[mw:Special:MyLanguage/Growth/Community configuration|Growth 機能の設定をウィキで直接行う]]ことができるようになりました。<code>Special:EditGrowthConfig</code> のページで操作できます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T285423] * ウィキソースに新しい [[m:Special:MyLanguage/Community Tech/OCR Improvements|OCR ツール]]が導入されます。「テキストの抽出」ボタンを表示したくない場合は [[Special:MyPage/common.css|common.css]] に <code>.ext-wikisource-ExtractTextWidget { display: none; }</code> を追加してください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T285311] '''問題点''' *6月29日にウィキメディア ウィキでは、数分にわたり閲覧はできても編集ができない状態になります。時間は[https://www.timeanddate.com/worldclock/fixedtime.html?iso=20210629T1400 14:00 (UTC)] の予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T281515][https://phabricator.wikimedia.org/T281209] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.37/wmf.12|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-06-29|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-06-30|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-07-01|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.37/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * <code>スタブリンク形式として表示する閾値</code>、<code>サムネイルの大きさ</code>、<code>見出しに番号を自動的に振る</code> という項目が個人設定にあります。これらの機能を維持するのには費用が掛かる一方、機能を使用する編集者は殆どいません。このため、開発者は機能の削除を検討しています。機能を取り除くことにより、ページの読み込み速度が若干早くなります。[[mw:Special:MyLanguage/User:SKim (WMF)/Performance Dependent User Preferences|詳細とフィードバックについてはこちらをご覧ください]]。 * [[mw:Talk pages project/Replying|返信ツール]]のウィキテキストのソースモードにツールバーが追加される予定です。これを使うとページにリンクしたり他の利用者へ通知を送る操作が簡単になります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T276609][https://www.mediawiki.org/wiki/Talk_pages_project/Replying#Status_updates] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/26|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="tech-newsletter-content"/> 2021年6月28日 (月) 16:32 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21653312 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/27|Tech News: 2021-27]] == <section begin="tech-newsletter-content"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/27|翻訳]]されています。 '''技術ニュース''' * 技術ニュースの次号は2021年7月19日に発行予定です。 '''最近の更新''' * [[:wikidata:Q4063270|AutoWikiBrowser]] は同じ作業の繰り返しを簡単に行えるツールです。このたび[[:w:ja:JSON|JSON]] を採用しました。<code>Wikipedia:AutoWikiBrowser/CheckPage</code> は<code>Wikipedia:AutoWikiBrowser/CheckPageJSON</code> と <code>Wikipedia:AutoWikiBrowser/Config</code> に移動しました。<code>Wikipedia:AutoWikiBrowser/CheckPage/Version</code> は <code>Wikipedia:AutoWikiBrowser/CheckPage/VersionJSON</code> に移りました。ツール自体はウィキ上で設定を行なっているため、新しいバージョンでテンプレートが追加されたり正規表現が修正されるのを待つ必要がありません。 [https://phabricator.wikimedia.org/T241196] '''問題点''' * [[m:Special:MyLanguage/InternetArchiveBot|InternetArchiveBot]] はいくつかのウィキにおいて、オンラインの情報源を保存するために役立ちます。情報源となるページを[[:w:ja:ウェイバックマシン|ウェイバックマシン]]に保存し、リンクを張ります。これは外部リンクのページが削除されても、引き続きリンク先を読めるようにするための措置です。現在、ページを<code>archive.is</code> から <code>web.archive.org</code> に移動したとき、誤った日付にリンクされる不具合が発生しています。 [https://phabricator.wikimedia.org/T283432] '''今週の更新''' * [[m:WMDE Technical Wishes/Finding and inserting templates|テンプレートの検索、追加と削除]]を行うツールを更新する予定です。これは適切なテンプレートを簡単に探して使えるようにするためです。7月7日に最初のウィキ群に導入されます。さらにほかのウィキにも今年中に導入する予定です。 [https://meta.wikimedia.org/wiki/WMDE_Technical_Wishes/Removing_a_template_from_a_page_using_the_VisualEditor][https://phabricator.wikimedia.org/T284553] * 今週、MediaWikiのバージョン更新はありません。 '''今後の予定''' * ウィキメディアのウィキには [[m:Special:MyLanguage/Flagged Revisions|フラグ付き査読機能]]あるいは変更の保留機能を採用するところがあります。新規登録のアカウントや未登録の閲覧者には、巡回されるまでその編集は非表示にされます。フラグ付き査読に伴う自動査読の処理は今後、ログを取らなくなります。自動査読の過去ログもすべて削除される予定です。不要なログを大量に作成することへの対処です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T285608] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/27|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="tech-newsletter-content"/> 2021年7月5日 (月) 17:33 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21694636 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/29|Tech News: 2021-29]] == <section begin="tech-newsletter-content"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/29|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[m:WMDE Technical Wishes/Finding and inserting templates|テンプレートの検索、除去]]に使うツールが更新されました。適切なテンプレートを探したり使ったりするのを楽にすることを目指しました。当初、7月7日には第1弾のウィキに実装する予定でした。代わりに7月12日に延期されました。その他のウィキには今年中に導入の見込みです。 [https://meta.wikimedia.org/wiki/WMDE_Technical_Wishes/Removing_a_template_from_a_page_using_the_VisualEditor][https://phabricator.wikimedia.org/T284553] * [[Special:UnconnectedPages|特別:項目に接続されていないページ]]の一覧にあるページはウィキデータに登録されていません。これはウィキデータに連携する必要のあるページを探す助けになります。特定のページはウィキデータに登録すべきではありません。特別ページに収集させないページには、マジックワードの<code><nowiki>__EXPECTED_UNCONNECTED_PAGE__</nowiki></code>を使うことができます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T97577] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.37/wmf.15|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-07-20|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-07-21|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-07-22|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.37/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">How media is structured in the [[:w:en:Parsing|parser's]] HTML output will soon change. This can affect bots, gadgets, user scripts and extensions. You can [https://lists.wikimedia.org/hyperkitty/list/wikitech-l@lists.wikimedia.org/thread/L2UQJRHTFK5YG3IOZEC7JSLH2ZQNZRVU/ read more]. You can test it on [[:testwiki:Main Page|Testwiki]] or [[:test2wiki:Main Page|Testwiki 2]].</span> * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Advanced item</span>]] <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">The parameters for how you obtain [[mw:API:Tokens|tokens]] in the MediaWiki API were changed in 2014. The old way will no longer work from 1 September. Scripts, bots and tools that use the parameters from before the 2014 change need to be updated. You can [[phab:T280806#7215377|read more]].</span> '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/29|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="tech-newsletter-content"/> 2021年7月19日 (月) 15:32 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21755027 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/30|Tech News: 2021-30]] == <section begin="tech-newsletter-content"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/30|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[mw:MediaWiki 1.37/wmf.14|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアは先々週、 ウィキメディアのウィキ群で展開されました。当該の週は休刊したため、 技術ニュースへの掲載はありませんでした。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.37/wmf.16|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-07-27|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-07-28|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-07-29|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.37/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * [[mw:Special:MyLanguage/Skin:MonoBook|Monobook 外装]]を使っている場合は、モバイル版で[[:w:ja:レスポンシブウェブデザイン|レスポンシブデザイン]]を無効にできます。この機能が他の外装でも利用できるようになります。もし<code>{{int:monobook-responsive-label}}</code>のチェックを外している場合は、新しい[[Special:Preferences#mw-prefsection-rendering|個人設定の項目]] <code>{{int:prefs-skin-responsive}}</code>にもチェックを付けないでください。さもないと設定が無効になります。インターフェース管理者はウィキでこの処理を自動化できます。詳細は[[phab:T285991|こちら]]をご参照ください。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/30|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="tech-newsletter-content"/> 2021年7月26日 (月) 21:11 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21771634 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/31|Tech News: 2021-31]] == <section begin="tech-newsletter-content"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/31|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] ウィキでマークアップに <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki><div class="mw-content-ltr"></nowiki></code></bdi> あるいは <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki><div class="mw-content-rtl"></nowiki></code></bdi> を使いながら必須の <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>dir</code></bdi>属性を指定していない場合、今後2週間で機能しなくなります。短期的な回避策として、ローカルウィキの Common.css ページに加筆する方法が[[phab:T287701|T287701]]で説明されています。今後は <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki><div class="mw-content-ltr" dir="ltr" lang="en"></nowiki></code></bdi> または <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki><div class="mw-content-rtl" dir="rtl" lang="he"></nowiki></code></bdi> のように完全な属性を指定する必要があります。これはその他のHTMLタグ、たとえば<code>span</code> や <code>code</code> も該当します。更新が必要なページを探すときは、[[phab:T287701|T287701]]にある手順の解説を参考にしてください。 * 再掲:ウィキメディアではチャットルームのネットワークを旧来のFreenodeから[[m:Special:MyLanguage/IRC/Migrating to Libera Chat| Libera Chat IRC]]へ移設しました。ローカルの解説文書の更新をお願いします。 '''問題点''' * 先週、すべてのウィキでアクセスが遅延したり不可能になる障害が30分程度発生しました。ロシア語版ウィキニュースにおいて記事の動的一覧の生成に問題が起こり、3日間に20万件超の新規記事を一括してインポートしたため、データベースに障害が出たためです。問題を起こした機能は当該ウィキで無効にされており、開発者が適切に修正できるかどうか議論しています。 [https://phabricator.wikimedia.org/T287380][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Incident_documentation/2021-07-26_ruwikinews_DynamicPageList] '''今週の更新''' * [[mw:VisualEditor|VisualEditor]]または[[mw:Special:MyLanguage/2017 wikitext editor|2017年ウィキテキスト編集機能]]を使ってページにリンクを追加するとき、[[mw:Special:MyLanguage/Extension:Disambiguator|曖昧さ回避ページ]]は検索結果の一覧で最下部にのみ表示されるようになりました。意図的に曖昧さ回避ページへ向けてリンクすることがごく稀であるためです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T285510] * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.37/wmf.17|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-08-03|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-08-04|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-08-05|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.37/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * [[mw:Wikimedia Apps/Team/Android|Android版ウィキペディア・アプリのチーム]]ではアプリ内のコミュニケーション機能を開発中です。他の編集者と会話したり通知を受信する方法について取り組んでいます。[[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Apps/Team/Android/Communication|詳細はこちら]]をご参照ください。[[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Apps/Team/Android/Communication/UsertestingJuly2021|計画のテスト]]に参加してくれる希望者を募集中です。Android スマホを持っていてアプリのダウンロードをしてもよいという編集者の皆さん、参加してください。 * {{int:discussiontools-preference-label}}の[[Special:Preferences#mw-prefsection-betafeatures|ベータ版機能]]が数週間以内に更新される予定です。トークページで[[mw:Talk pages project/Notifications|節ごとに購読]]できるウィキを増やします。トークページのURL ([https://meta.wikimedia.org/wiki/Meta_talk:Sandbox?dtenable=1 例]) の末尾に <code>?dtenable=1</code> と追加することでこの機能を試用することができます。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/31|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="tech-newsletter-content"/> 2021年8月2日 (月) 20:48 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21818289 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/32|Tech News: 2021-32]] == <section begin="tech-newsletter-content"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/32|翻訳]]されています。 '''問題点''' * 8月10日にウィキ17件では、数分にわたり閲覧はできても編集ができない状態になります。時間は15:00 (UTC) の予定です。データベースの作業を行うためです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T287449] '''今週の更新''' * [[wmania:Special:MyLanguage/2021:Hackathon|ウィキマニア ハッカソン]]はリモート開催で8月13日 5:00 UTC から 24時間にわたり行います。色々な参加方法が用意されています。プロジェクトやセッションの申し込みは引き続き受付中です。 * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.37/wmf.18|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-08-10|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-08-11|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-08-12|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.37/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] 旧来のCSS <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki><div class="visualClear"></div></nowiki></code></bdi> は8月12日以降、サポートされなくなります。代わりに、テンプレートやページには <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki><div style="clear:both;"></div></nowiki></code></bdi> を使用してください。ウィキで旧来のCSSを使っている場合は、置換の作業を手伝ってください。[[phab:T287962|T287962]]でグローバル検索のリンクが提供されています。 '''今後の予定''' * [[m:Special:MyLanguage/The Wikipedia Library|ウィキペディア図書館]]とは、ウィキペディア編集者の皆さんが典拠情報へアクセスできるようにするための空間です。いつ参加できるようになるか、ユーザーに知らせるための新しい[[mw:Special:MyLanguage/Extension:TheWikipediaLibrary|拡張機能]]があります。お知らせは通知機能を利用します。最初に参加出来るようになった利用者に対して9月に通知を行う予定です。その後、対象を拡大して順次通知を行います。 [https://phabricator.wikimedia.org/T288070] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] MediaWikiでは将来的に[[w:ja:JavaScript|JavaScript]]のフレームワークとして[[w:ja:Vue.js|Vue.js]]を採用する予定です。 [https://lists.wikimedia.org/hyperkitty/list/wikitech-l@lists.wikimedia.org/thread/SOZREBYR36PUNFZXMIUBVAIOQI4N7PDU/] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/32|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="tech-newsletter-content"/> 2021年8月9日 (月) 16:21 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21856726 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/33|Tech News: 2021-33]] == <section begin="tech-newsletter-content"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/33|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop Improvements|改良型ベクタースキン]]でサイドバーから言語間リンクを編集するための項目が再度追加されました。当該のページからウィキデータの項目に移動してリンクを編集することができます。改良型ベクタースキンでは言語間リンクの配置を変えましたが、この新しい言語選択機能からは言語リンクを追加することができないためです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T287206] '''問題点''' * 翻訳拡張機能を使用するウィキで不具合が発生していました。翻訳が反映されない、或いは英文に置き換えられるという問題が発生しました。不具合は既に修正済みです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T288700][https://phabricator.wikimedia.org/T288683][https://phabricator.wikimedia.org/T288719] '''今週の更新''' * [[mw:Special:MyLanguage/Extension:Disambiguator|曖昧さ回避ページ]]へのリンクを追加した版に対して、[[mw:Help:Tags|タグ]]が付与されるようになります。意図せず曖昧さ回避ページへのリンクを追加してしまうケースがあるためです。このタグを活用することで、誤って追加されたリンクを見つけて修正することが容易になります。この機能が不要である場合、ウィキの設定で[[mw:Help:Tags#Deleting a tag added by the software|非表示]]にすることができます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T287549] *ツールに関する情報改善に協力してみませんか?あなたのコミュニティがツールリストについて話し合うための小規模な仮想ミートアップに出席、或いはミートアップを主催しませんか?[[m:Toolhub/The Quality Signal Sessions|Toolhub Quality Signal Sessions]]のトークページに連絡してください。[[m:Talk:Toolhub/The Quality Signal Sessions#Discussion topic for "Quality Signal Sessions: The Tool Maintainers edition"|ツールのメンテナ]]からの特定の質問に対するフィードバックを求めています。 * 利用者の会話ページへの書き込みが行われた場合、サブページを編集した場合でも[[mw:Special:MyLanguage/Help:Notifications#mute|ミュートした利用者のリスト]]に関係なく通知が行われるようになっていました。今週から会話ページ本体を編集した場合のみ通知が行われるようになります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T288112] * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.37/wmf.19|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-08-17|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-08-18|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-08-19|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.37/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/33|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="tech-newsletter-content"/> 2021年8月16日 (月) 19:28 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21889213 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/34|Tech News: 2021-34]] == <section begin="tech-newsletter-content"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/34|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 記譜用の拡張機能 [[mw:Special:MyLanguage/Extension:Score|Score]] (<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki><score></nowiki></code></bdi> notation) は公開ウィキで再び使えるようになり、新しいバージョンにアップグレードされました。一部の機能は「セーフモード」でのみ機能するようになったため、使用できない場合があります。セキュリティの問題点が解決され、[[mw:Special:MyLanguage/Extension:Score/2021 security advisory|セキュリティ アドバイザリ]]が公開されました。 '''問題点''' * {{#time:n月j日|2021-08-25|ja}}に[[phab:T289130|複数のウィキ]]で閲覧はできても編集ができない時間が数分、発生する見込みです。時間は[https://zonestamp.toolforge.org/1629871217 06:00 UTC] 頃を予定しています。データベースの管理を行うためです。 この時間はグローバルアカウントの管理操作もできなくなります '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.37/wmf.20|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-08-24|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-08-25|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-08-26|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.37/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/34|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="tech-newsletter-content"/> 2021年8月23日 (月) 21:59 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21923254 のリストを使用して送信したメッセージ --> == Read-only reminder == <div lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr"> <section begin="MassMessage"/> A maintenance operation will be performed on [https://zonestamp.toolforge.org/1629871231 {{#time: l F d H:i e|2021-08-25T06:00|en}}]. It should only last for a few minutes. This will affect your wiki as well as 11 other wikis. During this time, publishing edits will not be possible. Also during this time, operations on the CentralAuth will not be possible (GlobalRenames, changing/confirming e-mail addresses, logging into new wikis, password changes). For more details about the operation and on all impacted services, please check [[phab:T289130|on Phabricator]]. A banner will be displayed 30 minutes before the operation. Please help your community to be aware of this maintenance operation. {{Int:Feedback-thanks-title}}<section end="MassMessage"/> </div> 2021年8月24日 (火) 20:35 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21927201 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/35|Tech News: 2021-35]] == <section begin="tech-newsletter-content"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/35|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 一部の楽譜は構文が動作しなくなっており、修正を行う必要があります。[[:Category:{{MediaWiki:score-error-category}}]] を確認して修正が必要なページを確認してください。 '''問題点''' * フォントがないため楽譜に歌詞を表示できないという不具合がありました。現在は修正済みです。別のフォントを使用したい場合、Phabricator で申請を行ってください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T289554] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] MediaWiki API で[[mw:API:Tokens|トークン]]を取得する際に使用するパラメータは2014年に変更されました。古いパラメータは9月1日から使用できなくなります。2014年に変更される前のパラメータを使用しているスクリプト、ボット、ツールは修正が必要です。本件に関する詳細は[[phab:T280806#7215377|こちらをご覧ください]]。 * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.37/wmf.21|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-08-31|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-09-01|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-09-02|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.37/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * {{#time:n月j日|2021-09-06|ja}}に[[phab:T289660|コモンズ]]で閲覧はできても編集ができない時間が数分、発生する見込みです。時間は[https://zonestamp.toolforge.org/1630818058 05:00 UTC] 頃を予定しています。データベースの管理を行うためです。 * 9月13日の週に数分間、すべてのウィキが閲覧専用になり編集ができない状態となります。詳細は追って技術ニュースに掲載されるほか、近日中に個別のウィキへ告知を行う計画です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T287539] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/35|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="tech-newsletter-content"/> 2021年8月30日 (月) 16:02 (UTC) <!-- User:Trizek (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21954810 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/36|Tech News: 2021-36]] == <section begin="tech-newsletter-content"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/36|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[mw:Special:MyLanguage/Growth/Feature_summary|Growth 機能]]が展開されたウィキではA/Bテストが行われている間、一部の新規利用者が新しい機能を使えませんでした。このたび、対象のウィキで最も規模が小さな21件において、新規利用者全員が新しい機能を利用できるようにしました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T289786] '''今週の更新''' * 今週、MediaWikiのバージョン更新はありません。 '''今後の予定''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] 2017年に jQuery ライブラリが 1 から 3 へとアップグレードされたため、互換レイヤーが提供されていました。移行期間はまもなく終了するため、サイトの読み込みが高速化します。ガジェットやユーザースクリプトを管理している利用者は JQMIGRATE エラーが出ていないかどうか確認して、コードを修正してください。放置するとエラーの原因になります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T280944][https://lists.wikimedia.org/hyperkitty/list/wikitech-l@lists.wikimedia.org/thread/6Z2BVLOBBEC2QP4VV4KOOVQVE52P3HOP/] * ポルトガル語版ウィキメディアでは昨年、編集するとき強制的にログインを行わせる実験を行いました。[[m:IP Editing: Privacy Enhancement and Abuse Mitigation/Impact report for Login Required Experiment on Portuguese Wikipedia|この実験の影響調査報告書]] が公開されました。嫌がらせ行為対策ツールチームでは次の段階として、匿名利用者の編集を制限する短期的な実験に参加してくれるプロジェクトを募集しています。[[m:IP Editing: Privacy Enhancement and Abuse Mitigation/Login Required Experiment|詳細はこちら]]。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/36|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="tech-newsletter-content"/> 2021年9月6日 (月) 15:20 (UTC) <!-- User:Trizek (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21981010 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/37|Tech News: 2021-37]] == <section begin="tech-newsletter-content"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/37|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[mw:Special:MyLanguage/Growth/Feature summary|Growth 機能]]を利用できるウィキペディアが45件になりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T289680] * [[mw:Special:MyLanguage/Growth/Deployment table|大部分のウィキペディア]]では現在、Growth 機能にアクセスできます。Growth チームでは機能に関する[[mw:Special:MyLanguage/Growth/FAQ|よくある質問のページを公開]]しています。この翻訳可能なページでは機能の説明、使い方、設定の変更方法その他を扱っています。 '''問題点''' * 9月14日には数分にわたり、[[m:Special:MyLanguage/Tech/Server switch|すべてのウイキで閲覧はできても保存ができなくなります]]。時間は [https://zonestamp.toolforge.org/1631628002 14:00 UTC]の予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T287539] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.37/wmf.23|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-09-14|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-09-15|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-09-16|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.37/Roadmap|工程表はこちら]])。 * 今週からイタリア語版ウィキペディアでは、毎週水曜日にソフトウェアの定期更新を行います。従来の実施日は木曜日でした。この変更により、バグの通知と修正が早まる見込みです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T286664] * [[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop Improvements|改良型ベクタースキン]]ではサイドバーから言語間リンクを編集するための項目が再度、追加されました。当該のページからウィキデータの項目に移動してリンクを編集することができます。改良型ベクタースキンでは言語間リンクの配置を変えましたが、この新しい言語選択機能からは言語リンクを追加することができないためです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T287206] * [[mw:Special:MyLanguage/Extension:SyntaxHighlight|構文強調]]ツールはコードごとに色分けして表示します。現在では23件の新しいコード言語を 協調表示するようになりました。さらに加えて、[[d:Q37227|Go プログラム言語]]のエイリアスとして<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>golang</code></bdi>を代用できるようになり、プログラムの出力を表示させる特殊な<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>output</code></bdi>モードを追加しました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T280117][https://gerrit.wikimedia.org/r/c/mediawiki/extensions/SyntaxHighlight_GeSHi/+/715277/] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/37|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="tech-newsletter-content"/> 2021年9月13日 (月) 15:36 (UTC) <!-- User:Trizek (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=22009517 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/38|Tech News: 2021-38]] == <section begin="tech-newsletter-content"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/38|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * Growth機能をほとんどの言語版のウィキペディアに展開しました。[[phab:T290582|殆どの小規模ウィキ]]では、[[mw:Special:MyLanguage/Growth/FAQ#enable|機能のテスト]]と[[mw:Special:MyLanguage/Growth/FAQ#config|構成]]を行うため、ある程度編集経験がある利用者のみが使えるようにしてあります。新規利用者には2021年9月20日から順次、使えるようにする予定です。 * MediaWiki ではローカルにある短い記事のリンクをそれぞれ異なるスタイルで強調する機能がありました。「スタブ」に指定するサイズは、利用者ごとに設定していました。この機能はパフォーマンス上非常によくなかったため、聞き取り調査を行った上で機能を除去しました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T284917] * モノブック外装は管理の効率と保持性を高めるため、技術的な変更を施しました。HTML に若干の変更を加え、モノブックでも HTML 記述を他の外装と共通にしました。編集者が受ける影響を最小にするよう留意しましたが、問題がある場合はウィキ上で [[m:User:Jon (WMF)|Jon (WMF)]] に通知するか、[[phab:T290888|phabricator]] に報告をお願いします。 '''問題点''' * 先週、検索機能に問題が発生しました。検索サーバーが予期せず再起動したため、2時間にわたり検索リクエストが実行できませんでした。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Incident_documentation/2021-09-13_cirrussearch_restart] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.38/wmf.1|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-09-21|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-09-22|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-09-23|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.38/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] 査読用の [[s:Special:ApiHelp/query+proofreadinfo|meta=proofreadpage API]] が変更されました。<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki>piprop</nowiki></code></bdi> パラメータの名前を改め、<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki>prpiprop</nowiki></code></bdi>に変えました。API 利用者の皆さんはコードの更新を行い、パラメータを認識できないという警告が出ないようにしてください。Pywikibot をご利用の場合はバージョン6.6.0に更新をお願いします。 [https://phabricator.wikimedia.org/T290585] '''今後の予定''' * 今後の数週間で[[mw:Special:MyLanguage/Help:DiscussionTools#Replying|返信ツール]]を残りのウィキに実装できる見込みです。 現状ではほとんどのウィキで[[Special:Preferences#mw-prefsection-betafeatures|ベータ版機能]]の「{{int:discussiontools-preference-label}}」の一部として提供されています。無効にするには[[Special:Preferences#mw-prefsection-editing-discussion|個人設定を編集]]してください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T262331] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] [[mw:MediaWiki_1.37/Deprecation_of_legacy_API_token_parameters|以前、お知らせした]] API からトークンを取得する方法の変更はPywikibotとの不整合が判明したため、実施を9月21日に延期しました。ボットを運用している利用者でPywikibotをお使いの方は修正の進捗状況を[[phab:T291202|T291202]]で追跡し、トークンの取得方法が変更されたら6.6.1へアップグレードしていただくようお願いします。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/38|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="tech-newsletter-content"/> 2021年9月20日 (月) 18:33 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=22043415 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/39|Tech News: 2021-39]] == <section begin="technews-2021-W39"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/39|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[w:ja:IOS|iOS 15]]に備わった新機能[https://support.apple.com/ja-jp/HT212614 プライベートリレー] (Apple ウェブサイト) は、[[w:ja:Safari (software)|Safari]] ブラウザを使うとき利用者の IP アドレスを秘匿できます。代替の IP が表示される点で [[:w:ja:VPN|VPN]](バーチャル プライベート ネットワーク)に似ていると言えます。これはオプトイン機能であり、[[w:ja:ICloud|iCloud]] に使用料を支払っている利用者のみが対象です。[[:w:ja:OSX|OSX]] 版の Safari ユーザーにも後日、提供される見込みです。ウィキメディアのウィキ群にとってどんな意味があるか、[[phab:T289795|技術的な議論]]を行っています。 '''問題点''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] ガジェットやユーザースクリプトには、外装の[[m:Customization:Explaining_skins#Portlets|ポートレット]] (記事用ツール) に項目を追加するものがあります。最近の HTML 変更により、それらリンクの文字サイズが変わった可能性があります。CSS クラス <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>.vector-menu-dropdown-noicon</code></bdi> を追加することで修正することができます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T291438] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.38/wmf.2|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-09-28|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-09-29|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-09-30|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.38/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[mw:Special:MyLanguage/Onboarding_new_Wikipedians#New_experience|GettingStarted 拡張機能]]は2013年に作成され、ウィキペディアの一部の言語版で新規アカウントの所有者に初めての使い方を解説するプロセスを提供してきました。しかしながら、最近開発された[[mw:Special:MyLanguage/Growth/Feature_summary|Growth 機能]]の方が優れた入門体験を提供します。現在はウィキペディアの言語版のほとんどで後者にアクセスできるため、GettingStarted は10月4日以降、無効化される予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T235752] * ごく一部の利用者は9月30日以降、ウィキメディアのウィキ群にアクセスできなくなる見込みです。理由は旧来の[[:w:ja:ルート証明書|ルート証明書]]が機能しなくなるためです。また同じ利用者群では、他の多くのウェブサイトでも問題が出るかもしれません。過去5年以内にソフトウェアのアップデートを行った利用者には発生しにくい問題です。ヨーロッパ、アフリカ、アジアの利用者は、古いすぎるソフトウェアをら使っている場合でもすぐに問題が発生しない可能性があります。詳細は[[m:Special:MyLanguage/HTTPS/2021 Let's Encrypt root expiry|こちらをご覧ください]]。 * 誰かが利用者トークページやトークページのコメントで皆さんに言及したとき、 [[mw:Special:MyLanguage/Help:Notifications|通知が届く]]ようにすることができます。その通知をクリックすると当該のコメントが開き、強調表示するようになりました。これまでは同じ操作をしても、当該のコメントではなくそれを含む節見出しにジャンプしていました。詳細は[[phab:T282029|T282029をご参照ください]]。 '''今後の予定''' * [[mw:Special:MyLanguage/Help:DiscussionTools#Replying|返信ツール]]は今後の数週間で未導入だったウィキに展開される予定です。現状では[[Special:Preferences#mw-prefsection-betafeatures|ベータ版機能]]の「{{int:discussiontools-preference-label}}」の一部の機能です。[[Special:Preferences#mw-prefsection-editing-discussion|個人設定の「編集」]]から無効にできるようになります。 [[phab:T288485|対象となるウィキの一覧はこちらをご覧ください。]] [https://phabricator.wikimedia.org/T262331] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/39|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2021-W39"/> 2021年9月27日 (月) 22:24 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=22077885 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/40|Tech News: 2021-40]] == <section begin="tech-newsletter-content"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/40|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * ウィキデータからウィキメディアウィキに送られた情報をより効率的に表示する方法が次の10のウィキで有効になりました: mediawiki.org、ウィキペディアの イタリア語版、カタロニア語版、ヘブライ語版、ベトナム語版、フランス語版ウィキソース、英語版ウィキボヤージュ、同ウィキブックス、同ウイクショナリー、同ウィキニュース ウィキデータの変更が当該のウィキで、最近の更新あるいは皆さんのウォッチリストになにか不具合があった場合は、[[phab:T48643|開発者にお知らせください]]。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.38/wmf.3|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-10-05|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-10-06|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-10-07|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.38/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] API を使用して不正利用フィルターのログを読み取るガジェットとボットの一部に不具合が発生する可能性があります。<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>hidden</code></bdi> プロパティはエントリが <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>implicit</code></bdi> (本文が秘匿されていてログ自体は秘匿されていない)であるという結果を返さなくなります。ボットでこの情報を取得する場合は別にリビジョンクエリを実行してください。プロパティは表示されているエントリの値に <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>false</code></bdi> の値を返します(従来はこの値を返しませんでした) [https://phabricator.wikimedia.org/T291718] * ウィキデータから送信された更新情報をウィキメディアのウィキで効率的に表示する方法が''全てのウィキの本番環境''で有効化されます。 ウィキデータの変更点に関する表示が、最近の更新あるいはウォッチリストでおかしくなった場合は、[[phab:T48643|開発者にお知らせください]]。 '''今後の予定''' * まもなく[[mw:Wikimedia Apps/Team/iOS|iOS 版ウィキペディア・アプリ]]でもウィキ間通知が届くようになります。プッシュ通知を使って受信することもできるようになります。今後のバージョンで通知機能のさらなるアップデートを予定しています。 [https://www.mediawiki.org/wiki/Wikimedia_Apps/Team/iOS/Notifications#September_2021_update] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] JavaScript の <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>[[mw:Special:MyLanguage/Manual:Interface/JavaScript#mw.config|mw.config]]</code></bdi> にある変数 <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>wgExtraSignatureNamespaces</code></bdi>、<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>wgLegalTitleChars</code></bdi>、<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>wgIllegalFileChars</code></bdi> はまもなく除去されます。これらはウィキのJavaScriptで使用できる「安定した」変数ではありません。 [https://phabricator.wikimedia.org/T292011] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] JavaScript の変数 <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>wgCookiePrefix</code></bdi>、<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>wgCookieDomain</code></bdi>、<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>wgCookiePath</code></bdi>、<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>wgCookieExpiration</code></bdi> はまもなく mw.config から除去される予定です。代わりに「<bdi lang="zxx" dir="ltr">[[mw:ResourceLoader/Core_modules#mediawiki.cookie|mediawiki.cookie]]</bdi>」モジュールの <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>mw.cookie</code></bdi> を使用する必要があります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T291760] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/40|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="tech-newsletter-content"/> 2021年10月4日 (月) 16:33 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=22101208 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/41|Tech News: 2021-41]] == <section begin="technews-2021-W41"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/41|翻訳]]されています。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.38/wmf.4|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-10-12|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-10-13|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-10-14|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.38/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[mw:Manual:Table_of_contents#Auto-numbering|個人設定の「見出しに番号を自動的に振る」]]という項目は除去されました。理由と協議の内容は[[phab:T284921]]をご参照ください。この変更については[[m:Tech/News/2021/26|以前]]、お知らせしてあります。自動的な番号付与の継続を希望するウィキは[[mw:Snippets/Auto-number_headings|JavaScript のスニペット]]がありますので、ガジェットの作成にご利用ください。 '''ミーティング''' * [[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop Improvements|デスクトップ版の改善]]についてミーティングにご参加ください。 [[mw:Reading/Web/Desktop Improvements/Features/Sticky Header|最新の機能]]のデモ版を公開する予定です。期日は10月12日(火曜)、16:00 (UTC) 開始予定です。[[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop Improvements/Updates/Talk to Web/12-10-2021|参加登録はこちら]]。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/41|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2021-W41"/> 2021年10月11日 (月) 15:31 (UTC) <!-- User:Trizek (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=22152137 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/42|Tech News: 2021-42]] == <section begin="technews-2021-W42"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/42|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' *[[m:Toolhub|Toolhub]]は、ウィキメディアのプロジェクト群で作業に使えるソフトウェアを簡単に見つけられるカタログです。[https://lists.wikimedia.org/hyperkitty/list/wikitech-l@lists.wikimedia.org/thread/LF4SSR4QRCKV6NPRFGUAQWUFQISVIPTS/ 詳細はこちら]。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.38/wmf.5|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-10-19|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-10-20|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-10-21|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.38/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * [[mw:Wikimedia Apps/Team/Android|ウィキペディアのAndroid版アプリ]]の開発者は[[mw:Wikimedia Apps/Team/Android/Communication|アプリ内のコミュニケーション]]を改善中です。ぜひ[[mw:Wikimedia Apps/Team/Android/Communication/UsertestingOctober2021|アンケート]]に回答してご協力をお願いします。 * 3–5% の編集者が今後4、5ヵ月のうちにブロックされる可能性があります。[[w:ja:Proxy server|プロキシ]]あるいは[[w:ja:VPN|VPN]]に似た iCloud プライベートリレー という機能が Safari で新しく採用されたためです。Meta で[[m:Special:MyLanguage/Apple iCloud Private Relay|この件に関する議論を行なっています]]。コミュニティにとって iCloud プライベートリレーがどんな意味を持つか理解することを目標にしています。 * [[m:Special:MyLanguage/Wikimedia Enterprise|ウィキメディア・エンタープライズ]]は大量の情報をウィキメディアのプロジェクト群から取材して他のサイトで使う人向けの [[w:ja:API|API]] です。大規模商用ユーザーに有償でデータを提供する方法です。まもなくウィキメディア・エンタープライズのデータセット一式が提供されます。詳細は[https://lists.wikimedia.org/hyperkitty/list/wikitech-ambassadors@lists.wikimedia.org/message/B2AX6PWH5MBKB4L63NFZY3ADBQG7MSBA/ こちらをご覧ください]。また[https://wikimedia.zoom.us/j/88994018553 Zoom]にて [https://www.timeanddate.com/worldclock/fixedtime.html?hour=15&min=00&sec=0&day=22&month=10&year=2021 10月22日 15:00 UTC]より質疑応答の場を設けます。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/42|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2021-W42"/> 2021年10月18日 (月) 20:54 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=22176877 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/43|Tech News: 2021-43]] == <section begin="technews-2021-W43"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/43|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[m:Special:MyLanguage/Coolest_Tool_Award|Coolest Tool Award 2021]](最もクールなツールに贈られる賞)のノミネート作品を募集しています。10月27日まで受け付けを行います。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.38/wmf.6|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-10-26|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-10-27|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-10-28|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.38/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' *[[m:Special:MyLanguage/Help:Diff|差分ページ]]でコピーとペーストが行いやすくなります。[[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist Survey 2021/Copy paste diffs|この変更]]により変更前と変更後の差分が別のカラムとして表示されるようになり、不要な構文をコピーせずに済むようになります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T192526] * SVGファイルで使用されている [[w:ja:Liberation fonts|Liberation フォント]]が新しいバージョンにアップグレードされます。新しく生成されるサムネイルのみが影響を受けるようになり、Liberation Sans Narrow フォントは変更されません。 [https://phabricator.wikimedia.org/T253600] '''ミーティング''' * [[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist Survey|コミュニティの要望アンケート]]に関するミーティングへの参加者を募集しています。[[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist Survey 2021/Warn when linking to disambiguation pages|曖昧さ回避]]と[[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist Survey 2021/Real Time Preview for Wikitext|リアルタイムプレビュー]]の要望が上がっています。ミーティングは11月27日水曜日の 14:30(UTC) に実施予定です。[[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist Survey/Updates/Talk to Us|参加方法はこちらをご覧ください]]。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/43|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2021-W43"/> 2021年10月25日 (月) 20:08 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=22232718 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/44|Tech News: 2021-44]] == <section begin="technews-2021-W44"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/44|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * ひとりの利用者が1日に送れるウィキメールの通数には上限があります。今回、この上限の適用をウィキ単位からグローバル単位に変更しました。不正利用防止の措置です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T293866] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.38/wmf.7|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-11-02|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-11-03|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-11-04|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.38/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/44|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2021-W44"/> 2021年11月1日 (月) 20:28 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=22269406 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/45|Tech News: 2021-45]] == <section begin="technews-2021-W45"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/45|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * モバイル機器から編集を行う IP 利用者には、トークページにメッセージが投稿されたという通知がモバイル版ウェブサイトに届くようになりました。(デスクトップ版のオレンジ色のバナーに似た仕組み 。) メインの名前空間に限らず、どのページでも示され、編集を始めようとする度に現れます。デスクトップでは従来の表示色がわずかに変わりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T284642][https://phabricator.wikimedia.org/T278105] '''今週の更新''' * [[phab:T294321|ウィキデータ]]では11月11日に数分の間、データベースのメンテナンスのため閲覧専用の状態になります。日本時間15:00([https://zonestamp.toolforge.org/1636610400 06:00 (UTC)])前後に行われる予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T294321] * 今週、MediaWikiのバージョン更新はありません。 '''今後の予定''' * 将来的に未登録利用者は[[:w:ja:IPアドレス|IPアドレス]]を使わずに識別されるようになります。これは法的な理由によるものです。荒らし、スパム、嫌がらせ行為などに対応するため未登録利用者のIPを知る必要があるユーザーにはIPアドレスを確認できる新しい権限が与えられます。[[m:IP Editing: Privacy Enhancement and Abuse Mitigation#IP Masking Implementation Approaches (FAQ)|提案されている仕様]]をご覧ください。また、本件に関する[[m:Talk:IP Editing: Privacy Enhancement and Abuse Mitigation|ご意見もお待ちしています]]。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/45|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2021-W45"/> 2021年11月8日 (月) 20:37 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=22311003 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/46|Tech News: 2021-46]] == <section begin="technews-2021-W46"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/46|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[c:Special:MyLanguage/Commons:Maximum_file_size#MAXTHUMB|重いファイルをアップロード ]]した時のエラーで「<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>stashfailed</code></bdi>」や「<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>DBQueryError</code></bdi>」と表示されるエラーのほとんどは解消されました。[[wikitech:Incident documentation/2021-11-04 large file upload timeouts|事例レポート]]もご覧ください。 '''問題点''' * iOS 端末からビジュアルエディタを使って編集すると、オペレーティング・システムの機能が原因で数字の羅列を電話番号のリンクに変換して保存することがあります。現在、この問題を調査中です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T116525] * 先週、検索機能に問題が発生しました。検索サーバーが予期せず再起動したため、2時間にわたり多くの検索リクエストが実行できませんでした。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Incident_documentation/2021-11-10_cirrussearch_commonsfile_outage] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.38/wmf.9|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-11-16|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-11-17|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-11-18|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.38/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/46|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2021-W46"/> 2021年11月15日 (月) 22:07 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=22338097 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/47|Tech News: 2021-47]] == <section begin="technews-2021-W47"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/47|翻訳]]されています。 '''今週の更新''' * 今週、MediaWikiのバージョン更新はありません。 *ビジュアルエディターや[[Special:Preferences#mw-prefsection-betafeatures|新しいウィキテキストモード]]でベータ版として提供されているテンプレートのダイアログ[[phab:T286992|一部のウィキ]]で[[m:WMDE Technical Wishes/VisualEditor template dialog improvements|大幅に機能が改善]]します。[[m:Talk:WMDE Technical Wishes/VisualEditor template dialog improvements|ご意見をお待ちしています]]。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/47|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2021-W47"/> 2021年11月22日 (月) 20:03 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=22366010 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/48|Tech News: 2021-48]] == <section begin="technews-2021-W48"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/48|翻訳]]されています。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.38/wmf.11|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-11-30|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-12-01|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-12-02|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.38/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/48|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2021-W48"/> 2021年11月29日 (月) 21:15 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=22375666 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/49|Tech News: 2021-49]] == <section begin="technews-2021-W49"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/49|翻訳]]されています。 '''問題点''' * 先週、計画されていた MediaWiki 1.38-wmf.11 の展開は、一部のウィキで予期せぬ問題が発生したため遅延が起こりました。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.38/wmf.12|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-12-07|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-12-08|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-12-09|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.38/Roadmap|工程表はこちら]])。 * すべてのウィキペディアで指導役ダッシュボード(Mentor Dashboard)を <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki>Special:MentorDashboard</nowiki></code></bdi> に展開しました。指導役として登録し、新規参加者の初歩を補佐する人たちは、これを使って担当の新規参加者の活動を見守ります。 [[mw:Special:MyLanguage/Growth/Feature summary|Growth 機能]]の一環です。[[mw:Special:MyLanguage/Growth/Mentor dashboard|指導役ダッシュボードのプロジェクト]]の詳細、ご利用のウィキで[[mw:Special:MyLanguage/Growth/Communities/How_to_configure_the_mentors%27_list|指導役名簿]]を有効にする方法をご参照ください。 * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] 今週、現在の [[mw:API|MediaWiki 活動 API]] の旧版 <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki>action=ajax</nowiki></code></bdi>(2008年製作)を除去する予定です。これを利用している全てのボットやスクリプトは対応する API モジュールへの切り替えが必要です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T42786] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] 旧版の ResourceLoader モジュール <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki>jquery.jStorage</nowiki></code></bdi>which は2016年より非推奨でしたが、今週、除去の予定です。 これを利用している全てのボットやスクリプトは <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki>mediawiki.storage</nowiki></code></bdi> への切り替えが必要です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T143034] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/49|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2021-W49"/> 2021年12月6日 (月) 21:59 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=22413926 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/50|Tech News: 2021-50]] == <section begin="technews-2021-W50"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/50|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * ほとんどのウィキが規定で「Project:」の[[m:Special:MyLanguage/Help:Namespace#Other_namespace_aliases|短いエイリアス]]を利用できるようになりました。たとえばウィキブックスのウィキでは、<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki>[[WB:]]</nowiki></code></bdi>はローカルの言語で既定の<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki>[[Project:]]</nowiki></code></bdi>名前空間に飛びます。この変更は小規模コミュニティがこの機能を簡便に利用できるようにするためです。 [[m:Special:MyLanguage/Requesting wiki configuration changes|通常の手続き]]により、その他のローカルのエイリアス作成を依頼することができます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T293839] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.38/wmf.13|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-12-14|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-12-15|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-12-16|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.38/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/50|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2021-W50"/> 2021年12月13日 (月) 22:28 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=22441074 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/51|Tech News: 2021-51]] == <section begin="technews-2021-W51"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/51|翻訳]]されています。 '''技術ニュース''' * [[w:ja:年末年始|年末年始]]に当たるため、技術ニュースの次号は2022年1月10日の発行になります。 '''最近の更新''' * DynamicPageList拡張機能 (<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki><DynamicPageList></nowiki></code></bdi>) によるクエリは10秒間のみ実行されるようになり、それより長くなった場合はエラーが出るようになります。実行時間の長いクエリによってウィキが停止して、他のウィキまで停止する事態が多発したためです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T287380#7575719] '''今週の更新''' * 今週と来週は、MediaWikiのバージョン更新はありません。 '''今後の予定''' * iOS版ウィキペディアアプリの開発者は複数の言語で編集活動を行うテスト参加者を募集しています。[[mw:Wikimedia Apps/Team/iOS/202112 testing|興味がある方はこちらの詳細をご覧下さい]]。 * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] Wikimedia [[wikitech:Portal:Cloud VPS|Cloud VPS]] はウィキメディア・ムーブメントの技術プロジェクトをホストしています。年1回、古くて使われていないプロジェクトを削除する時期になりましたので、開発者の皆さんは使用中の[[wikitech:News/Cloud VPS 2021 Purge|プロジェクトの継続使用を申請]]してください。申請のなかったプロジェクトは12月1日以降は閉鎖され、1月1日以降に順次削除される可能性があります。 [https://lists.wikimedia.org/hyperkitty/list/wikitech-l@lists.wikimedia.org/thread/2B7KYL5VLQNHGQQHMYLW7KTUKXKAYY3T/] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/51|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2021-W51"/> 2021年12月20日 (月) 22:06 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=22465395 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/02|Tech News: 2022-02]] == <section begin="technews-2022-W02"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/02|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] 特定のツールに寄って行われた変更を認識できるようにするため、[[mw:Special:MyLanguage/AbuseFilter|不正利用フィルター]]に変数 <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>oauth_consumer</code></bdi> が追加されました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T298281] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] [[mw:Special:MyLanguage/ResourceLoader/Migration_guide_(users)#Package_Gadgets|JSON ページを使ってガジェットを構成できる]]ようになりました。これにより、Geonotice などのガジェットはインターフェース管理者の権限を持たない管理者でもガジェットの設定を変更できるようになります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T198758] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] ガジェットに[[mw:Extension:Gadgets#Options|特定の操作を行ったときのみ動作する]]という設定が追加されました。例えば <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>|actions=edit,history</code></bdi> という指定があるガジェットは編集と履歴のページでのみ動作します。 [https://phabricator.wikimedia.org/T63007] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>withgadget</code></bdi> という URL のパラメータを使用してガジェットをロードできるようになりました。一般的に <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>withJS</code></bdi> や <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>withCSS</code></bdi> として利用されてきた[[mw:Special:MyLanguage/Snippets/Load JS and CSS by URL|従来のスニペット]]を置換することができます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T29766] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] [[mw:Special:MyLanguage/Growth/Communities/How to configure the mentors' list|メンターシップが構成されている]]ウィキで Action API を使って[[mw:Special:MyLanguage/Growth/Mentor_dashboard|メンター]](指導する側)のメンティー(指導を受ける側)の一覧を取得できるようになります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T291966] * メインページの見出しを設定できるようになりました。ログイン利用者向けの表示には <span class="mw-content-ltr" lang="en" dir="ltr">[[MediaWiki:Mainpage-title-loggedin]]</span> を、非ログイン利用者はの表示は <span class="mw-content-ltr" lang="en" dir="ltr">[[MediaWiki:Mainpage-title]]</span> を使ってください。旧来、見出しを非表示にするため使われてきた CSS 類は除去する必要があります。 [https://meta.wikimedia.org/wiki/Special:MyLanguage/Small_wiki_toolkits/Starter_kit/Main_page_customization#hide-heading] [https://phabricator.wikimedia.org/T298715] * 4つの特別ページ(及びそれに対応する API)のデータベースクエリの最大実行時間が30秒に設定されました。対象となるのは最近の更新、ウォッチリスト、投稿黒く、ログのページです。パフォーマンスと安定性が向上します。ワークフローに影響が出る場合の解決策については[https://lists.wikimedia.org/hyperkitty/list/wikitech-l@lists.wikimedia.org/thread/IPJNO75HYAQWIGTHI5LJHTDVLVOC4LJP/ この変更に関する詳細をご覧ください]。 [https://phabricator.wikimedia.org/T297708] * [[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop Improvements/Features/Sticky Header|固定ヘッダー]]は[[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop Improvements/Frequently asked questions#pilot-wikis|10以上のウィキ]]で50%以上のログインユーザーに提供されています。これは[[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop Improvements|デスクトップ版改善プロジェクト]]の一環です。[[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop Improvements/Participate|プロジェクトへの参加方法はこちら]]でご案内しています。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.38/wmf.17|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-01-11|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-01-12|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-01-13|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.38/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''イベント''' * [[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist Survey 2022|2022年のコミュニティ要望リスト調査]]が始まります。ウィキメディアプロジェクトの参加者であれば誰でもツールとプラットフォームの改善を提案することができます。提案フェーズは{{#time:n月j日|2022-01-10|ja}} 18:00 UTC から {{#time:n月j日|2022-01-23|ja}} UTC までです。[[m:Special:MyLanguage/Community_Wishlist_Survey/FAQ|詳細はこちらをご覧ください]]。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/02|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W02"/> 2022年1月11日 (火) 01:24 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=22562156 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/03|Tech News: 2022-03]] == <section begin="technews-2022-W03"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/03|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[mw:Special:MyLanguage/Extension:WikiEditor|WikiEditor]](一般的には2010年版ウィキテキストエディタと呼ばれる機能です)を使ったとき、曖昧さ回避ページにリンクさせたという警告を表示するようになりました。警告メッセージの「{{int:Disambiguator-review-link}}」をクリック、リンクをもっと固有の用語に付け替えるように指示が出ます。2021年コミュニティ要望に基づき実装されたものです。[[m:Community Wishlist Survey 2021/Warn when linking to disambiguation pages#Jan 12, 2021: Turning on the changes for all Wikis|詳細な情報はこちら]]をご参照ください。 * [[mw:Special:MyLanguage/Talk pages project/Feature summary|議論ツール]]を使うと、ご自分が議論の提案者もしくはコメント者として投稿したすべてのページを[[mw:Special:MyLanguage/Help:DiscussionTools#subscribe|自動的に購読]]できます。他の編集者が返信すると[[mw:Special:MyLanguage/Notifications|通知]]が届きます。この機能はほとんどのウィキで利用できます。使用するときは[[Special:Preferences#mw-prefsection-editing-discussion|個人設定]]を開き「{{int:discussiontools-preference-autotopicsub}}」を有効にしてください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T263819] * 新規ページの作成、または議論のページに新しい見出しを立てる場合、入力欄に[[mw:Special:MyLanguage/Manual:Creating_pages_with_preloaded_text|特定の内容を「あらかじめ読み込む」]](プリロードする)ことができます。この機能は現在、ウィキテキスト記法ができるページに限定されています。利用者がだまされ、悪意のある編集をしてしまうのを予防するためです。コンテンツの種類を限定して[[phab:T297725|この機能を再度、使えるようにするかどうか]]、議論中です。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.38/wmf.18|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-01-18|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-01-19|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-01-20|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.38/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''イベント''' * [[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist Survey 2022|2022年のコミュニティ要望リスト調査]]が進行中です。ウィキメディアプロジェクトの参加者であれば誰でもツールとプラットフォームの改善を提案することができます。提案の受付期間は{{#time:n月j日|2022-01-10|ja}} 18:00 UTC から {{#time:n月j日|2022-01-23|ja}} UTC までです。[[m:Special:MyLanguage/Community_Wishlist_Survey/FAQ|詳細はこちらをご覧ください]]。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/03|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W03"/> 2022年1月17日 (月) 19:55 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=22620285 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/04|Tech News: 2022-04]] == <section begin="technews-2022-W04"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/04|翻訳]]されています。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.38/wmf.19|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-01-25|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-01-26|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-01-27|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.38/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[mw:Special:MyLanguage/Extension:SyntaxHighlight|構文強調表示]]が新しく BDD、Elpi、LilyPong、Maxima、Rita、Savi、Sed、Sophia、Spice、.SRCINFO の言語に対応しました。 * [[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop Improvements|改良型ベクタースキン]]でユーザーメニューを展開せずにウォッチリストへアクセスできるようになりました。ページ最上部の通知アイコンの隣にウォッチリストへのリンクがあります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T289619] '''イベント''' * [[m:Special:MyLanguage/Coolest Tool Award|Coolest Tool Award 2021]](最もクールなツールに贈られる賞)の結果を発表しています。今年選ばれた14のツールの詳細をご覧ください。 * コミュニケーション要望リストアンケートの[[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist Survey 2022/Proposals|提案]]について[[m:Special:MyLanguage/Community_Wishlist_Survey/Help_us|翻訳と告知]]にご協力ください。投票は{{#time:n月j日|2022-01-28|ja}}に開始予定です。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/04|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W04"/> 2022年1月24日 (月) 21:38 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=22644148 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/05|Tech News: 2022-05]] == <section begin="technews-2022-W05"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/05|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|高度]] 3週間前に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/02|発表された]] URL パラメータ <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>?withgadget</code></bdi> をガジェットでサポートする場合、ガジェットの定義で <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>supportsUrlLoad</code></bdi> を指定する必要があります([[mw:Special:MyLanguage/Extension:Gadgets#supportsUrlLoad|解説]])。 [https://phabricator.wikimedia.org/T29766] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.38/wmf.20|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-02-01|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-02-02|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-02-03|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.38/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * 昨年に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/16|発表された]]以下の告知内容は実装が遅れていましたが、このたび準備が整いました: ** 利用者グループ <code>oversight</code> は <code>suppress</code> へと改称されます。これは[[phab:T109327|技術的な理由によるものです]]。変更されるのはシステム上の名称です。ウィキ上におけるグループの名称に影響を与えるものではありません。変更作業は3週間以内に実施予定です。意義を申し立てる場合は[[phab:T112147|Phabricator]]にコメントをお願いします。 いつものように関連するラベルは translatewiki ([[phab:T112147|リンク先参照]])またはウィキの管理者が変更できます。 '''イベント''' * 1月28日から2月11日まで、[[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist Survey 2022|コミュニティ要望アンケート]]では提案に対する投票を受け付けています。これにより[[m:Special:MyLanguage/Community Tech|コミュニティ技術チーム]]の作業課題が決まります。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/05|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W05"/> 2022年1月31日 (月) 17:42 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=22721804 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/06|Tech News: 2022-06]] == <section begin="technews-2022-W06"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/06|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 最近、英語版ウィキペディアでダークモードのガジェットが導入されました。自分たちのウィキでも使ってみたい場合は[[m:Special:MyLanguage/Interface administrators|インターフェース管理者]]に相談してみてください([[w:en:Wikipedia:Dark mode (gadget)|概要及びスクリーンショット]])。 * カテゴリ内のカウントが間違っている場合があります。毎月初めに再度カウントが行われ修正されます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T299823] '''問題点''' * 先週[[mw:Special:MyLanguage/Manual:Live preview|ライブプレビュー]]のバグを修正するためコードを修正したところ、一部のローカルガジェットやユーザースクリプトに影響が出た可能性があります。<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>vector</code></bdi> 固有のコードがある場合は <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>vector-2022</code></bdi> もチェックするように修正する必要があります。[[phab:T300987|コードスニペット、グローバル検索、サンプルをご覧ください]]。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.38/wmf.21|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-02-08|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-02-09|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-02-10|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.38/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/06|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W06"/> 2022年2月7日 (月) 21:16 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=22765948 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/07|Tech News: 2022-07]] == <section begin="technews-2022-W07"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/07|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 所属するものが5000件未満しかないカテゴリページを[[mw:Special:MyLanguage/Manual:Purge|パージする]]と、完全な再集計が行われるようになります。件数が間違っているとき、編集者はこれを利用して修正できるようになります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T85696] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.38/wmf.22|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-02-15|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-02-16|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-02-17|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.38/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] [[mw:Special:MyLanguage/Extension:AbuseFilter|不正利用フィルター]]拡張機能の<code dir=ltr>rmspecials()</code> 機能が近日中に更新され、 "半角スペース" を除去しなくなります。どのウィキでもフィルターが正常に機能するよう、<code dir=ltr>rmspecials()</code> を使用する必要があるときには <code dir=ltr>rmwhitespace()</code> で挟むように推奨されます。既存の使用箇所を検出するには、[[Special:AbuseFilter|不正利用フィルター管理]]の検索機能を使ってください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T263024] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/07|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W07"/> 2022年2月14日 (月) 19:19 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=22821788 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/08|Tech News: 2022-08]] == <section begin="technews-2022-W08"/><div class="plainlinks"> <div lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr"> Latest '''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|tech news]]''' from the Wikimedia technical community. Please tell other users about these changes. Not all changes will affect you. [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/08|Translations]] are available. </div> '''最近の更新''' * [[Special:Nuke|特別:まとめて削除]]で多数のページを削除するときに標準の削除理由(<bdi lang="en" dir="ltr">[[MediaWiki:Deletereason-dropdown]]</bdi> で編集可能)が提示され、使えるようになります。これは[[m:Community Wishlist Survey 2022/Admins and patrollers/Mass-delete to offer drop-down of standard reasons, or templated reasons.|2022年のコミュニティ要望アンケート]]で挙がった要望の一つでした。 [https://phabricator.wikimedia.org/T25020] * ウィキペディアでは新規アカウントが作成されたときデフォルトで[[mw:Special:MyLanguage/Growth/Feature_summary|Growth 機能]]が有効になるようになりました。各コミュニティで[[mw:Special:MyLanguage/Help:Growth/Tools/Account_creation|ヘルプページを更新]]することが奨励されます。以前は新規アカウントのうち80パーセントだけにGrowth 機能が有効でした。いくつかのウィキペディアはこの変更に影響されません。 [https://phabricator.wikimedia.org/T301820] * ページ中にある特定の画像が別の場所(PagePreviewsや検索結果など)で表示されることを防ぐことができるようになりました。これは <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki>class=notpageimage</nowiki></code></bdi> の記法で行います。例としては <code><nowiki>[[File:例.png|class=notpageimage]]</nowiki></code> です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T301588] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|高度]] 特別:投稿記録、特別:統合記録と変更記録のページでは、[[mw:Special:MyLanguage/Skin:Minerva_Neue|モバイル外装]]で変更点の日付によるグループ化をサポートするため、HTMLを変更しました。可能性は低いのですがガジェットやユーザースクリプトに影響が出るかもしれません。[[phab:T298638|すべての HTML 変更の一覧]]は Phabricator にあります。 '''イベント''' * [[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist Survey 2022/Results|コミュニティ要望アンケートの結果]]が公表されました。[[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist Survey/Updates/2022 results#leaderboard|優先度の高い提案]]のリストもあります。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.38/wmf.23|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-02-22|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-02-23|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-02-24|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.38/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * ページ上の動画ファイルと音声ファイルを再生するソフトウェアが、もうすぐ全ウィキで変わります。古い方のソフトウェアは提供されなくなります。音声の再生ツールはこれにより横幅が広くなります。[[mw:Special:MyLanguage/Extension:TimedMediaHandler/VideoJS_Player|新しい方のソフトウェア]]はベータ版機能として四年前から利用できています。 [https://phabricator.wikimedia.org/T100106][https://phabricator.wikimedia.org/T248418] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|高度]] <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Toolforge's underlying operating system is being updated. If you maintain any tools there, there are two options for migrating your tools into the new system. There are [[wikitech:News/Toolforge Stretch deprecation|details, deadlines, and instructions]] on Wikitech.</span> [https://lists.wikimedia.org/hyperkitty/list/cloud-announce@lists.wikimedia.org/thread/EPJFISC52T7OOEFH5YYMZNL57O4VGSPR/] * 管理者には近々、あるページを削除したときに対応する「トーク」ページもあわせて[[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist Survey 2021/(Un)delete associated talk page|削除/復元するオプション]]が与えられます。このオプションの備わったAPIエンドポイントもまた提供します。これは[[m:Community Wishlist Survey 2021/Admins and patrollers/(Un)delete associated talk page|2021年要望調査で採用されたリクエスト]]のひとつでした。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/08|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W08"/> 2022年2月21日 (月) 19:12 (UTC) <!-- User:Trizek (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=22847768 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/09|Tech News: 2022-09]] == <section begin="technews-2022-W09"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/09|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * ページの変更履歴や利用者の投稿履歴を[[mw:Special:MyLanguage/Help:Tags|タグ]]で検索するとき、使用可能なタグをドロップダウンから選べるようにしました。これは[[m:Community Wishlist Survey 2022/Miscellaneous/Improve plain-text change tag selector|2022年コミュニティ技術要望リスト]]で選ばれたものです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T27909] * [[mw:Special:MyLanguage/Growth/Mentor_dashboard|Growth 指導役ダッシュボード]]をご利用の指導役の皆さんには、ご自分の担任になった初学者の一覧に1回以上200回未満の編集回数が表示されるようになりました。従来は指導役に割り当てられた初学者はダッシュボードで確認できても、編集が0回なのか数百回なのか見きわめができませんでした。現在もダッシュボードのフィルタで回数の調整ができます。また直近に選んだフィルタを記録するようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T301268][https://phabricator.wikimedia.org/T294460] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|高度]] 利用者グループの <code>oversight</code> は <code>suppress</code> とへと改称されました。これは[[phab:T109327|技術的な理由]]によるものです。たとえばガジェットなどに記してある元の名称への参照、Special:Listusers へのリンク、あるいは[[mw:Special:MyLanguage/Help:Magic_words|NUMBERINGROUP]]を使うものの更新が必要かどうかチェックしてください。 '''問題点''' * 最近、 [[mw:Special:MyLanguage/Help:Tracking changes|変更の追跡]]ページの HTML を変更した影響でスクリーンリーダーにいくつかの問題が発生しました。現在は修正済みです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T298638] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.38/wmf.24|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-03-01|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-03-02|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-03-03|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.38/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * テンプレートの取り扱いが少し楽になります。[[m:WMDE_Technical_Wishes/Templates|複数の改善]] を3月9日付でほとんどのウィキに、3月16日付で英語版ウィキペディアに導入する予定です。次の改善を含みます。カッコの一致、構文の強調表示の色指定、テンプレートの選択と挿入など関連のビジュアルエディタの機能です。 * テンプレート開発者やインタフェース管理者の皆さんで、利用者フィードバック用 CSS (クラス:<code dir=ltr>successbox, messagebox, errorbox, warningbox</code>) の既定のスタイルを意図的に上書きしたり使ったりしている場合は、これらのクラスや関連の CSS はまもなくMediaWiki コアから除去される点にご留意ください。これは同一のクラス名が特定のウィキでも使われる場合に発生する問題の回避措置です。何か影響を受けそうな場合は [[phab:T300314]] にてコメントをお願いします。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/09|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W09"/> 2022年2月28日 (月) 23:00 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=22902593 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/10|Tech News: 2022-10]] == <section begin="technews-2022-W10"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/10|翻訳]]されています。 '''問題点''' * 先週、一部のインターフェースのラベルに問題が発生していました。今週、修正される予定です。この変更はアクティブなメンテナがいないスキンのサポートを簡素化するために行っている作業の一環として行われたものです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T301203] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.38/wmf.25|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-03-08|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-03-09|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-03-10|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.38/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/10|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W10"/> 2022年3月7日 (月) 21:16 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=22958074 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/11|Tech News: 2022-11]] == <section begin="technews-2022-W11"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/11|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * Android 版のウィキペディア・アプリでは画面下部のツールバーを[[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia_Apps/Team/Android/Communication#Updates|変更できるようになりました]]。これによりよく使うツールが使いやすくなります、また、閲読に集中できるモードも導入されています。 [https://phabricator.wikimedia.org/T296753][https://phabricator.wikimedia.org/T254771] '''問題点''' * 2021年6月から2022年1月まで、すべてのウィキの一部のページで閲覧回数のデータ収集に不具合が生じていました。統計が不完全だった可能性があります。どのプロジェクトが最も影響を受けたか計算するため、関連するデータセットが更に30日間保存されます。詳細は[[m:Talk:Data_retention_guidelines#Added_exception_for_page_views_investigation|メタウィキをご覧ください]]。 * 3月10日、データベースの問題が発生しました。すべてのウィキでログインしているユーザーが12分間すべてのウィキにアクセスできなくなりました。ログインしていないユーザーがページを閲覧することはできましたが、編集したり、キャッシュされていないページを閲覧することはできませんでした。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Incident_documentation/2022-03-10_MediaWiki_availability] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.38/wmf.26|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-03-15|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-03-16|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-03-17|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.38/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[mw:Special:MyLanguage/Help:System_message#Finding_messages_and_documentation|<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>uselang=qqx</code></bdi> を使用してローカライズ対象のメッセージを調べるとき]]、「{{int:vector-view-history}}」などのナビゲーションタブで使用可能なメッセージキーをすべて表示するようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T300069] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|高度]] [[{{#special:RevisionDelete}}]] へのアクセス権限が拡張されました。以前は <code dir=ltr>deleterevision</code> 権限を持つユーザーのみがアクセスできましたが、<code dir=ltr>deletedhistory</code> と <code dir=ltr>deletedhistory</code> 権限を持つユーザーもアクセスできるようになります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T301928] * [[{{#special:Undelete}}]] のページで差分表示を行ったとき、削除された版の一覧を表示していたページへ戻るためのリンクが提供されるようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T284114] '''今後の予定''' * ウィキメディア財団はIPマスキングの実相戦略と次のステップについて発表を行いました。[[m:Special:MyLanguage/IP Editing: Privacy Enhancement and Abuse Mitigation#feb25|発表の詳細をご覧ください]]。 * [[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Apps/Android FAQ|Wikipedia Android アプリ]]の開発者は利用者の会話ページや記事のノートページに関する[[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Apps/Team/Android/Communication|新しい機能]]の開発に取り組んでいます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T297617] '''イベント''' * [[mw:Wikimedia Hackathon 2022|Wikimedia ハッカソン 2022]]は2022年5月20-22日にハイブリッドイベントとして開催されます。ハッカソンはオンラインで開催され、世界各地の交流をサポートするための助成金も利用できます。助成金の申請は3月20日まで受け付けています。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/11|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W11"/> 2022年3月14日 (月) 22:08 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=22993074 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/12|Tech News: 2022-12]] == <section begin="technews-2022-W12"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/12|翻訳]]されています。 '''今週の新しいコードリリーススケジュール''' * 今週は1回ではなく4回の MediaWiki のリリースを予定しています。これは問題解決と将来のアップデートを高速化するための試みです。月曜日、火曜日、水曜日の様々な時間帯にすべてのウィキでリリースを予定しています。[[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Release Engineering Team/Trainsperiment week|このプロジェクトに関する詳細はこちらをご覧ください]]。 '''最近の更新''' * 検索結果の表示件数を[[Special:Preferences#mw-prefsection-searchoptions|個人設定]]から設定できるようになりました。これは[[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist Survey 2022/Results|2022年のコミュニティ要望リスト]]で12番目に多かった要望です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T215716] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|高度]] Jupyter notebooks のツール [[wikitech:PAWS|PAWS]] がアップデートされ、インターフェースが新しくなりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T295043] '''今後の予定''' * [[mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:Kartographer|Kartographer]] を介したマップがまもなく [[mw:Special:MyLanguage/Extension:FlaggedRevs|FlaggedRevisions]] 拡張機能で使えるようになります。Kartographer で改善してほしいところがあれば[https://wikimedia.sslsurvey.de/Kartographer-Workflows-EN/ お知らせください]。この調査には簡単な英語で答えることができます。 [https://meta.wikimedia.org/wiki/WMDE_Technical_Wishes/Geoinformation] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/12|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W12"/> 2022年3月21日 (月) 16:01 (UTC) <!-- User:Trizek (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23034693 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/13|Tech News: 2022-13]] == <section begin="technews-2022-W13"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/13|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * macOS ユーザー向けにウィキメディアコモンズの簡略なアップロード用ツール [[c:Commons:Sunflower|Sunflower]] が利用できるようになりました。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.39/wmf.5|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-03-29|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-03-30|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-03-31|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.39/Roadmap|工程表はこちら]])。 * データベースの定期的な保守のため、一部のウィキが数分程度、閲覧専用の状態になる予定です。実施日時は{{#time:j xg|2022-03-29|ja}}の7:00 UTC ([https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/s3.dblist 対象のウィキはこちら]) ならびに{{#time:j xg|2022-03-31|ja}} の7:00 UTC ([https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/s5.dblist 対象のウィキはこちら]) の見込みです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T301850][https://phabricator.wikimedia.org/T303798] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/13|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W13"/> 2022年3月28日 (月) 19:55 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23073711 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/14|Tech News: 2022-14]] == <section begin="technews-2022-W14"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/14|翻訳]]されています。 '''問題点''' * 先週は数日の間、編集初学者に向けたおすすめ編集が [[{{#special:recentchanges}}]] フィードでタグ付けされていませんでした。このバグは修正済みです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T304747] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.39/wmf.6|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-04-05|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-04-06|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-04-07|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.39/Roadmap|工程表はこちら]])。 * メインのデータベース入れ替えのため、複数のウィキで数分間、閲覧しかできない状態になる見込みです。実施予定日時は{{#time:n月j日|2022-04-07|ja}}<!-- 4月7日 {{#time:j xg|2022-04-07|ja}} -->の7:00 UTC からです([https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/s4.dblist 対象のウィキの一覧はこちら]。) '''今後の予定''' * 来週から技術ニュースの題名が翻訳対象になります。配信時の表示はこれまでの<code dir=ltr>Tech News: 2022-14</code>ではなくなるかもしれません。コミュニティによってはフィルタの設定に影響が出る可能性があります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T302920] * 今後の数ヵ月にわたり、Growth 機能のひとつ「[[mw:Special:MyLanguage/Help:Growth/Tools/Add a link|リンクを追加]]」 を[[phab:T304110|より多くのウィキペディアで使えるようになる予定です]]。週単位で複数のウィキに機能を展開する見込みです。[[mw:Special:MyLanguage/Growth#deploymentstable|「リンクのおすすめ機能」が実装されている一部のウィキ]]であれば、このツールをテストすることができます。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/14|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W14"/> 2022年4月4日 (月) 21:01 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23097604 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-15 == <section begin="technews-2022-W15"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/15|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * サーバーの状態を閲覧できるサイトとして、 <span class="mw-content-ltr" lang="en" dir="ltr">[https://www.wikimediastatus.net/ www.wikimediastatus.net]</span> が新しく利用できるようになりました。このサイトでは5つの大まかな指標で私たちのウィキの技術的な状態を閲覧することができ<!-- automated high-level metrics -->、私たちのウィキの技術的環境の健全度やパフォーマンスを把握できます。また影響範囲の大きい障害に関して、技術者の書く更新情報<!-- manually-written updates -->もあります。こうした更新情報は技術者が実際に問題解決をするかたわら、時間を取れ次第できる限り迅速に執筆しています。このサイトは私たちの運営するウィキのインフラとは切り離した外部サービス上で動作しているため、私たちのウィキが短期間アクセス不能になっても閲覧することができます。[https://diff.wikimedia.org/2022/03/31/announcing-www-wikimediastatus-net/ このプロジェクトの詳細はこちら]。 * ウィクショナリーでは、ページ上の動画ファイルと音声ファイルを再生するソフトウェアが変わりました。これまでのソフトウェアは削除されています。今回のソフトウェア変更により、音声の再生ツールの一部では横幅が広くなります。[[mw:Special:MyLanguage/Extension:TimedMediaHandler/VideoJS_Player|新しいソフトウェア]]は4年前からベータ版機能として導入されていたものです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T100106][https://phabricator.wikimedia.org/T248418] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.39/wmf.7|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-04-12|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-04-13|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-04-14|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.39/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/15|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W15"/> 2022年4月11日 (月) 19:45 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23124108 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-16 == <section begin="technews-2022-W16"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/16|翻訳]]されています。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.39/wmf.8|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-04-19|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-04-20|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-04-21|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.39/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] メインデータベース切り替えのため、一部のウィキが数分間、閲覧できても編集ができない状態になります。作業は {{#time:n月j日|2022-04-19|ja}} 7:00 (UTC)([https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/s7.dblist 対象となるウィキの一覧])と {{#time:n月j日|2022-04-21|ja}} 7:00 (UTC)([https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/s8.dblist 対象となるウィキの一覧])を予定しています。 * 管理者が特定のページを削除または復帰するとき、[[m:Community Wishlist Survey 2021/(Un)delete associated talk page|付随する「トーク」ページも合わせて削除や復帰]]ができるようになります。関連する API のエンドポイントのオプションも利用可能になります。これは[[m:Community Wishlist Survey 2021/Admins and patrollers/(Un)delete associated talk page|2021年コミュニティ要望リストで挙がった11項目の要望]]のうちのひとつです。 * [[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop_Improvements#test-wikis|一部のウィキ]]ではログインユーザーの半分が新しい[[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop Improvements/Features/Table of contents|目次機能]]を利用できるようになりました。ページを上下にスクロールしたとき、目次が画面内の同じ場所に固定されます。これは[[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop Improvements|デスクトップ版改善]]プロジェクトの一環です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T304169] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|高度]] MediaWiki によって自動的に生成されるメッセージボックスから <code dir=ltr>successbox</code>, <code dir=ltr>errorbox</code>, <code dir=ltr>warningbox</code> の CSS クラスが除去されます。この三クラスと <code dir=ltr>messagebox</code> は MediaWiki のコアから除去されます。ウィキテキストでこれらのクラスを使用している場合や、CSS でこれらの外観を変更していた場合、この変更の影響を受けます。ローカルにおけるクラスの使用状況や、スタイルの定義を確認してください。これは[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/09|2月28日の技術ニュース]]でもすでにお伝えしています。 '''今後の予定''' * [[mw:Special:MyLanguage/Extension:Kartographer|Kartographer]] が [[mw:Special:MyLanguage/Extension:FlaggedRevs|FlaggedRevisions による査読機能]]で利用できるようになります。Kartographer の地図が[[mw:Special:MyLanguage/Help:Pending changes|査読を保留中のページ]]でも動作するようになります。[https://meta.wikimedia.org/wiki/WMDE_Technical_Wishes/Geoinformation#Project_descriptions] これに伴い、Kartographer の説明も更新されます。 [https://www.mediawiki.org/wiki/Special:MyLanguage/Help:Extension:Kartographer/Getting_started] [https://www.mediawiki.org/wiki/Special:MyLanguage/Help:VisualEditor/Maps] [https://www.mediawiki.org/wiki/Special:MyLanguage/Help:Extension:Kartographer] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/16|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W16"/> 2022年4月18日 (月) 23:12 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23167004 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-17 == <section begin="technews-2022-W17"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/17|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [https://noc.wikimedia.org/conf/dblists/group1.dblist 多数のウィキ](グループ1)でページ上の動画ファイルと音声ファイルを再生するプレイヤーが変わりました。従来使われていたプレイヤーは削除されています。今回のプレイヤー変更により、音声の再生ツールの一部では横幅が広くなります。[[mw:Special:MyLanguage/Extension:TimedMediaHandler/VideoJS_Player|新しいプレイヤー]]は4年前からベータ版機能として導入されていたものです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T100106][https://phabricator.wikimedia.org/T248418] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.39/wmf.9|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-04-26|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-04-27|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-04-28|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.39/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] メインのデータベース入れ替えのため、複数のウィキで数分間、閲覧しかできない状態になる見込みです。実施予定日時は{{#time:n月j日|2022-04-26|ja}}の7:00 UTC からです([https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/s2.dblist 対象となるウィキの一覧]。) * 一部の極端に古いブラウザとオペレーティングシステムのサポートを終了します。Internet Explorer 9 または 10、Andoroid 4、Firefox 38以前のブラウザではウィキの一部が正しく表示されなかったり、動作しなくなる可能性があります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T306486] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/17|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W17"/> 2022年4月25日 (月) 22:56 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23187115 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 編集機能ニュース 2022年第1号 == <section begin="message"/><i>[[metawiki:VisualEditor/Newsletter/2022/April|他の言語で読む]] • [[m:VisualEditor/Newsletter|この多言語版ニュースレターの購読者名簿]]</i> [[File:Junior Contributor New Topic Tool Completion Rate.png|thumb|編集初学者はこの新しいツールを使ったほうが編集の失敗が減りました。]] [[mw:Special:MyLanguage/Help:DiscussionTools#New discussion tool|新しい主題ツール]]<!-- New topic tool -->を使うと、編集者が議論のページに新しい <nowiki>==節(見出し)==</nowiki> を作りやすくなります。 この新しいツールを使うと、編集初学者の編集が保持されやすくなります。 <span class="mw-translate-fuzzy">状況報告は[[mw:Talk pages project/New topic#21 April 2022|こちら]]にあります。</span> 間もなく編集チームはこの試験に参加する20個のウィキペディアの編集者全員にこのことを要請します。 無効にするには[[Special:Preferences#mw-prefsection-editing-discussion|個人設定]]で指定してください。<section end="message"/> [[User:Whatamidoing (WMF)|Whatamidoing (WMF)]] 2022年5月2日 (月) 18:43 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=VisualEditor/Newsletter&oldid=23092897 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-18 == <section begin="technews-2022-W18"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/18|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [https://noc.wikimedia.org/conf/dblists/group2.dblist 残りのウィキすべて](グループ2)でページ上の動画ファイルと音声ファイルを再生するプレイヤーが変更されました。従来使われていたプレイヤーは削除されています。今回のプレイヤー変更により、音声の再生ツールの一部では横幅が広くなります。[[mw:Special:MyLanguage/Extension:TimedMediaHandler/VideoJS_Player|新しいプレイヤー]]は4年前からベータ版機能として導入されていたものです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T100106][https://phabricator.wikimedia.org/T248418] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.39/wmf.10|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-05-03|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-05-04|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-05-05|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.39/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * 開発者は[[mw:Wikimedia Apps/Team/iOS|iOS版ウィキペディアアプリ]]でトークページ機能の実装に取り組んでいます。[https://wikimedia.qualtrics.com/jfe/form/SV_9GBcHczQGLbQWTY フィードバック]をお待ちしています。フィードバックは英語、ドイツ語、ヘブライ語、中国語で受け付けています。 * [[m:WMDE_Technical_Wishes/VisualEditor_template_dialog_improvements#Status_and_next_steps|殆どのウィキ]]でビジュアルエディターまたはウィキテキストモードを使用したときに[[m:WMDE_Technical_Wishes/VisualEditor_template_dialog_improvements|改良型テンプレートダイアログ]]が利用できるようになります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T296759] [https://phabricator.wikimedia.org/T306967] * ウィキテキストでの編集時に構文強調表示を使用した場合、[[m:WMDE_Technical_Wishes/Improved_Color_Scheme_of_Syntax_Highlighting#Color-blind_mode|カラーブラインドに応じた配色]]を使用できるようになります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T306867] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|高度]] MediaWiki のインターフェースメッセージに関連したいくつかの CSS の ID が削除されます。技術関係の編集者は[[phab:T304363|対象となる ID とこれらを使用しているページの一覧]]をご確認ください。<code dir=ltr>#mw-anon-edit-warning</code>, <code dir=ltr>#mw-undelete-revision</code> とその他3種類の ID が対象となります。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/18|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W18"/> 2022年5月2日 (月) 19:34 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23232924 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-19 == <section begin="technews-2022-W19"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/19|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Apps/Team/Android|Android 版のウィキペディアアプリ]]でもカテゴリが表示されるようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T73966] '''問題点''' * 先週、ウィキデータの検索候補の表示に不具合がありました。現在は修正済みです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T307586] * 先週、すべてのウィキのログインユーザーとキャッシュされていないページで20分ほど、アクセスが重いかアクセスできない状態が発生していました。これはデータベースの変更に伴う問題が原因でした。 [https://phabricator.wikimedia.org/T307647] '''今週の更新''' * 今週、MediaWikiのバージョン更新はありません。 [https://phabricator.wikimedia.org/T305217#7894966] * [[mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:FlaggedRevs|FlaggedRevs 拡張機能]]における [[mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:Kartographer|Kartographer]] との[[m:WMDE Technical Wishes/Geoinformation#Current issues|非互換性の問題]]が修正される見込みです。展開はすべてのウィキで5月10日を予定しています。Kartographer は[[phab:T307348|この拡張機能を未導入のウィキ5件]]でも5月24日に展開する予定です。 * [[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop Improvements|2022年版ベクター]] (Vector) 外装はウィキペディアのアラビア語版とカタロニア語版で規定となる予定です。ログイン利用者の場合、旧来の2010年版ベクターに戻すことが可能です。詳細は2022年版ベクターの[[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop Improvements/Updates/2022-04 for the largest wikis|最新の更新情報]]をご参照ください。 '''オンライン会議''' * 2022年版ベクター外装に関する[[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop Improvements/Updates/Talk to Web|ウェブチームのオープンミーティング]]が5月17日に開催される予定です。6月7日、6月21日、7月5日、7月19日にもミーティングが計画されています。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/19|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W19"/> 2022年5月9日 (月) 15:23 (UTC) <!-- User:Trizek (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23256717 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-20 == <section begin="technews-2022-W20"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/20|翻訳]]されています。 '''今週の更新''' * 一部のウィキで[[mw:Special:MyLanguage/Help:Growth/Tools/Add a link|リンクの追加機能]]が利用できるようになります。水曜日に運用開始予定です。{{int:project-localized-name-cawiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-hewiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-hiwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-kowiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-nowiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-ptwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-simplewiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-svwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-ukwiki/ja}}が対象となります。これは[[phab:T304110|様々なウィキペディアにツールを配備する計画]]の一環です。コミュニティは[[mw:Special:MyLanguage/Growth/Community configuration|ローカルでこの機能の動作設定]]を行うことができます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T304542] * [[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Hackathon 2022|ウィキメディアハッカソン 2022]]はオンラインで5月20日から22日に開催予定です。英語で実施されます。ドイツ、ガーナ、ギリシャ、インド、ナイジェリア、アメリカではローカルでも[[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Hackathon 2022/Meetups|ハッカソンのミートアップ]]が行われます。技術関係に興味があるウィキメディアンはソフトウェア・プロジェクトに取り組み、新しいスキルを身につけることもできます。セッションを主催したり、取り組みたいプロジェクトを投稿したりすることもできます。 * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.39/wmf.12|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-05-17|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-05-18|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-05-19|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.39/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * 翻訳可能なページをビジュアルエディターで編集できるようになります。例えばメタやコモンズで翻訳対象に指定されているページでこの機能が使用できます。 [https://diff.wikimedia.org/2022/05/12/mediawiki-1-38-brings-support-for-editing-translatable-pages-with-the-visual-editor/] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/20|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W20"/> 2022年5月16日 (月) 18:58 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23291515 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-21 == <section begin="technews-2022-W21"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/21|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 管理者はモバイルウェブ版のインターフェースを使用しているとき、利用者ページから直接 Special:Block の特別ページにアクセスできるようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T307341] * <span class="mw-content-ltr" lang="en" dir="ltr">[https://www.wiktionary.org/ www.wiktionary.org]</span> のポータルページは現在、自動的に更新されるシステムを使用しています。他の[[m:Project_portals|プロジェクトのポータル]]も今後数ヶ月の間に更新される予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T304629] '''問題点''' * Growthチームは新規参加者のためのメンターシッププログラムに取り組んでいます。従来は新規参加者がこのプログラムからオプトアウトすることができないようになっていました。2022年5月19日以降、新規参加者がGrowthのメンターシップからオプトアウトできるようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T287915] * 投稿記録のメニューからコンテンツ翻訳ツールを読み込もうとするとページが動作しなくなるという問題が一部の編集者に発生しています。ただいま修正対応中です。Special:ContentTranslation を直接開いた場合はページが正常に動作するはずです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T308802] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.39/wmf.13|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-05-24|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-05-25|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-05-26|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.39/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|高度]] MediaWikiの開発者からのサポート向上を目的とする[[mw:User:Jdlrobson/Extension:Gadget/Policy|技術方針の草案]]について、ガジェットやユーザースクリプトの開発者からのフィードバックを募集しています。 [https://phabricator.wikimedia.org/T308686] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/21|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W21"/> 2022年5月24日 (火) 00:21 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23317250 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-22 == <section begin="technews-2022-W22"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/22|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] [[mw:Special:MyLanguage/Extension:AbuseFilter|AbuseFilter]] 拡張機能に IP がいずれかの帯域に含まれるかどうかを調べる <code dir=ltr>ip_in_ranges()</code> 関数が追加されました。ウィキではパフォーマンス向上のため、複数の <code dir=ltr>ip_in_range()</code> 関数を <code>|</code> で繋いで1つの式とすることが推奨されています。[[Special:AbuseFilter|Special:AbuseFilter]] を使ってローカルでの使用例を検索することができます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T305017] * 不正利用フィルターを編集する利用者が IP に関する情報へアクセスできるようにするため、[[m:Special:MyLanguage/IP Editing: Privacy Enhancement and Abuse Mitigation/IP Info feature|IP 情報]]という機能をすべてのウィキでベータ版として[[m:Special:MyLanguage/IP Editing: Privacy Enhancement and Abuse Mitigation/IP Info feature#May 24, 2022|実装しました]]。これは test.wikipedia.org で数週間にわたって行ったベータテストの結果に基づくものです。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.39/wmf.14|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-05-31|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-06-01|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-06-02|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.39/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] メインのデータベース入れ替えのため、複数のウィキで数分間、閲覧しかできない状態になる見込みです。実施予定日時は{{#time:n月j日|2022-05-31|ja}}の7:00 UTC からです([https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/s5.dblist 対象となるウィキの一覧]。) * [[mw:Special:MyLanguage/Help:DiscussionTools#New topic tool|話題追加ツール]]はすべてのエディタに対応し、ほとんどのウィキを対象にまもなく導入の予定です。この機能を無効にするには、このツール内と[[Special:Preferences#mw-prefsection-editing-discussion|個人設定]]で指定してください。 [https://www.mediawiki.org/wiki/Special:MyLanguage/Talk_pages_project/New_discussion][https://phabricator.wikimedia.org/T287804] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] [[:mw:Special:ApiHelp/query+usercontribs|list=usercontribs API]] は近日中に [[mw:Special:MyLanguage/Help:Range blocks#Non-technical explanation|IP の帯域]]からの投稿の取得をサポートする予定です。API を使用するときは <code>uciprange</code> パラメータを指定することにより、[[:mw:Manual:$wgRangeContributionsCIDRLimit|制限値]]の範囲内で帯域内から投稿を取得することができます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T177150] * 新しいパーサー関数 <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki>{{=}}</nowiki></code></bdi> が導入されます。これは「=」という名前の既存のテンプレートを置き換えるものです。[[w:ja:等号|等号]]を挿入するものであり、テンプレート内のパラメータで使われる等号をエスケープするために使用します。 [https://phabricator.wikimedia.org/T91154] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/22|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W22"/> 2022年5月30日 (月) 20:29 (UTC) <!-- User:Trizek (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23340178 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-23 == <section begin="technews-2022-W23"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/23|翻訳]]されています。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.39/wmf.15|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-06-07|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-06-08|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-06-09|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.39/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|高度]] [[Special:AbuseFilter|不正利用フィルター]]に新しく実装された関数 <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>str_replace_regexp()</code></bdi> は[[w:ja:正規表現|正規表現]]で文の一部を置換することができます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T285468] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]を使い配信しています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/23|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W23"/> 2022年6月7日 (火) 02:46 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23366979 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-24 == <section begin="technews-2022-W24"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/24|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[mw:Special:MyLanguage/Extension:Kartographer|Kartographer]] 地図を全てのウィキで利用できるようになりました。この Kartographer 地図は[[mw:Special:MyLanguage/Help:Pending changes|査読待ち]]のページでも有効です。 [https://meta.wikimedia.org/wiki/WMDE_Technical_Wishes/Geoinformation#Project_descriptions][https://phabricator.wikimedia.org/T307348] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.39/wmf.16|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-06-14|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-06-15|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-06-16|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.39/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] メインのデータベース入れ替えのため、複数のウィキで数分間、閲覧しかできない状態になる見込みです。実施予定日時は{{#time:n月j日|2022-06-14|ja}}の6:00 UTC からです([https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/s6.dblist 対象となるウィキの一覧]。) [https://phabricator.wikimedia.org/T300471] * 水曜日以降、新しくなった[[mw:Special:MyLanguage/Help:Growth/Tools/Add a link|リンクの追加機能]]が一部のウィキで利用できるようになります。(対象は{{int:project-localized-name-abwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-acewiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-adywiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-afwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-akwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-alswiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-amwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-anwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-angwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-arcwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-arzwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-astwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-atjwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-avwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-aywiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-azwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-azbwiki/ja}})。これは[[phab:T304110|様々なウィキペディアにこのツールを導入する計画]]の一環です。コミュニティは[[mw:Special:MyLanguage/Growth/Community configuration|ローカルでこの機能の動作設定]]を行うことができます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T304548] * [[mw:Special:MyLanguage/Help:DiscussionTools#New topic tool|話題追加ツール]]はすべてのエディタに対応し、まもなくコモンズ、ウィキデータならびに複数のウィキに導入する予定です。ツールや[[Special:Preferences#mw-prefsection-editing-discussion|個人設定]]でこの機能を無効化することができます。 [https://www.mediawiki.org/wiki/Special:MyLanguage/Talk_pages_project/New_discussion][https://phabricator.wikimedia.org/T287804] '''今後の会議''' * 2022年版ベクター外装に関する[[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop Improvements/Updates/Talk to Web|ウェブチームの公開ミーティング]]が6月13日に開催予定です。今後は6月28日、7月12日、7月26日にもミーティングが計画されています。 '''今後の予定''' * 7月末までに[[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop Improvements|2022年版ベクター]]外装が全てのウィキで既定になる予定です。それぞれのコミュニティのニーズに応じて調整するため、今後の数週間に議論を始める予定です。個人設定でいつでも旧バージョンに戻すことが可能です。[[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop Improvements/Updates/2022-04 for the largest wikis|詳細はこちら]]。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/24|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W24"/> 2022年6月13日 (月) 16:59 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23389956 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-25 == <section begin="technews-2022-W25"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/25|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Apps/Team/Android|Android用ウィキペディアアプリ]]にページ全体を一度に編集する機能が追加されました。オーバーフローメニュー(3つの点のメニュー [[File:Ic more vert 36px.svg|15px|link=|alt=]])から選択できます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T103622] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|上級者向け]] 最近行われたデータベースの変更に伴い、[[m:Research:Quarry|Quarry ツール]]を使った検索に影響が出る可能性があります。英語版ウィキペディア、コモンズ、ウィキデータの <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>site_stats</code></bdi> に対するクエリを更新する必要があります。[[phab:T306589|詳細はこちらをご覧ください]]。 * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|上級者向け]] [[Special:AbuseFilter|不正利用フィルター]]に新しい変数 <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>user_global_editcount</code></bdi> が追加され、グローバルに活動している利用者を除外することができるようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T130439] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.39/wmf.17|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-06-21|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-06-22|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-06-23|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.39/Roadmap|工程表はこちら]])。 * モバイルデバイスでレスポンシブではない外装(MonoBook や Vector など)を使用している場合、デフォルトのズームレベルが多少変更される場合があります。ズームを最適化してコンテンツ(Vector 2022 のテーブルコンテンツなど)がページ内に収まるようにするためです。この機能によってサイトの閲覧に不具合が生じる場合、その状況を把握したいと思いますので、議論を行うとき <span class="mw-content-ltr" lang="en" dir="ltr">[[m:User:Jon (WMF)|Jon (WMF)]]</span> に ping を送ってください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T306910] '''今後の予定''' * ベータ版機能の[[mw:Special:MyLanguage/Help:DiscussionTools|議論ツール]]は7月中にアップデートが行われる予定です。議論の外観が変更される予定です。[[mw:Special:MyLanguage/Talk pages project/Usability/Prototype|変更案の一部]]をご覧ください。 * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|高度]] Parsoid による HTML 出力はファイルリンクに対して異なる <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>typeof</code></bdi> 属性値を付与しないようになり、全てに <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>mw:File</code></bdi> のファイルタイプを使用するようになります。ツールの作者は <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>mw:Image</code></bdi>、<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>mw:Audio</code></bdi>、<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>mw:Video</code></bdi> のファイルタイプを要求するコードを修正する必要があります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T273505] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/25|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W25"/> 2022年6月20日 (月) 20:18 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23425855 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-26 == <section begin="technews-2022-W26"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/26|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|高度]] [[m:Special:MyLanguage/Wikimedia Enterprise|ウィキメディアエンタープライズ]] API サービスでは無料のオンデマンドリクエストとマンスリースナップショットが利用できるセルフサービスアカウントが提供されます([https://enterprise.wikimedia.com/docs/ API ドキュメント])。コミュニティから[[m:Special:MyLanguage/Wikimedia Enterprise/FAQ#community-access|データベースダンプとウィキメディアクラウドサービス]]へのアクセスは継続されます。 * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|高度]] テンプレートやモジュールを作成したあと、[[d:Special:MyLanguage/Wikidata:Wiktionary#lua|ウィキメディアウィキでからLuaを使ってウィキデータの語彙素を利用できるようになります]]。これに関する議論は[[d:Wikidata_talk:Lexicographical_data#You_can_now_reuse_Wikidata_Lexemes_on_all_wikis|プロジェクトのトークページ]]で受け付けています。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.39/wmf.18|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-06-28|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-06-29|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-06-30|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.39/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] メインのデータベース入れ替えのため、複数のウィキで数分間、閲覧しかできない状態になる見込みです。実施予定日時は{{#time:n月j日|2022-06-28|ja}}の6:00 UTC からです([https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/s7.dblist 対象となるウィキの一覧]。) [https://phabricator.wikimedia.org/T311033] * メインのデータベース入れ替えのため、一部のグローバルサービスとクロスウィキサービスは数分間、閲覧しかできない状態になる見込みです。実施予定日時は{{#time:n月j日|2022-06-30|ja}}の6:00 UTC からです。コンテンツ翻訳、通知、構造化議論、GrowthExperiments機能、その他一部のサービスが影響を受けます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T300472] * モバイル外装を使用したとき、ソートが設定されたテーブルをソートできるようになります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T233340] '''今後の会議''' * 2022年版ベクター外装に関する[[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop Improvements/Updates/Talk to Web|ウェブチームの公開ミーティング]]が明日(6月28日)に開催されます。7月12日、7月26日にもミーティングが計画されています。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/26|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W26"/> 2022年6月27日 (月) 20:03 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23453785 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-27 == <section begin="technews-2022-W27"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/27|翻訳]]されています。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.39/wmf.19|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-07-05|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-07-06|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-07-07|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.39/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] メインデータベース切り替えのため、一部のウィキが数分間、閲覧できても編集ができない状態になります。作業は {{#time:n月j日|2022-07-05|ja}} 7:00 (UTC)([https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/s6.dblist 対象となるウィキの一覧])と {{#time:n月j日|2022-07-07|ja}} 7:00 (UTC)([https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/s4.dblist 対象となるウィキの一覧])を予定しています。 * ベータ版機能の[[mw:Special:MyLanguage/Help:DiscussionTools|議論ツール]]は7月中にアップデートが行われる予定です。議論の外観が変更されます。[[mw:Special:MyLanguage/Talk pages project/Usability/Prototype|変更案の一部]]をご覧ください。 * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=| 高度]] この変更はウィキソースの標準名前空間にあるページにのみ影響します。 Javascript の<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>[[mw:Special:MyLanguage/Manual:Interface/JavaScript#mw.config|mw.config]]</code></bdi> から設定変数 <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>proofreadpage_source_href</code></bdi> を削除して <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>prpSourceIndexPage</code></bdi> に置き換える予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T309490] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/27|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W27"/> 2022年7月4日 (月) 19:32 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23466250 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-28 == <section begin="technews-2022-W28"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/28|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop Improvements|2022年版ベクター外装]]ではページ題名の下にタブを並べて、議論、閲覧、編集、履歴表示その他にアクセスできるようにしました。[[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop Improvements/Updates#Page title/tabs switch|詳細はこちら]]。 [https://phabricator.wikimedia.org/T303549] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|高度]] 個別のウイキに対する設定をひと目で確認できるようになり、2つのウィキの間で設定内容が異なる場合は比較できるようになりました。例:[https://noc.wikimedia.org/wiki.php?wiki=jawiktionary ウィクショナリー日本語版の設定]、[https://noc.wikimedia.org/wiki.php?wiki=eswiki&compare=eowiki スペイン語とエスペラント語のウィキペディアの設定比較] ローカルコミュニティで設定の変更について[[m:Special:MyLanguage/Requesting_wiki_configuration_changes|議論や提案を行う]]ことがあるかもしれません。名前がつけられた設定の詳細を[[mw:Special:Search|MediaWiki.org]]で検索することができます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T308932] *アンチハラスメント・ツール・チームはこのたび、IP情報を表示する機能を[[Special:Preferences#mw-prefsection-betafeatures|ベータ版機能として全てのウィキに]]対して[[m:Special:MyLanguage/IP Editing: Privacy Enhancement and Abuse Mitigation/IP Info feature#May|実装しました]]。荒らしに対応する利用者はこのツールを通じてIPアドレスの情報を得ることができます。[[m:Special:MyLanguage/IP Editing: Privacy Enhancement and Abuse Mitigation/IP Info feature#April|ツールがどこにあるかや、その使い方]]については更新情報をご確認ください。ご意見、ご感想がありましたらツールにあるリンクからお寄せください。 '''今週の更新''' * 今週、MediaWikiのバージョン更新はありません。 * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] メインのデータベース入れ替えのため、複数のウィキで数分間、閲覧しかできない状態になる見込みです。実施予定日時は{{#time:n月j日|2022-07-12|ja}}の7:00 UTC からです([https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/s3.dblist 対象となるウィキの一覧]。) '''今後の予定''' * ベータ版機能の[[mw:Special:MyLanguage/Help:DiscussionTools|議論ツール]]は7月中にアップデートが行われる予定です。議論の外観が変更されます。[[mw:Special:MyLanguage/Talk pages project/Usability/Prototype|変更案の一部]]をご覧ください。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/28|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W28"/> 2022年7月11日 (月) 19:25 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23502519 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-29 == <section begin="technews-2022-W29"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/29|翻訳]]されています。 '''問題点''' * モバイルウェブ版の機能[[mw:Special:MyLanguage/Extension:NearbyPages|近くの場所に関するページ]]は先週、利用できませんでした。この問題は今週は修正されます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T312864] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.39/wmf.21|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-07-19|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-07-20|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-07-21|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.39/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * [[mw:Technical_decision_making/Forum|技術決定フォーラム]]では[[mw:Technical_decision_making/Community_representation|コミュニティの代表者]]を募集中です。〆切は8月12日、オンウィキまたは<span class="mw-content-ltr" lang="en" dir="ltr">TDFSupport@wikimedia.org</span>宛にメールで応募してください。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/29|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W29"/> 2022年7月18日 (月) 23:00 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23517957 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-30 == <section begin="technews-2022-W30"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/30|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * <span class="mw-content-ltr" lang="en" dir="ltr">[https://www.wikibooks.org/ www.wikibooks.org]</span> と<span class="mw-content-ltr" lang="en" dir="ltr">[https://www.wikiquote.org/ www.wikiquote.org]</span> のポータルページは現在、自動的に更新されるシステムを使用しています。他の[[m:Project_portals|プロジェクトのポータル]]も今後数ヶ月の間に更新される予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T273179] '''問題点''' * 先週、メインのデータベースを緊急で切り替えたことに伴い、一部のウィキが数分間、閲覧はできても編集はできない状態になりました([https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/s7.dblist 影響を受けたウィキの一覧])。 [https://phabricator.wikimedia.org/T313383] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.39/wmf.22|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-07-26|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-07-27|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-07-28|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.39/Roadmap|工程表はこちら]])。 * レガシー版ベクターと2022年版ベクターで外部リンクのアイコンが若干ですが変更されます。解像度が低い画面でも認識しやすくなるよう、新しいアイコンはよりシンプルな形状のものを採用します。 [https://phabricator.wikimedia.org/T261391] * 管理者が既にブロックされている利用者のページを開くと、これまでの「{{int:blockip}}」ボタンの代わりに、「{{int:changeblockip}}」と「{{int:unblockip}}」の二つが表示されるようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T308570] '''今後の会議''' * 2022年版ベクター外装に関する[[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop Improvements/Updates/Talk to Web|ウェブチームの公開ミーティング]]が明日(7月26日)に開催されます。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/30|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W30"/> 2022年7月25日 (月) 19:27 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23545370 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-31 == <section begin="technews-2022-W31"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/31|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>Phantom</code></bdi>タグのサポートにより、[[m:Special:MyLanguage/Help:Displaying_a_formula#Phantom|数学レンダリング用のためのLaTeX機能]]がウィキで利用できるようになりました。これにより、2022年コミュニティ要望アンケートの[[m:Community_Wishlist_Survey_2022/Editing/Missing_LaTeX_capabilities_for_math_rendering|59番目の要望]]の一部が完了しました。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.39/wmf.23|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-08-02|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-08-03|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-08-04|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.39/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:WikiEditor/Realtime_Preview|リアルタイムプレビュー]]は[https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists%2Fgroup0.dblist Group 0] のウィキでベータ版として利用できるようになります。この機能は、[[m:Special:MyLanguage/Community_Wishlist_Survey_2021/Real_Time_Preview_for_Wikitext|コミュニティ要望アンケートの提案の1つ]]に応じる形で作成されました。 '''今後の予定''' * ベータ版機能の[[mw:Special:MyLanguage/Help:DiscussionTools|議論ツール]]は8月中にアップデートが行われる予定です。議論の外観が変更されます。[[mw:Special:MyLanguage/Talk pages project/Usability/Prototype|変更案の一部]]をご覧ください。 '''今後の会議''' * 今週は、[[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop Improvements|Vector (2022)]] に関する3つの会議が同時通訳付きで開催されます。火曜日はロシア語での通訳があります。木曜日には、アラビア語とスペイン語の話者のための会議が行われます。[[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop Improvements/Updates/Talk to Web|参加方法を確認する]]。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/31|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W31"/> 2022年8月1日 (月) 21:22 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23615613 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-32 == <section begin="technews-2022-W32"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/32|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[:m:Special:MyLanguage/Meta:GUS2Wiki/Script|GUS2Wiki]]は [[{{#special:GadgetUsage}}]] の情報をウィキ上のページにコピーして履歴を確認できるようにするものです。[[d:Q113143828|ウィキデータのProject:GUS2Wikiのエントリ]]にないウィキは手動でGUS2Wikiを実行するか[[:m:Special:MyLanguage/Meta:GUS2Wiki/Script#Opting|情報を配信してもらうように依頼をしてください]]。 [https://phabricator.wikimedia.org/T121049] '''今週の更新''' * 今週、MediaWikiのバージョン更新はありません。 * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] メインデータベース切り替えのため、一部のウィキが数分間、閲覧できても編集ができない状態になります。作業は {{#time:n月j日|2022-08-09|ja}} 7:00 (UTC)([https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/s5.dblist 対象となるウィキの一覧])と {{#time:n月j日|2022-08-11|ja}} 7:00 (UTC)([https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/s2.dblist 対象となるウィキの一覧])を予定しています。 '''今後の会議''' * [[wmania:Special:MyLanguage/Hackathon|ウィキマニアハッカソン]]は8月12日から14日にかけてオンラインで開催されます。プロジェクトについて学び、協力者を見つけるための[[wmania:Special:MyLanguage/Hackathon/Schedule|プレハッキング・ショーケース]]もお忘れのないようにお願いします。誰でも[[phab:/project/board/6030/|企画を提案したり]]、[[wmania:Special:MyLanguage/Hackathon/Schedule|セッションを開催する]]ことができます。[[wmania:Special:MyLanguage/Hackathon/Newcomers|初めての方でも歓迎します]]! '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/32|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W32"/> 2022年8月8日 (月) 19:50 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23627807 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-33 == <section begin="technews-2022-W33"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/33|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * ペルシャ語版 (Farsi) ウィキペディアのコミュニティは2021年10月から2022年4月まで、IP利用者の編集をブロックすることを決定しました。ウィキメディア財団の製品解析チームはこの変更の影響を追跡しました。[[m:Special:MyLanguage/IP Editing: Privacy Enhancement and Abuse Mitigation/IP Editing Restriction Study/Farsi Wikipedia|影響調査報告書]]が公開されています。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.39/wmf.25|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-08-16|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-08-17|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-08-18|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.39/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] メインデータベース切り替えのため、一部のウィキが数分間、閲覧できても編集ができない状態になります。作業は {{#time:n月j日|2022-08-16|ja}} 7:00 (UTC)([https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/s1.dblist 対象となるウィキの一覧])と {{#time:n月j日|2022-08-18|ja}} 7:00 (UTC)([https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/s8.dblist 対象となるウィキの一覧])を予定しています。 * [[mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:WikiEditor/Realtime_Preview|リアルタイムプレビュー]]は[https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists%2Fgroup1.dblist グループ1] のウィキでベータ版として利用できるようになります。この機能は、[[m:Special:MyLanguage/Community_Wishlist_Survey_2021/Real_Time_Preview_for_Wikitext|コミュニティ要望アンケートの提案の1つ]]に応じる形で作成されました。 '''今後の予定''' * ベータ版機能の[[mw:Special:MyLanguage/Help:DiscussionTools|議論ツール]]は8月中にアップデートが行われる予定です。議論の外観が変更されます。[[mw:Special:MyLanguage/Talk pages project/Usability/Prototype|変更案の一部]]をご覧ください。 [https://www.mediawiki.org/wiki/Talk_pages_project/Usability#4_August_2022][https://www.mediawiki.org/wiki/Talk_pages_project/Usability#Phase_1:_Topic_containers][https://phabricator.wikimedia.org/T312672] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/33|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W33"/> 2022年8月15日 (月) 21:09 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23658001 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-34 == <section begin="technews-2022-W34"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/34|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:Kartographer|Kartographer]] 地図に問題が2件発生していました。現在は解決済みです。VisualEditor 経由で Geolines を生成したとき、地図を空白で表示しなくなりました。Geolines のうち QID で構成されるもの(例:地下鉄路線)にピンのアイコンは表示されなくなりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T292613][https://phabricator.wikimedia.org/T308560] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.39/wmf.26|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-08-23|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-08-24|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-08-25|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.39/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] メインのデータベース入れ替えのため、複数のウィキで数分間、閲覧しかできない状態になる見込みです。実施予定日時は{{#time:n月j日|2022-08-25|ja}}の7:00 UTC からです([https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/s4.dblist 対象となるウィキの一覧]。) * リンクと他のテキストとの違いをより明確にするために、リンクと訪問済みリンクの色が変わります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T213778] '''今後の予定''' * 新しい[{{int:discussiontools-topicsubscription-button-subscribe}}]ボタンは、[[mw:Talk pages project/Notifications#12 August 2022|初心者が回答を得るのに役立ちます]]。編集機能開発チームは、このツールをあらゆる場所で有効にしています。この機能は[[Special:Preferences#mw-prefsection-editing-discussion|個人設定]]でオフにすることができます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T284489] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/34|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W34"/> 2022年8月23日 (火) 00:13 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23675501 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-35 == <section begin="technews-2022-W35"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/35|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:WikiEditor/Realtime_Preview|リアルタイムプレビュー]]は[https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists%2Fgroup2.dblist グループ2]のウィキでベータ版として利用できます。この機能は、[[m:Special:MyLanguage/Community_Wishlist_Survey_2021/Real_Time_Preview_for_Wikitext|コミュニティ要望アンケートの提案の1つ]]に応じる形で作成されました。このベータ版を有効にすると、一部のウィキ固有のガジェットと競合する可能性があることに注意してください。 '''問題点''' * ここ数か月、コモンズ、ウィキデータ、英語版ウィキペディアなどの[[{{#special:statistics}}]]で不正確な数値が表示されていました。現在は修正済みです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T315693] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.39/wmf.27|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-08-30|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-08-31|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-09-01|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.39/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] メインデータベース切り替えのため、一部のウィキが数分間、閲覧できても編集ができない状態になります。作業は {{#time:n月j日|2022-08-30|ja}} 7:00 (UTC)([https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/s6.dblist 対象となるウィキの一覧])と {{#time:n月j日|2022-09-01|ja}} 7:00 (UTC)([https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/s7.dblist 対象となるウィキの一覧])を予定しています。 '''今後の予定''' * ウィキメディア財団は、ウィキメディアコミュニティが有害な出来事を報告する方法を改善するために、[[m:Special:MyLanguage/Private Incident Reporting System|プライベートインシデント報告システム (PIRS)]]を構築して、利用者が簡単かつ安全に報告できるようにしたいと考えています。[[m:Special:MyLanguage/Private Incident Reporting System#Phase 1|提供された質問]]に答えるため、トークページにコメントをすることができます。報告した/報告したい有害な状況に直面したことがある場合は、PIRSのインタビューに参加して、経験を共有してください。サインアップするには、<span class="mw-content-ltr" lang="en" dir="ltr">[[m:User:MAna (WMF)|Madalina Ana]]</span>に[[m:Special:EmailUser/MAna_(WMF)|メール]]してください。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/35|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W35"/> 2022年8月29日 (月) 23:06 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23725814 のリストを使用して送信したメッセージ --> == Editing news 2022 #2 == <section begin="message"/><i>[[m:Special:MyLanguage/VisualEditor/Newsletter/2022/August|他の言語で読む]] • [[m:VisualEditor/Newsletter|多言語ニュースレターを購読]]</i> [[File:Desktop Topic Subscriptions median response time.png|alt=ツールの使用の有無と返信までの時間(グラフ)。使用しない場合の90分に対し、使用すると39分を示す。|thumb|[{{int:discussiontools-topicsubscription-button-subscribe}}] ボタンがある場合、返信までの時間が短縮されます。]] 新設した[{{int:discussiontools-topicsubscription-button-subscribe}}] ボタンとは、(議論ページで)自分の投稿に[[mw:Special:MyLanguage/Help:DiscussionTools#Topic%20subscriptions|誰かが返信したという通知]]を送ります。 編集初学者にとって、質問の答えが得やすくなります。つまり返事が早めに届くからです。 [[mw:Special:MyLanguage/Talk_pages_project/Notifications#12_August_2022|レポートの詳細]]をご参照ください。 編集機能チームではこのツールをどなたでも利用できるように既定にする予定です。不用の場合は利用者ごとに[[Special:Preferences#mw-prefsection-editing-discussion|個人設定]]で無効にしてください。<section end="message"/> –[[m:User:Whatamidoing (WMF)|Whatamidoing (WMF)]] 2022年8月29日 (月) 23:36 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=VisualEditor/Newsletter&oldid=23569286 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-36 == <section begin="technews-2022-W36"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/36|翻訳]]されています。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.39/wmf.28|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-09-06|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-09-07|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-09-08|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.39/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] メインデータベース切り替えのため、一部のウィキが数分間、閲覧できても編集ができない状態になります。作業は {{#time:n月j日|2022-09-06|ja}} 7:00 (UTC)([https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/s1.dblist 対象となるウィキの一覧])と {{#time:n月j日|2022-09-08|ja}} 7:00 (UTC)([https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/s3.dblist 対象となるウィキの一覧])を予定しています。 * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|高度]] 特別ページでページ上欄外のタブが1つしかない場合、2022年版ベクター外装ではスペースを節約するためタブバーを非表示にする予定です。ガジェットがタブを使う場合は表示されます。現在、<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>#p-namespaces</code></bdi> の CSS IDを直接追加しているガジェットは、<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>[[mw:ResourceLoader/Core_modules#addPortletLink|mw.util.addPortletLink]]</code></bdi> 関数を使うよう更新する必要があります。ガジェットでこの ID にスタイルを追加する場合は、新しい ID <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>#p-associated-pages</code></bdi> も対象にすることを検討してください。[[phab:T316908|例はこちら]]。 [https://phabricator.wikimedia.org/T316908][https://phabricator.wikimedia.org/T313409] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/36|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W36"/> 2022年9月5日 (月) 23:22 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23757743 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-37 == <section begin="technews-2022-W37"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/37|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 検索サーバが新しいメジャーバージョンにアップグレードされました。検索の不具合にお気づきの場合は、[[phab:project/view/1849/|Phabricator]]に報告してください。 [https://lists.wikimedia.org/hyperkitty/list/wikitech-l@lists.wikimedia.org/message/XPCTYYTN67FVFKN6XOHULJVGUO44J662] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.40/wmf.1|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-09-13|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-09-14|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-09-15|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.39/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[mw:Special:MyLanguage/Extension:SyntaxHighlight|構文強調表示]]の追跡は、現状では[[mw:Special:MyLanguage/Manual:$wgExpensiveParserFunctionLimit|時間の掛かるパーサ関数]]として実行しています。時間の掛かる高い関数呼び出しは、単一ページに500件までしか実行できません。この上限値を超えたページは、特定の[[:Category:{{MediaWiki:expensive-parserfunction-category}}|追跡カテゴリ]]に追加されます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T316858] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/37|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W37"/> 2022年9月13日 (火) 01:50 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23787318 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-38 == <section begin="technews-2022-W38"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/38|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|高度]] <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki>templatelinks</nowiki></code></bdi> のデータベースフィールド、<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki>tl_namespace</nowiki></code></bdi> と <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki>tl_title</nowiki></code></bdi> は削除されました。これらのフィールドを使用していたクエリはすべて、<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki>tl_target_id</nowiki></code></bdi> という正規化された新しいフィールドを使うように変更しなけれなりません。詳細は <span class="mw-content-ltr" lang="en" dir="ltr">[[phab:T299417|T299417]]</span> を御覧ください。これはリンクテーブルの[[w:ja:関係の正規化|正規化]]の一環として行われています。 [https://lists.wikimedia.org/hyperkitty/list/wikitech-l@lists.wikimedia.org/message/U2U6TXIBABU3KDCVUOITIGI5OJ4COBSW/][https://www.mediawiki.org/wiki/User:ASarabadani_(WMF)/Database_for_devs_toolkit/Concepts/Normalization] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.40/wmf.2|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-09-20|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-09-21|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-09-22|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.40/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:Kartographer|Kartographer]]地図では、共通する地点のマーカーにアイコンを使用できます。火曜日に、[[mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:Kartographer/Icons|従来のアイコンセット]]が[https://de.wikipedia.beta.wmflabs.org/wiki/Hilfe:Extension:Kartographer/Icons バージョン maki 7.2]に更新されます。約100個の新しいアイコンが利用可能になります。さらに、既存のアイコンはすべて、明確にするために更新され、国際的な状況でより適切に機能するようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T302861][https://meta.wikimedia.org/wiki/WMDE_Technical_Wishes/Geoinformation#Update_maki_icons] '''今後の予定''' * [[m:Content_Partnerships_Hub/Software/Volunteer_developers_discussion_at_Wikimania_2022|ウィキマニアのグループディスカッション]]で30人以上の人がウィキメディア運動におけるコンテンツ・パートナーシップを持続可能なものにするための話し合いを行いました。ボランティア開発者はどのようなサポートが許容されるでしょうか。まとめをご覧の上、[[m:Talk:Content Partnerships Hub/Software/Volunteer developers discussion at Wikimania 2022|ご意見をお聞かせください]]。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/38|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W38"/> <span class="mw-content-ltr" lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</span> 2022年9月19日 (月) 22:16 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23826293 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-39 == <section begin="technews-2022-W39"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/39|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|高度]] Parsoidクライアントはリンクの <bdi lang="en" dir="ltr"><code>rel</code></bdi> 属性をスペースで区切って複数の値を指定できるよう、更新する必要があります。詳細は<bdi lang="en" dir="ltr">[[phab:T315209|T315209]]</bdi>をご覧ください。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.40/wmf.3|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-09-27|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-09-28|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-09-29|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.39/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[mw:Special:MyLanguage/VisualEditor/Diffs|視覚的な差分]]はウィクショナリーとウィキペディアを除いて、すべての利用者が利用できるようになります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T314588] * アラビア語版、バングラ語版、中国語版、フランス語版、ハイチ・クレオール語版、ヘブライ語版、韓国語版、ベトナム語版ウィキペディアで[[mw:Special:MyLanguage/Help:DiscussionTools#Mobile|モバイル版のトークページ]]が変更されます。変更後は更に使いやすくなり、より多くの情報を提供できるはずです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T318302] [https://www.mediawiki.org/wiki/Talk_pages_project/Mobile] * [[mw:Lua/Scripting|{{ns:828}}]]名前空間で<bdi lang="en" dir="ltr"><code>.json</code></bdi>で終わるページは、{{ns:2}}名前空間および{{ns:8}}名前空間のように、JSONとして扱われます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T144475] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/39|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W39"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2022年9月27日 (火) 00:30 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23860085 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-40 == <section begin="technews-2022-W40"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/40|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:Kartographer|Kartographer]]の地図は QID や SPARQL を介してウィキデータから位置情報を取得できるようになりました。従来は geoshape と geoline からのみ取得可能でした。 [https://phabricator.wikimedia.org/T307695] [https://meta.wikimedia.org/wiki/WMDE_Technical_Wishes/Geoinformation/Geopoints_via_QID] * [[m:Special:MyLanguage/Coolest_Tool_Award|Coolest Tool Award 2022年]](最もクールなツールに贈られる賞)の候補作品を推薦してください。応募は10月12日まで受け付けます。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.40/wmf.4|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-10-04|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-10-05|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-10-06|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.39/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[mw:Special:MyLanguage/Help:DiscussionTools#Mobile|モバイル版のトークページ]]は、アラビア語版、バングラ語版、中国語版、フランス語版、ハイチ・クレオール語版、ヘブライ語版、韓国語版、ベトナム語版ウィキペディアで変更されます。変更後は更に使いやすくなり、より多くの情報を提供できるはずです。 (先週の週報は配信が遅れました) [https://phabricator.wikimedia.org/T318302] [https://www.mediawiki.org/wiki/Talk_pages_project/Mobile] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|高度]] <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>scribunto-console</code></bdi> API モジュールは [[mw:Special:MyLanguage/API:Tokens|CSRF トークン]]を要求します。これは内部モジュールとして文書化されており、使用はサポートされていません。 [[phab:T212071|[5]]] * 2022年版ベクター外装はウィキメディアの最小規模のプロジェクト群で既定の外装として設定されました。[[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop_Improvements#Deployment_plan_and_timeline|詳細はこちら]]。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/40|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W40"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2022年10月4日 (火) 00:24 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23885489 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-41 == <section begin="technews-2022-W41"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/41|翻訳]]されています。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.40/wmf.5|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-10-11|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-10-12|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-10-13|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.39/Roadmap|工程表はこちら]])。 * 一部のウィキでは、[[mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:Kartographer|Kartographer]]マップを全画面表示すると、近くの記事を表示できるようになります。フィードバック期間の後、続けてさらに多くのウィキに導入される予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T316782][https://meta.wikimedia.org/wiki/WMDE_Technical_Wishes/Geoinformation/Nearby_articles] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/41|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W41"/> 2022年10月10日 (月) 14:09 (UTC) <!-- User:Trizek (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23912412 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-42 == <section begin="technews-2022-W42"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/42|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 最近実装された[[phab:T306883|Special:Searchで記事のサムネイル画像]]を表示する機能はウィキペディアプロジェクトのみに限定されます。詳細は[[phab:T320510|T320510]]をご覧ください。 [https://www.mediawiki.org/wiki/Special:MyLanguage/Structured_Data_Across_Wikimedia/Search_Improvements] * Special:Searchで記事のサムネイルを読み込む際に問題が発生するバグは修正されました。詳細は[[phab:T320406|T320406]]をご覧ください。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.40/wmf.6|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-10-18|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-10-19|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-10-20|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.39/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|高度]] Lua モジュールを制作するとき、JSON ページからデータを読み込む際に <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>[[mw:Special:MyLanguage/Extension:Scribunto/Lua_reference_manual#mw.loadJsonData|mw.loadJsonData()]]</code></bdi> を使えます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T217500] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|高度]] Lua モジュールを制作するとき、<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>[[mw:Special:MyLanguage/Extension:Scribunto/Lua_reference_manual#Strict_library|require( "strict" )]]</code></bdi> を有効にすることで想定される幾つかの問題についてエラーを検出することができます。これはほとんどのウィキで使われていた "[[wikidata:Q16748603|Module:No globals]]" を置き換えるものです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T209310] '''今後の予定''' * [[Special:Preferences#mw-prefsection-betafeatures|ベータ版機能]]の[[mw:Special:MyLanguage/Help:DiscussionTools|議論ツール]]はほとんどのウィキで更新される予定です。この変更を受けて「{{int:discussiontools-replylink}}」ボタンの見た目が変わります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T320683] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/42|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W42"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2022年10月17日 (月) 21:46 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23943992 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-43 == <section begin="technews-2022-W43"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/43|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 特別:検索で、オーディオプレーヤーの配置と画像プレースホルダの高さに関して、微細な修正が行われました。詳細は[[phab:T319230|T319230]]に記載されています。 * ウィキペディアの[[Special:Preferences#mw-prefsection-searchoptions|個人設定]]に新しい項目を追加、特別:検索の実行をした時に記事のサムネイルを非表示にできるようになりました。詳細は[[phab:T320337|T320337]]をご参照ください。 '''問題点''' * 先週は3件のウィキ ({{int:project-localized-name-frwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-jawiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-ruwiki/ja}}) で、閲覧はできても編集ができない状態が最大25分発生しました。原因はハードウェアの問題でした。 [https://phabricator.wikimedia.org/T320990] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.40/wmf.7|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-10-25|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-10-26|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-10-27|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.40/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] メインデータベース切り替えのため、一部のウィキが数分間、閲覧できても編集ができない状態になります。作業は {{#time:n月j日|2022-10-25|ja}} 7:00 (UTC)([https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/s5.dblist 対象となるウィキの一覧])と {{#time:n月j日|2022-10-27|ja}} 7:00 (UTC)([https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/s4.dblist 対象となるウィキの一覧])を予定しています。 * 水曜日以降、新しくなった[[mw:Special:MyLanguage/Help:Growth/Tools/Add a link|リンクの追加機能]]が一部のウィキで利用できるようになります。(対象は{{int:project-localized-name-aswiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-bawiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-banwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-barwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-bat smgwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-bclwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-bewiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-be x oldwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-bgwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-bhwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-biwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-bjnwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-bmwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-bpywiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-brwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-bswiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-bugwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-bxrwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-idwiki/ja}})。これは[[phab:T304110|様々なウィキペディアにこのツールを導入する計画]]の一環です。コミュニティは[[mw:Special:MyLanguage/Growth/Community configuration|ローカルでこの機能の動作設定]]を行うことができます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T304549] * 2022年10月26日(水曜)より、[[d:Q14339834 |Growth メンター制度を導入済みのウィキ]]では、メンター名簿のアップグレードを予定しています。メンター制度自体はこれまでまでと同じように機能します。登録手順は[[mw:Special:MyLanguage/Growth/Communities/How to configure the mentors' list#add|変更され]]、新しい管理オプションが提供される予定です。あわせて今回の更新により[[mw:Special:MyLanguage/Growth/Communities/How to configure the mentors' list#create|ウィキペディアでメンター制度の構築が簡略化されます]]。 [https://phabricator.wikimedia.org/T314858][https://phabricator.wikimedia.org/T310905][https://www.mediawiki.org/wiki/Special:MyLanguage/Growth/Structured_mentor_list] * ユニコード11に準拠し、欧文のページ題名で1文字目が小文字の場合は改名もしくは削除の対象になります。影響を受けるページ名の一覧は[<bdi lang="en" dir="ltr">[[m:Unicode 11 case map migration]]</bdi> こちら]。詳細は[[phab:T292552|T292552]]をご参照くださ。 * 2022年版ベクター外装はウィキメディアの最小規模のプロジェクト群で既定の外装として設定されます。[[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop_Improvements#smallest-1|詳細はこちら]]。 '''今後の予定''' * [[mw:Special:MyLanguage/Talk pages project/Replying|返信ツール]]ならびに[[mw:Special:MyLanguage/Talk pages project/New discussion|新しい話題の追加ツール]]は近日中に[[mw:Special:MyLanguage/VisualEditor/Special characters|特殊文字メニュー]]が導入されます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T249072] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/43|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W43"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2022年10月24日 (月) 21:23 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23975411 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-44 == <section begin="technews-2022-W44"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/44|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:Kartographer|Kartographer]] 地図でキーボードナビゲーションを利用する場合、フォーカスを視認しやすくなります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T315997] * {{#special:RecentChanges}}で「{{int:rcfilters-filter-newuserlogactions-label}}」というフィルタを使うと、ログで利用者アカウントの新規作成を非表示にできます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T321155] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.40/wmf.8|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-11-01|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-11-02|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-11-03|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.40/Roadmap|工程表はこちら]])。 * ビジュアルエディタでは [[mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:Kartographer|地図のダイヤログ]]にヘルプ文を少し表示するようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T318818] * [[mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:Kartographer|Kartographer]]地図をビジュアルエディタで表示する時に、ドロップダウンメニューで言語の選択ができるようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T318817] * ビジュアルエディタで[[mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:Kartographer|Kartographer]]地図にキャプションを追加できるようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T318815] * [[mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:Kartographer|Kartographer]] 地図の枠線は、ビジュアルエディタで非表示にできるようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T318813] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/44|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W44"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2022年10月31日 (月) 21:16 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23977539 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-45 == <section begin="technews-2022-W45"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/45|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[m:Special:MyLanguage/EventCenter/Registration|イベント登録]]ツールの更新版が[[testwiki:|testwiki]]および[[test2wiki:|test2wiki]]で試用できるようになりました。同ツールはイベント主催者と参加者双方のための機能を提供します。[[m:Talk:Campaigns/Foundation Product Team/Registration|プロジェクトのトークページ]]に皆さんのフィードバックをお寄せください。[[m:Campaigns/Foundation Product Team/Registration|プロジェクト]]に関する詳細もご覧ください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T318592] '''問題点''' * 先週のあいだに2回、およそ45分にわたり、一部のファイルやサムネイルの読み込みやアップロードができない不具合が発生し、主にログインユーザーが影響を受けました。原因は調査中で、近く事故報告書が発表されます。 '''今週の更新''' * 今週、MediaWikiのバージョン更新はありません。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/45|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W45"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2022年11月8日 (火) 00:32 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=24001035 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-46 == <section begin="technews-2022-W46"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/46|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * ウィキデータでは、特定の条件が満たされた場合にウィキ間リンクがリダイレクトページを指すようになりました。[[wikidata:Special:MyLanguage/Wikidata:Sitelinks_to_redirects|リダイレクトへのサイトリンク]]と呼ぶ機能です。1つのウィキが1つのページを使用して複数の概念を扱っているが、別のウィキがそれより多くのページを使用して同じ概念を扱っている場合に必要とされます。新しいガイドラインの提案に関する[[wikidata:Special:MyLanguage/Wikidata talk:Sitelinks to redirects|フィードバック]]をお待ちしています。 [https://phabricator.wikimedia.org/T278962] * <span class="mw-content-ltr" lang="en" dir="ltr">[https://www.wikinews.org/ www.wikinews.org]</span>と<span class="mw-content-ltr" lang="en" dir="ltr">[https://www.wikiversity.org/ www.wikiversity.org]</span>、<span class="mw-content-ltr" lang="en" dir="ltr">[https://www.wikivoyage.org/ www.wikivoyage.org]</span>のポータルページに自動更新システムが導入されました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T273179] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.40/wmf.10|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-11-15|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-11-16|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-11-17|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.40/Roadmap|工程表はこちら]])。 * テンプレートページに直接「TemplateDataの編集」をする新しいリンクが追加されます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T316759] '''今後の予定''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|高度]] モバイル版[[mw:Special:MyLanguage/Help:DiscussionTools|議論ツール]]が有効なウィキ([[mw:Special:MyLanguage/Talk pages project/Deployment Status|こちらを参照]])でがまもなく、トークページ上部に配置されたテンプレートを表示するため、完全なCSSスタイルが適用されるようになります。これらの「トークページボックス」をモバイルデバイスの画面幅に適用させるには[https://en.wikipedia.org/w/index.php?title=Module:Message_box/tmbox.css&oldid=1097618699#L-69 この例]のようなメディアクエリを使用することができます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T312309] * 2023年1月から、[[m:Special:MyLanguage/Community Tech|コミュニティ技術チーム]]は[[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist Survey/Updates/2023 Changes Update|2年ごとにコミュニティー要望アンケート (CWS) を実施します]]。したがって2024年は新しい提案や投票はありません。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/46|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W46"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2022年11月14日 (月) 21:55 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=24071290 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-47 == <section begin="technews-2022-W47"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/47|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 検索バーとSpecial:Searchでの記事のサムネイル画像において自由使用できないメディアの表示が非アクティブ化されました。詳細は[[phab:T320661|T320661]]をご覧ください。 '''今週の更新''' * 今週、MediaWikiのバージョン更新はありません。 * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] メインデータベース切り替えのため、一部のウィキが数分間、閲覧できても編集ができない状態になります。作業は {{#time:n月j日|2022-11-22|ja}} 7:00 (UTC)([https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/s2.dblist 対象となるウィキの一覧])と {{#time:n月j日|2022-11-24|ja}} 7:00 (UTC)([https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/s7.dblist 対象となるウィキの一覧])を予定しています。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/47|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W47"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2022年11月21日 (月) 23:22 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=24071290 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-48 == <section begin="technews-2022-W48"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/48|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 個人設定の新項目、「横幅制限モード」が[[Special:Preferences#mw-prefsection-rendering|2022年ベクター外装]]に追加されました。ご利用のモニタが 1600px よりも幅が広ければ、この設定はページを表示するたび、トグル表示されます。この設定により、ログイン、ログアウトの状態に関わらず、利用者はページの表示幅を広めにすることができます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T319449] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.40/wmf.12|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-11-29|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-11-30|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-12-01|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.40/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] メインデータベース切り替えのため、一部のウィキが数分間、閲覧できても編集ができない状態になります。作業は {{#time:n月j日|2022-11-29|ja}} 7:00 (UTC)([https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/s3.dblist 対象となるウィキの一覧])と {{#time:n月j日|2022-12-01|ja}} 7:00 (UTC)([https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/s1.dblist 対象となるウィキの一覧])を予定しています。 * SVG形式の画像内に表示される数式は、今後はサポートしない端末のためにPNG形式によるフォールバックを伴わなくなります。これは画像生成システムの刷新作業の一環として実施します。2018年2月以前の既定では、PNG形式の画像のみ表示していました。 [https://lists.wikimedia.org/hyperkitty/list/wikimedia-l@lists.wikimedia.org/message/3BGOKWJIZGL4TC4HJ22ICRU2SEPWGCR4/][https://phabricator.wikimedia.org/T311620][https://phabricator.wikimedia.org/T186327] * FlaggedRevisions拡張機能を使用する[[phab:P40224|一部のウィキ]]では、特別:投稿記録に[[mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:FlaggedRevs#Special:Contributions|新しいチェックボックスが追加]]され、利用者による[[mw:Special:MyLanguage/Help:Pending changes|保留中の変更]]のみを表示できるようになります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T321445] '''今後の予定''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|高度]] HTML構文解析出力におけるメディアの構造が、来週初めに[https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train#Wednesday グループ1のウィキ]で変更されます (ウィキメディアコモンズやメタウィキを除く)。この変更により、コンテンツのアクセシビリティが向上し、関連するCSSの記述が容易になります。それに伴いサイトのCSS、ユーザースクリプト、ガジェットの更新が必要になる場合があります。[[mw:Special:MyLanguage/Parsoid/Parser_Unification/Media_structure/FAQ|確認するコード、コードを更新する方法、および関連問題を報告する場所についての詳細]]があります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T314318] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/48|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W48"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2022年11月28日 (月) 20:03 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=24114342 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-49 == <section begin="technews-2022-W49"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/49|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|高度]] ウィキソースでは ProofreadPage というツールを使います。これは OpenSeadragon というオープンソースのツールを採用します。OpenSeadragon の Javascript API は大幅に書き換えられ、画像を動的に読み込むようになりました。旧バージョンの API が提供する機能は今も使えるはずですが、サポートは既に終了しています。ユーザースクリプトとガジェットは API の新しいバージョンに移行してください。新しいバージョンの API が提供する機能は[[mw:Extension:Proofread_Page/Page_viewer#JS_API|メディアウィキに解説があります]]。 [https://phabricator.wikimedia.org/T308098][https://www.mediawiki.org/wiki/Extension:Proofread_Page/Edit-in-Sequence] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.40/wmf.13|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-12-06|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-12-07|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-12-08|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.40/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/49|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W49"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2022年12月6日 (火) 00:41 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=24151590 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-50 == <section begin="technews-2022-W50"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/50|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 15件のウィキペディアで[[mw:Special:MyLanguage/Talk pages project/Mobile|モバイル版のトークページ・プロジェクト]]のA/Bテストが始まりました。[[mw:Reading/Web/Mobile|モバイル版のウェブサイト]]では半数の利用者が{{int:discussiontools-replybutton}}ツールやその他の機能を使えるか使うことができます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T321961] * テンプレートとの整合性を高めるため、<code>=</code> という文字は新規の利用者名に 使えなくなります。既存の利用者名に影響はありません。 [https://phabricator.wikimedia.org/T254045] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.40/wmf.14|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-12-13|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-12-14|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-12-15|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.40/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|高度]] [[mw:Special:MyLanguage/Help:DiscussionTools|議論ツール]]で使う HTML は[[mw:Special:MyLanguage/Talk_pages_project/Usability#Phase_1:_Topic_containers|節の見出しの中に議論のメタデータを表示]]していましたが、今度から見出しの下に挿入されるようになります。これによりスクリーンリーダーを使った際の議論ツールのアクセシビリティが改善されます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T314714] '''イベント''' * 第4回[[m:Special:MyLanguage/Coolest_Tool_Award|クーレスト・ツール賞]]が[https://zonestamp.toolforge.org/1671210002 2022年12月16日金曜日の17:00(UTC)]にオンラインで開催されます!イベントはYouTubeの[https://www.youtube.com/user/watchmediawiki MediaWikiチャンネル]でライブ配信され、その後コモンズに追加されます。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/50|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W50"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2022年12月12日 (月) 23:35 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=24216570 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-51 == <section begin="technews-2022-W51"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/51|翻訳]]されています。 '''技術ニュース''' * [[w:ja:年末年始|年末年始]]に当たるため、技術ニュースの次号は2023年1月9日の発行になります。 '''最近の更新''' * 利用者の投稿記録では「差し戻し済み」のようにタグが付けられた編集をフィルタリングすることができます。このたび、タグが付けられていない編集も全てフィルタリングできるようになりました。これは2022年のコミュニティ要望リストに基づくものです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T119072] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|高度]] ガジェット開発者向けに、記事のタイトルの下にコンテンツを追加する機能が新しく実装されました。この機能はすべての外装で動作する安定版 API として提供されます。[[mw:Special:MyLanguage/ResourceLoader/Core_modules#addSubtitle|仕様を解説したドキュメントが用意されています]]。 [https://phabricator.wikimedia.org/T316830] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|高度]] [[test2wiki:|テストウィキのひとつ]]は [[w:ja:Kubernetes|Kubernetes]] ([[wikitech:MediaWiki On Kubernetes|詳細]])を搭載した新しいインフラで提供されています。2023年初頭には更に多くのウィキのインフラが切り替わる予定です。試用してみて問題があればお知らせください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T290536] '''問題点''' * 先週は全てのウィキで、閲覧はできても編集ができない状態が9分間発生しました。原因はデータベースの問題でした。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Incidents/2022-12-13_sessionstore] '''今週の更新''' * 今週と来週は、MediaWikiのバージョン更新はありません。 * "{{int:discussiontools-replybutton}}"という単語はアラビア語 ("<bdi lang="ar">ردّ</bdi>") など一部の言語では非常に短く表されます。そのためトークページの{{int:discussiontools-preference-label}}ボタンが使いづらくなっています。ボタンが短く表示される言語には矢印アイコンが追加される予定です。この変更は[[Special:Preferences#mw-prefsection-betafeatures|ベータ版機能]]を有効にしている編集者にのみ表示されます。 [https://www.mediawiki.org/wiki/Talk_pages_project/Usability#Status] [https://phabricator.wikimedia.org/T323537] '''今後の予定''' * ソフトウェアや{{int:Abusefilter}}にシステムにより、編集には自動的に「タグ付け」が行われることがあります。これらのタグはタグに関して説明したページにリンクされています。近々「最近の更新」にもリンクされ、同じタグが付けられた他の編集についても確認できるようになります。これは2022年のコミュニティ要望リストに基づくものです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T301063] * 信頼と安全ツールチームは事故報告システムに関する[[m:Special:MyLanguage/Private Incident Reporting System/Timeline and Updates|新しい計画]]を共有しました。このシステムにより、編集者が嫌がらせを受けたとき、より助けを求めやすくなります。 * [[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist Survey 2021/Real Time Preview for Wikitext|ウィキテキスト編集時のリアルタイムプレビュー]]は2010年版ウィキテキスト[[mw:Special:MyLanguage/Editor|エディター]]のユーザー全員が使える機能として、2023年1月第二週からベータ版でリリースされる予定です。2010年版ウィキテキストエディターのツールバーから利用できるようになります。この機能は2021年のコミュニティ要望リストで4番目に多かった要望でした。 '''イベント''' * 5月19日から21日にギリシャのアテネで開催される[[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Hackathon 2023/Participate|ウィキメディア・ハッカソン2023]]への参加登録の受付を行っています。1月14日まで奨学金の申請も受け付けています。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/51|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W51"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2022年12月20日 (火) 00:00 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=24258101 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-02 == <section begin="technews-2023-W02"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/02|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * タグを使用して、最近の更新やウォッチリストにある編集を絞り込めるようになりました。タグを使用して、見たくない編集を除外することができるようになります。これまでは、タグを使用すると、そのタグが付いた編集のみ抽出できるようになっていました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T174349] * [[Special:WhatLinksHere|特別:リンク元]]は、特定のページにリンクしているすべてのページを表示します。この度、表示したページをアルファベット順に並び替える機能の[https://wlh.toolforge.org プロトタイプ]が作成されました。詳細は[[phab:T4306|Phabricatorのチケット]]で確認できます。 * ウォッチリストと投稿記録ページで[[mw:Special:MyLanguage/Extension:Thanks|感謝]]機能を使用できるようになります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T51541] * ウィキのページは、移動して新しい名前を付けることができます。ページを移動するときに、よくある理由をドロップダウンメニューから選択できるようになりました。これにより、毎回説明を書かなくてもよくなりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T325257] * [[m:Special:MyLanguage/Matrix.org|Matrix]]はチャットツールです。<code>matrix:</code>を使って、ウィキページにMatrixへのリンクを作成することができるようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T326021] * 多言語ウィキの最近の更新を見る際、翻訳をフィルタリングできます。従来は名前空間単位でしかフィルタリングできませんでしたが、翻訳されたサブページを非表示にすることもできるようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T233493] '''今週の更新''' * [[m:Special:MyLanguage/Real Time Preview for Wikitext|ウィキテキストのリアルタイム・プレビュー]]は、編集者がウィキテキストを編集しているときにページのプレビューを表示することができるツールです。2010年版ウィキテキストエディターを使用しているすべての利用者に対して有効になります。機能を有効にするとエディターのツールバーにプレビューボタンが追加されます。 * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] 一部のウィキではメインのデーターベース入れ替えのため、数分間読み取り専用になります。{{#time:n月j日|2023-01-10|ja}}07:00 UTC ([https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/s5.dblist 対象のウィキ])と{{#time:n月j日|2023-01-12|ja}}07:00 UTC ([https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/s6.dblist 対象のウィキ])に実行されます。 * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.40/wmf.18|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-01-10|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-01-11|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-01-12|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.40/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/02|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W02"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年1月10日 (火) 01:08 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=24342971 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-03 == <section begin="technews-2023-W03"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/03|翻訳]]されています。 '''問題点''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|高度]] ページの変更履歴にある「{{int:last}}」リンク内のURLは、<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki>diff=[revision ID]&oldid=[revision ID]</nowiki></code></bdi>から<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki>diff=prev&oldid=[revision ID]</nowiki></code></bdi>に変更されました。これはタグによって履歴の絞り込みを行った際、リンクが不適切な差分を生成する問題を解決するためです。この変更の影響で、ユーザスクリプトに不具合が生じる可能性があります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T243569] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.40/wmf.19|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-01-17|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-01-18|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-01-19|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.40/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[mw:Special:MyLanguage/Talk pages project/Usability|トークページの外観の変更]]は、これまで<code>{{ns:1}}:</code>と<code>{{ns:3}}:</code>名前空間にしか適用されていませんでした。今後はその他のトークページ、たとえば<code>{{ns:5}}:</code>などにも反映の予定です。トークページ以外の名前空間には、<code>{{ns:4}}:</code>ページを含めて反映しません(例えば井戸端など)。[[Special:Preferences#mw-prefsection-editing-discussion|個人設定]]([[Special:Preferences#mw-prefsection-betafeatures|ベータ機能]])を変更してご利用ください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T325417] *ウィキソースを閲覧していて、どこかのPage: 名前空間で画像を拡大したり全体表示した場合、その倍率をシステムが記憶し、特定のIndex: 名前空間にリンクしたPage: 名前空間すべてで採用します。 [https://gerrit.wikimedia.org/r/c/mediawiki/extensions/ProofreadPage/+/868841] * 2022年版ベクター外装は英語版ウィキペディアのデスクトップ利用者の既定の外装として設定されます。 変更は1月18日15:00 (UTC) に実施されます。 [[:en:w:Wikipedia:Vector 2022|詳細はこちら]] '''今後の予定''' * 寄稿者にツールや改善点に関する技術的な提案と投票を呼びかける[[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist Survey 2023|コミュニティ要望アンケート]]の2023年版が、来週2023年1月23日18:00 (UTC) に開始する予定です。[[m:Community Wishlist Survey/Sandbox|CWSサンドボックス]]で提案の下書きを始めることができます。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/03|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W03"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年1月17日 (火) 01:11 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=24381020 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-04 == <section begin="technews-2023-W04"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/04|翻訳]]されています。 '''問題点''' * 先週、約15分程度すべてのウィキですべてのログインユーザーとキャッシュされていないページへのアクセスが不可能になる不具合が発生しました。処理のタイミングに起因するものです。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Incidents/2023-01-17_MediaWiki] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.40/wmf.20|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-01-24|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-01-25|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-01-26|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.40/Roadmap|工程表はこちら]])。 * ベータ版機能の[[mw:Special:MyLanguage/Talk pages project|議論ツール]]を有効にすると、トークページの外観が変更されて議論のアクティビティに関する情報が表示されるようになります。 [https://www.mediawiki.org/wiki/Special:MyLanguage/Talk_pages_project/Usability#Status][https://phabricator.wikimedia.org/T317907] * 利用者に技術的な提案やツールの改善点について呼びかける[[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist Survey 2023|コミュニティ要望アンケート]] (Community Wishlist Survey, CWS)の2023年版が1月23日月曜日の[https://zonestamp.toolforge.org/1674496814 18:00 (UTC)]に開始されます。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/04|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W04"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年1月23日 (月) 23:46 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=24418874 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-05 == <section begin="technews-2023-W05"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/05|翻訳]]されています。 '''問題点''' * 先週に15分程度、一部の利用者がログインまたはページの編集が出来ないことがありました。これは、セッションストレージの問題によるものでした。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Incidents/2023-01-24_sessionstore_quorum_issues] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.40/wmf.21|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-01-31|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-02-01|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-02-02|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.40/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|高度]] 出典にローカライズされた番号付与方式を使用しているウィキでは、新しいCSSを追加する必要があります。これにより、すべての閲覧・編集モードで同じように出典番号を表示することができるようになります。もしあなたのウィキが自分たちでCSSの設定をしたい場合、[[mw:Special:MyLanguage/Parsoid/Parser Unification/Cite CSS|詳細とコピーするCSSの例]]を確認して、あなたのウィキを自分自身で変更を加えたいウィキのリストに追加してください。それ以外のウィキは、週初めの2月5日から、開発者が直接お手伝いをする予定です。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/05|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W05"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年1月31日 (火) 00:06 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=24455949 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-06 == <section begin="technews-2023-W06"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/06|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop Improvements|ベクター2022年版外装]]では、全幅トグルを使用している非ログイン利用者はページを更新や新しいページを開いた後でも選択した設定でページを閲覧することが出来るようになります。 これは、ベクター2022年版が既定の外装であるウィキでのみ適用されます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T321498] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.40/wmf.22|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-02-07|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-02-08|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-02-09|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.40/Roadmap|工程表はこちら]])。 * 以前は、メインデータベースの切り替えにより一部のウィキが数分間読み取り専用になる時間を案内していました。読み取り専用時間が最小限となったため、切り替えは今後案内されません。切り替えは引き続き、火曜日と木曜日の午前7時 (UTC) に行われます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T292543#8568433] * 全てのウィキで2022年版ベクター外装を使うログイン利用者には、[[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop_Improvements/Features/Page_tools|新しいサイドメニュー]]にページ関連の「リンク元」などリンクを表示するようになります。表示領域は既存のメニューの反対側です。すでにウィキペディアのチェコ語版、英語版、ベトナム語版に展開済みです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T328692] *[[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist Survey 2023|コミュニティ要望調査2023]]では新規の提案受付の〆切を[https://zonestamp.toolforge.org/1675706431 2023年2月6日月曜の18:00 UTC]とします。提案者の皆さんはそれまでに編集を終えて、その後の[[m:Special:MyLanguage/Community_Wishlist_Survey/Help_us|翻訳]]と審査の時間を確保してください。投票は2月10日に開始します。 '''今後の予定''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|高度]] デスクトップとモバイルのサイトでガジェットやユーザスクリプトの読み込み方が変わります。従来これらはデスクトップ版サイトのみで読み込まれるようになっていました。ウィキの管理者は、この改訂に先立って[[MediaWiki:Gadgets-definition|ガジェットの定義]]を確認してから、モバイル版で読み込むべきではないガジェットに<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>skins=…</code></bdi>を追加してください。[https://phabricator.wikimedia.org/T328610 詳細はこちら]。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/06|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W06"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年2月6日 (月) 10:21 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=24491749 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-07 == <section begin="technews-2023-W07"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/07|翻訳]]されています。 '''問題点''' * 編集の巡回が有効になっているウィキでは現在、自動巡回権限を持つ指導役が[[mw:Special:MyLanguage/Growth/Communities/How to configure the mentors' list|指導役名簿]]を変更しても巡回済と正しくマークされません。今週中に修正する予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T328444] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.40/wmf.23|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-02-14|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-02-15|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-02-16|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.40/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[mw:Special:MyLanguage/Help:DiscussionTools#Mobile|議論ツール]]の返信ツールとその他の部分をモバイル版サイトを使うすべての編集者に向けて展開します。[[mw:Special:MyLanguage/Talk_pages_project/Mobile#Status_Updates|決定の詳細はこちら]]。 [https://phabricator.wikimedia.org/T298060] '''今後の更新''' * 3月1日に数分間、すべてのウィキが閲覧専用になり編集ができない状態となります。実施は13:30 - 15:30([[:w:ja:世界協定時|UTC]])の時間帯を予定しています。詳細は追って技術ニュースに掲載されるほか、近日中に個別のウィキへ告知を行う計画です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T328287][https://phabricator.wikimedia.org/T327920][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/07|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W07"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年2月14日 (火) 01:49 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=24540832 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-08 == <section begin="technews-2023-W08"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/08|翻訳]]されています。 '''問題点''' * 先週、クラウドサービスの計画メンテナンス中に予期せぬ問題が発生したため、クラウドサービスチームはデータの破損を防ぐために、クラウドサービスで運用されている全てのツールを2 - 3時間停止しなければなりませんでした。今後同様の問題が発生しないように作業が進行中です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T329535] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.40/wmf.23|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-02-21|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-02-22|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-02-23|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.40/Roadmap|工程表はこちら]])。 *[[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist Survey 2023|コミュニティ要望調査2023年]]の投票期間が[https://zonestamp.toolforge.org/1677261621 2月24日18:00 ([[:w:ja:世界協定時|UTC]])]に終了します。調査結果は2月28日に発表されます。 '''今後の予定''' * 3月1日に数分間、すべてのウィキが閲覧専用になり編集ができない状態となります。実施は13:30 - 15:30([[:w:ja:世界協定時|UTC]])の時間帯を予定しています。詳細は追って技術ニュースに掲載されるほか、近日中に個別のウィキへ告知を行う計画です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T328287][https://phabricator.wikimedia.org/T327920][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/08|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W08"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年2月21日 (火) 01:58 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=24570514 のリストを使用して送信したメッセージ --> == Editing news 2023 #1 == <section begin="message"/><i>[[m:Special:MyLanguage/VisualEditor/Newsletter/2023/February|他の言語で読む。]] • [[m:Special:MyLanguage/VisualEditor/Newsletter|この多言語版ニュースレターの購読者名簿]]</i> このニュースレターには[[mw:Special:MyLanguage/Editing team|編集]]チームの業務についての主なアップデートが2件あります。 # 編集チームは[[mw:Special:MyLanguage/Talk pages project|会話ページプロジェクト]]に新しい特集記事を追加して終了し、効果的に活動させます。 # チームは新規プロジェクト[[mw:Special:MyLanguage/Edit check|Edit check]]を始めようとしています。 <strong>会話ページプロジェクト</strong> [[File:Page Frame Features on desktop.png|alt=現在全てのウィキメディアウィキのベータ様式で得られる会話ページデザインを示すスクリーンショットは、変更が進んでいます。この様式にはそれぞれ会話での人やコメントの数についての情報が含まれています。|thumb|300px|これから行われる変更の一部]] 編集チームは間もなく[[mw:Special:MyLanguage/Talk_pages_project|会話ページプロジェクト]]の第一段階を終了します。 ほぼ全ての[[mw:Special:MyLanguage/Talk pages project/Usability|新しい形態]]が現在[[Special:Preferences#mw-prefsection-betafeatures|{{int:discussiontools-preference-label}}向けのベータ様式]]で使えます。 ごく最近のコメントのデータのように会話がどのように行われているかの情報を示すことになります。 間もなく新しい"{{int:skin-action-addsection}}"ボタンができます。 [[Special:Preferences#mw-prefsection-editing-discussion]]で停止することができます。 [[mw:Special:MyLanguage/Talk:Talk_pages_project/Usability#c-PPelberg_(WMF)-20230215001000-Feedback:_Proposed_Revisions_to_%22Add_topic%22_button|皆さんの考えを教えてください]]。 [[File:Daily edit completion rates mobile talk pages.png|thumb|300px|テストグループごとの日々の編集完成率:DiscussionTools(テストグループ)とMobileFrontend overlay(管理グループ)]] [[mw:Special:MyLanguage/Talk pages project/Mobile|モバイルサイト上の{{int:discussiontools-preference-label}}]]のためのA/Bテストは終了しています。 編集者は[[mw:Special:MyLanguage/Talk_pages_project/Mobile#Status_Updates|{{int:discussiontools-preference-label}}で最大の成功を収めました]]。 編集チームはモバイルサイトの全編集者のためにこの形式を使えるようにします。 <strong>新規プロジェクト:Edit Check</strong> 編集チームは[[mw:Special:MyLanguage/Edit check|ウィキペディアの新しい編集者を手助けするプロジェクト]]を立ち上げます。「{{int:publishchanges}}」をクリックする前に問題点を確認できるように手助けします。 最初のツールは新しいコンテンツを加える際に参照を加えるように促します。 詳しい案内はこのページを[[mw:Special:MyLanguage/Help:Watchlist|ご覧ください]]。 詳しく知るために[[mw:Special:MyLanguage/Editing_team/Community_Conversations#20230303|2023年3月3日の電話会議に参加できます]]。<section end="message"/> –[[User:Whatamidoing (WMF)|Whatamidoing (WMF)]] ([[User talk:Whatamidoing (WMF)|{{int:Talkpagelinktext}}]]) 2023年2月22日 (水) 23:18 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=VisualEditor/Newsletter&oldid=24472950 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-09 == <section begin="technews-2023-W09"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/09|翻訳]]されています。 '''問題点''' * 先週末に一部の地域で、ページの読み込みに20分間、編集の保存に55分間、問題が発生していました。これらの問題は、定期メンテナンス作業中に発生した予期せぬ出来事によってキャッシュサーバーに問題が発生したことが原因でした。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Incidents/2023-02-22_wiki_outage][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Incidents/2023-02-22_read_only] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.40/wmf.25|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-02-28|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-03-01|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-03-02|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.40/Roadmap|工程表はこちら]])。 * 3月1日に数分間、すべてのウイキで閲覧専用となり編集が出来ない状態となります。時間は[https://zonestamp.toolforge.org/1677679222 14:00 UTC]を予定しています。 [https://meta.wikimedia.org/wiki/Special:MyLanguage/Tech/Server_switch] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/09|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W09"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年2月27日 (月) 23:47 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=24634242 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-10 == <section begin="technews-2023-W10"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/10|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * コミュニティ要望調査2023年は終了しました。コミュニティ技術チームは[[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist Survey 2023/Results|調査結果を公表]]しており、2023年4月に次の展開をお知らせする予定です。 * 複数の書記体系を処理するために[[mw:Special:MyLanguage/Writing_systems|LanguageConverter]]を使用しているウィキにおいて、ウィキテキストで独自の変換規則を使用している記事(主に中国版ウィキペディア)では、特に2022年版ベクタースキンにて、目次でこれらの規則が一貫して適用されない場合がありました。現在は修正済です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T306862] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.40/wmf.26|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-03-07|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-03-08|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-03-09|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.40/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[Special:Preferences|個人設定画面]]に、検索システムが追加されました。これにより、さまざまな設定をより簡単に見つけることができます。近日中には携帯機器でも動作するようになる予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T313804] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/10|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W10"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年3月6日 (月) 23:50 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=24676916 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-11 == <section begin="technews-2023-W11"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/11|翻訳]]されています。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.40/wmf.27|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-03-14|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-03-15|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-03-16|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.40/Roadmap|工程表はこちら]])。 * 水曜日以降、新しくなった[[mw:Special:MyLanguage/Help:Growth/Tools/Add a link|リンクの追加機能]]が一部のウィキで利用できるようになります。(対象は{{int:project-localized-name-cbk_zamwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-cdowiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-cewiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-cebwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-chwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-chrwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-chywiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-ckbwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-cowiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-csbwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-cuwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-cvwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-cywiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-itwiki/ja}})。これは[[phab:T304110|様々なウィキペディアにこのツールを導入する計画]]の一環です。コミュニティは[[mw:Special:MyLanguage/Growth/Community configuration|ローカルでこの機能の動作設定]]を行うことができます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T304542][https://phabricator.wikimedia.org/T304550] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/11|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W11"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年3月13日 (月) 23:20 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=24700189 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-12 == <section begin="technews-2023-W12"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/12|翻訳]]されています。 '''問題点''' * 先週、一部の利用者が画像のサムネイルを読み込む際に問題が発生していました。これは誤ってキャッシュされた画像が原因でした。 [https://phabricator.wikimedia.org/T331820] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.41/wmf.1|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-03-21|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-03-22|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-03-23|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.40/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[File:Octicons-gift.svg|12px|link=|alt=|要望調査]] [[{{#special:Contributions}}]]で利用者の[[{{#special:CentralAuth}}]]ページが表示されるようになります — このリンクを追加していたユーザースクリプトは競合してしまう可能性があります。この機能リクエストは[[:m:Community Wishlist Survey 2023/Admins and patrollers/Add link to CentralAuth on Special:Contributions|コミュニティ要望調査2023年の結果、17位に選ばれました]]。 * [[File:Octicons-gift.svg|12px|link=|alt=|要望調査]] [[{{#special:AbuseFilter}}]]の編集画面はサイズ変更が可能になり、既定で大きくなります。この機能リクエストは[[:m:Community Wishlist Survey 2023/Anti-harassment/Make the AbuseFilter edit window resizable and larger by default|コミュニティ要望調査2023年の結果、80位に選ばれました]]。 * 管理者が利用者のブロックを解除する際、解除対象となるアカウントの利用者ページを管理者自身のウォッチリストに追加できるようになります。この機能は[[{{#special:Unblock}}]]とAPIの双方で利用できます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T257662] '''ミーティング''' * ウィキペディアモバイルアプリチームとの次のミーティングに参加できます。ミーティングでは現在の機能と今後の計画について話し合います。ミーティングは[https://zonestamp.toolforge.org/1679677204 3月24日17:00 (UTC)] に行われます。[[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Apps/Office Hours|詳細と参加方法]]をご覧ください。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/12|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W12"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年3月21日 (火) 01:26 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=24732558 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-13 == <section begin="technews-2023-W13"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/13|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[:mw:Special:MyLanguage/Extension:AbuseFilter|不正利用フィルター]]の条件制限が1000から2000に引き上がりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T309609] * [[:m:Special:MyLanguage/Global AbuseFilter#Locally disabled actions|グローバル不正利用フィルターの一部で使用されていた対処操作]]がローカルプロジェクトにて適用されなくなりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T332521] * デスクトップ版を使用している利用者は{{int:toolbox}}メニューの{{int:discussiontools-newtopicssubscription-button-subscribe-label}}リンクをクリックすると、トークページを購読できるようになりました。その購読中は、新しい話題が始まると[[mw:Special:MyLanguage/Notifications|通知]]が届きます。これはページをウォッチリストに入れたり単一の話題の購読とは別の機能です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T263821] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.41/wmf.2|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-03-28|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-03-29|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-03-30|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.40/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * ウィクショナリーとウィキペディアで[[mw:Special:MyLanguage/VisualEditor/Diffs|視覚的な差分]]を、すべての[[m:Special:MyLanguage/Help:Page history|履歴ページ]]で選択できるようになります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T314588] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|高度]] 従来の[[mw:Mobile Content Service|モバイルコンテンツサービス]]が2023年7月に廃止されます。それまでに開発者はサービス継続のためにParsoidまたは別のAPIに切り替えることをお勧めします。 [https://lists.wikimedia.org/hyperkitty/list/wikitech-l@lists.wikimedia.org/thread/4MVQQTONJT7FJAXNVOFV3WWVVMCHRINE/] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/13|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W13"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年3月28日 (火) 01:14 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=24780854 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-14 == <section begin="technews-2023-W14"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/14|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[mw:Special:MyLanguage/Extension:Babel|Babel]]拡張機能が使用しているカテゴリ自動作成システムには重要な変更と修正が加えられました。変更点の一つとしては、作成時に自動生成されるカテゴリ説明文にテンプレートを追加し、新しいカテゴリを分類できるようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T211665][https://phabricator.wikimedia.org/T64714][https://phabricator.wikimedia.org/T170654][https://phabricator.wikimedia.org/T184941][https://phabricator.wikimedia.org/T33074] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.41/wmf.3|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-04-04|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-04-05|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-04-06|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.41/Roadmap|工程表はこちら]])。 * 今週から[[w:ja:ウェブブラウザ|ブラウザ]]が古いとウィキメディアのウィキで[[w:ja:JavaScript|JavaScript]]を使えなくなる場合があります。これは主にInternet Explorer 11を使用している利用者に影響します。もし古いブラウザを使用している場合は、新しいバージョンへアップグレードすることをお勧めします。 [https://phabricator.wikimedia.org/T178356] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] 非推奨の<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>jquery.hoverIntent</code></bdi>モジュールは削除されました。このモジュールはガジェットやユーザースクリプトで使用して、JavaScriptのhoverイベントへの応答を人為的に遅らせることができました。ガジェットやユーザースクリプトは、代わりにjQueryの<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>hover()</code></bdi>または<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>on()</code></bdi>を使用する必要があります。[[mw:Special:MyLanguage/ResourceLoader/Migration_guide_(users)#jquery.hoverIntent|移行ガイド]]に例が掲載されています。 [https://phabricator.wikimedia.org/T311194] * [[{{#special:SpecialPages}}]]にある一部のリンクを整理する予定です。すべての利用者に関係するリンクと、各自の利用者アカウントに関連のあるリンクが、より明確に判別できるようになります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T333242] * 新しい<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki>__ARCHIVEDTALK__</nowiki></code></bdi>マジックワードで、過去ログ化された議論ページで[[mw:Special:MyLanguage/Talk pages project/Replying|返信ボタン]]を隠すことができるようになる予定です。また、新規導入予定の<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>.mw-archivedtalk</code></bdi>というCSSクラスを用いると、ページの個々の節で返信ボタンを表示しなくなります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T249293][https://phabricator.wikimedia.org/T295553][https://gerrit.wikimedia.org/r/c/mediawiki/extensions/DiscussionTools/+/738221] '''今後の予定''' * ページ中にグラフなどデータを可視化するVegaソフトウェアを最新バージョンにアップグレードする予定です。かなり古い1.5バージョンの構文をまだ使用しているグラフは正常に動作しなくなる恐れがあります。ほとんどの既存用例はすでに洗い出して更新済みですが、残りの確認作業と、ローカルの解説文書の更新を手伝ってください。[[phab:T260542|これら対象となるグラフの発見と修復の例はこちら]]。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/14|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W14"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年4月3日 (月) 23:40 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=24820268 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-15 == <section begin="technews-2023-W15"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/15|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[File:Octicons-gift.svg|12px|link=|alt=|要望調査]] ビジュアルエディターで、ギャラリーダイアログを開かずにギャラリー内の画像のキャプションを編集できるようになりました。この機能リクエストは[[:m:Community Wishlist Survey 2023/Editing/Editable gallery captions in Visual Editor|コミュニティ要望調査2023年の結果、61位に選ばれました]]。 [https://phabricator.wikimedia.org/T190224] * [[File:Octicons-gift.svg|12px|link=|alt=|要望調査]] 他の利用者があなたの利用者ページを編集したときに、通知を受け取ることができるようになりました。個人設定で"{{int:Echo-category-title-edit-user-page}}"設定をご覧ください。この機能リクエストは[[:m:Community Wishlist Survey 2023/Anti-harassment/Notifications for user page edits|コミュニティ要望調査2023年の結果、3位に選ばれました]]。 [https://phabricator.wikimedia.org/T3876] '''問題点''' * すべてのタイプの中央管理通知バナーにおいて、ログインユーザーが特定のタイプのバナーを[[Special:Preferences#mw-prefsection-centralnotice-banners|無効]]にしても、表示されてしまう問題がありました。現在は修正済みです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T331671] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.41/wmf.4|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-04-11|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-04-12|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-04-13|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.41/Roadmap|工程表はこちら]])。 * 水曜日以降、新しくなった[[mw:Special:MyLanguage/Help:Growth/Tools/Add a link|リンクの追加機能]]が一部のウィキで利用できるようになります。(対象は{{int:project-localized-name-arywiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-dawiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-dinwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-dsbwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-eewiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-elwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-emlwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-eowiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-etwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-euwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-extwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-tumwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-ffwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-fiwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-fiu_vrowiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-fjwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-fowiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-frpwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-frrwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-furwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-gawiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-gcrwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-gdwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-glwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-glkwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-gnwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-gomwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-gotwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-guwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-gvwiki/ja}})。これは[[phab:T304110|様々なウィキペディアにこのツールを導入する計画]]の一環です。コミュニティは[[mw:Special:MyLanguage/Growth/Community configuration|ローカルでこの機能の動作設定]]を行うことができます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T304551][https://phabricator.wikimedia.org/T308133] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/15|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W15"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年4月10日 (月) 20:05 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=24851886 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-16 == <section begin="technews-2023-W16"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/16|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 新しい機能である"{{int:Kartographer-sidebar-nearbybutton}}"ボタンを使って、[[mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:Kartographer#Show_nearby_articles|Kartographer地図の上で近くの場所の記事]]を見ることができるようになりました。10月から6つのウィキでこの機能のテストが行われています。 [https://meta.wikimedia.org/wiki/WMDE_Technical_Wishes/Geoinformation/Nearby_articles#Implementation][https://phabricator.wikimedia.org/T334079] * [[File:Octicons-gift.svg|12px|link=|alt=|要望調査]] [[m:Special:GlobalWatchlist|特別:グローバルウォッチリスト]]ページの各項目に"{{int:globalwatchlist-markpageseen}}"リンクが追加されました。この機能リクエストは[[m:Community Wishlist Survey 2023/Notifications, Watchlists and Talk Pages/Button to mark a single change as read in the global watch list|コミュニティ要望調査2023年の結果、161位に選ばれました]]。 [https://phabricator.wikimedia.org/T334246] '''問題点''' * ウィキメディア・コモンズでは、新しいバージョンの画像がアップロードされた後に、一部のサムネイルが正しく置き換わらないことがありました。今週末には修正される予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T331138][https://phabricator.wikimedia.org/T333042] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] 直近数週間、一部の外部ツールでOAuthログインに一貫性のない問題が発生していました。現在は修正済みです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T332650] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.41/wmf.5|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-04-18|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-04-19|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-04-20|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.41/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/16|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W16"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年4月18日 (火) 01:55 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=24881071 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-17 == <section begin="technews-2023-W17"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/17|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[File:Octicons-gift.svg|12px|link=|alt=|要望調査]] [[{{#special:Contributions}}]](利用者の投稿記録)などのページの日付選択メニューにおいて、現在と将来の10年ではなく、現在と過去の10年の年範囲が表示されるようになりました。この機能リクエストは[[m:Community Wishlist Survey 2023/Miscellaneous/Change year range shown in date selection popup|2023年コミュニティ要望調査の結果、145位に選ばれました]]。 [https://phabricator.wikimedia.org/T334316] '''問題点''' * [[mw:Special:MyLanguage/Extension:Graph|グラフ拡張機能]]におけるセキュリティ上の問題のため、すべてのウィキメディアプロジェクトでグラフが無効化されました。ウィキメディア財団チームは、この脆弱性に対応するための計画を進めています。 [https://phabricator.wikimedia.org/T334940] * 数日間ほど、モバイル版ウィキで一部の編集を保存できないことがありました。現在は修正済です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T334797][https://phabricator.wikimedia.org/T334799][https://phabricator.wikimedia.org/T334794] '''今週の更新''' * 4月26日に数分間、すべてのウィキで閲覧専用となり編集が出来ない状態となります。時間は[https://zonestamp.toolforge.org/1682517653 14:00 UTC]を予定しています。 [https://meta.wikimedia.org/wiki/Special:MyLanguage/Tech/Server_switch] * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.41/wmf.6|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-04-25|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-04-26|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-04-27|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.41/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * 編集チームでは、[[mw:Special:MyLanguage/Talk pages project/Usability|トークページプロジェクトのユーザビリティ分析]](使い勝手に関する分析)のために、A/Bテストを予定しています。[[mw:Special:MyLanguage/Talk pages project/Usability/Analysis|予定されている測定方法は公開されています]]。あなたのウィキも[[phab:T332946|参加の招待を受けるかもしれません]]。測定計画に対する改善点があれば[[mw:Talk:Talk pages project/Usability|議論ページ]]で提案してください。 * [[m:Special:MyLanguage/Wikimedia Foundation Annual Plan/2023-2024|ウィキメディア財団の年次計画2023-2024年度の草案は、5月19日までコメントと意見を募集しています]]。最終計画は2023年7月にメタウィキで公開される予定です。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/17|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W17"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年4月24日 (月) 22:04 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=24933592 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-18 == <section begin="technews-2023-W18"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/18|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[File:Octicons-gift.svg|12px|link=|alt=|要望調査]] コンテンツ帰属ツールである[[mw:Special:MyLanguage/Who Wrote That?|Who Wrote That?]]、[[xtools:authorship|XTools 著者統計]]および[[xtools:blame|XTools Blame]]はフランス語版とイタリア語版ウィキペディアをサポートするようになりました。今後、さらに多くの言語を追加する予定です。これは[[m:Community Wishlist Survey 2023/Reading/Extend "Who Wrote That?" tool to more wikis|コミュニティ要望調査2023年で7位の要望]]の一部です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T243711][https://phabricator.wikimedia.org/T270490][https://phabricator.wikimedia.org/T334891] * [[:commons:Special:MyLanguage/Commons:Video2commons|Video2commons]]ツールのアップデートが行われました。これにより、YouTubeからのアップロードに関連するいくつかのバグが修正されました。 [https://github.com/toolforge/video2commons/pull/162/commits] * モバイルウェブ版の<!-- 個人設定 -->[[{{#special:Preferences}}]] ページはデザインを変更しました。これにより異なるカテゴリごとや設定を小さな画面でも見やすくなりました。またモバイルウェブ版はサイドバーにリンクを設け、個人設定ページを直接、開くことができるようにしました。 [https://www.mediawiki.org/wiki/Moderator_Tools/Content_moderation_on_mobile_web/Preferences] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.41/wmf.7|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-05-02|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-05-03|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-05-04|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.41/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/18|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W18"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年5月2日 (火) 01:45 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=24966974 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-19 == <section begin="technews-2023-W19"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/19|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[File:Octicons-gift.svg|12px|link=|alt=|要望調査]] 先週、コミュニティ技術チームは、2022年コミュニティ要望調査で1位となった[[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist Survey 2022/Better diff handling of paragraph splits|差分表示改善]]のための第一回アップデートをリリースしました。[[phab:T324759|この更新版]]は差分をインラインで表示し、説明とツールチップを追加し、青色と黄色の色分け表示に慣れていないユーザーにも編集内容が分かりやくすなりました。 * [[File:Octicons-gift.svg|12px|link=|alt=|要望調査]] MediaViewer経由で画像を表示した際、ブラウザバックを行うと直前に表示していたWikiページに戻るようになりました。この機能は、[[m:Community Wishlist Survey 2023/Reading/Return to the article when closing the MediaViewer|2023年コミュニティ要望調査の投票で65位]]でした。 [https://phabricator.wikimedia.org/T236591] * [[mw:Special:MyLanguage/Extension:SyntaxHighlight|SyntaxHighlight]] 拡張機能は、言語の選択肢として<bdi lang="en" dir="ltr"><code>wikitext</code></bdi>(ウィキ構文)をサポートしました。旧来ウィキ構文の強調表示の代用として使われていた <bdi lang="en" dir="ltr"><code>html5</code></bdi>、<bdi lang="en" dir="ltr"><code>moin</code></bdi>、<bdi lang="en" dir="ltr"><code>html+handlebars</code></bdi> を置き換えることができます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T29828] * [[mw:Special:MyLanguage/Manual:Creating pages with preloaded text|新規ページまたは節にテキストをプリロードする]]とき、翻訳済みの MediaWiki インタフェース メッセージを読み込むことが可能になりました。[https://cs.wikipedia.org/wiki/User_talk:Martin_Urbanec_(WMF)?action=edit&section=new&preload=MediaWiki:July 一例として] {{int:project-localized-name-cswiki/ja}} では <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki>preload=MediaWiki:July</nowiki></code></bdi> を使っています。 [https://phabricator.wikimedia.org/T330337] '''問題点''' * Graph Extensionの更新: 財団の開発者は、視覚化ソフトウェアをVega5にアップグレードしました。コミュニティが使用する既存のVega2準拠のグラフとは互換性ありません。ローカルのグラフやテンプレート、luaモジュールを更新する必要があります。[https://vega.github.io/vega/docs/porting-guide/ Vegaの移行ガイド]ではVega2からの移行に関する最も包括的な詳細を説明しています。[https://www.mediawiki.org/w/index.php?title=Template:Graph:PageViews&action=history 移行の例]も参考にしてください。現在、Vega5 はテスト環境を提供する目的から、mediawiki.orgで既に有効化されています。 [https://phabricator.wikimedia.org/T334940#8813922] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.41/wmf.8|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-05-09|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-05-10|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-05-11|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.41/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] これまで、すべての新しいOAuthアプリはすべて手動で審査されていました。今週から、利用者情報の認証のみ、または基本的な機能のみにアクセスするアプリは審査が不要になります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T67750] '''今後の予定''' * 来年から、MediaWikiはログインせずに編集を行うユーザーを識別するためにIPアドレスを使用するのをやめ、一意の仮ユーザー名を自動的に割り当てるようになります。詳細は[[m:Special:MyLanguage/IP Editing: Privacy Enhancement and Abuse Mitigation/Updates|IPによる編集について: プライバシー保護と荒らし行為の軽減/更新版]]をお読みください。[[m:Special:MyLanguage/IP Editing: Privacy Enhancement and Abuse Mitigation/Updates#What will temporary usernames look like?|仮ユーザー名のフォーマット]]に関する[[m:Talk:IP Editing: Privacy Enhancement and Abuse Mitigation#What should it look like?|議論への参加]]もお待ちしています。 [https://phabricator.wikimedia.org/T332805] * 2022年版ベクター外装が既定のウィキペディア10言語版で[[:w:ja:A/Bテスト|A/Bテスト]]を実施します。ログインしているデスクトップ版利用者の半数に対し、インターフェースの構成要素の分かれ目を分かりやすく表示します。[[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop Improvements/Updates/2023-05 Zebra9 A/B test|詳細はこちら]]をご覧ください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T333180][https://phabricator.wikimedia.org/T335972] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] <code>jquery.tipsy</code>は MediaWiki コアから除去される予定です。 いくつかのユーザスクリプトに影響が出る可能性があります。<code>.tipsy(</code> と言う記述がある行はコメントアウトする必要があります。スクリプトを従来と同じように動作させる場合、<code>OO.ui.PopupWidget</code> を使ってください。[[:mw:Help:Locating broken scripts|壊れたスクリプトの探し方]]については[[phab:T336019|詳細]]を参照してください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T336019] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/19|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W19"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年5月9日 (火) 00:36 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=24998636 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-20 == <section begin="technews-2023-W20"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/20|翻訳]]されています。 '''問題点''' * [[:w:ja:ISBN|ISBN]]に基づいて引用を自動生成する機能は現在不具合があり動作しません。これは、[[mw:Special:MyLanguage/Help:VisualEditor/User_guide/Citations-Full#Automatic|VisualEditorの自動タブ]]およびガジェットやユーザースクリプトでcitoid APIを使用する場合に影響があります。現在、機能を復旧するために作業を行っています。 [https://phabricator.wikimedia.org/T336298] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.41/wmf.9|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-05-16|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-05-17|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-05-18|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.41/Roadmap|工程表はこちら]])。 * 水曜日以降、新しくなった[[mw:Special:MyLanguage/Help:Growth/Tools/Add a link|リンクの追加機能]]が一部のウィキで利用できるようになります。(対象は{{int:project-localized-name-gorwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-hawiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-hakwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-hawwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-hifwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-hrwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-hsbwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-htwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-iawiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-iewiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-igwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-ilowiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-inhwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-iowiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-iswiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-iuwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-jamwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-jvwiki/ja}})。これは[[phab:T304110|様々なウィキペディアにこのツールを導入する計画]]の一環です。コミュニティは[[mw:Special:MyLanguage/Growth/Community configuration|ローカルでこの機能の動作設定]]を行うことができます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T308134] '''今後の予定''' * 最近ウィキメディア財団では新しいツールの開発に取り組むチームが設立されました。現在チームは[[m:Wikimedia_Foundation_Annual_Plan/2023-2024/Draft/Future_Audiences#FA2.2_Conversational_AI|ChatGPTによって生成された情報をウィキメディアプロジェクトへ適切に帰属させるためのChatGPTプラグインのプロトタイプ]]を構築しています。 * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] ガジェットとユーザースクリプトの開発者は<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>jquery.cookie</code></bdi>を<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>mediawiki.cookie</code></bdi>に置き換える必要があります。<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>jquery.cookie</code></bdi>ライブラリは1ヶ月以内に削除されます。削除時点で残っている使用箇所は開発スタッフがスクリプトを使用して置き換えます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T336018] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/20|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W20"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年5月15日 (月) 21:45 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25011501 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-21 == <section begin="technews-2023-W21"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/21|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[File:Octicons-gift.svg|12px|link=|alt=|要望調査]] ページをウォッチリストに入れている人が"最近の編集"に訪問したものとして計上される期間が30日となりました。以前は180日でした。これは[[m:Community Wishlist Survey 2023/Notifications, Watchlists and Talk Pages/Change information about the number of watchers on a page|コミュニティ要望調査で提案]]されました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T336250] '''今週の更新''' * ウィキペディアでは、[[mw:special:MyLanguage/Growth/Positive reinforcement#Impact|改良版の影響力モジュール]]が利用できるようになる予定です。影響力モジュールは、新規参加者が[[mw:Special:MyLanguage/Growth/Feature summary#Newcomer homepage|個人ホームページ]]で利用できる機能です。編集回数や、編集したページの閲覧者数、受け取った感謝の数などが表示されます。また、Special:Impactにアクセスすることによっても見ることができます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T336203] * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.41/wmf.10|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-05-23|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-05-24|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-05-25|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.41/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/21|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W21"/> 2023年5月22日 (月) 16:55 (UTC) <!-- User:Trizek (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25028325 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-22 == <section begin="technews-2023-W22"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/22|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * ZoteroのISBN検索機能により、再びISBNから引用を自動生成することができるようになりました。現在のデータソースは、アメリカ議会図書館、フランス国立図書館、K10plus ISBN(ドイツ語のリポジトリ)です。さらなるデータソース検索機能を[[mw:Citoid/Creating Zotero translators|Zoteroに提案]]することができます。 [[mw:Special:MyLanguage/Help:VisualEditor/User_guide/Citations-Full#Automatic|ビジュアルエディターの自動タブ]]のISBNラベルは、今週後半に再び表示されます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T336298#8859917] * [[File:Octicons-gift.svg|12px|link=|alt=|要望調査]] [[{{#special:EditWatchlist}}]]で、それぞれの名前空間内にある全ページを選択するための"{{int:watchlistedit-normal-check-all}}"ボタンが追加されました。この機能リクエストは、[[m:Community Wishlist Survey 2023/Notifications, Watchlists and Talk Pages/Watchlist edit - "check all" checkbox|2023年コミュニティ要望調査の投票で161位でした]]。 [https://phabricator.wikimedia.org/T334252] '''問題点''' * 今月上旬の数日間、ツールメニューの"言語間リンクを追加"機能が正常に動作しないことがありました。現在は修正済です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T337081] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.41/wmf.11|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-05-30|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-05-31|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-06-01|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.41/Roadmap|工程表はこちら]])。 * VisualEditorは今週、[https://phabricator.wikimedia.org/source/mediawiki-config/browse/master/dblists/small.dblist 小規模]および[https://phabricator.wikimedia.org/source/mediawiki-config/browse/master/dblists/medium.dblist 中規模]のウィキで新しいバックエンドに切り替えられる予定です。これはParsoidをMediaWikiのコアに移行する取組みの一部です。この変更による利用者への影響は軽微なものと思われますが、VisualEditorを使用した際に読み込みが遅いなどの不具合を感じた場合は、右のリンク先のphabricatorチケットでご報告ください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T320529] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/22|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W22"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年5月29日 (月) 22:04 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25079963 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-23 == <section begin="technews-2023-W23"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/23|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[:mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:RealMe|RealMe]]拡張機能を使用して、利用者ページ上にあるURLをMastodonや同様のソフトウェア向けに検証済みとしてマークすることができます。 * [[File:Octicons-gift.svg|12px|link=|alt=|要望調査]] ビジュアルエディターを使用している際に、脚注リストから引用と脚注の編集を開始できるようになりました。この機能リクエストは、[[m:Community Wishlist Survey 2023/Citations/Allow citations to be edited in the references section with VisualEditor|2023年コミュニティ要望調査の投票で2位でした]]。 [https://phabricator.wikimedia.org/T54750] * 以前は、URLに絞り込みフィルターを含む他人の"最近の更新"へのリンクをクリックすると、意図せず"{{int:Rcfilters-group-results-by-page}}"の設定が変更されることがありました。現在は修正済です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T202916#8874081] '''問題点''' * 先週の数日間、データベース複製の問題により、一部のツールやボットが古い情報を返し、修正中は完全にダウンしていた可能性があります。現在、問題は修正済です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T337446] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.41/wmf.12|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-06-06|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-06-07|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-06-08|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.41/Roadmap|工程表はこちら]])。 * ボットは、[[mw:Special:MyLanguage/Extension:SpamBlacklist|スパムブラックリスト]]に一致するURLに起因して編集を妨げられることがなくなります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T313107] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/23|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W23"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年6月5日 (月) 22:52 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25114640 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-24 == <section begin="technews-2023-W24"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/24|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[File:Octicons-gift.svg|12px|link=|alt=|要望調査]] コンテンツ帰属ツールである[[mw:Special:MyLanguage/Who Wrote That?|Who Wrote That?]]、[[xtools:authorship|XTools 著者統計]]および[[xtools:blame|XTools Blame]]はオランダ語版、ドイツ語版、ハンガリー語版、インドネシア語版、日本語版、ポーランド語版およびポルトガル語版ウィキペディアをサポートするようになりました。これは[[m:Community Wishlist Survey 2023/Reading/Extend "Who Wrote That?" tool to more wikis|コミュニティ要望調査2023年で7位の要望]]の一部です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T334891] * [[mw:Special:MyLanguage/Structured Data Across Wikimedia/Search Improvements#Search Preview panel|検索プレビューパネル]]は4つのウィキペディア(カタロニア語版、オランダ語版、ハンガリー語版およびノルウェー語版)に展開されました。パネルでは、記事に関連する画像(存在する場合)、記事の導入節、関連画像(コモンズのMediaSearchから)、そして記事に関連する姉妹プロジェクトの記事が表示されます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T306341] * [[:mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:RealMe#Verifying_a_link_on_non-user_pages|RealMe]]拡張機能により、管理者が任意のページにおいて、Mastodonや同様のソフトウェア向けのURLを検証することができるようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T324937] * 標準で適用されるプロジェクトのライセンスがCC BY-SA 4.0に[https://lists.wikimedia.org/hyperkitty/list/wikimediaannounce-l@lists.wikimedia.org/thread/7G6XPWZPQFLZ2JANN3ZX6RT4DVUI3HZQ/ アップグレードされました]。これに伴い、ソフトウェアのインターフェースメッセージも更新されています。従来のCC BY-SA 3.0に関する方針や関連文書の取り扱いについては各コミュニティにお任せします。 [https://phabricator.wikimedia.org/T319064] '''問題点''' * 先月3日間、VisualEditorやDiscussionToolsで編集されたいくつかのウィンペディアのページで、編集中に意図しない<code><nowiki>__TOC__</nowiki></code>(またはそのローカライズされた形)が追加されました。まだ修正が必要と思われる、[[mw:Parsoid/Deployments/T336101_followup|影響を受けたページをウィキごとに分類した一覧]]があります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T336101] * 現在、VisualEditorの"{{int:Visualeditor-dialog-meta-categories-defaultsort-label}}"機能は壊れています。既存の<code><nowiki>{{DEFAULTSORT:...}}</nowiki></code>は、VisualEditorで欠落したテンプレートとして誤って表示されます。開発者は、この問題を修正する方法を模索しています。その間に、ページの既定のソートキーを編集したい方は、ソース編集に切り替えることをお勧めします。 [https://phabricator.wikimedia.org/T337398] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] 先週、削除フォームの更新が行われたため、それにより一部のガジェットやユーザースクリプトが壊れた可能性があります。理由欄を操作する(空欄にする)必要がある場合は、<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>#wpReason</code></bdi>を<bdi lang="zxx" dir="ltr" style="white-space: nowrap;"><code>#wpReason > input</code></bdi>に置き換えてください。[https://cs.wikipedia.org/w/index.php?title=MediaWiki%3AGadget-CleanDeleteReasons.js&diff=22859956&oldid=12794189 修正例]をご覧ください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T337809] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.41/wmf.13|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-06-13|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-06-14|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-06-15|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.41/Roadmap|工程表はこちら]])。 * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">VisualEditor will be switched to a new backend on English Wikipedia on Monday, and all other [https://phabricator.wikimedia.org/source/mediawiki-config/browse/master/dblists/large.dblist large] wikis on Thursday. The change should have no noticeable effect on users, but if you experience any slow loading or other strangeness when using VisualEditor, please report it on the phabricator ticket linked here.</span> [https://phabricator.wikimedia.org/T320529] '''今後の予定''' * 6月5日から7月17日まで、財団のセキュリティチームは、ボランティアによって開発されたガジェットやスクリプトにおけるサードパーティのリソースの使用を規制するための方針案について、投稿者との協議を実施しています。フィードバックや提案をメタウィキの[[m:Special:MyLanguage/Third-party resources policy|サードパーティのリソースの方針]]で受け付けています。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/24|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W24"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年6月12日 (月) 14:52 (UTC) <!-- User:Trizek (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25133779 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-25 == <section begin="technews-2023-W25"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/25|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] WikimediaDebugでフレームグラフが利用可能になりました。 [https://lists.wikimedia.org/hyperkitty/list/wikitech-l@lists.wikimedia.org/thread/JXNQD3EHG5V5QW5UXFDPSHQG4MJ3FWJQ/][https://techblog.wikimedia.org/2023/06/08/flame-graphs-arrive-in-wikimediadebug/] '''今週の更新''' * 今週、MediaWikiのバージョン更新はありません。 * ビジュアルエディターにツールバー検索ポップアップが追加されました。<code>\</code>と入力するか<code>ctrl + shift + p</code>を押すことで起動します。これによりエディター内で利用可能なツールのほとんどに素早くアクセスできるようになりました。 [https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Visual_editor_toolbar_search_feature.png][https://phabricator.wikimedia.org/T66905] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/25|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W25"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年6月19日 (月) 20:09 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25159510 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-26 == <section begin="technews-2023-W26"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/26|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] 操作APIモジュールと特別:外部リンク検索は、すべての <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>prop=extlinks</code></bdi> の応答でベアドメインの末尾に <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>/</code></bdi> を追加するようになりました。これは、<code>externallinks</code> データベーステーブルの重複を解消するための作業の一部です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T337994] '''問題点''' * 先週、23時間にわたってコモンズとウィキデータで検索ができませんでした。 [https://phabricator.wikimedia.org/T339810][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Incidents/2023-06-18_search_broken_on_wikidata_and_commons] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.41/wmf.15|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-06-27|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-06-28|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-06-29|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.41/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] Minerva 外装は CSS クラス <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>.mbox-text</code></bdi> で従来より多くのスタイルを事前定義するようになりました。これにより table 要素の代わりに div 要素を使うテンプレートもサポートするようになります。新しいスタイルがウィキで使用されている他のテンプレートに影響が出ないよう注意してください。 [https://gerrit.wikimedia.org/r/c/mediawiki/skins/MinervaNeue/+/930901/][https://phabricator.wikimedia.org/T339040] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] 従来はデスクトップのみだったガジェットがデスクトップとモバイルの双方で標準で読み込まれるようになりました。<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>|targets=</code></bdi> パラメータを使用して読み込み対象を変更するのは非推奨であり、使用すべきではありません。ユーザーがモバイルウェブサイトを使用するかデスクトップウェブサイトを使用するかに関わらず、ガジェットをモバイルで動作させるか無効化するかは外装(<bdi lang="en" dir="ltr">MediaWiki:Gadgets-definition</bdi> の <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>|skins=</code></bdi> パラメータを使用します)で行うべきです。人気のあるガジェットがモバイル版でエラーを起こす場合は開発者が一時的な措置として Minerva 外装での動作を無効化する予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T127268] * すべての名前空間は標準で同じ[[m:Special:MyLanguage/Help:Keyboard_shortcuts|アクセスキー]]を持つようになりました。従来はカスタム或いは拡張機能で定義された名前空間は手動で設定する必要がありました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T22126] * Flagged Revisions の査読フォームは標準化された[[mw:Special:MyLanguage/Codex|ユーザーインターフェースコンポーネント]]を使用するようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T191156] '''今後の予定''' * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] 数週間後、HTML構文解析出力におけるメディアの構造が[[:wikitech:Deployments/Train#Thursday|グループ2のウィキ]]で変更されます。この変更により、コンテンツのアクセシビリティが向上します。それに伴いサイトのCSS、ユーザースクリプト、ガジェットの更新が必要になる場合があります。[[mw:Special:MyLanguage/Parsoid/Parser_Unification/Media_structure/FAQ|確認するコード、コードを更新する方法、および関連問題を報告する場所についての詳細]]があります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T314318] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/26|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W26"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年6月26日 (月) 16:19 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25202311 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-27 == <section begin="technews-2023-W27"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/27|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[File:Octicons-gift.svg|12px|link=|alt=|要望調査]] [[m:Community Wishlist Survey 2022/Multimedia and Commons/Audio links that play on click|クリックすると音声が再生されるリンク]]に対する要望提案を展開する一環として、[https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/small.dblist 小規模ウィキ]では[[mw:Extension:Phonos|Phonos]]拡張機能によって実装される[[mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:Phonos#Inline audio player mode|インライン音声プレーヤー]]を使用できるようになります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T336763] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] 今週から、全てのガジェットがモバイルサイトとデスクトップサイトに自動的に読み込まれるようになりました。ウィキのガジェットに何らかの不具合が生じる場合は、ガジェット定義ファイルの[[mw:Special:MyLanguage/Extension:Gadgets#Options|ガジェットオプション]]を調整してください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T328610] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.41/wmf.16|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-07-04|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-07-05|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-07-06|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.41/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/27|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W27"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年7月3日 (月) 22:51 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25231546 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-28 == <section begin="technews-2023-W28"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/28|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[:mw:Special:MyLanguage/Structured Data Across Wikimedia/Section-level Image Suggestions|節レベルの画像推薦機能]]は7のウィキペディア(ポルトガル語版、ロシア語版、インドネシア語版、カタルーニャ語版、ハンガリー語版、フィンランド語版およびノルウェー語版)に展開されました。この機能は、寄稿者のウォッチリストに登録されている記事の各節に相応しい画像を推薦します。 * (オプトアウトした)英語版と日本語版ウィキペディアを除く全てのウィキメディアプロジェクトにおいて、[[:m:Special:MyLanguage/Global AbuseFilter|グローバル不正使用フィルター]]が有効になりました。この変更は、[[:m:Requests for comment/Make global abuse filters opt-out|グローバルコメント依頼]]に従って行われました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T341159] * [[{{#special:BlockedExternalDomains}}]] は管理者がスパムに対応するための新しいツールです。これはプレーンドメイン(とそのサブドメイン)をブロックするためのインターフェースを提供し、検索がより容易になり、編集に対する処理速度が従来よりも向上します。正規表現、URLのパスマッチ、[[MediaWiki:Spam-whitelist|MediaWiki:Spam-whitelist]] をサポートしませんが、既存の[[MediaWiki:Spam-blacklist|MediaWiki:Spam-blacklist]] の機能を概ね置き換えるものです。[[mw:Special:MyLanguage/Manual:BlockedExternalDomains|このツールの解説文書]]ではすべてのシンプルドメインをこのツールへ移行するための Python スクリプトと機能の詳細を解説しています。この機能は Meta-wiki、コモンズ、ウィキデータを除くすべてのウィキで使用可能です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T337431] * WikiEditor 拡張機能がアップデートされました。ウィキテキスト編集で使用頻度の高い機能がいくつか盛り込まれています。以前は多くのメッセージを管理者のみが翻訳可能でしたが、現在は translatewiki の翻訳者全員が翻訳可能となっています。WikiEditor の[https://translatewiki.net/wiki/Special:MessageGroupStats?group=ext-wikieditor&messages=&x=D#sortable:0=asc あなたが使用する言語の翻訳の進捗状況]を確認し、進捗が 100% 未満であれば翻訳を完了させてください。[https://lists.wikimedia.org/hyperkitty/list/wikitech-ambassadors@lists.wikimedia.org/thread/D4YELU2DXMZ75PGELUOKXXMFF3FH45XA/ 詳細と説明についてもご覧いただけます]。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.41/wmf.17|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-07-11|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-07-12|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-07-13|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.41/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[{{#special:LinkSearch}}]]と対応するAPIのデフォルトプロトコルが http から http と https の両方に変更されました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T14810] * [[{{#special:LinkSearch}}]]と対応するAPIは、クエリにて指定されたURLの全てで検索するようになりました。以前は最初の60文字だけでした。この機能は15年前にリクエストされました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T17218] '''今後の予定''' * ただいま[[:w:ja:ChatGPT|ChatGPT]]プラグインの実験を行っています。利用者がウィキペディアの情報を読むとき、その情報が何に由来するものかを示すためのものです。ウィキメディア財団のスタッフとその他のウィキメディアンによってテストが行われています。まもなくすべての利用者が使えるようになる予定です。なお、このプラグインは以前[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/20|2023年 20週の技術ニュース]]で取りあげたものを指しています。 [https://meta.wikimedia.org/wiki/Wikimedia_Foundation_Annual_Plan/2023-2024/Draft/Future_Audiences#FA2.2_Conversational_AI] * [[m:Special:MyLanguage/Third-party resources policy|サードパーティリソースに関する方針の草案]]に関する議論が進行中です。草案はサードパーティリソースを使用するガジェットおよびユーザースクリプトに影響します。これまで寄せられた意見から、外部リソースを読み込むユーザースクリプトやガジェットやユーザースクリプトのリスク、ベストプラクティス、コードの透明性や検査可能性などの免責事項が方針に盛り込ます。2023年7月17日まで、[[m:Talk:Third-party resources policy|方針のトークページ]]でフィードバックや提案を受け付けています。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/28|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W28"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年7月10日 (月) 19:54 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25278797 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-29 == <section begin="technews-2023-W29"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/29|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">We are now serving 1% of all global user traffic from [[w:en:Kubernetes|Kubernetes]] (you can [[wikitech:MediaWiki On Kubernetes|read more technical details]]). We are planning to increment this percentage regularly. You can [[phab:T290536|follow the progress of this work]].</span> '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.41/wmf.18|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-07-18|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-07-19|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-07-20|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.41/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">MediaWiki [[mw:Special:MyLanguage/Help:System_message|system messages]] will now look for available local fallbacks, instead of always using the default fallback defined by software. This means wikis no longer need to override each language on the [[mw:Special:MyLanguage/Manual:Language#Fallback_languages|fallback chain]] separately. For example, English Wikipedia doesn't have to create <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>en-ca</code></bdi> and <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>en-gb</code></bdi> subpages with a transclusion of the base pages anymore. This makes it easier to maintain local overrides.</span> [https://phabricator.wikimedia.org/T229992] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>action=growthsetmentorstatus</code></bdi>APIは新しいMediaWikiのバージョンから非推奨になります。このAPIを呼び出しているBotやスクリプトは<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>action=growthmanagementorlist</code></bdi>APIを使用する必要があります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T321503] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/29|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W29"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年7月17日 (月) 23:08 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25289122 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-30 == <section begin="technews-2023-W30"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/30|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] 7月18日、ウィキメディア財団は、財団または関連団体が管理しているソフトウェアで技術的な作業を行う人向けの[[:mw:Technical_decision_making|技術的意思決定プロセス]]に関する調査を開始しました。該当する方は[https://wikimediafoundation.limesurvey.net/885471 ぜひ調査に参加してください]。調査は8月7日までの3週間です。[[listarchive:list/wikitech-l@lists.wikimedia.org/thread/Q7DUCFA75DXG3G2KHTO7CEWMLCYTSDB2/|詳細はwikitech-lの告知]]で確認できます。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.41/wmf.19|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-07-25|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-07-26|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-07-27|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.41/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/30|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W30"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年7月25日 (火) 02:20 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25332248 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-31 == <section begin="technews-2023-W31"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/31|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] [[mw:Synchronizer|Synchronizer]] ツールが利用できるようになりました。ウィキメディアのウィキ間で Lua モジュールを同期させるためのものです。グローバルな Lua モジュールとテンプレートを開発するための[[mw:Multilingual Templates and Modules|文書の更新]]も行われています。 * [[{{#special:NewPages}}]] と履歴ページのタグフィルターを反転できるようになりました。これにより、例えば自動化ツールを使って行われた編集を非表示にすることができます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T334337][https://phabricator.wikimedia.org/T334338] * プラグインを利用できるユーザーにより Wikipedia [[:w:ja:ChatGPT|ChatGPT]] プラグインの運用テストが行われます。この運用テストや類似のテストについて話し合いたい場合は[[:m:Talk:Wikimedia Foundation Annual Plan/2023-2024/Draft/Future Audiences#Announcing monthly Future Audiences open "office hours"|ビデオ通話]]に参加してください。 [https://meta.wikimedia.org/wiki/Wikimedia_Foundation_Annual_Plan/2023-2024/Draft/Future_Audiences#FA2.2_Conversational_AI] '''問題点''' * 過去2週間ほど、非ラテン文字を含んだ名前のページで PDF の生成ができませんでした。現在は修正済みです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T342442] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.41/wmf.20|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-08-01|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-08-02|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-08-03|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.41/Roadmap|工程表はこちら]])。 * 火曜日以降、新しくなった[[mw:Special:MyLanguage/Help:Growth/Tools/Add a link|リンクの追加機能]]が一部のウィキで利用できるようになります。(対象は{{int:project-localized-name-kawiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-kaawiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-kabwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-kbdwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-kbpwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-kiwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-kkwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-kmwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-knwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-kswiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-kshwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-kuwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-kwwiki/ja}})。これは[[phab:T304110|様々なウィキペディアにこのツールを導入する計画]]の一環です。コミュニティは[[mw:Special:MyLanguage/Growth/Community configuration|ローカルでこの機能の動作設定]]を行うことができます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T308135] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/31|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W31"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年7月31日 (月) 23:54 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25362228 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-32 == <section begin="technews-2023-W32"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/32|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * モバイル版編集者が[[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Advanced_mobile_contributions#August_1,_2023_-_Full-page_editing_added_on_mobile|ページ全体を一度に編集]]できるようになりました。この機能を使用するには、設定で"{{int:Mobile-frontend-mobile-option-amc}}"を有効にし、"{{int:Minerva-page-actions-overflow}}"メニュー内の"{{int:Minerva-page-actions-editfull}}"ボタンを使用してください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T203151] '''今週の更新''' * 今週、MediaWikiのバージョン更新はありません。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/32|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W32"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年8月7日 (月) 21:21 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25420038 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-33 == <section begin="technews-2023-W33"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/33|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * コンテンツ翻訳は Youdao の[[mw:Special:MyLanguage/Help:Content_translation/Translating/Initial_machine_translation|機械翻訳サービス]]を使わなくなりました。このサービスは数年間提供されてきましたが、利用者がおらず、他の手段で代替可能であるため、メンテナンスの負担を軽減するために廃止されました。同じ言語に対応する他の翻訳サービスは引き続き利用可能です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T329137] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.41/wmf.22|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-08-15|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-08-16|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-08-17|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.41/Roadmap|工程表はこちら]])。 * 水曜日以降、新しくなった[[mw:Special:MyLanguage/Help:Growth/Tools/Add a link|リンクの追加機能]]が一部のウィキで利用できるようになります。(対象は{{int:project-localized-name-lawiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-ladwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-lbwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-lbewiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-lezwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-lfnwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-lgwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-liwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-lijwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-lmowiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-lnwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-ltgwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-lvwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-maiwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-map_bmswiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-mdfwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-mgwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-hywiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-kywiki/ja}})。これは[[phab:T304110|様々なウィキペディアにこのツールを導入する計画]]の一環です。コミュニティは[[mw:Special:MyLanguage/Growth/Community configuration|ローカルでこの機能の動作設定]]を行うことができます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T308136] <!-- TODO replace wiki codes --> '''今後の予定''' * Minerva スキンにアイコンを追加する一部のガジェット/ユーザースクリプトの CSS を更新する必要があります。[[phab:T344067|既存のインスタンスの検索や更新方法などの詳細]]が提供されていますので御覧ください。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/33|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W33"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年8月15日 (火) 06:00 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25428668 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-34 == <section begin="technews-2023-W34"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/34|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [Google ドライブからコモンズへアップロード]を行うツールが利用できるようになりました。保護された接続のもと、Google ドライブからファイルを選択してウィキメディア・コモンズに直接ファイルをアップロードできます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T267868] * 今週の技術ニュースで新しいウィキメディアのウィキを紹介しています。ツールやページなどの更新をお願いします。 ** 前号発行後に2つの新しいウィキが作成されました: *** パオ語版ウィクショナリー ([[wikt:blk:|<code>wikt:blk:</code>]]) [https://phabricator.wikimedia.org/T343540] *** スンダ語版ウィキソース ([[s:su:|<code>s:su:</code>]]) [https://phabricator.wikimedia.org/T343539] ** 更に6つの新しいウィキもご紹介します: *** ウィキファンクションズ ([[f:|<code>f:</code>]]) [https://phabricator.wikimedia.org/T275945] *** バタク・マンダイリン語版ウィクショナリー ([[wikt:btm:|<code>wikt:btm:</code>]]) [https://phabricator.wikimedia.org/T335216] *** ガーナピジン版ウィキペディア ([[w:gpe:|<code>w:gpe:</code>]]) [https://phabricator.wikimedia.org/T335969] *** グン語版ウィキニュース ([[n:guw:|<code>n:guw:</code>]]) [https://phabricator.wikimedia.org/T334394] *** カバルド語版ウィクショナリー ([[wikt:kbd:|<code>wikt:kbd:</code>]]) [https://phabricator.wikimedia.org/T333266] *** ファンティ語版ウィキペディア ([[w:fat:|<code>w:fat:</code>]]) [https://phabricator.wikimedia.org/T335016] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.41/wmf.23|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-08-22|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-08-23|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-08-24|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.41/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] 既存の MediaWiki バックエンドコードには[[mw:Stable interface policy|安定したインターフェースの方針]]が存在します。また、[[mw:User:Jdlrobson/Stable interface policy/frontend|フロントエンドコードに対する安定したインターフェースの方針]]もあります。これらはガジェットやウィキメディアのフロントエンドコードを開発するすべての人に関わる方針です。方針を読んで議論を行い、問題がある場合は提案者にお知らせください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T344079] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/34|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W34"/> 2023年8月21日 (月) 15:25 (UTC) <!-- User:Trizek (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25497111 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-35 == <section begin="technews-2023-W35"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/35|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[File:Octicons-gift.svg|12px|link=|alt=|要望調査の項目]] [[m:Community Wishlist Survey 2022/Better diff handling of paragraph splits|文章の分割を扱う差分の改善]]と言う変更の一環として、分割の検出の改善を展開しつつあります。この2週間にわたり、このサポートを [[wikitech:Deployments/Train#Groups|group0]] および group1 のウィキ群に実装しました。今週はgroup2 のウィキ群に実装の予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T341754] * [[File:Octicons-gift.svg|12px|link=|alt=|要望調査の項目]] [[{{#special:Contributions}}]] ページ(利用者の投稿記録)は全て、個別の利用者のアカウント作成日とともにローカルにおける編集回数を表示するようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T324166] * ウィキソースの利用者の皆さんは<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki><pagelist></nowiki></code></bdi> タグ内で <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>prpbengalicurrency</code></bdi> ラベルを使い、ベンガル通貨文字の表示をページ数値として表示できるようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T268932] * 個人設定項目2件の表示場所を移しました。「{{int:visualeditor-preference-visualeditor}}」の個人設定はどのウィキでも[[Special:Preferences#mw-prefsection-editing|「{{int:prefs-editing}}」タブ]]に表示します。以前は、ウィキによっては「{{int:prefs-betafeatures}}」タブに含まれていたものです。もう1件、「{{int:visualeditor-preference-newwikitexteditor-enable}}」も全てのウィキで「{{int:prefs-betafeatures}}」タブから「{{int:prefs-editing}}」タブへ場所を移しました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T335056][https://phabricator.wikimedia.org/T344158] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.41/wmf.24|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-08-29|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-08-30|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-08-31|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.41/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] ウィキメディアの開発者アカウントに新規のサインアップ導入は Wikitech 経由ではなく<bdi lang="en" dir="ltr">[https://idm.wikimedia.org/ idm.wikimedia.org]</bdi>に送る予定です。[[wikitech:IDM|新システムに関する詳細はこちら]]。 * 全ての右書きの言語版ウィキ群に加え、ウィキペディアの朝鮮語版、アルメニア語版、ウクライナ語版、ロシア語版、ブルガリア語版は[[m:Special:MyLanguage/Wikimedia URL Shortener|Wikimedia URL 短縮機能]]を介して、サイドバーに表示中のページの短縮 URL を作成するリンクを新設します。今後、他のウィキ群にも展開の予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T267921] '''今後の予定''' * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">The removal of the [[mw:Special:MyLanguage/Extension:DoubleWiki|DoubleWiki extension]] is being discussed. This extension currently allows Wikisource users to view articles from multiple language versions side by side when the <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><=></code></bdi> symbol next to a specific language edition is selected. Comments on this are welcomed at [[phab:T344544|the phabricator task]].</span> * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">A proposal has been made to merge the second hidden-categories list (which appears below the wikitext editing form) with the main list of categories (which is further down the page). [[phab:T340606|More information is available on Phabricator]]; feedback is welcome!</span> '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/35|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W35"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年8月28日 (月) 14:00 (UTC) <!-- User:Trizek (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25510866 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-36 == <section begin="technews-2023-W36"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/36|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[m:Wikisource_EditInSequence|EditInSequence]]はウィキソースの編集をより手早く実現する機能で、コミュニティのフィードバックに基づきベータ機能に移行しました。有効にするには、[[Special:Preferences#mw-prefsection-betafeatures|個人設定のベータ機能タブ]]を開いてください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T308098] * [[File:Octicons-gift.svg|12px|link=|alt=|要望調査の項目]] [[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist Survey 2022/Generate Audio for IPA|IPAに対する音声の生成]]ならびに[[m:Community Wishlist Survey 2022/Multimedia and Commons/Audio links that play on click|クリックすると再生する音声リンク]]をめぐる要望の提案に応じ、変更点を反映して[[mw:Extension:Phonos|Phonos]][[mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:Phonos#Inline_audio_player_mode|インラインの音声再生モード]] をすべてのプロジェクトに展開しました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T336763] * 管理者が特定の利用者の利用者グループを変更する際、対象となるアカウントの利用者ページを管理者自身のウォッチリストに追加できるようになります。この機能は[[{{#special:UserRights}}]]とAPIの双方で利用できます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T272294] * 以下の新規ウィキ1件が創設されました。 ** {{int:project-localized-name-group-wikipedia}}[[d:Q34318|タリシュ語版]] ([[w:tly:|<code>w:tly:</code>]]) [https://phabricator.wikimedia.org/T345166] '''問題点''' * [[mw:Special:MyLanguage/Extension:LoginNotify|ログイン通知拡張機能]] は1月以来、通知を発信してきませんでした。すでに修正済みで、今後はログインの失敗、あるいは新規のデバイスからのログインのたびに通知が届くはずです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T344785] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.41/wmf.25|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-09-05|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-09-06|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-09-07|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.41/Roadmap|工程表はこちら]])。 * 水曜日以降、新しくなった[[mw:Special:MyLanguage/Help:Growth/Tools/Add a link|リンクの追加機能]]が一部のウィキで利用できるようになります(対象は{{int:project-localized-name-mhrwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-miwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-minwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-mkwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-mlwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-mnwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-mrwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-mrjwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-mswiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-mtwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-mwlwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-myvwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-mznwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-nahwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-napwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-ndswiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-nds_nlwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-newiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-newwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-nnwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-novwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-nqowiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-nrmwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-nsowiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-nvwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-nywiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-ocwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-olowiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-omwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-orwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-oswiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-pawiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-pagwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-pamwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-papwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-pcdwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-pdcwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-pflwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-pihwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-pmswiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-pnbwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-pntwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-pswiki/ja}})。これは[[phab:T304110|様々なウィキペディアにこのツールを導入する計画]]の一環です。コミュニティは[[mw:Special:MyLanguage/Growth/Community configuration|ローカルでこの機能の動作設定]]を行うことができます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T308137][https://phabricator.wikimedia.org/T308138] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/36|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W36"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年9月4日 (月) 23:34 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25566983 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-37 == <section begin="technews-2023-W37"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/37|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * リビジョン評価サービスの[[mw:Special:MyLanguage/ORES|ORES]]は現在、英語版ウィキペディアとウィキデータを除くすべてのウィキで、新しいオープンソースインフラストラクチャを使用しています。残り2つのウィキは今週中に対応する予定です。ORESに関連する最近の更新フィルター("{{int:ores-rcfilters-damaging-title}}"や"{{int:ores-rcfilters-goodfaith-title}}")からの不自然な結果に気づいた場合は、ぜひ[[mw:Talk:Machine Learning|報告してください]]。 [https://phabricator.wikimedia.org/T342115] * ウィキメディアのウィキにログインした状態で他のウィキを訪れるとシステムは自動的にログインを試みます。この機能は長い間信頼性を欠くものとなっていました。現在はログインページにアクセスすることでシステムが更なる対応を行うようになっています。ログインが従来より改善した、あるいは悪化したと感じた場合、フィードバックをお願いします。 [https://phabricator.wikimedia.org/T326281] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.41/wmf.26|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-09-12|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-09-13|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-09-14|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.41/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] [[mw:Special:MyLanguage/Technical decision making|技術面の意思決定フォーラム・レトロスペクティブ]]チームは、ウィキメディア・プロジェクトの技術分野に関わる全ての人に、9月13日に実施される[[mw:Technical decision making/Listening Sessions|リスニングセッション]]への参加を呼びかけています。後日、別の日程も予定しています。技術的な意思決定プロセスを改善することが目的です。 * [[File:Octicons-gift.svg|12px|link=|alt=|要望調査]] 要望リストに挙がっていた[[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist Survey 2022/Better diff handling of paragraph splits|段落を分割する差分表示の改善]]として、差分ページのインラインスイッチウィジェットがすべてのウィキに展開されます。インライン差分表示とウィキテキストによる二段組の差分表示を切り替えることができるようになります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T336716] '''今後の予定''' * 9月20日、すべてのウィキが数分間読み取り専用の状態になります。[[m:Special:MyLanguage/Tech/Server switch|開始時刻は14:00(UTC)を予定しています。]]詳細は技術ニュースで追ってお知らせするほか、今後数週間のうちに各ウィキにも掲示される予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T345263] * エンタープライズAPIは「[http://breakingnews-beta.enterprise.wikimedia.com/ 速報ニュース]」と呼ばれる新機能を導入します。現在ベータ版の機能で「ニュースになりそうな」話題を特定しようとするものです。規模の小さい言語版は特に、検出モデルの精度を向上させるため、テンプレートや識別可能な編集パターンを推奨していただくよう、ご協力をお願いします。詳しい情報はMediaWikiの[[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Enterprise/Breaking news|解説ページ]]またはMetaの[[m:Special:MyLanguage/Wikimedia Enterprise/FAQ#What is Breaking News|FAQ]]をご覧ください。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/37|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W37"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年9月11日 (月) 21:08 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25589064 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-38 == <section begin="technews-2023-W38"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/38|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] MediaWiki に[[mw:Stable interface policy/frontend|フロントエンドコードに関する安定したインタフェースの方針]]が導入されました。MediaWiki コードと Wiki ベースコード(ガジェットやユーザー・スクリプトなど)を非推奨にする方法がより明確に定義されます。内容や協議にご協力いただいた皆様ありがとうございました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T346467][https://phabricator.wikimedia.org/T344079] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.41/wmf.27|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-09-19|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-09-20|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-09-21|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.41/Roadmap|工程表はこちら]])。 * 9月20日、すべてのウィキが数分間読み取り専用の状態になります。時間は [[m:Special:MyLanguage/Tech/Server switch|14:00 UTC]]の予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T345263] * すべてのウィキのサイドバーに表示中のページの短縮URLを提供するリンクが追加されます。リンクの短縮には[[m:Special:MyLanguage/Wikimedia URL Shortener|ウィキメディアのURL短縮機能]]が使用されます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T267921] '''今後の予定''' * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] Graph 拡張機能担当チームは[[mw:Extension:Graph/Plans#Proposal|再導入を提案中]]であり、皆様からのご意見を募集しています。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/38|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W38"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年9月18日 (月) 19:20 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25623533 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-39 == <section begin="technews-2023-W39"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/39|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">The Vector 2022 skin will now remember the pinned/unpinned status for the Table of Contents for all logged-out users.</span> [https://phabricator.wikimedia.org/T316060] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.41/wmf.28|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-09-26|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-09-27|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-09-28|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.41/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">The ResourceLoader <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki>mediawiki.ui</nowiki></code></bdi> modules are now deprecated as part of the move to Vue.js and Codex. There is a [[mw:Codex/Migrating_from_MediaWiki_UI|guide for migrating from MediaWiki UI to Codex]] for any tools that use it. More [[phab:T346468|details are available in the task]] and your questions are welcome there.</span> * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Gadget definitions will have a [[mw:Special:MyLanguage/Extension:Gadgets#Options|new "namespaces" option]]. The option takes a list of namespace IDs. Gadgets that use this option will only load on pages in the given namespaces.</span> '''今後の予定''' * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">New variables will be added to [[mw:Special:MyLanguage/Extension:AbuseFilter|AbuseFilter]]: <code><bdi lang="zxx" dir="ltr">global_account_groups</bdi></code> and <code><bdi lang="zxx" dir="ltr">global_account_editcount</bdi></code>. They are available only when an account is being created. You can use them to prevent blocking automatic creation of accounts when users with many edits elsewhere visit your wiki for the first time.</span> [https://phabricator.wikimedia.org/T345632][https://www.mediawiki.org/wiki/Special:MyLanguage/Extension:AbuseFilter/Rules_format] '''ミーティング''' * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">You can join the next meeting with the Wikipedia mobile apps teams. During the meeting, we will discuss the current features and future roadmap. The meeting will be on [https://zonestamp.toolforge.org/1698426015 27 October at 17:00 (UTC)]. See [[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia_Apps/Office_Hours#October_2023|details and how to join]].</span> '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/39|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W39"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年9月26日 (火) 16:51 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25655264 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-40 == <section begin="technews-2023-W40"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/40|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[Special:Preferences#mw-prefsection-rendering-advancedrendering|利用者の個人設定]]に "{{int:tog-forcesafemode}}"が追加されました。この設定を有効にすると、オンウィキの JavaScript や stylesheet を一切、回避してページを読み込みます。壊れた JavaScript ガジェットのデバグ作業に便利かもしれません。 [https://phabricator.wikimedia.org/T342347] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] ガジェット類の定義には[[mw:Special:MyLanguage/Extension:Gadgets#Options|新規に "<var>contentModels</var>" のオプション]]が加わりました。このオプションはページのコンテンツモデルを基準に<code><bdi lang="zxx" dir="ltr">wikitext</bdi></code> や <code><bdi lang="zxx" dir="ltr">css</bdi></code>などに似た一覧を参照します。ガジェットにこのオプションを設定すると、コンテンツモデルに該当するページ限定で読み込まれるように変わります。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.41/wmf.29|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-10-03|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-10-04|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-10-05|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.41/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] ベクター2022年版外装はレガシー版ベクター(2010年版)固有のスタイルとスクリプトを採用しなくなります。変更は今年後半もしくは2024年初頭の予定です。詳細は[[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop Improvements/Features/Loading Vector 2010 scripts|皆さんのウィキで CSS と JS ページを調整する方法]]をご参照ください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T331679] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/40|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W40"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年10月3日 (火) 01:27 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25686930 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-41 == <section begin="technews-2023-W41"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/41|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 以下の新規ウィキ1件が創設されました。 {{int:project-localized-name-group-wikipedia}}[[d:Q33291|フォン語]]版 ([[w:fon:|<code>w:fon:</code>]]) [https://phabricator.wikimedia.org/T347935] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.41/wmf.30|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-10-10|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-10-11|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-10-12|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.41/Roadmap|工程表はこちら]])。 * 水曜日以降、新しくなった[[mw:Special:MyLanguage/Help:Growth/Tools/Add a link|リンクの追加機能]]が一部のウィキで利用できるようになります。(対象は{{int:project-localized-name-swwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-wawiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-warwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-wowiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-xalwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-xhwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-xmfwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-yiwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-yowiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-zawiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-zeawiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-zh_min_nanwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-zuwiki/ja}})。これは[[phab:T304110|様々なウィキペディアにこのツールを導入する計画]]の一環です。コミュニティは[[mw:Special:MyLanguage/Growth/Community configuration|ローカルでこの機能の動作設定]]を行うことができます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T308139] * いくつかのウィキでは新規参加者に対して、画像が全くないページにウィキメディア・コモンズから画像をお勧めし、追加するかどうか尋ねる仕掛けがあります。火曜日以降は画像の追加を見出し単位で足すことができるようになります。対象のウィキは[[mw:Special:MyLanguage/Growth/Deployment table|Growth チームの展開日程表]]の項目「画像のお勧め機能」に載せてあります。この機能の[[mw:Special:MyLanguage/Help:Growth/Tools/Add an image|詳細はこちらをご参照ください]]。 [https://phabricator.wikimedia.org/T345940] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] モバイル版外装(Minerva=ミネルヴァ)ではCSS ID <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki>#page-actions</nowiki></code></bdi> を <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki>#p-views</nowiki></code></bdi> に変更の予定です。この変更によりその他の外装との一貫性を持たせてモバイル版外装のガジェットや拡張機能のサポート改善を目指します。複数のガジェットで更新が必要な場合があります。[https://phabricator.wikimedia.org/T348267 詳細と検索リンク類はこのタスクをご参照ください]。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/41|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W41"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年10月9日 (月) 14:39 (UTC) <!-- User:Trizek (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25712895 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-42 == <section begin="technews-2023-W42"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/42|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[m:Special:MyLanguage/Help:Unified login|統一ログイン]]システムのエッジログインは特定のブラウザで正常に機能するように修正されたはずです。(Chrome、Edge、Opera)。これで初めて開いた姉妹プロジェクトで自動的にログイン状態になり、改めて「ログイン」のリンクを押すことも、ページを読み込みし直すことも不要となります。正しく機能するかどうか、フィードバックをお待ちしています。 [https://phabricator.wikimedia.org/T347889] * [[mw:Special:MyLanguage/Manual:Interface/Edit_notice|編集通知]]機能が モバイル版/ミネルバ外装に導入されました。これは[[w:en:Wikipedia:EditNoticesOnMobile|英語版ウィキペディアのガジェット]]から着想を得て開発されています。詳細は[[phab:T316178|T316178]]のチケットをご参照ください。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.42/wmf.1|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-10-17|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-10-18|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-10-19|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.41/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * ベクター2022年版外装では、およそ1年前から無効にしてある<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki>addPortletLink</nowiki></code></bdi> と <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki>#p-namespaces</nowiki></code></bdi> 関連のリンクを今後3週間で除去する予定です。今後もし「議論」(Discussion)タブの隣にあったはずのタブが消えた場合、ガジェットのメンテナに[[phab:T347907|Phabricator タスクの指示]]を確認するようお知らせください。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/42|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W42"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年10月16日 (月) 23:47 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25745824 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-43 == <section begin="technews-2023-W43"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/43|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 新規に[[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Language engineering/Newsletter/2023/October|言語と国際化ニュースレター]]が旬刊(年4回)で発刊しました。新機能開発の進捗状況、多言語対応の技術プロジェクトの改善点とその関連の対応作業について掲載します。 * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Source map support has been enabled on all wikis. When you open the debugger in your browser's developer tools, you should be able to see the unminified JavaScript source code.</span> [https://phabricator.wikimedia.org/T47514] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.42/wmf.2|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-10-24|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-10-25|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-10-26|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.42/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/43|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W43"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年10月23日 (月) 23:17 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25782286 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-44 == <section begin="technews-2023-W44"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/44|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">The Structured Content team, as part of its project of [[:commons:Commons:WMF support for Commons/Upload Wizard Improvements|improving UploadWizard on Commons]], made some UX improvements to the upload step of choosing own vs not own work ([[phab:T347590|T347590]]), as well as to the licensing step for own work ([[phab:T347756|T347756]]).</span> * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">The Design Systems team has released version 1.0.0 of [[wmdoc:codex/latest/|Codex]], the new design system for Wikimedia. See the [[mw:Special:MyLanguage/Design_Systems_Team/Announcing_Codex_1.0|full announcement about the release of Codex 1.0.0]].</span> '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.42/wmf.3|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-10-31|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-11-01|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-11-02|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.42/Roadmap|工程表はこちら]])。 * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Listings on category pages are sorted on each wiki for that language using a [[:w:en:International Components for Unicode|library]]. For a brief period on 2 November, changes to categories will not be sorted correctly for many languages. This is because the developers are upgrading to a new version of the library. They will then use a script to fix the existing categories. This will take a few hours or a few days depending on how big the wiki is. You can [[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Technical Operations/ICU announcement|read more]].</span> [https://phabricator.wikimedia.org/T345561][https://phabricator.wikimedia.org/T267145] * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Starting November 1, the impact module (Special:Impact) will be upgraded by the Growth team. The new impact module shows newcomers more data regarding their impact on the wiki. It was tested by a few wikis during the last few months.</span> [https://phabricator.wikimedia.org/T336203] '''今後の予定''' * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">There is [[mw:Special:MyLanguage/Extension:Graph/Plans#Roadmap|a proposed plan]] for re-enabling the Graph Extension. You can help by reviewing this proposal and [[mw:Extension_talk:Graph/Plans#c-PPelberg_(WMF)-20231020221600-Update:_20_October|sharing what you think about it]].</span> * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">The WMF is working on making it possible for administrators to [[mw:Special:MyLanguage/Community_configuration_2.0|edit MediaWiki configuration directly]]. This is similar to previous work on Special:EditGrowthConfig. [[phab:T349757|A technical RfC is running until November 08, where you can provide feedback.]]</span> '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/44|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W44"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年10月30日 (月) 23:21 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25801989 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-45 == <section begin="technews-2023-W45"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/45|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * ベクター2022外装では、いくつかのナビゲーション要素(タグライン、トールメニュー、ナビゲーションリンクなど)が、ページのコンテンツのフォントのサイズに合わせて若干大きくなりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T346062] '''問題点''' * 先週、[https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/s5.dblist 一部のWiki]で最近の編集が1-6時間ほど表示されないという問題がありました。編集は保存できましたが、すぐには表示されませんでした。これはデータベースの問題によるものでした。 [https://phabricator.wikimedia.org/T350443] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.42/wmf.4|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-11-07|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-11-08|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-11-09|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.42/Roadmap|工程表はこちら]])。 * Growthチームは新人ウィキメディアンを元メンターから[[mw:Special:MyLanguage/Growth/Structured mentor list|現在アクティブなメンター]]に割り当て直します。また、通知の文言もより使いやすいように変更しました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T330071][https://phabricator.wikimedia.org/T327493] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/45|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W45"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年11月6日 (月) 21:06 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25838105 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-46 == <section begin="technews-2023-W46"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/46|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 以下の新規ウィキ4件が創設されました。 ** [[d:Q7598268|標準モロッコ・タマジクト語版]]ウィキペディア ([[w:zgh:|<code>w:zgh:</code>]]) [https://phabricator.wikimedia.org/T350216] ** [[d:Q35159|ダガリ語版]]ウィキペディア ([[w:dga:|<code>w:dga:</code>]]) [https://phabricator.wikimedia.org/T350218] ** [[d:Q33017|バタク・トバ語版]]ウィキペディア ([[w:bbc:|<code>w:bbc:</code>]]) [https://phabricator.wikimedia.org/T350320] ** [[d:Q33151|バンジャル語版]]ウィキクォート ([[q:bjn:|<code>q:bjn:</code>]]) [https://phabricator.wikimedia.org/T350217] '''問題点''' * 先週、メタウィキまたはウィキメディア・コモンズにアクセスを行い、そのウィキでログアウトを行った利用者は再ログインできない状態になりました。現在この問題は解決済みです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T350695] * 先週、一部ポップアップダイアログやメニューが間違ったフォントサイズで表示されました。この問題は解決されました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T350544] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.42/wmf.5|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-11-14|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-11-15|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-11-16|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.42/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * 多くのウィキで脚注ポップアップ機能が標準機能として導入される予定です。これは[[mw:Special:MyLanguage/Page Previews|ページのプレビュー昨日]]に似たもので、脚注の内容をポップアップ表示します。この機能が不要であれば[[m:WMDE Technical Wishes/ReferencePreviews#Opt-out feature|オプトアウトすることも可能]]です。[[Special:Preferences#mw-prefsection-gadgets|個人設定]]にて脚注ツールチップやナビゲーション・ポップアップを有効にしている場合、脚注ポップアップ機能は無効化されます。[[phab:T282999|この機能の展開]]は2023年11月22日を予定しています。 * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] カナリアリリース(ハートビートとも呼ばれる)イベントが12月11日から[https://stream.wikimedia.org/?doc#/streams ウィキメディアのイベントストリーム]で配信されます。ストリームのユーザーにはイベントのフィルタリングをおすすめします。<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki>meta.domain == "canary"</nowiki></code></bdi> のイベントを全てフィルタリングにより非表示にしてください。[[mw:Special:MyLanguage/Manual:Pywikibot|Pywikibot]] や[https://github.com/ChlodAlejandro/wikimedia-streams ウィキメディアのストリーム]がアップデートされ、ユーザーにこれらのイベントが配信されなくなります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T266798] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/46|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W46"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年11月13日 (月) 23:52 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25859263 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-47 == <section begin="technews-2023-W47"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/47|翻訳]]されています。 '''今週の更新''' * 今週、MediaWikiのバージョン更新はありません。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Yearly_calendar] * 水曜日以降、新しくなった[[mw:Special:MyLanguage/Help:Growth/Tools/Add a link|リンクの追加機能]]が一部のウィキで利用できるようになります。(対象は{{int:project-localized-name-quwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-rmwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-rmywiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-rnwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-roa_rupwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-roa_tarawiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-ruewiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-rwwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-sawiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-sahwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-satwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-scwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-scnwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-scowiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-sdwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-sewiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-sgwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-shwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-siwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-skwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-slwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-smwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-sowiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-sqwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-srwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-srnwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-sswiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-stwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-stqwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-suwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-szlwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-tawiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-tcywiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-tewiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-tetwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-tgwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-thwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-tkwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-tlwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-tnwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-towiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-tpiwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-trwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-tswiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-ttwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-twwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-tywiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-tyvwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-udmwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-ugwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-uzwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-vewiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-vecwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-vepwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-vlswiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-vowiki/ja}})。これは[[phab:T304110|様々なウィキペディアにこのツールを導入する計画]]の一環です。コミュニティは[[mw:Special:MyLanguage/Growth/Community configuration|ローカルでこの機能の動作設定]]を行うことができます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T308141][https://phabricator.wikimedia.org/T308142][https://phabricator.wikimedia.org/T308143] * 2022年版ベクター外装はドロップダウンメニューやカラム幅その他、表示に若干の変更を導入します。先週、ウィキペディアの言語版4件に展開しました。問題が検出されない場合、今週、当該の変更を全ての言語版に反映する予定です。今後、ダークモード用や、読みやすさに役立つメニュー類を追加できるようにするためです。[[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop_Improvements/Updates#November_2023:_Visual_changes,_more_deployments,_and_shifting_focus|詳細はこちら]]。 [https://phabricator.wikimedia.org/T347711] '''今後の予定''' * [[mw:Extension talk:Graph/Plans#Update: 15 November|グラフ拡張機能(Graph Extension)を再び有効にする件で更新を追加しました]]。段取りを迅速化するため、立ち上げ時にVega 2 の対応をやめて[https://phabricator.wikimedia.org/T335325 複数のプロトコル]を有効にします。この計画に関する皆さんの考えをぜひ共有して、ご協力願います。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/47|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W47"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年11月21日 (火) 00:55 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25884616 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-48 == <section begin="technews-2023-W48"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/48|翻訳]]されています。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.42/wmf.7|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-11-28|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-11-29|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-11-30|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.42/Roadmap|工程表はこちら]])。 今週は MediaWiki の更新はありません。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Yearly_calendar] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] MediaWikiの JavaScript はガジェットやユーザースクリプトで <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>async</code>/<code>await</code></bdi> 構文が利用できるようになります。利用者のブラウザによっては対応していない可能性があるため、ガジェット作成者は適切に利用する必要があります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T343499] * [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/47|先週]]発表された「[[mw:Special:MyLanguage/Help:Growth/Tools/Add_a_link|リンクを追加]]」機能は展開を延期していましたが、今週再開の予定です。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/48|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W48"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年11月27日 (月) 23:09 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25906379 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-49 == <section begin="technews-2023-W49"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/49|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 2022年版ベクター外装の段落同士の間隔は、文字の大きさに合わせて7pxから14pxに変更しました。これにより文か段落かが区別しやすくなります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T351754] * ビジュアル編集の「{{int:Visualeditor-dialog-meta-categories-defaultsort-label}}」機能の不具合が解消しています。<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki>{{DEFAULTSORT:...}}</nowiki></code></bdi> のキーワードを編集するためにソース編集へ切り替える必要がなくなりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T337398] '''今週の更新''' * 今週は MediaWiki の更新はありません。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Yearly_calendar] * 12月6日以降、個人設定で「{{int:Discussiontools-preference-visualenhancements}}」を有効にしている人は、マジックワードの<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki>__NEWSECTIONLINK__</nowiki></code></bdi> を有効にしてあるページで[[mw:Special:MyLanguage/Talk pages project/Usability|トークページの機能性改善]]というお知らせが表示されます。問題点に気づいた場合、ぜひ[[phab:T352232|Phabricator に投稿して当チームと共有してください]]。 '''今後の予定''' * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] Toolforge の[[wikitech:News/Toolforge Grid Engine deprecation|Grid Engine のシャットダウンプロセス]]を12月14日から開始する予定です。[[toolforge:grid-deprecation|この旧式のシステムを採用するツールのメンテナ]]は、必ず当日までに Kubernetes への移植を済ませるか、担当ツールのタスクの計画を Phabricator に投稿し当チームに連絡してください。 [https://lists.wikimedia.org/hyperkitty/list/wikitech-l@lists.wikimedia.org/thread/VIWWQKMSQO2ED3TVUR7KPPWRTOBYBVOA/] * [[mw:Special:MyLanguage/Structured_Discussions|構造化された議論]]の機能を採用するコミュニティには[[mw:Special:MyLanguage/Structured_Discussions/Deprecation|今後の使用が非推奨になる]]という通知を行っています。プロジェクトの詳細やコメントは[[mw:Special:MyLanguage/Structured_Discussions/Deprecation|プロジェクトのページで確認できます]]。 '''イベント''' * 5月3–5日にエストニアのタリンで開催する[[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Hackathon 2024|ウィキメディア・ハッカソン2024]]は、参加登録と旅費滞在費補助の申込みを受け付けています。同補助金の申請〆切は2024年1月5日です。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/49|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W49"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年12月4日 (月) 23:50 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25914435 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-50 == <section begin="technews-2023-W50"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/50|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * ウィキメディア・コモンズのアップロードウィザードで「自分の作品か他人の作品の選択」を選択するステップについて、ユーザーインターフェースに微細な改善が行われました。 これは構造化コンテンツチームの[[:commons:Commons:WMF support for Commons/Upload Wizard Improvements|コモンズのアップロードウィザードを改善する]]プロジェクトの一環です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T352707][https://phabricator.wikimedia.org/T352709] '''問題点''' * 12月初旬の数日間、[[mw:Special:MyLanguage/Growth/Personalized first day/Newcomer homepage|編集初学者用のホームページ]]がページ閲覧グラフと「影響度モジュール」と同時に表示できない問題がありました。この問題は解決済みです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T352352][https://phabricator.wikimedia.org/T352349] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.42/wmf.9|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-12-12|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-12-13|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-12-14|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.42/Roadmap|工程表はこちら]])。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Yearly_calendar] '''今後の予定''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=]] [https://wikimediafoundation.limesurvey.net/796964 2023年開発者 満足度調査]ではウィキメディアの開発者コミュニティの意見を募集中です。ウィキメディアのエコシステムのためのソフトウェア開発に関わる役割がある場合はアンケートにご協力してください。〆切は2024年1月5日、この調査には[[foundation:Legal:December_2023_Developer_Satisfaction_Survey|個人情報保護の声明]]があります。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/50|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W50"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年12月12日 (火) 02:13 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25945501 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-51 == <section begin="technews-2023-W51"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/51|翻訳]]されています。 '''技術ニュース''' * 技術週報の次号は [[w:Special:MyLanguage/en:Christmas and holiday season|年末年始]]の休暇のため、2024年1月8日配信の予定です。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.42/wmf.10|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-12-19|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-12-20|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-12-21|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.42/Roadmap|工程表はこちら]])。 今週、MediaWikiのバージョン更新はありません。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Yearly_calendar] * 2023年12月18日以降、ベータ機能を使っても構造化した議論( Structured Discussions)の有効化はできなくなります。ベータ機能オプションの利用は、無効化したい利用者のために残してあります。これは[[mw:Structured Discussions/Deprecation|Structured Discussions の廃止作業]]の一環です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T248309] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Advanced item</span>]] <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">There will be full support for redirects in the Module namespace. The "Move Page" feature will leave an appropriate redirect behind, and such redirects will be appropriately recognized by the software (e.g. hidden from [[{{#special:UnconnectedPages}}]]). There will also be support for [[mw:Special:MyLanguage/Extension:Scribunto/Lua reference manual#Renaming or moving modules|manual redirects]].</span> [https://phabricator.wikimedia.org/T120794] '''今後の予定''' * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">The MediaWiki JavaScript documentation is moving to a new format. During the move, you can read the old docs using [https://doc.wikimedia.org/mediawiki-core/REL1_41/js/ version 1.41]. Feedback about [https://doc.wikimedia.org/mediawiki-core/master/js/ the new site] is welcome on the [[mw:Talk:JSDoc_WMF_theme|project talk page]].</span> * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">The Wishathon is a new initiative that encourages collaboration across the Wikimedia community to develop solutions for wishes collected through the [[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist Survey|Community Wishlist Survey]]. The first community Wishathon will take place from 15–17 March. If you are interested in a project proposal as a user, developer, designer, or product lead, you can [[m:Special:MyLanguage/Event:WishathonMarch2024|register for the event and read more]].</span> '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/51|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W51"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年12月18日 (月) 16:18 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25959059 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-02 == <section begin="technews-2024-W02"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/02|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [https://mediawiki2latex.wmflabs.org/ mediawiki2latex]は、ウィキコンテンツをLaTeX、PDF、ODT、EPUBの各形式に変換するツールです。このたびの改善により、コードは多くの場面で高速化されました。また、ローカルマシンに[[b:de:Benutzer:Dirk_Hünniger/wb2pdf/install#Using_Docker|インストール]]できるDockerコンテナのオプションも提供されています。 * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] おまかせ表示のページ選択方法がアップデートされました。一部のページが表示されにくい問題が徐々に減少するでしょう。 [https://phabricator.wikimedia.org/T309477] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.42/wmf.13|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2024-01-09|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2024-01-10|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2024-01-11|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.42/Roadmap|工程表はこちら]])。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Yearly_calendar] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/02|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W02"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年1月9日 (火) 01:20 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=26026251 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-03 == <section begin="technews-2024-W03"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/03|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] JSONの[[mw:Special:MyLanguage/Manual:ContentHandler|コンテンツモデル]]を使用するページで、従来はスペースが使用されていた自動インデントをタブ文字にしました。これによりページサイズが大幅に削減されます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T326065] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] [[mw:Special:MyLanguage/Extension:Gadgets|ガジェット]]と個人のユーザースクリプトで今後、ES6(別名ES2015)とES7(別名ES2016)導入されたJavaScript構文を使用できるようになりました。MediaWikiはソースコードの検証を行い、構文エラーから他のサイトの機能を保護し、すべての[[mw:Special:MyLanguage/Compatibility#Browsers|サポート対象となるブラウザ]]でスクリプトが有効であることを確認します。以前はガジェットで <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki>requiresES6</nowiki></code></bdi> オプションを利用可能でしたが、こちらは不要となるため将来的に削除される予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T75714] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] [[mw:Special:MyLanguage/Manual:Bot passwords|ボットのパスワード]]と[[mw:Special:MyLanguage/OAuth/Owner-only consumers|所有者専用のOAuthコンシューマ]]は特定のページのみの編集を許可できるようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T349957] * ボットが行った編集にも[[mw:Special:MyLanguage/Extension:Thanks|感謝]]を送れるようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T341388] * 2024年版コミュニティ要望調査がアップデートされ、進捗状況が[[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist Survey/Future Of The Wishlist/January 4, 2024 Update|公開されました]]。内容を確認してフィードバックをお寄せください。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.42/wmf.14|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2024-01-16|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2024-01-17|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2024-01-18|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.42/Roadmap|工程表はこちら]])。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Yearly_calendar] * 1月17日以降、Chromeブラウザの特定の古いバージョン(バージョン51から66、2016年から2018年にかけてリリース)からウィキメディアウィキへログインできなくなります。また、iOS 12やMac OS 10.14のSafariユーザーは各ウィキに個別にログインする必要があるかもしれません。 [https://phabricator.wikimedia.org/T344791] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] 昨年 <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>jquery.cookie</code></bdi> モジュールは非推奨となり、<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>mediawiki.cookie</code></bdi> モジュールに置き換えられました。旧モジュールを引き続き使用している部分に対して置換スクリプトが実行され、今週中にエイリアスが削除されます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T354966] '''今後の予定''' * ウィキメディアドイツ支部は[[m:WMDE Technical Wishes/Reusing references|脚注の利用を簡単にする]]ための取り組みを進めています。[https://wikimedia.sslsurvey.de/User-research-into-Reusing-References-Sign-up-Form-2024/en/ 1月と2月にユーザーリサーチのための個別ビデオ通話]に参加したい人を募集中です。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/03|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W03"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年1月16日 (火) 00:13 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=26074460 のリストを使用して送信したメッセージ --> == <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Tech News: 2024-04</span> == <div lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr"> <section begin="technews-2024-W04"/><div class="plainlinks"> Latest '''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|tech news]]''' from the Wikimedia technical community. Please tell other users about these changes. Not all changes will affect you. [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/04|Translations]] are available. '''Problems''' * A bug in UploadWizard prevented linking to the userpage of the uploader when uploading. It has now been fixed. [https://phabricator.wikimedia.org/T354529] '''Changes later this week''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|Recurrent item]] The [[mw:MediaWiki 1.42/wmf.15|new version]] of MediaWiki will be on test wikis and MediaWiki.org from {{#time:j xg|2024-01-23|en}}. It will be on non-Wikipedia wikis and some Wikipedias from {{#time:j xg|2024-01-24|en}}. It will be on all wikis from {{#time:j xg|2024-01-25|en}} ([[mw:MediaWiki 1.42/Roadmap|calendar]]). [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Yearly_calendar] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|Tech news]]''' prepared by [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|Tech News writers]] and posted by [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|bot]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|Contribute]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/04|Translate]]&nbsp;• [[m:Tech|Get help]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|Give feedback]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|Subscribe or unsubscribe]].'' </div><section end="technews-2024-W04"/> </div> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年1月23日 (火) 01:04 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=26096197 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-05 == <section begin="technews-2024-W05"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/05|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 1月29日(月)以降、すべてのトークページのメッセージのタイムスタンプがリンク形式に変更されました。これはコメントへの固定リンクとなり、他の場所へ移動されたときでもコメントを探しやすくなります。この変更は英語版ウィキペディアを除くすべてのウィキに影響します。変更内容の詳細は[https://diff.wikimedia.org/2024/01/29/talk-page-permalinks-dont-lose-your-threads/ Diff]や[[mw:Special:MyLanguage/Help:DiscussionTools#Talk_pages_permalinking|MediaWiki.org]]を御覧ください。<!-- The Diff post will be published on Monday morning UTC--> [https://phabricator.wikimedia.org/T302011] * CHAPTCHA の改善が行われ、ボットやスクリプトによるスパムを回避しやすくなりました。この変更に関するフィードバックがある場合は[[phab:T141490|タスク]]へのコメントをお願いします。スタッフは CAPTCHA に関するメトリクスのみならず、アカウント作成や編集回数などの副次的なメトリクスのモニタリングも行っています。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.42/wmf.16|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2024-01-30|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2024-01-31|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2024-02-01|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.42/Roadmap|工程表はこちら]])。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Yearly_calendar] * [[File:Octicons-gift.svg|12px|link=|alt=|要望調査の項]] 2月1日から、閲覧中のページへのリンクを含んだ[[w:ja:QRコード|QRコード]]をダウンロードする項目が「ツール」メニューに追加されます。また、任意のウィキメディアのページへのQRコードを生成するための新しいページ [[{{#special:QrCode}}]] も導入されます。この機能は[[m:Community Wishlist Survey 2023/Results|コミュニティ要望リスト]]で[[m:Community Wishlist Survey 2023/Mobile and apps/Add ability to share QR code for a page in any Wikimedia project|19番目に上がっていた要望]]に基づくものです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T329973] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] 特定のスキンでのみ動作する[[mw:Special:MyLanguage/Extension:Gadgets|ガジェット]]は、しばし <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>targets</code></bdi> の設定項目により使用できる環境を制限していました。今週からこの機能は使用できなくなります。<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>skins</code></bdi> という設定項目を代わりに使用してください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T328497] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/05|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W05"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年1月29日 (月) 19:31 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=26137870 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-06 == <section begin="technews-2024-W06"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/06|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' *モバイル版履歴ページも、デスクトップ版と同じ HTML を採用しました。モバイル版の履歴表示の使用に問題があった場合は、[[phab:T353388|phabricator のタスク]]に報告してください。 *ほとんどのウィキで管理者は利用者対して特定の操作をブロックできるようになりました。規制できる操作はファイルのアップロード、ページの新規作成、ページの移動(改名)、感謝ボタンの使用などです。この機能の目的は管理者が対象利用者の活動に即したブロックを適用できるようにすることです。[[m:Special:MyLanguage/Community health initiative/Partial blocks#action-blocks|「操作をブロック」の詳細はこちら]]。 [https://phabricator.wikimedia.org/T242541][https://phabricator.wikimedia.org/T280531] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.42/wmf.17|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2024-02-06|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2024-02-07|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2024-02-08|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.42/Roadmap|工程表はこちら]])。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Yearly_calendar] * トークページの固定リンクは、URLの文字列内に発音記号もしくはラテン文字以外の文字が使われていた場合エラーを起こしていました。この問題は解決済みです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T356199] '''今後の予定''' * [[mw:Special:MyLanguage/Reference_Tooltips|Reference Tooltips]](参照ツールチップ)ガジェットを規定で全利用者に有効にしている[[m:WMDE Technical Wishes/ReferencePreviews#24WPs|24件のウィキペディア]]は、既定で有効のフラグを除去するよう推奨されています。これにより[[mw:Special:MyLanguage/Help:Reference_Previews|参照プレビュー]]が既定の脚注ポップアップとして使われるようになり、ウィキ間の体験をより標準化するためです。[[m:Talk:WMDE Technical Wishes/ReferencePreviews#Reference Previews to become the default for previewing references on more wikis.|懸念事項がない限り]]、インタフェース管理者が4名未満の[[m:WMDE Technical Wishes/ReferencePreviews#46WPs|ウィキペディア46 件]]は実施日程を2月中旬に変更を実施予定です。従来の参照ツールチップも引き続き有効で、個人設定でガジェットを有効にしている場合、参照プレビューの機能を上書きします。 [https://meta.wikimedia.org/wiki/WMDE_Technical_Wishes/ReferencePreviews#Reference_Previews_to_become_the_default_for_previewing_references_on_more_wikis][https://phabricator.wikimedia.org/T355312] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/06|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W06"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年2月5日 (月) 19:22 (UTC) <!-- User:UOzurumba (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=26180971 のリストを使用して送信したメッセージ --> == <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Tech News: 2024-07</span> == <div lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr"> <section begin="technews-2024-W07"/><div class="plainlinks"> Latest '''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|tech news]]''' from the Wikimedia technical community. Please tell other users about these changes. Not all changes will affect you. [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/07|Translations]] are available. '''Recent changes''' * The [[d:Wikidata:SPARQL query service/WDQS graph split|WDQS Graph Split experiment]] is working and loaded onto 3 test servers. The team in charge is testing the split's impact and requires feedback from WDQS users through the UI or programmatically in different channels. [https://www.wikidata.org/wiki/Wikidata_talk:SPARQL_query_service/WDQS_graph_split][https://phabricator.wikimedia.org/T356773][https://www.wikidata.org/wiki/User:Sannita_(WMF)] Users' feedback will validate the impact of various use cases and workflows around the Wikidata Query service. [https://www.wikidata.org/wiki/Wikidata:SPARQL_query_service/WDQS_backend_update/October_2023_scaling_update][https://www.mediawiki.org/wiki/Wikidata_Query_Service/User_Manual#Federation] '''Problems''' *There was a bug that affected the appearance of visited links when using mobile device to access wiki sites. It made the links appear black; [[phab:T356928|this issue]] is fixed. '''Changes later this week''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|Recurrent item]] The [[mw:MediaWiki 1.42/wmf.18|new version]] of MediaWiki will be on test wikis and MediaWiki.org from {{#time:j xg|2024-02-13|en}}. It will be on non-Wikipedia wikis and some Wikipedias from {{#time:j xg|2024-02-14|en}}. It will be on all wikis from {{#time:j xg|2024-02-15|en}} ([[mw:MediaWiki 1.42/Roadmap|calendar]]). [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Yearly_calendar] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|Advanced item]] As work continues on the grid engine deprecation,[https://wikitech.wikimedia.org/wiki/News/Toolforge_Grid_Engine_deprecation] tools on the grid engine will be stopped starting on February 14th, 2024. If you have tools actively migrating you can ask for an extension so they are not stopped. [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Portal:Toolforge/About_Toolforge#Communication_and_support] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|Tech news]]''' prepared by [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|Tech News writers]] and posted by [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|bot]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|Contribute]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/07|Translate]]&nbsp;• [[m:Tech|Get help]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|Give feedback]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|Subscribe or unsubscribe]].'' </div><section end="technews-2024-W07"/> </div> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年2月13日 (火) 05:49 (UTC) <!-- User:UOzurumba (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=26223994 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-08 == <section begin="technews-2024-W08"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/08|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">If you have the "{{int:Tog-enotifwatchlistpages}}" option enabled, edits by bot accounts no longer trigger notification emails. Previously, only minor edits would not trigger the notification emails.</span> [https://phabricator.wikimedia.org/T356984] * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">There are changes to how user and site scripts load for [[mw:Special:MyLanguage/Skin:Vector/2022| Vector 2022]] on specific wikis. The changes impacted the following Wikis: all projects with [[mw:Special:MyLanguage/Skin:Vector|Vector legacy]] as the default skin, Wikivoyage, and Wikibooks. Other wikis will be affected over the course of the next three months. Gadgets are not impacted. If you have been affected or want to minimize the impact on your project, see [[Phab:T357580| this ticket]]. Please coordinate and take action proactively.</span> *<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Newly auto-created accounts (the accounts you get when you visit a new wiki) now have the same local notification preferences as users who freshly register on that wiki. It is effected in four notification types listed in the [[phab:T353225|task's description]].</span> *[[c:Special:MyLanguage/Commons:Upload_Wizard|アップロード・ウィザード]]を使って処理できるファイルサイズの上限は 5 ギガバイトになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T191804] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">The [[mw:MediaWiki 1.42/wmf.19|new version]] of MediaWiki will be on test wikis and MediaWiki.org from {{#time:j xg|2024-02-20|en}}. It will be on non-Wikipedia wikis and some Wikipedias from {{#time:j xg|2024-02-21|en}}. It will be on all wikis from {{#time:j xg|2024-02-22|en}} ([[mw:MediaWiki 1.42/Roadmap|calendar]]).</span> [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Yearly_calendar] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] 2024年3月14日付けでグリッドを閉鎖するにあたり、グリットエンジン上の選択されたツールは[[wikitech:News/Toolforge_Grid_Engine_deprecation|停止]]しました。ツールのコードとデータは削除していません。メンテナーの皆さんのうちツールを再度、有効にしたい人は当[[wikitech:Portal:Toolforge/About_Toolforge#Communication_and_support|チーム]]にご連絡ください。グリッド上で動いているツールは、延長の申し入れを受けたものに限定しています。 * CSSのプロパティ <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>[https://developer.mozilla.org/en-US/docs/Web/CSS/filter filter]</code></bdi> は ウィキ文の記述で HTML <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>style</code></bdi> 属性を採用できるようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T308160] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/08|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W08"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年2月19日 (月) 15:37 (UTC) <!-- User:UOzurumba (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=26254282 のリストを使用して送信したメッセージ --> == <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Tech News: 2024-09</span> == <div lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr"> <section begin="technews-2024-W09"/><div class="plainlinks"> Latest '''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|tech news]]''' from the Wikimedia technical community. Please tell other users about these changes. Not all changes will affect you. [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/09|Translations]] are available. '''Recent changes''' * The [[mw:Special:MyLanguage/VisualEditor_on_mobile|mobile visual editor]] is now the default editor for users who never edited before, at a small group of wikis. [[mw:Special:MyLanguage/VisualEditor_on_mobile/VE_mobile_default#A/B_test_results| Research ]] shows that users using this editor are slightly more successful publishing the edits they started, and slightly less successful publishing non-reverted edits. Users who defined the wikitext editor as their default on desktop will get the wikitext editor on mobile for their first edit on mobile as well. [https://phabricator.wikimedia.org/T352127] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|Advanced item]] The [[mw:Special:MyLanguage/ResourceLoader/Core modules#mw.config|mw.config]] value <code>wgGlobalGroups</code> now only contains groups that are active in the wiki. Scripts no longer have to check whether the group is active on the wiki via an API request. A code example of the above is: <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>if (/globalgroupname/.test(mw.config.get("wgGlobalGroups")))</code></bdi>. [https://phabricator.wikimedia.org/T356008] '''Changes later this week''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|Recurrent item]] The [[mw:MediaWiki 1.42/wmf.20|new version]] of MediaWiki will be on test wikis and MediaWiki.org from {{#time:j xg|2024-02-27|en}}. It will be on non-Wikipedia wikis and some Wikipedias from {{#time:j xg|2024-02-28|en}}. It will be on all wikis from {{#time:j xg|2024-02-29|en}} ([[mw:MediaWiki 1.42/Roadmap|calendar]]). [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Yearly_calendar] '''Future changes''' * The right to change [[mw:Special:MyLanguage/Manual:Tags|edit tags]] (<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>changetags</code></bdi>) will be removed from users in Wikimedia sites, keeping it by default for admins and bots only. Your community can ask to retain the old configuration on your wiki before this change happens. Please indicate in [[phab:T355639|this ticket]] to keep it for your community before the end of March 2024. '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|Tech news]]''' prepared by [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|Tech News writers]] and posted by [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|bot]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|Contribute]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/09|Translate]]&nbsp;• [[m:Tech|Get help]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|Give feedback]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|Subscribe or unsubscribe]].'' </div><section end="technews-2024-W09"/> </div> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年2月26日 (月) 19:23 (UTC) <!-- User:UOzurumba (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=26294125 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-10 == <section begin="technews-2024-W10"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/10|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 古い[[mw:Special:MyLanguage/Extension:Collection|Collection拡張機能]]によって提供されていた特別ページ<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>Special:Book</code></bdi>(および「ブックを作成する」関連機能)は全てのウィキソースのウィキから削除されました。機能が壊れていたためです。[[mw:Special:MyLanguage/Extension:Wikisource|ウィキソース拡張機能]]によって提供される通常のブックのダウンロード機能には影響しません。 [https://phabricator.wikimedia.org/T358437] * [[m:Wikitech|Wikitech]]は全てのトーク名前空間のページを生成するために、次世代型の[[mw:Special:MyLanguage/Parsoid|Parsoid]]パーサーを既定で使用しています。問題が生じた場合は[[mw:Talk:Parsoid/Parser_Unification/Known_Issues|既知の問題点と議論のためのページ]]へ報告をお願いします。Parsoidを制御するために[[mw:Special:MyLanguage/Extension:ParserMigration|ParserMigration]]拡張機能を使用できます。詳細は[[mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:ParserMigration|ParserMigrationのヘルプ文書]]を参照ください。 * [https://etherpad.wikimedia.org Etherpad]のメンテナンスが完了しました。問題が生じた場合は[[phab:T316421|チケット]]への報告をお願いします。 * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=| 高度]] [[mw:Special:MyLanguage/Extension:Gadgets|ガジェット]]はインターフェース管理者がCSSとJavaScriptを使用してカスタム機能を作成できるようにするものです。<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>Gadget</code></bdi> および <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>Gadget_definition</code></bdi> 名前空間と利用者権限 <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>gadgets-definition-edit</code></bdi> は、2015年に実験的に予約名として登録されましたが、実際に使用されることはありませんでした。これは Special:Search と Special:ListGroupRights で見ることができます。未使用の名前空間と権限はこのたび削除されます。ページの移動は行われず、変更は必要ありません。 [https://phabricator.wikimedia.org/T31272] * Wikipediaの「引用」ワークフローが改善しました。挿入ボタンがポップアップのヘッダー部分へと移動されました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T354847] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.42/wmf.21|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2024-03-05|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2024-03-06|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2024-03-07|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.42/Roadmap|工程表はこちら]])。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Yearly_calendar] '''今後の予定''' * 3月20日に数分間、すべてのウィキが読み取り専用になります。時刻は14:00 UTCを予定しています。詳細は技術ニュースで発表され、今後数週間で個別のウィキにも告知されます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T358233] * 今年後半に見出しとセクション編集リンクのマークアップが改善され、アクセシビリティが向上します。詳細は[[mw:Special:MyLanguage/Heading_HTML_changes|Heading HTML changes]]を参照ください。新しいマークアップはParsoidウィキテキストパーサーと同じになります。新しいマークアップを使用してガジェットやスタイルシートを確認したい場合はURLに <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>?useparsoid=1</code></bdi> を追加してください([[mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:ParserMigration#Selecting_a_parser_using_a_URL_query_string|詳細はこちら]])。または個人設定でParsoidの読み取りビューを有効にしてください([[mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:ParserMigration#Enabling_via_user_preference|詳細はこちら]])。 * '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/10|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W10"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年3月4日 (月) 19:47 (UTC) <!-- User:UOzurumba (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=26329807 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-11 == <section begin="technews-2024-W11"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/11|翻訳]]されています。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.42/wmf.22|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2024-03-12|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2024-03-13|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2024-03-14|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.42/Roadmap|工程表はこちら]])。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Yearly_calendar] * 様々なコミュニティと協議を行った結果、[[mw:Special:MyLanguage/Skin:Minerva Neue|Minervaスキン]]の行間は従来適用されていた1.65に増加しました。必要に応じてメニューの個人設定から異なるタイポグラフィも設定できます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T358498] *[[mw:Special:MyLanguage/Skin:Minerva Neue|Minerva]]の選択リンク色が変更され、他のプラットフォームとの一貫性が向上します。 [https://phabricator.wikimedia.org/T358516] * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">[[c:Special:MyLanguage/Commons:Structured data|Structured data on Commons]] will no longer ask whether you want to leave the page without saving. This will prevent the “information you’ve entered may not be saved” popups from appearing when no information have been entered. It will also make file pages on Commons load faster in certain cases. However, the popups will be hidden even if information has indeed been entered. If you accidentally close the page before saving the structured data you entered, that data will be lost.</span> [https://phabricator.wikimedia.org/T312315] '''今後の予定''' * 3月20日に数分間、すべてのウィキが読み取り専用になります。時刻は14:00 UTCを予定しています。詳細は技術ニュースで発表され、今後数週間で個別のウィキにも告知されます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T358233][https://meta.wikimedia.org/wiki/Special:MyLanguage/Tech/Server_switch] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/11|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W11"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年3月11日 (月) 23:04 (UTC) <!-- User:UOzurumba (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=26374013 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-12 == <section begin="technews-2024-W12"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/12|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 利用者への十分な周知が行えたものとして、[[mw:Special:MyLanguage/Skin:Vector/2022|2022年版ベクタースキン]]のメインメニューにあった「言語間リンクはページの先頭部にあります」という告知メッセージが削除されました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T353619] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] [[m:Special:MyLanguage/IP_Editing:_Privacy_Enhancement_and_Abuse_Mitigation/IP_Info_feature|IP情報機能]]はSpurのデータベースからもIPアドレスの情報を参照して表示するようになります。従来はMaxMindの情報のみを参照していました。IP情報ツールが巡回者にとってより有用なものになります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T341395] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] ToolforgeのGridエンジンサービスはKubernetesへの最終移行プロセス完了後にシャットダウンされました。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Obsolete:Toolforge/Grid][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/News/Toolforge_Grid_Engine_deprecation][https://techblog.wikimedia.org/2022/03/14/toolforge-and-grid-engine/] * [[MediaWiki:Undelete-comment-dropdown]] を作成することで、ページの復帰を行う際のデフォルトの理由をカスタマイズすることができるようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T326746] '''問題点''' * [[m:Special:MyLanguage/WMDE_Technical_Wishes/RevisionSlider|リビジョンスライダー]]はページの履歴を相互に閲覧するためのインターフェースです。[[mw:Special:MyLanguage/Extension:RevisionSlider/Developing_a_RTL-accessible_feature_in_MediaWiki_-_what_we%27ve_learned_while_creating_the_RevisionSlider|右横書き]]の言語でリビジョンスライダーがマウスクリックに誤って反応するという問題が報告されていました。この問題は現在修正済みです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T352169] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.42/wmf.23|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2024-03-19|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2024-03-20|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2024-03-21|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.42/Roadmap|工程表はこちら]])。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Yearly_calendar] * 3月20日に数分間、すべてのウィキが読み取り専用の状態になります。時刻は[https://zonestamp.toolforge.org/1710943200 14:00 UTC]を予定しています。 [https://phabricator.wikimedia.org/T358233][https://meta.wikimedia.org/wiki/Special:MyLanguage/Tech/Server_switch] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/12|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W12"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年3月18日 (月) 17:40 (UTC) <!-- User:UOzurumba (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=26410165 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-13 == <section begin="technews-2024-W13"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/13|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] 2024年3月18日、[[mw:Special:MyLanguage/Skin:Vector/2022|2022年版ベクタースキン]]のサイト、ユーザーJavaScript及びCSSの読み込み方法に変更が加えられました。サイト管理者のための[[phab:T360384|チェックリスト]]が提供されています。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.42/wmf.24|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2024-03-26|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2024-03-27|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2024-03-28|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.42/Roadmap|工程表はこちら]])。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Yearly_calendar] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/13|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W13"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年3月25日 (月) 18:57 (UTC) <!-- User:UOzurumba (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=26446209 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-14 == <section begin="technews-2024-W14"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/14|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * ベータ版機能の[[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Accessibility_for_reading|読み取りアクセシビリティ]]の標準テキストと大きめテキストのオプションのデフォルト行間が変更されました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T359030] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.42/wmf.25|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2024-04-02|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2024-04-03|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2024-04-04|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.42/Roadmap|工程表はこちら]])。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Yearly_calendar] '''今後の予定''' * ウィキメディア・コモンズ財団の年次計画を策定します。年次計画の中では財団が取り組む事柄を決定します。現在、プロダクト及びテクノロジー部門の[[m:Special:MyLanguage/Wikimedia Foundation Annual Plan/2024-2025/Product & Technology OKRs#Draft Key Results|成果草案]]が公開されています。これは2024年7月から2025年6月までに財団が行う大規模な技術的変更とそれに対して望む成果の提案です。[[m:Talk:Wikimedia Foundation Annual Plan/2024-2025/Product & Technology OKRs|トークページへのご意見をお待ちしています]]。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/14|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W14"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年4月2日 (火) 03:36 (UTC) <!-- User:UOzurumba (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=26462933 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-15 == <section begin="technews-2024-W15"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/15|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * ウェブブラウザには[[:w:ja:ブラウザ拡張機能|拡張機能]]と呼ばれるツールを使用することができます。[[m:Future Audiences/Experiment:Citation Needed|Citation Needed]]と呼ばれるChrome拡張機能があります。これを使用することでウィキペディアの記事がオンライン上の意見を支持しているかどうかを確認することができます。これはウィキペディアをこのような方法で検証できるかどうかの小規模な実験です。小規模な実験を目的としているため、拡張機能はChrome用の英語版しかありません。 * [[File:Octicons-gift.svg|12px|link=|alt=|要望調査]] <span class="mw-translate-fuzzy">すべてのウィキに[[mw:Special:MyLanguage/Help:Edit Recovery|編集の復旧]]機能が追加されました。[[Special:Preferences#mw-prefsection-editing|個人設定]]から有効にすることができます。機能を有効にしていた場合、編集内容がウェブブラウザに保存され、編集画面を誤って閉じたり、ブラウザやコンピュータがクラッシュした際に、未保存のテキストを復旧するよう促されます。この機能について[[m:Special:MyLanguage/Talk:Community Wishlist Survey 2023/Edit-recovery feature|プロジェクトのトークページ]]にフィードバックをお願いします。この機能は2023年のコミュニティ要望調査で8番目に挙がっていた項目でした。</span> * [[mw:Special:MyLanguage/Edit check|編集チェック]]の初期結果が[[mw:Special:MyLanguage/Edit_check#4_April_2024|公開されました]]。[[phab:T342930#9538364|編集チェックの試験に参加したウィキ]]ではこれをデフォルトの機能として提供しています。次回の編集チェックに参加したいウィキがありましたら[[mw:Talk:Edit check|お知らせください。]] [https://phabricator.wikimedia.org/T342930][https://phabricator.wikimedia.org/T361727] * モバイルモードで[[mw:Special:MyLanguage/Skin:Minerva Neue|ミネルバスキン]]を使用しているユーザーはに行間設定が変更されたことにお気づきいただけると思います。 [https://phabricator.wikimedia.org/T359029] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.42/wmf.26|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2024-04-09|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2024-04-10|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2024-04-11|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.42/Roadmap|工程表はこちら]])。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Yearly_calendar] * 新規アカウントとログアウトしたユーザーは[[mw:Special:MyLanguage/VisualEditor|ビジュアルエディター]]をモバイル版デフォルトのエディタとして利用できるようになります。英語版ウィキペディアを除く全てのウィキにこの設定が展開されます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T361134] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/15|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W15"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年4月8日 (月) 23:38 (UTC) <!-- User:UOzurumba (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=26564838 のリストを使用して送信したメッセージ --> == <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Tech News: 2024-16</span> == <div lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr"> <section begin="technews-2024-W16"/><div class="plainlinks"> Latest '''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|tech news]]''' from the Wikimedia technical community. Please tell other users about these changes. Not all changes will affect you. [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/16|Translations]] are available. '''Problems''' * Between 2 April and 8 April, on wikis using [[mw:Special:MyLanguage/Extension:FlaggedRevs|Flagged Revisions]], the "{{Int:tag-mw-reverted}}" tag was not applied to undone edits. In addition, page moves, protections and imports were not autoreviewed. This problem is now fixed. [https://phabricator.wikimedia.org/T361918][https://phabricator.wikimedia.org/T361940] '''Changes later this week''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|Recurrent item]] The [[mw:MediaWiki 1.43/wmf.1|new version]] of MediaWiki will be on test wikis and MediaWiki.org from {{#time:j xg|2024-04-16|en}}. It will be on non-Wikipedia wikis and some Wikipedias from {{#time:j xg|2024-04-17|en}}. It will be on all wikis from {{#time:j xg|2024-04-18|en}} ([[mw:MediaWiki 1.43/Roadmap|calendar]]). [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Yearly_calendar] * [[mw:Special:MyLanguage/Help:Magic words#DEFAULTSORT|Default category sort keys]] will now affect categories added by templates placed in [[mw:Special:MyLanguage/Help:Cite|footnotes]]. Previously footnotes used the page title as the default sort key even if a different default sort key was specified (category-specific sort keys already worked). [https://phabricator.wikimedia.org/T40435] * A new variable <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>page_last_edit_age</code></bdi> will be added to [[Special:AbuseFilter|abuse filters]]. It tells how many seconds ago the last edit to a page was made. [https://phabricator.wikimedia.org/T269769] '''Future changes''' * Volunteer developers are kindly asked to update the code of their tools and features to handle [[mw:Special:MyLanguage/Trust and Safety Product/Temporary Accounts|temporary accounts]]. [[mw:Special:MyLanguage/Trust and Safety Product/Temporary Accounts/For developers/2024-04 CTA|Learn more]]. * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|Advanced item]] Four database fields will be removed from database replicas (including [[quarry:|Quarry]]). This affects only the <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>abuse_filter</code></bdi> and <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>abuse_filter_history</code></bdi> tables. Some queries might need to be updated. [https://phabricator.wikimedia.org/T361996] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|Tech news]]''' prepared by [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|Tech News writers]] and posted by [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|bot]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|Contribute]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/16|Translate]]&nbsp;• [[m:Tech|Get help]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|Give feedback]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|Subscribe or unsubscribe]].'' </div><section end="technews-2024-W16"/> </div> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年4月15日 (月) 23:29 (UTC) <!-- User:UOzurumba (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=26564838 のリストを使用して送信したメッセージ --> == <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Tech News: 2024-17</span> == <div lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr"> <section begin="technews-2024-W17"/><div class="plainlinks"> Latest '''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|tech news]]''' from the Wikimedia technical community. Please tell other users about these changes. Not all changes will affect you. [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/17|Translations]] are available. '''Recent changes''' * Starting this week, newcomers editing Wikipedia [[mw:Special:MyLanguage/Growth/Positive reinforcement#Leveling up 3|will be encouraged]] to try structured tasks. [[mw:Special:MyLanguage/Growth/Feature summary#Newcomer tasks|Structured tasks]] have been shown to [[mw:Special:MyLanguage/Growth/Personalized first day/Structured tasks/Add a link/Experiment analysis, December 2021|improve newcomer activation and retention]]. [https://phabricator.wikimedia.org/T348086] * You can [[m:Special:MyLanguage/Coolest Tool Award|nominate your favorite tools]] for the fifth edition of the Coolest Tool Award. Nominations will be open until May 10. '''Changes later this week''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|Recurrent item]] The [[mw:MediaWiki 1.43/wmf.2|new version]] of MediaWiki will be on test wikis and MediaWiki.org from {{#time:j xg|2024-04-23|en}}. It will be on non-Wikipedia wikis and some Wikipedias from {{#time:j xg|2024-04-24|en}}. It will be on all wikis from {{#time:j xg|2024-04-25|en}} ([[mw:MediaWiki 1.43/Roadmap|calendar]]). [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Yearly_calendar] '''Future changes''' * This is the last warning that by the end of May 2024 the Vector 2022 skin will no longer share site and user scripts/styles with old Vector. For user-scripts that you want to keep using on Vector 2022, copy the contents of [[{{#special:MyPage}}/vector.js]] to [[{{#special:MyPage}}/vector-2022.js]]. There are [[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop Improvements/Features/Loading Vector 2010 scripts|more technical details]] available. Interface administrators who foresee this leading to lots of technical support questions may wish to send a mass message to your community, as was done on French Wikipedia. [https://phabricator.wikimedia.org/T362701] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|Tech news]]''' prepared by [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|Tech News writers]] and posted by [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|bot]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|Contribute]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/17|Translate]]&nbsp;• [[m:Tech|Get help]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|Give feedback]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|Subscribe or unsubscribe]].'' </div><section end="technews-2024-W17"/> </div> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年4月22日 (月) 20:28 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=26647188 のリストを使用して送信したメッセージ --> == <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Tech News: 2024-18</span> == <div lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr"> <section begin="technews-2024-W18"/><div class="plainlinks"> Latest '''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|tech news]]''' from the Wikimedia technical community. Please tell other users about these changes. Not all changes will affect you. [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/18|Translations]] are available. '''Recent changes''' [[File:Talk_pages_default_look_(April_2023).jpg|thumb|alt=Screenshot of the visual improvements made on talk pages|Example of a talk page with the new design, in French.]] * The appearance of talk pages changed for the following wikis: {{int:project-localized-name-azwiki/en}}{{int:comma-separator/en}}{{int:project-localized-name-bnwiki/en}}{{int:comma-separator/en}}{{int:project-localized-name-dewiki/en}}{{int:comma-separator/en}}{{int:project-localized-name-fawiki/en}}{{int:comma-separator/en}}{{int:project-localized-name-hewiki/en}}{{int:comma-separator/en}}{{int:project-localized-name-hiwiki/en}}{{int:comma-separator/en}}{{int:project-localized-name-idwiki/en}}{{int:comma-separator/en}}{{int:project-localized-name-kowiki/en}}{{int:comma-separator/en}}{{int:project-localized-name-nlwiki/en}}{{int:comma-separator/en}}{{int:project-localized-name-ptwiki/en}}{{int:comma-separator/en}}{{int:project-localized-name-rowiki/en}}{{int:comma-separator/en}}{{int:project-localized-name-thwiki/en}}{{int:comma-separator/en}}{{int:project-localized-name-trwiki/en}}{{int:comma-separator/en}}{{int:project-localized-name-ukwiki/en}}{{int:comma-separator/en}}{{int:project-localized-name-viwiki/en}}. These wikis participated to a test, where 50% of users got the new design, for one year. As this test [[Mw:Special:MyLanguage/Talk pages project/Usability/Analysis|gave positive results]], the new design is deployed on these wikis as the default design. It is possible to opt-out these changes [[Special:Preferences#mw-prefsection-editing|in user preferences]] ("{{int:discussiontools-preference-visualenhancements}}"). The deployment will happen at all wikis in the coming weeks. [https://phabricator.wikimedia.org/T341491] * Seven new wikis have been created: ** a {{int:project-localized-name-group-wikipedia}} in [[d:Q33014|Betawi]] ([[w:bew:|<code>w:bew:</code>]]) [https://phabricator.wikimedia.org/T357866] ** a {{int:project-localized-name-group-wikipedia}} in [[d:Q35708|Kusaal]] ([[w:kus:|<code>w:kus:</code>]]) [https://phabricator.wikimedia.org/T359757] ** a {{int:project-localized-name-group-wikipedia}} in [[d:Q35513|Igala]] ([[w:igl:|<code>w:igl:</code>]]) [https://phabricator.wikimedia.org/T361644] ** a {{int:project-localized-name-group-wiktionary}} in [[d:Q33541|Karakalpak]] ([[wikt:kaa:|<code>wikt:kaa:</code>]]) [https://phabricator.wikimedia.org/T362135] ** a {{int:project-localized-name-group-wikisource}} in [[d:Q9228|Burmese]] ([[s:my:|<code>s:my:</code>]]) [https://phabricator.wikimedia.org/T361085] ** a {{int:project-localized-name-group-wikisource}} in [[d:Q9237|Malay]] ([[s:ms:|<code>s:ms:</code>]]) [https://phabricator.wikimedia.org/T363039] ** a {{int:project-localized-name-group-wikisource}} in [[d:Q8108|Georgian]] ([[s:ka:|<code>s:ka:</code>]]) [https://phabricator.wikimedia.org/T363085] * You can now [https://translatewiki.net/wiki/Support#Early_access:_Watch_Message_Groups_on_Translatewiki.net watch message groups/projects] on [[m:Special:MyLanguage/translatewiki.net|Translatewiki.net]]. Initially, this feature will notify you of added or deleted messages in these groups. [https://phabricator.wikimedia.org/T348501] * Dark mode is now available on all wikis, on mobile web for logged-in users who opt into the [[Special:MobileOptions|advanced mode]]. This is the early release of the feature. Technical editors are invited to [https://night-mode-checker.wmcloud.org/ check for accessibility issues on wikis]. See [[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Accessibility for reading/Updates/2024-04|more detailed guidelines]]. '''Problems''' * [[mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:Kartographer|Kartographer]] maps can use an alternative visual style without labels, by using <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki>mapstyle="osm"</nowiki></code></bdi>. This wasn't working in previews, creating the wrong impression that it wasn't supported. This has now been fixed. [https://phabricator.wikimedia.org/T362531] '''Changes later this week''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|Recurrent item]] The [[mw:MediaWiki 1.43/wmf.3|new version]] of MediaWiki will be on test wikis and MediaWiki.org from {{#time:j xg|2024-04-30|en}}. It will be on non-Wikipedia wikis and some Wikipedias from {{#time:j xg|2024-05-01|en}}. It will be on all wikis from {{#time:j xg|2024-05-02|en}} ([[mw:MediaWiki 1.43/Roadmap|calendar]]). [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Yearly_calendar] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|Tech news]]''' prepared by [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|Tech News writers]] and posted by [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|bot]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|Contribute]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/18|Translate]]&nbsp;• [[m:Tech|Get help]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|Give feedback]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|Subscribe or unsubscribe]].'' </div><section end="technews-2024-W18"/> </div> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年4月30日 (火) 03:34 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=26689057 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-19 == <section begin="technews-2024-W19"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/19|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' [[File:Talk_pages_default_look_(April_2023).jpg|thumb|alt=外観の改善がされたトークページのスクリーンショット|新デザインのトークページの例(フランス語)。]] * コモンズ、ウィキデータ、および大半のウィキペディア([[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/18|一部]]はすでにデザイン変更済み)を除く全てのウィキで、トークページの外観が変更されました。変更の詳細は[[diffblog:2024/05/02/making-talk-pages-better-for-everyone/|Diff]]をご覧ください。[[Special:Preferences#mw-prefsection-editing|個人設定]]("{{int:discussiontools-preference-visualenhancements}}")でこの変更を無効にすることができます。今後数週間のうちに他のウィキにも展開される予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T352087][https://phabricator.wikimedia.org/T319146] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] インターフェース管理者は、<code>SiteAdminHelper</code>の導入により、携帯端末での記事構成要素のスタイルをより管理しやすくなりました。スタイルの無効化の詳細については、[[mw:Special:MyLanguage/Extension:WikimediaMessages#Site_admin_helper|拡張機能のページ]]をご覧ください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T363932] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">[[m:Special:MyLanguage/Wikimedia Enterprise|Wikimedia Enterprise]] has added article body sections in JSON format and a curated short description field to the existing parsed Infobox. This expansion to the API is also available via Wikimedia Cloud Services.</span> [https://enterprise.wikimedia.com/blog/article-sections-and-description/] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.43/wmf.4|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2024-05-07|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2024-05-08|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2024-05-09|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.43/Roadmap|工程表はこちら]])。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Yearly_calendar] * 特別:ログ を開いた時、最初に表示されているラベルは "全ての公開記録" となっていますが、実際には一部の記録しか表示されません。今後、ラベルは "主な公開ログ" と表記されます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T237729] '''今後の予定''' * [[mw:Special:MyLanguage/Extension:Graph|グラフ拡張機能]]に代わる新しいサービスが開発される予定です。詳細はこの拡張機能に関する[[mw:Special:MyLanguage/Extension:Graph/Plans|最新の更新]]をご覧ください。 * 5月21日から、英語版ウィキペディアとドイツ語版ウィキペディアで「[[mw:Special:MyLanguage/Help:Growth/Tools/Add a link|リンクを追加]]」機能を有効化できるようになります。これは[[phab:T304110|このツールをすべてのウィキペディアに段階的に展開する]]一環として行われます。コミュニティは[[mw:Special:MyLanguage/Growth/Community configuration|ローカルでこの機能を有効化し、設定することができます]]。 [https://phabricator.wikimedia.org/T308144] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/19|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W19"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年5月6日 (月) 16:45 (UTC) <!-- User:Trizek (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=26729363 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-20 == <section begin="technews-2024-W20"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/20|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * Wikisource(ウィキソース)に特別ページがあり、保存されたページのうち対応するはずのスキャン画像が存在しないページ類をまとめてあります。新しくマジックワード <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>__EXPECTWITHOUTSCANS__</code></bdi> を使うと、指定したページ群を除外することができるようになりました(たとえば発行の版数一覧やその一覧の他言語版など)。 [https://phabricator.wikimedia.org/T344214] * [[Special:Preferences#mw-prefsection-editing|個人設定]]の「{{int:tog-uselivepreview}}」を有効にしている場合、ページを再読み込みしなくても「{{int:Templatesandbox-editform-legend}}」というテンプレートページの機能が実行できるようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T136907] * [[mw:Special:Mylanguage/Extension:Kartographer|Kartographer]] で作成した地図内に<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki>alt=</nowiki></code></bdi> 属性を介して代替文字列を指定できるようになりました。使用方法は[[mw:Special:MyLanguage/Help:Images#Syntax|画像およびギャラリー構文]]の <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki>alt=</nowiki></code></bdi> 属性と同じです。例外は Wikivoyage など、ミニチュア・マップを双方向に使えるウィキ・プロジェクトではこの限りではありません。 [https://phabricator.wikimedia.org/T328137] * 「[[mw:Special:MyLanguage/Edit Review Improvements/New filters for edit review|編集レビューの新フィルター]]」機能("[[mw:Special:MyLanguage/Edit Review Improvements/New filters for edit review|New Filters for Edit Review]]" )において、従来の[[mw:Special:MyLanguage/Extension:GuidedTour|ガイドツアー]]を除去しました。作成した2017年には利用者アカウントが古い利用者を対象に、インターフェースの変更点を紹介したものでしたが、対象となるはずの利用者層のほとんどがすでに視聴済みです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T217451] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.43/wmf.5|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2024-05-14|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2024-05-15|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2024-05-16|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.43/Roadmap|工程表はこちら]])。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Yearly_calendar] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] [[{{#special:search}}]] 結果ページは使いやすさを向上させるため、表組みの代わりに CSS フレックス属性を採用します。検索結果を調整するガジェットまたはスクリプトを使用中の場合は、スクリプトを新しい HTML 構造に必ず更新してください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T320295] '''今後の予定''' * 2022年ベクター外装の場合、メインページの表示幅がウィンドウいっぱいに変更の予定です(特別ページと同様)。目的は、1行あたりの文字数をできるだけ多くするためです。これは同外装に展開予定の文字組みの更新と連携しています。[[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Accessibility for reading/Updates|詳細はこちら]]。 [https://phabricator.wikimedia.org/T357706] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>[[mw:Special:MyLanguage/Manual:pagelinks table|pagelinks]]</code></bdi> データベース・テーブルの2列(<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>pl_namespace</code></bdi> と <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>pl_title</code></bdi>)をまもなく削除の予定です。今後は必ず新規の<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>[[mw:special:MyLanguage/Manual:linktarget table|linktarget]]</code></bdi> テーブルの2列を使用してください(<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>lt_namespace</code></bdi> と <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>lt_title</code></bdi>)。既存の SQL クエリに当てはめると以下のとおり。 *# <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>ON</code></bdi> の記述で、$ 1 は <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>JOIN linktarget</code></bdi> に、 <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>pl_</code></bdi> は $ 4 に置換する *# その下の行に <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>JOIN pagelinks ON lt_id = pl_target_id</code></bdi> を追加する ** 技術的な理由は<bdi lang="en" dir="ltr">[[phab:T222224]]</bdi>でご確認ください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T222224][https://phabricator.wikimedia.org/T299947] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/20|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W20"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年5月13日 (月) 23:59 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=26762074 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-21 == <section begin="technews-2024-W21"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/21|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 管理者がページを一括削除できる[[mw:Special:MyLanguage/Extension:Nuke|Nuke]]拡張機能で、移動されたページが正しく削除されるようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T43351] * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">New changes have been made to the UploadWizard in Wikimedia Commons: the overall layout has been improved, by following new styling and spacing for the form and its fields; the headers and helper text for each of the fields was changed; the Caption field is now a required field, and there is an option for users to copy their caption into the media description.</span> [https://commons.wikimedia.org/wiki/Commons:WMF_support_for_Commons/Upload_Wizard_Improvements#Changes_to_%22Describe%22_workflow][https://phabricator.wikimedia.org/T361049] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.43/wmf.6|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2024-05-21|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2024-05-22|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2024-05-23|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.43/Roadmap|工程表はこちら]])。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Yearly_calendar] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">The HTML used to render all headings [[mw:Heading_HTML_changes|is being changed to improve accessibility]]. It will change on 22 May in some skins (Timeless, Modern, CologneBlue, Nostalgia, and Monobook). Please test gadgets on your wiki on these skins and [[phab:T13555|report any related problems]] so that they can be resolved before this change is made in all other skins. The developers are also considering the introduction of a [[phab:T337286|Gadget API for adding buttons to section titles]] if that would be helpful to tool creators, and would appreciate any input you have on that.</span> '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/21|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W21"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年5月20日 (月) 23:04 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=26786311 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-22 == <section begin="technews-2024-W22"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/22|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * ウィキメディア・コモンズでのアップロードウィザードのアップデートに関連するいくつかのバグが修正されました。詳細については、[[:phab:T365107|T365107]]と[[:phab:T365119|T365119]]を参照してください。 * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] 2024年3月、ガジェットがスキン内に新しいポートレットを作成できるようにする、[[mw:ResourceLoader/Core_modules#addPortlet|addPortlet]] APIが追加されました。特定のスキンでは、これを利用してドロップダウンを作成できます。ぜひお試しいただき、[[phab:T361661|フィードバックをお寄せください]]。 * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] MinervaスキンのいくつかのCSSが削除され、コミュニティの設定が簡単になりました。インターフェース管理者は、モバイルデバイスでのクラス: <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>.collapsible</code></bdi>{{int:comma-separator/ja}}<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>.multicol</code></bdi>{{int:comma-separator/ja}}<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>.reflist</code></bdi>{{int:comma-separator/ja}}<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>.coordinates</code></bdi>{{int:comma-separator/ja}}<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>.topicon</code></bdi>に関連する要素のレンダリングを確認してください。必要に応じて[[phab:T361659|代替CSSに関する詳細を参照してください]]。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.43/wmf.7|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2024-05-28|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2024-05-29|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2024-05-30|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.43/Roadmap|工程表はこちら]])。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Yearly_calendar] * ローカルアカウントがまだ作成されていないウィキにアクセスすると、ローカルルールにより、編集フィルターなどでアカウントが自動作成できない場合があります。 今週から、MediaWikiは、そのようなローカルルールを上書きできるかどうかを評価する際、グローバル権限を考慮します。 [https://phabricator.wikimedia.org/T316303] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/22|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W22"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年5月28日 (火) 00:15 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=26832205 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-23 == <section begin="technews-2024-W23"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/23|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 管理者は、JavaScriptを使用せずにツールメニューに項目を追加できるようになりました。[[mw:Manual:Interface/Sidebar#Add or remove toolbox sections|マニュアルをご覧ください]]。 [https://phabricator.wikimedia.org/T6086] * WikiHieroの追跡カテゴリの定義のメッセージ名が<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>MediaWiki:Wikhiero-usage-tracking-category</code></bdi>から<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>MediaWiki:Wikihiero-usage-tracking-category</code></bdi>に変更されました。 [https://gerrit.wikimedia.org/r/c/mediawiki/extensions/wikihiero/+/1035855] * 新しいウィキが作成されました: [[d:Q5317225|中央ドゥスン語]]版{{int:project-localized-name-group-wikipedia}} ([[w:dtp:|<code>w:dtp:</code>]]) [https://phabricator.wikimedia.org/T365220] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.43/wmf.8|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2024-06-04|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2024-06-05|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2024-06-06|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.43/Roadmap|工程表はこちら]])。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Yearly_calendar] '''今後の予定''' * 来週、2022年版ベクター外装を規定で使用しているウィキでは、ログアウト状態のデスクトップ利用者がフォントサイズを選べるようになり、規定のフォントサイズも大きくなります。これは、ウィキメディアプロジェクトの可読性向上を目的としています。[[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Accessibility for reading/Updates/2024-06 deployments|詳細はこちら]]。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/23|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W23"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年6月3日 (月) 22:35 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=26844397 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-24 == <section begin="technews-2024-W24"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/24|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * SVGファイルのレンダリングに使うソフトウェアは更新され、SVGレンダリングに関する長年のバグが多数、修正済みです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T265549] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] アクセシビリティ向上の一環として、全ての見出しに使われるHTMLが[[mw:Heading HTML changes|変更されます]]。先週、一部の外装(レガシー ベクター (2010年版)とMinervaNeue)で変更されました。これらの外装でガジェットをそれぞれのウィキでテストし、[[phab:T13555|問題があれば報告して]]、ベクター (2022年版)でこの変更が行われる前に解決できるようご協力ください。開発者はツール開発者の役に立つようなら[[phab:T337286|節見出しにボタンを追加するガジェットAPI]]導入を引き続き検討中で、この点についてどんな情報でも提供をお待ちしています。 * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] 先週、[[mw:Special:MyLanguage/Parsoid|Parsoid]]による引用に使われるHTMLマークアップが変更されました。Parsoidが以前<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>mw-reference-text</code></bdi>クラスを生成していた場所には、現在では古いパーサーとの互換性を高めるために<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>reference-text</code></bdi>クラスも生成します。[[mw:Specs/HTML/2.8.0/Extensions/Cite/Announcement|詳細は発表を参照してください]]。 [https://gerrit.wikimedia.org/r/1036705] '''問題点''' * コンテンツ翻訳拡張機能にバグが見つかり、影響でツールのメニューの表示位置が正しくありませんでした。これは修正済みです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T366374] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.43/wmf.9|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2024-06-11|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2024-06-12|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2024-06-13|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.43/Roadmap|工程表はこちら]])。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Yearly_calendar] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] MediaWikiの新しいバージョンではHTMLマークアップが変更されています: [[mw:Special:MyLanguage/Parsoid|Parsoid]]は、古いパーサーとの互換性を高めるために名前付き参照と名前なし参照の両方に対して<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki><span class="mw-cite-backlink"></nowiki></code></bdi>を生成するようになりました。インターフェース管理者は、引用に関するガジェットが新しいマークアップに互換性があることを確認してください。[[mw:Specs/HTML/2.8.0/Extensions/Cite/Announcement|詳細は発表を参照してください]]。 [https://gerrit.wikimedia.org/r/1035809] * <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki><translate></nowiki></code></bdi> システムを採用する多言語版のウィキ類には、陳腐化したであろう翻訳文をピンクの背景で示し更新または査読が済むと解除する機能があります。今週から翻訳査読を記録しており、またコミュニティから[[m:Special:MyLanguage/Requesting wiki configuration changes|要請がある]]場合には、翻訳査読に必要な新しいユーザー権限を設定します。 [https://phabricator.wikimedia.org/T49177] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/24|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W24"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年6月10日 (月) 20:20 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=26893898 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-25 == <section begin="technews-2024-W25"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/25|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * ビジュアルエディターで外部リンクを追加する際、リンク先のドメインが当該ウィキプロジェクト上でブラックリスト登録されている場合、通知が表示されるようになりました。詳細は[[mw:Special:MyLanguage/Edit_check#11_June_2024|編集チェック]]をご覧ください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T366751] * 新しい拡張機能である[[mw:Special:MyLanguage/Extension:CommunityConfiguration|CommunityConfiguration]]が[[testwiki:Special:CommunityConfiguration|テストウィキ]]で使用可能になりました。これを使うと、ウィキのニーズに合わせてローカルコミュニティが特定の機能をカスタマイズできます。現在はGrowthの機能にのみ対応していますが、将来的には[[mw:Special:MyLanguage/Community_configuration#Use_cases|CommunityConfiguration使用ケース]]にリストアップされた機能にも対応します。 [https://phabricator.wikimedia.org/T323811][https://phabricator.wikimedia.org/T360954] * ダークモードの[[Special:Preferences#mw-prefsection-betafeatures|ベータ機能]]がカテゴリおよびヘルプページで使用可能になり、より多くの特別ページにも対応しました。ただし、現在のバージョンではコントラスト比に問題がある場合があります。バグを発見した場合は[[mw:Talk:Reading/Web/Accessibility_for_reading|開発プロジェクトのトークページ]]へ報告をお願いします。 [https://phabricator.wikimedia.org/T366370] '''問題点''' * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] 先週、クラウドサービスのツールが25分間使用不能になりました。これは、データセンター内のハードウェアケーブルの故障によるものでした。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Incidents/2024-06-11_WMCS_Ceph] * 先週、Vector 2022外装のスタイル更新がありました。テンプレート、ハットノート、画像に想定外の不具合を生じさせたため、関連した一部の変更は差し戻されました。なお、画像関連の不具合については概ね解消済みです。残存した不具合を発見した場合、[[phab:T367463|こちらに報告してください]]。 [https://phabricator.wikimedia.org/T367480] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.43/wmf.10|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2024-06-18|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2024-06-19|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2024-06-20|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.43/Roadmap|工程表はこちら]])。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Yearly_calendar] * 6月18日から、[[mw:Special:MyLanguage/Help:Edit check#ref|出典編集チェック]]が[[phab:T361843|特定のウィキペディアプロジェクト]]に導入されます。この機能は、初心者の手助けおよび編集パトローラーの補助を目的としており、無出典で記事に内容を追加する編集者に対し出典の明記を案内できます。11のウィキ上で行ったテストでは、出典チェックが表示される環境下において出典の追加数が2倍以上になりました。[[mw:Special:MyLanguage/Edit check/Configuration|コミュニティによる設定変更]]にも対応しています。 [https://phabricator.wikimedia.org/T361843]<!-- NOTE: THE DIFF BLOG WILL BE PUBLISHED ON MONDAY --> * 火曜日の10~12時 (UTC) 頃、約2時間[[m:Special:MyLanguage/Mailing_lists|メーリングリスト]]が使用不能になります。これは、新しいサーバーへの移行作業とソフトウェアのアップグレードによるものです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T367521] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/25|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W25"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年6月17日 (月) 23:49 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=26911987 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-26 == <section begin="technews-2024-W26"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/26|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 先週、差分で表示されるテキストの背景色と、バイト数変更を表示する文字の色が変更されました。これらの変更は、ライトモードとダークモードの両方で文字を読みやすくすることを目的としており、アクセシビリティを向上させるための大きな取り組みの一部です。コメントや質問は、[[mw:Talk:Reading/Web/Accessibility for reading|プロジェクトの議論ページ]]で共有できます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T361717] * 先週、訪問済みリンク<!--visited-links-->、ホバーリンク<!--hovered-links-->、アクティブリンク<!--active-links-->に使用されるテキストの色もわずかに変更され、ライトモードとダークモードの両方でアクセシビリティが向上しました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T366515] '''問題点''' * コメントのタイムスタンプをクリックすると、[[mw:Special:MyLanguage/Help:DiscussionTools#Talk pages permalinking|そのコメント固有のリンク]]をコピーできます。しかし[[mw:Talk pages project/Permalinks|この機能]]はトピックのタイトルが長く、リンクがウィキテキストリンクとして使用されている場合は必ずしも機能しませんでした。この問題は修正されました。バグを報告してくださったLofhi氏に感謝します。 [https://phabricator.wikimedia.org/T356196] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.43/wmf.11|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2024-06-25|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2024-06-26|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2024-06-27|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.43/Roadmap|工程表はこちら]])。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Yearly_calendar] * 6月26日から英語版ウィキペディアでもすべての議論ページのコメントのタイムスタンプがリンクとなり、すべてのウィキでこの機能が利用できるようになります。このリンクはそのコメントへの固有のリンクになっています。そのため、コメントが別の場所に移動されたとしても、リンク先のコメントを見つけることができます。この機能の詳細については、[[DiffBlog:/2024/01/29/talk-page-permalinks-dont-lose-your-threads/|Diff]]または[[mw:Special:MyLanguage/Help:DiscussionTools#Talk pages permalinking|MediaWiki]]を参照してください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T365974] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/26|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W26"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年6月24日 (月) 22:33 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=26989424 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-27 == <section begin="technews-2024-W27"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/27|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 今後の3週間で、非ログイン利用者を含む全ての利用者がダークモードを使用可能になります。(機能導入はモバイルウェブ版から開始します。)これにより、[[m:Special:MyLanguage/Community_Wishlist_Survey_2023/Reading/Dark_mode|コミュニティ要望調査で高優先度の項目]]の1つが達成され、低コントラスト下および低画面光度下での閲覧環境が向上します。この更新の一環として、ダークモードは利用者ページおよびポータル上でも使用可能になります。詳しくは、[[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Accessibility_for_reading/Updates#June_2024:_Typography_and_dark_mode_deployments,_new_global_preferences|ウェブチームによるアップデート情報]]をご覧ください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T366364] * 財団の開発者チームにより、[[m:Special:GlobalPreferences#mw-prefsection-rendering-skin-skin-prefs|テキストサイズとダークモードのグローバル個人設定]]がログイン利用者向けに導入されました。これにより、グローバルに活動をしている利用者は、一度の設定変更で全てのウィキの閲覧環境を整えることができます。例として、グローバル個人設定でライトモードまたはダークモードの選択を一度行えば、その設定を全てのウィキに反映させることができます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T341278] * 直近のコードフレームワークのアップデートにより、あなたが非常に古いウェブブラウザを使用している場合、今後ウィキメディアのウィキで一部の機能が動作しなくなる可能性があります。影響を受けるブラウザは、Internet Explorer 11や、2016年以前のバージョンのChrome、Firefox、Safariなどが該当します。一方、この変更により新しい[[d:Q46441|CSS]]機能が使用可能になり、バックグラウンドで実行されるコードの容量も減少します。 [https://phabricator.wikimedia.org/T288287][https://www.mediawiki.org/wiki/Special:MyLanguage/Manual:How_to_make_a_MediaWiki_skin#Using_CSS_variables_for_supporting_different_themes_e.g._dark_mode] * 管理者は、[[mw:Special:MyLanguage/Community Configuration|CommunityConfiguration]]を使用してローカルウィキの設定の一部をカスタマイズできます。CommunityConfigurationは、それぞれのウィキには固有のニーズが存在することを受け作成されました。現時点では、管理者は[[mw:Special:MyLanguage/Growth/Feature_summary|Growth機能]]の設定を変更できるため、新規利用者の勧誘や存置に役立ててください。今後数か月の間に、Growth以外の機能にも対応予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T366458] * [[w:ja:Unicode|ユニコード規格]]関連の言語課題に興味がある方向けに、[[mw:Talk:WMF membership with Unicode Consortium|議論の場(MediaWiki.org)]]が設けられました。ウィキメディア財団は現在[[mw:Special:MyLanguage/WMF membership with Unicode Consortium|ユニコード・コンソーシアムのメンバー]]となっており、上記の場で提示された課題をレビューの上、適宜コンソーシアムに提起することができます。 * 新しいウィキが作成されました: [[d:Q2891049|バタク・マンダイリン語]]版{{int:project-localized-name-group-wikipedia}} ([[w:btm:|<code>w:btm:</code>]]) [https://phabricator.wikimedia.org/T368038] '''問題点''' * 開発チームのバグ修正により、ビジュアルエディターの出典プレピュー内に表示されるリンクがクリック可能な状態に戻りました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T368119] '''今後の予定''' * [https://wikimediafoundation.limesurvey.net/758713?lang=ja 技術ニュースの向上を目的とした短いアンケートにご協力ください]。様々な閲覧者のニーズにより良く応えることを目標にしています。このアンケートは2週間回答可能で、[https://foundation.wikimedia.org/wiki/Legal:Tech_News_Survey_2024_Privacy_Statement プライバシー声明]が適用されます。一部については、翻訳版も利用可能です。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/27|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W27"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年7月1日 (月) 23:59 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=27038456 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-28 == <section begin="technews-2024-W28"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/28|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * ウィキメディア財団は新しいタスクフォースを結成し、無効化されたグラフを[[mw:Special:MyLanguage/Extension:Chart/Project|より安全で使いやすく拡張可能なチャート]]で置き換えようと取り組んでいます。[[mw:Special:MyLanguage/Newsletter:Chart Project|ニュースレターに登録する]]と、プロジェクトの新しいアップデートやチャートに関するその他のニュースを受け取ることができます。 * [[m:Special:MyLanguage/CampaignEvents|CampaignEvents]]の拡張機能がメタウィキ、イグボ語版ウィキペディア、スワヒリ語版ウィキペディアで利用可能になり、リクエストに応じて他のウィキにも導入することができます。この拡張機能はイベントの管理と可視化を支援し、イベント登録ツールなどのツールを主催者が使用できるようになります。この拡張機能の導入状況、および導入リクエストの方法についての詳細はメタウィキの[[m:Special:MyLanguage/CampaignEvents/Deployment_status|CampaignEventsページ]]をご覧ください。 * iOS版ウィキペディアアプリに[[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Apps/iOS Suggested edits#Add an image|画像の追加]]機能が追加されました。この機能は、50回超の編集歴のある方が利用可能です。「規模は小さくても有益な編集」の手助けになるでしょう。 * MediaWikiコアの開発にお力添えいただき、誠にありがとうございます。昨年と比較し、[[mw:MediaWiki Product Insights/Contributor retention and growth|5パッチ超の貢献のある開発者の割合が25%増加しました]]。ウィキメディアプロジェクトのプラットフォームは、維持管理の面でこれらの貢献に大きく支えられています。 '''問題点''' * ベクター (2022年版)外装のタブバーに表示される存在しない議論ページへのリンクが、赤色ではなく青色になっていた問題は[[phab:T367982|修正されました]]。 '''今後の予定''' * 信頼と安全製品チームはツールやワークフローにできるだけ影響を与えずに[[mw:Special:MyLanguage/Trust and Safety Product/Temporary Accounts|臨時アカウント]]を導入したいと考えています。ガジェットやユーザースクリプトのメンテナンス者を含む開発者は、臨時アカウントに対応できるようにツールの機能やコードを更新してください。チームは更新方法を説明する[[mw:Trust and Safety Product/Temporary Accounts/For developers|ドキュメントを作成しました]]。[[mw:Special:MyLanguage/Trust and Safety Product/Temporary Accounts/For developers/2024-04 CTA|詳細はこちら]]。 '''技術ニュース調査''' * [https://wikimediafoundation.limesurvey.net/758713?lang=ja 技術ニュースの向上を目的とした短いアンケートにご協力ください]。様々な閲覧者のニーズにより良く応えることを目標にしています。このアンケートはあと1週間回答可能で、[https://foundation.wikimedia.org/wiki/Legal:Tech_News_Survey_2024_Privacy_Statement プライバシー声明]が適用されます。一部については、翻訳版も利用可能です。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/28|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W28"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年7月8日 (月) 21:32 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=27080357 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-29 == <section begin="technews-2024-W29"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/29|翻訳]]されています。 '''技術ニュースのアンケート''' * [https://wikimediafoundation.limesurvey.net/758713?lang=ja 技術ニュースの向上を目的とした短いアンケートにご協力ください]。様々な閲覧者のニーズにより良く応えることを目標にしています。このアンケートはあと3日回答可能で、[https://foundation.wikimedia.org/wiki/Legal:Tech_News_Survey_2024_Privacy_Statement プライバシー声明]が適用されます。一部については、翻訳版も利用可能です。 '''最近の更新''' * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|class=skin-invert|高度]] ウィキメディア財団は、ソフトウェアの開発プラットフォームとして引き続き[[mw:Special:MyLanguage/Gerrit|Gerrit]]と[[mw:Special:MyLanguage/GitLab|GitLab]]の両方をサポートすることを、6月24日付けで公式に決定しました。GerritとGitLabは、ウィキプロジェクトを構築するMediaWikiソフトウェアの開発、レビュー、展開に用いられているコードリポジトリで、編集者がコンテンツを作成し改善するためにも用いられています。この決定により、開発者の生産性が確保され、コードレビューにおける様々な異なるニーズへの対応が可能になります。詳細は[[mw:GitLab/Migration status|移行状況]]ページを参照してください。 * ウィキメディア財団は、[[m:Special:MyLanguage/Product and Technology Advisory Council/Proposal|製品・技術評議委員会]] (Product and Technology Advisory Council; PTAC) のメンバーを募集しています。このグループは技術系の貢献者とウィキメディア財団を結び、より強固で将来性のある技術プラットフォームを共同で定義することを目標としています。委員メンバーは、ウィキメディア運動の製品と技術活動を評価し、助言することで、複数世代にわたるプロジェクトの開発を支援します。評議委員会は、世界中のあらゆる地域・あらゆるウィキメディアプロジェクトからの技術者を歓迎します。[[m:Special:MyLanguage/Product and Technology Advisory Council/Proposal#Joining the PTAC as a technical volunteer|8月10日まで応募が可能です]]。 * Android版ウィキペディアアプリに[[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Apps/Team/Android/Anti Vandalism|編集巡回]]機能が追加されました。この機能は、巻き戻し者権限を持つ利用者が使用可能で、最近の更新の新しいフィード、関連する取り消しや巻き戻しリンク、トークページ投稿用の固定メッセージ作成・保存機能などを備えています。巻き戻し者以外も当機能を開放する要望がご利用のウィキプロジェクトで出た場合、[[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Apps/Team/Android#Contact us|開発チームへご連絡ください]]。[[diffblog:2024/07/10/ِaddressing-vandalism-with-a-tap-the-journey-of-introducing-the-patrolling-feature-in-the-mobile-app/|『ディフ』の公式ブログに当機能に関する詳細記事があります]]。 * [[m:Special:MyLanguage/The_Wikipedia_Library|ウィキペディア図書館]]へのアクセス権を持つ方は、SpringerLinksの非オープンアクセスコンテンツを再び利用することができるようになりました。これは、財団による[[phab:T368865|先方への交渉]]により実現しました。[[m:Tech/News/Recently_resolved_community_tasks|本件および先週対応が完了したコミュニティ提出の21件のタスクの詳細をこちらで確認できます]]。 '''今週の更新''' * 今週、[[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Accessibility for reading/Updates/2024-07 deployments|様々なウィキペディアプロジェクトでダークモードが使用可能になります]]。これは、デスクトップ版、モバイル版、ログイン利用者、IP利用者に関わらず全ての環境で使用できます。インターフェース管理者およびユーザースクリプトの開発者は、ガジェット及びスクリプトをダークモード環境下で使用した際、独自の色指定などがダークモードと競合しないかの確認をお願いします。[[mw:Special:MyLanguage/Recommendations for night mode compatibility on Wikimedia wikis|ダークモード互換に関する推奨事項]]もご確認ください。 '''今後の予定''' * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|class=skin-invert|高度]] 職員、ツールメンテナ、ソフトウェア開発チームの方々は、来週テストウィキで行われる[[mw:Special:MyLanguage/Trust and Safety Product/Temporary Accounts|仮アカウント]]機能のテストにご参加ください。仮アカウントは、ユーザーのプライバシー向上を目的とした新機能です。ただし、各プロジェクトへの展開スケジュールは現時点では未確定です。[[mw:Talk:Trust and Safety Product/Temporary Accounts|この機能に関するご意見・ご質問をプロジェクトのトークページで受け付けています]]。 [https://phabricator.wikimedia.org/T348895] * クロスウィキにファイルをアップロードされた経験のある方や、他者にその方法を指南した経験のある方は、ウィキメディア・コモンズにおける議論に是非ご参加ください。現在、コモンズコミュニティは、クロスウィキアップロード機能およびアップロードダイアログの機能の使用権限を自動承認利用者に制限することを検討しています。これは、当該機能を使いアップロードされたファイルが頻繁に著作権侵害を含んでいることに起因しています。本問題の要約は[[c:Special:MyLanguage/Commons:Cross-wiki upload|Commons:クロスウィキアップロード]]にて、議論は[[c:Commons:Village pump/Proposals#Deactivate cross-wiki uploads for new users|Commons:井戸端]]にて参照可能です。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/29|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' [[m:Special:MyLanguage/Wikimedia Foundation Bulletin|ウィキメディア財団ニュースレター]]にてその他のニュースも入手可能です。 </div><section end="technews-2024-W29"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年7月16日 (火) 01:31 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=27124561 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-30 == <section begin="technews-2024-W30"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/30|翻訳]]されています。 <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">'''Feature News'''</span> * スチュワードがアカウントを[[:m:Special:MyLanguage/Global_blocks|グローバルブロック]]できるようになりました。([[phab:T17294|変更前]]、グローバルブロックはIPアドレスとIPレンジのみを対象として指定可能でした。)アカウントのグローバルブロックは、対象ユーザーをログアウトさせたくない場合に有用です。なお、機能は似ているものの対象ユーザーを強制ログアウトさせる[[:m:Special:MyLanguage/Global_locks|グローバルロック]]は、今回の変更による影響を受けません(以降もそのまま使用できます)。新しいグローバルブロック機能は、非登録編集者のプライバシー向上を目指しIPアドレスを別名称に置換する、[[mw:Special:MyLanguage/Trust and Safety Product/Temporary Accounts|仮アカウント]]プロジェクトの一部です。 * 今週中に、(「承認待ちの変更」で知られる)[[mw:Special:MyLanguage/Extension:FlaggedRevs|FlaggedRevs]]のインタフェースが改善され、MediaWikiの他のインターフェースや[[mw:Special:MyLanguage/Codex|ウィキメディアのデザインシステム]]と一貫性があるかたちに修正されます。FlaggedRevsのインターフェースは、モバイル版および[[mw:Special:MyLanguage/Skin:MinervaNeue|Minervaスキン]]で一貫性がなかったため、WMF Growthチームとボランティア開発者によってこれが修正され、[[mw:Special:MyLanguage/Codex|Codex]]への移植が行われました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T191156] * ウィキメディアのサイト利用者は、[[m:Special:GlobalVanishRequest|GlobalVanishRequest]]にてアカウントの消去依頼ができるようになりました。この機能は、利用者が永久に編集を中止する場合に使用可能です。この操作を行うと、過去の編集履歴などを隠す助けとなり、プライバシーが保護されます。処理が完了すると、アカウントはロックされ名前が変更されます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T367329] * 携帯端末を使用してウィキペディアにおける荒らしの監視や対抗措置を講じたことがある方は、[https://diff.wikimedia.org/2024/07/10/%d9%90addressing-vandalism-with-a-tap-the-journey-of-introducing-the-patrolling-feature-in-the-mobile-app/ Diffブログにおけるモバイル版アプリのパトロール機能に関する記事]を是非ご覧ください。最近の更新フィードにおけるスワイプ機能や、利用者トークページ用の固定メッセージライブラリ機能について解説しています。 * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Wikimedia contributors and GLAM (galleries, libraries, archives, and museums) organisations can now learn and measure the impact Wikimedia Commons is having towards creating quality encyclopedic content using the [https://doc.wikimedia.org/generated-data-platform/aqs/analytics-api/reference/commons.html Commons Impact Metrics] analytics dashboard. The dashboard offers organizations analytics on things like monthly edits in a category, the most viewed files, and which Wikimedia articles are using Commons images. As a result of these new data dumps, GLAM organisation can more reliably measure their return on investment for programs bringing content into the digital Commons.</span> [https://diff.wikimedia.org/2024/07/19/commons-impact-metrics-now-available-via-data-dumps-and-api/] <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">'''Project Updates'''</span> * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Come share your ideas for improving the wikis on the newly reopened [[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist|Community Wishlist]]. The Community Wishlist is Wikimedia’s forum for volunteers to share ideas (called wishes) to improve how the wikis work. The new version of the wishlist is always open, works with both wikitext and Visual Editor, and allows wishes in any language.</span> <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">'''Learn more'''</span> * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Have you ever wondered how Wikimedia software works across over 300 languages? This is 253 languages more than the Google Chrome interface, and it's no accident. The Language and Product Localization Team at the Wikimedia Foundation supports your work by adapting all the tools and interfaces in the MediaWiki software so that contributors in our movement who translate pages and strings can translate them and have the sites in all languages. Read more about the team and their upcoming work on [https://diff.wikimedia.org/2024/07/17/building-towards-a-robust-multilingual-knowledge-ecosystem-for-the-wikimedia-movement/ Diff].</span> * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">How can Wikimedia build innovative and experimental products while maintaining such heavily used websites? A recent [https://diff.wikimedia.org/2024/07/09/on-the-value-of-experimentation/ blog post] by WMF staff Johan Jönsson highlights the work of the [[m:Future Audiences#Objectives and Key Results|WMF Future Audience initiative]], where the goal is not to build polished products but test out new ideas, such as a [[m:Future_Audiences/Experiments: conversational/generative AI|ChatGPT plugin]] and [[m:Future_Audiences/Experiment:Add a Fact|Add a Fact]], to help take Wikimedia into the future.</span> '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/30|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' [[m:Special:MyLanguage/Wikimedia Foundation Bulletin|ウィキメディア財団ニュースレター]]にてその他のニュースも入手可能です。 </div><section end="technews-2024-W30"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年7月23日 (火) 00:05 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=27142915 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-31 == <section begin="technews-2024-W31"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/31|翻訳]]されています。 '''<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Feature news</span>''' * ヒンディー語やマニプリ語、東アラビア語など、数字にラテン文字以外の文字を使用する言語でビジュアルエディターを使用している編集者は、脚注番号のフォーマットが変更されていることにお気づきかもしれません。これは、新しいサブ・リファレンス機能の準備に伴うもので、また、ビジュアルエディターでの一般的なナンバリングの問題も修正されます。もしこの変更に関連する問題があなたのウィキで発生した場合、[[m:Talk:WMDE Technical Wishes/Sub-referencing|プロジェクトの議論ページ]]で詳細を共有してください。 '''<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Bugs status</span>''' * 先週、一部のログイン利用者が一時的にページを編集したり読み込んだりすることができませんでした。[[phab:T370304|これらのエラー]]は、主に新しい[[mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:Linter|linter]]ルールの追加によるもので、これによりキャッシュの問題を引き起こしたことで発生しました。現在は修正が適用されており、調査が続けられています。 * 利用者は[[mw:Special:MyLanguage/Trust and Safety Product/IP Info|IP情報ツール]]を使用して、IPアドレスに関する情報を手に入れることができます。このツールは、個人設定のベータ版機能に提供されています。このツールは先週、数日間利用ができませんでしたが、修正され、現在は利用できます。バグを報告してくださったShizhaoさんに感謝します。これについておよび先週解決された[[m:Tech/News/Recently resolved community tasks#2024-07-25|ほかの28個のタスク]]を読むことができます。 '''<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Project updates</span>''' * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">There are new features and improvements to Phabricator from the Release Engineering and Collaboration Services teams, and some volunteers, including: the search systems, the new task creation system, the login systems, the translation setup which has resulted in support for more languages (thanks to Pppery), and fixes for many edge-case errors. You can [[phab:phame/post/view/316/iterative_improvements/|read details about these and other improvements in this summary]].</span> * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">There is an [[mw:Special:MyLanguage/Extension:Chart/Project/Updates|update on the Charts project]]. The team has decided which visualization library to use, which chart types to start focusing on, and where to store chart definitions.</span> * 新しいウィキが作成されました: [[d:Q9056|チェコ語]]版{{int:project-localized-name-group-wikivoyage}} ([[voy:cs:|<code>voy:cs:</code>]]) [https://phabricator.wikimedia.org/T370905] '''<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Learn more</span>''' * [[diffblog:2024/07/26/the-journey-to-open-our-first-data-center-in-south-america/|新しいウィキメディア財団データセンター]]がブラジルのサンパウロにつくられ、読み込み時間を短縮するのに役立たれています。 * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">There is new [[diffblog:2024/07/22/the-perplexing-process-of-uploading-images-to-wikipedia/|user research]] on problems with the process of uploading images.</span> * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Commons Impact Metrics are [[diffblog:2024/07/19/commons-impact-metrics-now-available-via-data-dumps-and-api/|now available]] via data dumps and API.</span> * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">The latest quarterly [[mw:Technical Community Newsletter/2024/July|Technical Community Newsletter]] is now available.</span> '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/31|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W31"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年7月29日 (月) 23:11 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=27164109 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-32 == <section begin="technews-2024-W32"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/32|翻訳]]されています。 '''<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Feature news</span>''' * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|class=skin-invert|高度]] <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Two new parser functions will be available this week: <code><nowiki>{{</nowiki>[[mw:Special:MyLanguage/Help:Magic_words#dir|#dir]]<nowiki>}}</nowiki></code> and <code><nowiki>{{</nowiki>[[mw:Special:MyLanguage/Help:Magic_words#bcp47|#bcp47]]<nowiki>}}</nowiki></code>. These will reduce the need for <code>Template:Dir</code> and <code>Template:BCP47</code> on Commons and allow us to [[phab:T343131|drop 100 million rows]] from the "what links here" database. Editors at any wiki that use these templates, can help by replacing the templates with these new functions. The templates at Commons will be updated during the Hackathon at Wikimania.</span> [https://phabricator.wikimedia.org/T359761][https://phabricator.wikimedia.org/T366623] * コミュニティは[[mw:Special:MyLanguage/Help:VisualEditor/FAQ#WPNS|既知の制限]]を理解していれば、議論系名前区間全体(''Wikipedia:''や''Wikisource:''など)でのビジュアルエディターの使用を有効化することを依頼できます。議論では、これらの名前空間で既に[[mw:Special:MyLanguage/Help:DiscussionTools|議論ツール]]を利用できます。 * 翻訳作業の [https://translatewiki.net/wiki/Special:Translations?message=MediaWiki%3ATimeline-tracking-category&namespace=8 TranslateWiki]では、追跡カテゴリの「タイムラインを使用するページ」 "Pages using Timeline" を改名して「EasyTimeline拡張機能を使用するページ」も呼ぶことになりました。ローカルでカテゴリを自作したウィキでは、この変更に合わせてローカルの製作物の改名をお願いします。 '''プロジェクト更新''' * ウィキプロジェクトや同様のウィキ上のコラボレーションの組織化に協力する利用者は、キャンペーンチームやプログラムチームにコラボレーションの成功例をぜひ共有してください。[[m:Special:MyLanguage/Campaigns/WikiProjects|簡単なアンケート]]に回答するか、[[m:Talk:Campaigns/WikiProjects|議論ページ]]で共有できます。チームは特に、英語版以外のウィキで成功したコラボレーションに興味があります。 * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|class=skin-invert|高度]] 新しいパーサーは、今後数カ月以内に{{int:project-localized-name-group-wikivoyage}}のウィキに展開されます。{{int:project-localized-name-enwikivoyage}}と{{int:project-localized-name-hewikivoyage}}では先週、Parsoidに切り替えられました。詳細は[[mw:Parsoid/Parser_Unification|Parsoid/Parser Unification]]にあります。 '''<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Learn more</span>''' * 今週開かれるウィキマニアには、200件超のセッションが組まれています。[[diffblog:2024/08/05/interested-in-product-and-tech-here-are-some-wikimania-sessions-you-dont-want-to-miss/|主要セッションのうち 製品技術分野に関連するものをまとめておきました]]。 * 最新の[[m:Special:MyLanguage/Wikimedia Foundation Bulletin/2024/07-02|ウィキメディア財団ニュースレター]]をご覧いただけます。 * 旬刊(年4回発行)の [[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Language and Product Localization/Newsletter/2024/July|言語と国際化ニュースレター]]の最新号が出ました。内容は右に通り。 翻訳対象ページの新しい設計の見た目。ウィキリーダーに対応した機械翻訳機能 MinT とは。翻訳ダンプの展開について。他にも盛りだくさん。 * 四半期ごとに発行される[[mw:Special:MyLanguage/Growth/Newsletters/31|Growth ニュース]]の最新版をご覧いただけます。 * 月ごとに発行される[[mw:Special:MyLanguage/MediaWiki Product Insights/Reports/July 2024|MediaWiki Product Insights newsletter]]の最新版をご覧いただけます。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/32|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W32"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年8月5日 (月) 20:44 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=27233905 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-32 == <section begin="technews-2024-W32"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/32|翻訳]]されています。 '''機能の改変''' * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|class=skin-invert|高度]] 今週、パーサ函数2件を新規に導入予定です:<code><nowiki>{{</nowiki>[[mw:Special:MyLanguage/Help:Magic_words#dir|#dir]]<nowiki>}}</nowiki></code> および <code><nowiki>{{</nowiki>[[mw:Special:MyLanguage/Help:Magic_words#bcp47|#bcp47]]<nowiki>}}</nowiki></code>。ウィキメディア・コモンズでは <code>Template:Dir</code> ならびに <code>Template:BCP47</code> の頻度を減らせるもので、「リンク元の記事」データベースから[[phab:T343131|除去できるのは 100 百万列]]にのぼる見込みです。コモンズのテンプレート類はウィキマニア会期中のハッカソンで作業の予定です。その他のウィキで活動する編集者には、これらのテンプレートが採用されている場合、既存のテンプレート類をこれら新規の函数と置換する作業をお願いします。 [https://phabricator.wikimedia.org/T359761][https://phabricator.wikimedia.org/T366623] * コミュニティからビジュアル・エディターに関して、しばしば議論が発生する名前空間の全ページで有効化を依頼する場合は(たとえば接頭辞 ''Wikipedia:''や ''Wikisource:'' の名前空間で)、まず[[mw:Special:MyLanguage/Help:VisualEditor/FAQ#WPNS|既知の制限]]を理解してください。これらの名前空間では既に、議論用に[[mw:Special:MyLanguage/Help:DiscussionTools|議論ツール]]を導入済みです。 * 翻訳作業の [https://translatewiki.net/wiki/Special:Translations?message=MediaWiki%3ATimeline-tracking-category&namespace=8 TranslateWiki]では、追跡カテゴリの「タイムラインを使用するページ」 "Pages using Timeline" を改名して「EasyTimeline拡張機能を使用するページ」と呼ぶことになりました。ローカルでカテゴリを自作したウィキでは、この変更に合わせてローカルの製作物の改名をお願いします。 '''プロジェクト更新''' * ウィキプロジェクトや同様のウィキ上のコラボレーションの組織化に協力する利用者は、キャンペーンチームやプログラムチームにコラボレーションの成功例をぜひ共有してください。[[m:Special:MyLanguage/Campaigns/WikiProjects|簡単なアンケート]]に回答するか、[[m:Talk:Campaigns/WikiProjects|議論ページ]]で共有できます。チームは特に、英語版以外のウィキで成功したコラボレーションに興味があります。 * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|class=skin-invert|高度]] 新しいパーサーは、今後数カ月以内に{{int:project-localized-name-group-wikivoyage}}のウィキに展開されます。{{int:project-localized-name-enwikivoyage}}と{{int:project-localized-name-hewikivoyage}}では先週、Parsoidに切り替えられました。詳細は[[mw:Parsoid/Parser_Unification|Parsoid/Parser Unification]]にあります。 '''詳細はこちら''' * 今週開かれるウィキマニアには、200件超のセッションが組まれています。[[diffblog:2024/08/05/interested-in-product-and-tech-here-are-some-wikimania-sessions-you-dont-want-to-miss/|主要セッションのうち 製品技術分野に関連するものをまとめておきました]]。 * 最新の[[m:Special:MyLanguage/Wikimedia Foundation Bulletin/2024/07-02|ウィキメディア財団ニュースレター]]をご覧いただけます。 * 旬刊(年4回発行)の [[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Language and Product Localization/Newsletter/2024/July|言語と国際化ニュースレター]]の最新号が出ました。内容は右に通り。 翻訳対象ページの新しい設計の見た目。ウィキリーダーに対応した機械翻訳機能 MinT とは。翻訳ダンプの展開について。他にも盛りだくさん。 * 四半期ごとに発行される[[mw:Special:MyLanguage/Growth/Newsletters/31|Growth ニュース]]の最新版をご覧いただけます。 * 製品関連の月刊情報「[[mw:Special:MyLanguage/MediaWiki Product Insights/Reports/July 2024|MediaWiki Product Insights newsletter]]」の最新版をご覧いただけます。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/32|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W32"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年8月6日 (火) 05:04 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=27233905 のリストを使用して送信したメッセージ --> == <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Tech News: 2024-33</span> == <div lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr"> <section begin="technews-2024-W33"/><div class="plainlinks"> Latest '''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|tech news]]''' from the Wikimedia technical community. Please tell other users about these changes. Not all changes will affect you. [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/33|Translations]] are available. '''Feature news''' * [[mw:Special:MyLanguage/Extension:AbuseFilter|AbuseFilter]] editors and maintainers can now [[mw:Special:MyLanguage/Extension:AbuseFilter/Actions#Show a CAPTCHA|make a CAPTCHA show if a filter matches an edit]]. This allows communities to quickly respond to spamming by automated bots. [https://phabricator.wikimedia.org/T20110] * [[m:Special:MyLanguage/Stewards|Stewards]] can now specify if global blocks should prevent account creation. Before [[phab:T17273|this change]] by the [[mw:Special:MyLanguage/Trust and Safety Product|Trust and Safety Product]] Team, all global blocks would prevent account creation. This will allow stewards to reduce the unintended side-effects of global blocks on IP addresses. '''Project updates''' * [[wikitech:Help talk:Toolforge/Toolforge standards committee#August_2024_committee_nominations|Nominations are open on Wikitech]] for new members to refresh the [[wikitech:Help:Toolforge/Toolforge standards committee|Toolforge standards committee]]. The committee oversees the Toolforge [[wikitech:Help:Toolforge/Right to fork policy|Right to fork policy]] and [[wikitech:Help:Toolforge/Abandoned tool policy|Abandoned tool policy]] among other duties. Nominations will remain open until at least 2024-08-26. * One new wiki has been created: a {{int:project-localized-name-group-wikipedia}} in [[d:Q2880037|West Coast Bajau]] ([[w:bdr:|<code>w:bdr:</code>]]) [https://phabricator.wikimedia.org/T371757] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|Tech news]]''' prepared by [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|Tech News writers]] and posted by [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|bot]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|Contribute]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/33|Translate]]&nbsp;• [[m:Tech|Get help]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|Give feedback]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|Subscribe or unsubscribe]].'' </div><section end="technews-2024-W33"/> </div> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年8月12日 (月) 23:22 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=27253654 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-34 == <section begin="technews-2024-W34"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/34|翻訳]]されています。 '''<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Feature news</span>''' * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Editors who want to re-use references but with different details such as page numbers, will be able to do so by the end of 2024, using a new [[m:Special:MyLanguage/WMDE Technical Wishes/Sub-referencing#Sub-referencing in a nutshell|sub-referencing]] feature. You can read more [[m:Special:MyLanguage/WMDE Technical Wishes/Sub-referencing|about the project]] and [[m:Special:MyLanguage/WMDE Technical Wishes/Sub-referencing#Test|how to test the prototype]].</span> * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Editors using tracking categories to identify which pages use specific extensions may notice that six of the categories have been renamed to make them more easily understood and consistent. These categories are automatically added to pages that use specialized MediaWiki extensions. The affected names are for: [https://translatewiki.net/wiki/Special:Translations?message=MediaWiki%3Aintersection-category&namespace=8 DynamicPageList], [https://translatewiki.net/wiki/Special:Translations?message=MediaWiki%3Akartographer-tracking-category&namespace=8 Kartographer], [https://translatewiki.net/wiki/Special:Translations?message=MediaWiki%3Aphonos-tracking-category&namespace=8 Phonos], [https://translatewiki.net/wiki/Special:Translations?message=MediaWiki%3Arss-tracking-category&namespace=8 RSS], [https://translatewiki.net/wiki/Special:Translations?message=MediaWiki%3Ascore-use-category&namespace=8 Score], [https://translatewiki.net/wiki/Special:Translations?message=MediaWiki%3Awikihiero-usage-tracking-category&namespace=8 WikiHiero]. Wikis that have created the category locally should rename their local creation to match. Thanks to Pppery for these improvements.</span> [https://phabricator.wikimedia.org/T347324] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|class=skin-invert|高度]] <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Technical volunteers who edit modules and want to get a list of the categories used on a page, can now do so using the <code><bdi lang="zxx" dir="ltr">categories</bdi></code> property of <code><bdi lang="zxx" dir="ltr">[[mediawikiwiki:Special:MyLanguage/Extension:Scribunto/Lua reference manual#Title objects|mw.title objects]]</bdi></code>. This enables wikis to configure workflows such as category-specific edit notices. Thanks to SD001 for these improvements.</span> [https://phabricator.wikimedia.org/T50175][https://phabricator.wikimedia.org/T85372] '''<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Bugs status</span>''' * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|class=skin-invert|高度]] <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Your help is needed to check if any pages need to be moved or deleted. A maintenance script was run to clean up unreachable pages (due to Unicode issues or introduction of new namespaces/namespace aliases). The script tried to find appropriate names for the pages (e.g. by following the Unicode changes or by moving pages whose titles on Wikipedia start with <code>Talk:WP:</code> so that their titles start with <code>Wikipedia talk:</code>), but it may have failed for some pages, and moved them to <bdi lang="zxx" dir="ltr">[[Special:PrefixIndex/T195546/]]</bdi> instead. Your community should check if any pages are listed there, and move them to the correct titles, or delete them if they are no longer needed. A full log (including pages for which appropriate names could be found) is available in [[phab:P67388]].</span> * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Editors who volunteer as [[mw:Special:MyLanguage/Help:Growth/Mentorship|mentors]] to newcomers on their wiki are once again able to access lists of potential mentees who they can connect with to offer help and guidance. This functionality was restored thanks to [[phab:T372164|a bug fix]]. Thank you to Mbch331 for filing the bug report. You can read about that, and 18 other community-submitted tasks that were [[m:Tech/News/Recently resolved community tasks|resolved last week]].</span> '''プロジェクトの最新ニュース''' * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">The application deadline for the [[m:Special:MyLanguage/Product and Technology Advisory Council/Proposal|Product & Technology Advisory Council]] (PTAC) has been extended to September 16. Members will help by providing advice to Foundation Product and Technology leadership on short and long term plans, on complex strategic problems, and help to get feedback from more contributors and technical communities. Selected members should expect to spend roughly 5 hours per month for the Council, during the one year pilot. Please consider applying, and spread the word to volunteers you think would make a positive contribution to the committee.</span> '''<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Learn more</span>''' * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">The [[m:Special:MyLanguage/Coolest Tool Award#2024 Winners|2024 Coolest Tool Awards]] were awarded at Wikimania, in seven categories. For example, one award went to the ISA Tool, used for adding structured data to files on Commons, which was recently improved during the [[m:Event:Wiki Mentor Africa ISA Hackathon 2024|Wiki Mentor Africa Hackathon]]. You can see video demonstrations of each tool at the awards page. Congratulations to this year's recipients, and thank you to all tool creators and maintainers.</span> * [[m:Special:MyLanguage/Wikimedia Foundation Bulletin/2024/08-01|ウィキメディア財団ニュースレター]]の最新号が発行され、ウィキマニアのハイライトあれこれ、言語コミュニティの会議の予定やウィキメデイア運動から発信するその他のニュースが含まれています。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/34|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W34"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年8月20日 (火) 00:55 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=27307284 のリストを使用して送信したメッセージ --> == <span lang="en" dir="ltr">Tech News: 2024-35</span> == <div lang="en" dir="ltr"> <section begin="technews-2024-W35"/><div class="plainlinks"> Latest '''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|tech news]]''' from the Wikimedia technical community. Please tell other users about these changes. Not all changes will affect you. [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/35|Translations]] are available. '''Feature news''' * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|class=skin-invert|Advanced item]] Administrators can now test the [[mw:Special:MyLanguage/Trust and Safety Product/Temporary Accounts|temporary accounts]] feature on test2wiki. This was done to allow cross-wiki testing of temporary accounts, for when temporary accounts switch between projects. The feature was enabled on testwiki a few weeks ago. No further temporary account deployments are scheduled yet. Temporary Accounts is a project to create a new type of user account that replaces IP addresses of unregistered editors which are no longer made public. Please [[mw:Talk:Trust and Safety Product/Temporary Accounts|share your opinions and questions on the project talk page]]. * Later this week, editors at wikis that use [[mw:Special:MyLanguage/Extension:FlaggedRevs|FlaggedRevs]] (also known as "Pending Changes") may notice that the indicators at the top of articles have changed. This change makes the system more consistent with the rest of the MediaWiki interface. [https://phabricator.wikimedia.org/T191156] '''Bugs status''' * Editors who use the 2010 wikitext editor, and use the Character Insert buttons, will [[phab:T361465|no longer]] experience problems with the buttons adding content into the edit-summary instead of the edit-window. You can read more about that, and 26 other community-submitted tasks that were [[m:Tech/News/Recently resolved community tasks|resolved last week]]. '''Project updates''' * [[File:Octicons-gift.svg|12px|link=|class=skin-invert|Wishlist item]] Please review and vote on [[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist/Focus areas|Focus Areas]], which are groups of wishes that share a problem. Focus Areas were created for the newly reopened Community Wishlist, which is now open year-round for submissions. The first batch of focus areas are specific to moderator workflows, around welcoming newcomers, minimizing repetitive tasks, and prioritizing tasks. Once volunteers have reviewed and voted on focus areas, the Foundation will then review and select focus areas for prioritization. * Do you have a project and are willing to provide a three (3) month mentorship for an intern? [[mw:Special:MyLanguage/Outreachy|Outreachy]] is a twice a year program for people to participate in a paid internship that will start in December 2024 and end in early March 2025, and they need mentors and projects to work on. Projects can be focused on coding or non-coding (design, documentation, translation, research). See the Outreachy page for more details, and a list of past projects since 2013. '''Learn more''' * If you're curious about the product and technology improvements made by the Wikimedia Foundation last year, read [[diffblog:2024/08/21/wikimedia-foundation-product-technology-improving-the-user-experience/|this recent highlights summary on Diff]]. * To learn more about the technology behind the Wikimedia projects, you can now watch sessions from the technology track at Wikimania 2024 on Commons. This week, check out: ** [[c:File:Wikimania 2024 - Ohrid - Day 2 - Community Configuration - Shaping On-Wiki Functionality Together.webm|Community Configuration - Shaping On-Wiki Functionality Together]] (55 mins) - about the [[mw:Special:MyLanguage/Community Configuration|Community Configuration]] project. ** [[c:File:Wikimania 2024 - Belgrade - Day 1 - Future of MediaWiki. A sustainable platform to support a collaborative user base and billions of page views.webm|Future of MediaWiki. A sustainable platform to support a collaborative user base and billions of page views]] (30 mins) - an overview for both technical and non technical audiences, covering some of the challenges and open questions, related to the [[mw:MediaWiki Product Insights|platform evolution, stewardship and developer experiences]] research. '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|Tech news]]''' prepared by [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|Tech News writers]] and posted by [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|bot]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|Contribute]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/35|Translate]]&nbsp;• [[m:Tech|Get help]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|Give feedback]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|Subscribe or unsubscribe]].'' </div><section end="technews-2024-W35"/> </div> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年8月26日 (月) 20:34 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=27341211 のリストを使用して送信したメッセージ --> == <span lang="en" dir="ltr">Tech News: 2024-36</span> == <div lang="en" dir="ltr"> <section begin="technews-2024-W36"/><div class="plainlinks"> Latest '''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|tech news]]''' from the Wikimedia technical community. Please tell other users about these changes. Not all changes will affect you. [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/36|Translations]] are available. '''Weekly highlight''' * Editors and volunteer developers interested in data visualisation can now test the new software for charts. Its early version is available on beta Commons and beta Wikipedia. This is an important milestone before making charts available on regular wikis. You can [[mw:Special:MyLanguage/Extension:Chart/Project/Updates|read more about this project update]] and help to test the charts. '''Feature news''' * Editors who use the [[{{#special:Unusedtemplates}}]] page can now filter out pages which are expected to be there permanently, such as sandboxes, test-cases, and templates that are always substituted. Editors can add the new magic word [[mw:Special:MyLanguage/Help:Magic words#EXPECTUNUSEDTEMPLATE|<code dir="ltr"><nowiki>__EXPECTUNUSEDTEMPLATE__</nowiki></code>]] to a template page to hide it from the listing. Thanks to Sophivorus and DannyS712 for these improvements. [https://phabricator.wikimedia.org/T184633] * Editors who use the New Topic tool on discussion pages, will [[phab:T334163|now be reminded]] to add a section header, which should help reduce the quantity of newcomers who add sections without a header. You can read more about that, and {{formatnum:28}} other community-submitted tasks that were [[m:Tech/News/Recently resolved community tasks|resolved last week]]. * Last week, some Toolforge tools had occasional connection problems. The cause is still being investigated, but the problems have been resolved for now. [https://phabricator.wikimedia.org/T373243] * Translation administrators at multilingual wikis, when editing multiple translation units, can now easily mark which changes require updates to the translation. This is possible with the [[phab:T298852#10087288|new dropdown menu]]. '''Project updates''' * A new draft text of a policy discussing the use of Wikimedia's APIs [[m:Special:MyLanguage/API Policy Update 2024|has been published on Meta-Wiki]]. The draft text does not reflect a change in policy around the APIs; instead, it is an attempt to codify existing API rules. Comments, questions, and suggestions are welcome on [[m:Talk:API Policy Update 2024|the proposed update’s talk page]] until September 13 or until those discussions have concluded. '''Learn more''' * To learn more about the technology behind the Wikimedia projects, you can now watch sessions from the technology track at Wikimania 2024 on Commons. This week, check out: ** [[c:File:Wikimania 2024 - Ohrid - Day 2 - Charts, the successor of Graphs - A secure and extensible tool for data visualization.webm|Charts, the successor of Graphs - A secure and extensible tool for data visualization]] (25 mins) – about the above-mentioned Charts project. ** [[c:File:Wikimania 2024 - Ohrid - Day 3 - State of Language Technology and Onboarding at Wikimedia.webm|State of Language Technology and Onboarding at Wikimedia]] (90 mins) – about some of the language tools that support Wikimedia sites, such as [[mw:Special:MyLanguage/Content translation|Content]]/[[mw:Special:MyLanguage/Content translation/Section translation|Section Translation]], [[mw:Special:MyLanguage/MinT|MinT]], and LanguageConverter; also the current state and future of languages onboarding. [https://phabricator.wikimedia.org/T368772] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|Tech news]]''' prepared by [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|Tech News writers]] and posted by [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|bot]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|Contribute]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/36|Translate]]&nbsp;• [[m:Tech|Get help]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|Give feedback]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|Subscribe or unsubscribe]].'' </div><section end="technews-2024-W36"/> </div> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年9月3日 (火) 01:08 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=27390268 のリストを使用して送信したメッセージ --> == <span lang="en" dir="ltr">Tech News: 2024-37</span> == <div lang="en" dir="ltr"> <section begin="technews-2024-W37"/><div class="plainlinks"> Latest '''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|tech news]]''' from the Wikimedia technical community. Please tell other users about these changes. Not all changes will affect you. [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/37|Translations]] are available. '''Feature news''' * Starting this week, the standard [[mw:Special:MyLanguage/Extension:CodeMirror|syntax highlighter]] will receive new colors that make them compatible in dark mode. This is the first of many changes to come as part of a major upgrade to syntax highlighting. You can learn more about what's to come on the [[mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:CodeMirror|help page]]. [https://phabricator.wikimedia.org/T365311][https://phabricator.wikimedia.org/T259059] * Editors of wikis using Wikidata will now be notified of only relevant Wikidata changes in their watchlist. This is because the Lua functions <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>entity:getSitelink()</code></bdi> and <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>mw.wikibase.getSitelink(qid)</code></bdi> will have their logic unified for tracking different aspects of sitelinks to reduce junk notifications from [[m:Wikidata For Wikimedia Projects/Projects/Watchlist Wikidata Sitelinks Tracking|inconsistent sitelinks tracking]]. [https://phabricator.wikimedia.org/T295356] '''Project updates''' * Users of all Wikis will have access to Wikimedia sites as read-only for a few minutes on September 25, starting at 15:00 UTC. This is a planned datacenter switchover for maintenance purposes. More information will be published in Tech News and will also be posted on individual wikis in the coming weeks. [https://phabricator.wikimedia.org/T370962] * Contributors of [[phab:T363538#10123348|11 Wikipedias]], including English will have a new <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>MOS</code></bdi> namespace added to their Wikipedias. This improvement ensures that links beginning with <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>MOS:</code></bdi> (usually shortcuts to the [[w:en:Wikipedia:Manual of Style|Manual of Style]]) are not broken by [[w:en:Mooré|Mooré]] Wikipedia (language code <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>mos</code></bdi>). [https://phabricator.wikimedia.org/T363538] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|Tech news]]''' prepared by [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|Tech News writers]] and posted by [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|bot]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|Contribute]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/37|Translate]]&nbsp;• [[m:Tech|Get help]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|Give feedback]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|Subscribe or unsubscribe]].'' </div><section end="technews-2024-W37"/> </div> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年9月9日 (月) 18:53 (UTC) <!-- User:UOzurumba (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=27424457 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-38 == <section begin="technews-2024-W38"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/38|翻訳]]されています。 '''<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Improvements and Maintenance</span>''' * [[File:Octicons-gift.svg|12px|link=|class=skin-invert|要望リスト]] <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Editors interested in templates can help by reading the latest Wishlist focus area, [[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist/Focus areas/Template recall and discovery|Template recall and discovery]], and share your feedback on the talkpage. This input helps the Community Tech team to decide the right technical approach to build. Everyone is also encouraged to continue adding [[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist|new wishes]].</span> * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">The new automated [[{{#special:NamespaceInfo}}]] page helps editors understand which [[mw:Special:MyLanguage/Help:Namespaces|namespaces]] exist on each wiki, and some details about how they are configured. Thanks to DannyS712 for these improvements.</span> [https://phabricator.wikimedia.org/T263513] * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">[[mw:Special:MyLanguage/Help:Edit check#Reference check|References Check]] is a feature that encourages editors to add a citation when they add a new paragraph to a Wikipedia article. For a short time, the corresponding tag "Edit Check (references) activated" was erroneously being applied to some edits outside of the main namespace. This has been fixed.</span> [https://phabricator.wikimedia.org/T373692] * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">It is now possible for a wiki community to change the order in which a page’s categories are displayed on their wiki. By default, categories are displayed in the order they appear in the wikitext. Now, wikis with a consensus to do so can [[m:Special:MyLanguage/Requesting wiki configuration changes|request]] a configuration change to display them in alphabetical order.</span> [https://phabricator.wikimedia.org/T373480] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|class=skin-invert|高度]] <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Tool authors can now access ToolsDB's [[wikitech:Portal:Data Services#ToolsDB|public databases]] from both [[m:Special:MyLanguage/Research:Quarry|Quarry]] and [[wikitech:Superset|Superset]]. Those databases have always been accessible to every [[wikitech:Portal:Toolforge|Toolforge]] user, but they are now more broadly accessible, as Quarry can be accessed by anyone with a Wikimedia account. In addition, Quarry's internal database can now be [[m:Special:MyLanguage/Research:Quarry#Querying Quarry's own database|queried from Quarry itself]]. This database contains information about all queries that are being run and starred by users in Quarry. This information was already public through the web interface, but you can now query it using SQL.</span> <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">You can read more about that, and {{formatnum:20}} other community-submitted tasks that were [[m:Tech/News/Recently resolved community tasks|resolved last week]].</span> * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Any pages or tools that still use the very old CSS classes <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>mw-message-box</code></bdi> need to be updated. These old classes will be removed next week or soon afterwards. Editors can use a [https://global-search.toolforge.org/?q=mw-message-box&regex=1&namespaces=&title= global-search] to determine what needs to be changed. It is possible to use the newer <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>cdx-message</code></bdi> group of classes as a replacement (see [https://doc.wikimedia.org/codex/latest/components/demos/message.html#css-only-version the relevant Codex documentation], and [https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Tech/Header&diff=prev&oldid=27449042 an example update]), but using locally defined onwiki classes would be best.</span> [https://phabricator.wikimedia.org/T374499] '''<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Technical project updates</span>''' * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Next week, all Wikimedia wikis will be read-only for a few minutes. This will start on September 25 at [https://zonestamp.toolforge.org/1727276400 15:00 UTC]. This is a planned datacenter switchover for maintenance purposes. [[m:Special:MyLanguage/Tech/Server switch|This maintenance process also targets other services.]]</span> <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">The previous switchover took 3 minutes, and the Site Reliability Engineering teams use many tools to make sure that this essential maintenance work happens as quickly as possible.</span> [https://phabricator.wikimedia.org/T370962] '''<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Tech in depth</span>''' * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|class=skin-invert|高度]] <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">The latest monthly [[mw:Special:MyLanguage/MediaWiki Product Insights/Reports/August 2024|MediaWiki Product Insights newsletter]] is available.</span> <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">This edition includes details about: research about [[mw:Special:MyLanguage/Manual:Hooks|hook]] handlers to help simplify development, research about performance improvements, work to improve the REST API for end-users, and more.</span> * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|class=skin-invert|高度]] <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">To learn more about the technology behind the Wikimedia projects, you can now watch sessions from the technology track at Wikimania 2024 on Commons. This week, check out:</span> ** [[c:File:Wikimania 2024 - Auditorium Kyiv - Day 4 - Hackathon Showcase.webm|ハッカソンのショーケース]](45 分) - ハッカソン参加者による合計19件の短い発表をまとめ、それぞれが取り組むプロジェクトの解説として、たとえば管理スクリプトの自動試験法、動画切り出し用のコマンドライン・ツールや、さまざまなツール用のインターフェース改善など。Phabricator タスクには[[phab:T369234|詳細とリンク類を掲載しています]]。 ** [[c:File:Co-Creating a Sustainable Future for the Toolforge Ecosystem.webm|Toolforge エコシステムの持続可能な将来を共同で築く]] (40 分) - Toolforge のツール管理者と利用者、サポーター対象の円卓会議で、主題はこのプラットフォームを持続可能に保ち提供するツール類の評価方法とは。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/38|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W38"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年9月17日 (火) 00:03 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=27460876 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-39 == <section begin="technews-2024-W39"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/39|翻訳]]されています。 '''<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Weekly highlight</span>''' * どのウィキでも9月25日(水曜) [https://zonestamp.toolforge.org/1727276400 15:00 UTC] から数分間、[[m:Special:MyLanguage/Tech/Server switch|閲覧限定]]になる予定です。ウィキ類の閲覧に支障はありませんが、編集作業は停止します。ウィキメディア財団のサイト信頼性技術チームはこのように年に2回ずつ点検を実施して、自前のデータセンターのどれかに万一の事態が発生しても、ウィキ類の機能を保持するよう備えを整えています。 '''<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Updates for editors</span>''' [[File:Add alt text from a halfsheet, with the article behind.png|thumb|代替文おすすめ編集用のインターフェースの見た目]] * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Editors who use the iOS Wikipedia app in Spanish, Portuguese, French, or Chinese, may see the [[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Apps/iOS Suggested edits project/Alt Text Experiment|Alt Text suggested-edit experiment]] after editing an article, or completing a suggested edit using "[[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Apps/iOS Suggested edits project#Hypothesis 2 Add an Image Suggested Edit|Add an image]]". Alt-text helps people with visual impairments to read Wikipedia articles. The team aims to learn if adding alt-text to images is a task that editors can be successful with. Please share any feedback on [[mw:Talk:Wikimedia Apps/iOS Suggested edits project/Alt Text Experiment|the discussion page]].</span> * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">The Codex color palette has been updated with new and revised colors for the MediaWiki user interfaces. The [[mw:Special:MyLanguage/Design System Team/Color/Design documentation#Updates|most noticeable changes]] for editors include updates for: dark mode colors for Links and for quiet Buttons (progressive and destructive), visited Link colors for both light and dark modes, and background colors for system-messages in both light and dark modes.</span> * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|class=skin-invert|高度]] <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">It is now possible to include clickable wikilinks and external links inside code blocks. This includes links that are used within <code><nowiki><syntaxhighlight></nowiki></code> tags and on code pages (JavaScript, CSS, Scribunto and Sanitized CSS). Uses of template syntax <code><nowiki>{{…}}</nowiki></code> are also linked to the template page. Thanks to SD0001 for these improvements.</span> [https://phabricator.wikimedia.org/T368166] * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Two bugs were fixed in the [[m:Special:MyLanguage/Account vanishing|GlobalVanishRequest]] system by improving the logging and by removing an incorrect placeholder message.</span> [https://phabricator.wikimedia.org/T370595][https://phabricator.wikimedia.org/T372223] * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">View all {{formatnum:25}} community-submitted {{PLURAL:25|task|tasks}} that were [[m:Tech/News/Recently resolved community tasks|resolved last week]].</span> '''技術系貢献者への情報更新''' * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|class=skin-invert|高度]] <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">From [[m:Special:MyLanguage/Wikimedia Enterprise|Wikimedia Enterprise]]:</span> ** <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">The API now enables 5,000 on-demand API requests per month and twice-monthly HTML snapshots freely (gratis and libre). More information on the updates and also improvements to the software development kits (SDK) are explained on [https://enterprise.wikimedia.com/blog/enhanced-free-api/ the project's blog post]. While Wikimedia Enterprise APIs are designed for high-volume commercial reusers, this change enables many more community use-cases to be built on the service too.</span> ** <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">The Snapshot API (html dumps) have added beta Structured Contents endpoints ([https://enterprise.wikimedia.com/blog/structured-contents-snapshot-api/ blog post on that]) as well as released two beta datasets (English and French Wikipedia) from that endpoint to Hugging Face for public use and feedback ([https://enterprise.wikimedia.com/blog/hugging-face-dataset/ blog post on that]). These pre-parsed data sets enable new options for researchers, developers, and data scientists to use and study the content.</span> '''<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">In depth</span>''' * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|class=skin-invert|高度]] <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">The Wikidata Query Service (WDQS) is used to get answers to questions using the Wikidata data set. As Wikidata grows, we had to make a major architectural change so that WDQS could remain performant. As part of the [[d:Special:MyLanguage/Wikidata:SPARQL query service/WDQS graph split|WDQS Graph Split project]], we have new SPARQL endpoints available for serving the "[https://query-scholarly.wikidata.org scholarly]" and "[https://query-main.wikidata.org main]" subgraphs of Wikidata. The [http://query.wikidata.org query.wikidata.org endpoint] will continue to serve the full Wikidata graph until March 2025. After this date, it will only serve the main graph. For more information, please see [[d:Special:MyLanguage/Wikidata:SPARQL query service/WDQS backend update/September 2024 scaling update|the announcement on Wikidata]].</span> '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/39|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W39"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年9月23日 (月) 23:37 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=27493779 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-40 == <section begin="technews-2024-W40"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/40|翻訳]]されています。 '''編集者対象の情報更新''' * ダークモードを利用できる[[phab:T375401|ウィキ42 件を追加]]しました。皆さんのウィキでログアウトした利用者が、まだこのモードを使えない状態の場合は、ダークモードではまだ多くのテンプレートが正しく表示できないことが原因かもしれません。問題点の解消に関心を持たれたら、[https://night-mode-checker.wmcloud.org/ ナイトモード用チェック・ツール]を使ってください。[[mw:Special:MyLanguage/Recommendations for night mode compatibility on Wikimedia wikis|推奨事項ページ]]には、これに関するガイダンスがあります。ダークモードは月間1回、使えるウィキを増やしていきます。 * 2010年版ウィキ文エディタを既定で使っている人は、URL末尾に <code dir=ltr>?veaction=editsource</code> と加筆すると、同2017年版の機能を利用できます。規定のエディタを2017年版にするには、[[Special:Preferences#mw-input-wpvisualeditor-newwikitext|各自の個人設定]]で切り替えてください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T239796] * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">For logged-out readers using the Vector 2022 skin, the "donate" link has been moved from a collapsible menu next to the content area into a more prominent top menu, next to "Create an account". This restores the link to the level of prominence it had in the Vector 2010 skin. [[mw:Readers/2024 Reader and Donor Experiences#Donor Experiences (Key Result WE 3.2 and the related hypotheses)|Learn more]] about the changes related to donor experiences.</span> [https://phabricator.wikimedia.org/T373585] * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">The CampaignEvents extension provides tools for organizers to more easily manage events, communicate with participants, and promote their events on the wikis. The extension has been [[m:Special:MyLanguage/CampaignEvents/Deployment status|enabled]] on Arabic Wikipedia, Igbo Wikipedia, Swahili Wikipedia, and Meta-Wiki. [[w:zh:Wikipedia:互助客栈/其他#引進CampaignEvents擴充功能|Chinese Wikipedia has decided]] to enable the extension, and discussions on the extension are in progress [[w:es:Wikipedia:Votaciones/2024/Sobre la política de Organizadores de Eventos|on Spanish Wikipedia]] and [[d:Wikidata:Project chat#Enabling the CampaignEvents Extention on Wikidata|on Wikidata]]. To learn how to enable the extension on your wiki, you can visit [[m:Special:MyLanguage/CampaignEvents|the CampaignEvents page on Meta-Wiki]].</span> * コミュニティが提出した{{PLURAL:22|タスク類}}のうち[[m:Tech/News/Recently resolved community tasks|先週の解決分]] {{formatnum:22}} 件に目を通してください。 '''技術系貢献者への情報更新''' * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Developers with an account on Wikitech-wiki should [[wikitech:Wikitech/SUL-migration|check if any action is required]] for their accounts. The wiki is being changed to use the single-user-login (SUL) system, and other configuration changes. This change will help reduce the overall complexity for the weekly software updates across all our wikis.</span> '''掘り下げると''' * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">The [[m:Special:MyLanguage/Tech/Server switch|server switch]] was completed successfully last week with a read-only time of [[wikitech:Switch Datacenter#Past Switches|only 2 minutes 46 seconds]]. This periodic process makes sure that engineers can switch data centers and keep all of the wikis available for readers, even if there are major technical issues. It also gives engineers a chance to do maintenance and upgrades on systems that normally run 24 hours a day, and often helps to reveal weaknesses in the infrastructure. The process involves dozens of software services and hundreds of hardware servers, and requires multiple teams working together. Work over the past few years has reduced the time from 17 minutes down to 2–3 minutes.</span> [https://lists.wikimedia.org/hyperkitty/list/wikitech-l@lists.wikimedia.org/thread/66ZW7B2MG63AESQVTXDIFQBDBS766JGW/] '''ミーティングとイベント''' * 10月4日–6日:[[m:Special:MyLanguage/WikiIndaba conference 2024|ウィキ・インダバ・カンファレンス併設のハッカソン]]の開催地は南アフリカのヨハネルブルグ。 * 11月4日–6日:[[mw:Special:MyLanguage/MediaWiki Users and Developers Conference Fall 2024|MediaWiki 利用者・開発者カンファレンス2024年秋]]の開催地はオーストリアのウィーン '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/40|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W40"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年9月30日 (月) 22:21 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=27530062 のリストを使用して送信したメッセージ --> == <span lang="en" dir="ltr">Tech News: 2024-41</span> == <div lang="en" dir="ltr"> <section begin="technews-2024-W41"/><div class="plainlinks"> Latest '''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|tech news]]''' from the Wikimedia technical community. Please tell other users about these changes. Not all changes will affect you. [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/41|Translations]] are available. '''Weekly highlight''' * Communities can now request installation of [[mw:Special:MyLanguage/Moderator Tools/Automoderator|Automoderator]] on their wiki. Automoderator is an automated anti-vandalism tool that reverts bad edits based on scores from the new "Revert Risk" machine learning model. You can [[mw:Special:MyLanguage/Extension:AutoModerator/Deploying|read details about the necessary steps]] for installation and configuration. [https://phabricator.wikimedia.org/T336934] '''Updates for editors''' * Translators in wikis where [[mw:Special:MyLanguage/Content translation/Section translation#Try the tool|the mobile experience of Content Translation is available]], can now customize their articles suggestion list from 41 filtering options when using the tool. This topic-based article suggestion feature makes it easy for translators to self-discover relevant articles based on their area of interest and translate them. You can [https://test.wikipedia.org/w/index.php?title=Special:ContentTranslation&active-list=suggestions try it with your mobile device]. [https://phabricator.wikimedia.org/T368422] * View all {{formatnum:12}} community-submitted {{PLURAL:12|task|tasks}} that were [[m:Tech/News/Recently resolved community tasks|resolved last week]]. '''Updates for technical contributors''' * It is now possible for <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki><syntaxhighlight></nowiki></code></bdi> code blocks to offer readers a "Copy" button if the <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki>copy=1</nowiki></code></bdi> attribute is [[mw:Special:MyLanguage/Extension:SyntaxHighlight#copy|set on the tag]]. Thanks to SD0001 for these improvements. [https://phabricator.wikimedia.org/T40932] * Customized copyright footer messages on all wikis will be updated. The new versions will use wikitext markup instead of requiring editing raw HTML. [https://phabricator.wikimedia.org/T375789] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|class=skin-invert|Advanced item]] Later this month, [[mw:Special:MyLanguage/Trust and Safety Product/Temporary Accounts|temporary accounts]] will be rolled out on several pilot wikis. The final list of the wikis will be published in the second half of the month. If you maintain any tools, bots, or gadgets on [[phab:T376499|these 11 wikis]], and your software is using data about IP addresses or is available for logged-out users, please check if it needs to be updated to work with temporary accounts. [[mw:Special:MyLanguage/Trust and Safety Product/Temporary Accounts/For developers|Guidance on how to update the code is available]]. * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|class=skin-invert|Advanced item]] Rate limiting has been enabled for the code review tools [[Wikitech:Gerrit|Gerrit]] and [[Wikitech:GitLab|GitLab]] to address ongoing issues caused by malicious traffic and scraping. Clients that open too many concurrent connections will be restricted for a few minutes. This rate limiting is managed through [[Wikitech:nftables|nftables]] firewall rules. For more details, see Wikitech's pages on [[Wikitech:Firewall#Throttling with nftables|Firewall]], [[Wikitech:GitLab/Abuse and rate limiting|GitLab limits]] and [[Wikitech:Gerrit/Operations#Throttling IPs|Gerrit operations]]. * Five new wikis have been created: ** a {{int:project-localized-name-group-wikipedia}} in [[d:Q49224|Komering]] ([[w:kge:|<code>w:kge:</code>]]) [https://phabricator.wikimedia.org/T374813] ** a {{int:project-localized-name-group-wikipedia}} in [[d:Q36096|Mooré]] ([[m:mos:|<code>m:mos:</code>]]) [https://phabricator.wikimedia.org/T374641] ** a {{int:project-localized-name-group-wiktionary}} in [[d:Q36213|Madurese]] ([[wikt:mad:|<code>wikt:mad:</code>]]) [https://phabricator.wikimedia.org/T374968] ** a {{int:project-localized-name-group-wikiquote}} in [[d:Q2501174|Gorontalo]] ([[q:gor:|<code>q:gor:</code>]]) [https://phabricator.wikimedia.org/T375088] ** a {{int:project-localized-name-group-wikinews}} in [[d:Q56482|Shan]] ([[n:shn:|<code>n:shn:</code>]]) [https://phabricator.wikimedia.org/T375430] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|Tech news]]''' prepared by [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|Tech News writers]] and posted by [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|bot]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|Contribute]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/41|Translate]]&nbsp;• [[m:Tech|Get help]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|Give feedback]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|Subscribe or unsubscribe]].'' </div><section end="technews-2024-W41"/> </div> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年10月7日 (月) 23:43 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=27557422 のリストを使用して送信したメッセージ --> == <span lang="en" dir="ltr">Tech News: 2024-42</span> == <div lang="en" dir="ltr"> <section begin="technews-2024-W42"/><div class="plainlinks"> Latest '''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|tech news]]''' from the Wikimedia technical community. Please tell other users about these changes. Not all changes will affect you. [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/42|Translations]] are available. '''Updates for editors''' * The Structured Discussion extension (also known as Flow) is starting to be removed. This extension is unmaintained and causes issues. It will be replaced by [[mw:Special:MyLanguage/Help:DiscussionTools|DiscussionTools]], which is used on any regular talk page. [[mw:Special:MyLanguage/Structured Discussions/Deprecation#Deprecation timeline|A first set of wikis]] are being contacted. These wikis are invited to stop using Flow, and to move all Flow boards to sub-pages, as archives. At these wikis, a script will move all Flow pages that aren't a sub-page to a sub-page automatically, starting on 22 October 2024. On 28 October 2024, all Flow boards at these wikis will be set in read-only mode. [https://www.mediawiki.org/wiki/Structured_Discussions/Deprecation][https://phabricator.wikimedia.org/T370722] * WMF's Search Platform team is working on making it easier for readers to perform text searches in their language. A [[phab:T332342|change last week]] on over 30 languages makes it easier to find words with accents and other diacritics. This applies to both full-text search and to types of advanced search such as the <bdi lang="en" dir="ltr">''hastemplate''</bdi> and <bdi lang="en" dir="ltr">''incategory''</bdi> keywords. More technical details (including a few other minor search upgrades) are available. [https://www.mediawiki.org/wiki/User:TJones_%28WMF%29/Notes/Language_Analyzer_Harmonization_Notes#ASCII-folding/ICU-folding_%28T332342%29] * View all {{formatnum:20}} community-submitted {{PLURAL:20|task|tasks}} that were [[m:Tech/News/Recently resolved community tasks|resolved last week]]. For example, [[mw:Special:MyLanguage/Help:Edit check|EditCheck]] was installed at Russian Wikipedia, and fixes were made for some missing user interface styles. '''Updates for technical contributors''' * Editors who use the Toolforge tool [[toolforge:copyvios|Earwig's Copyright Violation Detector]] will now be required to log in with their Wikimedia account before running checks using the "search engine" option. This change is needed to help prevent external bots from misusing the system. Thanks to Chlod for these improvements. [https://en.wikipedia.org/wiki/Wikipedia_talk:New_pages_patrol/Reviewers#Authentication_is_now_required_for_search_engine_checks_on_Earwig's_Copyvio_Tool] * [[m:Special:MyLanguage/Phabricator|Phabricator]] users can create tickets and add comments on existing tickets via Email again. [[mw:Special:MyLanguage/Phabricator/Help#Using email|Sending email to Phabricator]] has been fixed. [https://phabricator.wikimedia.org/T356077] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|class=skin-invert|Advanced item]] Some HTML elements in the interface are now wrapped with a <code><nowiki><bdi></nowiki></code> element, to make our HTML output more aligned with Web standards. More changes like this will be coming in future weeks. This change might break some tools that rely on the previous HTML structure of the interface. Note that relying on the HTML structure of the interface is [[mw:Special:MyLanguage/Stable interface policy/Frontend#What is not stable?|not recommended]] and might break at any time. [https://phabricator.wikimedia.org/T375975] '''In depth''' * The latest monthly [[mw:Special:MyLanguage/MediaWiki Product Insights/Reports/September 2024|MediaWiki Product Insights newsletter]] is available. This edition includes: updates on Wikimedia's authentication system, research to simplify feature development in the MediaWiki platform, updates on Parser Unification and MathML rollout, and more. * The latest quarterly [[mw:Technical Community Newsletter/2024/October|Technical Community Newsletter]] is now available. This edition include: research about improving topic suggestions related to countries, improvements to PHPUnit tests, and more. '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|Tech news]]''' prepared by [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|Tech News writers]] and posted by [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|bot]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|Contribute]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/42|Translate]]&nbsp;• [[m:Tech|Get help]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|Give feedback]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|Subscribe or unsubscribe]].'' </div><section end="technews-2024-W42"/> </div> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年10月14日 (月) 21:22 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=27597254 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-43 == <section begin="technews-2024-W43"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/43|翻訳]]されています。 '''今週のハイライト''' * モバイルアプリ・チームよりiOS 版アプリの[[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Apps/Team/iOS/Navigation Refresh#Phase 1: Creating a user Profile Menu (T373714)|更新]]により、ナビゲーションは App ストアからダウンロードする最新版に繁栄しました。プロフィール(Profile)という新しいメニューを追加、記事の閲覧画面で通知やウォッチリストなど編集機能をさっと開けるようになった点と、「寄付する」ボタンは閲覧者が使いやすい位置に移動しました。これは規模の大きな[[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Apps/Team/iOS/Navigation Refresh|ナビゲーション刷新]]計画の一部であり、閲覧者優先で進めてきた iOS アプリを閲覧も編集もしやすなるようサポートを深めます。ウィキメディア財団ではボランティアの皆さんからこの数年の間に寄せられた要望に基づき、オンウィキの意思疎通において編集機能の追加とサポートを重ねています。 [[File:IOS App Navigation refresh first phase 05.png|thumb|プロフィールメニューと内容、ウィキペディアの iOS アプリ]] '''編集者対象の更新''' * ウィキペディアの読者の皆さんはブラウザ拡張機能をダウンロードすると、記事の閲覧お勧め、記事のまとめを自動生成、検索の機能改善など、機能導入を検討中の早期の発案を試験してみることができます。詳細情報を読むにはウェブチームの[[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Content Discovery Experiments|コンテンツ発見実験ページ]](Content Discovery Experiments)を、更新情報を受信するには[[mw:Special:MyLanguage/Newsletter:Web team's projects|ニュースレターの購読]]をお勧めします。 * 10月末に向かって、[[phab:T376499|これら 12 件のウィキ]]ではログアウトした編集者に[[mw:Special:Mylanguage/Trust and Safety Product/Temporary Accounts|臨時アカウント]]の発行を始めます。当該の一覧は変更を見込んでおり - ウィキによっては対象から除外するかもしれない点と追加はない点があります。臨時アカウントは新規の[[mw:Special:MyLanguage/User account types|利用者アカウントの種別]]です。ログアウト編集者の個人情報保護、コミュニティ参加者との意思疎通の円滑化を目指します。対象のウィキ 12 件でツールやボット、ガジェット類の管理をされる皆さんは、そのソフトウェアがログアウト利用者の IP アドレスを参照している場合は、臨時アカウントへの対応が必要かどうかチェックをお願いします。[[mw:Special:MyLanguage/Trust and Safety Product/Temporary Accounts/For developers|コード更新のガイダンスがあります]]。詳細は[[mw:Special:MyLanguage/Trust and Safety Product/Temporary Accounts/Updates|全ウィキへの導入計画]]をご一読ください。 * コミュニティが提出した{{PLURAL:33|タスク類}}のうち[[m:Tech/News/Recently resolved community tasks|先週の解決分]] {{formatnum:33}} 件に目を通してください。 <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">For example, the [[w:nr:Main Page|South Ndebele]], [[w:rsk:Главни бок|Pannonian Rusyn]], [[w:ann:Uwu|Obolo]], [[w:iba:Lambar Keterubah|Iban]] and [[w:tdd:ᥞᥨᥝᥴ ᥘᥣᥲ ᥖᥥᥰ|Tai Nüa]] Wikipedia languages were created last week.</span> [https://www.wikidata.org/wiki/Q36785][https://www.wikidata.org/wiki/Q35660][https://www.wikidata.org/wiki/Q36614][https://www.wikidata.org/wiki/Q33424][https://www.wikidata.org/wiki/Q36556] * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">It is now possible to create functions on Wikifunctions using Wikidata lexemes, through the new [[f:Z6005|Wikidata lexeme type]] launched last week. When you go to one of these functions, the user interface provides a lexeme selector that helps you pick a lexeme from Wikidata that matches the word you type. After hitting run, your selected lexeme is retrieved from Wikidata, transformed into a Wikidata lexeme type, and passed into the selected function. Read more about this in [[f:Special:MyLanguage/Wikifunctions:Status updates/2024-10-17#Function of the Week: select representation from lexeme|the latest Wikifunctions newsletter]].</span> '''技術系貢献者への情報更新''' * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|class=skin-invert|高度]] <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Users of the Wikimedia sites can now format dates more easily in different languages with the new <code dir="ltr">{{[[mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:ParserFunctions##timef|#timef]]:…}}</code> parser function. For example, <code dir="ltr"><nowiki>{{#timef:now|date|en}}</nowiki></code> will show as "<bdi lang="en" dir="ltr">{{#timef:now|date|en}}</bdi>". Previously, <code dir="ltr"><nowiki>{{#time:…}}</nowiki></code> could be used to format dates, but this required knowledge of the order of the time and date components and their intervening punctuation. <code dir="ltr">#timef</code> (or <code dir="ltr">#timefl</code> for local time) provides access to the standard date formats that MediaWiki uses in its user interface. This may help to simplify some templates on multi-lingual wikis like Commons and Meta.</span> [https://phabricator.wikimedia.org/T223772][https://www.mediawiki.org/wiki/Special:MyLanguage/Help:Extension:ParserFunctions##timef] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|class=skin-invert|高度]] <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Commons and Meta users can now efficiently [[mw:Special:MyLanguage/Help:Magic words#Localization|retrieve the user's language]] using <code dir="ltr"><nowiki>{{USERLANGUAGE}}</nowiki></code> instead of using <code dir="ltr"><nowiki>{{int:lang}}</nowiki></code>.</span> [https://phabricator.wikimedia.org/T4085] * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">The [[m:Special:MyLanguage/Product and Technology Advisory Council|Product and Tech Advisory Council]] (PTAC) now has its pilot members with representation across Africa, Asia, Europe, North America and South America. They will work to address the [[Special:MyLanguage/Movement Strategy/Initiatives/Technology Council|Movement Strategy's Technology Council]] initiative of having a co-defined and more resilient technological platform.</span> [https://meta.wikimedia.org/wiki/Movement_Strategy/Initiatives/Technology_Council] '''掘り下げると''' * 年4回発行の [[mw:Special:MyLanguage/Growth/Newsletters/32|Growth ニュースレター]]を発行しました。内容とは:新規参加者ホームページのコミュニティ更新モジュール、新規のコミュニティ設定のオプション、新規プロジェクトの詳細情報ほか。 * ウィキメディア財団では[[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Security Team#CNA Partnership| CVE プログラムの正式パートナー]]になり、サイバーセキュリティの公開済み脆弱性をカタログ化する国際的な取り組みに参加しました。セキュリティ・チームはこのパートナー関係により、[[w:en:Common Vulnerabilities and Exposures|共通脆弱性識別子とその露出]] (CVE) レコードという、当財団の管理下にあるその他のコードばかりかメディアウィキ・コアや拡張機能ならびに外装に影響するコードを即座に公開できるようになります。 * [[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist|コミュニティ要望リスト]]では要望リストの内容に[[m:Community Wishlist/Updates#October 16, 2024: Conversations Made Easier: Machine-Translated Wishes Are Here!|機械翻訳の適用を試験中]]です。ボランティアの皆さんは要望を機械翻訳したものを閲覧し、翻訳者が内容の翻訳を終えるより以前に、議論に直行できます。 '''ミーティングとイベント''' * 10月24日 - ウィキ教育講演者シリーズのウェビナー - [https://lists.wikimedia.org/hyperkitty/list/wikitech-l@lists.wikimedia.org/thread/N4XTB4G55BUY3M3PNGUAKQWJ7A4UOPAK/ オープンソース技術:ウィキ教育ダッシュボードの構築]、パネル登壇はウィキメディアのインターン生とウェブ開発者(Wiki Education Speaker Series Webinar)。 * 2024年12月20–22日 - [[m:Special:MyLanguage/Indic Wikimedia Hackathon Bhubaneswar 2024|ウィキメディア・インド諸語ハッカソン・ブヴァネーシュヴァル大会2024]]をインドのオリッサ州で開催(Wikimedia Hackathon Bhubaneswar)。このハッカソンの目的はコミュニティに参加する開発者やデザイナー、コンテンツ編集者などが集まり、貢献者の経験向上を対象とした技術的ソリューションを構築することです。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/43|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W43"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年10月21日 (月) 20:53 (UTC) <!-- User:UOzurumba (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=27634672 のリストを使用して送信したメッセージ --> == <span lang="en" dir="ltr">Tech News: 2024-44</span> == <div lang="en" dir="ltr"> <section begin="technews-2024-W44"/><div class="plainlinks"> Latest '''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|tech news]]''' from the Wikimedia technical community. Please tell other users about these changes. Not all changes will affect you. [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/44|Translations]] are available. '''Updates for editors''' * Later in November, the Charts extension will be deployed to the test wikis in order to help identify and fix any issue. A security review is underway to then enable deployment to pilot wikis for broader testing. You can read [[mw:Special:MyLanguage/Extension:Chart/Project/Updates#October 2024: Working towards production deployment|the October project update]] and see the [https://en.wikipedia.beta.wmflabs.org/wiki/Charts latest documentation and examples on Beta Wikipedia]. * View all {{formatnum:32}} community-submitted {{PLURAL:32|task|tasks}} that were [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Recently resolved community tasks|resolved last week]]. For example, [[w:en:PediaPress|Pediapress.com]], an external service that creates books from Wikipedia, can now use [[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Maps|Wikimedia Maps]] to include existing pre-rendered infobox map images in their printed books on Wikipedia. [https://phabricator.wikimedia.org/T375761] '''Updates for technical contributors''' * Wikis can use [[:mw:Special:MyLanguage/Extension:GuidedTour|the Guided Tour extension]] to help newcomers understand how to edit. The Guided Tours extension now works with [[mw:Special:MyLanguage/Manual:Dark mode|dark mode]]. Guided Tour maintainers can check their tours to see that nothing looks odd. They can also set <code>emitTransitionOnStep</code> to <code>true</code> to fix an old bug. They can use the new flag <code>allowAutomaticBack</code> to avoid back-buttons they don't want. [https://phabricator.wikimedia.org/T73927#10241528] * Administrators in the Wikimedia projects who use the [[mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:Nuke|Nuke Extension]] will notice that mass deletions done with this tool have the "Nuke" tag. This change will make reviewing and analyzing deletions performed with the tool easier. [https://phabricator.wikimedia.org/T366068] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|Tech news]]''' prepared by [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|Tech News writers]] and posted by [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|bot]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|Contribute]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/44|Translate]]&nbsp;• [[m:Tech|Get help]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|Give feedback]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|Subscribe or unsubscribe]].'' </div><section end="technews-2024-W44"/> </div> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年10月28日 (月) 20:57 (UTC) <!-- User:UOzurumba (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=27668811 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-45 == <section begin="technews-2024-W45"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/45|翻訳]]されています。 '''<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Updates for editors</span>''' * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Stewards can now make [[m:Special:MyLanguage/Global blocks|global account blocks]] cause global [[mw:Special:MyLanguage/Autoblock|autoblocks]]. This will assist stewards in preventing abuse from users who have been globally blocked. This includes preventing globally blocked temporary accounts from exiting their session or switching browsers to make subsequent edits for 24 hours. Previously, temporary accounts could exit their current session or switch browsers to continue editing. This is an anti-abuse tool improvement for the [[mw:Special:MyLanguage/Trust and Safety Product/Temporary Accounts|Temporary Accounts]] project. You can read more about the [[mw:Special:MyLanguage/Trust and Safety Product/Temporary Accounts/Updates|progress on key features for temporary accounts]].</span> [https://phabricator.wikimedia.org/T368949] * キャンペーン・イベント用の [[m:Special:MyLanguage/CampaignEvents/Deployment status|CampaignEvents 拡張機能を有効にした]]ウィキでは今後、共同作業用の [[m:Special:MyLanguage/Campaigns/Foundation Product Team/Event list#October 29, 2024: Collaboration List launched|Collaboration List]] 一覧機能を使えるようになります。これは投稿者がそれぞれのウィキにおいて、ウィキプロジェクト群の総体を簡単に把握できる新機能です。担当したキャンペーン・チームは[[m:Special:MyLanguage/Wikimedia Foundation Annual Plan/2024-2025/Product %26 Technology OKRs#WE KRs|2024/25年次計画]]の一環としてこの企画に取り組みました。この CampaignEvents 拡張機能を皆さんのウィキにも導入したい場合は、[[m:Special:MyLanguage/CampaignEvents/Deployment status#How to Request the CampaignEvents Extension for your wiki|こちらの手順に従う]]もしくは補佐が必要なら User:Udehb-WMF と打ち合わせてください。 * 赤リンクを示す文字色は今週後半にわずかに色味を変え、ライトモードでコントラストを改善します。 [https://phabricator.wikimedia.org/T370446] * コミュニティが提出した{{PLURAL:32|タスク類}}のうち[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Recently resolved community tasks|先週の解決分]] {{formatnum:32}} 件に目を通してください。 たとえば 多言語対応のウィキ群では[[phab:T216368|今後]]、利用者がリンク元を示す特別ページ WhatLinksHere で翻訳版を非表示にできます。 '''技術系貢献者への情報更新''' * XML [[m:Special:MyLanguage/Data dumps|データダンプ]]はバグ検証のため一時的に停止しました。 [https://lists.wikimedia.org/hyperkitty/list/xmldatadumps-l@lists.wikimedia.org/message/BXWJDPO5QI2QMBCY7HO36ELDCRO6HRM4/] '''掘り下げると''' * 仮アカウントを6件のウィキに導入しました(Temporary Accounts)。この[[mw:Special:MyLanguage/Trust and Safety Product/Temporary Accounts|企画]]を信頼安全製品チームが完成させた(Trust and Safety Product team)ので、[[phab:T340001|実装の日程]]を確かめてください。仮リンクは来週以降、[[phab:T378336|他のプロジェクト7件]]でも使えるようになります。これらのウィキで活動中の皆さんでツールの統合に補佐を希望される場合は、担当の [[m:User:Udehb-WMF|User:Udehb-WMF]] に連絡をして打ち合わせ願います。 * 四半期ごとに発行される[[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Language and Product Localization/Newsletter/2024/October|言語と国際化ニュースレター]]の最新版をご覧いただけます。 掲載内容は次のとおり:翻訳用の translatewiki やメディアウィキで対応する言語が増えました。複数言語でキーボード入力欄の方法が変わりました。開催予定および直近で開いたミーティングの情報その他。 '''<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Meetings and events</span>''' * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">[[mw:Special:MyLanguage/MediaWiki Users and Developers Conference Fall 2024|MediaWiki Users and Developers Conference Fall 2024]] is happening in Vienna, Austria and online from 4 to 6 November 2024. The conference will feature discussions around the usage of MediaWiki software by and within companies in different industries and will inspire and onboard new users.</span> '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/45|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W45"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年11月4日 (月) 20:51 (UTC) <!-- User:UOzurumba (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=27693917 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-46 == <section begin="technews-2024-W46"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/46|翻訳]]されています。 '''<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Updates for editors</span>''' * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">On wikis with the [[mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:Translate|Translate extension]] enabled, users will notice that the FuzzyBot will now automatically create translated versions of categories used on translated pages.</span> [https://phabricator.wikimedia.org/T285463] * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">View all {{formatnum:29}} community-submitted {{PLURAL:29|task|tasks}} that were [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Recently resolved community tasks|resolved last week]].</span> <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">For example, the submitted task to use the [[mw:Special:MyLanguage/Extension:SecurePoll|SecurePoll extension]] for English Wikipedia's special [[w:en:Wikipedia:Administrator elections|administrator election]] was resolved on time.</span> [https://phabricator.wikimedia.org/T371454] '''<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Updates for technical contributors</span>''' * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|class=skin-invert|高度]] <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">In <code dir="ltr">[[mw:MediaWiki_1.44/wmf.2|1.44.0-wmf-2]]</code>, the logic of Wikibase function <code>getAllStatements</code> changed to behave like <code>getBestStatements</code>. Invoking the function now returns a copy of values which are immutable.</span> [https://phabricator.wikimedia.org/T270851] * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">[https://en.wikipedia.org/api/rest_v1/ Wikimedia REST API] users, such as bot operators and tool maintainers, may be affected by ongoing upgrades. The API will be rerouting some page content endpoints from RESTbase to the newer [[mw:Special:MyLanguage/API:REST API|MediaWiki REST API]] endpoints. The [[phab:T374683|impacted endpoints]] include getting page/revision metadata and rendered HTML content. These changes will be available on testwiki later this week, with other projects to follow. This change should not affect existing functionality, but active users of the impacted endpoints should verify behavior on testwiki, and raise any concerns on the related [[phab:T374683|Phabricator ticket]].</span> '''<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">In depth</span>''' * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Admins and users of the Wikimedia projects [[mw:Special:MyLanguage/Moderator_Tools/Automoderator#Usage|where Automoderator is enabled]] can now monitor and evaluate important metrics related to Automoderator's actions. [https://superset.wmcloud.org/superset/dashboard/unified-automoderator-activity-dashboard/ This Superset dashboard] calculates and aggregates metrics about Automoderator's behaviour on the projects in which it is deployed. Thanks to the Moderator Tools team for this Dashboard; you can visit [[mw:Special:MyLanguage/Moderator Tools/Automoderator/Unified Activity Dashboard|the documentation page]] for more information about this work.</span> [https://phabricator.wikimedia.org/T369488] '''<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Meetings and events</span>''' * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">21 November 2024 ([[m:Special:MyLanguage/Event:Commons community discussion - 21 November 2024 8:00 UTC|8:00 UTC]] & [[m:Special:MyLanguage/Event:Commons community discussion - 21 November 2024 16:00 UTC|16:00 UTC]]) - [[c:Commons:WMF support for Commons/Commons community calls|Community call]] with Wikimedia Commons volunteers and stakeholders to help prioritize support efforts for 2025-2026 Fiscal Year. The theme of this call is how content should be organised on Wikimedia Commons.</span> '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/46|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W46"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年11月12日 (火) 00:08 (UTC) <!-- User:UOzurumba (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=27732268 のリストを使用して送信したメッセージ --> qutb3eo29nqx2iwf41mchdk5ohpn4ky 利用者・トーク:雪津風明石/技術情報 3 28106 263353 263037 2024-11-12T00:08:04Z MediaWiki message delivery 14540 /* 技術ニュース: 2024-46 */ 新しい節 263353 wikitext text/x-wiki ここは[[meta:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|技術情報]]を受信する為のページです。[[利用者:雪津風明石|雪津風明石]]に対するコメントは[[利用者・トーク:雪津風明石|トークページ]]にお願いします。 ---- __TOC__ == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/20|Tech News: 2020-20]] == <section begin="technews-2020-W20"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/20|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[w:ja:Flickr|Flickr]]の画像をコモンズに移入する制限が解け、[[c:Special:UploadWizard|UploadWizard]]を使うと誰でも投稿できるようになりました。以前はコモンズ自動巡回者の権限がないと、Flickrから移入できませんでした。. [https://phabricator.wikimedia.org/T90004] '''問題点''' * [[phab:T251502|コモンズ]]では5月12日に数分の間、データベースのメンテナンスのため閲覧専用の状態になります。日本時間14:00([https://www.timeanddate.com/worldclock/fixedtime.html?iso=20200512T05 05:00 (UTC)])前後に行われる予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T251502] * [[phab:T251984|ウィキデータを含む複数のウィキ]]では5月19日に数分間、閲覧はできても編集の保存ができなくなる予定です。日本時間14:00([[:w:ja:世界協定時間|UTC]][https://www.timeanddate.com/worldclock/fixedtime.html?iso=20200519T05 05:00])前後に行われる予定です。また英語版ウィキペディアはデータベースの保守管理のため、数分にわたり閲覧専用になります。 5月21日の日本時間14:00(UTC [https://www.timeanddate.com/worldclock/fixedtime.html?iso=20200519T05 05:00])前後に行われる予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T251984][https://phabricator.wikimedia.org/T251985] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.35/wmf.32|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-05-12|{{PAGELANGUAGE}}}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-05-13|{{PAGELANGUAGE}}}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-05-14|{{PAGELANGUAGE}}}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.35/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] JavaScript のユーザースクリプトとガジェットで、<code>mw.config.exists()</code>と<code>mw.user.tokens.exists()</code>を使って複数のキーをまとめてチェックできなくなります。今後は1件ずつ<code>exists()</code>または <code>get()</code>で検索してください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T251855] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/20|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W20"/> 2020年5月11日 (月) 20:42 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=User:Johan_(WMF)/Tech_News_target_list_8&oldid=20078394 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/21|Tech News: 2020-21]] == <section begin="technews-2020-W21"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/21|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * パスワードを忘れた場合に新しいパスワードをメールで送信してもらうには、アカウントに登録した自分のメールアドレスか、利用者名のどちらかを入力する必要があります。個人設定で、その両方を入力するよう選べます。これは他人によるパスワード変更のメール申請を減らす措置で、すべてのウィキメディアのウィキで設定できるようになりました。 [https://meta.wikimedia.org/wiki/Community_Tech/Password_Reset_Update#May_11,_2020][https://lists.wikimedia.org/pipermail/wikimedia-l/2020-May/094804.html] '''問題点''' * [[w:ja:IOS 13|iOS 13]]で[[w:ja:Safari|Safari]]を使用している利用者に対してバグを引き起こす可能性があります。iPhoneを使用してウィキペディアのモバイル版サイトで閲覧または編集を行っているときにバグを見つけた場合は[[mw:Skin talk:Minerva Neue|報告してください]]。 [https://phabricator.wikimedia.org/T252223] * [[phab:T251984|ウィキデータを含む複数のウィキ]]では5月19日に数分間、閲覧はできても編集の保存ができなくなる予定です。日本時間14:00([[:w:ja:世界協定時間|UTC]][https://www.timeanddate.com/worldclock/fixedtime.html?iso=20200519T05 05:00])前後に行われる予定です。また英語版ウィキペディアはデータベースの保守管理のため、数分にわたり閲覧専用になります。 5月21日の日本時間14:00(UTC [https://www.timeanddate.com/worldclock/fixedtime.html?iso=20200519T05 05:00])前後に行われる予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T251984][https://phabricator.wikimedia.org/T251985] '''今週の更新''' * Android版の[[:mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Apps|Wikipediaアプリ]]を使用するとき、コモンズの[[c:Special:MyLanguage/Commons:Depicts|構造化データ]]を[[:mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Apps/Team/Android/AppEditorTasks#Suggested Edits 4.0 - Tag Commons images to improve search (to be released May 2020)|追加]]することができます。アプリのベータ版には[[:c:Special:MyLanguage/Commons:Structured data/Computer-aided tagging|コンピュータ補助によるタグ付け]]機能がありましたが、構造化データの編集機能追加に伴い削除されました。 [https://www.mediawiki.org/wiki/Wikimedia_Apps/Team/Android/AppEditorTasks#Suggested_Edits_4.0_-_Tag_Commons_images_to_improve_search_(to_be_released_May_2020)] * 今週、MedaiWikiのバージョン更新はありません。 '''今後の予定''' * [[mw:Special:MyLanguage/Extension:Graph|グラフ]]は閲覧者のブラウザで[[w:ja:レンダリング (コンピュータ)|レンダリング]]が行われます。この機能は[[w:ja:JavaScript|JavaScript]]を使用しています。グラフはJavaScriptを使用できる環境であれば正常に動作します。JavaScriptを使用できない環境では動作しません。 [https://phabricator.wikimedia.org/T236892] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] スキンの CSS の一部が簡略化されました。<code>div#p-personal</code>、<code>div#p-navigation</code>、<code>div#p-interaction</code>、<code>div#p-tb</code>、<code>div#p-lang</code>、<code>div#p-namespaces</code>、<code>div#p-variants</code>、<code>div#footer</code> というコードが影響を受けます。これらのコードから <code>div</code> を除去する必要があります。ガジェットやスクリプト、ユーザースタイルシートを修正してください。これは、HTML5の機能を使用できるようにするための措置です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T252467] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] [[mw:Skin:Vector|ベクタースキン]]の CSS が一部変更されました。<code>#p-variants</code>、<code>#p-namespaces</code>、<code>#p-personal</code>、<code>#p-views</code>、<code>#p-cactions</code> というコードが影響を受けます。<code>ul</code> が使われなくなります。ガジェットやスクリプト、ユーザースタイルシートを修正する必要があるかもしれません。[[phab:T252447|詳しくはこちら]]。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/21|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W21"/> 2020年5月18日 (月) 17:20 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=User:Johan_(WMF)/Tech_News_target_list_8&oldid=20078394 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/22|Tech News: 2020-22]] == <section begin="technews-2020-W22"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/22|翻訳]]されています。 '''今週の更新''' * ビジュアルエディタが[[mw:Special:MyLanguage/Skin:Modern|モダンスキン]]でも利用できるようになります。導入に伴う変更により、スクリプトやガジェットの一部に不具合が発生する可能性があります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T177243] * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.35/wmf.34|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-05-26|{{PAGELANGUAGE}}}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-05-27|{{PAGELANGUAGE}}}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-05-28|{{PAGELANGUAGE}}}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.35/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/22|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W22"/> 2020年5月25日 (月) 14:18 (UTC) <!-- User:Trizek (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=User:Johan_(WMF)/Tech_News_target_list_8&oldid=20114992 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/23|Tech News: 2020-23]] == <section begin="technews-2020-W23"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/23|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * Android 用の [[:c:Commons:Mobile app|Wikimedia Commons アプリ]]の新しいベータ版が利用できます。画像を閲覧するとき、ズーム機能が利用できるようになりました。また、ジオタグの付いた写真をアップロードするとき、撮影場所の候補を表示するようになりました。 [https://lists.wikimedia.org/pipermail/wikitech-l/2020-May/093431.html] '''問題点''' * 5月28日にコモンズのデータベースに障害が発生しました。これが原因で、コモンズが8分ほど編集できなくなりました。データベースを移動したことが原因です。同様の原因により、29日にも一時的に編集ができなくなりました。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Incident_documentation/20200528-s4_(commonswiki)_on_read-only_for_8_minutes][https://phabricator.wikimedia.org/T253808][https://phabricator.wikimedia.org/T253825] * [[mw:Special:MyLanguage/Skin:Vector|Vector スキン]]使用時に、他言語版へのリンクを追加できない不具合が発生しました。既存の言語間リンクがない場合、言語間リンクのセクション自体が表示されませんでした。[[mw:Special:MyLanguage/Content translation|コンテンツ翻訳]]のリンクや言語の設定を行うリンクも表示されませんでした。この問題はすでに修正済みです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T252800] '''今週の更新''' * 作成したページに対するリンクを他の人が追加したとき、通知が届くようになりました。通知は個人設定から無効化することが出来ます。まもなく、受け取った通知からも無効化を設定できるようになる予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T46787] * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.35/wmf.35|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-06-02|{{PAGELANGUAGE}}}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-06-03|{{PAGELANGUAGE}}}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-06-04|{{PAGELANGUAGE}}}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.35/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/23|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W23"/> 2020年6月1日 (月) 22:32 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=User:Johan_(WMF)/Tech_News_target_list_8&oldid=20114992 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/24|Tech News: 2020-24]] == <section begin="technews-2020-W24"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/24|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 一部の記事では様々な方法で並べ替えができるテーブル(表組み)があります。たとえば国名一覧だと国名のABC順で並び替えたり、面積の列見出しをクリックして面積順に並び替えることができます。同じ見出し欄をもう一度クリックすると並び順は逆転します。3度目のクリックで、最初の並び順に戻ります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T226697] * [[mw:Special:MyLanguage/Help:Lint_errors/self-closed-tag|空要素タグ]]は[[:w:ja:HTML5|HTML5]]と同じ仕様になりました。このため、一部で使用を控える必要があります。例えば <code><nowiki><b/></nowiki></code> は正常に動作しない空要素タグの一例です。<code>area, base, br, col, embed, hr, img, input, keygen, link, meta, param, source, track, wbr</code> のタグは空要素タグとして使用できます。空要素として使用すべきでないタグが使用されているページは、2016年より[[:Category:無効な自己終了HTMLタグを使用しているページ]]として追跡されています。カテゴリの代わりに[[Special:LintErrors/self-closed-tag]]でも参照できます。なお、<code><nowiki><references /></nowiki></code> や <code><nowiki><ref /></nowiki></code> には影響しません。 [https://phabricator.wikimedia.org/T134423] * <code>WikidataPageBanner</code> と呼ばれる通知バナーがあります。例えばウィキボヤージュやウィキメディアのロシア語版、またウィキペディアのカタロニア語版、バスク語版、ガリシア語版、トルコ語版が利用しています。以前はデスクトップ版のみの表示でしたが、今後はモバイル機器を使って訪問した利用者にも表示されるようになります。このバナーを利用するウィキでは <code>MediaWiki:Sitenotice</code> を更新して、編集者がモバイル版向けのスタイルをテストできるようにすることをお勧めします。 [https://phabricator.wikimedia.org/T254534][https://phabricator.wikimedia.org/T254295] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] [[m:Special:MyLanguage/MassMessage|メッセージ一斉送信]]の説明文を直接、[[:w:ja:アプリケーションプログラミングインタフェース|API]]から編集できるようになりました。これはツールやガジェットで役に立つ機能です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T226929] * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.35/wmf.36|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-06-09|{{PAGELANGUAGE}}}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-06-10|{{PAGELANGUAGE}}}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-06-11|{{PAGELANGUAGE}}}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.35/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * かつて2012年に行われた暫定的な機能修正により、ウィキのメインページを携帯端末に適応できるようにしました。しかし2017年以降、暫定的に提供されていた機能は非推奨となっており、今年7月13日以降は無効になる予定です。今後は[[mw:Special:MyLanguage/Help:TemplateStyles|TemplateStyles]]を使用してください。現在、118のウィキでモバイル版メインページの修正が必要となっています。[[phab:T254287|詳細情報や利用中のウィキが該当するかどうか、ご確認ください]]。 [https://phabricator.wikimedia.org/T254287] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/24|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W24"/> 2020年6月8日 (月) 21:12 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=User:Johan_(WMF)/Tech_News_target_list_8&oldid=20156271 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/25|Tech News: 2020-25]] == <section begin="technews-2020-W25"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/25|翻訳]]されています。 '''Recent changes''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] [[m:Toolforge|Toolforge]]では編集回数カウンターや拡張エディタなど、ウィキメディアのコミュニティにより提供された様々なツールを提供しています。このたび、ホスト先のドメインを'''tools.wmflabs.org'''から'''toolforge.org'''へ変更します。URLは'''tools.wmflabs.org/toolname'''から'''toolname.toolforge.org'''に変わります。[[:wikitech:News/Toolforge.org|詳細はこちら]]。OAuthを使用するツールは更新が必要です。[[:wikitech:Help:Cloud_ Services Introduction|支援が必要な人はこちらまでご連絡ください]]。 '''問題点''' * サイドバーにウィキデータのリンクを表示するページがあります。[[mw:Special:MyLanguage/Skin:MonoBook|Monobook]]外装を指定していると、このリンクが消えるという現象が数日間発生しました。バグが原因でしたが、現在は修正済みです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T254485] * 先週、短い時間ながら編集とログイン、ログアウトが正常にできませんでしたが、すぐに復旧しました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T255179] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.35/wmf.37|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-06-16|{{PAGELANGUAGE}}}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-06-17|{{PAGELANGUAGE}}}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-06-18|{{PAGELANGUAGE}}}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.35/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] [[:mw:Special:MyLanguage/Manual:Pywikibot|Pywikibot]]はウィキの作業を自動化するPython [[:w:ja:ライブラリ|ライブラリ]]です。7月から提供される新規バージョン以降、[[:w:ja:Python#2.x|Python 2]] がサポートされなくなります。Python 3.4 および MediaWiki 1.19 以下のサポートも同時に終わるため、[[:w:ja:Python#3.x|Python 3]]に移行してください。[[:phab:T242120|助けが必要であればご相談ください]]。 [https://lists.wikimedia.org/pipermail/pywikibot-announce/2020-June/000015.html] * [[mw:Special:MyLanguage/Skin:Vector|Vector]]スキンのメニューにある<code>.menu</code>ならびに<code>.vectorMenu</code>のセレクタは機能しなくなる予定です。影響はガジェットとユーザースクリプトに及ぶ可能性があります。<code>.menu</code>は<code>ul</code>、<code>.vectorMenu</code>は<code>.vector-menu</code>にそれぞれ置換してください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T254797] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/25|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W25"/> 2020年6月15日 (月) 21:38 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=User:Johan_(WMF)/Tech_News_target_list_8&oldid=20156271 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/26|Tech News: 2020-26]] == <section begin="technews-2020-W26"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版 '''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]''' です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/26|各言語に翻訳]]されています。 '''問題点''' * 編集初学者の編集活動開始をサポートする[[mw:Special:MyLanguage/Growth|新しいツール]]が複数あります。入手は[https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/growthexperiments.dblist いくつかのウィキ]で可能です。それらのウィキでは先週、ごく限られた時間帯でビジュアル編集機能に問題がありました。これはネットツールのバグが原因でしたが直後に解決しました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T255607] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] ユーザスクリプトとガジェットの一部は[[:w:ja:Cascading Style Sheets|CSS]]セレクタの変更の影響を受けて機能しなくなりました。問題の解消には<code>.vectorTabs</code>を<code>.vector-menu-tabs</code>に置換してください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T255718] '''今週の更新''' * 開発者はトークページでの編集の競合を解消する[[:m:WMDE Technical Wishes/Edit Conflicts#Edit conflicts on talk pages|新しいインターフェイス]]を開発しています。リリースは6月24日の予定です。[[mw:mw:Help talk:Paragraph-based Edit Conflict Interface|フィードバック]]をお願いします。 [https://phabricator.wikimedia.org/T230231] * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.35/wmf.38|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-06-23|{{PAGELANGUAGE}}}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-06-24|{{PAGELANGUAGE}}}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-06-25|{{PAGELANGUAGE}}}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.35/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * かつて2012年に行われた暫定的な機能修正により、ウィキのメインページを携帯端末に適応できるようにしました。しかし2017年以降、暫定的に提供されていた機能は非推奨となっており、今年7月13日以降は無効になる予定です。今後は[[mw:Special:MyLanguage/Help:TemplateStyles|TemplateStyles]]を使用してください。現在、91のウィキでモバイル版メインページの修正が必要となっています。[[phab:T254287|詳細情報や利用中のウィキが該当するかどうか、ご確認ください]]。 [https://phabricator.wikimedia.org/T254287] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/26|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W26"/> 2020年6月22日 (月) 18:49 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=User:Johan_(WMF)/Tech_News_target_list_8&oldid=20156271 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/27|Tech News: 2020-27]] == <section begin="technews-2020-W27"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版 '''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]''' です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/27|各言語に翻訳]]されています。 '''問題点''' * すべての利用者が強制的にログアウトされました。一部の利用者が他人名義でログインしているように表示されたためです。現在、不具合の修正対応中です。 [https://lists.wikimedia.org/pipermail/wikitech-l/2020-June/093543.html] * 一部の閲覧者に対してページの最新版が表示されませんでした。ページが更新されたとき、古い版が表示されていました。これはログアウトしている利用者のみが影響を受けました。10日ほど続きましたが、現在は修正済みです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T256444] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.35/wmf.39|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-06-30|{{PAGELANGUAGE}}}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-07-01|{{PAGELANGUAGE}}}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-07-01|{{PAGELANGUAGE}}}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.35/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|]] [[mw:Special:MyLanguage/Skin:Modern|モダン]]スキンと [[mw:Special:MyLanguage/Skin:Monobook|モノブック]]スキンでは「表示」ボタンに <code>searchGoButton</code> のIDを使用しています。[[mw:Special:MyLanguage/Skin:Vector|ベクター]]スキンはこのボタンに <code>searchButton</code> というIDを使用しています。すべての外装で同じIDを割り当てるため、モノブックとモダンで使用するIDを <code>searchButton</code> に変更します。これにより、ガジェットやユーザースクリプトに影響が生じます。7月23日に変更を行う予定なので、これ以降は <code>searchButton</code> を使うようにしてください。[[phab:T255953|詳細や影響を受けるスクリプトについてはこちらをご覧ください]]。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/27|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W27"/> 2020年6月29日 (月) 16:31 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=User:Johan_(WMF)/Tech_News_target_list_8&oldid=20228133 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/28|Tech News: 2020-28]] == <section begin="technews-2020-W28"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/28|翻訳]]されています。 '''Problems''' * The [[mw:Special:MyLanguageExtension:Score|Score]] extension has been disabled for now. This is because of a security issue. It will work again as soon as the security issue has been fixed. [https://phabricator.wikimedia.org/T257066] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.35/wmf.40|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-07-07|{{PAGELANGUAGE}}}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-07-08|{{PAGELANGUAGE}}}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-07-09|{{PAGELANGUAGE}}}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.35/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * Abstract Wikipediaはウィキメディアの新規プロジェクトです。ウィキデータに基づき、言語に依拠せず読むことができる情報を収集します。なお、名称は仮のものです。[[m:Special:MyLanguage/Abstract Wikipedia|詳細はリンク先]]をご参照ください。 [https://lists.wikimedia.org/pipermail/wikitech-l/2020-July/093571.html] * [[mw:Wikimedia Apps/Team/iOS|iOS版ウィキペディア・アプリ]]の開発者は実験的な新しいツールを考案中です。iPhoneの利用者の皆さんは[[mw:Wikimedia Apps/Team/iOS/2020 survey|アンケート調査に答えて]]ご協力ください。 * 近々、[[mw:New requirements for user signatures#Outcome|署名についてのルール]]が一部施行される予定です。利用者の署名に[[Special:LintErrors|Lintエラー]]や無効なHTML構文の使用は認められなくなります。subst展開の入れ子も認められません。また、利用者ページ、利用者トークページ、投稿記録いずれかへのリンクが必須となります。ご使用の [https://signatures.toolforge.org/check 署名が新しいルールに適応しているかどうか、ご確認ください]。署名は構文次第でページ内のツールもしくは他のテキスト部分に問題を起こす原因になるため、署名のルールが施行されることになりました。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/28|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W28"/> 2020年7月6日 (月) 20:19 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=User:Johan_(WMF)/Tech_News_target_list_8&oldid=20228133 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/29|Tech News: 2020-29]] == <section begin="technews-2020-W29"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/29|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 他者の編集に[[mw:Extension:Thanks|感謝]]を示す機能があります。この機能を使った操作について、[[mw:Extension:CheckUser|チェックユーザー係]]が利用者情報を取得できるようになりました。これにより、感謝機能を使って嫌がらせを働く[[m:Special:MyLanguage/Sock puppetry|ソックパペット]]を調べることができます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T252226] '''問題点''' * 2週間ほど前、セキュリティ問題対策のために利用者全員を強制的にログアウトさせました。しかし、問題が完全に解決しなかったため、先週、再び利用者全員のログアウト処理が行われました。 [https://lists.wikimedia.org/pipermail/wikitech-l/2020-June/093543.html][https://lists.wikimedia.org/pipermail/wikitech-ambassadors/2020-July/002327.html] '''今週の更新''' * 単一言語に限定しないウィキではページの[[mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:Translate|翻訳設定]]ができます。しかし、最新の情報を反映していなかったり、未翻訳部分が出てくることがあります。更新が必要な部分は<span style="background-color:#fdd">背景色がピンク色</span>になります。未翻訳部分も将来的に見た目で判別できるようにする予定です。また、背景色変更のマークアップが問題を引き起こす場合があるため、翻訳元のページで <code><translate nowrap></translate></code> を使うことで問題を回避できるようにする予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T256625] * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.35/wmf.41|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-07-14|{{PAGELANGUAGE}}}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-07-15|{{PAGELANGUAGE}}}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-07-16|{{PAGELANGUAGE}}}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.35/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] ウィキメディアのコードレビューに [[:w:ja:GitLab|GitLab]]を採用する予定です。ホストサーバーはウィキメディアのサーバーになりそうです。 [https://lists.wikimedia.org/pipermail/wikitech-l/2020-July/093577.html][https://www.mediawiki.org/wiki/Technical_Community_Newsletter/2020/July][https://www.mediawiki.org/wiki/Topic:Vpbt50rwxgb2r6qn][https://lists.wikimedia.org/pipermail/wikitech-l/2020-July/093607.html] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/29|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W29"/> 2020年7月13日 (月) 16:30 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=User:Johan_(WMF)/Tech_News_target_list_8&oldid=20228133 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/30|Tech News: 2020-30]] == <section begin="technews-2020-W30"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/30|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * かつて2012年に行われた暫定的な機能修正により、ウィキのメインページを携帯端末に適応できるようにしました。モバイルビューのメインページ向けに特殊なケーシングを設定する方法でしたが、2017年以降、暫定的に提供されていた機能は非推奨となっており、今年7月14日から無効になりました。現在、60のウィキでモバイル版メインページの修正が必要となっています。該当するウィキのリストと、修正や支援申請の方法は[[phab:T254287|Phabricator]]をご参照ください。なお、この問題は技術ニュースの過去号[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/24|2020年24週]]と[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/26|2020年26週]]に掲載しました。 '''問題点''' * 言語間リンクに不具合が発生しています。言語間リンクは同じページの他言語版にリンクする機能ですが、ソートの不具合が発生しています。開発者が修正対応を行っています。 [https://phabricator.wikimedia.org/T257625] * 複数の利用者に対して同じ通知が繰り返し表示されています。過去の通知が届く場合もあるようです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T257714] * 一部のユーザーのログインに障害が起きています。おそらく、[[:w:ja:HTTP cookie|ブラウザのcookie]]が原因です。開発者が不具合の修正対応を行っています。ログインに問題が起きたときには[[phab:T258121|Phabricator]]の詳細をご覧ください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T258121] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.1|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-07-21|{{PAGELANGUAGE}}}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-07-22|{{PAGELANGUAGE}}}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-07-23|{{PAGELANGUAGE}}}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * <code>{{int:printableversion}}</code>というリンクは今後、非表示になる予定です。ウェブブラウザ側に印刷用バージョンを作成したり、印刷時の見た目を表示する機能が備わっているからです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T167956] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/30|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W30"/> 2020年7月20日 (月) 19:06 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=User:Johan_(WMF)/Tech_News_target_list_8&oldid=20228133 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/31|Tech News: 2020-31]] == <section begin="technews-2020-W31"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/31|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * ウィキコミュニティのための[[m:Small wiki toolkits/Starter kit|スターターキット]]が利用できるようになりました。技術リソース、ツール、推奨事項などの一覧で、ウィキプロジェクトを運用するのに必要な事柄をまとめています。コミュニティとしての経験が浅い小規模なウィキで役に立つでしょう。 [https://lists.wikimedia.org/pipermail/wikitech-l/2020-July/093633.html] * ログインユーザーは[[mw:Reading/Web/Desktop Improvements|デスクトップ改善]]プロジェクトによる最初の機能を全てのウィキで利用できるようなります。機能を利用するときは[[Special:Preferences#mw-prefsection-rendering|個人設定]]または[[Special:GlobalPreferences#mw-prefsection-rendering|グローバル個人設定]]の ''{{int:prefs-skin-prefs}}'' セクションで ''{{int:prefs-vector-enable-vector-1-label}}'' のチェックを外してください。今後更なる改良も予定しています。[[mw:Talk:Reading/Web/Desktop Improvements|フィードバックをお待ちしています]]。 * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] UTCLiveClockは複数のウィキで使用されているガジェットです。[[:mw:MediaWiki:Gadget-UTCLiveClock.js|Mediawiki.orgから直接ガジェットをインポート]]するウィキでは、[[mw:MediaWiki_talk:Gadget-UTCLiveClock.js#Time_zones|UTC以外のタイムゾーンを選択]]できるようになりました。 '''問題点''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] 今週のMediaWikiの展開は中止されました。 [https://lists.wikimedia.org/pipermail/wikitech-l/2020-July/093640.html][https://phabricator.wikimedia.org/T257969] * 翻訳通知ボットが全ての翻訳者に対して同じメッセージを重複して送信していました。この問題は既に修正済みです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T144780] * 一部の利用者が同じ通知を複数回受信してしまうという不具合が発生していましたが、既に修正済みです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T257766] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.2|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-07-28|{{PAGELANGUAGE}}}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-07-29|{{PAGELANGUAGE}}}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-07-30|{{PAGELANGUAGE}}}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.35/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/31|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W31"/> 2020年7月27日 (月) 13:53 (UTC) <!-- User:Trizek (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=User:Johan_(WMF)/Tech_News_target_list_8&oldid=20228133 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/32|Tech News: 2020-32]] == <section begin="technews-2020-W32"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/32|翻訳]]されています。 '''問題点''' * [[mw:Wikidata Query Service|ウィキデータのクエリサービス]]は7月23日木曜日17:50 から 17:59(UTC)の間、すべてのクエリが受け付け不能でした。中にはさらに長い時間、検索に支障の出たクエリもありました。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Incident_documentation/20200723-wdqs-outage] * 過去数週間にわたり、言語間リンクの順序が正しくない状態が続いていました。[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/30|2週間前の技術ニュース]]でお知らせした件です。このたび、この不具合に対する修正対応が完了しました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T257625] * 「{{int:prefs-vector-enable-vector-1-label}}」を選択している利用者の[[Special:GlobalPreferences#mw-prefsection-rendering|グローバル個人設定]]に支障が出ています。開発者が問題解決に取り組んでいます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T258493] * ウィキベース拡張機能のバグにより、ウィキメディア・コモンズの標準名前空間(ギャラリー)における "移動保護" と "アップロード保護" が無効になっていました。新しく保護を設定した場合も、既に保護が設定されていた場合も効果がなく、通常は許可されないページの移動や作成が可能な状態でした。この問題は既に修正済です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T258323] '''今週の更新''' * [[mw:Special:MyLanguage/Extension:TimedMediaHandler/VideoJS Player|ビデオプレイヤー]]がシンプルかつモダンなものに変わる予定です。現在、ベータ版として提供されているものは、今週からウィキペディア以外のプロジェクト群で標準機能として提供され、旧式のプレイヤーは使えなくなる予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T248418] * 利用者の設定した<code>global.js</code> および<code>global.css</code> ページがモバイルサイトでも読み込めるようになりました。モバイル版外装に書式を適用したくない場合は、[[mw:Help:Extension:GlobalCssJs#Per-skin_customization|説明文書]]をご参照ください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T138727] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] [[mw:Special:MyLanguage/Skin:MonoBook|モノブック]]外装では <code>searchGoButton</code> IDが<code>searchButton</code> に変更されました。CSS と JS ガジェットに影響が出る見込みです。移行の手順は[[phab:T255953|T255953]]をご参照ください。これはすでに[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/27|第27週]]号でお知らせした件です。 * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] ボット運用者はPywikibotを使用して定期的に議論をアーカイブすることができます。ボットが<code>counter</code>を使用して大規模なアーカイブを行わないようにした場合の動作が変更されました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T215247] * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.3|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-08-04|{{PAGELANGUAGE}}}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-08-05|{{PAGELANGUAGE}}}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-08-06|{{PAGELANGUAGE}}}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/32|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W32"/> 2020年8月3日 (月) 15:43 (UTC) <!-- User:Trizek (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=User:Johan_(WMF)/Tech_News_target_list_8&oldid=20336426 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/33|Tech News: 2020-33]] == <section begin="technews-2020-W33"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="en" dir="ltr"><div class="plainlinks"> Latest '''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|tech news]]''' from the Wikimedia technical community. Please tell other users about these changes. Not all changes will affect you. [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/33|Translations]] are available. '''Recent changes''' * [[m:WMDE_Technical_Wishes/Move_files_to_Commons|FileImporter and FileExporter]] became standard features on all Wikis during the first week of August. They help you transfer files from local wikis to Wikimedia Commons with the original file information and history intact. [https://phabricator.wikimedia.org/T140462] '''Problems''' * The mobile skin displays a message at the bottom of the page about who edited last. This message showed raw wikitext. This has now been fixed. Some messages in [[mw:Structured Discussions|Structured Discussions]] and [[mw:Content translation|content translation]] may still appear as raw wikitext. Developers are working on it. [https://phabricator.wikimedia.org/T259565] '''Changes later this week''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|Recurrent item]] The [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.4|new version]] of MediaWiki will be on test wikis and MediaWiki.org from August 11. It will be on non-Wikipedia wikis and some Wikipedias from August 12. It will be on all wikis from August 13 ([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|calendar]]). '''Future changes''' * All wikis will be read-only for a few minutes on September 1. This is planned between 13:30 and 15:30 UTC. More information will be published in Tech News and will also be posted on individual wikis in the coming weeks. [https://phabricator.wikimedia.org/T243314][https://phabricator.wikimedia.org/T244808] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|Tech news]]''' prepared by [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|Tech News writers]] and posted by [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|bot]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|Contribute]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/33|Translate]] • [[m:Tech|Get help]] • [[m:Talk:Tech/News|Give feedback]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|Subscribe or unsubscribe]].'' </div></div> <section end="technews-2020-W33"/> 2020年8月10日 (月) 16:06 (UTC) <!-- User:Trizek (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=User:Johan_(WMF)/Tech_News_target_list_8&oldid=20353642 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/34|Tech News: 2020-34]] == <section begin="technews-2020-W34"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/34|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 「取り消し」リンクから編集を差し戻した場合、その編集には <code>取り消し</code> タグが付けられます。これは編集画面で一切の変更を行わずに取り消しをした場合にのみ発生します。取り消しのついでに別の編集を行なったとき、取り消しとして扱わないようにするためです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T259014] * [[mw:Special:MyLanguage/OOUI|OOUIの最新版]]は[[:w:ja: Internet Explorer 8| Internet Explorer 8]]の動作保証を行いません。今後Internet Explorer 8では表示が崩れたり、一部の機能が正常に動作しなくなります。[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/17|2020年17週の技術ニュース]]で既にお伝えした通りです。非常に古いブラウザにまで動作保証を行なった場合、別の問題が発生するためです。 [https://lists.wikimedia.org/pipermail/wikitech-l/2020-August/093718.html] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.5|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-08-18|{{PAGELANGUAGE}}}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-08-19|{{PAGELANGUAGE}}}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-08-20|{{PAGELANGUAGE}}}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * 9月1日に全てのウィキが最大で1時間、読み取り専用の状態になります。時間はUTCで13:30から15:30の間を予定しています。詳報は来週の技術ニュースでお伝えします。これは備忘のための通知です。[[m:Tech/Server switch 2020|告知メッセージの翻訳]]にご協力ください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T243314][https://phabricator.wikimedia.org/T244808] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/34|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W34"/> 2020年8月17日 (月) 20:41 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=20366028 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/35|Tech News: 2020-35]] == <section begin="technews-2020-W35"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/35|翻訳]]されています。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.6|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-08-25|{{PAGELANGUAGE}}}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-08-26|{{PAGELANGUAGE}}}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-08-27|{{PAGELANGUAGE}}}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/35|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W35"/> 2020年8月24日 (月) 17:59 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=20389773 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/35|Tech News: 2020-35]] == <section begin="technews-2020-W35"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/35|翻訳]]されています。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.6|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-08-25|{{PAGELANGUAGE}}}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-08-26|{{PAGELANGUAGE}}}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-08-27|{{PAGELANGUAGE}}}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/35|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W35"/> 2020年8月26日 (水) 11:12 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=20389773 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/36|Tech News: 2020-36]] == <section begin="technews-2020-W36"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/36|翻訳]]されています。 '''問題点''' * 念のためお知らせします。9月1日に全てのウィキにおいて数分間、閲覧専用になります。時間帯は14:00-15:00(UTC=日本時間同日23:00-24:00)の予定です。詳細は[[m:Tech/Server switch 2020|通知の内容]]をご確認ください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T243314][https://phabricator.wikimedia.org/T244808] '''今週の更新''' * 今週、MedaiWikiのバージョン更新はありません。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/36|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W36"/> 2020年8月31日 (月) 20:12 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=20411995 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/37|Tech News: 2020-37]] == <section begin="technews-2020-W37"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/37|翻訳]]されています。 '''今週の更新''' * 通常、存在しないページか対象ページへのリダイレクト1版のみのページにのみページを移動させることができます。近日新しい利用者権限が追加され、編集者はどのような記事へのリダイレクトであってもリダイレクト1版だけのページに移動を行えるようになります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T239277] * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.8|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-09-08|{{PAGELANGUAGE}}}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-09-09|{{PAGELANGUAGE}}}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-09-10|{{PAGELANGUAGE}}}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] 全てのMediaWiki [[:w:ja:アプリケーションプログラミングインタフェース|API]]モジュールは<code>watch</code>ではなく<code>watchlist</code>を使うようになります。これまでは統一されていませんでした。 [https://phabricator.wikimedia.org/T247915] '''今後の予定''' * [[mw:Wikimedia Apps/Team/Android|アンドロイド版ウィキペディアアプリ]]の開発チームは巡回ツールの開発に取り組もうとしています。あなたや経験の浅い巡回者達にとってどのようなツールが使いやすいのかを開発チームに伝えてください。詳しくは[[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Apps/Team/Android/Patrolling conversation|mediawiki.org のページ]]をご参照ください。 * [[m:Special:MyLanguage/OTRS|OTRS]]が新しいバージョンに更新されます。更新には2日ほどかかる予定です。この間、OTRSボランティアはシステムにアクセスできません。更新期間に届いたメールは更新完了後に配信されます。9月14日の08:00 (UTC) ごろに開始する予定ですが、今後、変更になるかもしれません。 [https://phabricator.wikimedia.org/T187984] * アンドロイド版ウィキペディアアプリでは[[:mw:Wikimedia Apps/Team/Android/AppEditorTasks#Push Notifications for editors|プッシュ通知]]を受け取ることができます。誰かがあなたの会話ページに書き込みをしたり、編集が差し戻されたことを確認することができます。利用するには[[:w:en:Google Play Services|Google Play開発者サービス]]が必要です。Google Play開発者サービスを使わずにアプリを入手することも可能ですが、プッシュ通知は利用できません。Google Play開発者サービスは[[:w:en:Android KitKat|アンドロイド 4.4]]ユーザーがアプリを利用するためにも使われます。 [https://www.mediawiki.org/wiki/Wikimedia_Apps/Team/Android#Updates][https://phabricator.wikimedia.org/T146032] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] ウィキメディアのコードレビューは今後、[[:w:ja:GitLab|GitLab]]に移行する方向です。ホストサーバーはウィキメディアサーバーの予定です。[[mw:GitLab consultation|協議]]にご参加ください。 * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] [[phab:T262092|ベクタースキン]]のドロップダウンメニューは<code>.menu</code>クラスを使っていますが、将来的に機能しなくなります。代わりに<code>nav ul</code>を使用します。<code>.vectorTabs</code>と<code>.vectorMenu</code>も同様に機能しなくなります。一部のスクリプトは将来的に更新が必要になります。詳細を[[phab:T262092|Phabricatorで確認]]してください。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/37|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W37"/> 2020年9月7日 (月) 16:00 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=20427670 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/38|Tech News: 2020-38]] == <section begin="technews-2020-W38"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/38|翻訳]]されています。 '''問題点''' * 先週、[[mw:Wikimedia Apps|ウィキペディアのアプリ]]は一時的に[[w:ja:Cascading Style Sheets|CSS]] が機能しなくなり、ページの表示が崩れていました。不具合自体はすぐに修正されましたが、CSSが無効の状態でキャッシュされたページが数時間にわたってアプリに表示されました。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Incident_documentation/20200909-mobileapps_config_change][https://phabricator.wikimedia.org/T262437] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.9|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-09-15|{{PAGELANGUAGE}}}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-09-16|{{PAGELANGUAGE}}}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-09-17|{{PAGELANGUAGE}}}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/38|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W38"/> 2020年9月14日 (月) 16:19 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=20446737 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/38|Tech News: 2020-38]] == <section begin="technews-2020-W38"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/38|翻訳]]されています。 '''問題点''' * 先週、[[mw:Wikimedia Apps|ウィキペディアのアプリ]]は一時的に[[w:ja:Cascading Style Sheets|CSS]] が機能しなくなり、ページの表示が崩れていました。不具合自体はすぐに修正されましたが、CSSが無効の状態でキャッシュされたページが数時間にわたってアプリに表示されました。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Incident_documentation/20200909-mobileapps_config_change][https://phabricator.wikimedia.org/T262437] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.9|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-09-15|{{PAGELANGUAGE}}}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-09-16|{{PAGELANGUAGE}}}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-09-17|{{PAGELANGUAGE}}}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/38|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W38"/> 2020年9月15日 (火) 00:19 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=20446737 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/39|Tech News: 2020-39]] == <section begin="technews-2020-W39"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/39|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 差し戻された編集を示すためのタグが新しく実装されました。このタグは取り消し、巻き戻しあるいは手動差し戻しが行われた過去の編集に対して付けられます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T254074][https://phabricator.wikimedia.org/T164307] '''今週の更新''' * 一定の時間内にウィキで実行できる操作の回数には制限があります。これは1分間の編集の回数や、1日当たり何人までメールを送信できるかなどといったものです。ただし、一部の権限を持つ利用者はどの制限の影響を受けません。まもなく、権限による影響を受けなかった場合の制限値を確認できるようになります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T258888] * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.10|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-09-22|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-09-23|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-09-24|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/39|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W39"/> 2020年9月21日 (月) 21:28 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=20461072 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/40|Tech News: 2020-40]] == <section begin="technews-2020-W40"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/40|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 管理者は削除された特定版の差分を [[Special:AbuseLog|Special:AbuseLog]]で参照できるようになりました。これには[[Special:Undelete|Special:Undelete]]のインターフェースを利用します。 [https://phabricator.wikimedia.org/T261630] * 編集者は自動的に利用者グループに分類されます。 たとえば閾値を超える回数と期間に達すると[[mw:Special:MyLanguage/Manual:Autoconfirmed users|自動承認された利用者]]に追加されます。[[mw:Special:MyLanguage/Extension:AbuseFilter|不正行為のフィルター]]には利用者に自動的に付与されるはずの利用者権限を、一定期間、遅らせる働きがあります。あるいはまた、既得の権限を除去することもできます。ウィキではそれぞれこの期間の変更を依頼できるようになりました。現状の既定は5日間です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T231756] '''問題点''' * [[m:Tech/News/2019/34|昨年]]、新規の変更により不正行為フィルタの一部が実行されなくなりました。特定の処理について該当しない変数を入力した場合に、フィルタが実行不能になっていました。現在では修正済みです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T230256] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.11|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-09-29|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-09-30|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-10-01|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * トークページもしくは変更履歴ページでは、他言語版への言語リンクが表示されません。あるいはまた記事ページの編集中にも、表示できません。その対策として、たとえば変更履歴ページのリンク先を他言語の同種のページにするかそれとも記事ページか未定です。[[phab:T262472|Phabricatorで討議]]に参加してください。 * リンクの色が変わる予定です。これは記事の部分とリンク部分の違いを、もっと明確に示すためです。詳細は[[phab:T213778|Phabricator に記述してあります]]。 * 利用者は個人設定で、通知の種類別にウェブ上もしくはメールで受け取るように指定ができます。今週末には<code>Apps</code>という新規項目が選択肢に追加される予定です。これは[[mw:Wikimedia Apps|Android および iOS のウィキペディア・アプリ]]でプッシュ通知の受信を採用する選択肢ができたことを反映するためです。テストウィキで[https://test.wikipedia.org/wiki/Special:Preferences#mw-prefsection-echo 個人設定]を表示できます。目標として、プッシュ通知の採用は Android 版アプリで10月、 iOS 版は来年2021年初頭を見込んでいます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T262936] * まもなくウォッチリストに期限付きでページを追加できるようになります。たとえば特定のページをごく短期的にウォッチしたいけれど、ずっとウォッチリストに載せたくない場合に役立ちます。現状では[[mw:MediaWiki|mediawiki.org]] で有効で、他のウィキにも追って展開の予定です。[[m:Special:MyLanguage/Community Tech/Watchlist Expiry|詳細の閲読]]と[[m:Community Tech/Watchlist Expiry/Release Schedule|他のウィキへの展開の時期]]をそれぞれご確認ください。 * ウィキメディアンの皆さんが選んだ[[m:Special:MyLanguage/Coolest Tool Award|今年のもっともクールな技術のツール]]を公開しました。推薦も受付中です。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/40|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W40"/> 2020年9月28日 (月) 21:24 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=20483264 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/41|Tech News: 2020-41]] == <section begin="technews-2020-W41"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/41|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [https://consultation-stats.toolforge.org/ 新ツール]の導入により、どのウィキをホームとして活動する利用者が Meta の議論に参加しているか分かるようになりました。多くのウィキに影響を与える議論で、どのコミュニティが未参加なのか分かるようになります。 * ファイルをアップロードした利用者やページの言語を変更した利用者に対して感謝を示せるようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T254992] '''問題点''' * 先週展開した MediaWiki に不具合が多かったため、更新を差し戻しました。これに伴い先週、行われるはずだった更新の適用が遅れています。 [https://phabricator.wikimedia.org/T263177] * すべての利用者が強制的にログアウトされました。ある利用者が他人名義でログインしていると報告したためです。現在は修正済みです。 [https://lists.wikimedia.org/pipermail/wikitech-l/2020-October/093922.html] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] 多くのページで[[:w:ja:JavaScript|JavaScript]]のエラーが発生しています。このエラーに関する[https://techblog.wikimedia.org/2020/09/28/diving-into-wikipedias-ocean-of-errors/ 詳細]と、エラーが発生している[[:w:en:User:Jdlrobson/User scripts with client errors|ユーザースクリプトの一覧]]をそれぞれ参照できます。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.12|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-10-06|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-10-07|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-10-08|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 * リンクの直後にある文字列はリンクの一部として表示されます。例えば<code><nowiki>[[Child]]ren</nowiki></code>というリンクは単語全体をリンクの文字列として扱います。アラビア語版ウィキペディアの場合は単語の前後にある文字列をリンクとして扱うようになります。従来は単語の語頭にある数字と非英字のUnicode文字のみがリンクとして扱われていました。現在はラテン文字とアラビア文字をリンクの一部として扱っています。 [https://phabricator.wikimedia.org/T263266] '''今後の予定''' * [https://zonestamp.toolforge.org/1603807200 {{#time:n月j日|2020-10-27|ja}}14:00 (UTC)]から最大1時間、ウィキが閲覧専用になります。作業時間は1時間未満で終わる可能性があります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T264364] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/41|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W41"/> 2020年10月5日 (月) 16:25 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=20515061 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/41|Tech News: 2020-41]] == <section begin="technews-2020-W41"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/41|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [https://consultation-stats.toolforge.org/ 新ツール]の導入により、どのウィキをホームとして活動する利用者が Meta の議論に参加しているか分かるようになりました。多くのウィキに影響を与える議論で、どのコミュニティが未参加なのか分かるようになります。 * ファイルをアップロードした利用者やページの言語を変更した利用者に対して感謝を示せるようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T254992] '''問題点''' * 先週展開した MediaWiki に不具合が多かったため、更新を差し戻しました。これに伴い先週、行われるはずだった更新の適用が遅れています。 [https://phabricator.wikimedia.org/T263177] * すべての利用者が強制的にログアウトされました。ある利用者が他人名義でログインしていると報告したためです。現在は修正済みです。 [https://lists.wikimedia.org/pipermail/wikitech-l/2020-October/093922.html] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] 多くのページで[[:w:ja:JavaScript|JavaScript]]のエラーが発生しています。このエラーに関する[https://techblog.wikimedia.org/2020/09/28/diving-into-wikipedias-ocean-of-errors/ 詳細]と、エラーが発生している[[:w:en:User:Jdlrobson/User scripts with client errors|ユーザースクリプトの一覧]]をそれぞれ参照できます。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.12|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-10-06|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-10-07|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-10-08|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 * リンクの直後にある文字列はリンクの一部として表示されます。例えば<code><nowiki>[[Child]]ren</nowiki></code>というリンクは単語全体をリンクの文字列として扱います。アラビア語版ウィキペディアの場合は単語の前後にある文字列をリンクとして扱うようになります。従来は単語の語頭にある数字と非英字のUnicode文字のみがリンクとして扱われていました。現在はラテン文字とアラビア文字をリンクの一部として扱っています。 [https://phabricator.wikimedia.org/T263266] '''今後の予定''' * [https://zonestamp.toolforge.org/1603807200 {{#time:n月j日|2020-10-27|ja}}14:00 (UTC)]から最大1時間、ウィキが閲覧専用になります。作業時間は1時間未満で終わる可能性があります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T264364] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/41|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W41"/> 2020年10月5日 (月) 17:25 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=20515061 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/42|Tech News: 2020-42]] == <section begin="technews-2020-W42"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/42|翻訳]]されています。 '''問題点''' * 先々週に展開されたMediaWikiに問題が発生した影響で、先週予定されていたアップデートの反映も遅れています。 [https://phabricator.wikimedia.org/T263177][https://phabricator.wikimedia.org/T263178][https://lists.wikimedia.org/pipermail/wikitech-l/2020-October/093944.html] '''今週の更新''' * 節の編集を行った際、[[mw:Special:MyLanguage/Manual:Live preview|ライブプレビュー]]でテンプレートが表示されませんでした。この問題は修正済です。ライブプレビューを有効にすると、[[w:ja:Cascading Style Sheets|CSS]]および[[w:ja:JavaScript|JavaScript]]ページもテストすることができます。こちらの機能にも不具合が発生していましたが、修正されました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T102286][https://phabricator.wikimedia.org/T186390] * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.13|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-10-13|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-10-14|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-10-15|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] 近日中に[[mw:Special:MyLanguage/Manual:Pywikibot|Pywikibot]]の新しい安定版を公開する予定です。 [https://lists.wikimedia.org/pipermail/pywikibot/2020-October/010056.html] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/42|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W42"/> 2020年10月12日 (月) 15:25 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=20528295 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/43|Tech News: 2020-43]] == <section begin="technews-2020-W43"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/43|翻訳]]されています。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.14|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-10-20|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-10-21|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-10-22|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * [https://zonestamp.toolforge.org/1603807200 {{#time:n月j日|2020-10-27|ja}}14:00 (UTC)] 頃から最大1時間、ウィキが閲覧専用になります。作業時間は1時間未満で終わる可能性があります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T264364] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] [[mw:Special:MyLanguage/Extension:AbuseFilter|不正利用フィルター]]拡張機能の<code dir=ltr>rmspecials()</code> 機能が近日中に更新され、 "半角スペース" を除去しなくなります。どのウィキでもフィルターが正常に機能するよう、<code dir=ltr>rmspecials()</code> を使用する必要があるときには <code dir=ltr>rmwhitespace()</code> で挟むように推奨されます。既存の使用箇所を検出するには、[[Special:AbuseFilter/ja|不正利用フィルター管理]]の検索機能を使ってください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T263024] * 一部のガジェットとユーザースクリプトではHTMLの <code dir=ltr style="white-space:nowrap;">#jump-to-nav</code> のIDが指定されたdiv要素を使用しています。このdiv要素がまもなく除去されます。メンテナはこれを <code dir=ltr>#siteSub</code> または <code dir=ltr style="white-space:nowrap;">#mw-content-text</code> に置き換える必要があります。影響を受けるスクリプトについては[[phab:T265373]]をご確認ください。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/43|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W43"/> 2020年10月19日 (月) 16:32 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=20550811 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/44|Tech News: 2020-44]] == <section begin="technews-2020-W44"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/44|翻訳]]されています。 '''問題点''' * [https://zonestamp.toolforge.org/1603807200 {{#time:n月j日|2020-10-27|ja}}14:00 (UTC)] 頃から最大1時間、ウィキが閲覧専用になります。作業時間は1時間未満で終わる可能性があります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T264364] * 先週、モバイル版ウォッチリストや最近の更新から差分を表示しようとしたとき、差分ではなく本文を表示してしまう不具合がありました。現在は修正済みです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T265654] '''今週の更新''' * 今週、MedaiWikiのバージョン更新はありません。 '''今後の予定''' * [[m:Special:MyLanguage/Interface administrators|インターフェース管理者]]の利用者グループが2018年に導入されてから、管理者権限のみを持つ利用者は削除されたCSS/JSの履歴を表示できないようになっていました。このたび機能が修正され、インターフェース管理者権限がなくてもこの履歴を閲覧できるようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T202989] * [[Special:Tags|タグ付け]]機能に不具合が発生していました。差し戻しを行った直後に保護などの操作を行うと、ソフトウェアによって「{{int:Tag-mw-reverted}}」のタグが付けられてしまうようになっていました。この不具合は修正されており、今後行われる編集には誤ったタグが付かなくなります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T265312] * [[mw:Special:MyLanguage/Talk pages project/replying|返信ツール]]は11月から殆どのウィキペディアでオプトインの[[mw:Special:MyLanguage/Beta Feature|ベータ版機能]]として使えるようになります。日付が最終決定した際に改めてお知らせします。 [https://phabricator.wikimedia.org/T266303] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/44|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W44"/> 2020年10月26日 (月) 17:39 (UTC) <!-- User:Trizek (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=20574890 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/44|Tech News: 2020-44]] == <section begin="technews-2020-W44"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/44|翻訳]]されています。 '''問題点''' * [https://zonestamp.toolforge.org/1603807200 {{#time:n月j日|2020-10-27|ja}}14:00 (UTC)] 頃から最大1時間、ウィキが閲覧専用になります。作業時間は1時間未満で終わる可能性があります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T264364] * 先週、モバイル版ウォッチリストや最近の更新から差分を表示しようとしたとき、差分ではなく本文を表示してしまう不具合がありました。現在は修正済みです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T265654] '''今週の更新''' * 今週、MedaiWikiのバージョン更新はありません。 '''今後の予定''' * [[m:Special:MyLanguage/Interface administrators|インターフェース管理者]]の利用者グループが2018年に導入されてから、管理者権限のみを持つ利用者は削除されたCSS/JSの履歴を表示できないようになっていました。このたび機能が修正され、インターフェース管理者権限がなくてもこの履歴を閲覧できるようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T202989] * [[Special:Tags|タグ付け]]機能に不具合が発生していました。差し戻しを行った直後に保護などの操作を行うと、ソフトウェアによって「{{int:Tag-mw-reverted}}」のタグが付けられてしまうようになっていました。この不具合は修正されており、今後行われる編集には誤ったタグが付かなくなります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T265312] * [[mw:Special:MyLanguage/Talk pages project/replying|返信ツール]]は11月から殆どのウィキペディアでオプトインの[[mw:Special:MyLanguage/Beta Feature|ベータ版機能]]として使えるようになります。日付が最終決定した際に改めてお知らせします。 [https://phabricator.wikimedia.org/T266303] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/44|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W44"/> 2020年10月26日 (月) 19:23 (UTC) <!-- User:Trizek (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=20574890 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/45|Tech News: 2020-45]] == <section begin="technews-2020-W45"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/45|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * お使いのブラウザが非常に古い[[:w:ja:Transport Layer Security|TLS]]を採用している場合、ウィキメディアのウィキを閲覧できなくなりました。これはダウングレード攻撃([[:w:en:Downgrade attack|downgrade attack]])を招きかねず、全員のセキュリティに関わる問題だからです。2020年10月29日より、旧版の TLS を使用する利用者はウィキメディア・プロジェクトに接続できなくなります。[[:wikitech:HTTPS/Browser Recommendations|推奨されるブラウザ]]の一覧をご用意しました。最新の OS とブラウザはこれまでどおりウィキメディアのプロジェクト群につながります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T258405] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] [[{{ns:14}}:{{MediaWiki:nonnumeric-formatnum}}|formatnumの引数に数値以外を設定したページ]]を対象とした新しい[[mw:Special:MyLanguage/Help:Tracking categories|自動追跡カテゴリ]]が利用できるようになりました。<code><nowiki>{{formatnum:TECHNEWS}}</nowiki></code> のように無効な(数値以外に対する) <code><nowiki>{{formatnum}}</nowiki></code> パーサー関数を指定したページを収集します。なお、<code><nowiki>{{formatnum:123,456}}</nowiki></code> のようなものも無効であることに注意してください。[[mw:Special:MyLanguage/Help:Magic_words#formatnum|ドキュメント]]でで説明しているように、確実かつ正確にローカライズできるよう、引数は<u>整形されていないもの</u>でなければなりません。追跡カテゴリは問題のある使用方法や二重フォーマットを探すのに役立ちます。新しい追跡カテゴリの名前は[https://translatewiki.net/w/i.php?title=Special:Translate&showMessage=nonnumeric-formatnum&group=core&optional=1&action=translate translatewikで翻訳することができます]。 [https://phabricator.wikimedia.org/T237467] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.16|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-11-03|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-11-04|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-11-05|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 * 管理者とスチュワードの皆さんは新しい特別ページ(Special:CreateLocalAccount)を使い、グローバルアカウントに紐付けられたローカルアカウントを強制的に作成することができるようになる予定です。アカウント作成が阻止されてしまったときに役立ちます(ブロックもしくはフィルタが要因の場合。) [https://phabricator.wikimedia.org/T259721] * [[mw:Special:MyLanguage/Talk pages project/replying|返信ツール]]は11月4日水曜日(UTC)より大部分のウィキペディアで選択制の[[mw:Special:MyLanguage/Beta Feature|ベータ機能]]として導入します。この変更の対象外は英語版、ロシア語版、ドイツ語版のウィキペディアと、小規模で特殊な状況のウィキペディア数件です。詳細は[[mw:Special:MyLanguage/Help:DiscussionTools|ヘルプページ]]ならびに[[mw:Help:DiscussionTools/Why can't I reply to this comment?|トラブルシューティングのガイド]]「ご参照ください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T266303] '''今後の予定''' * 負の独立変数が与えられたとき、<code><nowiki>{{formatnum}}</nowiki></code>の出力に対してユニコードのマイナス記号 (− U+2212) を使うかどうか、議論が進行中です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T10327] * 将来的に[[m:Special:MyLanguage/IP Editing: Privacy Enhancement and Abuse Mitigation|アカウントを登録していない利用者の IP アドレスは誰にも表示されなくなります]]。代わりにエリアスが発行されます。荒らし対策の新しい利用者権限もしくはオプトイン機能をより多くの人にご用意し、非登録利用者の IP を開示します。今回の利用者権限もしくはオプトイン機能の付与には特定の要件を設けます。また荒らし対策の新しいツールも提供する予定です。まだ過程の初期のため、開発者はコミュニティから情報を集めている段階で、開発の提言に備えています。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/45|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W45"/> 2020年11月2日 (月) 16:10 (UTC) <!-- User:Trizek (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=20604769 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/46|Tech News: 2020-46]] == <section begin="technews-2020-W46"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/46|翻訳]]されています。 '''今週の更新''' * 今週、MedaiWikiのバージョン更新はありません。 '''今後の予定''' * [[m:WMDE Technical Wishes/ReferencePreviews|出典のプレビュー]]を見ることができるようになりました。カーソルを当てると脚注のプレビューを表示する機能で、これまで[[mw:Beta Features|ベータ版機能]]として運用されていましたが、このたび正式化され、既定で有効となります。設定から無効にすることも可能です。開発者はまず中小規模のウィキで実装する計画です。ご利用のウィキで早期の導入を検討する場合は[[m:User talk:Michael Schönitzer (WMDE)|ご連絡]]をお待ちしています。 [https://lists.wikimedia.org/pipermail/wikitech-ambassadors/2020-November/002373.html] * 11月16日以降、短期間ですがカテゴリのソートが機能しなくなります。開発者が[[:w:en:International Components for Unicode|ユニコードの国際化コンポーネント]]を新バージョンへ移行する作業を行うためです。移行後にスクリプトを使用して既存のカテゴリのソートを修正します。対象ウィキの規模にもよりますが、作業時間は数時間から数日かかる見込みです。詳細は[[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Technical Operations/ICU announcement|こちらをご参照ください]]。 [https://phabricator.wikimedia.org/T264991][https://phabricator.wikimedia.org/T267145] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/46|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W46"/> 2020年11月9日 (月) 15:50 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=20634159 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/47|Tech News: 2020-47]] == <section begin="technews-2020-W47"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/47|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * カテゴリ内のページ一覧は[[:w:en:International Components for Unicode|ライブラリ]]を使用して、各ウィキの言語に応じた並べ替えが行われています。11月16日、殆どの言語版で一時的に正しい並べ替えが行われなくなります。開発者が新しいバージョンのライブラリへのアップグレードを行うためです。作業完了後にスクリプトを使用して既存のカテゴリ内の並べ直しが行われます。ウィキの規模によって、並べ直しには数時間から数日程度かかる見込みです。[[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Technical Operations/ICU announcement|詳細はこちらで]]ご覧いただけます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T264991][https://phabricator.wikimedia.org/T267145] '''今週の更新''' * リダイレクトが使用できない[[mw:Special:MyLanguage/Help:Namespaces|名前空間]]にある2つのページの履歴を統合したとき、統合元の履歴を壊してしまう不具合がありました。まもなく修正される見込みです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T93469] * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.18|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-11-17|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-11-18|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-11-19|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * [[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist Survey 2021|コミュニティ要望アンケート]]の提案を受付中です。来季以降に[[m:Community Tech|コミュニティ技術チーム]]が取り組む課題を決めるためのアンケート調査です。提案の受付期間は11月16日から30日まで、提案への投票期間は12月8日から同月21日までです。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/47|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W47"/> 2020年11月16日 (月) 15:37 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=20669023 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/48|Tech News: 2020-48]] == <section begin="technews-2020-W48"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/48|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[Special:Log|Special:Log]]のタイムスタンプがリンクになりました。リンクを辿ると Special:Log でその項目のみを単独で表示します。編集履歴のページでタイムスタンプのリンクを辿るのと似たような機能です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T207562] '''今週の更新''' * 今週、MediaWikiのバージョン更新はありません。 '''今後の予定''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] Wikimedia [[wikitech:Portal:Cloud VPS|Cloud VPS]] はウィキメディア・ムーブメントの技術プロジェクトをホストしています。年1回、古くて使われていないプロジェクトを削除する時期になりましたので、開発者の皆さんは使用中の[[wikitech:News/Cloud VPS 2020 Purge|プロジェクトの継続使用を申請]]してください。申請のなかったプロジェクトは12月1日以降は閉鎖され、1月1日以降に順次削除される可能性があります。 [https://lists.wikimedia.org/pipermail/wikitech-l/2020-November/094054.html] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/48|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W48"/> 2020年11月23日 (月) 17:19 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=20698111 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/49|Tech News: 2020-49]] == <section begin="technews-2020-W49"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/49|翻訳]]されています。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.20|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-12-01|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-12-02|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-12-03|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * [[mw:Wikimedia Apps/Team/iOS|iOS 版ウィキペディア・アプリ]]で表示する編集履歴の件数が増えます。最近の更新について、試行段階としてそれぞれの記事がたどった編集履歴を見やすくします。まず[[:w:ja:A/Bテスト|テスト]]として iOS アプリの特定の利用者にのみ表示されます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T241253][https://www.mediawiki.org/wiki/Wikimedia_Apps/Team/iOS/Breaking_Down_the_Wall] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] [[:w:ja:SQL|SQL]]クエリに使える[[wikitech:Wiki replicas|Wiki Replicas]]というものがあります。[https://quarry.wmflabs.org/ Quarry]、[https://wikitech.wikimedia.org/wiki/PAWS PAWS]その他の方法を使って利用します。Wiki Replicas を安定させる変更を2件行う予定です。クロス・データベース<code>JOINS</code> は廃止の予定です。また直接開いた場合は、クエリを実行できるデータベースは1件のみになります。実施時期は2021年2月の計画です。もし皆さんに影響がありそうで助けが必要な場合は、[[phab:T268498|Phabricatに投稿する]]もしくは[[wikitech:Talk:News/Wiki Replicas 2020 Redesign|Wikitech]]にてご相談ください。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/News/Wiki_Replicas_2020_Redesign] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/49|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W49"/> 2020年11月30日 (月) 17:45 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=20728523 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/50|Tech News: 2020-50]] == <section begin="technews-2020-W50"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/50|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * ウォッチリストにページを追加するとき、ウォッチリストから自動で削除される期限を指定できるようになりました。この機能はいくつかのウィキではすでに導入済みです。 [https://meta.wikimedia.org/wiki/Community_Tech/Watchlist_Expiry][https://www.mediawiki.org/wiki/Help:Watchlist_expiry] '''今週の更新''' * ウィキページで使われたウィキデータの情報を、最近の更新に表示したりウォッチリストに追加できます。有効にするには個人設定→ウォッチリスト→「ウィキデータの編集をウォッチリストに表示」をオンにします。するとウィキメディアのウィキで最近の更新とウォッチリストでウィキデータの説明の変更を見ることができるようになります。ご利用のウィキの言語に限定され、他言語版の編集は反映されません。 [https://lists.wikimedia.org/pipermail/wikidata/2020-November/014402.html][https://phabricator.wikimedia.org/T191831] * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.21|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-12-08|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-12-09|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-12-10|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * 12月8日から同21日まで、[[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist Survey 2021|コミュニティ要望アンケート]]では提案に対する投票を受け付けています。これにより[[m:Community Tech|コミュニティ技術チーム]]の作業課題が決まります。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/50|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W50"/> 2020年12月7日 (月) 16:15 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=20754641 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/51|Tech News: 2020-51]] == <section begin="technews-2020-W51"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/51|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[mw:Wikipedia for KaiOS|Wikipedia アプリ]]にはフィーチャーフォンの[[:w:ja:KaiOS|KaiOS]]用があります。2020年9月にインドで発表され、他の国でもダウンロードができるようになりました。 [https://diff.wikimedia.org/2020/12/10/growing-wikipedias-reach-with-an-app-for-kaios-feature-phones/] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.22|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2020-12-15|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2020-12-16|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2020-12-17|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/51|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W51"/> 2020年12月14日 (月) 21:34 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=20803489 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/52|Tech News: 2020-52]] == <section begin="technews-2020-W52"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/52|翻訳]]されています。 '''技術ニュース''' * [[w:ja:年末年始|年末年始]]に当たるため、技術ニュースの次号は2021年1月11日の発行になります。 '''最近の更新''' * <code><nowiki>{{citation needed}}</nowiki></code>テンプレートはウィキペディアの記事中の特定の文に、情報源を加えるように促すため表示します。ビジュアルエディタを使用中にこのテンプレートをクリックすると、左記を説明するポップアップが現れますが、理由とそのテンプレートが追加された日時を示すようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T270107] '''今週の更新''' * 今週と来週は、MediaWikiのバージョン更新はありません。 '''今後の予定''' * 地理情報に関して、今後、改善が必要な点の[[m:WMDE Technical Wishes/Geoinformation/Ideas|提案と協議]]を受け付けます。具体的には緯度経度、地図などが対象になります。 * ウィキによって、記法や地方語との切り替えに[[mw:Writing systems/LanguageConverter|LanguageConverter]]を使っている場合があります。これを利用する場合、ページ全体しか対象になりません。ページ内の一部分を対象にする<code><nowiki><langconvert></nowiki></code>タグが使えるようになる予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T263082] * オーバーサイトとスチュワードは[[Special:AbuseLog|特別:不正利用フィルター記録]]を1件ずつ非表示する機能があります。まもなく、チェックボックスを使って複数の項目を一括で非表示にできるようにする予定です。通常の編集を非表示にするときと同じ要領で項目を非表示にすることができます。実装は1月初旬の予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T260904] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2020/52|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2020-W52"/> 2020年12月21日 (月) 20:54 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=20833836 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/02|Tech News: 2021-02]] == <section begin="technews-2021-W02"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/02|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 編集要約欄が未記入の場合、警告メッセージを表示する選択肢があります。個人設定で指定してください。これまでは [[:w:ja:CAPTCHA|CAPTCHA]]と衝突することがありましたが、現在では解決しています。 [https://phabricator.wikimedia.org/T12729] * 任意のログ記録にリンクすることができます。その方法は、たとえばログのタイムスタンプを押すとリンクを取得できます。以前は、非公開のログ記録を閲覧する権限がある利用者にも、何も表示しませんでした。現在は、リンクが記録を表示するようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T269761] * 管理者が使える [[:mw:Special:MyLanguage/Extension:AbuseFilter|不正利用フィルター]]は自動的に質の悪い編集を防止します。先週、変更箇所が3点ありました。 ** フィルターの編集 UI に文字入力すると、シンタックスエラーを表示するようになりました。JavaScript で記述したページと似た機能です。正規表現に対して検出する文字列が空の場合、警告メッセージを表示します。さらに警告メッセージを追加する予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T187686] ** [[m:Special:MyLanguage/Meta:Oversighters|オーバーサイト]]向けの[[Special:AbuseLog]] でチェックボックスを使い、フィルターの複数のログ記録をまとめて非表示にするようになりました。これにより通常の更新削除と同じ使い方ができます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T260904] ** <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">When a filter matches too many actions after it has been changed it is "throttled". The most powerful actions are disabled. This is to avoid many editors getting blocked when an administrator made a mistake. The administrator will now get a notification about this "throttle".</span> * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] [https://skins.wmflabs.org/?#/add 新しい外装を作成]するツールが追加されました。また既存の[[mw:Special:MyLanguage/Manual:Skins|外装]]を[https://skins.wmflabs.org/?#/ 表示する]こともできます。[[mw:User talk:Jdlrobson|フィードバックを募集中]]です。 [https://lists.wikimedia.org/pipermail/wikitech-l/2020-December/094130.html] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] API を利用するボットは、ページの監視に自動的にアカウントの個人設定を反映しなくなりました。現在も<code>watchlist</code>を<code>watch</code> に設定することはできます。データベース上のウォッチリストのデータ量を減らす方策です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T258108] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] [[mw:Special:MyLanguage/Extension:Scribunto|Scribunto]] の[[:mw:Extension:Scribunto/Lua reference manual#File metadata|ファイルのメタデータ]]の要素に長さを追加しました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T209679] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] [[:w:ja:CSS|CSS]] と [[:w:ja:JavaScript|JavaScript]] コードページにはそれぞれ、行番号にリンクアンカーを設けました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T29531] * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] 先週、MediaWikiの[[mw:MediaWiki 1.36/wmf.25|バージョン更新]]を実施しました。変更点は763 あり、[[mw:MediaWiki 1.36/wmf.25/Changelog|詳細なログ]]をご参照ください。大部分はとても細かな変更であり、皆さんに影響はないと見られます。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.26|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-01-12|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-01-13|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-01-14|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/02|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2021-W02"/> 2021年1月11日 (月) 15:42 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=20950047 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/03|Tech News: 2021-03]] == <section begin="technews-2021-W03"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/03|翻訳]]されています。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.27|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-01-19|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-01-20|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-01-21|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * [[mw:Special:MyLanguage/Growth|Growth チーム]]では機能を追加し、さらに多くのウィキペディアで[[mw:Special:MyLanguage/Growth/Personalized first day/Newcomer tasks/Experiment analysis, November 2020|訪問者がもっと編集に参加するように働きかける]]計画です。[https://translatewiki.net/w/i.php?title=Special:Translate&group=ext-growthexperiments&language=&filter=&action=translate インターフェースの翻訳]を手伝ってください。 * Wikimedia コモンズは [https://www.timeanddate.com/worldclock/fixedtime.html?iso=20210126T07 {{#time:n月j日|2021-01-26|ja}} 07:00 (UTC)] から数分ほど、読み込み専用になります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T271791] * [[m:Special:MyLanguage/MassMessage|MassMessage]] の投稿は今後、自動的にタイムスタンプを付ける計画です。これは MassMessage を使って送信者がページを送れるようになり、ページには署名しにくい点の対策です。もし MassMessage の投稿にタイムスタンプをつけてはいけない場合をご存知でしたら、[[phab:T270435|開発者に連絡をお願いします]]。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/03|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2021-W03"/> 2021年1月18日 (月) 16:10 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=20974628 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/04|Tech News: 2021-04]] == <section begin="technews-2021-W04"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/04|翻訳]]されています。 '''問題点''' * Wikimedia コモンズでは[https://www.timeanddate.com/worldclock/fixedtime.html?iso=20210126T07 {{#time:n月j日|2021-01-26|ja}}7:00 (UTC)] から、[[:wikitech:Main Page|Wikitech]] では[https://www.timeanddate.com/worldclock/fixedtime.html?iso=20210128T09 {{#time:n月j日|2021-01-28|ja}} 09:00 (UTC)] から、それぞれ短い時間、閲覧はできても編集はできない状態になります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T271791][https://phabricator.wikimedia.org/T272388] '''今週の更新''' * 第1陣のウィキで[[m:WMDE Technical Wishes/Bracket Matching|カッコ記号の整合]]を[[mw:Special:MyLanguage/Extension:CodeMirror|CodeMirror]] 構文強調機能に導入します。第1陣とはウィキペディアのドイツ語版とカタロニア語版とし、またその他のウィキメディア ウィキ群も対象にする可能性があります。実施は1月27日です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T270238] * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.28|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-01-26|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-01-27|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-01-28|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/04|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2021-W04"/> 2021年1月25日 (月) 18:31 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21007423 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/04|Tech News: 2021-04]] == <section begin="technews-2021-W04"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/04|翻訳]]されています。 '''問題点''' * Wikimedia コモンズでは[https://www.timeanddate.com/worldclock/fixedtime.html?iso=20210126T07 {{#time:n月j日|2021-01-26|ja}}7:00 (UTC)] から、[[:wikitech:Main Page|Wikitech]] では[https://www.timeanddate.com/worldclock/fixedtime.html?iso=20210128T09 {{#time:n月j日|2021-01-28|ja}} 09:00 (UTC)] から、それぞれ短い時間、閲覧はできても編集はできない状態になります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T271791][https://phabricator.wikimedia.org/T272388] '''今週の更新''' * 第1陣のウィキで[[m:WMDE Technical Wishes/Bracket Matching|カッコ記号の整合]]を[[mw:Special:MyLanguage/Extension:CodeMirror|CodeMirror]] 構文強調機能に導入します。第1陣とはウィキペディアのドイツ語版とカタロニア語版とし、またその他のウィキメディア ウィキ群も対象にする可能性があります。実施は1月27日です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T270238] * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.28|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-01-26|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-01-27|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-01-28|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/04|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2021-W04"/> 2021年1月25日 (月) 20:48 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21007423 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/05|Tech News: 2021-05]] == <section begin="technews-2021-W05"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/05|翻訳]]されています。 '''問題点''' * 差分表示のとき、[[:w:ja:IPv6アドレス|IPv6 アドレス]]はすべて小文字で表示されます。しかし[[Special:Contributions|特別:投稿記録]]はIPアドレスを大文字限定で認識していたため、リンク切れの原因になっていました。現在は修正されています。 [https://phabricator.wikimedia.org/T272225] '''今週の更新''' * ウィキデータでは近々、多言語版ウィキソースにリンクできるようになります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T138332] * 単語と数字など、2要素の間にスペースを挟み、それでいて無用な改行を発生させないため、編集者はしばしば「[[w:ja: ノーブレークスペース |ノーブレークスペース]]」を使うことがあります。この特殊な文字列を手打ちではなくメニューの記号から選んで入力できるようになりました。対象はウィキ文エディタの2010年版と2017年版と、ビジュアルエディタです。ビジュアルエディタでは、ノーブレークスペースはグレーで表示します。 [https://phabricator.wikimedia.org/T70429][https://phabricator.wikimedia.org/T96666] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=| 高度]] ウィキでは[[mw:Special:MyLanguage/Extension:AbuseFilter|不正利用フィルター]]を使い、質の悪い編集を防止しています。フィルターの管理でIP範囲に使える構文に<code>1.2.3.4 - 1.2.3.55</code>や<code>1.2.3.4/27</code>が加わりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T218074] * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.29|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-02-02|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-02-03|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-02-04|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * [[mw:Skin:Minerva Neue|ミネルバ]]外装はウィキメディアのウィキ群が携帯機器向けに採用しています。ページが保護されていて編集できない場合、通常はウィキコードのソースを閲覧することができます。しかし、携帯機器ではこの機能が使用できません。現在、問題の修正に取り組んでいます。また、文字の一部が折り重なって表示されることがあります。その場合は皆さんのコミュニティで[[MediaWiki:Protectedpagetext|MediaWiki:Protectedpagetext]] を更新し、携帯機器で機能するようにしてください。[[phab:T208827|詳細はこちら]]をご参照ください。 [https://www.mediawiki.org/wiki/Recommendations_for_mobile_friendly_articles_on_Wikimedia_wikis#Inline_styles_should_not_use_properties_that_impact_sizing_and_positioning][https://www.mediawiki.org/wiki/Recommendations_for_mobile_friendly_articles_on_Wikimedia_wikis#Avoid_tables_for_anything_except_data] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] [[:wikitech:Portal:Cloud VPS|Cloud VPS]] ならびに [[:wikitech:Portal:Toolforge|Toolforge]] はウィキ群に接増するときに使用するIPアドレスを変更する予定です。新しい IP アドレスは、<code>185.15.56.1</code>です。変更実施は2月8日を計画しています。[[:wikitech:News/CloudVPS NAT wikis|詳細はこちら]]をご参照ください。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/05|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2021-W05"/> 2021年2月1日 (月) 22:39 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21033195 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/06|Tech News: 2021-06]] == <section begin="technews-2021-W06"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/06|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * Android版[[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Apps|Wikipedia アプリ]]にウォッチリストとトークページが導入されました。 [https://play.google.com/store/apps/details?id=org.wikipedia] '''今週の更新''' * [[Special:Watchlist|特別:ウォッチリスト]]に登録すると、そのページが変更されたときに通知が届きます。どのウィキでもウォッチリストにページを追加できます。2月11日 (UTC)、Meta に[[:mw:Special:MyLanguage/Extension:GlobalWatchlist|グローバルウォッチリスト]]拡張機能を導入する予定です。この機能を使うと各ウィキでウォッチしているページの更新をひとつのページにまとめて表示することができます。この新しいウォッチリストは Meta の[[m:Special:GlobalWatchlist|Special:GlobalWatchlist]] をご参照ください。[[m:Special:GlobalWatchlistSettings|Special:GlobalWatchlistSettings]]では監視するウィキ群ほかの設定ができます。対象とするウィキは合計5件までです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T260862] * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.30|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-02-09|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-02-10|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-02-11|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * 管理者が[[mw:Special:MyLanguage/Help:Protecting and unprotecting pages|保護操作を行う]]ページに対して[[mw:UX standardization|OOUI look]]を採用する予定です。[[Special:Import|特別:インポート]]も同様に外見を刷新します。これにより携帯端末での操作が容易になります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T235424][https://phabricator.wikimedia.org/T108792] * 2月17日 07:00 (UTC) より短い時間ですが一部のサービスが利用できくなり見込みです。新規の[[m:Special:MyLanguage/Wikimedia URL Shortener|短縮リンク生成]]、翻訳、通知、[[mw:Reading/Reading Lists|リーディングリスト]]への追加、[[:w:ja:バウンスメール|バウンスメール]]の記録などが正常に行われない可能性があります。原因はデータベースの管理作業を実施するためです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T273758] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] 技術ニュースの[[m:Tech/News/2021/05|先週号]]で [[:wikitech:Portal:Cloud VPS|Cloud VPS]] と [[:wikitech:Portal:Toolforge|Toolforge]] からウィキに接続する IP アドレスを2月8日に変更するとお知らせしましたが、実施が遅れています。後日改めて実施する予定です。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/News/CloudVPS_NAT_wikis] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/06|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2021-W06"/> 2021年2月8日 (月) 17:42 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21082948 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/07|Tech News: 2021-07]] == <section begin="technews-2021-W07"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/07|翻訳]]されています。 '''問題点''' * MediaWiki の新しいバージョンに不具合がありました。アップデートによって問題が発生したため開発者は旧版への巻き戻しを行いました。予定された新機能の導入は延期される予定です。 [https://lists.wikimedia.org/pipermail/wikitech-l/2021-February/094255.html][https://lists.wikimedia.org/pipermail/wikitech-l/2021-February/094271.html] * 2月17日 07:00 (UTC) より短い時間ですが一部のサービスが利用できない見込みです。新規の[[m:Special:MyLanguage/Wikimedia URL Shortener|短縮URLの生成]]、翻訳、通知、[[mw:Reading/Reading Lists|リーディングリスト]]への追加、[[:w:ja:バウンスメール|バウンスメール]]の記録などが正常に行われない可能性があります。データベースのメンテナンスを実施するためです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T273758] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.31|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-02-16|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-02-17|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-02-18|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/07|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2021-W07"/> 2021年2月15日 (月) 17:56 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21105437 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/08|Tech News: 2021-08]] == <div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/08|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * ビジュアルエディターに画像を検索する[[:c:Commons:Structured data/Media search|MediaSearch]](メディアサーチ)を導入しました。挿絵がほしいと思った時、ビジュアルエディターを使いながらコモンズから画像を選べます。目標は編集者がよりよい画像を探せるようにすることです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T259896] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] [[mw:Special:MyLanguage/Extension:SyntaxHighlight|構文強調表示]]が新しく[[:w:en:Futhark (programming language)|Futhark]]、[[:w:ja:Graphviz|Graphviz]]、[[:w:ja:DOT言語|DOT]]、CDDL、AMDGPUに対応しました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T274741] '''問題点''' * [[mw:Special:MyLanguage/Extension:EasyTimeline|タイムライン]]を編集するとテキストが全て除去されてしまうことがありました。これはバグによるもので、現在は修正済みです。タイムラインを正常な表示に戻すには、タイムラインを再度編集する必要があるかもしれません。 [https://phabricator.wikimedia.org/T274822] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.32|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-02-23|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-02-24|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-02-25|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] [[:w:ja:Rust (プログラミング言語)|Rust言語]]を使ったウィキメディアウィキでの作業に興味がある開発者と利用者向けの[[:m:Wikimedia Rust developers user group|利用者グループ]]があります。ウィキの機能を改良したい人の参加や勧誘をお待ちしています。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/08|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div> ---- 2021年2月23日 (火) 00:18 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21134058 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/09|Tech News: 2021-09]] == <div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/09|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[mw:Special:MyLanguage/Growth/Feature summary|Growth チーム用ツール]]を使用しているウィキでは各新規参加者を担当するメンターの名前を[[mw:Special:MyLanguage/Help:Growth/Mentorship/Integrating_mentorship|マジックワード]]で表示できるようになりました。ウェルカムメッセージやユーザーボックスで使用することができます。 * 新しいバージョンの[[c:Special:MyLanguage/Commons:VideoCutTool|ビデオカットツール]]が利用できます。クロップ、トリミング、オーディオの無効化、映像の回転などを行うことができます。この機能は開発者アウトリーチプログラムの一環として作成されています。 '''問題点''' * [[mw:Special:MyLanguage/Manual:Job queue|ジョブキュー]]に問題が発生していました。一部の機能が変更を保存せず、メッセージ一斉送信に遅延が生じました。ウィキの編集には影響ありませんでした。 [https://phabricator.wikimedia.org/T275437] * Firefox または Safari の最新版を使用している一部の編集者は、統一アカウントで自動的なログインを行えないことがあります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T226797] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.33|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-03-02|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-03-03|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-03-04|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/09|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div> ---- 2021年3月1日 (月) 19:08 (UTC) <!-- User:Trizek (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21161722 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/10|Tech News: 2021-10]] == <section begin="technews-2021-W10"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/10|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[mw:Special:MyLanguage/Content translation/Section translation|節単位の翻訳]]がベンガリ語ウィキペディアに導入されました。モバイルビューを使う編集者が記事を節単位で翻訳できるようにする機能です。今後、利用できるウィキが増える予定です。まず、記事が少なく編集活動が多いウィキを対象にしていきます。[https://sx.wmflabs.org/index.php/Main_Page 使用したら][[mw:Talk:Content translation/Section translation|フィードバックをお寄せください]]。 * [[mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:FlaggedRevs|フラグ付き査読機能]]で管理者に査読権限が与えられるようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T275293] * Twitter 上でウィキペディアの記事にリンクすると、その記事のプレビューが表示されます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T276185] '''問題点''' * 多くのグラフで [[:w:ja:JavaScript|JavaScript]] のエラーが発生しています。グラフの編集を行った後、ブラウザの開発者コンソールでグラフの確認をしてください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T275833] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.34|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-03-09|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-03-10|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-03-11|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[mw:Talk pages project/New discussion|新しい協議]]用のツールは近日中に、ほとんどのウィキペディアで既定の[[mw:Special:MyLanguage/Extension:DiscussionTools|協議ツール]]としてベータ展開されます。新規の協議をより簡単に始めることが目標です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T275257] '''今後の予定''' * テンプレートに関して、使いこなしやすくするためいくつかの変更を行います。最初の変更は第1群のウィキ群に3月中に導入します。他の変更は同様に6月導入の予定です。これはテンプレートのさくせいしゃもしくは管理者と、利用者のどちらにも役立つはずです。[[:m:WMDE Technical Wishes/Templates|詳細はこちら]]。 * [[m:WMDE Technical Wishes/ReferencePreviews|出典のプレビュー]]機能を複数のウィキで3月17日から既定の機能として実装します。設定は[[mw:Page Previews|ページのプレビュー]]と共通です。Reference Tooltipsあるいはナビゲーション・ポップアップを使いたい場合は、今後も引き続き使えます。このとき、出典のプレビューが重複して表示されることはありません。 [https://phabricator.wikimedia.org/T271206][https://meta.wikimedia.org/wiki/Talk:WMDE_Technical_Wishes/ReferencePreviews] * 新しい JavaScript ベースの関数は[[:w:ja:Internet Explorer 11|Internet Explorer 11]] で動作しません。Internet Explorer は古いブラウザであり、今日使用される JavaScript の記述では動作しないためです。ただし、既に現時点で Internet Explorer 11 で動作する機能は引き続き Internet Explorer 11 でも動作します。[[mw:Compatibility/IE11|詳細はこちら]]を御覧ください。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/10|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2021-W10"/> 2021年3月8日 (月) 17:51 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21175593 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/11|Tech News: 2021-11]] == <section begin="technews-2021-W11"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/11|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop Improvements|デスクトップ改善]]プロジェクトに参加するウィキでは、新規の[[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop Improvements/Features/Search|検索機能]]が使えるようになりました。より多くのウィキでも後日、デスクトップ改善と新しい検索機能が利用できるようになる予定です。また[[mw:Reading/Web/Desktop Improvements#Deployment plan and timeline|先行して試用する]]こともできます。 * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] バナー通知の掲載あるいはサイト全体に関与する [[:w:ja:JavaScript|JavaScript]] コードを変更する編集者は [https://grafana.wikimedia.org/d/000000566/overview?viewPanel=16&orgId=1 クライアント・エラー表示]を使い、変更によって問題が発生していないかどうか必ず確認しなければなりません。[https://diff.wikimedia.org/2021/03/08/sailing-steady%e2%80%8a-%e2%80%8ahow-you-can-help-keep-wikimedia-sites-error-free 詳細はこちら]をご参照ください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T276296] '''問題点''' * [[phab:T276968|データベースの問題]]が原因で[https://meta.wikimedia.beta.wmflabs.org Wikimedia ベータクラスタ] が1日以上、読み取り専用でした。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.34|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-03-16|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-03-17|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-03-18|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * カスタム署名は現在、テンプレートを使って[[:w:ja:改行コード|改行]]または[[:w:ja:キャリッジ・リターン|キャリッジ・リターン]]記号を含めることができます。将来的にこれを禁止する提案があがっています。理由は書式エラーを発生させるからです。 [https://www.mediawiki.org/wiki/New_requirements_for_user_signatures#Additional_proposal_(2021)][https://phabricator.wikimedia.org/T272322] * [[phab:T276899|12 件のウィキ]]では、閲覧はできても編集ができない時間帯が[https://www.timeanddate.com/worldclock/fixedtime.html?iso=20210323T06 {{#time:j xg|2021-03-23|en}} の 06:00 (UTC)] 以降に短時間、発生する見込みです。最長で30分、もっと早く終わるかもしれません。 * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] [[wikitech:Wiki replicas|Wiki Replicas]] に対して[[:w:ja:SQL|SQL]] クエリに[https://quarry.wmflabs.org/ Quarry] が使えます。3月23日以降、データベース横断型の<code>JOINS</code> は作動しなくなります。どのデータベースに接続するか指定する欄が追加される予定です。もし皆さんがこれに影響を受けると考えられ、支援が必要な場合は [[phab:T268498|Phabricator]] もしくは [[wikitech:Talk:News/Wiki Replicas 2020 Redesign|Wikitech]] で申し出てください。[https://wikitech.wikimedia.org/wiki/PAWS PAWS] その他、Wiki Replica に [[:w:ja:SQL|SQL]] クエリを実行するものは後日、影響を受ける見込みです。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/News/Wiki_Replicas_2020_Redesign] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/11|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2021-W11"/> 2021年3月15日 (月) 23:23 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21226057 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/12|Tech News: 2021-12]] == <section begin="technews-2021-W12"/><div class="plainlinks mw-content-ltr" lang="ja" dir="ltr"><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/12|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[:w:ja:KaiOS|KaiOS]] 用の [[mw:Wikipedia for KaiOS|Wikipedia アプリ]]が利用できます。この OS を使う端末にはタッチスクリーンがないため、使用する際はキーパッドを使ってナビゲートを行います。[https://wikimedia.github.io/wikipedia-kaios/sim.html シミュレータ]により、実際にどのように動作するかを確認することができます。 * [[mw:Special:MyLanguage/Talk pages project/Replying|返信ツール]]と[[mw:Special:MyLanguage/Talk pages project/New discussion|新しい議論ツール]]は[[Special:Preferences#mw-prefsection-betafeatures|ベータ版]]機能「{{int:discussiontools-preference-label}}」としてドイツ語版ウィキペディアを除く殆どのウィキで利用できるようになりますた。 '''問題点''' * [https://www.timeanddate.com/worldclock/fixedtime.html?iso=20210323T06 3月23日 6:00(UTC)]に [[phab:T276899|12 のウィキ]]が閲覧はできても編集ができない状態になります。パスワードの変更、ウィキへの新規ログイン、グローバル利用者名変更、電子メールアドレスの確認や変更にも影響を与える可能性があります。編集できない時間は 30 分の予定ですが、予定よりも早く終了するかもしれません。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.36|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-03-23|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-03-24|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-03-25|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[:w:ja:シンタックスハイライト|構文の強調表示]]を行う色が変更され、見やすくなります。まもなく[[phab:T276346|最初の対象となるウィキ]]で変更が実施されます。 [https://meta.wikimedia.org/wiki/WMDE_Technical_Wishes/Improved_Color_Scheme_of_Syntax_Highlighting] '''今後の予定''' * [[mw:Special:MyLanguage/Extension:FlaggedRevs|フラグ付き査読機能]]で「トーン」または「階層」のように複数のタグを付けることができなくなり、付けられるタグが 1 つになります。複数のタグを同時に付けているウィキが極めて少数である上、メンテナンスも難しくなることから今回の変更が実施されることになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T185664][https://phabricator.wikimedia.org/T277883] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] ガジェットやユーザースクリプトで JavaScript でページの変数に直接アクセスできなくなります。2015年に <code dir=ltr>wg*</code> から <code dir=ltr>mw.config</code> への移行が行われています。まもなく <code dir=ltr>wg*</code> は使用できなくなります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T72470] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]] • [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/12|翻訳]] • [[m:Tech|相談]] • [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]] • [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div></div> <section end="technews-2021-W12"/> 2021年3月22日 (月) 16:53 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21244806 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/13|Tech News: 2021-13]] == <section begin="tech-newsletter-content"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/13|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 非常に古い[[:w:ja:ウェブブラウザ|ウェブブラウザ]]はウィキメディアのウィキで[[:mw:Special:MyLanguage/Compatibility|動作しなくなりました]]。従来サポートされていた、古いブラウザ用のコードが除去されたためです。対象となるブラウザで閲覧すると不具合が発生する可能性があります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T277803] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] [[:m:IRC/Channels#Raw_feeds|「最近の更新」の IRC フィード]]を新しいサーバに移転しました。すべてのツールがサーバーを指定せず自動で <code>irc.wikimedia.org</code> に再接続するかどうか確認してください。また、最新の[[:wikitech:Event Platform/EventStreams|イベントストリーム]]への移行も推奨されています。 [https://phabricator.wikimedia.org/T224579] '''問題点''' * 多数の編集者がウォッチリストに登録したページの場合、移動(改名)によって履歴が分断される可能性があります。また、いったん移動するとしばらくの間、再移動ができなくなる可能性があります。[[:w:ja:キュー (コンピュータ) |ジョブキュー]]に発生した問題が原因です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T278350] * メタの翻訳対象ページが編集できなくなっていました。原因は翻訳ツールのバグによるものです。この問題のため、MediaWiki のバージョン更新が遅れました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T278429][https://phabricator.wikimedia.org/T274940] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.37|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-03-30|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-03-31|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-04-01|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/13|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="tech-newsletter-content"/> 2021年3月29日 (月) 17:31 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21267131 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/13|Tech News: 2021-13]] == <section begin="tech-newsletter-content"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/13|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 非常に古い[[:w:ja:ウェブブラウザ|ウェブブラウザ]]はウィキメディアのウィキで[[:mw:Special:MyLanguage/Compatibility|動作しなくなりました]]。従来サポートされていた、古いブラウザ用のコードが除去されたためです。対象となるブラウザで閲覧すると不具合が発生する可能性があります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T277803] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] [[:m:IRC/Channels#Raw_feeds|「最近の更新」の IRC フィード]]を新しいサーバに移転しました。すべてのツールがサーバーを指定せず自動で <code>irc.wikimedia.org</code> に再接続するかどうか確認してください。また、最新の[[:wikitech:Event Platform/EventStreams|イベントストリーム]]への移行も推奨されています。 [https://phabricator.wikimedia.org/T224579] '''問題点''' * 多数の編集者がウォッチリストに登録したページの場合、移動(改名)によって履歴が分断される可能性があります。また、いったん移動するとしばらくの間、再移動ができなくなる可能性があります。[[:w:ja:キュー (コンピュータ) |ジョブキュー]]に発生した問題が原因です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T278350] * メタの翻訳対象ページが編集できなくなっていました。原因は翻訳ツールのバグによるものです。この問題のため、MediaWiki のバージョン更新が遅れました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T278429][https://phabricator.wikimedia.org/T274940] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.37|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-03-30|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-03-31|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-04-01|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/13|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="tech-newsletter-content"/> 2021年3月29日 (月) 20:39 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21267131 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/14|Tech News: 2021-14]] == <section begin="tech-newsletter-content"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/14|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 記事の一部を折りたたみ、クリックして表示する機能があります。リンク先が折りたたんだ部分の中にある節見出しだった場合、リンクを押すと飛んだ先の節が自動的に表示されるようになりました。ブラウザ画面はリンク先の節までスクロールダウンします。以前はこのようなリンクがうまく作動せず、あらかじめ手動で節見出しを開いておく必要がありました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T276741] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] [[mw:Special:MyLanguage/Citoid|citoid]] [[:w:ja:API|API]]は年と月のみで日がない日付を指定した場合、たとえば <code>2010-12</code>の代わりに<code>2010-12-XX</code>を適用するようになる予定です。<code>2010-12</code>を本来の意味である<code>December 2010</code> (2010年12月) ではなく<code>2010-2012</code> (期間) と取り違える可能性があるからです。これを [https://www.loc.gov/standards/datetime/ Extended Date/Time Format] (アメリカ議会図書館が策定した日付書式の規格) でレベル0ではなくレベル1と呼びます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T132308] * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.36/wmf.38|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-04-06|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-04-07|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-04-08|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.36/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] [[:wikitech:PAWS|PAWS]] から [[:wikitech:Wiki Replicas|Wiki Replicas]] に接続することができます。データベース横断型クエリの <code>JOINS</code> は4月28日以降動作しなくなります。この変更による影響を受ける可能性があり、手助けが必要な場合には [[phab:T268498|Phabricator]] または [[wikitech:Talk:News/Wiki Replicas 2020 Redesign|Wikitech]] でご相談ください。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/14|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="tech-newsletter-content"/> 2021年4月5日 (月) 19:41 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21287348 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/16|Tech News: 2021-16]] == <section begin="tech-newsletter-content"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/16|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * ウィキメディアのウィキ群に対して送られる問い合わせなどのメールは、ウィキメディアの編集者がボランティアで担当しています。ボランティアが使用するツールを従来の [[m:Special:MyLanguage/OTRS|OTRS]] から [https://github.com/znuny/Znuny Znuny] に変更しました。機能とインターフェースに変更はありません。ボランティアの管理者から、今後の予定について、後日説明が行われる予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T279303][https://phabricator.wikimedia.org/T275294] * [[Mw:Special:MyLanguage/Extension:CodeMirror|構文の強調表示機能]]を使用している場合、2017年版と2020年版の編集エディタでテンプレートを編集したときに行番号が表示されるようになりました。改行を確認しやすくしたり、特定の行について議論するときに役立ちます。行番号の表示は近日中に全ての名前空間で利用できるようになる予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T267911][https://meta.wikimedia.org/wiki/WMDE_Technical_Wishes/Line_Numbering][https://meta.wikimedia.org/wiki/Talk:WMDE_Technical_Wishes/Line_Numbering] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] 技術的な変更に伴い、[https://phab.wmfusercontent.org/file/data/llvdqqnb5zpsfzylbqcg/PHID-FILE-25vs4qowibmtysl7cbml/Screen_Shot_2021-04-06_at_2.34.04_PM.png これと同じような]編集の要約欄を持つガジェットやスクリプトで問題が起こる可能性があります。もし問題が発見された場合には、<code>mw.loader.using('mediawiki.action.edit.styles')</code> を使用して従来の状態に差し戻してください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T278898] * MediaWikiの[[mw:MediaWiki 1.37/wmf.1|最新版]]は先週、ウィキメディアのウィキ群に展開されています。先週は技術週報を休刊しました。 '''今週の更新''' * 今週、MediaWikiのバージョン更新はありません。 '''今後の予定''' * 利用者グループ <code>oversight</code> は <code>suppress</code> へと改称されます。これは[[phab:T109327|技術的な理由によるものです]]。変更されるのはシステム上の名称です。ウィキ上におけるグループの名称に影響を与えるものではありません。変更作業は2週間以内に実施予定です。意義を申し立てる場合は[[phab:T112147|Phabricator]]にコメントをお願いします。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/16|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="tech-newsletter-content"/> 2021年4月19日 (月) 16:49 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21356080 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/17|Tech News: 2021-17]] == <section begin="tech-newsletter-content"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/17|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * テンプレートには特定の値をとるパラメータがあります。編集者に[[mw:Special:MyLanguage/Extension:TemplateData|テンプレート・データ]]を使って値を推奨することができます。まもなくビジュアルエディタはこれらの値をドロップダウン・リストに表示するようになります。テンプレート利用者が正しい値をより早く見つけられるように支援するためです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T273857][https://meta.wikimedia.org/wiki/Special:MyLanguage/WMDE_Technical_Wishes/Suggested_values_for_template_parameters][https://meta.wikimedia.org/wiki/Talk:WMDE_Technical_Wishes/Suggested_values_for_template_parameters] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.37/wmf.3|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-04-27|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-04-28|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-04-29|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.37/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/17|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="tech-newsletter-content"/> 2021年4月26日 (月) 21:25 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21391118 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/18|Tech News: 2021-18]] == <section begin="tech-newsletter-content"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/18|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[w:en:Wikipedia:Twinkle|Twinkle]] というガジェットがウィキペディア英語版で利用されています。メンテナンスと巡回に役立つガジェットです。このたび、[[m:Grants:Project/Rapid/SD0001/Twinkle localisation/Report|他のウィキでも利用できるようになりました]]。ご利用のウィキに Twinkle を導入するときは、GitHub リポジトリの[https://github.com/wikimedia-gadgets/twinkle-starter twinkle-starter] をご利用ください。 '''問題点''' * [[mw:Special:MyLanguage/Content translation|コンテンツ翻訳ツール]]が一時的に多くの記事で動作しませんでした。バグが原因によるものです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T281346] * 5月5日におよそ1分間、特定の操作ができなくなる見込みです。予定時間は[https://www.timeanddate.com/worldclock/fixedtime.html?iso=20210505T0600 06:00 UTC前後]です。コンテンツ翻訳ツールや通知機能をはじめとする幾つかの機能が影響を受けます。クラッシュを予防するためのアップグレードを行うためです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T281212] '''今週の更新''' * [[mw:Special:MyLanguage/Help:Reference Previews|参考資料プレビュー]] は5月5日より、多くのウィキで既定の機能になる予定です。いくつかの変更があったため、実装が当初の予定より遅れました。この機能は[[mw:Special:MyLanguage/Page Previews|ページのプレビュー]]機能を使わずに利用することも可能です。当初の計画では、個人設定で両方の機能をまとめて有効または無効に切り替える予定でした。 [https://phabricator.wikimedia.org/T271206][https://meta.wikimedia.org/wiki/Talk:WMDE_Technical_Wishes/ReferencePreviews] * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.37/wmf.4|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-05-04|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-05-05|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-05-06|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.37/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] [[:w:ja:Cascading Style Sheets|CSS]] のクラス <code dir=ltr>.error</code> <code dir=ltr>.warning</code> <code dir=ltr>.success</code> は特に定義を行っていなければモバイル版閲覧環境で動作しません。6月以降はデスクトップ版の閲覧環境でも動作しなくなります。これにより、ガジェットやテンプレートに影響が出る可能性があります。クラスに対するスタイルを[[MediaWiki:Common.css]] やテンプレートスタイルで定義することは可能です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T280766] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/18|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="tech-newsletter-content"/> 2021年5月3日 (月) 15:44 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21418010 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/18|Tech News: 2021-18]] == <section begin="tech-newsletter-content"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/18|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[w:en:Wikipedia:Twinkle|Twinkle]] というガジェットがウィキペディア英語版で利用されています。メンテナンスと巡回に役立つガジェットです。このたび、[[m:Grants:Project/Rapid/SD0001/Twinkle localisation/Report|他のウィキでも利用できるようになりました]]。ご利用のウィキに Twinkle を導入するときは、GitHub リポジトリの[https://github.com/wikimedia-gadgets/twinkle-starter twinkle-starter] をご利用ください。 '''問題点''' * [[mw:Special:MyLanguage/Content translation|コンテンツ翻訳ツール]]が一時的に多くの記事で動作しませんでした。バグによるものです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T281346] * 5月5日におよそ1分間、特定の操作ができなくなる見込みです。予定時間は[https://www.timeanddate.com/worldclock/fixedtime.html?iso=20210505T0600 06:00 UTC前後]です。コンテンツ翻訳ツールや通知機能をはじめとする幾つかの機能が影響を受けます。クラッシュを予防するためのアップグレードを行うためです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T281212] '''今週の更新''' * [[mw:Special:MyLanguage/Help:Reference Previews|参考資料プレビュー]] は5月5日より、多くのウィキで既定の機能になる予定です。いくつかの変更があったため、実装が当初の予定より遅れました。この機能は[[mw:Special:MyLanguage/Page Previews|ページのプレビュー]]機能を使わずに利用することも可能です。当初の計画では、個人設定で両方の機能をまとめて有効または無効に切り替える予定でした。 [https://phabricator.wikimedia.org/T271206][https://meta.wikimedia.org/wiki/Talk:WMDE_Technical_Wishes/ReferencePreviews] * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.37/wmf.4|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-05-04|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-05-05|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-05-06|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.37/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] [[:w:ja:Cascading Style Sheets|CSS]] のクラス <code dir=ltr>.error</code> <code dir=ltr>.warning</code> <code dir=ltr>.success</code> は特に定義を行っていなければモバイル版閲覧環境で動作しません。6月以降はデスクトップ版の閲覧環境でも動作しなくなります。これにより、ガジェットやテンプレートに影響が出る可能性があります。クラスに対するスタイルを[[MediaWiki:Common.css]] やテンプレートスタイルで定義することは可能です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T280766] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/18|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="tech-newsletter-content"/> 2021年5月4日 (火) 12:57 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21418010 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/19|Tech News: 2021-19]] == <section begin="tech-newsletter-content"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/19|翻訳]]されています。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.37/wmf.5|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-05-11|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-05-12|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-05-13|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.37/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * 5月22日–23日にオンライン開催の[[mw:Wikimedia Hackathon 2021| ウィキメディア・ハッカソン]]のリンクでは、参加者の企画の予告が始まりました。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/19|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="tech-newsletter-content"/> 2021年5月10日 (月) 15:10 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21428676 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/19|Tech News: 2021-19]] == <section begin="tech-newsletter-content"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/19|翻訳]]されています。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.37/wmf.5|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-05-11|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-05-12|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-05-13|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.37/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * 5月22日–23日にオンライン開催の[[mw:Wikimedia Hackathon 2021| ウィキメディア・ハッカソン]]のリンクでは、参加者の企画の予告が始まりました。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/19|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="tech-newsletter-content"/> 2021年5月10日 (月) 16:26 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21428676 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/20|Tech News: 2021-20]] == <section begin="tech-newsletter-content"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/20|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[mw:Talk pages project/Replying|返信ツール]]で新しいツールバーが利用できるようにできました。ソースモード編集で動作します。[[Special:Preferences#mw-htmlform-discussion|個人設定]]で有効化することで利用できるようになります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T276608] [https://www.mediawiki.org/wiki/Talk_pages_project/Replying#13_May_2021] [https://www.mediawiki.org/wiki/Talk_pages_project/New_discussion#13_May_2021] * ウィキメディアの[https://lists.wikimedia.org/mailman/listinfo メーリングリスト]が新しいバージョンの[[:w:ja:GNU Mailman|Mailman 3]]に移行します。[[:w:ja:文字コード|文字コード]]の動作のために、<code>[[:w:ja:UTF-8|UTF-8]]</code>から <code>utf8mb3</code> への変更が行われます。 [https://lists.wikimedia.org/hyperkitty/list/wikitech-l@lists.wikimedia.org/thread/IEYQ2HS3LZF2P3DAYMNZYQDGHWPVMTPY/][https://phabricator.wikimedia.org/T282621] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] 技術ニュースの[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/14|以前の号]]で、[[mw:Special:MyLanguage/Citoid|citoid]] [[:w:ja:API|API]]は日付を指定する際に年と月のみ指定して日を省略した場合、新しい方式で処理が行われるとお知らせしていました。しかし、現在この変更は差し戻されています。様々なwikiへの影響について更なる議論を行う必要があるためです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T132308] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] <code>MediaWiki:Pageimages-blacklist</code> は <code>MediaWiki:Pageimages-denylist</code> に改名されます。リストを予め新しい名前に変更することも検討してください。一部のウィキで5月19日に、他の一部のウィキでは5月20日に変更が実施されます。このメッセージは殆どのウィキでは使用されていません。記事でサムネイルとして使用してはいけない画像のリストです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T282626] * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.37/wmf.6|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-05-18|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-05-19|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-05-20|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.37/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/20|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="tech-newsletter-content"/> 2021年5月17日 (月) 13:50 (UTC) <!-- User:Trizek (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21464279 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/21|Tech News: 2021-21]] == <section begin="tech-newsletter-content"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/21|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * これまでウィキメディア運動で利用する [[:m:Special:MyLanguage/IRC|IRC]] は [[:w:Special:MyLanguage/ja:Freenode|Freenode]](フリーノード)のネットワークを使用していました。このたび、ネットワーク管理者が大幅に入れ替わりました。[[m:Special:MyLanguage/IRC/Group_Contacts |ウィキメディア IRC グループの連絡先]] は [[:w:en:Libera Chat|Libera チャット]]ネットワークへの乗り換えが[[m:Special:Diff/21476411|決定しました]]。すべてのチャンネルを移動させると正式に決まったわけではありませんが、ウィキメディアの IRC チャンネル群は殆どがフリーノードから撤退することになる見込みです。 [[:m:IRC/Migrating_to_Libera_Chat|移設の手引き]]を設けているほか、ウィキメディア全体を対象とした[[m:Wikimedia Forum#Freenode (IRC)|関連議論]]が行われています。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.37/wmf.7|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-05-25|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-05-26|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-05-27|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.37/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/21|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="tech-newsletter-content"/> 2021年5月24日 (月) 17:08 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21477606 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/22|Tech News: 2021-22]] == <section begin="tech-newsletter-content"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/22|翻訳]]されています。 '''問題点''' * ベクター外装でページの題名直下の通知文、ページ最下部のカテゴリ欄の文字の大きさが正しく表示されないという不具合が発生しました。先週の月曜日に修正済みです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T283206] '''今週の更新''' * 今週、MediaWikiのバージョン更新はありません。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/22|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="tech-newsletter-content"/> 2021年5月31日 (月) 17:06 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21516076 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/23|Tech News: 2021-23]] == <section begin="tech-newsletter-content"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/23|翻訳]]されています。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.37/wmf.9|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-06-08|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-06-09|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-06-10|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.37/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * ウィキメディア運動では技術的なタスク管理に [[:mw:Special:MyLanguage/Phabricator|Phabricator]] を採用しています。技術関連の提案やバグ報告を受け付けたり、開発者の作業項目を集約しています。このたび Phabricator の運営会社が開発の中止を発表しました。ただちに影響が出るわけではありませんが、将来的に別の管理ツールに移行する可能性があります。 [https://lists.wikimedia.org/hyperkitty/list/wikitech-l@lists.wikimedia.org/message/YAXOD46INJLAODYYIJUVQWOZFIV54VUI/][https://admin.phacility.com/phame/post/view/11/phacility_is_winding_down_operations/][https://phabricator.wikimedia.org/T283980] * ウィキペディア内で検索を行ったとき、一部の言語で検索結果の増える場合があります。これの現象は主に、検索を行った利用者が[[:w:ja:ダイアクリティカルマーク|ダイアクリティカルマーク]]を適切に使用しなかった場合に発生します。その言語では必要ないと考えられており、記号の表記揺れを検索対象に含めていないことが原因です。例えばドイツ語版ウィキペディアでは、<code>Bedusz</code> を検索しても検索結果に <code>Będusz</code> は出てきません。ドイツ語で <code>ę</code> という文字は使われず、もっぱら <code>e</code> が代わりに使われるためです。この挙動は将来的に一部の言語版で改善される予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T219550] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] [[:mw:Special:MyLanguage/API:Main page|action API]]の[[:w:ja:クロスサイトリクエストフォージェリ |CSRF トークン パラメータ]]は2014年に変更されました。2014年より古い変数はまもなく機能しなくなります。ボット、ガジェットやユーザースクリプトのうち旧来の変数を使用しているものには影響が出るかもしれません。 [https://lists.wikimedia.org/hyperkitty/list/wikitech-l@lists.wikimedia.org/thread/IMP43BNCI32C524O5YCUWMQYP4WVBQ2B/][https://phabricator.wikimedia.org/T280806] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/23|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="tech-newsletter-content"/> 2021年6月7日 (月) 20:03 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21551759 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/23|Tech News: 2021-23]] == <section begin="tech-newsletter-content"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/23|翻訳]]されています。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.37/wmf.9|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-06-08|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-06-09|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-06-10|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.37/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * ウィキメディア運動では技術的なタスク管理に [[:mw:Special:MyLanguage/Phabricator|Phabricator]] を採用しています。技術関連の提案やバグ報告を受け付けたり、開発者の作業項目を集約しています。このたび Phabricator の運営会社が開発の中止を発表しました。ただちに影響が出るわけではありませんが、将来的に別の管理ツールに移行する可能性があります。 [https://lists.wikimedia.org/hyperkitty/list/wikitech-l@lists.wikimedia.org/message/YAXOD46INJLAODYYIJUVQWOZFIV54VUI/][https://admin.phacility.com/phame/post/view/11/phacility_is_winding_down_operations/][https://phabricator.wikimedia.org/T283980] * ウィキペディア内で検索を行ったとき、一部の言語で検索結果の増える場合があります。これの現象は主に、検索を行った利用者が[[:w:ja:ダイアクリティカルマーク|ダイアクリティカルマーク]]を適切に使用しなかった場合に発生します。その言語では必要ないと考えられており、記号の表記揺れを検索対象に含めていないことが原因です。例えばドイツ語版ウィキペディアでは、<code>Bedusz</code> を検索しても検索結果に <code>Będusz</code> は出てきません。ドイツ語で <code>ę</code> という文字は使われず、もっぱら <code>e</code> が代わりに使われるためです。この挙動は将来的に一部の言語版で改善される予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T219550] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] [[:mw:Special:MyLanguage/API:Main page|action API]]の[[:w:ja:クロスサイトリクエストフォージェリ |CSRF トークン パラメータ]]は2014年に変更されました。2014年より古い変数はまもなく機能しなくなります。ボット、ガジェットやユーザースクリプトのうち旧来の変数を使用しているものには影響が出るかもしれません。 [https://lists.wikimedia.org/hyperkitty/list/wikitech-l@lists.wikimedia.org/thread/IMP43BNCI32C524O5YCUWMQYP4WVBQ2B/][https://phabricator.wikimedia.org/T280806] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/23|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="tech-newsletter-content"/> 2021年6月7日 (月) 22:35 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21551759 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/24|Tech News: 2021-24]] == <section begin="tech-newsletter-content"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/24|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * ログイン利用はモバイルのウェブ版で[[:mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Advanced mobile contributions|改良版モード]]を利用できるようになりました。カテゴリはデスクトップ版の利用者と同様の表示になります。これにより、従来はデスクトップ版限定のガジェットのうち、いくつかはモバイル版サイト利用者も使える可能性があります。皆さんのウィキにそのようなガジェットがある場合は、モバイル版サイトでも有効にするかどうかを設定できます。ガジェットによっては表示をモバイル向けに調整する必要があるかもしれません。 [https://phabricator.wikimedia.org/T284763] * ウィキデータの言語間リンクが[[:oldwikisource:Main Page|多言語ウィキソース]]でも動作するようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T275958] '''今週の更新''' * 今週、MediaWikiのバージョン更新はありません。 '''今後の予定''' * 将来的に未登録利用者のIPを不特定多数の利用者が[[m:Special:MyLanguage/IP Editing: Privacy Enhancement and Abuse Mitigation|見られないようになります]]。これは法的な理由によるものです。[[m:IP Editing: Privacy Enhancement and Abuse Mitigation#Updates|IPを確認する必要がある利用者]]を決めるための大まかなドラフトがあります。 * 6月22日に数分間、ウィキペディア・ドイツ語版、ウィキボヤージュ英語版に加え小規模ウィキ29件が閲覧専用になり編集ができない状態となります。予定時間は5:00から5:30 (UTC) の見込みです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T284530] * 6月28日の週に数分間、すべてのウィキが閲覧専用になり編集ができない状態となります。詳細は追って技術ニュースに掲載されるほか、近日中に個別のウィキへ告知を行う計画です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T281515][https://phabricator.wikimedia.org/T281209] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/24|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="tech-newsletter-content"/> 2021年6月14日 (月) 20:26 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21587625 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/25|Tech News: 2021-25]] == <section begin="tech-newsletter-content"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/25|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] 問い合わせ対応ボランティアチームのグローバルグループ名 <code>otrs-member</code> は現在、<code>vrt-permissions</code> (<sup>※</sup>)に変更されています。不正利用フィルターに影響を与える可能性があります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T280615] '''問題点''' * 6月22日にドイツ語版ウィキペディア、英語版ウィキボヤージュと、その他29の小規模ウィキで、数分にわたり閲覧はできても編集ができない状態になります。予定の時間帯は[https://www.timeanddate.com/worldclock/fixedtime.html?iso=20210623T0500 5:00 から 5:30 (UTC)] の間と見込まれます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T284530] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.37/wmf.11|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-06-22|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-06-23|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-06-24|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.37/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/25|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="tech-newsletter-content"/> 2021年6月21日 (月) 15:50 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21593987 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/26|Tech News: 2021-26]] == <section begin="tech-newsletter-content"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/26|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[mw:Special:MyLanguage/Growth|Growth 機能]]があるウィキでは [[mw:Special:MyLanguage/Growth/Community configuration|Growth 機能の設定をウィキで直接行う]]ことができるようになりました。<code>Special:EditGrowthConfig</code> のページで操作できます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T285423] * ウィキソースに新しい [[m:Special:MyLanguage/Community Tech/OCR Improvements|OCR ツール]]が導入されます。「テキストの抽出」ボタンを表示したくない場合は [[Special:MyPage/common.css|common.css]] に <code>.ext-wikisource-ExtractTextWidget { display: none; }</code> を追加してください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T285311] '''問題点''' *6月29日にウィキメディア ウィキでは、数分にわたり閲覧はできても編集ができない状態になります。時間は[https://www.timeanddate.com/worldclock/fixedtime.html?iso=20210629T1400 14:00 (UTC)] の予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T281515][https://phabricator.wikimedia.org/T281209] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.37/wmf.12|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-06-29|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-06-30|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-07-01|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.37/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * <code>スタブリンク形式として表示する閾値</code>、<code>サムネイルの大きさ</code>、<code>見出しに番号を自動的に振る</code> という項目が個人設定にあります。これらの機能を維持するのには費用が掛かる一方、機能を使用する編集者は殆どいません。このため、開発者は機能の削除を検討しています。機能を取り除くことにより、ページの読み込み速度が若干早くなります。[[mw:Special:MyLanguage/User:SKim (WMF)/Performance Dependent User Preferences|詳細とフィードバックについてはこちらをご覧ください]]。 * [[mw:Talk pages project/Replying|返信ツール]]のウィキテキストのソースモードにツールバーが追加される予定です。これを使うとページにリンクしたり他の利用者へ通知を送る操作が簡単になります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T276609][https://www.mediawiki.org/wiki/Talk_pages_project/Replying#Status_updates] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/26|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="tech-newsletter-content"/> 2021年6月28日 (月) 16:32 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21653312 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/27|Tech News: 2021-27]] == <section begin="tech-newsletter-content"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/27|翻訳]]されています。 '''技術ニュース''' * 技術ニュースの次号は2021年7月19日に発行予定です。 '''最近の更新''' * [[:wikidata:Q4063270|AutoWikiBrowser]] は同じ作業の繰り返しを簡単に行えるツールです。このたび[[:w:ja:JSON|JSON]] を採用しました。<code>Wikipedia:AutoWikiBrowser/CheckPage</code> は<code>Wikipedia:AutoWikiBrowser/CheckPageJSON</code> と <code>Wikipedia:AutoWikiBrowser/Config</code> に移動しました。<code>Wikipedia:AutoWikiBrowser/CheckPage/Version</code> は <code>Wikipedia:AutoWikiBrowser/CheckPage/VersionJSON</code> に移りました。ツール自体はウィキ上で設定を行なっているため、新しいバージョンでテンプレートが追加されたり正規表現が修正されるのを待つ必要がありません。 [https://phabricator.wikimedia.org/T241196] '''問題点''' * [[m:Special:MyLanguage/InternetArchiveBot|InternetArchiveBot]] はいくつかのウィキにおいて、オンラインの情報源を保存するために役立ちます。情報源となるページを[[:w:ja:ウェイバックマシン|ウェイバックマシン]]に保存し、リンクを張ります。これは外部リンクのページが削除されても、引き続きリンク先を読めるようにするための措置です。現在、ページを<code>archive.is</code> から <code>web.archive.org</code> に移動したとき、誤った日付にリンクされる不具合が発生しています。 [https://phabricator.wikimedia.org/T283432] '''今週の更新''' * [[m:WMDE Technical Wishes/Finding and inserting templates|テンプレートの検索、追加と削除]]を行うツールを更新する予定です。これは適切なテンプレートを簡単に探して使えるようにするためです。7月7日に最初のウィキ群に導入されます。さらにほかのウィキにも今年中に導入する予定です。 [https://meta.wikimedia.org/wiki/WMDE_Technical_Wishes/Removing_a_template_from_a_page_using_the_VisualEditor][https://phabricator.wikimedia.org/T284553] * 今週、MediaWikiのバージョン更新はありません。 '''今後の予定''' * ウィキメディアのウィキには [[m:Special:MyLanguage/Flagged Revisions|フラグ付き査読機能]]あるいは変更の保留機能を採用するところがあります。新規登録のアカウントや未登録の閲覧者には、巡回されるまでその編集は非表示にされます。フラグ付き査読に伴う自動査読の処理は今後、ログを取らなくなります。自動査読の過去ログもすべて削除される予定です。不要なログを大量に作成することへの対処です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T285608] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/27|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="tech-newsletter-content"/> 2021年7月5日 (月) 17:33 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21694636 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/29|Tech News: 2021-29]] == <section begin="tech-newsletter-content"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/29|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[m:WMDE Technical Wishes/Finding and inserting templates|テンプレートの検索、除去]]に使うツールが更新されました。適切なテンプレートを探したり使ったりするのを楽にすることを目指しました。当初、7月7日には第1弾のウィキに実装する予定でした。代わりに7月12日に延期されました。その他のウィキには今年中に導入の見込みです。 [https://meta.wikimedia.org/wiki/WMDE_Technical_Wishes/Removing_a_template_from_a_page_using_the_VisualEditor][https://phabricator.wikimedia.org/T284553] * [[Special:UnconnectedPages|特別:項目に接続されていないページ]]の一覧にあるページはウィキデータに登録されていません。これはウィキデータに連携する必要のあるページを探す助けになります。特定のページはウィキデータに登録すべきではありません。特別ページに収集させないページには、マジックワードの<code><nowiki>__EXPECTED_UNCONNECTED_PAGE__</nowiki></code>を使うことができます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T97577] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.37/wmf.15|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-07-20|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-07-21|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-07-22|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.37/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">How media is structured in the [[:w:en:Parsing|parser's]] HTML output will soon change. This can affect bots, gadgets, user scripts and extensions. You can [https://lists.wikimedia.org/hyperkitty/list/wikitech-l@lists.wikimedia.org/thread/L2UQJRHTFK5YG3IOZEC7JSLH2ZQNZRVU/ read more]. You can test it on [[:testwiki:Main Page|Testwiki]] or [[:test2wiki:Main Page|Testwiki 2]].</span> * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Advanced item</span>]] <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">The parameters for how you obtain [[mw:API:Tokens|tokens]] in the MediaWiki API were changed in 2014. The old way will no longer work from 1 September. Scripts, bots and tools that use the parameters from before the 2014 change need to be updated. You can [[phab:T280806#7215377|read more]].</span> '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/29|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="tech-newsletter-content"/> 2021年7月19日 (月) 15:32 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21755027 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/30|Tech News: 2021-30]] == <section begin="tech-newsletter-content"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/30|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[mw:MediaWiki 1.37/wmf.14|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアは先々週、 ウィキメディアのウィキ群で展開されました。当該の週は休刊したため、 技術ニュースへの掲載はありませんでした。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.37/wmf.16|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-07-27|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-07-28|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-07-29|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.37/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * [[mw:Special:MyLanguage/Skin:MonoBook|Monobook 外装]]を使っている場合は、モバイル版で[[:w:ja:レスポンシブウェブデザイン|レスポンシブデザイン]]を無効にできます。この機能が他の外装でも利用できるようになります。もし<code>{{int:monobook-responsive-label}}</code>のチェックを外している場合は、新しい[[Special:Preferences#mw-prefsection-rendering|個人設定の項目]] <code>{{int:prefs-skin-responsive}}</code>にもチェックを付けないでください。さもないと設定が無効になります。インターフェース管理者はウィキでこの処理を自動化できます。詳細は[[phab:T285991|こちら]]をご参照ください。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/30|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="tech-newsletter-content"/> 2021年7月26日 (月) 21:11 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21771634 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/31|Tech News: 2021-31]] == <section begin="tech-newsletter-content"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/31|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] ウィキでマークアップに <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki><div class="mw-content-ltr"></nowiki></code></bdi> あるいは <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki><div class="mw-content-rtl"></nowiki></code></bdi> を使いながら必須の <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>dir</code></bdi>属性を指定していない場合、今後2週間で機能しなくなります。短期的な回避策として、ローカルウィキの Common.css ページに加筆する方法が[[phab:T287701|T287701]]で説明されています。今後は <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki><div class="mw-content-ltr" dir="ltr" lang="en"></nowiki></code></bdi> または <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki><div class="mw-content-rtl" dir="rtl" lang="he"></nowiki></code></bdi> のように完全な属性を指定する必要があります。これはその他のHTMLタグ、たとえば<code>span</code> や <code>code</code> も該当します。更新が必要なページを探すときは、[[phab:T287701|T287701]]にある手順の解説を参考にしてください。 * 再掲:ウィキメディアではチャットルームのネットワークを旧来のFreenodeから[[m:Special:MyLanguage/IRC/Migrating to Libera Chat| Libera Chat IRC]]へ移設しました。ローカルの解説文書の更新をお願いします。 '''問題点''' * 先週、すべてのウィキでアクセスが遅延したり不可能になる障害が30分程度発生しました。ロシア語版ウィキニュースにおいて記事の動的一覧の生成に問題が起こり、3日間に20万件超の新規記事を一括してインポートしたため、データベースに障害が出たためです。問題を起こした機能は当該ウィキで無効にされており、開発者が適切に修正できるかどうか議論しています。 [https://phabricator.wikimedia.org/T287380][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Incident_documentation/2021-07-26_ruwikinews_DynamicPageList] '''今週の更新''' * [[mw:VisualEditor|VisualEditor]]または[[mw:Special:MyLanguage/2017 wikitext editor|2017年ウィキテキスト編集機能]]を使ってページにリンクを追加するとき、[[mw:Special:MyLanguage/Extension:Disambiguator|曖昧さ回避ページ]]は検索結果の一覧で最下部にのみ表示されるようになりました。意図的に曖昧さ回避ページへ向けてリンクすることがごく稀であるためです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T285510] * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.37/wmf.17|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-08-03|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-08-04|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-08-05|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.37/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * [[mw:Wikimedia Apps/Team/Android|Android版ウィキペディア・アプリのチーム]]ではアプリ内のコミュニケーション機能を開発中です。他の編集者と会話したり通知を受信する方法について取り組んでいます。[[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Apps/Team/Android/Communication|詳細はこちら]]をご参照ください。[[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Apps/Team/Android/Communication/UsertestingJuly2021|計画のテスト]]に参加してくれる希望者を募集中です。Android スマホを持っていてアプリのダウンロードをしてもよいという編集者の皆さん、参加してください。 * {{int:discussiontools-preference-label}}の[[Special:Preferences#mw-prefsection-betafeatures|ベータ版機能]]が数週間以内に更新される予定です。トークページで[[mw:Talk pages project/Notifications|節ごとに購読]]できるウィキを増やします。トークページのURL ([https://meta.wikimedia.org/wiki/Meta_talk:Sandbox?dtenable=1 例]) の末尾に <code>?dtenable=1</code> と追加することでこの機能を試用することができます。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/31|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="tech-newsletter-content"/> 2021年8月2日 (月) 20:48 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21818289 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/32|Tech News: 2021-32]] == <section begin="tech-newsletter-content"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/32|翻訳]]されています。 '''問題点''' * 8月10日にウィキ17件では、数分にわたり閲覧はできても編集ができない状態になります。時間は15:00 (UTC) の予定です。データベースの作業を行うためです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T287449] '''今週の更新''' * [[wmania:Special:MyLanguage/2021:Hackathon|ウィキマニア ハッカソン]]はリモート開催で8月13日 5:00 UTC から 24時間にわたり行います。色々な参加方法が用意されています。プロジェクトやセッションの申し込みは引き続き受付中です。 * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.37/wmf.18|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-08-10|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-08-11|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-08-12|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.37/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] 旧来のCSS <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki><div class="visualClear"></div></nowiki></code></bdi> は8月12日以降、サポートされなくなります。代わりに、テンプレートやページには <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki><div style="clear:both;"></div></nowiki></code></bdi> を使用してください。ウィキで旧来のCSSを使っている場合は、置換の作業を手伝ってください。[[phab:T287962|T287962]]でグローバル検索のリンクが提供されています。 '''今後の予定''' * [[m:Special:MyLanguage/The Wikipedia Library|ウィキペディア図書館]]とは、ウィキペディア編集者の皆さんが典拠情報へアクセスできるようにするための空間です。いつ参加できるようになるか、ユーザーに知らせるための新しい[[mw:Special:MyLanguage/Extension:TheWikipediaLibrary|拡張機能]]があります。お知らせは通知機能を利用します。最初に参加出来るようになった利用者に対して9月に通知を行う予定です。その後、対象を拡大して順次通知を行います。 [https://phabricator.wikimedia.org/T288070] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] MediaWikiでは将来的に[[w:ja:JavaScript|JavaScript]]のフレームワークとして[[w:ja:Vue.js|Vue.js]]を採用する予定です。 [https://lists.wikimedia.org/hyperkitty/list/wikitech-l@lists.wikimedia.org/thread/SOZREBYR36PUNFZXMIUBVAIOQI4N7PDU/] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/32|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="tech-newsletter-content"/> 2021年8月9日 (月) 16:21 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21856726 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/33|Tech News: 2021-33]] == <section begin="tech-newsletter-content"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/33|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop Improvements|改良型ベクタースキン]]でサイドバーから言語間リンクを編集するための項目が再度追加されました。当該のページからウィキデータの項目に移動してリンクを編集することができます。改良型ベクタースキンでは言語間リンクの配置を変えましたが、この新しい言語選択機能からは言語リンクを追加することができないためです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T287206] '''問題点''' * 翻訳拡張機能を使用するウィキで不具合が発生していました。翻訳が反映されない、或いは英文に置き換えられるという問題が発生しました。不具合は既に修正済みです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T288700][https://phabricator.wikimedia.org/T288683][https://phabricator.wikimedia.org/T288719] '''今週の更新''' * [[mw:Special:MyLanguage/Extension:Disambiguator|曖昧さ回避ページ]]へのリンクを追加した版に対して、[[mw:Help:Tags|タグ]]が付与されるようになります。意図せず曖昧さ回避ページへのリンクを追加してしまうケースがあるためです。このタグを活用することで、誤って追加されたリンクを見つけて修正することが容易になります。この機能が不要である場合、ウィキの設定で[[mw:Help:Tags#Deleting a tag added by the software|非表示]]にすることができます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T287549] *ツールに関する情報改善に協力してみませんか?あなたのコミュニティがツールリストについて話し合うための小規模な仮想ミートアップに出席、或いはミートアップを主催しませんか?[[m:Toolhub/The Quality Signal Sessions|Toolhub Quality Signal Sessions]]のトークページに連絡してください。[[m:Talk:Toolhub/The Quality Signal Sessions#Discussion topic for "Quality Signal Sessions: The Tool Maintainers edition"|ツールのメンテナ]]からの特定の質問に対するフィードバックを求めています。 * 利用者の会話ページへの書き込みが行われた場合、サブページを編集した場合でも[[mw:Special:MyLanguage/Help:Notifications#mute|ミュートした利用者のリスト]]に関係なく通知が行われるようになっていました。今週から会話ページ本体を編集した場合のみ通知が行われるようになります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T288112] * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.37/wmf.19|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-08-17|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-08-18|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-08-19|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.37/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/33|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="tech-newsletter-content"/> 2021年8月16日 (月) 19:28 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21889213 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/34|Tech News: 2021-34]] == <section begin="tech-newsletter-content"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/34|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 記譜用の拡張機能 [[mw:Special:MyLanguage/Extension:Score|Score]] (<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki><score></nowiki></code></bdi> notation) は公開ウィキで再び使えるようになり、新しいバージョンにアップグレードされました。一部の機能は「セーフモード」でのみ機能するようになったため、使用できない場合があります。セキュリティの問題点が解決され、[[mw:Special:MyLanguage/Extension:Score/2021 security advisory|セキュリティ アドバイザリ]]が公開されました。 '''問題点''' * {{#time:n月j日|2021-08-25|ja}}に[[phab:T289130|複数のウィキ]]で閲覧はできても編集ができない時間が数分、発生する見込みです。時間は[https://zonestamp.toolforge.org/1629871217 06:00 UTC] 頃を予定しています。データベースの管理を行うためです。 この時間はグローバルアカウントの管理操作もできなくなります '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.37/wmf.20|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-08-24|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-08-25|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-08-26|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.37/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/34|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="tech-newsletter-content"/> 2021年8月23日 (月) 21:59 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21923254 のリストを使用して送信したメッセージ --> == Read-only reminder == <div lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr"> <section begin="MassMessage"/> A maintenance operation will be performed on [https://zonestamp.toolforge.org/1629871231 {{#time: l F d H:i e|2021-08-25T06:00|en}}]. It should only last for a few minutes. This will affect your wiki as well as 11 other wikis. During this time, publishing edits will not be possible. Also during this time, operations on the CentralAuth will not be possible (GlobalRenames, changing/confirming e-mail addresses, logging into new wikis, password changes). For more details about the operation and on all impacted services, please check [[phab:T289130|on Phabricator]]. A banner will be displayed 30 minutes before the operation. Please help your community to be aware of this maintenance operation. {{Int:Feedback-thanks-title}}<section end="MassMessage"/> </div> 2021年8月24日 (火) 20:35 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21927201 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/35|Tech News: 2021-35]] == <section begin="tech-newsletter-content"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/35|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 一部の楽譜は構文が動作しなくなっており、修正を行う必要があります。[[:Category:{{MediaWiki:score-error-category}}]] を確認して修正が必要なページを確認してください。 '''問題点''' * フォントがないため楽譜に歌詞を表示できないという不具合がありました。現在は修正済みです。別のフォントを使用したい場合、Phabricator で申請を行ってください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T289554] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] MediaWiki API で[[mw:API:Tokens|トークン]]を取得する際に使用するパラメータは2014年に変更されました。古いパラメータは9月1日から使用できなくなります。2014年に変更される前のパラメータを使用しているスクリプト、ボット、ツールは修正が必要です。本件に関する詳細は[[phab:T280806#7215377|こちらをご覧ください]]。 * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.37/wmf.21|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-08-31|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-09-01|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-09-02|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.37/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * {{#time:n月j日|2021-09-06|ja}}に[[phab:T289660|コモンズ]]で閲覧はできても編集ができない時間が数分、発生する見込みです。時間は[https://zonestamp.toolforge.org/1630818058 05:00 UTC] 頃を予定しています。データベースの管理を行うためです。 * 9月13日の週に数分間、すべてのウィキが閲覧専用になり編集ができない状態となります。詳細は追って技術ニュースに掲載されるほか、近日中に個別のウィキへ告知を行う計画です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T287539] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/35|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="tech-newsletter-content"/> 2021年8月30日 (月) 16:02 (UTC) <!-- User:Trizek (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21954810 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/36|Tech News: 2021-36]] == <section begin="tech-newsletter-content"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/36|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[mw:Special:MyLanguage/Growth/Feature_summary|Growth 機能]]が展開されたウィキではA/Bテストが行われている間、一部の新規利用者が新しい機能を使えませんでした。このたび、対象のウィキで最も規模が小さな21件において、新規利用者全員が新しい機能を利用できるようにしました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T289786] '''今週の更新''' * 今週、MediaWikiのバージョン更新はありません。 '''今後の予定''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] 2017年に jQuery ライブラリが 1 から 3 へとアップグレードされたため、互換レイヤーが提供されていました。移行期間はまもなく終了するため、サイトの読み込みが高速化します。ガジェットやユーザースクリプトを管理している利用者は JQMIGRATE エラーが出ていないかどうか確認して、コードを修正してください。放置するとエラーの原因になります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T280944][https://lists.wikimedia.org/hyperkitty/list/wikitech-l@lists.wikimedia.org/thread/6Z2BVLOBBEC2QP4VV4KOOVQVE52P3HOP/] * ポルトガル語版ウィキメディアでは昨年、編集するとき強制的にログインを行わせる実験を行いました。[[m:IP Editing: Privacy Enhancement and Abuse Mitigation/Impact report for Login Required Experiment on Portuguese Wikipedia|この実験の影響調査報告書]] が公開されました。嫌がらせ行為対策ツールチームでは次の段階として、匿名利用者の編集を制限する短期的な実験に参加してくれるプロジェクトを募集しています。[[m:IP Editing: Privacy Enhancement and Abuse Mitigation/Login Required Experiment|詳細はこちら]]。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/36|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="tech-newsletter-content"/> 2021年9月6日 (月) 15:20 (UTC) <!-- User:Trizek (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=21981010 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/37|Tech News: 2021-37]] == <section begin="tech-newsletter-content"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/37|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[mw:Special:MyLanguage/Growth/Feature summary|Growth 機能]]を利用できるウィキペディアが45件になりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T289680] * [[mw:Special:MyLanguage/Growth/Deployment table|大部分のウィキペディア]]では現在、Growth 機能にアクセスできます。Growth チームでは機能に関する[[mw:Special:MyLanguage/Growth/FAQ|よくある質問のページを公開]]しています。この翻訳可能なページでは機能の説明、使い方、設定の変更方法その他を扱っています。 '''問題点''' * 9月14日には数分にわたり、[[m:Special:MyLanguage/Tech/Server switch|すべてのウイキで閲覧はできても保存ができなくなります]]。時間は [https://zonestamp.toolforge.org/1631628002 14:00 UTC]の予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T287539] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.37/wmf.23|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-09-14|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-09-15|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-09-16|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.37/Roadmap|工程表はこちら]])。 * 今週からイタリア語版ウィキペディアでは、毎週水曜日にソフトウェアの定期更新を行います。従来の実施日は木曜日でした。この変更により、バグの通知と修正が早まる見込みです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T286664] * [[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop Improvements|改良型ベクタースキン]]ではサイドバーから言語間リンクを編集するための項目が再度、追加されました。当該のページからウィキデータの項目に移動してリンクを編集することができます。改良型ベクタースキンでは言語間リンクの配置を変えましたが、この新しい言語選択機能からは言語リンクを追加することができないためです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T287206] * [[mw:Special:MyLanguage/Extension:SyntaxHighlight|構文強調]]ツールはコードごとに色分けして表示します。現在では23件の新しいコード言語を 協調表示するようになりました。さらに加えて、[[d:Q37227|Go プログラム言語]]のエイリアスとして<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>golang</code></bdi>を代用できるようになり、プログラムの出力を表示させる特殊な<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>output</code></bdi>モードを追加しました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T280117][https://gerrit.wikimedia.org/r/c/mediawiki/extensions/SyntaxHighlight_GeSHi/+/715277/] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/37|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="tech-newsletter-content"/> 2021年9月13日 (月) 15:36 (UTC) <!-- User:Trizek (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=22009517 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/38|Tech News: 2021-38]] == <section begin="tech-newsletter-content"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/38|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * Growth機能をほとんどの言語版のウィキペディアに展開しました。[[phab:T290582|殆どの小規模ウィキ]]では、[[mw:Special:MyLanguage/Growth/FAQ#enable|機能のテスト]]と[[mw:Special:MyLanguage/Growth/FAQ#config|構成]]を行うため、ある程度編集経験がある利用者のみが使えるようにしてあります。新規利用者には2021年9月20日から順次、使えるようにする予定です。 * MediaWiki ではローカルにある短い記事のリンクをそれぞれ異なるスタイルで強調する機能がありました。「スタブ」に指定するサイズは、利用者ごとに設定していました。この機能はパフォーマンス上非常によくなかったため、聞き取り調査を行った上で機能を除去しました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T284917] * モノブック外装は管理の効率と保持性を高めるため、技術的な変更を施しました。HTML に若干の変更を加え、モノブックでも HTML 記述を他の外装と共通にしました。編集者が受ける影響を最小にするよう留意しましたが、問題がある場合はウィキ上で [[m:User:Jon (WMF)|Jon (WMF)]] に通知するか、[[phab:T290888|phabricator]] に報告をお願いします。 '''問題点''' * 先週、検索機能に問題が発生しました。検索サーバーが予期せず再起動したため、2時間にわたり検索リクエストが実行できませんでした。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Incident_documentation/2021-09-13_cirrussearch_restart] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.38/wmf.1|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-09-21|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-09-22|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-09-23|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.38/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] 査読用の [[s:Special:ApiHelp/query+proofreadinfo|meta=proofreadpage API]] が変更されました。<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki>piprop</nowiki></code></bdi> パラメータの名前を改め、<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki>prpiprop</nowiki></code></bdi>に変えました。API 利用者の皆さんはコードの更新を行い、パラメータを認識できないという警告が出ないようにしてください。Pywikibot をご利用の場合はバージョン6.6.0に更新をお願いします。 [https://phabricator.wikimedia.org/T290585] '''今後の予定''' * 今後の数週間で[[mw:Special:MyLanguage/Help:DiscussionTools#Replying|返信ツール]]を残りのウィキに実装できる見込みです。 現状ではほとんどのウィキで[[Special:Preferences#mw-prefsection-betafeatures|ベータ版機能]]の「{{int:discussiontools-preference-label}}」の一部として提供されています。無効にするには[[Special:Preferences#mw-prefsection-editing-discussion|個人設定を編集]]してください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T262331] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] [[mw:MediaWiki_1.37/Deprecation_of_legacy_API_token_parameters|以前、お知らせした]] API からトークンを取得する方法の変更はPywikibotとの不整合が判明したため、実施を9月21日に延期しました。ボットを運用している利用者でPywikibotをお使いの方は修正の進捗状況を[[phab:T291202|T291202]]で追跡し、トークンの取得方法が変更されたら6.6.1へアップグレードしていただくようお願いします。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/38|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="tech-newsletter-content"/> 2021年9月20日 (月) 18:33 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=22043415 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/39|Tech News: 2021-39]] == <section begin="technews-2021-W39"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/39|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[w:ja:IOS|iOS 15]]に備わった新機能[https://support.apple.com/ja-jp/HT212614 プライベートリレー] (Apple ウェブサイト) は、[[w:ja:Safari (software)|Safari]] ブラウザを使うとき利用者の IP アドレスを秘匿できます。代替の IP が表示される点で [[:w:ja:VPN|VPN]](バーチャル プライベート ネットワーク)に似ていると言えます。これはオプトイン機能であり、[[w:ja:ICloud|iCloud]] に使用料を支払っている利用者のみが対象です。[[:w:ja:OSX|OSX]] 版の Safari ユーザーにも後日、提供される見込みです。ウィキメディアのウィキ群にとってどんな意味があるか、[[phab:T289795|技術的な議論]]を行っています。 '''問題点''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] ガジェットやユーザースクリプトには、外装の[[m:Customization:Explaining_skins#Portlets|ポートレット]] (記事用ツール) に項目を追加するものがあります。最近の HTML 変更により、それらリンクの文字サイズが変わった可能性があります。CSS クラス <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>.vector-menu-dropdown-noicon</code></bdi> を追加することで修正することができます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T291438] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.38/wmf.2|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-09-28|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-09-29|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-09-30|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.38/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[mw:Special:MyLanguage/Onboarding_new_Wikipedians#New_experience|GettingStarted 拡張機能]]は2013年に作成され、ウィキペディアの一部の言語版で新規アカウントの所有者に初めての使い方を解説するプロセスを提供してきました。しかしながら、最近開発された[[mw:Special:MyLanguage/Growth/Feature_summary|Growth 機能]]の方が優れた入門体験を提供します。現在はウィキペディアの言語版のほとんどで後者にアクセスできるため、GettingStarted は10月4日以降、無効化される予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T235752] * ごく一部の利用者は9月30日以降、ウィキメディアのウィキ群にアクセスできなくなる見込みです。理由は旧来の[[:w:ja:ルート証明書|ルート証明書]]が機能しなくなるためです。また同じ利用者群では、他の多くのウェブサイトでも問題が出るかもしれません。過去5年以内にソフトウェアのアップデートを行った利用者には発生しにくい問題です。ヨーロッパ、アフリカ、アジアの利用者は、古いすぎるソフトウェアをら使っている場合でもすぐに問題が発生しない可能性があります。詳細は[[m:Special:MyLanguage/HTTPS/2021 Let's Encrypt root expiry|こちらをご覧ください]]。 * 誰かが利用者トークページやトークページのコメントで皆さんに言及したとき、 [[mw:Special:MyLanguage/Help:Notifications|通知が届く]]ようにすることができます。その通知をクリックすると当該のコメントが開き、強調表示するようになりました。これまでは同じ操作をしても、当該のコメントではなくそれを含む節見出しにジャンプしていました。詳細は[[phab:T282029|T282029をご参照ください]]。 '''今後の予定''' * [[mw:Special:MyLanguage/Help:DiscussionTools#Replying|返信ツール]]は今後の数週間で未導入だったウィキに展開される予定です。現状では[[Special:Preferences#mw-prefsection-betafeatures|ベータ版機能]]の「{{int:discussiontools-preference-label}}」の一部の機能です。[[Special:Preferences#mw-prefsection-editing-discussion|個人設定の「編集」]]から無効にできるようになります。 [[phab:T288485|対象となるウィキの一覧はこちらをご覧ください。]] [https://phabricator.wikimedia.org/T262331] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/39|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2021-W39"/> 2021年9月27日 (月) 22:24 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=22077885 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/40|Tech News: 2021-40]] == <section begin="tech-newsletter-content"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/40|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * ウィキデータからウィキメディアウィキに送られた情報をより効率的に表示する方法が次の10のウィキで有効になりました: mediawiki.org、ウィキペディアの イタリア語版、カタロニア語版、ヘブライ語版、ベトナム語版、フランス語版ウィキソース、英語版ウィキボヤージュ、同ウィキブックス、同ウイクショナリー、同ウィキニュース ウィキデータの変更が当該のウィキで、最近の更新あるいは皆さんのウォッチリストになにか不具合があった場合は、[[phab:T48643|開発者にお知らせください]]。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.38/wmf.3|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-10-05|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-10-06|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-10-07|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.38/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] API を使用して不正利用フィルターのログを読み取るガジェットとボットの一部に不具合が発生する可能性があります。<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>hidden</code></bdi> プロパティはエントリが <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>implicit</code></bdi> (本文が秘匿されていてログ自体は秘匿されていない)であるという結果を返さなくなります。ボットでこの情報を取得する場合は別にリビジョンクエリを実行してください。プロパティは表示されているエントリの値に <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>false</code></bdi> の値を返します(従来はこの値を返しませんでした) [https://phabricator.wikimedia.org/T291718] * ウィキデータから送信された更新情報をウィキメディアのウィキで効率的に表示する方法が''全てのウィキの本番環境''で有効化されます。 ウィキデータの変更点に関する表示が、最近の更新あるいはウォッチリストでおかしくなった場合は、[[phab:T48643|開発者にお知らせください]]。 '''今後の予定''' * まもなく[[mw:Wikimedia Apps/Team/iOS|iOS 版ウィキペディア・アプリ]]でもウィキ間通知が届くようになります。プッシュ通知を使って受信することもできるようになります。今後のバージョンで通知機能のさらなるアップデートを予定しています。 [https://www.mediawiki.org/wiki/Wikimedia_Apps/Team/iOS/Notifications#September_2021_update] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] JavaScript の <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>[[mw:Special:MyLanguage/Manual:Interface/JavaScript#mw.config|mw.config]]</code></bdi> にある変数 <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>wgExtraSignatureNamespaces</code></bdi>、<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>wgLegalTitleChars</code></bdi>、<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>wgIllegalFileChars</code></bdi> はまもなく除去されます。これらはウィキのJavaScriptで使用できる「安定した」変数ではありません。 [https://phabricator.wikimedia.org/T292011] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] JavaScript の変数 <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>wgCookiePrefix</code></bdi>、<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>wgCookieDomain</code></bdi>、<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>wgCookiePath</code></bdi>、<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>wgCookieExpiration</code></bdi> はまもなく mw.config から除去される予定です。代わりに「<bdi lang="zxx" dir="ltr">[[mw:ResourceLoader/Core_modules#mediawiki.cookie|mediawiki.cookie]]</bdi>」モジュールの <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>mw.cookie</code></bdi> を使用する必要があります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T291760] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/40|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="tech-newsletter-content"/> 2021年10月4日 (月) 16:33 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=22101208 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/41|Tech News: 2021-41]] == <section begin="technews-2021-W41"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/41|翻訳]]されています。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.38/wmf.4|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-10-12|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-10-13|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-10-14|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.38/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[mw:Manual:Table_of_contents#Auto-numbering|個人設定の「見出しに番号を自動的に振る」]]という項目は除去されました。理由と協議の内容は[[phab:T284921]]をご参照ください。この変更については[[m:Tech/News/2021/26|以前]]、お知らせしてあります。自動的な番号付与の継続を希望するウィキは[[mw:Snippets/Auto-number_headings|JavaScript のスニペット]]がありますので、ガジェットの作成にご利用ください。 '''ミーティング''' * [[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop Improvements|デスクトップ版の改善]]についてミーティングにご参加ください。 [[mw:Reading/Web/Desktop Improvements/Features/Sticky Header|最新の機能]]のデモ版を公開する予定です。期日は10月12日(火曜)、16:00 (UTC) 開始予定です。[[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop Improvements/Updates/Talk to Web/12-10-2021|参加登録はこちら]]。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/41|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2021-W41"/> 2021年10月11日 (月) 15:31 (UTC) <!-- User:Trizek (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=22152137 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/42|Tech News: 2021-42]] == <section begin="technews-2021-W42"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/42|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' *[[m:Toolhub|Toolhub]]は、ウィキメディアのプロジェクト群で作業に使えるソフトウェアを簡単に見つけられるカタログです。[https://lists.wikimedia.org/hyperkitty/list/wikitech-l@lists.wikimedia.org/thread/LF4SSR4QRCKV6NPRFGUAQWUFQISVIPTS/ 詳細はこちら]。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.38/wmf.5|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-10-19|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-10-20|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-10-21|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.38/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * [[mw:Wikimedia Apps/Team/Android|ウィキペディアのAndroid版アプリ]]の開発者は[[mw:Wikimedia Apps/Team/Android/Communication|アプリ内のコミュニケーション]]を改善中です。ぜひ[[mw:Wikimedia Apps/Team/Android/Communication/UsertestingOctober2021|アンケート]]に回答してご協力をお願いします。 * 3–5% の編集者が今後4、5ヵ月のうちにブロックされる可能性があります。[[w:ja:Proxy server|プロキシ]]あるいは[[w:ja:VPN|VPN]]に似た iCloud プライベートリレー という機能が Safari で新しく採用されたためです。Meta で[[m:Special:MyLanguage/Apple iCloud Private Relay|この件に関する議論を行なっています]]。コミュニティにとって iCloud プライベートリレーがどんな意味を持つか理解することを目標にしています。 * [[m:Special:MyLanguage/Wikimedia Enterprise|ウィキメディア・エンタープライズ]]は大量の情報をウィキメディアのプロジェクト群から取材して他のサイトで使う人向けの [[w:ja:API|API]] です。大規模商用ユーザーに有償でデータを提供する方法です。まもなくウィキメディア・エンタープライズのデータセット一式が提供されます。詳細は[https://lists.wikimedia.org/hyperkitty/list/wikitech-ambassadors@lists.wikimedia.org/message/B2AX6PWH5MBKB4L63NFZY3ADBQG7MSBA/ こちらをご覧ください]。また[https://wikimedia.zoom.us/j/88994018553 Zoom]にて [https://www.timeanddate.com/worldclock/fixedtime.html?hour=15&min=00&sec=0&day=22&month=10&year=2021 10月22日 15:00 UTC]より質疑応答の場を設けます。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/42|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2021-W42"/> 2021年10月18日 (月) 20:54 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=22176877 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/43|Tech News: 2021-43]] == <section begin="technews-2021-W43"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/43|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[m:Special:MyLanguage/Coolest_Tool_Award|Coolest Tool Award 2021]](最もクールなツールに贈られる賞)のノミネート作品を募集しています。10月27日まで受け付けを行います。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.38/wmf.6|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-10-26|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-10-27|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-10-28|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.38/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' *[[m:Special:MyLanguage/Help:Diff|差分ページ]]でコピーとペーストが行いやすくなります。[[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist Survey 2021/Copy paste diffs|この変更]]により変更前と変更後の差分が別のカラムとして表示されるようになり、不要な構文をコピーせずに済むようになります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T192526] * SVGファイルで使用されている [[w:ja:Liberation fonts|Liberation フォント]]が新しいバージョンにアップグレードされます。新しく生成されるサムネイルのみが影響を受けるようになり、Liberation Sans Narrow フォントは変更されません。 [https://phabricator.wikimedia.org/T253600] '''ミーティング''' * [[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist Survey|コミュニティの要望アンケート]]に関するミーティングへの参加者を募集しています。[[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist Survey 2021/Warn when linking to disambiguation pages|曖昧さ回避]]と[[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist Survey 2021/Real Time Preview for Wikitext|リアルタイムプレビュー]]の要望が上がっています。ミーティングは11月27日水曜日の 14:30(UTC) に実施予定です。[[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist Survey/Updates/Talk to Us|参加方法はこちらをご覧ください]]。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/43|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2021-W43"/> 2021年10月25日 (月) 20:08 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=22232718 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/44|Tech News: 2021-44]] == <section begin="technews-2021-W44"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/44|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * ひとりの利用者が1日に送れるウィキメールの通数には上限があります。今回、この上限の適用をウィキ単位からグローバル単位に変更しました。不正利用防止の措置です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T293866] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.38/wmf.7|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-11-02|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-11-03|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-11-04|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.38/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/44|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2021-W44"/> 2021年11月1日 (月) 20:28 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=22269406 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/45|Tech News: 2021-45]] == <section begin="technews-2021-W45"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/45|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * モバイル機器から編集を行う IP 利用者には、トークページにメッセージが投稿されたという通知がモバイル版ウェブサイトに届くようになりました。(デスクトップ版のオレンジ色のバナーに似た仕組み 。) メインの名前空間に限らず、どのページでも示され、編集を始めようとする度に現れます。デスクトップでは従来の表示色がわずかに変わりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T284642][https://phabricator.wikimedia.org/T278105] '''今週の更新''' * [[phab:T294321|ウィキデータ]]では11月11日に数分の間、データベースのメンテナンスのため閲覧専用の状態になります。日本時間15:00([https://zonestamp.toolforge.org/1636610400 06:00 (UTC)])前後に行われる予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T294321] * 今週、MediaWikiのバージョン更新はありません。 '''今後の予定''' * 将来的に未登録利用者は[[:w:ja:IPアドレス|IPアドレス]]を使わずに識別されるようになります。これは法的な理由によるものです。荒らし、スパム、嫌がらせ行為などに対応するため未登録利用者のIPを知る必要があるユーザーにはIPアドレスを確認できる新しい権限が与えられます。[[m:IP Editing: Privacy Enhancement and Abuse Mitigation#IP Masking Implementation Approaches (FAQ)|提案されている仕様]]をご覧ください。また、本件に関する[[m:Talk:IP Editing: Privacy Enhancement and Abuse Mitigation|ご意見もお待ちしています]]。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/45|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2021-W45"/> 2021年11月8日 (月) 20:37 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=22311003 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/46|Tech News: 2021-46]] == <section begin="technews-2021-W46"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/46|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[c:Special:MyLanguage/Commons:Maximum_file_size#MAXTHUMB|重いファイルをアップロード ]]した時のエラーで「<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>stashfailed</code></bdi>」や「<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>DBQueryError</code></bdi>」と表示されるエラーのほとんどは解消されました。[[wikitech:Incident documentation/2021-11-04 large file upload timeouts|事例レポート]]もご覧ください。 '''問題点''' * iOS 端末からビジュアルエディタを使って編集すると、オペレーティング・システムの機能が原因で数字の羅列を電話番号のリンクに変換して保存することがあります。現在、この問題を調査中です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T116525] * 先週、検索機能に問題が発生しました。検索サーバーが予期せず再起動したため、2時間にわたり多くの検索リクエストが実行できませんでした。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Incident_documentation/2021-11-10_cirrussearch_commonsfile_outage] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.38/wmf.9|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-11-16|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-11-17|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-11-18|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.38/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/46|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2021-W46"/> 2021年11月15日 (月) 22:07 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=22338097 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/47|Tech News: 2021-47]] == <section begin="technews-2021-W47"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/47|翻訳]]されています。 '''今週の更新''' * 今週、MediaWikiのバージョン更新はありません。 *ビジュアルエディターや[[Special:Preferences#mw-prefsection-betafeatures|新しいウィキテキストモード]]でベータ版として提供されているテンプレートのダイアログ[[phab:T286992|一部のウィキ]]で[[m:WMDE Technical Wishes/VisualEditor template dialog improvements|大幅に機能が改善]]します。[[m:Talk:WMDE Technical Wishes/VisualEditor template dialog improvements|ご意見をお待ちしています]]。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/47|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2021-W47"/> 2021年11月22日 (月) 20:03 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=22366010 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/48|Tech News: 2021-48]] == <section begin="technews-2021-W48"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/48|翻訳]]されています。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.38/wmf.11|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-11-30|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-12-01|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-12-02|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.38/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/48|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2021-W48"/> 2021年11月29日 (月) 21:15 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=22375666 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/49|Tech News: 2021-49]] == <section begin="technews-2021-W49"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/49|翻訳]]されています。 '''問題点''' * 先週、計画されていた MediaWiki 1.38-wmf.11 の展開は、一部のウィキで予期せぬ問題が発生したため遅延が起こりました。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.38/wmf.12|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-12-07|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-12-08|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-12-09|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.38/Roadmap|工程表はこちら]])。 * すべてのウィキペディアで指導役ダッシュボード(Mentor Dashboard)を <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki>Special:MentorDashboard</nowiki></code></bdi> に展開しました。指導役として登録し、新規参加者の初歩を補佐する人たちは、これを使って担当の新規参加者の活動を見守ります。 [[mw:Special:MyLanguage/Growth/Feature summary|Growth 機能]]の一環です。[[mw:Special:MyLanguage/Growth/Mentor dashboard|指導役ダッシュボードのプロジェクト]]の詳細、ご利用のウィキで[[mw:Special:MyLanguage/Growth/Communities/How_to_configure_the_mentors%27_list|指導役名簿]]を有効にする方法をご参照ください。 * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] 今週、現在の [[mw:API|MediaWiki 活動 API]] の旧版 <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki>action=ajax</nowiki></code></bdi>(2008年製作)を除去する予定です。これを利用している全てのボットやスクリプトは対応する API モジュールへの切り替えが必要です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T42786] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] 旧版の ResourceLoader モジュール <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki>jquery.jStorage</nowiki></code></bdi>which は2016年より非推奨でしたが、今週、除去の予定です。 これを利用している全てのボットやスクリプトは <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki>mediawiki.storage</nowiki></code></bdi> への切り替えが必要です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T143034] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/49|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2021-W49"/> 2021年12月6日 (月) 21:59 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=22413926 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/50|Tech News: 2021-50]] == <section begin="technews-2021-W50"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/50|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * ほとんどのウィキが規定で「Project:」の[[m:Special:MyLanguage/Help:Namespace#Other_namespace_aliases|短いエイリアス]]を利用できるようになりました。たとえばウィキブックスのウィキでは、<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki>[[WB:]]</nowiki></code></bdi>はローカルの言語で既定の<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki>[[Project:]]</nowiki></code></bdi>名前空間に飛びます。この変更は小規模コミュニティがこの機能を簡便に利用できるようにするためです。 [[m:Special:MyLanguage/Requesting wiki configuration changes|通常の手続き]]により、その他のローカルのエイリアス作成を依頼することができます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T293839] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.38/wmf.13|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2021-12-14|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2021-12-15|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2021-12-16|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.38/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/50|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2021-W50"/> 2021年12月13日 (月) 22:28 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=22441074 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/51|Tech News: 2021-51]] == <section begin="technews-2021-W51"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/51|翻訳]]されています。 '''技術ニュース''' * [[w:ja:年末年始|年末年始]]に当たるため、技術ニュースの次号は2022年1月10日の発行になります。 '''最近の更新''' * DynamicPageList拡張機能 (<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki><DynamicPageList></nowiki></code></bdi>) によるクエリは10秒間のみ実行されるようになり、それより長くなった場合はエラーが出るようになります。実行時間の長いクエリによってウィキが停止して、他のウィキまで停止する事態が多発したためです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T287380#7575719] '''今週の更新''' * 今週と来週は、MediaWikiのバージョン更新はありません。 '''今後の予定''' * iOS版ウィキペディアアプリの開発者は複数の言語で編集活動を行うテスト参加者を募集しています。[[mw:Wikimedia Apps/Team/iOS/202112 testing|興味がある方はこちらの詳細をご覧下さい]]。 * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] Wikimedia [[wikitech:Portal:Cloud VPS|Cloud VPS]] はウィキメディア・ムーブメントの技術プロジェクトをホストしています。年1回、古くて使われていないプロジェクトを削除する時期になりましたので、開発者の皆さんは使用中の[[wikitech:News/Cloud VPS 2021 Purge|プロジェクトの継続使用を申請]]してください。申請のなかったプロジェクトは12月1日以降は閉鎖され、1月1日以降に順次削除される可能性があります。 [https://lists.wikimedia.org/hyperkitty/list/wikitech-l@lists.wikimedia.org/thread/2B7KYL5VLQNHGQQHMYLW7KTUKXKAYY3T/] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/51|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2021-W51"/> 2021年12月20日 (月) 22:06 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=22465395 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/02|Tech News: 2022-02]] == <section begin="technews-2022-W02"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/02|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] 特定のツールに寄って行われた変更を認識できるようにするため、[[mw:Special:MyLanguage/AbuseFilter|不正利用フィルター]]に変数 <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>oauth_consumer</code></bdi> が追加されました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T298281] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] [[mw:Special:MyLanguage/ResourceLoader/Migration_guide_(users)#Package_Gadgets|JSON ページを使ってガジェットを構成できる]]ようになりました。これにより、Geonotice などのガジェットはインターフェース管理者の権限を持たない管理者でもガジェットの設定を変更できるようになります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T198758] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] ガジェットに[[mw:Extension:Gadgets#Options|特定の操作を行ったときのみ動作する]]という設定が追加されました。例えば <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>|actions=edit,history</code></bdi> という指定があるガジェットは編集と履歴のページでのみ動作します。 [https://phabricator.wikimedia.org/T63007] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>withgadget</code></bdi> という URL のパラメータを使用してガジェットをロードできるようになりました。一般的に <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>withJS</code></bdi> や <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>withCSS</code></bdi> として利用されてきた[[mw:Special:MyLanguage/Snippets/Load JS and CSS by URL|従来のスニペット]]を置換することができます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T29766] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] [[mw:Special:MyLanguage/Growth/Communities/How to configure the mentors' list|メンターシップが構成されている]]ウィキで Action API を使って[[mw:Special:MyLanguage/Growth/Mentor_dashboard|メンター]](指導する側)のメンティー(指導を受ける側)の一覧を取得できるようになります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T291966] * メインページの見出しを設定できるようになりました。ログイン利用者向けの表示には <span class="mw-content-ltr" lang="en" dir="ltr">[[MediaWiki:Mainpage-title-loggedin]]</span> を、非ログイン利用者はの表示は <span class="mw-content-ltr" lang="en" dir="ltr">[[MediaWiki:Mainpage-title]]</span> を使ってください。旧来、見出しを非表示にするため使われてきた CSS 類は除去する必要があります。 [https://meta.wikimedia.org/wiki/Special:MyLanguage/Small_wiki_toolkits/Starter_kit/Main_page_customization#hide-heading] [https://phabricator.wikimedia.org/T298715] * 4つの特別ページ(及びそれに対応する API)のデータベースクエリの最大実行時間が30秒に設定されました。対象となるのは最近の更新、ウォッチリスト、投稿黒く、ログのページです。パフォーマンスと安定性が向上します。ワークフローに影響が出る場合の解決策については[https://lists.wikimedia.org/hyperkitty/list/wikitech-l@lists.wikimedia.org/thread/IPJNO75HYAQWIGTHI5LJHTDVLVOC4LJP/ この変更に関する詳細をご覧ください]。 [https://phabricator.wikimedia.org/T297708] * [[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop Improvements/Features/Sticky Header|固定ヘッダー]]は[[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop Improvements/Frequently asked questions#pilot-wikis|10以上のウィキ]]で50%以上のログインユーザーに提供されています。これは[[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop Improvements|デスクトップ版改善プロジェクト]]の一環です。[[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop Improvements/Participate|プロジェクトへの参加方法はこちら]]でご案内しています。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.38/wmf.17|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-01-11|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-01-12|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-01-13|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.38/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''イベント''' * [[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist Survey 2022|2022年のコミュニティ要望リスト調査]]が始まります。ウィキメディアプロジェクトの参加者であれば誰でもツールとプラットフォームの改善を提案することができます。提案フェーズは{{#time:n月j日|2022-01-10|ja}} 18:00 UTC から {{#time:n月j日|2022-01-23|ja}} UTC までです。[[m:Special:MyLanguage/Community_Wishlist_Survey/FAQ|詳細はこちらをご覧ください]]。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/02|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W02"/> 2022年1月11日 (火) 01:24 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=22562156 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/03|Tech News: 2022-03]] == <section begin="technews-2022-W03"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/03|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[mw:Special:MyLanguage/Extension:WikiEditor|WikiEditor]](一般的には2010年版ウィキテキストエディタと呼ばれる機能です)を使ったとき、曖昧さ回避ページにリンクさせたという警告を表示するようになりました。警告メッセージの「{{int:Disambiguator-review-link}}」をクリック、リンクをもっと固有の用語に付け替えるように指示が出ます。2021年コミュニティ要望に基づき実装されたものです。[[m:Community Wishlist Survey 2021/Warn when linking to disambiguation pages#Jan 12, 2021: Turning on the changes for all Wikis|詳細な情報はこちら]]をご参照ください。 * [[mw:Special:MyLanguage/Talk pages project/Feature summary|議論ツール]]を使うと、ご自分が議論の提案者もしくはコメント者として投稿したすべてのページを[[mw:Special:MyLanguage/Help:DiscussionTools#subscribe|自動的に購読]]できます。他の編集者が返信すると[[mw:Special:MyLanguage/Notifications|通知]]が届きます。この機能はほとんどのウィキで利用できます。使用するときは[[Special:Preferences#mw-prefsection-editing-discussion|個人設定]]を開き「{{int:discussiontools-preference-autotopicsub}}」を有効にしてください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T263819] * 新規ページの作成、または議論のページに新しい見出しを立てる場合、入力欄に[[mw:Special:MyLanguage/Manual:Creating_pages_with_preloaded_text|特定の内容を「あらかじめ読み込む」]](プリロードする)ことができます。この機能は現在、ウィキテキスト記法ができるページに限定されています。利用者がだまされ、悪意のある編集をしてしまうのを予防するためです。コンテンツの種類を限定して[[phab:T297725|この機能を再度、使えるようにするかどうか]]、議論中です。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.38/wmf.18|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-01-18|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-01-19|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-01-20|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.38/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''イベント''' * [[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist Survey 2022|2022年のコミュニティ要望リスト調査]]が進行中です。ウィキメディアプロジェクトの参加者であれば誰でもツールとプラットフォームの改善を提案することができます。提案の受付期間は{{#time:n月j日|2022-01-10|ja}} 18:00 UTC から {{#time:n月j日|2022-01-23|ja}} UTC までです。[[m:Special:MyLanguage/Community_Wishlist_Survey/FAQ|詳細はこちらをご覧ください]]。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/03|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W03"/> 2022年1月17日 (月) 19:55 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=22620285 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/04|Tech News: 2022-04]] == <section begin="technews-2022-W04"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/04|翻訳]]されています。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.38/wmf.19|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-01-25|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-01-26|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-01-27|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.38/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[mw:Special:MyLanguage/Extension:SyntaxHighlight|構文強調表示]]が新しく BDD、Elpi、LilyPong、Maxima、Rita、Savi、Sed、Sophia、Spice、.SRCINFO の言語に対応しました。 * [[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop Improvements|改良型ベクタースキン]]でユーザーメニューを展開せずにウォッチリストへアクセスできるようになりました。ページ最上部の通知アイコンの隣にウォッチリストへのリンクがあります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T289619] '''イベント''' * [[m:Special:MyLanguage/Coolest Tool Award|Coolest Tool Award 2021]](最もクールなツールに贈られる賞)の結果を発表しています。今年選ばれた14のツールの詳細をご覧ください。 * コミュニケーション要望リストアンケートの[[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist Survey 2022/Proposals|提案]]について[[m:Special:MyLanguage/Community_Wishlist_Survey/Help_us|翻訳と告知]]にご協力ください。投票は{{#time:n月j日|2022-01-28|ja}}に開始予定です。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/04|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W04"/> 2022年1月24日 (月) 21:38 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=22644148 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/05|Tech News: 2022-05]] == <section begin="technews-2022-W05"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/05|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|高度]] 3週間前に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/02|発表された]] URL パラメータ <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>?withgadget</code></bdi> をガジェットでサポートする場合、ガジェットの定義で <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>supportsUrlLoad</code></bdi> を指定する必要があります([[mw:Special:MyLanguage/Extension:Gadgets#supportsUrlLoad|解説]])。 [https://phabricator.wikimedia.org/T29766] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.38/wmf.20|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-02-01|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-02-02|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-02-03|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.38/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * 昨年に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2021/16|発表された]]以下の告知内容は実装が遅れていましたが、このたび準備が整いました: ** 利用者グループ <code>oversight</code> は <code>suppress</code> へと改称されます。これは[[phab:T109327|技術的な理由によるものです]]。変更されるのはシステム上の名称です。ウィキ上におけるグループの名称に影響を与えるものではありません。変更作業は3週間以内に実施予定です。意義を申し立てる場合は[[phab:T112147|Phabricator]]にコメントをお願いします。 いつものように関連するラベルは translatewiki ([[phab:T112147|リンク先参照]])またはウィキの管理者が変更できます。 '''イベント''' * 1月28日から2月11日まで、[[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist Survey 2022|コミュニティ要望アンケート]]では提案に対する投票を受け付けています。これにより[[m:Special:MyLanguage/Community Tech|コミュニティ技術チーム]]の作業課題が決まります。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/05|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W05"/> 2022年1月31日 (月) 17:42 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=22721804 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/06|Tech News: 2022-06]] == <section begin="technews-2022-W06"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/06|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 最近、英語版ウィキペディアでダークモードのガジェットが導入されました。自分たちのウィキでも使ってみたい場合は[[m:Special:MyLanguage/Interface administrators|インターフェース管理者]]に相談してみてください([[w:en:Wikipedia:Dark mode (gadget)|概要及びスクリーンショット]])。 * カテゴリ内のカウントが間違っている場合があります。毎月初めに再度カウントが行われ修正されます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T299823] '''問題点''' * 先週[[mw:Special:MyLanguage/Manual:Live preview|ライブプレビュー]]のバグを修正するためコードを修正したところ、一部のローカルガジェットやユーザースクリプトに影響が出た可能性があります。<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>vector</code></bdi> 固有のコードがある場合は <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>vector-2022</code></bdi> もチェックするように修正する必要があります。[[phab:T300987|コードスニペット、グローバル検索、サンプルをご覧ください]]。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.38/wmf.21|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-02-08|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-02-09|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-02-10|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.38/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/06|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W06"/> 2022年2月7日 (月) 21:16 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=22765948 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/07|Tech News: 2022-07]] == <section begin="technews-2022-W07"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/07|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 所属するものが5000件未満しかないカテゴリページを[[mw:Special:MyLanguage/Manual:Purge|パージする]]と、完全な再集計が行われるようになります。件数が間違っているとき、編集者はこれを利用して修正できるようになります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T85696] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.38/wmf.22|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-02-15|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-02-16|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-02-17|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.38/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] [[mw:Special:MyLanguage/Extension:AbuseFilter|不正利用フィルター]]拡張機能の<code dir=ltr>rmspecials()</code> 機能が近日中に更新され、 "半角スペース" を除去しなくなります。どのウィキでもフィルターが正常に機能するよう、<code dir=ltr>rmspecials()</code> を使用する必要があるときには <code dir=ltr>rmwhitespace()</code> で挟むように推奨されます。既存の使用箇所を検出するには、[[Special:AbuseFilter|不正利用フィルター管理]]の検索機能を使ってください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T263024] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/07|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W07"/> 2022年2月14日 (月) 19:19 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=22821788 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/08|Tech News: 2022-08]] == <section begin="technews-2022-W08"/><div class="plainlinks"> <div lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr"> Latest '''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|tech news]]''' from the Wikimedia technical community. Please tell other users about these changes. Not all changes will affect you. [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/08|Translations]] are available. </div> '''最近の更新''' * [[Special:Nuke|特別:まとめて削除]]で多数のページを削除するときに標準の削除理由(<bdi lang="en" dir="ltr">[[MediaWiki:Deletereason-dropdown]]</bdi> で編集可能)が提示され、使えるようになります。これは[[m:Community Wishlist Survey 2022/Admins and patrollers/Mass-delete to offer drop-down of standard reasons, or templated reasons.|2022年のコミュニティ要望アンケート]]で挙がった要望の一つでした。 [https://phabricator.wikimedia.org/T25020] * ウィキペディアでは新規アカウントが作成されたときデフォルトで[[mw:Special:MyLanguage/Growth/Feature_summary|Growth 機能]]が有効になるようになりました。各コミュニティで[[mw:Special:MyLanguage/Help:Growth/Tools/Account_creation|ヘルプページを更新]]することが奨励されます。以前は新規アカウントのうち80パーセントだけにGrowth 機能が有効でした。いくつかのウィキペディアはこの変更に影響されません。 [https://phabricator.wikimedia.org/T301820] * ページ中にある特定の画像が別の場所(PagePreviewsや検索結果など)で表示されることを防ぐことができるようになりました。これは <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki>class=notpageimage</nowiki></code></bdi> の記法で行います。例としては <code><nowiki>[[File:例.png|class=notpageimage]]</nowiki></code> です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T301588] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|高度]] 特別:投稿記録、特別:統合記録と変更記録のページでは、[[mw:Special:MyLanguage/Skin:Minerva_Neue|モバイル外装]]で変更点の日付によるグループ化をサポートするため、HTMLを変更しました。可能性は低いのですがガジェットやユーザースクリプトに影響が出るかもしれません。[[phab:T298638|すべての HTML 変更の一覧]]は Phabricator にあります。 '''イベント''' * [[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist Survey 2022/Results|コミュニティ要望アンケートの結果]]が公表されました。[[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist Survey/Updates/2022 results#leaderboard|優先度の高い提案]]のリストもあります。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.38/wmf.23|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-02-22|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-02-23|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-02-24|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.38/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * ページ上の動画ファイルと音声ファイルを再生するソフトウェアが、もうすぐ全ウィキで変わります。古い方のソフトウェアは提供されなくなります。音声の再生ツールはこれにより横幅が広くなります。[[mw:Special:MyLanguage/Extension:TimedMediaHandler/VideoJS_Player|新しい方のソフトウェア]]はベータ版機能として四年前から利用できています。 [https://phabricator.wikimedia.org/T100106][https://phabricator.wikimedia.org/T248418] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|高度]] <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Toolforge's underlying operating system is being updated. If you maintain any tools there, there are two options for migrating your tools into the new system. There are [[wikitech:News/Toolforge Stretch deprecation|details, deadlines, and instructions]] on Wikitech.</span> [https://lists.wikimedia.org/hyperkitty/list/cloud-announce@lists.wikimedia.org/thread/EPJFISC52T7OOEFH5YYMZNL57O4VGSPR/] * 管理者には近々、あるページを削除したときに対応する「トーク」ページもあわせて[[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist Survey 2021/(Un)delete associated talk page|削除/復元するオプション]]が与えられます。このオプションの備わったAPIエンドポイントもまた提供します。これは[[m:Community Wishlist Survey 2021/Admins and patrollers/(Un)delete associated talk page|2021年要望調査で採用されたリクエスト]]のひとつでした。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/08|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W08"/> 2022年2月21日 (月) 19:12 (UTC) <!-- User:Trizek (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=22847768 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/09|Tech News: 2022-09]] == <section begin="technews-2022-W09"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/09|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * ページの変更履歴や利用者の投稿履歴を[[mw:Special:MyLanguage/Help:Tags|タグ]]で検索するとき、使用可能なタグをドロップダウンから選べるようにしました。これは[[m:Community Wishlist Survey 2022/Miscellaneous/Improve plain-text change tag selector|2022年コミュニティ技術要望リスト]]で選ばれたものです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T27909] * [[mw:Special:MyLanguage/Growth/Mentor_dashboard|Growth 指導役ダッシュボード]]をご利用の指導役の皆さんには、ご自分の担任になった初学者の一覧に1回以上200回未満の編集回数が表示されるようになりました。従来は指導役に割り当てられた初学者はダッシュボードで確認できても、編集が0回なのか数百回なのか見きわめができませんでした。現在もダッシュボードのフィルタで回数の調整ができます。また直近に選んだフィルタを記録するようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T301268][https://phabricator.wikimedia.org/T294460] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|高度]] 利用者グループの <code>oversight</code> は <code>suppress</code> とへと改称されました。これは[[phab:T109327|技術的な理由]]によるものです。たとえばガジェットなどに記してある元の名称への参照、Special:Listusers へのリンク、あるいは[[mw:Special:MyLanguage/Help:Magic_words|NUMBERINGROUP]]を使うものの更新が必要かどうかチェックしてください。 '''問題点''' * 最近、 [[mw:Special:MyLanguage/Help:Tracking changes|変更の追跡]]ページの HTML を変更した影響でスクリーンリーダーにいくつかの問題が発生しました。現在は修正済みです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T298638] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.38/wmf.24|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-03-01|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-03-02|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-03-03|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.38/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * テンプレートの取り扱いが少し楽になります。[[m:WMDE_Technical_Wishes/Templates|複数の改善]] を3月9日付でほとんどのウィキに、3月16日付で英語版ウィキペディアに導入する予定です。次の改善を含みます。カッコの一致、構文の強調表示の色指定、テンプレートの選択と挿入など関連のビジュアルエディタの機能です。 * テンプレート開発者やインタフェース管理者の皆さんで、利用者フィードバック用 CSS (クラス:<code dir=ltr>successbox, messagebox, errorbox, warningbox</code>) の既定のスタイルを意図的に上書きしたり使ったりしている場合は、これらのクラスや関連の CSS はまもなくMediaWiki コアから除去される点にご留意ください。これは同一のクラス名が特定のウィキでも使われる場合に発生する問題の回避措置です。何か影響を受けそうな場合は [[phab:T300314]] にてコメントをお願いします。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/09|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W09"/> 2022年2月28日 (月) 23:00 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=22902593 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/10|Tech News: 2022-10]] == <section begin="technews-2022-W10"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/10|翻訳]]されています。 '''問題点''' * 先週、一部のインターフェースのラベルに問題が発生していました。今週、修正される予定です。この変更はアクティブなメンテナがいないスキンのサポートを簡素化するために行っている作業の一環として行われたものです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T301203] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.38/wmf.25|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-03-08|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-03-09|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-03-10|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.38/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/10|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W10"/> 2022年3月7日 (月) 21:16 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=22958074 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/11|Tech News: 2022-11]] == <section begin="technews-2022-W11"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/11|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * Android 版のウィキペディア・アプリでは画面下部のツールバーを[[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia_Apps/Team/Android/Communication#Updates|変更できるようになりました]]。これによりよく使うツールが使いやすくなります、また、閲読に集中できるモードも導入されています。 [https://phabricator.wikimedia.org/T296753][https://phabricator.wikimedia.org/T254771] '''問題点''' * 2021年6月から2022年1月まで、すべてのウィキの一部のページで閲覧回数のデータ収集に不具合が生じていました。統計が不完全だった可能性があります。どのプロジェクトが最も影響を受けたか計算するため、関連するデータセットが更に30日間保存されます。詳細は[[m:Talk:Data_retention_guidelines#Added_exception_for_page_views_investigation|メタウィキをご覧ください]]。 * 3月10日、データベースの問題が発生しました。すべてのウィキでログインしているユーザーが12分間すべてのウィキにアクセスできなくなりました。ログインしていないユーザーがページを閲覧することはできましたが、編集したり、キャッシュされていないページを閲覧することはできませんでした。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Incident_documentation/2022-03-10_MediaWiki_availability] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.38/wmf.26|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-03-15|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-03-16|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-03-17|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.38/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[mw:Special:MyLanguage/Help:System_message#Finding_messages_and_documentation|<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>uselang=qqx</code></bdi> を使用してローカライズ対象のメッセージを調べるとき]]、「{{int:vector-view-history}}」などのナビゲーションタブで使用可能なメッセージキーをすべて表示するようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T300069] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|高度]] [[{{#special:RevisionDelete}}]] へのアクセス権限が拡張されました。以前は <code dir=ltr>deleterevision</code> 権限を持つユーザーのみがアクセスできましたが、<code dir=ltr>deletedhistory</code> と <code dir=ltr>deletedhistory</code> 権限を持つユーザーもアクセスできるようになります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T301928] * [[{{#special:Undelete}}]] のページで差分表示を行ったとき、削除された版の一覧を表示していたページへ戻るためのリンクが提供されるようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T284114] '''今後の予定''' * ウィキメディア財団はIPマスキングの実相戦略と次のステップについて発表を行いました。[[m:Special:MyLanguage/IP Editing: Privacy Enhancement and Abuse Mitigation#feb25|発表の詳細をご覧ください]]。 * [[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Apps/Android FAQ|Wikipedia Android アプリ]]の開発者は利用者の会話ページや記事のノートページに関する[[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Apps/Team/Android/Communication|新しい機能]]の開発に取り組んでいます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T297617] '''イベント''' * [[mw:Wikimedia Hackathon 2022|Wikimedia ハッカソン 2022]]は2022年5月20-22日にハイブリッドイベントとして開催されます。ハッカソンはオンラインで開催され、世界各地の交流をサポートするための助成金も利用できます。助成金の申請は3月20日まで受け付けています。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/11|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W11"/> 2022年3月14日 (月) 22:08 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=22993074 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/12|Tech News: 2022-12]] == <section begin="technews-2022-W12"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/12|翻訳]]されています。 '''今週の新しいコードリリーススケジュール''' * 今週は1回ではなく4回の MediaWiki のリリースを予定しています。これは問題解決と将来のアップデートを高速化するための試みです。月曜日、火曜日、水曜日の様々な時間帯にすべてのウィキでリリースを予定しています。[[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Release Engineering Team/Trainsperiment week|このプロジェクトに関する詳細はこちらをご覧ください]]。 '''最近の更新''' * 検索結果の表示件数を[[Special:Preferences#mw-prefsection-searchoptions|個人設定]]から設定できるようになりました。これは[[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist Survey 2022/Results|2022年のコミュニティ要望リスト]]で12番目に多かった要望です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T215716] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|高度]] Jupyter notebooks のツール [[wikitech:PAWS|PAWS]] がアップデートされ、インターフェースが新しくなりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T295043] '''今後の予定''' * [[mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:Kartographer|Kartographer]] を介したマップがまもなく [[mw:Special:MyLanguage/Extension:FlaggedRevs|FlaggedRevisions]] 拡張機能で使えるようになります。Kartographer で改善してほしいところがあれば[https://wikimedia.sslsurvey.de/Kartographer-Workflows-EN/ お知らせください]。この調査には簡単な英語で答えることができます。 [https://meta.wikimedia.org/wiki/WMDE_Technical_Wishes/Geoinformation] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/12|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W12"/> 2022年3月21日 (月) 16:01 (UTC) <!-- User:Trizek (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23034693 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/13|Tech News: 2022-13]] == <section begin="technews-2022-W13"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/13|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * macOS ユーザー向けにウィキメディアコモンズの簡略なアップロード用ツール [[c:Commons:Sunflower|Sunflower]] が利用できるようになりました。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.39/wmf.5|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-03-29|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-03-30|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-03-31|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.39/Roadmap|工程表はこちら]])。 * データベースの定期的な保守のため、一部のウィキが数分程度、閲覧専用の状態になる予定です。実施日時は{{#time:j xg|2022-03-29|ja}}の7:00 UTC ([https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/s3.dblist 対象のウィキはこちら]) ならびに{{#time:j xg|2022-03-31|ja}} の7:00 UTC ([https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/s5.dblist 対象のウィキはこちら]) の見込みです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T301850][https://phabricator.wikimedia.org/T303798] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/13|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W13"/> 2022年3月28日 (月) 19:55 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23073711 のリストを使用して送信したメッセージ --> == [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/14|Tech News: 2022-14]] == <section begin="technews-2022-W14"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/14|翻訳]]されています。 '''問題点''' * 先週は数日の間、編集初学者に向けたおすすめ編集が [[{{#special:recentchanges}}]] フィードでタグ付けされていませんでした。このバグは修正済みです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T304747] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.39/wmf.6|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-04-05|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-04-06|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-04-07|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.39/Roadmap|工程表はこちら]])。 * メインのデータベース入れ替えのため、複数のウィキで数分間、閲覧しかできない状態になる見込みです。実施予定日時は{{#time:n月j日|2022-04-07|ja}}<!-- 4月7日 {{#time:j xg|2022-04-07|ja}} -->の7:00 UTC からです([https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/s4.dblist 対象のウィキの一覧はこちら]。) '''今後の予定''' * 来週から技術ニュースの題名が翻訳対象になります。配信時の表示はこれまでの<code dir=ltr>Tech News: 2022-14</code>ではなくなるかもしれません。コミュニティによってはフィルタの設定に影響が出る可能性があります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T302920] * 今後の数ヵ月にわたり、Growth 機能のひとつ「[[mw:Special:MyLanguage/Help:Growth/Tools/Add a link|リンクを追加]]」 を[[phab:T304110|より多くのウィキペディアで使えるようになる予定です]]。週単位で複数のウィキに機能を展開する見込みです。[[mw:Special:MyLanguage/Growth#deploymentstable|「リンクのおすすめ機能」が実装されている一部のウィキ]]であれば、このツールをテストすることができます。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/14|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W14"/> 2022年4月4日 (月) 21:01 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23097604 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-15 == <section begin="technews-2022-W15"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/15|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * サーバーの状態を閲覧できるサイトとして、 <span class="mw-content-ltr" lang="en" dir="ltr">[https://www.wikimediastatus.net/ www.wikimediastatus.net]</span> が新しく利用できるようになりました。このサイトでは5つの大まかな指標で私たちのウィキの技術的な状態を閲覧することができ<!-- automated high-level metrics -->、私たちのウィキの技術的環境の健全度やパフォーマンスを把握できます。また影響範囲の大きい障害に関して、技術者の書く更新情報<!-- manually-written updates -->もあります。こうした更新情報は技術者が実際に問題解決をするかたわら、時間を取れ次第できる限り迅速に執筆しています。このサイトは私たちの運営するウィキのインフラとは切り離した外部サービス上で動作しているため、私たちのウィキが短期間アクセス不能になっても閲覧することができます。[https://diff.wikimedia.org/2022/03/31/announcing-www-wikimediastatus-net/ このプロジェクトの詳細はこちら]。 * ウィクショナリーでは、ページ上の動画ファイルと音声ファイルを再生するソフトウェアが変わりました。これまでのソフトウェアは削除されています。今回のソフトウェア変更により、音声の再生ツールの一部では横幅が広くなります。[[mw:Special:MyLanguage/Extension:TimedMediaHandler/VideoJS_Player|新しいソフトウェア]]は4年前からベータ版機能として導入されていたものです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T100106][https://phabricator.wikimedia.org/T248418] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.39/wmf.7|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-04-12|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-04-13|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-04-14|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.39/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/15|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W15"/> 2022年4月11日 (月) 19:45 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23124108 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-16 == <section begin="technews-2022-W16"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/16|翻訳]]されています。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.39/wmf.8|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-04-19|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-04-20|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-04-21|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.39/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] メインデータベース切り替えのため、一部のウィキが数分間、閲覧できても編集ができない状態になります。作業は {{#time:n月j日|2022-04-19|ja}} 7:00 (UTC)([https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/s7.dblist 対象となるウィキの一覧])と {{#time:n月j日|2022-04-21|ja}} 7:00 (UTC)([https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/s8.dblist 対象となるウィキの一覧])を予定しています。 * 管理者が特定のページを削除または復帰するとき、[[m:Community Wishlist Survey 2021/(Un)delete associated talk page|付随する「トーク」ページも合わせて削除や復帰]]ができるようになります。関連する API のエンドポイントのオプションも利用可能になります。これは[[m:Community Wishlist Survey 2021/Admins and patrollers/(Un)delete associated talk page|2021年コミュニティ要望リストで挙がった11項目の要望]]のうちのひとつです。 * [[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop_Improvements#test-wikis|一部のウィキ]]ではログインユーザーの半分が新しい[[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop Improvements/Features/Table of contents|目次機能]]を利用できるようになりました。ページを上下にスクロールしたとき、目次が画面内の同じ場所に固定されます。これは[[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop Improvements|デスクトップ版改善]]プロジェクトの一環です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T304169] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|高度]] MediaWiki によって自動的に生成されるメッセージボックスから <code dir=ltr>successbox</code>, <code dir=ltr>errorbox</code>, <code dir=ltr>warningbox</code> の CSS クラスが除去されます。この三クラスと <code dir=ltr>messagebox</code> は MediaWiki のコアから除去されます。ウィキテキストでこれらのクラスを使用している場合や、CSS でこれらの外観を変更していた場合、この変更の影響を受けます。ローカルにおけるクラスの使用状況や、スタイルの定義を確認してください。これは[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/09|2月28日の技術ニュース]]でもすでにお伝えしています。 '''今後の予定''' * [[mw:Special:MyLanguage/Extension:Kartographer|Kartographer]] が [[mw:Special:MyLanguage/Extension:FlaggedRevs|FlaggedRevisions による査読機能]]で利用できるようになります。Kartographer の地図が[[mw:Special:MyLanguage/Help:Pending changes|査読を保留中のページ]]でも動作するようになります。[https://meta.wikimedia.org/wiki/WMDE_Technical_Wishes/Geoinformation#Project_descriptions] これに伴い、Kartographer の説明も更新されます。 [https://www.mediawiki.org/wiki/Special:MyLanguage/Help:Extension:Kartographer/Getting_started] [https://www.mediawiki.org/wiki/Special:MyLanguage/Help:VisualEditor/Maps] [https://www.mediawiki.org/wiki/Special:MyLanguage/Help:Extension:Kartographer] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/16|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W16"/> 2022年4月18日 (月) 23:12 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23167004 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-17 == <section begin="technews-2022-W17"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/17|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [https://noc.wikimedia.org/conf/dblists/group1.dblist 多数のウィキ](グループ1)でページ上の動画ファイルと音声ファイルを再生するプレイヤーが変わりました。従来使われていたプレイヤーは削除されています。今回のプレイヤー変更により、音声の再生ツールの一部では横幅が広くなります。[[mw:Special:MyLanguage/Extension:TimedMediaHandler/VideoJS_Player|新しいプレイヤー]]は4年前からベータ版機能として導入されていたものです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T100106][https://phabricator.wikimedia.org/T248418] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.39/wmf.9|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-04-26|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-04-27|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-04-28|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.39/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] メインのデータベース入れ替えのため、複数のウィキで数分間、閲覧しかできない状態になる見込みです。実施予定日時は{{#time:n月j日|2022-04-26|ja}}の7:00 UTC からです([https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/s2.dblist 対象となるウィキの一覧]。) * 一部の極端に古いブラウザとオペレーティングシステムのサポートを終了します。Internet Explorer 9 または 10、Andoroid 4、Firefox 38以前のブラウザではウィキの一部が正しく表示されなかったり、動作しなくなる可能性があります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T306486] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/17|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W17"/> 2022年4月25日 (月) 22:56 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23187115 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-18 == <section begin="technews-2022-W18"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/18|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [https://noc.wikimedia.org/conf/dblists/group2.dblist 残りのウィキすべて](グループ2)でページ上の動画ファイルと音声ファイルを再生するプレイヤーが変更されました。従来使われていたプレイヤーは削除されています。今回のプレイヤー変更により、音声の再生ツールの一部では横幅が広くなります。[[mw:Special:MyLanguage/Extension:TimedMediaHandler/VideoJS_Player|新しいプレイヤー]]は4年前からベータ版機能として導入されていたものです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T100106][https://phabricator.wikimedia.org/T248418] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.39/wmf.10|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-05-03|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-05-04|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-05-05|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.39/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * 開発者は[[mw:Wikimedia Apps/Team/iOS|iOS版ウィキペディアアプリ]]でトークページ機能の実装に取り組んでいます。[https://wikimedia.qualtrics.com/jfe/form/SV_9GBcHczQGLbQWTY フィードバック]をお待ちしています。フィードバックは英語、ドイツ語、ヘブライ語、中国語で受け付けています。 * [[m:WMDE_Technical_Wishes/VisualEditor_template_dialog_improvements#Status_and_next_steps|殆どのウィキ]]でビジュアルエディターまたはウィキテキストモードを使用したときに[[m:WMDE_Technical_Wishes/VisualEditor_template_dialog_improvements|改良型テンプレートダイアログ]]が利用できるようになります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T296759] [https://phabricator.wikimedia.org/T306967] * ウィキテキストでの編集時に構文強調表示を使用した場合、[[m:WMDE_Technical_Wishes/Improved_Color_Scheme_of_Syntax_Highlighting#Color-blind_mode|カラーブラインドに応じた配色]]を使用できるようになります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T306867] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|高度]] MediaWiki のインターフェースメッセージに関連したいくつかの CSS の ID が削除されます。技術関係の編集者は[[phab:T304363|対象となる ID とこれらを使用しているページの一覧]]をご確認ください。<code dir=ltr>#mw-anon-edit-warning</code>, <code dir=ltr>#mw-undelete-revision</code> とその他3種類の ID が対象となります。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/18|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W18"/> 2022年5月2日 (月) 19:34 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23232924 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-19 == <section begin="technews-2022-W19"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/19|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Apps/Team/Android|Android 版のウィキペディアアプリ]]でもカテゴリが表示されるようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T73966] '''問題点''' * 先週、ウィキデータの検索候補の表示に不具合がありました。現在は修正済みです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T307586] * 先週、すべてのウィキのログインユーザーとキャッシュされていないページで20分ほど、アクセスが重いかアクセスできない状態が発生していました。これはデータベースの変更に伴う問題が原因でした。 [https://phabricator.wikimedia.org/T307647] '''今週の更新''' * 今週、MediaWikiのバージョン更新はありません。 [https://phabricator.wikimedia.org/T305217#7894966] * [[mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:FlaggedRevs|FlaggedRevs 拡張機能]]における [[mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:Kartographer|Kartographer]] との[[m:WMDE Technical Wishes/Geoinformation#Current issues|非互換性の問題]]が修正される見込みです。展開はすべてのウィキで5月10日を予定しています。Kartographer は[[phab:T307348|この拡張機能を未導入のウィキ5件]]でも5月24日に展開する予定です。 * [[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop Improvements|2022年版ベクター]] (Vector) 外装はウィキペディアのアラビア語版とカタロニア語版で規定となる予定です。ログイン利用者の場合、旧来の2010年版ベクターに戻すことが可能です。詳細は2022年版ベクターの[[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop Improvements/Updates/2022-04 for the largest wikis|最新の更新情報]]をご参照ください。 '''オンライン会議''' * 2022年版ベクター外装に関する[[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop Improvements/Updates/Talk to Web|ウェブチームのオープンミーティング]]が5月17日に開催される予定です。6月7日、6月21日、7月5日、7月19日にもミーティングが計画されています。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/19|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W19"/> 2022年5月9日 (月) 15:23 (UTC) <!-- User:Trizek (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23256717 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-20 == <section begin="technews-2022-W20"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/20|翻訳]]されています。 '''今週の更新''' * 一部のウィキで[[mw:Special:MyLanguage/Help:Growth/Tools/Add a link|リンクの追加機能]]が利用できるようになります。水曜日に運用開始予定です。{{int:project-localized-name-cawiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-hewiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-hiwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-kowiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-nowiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-ptwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-simplewiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-svwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-ukwiki/ja}}が対象となります。これは[[phab:T304110|様々なウィキペディアにツールを配備する計画]]の一環です。コミュニティは[[mw:Special:MyLanguage/Growth/Community configuration|ローカルでこの機能の動作設定]]を行うことができます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T304542] * [[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Hackathon 2022|ウィキメディアハッカソン 2022]]はオンラインで5月20日から22日に開催予定です。英語で実施されます。ドイツ、ガーナ、ギリシャ、インド、ナイジェリア、アメリカではローカルでも[[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Hackathon 2022/Meetups|ハッカソンのミートアップ]]が行われます。技術関係に興味があるウィキメディアンはソフトウェア・プロジェクトに取り組み、新しいスキルを身につけることもできます。セッションを主催したり、取り組みたいプロジェクトを投稿したりすることもできます。 * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.39/wmf.12|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-05-17|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-05-18|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-05-19|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.39/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * 翻訳可能なページをビジュアルエディターで編集できるようになります。例えばメタやコモンズで翻訳対象に指定されているページでこの機能が使用できます。 [https://diff.wikimedia.org/2022/05/12/mediawiki-1-38-brings-support-for-editing-translatable-pages-with-the-visual-editor/] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/20|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W20"/> 2022年5月16日 (月) 18:58 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23291515 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-21 == <section begin="technews-2022-W21"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/21|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 管理者はモバイルウェブ版のインターフェースを使用しているとき、利用者ページから直接 Special:Block の特別ページにアクセスできるようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T307341] * <span class="mw-content-ltr" lang="en" dir="ltr">[https://www.wiktionary.org/ www.wiktionary.org]</span> のポータルページは現在、自動的に更新されるシステムを使用しています。他の[[m:Project_portals|プロジェクトのポータル]]も今後数ヶ月の間に更新される予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T304629] '''問題点''' * Growthチームは新規参加者のためのメンターシッププログラムに取り組んでいます。従来は新規参加者がこのプログラムからオプトアウトすることができないようになっていました。2022年5月19日以降、新規参加者がGrowthのメンターシップからオプトアウトできるようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T287915] * 投稿記録のメニューからコンテンツ翻訳ツールを読み込もうとするとページが動作しなくなるという問題が一部の編集者に発生しています。ただいま修正対応中です。Special:ContentTranslation を直接開いた場合はページが正常に動作するはずです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T308802] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.39/wmf.13|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-05-24|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-05-25|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-05-26|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.39/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|高度]] MediaWikiの開発者からのサポート向上を目的とする[[mw:User:Jdlrobson/Extension:Gadget/Policy|技術方針の草案]]について、ガジェットやユーザースクリプトの開発者からのフィードバックを募集しています。 [https://phabricator.wikimedia.org/T308686] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/21|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W21"/> 2022年5月24日 (火) 00:21 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23317250 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-22 == <section begin="technews-2022-W22"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/22|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] [[mw:Special:MyLanguage/Extension:AbuseFilter|AbuseFilter]] 拡張機能に IP がいずれかの帯域に含まれるかどうかを調べる <code dir=ltr>ip_in_ranges()</code> 関数が追加されました。ウィキではパフォーマンス向上のため、複数の <code dir=ltr>ip_in_range()</code> 関数を <code>|</code> で繋いで1つの式とすることが推奨されています。[[Special:AbuseFilter|Special:AbuseFilter]] を使ってローカルでの使用例を検索することができます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T305017] * 不正利用フィルターを編集する利用者が IP に関する情報へアクセスできるようにするため、[[m:Special:MyLanguage/IP Editing: Privacy Enhancement and Abuse Mitigation/IP Info feature|IP 情報]]という機能をすべてのウィキでベータ版として[[m:Special:MyLanguage/IP Editing: Privacy Enhancement and Abuse Mitigation/IP Info feature#May 24, 2022|実装しました]]。これは test.wikipedia.org で数週間にわたって行ったベータテストの結果に基づくものです。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.39/wmf.14|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-05-31|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-06-01|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-06-02|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.39/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] メインのデータベース入れ替えのため、複数のウィキで数分間、閲覧しかできない状態になる見込みです。実施予定日時は{{#time:n月j日|2022-05-31|ja}}の7:00 UTC からです([https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/s5.dblist 対象となるウィキの一覧]。) * [[mw:Special:MyLanguage/Help:DiscussionTools#New topic tool|話題追加ツール]]はすべてのエディタに対応し、ほとんどのウィキを対象にまもなく導入の予定です。この機能を無効にするには、このツール内と[[Special:Preferences#mw-prefsection-editing-discussion|個人設定]]で指定してください。 [https://www.mediawiki.org/wiki/Special:MyLanguage/Talk_pages_project/New_discussion][https://phabricator.wikimedia.org/T287804] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|高度]] [[:mw:Special:ApiHelp/query+usercontribs|list=usercontribs API]] は近日中に [[mw:Special:MyLanguage/Help:Range blocks#Non-technical explanation|IP の帯域]]からの投稿の取得をサポートする予定です。API を使用するときは <code>uciprange</code> パラメータを指定することにより、[[:mw:Manual:$wgRangeContributionsCIDRLimit|制限値]]の範囲内で帯域内から投稿を取得することができます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T177150] * 新しいパーサー関数 <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki>{{=}}</nowiki></code></bdi> が導入されます。これは「=」という名前の既存のテンプレートを置き換えるものです。[[w:ja:等号|等号]]を挿入するものであり、テンプレート内のパラメータで使われる等号をエスケープするために使用します。 [https://phabricator.wikimedia.org/T91154] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/22|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W22"/> 2022年5月30日 (月) 20:29 (UTC) <!-- User:Trizek (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23340178 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-23 == <section begin="technews-2022-W23"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/23|翻訳]]されています。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.39/wmf.15|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-06-07|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-06-08|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-06-09|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.39/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|高度]] [[Special:AbuseFilter|不正利用フィルター]]に新しく実装された関数 <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>str_replace_regexp()</code></bdi> は[[w:ja:正規表現|正規表現]]で文の一部を置換することができます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T285468] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]を使い配信しています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/23|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W23"/> 2022年6月7日 (火) 02:46 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23366979 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-24 == <section begin="technews-2022-W24"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/24|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[mw:Special:MyLanguage/Extension:Kartographer|Kartographer]] 地図を全てのウィキで利用できるようになりました。この Kartographer 地図は[[mw:Special:MyLanguage/Help:Pending changes|査読待ち]]のページでも有効です。 [https://meta.wikimedia.org/wiki/WMDE_Technical_Wishes/Geoinformation#Project_descriptions][https://phabricator.wikimedia.org/T307348] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.39/wmf.16|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-06-14|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-06-15|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-06-16|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.39/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] メインのデータベース入れ替えのため、複数のウィキで数分間、閲覧しかできない状態になる見込みです。実施予定日時は{{#time:n月j日|2022-06-14|ja}}の6:00 UTC からです([https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/s6.dblist 対象となるウィキの一覧]。) [https://phabricator.wikimedia.org/T300471] * 水曜日以降、新しくなった[[mw:Special:MyLanguage/Help:Growth/Tools/Add a link|リンクの追加機能]]が一部のウィキで利用できるようになります。(対象は{{int:project-localized-name-abwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-acewiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-adywiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-afwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-akwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-alswiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-amwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-anwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-angwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-arcwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-arzwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-astwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-atjwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-avwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-aywiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-azwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-azbwiki/ja}})。これは[[phab:T304110|様々なウィキペディアにこのツールを導入する計画]]の一環です。コミュニティは[[mw:Special:MyLanguage/Growth/Community configuration|ローカルでこの機能の動作設定]]を行うことができます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T304548] * [[mw:Special:MyLanguage/Help:DiscussionTools#New topic tool|話題追加ツール]]はすべてのエディタに対応し、まもなくコモンズ、ウィキデータならびに複数のウィキに導入する予定です。ツールや[[Special:Preferences#mw-prefsection-editing-discussion|個人設定]]でこの機能を無効化することができます。 [https://www.mediawiki.org/wiki/Special:MyLanguage/Talk_pages_project/New_discussion][https://phabricator.wikimedia.org/T287804] '''今後の会議''' * 2022年版ベクター外装に関する[[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop Improvements/Updates/Talk to Web|ウェブチームの公開ミーティング]]が6月13日に開催予定です。今後は6月28日、7月12日、7月26日にもミーティングが計画されています。 '''今後の予定''' * 7月末までに[[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop Improvements|2022年版ベクター]]外装が全てのウィキで既定になる予定です。それぞれのコミュニティのニーズに応じて調整するため、今後の数週間に議論を始める予定です。個人設定でいつでも旧バージョンに戻すことが可能です。[[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop Improvements/Updates/2022-04 for the largest wikis|詳細はこちら]]。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/24|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W24"/> 2022年6月13日 (月) 16:59 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23389956 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-25 == <section begin="technews-2022-W25"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/25|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Apps/Team/Android|Android用ウィキペディアアプリ]]にページ全体を一度に編集する機能が追加されました。オーバーフローメニュー(3つの点のメニュー [[File:Ic more vert 36px.svg|15px|link=|alt=]])から選択できます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T103622] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|上級者向け]] 最近行われたデータベースの変更に伴い、[[m:Research:Quarry|Quarry ツール]]を使った検索に影響が出る可能性があります。英語版ウィキペディア、コモンズ、ウィキデータの <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>site_stats</code></bdi> に対するクエリを更新する必要があります。[[phab:T306589|詳細はこちらをご覧ください]]。 * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|上級者向け]] [[Special:AbuseFilter|不正利用フィルター]]に新しい変数 <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>user_global_editcount</code></bdi> が追加され、グローバルに活動している利用者を除外することができるようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T130439] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.39/wmf.17|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-06-21|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-06-22|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-06-23|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.39/Roadmap|工程表はこちら]])。 * モバイルデバイスでレスポンシブではない外装(MonoBook や Vector など)を使用している場合、デフォルトのズームレベルが多少変更される場合があります。ズームを最適化してコンテンツ(Vector 2022 のテーブルコンテンツなど)がページ内に収まるようにするためです。この機能によってサイトの閲覧に不具合が生じる場合、その状況を把握したいと思いますので、議論を行うとき <span class="mw-content-ltr" lang="en" dir="ltr">[[m:User:Jon (WMF)|Jon (WMF)]]</span> に ping を送ってください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T306910] '''今後の予定''' * ベータ版機能の[[mw:Special:MyLanguage/Help:DiscussionTools|議論ツール]]は7月中にアップデートが行われる予定です。議論の外観が変更される予定です。[[mw:Special:MyLanguage/Talk pages project/Usability/Prototype|変更案の一部]]をご覧ください。 * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|高度]] Parsoid による HTML 出力はファイルリンクに対して異なる <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>typeof</code></bdi> 属性値を付与しないようになり、全てに <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>mw:File</code></bdi> のファイルタイプを使用するようになります。ツールの作者は <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>mw:Image</code></bdi>、<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>mw:Audio</code></bdi>、<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>mw:Video</code></bdi> のファイルタイプを要求するコードを修正する必要があります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T273505] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/25|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W25"/> 2022年6月20日 (月) 20:18 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23425855 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-26 == <section begin="technews-2022-W26"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/26|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|高度]] [[m:Special:MyLanguage/Wikimedia Enterprise|ウィキメディアエンタープライズ]] API サービスでは無料のオンデマンドリクエストとマンスリースナップショットが利用できるセルフサービスアカウントが提供されます([https://enterprise.wikimedia.com/docs/ API ドキュメント])。コミュニティから[[m:Special:MyLanguage/Wikimedia Enterprise/FAQ#community-access|データベースダンプとウィキメディアクラウドサービス]]へのアクセスは継続されます。 * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|高度]] テンプレートやモジュールを作成したあと、[[d:Special:MyLanguage/Wikidata:Wiktionary#lua|ウィキメディアウィキでからLuaを使ってウィキデータの語彙素を利用できるようになります]]。これに関する議論は[[d:Wikidata_talk:Lexicographical_data#You_can_now_reuse_Wikidata_Lexemes_on_all_wikis|プロジェクトのトークページ]]で受け付けています。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.39/wmf.18|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-06-28|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-06-29|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-06-30|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.39/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] メインのデータベース入れ替えのため、複数のウィキで数分間、閲覧しかできない状態になる見込みです。実施予定日時は{{#time:n月j日|2022-06-28|ja}}の6:00 UTC からです([https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/s7.dblist 対象となるウィキの一覧]。) [https://phabricator.wikimedia.org/T311033] * メインのデータベース入れ替えのため、一部のグローバルサービスとクロスウィキサービスは数分間、閲覧しかできない状態になる見込みです。実施予定日時は{{#time:n月j日|2022-06-30|ja}}の6:00 UTC からです。コンテンツ翻訳、通知、構造化議論、GrowthExperiments機能、その他一部のサービスが影響を受けます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T300472] * モバイル外装を使用したとき、ソートが設定されたテーブルをソートできるようになります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T233340] '''今後の会議''' * 2022年版ベクター外装に関する[[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop Improvements/Updates/Talk to Web|ウェブチームの公開ミーティング]]が明日(6月28日)に開催されます。7月12日、7月26日にもミーティングが計画されています。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/26|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W26"/> 2022年6月27日 (月) 20:03 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23453785 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-27 == <section begin="technews-2022-W27"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/27|翻訳]]されています。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.39/wmf.19|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-07-05|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-07-06|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-07-07|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.39/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] メインデータベース切り替えのため、一部のウィキが数分間、閲覧できても編集ができない状態になります。作業は {{#time:n月j日|2022-07-05|ja}} 7:00 (UTC)([https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/s6.dblist 対象となるウィキの一覧])と {{#time:n月j日|2022-07-07|ja}} 7:00 (UTC)([https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/s4.dblist 対象となるウィキの一覧])を予定しています。 * ベータ版機能の[[mw:Special:MyLanguage/Help:DiscussionTools|議論ツール]]は7月中にアップデートが行われる予定です。議論の外観が変更されます。[[mw:Special:MyLanguage/Talk pages project/Usability/Prototype|変更案の一部]]をご覧ください。 * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=| 高度]] この変更はウィキソースの標準名前空間にあるページにのみ影響します。 Javascript の<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>[[mw:Special:MyLanguage/Manual:Interface/JavaScript#mw.config|mw.config]]</code></bdi> から設定変数 <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>proofreadpage_source_href</code></bdi> を削除して <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>prpSourceIndexPage</code></bdi> に置き換える予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T309490] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/27|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W27"/> 2022年7月4日 (月) 19:32 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23466250 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-28 == <section begin="technews-2022-W28"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/28|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop Improvements|2022年版ベクター外装]]ではページ題名の下にタブを並べて、議論、閲覧、編集、履歴表示その他にアクセスできるようにしました。[[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop Improvements/Updates#Page title/tabs switch|詳細はこちら]]。 [https://phabricator.wikimedia.org/T303549] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|高度]] 個別のウイキに対する設定をひと目で確認できるようになり、2つのウィキの間で設定内容が異なる場合は比較できるようになりました。例:[https://noc.wikimedia.org/wiki.php?wiki=jawiktionary ウィクショナリー日本語版の設定]、[https://noc.wikimedia.org/wiki.php?wiki=eswiki&compare=eowiki スペイン語とエスペラント語のウィキペディアの設定比較] ローカルコミュニティで設定の変更について[[m:Special:MyLanguage/Requesting_wiki_configuration_changes|議論や提案を行う]]ことがあるかもしれません。名前がつけられた設定の詳細を[[mw:Special:Search|MediaWiki.org]]で検索することができます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T308932] *アンチハラスメント・ツール・チームはこのたび、IP情報を表示する機能を[[Special:Preferences#mw-prefsection-betafeatures|ベータ版機能として全てのウィキに]]対して[[m:Special:MyLanguage/IP Editing: Privacy Enhancement and Abuse Mitigation/IP Info feature#May|実装しました]]。荒らしに対応する利用者はこのツールを通じてIPアドレスの情報を得ることができます。[[m:Special:MyLanguage/IP Editing: Privacy Enhancement and Abuse Mitigation/IP Info feature#April|ツールがどこにあるかや、その使い方]]については更新情報をご確認ください。ご意見、ご感想がありましたらツールにあるリンクからお寄せください。 '''今週の更新''' * 今週、MediaWikiのバージョン更新はありません。 * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] メインのデータベース入れ替えのため、複数のウィキで数分間、閲覧しかできない状態になる見込みです。実施予定日時は{{#time:n月j日|2022-07-12|ja}}の7:00 UTC からです([https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/s3.dblist 対象となるウィキの一覧]。) '''今後の予定''' * ベータ版機能の[[mw:Special:MyLanguage/Help:DiscussionTools|議論ツール]]は7月中にアップデートが行われる予定です。議論の外観が変更されます。[[mw:Special:MyLanguage/Talk pages project/Usability/Prototype|変更案の一部]]をご覧ください。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/28|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W28"/> 2022年7月11日 (月) 19:25 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23502519 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-29 == <section begin="technews-2022-W29"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/29|翻訳]]されています。 '''問題点''' * モバイルウェブ版の機能[[mw:Special:MyLanguage/Extension:NearbyPages|近くの場所に関するページ]]は先週、利用できませんでした。この問題は今週は修正されます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T312864] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.39/wmf.21|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-07-19|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-07-20|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-07-21|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.39/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * [[mw:Technical_decision_making/Forum|技術決定フォーラム]]では[[mw:Technical_decision_making/Community_representation|コミュニティの代表者]]を募集中です。〆切は8月12日、オンウィキまたは<span class="mw-content-ltr" lang="en" dir="ltr">TDFSupport@wikimedia.org</span>宛にメールで応募してください。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/29|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W29"/> 2022年7月18日 (月) 23:00 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23517957 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-30 == <section begin="technews-2022-W30"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/30|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * <span class="mw-content-ltr" lang="en" dir="ltr">[https://www.wikibooks.org/ www.wikibooks.org]</span> と<span class="mw-content-ltr" lang="en" dir="ltr">[https://www.wikiquote.org/ www.wikiquote.org]</span> のポータルページは現在、自動的に更新されるシステムを使用しています。他の[[m:Project_portals|プロジェクトのポータル]]も今後数ヶ月の間に更新される予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T273179] '''問題点''' * 先週、メインのデータベースを緊急で切り替えたことに伴い、一部のウィキが数分間、閲覧はできても編集はできない状態になりました([https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/s7.dblist 影響を受けたウィキの一覧])。 [https://phabricator.wikimedia.org/T313383] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.39/wmf.22|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-07-26|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-07-27|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-07-28|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.39/Roadmap|工程表はこちら]])。 * レガシー版ベクターと2022年版ベクターで外部リンクのアイコンが若干ですが変更されます。解像度が低い画面でも認識しやすくなるよう、新しいアイコンはよりシンプルな形状のものを採用します。 [https://phabricator.wikimedia.org/T261391] * 管理者が既にブロックされている利用者のページを開くと、これまでの「{{int:blockip}}」ボタンの代わりに、「{{int:changeblockip}}」と「{{int:unblockip}}」の二つが表示されるようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T308570] '''今後の会議''' * 2022年版ベクター外装に関する[[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop Improvements/Updates/Talk to Web|ウェブチームの公開ミーティング]]が明日(7月26日)に開催されます。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/30|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W30"/> 2022年7月25日 (月) 19:27 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23545370 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-31 == <section begin="technews-2022-W31"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/31|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>Phantom</code></bdi>タグのサポートにより、[[m:Special:MyLanguage/Help:Displaying_a_formula#Phantom|数学レンダリング用のためのLaTeX機能]]がウィキで利用できるようになりました。これにより、2022年コミュニティ要望アンケートの[[m:Community_Wishlist_Survey_2022/Editing/Missing_LaTeX_capabilities_for_math_rendering|59番目の要望]]の一部が完了しました。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.39/wmf.23|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-08-02|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-08-03|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-08-04|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.39/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:WikiEditor/Realtime_Preview|リアルタイムプレビュー]]は[https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists%2Fgroup0.dblist Group 0] のウィキでベータ版として利用できるようになります。この機能は、[[m:Special:MyLanguage/Community_Wishlist_Survey_2021/Real_Time_Preview_for_Wikitext|コミュニティ要望アンケートの提案の1つ]]に応じる形で作成されました。 '''今後の予定''' * ベータ版機能の[[mw:Special:MyLanguage/Help:DiscussionTools|議論ツール]]は8月中にアップデートが行われる予定です。議論の外観が変更されます。[[mw:Special:MyLanguage/Talk pages project/Usability/Prototype|変更案の一部]]をご覧ください。 '''今後の会議''' * 今週は、[[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop Improvements|Vector (2022)]] に関する3つの会議が同時通訳付きで開催されます。火曜日はロシア語での通訳があります。木曜日には、アラビア語とスペイン語の話者のための会議が行われます。[[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop Improvements/Updates/Talk to Web|参加方法を確認する]]。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/31|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W31"/> 2022年8月1日 (月) 21:22 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23615613 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-32 == <section begin="technews-2022-W32"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/32|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[:m:Special:MyLanguage/Meta:GUS2Wiki/Script|GUS2Wiki]]は [[{{#special:GadgetUsage}}]] の情報をウィキ上のページにコピーして履歴を確認できるようにするものです。[[d:Q113143828|ウィキデータのProject:GUS2Wikiのエントリ]]にないウィキは手動でGUS2Wikiを実行するか[[:m:Special:MyLanguage/Meta:GUS2Wiki/Script#Opting|情報を配信してもらうように依頼をしてください]]。 [https://phabricator.wikimedia.org/T121049] '''今週の更新''' * 今週、MediaWikiのバージョン更新はありません。 * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] メインデータベース切り替えのため、一部のウィキが数分間、閲覧できても編集ができない状態になります。作業は {{#time:n月j日|2022-08-09|ja}} 7:00 (UTC)([https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/s5.dblist 対象となるウィキの一覧])と {{#time:n月j日|2022-08-11|ja}} 7:00 (UTC)([https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/s2.dblist 対象となるウィキの一覧])を予定しています。 '''今後の会議''' * [[wmania:Special:MyLanguage/Hackathon|ウィキマニアハッカソン]]は8月12日から14日にかけてオンラインで開催されます。プロジェクトについて学び、協力者を見つけるための[[wmania:Special:MyLanguage/Hackathon/Schedule|プレハッキング・ショーケース]]もお忘れのないようにお願いします。誰でも[[phab:/project/board/6030/|企画を提案したり]]、[[wmania:Special:MyLanguage/Hackathon/Schedule|セッションを開催する]]ことができます。[[wmania:Special:MyLanguage/Hackathon/Newcomers|初めての方でも歓迎します]]! '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/32|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W32"/> 2022年8月8日 (月) 19:50 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23627807 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-33 == <section begin="technews-2022-W33"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/33|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * ペルシャ語版 (Farsi) ウィキペディアのコミュニティは2021年10月から2022年4月まで、IP利用者の編集をブロックすることを決定しました。ウィキメディア財団の製品解析チームはこの変更の影響を追跡しました。[[m:Special:MyLanguage/IP Editing: Privacy Enhancement and Abuse Mitigation/IP Editing Restriction Study/Farsi Wikipedia|影響調査報告書]]が公開されています。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.39/wmf.25|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-08-16|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-08-17|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-08-18|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.39/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] メインデータベース切り替えのため、一部のウィキが数分間、閲覧できても編集ができない状態になります。作業は {{#time:n月j日|2022-08-16|ja}} 7:00 (UTC)([https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/s1.dblist 対象となるウィキの一覧])と {{#time:n月j日|2022-08-18|ja}} 7:00 (UTC)([https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/s8.dblist 対象となるウィキの一覧])を予定しています。 * [[mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:WikiEditor/Realtime_Preview|リアルタイムプレビュー]]は[https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists%2Fgroup1.dblist グループ1] のウィキでベータ版として利用できるようになります。この機能は、[[m:Special:MyLanguage/Community_Wishlist_Survey_2021/Real_Time_Preview_for_Wikitext|コミュニティ要望アンケートの提案の1つ]]に応じる形で作成されました。 '''今後の予定''' * ベータ版機能の[[mw:Special:MyLanguage/Help:DiscussionTools|議論ツール]]は8月中にアップデートが行われる予定です。議論の外観が変更されます。[[mw:Special:MyLanguage/Talk pages project/Usability/Prototype|変更案の一部]]をご覧ください。 [https://www.mediawiki.org/wiki/Talk_pages_project/Usability#4_August_2022][https://www.mediawiki.org/wiki/Talk_pages_project/Usability#Phase_1:_Topic_containers][https://phabricator.wikimedia.org/T312672] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/33|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W33"/> 2022年8月15日 (月) 21:09 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23658001 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-34 == <section begin="technews-2022-W34"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/34|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:Kartographer|Kartographer]] 地図に問題が2件発生していました。現在は解決済みです。VisualEditor 経由で Geolines を生成したとき、地図を空白で表示しなくなりました。Geolines のうち QID で構成されるもの(例:地下鉄路線)にピンのアイコンは表示されなくなりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T292613][https://phabricator.wikimedia.org/T308560] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.39/wmf.26|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-08-23|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-08-24|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-08-25|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.39/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] メインのデータベース入れ替えのため、複数のウィキで数分間、閲覧しかできない状態になる見込みです。実施予定日時は{{#time:n月j日|2022-08-25|ja}}の7:00 UTC からです([https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/s4.dblist 対象となるウィキの一覧]。) * リンクと他のテキストとの違いをより明確にするために、リンクと訪問済みリンクの色が変わります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T213778] '''今後の予定''' * 新しい[{{int:discussiontools-topicsubscription-button-subscribe}}]ボタンは、[[mw:Talk pages project/Notifications#12 August 2022|初心者が回答を得るのに役立ちます]]。編集機能開発チームは、このツールをあらゆる場所で有効にしています。この機能は[[Special:Preferences#mw-prefsection-editing-discussion|個人設定]]でオフにすることができます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T284489] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/34|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W34"/> 2022年8月23日 (火) 00:13 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23675501 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-35 == <section begin="technews-2022-W35"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/35|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:WikiEditor/Realtime_Preview|リアルタイムプレビュー]]は[https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists%2Fgroup2.dblist グループ2]のウィキでベータ版として利用できます。この機能は、[[m:Special:MyLanguage/Community_Wishlist_Survey_2021/Real_Time_Preview_for_Wikitext|コミュニティ要望アンケートの提案の1つ]]に応じる形で作成されました。このベータ版を有効にすると、一部のウィキ固有のガジェットと競合する可能性があることに注意してください。 '''問題点''' * ここ数か月、コモンズ、ウィキデータ、英語版ウィキペディアなどの[[{{#special:statistics}}]]で不正確な数値が表示されていました。現在は修正済みです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T315693] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.39/wmf.27|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-08-30|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-08-31|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-09-01|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.39/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] メインデータベース切り替えのため、一部のウィキが数分間、閲覧できても編集ができない状態になります。作業は {{#time:n月j日|2022-08-30|ja}} 7:00 (UTC)([https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/s6.dblist 対象となるウィキの一覧])と {{#time:n月j日|2022-09-01|ja}} 7:00 (UTC)([https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/s7.dblist 対象となるウィキの一覧])を予定しています。 '''今後の予定''' * ウィキメディア財団は、ウィキメディアコミュニティが有害な出来事を報告する方法を改善するために、[[m:Special:MyLanguage/Private Incident Reporting System|プライベートインシデント報告システム (PIRS)]]を構築して、利用者が簡単かつ安全に報告できるようにしたいと考えています。[[m:Special:MyLanguage/Private Incident Reporting System#Phase 1|提供された質問]]に答えるため、トークページにコメントをすることができます。報告した/報告したい有害な状況に直面したことがある場合は、PIRSのインタビューに参加して、経験を共有してください。サインアップするには、<span class="mw-content-ltr" lang="en" dir="ltr">[[m:User:MAna (WMF)|Madalina Ana]]</span>に[[m:Special:EmailUser/MAna_(WMF)|メール]]してください。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/35|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W35"/> 2022年8月29日 (月) 23:06 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23725814 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-36 == <section begin="technews-2022-W36"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/36|翻訳]]されています。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.39/wmf.28|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-09-06|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-09-07|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-09-08|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.39/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] メインデータベース切り替えのため、一部のウィキが数分間、閲覧できても編集ができない状態になります。作業は {{#time:n月j日|2022-09-06|ja}} 7:00 (UTC)([https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/s1.dblist 対象となるウィキの一覧])と {{#time:n月j日|2022-09-08|ja}} 7:00 (UTC)([https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/s3.dblist 対象となるウィキの一覧])を予定しています。 * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|高度]] 特別ページでページ上欄外のタブが1つしかない場合、2022年版ベクター外装ではスペースを節約するためタブバーを非表示にする予定です。ガジェットがタブを使う場合は表示されます。現在、<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>#p-namespaces</code></bdi> の CSS IDを直接追加しているガジェットは、<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>[[mw:ResourceLoader/Core_modules#addPortletLink|mw.util.addPortletLink]]</code></bdi> 関数を使うよう更新する必要があります。ガジェットでこの ID にスタイルを追加する場合は、新しい ID <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>#p-associated-pages</code></bdi> も対象にすることを検討してください。[[phab:T316908|例はこちら]]。 [https://phabricator.wikimedia.org/T316908][https://phabricator.wikimedia.org/T313409] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/36|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W36"/> 2022年9月5日 (月) 23:22 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23757743 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-37 == <section begin="technews-2022-W37"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/37|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 検索サーバが新しいメジャーバージョンにアップグレードされました。検索の不具合にお気づきの場合は、[[phab:project/view/1849/|Phabricator]]に報告してください。 [https://lists.wikimedia.org/hyperkitty/list/wikitech-l@lists.wikimedia.org/message/XPCTYYTN67FVFKN6XOHULJVGUO44J662] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.40/wmf.1|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-09-13|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-09-14|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-09-15|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.39/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[mw:Special:MyLanguage/Extension:SyntaxHighlight|構文強調表示]]の追跡は、現状では[[mw:Special:MyLanguage/Manual:$wgExpensiveParserFunctionLimit|時間の掛かるパーサ関数]]として実行しています。時間の掛かる高い関数呼び出しは、単一ページに500件までしか実行できません。この上限値を超えたページは、特定の[[:Category:{{MediaWiki:expensive-parserfunction-category}}|追跡カテゴリ]]に追加されます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T316858] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/37|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W37"/> 2022年9月13日 (火) 01:50 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23787318 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-38 == <section begin="technews-2022-W38"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/38|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|高度]] <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki>templatelinks</nowiki></code></bdi> のデータベースフィールド、<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki>tl_namespace</nowiki></code></bdi> と <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki>tl_title</nowiki></code></bdi> は削除されました。これらのフィールドを使用していたクエリはすべて、<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki>tl_target_id</nowiki></code></bdi> という正規化された新しいフィールドを使うように変更しなけれなりません。詳細は <span class="mw-content-ltr" lang="en" dir="ltr">[[phab:T299417|T299417]]</span> を御覧ください。これはリンクテーブルの[[w:ja:関係の正規化|正規化]]の一環として行われています。 [https://lists.wikimedia.org/hyperkitty/list/wikitech-l@lists.wikimedia.org/message/U2U6TXIBABU3KDCVUOITIGI5OJ4COBSW/][https://www.mediawiki.org/wiki/User:ASarabadani_(WMF)/Database_for_devs_toolkit/Concepts/Normalization] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.40/wmf.2|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-09-20|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-09-21|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-09-22|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.40/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:Kartographer|Kartographer]]地図では、共通する地点のマーカーにアイコンを使用できます。火曜日に、[[mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:Kartographer/Icons|従来のアイコンセット]]が[https://de.wikipedia.beta.wmflabs.org/wiki/Hilfe:Extension:Kartographer/Icons バージョン maki 7.2]に更新されます。約100個の新しいアイコンが利用可能になります。さらに、既存のアイコンはすべて、明確にするために更新され、国際的な状況でより適切に機能するようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T302861][https://meta.wikimedia.org/wiki/WMDE_Technical_Wishes/Geoinformation#Update_maki_icons] '''今後の予定''' * [[m:Content_Partnerships_Hub/Software/Volunteer_developers_discussion_at_Wikimania_2022|ウィキマニアのグループディスカッション]]で30人以上の人がウィキメディア運動におけるコンテンツ・パートナーシップを持続可能なものにするための話し合いを行いました。ボランティア開発者はどのようなサポートが許容されるでしょうか。まとめをご覧の上、[[m:Talk:Content Partnerships Hub/Software/Volunteer developers discussion at Wikimania 2022|ご意見をお聞かせください]]。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/38|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W38"/> <span class="mw-content-ltr" lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</span> 2022年9月19日 (月) 22:16 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23826293 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-39 == <section begin="technews-2022-W39"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/39|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|高度]] Parsoidクライアントはリンクの <bdi lang="en" dir="ltr"><code>rel</code></bdi> 属性をスペースで区切って複数の値を指定できるよう、更新する必要があります。詳細は<bdi lang="en" dir="ltr">[[phab:T315209|T315209]]</bdi>をご覧ください。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.40/wmf.3|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-09-27|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-09-28|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-09-29|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.39/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[mw:Special:MyLanguage/VisualEditor/Diffs|視覚的な差分]]はウィクショナリーとウィキペディアを除いて、すべての利用者が利用できるようになります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T314588] * アラビア語版、バングラ語版、中国語版、フランス語版、ハイチ・クレオール語版、ヘブライ語版、韓国語版、ベトナム語版ウィキペディアで[[mw:Special:MyLanguage/Help:DiscussionTools#Mobile|モバイル版のトークページ]]が変更されます。変更後は更に使いやすくなり、より多くの情報を提供できるはずです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T318302] [https://www.mediawiki.org/wiki/Talk_pages_project/Mobile] * [[mw:Lua/Scripting|{{ns:828}}]]名前空間で<bdi lang="en" dir="ltr"><code>.json</code></bdi>で終わるページは、{{ns:2}}名前空間および{{ns:8}}名前空間のように、JSONとして扱われます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T144475] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/39|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W39"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2022年9月27日 (火) 00:30 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23860085 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-40 == <section begin="technews-2022-W40"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/40|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:Kartographer|Kartographer]]の地図は QID や SPARQL を介してウィキデータから位置情報を取得できるようになりました。従来は geoshape と geoline からのみ取得可能でした。 [https://phabricator.wikimedia.org/T307695] [https://meta.wikimedia.org/wiki/WMDE_Technical_Wishes/Geoinformation/Geopoints_via_QID] * [[m:Special:MyLanguage/Coolest_Tool_Award|Coolest Tool Award 2022年]](最もクールなツールに贈られる賞)の候補作品を推薦してください。応募は10月12日まで受け付けます。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.40/wmf.4|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-10-04|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-10-05|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-10-06|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.39/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[mw:Special:MyLanguage/Help:DiscussionTools#Mobile|モバイル版のトークページ]]は、アラビア語版、バングラ語版、中国語版、フランス語版、ハイチ・クレオール語版、ヘブライ語版、韓国語版、ベトナム語版ウィキペディアで変更されます。変更後は更に使いやすくなり、より多くの情報を提供できるはずです。 (先週の週報は配信が遅れました) [https://phabricator.wikimedia.org/T318302] [https://www.mediawiki.org/wiki/Talk_pages_project/Mobile] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|高度]] <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>scribunto-console</code></bdi> API モジュールは [[mw:Special:MyLanguage/API:Tokens|CSRF トークン]]を要求します。これは内部モジュールとして文書化されており、使用はサポートされていません。 [[phab:T212071|[5]]] * 2022年版ベクター外装はウィキメディアの最小規模のプロジェクト群で既定の外装として設定されました。[[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop_Improvements#Deployment_plan_and_timeline|詳細はこちら]]。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/40|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W40"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2022年10月4日 (火) 00:24 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23885489 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-41 == <section begin="technews-2022-W41"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/41|翻訳]]されています。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.40/wmf.5|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-10-11|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-10-12|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-10-13|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.39/Roadmap|工程表はこちら]])。 * 一部のウィキでは、[[mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:Kartographer|Kartographer]]マップを全画面表示すると、近くの記事を表示できるようになります。フィードバック期間の後、続けてさらに多くのウィキに導入される予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T316782][https://meta.wikimedia.org/wiki/WMDE_Technical_Wishes/Geoinformation/Nearby_articles] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/41|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W41"/> 2022年10月10日 (月) 14:09 (UTC) <!-- User:Trizek (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23912412 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-42 == <section begin="technews-2022-W42"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/42|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 最近実装された[[phab:T306883|Special:Searchで記事のサムネイル画像]]を表示する機能はウィキペディアプロジェクトのみに限定されます。詳細は[[phab:T320510|T320510]]をご覧ください。 [https://www.mediawiki.org/wiki/Special:MyLanguage/Structured_Data_Across_Wikimedia/Search_Improvements] * Special:Searchで記事のサムネイルを読み込む際に問題が発生するバグは修正されました。詳細は[[phab:T320406|T320406]]をご覧ください。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.40/wmf.6|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-10-18|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-10-19|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-10-20|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.39/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|高度]] Lua モジュールを制作するとき、JSON ページからデータを読み込む際に <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>[[mw:Special:MyLanguage/Extension:Scribunto/Lua_reference_manual#mw.loadJsonData|mw.loadJsonData()]]</code></bdi> を使えます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T217500] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|高度]] Lua モジュールを制作するとき、<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>[[mw:Special:MyLanguage/Extension:Scribunto/Lua_reference_manual#Strict_library|require( "strict" )]]</code></bdi> を有効にすることで想定される幾つかの問題についてエラーを検出することができます。これはほとんどのウィキで使われていた "[[wikidata:Q16748603|Module:No globals]]" を置き換えるものです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T209310] '''今後の予定''' * [[Special:Preferences#mw-prefsection-betafeatures|ベータ版機能]]の[[mw:Special:MyLanguage/Help:DiscussionTools|議論ツール]]はほとんどのウィキで更新される予定です。この変更を受けて「{{int:discussiontools-replylink}}」ボタンの見た目が変わります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T320683] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/42|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W42"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2022年10月17日 (月) 21:46 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23943992 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-43 == <section begin="technews-2022-W43"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/43|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 特別:検索で、オーディオプレーヤーの配置と画像プレースホルダの高さに関して、微細な修正が行われました。詳細は[[phab:T319230|T319230]]に記載されています。 * ウィキペディアの[[Special:Preferences#mw-prefsection-searchoptions|個人設定]]に新しい項目を追加、特別:検索の実行をした時に記事のサムネイルを非表示にできるようになりました。詳細は[[phab:T320337|T320337]]をご参照ください。 '''問題点''' * 先週は3件のウィキ ({{int:project-localized-name-frwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-jawiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-ruwiki/ja}}) で、閲覧はできても編集ができない状態が最大25分発生しました。原因はハードウェアの問題でした。 [https://phabricator.wikimedia.org/T320990] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.40/wmf.7|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-10-25|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-10-26|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-10-27|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.40/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] メインデータベース切り替えのため、一部のウィキが数分間、閲覧できても編集ができない状態になります。作業は {{#time:n月j日|2022-10-25|ja}} 7:00 (UTC)([https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/s5.dblist 対象となるウィキの一覧])と {{#time:n月j日|2022-10-27|ja}} 7:00 (UTC)([https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/s4.dblist 対象となるウィキの一覧])を予定しています。 * 水曜日以降、新しくなった[[mw:Special:MyLanguage/Help:Growth/Tools/Add a link|リンクの追加機能]]が一部のウィキで利用できるようになります。(対象は{{int:project-localized-name-aswiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-bawiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-banwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-barwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-bat smgwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-bclwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-bewiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-be x oldwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-bgwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-bhwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-biwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-bjnwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-bmwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-bpywiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-brwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-bswiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-bugwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-bxrwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-idwiki/ja}})。これは[[phab:T304110|様々なウィキペディアにこのツールを導入する計画]]の一環です。コミュニティは[[mw:Special:MyLanguage/Growth/Community configuration|ローカルでこの機能の動作設定]]を行うことができます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T304549] * 2022年10月26日(水曜)より、[[d:Q14339834 |Growth メンター制度を導入済みのウィキ]]では、メンター名簿のアップグレードを予定しています。メンター制度自体はこれまでまでと同じように機能します。登録手順は[[mw:Special:MyLanguage/Growth/Communities/How to configure the mentors' list#add|変更され]]、新しい管理オプションが提供される予定です。あわせて今回の更新により[[mw:Special:MyLanguage/Growth/Communities/How to configure the mentors' list#create|ウィキペディアでメンター制度の構築が簡略化されます]]。 [https://phabricator.wikimedia.org/T314858][https://phabricator.wikimedia.org/T310905][https://www.mediawiki.org/wiki/Special:MyLanguage/Growth/Structured_mentor_list] * ユニコード11に準拠し、欧文のページ題名で1文字目が小文字の場合は改名もしくは削除の対象になります。影響を受けるページ名の一覧は[<bdi lang="en" dir="ltr">[[m:Unicode 11 case map migration]]</bdi> こちら]。詳細は[[phab:T292552|T292552]]をご参照くださ。 * 2022年版ベクター外装はウィキメディアの最小規模のプロジェクト群で既定の外装として設定されます。[[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop_Improvements#smallest-1|詳細はこちら]]。 '''今後の予定''' * [[mw:Special:MyLanguage/Talk pages project/Replying|返信ツール]]ならびに[[mw:Special:MyLanguage/Talk pages project/New discussion|新しい話題の追加ツール]]は近日中に[[mw:Special:MyLanguage/VisualEditor/Special characters|特殊文字メニュー]]が導入されます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T249072] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/43|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W43"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2022年10月24日 (月) 21:23 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23975411 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-44 == <section begin="technews-2022-W44"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/44|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:Kartographer|Kartographer]] 地図でキーボードナビゲーションを利用する場合、フォーカスを視認しやすくなります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T315997] * {{#special:RecentChanges}}で「{{int:rcfilters-filter-newuserlogactions-label}}」というフィルタを使うと、ログで利用者アカウントの新規作成を非表示にできます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T321155] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.40/wmf.8|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-11-01|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-11-02|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-11-03|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.40/Roadmap|工程表はこちら]])。 * ビジュアルエディタでは [[mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:Kartographer|地図のダイヤログ]]にヘルプ文を少し表示するようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T318818] * [[mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:Kartographer|Kartographer]]地図をビジュアルエディタで表示する時に、ドロップダウンメニューで言語の選択ができるようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T318817] * ビジュアルエディタで[[mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:Kartographer|Kartographer]]地図にキャプションを追加できるようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T318815] * [[mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:Kartographer|Kartographer]] 地図の枠線は、ビジュアルエディタで非表示にできるようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T318813] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/44|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W44"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2022年10月31日 (月) 21:16 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=23977539 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-45 == <section begin="technews-2022-W45"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/45|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[m:Special:MyLanguage/EventCenter/Registration|イベント登録]]ツールの更新版が[[testwiki:|testwiki]]および[[test2wiki:|test2wiki]]で試用できるようになりました。同ツールはイベント主催者と参加者双方のための機能を提供します。[[m:Talk:Campaigns/Foundation Product Team/Registration|プロジェクトのトークページ]]に皆さんのフィードバックをお寄せください。[[m:Campaigns/Foundation Product Team/Registration|プロジェクト]]に関する詳細もご覧ください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T318592] '''問題点''' * 先週のあいだに2回、およそ45分にわたり、一部のファイルやサムネイルの読み込みやアップロードができない不具合が発生し、主にログインユーザーが影響を受けました。原因は調査中で、近く事故報告書が発表されます。 '''今週の更新''' * 今週、MediaWikiのバージョン更新はありません。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/45|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W45"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2022年11月8日 (火) 00:32 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=24001035 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-46 == <section begin="technews-2022-W46"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/46|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * ウィキデータでは、特定の条件が満たされた場合にウィキ間リンクがリダイレクトページを指すようになりました。[[wikidata:Special:MyLanguage/Wikidata:Sitelinks_to_redirects|リダイレクトへのサイトリンク]]と呼ぶ機能です。1つのウィキが1つのページを使用して複数の概念を扱っているが、別のウィキがそれより多くのページを使用して同じ概念を扱っている場合に必要とされます。新しいガイドラインの提案に関する[[wikidata:Special:MyLanguage/Wikidata talk:Sitelinks to redirects|フィードバック]]をお待ちしています。 [https://phabricator.wikimedia.org/T278962] * <span class="mw-content-ltr" lang="en" dir="ltr">[https://www.wikinews.org/ www.wikinews.org]</span>と<span class="mw-content-ltr" lang="en" dir="ltr">[https://www.wikiversity.org/ www.wikiversity.org]</span>、<span class="mw-content-ltr" lang="en" dir="ltr">[https://www.wikivoyage.org/ www.wikivoyage.org]</span>のポータルページに自動更新システムが導入されました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T273179] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.40/wmf.10|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-11-15|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-11-16|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-11-17|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.40/Roadmap|工程表はこちら]])。 * テンプレートページに直接「TemplateDataの編集」をする新しいリンクが追加されます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T316759] '''今後の予定''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|高度]] モバイル版[[mw:Special:MyLanguage/Help:DiscussionTools|議論ツール]]が有効なウィキ([[mw:Special:MyLanguage/Talk pages project/Deployment Status|こちらを参照]])でがまもなく、トークページ上部に配置されたテンプレートを表示するため、完全なCSSスタイルが適用されるようになります。これらの「トークページボックス」をモバイルデバイスの画面幅に適用させるには[https://en.wikipedia.org/w/index.php?title=Module:Message_box/tmbox.css&oldid=1097618699#L-69 この例]のようなメディアクエリを使用することができます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T312309] * 2023年1月から、[[m:Special:MyLanguage/Community Tech|コミュニティ技術チーム]]は[[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist Survey/Updates/2023 Changes Update|2年ごとにコミュニティー要望アンケート (CWS) を実施します]]。したがって2024年は新しい提案や投票はありません。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/46|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W46"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2022年11月14日 (月) 21:55 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=24071290 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-47 == <section begin="technews-2022-W47"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/47|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 検索バーとSpecial:Searchでの記事のサムネイル画像において自由使用できないメディアの表示が非アクティブ化されました。詳細は[[phab:T320661|T320661]]をご覧ください。 '''今週の更新''' * 今週、MediaWikiのバージョン更新はありません。 * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] メインデータベース切り替えのため、一部のウィキが数分間、閲覧できても編集ができない状態になります。作業は {{#time:n月j日|2022-11-22|ja}} 7:00 (UTC)([https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/s2.dblist 対象となるウィキの一覧])と {{#time:n月j日|2022-11-24|ja}} 7:00 (UTC)([https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/s7.dblist 対象となるウィキの一覧])を予定しています。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/47|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W47"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2022年11月21日 (月) 23:22 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=24071290 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-48 == <section begin="technews-2022-W48"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/48|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 個人設定の新項目、「横幅制限モード」が[[Special:Preferences#mw-prefsection-rendering|2022年ベクター外装]]に追加されました。ご利用のモニタが 1600px よりも幅が広ければ、この設定はページを表示するたび、トグル表示されます。この設定により、ログイン、ログアウトの状態に関わらず、利用者はページの表示幅を広めにすることができます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T319449] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.40/wmf.12|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-11-29|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-11-30|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-12-01|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.40/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] メインデータベース切り替えのため、一部のウィキが数分間、閲覧できても編集ができない状態になります。作業は {{#time:n月j日|2022-11-29|ja}} 7:00 (UTC)([https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/s3.dblist 対象となるウィキの一覧])と {{#time:n月j日|2022-12-01|ja}} 7:00 (UTC)([https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/s1.dblist 対象となるウィキの一覧])を予定しています。 * SVG形式の画像内に表示される数式は、今後はサポートしない端末のためにPNG形式によるフォールバックを伴わなくなります。これは画像生成システムの刷新作業の一環として実施します。2018年2月以前の既定では、PNG形式の画像のみ表示していました。 [https://lists.wikimedia.org/hyperkitty/list/wikimedia-l@lists.wikimedia.org/message/3BGOKWJIZGL4TC4HJ22ICRU2SEPWGCR4/][https://phabricator.wikimedia.org/T311620][https://phabricator.wikimedia.org/T186327] * FlaggedRevisions拡張機能を使用する[[phab:P40224|一部のウィキ]]では、特別:投稿記録に[[mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:FlaggedRevs#Special:Contributions|新しいチェックボックスが追加]]され、利用者による[[mw:Special:MyLanguage/Help:Pending changes|保留中の変更]]のみを表示できるようになります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T321445] '''今後の予定''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|高度]] HTML構文解析出力におけるメディアの構造が、来週初めに[https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train#Wednesday グループ1のウィキ]で変更されます (ウィキメディアコモンズやメタウィキを除く)。この変更により、コンテンツのアクセシビリティが向上し、関連するCSSの記述が容易になります。それに伴いサイトのCSS、ユーザースクリプト、ガジェットの更新が必要になる場合があります。[[mw:Special:MyLanguage/Parsoid/Parser_Unification/Media_structure/FAQ|確認するコード、コードを更新する方法、および関連問題を報告する場所についての詳細]]があります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T314318] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/48|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W48"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2022年11月28日 (月) 20:03 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=24114342 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-49 == <section begin="technews-2022-W49"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/49|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|高度]] ウィキソースでは ProofreadPage というツールを使います。これは OpenSeadragon というオープンソースのツールを採用します。OpenSeadragon の Javascript API は大幅に書き換えられ、画像を動的に読み込むようになりました。旧バージョンの API が提供する機能は今も使えるはずですが、サポートは既に終了しています。ユーザースクリプトとガジェットは API の新しいバージョンに移行してください。新しいバージョンの API が提供する機能は[[mw:Extension:Proofread_Page/Page_viewer#JS_API|メディアウィキに解説があります]]。 [https://phabricator.wikimedia.org/T308098][https://www.mediawiki.org/wiki/Extension:Proofread_Page/Edit-in-Sequence] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.40/wmf.13|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-12-06|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-12-07|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-12-08|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.40/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/49|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W49"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2022年12月6日 (火) 00:41 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=24151590 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-50 == <section begin="technews-2022-W50"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/50|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 15件のウィキペディアで[[mw:Special:MyLanguage/Talk pages project/Mobile|モバイル版のトークページ・プロジェクト]]のA/Bテストが始まりました。[[mw:Reading/Web/Mobile|モバイル版のウェブサイト]]では半数の利用者が{{int:discussiontools-replybutton}}ツールやその他の機能を使えるか使うことができます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T321961] * テンプレートとの整合性を高めるため、<code>=</code> という文字は新規の利用者名に 使えなくなります。既存の利用者名に影響はありません。 [https://phabricator.wikimedia.org/T254045] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.40/wmf.14|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2022-12-13|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2022-12-14|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2022-12-15|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.40/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|高度]] [[mw:Special:MyLanguage/Help:DiscussionTools|議論ツール]]で使う HTML は[[mw:Special:MyLanguage/Talk_pages_project/Usability#Phase_1:_Topic_containers|節の見出しの中に議論のメタデータを表示]]していましたが、今度から見出しの下に挿入されるようになります。これによりスクリーンリーダーを使った際の議論ツールのアクセシビリティが改善されます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T314714] '''イベント''' * 第4回[[m:Special:MyLanguage/Coolest_Tool_Award|クーレスト・ツール賞]]が[https://zonestamp.toolforge.org/1671210002 2022年12月16日金曜日の17:00(UTC)]にオンラインで開催されます!イベントはYouTubeの[https://www.youtube.com/user/watchmediawiki MediaWikiチャンネル]でライブ配信され、その後コモンズに追加されます。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/50|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W50"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2022年12月12日 (月) 23:35 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=24216570 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2022-51 == <section begin="technews-2022-W51"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/51|翻訳]]されています。 '''技術ニュース''' * [[w:ja:年末年始|年末年始]]に当たるため、技術ニュースの次号は2023年1月9日の発行になります。 '''最近の更新''' * 利用者の投稿記録では「差し戻し済み」のようにタグが付けられた編集をフィルタリングすることができます。このたび、タグが付けられていない編集も全てフィルタリングできるようになりました。これは2022年のコミュニティ要望リストに基づくものです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T119072] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|高度]] ガジェット開発者向けに、記事のタイトルの下にコンテンツを追加する機能が新しく実装されました。この機能はすべての外装で動作する安定版 API として提供されます。[[mw:Special:MyLanguage/ResourceLoader/Core_modules#addSubtitle|仕様を解説したドキュメントが用意されています]]。 [https://phabricator.wikimedia.org/T316830] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|高度]] [[test2wiki:|テストウィキのひとつ]]は [[w:ja:Kubernetes|Kubernetes]] ([[wikitech:MediaWiki On Kubernetes|詳細]])を搭載した新しいインフラで提供されています。2023年初頭には更に多くのウィキのインフラが切り替わる予定です。試用してみて問題があればお知らせください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T290536] '''問題点''' * 先週は全てのウィキで、閲覧はできても編集ができない状態が9分間発生しました。原因はデータベースの問題でした。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Incidents/2022-12-13_sessionstore] '''今週の更新''' * 今週と来週は、MediaWikiのバージョン更新はありません。 * "{{int:discussiontools-replybutton}}"という単語はアラビア語 ("<bdi lang="ar">ردّ</bdi>") など一部の言語では非常に短く表されます。そのためトークページの{{int:discussiontools-preference-label}}ボタンが使いづらくなっています。ボタンが短く表示される言語には矢印アイコンが追加される予定です。この変更は[[Special:Preferences#mw-prefsection-betafeatures|ベータ版機能]]を有効にしている編集者にのみ表示されます。 [https://www.mediawiki.org/wiki/Talk_pages_project/Usability#Status] [https://phabricator.wikimedia.org/T323537] '''今後の予定''' * ソフトウェアや{{int:Abusefilter}}にシステムにより、編集には自動的に「タグ付け」が行われることがあります。これらのタグはタグに関して説明したページにリンクされています。近々「最近の更新」にもリンクされ、同じタグが付けられた他の編集についても確認できるようになります。これは2022年のコミュニティ要望リストに基づくものです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T301063] * 信頼と安全ツールチームは事故報告システムに関する[[m:Special:MyLanguage/Private Incident Reporting System/Timeline and Updates|新しい計画]]を共有しました。このシステムにより、編集者が嫌がらせを受けたとき、より助けを求めやすくなります。 * [[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist Survey 2021/Real Time Preview for Wikitext|ウィキテキスト編集時のリアルタイムプレビュー]]は2010年版ウィキテキスト[[mw:Special:MyLanguage/Editor|エディター]]のユーザー全員が使える機能として、2023年1月第二週からベータ版でリリースされる予定です。2010年版ウィキテキストエディターのツールバーから利用できるようになります。この機能は2021年のコミュニティ要望リストで4番目に多かった要望でした。 '''イベント''' * 5月19日から21日にギリシャのアテネで開催される[[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Hackathon 2023/Participate|ウィキメディア・ハッカソン2023]]への参加登録の受付を行っています。1月14日まで奨学金の申請も受け付けています。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2022/51|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2022-W51"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2022年12月20日 (火) 00:00 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=24258101 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-02 == <section begin="technews-2023-W02"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/02|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * タグを使用して、最近の更新やウォッチリストにある編集を絞り込めるようになりました。タグを使用して、見たくない編集を除外することができるようになります。これまでは、タグを使用すると、そのタグが付いた編集のみ抽出できるようになっていました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T174349] * [[Special:WhatLinksHere|特別:リンク元]]は、特定のページにリンクしているすべてのページを表示します。この度、表示したページをアルファベット順に並び替える機能の[https://wlh.toolforge.org プロトタイプ]が作成されました。詳細は[[phab:T4306|Phabricatorのチケット]]で確認できます。 * ウォッチリストと投稿記録ページで[[mw:Special:MyLanguage/Extension:Thanks|感謝]]機能を使用できるようになります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T51541] * ウィキのページは、移動して新しい名前を付けることができます。ページを移動するときに、よくある理由をドロップダウンメニューから選択できるようになりました。これにより、毎回説明を書かなくてもよくなりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T325257] * [[m:Special:MyLanguage/Matrix.org|Matrix]]はチャットツールです。<code>matrix:</code>を使って、ウィキページにMatrixへのリンクを作成することができるようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T326021] * 多言語ウィキの最近の更新を見る際、翻訳をフィルタリングできます。従来は名前空間単位でしかフィルタリングできませんでしたが、翻訳されたサブページを非表示にすることもできるようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T233493] '''今週の更新''' * [[m:Special:MyLanguage/Real Time Preview for Wikitext|ウィキテキストのリアルタイム・プレビュー]]は、編集者がウィキテキストを編集しているときにページのプレビューを表示することができるツールです。2010年版ウィキテキストエディターを使用しているすべての利用者に対して有効になります。機能を有効にするとエディターのツールバーにプレビューボタンが追加されます。 * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] 一部のウィキではメインのデーターベース入れ替えのため、数分間読み取り専用になります。{{#time:n月j日|2023-01-10|ja}}07:00 UTC ([https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/s5.dblist 対象のウィキ])と{{#time:n月j日|2023-01-12|ja}}07:00 UTC ([https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/s6.dblist 対象のウィキ])に実行されます。 * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.40/wmf.18|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-01-10|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-01-11|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-01-12|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.40/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/02|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W02"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年1月10日 (火) 01:08 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=24342971 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-03 == <section begin="technews-2023-W03"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/03|翻訳]]されています。 '''問題点''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|高度]] ページの変更履歴にある「{{int:last}}」リンク内のURLは、<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki>diff=[revision ID]&oldid=[revision ID]</nowiki></code></bdi>から<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki>diff=prev&oldid=[revision ID]</nowiki></code></bdi>に変更されました。これはタグによって履歴の絞り込みを行った際、リンクが不適切な差分を生成する問題を解決するためです。この変更の影響で、ユーザスクリプトに不具合が生じる可能性があります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T243569] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.40/wmf.19|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-01-17|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-01-18|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-01-19|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.40/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[mw:Special:MyLanguage/Talk pages project/Usability|トークページの外観の変更]]は、これまで<code>{{ns:1}}:</code>と<code>{{ns:3}}:</code>名前空間にしか適用されていませんでした。今後はその他のトークページ、たとえば<code>{{ns:5}}:</code>などにも反映の予定です。トークページ以外の名前空間には、<code>{{ns:4}}:</code>ページを含めて反映しません(例えば井戸端など)。[[Special:Preferences#mw-prefsection-editing-discussion|個人設定]]([[Special:Preferences#mw-prefsection-betafeatures|ベータ機能]])を変更してご利用ください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T325417] *ウィキソースを閲覧していて、どこかのPage: 名前空間で画像を拡大したり全体表示した場合、その倍率をシステムが記憶し、特定のIndex: 名前空間にリンクしたPage: 名前空間すべてで採用します。 [https://gerrit.wikimedia.org/r/c/mediawiki/extensions/ProofreadPage/+/868841] * 2022年版ベクター外装は英語版ウィキペディアのデスクトップ利用者の既定の外装として設定されます。 変更は1月18日15:00 (UTC) に実施されます。 [[:en:w:Wikipedia:Vector 2022|詳細はこちら]] '''今後の予定''' * 寄稿者にツールや改善点に関する技術的な提案と投票を呼びかける[[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist Survey 2023|コミュニティ要望アンケート]]の2023年版が、来週2023年1月23日18:00 (UTC) に開始する予定です。[[m:Community Wishlist Survey/Sandbox|CWSサンドボックス]]で提案の下書きを始めることができます。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/03|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W03"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年1月17日 (火) 01:11 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=24381020 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-04 == <section begin="technews-2023-W04"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/04|翻訳]]されています。 '''問題点''' * 先週、約15分程度すべてのウィキですべてのログインユーザーとキャッシュされていないページへのアクセスが不可能になる不具合が発生しました。処理のタイミングに起因するものです。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Incidents/2023-01-17_MediaWiki] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.40/wmf.20|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-01-24|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-01-25|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-01-26|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.40/Roadmap|工程表はこちら]])。 * ベータ版機能の[[mw:Special:MyLanguage/Talk pages project|議論ツール]]を有効にすると、トークページの外観が変更されて議論のアクティビティに関する情報が表示されるようになります。 [https://www.mediawiki.org/wiki/Special:MyLanguage/Talk_pages_project/Usability#Status][https://phabricator.wikimedia.org/T317907] * 利用者に技術的な提案やツールの改善点について呼びかける[[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist Survey 2023|コミュニティ要望アンケート]] (Community Wishlist Survey, CWS)の2023年版が1月23日月曜日の[https://zonestamp.toolforge.org/1674496814 18:00 (UTC)]に開始されます。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/04|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W04"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年1月23日 (月) 23:46 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=24418874 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-05 == <section begin="technews-2023-W05"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/05|翻訳]]されています。 '''問題点''' * 先週に15分程度、一部の利用者がログインまたはページの編集が出来ないことがありました。これは、セッションストレージの問題によるものでした。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Incidents/2023-01-24_sessionstore_quorum_issues] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.40/wmf.21|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-01-31|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-02-01|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-02-02|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.40/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|高度]] 出典にローカライズされた番号付与方式を使用しているウィキでは、新しいCSSを追加する必要があります。これにより、すべての閲覧・編集モードで同じように出典番号を表示することができるようになります。もしあなたのウィキが自分たちでCSSの設定をしたい場合、[[mw:Special:MyLanguage/Parsoid/Parser Unification/Cite CSS|詳細とコピーするCSSの例]]を確認して、あなたのウィキを自分自身で変更を加えたいウィキのリストに追加してください。それ以外のウィキは、週初めの2月5日から、開発者が直接お手伝いをする予定です。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/05|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W05"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年1月31日 (火) 00:06 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=24455949 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-06 == <section begin="technews-2023-W06"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/06|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop Improvements|ベクター2022年版外装]]では、全幅トグルを使用している非ログイン利用者はページを更新や新しいページを開いた後でも選択した設定でページを閲覧することが出来るようになります。 これは、ベクター2022年版が既定の外装であるウィキでのみ適用されます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T321498] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.40/wmf.22|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-02-07|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-02-08|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-02-09|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.40/Roadmap|工程表はこちら]])。 * 以前は、メインデータベースの切り替えにより一部のウィキが数分間読み取り専用になる時間を案内していました。読み取り専用時間が最小限となったため、切り替えは今後案内されません。切り替えは引き続き、火曜日と木曜日の午前7時 (UTC) に行われます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T292543#8568433] * 全てのウィキで2022年版ベクター外装を使うログイン利用者には、[[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop_Improvements/Features/Page_tools|新しいサイドメニュー]]にページ関連の「リンク元」などリンクを表示するようになります。表示領域は既存のメニューの反対側です。すでにウィキペディアのチェコ語版、英語版、ベトナム語版に展開済みです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T328692] *[[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist Survey 2023|コミュニティ要望調査2023]]では新規の提案受付の〆切を[https://zonestamp.toolforge.org/1675706431 2023年2月6日月曜の18:00 UTC]とします。提案者の皆さんはそれまでに編集を終えて、その後の[[m:Special:MyLanguage/Community_Wishlist_Survey/Help_us|翻訳]]と審査の時間を確保してください。投票は2月10日に開始します。 '''今後の予定''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|高度]] デスクトップとモバイルのサイトでガジェットやユーザスクリプトの読み込み方が変わります。従来これらはデスクトップ版サイトのみで読み込まれるようになっていました。ウィキの管理者は、この改訂に先立って[[MediaWiki:Gadgets-definition|ガジェットの定義]]を確認してから、モバイル版で読み込むべきではないガジェットに<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>skins=…</code></bdi>を追加してください。[https://phabricator.wikimedia.org/T328610 詳細はこちら]。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/06|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W06"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年2月6日 (月) 10:21 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=24491749 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-07 == <section begin="technews-2023-W07"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/07|翻訳]]されています。 '''問題点''' * 編集の巡回が有効になっているウィキでは現在、自動巡回権限を持つ指導役が[[mw:Special:MyLanguage/Growth/Communities/How to configure the mentors' list|指導役名簿]]を変更しても巡回済と正しくマークされません。今週中に修正する予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T328444] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.40/wmf.23|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-02-14|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-02-15|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-02-16|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.40/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[mw:Special:MyLanguage/Help:DiscussionTools#Mobile|議論ツール]]の返信ツールとその他の部分をモバイル版サイトを使うすべての編集者に向けて展開します。[[mw:Special:MyLanguage/Talk_pages_project/Mobile#Status_Updates|決定の詳細はこちら]]。 [https://phabricator.wikimedia.org/T298060] '''今後の更新''' * 3月1日に数分間、すべてのウィキが閲覧専用になり編集ができない状態となります。実施は13:30 - 15:30([[:w:ja:世界協定時|UTC]])の時間帯を予定しています。詳細は追って技術ニュースに掲載されるほか、近日中に個別のウィキへ告知を行う計画です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T328287][https://phabricator.wikimedia.org/T327920][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/07|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W07"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年2月14日 (火) 01:49 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=24540832 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-08 == <section begin="technews-2023-W08"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/08|翻訳]]されています。 '''問題点''' * 先週、クラウドサービスの計画メンテナンス中に予期せぬ問題が発生したため、クラウドサービスチームはデータの破損を防ぐために、クラウドサービスで運用されている全てのツールを2 - 3時間停止しなければなりませんでした。今後同様の問題が発生しないように作業が進行中です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T329535] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.40/wmf.23|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-02-21|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-02-22|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-02-23|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.40/Roadmap|工程表はこちら]])。 *[[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist Survey 2023|コミュニティ要望調査2023年]]の投票期間が[https://zonestamp.toolforge.org/1677261621 2月24日18:00 ([[:w:ja:世界協定時|UTC]])]に終了します。調査結果は2月28日に発表されます。 '''今後の予定''' * 3月1日に数分間、すべてのウィキが閲覧専用になり編集ができない状態となります。実施は13:30 - 15:30([[:w:ja:世界協定時|UTC]])の時間帯を予定しています。詳細は追って技術ニュースに掲載されるほか、近日中に個別のウィキへ告知を行う計画です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T328287][https://phabricator.wikimedia.org/T327920][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/08|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W08"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年2月21日 (火) 01:58 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=24570514 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-09 == <section begin="technews-2023-W09"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/09|翻訳]]されています。 '''問題点''' * 先週末に一部の地域で、ページの読み込みに20分間、編集の保存に55分間、問題が発生していました。これらの問題は、定期メンテナンス作業中に発生した予期せぬ出来事によってキャッシュサーバーに問題が発生したことが原因でした。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Incidents/2023-02-22_wiki_outage][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Incidents/2023-02-22_read_only] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.40/wmf.25|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-02-28|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-03-01|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-03-02|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.40/Roadmap|工程表はこちら]])。 * 3月1日に数分間、すべてのウイキで閲覧専用となり編集が出来ない状態となります。時間は[https://zonestamp.toolforge.org/1677679222 14:00 UTC]を予定しています。 [https://meta.wikimedia.org/wiki/Special:MyLanguage/Tech/Server_switch] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/09|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W09"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年2月27日 (月) 23:47 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=24634242 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-10 == <section begin="technews-2023-W10"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/10|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * コミュニティ要望調査2023年は終了しました。コミュニティ技術チームは[[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist Survey 2023/Results|調査結果を公表]]しており、2023年4月に次の展開をお知らせする予定です。 * 複数の書記体系を処理するために[[mw:Special:MyLanguage/Writing_systems|LanguageConverter]]を使用しているウィキにおいて、ウィキテキストで独自の変換規則を使用している記事(主に中国版ウィキペディア)では、特に2022年版ベクタースキンにて、目次でこれらの規則が一貫して適用されない場合がありました。現在は修正済です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T306862] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.40/wmf.26|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-03-07|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-03-08|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-03-09|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.40/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[Special:Preferences|個人設定画面]]に、検索システムが追加されました。これにより、さまざまな設定をより簡単に見つけることができます。近日中には携帯機器でも動作するようになる予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T313804] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/10|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W10"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年3月6日 (月) 23:50 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=24676916 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-11 == <section begin="technews-2023-W11"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/11|翻訳]]されています。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.40/wmf.27|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-03-14|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-03-15|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-03-16|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.40/Roadmap|工程表はこちら]])。 * 水曜日以降、新しくなった[[mw:Special:MyLanguage/Help:Growth/Tools/Add a link|リンクの追加機能]]が一部のウィキで利用できるようになります。(対象は{{int:project-localized-name-cbk_zamwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-cdowiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-cewiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-cebwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-chwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-chrwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-chywiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-ckbwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-cowiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-csbwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-cuwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-cvwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-cywiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-itwiki/ja}})。これは[[phab:T304110|様々なウィキペディアにこのツールを導入する計画]]の一環です。コミュニティは[[mw:Special:MyLanguage/Growth/Community configuration|ローカルでこの機能の動作設定]]を行うことができます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T304542][https://phabricator.wikimedia.org/T304550] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/11|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W11"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年3月13日 (月) 23:20 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=24700189 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-12 == <section begin="technews-2023-W12"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/12|翻訳]]されています。 '''問題点''' * 先週、一部の利用者が画像のサムネイルを読み込む際に問題が発生していました。これは誤ってキャッシュされた画像が原因でした。 [https://phabricator.wikimedia.org/T331820] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.41/wmf.1|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-03-21|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-03-22|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-03-23|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.40/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[File:Octicons-gift.svg|12px|link=|alt=|要望調査]] [[{{#special:Contributions}}]]で利用者の[[{{#special:CentralAuth}}]]ページが表示されるようになります — このリンクを追加していたユーザースクリプトは競合してしまう可能性があります。この機能リクエストは[[:m:Community Wishlist Survey 2023/Admins and patrollers/Add link to CentralAuth on Special:Contributions|コミュニティ要望調査2023年の結果、17位に選ばれました]]。 * [[File:Octicons-gift.svg|12px|link=|alt=|要望調査]] [[{{#special:AbuseFilter}}]]の編集画面はサイズ変更が可能になり、既定で大きくなります。この機能リクエストは[[:m:Community Wishlist Survey 2023/Anti-harassment/Make the AbuseFilter edit window resizable and larger by default|コミュニティ要望調査2023年の結果、80位に選ばれました]]。 * 管理者が利用者のブロックを解除する際、解除対象となるアカウントの利用者ページを管理者自身のウォッチリストに追加できるようになります。この機能は[[{{#special:Unblock}}]]とAPIの双方で利用できます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T257662] '''ミーティング''' * ウィキペディアモバイルアプリチームとの次のミーティングに参加できます。ミーティングでは現在の機能と今後の計画について話し合います。ミーティングは[https://zonestamp.toolforge.org/1679677204 3月24日17:00 (UTC)] に行われます。[[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Apps/Office Hours|詳細と参加方法]]をご覧ください。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/12|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W12"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年3月21日 (火) 01:26 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=24732558 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-13 == <section begin="technews-2023-W13"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/13|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[:mw:Special:MyLanguage/Extension:AbuseFilter|不正利用フィルター]]の条件制限が1000から2000に引き上がりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T309609] * [[:m:Special:MyLanguage/Global AbuseFilter#Locally disabled actions|グローバル不正利用フィルターの一部で使用されていた対処操作]]がローカルプロジェクトにて適用されなくなりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T332521] * デスクトップ版を使用している利用者は{{int:toolbox}}メニューの{{int:discussiontools-newtopicssubscription-button-subscribe-label}}リンクをクリックすると、トークページを購読できるようになりました。その購読中は、新しい話題が始まると[[mw:Special:MyLanguage/Notifications|通知]]が届きます。これはページをウォッチリストに入れたり単一の話題の購読とは別の機能です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T263821] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.41/wmf.2|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-03-28|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-03-29|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-03-30|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.40/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * ウィクショナリーとウィキペディアで[[mw:Special:MyLanguage/VisualEditor/Diffs|視覚的な差分]]を、すべての[[m:Special:MyLanguage/Help:Page history|履歴ページ]]で選択できるようになります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T314588] * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=|alt=|高度]] 従来の[[mw:Mobile Content Service|モバイルコンテンツサービス]]が2023年7月に廃止されます。それまでに開発者はサービス継続のためにParsoidまたは別のAPIに切り替えることをお勧めします。 [https://lists.wikimedia.org/hyperkitty/list/wikitech-l@lists.wikimedia.org/thread/4MVQQTONJT7FJAXNVOFV3WWVVMCHRINE/] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/13|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W13"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年3月28日 (火) 01:14 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=24780854 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-14 == <section begin="technews-2023-W14"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/14|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[mw:Special:MyLanguage/Extension:Babel|Babel]]拡張機能が使用しているカテゴリ自動作成システムには重要な変更と修正が加えられました。変更点の一つとしては、作成時に自動生成されるカテゴリ説明文にテンプレートを追加し、新しいカテゴリを分類できるようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T211665][https://phabricator.wikimedia.org/T64714][https://phabricator.wikimedia.org/T170654][https://phabricator.wikimedia.org/T184941][https://phabricator.wikimedia.org/T33074] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.41/wmf.3|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-04-04|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-04-05|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-04-06|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.41/Roadmap|工程表はこちら]])。 * 今週から[[w:ja:ウェブブラウザ|ブラウザ]]が古いとウィキメディアのウィキで[[w:ja:JavaScript|JavaScript]]を使えなくなる場合があります。これは主にInternet Explorer 11を使用している利用者に影響します。もし古いブラウザを使用している場合は、新しいバージョンへアップグレードすることをお勧めします。 [https://phabricator.wikimedia.org/T178356] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] 非推奨の<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>jquery.hoverIntent</code></bdi>モジュールは削除されました。このモジュールはガジェットやユーザースクリプトで使用して、JavaScriptのhoverイベントへの応答を人為的に遅らせることができました。ガジェットやユーザースクリプトは、代わりにjQueryの<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>hover()</code></bdi>または<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>on()</code></bdi>を使用する必要があります。[[mw:Special:MyLanguage/ResourceLoader/Migration_guide_(users)#jquery.hoverIntent|移行ガイド]]に例が掲載されています。 [https://phabricator.wikimedia.org/T311194] * [[{{#special:SpecialPages}}]]にある一部のリンクを整理する予定です。すべての利用者に関係するリンクと、各自の利用者アカウントに関連のあるリンクが、より明確に判別できるようになります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T333242] * 新しい<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki>__ARCHIVEDTALK__</nowiki></code></bdi>マジックワードで、過去ログ化された議論ページで[[mw:Special:MyLanguage/Talk pages project/Replying|返信ボタン]]を隠すことができるようになる予定です。また、新規導入予定の<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>.mw-archivedtalk</code></bdi>というCSSクラスを用いると、ページの個々の節で返信ボタンを表示しなくなります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T249293][https://phabricator.wikimedia.org/T295553][https://gerrit.wikimedia.org/r/c/mediawiki/extensions/DiscussionTools/+/738221] '''今後の予定''' * ページ中にグラフなどデータを可視化するVegaソフトウェアを最新バージョンにアップグレードする予定です。かなり古い1.5バージョンの構文をまだ使用しているグラフは正常に動作しなくなる恐れがあります。ほとんどの既存用例はすでに洗い出して更新済みですが、残りの確認作業と、ローカルの解説文書の更新を手伝ってください。[[phab:T260542|これら対象となるグラフの発見と修復の例はこちら]]。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/14|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W14"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年4月3日 (月) 23:40 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=24820268 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-15 == <section begin="technews-2023-W15"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/15|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[File:Octicons-gift.svg|12px|link=|alt=|要望調査]] ビジュアルエディターで、ギャラリーダイアログを開かずにギャラリー内の画像のキャプションを編集できるようになりました。この機能リクエストは[[:m:Community Wishlist Survey 2023/Editing/Editable gallery captions in Visual Editor|コミュニティ要望調査2023年の結果、61位に選ばれました]]。 [https://phabricator.wikimedia.org/T190224] * [[File:Octicons-gift.svg|12px|link=|alt=|要望調査]] 他の利用者があなたの利用者ページを編集したときに、通知を受け取ることができるようになりました。個人設定で"{{int:Echo-category-title-edit-user-page}}"設定をご覧ください。この機能リクエストは[[:m:Community Wishlist Survey 2023/Anti-harassment/Notifications for user page edits|コミュニティ要望調査2023年の結果、3位に選ばれました]]。 [https://phabricator.wikimedia.org/T3876] '''問題点''' * すべてのタイプの中央管理通知バナーにおいて、ログインユーザーが特定のタイプのバナーを[[Special:Preferences#mw-prefsection-centralnotice-banners|無効]]にしても、表示されてしまう問題がありました。現在は修正済みです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T331671] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.41/wmf.4|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-04-11|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-04-12|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-04-13|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.41/Roadmap|工程表はこちら]])。 * 水曜日以降、新しくなった[[mw:Special:MyLanguage/Help:Growth/Tools/Add a link|リンクの追加機能]]が一部のウィキで利用できるようになります。(対象は{{int:project-localized-name-arywiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-dawiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-dinwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-dsbwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-eewiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-elwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-emlwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-eowiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-etwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-euwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-extwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-tumwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-ffwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-fiwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-fiu_vrowiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-fjwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-fowiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-frpwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-frrwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-furwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-gawiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-gcrwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-gdwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-glwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-glkwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-gnwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-gomwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-gotwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-guwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-gvwiki/ja}})。これは[[phab:T304110|様々なウィキペディアにこのツールを導入する計画]]の一環です。コミュニティは[[mw:Special:MyLanguage/Growth/Community configuration|ローカルでこの機能の動作設定]]を行うことができます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T304551][https://phabricator.wikimedia.org/T308133] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/15|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W15"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年4月10日 (月) 20:05 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=24851886 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-16 == <section begin="technews-2023-W16"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/16|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 新しい機能である"{{int:Kartographer-sidebar-nearbybutton}}"ボタンを使って、[[mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:Kartographer#Show_nearby_articles|Kartographer地図の上で近くの場所の記事]]を見ることができるようになりました。10月から6つのウィキでこの機能のテストが行われています。 [https://meta.wikimedia.org/wiki/WMDE_Technical_Wishes/Geoinformation/Nearby_articles#Implementation][https://phabricator.wikimedia.org/T334079] * [[File:Octicons-gift.svg|12px|link=|alt=|要望調査]] [[m:Special:GlobalWatchlist|特別:グローバルウォッチリスト]]ページの各項目に"{{int:globalwatchlist-markpageseen}}"リンクが追加されました。この機能リクエストは[[m:Community Wishlist Survey 2023/Notifications, Watchlists and Talk Pages/Button to mark a single change as read in the global watch list|コミュニティ要望調査2023年の結果、161位に選ばれました]]。 [https://phabricator.wikimedia.org/T334246] '''問題点''' * ウィキメディア・コモンズでは、新しいバージョンの画像がアップロードされた後に、一部のサムネイルが正しく置き換わらないことがありました。今週末には修正される予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T331138][https://phabricator.wikimedia.org/T333042] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] 直近数週間、一部の外部ツールでOAuthログインに一貫性のない問題が発生していました。現在は修正済みです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T332650] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.41/wmf.5|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-04-18|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-04-19|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-04-20|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.41/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/16|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W16"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年4月18日 (火) 01:55 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=24881071 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-17 == <section begin="technews-2023-W17"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/17|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[File:Octicons-gift.svg|12px|link=|alt=|要望調査]] [[{{#special:Contributions}}]](利用者の投稿記録)などのページの日付選択メニューにおいて、現在と将来の10年ではなく、現在と過去の10年の年範囲が表示されるようになりました。この機能リクエストは[[m:Community Wishlist Survey 2023/Miscellaneous/Change year range shown in date selection popup|2023年コミュニティ要望調査の結果、145位に選ばれました]]。 [https://phabricator.wikimedia.org/T334316] '''問題点''' * [[mw:Special:MyLanguage/Extension:Graph|グラフ拡張機能]]におけるセキュリティ上の問題のため、すべてのウィキメディアプロジェクトでグラフが無効化されました。ウィキメディア財団チームは、この脆弱性に対応するための計画を進めています。 [https://phabricator.wikimedia.org/T334940] * 数日間ほど、モバイル版ウィキで一部の編集を保存できないことがありました。現在は修正済です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T334797][https://phabricator.wikimedia.org/T334799][https://phabricator.wikimedia.org/T334794] '''今週の更新''' * 4月26日に数分間、すべてのウィキで閲覧専用となり編集が出来ない状態となります。時間は[https://zonestamp.toolforge.org/1682517653 14:00 UTC]を予定しています。 [https://meta.wikimedia.org/wiki/Special:MyLanguage/Tech/Server_switch] * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.41/wmf.6|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-04-25|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-04-26|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-04-27|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.41/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * 編集チームでは、[[mw:Special:MyLanguage/Talk pages project/Usability|トークページプロジェクトのユーザビリティ分析]](使い勝手に関する分析)のために、A/Bテストを予定しています。[[mw:Special:MyLanguage/Talk pages project/Usability/Analysis|予定されている測定方法は公開されています]]。あなたのウィキも[[phab:T332946|参加の招待を受けるかもしれません]]。測定計画に対する改善点があれば[[mw:Talk:Talk pages project/Usability|議論ページ]]で提案してください。 * [[m:Special:MyLanguage/Wikimedia Foundation Annual Plan/2023-2024|ウィキメディア財団の年次計画2023-2024年度の草案は、5月19日までコメントと意見を募集しています]]。最終計画は2023年7月にメタウィキで公開される予定です。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/17|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W17"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年4月24日 (月) 22:04 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=24933592 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-18 == <section begin="technews-2023-W18"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/18|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[File:Octicons-gift.svg|12px|link=|alt=|要望調査]] コンテンツ帰属ツールである[[mw:Special:MyLanguage/Who Wrote That?|Who Wrote That?]]、[[xtools:authorship|XTools 著者統計]]および[[xtools:blame|XTools Blame]]はフランス語版とイタリア語版ウィキペディアをサポートするようになりました。今後、さらに多くの言語を追加する予定です。これは[[m:Community Wishlist Survey 2023/Reading/Extend "Who Wrote That?" tool to more wikis|コミュニティ要望調査2023年で7位の要望]]の一部です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T243711][https://phabricator.wikimedia.org/T270490][https://phabricator.wikimedia.org/T334891] * [[:commons:Special:MyLanguage/Commons:Video2commons|Video2commons]]ツールのアップデートが行われました。これにより、YouTubeからのアップロードに関連するいくつかのバグが修正されました。 [https://github.com/toolforge/video2commons/pull/162/commits] * モバイルウェブ版の<!-- 個人設定 -->[[{{#special:Preferences}}]] ページはデザインを変更しました。これにより異なるカテゴリごとや設定を小さな画面でも見やすくなりました。またモバイルウェブ版はサイドバーにリンクを設け、個人設定ページを直接、開くことができるようにしました。 [https://www.mediawiki.org/wiki/Moderator_Tools/Content_moderation_on_mobile_web/Preferences] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.41/wmf.7|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-05-02|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-05-03|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-05-04|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.41/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/18|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W18"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年5月2日 (火) 01:45 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=24966974 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-19 == <section begin="technews-2023-W19"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/19|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[File:Octicons-gift.svg|12px|link=|alt=|要望調査]] 先週、コミュニティ技術チームは、2022年コミュニティ要望調査で1位となった[[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist Survey 2022/Better diff handling of paragraph splits|差分表示改善]]のための第一回アップデートをリリースしました。[[phab:T324759|この更新版]]は差分をインラインで表示し、説明とツールチップを追加し、青色と黄色の色分け表示に慣れていないユーザーにも編集内容が分かりやくすなりました。 * [[File:Octicons-gift.svg|12px|link=|alt=|要望調査]] MediaViewer経由で画像を表示した際、ブラウザバックを行うと直前に表示していたWikiページに戻るようになりました。この機能は、[[m:Community Wishlist Survey 2023/Reading/Return to the article when closing the MediaViewer|2023年コミュニティ要望調査の投票で65位]]でした。 [https://phabricator.wikimedia.org/T236591] * [[mw:Special:MyLanguage/Extension:SyntaxHighlight|SyntaxHighlight]] 拡張機能は、言語の選択肢として<bdi lang="en" dir="ltr"><code>wikitext</code></bdi>(ウィキ構文)をサポートしました。旧来ウィキ構文の強調表示の代用として使われていた <bdi lang="en" dir="ltr"><code>html5</code></bdi>、<bdi lang="en" dir="ltr"><code>moin</code></bdi>、<bdi lang="en" dir="ltr"><code>html+handlebars</code></bdi> を置き換えることができます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T29828] * [[mw:Special:MyLanguage/Manual:Creating pages with preloaded text|新規ページまたは節にテキストをプリロードする]]とき、翻訳済みの MediaWiki インタフェース メッセージを読み込むことが可能になりました。[https://cs.wikipedia.org/wiki/User_talk:Martin_Urbanec_(WMF)?action=edit&section=new&preload=MediaWiki:July 一例として] {{int:project-localized-name-cswiki/ja}} では <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki>preload=MediaWiki:July</nowiki></code></bdi> を使っています。 [https://phabricator.wikimedia.org/T330337] '''問題点''' * Graph Extensionの更新: 財団の開発者は、視覚化ソフトウェアをVega5にアップグレードしました。コミュニティが使用する既存のVega2準拠のグラフとは互換性ありません。ローカルのグラフやテンプレート、luaモジュールを更新する必要があります。[https://vega.github.io/vega/docs/porting-guide/ Vegaの移行ガイド]ではVega2からの移行に関する最も包括的な詳細を説明しています。[https://www.mediawiki.org/w/index.php?title=Template:Graph:PageViews&action=history 移行の例]も参考にしてください。現在、Vega5 はテスト環境を提供する目的から、mediawiki.orgで既に有効化されています。 [https://phabricator.wikimedia.org/T334940#8813922] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.41/wmf.8|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-05-09|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-05-10|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-05-11|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.41/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] これまで、すべての新しいOAuthアプリはすべて手動で審査されていました。今週から、利用者情報の認証のみ、または基本的な機能のみにアクセスするアプリは審査が不要になります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T67750] '''今後の予定''' * 来年から、MediaWikiはログインせずに編集を行うユーザーを識別するためにIPアドレスを使用するのをやめ、一意の仮ユーザー名を自動的に割り当てるようになります。詳細は[[m:Special:MyLanguage/IP Editing: Privacy Enhancement and Abuse Mitigation/Updates|IPによる編集について: プライバシー保護と荒らし行為の軽減/更新版]]をお読みください。[[m:Special:MyLanguage/IP Editing: Privacy Enhancement and Abuse Mitigation/Updates#What will temporary usernames look like?|仮ユーザー名のフォーマット]]に関する[[m:Talk:IP Editing: Privacy Enhancement and Abuse Mitigation#What should it look like?|議論への参加]]もお待ちしています。 [https://phabricator.wikimedia.org/T332805] * 2022年版ベクター外装が既定のウィキペディア10言語版で[[:w:ja:A/Bテスト|A/Bテスト]]を実施します。ログインしているデスクトップ版利用者の半数に対し、インターフェースの構成要素の分かれ目を分かりやすく表示します。[[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop Improvements/Updates/2023-05 Zebra9 A/B test|詳細はこちら]]をご覧ください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T333180][https://phabricator.wikimedia.org/T335972] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] <code>jquery.tipsy</code>は MediaWiki コアから除去される予定です。 いくつかのユーザスクリプトに影響が出る可能性があります。<code>.tipsy(</code> と言う記述がある行はコメントアウトする必要があります。スクリプトを従来と同じように動作させる場合、<code>OO.ui.PopupWidget</code> を使ってください。[[:mw:Help:Locating broken scripts|壊れたスクリプトの探し方]]については[[phab:T336019|詳細]]を参照してください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T336019] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/19|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W19"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年5月9日 (火) 00:36 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=24998636 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-20 == <section begin="technews-2023-W20"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/20|翻訳]]されています。 '''問題点''' * [[:w:ja:ISBN|ISBN]]に基づいて引用を自動生成する機能は現在不具合があり動作しません。これは、[[mw:Special:MyLanguage/Help:VisualEditor/User_guide/Citations-Full#Automatic|VisualEditorの自動タブ]]およびガジェットやユーザースクリプトでcitoid APIを使用する場合に影響があります。現在、機能を復旧するために作業を行っています。 [https://phabricator.wikimedia.org/T336298] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.41/wmf.9|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-05-16|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-05-17|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-05-18|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.41/Roadmap|工程表はこちら]])。 * 水曜日以降、新しくなった[[mw:Special:MyLanguage/Help:Growth/Tools/Add a link|リンクの追加機能]]が一部のウィキで利用できるようになります。(対象は{{int:project-localized-name-gorwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-hawiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-hakwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-hawwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-hifwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-hrwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-hsbwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-htwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-iawiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-iewiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-igwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-ilowiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-inhwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-iowiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-iswiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-iuwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-jamwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-jvwiki/ja}})。これは[[phab:T304110|様々なウィキペディアにこのツールを導入する計画]]の一環です。コミュニティは[[mw:Special:MyLanguage/Growth/Community configuration|ローカルでこの機能の動作設定]]を行うことができます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T308134] '''今後の予定''' * 最近ウィキメディア財団では新しいツールの開発に取り組むチームが設立されました。現在チームは[[m:Wikimedia_Foundation_Annual_Plan/2023-2024/Draft/Future_Audiences#FA2.2_Conversational_AI|ChatGPTによって生成された情報をウィキメディアプロジェクトへ適切に帰属させるためのChatGPTプラグインのプロトタイプ]]を構築しています。 * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] ガジェットとユーザースクリプトの開発者は<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>jquery.cookie</code></bdi>を<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>mediawiki.cookie</code></bdi>に置き換える必要があります。<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>jquery.cookie</code></bdi>ライブラリは1ヶ月以内に削除されます。削除時点で残っている使用箇所は開発スタッフがスクリプトを使用して置き換えます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T336018] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/20|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W20"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年5月15日 (月) 21:45 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25011501 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-21 == <section begin="technews-2023-W21"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/21|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[File:Octicons-gift.svg|12px|link=|alt=|要望調査]] ページをウォッチリストに入れている人が"最近の編集"に訪問したものとして計上される期間が30日となりました。以前は180日でした。これは[[m:Community Wishlist Survey 2023/Notifications, Watchlists and Talk Pages/Change information about the number of watchers on a page|コミュニティ要望調査で提案]]されました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T336250] '''今週の更新''' * ウィキペディアでは、[[mw:special:MyLanguage/Growth/Positive reinforcement#Impact|改良版の影響力モジュール]]が利用できるようになる予定です。影響力モジュールは、新規参加者が[[mw:Special:MyLanguage/Growth/Feature summary#Newcomer homepage|個人ホームページ]]で利用できる機能です。編集回数や、編集したページの閲覧者数、受け取った感謝の数などが表示されます。また、Special:Impactにアクセスすることによっても見ることができます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T336203] * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.41/wmf.10|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-05-23|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-05-24|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-05-25|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.41/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/21|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W21"/> 2023年5月22日 (月) 16:55 (UTC) <!-- User:Trizek (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25028325 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-22 == <section begin="technews-2023-W22"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/22|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * ZoteroのISBN検索機能により、再びISBNから引用を自動生成することができるようになりました。現在のデータソースは、アメリカ議会図書館、フランス国立図書館、K10plus ISBN(ドイツ語のリポジトリ)です。さらなるデータソース検索機能を[[mw:Citoid/Creating Zotero translators|Zoteroに提案]]することができます。 [[mw:Special:MyLanguage/Help:VisualEditor/User_guide/Citations-Full#Automatic|ビジュアルエディターの自動タブ]]のISBNラベルは、今週後半に再び表示されます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T336298#8859917] * [[File:Octicons-gift.svg|12px|link=|alt=|要望調査]] [[{{#special:EditWatchlist}}]]で、それぞれの名前空間内にある全ページを選択するための"{{int:watchlistedit-normal-check-all}}"ボタンが追加されました。この機能リクエストは、[[m:Community Wishlist Survey 2023/Notifications, Watchlists and Talk Pages/Watchlist edit - "check all" checkbox|2023年コミュニティ要望調査の投票で161位でした]]。 [https://phabricator.wikimedia.org/T334252] '''問題点''' * 今月上旬の数日間、ツールメニューの"言語間リンクを追加"機能が正常に動作しないことがありました。現在は修正済です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T337081] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.41/wmf.11|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-05-30|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-05-31|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-06-01|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.41/Roadmap|工程表はこちら]])。 * VisualEditorは今週、[https://phabricator.wikimedia.org/source/mediawiki-config/browse/master/dblists/small.dblist 小規模]および[https://phabricator.wikimedia.org/source/mediawiki-config/browse/master/dblists/medium.dblist 中規模]のウィキで新しいバックエンドに切り替えられる予定です。これはParsoidをMediaWikiのコアに移行する取組みの一部です。この変更による利用者への影響は軽微なものと思われますが、VisualEditorを使用した際に読み込みが遅いなどの不具合を感じた場合は、右のリンク先のphabricatorチケットでご報告ください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T320529] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/22|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W22"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年5月29日 (月) 22:04 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25079963 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-23 == <section begin="technews-2023-W23"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/23|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[:mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:RealMe|RealMe]]拡張機能を使用して、利用者ページ上にあるURLをMastodonや同様のソフトウェア向けに検証済みとしてマークすることができます。 * [[File:Octicons-gift.svg|12px|link=|alt=|要望調査]] ビジュアルエディターを使用している際に、脚注リストから引用と脚注の編集を開始できるようになりました。この機能リクエストは、[[m:Community Wishlist Survey 2023/Citations/Allow citations to be edited in the references section with VisualEditor|2023年コミュニティ要望調査の投票で2位でした]]。 [https://phabricator.wikimedia.org/T54750] * 以前は、URLに絞り込みフィルターを含む他人の"最近の更新"へのリンクをクリックすると、意図せず"{{int:Rcfilters-group-results-by-page}}"の設定が変更されることがありました。現在は修正済です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T202916#8874081] '''問題点''' * 先週の数日間、データベース複製の問題により、一部のツールやボットが古い情報を返し、修正中は完全にダウンしていた可能性があります。現在、問題は修正済です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T337446] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.41/wmf.12|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-06-06|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-06-07|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-06-08|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.41/Roadmap|工程表はこちら]])。 * ボットは、[[mw:Special:MyLanguage/Extension:SpamBlacklist|スパムブラックリスト]]に一致するURLに起因して編集を妨げられることがなくなります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T313107] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/23|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W23"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年6月5日 (月) 22:52 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25114640 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-24 == <section begin="technews-2023-W24"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/24|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[File:Octicons-gift.svg|12px|link=|alt=|要望調査]] コンテンツ帰属ツールである[[mw:Special:MyLanguage/Who Wrote That?|Who Wrote That?]]、[[xtools:authorship|XTools 著者統計]]および[[xtools:blame|XTools Blame]]はオランダ語版、ドイツ語版、ハンガリー語版、インドネシア語版、日本語版、ポーランド語版およびポルトガル語版ウィキペディアをサポートするようになりました。これは[[m:Community Wishlist Survey 2023/Reading/Extend "Who Wrote That?" tool to more wikis|コミュニティ要望調査2023年で7位の要望]]の一部です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T334891] * [[mw:Special:MyLanguage/Structured Data Across Wikimedia/Search Improvements#Search Preview panel|検索プレビューパネル]]は4つのウィキペディア(カタロニア語版、オランダ語版、ハンガリー語版およびノルウェー語版)に展開されました。パネルでは、記事に関連する画像(存在する場合)、記事の導入節、関連画像(コモンズのMediaSearchから)、そして記事に関連する姉妹プロジェクトの記事が表示されます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T306341] * [[:mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:RealMe#Verifying_a_link_on_non-user_pages|RealMe]]拡張機能により、管理者が任意のページにおいて、Mastodonや同様のソフトウェア向けのURLを検証することができるようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T324937] * 標準で適用されるプロジェクトのライセンスがCC BY-SA 4.0に[https://lists.wikimedia.org/hyperkitty/list/wikimediaannounce-l@lists.wikimedia.org/thread/7G6XPWZPQFLZ2JANN3ZX6RT4DVUI3HZQ/ アップグレードされました]。これに伴い、ソフトウェアのインターフェースメッセージも更新されています。従来のCC BY-SA 3.0に関する方針や関連文書の取り扱いについては各コミュニティにお任せします。 [https://phabricator.wikimedia.org/T319064] '''問題点''' * 先月3日間、VisualEditorやDiscussionToolsで編集されたいくつかのウィンペディアのページで、編集中に意図しない<code><nowiki>__TOC__</nowiki></code>(またはそのローカライズされた形)が追加されました。まだ修正が必要と思われる、[[mw:Parsoid/Deployments/T336101_followup|影響を受けたページをウィキごとに分類した一覧]]があります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T336101] * 現在、VisualEditorの"{{int:Visualeditor-dialog-meta-categories-defaultsort-label}}"機能は壊れています。既存の<code><nowiki>{{DEFAULTSORT:...}}</nowiki></code>は、VisualEditorで欠落したテンプレートとして誤って表示されます。開発者は、この問題を修正する方法を模索しています。その間に、ページの既定のソートキーを編集したい方は、ソース編集に切り替えることをお勧めします。 [https://phabricator.wikimedia.org/T337398] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] 先週、削除フォームの更新が行われたため、それにより一部のガジェットやユーザースクリプトが壊れた可能性があります。理由欄を操作する(空欄にする)必要がある場合は、<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>#wpReason</code></bdi>を<bdi lang="zxx" dir="ltr" style="white-space: nowrap;"><code>#wpReason > input</code></bdi>に置き換えてください。[https://cs.wikipedia.org/w/index.php?title=MediaWiki%3AGadget-CleanDeleteReasons.js&diff=22859956&oldid=12794189 修正例]をご覧ください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T337809] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.41/wmf.13|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-06-13|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-06-14|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-06-15|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.41/Roadmap|工程表はこちら]])。 * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">VisualEditor will be switched to a new backend on English Wikipedia on Monday, and all other [https://phabricator.wikimedia.org/source/mediawiki-config/browse/master/dblists/large.dblist large] wikis on Thursday. The change should have no noticeable effect on users, but if you experience any slow loading or other strangeness when using VisualEditor, please report it on the phabricator ticket linked here.</span> [https://phabricator.wikimedia.org/T320529] '''今後の予定''' * 6月5日から7月17日まで、財団のセキュリティチームは、ボランティアによって開発されたガジェットやスクリプトにおけるサードパーティのリソースの使用を規制するための方針案について、投稿者との協議を実施しています。フィードバックや提案をメタウィキの[[m:Special:MyLanguage/Third-party resources policy|サードパーティのリソースの方針]]で受け付けています。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/24|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W24"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年6月12日 (月) 14:52 (UTC) <!-- User:Trizek (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25133779 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-25 == <section begin="technews-2023-W25"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/25|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] WikimediaDebugでフレームグラフが利用可能になりました。 [https://lists.wikimedia.org/hyperkitty/list/wikitech-l@lists.wikimedia.org/thread/JXNQD3EHG5V5QW5UXFDPSHQG4MJ3FWJQ/][https://techblog.wikimedia.org/2023/06/08/flame-graphs-arrive-in-wikimediadebug/] '''今週の更新''' * 今週、MediaWikiのバージョン更新はありません。 * ビジュアルエディターにツールバー検索ポップアップが追加されました。<code>\</code>と入力するか<code>ctrl + shift + p</code>を押すことで起動します。これによりエディター内で利用可能なツールのほとんどに素早くアクセスできるようになりました。 [https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Visual_editor_toolbar_search_feature.png][https://phabricator.wikimedia.org/T66905] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/25|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W25"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年6月19日 (月) 20:09 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25159510 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-26 == <section begin="technews-2023-W26"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/26|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] 操作APIモジュールと特別:外部リンク検索は、すべての <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>prop=extlinks</code></bdi> の応答でベアドメインの末尾に <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>/</code></bdi> を追加するようになりました。これは、<code>externallinks</code> データベーステーブルの重複を解消するための作業の一部です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T337994] '''問題点''' * 先週、23時間にわたってコモンズとウィキデータで検索ができませんでした。 [https://phabricator.wikimedia.org/T339810][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Incidents/2023-06-18_search_broken_on_wikidata_and_commons] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.41/wmf.15|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-06-27|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-06-28|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-06-29|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.41/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] Minerva 外装は CSS クラス <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>.mbox-text</code></bdi> で従来より多くのスタイルを事前定義するようになりました。これにより table 要素の代わりに div 要素を使うテンプレートもサポートするようになります。新しいスタイルがウィキで使用されている他のテンプレートに影響が出ないよう注意してください。 [https://gerrit.wikimedia.org/r/c/mediawiki/skins/MinervaNeue/+/930901/][https://phabricator.wikimedia.org/T339040] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] 従来はデスクトップのみだったガジェットがデスクトップとモバイルの双方で標準で読み込まれるようになりました。<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>|targets=</code></bdi> パラメータを使用して読み込み対象を変更するのは非推奨であり、使用すべきではありません。ユーザーがモバイルウェブサイトを使用するかデスクトップウェブサイトを使用するかに関わらず、ガジェットをモバイルで動作させるか無効化するかは外装(<bdi lang="en" dir="ltr">MediaWiki:Gadgets-definition</bdi> の <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>|skins=</code></bdi> パラメータを使用します)で行うべきです。人気のあるガジェットがモバイル版でエラーを起こす場合は開発者が一時的な措置として Minerva 外装での動作を無効化する予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T127268] * すべての名前空間は標準で同じ[[m:Special:MyLanguage/Help:Keyboard_shortcuts|アクセスキー]]を持つようになりました。従来はカスタム或いは拡張機能で定義された名前空間は手動で設定する必要がありました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T22126] * Flagged Revisions の査読フォームは標準化された[[mw:Special:MyLanguage/Codex|ユーザーインターフェースコンポーネント]]を使用するようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T191156] '''今後の予定''' * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] 数週間後、HTML構文解析出力におけるメディアの構造が[[:wikitech:Deployments/Train#Thursday|グループ2のウィキ]]で変更されます。この変更により、コンテンツのアクセシビリティが向上します。それに伴いサイトのCSS、ユーザースクリプト、ガジェットの更新が必要になる場合があります。[[mw:Special:MyLanguage/Parsoid/Parser_Unification/Media_structure/FAQ|確認するコード、コードを更新する方法、および関連問題を報告する場所についての詳細]]があります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T314318] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/26|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W26"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年6月26日 (月) 16:19 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25202311 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-27 == <section begin="technews-2023-W27"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/27|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[File:Octicons-gift.svg|12px|link=|alt=|要望調査]] [[m:Community Wishlist Survey 2022/Multimedia and Commons/Audio links that play on click|クリックすると音声が再生されるリンク]]に対する要望提案を展開する一環として、[https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/small.dblist 小規模ウィキ]では[[mw:Extension:Phonos|Phonos]]拡張機能によって実装される[[mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:Phonos#Inline audio player mode|インライン音声プレーヤー]]を使用できるようになります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T336763] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] 今週から、全てのガジェットがモバイルサイトとデスクトップサイトに自動的に読み込まれるようになりました。ウィキのガジェットに何らかの不具合が生じる場合は、ガジェット定義ファイルの[[mw:Special:MyLanguage/Extension:Gadgets#Options|ガジェットオプション]]を調整してください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T328610] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.41/wmf.16|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-07-04|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-07-05|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-07-06|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.41/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/27|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W27"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年7月3日 (月) 22:51 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25231546 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-28 == <section begin="technews-2023-W28"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/28|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[:mw:Special:MyLanguage/Structured Data Across Wikimedia/Section-level Image Suggestions|節レベルの画像推薦機能]]は7のウィキペディア(ポルトガル語版、ロシア語版、インドネシア語版、カタルーニャ語版、ハンガリー語版、フィンランド語版およびノルウェー語版)に展開されました。この機能は、寄稿者のウォッチリストに登録されている記事の各節に相応しい画像を推薦します。 * (オプトアウトした)英語版と日本語版ウィキペディアを除く全てのウィキメディアプロジェクトにおいて、[[:m:Special:MyLanguage/Global AbuseFilter|グローバル不正使用フィルター]]が有効になりました。この変更は、[[:m:Requests for comment/Make global abuse filters opt-out|グローバルコメント依頼]]に従って行われました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T341159] * [[{{#special:BlockedExternalDomains}}]] は管理者がスパムに対応するための新しいツールです。これはプレーンドメイン(とそのサブドメイン)をブロックするためのインターフェースを提供し、検索がより容易になり、編集に対する処理速度が従来よりも向上します。正規表現、URLのパスマッチ、[[MediaWiki:Spam-whitelist|MediaWiki:Spam-whitelist]] をサポートしませんが、既存の[[MediaWiki:Spam-blacklist|MediaWiki:Spam-blacklist]] の機能を概ね置き換えるものです。[[mw:Special:MyLanguage/Manual:BlockedExternalDomains|このツールの解説文書]]ではすべてのシンプルドメインをこのツールへ移行するための Python スクリプトと機能の詳細を解説しています。この機能は Meta-wiki、コモンズ、ウィキデータを除くすべてのウィキで使用可能です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T337431] * WikiEditor 拡張機能がアップデートされました。ウィキテキスト編集で使用頻度の高い機能がいくつか盛り込まれています。以前は多くのメッセージを管理者のみが翻訳可能でしたが、現在は translatewiki の翻訳者全員が翻訳可能となっています。WikiEditor の[https://translatewiki.net/wiki/Special:MessageGroupStats?group=ext-wikieditor&messages=&x=D#sortable:0=asc あなたが使用する言語の翻訳の進捗状況]を確認し、進捗が 100% 未満であれば翻訳を完了させてください。[https://lists.wikimedia.org/hyperkitty/list/wikitech-ambassadors@lists.wikimedia.org/thread/D4YELU2DXMZ75PGELUOKXXMFF3FH45XA/ 詳細と説明についてもご覧いただけます]。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.41/wmf.17|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-07-11|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-07-12|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-07-13|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.41/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[{{#special:LinkSearch}}]]と対応するAPIのデフォルトプロトコルが http から http と https の両方に変更されました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T14810] * [[{{#special:LinkSearch}}]]と対応するAPIは、クエリにて指定されたURLの全てで検索するようになりました。以前は最初の60文字だけでした。この機能は15年前にリクエストされました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T17218] '''今後の予定''' * ただいま[[:w:ja:ChatGPT|ChatGPT]]プラグインの実験を行っています。利用者がウィキペディアの情報を読むとき、その情報が何に由来するものかを示すためのものです。ウィキメディア財団のスタッフとその他のウィキメディアンによってテストが行われています。まもなくすべての利用者が使えるようになる予定です。なお、このプラグインは以前[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/20|2023年 20週の技術ニュース]]で取りあげたものを指しています。 [https://meta.wikimedia.org/wiki/Wikimedia_Foundation_Annual_Plan/2023-2024/Draft/Future_Audiences#FA2.2_Conversational_AI] * [[m:Special:MyLanguage/Third-party resources policy|サードパーティリソースに関する方針の草案]]に関する議論が進行中です。草案はサードパーティリソースを使用するガジェットおよびユーザースクリプトに影響します。これまで寄せられた意見から、外部リソースを読み込むユーザースクリプトやガジェットやユーザースクリプトのリスク、ベストプラクティス、コードの透明性や検査可能性などの免責事項が方針に盛り込ます。2023年7月17日まで、[[m:Talk:Third-party resources policy|方針のトークページ]]でフィードバックや提案を受け付けています。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/28|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W28"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年7月10日 (月) 19:54 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25278797 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-29 == <section begin="technews-2023-W29"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/29|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">We are now serving 1% of all global user traffic from [[w:en:Kubernetes|Kubernetes]] (you can [[wikitech:MediaWiki On Kubernetes|read more technical details]]). We are planning to increment this percentage regularly. You can [[phab:T290536|follow the progress of this work]].</span> '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.41/wmf.18|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-07-18|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-07-19|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-07-20|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.41/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">MediaWiki [[mw:Special:MyLanguage/Help:System_message|system messages]] will now look for available local fallbacks, instead of always using the default fallback defined by software. This means wikis no longer need to override each language on the [[mw:Special:MyLanguage/Manual:Language#Fallback_languages|fallback chain]] separately. For example, English Wikipedia doesn't have to create <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>en-ca</code></bdi> and <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>en-gb</code></bdi> subpages with a transclusion of the base pages anymore. This makes it easier to maintain local overrides.</span> [https://phabricator.wikimedia.org/T229992] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>action=growthsetmentorstatus</code></bdi>APIは新しいMediaWikiのバージョンから非推奨になります。このAPIを呼び出しているBotやスクリプトは<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>action=growthmanagementorlist</code></bdi>APIを使用する必要があります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T321503] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/29|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W29"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年7月17日 (月) 23:08 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25289122 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-30 == <section begin="technews-2023-W30"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/30|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] 7月18日、ウィキメディア財団は、財団または関連団体が管理しているソフトウェアで技術的な作業を行う人向けの[[:mw:Technical_decision_making|技術的意思決定プロセス]]に関する調査を開始しました。該当する方は[https://wikimediafoundation.limesurvey.net/885471 ぜひ調査に参加してください]。調査は8月7日までの3週間です。[[listarchive:list/wikitech-l@lists.wikimedia.org/thread/Q7DUCFA75DXG3G2KHTO7CEWMLCYTSDB2/|詳細はwikitech-lの告知]]で確認できます。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.41/wmf.19|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-07-25|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-07-26|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-07-27|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.41/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/30|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W30"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年7月25日 (火) 02:20 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25332248 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-31 == <section begin="technews-2023-W31"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/31|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] [[mw:Synchronizer|Synchronizer]] ツールが利用できるようになりました。ウィキメディアのウィキ間で Lua モジュールを同期させるためのものです。グローバルな Lua モジュールとテンプレートを開発するための[[mw:Multilingual Templates and Modules|文書の更新]]も行われています。 * [[{{#special:NewPages}}]] と履歴ページのタグフィルターを反転できるようになりました。これにより、例えば自動化ツールを使って行われた編集を非表示にすることができます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T334337][https://phabricator.wikimedia.org/T334338] * プラグインを利用できるユーザーにより Wikipedia [[:w:ja:ChatGPT|ChatGPT]] プラグインの運用テストが行われます。この運用テストや類似のテストについて話し合いたい場合は[[:m:Talk:Wikimedia Foundation Annual Plan/2023-2024/Draft/Future Audiences#Announcing monthly Future Audiences open "office hours"|ビデオ通話]]に参加してください。 [https://meta.wikimedia.org/wiki/Wikimedia_Foundation_Annual_Plan/2023-2024/Draft/Future_Audiences#FA2.2_Conversational_AI] '''問題点''' * 過去2週間ほど、非ラテン文字を含んだ名前のページで PDF の生成ができませんでした。現在は修正済みです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T342442] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.41/wmf.20|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-08-01|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-08-02|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-08-03|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.41/Roadmap|工程表はこちら]])。 * 火曜日以降、新しくなった[[mw:Special:MyLanguage/Help:Growth/Tools/Add a link|リンクの追加機能]]が一部のウィキで利用できるようになります。(対象は{{int:project-localized-name-kawiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-kaawiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-kabwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-kbdwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-kbpwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-kiwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-kkwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-kmwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-knwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-kswiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-kshwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-kuwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-kwwiki/ja}})。これは[[phab:T304110|様々なウィキペディアにこのツールを導入する計画]]の一環です。コミュニティは[[mw:Special:MyLanguage/Growth/Community configuration|ローカルでこの機能の動作設定]]を行うことができます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T308135] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/31|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W31"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年7月31日 (月) 23:54 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25362228 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-32 == <section begin="technews-2023-W32"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/32|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * モバイル版編集者が[[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Advanced_mobile_contributions#August_1,_2023_-_Full-page_editing_added_on_mobile|ページ全体を一度に編集]]できるようになりました。この機能を使用するには、設定で"{{int:Mobile-frontend-mobile-option-amc}}"を有効にし、"{{int:Minerva-page-actions-overflow}}"メニュー内の"{{int:Minerva-page-actions-editfull}}"ボタンを使用してください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T203151] '''今週の更新''' * 今週、MediaWikiのバージョン更新はありません。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/32|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W32"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年8月7日 (月) 21:21 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25420038 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-33 == <section begin="technews-2023-W33"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/33|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * コンテンツ翻訳は Youdao の[[mw:Special:MyLanguage/Help:Content_translation/Translating/Initial_machine_translation|機械翻訳サービス]]を使わなくなりました。このサービスは数年間提供されてきましたが、利用者がおらず、他の手段で代替可能であるため、メンテナンスの負担を軽減するために廃止されました。同じ言語に対応する他の翻訳サービスは引き続き利用可能です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T329137] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.41/wmf.22|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-08-15|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-08-16|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-08-17|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.41/Roadmap|工程表はこちら]])。 * 水曜日以降、新しくなった[[mw:Special:MyLanguage/Help:Growth/Tools/Add a link|リンクの追加機能]]が一部のウィキで利用できるようになります。(対象は{{int:project-localized-name-lawiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-ladwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-lbwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-lbewiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-lezwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-lfnwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-lgwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-liwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-lijwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-lmowiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-lnwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-ltgwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-lvwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-maiwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-map_bmswiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-mdfwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-mgwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-hywiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-kywiki/ja}})。これは[[phab:T304110|様々なウィキペディアにこのツールを導入する計画]]の一環です。コミュニティは[[mw:Special:MyLanguage/Growth/Community configuration|ローカルでこの機能の動作設定]]を行うことができます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T308136] <!-- TODO replace wiki codes --> '''今後の予定''' * Minerva スキンにアイコンを追加する一部のガジェット/ユーザースクリプトの CSS を更新する必要があります。[[phab:T344067|既存のインスタンスの検索や更新方法などの詳細]]が提供されていますので御覧ください。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/33|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W33"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年8月15日 (火) 06:00 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25428668 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-34 == <section begin="technews-2023-W34"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/34|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [Google ドライブからコモンズへアップロード]を行うツールが利用できるようになりました。保護された接続のもと、Google ドライブからファイルを選択してウィキメディア・コモンズに直接ファイルをアップロードできます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T267868] * 今週の技術ニュースで新しいウィキメディアのウィキを紹介しています。ツールやページなどの更新をお願いします。 ** 前号発行後に2つの新しいウィキが作成されました: *** パオ語版ウィクショナリー ([[wikt:blk:|<code>wikt:blk:</code>]]) [https://phabricator.wikimedia.org/T343540] *** スンダ語版ウィキソース ([[s:su:|<code>s:su:</code>]]) [https://phabricator.wikimedia.org/T343539] ** 更に6つの新しいウィキもご紹介します: *** ウィキファンクションズ ([[f:|<code>f:</code>]]) [https://phabricator.wikimedia.org/T275945] *** バタク・マンダイリン語版ウィクショナリー ([[wikt:btm:|<code>wikt:btm:</code>]]) [https://phabricator.wikimedia.org/T335216] *** ガーナピジン版ウィキペディア ([[w:gpe:|<code>w:gpe:</code>]]) [https://phabricator.wikimedia.org/T335969] *** グン語版ウィキニュース ([[n:guw:|<code>n:guw:</code>]]) [https://phabricator.wikimedia.org/T334394] *** カバルド語版ウィクショナリー ([[wikt:kbd:|<code>wikt:kbd:</code>]]) [https://phabricator.wikimedia.org/T333266] *** ファンティ語版ウィキペディア ([[w:fat:|<code>w:fat:</code>]]) [https://phabricator.wikimedia.org/T335016] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.41/wmf.23|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-08-22|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-08-23|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-08-24|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.41/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] 既存の MediaWiki バックエンドコードには[[mw:Stable interface policy|安定したインターフェースの方針]]が存在します。また、[[mw:User:Jdlrobson/Stable interface policy/frontend|フロントエンドコードに対する安定したインターフェースの方針]]もあります。これらはガジェットやウィキメディアのフロントエンドコードを開発するすべての人に関わる方針です。方針を読んで議論を行い、問題がある場合は提案者にお知らせください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T344079] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/34|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W34"/> 2023年8月21日 (月) 15:25 (UTC) <!-- User:Trizek (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25497111 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-35 == <section begin="technews-2023-W35"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/35|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[File:Octicons-gift.svg|12px|link=|alt=|要望調査の項目]] [[m:Community Wishlist Survey 2022/Better diff handling of paragraph splits|文章の分割を扱う差分の改善]]と言う変更の一環として、分割の検出の改善を展開しつつあります。この2週間にわたり、このサポートを [[wikitech:Deployments/Train#Groups|group0]] および group1 のウィキ群に実装しました。今週はgroup2 のウィキ群に実装の予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T341754] * [[File:Octicons-gift.svg|12px|link=|alt=|要望調査の項目]] [[{{#special:Contributions}}]] ページ(利用者の投稿記録)は全て、個別の利用者のアカウント作成日とともにローカルにおける編集回数を表示するようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T324166] * ウィキソースの利用者の皆さんは<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki><pagelist></nowiki></code></bdi> タグ内で <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>prpbengalicurrency</code></bdi> ラベルを使い、ベンガル通貨文字の表示をページ数値として表示できるようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T268932] * 個人設定項目2件の表示場所を移しました。「{{int:visualeditor-preference-visualeditor}}」の個人設定はどのウィキでも[[Special:Preferences#mw-prefsection-editing|「{{int:prefs-editing}}」タブ]]に表示します。以前は、ウィキによっては「{{int:prefs-betafeatures}}」タブに含まれていたものです。もう1件、「{{int:visualeditor-preference-newwikitexteditor-enable}}」も全てのウィキで「{{int:prefs-betafeatures}}」タブから「{{int:prefs-editing}}」タブへ場所を移しました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T335056][https://phabricator.wikimedia.org/T344158] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.41/wmf.24|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-08-29|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-08-30|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-08-31|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.41/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] ウィキメディアの開発者アカウントに新規のサインアップ導入は Wikitech 経由ではなく<bdi lang="en" dir="ltr">[https://idm.wikimedia.org/ idm.wikimedia.org]</bdi>に送る予定です。[[wikitech:IDM|新システムに関する詳細はこちら]]。 * 全ての右書きの言語版ウィキ群に加え、ウィキペディアの朝鮮語版、アルメニア語版、ウクライナ語版、ロシア語版、ブルガリア語版は[[m:Special:MyLanguage/Wikimedia URL Shortener|Wikimedia URL 短縮機能]]を介して、サイドバーに表示中のページの短縮 URL を作成するリンクを新設します。今後、他のウィキ群にも展開の予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T267921] '''今後の予定''' * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">The removal of the [[mw:Special:MyLanguage/Extension:DoubleWiki|DoubleWiki extension]] is being discussed. This extension currently allows Wikisource users to view articles from multiple language versions side by side when the <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><=></code></bdi> symbol next to a specific language edition is selected. Comments on this are welcomed at [[phab:T344544|the phabricator task]].</span> * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">A proposal has been made to merge the second hidden-categories list (which appears below the wikitext editing form) with the main list of categories (which is further down the page). [[phab:T340606|More information is available on Phabricator]]; feedback is welcome!</span> '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/35|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W35"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年8月28日 (月) 14:00 (UTC) <!-- User:Trizek (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25510866 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-36 == <section begin="technews-2023-W36"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/36|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[m:Wikisource_EditInSequence|EditInSequence]]はウィキソースの編集をより手早く実現する機能で、コミュニティのフィードバックに基づきベータ機能に移行しました。有効にするには、[[Special:Preferences#mw-prefsection-betafeatures|個人設定のベータ機能タブ]]を開いてください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T308098] * [[File:Octicons-gift.svg|12px|link=|alt=|要望調査の項目]] [[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist Survey 2022/Generate Audio for IPA|IPAに対する音声の生成]]ならびに[[m:Community Wishlist Survey 2022/Multimedia and Commons/Audio links that play on click|クリックすると再生する音声リンク]]をめぐる要望の提案に応じ、変更点を反映して[[mw:Extension:Phonos|Phonos]][[mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:Phonos#Inline_audio_player_mode|インラインの音声再生モード]] をすべてのプロジェクトに展開しました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T336763] * 管理者が特定の利用者の利用者グループを変更する際、対象となるアカウントの利用者ページを管理者自身のウォッチリストに追加できるようになります。この機能は[[{{#special:UserRights}}]]とAPIの双方で利用できます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T272294] * 以下の新規ウィキ1件が創設されました。 ** {{int:project-localized-name-group-wikipedia}}[[d:Q34318|タリシュ語版]] ([[w:tly:|<code>w:tly:</code>]]) [https://phabricator.wikimedia.org/T345166] '''問題点''' * [[mw:Special:MyLanguage/Extension:LoginNotify|ログイン通知拡張機能]] は1月以来、通知を発信してきませんでした。すでに修正済みで、今後はログインの失敗、あるいは新規のデバイスからのログインのたびに通知が届くはずです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T344785] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.41/wmf.25|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-09-05|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-09-06|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-09-07|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.41/Roadmap|工程表はこちら]])。 * 水曜日以降、新しくなった[[mw:Special:MyLanguage/Help:Growth/Tools/Add a link|リンクの追加機能]]が一部のウィキで利用できるようになります(対象は{{int:project-localized-name-mhrwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-miwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-minwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-mkwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-mlwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-mnwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-mrwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-mrjwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-mswiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-mtwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-mwlwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-myvwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-mznwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-nahwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-napwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-ndswiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-nds_nlwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-newiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-newwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-nnwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-novwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-nqowiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-nrmwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-nsowiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-nvwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-nywiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-ocwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-olowiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-omwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-orwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-oswiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-pawiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-pagwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-pamwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-papwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-pcdwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-pdcwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-pflwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-pihwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-pmswiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-pnbwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-pntwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-pswiki/ja}})。これは[[phab:T304110|様々なウィキペディアにこのツールを導入する計画]]の一環です。コミュニティは[[mw:Special:MyLanguage/Growth/Community configuration|ローカルでこの機能の動作設定]]を行うことができます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T308137][https://phabricator.wikimedia.org/T308138] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/36|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W36"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年9月4日 (月) 23:34 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25566983 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-37 == <section begin="technews-2023-W37"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/37|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * リビジョン評価サービスの[[mw:Special:MyLanguage/ORES|ORES]]は現在、英語版ウィキペディアとウィキデータを除くすべてのウィキで、新しいオープンソースインフラストラクチャを使用しています。残り2つのウィキは今週中に対応する予定です。ORESに関連する最近の更新フィルター("{{int:ores-rcfilters-damaging-title}}"や"{{int:ores-rcfilters-goodfaith-title}}")からの不自然な結果に気づいた場合は、ぜひ[[mw:Talk:Machine Learning|報告してください]]。 [https://phabricator.wikimedia.org/T342115] * ウィキメディアのウィキにログインした状態で他のウィキを訪れるとシステムは自動的にログインを試みます。この機能は長い間信頼性を欠くものとなっていました。現在はログインページにアクセスすることでシステムが更なる対応を行うようになっています。ログインが従来より改善した、あるいは悪化したと感じた場合、フィードバックをお願いします。 [https://phabricator.wikimedia.org/T326281] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.41/wmf.26|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-09-12|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-09-13|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-09-14|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.41/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] [[mw:Special:MyLanguage/Technical decision making|技術面の意思決定フォーラム・レトロスペクティブ]]チームは、ウィキメディア・プロジェクトの技術分野に関わる全ての人に、9月13日に実施される[[mw:Technical decision making/Listening Sessions|リスニングセッション]]への参加を呼びかけています。後日、別の日程も予定しています。技術的な意思決定プロセスを改善することが目的です。 * [[File:Octicons-gift.svg|12px|link=|alt=|要望調査]] 要望リストに挙がっていた[[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist Survey 2022/Better diff handling of paragraph splits|段落を分割する差分表示の改善]]として、差分ページのインラインスイッチウィジェットがすべてのウィキに展開されます。インライン差分表示とウィキテキストによる二段組の差分表示を切り替えることができるようになります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T336716] '''今後の予定''' * 9月20日、すべてのウィキが数分間読み取り専用の状態になります。[[m:Special:MyLanguage/Tech/Server switch|開始時刻は14:00(UTC)を予定しています。]]詳細は技術ニュースで追ってお知らせするほか、今後数週間のうちに各ウィキにも掲示される予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T345263] * エンタープライズAPIは「[http://breakingnews-beta.enterprise.wikimedia.com/ 速報ニュース]」と呼ばれる新機能を導入します。現在ベータ版の機能で「ニュースになりそうな」話題を特定しようとするものです。規模の小さい言語版は特に、検出モデルの精度を向上させるため、テンプレートや識別可能な編集パターンを推奨していただくよう、ご協力をお願いします。詳しい情報はMediaWikiの[[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Enterprise/Breaking news|解説ページ]]またはMetaの[[m:Special:MyLanguage/Wikimedia Enterprise/FAQ#What is Breaking News|FAQ]]をご覧ください。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/37|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W37"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年9月11日 (月) 21:08 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25589064 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-38 == <section begin="technews-2023-W38"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/38|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] MediaWiki に[[mw:Stable interface policy/frontend|フロントエンドコードに関する安定したインタフェースの方針]]が導入されました。MediaWiki コードと Wiki ベースコード(ガジェットやユーザー・スクリプトなど)を非推奨にする方法がより明確に定義されます。内容や協議にご協力いただいた皆様ありがとうございました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T346467][https://phabricator.wikimedia.org/T344079] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.41/wmf.27|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-09-19|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-09-20|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-09-21|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.41/Roadmap|工程表はこちら]])。 * 9月20日、すべてのウィキが数分間読み取り専用の状態になります。時間は [[m:Special:MyLanguage/Tech/Server switch|14:00 UTC]]の予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T345263] * すべてのウィキのサイドバーに表示中のページの短縮URLを提供するリンクが追加されます。リンクの短縮には[[m:Special:MyLanguage/Wikimedia URL Shortener|ウィキメディアのURL短縮機能]]が使用されます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T267921] '''今後の予定''' * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] Graph 拡張機能担当チームは[[mw:Extension:Graph/Plans#Proposal|再導入を提案中]]であり、皆様からのご意見を募集しています。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/38|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W38"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年9月18日 (月) 19:20 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25623533 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-39 == <section begin="technews-2023-W39"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/39|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">The Vector 2022 skin will now remember the pinned/unpinned status for the Table of Contents for all logged-out users.</span> [https://phabricator.wikimedia.org/T316060] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.41/wmf.28|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-09-26|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-09-27|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-09-28|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.41/Roadmap|工程表はこちら]])。 * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">The ResourceLoader <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki>mediawiki.ui</nowiki></code></bdi> modules are now deprecated as part of the move to Vue.js and Codex. There is a [[mw:Codex/Migrating_from_MediaWiki_UI|guide for migrating from MediaWiki UI to Codex]] for any tools that use it. More [[phab:T346468|details are available in the task]] and your questions are welcome there.</span> * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Gadget definitions will have a [[mw:Special:MyLanguage/Extension:Gadgets#Options|new "namespaces" option]]. The option takes a list of namespace IDs. Gadgets that use this option will only load on pages in the given namespaces.</span> '''今後の予定''' * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">New variables will be added to [[mw:Special:MyLanguage/Extension:AbuseFilter|AbuseFilter]]: <code><bdi lang="zxx" dir="ltr">global_account_groups</bdi></code> and <code><bdi lang="zxx" dir="ltr">global_account_editcount</bdi></code>. They are available only when an account is being created. You can use them to prevent blocking automatic creation of accounts when users with many edits elsewhere visit your wiki for the first time.</span> [https://phabricator.wikimedia.org/T345632][https://www.mediawiki.org/wiki/Special:MyLanguage/Extension:AbuseFilter/Rules_format] '''ミーティング''' * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">You can join the next meeting with the Wikipedia mobile apps teams. During the meeting, we will discuss the current features and future roadmap. The meeting will be on [https://zonestamp.toolforge.org/1698426015 27 October at 17:00 (UTC)]. See [[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia_Apps/Office_Hours#October_2023|details and how to join]].</span> '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/39|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W39"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年9月26日 (火) 16:51 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25655264 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-40 == <section begin="technews-2023-W40"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/40|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[Special:Preferences#mw-prefsection-rendering-advancedrendering|利用者の個人設定]]に "{{int:tog-forcesafemode}}"が追加されました。この設定を有効にすると、オンウィキの JavaScript や stylesheet を一切、回避してページを読み込みます。壊れた JavaScript ガジェットのデバグ作業に便利かもしれません。 [https://phabricator.wikimedia.org/T342347] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] ガジェット類の定義には[[mw:Special:MyLanguage/Extension:Gadgets#Options|新規に "<var>contentModels</var>" のオプション]]が加わりました。このオプションはページのコンテンツモデルを基準に<code><bdi lang="zxx" dir="ltr">wikitext</bdi></code> や <code><bdi lang="zxx" dir="ltr">css</bdi></code>などに似た一覧を参照します。ガジェットにこのオプションを設定すると、コンテンツモデルに該当するページ限定で読み込まれるように変わります。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.41/wmf.29|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-10-03|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-10-04|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-10-05|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.41/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] ベクター2022年版外装はレガシー版ベクター(2010年版)固有のスタイルとスクリプトを採用しなくなります。変更は今年後半もしくは2024年初頭の予定です。詳細は[[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop Improvements/Features/Loading Vector 2010 scripts|皆さんのウィキで CSS と JS ページを調整する方法]]をご参照ください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T331679] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/40|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W40"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年10月3日 (火) 01:27 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25686930 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-41 == <section begin="technews-2023-W41"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/41|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 以下の新規ウィキ1件が創設されました。 {{int:project-localized-name-group-wikipedia}}[[d:Q33291|フォン語]]版 ([[w:fon:|<code>w:fon:</code>]]) [https://phabricator.wikimedia.org/T347935] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.41/wmf.30|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-10-10|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-10-11|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-10-12|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.41/Roadmap|工程表はこちら]])。 * 水曜日以降、新しくなった[[mw:Special:MyLanguage/Help:Growth/Tools/Add a link|リンクの追加機能]]が一部のウィキで利用できるようになります。(対象は{{int:project-localized-name-swwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-wawiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-warwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-wowiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-xalwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-xhwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-xmfwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-yiwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-yowiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-zawiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-zeawiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-zh_min_nanwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-zuwiki/ja}})。これは[[phab:T304110|様々なウィキペディアにこのツールを導入する計画]]の一環です。コミュニティは[[mw:Special:MyLanguage/Growth/Community configuration|ローカルでこの機能の動作設定]]を行うことができます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T308139] * いくつかのウィキでは新規参加者に対して、画像が全くないページにウィキメディア・コモンズから画像をお勧めし、追加するかどうか尋ねる仕掛けがあります。火曜日以降は画像の追加を見出し単位で足すことができるようになります。対象のウィキは[[mw:Special:MyLanguage/Growth/Deployment table|Growth チームの展開日程表]]の項目「画像のお勧め機能」に載せてあります。この機能の[[mw:Special:MyLanguage/Help:Growth/Tools/Add an image|詳細はこちらをご参照ください]]。 [https://phabricator.wikimedia.org/T345940] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] モバイル版外装(Minerva=ミネルヴァ)ではCSS ID <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki>#page-actions</nowiki></code></bdi> を <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki>#p-views</nowiki></code></bdi> に変更の予定です。この変更によりその他の外装との一貫性を持たせてモバイル版外装のガジェットや拡張機能のサポート改善を目指します。複数のガジェットで更新が必要な場合があります。[https://phabricator.wikimedia.org/T348267 詳細と検索リンク類はこのタスクをご参照ください]。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/41|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W41"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年10月9日 (月) 14:39 (UTC) <!-- User:Trizek (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25712895 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-42 == <section begin="technews-2023-W42"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/42|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[m:Special:MyLanguage/Help:Unified login|統一ログイン]]システムのエッジログインは特定のブラウザで正常に機能するように修正されたはずです。(Chrome、Edge、Opera)。これで初めて開いた姉妹プロジェクトで自動的にログイン状態になり、改めて「ログイン」のリンクを押すことも、ページを読み込みし直すことも不要となります。正しく機能するかどうか、フィードバックをお待ちしています。 [https://phabricator.wikimedia.org/T347889] * [[mw:Special:MyLanguage/Manual:Interface/Edit_notice|編集通知]]機能が モバイル版/ミネルバ外装に導入されました。これは[[w:en:Wikipedia:EditNoticesOnMobile|英語版ウィキペディアのガジェット]]から着想を得て開発されています。詳細は[[phab:T316178|T316178]]のチケットをご参照ください。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.42/wmf.1|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-10-17|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-10-18|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-10-19|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.41/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * ベクター2022年版外装では、およそ1年前から無効にしてある<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki>addPortletLink</nowiki></code></bdi> と <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki>#p-namespaces</nowiki></code></bdi> 関連のリンクを今後3週間で除去する予定です。今後もし「議論」(Discussion)タブの隣にあったはずのタブが消えた場合、ガジェットのメンテナに[[phab:T347907|Phabricator タスクの指示]]を確認するようお知らせください。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/42|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W42"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年10月16日 (月) 23:47 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25745824 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-43 == <section begin="technews-2023-W43"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/43|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 新規に[[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Language engineering/Newsletter/2023/October|言語と国際化ニュースレター]]が旬刊(年4回)で発刊しました。新機能開発の進捗状況、多言語対応の技術プロジェクトの改善点とその関連の対応作業について掲載します。 * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Source map support has been enabled on all wikis. When you open the debugger in your browser's developer tools, you should be able to see the unminified JavaScript source code.</span> [https://phabricator.wikimedia.org/T47514] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.42/wmf.2|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-10-24|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-10-25|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-10-26|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.42/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/43|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W43"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年10月23日 (月) 23:17 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25782286 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-44 == <section begin="technews-2023-W44"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/44|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">The Structured Content team, as part of its project of [[:commons:Commons:WMF support for Commons/Upload Wizard Improvements|improving UploadWizard on Commons]], made some UX improvements to the upload step of choosing own vs not own work ([[phab:T347590|T347590]]), as well as to the licensing step for own work ([[phab:T347756|T347756]]).</span> * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">The Design Systems team has released version 1.0.0 of [[wmdoc:codex/latest/|Codex]], the new design system for Wikimedia. See the [[mw:Special:MyLanguage/Design_Systems_Team/Announcing_Codex_1.0|full announcement about the release of Codex 1.0.0]].</span> '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.42/wmf.3|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-10-31|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-11-01|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-11-02|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.42/Roadmap|工程表はこちら]])。 * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Listings on category pages are sorted on each wiki for that language using a [[:w:en:International Components for Unicode|library]]. For a brief period on 2 November, changes to categories will not be sorted correctly for many languages. This is because the developers are upgrading to a new version of the library. They will then use a script to fix the existing categories. This will take a few hours or a few days depending on how big the wiki is. You can [[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Technical Operations/ICU announcement|read more]].</span> [https://phabricator.wikimedia.org/T345561][https://phabricator.wikimedia.org/T267145] * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Starting November 1, the impact module (Special:Impact) will be upgraded by the Growth team. The new impact module shows newcomers more data regarding their impact on the wiki. It was tested by a few wikis during the last few months.</span> [https://phabricator.wikimedia.org/T336203] '''今後の予定''' * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">There is [[mw:Special:MyLanguage/Extension:Graph/Plans#Roadmap|a proposed plan]] for re-enabling the Graph Extension. You can help by reviewing this proposal and [[mw:Extension_talk:Graph/Plans#c-PPelberg_(WMF)-20231020221600-Update:_20_October|sharing what you think about it]].</span> * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">The WMF is working on making it possible for administrators to [[mw:Special:MyLanguage/Community_configuration_2.0|edit MediaWiki configuration directly]]. This is similar to previous work on Special:EditGrowthConfig. [[phab:T349757|A technical RfC is running until November 08, where you can provide feedback.]]</span> '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/44|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W44"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年10月30日 (月) 23:21 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25801989 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-45 == <section begin="technews-2023-W45"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/45|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * ベクター2022外装では、いくつかのナビゲーション要素(タグライン、トールメニュー、ナビゲーションリンクなど)が、ページのコンテンツのフォントのサイズに合わせて若干大きくなりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T346062] '''問題点''' * 先週、[https://noc.wikimedia.org/conf/highlight.php?file=dblists/s5.dblist 一部のWiki]で最近の編集が1-6時間ほど表示されないという問題がありました。編集は保存できましたが、すぐには表示されませんでした。これはデータベースの問題によるものでした。 [https://phabricator.wikimedia.org/T350443] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.42/wmf.4|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-11-07|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-11-08|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-11-09|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.42/Roadmap|工程表はこちら]])。 * Growthチームは新人ウィキメディアンを元メンターから[[mw:Special:MyLanguage/Growth/Structured mentor list|現在アクティブなメンター]]に割り当て直します。また、通知の文言もより使いやすいように変更しました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T330071][https://phabricator.wikimedia.org/T327493] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/45|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W45"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年11月6日 (月) 21:06 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25838105 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-46 == <section begin="technews-2023-W46"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/46|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 以下の新規ウィキ4件が創設されました。 ** [[d:Q7598268|標準モロッコ・タマジクト語版]]ウィキペディア ([[w:zgh:|<code>w:zgh:</code>]]) [https://phabricator.wikimedia.org/T350216] ** [[d:Q35159|ダガリ語版]]ウィキペディア ([[w:dga:|<code>w:dga:</code>]]) [https://phabricator.wikimedia.org/T350218] ** [[d:Q33017|バタク・トバ語版]]ウィキペディア ([[w:bbc:|<code>w:bbc:</code>]]) [https://phabricator.wikimedia.org/T350320] ** [[d:Q33151|バンジャル語版]]ウィキクォート ([[q:bjn:|<code>q:bjn:</code>]]) [https://phabricator.wikimedia.org/T350217] '''問題点''' * 先週、メタウィキまたはウィキメディア・コモンズにアクセスを行い、そのウィキでログアウトを行った利用者は再ログインできない状態になりました。現在この問題は解決済みです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T350695] * 先週、一部ポップアップダイアログやメニューが間違ったフォントサイズで表示されました。この問題は解決されました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T350544] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.42/wmf.5|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-11-14|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-11-15|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-11-16|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.42/Roadmap|工程表はこちら]])。 '''今後の予定''' * 多くのウィキで脚注ポップアップ機能が標準機能として導入される予定です。これは[[mw:Special:MyLanguage/Page Previews|ページのプレビュー昨日]]に似たもので、脚注の内容をポップアップ表示します。この機能が不要であれば[[m:WMDE Technical Wishes/ReferencePreviews#Opt-out feature|オプトアウトすることも可能]]です。[[Special:Preferences#mw-prefsection-gadgets|個人設定]]にて脚注ツールチップやナビゲーション・ポップアップを有効にしている場合、脚注ポップアップ機能は無効化されます。[[phab:T282999|この機能の展開]]は2023年11月22日を予定しています。 * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] カナリアリリース(ハートビートとも呼ばれる)イベントが12月11日から[https://stream.wikimedia.org/?doc#/streams ウィキメディアのイベントストリーム]で配信されます。ストリームのユーザーにはイベントのフィルタリングをおすすめします。<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki>meta.domain == "canary"</nowiki></code></bdi> のイベントを全てフィルタリングにより非表示にしてください。[[mw:Special:MyLanguage/Manual:Pywikibot|Pywikibot]] や[https://github.com/ChlodAlejandro/wikimedia-streams ウィキメディアのストリーム]がアップデートされ、ユーザーにこれらのイベントが配信されなくなります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T266798] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/46|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W46"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年11月13日 (月) 23:52 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25859263 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-47 == <section begin="technews-2023-W47"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/47|翻訳]]されています。 '''今週の更新''' * 今週、MediaWikiのバージョン更新はありません。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Yearly_calendar] * 水曜日以降、新しくなった[[mw:Special:MyLanguage/Help:Growth/Tools/Add a link|リンクの追加機能]]が一部のウィキで利用できるようになります。(対象は{{int:project-localized-name-quwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-rmwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-rmywiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-rnwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-roa_rupwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-roa_tarawiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-ruewiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-rwwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-sawiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-sahwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-satwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-scwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-scnwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-scowiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-sdwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-sewiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-sgwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-shwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-siwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-skwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-slwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-smwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-sowiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-sqwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-srwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-srnwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-sswiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-stwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-stqwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-suwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-szlwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-tawiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-tcywiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-tewiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-tetwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-tgwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-thwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-tkwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-tlwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-tnwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-towiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-tpiwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-trwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-tswiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-ttwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-twwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-tywiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-tyvwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-udmwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-ugwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-uzwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-vewiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-vecwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-vepwiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-vlswiki/ja}}{{int:comma-separator/ja}}{{int:project-localized-name-vowiki/ja}})。これは[[phab:T304110|様々なウィキペディアにこのツールを導入する計画]]の一環です。コミュニティは[[mw:Special:MyLanguage/Growth/Community configuration|ローカルでこの機能の動作設定]]を行うことができます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T308141][https://phabricator.wikimedia.org/T308142][https://phabricator.wikimedia.org/T308143] * 2022年版ベクター外装はドロップダウンメニューやカラム幅その他、表示に若干の変更を導入します。先週、ウィキペディアの言語版4件に展開しました。問題が検出されない場合、今週、当該の変更を全ての言語版に反映する予定です。今後、ダークモード用や、読みやすさに役立つメニュー類を追加できるようにするためです。[[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop_Improvements/Updates#November_2023:_Visual_changes,_more_deployments,_and_shifting_focus|詳細はこちら]]。 [https://phabricator.wikimedia.org/T347711] '''今後の予定''' * [[mw:Extension talk:Graph/Plans#Update: 15 November|グラフ拡張機能(Graph Extension)を再び有効にする件で更新を追加しました]]。段取りを迅速化するため、立ち上げ時にVega 2 の対応をやめて[https://phabricator.wikimedia.org/T335325 複数のプロトコル]を有効にします。この計画に関する皆さんの考えをぜひ共有して、ご協力願います。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/47|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W47"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年11月21日 (火) 00:55 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25884616 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-48 == <section begin="technews-2023-W48"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/48|翻訳]]されています。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.42/wmf.7|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-11-28|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-11-29|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-11-30|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.42/Roadmap|工程表はこちら]])。 今週は MediaWiki の更新はありません。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Yearly_calendar] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] MediaWikiの JavaScript はガジェットやユーザースクリプトで <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>async</code>/<code>await</code></bdi> 構文が利用できるようになります。利用者のブラウザによっては対応していない可能性があるため、ガジェット作成者は適切に利用する必要があります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T343499] * [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/47|先週]]発表された「[[mw:Special:MyLanguage/Help:Growth/Tools/Add_a_link|リンクを追加]]」機能は展開を延期していましたが、今週再開の予定です。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/48|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W48"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年11月27日 (月) 23:09 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25906379 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-49 == <section begin="technews-2023-W49"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/49|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 2022年版ベクター外装の段落同士の間隔は、文字の大きさに合わせて7pxから14pxに変更しました。これにより文か段落かが区別しやすくなります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T351754] * ビジュアル編集の「{{int:Visualeditor-dialog-meta-categories-defaultsort-label}}」機能の不具合が解消しています。<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki>{{DEFAULTSORT:...}}</nowiki></code></bdi> のキーワードを編集するためにソース編集へ切り替える必要がなくなりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T337398] '''今週の更新''' * 今週は MediaWiki の更新はありません。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Yearly_calendar] * 12月6日以降、個人設定で「{{int:Discussiontools-preference-visualenhancements}}」を有効にしている人は、マジックワードの<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki>__NEWSECTIONLINK__</nowiki></code></bdi> を有効にしてあるページで[[mw:Special:MyLanguage/Talk pages project/Usability|トークページの機能性改善]]というお知らせが表示されます。問題点に気づいた場合、ぜひ[[phab:T352232|Phabricator に投稿して当チームと共有してください]]。 '''今後の予定''' * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] Toolforge の[[wikitech:News/Toolforge Grid Engine deprecation|Grid Engine のシャットダウンプロセス]]を12月14日から開始する予定です。[[toolforge:grid-deprecation|この旧式のシステムを採用するツールのメンテナ]]は、必ず当日までに Kubernetes への移植を済ませるか、担当ツールのタスクの計画を Phabricator に投稿し当チームに連絡してください。 [https://lists.wikimedia.org/hyperkitty/list/wikitech-l@lists.wikimedia.org/thread/VIWWQKMSQO2ED3TVUR7KPPWRTOBYBVOA/] * [[mw:Special:MyLanguage/Structured_Discussions|構造化された議論]]の機能を採用するコミュニティには[[mw:Special:MyLanguage/Structured_Discussions/Deprecation|今後の使用が非推奨になる]]という通知を行っています。プロジェクトの詳細やコメントは[[mw:Special:MyLanguage/Structured_Discussions/Deprecation|プロジェクトのページで確認できます]]。 '''イベント''' * 5月3–5日にエストニアのタリンで開催する[[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Hackathon 2024|ウィキメディア・ハッカソン2024]]は、参加登録と旅費滞在費補助の申込みを受け付けています。同補助金の申請〆切は2024年1月5日です。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/49|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W49"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年12月4日 (月) 23:50 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25914435 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-50 == <section begin="technews-2023-W50"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/50|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * ウィキメディア・コモンズのアップロードウィザードで「自分の作品か他人の作品の選択」を選択するステップについて、ユーザーインターフェースに微細な改善が行われました。 これは構造化コンテンツチームの[[:commons:Commons:WMF support for Commons/Upload Wizard Improvements|コモンズのアップロードウィザードを改善する]]プロジェクトの一環です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T352707][https://phabricator.wikimedia.org/T352709] '''問題点''' * 12月初旬の数日間、[[mw:Special:MyLanguage/Growth/Personalized first day/Newcomer homepage|編集初学者用のホームページ]]がページ閲覧グラフと「影響度モジュール」と同時に表示できない問題がありました。この問題は解決済みです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T352352][https://phabricator.wikimedia.org/T352349] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.42/wmf.9|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-12-12|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-12-13|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-12-14|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.42/Roadmap|工程表はこちら]])。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Yearly_calendar] '''今後の予定''' * [[File:Octicons-tools.svg|15px|link=]] [https://wikimediafoundation.limesurvey.net/796964 2023年開発者 満足度調査]ではウィキメディアの開発者コミュニティの意見を募集中です。ウィキメディアのエコシステムのためのソフトウェア開発に関わる役割がある場合はアンケートにご協力してください。〆切は2024年1月5日、この調査には[[foundation:Legal:December_2023_Developer_Satisfaction_Survey|個人情報保護の声明]]があります。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/50|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W50"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年12月12日 (火) 02:13 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25945501 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2023-51 == <section begin="technews-2023-W51"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/51|翻訳]]されています。 '''技術ニュース''' * 技術週報の次号は [[w:Special:MyLanguage/en:Christmas and holiday season|年末年始]]の休暇のため、2024年1月8日配信の予定です。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.42/wmf.10|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2023-12-19|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2023-12-20|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2023-12-21|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.42/Roadmap|工程表はこちら]])。 今週、MediaWikiのバージョン更新はありません。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Yearly_calendar] * 2023年12月18日以降、ベータ機能を使っても構造化した議論( Structured Discussions)の有効化はできなくなります。ベータ機能オプションの利用は、無効化したい利用者のために残してあります。これは[[mw:Structured Discussions/Deprecation|Structured Discussions の廃止作業]]の一環です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T248309] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Advanced item</span>]] <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">There will be full support for redirects in the Module namespace. The "Move Page" feature will leave an appropriate redirect behind, and such redirects will be appropriately recognized by the software (e.g. hidden from [[{{#special:UnconnectedPages}}]]). There will also be support for [[mw:Special:MyLanguage/Extension:Scribunto/Lua reference manual#Renaming or moving modules|manual redirects]].</span> [https://phabricator.wikimedia.org/T120794] '''今後の予定''' * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">The MediaWiki JavaScript documentation is moving to a new format. During the move, you can read the old docs using [https://doc.wikimedia.org/mediawiki-core/REL1_41/js/ version 1.41]. Feedback about [https://doc.wikimedia.org/mediawiki-core/master/js/ the new site] is welcome on the [[mw:Talk:JSDoc_WMF_theme|project talk page]].</span> * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">The Wishathon is a new initiative that encourages collaboration across the Wikimedia community to develop solutions for wishes collected through the [[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist Survey|Community Wishlist Survey]]. The first community Wishathon will take place from 15–17 March. If you are interested in a project proposal as a user, developer, designer, or product lead, you can [[m:Special:MyLanguage/Event:WishathonMarch2024|register for the event and read more]].</span> '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2023/51|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2023-W51"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2023年12月18日 (月) 16:18 (UTC) <!-- User:Johan (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=25959059 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-02 == <section begin="technews-2024-W02"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/02|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [https://mediawiki2latex.wmflabs.org/ mediawiki2latex]は、ウィキコンテンツをLaTeX、PDF、ODT、EPUBの各形式に変換するツールです。このたびの改善により、コードは多くの場面で高速化されました。また、ローカルマシンに[[b:de:Benutzer:Dirk_Hünniger/wb2pdf/install#Using_Docker|インストール]]できるDockerコンテナのオプションも提供されています。 * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] おまかせ表示のページ選択方法がアップデートされました。一部のページが表示されにくい問題が徐々に減少するでしょう。 [https://phabricator.wikimedia.org/T309477] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.42/wmf.13|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2024-01-09|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2024-01-10|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2024-01-11|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.42/Roadmap|工程表はこちら]])。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Yearly_calendar] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/02|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W02"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年1月9日 (火) 01:20 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=26026251 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-03 == <section begin="technews-2024-W03"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/03|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] JSONの[[mw:Special:MyLanguage/Manual:ContentHandler|コンテンツモデル]]を使用するページで、従来はスペースが使用されていた自動インデントをタブ文字にしました。これによりページサイズが大幅に削減されます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T326065] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] [[mw:Special:MyLanguage/Extension:Gadgets|ガジェット]]と個人のユーザースクリプトで今後、ES6(別名ES2015)とES7(別名ES2016)導入されたJavaScript構文を使用できるようになりました。MediaWikiはソースコードの検証を行い、構文エラーから他のサイトの機能を保護し、すべての[[mw:Special:MyLanguage/Compatibility#Browsers|サポート対象となるブラウザ]]でスクリプトが有効であることを確認します。以前はガジェットで <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki>requiresES6</nowiki></code></bdi> オプションを利用可能でしたが、こちらは不要となるため将来的に削除される予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T75714] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] [[mw:Special:MyLanguage/Manual:Bot passwords|ボットのパスワード]]と[[mw:Special:MyLanguage/OAuth/Owner-only consumers|所有者専用のOAuthコンシューマ]]は特定のページのみの編集を許可できるようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T349957] * ボットが行った編集にも[[mw:Special:MyLanguage/Extension:Thanks|感謝]]を送れるようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T341388] * 2024年版コミュニティ要望調査がアップデートされ、進捗状況が[[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist Survey/Future Of The Wishlist/January 4, 2024 Update|公開されました]]。内容を確認してフィードバックをお寄せください。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.42/wmf.14|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2024-01-16|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2024-01-17|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2024-01-18|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.42/Roadmap|工程表はこちら]])。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Yearly_calendar] * 1月17日以降、Chromeブラウザの特定の古いバージョン(バージョン51から66、2016年から2018年にかけてリリース)からウィキメディアウィキへログインできなくなります。また、iOS 12やMac OS 10.14のSafariユーザーは各ウィキに個別にログインする必要があるかもしれません。 [https://phabricator.wikimedia.org/T344791] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] 昨年 <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>jquery.cookie</code></bdi> モジュールは非推奨となり、<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>mediawiki.cookie</code></bdi> モジュールに置き換えられました。旧モジュールを引き続き使用している部分に対して置換スクリプトが実行され、今週中にエイリアスが削除されます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T354966] '''今後の予定''' * ウィキメディアドイツ支部は[[m:WMDE Technical Wishes/Reusing references|脚注の利用を簡単にする]]ための取り組みを進めています。[https://wikimedia.sslsurvey.de/User-research-into-Reusing-References-Sign-up-Form-2024/en/ 1月と2月にユーザーリサーチのための個別ビデオ通話]に参加したい人を募集中です。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/03|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W03"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年1月16日 (火) 00:13 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=26074460 のリストを使用して送信したメッセージ --> == <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Tech News: 2024-04</span> == <div lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr"> <section begin="technews-2024-W04"/><div class="plainlinks"> Latest '''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|tech news]]''' from the Wikimedia technical community. Please tell other users about these changes. Not all changes will affect you. [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/04|Translations]] are available. '''Problems''' * A bug in UploadWizard prevented linking to the userpage of the uploader when uploading. It has now been fixed. [https://phabricator.wikimedia.org/T354529] '''Changes later this week''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|Recurrent item]] The [[mw:MediaWiki 1.42/wmf.15|new version]] of MediaWiki will be on test wikis and MediaWiki.org from {{#time:j xg|2024-01-23|en}}. It will be on non-Wikipedia wikis and some Wikipedias from {{#time:j xg|2024-01-24|en}}. It will be on all wikis from {{#time:j xg|2024-01-25|en}} ([[mw:MediaWiki 1.42/Roadmap|calendar]]). [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Yearly_calendar] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|Tech news]]''' prepared by [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|Tech News writers]] and posted by [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|bot]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|Contribute]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/04|Translate]]&nbsp;• [[m:Tech|Get help]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|Give feedback]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|Subscribe or unsubscribe]].'' </div><section end="technews-2024-W04"/> </div> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年1月23日 (火) 01:04 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=26096197 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-05 == <section begin="technews-2024-W05"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/05|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 1月29日(月)以降、すべてのトークページのメッセージのタイムスタンプがリンク形式に変更されました。これはコメントへの固定リンクとなり、他の場所へ移動されたときでもコメントを探しやすくなります。この変更は英語版ウィキペディアを除くすべてのウィキに影響します。変更内容の詳細は[https://diff.wikimedia.org/2024/01/29/talk-page-permalinks-dont-lose-your-threads/ Diff]や[[mw:Special:MyLanguage/Help:DiscussionTools#Talk_pages_permalinking|MediaWiki.org]]を御覧ください。<!-- The Diff post will be published on Monday morning UTC--> [https://phabricator.wikimedia.org/T302011] * CHAPTCHA の改善が行われ、ボットやスクリプトによるスパムを回避しやすくなりました。この変更に関するフィードバックがある場合は[[phab:T141490|タスク]]へのコメントをお願いします。スタッフは CAPTCHA に関するメトリクスのみならず、アカウント作成や編集回数などの副次的なメトリクスのモニタリングも行っています。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.42/wmf.16|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2024-01-30|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2024-01-31|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2024-02-01|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.42/Roadmap|工程表はこちら]])。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Yearly_calendar] * [[File:Octicons-gift.svg|12px|link=|alt=|要望調査の項]] 2月1日から、閲覧中のページへのリンクを含んだ[[w:ja:QRコード|QRコード]]をダウンロードする項目が「ツール」メニューに追加されます。また、任意のウィキメディアのページへのQRコードを生成するための新しいページ [[{{#special:QrCode}}]] も導入されます。この機能は[[m:Community Wishlist Survey 2023/Results|コミュニティ要望リスト]]で[[m:Community Wishlist Survey 2023/Mobile and apps/Add ability to share QR code for a page in any Wikimedia project|19番目に上がっていた要望]]に基づくものです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T329973] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] 特定のスキンでのみ動作する[[mw:Special:MyLanguage/Extension:Gadgets|ガジェット]]は、しばし <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>targets</code></bdi> の設定項目により使用できる環境を制限していました。今週からこの機能は使用できなくなります。<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>skins</code></bdi> という設定項目を代わりに使用してください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T328497] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/05|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W05"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年1月29日 (月) 19:31 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=26137870 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-05 == <section begin="technews-2024-W05"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/05|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 1月29日(月)以降、すべてのトークページのメッセージのタイムスタンプがリンク形式に変更されました。これはコメントへの固定リンクとなり、他の場所へ移動されたときでもコメントを探しやすくなります。この変更は英語版ウィキペディアを除くすべてのウィキに影響します。変更内容の詳細は[https://diff.wikimedia.org/2024/01/29/talk-page-permalinks-dont-lose-your-threads/ Diff]や[[mw:Special:MyLanguage/Help:DiscussionTools#Talk_pages_permalinking|MediaWiki.org]]を御覧ください。<!-- The Diff post will be published on Monday morning UTC--> [https://phabricator.wikimedia.org/T302011] * CHAPTCHA の改善が行われ、ボットやスクリプトによるスパムを回避しやすくなりました。この変更に関するフィードバックがある場合は[[phab:T141490|タスク]]へのコメントをお願いします。スタッフは CAPTCHA に関するメトリクスのみならず、アカウント作成や編集回数などの副次的なメトリクスのモニタリングも行っています。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.42/wmf.16|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2024-01-30|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2024-01-31|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2024-02-01|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.42/Roadmap|工程表はこちら]])。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Yearly_calendar] * [[File:Octicons-gift.svg|12px|link=|alt=|要望調査の項]] 2月1日から、閲覧中のページへのリンクを含んだ[[w:ja:QRコード|QRコード]]をダウンロードする項目が「ツール」メニューに追加されます。また、任意のウィキメディアのページへのQRコードを生成するための新しいページ [[{{#special:QrCode}}]] も導入されます。この機能は[[m:Community Wishlist Survey 2023/Results|コミュニティ要望リスト]]で[[m:Community Wishlist Survey 2023/Mobile and apps/Add ability to share QR code for a page in any Wikimedia project|19番目に上がっていた要望]]に基づくものです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T329973] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] 特定のスキンでのみ動作する[[mw:Special:MyLanguage/Extension:Gadgets|ガジェット]]は、しばし <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>targets</code></bdi> の設定項目により使用できる環境を制限していました。今週からこの機能は使用できなくなります。<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>skins</code></bdi> という設定項目を代わりに使用してください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T328497] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/05|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W05"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年1月29日 (月) 19:32 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=26137870 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-06 == <section begin="technews-2024-W06"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/06|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' *モバイル版履歴ページも、デスクトップ版と同じ HTML を採用しました。モバイル版の履歴表示の使用に問題があった場合は、[[phab:T353388|phabricator のタスク]]に報告してください。 *ほとんどのウィキで管理者は利用者対して特定の操作をブロックできるようになりました。規制できる操作はファイルのアップロード、ページの新規作成、ページの移動(改名)、感謝ボタンの使用などです。この機能の目的は管理者が対象利用者の活動に即したブロックを適用できるようにすることです。[[m:Special:MyLanguage/Community health initiative/Partial blocks#action-blocks|「操作をブロック」の詳細はこちら]]。 [https://phabricator.wikimedia.org/T242541][https://phabricator.wikimedia.org/T280531] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.42/wmf.17|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2024-02-06|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2024-02-07|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2024-02-08|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.42/Roadmap|工程表はこちら]])。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Yearly_calendar] * トークページの固定リンクは、URLの文字列内に発音記号もしくはラテン文字以外の文字が使われていた場合エラーを起こしていました。この問題は解決済みです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T356199] '''今後の予定''' * [[mw:Special:MyLanguage/Reference_Tooltips|Reference Tooltips]](参照ツールチップ)ガジェットを規定で全利用者に有効にしている[[m:WMDE Technical Wishes/ReferencePreviews#24WPs|24件のウィキペディア]]は、既定で有効のフラグを除去するよう推奨されています。これにより[[mw:Special:MyLanguage/Help:Reference_Previews|参照プレビュー]]が既定の脚注ポップアップとして使われるようになり、ウィキ間の体験をより標準化するためです。[[m:Talk:WMDE Technical Wishes/ReferencePreviews#Reference Previews to become the default for previewing references on more wikis.|懸念事項がない限り]]、インタフェース管理者が4名未満の[[m:WMDE Technical Wishes/ReferencePreviews#46WPs|ウィキペディア46 件]]は実施日程を2月中旬に変更を実施予定です。従来の参照ツールチップも引き続き有効で、個人設定でガジェットを有効にしている場合、参照プレビューの機能を上書きします。 [https://meta.wikimedia.org/wiki/WMDE_Technical_Wishes/ReferencePreviews#Reference_Previews_to_become_the_default_for_previewing_references_on_more_wikis][https://phabricator.wikimedia.org/T355312] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/06|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W06"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年2月5日 (月) 19:22 (UTC) <!-- User:UOzurumba (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=26180971 のリストを使用して送信したメッセージ --> == <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Tech News: 2024-07</span> == <div lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr"> <section begin="technews-2024-W07"/><div class="plainlinks"> Latest '''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|tech news]]''' from the Wikimedia technical community. Please tell other users about these changes. Not all changes will affect you. [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/07|Translations]] are available. '''Recent changes''' * The [[d:Wikidata:SPARQL query service/WDQS graph split|WDQS Graph Split experiment]] is working and loaded onto 3 test servers. The team in charge is testing the split's impact and requires feedback from WDQS users through the UI or programmatically in different channels. [https://www.wikidata.org/wiki/Wikidata_talk:SPARQL_query_service/WDQS_graph_split][https://phabricator.wikimedia.org/T356773][https://www.wikidata.org/wiki/User:Sannita_(WMF)] Users' feedback will validate the impact of various use cases and workflows around the Wikidata Query service. [https://www.wikidata.org/wiki/Wikidata:SPARQL_query_service/WDQS_backend_update/October_2023_scaling_update][https://www.mediawiki.org/wiki/Wikidata_Query_Service/User_Manual#Federation] '''Problems''' *There was a bug that affected the appearance of visited links when using mobile device to access wiki sites. It made the links appear black; [[phab:T356928|this issue]] is fixed. '''Changes later this week''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|Recurrent item]] The [[mw:MediaWiki 1.42/wmf.18|new version]] of MediaWiki will be on test wikis and MediaWiki.org from {{#time:j xg|2024-02-13|en}}. It will be on non-Wikipedia wikis and some Wikipedias from {{#time:j xg|2024-02-14|en}}. It will be on all wikis from {{#time:j xg|2024-02-15|en}} ([[mw:MediaWiki 1.42/Roadmap|calendar]]). [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Yearly_calendar] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|Advanced item]] As work continues on the grid engine deprecation,[https://wikitech.wikimedia.org/wiki/News/Toolforge_Grid_Engine_deprecation] tools on the grid engine will be stopped starting on February 14th, 2024. If you have tools actively migrating you can ask for an extension so they are not stopped. [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Portal:Toolforge/About_Toolforge#Communication_and_support] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|Tech news]]''' prepared by [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|Tech News writers]] and posted by [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|bot]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|Contribute]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/07|Translate]]&nbsp;• [[m:Tech|Get help]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|Give feedback]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|Subscribe or unsubscribe]].'' </div><section end="technews-2024-W07"/> </div> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年2月13日 (火) 05:49 (UTC) <!-- User:UOzurumba (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=26223994 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-08 == <section begin="technews-2024-W08"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/08|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">If you have the "{{int:Tog-enotifwatchlistpages}}" option enabled, edits by bot accounts no longer trigger notification emails. Previously, only minor edits would not trigger the notification emails.</span> [https://phabricator.wikimedia.org/T356984] * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">There are changes to how user and site scripts load for [[mw:Special:MyLanguage/Skin:Vector/2022| Vector 2022]] on specific wikis. The changes impacted the following Wikis: all projects with [[mw:Special:MyLanguage/Skin:Vector|Vector legacy]] as the default skin, Wikivoyage, and Wikibooks. Other wikis will be affected over the course of the next three months. Gadgets are not impacted. If you have been affected or want to minimize the impact on your project, see [[Phab:T357580| this ticket]]. Please coordinate and take action proactively.</span> *<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Newly auto-created accounts (the accounts you get when you visit a new wiki) now have the same local notification preferences as users who freshly register on that wiki. It is effected in four notification types listed in the [[phab:T353225|task's description]].</span> *[[c:Special:MyLanguage/Commons:Upload_Wizard|アップロード・ウィザード]]を使って処理できるファイルサイズの上限は 5 ギガバイトになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T191804] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">The [[mw:MediaWiki 1.42/wmf.19|new version]] of MediaWiki will be on test wikis and MediaWiki.org from {{#time:j xg|2024-02-20|en}}. It will be on non-Wikipedia wikis and some Wikipedias from {{#time:j xg|2024-02-21|en}}. It will be on all wikis from {{#time:j xg|2024-02-22|en}} ([[mw:MediaWiki 1.42/Roadmap|calendar]]).</span> [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Yearly_calendar] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] 2024年3月14日付けでグリッドを閉鎖するにあたり、グリットエンジン上の選択されたツールは[[wikitech:News/Toolforge_Grid_Engine_deprecation|停止]]しました。ツールのコードとデータは削除していません。メンテナーの皆さんのうちツールを再度、有効にしたい人は当[[wikitech:Portal:Toolforge/About_Toolforge#Communication_and_support|チーム]]にご連絡ください。グリッド上で動いているツールは、延長の申し入れを受けたものに限定しています。 * CSSのプロパティ <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>[https://developer.mozilla.org/en-US/docs/Web/CSS/filter filter]</code></bdi> は ウィキ文の記述で HTML <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>style</code></bdi> 属性を採用できるようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T308160] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/08|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W08"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年2月19日 (月) 15:37 (UTC) <!-- User:UOzurumba (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=26254282 のリストを使用して送信したメッセージ --> == <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Tech News: 2024-09</span> == <div lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr"> <section begin="technews-2024-W09"/><div class="plainlinks"> Latest '''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|tech news]]''' from the Wikimedia technical community. Please tell other users about these changes. Not all changes will affect you. [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/09|Translations]] are available. '''Recent changes''' * The [[mw:Special:MyLanguage/VisualEditor_on_mobile|mobile visual editor]] is now the default editor for users who never edited before, at a small group of wikis. [[mw:Special:MyLanguage/VisualEditor_on_mobile/VE_mobile_default#A/B_test_results| Research ]] shows that users using this editor are slightly more successful publishing the edits they started, and slightly less successful publishing non-reverted edits. Users who defined the wikitext editor as their default on desktop will get the wikitext editor on mobile for their first edit on mobile as well. [https://phabricator.wikimedia.org/T352127] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|Advanced item]] The [[mw:Special:MyLanguage/ResourceLoader/Core modules#mw.config|mw.config]] value <code>wgGlobalGroups</code> now only contains groups that are active in the wiki. Scripts no longer have to check whether the group is active on the wiki via an API request. A code example of the above is: <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>if (/globalgroupname/.test(mw.config.get("wgGlobalGroups")))</code></bdi>. [https://phabricator.wikimedia.org/T356008] '''Changes later this week''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|Recurrent item]] The [[mw:MediaWiki 1.42/wmf.20|new version]] of MediaWiki will be on test wikis and MediaWiki.org from {{#time:j xg|2024-02-27|en}}. It will be on non-Wikipedia wikis and some Wikipedias from {{#time:j xg|2024-02-28|en}}. It will be on all wikis from {{#time:j xg|2024-02-29|en}} ([[mw:MediaWiki 1.42/Roadmap|calendar]]). [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Yearly_calendar] '''Future changes''' * The right to change [[mw:Special:MyLanguage/Manual:Tags|edit tags]] (<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>changetags</code></bdi>) will be removed from users in Wikimedia sites, keeping it by default for admins and bots only. Your community can ask to retain the old configuration on your wiki before this change happens. Please indicate in [[phab:T355639|this ticket]] to keep it for your community before the end of March 2024. '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|Tech news]]''' prepared by [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|Tech News writers]] and posted by [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|bot]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|Contribute]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/09|Translate]]&nbsp;• [[m:Tech|Get help]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|Give feedback]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|Subscribe or unsubscribe]].'' </div><section end="technews-2024-W09"/> </div> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年2月26日 (月) 19:23 (UTC) <!-- User:UOzurumba (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=26294125 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-10 == <section begin="technews-2024-W10"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/10|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 古い[[mw:Special:MyLanguage/Extension:Collection|Collection拡張機能]]によって提供されていた特別ページ<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>Special:Book</code></bdi>(および「ブックを作成する」関連機能)は全てのウィキソースのウィキから削除されました。機能が壊れていたためです。[[mw:Special:MyLanguage/Extension:Wikisource|ウィキソース拡張機能]]によって提供される通常のブックのダウンロード機能には影響しません。 [https://phabricator.wikimedia.org/T358437] * [[m:Wikitech|Wikitech]]は全てのトーク名前空間のページを生成するために、次世代型の[[mw:Special:MyLanguage/Parsoid|Parsoid]]パーサーを既定で使用しています。問題が生じた場合は[[mw:Talk:Parsoid/Parser_Unification/Known_Issues|既知の問題点と議論のためのページ]]へ報告をお願いします。Parsoidを制御するために[[mw:Special:MyLanguage/Extension:ParserMigration|ParserMigration]]拡張機能を使用できます。詳細は[[mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:ParserMigration|ParserMigrationのヘルプ文書]]を参照ください。 * [https://etherpad.wikimedia.org Etherpad]のメンテナンスが完了しました。問題が生じた場合は[[phab:T316421|チケット]]への報告をお願いします。 * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=| 高度]] [[mw:Special:MyLanguage/Extension:Gadgets|ガジェット]]はインターフェース管理者がCSSとJavaScriptを使用してカスタム機能を作成できるようにするものです。<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>Gadget</code></bdi> および <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>Gadget_definition</code></bdi> 名前空間と利用者権限 <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>gadgets-definition-edit</code></bdi> は、2015年に実験的に予約名として登録されましたが、実際に使用されることはありませんでした。これは Special:Search と Special:ListGroupRights で見ることができます。未使用の名前空間と権限はこのたび削除されます。ページの移動は行われず、変更は必要ありません。 [https://phabricator.wikimedia.org/T31272] * Wikipediaの「引用」ワークフローが改善しました。挿入ボタンがポップアップのヘッダー部分へと移動されました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T354847] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.42/wmf.21|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2024-03-05|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2024-03-06|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2024-03-07|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.42/Roadmap|工程表はこちら]])。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Yearly_calendar] '''今後の予定''' * 3月20日に数分間、すべてのウィキが読み取り専用になります。時刻は14:00 UTCを予定しています。詳細は技術ニュースで発表され、今後数週間で個別のウィキにも告知されます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T358233] * 今年後半に見出しとセクション編集リンクのマークアップが改善され、アクセシビリティが向上します。詳細は[[mw:Special:MyLanguage/Heading_HTML_changes|Heading HTML changes]]を参照ください。新しいマークアップはParsoidウィキテキストパーサーと同じになります。新しいマークアップを使用してガジェットやスタイルシートを確認したい場合はURLに <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>?useparsoid=1</code></bdi> を追加してください([[mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:ParserMigration#Selecting_a_parser_using_a_URL_query_string|詳細はこちら]])。または個人設定でParsoidの読み取りビューを有効にしてください([[mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:ParserMigration#Enabling_via_user_preference|詳細はこちら]])。 * '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/10|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W10"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年3月4日 (月) 19:47 (UTC) <!-- User:UOzurumba (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=26329807 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-11 == <section begin="technews-2024-W11"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/11|翻訳]]されています。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.42/wmf.22|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2024-03-12|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2024-03-13|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2024-03-14|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.42/Roadmap|工程表はこちら]])。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Yearly_calendar] * 様々なコミュニティと協議を行った結果、[[mw:Special:MyLanguage/Skin:Minerva Neue|Minervaスキン]]の行間は従来適用されていた1.65に増加しました。必要に応じてメニューの個人設定から異なるタイポグラフィも設定できます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T358498] *[[mw:Special:MyLanguage/Skin:Minerva Neue|Minerva]]の選択リンク色が変更され、他のプラットフォームとの一貫性が向上します。 [https://phabricator.wikimedia.org/T358516] * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">[[c:Special:MyLanguage/Commons:Structured data|Structured data on Commons]] will no longer ask whether you want to leave the page without saving. This will prevent the “information you’ve entered may not be saved” popups from appearing when no information have been entered. It will also make file pages on Commons load faster in certain cases. However, the popups will be hidden even if information has indeed been entered. If you accidentally close the page before saving the structured data you entered, that data will be lost.</span> [https://phabricator.wikimedia.org/T312315] '''今後の予定''' * 3月20日に数分間、すべてのウィキが読み取り専用になります。時刻は14:00 UTCを予定しています。詳細は技術ニュースで発表され、今後数週間で個別のウィキにも告知されます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T358233][https://meta.wikimedia.org/wiki/Special:MyLanguage/Tech/Server_switch] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/11|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W11"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年3月11日 (月) 23:04 (UTC) <!-- User:UOzurumba (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=26374013 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-12 == <section begin="technews-2024-W12"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/12|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 利用者への十分な周知が行えたものとして、[[mw:Special:MyLanguage/Skin:Vector/2022|2022年版ベクタースキン]]のメインメニューにあった「言語間リンクはページの先頭部にあります」という告知メッセージが削除されました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T353619] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] [[m:Special:MyLanguage/IP_Editing:_Privacy_Enhancement_and_Abuse_Mitigation/IP_Info_feature|IP情報機能]]はSpurのデータベースからもIPアドレスの情報を参照して表示するようになります。従来はMaxMindの情報のみを参照していました。IP情報ツールが巡回者にとってより有用なものになります。 [https://phabricator.wikimedia.org/T341395] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] ToolforgeのGridエンジンサービスはKubernetesへの最終移行プロセス完了後にシャットダウンされました。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Obsolete:Toolforge/Grid][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/News/Toolforge_Grid_Engine_deprecation][https://techblog.wikimedia.org/2022/03/14/toolforge-and-grid-engine/] * [[MediaWiki:Undelete-comment-dropdown]] を作成することで、ページの復帰を行う際のデフォルトの理由をカスタマイズすることができるようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T326746] '''問題点''' * [[m:Special:MyLanguage/WMDE_Technical_Wishes/RevisionSlider|リビジョンスライダー]]はページの履歴を相互に閲覧するためのインターフェースです。[[mw:Special:MyLanguage/Extension:RevisionSlider/Developing_a_RTL-accessible_feature_in_MediaWiki_-_what_we%27ve_learned_while_creating_the_RevisionSlider|右横書き]]の言語でリビジョンスライダーがマウスクリックに誤って反応するという問題が報告されていました。この問題は現在修正済みです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T352169] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.42/wmf.23|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2024-03-19|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2024-03-20|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2024-03-21|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.42/Roadmap|工程表はこちら]])。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Yearly_calendar] * 3月20日に数分間、すべてのウィキが読み取り専用の状態になります。時刻は[https://zonestamp.toolforge.org/1710943200 14:00 UTC]を予定しています。 [https://phabricator.wikimedia.org/T358233][https://meta.wikimedia.org/wiki/Special:MyLanguage/Tech/Server_switch] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/12|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W12"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年3月18日 (月) 17:40 (UTC) <!-- User:UOzurumba (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=26410165 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-13 == <section begin="technews-2024-W13"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/13|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] 2024年3月18日、[[mw:Special:MyLanguage/Skin:Vector/2022|2022年版ベクタースキン]]のサイト、ユーザーJavaScript及びCSSの読み込み方法に変更が加えられました。サイト管理者のための[[phab:T360384|チェックリスト]]が提供されています。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.42/wmf.24|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2024-03-26|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2024-03-27|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2024-03-28|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.42/Roadmap|工程表はこちら]])。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Yearly_calendar] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/13|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W13"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年3月25日 (月) 18:57 (UTC) <!-- User:UOzurumba (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=26446209 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-14 == <section begin="technews-2024-W14"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/14|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * ベータ版機能の[[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Accessibility_for_reading|読み取りアクセシビリティ]]の標準テキストと大きめテキストのオプションのデフォルト行間が変更されました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T359030] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.42/wmf.25|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2024-04-02|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2024-04-03|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2024-04-04|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.42/Roadmap|工程表はこちら]])。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Yearly_calendar] '''今後の予定''' * ウィキメディア・コモンズ財団の年次計画を策定します。年次計画の中では財団が取り組む事柄を決定します。現在、プロダクト及びテクノロジー部門の[[m:Special:MyLanguage/Wikimedia Foundation Annual Plan/2024-2025/Product & Technology OKRs#Draft Key Results|成果草案]]が公開されています。これは2024年7月から2025年6月までに財団が行う大規模な技術的変更とそれに対して望む成果の提案です。[[m:Talk:Wikimedia Foundation Annual Plan/2024-2025/Product & Technology OKRs|トークページへのご意見をお待ちしています]]。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/14|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W14"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年4月2日 (火) 03:36 (UTC) <!-- User:UOzurumba (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=26462933 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-15 == <section begin="technews-2024-W15"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/15|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * ウェブブラウザには[[:w:ja:ブラウザ拡張機能|拡張機能]]と呼ばれるツールを使用することができます。[[m:Future Audiences/Experiment:Citation Needed|Citation Needed]]と呼ばれるChrome拡張機能があります。これを使用することでウィキペディアの記事がオンライン上の意見を支持しているかどうかを確認することができます。これはウィキペディアをこのような方法で検証できるかどうかの小規模な実験です。小規模な実験を目的としているため、拡張機能はChrome用の英語版しかありません。 * [[File:Octicons-gift.svg|12px|link=|alt=|要望調査]] <span class="mw-translate-fuzzy">すべてのウィキに[[mw:Special:MyLanguage/Help:Edit Recovery|編集の復旧]]機能が追加されました。[[Special:Preferences#mw-prefsection-editing|個人設定]]から有効にすることができます。機能を有効にしていた場合、編集内容がウェブブラウザに保存され、編集画面を誤って閉じたり、ブラウザやコンピュータがクラッシュした際に、未保存のテキストを復旧するよう促されます。この機能について[[m:Special:MyLanguage/Talk:Community Wishlist Survey 2023/Edit-recovery feature|プロジェクトのトークページ]]にフィードバックをお願いします。この機能は2023年のコミュニティ要望調査で8番目に挙がっていた項目でした。</span> * [[mw:Special:MyLanguage/Edit check|編集チェック]]の初期結果が[[mw:Special:MyLanguage/Edit_check#4_April_2024|公開されました]]。[[phab:T342930#9538364|編集チェックの試験に参加したウィキ]]ではこれをデフォルトの機能として提供しています。次回の編集チェックに参加したいウィキがありましたら[[mw:Talk:Edit check|お知らせください。]] [https://phabricator.wikimedia.org/T342930][https://phabricator.wikimedia.org/T361727] * モバイルモードで[[mw:Special:MyLanguage/Skin:Minerva Neue|ミネルバスキン]]を使用しているユーザーはに行間設定が変更されたことにお気づきいただけると思います。 [https://phabricator.wikimedia.org/T359029] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.42/wmf.26|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2024-04-09|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2024-04-10|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2024-04-11|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.42/Roadmap|工程表はこちら]])。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Yearly_calendar] * 新規アカウントとログアウトしたユーザーは[[mw:Special:MyLanguage/VisualEditor|ビジュアルエディター]]をモバイル版デフォルトのエディタとして利用できるようになります。英語版ウィキペディアを除く全てのウィキにこの設定が展開されます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T361134] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]] によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/15|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W15"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年4月8日 (月) 23:38 (UTC) <!-- User:UOzurumba (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=26564838 のリストを使用して送信したメッセージ --> == <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Tech News: 2024-16</span> == <div lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr"> <section begin="technews-2024-W16"/><div class="plainlinks"> Latest '''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|tech news]]''' from the Wikimedia technical community. Please tell other users about these changes. Not all changes will affect you. [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/16|Translations]] are available. '''Problems''' * Between 2 April and 8 April, on wikis using [[mw:Special:MyLanguage/Extension:FlaggedRevs|Flagged Revisions]], the "{{Int:tag-mw-reverted}}" tag was not applied to undone edits. In addition, page moves, protections and imports were not autoreviewed. This problem is now fixed. [https://phabricator.wikimedia.org/T361918][https://phabricator.wikimedia.org/T361940] '''Changes later this week''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|Recurrent item]] The [[mw:MediaWiki 1.43/wmf.1|new version]] of MediaWiki will be on test wikis and MediaWiki.org from {{#time:j xg|2024-04-16|en}}. It will be on non-Wikipedia wikis and some Wikipedias from {{#time:j xg|2024-04-17|en}}. It will be on all wikis from {{#time:j xg|2024-04-18|en}} ([[mw:MediaWiki 1.43/Roadmap|calendar]]). [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Yearly_calendar] * [[mw:Special:MyLanguage/Help:Magic words#DEFAULTSORT|Default category sort keys]] will now affect categories added by templates placed in [[mw:Special:MyLanguage/Help:Cite|footnotes]]. Previously footnotes used the page title as the default sort key even if a different default sort key was specified (category-specific sort keys already worked). [https://phabricator.wikimedia.org/T40435] * A new variable <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>page_last_edit_age</code></bdi> will be added to [[Special:AbuseFilter|abuse filters]]. It tells how many seconds ago the last edit to a page was made. [https://phabricator.wikimedia.org/T269769] '''Future changes''' * Volunteer developers are kindly asked to update the code of their tools and features to handle [[mw:Special:MyLanguage/Trust and Safety Product/Temporary Accounts|temporary accounts]]. [[mw:Special:MyLanguage/Trust and Safety Product/Temporary Accounts/For developers/2024-04 CTA|Learn more]]. * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|Advanced item]] Four database fields will be removed from database replicas (including [[quarry:|Quarry]]). This affects only the <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>abuse_filter</code></bdi> and <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>abuse_filter_history</code></bdi> tables. Some queries might need to be updated. [https://phabricator.wikimedia.org/T361996] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|Tech news]]''' prepared by [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|Tech News writers]] and posted by [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|bot]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|Contribute]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/16|Translate]]&nbsp;• [[m:Tech|Get help]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|Give feedback]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|Subscribe or unsubscribe]].'' </div><section end="technews-2024-W16"/> </div> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年4月15日 (月) 23:29 (UTC) <!-- User:UOzurumba (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=26564838 のリストを使用して送信したメッセージ --> == <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Tech News: 2024-17</span> == <div lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr"> <section begin="technews-2024-W17"/><div class="plainlinks"> Latest '''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|tech news]]''' from the Wikimedia technical community. Please tell other users about these changes. Not all changes will affect you. [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/17|Translations]] are available. '''Recent changes''' * Starting this week, newcomers editing Wikipedia [[mw:Special:MyLanguage/Growth/Positive reinforcement#Leveling up 3|will be encouraged]] to try structured tasks. [[mw:Special:MyLanguage/Growth/Feature summary#Newcomer tasks|Structured tasks]] have been shown to [[mw:Special:MyLanguage/Growth/Personalized first day/Structured tasks/Add a link/Experiment analysis, December 2021|improve newcomer activation and retention]]. [https://phabricator.wikimedia.org/T348086] * You can [[m:Special:MyLanguage/Coolest Tool Award|nominate your favorite tools]] for the fifth edition of the Coolest Tool Award. Nominations will be open until May 10. '''Changes later this week''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|Recurrent item]] The [[mw:MediaWiki 1.43/wmf.2|new version]] of MediaWiki will be on test wikis and MediaWiki.org from {{#time:j xg|2024-04-23|en}}. It will be on non-Wikipedia wikis and some Wikipedias from {{#time:j xg|2024-04-24|en}}. It will be on all wikis from {{#time:j xg|2024-04-25|en}} ([[mw:MediaWiki 1.43/Roadmap|calendar]]). [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Yearly_calendar] '''Future changes''' * This is the last warning that by the end of May 2024 the Vector 2022 skin will no longer share site and user scripts/styles with old Vector. For user-scripts that you want to keep using on Vector 2022, copy the contents of [[{{#special:MyPage}}/vector.js]] to [[{{#special:MyPage}}/vector-2022.js]]. There are [[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Desktop Improvements/Features/Loading Vector 2010 scripts|more technical details]] available. Interface administrators who foresee this leading to lots of technical support questions may wish to send a mass message to your community, as was done on French Wikipedia. [https://phabricator.wikimedia.org/T362701] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|Tech news]]''' prepared by [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|Tech News writers]] and posted by [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|bot]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|Contribute]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/17|Translate]]&nbsp;• [[m:Tech|Get help]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|Give feedback]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|Subscribe or unsubscribe]].'' </div><section end="technews-2024-W17"/> </div> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年4月22日 (月) 20:28 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=26647188 のリストを使用して送信したメッセージ --> == <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Tech News: 2024-18</span> == <div lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr"> <section begin="technews-2024-W18"/><div class="plainlinks"> Latest '''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|tech news]]''' from the Wikimedia technical community. Please tell other users about these changes. Not all changes will affect you. [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/18|Translations]] are available. '''Recent changes''' [[File:Talk_pages_default_look_(April_2023).jpg|thumb|alt=Screenshot of the visual improvements made on talk pages|Example of a talk page with the new design, in French.]] * The appearance of talk pages changed for the following wikis: {{int:project-localized-name-azwiki/en}}{{int:comma-separator/en}}{{int:project-localized-name-bnwiki/en}}{{int:comma-separator/en}}{{int:project-localized-name-dewiki/en}}{{int:comma-separator/en}}{{int:project-localized-name-fawiki/en}}{{int:comma-separator/en}}{{int:project-localized-name-hewiki/en}}{{int:comma-separator/en}}{{int:project-localized-name-hiwiki/en}}{{int:comma-separator/en}}{{int:project-localized-name-idwiki/en}}{{int:comma-separator/en}}{{int:project-localized-name-kowiki/en}}{{int:comma-separator/en}}{{int:project-localized-name-nlwiki/en}}{{int:comma-separator/en}}{{int:project-localized-name-ptwiki/en}}{{int:comma-separator/en}}{{int:project-localized-name-rowiki/en}}{{int:comma-separator/en}}{{int:project-localized-name-thwiki/en}}{{int:comma-separator/en}}{{int:project-localized-name-trwiki/en}}{{int:comma-separator/en}}{{int:project-localized-name-ukwiki/en}}{{int:comma-separator/en}}{{int:project-localized-name-viwiki/en}}. These wikis participated to a test, where 50% of users got the new design, for one year. As this test [[Mw:Special:MyLanguage/Talk pages project/Usability/Analysis|gave positive results]], the new design is deployed on these wikis as the default design. It is possible to opt-out these changes [[Special:Preferences#mw-prefsection-editing|in user preferences]] ("{{int:discussiontools-preference-visualenhancements}}"). The deployment will happen at all wikis in the coming weeks. [https://phabricator.wikimedia.org/T341491] * Seven new wikis have been created: ** a {{int:project-localized-name-group-wikipedia}} in [[d:Q33014|Betawi]] ([[w:bew:|<code>w:bew:</code>]]) [https://phabricator.wikimedia.org/T357866] ** a {{int:project-localized-name-group-wikipedia}} in [[d:Q35708|Kusaal]] ([[w:kus:|<code>w:kus:</code>]]) [https://phabricator.wikimedia.org/T359757] ** a {{int:project-localized-name-group-wikipedia}} in [[d:Q35513|Igala]] ([[w:igl:|<code>w:igl:</code>]]) [https://phabricator.wikimedia.org/T361644] ** a {{int:project-localized-name-group-wiktionary}} in [[d:Q33541|Karakalpak]] ([[wikt:kaa:|<code>wikt:kaa:</code>]]) [https://phabricator.wikimedia.org/T362135] ** a {{int:project-localized-name-group-wikisource}} in [[d:Q9228|Burmese]] ([[s:my:|<code>s:my:</code>]]) [https://phabricator.wikimedia.org/T361085] ** a {{int:project-localized-name-group-wikisource}} in [[d:Q9237|Malay]] ([[s:ms:|<code>s:ms:</code>]]) [https://phabricator.wikimedia.org/T363039] ** a {{int:project-localized-name-group-wikisource}} in [[d:Q8108|Georgian]] ([[s:ka:|<code>s:ka:</code>]]) [https://phabricator.wikimedia.org/T363085] * You can now [https://translatewiki.net/wiki/Support#Early_access:_Watch_Message_Groups_on_Translatewiki.net watch message groups/projects] on [[m:Special:MyLanguage/translatewiki.net|Translatewiki.net]]. Initially, this feature will notify you of added or deleted messages in these groups. [https://phabricator.wikimedia.org/T348501] * Dark mode is now available on all wikis, on mobile web for logged-in users who opt into the [[Special:MobileOptions|advanced mode]]. This is the early release of the feature. Technical editors are invited to [https://night-mode-checker.wmcloud.org/ check for accessibility issues on wikis]. See [[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Accessibility for reading/Updates/2024-04|more detailed guidelines]]. '''Problems''' * [[mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:Kartographer|Kartographer]] maps can use an alternative visual style without labels, by using <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki>mapstyle="osm"</nowiki></code></bdi>. This wasn't working in previews, creating the wrong impression that it wasn't supported. This has now been fixed. [https://phabricator.wikimedia.org/T362531] '''Changes later this week''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|Recurrent item]] The [[mw:MediaWiki 1.43/wmf.3|new version]] of MediaWiki will be on test wikis and MediaWiki.org from {{#time:j xg|2024-04-30|en}}. It will be on non-Wikipedia wikis and some Wikipedias from {{#time:j xg|2024-05-01|en}}. It will be on all wikis from {{#time:j xg|2024-05-02|en}} ([[mw:MediaWiki 1.43/Roadmap|calendar]]). [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Yearly_calendar] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|Tech news]]''' prepared by [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|Tech News writers]] and posted by [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|bot]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|Contribute]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/18|Translate]]&nbsp;• [[m:Tech|Get help]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|Give feedback]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|Subscribe or unsubscribe]].'' </div><section end="technews-2024-W18"/> </div> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年4月30日 (火) 03:34 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=26689057 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-19 == <section begin="technews-2024-W19"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/19|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' [[File:Talk_pages_default_look_(April_2023).jpg|thumb|alt=外観の改善がされたトークページのスクリーンショット|新デザインのトークページの例(フランス語)。]] * コモンズ、ウィキデータ、および大半のウィキペディア([[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/18|一部]]はすでにデザイン変更済み)を除く全てのウィキで、トークページの外観が変更されました。変更の詳細は[[diffblog:2024/05/02/making-talk-pages-better-for-everyone/|Diff]]をご覧ください。[[Special:Preferences#mw-prefsection-editing|個人設定]]("{{int:discussiontools-preference-visualenhancements}}")でこの変更を無効にすることができます。今後数週間のうちに他のウィキにも展開される予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T352087][https://phabricator.wikimedia.org/T319146] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] インターフェース管理者は、<code>SiteAdminHelper</code>の導入により、携帯端末での記事構成要素のスタイルをより管理しやすくなりました。スタイルの無効化の詳細については、[[mw:Special:MyLanguage/Extension:WikimediaMessages#Site_admin_helper|拡張機能のページ]]をご覧ください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T363932] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">[[m:Special:MyLanguage/Wikimedia Enterprise|Wikimedia Enterprise]] has added article body sections in JSON format and a curated short description field to the existing parsed Infobox. This expansion to the API is also available via Wikimedia Cloud Services.</span> [https://enterprise.wikimedia.com/blog/article-sections-and-description/] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.43/wmf.4|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2024-05-07|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2024-05-08|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2024-05-09|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.43/Roadmap|工程表はこちら]])。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Yearly_calendar] * 特別:ログ を開いた時、最初に表示されているラベルは "全ての公開記録" となっていますが、実際には一部の記録しか表示されません。今後、ラベルは "主な公開ログ" と表記されます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T237729] '''今後の予定''' * [[mw:Special:MyLanguage/Extension:Graph|グラフ拡張機能]]に代わる新しいサービスが開発される予定です。詳細はこの拡張機能に関する[[mw:Special:MyLanguage/Extension:Graph/Plans|最新の更新]]をご覧ください。 * 5月21日から、英語版ウィキペディアとドイツ語版ウィキペディアで「[[mw:Special:MyLanguage/Help:Growth/Tools/Add a link|リンクを追加]]」機能を有効化できるようになります。これは[[phab:T304110|このツールをすべてのウィキペディアに段階的に展開する]]一環として行われます。コミュニティは[[mw:Special:MyLanguage/Growth/Community configuration|ローカルでこの機能を有効化し、設定することができます]]。 [https://phabricator.wikimedia.org/T308144] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/19|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W19"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年5月6日 (月) 16:45 (UTC) <!-- User:Trizek (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=26729363 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-20 == <section begin="technews-2024-W20"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/20|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * Wikisource(ウィキソース)に特別ページがあり、保存されたページのうち対応するはずのスキャン画像が存在しないページ類をまとめてあります。新しくマジックワード <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>__EXPECTWITHOUTSCANS__</code></bdi> を使うと、指定したページ群を除外することができるようになりました(たとえば発行の版数一覧やその一覧の他言語版など)。 [https://phabricator.wikimedia.org/T344214] * [[Special:Preferences#mw-prefsection-editing|個人設定]]の「{{int:tog-uselivepreview}}」を有効にしている場合、ページを再読み込みしなくても「{{int:Templatesandbox-editform-legend}}」というテンプレートページの機能が実行できるようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T136907] * [[mw:Special:Mylanguage/Extension:Kartographer|Kartographer]] で作成した地図内に<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki>alt=</nowiki></code></bdi> 属性を介して代替文字列を指定できるようになりました。使用方法は[[mw:Special:MyLanguage/Help:Images#Syntax|画像およびギャラリー構文]]の <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki>alt=</nowiki></code></bdi> 属性と同じです。例外は Wikivoyage など、ミニチュア・マップを双方向に使えるウィキ・プロジェクトではこの限りではありません。 [https://phabricator.wikimedia.org/T328137] * 「[[mw:Special:MyLanguage/Edit Review Improvements/New filters for edit review|編集レビューの新フィルター]]」機能("[[mw:Special:MyLanguage/Edit Review Improvements/New filters for edit review|New Filters for Edit Review]]" )において、従来の[[mw:Special:MyLanguage/Extension:GuidedTour|ガイドツアー]]を除去しました。作成した2017年には利用者アカウントが古い利用者を対象に、インターフェースの変更点を紹介したものでしたが、対象となるはずの利用者層のほとんどがすでに視聴済みです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T217451] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.43/wmf.5|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2024-05-14|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2024-05-15|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2024-05-16|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.43/Roadmap|工程表はこちら]])。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Yearly_calendar] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] [[{{#special:search}}]] 結果ページは使いやすさを向上させるため、表組みの代わりに CSS フレックス属性を採用します。検索結果を調整するガジェットまたはスクリプトを使用中の場合は、スクリプトを新しい HTML 構造に必ず更新してください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T320295] '''今後の予定''' * 2022年ベクター外装の場合、メインページの表示幅がウィンドウいっぱいに変更の予定です(特別ページと同様)。目的は、1行あたりの文字数をできるだけ多くするためです。これは同外装に展開予定の文字組みの更新と連携しています。[[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Accessibility for reading/Updates|詳細はこちら]]。 [https://phabricator.wikimedia.org/T357706] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>[[mw:Special:MyLanguage/Manual:pagelinks table|pagelinks]]</code></bdi> データベース・テーブルの2列(<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>pl_namespace</code></bdi> と <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>pl_title</code></bdi>)をまもなく削除の予定です。今後は必ず新規の<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>[[mw:special:MyLanguage/Manual:linktarget table|linktarget]]</code></bdi> テーブルの2列を使用してください(<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>lt_namespace</code></bdi> と <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>lt_title</code></bdi>)。既存の SQL クエリに当てはめると以下のとおり。 *# <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>ON</code></bdi> の記述で、$ 1 は <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>JOIN linktarget</code></bdi> に、 <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>pl_</code></bdi> は $ 4 に置換する *# その下の行に <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>JOIN pagelinks ON lt_id = pl_target_id</code></bdi> を追加する ** 技術的な理由は<bdi lang="en" dir="ltr">[[phab:T222224]]</bdi>でご確認ください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T222224][https://phabricator.wikimedia.org/T299947] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/20|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W20"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年5月13日 (月) 23:59 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=26762074 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-21 == <section begin="technews-2024-W21"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/21|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 管理者がページを一括削除できる[[mw:Special:MyLanguage/Extension:Nuke|Nuke]]拡張機能で、移動されたページが正しく削除されるようになりました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T43351] * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">New changes have been made to the UploadWizard in Wikimedia Commons: the overall layout has been improved, by following new styling and spacing for the form and its fields; the headers and helper text for each of the fields was changed; the Caption field is now a required field, and there is an option for users to copy their caption into the media description.</span> [https://commons.wikimedia.org/wiki/Commons:WMF_support_for_Commons/Upload_Wizard_Improvements#Changes_to_%22Describe%22_workflow][https://phabricator.wikimedia.org/T361049] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.43/wmf.6|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2024-05-21|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2024-05-22|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2024-05-23|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.43/Roadmap|工程表はこちら]])。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Yearly_calendar] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">The HTML used to render all headings [[mw:Heading_HTML_changes|is being changed to improve accessibility]]. It will change on 22 May in some skins (Timeless, Modern, CologneBlue, Nostalgia, and Monobook). Please test gadgets on your wiki on these skins and [[phab:T13555|report any related problems]] so that they can be resolved before this change is made in all other skins. The developers are also considering the introduction of a [[phab:T337286|Gadget API for adding buttons to section titles]] if that would be helpful to tool creators, and would appreciate any input you have on that.</span> '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/21|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W21"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年5月20日 (月) 23:04 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=26786311 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-22 == <section begin="technews-2024-W22"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/22|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * ウィキメディア・コモンズでのアップロードウィザードのアップデートに関連するいくつかのバグが修正されました。詳細については、[[:phab:T365107|T365107]]と[[:phab:T365119|T365119]]を参照してください。 * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] 2024年3月、ガジェットがスキン内に新しいポートレットを作成できるようにする、[[mw:ResourceLoader/Core_modules#addPortlet|addPortlet]] APIが追加されました。特定のスキンでは、これを利用してドロップダウンを作成できます。ぜひお試しいただき、[[phab:T361661|フィードバックをお寄せください]]。 * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] MinervaスキンのいくつかのCSSが削除され、コミュニティの設定が簡単になりました。インターフェース管理者は、モバイルデバイスでのクラス: <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>.collapsible</code></bdi>{{int:comma-separator/ja}}<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>.multicol</code></bdi>{{int:comma-separator/ja}}<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>.reflist</code></bdi>{{int:comma-separator/ja}}<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>.coordinates</code></bdi>{{int:comma-separator/ja}}<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>.topicon</code></bdi>に関連する要素のレンダリングを確認してください。必要に応じて[[phab:T361659|代替CSSに関する詳細を参照してください]]。 '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.43/wmf.7|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2024-05-28|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2024-05-29|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2024-05-30|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.43/Roadmap|工程表はこちら]])。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Yearly_calendar] * ローカルアカウントがまだ作成されていないウィキにアクセスすると、ローカルルールにより、編集フィルターなどでアカウントが自動作成できない場合があります。 今週から、MediaWikiは、そのようなローカルルールを上書きできるかどうかを評価する際、グローバル権限を考慮します。 [https://phabricator.wikimedia.org/T316303] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/22|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W22"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年5月28日 (火) 00:15 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=26832205 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-23 == <section begin="technews-2024-W23"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/23|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 管理者は、JavaScriptを使用せずにツールメニューに項目を追加できるようになりました。[[mw:Manual:Interface/Sidebar#Add or remove toolbox sections|マニュアルをご覧ください]]。 [https://phabricator.wikimedia.org/T6086] * WikiHieroの追跡カテゴリの定義のメッセージ名が<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>MediaWiki:Wikhiero-usage-tracking-category</code></bdi>から<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>MediaWiki:Wikihiero-usage-tracking-category</code></bdi>に変更されました。 [https://gerrit.wikimedia.org/r/c/mediawiki/extensions/wikihiero/+/1035855] * 新しいウィキが作成されました: [[d:Q5317225|中央ドゥスン語]]版{{int:project-localized-name-group-wikipedia}} ([[w:dtp:|<code>w:dtp:</code>]]) [https://phabricator.wikimedia.org/T365220] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.43/wmf.8|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2024-06-04|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2024-06-05|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2024-06-06|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.43/Roadmap|工程表はこちら]])。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Yearly_calendar] '''今後の予定''' * 来週、2022年版ベクター外装を規定で使用しているウィキでは、ログアウト状態のデスクトップ利用者がフォントサイズを選べるようになり、規定のフォントサイズも大きくなります。これは、ウィキメディアプロジェクトの可読性向上を目的としています。[[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Accessibility for reading/Updates/2024-06 deployments|詳細はこちら]]。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/23|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W23"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年6月3日 (月) 22:35 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=26844397 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-24 == <section begin="technews-2024-W24"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/24|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * SVGファイルのレンダリングに使うソフトウェアは更新され、SVGレンダリングに関する長年のバグが多数、修正済みです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T265549] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] アクセシビリティ向上の一環として、全ての見出しに使われるHTMLが[[mw:Heading HTML changes|変更されます]]。先週、一部の外装(レガシー ベクター (2010年版)とMinervaNeue)で変更されました。これらの外装でガジェットをそれぞれのウィキでテストし、[[phab:T13555|問題があれば報告して]]、ベクター (2022年版)でこの変更が行われる前に解決できるようご協力ください。開発者はツール開発者の役に立つようなら[[phab:T337286|節見出しにボタンを追加するガジェットAPI]]導入を引き続き検討中で、この点についてどんな情報でも提供をお待ちしています。 * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] 先週、[[mw:Special:MyLanguage/Parsoid|Parsoid]]による引用に使われるHTMLマークアップが変更されました。Parsoidが以前<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>mw-reference-text</code></bdi>クラスを生成していた場所には、現在では古いパーサーとの互換性を高めるために<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>reference-text</code></bdi>クラスも生成します。[[mw:Specs/HTML/2.8.0/Extensions/Cite/Announcement|詳細は発表を参照してください]]。 [https://gerrit.wikimedia.org/r/1036705] '''問題点''' * コンテンツ翻訳拡張機能にバグが見つかり、影響でツールのメニューの表示位置が正しくありませんでした。これは修正済みです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T366374] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.43/wmf.9|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2024-06-11|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2024-06-12|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2024-06-13|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.43/Roadmap|工程表はこちら]])。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Yearly_calendar] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] MediaWikiの新しいバージョンではHTMLマークアップが変更されています: [[mw:Special:MyLanguage/Parsoid|Parsoid]]は、古いパーサーとの互換性を高めるために名前付き参照と名前なし参照の両方に対して<bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki><span class="mw-cite-backlink"></nowiki></code></bdi>を生成するようになりました。インターフェース管理者は、引用に関するガジェットが新しいマークアップに互換性があることを確認してください。[[mw:Specs/HTML/2.8.0/Extensions/Cite/Announcement|詳細は発表を参照してください]]。 [https://gerrit.wikimedia.org/r/1035809] * <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki><translate></nowiki></code></bdi> システムを採用する多言語版のウィキ類には、陳腐化したであろう翻訳文をピンクの背景で示し更新または査読が済むと解除する機能があります。今週から翻訳査読を記録しており、またコミュニティから[[m:Special:MyLanguage/Requesting wiki configuration changes|要請がある]]場合には、翻訳査読に必要な新しいユーザー権限を設定します。 [https://phabricator.wikimedia.org/T49177] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/24|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W24"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年6月10日 (月) 20:20 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=26893898 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-25 == <section begin="technews-2024-W25"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/25|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * ビジュアルエディターで外部リンクを追加する際、リンク先のドメインが当該ウィキプロジェクト上でブラックリスト登録されている場合、通知が表示されるようになりました。詳細は[[mw:Special:MyLanguage/Edit_check#11_June_2024|編集チェック]]をご覧ください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T366751] * 新しい拡張機能である[[mw:Special:MyLanguage/Extension:CommunityConfiguration|CommunityConfiguration]]が[[testwiki:Special:CommunityConfiguration|テストウィキ]]で使用可能になりました。これを使うと、ウィキのニーズに合わせてローカルコミュニティが特定の機能をカスタマイズできます。現在はGrowthの機能にのみ対応していますが、将来的には[[mw:Special:MyLanguage/Community_configuration#Use_cases|CommunityConfiguration使用ケース]]にリストアップされた機能にも対応します。 [https://phabricator.wikimedia.org/T323811][https://phabricator.wikimedia.org/T360954] * ダークモードの[[Special:Preferences#mw-prefsection-betafeatures|ベータ機能]]がカテゴリおよびヘルプページで使用可能になり、より多くの特別ページにも対応しました。ただし、現在のバージョンではコントラスト比に問題がある場合があります。バグを発見した場合は[[mw:Talk:Reading/Web/Accessibility_for_reading|開発プロジェクトのトークページ]]へ報告をお願いします。 [https://phabricator.wikimedia.org/T366370] '''問題点''' * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|alt=|高度]] 先週、クラウドサービスのツールが25分間使用不能になりました。これは、データセンター内のハードウェアケーブルの故障によるものでした。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Incidents/2024-06-11_WMCS_Ceph] * 先週、Vector 2022外装のスタイル更新がありました。テンプレート、ハットノート、画像に想定外の不具合を生じさせたため、関連した一部の変更は差し戻されました。なお、画像関連の不具合については概ね解消済みです。残存した不具合を発見した場合、[[phab:T367463|こちらに報告してください]]。 [https://phabricator.wikimedia.org/T367480] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.43/wmf.10|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2024-06-18|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2024-06-19|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2024-06-20|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.43/Roadmap|工程表はこちら]])。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Yearly_calendar] * 6月18日から、[[mw:Special:MyLanguage/Help:Edit check#ref|出典編集チェック]]が[[phab:T361843|特定のウィキペディアプロジェクト]]に導入されます。この機能は、初心者の手助けおよび編集パトローラーの補助を目的としており、無出典で記事に内容を追加する編集者に対し出典の明記を案内できます。11のウィキ上で行ったテストでは、出典チェックが表示される環境下において出典の追加数が2倍以上になりました。[[mw:Special:MyLanguage/Edit check/Configuration|コミュニティによる設定変更]]にも対応しています。 [https://phabricator.wikimedia.org/T361843]<!-- NOTE: THE DIFF BLOG WILL BE PUBLISHED ON MONDAY --> * 火曜日の10~12時 (UTC) 頃、約2時間[[m:Special:MyLanguage/Mailing_lists|メーリングリスト]]が使用不能になります。これは、新しいサーバーへの移行作業とソフトウェアのアップグレードによるものです。 [https://phabricator.wikimedia.org/T367521] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/25|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W25"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年6月17日 (月) 23:49 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=26911987 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-26 == <section begin="technews-2024-W26"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/26|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 先週、差分で表示されるテキストの背景色と、バイト数変更を表示する文字の色が変更されました。これらの変更は、ライトモードとダークモードの両方で文字を読みやすくすることを目的としており、アクセシビリティを向上させるための大きな取り組みの一部です。コメントや質問は、[[mw:Talk:Reading/Web/Accessibility for reading|プロジェクトの議論ページ]]で共有できます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T361717] * 先週、訪問済みリンク<!--visited-links-->、ホバーリンク<!--hovered-links-->、アクティブリンク<!--active-links-->に使用されるテキストの色もわずかに変更され、ライトモードとダークモードの両方でアクセシビリティが向上しました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T366515] '''問題点''' * コメントのタイムスタンプをクリックすると、[[mw:Special:MyLanguage/Help:DiscussionTools#Talk pages permalinking|そのコメント固有のリンク]]をコピーできます。しかし[[mw:Talk pages project/Permalinks|この機能]]はトピックのタイトルが長く、リンクがウィキテキストリンクとして使用されている場合は必ずしも機能しませんでした。この問題は修正されました。バグを報告してくださったLofhi氏に感謝します。 [https://phabricator.wikimedia.org/T356196] '''今週の更新''' * [[File:Octicons-sync.svg|12px|link=|alt=|定例]] [[mw:MediaWiki 1.43/wmf.11|新しいバージョン]]のMediaWikiソフトウェアが稼働します。テストウィキとMediaWiki.orgは{{#time:n月j日|2024-06-25|ja}}に、ウィキペディア以外のプロジェクトと一部のウィキペディアは{{#time:n月j日|2024-06-26|ja}}に、その他のウィキには{{#time:n月j日|2024-06-27|ja}}に展開されます([[mw:MediaWiki 1.43/Roadmap|工程表はこちら]])。 [https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Train][https://wikitech.wikimedia.org/wiki/Deployments/Yearly_calendar] * 6月26日から英語版ウィキペディアでもすべての議論ページのコメントのタイムスタンプがリンクとなり、すべてのウィキでこの機能が利用できるようになります。このリンクはそのコメントへの固有のリンクになっています。そのため、コメントが別の場所に移動されたとしても、リンク先のコメントを見つけることができます。この機能の詳細については、[[DiffBlog:/2024/01/29/talk-page-permalinks-dont-lose-your-threads/|Diff]]または[[mw:Special:MyLanguage/Help:DiscussionTools#Talk pages permalinking|MediaWiki]]を参照してください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T365974] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/26|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W26"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年6月24日 (月) 22:33 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=26989424 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-27 == <section begin="technews-2024-W27"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/27|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * 今後の3週間で、非ログイン利用者を含む全ての利用者がダークモードを使用可能になります。(機能導入はモバイルウェブ版から開始します。)これにより、[[m:Special:MyLanguage/Community_Wishlist_Survey_2023/Reading/Dark_mode|コミュニティ要望調査で高優先度の項目]]の1つが達成され、低コントラスト下および低画面光度下での閲覧環境が向上します。この更新の一環として、ダークモードは利用者ページおよびポータル上でも使用可能になります。詳しくは、[[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Accessibility_for_reading/Updates#June_2024:_Typography_and_dark_mode_deployments,_new_global_preferences|ウェブチームによるアップデート情報]]をご覧ください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T366364] * 財団の開発者チームにより、[[m:Special:GlobalPreferences#mw-prefsection-rendering-skin-skin-prefs|テキストサイズとダークモードのグローバル個人設定]]がログイン利用者向けに導入されました。これにより、グローバルに活動をしている利用者は、一度の設定変更で全てのウィキの閲覧環境を整えることができます。例として、グローバル個人設定でライトモードまたはダークモードの選択を一度行えば、その設定を全てのウィキに反映させることができます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T341278] * 直近のコードフレームワークのアップデートにより、あなたが非常に古いウェブブラウザを使用している場合、今後ウィキメディアのウィキで一部の機能が動作しなくなる可能性があります。影響を受けるブラウザは、Internet Explorer 11や、2016年以前のバージョンのChrome、Firefox、Safariなどが該当します。一方、この変更により新しい[[d:Q46441|CSS]]機能が使用可能になり、バックグラウンドで実行されるコードの容量も減少します。 [https://phabricator.wikimedia.org/T288287][https://www.mediawiki.org/wiki/Special:MyLanguage/Manual:How_to_make_a_MediaWiki_skin#Using_CSS_variables_for_supporting_different_themes_e.g._dark_mode] * 管理者は、[[mw:Special:MyLanguage/Community Configuration|CommunityConfiguration]]を使用してローカルウィキの設定の一部をカスタマイズできます。CommunityConfigurationは、それぞれのウィキには固有のニーズが存在することを受け作成されました。現時点では、管理者は[[mw:Special:MyLanguage/Growth/Feature_summary|Growth機能]]の設定を変更できるため、新規利用者の勧誘や存置に役立ててください。今後数か月の間に、Growth以外の機能にも対応予定です。 [https://phabricator.wikimedia.org/T366458] * [[w:ja:Unicode|ユニコード規格]]関連の言語課題に興味がある方向けに、[[mw:Talk:WMF membership with Unicode Consortium|議論の場(MediaWiki.org)]]が設けられました。ウィキメディア財団は現在[[mw:Special:MyLanguage/WMF membership with Unicode Consortium|ユニコード・コンソーシアムのメンバー]]となっており、上記の場で提示された課題をレビューの上、適宜コンソーシアムに提起することができます。 * 新しいウィキが作成されました: [[d:Q2891049|バタク・マンダイリン語]]版{{int:project-localized-name-group-wikipedia}} ([[w:btm:|<code>w:btm:</code>]]) [https://phabricator.wikimedia.org/T368038] '''問題点''' * 開発チームのバグ修正により、ビジュアルエディターの出典プレピュー内に表示されるリンクがクリック可能な状態に戻りました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T368119] '''今後の予定''' * [https://wikimediafoundation.limesurvey.net/758713?lang=ja 技術ニュースの向上を目的とした短いアンケートにご協力ください]。様々な閲覧者のニーズにより良く応えることを目標にしています。このアンケートは2週間回答可能で、[https://foundation.wikimedia.org/wiki/Legal:Tech_News_Survey_2024_Privacy_Statement プライバシー声明]が適用されます。一部については、翻訳版も利用可能です。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/27|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W27"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年7月1日 (月) 23:59 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=27038456 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-28 == <section begin="technews-2024-W28"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/28|翻訳]]されています。 '''最近の更新''' * ウィキメディア財団は新しいタスクフォースを結成し、無効化されたグラフを[[mw:Special:MyLanguage/Extension:Chart/Project|より安全で使いやすく拡張可能なチャート]]で置き換えようと取り組んでいます。[[mw:Special:MyLanguage/Newsletter:Chart Project|ニュースレターに登録する]]と、プロジェクトの新しいアップデートやチャートに関するその他のニュースを受け取ることができます。 * [[m:Special:MyLanguage/CampaignEvents|CampaignEvents]]の拡張機能がメタウィキ、イグボ語版ウィキペディア、スワヒリ語版ウィキペディアで利用可能になり、リクエストに応じて他のウィキにも導入することができます。この拡張機能はイベントの管理と可視化を支援し、イベント登録ツールなどのツールを主催者が使用できるようになります。この拡張機能の導入状況、および導入リクエストの方法についての詳細はメタウィキの[[m:Special:MyLanguage/CampaignEvents/Deployment_status|CampaignEventsページ]]をご覧ください。 * iOS版ウィキペディアアプリに[[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Apps/iOS Suggested edits#Add an image|画像の追加]]機能が追加されました。この機能は、50回超の編集歴のある方が利用可能です。「規模は小さくても有益な編集」の手助けになるでしょう。 * MediaWikiコアの開発にお力添えいただき、誠にありがとうございます。昨年と比較し、[[mw:MediaWiki Product Insights/Contributor retention and growth|5パッチ超の貢献のある開発者の割合が25%増加しました]]。ウィキメディアプロジェクトのプラットフォームは、維持管理の面でこれらの貢献に大きく支えられています。 '''問題点''' * ベクター (2022年版)外装のタブバーに表示される存在しない議論ページへのリンクが、赤色ではなく青色になっていた問題は[[phab:T367982|修正されました]]。 '''今後の予定''' * 信頼と安全製品チームはツールやワークフローにできるだけ影響を与えずに[[mw:Special:MyLanguage/Trust and Safety Product/Temporary Accounts|臨時アカウント]]を導入したいと考えています。ガジェットやユーザースクリプトのメンテナンス者を含む開発者は、臨時アカウントに対応できるようにツールの機能やコードを更新してください。チームは更新方法を説明する[[mw:Trust and Safety Product/Temporary Accounts/For developers|ドキュメントを作成しました]]。[[mw:Special:MyLanguage/Trust and Safety Product/Temporary Accounts/For developers/2024-04 CTA|詳細はこちら]]。 '''技術ニュース調査''' * [https://wikimediafoundation.limesurvey.net/758713?lang=ja 技術ニュースの向上を目的とした短いアンケートにご協力ください]。様々な閲覧者のニーズにより良く応えることを目標にしています。このアンケートはあと1週間回答可能で、[https://foundation.wikimedia.org/wiki/Legal:Tech_News_Survey_2024_Privacy_Statement プライバシー声明]が適用されます。一部については、翻訳版も利用可能です。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/28|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W28"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年7月8日 (月) 21:32 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=27080357 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-29 == <section begin="technews-2024-W29"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/29|翻訳]]されています。 '''技術ニュースのアンケート''' * [https://wikimediafoundation.limesurvey.net/758713?lang=ja 技術ニュースの向上を目的とした短いアンケートにご協力ください]。様々な閲覧者のニーズにより良く応えることを目標にしています。このアンケートはあと3日回答可能で、[https://foundation.wikimedia.org/wiki/Legal:Tech_News_Survey_2024_Privacy_Statement プライバシー声明]が適用されます。一部については、翻訳版も利用可能です。 '''最近の更新''' * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|class=skin-invert|高度]] ウィキメディア財団は、ソフトウェアの開発プラットフォームとして引き続き[[mw:Special:MyLanguage/Gerrit|Gerrit]]と[[mw:Special:MyLanguage/GitLab|GitLab]]の両方をサポートすることを、6月24日付けで公式に決定しました。GerritとGitLabは、ウィキプロジェクトを構築するMediaWikiソフトウェアの開発、レビュー、展開に用いられているコードリポジトリで、編集者がコンテンツを作成し改善するためにも用いられています。この決定により、開発者の生産性が確保され、コードレビューにおける様々な異なるニーズへの対応が可能になります。詳細は[[mw:GitLab/Migration status|移行状況]]ページを参照してください。 * ウィキメディア財団は、[[m:Special:MyLanguage/Product and Technology Advisory Council/Proposal|製品・技術評議委員会]] (Product and Technology Advisory Council; PTAC) のメンバーを募集しています。このグループは技術系の貢献者とウィキメディア財団を結び、より強固で将来性のある技術プラットフォームを共同で定義することを目標としています。委員メンバーは、ウィキメディア運動の製品と技術活動を評価し、助言することで、複数世代にわたるプロジェクトの開発を支援します。評議委員会は、世界中のあらゆる地域・あらゆるウィキメディアプロジェクトからの技術者を歓迎します。[[m:Special:MyLanguage/Product and Technology Advisory Council/Proposal#Joining the PTAC as a technical volunteer|8月10日まで応募が可能です]]。 * Android版ウィキペディアアプリに[[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Apps/Team/Android/Anti Vandalism|編集巡回]]機能が追加されました。この機能は、巻き戻し者権限を持つ利用者が使用可能で、最近の更新の新しいフィード、関連する取り消しや巻き戻しリンク、トークページ投稿用の固定メッセージ作成・保存機能などを備えています。巻き戻し者以外も当機能を開放する要望がご利用のウィキプロジェクトで出た場合、[[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Apps/Team/Android#Contact us|開発チームへご連絡ください]]。[[diffblog:2024/07/10/ِaddressing-vandalism-with-a-tap-the-journey-of-introducing-the-patrolling-feature-in-the-mobile-app/|『ディフ』の公式ブログに当機能に関する詳細記事があります]]。 * [[m:Special:MyLanguage/The_Wikipedia_Library|ウィキペディア図書館]]へのアクセス権を持つ方は、SpringerLinksの非オープンアクセスコンテンツを再び利用することができるようになりました。これは、財団による[[phab:T368865|先方への交渉]]により実現しました。[[m:Tech/News/Recently_resolved_community_tasks|本件および先週対応が完了したコミュニティ提出の21件のタスクの詳細をこちらで確認できます]]。 '''今週の更新''' * 今週、[[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Accessibility for reading/Updates/2024-07 deployments|様々なウィキペディアプロジェクトでダークモードが使用可能になります]]。これは、デスクトップ版、モバイル版、ログイン利用者、IP利用者に関わらず全ての環境で使用できます。インターフェース管理者およびユーザースクリプトの開発者は、ガジェット及びスクリプトをダークモード環境下で使用した際、独自の色指定などがダークモードと競合しないかの確認をお願いします。[[mw:Special:MyLanguage/Recommendations for night mode compatibility on Wikimedia wikis|ダークモード互換に関する推奨事項]]もご確認ください。 '''今後の予定''' * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|class=skin-invert|高度]] 職員、ツールメンテナ、ソフトウェア開発チームの方々は、来週テストウィキで行われる[[mw:Special:MyLanguage/Trust and Safety Product/Temporary Accounts|仮アカウント]]機能のテストにご参加ください。仮アカウントは、ユーザーのプライバシー向上を目的とした新機能です。ただし、各プロジェクトへの展開スケジュールは現時点では未確定です。[[mw:Talk:Trust and Safety Product/Temporary Accounts|この機能に関するご意見・ご質問をプロジェクトのトークページで受け付けています]]。 [https://phabricator.wikimedia.org/T348895] * クロスウィキにファイルをアップロードされた経験のある方や、他者にその方法を指南した経験のある方は、ウィキメディア・コモンズにおける議論に是非ご参加ください。現在、コモンズコミュニティは、クロスウィキアップロード機能およびアップロードダイアログの機能の使用権限を自動承認利用者に制限することを検討しています。これは、当該機能を使いアップロードされたファイルが頻繁に著作権侵害を含んでいることに起因しています。本問題の要約は[[c:Special:MyLanguage/Commons:Cross-wiki upload|Commons:クロスウィキアップロード]]にて、議論は[[c:Commons:Village pump/Proposals#Deactivate cross-wiki uploads for new users|Commons:井戸端]]にて参照可能です。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/29|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' [[m:Special:MyLanguage/Wikimedia Foundation Bulletin|ウィキメディア財団ニュースレター]]にてその他のニュースも入手可能です。 </div><section end="technews-2024-W29"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年7月16日 (火) 01:31 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=27124561 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-30 == <section begin="technews-2024-W30"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/30|翻訳]]されています。 <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">'''Feature News'''</span> * スチュワードがアカウントを[[:m:Special:MyLanguage/Global_blocks|グローバルブロック]]できるようになりました。([[phab:T17294|変更前]]、グローバルブロックはIPアドレスとIPレンジのみを対象として指定可能でした。)アカウントのグローバルブロックは、対象ユーザーをログアウトさせたくない場合に有用です。なお、機能は似ているものの対象ユーザーを強制ログアウトさせる[[:m:Special:MyLanguage/Global_locks|グローバルロック]]は、今回の変更による影響を受けません(以降もそのまま使用できます)。新しいグローバルブロック機能は、非登録編集者のプライバシー向上を目指しIPアドレスを別名称に置換する、[[mw:Special:MyLanguage/Trust and Safety Product/Temporary Accounts|仮アカウント]]プロジェクトの一部です。 * 今週中に、(「承認待ちの変更」で知られる)[[mw:Special:MyLanguage/Extension:FlaggedRevs|FlaggedRevs]]のインタフェースが改善され、MediaWikiの他のインターフェースや[[mw:Special:MyLanguage/Codex|ウィキメディアのデザインシステム]]と一貫性があるかたちに修正されます。FlaggedRevsのインターフェースは、モバイル版および[[mw:Special:MyLanguage/Skin:MinervaNeue|Minervaスキン]]で一貫性がなかったため、WMF Growthチームとボランティア開発者によってこれが修正され、[[mw:Special:MyLanguage/Codex|Codex]]への移植が行われました。 [https://phabricator.wikimedia.org/T191156] * ウィキメディアのサイト利用者は、[[m:Special:GlobalVanishRequest|GlobalVanishRequest]]にてアカウントの消去依頼ができるようになりました。この機能は、利用者が永久に編集を中止する場合に使用可能です。この操作を行うと、過去の編集履歴などを隠す助けとなり、プライバシーが保護されます。処理が完了すると、アカウントはロックされ名前が変更されます。 [https://phabricator.wikimedia.org/T367329] * 携帯端末を使用してウィキペディアにおける荒らしの監視や対抗措置を講じたことがある方は、[https://diff.wikimedia.org/2024/07/10/%d9%90addressing-vandalism-with-a-tap-the-journey-of-introducing-the-patrolling-feature-in-the-mobile-app/ Diffブログにおけるモバイル版アプリのパトロール機能に関する記事]を是非ご覧ください。最近の更新フィードにおけるスワイプ機能や、利用者トークページ用の固定メッセージライブラリ機能について解説しています。 * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Wikimedia contributors and GLAM (galleries, libraries, archives, and museums) organisations can now learn and measure the impact Wikimedia Commons is having towards creating quality encyclopedic content using the [https://doc.wikimedia.org/generated-data-platform/aqs/analytics-api/reference/commons.html Commons Impact Metrics] analytics dashboard. The dashboard offers organizations analytics on things like monthly edits in a category, the most viewed files, and which Wikimedia articles are using Commons images. As a result of these new data dumps, GLAM organisation can more reliably measure their return on investment for programs bringing content into the digital Commons.</span> [https://diff.wikimedia.org/2024/07/19/commons-impact-metrics-now-available-via-data-dumps-and-api/] <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">'''Project Updates'''</span> * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Come share your ideas for improving the wikis on the newly reopened [[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist|Community Wishlist]]. The Community Wishlist is Wikimedia’s forum for volunteers to share ideas (called wishes) to improve how the wikis work. The new version of the wishlist is always open, works with both wikitext and Visual Editor, and allows wishes in any language.</span> <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">'''Learn more'''</span> * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Have you ever wondered how Wikimedia software works across over 300 languages? This is 253 languages more than the Google Chrome interface, and it's no accident. The Language and Product Localization Team at the Wikimedia Foundation supports your work by adapting all the tools and interfaces in the MediaWiki software so that contributors in our movement who translate pages and strings can translate them and have the sites in all languages. Read more about the team and their upcoming work on [https://diff.wikimedia.org/2024/07/17/building-towards-a-robust-multilingual-knowledge-ecosystem-for-the-wikimedia-movement/ Diff].</span> * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">How can Wikimedia build innovative and experimental products while maintaining such heavily used websites? A recent [https://diff.wikimedia.org/2024/07/09/on-the-value-of-experimentation/ blog post] by WMF staff Johan Jönsson highlights the work of the [[m:Future Audiences#Objectives and Key Results|WMF Future Audience initiative]], where the goal is not to build polished products but test out new ideas, such as a [[m:Future_Audiences/Experiments: conversational/generative AI|ChatGPT plugin]] and [[m:Future_Audiences/Experiment:Add a Fact|Add a Fact]], to help take Wikimedia into the future.</span> '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/30|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' [[m:Special:MyLanguage/Wikimedia Foundation Bulletin|ウィキメディア財団ニュースレター]]にてその他のニュースも入手可能です。 </div><section end="technews-2024-W30"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年7月23日 (火) 00:05 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=27142915 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-31 == <section begin="technews-2024-W31"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/31|翻訳]]されています。 '''<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Feature news</span>''' * ヒンディー語やマニプリ語、東アラビア語など、数字にラテン文字以外の文字を使用する言語でビジュアルエディターを使用している編集者は、脚注番号のフォーマットが変更されていることにお気づきかもしれません。これは、新しいサブ・リファレンス機能の準備に伴うもので、また、ビジュアルエディターでの一般的なナンバリングの問題も修正されます。もしこの変更に関連する問題があなたのウィキで発生した場合、[[m:Talk:WMDE Technical Wishes/Sub-referencing|プロジェクトの議論ページ]]で詳細を共有してください。 '''<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Bugs status</span>''' * 先週、一部のログイン利用者が一時的にページを編集したり読み込んだりすることができませんでした。[[phab:T370304|これらのエラー]]は、主に新しい[[mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:Linter|linter]]ルールの追加によるもので、これによりキャッシュの問題を引き起こしたことで発生しました。現在は修正が適用されており、調査が続けられています。 * 利用者は[[mw:Special:MyLanguage/Trust and Safety Product/IP Info|IP情報ツール]]を使用して、IPアドレスに関する情報を手に入れることができます。このツールは、個人設定のベータ版機能に提供されています。このツールは先週、数日間利用ができませんでしたが、修正され、現在は利用できます。バグを報告してくださったShizhaoさんに感謝します。これについておよび先週解決された[[m:Tech/News/Recently resolved community tasks#2024-07-25|ほかの28個のタスク]]を読むことができます。 '''<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Project updates</span>''' * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">There are new features and improvements to Phabricator from the Release Engineering and Collaboration Services teams, and some volunteers, including: the search systems, the new task creation system, the login systems, the translation setup which has resulted in support for more languages (thanks to Pppery), and fixes for many edge-case errors. You can [[phab:phame/post/view/316/iterative_improvements/|read details about these and other improvements in this summary]].</span> * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">There is an [[mw:Special:MyLanguage/Extension:Chart/Project/Updates|update on the Charts project]]. The team has decided which visualization library to use, which chart types to start focusing on, and where to store chart definitions.</span> * 新しいウィキが作成されました: [[d:Q9056|チェコ語]]版{{int:project-localized-name-group-wikivoyage}} ([[voy:cs:|<code>voy:cs:</code>]]) [https://phabricator.wikimedia.org/T370905] '''<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Learn more</span>''' * [[diffblog:2024/07/26/the-journey-to-open-our-first-data-center-in-south-america/|新しいウィキメディア財団データセンター]]がブラジルのサンパウロにつくられ、読み込み時間を短縮するのに役立たれています。 * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">There is new [[diffblog:2024/07/22/the-perplexing-process-of-uploading-images-to-wikipedia/|user research]] on problems with the process of uploading images.</span> * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Commons Impact Metrics are [[diffblog:2024/07/19/commons-impact-metrics-now-available-via-data-dumps-and-api/|now available]] via data dumps and API.</span> * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">The latest quarterly [[mw:Technical Community Newsletter/2024/July|Technical Community Newsletter]] is now available.</span> '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/31|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W31"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年7月29日 (月) 23:11 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=27164109 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-32 == <section begin="technews-2024-W32"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/32|翻訳]]されています。 '''<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Feature news</span>''' * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|class=skin-invert|高度]] <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Two new parser functions will be available this week: <code><nowiki>{{</nowiki>[[mw:Special:MyLanguage/Help:Magic_words#dir|#dir]]<nowiki>}}</nowiki></code> and <code><nowiki>{{</nowiki>[[mw:Special:MyLanguage/Help:Magic_words#bcp47|#bcp47]]<nowiki>}}</nowiki></code>. These will reduce the need for <code>Template:Dir</code> and <code>Template:BCP47</code> on Commons and allow us to [[phab:T343131|drop 100 million rows]] from the "what links here" database. Editors at any wiki that use these templates, can help by replacing the templates with these new functions. The templates at Commons will be updated during the Hackathon at Wikimania.</span> [https://phabricator.wikimedia.org/T359761][https://phabricator.wikimedia.org/T366623] * コミュニティは[[mw:Special:MyLanguage/Help:VisualEditor/FAQ#WPNS|既知の制限]]を理解していれば、議論系名前区間全体(''Wikipedia:''や''Wikisource:''など)でのビジュアルエディターの使用を有効化することを依頼できます。議論では、これらの名前空間で既に[[mw:Special:MyLanguage/Help:DiscussionTools|議論ツール]]を利用できます。 * 翻訳作業の [https://translatewiki.net/wiki/Special:Translations?message=MediaWiki%3ATimeline-tracking-category&namespace=8 TranslateWiki]では、追跡カテゴリの「タイムラインを使用するページ」 "Pages using Timeline" を改名して「EasyTimeline拡張機能を使用するページ」も呼ぶことになりました。ローカルでカテゴリを自作したウィキでは、この変更に合わせてローカルの製作物の改名をお願いします。 '''プロジェクト更新''' * ウィキプロジェクトや同様のウィキ上のコラボレーションの組織化に協力する利用者は、キャンペーンチームやプログラムチームにコラボレーションの成功例をぜひ共有してください。[[m:Special:MyLanguage/Campaigns/WikiProjects|簡単なアンケート]]に回答するか、[[m:Talk:Campaigns/WikiProjects|議論ページ]]で共有できます。チームは特に、英語版以外のウィキで成功したコラボレーションに興味があります。 * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|class=skin-invert|高度]] 新しいパーサーは、今後数カ月以内に{{int:project-localized-name-group-wikivoyage}}のウィキに展開されます。{{int:project-localized-name-enwikivoyage}}と{{int:project-localized-name-hewikivoyage}}では先週、Parsoidに切り替えられました。詳細は[[mw:Parsoid/Parser_Unification|Parsoid/Parser Unification]]にあります。 '''<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Learn more</span>''' * 今週開かれるウィキマニアには、200件超のセッションが組まれています。[[diffblog:2024/08/05/interested-in-product-and-tech-here-are-some-wikimania-sessions-you-dont-want-to-miss/|主要セッションのうち 製品技術分野に関連するものをまとめておきました]]。 * 最新の[[m:Special:MyLanguage/Wikimedia Foundation Bulletin/2024/07-02|ウィキメディア財団ニュースレター]]をご覧いただけます。 * 旬刊(年4回発行)の [[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Language and Product Localization/Newsletter/2024/July|言語と国際化ニュースレター]]の最新号が出ました。内容は右に通り。 翻訳対象ページの新しい設計の見た目。ウィキリーダーに対応した機械翻訳機能 MinT とは。翻訳ダンプの展開について。他にも盛りだくさん。 * 四半期ごとに発行される[[mw:Special:MyLanguage/Growth/Newsletters/31|Growth ニュース]]の最新版をご覧いただけます。 * 月ごとに発行される[[mw:Special:MyLanguage/MediaWiki Product Insights/Reports/July 2024|MediaWiki Product Insights newsletter]]の最新版をご覧いただけます。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/32|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W32"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年8月5日 (月) 20:44 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=27233905 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-32 == <section begin="technews-2024-W32"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/32|翻訳]]されています。 '''機能の改変''' * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|class=skin-invert|高度]] 今週、パーサ函数2件を新規に導入予定です:<code><nowiki>{{</nowiki>[[mw:Special:MyLanguage/Help:Magic_words#dir|#dir]]<nowiki>}}</nowiki></code> および <code><nowiki>{{</nowiki>[[mw:Special:MyLanguage/Help:Magic_words#bcp47|#bcp47]]<nowiki>}}</nowiki></code>。ウィキメディア・コモンズでは <code>Template:Dir</code> ならびに <code>Template:BCP47</code> の頻度を減らせるもので、「リンク元の記事」データベースから[[phab:T343131|除去できるのは 100 百万列]]にのぼる見込みです。コモンズのテンプレート類はウィキマニア会期中のハッカソンで作業の予定です。その他のウィキで活動する編集者には、これらのテンプレートが採用されている場合、既存のテンプレート類をこれら新規の函数と置換する作業をお願いします。 [https://phabricator.wikimedia.org/T359761][https://phabricator.wikimedia.org/T366623] * コミュニティからビジュアル・エディターに関して、しばしば議論が発生する名前空間の全ページで有効化を依頼する場合は(たとえば接頭辞 ''Wikipedia:''や ''Wikisource:'' の名前空間で)、まず[[mw:Special:MyLanguage/Help:VisualEditor/FAQ#WPNS|既知の制限]]を理解してください。これらの名前空間では既に、議論用に[[mw:Special:MyLanguage/Help:DiscussionTools|議論ツール]]を導入済みです。 * 翻訳作業の [https://translatewiki.net/wiki/Special:Translations?message=MediaWiki%3ATimeline-tracking-category&namespace=8 TranslateWiki]では、追跡カテゴリの「タイムラインを使用するページ」 "Pages using Timeline" を改名して「EasyTimeline拡張機能を使用するページ」と呼ぶことになりました。ローカルでカテゴリを自作したウィキでは、この変更に合わせてローカルの製作物の改名をお願いします。 '''プロジェクト更新''' * ウィキプロジェクトや同様のウィキ上のコラボレーションの組織化に協力する利用者は、キャンペーンチームやプログラムチームにコラボレーションの成功例をぜひ共有してください。[[m:Special:MyLanguage/Campaigns/WikiProjects|簡単なアンケート]]に回答するか、[[m:Talk:Campaigns/WikiProjects|議論ページ]]で共有できます。チームは特に、英語版以外のウィキで成功したコラボレーションに興味があります。 * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|class=skin-invert|高度]] 新しいパーサーは、今後数カ月以内に{{int:project-localized-name-group-wikivoyage}}のウィキに展開されます。{{int:project-localized-name-enwikivoyage}}と{{int:project-localized-name-hewikivoyage}}では先週、Parsoidに切り替えられました。詳細は[[mw:Parsoid/Parser_Unification|Parsoid/Parser Unification]]にあります。 '''詳細はこちら''' * 今週開かれるウィキマニアには、200件超のセッションが組まれています。[[diffblog:2024/08/05/interested-in-product-and-tech-here-are-some-wikimania-sessions-you-dont-want-to-miss/|主要セッションのうち 製品技術分野に関連するものをまとめておきました]]。 * 最新の[[m:Special:MyLanguage/Wikimedia Foundation Bulletin/2024/07-02|ウィキメディア財団ニュースレター]]をご覧いただけます。 * 旬刊(年4回発行)の [[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Language and Product Localization/Newsletter/2024/July|言語と国際化ニュースレター]]の最新号が出ました。内容は右に通り。 翻訳対象ページの新しい設計の見た目。ウィキリーダーに対応した機械翻訳機能 MinT とは。翻訳ダンプの展開について。他にも盛りだくさん。 * 四半期ごとに発行される[[mw:Special:MyLanguage/Growth/Newsletters/31|Growth ニュース]]の最新版をご覧いただけます。 * 製品関連の月刊情報「[[mw:Special:MyLanguage/MediaWiki Product Insights/Reports/July 2024|MediaWiki Product Insights newsletter]]」の最新版をご覧いただけます。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/32|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W32"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年8月6日 (火) 05:04 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=27233905 のリストを使用して送信したメッセージ --> == <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Tech News: 2024-33</span> == <div lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr"> <section begin="technews-2024-W33"/><div class="plainlinks"> Latest '''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|tech news]]''' from the Wikimedia technical community. Please tell other users about these changes. Not all changes will affect you. [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/33|Translations]] are available. '''Feature news''' * [[mw:Special:MyLanguage/Extension:AbuseFilter|AbuseFilter]] editors and maintainers can now [[mw:Special:MyLanguage/Extension:AbuseFilter/Actions#Show a CAPTCHA|make a CAPTCHA show if a filter matches an edit]]. This allows communities to quickly respond to spamming by automated bots. [https://phabricator.wikimedia.org/T20110] * [[m:Special:MyLanguage/Stewards|Stewards]] can now specify if global blocks should prevent account creation. Before [[phab:T17273|this change]] by the [[mw:Special:MyLanguage/Trust and Safety Product|Trust and Safety Product]] Team, all global blocks would prevent account creation. This will allow stewards to reduce the unintended side-effects of global blocks on IP addresses. '''Project updates''' * [[wikitech:Help talk:Toolforge/Toolforge standards committee#August_2024_committee_nominations|Nominations are open on Wikitech]] for new members to refresh the [[wikitech:Help:Toolforge/Toolforge standards committee|Toolforge standards committee]]. The committee oversees the Toolforge [[wikitech:Help:Toolforge/Right to fork policy|Right to fork policy]] and [[wikitech:Help:Toolforge/Abandoned tool policy|Abandoned tool policy]] among other duties. Nominations will remain open until at least 2024-08-26. * One new wiki has been created: a {{int:project-localized-name-group-wikipedia}} in [[d:Q2880037|West Coast Bajau]] ([[w:bdr:|<code>w:bdr:</code>]]) [https://phabricator.wikimedia.org/T371757] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|Tech news]]''' prepared by [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|Tech News writers]] and posted by [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|bot]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|Contribute]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/33|Translate]]&nbsp;• [[m:Tech|Get help]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|Give feedback]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|Subscribe or unsubscribe]].'' </div><section end="technews-2024-W33"/> </div> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年8月12日 (月) 23:22 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=27253654 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-34 == <section begin="technews-2024-W34"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/34|翻訳]]されています。 '''<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Feature news</span>''' * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Editors who want to re-use references but with different details such as page numbers, will be able to do so by the end of 2024, using a new [[m:Special:MyLanguage/WMDE Technical Wishes/Sub-referencing#Sub-referencing in a nutshell|sub-referencing]] feature. You can read more [[m:Special:MyLanguage/WMDE Technical Wishes/Sub-referencing|about the project]] and [[m:Special:MyLanguage/WMDE Technical Wishes/Sub-referencing#Test|how to test the prototype]].</span> * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Editors using tracking categories to identify which pages use specific extensions may notice that six of the categories have been renamed to make them more easily understood and consistent. These categories are automatically added to pages that use specialized MediaWiki extensions. The affected names are for: [https://translatewiki.net/wiki/Special:Translations?message=MediaWiki%3Aintersection-category&namespace=8 DynamicPageList], [https://translatewiki.net/wiki/Special:Translations?message=MediaWiki%3Akartographer-tracking-category&namespace=8 Kartographer], [https://translatewiki.net/wiki/Special:Translations?message=MediaWiki%3Aphonos-tracking-category&namespace=8 Phonos], [https://translatewiki.net/wiki/Special:Translations?message=MediaWiki%3Arss-tracking-category&namespace=8 RSS], [https://translatewiki.net/wiki/Special:Translations?message=MediaWiki%3Ascore-use-category&namespace=8 Score], [https://translatewiki.net/wiki/Special:Translations?message=MediaWiki%3Awikihiero-usage-tracking-category&namespace=8 WikiHiero]. Wikis that have created the category locally should rename their local creation to match. Thanks to Pppery for these improvements.</span> [https://phabricator.wikimedia.org/T347324] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|class=skin-invert|高度]] <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Technical volunteers who edit modules and want to get a list of the categories used on a page, can now do so using the <code><bdi lang="zxx" dir="ltr">categories</bdi></code> property of <code><bdi lang="zxx" dir="ltr">[[mediawikiwiki:Special:MyLanguage/Extension:Scribunto/Lua reference manual#Title objects|mw.title objects]]</bdi></code>. This enables wikis to configure workflows such as category-specific edit notices. Thanks to SD001 for these improvements.</span> [https://phabricator.wikimedia.org/T50175][https://phabricator.wikimedia.org/T85372] '''<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Bugs status</span>''' * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|class=skin-invert|高度]] <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Your help is needed to check if any pages need to be moved or deleted. A maintenance script was run to clean up unreachable pages (due to Unicode issues or introduction of new namespaces/namespace aliases). The script tried to find appropriate names for the pages (e.g. by following the Unicode changes or by moving pages whose titles on Wikipedia start with <code>Talk:WP:</code> so that their titles start with <code>Wikipedia talk:</code>), but it may have failed for some pages, and moved them to <bdi lang="zxx" dir="ltr">[[Special:PrefixIndex/T195546/]]</bdi> instead. Your community should check if any pages are listed there, and move them to the correct titles, or delete them if they are no longer needed. A full log (including pages for which appropriate names could be found) is available in [[phab:P67388]].</span> * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Editors who volunteer as [[mw:Special:MyLanguage/Help:Growth/Mentorship|mentors]] to newcomers on their wiki are once again able to access lists of potential mentees who they can connect with to offer help and guidance. This functionality was restored thanks to [[phab:T372164|a bug fix]]. Thank you to Mbch331 for filing the bug report. You can read about that, and 18 other community-submitted tasks that were [[m:Tech/News/Recently resolved community tasks|resolved last week]].</span> '''プロジェクトの最新ニュース''' * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">The application deadline for the [[m:Special:MyLanguage/Product and Technology Advisory Council/Proposal|Product & Technology Advisory Council]] (PTAC) has been extended to September 16. Members will help by providing advice to Foundation Product and Technology leadership on short and long term plans, on complex strategic problems, and help to get feedback from more contributors and technical communities. Selected members should expect to spend roughly 5 hours per month for the Council, during the one year pilot. Please consider applying, and spread the word to volunteers you think would make a positive contribution to the committee.</span> '''<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Learn more</span>''' * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">The [[m:Special:MyLanguage/Coolest Tool Award#2024 Winners|2024 Coolest Tool Awards]] were awarded at Wikimania, in seven categories. For example, one award went to the ISA Tool, used for adding structured data to files on Commons, which was recently improved during the [[m:Event:Wiki Mentor Africa ISA Hackathon 2024|Wiki Mentor Africa Hackathon]]. You can see video demonstrations of each tool at the awards page. Congratulations to this year's recipients, and thank you to all tool creators and maintainers.</span> * [[m:Special:MyLanguage/Wikimedia Foundation Bulletin/2024/08-01|ウィキメディア財団ニュースレター]]の最新号が発行され、ウィキマニアのハイライトあれこれ、言語コミュニティの会議の予定やウィキメデイア運動から発信するその他のニュースが含まれています。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/34|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W34"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年8月20日 (火) 00:55 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=27307284 のリストを使用して送信したメッセージ --> == <span lang="en" dir="ltr">Tech News: 2024-35</span> == <div lang="en" dir="ltr"> <section begin="technews-2024-W35"/><div class="plainlinks"> Latest '''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|tech news]]''' from the Wikimedia technical community. Please tell other users about these changes. Not all changes will affect you. [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/35|Translations]] are available. '''Feature news''' * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|class=skin-invert|Advanced item]] Administrators can now test the [[mw:Special:MyLanguage/Trust and Safety Product/Temporary Accounts|temporary accounts]] feature on test2wiki. This was done to allow cross-wiki testing of temporary accounts, for when temporary accounts switch between projects. The feature was enabled on testwiki a few weeks ago. No further temporary account deployments are scheduled yet. Temporary Accounts is a project to create a new type of user account that replaces IP addresses of unregistered editors which are no longer made public. Please [[mw:Talk:Trust and Safety Product/Temporary Accounts|share your opinions and questions on the project talk page]]. * Later this week, editors at wikis that use [[mw:Special:MyLanguage/Extension:FlaggedRevs|FlaggedRevs]] (also known as "Pending Changes") may notice that the indicators at the top of articles have changed. This change makes the system more consistent with the rest of the MediaWiki interface. [https://phabricator.wikimedia.org/T191156] '''Bugs status''' * Editors who use the 2010 wikitext editor, and use the Character Insert buttons, will [[phab:T361465|no longer]] experience problems with the buttons adding content into the edit-summary instead of the edit-window. You can read more about that, and 26 other community-submitted tasks that were [[m:Tech/News/Recently resolved community tasks|resolved last week]]. '''Project updates''' * [[File:Octicons-gift.svg|12px|link=|class=skin-invert|Wishlist item]] Please review and vote on [[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist/Focus areas|Focus Areas]], which are groups of wishes that share a problem. Focus Areas were created for the newly reopened Community Wishlist, which is now open year-round for submissions. The first batch of focus areas are specific to moderator workflows, around welcoming newcomers, minimizing repetitive tasks, and prioritizing tasks. Once volunteers have reviewed and voted on focus areas, the Foundation will then review and select focus areas for prioritization. * Do you have a project and are willing to provide a three (3) month mentorship for an intern? [[mw:Special:MyLanguage/Outreachy|Outreachy]] is a twice a year program for people to participate in a paid internship that will start in December 2024 and end in early March 2025, and they need mentors and projects to work on. Projects can be focused on coding or non-coding (design, documentation, translation, research). See the Outreachy page for more details, and a list of past projects since 2013. '''Learn more''' * If you're curious about the product and technology improvements made by the Wikimedia Foundation last year, read [[diffblog:2024/08/21/wikimedia-foundation-product-technology-improving-the-user-experience/|this recent highlights summary on Diff]]. * To learn more about the technology behind the Wikimedia projects, you can now watch sessions from the technology track at Wikimania 2024 on Commons. This week, check out: ** [[c:File:Wikimania 2024 - Ohrid - Day 2 - Community Configuration - Shaping On-Wiki Functionality Together.webm|Community Configuration - Shaping On-Wiki Functionality Together]] (55 mins) - about the [[mw:Special:MyLanguage/Community Configuration|Community Configuration]] project. ** [[c:File:Wikimania 2024 - Belgrade - Day 1 - Future of MediaWiki. A sustainable platform to support a collaborative user base and billions of page views.webm|Future of MediaWiki. A sustainable platform to support a collaborative user base and billions of page views]] (30 mins) - an overview for both technical and non technical audiences, covering some of the challenges and open questions, related to the [[mw:MediaWiki Product Insights|platform evolution, stewardship and developer experiences]] research. '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|Tech news]]''' prepared by [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|Tech News writers]] and posted by [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|bot]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|Contribute]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/35|Translate]]&nbsp;• [[m:Tech|Get help]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|Give feedback]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|Subscribe or unsubscribe]].'' </div><section end="technews-2024-W35"/> </div> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年8月26日 (月) 20:34 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=27341211 のリストを使用して送信したメッセージ --> == <span lang="en" dir="ltr">Tech News: 2024-36</span> == <div lang="en" dir="ltr"> <section begin="technews-2024-W36"/><div class="plainlinks"> Latest '''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|tech news]]''' from the Wikimedia technical community. Please tell other users about these changes. Not all changes will affect you. [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/36|Translations]] are available. '''Weekly highlight''' * Editors and volunteer developers interested in data visualisation can now test the new software for charts. Its early version is available on beta Commons and beta Wikipedia. This is an important milestone before making charts available on regular wikis. You can [[mw:Special:MyLanguage/Extension:Chart/Project/Updates|read more about this project update]] and help to test the charts. '''Feature news''' * Editors who use the [[{{#special:Unusedtemplates}}]] page can now filter out pages which are expected to be there permanently, such as sandboxes, test-cases, and templates that are always substituted. Editors can add the new magic word [[mw:Special:MyLanguage/Help:Magic words#EXPECTUNUSEDTEMPLATE|<code dir="ltr"><nowiki>__EXPECTUNUSEDTEMPLATE__</nowiki></code>]] to a template page to hide it from the listing. Thanks to Sophivorus and DannyS712 for these improvements. [https://phabricator.wikimedia.org/T184633] * Editors who use the New Topic tool on discussion pages, will [[phab:T334163|now be reminded]] to add a section header, which should help reduce the quantity of newcomers who add sections without a header. You can read more about that, and {{formatnum:28}} other community-submitted tasks that were [[m:Tech/News/Recently resolved community tasks|resolved last week]]. * Last week, some Toolforge tools had occasional connection problems. The cause is still being investigated, but the problems have been resolved for now. [https://phabricator.wikimedia.org/T373243] * Translation administrators at multilingual wikis, when editing multiple translation units, can now easily mark which changes require updates to the translation. This is possible with the [[phab:T298852#10087288|new dropdown menu]]. '''Project updates''' * A new draft text of a policy discussing the use of Wikimedia's APIs [[m:Special:MyLanguage/API Policy Update 2024|has been published on Meta-Wiki]]. The draft text does not reflect a change in policy around the APIs; instead, it is an attempt to codify existing API rules. Comments, questions, and suggestions are welcome on [[m:Talk:API Policy Update 2024|the proposed update’s talk page]] until September 13 or until those discussions have concluded. '''Learn more''' * To learn more about the technology behind the Wikimedia projects, you can now watch sessions from the technology track at Wikimania 2024 on Commons. This week, check out: ** [[c:File:Wikimania 2024 - Ohrid - Day 2 - Charts, the successor of Graphs - A secure and extensible tool for data visualization.webm|Charts, the successor of Graphs - A secure and extensible tool for data visualization]] (25 mins) – about the above-mentioned Charts project. ** [[c:File:Wikimania 2024 - Ohrid - Day 3 - State of Language Technology and Onboarding at Wikimedia.webm|State of Language Technology and Onboarding at Wikimedia]] (90 mins) – about some of the language tools that support Wikimedia sites, such as [[mw:Special:MyLanguage/Content translation|Content]]/[[mw:Special:MyLanguage/Content translation/Section translation|Section Translation]], [[mw:Special:MyLanguage/MinT|MinT]], and LanguageConverter; also the current state and future of languages onboarding. [https://phabricator.wikimedia.org/T368772] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|Tech news]]''' prepared by [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|Tech News writers]] and posted by [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|bot]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|Contribute]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/36|Translate]]&nbsp;• [[m:Tech|Get help]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|Give feedback]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|Subscribe or unsubscribe]].'' </div><section end="technews-2024-W36"/> </div> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年9月3日 (火) 01:08 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=27390268 のリストを使用して送信したメッセージ --> == <span lang="en" dir="ltr">Tech News: 2024-37</span> == <div lang="en" dir="ltr"> <section begin="technews-2024-W37"/><div class="plainlinks"> Latest '''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|tech news]]''' from the Wikimedia technical community. Please tell other users about these changes. Not all changes will affect you. [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/37|Translations]] are available. '''Feature news''' * Starting this week, the standard [[mw:Special:MyLanguage/Extension:CodeMirror|syntax highlighter]] will receive new colors that make them compatible in dark mode. This is the first of many changes to come as part of a major upgrade to syntax highlighting. You can learn more about what's to come on the [[mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:CodeMirror|help page]]. [https://phabricator.wikimedia.org/T365311][https://phabricator.wikimedia.org/T259059] * Editors of wikis using Wikidata will now be notified of only relevant Wikidata changes in their watchlist. This is because the Lua functions <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>entity:getSitelink()</code></bdi> and <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>mw.wikibase.getSitelink(qid)</code></bdi> will have their logic unified for tracking different aspects of sitelinks to reduce junk notifications from [[m:Wikidata For Wikimedia Projects/Projects/Watchlist Wikidata Sitelinks Tracking|inconsistent sitelinks tracking]]. [https://phabricator.wikimedia.org/T295356] '''Project updates''' * Users of all Wikis will have access to Wikimedia sites as read-only for a few minutes on September 25, starting at 15:00 UTC. This is a planned datacenter switchover for maintenance purposes. More information will be published in Tech News and will also be posted on individual wikis in the coming weeks. [https://phabricator.wikimedia.org/T370962] * Contributors of [[phab:T363538#10123348|11 Wikipedias]], including English will have a new <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>MOS</code></bdi> namespace added to their Wikipedias. This improvement ensures that links beginning with <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>MOS:</code></bdi> (usually shortcuts to the [[w:en:Wikipedia:Manual of Style|Manual of Style]]) are not broken by [[w:en:Mooré|Mooré]] Wikipedia (language code <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>mos</code></bdi>). [https://phabricator.wikimedia.org/T363538] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|Tech news]]''' prepared by [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|Tech News writers]] and posted by [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|bot]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|Contribute]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/37|Translate]]&nbsp;• [[m:Tech|Get help]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|Give feedback]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|Subscribe or unsubscribe]].'' </div><section end="technews-2024-W37"/> </div> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年9月9日 (月) 18:53 (UTC) <!-- User:UOzurumba (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=27424457 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-38 == <section begin="technews-2024-W38"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/38|翻訳]]されています。 '''<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Improvements and Maintenance</span>''' * [[File:Octicons-gift.svg|12px|link=|class=skin-invert|要望リスト]] <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Editors interested in templates can help by reading the latest Wishlist focus area, [[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist/Focus areas/Template recall and discovery|Template recall and discovery]], and share your feedback on the talkpage. This input helps the Community Tech team to decide the right technical approach to build. Everyone is also encouraged to continue adding [[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist|new wishes]].</span> * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">The new automated [[{{#special:NamespaceInfo}}]] page helps editors understand which [[mw:Special:MyLanguage/Help:Namespaces|namespaces]] exist on each wiki, and some details about how they are configured. Thanks to DannyS712 for these improvements.</span> [https://phabricator.wikimedia.org/T263513] * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">[[mw:Special:MyLanguage/Help:Edit check#Reference check|References Check]] is a feature that encourages editors to add a citation when they add a new paragraph to a Wikipedia article. For a short time, the corresponding tag "Edit Check (references) activated" was erroneously being applied to some edits outside of the main namespace. This has been fixed.</span> [https://phabricator.wikimedia.org/T373692] * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">It is now possible for a wiki community to change the order in which a page’s categories are displayed on their wiki. By default, categories are displayed in the order they appear in the wikitext. Now, wikis with a consensus to do so can [[m:Special:MyLanguage/Requesting wiki configuration changes|request]] a configuration change to display them in alphabetical order.</span> [https://phabricator.wikimedia.org/T373480] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|class=skin-invert|高度]] <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Tool authors can now access ToolsDB's [[wikitech:Portal:Data Services#ToolsDB|public databases]] from both [[m:Special:MyLanguage/Research:Quarry|Quarry]] and [[wikitech:Superset|Superset]]. Those databases have always been accessible to every [[wikitech:Portal:Toolforge|Toolforge]] user, but they are now more broadly accessible, as Quarry can be accessed by anyone with a Wikimedia account. In addition, Quarry's internal database can now be [[m:Special:MyLanguage/Research:Quarry#Querying Quarry's own database|queried from Quarry itself]]. This database contains information about all queries that are being run and starred by users in Quarry. This information was already public through the web interface, but you can now query it using SQL.</span> <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">You can read more about that, and {{formatnum:20}} other community-submitted tasks that were [[m:Tech/News/Recently resolved community tasks|resolved last week]].</span> * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Any pages or tools that still use the very old CSS classes <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>mw-message-box</code></bdi> need to be updated. These old classes will be removed next week or soon afterwards. Editors can use a [https://global-search.toolforge.org/?q=mw-message-box&regex=1&namespaces=&title= global-search] to determine what needs to be changed. It is possible to use the newer <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code>cdx-message</code></bdi> group of classes as a replacement (see [https://doc.wikimedia.org/codex/latest/components/demos/message.html#css-only-version the relevant Codex documentation], and [https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Tech/Header&diff=prev&oldid=27449042 an example update]), but using locally defined onwiki classes would be best.</span> [https://phabricator.wikimedia.org/T374499] '''<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Technical project updates</span>''' * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Next week, all Wikimedia wikis will be read-only for a few minutes. This will start on September 25 at [https://zonestamp.toolforge.org/1727276400 15:00 UTC]. This is a planned datacenter switchover for maintenance purposes. [[m:Special:MyLanguage/Tech/Server switch|This maintenance process also targets other services.]]</span> <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">The previous switchover took 3 minutes, and the Site Reliability Engineering teams use many tools to make sure that this essential maintenance work happens as quickly as possible.</span> [https://phabricator.wikimedia.org/T370962] '''<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Tech in depth</span>''' * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|class=skin-invert|高度]] <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">The latest monthly [[mw:Special:MyLanguage/MediaWiki Product Insights/Reports/August 2024|MediaWiki Product Insights newsletter]] is available.</span> <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">This edition includes details about: research about [[mw:Special:MyLanguage/Manual:Hooks|hook]] handlers to help simplify development, research about performance improvements, work to improve the REST API for end-users, and more.</span> * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|class=skin-invert|高度]] <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">To learn more about the technology behind the Wikimedia projects, you can now watch sessions from the technology track at Wikimania 2024 on Commons. This week, check out:</span> ** [[c:File:Wikimania 2024 - Auditorium Kyiv - Day 4 - Hackathon Showcase.webm|ハッカソンのショーケース]](45 分) - ハッカソン参加者による合計19件の短い発表をまとめ、それぞれが取り組むプロジェクトの解説として、たとえば管理スクリプトの自動試験法、動画切り出し用のコマンドライン・ツールや、さまざまなツール用のインターフェース改善など。Phabricator タスクには[[phab:T369234|詳細とリンク類を掲載しています]]。 ** [[c:File:Co-Creating a Sustainable Future for the Toolforge Ecosystem.webm|Toolforge エコシステムの持続可能な将来を共同で築く]] (40 分) - Toolforge のツール管理者と利用者、サポーター対象の円卓会議で、主題はこのプラットフォームを持続可能に保ち提供するツール類の評価方法とは。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/38|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W38"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年9月17日 (火) 00:03 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=27460876 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-39 == <section begin="technews-2024-W39"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/39|翻訳]]されています。 '''<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Weekly highlight</span>''' * どのウィキでも9月25日(水曜) [https://zonestamp.toolforge.org/1727276400 15:00 UTC] から数分間、[[m:Special:MyLanguage/Tech/Server switch|閲覧限定]]になる予定です。ウィキ類の閲覧に支障はありませんが、編集作業は停止します。ウィキメディア財団のサイト信頼性技術チームはこのように年に2回ずつ点検を実施して、自前のデータセンターのどれかに万一の事態が発生しても、ウィキ類の機能を保持するよう備えを整えています。 '''<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Updates for editors</span>''' [[File:Add alt text from a halfsheet, with the article behind.png|thumb|代替文おすすめ編集用のインターフェースの見た目]] * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Editors who use the iOS Wikipedia app in Spanish, Portuguese, French, or Chinese, may see the [[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Apps/iOS Suggested edits project/Alt Text Experiment|Alt Text suggested-edit experiment]] after editing an article, or completing a suggested edit using "[[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Apps/iOS Suggested edits project#Hypothesis 2 Add an Image Suggested Edit|Add an image]]". Alt-text helps people with visual impairments to read Wikipedia articles. The team aims to learn if adding alt-text to images is a task that editors can be successful with. Please share any feedback on [[mw:Talk:Wikimedia Apps/iOS Suggested edits project/Alt Text Experiment|the discussion page]].</span> * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">The Codex color palette has been updated with new and revised colors for the MediaWiki user interfaces. The [[mw:Special:MyLanguage/Design System Team/Color/Design documentation#Updates|most noticeable changes]] for editors include updates for: dark mode colors for Links and for quiet Buttons (progressive and destructive), visited Link colors for both light and dark modes, and background colors for system-messages in both light and dark modes.</span> * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|class=skin-invert|高度]] <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">It is now possible to include clickable wikilinks and external links inside code blocks. This includes links that are used within <code><nowiki><syntaxhighlight></nowiki></code> tags and on code pages (JavaScript, CSS, Scribunto and Sanitized CSS). Uses of template syntax <code><nowiki>{{…}}</nowiki></code> are also linked to the template page. Thanks to SD0001 for these improvements.</span> [https://phabricator.wikimedia.org/T368166] * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Two bugs were fixed in the [[m:Special:MyLanguage/Account vanishing|GlobalVanishRequest]] system by improving the logging and by removing an incorrect placeholder message.</span> [https://phabricator.wikimedia.org/T370595][https://phabricator.wikimedia.org/T372223] * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">View all {{formatnum:25}} community-submitted {{PLURAL:25|task|tasks}} that were [[m:Tech/News/Recently resolved community tasks|resolved last week]].</span> '''技術系貢献者への情報更新''' * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|class=skin-invert|高度]] <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">From [[m:Special:MyLanguage/Wikimedia Enterprise|Wikimedia Enterprise]]:</span> ** <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">The API now enables 5,000 on-demand API requests per month and twice-monthly HTML snapshots freely (gratis and libre). More information on the updates and also improvements to the software development kits (SDK) are explained on [https://enterprise.wikimedia.com/blog/enhanced-free-api/ the project's blog post]. While Wikimedia Enterprise APIs are designed for high-volume commercial reusers, this change enables many more community use-cases to be built on the service too.</span> ** <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">The Snapshot API (html dumps) have added beta Structured Contents endpoints ([https://enterprise.wikimedia.com/blog/structured-contents-snapshot-api/ blog post on that]) as well as released two beta datasets (English and French Wikipedia) from that endpoint to Hugging Face for public use and feedback ([https://enterprise.wikimedia.com/blog/hugging-face-dataset/ blog post on that]). These pre-parsed data sets enable new options for researchers, developers, and data scientists to use and study the content.</span> '''<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">In depth</span>''' * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|class=skin-invert|高度]] <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">The Wikidata Query Service (WDQS) is used to get answers to questions using the Wikidata data set. As Wikidata grows, we had to make a major architectural change so that WDQS could remain performant. As part of the [[d:Special:MyLanguage/Wikidata:SPARQL query service/WDQS graph split|WDQS Graph Split project]], we have new SPARQL endpoints available for serving the "[https://query-scholarly.wikidata.org scholarly]" and "[https://query-main.wikidata.org main]" subgraphs of Wikidata. The [http://query.wikidata.org query.wikidata.org endpoint] will continue to serve the full Wikidata graph until March 2025. After this date, it will only serve the main graph. For more information, please see [[d:Special:MyLanguage/Wikidata:SPARQL query service/WDQS backend update/September 2024 scaling update|the announcement on Wikidata]].</span> '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/39|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W39"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年9月23日 (月) 23:37 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=27493779 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-40 == <section begin="technews-2024-W40"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/40|翻訳]]されています。 '''編集者対象の情報更新''' * ダークモードを利用できる[[phab:T375401|ウィキ42 件を追加]]しました。皆さんのウィキでログアウトした利用者が、まだこのモードを使えない状態の場合は、ダークモードではまだ多くのテンプレートが正しく表示できないことが原因かもしれません。問題点の解消に関心を持たれたら、[https://night-mode-checker.wmcloud.org/ ナイトモード用チェック・ツール]を使ってください。[[mw:Special:MyLanguage/Recommendations for night mode compatibility on Wikimedia wikis|推奨事項ページ]]には、これに関するガイダンスがあります。ダークモードは月間1回、使えるウィキを増やしていきます。 * 2010年版ウィキ文エディタを既定で使っている人は、URL末尾に <code dir=ltr>?veaction=editsource</code> と加筆すると、同2017年版の機能を利用できます。規定のエディタを2017年版にするには、[[Special:Preferences#mw-input-wpvisualeditor-newwikitext|各自の個人設定]]で切り替えてください。 [https://phabricator.wikimedia.org/T239796] * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">For logged-out readers using the Vector 2022 skin, the "donate" link has been moved from a collapsible menu next to the content area into a more prominent top menu, next to "Create an account". This restores the link to the level of prominence it had in the Vector 2010 skin. [[mw:Readers/2024 Reader and Donor Experiences#Donor Experiences (Key Result WE 3.2 and the related hypotheses)|Learn more]] about the changes related to donor experiences.</span> [https://phabricator.wikimedia.org/T373585] * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">The CampaignEvents extension provides tools for organizers to more easily manage events, communicate with participants, and promote their events on the wikis. The extension has been [[m:Special:MyLanguage/CampaignEvents/Deployment status|enabled]] on Arabic Wikipedia, Igbo Wikipedia, Swahili Wikipedia, and Meta-Wiki. [[w:zh:Wikipedia:互助客栈/其他#引進CampaignEvents擴充功能|Chinese Wikipedia has decided]] to enable the extension, and discussions on the extension are in progress [[w:es:Wikipedia:Votaciones/2024/Sobre la política de Organizadores de Eventos|on Spanish Wikipedia]] and [[d:Wikidata:Project chat#Enabling the CampaignEvents Extention on Wikidata|on Wikidata]]. To learn how to enable the extension on your wiki, you can visit [[m:Special:MyLanguage/CampaignEvents|the CampaignEvents page on Meta-Wiki]].</span> * コミュニティが提出した{{PLURAL:22|タスク類}}のうち[[m:Tech/News/Recently resolved community tasks|先週の解決分]] {{formatnum:22}} 件に目を通してください。 '''技術系貢献者への情報更新''' * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Developers with an account on Wikitech-wiki should [[wikitech:Wikitech/SUL-migration|check if any action is required]] for their accounts. The wiki is being changed to use the single-user-login (SUL) system, and other configuration changes. This change will help reduce the overall complexity for the weekly software updates across all our wikis.</span> '''掘り下げると''' * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">The [[m:Special:MyLanguage/Tech/Server switch|server switch]] was completed successfully last week with a read-only time of [[wikitech:Switch Datacenter#Past Switches|only 2 minutes 46 seconds]]. This periodic process makes sure that engineers can switch data centers and keep all of the wikis available for readers, even if there are major technical issues. It also gives engineers a chance to do maintenance and upgrades on systems that normally run 24 hours a day, and often helps to reveal weaknesses in the infrastructure. The process involves dozens of software services and hundreds of hardware servers, and requires multiple teams working together. Work over the past few years has reduced the time from 17 minutes down to 2–3 minutes.</span> [https://lists.wikimedia.org/hyperkitty/list/wikitech-l@lists.wikimedia.org/thread/66ZW7B2MG63AESQVTXDIFQBDBS766JGW/] '''ミーティングとイベント''' * 10月4日–6日:[[m:Special:MyLanguage/WikiIndaba conference 2024|ウィキ・インダバ・カンファレンス併設のハッカソン]]の開催地は南アフリカのヨハネルブルグ。 * 11月4日–6日:[[mw:Special:MyLanguage/MediaWiki Users and Developers Conference Fall 2024|MediaWiki 利用者・開発者カンファレンス2024年秋]]の開催地はオーストリアのウィーン '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/40|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W40"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年9月30日 (月) 22:21 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=27530062 のリストを使用して送信したメッセージ --> == <span lang="en" dir="ltr">Tech News: 2024-41</span> == <div lang="en" dir="ltr"> <section begin="technews-2024-W41"/><div class="plainlinks"> Latest '''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|tech news]]''' from the Wikimedia technical community. Please tell other users about these changes. Not all changes will affect you. [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/41|Translations]] are available. '''Weekly highlight''' * Communities can now request installation of [[mw:Special:MyLanguage/Moderator Tools/Automoderator|Automoderator]] on their wiki. Automoderator is an automated anti-vandalism tool that reverts bad edits based on scores from the new "Revert Risk" machine learning model. You can [[mw:Special:MyLanguage/Extension:AutoModerator/Deploying|read details about the necessary steps]] for installation and configuration. [https://phabricator.wikimedia.org/T336934] '''Updates for editors''' * Translators in wikis where [[mw:Special:MyLanguage/Content translation/Section translation#Try the tool|the mobile experience of Content Translation is available]], can now customize their articles suggestion list from 41 filtering options when using the tool. This topic-based article suggestion feature makes it easy for translators to self-discover relevant articles based on their area of interest and translate them. You can [https://test.wikipedia.org/w/index.php?title=Special:ContentTranslation&active-list=suggestions try it with your mobile device]. [https://phabricator.wikimedia.org/T368422] * View all {{formatnum:12}} community-submitted {{PLURAL:12|task|tasks}} that were [[m:Tech/News/Recently resolved community tasks|resolved last week]]. '''Updates for technical contributors''' * It is now possible for <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki><syntaxhighlight></nowiki></code></bdi> code blocks to offer readers a "Copy" button if the <bdi lang="zxx" dir="ltr"><code><nowiki>copy=1</nowiki></code></bdi> attribute is [[mw:Special:MyLanguage/Extension:SyntaxHighlight#copy|set on the tag]]. Thanks to SD0001 for these improvements. [https://phabricator.wikimedia.org/T40932] * Customized copyright footer messages on all wikis will be updated. The new versions will use wikitext markup instead of requiring editing raw HTML. [https://phabricator.wikimedia.org/T375789] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|class=skin-invert|Advanced item]] Later this month, [[mw:Special:MyLanguage/Trust and Safety Product/Temporary Accounts|temporary accounts]] will be rolled out on several pilot wikis. The final list of the wikis will be published in the second half of the month. If you maintain any tools, bots, or gadgets on [[phab:T376499|these 11 wikis]], and your software is using data about IP addresses or is available for logged-out users, please check if it needs to be updated to work with temporary accounts. [[mw:Special:MyLanguage/Trust and Safety Product/Temporary Accounts/For developers|Guidance on how to update the code is available]]. * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|class=skin-invert|Advanced item]] Rate limiting has been enabled for the code review tools [[Wikitech:Gerrit|Gerrit]] and [[Wikitech:GitLab|GitLab]] to address ongoing issues caused by malicious traffic and scraping. Clients that open too many concurrent connections will be restricted for a few minutes. This rate limiting is managed through [[Wikitech:nftables|nftables]] firewall rules. For more details, see Wikitech's pages on [[Wikitech:Firewall#Throttling with nftables|Firewall]], [[Wikitech:GitLab/Abuse and rate limiting|GitLab limits]] and [[Wikitech:Gerrit/Operations#Throttling IPs|Gerrit operations]]. * Five new wikis have been created: ** a {{int:project-localized-name-group-wikipedia}} in [[d:Q49224|Komering]] ([[w:kge:|<code>w:kge:</code>]]) [https://phabricator.wikimedia.org/T374813] ** a {{int:project-localized-name-group-wikipedia}} in [[d:Q36096|Mooré]] ([[m:mos:|<code>m:mos:</code>]]) [https://phabricator.wikimedia.org/T374641] ** a {{int:project-localized-name-group-wiktionary}} in [[d:Q36213|Madurese]] ([[wikt:mad:|<code>wikt:mad:</code>]]) [https://phabricator.wikimedia.org/T374968] ** a {{int:project-localized-name-group-wikiquote}} in [[d:Q2501174|Gorontalo]] ([[q:gor:|<code>q:gor:</code>]]) [https://phabricator.wikimedia.org/T375088] ** a {{int:project-localized-name-group-wikinews}} in [[d:Q56482|Shan]] ([[n:shn:|<code>n:shn:</code>]]) [https://phabricator.wikimedia.org/T375430] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|Tech news]]''' prepared by [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|Tech News writers]] and posted by [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|bot]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|Contribute]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/41|Translate]]&nbsp;• [[m:Tech|Get help]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|Give feedback]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|Subscribe or unsubscribe]].'' </div><section end="technews-2024-W41"/> </div> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年10月7日 (月) 23:43 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=27557422 のリストを使用して送信したメッセージ --> == <span lang="en" dir="ltr">Tech News: 2024-42</span> == <div lang="en" dir="ltr"> <section begin="technews-2024-W42"/><div class="plainlinks"> Latest '''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|tech news]]''' from the Wikimedia technical community. Please tell other users about these changes. Not all changes will affect you. [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/42|Translations]] are available. '''Updates for editors''' * The Structured Discussion extension (also known as Flow) is starting to be removed. This extension is unmaintained and causes issues. It will be replaced by [[mw:Special:MyLanguage/Help:DiscussionTools|DiscussionTools]], which is used on any regular talk page. [[mw:Special:MyLanguage/Structured Discussions/Deprecation#Deprecation timeline|A first set of wikis]] are being contacted. These wikis are invited to stop using Flow, and to move all Flow boards to sub-pages, as archives. At these wikis, a script will move all Flow pages that aren't a sub-page to a sub-page automatically, starting on 22 October 2024. On 28 October 2024, all Flow boards at these wikis will be set in read-only mode. [https://www.mediawiki.org/wiki/Structured_Discussions/Deprecation][https://phabricator.wikimedia.org/T370722] * WMF's Search Platform team is working on making it easier for readers to perform text searches in their language. A [[phab:T332342|change last week]] on over 30 languages makes it easier to find words with accents and other diacritics. This applies to both full-text search and to types of advanced search such as the <bdi lang="en" dir="ltr">''hastemplate''</bdi> and <bdi lang="en" dir="ltr">''incategory''</bdi> keywords. More technical details (including a few other minor search upgrades) are available. [https://www.mediawiki.org/wiki/User:TJones_%28WMF%29/Notes/Language_Analyzer_Harmonization_Notes#ASCII-folding/ICU-folding_%28T332342%29] * View all {{formatnum:20}} community-submitted {{PLURAL:20|task|tasks}} that were [[m:Tech/News/Recently resolved community tasks|resolved last week]]. For example, [[mw:Special:MyLanguage/Help:Edit check|EditCheck]] was installed at Russian Wikipedia, and fixes were made for some missing user interface styles. '''Updates for technical contributors''' * Editors who use the Toolforge tool [[toolforge:copyvios|Earwig's Copyright Violation Detector]] will now be required to log in with their Wikimedia account before running checks using the "search engine" option. This change is needed to help prevent external bots from misusing the system. Thanks to Chlod for these improvements. [https://en.wikipedia.org/wiki/Wikipedia_talk:New_pages_patrol/Reviewers#Authentication_is_now_required_for_search_engine_checks_on_Earwig's_Copyvio_Tool] * [[m:Special:MyLanguage/Phabricator|Phabricator]] users can create tickets and add comments on existing tickets via Email again. [[mw:Special:MyLanguage/Phabricator/Help#Using email|Sending email to Phabricator]] has been fixed. [https://phabricator.wikimedia.org/T356077] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|class=skin-invert|Advanced item]] Some HTML elements in the interface are now wrapped with a <code><nowiki><bdi></nowiki></code> element, to make our HTML output more aligned with Web standards. More changes like this will be coming in future weeks. This change might break some tools that rely on the previous HTML structure of the interface. Note that relying on the HTML structure of the interface is [[mw:Special:MyLanguage/Stable interface policy/Frontend#What is not stable?|not recommended]] and might break at any time. [https://phabricator.wikimedia.org/T375975] '''In depth''' * The latest monthly [[mw:Special:MyLanguage/MediaWiki Product Insights/Reports/September 2024|MediaWiki Product Insights newsletter]] is available. This edition includes: updates on Wikimedia's authentication system, research to simplify feature development in the MediaWiki platform, updates on Parser Unification and MathML rollout, and more. * The latest quarterly [[mw:Technical Community Newsletter/2024/October|Technical Community Newsletter]] is now available. This edition include: research about improving topic suggestions related to countries, improvements to PHPUnit tests, and more. '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|Tech news]]''' prepared by [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|Tech News writers]] and posted by [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|bot]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|Contribute]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/42|Translate]]&nbsp;• [[m:Tech|Get help]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|Give feedback]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|Subscribe or unsubscribe]].'' </div><section end="technews-2024-W42"/> </div> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年10月14日 (月) 21:22 (UTC) <!-- User:Quiddity (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=27597254 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-43 == <section begin="technews-2024-W43"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/43|翻訳]]されています。 '''今週のハイライト''' * モバイルアプリ・チームよりiOS 版アプリの[[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Apps/Team/iOS/Navigation Refresh#Phase 1: Creating a user Profile Menu (T373714)|更新]]により、ナビゲーションは App ストアからダウンロードする最新版に繁栄しました。プロフィール(Profile)という新しいメニューを追加、記事の閲覧画面で通知やウォッチリストなど編集機能をさっと開けるようになった点と、「寄付する」ボタンは閲覧者が使いやすい位置に移動しました。これは規模の大きな[[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Apps/Team/iOS/Navigation Refresh|ナビゲーション刷新]]計画の一部であり、閲覧者優先で進めてきた iOS アプリを閲覧も編集もしやすなるようサポートを深めます。ウィキメディア財団ではボランティアの皆さんからこの数年の間に寄せられた要望に基づき、オンウィキの意思疎通において編集機能の追加とサポートを重ねています。 [[File:IOS App Navigation refresh first phase 05.png|thumb|プロフィールメニューと内容、ウィキペディアの iOS アプリ]] '''編集者対象の更新''' * ウィキペディアの読者の皆さんはブラウザ拡張機能をダウンロードすると、記事の閲覧お勧め、記事のまとめを自動生成、検索の機能改善など、機能導入を検討中の早期の発案を試験してみることができます。詳細情報を読むにはウェブチームの[[mw:Special:MyLanguage/Reading/Web/Content Discovery Experiments|コンテンツ発見実験ページ]](Content Discovery Experiments)を、更新情報を受信するには[[mw:Special:MyLanguage/Newsletter:Web team's projects|ニュースレターの購読]]をお勧めします。 * 10月末に向かって、[[phab:T376499|これら 12 件のウィキ]]ではログアウトした編集者に[[mw:Special:Mylanguage/Trust and Safety Product/Temporary Accounts|臨時アカウント]]の発行を始めます。当該の一覧は変更を見込んでおり - ウィキによっては対象から除外するかもしれない点と追加はない点があります。臨時アカウントは新規の[[mw:Special:MyLanguage/User account types|利用者アカウントの種別]]です。ログアウト編集者の個人情報保護、コミュニティ参加者との意思疎通の円滑化を目指します。対象のウィキ 12 件でツールやボット、ガジェット類の管理をされる皆さんは、そのソフトウェアがログアウト利用者の IP アドレスを参照している場合は、臨時アカウントへの対応が必要かどうかチェックをお願いします。[[mw:Special:MyLanguage/Trust and Safety Product/Temporary Accounts/For developers|コード更新のガイダンスがあります]]。詳細は[[mw:Special:MyLanguage/Trust and Safety Product/Temporary Accounts/Updates|全ウィキへの導入計画]]をご一読ください。 * コミュニティが提出した{{PLURAL:33|タスク類}}のうち[[m:Tech/News/Recently resolved community tasks|先週の解決分]] {{formatnum:33}} 件に目を通してください。 <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">For example, the [[w:nr:Main Page|South Ndebele]], [[w:rsk:Главни бок|Pannonian Rusyn]], [[w:ann:Uwu|Obolo]], [[w:iba:Lambar Keterubah|Iban]] and [[w:tdd:ᥞᥨᥝᥴ ᥘᥣᥲ ᥖᥥᥰ|Tai Nüa]] Wikipedia languages were created last week.</span> [https://www.wikidata.org/wiki/Q36785][https://www.wikidata.org/wiki/Q35660][https://www.wikidata.org/wiki/Q36614][https://www.wikidata.org/wiki/Q33424][https://www.wikidata.org/wiki/Q36556] * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">It is now possible to create functions on Wikifunctions using Wikidata lexemes, through the new [[f:Z6005|Wikidata lexeme type]] launched last week. When you go to one of these functions, the user interface provides a lexeme selector that helps you pick a lexeme from Wikidata that matches the word you type. After hitting run, your selected lexeme is retrieved from Wikidata, transformed into a Wikidata lexeme type, and passed into the selected function. Read more about this in [[f:Special:MyLanguage/Wikifunctions:Status updates/2024-10-17#Function of the Week: select representation from lexeme|the latest Wikifunctions newsletter]].</span> '''技術系貢献者への情報更新''' * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|class=skin-invert|高度]] <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Users of the Wikimedia sites can now format dates more easily in different languages with the new <code dir="ltr">{{[[mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:ParserFunctions##timef|#timef]]:…}}</code> parser function. For example, <code dir="ltr"><nowiki>{{#timef:now|date|en}}</nowiki></code> will show as "<bdi lang="en" dir="ltr">{{#timef:now|date|en}}</bdi>". Previously, <code dir="ltr"><nowiki>{{#time:…}}</nowiki></code> could be used to format dates, but this required knowledge of the order of the time and date components and their intervening punctuation. <code dir="ltr">#timef</code> (or <code dir="ltr">#timefl</code> for local time) provides access to the standard date formats that MediaWiki uses in its user interface. This may help to simplify some templates on multi-lingual wikis like Commons and Meta.</span> [https://phabricator.wikimedia.org/T223772][https://www.mediawiki.org/wiki/Special:MyLanguage/Help:Extension:ParserFunctions##timef] * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|class=skin-invert|高度]] <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Commons and Meta users can now efficiently [[mw:Special:MyLanguage/Help:Magic words#Localization|retrieve the user's language]] using <code dir="ltr"><nowiki>{{USERLANGUAGE}}</nowiki></code> instead of using <code dir="ltr"><nowiki>{{int:lang}}</nowiki></code>.</span> [https://phabricator.wikimedia.org/T4085] * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">The [[m:Special:MyLanguage/Product and Technology Advisory Council|Product and Tech Advisory Council]] (PTAC) now has its pilot members with representation across Africa, Asia, Europe, North America and South America. They will work to address the [[Special:MyLanguage/Movement Strategy/Initiatives/Technology Council|Movement Strategy's Technology Council]] initiative of having a co-defined and more resilient technological platform.</span> [https://meta.wikimedia.org/wiki/Movement_Strategy/Initiatives/Technology_Council] '''掘り下げると''' * 年4回発行の [[mw:Special:MyLanguage/Growth/Newsletters/32|Growth ニュースレター]]を発行しました。内容とは:新規参加者ホームページのコミュニティ更新モジュール、新規のコミュニティ設定のオプション、新規プロジェクトの詳細情報ほか。 * ウィキメディア財団では[[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Security Team#CNA Partnership| CVE プログラムの正式パートナー]]になり、サイバーセキュリティの公開済み脆弱性をカタログ化する国際的な取り組みに参加しました。セキュリティ・チームはこのパートナー関係により、[[w:en:Common Vulnerabilities and Exposures|共通脆弱性識別子とその露出]] (CVE) レコードという、当財団の管理下にあるその他のコードばかりかメディアウィキ・コアや拡張機能ならびに外装に影響するコードを即座に公開できるようになります。 * [[m:Special:MyLanguage/Community Wishlist|コミュニティ要望リスト]]では要望リストの内容に[[m:Community Wishlist/Updates#October 16, 2024: Conversations Made Easier: Machine-Translated Wishes Are Here!|機械翻訳の適用を試験中]]です。ボランティアの皆さんは要望を機械翻訳したものを閲覧し、翻訳者が内容の翻訳を終えるより以前に、議論に直行できます。 '''ミーティングとイベント''' * 10月24日 - ウィキ教育講演者シリーズのウェビナー - [https://lists.wikimedia.org/hyperkitty/list/wikitech-l@lists.wikimedia.org/thread/N4XTB4G55BUY3M3PNGUAKQWJ7A4UOPAK/ オープンソース技術:ウィキ教育ダッシュボードの構築]、パネル登壇はウィキメディアのインターン生とウェブ開発者(Wiki Education Speaker Series Webinar)。 * 2024年12月20–22日 - [[m:Special:MyLanguage/Indic Wikimedia Hackathon Bhubaneswar 2024|ウィキメディア・インド諸語ハッカソン・ブヴァネーシュヴァル大会2024]]をインドのオリッサ州で開催(Wikimedia Hackathon Bhubaneswar)。このハッカソンの目的はコミュニティに参加する開発者やデザイナー、コンテンツ編集者などが集まり、貢献者の経験向上を対象とした技術的ソリューションを構築することです。 '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/43|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W43"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年10月21日 (月) 20:53 (UTC) <!-- User:UOzurumba (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=27634672 のリストを使用して送信したメッセージ --> == <span lang="en" dir="ltr">Tech News: 2024-44</span> == <div lang="en" dir="ltr"> <section begin="technews-2024-W44"/><div class="plainlinks"> Latest '''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|tech news]]''' from the Wikimedia technical community. Please tell other users about these changes. Not all changes will affect you. [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/44|Translations]] are available. '''Updates for editors''' * Later in November, the Charts extension will be deployed to the test wikis in order to help identify and fix any issue. A security review is underway to then enable deployment to pilot wikis for broader testing. You can read [[mw:Special:MyLanguage/Extension:Chart/Project/Updates#October 2024: Working towards production deployment|the October project update]] and see the [https://en.wikipedia.beta.wmflabs.org/wiki/Charts latest documentation and examples on Beta Wikipedia]. * View all {{formatnum:32}} community-submitted {{PLURAL:32|task|tasks}} that were [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Recently resolved community tasks|resolved last week]]. For example, [[w:en:PediaPress|Pediapress.com]], an external service that creates books from Wikipedia, can now use [[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Maps|Wikimedia Maps]] to include existing pre-rendered infobox map images in their printed books on Wikipedia. [https://phabricator.wikimedia.org/T375761] '''Updates for technical contributors''' * Wikis can use [[:mw:Special:MyLanguage/Extension:GuidedTour|the Guided Tour extension]] to help newcomers understand how to edit. The Guided Tours extension now works with [[mw:Special:MyLanguage/Manual:Dark mode|dark mode]]. Guided Tour maintainers can check their tours to see that nothing looks odd. They can also set <code>emitTransitionOnStep</code> to <code>true</code> to fix an old bug. They can use the new flag <code>allowAutomaticBack</code> to avoid back-buttons they don't want. [https://phabricator.wikimedia.org/T73927#10241528] * Administrators in the Wikimedia projects who use the [[mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:Nuke|Nuke Extension]] will notice that mass deletions done with this tool have the "Nuke" tag. This change will make reviewing and analyzing deletions performed with the tool easier. [https://phabricator.wikimedia.org/T366068] '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|Tech news]]''' prepared by [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|Tech News writers]] and posted by [[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|bot]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|Contribute]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/44|Translate]]&nbsp;• [[m:Tech|Get help]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|Give feedback]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|Subscribe or unsubscribe]].'' </div><section end="technews-2024-W44"/> </div> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年10月28日 (月) 20:57 (UTC) <!-- User:UOzurumba (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=27668811 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-45 == <section begin="technews-2024-W45"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/45|翻訳]]されています。 '''<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Updates for editors</span>''' * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Stewards can now make [[m:Special:MyLanguage/Global blocks|global account blocks]] cause global [[mw:Special:MyLanguage/Autoblock|autoblocks]]. This will assist stewards in preventing abuse from users who have been globally blocked. This includes preventing globally blocked temporary accounts from exiting their session or switching browsers to make subsequent edits for 24 hours. Previously, temporary accounts could exit their current session or switch browsers to continue editing. This is an anti-abuse tool improvement for the [[mw:Special:MyLanguage/Trust and Safety Product/Temporary Accounts|Temporary Accounts]] project. You can read more about the [[mw:Special:MyLanguage/Trust and Safety Product/Temporary Accounts/Updates|progress on key features for temporary accounts]].</span> [https://phabricator.wikimedia.org/T368949] * キャンペーン・イベント用の [[m:Special:MyLanguage/CampaignEvents/Deployment status|CampaignEvents 拡張機能を有効にした]]ウィキでは今後、共同作業用の [[m:Special:MyLanguage/Campaigns/Foundation Product Team/Event list#October 29, 2024: Collaboration List launched|Collaboration List]] 一覧機能を使えるようになります。これは投稿者がそれぞれのウィキにおいて、ウィキプロジェクト群の総体を簡単に把握できる新機能です。担当したキャンペーン・チームは[[m:Special:MyLanguage/Wikimedia Foundation Annual Plan/2024-2025/Product %26 Technology OKRs#WE KRs|2024/25年次計画]]の一環としてこの企画に取り組みました。この CampaignEvents 拡張機能を皆さんのウィキにも導入したい場合は、[[m:Special:MyLanguage/CampaignEvents/Deployment status#How to Request the CampaignEvents Extension for your wiki|こちらの手順に従う]]もしくは補佐が必要なら User:Udehb-WMF と打ち合わせてください。 * 赤リンクを示す文字色は今週後半にわずかに色味を変え、ライトモードでコントラストを改善します。 [https://phabricator.wikimedia.org/T370446] * コミュニティが提出した{{PLURAL:32|タスク類}}のうち[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Recently resolved community tasks|先週の解決分]] {{formatnum:32}} 件に目を通してください。 たとえば 多言語対応のウィキ群では[[phab:T216368|今後]]、利用者がリンク元を示す特別ページ WhatLinksHere で翻訳版を非表示にできます。 '''技術系貢献者への情報更新''' * XML [[m:Special:MyLanguage/Data dumps|データダンプ]]はバグ検証のため一時的に停止しました。 [https://lists.wikimedia.org/hyperkitty/list/xmldatadumps-l@lists.wikimedia.org/message/BXWJDPO5QI2QMBCY7HO36ELDCRO6HRM4/] '''掘り下げると''' * 仮アカウントを6件のウィキに導入しました(Temporary Accounts)。この[[mw:Special:MyLanguage/Trust and Safety Product/Temporary Accounts|企画]]を信頼安全製品チームが完成させた(Trust and Safety Product team)ので、[[phab:T340001|実装の日程]]を確かめてください。仮リンクは来週以降、[[phab:T378336|他のプロジェクト7件]]でも使えるようになります。これらのウィキで活動中の皆さんでツールの統合に補佐を希望される場合は、担当の [[m:User:Udehb-WMF|User:Udehb-WMF]] に連絡をして打ち合わせ願います。 * 四半期ごとに発行される[[mw:Special:MyLanguage/Wikimedia Language and Product Localization/Newsletter/2024/October|言語と国際化ニュースレター]]の最新版をご覧いただけます。 掲載内容は次のとおり:翻訳用の translatewiki やメディアウィキで対応する言語が増えました。複数言語でキーボード入力欄の方法が変わりました。開催予定および直近で開いたミーティングの情報その他。 '''<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Meetings and events</span>''' * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">[[mw:Special:MyLanguage/MediaWiki Users and Developers Conference Fall 2024|MediaWiki Users and Developers Conference Fall 2024]] is happening in Vienna, Austria and online from 4 to 6 November 2024. The conference will feature discussions around the usage of MediaWiki software by and within companies in different industries and will inspire and onboard new users.</span> '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/45|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W45"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年11月4日 (月) 20:51 (UTC) <!-- User:UOzurumba (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=27693917 のリストを使用して送信したメッセージ --> == 技術ニュース: 2024-46 == <section begin="technews-2024-W46"/><div class="plainlinks"> ウィキメディア技術コミュニティの最新版'''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''です。他の利用者にも下記の変更についてお伝えください。直接の影響はない項目も含まれる場合があります。このニュースは各言語に[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/46|翻訳]]されています。 '''<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Updates for editors</span>''' * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">On wikis with the [[mw:Special:MyLanguage/Help:Extension:Translate|Translate extension]] enabled, users will notice that the FuzzyBot will now automatically create translated versions of categories used on translated pages.</span> [https://phabricator.wikimedia.org/T285463] * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">View all {{formatnum:29}} community-submitted {{PLURAL:29|task|tasks}} that were [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Recently resolved community tasks|resolved last week]].</span> <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">For example, the submitted task to use the [[mw:Special:MyLanguage/Extension:SecurePoll|SecurePoll extension]] for English Wikipedia's special [[w:en:Wikipedia:Administrator elections|administrator election]] was resolved on time.</span> [https://phabricator.wikimedia.org/T371454] '''<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Updates for technical contributors</span>''' * [[File:Octicons-tools.svg|12px|link=|class=skin-invert|高度]] <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">In <code dir="ltr">[[mw:MediaWiki_1.44/wmf.2|1.44.0-wmf-2]]</code>, the logic of Wikibase function <code>getAllStatements</code> changed to behave like <code>getBestStatements</code>. Invoking the function now returns a copy of values which are immutable.</span> [https://phabricator.wikimedia.org/T270851] * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">[https://en.wikipedia.org/api/rest_v1/ Wikimedia REST API] users, such as bot operators and tool maintainers, may be affected by ongoing upgrades. The API will be rerouting some page content endpoints from RESTbase to the newer [[mw:Special:MyLanguage/API:REST API|MediaWiki REST API]] endpoints. The [[phab:T374683|impacted endpoints]] include getting page/revision metadata and rendered HTML content. These changes will be available on testwiki later this week, with other projects to follow. This change should not affect existing functionality, but active users of the impacted endpoints should verify behavior on testwiki, and raise any concerns on the related [[phab:T374683|Phabricator ticket]].</span> '''<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">In depth</span>''' * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Admins and users of the Wikimedia projects [[mw:Special:MyLanguage/Moderator_Tools/Automoderator#Usage|where Automoderator is enabled]] can now monitor and evaluate important metrics related to Automoderator's actions. [https://superset.wmcloud.org/superset/dashboard/unified-automoderator-activity-dashboard/ This Superset dashboard] calculates and aggregates metrics about Automoderator's behaviour on the projects in which it is deployed. Thanks to the Moderator Tools team for this Dashboard; you can visit [[mw:Special:MyLanguage/Moderator Tools/Automoderator/Unified Activity Dashboard|the documentation page]] for more information about this work.</span> [https://phabricator.wikimedia.org/T369488] '''<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Meetings and events</span>''' * <span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">21 November 2024 ([[m:Special:MyLanguage/Event:Commons community discussion - 21 November 2024 8:00 UTC|8:00 UTC]] & [[m:Special:MyLanguage/Event:Commons community discussion - 21 November 2024 16:00 UTC|16:00 UTC]]) - [[c:Commons:WMF support for Commons/Commons community calls|Community call]] with Wikimedia Commons volunteers and stakeholders to help prioritize support efforts for 2025-2026 Fiscal Year. The theme of this call is how content should be organised on Wikimedia Commons.</span> '''''[[m:Special:MyLanguage/Tech/News|技術ニュース]]'''は[[m:Special:MyLanguage/Tech/News/Writers|技術大使]]によって準備され[[m:Special:MyLanguage/User:MediaWiki message delivery|ボット]]によって配信されています&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News#contribute|寄稿]]&nbsp;• [[m:Special:MyLanguage/Tech/News/2024/46|翻訳]]&nbsp;• [[m:Tech|相談]]&nbsp;• [[m:Talk:Tech/News|フィードバック]]&nbsp;• [[m:Global message delivery/Targets/Tech ambassadors|購読/購読解除]]'' </div><section end="technews-2024-W46"/> <bdi lang="en" dir="ltr">[[User:MediaWiki message delivery|MediaWiki message delivery]]</bdi> 2024年11月12日 (火) 00:08 (UTC) <!-- User:UOzurumba (WMF)@metawiki が https://meta.wikimedia.org/w/index.php?title=Global_message_delivery/Targets/Tech_ambassadors&oldid=27732268 のリストを使用して送信したメッセージ --> qnyf4vpfrwrw9rdaubf4d3cxr0w2pc0 C Sharp 0 28335 263361 243732 2024-11-12T03:49:12Z Ef3 694 C# 10.0 - C# 12.0 263361 wikitext text/x-wiki {{Wikipedia}} {{Pathnav|メインページ|工学|情報技術|[プログラミング}} 本書は、マイクロソフト社が開発したプログラミング言語「'''C#'''」について解説しています。 C#は、先行する[[C言語|C]]、[[C++]]、[[Java]]と同じファミリーに属するプログラミング言語で、マイクロソフト社の社員が[[W:.NET Foundation|.NET Foundation]]を通じて開発し、[[W:MIT License|MITライセンス]]の下でリリースされている[[W:共通言語基盤|共通言語基盤]] (Common Language Infrastructure; CLI)で動作することが特徴です。 C#は、多くの開発者によって広く使用されており、プログラミングの初学者から熟練者まで幅広い層に向けて設計されています。また、C#は[[W:.NET Framework|.NET Framework]]や[[W:.NET Core|.NET Core]]といったフレームワークを使用して開発することができ、WindowsアプリケーションやWebアプリケーションなどの開発に適しています。 {{コラム|width=100%|.NET Framework と .NET Core と .NET |2=.NET Framework、.NET Core、および.NETは、Microsoftが開発したプログラミングフレームワークの異なるバージョンやエディションを指す用語です。 ;.NET Framework: 最初にリリースされた.NET実行環境です。Windows向けのプラットフォームで、広く利用されています。Windowsが動作する環境で構築されたアプリケーションの開発や実行に使用されます。.NET Frameworkは、ASP.NETなどのWebアプリケーション、デスクトップアプリケーション、および一般的なWindowsアプリケーションの開発に使用されます。2019年4月にリリースされたバージョン4.8をもって.NET Frameworkのメジャーアップデートを終了することがアナウンスされました。 ;.NET Core: クロスプラットフォームの.NET実行環境で、Linux、macOS、Windowsなどの異なるプラットフォームで動作するアプリケーションを構築するための開発フレームワークです。軽量化されており、クロスプラットフォームでの開発、マイクロサービス、クラウドベースのアプリケーションの開発に適しています。.NET Coreは、.NET 5および. NET 6で統合され、以降のバージョンは.NETと呼ばれることになりました。 ;.NET: .NET 5以降、Microsoftは.NET Coreと.NET Frameworkを統合し、単一のプラットフォームとして提供しています。.NET 5は.NET Core 3.1の後継としてリリースされ、クロスプラットフォーム対応、高速性、新機能の提供が行われました。その後、.NET 6、.NET 7、.NET 8 などのバージョンがリリースされています。この単一の.NETは、クロスプラットフォームでの開発をサポートし、Windows、Linux、macOSなどのさまざまな環境で動作するアプリケーションの構築に使用されます。 これらのフレームワークは、異なる目的やプラットフォームでのアプリケーション開発に使用されますが、現在は.NETが将来のバージョンを統合しているため、従来の.NET Frameworkよりも.NET Coreおよび.NETを使用することが推奨されています。 }} == 目次 == * [[C Sharp/インストール方法|インストール方法とそれぞれの実行方法]] * [[C Sharp/Hello World]] * [[C Sharp/変数]] * [[C Sharp/クラスとメソッド]] * [[C Sharp/条件分岐]] * [[C Sharp/反復と反復子]] == ※編集中 == {{Special:Prefixindex/C Sharp}} C# はGUIも作成できますが、本ページでは説明の初期のうちは、コンソールアプリ(コマンド プロンプトのような画面にテキスト表示するプログラムのこと)のプログラムを解説したいと思います。 C++になくてC#にある機能は多々ありますが、特にC++との違いが大きい話題を挙げたいと思います。 {{コラム|width=100%|C# の標準規格|2= プログラミング言語C#は、2000年にMicrosoft社のAnders Hejlsberg氏によって設計され、その後2002年にEcma(ECMA-334)、2003年にISO/IEC(ISO/IEC 23270)によって国際標準として承認されました。 2023年12月時点のC#標準 * ECMA-334:2023(VC#7.0相当) * ISO/IEC 23270:2023(VC#7.0相当) * JIS X 3015:2008『プログラム言語C#』(VC#2.0相当) C#には以下のような独立した実装があります。 ;クローズドなVC#:Visual Studio 2013 まで。 ;Roslyn:Microsoftが開発したApacheライセンスのオープンソースプロジェクト。GitHubで公開されています。Visual Studio 2015 以降のVC#。 ;シェアードソース共通言語基盤のC#コンパイラ:共通言語基盤 (CLI) とともにがソースコードが公開されたC#コンパイラ。 ;Mono Compiler Suite(mcs):Mono Projectが開発したMonoの一部を構成します。 ;the C-Sharp code compiler (cscc):DotGNU Projectが開発したPortable.NETの一部を構成します<ref>2012年12月時点で、DotGNUプロジェクトは廃止され、大規模な新しいボランティアの取り組みが生まれるまで再開される見込みはありません。ただし、例外としてlibjitコンポーネントは、現在は独立したlibjitパッケージとして存在しています。</ref>。 Microsoft以外の実装は、ECMA-334に基づいています。 ECMA-334の2023年12月時点での最新は VC#7.0 相当のECMA-334:2023なので、MicrosoftのVC#の比較的新しいバージョンでコンパイル出来るソースコードが、MonoなどMicrosoft以外の実装でコンパイル出来ない場合があります。 }} === C#のコードから.NETのバージョンを調べる === C#コードで実行中の.NETバージョンを調べるには、次のような方法があります。 :<syntaxhighlight lang=c# line highlight=6 copy> using System; using System.Runtime.InteropServices; class Class1 { static void Main(string[] args) { Console.WriteLine(RuntimeInformation.FrameworkDescription); } }</syntaxhighlight> ; 実行結果 :<syntaxhighlight lang=text> .NET 8.0.0 </syntaxhighlight> :これによって、実行中の.NETのバージョンがコンソールに表示されます。 === C#コンパイラーのバージョンを調べる === C#コンパイラのバージョンを調べるには、次のような方法があります。 :<syntaxhighlight lang=c# line copy> #error version</syntaxhighlight> ; コンパイル結果 :<syntaxhighlight lang=text line highlight=2> Compilation error (line 1, col 8): #error: 'version' Compilation error (line 1, col 8): Compiler version: '4.8.0-7.23558.1 (e0917286)'. Language version: latest (12.0). Compilation error (line 1, col 1): Program does not contain a static 'Main' method suitable for an entry point</syntaxhighlight> :これによって、C#コンパイラーのバージョンとC#言語のバージョンを確認出来ます。 === 文字表示 === ==== 文字列中での変数の表示 ==== :<syntaxhighlight lang=c# line highlight=6 copy> using System; class Hello { static void Main(string[] args) { var a = 14; Console.WriteLine($"トムは{a}歳です"); } } </syntaxhighlight> ; 実行結果 :<syntaxhighlight lang=text> トムは14歳です </syntaxhighlight> このC#のコードは、変数 <code>a</code> の値を文字列に埋め込んで出力するものです。これはC# 6.0から導入された補間文字列(interpolated string)<ref>[https://learn.microsoft.com/en-us/dotnet/standard/base-types/composite-formatting#format-string-component $ - string interpolation (C# reference)]</ref>と呼ばれる機能を使用しています。 ; 補間文字列(Interpolated Strings) :<syntaxhighlight lang=c# line highlight=1 start=6 copy> Console.WriteLine($"トムは{a}歳です"); </syntaxhighlight> 上記の行は、<code>$</code> 記号を文字列の前に付けることで補間文字列を作成しています。 C#の補間文字列では、波カッコ <code>{}</code> 内にプレースホルダーを配置します。 これにより、その場所に変数や式の値が埋め込まれます。 ここでは、波カッコ <code>{}</code> 内に変数 <code>a</code> を直接埋め込んでいます。 この記法を使うことで、文字列中に変数の値を直接埋め込むことができます。 ===== 式の埋め込み ===== 補間文字列では単純な変数だけでなく、式も埋め込むことができます。例えば、数値の計算結果や関数の戻り値を埋め込むことができます。 :<syntaxhighlight lang=c# line copy> var x = 10; var y = 20; string result = $"合計は{x + y}です"; // 合計は30です </syntaxhighlight> この例では、<code>{}</code> 内に <code>x + y</code> という式があります。 これは変数 <code>x</code> と <code>y</code> の和を計算し、その結果が文字列に埋め込まれます。 ===== フォーマット指定 ===== 補間文字列では、文字列の中に挿入する変数や式に対してフォーマット指定を行うことも可能です。例えば、小数点以下2桁まで表示する場合や日付のフォーマットを指定する場合などに有用です。 :<syntaxhighlight lang=c# line copy> double pi = Math.PI; string formattedPi = $"円周率は{pi:F2}です"; // 円周率は3.14です </syntaxhighlight> この例では、<code>{pi:F2}</code> の部分で <code>pi</code> の値が小数点以下2桁まで表示されます。 補間文字列は可読性が高く、動的な文字列の構築を直感的に行うことができます。 変数や式を <code>{}</code> 内に挿入することで、コードをわかりやすく保ちながら柔軟性を持たせることができます。 ===== 基数の指定 ===== ;[https://paiza.io/projects/iXS1RA99F2XbPO1qSXFvxg?language=csharp コード例]:<syntaxhighlight lang=c# copy> using System; public class Hello { public static void Main(string[] args) { Console.WriteLine($"3 + 5 = {3 + 5}"); // 十進数の11を変換するコード Console.WriteLine($"{11:x} "); // 16進数に変換 Console.WriteLine($"{Convert.ToString(11, 2)} ") ; // 2進数に変換 } } </syntaxhighlight> ; 実行結果 :<syntaxhighlight lang="text"> 3 + 5 = 8 b 1011 </syntaxhighlight> : 特に書式を宣言しない場合、数値は10進数として扱われます。 : が、10進数(decimal)の出力を明示したい場合、<code> {11:D} </code> のように「:D」をつけることで可能です。 ;整数は自動的に昇格し浮動小数点として扱われる:<syntaxhighlight lang=c# copy> using System; public class Hello { public static void Main(string[] args) { Console.WriteLine($"0x{Int64.MaxValue:x}"); // Hex. Console.WriteLine($"{Int64.MaxValue:g}"); // general Console.WriteLine($"{Int64.MaxValue:e}"); // exp. Console.WriteLine($"{Int64.MaxValue:f}"); // float // Console.WriteLine($"{1.2:X}"); // コレはエラーになる Console.WriteLine($"{0b1101}"); // binary literal // Console.WriteLine($"{13:b}"); // これはエラーになる(.NET 8 からは有効) } } </syntaxhighlight> ; 実行結果 :<syntaxhighlight lang="text"> 0x7fffffffffffffff 9223372036854775807 9.223372e+018 9223372036854775807.00 13 </syntaxhighlight> : 整数に書式化文字列の e や f を適用すると、浮動小数型に変換され表示されます。変態ですね。 : この仕様は、型を間違えて書式化文字列を与えたことに気づく機会を奪うので注意が必要です。 : なにもチェックしていないのかというと、$"{1.2:X}" はシッカリとエラーにします。一貫性がありませんね。 : 一貫性と言えば、C#7.2 から 0b1101 のような2進数リテラルに対応したのですが、書式化文字列は2進数に対応していません。一貫性がありませんね。 ==== @ 逐語的文字列リテラル ==== 特殊文字 <code>@</code> を前置した文字列リテラルは、逐語的文字列リテラルです。 逐語的文字列リテラルでは、単純なエスケープシーケンス(バックスラッシュを表す「 \ 」など)、16 進エスケープシーケンス(大文字の A を表す「 \x0041 」など)、および Unicode エスケープシーケンス (大文字の A を表す「 \u0041 」など) はそのまま解釈されます。引用符のエスケープシーケンス("")のみ文字通りに解釈されず、二重引用符が1つ生成されます<ref>[https://learn.microsoft.com/en-us/dotnet/csharp/language-reference/tokens/verbatim @]</ref>。 ;[https://paiza.io/projects/nucHBjtah8fPBFFrlZGrzg?language=csharp コード例]:<syntaxhighlight lang=c# copy> using System; public class Hello { public static void Main(string[] args) { Console.WriteLine(@" \ -- "" -- C:\temp\test.txt \x0041 \u0041 \n \t "); } } </syntaxhighlight> ; 実行結果 :<syntaxhighlight lang="text"> \ -- " -- C:\temp\test.txt \x0041 \u0041 \n \t </syntaxhighlight> === 配列 === C#における配列は、同じ型の複数の要素を保持するデータ構造です。配列は固定長であり、要素数が宣言時に決まります。以下に基本的な配列の使い方を示します。 ; 配列の宣言と初期化 :<syntaxhighlight lang=c# copy> // int型の要素を持つ配列を宣言して初期化する方法 int[] numbers = new int[5]; // 要素数5のint型配列を作成し、0で初期化 // 文字列の配列を宣言して初期化する方法(初期値を指定) string[] names = new string[] { "Alice", "Bob", "Charlie" }; // 初期化の省略記法(C# 3.0以降) char[] vowels = { 'a', 'e', 'i', 'o', 'u' }; </syntaxhighlight> ; 配列の要素へのアクセス :<syntaxhighlight lang=c# copy> using System; // 配列の要素にアクセスする方法 int[] numbers = { 10, 20, 30, 40, 50 }; Console.WriteLine(numbers[0]); // 最初の要素を取得して表示する(出力: 10) Console.WriteLine(numbers[2]); // 3番目の要素を取得して表示する(出力: 30) // 配列の要素に値を代入する numbers[1] = 42; // 1番目の要素を 42 に変更 Console.WriteLine(numbers[1]); // 1番目の要素を取得して表示する(出力: 42) </syntaxhighlight> 配列の先頭の要素への添字は 0 です。 ; 配列の長さと反復処理 :<syntaxhighlight lang=c# copy> // 配列の長さを取得する Console.WriteLine(numbers.Length); // 配列の要素数を取得して表示する(出力: 5) // 配列の要素を反復処理する foreach (var name in names) { Console.WriteLine(name); // 配列の要素を順番に表示する } </syntaxhighlight> 配列は要素の型と長さが固定されているため、初期化後に要素数を変更することはできません。要素へのアクセスは、<code>配列名[添え字]</code> のように添え字を用いて行います。配列の要素数は <code>Length</code> プロパティを使って取得できます。また、<code>foreach</code> ループを使って配列の要素を順番に処理することができます。 === 複合的なデータ構造 === C#には、プログラミングを効率化するために、あらかじめ、よく使いそうなデータ構造を取り扱う仕組むが言語の機能として提供されています。 標準C言語やC++にない、よく使われる機能が、言語仕様として提供されています。 それを使わずとも、C言語などにある機能だけでもプログラミングは可能ですが、しかしC#の提供する専用機能を使うことで、コードが短くなったり、集団開発ではプログラマーたちによるバラツキが無くなるので品質が一様化して効率化が期待できます。また、コードの各部の意図も、C#の専用機能をつかうことで明確化するので効率化することが期待できます。 ==== タプル ==== :<syntaxhighlight lang=c# copy> using System; class Program { static void Main(string[] args) { // タプルの作成 var person = ("John", "Doe"); // タプルの要素にアクセスしてコンソールに表示 Console.WriteLine($"First Name: {person.Item1}, Last Name: {person.Item2}"); } } </syntaxhighlight> ; 実行結果 :<syntaxhighlight lang="text"> First Name: John, Last Name: Doe </syntaxhighlight> このコードでは、<code>Main</code> メソッド内でタプルを作成し、その要素にアクセスしています。 タプルは、異なるデータ型をまとめて1つの変数に格納するための便利な仕組みです。この例では、<code>("John", "Doe")</code> というタプルを作成しています。このタプルには2つの要素が含まれており、1つ目の要素は <code>"John"</code> であり、2つ目の要素は <code>"Doe"</code> です。 <code>Item1</code> と <code>Item2</code> は、タプルの要素を参照するためのデフォルトのプロパティ名です。この例では、<code>Item1</code> は名前、<code>Item2</code> は姓を表しています。これらの要素にアクセスしてコンソールに出力しています。 タプルは、関連するデータを1つにまとめて扱う際に役立ちます。しかし、要素の名前がないために、コードの読みやすさに影響を及ぼすこともあります。 ;タプル配列と繰り返し :<syntaxhighlight lang=c# copy> using System; class Program { static void Main(string[] args) { // タプルの配列を作成 var people = new[] { ("John", "Doe"), ("Jane", "Smith"), ("Alice", "Johnson") }; // 配列の要素を繰り返し処理して表示 foreach (var (firstName, lastName) in people) { Console.WriteLine($"First Name: {firstName}, Last Name: {lastName}"); } } } </syntaxhighlight> ; 実行結果 :<syntaxhighlight lang="text"> First Name: John, Last Name: Doe First Name: Jane, Last Name: Smith First Name: Alice, Last Name: Johnson </syntaxhighlight> # <code>people</code> という名前のタプルの配列を作成しています。各タプルは名前と姓を表しており、例えば <code>("John", "Doe")</code> は John Doe の名前を持つタプルを表しています。 # <code>foreach</code> ループを使用して <code>people</code> 配列の要素を繰り返し処理しています。<code>foreach</code> ループの中で、<code>var (firstName, lastName)</code> のようにして、各タプルの要素を分解して <code>firstName</code> と <code>lastName</code> の名前付きの変数に格納しています。 # 各要素の名前と姓を <code>Console.WriteLine</code> を使ってコンソールに表示しています。<code>Console.WriteLine($"First Name: {firstName}, Last Name: {lastName}");</code> この行では文字列補間を使って、各人物の情報を表示しています。 このように、タプルと <code>foreach</code> ループを組み合わせることで、配列内の各要素を分解し、分かりやすく取り扱うことができます。また、タプルの分解により、コードがより簡潔になり可読性が向上します。 ==== record型 ==== <code>record</code> 型は、C# 9.0で導入された新しいデータ型で、不変(immutable)なデータ構造を定義するのに役立ちます。<code>record</code> はデータのイミュータビリティをサポートし、簡潔なコードでデータの保持と操作を行うための手段となります。 以下は、C#でRecord型を使用したサンプルコードです。 :<syntaxhighlight lang=c# copy> using System; record Person(string FirstName, string LastName); class Program { static void Main(string[] args) { var person1 = new Person("John", "Doe"); var person2 = new Person("John", "Doe"); bool areEqual = person1.Equals(person2); // 値ベースの等値比較 Console.WriteLine($"Are persons equal? {areEqual}"); // 出力: Are persons equal? True var updatedPerson = person1 with { LastName = "Smith" }; // 新しいインスタンスを作成 Console.WriteLine($"Updated person: {updatedPerson.FirstName} {updatedPerson.LastName}"); // 出力: Updated person: John Smith } } </syntaxhighlight> このコードでは、<code>Person</code> Record型を定義する際に、C# 9.0(.NET 5)から導入された短縮構文を使用しています。<code>record</code> キーワードを使って、コンストラクターの引数をフィールドと同時に指定し、簡潔な記述を可能にしています。また、<code>new Person("John", "Doe")</code> のようにコンストラクターを呼び出してインスタンスを生成しています。 # <code>Person</code> Record型が定義されています。このRecord型は、<code>FirstName</code> と <code>LastName</code> の2つのプロパティを持っています。 # <code>Main</code> メソッドでは、<code>Person</code> Record型のインスタンスを作成しています。<code>new Person("John", "Doe")</code> のようにコンストラクターを使用して、<code>FirstName</code> と <code>LastName</code> の値を渡しています。 # <code>person1</code> と <code>person2</code> を <code>Equals</code> メソッドを使って比較し、値ベースの等値比較を行っています。この場合、同じ値を持つため <code>true</code> が返されます。 # <code>with</code> キーワードを使って、<code>person1</code> を元に <code>LastName</code> を更新した新しいインスタンス <code>updatedPerson</code> を作成しています。これにより、元のインスタンスは変更されず、新しいインスタンスが作成されます。 ===== Record型の配列と繰り返し ===== <code>record</code> を要素とする配列を作成し、その配列を繰り返し処理する方法を示します。 以下は、C#でRecord型の配列を作成し、それを繰り返し処理するサンプルコードです。 :<syntaxhighlight lang=c# copy> using System; record Person(string FirstName, string LastName); class Program { static void Main(string[] args) { // Person Record型の配列を作成 var people = new[] { new Person("John", "Doe"), new Person("Jane", "Smith"), new Person("Alice", "Johnson") }; // 配列の要素を繰り返し処理して表示 foreach (var person in people) { Console.WriteLine($"First Name: {person.FirstName}, Last Name: {person.LastName}"); } } } </syntaxhighlight> # <code>Person</code> Record型が定義されています。このRecord型は、<code>FirstName</code> と <code>LastName</code> の2つのプロパティを持っています。 # <code>Main</code> メソッドでは、<code>Person</code> Record型のインスタンスを3つ作成し、それらを含む配列 <code>people</code> を作成しています。 # <code>foreach</code> ループを使用して、<code>people</code> 配列の要素を繰り返し処理しています。各 <code>person</code> の <code>FirstName</code> と <code>LastName</code> の値をコンソールに表示しています。 このコードでは、Record型を使ってシンプルなデータモデルを作成し、配列の要素を簡単に操作・表示する方法が示されています。 ===== Record型の配列と繰り返し(LINQ版) ===== LINQ(Language Integrated Query)を使用して、Record型の配列要素を繰り返し処理する方法を示すコードを書いてみましょう。 :<syntaxhighlight lang=c# copy> using System; using System.Linq; record Person(string FirstName, string LastName); class Program { static void Main(string[] args) { // Person Record型の配列を作成 var people = new[] { new Person("John", "Doe"), new Person("Jane", "Smith"), new Person("Alice", "Johnson") }; // LINQを使って配列の要素を繰り返し処理して表示 var query = from person in people select $"First Name: {person.FirstName}, Last Name: {person.LastName}"; foreach (var result in query) { Console.WriteLine(result); } } } </syntaxhighlight> このコードでは、LINQクエリを使ってRecord型の配列要素を繰り返し処理しています。<code>from</code>句を使用して<code>people</code>配列内の<code>Person</code> Record型の要素を取り出し、<code>select</code>句で文字列に変換しています。その後、<code>foreach</code>ループを使用してクエリ結果をコンソールに出力しています。 LINQを使うことで、より柔軟なデータのクエリや操作が可能になります。 === Null許容型 === C#におけるNull許容型(Nullable types)は、通常の値型にnullを許容するための機能です。nullが許容されない通常の値型(int、double、boolなど)では、変数にnullを代入することができませんが、Null許容型を使用することで、nullを含む値を代入できるようになります。 Null許容型は、C# 2.0で導入されました。主な目的は、データベースから取得したデータや他の外部ソースからのデータを扱う際に、nullを適切に処理することです。例えば、データベースの列がnull許容型である場合、その列の値がnullであることを表現できます。 C#では、Null許容型は値型の末尾に「?」を付けることで宣言されます。例えば、int型のNull許容型は「int?」となります。 ;[https://dotnetfiddle.net/knVpWJ Null許容型の使用例]:<syntaxhighlight lang=c# copy> using System; public class Program { public static void Main() { int ? nullableInt = null; if (nullableInt.HasValue) { Console.WriteLine("nullableIntの値は: " + nullableInt.Value); } else { Console.WriteLine("nullableIntはnullです"); } } }</syntaxhighlight> ここで、"HasValue"プロパティはnullableIntがnullでないかどうかをチェックし、「Value」プロパティは実際の値を取得します。 Null許容型は、プログラムでnullを正しく扱うための重要なツールであり、特に外部リソースやデータベースとのやり取りなどで有用です。 === Nullable Reference Types (null 許容参照型) === C# 8.0から導入されたNullable Reference Types (null 許容参照型)は、null可能性を表現するための機能です。通常の参照型(クラス、インターフェースなど)はnullを許容しますが、Nullable Reference Typesを使用することで、nullが許容されるかどうかを厳密に指定できます。 この機能を有効にすると、コンパイラがnullに関する潜在的な問題を見つけてくれます。主な機能や使い方は次の通りです: # null 許容注釈: <code>?</code>を型の末尾に追加することで、nullが許容されることを示します。例えば、<code>string? nullableString = null;</code>というように、nullableStringがnullを持つ可能性があることを宣言します。 # null 警告と注釈の付与: Nullable Reference Typesを有効にすると、null許容性に関する警告が出るようになります。変数やパラメータがnullを許容する場合、適切な注釈を付けることで、nullを許容することが意図されていることを示します。 # Nullable許容性のコンテキスト フロー: メソッドや式のコンテキストで、nullが許容されるかどうかを推論します。例えば、nullを返すメソッドが呼び出された場合、戻り値がnull許容かどうかを判断し、適切な警告を出します。 # Nullable Reference Typesの有効化: プロジェクト全体でNullable Reference Typesを有効にするには、プロジェクトファイルに <code><Nullable>enable</Nullable></code> を追加するか、コンパイラオプションを設定します。 Nullable Reference Typesは、null関連のバグを減らしたり、コードの安全性を向上させたりするのに役立ちます。しかし、全てのnull関連の問題を解決するわけではないため、コードの品質を維持するためにも、nullに関する適切な扱いが重要です。 以下に、C#のNullable Reference Typesのコード例とその解説を示します。 まず、Nullable Reference Typesを有効にするには、プロジェクトファイルに <code><Nullable>enable</Nullable></code> を追加します。 ;[https://dotnetfiddle.net/XktYhl Nullable Reference Typesのコード例]:<syntaxhighlight lang=c# copy> #nullable enable using System; class Program { static void Main() { string ? nullableString = null; // null 許容参照型を使用した nullableString 変数の宣言 ProcessString(nullableString); // メソッド呼び出し string regularString = "Hello!"; ProcessString(regularString); // 通常のstringを渡す // Nullable Reference Typesの機能を使った場合の例外処理 string nonNullableString = "This is not nullable"; nullableString = nonNullableString; // Nullableの変数に非Nullableの値を代入する Console.WriteLine(nullableString.ToUpper()); // コンパイルエラーになる可能性があります(Nullableの変数を使用する前にnullチェックが必要) } static void ProcessString(string ? text) { if (text != null) { Console.WriteLine(text.ToUpper()); // null チェック後の安全な参照 } else { Console.WriteLine("Input string is null"); } } } </syntaxhighlight> # <code>#nullable enable</code>: Nullable Reference Types を有効にするためのディレクティブです。これにより、null 許容参照型が有効になります。 # <code>string? nullableString = null;</code>: <code>nullableString</code> という変数を null 許容参照型として宣言し、nullで初期化します。<code>string?</code>はnullを含むことを示しています。 # <code>ProcessString(nullableString);</code>: <code>ProcessString</code> メソッドに <code>nullableString</code> を渡します。このメソッド内では、null チェックを行って安全に参照を行っています。 # <code>string nonNullableString = "This is not nullable"; nullableString = nonNullableString;</code>: 非nullableの <code>nonNullableString</code> を <code>nullableString</code> に代入しようとすると、Nullable Reference Typesのチェックによって警告が出たり、コンパイルエラーになる可能性があります。 # <code>Console.WriteLine(nullableString.ToUpper());</code>: コンパイラは <code>nullableString</code> がnullの可能性があるため、これを呼び出す前にnullチェックが必要であることを示します。明示的なnullチェックが行われていないため、コンパイルエラーになるかもしれません。 Nullable Reference Typesを使うことで、nullに関する潜在的な問題をコンパイル時に発見し、それらを回避するための対策を行うことができます。 == 拡張メソッド == 拡張メソッドは、既存の型に新しいメソッドを追加するための仕組みです。これは静的クラスに定義され、対象の型(通常はクラスまたはインタフェース)に対してメソッドを追加します。ただし、拡張メソッドはインスタンスメソッドではなく、静的メソッドであり、そのインスタンスが実際に作成されていないため、ボックス化には直接的な影響を与えません。 このC#のコードは、文字列を逆順にする拡張メソッドを使用する単純な例です。コードの各部分を解説してみましょう。 :<syntaxhighlight lang=c# copy> using System; public static class StringExtensions { public static string ReverseString(this string input) { char[] charArray = input.ToCharArray(); Array.Reverse(charArray); return new string(charArray); } } public class Program { public static void Main() { string originalString = "Hello, world!"; string reversedString = originalString.ReverseString(); Console.WriteLine(reversedString); // 出力: "!dlrow ,olleH" } } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> !dlrow ,olleH </syntaxhighlight> * <code>using System;</code>: <code>System</code> 名前空間を使うためのディレクティブ。<code>Console</code> クラスなど、基本的な入出力機能を提供します。 * <code>StringExtensions</code> クラス: <code>StringExtensions</code> は静的クラスです。<code>this string input</code> という引数を持つ <code>ReverseString</code> という名前の拡張メソッドが含まれています。このメソッドは、文字列を逆順にして新しい文字列を返すものです。 * <code>public class Program</code>: <code>Program</code> クラスは通常のクラスであり、C#のアプリケーションは <code>Main()</code> メソッドを持つクラスで始まります。このクラスには <code>Main()</code> メソッドが含まれています。 * <code>public static void Main()</code>: C#のプログラムのエントリーポイントである <code>Main()</code> メソッド。<code>void</code> は戻り値がないことを意味し、<code>static</code> は <code>Main()</code> メソッドが静的であることを示しています。このメソッドは、文字列を逆順にする拡張メソッド <code>ReverseString()</code> を使用して、元の文字列を逆順にしてコンソールに出力します。 このプログラムは、<code>originalString</code> の値を <code>ReverseString()</code> で逆順にし、<code>reversedString</code> に格納しています。そして <code>Console.WriteLine()</code> を使ってその逆順の文字列をコンソールに出力しています。 別の例、<code>IntExtensions</code> などのように、<code>int</code> 型に対して拡張メソッドを提供するためのクラスを定義することもできます。C#では、任意の型に対して拡張メソッドを定義することが可能です。 以下は、<code>IntExtensions</code> クラスを使用して <code>int</code> 型に対する拡張メソッドを定義した例です。 :<syntaxhighlight lang=c# copy> using System; public static class IntExtensions { public static bool IsEven(this int number) { return number % 2 == 0; } } public class Program { public static void Main() { int num = 6; // 拡張メソッドを使って奇数か偶数かを判定する if (num.IsEven()) { Console.WriteLine("Even number"); } else { Console.WriteLine("Odd number"); } } } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> Even number </syntaxhighlight> この例では、<code>IntExtensions</code> クラスが <code>IsEven()</code> という名前の拡張メソッドを提供しています。これは <code>int</code> 型の変数に対して偶数かどうかを判定する機能を追加します。そして <code>Main()</code> メソッドでこの拡張メソッドを使用して、与えられた整数が偶数か奇数かを判定し、コンソールに出力しています。 {{コラム|width=100%|C#のアップデートやトピック|2=バージョンごとのアップデートやトピック ; C# 9.0 (2020年11月リリース) :# Records (レコード) :#*<code>record</code> キーワードを使用して、イミュータブルで値型のオブジェクトを定義できます。 :#*パターンマッチングや分解などの便利な機能を提供します。 :#*with式を使用したイミュータブルな変更が可能です。 :# パターンマッチングの拡張 :#*<code>switch</code> ステートメントや <code>if</code> 式にパターンマッチングを使用する際に、新しいパターンが追加されました。 :#*より柔軟なパターンマッチングが可能になりました。 :#*関係パターン(<, >, <=, >=)のサポートが追加されました。 :# Init アクセサー :#*イミュータブルなオブジェクトの初期化時に使用される <code>init</code> アクセサーが導入されました。 :#*設定は初期化時のみ可能で、その後は読み取り専用になります。 :# Top-level statements(トップレベルステートメント) :#*プログラムのエントリーポイントを簡略化し、Main メソッドを省略できるようになりました。 :#*特に小規模なプログラムやスクリプトの記述が容易になりました。 :# Target-typed new 式 :#*変数の型が文脈から明らかな場合、<code>new</code> 演算子で型を省略できるようになりました。 :#*コードの冗長性を減らし、可読性を向上させます。 :# Covariant return types(共変戻り値型) :#*オーバーライドしたメソッドでより派生した型を戻り値として指定できるようになりました。 :# Static Anonymous Functions(静的匿名関数) :#*<code>static</code> キーワードを使用して、キャプチャを防ぐ匿名関数を定義できます。 ; C# 10.0 (2021年11月リリース) :# Global Usings (グローバル Using) :#*グローバルな <code>using</code> 宣言が可能になり、全てのファイルで共通のusingを指定できるようになりました。 :#*<code>global using</code> キーワードを使用して宣言します。 :# File-scoped Namespace Declarations (ファイルスコープのネームスペース宣言) :#*<code>namespace</code> 宣言をファイルスコープで行えるようになりました。 :#*ファイル全体で共通のネームスペースを宣言できます。 :#*インデントレベルを1つ減らすことができます。 :# Record Structs :#*値型のレコードを定義できるようになりました。 :#*<code>record struct</code> キーワードを使用して宣言します。 :# Improved Interpolated Strings(補間文字列の改善) :#*文字列補間でのパフォーマンスが向上しました。 :#*<code>FormattableString</code> の生成を最適化します。 :#*Newline characters in string interpolation (文字列補間での改行文字のサポート)が追加されました。 :# Constant interpolated strings(定数補間文字列) :#*文字列補間を使用して定数を定義できるようになりました。 :#*コンパイル時に評価される文字列補間が可能です。 :# Extended property patterns(拡張プロパティパターン) :#*ネストされたプロパティに対するパターンマッチングが改善されました。 :# Lambda式の改善 :#*ラムダ式に属性を付けられるようになりました。 :#*自然な型推論が強化されました。 :#*戻り値の型を明示的に指定できるようになりました。 :# Caller argument expressions(呼び出し元引数式) :#*<code>CallerArgumentExpressionAttribute</code> を使用して、メソッドに渡された引数の元の式を取得できます。 :#*デバッグやログ出力で有用です。 ; C# 11.0 (2022年11月リリース) :# Raw string literals(生文字列リテラル) :#*複数行の文字列を """ を使用して簡単に記述できるようになりました。 :#*インデントや特殊文字のエスケープが不要になりました。 :#*文字列補間と組み合わせて使用可能です。 :# Required members(必須メンバー) :#*<code>required</code> モディファイアを使用して、オブジェクト初期化時に必ず設定が必要なプロパティを指定できます。 :#*コンパイル時の型安全性が向上します。 :# Static abstract members in interfaces(インターフェースの静的抽象メンバー) :#*インターフェースで静的メンバーを定義できるようになりました。 :#*ジェネリック型の制約として使用可能です。 :# Generic attributes(ジェネリック属性) :#*属性クラスでジェネリック型パラメータを使用できるようになりました。 :# UTF-8文字列リテラル :#*<code>u8</code> サフィックスを使用してUTF-8エンコードの文字列リテラルを作成できます。 :# Pattern matching on <code>spans</code> :#*<code>Span<T></code> と <code>ReadOnlySpan<T></code> に対するパターンマッチングが可能になりました。 :# List patterns(リストパターン) :#*配列やリストに対する新しいパターンマッチング構文が追加されました。 :#*<code>[1, 2, .., 10]</code> のような形式でマッチングができます。 :# File-local types :#*<code>file</code> アクセス修飾子を使用して、ファイル内でのみアクセス可能な型を定義できます。 :# String interpolation improvements(文字列補間の改善) :#*新しい改行とインデントの処理 :#*より柔軟な式の使用が可能に ; C# 12.0 (2023年11月リリース) :# Primary constructors(プライマリコンストラクタ) :#*クラスやstructの宣言で直接パラメータを指定できるようになりました。 :#*より簡潔なコードが書けるようになりました。 :#*:<syntaxhighlight lang=csharp> public class Person(string name, int age) { public string Name => name; public int Age => age; } </syntaxhighlight> :# Collection expressions(コレクション式) :#*配列やリストの初期化をより簡潔に行えるようになりました。 :#*<code>[1, 2, 3]</code> のような構文で様々なコレクション型を初期化できます。 :#*スプレッド演算子 <code>..</code> を使用して既存のコレクションを展開できます。 :# Optional parameters in lambda expressions(ラムダ式のオプショナルパラメータ) :#*ラムダ式でオプショナルパラメータを使用できるようになりました。 :#*デフォルト値を指定可能です。 :# ref readonly parameters(参照読み取り専用パラメータ) :#*メソッドパラメータを参照渡しかつ読み取り専用として宣言できます。 :#*パフォーマンスと安全性の両立が可能に。 :# Alias any type(任意の型のエイリアス) :#*<code>using</code> ディレクティブで、より複雑な型に対してもエイリアスを定義できるようになりました。 :#*:<syntaxhighlight lang=csharp> using MyHandler = System.Action<string, System.Collections.Generic.IList<int>>; </syntaxhighlight> :# Experimental attribute(実験的属性) :#*<code>[Experimental]</code> 属性を使用して、実験的なAPIをマークできます。 :#*使用時に警告を生成し、開発者に注意を促します。 :# Interceptors(インターセプター) :#*メソッド呼び出しをインターセプトして、追加の処理を挿入できます。 :#*ロギングやキャッシュなどの横断的関心事の実装に有用です。 :# nameof accessing instance members(instanceメンバーへのnameofアクセス) :#*インスタンスメンバーに対して <code>nameof</code> 式を使用できるようになりました。 これらの新機能により、C#は: # より簡潔で表現力豊かなコードが書けるように # パフォーマンスの最適化がより容易に # 型安全性がさらに向上 # クロスプラットフォーム開発がより便利になっています。 特にC# 12.0のプライマリコンストラクタとコレクション式は、日常的なコーディングを大幅に簡素化する重要な機能と言えます。 }} == 脚註 == <references /> {{DEFAULTSORT:C SHARP}} [[Category:C Sharp|*]] [[Category:プログラミング言語]] {{NDC|007.64}} k3nzew5pzvgh8q0wzv14qenb6ssw8l2 Rust 0 32885 263358 263247 2024-11-12T02:15:29Z Ef3 694 /* 属性(Attribute) */ 校閲と推敲 263358 wikitext text/x-wiki {{Pathnav|メインページ|工学|情報技術|プログラミング}} Rustは、安全性とパフォーマンスを兼ね備えたモダンなシステムプログラミング言語です。本書では、Rustの基礎から応用までを網羅し、実践的なプログラミングスキルの習得を目指します。Rustは初めてのプログラミング言語としても、既存のスキルをさらに強化するためにも最適です。その特徴である所有権システムや並行性モデルについても詳しく解説し、堅牢で効率的なプログラムを構築するための知識を提供します。一緒にRustの世界を探求し、その魅力を存分に体験していきましょう。 == はじめに == Rust(ラスト)は、高性能かつ安全な並行処理を実現するために設計されたマルチパラダイム汎用プログラミング言語です<ref>{{cite web |url=https://graydon2.dreamwidth.org/247406.html |title=Rust is mostly safety |last=Hoare |first=Graydon |date=2016-12-28 |website=Graydon2 |publisher=Dreamwidth Studios |access-date=2021-12-03 |archive-date=2019-05-02 |archive-url=https://web.archive.org/web/20190502181357/https://graydon2.dreamwidth.org/247406.html |url-status=live }}</ref>。 Rustの構文はC++に似ており、ボローチェッカーを利用して参照の検証を行い、メモリ安全性を保証しています。ボローチェッカーはRustコンパイラによって提供される静的解析ツールで、所有権システムに基づいてコード内の不正な借用(ボロー)を検出します。これにより、メモリ管理においてガベージコレクターを使わずに安全性を実現し、場合によってはリファレンスカウントによるメモリ管理も行えます。 また、Rustはシステムプログラミング言語でありながら、関数型プログラミングの要素も取り入れ、低レベルのメモリ管理を可能にしています。これにより、高度な制御が求められるアプリケーション開発に適しており、実行時エラーの発生を抑えながら、安全で信頼性の高いコードを作成することができます。Rustを通じて、効率的かつ堅牢なプログラム構築のための新しい可能性を探求していきましょう。 {{コラム|width=100%|セルフホスティング|2=セルフホスティングとは、ソフトウェアが自分自身をコンパイルできる状態を指し、他のコンパイラを用意することなく、そのソフトウェア自体で再構築が可能であることを意味します。コンパイラにおけるセルフホスティングは、最初に構築されたコンパイラを用いて同じ言語で書かれたソースコードを再コンパイルし、新しいコンパイラを生成する手法です。このプロセスを繰り返すことで、コンパイラを改良したバージョンに更新していけるのが特徴です。 セルフホスティングは、信頼性と安定性を高める手段でもあり、自分自身をコンパイルできる状態であることがソフトウェアの品質向上に寄与します。また、コンパイラの開発者にとっても、その言語やコンパイラの動作原理や構造について理解を深める機会となり、より効率的でパフォーマンスの良いソフトウェアの開発につながります。Rustもセルフホスティングを実現しており、こうした継続的な改善を通じて、安全性とパフォーマンスの向上を目指しています。 }} == クイックツアー == Rustはメモリ安全性、並行性、パフォーマンスの向上に焦点を当てたモダンなプログラミング言語です。以下のRustのクイックツアーで、基本的な概念とコード例を紹介します。 # 基本構文: #: Rustプログラムは<code>main</code>関数から始まります。<code>println!</code> マクロを使って標準出力に文字列を出力できます。 #;[https://play.rust-lang.org/?version=stable&mode=debug&edition=2021&gist=65f8e3b00b49ca5c691cd61bfc32d1b7 hello.rs]:<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { println!("Hello, world!"); } </syntaxhighlight> #;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> Hello, world! </syntaxhighlight> #: [https://play.rust-lang.org/?version=stable&mode=debug&edition=2021&gist=65f8e3b00b49ca5c691cd61bfc32d1b7 hello.rs]は、[https://play.rust-lang.org/ Playground]に作った、このプログラムへのリンクになっています。 # データ型: #: Rustには整数、浮動小数点数、真偽値などの基本データ型があります。 #:<syntaxhighlight lang=rust copy> let age: i32 = 25; let salary: f64 = 50000.50; let is_rust_fun: bool = true; let message: &str = "Hello, Rust!"; </syntaxhighlight> # 制御構造: #: <code>if</code>、<code>else if</code>、<code>else</code> 文で条件分岐ができます。 #: <code>while</code> ループや <code>for</code> ループで繰り返し処理ができます。 #:<syntaxhighlight lang=rust copy> let num = 10; if num > 0 { println!("Positive"); } else if num < 0 { println!("Negative"); } else { println!("Zero"); } for i in 0..5 { println!("Iteration {}", i); } </syntaxhighlight> # 関数: #: 関数は <code>fn</code> キーワードを使って宣言します。 #:<syntaxhighlight lang=rust copy> fn add(a: i32, b: i32) -> i32 { a + b } fn main() { let result = add(5, 3); println!("Sum: {}", result); } </syntaxhighlight> # 所有権システム: #: Rustは所有権ベースのメモリ管理を採用しており、値の所有権が明確に定義されています。 #:<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { let s1 = String::from("Hello"); let s2 = s1; // s1の所有権がs2に移動する(所有権の転送) // println!("{}", s1); // エラー!s1はもう有効ではない println!("{}", s2); // 正常に動作 } </syntaxhighlight> # 構造体とメソッド: #: 構造体はデータをまとめるためのカスタム型で、メソッドを持つことができます。 #:<syntaxhighlight lang=rust copy> struct Car { model: String, year: u32, } impl Car { fn display_info(&self) { println!("Model: {}, Year: {}", self.model, self.year); } } fn main() { let my_car = Car { model: String::from("TOYOTA 86"), year: 2022, }; my_car.display_info(); } </syntaxhighlight> ここでは、Rustの基本的な構文とコンセプトを簡単に紹介しました。 == rustcのバージョン確認 == やや力技ですが、Rustのコンパイラ rustc のバージョンをコードから確認できます。 ;[https://play.rust-lang.org/?version=nightly&mode=debug&edition=2021&gist=db39d32bceac679dd79591501075d7f6 version.rs]:<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { let version = std::process::Command::new("rustc") .arg("--version") .output() .expect("Failed to get Rust version"); if version.status.success() { let stdout = String::from_utf8_lossy(&version.stdout); println!("Rust version: {}", stdout); } else { eprintln!("Failed to retrieve Rust version information"); } } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> Rust version: rustc 1.84.0-nightly (1e4f10ba6 2024-10-29) </syntaxhighlight> このコードは、Rustのプログラム内で<code>rustc --version</code>コマンドを実行し、その結果(Rustコンパイラのバージョン情報)を取得しています。 # <code>std::process::Command::new("rustc")</code>: <code>Command</code>構造体を使って新しいコマンドを作成しています。ここでは<code>rustc</code>というコマンドを実行するよう指定しています。 # <code>.arg("--version")</code>: <code>rustc</code>コマンドに<code>--version</code>引数を渡しています。これにより、Rustコンパイラのバージョン情報を取得するよう指示しています。 # <code>.output()</code>: <code>Command</code>を実行して、その結果を取得します。ここでは<code>--version</code>を指定した<code>rustc</code>コマンドを実行し、その出力を取得しています。 # <code>.expect("Failed to get Rust version")</code>: コマンドの実行が失敗した場合にエラーメッセージを表示します。 # <code>if version.status.success() { ... } else { ... }</code>: 実行結果の<code>status</code>をチェックして、コマンドが正常に終了したかどうかを確認します。もし成功していた場合は、コマンドの出力結果(Rustコンパイラのバージョン情報)を取得し、それを標準出力に表示します。もし失敗していた場合は、エラーメッセージを標準エラー出力に表示します。 このコードは、Rustのプログラム内で外部コマンドを実行してその出力を取得する方法を示しています。具体的には、Rustコンパイラのバージョン情報を取得してそれを表示する例です。 == コメント == Rustのコメントには、[[C言語]]/[[C++]]と同じく一行コメントと範囲コメントがあります。 ;一行コメント: <code>//</code>から行末までがコメントと見なされます。 ;範囲コメント : <code>/*</code>から<code>*/</code>までがコメントと見なされます。 : ネストは許されません。 ;コメントの例:<syntaxhighlight lang=rust copy> /* * プログラムのエントリーポイントは、main 関数です。 * 関数定義は fn から始まります。 */ fn main() { println!("Hello, world!"); // println! は関数ではなくマクロで、マクロは識別子の末尾に ! が付きます。 } </syntaxhighlight> == 変数と型 == Rustでは、変数を宣言する際にはデフォルトでimmutable(不変)です。変更可能な変数を宣言するには、<code>mut</code> キーワードを使用します。変数の型はコンパイラによって推論されることが一般的ですが、型を明示的に指定することもできます。 例えば、変数の宣言と型指定は以下のようになります: ;[https://play.rust-lang.org/?version=nightly&mode=debug&edition=2021&gist=8cddaf15c8b53acb5e0a2013a5cb8cc2 decl.rs]:<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { // 型推論による変数の宣言 let x = 5; // 整数型 i32 として推論される let y = 3.14; // 浮動小数点型 f64 として推論される println!("x = {x}, y = {y}"); // 型を明示的に指定する let z: i64 = 100; // 64ビット整数型 i64 println!("z = {z}"); } </syntaxhighlight> Rustの基本的なデータ型には以下があります: * 整数型 (<code>i8</code>, <code>i16</code>, <code>i32</code>, <code>i64</code>, <code>i128</code>, <code>u8</code>, <code>u16</code>, <code>u32</code>, <code>u64</code>, <code>u128</code>など) * 浮動小数点型 (<code>f32</code>, <code>f64</code>) * 論理値型 (<code>bool</code>) * 文字型 (<code>char</code>) * ポインタ型 * タプル型 * 配列型 * 列挙型 * 構造体型 * 文字列型 (<code>&str</code>, <code>String</code>) Rustは静的型付け言語であり、変数の型はコンパイル時に確定されます。型の安全性に対する厳格なチェックを行うため、コンパイル時に型の整合性が確認されます。これにより、メモリの安全性やスレッドセーフなコードを書く際の支援が期待できます。 === 変数とミュータブル・イミュータブル === Rustでは、変数を宣言するにはキーワード '''let'''を使います。 ディフォルトでは[[#イミュータブル|イミュータブル]](''Immutable'';宣言後には代入不能)な変数が宣言されます。 [[#ミュータブル|ミュータブル]](''Mutable'';宣言後に代入可能)な変数を宣言するには、追加のキーワード '''mut''' を使います。 ;[https://play.rust-lang.org/?version=nightly&mode=debug&edition=2021&gist=9032ae8999c6cb3bf5412988320e50d7 hello-variables.rs]:<syntaxhighlight lang=rust highlight=2 line copy> fn main() { let hello : &str = "Hello, world!"; println!("{}", hello); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> Hello, world! </syntaxhighlight> :2行目の<syntaxhighlight lang=rust inline>let hello : &str = "Hello, world!";</syntaxhighlight>が変数宣言です<ref>文字リテラルであることを強調するなら<syntaxhighlight lang=rust inline>let hello : &'static str = "Hello, world!";</syntaxhighlight>とすべきだったかもしれません。</ref>。 ::&str(文字列のスライスのリファレンス)を型とする変数 <var>hello</var> を宣言し、"Hello, world!"で初期化しています。 ::Rustには強力な[[#型推論|型推論]]があり多くの場合不要ですが、<code>let 変数名 : 型名</code>の書式で型を伴い変数宣言することも出来ます。 mut をつけない場合には変数に「代入不能」と聞くと、C言語などを知っている人は「定数」を思い浮かべるかもしれませが、 Rustにおいて「定数」は, const 宣言された定数や, static 宣言されかつ mut で修飾されていない変数が相当します。 ==== 型推論 ==== Rust では、変数宣言が初期値を伴っていた場合、変数の型を省略することができ、初期値の型が変数の型になります。 ;[https://play.rust-lang.org/?version=nightly&mode=debug&edition=2021&gist=ac2b2d100ee8ea175178ebe9b1e26c61 hello-type-inference.rs]:<syntaxhighlight lang=rust highlight=2 line copy> fn main() { let hello = "Hello, world!"; println!("{hello}"); } </syntaxhighlight> ;実行結果:上に同じ ==== イミュータブル ==== Rust では、値が一度変数に let で束縛されると変更できません。これをイミュータブルと言います。 ;[https://play.rust-lang.org/?version=nightly&mode=debug&edition=2021&gist=d13ccba2d1b5efef4ca929012eece549 hello-immutable.rs]:<syntaxhighlight lang=rust highlight='2,4' line copy> fn main() { let hello : &str = "Hello, world!"; println!("{hello}"); hello = "Hello, rust!"; println!("{hello}"); } </syntaxhighlight> ;コンパイル結果:<syntaxhighlight lang=text> error[E0384]: cannot assign twice to immutable variable `hello` --> src/main.rs:4:5 | 2 | let hello : &str = "Hello, world!"; | ----- | | | first assignment to `hello` | help: consider making this binding mutable: `mut hello` 3 | println!("{hello}"); 4 | hello = "Hello, rust!"; | ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ cannot assign twice to immutable variable For more information about this error, try `rustc --explain E0384`. error: could not compile `playground` (bin "playground") due to 1 previous error </syntaxhighlight> :イミュータブルな変数には、代入できないというコンパイルエラーです。 ==== ミュータブル ==== 代入可能、すなわちミュータブルにするためには、変数宣言にあたり '''let''' に続けて '''mut''' をつけます。 ;[https://play.rust-lang.org/?version=nightly&mode=debug&edition=2021&gist=6bbb520249ebc44f7e341988dfad92a3 hello-mutable.rs]:<syntaxhighlight lang=rust highlight=2 line copy> fn main() { let mut hello : &str = "Hello, world!"; println!("{hello}"); hello = "Hello, rust!"; println!("{hello}"); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> Hello, world! Hello, rust! </syntaxhighlight> ==== 同じ変数名での宣言 ==== 同一スコープで同じ変数名での宣言は可能です。 同じ型である必要はありません。ミュータブルであるかイミュータブルであるかも問いません。 '''同じ変数名での宣言によって、それまで変数に束縛されていた値への参照がなくなります。''' ;[https://play.rust-lang.org/?version=nightly&mode=debug&edition=2021&gist=0604ce8c08449bba14b64f80c405815d 同じ変数名での宣言]:<syntaxhighlight lang=rust highlight='2,4' line copy> fn main() { let hello : &str = "Hello, world!"; println!("{}", hello); let hello = 154649; println!("{}", hello); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> Hello, world! 154649 </syntaxhighlight> ==== 定数 ==== Rustには2種類の定数があり、どちらもグローバルスコープを含む任意のスコープで宣言することができます。また、どちらも明示的な型を持っている必要があります。 * const: 不変の値 * static: 静的寿命を持つミュータブルな値 静的寿命は推論されるので、指定する必要はありません。 ;[https://play.rust-lang.org/?version=nightly&mode=debug&edition=2021&gist=901ef30e5d150a91c9fed78d63a4971d 2種類の定数]:<syntaxhighlight lang=rust highlight='2,3' line copy> const HELLO : &str = "Hello, world!"; static LANGUAGE: &str = "Rust"; fn main() { println!("{HELLO}"); println!("{LANGUAGE}"); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> Hello, world! Rust </syntaxhighlight> コードを書き換えてconst宣言や(ミュータブルな)static宣言された変数に代入をしようとすると、エラーになります。 ==== パターン ==== ;[https://play.rust-lang.org/?version=nightly&mode=debug&edition=2021&gist=9e938e1309c6ba12f760a6c6f0c9d210 pattern.rs]:<syntaxhighlight lang=rust line highlight=5 copy> fn main() { let (mut x, mut y) = (5, 29); println!("x={x} y={y}"); (x, y) = (y, x); println!("x={x} y={y}"); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> x=5 y=29 x=29 y=5 </syntaxhighlight> このコードは、<code>x</code> と <code>y</code> の値を交換するRustの機能を示しています。 * 最初の行では、<code>x</code> に 5 を、<code>y</code> に 29 を代入しています。 * 次の行では、<code>println!</code> マクロでは、交換後の <code>x</code> と <code>y</code> の値を表示しています。 * 次の行では、<code>(x, y) = (y, x);</code> という操作を行っています。これは、タプルを使って複数の変数に同時に値を代入しています。この場合、<code>(y, x)</code> というタプルの中身を <code>(x, y)</code> に順番に代入しています。これにより、<code>x</code> の値に <code>y</code> の値が入り、<code>y</code> の値に <code>x</code> の値が入ります。これによって <code>x</code> と <code>y</code> の値が交換されます。 *最後の <code>println!</code> マクロでは、交換後の <code>x</code> と <code>y</code> の値を表示しています。 このコードは、Rustのタプルを使った多値代入の機能を示しています。 === データ型 === Restには豊富なデータ型(''Data Types'')があり、それらを組み合わせて新しい型を作ることができます<ref>{{Cite web |url=https://doc.rust-lang.org/book/ch03-02-data-types.html |title=Data Types - The Rust Programming Language |accessdate=2021/12/08 }}</ref>。 ==== スカラー型(''Scalar Types'') ==== スカラー型は単一の値を表します。Rustには、整数、浮動小数点数、論理値、文字という4つの主要なスカラ型があります。 ===== 整数型(''Integer Types'') ===== Rustの整数型は、符号の有無とビット幅から12種類のバリエーションがあります。 :{| class=wikitable |+ Rustの整数型 !型名!!説明 |- !i8 |符号付き8ビット整数 |- !u8 |符号なし8ビット整数 |- !i16 |符号付き16ビット整数 |- !u16 |符号なし16ビット整数 |- !i32 |符号付き32ビット整数 |- !u32 |符号なし32ビット整数 |- !i64 |符号付き64ビット整数 |- !u64 |符号なし64ビット整数 |- !i128 |符号付き128ビット整数 |- !u128 |符号なし128ビット整数 |- !isize |符号付きでポインタと同じサイズの整数 |- !usize |符号なしでポインタと同じサイズの整数 |} :isizeとusizeのビット幅はプロセッサーのアーキテクチャーによって定義され、32ビットプロセッサーならば32、64ビットプロセッサーならば64です。 ===== 整数リテラル(''Integer literals'') ===== リテラル(''Literals'')とは、プログラミングのソースコードで使用される、数値や文字列などのデータを直接表現したものです。 :{| class=wikitable style="float:left" |+ 様々な整数リテラル !基数!!表現 |- !10 |19_800 |- !16 |0xbadbeef |- !8 |0o777 |- !2 |0b101_111_011 |- !バイト(u8のみ) |b'Q' |} ;[https://play.rust-lang.org/?version=nightly&mode=debug&edition=2021&gist=9c41862df3833ee7bd16169631d74de7 例]:<syntaxhighlight lang=rust style="float:left;width:24em; margin: 1em"> fn main() { println!("{:?}", 19_800); println!("{:x}", 0xbadbeef); println!("{:o}", 0o777); println!("{:b}", 0b101_111_011); println!("{}", b'Q'); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text style="float:left;width:12em; margin: 1em"> 19800 badbeef 777 101111011 81 </syntaxhighlight> :<br style="clear:both"> :数値リテラルには、123u8 の様に型名をタイプサーフィックス(''type suffix'')として補うことで、ビット幅を明記できます(オプショナル)。 ::指定されない場合は(バイト以外は)i32が仮定されます(isizeではありません)。 :数値リテラルには、読みやすさのため 9_281_636 のように、アンダースコア _ を補うことができます(オプショナル)。 なお、<code>{:x}</code>の<code>{x}</code>部分は[[#プレースホルダー|プレースホルダー]]の[[#フォーマッティング・トレイツ(Formatting traits)|ファーマッティング・トレイツ]]です。「x」なら16進数、oなら8進数、bなら2進数で出力します。 ===== 浮動小数点数型(''Floating-Point Types'') ===== Rustには、浮動小数点数を表現するための2つの主要な型があります。それぞれの型は、IEEE-754規格に従っています。 # <code>f32</code>: 32ビットの単精度浮動小数点数型です。精度は約6桁です。 # <code>f64</code>: 64ビットの倍精度浮動小数点数型です。精度は約15桁です。 Rustでは、浮動小数点数リテラルを書く場合、デフォルトで <code>f64</code> 型になります。例えば、<code>3.14</code> という浮動小数点数リテラルは、<code>f64</code> 型の数値になります。 以下は、<code>f32</code> 型と <code>f64</code> 型の浮動小数点数の使用例です。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { // デフォルトでは f64 型になる浮動小数点数 let my_float1 = 3.14; // f64 型 // サイズを明示して f32 型にする let my_float2: f32 = 2.718; // f32 型 // 浮動小数点数同士の計算 let sum = my_float1 + f64::from(my_float2); // f64 型にキャストして計算 println!("Sum: {}", sum); // f64 型の結果が出力される } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=rust copy> Sum: 5.857999935150147 </syntaxhighlight> 浮動小数点数は、数値計算や科学的な計算など、精度が求められる場面で使用されます。しかし、浮動小数点数の性質や精度による注意が必要な場面もありますので、注意深く扱う必要があります。 ===== 論理値型(''The Boolean Type'') ===== Rustにおける論理値型の型名は <code>bool</code> で、真の値は <code>true</code>、偽の値は <code>false</code> です。この型は非常に基本的で、条件分岐やブール演算などで使用されます。 以下は <code>bool</code> 型の使用例です。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { let is_rust_cool = true; // 真の値を持つ変数 let is_java_cool = false; // 偽の値を持つ変数 if is_rust_cool { println!("Rust is cool!"); // 条件が true の場合に実行される } else { println!("Rust is not cool."); // 条件が false の場合に実行される } // 論理演算 let result = is_rust_cool && is_java_cool; // 論理積 (AND) の例 println!("Result of logical AND: {}", result); // false が出力される } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> Rust is cool! Result of logical AND: false </syntaxhighlight> <code>bool</code> 型は条件式の評価や論理演算に広く使用され、プログラムの流れを制御するための基本的な手段として重要な役割を果たします。 ===== 文字型(''The Character Type'') ===== Rustの文字型 <code>char</code> はUnicodeの単一の文字を表し、32ビットで符号化されます。Unicodeのサロゲートペアを含む広範な範囲の文字を表現できます。 以下のコードは、<code>char</code>型を使用してUnicode文字やサロゲートペアを扱う例です。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { // 単一のUnicode文字の表現 let unicode_char = '😊'; // 笑顔の絵文字 (U+1F60A) println!("Unicode char: {}", unicode_char); // サロゲートペアの表現 let surrogate_pair = '\u{1F601}'; // 涙の絵文字 (U+1F601) println!("Surrogate pair: {}", surrogate_pair); // char型のサイズを取得 println!("Size of char: {} bytes", std::mem::size_of::<char>()); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> Unicode char: 😊 Surrogate pair: 😁 Size of char: 4 bytes </syntaxhighlight> ここでは、<code>'😊'</code> という絵文字や <code>\u{1F601}</code> というサロゲートペアを <code>char</code>型として表現しています。絵文字やサロゲートペアも正しく表示されることを確認できます。また、<code>std::mem::size_of::<char>()</code> を使って <code>char</code>型のサイズを表示しています。 ===== 文字列型(''The String Type'') ===== Rustには2つの主要な文字列型があります。 # <code>&str</code>型 (文字列スライス): #* メモリ内のデータへの不変の参照を表します。 #* UTF-8でエンコードされた文字列を参照します。 #* 文字列リテラルや他のデータ構造の一部として使用されます。 #:<syntaxhighlight lang=rust copy> let string_slice: &str = "Hello, Rust!"; // 文字列リテラルから作成された文字列スライス </syntaxhighlight> # <code>String</code>型: #* ヒープ上に確保された可変の文字列データを持ちます。 #* 動的に変更可能で、文字列の追加や削除、変更が可能です。 #:<syntaxhighlight lang=rust copy> let mut string_object = String::from("Hello"); // String型のインスタンスを生成 string_object.push_str(", Rust!"); // 文字列を追加 </syntaxhighlight> これらの型は互いに相互変換できます。例えば、<code>&str</code>から<code>String</code>への変換は<code>to_string()</code>メソッドを使用できます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> let my_string: String = "Hello".to_string(); // &strからStringへの変換 </syntaxhighlight> また、<code>String</code>から<code>&str</code>への変換は、<code>&</code>演算子を使用して参照を取得します。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> let my_string: String = String::from("Hello"); let string_ref: &str = &my_string; // Stringから&strへの変換 </syntaxhighlight> 文字列操作に関しては、<code>String</code>型が動的に変更可能で柔軟性があり、<code>&str</code>型は主に静的な文字列の参照として使用されます。 ;様々な文字列リテラル ;[https://play.rust-lang.org/?version=nightly&mode=debug&edition=2021&gist=9c41862df3833ee7bd16169631d74de7 string.rs]:<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { println!("{:?}", "hello"); // エスケープされた文字列 println!("{:?}", r#"hello"#); // エスケープされないraw文字列 println!("{:?}", b"hello"); // エスケープされたバイト文字列 println!("{:?}", br#"hello"#); // エスケープされないrawバイト文字列 } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> "hello" "hello" [104, 101, 108, 108, 111] [104, 101, 108, 108, 111] </syntaxhighlight> * <code>"{:?}"</code> はデバッグ用のフォーマット指定子で、デバッグ表示用の形式で出力します。 * <code>r#"..."#</code> はエスケープされない raw 文字列リテラルで、内部のエスケープが無視されます。 * <code>b"..."</code> はバイト文字列リテラルで、ASCII文字のバイト値の配列を示します。 * <code>br#"..."#</code> はエスケープされない raw バイト文字列リテラルです。 これらのリテラルは、異なる用途で利用されることがあり、それぞれの特性や振る舞いが異なります。 ===== ユニット型(''The Unit Type'') ===== Rustにおけるユニット型は<code>()</code>で表されます。ユニット型は特別な型であり、単一の値 <code>()</code> だけから成り立ちます。主に2つの用途があります: # 関数の戻り値としての利用: 副作用のない関数や手続きにおいて、何も返す必要がない場合にユニット型 <code>()</code> が使用されます。 #:<syntaxhighlight lang=rust copy> fn do_something() { // 何らかの処理 } fn main() { let result = do_something(); // 戻り値は () になる println!("result = {:?}", result); } </syntaxhighlight> # 構造体のフィールドとしての利用: 構造体のフィールドとしてユニット型を持つことで、その構造体のインスタンスが存在することを示す場合に使用されます。 #:<syntaxhighlight lang=rust copy> #[derive(Debug)] struct MarkerUnit; fn main() { let marker = MarkerUnit; // ユニット型を持つ構造体のインスタンス化 println!("marker = {:?}", marker); } </syntaxhighlight> ユニット型は一見すると何も持たない型ですが、プログラムの構造を表現するために重要な役割を果たしています。特に関数の戻り値として使用されることが多いです。 ==== 複合型(''Compound Types'') ==== 複合型(''Compound Types'')は、複数の値を1つの型にまとめることができます。 Rustにはタプルとアレイという2つのプリミティブな複合型があります。 ===== タプル型(''The Tuple Type'') ===== タプル(''The Tuple'')は、さまざまな型の値を1つの複合型にまとめる一般的な方法です。 タプルの長さは固定されており、一度宣言すると大きくしたり小さくしたりすることはできません。 ===== 配列型(''The Array Type'') ===== 複数の値の集まりを持つもう一つの方法として、配列(''The Array'')があります。 タプルとは異なり、配列の各要素は同じ型でなければなりません。 Rustの配列は、タプルと同じく長さが固定されています。 == プレースホルダー == println! マクロなどの文字表示マクロでは、文字列中の <code>{</code> <code>}</code> の位置に指定された書式で展開します<ref>[https://doc.rust-lang.org/std/fmt/ Module std::fmt]</ref>。 [[C言語]]の標準関数 printf() と機能は似ていますが書式は大きく異なり、[[Python]]のf文字列との共通点が多いです。 <!-- * Positional parameters * Named parameters * Formatting Parameters ** Width ** Fill/Alignment ** Sign/#/0 ** Precision * Localization * Escaping {} を表示したい時は {{}} とします * Related macros -- format! write! writeln! println! eprint! eprintln! --> === フォーマッティング・トレイツ(Formatting traits) === {{Ruby|空|から}}のプレースホルダー<code>{}</code>を指定すればその型の自然なフォーマット([https://doc.rust-lang.org/std/fmt/trait.Display.html fmt::Display]; 100 ならば "100")で文字列化されます。 しかし、基数を変えた16進数や8進数や2進数などでフォーマットをしたいときはフォーマッティング・トレイツ(Formatting traits)を使います<ref>[https://doc.rust-lang.org/std/fmt/#formatting-traits Formatting traits]</ref>。 ;[https://play.rust-lang.org/?version=stable&mode=debug&edition=2021&gist=81cb5a55fcae676c094f2b74929f09b3 Formatting traits]:<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { println!("{:?}", 100); println!("{:x}", 100); println!("{:o}", 100); println!("{:b}", 100); println!("{}", 100); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> 100 64 144 1100100 100 </syntaxhighlight> フォーマッティング・トレイツは、Rustプログラミング言語におけるデータのフォーマット(整形)方法を定義するためのトレイト(trait)です。これらのトレイトは、<code>std::fmt</code>モジュールに定義されており、<code>std::fmt::Display</code>や<code>std::fmt::Debug</code>など、様々なフォーマット方法を提供します。 一般的なフォーマッティング・トレイツは以下のようになります: * Display: <code>std::fmt::Display</code>トレイトは、<code>{}</code>(中括弧)を使ったシンプルな人間が読みやすい形式での表示を提供します。これは、<code>println!</code>マクロや<code>format!</code>マクロで使われます。 * Debug: <code>std::fmt::Debug</code>トレイトは、<code>{:?}</code>を使ったデバッグ目的の表示を提供します。これは、デバッグ情報を表示する際に便利で、<code>println!("{:?}", variable)</code>のように使用されます。 * Binary: <code>std::fmt::Binary</code>トレイトは、<code>{:#b}</code>を使ってバイナリ表現での表示を提供します。 * Octal: <code>std::fmt::Octal</code>トレイトは、<code>{:#o}</code>を使って8進数表現での表示を提供します。 * LowerHex / UpperHex: <code>std::fmt::LowerHex</code>および<code>std::fmt::UpperHex</code>トレイトは、それぞれ<code>{:#x}</code>および<code>{:#X}</code>を使って16進数表現での表示を提供します。 これらのトレイトは、カスタム型をフォーマットする方法を指定するために、対応するメソッドを実装することで利用されます。 例えば、<code>Display</code>トレイトを実装することで、自分で定義した型を<code>{}</code>を使って表示することができます。 以下は、簡単な構造体<code>Person</code>に<code>Display</code>トレイトを実装して、<code>{}</code>を使ってカスタム型を表示する例です。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> use std::fmt; // 構造体を定義 struct Person { name: String, age: u32, } // Displayトレイトの実装 impl fmt::Display for Person { fn fmt(&self, f: &mut fmt::Formatter<'_>) -> fmt::Result { // カスタムフォーマットを定義する write!(f, "Name: {}, Age: {}", self.name, self.age) } } fn main() { let person = Person { name: String::from("Alice"), age: 30, }; // {}を使ってPerson型を表示 println!("Person Details: {}", person); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> Person Details: Name: Alice, Age: 30 </syntaxhighlight> この例では、<code>Person</code>という構造体を定義し、<code>fmt::Display</code>トレイトを実装しています。<code>fmt</code>モジュール内の<code>Formatter</code>型を利用して、<code>write!</code>マクロを呼び出しています。<code>main</code>関数内で<code>println!</code>マクロを使って<code>Person</code>型を表示しています。これにより、<code>Person</code>型を<code>{}</code>を使って表示する方法が示されています。 == 所有権システム == Rustの所有権システムは、メモリ管理とリソースの安全な扱いを通じて安全性と並行性を確保する、言語の重要な特徴です。ここでは、Rustの所有権、借用、参照について、コードを交えて解説します。 === 所有概念 === Rustの所有概念は、変数がリソースの所有権を持ち、スコープを抜ける際にそのリソースを自動的に解放する仕組みです。この仕組みは、メモリ安全性を高めるための中心的な考え方です。 === コピーとムーブ === Rustでは、変数が参照しているデータがスタック上かヒープ上かによって、コピーやムーブの挙動が異なります。スタック上のプリミティブ型はコピーされますが、ヒープ上のデータはムーブされ、所有権が移動します。 ; コピーされるデータ :<syntaxhighlight lang=rust line copy> fn main() { let x = 5; let y = x; // xの値がコピーされる println!("x: {}, y: {}", x, y); // 両方の変数が利用可能 } </syntaxhighlight> この例では、整数型<code>x</code>の値がコピーされるため、<code>x</code>と<code>y</code>の両方が使用できます。 ; ムーブされるデータ :<syntaxhighlight lang=rust line copy> fn main() { let s1 = String::from("Hello"); let s2 = s1; // s1の所有権がs2に移動 // println!("{}", s1); // コンパイルエラー:s1はもう使用できない println!("{}", s2); // 正常に出力される } </syntaxhighlight> ここでは、<code>s1</code>の所有権が<code>s2</code>に移動するため、<code>s1</code>は利用できなくなります。 次に、コピーとムーブの違いを簡単に表にまとめます。 :{| class=wikitable |+ コピーとムーブの違い ! データ種別!! コピー !! ムーブ |- ! プリミティブ型(整数型、bool型など) | コピーされる | コピーされる |- ! ヒープ上のデータ(String型、Vec型など) | されない | 所有権が移動する |} === 借用と参照 === 所有権を移動せずにデータを利用する方法として、借用(参照)があります。 ;[https://play.rust-lang.org/?version=nightly&mode=debug&edition=2021&gist=91624181f640bfff93914d318547bfae 借用と参照の例] :<syntaxhighlight lang=rust line copy> fn main() { let s1 = String::from("Hello"); // s1を借用する(イミュータブルな参照) let len = calculate_length(&s1); println!("The length of '{}' is {}.", s1, len); // 正常に出力される } fn calculate_length(s: &String) -> usize { s.len() } </syntaxhighlight> この例では、<code>calculate_length</code>関数が<code>&String</code>型のイミュータブルな参照を受け取っているため、<code>s1</code>の所有権を渡すことなく値を参照できます。 === ミュータブルな参照 === 可変の値を変更するには、ミュータブルな参照を使います。 ;[https://play.rust-lang.org/?version=nightly&mode=debug&edition=2021&gist=1ef888bfe58461858b4cefe84d3b6fae ミュータブルな参照の例] :<syntaxhighlight lang=rust line copy> fn main() { let mut s = String::from("Hello"); change_string(&mut s); println!("{}", s); // "Hello, goodbye"が出力される } fn change_string(s: &mut String) { s.push_str(", goodbye"); } </syntaxhighlight> <code>&mut String</code>型のミュータブルな参照を利用して<code>change_string</code>関数で文字列を変更しています。 === 関数のパラメータにした変数は関数にムーブされる === Rustでは、関数の引数として変数を渡すと、所有権が関数にムーブされる場合があります。例で見てみましょう。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { let original = String::from("Hello, Rust!"); // String型の変数originalを作成 let moved = move_ownership(original); // originalがmove_ownership関数にムーブ // println!("original: {}", original); // コンパイルエラー println!("moved: {}", moved); // 正常に動作 } fn move_ownership(input: String) -> String { input } </syntaxhighlight> この例では、<code>original</code>が関数<code>move_ownership</code>にムーブされ、<code>original</code>は使用できなくなります。 === クローン === 所有権を共有したい場合、<code>clone</code>メソッドでデータの複製が可能です。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { let data1 = vec![1, 2, 3]; let data2 = data1.clone(); // データの複製 println!("{:?}", data1); // data1は所有権を保持している println!("{:?}", data2); // data2はクローンされたデータを持つ } </syntaxhighlight> この例では、<code>data1</code> の <code>clone</code> メソッドを呼び出すことで、ヒープ上にあるデータの複製を作成し、<code>data2</code> に格納します。このとき、<code>data1</code> と <code>data2</code> はそれぞれ独立した所有権を持つため、どちらかを変更してももう一方には影響しません。 クローンを作成することで、所有権が必要な場合でも、元のデータをそのまま保持しながらコピーを生成できるため、データの安全な扱いが可能です。 === ライフタイム === ライフタイムは、参照が有効である期間を示すRustの注釈で、所有権と借用のルールと密接に関係しています。ライフタイムを指定することで、コンパイラがメモリの安全性を保証し、不正なメモリアクセスや参照の無効化を防ぎます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn longest<'a>(x: &'a str, y: &'a str) -> &'a str { if x.len() > y.len() { x } else { y } } </syntaxhighlight> この例では、<code>'a</code> というライフタイムパラメータを使って、<code>x</code> と <code>y</code> の参照が同じライフタイムを共有することをコンパイラに伝えています。これにより、返り値のライフタイムも入力引数と同じ期間で有効であることが保証されます。 ライフタイムは複雑な場面では特に重要となり、Rustの所有権システムがさらに強力にメモリ安全を保証する仕組みとなっています。 === Rc, Box と Drop === ==== Rc (Reference Counting) ==== <code>Rc</code>は参照カウントを用いたスマートポインタで、複数の所有者が同じデータを共有できるようにします。主にマルチスレッドを必要としない環境で利用され、<code>clone</code>メソッドでカウントを増加させることで、同じデータを複数の変数が所有できます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> use std::rc::Rc; let a = Rc::new(5); let b = Rc::clone(&a); // aとbが同じデータを共有 </syntaxhighlight> <code>Rc</code>はスレッドセーフではありませんが、シングルスレッドの環境でデータ共有を簡単に行えるため便利です。 ==== Box (Heap Allocation) ==== <code>Box</code>はデータをヒープに格納し、そのポインタをスタック上で保持するスマートポインタです。スタックではなくヒープにデータを配置したい場合に使用します。<code>Box</code>は最も単純なスマートポインタで、シングルオーナーのデータの所有権を提供します。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> let b = Box::new(5); println!("b = {}", b); // ヒープ上に格納されたデータにアクセス </syntaxhighlight> ボックスは特に再帰的なデータ構造の作成やヒープメモリ管理に適しており、ポインタの解放はスコープを外れたときに自動で行われます。 ==== Drop (Resource Cleanup) ==== <code>Drop</code>トレイトは、オブジェクトがスコープを外れるときにリソースをクリーンアップするための機構を提供します。カスタムデストラクタを実装する際に使用され、例えばファイルハンドルやネットワークリソースなどのリソース解放に役立ちます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> struct CustomResource; impl Drop for CustomResource { fn drop(&mut self) { println!("CustomResourceが解放されました"); } } let resource = CustomResource; // スコープを抜けるときにdropメソッドが呼ばれる </syntaxhighlight> <code>Drop</code>トレイトにより、Rustは自動的にリソース管理を行い、メモリリークやリソースの取りこぼしを防ぎます。手動で<code>drop</code>を呼び出すことも可能ですが、通常はスコープ終了時に自動で解放されます。 ; まとめ Rustの所有権システムは、メモリ管理とデータ競合の予防において非常に強力な機能です。所有、借用、ムーブ、コピー、クローンといった各機能を活用することで、安全かつ効率的にメモリを管理できるようになります。特に、Rustではコンパイル時にこれらのルールが強制されるため、意図しないバグを未然に防ぐことができます。 Rustの所有権システムを深く理解することは、効率的で安全なコードを書くための第一歩です。<!ーー RcやBoxやDropもここか? ーー> == 制御構造 == Rust では、{{code|if}}や{{code|for}}などの制御構造も式です。 === 分岐 === Rust は、[[#if|if]] と [[#match|match]] の2つの分岐構文を持ちます。 ==== if ==== ifは、条件式に基づき分岐し、分岐先の式を評価します。 ifの値は、分岐先の式の値です。 elseを省略し条件式が偽であった場合のifの値は <code>()</code> です。 ;構文:<syntaxhighlight lang=ebnf> if-expr := if 条件式 '{' 式1 '}' [ else '{' 式2 ] '}' </syntaxhighlight> :;[https://play.rust-lang.org/?version=stable&mode=debug&edition=2021&gist=84117443c135c52137b9005717322e82 条件式に整数を使うと]:<syntaxhighlight lang=Rust line copy> fn main() { let i = 0; if i { println!("zero"); } } </syntaxhighlight> :;コンパイルエラー:<syntaxhighlight lang=text> error[E0308]: mismatched types --> src/main.rs:4:8 | 4 | if i { | ^ expected `bool`, found integer For more information about this error, try `rustc --explain E0308`. </syntaxhighlight> :: Rustでは、ifに限らず、条件式は、bool 型でなければいけません。 ;[https://play.rust-lang.org/?version=stable&mode=debug&edition=2021&gist=2c8960df447a87aaeaecced963d20cde if.rs]:<syntaxhighlight lang=rust line copy> fn main() { let i = 0; if i == 0 { println!("零"); } else { println!("非零"); } let s = if i == 0 { "ゼロ" } else { "非ゼロ" }; println!("{}", s); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> 零 ゼロ </syntaxhighlight> :気をつけたいのは、式の値が参照されるifでは、それぞれの式(ここでは <code>"ゼロ"</code> と <code>"非ゼロ"</code>)にセミコロン<code> ; </code>を付けてはいけない点です。 :: もし セミコロン<code> ; </code> をつけると、ブロックの値は、Unit 型 <code>()</code> になります。 :: ifの、分岐先の2つの式の型は同じでなければいけません。 :: else節が省略された場合は、Unit 型を返さなければいけません。 ::: 式の最後に、セミコロン<code>};</code> が必要ということです<ref>C言語系では、式を文にする為いに<code>};</code> が必要です。Rustもそう説明されている場合がありますが、Rustでは式の型の一致が目的です。</ref>。 :また、<syntaxhighlight lang=rust inline>let s = if i == 0 {</syntaxhighlight>の文末の<code>};</code> のセミコロンも忘れがちです。 :Rust では if に限らず、コードブロックは式の一種で値を返します<ref>コードブロックが値を持つプログラミング言語としては、BCPL, [[Ruby]], [[Scala]]や[[Kotlin]]があります。</ref>。その場合、コードブロックの最後の式がコードブロックの値となりセミコロン<code> ; </code>は不要で、もし、<code> ; </code>をつけると<code> ; </code>の次の式(=空文)の値<code> () </code>がコードブロックの値になります。 この特徴は、関数型プログラミングを意識したものですが、同時に後に説明する所有権の移譲で重要な役割を果たします。 ===== if と else の連鎖 ===== ;[https://play.rust-lang.org/?version=nightly&mode=debug&edition=2021&gist=e3c9a903bc6baab687f697a83bde8928 if-else.rs]:<syntaxhighlight lang=rust line copy> fn main() { let n = 0.0 / 0.0; if n < 0.0 { println!("負の数"); } else if n > 0.0 { println!("正の数"); } else if n == 0.0 { println!("零"); } else { println!("{n}"); } } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> NaN </syntaxhighlight> このコードの中で、次のことが行われています: # <code>n</code> に NaN(Not a Number)を代入しています。<code>0.0 / 0.0</code> は浮動小数点数のゼロで割り算を表し、NaN を返します。 # <code>if</code> 文で <code>n</code> の値に応じて条件分岐しています。 # <code>n</code> が負の数より小さい場合は、"負の数" と出力します。 # <code>n</code> が正の数より大きい場合は、"正の数" と出力します。 # <code>n</code> がゼロと等しい場合は、"零" と出力します。 # それ以外の場合は、<code>n</code> の値を <code>{n}</code> という形式で出力します。 しかし、Rustの浮動小数点数型では、NaN は <code><</code> や <code>></code> 、<code>==</code> などの比較演算子によって、他の数値との大小や等価性を比較することはできません。なぜなら NaN は "not a number" であり、数値としての大小関係が定義されていないためです。 そのため、このコードでは <code>n</code> が NaN である場合、どの条件にも合致せず、最後の <code>else</code> ブロックが実行されることになります。このブロックでは、<code>n</code> の値そのものを <code>{n}</code> という形式で出力しようとしています。 ==== Some() ==== Rustでは、C言語のNULLに相当する値は None です。 通常の変数は None の代入は受付けませんが、Some() を使うと None を取り得る変数が宣言できます<ref>[https://doc.rust-lang.org/stable/std/option/enum.Option.html Option in std::option - Rust]</ref>。 ;[https://play.rust-lang.org/?version=nightly&mode=debug&edition=2021&gist=afb9193c50a316090b6e3119f994f8cf some.rs]:<syntaxhighlight lang=rust line copy> fn main() { let mut x = Some(0); println!("{:?}({})", x, type_of(x)); x = None; println!("{:?}({})", x, type_of(x)); } fn type_of<T>(_: T) -> &'static str { std::any::type_name::<T>() } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> Some(0)(core::option::Option<i32>) None(core::option::Option<i32>) </syntaxhighlight> Some() 及び None は、標準ライブラリ std::option で定義されていますが、初期化済みなので Use することなく、接頭辞Option::なしで使えます。 ==== if let ==== Rustには、<code>if let</code>という特別な制御構造があります。<code>if let</code>は、<code>match</code>式を簡略化するために使用されます。<code>if let</code>式は、単一のパターンを使用して、変数が指定された値にマッチした場合にのみ式を実行します。<code>if let</code>を使用すると、冗長なマッチングのコードを削減できます。 以下は、<code>if let</code>を使用した例です。 ;[https://play.rust-lang.org/?version=nightly&mode=debug&edition=2021&gist=0614af1127dbc6ec0d871443b16e6a67 if-let.rs]:<syntaxhighlight lang=rust style="width:40em"> fn main() { let mut v = vec![2, 3, 5]; if let Some(x) = v.pop() { println!("x = {}", x) } else { println!("done!") } if let Some(x) = v.pop() { println!("x = {}", x) } else { println!("done!") } if let Some(x) = v.pop() { println!("x = {}", x) } else { println!("done!") } if let Some(x) = v.pop() { println!("x = {}", x) } else { println!("done!") } if let Some(x) = v.pop() { println!("x = {}", x) } else { println!("done!") } } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text style="width:40em"> x = 5 x = 3 x = 2 done! done! </syntaxhighlight> : <code>.pop()</code>メソッドは、ベクターから最後の要素を取り出し、それを返します。ただし、ベクターが空である場合は<code>None</code>を返します。 : 最初の行では、<code>vec![2, 3, 5]</code>という3つの要素を持つベクターを作成しています。 : その後、5回の<code>if let</code>式を使用して、ベクターから要素を取り出し、それを表示するか、ベクターが空の場合には<code>done!</code>と表示します。 : 各<code>if let</code>式では、変数<code>x</code>を定義しています。 :: <code>v.pop()</code>の返り値が<code>Some</code>であれば、ベクターの最後の要素が変数<code>x</code>に束縛され、<code>println!</code>マクロを使用して<code>x</code>を表示します。 :: そうでない場合、すなわち、ベクターが空である場合は、<code>else</code>節が実行されて、<code>done!</code>が表示されます。 ==== match ==== <code>match</code>は、値とパターンをマッチングして、対応するコードブロックを実行します。これは、複数の条件に基づいて処理を行う場合に非常に便利です。例えば、列挙型(enum)を使った状況では、<code>match</code>は特に有用です。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> enum Coin { Penny, Nickel, Dime, Quarter, } fn value_in_cents(coin: Coin) -> u32 { match coin { Coin::Penny => { println!("Lucky penny!"); 1 }, Coin::Nickel => 5, Coin::Dime => 10, Coin::Quarter => 25, } } </syntaxhighlight> 上記の例では、<code>Coin</code>型の列挙子を受け取り、それぞれのコインに対する価値を返す関数が定義されています。<code>match</code>は<code>Coin</code>の値を取り、各列挙子に対応するコードブロックを実行します。例えば、<code>Coin::Penny</code>の場合、"Lucky penny!"というメッセージが表示され、1が返されます。 <code>match</code>は、パターンに加えて<code>if</code>条件も組み合わせて使用できます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { let some_value = Some(5); match some_value { Some(x) if x < 5 => println!("Less than 5: {}", x), Some(x) => println!("Value: {}", x), None => println!("No value"), } } </syntaxhighlight> この例では、<code>Some</code>型の値を持つ変数を<code>match</code>で処理しています。<code>if</code>条件は<code>Some</code>型であり、かつその値が5未満の場合にマッチします。それ以外の場合、単に値を表示します。 <code>match</code>はRustの強力なツールであり、パターンマッチングにより、安全性と表現力を向上させます。 === 反復 === Rustには、以下のような反復構文があります。 # <code>[[#for|for]]</code>ループ ## <code>[[#iter()|iter()]]</code>メソッドを使用した反復処理 ## <code>[[#enumerate()|enumerate()]]</code>メソッドを使用した反復処理 ## <code>[[#zip()|zip()]]</code>メソッドを使用した反復処理 # <code>[[#while|while]]</code>ループ # <code>[[#loop|loop]]</code>ループ それぞれの構文について、詳しく解説していきます。 ==== for ==== Rust の '''for''' は、指定された範囲内の値を反復処理するために使用されます。通常、配列、ベクトル、範囲、またはイテレータなどの反復可能オブジェクトに対して使用されます。 ;構文:<syntaxhighlight lang=ebnf> for_expression = "for" loop_variable "in" expression "{" statement* "}"; loop_variable = pattern; expression = (expression_binop | expression_unop | expression) ; pattern = identifier | "_" | literal ; </syntaxhighlight> : <code>for_expression</code>はforループを表し、 <code>loop_variable</code>は反復処理のために使用される変数、 <code>expression</code>は反復処理の対象となるデータのソース、 <code>statement</code>はループ内で実行される文を表します。 <code>pattern</code>は、ループ変数の型と一致するパターンを表します。 : <code>identifier</code>は、識別子の名前を表します。 <code>literal</code>は、文字列、数値、真偽値などのリテラル値を表します。 : forループは、 <code>loop_variable</code>によって定義された変数に <code>expression</code>で指定されたデータソースの値を順番に割り当て、それぞれの値に対して <code>statement</code>を実行します。 : <code>identifier</code>は識別子を、<code>literal</code>はリテラルをしめします。 ===== Range ===== Rustにおける<code>range</code>は、範囲を表す型です。範囲の生成には2つの主要な方法があります。 ;..(半開区間) * <code>start..end</code>の形式で使用され、<code>start</code>から<code>end</code>の手前(<code>end</code>は含まれない)までの範囲を生成します。 例えば、<code>1..5</code>は1から4までの範囲を生成します。 ; ..= (閉区間) * <code>start..=end</code>の形式で使用され、<code>start</code>から<code>end</code>までの閉区間を生成します(<code>end</code>も含まれます)。 例えば、<code>1..=5</code>は1から5までの範囲を生成します。 これらの範囲は<code>for</code>ループの反復やイテレータの作成など、さまざまな場面で使用されます。例えば、<code>for</code>ループやイテレータを使って範囲内の要素を処理することができます。 ;[https://play.rust-lang.org/?version=nightly&mode=debug&edition=2021&gist=a3cd190fbd860ce8efb0d6276fb0858a for-in-range.rs]:<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { // 半開区間の使用例 for i in 1..5 { println!("{i}"); // 1, 2, 3, 4が出力される } // 閉区間の使用例 for i in 1..=5 { println!("{i}"); // 1, 2, 3, 4, 5が出力される } } </syntaxhighlight> 範囲は整数や文字など、多くの型で使用できます。範囲の使用はイテレーションや特定の範囲内の操作を行う際に便利です。 ===== iter() ===== <code>Rust</code>における<code>iter()</code>は、コレクション(ベクター、配列、ハッシュマップなど)をイテレート可能な形に変換するメソッドです。イテレータは、コレクション内の要素を1つずつ処理するための仕組みを提供します。 基本的な使い方は以下のようになります: ;[https://play.rust-lang.org/?version=nightly&mode=debug&edition=2021&gist=d45c8c0ad55adb01e50456dd7270983c iter.rs]:<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { let vec = vec![1, 2, 3, 4, 5]; // ベクターのイテレータを作成する let mut iter = vec.iter(); // イテレータを使って要素に順番にアクセスする while let Some(value) = iter.next() { println!("{value}"); } } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> 1 2 3 4 5 </syntaxhighlight> <code>iter()</code>メソッドは、イテレータを作成するための最も基本的な手段ですが、さまざまな応用もあります。 # <code>.map()</code>: イテレータを他の形に変換する場合に使われます。たとえば、各要素に対して関数を適用して新しいイテレータを作成します。 #:<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { let vec = vec![1, 2, 3, 4, 5]; // 各要素を2倍する新しいイテレータを作成する let doubled_iter = vec.iter().map(|x| x * 2); for value in doubled_iter { println!("{value}"); } } </syntaxhighlight> # <code>.filter()</code>: 条件に一致する要素のみを含む新しいイテレータを作成します。 #:<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { let vec = vec![1, 2, 3, 4, 5]; // 偶数の要素だけを含む新しいイテレータを作成する let even_iter = vec.iter().filter(|&x| x % 2 == 0); for value in even_iter { println!("{value}"); } } </syntaxhighlight> # <code>.fold()</code>: イテレータ内の要素を畳み込んで単一の値に集約します。 #:<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { let vec = vec![1, 2, 3, 4, 5]; // 要素の合計を計算する let sum = vec.iter().fold(0, |acc, &x| acc + x); println!("合計: {sum}"); } </syntaxhighlight> # <code>.reduce()</code>: イテレータ内の要素を畳み込んで単一の値に集約します。 #:<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { let vec = vec![1, 2, 3, 4, 5]; // 要素の合計を計算する let sum = vec.into_iter().reduce(|acc, x| acc + x); println!("合計: {:?}", sum); } </syntaxhighlight> これらは<code>iter()</code>を基盤として利用する機能の一部です。<code>Rust</code>のイテレータは非常に強力で、関数型プログラミングの概念を取り入れながら、効率的で安全なコードを記述するための重要な手段となっています。 ====== rev() ====== <code>iter()</code>メソッドに加えて、<code>rev()</code>メソッドを使用すると、要素を逆順で取り出すこともできます。 ;[https://play.rust-lang.org/?version=nightly&mode=debug&edition=2021&gist=83d50bb12645221a766052413a9d73b8 iter-rev.rs]:<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { let v = vec![1, 3, 5, 7, 11]; for x in v.iter().rev() { println!("x = {}", x) } } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> x = 11 x = 7 x = 5 x = 3 x = 1 </syntaxhighlight> : このRustのコードは、 <code>for</code>ループを使用して、ベクトル <code>v</code>の要素を反復処理し、各要素の値を出力するものです。ただし、 <code>v</code>の要素を逆順に処理します。 : <code>v.iter().rev()</code>は、 <code>v</code>のイテレータを取得し、そのイテレータを逆順にするためのメソッドです。これにより、ベクトルの最後の要素から始まり、最初の要素まで逆順に反復処理します。 : <code>for</code>ループの本体では、 <code>println!</code>マクロを使用して、現在の <code>x</code>の値を表示しています。 <code>{}</code>はプレースホルダーであり、その場所に変数の値が挿入されます。この例では、 <code>{}</code>の中に <code>x</code>を指定して、ループの反復ごとに変化する <code>x</code>の値を表示しています。 ===== enumerate() ===== <code>enumerate()</code>メソッドを使用すると、要素のインデックスと値を同時に取り出すこともできます。 ;コード例:<syntaxhighlight lang=rust line copy> let v = vec![1, 2, 3]; for (i, val) in v.iter().enumerate() { println!("{}: {}", i, val); } </syntaxhighlight> : このコードでは、<code>v.iter().enumerate()</code>メソッドを使用して、<code>v</code>のイテレータを作成し、各要素のインデックスと値を同時に反復処理しています。<code>for</code>ループの本体では、変数<code>i</code>を使ってインデックス、<code>val</code>を使って値を表示しています。 ===== zip() ===== <code>zip()</code>メソッドを使用すると、複数のイテレータを同時に取り出すことができます。 ;コード例:<syntaxhighlight lang=rust line copy> let v1 = vec![1, 2, 3]; let v2 = vec!["one", "two", "three"]; for (i, val) in v1.iter().zip(v2.iter()) { println!("{}: {}", i, val); } </syntaxhighlight> : このコードは、<code>zip()</code>メソッドを使用して、2つのベクトルを同時に反復処理する方法を示しています。 : 最初の行で、整数のベクトル<code>v1</code>と文字列のベクトル<code>v2</code>を定義しています。 : 次に、<code>for</code>ループを使用して、<code>v1.iter()</code>と<code>v2.iter()</code>のイテレータを同時に取り出します。このとき、<code>(i, val)</code>というタプルの形式で、それぞれのイテレータから次の要素を取り出します。 : <code>println!</code>マクロの中で、<code>{}</code>に<code>i</code>と<code>val</code>をそれぞれ表示しています。<code>{}</code>の中にある<code>:</code>は区切り文字で、<code>i</code>と<code>val</code>を区別するために使用されています。 ==== while ==== Rustにおいて、<code>while</code>は指定した条件式が<code>true</code>である限り、ブロック内のコードを繰返し実行する制御構文です。 ;[https://play.rust-lang.org/?version=stable&mode=debug&edition=2021&gist=47dc5b7c9d866b3f5913a77b9a55988e while.rs]:<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { let mut i = 0; while i < 5 { println!("i = {}", i); i += 1 }; } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> i = 0 i = 1 i = 2 i = 3 i = 4 </syntaxhighlight> : このプログラムは、0から4までの数字を順番に表示するプログラムです。whileループを使用して、条件式<code>i < 5</code>が<code>true</code>である間、ループを継続します。ループの各イテレーションでは、<code>println!</code>マクロを使用して、変数<code>i</code>の現在の値を表示します。<code>i</code>の値は、ループ本文の最後で<code>i += 1</code>によって1ずつ増加します。条件式<code>i < 5</code>が<code>false</code>になったとき、ループが終了します。最終的に、0から4までの数字が順番に表示されます。 ===== while let ===== Rustの<code>while let</code>は、ループ処理の一種で、パターンマッチングを行い、パターンにマッチする値をループ内で取り出しながらループを繰り返します。 <code>while let</code>は、<code>match</code>構文の糖衣構文で、一つの値を取り出してパターンマッチングを行い、パターンにマッチする場合は値を取り出し、マッチしない場合はループを終了します。 ;[https://play.rust-lang.org/?version=stable&mode=debug&edition=2021&gist=0764d8389e3afc0854b4223b8db5a32b while-let.rs]:<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { let mut n = Some(0); while let Some(i) = n { n = if i > 5 { None } else { println!("i = {}", i); Some(i + 1) } } } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> i = 0 i = 1 i = 2 i = 3 i = 4 i = 5 </syntaxhighlight> : このコードは、<code>n</code> という <code>Option<i32></code> 型の変数を定義し、初期値を <code>Some(0)</code> として設定します。そして、<code>while</code> ループを使って <code>n</code> の値を取り出しながら、それが <code>None</code> でなければループを続けます。 : <code>while let</code> の条件式では、<code>n</code> が <code>Some(i)</code> とパターンマッチされ、<code>i</code> に値がバインディングされます。このパターンマッチにより、<code>n</code> が <code>Some(i)</code> でなければループは終了します。 : ループ本体では、<code>i</code> が <code>5</code> を超える場合は、<code>n</code> を <code>None</code> に更新してループを終了します。そうでなければ、<code>i</code> を表示して、<code>Some(i + 1)</code> を <code>n</code> に代入してループを継続します。 : このプログラムの出力は、0 から 5 までの数値が順番に表示されます。最後に <code>None</code> が表示されます。 ===== while let とベクトル ===== Rustの<code>while let</code>は、反復可能な値に対して、パターンマッチングを行いながら反復処理を行うことも出来ます。ベクトルに対してwhile letを使うと、ベクトルの末尾から要素を取り出しながら反復処理を行うことができます。 ;[https://play.rust-lang.org/?version=nightly&mode=debug&edition=2021&gist=6b252d13f67df88f533e55dab5d3397c while-let-again.rs]:<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { let mut v = vec![1, 3, 5, 7, 11]; while let Some(x) = v.pop() { println!("x = {}", x) } } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> x = 11 x = 7 x = 5 x = 3 x = 1 </syntaxhighlight> : このコードは、可変長配列<code>v</code>に値を追加し、whileループでその配列から値を取り出し、それを表示するものです。 : まず、可変長配列<code>v</code>に<code>vec![1, 3, 5, 7, 11]</code>という値を設定しています。その後、<code>while let</code>式を使って、<code>v.pop()</code>の戻り値が<code>Some(x)</code>である限り、ループが継続されます。<code>v.pop()</code>は、<code>v</code>の最後の要素を取り出し、その要素があれば<code>Some</code>で包んで返し、なければ<code>None</code>を返します。 : <code>while let</code>式では、取り出した値が<code>Some(x)</code>である場合に、<code>println!("x = {}", x)</code>を実行して<code>x</code>の値を表示します。 : つまり、このコードは<code>v</code>の末尾から要素を取り出しながら、取り出した要素の値を表示するという処理を続け、最後に配列が空になったらループを終了します。 {{コラム|Rustにdo-whileはありません|2= Rustにdo-whileはありません。while の条件式に do のブロックを詰め込むことで同じことが実現できます。 ;[https://play.rust-lang.org/?version=stable&mode=debug&edition=2021&gist=534d7cfaf805c7e8d99d4c1ba95ed3ab pseudo-do-while.rs]:<syntaxhighlight lang=rust highlight=6 line copy> fn main() { let mut i = 100; while { println!("{}", i); i += 1; i < 10 } {} } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> 100 </syntaxhighlight> :whileの条件式が省略されたかのように見えますが、4,5,6行目を含むブロックが、while の条件式となり値はブロックの最後の6行目の式の値です。 :7行目の {} がループ本体です。 ;loopを使った例:<syntaxhighlight lang=rust line copy> fn main() { let mut i = 100; loop { println!("{}", i); i += 1; if !(i < 10) { break; } } } </syntaxhighlight> : loop のブロックの最後に脱出条件を書いた方がわかりやすいかもしれません。 }} ==== loop ==== <code>loop</code>は、明示的な条件式の指定がない限り、無限に繰り返されます。 ;[https://play.rust-lang.org/?version=stable&mode=debug&edition=2021&gist=9349b3eff79e311c70c87d20942cf8f2 loop-and-break.rs]:<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { let mut i = 0; let result = loop { if i > 3 { break 100; } println!("i = {}", i); i += 1; }; println!("result = {}", result); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> i = 0 i = 1 i = 2 i = 3 result = 100 </syntaxhighlight> : 最初に、変数<code>i</code>を0に初期化します。そして、<code>loop</code>構文で、<code>i</code>が3より大きくなるまで繰り返します。 : 各反復中に、<code>if</code>文が使用されています。<code>if</code>の条件式は、<code>i</code>が3より大きくなった場合には<code>break 100;</code>が実行され、<code>loop</code>から脱出します。そうでない場合は、<code>println!()</code>関数を使用して、<code>i</code>の値を出力し、<code>i</code>を1増やします。 : 最後に、<code>loop</code>から脱出した後に<code>result</code>変数に格納される値は、<code>break</code>文の引数で指定された<code>100</code>です。そして、<code>println!()</code>関数を使用して、<code>result</code>の値を出力します。 : つまり、このコードは、<code>i</code>を0から3まで順に増やしながら、各値を出力し、<code>i</code>が3より大きくなったら100を返し、その後に<code>result</code>の値を出力するという処理を行っています。 ==== continue ==== <code>continue</code> を実行すると、ループのブロック内の残りの処理がスキップされ、反復処理が続行されます。 ;[https://play.rust-lang.org/?version=stable&mode=debug&edition=2021&gist=49f7412cec92162b9d77881e08f43138 continue.rs]:<syntaxhighlight lang=rust highlight=9 line copy> fn main() { let mut i = 0; let result = loop { if i > 10 { break 100; } if i % 2 == 0 { i += 1; continue; } println!("i = {}", i); i += 1; }; println!("result = {}", result); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> i = 1 i = 3 i = 5 i = 7 i = 9 result = 100 </syntaxhighlight> : このコードは、0から10までの奇数を出力するプログラムです。 : まず、<code>i</code>変数を定義して0で初期化し、<code>result</code>変数を宣言しています。次に、<code>loop</code>キーワードでループを開始します。 : ループ本体では、<code>if</code>文を使って<code>i</code>が10より大きくなったら、<code>break</code>キーワードを使ってループを抜けます。これにより、11以上の奇数が出力されることはありません。 : 次に、<code>i</code>が偶数である場合は、<code>continue</code>キーワードを使ってループの先頭に戻ります。これにより、偶数はスキップされます。 : 最後に、<code>println!</code>マクロを使って現在の<code>i</code>の値を出力し、<code>i</code>を1増やします。 :ループが終了したら、最後に<code>result</code>の値を出力します。<code>break</code>キーワードが値を返すため、このループは<code>result</code>に100を設定します。 {{コラム|Rustのプログラミングでつまづきやすいところ|2=Rustはセーフティ、パフォーマンス、そしてエクスプレッションの柔軟性を組み合わせた高度なプログラミング言語です。初めてRustを使う場合、以下のようなトピックでつまづくことがよくあります。 #所有権と借用: Rustでは、各値には所有者があり、値のライフサイクルを追跡する必要があります。また、他のコードに値を渡すときは、その値を一時的に借りる必要があります。これらの概念が理解しづらい場合があります。 #ライフタイム: Rustでは、各値にはライフタイムがあり、その値が使用される期間を決定します。ライフタイムの概念が不明瞭になりがちで、特に複雑なデータ構造を扱う場合に問題が発生することがあります。 #パフォーマンスの最適化: Rustは高速な実行時パフォーマンスを提供しますが、それを達成するためには、手動でメモリ管理や最適化を行う必要があります。これらの最適化は、Rustの型システムと他の言語との違いを理解する必要があります。 #コンパイラエラー: Rustのコンパイラは非常に厳格で、コードがコンパイルできない場合があります。エラーメッセージは詳細で役に立ちますが、初めて見た場合は驚くかもしれません。 本書では、これらのトピックについて順次取り上げてゆきます。 }} == パターンマッチング == === パターンマッチングの概要 === ==== パターンマッチングの基本概念 ==== パターンマッチングは、プログラミング言語において特定のパターンとデータを照合し、条件に基づいた処理を行う手法です。この手法は、コードの可読性や柔軟性を高めるために広く使用されます。パターンマッチングの基本的な概念は、与えられたデータが特定のパターンに一致するかどうかを検査し、それに応じた処理を行います。 ==== Rustにおけるパターンマッチングの役割と重要性 ==== Rustでは、パターンマッチングは非常に重要な機能です。パターンマッチングは、異なる条件に基づいてコードをブロックに分割し、それぞれの条件に対して適切な処理を行うことができます。これにより、コードの複雑さが軽減され、可読性が向上します。また、Rustの型システムとの統合により、安全性やエラーハンドリングの向上も実現されます。 === 基本的なパターン === ==== リテラルパターン ==== リテラルパターンは、値そのものとマッチさせるための最も基本的なパターンです。以下の例では、<code>x</code>の値が<code>1</code>の場合にマッチします。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> let x = 1; match x { 1 => println!("one"), _ => println!("not one"), } </syntaxhighlight> ==== 特定の値とのマッチング ==== リテラルパターンは、数値や文字列、真理値などの様々なリテラル値とマッチさせることができます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> let x = 'c'; match x { 'a' => println!("apple"), 'b' => println!("banana"), 'c' => println!("cherry"), // この行が実行される _ => println!("other"), } </syntaxhighlight> ==== 変数パターン ==== 変数パターンは、値を新しい変数にバインドするためのパターンです。以下の例では、<code>x</code>の値が<code>5</code>の場合に<code>y</code>に<code>5</code>がバインドされます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> let x = 5; match x { y => println!("x is {}", y), // この行が実行され、y = 5 } </syntaxhighlight> ==== 値を変数にバインドするパターン ==== 変数パターンは、値をパターン内の変数にバインドすることができます。これは、値を後で使用したり、条件分岐に利用したりするのに便利です。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> let x = 10; match x { 0 => println!("x is zero"), y if y > 0 => println!("x is positive: {}", y), // この行が実行される y => println!("x is negative: {}", y), } </syntaxhighlight> ==== ワイルドカードパターン ==== ワイルドカードパターン(<code>_</code>)は、任意の値とマッチします。これは、特定の値を無視したい場合や、残りのパターンを捕捉したい場合に便利です。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> let x = 42; match x { 0 => println!("x is zero"), _ => println!("x is something else"), // この行が実行される } </syntaxhighlight> ==== 任意の値とのマッチング ==== ワイルドカードパターンを使えば、任意の値とマッチさせることができます。これは、値を確認する必要がない場合や、デフォルトの処理を実行したい場合に役立ちます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> let x = 123; match x { 0 => println!("x is zero"), _ => println!("x is not zero"), // この行が実行される } </syntaxhighlight> === 列挙型とパターンマッチング === ==== 列挙型の定義と使い方 ==== Rustには、列挙型と呼ばれる特別な型があります。列挙型は、いくつかの列挙値のいずれかを取ることができる型です。以下の例では、<code>Direction</code>という列挙型を定義しています。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> enum Direction { Up, Down, Left, Right, } </syntaxhighlight> 列挙型の値を作成するには、列挙型名とコロン(<code>:</code>)を使用します。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> let up = Direction::Up; let down = Direction::Down; </syntaxhighlight> ==== 列挙型に対するパターンマッチングの活用 ==== 列挙型とパターンマッチングを組み合わせると、非常に強力なコードを書くことができます。以下の例では、<code>Direction</code>列挙型の値に対してパターンマッチングを行っています。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> enum Direction { Up, Down, Left, Right, } fn get_direction_name(dir: Direction) -> &'static str { match dir { Direction::Up => "上", Direction::Down => "下", Direction::Left => "左", Direction::Right => "右", } } fn main() { let up = Direction::Up; let down = Direction::Down; println!("up: {}", get_direction_name(up)); // 上 println!("down: {}", get_direction_name(down)); // 下 } </syntaxhighlight> この例では、<code>get_direction_name</code>関数が列挙型<code>Direction</code>の値に対してパターンマッチングを行い、対応する文字列を返しています。 === 構造体とタプルのパターンマッチング === ==== 構造体の定義と使い方 ==== Rustでは、構造体を使ってデータを表現することができます。構造体は、フィールドと呼ばれる複数の値を持つことができます。以下の例では、<code>Person</code>という構造体を定義しています。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> struct Person { name: String, age: u32, } </syntaxhighlight> 構造体のインスタンスを作成するには、構造体名とフィールド値を指定します。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> let person = Person { name: String::from("Alice"), age: 30, }; </syntaxhighlight> ==== タプルの定義と使い方 ==== タプルは、異なる型の値を含むことができる集合体です。タプルは括弧<code>()</code>で囲んで定義します。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> let tuple = (1, 3.14, "hello"); </syntaxhighlight> タプルの要素にアクセスするには、インデックスを使用します。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> let x = tuple.0; // 1 let y = tuple.1; // 3.14 let z = tuple.2; // "hello" </syntaxhighlight> ==== 構造体とタプルに対するパターンマッチングの活用 ==== 構造体やタプルに対してパターンマッチングを行うことができます。これは、データの構造に基づいて処理を行う場合に非常に便利です。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> struct Person { name: String, age: u32, } fn print_person_info(person: Person) { match person { Person { name, age } => println!("名前: {}, 年齢: {}", name, age), } } fn main() { let alice = Person { name: String::from("Alice"), age: 30, }; print_person_info(alice); } </syntaxhighlight> この例では、<code>print_person_info</code>関数が<code>Person</code>構造体のインスタンスに対してパターンマッチングを行い、名前と年齢を出力しています。 タプルに対してもパターンマッチングを行うことができます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn print_tuple_info(tuple: (u32, f64, &str)) { match tuple { (x, y, z) => println!("x: {}, y: {}, z: {}", x, y, z), } } fn main() { let tuple = (42, 3.14, "hello"); print_tuple_info(tuple); } </syntaxhighlight> この例では、<code>print_tuple_info</code>関数がタプル<code>(u32, f64, &str)</code>に対してパターンマッチングを行い、その要素を出力しています。 === パターンガード === ==== パターンガードの概要 ==== パターンガードは、パターンマッチングに条件を追加するための機能です。パターンに一致する値に対して、追加の条件を指定することで、より柔軟な処理を行うことができます。 ==== パターンガードの実装方法と使いどころ ==== パターンガードは、パターンに矢印(<nowiki><code>=></code></nowiki>)と条件式を追加することで実装します。条件式が真の場合のみ、パターンに一致したものとして処理されます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> let x = 10; match x { 2 | 5 | 10 if x % 2 == 0 => println!("x は偶数です"), _ => println!("x は奇数です"), } </syntaxhighlight> この例では、<code>x</code> が 2、5、10 のいずれかで、かつ偶数の場合は、"x は偶数です" と出力されます。 パターンガードは、様々な場面で活用することができます。 * 特定の条件を満たす値のみを処理したい場合 * エラー処理を行う場合 * 複雑なパターンを処理する場合 ==== ネストしたパターン ==== ==== ネストしたパターンの例 ==== ネストしたパターンは、複数のパターンを組み合わせたパターンです。パターンガードと組み合わせることで、より複雑な条件を処理することができます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> enum Color { Red, Green, Blue, } struct Point { x: i32, y: i32, color: Color, } let point = Point { x: 10, y: 20, color: Color::Red }; match point { Point { x, y, color: Color::Red } => println!("赤い点が ({}, {}) にあります", x, y), Point { x, y, color } => println!("({}, {}) に {} 色の点がいます", x, y, color), } </syntaxhighlight> この例では、<code>point</code> が <code>Point { x, y, color: Color::Red }</code> の形式の構造体である場合のみ、"赤い点が ({}, {}) にあります" と出力されます。<code>point</code> が <code>Point { x, y, color }</code> の形式の構造体である場合は、"({}, {}) に {} 色の点がいます" と出力され、<code>color</code> には <code>point</code> の <code>color</code> フィールドの値が格納されます。 ==== ネストしたパターンの利点と注意点 ==== ネストしたパターンを使用すると、複雑な条件を処理しやすくなります。しかし、パターンが複雑になりすぎると、コードが読みづらくなる可能性があります。 ==== エラーハンドリングとパターンマッチング ==== ==== ResultやOptionとの組み合わせ ==== <code>Result</code> や <code>Option</code> などの型とパターンマッチングを組み合わせることで、エラーハンドリングを効率的に行うことができます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> let result = read_file("filename.txt"); match result { Ok(contents) => println!("ファイルの内容: {}", contents), Err(error) => println!("エラー: {}", error), } </syntaxhighlight> この例では、<code>read_file</code> 関数が成功した場合のみ、ファイルの内容が出力されます。失敗した場合は、エラーメッセージが出力されます。 ==== エラーハンドリングにおけるパターンマッチングの有用性 ==== パターンマッチングを使用すると、エラー処理をより簡潔かつ分かりやすく記述することができます。また、エラーの種類ごとに異なる処理を行うこともできます。 === 高度なパターンマッチング === ==== パターンマッチングにおける複雑なパターンの扱い方 ==== パターンマッチングは、複雑なパターンを処理するために様々な機能を提供しています。 ; パターンガード : パターンに一致する値に対して、追加の条件を指定することができます。 ; ネストしたパターン : 複数のパターンを組み合わせたパターンを作成することができます。 ; パターン分解 : パターンに一致した値を複数の変数に格納することができます。 ; ガード付きパターン : パターンに一致する値に対して、条件分岐を実行することができます。 これらの機能を組み合わせることで、複雑なデータ構造を効率的に処理することができます。 ==== 複数のパターンに一致する場合の処理方法 ==== 複数のパターンに一致する場合は、パターンガードやネストしたパターンを使用して、どのパターンに一致するかを判別する必要があります。 == マクロ == Rustのマクロは、<code>macro_rules!</code>を使ったマクロと<code>proc_macro</code>を使ったプロシージャマクロの2種類があります。<code>macro_rules!</code>を使ったマクロはパターンマッチングを用いて簡易的なマクロを定義します。一方、<code>proc_macro</code>を使ったプロシージャマクロは、Rustのコードを受け取り、変換したり、新しいコードを生成するためのより柔軟なマクロです。 === <code>macro_rules!</code>を使ったマクロ === <code>macro_rules!</code>は、パターンに基づいてマッチングし、そのパターンに一致した場合に指定されたコードを生成する簡易なマクロを定義します。 例えば、<code>vec!</code>マクロは、可変長のベクタを生成するマクロです。これは<code>macro_rules!</code>を使って次のように実装されています。 :<syntaxhighlight lang=rust line copy> macro_rules! vec { // パターンマッチで要素を取得して新しいベクタを生成 ( $( $x:expr ),* ) => { { let mut temp_vec = Vec::new(); $(temp_vec.push($x);)* temp_vec } }; } fn main() { // `vec!`マクロを使ってベクタを生成 let my_vec = vec![1, 2, 3, 4]; // 生成されたベクタを表示 println!("{:?}", my_vec); } </syntaxhighlight> これは、<code>vec![1, 2, 3]</code>を使うと、<code>[1, 2, 3]</code>というベクタを生成します。このマクロは、<code>$( $x:expr ),*</code>のパターンに一致して、指定された式(<code>$x</code>)をベクタに挿入するコードを生成します。 === <code>proc_macro</code>を使ったプロシージャマクロ === <code>macro_rules!</code>を使わずにマクロを定義する方法もあります。これは、プロシージャマクロ(<code>proc_macro</code>)を使用した方法です。<code>proc_macro</code>は、<code>macro</code>キーワードによって定義される関数の一種で、Rustのコードを受け取り、そのコードを操作して変換することができます。 例えば、<code>vec!</code>マクロを<code>macro_rules!</code>ではなく、プロシージャマクロとして定義する場合は、<code>proc_macro</code>を使います。 :<syntaxhighlight lang=rust line copy> use proc_macro::TokenStream; use quote::quote; use syn::{parse_macro_input, Expr, parse_quote}; #[proc_macro] pub fn my_vec(input: TokenStream) -> TokenStream { // 入力をパース let input_expr: Expr = parse_macro_input!(input); // 入力を取得して新しいベクタを生成するコードを生成 let expanded = quote! { { let mut temp_vec = Vec::new(); temp_vec.push(#input_expr); temp_vec } }; // TokenStreamに変換して返す TokenStream::from(expanded) } </syntaxhighlight> この例では、<code>proc_macro</code>として<code>my_vec</code>という新しいマクロを定義しています。<code>my_vec</code>は、<code>proc_macro</code>の関数として定義され、Rustのコードを受け取り、それを操作して新しいコードを生成します。 このプロシージャマクロを使うと、次のようにマクロを呼び出すことができます。 :<syntaxhighlight lang=rust line copy> fn main() { let my_vec = my_vec!(42); println!("{:?}", my_vec); // [42] } </syntaxhighlight> この例では、<code>my_vec!</code>マクロを使用して、引数として<code>42</code>を渡しています。このマクロは、引数を含むベクタを生成するもので、<code>my_vec!(42)</code>は<code>[42]</code>というベクタを生成します。 この方法では、<code>proc_macro</code>を使用して、<code>macro_rules!</code>を使わずに独自のマクロを定義できます。ただし、この方法では<code>proc_macro</code>と関連するライブラリ(<code>syn</code>、<code>quote</code>など)を使用する必要があります。 === マクロ関数 === マクロ関数は、<code>macro_rules!</code>マクロを使って定義されます。 これは、マクロのパターンとそれに対する置換を定義するマクロです。 マクロの呼び出し元は、パターンにマッチする式を渡し、置換が適用されたコードが生成されます。 ;マクロ関数の例:<syntaxhighlight lang=rust line copy> macro_rules! say_hello { () => { println!("Hello, world!"); }; } fn main() { say_hello!(); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> Hello, world! </syntaxhighlight> ;解説 :上記の例では、<code>say_hello!()</code>マクロを定義しています。これは、空の引数リストに対して<code>println!("Hello, world!")</code>を生成するマクロです。 === マクロ属性 === マクロ属性はRustのコンパイル時にコードを修飾するために使用されます。 通常は、関数や構造体、列挙型、フィールドなどに適用されます。 マクロ属性を使用することで、コンパイル時に生成されるコードに追加の情報を提供できます。 ;マクロ属性の例:<syntaxhighlight lang=rust line copy> #[derive(Debug)] struct MyStruct { my_field: i32, } fn main() { let my_struct = MyStruct { my_field: 42 }; println!("{:?}", my_struct); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> MyStruct { my_field: 42 } </syntaxhighlight> ;解説 :上記の例では、<code>#[derive(Debug)]</code>マクロ属性を使用しています。これは、<code>MyStruct</code>に<code>Debug</code>トレイトを実装するために必要なコードを生成するマクロ属性です。<code>println!</code>マクロで<code>my_struct</code>を表示する際に、<code>Debug</code>トレイトのメソッドを呼び出して情報を表示することができます。 == クレートとは == * '''Rustのパッケージ単位:''' Rustでは、コードのパッケージングや再利用のために「クレート」(Crate)という単位が使われます。1つのクレートには、1つ以上の関連するモジュールやデータ型が含まれます。 * '''Cargoによる管理:''' クレートは、RustのパッケージマネージャであるCargoによって管理されます。Cargoは、クレートの作成、ビルド、依存関係の解決などを自動化するツールです。 {{See also|Cargoハンドブック}} === クレートの構造 === 典型的なRustのクレートは、次のような構造を持ちます: :<syntaxhighlight lang=text> my_crate/ ├── src/ │ ├── main.rs │ ├── lib.rs │ └── other_module.rs ├── Cargo.toml └── README.md </syntaxhighlight> * '''src/:''' クレートのソースコードを含むディレクトリ。 * '''src/main.rs:''' クレートを実行するためのエントリポイント。 * '''src/lib.rs:''' ライブラリとしてコンパイルされる場合に使用されるエントリポイント。 * '''src/other_module.rs:''' 他のモジュール。 * '''Cargo.toml:''' クレートのメタデータ、依存関係、ビルド構成などを含むファイル。 * '''README.md:''' クレートのドキュメント。 === クレートの作成 === 新しいクレートを作成する手順は以下の通りです: # <code>cargo new</code>コマンドを使用して新しいクレートのディレクトリを作成します。 # <code>Cargo.toml</code>ファイルを編集して、クレートのメタデータを定義します。 # 必要に応じて、<code>src/main.rs</code>や他のモジュールを編集して、クレートのコードを実装します。 # <code>cargo run</code>コマンドを使用してクレートをビルドして実行します。 === クレートの公開 === クレートを他の開発者と共有するためには、それをcrates.ioという公式のクレートレジストリに公開する必要があります。公開手順は以下の通りです: # crates.ioにアカウントを作成します。 # <code>cargo login</code>コマンドを使用してcrates.ioにログインします。 # クレートのバージョン番号を更新します。 # <code>cargo publish</code>コマンドを使用してクレートを公開します。 === まとめ === Rustのクレートは、コードのパッケージングや再利用を容易にする重要な概念です。Cargoを使用してクレートを管理し、必要に応じてcrates.ioに公開することで、他の開発者とクレートを共有することができます。 Rustにおいて、パッケージはクレートと呼ばれます。クレートは、Rustのコードやライブラリをパッケージ化して共有できるようにするための仕組みです。クレートは、依存関係を解決するためのメタデータと、コードとその他のファイルから構成されています。 Rustには、<code>crates.io</code>という公式のクレートレジストリがあり、開発者はそこでクレートを共有したり、他の開発者が作成したクレートを使用したりできます。 <!-- *クレートとは何か **クレートの概要 **クレートとは何を提供するか **クレートの種類(バイナリ、ライブラリ、依存関係) *クレートの作成 **クレートの作成方法 **クレートの名前とバージョン管理 **クレートのファイル構造 **クレートのライセンス *クレートのビルド **Cargoの概要 **Cargoのインストールと初期化 **Cargo.tomlファイルの説明 *クレートのビルド方法 *クレートのテスト **テストの重要性 **ユニットテストと統合テストの違い **テストの書き方と実行方法 **テストの結果の確認方法 *クレートの公開 **クレートの公開方法 **crates.ioにクレートをアップロードする方法 **クレートのバージョン管理と更新方法 **クレートのドキュメントの生成と公開方法 *クレートの依存関係 **依存関係の概要 **依存関係の設定方法 **Cargo.lockファイルの役割 **依存関係のアップデート方法 *クレートのプロジェクト管理 **複数のクレートを管理する方法 **クレートの相互依存関係 **ワークスペースの作成と利用方法 **ワークスペースでの依存関係の管理方法 --> == 代数的データ型 == Rustにおける代数的データ型は、構造体(<code>struct</code>)と列挙型(<code>enum</code>)を指します。これらは複雑なデータ構造を表現するのに役立ちます。 === 構造体(struct) === 構造体は異なる型のフィールドを持つことができ、それぞれのフィールドは名前を持ちます。例えば: :<syntaxhighlight lang=rust copy> struct Point { x: i32, y: i32, } impl Point { fn new(x: i32, y: i32) -> Self { Self { x, y } } fn print(&self) { println!("x: {}, y: {}", self.x, self.y); } } fn main() { let origin = Point::new(0, 0); origin.print(); } </syntaxhighlight> === 列挙型(enum) === 列挙型は、いくつかの異なるバリアント(variant)の中から選択することができます。それぞれのバリアントはデータを持つことができます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> enum Shape { Circle(f64), // 半径を持つ Rectangle(f64, f64), // 幅と高さを持つ Square(f64), // 1辺の長さを持つ } impl Shape { fn area(&self) -> f64 { match self { Shape::Circle(radius) => std::f64::consts::PI * radius * radius, Shape::Rectangle(width, height) => width * height, Shape::Square(side) => side * side, } } } fn main() { let shapes = vec![ Shape::Circle(5.0), Shape::Rectangle(10.0, 20.0), Shape::Square(15.0), ]; for shape in &shapes { println!("Area: {}", shape.area()); } } </syntaxhighlight> これらの代数的データ型は、Rustで柔軟なデータ構造を表現する際に役立ちます。 == 属性(Attribute) == Rustの属性(Attribute)は、コンパイラに対してコードに関する追加情報や指示を提供するための注釈です。これらはコードの振る舞いや最適化、データレイアウト、コード生成に影響を与えます。属性は<code>#[...]</code>の形式で記述され、コンパイラやコードの挙動を制御します。Rustでは、属性を使用することでコードの効率性や可読性を高め、特定の機能を拡張できます。 ==== よく使用される属性 ==== # '''<code>#[derive(...)]</code>''' #* 自動導出(Derive Attribute)は、特定のトレイトを自動的に実装するために使用されます。 #* 例: <code>#[derive(Debug)]</code>は、構造体や列挙型に<code>Debug</code>トレイトを自動的に実装させ、<code>println!</code>でその内容を表示可能にします。 # '''<code>#[cfg(...)]</code>''' #* コンパイル時の条件を指定するために使います。条件に応じてコードの一部をコンパイルするかどうかを制御します。 #* 例: <code>#[cfg(target_os = "linux")]</code>は、ターゲットOSがLinuxの場合のみ有効です。 # '''<code>#[allow(...)]</code> / <code>#[deny(...)]</code> / <code>#[warn(...)]</code>''' #* コンパイラ警告のレベルを制御します。これにより、警告を許可、エラー化、または警告として表示させることができます。 #* 例: <code>#[deny(warnings)]</code>は、すべての警告をエラーとして扱います。 # '''<code>#[repr(...)]</code>''' #* データのレイアウト方法を指定します。構造体や列挙型のメモリ配置を変更するために使用されます。 #* 例: <code>#[repr(C)]</code>は、C言語と互換性のあるレイアウトを指定します。 # '''<code>#[inline]</code> / <code>#[noinline]</code>''' #* インライン展開の制御を行います。関数呼び出しのオーバーヘッドを削減するために使われ、最適化のためにインライン展開を促進します。 #* 例: <code>#[inline(always)]</code>は、関数が常にインライン展開されるように指定します。 # '''<code>#[test]</code> / <code>#[bench]</code>''' #* ユニットテストやベンチマークテストをマークするために使います。 #* 例: <code>#[test]</code>は関数をテスト対象として指定し、テストランナーによって自動的に実行されます。 # '''<code>#[macro_use]</code>''' #* マクロを利用する際に、外部クレートからマクロをインポートするために使います。 #* 例: <code>#[macro_use] extern crate serde_json;</code>で、<code>serde_json</code>クレートのマクロを利用できます。 # '''<code>#[feature(...)]</code>''' #* 実験的な機能を有効にするために使われます。安定版Rustで使用するには、<code>nightly</code>ビルドが必要です。 #* 例: <code>#[feature(proc_macro)]</code>はプロシージャマクロ機能を有効にします。 === Debugトレイト === <code>Debug</code>トレイトは、構造体や列挙型などのデータ構造をフォーマットして表示するために使われます。このトレイトを実装することで、デバッグ情報を簡単に出力することができます。 ==== 使用例 ==== :<syntaxhighlight lang=rust> #[derive(Debug)] struct MyStruct { name: String, age: u32, } fn main() { let my_data = MyStruct { name: String::from("Alice"), age: 30, }; // Debugトレイトを使用して構造体を表示 println!("My data: {:?}", my_data); } </syntaxhighlight> ;出力例: :<syntaxhighlight lang=text> My data: MyStruct { name: "Alice", age: 30 } </syntaxhighlight> このコード例では、<code>#[derive(Debug)]</code>を使って<code>MyStruct</code>構造体に<code>Debug</code>トレイトを実装し、<code>println!</code>マクロで<code>{:?}</code>フォーマット指定子を使って内容を表示しています。<code>Debug</code>トレイトを手動で実装することなく、簡単にデバッグ情報を出力できます。 === その他の属性 === * '''<code>#[allow(dead_code)]</code>''' ** 使用されていないコードに対する警告を無視します。特にデバッグコードや一時的な実装で便利です。 * '''<code>#[cfg_attr(...)]</code>''' ** 条件付きで属性を適用するために使います。<code>#[cfg]</code>と組み合わせることで、特定の条件下で属性を追加できます。 * '''<code>#[must_use]</code>''' ** 戻り値が使われなければコンパイラから警告を出します。戻り値を意図的に無視することを防ぎます。 Rustの属性は、コードの最適化やコンパイラの挙動、エラーチェックを制御するために強力なツールです。それぞれの属性は特定の目的を持っており、正しく使用することでコードの品質を向上させることができます。 == ジェネリックス == Rustにおけるジェネリクスは、特定の型に依存せず、複数の型で動作するコードを作成するための重要な機能です。ジェネリクスを使用することで、同じコードを複数の型で再利用したり、型安全性を保ちながら柔軟性を持たせたりすることができます。 === 基本的なジェネリクスの使用 === :<syntaxhighlight lang=rust copy> // Tというジェネリックな型を持つ関数 fn print_value<T: std::fmt::Display>(value: T) { println!("Value is: {}", value); } fn main() { // 使用例 print_value(10); // Tはi32として推論される print_value(2.73 as f32); // Tはf32として推論される print_value("Hello"); // Tは&strとして推論される } </syntaxhighlight> :この例では、<code>print_value</code>関数がジェネリックな型<code>T</code>を持ち、<code>T</code>は<code>std::fmt::Display</code>トレイトを実装している型に制限されています。<code>std::fmt::Display</code>トレイトは、<code>{}</code>でフォーマット可能な型を表します。 :引数<code>value</code>の型はコンパイル時に推論されます。 === ジェネリックな構造体 === :<syntaxhighlight lang=rust copy> // ジェネリックな構造体 struct Pair<T, U> { first: T, second: U, } fn main() { // 使用例 let pair_of_int_and_str = Pair { first: 10, second: "Hello" }; println!("first = {:?}, second = {:?}", pair_of_int_and_str.first, pair_of_int_and_str.second); } </syntaxhighlight> :<code>Pair</code>構造体は2つの異なる型を持つことができます。使用する際に具体的な型を指定することで、ジェネリックな構造体を作成できます。 === ジェネリックなトレイト === :<syntaxhighlight lang=rust copy> // ジェネリックなトレイト trait Printable { fn print(&self); } // TがPrintableトレイトを実装していることを要求する関数 fn print_trait<T: Printable>(item: T) { item.print(); } // 使用例 struct MyType; impl Printable for MyType { fn print(&self) { println!("Printing MyType"); } } fn main() { let obj = MyType; print_trait(obj); // Printableトレイトを実装したMyTypeのインスタンスを受け取る } </syntaxhighlight> :ここでは、<code>Printable</code>というジェネリックなトレイトを定義し、<code>print_trait</code>関数で<code>Printable</code>トレイトを実装した型<code>T</code>を受け取る方法を示しています。 ジェネリクスは、関数、構造体、列挙型、トレイトなどのRustのさまざまな要素で使用できます。これにより、柔軟性のあるコードを作成し、再利用性を高めることができます。 === 型制約 === ジェネリックスにおいては、型制約(type constraint)は、ジェネリックな型パラメータに対して特定の条件やトレイトの制約を課すことを指します。これにより、ジェネリックな型が特定の性質を持つことを保証し、安全性を確保することができます。 Rustでは、<code>trait</code>を使用して型制約を実装します。例えば、<code>std::fmt::Display</code>トレイトを持つ型に制約を課したい場合、以下のように実装します。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn print_value<T: std::fmt::Display>(value: T) { println!("Value is: {}", value); } </syntaxhighlight> ここでは<code><T: std::fmt::Display></code>という構文を使用して、<code>T</code>が<code>std::fmt::Display</code>トレイトを実装している必要があることを宣言しています。この制約により、<code>print_value</code>関数は<code>std::fmt::Display</code>トレイトを実装した型に対してのみ呼び出しが可能になります。 また、複数のトレイト制約を持つこともできます。例えば、<code>std::fmt::Debug</code>と<code>std::fmt::Display</code>トレイトの両方を実装した型を要求する場合は、次のように書きます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn print_value<T: std::fmt::Debug + std::fmt::Display>(value: T) { println!("Value is: {:?}", value); } #[derive(Debug)] struct Point<T> { x: T, y: T, } // Point<T>型に対するDisplayトレイトの実装 impl<T: std::fmt::Display> std::fmt::Display for Point<T> { fn fmt(&self, f: &mut std::fmt::Formatter<'_>) -> std::fmt::Result { write!(f, "Point({}, {})", self.x, self.y) } } fn main() { let int_point = Point { x: 5, y: 10 }; print_value(int_point); // `Point`型は`std::fmt::Debug`と`std::fmt::Display`を実装している let float_point = Point { x: 1.5, y: 3.2 }; print_value(float_point); // 同様に、`Point`型は`std::fmt::Debug`と`std::fmt::Display`を実装している } </syntaxhighlight> <code>T</code>が<code>std::fmt::Debug</code>と<code>std::fmt::Display</code>の両方を実装している必要があります。 これにより、ジェネリックなコードをより安全に、かつ特定の条件下で使用できるように制約を課すことができます。 == 例外処理 == Rustでは、<code>Result</code>型と<code>panic</code>による例外処理が一般的です。<code>Result</code>型は成功または失敗を表す列挙型で、<code>Ok</code>は成功時の値、<code>Err</code>はエラー時の情報を持ちます。 まず、<code>Result</code>型を使用した例を見てみましょう: :<syntaxhighlight lang=rust copy> use std::fs::File; use std::io::{self, Read}; fn read_file_contents(file_path: &str) -> Result<String, io::Error> { let mut file = File::open(file_path)?; let mut contents = String::new(); file.read_to_string(&mut contents)?; Ok(contents) } fn main() { let file_path = "/etc/hosts"; match read_file_contents(file_path) { Ok(contents) => println!("File contents: {}", contents), Err(e) => println!("Error reading file: {:?}", e), } } </syntaxhighlight> この例では、<code>read_file_contents</code>関数が<code>Result<String, io::Error></code>を返します。これは、成功時には文字列を<code>Ok</code>で、エラー時には<code>io::Error</code>を<code>Err</code>で返すことを示しています。ファイルを開いたり、読み込んだりするメソッドの呼び出しには<code>?</code>演算子を使用し、エラーが発生した場合は早期リターンしてエラーを返します。 <code>match</code>ブロックでは、<code>read_file_contents</code>の戻り値に対して<code>Ok</code>と<code>Err</code>の両方の可能性に対処し、それぞれ成功時の振る舞いとエラー時の振る舞いを定義しています。これにより、関数の呼び出し元で適切にエラーハンドリングを行うことができます。 === except() === また、Rustには<code>panic!</code>マクロを使用してプログラムを異常終了させる方法もあります。これは致命的なエラーが発生した場合に使用されますが、エラーを適切に処理するために<code>Result</code>型を使うことが推奨されます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { let v = vec![1, 2, 3]; let index = 5; let value = v.get(index).expect("Failed to get the value at index"); println!("Value at index {}: {}", index, value); } </syntaxhighlight> この例では、<code>get</code>メソッドは<code>Option</code>型を返し、<code>expect</code>メソッドは<code>Some</code>の場合は中の値を返し、<code>None</code>の場合は指定したメッセージとともにプログラムを<code>panic</code>させます。 ただし、<code>expect</code>を使う際には、<code>panic</code>が発生した際に表示されるメッセージは注意深く選ぶ必要があります。 === panic!() === <code>panic!()</code>は通常、予期せぬ状況やプログラムの継続が不可能な状況で使われることがあります。以下はそのような例です。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn divide(a: i32, b: i32) -> i32 { if b == 0 { panic!("Attempted to divide by zero!"); // 0で割ろうとした場合、致命的なエラーとしてpanic!()を呼ぶ } a / b // 正常な割り算を行う } fn main() { let dividend = 10; let divisor = 0; let result = divide(dividend, divisor); // divide関数を呼び出す println!("Result of division: {}", result); } </syntaxhighlight> この例では、<code>divide()</code>関数で<code>b</code>が0の場合に<code>panic!()</code>が呼ばれています。0で割ることは数学的に定義されていないため、これは致命的なエラーであり、プログラムの実行を中断させます。 <code>panic!()</code>は、このような状況に直面した場合に、プログラムを停止させるための手段として使われます。しかし、このようなエラーは通常、<code>if</code>文や<code>match</code>文などの条件分岐を使用して事前にチェックして、エラーハンドリングを行うことが推奨されます。 <code>Result</code>を使ってエラーハンドリングを行うことで、<code>panic!()</code>に頼らずにエラーを適切に処理できます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn divide(a: i32, b: i32) -> Result<i32, &'static str> { if b == 0 { Err("Attempted to divide by zero!") // 0で割ろうとした場合、エラーをResultで返す } else { Ok(a / b) // 正常な割り算の結果をOkで返す } } fn main() { let dividend = 10; let divisor = 0; match divide(dividend, divisor) { Ok(result) => println!("Result of division: {}", result), Err(e) => println!("Error: {}", e), // エラーを適切に処理する } } </syntaxhighlight> <code>divide()</code>関数は<code>Result<i32, &'static str></code>を返し、0で割るエラーの場合には<code>Err</code>を、正常な計算の場合には<code>Ok</code>を返します。<code>match</code>ブロックでは、<code>Ok</code>と<code>Err</code>の両方のケースを処理し、エラーが発生した場合にはエラーメッセージを表示します。 このように<code>Result</code>型を使用することで、エラーハンドリングを柔軟かつ安全に行うことができます。<code>panic!()</code>に頼るよりも、エラーを予測し、適切に処理する方が望ましいです。 === Option型 === <code>Option</code>型は、何らかの値が存在するかどうかを表現するRustの列挙型です。<code>Option</code>型は<code>Some</code>と<code>None</code>の2つのバリアントを持ち、<code>Some</code>は値が存在することを示し、<code>None</code>は値が存在しないことを示します。 <code>Option</code>型は、特定の操作が値を返さない可能性がある場合や、値が存在しない場合にエラーを返す代わりに<code>None</code>を返すために使われます。このような状況では、<code>Result</code>型を使用せずに、<code>Option</code>型が利用されることがあります。 以下は<code>Option</code>型の例です: :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn divide(a: i32, b: i32) -> Option<i32> { if b == 0 { None // 0で割ろうとした場合、Noneを返す } else { Some(a / b) // 正常な割り算の結果をSomeで返す } } fn main() { let dividend = 10; let divisor = 0; match divide(dividend, divisor) { Some(result) => println!("Result of division: {}", result), // Someの場合は値を表示 None => println!("Error: Division by zero!"), // Noneの場合はエラーメッセージを表示 } } </syntaxhighlight> この例では、<code>divide()</code>関数は<code>Option<i32></code>を返し、0で割るエラーの場合には<code>None</code>を、正常な計算の場合には<code>Some</code>を返します。<code>match</code>ブロックでは、<code>Some</code>と<code>None</code>の両方のケースを処理し、<code>None</code>の場合はエラーメッセージを表示します。 <code>Option</code>型は、特に値が存在しないことが普通に起こり得る場面で、エラー処理や結果の取り扱いを行う際に有用です。例外的な状況ではなく、むしろ普通の操作の一部として考えられる「値の有無」を扱う際に利用されることが多いです。 == イテレーター == Rustの<code>Iterator</code>トレイトは、コレクションやデータのシーケンスを反復処理するための非常に強力な機能です。<code>Iterator</code>は、<code>next()</code> メソッドを提供し、それを使用して次の要素を返し、シーケンスの終わりに達した場合は <code>None</code> を返します。 基本的な使い方は次のようになります: # イテレータの作成: コレクションやデータからイテレータを作成します。<code>iter()</code>や<code>into_iter()</code>、<code>iter_mut()</code>などのメソッドを使用して、それぞれイミュータブルな参照、所有権、ミュータブルな参照を使ったイテレータを取得できます。 #:<syntaxhighlight lang=rust copy> let numbers = vec![1, 2, 3, 4, 5]; let mut iter = numbers.iter(); // イミュータブルなイテレータ </syntaxhighlight> # <code>next()</code>を使用した反復処理: <code>next()</code>メソッドを使って、イテレータから次の要素を取得します。 #:<syntaxhighlight lang=rust copy> match iter.next() { Some(number) => println!("Number: {}", number), None => println!("End of sequence"), } </syntaxhighlight> # forループを使用した反復処理: 一般的には、<code>for</code>ループを使用してイテレータを処理します。 #:<syntaxhighlight lang=rust copy> for number in numbers.iter() { println!("Number: {}", number); } </syntaxhighlight> === Iteratorトレイト === <code>Iterator</code>トレイトは、<code>map()</code>、<code>filter()</code>、<code>fold()</code>などの便利なメソッドも提供しており、これらを組み合わせることでデータを効果的に処理できます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> let numbers = vec![1, 2, 3, 4, 5]; // 各要素を2倍して新しいベクターを作成する let doubled: Vec<i32> = numbers.iter().map(|x| x * 2).collect(); // 偶数のみをフィルタリングする let evens: Vec<i32> = numbers.into_iter().filter(|&x| x % 2 == 0).collect(); // 全要素を合計する let sum: i32 = numbers.iter().sum(); </syntaxhighlight> <code>Iterator</code>トレイトは、Rustでのデータ処理を非常に柔軟で効率的にします。関数型プログラミングの考え方に基づいた強力な機能を提供しています。 === 独自イテレータの実装 === <code>Iterator</code>トレイトを使用して独自のイテレータを実装する例を示します。 例えば、0から始まり、指定されたステップごとに増加するカウンターを作成するイテレータを実装してみましょう。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> struct Counter { current: u32, step: u32, max: Option<u32>, } impl Counter { fn new(start: u32, step: u32, max: Option<u32>) -> Counter { Counter { current: start, step, max, } } } impl Iterator for Counter { type Item = u32; fn next(&mut self) -> Option<Self::Item> { match self.max { Some(max) if self.current >= max => None, _ => { let result = self.current; self.current += self.step; Some(result) } } } } fn main() { let counter = Counter::new(0, 2, Some(10)); for num in counter { println!("{}", num); } } </syntaxhighlight> この例では、<code>Counter</code>構造体は<code>Iterator</code>トレイトを実装しています。<code>next()</code>メソッドは、現在の値を返し、カウンターを指定されたステップで増分させます。また、<code>max</code>値が設定されており、その値に達するとイテレータは終了します。 <code>main()</code>関数内では、<code>Counter</code>イテレータを使用して0から10まで2ずつ増加する数列を生成しています。 <code>Iterator</code>トレイトを実装することで、独自のイテレータを作成し、柔軟な反復処理を行うことができます。 == impl == <code>impl</code>キーワードは、Rustで特定の型に対してメソッドやトレイトを実装するために使用されます。基礎から始めて、応用的な使い方まで見ていきましょう。 === 基礎的な使用例 === ; メソッドの実装 :<syntaxhighlight lang=rust copy> struct MyStruct { value: i32, } impl MyStruct { // MyStruct型に対するメソッドの実装 fn new(value: i32) -> MyStruct { MyStruct { value } } fn get_value(&self) -> i32 { self.value } } fn main() { let instance = MyStruct::new(42); println!("Value: {}", instance.get_value()); // メソッド呼び出し } </syntaxhighlight> <code>impl</code>ブロック内で、<code>MyStruct</code>に対する<code>new</code>メソッドと<code>get_value</code>メソッドを実装しています。<code>main</code>関数でこれらのメソッドを使用しています。 === 応用的な使用例 === ; トレイトの実装 :<syntaxhighlight lang=rust copy> // 'Printable' という名前の機能を定義しています。 // これは、ある型が特定の振る舞いを持つことを宣言します。 trait Printable { // 'print' という名前の機能を提供しています。 // これは、任意の型が実装する必要があるメソッドです。 fn print(&self); } // 'MyType' という名前のデータ構造を定義しています。 // これは整数値を保持する構造体です。 struct MyType { value: i32, // 'MyType' 構造体が保持する整数値のフィールドです。 } // 'Printable' という機能を 'MyType' に実装しています。 // これにより、'MyType' インスタンスは 'Printable' で提供される振る舞いを持ちます。 impl Printable for MyType { // 'Printable' で要求された 'print' 機能を 'MyType' に実装しています。 fn print(&self) { // 'MyType' インスタンスが 'print' を実行すると、値が表示されます。 println!("Value: {}", self.value); } } fn main() { // 'MyType' の新しいインスタンスを作成し、整数値を設定しています。 let obj = MyType { value: 10 }; // 'Printable' で定義された 'print' 機能を呼び出しています。 // これにより、 'MyType' の値が出力されます(この場合は "Value: 10")。 obj.print(); } </syntaxhighlight> {{コラム|トレイトとインターフェイスやプロトコルとの類似性|2=トレイトは他の言語でのインターフェースやプロトコルに似ています。これらの概念は、異なる型や構造体が共通の振る舞いを持つことを許可し、それによってポリモーフィズム(多様性)を実現します。 ;インターフェース :共通の振る舞い: インターフェースは、異なるクラスが共通の振る舞いを持つことを保証します。他の言語では、この振る舞いはインターフェースで定義され、クラスはそれを実装します。 :メソッドの宣言: インターフェースでは、クラスが実装しなければならないメソッドの宣言が含まれます。 :多重継承の代替: インターフェースは多重継承の代替手段としても使われ、クラスは複数のインターフェースを実装することができます。 ;プロトコル :抽象的な振る舞いの定義: プロトコルは、特定の振る舞いや機能を表す抽象的な規約です。Swiftなどの言語ではプロトコルが使われ、クラスや構造体はそれらを適合させます。 :メソッドの要求: プロトコルは、適合する型によって実装されるメソッドやプロパティの要求を定義します。 :型の適合性の強化: プロトコルに適合することで、様々な型を同じ抽象的な概念に束縛することができます。 ;Rustのトレイト :共通の振る舞いの提供: トレイトは、構造体や他の型に共通の振る舞いを提供します。それぞれの型はトレイトを実装することで、その振る舞いを持つことができます。 :メソッドの宣言: トレイトではメソッドの宣言が行われ、それを実装することでトレイトが利用できるようになります。 :型間の相互運用性と柔軟性: トレイトは型間での相互運用性や柔軟性を提供し、異なる型が同じ振る舞いを共有することができます。 これらの概念は異なる言語で微妙に異なる場合がありますが、トレイト、インターフェース、プロトコルはいずれも多様な型が共通の振る舞いを共有するための仕組みとして機能します。 }} === ジェネリックな実装 === ; ジェネリックな構造体に対する実装 :<syntaxhighlight lang=rust copy> // ジェネリックなデータ構造体 'MyGeneric' を定義しています。 // '<T>' は型パラメータであり、任意の型を受け入れます。 struct MyGeneric<T> { value: T, // 'T' 型の値を保持する 'value' フィールドです。 } // 'MyGeneric<T>' に対するジェネリックなメソッド実装です。 impl<T> MyGeneric<T> { // 新しい 'MyGeneric<T>' インスタンスを生成する 'new' メソッドです。 // 渡された値で 'value' フィールドを初期化します。 fn new(value: T) -> MyGeneric<T> { MyGeneric { value } } // 'value' フィールドへの参照を返す 'get_value' メソッドです。 fn get_value(&self) -> &T { &self.value } } fn main() { // 'MyGeneric<i32>' 型のインスタンスを作成しています。 // 'value' フィールドには整数値 42 が格納されます。 let instance = MyGeneric::new(42); // 'get_value' メソッドを呼び出して 'value' フィールドの値を取得し、出力しています。 println!("Value: {:?}", instance.get_value()); // ジェネリックなメソッド呼び出し // 'MyGeneric<&str>' 型のインスタンスを作成しています。 // 'value' フィールドには文字列 "hello" が格納されます。 let instance = MyGeneric::new("hello"); // 'get_value' メソッドを呼び出して 'value' フィールドの値を取得し、出力しています。 println!("Value: {:?}", instance.get_value()); // ジェネリックなメソッド呼び出し } </syntaxhighlight> このコードは、<code>MyGeneric</code>を<code>i32</code>型と<code>&str</code>型の両方でインスタンス化しています。ジェネリックなデータ構造体とそのジェネリックなメソッドを利用して、異なる型に対して同じメソッドを使用する様子を示しています。<code>println!</code>マクロ内の<code>{:?}</code>は、<code>Debug</code>トレイトを実装する型の値を表示するためのフォーマット指定子です。これにより、異なる型の値も出力できます。 ---- <code>impl</code>を使ったさまざまな例を挙げてみましょう。 # 単純なトレイトの実装 #:<syntaxhighlight lang=rust copy> // Summaryトレイトを定義します。 trait Summary { fn summarize(&self) -> String; } // Summaryトレイトを実装するBook構造体を定義します。 struct Book { title: String, author: String, } // BookにSummaryトレイトを実装します。 impl Summary for Book { fn summarize(&self) -> String { format!("{} by {}", self.title, self.author) } } // summarize_any関数はSummaryトレイトを実装した任意の型に対して要約を取得します。 fn summarize_any(item: &impl Summary) -> String { item.summarize() } fn main() { let book = Book { title: String::from("Harry Potter"), author: String::from("J.K. Rowling"), }; println!("Summary: {}", summarize_any(&book)); } </syntaxhighlight> #:この例では、<code>Summary</code>トレイトを実装した様々な型に対して共通の<code>summarize_any</code>関数を使用して、異なる型の値に対して要約を取得できます。このようなジェネリックで柔軟なアプローチは、異なる型に対して一貫した操作を提供する場合に非常に便利です。 # 多様なトレイトの実装 #:<syntaxhighlight lang=rust copy> // 長方形を表す 'Rectangle' 構造体です。 struct Rectangle { width: u32, // 長方形の幅を表す 'width' フィールド height: u32, // 長方形の高さを表す 'height' フィールド } // 'Rectangle' 構造体に関するメソッドを実装しています。 impl Rectangle { // 新しい 'Rectangle' インスタンスを生成する 'new' メソッドです。 fn new(width: u32, height: u32) -> Self { Rectangle { width, height } } } // 'Area' という名前のトレイトを定義しています。 // このトレイトは 'area' メソッドを持ち、長方形の面積を計算します。 trait Area { // 長方形の面積を計算する 'area' メソッドです。 fn area(&self) -> u32; } // 'Area' トレイトを 'Rectangle' 構造体に実装しています。 // 'Rectangle' には 'Area' トレイトの 'area' メソッドが実装されます。 impl Area for Rectangle { // 'Rectangle' の面積を計算する 'area' メソッドの実装です。 fn area(&self) -> u32 { self.width * self.height } } fn main() { // 幅が5、高さが10の 'Rectangle' インスタンスを作成しています。 let rect = Rectangle::new(5, 10); // 'Area' トレイトの 'area' メソッドを呼び出して、長方形の面積を出力しています。 println!("Area of rectangle: {}", rect.area()); } </syntaxhighlight> #:ここでは、<code>Rectangle</code>構造体に<code>new</code>メソッドを実装し、また<code>Area</code>トレイトを実装しています。<code>main</code>関数で<code>Rectangle</code>のインスタンスを作成し、<code>Area</code>トレイトのメソッドである<code>area()</code>を呼び出しています。 # ジェネリックなメソッド #:<syntaxhighlight lang=rust copy> // 同じ型の2つの要素を持つ 'Pair' 構造体です。 struct Pair<T> { first: T, // ペアの最初の要素を表す 'first' フィールド second: T, // ペアの2番目の要素を表す 'second' フィールド } // 'Pair<T>' 構造体に関するメソッドを実装しています。 impl<T> Pair<T> { // 新しい 'Pair<T>' インスタンスを生成する 'new' メソッドです。 // 渡された2つの値で 'first' と 'second' フィールドを初期化します。 fn new(first: T, second: T) -> Self { Pair { first, second } } // 'first' フィールドへの参照を返す 'get_first' メソッドです。 fn get_first(&self) -> &T { &self.first } // 'second' フィールドへの参照を返す 'get_second' メソッドです。 fn get_second(&self) -> &T { &self.second } } fn main() { // 整数型を持つ 'Pair' インスタンスを作成しています。 let pair = Pair::new(42, 24); // 'get_first' メソッドを使ってペアの最初の要素を出力しています。 println!("First element: {}", pair.get_first()); // 'get_second' メソッドを使ってペアの2番目の要素を出力しています。 println!("Second element: {}", pair.get_second()); } </syntaxhighlight> #:<code>Pair</code>構造体に対して<code>T</code>型のジェネリックなメソッドを実装しています。この例では<code>get_first</code>メソッドを定義し、<code>main</code>関数でそれを呼び出しています。 #トレイトを実装した列挙型 #:<syntaxhighlight lang=rust copy> // 'Weather' 列挙型です。3つの異なる天気を表します。 #[derive(Debug)] enum Weather { Sunny, Cloudy, Rainy, } // 'Description' トレイトは、様々な要素に対する説明を提供します。 trait Description { fn describe(&self) -> &'static str; } // 'Description' トレイトを 'Weather' 列挙型に実装しています。 impl Description for Weather { // 'describe' メソッドは、各 'Weather' の状態に対する説明を提供します。 fn describe(&self) -> &'static str { match self { Weather::Sunny => "It's sunny today!", Weather::Cloudy => "It's cloudy today.", Weather::Rainy => "It's raining today.", } } } fn main() { // 'Weather' 列挙型のすべてのヴァリアントを反復処理します。 for weather in &[Weather::Sunny, Weather::Cloudy, Weather::Rainy] { // 各天気状況に対する説明を出力します。 println!("{:?}: {}", weather, weather.describe()); } } </syntaxhighlight> #:<code>Weather</code>列挙型に対して<code>Description</code>トレイトを実装して、各ヴァリアントに対する説明を返す<code>describe</code>メソッドを定義しています。<code>main</code>関数で<code>Weather</code>のインスタンスを作成し、その説明を表示しています。 これらの例は、<code>impl</code>を使って様々なタイプの型に対してメソッドやトレイトを実装する方法を示しています。この機能を利用することで、Rustの柔軟で型安全なコーディングを行うことができます。 == 関数 == Rustでの関数は、プログラム内で再利用可能なコードブロックを定義するために使われます。関数は特定のタスクを実行するための手続きを含み、必要に応じて引数を受け取り、結果を返すことができます。基本的な関数の定義と使用方法を以下に示します。 === 関数の定義 === :<syntaxhighlight lang=rust copy> // 関数の定義 fn add(a: i32, b: i32) -> i32 { a + b // 最後の式の結果が自動的に返り値になる } </syntaxhighlight> この例では、<code>add</code>という名前の関数が定義されています。<code>a</code>と<code>b</code>は整数型(<code>i32</code>)の引数を受け取ります。<code>-> i32</code>は関数が<code>i32</code>型の値を返すことを示しています。 === 関数の呼び出し === :<syntaxhighlight lang=rust copy> let result = add(3, 5); println!("Result: {}", result); // "Result: 8"が出力される </syntaxhighlight> <code>add</code>関数は<code>3</code>と<code>5</code>を引数に取り、それらを足して<code>8</code>を返します。<code>println!</code>マクロを使ってその結果を出力しています。 === 引数と戻り値 === * 引数: 関数に渡す値。関数の定義において、引数は型を指定する必要があります。 * 戻り値: <code>-></code>演算子を使って関数が返す値の型を指定します。Rustでは最後の式の結果が自動的に返り値となります。 === パターンマッチングを使用した複数の戻り値 === Rustの関数は複数の値を返すこともできます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn calculate(a: i32, b: i32) -> (i32, i32) { (a + b, a - b) } let (sum, difference) = calculate(10, 5); println!("Sum: {}, Difference: {}", sum, difference); // "Sum: 15, Difference: 5"が出力される </syntaxhighlight> === 関数の機能 === * 再帰: 自分自身を呼び出すことができます。 * クロージャ: 無名の関数を作成し、変数にキャプチャさせることができます。 * ジェネリクス: 型を指定せずに関数を定義することができ、後から具体的な型を指定できます。 Rustの関数は安全性、速度、パターンマッチング、ジェネリクス、所有権など、言語の多くの特徴を活用しています。これらの特性は、Rustを強力なプログラミング言語にしています。 === ライフタイム: === Rustの関数とライフタイムは、関連性がありますが、関数のシグネチャ内でライフタイムを使用することは必ずしも必要ではありません。しかし、関数が参照を含む場合や、ジェネリクスを使う場合には、ライフタイムの指定が必要になることがあります。 ==== 関数内のライフタイム ==== :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn longest<'a>(x: &'a str, y: &'a str) -> &'a str { if x.len() > y.len() { x } else { y } } </syntaxhighlight> この例では、<code>longest</code>関数は2つの文字列スライスを引数として受け取り、それらのうち長さが長い方の参照を返します。<code>'a</code>はライフタイムパラメータであり、2つの引数と返り値の参照のライフタイムが同じことを示しています。これにより、返される参照が有効なスコープを保証します。 ==== ライフタイムの省略 ==== Rustでは、ライフタイムの省略規則があります。特定のパターンにおいては、コンパイラが暗黙的にライフタイムを推論することができます。例えば、次のような関数シグネチャではライフタイムの省略が行われます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn longest(x: &str, y: &str) -> &str { // ... } </syntaxhighlight> このような場合、コンパイラは適切なライフタイムを自動的に推論します。ただし、ライフタイムの省略は特定の条件に限定され、全ての場面で使えるわけではありません。 ライフタイムは主に、参照の有効期間を指定するために使用され、特に関数内で参照を扱う際に重要な役割を果たします。関数が複数の参照を扱い、それらの有効期間を整理する必要がある場合には、ライフタイムの指定が必要になることがあります。 === クロージャ: === Rustではクロージャも関数として扱われます。クロージャは自身のスコープ外の変数をキャプチャして利用できます。これは非常に便利で、関数よりも柔軟な振る舞いを提供します。 次のコード例では、クロージャと関数の組み合わせを使って、外部スコープの変数をキャプチャして利用する方法を示します。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { let base_number = 10; // クロージャの定義 let add_to_base = |x| x + base_number; let new_number = 7; // クロージャの使用 let result = add_to_base(new_number); println!("Result: {}", result); // "Result: 17"が出力される } </syntaxhighlight> この例では、<code>base_number</code>という変数が<code>add_to_base</code>クロージャにキャプチャされ、後でクロージャ内で使用されています。クロージャは外部の変数をキャプチャすることができ、そのコンテキストを保持して使用できる点が関数とは異なる特徴です。 Rustの関数は、パターンマッチングやジェネリクス、ライフタイム、クロージャなどの機能と組み合わせて、安全で効率的なコードを記述するための強力なツールです。 == 高階関数 == Rustは、関数型プログラミングの要素を備えた汎用プログラミング言語です。Rustでは、関数を変数やデータ構造に格納したり、関数を関数のパラメータとして渡したりすることができます。これらの機能は、高階関数として知られています。 Rustで高階関数を使用すると、コードの再利用性と保守性を向上させることができます。また、コードをより簡潔で読みやすくすることもできます。 Rustで高階関数を使用する方法はいくつかあります。 === 関数を変数に格納する === Rustでは、関数を変数に格納することができます。これにより、関数を繰り返し使用したり、関数を別の関数に渡したりすることができます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn square(x: i32) -> i32 { x * x } let square_function = square; println!("The square of 5 is {}", square_function(5)); </syntaxhighlight> このコードでは、square()関数をsquare_function変数に格納しています。その後、square_function()関数を呼び出すことで、square()関数と同じ結果を得ることができます。 === 関数を関数のパラメータとして渡す === Rustでは、関数を関数のパラメータとして渡すことができます。これにより、関数を別の関数に処理させることができます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn map_numbers(numbers: &[i32], f: fn(i32) -> i32) -> Vec<i32> { let mut result = Vec::new(); for number in numbers { result.push(f(number)); } result } fn square(x: i32) -> i32 { x * x } let numbers = [1, 2, 3, 4, 5]; let squared_numbers = map_numbers(numbers, square); println!("The squared numbers are: {:?}", squared_numbers); </syntaxhighlight> このコードでは、map_numbers()関数は、numbers配列の各要素をf関数に渡し、その結果を新しい配列に格納します。 === クロージャを使用する === Rustでは、クロージャを使用して高階関数を作成することができます。クロージャは、関数本体の一部として定義された関数です。クロージャは、変数やデータ構造を捕捉して、関数本体内で使用することができます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn filter_numbers(numbers: &[i32], f: impl Fn(i32) -> bool) -> Vec<i32> { let mut result = Vec::new(); for number in numbers { if f(number) { result.push(number); } } result } fn is_even(x: i32) -> bool { x % 2 == 0 } let numbers = [1, 2, 3, 4, 5]; let even_numbers = filter_numbers(numbers, is_even); println!("The even numbers are: {:?}", even_numbers); </syntaxhighlight> このコードでは、filter_numbers()関数は、numbers配列の各要素をfクロージャに渡し、その結果がtrueである場合、その要素を新しい配列に格納します。 Rustで高階関数を使用すると、コードの再利用性と保守性を向上させることができます。また、コードをより簡潔で読みやすくすることもできます。 == 標準ライブラリー == Rustの標準ライブラリー(Standard Library)は、Rustコンパイラにバンドルされており、基本的なデータ構造、OSとのやり取り、スレッド、ファイルI/O、ネットワーキングなどの多くの機能を提供しています。以下に、標準ライブラリーの主要なカテゴリを紹介します。 === コレクション(Collections) === * <code>Vec</code>, <code>VecDeque</code>: ベクターや双方向キューなどの動的な配列。 * <code>HashMap</code>, <code>BTreeMap</code>: ハッシュマップやBツリーマップなどのキーと値のペアを保持するマップ。 * <code>HashSet</code>, <code>BTreeSet</code>: ハッシュセットやBツリーセットなどのユニークな値を保持するセット。 === スレッドと同期(Concurrency) === * <code>std::thread</code>: スレッドの生成と操作を提供。 * <code>std::sync</code>: Mutex、Atomicなどの同期機能を提供するモジュール。 === ファイルI/Oとネットワーキング(I/O and Networking) === * <code>std::fs</code>: ファイルシステムとの相互作用を可能にするモジュール。 * <code>std::net</code>: ネットワーキングのためのモジュール。 === プリミティブ型(Primitive Types) === * <code>std::primitive</code>: Rustのプリミティブ型(整数、浮動小数点数など)の機能を提供。 === OS相互作用とその他(OS Interactions and Miscellaneous) === * <code>std::env</code>: 環境変数の取得などのOS環境に関する操作。 * <code>std::time</code>: 時間に関する機能を提供。 === 入出力(Input/Output) === * <code>std::io</code>: 標準入出力やバッファリング、ファイルI/OなどのI/O操作を提供。 === 文字列処理(String Manipulation) === * <code>std::str</code>: 文字列の操作、変換、検索などの機能を提供。 === メモリ管理(Memory Management) === * <code>std::alloc</code>: メモリの割り当てと解放のための機能。 === コンパイラ支援(Compiler Support) === * <code>std::marker</code>: マーカートレイトを提供し、コンパイラへのヒントを与える。 これらは標準ライブラリーの一部であり、Rustの基本的な機能を提供しています。開発者はこれらのモジュールや機能を組み合わせて、安全で効率的なプログラムを構築できます。 == コードギャラリー == このコードギャラリーは、さまざまなRustの機能やパターン、ベストプラクティスを示すためのサンプルコード集です。 === エラトステネスの篩 === :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn eratosthenes(n: usize) { let mut sieve = vec![true; n + 1]; sieve[0] = false; sieve[1] = false; for i in 2..=n { if sieve[i] { println!("{}", i); let mut j = i * 2; while j <= n { sieve[j] = false; j += i; } } } } fn main() { eratosthenes(100); } </syntaxhighlight> このRustのコードは、エラトステネスの篩を使用して与えられた範囲内の素数を見つけるものです。 # <code>eratosthenes</code> 関数は、与えられた <code>n</code> までの素数を見つけるためのエラトステネスの篩アルゴリズムを実装しています。このアルゴリズムでは、最初に <code>n + 1</code> サイズの <code>sieve</code> というブール型の配列を作成します。この配列は、各インデックスが素数かどうかを示します。 # <code>sieve[0]</code> と <code>sieve[1]</code> は素数ではないので、それらを <code>false</code> に設定します。 # 2 から <code>n</code> までの各数について、その数が素数である場合は、その数の倍数を素数ではないとマークします。これにより、素数の倍数を持つ数は素数ではないことがわかります。 # <code>main</code> 関数では、<code>eratosthenes</code> 関数を呼び出し、100までの素数を見つけます。見つかった素数は画面に出力されます。 このアルゴリズムは素数を見つけるための効率的な方法の一つであり、与えられた範囲内の素数を見つけることができます。 === 最大公約数と最小公倍数 === :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn gcd2(m: i32, n: i32) -> i32 { if n == 0 { m } else { gcd2(n, m % n) } } fn gcd(ints: &[i32]) -> i32 { ints.iter().cloned().fold(ints[0], gcd2) } fn lcm2(m: i32, n: i32) -> i32 { m * n / gcd2(m, n) } fn lcm(ints: &[i32]) -> i32 { ints.iter().cloned().fold(ints[0], lcm2) } fn main() { println!("gcd2(30, 45) => {}", gcd2(30, 45)); println!("gcd(&[30, 72, 12]) => {}", gcd(&[30, 72, 12])); println!("lcm2(30, 72) => {}", lcm2(30, 72)); println!("lcm(&[30, 42, 72]) => {}", lcm(&[30, 42, 72])); } </syntaxhighlight> このコードは高階関数を利用しています。<code>fold</code>関数は特に重要で、与えられた配列内の要素に対して特定の操作を順番に適用することができます。 まず、<code>gcd</code>関数では、<code>ints</code>配列内の要素に対して<code>fold</code>関数を使って最大公約数(<code>gcd2</code>関数)を計算しています。<code>fold</code>は初期値として<code>ints[0]</code>を受け取り、各要素<code>value</code>に対して<code>gcd2</code>を適用し、次の要素に対して再帰的に<code>gcd2</code>を適用します。これにより、配列内のすべての要素の最大公約数が計算されます。 同様に、<code>lcm</code>関数も<code>fold</code>を利用しています。ここでは<code>lcm2</code>関数が利用され、各要素に対して最小公倍数を求めるための計算が行われます。 高階関数の利用により、配列内の要素に対して繰り返し処理を行う必要がある場合でも、シンプルで効率的なコードを書くことができます。 === 二分法 === [[W:二分法|二分法]] :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn bisection(low: f64, high: f64, f: impl Fn(f64) -> f64) -> f64 { let x = (low + high) / 2.0; let fx = f(x); match () { _ if (fx.abs() - 1.0e-10) < f64::EPSILON => x, _ if fx < 0.0 => bisection(x, high, f), _ => bisection(low, x, f), } } fn main() { let result1 = bisection(0.0, 3.0, |x| x - 1.0); println!("{}", result1); let result2 = bisection(0.0, 3.0, |x| x * x - 1.0); println!("{}", result2); } </syntaxhighlight> : [[旧課程(-2012年度)高等学校数学B/数値計算とコンピューター#2分法]]の例を Rust に移植しました。 このRustのコードは、二分法(bisection method)を使って与えられた関数の根を見つけるものです。 <code>bisection</code>関数は、<code>low</code>から<code>high</code>の範囲で与えられた関数 <code>f</code> の根を探します。<code>f</code> は <code>Fn(f64) -> f64</code> のトレイトを実装しており、実際の関数の定義は呼び出し時に与えられます。 この関数は再帰的に呼び出されます。与えられた区間 <code>[low, high]</code> の中央値 <code>x</code> を求め、その点での関数の値 <code>f(x)</code> を計算します。この値が非常に小さいか(ここでは <code>1.0e-10</code>未満)、または非常に近い数になるまで <code>low</code> または <code>high</code> を更新して、区間を狭めていきます。 <code>main</code>関数では、2つの異なる関数 <code>x - 1</code> と <code>x^2 - 1</code> に対して <code>bisection</code> 関数を呼び出して、それぞれの関数の根を探し、<code>println!</code> マクロを使って根を表示しています。 === 構造体とメソッド === Rustにクラスはありませんが、構造体がメソッドを持つことが出来ます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> #[derive(Debug)] struct Hello { s: String, } impl Hello { fn new(s: &str) -> Hello { // 空文字列の場合は "world" を使用 let s = if s.is_empty() { "world" } else { s }; Hello { s: s.to_string() } } fn to_string(&self) -> String { format!("Hello {}!", self.s) } fn print(&self) { println!("{}", self.to_string()); // 直接to_stringを呼び出す } } fn main() { let hello1 = Hello::new(""); hello1.print(); // to_string()を呼ぶ必要がなくなる let hello2 = Hello::new("my friend"); hello2.print(); // 同上 println!( "Hello.constructor.name => Hello\nhello1 => {:?}\nhello2.s => {}", hello1, hello2.s ); } </syntaxhighlight> このRustのコードは、<code>Hello</code>という名前の構造体を定義し、その構造体に関連するメソッドや、<code>main()</code>関数を含んでいます。 まず、<code>Hello</code>構造体は<code>String</code>型の<code>s</code>フィールドを持っています。<code>#[derive(Debug)]</code>アトリビュートは、この構造体に<code>Debug</code>トレイトを自動的に実装するようコンパイラに指示しています。<code>Debug</code>トレイトを実装することで、デバッグ目的で構造体の内容を出力できるようになります。 <code>impl Hello</code>ブロックでは、<code>Hello</code>構造体に対するメソッドが定義されています。 * <code>new</code>メソッドは、引数として文字列を受け取り、それが空文字列の場合はデフォルトの文字列 "world" を持つ<code>Hello</code>構造体を生成します。それ以外の場合は、引数で渡された文字列を使用して<code>Hello</code>構造体を作成します。 * <code>to_string</code>メソッドは、<code>Hello</code>構造体のインスタンスに対して、挨拶文を含む文字列を生成します。 * <code>print</code>メソッドは、<code>Hello</code>構造体のインスタンスの<code>s</code>フィールド(挨拶文)を標準出力に表示します。 <code>main()</code>関数では、<code>Hello</code>構造体を使ってインスタンスを生成し、メソッドを呼び出しています。<code>println!</code>マクロを使用して、構造体やそのフィールドをデバッグ出力しています。最後の<code>println!</code>マクロでは、<code>hello1</code>のデバッグ表示(<code>{:?}</code>)と<code>hello2</code>の<code>s</code>フィールドを出力しています。 === 構造体とメソッド(2) === [[Go/メソッドとインターフェース]]からの移植です。 :<syntaxhighlight lang=go> use std::f64::consts::PI; #[derive(Debug)] struct GeoCoord { longitude: f64, latitude: f64, } impl GeoCoord { /// 地球の半径(キロメートル) const EARTH_RADIUS: f64 = 6371.008; /// 緯度・経度をラジアンに変換するための係数 const RADIAN_CONVERSION: f64 = PI / 180.0; /// 2つの地理座標間の距離を計算する fn distance(&self, other: &GeoCoord) -> f64 { let lat_i = self.latitude * Self::RADIAN_CONVERSION; let other_lat_i = other.latitude * Self::RADIAN_CONVERSION; let long_diff_i = (self.longitude - other.longitude) * Self::RADIAN_CONVERSION; let sin_lat = f64::sin(lat_i) * f64::sin(other_lat_i); let cos_lat = f64::cos(lat_i) * f64::cos(other_lat_i); let cos_long_diff = f64::cos(long_diff_i); let distance = f64::acos(sin_lat + cos_lat * cos_long_diff) * Self::EARTH_RADIUS; distance } } impl std::fmt::Display for GeoCoord { fn fmt(&self, f: &mut std::fmt::Formatter<'_>) -> std::fmt::Result { let (ew, ns, long, lat) = format_coordinates(self.longitude, self.latitude); write!(f, "({}: {:.6}, {}: {:.6})", ew, long, ns, lat) } } /// 緯度・経度の値を適切にフォーマットする関数 fn format_coordinates(longitude: f64, latitude: f64) -> (&'static str, &'static str, f64, f64) { let (ew, long) = if longitude < 0.0 { ("西経", -longitude) } else { ("東経", longitude) }; let (ns, lat) = if latitude < 0.0 { ("南緯", -latitude) } else { ("北緯", latitude) }; (ew, ns, long, lat) } fn main() { let sites = vec![ ("東京駅", GeoCoord { longitude: 139.7673068, latitude: 35.6809591 }), ("シドニー・オペラハウス", GeoCoord { longitude: 151.215278, latitude: -33.856778 }), ("グリニッジ天文台", GeoCoord { longitude: -0.0014, latitude: 51.4778 }), ]; for (name, gc) in &sites { println!("{}: {}", name, gc); } for i in 0..sites.len() { let current_site = &sites[i]; let next_site = &sites[(i + 1) % sites.len()]; println!( "{} - {}: {:.2} [km]", current_site.0, next_site.0, current_site.1.distance(&next_site.1) ); } } </syntaxhighlight> === 逆ポーランド記法の解析と評価 === {{先頭に戻る|title=コード・ギャラリーに戻る|label=コードギャラリー|style=border-top:1px solid gray;}} 逆ポーランド記法は、数式の演算子を後置記法で表現する方法です。通常の中置記法では演算子がオペランドの間に置かれますが、逆ポーランド記法では演算子がオペランドの後ろに置かれます。これにより、括弧や演算子の優先順位を考える必要がなくなり、計算機で容易に評価できる形式になります。 例えば、中置記法での式 <code>3 + 4 * 5</code> は、逆ポーランド記法では <code>3 4 5 * +</code> と表現されます。この記法では、演算子が対象のオペランドに対して順番に適用されます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> enum Token { Add, Sub, Mul, Div, Operand(i32), } impl Token { fn evaluate(&self, stack: &mut Vec<i32>) -> Result<(), &'static str> { match self { Token::Add | Token::Sub | Token::Mul | Token::Div => { if stack.len() < 2 { return Err("Invalid expression: not enough operands for operator"); } let operand2 = stack.pop().unwrap(); let operand1 = stack.pop().unwrap(); match self { Token::Add => stack.push(operand1 + operand2), Token::Sub => stack.push(operand1 - operand2), Token::Mul => stack.push(operand1 * operand2), Token::Div => { if operand2 == 0 { return Err("Division by zero"); } stack.push(operand1 / operand2); } _ => unreachable!(), } } Token::Operand(num) => { stack.push(*num); } } Ok(()) } } fn evaluate_expression(expression: &str) -> Result<i32, &'static str> { let mut stack: Vec<i32> = Vec::new(); let tokens: Vec<Token> = expression .split_whitespace() .map(|token| { if let Ok(parsed_num) = token.parse::<i32>() { Token::Operand(parsed_num) } else { match token { "+" => Token::Add, "-" => Token::Sub, "*" => Token::Mul, "/" => Token::Div, _ => unreachable!(), } } }) .collect(); for token in tokens { if let Err(err) = token.evaluate(&mut stack) { return Err(err); } } if stack.len() != 1 { return Err("Invalid expression: too many operands or operators"); } Ok(stack[0]) } fn main() { let expression = "5 3 2 * + 8 2 / -"; match evaluate_expression(expression) { Ok(result) => println!("Result: {}", result), Err(err) => println!("Error: {}", err), } } </syntaxhighlight> このコードは、<code>Token</code>という列挙型を使って逆ポーランド記法の式を評価する関数を実装しています。 まず、<code>Token</code>は<code>Add</code>、<code>Sub</code>、<code>Mul</code>、<code>Div</code>、<code>Operand</code>の5つのバリアントを持ちます。<code>Operand</code>は整数値を保持します。 <code>Token</code>には<code>evaluate</code>というメソッドが実装されています。このメソッドでは、<code>Token</code>の各バリアントに対する処理が行われます。<code>Add</code>、<code>Sub</code>、<code>Mul</code>、<code>Div</code>の場合は、スタックから2つの値を取り出して、それらを演算し結果をスタックに積みます。<code>Operand</code>の場合は、その値をスタックに積みます。 <code>evaluate_expression</code>関数では、与えられた式をトークン化して<code>Token</code>のベクターに変換し、それぞれのトークンに対して<code>evaluate</code>メソッドを実行します。各トークンの評価においてエラーが発生した場合、そのエラーメッセージが直ちに返されます。最終的に、スタックに残った値が1つでない場合もエラーが返されます。 <code>main</code>関数では、<code>evaluate_expression</code>の結果に応じて結果を出力するか、エラーを表示します。これにより、逆ポーランド記法の式を評価し、正常な結果またはエラーメッセージを表示できます。 === 式を逆ポーランド記法に変換する(手書き) === {{先頭に戻る|title=コード・ギャラリーに戻る|label=コードギャラリー|style=border-top:1px solid gray;}} :<syntaxhighlight lang=rust copy> #[derive(Debug, Clone, Copy)] enum Token { Number(i32), Plus, Minus, Multiply, Divide, } fn main() { let input = "12+34*56/78"; let tokens = parse_input(input); let rpn = infix_to_rpn(tokens); println!("{:?}", rpn); } fn parse_input(input: &str) -> Vec<Token> { let mut tokens = Vec::new(); let mut num = String::new(); for c in input.chars() { match c { '0'..='9' => num.push(c), // 数字を収集 '+' | '-' | '*' | '/' => { if !num.is_empty() { let n = num.parse().unwrap(); tokens.push(Token::Number(n)); // 数字をトークンに追加 num.clear(); // 数字をリセット } // 演算子をトークンに追加 match c { '+' => tokens.push(Token::Plus), '-' => tokens.push(Token::Minus), '*' => tokens.push(Token::Multiply), '/' => tokens.push(Token::Divide), _ => unreachable!(), } } _ => panic!("Invalid character in input!"), // 無効な文字の場合 } } // 最後の数値をトークンに追加 if !num.is_empty() { let n = num.parse().unwrap(); tokens.push(Token::Number(n)); } tokens } fn infix_to_rpn(tokens: Vec<Token>) -> Vec<Token> { let mut rpn = Vec::new(); let mut stack = Vec::new(); for token in tokens { match token { Token::Number(_) => rpn.push(token), // 数字はそのままRPNに追加 Token::Plus | Token::Minus | Token::Multiply | Token::Divide => { while let Some(&top) = stack.last() { if precedence(&token) <= precedence(&top) { rpn.push(stack.pop().unwrap()); // 優先順位が高い演算子を出力 } else { break; // 自分より優先順位が低い演算子が来たら中断 } } stack.push(token); // 演算子をスタックに追加 } } } // スタックに残った演算子を全てRPNに追加 while let Some(op) = stack.pop() { rpn.push(op); } rpn } fn precedence(token: &Token) -> i32 { match token { Token::Multiply | Token::Divide => 2, Token::Plus | Token::Minus => 1, _ => 0, } } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> [Number(12), Number(34), Number(56), Multiply, Number(78), Divide, Plus] </syntaxhighlight> このコードは、与えられた文字列を逆ポーランド記法(RPN)に変換するプログラムです。以下にその構造を解説します: # <code>Token</code> 列挙型: 数字と演算子を表す列挙型です。<code>Number</code> は数字を、<code>Plus</code>, <code>Minus</code>, <code>Multiply</code>, <code>Divide</code> はそれぞれ演算子を表します。<code>derive(Debug, Clone, Copy)</code> が付与されており、デバッグ表示やクローン、コピーが可能です。 # <code>parse_input</code> 関数: 与えられた文字列をトークンに分割します。数字の場合は文字列を数値に変換して <code>Token::Number</code> に、演算子の場合は対応する <code>Token</code> に変換し、それらを <code>Vec<Token></code> に収集します。 # <code>infix_to_rpn</code> 関数: 中置記法のトークンのベクターを逆ポーランド記法に変換します。スタックとRPNベクターを使用して、トークンを処理します。演算子の場合、スタックのトップとの優先順位を比較して、適切な順序でRPNに追加します。 # <code>precedence</code> 関数: 演算子の優先順位を返します。乗算と除算が優先され、それ以外の演算子は同じ優先順位です。 このコードは、入力された文字列を数値と演算子に分割し、それらを逆ポーランド記法に変換する機能を持っています。特定の演算子の優先順位を考慮しながら適切な順序で演算子を配置し、RPNを生成します。 === 式を逆ポーランド記法に変換する(手書き:別解:再帰下降パーサー) === {{先頭に戻る|title=コード・ギャラリーに戻る|label=コードギャラリー|style=border-top:1px solid gray;}} :<syntaxhighlight lang=rust copy> #[derive(Debug, Clone, PartialEq)] // Cloneトレイトを追加 enum Token { Number(f64), Plus, Minus, Multiply, Divide, LParen, RParen, EOF, } struct Lexer<'a> { input: &'a str, position: usize, } impl<'a> Lexer<'a> { fn new(input: &'a str) -> Lexer<'a> { Lexer { input, position: 0 } } // 空白をスキップする fn skip_whitespace(&mut self) { while self.position < self.input.len() && self.input.chars().nth(self.position).unwrap().is_whitespace() { self.position += 1; } } // 次のトークンを取得する fn next_token(&mut self) -> Token { self.skip_whitespace(); if self.position >= self.input.len() { return Token::EOF; } let current_char = self.input.chars().nth(self.position).unwrap(); self.position += 1; // 次の位置に進める match current_char { '+' => Token::Plus, '-' => Token::Minus, '*' => Token::Multiply, '/' => Token::Divide, '(' => Token::LParen, ')' => Token::RParen, _ if current_char.is_digit(10) || current_char == '.' => { let start = self.position - 1; // トークンの開始位置 while self.position < self.input.len() && (self.input.chars().nth(self.position).unwrap().is_digit(10) || self.input.chars().nth(self.position).unwrap() == '.') { self.position += 1; } let number_str = &self.input[start..self.position]; Token::Number(number_str.parse::<f64>().unwrap()) } _ => panic!("Invalid character found: {}", current_char), } } } struct Parser<'a> { lexer: Lexer<'a>, current_token: Token, } impl<'a> Parser<'a> { fn new(mut lexer: Lexer<'a>) -> Parser<'a> { let current_token = lexer.next_token(); Parser { lexer, current_token } } // トークンを消費する fn eat(&mut self, token: Token) { if self.current_token == token { self.current_token = self.lexer.next_token(); } else { panic!("Invalid syntax"); } } // 項を解析する fn factor(&mut self) -> Vec<Token> { match self.current_token { Token::Number(num) => { self.eat(Token::Number(num)); vec![Token::Number(num)] } Token::LParen => { self.eat(Token::LParen); let result = self.expr(); self.eat(Token::RParen); result } _ => panic!("Invalid syntax"), } } // 積項を解析する fn term(&mut self) -> Vec<Token> { let mut result = self.factor(); while matches!(self.current_token, Token::Multiply | Token::Divide) { let op = self.current_token.clone(); self.eat(op.clone()); let mut next_factor = self.factor(); result.append(&mut next_factor); result.push(op); } result } // 式を解析する fn expr(&mut self) -> Vec<Token> { let mut result = self.term(); while matches!(self.current_token, Token::Plus | Token::Minus) { let op = self.current_token.clone(); self.eat(op.clone()); let mut next_term = self.term(); result.append(&mut next_term); result.push(op); } result } } // 逆ポーランド記法を生成する関数 fn generate_reverse_polish_notation(input: &str) -> Vec<Token> { let lexer = Lexer::new(input); let mut parser = Parser::new(lexer); parser.expr() } fn main() { let result = generate_reverse_polish_notation("12 + 34 * 56 / 78"); println!("{:?}", result); } </syntaxhighlight> コードは、与えられた数式を逆ポーランド記法に変換するためのプログラムです。ここでは、Lexer(字句解析器)とParser(構文解析器)という2つの主要な構成要素があります。 ; Token : <code>Token</code> 列挙型は、数式をトークンに分割するために使用されます。数字、演算子、および括弧のトークンを定義します。 ; Lexer : <code>Lexer</code> は、与えられた数式文字列をトークンに分割する役割を担います。<code>next_token</code> メソッドは、数式の文字列を走査して、各文字がどの種類のトークンに対応するかを判断します。 ; Parser : <code>Parser</code> は、Lexer によって生成されたトークンのストリームを受け取り、逆ポーランド表記に変換します。再帰的に式を解析し、優先順位を考慮しながら、逆ポーランド表記のトークン列を生成します。 :* <code>factor()</code> メソッドは、数または括弧で始まる要素(ファクター)を解析します。 :* <code>term()</code> メソッドは、乗算と除算の演算子を解析します。 :* <code>expr()</code> メソッドは、加算と減算の演算子を解析します。 ; generate_reverse_polish_notation 関数 : この関数は、与えられた数式文字列を逆ポーランド表記に変換します。Lexer を使ってトークンに分割し、Parser を使って逆ポーランド表記のトークン列を生成します。 ; main 関数 : <code>generate_reverse_polish_notation</code> を使って、指定された式を逆ポーランド表記で出力します。 逆ポーランド記法は、演算子がオペランドの後ろに置かれるので、式を解析してトークン列に変換することで、演算の優先順位を反映した形で数式を表現することができます。 ---- これらのコードは、与えられた数学式を逆ポーランド記法(Reverse Polish Notation, RPN)に変換する方法を示していますが、アプローチが異なります。 1番目のコードは、文字列を直接解析してトークンに分割し、その後逆ポーランド記法に変換しています。一方、2番目のコードは、字句解析器(lexer)とパーサー(parser)を使用して、トークンに分割し、その後パースして逆ポーランド記法に変換しています。 1番目のコードは、基本的な数値と演算子の処理に集中しています。一方で、2番目のコードは字句解析や構文解析の段階を厳密に分離しています。また、2番目のコードは小数点もサポートしており、より柔軟な数値表現を可能にしています。 どちらのコードも同じ目的を果たしていますが、アプローチの違いが見られます。1番目のコードはシンプルで直感的ですが、拡張性に欠けるかもしれません。 一方で、2番目のコードはより複雑ですが、より柔軟で拡張性があります。それぞれのコードには長所と短所がありますが、どちらも与えられた数式を逆ポーランド記法に変換する点では同等の結果を提供します。実際には2番めのコードは不動小数点数やカッコに対応しています。 === 式を逆ポーランド記法に変換する(nom版) === {{先頭に戻る|title=コード・ギャラリーに戻る|label=コードギャラリー|style=border-top:1px solid gray;}} :<syntaxhighlight lang=rust copy> use nom::character::complete::{char, digit1}; use nom::combinator::map; use nom::multi::many0; use nom::sequence::delimited; use nom::IResult; #[derive(Debug, Clone, Copy)] enum Token { Number(i32), Plus, Minus, Multiply, Divide, } fn main() { let input = "12+34*56/78"; let (_, tokens) = parse_input(input).unwrap(); let rpn = infix_to_rpn(tokens); println!("{:?}", rpn); } fn parse_input(input: &str) -> IResult<&str, Vec<Token>> { many0(parse_token)(input) } fn parse_token(input: &str) -> IResult<&str, Token> { let (input, token) = delimited( nom::character::complete::space0, nom::branch::alt(( map(digit1, |s: &str| Token::Number(s.parse().unwrap())), map(char('+'), |_| Token::Plus), map(char('-'), |_| Token::Minus), map(char('*'), |_| Token::Multiply), map(char('/'), |_| Token::Divide), )), nom::character::complete::space0, )(input)?; Ok((input, token)) } fn infix_to_rpn(tokens: Vec<Token>) -> Vec<Token> { let mut rpn = Vec::new(); let mut stack = Vec::new(); for token in tokens { match token { Token::Number(_) => rpn.push(token), Token::Plus | Token::Minus | Token::Multiply | Token::Divide => { while let Some(top) = stack.last().copied() { if precedence(&token) <= precedence(&top) { rpn.push(stack.pop().unwrap()); } else { break; } } stack.push(token); } } } while let Some(op) = stack.pop() { rpn.push(op); } rpn } fn precedence(token: &Token) -> i32 { match token { Token::Multiply | Token::Divide => 2, Token::Plus | Token::Minus => 1, _ => 0, } } </syntaxhighlight> このコードは、<code>nom</code>というパーサーコンビネータライブラリを使用して、与えられた文字列を解析し、トークンに分割する機能を持っています。前のコードと比較してみましょう。 # <code>parse_input</code> 関数: <code>many0</code>コンビネータを使って、<code>parse_token</code>を繰り返し適用し、入力文字列をトークンのベクターに変換します。<code>IResult</code>型を返します。 # <code>parse_token</code> 関数: <code>delimited</code>コンビネータを使用してトークンの前後のスペースを処理し、与えられた文字列を様々なルールにマッチングさせます。数字、演算子それぞれのパースを行い、<code>Token</code>列挙型のトークンを返します。 # <code>infix_to_rpn</code> 関数: 前のコードと同じですが、与えられたトークンのベクターを逆ポーランド記法に変換する機能を持っています。 このコードは、<code>nom</code>を使ってトークン分割を行い、より柔軟なパースを可能にしています。<code>nom</code>を使用することで、トークンのパースやスペースの処理など、より複雑なルールを柔軟に記述できるようになります。 === 複素数式評価器 === {{先頭に戻る|title=コード・ギャラリーに戻る|label=コードギャラリー|style=border-top:1px solid gray;}} :<syntaxhighlight lang=rust copy> extern crate num_complex; use num_complex::Complex; #[derive(Debug, PartialEq, Clone)] enum Token { Number(Complex<f64>), Plus, Minus, Multiply, Divide, LParen, RParen, EOF, } struct Lexer<'a> { input: &'a str, position: usize, } impl<'a> Lexer<'a> { fn new(input: &'a str) -> Lexer<'a> { Lexer { input, position: 0 } } fn skip_whitespace(&mut self) { while self.position < self.input.len() && self.input.chars().nth(self.position).unwrap().is_whitespace() { self.position += 1; } } fn next_token(&mut self) -> Token { self.skip_whitespace(); if self.position >= self.input.len() { return Token::EOF; } let current_char = self.input.chars().nth(self.position).unwrap(); match current_char { '+' => { self.position += 1; Token::Plus } '-' => { self.position += 1; Token::Minus } '*' => { self.position += 1; Token::Multiply } '/' => { self.position += 1; Token::Divide } '(' => { self.position += 1; Token::LParen } ')' => { self.position += 1; Token::RParen } 'i' => { self.position += 1; Token::Number(Complex::new(0.0, 1.0)) } _ if current_char.is_digit(10) || current_char == '.' => { let start = self.position; while self.position < self.input.len() && (self.input.chars().nth(self.position).unwrap().is_digit(10) || self.input.chars().nth(self.position).unwrap() == '.') { self.position += 1; } let number_str = &self.input[start..self.position]; let number = number_str.parse::<f64>().unwrap(); if let Some('i') = self.input.chars().nth(self.position) { self.position += 1; Token::Number(Complex::new(0.0, number)) } else { Token::Number(Complex::new(number, 0.0)) } } _ => panic!("Invalid character found: {}", current_char), } } } struct Parser<'a> { lexer: Lexer<'a>, current_token: Token, } impl<'a> Parser<'a> { fn new(mut lexer: Lexer<'a>) -> Parser<'a> { let current_token = lexer.next_token(); Parser { lexer, current_token } } fn eat(&mut self, token: Token) { if self.current_token == token { self.current_token = self.lexer.next_token(); } else { panic!("Invalid syntax"); } } fn factor(&mut self) -> Complex<f64> { let token = self.current_token.clone(); match token { Token::Number(num) => { self.eat(Token::Number(num)); num } Token::LParen => { self.eat(Token::LParen); let result = self.expr(); self.eat(Token::RParen); result } _ => panic!("Invalid syntax"), } } fn term(&mut self) -> Complex<f64> { let mut result = self.factor(); while vec![Token::Multiply, Token::Divide].contains(&self.current_token) { let token = self.current_token.clone(); match token { Token::Multiply => { self.eat(Token::Multiply); let next_factor = self.factor(); result = result * next_factor; } Token::Divide => { self.eat(Token::Divide); let next_factor = self.factor(); result = result / next_factor; } _ => panic!("Invalid syntax"), } } result } fn expr(&mut self) -> Complex<f64> { let mut result = self.term(); while vec![Token::Plus, Token::Minus].contains(&self.current_token) { let token = self.current_token.clone(); match token { Token::Plus => { self.eat(Token::Plus); let next_term = self.term(); result = result + next_term; } Token::Minus => { self.eat(Token::Minus); let next_term = self.term(); result = result - next_term; } _ => panic!("Invalid syntax"), } } result } } fn main() { let lexer = Lexer::new("(2+ 3i)*4i"); let mut parser = Parser::new(lexer); let result = parser.expr(); println!("{:?}", result); } </syntaxhighlight> このコードは、数式をパースして複素数を計算する簡単な計算機の基本的な実装です。Rustの機能を活用して、トークン列を生成するLexerと、そのトークン列を解析して計算を行うParserを定義しています。 <code>Token</code>は、パーサーが認識するトークンの種類を表すenumです。<code>Lexer</code>は文字列を受け取り、その文字列をトークンに分割する役割を果たします。各トークンは、演算子や数値、括弧などを表現しています。<code>Parser</code>は、Lexerが生成したトークン列を受け取り、それを解析して数式を計算します。 <code>Lexer</code>は空白をスキップし、文字列を一文字ずつ見ていき、トークン列を生成します。<code>Parser</code>はトークン列を再帰的に解析し、四則演算を行って複素数を計算します。演算子の優先順位や括弧の処理も考慮されています。 このコードは、入力文字列 <code>(2+ 3i)*4i</code> を受け取り、それを計算して結果を表示します。各段階でトークンが正しく識別され、演算子や数値が正しく解釈されることを期待しています。 コード内のパニックは、予期しないトークンや構文エラーがあった場合に発生します。これらのエラーは、コードが期待する形式に文字列が合致しなかった場合に発生します。 このコードを用いると、複雑な数式も計算できますが、入力の検証やエラー処理についてはまだ改善の余地があります。 === 複素数 === :<syntaxhighlight lang=rust copy> extern crate num_complex; use num_complex::Complex; fn main() { // 複素数の作成 let a = Complex::new(3.0, 4.0); let b = Complex::new(-2.0, 5.0); println!("a: {a}"); println!("b: {b}"); println!("a + b: {}", a + b); println!("a - b: {}", a - b); println!("a * b: {}", a * b); println!("a / b: {}", a / b); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> a: 3+4i b: -2+5i a + b: 1+9i a - b: 5-1i a * b: -26+7i a / b: 0.4827586206896552-0.7931034482758621i </syntaxhighlight> このコードは、<code>num-complex</code>クレートを使用して複素数を扱うRustの例です。 # <code>extern crate num_complex;</code> および <code>use num_complex::Complex;</code> は、<code>num-complex</code>クレートから<code>Complex</code>型を使えるようにするためのインポートです。 # <code>Complex::new(3.0, 4.0);</code> および <code>Complex::new(-2.0, 5.0);</code> は、実部と虚部を指定して複素数を作成しています。 # <code>println!("a: {a}");</code> および <code>println!("b: {b}");</code> は、複素数 <code>a</code> と <code>b</code> を出力しています。 b: {}", a * b);</code>、<code>println!("a / b: {}", a / b);</code> は、それぞれ複素数 <code>a</code> と <code>b</code> の加算、減算、乗算、除算を行っています。結果を文字列として出力しています。 修正されたコードは次のようになります: == ほかの言語からの移植例 == === 順列・組合わせ === Goから[[Go/関数#順列・組合わせ|順列・組合わせ]]を移植 ==== 順列 ==== ;[https://play.rust-lang.org/?version=stable&mode=debug&edition=2021&gist=73612aa97bd4a1541a0313f38effde87 順列]:<syntaxhighlight lang=rust line copy> fn permutation<T: Clone>(s: &[T], n: usize) -> Vec<Vec<T>> { if s.is_empty() { panic!("slice is nil"); } if n == 1 { let mut result = Vec::new(); for v in s.iter() { result.push(vec![v.clone()]); } return result; } let mut result = Vec::new(); for (i, v) in s.iter().enumerate() { let mut sf = Vec::new(); for (j, w) in s.iter().enumerate() { if j != i { sf.push(w.clone()); } } for w in permutation(&sf, n - 1) { let mut v_w = vec![v.clone()]; v_w.extend_from_slice(&w); result.push(v_w); } } result } fn main() { println!("{:?}", permutation(&[1, 2, 3], 1)); println!("{:?}", permutation(&[0, 1, 2], 2)); println!( "{:?}", permutation(&["abc".to_string(), "def".to_string(), "xyz".to_string()], 3) ); println!("{:?}", permutation::<i32>(&[], 2)); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> [[1], [2], [3]] [[0, 1], [0, 2], [1, 0], [1, 2], [2, 0], [2, 1]] [["abc", "def", "xyz"], ["abc", "xyz", "def"], ["def", "abc", "xyz"], ["def", "xyz", "abc"], ["xyz", "abc", "def"], ["xyz", "def", "abc"]] </syntaxhighlight> ;解説 :上記の移植において、主に以下の点に注意が必要でした。 :* ジェネリック型の宣言方法がGoとは異なるため、<code>func Permutation[T any](s []T, n int)</code> のような書き方はできません。Rustでは、<code>fn permutation<T: Clone>(s: &[T], n: usize)</code> のように、<code><T></code>の前に<code>:</code>を付けてジェネリック境界を宣言します。 :* Goの<code>make</code>は、新しい配列やスライスを作成するための組み込み関数ですが、Rustでは<code>Vec::with_capacity()</code>や<code>Vec::new()</code>を使用します。 :* <code>panic!("slice is nil")</code>は、Rustのパニック処理において、エラーメッセージを伴うパニックを発生させるために使用されます。 :* <code>Vec</code>に要素を追加するには、Goの<code>append</code>に相当するRustのメソッドである<code>Vec::push()</code>や、<code>Vec::extend_from_slice()</code>を使用します。また、<code>Vec</code>の要素数は、<code>len()</code>ではなく<code>len()</code>と<code>Vec::capacity()</code>の両方を使って取得する必要があります。 ==== 組合わせ ==== ;[https://play.rust-lang.org/?version=stable&mode=debug&edition=2021&gist=06e15597fcf3bdc585abeccd3edb9454 組合わせ]:<syntaxhighlight lang=rust line copy> fn combination<T: Clone>(s: &[T], n: usize) -> Vec<Vec<T>> { if s.is_empty() { panic!("slice is empty"); } if n == 1 { let mut result = Vec::new(); for v in s { result.push(vec![v.clone()]); } return result; } let mut result = Vec::new(); for i in 0..=(s.len() - n) { let v = s[i].clone(); for w in combination(&s[i + 1..], n - 1) { let mut res = vec![v.clone()]; res.extend(w); result.push(res); } } return result; } fn main() { println!("{:?}", combination(&[1, 2, 3], 1)); println!("{:?}", combination(&[0, 1, 2], 2)); println!( "{:?}", combination(&["abc", "def", "xyz"], 3) ); // println!("{:?}", combination(&[], 2)); 要素型が確定できない } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> [[1], [2], [3]] [[0, 1], [0, 2], [1, 2]] [["abc", "def", "xyz"]] </syntaxhighlight> ;解説 :上記の移植において、主に以下の点に注意が必要でした。 :*Rustのジェネリック関数の型パラメータには制約が必要なため、<code>T</code>がクローン可能であることを示す<code>Clone</code>トレイトを指定する必要があります。 :*Goのスライスと異なり、Rustのスライスは要素数が0の場合にも安全であるため、<code>ErrNilSlice</code>に相当する処理は<code>slice.is_empty()</code>で判定することができます。 :*Goのスライスと異なり、Rustのスライスは範囲外アクセスがパニックを引き起こすため、再帰呼び出し時にはスライスの範囲を明示的に指定する必要があります。 {{See also|JavaScript/オブジェクト#順列を求めるメソッドを配列に追加する|JavaScript/オブジェクト#組合わせを求めるメソッドを配列に追加する}} == 脚註 == <references /> == 外部リンク == {{Wikipedia|Rust (プログラミング言語)|Rust}} * [https://www.rust-lang.org/ 公式サイト(英語)] * [https://www.rust-lang.org/ja/ 公式サイト(日本語)] * [https://doc.rust-jp.rs/book-ja/title-page.html The Rust Programming Language 日本語版] * [https://doc.rust-lang.org/book/title-page.html The Rust Programming Language (英語版)] == 参考文献 == * {{Cite |author=Jim Blandy, Jason Orendorff |title=プログラミングRust |edition=第2版 |publisher=オライリージャパン |isbn=978-4873119786 |date=2022年1月19日 }} * {{Cite |author=Jim Blandy, Jason Orendorff |title=プログラミングRust |edition=第1版 |publisher=オライリージャパン |isbn=978-4873118550 |date=2018年8月10日 }} [[Category:Rust|*]] [[カテゴリ:プログラミング言語]] {{NDC|007.64}} 05xhlygdg5ncud04dhpq1ied9tz7xzt 263359 263358 2024-11-12T02:25:31Z Ef3 694 /* impl */ 校閲と推敲 263359 wikitext text/x-wiki {{Pathnav|メインページ|工学|情報技術|プログラミング}} Rustは、安全性とパフォーマンスを兼ね備えたモダンなシステムプログラミング言語です。本書では、Rustの基礎から応用までを網羅し、実践的なプログラミングスキルの習得を目指します。Rustは初めてのプログラミング言語としても、既存のスキルをさらに強化するためにも最適です。その特徴である所有権システムや並行性モデルについても詳しく解説し、堅牢で効率的なプログラムを構築するための知識を提供します。一緒にRustの世界を探求し、その魅力を存分に体験していきましょう。 == はじめに == Rust(ラスト)は、高性能かつ安全な並行処理を実現するために設計されたマルチパラダイム汎用プログラミング言語です<ref>{{cite web |url=https://graydon2.dreamwidth.org/247406.html |title=Rust is mostly safety |last=Hoare |first=Graydon |date=2016-12-28 |website=Graydon2 |publisher=Dreamwidth Studios |access-date=2021-12-03 |archive-date=2019-05-02 |archive-url=https://web.archive.org/web/20190502181357/https://graydon2.dreamwidth.org/247406.html |url-status=live }}</ref>。 Rustの構文はC++に似ており、ボローチェッカーを利用して参照の検証を行い、メモリ安全性を保証しています。ボローチェッカーはRustコンパイラによって提供される静的解析ツールで、所有権システムに基づいてコード内の不正な借用(ボロー)を検出します。これにより、メモリ管理においてガベージコレクターを使わずに安全性を実現し、場合によってはリファレンスカウントによるメモリ管理も行えます。 また、Rustはシステムプログラミング言語でありながら、関数型プログラミングの要素も取り入れ、低レベルのメモリ管理を可能にしています。これにより、高度な制御が求められるアプリケーション開発に適しており、実行時エラーの発生を抑えながら、安全で信頼性の高いコードを作成することができます。Rustを通じて、効率的かつ堅牢なプログラム構築のための新しい可能性を探求していきましょう。 {{コラム|width=100%|セルフホスティング|2=セルフホスティングとは、ソフトウェアが自分自身をコンパイルできる状態を指し、他のコンパイラを用意することなく、そのソフトウェア自体で再構築が可能であることを意味します。コンパイラにおけるセルフホスティングは、最初に構築されたコンパイラを用いて同じ言語で書かれたソースコードを再コンパイルし、新しいコンパイラを生成する手法です。このプロセスを繰り返すことで、コンパイラを改良したバージョンに更新していけるのが特徴です。 セルフホスティングは、信頼性と安定性を高める手段でもあり、自分自身をコンパイルできる状態であることがソフトウェアの品質向上に寄与します。また、コンパイラの開発者にとっても、その言語やコンパイラの動作原理や構造について理解を深める機会となり、より効率的でパフォーマンスの良いソフトウェアの開発につながります。Rustもセルフホスティングを実現しており、こうした継続的な改善を通じて、安全性とパフォーマンスの向上を目指しています。 }} == クイックツアー == Rustはメモリ安全性、並行性、パフォーマンスの向上に焦点を当てたモダンなプログラミング言語です。以下のRustのクイックツアーで、基本的な概念とコード例を紹介します。 # 基本構文: #: Rustプログラムは<code>main</code>関数から始まります。<code>println!</code> マクロを使って標準出力に文字列を出力できます。 #;[https://play.rust-lang.org/?version=stable&mode=debug&edition=2021&gist=65f8e3b00b49ca5c691cd61bfc32d1b7 hello.rs]:<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { println!("Hello, world!"); } </syntaxhighlight> #;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> Hello, world! </syntaxhighlight> #: [https://play.rust-lang.org/?version=stable&mode=debug&edition=2021&gist=65f8e3b00b49ca5c691cd61bfc32d1b7 hello.rs]は、[https://play.rust-lang.org/ Playground]に作った、このプログラムへのリンクになっています。 # データ型: #: Rustには整数、浮動小数点数、真偽値などの基本データ型があります。 #:<syntaxhighlight lang=rust copy> let age: i32 = 25; let salary: f64 = 50000.50; let is_rust_fun: bool = true; let message: &str = "Hello, Rust!"; </syntaxhighlight> # 制御構造: #: <code>if</code>、<code>else if</code>、<code>else</code> 文で条件分岐ができます。 #: <code>while</code> ループや <code>for</code> ループで繰り返し処理ができます。 #:<syntaxhighlight lang=rust copy> let num = 10; if num > 0 { println!("Positive"); } else if num < 0 { println!("Negative"); } else { println!("Zero"); } for i in 0..5 { println!("Iteration {}", i); } </syntaxhighlight> # 関数: #: 関数は <code>fn</code> キーワードを使って宣言します。 #:<syntaxhighlight lang=rust copy> fn add(a: i32, b: i32) -> i32 { a + b } fn main() { let result = add(5, 3); println!("Sum: {}", result); } </syntaxhighlight> # 所有権システム: #: Rustは所有権ベースのメモリ管理を採用しており、値の所有権が明確に定義されています。 #:<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { let s1 = String::from("Hello"); let s2 = s1; // s1の所有権がs2に移動する(所有権の転送) // println!("{}", s1); // エラー!s1はもう有効ではない println!("{}", s2); // 正常に動作 } </syntaxhighlight> # 構造体とメソッド: #: 構造体はデータをまとめるためのカスタム型で、メソッドを持つことができます。 #:<syntaxhighlight lang=rust copy> struct Car { model: String, year: u32, } impl Car { fn display_info(&self) { println!("Model: {}, Year: {}", self.model, self.year); } } fn main() { let my_car = Car { model: String::from("TOYOTA 86"), year: 2022, }; my_car.display_info(); } </syntaxhighlight> ここでは、Rustの基本的な構文とコンセプトを簡単に紹介しました。 == rustcのバージョン確認 == やや力技ですが、Rustのコンパイラ rustc のバージョンをコードから確認できます。 ;[https://play.rust-lang.org/?version=nightly&mode=debug&edition=2021&gist=db39d32bceac679dd79591501075d7f6 version.rs]:<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { let version = std::process::Command::new("rustc") .arg("--version") .output() .expect("Failed to get Rust version"); if version.status.success() { let stdout = String::from_utf8_lossy(&version.stdout); println!("Rust version: {}", stdout); } else { eprintln!("Failed to retrieve Rust version information"); } } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> Rust version: rustc 1.84.0-nightly (1e4f10ba6 2024-10-29) </syntaxhighlight> このコードは、Rustのプログラム内で<code>rustc --version</code>コマンドを実行し、その結果(Rustコンパイラのバージョン情報)を取得しています。 # <code>std::process::Command::new("rustc")</code>: <code>Command</code>構造体を使って新しいコマンドを作成しています。ここでは<code>rustc</code>というコマンドを実行するよう指定しています。 # <code>.arg("--version")</code>: <code>rustc</code>コマンドに<code>--version</code>引数を渡しています。これにより、Rustコンパイラのバージョン情報を取得するよう指示しています。 # <code>.output()</code>: <code>Command</code>を実行して、その結果を取得します。ここでは<code>--version</code>を指定した<code>rustc</code>コマンドを実行し、その出力を取得しています。 # <code>.expect("Failed to get Rust version")</code>: コマンドの実行が失敗した場合にエラーメッセージを表示します。 # <code>if version.status.success() { ... } else { ... }</code>: 実行結果の<code>status</code>をチェックして、コマンドが正常に終了したかどうかを確認します。もし成功していた場合は、コマンドの出力結果(Rustコンパイラのバージョン情報)を取得し、それを標準出力に表示します。もし失敗していた場合は、エラーメッセージを標準エラー出力に表示します。 このコードは、Rustのプログラム内で外部コマンドを実行してその出力を取得する方法を示しています。具体的には、Rustコンパイラのバージョン情報を取得してそれを表示する例です。 == コメント == Rustのコメントには、[[C言語]]/[[C++]]と同じく一行コメントと範囲コメントがあります。 ;一行コメント: <code>//</code>から行末までがコメントと見なされます。 ;範囲コメント : <code>/*</code>から<code>*/</code>までがコメントと見なされます。 : ネストは許されません。 ;コメントの例:<syntaxhighlight lang=rust copy> /* * プログラムのエントリーポイントは、main 関数です。 * 関数定義は fn から始まります。 */ fn main() { println!("Hello, world!"); // println! は関数ではなくマクロで、マクロは識別子の末尾に ! が付きます。 } </syntaxhighlight> == 変数と型 == Rustでは、変数を宣言する際にはデフォルトでimmutable(不変)です。変更可能な変数を宣言するには、<code>mut</code> キーワードを使用します。変数の型はコンパイラによって推論されることが一般的ですが、型を明示的に指定することもできます。 例えば、変数の宣言と型指定は以下のようになります: ;[https://play.rust-lang.org/?version=nightly&mode=debug&edition=2021&gist=8cddaf15c8b53acb5e0a2013a5cb8cc2 decl.rs]:<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { // 型推論による変数の宣言 let x = 5; // 整数型 i32 として推論される let y = 3.14; // 浮動小数点型 f64 として推論される println!("x = {x}, y = {y}"); // 型を明示的に指定する let z: i64 = 100; // 64ビット整数型 i64 println!("z = {z}"); } </syntaxhighlight> Rustの基本的なデータ型には以下があります: * 整数型 (<code>i8</code>, <code>i16</code>, <code>i32</code>, <code>i64</code>, <code>i128</code>, <code>u8</code>, <code>u16</code>, <code>u32</code>, <code>u64</code>, <code>u128</code>など) * 浮動小数点型 (<code>f32</code>, <code>f64</code>) * 論理値型 (<code>bool</code>) * 文字型 (<code>char</code>) * ポインタ型 * タプル型 * 配列型 * 列挙型 * 構造体型 * 文字列型 (<code>&str</code>, <code>String</code>) Rustは静的型付け言語であり、変数の型はコンパイル時に確定されます。型の安全性に対する厳格なチェックを行うため、コンパイル時に型の整合性が確認されます。これにより、メモリの安全性やスレッドセーフなコードを書く際の支援が期待できます。 === 変数とミュータブル・イミュータブル === Rustでは、変数を宣言するにはキーワード '''let'''を使います。 ディフォルトでは[[#イミュータブル|イミュータブル]](''Immutable'';宣言後には代入不能)な変数が宣言されます。 [[#ミュータブル|ミュータブル]](''Mutable'';宣言後に代入可能)な変数を宣言するには、追加のキーワード '''mut''' を使います。 ;[https://play.rust-lang.org/?version=nightly&mode=debug&edition=2021&gist=9032ae8999c6cb3bf5412988320e50d7 hello-variables.rs]:<syntaxhighlight lang=rust highlight=2 line copy> fn main() { let hello : &str = "Hello, world!"; println!("{}", hello); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> Hello, world! </syntaxhighlight> :2行目の<syntaxhighlight lang=rust inline>let hello : &str = "Hello, world!";</syntaxhighlight>が変数宣言です<ref>文字リテラルであることを強調するなら<syntaxhighlight lang=rust inline>let hello : &'static str = "Hello, world!";</syntaxhighlight>とすべきだったかもしれません。</ref>。 ::&str(文字列のスライスのリファレンス)を型とする変数 <var>hello</var> を宣言し、"Hello, world!"で初期化しています。 ::Rustには強力な[[#型推論|型推論]]があり多くの場合不要ですが、<code>let 変数名 : 型名</code>の書式で型を伴い変数宣言することも出来ます。 mut をつけない場合には変数に「代入不能」と聞くと、C言語などを知っている人は「定数」を思い浮かべるかもしれませが、 Rustにおいて「定数」は, const 宣言された定数や, static 宣言されかつ mut で修飾されていない変数が相当します。 ==== 型推論 ==== Rust では、変数宣言が初期値を伴っていた場合、変数の型を省略することができ、初期値の型が変数の型になります。 ;[https://play.rust-lang.org/?version=nightly&mode=debug&edition=2021&gist=ac2b2d100ee8ea175178ebe9b1e26c61 hello-type-inference.rs]:<syntaxhighlight lang=rust highlight=2 line copy> fn main() { let hello = "Hello, world!"; println!("{hello}"); } </syntaxhighlight> ;実行結果:上に同じ ==== イミュータブル ==== Rust では、値が一度変数に let で束縛されると変更できません。これをイミュータブルと言います。 ;[https://play.rust-lang.org/?version=nightly&mode=debug&edition=2021&gist=d13ccba2d1b5efef4ca929012eece549 hello-immutable.rs]:<syntaxhighlight lang=rust highlight='2,4' line copy> fn main() { let hello : &str = "Hello, world!"; println!("{hello}"); hello = "Hello, rust!"; println!("{hello}"); } </syntaxhighlight> ;コンパイル結果:<syntaxhighlight lang=text> error[E0384]: cannot assign twice to immutable variable `hello` --> src/main.rs:4:5 | 2 | let hello : &str = "Hello, world!"; | ----- | | | first assignment to `hello` | help: consider making this binding mutable: `mut hello` 3 | println!("{hello}"); 4 | hello = "Hello, rust!"; | ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ cannot assign twice to immutable variable For more information about this error, try `rustc --explain E0384`. error: could not compile `playground` (bin "playground") due to 1 previous error </syntaxhighlight> :イミュータブルな変数には、代入できないというコンパイルエラーです。 ==== ミュータブル ==== 代入可能、すなわちミュータブルにするためには、変数宣言にあたり '''let''' に続けて '''mut''' をつけます。 ;[https://play.rust-lang.org/?version=nightly&mode=debug&edition=2021&gist=6bbb520249ebc44f7e341988dfad92a3 hello-mutable.rs]:<syntaxhighlight lang=rust highlight=2 line copy> fn main() { let mut hello : &str = "Hello, world!"; println!("{hello}"); hello = "Hello, rust!"; println!("{hello}"); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> Hello, world! Hello, rust! </syntaxhighlight> ==== 同じ変数名での宣言 ==== 同一スコープで同じ変数名での宣言は可能です。 同じ型である必要はありません。ミュータブルであるかイミュータブルであるかも問いません。 '''同じ変数名での宣言によって、それまで変数に束縛されていた値への参照がなくなります。''' ;[https://play.rust-lang.org/?version=nightly&mode=debug&edition=2021&gist=0604ce8c08449bba14b64f80c405815d 同じ変数名での宣言]:<syntaxhighlight lang=rust highlight='2,4' line copy> fn main() { let hello : &str = "Hello, world!"; println!("{}", hello); let hello = 154649; println!("{}", hello); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> Hello, world! 154649 </syntaxhighlight> ==== 定数 ==== Rustには2種類の定数があり、どちらもグローバルスコープを含む任意のスコープで宣言することができます。また、どちらも明示的な型を持っている必要があります。 * const: 不変の値 * static: 静的寿命を持つミュータブルな値 静的寿命は推論されるので、指定する必要はありません。 ;[https://play.rust-lang.org/?version=nightly&mode=debug&edition=2021&gist=901ef30e5d150a91c9fed78d63a4971d 2種類の定数]:<syntaxhighlight lang=rust highlight='2,3' line copy> const HELLO : &str = "Hello, world!"; static LANGUAGE: &str = "Rust"; fn main() { println!("{HELLO}"); println!("{LANGUAGE}"); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> Hello, world! Rust </syntaxhighlight> コードを書き換えてconst宣言や(ミュータブルな)static宣言された変数に代入をしようとすると、エラーになります。 ==== パターン ==== ;[https://play.rust-lang.org/?version=nightly&mode=debug&edition=2021&gist=9e938e1309c6ba12f760a6c6f0c9d210 pattern.rs]:<syntaxhighlight lang=rust line highlight=5 copy> fn main() { let (mut x, mut y) = (5, 29); println!("x={x} y={y}"); (x, y) = (y, x); println!("x={x} y={y}"); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> x=5 y=29 x=29 y=5 </syntaxhighlight> このコードは、<code>x</code> と <code>y</code> の値を交換するRustの機能を示しています。 * 最初の行では、<code>x</code> に 5 を、<code>y</code> に 29 を代入しています。 * 次の行では、<code>println!</code> マクロでは、交換後の <code>x</code> と <code>y</code> の値を表示しています。 * 次の行では、<code>(x, y) = (y, x);</code> という操作を行っています。これは、タプルを使って複数の変数に同時に値を代入しています。この場合、<code>(y, x)</code> というタプルの中身を <code>(x, y)</code> に順番に代入しています。これにより、<code>x</code> の値に <code>y</code> の値が入り、<code>y</code> の値に <code>x</code> の値が入ります。これによって <code>x</code> と <code>y</code> の値が交換されます。 *最後の <code>println!</code> マクロでは、交換後の <code>x</code> と <code>y</code> の値を表示しています。 このコードは、Rustのタプルを使った多値代入の機能を示しています。 === データ型 === Restには豊富なデータ型(''Data Types'')があり、それらを組み合わせて新しい型を作ることができます<ref>{{Cite web |url=https://doc.rust-lang.org/book/ch03-02-data-types.html |title=Data Types - The Rust Programming Language |accessdate=2021/12/08 }}</ref>。 ==== スカラー型(''Scalar Types'') ==== スカラー型は単一の値を表します。Rustには、整数、浮動小数点数、論理値、文字という4つの主要なスカラ型があります。 ===== 整数型(''Integer Types'') ===== Rustの整数型は、符号の有無とビット幅から12種類のバリエーションがあります。 :{| class=wikitable |+ Rustの整数型 !型名!!説明 |- !i8 |符号付き8ビット整数 |- !u8 |符号なし8ビット整数 |- !i16 |符号付き16ビット整数 |- !u16 |符号なし16ビット整数 |- !i32 |符号付き32ビット整数 |- !u32 |符号なし32ビット整数 |- !i64 |符号付き64ビット整数 |- !u64 |符号なし64ビット整数 |- !i128 |符号付き128ビット整数 |- !u128 |符号なし128ビット整数 |- !isize |符号付きでポインタと同じサイズの整数 |- !usize |符号なしでポインタと同じサイズの整数 |} :isizeとusizeのビット幅はプロセッサーのアーキテクチャーによって定義され、32ビットプロセッサーならば32、64ビットプロセッサーならば64です。 ===== 整数リテラル(''Integer literals'') ===== リテラル(''Literals'')とは、プログラミングのソースコードで使用される、数値や文字列などのデータを直接表現したものです。 :{| class=wikitable style="float:left" |+ 様々な整数リテラル !基数!!表現 |- !10 |19_800 |- !16 |0xbadbeef |- !8 |0o777 |- !2 |0b101_111_011 |- !バイト(u8のみ) |b'Q' |} ;[https://play.rust-lang.org/?version=nightly&mode=debug&edition=2021&gist=9c41862df3833ee7bd16169631d74de7 例]:<syntaxhighlight lang=rust style="float:left;width:24em; margin: 1em"> fn main() { println!("{:?}", 19_800); println!("{:x}", 0xbadbeef); println!("{:o}", 0o777); println!("{:b}", 0b101_111_011); println!("{}", b'Q'); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text style="float:left;width:12em; margin: 1em"> 19800 badbeef 777 101111011 81 </syntaxhighlight> :<br style="clear:both"> :数値リテラルには、123u8 の様に型名をタイプサーフィックス(''type suffix'')として補うことで、ビット幅を明記できます(オプショナル)。 ::指定されない場合は(バイト以外は)i32が仮定されます(isizeではありません)。 :数値リテラルには、読みやすさのため 9_281_636 のように、アンダースコア _ を補うことができます(オプショナル)。 なお、<code>{:x}</code>の<code>{x}</code>部分は[[#プレースホルダー|プレースホルダー]]の[[#フォーマッティング・トレイツ(Formatting traits)|ファーマッティング・トレイツ]]です。「x」なら16進数、oなら8進数、bなら2進数で出力します。 ===== 浮動小数点数型(''Floating-Point Types'') ===== Rustには、浮動小数点数を表現するための2つの主要な型があります。それぞれの型は、IEEE-754規格に従っています。 # <code>f32</code>: 32ビットの単精度浮動小数点数型です。精度は約6桁です。 # <code>f64</code>: 64ビットの倍精度浮動小数点数型です。精度は約15桁です。 Rustでは、浮動小数点数リテラルを書く場合、デフォルトで <code>f64</code> 型になります。例えば、<code>3.14</code> という浮動小数点数リテラルは、<code>f64</code> 型の数値になります。 以下は、<code>f32</code> 型と <code>f64</code> 型の浮動小数点数の使用例です。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { // デフォルトでは f64 型になる浮動小数点数 let my_float1 = 3.14; // f64 型 // サイズを明示して f32 型にする let my_float2: f32 = 2.718; // f32 型 // 浮動小数点数同士の計算 let sum = my_float1 + f64::from(my_float2); // f64 型にキャストして計算 println!("Sum: {}", sum); // f64 型の結果が出力される } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=rust copy> Sum: 5.857999935150147 </syntaxhighlight> 浮動小数点数は、数値計算や科学的な計算など、精度が求められる場面で使用されます。しかし、浮動小数点数の性質や精度による注意が必要な場面もありますので、注意深く扱う必要があります。 ===== 論理値型(''The Boolean Type'') ===== Rustにおける論理値型の型名は <code>bool</code> で、真の値は <code>true</code>、偽の値は <code>false</code> です。この型は非常に基本的で、条件分岐やブール演算などで使用されます。 以下は <code>bool</code> 型の使用例です。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { let is_rust_cool = true; // 真の値を持つ変数 let is_java_cool = false; // 偽の値を持つ変数 if is_rust_cool { println!("Rust is cool!"); // 条件が true の場合に実行される } else { println!("Rust is not cool."); // 条件が false の場合に実行される } // 論理演算 let result = is_rust_cool && is_java_cool; // 論理積 (AND) の例 println!("Result of logical AND: {}", result); // false が出力される } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> Rust is cool! Result of logical AND: false </syntaxhighlight> <code>bool</code> 型は条件式の評価や論理演算に広く使用され、プログラムの流れを制御するための基本的な手段として重要な役割を果たします。 ===== 文字型(''The Character Type'') ===== Rustの文字型 <code>char</code> はUnicodeの単一の文字を表し、32ビットで符号化されます。Unicodeのサロゲートペアを含む広範な範囲の文字を表現できます。 以下のコードは、<code>char</code>型を使用してUnicode文字やサロゲートペアを扱う例です。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { // 単一のUnicode文字の表現 let unicode_char = '😊'; // 笑顔の絵文字 (U+1F60A) println!("Unicode char: {}", unicode_char); // サロゲートペアの表現 let surrogate_pair = '\u{1F601}'; // 涙の絵文字 (U+1F601) println!("Surrogate pair: {}", surrogate_pair); // char型のサイズを取得 println!("Size of char: {} bytes", std::mem::size_of::<char>()); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> Unicode char: 😊 Surrogate pair: 😁 Size of char: 4 bytes </syntaxhighlight> ここでは、<code>'😊'</code> という絵文字や <code>\u{1F601}</code> というサロゲートペアを <code>char</code>型として表現しています。絵文字やサロゲートペアも正しく表示されることを確認できます。また、<code>std::mem::size_of::<char>()</code> を使って <code>char</code>型のサイズを表示しています。 ===== 文字列型(''The String Type'') ===== Rustには2つの主要な文字列型があります。 # <code>&str</code>型 (文字列スライス): #* メモリ内のデータへの不変の参照を表します。 #* UTF-8でエンコードされた文字列を参照します。 #* 文字列リテラルや他のデータ構造の一部として使用されます。 #:<syntaxhighlight lang=rust copy> let string_slice: &str = "Hello, Rust!"; // 文字列リテラルから作成された文字列スライス </syntaxhighlight> # <code>String</code>型: #* ヒープ上に確保された可変の文字列データを持ちます。 #* 動的に変更可能で、文字列の追加や削除、変更が可能です。 #:<syntaxhighlight lang=rust copy> let mut string_object = String::from("Hello"); // String型のインスタンスを生成 string_object.push_str(", Rust!"); // 文字列を追加 </syntaxhighlight> これらの型は互いに相互変換できます。例えば、<code>&str</code>から<code>String</code>への変換は<code>to_string()</code>メソッドを使用できます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> let my_string: String = "Hello".to_string(); // &strからStringへの変換 </syntaxhighlight> また、<code>String</code>から<code>&str</code>への変換は、<code>&</code>演算子を使用して参照を取得します。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> let my_string: String = String::from("Hello"); let string_ref: &str = &my_string; // Stringから&strへの変換 </syntaxhighlight> 文字列操作に関しては、<code>String</code>型が動的に変更可能で柔軟性があり、<code>&str</code>型は主に静的な文字列の参照として使用されます。 ;様々な文字列リテラル ;[https://play.rust-lang.org/?version=nightly&mode=debug&edition=2021&gist=9c41862df3833ee7bd16169631d74de7 string.rs]:<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { println!("{:?}", "hello"); // エスケープされた文字列 println!("{:?}", r#"hello"#); // エスケープされないraw文字列 println!("{:?}", b"hello"); // エスケープされたバイト文字列 println!("{:?}", br#"hello"#); // エスケープされないrawバイト文字列 } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> "hello" "hello" [104, 101, 108, 108, 111] [104, 101, 108, 108, 111] </syntaxhighlight> * <code>"{:?}"</code> はデバッグ用のフォーマット指定子で、デバッグ表示用の形式で出力します。 * <code>r#"..."#</code> はエスケープされない raw 文字列リテラルで、内部のエスケープが無視されます。 * <code>b"..."</code> はバイト文字列リテラルで、ASCII文字のバイト値の配列を示します。 * <code>br#"..."#</code> はエスケープされない raw バイト文字列リテラルです。 これらのリテラルは、異なる用途で利用されることがあり、それぞれの特性や振る舞いが異なります。 ===== ユニット型(''The Unit Type'') ===== Rustにおけるユニット型は<code>()</code>で表されます。ユニット型は特別な型であり、単一の値 <code>()</code> だけから成り立ちます。主に2つの用途があります: # 関数の戻り値としての利用: 副作用のない関数や手続きにおいて、何も返す必要がない場合にユニット型 <code>()</code> が使用されます。 #:<syntaxhighlight lang=rust copy> fn do_something() { // 何らかの処理 } fn main() { let result = do_something(); // 戻り値は () になる println!("result = {:?}", result); } </syntaxhighlight> # 構造体のフィールドとしての利用: 構造体のフィールドとしてユニット型を持つことで、その構造体のインスタンスが存在することを示す場合に使用されます。 #:<syntaxhighlight lang=rust copy> #[derive(Debug)] struct MarkerUnit; fn main() { let marker = MarkerUnit; // ユニット型を持つ構造体のインスタンス化 println!("marker = {:?}", marker); } </syntaxhighlight> ユニット型は一見すると何も持たない型ですが、プログラムの構造を表現するために重要な役割を果たしています。特に関数の戻り値として使用されることが多いです。 ==== 複合型(''Compound Types'') ==== 複合型(''Compound Types'')は、複数の値を1つの型にまとめることができます。 Rustにはタプルとアレイという2つのプリミティブな複合型があります。 ===== タプル型(''The Tuple Type'') ===== タプル(''The Tuple'')は、さまざまな型の値を1つの複合型にまとめる一般的な方法です。 タプルの長さは固定されており、一度宣言すると大きくしたり小さくしたりすることはできません。 ===== 配列型(''The Array Type'') ===== 複数の値の集まりを持つもう一つの方法として、配列(''The Array'')があります。 タプルとは異なり、配列の各要素は同じ型でなければなりません。 Rustの配列は、タプルと同じく長さが固定されています。 == プレースホルダー == println! マクロなどの文字表示マクロでは、文字列中の <code>{</code> <code>}</code> の位置に指定された書式で展開します<ref>[https://doc.rust-lang.org/std/fmt/ Module std::fmt]</ref>。 [[C言語]]の標準関数 printf() と機能は似ていますが書式は大きく異なり、[[Python]]のf文字列との共通点が多いです。 <!-- * Positional parameters * Named parameters * Formatting Parameters ** Width ** Fill/Alignment ** Sign/#/0 ** Precision * Localization * Escaping {} を表示したい時は {{}} とします * Related macros -- format! write! writeln! println! eprint! eprintln! --> === フォーマッティング・トレイツ(Formatting traits) === {{Ruby|空|から}}のプレースホルダー<code>{}</code>を指定すればその型の自然なフォーマット([https://doc.rust-lang.org/std/fmt/trait.Display.html fmt::Display]; 100 ならば "100")で文字列化されます。 しかし、基数を変えた16進数や8進数や2進数などでフォーマットをしたいときはフォーマッティング・トレイツ(Formatting traits)を使います<ref>[https://doc.rust-lang.org/std/fmt/#formatting-traits Formatting traits]</ref>。 ;[https://play.rust-lang.org/?version=stable&mode=debug&edition=2021&gist=81cb5a55fcae676c094f2b74929f09b3 Formatting traits]:<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { println!("{:?}", 100); println!("{:x}", 100); println!("{:o}", 100); println!("{:b}", 100); println!("{}", 100); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> 100 64 144 1100100 100 </syntaxhighlight> フォーマッティング・トレイツは、Rustプログラミング言語におけるデータのフォーマット(整形)方法を定義するためのトレイト(trait)です。これらのトレイトは、<code>std::fmt</code>モジュールに定義されており、<code>std::fmt::Display</code>や<code>std::fmt::Debug</code>など、様々なフォーマット方法を提供します。 一般的なフォーマッティング・トレイツは以下のようになります: * Display: <code>std::fmt::Display</code>トレイトは、<code>{}</code>(中括弧)を使ったシンプルな人間が読みやすい形式での表示を提供します。これは、<code>println!</code>マクロや<code>format!</code>マクロで使われます。 * Debug: <code>std::fmt::Debug</code>トレイトは、<code>{:?}</code>を使ったデバッグ目的の表示を提供します。これは、デバッグ情報を表示する際に便利で、<code>println!("{:?}", variable)</code>のように使用されます。 * Binary: <code>std::fmt::Binary</code>トレイトは、<code>{:#b}</code>を使ってバイナリ表現での表示を提供します。 * Octal: <code>std::fmt::Octal</code>トレイトは、<code>{:#o}</code>を使って8進数表現での表示を提供します。 * LowerHex / UpperHex: <code>std::fmt::LowerHex</code>および<code>std::fmt::UpperHex</code>トレイトは、それぞれ<code>{:#x}</code>および<code>{:#X}</code>を使って16進数表現での表示を提供します。 これらのトレイトは、カスタム型をフォーマットする方法を指定するために、対応するメソッドを実装することで利用されます。 例えば、<code>Display</code>トレイトを実装することで、自分で定義した型を<code>{}</code>を使って表示することができます。 以下は、簡単な構造体<code>Person</code>に<code>Display</code>トレイトを実装して、<code>{}</code>を使ってカスタム型を表示する例です。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> use std::fmt; // 構造体を定義 struct Person { name: String, age: u32, } // Displayトレイトの実装 impl fmt::Display for Person { fn fmt(&self, f: &mut fmt::Formatter<'_>) -> fmt::Result { // カスタムフォーマットを定義する write!(f, "Name: {}, Age: {}", self.name, self.age) } } fn main() { let person = Person { name: String::from("Alice"), age: 30, }; // {}を使ってPerson型を表示 println!("Person Details: {}", person); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> Person Details: Name: Alice, Age: 30 </syntaxhighlight> この例では、<code>Person</code>という構造体を定義し、<code>fmt::Display</code>トレイトを実装しています。<code>fmt</code>モジュール内の<code>Formatter</code>型を利用して、<code>write!</code>マクロを呼び出しています。<code>main</code>関数内で<code>println!</code>マクロを使って<code>Person</code>型を表示しています。これにより、<code>Person</code>型を<code>{}</code>を使って表示する方法が示されています。 == 所有権システム == Rustの所有権システムは、メモリ管理とリソースの安全な扱いを通じて安全性と並行性を確保する、言語の重要な特徴です。ここでは、Rustの所有権、借用、参照について、コードを交えて解説します。 === 所有概念 === Rustの所有概念は、変数がリソースの所有権を持ち、スコープを抜ける際にそのリソースを自動的に解放する仕組みです。この仕組みは、メモリ安全性を高めるための中心的な考え方です。 === コピーとムーブ === Rustでは、変数が参照しているデータがスタック上かヒープ上かによって、コピーやムーブの挙動が異なります。スタック上のプリミティブ型はコピーされますが、ヒープ上のデータはムーブされ、所有権が移動します。 ; コピーされるデータ :<syntaxhighlight lang=rust line copy> fn main() { let x = 5; let y = x; // xの値がコピーされる println!("x: {}, y: {}", x, y); // 両方の変数が利用可能 } </syntaxhighlight> この例では、整数型<code>x</code>の値がコピーされるため、<code>x</code>と<code>y</code>の両方が使用できます。 ; ムーブされるデータ :<syntaxhighlight lang=rust line copy> fn main() { let s1 = String::from("Hello"); let s2 = s1; // s1の所有権がs2に移動 // println!("{}", s1); // コンパイルエラー:s1はもう使用できない println!("{}", s2); // 正常に出力される } </syntaxhighlight> ここでは、<code>s1</code>の所有権が<code>s2</code>に移動するため、<code>s1</code>は利用できなくなります。 次に、コピーとムーブの違いを簡単に表にまとめます。 :{| class=wikitable |+ コピーとムーブの違い ! データ種別!! コピー !! ムーブ |- ! プリミティブ型(整数型、bool型など) | コピーされる | コピーされる |- ! ヒープ上のデータ(String型、Vec型など) | されない | 所有権が移動する |} === 借用と参照 === 所有権を移動せずにデータを利用する方法として、借用(参照)があります。 ;[https://play.rust-lang.org/?version=nightly&mode=debug&edition=2021&gist=91624181f640bfff93914d318547bfae 借用と参照の例] :<syntaxhighlight lang=rust line copy> fn main() { let s1 = String::from("Hello"); // s1を借用する(イミュータブルな参照) let len = calculate_length(&s1); println!("The length of '{}' is {}.", s1, len); // 正常に出力される } fn calculate_length(s: &String) -> usize { s.len() } </syntaxhighlight> この例では、<code>calculate_length</code>関数が<code>&String</code>型のイミュータブルな参照を受け取っているため、<code>s1</code>の所有権を渡すことなく値を参照できます。 === ミュータブルな参照 === 可変の値を変更するには、ミュータブルな参照を使います。 ;[https://play.rust-lang.org/?version=nightly&mode=debug&edition=2021&gist=1ef888bfe58461858b4cefe84d3b6fae ミュータブルな参照の例] :<syntaxhighlight lang=rust line copy> fn main() { let mut s = String::from("Hello"); change_string(&mut s); println!("{}", s); // "Hello, goodbye"が出力される } fn change_string(s: &mut String) { s.push_str(", goodbye"); } </syntaxhighlight> <code>&mut String</code>型のミュータブルな参照を利用して<code>change_string</code>関数で文字列を変更しています。 === 関数のパラメータにした変数は関数にムーブされる === Rustでは、関数の引数として変数を渡すと、所有権が関数にムーブされる場合があります。例で見てみましょう。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { let original = String::from("Hello, Rust!"); // String型の変数originalを作成 let moved = move_ownership(original); // originalがmove_ownership関数にムーブ // println!("original: {}", original); // コンパイルエラー println!("moved: {}", moved); // 正常に動作 } fn move_ownership(input: String) -> String { input } </syntaxhighlight> この例では、<code>original</code>が関数<code>move_ownership</code>にムーブされ、<code>original</code>は使用できなくなります。 === クローン === 所有権を共有したい場合、<code>clone</code>メソッドでデータの複製が可能です。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { let data1 = vec![1, 2, 3]; let data2 = data1.clone(); // データの複製 println!("{:?}", data1); // data1は所有権を保持している println!("{:?}", data2); // data2はクローンされたデータを持つ } </syntaxhighlight> この例では、<code>data1</code> の <code>clone</code> メソッドを呼び出すことで、ヒープ上にあるデータの複製を作成し、<code>data2</code> に格納します。このとき、<code>data1</code> と <code>data2</code> はそれぞれ独立した所有権を持つため、どちらかを変更してももう一方には影響しません。 クローンを作成することで、所有権が必要な場合でも、元のデータをそのまま保持しながらコピーを生成できるため、データの安全な扱いが可能です。 === ライフタイム === ライフタイムは、参照が有効である期間を示すRustの注釈で、所有権と借用のルールと密接に関係しています。ライフタイムを指定することで、コンパイラがメモリの安全性を保証し、不正なメモリアクセスや参照の無効化を防ぎます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn longest<'a>(x: &'a str, y: &'a str) -> &'a str { if x.len() > y.len() { x } else { y } } </syntaxhighlight> この例では、<code>'a</code> というライフタイムパラメータを使って、<code>x</code> と <code>y</code> の参照が同じライフタイムを共有することをコンパイラに伝えています。これにより、返り値のライフタイムも入力引数と同じ期間で有効であることが保証されます。 ライフタイムは複雑な場面では特に重要となり、Rustの所有権システムがさらに強力にメモリ安全を保証する仕組みとなっています。 === Rc, Box と Drop === ==== Rc (Reference Counting) ==== <code>Rc</code>は参照カウントを用いたスマートポインタで、複数の所有者が同じデータを共有できるようにします。主にマルチスレッドを必要としない環境で利用され、<code>clone</code>メソッドでカウントを増加させることで、同じデータを複数の変数が所有できます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> use std::rc::Rc; let a = Rc::new(5); let b = Rc::clone(&a); // aとbが同じデータを共有 </syntaxhighlight> <code>Rc</code>はスレッドセーフではありませんが、シングルスレッドの環境でデータ共有を簡単に行えるため便利です。 ==== Box (Heap Allocation) ==== <code>Box</code>はデータをヒープに格納し、そのポインタをスタック上で保持するスマートポインタです。スタックではなくヒープにデータを配置したい場合に使用します。<code>Box</code>は最も単純なスマートポインタで、シングルオーナーのデータの所有権を提供します。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> let b = Box::new(5); println!("b = {}", b); // ヒープ上に格納されたデータにアクセス </syntaxhighlight> ボックスは特に再帰的なデータ構造の作成やヒープメモリ管理に適しており、ポインタの解放はスコープを外れたときに自動で行われます。 ==== Drop (Resource Cleanup) ==== <code>Drop</code>トレイトは、オブジェクトがスコープを外れるときにリソースをクリーンアップするための機構を提供します。カスタムデストラクタを実装する際に使用され、例えばファイルハンドルやネットワークリソースなどのリソース解放に役立ちます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> struct CustomResource; impl Drop for CustomResource { fn drop(&mut self) { println!("CustomResourceが解放されました"); } } let resource = CustomResource; // スコープを抜けるときにdropメソッドが呼ばれる </syntaxhighlight> <code>Drop</code>トレイトにより、Rustは自動的にリソース管理を行い、メモリリークやリソースの取りこぼしを防ぎます。手動で<code>drop</code>を呼び出すことも可能ですが、通常はスコープ終了時に自動で解放されます。 ; まとめ Rustの所有権システムは、メモリ管理とデータ競合の予防において非常に強力な機能です。所有、借用、ムーブ、コピー、クローンといった各機能を活用することで、安全かつ効率的にメモリを管理できるようになります。特に、Rustではコンパイル時にこれらのルールが強制されるため、意図しないバグを未然に防ぐことができます。 Rustの所有権システムを深く理解することは、効率的で安全なコードを書くための第一歩です。<!ーー RcやBoxやDropもここか? ーー> == 制御構造 == Rust では、{{code|if}}や{{code|for}}などの制御構造も式です。 === 分岐 === Rust は、[[#if|if]] と [[#match|match]] の2つの分岐構文を持ちます。 ==== if ==== ifは、条件式に基づき分岐し、分岐先の式を評価します。 ifの値は、分岐先の式の値です。 elseを省略し条件式が偽であった場合のifの値は <code>()</code> です。 ;構文:<syntaxhighlight lang=ebnf> if-expr := if 条件式 '{' 式1 '}' [ else '{' 式2 ] '}' </syntaxhighlight> :;[https://play.rust-lang.org/?version=stable&mode=debug&edition=2021&gist=84117443c135c52137b9005717322e82 条件式に整数を使うと]:<syntaxhighlight lang=Rust line copy> fn main() { let i = 0; if i { println!("zero"); } } </syntaxhighlight> :;コンパイルエラー:<syntaxhighlight lang=text> error[E0308]: mismatched types --> src/main.rs:4:8 | 4 | if i { | ^ expected `bool`, found integer For more information about this error, try `rustc --explain E0308`. </syntaxhighlight> :: Rustでは、ifに限らず、条件式は、bool 型でなければいけません。 ;[https://play.rust-lang.org/?version=stable&mode=debug&edition=2021&gist=2c8960df447a87aaeaecced963d20cde if.rs]:<syntaxhighlight lang=rust line copy> fn main() { let i = 0; if i == 0 { println!("零"); } else { println!("非零"); } let s = if i == 0 { "ゼロ" } else { "非ゼロ" }; println!("{}", s); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> 零 ゼロ </syntaxhighlight> :気をつけたいのは、式の値が参照されるifでは、それぞれの式(ここでは <code>"ゼロ"</code> と <code>"非ゼロ"</code>)にセミコロン<code> ; </code>を付けてはいけない点です。 :: もし セミコロン<code> ; </code> をつけると、ブロックの値は、Unit 型 <code>()</code> になります。 :: ifの、分岐先の2つの式の型は同じでなければいけません。 :: else節が省略された場合は、Unit 型を返さなければいけません。 ::: 式の最後に、セミコロン<code>};</code> が必要ということです<ref>C言語系では、式を文にする為いに<code>};</code> が必要です。Rustもそう説明されている場合がありますが、Rustでは式の型の一致が目的です。</ref>。 :また、<syntaxhighlight lang=rust inline>let s = if i == 0 {</syntaxhighlight>の文末の<code>};</code> のセミコロンも忘れがちです。 :Rust では if に限らず、コードブロックは式の一種で値を返します<ref>コードブロックが値を持つプログラミング言語としては、BCPL, [[Ruby]], [[Scala]]や[[Kotlin]]があります。</ref>。その場合、コードブロックの最後の式がコードブロックの値となりセミコロン<code> ; </code>は不要で、もし、<code> ; </code>をつけると<code> ; </code>の次の式(=空文)の値<code> () </code>がコードブロックの値になります。 この特徴は、関数型プログラミングを意識したものですが、同時に後に説明する所有権の移譲で重要な役割を果たします。 ===== if と else の連鎖 ===== ;[https://play.rust-lang.org/?version=nightly&mode=debug&edition=2021&gist=e3c9a903bc6baab687f697a83bde8928 if-else.rs]:<syntaxhighlight lang=rust line copy> fn main() { let n = 0.0 / 0.0; if n < 0.0 { println!("負の数"); } else if n > 0.0 { println!("正の数"); } else if n == 0.0 { println!("零"); } else { println!("{n}"); } } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> NaN </syntaxhighlight> このコードの中で、次のことが行われています: # <code>n</code> に NaN(Not a Number)を代入しています。<code>0.0 / 0.0</code> は浮動小数点数のゼロで割り算を表し、NaN を返します。 # <code>if</code> 文で <code>n</code> の値に応じて条件分岐しています。 # <code>n</code> が負の数より小さい場合は、"負の数" と出力します。 # <code>n</code> が正の数より大きい場合は、"正の数" と出力します。 # <code>n</code> がゼロと等しい場合は、"零" と出力します。 # それ以外の場合は、<code>n</code> の値を <code>{n}</code> という形式で出力します。 しかし、Rustの浮動小数点数型では、NaN は <code><</code> や <code>></code> 、<code>==</code> などの比較演算子によって、他の数値との大小や等価性を比較することはできません。なぜなら NaN は "not a number" であり、数値としての大小関係が定義されていないためです。 そのため、このコードでは <code>n</code> が NaN である場合、どの条件にも合致せず、最後の <code>else</code> ブロックが実行されることになります。このブロックでは、<code>n</code> の値そのものを <code>{n}</code> という形式で出力しようとしています。 ==== Some() ==== Rustでは、C言語のNULLに相当する値は None です。 通常の変数は None の代入は受付けませんが、Some() を使うと None を取り得る変数が宣言できます<ref>[https://doc.rust-lang.org/stable/std/option/enum.Option.html Option in std::option - Rust]</ref>。 ;[https://play.rust-lang.org/?version=nightly&mode=debug&edition=2021&gist=afb9193c50a316090b6e3119f994f8cf some.rs]:<syntaxhighlight lang=rust line copy> fn main() { let mut x = Some(0); println!("{:?}({})", x, type_of(x)); x = None; println!("{:?}({})", x, type_of(x)); } fn type_of<T>(_: T) -> &'static str { std::any::type_name::<T>() } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> Some(0)(core::option::Option<i32>) None(core::option::Option<i32>) </syntaxhighlight> Some() 及び None は、標準ライブラリ std::option で定義されていますが、初期化済みなので Use することなく、接頭辞Option::なしで使えます。 ==== if let ==== Rustには、<code>if let</code>という特別な制御構造があります。<code>if let</code>は、<code>match</code>式を簡略化するために使用されます。<code>if let</code>式は、単一のパターンを使用して、変数が指定された値にマッチした場合にのみ式を実行します。<code>if let</code>を使用すると、冗長なマッチングのコードを削減できます。 以下は、<code>if let</code>を使用した例です。 ;[https://play.rust-lang.org/?version=nightly&mode=debug&edition=2021&gist=0614af1127dbc6ec0d871443b16e6a67 if-let.rs]:<syntaxhighlight lang=rust style="width:40em"> fn main() { let mut v = vec![2, 3, 5]; if let Some(x) = v.pop() { println!("x = {}", x) } else { println!("done!") } if let Some(x) = v.pop() { println!("x = {}", x) } else { println!("done!") } if let Some(x) = v.pop() { println!("x = {}", x) } else { println!("done!") } if let Some(x) = v.pop() { println!("x = {}", x) } else { println!("done!") } if let Some(x) = v.pop() { println!("x = {}", x) } else { println!("done!") } } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text style="width:40em"> x = 5 x = 3 x = 2 done! done! </syntaxhighlight> : <code>.pop()</code>メソッドは、ベクターから最後の要素を取り出し、それを返します。ただし、ベクターが空である場合は<code>None</code>を返します。 : 最初の行では、<code>vec![2, 3, 5]</code>という3つの要素を持つベクターを作成しています。 : その後、5回の<code>if let</code>式を使用して、ベクターから要素を取り出し、それを表示するか、ベクターが空の場合には<code>done!</code>と表示します。 : 各<code>if let</code>式では、変数<code>x</code>を定義しています。 :: <code>v.pop()</code>の返り値が<code>Some</code>であれば、ベクターの最後の要素が変数<code>x</code>に束縛され、<code>println!</code>マクロを使用して<code>x</code>を表示します。 :: そうでない場合、すなわち、ベクターが空である場合は、<code>else</code>節が実行されて、<code>done!</code>が表示されます。 ==== match ==== <code>match</code>は、値とパターンをマッチングして、対応するコードブロックを実行します。これは、複数の条件に基づいて処理を行う場合に非常に便利です。例えば、列挙型(enum)を使った状況では、<code>match</code>は特に有用です。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> enum Coin { Penny, Nickel, Dime, Quarter, } fn value_in_cents(coin: Coin) -> u32 { match coin { Coin::Penny => { println!("Lucky penny!"); 1 }, Coin::Nickel => 5, Coin::Dime => 10, Coin::Quarter => 25, } } </syntaxhighlight> 上記の例では、<code>Coin</code>型の列挙子を受け取り、それぞれのコインに対する価値を返す関数が定義されています。<code>match</code>は<code>Coin</code>の値を取り、各列挙子に対応するコードブロックを実行します。例えば、<code>Coin::Penny</code>の場合、"Lucky penny!"というメッセージが表示され、1が返されます。 <code>match</code>は、パターンに加えて<code>if</code>条件も組み合わせて使用できます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { let some_value = Some(5); match some_value { Some(x) if x < 5 => println!("Less than 5: {}", x), Some(x) => println!("Value: {}", x), None => println!("No value"), } } </syntaxhighlight> この例では、<code>Some</code>型の値を持つ変数を<code>match</code>で処理しています。<code>if</code>条件は<code>Some</code>型であり、かつその値が5未満の場合にマッチします。それ以外の場合、単に値を表示します。 <code>match</code>はRustの強力なツールであり、パターンマッチングにより、安全性と表現力を向上させます。 === 反復 === Rustには、以下のような反復構文があります。 # <code>[[#for|for]]</code>ループ ## <code>[[#iter()|iter()]]</code>メソッドを使用した反復処理 ## <code>[[#enumerate()|enumerate()]]</code>メソッドを使用した反復処理 ## <code>[[#zip()|zip()]]</code>メソッドを使用した反復処理 # <code>[[#while|while]]</code>ループ # <code>[[#loop|loop]]</code>ループ それぞれの構文について、詳しく解説していきます。 ==== for ==== Rust の '''for''' は、指定された範囲内の値を反復処理するために使用されます。通常、配列、ベクトル、範囲、またはイテレータなどの反復可能オブジェクトに対して使用されます。 ;構文:<syntaxhighlight lang=ebnf> for_expression = "for" loop_variable "in" expression "{" statement* "}"; loop_variable = pattern; expression = (expression_binop | expression_unop | expression) ; pattern = identifier | "_" | literal ; </syntaxhighlight> : <code>for_expression</code>はforループを表し、 <code>loop_variable</code>は反復処理のために使用される変数、 <code>expression</code>は反復処理の対象となるデータのソース、 <code>statement</code>はループ内で実行される文を表します。 <code>pattern</code>は、ループ変数の型と一致するパターンを表します。 : <code>identifier</code>は、識別子の名前を表します。 <code>literal</code>は、文字列、数値、真偽値などのリテラル値を表します。 : forループは、 <code>loop_variable</code>によって定義された変数に <code>expression</code>で指定されたデータソースの値を順番に割り当て、それぞれの値に対して <code>statement</code>を実行します。 : <code>identifier</code>は識別子を、<code>literal</code>はリテラルをしめします。 ===== Range ===== Rustにおける<code>range</code>は、範囲を表す型です。範囲の生成には2つの主要な方法があります。 ;..(半開区間) * <code>start..end</code>の形式で使用され、<code>start</code>から<code>end</code>の手前(<code>end</code>は含まれない)までの範囲を生成します。 例えば、<code>1..5</code>は1から4までの範囲を生成します。 ; ..= (閉区間) * <code>start..=end</code>の形式で使用され、<code>start</code>から<code>end</code>までの閉区間を生成します(<code>end</code>も含まれます)。 例えば、<code>1..=5</code>は1から5までの範囲を生成します。 これらの範囲は<code>for</code>ループの反復やイテレータの作成など、さまざまな場面で使用されます。例えば、<code>for</code>ループやイテレータを使って範囲内の要素を処理することができます。 ;[https://play.rust-lang.org/?version=nightly&mode=debug&edition=2021&gist=a3cd190fbd860ce8efb0d6276fb0858a for-in-range.rs]:<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { // 半開区間の使用例 for i in 1..5 { println!("{i}"); // 1, 2, 3, 4が出力される } // 閉区間の使用例 for i in 1..=5 { println!("{i}"); // 1, 2, 3, 4, 5が出力される } } </syntaxhighlight> 範囲は整数や文字など、多くの型で使用できます。範囲の使用はイテレーションや特定の範囲内の操作を行う際に便利です。 ===== iter() ===== <code>Rust</code>における<code>iter()</code>は、コレクション(ベクター、配列、ハッシュマップなど)をイテレート可能な形に変換するメソッドです。イテレータは、コレクション内の要素を1つずつ処理するための仕組みを提供します。 基本的な使い方は以下のようになります: ;[https://play.rust-lang.org/?version=nightly&mode=debug&edition=2021&gist=d45c8c0ad55adb01e50456dd7270983c iter.rs]:<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { let vec = vec![1, 2, 3, 4, 5]; // ベクターのイテレータを作成する let mut iter = vec.iter(); // イテレータを使って要素に順番にアクセスする while let Some(value) = iter.next() { println!("{value}"); } } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> 1 2 3 4 5 </syntaxhighlight> <code>iter()</code>メソッドは、イテレータを作成するための最も基本的な手段ですが、さまざまな応用もあります。 # <code>.map()</code>: イテレータを他の形に変換する場合に使われます。たとえば、各要素に対して関数を適用して新しいイテレータを作成します。 #:<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { let vec = vec![1, 2, 3, 4, 5]; // 各要素を2倍する新しいイテレータを作成する let doubled_iter = vec.iter().map(|x| x * 2); for value in doubled_iter { println!("{value}"); } } </syntaxhighlight> # <code>.filter()</code>: 条件に一致する要素のみを含む新しいイテレータを作成します。 #:<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { let vec = vec![1, 2, 3, 4, 5]; // 偶数の要素だけを含む新しいイテレータを作成する let even_iter = vec.iter().filter(|&x| x % 2 == 0); for value in even_iter { println!("{value}"); } } </syntaxhighlight> # <code>.fold()</code>: イテレータ内の要素を畳み込んで単一の値に集約します。 #:<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { let vec = vec![1, 2, 3, 4, 5]; // 要素の合計を計算する let sum = vec.iter().fold(0, |acc, &x| acc + x); println!("合計: {sum}"); } </syntaxhighlight> # <code>.reduce()</code>: イテレータ内の要素を畳み込んで単一の値に集約します。 #:<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { let vec = vec![1, 2, 3, 4, 5]; // 要素の合計を計算する let sum = vec.into_iter().reduce(|acc, x| acc + x); println!("合計: {:?}", sum); } </syntaxhighlight> これらは<code>iter()</code>を基盤として利用する機能の一部です。<code>Rust</code>のイテレータは非常に強力で、関数型プログラミングの概念を取り入れながら、効率的で安全なコードを記述するための重要な手段となっています。 ====== rev() ====== <code>iter()</code>メソッドに加えて、<code>rev()</code>メソッドを使用すると、要素を逆順で取り出すこともできます。 ;[https://play.rust-lang.org/?version=nightly&mode=debug&edition=2021&gist=83d50bb12645221a766052413a9d73b8 iter-rev.rs]:<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { let v = vec![1, 3, 5, 7, 11]; for x in v.iter().rev() { println!("x = {}", x) } } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> x = 11 x = 7 x = 5 x = 3 x = 1 </syntaxhighlight> : このRustのコードは、 <code>for</code>ループを使用して、ベクトル <code>v</code>の要素を反復処理し、各要素の値を出力するものです。ただし、 <code>v</code>の要素を逆順に処理します。 : <code>v.iter().rev()</code>は、 <code>v</code>のイテレータを取得し、そのイテレータを逆順にするためのメソッドです。これにより、ベクトルの最後の要素から始まり、最初の要素まで逆順に反復処理します。 : <code>for</code>ループの本体では、 <code>println!</code>マクロを使用して、現在の <code>x</code>の値を表示しています。 <code>{}</code>はプレースホルダーであり、その場所に変数の値が挿入されます。この例では、 <code>{}</code>の中に <code>x</code>を指定して、ループの反復ごとに変化する <code>x</code>の値を表示しています。 ===== enumerate() ===== <code>enumerate()</code>メソッドを使用すると、要素のインデックスと値を同時に取り出すこともできます。 ;コード例:<syntaxhighlight lang=rust line copy> let v = vec![1, 2, 3]; for (i, val) in v.iter().enumerate() { println!("{}: {}", i, val); } </syntaxhighlight> : このコードでは、<code>v.iter().enumerate()</code>メソッドを使用して、<code>v</code>のイテレータを作成し、各要素のインデックスと値を同時に反復処理しています。<code>for</code>ループの本体では、変数<code>i</code>を使ってインデックス、<code>val</code>を使って値を表示しています。 ===== zip() ===== <code>zip()</code>メソッドを使用すると、複数のイテレータを同時に取り出すことができます。 ;コード例:<syntaxhighlight lang=rust line copy> let v1 = vec![1, 2, 3]; let v2 = vec!["one", "two", "three"]; for (i, val) in v1.iter().zip(v2.iter()) { println!("{}: {}", i, val); } </syntaxhighlight> : このコードは、<code>zip()</code>メソッドを使用して、2つのベクトルを同時に反復処理する方法を示しています。 : 最初の行で、整数のベクトル<code>v1</code>と文字列のベクトル<code>v2</code>を定義しています。 : 次に、<code>for</code>ループを使用して、<code>v1.iter()</code>と<code>v2.iter()</code>のイテレータを同時に取り出します。このとき、<code>(i, val)</code>というタプルの形式で、それぞれのイテレータから次の要素を取り出します。 : <code>println!</code>マクロの中で、<code>{}</code>に<code>i</code>と<code>val</code>をそれぞれ表示しています。<code>{}</code>の中にある<code>:</code>は区切り文字で、<code>i</code>と<code>val</code>を区別するために使用されています。 ==== while ==== Rustにおいて、<code>while</code>は指定した条件式が<code>true</code>である限り、ブロック内のコードを繰返し実行する制御構文です。 ;[https://play.rust-lang.org/?version=stable&mode=debug&edition=2021&gist=47dc5b7c9d866b3f5913a77b9a55988e while.rs]:<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { let mut i = 0; while i < 5 { println!("i = {}", i); i += 1 }; } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> i = 0 i = 1 i = 2 i = 3 i = 4 </syntaxhighlight> : このプログラムは、0から4までの数字を順番に表示するプログラムです。whileループを使用して、条件式<code>i < 5</code>が<code>true</code>である間、ループを継続します。ループの各イテレーションでは、<code>println!</code>マクロを使用して、変数<code>i</code>の現在の値を表示します。<code>i</code>の値は、ループ本文の最後で<code>i += 1</code>によって1ずつ増加します。条件式<code>i < 5</code>が<code>false</code>になったとき、ループが終了します。最終的に、0から4までの数字が順番に表示されます。 ===== while let ===== Rustの<code>while let</code>は、ループ処理の一種で、パターンマッチングを行い、パターンにマッチする値をループ内で取り出しながらループを繰り返します。 <code>while let</code>は、<code>match</code>構文の糖衣構文で、一つの値を取り出してパターンマッチングを行い、パターンにマッチする場合は値を取り出し、マッチしない場合はループを終了します。 ;[https://play.rust-lang.org/?version=stable&mode=debug&edition=2021&gist=0764d8389e3afc0854b4223b8db5a32b while-let.rs]:<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { let mut n = Some(0); while let Some(i) = n { n = if i > 5 { None } else { println!("i = {}", i); Some(i + 1) } } } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> i = 0 i = 1 i = 2 i = 3 i = 4 i = 5 </syntaxhighlight> : このコードは、<code>n</code> という <code>Option<i32></code> 型の変数を定義し、初期値を <code>Some(0)</code> として設定します。そして、<code>while</code> ループを使って <code>n</code> の値を取り出しながら、それが <code>None</code> でなければループを続けます。 : <code>while let</code> の条件式では、<code>n</code> が <code>Some(i)</code> とパターンマッチされ、<code>i</code> に値がバインディングされます。このパターンマッチにより、<code>n</code> が <code>Some(i)</code> でなければループは終了します。 : ループ本体では、<code>i</code> が <code>5</code> を超える場合は、<code>n</code> を <code>None</code> に更新してループを終了します。そうでなければ、<code>i</code> を表示して、<code>Some(i + 1)</code> を <code>n</code> に代入してループを継続します。 : このプログラムの出力は、0 から 5 までの数値が順番に表示されます。最後に <code>None</code> が表示されます。 ===== while let とベクトル ===== Rustの<code>while let</code>は、反復可能な値に対して、パターンマッチングを行いながら反復処理を行うことも出来ます。ベクトルに対してwhile letを使うと、ベクトルの末尾から要素を取り出しながら反復処理を行うことができます。 ;[https://play.rust-lang.org/?version=nightly&mode=debug&edition=2021&gist=6b252d13f67df88f533e55dab5d3397c while-let-again.rs]:<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { let mut v = vec![1, 3, 5, 7, 11]; while let Some(x) = v.pop() { println!("x = {}", x) } } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> x = 11 x = 7 x = 5 x = 3 x = 1 </syntaxhighlight> : このコードは、可変長配列<code>v</code>に値を追加し、whileループでその配列から値を取り出し、それを表示するものです。 : まず、可変長配列<code>v</code>に<code>vec![1, 3, 5, 7, 11]</code>という値を設定しています。その後、<code>while let</code>式を使って、<code>v.pop()</code>の戻り値が<code>Some(x)</code>である限り、ループが継続されます。<code>v.pop()</code>は、<code>v</code>の最後の要素を取り出し、その要素があれば<code>Some</code>で包んで返し、なければ<code>None</code>を返します。 : <code>while let</code>式では、取り出した値が<code>Some(x)</code>である場合に、<code>println!("x = {}", x)</code>を実行して<code>x</code>の値を表示します。 : つまり、このコードは<code>v</code>の末尾から要素を取り出しながら、取り出した要素の値を表示するという処理を続け、最後に配列が空になったらループを終了します。 {{コラム|Rustにdo-whileはありません|2= Rustにdo-whileはありません。while の条件式に do のブロックを詰め込むことで同じことが実現できます。 ;[https://play.rust-lang.org/?version=stable&mode=debug&edition=2021&gist=534d7cfaf805c7e8d99d4c1ba95ed3ab pseudo-do-while.rs]:<syntaxhighlight lang=rust highlight=6 line copy> fn main() { let mut i = 100; while { println!("{}", i); i += 1; i < 10 } {} } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> 100 </syntaxhighlight> :whileの条件式が省略されたかのように見えますが、4,5,6行目を含むブロックが、while の条件式となり値はブロックの最後の6行目の式の値です。 :7行目の {} がループ本体です。 ;loopを使った例:<syntaxhighlight lang=rust line copy> fn main() { let mut i = 100; loop { println!("{}", i); i += 1; if !(i < 10) { break; } } } </syntaxhighlight> : loop のブロックの最後に脱出条件を書いた方がわかりやすいかもしれません。 }} ==== loop ==== <code>loop</code>は、明示的な条件式の指定がない限り、無限に繰り返されます。 ;[https://play.rust-lang.org/?version=stable&mode=debug&edition=2021&gist=9349b3eff79e311c70c87d20942cf8f2 loop-and-break.rs]:<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { let mut i = 0; let result = loop { if i > 3 { break 100; } println!("i = {}", i); i += 1; }; println!("result = {}", result); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> i = 0 i = 1 i = 2 i = 3 result = 100 </syntaxhighlight> : 最初に、変数<code>i</code>を0に初期化します。そして、<code>loop</code>構文で、<code>i</code>が3より大きくなるまで繰り返します。 : 各反復中に、<code>if</code>文が使用されています。<code>if</code>の条件式は、<code>i</code>が3より大きくなった場合には<code>break 100;</code>が実行され、<code>loop</code>から脱出します。そうでない場合は、<code>println!()</code>関数を使用して、<code>i</code>の値を出力し、<code>i</code>を1増やします。 : 最後に、<code>loop</code>から脱出した後に<code>result</code>変数に格納される値は、<code>break</code>文の引数で指定された<code>100</code>です。そして、<code>println!()</code>関数を使用して、<code>result</code>の値を出力します。 : つまり、このコードは、<code>i</code>を0から3まで順に増やしながら、各値を出力し、<code>i</code>が3より大きくなったら100を返し、その後に<code>result</code>の値を出力するという処理を行っています。 ==== continue ==== <code>continue</code> を実行すると、ループのブロック内の残りの処理がスキップされ、反復処理が続行されます。 ;[https://play.rust-lang.org/?version=stable&mode=debug&edition=2021&gist=49f7412cec92162b9d77881e08f43138 continue.rs]:<syntaxhighlight lang=rust highlight=9 line copy> fn main() { let mut i = 0; let result = loop { if i > 10 { break 100; } if i % 2 == 0 { i += 1; continue; } println!("i = {}", i); i += 1; }; println!("result = {}", result); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> i = 1 i = 3 i = 5 i = 7 i = 9 result = 100 </syntaxhighlight> : このコードは、0から10までの奇数を出力するプログラムです。 : まず、<code>i</code>変数を定義して0で初期化し、<code>result</code>変数を宣言しています。次に、<code>loop</code>キーワードでループを開始します。 : ループ本体では、<code>if</code>文を使って<code>i</code>が10より大きくなったら、<code>break</code>キーワードを使ってループを抜けます。これにより、11以上の奇数が出力されることはありません。 : 次に、<code>i</code>が偶数である場合は、<code>continue</code>キーワードを使ってループの先頭に戻ります。これにより、偶数はスキップされます。 : 最後に、<code>println!</code>マクロを使って現在の<code>i</code>の値を出力し、<code>i</code>を1増やします。 :ループが終了したら、最後に<code>result</code>の値を出力します。<code>break</code>キーワードが値を返すため、このループは<code>result</code>に100を設定します。 {{コラム|Rustのプログラミングでつまづきやすいところ|2=Rustはセーフティ、パフォーマンス、そしてエクスプレッションの柔軟性を組み合わせた高度なプログラミング言語です。初めてRustを使う場合、以下のようなトピックでつまづくことがよくあります。 #所有権と借用: Rustでは、各値には所有者があり、値のライフサイクルを追跡する必要があります。また、他のコードに値を渡すときは、その値を一時的に借りる必要があります。これらの概念が理解しづらい場合があります。 #ライフタイム: Rustでは、各値にはライフタイムがあり、その値が使用される期間を決定します。ライフタイムの概念が不明瞭になりがちで、特に複雑なデータ構造を扱う場合に問題が発生することがあります。 #パフォーマンスの最適化: Rustは高速な実行時パフォーマンスを提供しますが、それを達成するためには、手動でメモリ管理や最適化を行う必要があります。これらの最適化は、Rustの型システムと他の言語との違いを理解する必要があります。 #コンパイラエラー: Rustのコンパイラは非常に厳格で、コードがコンパイルできない場合があります。エラーメッセージは詳細で役に立ちますが、初めて見た場合は驚くかもしれません。 本書では、これらのトピックについて順次取り上げてゆきます。 }} == パターンマッチング == === パターンマッチングの概要 === ==== パターンマッチングの基本概念 ==== パターンマッチングは、プログラミング言語において特定のパターンとデータを照合し、条件に基づいた処理を行う手法です。この手法は、コードの可読性や柔軟性を高めるために広く使用されます。パターンマッチングの基本的な概念は、与えられたデータが特定のパターンに一致するかどうかを検査し、それに応じた処理を行います。 ==== Rustにおけるパターンマッチングの役割と重要性 ==== Rustでは、パターンマッチングは非常に重要な機能です。パターンマッチングは、異なる条件に基づいてコードをブロックに分割し、それぞれの条件に対して適切な処理を行うことができます。これにより、コードの複雑さが軽減され、可読性が向上します。また、Rustの型システムとの統合により、安全性やエラーハンドリングの向上も実現されます。 === 基本的なパターン === ==== リテラルパターン ==== リテラルパターンは、値そのものとマッチさせるための最も基本的なパターンです。以下の例では、<code>x</code>の値が<code>1</code>の場合にマッチします。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> let x = 1; match x { 1 => println!("one"), _ => println!("not one"), } </syntaxhighlight> ==== 特定の値とのマッチング ==== リテラルパターンは、数値や文字列、真理値などの様々なリテラル値とマッチさせることができます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> let x = 'c'; match x { 'a' => println!("apple"), 'b' => println!("banana"), 'c' => println!("cherry"), // この行が実行される _ => println!("other"), } </syntaxhighlight> ==== 変数パターン ==== 変数パターンは、値を新しい変数にバインドするためのパターンです。以下の例では、<code>x</code>の値が<code>5</code>の場合に<code>y</code>に<code>5</code>がバインドされます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> let x = 5; match x { y => println!("x is {}", y), // この行が実行され、y = 5 } </syntaxhighlight> ==== 値を変数にバインドするパターン ==== 変数パターンは、値をパターン内の変数にバインドすることができます。これは、値を後で使用したり、条件分岐に利用したりするのに便利です。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> let x = 10; match x { 0 => println!("x is zero"), y if y > 0 => println!("x is positive: {}", y), // この行が実行される y => println!("x is negative: {}", y), } </syntaxhighlight> ==== ワイルドカードパターン ==== ワイルドカードパターン(<code>_</code>)は、任意の値とマッチします。これは、特定の値を無視したい場合や、残りのパターンを捕捉したい場合に便利です。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> let x = 42; match x { 0 => println!("x is zero"), _ => println!("x is something else"), // この行が実行される } </syntaxhighlight> ==== 任意の値とのマッチング ==== ワイルドカードパターンを使えば、任意の値とマッチさせることができます。これは、値を確認する必要がない場合や、デフォルトの処理を実行したい場合に役立ちます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> let x = 123; match x { 0 => println!("x is zero"), _ => println!("x is not zero"), // この行が実行される } </syntaxhighlight> === 列挙型とパターンマッチング === ==== 列挙型の定義と使い方 ==== Rustには、列挙型と呼ばれる特別な型があります。列挙型は、いくつかの列挙値のいずれかを取ることができる型です。以下の例では、<code>Direction</code>という列挙型を定義しています。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> enum Direction { Up, Down, Left, Right, } </syntaxhighlight> 列挙型の値を作成するには、列挙型名とコロン(<code>:</code>)を使用します。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> let up = Direction::Up; let down = Direction::Down; </syntaxhighlight> ==== 列挙型に対するパターンマッチングの活用 ==== 列挙型とパターンマッチングを組み合わせると、非常に強力なコードを書くことができます。以下の例では、<code>Direction</code>列挙型の値に対してパターンマッチングを行っています。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> enum Direction { Up, Down, Left, Right, } fn get_direction_name(dir: Direction) -> &'static str { match dir { Direction::Up => "上", Direction::Down => "下", Direction::Left => "左", Direction::Right => "右", } } fn main() { let up = Direction::Up; let down = Direction::Down; println!("up: {}", get_direction_name(up)); // 上 println!("down: {}", get_direction_name(down)); // 下 } </syntaxhighlight> この例では、<code>get_direction_name</code>関数が列挙型<code>Direction</code>の値に対してパターンマッチングを行い、対応する文字列を返しています。 === 構造体とタプルのパターンマッチング === ==== 構造体の定義と使い方 ==== Rustでは、構造体を使ってデータを表現することができます。構造体は、フィールドと呼ばれる複数の値を持つことができます。以下の例では、<code>Person</code>という構造体を定義しています。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> struct Person { name: String, age: u32, } </syntaxhighlight> 構造体のインスタンスを作成するには、構造体名とフィールド値を指定します。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> let person = Person { name: String::from("Alice"), age: 30, }; </syntaxhighlight> ==== タプルの定義と使い方 ==== タプルは、異なる型の値を含むことができる集合体です。タプルは括弧<code>()</code>で囲んで定義します。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> let tuple = (1, 3.14, "hello"); </syntaxhighlight> タプルの要素にアクセスするには、インデックスを使用します。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> let x = tuple.0; // 1 let y = tuple.1; // 3.14 let z = tuple.2; // "hello" </syntaxhighlight> ==== 構造体とタプルに対するパターンマッチングの活用 ==== 構造体やタプルに対してパターンマッチングを行うことができます。これは、データの構造に基づいて処理を行う場合に非常に便利です。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> struct Person { name: String, age: u32, } fn print_person_info(person: Person) { match person { Person { name, age } => println!("名前: {}, 年齢: {}", name, age), } } fn main() { let alice = Person { name: String::from("Alice"), age: 30, }; print_person_info(alice); } </syntaxhighlight> この例では、<code>print_person_info</code>関数が<code>Person</code>構造体のインスタンスに対してパターンマッチングを行い、名前と年齢を出力しています。 タプルに対してもパターンマッチングを行うことができます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn print_tuple_info(tuple: (u32, f64, &str)) { match tuple { (x, y, z) => println!("x: {}, y: {}, z: {}", x, y, z), } } fn main() { let tuple = (42, 3.14, "hello"); print_tuple_info(tuple); } </syntaxhighlight> この例では、<code>print_tuple_info</code>関数がタプル<code>(u32, f64, &str)</code>に対してパターンマッチングを行い、その要素を出力しています。 === パターンガード === ==== パターンガードの概要 ==== パターンガードは、パターンマッチングに条件を追加するための機能です。パターンに一致する値に対して、追加の条件を指定することで、より柔軟な処理を行うことができます。 ==== パターンガードの実装方法と使いどころ ==== パターンガードは、パターンに矢印(<nowiki><code>=></code></nowiki>)と条件式を追加することで実装します。条件式が真の場合のみ、パターンに一致したものとして処理されます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> let x = 10; match x { 2 | 5 | 10 if x % 2 == 0 => println!("x は偶数です"), _ => println!("x は奇数です"), } </syntaxhighlight> この例では、<code>x</code> が 2、5、10 のいずれかで、かつ偶数の場合は、"x は偶数です" と出力されます。 パターンガードは、様々な場面で活用することができます。 * 特定の条件を満たす値のみを処理したい場合 * エラー処理を行う場合 * 複雑なパターンを処理する場合 ==== ネストしたパターン ==== ==== ネストしたパターンの例 ==== ネストしたパターンは、複数のパターンを組み合わせたパターンです。パターンガードと組み合わせることで、より複雑な条件を処理することができます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> enum Color { Red, Green, Blue, } struct Point { x: i32, y: i32, color: Color, } let point = Point { x: 10, y: 20, color: Color::Red }; match point { Point { x, y, color: Color::Red } => println!("赤い点が ({}, {}) にあります", x, y), Point { x, y, color } => println!("({}, {}) に {} 色の点がいます", x, y, color), } </syntaxhighlight> この例では、<code>point</code> が <code>Point { x, y, color: Color::Red }</code> の形式の構造体である場合のみ、"赤い点が ({}, {}) にあります" と出力されます。<code>point</code> が <code>Point { x, y, color }</code> の形式の構造体である場合は、"({}, {}) に {} 色の点がいます" と出力され、<code>color</code> には <code>point</code> の <code>color</code> フィールドの値が格納されます。 ==== ネストしたパターンの利点と注意点 ==== ネストしたパターンを使用すると、複雑な条件を処理しやすくなります。しかし、パターンが複雑になりすぎると、コードが読みづらくなる可能性があります。 ==== エラーハンドリングとパターンマッチング ==== ==== ResultやOptionとの組み合わせ ==== <code>Result</code> や <code>Option</code> などの型とパターンマッチングを組み合わせることで、エラーハンドリングを効率的に行うことができます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> let result = read_file("filename.txt"); match result { Ok(contents) => println!("ファイルの内容: {}", contents), Err(error) => println!("エラー: {}", error), } </syntaxhighlight> この例では、<code>read_file</code> 関数が成功した場合のみ、ファイルの内容が出力されます。失敗した場合は、エラーメッセージが出力されます。 ==== エラーハンドリングにおけるパターンマッチングの有用性 ==== パターンマッチングを使用すると、エラー処理をより簡潔かつ分かりやすく記述することができます。また、エラーの種類ごとに異なる処理を行うこともできます。 === 高度なパターンマッチング === ==== パターンマッチングにおける複雑なパターンの扱い方 ==== パターンマッチングは、複雑なパターンを処理するために様々な機能を提供しています。 ; パターンガード : パターンに一致する値に対して、追加の条件を指定することができます。 ; ネストしたパターン : 複数のパターンを組み合わせたパターンを作成することができます。 ; パターン分解 : パターンに一致した値を複数の変数に格納することができます。 ; ガード付きパターン : パターンに一致する値に対して、条件分岐を実行することができます。 これらの機能を組み合わせることで、複雑なデータ構造を効率的に処理することができます。 ==== 複数のパターンに一致する場合の処理方法 ==== 複数のパターンに一致する場合は、パターンガードやネストしたパターンを使用して、どのパターンに一致するかを判別する必要があります。 == マクロ == Rustのマクロは、<code>macro_rules!</code>を使ったマクロと<code>proc_macro</code>を使ったプロシージャマクロの2種類があります。<code>macro_rules!</code>を使ったマクロはパターンマッチングを用いて簡易的なマクロを定義します。一方、<code>proc_macro</code>を使ったプロシージャマクロは、Rustのコードを受け取り、変換したり、新しいコードを生成するためのより柔軟なマクロです。 === <code>macro_rules!</code>を使ったマクロ === <code>macro_rules!</code>は、パターンに基づいてマッチングし、そのパターンに一致した場合に指定されたコードを生成する簡易なマクロを定義します。 例えば、<code>vec!</code>マクロは、可変長のベクタを生成するマクロです。これは<code>macro_rules!</code>を使って次のように実装されています。 :<syntaxhighlight lang=rust line copy> macro_rules! vec { // パターンマッチで要素を取得して新しいベクタを生成 ( $( $x:expr ),* ) => { { let mut temp_vec = Vec::new(); $(temp_vec.push($x);)* temp_vec } }; } fn main() { // `vec!`マクロを使ってベクタを生成 let my_vec = vec![1, 2, 3, 4]; // 生成されたベクタを表示 println!("{:?}", my_vec); } </syntaxhighlight> これは、<code>vec![1, 2, 3]</code>を使うと、<code>[1, 2, 3]</code>というベクタを生成します。このマクロは、<code>$( $x:expr ),*</code>のパターンに一致して、指定された式(<code>$x</code>)をベクタに挿入するコードを生成します。 === <code>proc_macro</code>を使ったプロシージャマクロ === <code>macro_rules!</code>を使わずにマクロを定義する方法もあります。これは、プロシージャマクロ(<code>proc_macro</code>)を使用した方法です。<code>proc_macro</code>は、<code>macro</code>キーワードによって定義される関数の一種で、Rustのコードを受け取り、そのコードを操作して変換することができます。 例えば、<code>vec!</code>マクロを<code>macro_rules!</code>ではなく、プロシージャマクロとして定義する場合は、<code>proc_macro</code>を使います。 :<syntaxhighlight lang=rust line copy> use proc_macro::TokenStream; use quote::quote; use syn::{parse_macro_input, Expr, parse_quote}; #[proc_macro] pub fn my_vec(input: TokenStream) -> TokenStream { // 入力をパース let input_expr: Expr = parse_macro_input!(input); // 入力を取得して新しいベクタを生成するコードを生成 let expanded = quote! { { let mut temp_vec = Vec::new(); temp_vec.push(#input_expr); temp_vec } }; // TokenStreamに変換して返す TokenStream::from(expanded) } </syntaxhighlight> この例では、<code>proc_macro</code>として<code>my_vec</code>という新しいマクロを定義しています。<code>my_vec</code>は、<code>proc_macro</code>の関数として定義され、Rustのコードを受け取り、それを操作して新しいコードを生成します。 このプロシージャマクロを使うと、次のようにマクロを呼び出すことができます。 :<syntaxhighlight lang=rust line copy> fn main() { let my_vec = my_vec!(42); println!("{:?}", my_vec); // [42] } </syntaxhighlight> この例では、<code>my_vec!</code>マクロを使用して、引数として<code>42</code>を渡しています。このマクロは、引数を含むベクタを生成するもので、<code>my_vec!(42)</code>は<code>[42]</code>というベクタを生成します。 この方法では、<code>proc_macro</code>を使用して、<code>macro_rules!</code>を使わずに独自のマクロを定義できます。ただし、この方法では<code>proc_macro</code>と関連するライブラリ(<code>syn</code>、<code>quote</code>など)を使用する必要があります。 === マクロ関数 === マクロ関数は、<code>macro_rules!</code>マクロを使って定義されます。 これは、マクロのパターンとそれに対する置換を定義するマクロです。 マクロの呼び出し元は、パターンにマッチする式を渡し、置換が適用されたコードが生成されます。 ;マクロ関数の例:<syntaxhighlight lang=rust line copy> macro_rules! say_hello { () => { println!("Hello, world!"); }; } fn main() { say_hello!(); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> Hello, world! </syntaxhighlight> ;解説 :上記の例では、<code>say_hello!()</code>マクロを定義しています。これは、空の引数リストに対して<code>println!("Hello, world!")</code>を生成するマクロです。 === マクロ属性 === マクロ属性はRustのコンパイル時にコードを修飾するために使用されます。 通常は、関数や構造体、列挙型、フィールドなどに適用されます。 マクロ属性を使用することで、コンパイル時に生成されるコードに追加の情報を提供できます。 ;マクロ属性の例:<syntaxhighlight lang=rust line copy> #[derive(Debug)] struct MyStruct { my_field: i32, } fn main() { let my_struct = MyStruct { my_field: 42 }; println!("{:?}", my_struct); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> MyStruct { my_field: 42 } </syntaxhighlight> ;解説 :上記の例では、<code>#[derive(Debug)]</code>マクロ属性を使用しています。これは、<code>MyStruct</code>に<code>Debug</code>トレイトを実装するために必要なコードを生成するマクロ属性です。<code>println!</code>マクロで<code>my_struct</code>を表示する際に、<code>Debug</code>トレイトのメソッドを呼び出して情報を表示することができます。 == クレートとは == * '''Rustのパッケージ単位:''' Rustでは、コードのパッケージングや再利用のために「クレート」(Crate)という単位が使われます。1つのクレートには、1つ以上の関連するモジュールやデータ型が含まれます。 * '''Cargoによる管理:''' クレートは、RustのパッケージマネージャであるCargoによって管理されます。Cargoは、クレートの作成、ビルド、依存関係の解決などを自動化するツールです。 {{See also|Cargoハンドブック}} === クレートの構造 === 典型的なRustのクレートは、次のような構造を持ちます: :<syntaxhighlight lang=text> my_crate/ ├── src/ │ ├── main.rs │ ├── lib.rs │ └── other_module.rs ├── Cargo.toml └── README.md </syntaxhighlight> * '''src/:''' クレートのソースコードを含むディレクトリ。 * '''src/main.rs:''' クレートを実行するためのエントリポイント。 * '''src/lib.rs:''' ライブラリとしてコンパイルされる場合に使用されるエントリポイント。 * '''src/other_module.rs:''' 他のモジュール。 * '''Cargo.toml:''' クレートのメタデータ、依存関係、ビルド構成などを含むファイル。 * '''README.md:''' クレートのドキュメント。 === クレートの作成 === 新しいクレートを作成する手順は以下の通りです: # <code>cargo new</code>コマンドを使用して新しいクレートのディレクトリを作成します。 # <code>Cargo.toml</code>ファイルを編集して、クレートのメタデータを定義します。 # 必要に応じて、<code>src/main.rs</code>や他のモジュールを編集して、クレートのコードを実装します。 # <code>cargo run</code>コマンドを使用してクレートをビルドして実行します。 === クレートの公開 === クレートを他の開発者と共有するためには、それをcrates.ioという公式のクレートレジストリに公開する必要があります。公開手順は以下の通りです: # crates.ioにアカウントを作成します。 # <code>cargo login</code>コマンドを使用してcrates.ioにログインします。 # クレートのバージョン番号を更新します。 # <code>cargo publish</code>コマンドを使用してクレートを公開します。 === まとめ === Rustのクレートは、コードのパッケージングや再利用を容易にする重要な概念です。Cargoを使用してクレートを管理し、必要に応じてcrates.ioに公開することで、他の開発者とクレートを共有することができます。 Rustにおいて、パッケージはクレートと呼ばれます。クレートは、Rustのコードやライブラリをパッケージ化して共有できるようにするための仕組みです。クレートは、依存関係を解決するためのメタデータと、コードとその他のファイルから構成されています。 Rustには、<code>crates.io</code>という公式のクレートレジストリがあり、開発者はそこでクレートを共有したり、他の開発者が作成したクレートを使用したりできます。 <!-- *クレートとは何か **クレートの概要 **クレートとは何を提供するか **クレートの種類(バイナリ、ライブラリ、依存関係) *クレートの作成 **クレートの作成方法 **クレートの名前とバージョン管理 **クレートのファイル構造 **クレートのライセンス *クレートのビルド **Cargoの概要 **Cargoのインストールと初期化 **Cargo.tomlファイルの説明 *クレートのビルド方法 *クレートのテスト **テストの重要性 **ユニットテストと統合テストの違い **テストの書き方と実行方法 **テストの結果の確認方法 *クレートの公開 **クレートの公開方法 **crates.ioにクレートをアップロードする方法 **クレートのバージョン管理と更新方法 **クレートのドキュメントの生成と公開方法 *クレートの依存関係 **依存関係の概要 **依存関係の設定方法 **Cargo.lockファイルの役割 **依存関係のアップデート方法 *クレートのプロジェクト管理 **複数のクレートを管理する方法 **クレートの相互依存関係 **ワークスペースの作成と利用方法 **ワークスペースでの依存関係の管理方法 --> == 代数的データ型 == Rustにおける代数的データ型は、構造体(<code>struct</code>)と列挙型(<code>enum</code>)を指します。これらは複雑なデータ構造を表現するのに役立ちます。 === 構造体(struct) === 構造体は異なる型のフィールドを持つことができ、それぞれのフィールドは名前を持ちます。例えば: :<syntaxhighlight lang=rust copy> struct Point { x: i32, y: i32, } impl Point { fn new(x: i32, y: i32) -> Self { Self { x, y } } fn print(&self) { println!("x: {}, y: {}", self.x, self.y); } } fn main() { let origin = Point::new(0, 0); origin.print(); } </syntaxhighlight> === 列挙型(enum) === 列挙型は、いくつかの異なるバリアント(variant)の中から選択することができます。それぞれのバリアントはデータを持つことができます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> enum Shape { Circle(f64), // 半径を持つ Rectangle(f64, f64), // 幅と高さを持つ Square(f64), // 1辺の長さを持つ } impl Shape { fn area(&self) -> f64 { match self { Shape::Circle(radius) => std::f64::consts::PI * radius * radius, Shape::Rectangle(width, height) => width * height, Shape::Square(side) => side * side, } } } fn main() { let shapes = vec![ Shape::Circle(5.0), Shape::Rectangle(10.0, 20.0), Shape::Square(15.0), ]; for shape in &shapes { println!("Area: {}", shape.area()); } } </syntaxhighlight> これらの代数的データ型は、Rustで柔軟なデータ構造を表現する際に役立ちます。 == 属性(Attribute) == Rustの属性(Attribute)は、コンパイラに対してコードに関する追加情報や指示を提供するための注釈です。これらはコードの振る舞いや最適化、データレイアウト、コード生成に影響を与えます。属性は<code>#[...]</code>の形式で記述され、コンパイラやコードの挙動を制御します。Rustでは、属性を使用することでコードの効率性や可読性を高め、特定の機能を拡張できます。 ==== よく使用される属性 ==== # '''<code>#[derive(...)]</code>''' #* 自動導出(Derive Attribute)は、特定のトレイトを自動的に実装するために使用されます。 #* 例: <code>#[derive(Debug)]</code>は、構造体や列挙型に<code>Debug</code>トレイトを自動的に実装させ、<code>println!</code>でその内容を表示可能にします。 # '''<code>#[cfg(...)]</code>''' #* コンパイル時の条件を指定するために使います。条件に応じてコードの一部をコンパイルするかどうかを制御します。 #* 例: <code>#[cfg(target_os = "linux")]</code>は、ターゲットOSがLinuxの場合のみ有効です。 # '''<code>#[allow(...)]</code> / <code>#[deny(...)]</code> / <code>#[warn(...)]</code>''' #* コンパイラ警告のレベルを制御します。これにより、警告を許可、エラー化、または警告として表示させることができます。 #* 例: <code>#[deny(warnings)]</code>は、すべての警告をエラーとして扱います。 # '''<code>#[repr(...)]</code>''' #* データのレイアウト方法を指定します。構造体や列挙型のメモリ配置を変更するために使用されます。 #* 例: <code>#[repr(C)]</code>は、C言語と互換性のあるレイアウトを指定します。 # '''<code>#[inline]</code> / <code>#[noinline]</code>''' #* インライン展開の制御を行います。関数呼び出しのオーバーヘッドを削減するために使われ、最適化のためにインライン展開を促進します。 #* 例: <code>#[inline(always)]</code>は、関数が常にインライン展開されるように指定します。 # '''<code>#[test]</code> / <code>#[bench]</code>''' #* ユニットテストやベンチマークテストをマークするために使います。 #* 例: <code>#[test]</code>は関数をテスト対象として指定し、テストランナーによって自動的に実行されます。 # '''<code>#[macro_use]</code>''' #* マクロを利用する際に、外部クレートからマクロをインポートするために使います。 #* 例: <code>#[macro_use] extern crate serde_json;</code>で、<code>serde_json</code>クレートのマクロを利用できます。 # '''<code>#[feature(...)]</code>''' #* 実験的な機能を有効にするために使われます。安定版Rustで使用するには、<code>nightly</code>ビルドが必要です。 #* 例: <code>#[feature(proc_macro)]</code>はプロシージャマクロ機能を有効にします。 === Debugトレイト === <code>Debug</code>トレイトは、構造体や列挙型などのデータ構造をフォーマットして表示するために使われます。このトレイトを実装することで、デバッグ情報を簡単に出力することができます。 ==== 使用例 ==== :<syntaxhighlight lang=rust> #[derive(Debug)] struct MyStruct { name: String, age: u32, } fn main() { let my_data = MyStruct { name: String::from("Alice"), age: 30, }; // Debugトレイトを使用して構造体を表示 println!("My data: {:?}", my_data); } </syntaxhighlight> ;出力例: :<syntaxhighlight lang=text> My data: MyStruct { name: "Alice", age: 30 } </syntaxhighlight> このコード例では、<code>#[derive(Debug)]</code>を使って<code>MyStruct</code>構造体に<code>Debug</code>トレイトを実装し、<code>println!</code>マクロで<code>{:?}</code>フォーマット指定子を使って内容を表示しています。<code>Debug</code>トレイトを手動で実装することなく、簡単にデバッグ情報を出力できます。 === その他の属性 === * '''<code>#[allow(dead_code)]</code>''' ** 使用されていないコードに対する警告を無視します。特にデバッグコードや一時的な実装で便利です。 * '''<code>#[cfg_attr(...)]</code>''' ** 条件付きで属性を適用するために使います。<code>#[cfg]</code>と組み合わせることで、特定の条件下で属性を追加できます。 * '''<code>#[must_use]</code>''' ** 戻り値が使われなければコンパイラから警告を出します。戻り値を意図的に無視することを防ぎます。 Rustの属性は、コードの最適化やコンパイラの挙動、エラーチェックを制御するために強力なツールです。それぞれの属性は特定の目的を持っており、正しく使用することでコードの品質を向上させることができます。 == ジェネリックス == Rustにおけるジェネリクスは、特定の型に依存せず、複数の型で動作するコードを作成するための重要な機能です。ジェネリクスを使用することで、同じコードを複数の型で再利用したり、型安全性を保ちながら柔軟性を持たせたりすることができます。 === 基本的なジェネリクスの使用 === :<syntaxhighlight lang=rust copy> // Tというジェネリックな型を持つ関数 fn print_value<T: std::fmt::Display>(value: T) { println!("Value is: {}", value); } fn main() { // 使用例 print_value(10); // Tはi32として推論される print_value(2.73 as f32); // Tはf32として推論される print_value("Hello"); // Tは&strとして推論される } </syntaxhighlight> :この例では、<code>print_value</code>関数がジェネリックな型<code>T</code>を持ち、<code>T</code>は<code>std::fmt::Display</code>トレイトを実装している型に制限されています。<code>std::fmt::Display</code>トレイトは、<code>{}</code>でフォーマット可能な型を表します。 :引数<code>value</code>の型はコンパイル時に推論されます。 === ジェネリックな構造体 === :<syntaxhighlight lang=rust copy> // ジェネリックな構造体 struct Pair<T, U> { first: T, second: U, } fn main() { // 使用例 let pair_of_int_and_str = Pair { first: 10, second: "Hello" }; println!("first = {:?}, second = {:?}", pair_of_int_and_str.first, pair_of_int_and_str.second); } </syntaxhighlight> :<code>Pair</code>構造体は2つの異なる型を持つことができます。使用する際に具体的な型を指定することで、ジェネリックな構造体を作成できます。 === ジェネリックなトレイト === :<syntaxhighlight lang=rust copy> // ジェネリックなトレイト trait Printable { fn print(&self); } // TがPrintableトレイトを実装していることを要求する関数 fn print_trait<T: Printable>(item: T) { item.print(); } // 使用例 struct MyType; impl Printable for MyType { fn print(&self) { println!("Printing MyType"); } } fn main() { let obj = MyType; print_trait(obj); // Printableトレイトを実装したMyTypeのインスタンスを受け取る } </syntaxhighlight> :ここでは、<code>Printable</code>というジェネリックなトレイトを定義し、<code>print_trait</code>関数で<code>Printable</code>トレイトを実装した型<code>T</code>を受け取る方法を示しています。 ジェネリクスは、関数、構造体、列挙型、トレイトなどのRustのさまざまな要素で使用できます。これにより、柔軟性のあるコードを作成し、再利用性を高めることができます。 === 型制約 === ジェネリックスにおいては、型制約(type constraint)は、ジェネリックな型パラメータに対して特定の条件やトレイトの制約を課すことを指します。これにより、ジェネリックな型が特定の性質を持つことを保証し、安全性を確保することができます。 Rustでは、<code>trait</code>を使用して型制約を実装します。例えば、<code>std::fmt::Display</code>トレイトを持つ型に制約を課したい場合、以下のように実装します。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn print_value<T: std::fmt::Display>(value: T) { println!("Value is: {}", value); } </syntaxhighlight> ここでは<code><T: std::fmt::Display></code>という構文を使用して、<code>T</code>が<code>std::fmt::Display</code>トレイトを実装している必要があることを宣言しています。この制約により、<code>print_value</code>関数は<code>std::fmt::Display</code>トレイトを実装した型に対してのみ呼び出しが可能になります。 また、複数のトレイト制約を持つこともできます。例えば、<code>std::fmt::Debug</code>と<code>std::fmt::Display</code>トレイトの両方を実装した型を要求する場合は、次のように書きます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn print_value<T: std::fmt::Debug + std::fmt::Display>(value: T) { println!("Value is: {:?}", value); } #[derive(Debug)] struct Point<T> { x: T, y: T, } // Point<T>型に対するDisplayトレイトの実装 impl<T: std::fmt::Display> std::fmt::Display for Point<T> { fn fmt(&self, f: &mut std::fmt::Formatter<'_>) -> std::fmt::Result { write!(f, "Point({}, {})", self.x, self.y) } } fn main() { let int_point = Point { x: 5, y: 10 }; print_value(int_point); // `Point`型は`std::fmt::Debug`と`std::fmt::Display`を実装している let float_point = Point { x: 1.5, y: 3.2 }; print_value(float_point); // 同様に、`Point`型は`std::fmt::Debug`と`std::fmt::Display`を実装している } </syntaxhighlight> <code>T</code>が<code>std::fmt::Debug</code>と<code>std::fmt::Display</code>の両方を実装している必要があります。 これにより、ジェネリックなコードをより安全に、かつ特定の条件下で使用できるように制約を課すことができます。 == 例外処理 == Rustでは、<code>Result</code>型と<code>panic</code>による例外処理が一般的です。<code>Result</code>型は成功または失敗を表す列挙型で、<code>Ok</code>は成功時の値、<code>Err</code>はエラー時の情報を持ちます。 まず、<code>Result</code>型を使用した例を見てみましょう: :<syntaxhighlight lang=rust copy> use std::fs::File; use std::io::{self, Read}; fn read_file_contents(file_path: &str) -> Result<String, io::Error> { let mut file = File::open(file_path)?; let mut contents = String::new(); file.read_to_string(&mut contents)?; Ok(contents) } fn main() { let file_path = "/etc/hosts"; match read_file_contents(file_path) { Ok(contents) => println!("File contents: {}", contents), Err(e) => println!("Error reading file: {:?}", e), } } </syntaxhighlight> この例では、<code>read_file_contents</code>関数が<code>Result<String, io::Error></code>を返します。これは、成功時には文字列を<code>Ok</code>で、エラー時には<code>io::Error</code>を<code>Err</code>で返すことを示しています。ファイルを開いたり、読み込んだりするメソッドの呼び出しには<code>?</code>演算子を使用し、エラーが発生した場合は早期リターンしてエラーを返します。 <code>match</code>ブロックでは、<code>read_file_contents</code>の戻り値に対して<code>Ok</code>と<code>Err</code>の両方の可能性に対処し、それぞれ成功時の振る舞いとエラー時の振る舞いを定義しています。これにより、関数の呼び出し元で適切にエラーハンドリングを行うことができます。 === except() === また、Rustには<code>panic!</code>マクロを使用してプログラムを異常終了させる方法もあります。これは致命的なエラーが発生した場合に使用されますが、エラーを適切に処理するために<code>Result</code>型を使うことが推奨されます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { let v = vec![1, 2, 3]; let index = 5; let value = v.get(index).expect("Failed to get the value at index"); println!("Value at index {}: {}", index, value); } </syntaxhighlight> この例では、<code>get</code>メソッドは<code>Option</code>型を返し、<code>expect</code>メソッドは<code>Some</code>の場合は中の値を返し、<code>None</code>の場合は指定したメッセージとともにプログラムを<code>panic</code>させます。 ただし、<code>expect</code>を使う際には、<code>panic</code>が発生した際に表示されるメッセージは注意深く選ぶ必要があります。 === panic!() === <code>panic!()</code>は通常、予期せぬ状況やプログラムの継続が不可能な状況で使われることがあります。以下はそのような例です。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn divide(a: i32, b: i32) -> i32 { if b == 0 { panic!("Attempted to divide by zero!"); // 0で割ろうとした場合、致命的なエラーとしてpanic!()を呼ぶ } a / b // 正常な割り算を行う } fn main() { let dividend = 10; let divisor = 0; let result = divide(dividend, divisor); // divide関数を呼び出す println!("Result of division: {}", result); } </syntaxhighlight> この例では、<code>divide()</code>関数で<code>b</code>が0の場合に<code>panic!()</code>が呼ばれています。0で割ることは数学的に定義されていないため、これは致命的なエラーであり、プログラムの実行を中断させます。 <code>panic!()</code>は、このような状況に直面した場合に、プログラムを停止させるための手段として使われます。しかし、このようなエラーは通常、<code>if</code>文や<code>match</code>文などの条件分岐を使用して事前にチェックして、エラーハンドリングを行うことが推奨されます。 <code>Result</code>を使ってエラーハンドリングを行うことで、<code>panic!()</code>に頼らずにエラーを適切に処理できます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn divide(a: i32, b: i32) -> Result<i32, &'static str> { if b == 0 { Err("Attempted to divide by zero!") // 0で割ろうとした場合、エラーをResultで返す } else { Ok(a / b) // 正常な割り算の結果をOkで返す } } fn main() { let dividend = 10; let divisor = 0; match divide(dividend, divisor) { Ok(result) => println!("Result of division: {}", result), Err(e) => println!("Error: {}", e), // エラーを適切に処理する } } </syntaxhighlight> <code>divide()</code>関数は<code>Result<i32, &'static str></code>を返し、0で割るエラーの場合には<code>Err</code>を、正常な計算の場合には<code>Ok</code>を返します。<code>match</code>ブロックでは、<code>Ok</code>と<code>Err</code>の両方のケースを処理し、エラーが発生した場合にはエラーメッセージを表示します。 このように<code>Result</code>型を使用することで、エラーハンドリングを柔軟かつ安全に行うことができます。<code>panic!()</code>に頼るよりも、エラーを予測し、適切に処理する方が望ましいです。 === Option型 === <code>Option</code>型は、何らかの値が存在するかどうかを表現するRustの列挙型です。<code>Option</code>型は<code>Some</code>と<code>None</code>の2つのバリアントを持ち、<code>Some</code>は値が存在することを示し、<code>None</code>は値が存在しないことを示します。 <code>Option</code>型は、特定の操作が値を返さない可能性がある場合や、値が存在しない場合にエラーを返す代わりに<code>None</code>を返すために使われます。このような状況では、<code>Result</code>型を使用せずに、<code>Option</code>型が利用されることがあります。 以下は<code>Option</code>型の例です: :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn divide(a: i32, b: i32) -> Option<i32> { if b == 0 { None // 0で割ろうとした場合、Noneを返す } else { Some(a / b) // 正常な割り算の結果をSomeで返す } } fn main() { let dividend = 10; let divisor = 0; match divide(dividend, divisor) { Some(result) => println!("Result of division: {}", result), // Someの場合は値を表示 None => println!("Error: Division by zero!"), // Noneの場合はエラーメッセージを表示 } } </syntaxhighlight> この例では、<code>divide()</code>関数は<code>Option<i32></code>を返し、0で割るエラーの場合には<code>None</code>を、正常な計算の場合には<code>Some</code>を返します。<code>match</code>ブロックでは、<code>Some</code>と<code>None</code>の両方のケースを処理し、<code>None</code>の場合はエラーメッセージを表示します。 <code>Option</code>型は、特に値が存在しないことが普通に起こり得る場面で、エラー処理や結果の取り扱いを行う際に有用です。例外的な状況ではなく、むしろ普通の操作の一部として考えられる「値の有無」を扱う際に利用されることが多いです。 == イテレーター == Rustの<code>Iterator</code>トレイトは、コレクションやデータのシーケンスを反復処理するための非常に強力な機能です。<code>Iterator</code>は、<code>next()</code> メソッドを提供し、それを使用して次の要素を返し、シーケンスの終わりに達した場合は <code>None</code> を返します。 基本的な使い方は次のようになります: # イテレータの作成: コレクションやデータからイテレータを作成します。<code>iter()</code>や<code>into_iter()</code>、<code>iter_mut()</code>などのメソッドを使用して、それぞれイミュータブルな参照、所有権、ミュータブルな参照を使ったイテレータを取得できます。 #:<syntaxhighlight lang=rust copy> let numbers = vec![1, 2, 3, 4, 5]; let mut iter = numbers.iter(); // イミュータブルなイテレータ </syntaxhighlight> # <code>next()</code>を使用した反復処理: <code>next()</code>メソッドを使って、イテレータから次の要素を取得します。 #:<syntaxhighlight lang=rust copy> match iter.next() { Some(number) => println!("Number: {}", number), None => println!("End of sequence"), } </syntaxhighlight> # forループを使用した反復処理: 一般的には、<code>for</code>ループを使用してイテレータを処理します。 #:<syntaxhighlight lang=rust copy> for number in numbers.iter() { println!("Number: {}", number); } </syntaxhighlight> === Iteratorトレイト === <code>Iterator</code>トレイトは、<code>map()</code>、<code>filter()</code>、<code>fold()</code>などの便利なメソッドも提供しており、これらを組み合わせることでデータを効果的に処理できます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> let numbers = vec![1, 2, 3, 4, 5]; // 各要素を2倍して新しいベクターを作成する let doubled: Vec<i32> = numbers.iter().map(|x| x * 2).collect(); // 偶数のみをフィルタリングする let evens: Vec<i32> = numbers.into_iter().filter(|&x| x % 2 == 0).collect(); // 全要素を合計する let sum: i32 = numbers.iter().sum(); </syntaxhighlight> <code>Iterator</code>トレイトは、Rustでのデータ処理を非常に柔軟で効率的にします。関数型プログラミングの考え方に基づいた強力な機能を提供しています。 === 独自イテレータの実装 === <code>Iterator</code>トレイトを使用して独自のイテレータを実装する例を示します。 例えば、0から始まり、指定されたステップごとに増加するカウンターを作成するイテレータを実装してみましょう。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> struct Counter { current: u32, step: u32, max: Option<u32>, } impl Counter { fn new(start: u32, step: u32, max: Option<u32>) -> Counter { Counter { current: start, step, max, } } } impl Iterator for Counter { type Item = u32; fn next(&mut self) -> Option<Self::Item> { match self.max { Some(max) if self.current >= max => None, _ => { let result = self.current; self.current += self.step; Some(result) } } } } fn main() { let counter = Counter::new(0, 2, Some(10)); for num in counter { println!("{}", num); } } </syntaxhighlight> この例では、<code>Counter</code>構造体は<code>Iterator</code>トレイトを実装しています。<code>next()</code>メソッドは、現在の値を返し、カウンターを指定されたステップで増分させます。また、<code>max</code>値が設定されており、その値に達するとイテレータは終了します。 <code>main()</code>関数内では、<code>Counter</code>イテレータを使用して0から10まで2ずつ増加する数列を生成しています。 <code>Iterator</code>トレイトを実装することで、独自のイテレータを作成し、柔軟な反復処理を行うことができます。 == impl == <code>impl</code>キーワードは、Rustで特定の型に対してメソッドやトレイトを実装するために使用されます。基礎から応用的な使い方まで見ていきましょう。 === 基礎的な使用例 === ; メソッドの実装 :<syntaxhighlight lang=rust copy> struct MyStruct { value: i32, } impl MyStruct { // MyStruct型に対するメソッドの実装 fn new(value: i32) -> MyStruct { MyStruct { value } } fn get_value(&self) -> i32 { self.value } } fn main() { let instance = MyStruct::new(42); println!("Value: {}", instance.get_value()); // メソッド呼び出し } </syntaxhighlight> <code>impl</code>ブロック内で、<code>MyStruct</code>に対する<code>new</code>メソッドと<code>get_value</code>メソッドを実装しています。<code>main</code>関数でこれらのメソッドを使用しています。 === 応用的な使用例 === ; トレイトの実装 :<syntaxhighlight lang=rust copy> trait Printable { fn print(&self); } struct MyType { value: i32, } impl Printable for MyType { fn print(&self) { println!("Value: {}", self.value); } } fn main() { let obj = MyType { value: 10 }; obj.print(); } </syntaxhighlight> {{コラム|width=100%|トレイトとインターフェイスやプロトコルとの類似性|2=トレイトは他の言語でのインターフェースやプロトコルに似ています。これらの概念は、異なる型や構造体が共通の振る舞いを持つことを許可し、それによってポリモーフィズム(多様性)を実現します。 ;インターフェース :共通の振る舞い: インターフェースは、異なるクラスが共通の振る舞いを持つことを保証します。他の言語では、この振る舞いはインターフェースで定義され、クラスはそれを実装します。 :メソッドの宣言: インターフェースでは、クラスが実装しなければならないメソッドの宣言が含まれます。 :多重継承の代替: インターフェースは多重継承の代替手段としても使われ、クラスは複数のインターフェースを実装することができます。 ;プロトコル :抽象的な振る舞いの定義: プロトコルは、特定の振る舞いや機能を表す抽象的な規約です。Swiftなどの言語ではプロトコルが使われ、クラスや構造体はそれらを適合させます。 :メソッドの要求: プロトコルは、適合する型によって実装されるメソッドやプロパティの要求を定義します。 :型の適合性の強化: プロトコルに適合することで、様々な型を同じ抽象的な概念に束縛することができます。 ;Rustのトレイト :共通の振る舞いの提供: トレイトは、構造体や他の型に共通の振る舞いを提供します。それぞれの型はトレイトを実装することで、その振る舞いを持つことができます。 :メソッドの宣言: トレイトではメソッドの宣言が行われ、それを実装することでトレイトが利用できるようになります。 :型間の相互運用性と柔軟性: トレイトは型間での相互運用性や柔軟性を提供し、異なる型が同じ振る舞いを共有することができます。 }} === ジェネリックな実装 === ; ジェネリックな構造体に対する実装 :<syntaxhighlight lang=rust copy> struct MyGeneric<T> { value: T, } impl<T> MyGeneric<T> { fn new(value: T) -> MyGeneric<T> { MyGeneric { value } } fn get_value(&self) -> &T { &self.value } } fn main() { let instance = MyGeneric::new(42); println!("Value: {:?}", instance.get_value()); let instance_str = MyGeneric::new("hello"); println!("Value: {:?}", instance_str.get_value()); } </syntaxhighlight> このコードは、<code>MyGeneric</code>を<code>i32</code>型と<code>&str</code>型の両方でインスタンス化しています。ジェネリックなデータ構造体とそのジェネリックなメソッドを利用して、異なる型に対して同じメソッドを使用する様子を示しています。<code>println!</code>マクロ内の<code>{:?}</code>は、<code>Debug</code>トレイトを実装する型の値を表示するためのフォーマット指定子です。 === 他の例 === ; 単純なトレイトの実装 :<syntaxhighlight lang=rust copy> trait Summary { fn summarize(&self) -> String; } struct Book { title: String, author: String, } impl Summary for Book { fn summarize(&self) -> String { format!("{} by {}", self.title, self.author) } } fn summarize_any(item: &impl Summary) -> String { item.summarize() } fn main() { let book = Book { title: String::from("Harry Potter"), author: String::from("J.K. Rowling"), }; println!("Summary: {}", summarize_any(&book)); } </syntaxhighlight> この例では、<code>Summary</code>トレイトを実装した様々な型に対して共通の<code>summary_any</code>関数を使用して、異なる型の値に対して要約を取得できます。 == 関数 == Rustでの関数は、プログラム内で再利用可能なコードブロックを定義するために使われます。関数は特定のタスクを実行するための手続きを含み、必要に応じて引数を受け取り、結果を返すことができます。基本的な関数の定義と使用方法を以下に示します。 === 関数の定義 === :<syntaxhighlight lang=rust copy> // 関数の定義 fn add(a: i32, b: i32) -> i32 { a + b // 最後の式の結果が自動的に返り値になる } </syntaxhighlight> この例では、<code>add</code>という名前の関数が定義されています。<code>a</code>と<code>b</code>は整数型(<code>i32</code>)の引数を受け取ります。<code>-> i32</code>は関数が<code>i32</code>型の値を返すことを示しています。 === 関数の呼び出し === :<syntaxhighlight lang=rust copy> let result = add(3, 5); println!("Result: {}", result); // "Result: 8"が出力される </syntaxhighlight> <code>add</code>関数は<code>3</code>と<code>5</code>を引数に取り、それらを足して<code>8</code>を返します。<code>println!</code>マクロを使ってその結果を出力しています。 === 引数と戻り値 === * 引数: 関数に渡す値。関数の定義において、引数は型を指定する必要があります。 * 戻り値: <code>-></code>演算子を使って関数が返す値の型を指定します。Rustでは最後の式の結果が自動的に返り値となります。 === パターンマッチングを使用した複数の戻り値 === Rustの関数は複数の値を返すこともできます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn calculate(a: i32, b: i32) -> (i32, i32) { (a + b, a - b) } let (sum, difference) = calculate(10, 5); println!("Sum: {}, Difference: {}", sum, difference); // "Sum: 15, Difference: 5"が出力される </syntaxhighlight> === 関数の機能 === * 再帰: 自分自身を呼び出すことができます。 * クロージャ: 無名の関数を作成し、変数にキャプチャさせることができます。 * ジェネリクス: 型を指定せずに関数を定義することができ、後から具体的な型を指定できます。 Rustの関数は安全性、速度、パターンマッチング、ジェネリクス、所有権など、言語の多くの特徴を活用しています。これらの特性は、Rustを強力なプログラミング言語にしています。 === ライフタイム: === Rustの関数とライフタイムは、関連性がありますが、関数のシグネチャ内でライフタイムを使用することは必ずしも必要ではありません。しかし、関数が参照を含む場合や、ジェネリクスを使う場合には、ライフタイムの指定が必要になることがあります。 ==== 関数内のライフタイム ==== :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn longest<'a>(x: &'a str, y: &'a str) -> &'a str { if x.len() > y.len() { x } else { y } } </syntaxhighlight> この例では、<code>longest</code>関数は2つの文字列スライスを引数として受け取り、それらのうち長さが長い方の参照を返します。<code>'a</code>はライフタイムパラメータであり、2つの引数と返り値の参照のライフタイムが同じことを示しています。これにより、返される参照が有効なスコープを保証します。 ==== ライフタイムの省略 ==== Rustでは、ライフタイムの省略規則があります。特定のパターンにおいては、コンパイラが暗黙的にライフタイムを推論することができます。例えば、次のような関数シグネチャではライフタイムの省略が行われます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn longest(x: &str, y: &str) -> &str { // ... } </syntaxhighlight> このような場合、コンパイラは適切なライフタイムを自動的に推論します。ただし、ライフタイムの省略は特定の条件に限定され、全ての場面で使えるわけではありません。 ライフタイムは主に、参照の有効期間を指定するために使用され、特に関数内で参照を扱う際に重要な役割を果たします。関数が複数の参照を扱い、それらの有効期間を整理する必要がある場合には、ライフタイムの指定が必要になることがあります。 === クロージャ: === Rustではクロージャも関数として扱われます。クロージャは自身のスコープ外の変数をキャプチャして利用できます。これは非常に便利で、関数よりも柔軟な振る舞いを提供します。 次のコード例では、クロージャと関数の組み合わせを使って、外部スコープの変数をキャプチャして利用する方法を示します。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { let base_number = 10; // クロージャの定義 let add_to_base = |x| x + base_number; let new_number = 7; // クロージャの使用 let result = add_to_base(new_number); println!("Result: {}", result); // "Result: 17"が出力される } </syntaxhighlight> この例では、<code>base_number</code>という変数が<code>add_to_base</code>クロージャにキャプチャされ、後でクロージャ内で使用されています。クロージャは外部の変数をキャプチャすることができ、そのコンテキストを保持して使用できる点が関数とは異なる特徴です。 Rustの関数は、パターンマッチングやジェネリクス、ライフタイム、クロージャなどの機能と組み合わせて、安全で効率的なコードを記述するための強力なツールです。 == 高階関数 == Rustは、関数型プログラミングの要素を備えた汎用プログラミング言語です。Rustでは、関数を変数やデータ構造に格納したり、関数を関数のパラメータとして渡したりすることができます。これらの機能は、高階関数として知られています。 Rustで高階関数を使用すると、コードの再利用性と保守性を向上させることができます。また、コードをより簡潔で読みやすくすることもできます。 Rustで高階関数を使用する方法はいくつかあります。 === 関数を変数に格納する === Rustでは、関数を変数に格納することができます。これにより、関数を繰り返し使用したり、関数を別の関数に渡したりすることができます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn square(x: i32) -> i32 { x * x } let square_function = square; println!("The square of 5 is {}", square_function(5)); </syntaxhighlight> このコードでは、square()関数をsquare_function変数に格納しています。その後、square_function()関数を呼び出すことで、square()関数と同じ結果を得ることができます。 === 関数を関数のパラメータとして渡す === Rustでは、関数を関数のパラメータとして渡すことができます。これにより、関数を別の関数に処理させることができます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn map_numbers(numbers: &[i32], f: fn(i32) -> i32) -> Vec<i32> { let mut result = Vec::new(); for number in numbers { result.push(f(number)); } result } fn square(x: i32) -> i32 { x * x } let numbers = [1, 2, 3, 4, 5]; let squared_numbers = map_numbers(numbers, square); println!("The squared numbers are: {:?}", squared_numbers); </syntaxhighlight> このコードでは、map_numbers()関数は、numbers配列の各要素をf関数に渡し、その結果を新しい配列に格納します。 === クロージャを使用する === Rustでは、クロージャを使用して高階関数を作成することができます。クロージャは、関数本体の一部として定義された関数です。クロージャは、変数やデータ構造を捕捉して、関数本体内で使用することができます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn filter_numbers(numbers: &[i32], f: impl Fn(i32) -> bool) -> Vec<i32> { let mut result = Vec::new(); for number in numbers { if f(number) { result.push(number); } } result } fn is_even(x: i32) -> bool { x % 2 == 0 } let numbers = [1, 2, 3, 4, 5]; let even_numbers = filter_numbers(numbers, is_even); println!("The even numbers are: {:?}", even_numbers); </syntaxhighlight> このコードでは、filter_numbers()関数は、numbers配列の各要素をfクロージャに渡し、その結果がtrueである場合、その要素を新しい配列に格納します。 Rustで高階関数を使用すると、コードの再利用性と保守性を向上させることができます。また、コードをより簡潔で読みやすくすることもできます。 == 標準ライブラリー == Rustの標準ライブラリー(Standard Library)は、Rustコンパイラにバンドルされており、基本的なデータ構造、OSとのやり取り、スレッド、ファイルI/O、ネットワーキングなどの多くの機能を提供しています。以下に、標準ライブラリーの主要なカテゴリを紹介します。 === コレクション(Collections) === * <code>Vec</code>, <code>VecDeque</code>: ベクターや双方向キューなどの動的な配列。 * <code>HashMap</code>, <code>BTreeMap</code>: ハッシュマップやBツリーマップなどのキーと値のペアを保持するマップ。 * <code>HashSet</code>, <code>BTreeSet</code>: ハッシュセットやBツリーセットなどのユニークな値を保持するセット。 === スレッドと同期(Concurrency) === * <code>std::thread</code>: スレッドの生成と操作を提供。 * <code>std::sync</code>: Mutex、Atomicなどの同期機能を提供するモジュール。 === ファイルI/Oとネットワーキング(I/O and Networking) === * <code>std::fs</code>: ファイルシステムとの相互作用を可能にするモジュール。 * <code>std::net</code>: ネットワーキングのためのモジュール。 === プリミティブ型(Primitive Types) === * <code>std::primitive</code>: Rustのプリミティブ型(整数、浮動小数点数など)の機能を提供。 === OS相互作用とその他(OS Interactions and Miscellaneous) === * <code>std::env</code>: 環境変数の取得などのOS環境に関する操作。 * <code>std::time</code>: 時間に関する機能を提供。 === 入出力(Input/Output) === * <code>std::io</code>: 標準入出力やバッファリング、ファイルI/OなどのI/O操作を提供。 === 文字列処理(String Manipulation) === * <code>std::str</code>: 文字列の操作、変換、検索などの機能を提供。 === メモリ管理(Memory Management) === * <code>std::alloc</code>: メモリの割り当てと解放のための機能。 === コンパイラ支援(Compiler Support) === * <code>std::marker</code>: マーカートレイトを提供し、コンパイラへのヒントを与える。 これらは標準ライブラリーの一部であり、Rustの基本的な機能を提供しています。開発者はこれらのモジュールや機能を組み合わせて、安全で効率的なプログラムを構築できます。 == コードギャラリー == このコードギャラリーは、さまざまなRustの機能やパターン、ベストプラクティスを示すためのサンプルコード集です。 === エラトステネスの篩 === :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn eratosthenes(n: usize) { let mut sieve = vec![true; n + 1]; sieve[0] = false; sieve[1] = false; for i in 2..=n { if sieve[i] { println!("{}", i); let mut j = i * 2; while j <= n { sieve[j] = false; j += i; } } } } fn main() { eratosthenes(100); } </syntaxhighlight> このRustのコードは、エラトステネスの篩を使用して与えられた範囲内の素数を見つけるものです。 # <code>eratosthenes</code> 関数は、与えられた <code>n</code> までの素数を見つけるためのエラトステネスの篩アルゴリズムを実装しています。このアルゴリズムでは、最初に <code>n + 1</code> サイズの <code>sieve</code> というブール型の配列を作成します。この配列は、各インデックスが素数かどうかを示します。 # <code>sieve[0]</code> と <code>sieve[1]</code> は素数ではないので、それらを <code>false</code> に設定します。 # 2 から <code>n</code> までの各数について、その数が素数である場合は、その数の倍数を素数ではないとマークします。これにより、素数の倍数を持つ数は素数ではないことがわかります。 # <code>main</code> 関数では、<code>eratosthenes</code> 関数を呼び出し、100までの素数を見つけます。見つかった素数は画面に出力されます。 このアルゴリズムは素数を見つけるための効率的な方法の一つであり、与えられた範囲内の素数を見つけることができます。 === 最大公約数と最小公倍数 === :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn gcd2(m: i32, n: i32) -> i32 { if n == 0 { m } else { gcd2(n, m % n) } } fn gcd(ints: &[i32]) -> i32 { ints.iter().cloned().fold(ints[0], gcd2) } fn lcm2(m: i32, n: i32) -> i32 { m * n / gcd2(m, n) } fn lcm(ints: &[i32]) -> i32 { ints.iter().cloned().fold(ints[0], lcm2) } fn main() { println!("gcd2(30, 45) => {}", gcd2(30, 45)); println!("gcd(&[30, 72, 12]) => {}", gcd(&[30, 72, 12])); println!("lcm2(30, 72) => {}", lcm2(30, 72)); println!("lcm(&[30, 42, 72]) => {}", lcm(&[30, 42, 72])); } </syntaxhighlight> このコードは高階関数を利用しています。<code>fold</code>関数は特に重要で、与えられた配列内の要素に対して特定の操作を順番に適用することができます。 まず、<code>gcd</code>関数では、<code>ints</code>配列内の要素に対して<code>fold</code>関数を使って最大公約数(<code>gcd2</code>関数)を計算しています。<code>fold</code>は初期値として<code>ints[0]</code>を受け取り、各要素<code>value</code>に対して<code>gcd2</code>を適用し、次の要素に対して再帰的に<code>gcd2</code>を適用します。これにより、配列内のすべての要素の最大公約数が計算されます。 同様に、<code>lcm</code>関数も<code>fold</code>を利用しています。ここでは<code>lcm2</code>関数が利用され、各要素に対して最小公倍数を求めるための計算が行われます。 高階関数の利用により、配列内の要素に対して繰り返し処理を行う必要がある場合でも、シンプルで効率的なコードを書くことができます。 === 二分法 === [[W:二分法|二分法]] :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn bisection(low: f64, high: f64, f: impl Fn(f64) -> f64) -> f64 { let x = (low + high) / 2.0; let fx = f(x); match () { _ if (fx.abs() - 1.0e-10) < f64::EPSILON => x, _ if fx < 0.0 => bisection(x, high, f), _ => bisection(low, x, f), } } fn main() { let result1 = bisection(0.0, 3.0, |x| x - 1.0); println!("{}", result1); let result2 = bisection(0.0, 3.0, |x| x * x - 1.0); println!("{}", result2); } </syntaxhighlight> : [[旧課程(-2012年度)高等学校数学B/数値計算とコンピューター#2分法]]の例を Rust に移植しました。 このRustのコードは、二分法(bisection method)を使って与えられた関数の根を見つけるものです。 <code>bisection</code>関数は、<code>low</code>から<code>high</code>の範囲で与えられた関数 <code>f</code> の根を探します。<code>f</code> は <code>Fn(f64) -> f64</code> のトレイトを実装しており、実際の関数の定義は呼び出し時に与えられます。 この関数は再帰的に呼び出されます。与えられた区間 <code>[low, high]</code> の中央値 <code>x</code> を求め、その点での関数の値 <code>f(x)</code> を計算します。この値が非常に小さいか(ここでは <code>1.0e-10</code>未満)、または非常に近い数になるまで <code>low</code> または <code>high</code> を更新して、区間を狭めていきます。 <code>main</code>関数では、2つの異なる関数 <code>x - 1</code> と <code>x^2 - 1</code> に対して <code>bisection</code> 関数を呼び出して、それぞれの関数の根を探し、<code>println!</code> マクロを使って根を表示しています。 === 構造体とメソッド === Rustにクラスはありませんが、構造体がメソッドを持つことが出来ます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> #[derive(Debug)] struct Hello { s: String, } impl Hello { fn new(s: &str) -> Hello { // 空文字列の場合は "world" を使用 let s = if s.is_empty() { "world" } else { s }; Hello { s: s.to_string() } } fn to_string(&self) -> String { format!("Hello {}!", self.s) } fn print(&self) { println!("{}", self.to_string()); // 直接to_stringを呼び出す } } fn main() { let hello1 = Hello::new(""); hello1.print(); // to_string()を呼ぶ必要がなくなる let hello2 = Hello::new("my friend"); hello2.print(); // 同上 println!( "Hello.constructor.name => Hello\nhello1 => {:?}\nhello2.s => {}", hello1, hello2.s ); } </syntaxhighlight> このRustのコードは、<code>Hello</code>という名前の構造体を定義し、その構造体に関連するメソッドや、<code>main()</code>関数を含んでいます。 まず、<code>Hello</code>構造体は<code>String</code>型の<code>s</code>フィールドを持っています。<code>#[derive(Debug)]</code>アトリビュートは、この構造体に<code>Debug</code>トレイトを自動的に実装するようコンパイラに指示しています。<code>Debug</code>トレイトを実装することで、デバッグ目的で構造体の内容を出力できるようになります。 <code>impl Hello</code>ブロックでは、<code>Hello</code>構造体に対するメソッドが定義されています。 * <code>new</code>メソッドは、引数として文字列を受け取り、それが空文字列の場合はデフォルトの文字列 "world" を持つ<code>Hello</code>構造体を生成します。それ以外の場合は、引数で渡された文字列を使用して<code>Hello</code>構造体を作成します。 * <code>to_string</code>メソッドは、<code>Hello</code>構造体のインスタンスに対して、挨拶文を含む文字列を生成します。 * <code>print</code>メソッドは、<code>Hello</code>構造体のインスタンスの<code>s</code>フィールド(挨拶文)を標準出力に表示します。 <code>main()</code>関数では、<code>Hello</code>構造体を使ってインスタンスを生成し、メソッドを呼び出しています。<code>println!</code>マクロを使用して、構造体やそのフィールドをデバッグ出力しています。最後の<code>println!</code>マクロでは、<code>hello1</code>のデバッグ表示(<code>{:?}</code>)と<code>hello2</code>の<code>s</code>フィールドを出力しています。 === 構造体とメソッド(2) === [[Go/メソッドとインターフェース]]からの移植です。 :<syntaxhighlight lang=go> use std::f64::consts::PI; #[derive(Debug)] struct GeoCoord { longitude: f64, latitude: f64, } impl GeoCoord { /// 地球の半径(キロメートル) const EARTH_RADIUS: f64 = 6371.008; /// 緯度・経度をラジアンに変換するための係数 const RADIAN_CONVERSION: f64 = PI / 180.0; /// 2つの地理座標間の距離を計算する fn distance(&self, other: &GeoCoord) -> f64 { let lat_i = self.latitude * Self::RADIAN_CONVERSION; let other_lat_i = other.latitude * Self::RADIAN_CONVERSION; let long_diff_i = (self.longitude - other.longitude) * Self::RADIAN_CONVERSION; let sin_lat = f64::sin(lat_i) * f64::sin(other_lat_i); let cos_lat = f64::cos(lat_i) * f64::cos(other_lat_i); let cos_long_diff = f64::cos(long_diff_i); let distance = f64::acos(sin_lat + cos_lat * cos_long_diff) * Self::EARTH_RADIUS; distance } } impl std::fmt::Display for GeoCoord { fn fmt(&self, f: &mut std::fmt::Formatter<'_>) -> std::fmt::Result { let (ew, ns, long, lat) = format_coordinates(self.longitude, self.latitude); write!(f, "({}: {:.6}, {}: {:.6})", ew, long, ns, lat) } } /// 緯度・経度の値を適切にフォーマットする関数 fn format_coordinates(longitude: f64, latitude: f64) -> (&'static str, &'static str, f64, f64) { let (ew, long) = if longitude < 0.0 { ("西経", -longitude) } else { ("東経", longitude) }; let (ns, lat) = if latitude < 0.0 { ("南緯", -latitude) } else { ("北緯", latitude) }; (ew, ns, long, lat) } fn main() { let sites = vec![ ("東京駅", GeoCoord { longitude: 139.7673068, latitude: 35.6809591 }), ("シドニー・オペラハウス", GeoCoord { longitude: 151.215278, latitude: -33.856778 }), ("グリニッジ天文台", GeoCoord { longitude: -0.0014, latitude: 51.4778 }), ]; for (name, gc) in &sites { println!("{}: {}", name, gc); } for i in 0..sites.len() { let current_site = &sites[i]; let next_site = &sites[(i + 1) % sites.len()]; println!( "{} - {}: {:.2} [km]", current_site.0, next_site.0, current_site.1.distance(&next_site.1) ); } } </syntaxhighlight> === 逆ポーランド記法の解析と評価 === {{先頭に戻る|title=コード・ギャラリーに戻る|label=コードギャラリー|style=border-top:1px solid gray;}} 逆ポーランド記法は、数式の演算子を後置記法で表現する方法です。通常の中置記法では演算子がオペランドの間に置かれますが、逆ポーランド記法では演算子がオペランドの後ろに置かれます。これにより、括弧や演算子の優先順位を考える必要がなくなり、計算機で容易に評価できる形式になります。 例えば、中置記法での式 <code>3 + 4 * 5</code> は、逆ポーランド記法では <code>3 4 5 * +</code> と表現されます。この記法では、演算子が対象のオペランドに対して順番に適用されます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> enum Token { Add, Sub, Mul, Div, Operand(i32), } impl Token { fn evaluate(&self, stack: &mut Vec<i32>) -> Result<(), &'static str> { match self { Token::Add | Token::Sub | Token::Mul | Token::Div => { if stack.len() < 2 { return Err("Invalid expression: not enough operands for operator"); } let operand2 = stack.pop().unwrap(); let operand1 = stack.pop().unwrap(); match self { Token::Add => stack.push(operand1 + operand2), Token::Sub => stack.push(operand1 - operand2), Token::Mul => stack.push(operand1 * operand2), Token::Div => { if operand2 == 0 { return Err("Division by zero"); } stack.push(operand1 / operand2); } _ => unreachable!(), } } Token::Operand(num) => { stack.push(*num); } } Ok(()) } } fn evaluate_expression(expression: &str) -> Result<i32, &'static str> { let mut stack: Vec<i32> = Vec::new(); let tokens: Vec<Token> = expression .split_whitespace() .map(|token| { if let Ok(parsed_num) = token.parse::<i32>() { Token::Operand(parsed_num) } else { match token { "+" => Token::Add, "-" => Token::Sub, "*" => Token::Mul, "/" => Token::Div, _ => unreachable!(), } } }) .collect(); for token in tokens { if let Err(err) = token.evaluate(&mut stack) { return Err(err); } } if stack.len() != 1 { return Err("Invalid expression: too many operands or operators"); } Ok(stack[0]) } fn main() { let expression = "5 3 2 * + 8 2 / -"; match evaluate_expression(expression) { Ok(result) => println!("Result: {}", result), Err(err) => println!("Error: {}", err), } } </syntaxhighlight> このコードは、<code>Token</code>という列挙型を使って逆ポーランド記法の式を評価する関数を実装しています。 まず、<code>Token</code>は<code>Add</code>、<code>Sub</code>、<code>Mul</code>、<code>Div</code>、<code>Operand</code>の5つのバリアントを持ちます。<code>Operand</code>は整数値を保持します。 <code>Token</code>には<code>evaluate</code>というメソッドが実装されています。このメソッドでは、<code>Token</code>の各バリアントに対する処理が行われます。<code>Add</code>、<code>Sub</code>、<code>Mul</code>、<code>Div</code>の場合は、スタックから2つの値を取り出して、それらを演算し結果をスタックに積みます。<code>Operand</code>の場合は、その値をスタックに積みます。 <code>evaluate_expression</code>関数では、与えられた式をトークン化して<code>Token</code>のベクターに変換し、それぞれのトークンに対して<code>evaluate</code>メソッドを実行します。各トークンの評価においてエラーが発生した場合、そのエラーメッセージが直ちに返されます。最終的に、スタックに残った値が1つでない場合もエラーが返されます。 <code>main</code>関数では、<code>evaluate_expression</code>の結果に応じて結果を出力するか、エラーを表示します。これにより、逆ポーランド記法の式を評価し、正常な結果またはエラーメッセージを表示できます。 === 式を逆ポーランド記法に変換する(手書き) === {{先頭に戻る|title=コード・ギャラリーに戻る|label=コードギャラリー|style=border-top:1px solid gray;}} :<syntaxhighlight lang=rust copy> #[derive(Debug, Clone, Copy)] enum Token { Number(i32), Plus, Minus, Multiply, Divide, } fn main() { let input = "12+34*56/78"; let tokens = parse_input(input); let rpn = infix_to_rpn(tokens); println!("{:?}", rpn); } fn parse_input(input: &str) -> Vec<Token> { let mut tokens = Vec::new(); let mut num = String::new(); for c in input.chars() { match c { '0'..='9' => num.push(c), // 数字を収集 '+' | '-' | '*' | '/' => { if !num.is_empty() { let n = num.parse().unwrap(); tokens.push(Token::Number(n)); // 数字をトークンに追加 num.clear(); // 数字をリセット } // 演算子をトークンに追加 match c { '+' => tokens.push(Token::Plus), '-' => tokens.push(Token::Minus), '*' => tokens.push(Token::Multiply), '/' => tokens.push(Token::Divide), _ => unreachable!(), } } _ => panic!("Invalid character in input!"), // 無効な文字の場合 } } // 最後の数値をトークンに追加 if !num.is_empty() { let n = num.parse().unwrap(); tokens.push(Token::Number(n)); } tokens } fn infix_to_rpn(tokens: Vec<Token>) -> Vec<Token> { let mut rpn = Vec::new(); let mut stack = Vec::new(); for token in tokens { match token { Token::Number(_) => rpn.push(token), // 数字はそのままRPNに追加 Token::Plus | Token::Minus | Token::Multiply | Token::Divide => { while let Some(&top) = stack.last() { if precedence(&token) <= precedence(&top) { rpn.push(stack.pop().unwrap()); // 優先順位が高い演算子を出力 } else { break; // 自分より優先順位が低い演算子が来たら中断 } } stack.push(token); // 演算子をスタックに追加 } } } // スタックに残った演算子を全てRPNに追加 while let Some(op) = stack.pop() { rpn.push(op); } rpn } fn precedence(token: &Token) -> i32 { match token { Token::Multiply | Token::Divide => 2, Token::Plus | Token::Minus => 1, _ => 0, } } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> [Number(12), Number(34), Number(56), Multiply, Number(78), Divide, Plus] </syntaxhighlight> このコードは、与えられた文字列を逆ポーランド記法(RPN)に変換するプログラムです。以下にその構造を解説します: # <code>Token</code> 列挙型: 数字と演算子を表す列挙型です。<code>Number</code> は数字を、<code>Plus</code>, <code>Minus</code>, <code>Multiply</code>, <code>Divide</code> はそれぞれ演算子を表します。<code>derive(Debug, Clone, Copy)</code> が付与されており、デバッグ表示やクローン、コピーが可能です。 # <code>parse_input</code> 関数: 与えられた文字列をトークンに分割します。数字の場合は文字列を数値に変換して <code>Token::Number</code> に、演算子の場合は対応する <code>Token</code> に変換し、それらを <code>Vec<Token></code> に収集します。 # <code>infix_to_rpn</code> 関数: 中置記法のトークンのベクターを逆ポーランド記法に変換します。スタックとRPNベクターを使用して、トークンを処理します。演算子の場合、スタックのトップとの優先順位を比較して、適切な順序でRPNに追加します。 # <code>precedence</code> 関数: 演算子の優先順位を返します。乗算と除算が優先され、それ以外の演算子は同じ優先順位です。 このコードは、入力された文字列を数値と演算子に分割し、それらを逆ポーランド記法に変換する機能を持っています。特定の演算子の優先順位を考慮しながら適切な順序で演算子を配置し、RPNを生成します。 === 式を逆ポーランド記法に変換する(手書き:別解:再帰下降パーサー) === {{先頭に戻る|title=コード・ギャラリーに戻る|label=コードギャラリー|style=border-top:1px solid gray;}} :<syntaxhighlight lang=rust copy> #[derive(Debug, Clone, PartialEq)] // Cloneトレイトを追加 enum Token { Number(f64), Plus, Minus, Multiply, Divide, LParen, RParen, EOF, } struct Lexer<'a> { input: &'a str, position: usize, } impl<'a> Lexer<'a> { fn new(input: &'a str) -> Lexer<'a> { Lexer { input, position: 0 } } // 空白をスキップする fn skip_whitespace(&mut self) { while self.position < self.input.len() && self.input.chars().nth(self.position).unwrap().is_whitespace() { self.position += 1; } } // 次のトークンを取得する fn next_token(&mut self) -> Token { self.skip_whitespace(); if self.position >= self.input.len() { return Token::EOF; } let current_char = self.input.chars().nth(self.position).unwrap(); self.position += 1; // 次の位置に進める match current_char { '+' => Token::Plus, '-' => Token::Minus, '*' => Token::Multiply, '/' => Token::Divide, '(' => Token::LParen, ')' => Token::RParen, _ if current_char.is_digit(10) || current_char == '.' => { let start = self.position - 1; // トークンの開始位置 while self.position < self.input.len() && (self.input.chars().nth(self.position).unwrap().is_digit(10) || self.input.chars().nth(self.position).unwrap() == '.') { self.position += 1; } let number_str = &self.input[start..self.position]; Token::Number(number_str.parse::<f64>().unwrap()) } _ => panic!("Invalid character found: {}", current_char), } } } struct Parser<'a> { lexer: Lexer<'a>, current_token: Token, } impl<'a> Parser<'a> { fn new(mut lexer: Lexer<'a>) -> Parser<'a> { let current_token = lexer.next_token(); Parser { lexer, current_token } } // トークンを消費する fn eat(&mut self, token: Token) { if self.current_token == token { self.current_token = self.lexer.next_token(); } else { panic!("Invalid syntax"); } } // 項を解析する fn factor(&mut self) -> Vec<Token> { match self.current_token { Token::Number(num) => { self.eat(Token::Number(num)); vec![Token::Number(num)] } Token::LParen => { self.eat(Token::LParen); let result = self.expr(); self.eat(Token::RParen); result } _ => panic!("Invalid syntax"), } } // 積項を解析する fn term(&mut self) -> Vec<Token> { let mut result = self.factor(); while matches!(self.current_token, Token::Multiply | Token::Divide) { let op = self.current_token.clone(); self.eat(op.clone()); let mut next_factor = self.factor(); result.append(&mut next_factor); result.push(op); } result } // 式を解析する fn expr(&mut self) -> Vec<Token> { let mut result = self.term(); while matches!(self.current_token, Token::Plus | Token::Minus) { let op = self.current_token.clone(); self.eat(op.clone()); let mut next_term = self.term(); result.append(&mut next_term); result.push(op); } result } } // 逆ポーランド記法を生成する関数 fn generate_reverse_polish_notation(input: &str) -> Vec<Token> { let lexer = Lexer::new(input); let mut parser = Parser::new(lexer); parser.expr() } fn main() { let result = generate_reverse_polish_notation("12 + 34 * 56 / 78"); println!("{:?}", result); } </syntaxhighlight> コードは、与えられた数式を逆ポーランド記法に変換するためのプログラムです。ここでは、Lexer(字句解析器)とParser(構文解析器)という2つの主要な構成要素があります。 ; Token : <code>Token</code> 列挙型は、数式をトークンに分割するために使用されます。数字、演算子、および括弧のトークンを定義します。 ; Lexer : <code>Lexer</code> は、与えられた数式文字列をトークンに分割する役割を担います。<code>next_token</code> メソッドは、数式の文字列を走査して、各文字がどの種類のトークンに対応するかを判断します。 ; Parser : <code>Parser</code> は、Lexer によって生成されたトークンのストリームを受け取り、逆ポーランド表記に変換します。再帰的に式を解析し、優先順位を考慮しながら、逆ポーランド表記のトークン列を生成します。 :* <code>factor()</code> メソッドは、数または括弧で始まる要素(ファクター)を解析します。 :* <code>term()</code> メソッドは、乗算と除算の演算子を解析します。 :* <code>expr()</code> メソッドは、加算と減算の演算子を解析します。 ; generate_reverse_polish_notation 関数 : この関数は、与えられた数式文字列を逆ポーランド表記に変換します。Lexer を使ってトークンに分割し、Parser を使って逆ポーランド表記のトークン列を生成します。 ; main 関数 : <code>generate_reverse_polish_notation</code> を使って、指定された式を逆ポーランド表記で出力します。 逆ポーランド記法は、演算子がオペランドの後ろに置かれるので、式を解析してトークン列に変換することで、演算の優先順位を反映した形で数式を表現することができます。 ---- これらのコードは、与えられた数学式を逆ポーランド記法(Reverse Polish Notation, RPN)に変換する方法を示していますが、アプローチが異なります。 1番目のコードは、文字列を直接解析してトークンに分割し、その後逆ポーランド記法に変換しています。一方、2番目のコードは、字句解析器(lexer)とパーサー(parser)を使用して、トークンに分割し、その後パースして逆ポーランド記法に変換しています。 1番目のコードは、基本的な数値と演算子の処理に集中しています。一方で、2番目のコードは字句解析や構文解析の段階を厳密に分離しています。また、2番目のコードは小数点もサポートしており、より柔軟な数値表現を可能にしています。 どちらのコードも同じ目的を果たしていますが、アプローチの違いが見られます。1番目のコードはシンプルで直感的ですが、拡張性に欠けるかもしれません。 一方で、2番目のコードはより複雑ですが、より柔軟で拡張性があります。それぞれのコードには長所と短所がありますが、どちらも与えられた数式を逆ポーランド記法に変換する点では同等の結果を提供します。実際には2番めのコードは不動小数点数やカッコに対応しています。 === 式を逆ポーランド記法に変換する(nom版) === {{先頭に戻る|title=コード・ギャラリーに戻る|label=コードギャラリー|style=border-top:1px solid gray;}} :<syntaxhighlight lang=rust copy> use nom::character::complete::{char, digit1}; use nom::combinator::map; use nom::multi::many0; use nom::sequence::delimited; use nom::IResult; #[derive(Debug, Clone, Copy)] enum Token { Number(i32), Plus, Minus, Multiply, Divide, } fn main() { let input = "12+34*56/78"; let (_, tokens) = parse_input(input).unwrap(); let rpn = infix_to_rpn(tokens); println!("{:?}", rpn); } fn parse_input(input: &str) -> IResult<&str, Vec<Token>> { many0(parse_token)(input) } fn parse_token(input: &str) -> IResult<&str, Token> { let (input, token) = delimited( nom::character::complete::space0, nom::branch::alt(( map(digit1, |s: &str| Token::Number(s.parse().unwrap())), map(char('+'), |_| Token::Plus), map(char('-'), |_| Token::Minus), map(char('*'), |_| Token::Multiply), map(char('/'), |_| Token::Divide), )), nom::character::complete::space0, )(input)?; Ok((input, token)) } fn infix_to_rpn(tokens: Vec<Token>) -> Vec<Token> { let mut rpn = Vec::new(); let mut stack = Vec::new(); for token in tokens { match token { Token::Number(_) => rpn.push(token), Token::Plus | Token::Minus | Token::Multiply | Token::Divide => { while let Some(top) = stack.last().copied() { if precedence(&token) <= precedence(&top) { rpn.push(stack.pop().unwrap()); } else { break; } } stack.push(token); } } } while let Some(op) = stack.pop() { rpn.push(op); } rpn } fn precedence(token: &Token) -> i32 { match token { Token::Multiply | Token::Divide => 2, Token::Plus | Token::Minus => 1, _ => 0, } } </syntaxhighlight> このコードは、<code>nom</code>というパーサーコンビネータライブラリを使用して、与えられた文字列を解析し、トークンに分割する機能を持っています。前のコードと比較してみましょう。 # <code>parse_input</code> 関数: <code>many0</code>コンビネータを使って、<code>parse_token</code>を繰り返し適用し、入力文字列をトークンのベクターに変換します。<code>IResult</code>型を返します。 # <code>parse_token</code> 関数: <code>delimited</code>コンビネータを使用してトークンの前後のスペースを処理し、与えられた文字列を様々なルールにマッチングさせます。数字、演算子それぞれのパースを行い、<code>Token</code>列挙型のトークンを返します。 # <code>infix_to_rpn</code> 関数: 前のコードと同じですが、与えられたトークンのベクターを逆ポーランド記法に変換する機能を持っています。 このコードは、<code>nom</code>を使ってトークン分割を行い、より柔軟なパースを可能にしています。<code>nom</code>を使用することで、トークンのパースやスペースの処理など、より複雑なルールを柔軟に記述できるようになります。 === 複素数式評価器 === {{先頭に戻る|title=コード・ギャラリーに戻る|label=コードギャラリー|style=border-top:1px solid gray;}} :<syntaxhighlight lang=rust copy> extern crate num_complex; use num_complex::Complex; #[derive(Debug, PartialEq, Clone)] enum Token { Number(Complex<f64>), Plus, Minus, Multiply, Divide, LParen, RParen, EOF, } struct Lexer<'a> { input: &'a str, position: usize, } impl<'a> Lexer<'a> { fn new(input: &'a str) -> Lexer<'a> { Lexer { input, position: 0 } } fn skip_whitespace(&mut self) { while self.position < self.input.len() && self.input.chars().nth(self.position).unwrap().is_whitespace() { self.position += 1; } } fn next_token(&mut self) -> Token { self.skip_whitespace(); if self.position >= self.input.len() { return Token::EOF; } let current_char = self.input.chars().nth(self.position).unwrap(); match current_char { '+' => { self.position += 1; Token::Plus } '-' => { self.position += 1; Token::Minus } '*' => { self.position += 1; Token::Multiply } '/' => { self.position += 1; Token::Divide } '(' => { self.position += 1; Token::LParen } ')' => { self.position += 1; Token::RParen } 'i' => { self.position += 1; Token::Number(Complex::new(0.0, 1.0)) } _ if current_char.is_digit(10) || current_char == '.' => { let start = self.position; while self.position < self.input.len() && (self.input.chars().nth(self.position).unwrap().is_digit(10) || self.input.chars().nth(self.position).unwrap() == '.') { self.position += 1; } let number_str = &self.input[start..self.position]; let number = number_str.parse::<f64>().unwrap(); if let Some('i') = self.input.chars().nth(self.position) { self.position += 1; Token::Number(Complex::new(0.0, number)) } else { Token::Number(Complex::new(number, 0.0)) } } _ => panic!("Invalid character found: {}", current_char), } } } struct Parser<'a> { lexer: Lexer<'a>, current_token: Token, } impl<'a> Parser<'a> { fn new(mut lexer: Lexer<'a>) -> Parser<'a> { let current_token = lexer.next_token(); Parser { lexer, current_token } } fn eat(&mut self, token: Token) { if self.current_token == token { self.current_token = self.lexer.next_token(); } else { panic!("Invalid syntax"); } } fn factor(&mut self) -> Complex<f64> { let token = self.current_token.clone(); match token { Token::Number(num) => { self.eat(Token::Number(num)); num } Token::LParen => { self.eat(Token::LParen); let result = self.expr(); self.eat(Token::RParen); result } _ => panic!("Invalid syntax"), } } fn term(&mut self) -> Complex<f64> { let mut result = self.factor(); while vec![Token::Multiply, Token::Divide].contains(&self.current_token) { let token = self.current_token.clone(); match token { Token::Multiply => { self.eat(Token::Multiply); let next_factor = self.factor(); result = result * next_factor; } Token::Divide => { self.eat(Token::Divide); let next_factor = self.factor(); result = result / next_factor; } _ => panic!("Invalid syntax"), } } result } fn expr(&mut self) -> Complex<f64> { let mut result = self.term(); while vec![Token::Plus, Token::Minus].contains(&self.current_token) { let token = self.current_token.clone(); match token { Token::Plus => { self.eat(Token::Plus); let next_term = self.term(); result = result + next_term; } Token::Minus => { self.eat(Token::Minus); let next_term = self.term(); result = result - next_term; } _ => panic!("Invalid syntax"), } } result } } fn main() { let lexer = Lexer::new("(2+ 3i)*4i"); let mut parser = Parser::new(lexer); let result = parser.expr(); println!("{:?}", result); } </syntaxhighlight> このコードは、数式をパースして複素数を計算する簡単な計算機の基本的な実装です。Rustの機能を活用して、トークン列を生成するLexerと、そのトークン列を解析して計算を行うParserを定義しています。 <code>Token</code>は、パーサーが認識するトークンの種類を表すenumです。<code>Lexer</code>は文字列を受け取り、その文字列をトークンに分割する役割を果たします。各トークンは、演算子や数値、括弧などを表現しています。<code>Parser</code>は、Lexerが生成したトークン列を受け取り、それを解析して数式を計算します。 <code>Lexer</code>は空白をスキップし、文字列を一文字ずつ見ていき、トークン列を生成します。<code>Parser</code>はトークン列を再帰的に解析し、四則演算を行って複素数を計算します。演算子の優先順位や括弧の処理も考慮されています。 このコードは、入力文字列 <code>(2+ 3i)*4i</code> を受け取り、それを計算して結果を表示します。各段階でトークンが正しく識別され、演算子や数値が正しく解釈されることを期待しています。 コード内のパニックは、予期しないトークンや構文エラーがあった場合に発生します。これらのエラーは、コードが期待する形式に文字列が合致しなかった場合に発生します。 このコードを用いると、複雑な数式も計算できますが、入力の検証やエラー処理についてはまだ改善の余地があります。 === 複素数 === :<syntaxhighlight lang=rust copy> extern crate num_complex; use num_complex::Complex; fn main() { // 複素数の作成 let a = Complex::new(3.0, 4.0); let b = Complex::new(-2.0, 5.0); println!("a: {a}"); println!("b: {b}"); println!("a + b: {}", a + b); println!("a - b: {}", a - b); println!("a * b: {}", a * b); println!("a / b: {}", a / b); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> a: 3+4i b: -2+5i a + b: 1+9i a - b: 5-1i a * b: -26+7i a / b: 0.4827586206896552-0.7931034482758621i </syntaxhighlight> このコードは、<code>num-complex</code>クレートを使用して複素数を扱うRustの例です。 # <code>extern crate num_complex;</code> および <code>use num_complex::Complex;</code> は、<code>num-complex</code>クレートから<code>Complex</code>型を使えるようにするためのインポートです。 # <code>Complex::new(3.0, 4.0);</code> および <code>Complex::new(-2.0, 5.0);</code> は、実部と虚部を指定して複素数を作成しています。 # <code>println!("a: {a}");</code> および <code>println!("b: {b}");</code> は、複素数 <code>a</code> と <code>b</code> を出力しています。 b: {}", a * b);</code>、<code>println!("a / b: {}", a / b);</code> は、それぞれ複素数 <code>a</code> と <code>b</code> の加算、減算、乗算、除算を行っています。結果を文字列として出力しています。 修正されたコードは次のようになります: == ほかの言語からの移植例 == === 順列・組合わせ === Goから[[Go/関数#順列・組合わせ|順列・組合わせ]]を移植 ==== 順列 ==== ;[https://play.rust-lang.org/?version=stable&mode=debug&edition=2021&gist=73612aa97bd4a1541a0313f38effde87 順列]:<syntaxhighlight lang=rust line copy> fn permutation<T: Clone>(s: &[T], n: usize) -> Vec<Vec<T>> { if s.is_empty() { panic!("slice is nil"); } if n == 1 { let mut result = Vec::new(); for v in s.iter() { result.push(vec![v.clone()]); } return result; } let mut result = Vec::new(); for (i, v) in s.iter().enumerate() { let mut sf = Vec::new(); for (j, w) in s.iter().enumerate() { if j != i { sf.push(w.clone()); } } for w in permutation(&sf, n - 1) { let mut v_w = vec![v.clone()]; v_w.extend_from_slice(&w); result.push(v_w); } } result } fn main() { println!("{:?}", permutation(&[1, 2, 3], 1)); println!("{:?}", permutation(&[0, 1, 2], 2)); println!( "{:?}", permutation(&["abc".to_string(), "def".to_string(), "xyz".to_string()], 3) ); println!("{:?}", permutation::<i32>(&[], 2)); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> [[1], [2], [3]] [[0, 1], [0, 2], [1, 0], [1, 2], [2, 0], [2, 1]] [["abc", "def", "xyz"], ["abc", "xyz", "def"], ["def", "abc", "xyz"], ["def", "xyz", "abc"], ["xyz", "abc", "def"], ["xyz", "def", "abc"]] </syntaxhighlight> ;解説 :上記の移植において、主に以下の点に注意が必要でした。 :* ジェネリック型の宣言方法がGoとは異なるため、<code>func Permutation[T any](s []T, n int)</code> のような書き方はできません。Rustでは、<code>fn permutation<T: Clone>(s: &[T], n: usize)</code> のように、<code><T></code>の前に<code>:</code>を付けてジェネリック境界を宣言します。 :* Goの<code>make</code>は、新しい配列やスライスを作成するための組み込み関数ですが、Rustでは<code>Vec::with_capacity()</code>や<code>Vec::new()</code>を使用します。 :* <code>panic!("slice is nil")</code>は、Rustのパニック処理において、エラーメッセージを伴うパニックを発生させるために使用されます。 :* <code>Vec</code>に要素を追加するには、Goの<code>append</code>に相当するRustのメソッドである<code>Vec::push()</code>や、<code>Vec::extend_from_slice()</code>を使用します。また、<code>Vec</code>の要素数は、<code>len()</code>ではなく<code>len()</code>と<code>Vec::capacity()</code>の両方を使って取得する必要があります。 ==== 組合わせ ==== ;[https://play.rust-lang.org/?version=stable&mode=debug&edition=2021&gist=06e15597fcf3bdc585abeccd3edb9454 組合わせ]:<syntaxhighlight lang=rust line copy> fn combination<T: Clone>(s: &[T], n: usize) -> Vec<Vec<T>> { if s.is_empty() { panic!("slice is empty"); } if n == 1 { let mut result = Vec::new(); for v in s { result.push(vec![v.clone()]); } return result; } let mut result = Vec::new(); for i in 0..=(s.len() - n) { let v = s[i].clone(); for w in combination(&s[i + 1..], n - 1) { let mut res = vec![v.clone()]; res.extend(w); result.push(res); } } return result; } fn main() { println!("{:?}", combination(&[1, 2, 3], 1)); println!("{:?}", combination(&[0, 1, 2], 2)); println!( "{:?}", combination(&["abc", "def", "xyz"], 3) ); // println!("{:?}", combination(&[], 2)); 要素型が確定できない } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> [[1], [2], [3]] [[0, 1], [0, 2], [1, 2]] [["abc", "def", "xyz"]] </syntaxhighlight> ;解説 :上記の移植において、主に以下の点に注意が必要でした。 :*Rustのジェネリック関数の型パラメータには制約が必要なため、<code>T</code>がクローン可能であることを示す<code>Clone</code>トレイトを指定する必要があります。 :*Goのスライスと異なり、Rustのスライスは要素数が0の場合にも安全であるため、<code>ErrNilSlice</code>に相当する処理は<code>slice.is_empty()</code>で判定することができます。 :*Goのスライスと異なり、Rustのスライスは範囲外アクセスがパニックを引き起こすため、再帰呼び出し時にはスライスの範囲を明示的に指定する必要があります。 {{See also|JavaScript/オブジェクト#順列を求めるメソッドを配列に追加する|JavaScript/オブジェクト#組合わせを求めるメソッドを配列に追加する}} == 脚註 == <references /> == 外部リンク == {{Wikipedia|Rust (プログラミング言語)|Rust}} * [https://www.rust-lang.org/ 公式サイト(英語)] * [https://www.rust-lang.org/ja/ 公式サイト(日本語)] * [https://doc.rust-jp.rs/book-ja/title-page.html The Rust Programming Language 日本語版] * [https://doc.rust-lang.org/book/title-page.html The Rust Programming Language (英語版)] == 参考文献 == * {{Cite |author=Jim Blandy, Jason Orendorff |title=プログラミングRust |edition=第2版 |publisher=オライリージャパン |isbn=978-4873119786 |date=2022年1月19日 }} * {{Cite |author=Jim Blandy, Jason Orendorff |title=プログラミングRust |edition=第1版 |publisher=オライリージャパン |isbn=978-4873118550 |date=2018年8月10日 }} [[Category:Rust|*]] [[カテゴリ:プログラミング言語]] {{NDC|007.64}} genr2xro9gjngbl2j43eukxhfzvopwz 263360 263359 2024-11-12T02:47:13Z Ef3 694 /* エラトステネスの篩 */ リファクタリング 263360 wikitext text/x-wiki {{Pathnav|メインページ|工学|情報技術|プログラミング}} Rustは、安全性とパフォーマンスを兼ね備えたモダンなシステムプログラミング言語です。本書では、Rustの基礎から応用までを網羅し、実践的なプログラミングスキルの習得を目指します。Rustは初めてのプログラミング言語としても、既存のスキルをさらに強化するためにも最適です。その特徴である所有権システムや並行性モデルについても詳しく解説し、堅牢で効率的なプログラムを構築するための知識を提供します。一緒にRustの世界を探求し、その魅力を存分に体験していきましょう。 == はじめに == Rust(ラスト)は、高性能かつ安全な並行処理を実現するために設計されたマルチパラダイム汎用プログラミング言語です<ref>{{cite web |url=https://graydon2.dreamwidth.org/247406.html |title=Rust is mostly safety |last=Hoare |first=Graydon |date=2016-12-28 |website=Graydon2 |publisher=Dreamwidth Studios |access-date=2021-12-03 |archive-date=2019-05-02 |archive-url=https://web.archive.org/web/20190502181357/https://graydon2.dreamwidth.org/247406.html |url-status=live }}</ref>。 Rustの構文はC++に似ており、ボローチェッカーを利用して参照の検証を行い、メモリ安全性を保証しています。ボローチェッカーはRustコンパイラによって提供される静的解析ツールで、所有権システムに基づいてコード内の不正な借用(ボロー)を検出します。これにより、メモリ管理においてガベージコレクターを使わずに安全性を実現し、場合によってはリファレンスカウントによるメモリ管理も行えます。 また、Rustはシステムプログラミング言語でありながら、関数型プログラミングの要素も取り入れ、低レベルのメモリ管理を可能にしています。これにより、高度な制御が求められるアプリケーション開発に適しており、実行時エラーの発生を抑えながら、安全で信頼性の高いコードを作成することができます。Rustを通じて、効率的かつ堅牢なプログラム構築のための新しい可能性を探求していきましょう。 {{コラム|width=100%|セルフホスティング|2=セルフホスティングとは、ソフトウェアが自分自身をコンパイルできる状態を指し、他のコンパイラを用意することなく、そのソフトウェア自体で再構築が可能であることを意味します。コンパイラにおけるセルフホスティングは、最初に構築されたコンパイラを用いて同じ言語で書かれたソースコードを再コンパイルし、新しいコンパイラを生成する手法です。このプロセスを繰り返すことで、コンパイラを改良したバージョンに更新していけるのが特徴です。 セルフホスティングは、信頼性と安定性を高める手段でもあり、自分自身をコンパイルできる状態であることがソフトウェアの品質向上に寄与します。また、コンパイラの開発者にとっても、その言語やコンパイラの動作原理や構造について理解を深める機会となり、より効率的でパフォーマンスの良いソフトウェアの開発につながります。Rustもセルフホスティングを実現しており、こうした継続的な改善を通じて、安全性とパフォーマンスの向上を目指しています。 }} == クイックツアー == Rustはメモリ安全性、並行性、パフォーマンスの向上に焦点を当てたモダンなプログラミング言語です。以下のRustのクイックツアーで、基本的な概念とコード例を紹介します。 # 基本構文: #: Rustプログラムは<code>main</code>関数から始まります。<code>println!</code> マクロを使って標準出力に文字列を出力できます。 #;[https://play.rust-lang.org/?version=stable&mode=debug&edition=2021&gist=65f8e3b00b49ca5c691cd61bfc32d1b7 hello.rs]:<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { println!("Hello, world!"); } </syntaxhighlight> #;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> Hello, world! </syntaxhighlight> #: [https://play.rust-lang.org/?version=stable&mode=debug&edition=2021&gist=65f8e3b00b49ca5c691cd61bfc32d1b7 hello.rs]は、[https://play.rust-lang.org/ Playground]に作った、このプログラムへのリンクになっています。 # データ型: #: Rustには整数、浮動小数点数、真偽値などの基本データ型があります。 #:<syntaxhighlight lang=rust copy> let age: i32 = 25; let salary: f64 = 50000.50; let is_rust_fun: bool = true; let message: &str = "Hello, Rust!"; </syntaxhighlight> # 制御構造: #: <code>if</code>、<code>else if</code>、<code>else</code> 文で条件分岐ができます。 #: <code>while</code> ループや <code>for</code> ループで繰り返し処理ができます。 #:<syntaxhighlight lang=rust copy> let num = 10; if num > 0 { println!("Positive"); } else if num < 0 { println!("Negative"); } else { println!("Zero"); } for i in 0..5 { println!("Iteration {}", i); } </syntaxhighlight> # 関数: #: 関数は <code>fn</code> キーワードを使って宣言します。 #:<syntaxhighlight lang=rust copy> fn add(a: i32, b: i32) -> i32 { a + b } fn main() { let result = add(5, 3); println!("Sum: {}", result); } </syntaxhighlight> # 所有権システム: #: Rustは所有権ベースのメモリ管理を採用しており、値の所有権が明確に定義されています。 #:<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { let s1 = String::from("Hello"); let s2 = s1; // s1の所有権がs2に移動する(所有権の転送) // println!("{}", s1); // エラー!s1はもう有効ではない println!("{}", s2); // 正常に動作 } </syntaxhighlight> # 構造体とメソッド: #: 構造体はデータをまとめるためのカスタム型で、メソッドを持つことができます。 #:<syntaxhighlight lang=rust copy> struct Car { model: String, year: u32, } impl Car { fn display_info(&self) { println!("Model: {}, Year: {}", self.model, self.year); } } fn main() { let my_car = Car { model: String::from("TOYOTA 86"), year: 2022, }; my_car.display_info(); } </syntaxhighlight> ここでは、Rustの基本的な構文とコンセプトを簡単に紹介しました。 == rustcのバージョン確認 == やや力技ですが、Rustのコンパイラ rustc のバージョンをコードから確認できます。 ;[https://play.rust-lang.org/?version=nightly&mode=debug&edition=2021&gist=db39d32bceac679dd79591501075d7f6 version.rs]:<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { let version = std::process::Command::new("rustc") .arg("--version") .output() .expect("Failed to get Rust version"); if version.status.success() { let stdout = String::from_utf8_lossy(&version.stdout); println!("Rust version: {}", stdout); } else { eprintln!("Failed to retrieve Rust version information"); } } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> Rust version: rustc 1.84.0-nightly (1e4f10ba6 2024-10-29) </syntaxhighlight> このコードは、Rustのプログラム内で<code>rustc --version</code>コマンドを実行し、その結果(Rustコンパイラのバージョン情報)を取得しています。 # <code>std::process::Command::new("rustc")</code>: <code>Command</code>構造体を使って新しいコマンドを作成しています。ここでは<code>rustc</code>というコマンドを実行するよう指定しています。 # <code>.arg("--version")</code>: <code>rustc</code>コマンドに<code>--version</code>引数を渡しています。これにより、Rustコンパイラのバージョン情報を取得するよう指示しています。 # <code>.output()</code>: <code>Command</code>を実行して、その結果を取得します。ここでは<code>--version</code>を指定した<code>rustc</code>コマンドを実行し、その出力を取得しています。 # <code>.expect("Failed to get Rust version")</code>: コマンドの実行が失敗した場合にエラーメッセージを表示します。 # <code>if version.status.success() { ... } else { ... }</code>: 実行結果の<code>status</code>をチェックして、コマンドが正常に終了したかどうかを確認します。もし成功していた場合は、コマンドの出力結果(Rustコンパイラのバージョン情報)を取得し、それを標準出力に表示します。もし失敗していた場合は、エラーメッセージを標準エラー出力に表示します。 このコードは、Rustのプログラム内で外部コマンドを実行してその出力を取得する方法を示しています。具体的には、Rustコンパイラのバージョン情報を取得してそれを表示する例です。 == コメント == Rustのコメントには、[[C言語]]/[[C++]]と同じく一行コメントと範囲コメントがあります。 ;一行コメント: <code>//</code>から行末までがコメントと見なされます。 ;範囲コメント : <code>/*</code>から<code>*/</code>までがコメントと見なされます。 : ネストは許されません。 ;コメントの例:<syntaxhighlight lang=rust copy> /* * プログラムのエントリーポイントは、main 関数です。 * 関数定義は fn から始まります。 */ fn main() { println!("Hello, world!"); // println! は関数ではなくマクロで、マクロは識別子の末尾に ! が付きます。 } </syntaxhighlight> == 変数と型 == Rustでは、変数を宣言する際にはデフォルトでimmutable(不変)です。変更可能な変数を宣言するには、<code>mut</code> キーワードを使用します。変数の型はコンパイラによって推論されることが一般的ですが、型を明示的に指定することもできます。 例えば、変数の宣言と型指定は以下のようになります: ;[https://play.rust-lang.org/?version=nightly&mode=debug&edition=2021&gist=8cddaf15c8b53acb5e0a2013a5cb8cc2 decl.rs]:<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { // 型推論による変数の宣言 let x = 5; // 整数型 i32 として推論される let y = 3.14; // 浮動小数点型 f64 として推論される println!("x = {x}, y = {y}"); // 型を明示的に指定する let z: i64 = 100; // 64ビット整数型 i64 println!("z = {z}"); } </syntaxhighlight> Rustの基本的なデータ型には以下があります: * 整数型 (<code>i8</code>, <code>i16</code>, <code>i32</code>, <code>i64</code>, <code>i128</code>, <code>u8</code>, <code>u16</code>, <code>u32</code>, <code>u64</code>, <code>u128</code>など) * 浮動小数点型 (<code>f32</code>, <code>f64</code>) * 論理値型 (<code>bool</code>) * 文字型 (<code>char</code>) * ポインタ型 * タプル型 * 配列型 * 列挙型 * 構造体型 * 文字列型 (<code>&str</code>, <code>String</code>) Rustは静的型付け言語であり、変数の型はコンパイル時に確定されます。型の安全性に対する厳格なチェックを行うため、コンパイル時に型の整合性が確認されます。これにより、メモリの安全性やスレッドセーフなコードを書く際の支援が期待できます。 === 変数とミュータブル・イミュータブル === Rustでは、変数を宣言するにはキーワード '''let'''を使います。 ディフォルトでは[[#イミュータブル|イミュータブル]](''Immutable'';宣言後には代入不能)な変数が宣言されます。 [[#ミュータブル|ミュータブル]](''Mutable'';宣言後に代入可能)な変数を宣言するには、追加のキーワード '''mut''' を使います。 ;[https://play.rust-lang.org/?version=nightly&mode=debug&edition=2021&gist=9032ae8999c6cb3bf5412988320e50d7 hello-variables.rs]:<syntaxhighlight lang=rust highlight=2 line copy> fn main() { let hello : &str = "Hello, world!"; println!("{}", hello); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> Hello, world! </syntaxhighlight> :2行目の<syntaxhighlight lang=rust inline>let hello : &str = "Hello, world!";</syntaxhighlight>が変数宣言です<ref>文字リテラルであることを強調するなら<syntaxhighlight lang=rust inline>let hello : &'static str = "Hello, world!";</syntaxhighlight>とすべきだったかもしれません。</ref>。 ::&str(文字列のスライスのリファレンス)を型とする変数 <var>hello</var> を宣言し、"Hello, world!"で初期化しています。 ::Rustには強力な[[#型推論|型推論]]があり多くの場合不要ですが、<code>let 変数名 : 型名</code>の書式で型を伴い変数宣言することも出来ます。 mut をつけない場合には変数に「代入不能」と聞くと、C言語などを知っている人は「定数」を思い浮かべるかもしれませが、 Rustにおいて「定数」は, const 宣言された定数や, static 宣言されかつ mut で修飾されていない変数が相当します。 ==== 型推論 ==== Rust では、変数宣言が初期値を伴っていた場合、変数の型を省略することができ、初期値の型が変数の型になります。 ;[https://play.rust-lang.org/?version=nightly&mode=debug&edition=2021&gist=ac2b2d100ee8ea175178ebe9b1e26c61 hello-type-inference.rs]:<syntaxhighlight lang=rust highlight=2 line copy> fn main() { let hello = "Hello, world!"; println!("{hello}"); } </syntaxhighlight> ;実行結果:上に同じ ==== イミュータブル ==== Rust では、値が一度変数に let で束縛されると変更できません。これをイミュータブルと言います。 ;[https://play.rust-lang.org/?version=nightly&mode=debug&edition=2021&gist=d13ccba2d1b5efef4ca929012eece549 hello-immutable.rs]:<syntaxhighlight lang=rust highlight='2,4' line copy> fn main() { let hello : &str = "Hello, world!"; println!("{hello}"); hello = "Hello, rust!"; println!("{hello}"); } </syntaxhighlight> ;コンパイル結果:<syntaxhighlight lang=text> error[E0384]: cannot assign twice to immutable variable `hello` --> src/main.rs:4:5 | 2 | let hello : &str = "Hello, world!"; | ----- | | | first assignment to `hello` | help: consider making this binding mutable: `mut hello` 3 | println!("{hello}"); 4 | hello = "Hello, rust!"; | ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ cannot assign twice to immutable variable For more information about this error, try `rustc --explain E0384`. error: could not compile `playground` (bin "playground") due to 1 previous error </syntaxhighlight> :イミュータブルな変数には、代入できないというコンパイルエラーです。 ==== ミュータブル ==== 代入可能、すなわちミュータブルにするためには、変数宣言にあたり '''let''' に続けて '''mut''' をつけます。 ;[https://play.rust-lang.org/?version=nightly&mode=debug&edition=2021&gist=6bbb520249ebc44f7e341988dfad92a3 hello-mutable.rs]:<syntaxhighlight lang=rust highlight=2 line copy> fn main() { let mut hello : &str = "Hello, world!"; println!("{hello}"); hello = "Hello, rust!"; println!("{hello}"); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> Hello, world! Hello, rust! </syntaxhighlight> ==== 同じ変数名での宣言 ==== 同一スコープで同じ変数名での宣言は可能です。 同じ型である必要はありません。ミュータブルであるかイミュータブルであるかも問いません。 '''同じ変数名での宣言によって、それまで変数に束縛されていた値への参照がなくなります。''' ;[https://play.rust-lang.org/?version=nightly&mode=debug&edition=2021&gist=0604ce8c08449bba14b64f80c405815d 同じ変数名での宣言]:<syntaxhighlight lang=rust highlight='2,4' line copy> fn main() { let hello : &str = "Hello, world!"; println!("{}", hello); let hello = 154649; println!("{}", hello); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> Hello, world! 154649 </syntaxhighlight> ==== 定数 ==== Rustには2種類の定数があり、どちらもグローバルスコープを含む任意のスコープで宣言することができます。また、どちらも明示的な型を持っている必要があります。 * const: 不変の値 * static: 静的寿命を持つミュータブルな値 静的寿命は推論されるので、指定する必要はありません。 ;[https://play.rust-lang.org/?version=nightly&mode=debug&edition=2021&gist=901ef30e5d150a91c9fed78d63a4971d 2種類の定数]:<syntaxhighlight lang=rust highlight='2,3' line copy> const HELLO : &str = "Hello, world!"; static LANGUAGE: &str = "Rust"; fn main() { println!("{HELLO}"); println!("{LANGUAGE}"); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> Hello, world! Rust </syntaxhighlight> コードを書き換えてconst宣言や(ミュータブルな)static宣言された変数に代入をしようとすると、エラーになります。 ==== パターン ==== ;[https://play.rust-lang.org/?version=nightly&mode=debug&edition=2021&gist=9e938e1309c6ba12f760a6c6f0c9d210 pattern.rs]:<syntaxhighlight lang=rust line highlight=5 copy> fn main() { let (mut x, mut y) = (5, 29); println!("x={x} y={y}"); (x, y) = (y, x); println!("x={x} y={y}"); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> x=5 y=29 x=29 y=5 </syntaxhighlight> このコードは、<code>x</code> と <code>y</code> の値を交換するRustの機能を示しています。 * 最初の行では、<code>x</code> に 5 を、<code>y</code> に 29 を代入しています。 * 次の行では、<code>println!</code> マクロでは、交換後の <code>x</code> と <code>y</code> の値を表示しています。 * 次の行では、<code>(x, y) = (y, x);</code> という操作を行っています。これは、タプルを使って複数の変数に同時に値を代入しています。この場合、<code>(y, x)</code> というタプルの中身を <code>(x, y)</code> に順番に代入しています。これにより、<code>x</code> の値に <code>y</code> の値が入り、<code>y</code> の値に <code>x</code> の値が入ります。これによって <code>x</code> と <code>y</code> の値が交換されます。 *最後の <code>println!</code> マクロでは、交換後の <code>x</code> と <code>y</code> の値を表示しています。 このコードは、Rustのタプルを使った多値代入の機能を示しています。 === データ型 === Restには豊富なデータ型(''Data Types'')があり、それらを組み合わせて新しい型を作ることができます<ref>{{Cite web |url=https://doc.rust-lang.org/book/ch03-02-data-types.html |title=Data Types - The Rust Programming Language |accessdate=2021/12/08 }}</ref>。 ==== スカラー型(''Scalar Types'') ==== スカラー型は単一の値を表します。Rustには、整数、浮動小数点数、論理値、文字という4つの主要なスカラ型があります。 ===== 整数型(''Integer Types'') ===== Rustの整数型は、符号の有無とビット幅から12種類のバリエーションがあります。 :{| class=wikitable |+ Rustの整数型 !型名!!説明 |- !i8 |符号付き8ビット整数 |- !u8 |符号なし8ビット整数 |- !i16 |符号付き16ビット整数 |- !u16 |符号なし16ビット整数 |- !i32 |符号付き32ビット整数 |- !u32 |符号なし32ビット整数 |- !i64 |符号付き64ビット整数 |- !u64 |符号なし64ビット整数 |- !i128 |符号付き128ビット整数 |- !u128 |符号なし128ビット整数 |- !isize |符号付きでポインタと同じサイズの整数 |- !usize |符号なしでポインタと同じサイズの整数 |} :isizeとusizeのビット幅はプロセッサーのアーキテクチャーによって定義され、32ビットプロセッサーならば32、64ビットプロセッサーならば64です。 ===== 整数リテラル(''Integer literals'') ===== リテラル(''Literals'')とは、プログラミングのソースコードで使用される、数値や文字列などのデータを直接表現したものです。 :{| class=wikitable style="float:left" |+ 様々な整数リテラル !基数!!表現 |- !10 |19_800 |- !16 |0xbadbeef |- !8 |0o777 |- !2 |0b101_111_011 |- !バイト(u8のみ) |b'Q' |} ;[https://play.rust-lang.org/?version=nightly&mode=debug&edition=2021&gist=9c41862df3833ee7bd16169631d74de7 例]:<syntaxhighlight lang=rust style="float:left;width:24em; margin: 1em"> fn main() { println!("{:?}", 19_800); println!("{:x}", 0xbadbeef); println!("{:o}", 0o777); println!("{:b}", 0b101_111_011); println!("{}", b'Q'); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text style="float:left;width:12em; margin: 1em"> 19800 badbeef 777 101111011 81 </syntaxhighlight> :<br style="clear:both"> :数値リテラルには、123u8 の様に型名をタイプサーフィックス(''type suffix'')として補うことで、ビット幅を明記できます(オプショナル)。 ::指定されない場合は(バイト以外は)i32が仮定されます(isizeではありません)。 :数値リテラルには、読みやすさのため 9_281_636 のように、アンダースコア _ を補うことができます(オプショナル)。 なお、<code>{:x}</code>の<code>{x}</code>部分は[[#プレースホルダー|プレースホルダー]]の[[#フォーマッティング・トレイツ(Formatting traits)|ファーマッティング・トレイツ]]です。「x」なら16進数、oなら8進数、bなら2進数で出力します。 ===== 浮動小数点数型(''Floating-Point Types'') ===== Rustには、浮動小数点数を表現するための2つの主要な型があります。それぞれの型は、IEEE-754規格に従っています。 # <code>f32</code>: 32ビットの単精度浮動小数点数型です。精度は約6桁です。 # <code>f64</code>: 64ビットの倍精度浮動小数点数型です。精度は約15桁です。 Rustでは、浮動小数点数リテラルを書く場合、デフォルトで <code>f64</code> 型になります。例えば、<code>3.14</code> という浮動小数点数リテラルは、<code>f64</code> 型の数値になります。 以下は、<code>f32</code> 型と <code>f64</code> 型の浮動小数点数の使用例です。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { // デフォルトでは f64 型になる浮動小数点数 let my_float1 = 3.14; // f64 型 // サイズを明示して f32 型にする let my_float2: f32 = 2.718; // f32 型 // 浮動小数点数同士の計算 let sum = my_float1 + f64::from(my_float2); // f64 型にキャストして計算 println!("Sum: {}", sum); // f64 型の結果が出力される } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=rust copy> Sum: 5.857999935150147 </syntaxhighlight> 浮動小数点数は、数値計算や科学的な計算など、精度が求められる場面で使用されます。しかし、浮動小数点数の性質や精度による注意が必要な場面もありますので、注意深く扱う必要があります。 ===== 論理値型(''The Boolean Type'') ===== Rustにおける論理値型の型名は <code>bool</code> で、真の値は <code>true</code>、偽の値は <code>false</code> です。この型は非常に基本的で、条件分岐やブール演算などで使用されます。 以下は <code>bool</code> 型の使用例です。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { let is_rust_cool = true; // 真の値を持つ変数 let is_java_cool = false; // 偽の値を持つ変数 if is_rust_cool { println!("Rust is cool!"); // 条件が true の場合に実行される } else { println!("Rust is not cool."); // 条件が false の場合に実行される } // 論理演算 let result = is_rust_cool && is_java_cool; // 論理積 (AND) の例 println!("Result of logical AND: {}", result); // false が出力される } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> Rust is cool! Result of logical AND: false </syntaxhighlight> <code>bool</code> 型は条件式の評価や論理演算に広く使用され、プログラムの流れを制御するための基本的な手段として重要な役割を果たします。 ===== 文字型(''The Character Type'') ===== Rustの文字型 <code>char</code> はUnicodeの単一の文字を表し、32ビットで符号化されます。Unicodeのサロゲートペアを含む広範な範囲の文字を表現できます。 以下のコードは、<code>char</code>型を使用してUnicode文字やサロゲートペアを扱う例です。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { // 単一のUnicode文字の表現 let unicode_char = '😊'; // 笑顔の絵文字 (U+1F60A) println!("Unicode char: {}", unicode_char); // サロゲートペアの表現 let surrogate_pair = '\u{1F601}'; // 涙の絵文字 (U+1F601) println!("Surrogate pair: {}", surrogate_pair); // char型のサイズを取得 println!("Size of char: {} bytes", std::mem::size_of::<char>()); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> Unicode char: 😊 Surrogate pair: 😁 Size of char: 4 bytes </syntaxhighlight> ここでは、<code>'😊'</code> という絵文字や <code>\u{1F601}</code> というサロゲートペアを <code>char</code>型として表現しています。絵文字やサロゲートペアも正しく表示されることを確認できます。また、<code>std::mem::size_of::<char>()</code> を使って <code>char</code>型のサイズを表示しています。 ===== 文字列型(''The String Type'') ===== Rustには2つの主要な文字列型があります。 # <code>&str</code>型 (文字列スライス): #* メモリ内のデータへの不変の参照を表します。 #* UTF-8でエンコードされた文字列を参照します。 #* 文字列リテラルや他のデータ構造の一部として使用されます。 #:<syntaxhighlight lang=rust copy> let string_slice: &str = "Hello, Rust!"; // 文字列リテラルから作成された文字列スライス </syntaxhighlight> # <code>String</code>型: #* ヒープ上に確保された可変の文字列データを持ちます。 #* 動的に変更可能で、文字列の追加や削除、変更が可能です。 #:<syntaxhighlight lang=rust copy> let mut string_object = String::from("Hello"); // String型のインスタンスを生成 string_object.push_str(", Rust!"); // 文字列を追加 </syntaxhighlight> これらの型は互いに相互変換できます。例えば、<code>&str</code>から<code>String</code>への変換は<code>to_string()</code>メソッドを使用できます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> let my_string: String = "Hello".to_string(); // &strからStringへの変換 </syntaxhighlight> また、<code>String</code>から<code>&str</code>への変換は、<code>&</code>演算子を使用して参照を取得します。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> let my_string: String = String::from("Hello"); let string_ref: &str = &my_string; // Stringから&strへの変換 </syntaxhighlight> 文字列操作に関しては、<code>String</code>型が動的に変更可能で柔軟性があり、<code>&str</code>型は主に静的な文字列の参照として使用されます。 ;様々な文字列リテラル ;[https://play.rust-lang.org/?version=nightly&mode=debug&edition=2021&gist=9c41862df3833ee7bd16169631d74de7 string.rs]:<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { println!("{:?}", "hello"); // エスケープされた文字列 println!("{:?}", r#"hello"#); // エスケープされないraw文字列 println!("{:?}", b"hello"); // エスケープされたバイト文字列 println!("{:?}", br#"hello"#); // エスケープされないrawバイト文字列 } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> "hello" "hello" [104, 101, 108, 108, 111] [104, 101, 108, 108, 111] </syntaxhighlight> * <code>"{:?}"</code> はデバッグ用のフォーマット指定子で、デバッグ表示用の形式で出力します。 * <code>r#"..."#</code> はエスケープされない raw 文字列リテラルで、内部のエスケープが無視されます。 * <code>b"..."</code> はバイト文字列リテラルで、ASCII文字のバイト値の配列を示します。 * <code>br#"..."#</code> はエスケープされない raw バイト文字列リテラルです。 これらのリテラルは、異なる用途で利用されることがあり、それぞれの特性や振る舞いが異なります。 ===== ユニット型(''The Unit Type'') ===== Rustにおけるユニット型は<code>()</code>で表されます。ユニット型は特別な型であり、単一の値 <code>()</code> だけから成り立ちます。主に2つの用途があります: # 関数の戻り値としての利用: 副作用のない関数や手続きにおいて、何も返す必要がない場合にユニット型 <code>()</code> が使用されます。 #:<syntaxhighlight lang=rust copy> fn do_something() { // 何らかの処理 } fn main() { let result = do_something(); // 戻り値は () になる println!("result = {:?}", result); } </syntaxhighlight> # 構造体のフィールドとしての利用: 構造体のフィールドとしてユニット型を持つことで、その構造体のインスタンスが存在することを示す場合に使用されます。 #:<syntaxhighlight lang=rust copy> #[derive(Debug)] struct MarkerUnit; fn main() { let marker = MarkerUnit; // ユニット型を持つ構造体のインスタンス化 println!("marker = {:?}", marker); } </syntaxhighlight> ユニット型は一見すると何も持たない型ですが、プログラムの構造を表現するために重要な役割を果たしています。特に関数の戻り値として使用されることが多いです。 ==== 複合型(''Compound Types'') ==== 複合型(''Compound Types'')は、複数の値を1つの型にまとめることができます。 Rustにはタプルとアレイという2つのプリミティブな複合型があります。 ===== タプル型(''The Tuple Type'') ===== タプル(''The Tuple'')は、さまざまな型の値を1つの複合型にまとめる一般的な方法です。 タプルの長さは固定されており、一度宣言すると大きくしたり小さくしたりすることはできません。 ===== 配列型(''The Array Type'') ===== 複数の値の集まりを持つもう一つの方法として、配列(''The Array'')があります。 タプルとは異なり、配列の各要素は同じ型でなければなりません。 Rustの配列は、タプルと同じく長さが固定されています。 == プレースホルダー == println! マクロなどの文字表示マクロでは、文字列中の <code>{</code> <code>}</code> の位置に指定された書式で展開します<ref>[https://doc.rust-lang.org/std/fmt/ Module std::fmt]</ref>。 [[C言語]]の標準関数 printf() と機能は似ていますが書式は大きく異なり、[[Python]]のf文字列との共通点が多いです。 <!-- * Positional parameters * Named parameters * Formatting Parameters ** Width ** Fill/Alignment ** Sign/#/0 ** Precision * Localization * Escaping {} を表示したい時は {{}} とします * Related macros -- format! write! writeln! println! eprint! eprintln! --> === フォーマッティング・トレイツ(Formatting traits) === {{Ruby|空|から}}のプレースホルダー<code>{}</code>を指定すればその型の自然なフォーマット([https://doc.rust-lang.org/std/fmt/trait.Display.html fmt::Display]; 100 ならば "100")で文字列化されます。 しかし、基数を変えた16進数や8進数や2進数などでフォーマットをしたいときはフォーマッティング・トレイツ(Formatting traits)を使います<ref>[https://doc.rust-lang.org/std/fmt/#formatting-traits Formatting traits]</ref>。 ;[https://play.rust-lang.org/?version=stable&mode=debug&edition=2021&gist=81cb5a55fcae676c094f2b74929f09b3 Formatting traits]:<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { println!("{:?}", 100); println!("{:x}", 100); println!("{:o}", 100); println!("{:b}", 100); println!("{}", 100); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> 100 64 144 1100100 100 </syntaxhighlight> フォーマッティング・トレイツは、Rustプログラミング言語におけるデータのフォーマット(整形)方法を定義するためのトレイト(trait)です。これらのトレイトは、<code>std::fmt</code>モジュールに定義されており、<code>std::fmt::Display</code>や<code>std::fmt::Debug</code>など、様々なフォーマット方法を提供します。 一般的なフォーマッティング・トレイツは以下のようになります: * Display: <code>std::fmt::Display</code>トレイトは、<code>{}</code>(中括弧)を使ったシンプルな人間が読みやすい形式での表示を提供します。これは、<code>println!</code>マクロや<code>format!</code>マクロで使われます。 * Debug: <code>std::fmt::Debug</code>トレイトは、<code>{:?}</code>を使ったデバッグ目的の表示を提供します。これは、デバッグ情報を表示する際に便利で、<code>println!("{:?}", variable)</code>のように使用されます。 * Binary: <code>std::fmt::Binary</code>トレイトは、<code>{:#b}</code>を使ってバイナリ表現での表示を提供します。 * Octal: <code>std::fmt::Octal</code>トレイトは、<code>{:#o}</code>を使って8進数表現での表示を提供します。 * LowerHex / UpperHex: <code>std::fmt::LowerHex</code>および<code>std::fmt::UpperHex</code>トレイトは、それぞれ<code>{:#x}</code>および<code>{:#X}</code>を使って16進数表現での表示を提供します。 これらのトレイトは、カスタム型をフォーマットする方法を指定するために、対応するメソッドを実装することで利用されます。 例えば、<code>Display</code>トレイトを実装することで、自分で定義した型を<code>{}</code>を使って表示することができます。 以下は、簡単な構造体<code>Person</code>に<code>Display</code>トレイトを実装して、<code>{}</code>を使ってカスタム型を表示する例です。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> use std::fmt; // 構造体を定義 struct Person { name: String, age: u32, } // Displayトレイトの実装 impl fmt::Display for Person { fn fmt(&self, f: &mut fmt::Formatter<'_>) -> fmt::Result { // カスタムフォーマットを定義する write!(f, "Name: {}, Age: {}", self.name, self.age) } } fn main() { let person = Person { name: String::from("Alice"), age: 30, }; // {}を使ってPerson型を表示 println!("Person Details: {}", person); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> Person Details: Name: Alice, Age: 30 </syntaxhighlight> この例では、<code>Person</code>という構造体を定義し、<code>fmt::Display</code>トレイトを実装しています。<code>fmt</code>モジュール内の<code>Formatter</code>型を利用して、<code>write!</code>マクロを呼び出しています。<code>main</code>関数内で<code>println!</code>マクロを使って<code>Person</code>型を表示しています。これにより、<code>Person</code>型を<code>{}</code>を使って表示する方法が示されています。 == 所有権システム == Rustの所有権システムは、メモリ管理とリソースの安全な扱いを通じて安全性と並行性を確保する、言語の重要な特徴です。ここでは、Rustの所有権、借用、参照について、コードを交えて解説します。 === 所有概念 === Rustの所有概念は、変数がリソースの所有権を持ち、スコープを抜ける際にそのリソースを自動的に解放する仕組みです。この仕組みは、メモリ安全性を高めるための中心的な考え方です。 === コピーとムーブ === Rustでは、変数が参照しているデータがスタック上かヒープ上かによって、コピーやムーブの挙動が異なります。スタック上のプリミティブ型はコピーされますが、ヒープ上のデータはムーブされ、所有権が移動します。 ; コピーされるデータ :<syntaxhighlight lang=rust line copy> fn main() { let x = 5; let y = x; // xの値がコピーされる println!("x: {}, y: {}", x, y); // 両方の変数が利用可能 } </syntaxhighlight> この例では、整数型<code>x</code>の値がコピーされるため、<code>x</code>と<code>y</code>の両方が使用できます。 ; ムーブされるデータ :<syntaxhighlight lang=rust line copy> fn main() { let s1 = String::from("Hello"); let s2 = s1; // s1の所有権がs2に移動 // println!("{}", s1); // コンパイルエラー:s1はもう使用できない println!("{}", s2); // 正常に出力される } </syntaxhighlight> ここでは、<code>s1</code>の所有権が<code>s2</code>に移動するため、<code>s1</code>は利用できなくなります。 次に、コピーとムーブの違いを簡単に表にまとめます。 :{| class=wikitable |+ コピーとムーブの違い ! データ種別!! コピー !! ムーブ |- ! プリミティブ型(整数型、bool型など) | コピーされる | コピーされる |- ! ヒープ上のデータ(String型、Vec型など) | されない | 所有権が移動する |} === 借用と参照 === 所有権を移動せずにデータを利用する方法として、借用(参照)があります。 ;[https://play.rust-lang.org/?version=nightly&mode=debug&edition=2021&gist=91624181f640bfff93914d318547bfae 借用と参照の例] :<syntaxhighlight lang=rust line copy> fn main() { let s1 = String::from("Hello"); // s1を借用する(イミュータブルな参照) let len = calculate_length(&s1); println!("The length of '{}' is {}.", s1, len); // 正常に出力される } fn calculate_length(s: &String) -> usize { s.len() } </syntaxhighlight> この例では、<code>calculate_length</code>関数が<code>&String</code>型のイミュータブルな参照を受け取っているため、<code>s1</code>の所有権を渡すことなく値を参照できます。 === ミュータブルな参照 === 可変の値を変更するには、ミュータブルな参照を使います。 ;[https://play.rust-lang.org/?version=nightly&mode=debug&edition=2021&gist=1ef888bfe58461858b4cefe84d3b6fae ミュータブルな参照の例] :<syntaxhighlight lang=rust line copy> fn main() { let mut s = String::from("Hello"); change_string(&mut s); println!("{}", s); // "Hello, goodbye"が出力される } fn change_string(s: &mut String) { s.push_str(", goodbye"); } </syntaxhighlight> <code>&mut String</code>型のミュータブルな参照を利用して<code>change_string</code>関数で文字列を変更しています。 === 関数のパラメータにした変数は関数にムーブされる === Rustでは、関数の引数として変数を渡すと、所有権が関数にムーブされる場合があります。例で見てみましょう。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { let original = String::from("Hello, Rust!"); // String型の変数originalを作成 let moved = move_ownership(original); // originalがmove_ownership関数にムーブ // println!("original: {}", original); // コンパイルエラー println!("moved: {}", moved); // 正常に動作 } fn move_ownership(input: String) -> String { input } </syntaxhighlight> この例では、<code>original</code>が関数<code>move_ownership</code>にムーブされ、<code>original</code>は使用できなくなります。 === クローン === 所有権を共有したい場合、<code>clone</code>メソッドでデータの複製が可能です。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { let data1 = vec![1, 2, 3]; let data2 = data1.clone(); // データの複製 println!("{:?}", data1); // data1は所有権を保持している println!("{:?}", data2); // data2はクローンされたデータを持つ } </syntaxhighlight> この例では、<code>data1</code> の <code>clone</code> メソッドを呼び出すことで、ヒープ上にあるデータの複製を作成し、<code>data2</code> に格納します。このとき、<code>data1</code> と <code>data2</code> はそれぞれ独立した所有権を持つため、どちらかを変更してももう一方には影響しません。 クローンを作成することで、所有権が必要な場合でも、元のデータをそのまま保持しながらコピーを生成できるため、データの安全な扱いが可能です。 === ライフタイム === ライフタイムは、参照が有効である期間を示すRustの注釈で、所有権と借用のルールと密接に関係しています。ライフタイムを指定することで、コンパイラがメモリの安全性を保証し、不正なメモリアクセスや参照の無効化を防ぎます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn longest<'a>(x: &'a str, y: &'a str) -> &'a str { if x.len() > y.len() { x } else { y } } </syntaxhighlight> この例では、<code>'a</code> というライフタイムパラメータを使って、<code>x</code> と <code>y</code> の参照が同じライフタイムを共有することをコンパイラに伝えています。これにより、返り値のライフタイムも入力引数と同じ期間で有効であることが保証されます。 ライフタイムは複雑な場面では特に重要となり、Rustの所有権システムがさらに強力にメモリ安全を保証する仕組みとなっています。 === Rc, Box と Drop === ==== Rc (Reference Counting) ==== <code>Rc</code>は参照カウントを用いたスマートポインタで、複数の所有者が同じデータを共有できるようにします。主にマルチスレッドを必要としない環境で利用され、<code>clone</code>メソッドでカウントを増加させることで、同じデータを複数の変数が所有できます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> use std::rc::Rc; let a = Rc::new(5); let b = Rc::clone(&a); // aとbが同じデータを共有 </syntaxhighlight> <code>Rc</code>はスレッドセーフではありませんが、シングルスレッドの環境でデータ共有を簡単に行えるため便利です。 ==== Box (Heap Allocation) ==== <code>Box</code>はデータをヒープに格納し、そのポインタをスタック上で保持するスマートポインタです。スタックではなくヒープにデータを配置したい場合に使用します。<code>Box</code>は最も単純なスマートポインタで、シングルオーナーのデータの所有権を提供します。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> let b = Box::new(5); println!("b = {}", b); // ヒープ上に格納されたデータにアクセス </syntaxhighlight> ボックスは特に再帰的なデータ構造の作成やヒープメモリ管理に適しており、ポインタの解放はスコープを外れたときに自動で行われます。 ==== Drop (Resource Cleanup) ==== <code>Drop</code>トレイトは、オブジェクトがスコープを外れるときにリソースをクリーンアップするための機構を提供します。カスタムデストラクタを実装する際に使用され、例えばファイルハンドルやネットワークリソースなどのリソース解放に役立ちます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> struct CustomResource; impl Drop for CustomResource { fn drop(&mut self) { println!("CustomResourceが解放されました"); } } let resource = CustomResource; // スコープを抜けるときにdropメソッドが呼ばれる </syntaxhighlight> <code>Drop</code>トレイトにより、Rustは自動的にリソース管理を行い、メモリリークやリソースの取りこぼしを防ぎます。手動で<code>drop</code>を呼び出すことも可能ですが、通常はスコープ終了時に自動で解放されます。 ; まとめ Rustの所有権システムは、メモリ管理とデータ競合の予防において非常に強力な機能です。所有、借用、ムーブ、コピー、クローンといった各機能を活用することで、安全かつ効率的にメモリを管理できるようになります。特に、Rustではコンパイル時にこれらのルールが強制されるため、意図しないバグを未然に防ぐことができます。 Rustの所有権システムを深く理解することは、効率的で安全なコードを書くための第一歩です。<!ーー RcやBoxやDropもここか? ーー> == 制御構造 == Rust では、{{code|if}}や{{code|for}}などの制御構造も式です。 === 分岐 === Rust は、[[#if|if]] と [[#match|match]] の2つの分岐構文を持ちます。 ==== if ==== ifは、条件式に基づき分岐し、分岐先の式を評価します。 ifの値は、分岐先の式の値です。 elseを省略し条件式が偽であった場合のifの値は <code>()</code> です。 ;構文:<syntaxhighlight lang=ebnf> if-expr := if 条件式 '{' 式1 '}' [ else '{' 式2 ] '}' </syntaxhighlight> :;[https://play.rust-lang.org/?version=stable&mode=debug&edition=2021&gist=84117443c135c52137b9005717322e82 条件式に整数を使うと]:<syntaxhighlight lang=Rust line copy> fn main() { let i = 0; if i { println!("zero"); } } </syntaxhighlight> :;コンパイルエラー:<syntaxhighlight lang=text> error[E0308]: mismatched types --> src/main.rs:4:8 | 4 | if i { | ^ expected `bool`, found integer For more information about this error, try `rustc --explain E0308`. </syntaxhighlight> :: Rustでは、ifに限らず、条件式は、bool 型でなければいけません。 ;[https://play.rust-lang.org/?version=stable&mode=debug&edition=2021&gist=2c8960df447a87aaeaecced963d20cde if.rs]:<syntaxhighlight lang=rust line copy> fn main() { let i = 0; if i == 0 { println!("零"); } else { println!("非零"); } let s = if i == 0 { "ゼロ" } else { "非ゼロ" }; println!("{}", s); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> 零 ゼロ </syntaxhighlight> :気をつけたいのは、式の値が参照されるifでは、それぞれの式(ここでは <code>"ゼロ"</code> と <code>"非ゼロ"</code>)にセミコロン<code> ; </code>を付けてはいけない点です。 :: もし セミコロン<code> ; </code> をつけると、ブロックの値は、Unit 型 <code>()</code> になります。 :: ifの、分岐先の2つの式の型は同じでなければいけません。 :: else節が省略された場合は、Unit 型を返さなければいけません。 ::: 式の最後に、セミコロン<code>};</code> が必要ということです<ref>C言語系では、式を文にする為いに<code>};</code> が必要です。Rustもそう説明されている場合がありますが、Rustでは式の型の一致が目的です。</ref>。 :また、<syntaxhighlight lang=rust inline>let s = if i == 0 {</syntaxhighlight>の文末の<code>};</code> のセミコロンも忘れがちです。 :Rust では if に限らず、コードブロックは式の一種で値を返します<ref>コードブロックが値を持つプログラミング言語としては、BCPL, [[Ruby]], [[Scala]]や[[Kotlin]]があります。</ref>。その場合、コードブロックの最後の式がコードブロックの値となりセミコロン<code> ; </code>は不要で、もし、<code> ; </code>をつけると<code> ; </code>の次の式(=空文)の値<code> () </code>がコードブロックの値になります。 この特徴は、関数型プログラミングを意識したものですが、同時に後に説明する所有権の移譲で重要な役割を果たします。 ===== if と else の連鎖 ===== ;[https://play.rust-lang.org/?version=nightly&mode=debug&edition=2021&gist=e3c9a903bc6baab687f697a83bde8928 if-else.rs]:<syntaxhighlight lang=rust line copy> fn main() { let n = 0.0 / 0.0; if n < 0.0 { println!("負の数"); } else if n > 0.0 { println!("正の数"); } else if n == 0.0 { println!("零"); } else { println!("{n}"); } } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> NaN </syntaxhighlight> このコードの中で、次のことが行われています: # <code>n</code> に NaN(Not a Number)を代入しています。<code>0.0 / 0.0</code> は浮動小数点数のゼロで割り算を表し、NaN を返します。 # <code>if</code> 文で <code>n</code> の値に応じて条件分岐しています。 # <code>n</code> が負の数より小さい場合は、"負の数" と出力します。 # <code>n</code> が正の数より大きい場合は、"正の数" と出力します。 # <code>n</code> がゼロと等しい場合は、"零" と出力します。 # それ以外の場合は、<code>n</code> の値を <code>{n}</code> という形式で出力します。 しかし、Rustの浮動小数点数型では、NaN は <code><</code> や <code>></code> 、<code>==</code> などの比較演算子によって、他の数値との大小や等価性を比較することはできません。なぜなら NaN は "not a number" であり、数値としての大小関係が定義されていないためです。 そのため、このコードでは <code>n</code> が NaN である場合、どの条件にも合致せず、最後の <code>else</code> ブロックが実行されることになります。このブロックでは、<code>n</code> の値そのものを <code>{n}</code> という形式で出力しようとしています。 ==== Some() ==== Rustでは、C言語のNULLに相当する値は None です。 通常の変数は None の代入は受付けませんが、Some() を使うと None を取り得る変数が宣言できます<ref>[https://doc.rust-lang.org/stable/std/option/enum.Option.html Option in std::option - Rust]</ref>。 ;[https://play.rust-lang.org/?version=nightly&mode=debug&edition=2021&gist=afb9193c50a316090b6e3119f994f8cf some.rs]:<syntaxhighlight lang=rust line copy> fn main() { let mut x = Some(0); println!("{:?}({})", x, type_of(x)); x = None; println!("{:?}({})", x, type_of(x)); } fn type_of<T>(_: T) -> &'static str { std::any::type_name::<T>() } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> Some(0)(core::option::Option<i32>) None(core::option::Option<i32>) </syntaxhighlight> Some() 及び None は、標準ライブラリ std::option で定義されていますが、初期化済みなので Use することなく、接頭辞Option::なしで使えます。 ==== if let ==== Rustには、<code>if let</code>という特別な制御構造があります。<code>if let</code>は、<code>match</code>式を簡略化するために使用されます。<code>if let</code>式は、単一のパターンを使用して、変数が指定された値にマッチした場合にのみ式を実行します。<code>if let</code>を使用すると、冗長なマッチングのコードを削減できます。 以下は、<code>if let</code>を使用した例です。 ;[https://play.rust-lang.org/?version=nightly&mode=debug&edition=2021&gist=0614af1127dbc6ec0d871443b16e6a67 if-let.rs]:<syntaxhighlight lang=rust style="width:40em"> fn main() { let mut v = vec![2, 3, 5]; if let Some(x) = v.pop() { println!("x = {}", x) } else { println!("done!") } if let Some(x) = v.pop() { println!("x = {}", x) } else { println!("done!") } if let Some(x) = v.pop() { println!("x = {}", x) } else { println!("done!") } if let Some(x) = v.pop() { println!("x = {}", x) } else { println!("done!") } if let Some(x) = v.pop() { println!("x = {}", x) } else { println!("done!") } } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text style="width:40em"> x = 5 x = 3 x = 2 done! done! </syntaxhighlight> : <code>.pop()</code>メソッドは、ベクターから最後の要素を取り出し、それを返します。ただし、ベクターが空である場合は<code>None</code>を返します。 : 最初の行では、<code>vec![2, 3, 5]</code>という3つの要素を持つベクターを作成しています。 : その後、5回の<code>if let</code>式を使用して、ベクターから要素を取り出し、それを表示するか、ベクターが空の場合には<code>done!</code>と表示します。 : 各<code>if let</code>式では、変数<code>x</code>を定義しています。 :: <code>v.pop()</code>の返り値が<code>Some</code>であれば、ベクターの最後の要素が変数<code>x</code>に束縛され、<code>println!</code>マクロを使用して<code>x</code>を表示します。 :: そうでない場合、すなわち、ベクターが空である場合は、<code>else</code>節が実行されて、<code>done!</code>が表示されます。 ==== match ==== <code>match</code>は、値とパターンをマッチングして、対応するコードブロックを実行します。これは、複数の条件に基づいて処理を行う場合に非常に便利です。例えば、列挙型(enum)を使った状況では、<code>match</code>は特に有用です。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> enum Coin { Penny, Nickel, Dime, Quarter, } fn value_in_cents(coin: Coin) -> u32 { match coin { Coin::Penny => { println!("Lucky penny!"); 1 }, Coin::Nickel => 5, Coin::Dime => 10, Coin::Quarter => 25, } } </syntaxhighlight> 上記の例では、<code>Coin</code>型の列挙子を受け取り、それぞれのコインに対する価値を返す関数が定義されています。<code>match</code>は<code>Coin</code>の値を取り、各列挙子に対応するコードブロックを実行します。例えば、<code>Coin::Penny</code>の場合、"Lucky penny!"というメッセージが表示され、1が返されます。 <code>match</code>は、パターンに加えて<code>if</code>条件も組み合わせて使用できます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { let some_value = Some(5); match some_value { Some(x) if x < 5 => println!("Less than 5: {}", x), Some(x) => println!("Value: {}", x), None => println!("No value"), } } </syntaxhighlight> この例では、<code>Some</code>型の値を持つ変数を<code>match</code>で処理しています。<code>if</code>条件は<code>Some</code>型であり、かつその値が5未満の場合にマッチします。それ以外の場合、単に値を表示します。 <code>match</code>はRustの強力なツールであり、パターンマッチングにより、安全性と表現力を向上させます。 === 反復 === Rustには、以下のような反復構文があります。 # <code>[[#for|for]]</code>ループ ## <code>[[#iter()|iter()]]</code>メソッドを使用した反復処理 ## <code>[[#enumerate()|enumerate()]]</code>メソッドを使用した反復処理 ## <code>[[#zip()|zip()]]</code>メソッドを使用した反復処理 # <code>[[#while|while]]</code>ループ # <code>[[#loop|loop]]</code>ループ それぞれの構文について、詳しく解説していきます。 ==== for ==== Rust の '''for''' は、指定された範囲内の値を反復処理するために使用されます。通常、配列、ベクトル、範囲、またはイテレータなどの反復可能オブジェクトに対して使用されます。 ;構文:<syntaxhighlight lang=ebnf> for_expression = "for" loop_variable "in" expression "{" statement* "}"; loop_variable = pattern; expression = (expression_binop | expression_unop | expression) ; pattern = identifier | "_" | literal ; </syntaxhighlight> : <code>for_expression</code>はforループを表し、 <code>loop_variable</code>は反復処理のために使用される変数、 <code>expression</code>は反復処理の対象となるデータのソース、 <code>statement</code>はループ内で実行される文を表します。 <code>pattern</code>は、ループ変数の型と一致するパターンを表します。 : <code>identifier</code>は、識別子の名前を表します。 <code>literal</code>は、文字列、数値、真偽値などのリテラル値を表します。 : forループは、 <code>loop_variable</code>によって定義された変数に <code>expression</code>で指定されたデータソースの値を順番に割り当て、それぞれの値に対して <code>statement</code>を実行します。 : <code>identifier</code>は識別子を、<code>literal</code>はリテラルをしめします。 ===== Range ===== Rustにおける<code>range</code>は、範囲を表す型です。範囲の生成には2つの主要な方法があります。 ;..(半開区間) * <code>start..end</code>の形式で使用され、<code>start</code>から<code>end</code>の手前(<code>end</code>は含まれない)までの範囲を生成します。 例えば、<code>1..5</code>は1から4までの範囲を生成します。 ; ..= (閉区間) * <code>start..=end</code>の形式で使用され、<code>start</code>から<code>end</code>までの閉区間を生成します(<code>end</code>も含まれます)。 例えば、<code>1..=5</code>は1から5までの範囲を生成します。 これらの範囲は<code>for</code>ループの反復やイテレータの作成など、さまざまな場面で使用されます。例えば、<code>for</code>ループやイテレータを使って範囲内の要素を処理することができます。 ;[https://play.rust-lang.org/?version=nightly&mode=debug&edition=2021&gist=a3cd190fbd860ce8efb0d6276fb0858a for-in-range.rs]:<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { // 半開区間の使用例 for i in 1..5 { println!("{i}"); // 1, 2, 3, 4が出力される } // 閉区間の使用例 for i in 1..=5 { println!("{i}"); // 1, 2, 3, 4, 5が出力される } } </syntaxhighlight> 範囲は整数や文字など、多くの型で使用できます。範囲の使用はイテレーションや特定の範囲内の操作を行う際に便利です。 ===== iter() ===== <code>Rust</code>における<code>iter()</code>は、コレクション(ベクター、配列、ハッシュマップなど)をイテレート可能な形に変換するメソッドです。イテレータは、コレクション内の要素を1つずつ処理するための仕組みを提供します。 基本的な使い方は以下のようになります: ;[https://play.rust-lang.org/?version=nightly&mode=debug&edition=2021&gist=d45c8c0ad55adb01e50456dd7270983c iter.rs]:<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { let vec = vec![1, 2, 3, 4, 5]; // ベクターのイテレータを作成する let mut iter = vec.iter(); // イテレータを使って要素に順番にアクセスする while let Some(value) = iter.next() { println!("{value}"); } } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> 1 2 3 4 5 </syntaxhighlight> <code>iter()</code>メソッドは、イテレータを作成するための最も基本的な手段ですが、さまざまな応用もあります。 # <code>.map()</code>: イテレータを他の形に変換する場合に使われます。たとえば、各要素に対して関数を適用して新しいイテレータを作成します。 #:<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { let vec = vec![1, 2, 3, 4, 5]; // 各要素を2倍する新しいイテレータを作成する let doubled_iter = vec.iter().map(|x| x * 2); for value in doubled_iter { println!("{value}"); } } </syntaxhighlight> # <code>.filter()</code>: 条件に一致する要素のみを含む新しいイテレータを作成します。 #:<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { let vec = vec![1, 2, 3, 4, 5]; // 偶数の要素だけを含む新しいイテレータを作成する let even_iter = vec.iter().filter(|&x| x % 2 == 0); for value in even_iter { println!("{value}"); } } </syntaxhighlight> # <code>.fold()</code>: イテレータ内の要素を畳み込んで単一の値に集約します。 #:<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { let vec = vec![1, 2, 3, 4, 5]; // 要素の合計を計算する let sum = vec.iter().fold(0, |acc, &x| acc + x); println!("合計: {sum}"); } </syntaxhighlight> # <code>.reduce()</code>: イテレータ内の要素を畳み込んで単一の値に集約します。 #:<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { let vec = vec![1, 2, 3, 4, 5]; // 要素の合計を計算する let sum = vec.into_iter().reduce(|acc, x| acc + x); println!("合計: {:?}", sum); } </syntaxhighlight> これらは<code>iter()</code>を基盤として利用する機能の一部です。<code>Rust</code>のイテレータは非常に強力で、関数型プログラミングの概念を取り入れながら、効率的で安全なコードを記述するための重要な手段となっています。 ====== rev() ====== <code>iter()</code>メソッドに加えて、<code>rev()</code>メソッドを使用すると、要素を逆順で取り出すこともできます。 ;[https://play.rust-lang.org/?version=nightly&mode=debug&edition=2021&gist=83d50bb12645221a766052413a9d73b8 iter-rev.rs]:<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { let v = vec![1, 3, 5, 7, 11]; for x in v.iter().rev() { println!("x = {}", x) } } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> x = 11 x = 7 x = 5 x = 3 x = 1 </syntaxhighlight> : このRustのコードは、 <code>for</code>ループを使用して、ベクトル <code>v</code>の要素を反復処理し、各要素の値を出力するものです。ただし、 <code>v</code>の要素を逆順に処理します。 : <code>v.iter().rev()</code>は、 <code>v</code>のイテレータを取得し、そのイテレータを逆順にするためのメソッドです。これにより、ベクトルの最後の要素から始まり、最初の要素まで逆順に反復処理します。 : <code>for</code>ループの本体では、 <code>println!</code>マクロを使用して、現在の <code>x</code>の値を表示しています。 <code>{}</code>はプレースホルダーであり、その場所に変数の値が挿入されます。この例では、 <code>{}</code>の中に <code>x</code>を指定して、ループの反復ごとに変化する <code>x</code>の値を表示しています。 ===== enumerate() ===== <code>enumerate()</code>メソッドを使用すると、要素のインデックスと値を同時に取り出すこともできます。 ;コード例:<syntaxhighlight lang=rust line copy> let v = vec![1, 2, 3]; for (i, val) in v.iter().enumerate() { println!("{}: {}", i, val); } </syntaxhighlight> : このコードでは、<code>v.iter().enumerate()</code>メソッドを使用して、<code>v</code>のイテレータを作成し、各要素のインデックスと値を同時に反復処理しています。<code>for</code>ループの本体では、変数<code>i</code>を使ってインデックス、<code>val</code>を使って値を表示しています。 ===== zip() ===== <code>zip()</code>メソッドを使用すると、複数のイテレータを同時に取り出すことができます。 ;コード例:<syntaxhighlight lang=rust line copy> let v1 = vec![1, 2, 3]; let v2 = vec!["one", "two", "three"]; for (i, val) in v1.iter().zip(v2.iter()) { println!("{}: {}", i, val); } </syntaxhighlight> : このコードは、<code>zip()</code>メソッドを使用して、2つのベクトルを同時に反復処理する方法を示しています。 : 最初の行で、整数のベクトル<code>v1</code>と文字列のベクトル<code>v2</code>を定義しています。 : 次に、<code>for</code>ループを使用して、<code>v1.iter()</code>と<code>v2.iter()</code>のイテレータを同時に取り出します。このとき、<code>(i, val)</code>というタプルの形式で、それぞれのイテレータから次の要素を取り出します。 : <code>println!</code>マクロの中で、<code>{}</code>に<code>i</code>と<code>val</code>をそれぞれ表示しています。<code>{}</code>の中にある<code>:</code>は区切り文字で、<code>i</code>と<code>val</code>を区別するために使用されています。 ==== while ==== Rustにおいて、<code>while</code>は指定した条件式が<code>true</code>である限り、ブロック内のコードを繰返し実行する制御構文です。 ;[https://play.rust-lang.org/?version=stable&mode=debug&edition=2021&gist=47dc5b7c9d866b3f5913a77b9a55988e while.rs]:<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { let mut i = 0; while i < 5 { println!("i = {}", i); i += 1 }; } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> i = 0 i = 1 i = 2 i = 3 i = 4 </syntaxhighlight> : このプログラムは、0から4までの数字を順番に表示するプログラムです。whileループを使用して、条件式<code>i < 5</code>が<code>true</code>である間、ループを継続します。ループの各イテレーションでは、<code>println!</code>マクロを使用して、変数<code>i</code>の現在の値を表示します。<code>i</code>の値は、ループ本文の最後で<code>i += 1</code>によって1ずつ増加します。条件式<code>i < 5</code>が<code>false</code>になったとき、ループが終了します。最終的に、0から4までの数字が順番に表示されます。 ===== while let ===== Rustの<code>while let</code>は、ループ処理の一種で、パターンマッチングを行い、パターンにマッチする値をループ内で取り出しながらループを繰り返します。 <code>while let</code>は、<code>match</code>構文の糖衣構文で、一つの値を取り出してパターンマッチングを行い、パターンにマッチする場合は値を取り出し、マッチしない場合はループを終了します。 ;[https://play.rust-lang.org/?version=stable&mode=debug&edition=2021&gist=0764d8389e3afc0854b4223b8db5a32b while-let.rs]:<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { let mut n = Some(0); while let Some(i) = n { n = if i > 5 { None } else { println!("i = {}", i); Some(i + 1) } } } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> i = 0 i = 1 i = 2 i = 3 i = 4 i = 5 </syntaxhighlight> : このコードは、<code>n</code> という <code>Option<i32></code> 型の変数を定義し、初期値を <code>Some(0)</code> として設定します。そして、<code>while</code> ループを使って <code>n</code> の値を取り出しながら、それが <code>None</code> でなければループを続けます。 : <code>while let</code> の条件式では、<code>n</code> が <code>Some(i)</code> とパターンマッチされ、<code>i</code> に値がバインディングされます。このパターンマッチにより、<code>n</code> が <code>Some(i)</code> でなければループは終了します。 : ループ本体では、<code>i</code> が <code>5</code> を超える場合は、<code>n</code> を <code>None</code> に更新してループを終了します。そうでなければ、<code>i</code> を表示して、<code>Some(i + 1)</code> を <code>n</code> に代入してループを継続します。 : このプログラムの出力は、0 から 5 までの数値が順番に表示されます。最後に <code>None</code> が表示されます。 ===== while let とベクトル ===== Rustの<code>while let</code>は、反復可能な値に対して、パターンマッチングを行いながら反復処理を行うことも出来ます。ベクトルに対してwhile letを使うと、ベクトルの末尾から要素を取り出しながら反復処理を行うことができます。 ;[https://play.rust-lang.org/?version=nightly&mode=debug&edition=2021&gist=6b252d13f67df88f533e55dab5d3397c while-let-again.rs]:<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { let mut v = vec![1, 3, 5, 7, 11]; while let Some(x) = v.pop() { println!("x = {}", x) } } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> x = 11 x = 7 x = 5 x = 3 x = 1 </syntaxhighlight> : このコードは、可変長配列<code>v</code>に値を追加し、whileループでその配列から値を取り出し、それを表示するものです。 : まず、可変長配列<code>v</code>に<code>vec![1, 3, 5, 7, 11]</code>という値を設定しています。その後、<code>while let</code>式を使って、<code>v.pop()</code>の戻り値が<code>Some(x)</code>である限り、ループが継続されます。<code>v.pop()</code>は、<code>v</code>の最後の要素を取り出し、その要素があれば<code>Some</code>で包んで返し、なければ<code>None</code>を返します。 : <code>while let</code>式では、取り出した値が<code>Some(x)</code>である場合に、<code>println!("x = {}", x)</code>を実行して<code>x</code>の値を表示します。 : つまり、このコードは<code>v</code>の末尾から要素を取り出しながら、取り出した要素の値を表示するという処理を続け、最後に配列が空になったらループを終了します。 {{コラム|Rustにdo-whileはありません|2= Rustにdo-whileはありません。while の条件式に do のブロックを詰め込むことで同じことが実現できます。 ;[https://play.rust-lang.org/?version=stable&mode=debug&edition=2021&gist=534d7cfaf805c7e8d99d4c1ba95ed3ab pseudo-do-while.rs]:<syntaxhighlight lang=rust highlight=6 line copy> fn main() { let mut i = 100; while { println!("{}", i); i += 1; i < 10 } {} } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> 100 </syntaxhighlight> :whileの条件式が省略されたかのように見えますが、4,5,6行目を含むブロックが、while の条件式となり値はブロックの最後の6行目の式の値です。 :7行目の {} がループ本体です。 ;loopを使った例:<syntaxhighlight lang=rust line copy> fn main() { let mut i = 100; loop { println!("{}", i); i += 1; if !(i < 10) { break; } } } </syntaxhighlight> : loop のブロックの最後に脱出条件を書いた方がわかりやすいかもしれません。 }} ==== loop ==== <code>loop</code>は、明示的な条件式の指定がない限り、無限に繰り返されます。 ;[https://play.rust-lang.org/?version=stable&mode=debug&edition=2021&gist=9349b3eff79e311c70c87d20942cf8f2 loop-and-break.rs]:<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { let mut i = 0; let result = loop { if i > 3 { break 100; } println!("i = {}", i); i += 1; }; println!("result = {}", result); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> i = 0 i = 1 i = 2 i = 3 result = 100 </syntaxhighlight> : 最初に、変数<code>i</code>を0に初期化します。そして、<code>loop</code>構文で、<code>i</code>が3より大きくなるまで繰り返します。 : 各反復中に、<code>if</code>文が使用されています。<code>if</code>の条件式は、<code>i</code>が3より大きくなった場合には<code>break 100;</code>が実行され、<code>loop</code>から脱出します。そうでない場合は、<code>println!()</code>関数を使用して、<code>i</code>の値を出力し、<code>i</code>を1増やします。 : 最後に、<code>loop</code>から脱出した後に<code>result</code>変数に格納される値は、<code>break</code>文の引数で指定された<code>100</code>です。そして、<code>println!()</code>関数を使用して、<code>result</code>の値を出力します。 : つまり、このコードは、<code>i</code>を0から3まで順に増やしながら、各値を出力し、<code>i</code>が3より大きくなったら100を返し、その後に<code>result</code>の値を出力するという処理を行っています。 ==== continue ==== <code>continue</code> を実行すると、ループのブロック内の残りの処理がスキップされ、反復処理が続行されます。 ;[https://play.rust-lang.org/?version=stable&mode=debug&edition=2021&gist=49f7412cec92162b9d77881e08f43138 continue.rs]:<syntaxhighlight lang=rust highlight=9 line copy> fn main() { let mut i = 0; let result = loop { if i > 10 { break 100; } if i % 2 == 0 { i += 1; continue; } println!("i = {}", i); i += 1; }; println!("result = {}", result); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> i = 1 i = 3 i = 5 i = 7 i = 9 result = 100 </syntaxhighlight> : このコードは、0から10までの奇数を出力するプログラムです。 : まず、<code>i</code>変数を定義して0で初期化し、<code>result</code>変数を宣言しています。次に、<code>loop</code>キーワードでループを開始します。 : ループ本体では、<code>if</code>文を使って<code>i</code>が10より大きくなったら、<code>break</code>キーワードを使ってループを抜けます。これにより、11以上の奇数が出力されることはありません。 : 次に、<code>i</code>が偶数である場合は、<code>continue</code>キーワードを使ってループの先頭に戻ります。これにより、偶数はスキップされます。 : 最後に、<code>println!</code>マクロを使って現在の<code>i</code>の値を出力し、<code>i</code>を1増やします。 :ループが終了したら、最後に<code>result</code>の値を出力します。<code>break</code>キーワードが値を返すため、このループは<code>result</code>に100を設定します。 {{コラム|Rustのプログラミングでつまづきやすいところ|2=Rustはセーフティ、パフォーマンス、そしてエクスプレッションの柔軟性を組み合わせた高度なプログラミング言語です。初めてRustを使う場合、以下のようなトピックでつまづくことがよくあります。 #所有権と借用: Rustでは、各値には所有者があり、値のライフサイクルを追跡する必要があります。また、他のコードに値を渡すときは、その値を一時的に借りる必要があります。これらの概念が理解しづらい場合があります。 #ライフタイム: Rustでは、各値にはライフタイムがあり、その値が使用される期間を決定します。ライフタイムの概念が不明瞭になりがちで、特に複雑なデータ構造を扱う場合に問題が発生することがあります。 #パフォーマンスの最適化: Rustは高速な実行時パフォーマンスを提供しますが、それを達成するためには、手動でメモリ管理や最適化を行う必要があります。これらの最適化は、Rustの型システムと他の言語との違いを理解する必要があります。 #コンパイラエラー: Rustのコンパイラは非常に厳格で、コードがコンパイルできない場合があります。エラーメッセージは詳細で役に立ちますが、初めて見た場合は驚くかもしれません。 本書では、これらのトピックについて順次取り上げてゆきます。 }} == パターンマッチング == === パターンマッチングの概要 === ==== パターンマッチングの基本概念 ==== パターンマッチングは、プログラミング言語において特定のパターンとデータを照合し、条件に基づいた処理を行う手法です。この手法は、コードの可読性や柔軟性を高めるために広く使用されます。パターンマッチングの基本的な概念は、与えられたデータが特定のパターンに一致するかどうかを検査し、それに応じた処理を行います。 ==== Rustにおけるパターンマッチングの役割と重要性 ==== Rustでは、パターンマッチングは非常に重要な機能です。パターンマッチングは、異なる条件に基づいてコードをブロックに分割し、それぞれの条件に対して適切な処理を行うことができます。これにより、コードの複雑さが軽減され、可読性が向上します。また、Rustの型システムとの統合により、安全性やエラーハンドリングの向上も実現されます。 === 基本的なパターン === ==== リテラルパターン ==== リテラルパターンは、値そのものとマッチさせるための最も基本的なパターンです。以下の例では、<code>x</code>の値が<code>1</code>の場合にマッチします。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> let x = 1; match x { 1 => println!("one"), _ => println!("not one"), } </syntaxhighlight> ==== 特定の値とのマッチング ==== リテラルパターンは、数値や文字列、真理値などの様々なリテラル値とマッチさせることができます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> let x = 'c'; match x { 'a' => println!("apple"), 'b' => println!("banana"), 'c' => println!("cherry"), // この行が実行される _ => println!("other"), } </syntaxhighlight> ==== 変数パターン ==== 変数パターンは、値を新しい変数にバインドするためのパターンです。以下の例では、<code>x</code>の値が<code>5</code>の場合に<code>y</code>に<code>5</code>がバインドされます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> let x = 5; match x { y => println!("x is {}", y), // この行が実行され、y = 5 } </syntaxhighlight> ==== 値を変数にバインドするパターン ==== 変数パターンは、値をパターン内の変数にバインドすることができます。これは、値を後で使用したり、条件分岐に利用したりするのに便利です。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> let x = 10; match x { 0 => println!("x is zero"), y if y > 0 => println!("x is positive: {}", y), // この行が実行される y => println!("x is negative: {}", y), } </syntaxhighlight> ==== ワイルドカードパターン ==== ワイルドカードパターン(<code>_</code>)は、任意の値とマッチします。これは、特定の値を無視したい場合や、残りのパターンを捕捉したい場合に便利です。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> let x = 42; match x { 0 => println!("x is zero"), _ => println!("x is something else"), // この行が実行される } </syntaxhighlight> ==== 任意の値とのマッチング ==== ワイルドカードパターンを使えば、任意の値とマッチさせることができます。これは、値を確認する必要がない場合や、デフォルトの処理を実行したい場合に役立ちます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> let x = 123; match x { 0 => println!("x is zero"), _ => println!("x is not zero"), // この行が実行される } </syntaxhighlight> === 列挙型とパターンマッチング === ==== 列挙型の定義と使い方 ==== Rustには、列挙型と呼ばれる特別な型があります。列挙型は、いくつかの列挙値のいずれかを取ることができる型です。以下の例では、<code>Direction</code>という列挙型を定義しています。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> enum Direction { Up, Down, Left, Right, } </syntaxhighlight> 列挙型の値を作成するには、列挙型名とコロン(<code>:</code>)を使用します。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> let up = Direction::Up; let down = Direction::Down; </syntaxhighlight> ==== 列挙型に対するパターンマッチングの活用 ==== 列挙型とパターンマッチングを組み合わせると、非常に強力なコードを書くことができます。以下の例では、<code>Direction</code>列挙型の値に対してパターンマッチングを行っています。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> enum Direction { Up, Down, Left, Right, } fn get_direction_name(dir: Direction) -> &'static str { match dir { Direction::Up => "上", Direction::Down => "下", Direction::Left => "左", Direction::Right => "右", } } fn main() { let up = Direction::Up; let down = Direction::Down; println!("up: {}", get_direction_name(up)); // 上 println!("down: {}", get_direction_name(down)); // 下 } </syntaxhighlight> この例では、<code>get_direction_name</code>関数が列挙型<code>Direction</code>の値に対してパターンマッチングを行い、対応する文字列を返しています。 === 構造体とタプルのパターンマッチング === ==== 構造体の定義と使い方 ==== Rustでは、構造体を使ってデータを表現することができます。構造体は、フィールドと呼ばれる複数の値を持つことができます。以下の例では、<code>Person</code>という構造体を定義しています。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> struct Person { name: String, age: u32, } </syntaxhighlight> 構造体のインスタンスを作成するには、構造体名とフィールド値を指定します。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> let person = Person { name: String::from("Alice"), age: 30, }; </syntaxhighlight> ==== タプルの定義と使い方 ==== タプルは、異なる型の値を含むことができる集合体です。タプルは括弧<code>()</code>で囲んで定義します。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> let tuple = (1, 3.14, "hello"); </syntaxhighlight> タプルの要素にアクセスするには、インデックスを使用します。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> let x = tuple.0; // 1 let y = tuple.1; // 3.14 let z = tuple.2; // "hello" </syntaxhighlight> ==== 構造体とタプルに対するパターンマッチングの活用 ==== 構造体やタプルに対してパターンマッチングを行うことができます。これは、データの構造に基づいて処理を行う場合に非常に便利です。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> struct Person { name: String, age: u32, } fn print_person_info(person: Person) { match person { Person { name, age } => println!("名前: {}, 年齢: {}", name, age), } } fn main() { let alice = Person { name: String::from("Alice"), age: 30, }; print_person_info(alice); } </syntaxhighlight> この例では、<code>print_person_info</code>関数が<code>Person</code>構造体のインスタンスに対してパターンマッチングを行い、名前と年齢を出力しています。 タプルに対してもパターンマッチングを行うことができます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn print_tuple_info(tuple: (u32, f64, &str)) { match tuple { (x, y, z) => println!("x: {}, y: {}, z: {}", x, y, z), } } fn main() { let tuple = (42, 3.14, "hello"); print_tuple_info(tuple); } </syntaxhighlight> この例では、<code>print_tuple_info</code>関数がタプル<code>(u32, f64, &str)</code>に対してパターンマッチングを行い、その要素を出力しています。 === パターンガード === ==== パターンガードの概要 ==== パターンガードは、パターンマッチングに条件を追加するための機能です。パターンに一致する値に対して、追加の条件を指定することで、より柔軟な処理を行うことができます。 ==== パターンガードの実装方法と使いどころ ==== パターンガードは、パターンに矢印(<nowiki><code>=></code></nowiki>)と条件式を追加することで実装します。条件式が真の場合のみ、パターンに一致したものとして処理されます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> let x = 10; match x { 2 | 5 | 10 if x % 2 == 0 => println!("x は偶数です"), _ => println!("x は奇数です"), } </syntaxhighlight> この例では、<code>x</code> が 2、5、10 のいずれかで、かつ偶数の場合は、"x は偶数です" と出力されます。 パターンガードは、様々な場面で活用することができます。 * 特定の条件を満たす値のみを処理したい場合 * エラー処理を行う場合 * 複雑なパターンを処理する場合 ==== ネストしたパターン ==== ==== ネストしたパターンの例 ==== ネストしたパターンは、複数のパターンを組み合わせたパターンです。パターンガードと組み合わせることで、より複雑な条件を処理することができます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> enum Color { Red, Green, Blue, } struct Point { x: i32, y: i32, color: Color, } let point = Point { x: 10, y: 20, color: Color::Red }; match point { Point { x, y, color: Color::Red } => println!("赤い点が ({}, {}) にあります", x, y), Point { x, y, color } => println!("({}, {}) に {} 色の点がいます", x, y, color), } </syntaxhighlight> この例では、<code>point</code> が <code>Point { x, y, color: Color::Red }</code> の形式の構造体である場合のみ、"赤い点が ({}, {}) にあります" と出力されます。<code>point</code> が <code>Point { x, y, color }</code> の形式の構造体である場合は、"({}, {}) に {} 色の点がいます" と出力され、<code>color</code> には <code>point</code> の <code>color</code> フィールドの値が格納されます。 ==== ネストしたパターンの利点と注意点 ==== ネストしたパターンを使用すると、複雑な条件を処理しやすくなります。しかし、パターンが複雑になりすぎると、コードが読みづらくなる可能性があります。 ==== エラーハンドリングとパターンマッチング ==== ==== ResultやOptionとの組み合わせ ==== <code>Result</code> や <code>Option</code> などの型とパターンマッチングを組み合わせることで、エラーハンドリングを効率的に行うことができます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> let result = read_file("filename.txt"); match result { Ok(contents) => println!("ファイルの内容: {}", contents), Err(error) => println!("エラー: {}", error), } </syntaxhighlight> この例では、<code>read_file</code> 関数が成功した場合のみ、ファイルの内容が出力されます。失敗した場合は、エラーメッセージが出力されます。 ==== エラーハンドリングにおけるパターンマッチングの有用性 ==== パターンマッチングを使用すると、エラー処理をより簡潔かつ分かりやすく記述することができます。また、エラーの種類ごとに異なる処理を行うこともできます。 === 高度なパターンマッチング === ==== パターンマッチングにおける複雑なパターンの扱い方 ==== パターンマッチングは、複雑なパターンを処理するために様々な機能を提供しています。 ; パターンガード : パターンに一致する値に対して、追加の条件を指定することができます。 ; ネストしたパターン : 複数のパターンを組み合わせたパターンを作成することができます。 ; パターン分解 : パターンに一致した値を複数の変数に格納することができます。 ; ガード付きパターン : パターンに一致する値に対して、条件分岐を実行することができます。 これらの機能を組み合わせることで、複雑なデータ構造を効率的に処理することができます。 ==== 複数のパターンに一致する場合の処理方法 ==== 複数のパターンに一致する場合は、パターンガードやネストしたパターンを使用して、どのパターンに一致するかを判別する必要があります。 == マクロ == Rustのマクロは、<code>macro_rules!</code>を使ったマクロと<code>proc_macro</code>を使ったプロシージャマクロの2種類があります。<code>macro_rules!</code>を使ったマクロはパターンマッチングを用いて簡易的なマクロを定義します。一方、<code>proc_macro</code>を使ったプロシージャマクロは、Rustのコードを受け取り、変換したり、新しいコードを生成するためのより柔軟なマクロです。 === <code>macro_rules!</code>を使ったマクロ === <code>macro_rules!</code>は、パターンに基づいてマッチングし、そのパターンに一致した場合に指定されたコードを生成する簡易なマクロを定義します。 例えば、<code>vec!</code>マクロは、可変長のベクタを生成するマクロです。これは<code>macro_rules!</code>を使って次のように実装されています。 :<syntaxhighlight lang=rust line copy> macro_rules! vec { // パターンマッチで要素を取得して新しいベクタを生成 ( $( $x:expr ),* ) => { { let mut temp_vec = Vec::new(); $(temp_vec.push($x);)* temp_vec } }; } fn main() { // `vec!`マクロを使ってベクタを生成 let my_vec = vec![1, 2, 3, 4]; // 生成されたベクタを表示 println!("{:?}", my_vec); } </syntaxhighlight> これは、<code>vec![1, 2, 3]</code>を使うと、<code>[1, 2, 3]</code>というベクタを生成します。このマクロは、<code>$( $x:expr ),*</code>のパターンに一致して、指定された式(<code>$x</code>)をベクタに挿入するコードを生成します。 === <code>proc_macro</code>を使ったプロシージャマクロ === <code>macro_rules!</code>を使わずにマクロを定義する方法もあります。これは、プロシージャマクロ(<code>proc_macro</code>)を使用した方法です。<code>proc_macro</code>は、<code>macro</code>キーワードによって定義される関数の一種で、Rustのコードを受け取り、そのコードを操作して変換することができます。 例えば、<code>vec!</code>マクロを<code>macro_rules!</code>ではなく、プロシージャマクロとして定義する場合は、<code>proc_macro</code>を使います。 :<syntaxhighlight lang=rust line copy> use proc_macro::TokenStream; use quote::quote; use syn::{parse_macro_input, Expr, parse_quote}; #[proc_macro] pub fn my_vec(input: TokenStream) -> TokenStream { // 入力をパース let input_expr: Expr = parse_macro_input!(input); // 入力を取得して新しいベクタを生成するコードを生成 let expanded = quote! { { let mut temp_vec = Vec::new(); temp_vec.push(#input_expr); temp_vec } }; // TokenStreamに変換して返す TokenStream::from(expanded) } </syntaxhighlight> この例では、<code>proc_macro</code>として<code>my_vec</code>という新しいマクロを定義しています。<code>my_vec</code>は、<code>proc_macro</code>の関数として定義され、Rustのコードを受け取り、それを操作して新しいコードを生成します。 このプロシージャマクロを使うと、次のようにマクロを呼び出すことができます。 :<syntaxhighlight lang=rust line copy> fn main() { let my_vec = my_vec!(42); println!("{:?}", my_vec); // [42] } </syntaxhighlight> この例では、<code>my_vec!</code>マクロを使用して、引数として<code>42</code>を渡しています。このマクロは、引数を含むベクタを生成するもので、<code>my_vec!(42)</code>は<code>[42]</code>というベクタを生成します。 この方法では、<code>proc_macro</code>を使用して、<code>macro_rules!</code>を使わずに独自のマクロを定義できます。ただし、この方法では<code>proc_macro</code>と関連するライブラリ(<code>syn</code>、<code>quote</code>など)を使用する必要があります。 === マクロ関数 === マクロ関数は、<code>macro_rules!</code>マクロを使って定義されます。 これは、マクロのパターンとそれに対する置換を定義するマクロです。 マクロの呼び出し元は、パターンにマッチする式を渡し、置換が適用されたコードが生成されます。 ;マクロ関数の例:<syntaxhighlight lang=rust line copy> macro_rules! say_hello { () => { println!("Hello, world!"); }; } fn main() { say_hello!(); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> Hello, world! </syntaxhighlight> ;解説 :上記の例では、<code>say_hello!()</code>マクロを定義しています。これは、空の引数リストに対して<code>println!("Hello, world!")</code>を生成するマクロです。 === マクロ属性 === マクロ属性はRustのコンパイル時にコードを修飾するために使用されます。 通常は、関数や構造体、列挙型、フィールドなどに適用されます。 マクロ属性を使用することで、コンパイル時に生成されるコードに追加の情報を提供できます。 ;マクロ属性の例:<syntaxhighlight lang=rust line copy> #[derive(Debug)] struct MyStruct { my_field: i32, } fn main() { let my_struct = MyStruct { my_field: 42 }; println!("{:?}", my_struct); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> MyStruct { my_field: 42 } </syntaxhighlight> ;解説 :上記の例では、<code>#[derive(Debug)]</code>マクロ属性を使用しています。これは、<code>MyStruct</code>に<code>Debug</code>トレイトを実装するために必要なコードを生成するマクロ属性です。<code>println!</code>マクロで<code>my_struct</code>を表示する際に、<code>Debug</code>トレイトのメソッドを呼び出して情報を表示することができます。 == クレートとは == * '''Rustのパッケージ単位:''' Rustでは、コードのパッケージングや再利用のために「クレート」(Crate)という単位が使われます。1つのクレートには、1つ以上の関連するモジュールやデータ型が含まれます。 * '''Cargoによる管理:''' クレートは、RustのパッケージマネージャであるCargoによって管理されます。Cargoは、クレートの作成、ビルド、依存関係の解決などを自動化するツールです。 {{See also|Cargoハンドブック}} === クレートの構造 === 典型的なRustのクレートは、次のような構造を持ちます: :<syntaxhighlight lang=text> my_crate/ ├── src/ │ ├── main.rs │ ├── lib.rs │ └── other_module.rs ├── Cargo.toml └── README.md </syntaxhighlight> * '''src/:''' クレートのソースコードを含むディレクトリ。 * '''src/main.rs:''' クレートを実行するためのエントリポイント。 * '''src/lib.rs:''' ライブラリとしてコンパイルされる場合に使用されるエントリポイント。 * '''src/other_module.rs:''' 他のモジュール。 * '''Cargo.toml:''' クレートのメタデータ、依存関係、ビルド構成などを含むファイル。 * '''README.md:''' クレートのドキュメント。 === クレートの作成 === 新しいクレートを作成する手順は以下の通りです: # <code>cargo new</code>コマンドを使用して新しいクレートのディレクトリを作成します。 # <code>Cargo.toml</code>ファイルを編集して、クレートのメタデータを定義します。 # 必要に応じて、<code>src/main.rs</code>や他のモジュールを編集して、クレートのコードを実装します。 # <code>cargo run</code>コマンドを使用してクレートをビルドして実行します。 === クレートの公開 === クレートを他の開発者と共有するためには、それをcrates.ioという公式のクレートレジストリに公開する必要があります。公開手順は以下の通りです: # crates.ioにアカウントを作成します。 # <code>cargo login</code>コマンドを使用してcrates.ioにログインします。 # クレートのバージョン番号を更新します。 # <code>cargo publish</code>コマンドを使用してクレートを公開します。 === まとめ === Rustのクレートは、コードのパッケージングや再利用を容易にする重要な概念です。Cargoを使用してクレートを管理し、必要に応じてcrates.ioに公開することで、他の開発者とクレートを共有することができます。 Rustにおいて、パッケージはクレートと呼ばれます。クレートは、Rustのコードやライブラリをパッケージ化して共有できるようにするための仕組みです。クレートは、依存関係を解決するためのメタデータと、コードとその他のファイルから構成されています。 Rustには、<code>crates.io</code>という公式のクレートレジストリがあり、開発者はそこでクレートを共有したり、他の開発者が作成したクレートを使用したりできます。 <!-- *クレートとは何か **クレートの概要 **クレートとは何を提供するか **クレートの種類(バイナリ、ライブラリ、依存関係) *クレートの作成 **クレートの作成方法 **クレートの名前とバージョン管理 **クレートのファイル構造 **クレートのライセンス *クレートのビルド **Cargoの概要 **Cargoのインストールと初期化 **Cargo.tomlファイルの説明 *クレートのビルド方法 *クレートのテスト **テストの重要性 **ユニットテストと統合テストの違い **テストの書き方と実行方法 **テストの結果の確認方法 *クレートの公開 **クレートの公開方法 **crates.ioにクレートをアップロードする方法 **クレートのバージョン管理と更新方法 **クレートのドキュメントの生成と公開方法 *クレートの依存関係 **依存関係の概要 **依存関係の設定方法 **Cargo.lockファイルの役割 **依存関係のアップデート方法 *クレートのプロジェクト管理 **複数のクレートを管理する方法 **クレートの相互依存関係 **ワークスペースの作成と利用方法 **ワークスペースでの依存関係の管理方法 --> == 代数的データ型 == Rustにおける代数的データ型は、構造体(<code>struct</code>)と列挙型(<code>enum</code>)を指します。これらは複雑なデータ構造を表現するのに役立ちます。 === 構造体(struct) === 構造体は異なる型のフィールドを持つことができ、それぞれのフィールドは名前を持ちます。例えば: :<syntaxhighlight lang=rust copy> struct Point { x: i32, y: i32, } impl Point { fn new(x: i32, y: i32) -> Self { Self { x, y } } fn print(&self) { println!("x: {}, y: {}", self.x, self.y); } } fn main() { let origin = Point::new(0, 0); origin.print(); } </syntaxhighlight> === 列挙型(enum) === 列挙型は、いくつかの異なるバリアント(variant)の中から選択することができます。それぞれのバリアントはデータを持つことができます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> enum Shape { Circle(f64), // 半径を持つ Rectangle(f64, f64), // 幅と高さを持つ Square(f64), // 1辺の長さを持つ } impl Shape { fn area(&self) -> f64 { match self { Shape::Circle(radius) => std::f64::consts::PI * radius * radius, Shape::Rectangle(width, height) => width * height, Shape::Square(side) => side * side, } } } fn main() { let shapes = vec![ Shape::Circle(5.0), Shape::Rectangle(10.0, 20.0), Shape::Square(15.0), ]; for shape in &shapes { println!("Area: {}", shape.area()); } } </syntaxhighlight> これらの代数的データ型は、Rustで柔軟なデータ構造を表現する際に役立ちます。 == 属性(Attribute) == Rustの属性(Attribute)は、コンパイラに対してコードに関する追加情報や指示を提供するための注釈です。これらはコードの振る舞いや最適化、データレイアウト、コード生成に影響を与えます。属性は<code>#[...]</code>の形式で記述され、コンパイラやコードの挙動を制御します。Rustでは、属性を使用することでコードの効率性や可読性を高め、特定の機能を拡張できます。 ==== よく使用される属性 ==== # '''<code>#[derive(...)]</code>''' #* 自動導出(Derive Attribute)は、特定のトレイトを自動的に実装するために使用されます。 #* 例: <code>#[derive(Debug)]</code>は、構造体や列挙型に<code>Debug</code>トレイトを自動的に実装させ、<code>println!</code>でその内容を表示可能にします。 # '''<code>#[cfg(...)]</code>''' #* コンパイル時の条件を指定するために使います。条件に応じてコードの一部をコンパイルするかどうかを制御します。 #* 例: <code>#[cfg(target_os = "linux")]</code>は、ターゲットOSがLinuxの場合のみ有効です。 # '''<code>#[allow(...)]</code> / <code>#[deny(...)]</code> / <code>#[warn(...)]</code>''' #* コンパイラ警告のレベルを制御します。これにより、警告を許可、エラー化、または警告として表示させることができます。 #* 例: <code>#[deny(warnings)]</code>は、すべての警告をエラーとして扱います。 # '''<code>#[repr(...)]</code>''' #* データのレイアウト方法を指定します。構造体や列挙型のメモリ配置を変更するために使用されます。 #* 例: <code>#[repr(C)]</code>は、C言語と互換性のあるレイアウトを指定します。 # '''<code>#[inline]</code> / <code>#[noinline]</code>''' #* インライン展開の制御を行います。関数呼び出しのオーバーヘッドを削減するために使われ、最適化のためにインライン展開を促進します。 #* 例: <code>#[inline(always)]</code>は、関数が常にインライン展開されるように指定します。 # '''<code>#[test]</code> / <code>#[bench]</code>''' #* ユニットテストやベンチマークテストをマークするために使います。 #* 例: <code>#[test]</code>は関数をテスト対象として指定し、テストランナーによって自動的に実行されます。 # '''<code>#[macro_use]</code>''' #* マクロを利用する際に、外部クレートからマクロをインポートするために使います。 #* 例: <code>#[macro_use] extern crate serde_json;</code>で、<code>serde_json</code>クレートのマクロを利用できます。 # '''<code>#[feature(...)]</code>''' #* 実験的な機能を有効にするために使われます。安定版Rustで使用するには、<code>nightly</code>ビルドが必要です。 #* 例: <code>#[feature(proc_macro)]</code>はプロシージャマクロ機能を有効にします。 === Debugトレイト === <code>Debug</code>トレイトは、構造体や列挙型などのデータ構造をフォーマットして表示するために使われます。このトレイトを実装することで、デバッグ情報を簡単に出力することができます。 ==== 使用例 ==== :<syntaxhighlight lang=rust> #[derive(Debug)] struct MyStruct { name: String, age: u32, } fn main() { let my_data = MyStruct { name: String::from("Alice"), age: 30, }; // Debugトレイトを使用して構造体を表示 println!("My data: {:?}", my_data); } </syntaxhighlight> ;出力例: :<syntaxhighlight lang=text> My data: MyStruct { name: "Alice", age: 30 } </syntaxhighlight> このコード例では、<code>#[derive(Debug)]</code>を使って<code>MyStruct</code>構造体に<code>Debug</code>トレイトを実装し、<code>println!</code>マクロで<code>{:?}</code>フォーマット指定子を使って内容を表示しています。<code>Debug</code>トレイトを手動で実装することなく、簡単にデバッグ情報を出力できます。 === その他の属性 === * '''<code>#[allow(dead_code)]</code>''' ** 使用されていないコードに対する警告を無視します。特にデバッグコードや一時的な実装で便利です。 * '''<code>#[cfg_attr(...)]</code>''' ** 条件付きで属性を適用するために使います。<code>#[cfg]</code>と組み合わせることで、特定の条件下で属性を追加できます。 * '''<code>#[must_use]</code>''' ** 戻り値が使われなければコンパイラから警告を出します。戻り値を意図的に無視することを防ぎます。 Rustの属性は、コードの最適化やコンパイラの挙動、エラーチェックを制御するために強力なツールです。それぞれの属性は特定の目的を持っており、正しく使用することでコードの品質を向上させることができます。 == ジェネリックス == Rustにおけるジェネリクスは、特定の型に依存せず、複数の型で動作するコードを作成するための重要な機能です。ジェネリクスを使用することで、同じコードを複数の型で再利用したり、型安全性を保ちながら柔軟性を持たせたりすることができます。 === 基本的なジェネリクスの使用 === :<syntaxhighlight lang=rust copy> // Tというジェネリックな型を持つ関数 fn print_value<T: std::fmt::Display>(value: T) { println!("Value is: {}", value); } fn main() { // 使用例 print_value(10); // Tはi32として推論される print_value(2.73 as f32); // Tはf32として推論される print_value("Hello"); // Tは&strとして推論される } </syntaxhighlight> :この例では、<code>print_value</code>関数がジェネリックな型<code>T</code>を持ち、<code>T</code>は<code>std::fmt::Display</code>トレイトを実装している型に制限されています。<code>std::fmt::Display</code>トレイトは、<code>{}</code>でフォーマット可能な型を表します。 :引数<code>value</code>の型はコンパイル時に推論されます。 === ジェネリックな構造体 === :<syntaxhighlight lang=rust copy> // ジェネリックな構造体 struct Pair<T, U> { first: T, second: U, } fn main() { // 使用例 let pair_of_int_and_str = Pair { first: 10, second: "Hello" }; println!("first = {:?}, second = {:?}", pair_of_int_and_str.first, pair_of_int_and_str.second); } </syntaxhighlight> :<code>Pair</code>構造体は2つの異なる型を持つことができます。使用する際に具体的な型を指定することで、ジェネリックな構造体を作成できます。 === ジェネリックなトレイト === :<syntaxhighlight lang=rust copy> // ジェネリックなトレイト trait Printable { fn print(&self); } // TがPrintableトレイトを実装していることを要求する関数 fn print_trait<T: Printable>(item: T) { item.print(); } // 使用例 struct MyType; impl Printable for MyType { fn print(&self) { println!("Printing MyType"); } } fn main() { let obj = MyType; print_trait(obj); // Printableトレイトを実装したMyTypeのインスタンスを受け取る } </syntaxhighlight> :ここでは、<code>Printable</code>というジェネリックなトレイトを定義し、<code>print_trait</code>関数で<code>Printable</code>トレイトを実装した型<code>T</code>を受け取る方法を示しています。 ジェネリクスは、関数、構造体、列挙型、トレイトなどのRustのさまざまな要素で使用できます。これにより、柔軟性のあるコードを作成し、再利用性を高めることができます。 === 型制約 === ジェネリックスにおいては、型制約(type constraint)は、ジェネリックな型パラメータに対して特定の条件やトレイトの制約を課すことを指します。これにより、ジェネリックな型が特定の性質を持つことを保証し、安全性を確保することができます。 Rustでは、<code>trait</code>を使用して型制約を実装します。例えば、<code>std::fmt::Display</code>トレイトを持つ型に制約を課したい場合、以下のように実装します。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn print_value<T: std::fmt::Display>(value: T) { println!("Value is: {}", value); } </syntaxhighlight> ここでは<code><T: std::fmt::Display></code>という構文を使用して、<code>T</code>が<code>std::fmt::Display</code>トレイトを実装している必要があることを宣言しています。この制約により、<code>print_value</code>関数は<code>std::fmt::Display</code>トレイトを実装した型に対してのみ呼び出しが可能になります。 また、複数のトレイト制約を持つこともできます。例えば、<code>std::fmt::Debug</code>と<code>std::fmt::Display</code>トレイトの両方を実装した型を要求する場合は、次のように書きます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn print_value<T: std::fmt::Debug + std::fmt::Display>(value: T) { println!("Value is: {:?}", value); } #[derive(Debug)] struct Point<T> { x: T, y: T, } // Point<T>型に対するDisplayトレイトの実装 impl<T: std::fmt::Display> std::fmt::Display for Point<T> { fn fmt(&self, f: &mut std::fmt::Formatter<'_>) -> std::fmt::Result { write!(f, "Point({}, {})", self.x, self.y) } } fn main() { let int_point = Point { x: 5, y: 10 }; print_value(int_point); // `Point`型は`std::fmt::Debug`と`std::fmt::Display`を実装している let float_point = Point { x: 1.5, y: 3.2 }; print_value(float_point); // 同様に、`Point`型は`std::fmt::Debug`と`std::fmt::Display`を実装している } </syntaxhighlight> <code>T</code>が<code>std::fmt::Debug</code>と<code>std::fmt::Display</code>の両方を実装している必要があります。 これにより、ジェネリックなコードをより安全に、かつ特定の条件下で使用できるように制約を課すことができます。 == 例外処理 == Rustでは、<code>Result</code>型と<code>panic</code>による例外処理が一般的です。<code>Result</code>型は成功または失敗を表す列挙型で、<code>Ok</code>は成功時の値、<code>Err</code>はエラー時の情報を持ちます。 まず、<code>Result</code>型を使用した例を見てみましょう: :<syntaxhighlight lang=rust copy> use std::fs::File; use std::io::{self, Read}; fn read_file_contents(file_path: &str) -> Result<String, io::Error> { let mut file = File::open(file_path)?; let mut contents = String::new(); file.read_to_string(&mut contents)?; Ok(contents) } fn main() { let file_path = "/etc/hosts"; match read_file_contents(file_path) { Ok(contents) => println!("File contents: {}", contents), Err(e) => println!("Error reading file: {:?}", e), } } </syntaxhighlight> この例では、<code>read_file_contents</code>関数が<code>Result<String, io::Error></code>を返します。これは、成功時には文字列を<code>Ok</code>で、エラー時には<code>io::Error</code>を<code>Err</code>で返すことを示しています。ファイルを開いたり、読み込んだりするメソッドの呼び出しには<code>?</code>演算子を使用し、エラーが発生した場合は早期リターンしてエラーを返します。 <code>match</code>ブロックでは、<code>read_file_contents</code>の戻り値に対して<code>Ok</code>と<code>Err</code>の両方の可能性に対処し、それぞれ成功時の振る舞いとエラー時の振る舞いを定義しています。これにより、関数の呼び出し元で適切にエラーハンドリングを行うことができます。 === except() === また、Rustには<code>panic!</code>マクロを使用してプログラムを異常終了させる方法もあります。これは致命的なエラーが発生した場合に使用されますが、エラーを適切に処理するために<code>Result</code>型を使うことが推奨されます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { let v = vec![1, 2, 3]; let index = 5; let value = v.get(index).expect("Failed to get the value at index"); println!("Value at index {}: {}", index, value); } </syntaxhighlight> この例では、<code>get</code>メソッドは<code>Option</code>型を返し、<code>expect</code>メソッドは<code>Some</code>の場合は中の値を返し、<code>None</code>の場合は指定したメッセージとともにプログラムを<code>panic</code>させます。 ただし、<code>expect</code>を使う際には、<code>panic</code>が発生した際に表示されるメッセージは注意深く選ぶ必要があります。 === panic!() === <code>panic!()</code>は通常、予期せぬ状況やプログラムの継続が不可能な状況で使われることがあります。以下はそのような例です。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn divide(a: i32, b: i32) -> i32 { if b == 0 { panic!("Attempted to divide by zero!"); // 0で割ろうとした場合、致命的なエラーとしてpanic!()を呼ぶ } a / b // 正常な割り算を行う } fn main() { let dividend = 10; let divisor = 0; let result = divide(dividend, divisor); // divide関数を呼び出す println!("Result of division: {}", result); } </syntaxhighlight> この例では、<code>divide()</code>関数で<code>b</code>が0の場合に<code>panic!()</code>が呼ばれています。0で割ることは数学的に定義されていないため、これは致命的なエラーであり、プログラムの実行を中断させます。 <code>panic!()</code>は、このような状況に直面した場合に、プログラムを停止させるための手段として使われます。しかし、このようなエラーは通常、<code>if</code>文や<code>match</code>文などの条件分岐を使用して事前にチェックして、エラーハンドリングを行うことが推奨されます。 <code>Result</code>を使ってエラーハンドリングを行うことで、<code>panic!()</code>に頼らずにエラーを適切に処理できます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn divide(a: i32, b: i32) -> Result<i32, &'static str> { if b == 0 { Err("Attempted to divide by zero!") // 0で割ろうとした場合、エラーをResultで返す } else { Ok(a / b) // 正常な割り算の結果をOkで返す } } fn main() { let dividend = 10; let divisor = 0; match divide(dividend, divisor) { Ok(result) => println!("Result of division: {}", result), Err(e) => println!("Error: {}", e), // エラーを適切に処理する } } </syntaxhighlight> <code>divide()</code>関数は<code>Result<i32, &'static str></code>を返し、0で割るエラーの場合には<code>Err</code>を、正常な計算の場合には<code>Ok</code>を返します。<code>match</code>ブロックでは、<code>Ok</code>と<code>Err</code>の両方のケースを処理し、エラーが発生した場合にはエラーメッセージを表示します。 このように<code>Result</code>型を使用することで、エラーハンドリングを柔軟かつ安全に行うことができます。<code>panic!()</code>に頼るよりも、エラーを予測し、適切に処理する方が望ましいです。 === Option型 === <code>Option</code>型は、何らかの値が存在するかどうかを表現するRustの列挙型です。<code>Option</code>型は<code>Some</code>と<code>None</code>の2つのバリアントを持ち、<code>Some</code>は値が存在することを示し、<code>None</code>は値が存在しないことを示します。 <code>Option</code>型は、特定の操作が値を返さない可能性がある場合や、値が存在しない場合にエラーを返す代わりに<code>None</code>を返すために使われます。このような状況では、<code>Result</code>型を使用せずに、<code>Option</code>型が利用されることがあります。 以下は<code>Option</code>型の例です: :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn divide(a: i32, b: i32) -> Option<i32> { if b == 0 { None // 0で割ろうとした場合、Noneを返す } else { Some(a / b) // 正常な割り算の結果をSomeで返す } } fn main() { let dividend = 10; let divisor = 0; match divide(dividend, divisor) { Some(result) => println!("Result of division: {}", result), // Someの場合は値を表示 None => println!("Error: Division by zero!"), // Noneの場合はエラーメッセージを表示 } } </syntaxhighlight> この例では、<code>divide()</code>関数は<code>Option<i32></code>を返し、0で割るエラーの場合には<code>None</code>を、正常な計算の場合には<code>Some</code>を返します。<code>match</code>ブロックでは、<code>Some</code>と<code>None</code>の両方のケースを処理し、<code>None</code>の場合はエラーメッセージを表示します。 <code>Option</code>型は、特に値が存在しないことが普通に起こり得る場面で、エラー処理や結果の取り扱いを行う際に有用です。例外的な状況ではなく、むしろ普通の操作の一部として考えられる「値の有無」を扱う際に利用されることが多いです。 == イテレーター == Rustの<code>Iterator</code>トレイトは、コレクションやデータのシーケンスを反復処理するための非常に強力な機能です。<code>Iterator</code>は、<code>next()</code> メソッドを提供し、それを使用して次の要素を返し、シーケンスの終わりに達した場合は <code>None</code> を返します。 基本的な使い方は次のようになります: # イテレータの作成: コレクションやデータからイテレータを作成します。<code>iter()</code>や<code>into_iter()</code>、<code>iter_mut()</code>などのメソッドを使用して、それぞれイミュータブルな参照、所有権、ミュータブルな参照を使ったイテレータを取得できます。 #:<syntaxhighlight lang=rust copy> let numbers = vec![1, 2, 3, 4, 5]; let mut iter = numbers.iter(); // イミュータブルなイテレータ </syntaxhighlight> # <code>next()</code>を使用した反復処理: <code>next()</code>メソッドを使って、イテレータから次の要素を取得します。 #:<syntaxhighlight lang=rust copy> match iter.next() { Some(number) => println!("Number: {}", number), None => println!("End of sequence"), } </syntaxhighlight> # forループを使用した反復処理: 一般的には、<code>for</code>ループを使用してイテレータを処理します。 #:<syntaxhighlight lang=rust copy> for number in numbers.iter() { println!("Number: {}", number); } </syntaxhighlight> === Iteratorトレイト === <code>Iterator</code>トレイトは、<code>map()</code>、<code>filter()</code>、<code>fold()</code>などの便利なメソッドも提供しており、これらを組み合わせることでデータを効果的に処理できます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> let numbers = vec![1, 2, 3, 4, 5]; // 各要素を2倍して新しいベクターを作成する let doubled: Vec<i32> = numbers.iter().map(|x| x * 2).collect(); // 偶数のみをフィルタリングする let evens: Vec<i32> = numbers.into_iter().filter(|&x| x % 2 == 0).collect(); // 全要素を合計する let sum: i32 = numbers.iter().sum(); </syntaxhighlight> <code>Iterator</code>トレイトは、Rustでのデータ処理を非常に柔軟で効率的にします。関数型プログラミングの考え方に基づいた強力な機能を提供しています。 === 独自イテレータの実装 === <code>Iterator</code>トレイトを使用して独自のイテレータを実装する例を示します。 例えば、0から始まり、指定されたステップごとに増加するカウンターを作成するイテレータを実装してみましょう。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> struct Counter { current: u32, step: u32, max: Option<u32>, } impl Counter { fn new(start: u32, step: u32, max: Option<u32>) -> Counter { Counter { current: start, step, max, } } } impl Iterator for Counter { type Item = u32; fn next(&mut self) -> Option<Self::Item> { match self.max { Some(max) if self.current >= max => None, _ => { let result = self.current; self.current += self.step; Some(result) } } } } fn main() { let counter = Counter::new(0, 2, Some(10)); for num in counter { println!("{}", num); } } </syntaxhighlight> この例では、<code>Counter</code>構造体は<code>Iterator</code>トレイトを実装しています。<code>next()</code>メソッドは、現在の値を返し、カウンターを指定されたステップで増分させます。また、<code>max</code>値が設定されており、その値に達するとイテレータは終了します。 <code>main()</code>関数内では、<code>Counter</code>イテレータを使用して0から10まで2ずつ増加する数列を生成しています。 <code>Iterator</code>トレイトを実装することで、独自のイテレータを作成し、柔軟な反復処理を行うことができます。 == impl == <code>impl</code>キーワードは、Rustで特定の型に対してメソッドやトレイトを実装するために使用されます。基礎から応用的な使い方まで見ていきましょう。 === 基礎的な使用例 === ; メソッドの実装 :<syntaxhighlight lang=rust copy> struct MyStruct { value: i32, } impl MyStruct { // MyStruct型に対するメソッドの実装 fn new(value: i32) -> MyStruct { MyStruct { value } } fn get_value(&self) -> i32 { self.value } } fn main() { let instance = MyStruct::new(42); println!("Value: {}", instance.get_value()); // メソッド呼び出し } </syntaxhighlight> <code>impl</code>ブロック内で、<code>MyStruct</code>に対する<code>new</code>メソッドと<code>get_value</code>メソッドを実装しています。<code>main</code>関数でこれらのメソッドを使用しています。 === 応用的な使用例 === ; トレイトの実装 :<syntaxhighlight lang=rust copy> trait Printable { fn print(&self); } struct MyType { value: i32, } impl Printable for MyType { fn print(&self) { println!("Value: {}", self.value); } } fn main() { let obj = MyType { value: 10 }; obj.print(); } </syntaxhighlight> {{コラム|width=100%|トレイトとインターフェイスやプロトコルとの類似性|2=トレイトは他の言語でのインターフェースやプロトコルに似ています。これらの概念は、異なる型や構造体が共通の振る舞いを持つことを許可し、それによってポリモーフィズム(多様性)を実現します。 ;インターフェース :共通の振る舞い: インターフェースは、異なるクラスが共通の振る舞いを持つことを保証します。他の言語では、この振る舞いはインターフェースで定義され、クラスはそれを実装します。 :メソッドの宣言: インターフェースでは、クラスが実装しなければならないメソッドの宣言が含まれます。 :多重継承の代替: インターフェースは多重継承の代替手段としても使われ、クラスは複数のインターフェースを実装することができます。 ;プロトコル :抽象的な振る舞いの定義: プロトコルは、特定の振る舞いや機能を表す抽象的な規約です。Swiftなどの言語ではプロトコルが使われ、クラスや構造体はそれらを適合させます。 :メソッドの要求: プロトコルは、適合する型によって実装されるメソッドやプロパティの要求を定義します。 :型の適合性の強化: プロトコルに適合することで、様々な型を同じ抽象的な概念に束縛することができます。 ;Rustのトレイト :共通の振る舞いの提供: トレイトは、構造体や他の型に共通の振る舞いを提供します。それぞれの型はトレイトを実装することで、その振る舞いを持つことができます。 :メソッドの宣言: トレイトではメソッドの宣言が行われ、それを実装することでトレイトが利用できるようになります。 :型間の相互運用性と柔軟性: トレイトは型間での相互運用性や柔軟性を提供し、異なる型が同じ振る舞いを共有することができます。 }} === ジェネリックな実装 === ; ジェネリックな構造体に対する実装 :<syntaxhighlight lang=rust copy> struct MyGeneric<T> { value: T, } impl<T> MyGeneric<T> { fn new(value: T) -> MyGeneric<T> { MyGeneric { value } } fn get_value(&self) -> &T { &self.value } } fn main() { let instance = MyGeneric::new(42); println!("Value: {:?}", instance.get_value()); let instance_str = MyGeneric::new("hello"); println!("Value: {:?}", instance_str.get_value()); } </syntaxhighlight> このコードは、<code>MyGeneric</code>を<code>i32</code>型と<code>&str</code>型の両方でインスタンス化しています。ジェネリックなデータ構造体とそのジェネリックなメソッドを利用して、異なる型に対して同じメソッドを使用する様子を示しています。<code>println!</code>マクロ内の<code>{:?}</code>は、<code>Debug</code>トレイトを実装する型の値を表示するためのフォーマット指定子です。 === 他の例 === ; 単純なトレイトの実装 :<syntaxhighlight lang=rust copy> trait Summary { fn summarize(&self) -> String; } struct Book { title: String, author: String, } impl Summary for Book { fn summarize(&self) -> String { format!("{} by {}", self.title, self.author) } } fn summarize_any(item: &impl Summary) -> String { item.summarize() } fn main() { let book = Book { title: String::from("Harry Potter"), author: String::from("J.K. Rowling"), }; println!("Summary: {}", summarize_any(&book)); } </syntaxhighlight> この例では、<code>Summary</code>トレイトを実装した様々な型に対して共通の<code>summary_any</code>関数を使用して、異なる型の値に対して要約を取得できます。 == 関数 == Rustでの関数は、プログラム内で再利用可能なコードブロックを定義するために使われます。関数は特定のタスクを実行するための手続きを含み、必要に応じて引数を受け取り、結果を返すことができます。基本的な関数の定義と使用方法を以下に示します。 === 関数の定義 === :<syntaxhighlight lang=rust copy> // 関数の定義 fn add(a: i32, b: i32) -> i32 { a + b // 最後の式の結果が自動的に返り値になる } </syntaxhighlight> この例では、<code>add</code>という名前の関数が定義されています。<code>a</code>と<code>b</code>は整数型(<code>i32</code>)の引数を受け取ります。<code>-> i32</code>は関数が<code>i32</code>型の値を返すことを示しています。 === 関数の呼び出し === :<syntaxhighlight lang=rust copy> let result = add(3, 5); println!("Result: {}", result); // "Result: 8"が出力される </syntaxhighlight> <code>add</code>関数は<code>3</code>と<code>5</code>を引数に取り、それらを足して<code>8</code>を返します。<code>println!</code>マクロを使ってその結果を出力しています。 === 引数と戻り値 === * 引数: 関数に渡す値。関数の定義において、引数は型を指定する必要があります。 * 戻り値: <code>-></code>演算子を使って関数が返す値の型を指定します。Rustでは最後の式の結果が自動的に返り値となります。 === パターンマッチングを使用した複数の戻り値 === Rustの関数は複数の値を返すこともできます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn calculate(a: i32, b: i32) -> (i32, i32) { (a + b, a - b) } let (sum, difference) = calculate(10, 5); println!("Sum: {}, Difference: {}", sum, difference); // "Sum: 15, Difference: 5"が出力される </syntaxhighlight> === 関数の機能 === * 再帰: 自分自身を呼び出すことができます。 * クロージャ: 無名の関数を作成し、変数にキャプチャさせることができます。 * ジェネリクス: 型を指定せずに関数を定義することができ、後から具体的な型を指定できます。 Rustの関数は安全性、速度、パターンマッチング、ジェネリクス、所有権など、言語の多くの特徴を活用しています。これらの特性は、Rustを強力なプログラミング言語にしています。 === ライフタイム: === Rustの関数とライフタイムは、関連性がありますが、関数のシグネチャ内でライフタイムを使用することは必ずしも必要ではありません。しかし、関数が参照を含む場合や、ジェネリクスを使う場合には、ライフタイムの指定が必要になることがあります。 ==== 関数内のライフタイム ==== :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn longest<'a>(x: &'a str, y: &'a str) -> &'a str { if x.len() > y.len() { x } else { y } } </syntaxhighlight> この例では、<code>longest</code>関数は2つの文字列スライスを引数として受け取り、それらのうち長さが長い方の参照を返します。<code>'a</code>はライフタイムパラメータであり、2つの引数と返り値の参照のライフタイムが同じことを示しています。これにより、返される参照が有効なスコープを保証します。 ==== ライフタイムの省略 ==== Rustでは、ライフタイムの省略規則があります。特定のパターンにおいては、コンパイラが暗黙的にライフタイムを推論することができます。例えば、次のような関数シグネチャではライフタイムの省略が行われます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn longest(x: &str, y: &str) -> &str { // ... } </syntaxhighlight> このような場合、コンパイラは適切なライフタイムを自動的に推論します。ただし、ライフタイムの省略は特定の条件に限定され、全ての場面で使えるわけではありません。 ライフタイムは主に、参照の有効期間を指定するために使用され、特に関数内で参照を扱う際に重要な役割を果たします。関数が複数の参照を扱い、それらの有効期間を整理する必要がある場合には、ライフタイムの指定が必要になることがあります。 === クロージャ: === Rustではクロージャも関数として扱われます。クロージャは自身のスコープ外の変数をキャプチャして利用できます。これは非常に便利で、関数よりも柔軟な振る舞いを提供します。 次のコード例では、クロージャと関数の組み合わせを使って、外部スコープの変数をキャプチャして利用する方法を示します。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn main() { let base_number = 10; // クロージャの定義 let add_to_base = |x| x + base_number; let new_number = 7; // クロージャの使用 let result = add_to_base(new_number); println!("Result: {}", result); // "Result: 17"が出力される } </syntaxhighlight> この例では、<code>base_number</code>という変数が<code>add_to_base</code>クロージャにキャプチャされ、後でクロージャ内で使用されています。クロージャは外部の変数をキャプチャすることができ、そのコンテキストを保持して使用できる点が関数とは異なる特徴です。 Rustの関数は、パターンマッチングやジェネリクス、ライフタイム、クロージャなどの機能と組み合わせて、安全で効率的なコードを記述するための強力なツールです。 == 高階関数 == Rustは、関数型プログラミングの要素を備えた汎用プログラミング言語です。Rustでは、関数を変数やデータ構造に格納したり、関数を関数のパラメータとして渡したりすることができます。これらの機能は、高階関数として知られています。 Rustで高階関数を使用すると、コードの再利用性と保守性を向上させることができます。また、コードをより簡潔で読みやすくすることもできます。 Rustで高階関数を使用する方法はいくつかあります。 === 関数を変数に格納する === Rustでは、関数を変数に格納することができます。これにより、関数を繰り返し使用したり、関数を別の関数に渡したりすることができます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn square(x: i32) -> i32 { x * x } let square_function = square; println!("The square of 5 is {}", square_function(5)); </syntaxhighlight> このコードでは、square()関数をsquare_function変数に格納しています。その後、square_function()関数を呼び出すことで、square()関数と同じ結果を得ることができます。 === 関数を関数のパラメータとして渡す === Rustでは、関数を関数のパラメータとして渡すことができます。これにより、関数を別の関数に処理させることができます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn map_numbers(numbers: &[i32], f: fn(i32) -> i32) -> Vec<i32> { let mut result = Vec::new(); for number in numbers { result.push(f(number)); } result } fn square(x: i32) -> i32 { x * x } let numbers = [1, 2, 3, 4, 5]; let squared_numbers = map_numbers(numbers, square); println!("The squared numbers are: {:?}", squared_numbers); </syntaxhighlight> このコードでは、map_numbers()関数は、numbers配列の各要素をf関数に渡し、その結果を新しい配列に格納します。 === クロージャを使用する === Rustでは、クロージャを使用して高階関数を作成することができます。クロージャは、関数本体の一部として定義された関数です。クロージャは、変数やデータ構造を捕捉して、関数本体内で使用することができます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn filter_numbers(numbers: &[i32], f: impl Fn(i32) -> bool) -> Vec<i32> { let mut result = Vec::new(); for number in numbers { if f(number) { result.push(number); } } result } fn is_even(x: i32) -> bool { x % 2 == 0 } let numbers = [1, 2, 3, 4, 5]; let even_numbers = filter_numbers(numbers, is_even); println!("The even numbers are: {:?}", even_numbers); </syntaxhighlight> このコードでは、filter_numbers()関数は、numbers配列の各要素をfクロージャに渡し、その結果がtrueである場合、その要素を新しい配列に格納します。 Rustで高階関数を使用すると、コードの再利用性と保守性を向上させることができます。また、コードをより簡潔で読みやすくすることもできます。 == 標準ライブラリー == Rustの標準ライブラリー(Standard Library)は、Rustコンパイラにバンドルされており、基本的なデータ構造、OSとのやり取り、スレッド、ファイルI/O、ネットワーキングなどの多くの機能を提供しています。以下に、標準ライブラリーの主要なカテゴリを紹介します。 === コレクション(Collections) === * <code>Vec</code>, <code>VecDeque</code>: ベクターや双方向キューなどの動的な配列。 * <code>HashMap</code>, <code>BTreeMap</code>: ハッシュマップやBツリーマップなどのキーと値のペアを保持するマップ。 * <code>HashSet</code>, <code>BTreeSet</code>: ハッシュセットやBツリーセットなどのユニークな値を保持するセット。 === スレッドと同期(Concurrency) === * <code>std::thread</code>: スレッドの生成と操作を提供。 * <code>std::sync</code>: Mutex、Atomicなどの同期機能を提供するモジュール。 === ファイルI/Oとネットワーキング(I/O and Networking) === * <code>std::fs</code>: ファイルシステムとの相互作用を可能にするモジュール。 * <code>std::net</code>: ネットワーキングのためのモジュール。 === プリミティブ型(Primitive Types) === * <code>std::primitive</code>: Rustのプリミティブ型(整数、浮動小数点数など)の機能を提供。 === OS相互作用とその他(OS Interactions and Miscellaneous) === * <code>std::env</code>: 環境変数の取得などのOS環境に関する操作。 * <code>std::time</code>: 時間に関する機能を提供。 === 入出力(Input/Output) === * <code>std::io</code>: 標準入出力やバッファリング、ファイルI/OなどのI/O操作を提供。 === 文字列処理(String Manipulation) === * <code>std::str</code>: 文字列の操作、変換、検索などの機能を提供。 === メモリ管理(Memory Management) === * <code>std::alloc</code>: メモリの割り当てと解放のための機能。 === コンパイラ支援(Compiler Support) === * <code>std::marker</code>: マーカートレイトを提供し、コンパイラへのヒントを与える。 これらは標準ライブラリーの一部であり、Rustの基本的な機能を提供しています。開発者はこれらのモジュールや機能を組み合わせて、安全で効率的なプログラムを構築できます。 == コードギャラリー == このコードギャラリーは、さまざまなRustの機能やパターン、ベストプラクティスを示すためのサンプルコード集です。 === エラトステネスの篩 === :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn eratosthenes(n: usize) { let mut sieve = vec![true; n + 1]; sieve[0] = false; sieve[1] = false; for i in 2..=n { if sieve[i] { println!("{}", i); // jをi*2から始める for j in (i * 2..=n).step_by(i) { sieve[j] = false; } } } } fn main() { eratosthenes(100); } </syntaxhighlight> このRustのコードは、エラトステネスの篩を使用して与えられた範囲内の素数を見つけるものです。 # <code>eratosthenes</code> 関数は、与えられた <code>n</code> までの素数を見つけるためのエラトステネスの篩アルゴリズムを実装しています。このアルゴリズムでは、最初に <code>n + 1</code> サイズの <code>sieve</code> というブール型の配列を作成します。この配列は、各インデックスが素数かどうかを示します。 # <code>sieve[0]</code> と <code>sieve[1]</code> は素数ではないので、それらを <code>false</code> に設定します。 # 2 から <code>n</code> までの各数について、その数が素数である場合は、その数の倍数を素数ではないとマークします。これにより、素数の倍数を持つ数は素数ではないことがわかります。 # <code>main</code> 関数では、<code>eratosthenes</code> 関数を呼び出し、100までの素数を見つけます。見つかった素数は画面に出力されます。 このアルゴリズムは素数を見つけるための効率的な方法の一つであり、与えられた範囲内の素数を見つけることができます。 === 最大公約数と最小公倍数 === :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn gcd2(m: i32, n: i32) -> i32 { if n == 0 { m } else { gcd2(n, m % n) } } fn gcd(ints: &[i32]) -> i32 { ints.iter().cloned().fold(ints[0], gcd2) } fn lcm2(m: i32, n: i32) -> i32 { m * n / gcd2(m, n) } fn lcm(ints: &[i32]) -> i32 { ints.iter().cloned().fold(ints[0], lcm2) } fn main() { println!("gcd2(30, 45) => {}", gcd2(30, 45)); println!("gcd(&[30, 72, 12]) => {}", gcd(&[30, 72, 12])); println!("lcm2(30, 72) => {}", lcm2(30, 72)); println!("lcm(&[30, 42, 72]) => {}", lcm(&[30, 42, 72])); } </syntaxhighlight> このコードは高階関数を利用しています。<code>fold</code>関数は特に重要で、与えられた配列内の要素に対して特定の操作を順番に適用することができます。 まず、<code>gcd</code>関数では、<code>ints</code>配列内の要素に対して<code>fold</code>関数を使って最大公約数(<code>gcd2</code>関数)を計算しています。<code>fold</code>は初期値として<code>ints[0]</code>を受け取り、各要素<code>value</code>に対して<code>gcd2</code>を適用し、次の要素に対して再帰的に<code>gcd2</code>を適用します。これにより、配列内のすべての要素の最大公約数が計算されます。 同様に、<code>lcm</code>関数も<code>fold</code>を利用しています。ここでは<code>lcm2</code>関数が利用され、各要素に対して最小公倍数を求めるための計算が行われます。 高階関数の利用により、配列内の要素に対して繰り返し処理を行う必要がある場合でも、シンプルで効率的なコードを書くことができます。 === 二分法 === [[W:二分法|二分法]] :<syntaxhighlight lang=rust copy> fn bisection(low: f64, high: f64, f: impl Fn(f64) -> f64) -> f64 { let x = (low + high) / 2.0; let fx = f(x); match () { _ if (fx.abs() - 1.0e-10) < f64::EPSILON => x, _ if fx < 0.0 => bisection(x, high, f), _ => bisection(low, x, f), } } fn main() { let result1 = bisection(0.0, 3.0, |x| x - 1.0); println!("{}", result1); let result2 = bisection(0.0, 3.0, |x| x * x - 1.0); println!("{}", result2); } </syntaxhighlight> : [[旧課程(-2012年度)高等学校数学B/数値計算とコンピューター#2分法]]の例を Rust に移植しました。 このRustのコードは、二分法(bisection method)を使って与えられた関数の根を見つけるものです。 <code>bisection</code>関数は、<code>low</code>から<code>high</code>の範囲で与えられた関数 <code>f</code> の根を探します。<code>f</code> は <code>Fn(f64) -> f64</code> のトレイトを実装しており、実際の関数の定義は呼び出し時に与えられます。 この関数は再帰的に呼び出されます。与えられた区間 <code>[low, high]</code> の中央値 <code>x</code> を求め、その点での関数の値 <code>f(x)</code> を計算します。この値が非常に小さいか(ここでは <code>1.0e-10</code>未満)、または非常に近い数になるまで <code>low</code> または <code>high</code> を更新して、区間を狭めていきます。 <code>main</code>関数では、2つの異なる関数 <code>x - 1</code> と <code>x^2 - 1</code> に対して <code>bisection</code> 関数を呼び出して、それぞれの関数の根を探し、<code>println!</code> マクロを使って根を表示しています。 === 構造体とメソッド === Rustにクラスはありませんが、構造体がメソッドを持つことが出来ます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> #[derive(Debug)] struct Hello { s: String, } impl Hello { fn new(s: &str) -> Hello { // 空文字列の場合は "world" を使用 let s = if s.is_empty() { "world" } else { s }; Hello { s: s.to_string() } } fn to_string(&self) -> String { format!("Hello {}!", self.s) } fn print(&self) { println!("{}", self.to_string()); // 直接to_stringを呼び出す } } fn main() { let hello1 = Hello::new(""); hello1.print(); // to_string()を呼ぶ必要がなくなる let hello2 = Hello::new("my friend"); hello2.print(); // 同上 println!( "Hello.constructor.name => Hello\nhello1 => {:?}\nhello2.s => {}", hello1, hello2.s ); } </syntaxhighlight> このRustのコードは、<code>Hello</code>という名前の構造体を定義し、その構造体に関連するメソッドや、<code>main()</code>関数を含んでいます。 まず、<code>Hello</code>構造体は<code>String</code>型の<code>s</code>フィールドを持っています。<code>#[derive(Debug)]</code>アトリビュートは、この構造体に<code>Debug</code>トレイトを自動的に実装するようコンパイラに指示しています。<code>Debug</code>トレイトを実装することで、デバッグ目的で構造体の内容を出力できるようになります。 <code>impl Hello</code>ブロックでは、<code>Hello</code>構造体に対するメソッドが定義されています。 * <code>new</code>メソッドは、引数として文字列を受け取り、それが空文字列の場合はデフォルトの文字列 "world" を持つ<code>Hello</code>構造体を生成します。それ以外の場合は、引数で渡された文字列を使用して<code>Hello</code>構造体を作成します。 * <code>to_string</code>メソッドは、<code>Hello</code>構造体のインスタンスに対して、挨拶文を含む文字列を生成します。 * <code>print</code>メソッドは、<code>Hello</code>構造体のインスタンスの<code>s</code>フィールド(挨拶文)を標準出力に表示します。 <code>main()</code>関数では、<code>Hello</code>構造体を使ってインスタンスを生成し、メソッドを呼び出しています。<code>println!</code>マクロを使用して、構造体やそのフィールドをデバッグ出力しています。最後の<code>println!</code>マクロでは、<code>hello1</code>のデバッグ表示(<code>{:?}</code>)と<code>hello2</code>の<code>s</code>フィールドを出力しています。 === 構造体とメソッド(2) === [[Go/メソッドとインターフェース]]からの移植です。 :<syntaxhighlight lang=go> use std::f64::consts::PI; #[derive(Debug)] struct GeoCoord { longitude: f64, latitude: f64, } impl GeoCoord { /// 地球の半径(キロメートル) const EARTH_RADIUS: f64 = 6371.008; /// 緯度・経度をラジアンに変換するための係数 const RADIAN_CONVERSION: f64 = PI / 180.0; /// 2つの地理座標間の距離を計算する fn distance(&self, other: &GeoCoord) -> f64 { let lat_i = self.latitude * Self::RADIAN_CONVERSION; let other_lat_i = other.latitude * Self::RADIAN_CONVERSION; let long_diff_i = (self.longitude - other.longitude) * Self::RADIAN_CONVERSION; let sin_lat = f64::sin(lat_i) * f64::sin(other_lat_i); let cos_lat = f64::cos(lat_i) * f64::cos(other_lat_i); let cos_long_diff = f64::cos(long_diff_i); let distance = f64::acos(sin_lat + cos_lat * cos_long_diff) * Self::EARTH_RADIUS; distance } } impl std::fmt::Display for GeoCoord { fn fmt(&self, f: &mut std::fmt::Formatter<'_>) -> std::fmt::Result { let (ew, ns, long, lat) = format_coordinates(self.longitude, self.latitude); write!(f, "({}: {:.6}, {}: {:.6})", ew, long, ns, lat) } } /// 緯度・経度の値を適切にフォーマットする関数 fn format_coordinates(longitude: f64, latitude: f64) -> (&'static str, &'static str, f64, f64) { let (ew, long) = if longitude < 0.0 { ("西経", -longitude) } else { ("東経", longitude) }; let (ns, lat) = if latitude < 0.0 { ("南緯", -latitude) } else { ("北緯", latitude) }; (ew, ns, long, lat) } fn main() { let sites = vec![ ("東京駅", GeoCoord { longitude: 139.7673068, latitude: 35.6809591 }), ("シドニー・オペラハウス", GeoCoord { longitude: 151.215278, latitude: -33.856778 }), ("グリニッジ天文台", GeoCoord { longitude: -0.0014, latitude: 51.4778 }), ]; for (name, gc) in &sites { println!("{}: {}", name, gc); } for i in 0..sites.len() { let current_site = &sites[i]; let next_site = &sites[(i + 1) % sites.len()]; println!( "{} - {}: {:.2} [km]", current_site.0, next_site.0, current_site.1.distance(&next_site.1) ); } } </syntaxhighlight> === 逆ポーランド記法の解析と評価 === {{先頭に戻る|title=コード・ギャラリーに戻る|label=コードギャラリー|style=border-top:1px solid gray;}} 逆ポーランド記法は、数式の演算子を後置記法で表現する方法です。通常の中置記法では演算子がオペランドの間に置かれますが、逆ポーランド記法では演算子がオペランドの後ろに置かれます。これにより、括弧や演算子の優先順位を考える必要がなくなり、計算機で容易に評価できる形式になります。 例えば、中置記法での式 <code>3 + 4 * 5</code> は、逆ポーランド記法では <code>3 4 5 * +</code> と表現されます。この記法では、演算子が対象のオペランドに対して順番に適用されます。 :<syntaxhighlight lang=rust copy> enum Token { Add, Sub, Mul, Div, Operand(i32), } impl Token { fn evaluate(&self, stack: &mut Vec<i32>) -> Result<(), &'static str> { match self { Token::Add | Token::Sub | Token::Mul | Token::Div => { if stack.len() < 2 { return Err("Invalid expression: not enough operands for operator"); } let operand2 = stack.pop().unwrap(); let operand1 = stack.pop().unwrap(); match self { Token::Add => stack.push(operand1 + operand2), Token::Sub => stack.push(operand1 - operand2), Token::Mul => stack.push(operand1 * operand2), Token::Div => { if operand2 == 0 { return Err("Division by zero"); } stack.push(operand1 / operand2); } _ => unreachable!(), } } Token::Operand(num) => { stack.push(*num); } } Ok(()) } } fn evaluate_expression(expression: &str) -> Result<i32, &'static str> { let mut stack: Vec<i32> = Vec::new(); let tokens: Vec<Token> = expression .split_whitespace() .map(|token| { if let Ok(parsed_num) = token.parse::<i32>() { Token::Operand(parsed_num) } else { match token { "+" => Token::Add, "-" => Token::Sub, "*" => Token::Mul, "/" => Token::Div, _ => unreachable!(), } } }) .collect(); for token in tokens { if let Err(err) = token.evaluate(&mut stack) { return Err(err); } } if stack.len() != 1 { return Err("Invalid expression: too many operands or operators"); } Ok(stack[0]) } fn main() { let expression = "5 3 2 * + 8 2 / -"; match evaluate_expression(expression) { Ok(result) => println!("Result: {}", result), Err(err) => println!("Error: {}", err), } } </syntaxhighlight> このコードは、<code>Token</code>という列挙型を使って逆ポーランド記法の式を評価する関数を実装しています。 まず、<code>Token</code>は<code>Add</code>、<code>Sub</code>、<code>Mul</code>、<code>Div</code>、<code>Operand</code>の5つのバリアントを持ちます。<code>Operand</code>は整数値を保持します。 <code>Token</code>には<code>evaluate</code>というメソッドが実装されています。このメソッドでは、<code>Token</code>の各バリアントに対する処理が行われます。<code>Add</code>、<code>Sub</code>、<code>Mul</code>、<code>Div</code>の場合は、スタックから2つの値を取り出して、それらを演算し結果をスタックに積みます。<code>Operand</code>の場合は、その値をスタックに積みます。 <code>evaluate_expression</code>関数では、与えられた式をトークン化して<code>Token</code>のベクターに変換し、それぞれのトークンに対して<code>evaluate</code>メソッドを実行します。各トークンの評価においてエラーが発生した場合、そのエラーメッセージが直ちに返されます。最終的に、スタックに残った値が1つでない場合もエラーが返されます。 <code>main</code>関数では、<code>evaluate_expression</code>の結果に応じて結果を出力するか、エラーを表示します。これにより、逆ポーランド記法の式を評価し、正常な結果またはエラーメッセージを表示できます。 === 式を逆ポーランド記法に変換する(手書き) === {{先頭に戻る|title=コード・ギャラリーに戻る|label=コードギャラリー|style=border-top:1px solid gray;}} :<syntaxhighlight lang=rust copy> #[derive(Debug, Clone, Copy)] enum Token { Number(i32), Plus, Minus, Multiply, Divide, } fn main() { let input = "12+34*56/78"; let tokens = parse_input(input); let rpn = infix_to_rpn(tokens); println!("{:?}", rpn); } fn parse_input(input: &str) -> Vec<Token> { let mut tokens = Vec::new(); let mut num = String::new(); for c in input.chars() { match c { '0'..='9' => num.push(c), // 数字を収集 '+' | '-' | '*' | '/' => { if !num.is_empty() { let n = num.parse().unwrap(); tokens.push(Token::Number(n)); // 数字をトークンに追加 num.clear(); // 数字をリセット } // 演算子をトークンに追加 match c { '+' => tokens.push(Token::Plus), '-' => tokens.push(Token::Minus), '*' => tokens.push(Token::Multiply), '/' => tokens.push(Token::Divide), _ => unreachable!(), } } _ => panic!("Invalid character in input!"), // 無効な文字の場合 } } // 最後の数値をトークンに追加 if !num.is_empty() { let n = num.parse().unwrap(); tokens.push(Token::Number(n)); } tokens } fn infix_to_rpn(tokens: Vec<Token>) -> Vec<Token> { let mut rpn = Vec::new(); let mut stack = Vec::new(); for token in tokens { match token { Token::Number(_) => rpn.push(token), // 数字はそのままRPNに追加 Token::Plus | Token::Minus | Token::Multiply | Token::Divide => { while let Some(&top) = stack.last() { if precedence(&token) <= precedence(&top) { rpn.push(stack.pop().unwrap()); // 優先順位が高い演算子を出力 } else { break; // 自分より優先順位が低い演算子が来たら中断 } } stack.push(token); // 演算子をスタックに追加 } } } // スタックに残った演算子を全てRPNに追加 while let Some(op) = stack.pop() { rpn.push(op); } rpn } fn precedence(token: &Token) -> i32 { match token { Token::Multiply | Token::Divide => 2, Token::Plus | Token::Minus => 1, _ => 0, } } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> [Number(12), Number(34), Number(56), Multiply, Number(78), Divide, Plus] </syntaxhighlight> このコードは、与えられた文字列を逆ポーランド記法(RPN)に変換するプログラムです。以下にその構造を解説します: # <code>Token</code> 列挙型: 数字と演算子を表す列挙型です。<code>Number</code> は数字を、<code>Plus</code>, <code>Minus</code>, <code>Multiply</code>, <code>Divide</code> はそれぞれ演算子を表します。<code>derive(Debug, Clone, Copy)</code> が付与されており、デバッグ表示やクローン、コピーが可能です。 # <code>parse_input</code> 関数: 与えられた文字列をトークンに分割します。数字の場合は文字列を数値に変換して <code>Token::Number</code> に、演算子の場合は対応する <code>Token</code> に変換し、それらを <code>Vec<Token></code> に収集します。 # <code>infix_to_rpn</code> 関数: 中置記法のトークンのベクターを逆ポーランド記法に変換します。スタックとRPNベクターを使用して、トークンを処理します。演算子の場合、スタックのトップとの優先順位を比較して、適切な順序でRPNに追加します。 # <code>precedence</code> 関数: 演算子の優先順位を返します。乗算と除算が優先され、それ以外の演算子は同じ優先順位です。 このコードは、入力された文字列を数値と演算子に分割し、それらを逆ポーランド記法に変換する機能を持っています。特定の演算子の優先順位を考慮しながら適切な順序で演算子を配置し、RPNを生成します。 === 式を逆ポーランド記法に変換する(手書き:別解:再帰下降パーサー) === {{先頭に戻る|title=コード・ギャラリーに戻る|label=コードギャラリー|style=border-top:1px solid gray;}} :<syntaxhighlight lang=rust copy> #[derive(Debug, Clone, PartialEq)] // Cloneトレイトを追加 enum Token { Number(f64), Plus, Minus, Multiply, Divide, LParen, RParen, EOF, } struct Lexer<'a> { input: &'a str, position: usize, } impl<'a> Lexer<'a> { fn new(input: &'a str) -> Lexer<'a> { Lexer { input, position: 0 } } // 空白をスキップする fn skip_whitespace(&mut self) { while self.position < self.input.len() && self.input.chars().nth(self.position).unwrap().is_whitespace() { self.position += 1; } } // 次のトークンを取得する fn next_token(&mut self) -> Token { self.skip_whitespace(); if self.position >= self.input.len() { return Token::EOF; } let current_char = self.input.chars().nth(self.position).unwrap(); self.position += 1; // 次の位置に進める match current_char { '+' => Token::Plus, '-' => Token::Minus, '*' => Token::Multiply, '/' => Token::Divide, '(' => Token::LParen, ')' => Token::RParen, _ if current_char.is_digit(10) || current_char == '.' => { let start = self.position - 1; // トークンの開始位置 while self.position < self.input.len() && (self.input.chars().nth(self.position).unwrap().is_digit(10) || self.input.chars().nth(self.position).unwrap() == '.') { self.position += 1; } let number_str = &self.input[start..self.position]; Token::Number(number_str.parse::<f64>().unwrap()) } _ => panic!("Invalid character found: {}", current_char), } } } struct Parser<'a> { lexer: Lexer<'a>, current_token: Token, } impl<'a> Parser<'a> { fn new(mut lexer: Lexer<'a>) -> Parser<'a> { let current_token = lexer.next_token(); Parser { lexer, current_token } } // トークンを消費する fn eat(&mut self, token: Token) { if self.current_token == token { self.current_token = self.lexer.next_token(); } else { panic!("Invalid syntax"); } } // 項を解析する fn factor(&mut self) -> Vec<Token> { match self.current_token { Token::Number(num) => { self.eat(Token::Number(num)); vec![Token::Number(num)] } Token::LParen => { self.eat(Token::LParen); let result = self.expr(); self.eat(Token::RParen); result } _ => panic!("Invalid syntax"), } } // 積項を解析する fn term(&mut self) -> Vec<Token> { let mut result = self.factor(); while matches!(self.current_token, Token::Multiply | Token::Divide) { let op = self.current_token.clone(); self.eat(op.clone()); let mut next_factor = self.factor(); result.append(&mut next_factor); result.push(op); } result } // 式を解析する fn expr(&mut self) -> Vec<Token> { let mut result = self.term(); while matches!(self.current_token, Token::Plus | Token::Minus) { let op = self.current_token.clone(); self.eat(op.clone()); let mut next_term = self.term(); result.append(&mut next_term); result.push(op); } result } } // 逆ポーランド記法を生成する関数 fn generate_reverse_polish_notation(input: &str) -> Vec<Token> { let lexer = Lexer::new(input); let mut parser = Parser::new(lexer); parser.expr() } fn main() { let result = generate_reverse_polish_notation("12 + 34 * 56 / 78"); println!("{:?}", result); } </syntaxhighlight> コードは、与えられた数式を逆ポーランド記法に変換するためのプログラムです。ここでは、Lexer(字句解析器)とParser(構文解析器)という2つの主要な構成要素があります。 ; Token : <code>Token</code> 列挙型は、数式をトークンに分割するために使用されます。数字、演算子、および括弧のトークンを定義します。 ; Lexer : <code>Lexer</code> は、与えられた数式文字列をトークンに分割する役割を担います。<code>next_token</code> メソッドは、数式の文字列を走査して、各文字がどの種類のトークンに対応するかを判断します。 ; Parser : <code>Parser</code> は、Lexer によって生成されたトークンのストリームを受け取り、逆ポーランド表記に変換します。再帰的に式を解析し、優先順位を考慮しながら、逆ポーランド表記のトークン列を生成します。 :* <code>factor()</code> メソッドは、数または括弧で始まる要素(ファクター)を解析します。 :* <code>term()</code> メソッドは、乗算と除算の演算子を解析します。 :* <code>expr()</code> メソッドは、加算と減算の演算子を解析します。 ; generate_reverse_polish_notation 関数 : この関数は、与えられた数式文字列を逆ポーランド表記に変換します。Lexer を使ってトークンに分割し、Parser を使って逆ポーランド表記のトークン列を生成します。 ; main 関数 : <code>generate_reverse_polish_notation</code> を使って、指定された式を逆ポーランド表記で出力します。 逆ポーランド記法は、演算子がオペランドの後ろに置かれるので、式を解析してトークン列に変換することで、演算の優先順位を反映した形で数式を表現することができます。 ---- これらのコードは、与えられた数学式を逆ポーランド記法(Reverse Polish Notation, RPN)に変換する方法を示していますが、アプローチが異なります。 1番目のコードは、文字列を直接解析してトークンに分割し、その後逆ポーランド記法に変換しています。一方、2番目のコードは、字句解析器(lexer)とパーサー(parser)を使用して、トークンに分割し、その後パースして逆ポーランド記法に変換しています。 1番目のコードは、基本的な数値と演算子の処理に集中しています。一方で、2番目のコードは字句解析や構文解析の段階を厳密に分離しています。また、2番目のコードは小数点もサポートしており、より柔軟な数値表現を可能にしています。 どちらのコードも同じ目的を果たしていますが、アプローチの違いが見られます。1番目のコードはシンプルで直感的ですが、拡張性に欠けるかもしれません。 一方で、2番目のコードはより複雑ですが、より柔軟で拡張性があります。それぞれのコードには長所と短所がありますが、どちらも与えられた数式を逆ポーランド記法に変換する点では同等の結果を提供します。実際には2番めのコードは不動小数点数やカッコに対応しています。 === 式を逆ポーランド記法に変換する(nom版) === {{先頭に戻る|title=コード・ギャラリーに戻る|label=コードギャラリー|style=border-top:1px solid gray;}} :<syntaxhighlight lang=rust copy> use nom::character::complete::{char, digit1}; use nom::combinator::map; use nom::multi::many0; use nom::sequence::delimited; use nom::IResult; #[derive(Debug, Clone, Copy)] enum Token { Number(i32), Plus, Minus, Multiply, Divide, } fn main() { let input = "12+34*56/78"; let (_, tokens) = parse_input(input).unwrap(); let rpn = infix_to_rpn(tokens); println!("{:?}", rpn); } fn parse_input(input: &str) -> IResult<&str, Vec<Token>> { many0(parse_token)(input) } fn parse_token(input: &str) -> IResult<&str, Token> { let (input, token) = delimited( nom::character::complete::space0, nom::branch::alt(( map(digit1, |s: &str| Token::Number(s.parse().unwrap())), map(char('+'), |_| Token::Plus), map(char('-'), |_| Token::Minus), map(char('*'), |_| Token::Multiply), map(char('/'), |_| Token::Divide), )), nom::character::complete::space0, )(input)?; Ok((input, token)) } fn infix_to_rpn(tokens: Vec<Token>) -> Vec<Token> { let mut rpn = Vec::new(); let mut stack = Vec::new(); for token in tokens { match token { Token::Number(_) => rpn.push(token), Token::Plus | Token::Minus | Token::Multiply | Token::Divide => { while let Some(top) = stack.last().copied() { if precedence(&token) <= precedence(&top) { rpn.push(stack.pop().unwrap()); } else { break; } } stack.push(token); } } } while let Some(op) = stack.pop() { rpn.push(op); } rpn } fn precedence(token: &Token) -> i32 { match token { Token::Multiply | Token::Divide => 2, Token::Plus | Token::Minus => 1, _ => 0, } } </syntaxhighlight> このコードは、<code>nom</code>というパーサーコンビネータライブラリを使用して、与えられた文字列を解析し、トークンに分割する機能を持っています。前のコードと比較してみましょう。 # <code>parse_input</code> 関数: <code>many0</code>コンビネータを使って、<code>parse_token</code>を繰り返し適用し、入力文字列をトークンのベクターに変換します。<code>IResult</code>型を返します。 # <code>parse_token</code> 関数: <code>delimited</code>コンビネータを使用してトークンの前後のスペースを処理し、与えられた文字列を様々なルールにマッチングさせます。数字、演算子それぞれのパースを行い、<code>Token</code>列挙型のトークンを返します。 # <code>infix_to_rpn</code> 関数: 前のコードと同じですが、与えられたトークンのベクターを逆ポーランド記法に変換する機能を持っています。 このコードは、<code>nom</code>を使ってトークン分割を行い、より柔軟なパースを可能にしています。<code>nom</code>を使用することで、トークンのパースやスペースの処理など、より複雑なルールを柔軟に記述できるようになります。 === 複素数式評価器 === {{先頭に戻る|title=コード・ギャラリーに戻る|label=コードギャラリー|style=border-top:1px solid gray;}} :<syntaxhighlight lang=rust copy> extern crate num_complex; use num_complex::Complex; #[derive(Debug, PartialEq, Clone)] enum Token { Number(Complex<f64>), Plus, Minus, Multiply, Divide, LParen, RParen, EOF, } struct Lexer<'a> { input: &'a str, position: usize, } impl<'a> Lexer<'a> { fn new(input: &'a str) -> Lexer<'a> { Lexer { input, position: 0 } } fn skip_whitespace(&mut self) { while self.position < self.input.len() && self.input.chars().nth(self.position).unwrap().is_whitespace() { self.position += 1; } } fn next_token(&mut self) -> Token { self.skip_whitespace(); if self.position >= self.input.len() { return Token::EOF; } let current_char = self.input.chars().nth(self.position).unwrap(); match current_char { '+' => { self.position += 1; Token::Plus } '-' => { self.position += 1; Token::Minus } '*' => { self.position += 1; Token::Multiply } '/' => { self.position += 1; Token::Divide } '(' => { self.position += 1; Token::LParen } ')' => { self.position += 1; Token::RParen } 'i' => { self.position += 1; Token::Number(Complex::new(0.0, 1.0)) } _ if current_char.is_digit(10) || current_char == '.' => { let start = self.position; while self.position < self.input.len() && (self.input.chars().nth(self.position).unwrap().is_digit(10) || self.input.chars().nth(self.position).unwrap() == '.') { self.position += 1; } let number_str = &self.input[start..self.position]; let number = number_str.parse::<f64>().unwrap(); if let Some('i') = self.input.chars().nth(self.position) { self.position += 1; Token::Number(Complex::new(0.0, number)) } else { Token::Number(Complex::new(number, 0.0)) } } _ => panic!("Invalid character found: {}", current_char), } } } struct Parser<'a> { lexer: Lexer<'a>, current_token: Token, } impl<'a> Parser<'a> { fn new(mut lexer: Lexer<'a>) -> Parser<'a> { let current_token = lexer.next_token(); Parser { lexer, current_token } } fn eat(&mut self, token: Token) { if self.current_token == token { self.current_token = self.lexer.next_token(); } else { panic!("Invalid syntax"); } } fn factor(&mut self) -> Complex<f64> { let token = self.current_token.clone(); match token { Token::Number(num) => { self.eat(Token::Number(num)); num } Token::LParen => { self.eat(Token::LParen); let result = self.expr(); self.eat(Token::RParen); result } _ => panic!("Invalid syntax"), } } fn term(&mut self) -> Complex<f64> { let mut result = self.factor(); while vec![Token::Multiply, Token::Divide].contains(&self.current_token) { let token = self.current_token.clone(); match token { Token::Multiply => { self.eat(Token::Multiply); let next_factor = self.factor(); result = result * next_factor; } Token::Divide => { self.eat(Token::Divide); let next_factor = self.factor(); result = result / next_factor; } _ => panic!("Invalid syntax"), } } result } fn expr(&mut self) -> Complex<f64> { let mut result = self.term(); while vec![Token::Plus, Token::Minus].contains(&self.current_token) { let token = self.current_token.clone(); match token { Token::Plus => { self.eat(Token::Plus); let next_term = self.term(); result = result + next_term; } Token::Minus => { self.eat(Token::Minus); let next_term = self.term(); result = result - next_term; } _ => panic!("Invalid syntax"), } } result } } fn main() { let lexer = Lexer::new("(2+ 3i)*4i"); let mut parser = Parser::new(lexer); let result = parser.expr(); println!("{:?}", result); } </syntaxhighlight> このコードは、数式をパースして複素数を計算する簡単な計算機の基本的な実装です。Rustの機能を活用して、トークン列を生成するLexerと、そのトークン列を解析して計算を行うParserを定義しています。 <code>Token</code>は、パーサーが認識するトークンの種類を表すenumです。<code>Lexer</code>は文字列を受け取り、その文字列をトークンに分割する役割を果たします。各トークンは、演算子や数値、括弧などを表現しています。<code>Parser</code>は、Lexerが生成したトークン列を受け取り、それを解析して数式を計算します。 <code>Lexer</code>は空白をスキップし、文字列を一文字ずつ見ていき、トークン列を生成します。<code>Parser</code>はトークン列を再帰的に解析し、四則演算を行って複素数を計算します。演算子の優先順位や括弧の処理も考慮されています。 このコードは、入力文字列 <code>(2+ 3i)*4i</code> を受け取り、それを計算して結果を表示します。各段階でトークンが正しく識別され、演算子や数値が正しく解釈されることを期待しています。 コード内のパニックは、予期しないトークンや構文エラーがあった場合に発生します。これらのエラーは、コードが期待する形式に文字列が合致しなかった場合に発生します。 このコードを用いると、複雑な数式も計算できますが、入力の検証やエラー処理についてはまだ改善の余地があります。 === 複素数 === :<syntaxhighlight lang=rust copy> extern crate num_complex; use num_complex::Complex; fn main() { // 複素数の作成 let a = Complex::new(3.0, 4.0); let b = Complex::new(-2.0, 5.0); println!("a: {a}"); println!("b: {b}"); println!("a + b: {}", a + b); println!("a - b: {}", a - b); println!("a * b: {}", a * b); println!("a / b: {}", a / b); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> a: 3+4i b: -2+5i a + b: 1+9i a - b: 5-1i a * b: -26+7i a / b: 0.4827586206896552-0.7931034482758621i </syntaxhighlight> このコードは、<code>num-complex</code>クレートを使用して複素数を扱うRustの例です。 # <code>extern crate num_complex;</code> および <code>use num_complex::Complex;</code> は、<code>num-complex</code>クレートから<code>Complex</code>型を使えるようにするためのインポートです。 # <code>Complex::new(3.0, 4.0);</code> および <code>Complex::new(-2.0, 5.0);</code> は、実部と虚部を指定して複素数を作成しています。 # <code>println!("a: {a}");</code> および <code>println!("b: {b}");</code> は、複素数 <code>a</code> と <code>b</code> を出力しています。 b: {}", a * b);</code>、<code>println!("a / b: {}", a / b);</code> は、それぞれ複素数 <code>a</code> と <code>b</code> の加算、減算、乗算、除算を行っています。結果を文字列として出力しています。 修正されたコードは次のようになります: == ほかの言語からの移植例 == === 順列・組合わせ === Goから[[Go/関数#順列・組合わせ|順列・組合わせ]]を移植 ==== 順列 ==== ;[https://play.rust-lang.org/?version=stable&mode=debug&edition=2021&gist=73612aa97bd4a1541a0313f38effde87 順列]:<syntaxhighlight lang=rust line copy> fn permutation<T: Clone>(s: &[T], n: usize) -> Vec<Vec<T>> { if s.is_empty() { panic!("slice is nil"); } if n == 1 { let mut result = Vec::new(); for v in s.iter() { result.push(vec![v.clone()]); } return result; } let mut result = Vec::new(); for (i, v) in s.iter().enumerate() { let mut sf = Vec::new(); for (j, w) in s.iter().enumerate() { if j != i { sf.push(w.clone()); } } for w in permutation(&sf, n - 1) { let mut v_w = vec![v.clone()]; v_w.extend_from_slice(&w); result.push(v_w); } } result } fn main() { println!("{:?}", permutation(&[1, 2, 3], 1)); println!("{:?}", permutation(&[0, 1, 2], 2)); println!( "{:?}", permutation(&["abc".to_string(), "def".to_string(), "xyz".to_string()], 3) ); println!("{:?}", permutation::<i32>(&[], 2)); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> [[1], [2], [3]] [[0, 1], [0, 2], [1, 0], [1, 2], [2, 0], [2, 1]] [["abc", "def", "xyz"], ["abc", "xyz", "def"], ["def", "abc", "xyz"], ["def", "xyz", "abc"], ["xyz", "abc", "def"], ["xyz", "def", "abc"]] </syntaxhighlight> ;解説 :上記の移植において、主に以下の点に注意が必要でした。 :* ジェネリック型の宣言方法がGoとは異なるため、<code>func Permutation[T any](s []T, n int)</code> のような書き方はできません。Rustでは、<code>fn permutation<T: Clone>(s: &[T], n: usize)</code> のように、<code><T></code>の前に<code>:</code>を付けてジェネリック境界を宣言します。 :* Goの<code>make</code>は、新しい配列やスライスを作成するための組み込み関数ですが、Rustでは<code>Vec::with_capacity()</code>や<code>Vec::new()</code>を使用します。 :* <code>panic!("slice is nil")</code>は、Rustのパニック処理において、エラーメッセージを伴うパニックを発生させるために使用されます。 :* <code>Vec</code>に要素を追加するには、Goの<code>append</code>に相当するRustのメソッドである<code>Vec::push()</code>や、<code>Vec::extend_from_slice()</code>を使用します。また、<code>Vec</code>の要素数は、<code>len()</code>ではなく<code>len()</code>と<code>Vec::capacity()</code>の両方を使って取得する必要があります。 ==== 組合わせ ==== ;[https://play.rust-lang.org/?version=stable&mode=debug&edition=2021&gist=06e15597fcf3bdc585abeccd3edb9454 組合わせ]:<syntaxhighlight lang=rust line copy> fn combination<T: Clone>(s: &[T], n: usize) -> Vec<Vec<T>> { if s.is_empty() { panic!("slice is empty"); } if n == 1 { let mut result = Vec::new(); for v in s { result.push(vec![v.clone()]); } return result; } let mut result = Vec::new(); for i in 0..=(s.len() - n) { let v = s[i].clone(); for w in combination(&s[i + 1..], n - 1) { let mut res = vec![v.clone()]; res.extend(w); result.push(res); } } return result; } fn main() { println!("{:?}", combination(&[1, 2, 3], 1)); println!("{:?}", combination(&[0, 1, 2], 2)); println!( "{:?}", combination(&["abc", "def", "xyz"], 3) ); // println!("{:?}", combination(&[], 2)); 要素型が確定できない } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> [[1], [2], [3]] [[0, 1], [0, 2], [1, 2]] [["abc", "def", "xyz"]] </syntaxhighlight> ;解説 :上記の移植において、主に以下の点に注意が必要でした。 :*Rustのジェネリック関数の型パラメータには制約が必要なため、<code>T</code>がクローン可能であることを示す<code>Clone</code>トレイトを指定する必要があります。 :*Goのスライスと異なり、Rustのスライスは要素数が0の場合にも安全であるため、<code>ErrNilSlice</code>に相当する処理は<code>slice.is_empty()</code>で判定することができます。 :*Goのスライスと異なり、Rustのスライスは範囲外アクセスがパニックを引き起こすため、再帰呼び出し時にはスライスの範囲を明示的に指定する必要があります。 {{See also|JavaScript/オブジェクト#順列を求めるメソッドを配列に追加する|JavaScript/オブジェクト#組合わせを求めるメソッドを配列に追加する}} == 脚註 == <references /> == 外部リンク == {{Wikipedia|Rust (プログラミング言語)|Rust}} * [https://www.rust-lang.org/ 公式サイト(英語)] * [https://www.rust-lang.org/ja/ 公式サイト(日本語)] * [https://doc.rust-jp.rs/book-ja/title-page.html The Rust Programming Language 日本語版] * [https://doc.rust-lang.org/book/title-page.html The Rust Programming Language (英語版)] == 参考文献 == * {{Cite |author=Jim Blandy, Jason Orendorff |title=プログラミングRust |edition=第2版 |publisher=オライリージャパン |isbn=978-4873119786 |date=2022年1月19日 }} * {{Cite |author=Jim Blandy, Jason Orendorff |title=プログラミングRust |edition=第1版 |publisher=オライリージャパン |isbn=978-4873118550 |date=2018年8月10日 }} [[Category:Rust|*]] [[カテゴリ:プログラミング言語]] {{NDC|007.64}} kl7ollcucusj2sqos2ujq3lqxyum5ey 音声ファイルで聴くクラシック音楽入門 0 33271 263356 262844 2024-11-12T00:44:51Z ~2024-11626 84899 263356 wikitext text/x-wiki <!--【2022年1月1日起稿】--> {{Navi| [[音楽]] > 鑑賞の手引き > '''音声ファイルで聴くクラシック音楽入門'''}} {{NDC|760.8|くらしつくおんかくのかんしようにゆうもん}} <div style="text-align:center"> {| |- |[[画像:Gartoon mimetypes ogg.svg|border|150px]] |[[画像:PortailMC.gif|thumb|center|500px|]] |[[画像:Gartoon mimetypes mp3.svg|border|150px]] |} </div> __notoc__ == クラシック音楽の鑑賞入門 == [[画像:P treble clef.svg|left|150px]]'''[[w:クラシック音楽|クラシック音楽]]''' をこれから鑑賞してみようという初心者のための、<br>まずとにかくいろいろな曲を聴いてみようという入門教材です。 <span style="font-size:9pt;">学校の音楽の授業のおかげでクラシック音楽に苦手意識を持ってしまったあなた、<br>クラシック音楽っていろいろあるのでどれから聴いたらよいか分からないというあなたも、<br>気軽に音声ファイルの[[w:録音録画再生機器のボタン#再生ボタン|再生ボタン]] <span style="font-size:15pt;">&#9654;</span> をクリックして耳を澄まして聴いてみましょう。</span> <br> <br> ;コンテンツ *<span style="background-color:#ffb;font-size:15pt;">'''[[/行進曲]]'''  {{進捗|50%|2024-10-31}}<!--GMT2022年1月2日より--></span> <br> ;バロック音楽・古楽 *<span style="background-color:#ffb;font-size:14pt;">[[/バロック音楽・古楽/チェンバロの曲|../チェンバロの曲]]  {{進捗|50%|2024-09-06}}<!--GMT2022年3月20日より--></span> <br> ;動画編 *<span style="background-color:#ffb;font-size:13pt;">[[/動画ファイルで視聴してみよう]]  {{進捗|25%|2024-09-12}}<!--GMT2022年1月20日より--></span> ;外部音源 *<span style="background-color:#ffc;font-size:13pt;">[[/外部音源]]  {{進捗|25%|2024-09-12}}<!--GMT2022年2月11日より--></span> ;作曲家 *<span style="background-color:#ffc;font-size:13pt;">[[/作曲家の一覧]]  {{進捗|25%|2024-09-11}}<!--GMT2022年2月5日より--></span> == これだけは聴いておきたい珠玉の名曲 == これぞといえる名曲を、近代~ロマン派~ とさかのぼってリストアップします。 {| class="wikitable" |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:15pt;" ! style="width:1em;" |<!--【ROWSPAN】--> ! style="width:3em;font-size:9pt;" |肖像 ! style="width:5em;" |作曲者 ! style="width:10em;" |曲 名 ! style="width:3em;font-size:9pt;" |発表年 !音声ファイル ! style="width:2em;font-size:8pt;" |再生<br>時間 |- <!--【■近代音楽■】--> ! colspan="7" style="background-color:#aeffff;" |[[w:近代音楽|近代音楽]]([[w:en:Modernism (music)|Modernism (music)]]: 1890~1975頃) |- !<!--【ROWSPAN】--> rowspan="18" style="background-color:#aeffff;" |&nbsp; |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:11pt;" <!--【ラヴェル「ボレロ」】--> |[[画像:Postcard-1910 Ravel darkened&cropped2.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:12pt;" |[[w:モーリス・ラヴェル|ラヴェル]] |<!--曲 名--> style="font-size:15pt;"| '''[[w:ボレロ (ラヴェル)|ボレロ]]''' |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1928 |<!-- file -->[[File:Bolero-Maurice Ravel-1930.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Bolero-Maurice Ravel-1930.ogg|15分52秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【ガーシュウィン「ラプソディ・イン・ブルー」】--> | rowspan="2" |[[画像:George gershwin.jpg|border|center|50px]] ! rowspan="2" <!--作曲者--> style="font-size:10pt;" |[[w:ジョージ・ガーシュウィン|ガーシュウィン]] |<!--曲 名--> style="font-size:12pt;" |'''[[w:ラプソディ・イン・ブルー|ラプソディ・イン・ブルー]]''' | rowspan="2" <!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1924 |<!-- file -->[[File:US Marine Band Rhapsody in Blue.oga]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:US Marine Band Rhapsody in Blue.oga|18分10秒]] |- |<!--曲 名--> style="font-size:10pt;" |   〃   (ピアノ独奏版) |<!-- file -->[[File:George Gershwin's "Rhapsody in Blue" piano solo.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:George Gershwin's "Rhapsody in Blue" piano solo.ogg|15分54秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【ホルスト「惑星」より全曲・火星・木星・土星とコラール】--> | rowspan="5" |[[画像:Gustav Holst.jpg|border|center|50px]] ! rowspan="5" <!--作曲者--> style="font-size:12pt;" |[[w:グスターヴ・ホルスト|ホルスト]] |<!--曲 名--> style="font-size:15pt;" |組曲『'''[[w:惑星 (組曲)|惑星]]'''』<small>(全7曲)</small> | rowspan="5" <!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1917頃 |<!-- file --> style="font-size:15pt;" |[[File:Holst - The Planets (Columbia 1922-23).flac]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Holst - The Planets (Columbia 1922-23).flac|44分41秒]]<br>[[:c:Category:The Planets Suite|c:]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" |<!--曲 名--> style="font-size:13pt;" | 〃 第1曲「'''火星'''」 |<!-- file -->[[File:Gustav Holst - the planets, op. 32 - i. mars, the bringer of war.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Gustav Holst - the planets, op. 32 - i. mars, the bringer of war.ogg|8分19秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" |<!--曲 名--> style="font-size:13pt;" | 〃 第4曲「'''木星'''」 |<!-- file -->[[File:Gustav Holst - the planets, op. 32 - iv. jupiter, the bringer of jollity.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Gustav Holst - the planets, op. 32 - iv. jupiter, the bringer of jollity.ogg|8分28秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:10pt;" |<!--曲 名--> style="font-size:9pt;" |(「木星」の第4主題による[[w:コラール|コラール]]<br><span style="font-size:10pt;">「[[w:我は汝に誓う、我が祖国よ|我は汝に誓う、我が祖国よ]]」</span>) |<!-- file -->[[File:HWW I Vow to Thee.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:HWW I Vow to Thee.ogg|2分39秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" |<!--曲 名--> style="font-size:13pt;" | 〃 第5曲「土星」 |<!-- file -->[[File:Holst - Saturn.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Holst - Saturn.ogg|7分00秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:11pt;" <!--【ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」】--> |[[画像:セルゲイ・ラフマニノフ.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:10pt;" |[[w:セルゲイ・ラフマニノフ|ラフマニノフ]] |<!--曲 名--> style="font-size:13pt;"|『[[w:ピアノ協奏曲第2番 (ラフマニノフ)|ピアノ協奏曲第2番]]』<br> より 第2楽章 |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1901頃 |<!-- file -->[[File:Sergei Rachmaninoff - piano concerto no. 2 in c minor, op. 18 - ii. adagio sostenuto.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Sergei Rachmaninoff - piano concerto no. 2 in c minor, op. 18 - ii. adagio sostenuto.ogg|11分4秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:11pt;" <!--【ラヴェル「亡き王女のためのパヴァーヌ」】--> |[[画像:Postcard-1910 Ravel darkened&cropped2.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:12pt;" |[[w:モーリス・ラヴェル|ラヴェル]] |<!--曲 名--> style="font-size:10pt;" |[[w:亡き王女のためのパヴァーヌ|亡き王女のためのパヴァーヌ]] |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1899/<br>1910<ref>1899年にラヴェルによってピアノ曲として作曲され、1910年にラヴェル自身により管弦楽曲として編曲されました。</ref> |<!-- file -->[[File:Maurice Ravel - Pavane pour une infante défunte - David Hernando Vitores - Kayoko Morimoto (Wasei Duo).oga]] |<!--リンク-->[[:File:Maurice Ravel - Pavane pour une infante défunte - David Hernando Vitores - Kayoko Morimoto (Wasei Duo).oga|5分32秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【ドビュッシー「亜麻色の髪の乙女」】--> |[[画像:Claude Debussy ca 1908, foto av Félix Nadar.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:10pt;" |[[w:クロード・ドビュッシー|ドビュッシー]] |<!--曲 名-->'''亜麻色の髪の乙女'''<ref>[[w:en:La fille aux cheveux de lin]]</ref> |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1909<br>-1910頃 |<!-- file -->[[File:Claude Debussy - La fille aux cleveux de lin - David Hernando Vitores - Kayoko Morimoto (Wasei Duo).ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Claude Debussy - La fille aux cleveux de lin - David Hernando Vitores - Kayoko Morimoto (Wasei Duo).ogg|2分15秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【ドビュッシー「月の光」】--> |[[画像:Claude Debussy ca 1908, foto av Félix Nadar.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:10pt;" |[[w:クロード・ドビュッシー|ドビュッシー]] |<!--曲 名--> style="font-size:12pt;" |『[[w:ベルガマスク組曲|ベルガマスク組曲]]』<br> より <span style="font-size:15pt;">'''月の光'''</span> |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1890頃 |<!-- file -->[[File:Clair de lune (Claude Debussy) Suite bergamasque.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Clair de lune (Claude Debussy) Suite bergamasque.ogg|5分4秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【ドビュッシー「二つのアラベスク」】--> |[[画像:Claude Debussy ca 1908, foto av Félix Nadar.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:10pt;" |[[w:クロード・ドビュッシー|ドビュッシー]] |<!--曲 名--> style="font-size:12pt;" |『[[w:2つのアラベスク|二つのアラベスク]]』<br> より 第1番 |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1890頃 |<!-- file -->[[File:Claude Debussy - Première Arabesque - Patrizia Prati.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Claude Debussy - Première Arabesque - Patrizia Prati.ogg|4分53秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【サティ「グノシエンヌ 第1番」】--> | rowspan="2" |[[画像:Satie-erik-4ff9d0bde1749.jpg|border|center|50px]] ! rowspan="2" |<!--作曲者-->[[w:エリック・サティ|サティ]] |<!--曲 名-->『[[w:グノシエンヌ|三つの'''グノシエンヌ''']]』<br> より '''第1番''' | rowspan="2" <!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1890 |<!-- file -->[[File:Satie - Gnossienne 1.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Satie - Gnossienne 1.ogg|3分38秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【サティ「グノシエンヌ 第3番」】--> |<!--曲 名-->  〃 第3番 |<!-- file -->[[File:Gnossienne 3 (Satie).ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Gnossienne 3 (Satie).ogg|2分43秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【サティ「ジムノペディ」】--> | rowspan="2" |[[画像:Satie-erik-4ff9d0bde1749.jpg|border|center|50px]] ! rowspan="2" |<!--作曲者-->[[w:エリック・サティ|サティ]] |<!--曲 名--> style="font-size:14pt;" |『'''[[w:ジムノペディ|ジムノペディ]]'''』'''第1番'''<br>   <span style="font-size:10pt;">(ピアノ独奏曲)</span> | rowspan="2" <!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1888 |<!-- file -->[[File:Erik Satie - gymnopedies - la 1 ere. lent et douloureux.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Erik Satie - gymnopedies - la 1 ere. lent et douloureux.ogg|3分4秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【サティ「ジムノペディ」ギター演奏版】--> |<!--曲 名-->  〃  <span style="font-size:10pt;">(ギター演奏版)</span> |<!-- file -->[[File:Satie Gymnopedie No 1 performed by Michael Laucke.flac]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Satie Gymnopedie No 1 performed by Michael Laucke.flac|2分52秒]] |- <!--【■クラシックギター】--> ! colspan="7" style="background-color:#eee8aa;" |[[w:クラシックギター (器楽)|クラシックギター]]([[w:en:Classical guitar repertoire|Classical guitar repertoire]])黄金期<ref>[[w:en:Category:Compositions for guitar]] なども参照。</ref> |- !<!--【ROWSPAN】--> rowspan="4" style="background-color:#eee8aa;" |&nbsp; |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【タレガ「アルハンブラの想い出」】--> |[[画像:Francisco Tarrega.jpg|border|center|60px]] !<!--作曲者-->[[w:フランシスコ・タレガ|タレガ]] |<!--曲 名-->'''[[w:アルハンブラの思い出|アルハンブラの思い出]]''' |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1897 |<!-- file -->[[file:Recuerdos de la Alhambra.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:file:Recuerdos de la Alhambra.ogg|4分0秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【禁じられた遊び】--> |[[画像:NARCISO YEPES, MAZATLAN, SINALOA, 10 DE NOVIEMBRE DEL 88 (13721355325).jpg|border|center|40px]] ! style="font-size:12pt;"|<!--作曲者-->[[w:ナルシソ・イエペス|イエペス]]<br>編曲<ref name="禁じられた遊び">1952年映画「[[w:禁じられた遊び|禁じられた遊び]]」挿入歌としてイエペスが編曲。原曲はスペイン民謡ともいわれているが、19世紀末頃に作曲されたともいわれています。</ref> |<!--曲 名-->'''[[w:愛のロマンス|愛のロマンス]]'''<br>('''禁じられた遊び'''<ref name="禁じられた遊び"/>) |<!--発表年--> style="font-size:8pt;"|<small>19世紀末?</small> |<!-- file -->[[file:Romance Anónimo (Jeux interdits).ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:file:Romance Anónimo (Jeux interdits).ogg|2分47秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【アストゥリアス】--> | !<!--作曲者--> style="font-size:10pt;" |[[w:イサーク・アルベニス|アルベニス]]<ref name="アストゥリアス">[[w:イサーク・アルベニス|アルベニス]]はピアノ曲として1890年頃に作曲し、1892年に発表しましたが、スペインのギタリスト [[w:アンドレス・セゴビア|アンドレス・セゴビア]]によってギター曲に編曲され、こちらの方が有名です。</ref> |<!--曲 名--> style="font-size:11pt;" |[[w:アストゥリアス(伝説)|'''アストゥリアス'''(伝説)]]<ref name="アストゥリアス"/> |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1892<ref name="アストゥリアス"/> |<!-- file -->[[File:Legend (Leyenda) performed by Michael Laucke.flac]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Legend (Leyenda) performed by Michael Laucke.flac|6分53秒]] |- <!--【■ロマン派音楽■】--> ! colspan="7" style="background-color:#eea6ee;" |[[w:ロマン派音楽|ロマン派音楽]]([[w:en:Romantic music|Romantic music]]: 1800~1910頃) |- !<!--【ROWSPAN】--> rowspan="100" style="background-color:#eea6ee;" |&nbsp; |- <!--【■後期ロマン派音楽】--> ! colspan="6" style="background-color:#ffccd4;" |後期ロマン派音楽([[w:フランツ・リスト|リスト]]、[[w:リヒャルト・ワーグナー|ワーグナー]]、[[w:ヨハネス・ブラームス|ブラームス]]、[[w:ジュゼッペ・ヴェルディ|ヴェルディ]]、[[w:ヨハン・シュトラウス2世|J.シュトラウス2世]]、<br>[[w:ジョルジュ・ビゼー|ビゼー]]、[[w:カミーユ・サン=サーンス|サン=サーンス]]、[[w:エドワード・エルガー|エルガー]]、[[w:リヒャルト・シュトラウス|R.シュトラウス]]) |- <!--【■国民楽派】--> ! colspan="6" style="background-color:#ffccd4;" |国民楽派([[w:エドヴァルド・グリーグ|グリーグ]]/[[w:ベドルジハ・スメタナ|スメタナ]]、[[w:アントニン・ドヴォルザーク|ドヴォルザーク]]/[[w:ピョートル・チャイコフスキー|チャイコフスキー]]、[[w:モデスト・ムソルグスキー|ムソルグスキー]]、<br>[[w:ニコライ・リムスキー=コルサコフ|リムスキー=コルサコフ]]/[[w:ジャン・シベリウス|シベリウス]]) |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【エルガー:威風堂々】--> |[[画像:Edward Elgar.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:12pt;" |[[w:エドワード・エルガー|エルガー]] |<!--曲 名-->'''[[w:威風堂々 (行進曲)|威風堂々]] 第1番'''より |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1901-<br>1907 |<!-- file -->[[File:Pomp and circumstances No. 1.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Pomp and circumstances No. 1.ogg|1分53秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:12pt;" <!--【ツァラトゥストラはこう語った】--> |[[画像:Componist Richard Strauss-29152.ogv|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:9pt;" |[[w:リヒャルト・シュトラウス|R.シュトラウス]] |<!--曲 名--> style="font-size:10pt;" |[[w:ツァラトゥストラはこう語った (交響詩)|ツァラトゥストラはかく語りき]]<br>(冒頭部「日の出」) |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1896 |<!-- file -->[[File:Richard Strauss - Also Sprach Zarathustra.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Richard Strauss - Also Sprach Zarathustra.ogg|1分26秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:12pt;" <!--【R.シュトラウス「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」】--> |[[画像:Postcard-1910 Strauss Richard.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:9pt;" |[[w:リヒャルト・シュトラウス|R.シュトラウス]] |<!--曲 名--> style="font-size:10pt;" |[[w:ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら|ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら]] |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1895 |<!-- file -->[[File:Till Eulenspiegel's Merry Pranks - United States Navy Band.opus]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Till Eulenspiegel's Merry Pranks - United States Navy Band.opus|15分48秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【マスネ「タイスの瞑想曲」】--> |[[画像:Jules Massenet by Eugène Pirou, edit (cropped).jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:12pt;" |[[w:ジュール・マスネ|マスネ]] |<!--曲 名--><span style="font-size:9pt;">歌劇『[[w:タイス (オペラ)|タイス]]』より 間奏曲</span><br><span style="font-size:14pt;">('''[[w:タイスの瞑想曲|タイスの瞑想曲]]''')</span> |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1894 |<!-- file -->[[File:Meditation from Thais - Bomsori Kim.opus]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Meditation from Thais - Bomsori Kim.opus|4分46秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【ドヴォルザーク:ユーモレスク】--> |[[画像:Dvorak.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:10pt;" |[[w:アントニン・ドヴォルザーク|ドヴォルザーク]] |<!--曲 名-->『'''[[w:ユーモレスク (ドヴォルザーク)|ユーモレスク]]'''』<br>  第7曲 |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1894 |<!-- file -->[[File:Dvořák - Humoresque Op. 101 No. 7.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Dvořák - Humoresque Op. 101 No. 7.ogg|3分8秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【ドヴォルザーク:交響曲第9番】--> |[[画像:Dvorak.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:10pt;" |[[w:アントニン・ドヴォルザーク|ドヴォルザーク]] |<!--曲 名-->『'''[[w:交響曲第9番 (ドヴォルザーク)|交響曲第9番<br>「新世界より」]]'''』<br> より 第2楽章  |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1893 |<!-- file -->[[File:Antonin Dvorak - symphony no. 9 in e minor 'from the new world', op. 95 - ii. largo.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Antonin Dvorak - symphony no. 9 in e minor 'from the new world', op. 95 - ii. largo.ogg|11分34秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【チャイコフスキー「くるみ割り人形」】--> |[[画像:Tchaikovsky, head-and-shoulders portrait.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:9pt;" |[[w:ピョートル・チャイコフスキー|チャイコフスキー]] |<!--曲 名--><span style="font-size:9pt;">[[w:バレエ音楽|バレエ音楽]]</span><br>『'''[[w:くるみ割り人形|くるみ割り人形]]'''』<br> より '''花のワルツ''' |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1892 |<!-- file --> [[File:PDP-CH - National Symphony Orchestra of London - Stanford Robinson, conductor - The Nutcracker Suite, Op. 71 - Waltz of the Flowers - Tchaikovsky - Decca-k1144-ar9080.flac]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:PDP-CH - National Symphony Orchestra of London - Stanford Robinson, conductor - The Nutcracker Suite, Op. 71 - Waltz of the Flowers - Tchaikovsky - Decca-k1144-ar9080.flac|3分23秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:11pt;" <!--【マーラー:交響曲第1番4楽章】--> |[[画像:Gustav-Mahler-Kohut.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者-->[[w:グスタフ・マーラー|マーラー]] |<!--曲 名-->『[[w:交響曲第1番 (マーラー)|交響曲第1番]]』<br> より 第4楽章 |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1989 |<!-- file -->[[File:Mahler Symphony1 Movement4 VPO.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Mahler Symphony1 Movement4 VPO.ogg|17分11秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【ドヴォルザーク:交響曲第8番】--> |[[画像:Dvorak.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:10pt;" |[[w:アントニン・ドヴォルザーク|ドヴォルザーク]] |<!--曲 名-->『[[w:交響曲第8番 (ドヴォルザーク)|交響曲第8番]]』<ref>[[w:アントニン・ドヴォルザーク|ドヴォルザーク]]の『[[w:交響曲第8番 (ドヴォルザーク)|交響曲第8番]]』は、かつては第4番に数えられ、「イギリス」「ロンドン交響曲」などと呼ばれていました。</ref><br> より 第3楽章  |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1889 |<!-- file -->[[File:Dvořák, Antonin — Symphony No. 8, Op. 88 — 3. allegretto grazioso.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Dvořák, Antonin — Symphony No. 8, Op. 88 — 3. allegretto grazioso.ogg|5分46秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【J.シュトラウス2世「皇帝円舞曲」】--> |[[画像:Johann Strauss II 1890.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:10pt;" |[[w:ヨハン・シュトラウス2世|J.シュトラウス<br>2世]] |<!--曲 名--> style="font-size:11pt;" |ワルツ『'''[[w:皇帝円舞曲|皇帝円舞曲]]'''』<br> 後半部分より |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1889 |<!-- file -->[[File:Strauss, Kaiserwalzer.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Strauss, Kaiserwalzer.ogg|3分1秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【リムスキー=コルサコフ「熊蜂の飛行」】--> |[[画像:Nikolai Rimski-Korsakov.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:11pt;" |[[w:ニコライ・リムスキー=コルサコフ|リムスキー<br>=コルサコフ]] |<!--曲 名--> style="font-size:9pt;" |歌劇『[[w:サルタン皇帝|サルタン皇帝]]』より<br><span style="font-size:12pt;"> 「'''[[w:熊蜂の飛行|熊蜂の飛行]]'''」 |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1889 |<!-- file -->[[File:Rimsky-Korsakov - flight of the bumblebee.oga]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Rimsky-Korsakov - flight of the bumblebee.oga|1分19秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【リムスキー=コルサコフ「シェヘラザード」】--> |[[画像:Nikolai Rimski-Korsakov.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:11pt;" |[[w:ニコライ・リムスキー=コルサコフ|リムスキー<br>=コルサコフ]] |<!--曲 名--> style="font-size:10pt;" |組曲<br><span style="font-size:12pt;">『'''[[w:シェヘラザード (リムスキー=コルサコフ)|シェヘラザード]]'''』</span>より<br><span style="font-size:9pt;">第1楽章「海とシンドバッドの船」 |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1888 |<!-- file -->[[File:Rimsky-Korsakov. Scheherazade, Symphonic Suite, Op. 35 - 01 The Sea And Sinbads Ship.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Rimsky-Korsakov. Scheherazade, Symphonic Suite, Op. 35 - 01 The Sea And Sinbads Ship.ogg|8分19秒?]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【エルガー「愛の挨拶」】--> |[[画像:Edward Elgar.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:12pt;" |[[w:エドワード・エルガー|エルガー]] |<!--曲 名-->'''[[w:愛の挨拶|愛の挨拶]]''' |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1888 |<!-- file -->[[File:Mīlas sveiciens3555.wav]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Mīlas sveiciens3555.wav|2分37秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【サン=サーンス「白鳥」】--> |[[画像:CSaint-Saens.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:10pt;" |[[w:カミーユ・サン=サーンス|サン=サーンス]] |<!--曲 名-->組曲『[[w:動物の謝肉祭|動物の謝肉祭]]』<br> より '''白鳥''' |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1886 |<!-- file -->[[File:Saint-Saens - The Carnival of the Animals - 13 Le cygne.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Saint-Saens - The Carnival of the Animals - 13 Le cygne.ogg|3分1秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【ブラームス:交響曲第4番】--> |[[画像:Johannes Brahms 1853.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者-->[[w:ヨハネス・ブラームス|ブラームス]] |<!--曲 名-->『'''[[w:交響曲第4番 (ブラームス)|交響曲第4番]]'''』<br> より 第3楽章 |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1885 |<!-- file -->[[File:Brahms, Symphony No. 4 in E Minor, Op. 98 - III. Allegro Giocoso.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Brahms, Symphony No. 4 in E Minor, Op. 98 - III. Allegro Giocoso.ogg|6分19秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【ブラームス「交響曲第3番」】--> |[[画像:Johannes Brahms 1853.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者-->[[w:ヨハネス・ブラームス|ブラームス]] |<!--曲 名-->『'''[[w:交響曲第3番 (ブラームス)|交響曲第3番]]'''』<br> より 第3楽章 |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1883 |<!-- file -->[[File:Brahms, Symphony No. 3 in F Major, Op. 90 - III. Poco allegretto.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Brahms, Symphony No. 3 in F Major, Op. 90 - III. Poco allegretto.ogg|6分10秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【J.シュトラウス2世「春の声」】--> |[[画像:Johann Strauss II 1890.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:10pt;" |[[w:ヨハン・シュトラウス2世|J.シュトラウス<br>2世]] |<!--曲 名-->ワルツ『[[w:春の声|春の声]]』 |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1882 |<!-- file -->[[File:Ф.163 оп.1г №14 (1).ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Ф.163 оп.1г №14 (1).ogg|1分41秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【ワルトトイフェル「スケーターズワルツ」】--> | rowspan="2" |[[画像:Felix Mendelssohn Bartholdy.jpg|border|center|50px]] ! rowspan="2" <!--作曲者--> style="font-size:9pt;" |[[w:エミール・ワルトトイフェル|ワルトトイフェル]] | rowspan="2" <!--曲 名--> style="font-size:10pt;" |『[[w:スケートをする人々|スケートをする人々<br>('''スケーターズワルツ''')]]』 | rowspan="2" <!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1882 |<!-- file -->[[File:Schlittschuhläufer ZS V78-0129.wav]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Schlittschuhläufer ZS V78-0129.wav|2分48秒]] |- |<!-- file -->[[#ワルトトイフェル「スケーターズワルツ」|外部音源を聴く]]<ref>ワルトトイフェル作曲「スケーターズワルツ」の良い録音ファイルがウィキメディア・コモンズに見当たらないため、代わりに外部音源を参照します。</ref> |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|<!--[[:|分秒]]--> |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【チャイコフスキー「1812年序曲」】--> |[[画像:Tchaikovsky, head-and-shoulders portrait.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:9pt;" |[[w:ピョートル・チャイコフスキー|チャイコフスキー]] |<!--曲 名--><span style="font-size:13pt;">'''[[w:1812年 (序曲)|1812年序曲]]''' |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1880 |<!-- file -->[[File:Pyotr Ilyich Tchaikovsky - 1812 overture.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Pyotr Ilyich Tchaikovsky - 1812 overture.ogg|16分39秒]] [[c:Category:Audio files of 1812 Overture|c:]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【イヴァノヴィチ「ドナウ川のさざなみ」】--> |[[画像:Iosif Ivanovici.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:9pt;" |[[w:ヨシフ・イヴァノヴィチ|イヴァノヴィチ]] |<!--曲 名-->'''[[w:ドナウ川のさざなみ|ドナウ川のさざなみ]]'''<ref>[https://kotobank.jp/word/%E3%83%89%E3%83%8A%E3%82%A6%E5%B7%9D%E3%81%AE%E3%81%95%E3%81%96%E3%81%AA%E3%81%BF-1570920 ドナウ川のさざなみとは - コトバンク]</ref> |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1880 |<!-- file -->[[File:Hmv-c3104-2a010963.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Hmv-c3104-2a010963.ogg|4分02秒]] [[c:Category:Waves of the Danube|c:]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【ブラームス「ハンガリー舞曲」】--> |[[画像:Johannes Brahms 1853.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者-->[[w:ヨハネス・ブラームス|ブラームス]] |<!--曲 名-->『'''[[w:ハンガリー舞曲|ハンガリー舞曲]]'''』<br> より 第5番 |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1879頃 |<!-- file -->[[File:Johannes Brahms - Ungarischer Tanz 5 g-moll.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Johannes Brahms - Ungarischer Tanz 5 g-moll.ogg|3分48秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【チャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲」】--> |[[画像:Tchaikovsky, head-and-shoulders portrait.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:9pt;" |[[w:ピョートル・チャイコフスキー|チャイコフスキー]] |<!--曲 名--><span style="font-size:12pt;">『'''[[w:ヴァイオリン協奏曲 (チャイコフスキー)|ヴァイオリン協奏曲]]'''』<br> より 第3楽章 |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1878 |<!-- file -->[[File:Violinist CARRIE REHKOPF-TCHAIKOVSKY VIOLIN CONCERTO 3rd mvt.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Violinist CARRIE REHKOPF-TCHAIKOVSKY VIOLIN CONCERTO 3rd mvt.ogg|9分15秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン】--> |[[画像:Pablo de Sarasate.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:11pt;" |[[w:パブロ・デ・サラサーテ|サラサーテ]] |<!--曲 名-->'''[[w:ツィゴイネルワイゼン|ツィゴイネルワイゼン]]''' |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1878 |<!-- file -->[[File:Zigeunerweisen Féret.mp3]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Zigeunerweisen Féret.mp3|8分36秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:11pt;" <!--【フォーレ:夢の後で】--> |[[画像:Gabriel Faure 1895.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者-->[[w:ガブリエル・フォーレ|フォーレ]] |<!--曲 名-->「三つのメロディ<ref>[[w:en:Trois mélodies, Op. 7 (Fauré)]]</ref>」より<br> 『夢の後で』 |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1878 |<!-- file -->[[File:Apresunreve.mid]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Apresunreve.mid|(MIDI)]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【チャイコフスキー「交響曲第4番」】--> |[[画像:Tchaikovsky, head-and-shoulders portrait.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:9pt;" |[[w:ピョートル・チャイコフスキー|チャイコフスキー]] |<!--曲 名--><span style="font-size:9pt;"></span>『'''[[w:交響曲第4番 (チャイコフスキー)|交響曲第4番]]'''』<br> より 第4楽章 |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1878頃 |<!-- file -->[[File:Finale Tchaikovsky Symphony No 4.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Finale Tchaikovsky Symphony No 4.ogg|9分33秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【チャイコフスキー「白鳥の湖」】--> |[[画像:Tchaikovsky, head-and-shoulders portrait.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:9pt;" |[[w:ピョートル・チャイコフスキー|チャイコフスキー]] |<!--曲 名--><span style="font-size:9pt;">[[w:バレエ音楽|バレエ音楽]]</span>『'''[[w:白鳥の湖|白鳥の湖]]'''』<br> より 情景 |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1877 |<!-- file -->[[File:Tchaikovsky Swan Lake Op.20 No.10. Scène.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Tchaikovsky Swan Lake Op.20 No.10. Scène.ogg|2分30秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【チャイコフスキー「ピアノ協奏曲第1番」】--> |[[画像:Tchaikovsky, head-and-shoulders portrait.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:9pt;" |[[w:ピョートル・チャイコフスキー|チャイコフスキー]] |<!--曲 名--><span style="font-size:11pt;">『'''[[w:ピアノ協奏曲第1番 (チャイコフスキー)|ピアノ協奏曲第1番]]'''』</span><br> より 第1楽章 |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1875頃 |<!-- file -->[[File:Tchaikovsky, Concerto No.1 in B-flat minor Op.23, I. Allegro.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Tchaikovsky, Concerto No.1 in B-flat minor Op.23, I. Allegro.ogg|18分47秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【◆ビゼー「カルメン」前奏曲」】--> | rowspan="5" |[[画像:Georges bizet.jpg|border|center|50px]] ! rowspan="5" |<!--作曲者-->[[w:ジョルジュ・ビゼー|ビゼー]] |<!--曲 名-->歌劇『'''[[w:カルメン (オペラ)|カルメン]]'''』<br> より 前奏曲 | rowspan="5" <!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1875 |<!-- file -->[[File:Carmen - Prelude to Act 1.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Carmen - Prelude to Act 1.ogg|2分5秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:11pt;" <!--【ビゼー「カルメン ハバネラ」】--> |<!--曲 名--> 〃 [[w:アリア|アリア]]「'''[[w:ハバネラ (アリア)|ハバネラ]]'''」 |<!-- file -->[[File:Habanera (ISRC USUAN1100656).mp3]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Habanera (ISRC USUAN1100656).mp3|4分8秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:11pt;" <!--【ビゼー「カルメン 闘牛士の歌」】--> |<!--曲 名--> 〃 [[w:アリア|アリア]]「'''[[w:闘牛士の歌|闘牛士の歌]]'''」 |<!-- file -->[[File:Bizet - Carmen - Toreador Song (French, Musopen).ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Bizet - Carmen - Toreador Song (French, Musopen).ogg|4分31秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:10pt;" <!--【ビゼー「カルメン 第3幕への間奏曲」】--> |<!--曲 名--> 〃 第3幕への間奏曲 |<!-- file -->[[File:Entracte to Act III from Carmen.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Entracte to Act III from Carmen.ogg|2分47秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:10pt;" <!--【ビゼー「カルメン 第4幕への間奏曲~アラゴネーズ~」】--> |<!--曲 名--> 〃 第4幕への間奏曲<br>   「アラゴネーズ」 |<!-- file -->[[File:Entra'cte to Act IV from Carmen.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Entra'cte to Act IV from Carmen.ogg|1分54秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【スメタナ:ヴルタヴァ】--> |[[画像:FriedrichSmetana.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者-->[[w:ベドルジハ・スメタナ|スメタナ]] |<!--曲 名-->『[[w:わが祖国 (スメタナ)|わが祖国]]』より<br> '''ヴルタヴァ(モルダウ)''' |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1874 |<!-- file -->[[File:Smetana, Má vlast - Vltava - The Moldau.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Smetana, Má vlast - Vltava - The Moldau.ogg|12分51秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【ムソルグスキー:展覧会の絵】--> |[[画像:Modest Musorgskiy, 1870.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:10pt;" |[[w:モデスト・ムソルグスキー|ムソルグスキー]] |<!--曲 名-->『'''[[w:展覧会の絵|展覧会の絵]]'''』より<br> プロムナード |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1874 |<!-- file -->[[File:Modest Mussorgsky - pictures at an exhibition - promenade - allegro giusto, nel modo russico senza allegrezza, ma.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Modest Mussorgsky - pictures at an exhibition - promenade - allegro giusto, nel modo russico senza allegrezza, ma.ogg|1分41秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【ビゼー「アルルの女 前奏曲」】--> | rowspan="2" |[[画像:Georges bizet.jpg|border|center|50px]] ! rowspan="2" |<!--作曲者-->[[w:ジョルジュ・ビゼー|ビゼー]] |<!--曲 名-->『'''[[w:アルルの女|アルルの女]]'''』<br> より 前奏曲 | rowspan="2" <!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1872 |<!-- file -->[[File:Georges Bizet L'Arlésienne Suite no. 1 1st movement excerpt.mp3]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Georges Bizet L'Arlésienne Suite no. 1 1st movement excerpt.mp3|1分46秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【ビゼー「アルルの女 メヌエット」】--> |<!--曲 名-->  〃 '''メヌエット''' |<!-- file -->[[#ビゼー「アルルの女 メヌエット」|外部音源を聴く]]<ref>ビゼー作曲「アルルの女 メヌエット」の良いファイルがウィキメディア・コモンズに見当たらないため、代わりに外部音源を参照します。</ref> |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|<!--[[:|分秒]]--> |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【バッハ/ヴィルヘルミ「G線上のアリア」】--> |[[画像:August Wilhelmj.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:9pt;" |[[w:アウグスト・ウィルヘルミ|ヴィルヘルミ]]編曲/<br>[[w:ヨハン・ゼバスティアン・バッハ|バッハ]]<ref name="Air_on_the_G_String">[[w:ヨハン・ゼバスティアン・バッハ|バッハ]]の『[[w:管弦楽組曲#第3番_BWV_1068|管弦楽組曲第3番]]』の第2曲「エール」をもとに、ヴィルヘルミが1871年にヴァイオリン独奏のために編曲した作品。一般にはバッハの作品として受け入れられている。</ref> |<!--曲 名--> '''"[[w:G線上のアリア|G線上のアリア]]"'''<ref name="Air_on_the_G_String"/> |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1871<ref name="Air_on_the_G_String"/> |<!-- file -->[[File:Air (Bach).ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Air (Bach).ogg|4分20秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【チャイコフスキー「弦楽四重奏曲第1番」より「アンダンテ・カンタービレ」】--> |[[画像:Tchaikovsky, head-and-shoulders portrait.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:9pt;" |[[w:ピョートル・チャイコフスキー|チャイコフスキー]] |<!--曲 名--><span style="font-size:11pt;">『[[w:弦楽四重奏曲第1番 (チャイコフスキー)|弦楽四重奏曲 第1番]]』<br> より 第2楽章<br>'''"アンダンテ・カンタービレ"'''</span> |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1871頃 |<!-- file -->[[File:NYCP Tchaikovsky Andante cantabile.webm]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:NYCP Tchaikovsky Andante cantabile.webm|7分54秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【ヴェルディ「アイーダ 凱旋行進曲」】--> |[[画像:Verdi-1850s.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者-->[[w:ジュゼッペ・ヴェルディ|ヴェルディ]] |<!--曲 名-->歌劇『[[w:アイーダ|アイーダ]]』より<br> '''[[w:アイーダ#凱旋行進曲|凱旋行進曲]]'''(抜粋) |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1871 |<!-- file -->[[File:Aida-Trompeten.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Aida-Trompeten.ogg|0分51秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【ワーグナー「ニュルンベルクのマイスタージンガー」】--> |[[画像:RichardWagner.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者-->[[w:リヒャルト・ワーグナー|ワーグナー]] |<!--曲 名--> style="font-size:10pt;"|楽劇『'''[[w:ニュルンベルクのマイスタージンガー|ニュルンベルクの<br>マイスタージンガー]]'''』<br> より '''第1幕への前奏曲''' |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1868 |<!-- file -->[[File:Richard Wagner - die meistersinger von nurnberg - overture.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Richard Wagner - die meistersinger von nurnberg - overture.ogg|11分36秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【グリーグ:ピアノ協奏曲】--> |[[画像:Edvard Grieg (1888) by Elliot and Fry - 02.jpg|border|center|40px]] !<!--作曲者-->[[w:エドヴァルド・グリーグ|グリーグ]] |<!--曲 名-->『[[w:ピアノ協奏曲 (グリーグ)|ピアノ協奏曲]]』<br> より 第1楽章 |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1868 |<!-- file -->[[File:Edvard Grieg - Concerto in A minor, 1st movement.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Edvard Grieg - Concerto in A minor, 1st movement.ogg|12分44秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【グリーグ:ペールギュント】--> |[[画像:Edvard Grieg (1888) by Elliot and Fry - 02.jpg|border|center|40px]] !<!--作曲者-->[[w:エドヴァルド・グリーグ|グリーグ]] |<!--曲 名-->『'''[[w:ペール・ギュント (グリーグ)|ペール・ギュント]]'''』<br> より 朝 |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1867 |<!-- file -->[[File:Musopen - Morning.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Musopen - Morning.ogg|3分49秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【ムソルグスキー:はげ山の一夜】--> |[[画像:Modest Musorgskiy, 1870.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:10pt;" |[[w:モデスト・ムソルグスキー|ムソルグスキー]] |<!--曲 名-->'''[[w:禿山の一夜|はげ山の一夜]]''' <ref name="はげ山の一夜">ムソルグスキーによる原曲は1867年に作曲されましたが、1886年の[[w:ニコライ・リムスキー=コルサコフ|リムスキー=コルサコフ]]による編曲版が有名です。</ref> |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1867/<br>1886<ref name="はげ山の一夜"/> |<!-- file -->[[File:Modest Mussorgsky - night on bald mountain.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Modest Mussorgsky - night on bald mountain.ogg|12分13秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【J.シュトラウス2世「美しく青きドナウ」】--> |[[画像:Johann Strauss II 1890.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:10pt;" |[[w:ヨハン・シュトラウス2世|J.シュトラウス<br>2世]] |<!--曲 名--> style="font-size:13pt;" |ワルツ<br>『'''[[w:美しく青きドナウ|美しく青きドナウ]]'''』 |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1867 |<!-- file -->[[File:"An der schönen, blauen Donau" performed by the U.S. Marine Band.mp3]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:"An der schönen, blauen Donau" performed by the U.S. Marine Band.mp3|9分9秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【スッペ「軽騎兵」序曲】--> |[[画像:Franz von Suppé by Gabriel Decker 1847.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者-->[[w:フランツ・フォン・スッペ|スッペ]] |<!--曲 名-->喜歌劇『軽騎兵』<ref>[[w:en:Leichte Kavallerie]](ウィキペディア英語版記事)を参照。</ref><br>  序曲 |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1866 |<!-- file -->[[File:Overture to Light Cavalry - U.S. Marine Band.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Overture to Light Cavalry - U.S. Marine Band.ogg|6分59秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:11pt;" <!--【◆オッフェンバック作曲、カール・ビンダー編曲「冥界のオルフェ(天国と地獄)序曲」--> | rowspan="2" |[[画像:Offenbach-by-Fritz-Luckhart.jpg|border|center|50px]]<br>[[画像:Carl Binder.jpg|border|center|50px]] ! rowspan="2" style="font-size:9pt;" |<!--作曲者-->[[w:ジャック・オッフェンバック|オッフェンバック]]作曲<br>/ビンダー編曲<ref name="地獄のオルフェ"><!--◆「冥界のオルフェ(天国と地獄)」序曲の脚注◆-->喜歌劇『[[w:地獄のオルフェ|冥界(地獄)のオルフェ]]』(仏 [[w:fr:Orphée aux Enfers|Orphée aux Enfers]])は、1858年にフランス語で初演され、劇中曲はドイツ生まれのフランスの作曲家[[w:ジャック・オッフェンバック|ジャック・オッフェンバック]]によって作曲されました。この劇の原題はギリシア神話に基づく「冥界の[[w:オルペウス|オルペウス(オルフェウス)]]」という意味ですが、日本では『'''天国と地獄'''』と訳されて有名になりました。フランス語のオリジナル版には序曲がありませんでしたが、1860年にオーストリアの都[[w:ウィーン|ウィーン]]でドイツ語版が上演されるに当たってオーストリアの作曲家'''カール・ビンダー'''(独 [[w:de:Carl Binder|Carl Binder]] 1816-60)によって劇中のオッフェンバックの曲を元に序曲が編曲されました。この序曲の第3部は「'''『冥界のオルフェ』の地獄のギャロップ'''」(仏 [[w:fr:Galop infernal d'Orphée aux Enfers|Galop infernal d'Orphée aux Enfers]])と呼ばれて知られるようになり、その本来の踊り(ギャロップ)とは別に'''カンカン'''(仏 [[w:fr:Cancan|le cancan]])という19世紀に生まれた踊りが結び付けられ、1868年にロンドンのダンスショー以降'''[[w:フレンチカンカン|フレンチカンカン]]'''(仏 [[w:fr:French cancan|French cancan]])の踊りに伴奏される曲として有名になりました。作曲家オッフェンバックやビンダーと「カンカン」「フレンチカンカン」は直接は関係ないようです。<!--◆脚注おわり◆--></ref> |<!--曲 名--> style="font-size:12pt;"|喜歌劇<br>[[w:地獄のオルフェ|『冥界(地獄)のオルフェ]]』<br><span style="font-size:13pt;">('''天国と地獄''')'''序曲'''</span><ref name="地獄のオルフェ"/> | rowspan="2" style="font-size:9pt;" |<!--発表年-->1858/60 |<!-- file -->[[File:Offenbach - Orpheus in the Underworld - Overture.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Offenbach - Orpheus in the Underworld - Overture.ogg|9分23秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:11pt;" |<!--曲 名--> style="font-size:11pt;"|  〃  序曲 第3部<br><span style="font-size:9pt;">「ギャロップ」または「カンカン」</span><br><span style="font-size:13pt;">([[w:フレンチカンカン|'''フレンチカンカン''']]<ref name="地獄のオルフェ"/>)</span> |<!-- file -->[[File:Offenbach - Orpheus in the Underworld - Overture, Can Can section.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Offenbach - Orpheus in the Underworld - Overture, Can Can section.ogg|1分47秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【J.シュトラウス2世「トリッチ・トラッチ・ポルカ」】--> |[[画像:Johann Strauss II 1890.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:10pt;" |[[w:ヨハン・シュトラウス2世|J.シュトラウス<br>2世]] |<!--曲 名--> style="font-size:10pt;" |[[w:ポルカ|ポルカ]]<br>『'''[[w:トリッチ・トラッチ・ポルカ|トリッチ・トラッチ・ポルカ]]'''』 |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1858 |<!-- file -->[[File:Akkordeonorchester Hof - Tritsch-Tratsch Polka - audio.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Akkordeonorchester Hof - Tritsch-Tratsch Polka - audio.ogg|2分37秒]] [[c:Category:Tritsch-Tratsch-Polka|c:]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【ワーグナー「ワルキューレの騎行」】--> |[[画像:RichardWagner.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者-->[[w:リヒャルト・ワーグナー|ワーグナー]] |<!--曲 名--> style="font-size:10pt;"|楽劇『'''[[w:ワルキューレ (楽劇)|ワルキューレ]]'''』第3幕より<br> <span style="font-size:13pt;">('''ワルキューレの騎行''')</span> |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1856 |<!-- file -->[[File:Richard Wagner - Ride of the Valkyries.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Richard Wagner - Ride of the Valkyries.ogg|4分18秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【グノー「アヴェ・マリア」】--> |[[画像:Charles Gounod by Nadar in 1870.png|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:10pt;" |[[w:シャルル・グノー|グノー]]編曲/<br>[[w:ヨハン・ゼバスティアン・バッハ|バッハ]]<ref name="Bach-Gounod">[[w:ヨハン・ゼバスティアン・バッハ|バッハ]]の「[[w:平均律クラヴィーア曲集|平均律クラヴィーア曲集]] 第1巻」の第1番('''[[w:en:Prelude and Fugue in C major, BWV 846|BWV 846]]'''、1722年)より「前奏曲」の曲を用いて、1853年にフランス語の歌詞で、1859年にラテン語の歌詞で完成させた声楽曲。[[w:en:Ave Maria (Bach/Gounod)]] を参照のこと。</ref> |<!--曲 名-->[[w:アヴェ・マリア (グノー)|アヴェ・マリア]]<ref name="Bach-Gounod"/> |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1853/<br>1859<ref name="Bach-Gounod"/> |<!-- file -->[[File:JOHN MICHEL CELLO-BACH AVE MARIA.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:JOHN MICHEL CELLO-BACH AVE MARIA.ogg|5分1秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【バダジェフスカ:乙女の祈り】--> | !<!--作曲者--> style="font-size:8pt;"|[[w:テクラ・バダジェフスカ|ボンダジェフスカ<br>(バダジェフスカ)]] |<!--曲 名-->'''[[w:乙女の祈り (バダジェフスカの曲)|乙女の祈り]]''' |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1851 |<!-- file -->[[File:A Maiden's Prayer.mid]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:A Maiden's Prayer.mid|3分6秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【リスト「ラ・カンパネッラ」】--> |[[画像:Liszt-CC.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者-->[[w:フランツ・リスト|リスト]] |<!--曲 名--> style="font-size:9pt;" |『[[w:パガニーニによる大練習曲|パガニーニによる大練習曲]]』より<br> 第3番 <span style="font-size:12pt;">'''[[w:ラ・カンパネッラ|ラ・カンパネッラ(鐘)]]'''</span> |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1851 <ref name="Franz_Liszt">[[w:en:List_of_compositions_by_Franz_Liszt]]</ref> |<!-- file -->[[File:Liszt-La Campanella-Greiss.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Liszt-La Campanella-Greiss.ogg|6分12秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【リスト「ハンガリー狂詩曲 第2番」】--> |[[画像:Liszt-CC.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者-->[[w:フランツ・リスト|リスト]] |<!--曲 名--> style="font-size:11pt;" |『[[w:ハンガリー狂詩曲|ハンガリー狂詩曲]]』より<br>  第2番 |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1849作曲<ref name="Franz_Liszt"/> |<!-- file -->[[File:Franz Liszt - Second Hungarian Rhapsody.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Franz Liszt - Second Hungarian Rhapsody.ogg|13分6秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【ヨハン・シュトラウス1世「ラデツキー行進曲」】--> | rowspan="2" |[[画像:Johan Strauss padre.jpg|border|center|50px]] ! rowspan="2" <!--作曲者--> style="font-size:9pt;"|[[w:ヨハン・シュトラウス1世|J.シュトラウス<br>1世(父)]] |<!--曲 名--> style="font-size:14pt;"|'''[[w:ラデツキー行進曲|ラデツキー行進曲]]''' | rowspan="2" <!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1848 |<!-- file -->[[File:Radetzky March.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Radetzky March.ogg|2分33秒]] [[:c:Category:Radetzky March|c:]] |- |<!--曲 名--> style="font-size:10pt;" |   〃   (電子楽器版) |<!-- file -->[[File:Johann Baptist Strauss, Marcia di Radetzky (Radetzky-Marsch) - synth version.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Johann Baptist Strauss, Marcia di Radetzky (Radetzky-Marsch) - synth version.ogg|3分02秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:11pt;" <!--【ワーグナー 「ローエングリン」より「婚礼の合唱」】--> | rowspan="2" |[[画像:RichardWagner.jpg|border|center|50px]] ! rowspan="2" |<!--作曲者-->[[w:リヒャルト・ワーグナー|ワーグナー]] |<!--曲 名-->歌劇『[[w:ローエングリン|ローエングリン]]』より<br>  「[[w:婚礼の合唱|婚礼の合唱]]」<ref name="ローエングリン,婚礼の合唱">ワーグナーの歌劇『[[w:ローエングリン|ローエングリン]]』は1850年に初演されましたが、1845~1848年頃に作曲されていたと考えられています。劇中の合唱曲「[[w:婚礼の合唱|婚礼の合唱]]」は、「ワーグナーの[[w:結婚行進曲|結婚行進曲]]」としても知られ、メンデルスゾーンの曲とともに結婚行進曲の定番となっています。</ref> | rowspan="2" <!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1850<br>(1845-48) <ref name="ローエングリン,婚礼の合唱"/> |<!-- file -->[[File:Richard Wagner - Treulich geführt, version 2.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Richard Wagner - Treulich geführt, version 2.ogg|1分44秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:11pt;" |<!--曲 名-->'''"ワーグナーの<br> <span style="font-size:13pt;">「[[w:結婚行進曲|結婚行進曲]]」</span>"''' <ref name="ローエングリン,婚礼の合唱"/> |<!-- file -->[[File:Wagner Bridal Chorus.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Wagner Bridal Chorus.ogg|2分19秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【ワーグナー「タンホイザー」序曲】--> |[[画像:RichardWagner.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者-->[[w:リヒャルト・ワーグナー|ワーグナー]] |<!--曲 名-->歌劇『'''[[w:タンホイザー|タンホイザー]]'''』<br> '''序曲''' |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1845 |<!-- file -->[[File:Overture to Tannhauser - U.S. Marine Band.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Overture to Tannhauser - U.S. Marine Band.ogg|14分27秒]] |- <!--【◆盛期ロマン派音楽】--> ! colspan="6" style="background-color:#ffccd4;" |盛期ロマン派音楽([[w:エクトル・ベルリオーズ|ベルリオーズ]]、[[w:ロベルト・シューマン|シューマン]]、[[w:フェリックス・メンデルスゾーン|メンデルスゾーン]]、[[w:フレデリック・ショパン|ショパン]]) |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【ショパン「小犬のワルツ」】--> |[[画像:Chopin, by Wodzinska.JPG|border|center|50px]] !<!--作曲者-->[[w:フレデリック・ショパン|ショパン]] |<!--曲 名-->[[w:ワルツ第6番 (ショパン)|ワルツ第6番<br> ('''小犬のワルツ''')]] |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1847頃 |<!-- file -->[[File:Muriel-Nguyen-Xuan-Chopin-valse-opus64-1.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Muriel-Nguyen-Xuan-Chopin-valse-opus64-1.ogg|2分0秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【シューマン「ピアノ協奏曲」】--> |[[画像:Robert-schumann.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者-->[[w:ロベルト・シューマン|シューマン]] |<!--曲 名-->『[[w:ピアノ協奏曲 (シューマン)|ピアノ協奏曲]]』<br> より 第1楽章 |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1845 |<!-- file -->[[File:Schumann - Piano Concerto in A minor Op.54 - I. Allegro.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Schumann - Piano Concerto in A minor Op.54 - I. Allegro.ogg|13分54秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【メンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲」】--> |[[画像:Felix Mendelssohn Bartholdy.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:9pt;" |[[w:フェリックス・メンデルスゾーン|メンデルスゾーン]] |<!--曲 名--> style="font-size:12pt;" |『'''[[w:ヴァイオリン協奏曲 (メンデルスゾーン)|ヴァイオリン協奏曲]]'''』<br> より 第1楽章 |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1844 |<!-- file -->[[File:Felix Mendelssohn - Violinkonzert e-moll - 1. Allegro molto appassionato.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Felix Mendelssohn - Violinkonzert e-moll - 1. Allegro molto appassionato.ogg|13分27秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【メンデルスゾーン「春の歌」】--> |[[画像:Felix Mendelssohn Bartholdy.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:9pt;" |[[w:フェリックス・メンデルスゾーン|メンデルスゾーン]] |<!--曲 名--> style="font-size:10pt;" |『[[w:無言歌集 (メンデルスゾーン)|無言歌集]]』<br> より 第5巻第6曲「'''春の歌'''」 |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1844 |<!-- file -->[[#メンデルスゾーン「春の歌」|外部音源を聴く]]<ref>メンデルスゾーン作曲「春の歌」がウィキメディア・コモンズに見当たらないため、代わりに外部音源を参照します。</ref> |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|<!--[[:|分秒]]--> |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:9pt;" <!--【メンデルスゾーン「結婚行進曲」】--> |[[画像:Felix Mendelssohn Bartholdy.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:9pt;" |[[w:フェリックス・メンデルスゾーン|メンデルスゾーン]] |<!--曲 名-->[[w:付随音楽|劇付随音楽]]<span style="font-size:11pt;">『[[w:夏の夜の夢 (メンデルスゾーン)|夏の夜の夢]]』</span>より<br> <span style="font-size:14pt;">「'''[[w:結婚行進曲 (メンデルスゾーン)|結婚行進曲]]'''」</span> |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1842 |<!-- file -->[[File:A Midsummer Night's Dream Op. 61 Wedding March (Mendelssohn) European Archive.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:A Midsummer Night's Dream Op. 61 Wedding March (Mendelssohn) European Archive.ogg|4分54秒]] [[:c:Category:Wedding march|c:]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【ショパン「英雄ポロネーズ」】--> |[[画像:Chopin, by Wodzinska.JPG|border|center|50px]] !<!--作曲者-->[[w:フレデリック・ショパン|ショパン]] |<!--曲 名-->[[w:ポロネーズ第6番 (ショパン)|ポロネーズ第6番<br> ('''英雄ポロネーズ''')]] |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1842頃 |<!-- file -->[[File:Latsabidze plays Polonaise in A flat, Op. 53.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Latsabidze plays Polonaise in A flat, Op. 53.ogg|6分49秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【ショパン「雨だれの前奏曲」】--> | rowspan="2" |[[画像:Chopin, by Wodzinska.JPG|border|center|50px]] !<!--作曲者--> rowspan="2" |[[w:フレデリック・ショパン|ショパン]] |<!--曲 名--> rowspan="2" |『[[w:前奏曲 (ショパン)#24の前奏曲作品28|24の前奏曲]]』<span style="font-size:9pt;">作品28<br> より 第15番</span><br> '''"雨だれの前奏曲"''' |<!--発表年--> rowspan="2" style="font-size:9pt;" |1839 |<!-- file -->[[File:Prelude Op. 28 no. 15.mp3]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Prelude Op. 28 no. 15.mp3|4分55秒(mp3)]] |- |<!-- file -->[[File:Chopin Prelude Op 28 N 15 Giorgi Latsabidze performs.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Chopin Prelude Op 28 N 15 Giorgi Latsabidze performs.ogg|5分15秒(ogg)]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【ショパン:華麗なる大円舞曲】--> |[[画像:Chopin, by Wodzinska.JPG|border|center|50px]] !<!--作曲者-->[[w:フレデリック・ショパン|ショパン]] |<!--曲 名-->[[w:華麗なる大円舞曲 (ショパン)|'''華麗なる大円舞曲'''<br>('''ワルツ第1番''')]] |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1834 |<!-- file -->[[File:Chopin - Grande valse brillante in E flat major, Op. 18.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Chopin - Grande valse brillante in E flat major, Op. 18.ogg|5分19秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【シューマン「トロイメライ」】--> |[[画像:Robert-schumann.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者-->[[w:ロベルト・シューマン|シューマン]] |<!--曲 名-->『'''[[w:子供の情景|子供の情景]]'''』より<br> <small>第7曲</small> '''トロイメライ''' |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1838頃 |<!-- file -->[[File:Robert Schumann - scenes from childhood, op. 15 - vii. dreaming.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Robert Schumann - scenes from childhood, op. 15 - vii. dreaming.ogg|3分23秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【ショパン「幻想即興曲」】--> |[[画像:Chopin, by Wodzinska.JPG|border|center|50px]] !<!--作曲者-->[[w:フレデリック・ショパン|ショパン]] |<!--曲 名--><span style="font-size:14pt;">'''[[w:幻想即興曲|幻想即興曲]]'''</span> |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1834<br>(1855)<ref>[[w:幻想即興曲|幻想即興曲]]の作曲は1834年ですが、ショパン没後の1855年に公表されました。</ref> |<!-- file -->[[File:Frederic Chopin - Fantasy Impromptu Opus 66.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Frederic Chopin - Fantasy Impromptu Opus 66.ogg|5分11秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【ショパン「別れの曲」】--> |[[画像:Chopin, by Wodzinska.JPG|border|center|50px]] !<!--作曲者-->[[w:フレデリック・ショパン|ショパン]] |<!--曲 名-->[[w:練習曲作品10-3 (ショパン)|練習曲作品10-3<br><span style="font-size:14pt;"> ('''別れの曲''')</span>]] |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1832 |<!-- file -->[[File:Frederic Chopin - Opus 10 - Twelve Grand Etudes - E Major.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Frederic Chopin - Opus 10 - Twelve Grand Etudes - E Major.ogg|4分7秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【ショパン「ノクターン」】--> |[[画像:Chopin, by Wodzinska.JPG|border|center|50px]] !<!--作曲者-->[[w:フレデリック・ショパン|ショパン]] |<!--曲 名-->[[w:夜想曲第2番 (ショパン)|夜想曲第2番<br><span style="font-size:14pt;"> ('''ノクターン''')</span>]] |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1832 |<!-- file -->[[File:Frederic Chopin - Nocturne Eb major Opus 9, number 2.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Frederic Chopin - Nocturne Eb major Opus 9, number 2.ogg|4分13秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【ショパン「革命」】--> |[[画像:Chopin, by Wodzinska.JPG|border|center|50px]] !<!--作曲者-->[[w:フレデリック・ショパン|ショパン]] |<!--曲 名-->[[w:練習曲作品10-12 (ショパン)|練習曲作品10-12<br><span style="font-size:14pt;"> ('''革命''')</span>]] |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1831頃 |<!-- file -->[[File:Frederic Chopin - Opus 10 - Twelve Grand Etudes - c minor.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Frederic Chopin - Opus 10 - Twelve Grand Etudes - c minor.ogg|2分44秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【ベルリオーズ「幻想交響曲」】--> | rowspan="2" |[[画像:Berlioz Petit BNF Gallica-crop.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> rowspan="2" style="font-size:11pt;" |[[w:エクトル・ベルリオーズ|ベルリオーズ]] |<!--曲 名-->『'''[[w:幻想交響曲|幻想交響曲]]'''』より<br>&nbsp;<span style="font-size:11pt;">第4楽章「断頭台への行進」</span> |<!--発表年--> rowspan="2" style="font-size:9pt;" |1830 |<!-- file -->[[File:Hector Berlioz - Symphonie fantastique, op. 14 - 4. Marche au supplice (Igor Markevitch, Orchestre Lamoureux, 1962).flac]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Hector Berlioz - Symphonie fantastique, op. 14 - 4. Marche au supplice (Igor Markevitch, Orchestre Lamoureux, 1962).flac|4分48秒]] |- |<!--曲 名-->&nbsp;<span style="font-size:11pt;">第5楽章「魔女の夜宴の夢」</span> |<!-- file -->[[File:Hector Berlioz - Symphonie fantastique, op. 14 - 5. Songe d'une nuit du Sabbat (Igor Markevitch, Orchestre Lamoureux, 1962).flac]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Hector Berlioz - Symphonie fantastique, op. 14 - 5. Songe d'une nuit du Sabbat (Igor Markevitch, Orchestre Lamoureux, 1962).flac|11分13秒]] |- <!--【◆初期ロマン派音楽】--> ! colspan="6" style="background-color:#ffccd4;" |初期ロマン派音楽([[w:フランツ・シューベルト|シューベルト]]、[[w:カール・マリア・フォン・ウェーバー|ウェーバー]]、[[w:ジョアキーノ・ロッシーニ|ロッシーニ]]、[[w:ニコロ・パガニーニ|パガニーニ]]) |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【ロッシーニ「ウィリアム・テル序曲」】--> |[[画像:Composer Rossini G 1865 by Carjat - Restoration.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:11pt;" |[[w:ジョアキーノ・ロッシーニ|ロッシーニ]] |<!--曲 名--> style="font-size:12pt;" |歌劇『'''[[w:ウィリアム・テル (オペラ)|ウィリアム・テル]]'''』<br> より <span style="font-size:14pt;">'''[[w:ウィリアム・テル序曲|序曲]]'''</span> |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1829 |<!-- file -->[[File:William Tell2.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:William Tell2.ogg|4分19秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【ウェーバー「魔弾の射手」】--> |[[画像:Caroline Bardua - Bildnis des Komponisten Carl Maria von Weber.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:12pt;" |[[w:カール・マリア・フォン・ウェーバー|ウェーバー]] |<!--曲 名--> style="font-size:12pt;" |歌劇『'''[[w:魔弾の射手|魔弾の射手]]'''』序曲 |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1821 |<!-- file -->[[File:Carl Maria von Weber - der freischutz, j. 277 - overture.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Carl Maria von Weber - der freischutz, j. 277 - overture.ogg|10分18秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【ウェーバー「舞踏への勧誘」】--> |[[画像:Caroline Bardua - Bildnis des Komponisten Carl Maria von Weber.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:12pt;" |[[w:カール・マリア・フォン・ウェーバー|ウェーバー]] |<!--曲 名--> style="font-size:12pt;" | '''[[w:舞踏への勧誘|舞踏への勧誘<br> (舞踏への招待)]]''' |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1819 |<!-- file -->[[#ウェーバー「舞踏への勧誘」|外部音源を聴く]]<ref>ウェーバー作曲「舞踏への勧誘」がウィキメディア・コモンズに見当たらないため、代わりに外部音源を参照します。</ref> |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"| |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【パガニーニ「ヴァイオリン協奏曲第1番」】--> |[[画像:Niccolò Paganini ritratto giovanile.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者-->[[w:ニコロ・パガニーニ|パガニーニ]] |<!--曲 名--> style="font-size:11pt;" |『[[w:ヴァイオリン協奏曲第1番 (パガニーニ)|ヴァイオリン協奏曲第1番]]』<br> より 第1楽章 |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1810<br>年代中頃 |<!-- file -->[[File:01 - Columbia 33 FCX 140 Side A - Francescati, Ormandy - Paganini Violinkonzert Nr. 1 D-Dur op.6 - Allegro maestoso.flac]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:01 - Columbia 33 FCX 140 Side A - Francescati, Ormandy - Paganini Violinkonzert Nr. 1 D-Dur op.6 - Allegro maestoso.flac|16分04秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【パガニーニ「24の奇想曲 第24番」】--> |[[画像:Niccolò Paganini ritratto giovanile.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者-->[[w:ニコロ・パガニーニ|パガニーニ]] |<!--曲 名-->『[[w:24の奇想曲|24の奇想曲]]』<br> より 第24番 |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1802-<br>1817頃 |<!-- file -->[[File:Paganini Caprice-24.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Paganini Caprice-24.ogg|5分11秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【ロッシーニ「セビリアの理髪師 序曲」】--> | rowspan="2" |[[画像:Composer Rossini G 1865 by Carjat - Restoration.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> rowspan="2" style="font-size:11pt;" |[[w:ジョアキーノ・ロッシーニ|ロッシーニ]] |<!--曲 名--> rowspan="2" style="font-size:12pt;" |歌劇『'''[[w:セビリアの理髪師|セビリアの理髪師]]'''』<br> より <span style="font-size:12pt;">'''序曲'''</span> |<!--発表年--> rowspan="2" style="font-size:9pt;" |1816 |<!-- file -->[[File:PDP-CH - New York Philharmonic - Arturo Toscanini - The Barber of Seville - Gioachino Rossini - Overture - Part 1 - Electrola-ej576-42-846.flac]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:PDP-CH - New York Philharmonic - Arturo Toscanini - The Barber of Seville - Gioachino Rossini - Overture - Part 1 - Electrola-ej576-42-846.flac|3分41秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" |<!-- file -->[[File:PDP-CH - New York Philharmonic - Arturo Toscanini - The Barber of Seville - Gioachino Rossini - Overture - Part 2 - Electrola-ej576-42-757.flac]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:PDP-CH - New York Philharmonic - Arturo Toscanini - The Barber of Seville - Gioachino Rossini - Overture - Part 2 - Electrola-ej576-42-757.flac|4分01秒]] |- <!--【■シューベルト】--> ! colspan="6" style="background-color:#ffccd4;" |[[w:フランツ・シューベルト#おもな作品|シューベルトの楽曲]]([[w:en:Franz_Schubert#Music|compositions by Franz Schubert]])初期ロマン派 |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【シューベルト「楽興の時 第3番」】--> |[[画像:Franz Schubert by Wilhelm August Rieder 1875 larger version (head cropped).png|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:11pt;" |[[w:フランツ・シューベルト|シューベルト]] |<!--曲 名-->『'''[[w:楽興の時 (シューベルト)|楽興の時]]'''』<span style="font-size:11pt;">(D780)</span><br> より '''第3番''' |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1828 |<!-- file -->[[File:Franz Schubert - Moments Musicaux opus 94-3 audio.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Franz Schubert - Moments Musicaux opus 94-3 audio.ogg|1分51秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【シューベルト「冬の旅」より「菩提樹」】--> |[[画像:Franz Schubert by Wilhelm August Rieder 1875 larger version (head cropped).png|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:11pt;" |[[w:フランツ・シューベルト|シューベルト]] |<!--曲 名-->歌曲集『[[w:冬の旅|冬の旅]]』<span style="font-size:11pt;">(D911)</span><br>より 第5曲 '''「[[w:菩提樹 (シューベルト)|菩提樹]]」''' |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1827 |<!-- file -->[[File:05 - Der Lindenbaum (CK 2950-2, ES 384).flac]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:05 - Der Lindenbaum (CK 2950-2, ES 384).flac|4分16秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【シューベルト「交響曲第8番(グレート)」】--> | rowspan="3" |[[画像:Franz Schubert by Wilhelm August Rieder 1875 larger version (head cropped).png|center|50px]] ! rowspan="3" <!--作曲者--> style="font-size:11pt;" |[[w:フランツ・シューベルト|シューベルト]] |<!--曲 名--> rowspan="1" style="font-size:11pt;" |『[[w:交響曲第8番 (シューベルト)|交響曲第8番 (第9番)<br>「ザ・グレイト」]]』<span style="font-size:11pt;">(D944)</span><br> より 第1楽章 | rowspan="3" <!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1826 |<!-- file -->[[File:PDP-CH - London Symphony Orchestra - Bruno Walter - Symphony No. 9 in C major, D 944 - Schubert - 1st Movement, Part 1, Andante - Hmv-db3607-2ea6754.flac]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:c:Category:D 944 – Symphony No. 9 in C major "Great"|c:]]<br>[[:File:PDP-CH - London Symphony Orchestra - Bruno Walter - Symphony No. 9 in C major, D 944 - Schubert - 1st Movement, Part 1, Andante - Hmv-db3607-2ea6754.flac|3分51秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" |<!--曲 名--> rowspan="1" style="font-size:11pt;" |  〃 第1楽章(つづき) |<!-- file -->[[File:PDP-CH - London Symphony Orchestra - Bruno Walter - Symphony No. 9 in C major, D 944 - Schubert - 1st Movement, Part 2, Allegro ma non troppo - Hmv-db3607-2ea6755.flac]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:PDP-CH - London Symphony Orchestra - Bruno Walter - Symphony No. 9 in C major, D 944 - Schubert - 1st Movement, Part 2, Allegro ma non troppo - Hmv-db3607-2ea6755.flac|4分41秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" |<!--曲 名--> rowspan="1" style="font-size:11pt;" |  〃 第1楽章(つづき) |<!-- file -->[[File:PDP-CH - London Symphony Orchestra - Bruno Walter - Symphony No. 9 in C major, D 944 - Schubert - 1st Movement, Conclusion, Allegro ma non troppo - Hmv-db3608-2ea6756.flac]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:PDP-CH - London Symphony Orchestra - Bruno Walter - Symphony No. 9 in C major, D 944 - Schubert - 1st Movement, Conclusion, Allegro ma non troppo - Hmv-db3608-2ea6756.flac|4分53秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【シューベルト「エレンの歌第3番《アヴェ・マリア》」】--> | rowspan="2" |[[画像:Franz Schubert by Wilhelm August Rieder 1875 larger version (head cropped).png|center|50px]] !<!--作曲者--> rowspan="2" style="font-size:11pt;" |[[w:フランツ・シューベルト|シューベルト]] |<!--曲 名--> style="font-size:10pt;" |『[[w:エレンの歌第3番|エレンの歌 第3番]]』(D839)<br> '''"<span style="font-size:12pt;">シューベルトの<br>   [[w:アヴェ・マリア|アヴェ・マリア]]</span>"'''<br>     (曲のみ) |<!--発表年--> rowspan="2" style="font-size:9pt;" |1825 |<!-- file -->[[File:Free Tim - Schuberts Ave Maria.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Free Tim - Schuberts Ave Maria.ogg|5分26秒]] [[:c:Category:D 839 – Ave Maria, Op. 52 No. 6 (Schubert)|c:]] |- |<!--曲 名--> style="font-size:10pt;" |  〃  (歌唱付き) |<!-- file -->[[File:Schubert Ave Maria ukr.oga]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Schubert Ave Maria ukr.oga|6分44秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【シューベルト「未完成交響曲」】--> |[[画像:Franz Schubert by Wilhelm August Rieder 1875 larger version (head cropped).png|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:11pt;" |[[w:フランツ・シューベルト|シューベルト]] |<!--曲 名--> style="font-size:11pt;" |『[[w:交響曲第7番 (シューベルト)|交響曲第7番'''「未完成」''']]』<br> <span style="font-size:11pt;">(D759)</span> より 第1楽章 |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1822 |<!-- file -->[[File:Schubert Symphony No. 8 'Unfinished' - 1- Allegro moderato in B minor.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Schubert Symphony No. 8 'Unfinished' - 1- Allegro moderato in B minor.ogg|14分29秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【シューベルト「軍隊行進曲 第1番」】--> |[[画像:Franz Schubert by Wilhelm August Rieder 1875 larger version (head cropped).png|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:11pt;" |[[w:フランツ・シューベルト|シューベルト]] |<!--曲 名-->『'''[[w:軍隊行進曲 (シューベルト)|三つの軍隊行進曲]]'''』<br> <span style="font-size:11pt;">(D733)</span> より '''第1番''' |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1818 |<!-- file -->[[File:Schubert Marche Militaire.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Schubert Marche Militaire.ogg|4分10秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:12pt;" <!--【シューベルト「魔王」】--> |[[画像:Franz Schubert by Wilhelm August Rieder 1875 larger version (head cropped).png|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:11pt;" |[[w:フランツ・シューベルト|シューベルト]] |<!--曲 名-->[[w:歌曲|歌曲]]<span style="font-size:15pt;">『'''[[w:魔王 (シューベルト)|魔王]]'''』</span><span style="font-size:11pt;">(D328)</span> <ref name="魔王"><!--◆シューベルト「魔王」の脚注◆-->ドイツの偉大な詩人[[w:ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ|ゲーテ]]の詩『[[w:魔王 (ゲーテ)|魔王]]』(独 [[s:de:Erlkönig|Erlkönig]]、邦訳 [[s:魔王|魔王]])は多くの作曲家によって曲が付けられましたが、[[w:フランツ・シューベルト|シューベルト]]による作曲が最も著名で、かつシューベルト自身の代表的な歌曲の一つとなりました。<!--◆脚注おわり--></ref> |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1815 |<!-- file -->[[File:Schubert's Erlkönig, D.328 - Michael Jackson.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Schubert's Erlkönig, D.328 - Michael Jackson.ogg|4分08秒]] [[c:Category:Audio files of D 328 – Erlkönig, Op. 1 (Schubert)|c:]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【シューベルト「野ばら」】--> | rowspan="2" |[[画像:Franz Schubert by Wilhelm August Rieder 1875 larger version (head cropped).png|center|50px]] !<!--作曲者--> rowspan="2" style="font-size:11pt;" |[[w:フランツ・シューベルト|シューベルト]] |<!--曲 名--> style="font-size:10pt;" |[[w:歌曲|歌曲]]<span style="font-size:15pt;">『'''[[w:野ばら|野ばら]]'''』</span>(D257)<br>     (曲のみ) |<!--発表年--> rowspan="2" style="font-size:9pt;" |1815 |<!-- file -->[[File:Sah ein Knab ein Röslein stehn (Schubert).mid]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Sah ein Knab ein Röslein stehn (Schubert).mid|0分30秒]] |- |<!--曲 名--> style="font-size:10pt;" |  〃  (歌唱付き) |<!-- file -->[[File:PDP-CH - Claire Dux - Heidenröslein, D 257, Op. 3, No. 3 - Schubert - Goethe - Brunswick-15061-11666.flac]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:PDP-CH - Claire Dux - Heidenröslein, D 257, Op. 3, No. 3 - Schubert - Goethe - Brunswick-15061-11666.flac|2分40秒]] |- <!--【■ベートーヴェン】--> ! colspan="7" style="background-color:#d88888;" |[[w:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン#代表作|ベートーヴェンの楽曲]]([[w:en:Ludwig_van_Beethoven#Music|compositions by Ludwig van Beethoven]])ロマン派/古典派<ref>ベートーヴェンについては、古典派からロマン派への過渡期とみなす考えと、古典派の大成者と位置付けて彼より後を「ロマン派」に分類する考えに分かれています。</ref> |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;" <!--【ベートーヴェン「交響曲第9番」】--> !<!--【ROWSPAN】--> rowspan="26" style="background-color:#d88888;" |&nbsp; | rowspan="4" |[[画像:Beethoven.jpg|border|center|50px]] ! rowspan="4" style="font-size:10pt;" |<!--作曲者-->[[w:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン|ベートーヴェン]] |<!--曲 名--><span style="font-size:14pt;">『'''[[w:交響曲第9番 (ベートーヴェン)|交響曲第9番]]'''』</span>(op.125)<br>より 第1楽章 | rowspan="4"<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1824 |<!-- file -->[[File:01 Horenstein 9. Beethoven Pantheon XP 2250 - 1. Satz.flac]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:01 Horenstein 9. Beethoven Pantheon XP 2250 - 1. Satz.flac|15分17秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;" |<!--曲 名-->   第2楽章 |<!-- file -->[[File:02 Horenstein 9. Beethoven Pantheon XP 2250 - 2. Satz.flac]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:02 Horenstein 9. Beethoven Pantheon XP 2250 - 2. Satz.flac|11分25秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;" |<!--曲 名-->   第3楽章 |<!-- file -->[[File:03 Horenstein 9. Beethoven Pantheon XP 2250 - 3. Satz.flac]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:03 Horenstein 9. Beethoven Pantheon XP 2250 - 3. Satz.flac|14分59秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;" |<!--曲 名-->   '''第4楽章「歓喜の歌」''' |<!-- file -->[[File:04 Horenstein 9. Beethoven Pantheon XP 2550 - 4. satz.flac]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:04 Horenstein 9. Beethoven Pantheon XP 2550 - 4. satz.flac|23分28秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【ベートーヴェン「トルコ行進曲」】--> |[[画像:Beethoven.jpg|border|center|50px]] ! style="font-size:10pt;" |<!--作曲者-->[[w:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン|ベートーヴェン]] |<!--曲 名--> style="font-size:9pt;"|<small>[[w:付随音楽|劇付随音楽]]</small>『[[w:アテネの廃墟|アテネの廃墟]]』(op.113)<br> より<span style="font-size:13pt;">'''「[[w:トルコ行進曲|トルコ行進曲]]」'''</span> |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1811-<br>1812 |<!-- file -->[[File:Ludwig van Beethoven - Turkish March.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Ludwig van Beethoven - Turkish March.ogg|1分43秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【ベートーヴェン「エリーゼのために」】--> |[[画像:Beethoven.jpg|border|center|50px]] ! style="font-size:10pt;" |<!--作曲者-->[[w:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン|ベートーヴェン]] |<!--曲 名-->'''[[w:エリーゼのために|エリーゼのために]]''' |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1810 |<!-- file -->[[File:Fur Elise.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Fur Elise.ogg|2分57秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:12pt;" <!--【ベートーヴェン「皇帝」】--> | rowspan="3" |[[画像:Beethoven.jpg|border|center|50px]] ! rowspan="3" style="font-size:10pt;" |<!--作曲者-->[[w:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン|ベートーヴェン]] |<!--曲 名-->『'''[[w:ピアノ協奏曲第5番 (ベートーヴェン)|ピアノ協奏曲 第5番<br> 「皇帝」]]'''』(op.73)より<br>  第1楽章 |<!--発表年--> rowspan="3" style="font-size:9pt;" |1809 |<!-- file -->[[File:Beethoven Op. 73 - 1 Allegro.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Beethoven Op. 73 - 1 Allegro.ogg|19分03秒]] |- |<!--曲 名-->  第2楽章 |<!-- file -->[[File:Beethoven Op. 73 - 2 Adagio.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Beethoven Op. 73 - 2 Adagio.ogg|7分00秒]] |- |<!--曲 名-->  第3楽章 |<!-- file -->[[File:Beethoven Op. 73 - 3 Rondo.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Beethoven Op. 73 - 3 Rondo.ogg|9分18秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【ベートーヴェン「交響曲第6番」】--> |[[画像:Beethoven.jpg|border|center|50px]] ! style="font-size:10pt;" |<!--作曲者-->[[w:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン|ベートーヴェン]] |<!--曲 名--> style="font-size:12pt;" |『'''[[w:交響曲第6番 (ベートーヴェン)|交響曲第6番「田園」]]'''』<br> (op.68)より 第1楽章 |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1808 |<!-- file -->[[File:Ludwig van Beethoven - symphony no. 6 in f major 'pastoral', op. 68 - i. allegro non troppo.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Ludwig van Beethoven - symphony no. 6 in f major 'pastoral', op. 68 - i. allegro non troppo.ogg|9分26秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【ベートーヴェン「交響曲第5番」】--> |[[画像:Beethoven.jpg|border|center|50px]] ! style="font-size:10pt;" |<!--作曲者-->[[w:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン|ベートーヴェン]] |<!--曲 名--> style="font-size:12pt;" |『'''[[w:交響曲第5番 (ベートーヴェン)|交響曲第5番「運命」]]'''』<br> (op.67)より 第1楽章 |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1904-<br>1808頃 |<!-- file -->[[File:Ludwig van Beethoven - Symphonie 5 c-moll - 1. Allegro con brio.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Ludwig van Beethoven - Symphonie 5 c-moll - 1. Allegro con brio.ogg|7分16秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【ベートーヴェン「ヴァイオリン協奏曲」】--> |[[画像:Beethoven.jpg|border|center|50px]] ! style="font-size:10pt;" |<!--作曲者-->[[w:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン|ベートーヴェン]] |<!--曲 名--> style="font-size:12pt;" |『'''[[w:ヴァイオリン協奏曲 (ベートーヴェン)|ヴァイオリン協奏曲]]'''』<br> (op.61)より 第1楽章 |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1906 |<!-- file -->[[File:Beethoven, Ludwig van — Violin Concerto in D major, Op. 61, 1st movement.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Beethoven, Ludwig van — Violin Concerto in D major, Op. 61, 1st movement.ogg|24分30秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:12pt;" <!--【ベートーヴェン「熱情」】--> | rowspan="6" |[[画像:Beethoven.jpg|border|center|50px]] ! rowspan="6" style="font-size:10pt;" |<!--作曲者-->[[w:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン|ベートーヴェン]] |<!--曲 名--> rowspan="2" |『'''[[w:ピアノソナタ第23番 (ベートーヴェン)|ピアノソナタ第23番<br> 「熱情」]]'''』(op.57) より<br>  第1楽章 |<!--発表年--> rowspan="6" style="font-size:9pt;" |1806頃 |<!-- file -->[[File:Artur Schnabel Plays Beethoven's Piano Sonata No. 23 in F minor, Op. 57 - 1st movement- Allegro assai - Hmv-db2215-32-3686-2b6605.oga]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Artur Schnabel Plays Beethoven's Piano Sonata No. 23 in F minor, Op. 57 - 1st movement- Allegro assai - Hmv-db2215-32-3686-2b6605.oga|4分34秒]] [[:c:Category:Audio files of Piano Sonata No. 23 (Beethoven)|c]] |- |<!-- file -->[[File:Artur Schnabel Plays Beethoven's Piano Sonata No. 23 in F minor, Op. 57 - 1st Movement (Conclusion)- Allegro assai - Piu allegro - Hmv-db2215-32-3687-2b6606.oga]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Artur Schnabel Plays Beethoven's Piano Sonata No. 23 in F minor, Op. 57 - 1st Movement (Conclusion)- Allegro assai - Piu allegro - Hmv-db2215-32-3687-2b6606.oga|4分26秒]] |- <!--【ベートーヴェン「熱情」第2楽章】--> |<!--曲 名--> rowspan="2" |  第2楽章 |<!-- file -->[[File:Artur Schnabel Plays Beethoven's Piano Sonata No. 23 in F minor, Op. 57 - 2nd Movement (Part 1)- Andante con moto - Hmv-db2216-32-3688-2b6607.oga]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Artur Schnabel Plays Beethoven's Piano Sonata No. 23 in F minor, Op. 57 - 2nd Movement (Part 1)- Andante con moto - Hmv-db2216-32-3688-2b6607.oga|2分48秒]] |- |<!-- file -->[[File:Artur Schnabel Plays Beethoven's Piano Sonata No. 23 in F minor, Op. 57 - 2nd Movement (Conclusion)- Andante con moto - Hmv-db2216-32-3689-2b6608.oga]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Artur Schnabel Plays Beethoven's Piano Sonata No. 23 in F minor, Op. 57 - 2nd Movement (Conclusion)- Andante con moto - Hmv-db2216-32-3689-2b6608.oga|3分16秒]] |- <!--【ベートーヴェン「熱情」第3楽章】--> |<!--曲 名--> rowspan="2" |  第3楽章 |<!-- file -->[[File:Artur Schnabel Plays Beethoven's Piano Sonata No. 23 in F minor, Op. 57 - 3rd Movement (Part 1)- Allegro ma non troppo - Hmv-db2217-32-3690-2b6609.oga]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Artur Schnabel Plays Beethoven's Piano Sonata No. 23 in F minor, Op. 57 - 3rd Movement (Part 1)- Allegro ma non troppo - Hmv-db2217-32-3690-2b6609.oga|4分01秒]] |- |<!-- file -->[[File:Artur Schnabel Plays Beethoven's Piano Sonata No. 23 in F minor, Op. 57 - 3rd Movement (Conclusion)- Allegro ma non troppo - Presto - Hmv-db2217-32-3691-2b6610.oga]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Artur Schnabel Plays Beethoven's Piano Sonata No. 23 in F minor, Op. 57 - 3rd Movement (Conclusion)- Allegro ma non troppo - Presto - Hmv-db2217-32-3691-2b6610.oga|3分11秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【ベートーヴェン「交響曲第3番」】--> | rowspan="2" |[[画像:Beethoven.jpg|border|center|50px]] ! rowspan="2" style="font-size:10pt;" |<!--作曲者-->[[w:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン|ベートーヴェン]] |<!--曲 名--> style="font-size:12pt;" |『'''[[w:交響曲第3番 (ベートーヴェン)|交響曲第3番「英雄」]]'''』<br> (op.55) より 第1楽章 |<!--発表年--> rowspan="2" style="font-size:9pt;" |1804 |<!-- file -->[[File:Beethoven SymphonyNo.3Eroica LudwigVanBeethoven-SymphonyNo.3InEFlatMajorEroicaOp.55-01-AllegroConBrio.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Beethoven SymphonyNo.3Eroica LudwigVanBeethoven-SymphonyNo.3InEFlatMajorEroicaOp.55-01-AllegroConBrio.ogg|15分12秒]] |- |<!--曲 名-->    第2楽章 |<!-- file -->[[File:Beethoven SymphonyNo.3Eroica LudwigVanBeethoven-SymphonyNo.3InEFlatMajorEroicaOp.55-02-MarciaFunebreAdagioAssai.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Beethoven SymphonyNo.3Eroica LudwigVanBeethoven-SymphonyNo.3InEFlatMajorEroicaOp.55-02-MarciaFunebreAdagioAssai.ogg|15分29秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:12pt;" <!--【ベートーヴェン「月光」】--> | rowspan="3" |[[画像:Beethoven.jpg|border|center|50px]] ! rowspan="3" style="font-size:10pt;" |<!--作曲者-->[[w:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン|ベートーヴェン]] |<!--曲 名-->『'''[[w:ピアノソナタ第14番 (ベートーヴェン)|ピアノソナタ第14番<br> 「月光」]]'''』(op.27-2)より<br>  第1楽章 |<!--発表年--> rowspan="3" style="font-size:9pt;" |1801 |<!-- file -->[[File:Beethoven Moonlight 1st movement.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Beethoven Moonlight 1st movement.ogg|6分00秒]] [[:c:Category:Audio files of Piano Sonata No. 14 (Beethoven)|c]] |- |<!--曲 名-->  第2楽章 |<!-- file -->[[File:Beethoven Moonlight 2nd movement.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Beethoven Moonlight 2nd movement.ogg|2分05秒]] |- |<!--曲 名-->  第3楽章 |<!-- file -->[[File:Beethoven Moonlight 3rd movement.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Beethoven Moonlight 3rd movement.ogg|6分55秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:12pt;" <!--【ベートーヴェン「悲愴」】--> | rowspan="3" |[[画像:Beethoven.jpg|border|center|50px]] ! rowspan="3" style="font-size:10pt;" |<!--作曲者-->[[w:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン|ベートーヴェン]] |<!--曲 名-->『'''[[w:ピアノソナタ第8番 (ベートーヴェン)|ピアノソナタ第8番<br> 「悲愴」]]'''』(op.13) より<br>  第1楽章 |<!--発表年--> rowspan="3" style="font-size:9pt;" |1799頃 |<!-- file -->[[File:Beethoven, Sonata No. 8 in C Minor Pathetique, Op. 13 - I. Grave - Allegro di molto e con brio.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Beethoven, Sonata No. 8 in C Minor Pathetique, Op. 13 - I. Grave - Allegro di molto e con brio.ogg|7分00秒]] [[:c:Category:Audio files of Piano Sonata No. 8 (Beethoven)|c]] |- |<!--曲 名-->  第2楽章 |<!-- file -->[[File:Beethoven, Sonata No. 8 in C Minor Pathetique, Op. 13 - II. Adagio cantabile.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Beethoven, Sonata No. 8 in C Minor Pathetique, Op. 13 - II. Adagio cantabile.ogg|4分58秒]] |- |<!--曲 名-->  第3楽章 |<!-- file -->[[File:Beethoven, Sonata No. 8 in C Minor Pathetique, Op. 13 - III. Rondo - Allegro.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Beethoven, Sonata No. 8 in C Minor Pathetique, Op. 13 - III. Rondo - Allegro.ogg|4分35秒]] |- <!--【■古典派音楽■】--> ! colspan="7" style="background-color:#ffa500;" |[[w:古典派音楽|古典派音楽]]([[w:en:Classical period (music)|Classical period (music)]]: 1750~1820頃)<ref>古典派音楽は、狭義には'''ハイドン・モーツァルト・ベートーヴェン'''の三大巨匠を指しますが、広義には[[w:マンハイム楽派|マンハイム楽派]]から19世紀のシューベルト・ウェーバーやロッシーニなどまで含む見方もあります([[w:en:Transition from Classical to Romantic music|Transition from Classical to Romantic music]])</ref> |- !<!--【ROWSPAN】--> rowspan="6" style="background-color:#ffa500;" |&nbsp; |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【ゴセック「ガヴォット」】--> |[[File:Gossec-portrait.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:11pt;" |[[w:フランソワ=ジョセフ・ゴセック|ゴセック]] |<!--曲 名--> style="font-size:11pt;" |歌劇『ロジーヌ』より<ref>"Rosine" または "L'épouse abandonnée"</ref><br>  '''ガヴォット''' |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1786 |<!-- file -->[[#ゴセック「ガヴォット」|外部音源を聴く]]<ref>ゴセック作曲「ガヴォット」がウィキメディア・コモンズに見当たらないため、代わりに外部音源を参照します。</ref> |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"| |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【ホフシュテッター「弦楽四重奏曲」"ハイドンのセレナーデ"】--> |<!--画像--> !<!--作曲者--> style="font-size:8pt;" |[[w:ロマン・ホフシュテッター|ホフシュテッター]]<br><ref name="Hoffstetter-Haydn">長らく「'''[[w:フランツ・ヨーゼフ・ハイドン|ハイドン]]のセレナーデ'''」として親しまれてきた第5曲を含むハイドン名義の六つの『弦楽四重奏曲』(作品番号3) は、近年の研究により、修道士にしてハイドンの信奉者・アマチュア作曲家であった'''[[w:ロマン・ホフシュテッター|ロマン・ホフシュテッター]]'''によって作曲されたが、音楽出版者バイユー [[w:en:Antoine Bailleux|Antoine Bailleux]] によりハイドン名義で楽譜が公刊されたことが判明しました。[[w:en:String Quartets, Op. 3 (attributed to Haydn)]]、[[w:en:Roman Hoffstetter]] を参照。</ref> |<!--曲 名--> style="font-size:11pt; background-color:#ffffcc;" |『弦楽四重奏曲』第5番 より<br><span style="font-size:9pt;">第2楽章 アンダンテ・カンタービレ</span><br>'''"ハイドンのセレナーデ"''' <ref name="Hoffstetter-Haydn"/> |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1777 |<!-- file -->[[File:2-06Ii.AndanteCantabile.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:2-06Ii.AndanteCantabile.ogg|4分17秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【ボッケリーニ「メヌエット」】--> | rowspan="2" rowspan="2" |[[File:Goya-La famiglia dell Infante Don Luis-1783-dettaglio.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> rowspan="2" style="font-size:11pt;" |[[w:ルイジ・ボッケリーニ|ボッケリーニ]] |<!--曲 名--> rowspan="2" style="font-size:11pt; background-color:#ffffcc;" |『[[w:弦楽五重奏曲G275 (ボッケリーニ)|弦楽五重奏曲G275]]』より<br> 第3楽章 メヌエット<br>'''"ボッケリーニのメヌエット"''' |<!--発表年--> rowspan="2" style="font-size:9pt;" |1771 |<!-- file -->[[File:Boccerini Op11 n°5 G275 Satz3 Minuett.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Boccerini Op11 n°5 G275 Satz3 Minuett.ogg|3分37秒]] |- |<!-- file -->[[#ボッケリーニ「メヌエット」|外部音源を聴く]]<ref>ボッケリーニ作曲「メヌエット」が以前はウィキメディア・コモンズに見当たらなかったため、代わりに外部音源を参照しました。</ref> |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"| |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【アンゲラー「おもちゃの交響曲」】--> |<!--画像--> !<!--作曲者--> style="font-size:9pt;" |[[w:エトムント・アンゲラー|アンゲラー]]<br><ref name="Angerer">長らく'''[[w:フランツ・ヨーゼフ・ハイドン|ハイドン]]'''作曲として親しまれてきた『[[w:おもちゃの交響曲|'''おもちゃの交響曲''']]』ですが、20世紀になってモーツァルトの父[[w:レオポルト・モーツァルト|レオポルト・モーツァルト]]の作曲らしいと言われだしましたが、1990年代になってオーストリアの神父'''[[w:エトムント・アンゲラー|エトムント・アンゲラー]]'''([[w:de:Edmund Angerer|Edmund Angerer]])の作曲だという史料が発見され、論争に決着がつきました。[[w:en:Toy Symphony]]</ref> |<!--曲 名--> style="font-size:11pt;" |『[[w:おもちゃの交響曲|'''おもちゃの交響曲''']]』<ref name="Angerer"/><br> より 第2楽章 メヌエット |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1770頃 |<!-- file -->[[#アンゲラー「おもちゃの交響曲」|外部音源を聴く]]<ref>アンゲラー作曲「おもちゃの交響曲」がウィキメディア・コモンズに見当たらないため、代わりに外部音源を参照します。</ref> |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"| |- <!--【■モーツァルトの楽曲■】--> ! colspan="7" style="background-color:GOLD;" |[[w:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト#作品|モーツァルトの楽曲]]([[w:en:Wolfgang_Amadeus_Mozart#Works,_musical_style,_and_innovations|Compositions by Wolfgang Amadeus Mozart]])古典派 |- !<!--【ROWSPAN】--> rowspan="60" style="background-color:GOLD;" |&nbsp; |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【モーツァルト「レクイエム」】--> | rowspan="4" |[[File:Wolfgang-amadeus-mozart 1.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> rowspan="4" style="font-size:11pt;"|[[w:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト|モーツァルト]] |<!--曲 名--> style="font-size:14pt; background-color:#ffffcc;" |『'''[[W:レクイエム (モーツァルト)|レクイエム]]'''』<span style="font-size:9pt;">[[W:ケッヘル番号|K.626]] より</span><br><span style="font-size:11pt;"> '''第1曲 入祭唱'''</span> |<!--発表年--> rowspan="4" style="font-size:9pt;" |1791 |<!-- file -->[[File:W. A. Mozart - Requiem, K. 626 (Bruno Walter, Wiener Philharmoniker, Wiener Staatsopernchor, 1956) - 01. Requiem aeternam.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:W. A. Mozart - Requiem, K. 626 (Bruno Walter, Wiener Philharmoniker, Wiener Staatsopernchor, 1956) - 01. Requiem aeternam.ogg|5分38秒]] |- |<!--曲 名--> style="font-size:11pt; background-color:#ffffdd;" | 第2曲 キリエ |<!-- file -->[[File:W. A. Mozart - Requiem, K. 626 (Bruno Walter, Wiener Philharmoniker, Wiener Staatsopernchor, 1956) - 02. Kyrie eleison.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:W. A. Mozart - Requiem, K. 626 (Bruno Walter, Wiener Philharmoniker, Wiener Staatsopernchor, 1956) - 02. Kyrie eleison.ogg|3分5秒]] |- |<!--曲 名--> style="font-size:11pt; background-color:#ffffdd;" | '''第3曲 怒りの日''' |<!-- file -->[[File:W. A. Mozart - Requiem, K. 626 (Bruno Walter, Wiener Philharmoniker, Wiener Staatsopernchor, 1956) - 03. Dies irae.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:W. A. Mozart - Requiem, K. 626 (Bruno Walter, Wiener Philharmoniker, Wiener Staatsopernchor, 1956) - 03. Dies irae.ogg|1分53秒]] |- |<!--曲 名--> style="font-size:11pt; background-color:#ffffcc;" | '''第8曲 [[w:ラクリモーサ (レクイエム)|ラクリモサ<span style="font-size:9pt;"> (涙の日)</span>]] |<!-- file -->[[File:W. A. Mozart - Requiem, K. 626 (Bruno Walter, Wiener Philharmoniker, Wiener Staatsopernchor, 1956) - 08. Lacrimosa.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:W. A. Mozart - Requiem, K. 626 (Bruno Walter, Wiener Philharmoniker, Wiener Staatsopernchor, 1956) - 08. Lacrimosa.ogg|3分25秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【モーツァルト「クラリネット協奏曲」】--> |[[File:Wolfgang-amadeus-mozart 1.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:11pt;" |[[w:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト|モーツァルト]] |<!--曲 名--> style="font-size:11pt; background-color:#ffffcc;" |『'''[[w:クラリネット協奏曲 (モーツァルト)|クラリネット協奏曲]]'''』<span style="font-size:9pt;">K.622</span><br> より '''第2楽章''' |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1791 |<!-- file -->[[File:Wolfgang Amadeus Mozart - Klarinettenkonzert A-Dur - 2. Adagio.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Wolfgang Amadeus Mozart - Klarinettenkonzert A-Dur - 2. Adagio.ogg|6分59秒]] [[:c:Category:Audio files of KV 622 by Wolfgang Amadeus Mozart|c:]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【モーツァルト「魔笛」】--> | rowspan="4" |[[File:Wolfgang-amadeus-mozart 1.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> rowspan="4" style="font-size:11pt;"|[[w:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト|モーツァルト]] |<!--曲 名--> style="font-size:14pt; background-color:#ffffcc;" |歌劇『'''[[W:魔笛|魔&nbsp;笛]]'''』<span style="font-size:9pt;">K620 より</span><br><span style="font-size:11pt;">  '''序&nbsp;&nbsp;曲''' |<!--発表年--> rowspan="4" style="font-size:9pt;" |1791 |<!-- file -->[[File:Magic Flute Overture.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Magic Flute Overture.ogg|6分36秒]] [[:c:Category:Audio files of Die Zauberflöte|c]] |- |<!--曲 名-->  [[w:アリア|アリア]]「[[w:私は鳥刺し|私は鳥刺し]]」<span style="font-size:11pt;">  |<!-- file -->[[File:W. A. Mozart - Die Zauberflöte - 03. Der Vogelfänger bin ich ja (Ferenc Fricsay, 1953).ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:W. A. Mozart - Die Zauberflöte - 03. Der Vogelfänger bin ich ja (Ferenc Fricsay, 1953).ogg|5分55秒]] [[:c:Category:Der Vogelfänger bin ich ja|c]] |- |<!--曲 名--> style="background-color:#ffffcc;" |  '''[[w:夜の女王のアリア|夜の女王のアリア]]'''(2)<br><span style="font-size:7pt;">「[[w:復讐の炎は地獄のように我が心に燃え|復讐の炎は地獄のように我が心に燃え]]」</span> |<!-- file -->[[File:Der Hoelle Rache.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Der Hoelle Rache.ogg|3分11秒]] [[:c:Category:Audio files of Der Hölle Rache kocht in meinem Herzen|c]] |- |<!--曲 名-->  「パパパの二重唱」ほか |<!-- file -->[[File:W. A. Mozart - Die Zauberflöte - 28. Papagena! Papagena! Papagena! (Ferenc Fricsay, 1953).ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:W. A. Mozart - Die Zauberflöte - 28. Papagena! Papagena! Papagena! (Ferenc Fricsay, 1953).ogg|7分13秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【モーツァルト「クラリネット五重奏曲」】--> | rowspan="2" |[[File:Wolfgang-amadeus-mozart 1.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> rowspan="2" style="font-size:11pt;"|[[w:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト|モーツァルト]] |<!--曲 名--> style="font-size:11pt; background-color:#ffffcc;" |『'''[[W:クラリネット五重奏曲 (モーツァルト)|クラリネット五重奏曲]]'''』<br> <span style="font-size:8pt;">K.581 </span> より '''第1楽章''' |<!--発表年--> rowspan="2" style="font-size:9pt;" |1789 |<!-- file -->[[File:Wolfgang Amadeus Mozart - Clarinet Quintet - 1. Allegro.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Wolfgang Amadeus Mozart - Clarinet Quintet - 1. Allegro.ogg|7分3秒]] [[:c:Category:Quintet for Clarinet and Strings, K. 581 (Mozart)|c]] |- |<!--曲 名--> style="font-size:11pt;" |    第2楽章 |<!-- file -->[[File:Wolfgang Amadeus Mozart - Clarinet Quintet - 2. Larghetto.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Wolfgang Amadeus Mozart - Clarinet Quintet - 2. Larghetto.ogg|8分9秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【モーツァルト「交響曲第41番」】--> | rowspan="4" |[[File:Wolfgang-amadeus-mozart 1.jpg|border|center|50px]] ! rowspan="4" <!--作曲者--> style="font-size:11pt;"|[[w:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト|モーツァルト]] |<!--曲 名--> style="font-size:13pt; background-color:#ffffcc;" |『'''[[W:交響曲第41番 (モーツァルト)|交響曲第41番<br> <span style="font-size:12pt;">(ジュピター)</span>]]'''』<span style="font-size:9pt;">K.551 より</span><br><span style="font-size:12pt;">  '''第1楽章''' | rowspan="4" <!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1788 |<!-- file -->[[File:Wolfgang Amadeus Mozart - Symphony No. 41 1st Movement (Jupiter), K.551.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:c:Category:Symphony No. 41 (Mozart)|c:]]<br>[[:File:Wolfgang Amadeus Mozart - Symphony No. 41 1st Movement (Jupiter), K.551.ogg|8分5秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" |<!--曲 名--> style="font-size:12pt; background-color:#ffffdd;" |  第2楽章  |<!-- file -->[[File:Wolfgang Amadeus Mozart - Symphony No. 41 2nd Movement (Jupiter), K.551.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Wolfgang Amadeus Mozart - Symphony No. 41 2nd Movement (Jupiter), K.551.ogg|7分59秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" |<!--曲 名--> style="font-size:12pt; background-color:#ffffdd;" |  第3楽章  |<!-- file -->[[File:Wolfgang Amadeus Mozart - Symphony No. 41 3rd Movement (Jupiter), K.551.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Wolfgang Amadeus Mozart - Symphony No. 41 3rd Movement (Jupiter), K.551.ogg|4分33秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" |<!--曲 名--> style="font-size:12pt; background-color:#ffffcc;" |  '''第4楽章'''  |<!-- file -->[[File:Wolfgang Amadeus Mozart - Symphony No. 41 4th Movement (Jupiter), K.551.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Wolfgang Amadeus Mozart - Symphony No. 41 4th Movement (Jupiter), K.551.ogg|6分7秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【モーツァルト「交響曲第40番」】--> | rowspan="4" |[[File:Wolfgang-amadeus-mozart 1.jpg|border|center|50px]] ! rowspan="4" <!--作曲者--> style="font-size:11pt;" |[[w:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト|モーツァルト]] |<!--曲 名--> style="font-size:13pt; background-color:#ffffcc;" |『'''[[w:交響曲第40番 (モーツァルト)|交響曲第40番]]'''』<span style="font-size:9pt;">K.550 より</span><br><span style="font-size:12pt;">  '''第1楽章''' | rowspan="4" <!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1788 |<!-- file -->[[File:Mozart Symphony 40 G minor - 1 Molto allegro.oga]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:c:Category:Audio files of KV 550 by Wolfgang Amadeus Mozart|c:]]<br>[[:File:Mozart Symphony 40 G minor - 1 Molto allegro.oga|7分57秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" |<!--曲 名--> style="font-size:12pt; background-color:#ffffdd;" |  第2楽章  |<!-- file -->[[File:Mozart Symphony 40 G minor - 2 Andante.oga]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Mozart Symphony 40 G minor - 2 Andante.oga|11分27秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" |<!--曲 名--> style="font-size:12pt; background-color:#ffffdd;" |  第3楽章  |<!-- file -->[[File:Mozart Symphony 40 G minor - 3 Menuetto, Allegretto-Trio.oga]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Mozart Symphony 40 G minor - 3 Menuetto, Allegretto-Trio.oga|4分13秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" |<!--曲 名--> style="font-size:12pt; background-color:#ffffdd;" |  第4楽章  |<!-- file -->[[File:Mozart Symphony 40 G minor - 4 Allegro assai.oga]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Mozart Symphony 40 G minor - 4 Allegro assai.oga|6分54秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【モーツァルト「交響曲第39番」】--> |[[File:Wolfgang-amadeus-mozart 1.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:11pt;" |[[w:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト|モーツァルト]] |<!--曲 名--> style="font-size:13pt;" |『[[w:交響曲第39番 (モーツァルト)|交響曲第39番]]』<span style="font-size:9pt;">K.543 |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1788 |<!-- file -->[[#モーツァルト「交響曲第39番」|外部音源を聴く]]<ref>モーツァルト作曲「交響曲第39番」がウィキメディア・コモンズに見当たらないため、代わりに外部音源を参照します。</ref> |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"| |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【モーツァルト「ピアノソナタ第16番」】--> |[[File:Wolfgang-amadeus-mozart 1.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:11pt;" |[[w:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト|モーツァルト]] |<!--曲 名--> style="font-size:11pt; background-color:#ffffcc;" |『'''[[w:ピアノソナタK.545|ピアノソナタ第16番]]'''』<br>&nbsp;(K.545)<span style="font-size:12pt;"> より '''第1楽章''' |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1788 |<!-- file -->[[File:Wolfgang Amadeus Mozart - sonata no. 16 in c major, k.545 'sonata facile' - i. allegro.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Wolfgang Amadeus Mozart - sonata no. 16 in c major, k.545 'sonata facile' - i. allegro.ogg|2分14秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【モーツァルト「ピアノ協奏曲第26番(戴冠式)」】--> |[[File:Wolfgang-amadeus-mozart 1.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:11pt;" |[[w:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト|モーツァルト]] |<!--曲 名--> style="font-size:11pt;" |『'''[[w:ピアノ協奏曲第26番 (モーツァルト)|ピアノ協奏曲第26番]]'''』<br> '''「戴冠式」'''<span style="font-size:9pt;">K.537</span><br><span style="font-size:11pt;"> より '''第1楽章''' |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1788 |<!-- file -->[[File:Mozart; Piano Concerto No. 26 in D Major, KV 537 "Coronation", 1. Allegro.flac]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Mozart; Piano Concerto No. 26 in D Major, KV 537 "Coronation", 1. Allegro.flac|13分28秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【モーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」】--> |[[File:Wolfgang-amadeus-mozart 1.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:11pt;" |[[w:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト|モーツァルト]] |<!--曲 名--> style="font-size:11pt; background-color:#ffffcc;" |歌劇『'''[[w:ドン・ジョヴァンニ|ドン・ジョヴァンニ]]'''』<br> <span style="font-size:8pt;">K.527</span> より '''序曲''' |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1787 |<!-- file -->[[File:Wolfgang Amadeus Mozart - Don Giovanni - Overtüre.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Wolfgang Amadeus Mozart - Don Giovanni - Overtüre.ogg|6分49秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【モーツァルト「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」】--> | rowspan="4" |[[File:Wolfgang-amadeus-mozart 1.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> rowspan="4" style="font-size:11pt;"|[[w:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト|モーツァルト]] |<!--曲 名--> style="font-size:11pt; background-color:#ffffcc;" |<span style="font-size:10pt;">[[w:セレナーデ|セレナーデ]]第13番</span><br><span style="font-size:12pt;">『'''[[w:アイネ・クライネ・ナハトムジーク|アイネ・クライネ・<br> ナハトムジーク]]'''』</span><span style="font-size:8pt;">K.525 より</span><br><span style="font-size:12pt;">  '''第1楽章'''</span> | rowspan="4" <!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1787 |<!-- file -->[[File:Mozart - Eine kleine Nachtmusik - 1. Allegro.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:c:Category:Audio files of KV 525 by Wolfgang Amadeus Mozart|c:]]<br>[[:File:Mozart - Eine kleine Nachtmusik - 1. Allegro.ogg|5分55秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" |<!--曲 名--> style="font-size:11pt; background-color:#ffffdd;" |  &nbsp;第2楽章 |<!-- file -->[[File:Mozart K525 Serenade in G Major 2 - Romance.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Mozart K525 Serenade in G Major 2 - Romance.ogg|4分27秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" |<!--曲 名--> style="font-size:11pt; background-color:#ffffdd;" |  &nbsp;第3楽章 |<!-- file -->[[File:Mozart K525 Serenade in G Major 3 - Minuet.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Mozart K525 Serenade in G Major 3 - Minuet.ogg|2分03秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" |<!--曲 名--> style="font-size:11pt; background-color:#ffffcc;" |  &nbsp;'''第4楽章''' |<!-- file -->[[File:Mozart Eine kleine Nachtmusik KV525 Satz 4 Rondo.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Mozart Eine kleine Nachtmusik KV525 Satz 4 Rondo.ogg|4分00秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【モーツァルト「交響曲第38番『プラハ』」】--> |[[File:Wolfgang-amadeus-mozart 1.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:11pt;" |[[w:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト|モーツァルト]] |<!--曲 名--> style="font-size:11pt;" |[[w:交響曲第38番 (モーツァルト)|交響曲第38番'''「プラハ」''']]<span style="font-size:9pt;">K.504</span><br>  より 第1楽章 |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1787 |<!-- file -->[[File:Mozart Symphony 38 D major Prague KV 504 - 1 Adagio—Allegro.oga]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Mozart Symphony 38 D major Prague KV 504 - 1 Adagio—Allegro.oga|13分36秒]] [[:c:Category:Symphony No. 38 (Mozart)|c:]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【モーツァルト「ピアノ協奏曲第23番」】--> |[[File:Wolfgang-amadeus-mozart 1.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:11pt;" |[[w:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト|モーツァルト]] |<!--曲 名--> style="font-size:11pt; background-color:#ffffcc;" |『'''[[w:ピアノ協奏曲第23番 (モーツァルト)|ピアノ協奏曲第23番]]'''』<span style="font-size:9pt;">K.488</span><br><span style="font-size:11pt;"> より '''第1楽章''' |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1786 |<!-- file -->[[File:Mozart Piano Concerto 23, KV 488 part 2 - Andante (embellished). Otto Ede Pool.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Mozart Piano Concerto 23, KV 488 part 2 - Andante (embellished). Otto Ede Pool.ogg|7分31秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【モーツァルト「ピアノ協奏曲第21番」】--> | rowspan="2" |[[File:Wolfgang-amadeus-mozart 1.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> rowspan="2" style="font-size:11pt;"|[[w:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト|モーツァルト]] |<!--曲 名--> style="font-size:11pt; background-color:#ffffcc;" |『'''[[w:ピアノ協奏曲第21番 (モーツァルト)|ピアノ協奏曲第21番]]'''』</span><span style="font-size:8pt;">K.467</span><br><span style="font-size:12pt;"> より '''第2楽章'''</span> |<!--発表年--> rowspan="2" style="font-size:9pt;" |1785 |<!-- file -->[[File:File-PDP-CH - Artur Schnabel with the London Symphony Orchestra - Malcolm Sargent - Piano Concerto No. 21 - Part 5 - 2nd Movement - Mozart - Hmv-db3101-2ea4608.flac]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:c:Category:Piano Concerto No. 21 (Mozart)|c:]]<br> [[:File:File-PDP-CH - Artur Schnabel with the London Symphony Orchestra - Malcolm Sargent - Piano Concerto No. 21 - Part 5 - 2nd Movement - Mozart - Hmv-db3101-2ea4608.flac|4分27秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" |<!--曲 名--> style="font-size:11pt; background-color:#ffffcc;" |    第2楽章(つづき) |<!-- file -->[[File:File-PDP-CH - Artur Schnabel with the London Symphony Orchestra - Malcolm Sargent - Piano Concerto No. 21 - Part 6 - 2nd Movement - Mozart - Hmv-db3101-2ea4609.flac]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:File-PDP-CH - Artur Schnabel with the London Symphony Orchestra - Malcolm Sargent - Piano Concerto No. 21 - Part 6 - 2nd Movement - Mozart - Hmv-db3101-2ea4609.flac|3分49秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【モーツァルト「ピアノ協奏曲第20番」】--> | rowspan="2" |[[File:Wolfgang-amadeus-mozart 1.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> rowspan="2" style="font-size:11pt;"|[[w:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト|モーツァルト]] |<!--曲 名--> style="font-size:11pt; background-color:#ffffcc;" |『'''[[w:ピアノ協奏曲第20番 (モーツァルト)|ピアノ協奏曲第20番]]'''』</span><span style="font-size:8pt;">K.466</span><br><span style="font-size:12pt;"> より '''第1楽章'''</span> |<!--発表年--> rowspan="2" style="font-size:9pt;" |1785 |<!-- file -->[[File:Mozart; Concerto No. 20 in D Minor- I. Allegro.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:c:Category:Piano Concerto No. 20 (Mozart)|c:]]<br> [[:File:Mozart; Concerto No. 20 in D Minor- I. Allegro.ogg|13分10秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" |<!--曲 名--> style="font-size:11pt; background-color:#ffffcc;" |    &nbsp;'''第2楽章''' |<!-- file -->[[File:Mozart; Concerto No. 20 in D Minor- II. Romanza.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Mozart; Concerto No. 20 in D Minor- II. Romanza.ogg|8分00秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【モーツァルト「交響曲第36番『リンツ』」】--> | rowspan="4" |[[File:Wolfgang-amadeus-mozart 1.jpg|border|center|50px]] ! rowspan="4" <!--作曲者--> style="font-size:11pt;" |[[w:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト|モーツァルト]] |<!--曲 名--> style="font-size:11pt;" |[[w:交響曲第36番 (モーツァルト)|交響曲第36番'''「リンツ」''']]<span style="font-size:9pt;">K.425</span><br>  より 第1楽章 | rowspan="4" <!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1783 |<!-- file -->[[File:Mozart Symphony 36 KV 425 Linz 1.oga]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:c:Category:Symphony No. 36 (Mozart)|c:]] [[:File:Mozart Symphony 36 KV 425 Linz 1.oga|10分32秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" |<!--曲 名--> style="font-size:11pt;" |     第2楽章 |<!-- file -->[[File:Mozart Symphony 36 KV 425 Linz 2.oga]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Mozart Symphony 36 KV 425 Linz 2.oga|10分34秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" |<!--曲 名--> style="font-size:11pt;" |     第3楽章 |<!-- file -->[[File:Mozart Symphony 36 KV 425 Linz 3.oga]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Mozart Symphony 36 KV 425 Linz 3.oga|3分40秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" |<!--曲 名--> style="font-size:11pt;" |     第4楽章 |<!-- file -->[[File:Mozart Symphony 36 KV 425 Linz 4.oga]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Mozart Symphony 36 KV 425 Linz 4.oga|7分28秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【モーツァルト「ピアノソナタ第11番」】--> | rowspan="4" |[[File:Wolfgang-amadeus-mozart 1.jpg|border|center|50px]] ! rowspan="4" <!--作曲者--> style="font-size:11pt;" |[[w:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト|モーツァルト]] | rowspan="1" <!--曲 名--> style="font-size:11pt; background-color:#ffffee;" |『'''[[w:ピアノソナタ第11番 (モーツァルト)|ピアノソナタ第11番]]'''』<span style="font-size:8pt;">K.331</span><br>  <span style="font-size:11pt;"> より  第1楽章 | rowspan="4" <!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1783 |<!-- file -->[[File:Mozart - Piano Sonata No. 11 in A major - I. Andante grazioso.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Mozart - Piano Sonata No. 11 in A major - I. Andante grazioso.ogg|13分56秒]] [[:c:Category:Audio files of Piano Sonata No. 11, KV 331 by Wolfgang Amadeus Mozart|c:]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【モーツァルト「ピアノソナタ第11番◆トルコ行進曲」】--> | rowspan="3" <!--曲 名--> style="font-size:11pt; background-color:#ffffcc;" |  〃  第3楽章<br>  <span style="font-size:12pt;">「'''トルコ行進曲'''」</span><br>  <small>(3ファイル聴き比べ)</small> |<!-- file -->[[File:Mozart - Piano Sonata No. 11 in A major - III. Allegro (Turkish March).ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Mozart - Piano Sonata No. 11 in A major - III. Allegro (Turkish March).ogg|3分14秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" |<!-- file -->[[File:Mozart-Marsz turecki-(Romuald Greiss).ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Mozart-Marsz turecki-(Romuald Greiss).ogg|3分01秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" |<!-- file -->[[File:Sure, Ma's Version of 'Turkish March' in piano classroom for piano education.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Sure, Ma's Version of 'Turkish March' in piano classroom for piano education.ogg|2分31秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【モーツァルト「交響曲第35番『ハフナー』」】--> |[[File:Wolfgang-amadeus-mozart 1.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:11pt;" |[[w:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト|モーツァルト]] |<!--曲 名--> style="font-size:11pt;" |[[w:交響曲第35番 (モーツァルト)|交響曲第35番'''「ハフナー」''']]<br> <span style="font-size:9pt;">K.385</span> より 第1楽章 |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1782 |<!-- file -->[[File:Symphony no. 35 in D 'Haffner' K. 385 I. Allegro con spirito (Mozart) European Archive.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Symphony no. 35 in D 'Haffner' K. 385 I. Allegro con spirito (Mozart) European Archive.ogg|5分05秒]] [[:c:Category:Symphony No. 35 (Mozart)|c:]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【モーツァルト「ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲」】--> | rowspan="3" |[[File:Wolfgang-amadeus-mozart 1.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> rowspan="3" style="font-size:11pt;"|[[w:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト|モーツァルト]] |<!--曲 名--> style="font-size:11pt;" |『[[w:ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 (モーツァルト)|ヴァイオリンとヴィオラの<br> ための協奏交響曲]]』</span><span style="font-size:8pt;">K.364</span><br><span style="font-size:12pt;"> より 第1楽章</span> |<!--発表年--> rowspan="3" style="font-size:9pt;" |1779 |<!-- file -->[[File:Wolfgang Amadeus Mozart - Sinfonia Concertante für Violine, Viola und Orchester - 1. Allegro mæstoso.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Wolfgang Amadeus Mozart - Sinfonia Concertante für Violine, Viola und Orchester - 1. Allegro mæstoso.ogg|13分23秒]] |- |<!--曲 名--> style="font-size:11pt;" |    第2楽章 |<!-- file -->[[File:Wolfgang Amadeus Mozart - Sinfonia Concertante für Violine, Viola und Orchester - 2. Andante.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Wolfgang Amadeus Mozart - Sinfonia Concertante für Violine, Viola und Orchester - 2. Andante.ogg|10分05秒]] |- |<!--曲 名--> style="font-size:11pt;" |    第3楽章 |<!-- file -->[[File:Wolfgang Amadeus Mozart - Sinfonia Concertante für Violine, Viola und Orchester - 3. Presto.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Wolfgang Amadeus Mozart - Sinfonia Concertante für Violine, Viola und Orchester - 3. Presto.ogg|6分29秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【モーツァルト「フィガロの結婚」】--> | rowspan="2" |[[File:Wolfgang-amadeus-mozart 1.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> rowspan="2" style="font-size:11pt;" |[[w:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト|モーツァルト]] |<!--曲 名--> style="font-size:13pt; background-color:#ffffcc;" |歌劇『'''[[w:フィガロの結婚|フィガロの結婚]]'''』<br> <span style="font-size:8pt;">K.492</span> より '''序曲''' |<!--発表年--> rowspan="2" style="font-size:9pt;" |1778 |<!-- file -->[[File:Mozart, The Marriage of Figaro (overture).ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Mozart, The Marriage of Figaro (overture).ogg|4分00秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:11pt;" |<!--曲 名--> style="font-size:9pt; background-color:#ffffcc;" | 〃 [[w:アリア|アリア]]<br> 「'''[[w:もう飛ぶまいぞこの蝶々|もう飛ぶまいぞこの蝶々]]'''」 |<!-- file -->[[File:Mozart - Le Nozze di Figaro (Fricsay) - Act 1 - 20. Non più andrai.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Mozart - Le Nozze di Figaro (Fricsay) - Act 1 - 20. Non più andrai.ogg|3分45秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【モーツァルト「フルートとハープのための協奏曲」】--> | rowspan="2" |[[File:Wolfgang-amadeus-mozart 1.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> rowspan="2" style="font-size:11pt;"|[[w:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト|モーツァルト]] |<!--曲 名--> style="font-size:13pt; background-color:#ffffcc;" |『'''[[w:フルートとハープのための協奏曲 (モーツァルト)|フルートとハープの<br> ための協奏曲]]'''』</span><span style="font-size:8pt;">K.299</span><br><span style="font-size:13pt;"> より  '''第1楽章'''</span> |<!--発表年--> rowspan="2" style="font-size:9pt;" |1778 |<!-- file -->[[File:Mozart - Concerto for Flute and Harp - 1. Allegro.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Mozart - Concerto for Flute and Harp - 1. Allegro.ogg|12分08秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" |<!--曲 名--> style="font-size:13pt; background-color:#ffffcc;" |  〃  '''第2楽章''' |<!-- file -->[[File:Mozart - Concerto for Flute and Harp - 2. Andantino.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Mozart - Concerto for Flute and Harp - 2. Andantino.ogg|9分39秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【モーツァルト「オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴットと管弦楽のための協奏交響曲」】--> | rowspan="2" |[[File:Wolfgang-amadeus-mozart 1.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> rowspan="2" style="font-size:11pt;"|[[w:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト|モーツァルト]] |<!--曲 名--> style="font-size:11pt;" |『[[w:オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴットと管弦楽のための協奏交響曲|オーボエ、クラリネット、<br>&nbsp;ホルン、ファゴットと管弦楽<br>&nbsp;のための協奏交響曲]]』</span><span style="font-size:8pt;">K.297b</span><br><span style="font-size:11pt;"> より 第1楽章</span> |<!--発表年--> rowspan="2" style="font-size:9pt;" |1778 |<!-- file -->[[File:Wolfgang Amadeus Mozart - Sinfonia Concertante for Oboe, Clarinet, Horn, Bassoon and Orchestra - 1. Allegro.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Wolfgang Amadeus Mozart - Sinfonia Concertante for Oboe, Clarinet, Horn, Bassoon and Orchestra - 1. Allegro.ogg|14分08秒]] |- |<!--曲 名--> style="font-size:11pt;" |    第2楽章 |<!-- file -->[[File:Wolfgang Amadeus Mozart - Sinfonia Concertante for Oboe, Clarinet, Horn, Bassoon and Orchestra - 2. Adagio.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Wolfgang Amadeus Mozart - Sinfonia Concertante for Oboe, Clarinet, Horn, Bassoon and Orchestra - 2. Adagio.ogg|9分47秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【モーツァルト「きらきら星変奏曲」】--> | rowspan="2" |[[File:Wolfgang-amadeus-mozart 1.jpg|border|center|50px]] ! rowspan="2" <!--作曲者--> style="font-size:11pt;" |[[w:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト|モーツァルト]] |<!--曲 名--> style="font-size:11pt; background-color:#ffffdd;" |『'''[[w:きらきら星変奏曲|きらきら星変奏曲]]'''』<span style="font-size:9pt;">K.265</span> | rowspan="2" <!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1778 |<!-- file -->[[File:Mozart - 12 Variations K. 265 - Stefano Ligoratti.mp3]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Mozart - 12 Variations K. 265 - Stefano Ligoratti.mp3|12分28秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" |<!--曲 名--> style="font-size:9pt; background-color:#ffffdd;" |  〃  (同曲の主題より) |<!-- file -->[[File:Twinkle Twinkle Little Star.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Twinkle Twinkle Little Star.ogg|0分44秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【モーツァルト「フルート四重奏曲第1番」】--> | rowspan="3" |[[File:Wolfgang-amadeus-mozart 1.jpg|border|center|50px]] ! rowspan="3" <!--作曲者--> style="font-size:11pt;" |[[w:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト|モーツァルト]] |<!--曲 名--> style="font-size:11pt; background-color:#ffffcc;" |『'''[[w:フルート四重奏曲 (モーツァルト)|フルート四重奏曲]]第1番'''』<br> <span style="font-size:9pt;">K.285</span><span style="font-size:11pt;"> より 第1楽章 | rowspan="3" <!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1777<br>-78頃 |<!-- file -->[[File:Wolfgang Amadeus Mozart - Flute Quartet No. 1 in D Major - 1. Allegro.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Wolfgang Amadeus Mozart - Flute Quartet No. 1 in D Major - 1. Allegro.ogg|7分10秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" |<!--曲 名--> style="font-size:11pt; background-color:#ffffdd;" |  〃 第2楽章 |<!-- file -->[[File:Wolfgang Amadeus Mozart - Flute Quartet No. 1 in D Major - 2. Adagio.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Wolfgang Amadeus Mozart - Flute Quartet No. 1 in D Major - 2. Adagio.ogg|2分30秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" |<!--曲 名--> style="font-size:11pt; background-color:#ffffdd;" |  〃 第3楽章 |<!-- file -->[[File:Wolfgang Amadeus Mozart - Flute Quartet No. 1 in D Major - 3. Rondeau - Allegro.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Wolfgang Amadeus Mozart - Flute Quartet No. 1 in D Major - 3. Rondeau - Allegro.ogg|4分15秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【モーツァルト「オーボエ協奏曲」】--> |[[File:Wolfgang-amadeus-mozart 1.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:11pt;" |[[w:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト|モーツァルト]] |<!--曲 名--> style="font-size:11pt;" |『[[w:オーボエ協奏曲 (モーツァルト)|オーボエ協奏曲]]』<br> <span style="font-size:9pt;">K.314</span><span style="font-size:11pt;"> より 第1楽章 |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1777 |<!-- file -->[[File:Oboe Concerto in C K.314 271k I. Allegro (Mozart) European Archive.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Oboe Concerto in C K.314 271k I. Allegro (Mozart) European Archive.ogg|7分42秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【モーツァルト「ファゴット協奏曲」】--> |[[File:Wolfgang-amadeus-mozart 1.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:11pt;" |[[w:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト|モーツァルト]] |<!--曲 名--> style="font-size:11pt;" |『[[w:ファゴット協奏曲 (モーツァルト)|ファゴット協奏曲]]』<br> <span style="font-size:9pt;">K. 191(186e)</span> より 第1楽章 |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1774 |<!-- file -->[[File:Mozart - Bassoon Concerto in Bb major - Allegro.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Mozart - Bassoon Concerto in Bb major - Allegro.ogg|7分28秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【モーツァルト「ディヴェルティメント K.138」】--> |[[File:Wolfgang-amadeus-mozart 1.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:11pt;" |[[w:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト|モーツァルト]] |<!--曲 名--> style="font-size:11pt;" |『'''[[w:ディヴェルティメント K.138|ディヴェルティメント]]'''』<br> <span style="font-size:9pt;">K. 138</span> より 第1楽章 |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1772 |<!-- file -->[[File:Divertimento in F major, K. 138 (125c) - 1st movement.oga]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Divertimento in F major, K. 138 (125c) - 1st movement.oga|4分12秒]] |- <!--【■ハイドンの楽曲】--> ! colspan="7" style="background-color:LIGHTGRAY;" |[[w:フランツ・ヨーゼフ・ハイドン#作品|ハイドンの楽曲]]([[w:en:Joseph_Haydn#Works|Compositions by Joseph Haydn]])古典派 |- !<!--【ROWSPAN】--> rowspan="9" style="background-color:LIGHTGRAY;" |&nbsp; |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【ハイドン「トランペット協奏曲」】--> |[[File:Joseph Haydn, målning av Thomas Hardy från 1792.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:12pt;" |[[w:フランツ・ヨーゼフ・ハイドン|ハイドン]] |<!--曲 名--> style="font-size:11pt;" |『'''[[w:トランペット協奏曲 (ハイドン)|トランペット協奏曲]]'''』<br> より 第3楽章 |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1797 |<!-- file -->[[File:Real Filharmonía de Galicia - Haydn's Trumpet Concerto in E-flat major, Hob.VIIe-1 - III. Finale allegro.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Real Filharmonía de Galicia - Haydn's Trumpet Concerto in E-flat major, Hob.VIIe-1 - III. Finale allegro.ogg|4分25秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【ハイドン「交響曲第101番 (時計)」】--> |[[File:Joseph Haydn, målning av Thomas Hardy från 1792.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:12pt;" |[[w:フランツ・ヨーゼフ・ハイドン|ハイドン]] |<!--曲 名--> style="font-size:11pt;" |『'''[[w:交響曲第101番 (ハイドン)|交響曲 第101番「時計」]]'''』<br> より 第2楽章 |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1794 |<!-- file -->[[File:The Geneva Camerata - Haydn's Symphony No.101 in D major (The Clock), Hob.I-101 - II. Andante.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:The Geneva Camerata - Haydn's Symphony No.101 in D major (The Clock), Hob.I-101 - II. Andante.ogg|7分23秒]] [[:c:Category:Symphony No. 101 (Haydn)|c:]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【ハイドン「交響曲第100番(軍隊)」】--> |[[File:Joseph Haydn, målning av Thomas Hardy från 1792.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:12pt;" |[[w:フランツ・ヨーゼフ・ハイドン|ハイドン]] |<!--曲 名--> style="font-size:11pt;" |『'''[[w:交響曲第100番 (ハイドン)|交響曲 第100番「軍隊」]]'''』<br> より 第2楽章 |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1794 |<!-- file -->[[File:Haydn; Symphony No. 100 In G Major "Military"- 2. Allegretto.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Haydn; Symphony No. 100 In G Major "Military"- 2. Allegretto.ogg|5分48秒]] [[:c:Category:Symphony No. 100 (Haydn)|c:]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【ハイドン「交響曲第94番 (驚愕)」】--> |[[File:Joseph Haydn, målning av Thomas Hardy från 1792.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:12pt;" |[[w:フランツ・ヨーゼフ・ハイドン|ハイドン]] |<!--曲 名--> style="font-size:11pt;" |『'''[[w:交響曲第94番 (ハイドン)|交響曲 第94番「驚愕」]]'''』<br> より '''第2楽章'''<br> <small>(※「驚愕の一撃」で有名)</small> |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1791 |<!-- file -->[[File:Haydn; Symphony No. 94 "Surprise", 2. Andante.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Haydn; Symphony No. 94 "Surprise", 2. Andante.ogg|7分18秒]] [[:c:Category:Symphony No. 94 (Haydn)|c:]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【ハイドン「弦楽四重奏曲Op.64-5(ひばり)」】--> |[[File:Joseph Haydn, målning av Thomas Hardy från 1792.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:12pt;" |[[w:フランツ・ヨーゼフ・ハイドン|ハイドン]] |<!--曲 名--> style="font-size:10pt;" |『'''[[w:弦楽四重奏曲第67番 (ハイドン)|弦楽四重奏曲 第67番(第53番)<br><span style="font-size:12pt;">「ひばり」]]</span>'''』Op.64-5<ref name="ハイドン弦楽四重奏曲ひばり">'''[[w:ハイドンの弦楽四重奏曲一覧|ハイドンの弦楽四重奏曲]]'''は数が多く、数え方も幾通りもあるため非常に分かりにくいですが、このニ長調の通称'''「ひばり」(The Lark)'''は、'''「四重奏曲第67番」'''または偽作などを除いて'''「四重奏曲第53番」(String Quartet No. 53)'''と呼ばれ、「'''[[w:作品番号|作品番号]]64-5'''([[w:en:List_of_string_quartets_by_Joseph_Haydn#Opus_64,_the_"Tost"_quartets,_set_III_(1790)|Op. 64]], No. 5)」、また[[w:ホーボーケン番号|ホーボーケン番号]]という数え方だと「'''Hob. III:63'''」などとなります。[[w:en:String Quartets, Op. 64 (Haydn)]]</ref><br> &nbsp;より&nbsp;第1楽章 |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1790 |<!-- file -->[[File:Haydn StringQuartetInDMajorOp.64 JosephHaydn-StringQuartetInDOp.645H363Lark-01-AllegroModerato.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Haydn StringQuartetInDMajorOp.64 JosephHaydn-StringQuartetInDOp.645H363Lark-01-AllegroModerato.ogg|6分12秒]] [[:c:Category:Audio files of Quartet No. 53 in D major (The Lark), Op. 64, No. 5, Hoboken No. III:63|c:]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【ハイドン「弦楽四重奏曲Op.54-2(トスト)」】--> |[[File:Joseph Haydn, målning av Thomas Hardy från 1792.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:12pt;" |[[w:フランツ・ヨーゼフ・ハイドン|ハイドン]] |<!--曲 名--> style="font-size:10pt;" |『弦楽四重奏曲 第58番(第42番)』<br>「第一トスト弦楽四重奏曲」Op64-5<ref name="ハイドン弦楽四重奏曲トスト">'''[[w:ハイドンの弦楽四重奏曲一覧|ハイドンの弦楽四重奏曲]]'''は数が多く、数え弦楽方も幾通りもあるため非常に分かりにくいですが、このハ長調曲(in C major)は、'''「四重奏曲第58番」'''または偽作などを除いて'''「四重奏曲第43番」'''または'''「四重奏曲第42番」(String Quartet No. 42)'''と呼ばれ、「'''[[w:作品番号|作品番号]]64-5'''([[w:en:List_of_string_quartets_by_Joseph_Haydn#Opus_64,_the_"Tost"_quartets,_set_III_(1790)|Op. 54]], No. 2)」、また[[w:ホーボーケン番号|ホーボーケン番号]]という数え方だと「'''Hob. III:57'''」などとなります。[[w:en:List_of_string_quartets_by_Joseph_Haydn#Opus_54,_55,_the_"Tost"_quartets,_sets_I_&_II_(1788)]]</ref>&nbsp;より&nbsp;第1楽章 |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1788 |<!-- file -->[[File:The Danish String Quartet - Haydn's String Quartet No. 42 in C major, Op. 54, No. 2, Hob.III-57 - I. Vivace.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:The Danish String Quartet - Haydn's String Quartet No. 42 in C major, Op. 54, No. 2, Hob.III-57 - I. Vivace.ogg|4分24秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【ハイドン「チェロ協奏曲第2番」】--> |[[File:Joseph Haydn, målning av Thomas Hardy från 1792.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:12pt;" |[[w:フランツ・ヨーゼフ・ハイドン|ハイドン]] |<!--曲 名--> style="font-size:11pt;" |『'''[[w:チェロ協奏曲第2番 (ハイドン)|チェロ協奏曲第2番]]'''』<br> より 第1楽章 |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1783 |<!-- file -->[[File:CELLO LIVE PERFORMANCES JOHN MICHEL-HAYDN CELLO CONCERTO in D 1 recapcad.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:CELLO LIVE PERFORMANCES JOHN MICHEL-HAYDN CELLO CONCERTO in D 1 recapcad.ogg|6分5秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【ハイドン「チェロ協奏曲第1番」】--> |[[File:Joseph Haydn, målning av Thomas Hardy från 1792.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:12pt;" |[[w:フランツ・ヨーゼフ・ハイドン|ハイドン]] |<!--曲 名--> style="font-size:11pt;" |『'''[[w:チェロ協奏曲第1番 (ハイドン)|チェロ協奏曲第1番]]'''』<br> より 第1楽章 |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1765<br>-67頃 |<!-- file -->[[File:The Metropolitan Chamber Orchestra - Haydn's Cello Concerto No. 1 in C major, Hob.VIIb-1 - I. Moderato.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:The Metropolitan Chamber Orchestra - Haydn's Cello Concerto No. 1 in C major, Hob.VIIb-1 - I. Moderato.ogg|9分44秒]] |- <!--【■バロック音楽■】--> ! colspan="7" style="background-color:#b6eeb6;" |[[w:バロック音楽|バロック音楽]] ([[w:en:Baroque music|Baroque music]]: 1580–1750頃)<br> >後期バロック(Late baroque: 1680–1750頃) |- !<!--【ROWSPAN】--> rowspan="15" style="background-color:#b6eeb6;" |&nbsp; |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【ラモー「新クラヴサン組曲集」】--> | rowspan="2" |[[画像:Attribué à Joseph Aved, Portrait de Jean-Philippe Rameau (vers 1728) - 001.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> rowspan="2" style="font-size:11pt;" |[[w:ジャン=フィリップ・ラモー|ラモー]] |<!--曲 名--> style="font-size:9pt;" |『新[[w:チェンバロ|クラヴサン]]組曲集』<ref>[[w:en:Pièces_de_Clavecin#Nouvelles_Suites_de_Pièces_de_Clavecin_(1726–1727)]]</ref><ref>[[w:fr:Troisième livre de pièces de clavecin de Rameau]]</ref><br> (第5巻<ref>[[w:en:Pièces_de_Clavecin#Suite_in_A_minor,_RCT_5]]</ref>) より<br> 第7曲 ガヴォットと6つの変奏<ref>[https://enc.piano.or.jp/musics/23679 新クラヴサン組曲集 第1番(第4組曲) ガヴォットと6つの変奏/Nouvelles suites de pièces de clavecin "Gavotte et 6 doubles" - ラモー - ピティナ・ピアノ曲事典]</ref> |<!--発表年--> rowspan="2" style="font-size:9pt;" |1726-<br>1727 |<!-- file -->[[File:Jean-Philippe Rameau - Gavotte and Variations.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Jean-Philippe Rameau - Gavotte and Variations.ogg|2分31秒]] |- |<!--曲 名--> style="font-size:9pt;" | (第6巻<ref>[[w:en:Pièces_de_Clavecin#Suite_in_G_major/G_minor,_RCT_6]]</ref>) より<br> 第4曲 雌鶏<ref>[https://enc.piano.or.jp/musics/23684 新クラヴサン組曲集 第2番(第5組曲) 雌鶏/Nouvelles suites de pièces de clavecin "La poule" - ラモー - ピティナ・ピアノ曲事典]</ref> |<!-- file -->[[File:Jean-Philippe Rameau - La Poule (Marcelle Meyer, 1953).flac]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Jean-Philippe Rameau - La Poule (Marcelle Meyer, 1953).flac|3分06秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【ペツォールト「メヌエット」】--> | !<!--作曲者--> style="font-size:9pt;" |[[w:クリスティアン・ペツォールト|ペツォールト]] |<!--曲 名--> style="font-size:11pt; background-color:#ddffdd;" |<span style="font-size:7pt;">「[[w:アンナ・マクダレーナ・バッハ#アンナ・マクダレーナ・バッハの音楽帳|アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳]]」<br> より メヌエット(BWV Anh.114)</span><br>&nbsp;'''"ペツォールトのメヌエット"'''   |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1725 |<!-- file -->[[File:Menuet bwv anh 114 115 Anna Magdalena2.wav]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Menuet bwv anh 114 115 Anna Magdalena2.wav|1分36秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【クープラン「第5前奏曲」】--> |[[File:Francois Couperin 2.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:10pt;" |[[w:フランソワ・クープラン|クープラン]] |<!--曲 名--> style="font-size:11pt;" |『[[w:フランソワ・クープラン#『クラヴサン奏法』|クラヴサン奏法]]』<ref>[[w:en:L'art de toucher le clavecin]]</ref>より<br> 第5[[w:前奏曲|前奏曲]] |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1716 |<!-- file -->[[File:Couperin Cinquieme Prelude Equal.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Couperin Cinquieme Prelude Equal.ogg|2分16秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【マルチェッロ「オーボエ協奏曲」】--> |[[File:Alessandro Marcello.png|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:9pt;" |[[w:アレッサンドロ・マルチェッロ|マルチェッロ]] |<!--曲 名--> style="font-size:12pt; background-color:#eeffee;" |『[[w:オーボエ協奏曲 (マルチェッロ)|オーボエ協奏曲]]』D935<br><span style="font-size:9pt;"> ➡[[w:ヨハン・ゼバスティアン・バッハ|バッハ]]による編曲<br> (チェンバロ独奏曲 BWV 974)</span> |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1715 |<!-- file -->[[File:Bach-Marcello-Adagio BWV974-Stephan.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Bach-Marcello-Adagio BWV974-Stephan.ogg|4分30秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【コレッリ「合奏協奏曲」】--> | rowspan="3" |[[画像:Arcangelo corelli.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> rowspan="3" style="font-size:12pt;" |[[w:アルカンジェロ・コレッリ|コレッリ]] |<!--曲 名--> style="font-size:10pt;" |『[[w:コンチェルト・グロッソ|合奏協奏曲]]』<span style="font-size:8pt;">(作品番号6)</span> <ref>[[w:en:Twelve concerti grossi, Op. 6 (Corelli)]]</ref><br> 第4番<ref>[[w:en:Concerto grosso in D major, Op. 6, No. 4 (Corelli)]]</ref> より 第1楽章 |<!--発表年--> rowspan="3" style="font-size:9pt;" |1712 |<!-- file -->[[File:Corelli - Concerto Grosso Op. 6 No. 4 - 1. Adagio - Allegro.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Corelli - Concerto Grosso Op. 6 No. 4 - 1. Adagio - Allegro.ogg|3分25秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" |<!--曲 名--> style="font-size:10pt;" | 第8番 "クリスマス協奏曲" <ref>[[w:en:Christmas Concerto]]</ref><br>  より 第1~第2楽章 |<!-- file -->[[File:Corelli - Concerto Grosso in G minor - Christmas Concerto - part 1.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Corelli - Concerto Grosso in G minor - Christmas Concerto - part 1.ogg|3分23秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" |<!--曲 名--> style="font-size:10pt;" |   〃 第4~第6楽章 |<!-- file -->[[File:Corelli - Concerto Grosso in G minor - Christmas Concerto - part 2.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Corelli - Concerto Grosso in G minor - Christmas Concerto - part 2.ogg|6分52秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【クーナウ?「われらに嬰児生まれ給う」】--> |[[File:Johann Kuhnau.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:9pt;" |作者不明?<br>[[w:ヨハン・クーナウ|クーナウ]]?<ref name="嬰児">[[w:en:Uns ist ein Kind geboren, BWV 142]] は、19世紀後半に出版されたときはバッハ作曲と考えられましたが、やがて疑念を持たれ、作曲者不明ですが、クーナウが有力と考えられています。</ref> |<!--曲 名--> style="font-size:11pt;" |<span style="font-size:9pt;">クリスマスカンタータ</span><br>『我らに<ruby><rb>嬰児</rb><rp>(</rp><rt>みどりご</rt><rp>)</rp></ruby>生まれ給う』<br> BWV 142<ref name="嬰児"/> より 協奏曲 |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1711 |<!-- file -->[[File:Uns ist ein Kind geboren, BWV 142 - 1 Concerto.mid]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Uns ist ein Kind geboren, BWV 142 - 1 Concerto.mid|1分17秒]] [[:c:Category:MIDI files of Uns ist ein Kind geboren, BWV 142|c:]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【パッヘルベル「カノンとジーグ」】--> | rowspan="2" | !<!--作曲者--> rowspan="2" style="font-size:11pt;" |[[w:ヨハン・パッヘルベル|パッヘルベル]] |<!--曲 名--> style="font-size:10pt; background-color:#ddffdd;" |『3つのヴァイオリンと通奏低音のための&nbsp;<span style="font-size:12pt;">'''カノンとジーグ'''</span>』 |<!--発表年--> rowspan="2" style="font-size:9pt;" |1680-<br>1706頃 |<!-- file -->[[File:Canon and Gigue in D.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Canon and Gigue in D.ogg|6分27秒]] [[:c:Category:Pachelbel's Canon|c:]] |- <!--【パッヘルベルのカノン】--> |<!--曲 名--> style="font-size:10pt; background-color:#ccffcc;" |<span style="font-size:12pt;"> '''"パッヘルベルのカノン"'''</span> |<!-- file -->[[File:Pachelbel's Canon.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Pachelbel's Canon.ogg|2分51秒]] |- <!--【】--> ! colspan="7" | |- <!--【】--> ! colspan="7" | |- <!--【】--> ! colspan="7" | |- <!--【■ヘンデル】--> ! colspan="7" style="background-color:#98fb98;" |[[w:ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル#主な作品|ヘンデルの楽曲]]([[w:en:George_Frideric_Handel#Works|Compositions by Georg Friedrich Händel]])後期バロック音楽 |- !<!--【ROWSPAN】--> rowspan="8" style="background-color:#98fb98;" |&nbsp; |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【ヘンデル「メサイアよりハレルヤ」】--> |[[File:Haendelsmall.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者-->[[w:ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル|ヘンデル]] |<!--曲 名--> style="font-size:12pt; background-color:#eeffee;" |<span style="font-size:8pt;">[[w:オラトリオ|オラトリオ]]</span>『'''[[w:メサイア (ヘンデル)|メサイア]]'''』<span style="font-size:8pt;">(HWV 56)</span><br><span style="font-size:11pt;"> 第2部 より</span>「'''[[w:ハレルヤ|ハレルヤ]]'''」 |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1741 |<!-- file -->[[File:Handel - messiah - 44 hallelujah.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Handel - messiah - 44 hallelujah.ogg|3分47秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【ヘンデル「オンブラマイフ」】--> | rowspan="2" |[[File:Haendelsmall.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> rowspan="2" |[[w:ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル|ヘンデル]] |<!--曲 名--> style="font-size:11pt; background-color:#eeffee;" |歌劇『[[w:セルセ (ヘンデル)|セルセ]]』<span style="font-size:8pt;">(HWV 40)</span> より<br> 「'''[[w:オンブラ・マイ・フ|オンブラ・マイ・フ]]'''」 |<!--発表年--> rowspan="2" style="font-size:9pt;" |1738 |<!-- file -->[[File:Enrico Caruso, George Frideric Handel, Ombra mai fu (Serse).ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Enrico Caruso, George Frideric Handel, Ombra mai fu (Serse).ogg|4分16秒]] [[:c:Category:Ombra mai fu|c]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【ヘンデル「ラルゴ」】--> |<!--曲 名--> style="font-size:12pt; background-color:#ccffcc;" |  '''"ヘンデルのラルゴ"''' |<!-- file -->[[File:Largo (Händel).mid]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Largo (Händel).mid|2分11秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【ヘンデル「水上の音楽」】--> | rowspan="1" |[[File:Haendelsmall.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> rowspan="1" |[[w:ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル|ヘンデル]] |<!--曲 名--> style="font-size:12pt; background-color:#ddffdd;" |『'''[[w:水上の音楽|水上の音楽]]'''』第1組曲<br> <span style="font-size:8pt;"> (HWV 348)</span> より<br>  第5曲 '''アリア''' |<!--発表年--> rowspan="1" style="font-size:9pt;" |1717 |<!-- file -->[[File:5-George Frideric Handel - Water Music Suite in F major (Air) HWV348.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:5-George Frideric Handel - Water Music Suite in F major (Air) HWV348.ogg|4分11秒]] [[:c:Category:Audio files of the Water Music|c]] |- <!--【】--> ! colspan="7" | |- <!--【】--> ! colspan="7" | |- <!--【】--> ! colspan="7" | |- <!--【■J.S. バッハ】--> ! colspan="7" style="background-color:lawngreen;" |[[w:ヨハン・ゼバスティアン・バッハ#作品|J. S. バッハの楽曲]]([[w:en:Johann_Sebastian_Bach#Compositions|compositions by Johann Sebastian Bach]])後期バロック音楽 |- !<!--【ROWSPAN】--> rowspan="32" style="background-color:lawngreen;" |&nbsp; |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【バッハ「ロ短調ミサ曲」】--> | rowspan="1" |[[画像:BachJS.gif|border|center|50px]] !<!--作曲者--> rowspan="1" |[[w:ヨハン・ゼバスティアン・バッハ|J.S. バッハ]] |<!--曲 名--> style="font-size:11pt; background-color:#eeffee;" |<span style="font-size:14pt;">『'''[[w:ミサ曲 ロ短調|ロ短調ミサ曲]]'''』</span><br><span style="font-size:11pt;"> (BWV 232)<br> より「[[w:アニュス・デイ (音楽)|神の小羊]]」</span> |<!--発表年--> rowspan="1" style="font-size:9pt;" |1733-<br>1749?<ref name="Bach-list">[[w:en:List_of_compositions_by_Johann_Sebastian_Bach]] 参照。</ref> |<!-- file -->[[File:Johann Sebastian Bach - Mass in B minor - Agnus Dei.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Johann Sebastian Bach - Mass in B minor - Agnus Dei.ogg|4分41秒]] [[:c:Category:Mass in B minor|c:]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【バッハ「ゴルトベルク変奏曲」】--> | rowspan="3" |[[画像:BachJS.gif|border|center|50px]] !<!--作曲者--> rowspan="3" |[[w:ヨハン・ゼバスティアン・バッハ|J.S. バッハ]] |<!--曲 名--> style="font-size:9pt; background-color:#ddffdd;" |『クラヴィーア練習曲集』第4巻<br>「2段鍵盤付きクラヴィチェンバロ<br> のためのアリアと種々の変奏」<br> (BWV 988)(※ピアノ演奏版)<br> <span style="font-size:14pt;">'''"[[w:ゴルトベルク変奏曲|ゴルトベルク変奏曲]]"'''</span><br> より アリア~第9変奏</span> |<!--発表年--> rowspan="3" style="font-size:9pt;" |1740?<ref name="Bach-list"/> |<!-- file -->[[File:GoldbergVariations MehmetOkonsar-1of3 Var1to10.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:c:Category:Audio files of the Open Goldberg Variations|c]]<br>[[:File:GoldbergVariations MehmetOkonsar-1of3 Var1to10.ogg|11分48秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" |<!--曲 名--> style="font-size:9pt; background-color:#eeffee;" |  〃  第10~第22変奏 |<!-- file -->[[File:GoldbergVariations MehmetOkonsar-2of3 Var11to23.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:GoldbergVariations MehmetOkonsar-2of3 Var11to23.ogg|20分09秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" |<!--曲 名--> style="font-size:9pt; background-color:#eeffee;" |  〃  第23~第30変奏・アリア |<!-- file -->[[File:GoldbergVariations MehmetOkonsar-3of3 Var23to32END.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:GoldbergVariations MehmetOkonsar-3of3 Var23to32END.ogg|16分04秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【バッハ「管弦楽組曲第2番 第7曲」】--> | rowspan="1" |[[画像:BachJS.gif|border|center|50px]] !<!--作曲者--> rowspan="1" |[[w:ヨハン・ゼバスティアン・バッハ|J.S. バッハ]] |<!--曲 名--> style="font-size:12pt; background-color:#eeffee;" |『'''[[w:管弦楽組曲|管弦楽組曲]] 第2番'''』<br> (BWV 1067)<span style="font-size:11pt;"> より<br> 第7曲 [[w:バディヌリー|バディヌリー]]</span> |<!--発表年--> rowspan="1" style="font-size:9pt;" |1739頃?<ref name="Bach-list"/> |<!-- file -->[[File:Bach, Johann Sebastian - Suite No.2 in B Minor - X. Badinerie.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Bach, Johann Sebastian - Suite No.2 in B Minor - X. Badinerie.ogg|1分23秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【バッハ「フルートとオブリガート・チェンバロのためのソナタ」第1楽章】--> | rowspan="3" |[[画像:BachJS.gif|border|center|50px]] !<!--作曲者--> rowspan="3" |[[w:ヨハン・ゼバスティアン・バッハ|J.S. バッハ]] |<!--曲 名--> style="font-size:10pt;" |『フルートとオブリガート・<br>チェンバロのためのソナタ』<br> 第1番 (BWV 1030) より<br><span style="font-size:11pt;">  第1楽章</span> |<!--発表年--> rowspan="3" style="font-size:9pt;" |1736/<br>1737<ref name="Bach-list"/> |<!-- file -->[[File:Bach - Flute Sonata Bmin - 1. Andante - Traverso and Harpsichord.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Bach - Flute Sonata Bmin - 1. Andante - Traverso and Harpsichord.ogg|7分34秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【バッハ「フルートとオブリガート・チェンバロのためのソナタ」第2楽章】--> |<!--曲 名--> style="font-size:11pt;" |  第2楽章  |<!-- file -->[[File:Bach - Flute Sonata Bmin - 2. Largo e Dolce - Traverso and Harpsichord.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Bach - Flute Sonata Bmin - 2. Largo e Dolce - Traverso and Harpsichord.ogg|4分56秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【バッハ「フルートとオブリガート・チェンバロのためのソナタ」第3楽章】--> |<!--曲 名--> style="font-size:11pt;" |  第3楽章  |<!-- file -->[[File:Bach - Flute Sonata Bmin - 3. Presto - Traverso and Harpsichord.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Bach - Flute Sonata Bmin - 3. Presto - Traverso and Harpsichord.ogg|6分50秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【バッハ「前奏曲とフーガ」前奏曲】--> | rowspan="2" |[[画像:BachJS.gif|border|center|50px]] !<!--作曲者--> rowspan="2" |[[w:ヨハン・ゼバスティアン・バッハ|J.S. バッハ]] |<!--曲 名--> style="font-size:11pt;" |『前奏曲とフーガ』<span style="font-size:9pt;">(BWV 543)</span><br> より 前奏曲 </span> |<!--発表年--> rowspan="2" style="font-size:9pt;" |1730<br>以後?<ref name="Bach-list"/> |<!-- file -->[[File:Johann Sebastian Bach Prelude in A minor BWV 543 Robert Köbler Silbermann-Organ.mp3]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Johann Sebastian Bach Prelude in A minor BWV 543 Robert Köbler Silbermann-Organ.mp3|3分18秒]] [[:c:Category:BWV 543 – Prelude and Fugue in A minor for organ|c]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【バッハ「前奏曲とフーガ」フーガ】--> |<!--曲 名--> style="font-size:11pt;" |    フーガ  |<!-- file -->[[File:Johann Sebastian Bach Fugue in A minor BWV 543 Robert Köbler Silbermann-Organ.mp3]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Johann Sebastian Bach Fugue in A minor BWV 543 Robert Köbler Silbermann-Organ.mp3|6分24秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【◆バッハ「管弦楽組曲」】--> | rowspan="6" |[[画像:BachJS.gif|border|center|50px]] ! rowspan="6" <!--作曲者-->|[[w:ヨハン・ゼバスティアン・バッハ|J.S. バッハ]] |<!--曲 名--> style="font-size:12pt; background-color:#eeffee;" |<span style="font-size:13pt;">『'''[[w:管弦楽組曲|管弦楽組曲]] 第3番'''』</span><br> (BWV 1068)<br><span style="font-size:11pt;"> より 序曲</span> | rowspan="6" <!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1730頃?<ref name="Bach-list"/> |<!-- file -->[[File:PDP-CH - Adolf Busch Chamber Players - Adolf Busch - Suite No. 3 in D major, BWV 1068 - Overture, Part 1 - Bach - Hmv-db3018-2ea3896.flac]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:c:Category:BWV 1068 – Orchestral Suite No. 3 in D major|c:]]<br>[[:File:PDP-CH - Adolf Busch Chamber Players - Adolf Busch - Suite No. 3 in D major, BWV 1068 - Overture, Part 1 - Bach - Hmv-db3018-2ea3896.flac|4分22秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" |<!--曲 名--> style="font-size:11pt; background-color:#eeffee;" | 〃 序曲(つづき) |<!-- file -->[[File:PDP-CH - Adolf Busch Chamber Players - Adolf Busch - Suite No. 3 in D major, BWV 1068 - Overture, Conclusion - Bach - Hmv-db3018-2ea3897.flac]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:PDP-CH - Adolf Busch Chamber Players - Adolf Busch - Suite No. 3 in D major, BWV 1068 - Overture, Conclusion - Bach - Hmv-db3018-2ea3897.flac|3分04秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【バッハ「管弦楽組曲第3番」】--> |<!--曲 名--> style="font-size:11pt; background-color:#ccffcc;" | 〃 第2曲 '''[[w:エール (音楽)|エール <small>(アリア)</small>]]'''</span> |<!-- file -->[[File:PDP-CH - Adolf Busch Chamber Players - Adolf Busch - Suite No. 3 in D major, BWV 1068 - Air - Bach - Hmv-db3019-2ea3895.flac]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:PDP-CH - Adolf Busch Chamber Players - Adolf Busch - Suite No. 3 in D major, BWV 1068 - Air - Bach - Hmv-db3019-2ea3895.flac|4分44秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【バッハ/ヴィルヘルミ「G線上のアリア」】--> |<!--曲 名--> style="font-size:13pt; background-color:#bbffbb;" | '''"[[w:G線上のアリア|G線上のアリア]]"'''<ref name="Air_on_the_G_String"/> |<!-- file -->[[File:Air.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Air.ogg|3分03秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" |<!--曲 名--> style="font-size:11pt; background-color:#eeffee;" | 〃 第3曲 ガヴォット |<!-- file -->[[File:PDP-CH - Adolf Busch Chamber Players - Adolf Busch - Suite No. 3 in D major, BWV 1068 - Gavotte - Bach - Hmv-db3019-2ea3898.flac]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:PDP-CH - Adolf Busch Chamber Players - Adolf Busch - Suite No. 3 in D major, BWV 1068 - Gavotte - Bach - Hmv-db3019-2ea3898.flac|3分44秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" |<!--曲 名--> style="font-size:11pt; background-color:#eeffee;" | 〃 第4曲 ブーレ<br> 〃 第5曲 ジーグ |<!-- file -->[[File:PDP-CH - Busch Chamber Players - Orchestral Suite No. 3 in D major, BWV1068 - Johann Sebastian Bach - Hmv-db3020-2ea3899.flac]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:PDP-CH - Busch Chamber Players - Orchestral Suite No. 3 in D major, BWV1068 - Johann Sebastian Bach - Hmv-db3020-2ea3899.flac|4分13秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【バッハ「2つのヴァイオリンのための協奏曲」】--> | rowspan="1" |[[画像:BachJS.gif|border|center|50px]] !<!--作曲者--> rowspan="1" |[[w:ヨハン・ゼバスティアン・バッハ|J.S. バッハ]] |<!--曲 名--> style="font-size:11pt;" |『[[w:2つのヴァイオリンのための協奏曲 (バッハ)|2つのヴァイオリンのため<br> の協奏曲]]』(BWV 1043)<span style="font-size:11pt;"><br>  より 第2楽章</span> |<!--発表年--> rowspan="1" style="font-size:9pt;" |1730頃??<ref name="Bach-list"/> |<!-- file -->[[File:Johann Sebastian Bach - Concerto for Two Violins in D minor - 2. Largo ma non tanto.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Johann Sebastian Bach - Concerto for Two Violins in D minor - 2. Largo ma non tanto.ogg|6分42秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【バッハ「マタイ受難曲」】--> | rowspan="1" |[[画像:BachJS.gif|border|center|50px]] !<!--作曲者--> rowspan="1" |[[w:ヨハン・ゼバスティアン・バッハ|J.S. バッハ]] |<!--曲 名--> style="font-size:15pt; background-color:#eeffee;" |『'''[[w:マタイ受難曲|マタイ受難曲]]'''』<br> <span style="font-size:12pt;">(BWV 244)</span> |<!--発表年--> rowspan="1" style="font-size:9pt;" |1727<ref name="Bach-list"/> |<!-- file -->[[#バッハ「マタイ受難曲」|外部音源を探す]]<ref>バッハ作曲「マタイ受難曲」がウィキメディア・コモンズに見当たらないため、代わりに外部音源を参照します。</ref> |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"| |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【バッハ「ヨハネ受難曲」】--> | rowspan="1" |[[画像:BachJS.gif|border|center|50px]] !<!--作曲者--> rowspan="1" |[[w:ヨハン・ゼバスティアン・バッハ|J.S. バッハ]] |<!--曲 名--> style="font-size:15pt; background-color:#eeffee;" |『'''[[w:ヨハネ受難曲|ヨハネ受難曲]]'''』<br> <span style="font-size:12pt;">(BWV 245)</span> |<!--発表年--> rowspan="1" style="font-size:9pt;" |1724<ref name="Bach-list"/> |<!-- file -->[[#バッハ「ヨハネ受難曲」|外部音源を探す]]<ref>バッハ作曲「ヨハネ受難曲」がウィキメディア・コモンズに見当たらないため、代わりに外部音源を参照します。</ref> |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"| |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【バッハ「主よ、人の望みの喜びよ」】--> |[[画像:BachJS.gif|border|center|50px]] !<!--作曲者-->[[w:ヨハン・ゼバスティアン・バッハ|J.S. バッハ]] |<!--曲 名--> style="font-size:9pt; background-color:#eeffee;" |『[[w:心と口と行いと生活で|心と口と行いと生活で]]』BWV147<br> より<br><span style="font-size:12pt;">'''"[[w:主よ、人の望みの喜びよ|主よ、人の望みの喜びよ]]"'''</span> |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1723 |<!-- file -->[[File:Jesu, Joy of Man's Desiring2.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Jesu, Joy of Man's Desiring2.ogg|3分13秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【バッハ「平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第1番」】--> | rowspan="1" |[[画像:BachJS.gif|border|center|50px]] !<!--作曲者--> rowspan="1" |[[w:ヨハン・ゼバスティアン・バッハ|J.S. バッハ]] |<!--曲 名--> style="font-size:11pt; background-color:#ccffcc;" |『'''[[w:平均律クラヴィーア曲集|平均律クラヴィーア曲集]]'''』<br> '''第1巻 第1番''' (BWV 846)<ref>[[w:en:Prelude and Fugue in C major, BWV 846]]</ref><br> より '''前奏曲'''<ref>前奏曲の部分は、[[w:シャルル・グノー|シャルル・グノー]]が『[[w:アヴェ・マリア (グノー)|アヴェ・マリア]]』の伴奏に用いたことでも知られています。</ref></span> |<!--発表年--> rowspan="1" style="font-size:9pt;" |1722<ref name="Bach-list"/> |<!-- file -->[[File:Bach C Major Prelude Equal.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Bach C Major Prelude Equal.ogg|2分02秒]] [[:c:Category:BWV 846|c:]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【◆バッハ「ブランデンブルク協奏曲」第2番】--> | rowspan="5" |[[画像:BachJS.gif|border|center|50px]] ! rowspan="5" <!--作曲者--> |[[w:ヨハン・ゼバスティアン・バッハ|J.S. バッハ]] |<!--曲 名--> style="font-size:9pt; background-color:#eeffee;" |<span style="font-size:8pt;">『いくつかの楽器による六つの協奏曲』</span><br><span style="font-size:12pt;">'''"[[w:ブランデンブルク協奏曲|ブランデンブルク協奏曲]]"'''</span><br> <span style="font-size:12pt;">'''第2番'''</span> (BWV 1047) '''第1楽章''' | rowspan="5" <!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1721<ref name="Bach-list"/> |<!-- file -->[[File:Bach - Brandenburg Concerto.No. 2 in F Major- I. Allegro.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:c:Category:Brandenburg Concertos|c:]]<br>[[:File:Bach - Brandenburg Concerto.No. 2 in F Major- I. Allegro.ogg|5分08秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【「ブランデンブルク協奏曲第3番」第1楽章】--> |<!--曲 名--> style="font-size:9pt; background-color:#eeffee;" | <span style="font-size:12pt;">'''第3番'''</span> (BWV 1048) '''第1楽章''' |<!-- file -->[[File:Bach - Brandenburg Concerto No. 3 - 1. Allegro.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Bach - Brandenburg Concerto No. 3 - 1. Allegro.ogg|5分19秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【「ブランデンブルク協奏曲第3番」第3楽章】--> |<!--曲 名--> style="font-size:9pt; background-color:#eeffee;" | <span style="font-size:12pt;">第3番</span>   第3楽章  |<!-- file -->[[File:Bach - Brandenburg Concerto No. 3 - 3. Allegro.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Bach - Brandenburg Concerto No. 3 - 3. Allegro.ogg|4分34秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【「ブランデンブルク協奏曲第5番」第1楽章】--> |<!--曲 名--> style="font-size:9pt; background-color:#eeffee;" | <span style="font-size:12pt;">'''第5番'''</span> (BWV 1050) '''第1楽章'''  |<!-- file -->[[File:Bach - Brandenburg Concerto 5 - 1. Allegro.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Bach - Brandenburg Concerto 5 - 1. Allegro.ogg|9分59秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【「ブランデンブルク協奏曲第5番」第3楽章】--> |<!--曲 名--> style="font-size:9pt; background-color:#eeffee;" | <span style="font-size:12pt;">第5番</span>   第3楽章  |<!-- file -->[[File:Bach - Brandenburg Concerto 5 - 3. Allegro.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Bach - Brandenburg Concerto 5 - 3. Allegro.ogg|4分57秒]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【バッハ「無伴奏チェロ組曲 第1番」】--> | rowspan="1" |[[画像:BachJS.gif|border|center|50px]] !<!--作曲者--> rowspan="1" |[[w:ヨハン・ゼバスティアン・バッハ|J.S. バッハ]] |<!--曲 名--> style="font-size:12pt; background-color:#ddffdd;" |『'''[[w:無伴奏チェロ組曲|無伴奏チェロ組曲]]'''』<br> '''第1番''' (BWV 1007)<span style="font-size:11pt;"> より<br>  '''前奏曲 (プレリュード)'''</span> |<!--発表年--> rowspan="1" style="font-size:9pt;" |1720<ref name="Bach-list"/> |<!-- file -->[[File:Bach - Cello Suite no. 1 in G major, BWV 1007 - I. Prélude.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Bach - Cello Suite no. 1 in G major, BWV 1007 - I. Prélude.ogg|2分30秒]] [[:c:Category:BWV 1007|c:]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【バッハ「シャコンヌ」】--> | rowspan="1" |[[画像:BachJS.gif|border|center|50px]] !<!--作曲者--> rowspan="1" |[[w:ヨハン・ゼバスティアン・バッハ|J.S. バッハ]] |<!--曲 名--> style="font-size:10pt; background-color:#ddffdd;" |『[[w:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ|無伴奏ヴァイオリンのための<br> ソナタとパルティータ]]』の<br> '''[[w:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ#パルティータ第2番ニ短調_BWV1004|パルティータ第2番]]''' (BWV 1004)<br><span style="font-size:11pt;"> より 第5曲 <span style="font-size:13pt;">'''シャコンヌ'''</span></span> |<!--発表年--> rowspan="1" style="font-size:9pt;" |1720<ref name="Bach-list"/> |<!-- file -->[[File:Johann Sebastian Bach - Chaconne for violin alone.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Johann Sebastian Bach - Chaconne for violin alone.ogg|12分30秒]] [[:c:Category:BWV 1004 – Partita No. 2 in D minor for violin solo|c:]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【バッハ「小フーガ」】--> | rowspan="1" |[[画像:BachJS.gif|border|center|50px]] !<!--作曲者--> rowspan="1" |[[w:ヨハン・ゼバスティアン・バッハ|J.S. バッハ]] |<!--曲 名--> style="font-size:15pt; background-color:#ccffcc;" | '''[[w:フーガ BWV578|フーガ]]'''&nbsp;(BWV 578)<br> '''"小フーガ"''' |<!--発表年--> rowspan="1" style="font-size:9pt;" |1713?<ref name="Bach-list"/> |<!-- file -->[[File:J.S.Bach – BWV 578.oga]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:J.S.Bach – BWV 578.oga|4分50秒]] [[:c:Category:BWV 578 – Fugue in G minor for organ|c:]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【バッハ「トッカータとフーガ(BWV 565)」】--> | rowspan="2" |[[画像:BachJS.gif|border|center|50px]] ! rowspan="2" |<!--作曲者-->[[w:ヨハン・ゼバスティアン・バッハ|J.S. バッハ]] | rowspan="2" <!--曲 名--> style="font-size:14pt; background-color:#ccffcc;" |&nbsp;'''[[w:トッカータとフーガ ニ短調 BWV 565|トッカータとフーガ]]'''<br> (BWV 565) | rowspan="2" <!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1704?<ref name="Bach-list"/> |<!-- file -->[[File:Toccata et Fugue BWV565.ogg]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Toccata et Fugue BWV565.ogg|8分34秒]] [[:c:Category:BWV 565|c:]] |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" |<!-- file -->[[File:Toccata and Fugue in D Minor (ISRC USUAN1100350).mp3]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Toccata and Fugue in D Minor (ISRC USUAN1100350).mp3|8分42秒]] |- <!--【■ヴァヴァルディ】--> ! colspan="7" style="background-color:lime;" |[[w:アントニオ・ヴィヴァルディ#作品|ヴィヴァルディの楽曲]]([[w:en:Antonio_Vivaldi#Works|Compositions by Antonio Vivaldi]])後期バロック音楽 |- !<!--【ROWSPAN】--> rowspan="5" style="background-color:lime;" |&nbsp; |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【ヴィヴァルディ「四季」】--> |[[画像:Vivaldi.jpg|border|center|50px]] !<!--作曲者--> style="font-size:10pt;" |[[w:アントニオ・ヴィヴァルディ|ヴィヴァルディ]] |<!--曲 名--> style="font-size:10pt; background-color:#ccffcc;" |ヴァイオリン協奏曲集<br><span style="font-size:13pt;">『'''[[w:四季 (ヴィヴァルディ)|四季]]'''』 第1曲 '''"春"'''<br>  より 第1楽章 |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" |1725頃 |<!-- file -->[[File:Vivaldi - Four Seasons 1 Spring mvt 1 Allegro - John Harrison violin.oga]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:File:Vivaldi - Four Seasons 1 Spring mvt 1 Allegro - John Harrison violin.oga|3分35秒]] |- <!--【】--> ! colspan="7" | |- <!--【】--> ! colspan="7" | |- <!--【】--> ! colspan="7" | |- <!--【】--> ! colspan="7" | <!-- ! colspan="7" style="background-color:#aeffae;" | ゑ --> |} <!-- <span style="font-size:11pt;"> </span> --> === 外部音源より === ウィキメディア・コモンズに音声ファイルがない楽曲について、以下の '''[[/外部音源]]''' などで代用します。 *[https://rekion.dl.ndl.go.jp/ 歴史的音源]([[w:国立国会図書館|国立国会図書館]]デジタルコレクション)、[[画像:YouTube 2024.svg|80px]] [https://www.youtube.com/ YouTube] ====ワルトトイフェル「スケーターズワルツ」==== :[[画像:P music.svg|35px]]<u>[https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2915122 管絃樂 スケータース・ワルツ - 歴史的音源]</u><small>(国立国会図書館デジタルコレクション)</small> ====ビゼー「アルルの女 メヌエット」==== :[[画像:P music.svg|35px]]<u>[https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1316638 管弦楽:アルルの女(メヌエット) - 歴史的音源]</u><small>(国立国会図書館デジタルコレクション)</small> ====メンデルスゾーン「春の歌」==== :[[画像:P music.svg|35px]]<u>[https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1316511 ピアノ独奏:春の歌 - 歴史的音源]</u><small>(国立国会図書館デジタルコレクション)</small> ====ウェーバー「舞踏への勧誘」==== :[[画像:P music.svg|35px]]<u>[https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1316645 ピアノ独奏:舞踏への勧誘(上) - 歴史的音源]</u><small>(国立国会図書館デジタルコレクション)</small> :[[画像:P music.svg|35px]]<u>[https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1316646 ピアノ独奏:舞踏への勧誘(下) - 歴史的音源]</u><small>(国立国会図書館デジタルコレクション)</small> ====ゴセック「ガヴォット」==== :[[画像:P music.svg|35px]]<u>[https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/8275619 管弦楽:ガボット - 歴史的音源]</u><small>(国立国会図書館デジタルコレクション)</small> ====ボッケリーニ「メヌエット」==== :[[画像:P music.svg|35px]]<u>[https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2916152 ヴァイオリン練習用伴奏曲「メヌエット」 - 歴史的音源]</u><small>(国立国会図書館デジタルコレクション)</small> ====アンゲラー「おもちゃの交響曲」==== :[[画像:P music.svg|35px]]<u>[https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3576307 (児童のための音楽)管弦楽:玩具の交響曲 - 歴史的音源]</u><small>(国立国会図書館デジタルコレクション)</small> ====モーツァルト「交響曲第39番」==== :[[画像:YouTube 2024.svg|80px]] [https://www.youtube.com/ YouTube]から音源を探す: [[画像:Nuvola apps xmag.png|35px]][https://www.youtube.com/results?search_query=Symphony+No.39 Symphony No.39]、 [[画像:Nuvola apps xmag.png|35px]][https://www.youtube.com/results?search_query=K.543 K.543]、 [[画像:Nuvola apps xmag.png|35px]][https://www.youtube.com/results?search_query=KV543 KV543] ====バッハ「マタイ受難曲」==== :[[画像:YouTube 2024.svg|80px]] [https://www.youtube.com/ YouTube]から音源を探す: [[画像:Nuvola apps xmag.png|35px]][https://www.youtube.com/results?search_query=Matth%C3%A4us-Passion Matthäus-Passion]、 [[画像:Nuvola apps xmag.png|35px]][https://www.youtube.com/results?search_query=BW244 BW244] ====バッハ「ヨハネ受難曲」==== :[[画像:YouTube 2024.svg|80px]] [https://www.youtube.com/ YouTube]から音源を探す: [[画像:Nuvola apps xmag.png|35px]][https://www.youtube.com/results?search_query=Passio+Secundum+Joannem+Bach Passio Secundum Joannem Bach]、 [[画像:Nuvola apps xmag.png|35px]][https://www.youtube.com/results?search_query=BWV245 BWV245] <!-- これより予備タグ --> <div style="color:#fefefe"> <span style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"> <span style="font-size:11pt;"> <!-- style="font-size:11pt;"| --> |- <!--【】--> ! colspan="7" | |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【】--> |[[画像:|border|center|50px]] !<!--作曲者--><!--[[w:|]] |<!--曲 名--><!--[[w:|]] |<!--発表年--> style="font-size:9pt;" | |<!-- file -->[[]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:|分秒]] ◆──────────◆──────────◆──────────◆──────────◆──────────◆──────────  |- style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" <!--【】--> | rowspan="2" |[[画像:|center|50px]] !<!--作曲者--> rowspan="2" style="font-size:11pt;" |<!--[[w:|]] |<!--曲 名--> rowspan="2" style="font-size:11pt;" |<!--[[w:|]] |<!--発表年--> rowspan="2" style="font-size:9pt;" | |<!-- file -->[[]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:|分秒]] |- |<!-- file -->[[]] |<!--リンク--> style="font-size:8pt;"|[[:|分秒]] </div> __toc__ ==著作権についての注記== 著作権保護期間を満了していない作曲家の楽曲については、本稿では採り上げません。<br>ウィキメディア・コモンズには、著作権が切れていない可能性がある作品のファイルもアップされていますが、扱わないこととします。<br>それらの楽曲については、YouTube(無料動画多数)やAmazon Musicなどの音楽配信サイトをご利用ください。詳しくは、以下の記事を参照してください。 *[[/作曲家の一覧]] *[[著作権保護期間]] **[[著作権保護期間/作曲家・楽曲の事例|/作曲家・楽曲の事例]] ---- :'''著作権が切れている作曲家''' <ref>[https://music-bells.com/?mode=f20 著作権の切れている作曲家・作品(音楽)リスト - 楽譜出版社 《ミュージック・ベルズ》 Music Bells Publishing] などを参照。</ref> ::【注意】米国の著作権法による著作権保護期間<ref>[[w:著作権法_(アメリカ合衆国)#著作権の保護期間]]</ref>は、1923年以前に発表された作品は満了ですが、1924年~1963年に発表された作品は更新手続きがされていれば発表から95年後に満了、1964年~1977年に発表された作品は発表から95年後に満了、と複雑になっています。そのため、作曲家の没後70年が過ぎていても1924年以降に発表された作品に著作権がまだ有効な場合があります。 :以下に、1924年以後も作品を発表しているおもな作曲家を挙げます。 *[[w:リヒャルト・シュトラウス|リヒャルト・シュトラウス]]([[画像:Flag of Germany.svg|border|25px]]1949年没):日本国内では1999年末、米国では2019年末で満了。 *[[w:バルトーク・ベーラ|バルトーク・ベーラ]](ハンガリー1945年没):日本国内では2005年末、米国では2015年末で満了。 *[[w:ケネス・アルフォード|ケネス・アルフォード]]([[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]]1945年没:『[[w:ボギー大佐|ボギー大佐]]』など):日本国内では2005年末、米国では2015年末で満了。 *[[w:セルゲイ・ラフマニノフ|セルゲイ・ラフマニノフ]]([[画像:Flag of the United States.svg|border|25px]]1943年没):日本国内では1993年末+戦時加算10年余、米国では2013年末で満了。 *[[w:ジョージ・ガーシュウィン|ジョージ・ガーシュウィン]](1937年没):実兄との共同著作物337曲は、2053年まで保護期間が延長されたが<ref>[[w:ジョージ・ガーシュウィン#著作権]]</ref>、『[[w:ラプソディ・イン・ブルー|ラプソディ・イン・ブルー]]』などはパブリックドメイン。 *[[w:グスターヴ・ホルスト|グスターヴ・ホルスト]]([[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]]1934年没:[[w:惑星 (組曲)|組曲『惑星』]]など) *[[w:エドワード・エルガー|エドワード・エルガー]]([[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]]1934年没:『威風堂々』など) ;参考リンク *[https://logosfoundation.org/copyleft/public_domain_composers.html Public Domain Composers - No Copyright](作曲家の著作権保護期間満了年を記載) ==脚注== <references/> == 関連項目 == *[[協奏曲の鑑賞]] : *[[音声ファイルで聴く英語版ウィキペディア]] == 関連記事 == ;日本語版ウィキペディア *[[w:Portal:クラシック音楽]] ;英語版ウィキペディア *[[w:en:Portal:Classical music]] ;英語版ウィキブックス *[[:b:en:Category:Subject:Music]] **'''[[:b:en:Western Music History]]''' **[[:b:en:Category:Book:Introduction to Classical Music]] **:'''[[:b:en:Introduction to Classical Music]]''' ===ウィキメディア・コモンズ=== {{Commons|Category:Classical music|クラシック音楽}} {{Commons|Category:Classical composers|クラシック音楽の作曲家}} {{Commons|Category:Compositions by composer|作曲家別の作曲}} {{Commons|Category:Audio files of classical music by composer|作曲家別のクラシック音楽の音声ファイル}} {{Commons|Category:Audio files of classical music|クラシック音楽の音声ファイル}} {{Commons|Category:Videos of classical music|クラシック音楽の動画ファイル}} {{Commons|Category:Audio files of classical music by ensemble|楽団別のクラシック音楽の音声ファイル}} {{Commons|Category:Audio files of classical music by the Berlin Philharmonic|ベルリンフィルの音声ファイル}} {{Commons|Category:Audio files of classical music by conductor|指揮者別のクラシック音楽の音声ファイル}} == 外部リンク == *[https://enc.piano.or.jp/ ピアノ曲事典 | ピティナ・ピアノホームページ - ピティナ・ピアノ曲事典] ===Musopen=== {{Commons|Category:Musopen|Category:Musopen}} [[w:Musopen|Musopen]](パブリックドメインの録音と楽譜の電子図書館) :https://musopen.org/ (Free Sheet Music, Royalty Free & Public Domain Music) ===abcnotation.com=== :https://abcnotation.com/ ([[w:en:ABC notation|ABC notation]] / [[w:ABC記譜法|ABC記譜法]]) [[Category:クラシック音楽|かいふおんけん]] <!-- {{Wikipedia| --> [[Category:音声ファイルで聴くクラシック音楽入門|*]] [[Category:クラシック音楽|おんせい*]] [[Category:音楽|くらしつく]] f4c5rzlcpb39y4flqil9p8qsne97xp8 交通地理学/鉄道 0 33452 263368 225127 2024-11-12T05:40:10Z にくぬきカレー 84903 263368 wikitext text/x-wiki {{Pathnav|メインページ|地理学|交通地理学|frame=1}} == 鉄道の特色 == 他の交通機関と比較した場合、鉄道には以下のような特徴がある。 *長所 **大量輸送が可能である。 **陸上交通では最も高速である。 **温室効果ガスの排出が少ない。 **定時性の確保が容易である。 **比較的安全性が高い。 *短所 **設備費がかさむ。大都市圏以外では赤字になってしまうことが多い。 **線路がある場所しか走行できない。 == 鉄道の歴史 == 世界初の鉄道は、1825年にイギリスのストックトン・ダーリントン間に開業したものである。日本では、1872年に新橋・横浜間に初めての鉄道が開業している。当初、私鉄によって多くの路線が建設されていたが、1907年に長距離の路線は国有化された。戦後、1964年に世界初の高速鉄道である新幹線が開業。しかし、国鉄は新幹線の工事や地方の過疎化などにより経営が悪化、1987年に分割民営化したが、根本的な問題は解決していない。 == 現在の日本の鉄道の概要 == 現在、日本の鉄道の大部分は国鉄が分割民営化されたJRが運営している。JRには鉄道事業を運営する会社の場合全部で7社あり、北海道全域を管轄するJR北海道、東北・関東甲信越を管轄するJR東日本、東海地方を管轄するJR東海、北陸・近畿・中国地方を管轄するJR西日本、四国地方を管轄するJR四国、九州地方を管轄するJR九州、そして全国の貨物列車を管轄するJR貨物である。JRの鉄道路線は、大きく分けて新幹線と在来線の2種類がある。新幹線は、おおむね時速200km以上の速度で運行できる路線であり、現在、東海道新幹線、山陽新幹線、九州新幹線、上越新幹線、北陸新幹線、北海道新幹線が開業している。在来線はそれ以外の路線である。なお、秋田新幹線と山形新幹線は、新幹線と名は付いているが、最高時速200kmに満たないので法的には在来線である。(博多南線とガーラ湯沢支線も同じ) JR以外の鉄道は、私鉄・第三セクター・公営鉄道がある。私鉄は、大手私鉄と中小私鉄に分かれる。大手私鉄は全国に16社ある。内訳は、首都圏に9社、関西圏に5社、中京圏と福岡に各1社である。第三セクターは、半官半民の鉄道で、主に、国鉄・JRから引き継がれた、利用者の比較的少ない路線や新幹線に並行して走る路線が該当する。公営鉄道は、主に地下鉄や路面電車に使われるが、東京都にはそれ以外の公営鉄道も存在する。 [[カテゴリ:地理学]] [[カテゴリ:鉄道]] 871j9th4dn54uz15m946crep2rai10q C Sharp/Hello World 0 34672 263362 239286 2024-11-12T04:02:31Z Ef3 694 校閲と推敲 263362 wikitext text/x-wiki == 基本的な実装 == C#での基本的なHello Worldプログラムを紹介します。以下のコードは最も一般的な実装方法です。 === 標準的な実装 === ; HelloWorld.cs :<syntaxhighlight lang="csharp" copy> using System; public class Hello { public static void Main(string[] args) { Console.WriteLine("Hello, World!"); } } </syntaxhighlight> ; 実行結果: :<syntaxhighlight lang="text"> Hello, World! </syntaxhighlight> このコードの主要な要素: * <code>System</code>名前空間の使用宣言 * <code>Hello</code>クラスの定義 * プログラムのエントリーポイントとなる<code>Main</code>メソッド * <code>Console.WriteLine</code>による標準出力 === モダンな実装(C# 9.0以降) === C# 9.0から導入された新しい構文を使用すると、より簡潔に記述することができます。 ; ModernHello.cs :<syntaxhighlight lang="csharp" copy> System.Console.WriteLine("Hello, World!"); </syntaxhighlight> == 実装スタイルの比較 == === 従来のスタイルと新しいスタイル === {| class="wikitable" ! スタイル !! 特徴 !! 推奨される使用場面 |- | 従来のスタイル || * 明示的な構造<br>* すべての要素が可視化<br>* 拡張性が高い || * 大規模なプロジェクト<br>* チーム開発<br>* 将来的な機能追加が予想される場合 |- | モダンスタイル || * 簡潔な記述<br>* 最小限のコード<br>* 高い可読性 || * 小規模なスクリプト<br>* プロトタイプ開発<br>* 教育目的 |} == プログラムの解説 == === 重要な要素 === * '''using System''': .NET Frameworkの基本的な機能を使用するための名前空間宣言 * '''public class''': すべてのコードを含むクラスの定義 * '''Main メソッド''': プログラムの実行開始点 * '''Console.WriteLine''': 標準出力へのテキスト出力メソッド == 技術情報 == * 対応バージョン:C# 1.0以降 * 最新の省略記法:C# 9.0以降(.NET 5以降) * 実行環境:.NET Framework, .NET Core, .NET 5+ == 脚註 == <references /> {{DEFAULTSORT:HELLO WORLD}} [[Category:C Sharp]] [[Category:Hello World|C Sharp]] 57gcjnufewp85g2lsdktp3ikxkngh9g C Sharp/変数 0 34679 263363 239287 2024-11-12T04:17:16Z Ef3 694 校閲と推敲 263363 wikitext text/x-wiki C#における変数は、データを格納するためのメモリ上の名前付きの場所です。この項では変数の基本概念から詳細な使用方法まで説明します。 == 基本概念 == === 変数の特徴 === * '''データの格納''': 様々な型のデータを保持できる * '''型の指定''': 静的型付け言語として、変数の型を明示的に指定 * '''メモリ参照''': メモリ上の特定の場所を参照 * '''値の変更''': 実行時に値を変更可能 === 基本的な使用例 === :<syntaxhighlight lang=c# copy> int number; // 変数の宣言 number = 10; // 値の代入 string message = "Hello"; // 宣言と初期化を同時に </syntaxhighlight> == 変数の宣言方法 == === 主な宣言パターン === # '''明示的な型宣言''' #:<syntaxhighlight lang=c# copy> int age = 25; string name = "John"; </syntaxhighlight> # '''型推論(var)''' #:<syntaxhighlight lang=c# copy> var number = 10; // int型として推論 var text = "Hello"; // string型として推論 </syntaxhighlight> # '''特殊な宣言''' #:<syntaxhighlight lang=c# copy> const int MAX_VALUE = 100; // 定数 readonly int DAYS_IN_WEEK = 7; // 読み取り専用 dynamic dynVar = "test"; // 動的型付け </syntaxhighlight> === 複合的な宣言 === # '''複数変数の同時宣言''' #:<syntaxhighlight lang=c# copy> int x = 1, y = 2, z = 3; </syntaxhighlight> # '''配列の宣言''' #:<syntaxhighlight lang=c# copy> int[] numbers = new int[5]; string[] names = { "Alice", "Bob" }; </syntaxhighlight> == データ型 == === プリミティブ型 === {| class=wikitable !型 !説明 !例 |- |int |32ビット整数 |42 |- |double |64ビット浮動小数点 |3.14159 |- |bool |真偽値 |true, false |- |char |16ビット文字 |'A' |- |string |文字列 |"Hello" |} === 特殊な型 === * '''Nullable型''': <code>int? num = null;</code> * '''タプル''': <code>(string name, int age) person = ("John", 25);</code> == メモリと型の管理 == === 値型と参照型 === ==== 値型(Value Types) ==== * スタックメモリに直接格納 * 値のコピーが発生 * 例:int, double, struct :<syntaxhighlight lang=c# copy> int x = 10; int y = x; // xの値がyにコピーされる x = 20; // yは影響を受けない(依然として10) </syntaxhighlight> ==== 参照型(Reference Types) ==== * ヒープメモリに格納され、参照を保持 * 同じオブジェクトを参照可能 * 例:class, array, string :<syntaxhighlight lang=c# copy> int[] arr1 = {1, 2, 3}; int[] arr2 = arr1; // 同じ配列を参照 arr1[0] = 10; // arr2[0]も10になる </syntaxhighlight> == 変数のスコープと寿命 == * '''ローカル変数''': メソッド内で宣言 * '''インスタンス変数''': クラス内で宣言 * '''静的変数''': static修飾子付きで宣言 == プログラミングのベストプラクティス == * 明確な命名規則の使用 * 適切な型の選択 * 初期化の確実な実施 * スコープの最小化 == 脚註 == <references /> {{DEFAULTSORT:へんすう}} [[Category:C Sharp]] 6wjzt7jjzl172z2lo6773f8mcxfj9qy C Sharp/クラスとメソッド 0 34680 263364 239902 2024-11-12T05:04:32Z Ef3 694 校閲と推敲 263364 wikitext text/x-wiki == クラスとオブジェクト指向の基本 == C#において、クラスはオブジェクト指向プログラミングの基本構成要素です。クラスはデータ(フィールドやプロパティ)と、そのデータを操作するメソッド(関数)を含みます。以下は基本的なクラスの例です。 :<syntaxhighlight lang=c# copy> using System; // クラスの定義 public class MyClass { private string myField; public string MyProperty { get { return myField; } set { myField = value; } } public MyClass() { myField = "Default Value"; } public void MyMethod() { Console.WriteLine("MyMethod is called!"); } } class Program { static void Main(string[] args) { MyClass myObject = new MyClass(); myObject.MyProperty = "New Value"; Console.WriteLine(myObject.MyProperty); myObject.MyMethod(); } } </syntaxhighlight> この例では、<code>MyClass</code>というクラスが定義され、プロパティ<code>MyProperty</code>やメソッド<code>MyMethod</code>を持っています。<code>Program</code>クラスの<code>Main</code>メソッドでインスタンス化され、プロパティやメソッドが利用されています。クラスを使用することで、データと振る舞いを一体化し、コードの構造化や保守性の向上が図れます。 == フィールドとプロパティ == フィールドとプロパティはクラス内でデータを保持する異なる手段です。それぞれに用途やアクセス方法が異なるため、適切に使い分けることで、クラスのカプセル化や安全性を高めることができます。 === フィールド (Field) === フィールドはクラス内で宣言される変数であり、通常はプライベートに設定され、クラスの内部処理でのみ使用されます。 :<syntaxhighlight lang=c# copy> public class MyClass { private int myField; // フィールドの宣言 public void SetField(int value) { myField = value; } } </syntaxhighlight> === プロパティ (Property) === プロパティは、フィールドへのアクセスを安全に制御するためのメンバーであり、<code>get</code>と<code>set</code>アクセサーを使って外部からアクセスできます。 :<syntaxhighlight lang=c# copy> public class MyClass { private int myField; public int MyProperty { get { return myField; } set { myField = value; } } } </syntaxhighlight> フィールドとプロパティの主な違いは、プロパティがフィールドへのアクセスにロジックを追加できる点にあります。これにより、外部からのアクセスに対してバリデーションや制約を設定し、データの整合性を保つことが可能です。 == staticメンバー == <code>static</code>なプロパティやメソッドは、インスタンスではなくクラスそのものに関連付けられ、インスタンス化せずに利用できます。 === Staticプロパティ === :<syntaxhighlight lang=c# copy> public class MyClass { public static string MyStaticProperty { get; set; } = "Initial Value"; } </syntaxhighlight> この例の<code>MyStaticProperty</code>は、<code>MyClass.MyStaticProperty</code>としてアクセス可能で、複数のインスタンスで共有される値を表すのに便利です。 === Staticメソッド === :<syntaxhighlight lang=c# copy> public class MyClass { public static void MyStaticMethod() { Console.WriteLine("This is a static method"); } } </syntaxhighlight> <code>MyStaticMethod</code>は<code>MyClass.MyStaticMethod()</code>として呼び出され、共通の処理を行う関数として利用されます。 == アクセス修飾子 == C#では、<code>private</code>、<code>protected</code>、<code>public</code>といったアクセス修飾子によってメンバーの可視性を制御します。 :<syntaxhighlight lang=c# copy> public class MyClass { private int privateField = 10; protected int protectedField = 20; public int publicField = 30; private void PrivateMethod() { Console.WriteLine("This is a private method"); } protected void ProtectedMethod() { Console.WriteLine("This is a protected method"); } public void PublicMethod() { Console.WriteLine("This is a public method"); } } </syntaxhighlight> これらの修飾子は、オブジェクト指向プログラミングにおいて、クラスの内部状態を隠蔽(カプセル化)し、安全なデータ操作を促進します。 カプセル化(Encapsulation)は、オブジェクト指向プログラミングにおいて重要な概念の一つで、データとそのデータを操作するメソッドをひとまとめにして隠蔽することを指します。これにより、データの保護と、外部からの直接アクセスによる不正な変更を防ぐことが可能です。 C#では、アクセス修飾子を使うことで、クラスの外部からデータやメソッドへのアクセスを制限できます。たとえば、<code>private</code>アクセス修飾子を使用することで、クラス内でのみデータやメソッドが利用できるようにし、外部からの干渉を防ぎます。また、必要に応じて<code>public</code>なプロパティやメソッドを通じて、外部から安全にデータにアクセスすることが可能になります。 次のコード例では、フィールドに<code>private</code>を使用して直接のアクセスを防ぎ、<code>public</code>なプロパティを通じてアクセスできるようにするカプセル化の例を示しています。 :<syntaxhighlight lang=c# copy> public class Account { private decimal balance; // 直接アクセスから保護されたフィールド // balanceフィールドへのアクセスを提供するプロパティ public decimal Balance { get { return balance; } set { if (value >= 0) { // 入力値の検証(バリデーション) balance = value; } } } public void Deposit(decimal amount) { if (amount > 0) { balance += amount; } } } </syntaxhighlight> この例では、<code>balance</code>フィールドは<code>private</code>として宣言されているため、直接アクセスはできません。しかし、<code>Balance</code>プロパティを介して安全にアクセス可能で、必要なバリデーションも行われます。カプセル化により、クラスの内部データを保護しながら、クラス外部に対して適切なインターフェースを提供できます。 == クラスの継承 == C#において、継承(Inheritance)はクラス間でコードの再利用と拡張を可能にする機能です。あるクラスを基底クラス(親クラス)として定義し、別のクラスがそれを継承することで、基底クラスのメンバーを子クラスで利用できるようになります。 基底クラスから継承する際、<code>: baseClassName</code>のように指定します。継承を使用することで、共通のプロパティやメソッドを一箇所にまとめ、コードの重複を避け、プログラム全体の管理を容易にします。 以下は、<code>Animal</code>クラスを基底クラスとして、<code>Dog</code>クラスがそれを継承する例です。 :<syntaxhighlight lang=c# copy> public class Animal { public void Eat() { Console.WriteLine("Eating..."); } } public class Dog : Animal { public void Bark() { Console.WriteLine("Barking..."); } } class Program { static void Main() { Dog dog = new Dog(); dog.Eat(); // 基底クラスのメソッドを呼び出す dog.Bark(); // 子クラスのメソッドを呼び出す } } </syntaxhighlight> この例では、<code>Dog</code>クラスは<code>Animal</code>クラスを継承しており、<code>Eat</code>メソッドを利用可能です。また、<code>Dog</code>クラス固有の<code>Bark</code>メソッドも持っています。継承によってコードの再利用と拡張が実現され、オブジェクト指向の特性が強化されます。 == メソッドのオーバーロード == C#では、メソッドのオーバーロード(Overloading)によって、同じ名前のメソッドを異なるパラメータで定義することが可能です。これにより、メソッドを柔軟に利用でき、異なる状況に応じて同じ処理名を統一して使うことができます。 メソッドのオーバーロードは、引数の数や型が異なるメソッドを同じ名前で定義することで実現されます。以下は、メソッドのオーバーロードの例です。 :<syntaxhighlight lang=c#> public class Calculator { // 引数が2つの場合 public int Add(int a, int b) { return a + b; } // 引数が3つの場合 public int Add(int a, int b, int c) { return a + b + c; } // 引数がdouble型の場合 public double Add(double a, double b) { return a + b; } } class Program { static void Main() { Calculator calculator = new Calculator(); Console.WriteLine(calculator.Add(2, 3)); // 出力: 5 Console.WriteLine(calculator.Add(2, 3, 4)); // 出力: 9 Console.WriteLine(calculator.Add(2.5, 3.5)); // 出力: 6.0 } } </syntaxhighlight> 上記の例では、<code>Add</code>メソッドが異なる引数で3つ定義されています。プログラム実行時、C#は呼び出しに合ったオーバーロードされたメソッドを自動的に選択します。オーバーロードにより、同じ処理の名前を統一できるため、コードの可読性が向上します。 == メソッドのオーバーライド == メソッドのオーバーライド(Overriding)は、基底クラスのメソッドを派生クラスで再定義するための機能です。これにより、継承されたメソッドの動作を派生クラスで変更できます。オーバーライドを行うためには、基底クラスのメソッドに<code>virtual</code>修飾子を付け、派生クラスで<code>override</code>キーワードを使って再定義します。 以下は、メソッドのオーバーライドの例です。 :<syntaxhighlight lang=c#> public class Animal { public virtual void Speak() { Console.WriteLine("Animal sound"); } } public class Dog : Animal { public override void Speak() { Console.WriteLine("Woof!"); } } class Program { static void Main() { Animal myAnimal = new Animal(); myAnimal.Speak(); // 出力: Animal sound Dog myDog = new Dog(); myDog.Speak(); // 出力: Woof! } } </syntaxhighlight> 上記の例では、基底クラス<code>Animal</code>に<code>Speak</code>メソッドが定義され、<code>virtual</code>修飾子が付いています。<code>Dog</code>クラスでこのメソッドを<code>override</code>し、派生クラス独自の動作を定義しています。オーバーライドにより、ポリモーフィズム(多態性)を活用でき、基底クラスのインターフェースを持ちながら派生クラスごとの動作を実現できます。 == 抽象クラスと抽象メソッド == C#では、抽象クラス(Abstract Class)を利用して、クラスの基本構造を定義することができます。抽象クラスはインスタンス化できないクラスであり、他のクラスで継承されることを前提としています。抽象メソッド(Abstract Method)を含む場合、派生クラスでそのメソッドを必ず実装しなければなりません。 以下は、抽象クラスと抽象メソッドの例です。 :<syntaxhighlight lang=c#> public abstract class Shape { public abstract double GetArea(); // 抽象メソッド(必ず実装が必要) public void Display() { Console.WriteLine("Displaying shape area."); } } public class Circle : Shape { public double Radius { get; set; } public Circle(double radius) { Radius = radius; } public override double GetArea() { return Math.PI * Radius * Radius; } } class Program { static void Main() { Circle circle = new Circle(5); circle.Display(); Console.WriteLine("Area: " + circle.GetArea()); } } </syntaxhighlight> 上記の例では、<code>Shape</code>クラスが抽象クラスとして定義されており、抽象メソッド<code>GetArea</code>を含んでいます。派生クラス<code>Circle</code>では、この抽象メソッドをオーバーライドして具体的な実装を提供しています。抽象クラスを使用することで、共通の構造を定義しながら、派生クラスに実装の自由を与えることができます。 == インターフェース == インターフェース(Interface)は、メソッドやプロパティのシグネチャのみを定義し、実装は持たない抽象的な型です。インターフェースを使用することで、異なるクラス間で共通のインターフェースを提供し、コードの一貫性と柔軟性を高めることができます。 インターフェースの定義には<code>interface</code>キーワードを使用し、クラスに実装する場合は<code>:</code>でインターフェースを指定します。次の例では、<code>IDrawable</code>インターフェースを定義し、異なるクラスでそれを実装しています。 :<syntaxhighlight lang=c#> public interface IDrawable { void Draw(); } public class Circle : IDrawable { public void Draw() { Console.WriteLine("Drawing a circle."); } } public class Square : IDrawable { public void Draw() { Console.WriteLine("Drawing a square."); } } class Program { static void Main() { IDrawable[] shapes = { new Circle(), new Square() }; foreach (IDrawable shape in shapes) { shape.Draw(); } } } </syntaxhighlight> この例では、<code>IDrawable</code>インターフェースに<code>Draw</code>メソッドが定義されており、<code>Circle</code>と<code>Square</code>クラスがそれを実装しています。インターフェースを利用することで、異なるクラスに共通のメソッドを持たせ、ポリモーフィズムを実現できます。 == ジェネリクス == C#では、ジェネリクス(Generics)を利用することで、型に依存しない汎用的なクラスやメソッドを作成できます。これにより、異なるデータ型に対応するコードを記述する必要がなくなり、再利用性が向上します。ジェネリクスは、コレクションやアルゴリズムを型に依存せずに設計するために非常に役立ちます。 ジェネリクスを使用するには、クラスやメソッドの宣言に型パラメータ(<code><T></code>など)を指定します。以下にジェネリクスを使用した例を示します。 :<syntaxhighlight lang=c#> public class GenericBox<T> { private T content; public void SetContent(T value) { content = value; } public T GetContent() { return content; } } class Program { static void Main() { GenericBox<int> intBox = new GenericBox<int>(); intBox.SetContent(123); Console.WriteLine(intBox.GetContent()); // 出力: 123 GenericBox<string> strBox = new GenericBox<string>(); strBox.SetContent("Hello"); Console.WriteLine(strBox.GetContent()); // 出力: Hello } } </syntaxhighlight> 上記の例では、<code>GenericBox</code>クラスが型パラメータ<code>T</code>を持ち、<code>int</code>型や<code>string</code>型など、任意の型に対応するインスタンスを作成できます。ジェネリクスを使うことで、コードの再利用性が向上し、型の安全性も確保されます。 == ジェネリクスメソッド == ジェネリクスメソッドは、クラスにジェネリクスを使用せずとも、メソッド単位でジェネリクスを適用できます。これにより、特定のメソッドのみ型パラメータを使用して柔軟な処理を実現できます。 :<syntaxhighlight lang=c#> public class Utilities { public static void Swap<T>(ref T a, ref T b) { T temp = a; a = b; b = temp; } } class Program { static void Main() { int x = 10, y = 20; Utilities.Swap(ref x, ref y); Console.WriteLine($"x: {x}, y: {y}"); // 出力: x: 20, y: 10 string str1 = "Hello", str2 = "World"; Utilities.Swap(ref str1, ref str2); Console.WriteLine($"str1: {str1}, str2: {str2}"); // 出力: str1: World, str2: Hello } } </syntaxhighlight> 上記の例では、<code>Swap</code>メソッドが型パラメータ<code>T</code>を持っており、<code>int</code>型や<code>string</code>型など異なる型に対応した入れ替え処理を行っています。 == 制約付きジェネリクス == ジェネリクスに制約(Constraints)を追加することで、型パラメータとして利用できる型を制限できます。これにより、特定の条件を満たす型のみを使用できるようになります。制約には<code>where</code>キーワードを使います。 以下に制約付きジェネリクスの例を示します。 :<syntaxhighlight lang=c#> public class Calculator<T> where T : struct { public T Add(T a, T b) { dynamic x = a; dynamic y = b; return x + y; } } class Program { static void Main() { Calculator<int> intCalculator = new Calculator<int>(); Console.WriteLine(intCalculator.Add(2, 3)); // 出力: 5 Calculator<double> doubleCalculator = new Calculator<double>(); Console.WriteLine(doubleCalculator.Add(2.5, 3.5)); // 出力: 6.0 } } </syntaxhighlight> この例では、<code>Calculator</code>クラスの型パラメータ<code>T</code>に<code>where T : struct</code>という制約があり、値型(構造体)である<code>int</code>や<code>double</code>などが使用可能です。制約付きジェネリクスを使用すると、特定の型のメンバーを利用したり、パフォーマンスを向上させるための最適化を行いやすくなります。 == Nullable型 == C#では、<code>Nullable</code>型(または<code>T?</code>として表記)を使用して、通常の値型に<code>null</code>値を許容させることができます。これにより、整数や浮動小数点数など、値型に<code>null</code>の状態を表現する機能が追加され、データの欠損や未初期化状態を表現できます。 :<syntaxhighlight lang=c#> int? nullableInt = null; nullableInt = 10; if (nullableInt.HasValue) { Console.WriteLine(nullableInt.Value); // 出力: 10 } else { Console.WriteLine("No value"); } </syntaxhighlight> Nullable型は、特にデータベースやデータの欠損が発生する可能性があるシステムで役立ちます。 == タプル == タプル(Tuple)は、複数の値を一度にまとめて返したい場合や、簡単なデータ構造として使用されます。C#では、タプル型を利用して、メソッドから複数の戻り値を返すことができます。 :<syntaxhighlight lang=c#> public (int, string) GetPerson() { int age = 25; string name = "John"; return (age, name); } class Program { static void Main() { var (age, name) = new Program().GetPerson(); Console.WriteLine($"Age: {age}, Name: {name}"); // 出力: Age: 25, Name: John } } </syntaxhighlight> この例では、<code>GetPerson</code>メソッドが<code>(int, string)</code>型のタプルを返し、複数の戻り値として使用されています。タプルを使うと、一時的なデータ構造として複数の値を管理できます。 == 名前付きタプル == タプルのフィールドには名前を付けることも可能で、コードの可読性が向上します。 :<syntaxhighlight lang=c#> public (int Age, string Name) GetPerson() { int age = 25; string name = "John"; return (age, name); } class Program { static void Main() { var person = new Program().GetPerson(); Console.WriteLine($"Age: {person.Age}, Name: {person.Name}"); // 出力: Age: 25, Name: John } } </syntaxhighlight> このように、タプルにフィールド名を付けることで、使用時に名前でアクセスでき、読みやすいコードが書けます。 {{DEFAULTSORT:くらすとめそつと}} [[Category:C Sharp]] oqzdlkqjggjaeet2e3pmtrpk2kqr95r C Sharp/条件分岐 0 34681 263365 239317 2024-11-12T05:17:22Z Ef3 694 263365 wikitext text/x-wiki == 条件分岐 == === if文 === C#の<code>if</code>文は他のCファミリー言語と似ていますが、条件式が必ず<code>bool</code>型である点が異なります。この制約により、条件式は明確に真偽値を返すようになり、プログラムの判定が明確化されます。 ; 例:if文の使用 :<syntaxhighlight lang=csharp copy> using System; public class IfStmtEx { public static void Main() { var n = 0.0 / 0.0; if (n > 0.0) { Console.WriteLine("n > 0.0"); } else if (n < 0.0) { Console.WriteLine("n < 0.0"); } else if (n == 0.0) { Console.WriteLine("n == 0.0"); } else { Console.WriteLine($"n = {n}"); } } } </syntaxhighlight> ; 実行結果 :<syntaxhighlight lang=text> n = NaN </syntaxhighlight> ; 構文 :<syntaxhighlight lang=ebnf> if-stmt := if '(' 条件式 ')' 文1 [ else 文2 ] </syntaxhighlight> * 条件式は<code>bool</code>型でなければなりません。<br> * 文には単文や複文が使用でき、複文は<code>{ }</code>で複数の文をまとめたブロックです。 === switch文 === C#の<code>switch</code>文は、整数だけでなく文字列などの式も扱えるため、さまざまな条件分岐が可能です。 ; 整数式を条件としたswitch文 :<syntaxhighlight lang=csharp copy> using System; public class SwitchStmtEx { public static void Main() { var random = new System.Random(); var i = random.Next(0, 16); switch (i) { case 2: case 3: case 5: case 7: Console.WriteLine($"{i}は一桁の素数です。"); break; default: Console.WriteLine($"{i}は一桁の素数ではありません。"); break; } } } </syntaxhighlight> ; 実行例 :<syntaxhighlight lang=text> 2は一桁の素数です。 </syntaxhighlight> ; 文字列式を条件としたswitch文 :<syntaxhighlight lang=csharp copy> using System; public class SwitchStmtEx2 { public static void Main() { string[] ary = new string[] {"東京都", "神奈川県", "千葉県", "埼玉県", "茨城県", "群馬県", "栃木県", "山梨県"}; var random = new System.Random(); var x = ary[random.Next(0, ary.Length)]; switch (x) { case "栃木県": case "群馬県": case "埼玉県": case "山梨県": Console.WriteLine($"{x}は、海に面していません。"); break; default: Console.WriteLine($"{x}は、海に面しています。"); break; } } } </syntaxhighlight> ; 実行例 :<syntaxhighlight lang=text> 神奈川県は、海に面しています。 </syntaxhighlight> ; 構文 :<syntaxhighlight lang=ebnf copy> switch-stmt := switch '(' 条件式 ')' '{' case 式1 ':' 文1 ... [ default ':' 文 ] '}' </syntaxhighlight> === パターンマッチングを使用したswitch文 === C# 7.0以降では、<code>switch</code>文でパターンマッチングを利用できます。これにより、特定の型や条件に応じた柔軟な処理が可能です。 ; パターンの種類 * '''型パターン''':特定の型にマッチします。 *:<syntaxhighlight lang=csharp copy> object obj = "hello"; switch (obj) { case int i: // 整数型の処理 break; case string s: // 文字列型の処理 break; } </syntaxhighlight> * '''組合せパターン''':複数条件を組み合わせます。 *:<syntaxhighlight lang=csharp copy> switch (value) { case > 0 and < 10: // 0より大きく10未満の処理 break; } </syntaxhighlight> * '''プロパティパターン''':オブジェクトのプロパティに基づきます。 *:<syntaxhighlight lang=csharp copy> switch (shape) { case Circle { Radius: > 0 }: // 半径が0より大きい円の場合の処理 break; } </syntaxhighlight> === switch式 === C# 8 で追加された<code>switch</code>式により、より簡潔な条件分岐が可能です。 :<syntaxhighlight lang=csharp copy> using System; public class SwitchExprEx { public static void Main() { string[] ary = new string[]{"春", "梅雨", "夏", "秋", "冬"}; var random = new System.Random(); var x = ary[random.Next(0, ary.Length)]; var message = x switch { "春" => "Spring", "夏" => "Summer", "秋" => "Autumn", "冬" => "Winter", _ => throw new InvalidOperationException() }; Console.WriteLine($"{x}は、英語で {message} です。"); } } </syntaxhighlight> ; 実行例 :<syntaxhighlight lang=text> 冬は、英語で Winter です。 </syntaxhighlight> == 脚註 == <references /> {{DEFAULTSORT:しようけんふんき}} [[Category:C Sharp]] 1qzvcvzytshdm42kkj6yg47scbrh0vj Wikijunior:言語/英語 0 35342 263352 236132 2024-11-11T23:28:38Z Ef3 694 大文字・小文字の対応関係がわかりやすいよう表組み。wiktionaryへのリンクは必要か? 263352 wikitext text/x-wiki {{Pathnav|Wikijunior:メインページ|frame=1}} == 使われている国・地域 == {{Ruby|'''英語'''|えいご}}は、[[w:アメリカ合衆国|アメリカ合衆国]]、[[w:インド|インド]]、[[w:イギリス|イギリス]]、[[w:パキスタン|パキスタン]]など、80をこえる国で使われている言語です。 == 使われている文字 == 英語には、[[w:ラテン文字|ラテン文字]]のうち、{{Ruby|基本|きほん}}ラテン文字と呼ばれる文字が使われています。26の{{Ruby|'''大文字'''|おおもじ}}と{{Ruby|'''小文字'''|こもじ}}の2種類があります。 {|class="wikitable" style="text-align:center; width: 52rem; margin: 1rem auto; font-size:large;" |- style="padding:1rem" !大文字 |[[wikt:A|A]]||[[wikt:B|B]]||[[wikt:C|C]]||[[wikt:D|D]]||[[wikt:E|E]]||[[wikt:F|F]]||[[wikt:G|G]]||[[wikt:H|H]]||[[wikt:I|I]]||[[wikt:J|J]]||[[wikt:K|K]]||[[wikt:L|L]]||[[wikt:M|M]]||[[wikt:N|N]]||[[wikt:O|O]]||[[wikt:P|P]]||[[wikt:Q|Q]]||[[wikt:R|R]]||[[wikt:S|S]]||[[wikt:T|T]]||[[wikt:U|U]]||[[wikt:V|V]]||[[wikt:W|W]]||[[wikt:X|X]]||[[wikt:Y|Y]]||[[wikt:Z|Z]] |- !小文字 |[[wikt:a|a]]||[[wikt:b|b]]||[[wikt:c|c]]||[[wikt:d|d]]||[[wikt:e|e]]||[[wikt:f|f]]||[[wikt:g|g]]||[[wikt:h|h]]||[[wikt:i|i]]||[[wikt:j|j]]||[[wikt:k|k]]||[[wikt:l|l]]||[[wikt:m|m]]||[[wikt:n|n]]||[[wikt:o|o]]||[[wikt:p|p]]||[[wikt:q|q]]||[[wikt:r|r]]||[[wikt:s|s]]||[[wikt:t|t]]||[[wikt:u|u]]||[[wikt:v|v]]||[[wikt:w|w]]||[[wikt:x|x]]||[[wikt:y|y]]||[[wikt:z|z]] |} == 役に立つリンク集 == {{Wikipedia|英語}} {{Wiktionary|カテゴリ:英語|英語}} {{Wikiversity|Topic:英語|英語}} * [https://www.ted.com/ TED] - 英語でのスピーチが聴くことができます。英語も内容も難しいかもしれないですが、日本語を含む{{Ruby|字幕|じまく}}がついています。 * [https://www.bbc.co.uk/learningenglish/english/ BBC Learning English] - 簡単な英語で書かれたニュースを読むことができます。 {{スタブ}} {{DEFAULTSORT:えいこ}} [[Category:執筆中 (ウィキジュニア) ]] [[Category:言語 (ウィキジュニア)]] [[de:Wikijunior Sprachen/ Englisch]] [[en:Wikijunior:Languages/English]] [[fr:Wikijunior:Langues/Anglais]] [[pl:Wikijunior:Języki/Angielski]] qukg0dj0mn5j5ajqtvq4pfgp6c2hgzy C Sharp/反復と反復子 0 36416 263366 239255 2024-11-12T05:21:26Z Ef3 694 校閲と推敲 263366 wikitext text/x-wiki ==反復と反復子== C#には、do, for, foreach, whileの4つの反復構文があります。 また、反復構文(主に foreach)と組合せ、ユーザー定義オブジェクトに反復を行う機構「反復子」があります。 === 反復構文 === 反復構文は、文または文のブロックを反復実行します。 ;[[#do文|do文]]:条件付きで文本体を1回以上実行します。 ;[[#for文|for文]]:指定されたブール式が真に評価される間、文本体を実行します。 ;[[#foreach文|foreach文]]:コレクションの要素を列挙し、その要素ごとに文本体を実行します。 ;[[#while文|while文]]:条件付きで文本体を0回以上実行します。 反復制御構文 ;break文:反復実行文の本体のどの位置でも、ループから抜け出すことができます。 ;continue文:ループ内の次の反復処理に進むことができます。 ==== do文 ==== do文は、指定されたブール式が真と評価される間、文または文のブロックを実行します。 この式はループの各'''実行後'''に評価されるため、do文は'''1回以上'''実行されます。 do文は、'''0回以上'''実行される[[#while文|while文]]とは異なります。 ;[https://paiza.io/projects/R4PENPIjxxQ41zhK6dHshg?language=csharp 例]:<syntaxhighlight lang=c# line highlight="4-7,10-13" copy> public class DoStmtExample { public static void Main() { int n = 1; do { System.Console.Write(n); n += n; } while (n < 10); System.Console.WriteLine(); do { System.Console.Write(n); n += n; } while (n < 10); } } </syntaxhighlight> ; 実行結果 :<syntaxhighlight lang="text"> 1248 16 </syntaxhighlight> : 10 行目からの do 文の条件は最初から成立していませんが、1回は実行されています。 ==== for文 ==== for文は、C風のfor(;;)です。 for文は、指定されたブール式が真と評価される間、文または文のブロックを実行します。 ;[https://paiza.io/projects/SXaJrZs16mINSYfakq4Vqg?language=csharp 例]:<syntaxhighlight lang=c# line highlight="3ー5" copy> public class ForStmtExample { public static void Main() { for (int i = 0; i < 10; i++) { System.Console.Write(i); } // System.Console.Write(i); --> Main.cs(6,32): error CS0103: The name `i' does not exist in the current context } } </syntaxhighlight> ; 実行結果 :<syntaxhighlight lang="text"> 0123456789 </syntaxhighlight> :;初期化式 :: ここでは <code>int i = 0</code> :: for文の最初に1度だけ(必ず)実行されます。 :: 初期化式では、変数の宣言(と初期化)が可能です。 ::: for 文で宣言された変数のスコープは、for文の終了までです。 ::省略可 :;条件式 ::ここでは <code>i < 10</code> ::真の場合、文または文のブロックを実行します。 ::省略された場合、true とみなされます。 :;反復式 ::ここでは <code>i++</code> ::文または文のブロックを実行したあと、反復毎に実行します。 ::省略可 ==== foraech文 ==== foreach文は、System.Collections.IEnumerable または System.Collections.Generic.IEnumerable<T> インターフェースを実装する型のインスタンスの要素ごとに文または文のブロックを実行します。 ;[https://paiza.io/projects/VFuBjlAQL_9NZOANrl9YhA?language=csharp 例]:<syntaxhighlight lang=c# line highlight="7ー9" copy> using System; using System.Collections.Generic; public class ForeachExample { public static void Main() { var primes = new List < int > { 2, 3, 5, 7, 11, 13, 17, 19, }; foreach(var prime in primes) { Console.Write($"{prime} "); } // Console.Write($"{prime} "); --> Main.cs(10,22): error CS0103: The name `prime' does not exist in the current context } }</syntaxhighlight> ; 実行結果 :<syntaxhighlight lang="text"> 2 3 5 7 11 13 17 19 </syntaxhighlight> foreach文は上記に加え、次の条件を満たす任意の型のインスタンスを反復することができます。 * public なパラメータなしの <code>GetEnumerator</code> メソッドがある型。 ** C# 9.0 以降、<code>GetEnumerator</code> メソッドは型の拡張メソッドにすることができます。 * <code>GetEnumerator</code> メソッドの戻値はpublicなCurrentプロパティと、戻値がboolのpublicなパラメータなしの <code>MoveNext</code> メソッドを持っています。 ===== await foreach ===== <code>await foreach</code>はC# 8.0から導入された機能で、非同期的に<code>foreach</code>ループを実行するためのものです。以下に、<code>await foreach</code>を使った例を示します。 ;<syntaxhighlight lang=c#> using System; using System.Collections.Generic; using System.Threading.Tasks; public class Program { public static async Task Main() { List<int> numbers = new() { 1, 2, 3, 4, 5 }; // 同期的な foreach foreach(var number in numbers) { Console.WriteLine(number); } // 非同期的な foreach await foreach(var number in GetAsyncNumbers()) { Console.WriteLine(number); } } // 非同期的なデータを生成するメソッド public static async IAsyncEnumerable < int > GetAsyncNumbers() { await Task.Delay(100); // 例として遅延を追加 yield return 6; await Task.Delay(100); yield return 7; await Task.Delay(100); yield return 8; // 他の非同期処理も可能 } } </syntaxhighlight> この例では、<code>List<int></code>に対して通常の同期的な<code>foreach</code>ループと、<code>IAsyncEnumerable<int></code>を返す非同期メソッド<code>GetAsyncNumbers()</code>に対する<code>await foreach</code>ループを示しています。 <code>GetAsyncNumbers()</code>メソッドは<code>IAsyncEnumerable<int></code>を使用して、非同期的にデータを生成しています。<code>await foreach</code>を使うことで、<code>GetAsyncNumbers()</code>から非同期的にデータを取得し、非同期処理を実行できます。 ==== while文 ==== while文は、指定されたブール式が真と評価される間、文または文のブロックを実行します。 条件式は、ループの各実行前に評価されるため、whileループは'''0回以上実行'''されます。while文は、1 回以上実行する[[#do文|do文]]とは異なります。 ;[https://paiza.io/projects/Xj7bhsbr3KSbRQlLvjx3GA?language=csharp 例]:<syntaxhighlight lang=c# line highlight="4-7,10-13" copy> public class WhileStmtExample { public static void Main() { int n = 1; while (n < 10) { System.Console.Write(n); n += n; } System.Console.WriteLine(); while (n < 10) { System.Console.Write(n); n += n; } } } </syntaxhighlight> ; 実行結果 :<syntaxhighlight lang="text"> 1248 </syntaxhighlight> : 10 行目からの while 文の条件は最初から成立していませんので、1回も実行されません。 === 反復子 === 反復子( ''iterator'' )は、リストや配列のようなコレクションを操作するために使用されます。 反復子メソッドまたは get アクセサを使用すると、コレクションに対して独自の反復処理を行います。反復子メソッドは、yield returnステートメントを使用して、各要素を一度に1つずつ返します。yield return文に到達すると、コード内の現在の位置が記憶されます。次に反復子メソッドを呼出すと、その位置から実行が再開されます。 クライアントコードから反復子を消費するには、foreach文またはLINQクエリを使用します。 ==== foreach ==== ;[https://paiza.io/projects/Xj7bhsbr3KSbRQlLvjx3GA?language=csharp foreach文の例]:<syntaxhighlight lang=c# line highlight="7,27" copy> using System; using System.Collections; class Program { static void Main() { int n = 0; foreach(var prime in primesNumbers()) { Console.Write($"{prime} "); n++; if (n > 20) { break; } } } public static System.Collections.IEnumerable primesNumbers() { var primes = new ArrayList(); for (var i = 2;; i++) { var flag = true; foreach(int prime in primes) { if (i % prime == 0) { flag = false; break; } } if (flag) { primes.Add(i); yield return i; } } } } </syntaxhighlight> ; 実行結果 :<syntaxhighlight lang="text"> 2 3 5 7 11 13 17 19 23 29 31 37 41 43 47 53 59 61 67 71 73 </syntaxhighlight> : foreachループの最初の反復により、最初のyield return文に到達するまで、primesNumbers反復メソッドで実行が進められる。この繰返しでは、2が返され、イテレータメソッド内の現在の位置が保持されます。ループの次の繰返しでは、イテレータメソッドの実行は中断したところから続き、再びyield return文に到達すると停止します。この繰返しでは、3が返され、イテレータメソッドの現在の位置が再び保持されます。素数は無数にあるので、この反復メソッドは整数の幅の範囲で永遠に値を返し続けます。 ==== LINQ ==== LINQを使用して素数を生成するコードに書き換えてみます。 ;[https://paiza.io/projects/CPI_qHnKmotRn9WclNUPVw?language=csharp LINQの例]:<syntaxhighlight lang=c# line highlight="8,18" copy> using System; using System.Collections.Generic; using System.Linq; class Program { static void Main() { var primes = PrimesNumbers().Take(20); foreach(var prime in primes) { Console.Write($"{prime} "); } } public static IEnumerable < int > PrimesNumbers() { var primes = new List < int > (); for (var i = 2;; i++) { if (primes.All(p => i % p != 0)) { primes.Add(i); yield return i; } } } } </syntaxhighlight> ; 実行結果 :<syntaxhighlight lang="text"> 2 3 5 7 11 13 17 19 23 29 31 37 41 43 47 53 59 61 67 71 73 </syntaxhighlight> このコードでは、LINQのメソッドである<code>Take()</code>を使用して最初の20個の素数を取得しています。また、<code>All()</code>メソッドを使用して、<code>primes</code>リストの全ての要素が条件を満たすかどうかを判定しています。このコードでは、<code>primes</code>リストに新しい素数を追加し、<code>yield return</code>で素数を返す<code>PrimesNumbers()</code>メソッドを作成しています。 <code>LINQ</code>版は、内部的に<code>All()</code>メソッドを使って素数の判定を行っており、より直感的でシンプルなコードになっています。また、<code>ArrayList</code>ではなく<code>List<int></code>を使用しており、ジェネリックなリストを使うことで型安全性が向上しています。 {{DEFAULTSORT:はんふくとはんふくし}} [[Category:C Sharp]] rvoq1s40yvr91emtq9q61vo2r5ukqcf コンピューターアーキテクチャー 0 37186 263345 260800 2024-11-11T21:52:48Z Ef3 694 校閲と推敲 263345 wikitext text/x-wiki 提供されたWikitextを校閲・推敲・ファクトチェックし、以下のように改善しました: == はじめに == <!--コンピューターアーキテクチャーの教科書の「はじめに」の章--> コンピューターアーキテクチャーは、コンピューターの基礎的な仕組みと設計原理に関する学問分野です。 この分野では、コンピューターの構成要素、データ表現、命令セットアーキテクチャー(ISA)、マイクロアーキテクチャー、パイプライン処理、メモリー階層、入出力システム、並列処理、およびマルチプロセッシングに関するトピックを扱います。 本書は、コンピューターアーキテクチャーの基礎から応用までを体系的に解説し、実践的な知識を提供します。また、最新の技術動向や設計トレードオフについても詳しく説明します。 === コンピューターアーキテクチャーとは === コンピューターアーキテクチャーは、コンピューターシステムの構造と動作原理を定義する分野です。具体的には、以下の要素を包含します: * プロセッサーアーキテクチャー * メモリーシステム * 入出力アーキテクチャー * インターコネクト これらの要素は、以下の設計目標に基づいて最適化されます: * 性能(処理速度、レイテンシー、スループット) * 電力効率 * 信頼性 * セキュリティ * コスト === 学習目標 === 本書を通じて、読者は以下の知識・スキルを習得することができます: * コンピューターシステムの基本構成要素の理解 * 命令セットアーキテクチャーの設計原理 * プロセッサーの動作原理とパイプライン処理 * メモリーシステムの階層構造と最適化手法 * 並列処理とマルチコアアーキテクチャー * 性能評価手法 == コンピューターシステムの基礎 == コンピューターシステムは、ハードウェア、ソフトウェア、およびそれらを結ぶインターフェースから構成される情報処理システムです。 === コンピューターシステムの構成要素 === 主な構成要素は以下の通りです: ;ハードウェア :物理的な機器や部品 :* 中央処理装置(CPU) :* メインメモリー :* 二次記憶装置 :* 入出力装置 :* システムバス ;ソフトウェア :プログラムとデータの総称 :* オペレーティングシステム :* システムソフトウェア :* アプリケーションソフトウェア === ハードウェアとソフトウェアの関係 === ハードウェアとソフトウェアは階層的に構成され、以下の特徴があります: * ソフトウェアはハードウェア上で動作する抽象化層を提供 * オペレーティングシステムがハードウェア資源を管理 * アプリケーションはOSを介してハードウェアにアクセス === コンピューターシステムの性能指標 === ;実行時間 :プログラムの開始から終了までに要する時間 ;スループット :単位時間あたりの処理量 ;クロック周波数 :プロセッサーの動作周波数(単位: Hz) ;CPI(Cycles Per Instruction) :命令あたりの平均クロックサイクル数 ;IPC(Instructions Per Cycle) :クロックサイクルあたりの平均命令実行数 :CPIの逆数だが、現代のプロセッサーでは並列実行により1を超えることがある ;MIPS(Million Instructions Per Second) :1秒あたりの実行命令数(百万単位) :異なるISA間での比較には適さない ;FLOPS(Floating-point Operations Per Second) :1秒あたりの浮動小数点演算数 :科学技術計算の性能指標として使用 ;メモリー帯域幅 :メモリーとプロセッサー間のデータ転送速度(bytes/sec) == 命令セットアーキテクチャー == 命令セットアーキテクチャーは、コンピュータのハードウェアとソフトウェアの両方を設計する上で重要な役割を果たすアーキテクチャーの一つです。命令セットアーキテクチャーは、プロセッサが実行できる命令のセットを定義し、その命令をどのように処理するかを定義します。 命令セットの概要では、命令セットアーキテクチャーに関する基本的な情報を提供します。この章では、命令セットの概要、命令セットの重要な概念、命令セットの種類、および命令セットの基本的な機能について説明します。 命令の種類とフォーマットでは、命令セットアーキテクチャーにおける命令の種類とそのフォーマットについて詳しく説明します。この章では、命令の種類として算術、論理、比較、ジャンプなどが含まれます。また、命令のフォーマットについても説明し、それがどのようにプロセッサで実行されるかについても説明します。この章では、命令の意味や使い方、命令のバイト数、オペランドの数、およびそのオペランドの型についても説明します。 === 命令セットの概要 === 命令セットとは、コンピュータやマイクロプロセッサが実行できる命令の集合です。コンピュータやマイクロプロセッサは、プログラムが実行される際に、命令セットに含まれる命令を1つずつ解釈して実行します。 命令セットには、算術演算、論理演算、メモリアクセス、ジャンプなどの基本的な操作が含まれています。また、命令セットは、コンピュータのアーキテクチャによって異なります。例えば、x86アーキテクチャ用の命令セットは、ARMアーキテクチャ用の命令セットと異なります。 命令セットは、プログラマがコンピュータやマイクロプロセッサに対して直接操作することができるわけではありませんが、プログラミング言語やコンパイラなどのソフトウェアによって、命令セットを使用したプログラミングが可能になります。 === 命令の種類とフォーマット === 命令の種類は、コンピュータのアーキテクチャによって異なりますが、基本的には算術命令、論理命令、ジャンプ命令、分岐命令、データ転送命令などがあります。命令フォーマットは、命令を表すためのビットのパターンです。命令フォーマットには、オペコード(操作コード)、オペランド(操作対象)などが含まれます。命令フォーマットは、プログラムをコンパイルするときに使用されるコンパイラの重要な要素であり、プログラムの実行効率や速度に影響を与えます。 例えば、X86とARMは異なるアーキテクチャであり、命令セットアーキテクチャ(ISA)も異なるため、ムーブ命令のニーモニックとバイトフォーマットが異なります。 以下にそれぞれのアーキテクチャにおけるムーブ命令の例を示します。 X86の場合、ムーブ命令にはMOVがあります。一般的なMOV命令の形式は、以下のようになります。 MOV <destination>, <source> destinationには、移動先のオペランドを指定します。sourceには、移動元のオペランドを指定します。 例えば、以下の命令は、レジスタeaxに値0x1234をロードします。 MOV eax, 0x1234 この命令のバイトフォーマットは、以下の通りです。 B8 34 12 00 00 ARMの場合も、ムーブ命令にはMOVがあります。ARMのMOV命令は、以下のようになります。 MOV <destination>, <source> destinationには、移動先のレジスタを指定します。sourceには、移動元のレジスタまたは即値を指定します。 例えば、以下の命令は、レジスタr0に値0x1234をロードします。 MOV r0, #0x1234 この命令のバイトフォーマットは、以下の通りです。 20 00 13 24 === 命令の実行サイクルと制御方式 === 命令の実行サイクルと制御方式について学ぶことは、コンピューターアーキテクチャーの基礎的な概念の一つです。このトピックでは、プロセッサが命令を実行するためのサイクルや、制御方式について学びます。 命令の実行サイクルは、命令を実行するために必要な手順の一連のことを指します。一般的に、命令実行サイクルには、フェッチ(命令の取得)、デコード(命令を解読)、実行(命令を実行)の3つの段階があります。これらのステップは、プロセッサが命令を実行するために必要なプロセスであり、プロセッサ内の各部品が正確に同期して動作する必要があります。 制御方式は、命令を実行するためのプロセッサ内の各部品の動作を制御するために使用される方法を指します。プロセッサの制御方式には、マイクロプログラム方式とハードウェア方式の2つがあります。マイクロプログラム方式は、命令の実行を決定するために、命令セットアーキテクチャのマイクロプログラムを使用します。一方、ハードウェア方式は、制御回路によって実行されるため、より高速な実行が可能です。 == マイクアーキテクチャー == マイクロアーキテクチャーとは、コンピューターアーキテクチャーの設計のうち、プロセッサーの内部構造や機能を実現するための設計を指します。つまり、マイクロアーキテクチャーは、プロセッサーの命令セットアーキテクチャー(ISA)を実際に実装する方法を定義するものです。 マイクロアーキテクチャーは、プロセッサーの処理能力、消費電力、およびその他の特性に影響を与えます。したがって、マイクロアーキテクチャーは、プロセッサーの性能を向上させるために最適化することができます。 マイクロアーキテクチャーは、いくつかの部分で構成されます。例えば、アドレス生成ユニット(AGU)は、プロセッサーがアドレスを生成するための回路であり、演算ユニットは、算術演算や論理演算を実行するための回路です。また、レジスタファイルは、プロセッサーがデータを保存するための回路であり、キャッシュは、プロセッサーがよく使用するデータを高速にアクセスするための回路です。 マイクロアーキテクチャーは、ISAによって定義された命令を実行するために、命令デコード回路を使用します。命令デコード回路は、ISAで定義された命令を解釈し、それを実際のプロセッサー回路で実行するために必要な制御信号を生成します。 マイクロアーキテクチャーは、プロセッサーの性能と消費電力の両方を改善するために最適化することができます。例えば、マイクロアーキテクチャーは、並列処理を使用して複数の命令を同時に実行することができます。また、マイクロアーキテクチャーは、より効率的なキャッシュやパイプラインなどの回路を使用して、プロセッサーの性能を向上させることができます。 最近のマイクロアーキテクチャーは、省電力化が注目されています。マイクロアーキテクチャーは、スリープモードや動的電圧スケーリングなどの技術を使用して、プロセッサーの消費電力の低減を図っています。 == マイクロコード == マイクロコードは、コンピューターアーキテクチャーにおいて非常に重要な役割を果たす概念の一つです。マイクロコードは、プロセッサが命令を実行するための内部動作を決定するための命令セットであり、低レベルの命令を高レベルの命令に変換するために使用されます。 マイクロコードは、プロセッサのハードウェアとソフトウェアの中間に位置するレベルで動作します。マイクロコードは、プロセッサの各命令の動作を定義する一連のマイクロ命令で構成されます。これらのマイクロ命令は、基本的には、プロセッサ内のレジスターやアルゴリズムなどの要素を制御するための命令です。 マイクロコードは、プロセッサの設計において多くの利点をもたらします。最も重要な利点は、マイクロコードを使用することで、プロセッサの設計を簡略化できることです。プロセッサの設計者は、高レベルの命令を実行するために必要なすべての低レベルの命令を書く必要がなく、代わりにマイクロコードによってこれらの低レベルの命令を実行することができます。 また、マイクロコードは、プロセッサの命令セットを変更するためにも使用できます。これにより、新しい命令セットを簡単に追加することができ、プロセッサの機能を拡張することができます。 しかし、マイクロコードを使用することにはいくつかの欠点もあります。最も重要な欠点は、マイクロコードが命令の実行速度に影響を与える可能性があることです。マイクロコードの処理に時間がかかる場合、プロセッサの性能が低下する可能性があります。そのため、プロセッサの設計者は、マイクロコードを効率的に処理するように設計する必要があります。 {{コラム|水平マイクロコードと垂直マイクロコード|2=マイクロコードとは、コンピュータの中央処理装置(CPU)の制御をするための命令セットのことです。 CPUは、マイクロコードの命令に従って動作するため、マイクロコードはCPUの基本的な動作原理を定める重要な役割を担っています。 マイクロコードには、水平マイクロコードと垂直マイクロコードの2種類があります。 水平マイクロコードは、CPU内部の各機能に対応する命令を持ち、命令の一つ一つがCPU内部の回路に直接アクセスして動作します。 一方、垂直マイクロコードは、各命令をマイクロプログラムの形で記述し、CPUの制御装置がマイクロプログラムを逐次実行することで、各命令を実現します。 水平マイクロコードは、CPU内部の回路に直接アクセスするため、高速な処理が可能ですが、CPUの複雑さや機能の変更には対応しづらいという欠点があります。 一方、垂直マイクロコードは、命令をマイクロプログラムとして記述することで、CPUの機能や制御方法を柔軟に変更できるため、設計の自由度が高く、開発期間も短くできますが、処理速度は水平マイクロコードに比べると低速です。 どちらのマイクロコードを使用するかは、CPUの機能や設計目的によって異なります。現代のCPUでは、水平マイクロコードと垂直マイクロコードを組み合わせて使用することが一般的です。 }} == CPUの構成と動作 == === CPUの構成要素 === CPUは、制御ユニット、演算ユニット、レジスタ、バス、クロックなどの構成要素で構成されます。制御ユニットは、プログラムカウンタから次の命令を取り出して、命令を解読し、演算ユニットに命令を送信する役割を持ちます。演算ユニットは、算術演算や論理演算を実行し、結果をレジスタに保存します。レジスタは、CPU内の一時的な記憶装置であり、データを保持するために使用されます。バスは、CPUと他のコンポーネント(メモリや入出力装置など)の間でデータを転送するために使用されます。クロックは、CPU内の各コンポーネントが同期して動作するために必要なタイミング信号を生成します。 === パイプライン処理とスーパースカラー処理 === CPUの処理速度を向上させるために、パイプライン処理やスーパースカラー処理が使用されます。パイプライン処理は、複数の命令を同時に実行することができるため、CPUの性能を向上させることができます。スーパースカラー処理は、1つの命令を複数の演算ユニットで同時に実行することができるため、より高速な処理を実現することができます。 ==== パイプライン処理 ==== パイプライン処理は、コンピューターアーキテクチャーにおける重要な概念の1つであり、複数の命令を同時に実行することで処理速度を高速化する方法です。パイプライン処理は、命令の実行に必要なステップを複数の段階に分割し、各ステップを同時に実行することによって実現されます。 パイプライン処理には、以下の5つの段階があります。 #取得(Fetch):命令をメモリから取得する。 #デコード(Decode):命令を解読し、実行に必要な情報を取り出す。 #メモリ読み出し(Memory Read):必要に応じて、メモリにアクセスしてデータを読み出す。 #実行(Execute):命令を実行する。 #メモリ書き込み(Memory Write):必要に応じて、メモリにアクセスしてデータを書き込む。 各ステップは、前のステップが完了すると同時に開始されます。つまり、取得ステージが始まると同時に、デコードステージも始まります。これにより、複数の命令が同時に処理されるため、処理速度が向上します。 ただし、パイプライン処理にはいくつかの課題があります。例えば、命令間の依存関係がある場合、次の命令が実行される前に前の命令が完了するまで待たなければならないため、パイプライン処理の効果が減少します。また、分岐命令の場合、どちらの分岐が実行されるかわからないため、パイプライン処理を途中で中断し、処理速度が低下することがあります。 これらの課題を解決するために、パイプライン処理にはいくつかの改善策があります。例えば、アウト・オブ・オーダー実行(Out-of-Order Execution)や分岐予測(Branch Prediction)などがあります。アウト・オブ・オーダー実行は、命令を実行する順序を変更することで依存関係を解決し、分岐予測は、分岐命令の実行先を予測することでパイプライン処理を途中で中断する回数を減らすことができます。 ==== スーパーパイプライン ==== スーパーパイプラインという手法では、最も時間のかかるパイプラインのステージを2つ以上に分割することで、クロック周波数の上限を引き上げることができます。 ただし、ステージ数を無制限に増やすと、分岐が発生した場合のペナルティが増大するため、慎重に考慮する必要があります。また、クロック周波数を上げることで消費電力が増加するため、電力消費にも配慮する必要があります。 ==== スーパースカラー ==== スーパースカラープロセッサーは、シングルプロセッサ内での命令レベル並列性と呼ばれる形式の並列性を実装したCPUです。スカラープロセッサーは、1つのクロックサイクルあたり最大1つの単一の命令しか実行できないのに対し、スーパースカラープロセッサーは、同時に複数の命令をプロセッサ内の異なる実行ユニットに送信することで、1つのクロックサイクル中に複数の命令を実行できます。そのため、与えられたクロックレートで可能な場合よりもスループット(単位時間あたりに実行できる命令数)が高くなります。各実行ユニットは、CPU内の単一の算術論理演算装置のような、別々のプロセッサ(またはマルチコアプロセッサの場合はコア)ではありません。 シングルコアのスーパースカラープロセッサーは、SISDプロセッサー(シングル命令ストリーム、シングルデータストリーム)と分類されますが、短いベクトル演算をサポートするシングルコアのスーパースカラープロセッサーは、SIMD(シングル命令ストリーム、マルチデータストリーム)と分類される可能性があります。マルチコアのスーパースカラープロセッサーは、MIMDプロセッサー(マルチプル命令ストリーム、マルチプルデータストリーム)と分類されます。 スーパースカラーCPUは通常パイプライン処理も行われていますが、スーパースカラー処理とパイプライン処理は異なるパフォーマンス向上技術と考えられています。前者は複数の実行ユニットを使用して複数の命令を並列に実行し、後者は実行ユニットを異なるフェーズに分割して同じ実行ユニットで複数の命令を並列に実行します。 スーパースカラーテクニックは、通常以下の特徴と関連付けられます: * 命令はシーケンシャルな命令ストリームから発行される * CPUが実行時に命令間のデータ依存性を動的にチェックする * CPUは1クロックあたり複数の命令を実行することができる === ハザード === ハザードとは、コンピュータアーキテクチャにおいて、命令実行の順序に関する問題のことを指します。ハザードが発生すると、正しい結果を得るために必要な命令実行の順序が乱れてしまうことがあります。 例えば、ある命令が実行される前に、その命令が必要とするデータがまだ用意されていない場合、ハザードが発生します。この場合、必要なデータが用意されるまで、命令の実行を待たなければならず、実行速度が遅くなる可能性があります。 ハザードを解決するためには、いくつかの方法があります。例えば、命令の実行順序を変更すること、命令の実行に必要なデータを事前に用意すること、命令実行の途中で他の命令を実行することなどがあります。 ハザードの種類には、データハザード、制御ハザード、構造ハザードなどがあります。データハザードは、命令が必要とするデータがまだ用意されていない場合に発生します。制御ハザードは、分岐命令などの制御フローを変更する命令の実行によって発生します。構造ハザードは、複数の命令が同時に実行されることによって、実行ユニットなどのリソースが競合することで発生します。 ハザードが発生すると、プログラムの実行速度が遅くなるため、高速なコンピュータアーキテクチャを設計する場合には、ハザードの解決方法について十分に考慮する必要があります。 === 投機的実行 === 投機実行とは、コンピューターのプロセッサーにおいて、プログラムの命令を事前に実行することで、処理速度を高速化する技術です。 この技術は、次に実行される可能性が高い命令を予測し、その命令の実行を事前に開始します。その際、予測が正しい場合は、実際の実行に移行し、処理速度が高速化されます。一方、予測が誤っていた場合は、その処理結果を破棄して、正しい命令の実行に移行します。 投機実行は、複雑なプログラムを処理する際に非常に有効ですが、最近では、MeltdownやSpectreなどのセキュリティ上の脆弱性が発見されたため、セキュリティ上の問題も指摘されています。 === アウト・オブ・オーダー実行 === アウト・オブ・オーダー実行(Out-of-order execution)は、コンピュータの命令実行方式の一つです。この方式では、プロセッサが命令を直列に実行する代わりに、実行可能な命令を見つけ次第、実行順序を変更して、プログラムを効率的に実行します。 通常、コンピュータのプロセッサは、プログラムの命令を順番に実行します。しかし、ある命令が実行するために必要なデータがまだ計算されていなかったり、メモリから読み込まれていなかった場合、プロセッサは次の命令を実行する必要があります。そのため、命令の実行順序が入れ替わることがあります。 アウト・オブ・オーダー実行では、プロセッサは未実行の命令をバッファに格納し、実行可能になったら、実行順序を変更して実行します。この方法により、プロセッサはより多くの命令を同時に実行でき、プログラムの実行効率が向上します。ただし、実行順序が入れ替わるため、プログラムの結果が予想通りでない可能性があります。 アウト・オブ・オーダー実行は、現代の高速プロセッサで広く使用されており、プログラムの実行速度を向上させるための重要な技術の一つとなっています。 === ベクトル計算機 === ベクトルプロセッサとは、ベクトル演算に特化したコンピュータプロセッサのことです。ベクトル演算は、多くの数値演算処理において重要な役割を果たします。たとえば、3Dグラフィックス、物理シミュレーション、科学技術計算、人工知能などがあります。 ベクトルプロセッサは、1つの命令で同じ型の多数のデータ要素を同時に処理することができます。これにより、単一の命令で膨大な量のデータを処理することができます。ベクトルプロセッサは、スカラープロセッサと比較して高速であり、ベクトル演算に特化しているため、複雑な演算を行うことができます。 ベクトルプロセッサは、大量のデータを処理する場合に特に有用です。たとえば、気象予報、シミュレーション、分子動力学などの分野で使用されます。また、ベクトルプロセッサは、GPUなどの他の特殊用途プロセッサと組み合わせて使用されることがあります。 最近の一般的なCPUは、ベクトル演算をサポートすることができるため、ベクトルプロセッサはあまり一般的ではありませんが、特定の分野においては、まだ重要な役割を果たしています。 === SIMD === Single Instruction, Multiple Data (SIMD) は、1つの命令が複数のデータを同時に処理するコンピュータのアーキテクチャです。 これは、ベクトル処理としても知られており、同じ操作を多数のデータに適用することができます。例えば、SIMDプロセッサは、同じ数式を使用して多数の画像ピクセルを一度に処理することができます。 SIMDは、CPU、GPU、DSPなど、様々な種類のプロセッサで使用されます。これは、ベクトル処理が特定のタスクに対して高い効率を発揮するためです。画像処理、ビデオ処理、音声処理、科学的シミュレーションなど、多くの分野でSIMDが活用されています。 加えて、SIMDを利用することで、プログラムの実行速度が向上する場合があります。これは、1つの命令で多数のデータを処理するため、プログラマが明示的にループを書く必要がなくなるからです。ただし、SIMDを活用するためには、アプリケーションがベクトル処理をサポートしている必要があります。また、データの依存関係がある場合には、SIMDを適用することが制限されることがあります。 いくつかのプロセッサアーキテクチャがSIMDを採用しており、それぞれ独自の命令セットを持っています。 一般的なSIMDを採用した命令セットには以下のものがあります。 #'''x86のSSE(Streaming SIMD Extensions)''': インテルのx86アーキテクチャにおけるSSEは、SIMDを実装した命令セットの一つです。SSEは、最初のバージョンから現在のSSE4.2まで進化し、浮動小数点演算や整数演算のSIMD命令を提供しています。 #'''ARMのNEON''': ARMアーキテクチャにおけるNEONも、SIMDを実装した命令セットです。NEONは、画像処理やビデオ処理などのマルチメディアアプリケーション向けに設計されており、浮動小数点演算や整数演算などのSIMD命令を提供しています。 #'''IBMのAltiVec/VMX/VSX''': IBMのPowerPCアーキテクチャで使用されているAltiVec(VMXやVSXとしても知られる)は、SIMD拡張命令セットです。AltiVecは、ベクトル演算をサポートし、PowerPCベースのプロセッサで音声処理や画像処理などに利用されています。 #'''ARMのSVE(Scalable Vector Extension)''': 最近のARMv8-Aアーキテクチャで導入されたSVEは、可変長ベクトルを扱うための命令セット拡張です。SVEは、従来の固定長ベクトルに比べて柔軟性が高く、さまざまなベクトル長での演算を可能にします。 これらは一部のSIMDを採用した命令セットであり、それぞれのアーキテクチャや用途に応じて異なる特性を持っています。 ==== 具体的なコード例 ==== 以下はSSE(Streaming SIMD Extensions)を使用したアセンブリ言語での浮動小数点数の乗算の例です。 :<syntaxhighlight lang=asm> section .data vectorA dd 1.0, 2.0, 3.0, 4.0 ; 浮動小数点数配列A vectorB dd 2.0, 2.0, 2.0, 2.0 ; 浮動小数点数配列B result dd 0.0, 0.0, 0.0, 0.0 ; 結果を格納する配列 section .text global _start _start: movups xmm0, [vectorA] ; ベクトルAをXMM0レジスタにロード movups xmm1, [vectorB] ; ベクトルBをXMM1レジスタにロード mulps xmm0, xmm1 ; XMM0とXMM1を乗算し、結果をXMM0に格納 movups [result], xmm0 ; XMM0の結果をメモリに格納 ; 結果を使用する処理をここに記述する(例えば、メモリに結果を格納した後の処理) </syntaxhighlight> この例では、4つの浮動小数点数をSSEレジスタにロードし、乗算を行い、結果を別のSSEレジスタに格納するアセンブリ言語のコードを示します。 このアセンブリコードでは、<code>movups</code>命令を使用して浮動小数点数配列をSSEレジスタにロードし、<code>mulps</code>命令で乗算を実行しています。その後、<code>movups</code>命令を使用して結果をメモリに格納しています。 これはx86アーキテクチャにおけるSSEの例ですが、特定のプラットフォームやアーキテクチャによってアセンブリコードが異なる場合があります。 === マルチスレッディング === マルチスレッディングは、コンピューターアーキテクチャの一種であり、複数のスレッドが同時に実行されることを可能にする技術です。 スレッドは、プログラム内で独立して実行される実行単位であり、プログラムの実行をより効率的に行うことができます。マルチスレッディングは、プログラム内の複数のスレッドが同時に実行されることにより、プログラムのパフォーマンスを向上させることができます。 具体的には、マルチスレッディングにより、複数のタスクを同時に実行できるため、システムのレスポンス時間を短縮することができます。また、マルチスレッディングは、並列処理を可能にするため、複数のCPUコアを最大限に活用することができます。 一方で、マルチスレッディングを実装するには、スレッド同士の競合状態や、スレッド間でのデータの共有など、いくつかの課題があります。そのため、適切に実装しないと、プログラムの動作が不安定になったり、効率が悪化することがあります。 マルチスレッディングは、コンピューターアーキテクチャの中でも重要な技術の一つであり、現代の多くのプログラムで利用されています。 ==== SMT ==== Simultaneous Multithreading(SMT)は、CPUの命令実行プロセスを効率的に行うための技術です。この技術では、CPUの物理的なコア数を増やさずに複数のスレッドを同時に実行することが可能です。 通常、CPUは1つの命令を実行するために1つのパイプラインを使用します。しかし、SMTでは複数の命令を同時に実行できます。これは複数のスレッドを同時に実行することで達成されます。それぞれのスレッドは独自のレジスターセットと命令フェッチャーを持ち、同じ物理的なコアを共有します。 SMTの利点は、CPUの処理能力を向上させることができる点です。複数のスレッドを同時に実行することで、CPUが命令を実行するための待ち時間を減らし、CPUの稼働率を高めることができます。また、SMTは、CPUの性能が単一スレッドの場合に比べて向上する場合があります。 ただし、SMTはすべてのアプリケーションにとって効果的とは限りません。SMTは、複数のスレッドが同時に実行されている場合に限り、CPUの性能が向上します。したがって、SMTはマルチスレッドアプリケーションや同時に複数のタスクを実行することができるアプリケーションで最も効果的です。 SMTを採用した具体的なアーキテクチャには、以下のようなものがあります。 #'''IntelのHyper-Threading Technology(HT Technology)''': Intelプロセッサで採用されているSMT技術です。HT Technologyは、1つの物理コア内で複数のスレッドを同時に実行することができます。これにより、システム全体のスループットを向上させ、負荷の高いタスクを効率的に処理することが可能です。 #'''AMDのSMT(Simultaneous Multithreading)''': AMDプロセッサは、SMTを採用していますが、IntelのHyper-Threadingとは異なる実装方法をしています。AMDのSMTは、複数のスレッドを1つの物理的なコアで同時に実行することで、性能を最適化しています。 #'''IBM POWERプロセッサのSMT''': IBMのPOWERプロセッサもSMTを利用しており、複数のスレッドを同時に実行して性能を向上させています。IBMのPOWERアーキテクチャは、高性能なコンピューティングやサーバー分野で使用され、SMTを活用して処理能力を最大化しています。 これらのアーキテクチャは、各社が独自の方法でSMTを実装しており、1つの物理的なコア内で複数のスレッドを同時に実行することで、効率的な処理能力を実現しています。各プロセッサは、異なるSMTの実装方法や性能特性を持っており、それぞれのアーキテクチャに最適化されたSMTが採用されています。 ==== バレルプロセッサー ==== バレルプロセッサーは、毎サイクルで異なるスレッド間を切り替えるCPUの一種です。この設計手法は「交互配置(interleaved)」または「細粒度の時分割マルチスレッディング(fine-grained temporal multithreading)」とも呼ばれます。現代のスーパースカラーアーキテクチャで採用される同時マルチスレッディング(SMT)とは異なり、バレルプロセッサーは通常、1つのサイクルで複数の命令を実行することはありません。 各スレッドは独自のプログラムカウンターやハードウェアレジスタといったアーキテクチャ状態を持ち、バレルプロセッサーはnサイクルごとに各スレッドに1命令を実行させることが保証されます。これに対して、通常のプリエンプティブなマルチタスキングシステムでは、1つのスレッドが数千万サイクル連続して実行され、他のスレッドはその間順番を待つことが一般的です。 ==== Cスローイング手法 ==== C-slowing(Cスローイング)と呼ばれる手法により、単一タスク用のプロセッサー設計から自動的にバレルプロセッサー設計を生成できます。生成されたn-wayバレルプロセッサーは、元のプロセッサーのn個の並列なコピーのように動作し、それぞれのコピーが元の速度の約1/nで動作します。 ==== 歴史 ==== バレルプロセッサーの初期の例の1つに、CDC 6000シリーズのI/O処理システムが挙げられます。これらのシステムでは、10個の仮想プロセッサ(周辺プロセッサ)が1つの命令(またはその一部)を実行した後、次のプロセッサに切り替えるという動作が行われていました。CDC 6000シリーズでは、これらの周辺プロセッサはバレルプロセッサーとして実装されており、各プロセッサは他のプロセッサと独立してルーチンを実行していました。 ハードウェアコストの削減がバレルプロセッサー採用の一因であり、特にCDC 6x00シリーズでは、デジタルロジックがメモリに比べて高速だったため、複数のメモリユニットを共有する形で設計されています。 ==== 主な例 ==== * '''Honeywell 800''': 8つのプログラムを並列に処理できるレジスタ群を持ち、各命令の後に次のアクティブなプログラムに切り替わる設計。 * '''Tera MTA''': 1988年に開発された128スレッド/コアを持つ大規模バレルプロセッサー。このアーキテクチャはCray Urika-GD(2012年)などで継続的に開発されています。 * '''National Semiconductor COP400''': 1981年に発表された「Dual CPU」バージョンは、実際には2スレッドのバレルプロセッサーで、アーキテクチャ状態を複製して動作します。 * '''XMOS XCore XS1''': 2007年に登場した4ステージのバレルプロセッサーで、1コアあたり8スレッドを持つ。主にI/O性能が重要な組み込みシステムで使用されています。 ==== シングルスレッドプロセッサーとの比較 ==== ; 利点: * キャッシュミスやパイプラインの停止時に他のスレッドが有効に動作する。 * n-wayバレルプロセッサーの設計は、スレッド間でパイプラインの停止がないため、単一スレッドプロセッサーに比べて設計が容易。 * リアルタイムアプリケーションにおいて、リアルタイムスレッドが他のスレッドの影響を受けずに正確なタイミングで動作することが保証される。 ; 欠点: * 各スレッドの状態を保持するために、一般的なプロセッサーに比べて多くのレジスタを必要とする。 * 全スレッドが同じキャッシュを共有するか、または各スレッドに専用のキャッシュを持つ設計が必要になり、トランジスタ数とコストが増加する可能性がある。 === CPUの動作モードと割り込み処理 === CPUには、ユーザーモードとカーネルモードの2つの動作モードがあります。ユーザーモードでは、一般ユーザーが使用するアプリケーションが実行されます。一方、カーネルモードでは、オペレーティングシステムが実行され、システムの管理や保護を行います。割り込み処理は、外部からの信号(割り込み)が発生した場合に、CPUが現在実行しているプログラムを一時停止して、割り込み処理を実行することです。 == メモリの構成と動作 == コンピューターアーキテクチャにおけるメモリは、データやプログラムを一時的に保持し、システムのパフォーマンスに直接影響を与える重要な要素です。この章では、メモリの種類、階層構造、アクセス方法、速度、そしてキャッシュメモリの動作原理と設計について詳しく説明します。 === メモリの種類と階層構造 === メモリには、主に '''DRAM(Dynamic Random Access Memory)''' と '''SRAM(Static Random Access Memory)''' の2種類があります。'''DRAM''' は大容量のメモリとして使用される一方、'''SRAM''' は高速動作が求められるキャッシュメモリとして利用されます。 メモリシステムは階層的に構成されており、CPUに近いほど高速で小容量、遠いほど低速で大容量のメモリが配置されます。この階層構造には、'''レジスタ'''、'''キャッシュメモリ'''、'''メインメモリ'''(主記憶)、そして'''補助記憶装置'''(ディスクやSSDなど)が含まれます。階層を設計することで、システム全体の効率を最大限に高めることが可能です。 === メモリアクセスの方法と速度 === メモリへのアクセス方法には、'''ランダムアクセス'''と'''シーケンシャルアクセス'''の2つがあります。 * '''ランダムアクセス'''は、RAM(ランダムアクセスメモリ)で使われる一般的な方法で、指定されたアドレスに直接アクセスします。DRAMやSRAMのような半導体メモリでは、この方法が用いられます。 * '''シーケンシャルアクセス'''は、テープや磁気ディスクのようなストレージメディアで使用される方式で、データが物理的な順番に並んでいるため、順次アクセスする必要があります。 メモリアクセスの速度は、'''アクセス時間'''や'''レイテンシ'''と呼ばれる指標で評価されます。キャッシュメモリやSRAMのような高速なメモリは、より短いアクセス時間を持ち、メインメモリや補助記憶装置に比べて非常に迅速にデータを提供します。 === キャッシュメモリの原理と設計 === '''キャッシュメモリ'''は、メインメモリよりも高速な一時的なデータ保管場所であり、CPUに近い位置に配置されます。キャッシュメモリの主な目的は、CPUが頻繁にアクセスするデータを一時的に保存し、メインメモリよりも速くデータを供給することです。これにより、システム全体の性能が向上します。 キャッシュメモリには主に2つのアーキテクチャが存在します: * '''直接マップキャッシュ''':各メモリアドレスが一意にキャッシュラインにマッピングされます。設計が簡単ですが、特定のメモリアドレスが頻繁に使用される場合、キャッシュミスが発生しやすくなります。 * '''セットアソシアティブキャッシュ''':複数のキャッシュラインを1つのセットにまとめ、各セットに任意のメモリアドレスがマッピングされる方式です。この設計は柔軟性が高く、キャッシュヒット率が向上しますが、実装が複雑になります。 キャッシュメモリの効果的な設計は、'''キャッシュヒット率'''を最大化し、'''キャッシュミス'''によるパフォーマンス低下を最小限に抑えることが求められます。 == 入出力システム == 入出力システムは、コンピューターアーキテクチャーの一部であり、コンピューターとユーザーまたは他のデバイスとの間のデータ転送を担当します。この章では、入出力システムの基本的な要素に焦点を当てます。 === 入出力デバイスの種類と接続方式 === 入出力デバイスは、データを受信または送信するために使用される機器です。例えば、マウス、キーボード、ハードディスク、プリンタ、スピーカーなどが挙げられます。これらのデバイスは、異なる種類の接続方式を使用して、コンピューターシステムに接続されます。例えば、USB、PS/2、Serial、Parallel、Ethernetなどです。 === 入出力制御方式 === 入出力制御方式は、入出力デバイスとコンピューターシステムの間でデータを転送するために使用されます。コンピューターシステムは、プログラムによって制御され、デバイスドライバを使用して、入出力制御方式を設定します。主な入出力制御方式には、プログラム制御、ポーリング制御、割り込み制御があります。 === DMAによる高速なデータ転送 === DMAは、Direct Memory Accessの略語で、入出力制御方式の一つです。DMAを使用すると、デバイスとメモリの間でデータを転送するために、CPUを使用する必要がなくなります。これにより、CPUが他の処理を実行できるため、データ転送速度が向上します。DMAによって高速なデータ転送が可能になるため、オーディオやビデオなどのリアルタイム処理が必要なアプリケーションでよく使用されます。 == 仮想記憶と仮想マシン == コンピューターアーキテクチャーにおいて、仮想記憶と仮想マシンは非常に重要な概念です。 仮想記憶によって、大きなプログラムを実行することが可能になります。プログラムは、物理メモリ上に必要な部分だけをロードして実行し、必要な部分だけを物理メモリから補助記憶装置にスワップアウトすることができます。このようにすることで、物理メモリの容量以上のプログラムを実行することができます。 仮想マシンは、ソフトウェアによって物理コンピューターと同等の機能を実現できます。物理コンピューターは、プロセッサ、メモリ、ストレージデバイス、ネットワークインターフェイスなどのハードウェアで構成されています。一方、仮想マシンは、ソフトウェアで物理コンピューターのハードウェアを再現します。 仮想マシンには、オペレーティングシステムとアプリケーションを実行するために必要なすべての機能が含まれます。これらの機能は、物理コンピューターのハードウェアと同等の機能を提供します。仮想マシンは、コンピューターのファイルとして存在し、物理コンピューター上で実行されます。物理コンピューターは、仮想マシンと同様に動作し、仮想マシンは物理コンピューターを再現するために設計されています。 仮想マシンには多くの利点があります。例えば、アプリケーションを特定のプラットフォームに依存する必要がなくなります。仮想マシンは、最適化された構成でアプリケーションを実行できるため、より効率的に実行することができます。また、仮想化技術によって複数の仮想マシンを同じ物理コンピューター上で実行することができます。 == コンピューターアーキテクチャーの進化 == === プロセッサの性能向上の歴史 === コンピューターアーキテクチャーの教科書の「プロセッサの性能向上の歴史」の章を日本語で執筆してください。コンパクトにしてください。信頼に足る情報源を出典として最後に示してください。 プロセッサの性能は、その歴史の中で劇的な向上を遂げてきました。この進化は、いくつかの主要な技術革新によって可能になりました。 最初のコンピュータは、命令を1つずつ実行する「シングルストリームアーキテクチャ」を採用していました。その後、パイプライン処理、スーパースカラー処理、およびマルチプロセッサ処理などの技術が登場し、性能を飛躍的に向上させました。また、より高速なクロック速度、キャッシュメモリ、および浮動小数点演算ユニットの実装も大きな役割を果たしました。 しかし、性能の向上には物理的な限界もあります。高速なクロック速度を実現するためには、高度な冷却技術が必要です。さらに、エネルギー消費量も増加するため、省エネルギーの要求も増えています。 今後は、より効率的なプロセッサアーキテクチャの探求、新しい素材やデバイスの開発、および人工知能などの新しい分野の要件に対応するための特化が求められます。 出典:John L. Hennessy, David A. Patterson. (2017). Computer Architecture: A Quantitative Approach. Sixth Edition. == コンピューターアーキテクチャー年表 - 電子計算機の進化をたどる - == コンピューターアーキテクチャーは、コンピューターの内部構造やデータ処理の方式を決める設計のことである。 このアーキテクチャーは、時代とともに進化を遂げており、以下にその年表をまとめた。 * 1945年:ジョン・フォン・ノイマンの「EDVAC報告書」が発表され、現代のコンピューターアーキテクチャーの基礎となる「フォン・ノイマンアーキテクチャー」が誕生した。 * 1951年:世界初の商用コンピューター「UNIVAC I」が誕生した。このコンピューターは、汎用性があり、複数のプログラムを処理できる特徴があった。 * 1964年:IBMがメインフレームコンピューター「System/360」を発表した。このコンピューターは、異なる規模や機能のコンピューターが同じソフトウェアを実行できるように設計されており、コンピューターの標準化を促すことになった。 * 1971年:インテルがマイクロプロセッサ「4004」を発表した。これは、コンピューターのCPUを1つのチップにまとめた世界初の製品であった。 * 1977年:Appleが「Apple II」を発売し、個人用コンピューターの時代が幕を開けた。このコンピューターは、簡単な操作と互換性の高い周辺機器が特徴であった。 * 1981年:IBMが「PC XT」を発売し、IBM PC互換機が誕生した。これにより、様々なメーカーがIBM PC互換機を生産するようになり、パーソナルコンピューターの普及が進んだ。 * 1991年:マイクロソフトが「Windows 3.0」を発売し、グラフィカルなインターフェースが一般的になった。 * 2001年:アップルが「iPod」を発売し、ポータブル音楽プレイヤー市場を席巻した。 * 2007年:アップルが「iPhone」を発売し、スマートフォン市場が大きく変革された。iPhoneは、従来の携帯電話とは異なり、大画面・タッチスクリーン・アプリケーションの利用などの新機能を持ち、新しいスマートフォン市場を築いた。 * 2010年:アップルが「iPad」を発売し、タブレット市場を牽引した。iPadは、軽量で持ち運びが容易であり、タッチスクリーンでの直感的な操作ができることが特徴である。 * 2011年:グーグルが「Chromebook」を発売し、クラウドコンピューティングの普及を促した。Chromebookは、インターネットに接続することで、クラウド上のアプリケーションやデータを利用できるコンピューターである。 * 2015年:マイクロソフトが「Windows 10」を発売し、Windowsの新しいバージョンが登場した。Windows 10は、従来のWindowsに比べて使いやすさやセキュリティ性が向上しており、多くのユーザーに支持されている。 * 2020年代:AI技術の進化により、コンピューターアーキテクチャーは大きな変革を迎えることが期待されている。例えば、深層学習を用いたニューラルネットワークが、高度な画像認識や自然言語処理などの分野で活用されており、これらの技術がますます進化することで、コンピューターの性能が飛躍的に向上する可能性がある。また、クラウドコンピューティングや量子コンピューティングなど、新しい分野でも進化が期待されている。 ==== フォン・ノイマンアーキテクチャー ==== フォン・ノイマンアーキテクチャーは、現代のコンピューターアーキテクチャーの基礎となっている設計原理の一つです。このアーキテクチャーは、コンピューターのプログラムとデータを同じメモリ空間に格納し、プログラムとデータを同じように扱うことができます。また、プログラムを変更することで、コンピューターが実行するタスクを簡単に変更できます。 フォン・ノイマンアーキテクチャーは、1945年にジョン・フォン・ノイマンによって提唱され、EDVACコンピューターの設計に使用されました。その後、多くのコンピューターアーキテクチャーがこの設計原理に基づいて開発され、現代のコンピューターに至るまで影響を与えています。 出典:A.S. Tanenbaum and H. Bos, "Computer Organization and Architecture: Designing for Performance," Pearson, 2006. === 黎明期 === コンピューターの歴史を振り返ると、コンピューターアーキテクチャーの発展がその進化の中心になっています。コンピューターアーキテクチャーとは、コンピューターの構造と設計のことであり、コンピューターがどのように動作するかに大きく影響を与えます。この記事では、コンピューターアーキテクチャーの黎明期を振り返り、その発展を追います。 * 1940年代に始まったコンピューターの開発は、当初は大規模で高価な電子機械でした。この時期には、初期のコンピューターの設計とアーキテクチャーが確立されました。1941年には、Atanasoff-Berryコンピューターが初めて作られました。このコンピューターは、二進法と真空管を使用していました。 その後、1943年にENIACが開発されました。ENIACは、大規模な真空管を使用していたため、非常に高価であり、巨大であった。ENIACは、プログラムをプログラムパネルから手動で入力する必要がありました。このことが、プログラミングが非常に困難であった原因の一つです。 1950年代になると、コンピューターは徐々に小型化され、トランジスター技術が導入されました。トランジスター技術は、真空管に比べて小型で信頼性が高く、コンピューターの設計とアーキテクチャーに大きな影響を与えました。 1956年には、IBMが最初のディスクドライブを発売しました。これは、大量のデータを格納し、高速にアクセスできるようになりました。また、同じ年には、FORTRANという最初の高水準プログラミング言語が開発されました。これにより、プログラマーはプログラムをより効率的に開発することができるようになりました。 1960年代には、コンピューターのアーキテクチャーが更に進化しました。IBM System/360は、大規模なコンピューター市場に参入し、同社の成功を支えました。この時期には、オペレーティングシステムも開発され、コンピューターの操作性が向上しました。 === メインフレーム === コンピューターの歴史において、メインフレームは重要な位置を占めています。メインフレームは、膨大なデータ処理を可能にする高性能コンピューターであり、ビジネスや産業分野で広く使用されています。ここでは、コンピューターアーキテクチャー年表について、メインフレームの歴史を紐解いてみましょう。 * 1950年代 1950年代には、初期のコンピューターアーキテクチャーが開発されました。IBMの最初のメインフレームコンピューターであるIBM 700シリーズは、1952年にリリースされました。これは、磁気コアメモリを使用した初期のコンピューターの一例です。 * 1960年代 1960年代には、メインフレームの性能と機能が向上しました。IBM System/360は、1964年にリリースされ、IBMのメインフレーム市場における支配的な地位を確立しました。System/360は、異なるプロセッサーや周辺機器を使用する複数のモデルで構成され、非常に拡張性が高いことが特徴でした。 * 1970年代 1970年代には、メインフレームの性能が大幅に向上し、高度な操作システムやアプリケーションが開発されました。また、オペレーティングシステムの標準化も進み、IBMはOS/VS1やOS/VS2といったオペレーティングシステムをリリースしました。 * 1980年代 1980年代には、メインフレームは主にビジネス用途に使用されるようになりました。IBMは、System/370およびSystem/390をリリースし、高度なセキュリティ機能やデータベースシステムを追加しました。 * 1990年代以降 1990年代以降、メインフレームは、インターネットやクラウドコンピューティングなどの新しい技術とともに進化しました。IBMは、System zシリーズをリリースし、ビジネスや金融機関などで広く使用されています。 メインフレームは、データ処理やトランザクション処理などの重要な業務に必要な高性能なコンピューターです。メインフレームは、ビジネスや産業分野で広く使われており、大量のデータを処理することができます。また、高度なセキュリティ機能や可用性の高さが求められる業務にも対応できます。 現在では、クラウドコンピューティングやビッグデータ解析などの分野においても、メインフレームは重要な役割を担っています。メインフレームは、エンタープライズシステムの中心的な役割を果たし、ビジネスの基盤となる重要なインフラストラクチャーとして不可欠です。 今後も、メインフレームは新しい技術やニーズに合わせて進化を続け、ビジネスや産業分野の発展に貢献していくことが期待されています。 === IBM System/360 === 1964年、IBMはSystem/360を発表しました。これは、単一のコンピューターアーキテクチャをベースに、異なるサイズや速度の機種を製造できるようにしたものでした。System/360は、それまでのIBMのコンピューターシステムとは全く異なるものであり、業界に大きな影響を与えました。 その後、IBMはSystem/370、System/390、zSeries、そして現在はIBM Zという名前で知られる、長いシリーズのメインフレームコンピューターを発表してきました。これらのシステムは、最初のSystem/360と互換性があり、また、新しい技術や機能が追加され、現代のビジネスや科学技術に対応できるようになっています。 1980年代には、IBM以外の企業もIBM互換機の製造を開始しました。これらの製品は、IBMのシステムと互換性があり、低コストで提供されていました。これにより、ビジネスや政府機関など、多くの組織がIBM互換機を導入し、メインフレーム市場が拡大しました。 現在、IBM Zは、高いセキュリティと信頼性を提供するために、ビジネスや金融機関、政府機関、そして科学技術の分野で広く利用されています。また、IBM Zは、オープンソースやクラウドコンピューティングの技術を統合することで、現代のアプリケーション開発やデータ分析のニーズにも対応できるようになっています。 IBMのメインフレームコンピューターは、コンピューターの歴史において重要な位置を占めています。その進化を追うことで、ビジネスや科学技術がどのように進化してきたかを理解することができます。 === バロース === 1951年、アメリカ合衆国の電子機器メーカー、Burroughs Corporation(バロース社)は、最初の商用電子式デジタルコンピューターであるB5000を発売しました。B5000は、ハードウェアとソフトウェアが密接に統合された最初のコンピューターであり、オペレーティングシステムに対して高い信頼性とセキュリティを提供しました。この革新的なアーキテクチャは、汎用的なコンピューターアーキテクチャとは異なり、プログラムが実行される際にハードウェアが自動的に実行環境を設定するという特徴を持ちます。 B5000の成功に続いて、バロース社は1961年にB5500を発売しました。このコンピューターは、B5000のアーキテクチャを継承しつつ、より高速な処理速度を実現し、大容量の外部記憶装置をサポートしました。また、バロース社は1964年にB6700を発売し、これはB5500の拡張版であり、より高速な処理速度と大容量の記憶装置を実現しました。 1970年代に入ると、バロース社はメインフレームコンピューター市場で競合他社と激しく競合しました。その中でも、1976年に発売されたB7700は、業界標準のメインフレームコンピューターのスペックを持っていました。さらに、B7800は、高度なマルチプロセッサーアーキテクチャを採用しており、複数のプロセッサーを同時に実行することができました。 しかし、1980年代に入ると、バロース社はIBMやDECなどの競合他社との競争に負け、メインフレーム市場から撤退しました。その後、バロース社はUNIXベースのサーバー製品を発売し、経営戦略を転換しました。1990年代に入ると、バロース社はエレクトロニック・データ・システム(EDS)に買収され、その後はユニシスと合併しました。 バロース社のコンピューターアーキテクチャは、現代のコンピューターアーキテクチャの進化に多大な影響を与えました。特にB5000のアーキテクチャは、オペレーティングシステムとの密接な統合によって高い信頼性とセキュリティを提供するという点で革新的であり、その後のコンピューター設計に大きな影響を与えました。また、B5000のアーキテクチャにおけるハードウェアが自動的に実行環境を設定する特徴は、現代のコンピューターの仮想化技術の基盤となっています。 さらに、B5000のアーキテクチャは、高水準言語(高級言語)を利用することを前提としており、プログラムの開発効率を大幅に向上させました。これにより、プログラマーはより高い抽象化レベルでプログラミングを行うことができ、プログラムの可読性や保守性も向上しました。 バロース社のコンピューター設計は、現代のコンピューター産業において大きな役割を果たしました。そのアーキテクチャは、コンピューターの信頼性とセキュリティ、高水準言語の利用、仮想化技術など、現代のコンピューターシステムの基盤となっています。 === ミニコンピューター === ミニコンピューターは、1960年代から1980年代にかけて、主に中小規模の企業や研究機関で広く利用されたコンピューターの一種です。当時のメインフレームコンピューターと比較して、比較的小型で安価なことが特徴でした。ここでは、ミニコンピューターの発展と歴史を、主な機種とともに年表形式で紹介します。 * 1960年代 ** 1960年:デジタル・イクイップメント・コーポレーション (DEC) 社が、PDP-1を発表。世界初のミニコンピューターの1つ。 ** 1964年:DEC社がPDP-8を発表。PDP-1よりも小型で、10,000ドル以下の価格で販売された。 ** 1965年:IBM社がSystem/3を発表。小規模企業向けのミニコンピューターとしては初めての製品。 * 1970年代 ** 1970年:DEC社がPDP-11を発表。後に、VAXシリーズに発展する。 ** 1972年:ヒューレット・パッカード (HP) 社がHP 3000を発表。多くの企業で利用された。 ** 1974年:Data General社がNovaを発表。PDP-11と競合する製品として人気を博した。 ** 1975年:DEC社がVAX-11/780を発表。DECの最も成功した製品の1つとなる。 ** 1978年:HP社がHP 9000を発表。Unixオペレーティングシステムを採用し、後にHP-UXとなる。 * 1980年代 ** 1982年:Compaq社がPortableを発表。最初のIBM PC互換機の1つとしても知られている。 ** 1983年:Apple社がLisaを発表。GUIを搭載した最初の商用ワークステーションの1つ。 ** 1985年:DEC社がVAX-9000を発表。最大4,000万バイトのメモリーを搭載し、最大8,000万命令/秒の処理速度を実現した。 ** 1987年:Sun Microsystems社がSPARCstation 1を発表。UNIXワークステーションとして大きな成功を収めた。 === DEC === 1960年代から1980年代にかけて、DEC(Digital Equipment Corporation)はコンピュータの主要な製造企業の1つでした。彼らはPDP(Programmed Data Processor)シリーズの小型コンピュータを開発し、VAX(Virtual Address eXtension)アーキテクチャを使用した大型コンピュータを製造しました。これらのシステムは、科学、工学、ビジネス、および政府の多くの分野で使用されました。 1960年代後半には、DECはPDP-8と呼ばれる最初の小型コンピュータを開発しました。このコンピュータは、プログラムを実行するために命令を解釈するオペレーティングシステムを必要としませんでした。1970年代初頭には、より高速なPDP-11が登場し、このコンピュータは、メモリアクセスとI/O操作において大幅な改善を実現しました。 1977年には、DECはVAXシリーズの最初のコンピュータ、VAX-11/780をリリースしました。これは、32ビットの仮想アドレス空間を持つ最初のコンピュータであり、DECの主力製品として長年にわたって販売されました。VAXアーキテクチャは、コンピュータの高性能と拡張性を追求するために設計され、多くの場合、大学や研究機関、政府機関などの大規模なコンピュータ環境で使用されました。 ;参考文献: :"DEC PDP/VAX" in Computer Architecture: A Quantitative Approach, Fifth Edition by John L. Hennessy and David A. Patterson, pp. 87-88. === マイクロプロセッサー === マイクロプロセッサーは、現代のコンピューターアーキテクチャーにおいて欠かせない技術の一つです。1971年にインテル社が発表した4004を皮切りに、その後も様々なメーカーから多くのマイクロプロセッサーが発売され、コンピューターシステムの性能向上やコスト削減に大きく貢献してきました。ここでは、マイクロプロセッサーの歴史を振り返りつつ、コンピューターアーキテクチャーの進化を見ていきます。 * 1971年:インテル社が4ビットのマイクロプロセッサー「4004」を発表。当時は計算機の制御装置などに用いられ、時計や電卓などの小型機器にも使われました。 * 1972年:インテル社が4004の後継機種として、8ビットのマイクロプロセッサー「8008」を発表。当時はメインフレームやミニコンピューターに用いられることが多かった。 * 1974年:インテル社が8008の後継機種として、8ビットのマイクロプロセッサー「8080」を発表。当時は、多くのパーソナルコンピューターに採用されました。 * 1978年:インテル社が16ビットのマイクロプロセッサー「8086」を発表。IBM社のパーソナルコンピューター「PC」に採用され、後に「PC/AT」で使われる「80286」や「80386」などのCPUも、8086を基本として開発されました。 * 1985年:インテル社が32ビットのマイクロプロセッサー「80386」を発表。高速で複雑な計算を行うことができ、グラフィックス処理やオペレーティングシステムの処理速度向上に貢献しました。 * 1993年:インテル社が32ビットのマイクロプロセッサー「Pentium」を発表。浮動小数点演算に特化した設計で、当時の高速処理を必要とするアプリケーションに大きな影響を与えました。 * 2003年:インテル社が64ビットのマイクロプロセッサー「Intel 64」を発表。これはx86アーキテクチャの64ビット版であり、大容量のメモリや高速なデータ処理が可能になりました。 * 2011年:ARM社がCortex-A15を発表。これはスマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイス向けに開発された、高性能なマイクロプロセッサーでした。Cortex-A15は、当時のスマートフォンに比べて数倍の性能を発揮しました。 * 2015年:インテル社が6世代目のCoreプロセッサー「Skylake」を発表。これは、パソコンの性能を大幅に向上させるためのアーキテクチャーであり、高速な処理能力や省電力化が図られました。 * 2020年:アップル社がM1チップを発表。これは、MacBookシリーズに採用された、ARMアーキテクチャーのマイクロプロセッサーでした。高速で省電力な処理能力や、アプリケーションの高速起動が可能になり、注目を集めました。 === X86/AMD64 === マイクロプロセッサは、現代のコンピュータに欠かせない部品の一つです。その中でもX86/X64アーキテクチャは、パーソナルコンピュータやサーバーなど、幅広い分野で使用されています。今回は、X86/X64アーキテクチャのマイクロプロセッサについて、年表形式で紹介します。 * 1978年:Intel 8086/8088:X86アーキテクチャの最初のマイクロプロセッサであり、16ビットのプロセッサでした。IBM PCなど、初期のパーソナルコンピュータに使用されました。 * 1982年:Intel 80286:X86アーキテクチャの2番目のマイクロプロセッサであり、16ビットのプロセッサでした。8MHzで動作し、1MBの物理メモリにアクセス可能でした。 * 1985年:Intel 80386:X86アーキテクチャの3番目のマイクロプロセッサであり、32ビットのプロセッサでした。16MHzで動作し、4GBの物理メモリにアクセス可能でした。仮想86モードなど、多くの機能が追加されました。 * 1993年:Intel Pentium:X86アーキテクチャの5番目のマイクロプロセッサであり、最初のスーパースカラープロセッサでした。60MHzで動作し、コード名は"P5"でした。 * 2000年:Intel Pentium 4:X86アーキテクチャの7番目のマイクロプロセッサであり、NetBurstマイクロアーキテクチャを採用していました。180nmプロセスルールで製造され、最高で3.8GHzのクロック速度を実現しました。 * 2006年:Intel Core 2 Duo:X86アーキテクチャの11番目のマイクロプロセッサであり、Coreマイクロアーキテクチャを採用していました。65nmプロセスルールで製造され、最高で3.33GHzのクロック速度を実現しました。 * 2008年:Intel Atom:X86アーキテクチャの12番目のマイクロプロセッサであり、低消費電力を実現したマイクロプロセッサでした。45nmプロセスルールで製造され、1.6GHzのクロック速度を実現しました。 * 2011年:Intel Core i7-2600K:X86アーキテクチャの13番目のマイクロプロセッサであり、Sandy Bridgeマイクロアーキテクチャを採用していました。32nmプロセスルールで製造され、最高で3.8GHzのクロック速度を実現しました。Hyper-Threadingテクノロジーやターボブーストテクノロジーなどの新しい機能が追加されました。 * 2015年:Intel Core i7-6700K:X86アーキテクチャの14番目のマイクロプロセッサであり、Skylakeマイクロアーキテクチャを採用していました。14nmプロセスルールで製造され、最高で4.2GHzのクロック速度を実現しました。DDR4メモリに対応し、Thunderbolt 3などの新しい機能が追加されました。 * 2017年:AMD Ryzen:X86アーキテクチャの15番目のマイクロプロセッサであり、AMDが製造したCPUです。Zenマイクロアーキテクチャを採用しており、14nmプロセスルールで製造されました。最高で4.1GHzのクロック速度を実現し、マルチスレッド性能が高く評価されました。 * 2021年:Intel Core i9-11900K:X86アーキテクチャの最新のマイクロプロセッサであり、Rocket Lakeマイクロアーキテクチャを採用しています。14nmプロセスルールで製造され、最高で5.3GHzのクロック速度を実現しました。PCI Express 4.0やWi-Fi 6Eなどの新しい機能が追加されています。 === Intel === マイクロプロセッサは、現代のコンピュータの中核をなす部品であり、高度な機能を持つ多くのデバイスの制御に使用されています。マイクロプロセッサの歴史は非常に興味深く、ここではIntelのマイクロプロセッサの発展の年表を説明します。 * 1971年 - 最初のマイクロプロセッサ「Intel 4004」を発表しました。このチップは、カシオの電卓やプリンターなど、低電力デバイスの制御に使用されました。 * 1974年 - 「Intel 8080」を発表しました。このチップは、コンピュータの中央処理装置(CPU)に使用され、アプリケーションやゲームの実行に必要な処理能力を提供しました。 * 1978年 - 「Intel 8086」を発表しました。このチップは、IBM PCに採用され、パーソナルコンピュータの普及に貢献しました。 * 1982年 - 「Intel 80286」を発表しました。このチップは、IBM PC/ATに採用され、32ビットアーキテクチャを採用し、高速な処理能力を提供しました。 * 1985年 - 「Intel 80386」を発表しました。このチップは、マルチタスクや仮想記憶などの高度な機能を備え、パーソナルコンピュータの性能を大幅に向上させました。 * 1993年 - 「Pentium」を発表しました。このチップは、スーパースカラー構造を採用し、高度な命令セットを備え、より高速な処理能力を提供しました。 * 2000年 - 「Pentium 4」を発表しました。このチップは、ハイパースレッディングテクノロジーやストリーミングSIMD拡張命令などの高度な機能を備え、マルチメディア処理などの高度なアプリケーションに最適化されました。 * 2003年 - AMDが「Athlon 64」を発表しました。このチップは、64ビットアーキテクチャを採用し、より高度なメモリアクセスや計算処理能力を提供しました。 * 2006年 - 「Core 2 Duo」を発表しました。このチップは、マルチコア構造を採用し、より高い性能と省電力性を備え、多くのコンピュータに採用されました。 * 2011年 - AMDが「Bulldozer」を発表しました。このチップは、マルチコアアーキテクチャを採用し、高速な処理能力と省電力性を備え、ハイエンドのパーソナルコンピュータやサーバーに採用されました。 * 2015年 - 「Skylake」を発表しました。このチップは、14nmプロセス技術を採用し、より高い性能と省電力性を備え、多くのコンピュータに採用されました。 * 2020年 - AMDが「Ryzen 5000」シリーズを発表しました。このチップは、7nmプロセス技術を採用し、高速な処理能力と省電力性を備え、ゲームやクリエイティブな作業に最適化されたパフォーマンスを提供しました。 === モトローラ === マイクロプロセッサは現代のデジタル技術の基盤であり、私たちが普段使っているスマートフォンやコンピューターなどのデバイスにも搭載されています。その中でも、モトローラはマイクロプロセッサの先駆けとして、広く知られています。そこで今回は、「マイクロプロセッサ年表 (モトローラ編)」をテーマに、モトローラのマイクロプロセッサの歴史を振り返ってみたいと思います。 * 1974年、モトローラは初の8ビットマイクロプロセッサであるMC6800を発売しました。MC6800は、シングルチップのマイクロプロセッサとして初めて商用的に利用可能になり、自動車産業や家電製品などで幅広く採用されました。 * 1979年には、MC68000が発売されました。MC68000は、32ビットアーキテクチャを採用しており、高速で高性能な処理を可能にしました。このマイクロプロセッサは、後にAppleのMacintoshや、AtariのSTなど、多くのコンピューターで使用されることとなりました。 * 1984年には、モトローラはMC68020を発売しました。MC68020は、MC68000の後継として、更なる高速処理と、仮想メモリ管理機能を備えていました。 * 1994年には、PowerPCアーキテクチャを採用したPowerPC 601が発売されました。PowerPC 601は、AppleのPower Macintoshに採用され、高性能な処理を実現しました。 その後も、モトローラはマイクロプロセッサの開発を続け、2003年には、PowerPC 970FXを発売しました。PowerPC 970FXは、AppleのPower Mac G5に採用され、高性能な処理を実現しました。 モトローラのマイクロプロセッサは、その歴史を通じて、高速処理や高性能なデバイスに貢献しました。特に、MC68000やPowerPCアーキテクチャを採用したマイクロプロセッサは、コンピューターの進化に大きな影響を与えました。 しかし、現在ではモトローラはマイクロプロセッサの開発から撤退し、他社がその地位を引き継いでいます。それでも、モトローラのマイクロプロセッサは、デジタル技術の進化において重要な役割を果たし、今後もその影響は続いていくことでしょう。 === MC6809/MC68030とその後継製品群/MC88000 === 1970年代から1980年代にかけて、コンピュータ業界は急速に発展し、その中でもマイクロプロセッサの発明は、コンピュータ技術の発展に大きく貢献しました。本記事では、1978年にモトローラが発売したMC6809と、1984年に登場したMC68030を中心に、その後継製品群として登場したマイクロプロセッサについて紹介します。 MC6809は、8ビットマイクロプロセッサの一種で、1978年にモトローラによって発売されました。MC6809は、ビットフィールド、構造体、ポインタなどの機能を備えていたため、アセンブリ言語のコーディングが容易になりました。また、MC6809は、機能が多彩でありながら、低コストであることが特徴でした。これは、当時のコンピュータ産業にとって大きな革新であり、多くの企業がMC6809を採用しました。 1984年には、MC68030が登場しました。MC68030は、32ビットマイクロプロセッサであり、MC68000の後継機種として開発されました。MC68030は、高速な命令処理能力を持ち、高い性能を発揮することができました。また、MC68030は、FPU(浮動小数点演算ユニット)を内蔵しており、コンピュータグラフィックスやサウンド処理など、高度な処理を必要とするアプリケーションに適していました。 MC68030の後継機種としては、MC68040やMC68060があります。これらのマイクロプロセッサは、性能や機能の向上が図られ、特にMC68060は高速なクロック周波数と大量のキャッシュメモリを備えており、高い処理能力を発揮することができました。 さらに、MC88000が登場しました。MC88000は、32ビットマイクロプロセッサであり、UNIXやOS-9などのオペレーティングシステムに対応していました。MC88000は、複数の実行モードを備えており、高い性能を発揮することができました。 以上のように、MC6809からMC68030をはじめとするその後継製品群やMC88000まで、マイクロプロセッサ技術は進化を続け、コンピュータの性能を向上させることに貢献しました。MC6809やMC68030など、モトローラのマイクロプロセッサは、その後も多くの企業に採用され、コンピュータ業界において大きな役割を果たしました。 また、MC88000は、UNIXやOS-9などのオペレーティングシステムに対応していたため、組み込みシステムやサーバーなど、様々な分野で採用されました。MC88000は、性能が高く、信頼性にも優れており、コンピュータ業界において多大な評価を受けました。 現在では、MC6809やMC68030などの古いマイクロプロセッサは、新しい技術に取って代わられています。しかし、これらのマイクロプロセッサがコンピュータ業界に与えた影響は大きく、その技術は今もなお発展を続けています。今後も、マイクロプロセッサの進化がコンピュータの性能向上に貢献し、新たな技術革新を生み出していくことが期待されます。 === ARM === ARMは、現代のコンピューティングにおいて極めて重要な役割を果たしているマイクロプロセッサアーキテクチャの一つです。ARMが初めて登場したのは、1985年のことでした。以来、ARMは、携帯電話、スマートフォン、タブレット、車載情報システム、ネットワーク機器、スマートスピーカー、IoTデバイスなど、様々な分野のコンピュータシステムに採用され、世界中で利用されています。 以下では、ARMの歴史をたどる形で、マイクロプロセッサ年表を作成してみました。 * 1985年: ARM1:ARM1は、初めてのARMプロセッサであり、アセンブリ言語で書かれた32ビット命令セットアーキテクチャを採用していました。ARM1は、Acorn ComputersのBBC Microコンピュータに搭載されました。 * 1991年: ARM2:ARM2は、ARM1の改良版で、8MHzで動作し、ARM1の3倍の性能を持っていました。ARM2は、Acorn Archimedesコンピュータに搭載されました。 * 1994年: ARM6:ARM6は、ARMアーキテクチャの最初のRISC命令セットアーキテクチャでした。ARM6は、AppleのNewton PDAに搭載されました。 * 1996年: ARM7:ARM7は、ARMアーキテクチャの初めての32ビットマイクロプロセッサであり、ARM2の命令セットをベースにしていました。ARM7は、携帯電話、PDA、ゲーム機などの様々なデバイスに採用されました。 * 2001年: ARM9:ARM9は、ARM7の後継機種で、主に携帯電話やPDAに採用されました。ARM9は、ARMアーキテクチャの中で最も広く使われているプロセッサの一つです。 * 2005年: ARM11:ARM11は、ARM9の改良版で、より高速なプロセッサで、スマートフォンやタブレットなどの機器に採用されました。 * 2010年: Cortex-A:Cortex-Aは、ARMの最も高性能なプロセッサファミリーであり、スマートフォンやタブレットなどの機器に広く採用されました。 * 2013年: Cortex-M:Cortex-Mは、ARMの組み込みシステム向けのプロセッサファミリーであり、低コストで低消費電力ながら高い性能を発揮します。IoTデバイスや家電製品、センサー、自動車などに広く採用されています。 * 2016年: Cortex-R:Cortex-Rは、ARMのリアルタイムシステム向けのプロセッサファミリーであり、高い信頼性と安全性を備えています。自動車や医療機器、産業制御などの分野に採用されています。 * 2020年: Cortex-X:Cortex-Xは、ARMの最新の高性能プロセッサファミリーであり、特に人工知能や機械学習などの分野に最適化されたプロセッサです。最新のスマートフォンやコンピュータ、クラウドサーバーなどに採用されています。 ARMアーキテクチャは、コンピュータシステムの進化に伴い、常に最新の技術や機能を取り入れながら発展してきました。今後もARMは、様々な分野で重要な役割を果たし続けることが期待されています。 === ARM64 === ARM64は、ARMホールディングスが設計した64ビットアーキテクチャのマイクロプロセッサであり、スマートフォン、タブレット、ノートパソコン、サーバーなど、多様なデバイスで使用されています。以下では、ARM64の発展を年表形式で振り返ります。 * 2011年: ARM Cortex-A57のリリース ARM Cortex-A57は、ARM64アーキテクチャの最初のプロセッサの1つであり、スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスでの使用を想定して設計されました。Cortex-A57は、従来の32ビットプロセッサに比べて、大幅な性能向上と省電力化が可能になりました。 * 2012年: Apple A7プロセッサの発表 Apple A7プロセッサは、iPhone 5sに初めて採用された、世界初のARM64ベースのマイクロプロセッサです。A7は、Cortex-A57をベースにAppleが独自にカスタマイズしたもので、当時のモバイルプロセッサとしては高い性能を誇りました。 * 2014年: Qualcomm Snapdragon 810のリリース Snapdragon 810は、スマートフォン市場において、初めてARM64アーキテクチャを採用したプロセッサの1つです。810は、Cortex-A57とCortex-A53のビッグ.LITTLEアーキテクチャを採用し、高い性能と省電力性を兼ね備えました。 * 2015年: ARM Cortex-A72のリリース Cortex-A72は、ARM64アーキテクチャの中でも高性能なプロセッサの1つであり、スマートフォンやタブレット、そしてサーバーなどの分野で使用されました。Cortex-A72は、Cortex-A57に比べて性能が向上し、省電力化も進んだとされています。 * 2017年: Qualcomm Snapdragon 835の発表 Snapdragon 835は、スマートフォン市場において初めて10nmプロセス技術を採用したプロセッサであり、ARM64アーキテクチャを採用したプロセッサとしては、高い性能と省電力性を両立したものでした。Snapdragon 835は、当時のトップクラスのスマートフォンに採用され、高い評価を得ました。 * 2018年: ARM Cortex-A76のリリース Cortex-A76は、ARM64アーキテクチャの中でも高性能なプロセッサの1つであり、スマートフォンやタブレット、そしてサーバーなどの分野で使用されました。Cortex-A76は、Cortex-A72やCortex-A73に比べて性能が向上し、同時に省電力化も進んだとされています。 * 2019年: Qualcomm Snapdragon 855の発表 Snapdragon 855は、スマートフォン市場において初めて7nmプロセス技術を採用したプロセッサであり、ARM64アーキテクチャを採用したプロセッサとしては、高い性能と省電力性を両立したものでした。Snapdragon 855は、当時のトップクラスのスマートフォンに採用され、高い評価を得ました。 * 2020年: Apple M1プロセッサの発表 Apple M1プロセッサは、Macに採用された世界初のARM64ベースのマイクロプロセッサであり、高い性能と省電力性を兼ね備えています。M1は、Cortex-A78やCortex-X1に比べて性能が向上し、同時に省電力化も進んだとされています。 * 2021年: Qualcomm Snapdragon 888の発表 Snapdragon 888は、スマートフォン市場において初めて5nmプロセス技術を採用したプロセッサであり、ARM64アーキテクチャを採用したプロセッサとしては、高い性能と省電力性を両立したものでした。Snapdragon 888は、当時のトップクラスのスマートフォンに採用され、高い評価を得ました。 以上が、ARM64アーキテクチャのマイクロプロセッサの発展を振り返った年表です。今後も、ARM64アーキテクチャを採用したプロセッサの開発が進み、さらなる性能向上や省電力化が期待されます。 === AMD === ここでは、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)社がリリースしたマイクロプロセッサの歴史について年表形式でまとめていきます。AMD社は、Intel社と並ぶ世界的な半導体メーカーであり、マイクロプロセッサ市場でも高いシェアを持っています。そんなAMD社がこれまでにリリースしてきたマイクロプロセッサの進化の軌跡を辿っていきましょう。 ; 1975年 AMD社は、Intel社のマイクロプロセッサ「8080」の互換品として「Am9080」をリリースしました。Am9080は、当時の8080と同じ命令セットを持っていたため、8080向けのソフトウェアがそのまま動作できるという利点がありました。 ; 1979年 AMD社は、Intel社のマイクロプロセッサ「8086」の互換品として「Am9086」をリリースしました。Am9086は、8086と同じ16ビットの命令セットを持っており、IBM PCなどのコンピュータにも搭載されました。 ; 1982年 AMD社は、Intel社のマイクロプロセッサ「80286」の互換品として「Am80286」をリリースしました。Am80286は、16ビットから32ビットにアップグレードされた命令セットを持っており、高速化が図られました。 ; 1991年 AMD社は、Intel社のマイクロプロセッサ「80486」の互換品として「Am486」をリリースしました。Am486は、64ビットのデータバスを備えており、高速処理が可能でした。 ; 1996年 AMD社は、自社初のオリジナルマイクロプロセッサ「K5」をリリースしました。K5は、Intel社の「Pentium」シリーズとの競合になることを目的に開発されました。 ; 1999年 AMD社は、自社初のx86アーキテクチャを採用しないマイクロプロセッサ「Athlon」をリリースしました。Athlonは、当時のIntel社の製品より高速な処理性能を持ち、AMD社にとって大きな成功となりました。 ; 2003年 AMD社は、64ビットのx86アーキテクチャを採用した「Athlon 64」をリリースしました。Athlon 64は、当時の市場で唯一の64ビットマイクロプロセッサであり、高速な処理性能と拡張性を持ち、ビジネスやハイエンドのコンピュータ向けに高い評価を受けました。 ; 2006年 AMD社は、2つのコアを持つマイクロプロセッサ「Athlon X2」をリリースしました。Athlon X2は、マルチタスク処理に優れ、高速で安定したパフォーマンスを発揮し、ゲームや動画編集などに向いた製品として人気を博しました。 ; 2011年 AMD社は、当時最新のx86アーキテクチャを採用した「Bulldozer」をリリースしました。Bulldozerは、最大8つのコアを持ち、高速な演算性能を発揮し、ワークステーションやサーバー向けに注目されました。 ; 2017年 AMD社は、Zenアーキテクチャを採用したマイクロプロセッサ「Ryzen」をリリースしました。Ryzenは、高速なマルチタスク処理やコンテンツの制作、ゲームなどの幅広い用途に向けた製品として高い評価を得ました。 ; 2020年 AMD社は、Zen 3アーキテクチャを採用した「Ryzen 5000」シリーズをリリースしました。Ryzen 5000は、高いクロック速度と大容量キャッシュにより、高速で安定したパフォーマンスを発揮し、ゲームやクリエイティブな作業に向いた製品として話題になりました。 ; 2021年 AMD社は、Zen 3+アーキテクチャを採用した「Ryzen 6000」シリーズをリリースする予定です。Ryzen 6000シリーズは、AMDが2021年に発表した新しいマイクロアーキテクチャ「Zen 3+」を採用しており、更に高速な演算性能やAI性能の向上が期待されます。 また、2021年には、AMDがグラフィックスカード市場でも注目を集めました。同社は、RDNA2アーキテクチャを採用した「Radeon RX 6000」シリーズをリリースし、NVIDIA社と競合する形で市場に参入しました。 以上が、AMD社のマイクロプロセッサの歴史を年表形式でまとめた内容です。AMD社は、Intel社との競争を通じて常に進化を続け、高い性能とコストパフォーマンスの両立を実現しています。今後も、AMD社の技術革新に注目していきたいところです。 === マイクロプロセッサ年表 (AMD2901/AMD2916/AMD29000編)) === MD2901/AMD2916/AMD29000というマイクロプロセッサは、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)によって開発された、重要なマイクロプロセッサの一つです。本記事では、AMD2901/AMD2916/AMD29000の年表について解説していきます。 * 1975年:AMDは、最初のマイクロプロセッサAMD2901を開発した。AMD2901は、4ビットの並列アーキテクチャを採用していた。 * 1983年:AMDは、AMD2901の後継として、16ビットのAMD29116を発表した。AMD29116は、AMD2901のアーキテクチャを16ビットに拡張したものである。 * 1986年:AMDは、AMD29000を発表した。AMD29000は、32ビットのRISCアーキテクチャを採用し、高速かつ効率的な演算を可能にした。 * 1989年:AMDは、AMD29C011コプロセッサを発表した。AMD29C011は、AMD29000と互換性のある浮動小数点演算を実行するためのコプロセッサである。 * 1990年:AMDは、AMD29Kファミリの拡張として、AMD29Kマイクロプロセッサの最初のマルチプロセッサバージョンであるAMD29K MPを発表した。 * 1991年:AMDは、AMD29Kマイクロプロセッサの低消費電力バージョンであるAMD29KL16を発表した。また、AMD29C825の発表により、AMD29Kと互換性のあるDMAコントローラを提供した。 * 1992年:AMDは、AMD29Kマイクロプロセッサの高性能バージョンであるAMD29KHPを発表した。 * 1994年:AMDは、AMD29Kマイクロプロセッサの最新バージョンであるAMD29KJを発表した。また、AMD29Kマイクロプロセッサの組み込み用途向けバージョンであるAMD29K E1を発表した。 * 1995年:AMDは、AMD29Kマイクロプロセッサの最後のバージョンであるAMD29KMを発表した。その後、AMDは29Kアーキテクチャを中止し、x86アーキテクチャに注力することを決定した。 以上が、AMD2901/AMD2916/AMD29000の主要な年表である。AMD2901は、初期のマイクロプロセッサの一つとして、パーソナルコンピュータの発展に貢献した。AMD2916は、AMD2901の後継として、16ビットの処理能力を持つマイクロプロセッサとして、産業制御、計算機支援設計、通信などの分野で利用された。AMD29000は、RISCアーキテクチャを採用したことにより、高速で効率的な演算が可能であり、高性能コンピュータやワークステーションなどの分野で利用された。 === Power/PowerPC === ==== イントロダクション ==== パーソナルコンピュータ、スマートフォン、ゲーム機、サーバー、スーパーコンピューターなど、私たちが日々使用する機器の中には、マイクロプロセッサと呼ばれる小型のCPUが搭載されています。今回は、その中でも「Power/PowerPC」と呼ばれるマイクロプロセッサの歴史を年表形式で振り返り、その特徴や活躍した分野について紹介します。 ==== マイクロプロセッサ年表 (Power/PowerPC編) ==== * 1990年:IBMがRISCアーキテクチャを採用した「POWER1」を発表。   特徴:命令セットが簡素化されており、高速な演算処理が可能。 * 1993年:IBM、Apple、Motorolaの共同開発による「PowerPC」アーキテクチャを発表。   特徴:POWER1の技術をベースに、Appleが採用するMacintoshシリーズのCPUとして採用され、高い性能を実現。 * 1994年:IBMが「POWER2」を発表。   特徴:高度なスーパースカラー方式を採用し、高性能化を図った。 * 1995年:Motorolaが「PowerPC 603」を発表。   特徴:省電力性に優れ、低価格で提供されたことから、エンベデッド機器にも採用された。 * 1997年:IBMが「POWER3」を発表。   特徴:64ビットアーキテクチャを採用し、高い演算性能と信頼性を実現。 * 1999年:Motorolaが「PowerPC G4」を発表。   特徴:Altivecと呼ばれるベクトル演算機能を搭載し、画像処理や音声処理などの分野で高い評価を受けた。 * 2001年:IBMが「POWER4」を発表。   特徴:マルチプロセッシングに対応し、スーパーコンピューターやサーバーでの使用に向いた高性能CPU。 * 2005年:IBMが「POWER5」を発表。   特徴:マルチスレッド技術を採用し、複数の処理を同時に実行可能とした。 * 2006年:IBMが「POWER6」を発表。   特徴:高度なエラーコレクション機能を備え、信頼性を更に向上させた。また、動的な電力管理機能を採用することで、省電力性も向上した。 * 2010年:IBMが「POWER7」を発表。   特徴:高速なキャッシュメモリと、高度なマルチスレッド技術を採用し、高い演算処理能力と信頼性を実現した。 * 2013年:IBMが「POWER8」を発表。   特徴:複数のコアを搭載し、高いマルチスレッド処理能力と並列処理能力を備えた。また、OpenPOWER Foundationを設立し、オープンなアーキテクチャを推進した。 * 2017年:IBMが「POWER9」を発表。   特徴:高い演算性能と、AIやディープラーニングなどの高度な分野にも対応した機能を搭載した。また、OpenCAPIと呼ばれる高速な接続規格を採用することで、高速なデータ転送が可能となった。 ==== まとめ ==== 「Power/PowerPC」は、IBMやApple、Motorolaなどが共同で開発したマイクロプロセッサであり、高い性能や省電力性、信頼性などの特徴を持ち、スーパーコンピューターやサーバー、エンベデッド機器、そして一時期はMacintoshシリーズのCPUとしても使用されました。その歴史を振り返ることで、マイクロプロセッサの進化や技術革新の歴史を理解することができます。 === SPARC === 今から40年ほど前、サン・マイクロシステムズ社が設立され、独自のプロセッサアーキテクチャ「SPARC」を開発しました。その後、SPARCは世界中の企業や研究機関で利用され、多くのシステムやサーバーで採用されました。 以下では、SPARCアーキテクチャを中心にしたマイクロプロセッサの進化を振り返ります。 * 1987年 - SPARCプロセッサの登場 サン・マイクロシステムズ社が初めてリリースしたSPARCアーキテクチャのプロセッサは、SPARCstation 1に搭載されました。当時は25MHzで動作し、32ビットの命令セットを採用していました。 * 1992年 - SPARC64 日本の富士通社が開発したSPARC64は、当時最も高速なプロセッサの1つでした。初代のSPARC64は最大150MHzで動作し、性能の面でSPARCstation 10をしのぎました。 * 1995年 - SPARCstation 20 SPARCstation 20は、初めて対称マルチプロセッシング(SMP)をサポートしたSPARCシステムでした。これにより、複数のプロセッサを1つのシステムで同時に動作させることが可能になりました。 * 2001年 - UltraSPARC III サン・マイクロシステムズ社がリリースしたUltraSPARC IIIは、初めての64ビットのSPARCプロセッサでした。当時最速のクロック周波数1.2GHzを誇り、高い性能を発揮しました。 * 2005年 - UltraSPARC T1 UltraSPARC T1は、当時最も進んだマルチスレッド技術を採用したプロセッサでした。当時のプロセッサは1つのコアで1つのスレッドしか処理できませんでしたが、UltraSPARC T1は1つのコアで最大32スレッドを処理することができました。 * 2010年 - SPARC T3 SPARC T3は、UltraSPARC T1の後継モデルで、16コアのプロセッサと最大128スレッドをサポートしました。このプロセッサは、ビジネスクリティカルなアプリケーションやデータベースシステムなどの処理に適していました。 * 2017年 - SPARC M8 SPARC M8は、最新のSPARCプロセッサで、最大8ソケットのシステムで動作することができます。高速で安定した性能を発揮し、大規模なデータ処理や仮想化などの用途に適しています。また、SPARC M8はセキュリティにも注力し、暗号化やメモリ保護機能などが強化されています。 以上が、SPARCアーキテクチャの主なプロセッサの進化の歴史です。今後も、SPARCアーキテクチャは大規模なシステムやサーバーなどで活躍し続けることが期待されます。 === DEC/Alpha === ==== はじめに ==== マイクロプロセッサの歴史は、現代の情報技術において極めて重要な位置を占めています。その中でもDEC/Alphaは、1990年代に登場し、高性能かつ信頼性の高いサーバーやワークステーションに利用されました。本記事では、DEC/Alphaのマイクロプロセッサの歴史を年表形式でまとめ、その特徴や功績について解説します。 ==== マイクロプロセッサ年表 (DEC/Alpha編) ==== * 1992年: DEC/Alpha 21064 DEC/Alphaの最初のマイクロプロセッサとして登場。命令パイプラインを利用して高速な処理が可能であり、RISCアーキテクチャを採用している。 * 1994年: DEC/Alpha 21164 命令パイプラインをより高速化するために、ディープパイプラインを導入した。また、64ビットアーキテクチャを採用したことで、大容量のメモリを扱うことができるようになった。 * 1996年: DEC/Alpha 21264 命令パイプラインを18段に拡大することで、高性能化を図った。また、バス帯域幅を大幅に増やし、システム全体の処理速度を向上させた。 * 1998年: DEC/Alpha 21364 高速化と信頼性の向上を目的に、2つのプロセッサを1つのチップに集積した「ダブル・パイプライン・アーキテクチャ」を採用した。また、高速なメモリーアクセスを実現する「ケースード・インタリーブ」技術を導入した。 * 2001年: DEC/Alphaプロセッサの生産終了 DEC/Alphaプロセッサの生産が終了し、製品のサポートも終了することが発表された。DEC/Alphaは、高性能かつ信頼性の高いサーバーやワークステーションに利用され、その性能は当時の情報技術において一定の地位を築いた。 ==== DEC/Alphaの特徴と功績 ==== DEC/Alphaは、RISCアーキテクチャを採用し、高速な処理が可能であることが特徴です。また、64ビットアーキテクチャを採用したことで、大容量のメモリを扱うことができるようになりました。さらに、命令パイプラインやディープパイプライン、ダブル・パイプライン・アーキテクチャ、ケースード・インタリーブなどの技術を導入し、高性能かつ信頼性の高いサーバーやワークステーションを実現しました。 DEC/Alphaは、1990年代に登場したため、当時の情報技術において一定の地位を築きました。特に、高性能な処理能力を持ち、大規模なデータ処理や高負荷なアプリケーションを処理することができたため、サーバーやワークステーションに広く利用されました。 また、DEC/Alphaは、オープンなアーキテクチャを採用していたため、他社の製品との互換性が高く、多数のソフトウェアが開発されました。そのため、DEC/Alphaは、業界標準として広く認知され、多くの企業や研究機関で利用されました。 DEC/Alphaは、2001年に生産終了が発表され、製品のサポートも終了しましたが、その功績は現在でも高く評価されています。DEC/Alphaの技術は、後のプロセッサの開発に影響を与え、現代の情報技術においても重要な位置を占めています。 === HP/PA-RISC === マイクロプロセッサの世界において、HP/PA-RISCは重要な位置を占めています。この記事では、HP/PA-RISCマイクロプロセッサの歴史を振り返りながら、その特徴や影響力について紹介します。 HP/PA-RISCとは HP/PA-RISCは、Hewlett-Packard (HP) 社が開発したRISCアーキテクチャのマイクロプロセッサです。PA-RISCは、「Precision Architecture Reduced Instruction Set Computing」の略称で、高度な計算能力を持ちながらも命令セットがシンプルな特徴を持っています。 HP/PA-RISCの歴史 HP/PA-RISCの歴史は、1980年代初頭に遡ります。当時、HPは自社のコンピュータ事業において、IBMやDECなどのライバル企業に追いつくことを目指していました。そこで、HPは自社独自のマイクロプロセッサを開発することを決定しました。 最初のPA-RISCプロセッサは、1986年にリリースされたPA-7100でした。このプロセッサは、16MHzで動作し、32ビットアーキテクチャ、16Kのキャッシュメモリを備えていました。PA-7100は、HPの高性能ワークステーションであるHP 9000シリーズで使用され、当時の競合製品に比べて高速かつ高性能な処理を実現しました。 その後、HPはPA-RISCアーキテクチャを進化させ、より高速で高性能なプロセッサを開発し続けました。1992年にリリースされたPA-8000は、クロック周波数が100MHzにまで達し、超スカラー方式による命令実行を採用するなど、当時の最先端の技術が盛り込まれたプロセッサでした。 * 1996年には、PA-RISC 2.0アーキテクチャが導入され、プロセッサの性能は大幅に向上しました。PA-8200とPA-8500は、それぞれ550MHz、440MHzのクロック周波数を誇り、高度なアウト・オブ・オーダー実行機能を備えていました。これらのプロセッサは、高性能サーバー向けに使用され、当時の競合製品に比べて優れた処理性能を発揮しました。 * 2000年代に入ると、HPはPA-RISCアーキテクチャを廃止し、Intel Itaniumプロセッサに移行しました。しかし、PA-RISCアーキテクチャはその後もHPのUNIXサーバーにおいて、サポートされ続けました。 HP/PA-RISCの特徴と影響力 HP/PA-RISCは、シンプルな命令セットを採用することで、高速な処理能力を実現しました。また、PA-RISCは高度なパイプライン処理やアウト・オブ・オーダー実行機能を備えており、高性能サーバーやワークステーションなどの重要な業務システムにおいて、高速かつ安定した処理を提供しました。 HP/PA-RISCの開発によって、RISCアーキテクチャが普及する契機となったことも注目すべき点です。当時のコンピュータ市場において、主流であったCISCアーキテクチャに比べ、RISCアーキテクチャはシンプルな命令セットと高速な処理能力が特徴でした。HP/PA-RISCの成功によって、RISCアーキテクチャは一般的に認知されるようになり、その後のCPUの開発に大きな影響を与えました。 === HP64000 === * 1970年代後半、マイクロプロセッサの普及が始まり、様々な企業が自社の製品に搭載することを目指していました。この時期に、Hewlett-Packard(以下、HP)は「HP 64000」というマイクロプロセッサ用の開発システムを発売しました。これは、ソフトウェアやハードウェアの開発に必要な機能を一つのシステムにまとめたもので、当時のマイクロプロセッサ開発者たちから高い評価を得ました。 HP 64000は、当時のマイクロプロセッサの開発環境としては非常に先進的でした。このシステムは、CPU、メモリ、ディスクドライブ、入出力インタフェース、デバッグツールなどを統合し、マイクロプロセッサの設計から製造までの一連のプロセスをサポートしました。 HP 64000は、1979年に発売され、当時は価格が非常に高かったため、一部の大手企業や大学の研究室などでしか利用されませんでした。しかし、その高度な機能と信頼性により、マイクロプロセッサの開発に携わる人々からは高い評価を受けました。 また、HP 64000の登場により、マイクロプロセッサの開発がより容易になり、それまでの煩雑な作業を大幅に簡略化することができるようになりました。このことが、後にコンピューター産業の急速な発展に繋がることになります。 HP 64000は、当初はIntel 8085やMotorola 6800などのマイクロプロセッサに対応していましたが、後にZilog Z80やIntel 8086などの新しいマイクロプロセッサにも対応するようになりました。 また、HPは後に、HP 64000を拡張した「HP 64000A」や、より高性能なマイクロプロセッサ用開発システム「HP 9000 Series 200」など、さらに高度なシステムを発売しました。これらのシステムは、より大規模なプロジェクトや高度な設計に必要な機能を提供することができ、多くの企業や大学で利用されるようになりました。 さらに、HPは1983年に、マイクロプロセッサの開発に必要なソフトウェア開発ツールの一つである「HP-UX」を発表しました。これは、Unixオペレーティングシステムを基にしたもので、高い汎用性と信頼性を持ち、多くの開発者に愛用されました。 しかし、1990年代に入ると、競合他社の台頭や、PCの普及によって、HPのマイクロプロセッサ開発システムの市場シェアは低下していきます。2000年代に入ると、HPはマイクロプロセッサ開発システムから撤退し、他の事業に注力することになりました。 しかしながら、HP 64000は、その後もマイクロプロセッサの歴史において重要な役割を果たし続けました。多くの開発者たちによって利用され、次世代のマイクロプロセッサの開発に貢献しました。 また、HP 64000の成功は、今日のコンピューター産業において、マイクロプロセッサ開発に携わる人々にとっての貴重な経験となりました。このシステムに触れたことがある人々は、その後も自らの開発に役立てることができたのです。 今日、マイクロプロセッサの開発は、さらなる高度化と多様化が進んでいます。新しいテクノロジーの登場により、これまでにない高性能なマイクロプロセッサが生み出されています。しかし、その基盤となる開発環境は、HP 64000から始まった歴史があります。 === MIPS === マイクロプロセッサは、現代のデジタルテクノロジーにとって不可欠な役割を果たしています。特に、MIPS/MIPS64は高性能コンピューターや組み込みシステムの分野で重要な役割を果たしてきました。ここでは、MIPS/MIPS64の歴史について紹介し、その重要性について考察してみましょう。 MIPS/MIPS64の歴史 MIPS (Microprocessor without Interlocked Pipeline Stages)は、1980年代初頭にスタンフォード大学で開発されたRISC (Reduced Instruction Set Computing)アーキテクチャのマイクロプロセッサです。MIPSは、命令セットの簡素化とパイプライン処理の最適化によって高速な処理を実現し、組み込みシステムや高性能コンピューターの分野で広く利用されるようになりました。 * 1990年代には、MIPSの処理能力を向上させたMIPS64アーキテクチャが登場し、高性能コンピューターやサーバーなどの分野で使用されるようになりました。MIPS64は、64ビットのアドレッシングをサポートし、大規模なメモリーアドレス空間を扱えるようになりました。また、MIPS64は、高速なデータ処理を実現するためにSIMD (Single Instruction Multiple Data)命令セットを導入し、グラフィックス処理やデータベース処理などのアプリケーションで高いパフォーマンスを発揮しました。 MIPS/MIPS64の重要性 MIPS/MIPS64は、高性能コンピューターの分野で特に重要な役割を果たしています。多くのスーパーコンピューターやサーバーに採用され、高速なデータ処理や計算処理を実現しています。また、組み込みシステムの分野でも、MIPS/MIPS64は広く採用されています。家電製品や車載システム、ネットワーク機器など、様々な分野で利用されています。 MIPS/MIPS64のアーキテクチャは、RISCアーキテクチャの基本思想を受け継いでおり、命令セットが簡潔で効率的なため、高速な処理が可能です。また、MIPS/MIPS64は、オープンアーキテクチャであるため、多くのハードウェアメーカーやソフトウェア開発者によってサポートされています。このため、MIPS/MIPS64を採用したシステムは、フレキシブルで拡張性が高く、コストパフォーマンスに優れていると言えます。 さらに、MIPS/MIPS64は、エネルギー効率にも優れています。命令セットが簡潔であるため、実行に必要な回路が少なく、電力消費が少なくて済むためです。そのため、モバイルデバイスやIoT機器など、バッテリー駆動のシステムでも広く利用されています。 最近では、MIPSアーキテクチャを持つ企業が数多くあります。例えば、中国の電子機器メーカーであるLoongson Technology Corporationは、MIPSアーキテクチャを採用して自社製品を開発しています。また、シンガポールのAI企業であるHailoは、MIPS64アーキテクチャを採用したエッジAIプロセッサーを開発しています。これらの企業は、MIPS/MIPS64の優れた性能とエネルギー効率に着目して、次世代の技術を開発していると言えます。 結論として、MIPS/MIPS64は、高性能な処理能力とエネルギー効率に優れたアーキテクチャであり、現代のデジタルテクノロジーに不可欠な存在です。さまざまな分野で広く採用され、多くの企業がMIPS/MIPS64を採用した製品を開発しています。今後も、MIPS/MIPS64の進化と発展が期待されます。 === 龍芯 === マイクロプロセッサとは、コンピューターにおいて中央処理装置 (CPU) の機能を実現する集積回路のことです。今回は、中国のローカルなマイクロプロセッサメーカーである龍芯 (Loongson) の年表を取り上げ、その歴史や発展について紹介します。 龍芯 (Loongson) は、中国の国家重点高技術企業である中国電子技術集団 (CETC) の一部門であり、2002年に創立されました。当初は MIPS アーキテクチャをベースにしたプロセッサーを開発していましたが、現在は RISC-V アーキテクチャを採用しています。 以下は、龍芯の主なマイルストーンを振り返るマイクロプロセッサ年表です。 * 2002年 龍芯技術有限公司が設立される * 2004年 Loongson-1A プロセッサをリリース * 2005年 中央政府が「龍芯計画」を発表し、ローカルなマイクロプロセッサ産業の発展を支援することを表明 * 2006年 Loongson-2E プロセッサをリリース * 2007年 Loongson-2F プロセッサをリリース * 2008年 Loongson-3 プロセッサをリリース Lenovo が Loongson-2F プロセッサを搭載したノートパソコンを発表 * 2010年 Loongson-3A プロセッサをリリース * 2011年 Loongson-3B プロセッサをリリース Dawning Information Industry が Loongson-3B プロセッサを搭載したスパコンを発表 * 2012年 Loongson-3C プロセッサをリリース * 2013年 Loongson-3H プロセッサをリリース Loongson Technology Europe が設立され、欧州市場でのビジネスを開始 * 2014年 Loongson-3B2000 プロセッサをリリース * 2015年 Loongson-3A4000 プロセッサをリリース * 2016年 Loongson-3B3000 プロセッサをリリース 中国科学院が Loongson-3B プロセッサを搭載したスパコンを発表 * 2017年 Loongson-3B4000 プロセッサをリリース * 2018年 Loongson-3A5000 プロセッサをリリース * 2019年 Loongson-3A5000 プロセッサを搭載したノートパソコンが発売される * 2020年 Loongson-3A5000 プロセッサを搭載したノートパソコンが改良され、より高い性能を提供するようになる * 2021年 龍芯は、LoongArch アーキテクチャの最初のバージョンである LoongArch1 を発表し、RISC-V アーキテクチャに移行することを宣言 以上が、龍芯の主なマイルストーンとなります。龍芯は、ローカルなマイクロプロセッサメーカーとして、中国のIT産業において重要な役割を果たしています。今後も、高性能で低価格なプロセッサーの開発に注力し、中国のIT産業の発展を支援することが期待されます。 === RISC-V === マイクロプロセッサ技術は、現代のあらゆる電子機器に不可欠な要素です。そして、RISC-Vと呼ばれるオープンソースアーキテクチャの進化は、この分野に革新をもたらしています。以下では、RISC-Vアーキテクチャの歴史と進化について年表で振り返ります。 * 2010年 - UC BerkeleyでRISC-Vプロジェクトが始動 UC Berkeleyのデビッド・パターソン氏とKrste Asanović氏によって、オープンソースのハードウェアおよびソフトウェアプロジェクトであるRISC-Vが開発されました。RISC-Vは、標準化された命令セットアーキテクチャ(ISA)を提供し、パターソン氏が開発したRISCアーキテクチャの原則に基づいています。 * 2014年 - SiFiveが設立される SiFiveは、RISC-Vアーキテクチャの普及に注力する企業として設立されました。同社は、オープンソースのRISC-Vコアを使ったプロセッサの開発や、サポートを提供しています。 * 2015年 - RISC-Vファウンデーションが設立される RISC-Vファウンデーションは、オープンソースのRISC-Vアーキテクチャの開発や普及を目的として設立されました。同ファウンデーションには、ソフトウェアやハードウェアの企業が参加しており、RISC-Vアーキテクチャの普及に向けた様々な活動を展開しています。 * 2016年 - GoogleがRISC-Vプロジェクトに参加 Googleは、RISC-Vプロジェクトに参加し、オープンソースのRISC-Vプロセッサの開発に注力しています。同社は、RISC-Vを使ったAIチップの開発や、サーバー向けのプロセッサの開発などを進めています。 * 2017年 - NVIDIAがRISC-Vプロジェクトに参加 NVIDIAは、RISC-Vプロジェクトに参加し、オープンソースのRISC-Vコアを使ったプロセッサの開発に注力しています。同社は、エッジデバイス向けのプロセッサの開発などを進めています。 * 2018年 - Western DigitalがRISC-Vを採用 Western Digitalは、ストレージデバイス向けのRISC-Vプロセッサを採用し、同社の製品に組み込むことを発表しました。同社は、高性能かつ低消費電力なプロセッサが必要なストレージ市場で、RISC-Vを採用することで競争力を高めています。 * 2019年 - AmazonがRISC-Vプロジェクトに参加 Amazonは、RISC-Vプロジェクトに参加し、同社のAWSクラウド向けにRISC-Vプロセッサを開発することを発表しました。同社は、カスタマイズされたプロセッサによってクラウドのパフォーマンスを向上させることを目指しています。 * 2020年 - AppleがRISC-Vを採用 Appleは、自社の製品においてRISC-V技術を採用することを明らかにしました。同社は、RISC-Vを使ったチップを開発し、Appleの製品に組み込むことで、高性能かつ低消費電力な製品を提供することを目指しています。 * 2021年 - RISC-VがIoT市場での採用が進む RISC-Vは、低消費電力で小型なIoTデバイスに適したプロセッサとして注目を集めています。同年、RISC-Vを採用したIoTデバイスの数が急速に増加し、RISC-VアーキテクチャがIoT市場でのプロセッサの標準になる可能性が高まっています。 RISC-Vは、オープンソースであるため、多くの企業や開発者が参加し、進化を続けています。今後も、RISC-Vアーキテクチャは様々な分野での革新をもたらし、マイクロプロセッサ技術の発展に寄与することが期待されます。 === Zilog === * 1970年代から1980年代にかけて、マイクロプロセッサ技術の進歩は驚異的でした。その中でも、Zilog社の創設者であるフェデリコ・ファギンが開発した「Z80」は、特にコンピューター産業において大きな影響を与えました。この記事では、Zilog社がリリースしたマイクロプロセッサの歴史を辿り、その重要性について考察してみたいと思います。 ==== Z80の誕生 ==== * 1976年にリリースされたZ80は、8ビットマイクロプロセッサの中でも最も成功した製品の一つです。当時の市場には、Intelの「8080」やMotorolaの「6800」などの競合製品がありましたが、Z80はその2つを凌駕する性能を発揮しました。Z80は、最大2.5MHzで動作し、64KBのメモリ空間を扱うことができました。 ==== Z80の成功 ==== Z80は、当初はテレビのリモコンや電卓などの小型家電製品に使われることを想定していましたが、後にコンピューター産業においても大きな成功を収めました。Z80を搭載したコンピューターは、当時のビジネス市場において大きな役割を果たし、CP/Mと呼ばれるオペレーティングシステムの標準的な動作環境となりました。また、Z80はアーケードゲーム機にも広く使われ、当時の人々にとって不可欠なエンターテイメントの一つとなりました。 ==== Z80の後継 ==== Z80は、その後も改良が続けられ、Z180やZ280といった後継製品もリリースされました。また、Zilog社はZ80のライセンスを多数の企業に提供することで、広範な市場を獲得することに成功しました。さらに、Zilog社はMCU(マイクロコントローラユニット)にも進出し、現在でも幅広い分野で活躍しています。 ==== まとめ ==== Zilog社がリリースしたZ80は、マイクロプロセッサ技術の歴史において重要な位置を占めています。Z80は、多くの分野において先進的な性能を発揮し、コンピューター産業に大きな影響を与えました。また、Zilog社はZ80の成功を背景に、MCU市場でも活躍するようになりました。今後も、Zilog社が提供する技術が世界を変える可能性があると言えます。 === 日本製プロセッサ === マイクロプロセッサとは、コンピュータの中核となる部品であり、現代のデジタル機器に欠かせないものとなっています。今回は、その中でも日本で製造されたマイクロプロセッサに焦点を当て、マイクロプロセッサの進化を振り返っていきたいと思います。 * 1971年 日本の電気通信大学の石井英一郎教授が、Intel社の4004に着想を得て、初の日本製マイクロプロセッサである「TCM1000」を開発。しかし、市場には浸透しなかった。 * 1978年 松下電器産業(現・パナソニック)が、4ビットマイクロプロセッサ「MN1610」を開発。主に家電製品の制御に使われた。 * 1982年 日立製作所が16ビットマイクロプロセッサ「HD64180」を開発。当時は日本製の16ビットマイクロプロセッサは存在せず、大きな注目を集めた。 * 1985年 日本電気(NEC)が16ビットマイクロプロセッサ「V30」を開発。Intel社の「8086」互換品であり、IBMのPC/AT互換機向けに採用された。 * 1987年 富士通が32ビットマイクロプロセッサ「MB86900」を開発。UNIXサーバやワークステーションで使われた。 * 1990年 日立製作所が32ビットマイクロプロセッサ「SH-1」を開発。ハードウェア浮動小数点演算器を搭載し、デジタルカメラや携帯電話などに広く使われた。 * 1993年 ルネサスエレクトロニクス(旧・日本電気半導体)が、32ビットマイクロプロセッサ「V850」を開発。自動車制御システムなどに広く使われている。 * 2002年 富士通と東芝が共同開発した64ビットマイクロプロセッサ「SPARC64 V」が、UNIXサーバやスーパーコンピュータなどに採用された。 以上が、日本製マイクロプロセッサの主な年表です。日本製のマイクロプロセッサは、それぞれの特徴を活かして多様な用途で利用されてきました。その中でも特筆すべきは、自動車制御システムやデジタルカメラ、携帯電話といった小型機器に使われてきたことです。これらの機器には、省電力や高速処理といった要素が求められます。日本製のマイクロプロセッサは、それぞれの分野で高い評価を得ています。 また、日本のマイクロプロセッサメーカーは、競争力を維持するために、新しい技術の開発に注力しています。例えば、ルネサスエレクトロニクスは、自動車用の高速通信技術「CAN-FD」に対応したマイクロプロセッサを開発しています。また、東芝は、省電力技術「SpursEngine」を搭載したマイクロプロセッサを開発しています。 日本のマイクロプロセッサメーカーは、今後も世界に通用する技術を開発し、国内外の様々な分野で活躍することが期待されます。 === i432/i860/i960/Itanium === マイクロプロセッサは、現代の電子機器のバックボーンを形成する重要なコンポーネントです。i432、i860、i960マイクロプロセッサは、今日の高性能プロセッサの発展を拓いた革命的なチップです。 i432は、インテルが開発した初の32ビットプロセッサであり、1978年に発売されました。i432は、命令セットアーキテクチャ(ISA)の設計が複雑で、性能が低いことが問題でした。そのため、i432は商業的に成功することはありませんでした。 i860は、1989年にリリースされたRISC(Reduced Instruction Set Computing)マイクロプロセッサでした。i860は、グラフィックスや信号処理などの高度なアプリケーション向けに設計されており、多数のプロセッサを搭載したシステムに使用されました。 i960は、i860の後継として1990年にリリースされました。i960は、高性能なマルチタスク処理能力を備え、グラフィックスや信号処理などのアプリケーションに最適でした。i960は、さまざまな分野で使用され、特にネットワーク機器や組み込みシステムに適していました。 しかし、Intelのi960シリーズは、競合他社の製品と比較して高価であるという問題があり、成功しなかったと考えられています。 Intelは、2001年にItaniumプロセッサをリリースしました。Itaniumは、Intelの64ビットプロセッサであり、高性能で信頼性の高いサーバー向けに設計されていました。Itaniumは、複数のコアを搭載し、高度な並列処理能力を持ち、高度なメモリアーキテクチャを備えていました。 Itaniumは、最初は高い期待が寄せられていましたが、ソフトウェアの互換性の問題があり、市場に浸透することはできませんでした。競合するx86アーキテクチャに比べて高価であり、Itaniumに最適化されたソフトウェアが不足していたことが主な要因とされています。 以上のように、i432、i860、i960、Itaniumは、それぞれの時代において革新的なマイクロプロセッサであったものの、いくつかの問題により商業的に成功することができませんでした。しかし、これらのプロセッサは、現代のプロセッサの進化を支える技術の基盤となり、コンピュータ科学の発展に大きな影響を与えたと言えます。 ==プロセッサの分類と種類 == プロセッサは、コンピューターシステムの中心的な役割を果たす部分であり、演算処理やデータ処理を担当しています。プロセッサの種類や性能は、コンピューターシステムの性能や機能性に大きな影響を与えます。 === RISCプロセッサとCISCプロセッサ === RISCプロセッサーとCISCプロセッサーは、コンピュータープロセッサーのアーキテクチャの設計方法論を表す用語で、プロセッサーが実行する命令の種類や機能、およびプロセッサー内部でこれらの命令を処理する方法に関する違いに基づいています。 CISCプロセッサーは、多様な命令セットを持つことが特徴で、メモリアクセス、条件分岐、算術演算、およびその他の機能を含みます。CISCプロセッサーは、高度な機能を実現するために多様な命令を持っており、複雑な計算や処理が必要な場合には高速に処理を行うことができますが、命令セットの複雑さと高度な機能により、プロセッサーの設計と製造に大きなコストがかかる可能性があります。 一方、RISCプロセッサーは、単純な命令セットを持つことが特徴で、基本的な算術演算、ビット演算、ロード/ストア操作、および条件分岐を含みます。RISCプロセッサーは、各命令が実行される際に単一のサイクルしか必要としない場合がほとんどで、命令セットが比較的簡素であるため、プロセッサーの設計と製造に低いコストがかかる可能性があります。 CISCとRISCの違いに関する議論は、プロセッサー設計の分野で長年続いています。エンジニアの中には、RISCのアプローチがシンプルであり、効率的なプロセッサーを設計することができると主張する人もいますが、CISCのアプローチが多様な機能をサポートするために必要であり、高度なプロセッサーを設計することができると主張する人もいます。 最近のプロセッサでは、CISCとRISCの特徴を組み合わせたハイブリッドアーキテクチャが採用されることがあります。これにより、高度な機能を実現しつつ、高速で効率的な処理が可能になります。ただし、ハイブリッドアーキテクチャは複雑なため、設計や開発に時間がかかる可能性があります === VLIWプロセッサ === VLIW(Very Long Instruction Word)は、複数の命令を1つの長い命令ワードにまとめて同時に実行できるコンピューターアーキテクチャです。これにより、複数の命令を同時に処理することで、プロセッサの性能を向上させることができます。 VLIWプロセッサは、複数の命令を同時に実行することができるため、パイプライン処理が容易になります。そして、命令をパイプライン処理するための仕組みを持っているため、命令を高速かつ効率的に処理することができます。 ただし、VLIWプロセッサは、命令を1つの長いワードにパックするため、同時に実行できる命令の数が制限されます。また、命令を最適にパックする必要があるため、プログラマーに制約があります。さらに、プロセッサごとに最適な命令のパック方法が異なるため、プログラマーはプロセッサごとに最適な命令のパック方法を探す必要があります。 VLIWプロセッサは、一般的に組み込みシステムやグラフィックス処理などの特定のアプリケーションに使用されます。これらのアプリケーションでは、高速な処理が必要であり、VLIWプロセッサが優れた性能を発揮することがあります。 VLIWアーキテクチャの開発者は、命令セットアーキテクチャ(ISA)の設計者と協力する必要があります。ISAの設計者は、プログラマーが最適な命令のパック方法を探すための情報を提供する必要があります。また、ISAの設計者は、VLIWアーキテクチャに最適な命令セットを設計することが求められます。 === マルチプロセッサシステムの概要 === マルチプロセッサシステムとは、複数のCPU(中央処理装置)を持つコンピュータシステムのことです。単一のCPUを持つシステムよりも高い処理能力と信頼性を実現できます。主な特徴は以下の通りです。 ; 並列処理 : マルチプロセッサシステムでは、複数のCPUが並列に動作するため、単一CPUシステムよりも高速な処理が可能です。ソフトウェアを適切に並列化することで、処理速度が飛躍的に向上します。 ; 負荷分散 : 複数のCPUに処理を分散させることで、システム全体の負荷を分散できます。ピーク時の負荷に対しても、適切に対応することができます。 ; 冗長性 : 複数のCPUを持つため、万一1つのCPUが故障しても、他のCPUで処理を継続できます。これにより、システムの信頼性が高まります。 ; 拡張性 : 必要に応じてCPUを追加するだけで、システムの処理能力を向上させることができます。 マルチプロセッサシステムは、大規模なデータセンターサーバーや高性能コンピューティング(HPC)システムなど、高い計算能力が求められる分野で広く利用されています。ただし、マルチプロセッサ環境での並列プログラミングは複雑になる傾向があり、適切な手法が必要となります。 === マルチコアプロセッサシステムの概要 === マルチコアプロセッサとは、1つのCPUチップ上に複数のプロセッサコアを集積した設計のCPUのことです。主な特徴は以下の通りです。 ; 並列処理能力 : 1つのCPUチップ上に複数のプロセッサコアが搭載されているため、並列処理能力が高くなります。各コアが独立してタスクを実行できるので、単一コアCPUよりも高速な処理が可能です。 ; 電力効率 単一コアCPUと比べて、同じ性能を実現するのに低い電力消費量で済みます。コア数を増やすことで、高クロック周波数にする必要がなくなるためです。 ; 小型化・低コスト化 : 1つのCPUチップに複数のコアを集積できるため、小型化とコストダウンが可能になります。 ; 拡張性 : コア数を増やすことで、CPUの処理能力を容易に拡張できます。 マルチコアプロセッサは、デスクトップPC、ノートPC、サーバー、モバイル機器などあらゆる分野で広く採用されています。しかし、単一コアCPUと比べてソフトウェアの並列化が必要になるため、プログラミングが複雑化する側面があります。 マルチコアCPUの性能を最大限に活かすには、マルチスレッドプログラミングなどの並列処理技術が重要になります。OSやコンパイラ、ミドルウェアなどのシステムソフトウェアの進化も欠かせません。 == コンピューターセキュリティ == コンピューターセキュリティは、コンピューターシステムやネットワーク、データを保護し、不正アクセスや損傷、情報漏洩などの脅威から守ることを目的としています。近年、サイバー攻撃の高度化や新たな脅威の出現により、セキュリティ対策の重要性がますます高まっています。 === コンピューターセキュリティの脅威と対策 === コンピューターセキュリティの主な脅威には、以下のようなものがあります。 ; マルウェア : コンピューターウイルス、ワーム、トロイの木馬などの悪意あるソフトウェア ; 不正アクセス : 認証を回避して不正にシステムやデータにアクセスする行為 ; サービス妨害 (DoS) 攻撃 : 大量のデータを送り付けてシステムを過負荷状態に陥れる攻撃 ; データ漏洩 : 機密データが意図せず外部に漏れる事態 これらの脅威に対して、以下のような対策が講じられます。 ; ソフトウェアの最新化 : OSやアプリケーションのセキュリティアップデートを適用 ; マルウェア対策ソフト : ウイルス対策ソフトやファイアウォールの導入 ; アクセス制御と認証強化 : 適切な権限管理と強力な認証方式の採用 ; 暗号化 : 機密データの暗号化による保護 ; ログ監視 : 不審な活動を検知するためのログ監視 ; セキュリティ教育 : 従業員に対するセキュリティ意識向上の教育 === アクセス制御と暗号化技術 === '''アクセス制御'''とは、システムやデータへのアクセスを適切に管理・制御する仕組みです。代表的な方式には以下のようなものがあります。 ; ロールベースアクセス制御 (RBAC) : ユーザーの役割に基づいてアクセス権限を設定する方式 ; 強力な認証方式 : 複合認証 (パスワードと生体認証の組み合わせなど) による本人確認の強化 '''暗号化技術'''は、データを特殊なアルゴリズムで変換して機密性と整合性を確保する技術です。主な暗号化方式は以下のとおりです。 ; 共通鍵暗号方式 : 同一の鍵を使って暗号化・復号を行う (AES、DESなど) ; 公開鍵暗号方式 : 暗号化と復号で異なる鍵を使う方式 (RSA、楕円曲線暗号など) ; ハッシュ関数 : 元のデータから短い固定長のデータ (ハッシュ値) を生成する一方向関数 これらの技術は、データの機密性と整合性を守るために広く利用されています。 === ネットワークセキュリティと脆弱性対策 === '''ネットワークセキュリティ''' は、ネットワーク接続をさまざまな脅威から守ることを目的としています。主な対策技術には以下のようなものがあります。 ; ファイアウォール : ネットワーク境界でパケットを監視・フィルタリングする ; VPN (仮想プライベートネットワーク) : 公開ネットワーク上に仮想の専用ネットワークを構築 ; IDS/IPS : 不正な通信を検知し、必要に応じて遮断する ; DLP (データ漏洩防止) : 機密データの持ち出しを防止する 一方、新たな脆弱性が発見されるたびに '''脆弱性対策''' が重要となります。主な対策には以下のようなものがあります。 ; ソフトウェアの更新 : ベンダーから提供されるセキュリティアップデートを適用 ; 脆弱性スキャン : 脆弱性検査ツールを用いてシステムの脆弱性をスキャン ; ペネトレーションテスト : 実際に攻撃を試みて脆弱性を特定する このように、さまざまな脅威に対してレイヤーを重ねた多層防御が求められます。また、セキュリティは常に進化する必要があり、継続的な対策が重要となります。 === コンプライアンス === コンピューターセキュリティにおいて、コンプライアンス(法令順守)は非常に重要な要素です。企業や組織は、関連する法令や規制、業界の標準などを遵守しなければなりません。一方で、コンプライアンスを達成する過程において、プライバシーの侵害などの人権問題が生じる可能性もあります。 ; コンプライアンスの主な側面 :; データ保護法令の順守: 個人情報保護法、GDPRなどの法令を順守したデータ管理 :; 業界固有の規制への準拠: 金融、医療など特定分野における規制への適合 :; セキュリティ基準の維持: ISO27001、NIST等の標準に基づくセキュリティ管理 ; コンプライアンスを実現する手段 : ポリシーおよび手順の文書化と従業員教育 : システム監査ログの保持と分析 : 定期的な脆弱性評価と是正対応 一方で、過剰な監視や抜き打ち監査は、'''プライバシー権の侵害'''になる可能性があります。このため、合法性と適切性を考慮しつつ、従業員のプライバシーを不当に侵害しないよう配慮する必要があります。 企業は法令順守とプライバシー保護のバランスを取る必要があり、双方の要請を満たすガバナンスが求められます。抜き打ち監査などの措置を講じる場合は、あらかじめルールを明確化し、必要最小限の範囲に限定するなど、人権への配慮が重要になります。 == コンピューターアーキテクチャーの応用 == コンピューターアーキテクチャーは、コンピューターシステムの設計や構造を決定する根幹技術です。様々な分野で広く応用されており、アーキテクチャーの進化によって新しい可能性が切り拓かれています。 === 様々な応用分野でのコンピューターアーキテクチャーの活用例 === ; 科学技術計算 : 気象予測、構造解析、分子シミュレーションなどの大規模計算 : 演算性能、メモリバンド幅、並列処理性能が重要 ; 人工知能 (AI) / 機械学習 : ディープラーニングなどの大規模データ処理 : GPU、専用AIチップの活用によるハイパフォーマンス化 ; マルチメディア処理 : 高解像度映像や3D CGの処理 : 並列処理能力と大容量メモリが必須 ; データベースシステム : 大規模データの高速検索と処理 : メモリアクセス性能とストレージI/Oが重要 このように、要求されるアーキテクチャーは分野によって異なり、用途に合わせた最適化が求められます。 === ハイパフォーマンスコンピューティングと量子コンピューティング === '''ハイパフォーマンスコンピューティング (HPC)''' は、大規模で計算集約型のタスクを高速に処理することを目的とします。HPCで重視される主なアーキテクチャー要素は以下の通りです。 : 高度に並列化された多コアCPUやGPU、専用アクセラレーターの活用 : 高バンド幅・低レイテンシのメモリサブシステム : 高スループット・低レイテンシのインターコネクト技術 一方、'''量子コンピューティング'''は、量子力学の原理を用いた革新的なコンピューティングパラダイムです。量子ビットを使った並列処理によって、従来の計算モデルを超えた能力が期待されています。 : 量子ビットの製造・制御・測定技術 : 量子エラー訂正によるノイズ耐性の実現 : 量子アルゴリズムの開発と最適化 量子コンピューターの実用化に向けて、ハードウェアとソフトウェアの両面から活発な研究開発が行われています。 {{See also|量子コンピューティング}} === IoT(Internet of Things)やエッジコンピューティングの技術動向 === '''IoT (モノのインターネット)''' は、様々な"モノ"がインターネットにつながり、データをやり取りすることを指します。センサーデバイスから大量のデータが発生するため、データの収集・処理にはエッジ側での分散アーキテクチャーが必要とされます。 : 省電力・低コストなエッジデバイス向けプロセッサー : エッジ側での軽量AIによるデータ処理 : エッジデバイスからクラウドへの効率的なデータ転送 '''エッジコンピューティング''' とは、データをクラウドに送る前にエッジ側で前処理を行う分散型アーキテクチャーです。エッジ側で機械学習やデータ加工を行うことで、クラウドの負荷を軽減することができます。 : 小型・低消費電力のエッジデバイス向けGPU/AIチップ : エッジ上でのデータの暗号化やデータ圧縮機能 : エッジとクラウドとの柔軟な負荷分散制御 このようにIoTシステムやエッジコンピューティングでは、省電力性と分散処理能力を兼ね備えた革新的なデバイスアーキテクチャーが求められています。 {{See also|IoT|エッジコンピューティング}} == おわりに == === コンピューターアーキテクチャーの将来について === コンピューターアーキテクチャーは、テクノロジーの進化に伴って常に変遷を遂げてきました。今後も新たな要求や課題に対応するため、アーキテクチャーは進化し続けることでしょう。 ==== ハードウェアの微細化の限界 ==== 半導体の微細化による集積度向上には物理的な限界があり、単一のプロセッサーでのパフォーマンス向上に限界が見えてきています。この課題を克服するため、以下のような取り組みが行われています。 * 特化した専用チップ(ASIC、FPGA)の活用 * チップ実装技術の革新(3D積層、光インターコネクトなど) * 量子コンピューターの実用化に向けた研究開発 ==== ソフトウェアの複雑化への対応 ==== AIやビッグデータなど、ソフトウェアが高度化・複雑化する中で、単一のアーキテクチャーでは要求を満たせなくなってきています。この課題に対しては以下が検討されています。 * ドメイン特化アーキテクチャー(DPA)の採用によるソフトウェア最適化 * マルチアーキテクチャー/ヘテロジニアスコンピューティングの活用 * オープンなハードウェア設計による柔軟性向上 将来のコンピューターアーキテクチャーは、可用性、性能、電力効率、コストなどを総合的に最適化したものになると考えられます。単一の万能なアーキテクチャーではなく、用途に応じた特化と分散が鍵となりそうです。 === まとめ === 本書では、コンピューターアーキテクチャーの基本概念から応用分野までを幅広く解説してきました。コンピューターの心臓部であるCPUをはじめ、メモリ、ストレージ、インターコネクトなどの構成要素について、その役割と動作原理を学びました。 さらに、パフォーマンス、電力効率、コストなどの観点からアーキテクチャーを評価・設計する手法を習得しました。また、コンピューターセキュリティやコンプライアンスの重要性についても理解を深めました。 最後に、ハイパフォーマンスコンピューティング、IoT/エッジコンピューティング、量子コンピューティングなど、様々な応用分野におけるアーキテクチャーの活用例を紹介しました。そして、将来のアーキテクチャー展望として、ハードウェア・ソフトウェアの課題と対応策について言及しました。 コンピューターアーキテクチャーは、コンピューターシステムを構築する上で不可欠な基盤技術です。この分野への理解を深めることで、パフォーマンス、省電力、コストなど様々な要求を満たすシステム設計が可能となります。本書が読者の皆様のスキルアップとソリューション検討の一助となれば幸いです。 [[Category:コンピュータ|あきてくちや]] bnyj7ld4gw9hl8p7u95blwoar8kup42 263346 263345 2024-11-11T22:10:48Z Ef3 694 /* 命令セットアーキテクチャー */ 校閲と推敲 263346 wikitext text/x-wiki 提供されたWikitextを校閲・推敲・ファクトチェックし、以下のように改善しました: == はじめに == <!--コンピューターアーキテクチャーの教科書の「はじめに」の章--> コンピューターアーキテクチャーは、コンピューターの基礎的な仕組みと設計原理に関する学問分野です。 この分野では、コンピューターの構成要素、データ表現、命令セットアーキテクチャー(ISA)、マイクロアーキテクチャー、パイプライン処理、メモリー階層、入出力システム、並列処理、およびマルチプロセッシングに関するトピックを扱います。 本書は、コンピューターアーキテクチャーの基礎から応用までを体系的に解説し、実践的な知識を提供します。また、最新の技術動向や設計トレードオフについても詳しく説明します。 === コンピューターアーキテクチャーとは === コンピューターアーキテクチャーは、コンピューターシステムの構造と動作原理を定義する分野です。具体的には、以下の要素を包含します: * プロセッサーアーキテクチャー * メモリーシステム * 入出力アーキテクチャー * インターコネクト これらの要素は、以下の設計目標に基づいて最適化されます: * 性能(処理速度、レイテンシー、スループット) * 電力効率 * 信頼性 * セキュリティ * コスト === 学習目標 === 本書を通じて、読者は以下の知識・スキルを習得することができます: * コンピューターシステムの基本構成要素の理解 * 命令セットアーキテクチャーの設計原理 * プロセッサーの動作原理とパイプライン処理 * メモリーシステムの階層構造と最適化手法 * 並列処理とマルチコアアーキテクチャー * 性能評価手法 == コンピューターシステムの基礎 == コンピューターシステムは、ハードウェア、ソフトウェア、およびそれらを結ぶインターフェースから構成される情報処理システムです。 === コンピューターシステムの構成要素 === 主な構成要素は以下の通りです: ;ハードウェア :物理的な機器や部品 :* 中央処理装置(CPU) :* メインメモリー :* 二次記憶装置 :* 入出力装置 :* システムバス ;ソフトウェア :プログラムとデータの総称 :* オペレーティングシステム :* システムソフトウェア :* アプリケーションソフトウェア === ハードウェアとソフトウェアの関係 === ハードウェアとソフトウェアは階層的に構成され、以下の特徴があります: * ソフトウェアはハードウェア上で動作する抽象化層を提供 * オペレーティングシステムがハードウェア資源を管理 * アプリケーションはOSを介してハードウェアにアクセス === コンピューターシステムの性能指標 === ;実行時間 :プログラムの開始から終了までに要する時間 ;スループット :単位時間あたりの処理量 ;クロック周波数 :プロセッサーの動作周波数(単位: Hz) ;CPI(Cycles Per Instruction) :命令あたりの平均クロックサイクル数 ;IPC(Instructions Per Cycle) :クロックサイクルあたりの平均命令実行数 :CPIの逆数だが、現代のプロセッサーでは並列実行により1を超えることがある ;MIPS(Million Instructions Per Second) :1秒あたりの実行命令数(百万単位) :異なるISA間での比較には適さない ;FLOPS(Floating-point Operations Per Second) :1秒あたりの浮動小数点演算数 :科学技術計算の性能指標として使用 ;メモリー帯域幅 :メモリーとプロセッサー間のデータ転送速度(bytes/sec) == 命令セットアーキテクチャー == 命令セットアーキテクチャー(ISA)は、プロセッサーが理解し実行できる機械語命令の仕様を定義します。ISAは、アプリケーションプログラミングインターフェース(API)として機能し、ハードウェアとソフトウェアの境界を形成します。 === 命令セットの概要 === 命令セットは、プロセッサーが実行可能な命令の完全な集合です。主なISAファミリーには以下があります: ;CISC(Complex Instruction Set Computing) :AMD64やx86など、複雑な命令を多数持つアーキテクチャー :メモリ操作を含む豊富な命令セット :可変長命令フォーマット ;RISC(Reduced Instruction Set Computing) :ARM、RISC-V、PowerPCなど、単純な命令を基本とするアーキテクチャー :ロード/ストアアーキテクチャー :固定長命令フォーマット === AMD64命令の種類とフォーマット === AMD64アーキテクチャーは、x86アーキテクチャーの64ビット拡張です。主な命令カテゴリーは以下の通りです: ;データ転送命令 :<code>mov</code>、<code>push</code>、<code>pop</code>、<code>xchg</code>など :例(AT&T構文): :<syntaxhighlight lang=asm> movq $0x1234, %rax # 即値をRAXに格納 movq %rax, %rbx # RAXの値をRBXに転送 pushq %rax # RAXの値をスタックにプッシュ </syntaxhighlight> ;算術演算命令 :<code>add</code>、<code>sub</code>、<code>mul</code>、<code>div</code>、<code>inc</code>、<code>dec</code>など :例: :<syntaxhighlight lang=asm> addq $1, %rax # RAXに1を加算 subq %rbx, %rax # RAXからRBXを減算 imulq $4, %rax # RAXを4倍 </syntaxhighlight> ;論理演算命令 :<code>and</code>、<code>or</code>、<code>xor</code>、<code>not</code>など :例: :<syntaxhighlight lang=asm> andq $0xf, %rax # RAXと0xfのAND演算 xorq %rax, %rax # RAXをゼロクリア(自身とのXOR) </syntaxhighlight> ;制御転送命令 :<code>jmp</code>、<code>je</code>、<code>jne</code>、<code>call</code>、<code>ret</code>など :例: :<syntaxhighlight lang=asm> cmpq $0, %rax # RAXと0を比較 je .L1 # ゼロの場合、L1にジャンプ call printf # printf関数を呼び出し </syntaxhighlight> === 命令のエンコーディング === AMD64の命令は可変長フォーマットを採用し、1〜15バイトの範囲です。基本的な構造: * プリフィックス(オプション):REX、オペランドサイズ、アドレスサイズなど * オペコード:1〜3バイト * ModR/M(必要な場合):オペランドの指定 * SIB(必要な場合):スケール-インデックス-ベースアドレッシング * ディスプレースメント(必要な場合) * 即値(必要な場合) 例: :<syntaxhighlight lang=asm> movq $0x1234, %rax </syntaxhighlight> のエンコーディング: :<syntaxhighlight lang=text> 48 c7 c0 34 12 00 00 </syntaxhighlight> * 48: REXプリフィックス(64ビット操作) * c7: MOV即値のオペコード * c0: ModR/M(レジスタRAX直接) * 34 12 00 00: 32ビット即値 === 命令の実行サイクル === 現代のプロセッサーは、以下の基本的な実行ステージを持ちます: # 命令フェッチ(IF) # 命令デコード(ID) # 実行(EX) # メモリアクセス(MEM) # レジスタ書き戻し(WB) これらのステージは、パイプライン処理により並列実行されます。AMD64プロセッサーは、アウトオブオーダー実行や投機的実行などの高度な最適化技術も採用しています。 == マイクアーキテクチャー == マイクロアーキテクチャーとは、コンピューターアーキテクチャーの設計のうち、プロセッサーの内部構造や機能を実現するための設計を指します。つまり、マイクロアーキテクチャーは、プロセッサーの命令セットアーキテクチャー(ISA)を実際に実装する方法を定義するものです。 マイクロアーキテクチャーは、プロセッサーの処理能力、消費電力、およびその他の特性に影響を与えます。したがって、マイクロアーキテクチャーは、プロセッサーの性能を向上させるために最適化することができます。 マイクロアーキテクチャーは、いくつかの部分で構成されます。例えば、アドレス生成ユニット(AGU)は、プロセッサーがアドレスを生成するための回路であり、演算ユニットは、算術演算や論理演算を実行するための回路です。また、レジスタファイルは、プロセッサーがデータを保存するための回路であり、キャッシュは、プロセッサーがよく使用するデータを高速にアクセスするための回路です。 マイクロアーキテクチャーは、ISAによって定義された命令を実行するために、命令デコード回路を使用します。命令デコード回路は、ISAで定義された命令を解釈し、それを実際のプロセッサー回路で実行するために必要な制御信号を生成します。 マイクロアーキテクチャーは、プロセッサーの性能と消費電力の両方を改善するために最適化することができます。例えば、マイクロアーキテクチャーは、並列処理を使用して複数の命令を同時に実行することができます。また、マイクロアーキテクチャーは、より効率的なキャッシュやパイプラインなどの回路を使用して、プロセッサーの性能を向上させることができます。 最近のマイクロアーキテクチャーは、省電力化が注目されています。マイクロアーキテクチャーは、スリープモードや動的電圧スケーリングなどの技術を使用して、プロセッサーの消費電力の低減を図っています。 == マイクロコード == マイクロコードは、コンピューターアーキテクチャーにおいて非常に重要な役割を果たす概念の一つです。マイクロコードは、プロセッサが命令を実行するための内部動作を決定するための命令セットであり、低レベルの命令を高レベルの命令に変換するために使用されます。 マイクロコードは、プロセッサのハードウェアとソフトウェアの中間に位置するレベルで動作します。マイクロコードは、プロセッサの各命令の動作を定義する一連のマイクロ命令で構成されます。これらのマイクロ命令は、基本的には、プロセッサ内のレジスターやアルゴリズムなどの要素を制御するための命令です。 マイクロコードは、プロセッサの設計において多くの利点をもたらします。最も重要な利点は、マイクロコードを使用することで、プロセッサの設計を簡略化できることです。プロセッサの設計者は、高レベルの命令を実行するために必要なすべての低レベルの命令を書く必要がなく、代わりにマイクロコードによってこれらの低レベルの命令を実行することができます。 また、マイクロコードは、プロセッサの命令セットを変更するためにも使用できます。これにより、新しい命令セットを簡単に追加することができ、プロセッサの機能を拡張することができます。 しかし、マイクロコードを使用することにはいくつかの欠点もあります。最も重要な欠点は、マイクロコードが命令の実行速度に影響を与える可能性があることです。マイクロコードの処理に時間がかかる場合、プロセッサの性能が低下する可能性があります。そのため、プロセッサの設計者は、マイクロコードを効率的に処理するように設計する必要があります。 {{コラム|水平マイクロコードと垂直マイクロコード|2=マイクロコードとは、コンピュータの中央処理装置(CPU)の制御をするための命令セットのことです。 CPUは、マイクロコードの命令に従って動作するため、マイクロコードはCPUの基本的な動作原理を定める重要な役割を担っています。 マイクロコードには、水平マイクロコードと垂直マイクロコードの2種類があります。 水平マイクロコードは、CPU内部の各機能に対応する命令を持ち、命令の一つ一つがCPU内部の回路に直接アクセスして動作します。 一方、垂直マイクロコードは、各命令をマイクロプログラムの形で記述し、CPUの制御装置がマイクロプログラムを逐次実行することで、各命令を実現します。 水平マイクロコードは、CPU内部の回路に直接アクセスするため、高速な処理が可能ですが、CPUの複雑さや機能の変更には対応しづらいという欠点があります。 一方、垂直マイクロコードは、命令をマイクロプログラムとして記述することで、CPUの機能や制御方法を柔軟に変更できるため、設計の自由度が高く、開発期間も短くできますが、処理速度は水平マイクロコードに比べると低速です。 どちらのマイクロコードを使用するかは、CPUの機能や設計目的によって異なります。現代のCPUでは、水平マイクロコードと垂直マイクロコードを組み合わせて使用することが一般的です。 }} == CPUの構成と動作 == === CPUの構成要素 === CPUは、制御ユニット、演算ユニット、レジスタ、バス、クロックなどの構成要素で構成されます。制御ユニットは、プログラムカウンタから次の命令を取り出して、命令を解読し、演算ユニットに命令を送信する役割を持ちます。演算ユニットは、算術演算や論理演算を実行し、結果をレジスタに保存します。レジスタは、CPU内の一時的な記憶装置であり、データを保持するために使用されます。バスは、CPUと他のコンポーネント(メモリや入出力装置など)の間でデータを転送するために使用されます。クロックは、CPU内の各コンポーネントが同期して動作するために必要なタイミング信号を生成します。 === パイプライン処理とスーパースカラー処理 === CPUの処理速度を向上させるために、パイプライン処理やスーパースカラー処理が使用されます。パイプライン処理は、複数の命令を同時に実行することができるため、CPUの性能を向上させることができます。スーパースカラー処理は、1つの命令を複数の演算ユニットで同時に実行することができるため、より高速な処理を実現することができます。 ==== パイプライン処理 ==== パイプライン処理は、コンピューターアーキテクチャーにおける重要な概念の1つであり、複数の命令を同時に実行することで処理速度を高速化する方法です。パイプライン処理は、命令の実行に必要なステップを複数の段階に分割し、各ステップを同時に実行することによって実現されます。 パイプライン処理には、以下の5つの段階があります。 #取得(Fetch):命令をメモリから取得する。 #デコード(Decode):命令を解読し、実行に必要な情報を取り出す。 #メモリ読み出し(Memory Read):必要に応じて、メモリにアクセスしてデータを読み出す。 #実行(Execute):命令を実行する。 #メモリ書き込み(Memory Write):必要に応じて、メモリにアクセスしてデータを書き込む。 各ステップは、前のステップが完了すると同時に開始されます。つまり、取得ステージが始まると同時に、デコードステージも始まります。これにより、複数の命令が同時に処理されるため、処理速度が向上します。 ただし、パイプライン処理にはいくつかの課題があります。例えば、命令間の依存関係がある場合、次の命令が実行される前に前の命令が完了するまで待たなければならないため、パイプライン処理の効果が減少します。また、分岐命令の場合、どちらの分岐が実行されるかわからないため、パイプライン処理を途中で中断し、処理速度が低下することがあります。 これらの課題を解決するために、パイプライン処理にはいくつかの改善策があります。例えば、アウト・オブ・オーダー実行(Out-of-Order Execution)や分岐予測(Branch Prediction)などがあります。アウト・オブ・オーダー実行は、命令を実行する順序を変更することで依存関係を解決し、分岐予測は、分岐命令の実行先を予測することでパイプライン処理を途中で中断する回数を減らすことができます。 ==== スーパーパイプライン ==== スーパーパイプラインという手法では、最も時間のかかるパイプラインのステージを2つ以上に分割することで、クロック周波数の上限を引き上げることができます。 ただし、ステージ数を無制限に増やすと、分岐が発生した場合のペナルティが増大するため、慎重に考慮する必要があります。また、クロック周波数を上げることで消費電力が増加するため、電力消費にも配慮する必要があります。 ==== スーパースカラー ==== スーパースカラープロセッサーは、シングルプロセッサ内での命令レベル並列性と呼ばれる形式の並列性を実装したCPUです。スカラープロセッサーは、1つのクロックサイクルあたり最大1つの単一の命令しか実行できないのに対し、スーパースカラープロセッサーは、同時に複数の命令をプロセッサ内の異なる実行ユニットに送信することで、1つのクロックサイクル中に複数の命令を実行できます。そのため、与えられたクロックレートで可能な場合よりもスループット(単位時間あたりに実行できる命令数)が高くなります。各実行ユニットは、CPU内の単一の算術論理演算装置のような、別々のプロセッサ(またはマルチコアプロセッサの場合はコア)ではありません。 シングルコアのスーパースカラープロセッサーは、SISDプロセッサー(シングル命令ストリーム、シングルデータストリーム)と分類されますが、短いベクトル演算をサポートするシングルコアのスーパースカラープロセッサーは、SIMD(シングル命令ストリーム、マルチデータストリーム)と分類される可能性があります。マルチコアのスーパースカラープロセッサーは、MIMDプロセッサー(マルチプル命令ストリーム、マルチプルデータストリーム)と分類されます。 スーパースカラーCPUは通常パイプライン処理も行われていますが、スーパースカラー処理とパイプライン処理は異なるパフォーマンス向上技術と考えられています。前者は複数の実行ユニットを使用して複数の命令を並列に実行し、後者は実行ユニットを異なるフェーズに分割して同じ実行ユニットで複数の命令を並列に実行します。 スーパースカラーテクニックは、通常以下の特徴と関連付けられます: * 命令はシーケンシャルな命令ストリームから発行される * CPUが実行時に命令間のデータ依存性を動的にチェックする * CPUは1クロックあたり複数の命令を実行することができる === ハザード === ハザードとは、コンピュータアーキテクチャにおいて、命令実行の順序に関する問題のことを指します。ハザードが発生すると、正しい結果を得るために必要な命令実行の順序が乱れてしまうことがあります。 例えば、ある命令が実行される前に、その命令が必要とするデータがまだ用意されていない場合、ハザードが発生します。この場合、必要なデータが用意されるまで、命令の実行を待たなければならず、実行速度が遅くなる可能性があります。 ハザードを解決するためには、いくつかの方法があります。例えば、命令の実行順序を変更すること、命令の実行に必要なデータを事前に用意すること、命令実行の途中で他の命令を実行することなどがあります。 ハザードの種類には、データハザード、制御ハザード、構造ハザードなどがあります。データハザードは、命令が必要とするデータがまだ用意されていない場合に発生します。制御ハザードは、分岐命令などの制御フローを変更する命令の実行によって発生します。構造ハザードは、複数の命令が同時に実行されることによって、実行ユニットなどのリソースが競合することで発生します。 ハザードが発生すると、プログラムの実行速度が遅くなるため、高速なコンピュータアーキテクチャを設計する場合には、ハザードの解決方法について十分に考慮する必要があります。 === 投機的実行 === 投機実行とは、コンピューターのプロセッサーにおいて、プログラムの命令を事前に実行することで、処理速度を高速化する技術です。 この技術は、次に実行される可能性が高い命令を予測し、その命令の実行を事前に開始します。その際、予測が正しい場合は、実際の実行に移行し、処理速度が高速化されます。一方、予測が誤っていた場合は、その処理結果を破棄して、正しい命令の実行に移行します。 投機実行は、複雑なプログラムを処理する際に非常に有効ですが、最近では、MeltdownやSpectreなどのセキュリティ上の脆弱性が発見されたため、セキュリティ上の問題も指摘されています。 === アウト・オブ・オーダー実行 === アウト・オブ・オーダー実行(Out-of-order execution)は、コンピュータの命令実行方式の一つです。この方式では、プロセッサが命令を直列に実行する代わりに、実行可能な命令を見つけ次第、実行順序を変更して、プログラムを効率的に実行します。 通常、コンピュータのプロセッサは、プログラムの命令を順番に実行します。しかし、ある命令が実行するために必要なデータがまだ計算されていなかったり、メモリから読み込まれていなかった場合、プロセッサは次の命令を実行する必要があります。そのため、命令の実行順序が入れ替わることがあります。 アウト・オブ・オーダー実行では、プロセッサは未実行の命令をバッファに格納し、実行可能になったら、実行順序を変更して実行します。この方法により、プロセッサはより多くの命令を同時に実行でき、プログラムの実行効率が向上します。ただし、実行順序が入れ替わるため、プログラムの結果が予想通りでない可能性があります。 アウト・オブ・オーダー実行は、現代の高速プロセッサで広く使用されており、プログラムの実行速度を向上させるための重要な技術の一つとなっています。 === ベクトル計算機 === ベクトルプロセッサとは、ベクトル演算に特化したコンピュータプロセッサのことです。ベクトル演算は、多くの数値演算処理において重要な役割を果たします。たとえば、3Dグラフィックス、物理シミュレーション、科学技術計算、人工知能などがあります。 ベクトルプロセッサは、1つの命令で同じ型の多数のデータ要素を同時に処理することができます。これにより、単一の命令で膨大な量のデータを処理することができます。ベクトルプロセッサは、スカラープロセッサと比較して高速であり、ベクトル演算に特化しているため、複雑な演算を行うことができます。 ベクトルプロセッサは、大量のデータを処理する場合に特に有用です。たとえば、気象予報、シミュレーション、分子動力学などの分野で使用されます。また、ベクトルプロセッサは、GPUなどの他の特殊用途プロセッサと組み合わせて使用されることがあります。 最近の一般的なCPUは、ベクトル演算をサポートすることができるため、ベクトルプロセッサはあまり一般的ではありませんが、特定の分野においては、まだ重要な役割を果たしています。 === SIMD === Single Instruction, Multiple Data (SIMD) は、1つの命令が複数のデータを同時に処理するコンピュータのアーキテクチャです。 これは、ベクトル処理としても知られており、同じ操作を多数のデータに適用することができます。例えば、SIMDプロセッサは、同じ数式を使用して多数の画像ピクセルを一度に処理することができます。 SIMDは、CPU、GPU、DSPなど、様々な種類のプロセッサで使用されます。これは、ベクトル処理が特定のタスクに対して高い効率を発揮するためです。画像処理、ビデオ処理、音声処理、科学的シミュレーションなど、多くの分野でSIMDが活用されています。 加えて、SIMDを利用することで、プログラムの実行速度が向上する場合があります。これは、1つの命令で多数のデータを処理するため、プログラマが明示的にループを書く必要がなくなるからです。ただし、SIMDを活用するためには、アプリケーションがベクトル処理をサポートしている必要があります。また、データの依存関係がある場合には、SIMDを適用することが制限されることがあります。 いくつかのプロセッサアーキテクチャがSIMDを採用しており、それぞれ独自の命令セットを持っています。 一般的なSIMDを採用した命令セットには以下のものがあります。 #'''x86のSSE(Streaming SIMD Extensions)''': インテルのx86アーキテクチャにおけるSSEは、SIMDを実装した命令セットの一つです。SSEは、最初のバージョンから現在のSSE4.2まで進化し、浮動小数点演算や整数演算のSIMD命令を提供しています。 #'''ARMのNEON''': ARMアーキテクチャにおけるNEONも、SIMDを実装した命令セットです。NEONは、画像処理やビデオ処理などのマルチメディアアプリケーション向けに設計されており、浮動小数点演算や整数演算などのSIMD命令を提供しています。 #'''IBMのAltiVec/VMX/VSX''': IBMのPowerPCアーキテクチャで使用されているAltiVec(VMXやVSXとしても知られる)は、SIMD拡張命令セットです。AltiVecは、ベクトル演算をサポートし、PowerPCベースのプロセッサで音声処理や画像処理などに利用されています。 #'''ARMのSVE(Scalable Vector Extension)''': 最近のARMv8-Aアーキテクチャで導入されたSVEは、可変長ベクトルを扱うための命令セット拡張です。SVEは、従来の固定長ベクトルに比べて柔軟性が高く、さまざまなベクトル長での演算を可能にします。 これらは一部のSIMDを採用した命令セットであり、それぞれのアーキテクチャや用途に応じて異なる特性を持っています。 ==== 具体的なコード例 ==== 以下はSSE(Streaming SIMD Extensions)を使用したアセンブリ言語での浮動小数点数の乗算の例です。 :<syntaxhighlight lang=asm> section .data vectorA dd 1.0, 2.0, 3.0, 4.0 ; 浮動小数点数配列A vectorB dd 2.0, 2.0, 2.0, 2.0 ; 浮動小数点数配列B result dd 0.0, 0.0, 0.0, 0.0 ; 結果を格納する配列 section .text global _start _start: movups xmm0, [vectorA] ; ベクトルAをXMM0レジスタにロード movups xmm1, [vectorB] ; ベクトルBをXMM1レジスタにロード mulps xmm0, xmm1 ; XMM0とXMM1を乗算し、結果をXMM0に格納 movups [result], xmm0 ; XMM0の結果をメモリに格納 ; 結果を使用する処理をここに記述する(例えば、メモリに結果を格納した後の処理) </syntaxhighlight> この例では、4つの浮動小数点数をSSEレジスタにロードし、乗算を行い、結果を別のSSEレジスタに格納するアセンブリ言語のコードを示します。 このアセンブリコードでは、<code>movups</code>命令を使用して浮動小数点数配列をSSEレジスタにロードし、<code>mulps</code>命令で乗算を実行しています。その後、<code>movups</code>命令を使用して結果をメモリに格納しています。 これはx86アーキテクチャにおけるSSEの例ですが、特定のプラットフォームやアーキテクチャによってアセンブリコードが異なる場合があります。 === マルチスレッディング === マルチスレッディングは、コンピューターアーキテクチャの一種であり、複数のスレッドが同時に実行されることを可能にする技術です。 スレッドは、プログラム内で独立して実行される実行単位であり、プログラムの実行をより効率的に行うことができます。マルチスレッディングは、プログラム内の複数のスレッドが同時に実行されることにより、プログラムのパフォーマンスを向上させることができます。 具体的には、マルチスレッディングにより、複数のタスクを同時に実行できるため、システムのレスポンス時間を短縮することができます。また、マルチスレッディングは、並列処理を可能にするため、複数のCPUコアを最大限に活用することができます。 一方で、マルチスレッディングを実装するには、スレッド同士の競合状態や、スレッド間でのデータの共有など、いくつかの課題があります。そのため、適切に実装しないと、プログラムの動作が不安定になったり、効率が悪化することがあります。 マルチスレッディングは、コンピューターアーキテクチャの中でも重要な技術の一つであり、現代の多くのプログラムで利用されています。 ==== SMT ==== Simultaneous Multithreading(SMT)は、CPUの命令実行プロセスを効率的に行うための技術です。この技術では、CPUの物理的なコア数を増やさずに複数のスレッドを同時に実行することが可能です。 通常、CPUは1つの命令を実行するために1つのパイプラインを使用します。しかし、SMTでは複数の命令を同時に実行できます。これは複数のスレッドを同時に実行することで達成されます。それぞれのスレッドは独自のレジスターセットと命令フェッチャーを持ち、同じ物理的なコアを共有します。 SMTの利点は、CPUの処理能力を向上させることができる点です。複数のスレッドを同時に実行することで、CPUが命令を実行するための待ち時間を減らし、CPUの稼働率を高めることができます。また、SMTは、CPUの性能が単一スレッドの場合に比べて向上する場合があります。 ただし、SMTはすべてのアプリケーションにとって効果的とは限りません。SMTは、複数のスレッドが同時に実行されている場合に限り、CPUの性能が向上します。したがって、SMTはマルチスレッドアプリケーションや同時に複数のタスクを実行することができるアプリケーションで最も効果的です。 SMTを採用した具体的なアーキテクチャには、以下のようなものがあります。 #'''IntelのHyper-Threading Technology(HT Technology)''': Intelプロセッサで採用されているSMT技術です。HT Technologyは、1つの物理コア内で複数のスレッドを同時に実行することができます。これにより、システム全体のスループットを向上させ、負荷の高いタスクを効率的に処理することが可能です。 #'''AMDのSMT(Simultaneous Multithreading)''': AMDプロセッサは、SMTを採用していますが、IntelのHyper-Threadingとは異なる実装方法をしています。AMDのSMTは、複数のスレッドを1つの物理的なコアで同時に実行することで、性能を最適化しています。 #'''IBM POWERプロセッサのSMT''': IBMのPOWERプロセッサもSMTを利用しており、複数のスレッドを同時に実行して性能を向上させています。IBMのPOWERアーキテクチャは、高性能なコンピューティングやサーバー分野で使用され、SMTを活用して処理能力を最大化しています。 これらのアーキテクチャは、各社が独自の方法でSMTを実装しており、1つの物理的なコア内で複数のスレッドを同時に実行することで、効率的な処理能力を実現しています。各プロセッサは、異なるSMTの実装方法や性能特性を持っており、それぞれのアーキテクチャに最適化されたSMTが採用されています。 ==== バレルプロセッサー ==== バレルプロセッサーは、毎サイクルで異なるスレッド間を切り替えるCPUの一種です。この設計手法は「交互配置(interleaved)」または「細粒度の時分割マルチスレッディング(fine-grained temporal multithreading)」とも呼ばれます。現代のスーパースカラーアーキテクチャで採用される同時マルチスレッディング(SMT)とは異なり、バレルプロセッサーは通常、1つのサイクルで複数の命令を実行することはありません。 各スレッドは独自のプログラムカウンターやハードウェアレジスタといったアーキテクチャ状態を持ち、バレルプロセッサーはnサイクルごとに各スレッドに1命令を実行させることが保証されます。これに対して、通常のプリエンプティブなマルチタスキングシステムでは、1つのスレッドが数千万サイクル連続して実行され、他のスレッドはその間順番を待つことが一般的です。 ==== Cスローイング手法 ==== C-slowing(Cスローイング)と呼ばれる手法により、単一タスク用のプロセッサー設計から自動的にバレルプロセッサー設計を生成できます。生成されたn-wayバレルプロセッサーは、元のプロセッサーのn個の並列なコピーのように動作し、それぞれのコピーが元の速度の約1/nで動作します。 ==== 歴史 ==== バレルプロセッサーの初期の例の1つに、CDC 6000シリーズのI/O処理システムが挙げられます。これらのシステムでは、10個の仮想プロセッサ(周辺プロセッサ)が1つの命令(またはその一部)を実行した後、次のプロセッサに切り替えるという動作が行われていました。CDC 6000シリーズでは、これらの周辺プロセッサはバレルプロセッサーとして実装されており、各プロセッサは他のプロセッサと独立してルーチンを実行していました。 ハードウェアコストの削減がバレルプロセッサー採用の一因であり、特にCDC 6x00シリーズでは、デジタルロジックがメモリに比べて高速だったため、複数のメモリユニットを共有する形で設計されています。 ==== 主な例 ==== * '''Honeywell 800''': 8つのプログラムを並列に処理できるレジスタ群を持ち、各命令の後に次のアクティブなプログラムに切り替わる設計。 * '''Tera MTA''': 1988年に開発された128スレッド/コアを持つ大規模バレルプロセッサー。このアーキテクチャはCray Urika-GD(2012年)などで継続的に開発されています。 * '''National Semiconductor COP400''': 1981年に発表された「Dual CPU」バージョンは、実際には2スレッドのバレルプロセッサーで、アーキテクチャ状態を複製して動作します。 * '''XMOS XCore XS1''': 2007年に登場した4ステージのバレルプロセッサーで、1コアあたり8スレッドを持つ。主にI/O性能が重要な組み込みシステムで使用されています。 ==== シングルスレッドプロセッサーとの比較 ==== ; 利点: * キャッシュミスやパイプラインの停止時に他のスレッドが有効に動作する。 * n-wayバレルプロセッサーの設計は、スレッド間でパイプラインの停止がないため、単一スレッドプロセッサーに比べて設計が容易。 * リアルタイムアプリケーションにおいて、リアルタイムスレッドが他のスレッドの影響を受けずに正確なタイミングで動作することが保証される。 ; 欠点: * 各スレッドの状態を保持するために、一般的なプロセッサーに比べて多くのレジスタを必要とする。 * 全スレッドが同じキャッシュを共有するか、または各スレッドに専用のキャッシュを持つ設計が必要になり、トランジスタ数とコストが増加する可能性がある。 === CPUの動作モードと割り込み処理 === CPUには、ユーザーモードとカーネルモードの2つの動作モードがあります。ユーザーモードでは、一般ユーザーが使用するアプリケーションが実行されます。一方、カーネルモードでは、オペレーティングシステムが実行され、システムの管理や保護を行います。割り込み処理は、外部からの信号(割り込み)が発生した場合に、CPUが現在実行しているプログラムを一時停止して、割り込み処理を実行することです。 == メモリの構成と動作 == コンピューターアーキテクチャにおけるメモリは、データやプログラムを一時的に保持し、システムのパフォーマンスに直接影響を与える重要な要素です。この章では、メモリの種類、階層構造、アクセス方法、速度、そしてキャッシュメモリの動作原理と設計について詳しく説明します。 === メモリの種類と階層構造 === メモリには、主に '''DRAM(Dynamic Random Access Memory)''' と '''SRAM(Static Random Access Memory)''' の2種類があります。'''DRAM''' は大容量のメモリとして使用される一方、'''SRAM''' は高速動作が求められるキャッシュメモリとして利用されます。 メモリシステムは階層的に構成されており、CPUに近いほど高速で小容量、遠いほど低速で大容量のメモリが配置されます。この階層構造には、'''レジスタ'''、'''キャッシュメモリ'''、'''メインメモリ'''(主記憶)、そして'''補助記憶装置'''(ディスクやSSDなど)が含まれます。階層を設計することで、システム全体の効率を最大限に高めることが可能です。 === メモリアクセスの方法と速度 === メモリへのアクセス方法には、'''ランダムアクセス'''と'''シーケンシャルアクセス'''の2つがあります。 * '''ランダムアクセス'''は、RAM(ランダムアクセスメモリ)で使われる一般的な方法で、指定されたアドレスに直接アクセスします。DRAMやSRAMのような半導体メモリでは、この方法が用いられます。 * '''シーケンシャルアクセス'''は、テープや磁気ディスクのようなストレージメディアで使用される方式で、データが物理的な順番に並んでいるため、順次アクセスする必要があります。 メモリアクセスの速度は、'''アクセス時間'''や'''レイテンシ'''と呼ばれる指標で評価されます。キャッシュメモリやSRAMのような高速なメモリは、より短いアクセス時間を持ち、メインメモリや補助記憶装置に比べて非常に迅速にデータを提供します。 === キャッシュメモリの原理と設計 === '''キャッシュメモリ'''は、メインメモリよりも高速な一時的なデータ保管場所であり、CPUに近い位置に配置されます。キャッシュメモリの主な目的は、CPUが頻繁にアクセスするデータを一時的に保存し、メインメモリよりも速くデータを供給することです。これにより、システム全体の性能が向上します。 キャッシュメモリには主に2つのアーキテクチャが存在します: * '''直接マップキャッシュ''':各メモリアドレスが一意にキャッシュラインにマッピングされます。設計が簡単ですが、特定のメモリアドレスが頻繁に使用される場合、キャッシュミスが発生しやすくなります。 * '''セットアソシアティブキャッシュ''':複数のキャッシュラインを1つのセットにまとめ、各セットに任意のメモリアドレスがマッピングされる方式です。この設計は柔軟性が高く、キャッシュヒット率が向上しますが、実装が複雑になります。 キャッシュメモリの効果的な設計は、'''キャッシュヒット率'''を最大化し、'''キャッシュミス'''によるパフォーマンス低下を最小限に抑えることが求められます。 == 入出力システム == 入出力システムは、コンピューターアーキテクチャーの一部であり、コンピューターとユーザーまたは他のデバイスとの間のデータ転送を担当します。この章では、入出力システムの基本的な要素に焦点を当てます。 === 入出力デバイスの種類と接続方式 === 入出力デバイスは、データを受信または送信するために使用される機器です。例えば、マウス、キーボード、ハードディスク、プリンタ、スピーカーなどが挙げられます。これらのデバイスは、異なる種類の接続方式を使用して、コンピューターシステムに接続されます。例えば、USB、PS/2、Serial、Parallel、Ethernetなどです。 === 入出力制御方式 === 入出力制御方式は、入出力デバイスとコンピューターシステムの間でデータを転送するために使用されます。コンピューターシステムは、プログラムによって制御され、デバイスドライバを使用して、入出力制御方式を設定します。主な入出力制御方式には、プログラム制御、ポーリング制御、割り込み制御があります。 === DMAによる高速なデータ転送 === DMAは、Direct Memory Accessの略語で、入出力制御方式の一つです。DMAを使用すると、デバイスとメモリの間でデータを転送するために、CPUを使用する必要がなくなります。これにより、CPUが他の処理を実行できるため、データ転送速度が向上します。DMAによって高速なデータ転送が可能になるため、オーディオやビデオなどのリアルタイム処理が必要なアプリケーションでよく使用されます。 == 仮想記憶と仮想マシン == コンピューターアーキテクチャーにおいて、仮想記憶と仮想マシンは非常に重要な概念です。 仮想記憶によって、大きなプログラムを実行することが可能になります。プログラムは、物理メモリ上に必要な部分だけをロードして実行し、必要な部分だけを物理メモリから補助記憶装置にスワップアウトすることができます。このようにすることで、物理メモリの容量以上のプログラムを実行することができます。 仮想マシンは、ソフトウェアによって物理コンピューターと同等の機能を実現できます。物理コンピューターは、プロセッサ、メモリ、ストレージデバイス、ネットワークインターフェイスなどのハードウェアで構成されています。一方、仮想マシンは、ソフトウェアで物理コンピューターのハードウェアを再現します。 仮想マシンには、オペレーティングシステムとアプリケーションを実行するために必要なすべての機能が含まれます。これらの機能は、物理コンピューターのハードウェアと同等の機能を提供します。仮想マシンは、コンピューターのファイルとして存在し、物理コンピューター上で実行されます。物理コンピューターは、仮想マシンと同様に動作し、仮想マシンは物理コンピューターを再現するために設計されています。 仮想マシンには多くの利点があります。例えば、アプリケーションを特定のプラットフォームに依存する必要がなくなります。仮想マシンは、最適化された構成でアプリケーションを実行できるため、より効率的に実行することができます。また、仮想化技術によって複数の仮想マシンを同じ物理コンピューター上で実行することができます。 == コンピューターアーキテクチャーの進化 == === プロセッサの性能向上の歴史 === コンピューターアーキテクチャーの教科書の「プロセッサの性能向上の歴史」の章を日本語で執筆してください。コンパクトにしてください。信頼に足る情報源を出典として最後に示してください。 プロセッサの性能は、その歴史の中で劇的な向上を遂げてきました。この進化は、いくつかの主要な技術革新によって可能になりました。 最初のコンピュータは、命令を1つずつ実行する「シングルストリームアーキテクチャ」を採用していました。その後、パイプライン処理、スーパースカラー処理、およびマルチプロセッサ処理などの技術が登場し、性能を飛躍的に向上させました。また、より高速なクロック速度、キャッシュメモリ、および浮動小数点演算ユニットの実装も大きな役割を果たしました。 しかし、性能の向上には物理的な限界もあります。高速なクロック速度を実現するためには、高度な冷却技術が必要です。さらに、エネルギー消費量も増加するため、省エネルギーの要求も増えています。 今後は、より効率的なプロセッサアーキテクチャの探求、新しい素材やデバイスの開発、および人工知能などの新しい分野の要件に対応するための特化が求められます。 出典:John L. Hennessy, David A. Patterson. (2017). Computer Architecture: A Quantitative Approach. Sixth Edition. == コンピューターアーキテクチャー年表 - 電子計算機の進化をたどる - == コンピューターアーキテクチャーは、コンピューターの内部構造やデータ処理の方式を決める設計のことである。 このアーキテクチャーは、時代とともに進化を遂げており、以下にその年表をまとめた。 * 1945年:ジョン・フォン・ノイマンの「EDVAC報告書」が発表され、現代のコンピューターアーキテクチャーの基礎となる「フォン・ノイマンアーキテクチャー」が誕生した。 * 1951年:世界初の商用コンピューター「UNIVAC I」が誕生した。このコンピューターは、汎用性があり、複数のプログラムを処理できる特徴があった。 * 1964年:IBMがメインフレームコンピューター「System/360」を発表した。このコンピューターは、異なる規模や機能のコンピューターが同じソフトウェアを実行できるように設計されており、コンピューターの標準化を促すことになった。 * 1971年:インテルがマイクロプロセッサ「4004」を発表した。これは、コンピューターのCPUを1つのチップにまとめた世界初の製品であった。 * 1977年:Appleが「Apple II」を発売し、個人用コンピューターの時代が幕を開けた。このコンピューターは、簡単な操作と互換性の高い周辺機器が特徴であった。 * 1981年:IBMが「PC XT」を発売し、IBM PC互換機が誕生した。これにより、様々なメーカーがIBM PC互換機を生産するようになり、パーソナルコンピューターの普及が進んだ。 * 1991年:マイクロソフトが「Windows 3.0」を発売し、グラフィカルなインターフェースが一般的になった。 * 2001年:アップルが「iPod」を発売し、ポータブル音楽プレイヤー市場を席巻した。 * 2007年:アップルが「iPhone」を発売し、スマートフォン市場が大きく変革された。iPhoneは、従来の携帯電話とは異なり、大画面・タッチスクリーン・アプリケーションの利用などの新機能を持ち、新しいスマートフォン市場を築いた。 * 2010年:アップルが「iPad」を発売し、タブレット市場を牽引した。iPadは、軽量で持ち運びが容易であり、タッチスクリーンでの直感的な操作ができることが特徴である。 * 2011年:グーグルが「Chromebook」を発売し、クラウドコンピューティングの普及を促した。Chromebookは、インターネットに接続することで、クラウド上のアプリケーションやデータを利用できるコンピューターである。 * 2015年:マイクロソフトが「Windows 10」を発売し、Windowsの新しいバージョンが登場した。Windows 10は、従来のWindowsに比べて使いやすさやセキュリティ性が向上しており、多くのユーザーに支持されている。 * 2020年代:AI技術の進化により、コンピューターアーキテクチャーは大きな変革を迎えることが期待されている。例えば、深層学習を用いたニューラルネットワークが、高度な画像認識や自然言語処理などの分野で活用されており、これらの技術がますます進化することで、コンピューターの性能が飛躍的に向上する可能性がある。また、クラウドコンピューティングや量子コンピューティングなど、新しい分野でも進化が期待されている。 ==== フォン・ノイマンアーキテクチャー ==== フォン・ノイマンアーキテクチャーは、現代のコンピューターアーキテクチャーの基礎となっている設計原理の一つです。このアーキテクチャーは、コンピューターのプログラムとデータを同じメモリ空間に格納し、プログラムとデータを同じように扱うことができます。また、プログラムを変更することで、コンピューターが実行するタスクを簡単に変更できます。 フォン・ノイマンアーキテクチャーは、1945年にジョン・フォン・ノイマンによって提唱され、EDVACコンピューターの設計に使用されました。その後、多くのコンピューターアーキテクチャーがこの設計原理に基づいて開発され、現代のコンピューターに至るまで影響を与えています。 出典:A.S. Tanenbaum and H. Bos, "Computer Organization and Architecture: Designing for Performance," Pearson, 2006. === 黎明期 === コンピューターの歴史を振り返ると、コンピューターアーキテクチャーの発展がその進化の中心になっています。コンピューターアーキテクチャーとは、コンピューターの構造と設計のことであり、コンピューターがどのように動作するかに大きく影響を与えます。この記事では、コンピューターアーキテクチャーの黎明期を振り返り、その発展を追います。 * 1940年代に始まったコンピューターの開発は、当初は大規模で高価な電子機械でした。この時期には、初期のコンピューターの設計とアーキテクチャーが確立されました。1941年には、Atanasoff-Berryコンピューターが初めて作られました。このコンピューターは、二進法と真空管を使用していました。 その後、1943年にENIACが開発されました。ENIACは、大規模な真空管を使用していたため、非常に高価であり、巨大であった。ENIACは、プログラムをプログラムパネルから手動で入力する必要がありました。このことが、プログラミングが非常に困難であった原因の一つです。 1950年代になると、コンピューターは徐々に小型化され、トランジスター技術が導入されました。トランジスター技術は、真空管に比べて小型で信頼性が高く、コンピューターの設計とアーキテクチャーに大きな影響を与えました。 1956年には、IBMが最初のディスクドライブを発売しました。これは、大量のデータを格納し、高速にアクセスできるようになりました。また、同じ年には、FORTRANという最初の高水準プログラミング言語が開発されました。これにより、プログラマーはプログラムをより効率的に開発することができるようになりました。 1960年代には、コンピューターのアーキテクチャーが更に進化しました。IBM System/360は、大規模なコンピューター市場に参入し、同社の成功を支えました。この時期には、オペレーティングシステムも開発され、コンピューターの操作性が向上しました。 === メインフレーム === コンピューターの歴史において、メインフレームは重要な位置を占めています。メインフレームは、膨大なデータ処理を可能にする高性能コンピューターであり、ビジネスや産業分野で広く使用されています。ここでは、コンピューターアーキテクチャー年表について、メインフレームの歴史を紐解いてみましょう。 * 1950年代 1950年代には、初期のコンピューターアーキテクチャーが開発されました。IBMの最初のメインフレームコンピューターであるIBM 700シリーズは、1952年にリリースされました。これは、磁気コアメモリを使用した初期のコンピューターの一例です。 * 1960年代 1960年代には、メインフレームの性能と機能が向上しました。IBM System/360は、1964年にリリースされ、IBMのメインフレーム市場における支配的な地位を確立しました。System/360は、異なるプロセッサーや周辺機器を使用する複数のモデルで構成され、非常に拡張性が高いことが特徴でした。 * 1970年代 1970年代には、メインフレームの性能が大幅に向上し、高度な操作システムやアプリケーションが開発されました。また、オペレーティングシステムの標準化も進み、IBMはOS/VS1やOS/VS2といったオペレーティングシステムをリリースしました。 * 1980年代 1980年代には、メインフレームは主にビジネス用途に使用されるようになりました。IBMは、System/370およびSystem/390をリリースし、高度なセキュリティ機能やデータベースシステムを追加しました。 * 1990年代以降 1990年代以降、メインフレームは、インターネットやクラウドコンピューティングなどの新しい技術とともに進化しました。IBMは、System zシリーズをリリースし、ビジネスや金融機関などで広く使用されています。 メインフレームは、データ処理やトランザクション処理などの重要な業務に必要な高性能なコンピューターです。メインフレームは、ビジネスや産業分野で広く使われており、大量のデータを処理することができます。また、高度なセキュリティ機能や可用性の高さが求められる業務にも対応できます。 現在では、クラウドコンピューティングやビッグデータ解析などの分野においても、メインフレームは重要な役割を担っています。メインフレームは、エンタープライズシステムの中心的な役割を果たし、ビジネスの基盤となる重要なインフラストラクチャーとして不可欠です。 今後も、メインフレームは新しい技術やニーズに合わせて進化を続け、ビジネスや産業分野の発展に貢献していくことが期待されています。 === IBM System/360 === 1964年、IBMはSystem/360を発表しました。これは、単一のコンピューターアーキテクチャをベースに、異なるサイズや速度の機種を製造できるようにしたものでした。System/360は、それまでのIBMのコンピューターシステムとは全く異なるものであり、業界に大きな影響を与えました。 その後、IBMはSystem/370、System/390、zSeries、そして現在はIBM Zという名前で知られる、長いシリーズのメインフレームコンピューターを発表してきました。これらのシステムは、最初のSystem/360と互換性があり、また、新しい技術や機能が追加され、現代のビジネスや科学技術に対応できるようになっています。 1980年代には、IBM以外の企業もIBM互換機の製造を開始しました。これらの製品は、IBMのシステムと互換性があり、低コストで提供されていました。これにより、ビジネスや政府機関など、多くの組織がIBM互換機を導入し、メインフレーム市場が拡大しました。 現在、IBM Zは、高いセキュリティと信頼性を提供するために、ビジネスや金融機関、政府機関、そして科学技術の分野で広く利用されています。また、IBM Zは、オープンソースやクラウドコンピューティングの技術を統合することで、現代のアプリケーション開発やデータ分析のニーズにも対応できるようになっています。 IBMのメインフレームコンピューターは、コンピューターの歴史において重要な位置を占めています。その進化を追うことで、ビジネスや科学技術がどのように進化してきたかを理解することができます。 === バロース === 1951年、アメリカ合衆国の電子機器メーカー、Burroughs Corporation(バロース社)は、最初の商用電子式デジタルコンピューターであるB5000を発売しました。B5000は、ハードウェアとソフトウェアが密接に統合された最初のコンピューターであり、オペレーティングシステムに対して高い信頼性とセキュリティを提供しました。この革新的なアーキテクチャは、汎用的なコンピューターアーキテクチャとは異なり、プログラムが実行される際にハードウェアが自動的に実行環境を設定するという特徴を持ちます。 B5000の成功に続いて、バロース社は1961年にB5500を発売しました。このコンピューターは、B5000のアーキテクチャを継承しつつ、より高速な処理速度を実現し、大容量の外部記憶装置をサポートしました。また、バロース社は1964年にB6700を発売し、これはB5500の拡張版であり、より高速な処理速度と大容量の記憶装置を実現しました。 1970年代に入ると、バロース社はメインフレームコンピューター市場で競合他社と激しく競合しました。その中でも、1976年に発売されたB7700は、業界標準のメインフレームコンピューターのスペックを持っていました。さらに、B7800は、高度なマルチプロセッサーアーキテクチャを採用しており、複数のプロセッサーを同時に実行することができました。 しかし、1980年代に入ると、バロース社はIBMやDECなどの競合他社との競争に負け、メインフレーム市場から撤退しました。その後、バロース社はUNIXベースのサーバー製品を発売し、経営戦略を転換しました。1990年代に入ると、バロース社はエレクトロニック・データ・システム(EDS)に買収され、その後はユニシスと合併しました。 バロース社のコンピューターアーキテクチャは、現代のコンピューターアーキテクチャの進化に多大な影響を与えました。特にB5000のアーキテクチャは、オペレーティングシステムとの密接な統合によって高い信頼性とセキュリティを提供するという点で革新的であり、その後のコンピューター設計に大きな影響を与えました。また、B5000のアーキテクチャにおけるハードウェアが自動的に実行環境を設定する特徴は、現代のコンピューターの仮想化技術の基盤となっています。 さらに、B5000のアーキテクチャは、高水準言語(高級言語)を利用することを前提としており、プログラムの開発効率を大幅に向上させました。これにより、プログラマーはより高い抽象化レベルでプログラミングを行うことができ、プログラムの可読性や保守性も向上しました。 バロース社のコンピューター設計は、現代のコンピューター産業において大きな役割を果たしました。そのアーキテクチャは、コンピューターの信頼性とセキュリティ、高水準言語の利用、仮想化技術など、現代のコンピューターシステムの基盤となっています。 === ミニコンピューター === ミニコンピューターは、1960年代から1980年代にかけて、主に中小規模の企業や研究機関で広く利用されたコンピューターの一種です。当時のメインフレームコンピューターと比較して、比較的小型で安価なことが特徴でした。ここでは、ミニコンピューターの発展と歴史を、主な機種とともに年表形式で紹介します。 * 1960年代 ** 1960年:デジタル・イクイップメント・コーポレーション (DEC) 社が、PDP-1を発表。世界初のミニコンピューターの1つ。 ** 1964年:DEC社がPDP-8を発表。PDP-1よりも小型で、10,000ドル以下の価格で販売された。 ** 1965年:IBM社がSystem/3を発表。小規模企業向けのミニコンピューターとしては初めての製品。 * 1970年代 ** 1970年:DEC社がPDP-11を発表。後に、VAXシリーズに発展する。 ** 1972年:ヒューレット・パッカード (HP) 社がHP 3000を発表。多くの企業で利用された。 ** 1974年:Data General社がNovaを発表。PDP-11と競合する製品として人気を博した。 ** 1975年:DEC社がVAX-11/780を発表。DECの最も成功した製品の1つとなる。 ** 1978年:HP社がHP 9000を発表。Unixオペレーティングシステムを採用し、後にHP-UXとなる。 * 1980年代 ** 1982年:Compaq社がPortableを発表。最初のIBM PC互換機の1つとしても知られている。 ** 1983年:Apple社がLisaを発表。GUIを搭載した最初の商用ワークステーションの1つ。 ** 1985年:DEC社がVAX-9000を発表。最大4,000万バイトのメモリーを搭載し、最大8,000万命令/秒の処理速度を実現した。 ** 1987年:Sun Microsystems社がSPARCstation 1を発表。UNIXワークステーションとして大きな成功を収めた。 === DEC === 1960年代から1980年代にかけて、DEC(Digital Equipment Corporation)はコンピュータの主要な製造企業の1つでした。彼らはPDP(Programmed Data Processor)シリーズの小型コンピュータを開発し、VAX(Virtual Address eXtension)アーキテクチャを使用した大型コンピュータを製造しました。これらのシステムは、科学、工学、ビジネス、および政府の多くの分野で使用されました。 1960年代後半には、DECはPDP-8と呼ばれる最初の小型コンピュータを開発しました。このコンピュータは、プログラムを実行するために命令を解釈するオペレーティングシステムを必要としませんでした。1970年代初頭には、より高速なPDP-11が登場し、このコンピュータは、メモリアクセスとI/O操作において大幅な改善を実現しました。 1977年には、DECはVAXシリーズの最初のコンピュータ、VAX-11/780をリリースしました。これは、32ビットの仮想アドレス空間を持つ最初のコンピュータであり、DECの主力製品として長年にわたって販売されました。VAXアーキテクチャは、コンピュータの高性能と拡張性を追求するために設計され、多くの場合、大学や研究機関、政府機関などの大規模なコンピュータ環境で使用されました。 ;参考文献: :"DEC PDP/VAX" in Computer Architecture: A Quantitative Approach, Fifth Edition by John L. Hennessy and David A. Patterson, pp. 87-88. === マイクロプロセッサー === マイクロプロセッサーは、現代のコンピューターアーキテクチャーにおいて欠かせない技術の一つです。1971年にインテル社が発表した4004を皮切りに、その後も様々なメーカーから多くのマイクロプロセッサーが発売され、コンピューターシステムの性能向上やコスト削減に大きく貢献してきました。ここでは、マイクロプロセッサーの歴史を振り返りつつ、コンピューターアーキテクチャーの進化を見ていきます。 * 1971年:インテル社が4ビットのマイクロプロセッサー「4004」を発表。当時は計算機の制御装置などに用いられ、時計や電卓などの小型機器にも使われました。 * 1972年:インテル社が4004の後継機種として、8ビットのマイクロプロセッサー「8008」を発表。当時はメインフレームやミニコンピューターに用いられることが多かった。 * 1974年:インテル社が8008の後継機種として、8ビットのマイクロプロセッサー「8080」を発表。当時は、多くのパーソナルコンピューターに採用されました。 * 1978年:インテル社が16ビットのマイクロプロセッサー「8086」を発表。IBM社のパーソナルコンピューター「PC」に採用され、後に「PC/AT」で使われる「80286」や「80386」などのCPUも、8086を基本として開発されました。 * 1985年:インテル社が32ビットのマイクロプロセッサー「80386」を発表。高速で複雑な計算を行うことができ、グラフィックス処理やオペレーティングシステムの処理速度向上に貢献しました。 * 1993年:インテル社が32ビットのマイクロプロセッサー「Pentium」を発表。浮動小数点演算に特化した設計で、当時の高速処理を必要とするアプリケーションに大きな影響を与えました。 * 2003年:インテル社が64ビットのマイクロプロセッサー「Intel 64」を発表。これはx86アーキテクチャの64ビット版であり、大容量のメモリや高速なデータ処理が可能になりました。 * 2011年:ARM社がCortex-A15を発表。これはスマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイス向けに開発された、高性能なマイクロプロセッサーでした。Cortex-A15は、当時のスマートフォンに比べて数倍の性能を発揮しました。 * 2015年:インテル社が6世代目のCoreプロセッサー「Skylake」を発表。これは、パソコンの性能を大幅に向上させるためのアーキテクチャーであり、高速な処理能力や省電力化が図られました。 * 2020年:アップル社がM1チップを発表。これは、MacBookシリーズに採用された、ARMアーキテクチャーのマイクロプロセッサーでした。高速で省電力な処理能力や、アプリケーションの高速起動が可能になり、注目を集めました。 === X86/AMD64 === マイクロプロセッサは、現代のコンピュータに欠かせない部品の一つです。その中でもX86/X64アーキテクチャは、パーソナルコンピュータやサーバーなど、幅広い分野で使用されています。今回は、X86/X64アーキテクチャのマイクロプロセッサについて、年表形式で紹介します。 * 1978年:Intel 8086/8088:X86アーキテクチャの最初のマイクロプロセッサであり、16ビットのプロセッサでした。IBM PCなど、初期のパーソナルコンピュータに使用されました。 * 1982年:Intel 80286:X86アーキテクチャの2番目のマイクロプロセッサであり、16ビットのプロセッサでした。8MHzで動作し、1MBの物理メモリにアクセス可能でした。 * 1985年:Intel 80386:X86アーキテクチャの3番目のマイクロプロセッサであり、32ビットのプロセッサでした。16MHzで動作し、4GBの物理メモリにアクセス可能でした。仮想86モードなど、多くの機能が追加されました。 * 1993年:Intel Pentium:X86アーキテクチャの5番目のマイクロプロセッサであり、最初のスーパースカラープロセッサでした。60MHzで動作し、コード名は"P5"でした。 * 2000年:Intel Pentium 4:X86アーキテクチャの7番目のマイクロプロセッサであり、NetBurstマイクロアーキテクチャを採用していました。180nmプロセスルールで製造され、最高で3.8GHzのクロック速度を実現しました。 * 2006年:Intel Core 2 Duo:X86アーキテクチャの11番目のマイクロプロセッサであり、Coreマイクロアーキテクチャを採用していました。65nmプロセスルールで製造され、最高で3.33GHzのクロック速度を実現しました。 * 2008年:Intel Atom:X86アーキテクチャの12番目のマイクロプロセッサであり、低消費電力を実現したマイクロプロセッサでした。45nmプロセスルールで製造され、1.6GHzのクロック速度を実現しました。 * 2011年:Intel Core i7-2600K:X86アーキテクチャの13番目のマイクロプロセッサであり、Sandy Bridgeマイクロアーキテクチャを採用していました。32nmプロセスルールで製造され、最高で3.8GHzのクロック速度を実現しました。Hyper-Threadingテクノロジーやターボブーストテクノロジーなどの新しい機能が追加されました。 * 2015年:Intel Core i7-6700K:X86アーキテクチャの14番目のマイクロプロセッサであり、Skylakeマイクロアーキテクチャを採用していました。14nmプロセスルールで製造され、最高で4.2GHzのクロック速度を実現しました。DDR4メモリに対応し、Thunderbolt 3などの新しい機能が追加されました。 * 2017年:AMD Ryzen:X86アーキテクチャの15番目のマイクロプロセッサであり、AMDが製造したCPUです。Zenマイクロアーキテクチャを採用しており、14nmプロセスルールで製造されました。最高で4.1GHzのクロック速度を実現し、マルチスレッド性能が高く評価されました。 * 2021年:Intel Core i9-11900K:X86アーキテクチャの最新のマイクロプロセッサであり、Rocket Lakeマイクロアーキテクチャを採用しています。14nmプロセスルールで製造され、最高で5.3GHzのクロック速度を実現しました。PCI Express 4.0やWi-Fi 6Eなどの新しい機能が追加されています。 === Intel === マイクロプロセッサは、現代のコンピュータの中核をなす部品であり、高度な機能を持つ多くのデバイスの制御に使用されています。マイクロプロセッサの歴史は非常に興味深く、ここではIntelのマイクロプロセッサの発展の年表を説明します。 * 1971年 - 最初のマイクロプロセッサ「Intel 4004」を発表しました。このチップは、カシオの電卓やプリンターなど、低電力デバイスの制御に使用されました。 * 1974年 - 「Intel 8080」を発表しました。このチップは、コンピュータの中央処理装置(CPU)に使用され、アプリケーションやゲームの実行に必要な処理能力を提供しました。 * 1978年 - 「Intel 8086」を発表しました。このチップは、IBM PCに採用され、パーソナルコンピュータの普及に貢献しました。 * 1982年 - 「Intel 80286」を発表しました。このチップは、IBM PC/ATに採用され、32ビットアーキテクチャを採用し、高速な処理能力を提供しました。 * 1985年 - 「Intel 80386」を発表しました。このチップは、マルチタスクや仮想記憶などの高度な機能を備え、パーソナルコンピュータの性能を大幅に向上させました。 * 1993年 - 「Pentium」を発表しました。このチップは、スーパースカラー構造を採用し、高度な命令セットを備え、より高速な処理能力を提供しました。 * 2000年 - 「Pentium 4」を発表しました。このチップは、ハイパースレッディングテクノロジーやストリーミングSIMD拡張命令などの高度な機能を備え、マルチメディア処理などの高度なアプリケーションに最適化されました。 * 2003年 - AMDが「Athlon 64」を発表しました。このチップは、64ビットアーキテクチャを採用し、より高度なメモリアクセスや計算処理能力を提供しました。 * 2006年 - 「Core 2 Duo」を発表しました。このチップは、マルチコア構造を採用し、より高い性能と省電力性を備え、多くのコンピュータに採用されました。 * 2011年 - AMDが「Bulldozer」を発表しました。このチップは、マルチコアアーキテクチャを採用し、高速な処理能力と省電力性を備え、ハイエンドのパーソナルコンピュータやサーバーに採用されました。 * 2015年 - 「Skylake」を発表しました。このチップは、14nmプロセス技術を採用し、より高い性能と省電力性を備え、多くのコンピュータに採用されました。 * 2020年 - AMDが「Ryzen 5000」シリーズを発表しました。このチップは、7nmプロセス技術を採用し、高速な処理能力と省電力性を備え、ゲームやクリエイティブな作業に最適化されたパフォーマンスを提供しました。 === モトローラ === マイクロプロセッサは現代のデジタル技術の基盤であり、私たちが普段使っているスマートフォンやコンピューターなどのデバイスにも搭載されています。その中でも、モトローラはマイクロプロセッサの先駆けとして、広く知られています。そこで今回は、「マイクロプロセッサ年表 (モトローラ編)」をテーマに、モトローラのマイクロプロセッサの歴史を振り返ってみたいと思います。 * 1974年、モトローラは初の8ビットマイクロプロセッサであるMC6800を発売しました。MC6800は、シングルチップのマイクロプロセッサとして初めて商用的に利用可能になり、自動車産業や家電製品などで幅広く採用されました。 * 1979年には、MC68000が発売されました。MC68000は、32ビットアーキテクチャを採用しており、高速で高性能な処理を可能にしました。このマイクロプロセッサは、後にAppleのMacintoshや、AtariのSTなど、多くのコンピューターで使用されることとなりました。 * 1984年には、モトローラはMC68020を発売しました。MC68020は、MC68000の後継として、更なる高速処理と、仮想メモリ管理機能を備えていました。 * 1994年には、PowerPCアーキテクチャを採用したPowerPC 601が発売されました。PowerPC 601は、AppleのPower Macintoshに採用され、高性能な処理を実現しました。 その後も、モトローラはマイクロプロセッサの開発を続け、2003年には、PowerPC 970FXを発売しました。PowerPC 970FXは、AppleのPower Mac G5に採用され、高性能な処理を実現しました。 モトローラのマイクロプロセッサは、その歴史を通じて、高速処理や高性能なデバイスに貢献しました。特に、MC68000やPowerPCアーキテクチャを採用したマイクロプロセッサは、コンピューターの進化に大きな影響を与えました。 しかし、現在ではモトローラはマイクロプロセッサの開発から撤退し、他社がその地位を引き継いでいます。それでも、モトローラのマイクロプロセッサは、デジタル技術の進化において重要な役割を果たし、今後もその影響は続いていくことでしょう。 === MC6809/MC68030とその後継製品群/MC88000 === 1970年代から1980年代にかけて、コンピュータ業界は急速に発展し、その中でもマイクロプロセッサの発明は、コンピュータ技術の発展に大きく貢献しました。本記事では、1978年にモトローラが発売したMC6809と、1984年に登場したMC68030を中心に、その後継製品群として登場したマイクロプロセッサについて紹介します。 MC6809は、8ビットマイクロプロセッサの一種で、1978年にモトローラによって発売されました。MC6809は、ビットフィールド、構造体、ポインタなどの機能を備えていたため、アセンブリ言語のコーディングが容易になりました。また、MC6809は、機能が多彩でありながら、低コストであることが特徴でした。これは、当時のコンピュータ産業にとって大きな革新であり、多くの企業がMC6809を採用しました。 1984年には、MC68030が登場しました。MC68030は、32ビットマイクロプロセッサであり、MC68000の後継機種として開発されました。MC68030は、高速な命令処理能力を持ち、高い性能を発揮することができました。また、MC68030は、FPU(浮動小数点演算ユニット)を内蔵しており、コンピュータグラフィックスやサウンド処理など、高度な処理を必要とするアプリケーションに適していました。 MC68030の後継機種としては、MC68040やMC68060があります。これらのマイクロプロセッサは、性能や機能の向上が図られ、特にMC68060は高速なクロック周波数と大量のキャッシュメモリを備えており、高い処理能力を発揮することができました。 さらに、MC88000が登場しました。MC88000は、32ビットマイクロプロセッサであり、UNIXやOS-9などのオペレーティングシステムに対応していました。MC88000は、複数の実行モードを備えており、高い性能を発揮することができました。 以上のように、MC6809からMC68030をはじめとするその後継製品群やMC88000まで、マイクロプロセッサ技術は進化を続け、コンピュータの性能を向上させることに貢献しました。MC6809やMC68030など、モトローラのマイクロプロセッサは、その後も多くの企業に採用され、コンピュータ業界において大きな役割を果たしました。 また、MC88000は、UNIXやOS-9などのオペレーティングシステムに対応していたため、組み込みシステムやサーバーなど、様々な分野で採用されました。MC88000は、性能が高く、信頼性にも優れており、コンピュータ業界において多大な評価を受けました。 現在では、MC6809やMC68030などの古いマイクロプロセッサは、新しい技術に取って代わられています。しかし、これらのマイクロプロセッサがコンピュータ業界に与えた影響は大きく、その技術は今もなお発展を続けています。今後も、マイクロプロセッサの進化がコンピュータの性能向上に貢献し、新たな技術革新を生み出していくことが期待されます。 === ARM === ARMは、現代のコンピューティングにおいて極めて重要な役割を果たしているマイクロプロセッサアーキテクチャの一つです。ARMが初めて登場したのは、1985年のことでした。以来、ARMは、携帯電話、スマートフォン、タブレット、車載情報システム、ネットワーク機器、スマートスピーカー、IoTデバイスなど、様々な分野のコンピュータシステムに採用され、世界中で利用されています。 以下では、ARMの歴史をたどる形で、マイクロプロセッサ年表を作成してみました。 * 1985年: ARM1:ARM1は、初めてのARMプロセッサであり、アセンブリ言語で書かれた32ビット命令セットアーキテクチャを採用していました。ARM1は、Acorn ComputersのBBC Microコンピュータに搭載されました。 * 1991年: ARM2:ARM2は、ARM1の改良版で、8MHzで動作し、ARM1の3倍の性能を持っていました。ARM2は、Acorn Archimedesコンピュータに搭載されました。 * 1994年: ARM6:ARM6は、ARMアーキテクチャの最初のRISC命令セットアーキテクチャでした。ARM6は、AppleのNewton PDAに搭載されました。 * 1996年: ARM7:ARM7は、ARMアーキテクチャの初めての32ビットマイクロプロセッサであり、ARM2の命令セットをベースにしていました。ARM7は、携帯電話、PDA、ゲーム機などの様々なデバイスに採用されました。 * 2001年: ARM9:ARM9は、ARM7の後継機種で、主に携帯電話やPDAに採用されました。ARM9は、ARMアーキテクチャの中で最も広く使われているプロセッサの一つです。 * 2005年: ARM11:ARM11は、ARM9の改良版で、より高速なプロセッサで、スマートフォンやタブレットなどの機器に採用されました。 * 2010年: Cortex-A:Cortex-Aは、ARMの最も高性能なプロセッサファミリーであり、スマートフォンやタブレットなどの機器に広く採用されました。 * 2013年: Cortex-M:Cortex-Mは、ARMの組み込みシステム向けのプロセッサファミリーであり、低コストで低消費電力ながら高い性能を発揮します。IoTデバイスや家電製品、センサー、自動車などに広く採用されています。 * 2016年: Cortex-R:Cortex-Rは、ARMのリアルタイムシステム向けのプロセッサファミリーであり、高い信頼性と安全性を備えています。自動車や医療機器、産業制御などの分野に採用されています。 * 2020年: Cortex-X:Cortex-Xは、ARMの最新の高性能プロセッサファミリーであり、特に人工知能や機械学習などの分野に最適化されたプロセッサです。最新のスマートフォンやコンピュータ、クラウドサーバーなどに採用されています。 ARMアーキテクチャは、コンピュータシステムの進化に伴い、常に最新の技術や機能を取り入れながら発展してきました。今後もARMは、様々な分野で重要な役割を果たし続けることが期待されています。 === ARM64 === ARM64は、ARMホールディングスが設計した64ビットアーキテクチャのマイクロプロセッサであり、スマートフォン、タブレット、ノートパソコン、サーバーなど、多様なデバイスで使用されています。以下では、ARM64の発展を年表形式で振り返ります。 * 2011年: ARM Cortex-A57のリリース ARM Cortex-A57は、ARM64アーキテクチャの最初のプロセッサの1つであり、スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスでの使用を想定して設計されました。Cortex-A57は、従来の32ビットプロセッサに比べて、大幅な性能向上と省電力化が可能になりました。 * 2012年: Apple A7プロセッサの発表 Apple A7プロセッサは、iPhone 5sに初めて採用された、世界初のARM64ベースのマイクロプロセッサです。A7は、Cortex-A57をベースにAppleが独自にカスタマイズしたもので、当時のモバイルプロセッサとしては高い性能を誇りました。 * 2014年: Qualcomm Snapdragon 810のリリース Snapdragon 810は、スマートフォン市場において、初めてARM64アーキテクチャを採用したプロセッサの1つです。810は、Cortex-A57とCortex-A53のビッグ.LITTLEアーキテクチャを採用し、高い性能と省電力性を兼ね備えました。 * 2015年: ARM Cortex-A72のリリース Cortex-A72は、ARM64アーキテクチャの中でも高性能なプロセッサの1つであり、スマートフォンやタブレット、そしてサーバーなどの分野で使用されました。Cortex-A72は、Cortex-A57に比べて性能が向上し、省電力化も進んだとされています。 * 2017年: Qualcomm Snapdragon 835の発表 Snapdragon 835は、スマートフォン市場において初めて10nmプロセス技術を採用したプロセッサであり、ARM64アーキテクチャを採用したプロセッサとしては、高い性能と省電力性を両立したものでした。Snapdragon 835は、当時のトップクラスのスマートフォンに採用され、高い評価を得ました。 * 2018年: ARM Cortex-A76のリリース Cortex-A76は、ARM64アーキテクチャの中でも高性能なプロセッサの1つであり、スマートフォンやタブレット、そしてサーバーなどの分野で使用されました。Cortex-A76は、Cortex-A72やCortex-A73に比べて性能が向上し、同時に省電力化も進んだとされています。 * 2019年: Qualcomm Snapdragon 855の発表 Snapdragon 855は、スマートフォン市場において初めて7nmプロセス技術を採用したプロセッサであり、ARM64アーキテクチャを採用したプロセッサとしては、高い性能と省電力性を両立したものでした。Snapdragon 855は、当時のトップクラスのスマートフォンに採用され、高い評価を得ました。 * 2020年: Apple M1プロセッサの発表 Apple M1プロセッサは、Macに採用された世界初のARM64ベースのマイクロプロセッサであり、高い性能と省電力性を兼ね備えています。M1は、Cortex-A78やCortex-X1に比べて性能が向上し、同時に省電力化も進んだとされています。 * 2021年: Qualcomm Snapdragon 888の発表 Snapdragon 888は、スマートフォン市場において初めて5nmプロセス技術を採用したプロセッサであり、ARM64アーキテクチャを採用したプロセッサとしては、高い性能と省電力性を両立したものでした。Snapdragon 888は、当時のトップクラスのスマートフォンに採用され、高い評価を得ました。 以上が、ARM64アーキテクチャのマイクロプロセッサの発展を振り返った年表です。今後も、ARM64アーキテクチャを採用したプロセッサの開発が進み、さらなる性能向上や省電力化が期待されます。 === AMD === ここでは、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)社がリリースしたマイクロプロセッサの歴史について年表形式でまとめていきます。AMD社は、Intel社と並ぶ世界的な半導体メーカーであり、マイクロプロセッサ市場でも高いシェアを持っています。そんなAMD社がこれまでにリリースしてきたマイクロプロセッサの進化の軌跡を辿っていきましょう。 ; 1975年 AMD社は、Intel社のマイクロプロセッサ「8080」の互換品として「Am9080」をリリースしました。Am9080は、当時の8080と同じ命令セットを持っていたため、8080向けのソフトウェアがそのまま動作できるという利点がありました。 ; 1979年 AMD社は、Intel社のマイクロプロセッサ「8086」の互換品として「Am9086」をリリースしました。Am9086は、8086と同じ16ビットの命令セットを持っており、IBM PCなどのコンピュータにも搭載されました。 ; 1982年 AMD社は、Intel社のマイクロプロセッサ「80286」の互換品として「Am80286」をリリースしました。Am80286は、16ビットから32ビットにアップグレードされた命令セットを持っており、高速化が図られました。 ; 1991年 AMD社は、Intel社のマイクロプロセッサ「80486」の互換品として「Am486」をリリースしました。Am486は、64ビットのデータバスを備えており、高速処理が可能でした。 ; 1996年 AMD社は、自社初のオリジナルマイクロプロセッサ「K5」をリリースしました。K5は、Intel社の「Pentium」シリーズとの競合になることを目的に開発されました。 ; 1999年 AMD社は、自社初のx86アーキテクチャを採用しないマイクロプロセッサ「Athlon」をリリースしました。Athlonは、当時のIntel社の製品より高速な処理性能を持ち、AMD社にとって大きな成功となりました。 ; 2003年 AMD社は、64ビットのx86アーキテクチャを採用した「Athlon 64」をリリースしました。Athlon 64は、当時の市場で唯一の64ビットマイクロプロセッサであり、高速な処理性能と拡張性を持ち、ビジネスやハイエンドのコンピュータ向けに高い評価を受けました。 ; 2006年 AMD社は、2つのコアを持つマイクロプロセッサ「Athlon X2」をリリースしました。Athlon X2は、マルチタスク処理に優れ、高速で安定したパフォーマンスを発揮し、ゲームや動画編集などに向いた製品として人気を博しました。 ; 2011年 AMD社は、当時最新のx86アーキテクチャを採用した「Bulldozer」をリリースしました。Bulldozerは、最大8つのコアを持ち、高速な演算性能を発揮し、ワークステーションやサーバー向けに注目されました。 ; 2017年 AMD社は、Zenアーキテクチャを採用したマイクロプロセッサ「Ryzen」をリリースしました。Ryzenは、高速なマルチタスク処理やコンテンツの制作、ゲームなどの幅広い用途に向けた製品として高い評価を得ました。 ; 2020年 AMD社は、Zen 3アーキテクチャを採用した「Ryzen 5000」シリーズをリリースしました。Ryzen 5000は、高いクロック速度と大容量キャッシュにより、高速で安定したパフォーマンスを発揮し、ゲームやクリエイティブな作業に向いた製品として話題になりました。 ; 2021年 AMD社は、Zen 3+アーキテクチャを採用した「Ryzen 6000」シリーズをリリースする予定です。Ryzen 6000シリーズは、AMDが2021年に発表した新しいマイクロアーキテクチャ「Zen 3+」を採用しており、更に高速な演算性能やAI性能の向上が期待されます。 また、2021年には、AMDがグラフィックスカード市場でも注目を集めました。同社は、RDNA2アーキテクチャを採用した「Radeon RX 6000」シリーズをリリースし、NVIDIA社と競合する形で市場に参入しました。 以上が、AMD社のマイクロプロセッサの歴史を年表形式でまとめた内容です。AMD社は、Intel社との競争を通じて常に進化を続け、高い性能とコストパフォーマンスの両立を実現しています。今後も、AMD社の技術革新に注目していきたいところです。 === マイクロプロセッサ年表 (AMD2901/AMD2916/AMD29000編)) === MD2901/AMD2916/AMD29000というマイクロプロセッサは、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)によって開発された、重要なマイクロプロセッサの一つです。本記事では、AMD2901/AMD2916/AMD29000の年表について解説していきます。 * 1975年:AMDは、最初のマイクロプロセッサAMD2901を開発した。AMD2901は、4ビットの並列アーキテクチャを採用していた。 * 1983年:AMDは、AMD2901の後継として、16ビットのAMD29116を発表した。AMD29116は、AMD2901のアーキテクチャを16ビットに拡張したものである。 * 1986年:AMDは、AMD29000を発表した。AMD29000は、32ビットのRISCアーキテクチャを採用し、高速かつ効率的な演算を可能にした。 * 1989年:AMDは、AMD29C011コプロセッサを発表した。AMD29C011は、AMD29000と互換性のある浮動小数点演算を実行するためのコプロセッサである。 * 1990年:AMDは、AMD29Kファミリの拡張として、AMD29Kマイクロプロセッサの最初のマルチプロセッサバージョンであるAMD29K MPを発表した。 * 1991年:AMDは、AMD29Kマイクロプロセッサの低消費電力バージョンであるAMD29KL16を発表した。また、AMD29C825の発表により、AMD29Kと互換性のあるDMAコントローラを提供した。 * 1992年:AMDは、AMD29Kマイクロプロセッサの高性能バージョンであるAMD29KHPを発表した。 * 1994年:AMDは、AMD29Kマイクロプロセッサの最新バージョンであるAMD29KJを発表した。また、AMD29Kマイクロプロセッサの組み込み用途向けバージョンであるAMD29K E1を発表した。 * 1995年:AMDは、AMD29Kマイクロプロセッサの最後のバージョンであるAMD29KMを発表した。その後、AMDは29Kアーキテクチャを中止し、x86アーキテクチャに注力することを決定した。 以上が、AMD2901/AMD2916/AMD29000の主要な年表である。AMD2901は、初期のマイクロプロセッサの一つとして、パーソナルコンピュータの発展に貢献した。AMD2916は、AMD2901の後継として、16ビットの処理能力を持つマイクロプロセッサとして、産業制御、計算機支援設計、通信などの分野で利用された。AMD29000は、RISCアーキテクチャを採用したことにより、高速で効率的な演算が可能であり、高性能コンピュータやワークステーションなどの分野で利用された。 === Power/PowerPC === ==== イントロダクション ==== パーソナルコンピュータ、スマートフォン、ゲーム機、サーバー、スーパーコンピューターなど、私たちが日々使用する機器の中には、マイクロプロセッサと呼ばれる小型のCPUが搭載されています。今回は、その中でも「Power/PowerPC」と呼ばれるマイクロプロセッサの歴史を年表形式で振り返り、その特徴や活躍した分野について紹介します。 ==== マイクロプロセッサ年表 (Power/PowerPC編) ==== * 1990年:IBMがRISCアーキテクチャを採用した「POWER1」を発表。   特徴:命令セットが簡素化されており、高速な演算処理が可能。 * 1993年:IBM、Apple、Motorolaの共同開発による「PowerPC」アーキテクチャを発表。   特徴:POWER1の技術をベースに、Appleが採用するMacintoshシリーズのCPUとして採用され、高い性能を実現。 * 1994年:IBMが「POWER2」を発表。   特徴:高度なスーパースカラー方式を採用し、高性能化を図った。 * 1995年:Motorolaが「PowerPC 603」を発表。   特徴:省電力性に優れ、低価格で提供されたことから、エンベデッド機器にも採用された。 * 1997年:IBMが「POWER3」を発表。   特徴:64ビットアーキテクチャを採用し、高い演算性能と信頼性を実現。 * 1999年:Motorolaが「PowerPC G4」を発表。   特徴:Altivecと呼ばれるベクトル演算機能を搭載し、画像処理や音声処理などの分野で高い評価を受けた。 * 2001年:IBMが「POWER4」を発表。   特徴:マルチプロセッシングに対応し、スーパーコンピューターやサーバーでの使用に向いた高性能CPU。 * 2005年:IBMが「POWER5」を発表。   特徴:マルチスレッド技術を採用し、複数の処理を同時に実行可能とした。 * 2006年:IBMが「POWER6」を発表。   特徴:高度なエラーコレクション機能を備え、信頼性を更に向上させた。また、動的な電力管理機能を採用することで、省電力性も向上した。 * 2010年:IBMが「POWER7」を発表。   特徴:高速なキャッシュメモリと、高度なマルチスレッド技術を採用し、高い演算処理能力と信頼性を実現した。 * 2013年:IBMが「POWER8」を発表。   特徴:複数のコアを搭載し、高いマルチスレッド処理能力と並列処理能力を備えた。また、OpenPOWER Foundationを設立し、オープンなアーキテクチャを推進した。 * 2017年:IBMが「POWER9」を発表。   特徴:高い演算性能と、AIやディープラーニングなどの高度な分野にも対応した機能を搭載した。また、OpenCAPIと呼ばれる高速な接続規格を採用することで、高速なデータ転送が可能となった。 ==== まとめ ==== 「Power/PowerPC」は、IBMやApple、Motorolaなどが共同で開発したマイクロプロセッサであり、高い性能や省電力性、信頼性などの特徴を持ち、スーパーコンピューターやサーバー、エンベデッド機器、そして一時期はMacintoshシリーズのCPUとしても使用されました。その歴史を振り返ることで、マイクロプロセッサの進化や技術革新の歴史を理解することができます。 === SPARC === 今から40年ほど前、サン・マイクロシステムズ社が設立され、独自のプロセッサアーキテクチャ「SPARC」を開発しました。その後、SPARCは世界中の企業や研究機関で利用され、多くのシステムやサーバーで採用されました。 以下では、SPARCアーキテクチャを中心にしたマイクロプロセッサの進化を振り返ります。 * 1987年 - SPARCプロセッサの登場 サン・マイクロシステムズ社が初めてリリースしたSPARCアーキテクチャのプロセッサは、SPARCstation 1に搭載されました。当時は25MHzで動作し、32ビットの命令セットを採用していました。 * 1992年 - SPARC64 日本の富士通社が開発したSPARC64は、当時最も高速なプロセッサの1つでした。初代のSPARC64は最大150MHzで動作し、性能の面でSPARCstation 10をしのぎました。 * 1995年 - SPARCstation 20 SPARCstation 20は、初めて対称マルチプロセッシング(SMP)をサポートしたSPARCシステムでした。これにより、複数のプロセッサを1つのシステムで同時に動作させることが可能になりました。 * 2001年 - UltraSPARC III サン・マイクロシステムズ社がリリースしたUltraSPARC IIIは、初めての64ビットのSPARCプロセッサでした。当時最速のクロック周波数1.2GHzを誇り、高い性能を発揮しました。 * 2005年 - UltraSPARC T1 UltraSPARC T1は、当時最も進んだマルチスレッド技術を採用したプロセッサでした。当時のプロセッサは1つのコアで1つのスレッドしか処理できませんでしたが、UltraSPARC T1は1つのコアで最大32スレッドを処理することができました。 * 2010年 - SPARC T3 SPARC T3は、UltraSPARC T1の後継モデルで、16コアのプロセッサと最大128スレッドをサポートしました。このプロセッサは、ビジネスクリティカルなアプリケーションやデータベースシステムなどの処理に適していました。 * 2017年 - SPARC M8 SPARC M8は、最新のSPARCプロセッサで、最大8ソケットのシステムで動作することができます。高速で安定した性能を発揮し、大規模なデータ処理や仮想化などの用途に適しています。また、SPARC M8はセキュリティにも注力し、暗号化やメモリ保護機能などが強化されています。 以上が、SPARCアーキテクチャの主なプロセッサの進化の歴史です。今後も、SPARCアーキテクチャは大規模なシステムやサーバーなどで活躍し続けることが期待されます。 === DEC/Alpha === ==== はじめに ==== マイクロプロセッサの歴史は、現代の情報技術において極めて重要な位置を占めています。その中でもDEC/Alphaは、1990年代に登場し、高性能かつ信頼性の高いサーバーやワークステーションに利用されました。本記事では、DEC/Alphaのマイクロプロセッサの歴史を年表形式でまとめ、その特徴や功績について解説します。 ==== マイクロプロセッサ年表 (DEC/Alpha編) ==== * 1992年: DEC/Alpha 21064 DEC/Alphaの最初のマイクロプロセッサとして登場。命令パイプラインを利用して高速な処理が可能であり、RISCアーキテクチャを採用している。 * 1994年: DEC/Alpha 21164 命令パイプラインをより高速化するために、ディープパイプラインを導入した。また、64ビットアーキテクチャを採用したことで、大容量のメモリを扱うことができるようになった。 * 1996年: DEC/Alpha 21264 命令パイプラインを18段に拡大することで、高性能化を図った。また、バス帯域幅を大幅に増やし、システム全体の処理速度を向上させた。 * 1998年: DEC/Alpha 21364 高速化と信頼性の向上を目的に、2つのプロセッサを1つのチップに集積した「ダブル・パイプライン・アーキテクチャ」を採用した。また、高速なメモリーアクセスを実現する「ケースード・インタリーブ」技術を導入した。 * 2001年: DEC/Alphaプロセッサの生産終了 DEC/Alphaプロセッサの生産が終了し、製品のサポートも終了することが発表された。DEC/Alphaは、高性能かつ信頼性の高いサーバーやワークステーションに利用され、その性能は当時の情報技術において一定の地位を築いた。 ==== DEC/Alphaの特徴と功績 ==== DEC/Alphaは、RISCアーキテクチャを採用し、高速な処理が可能であることが特徴です。また、64ビットアーキテクチャを採用したことで、大容量のメモリを扱うことができるようになりました。さらに、命令パイプラインやディープパイプライン、ダブル・パイプライン・アーキテクチャ、ケースード・インタリーブなどの技術を導入し、高性能かつ信頼性の高いサーバーやワークステーションを実現しました。 DEC/Alphaは、1990年代に登場したため、当時の情報技術において一定の地位を築きました。特に、高性能な処理能力を持ち、大規模なデータ処理や高負荷なアプリケーションを処理することができたため、サーバーやワークステーションに広く利用されました。 また、DEC/Alphaは、オープンなアーキテクチャを採用していたため、他社の製品との互換性が高く、多数のソフトウェアが開発されました。そのため、DEC/Alphaは、業界標準として広く認知され、多くの企業や研究機関で利用されました。 DEC/Alphaは、2001年に生産終了が発表され、製品のサポートも終了しましたが、その功績は現在でも高く評価されています。DEC/Alphaの技術は、後のプロセッサの開発に影響を与え、現代の情報技術においても重要な位置を占めています。 === HP/PA-RISC === マイクロプロセッサの世界において、HP/PA-RISCは重要な位置を占めています。この記事では、HP/PA-RISCマイクロプロセッサの歴史を振り返りながら、その特徴や影響力について紹介します。 HP/PA-RISCとは HP/PA-RISCは、Hewlett-Packard (HP) 社が開発したRISCアーキテクチャのマイクロプロセッサです。PA-RISCは、「Precision Architecture Reduced Instruction Set Computing」の略称で、高度な計算能力を持ちながらも命令セットがシンプルな特徴を持っています。 HP/PA-RISCの歴史 HP/PA-RISCの歴史は、1980年代初頭に遡ります。当時、HPは自社のコンピュータ事業において、IBMやDECなどのライバル企業に追いつくことを目指していました。そこで、HPは自社独自のマイクロプロセッサを開発することを決定しました。 最初のPA-RISCプロセッサは、1986年にリリースされたPA-7100でした。このプロセッサは、16MHzで動作し、32ビットアーキテクチャ、16Kのキャッシュメモリを備えていました。PA-7100は、HPの高性能ワークステーションであるHP 9000シリーズで使用され、当時の競合製品に比べて高速かつ高性能な処理を実現しました。 その後、HPはPA-RISCアーキテクチャを進化させ、より高速で高性能なプロセッサを開発し続けました。1992年にリリースされたPA-8000は、クロック周波数が100MHzにまで達し、超スカラー方式による命令実行を採用するなど、当時の最先端の技術が盛り込まれたプロセッサでした。 * 1996年には、PA-RISC 2.0アーキテクチャが導入され、プロセッサの性能は大幅に向上しました。PA-8200とPA-8500は、それぞれ550MHz、440MHzのクロック周波数を誇り、高度なアウト・オブ・オーダー実行機能を備えていました。これらのプロセッサは、高性能サーバー向けに使用され、当時の競合製品に比べて優れた処理性能を発揮しました。 * 2000年代に入ると、HPはPA-RISCアーキテクチャを廃止し、Intel Itaniumプロセッサに移行しました。しかし、PA-RISCアーキテクチャはその後もHPのUNIXサーバーにおいて、サポートされ続けました。 HP/PA-RISCの特徴と影響力 HP/PA-RISCは、シンプルな命令セットを採用することで、高速な処理能力を実現しました。また、PA-RISCは高度なパイプライン処理やアウト・オブ・オーダー実行機能を備えており、高性能サーバーやワークステーションなどの重要な業務システムにおいて、高速かつ安定した処理を提供しました。 HP/PA-RISCの開発によって、RISCアーキテクチャが普及する契機となったことも注目すべき点です。当時のコンピュータ市場において、主流であったCISCアーキテクチャに比べ、RISCアーキテクチャはシンプルな命令セットと高速な処理能力が特徴でした。HP/PA-RISCの成功によって、RISCアーキテクチャは一般的に認知されるようになり、その後のCPUの開発に大きな影響を与えました。 === HP64000 === * 1970年代後半、マイクロプロセッサの普及が始まり、様々な企業が自社の製品に搭載することを目指していました。この時期に、Hewlett-Packard(以下、HP)は「HP 64000」というマイクロプロセッサ用の開発システムを発売しました。これは、ソフトウェアやハードウェアの開発に必要な機能を一つのシステムにまとめたもので、当時のマイクロプロセッサ開発者たちから高い評価を得ました。 HP 64000は、当時のマイクロプロセッサの開発環境としては非常に先進的でした。このシステムは、CPU、メモリ、ディスクドライブ、入出力インタフェース、デバッグツールなどを統合し、マイクロプロセッサの設計から製造までの一連のプロセスをサポートしました。 HP 64000は、1979年に発売され、当時は価格が非常に高かったため、一部の大手企業や大学の研究室などでしか利用されませんでした。しかし、その高度な機能と信頼性により、マイクロプロセッサの開発に携わる人々からは高い評価を受けました。 また、HP 64000の登場により、マイクロプロセッサの開発がより容易になり、それまでの煩雑な作業を大幅に簡略化することができるようになりました。このことが、後にコンピューター産業の急速な発展に繋がることになります。 HP 64000は、当初はIntel 8085やMotorola 6800などのマイクロプロセッサに対応していましたが、後にZilog Z80やIntel 8086などの新しいマイクロプロセッサにも対応するようになりました。 また、HPは後に、HP 64000を拡張した「HP 64000A」や、より高性能なマイクロプロセッサ用開発システム「HP 9000 Series 200」など、さらに高度なシステムを発売しました。これらのシステムは、より大規模なプロジェクトや高度な設計に必要な機能を提供することができ、多くの企業や大学で利用されるようになりました。 さらに、HPは1983年に、マイクロプロセッサの開発に必要なソフトウェア開発ツールの一つである「HP-UX」を発表しました。これは、Unixオペレーティングシステムを基にしたもので、高い汎用性と信頼性を持ち、多くの開発者に愛用されました。 しかし、1990年代に入ると、競合他社の台頭や、PCの普及によって、HPのマイクロプロセッサ開発システムの市場シェアは低下していきます。2000年代に入ると、HPはマイクロプロセッサ開発システムから撤退し、他の事業に注力することになりました。 しかしながら、HP 64000は、その後もマイクロプロセッサの歴史において重要な役割を果たし続けました。多くの開発者たちによって利用され、次世代のマイクロプロセッサの開発に貢献しました。 また、HP 64000の成功は、今日のコンピューター産業において、マイクロプロセッサ開発に携わる人々にとっての貴重な経験となりました。このシステムに触れたことがある人々は、その後も自らの開発に役立てることができたのです。 今日、マイクロプロセッサの開発は、さらなる高度化と多様化が進んでいます。新しいテクノロジーの登場により、これまでにない高性能なマイクロプロセッサが生み出されています。しかし、その基盤となる開発環境は、HP 64000から始まった歴史があります。 === MIPS === マイクロプロセッサは、現代のデジタルテクノロジーにとって不可欠な役割を果たしています。特に、MIPS/MIPS64は高性能コンピューターや組み込みシステムの分野で重要な役割を果たしてきました。ここでは、MIPS/MIPS64の歴史について紹介し、その重要性について考察してみましょう。 MIPS/MIPS64の歴史 MIPS (Microprocessor without Interlocked Pipeline Stages)は、1980年代初頭にスタンフォード大学で開発されたRISC (Reduced Instruction Set Computing)アーキテクチャのマイクロプロセッサです。MIPSは、命令セットの簡素化とパイプライン処理の最適化によって高速な処理を実現し、組み込みシステムや高性能コンピューターの分野で広く利用されるようになりました。 * 1990年代には、MIPSの処理能力を向上させたMIPS64アーキテクチャが登場し、高性能コンピューターやサーバーなどの分野で使用されるようになりました。MIPS64は、64ビットのアドレッシングをサポートし、大規模なメモリーアドレス空間を扱えるようになりました。また、MIPS64は、高速なデータ処理を実現するためにSIMD (Single Instruction Multiple Data)命令セットを導入し、グラフィックス処理やデータベース処理などのアプリケーションで高いパフォーマンスを発揮しました。 MIPS/MIPS64の重要性 MIPS/MIPS64は、高性能コンピューターの分野で特に重要な役割を果たしています。多くのスーパーコンピューターやサーバーに採用され、高速なデータ処理や計算処理を実現しています。また、組み込みシステムの分野でも、MIPS/MIPS64は広く採用されています。家電製品や車載システム、ネットワーク機器など、様々な分野で利用されています。 MIPS/MIPS64のアーキテクチャは、RISCアーキテクチャの基本思想を受け継いでおり、命令セットが簡潔で効率的なため、高速な処理が可能です。また、MIPS/MIPS64は、オープンアーキテクチャであるため、多くのハードウェアメーカーやソフトウェア開発者によってサポートされています。このため、MIPS/MIPS64を採用したシステムは、フレキシブルで拡張性が高く、コストパフォーマンスに優れていると言えます。 さらに、MIPS/MIPS64は、エネルギー効率にも優れています。命令セットが簡潔であるため、実行に必要な回路が少なく、電力消費が少なくて済むためです。そのため、モバイルデバイスやIoT機器など、バッテリー駆動のシステムでも広く利用されています。 最近では、MIPSアーキテクチャを持つ企業が数多くあります。例えば、中国の電子機器メーカーであるLoongson Technology Corporationは、MIPSアーキテクチャを採用して自社製品を開発しています。また、シンガポールのAI企業であるHailoは、MIPS64アーキテクチャを採用したエッジAIプロセッサーを開発しています。これらの企業は、MIPS/MIPS64の優れた性能とエネルギー効率に着目して、次世代の技術を開発していると言えます。 結論として、MIPS/MIPS64は、高性能な処理能力とエネルギー効率に優れたアーキテクチャであり、現代のデジタルテクノロジーに不可欠な存在です。さまざまな分野で広く採用され、多くの企業がMIPS/MIPS64を採用した製品を開発しています。今後も、MIPS/MIPS64の進化と発展が期待されます。 === 龍芯 === マイクロプロセッサとは、コンピューターにおいて中央処理装置 (CPU) の機能を実現する集積回路のことです。今回は、中国のローカルなマイクロプロセッサメーカーである龍芯 (Loongson) の年表を取り上げ、その歴史や発展について紹介します。 龍芯 (Loongson) は、中国の国家重点高技術企業である中国電子技術集団 (CETC) の一部門であり、2002年に創立されました。当初は MIPS アーキテクチャをベースにしたプロセッサーを開発していましたが、現在は RISC-V アーキテクチャを採用しています。 以下は、龍芯の主なマイルストーンを振り返るマイクロプロセッサ年表です。 * 2002年 龍芯技術有限公司が設立される * 2004年 Loongson-1A プロセッサをリリース * 2005年 中央政府が「龍芯計画」を発表し、ローカルなマイクロプロセッサ産業の発展を支援することを表明 * 2006年 Loongson-2E プロセッサをリリース * 2007年 Loongson-2F プロセッサをリリース * 2008年 Loongson-3 プロセッサをリリース Lenovo が Loongson-2F プロセッサを搭載したノートパソコンを発表 * 2010年 Loongson-3A プロセッサをリリース * 2011年 Loongson-3B プロセッサをリリース Dawning Information Industry が Loongson-3B プロセッサを搭載したスパコンを発表 * 2012年 Loongson-3C プロセッサをリリース * 2013年 Loongson-3H プロセッサをリリース Loongson Technology Europe が設立され、欧州市場でのビジネスを開始 * 2014年 Loongson-3B2000 プロセッサをリリース * 2015年 Loongson-3A4000 プロセッサをリリース * 2016年 Loongson-3B3000 プロセッサをリリース 中国科学院が Loongson-3B プロセッサを搭載したスパコンを発表 * 2017年 Loongson-3B4000 プロセッサをリリース * 2018年 Loongson-3A5000 プロセッサをリリース * 2019年 Loongson-3A5000 プロセッサを搭載したノートパソコンが発売される * 2020年 Loongson-3A5000 プロセッサを搭載したノートパソコンが改良され、より高い性能を提供するようになる * 2021年 龍芯は、LoongArch アーキテクチャの最初のバージョンである LoongArch1 を発表し、RISC-V アーキテクチャに移行することを宣言 以上が、龍芯の主なマイルストーンとなります。龍芯は、ローカルなマイクロプロセッサメーカーとして、中国のIT産業において重要な役割を果たしています。今後も、高性能で低価格なプロセッサーの開発に注力し、中国のIT産業の発展を支援することが期待されます。 === RISC-V === マイクロプロセッサ技術は、現代のあらゆる電子機器に不可欠な要素です。そして、RISC-Vと呼ばれるオープンソースアーキテクチャの進化は、この分野に革新をもたらしています。以下では、RISC-Vアーキテクチャの歴史と進化について年表で振り返ります。 * 2010年 - UC BerkeleyでRISC-Vプロジェクトが始動 UC Berkeleyのデビッド・パターソン氏とKrste Asanović氏によって、オープンソースのハードウェアおよびソフトウェアプロジェクトであるRISC-Vが開発されました。RISC-Vは、標準化された命令セットアーキテクチャ(ISA)を提供し、パターソン氏が開発したRISCアーキテクチャの原則に基づいています。 * 2014年 - SiFiveが設立される SiFiveは、RISC-Vアーキテクチャの普及に注力する企業として設立されました。同社は、オープンソースのRISC-Vコアを使ったプロセッサの開発や、サポートを提供しています。 * 2015年 - RISC-Vファウンデーションが設立される RISC-Vファウンデーションは、オープンソースのRISC-Vアーキテクチャの開発や普及を目的として設立されました。同ファウンデーションには、ソフトウェアやハードウェアの企業が参加しており、RISC-Vアーキテクチャの普及に向けた様々な活動を展開しています。 * 2016年 - GoogleがRISC-Vプロジェクトに参加 Googleは、RISC-Vプロジェクトに参加し、オープンソースのRISC-Vプロセッサの開発に注力しています。同社は、RISC-Vを使ったAIチップの開発や、サーバー向けのプロセッサの開発などを進めています。 * 2017年 - NVIDIAがRISC-Vプロジェクトに参加 NVIDIAは、RISC-Vプロジェクトに参加し、オープンソースのRISC-Vコアを使ったプロセッサの開発に注力しています。同社は、エッジデバイス向けのプロセッサの開発などを進めています。 * 2018年 - Western DigitalがRISC-Vを採用 Western Digitalは、ストレージデバイス向けのRISC-Vプロセッサを採用し、同社の製品に組み込むことを発表しました。同社は、高性能かつ低消費電力なプロセッサが必要なストレージ市場で、RISC-Vを採用することで競争力を高めています。 * 2019年 - AmazonがRISC-Vプロジェクトに参加 Amazonは、RISC-Vプロジェクトに参加し、同社のAWSクラウド向けにRISC-Vプロセッサを開発することを発表しました。同社は、カスタマイズされたプロセッサによってクラウドのパフォーマンスを向上させることを目指しています。 * 2020年 - AppleがRISC-Vを採用 Appleは、自社の製品においてRISC-V技術を採用することを明らかにしました。同社は、RISC-Vを使ったチップを開発し、Appleの製品に組み込むことで、高性能かつ低消費電力な製品を提供することを目指しています。 * 2021年 - RISC-VがIoT市場での採用が進む RISC-Vは、低消費電力で小型なIoTデバイスに適したプロセッサとして注目を集めています。同年、RISC-Vを採用したIoTデバイスの数が急速に増加し、RISC-VアーキテクチャがIoT市場でのプロセッサの標準になる可能性が高まっています。 RISC-Vは、オープンソースであるため、多くの企業や開発者が参加し、進化を続けています。今後も、RISC-Vアーキテクチャは様々な分野での革新をもたらし、マイクロプロセッサ技術の発展に寄与することが期待されます。 === Zilog === * 1970年代から1980年代にかけて、マイクロプロセッサ技術の進歩は驚異的でした。その中でも、Zilog社の創設者であるフェデリコ・ファギンが開発した「Z80」は、特にコンピューター産業において大きな影響を与えました。この記事では、Zilog社がリリースしたマイクロプロセッサの歴史を辿り、その重要性について考察してみたいと思います。 ==== Z80の誕生 ==== * 1976年にリリースされたZ80は、8ビットマイクロプロセッサの中でも最も成功した製品の一つです。当時の市場には、Intelの「8080」やMotorolaの「6800」などの競合製品がありましたが、Z80はその2つを凌駕する性能を発揮しました。Z80は、最大2.5MHzで動作し、64KBのメモリ空間を扱うことができました。 ==== Z80の成功 ==== Z80は、当初はテレビのリモコンや電卓などの小型家電製品に使われることを想定していましたが、後にコンピューター産業においても大きな成功を収めました。Z80を搭載したコンピューターは、当時のビジネス市場において大きな役割を果たし、CP/Mと呼ばれるオペレーティングシステムの標準的な動作環境となりました。また、Z80はアーケードゲーム機にも広く使われ、当時の人々にとって不可欠なエンターテイメントの一つとなりました。 ==== Z80の後継 ==== Z80は、その後も改良が続けられ、Z180やZ280といった後継製品もリリースされました。また、Zilog社はZ80のライセンスを多数の企業に提供することで、広範な市場を獲得することに成功しました。さらに、Zilog社はMCU(マイクロコントローラユニット)にも進出し、現在でも幅広い分野で活躍しています。 ==== まとめ ==== Zilog社がリリースしたZ80は、マイクロプロセッサ技術の歴史において重要な位置を占めています。Z80は、多くの分野において先進的な性能を発揮し、コンピューター産業に大きな影響を与えました。また、Zilog社はZ80の成功を背景に、MCU市場でも活躍するようになりました。今後も、Zilog社が提供する技術が世界を変える可能性があると言えます。 === 日本製プロセッサ === マイクロプロセッサとは、コンピュータの中核となる部品であり、現代のデジタル機器に欠かせないものとなっています。今回は、その中でも日本で製造されたマイクロプロセッサに焦点を当て、マイクロプロセッサの進化を振り返っていきたいと思います。 * 1971年 日本の電気通信大学の石井英一郎教授が、Intel社の4004に着想を得て、初の日本製マイクロプロセッサである「TCM1000」を開発。しかし、市場には浸透しなかった。 * 1978年 松下電器産業(現・パナソニック)が、4ビットマイクロプロセッサ「MN1610」を開発。主に家電製品の制御に使われた。 * 1982年 日立製作所が16ビットマイクロプロセッサ「HD64180」を開発。当時は日本製の16ビットマイクロプロセッサは存在せず、大きな注目を集めた。 * 1985年 日本電気(NEC)が16ビットマイクロプロセッサ「V30」を開発。Intel社の「8086」互換品であり、IBMのPC/AT互換機向けに採用された。 * 1987年 富士通が32ビットマイクロプロセッサ「MB86900」を開発。UNIXサーバやワークステーションで使われた。 * 1990年 日立製作所が32ビットマイクロプロセッサ「SH-1」を開発。ハードウェア浮動小数点演算器を搭載し、デジタルカメラや携帯電話などに広く使われた。 * 1993年 ルネサスエレクトロニクス(旧・日本電気半導体)が、32ビットマイクロプロセッサ「V850」を開発。自動車制御システムなどに広く使われている。 * 2002年 富士通と東芝が共同開発した64ビットマイクロプロセッサ「SPARC64 V」が、UNIXサーバやスーパーコンピュータなどに採用された。 以上が、日本製マイクロプロセッサの主な年表です。日本製のマイクロプロセッサは、それぞれの特徴を活かして多様な用途で利用されてきました。その中でも特筆すべきは、自動車制御システムやデジタルカメラ、携帯電話といった小型機器に使われてきたことです。これらの機器には、省電力や高速処理といった要素が求められます。日本製のマイクロプロセッサは、それぞれの分野で高い評価を得ています。 また、日本のマイクロプロセッサメーカーは、競争力を維持するために、新しい技術の開発に注力しています。例えば、ルネサスエレクトロニクスは、自動車用の高速通信技術「CAN-FD」に対応したマイクロプロセッサを開発しています。また、東芝は、省電力技術「SpursEngine」を搭載したマイクロプロセッサを開発しています。 日本のマイクロプロセッサメーカーは、今後も世界に通用する技術を開発し、国内外の様々な分野で活躍することが期待されます。 === i432/i860/i960/Itanium === マイクロプロセッサは、現代の電子機器のバックボーンを形成する重要なコンポーネントです。i432、i860、i960マイクロプロセッサは、今日の高性能プロセッサの発展を拓いた革命的なチップです。 i432は、インテルが開発した初の32ビットプロセッサであり、1978年に発売されました。i432は、命令セットアーキテクチャ(ISA)の設計が複雑で、性能が低いことが問題でした。そのため、i432は商業的に成功することはありませんでした。 i860は、1989年にリリースされたRISC(Reduced Instruction Set Computing)マイクロプロセッサでした。i860は、グラフィックスや信号処理などの高度なアプリケーション向けに設計されており、多数のプロセッサを搭載したシステムに使用されました。 i960は、i860の後継として1990年にリリースされました。i960は、高性能なマルチタスク処理能力を備え、グラフィックスや信号処理などのアプリケーションに最適でした。i960は、さまざまな分野で使用され、特にネットワーク機器や組み込みシステムに適していました。 しかし、Intelのi960シリーズは、競合他社の製品と比較して高価であるという問題があり、成功しなかったと考えられています。 Intelは、2001年にItaniumプロセッサをリリースしました。Itaniumは、Intelの64ビットプロセッサであり、高性能で信頼性の高いサーバー向けに設計されていました。Itaniumは、複数のコアを搭載し、高度な並列処理能力を持ち、高度なメモリアーキテクチャを備えていました。 Itaniumは、最初は高い期待が寄せられていましたが、ソフトウェアの互換性の問題があり、市場に浸透することはできませんでした。競合するx86アーキテクチャに比べて高価であり、Itaniumに最適化されたソフトウェアが不足していたことが主な要因とされています。 以上のように、i432、i860、i960、Itaniumは、それぞれの時代において革新的なマイクロプロセッサであったものの、いくつかの問題により商業的に成功することができませんでした。しかし、これらのプロセッサは、現代のプロセッサの進化を支える技術の基盤となり、コンピュータ科学の発展に大きな影響を与えたと言えます。 ==プロセッサの分類と種類 == プロセッサは、コンピューターシステムの中心的な役割を果たす部分であり、演算処理やデータ処理を担当しています。プロセッサの種類や性能は、コンピューターシステムの性能や機能性に大きな影響を与えます。 === RISCプロセッサとCISCプロセッサ === RISCプロセッサーとCISCプロセッサーは、コンピュータープロセッサーのアーキテクチャの設計方法論を表す用語で、プロセッサーが実行する命令の種類や機能、およびプロセッサー内部でこれらの命令を処理する方法に関する違いに基づいています。 CISCプロセッサーは、多様な命令セットを持つことが特徴で、メモリアクセス、条件分岐、算術演算、およびその他の機能を含みます。CISCプロセッサーは、高度な機能を実現するために多様な命令を持っており、複雑な計算や処理が必要な場合には高速に処理を行うことができますが、命令セットの複雑さと高度な機能により、プロセッサーの設計と製造に大きなコストがかかる可能性があります。 一方、RISCプロセッサーは、単純な命令セットを持つことが特徴で、基本的な算術演算、ビット演算、ロード/ストア操作、および条件分岐を含みます。RISCプロセッサーは、各命令が実行される際に単一のサイクルしか必要としない場合がほとんどで、命令セットが比較的簡素であるため、プロセッサーの設計と製造に低いコストがかかる可能性があります。 CISCとRISCの違いに関する議論は、プロセッサー設計の分野で長年続いています。エンジニアの中には、RISCのアプローチがシンプルであり、効率的なプロセッサーを設計することができると主張する人もいますが、CISCのアプローチが多様な機能をサポートするために必要であり、高度なプロセッサーを設計することができると主張する人もいます。 最近のプロセッサでは、CISCとRISCの特徴を組み合わせたハイブリッドアーキテクチャが採用されることがあります。これにより、高度な機能を実現しつつ、高速で効率的な処理が可能になります。ただし、ハイブリッドアーキテクチャは複雑なため、設計や開発に時間がかかる可能性があります === VLIWプロセッサ === VLIW(Very Long Instruction Word)は、複数の命令を1つの長い命令ワードにまとめて同時に実行できるコンピューターアーキテクチャです。これにより、複数の命令を同時に処理することで、プロセッサの性能を向上させることができます。 VLIWプロセッサは、複数の命令を同時に実行することができるため、パイプライン処理が容易になります。そして、命令をパイプライン処理するための仕組みを持っているため、命令を高速かつ効率的に処理することができます。 ただし、VLIWプロセッサは、命令を1つの長いワードにパックするため、同時に実行できる命令の数が制限されます。また、命令を最適にパックする必要があるため、プログラマーに制約があります。さらに、プロセッサごとに最適な命令のパック方法が異なるため、プログラマーはプロセッサごとに最適な命令のパック方法を探す必要があります。 VLIWプロセッサは、一般的に組み込みシステムやグラフィックス処理などの特定のアプリケーションに使用されます。これらのアプリケーションでは、高速な処理が必要であり、VLIWプロセッサが優れた性能を発揮することがあります。 VLIWアーキテクチャの開発者は、命令セットアーキテクチャ(ISA)の設計者と協力する必要があります。ISAの設計者は、プログラマーが最適な命令のパック方法を探すための情報を提供する必要があります。また、ISAの設計者は、VLIWアーキテクチャに最適な命令セットを設計することが求められます。 === マルチプロセッサシステムの概要 === マルチプロセッサシステムとは、複数のCPU(中央処理装置)を持つコンピュータシステムのことです。単一のCPUを持つシステムよりも高い処理能力と信頼性を実現できます。主な特徴は以下の通りです。 ; 並列処理 : マルチプロセッサシステムでは、複数のCPUが並列に動作するため、単一CPUシステムよりも高速な処理が可能です。ソフトウェアを適切に並列化することで、処理速度が飛躍的に向上します。 ; 負荷分散 : 複数のCPUに処理を分散させることで、システム全体の負荷を分散できます。ピーク時の負荷に対しても、適切に対応することができます。 ; 冗長性 : 複数のCPUを持つため、万一1つのCPUが故障しても、他のCPUで処理を継続できます。これにより、システムの信頼性が高まります。 ; 拡張性 : 必要に応じてCPUを追加するだけで、システムの処理能力を向上させることができます。 マルチプロセッサシステムは、大規模なデータセンターサーバーや高性能コンピューティング(HPC)システムなど、高い計算能力が求められる分野で広く利用されています。ただし、マルチプロセッサ環境での並列プログラミングは複雑になる傾向があり、適切な手法が必要となります。 === マルチコアプロセッサシステムの概要 === マルチコアプロセッサとは、1つのCPUチップ上に複数のプロセッサコアを集積した設計のCPUのことです。主な特徴は以下の通りです。 ; 並列処理能力 : 1つのCPUチップ上に複数のプロセッサコアが搭載されているため、並列処理能力が高くなります。各コアが独立してタスクを実行できるので、単一コアCPUよりも高速な処理が可能です。 ; 電力効率 単一コアCPUと比べて、同じ性能を実現するのに低い電力消費量で済みます。コア数を増やすことで、高クロック周波数にする必要がなくなるためです。 ; 小型化・低コスト化 : 1つのCPUチップに複数のコアを集積できるため、小型化とコストダウンが可能になります。 ; 拡張性 : コア数を増やすことで、CPUの処理能力を容易に拡張できます。 マルチコアプロセッサは、デスクトップPC、ノートPC、サーバー、モバイル機器などあらゆる分野で広く採用されています。しかし、単一コアCPUと比べてソフトウェアの並列化が必要になるため、プログラミングが複雑化する側面があります。 マルチコアCPUの性能を最大限に活かすには、マルチスレッドプログラミングなどの並列処理技術が重要になります。OSやコンパイラ、ミドルウェアなどのシステムソフトウェアの進化も欠かせません。 == コンピューターセキュリティ == コンピューターセキュリティは、コンピューターシステムやネットワーク、データを保護し、不正アクセスや損傷、情報漏洩などの脅威から守ることを目的としています。近年、サイバー攻撃の高度化や新たな脅威の出現により、セキュリティ対策の重要性がますます高まっています。 === コンピューターセキュリティの脅威と対策 === コンピューターセキュリティの主な脅威には、以下のようなものがあります。 ; マルウェア : コンピューターウイルス、ワーム、トロイの木馬などの悪意あるソフトウェア ; 不正アクセス : 認証を回避して不正にシステムやデータにアクセスする行為 ; サービス妨害 (DoS) 攻撃 : 大量のデータを送り付けてシステムを過負荷状態に陥れる攻撃 ; データ漏洩 : 機密データが意図せず外部に漏れる事態 これらの脅威に対して、以下のような対策が講じられます。 ; ソフトウェアの最新化 : OSやアプリケーションのセキュリティアップデートを適用 ; マルウェア対策ソフト : ウイルス対策ソフトやファイアウォールの導入 ; アクセス制御と認証強化 : 適切な権限管理と強力な認証方式の採用 ; 暗号化 : 機密データの暗号化による保護 ; ログ監視 : 不審な活動を検知するためのログ監視 ; セキュリティ教育 : 従業員に対するセキュリティ意識向上の教育 === アクセス制御と暗号化技術 === '''アクセス制御'''とは、システムやデータへのアクセスを適切に管理・制御する仕組みです。代表的な方式には以下のようなものがあります。 ; ロールベースアクセス制御 (RBAC) : ユーザーの役割に基づいてアクセス権限を設定する方式 ; 強力な認証方式 : 複合認証 (パスワードと生体認証の組み合わせなど) による本人確認の強化 '''暗号化技術'''は、データを特殊なアルゴリズムで変換して機密性と整合性を確保する技術です。主な暗号化方式は以下のとおりです。 ; 共通鍵暗号方式 : 同一の鍵を使って暗号化・復号を行う (AES、DESなど) ; 公開鍵暗号方式 : 暗号化と復号で異なる鍵を使う方式 (RSA、楕円曲線暗号など) ; ハッシュ関数 : 元のデータから短い固定長のデータ (ハッシュ値) を生成する一方向関数 これらの技術は、データの機密性と整合性を守るために広く利用されています。 === ネットワークセキュリティと脆弱性対策 === '''ネットワークセキュリティ''' は、ネットワーク接続をさまざまな脅威から守ることを目的としています。主な対策技術には以下のようなものがあります。 ; ファイアウォール : ネットワーク境界でパケットを監視・フィルタリングする ; VPN (仮想プライベートネットワーク) : 公開ネットワーク上に仮想の専用ネットワークを構築 ; IDS/IPS : 不正な通信を検知し、必要に応じて遮断する ; DLP (データ漏洩防止) : 機密データの持ち出しを防止する 一方、新たな脆弱性が発見されるたびに '''脆弱性対策''' が重要となります。主な対策には以下のようなものがあります。 ; ソフトウェアの更新 : ベンダーから提供されるセキュリティアップデートを適用 ; 脆弱性スキャン : 脆弱性検査ツールを用いてシステムの脆弱性をスキャン ; ペネトレーションテスト : 実際に攻撃を試みて脆弱性を特定する このように、さまざまな脅威に対してレイヤーを重ねた多層防御が求められます。また、セキュリティは常に進化する必要があり、継続的な対策が重要となります。 === コンプライアンス === コンピューターセキュリティにおいて、コンプライアンス(法令順守)は非常に重要な要素です。企業や組織は、関連する法令や規制、業界の標準などを遵守しなければなりません。一方で、コンプライアンスを達成する過程において、プライバシーの侵害などの人権問題が生じる可能性もあります。 ; コンプライアンスの主な側面 :; データ保護法令の順守: 個人情報保護法、GDPRなどの法令を順守したデータ管理 :; 業界固有の規制への準拠: 金融、医療など特定分野における規制への適合 :; セキュリティ基準の維持: ISO27001、NIST等の標準に基づくセキュリティ管理 ; コンプライアンスを実現する手段 : ポリシーおよび手順の文書化と従業員教育 : システム監査ログの保持と分析 : 定期的な脆弱性評価と是正対応 一方で、過剰な監視や抜き打ち監査は、'''プライバシー権の侵害'''になる可能性があります。このため、合法性と適切性を考慮しつつ、従業員のプライバシーを不当に侵害しないよう配慮する必要があります。 企業は法令順守とプライバシー保護のバランスを取る必要があり、双方の要請を満たすガバナンスが求められます。抜き打ち監査などの措置を講じる場合は、あらかじめルールを明確化し、必要最小限の範囲に限定するなど、人権への配慮が重要になります。 == コンピューターアーキテクチャーの応用 == コンピューターアーキテクチャーは、コンピューターシステムの設計や構造を決定する根幹技術です。様々な分野で広く応用されており、アーキテクチャーの進化によって新しい可能性が切り拓かれています。 === 様々な応用分野でのコンピューターアーキテクチャーの活用例 === ; 科学技術計算 : 気象予測、構造解析、分子シミュレーションなどの大規模計算 : 演算性能、メモリバンド幅、並列処理性能が重要 ; 人工知能 (AI) / 機械学習 : ディープラーニングなどの大規模データ処理 : GPU、専用AIチップの活用によるハイパフォーマンス化 ; マルチメディア処理 : 高解像度映像や3D CGの処理 : 並列処理能力と大容量メモリが必須 ; データベースシステム : 大規模データの高速検索と処理 : メモリアクセス性能とストレージI/Oが重要 このように、要求されるアーキテクチャーは分野によって異なり、用途に合わせた最適化が求められます。 === ハイパフォーマンスコンピューティングと量子コンピューティング === '''ハイパフォーマンスコンピューティング (HPC)''' は、大規模で計算集約型のタスクを高速に処理することを目的とします。HPCで重視される主なアーキテクチャー要素は以下の通りです。 : 高度に並列化された多コアCPUやGPU、専用アクセラレーターの活用 : 高バンド幅・低レイテンシのメモリサブシステム : 高スループット・低レイテンシのインターコネクト技術 一方、'''量子コンピューティング'''は、量子力学の原理を用いた革新的なコンピューティングパラダイムです。量子ビットを使った並列処理によって、従来の計算モデルを超えた能力が期待されています。 : 量子ビットの製造・制御・測定技術 : 量子エラー訂正によるノイズ耐性の実現 : 量子アルゴリズムの開発と最適化 量子コンピューターの実用化に向けて、ハードウェアとソフトウェアの両面から活発な研究開発が行われています。 {{See also|量子コンピューティング}} === IoT(Internet of Things)やエッジコンピューティングの技術動向 === '''IoT (モノのインターネット)''' は、様々な"モノ"がインターネットにつながり、データをやり取りすることを指します。センサーデバイスから大量のデータが発生するため、データの収集・処理にはエッジ側での分散アーキテクチャーが必要とされます。 : 省電力・低コストなエッジデバイス向けプロセッサー : エッジ側での軽量AIによるデータ処理 : エッジデバイスからクラウドへの効率的なデータ転送 '''エッジコンピューティング''' とは、データをクラウドに送る前にエッジ側で前処理を行う分散型アーキテクチャーです。エッジ側で機械学習やデータ加工を行うことで、クラウドの負荷を軽減することができます。 : 小型・低消費電力のエッジデバイス向けGPU/AIチップ : エッジ上でのデータの暗号化やデータ圧縮機能 : エッジとクラウドとの柔軟な負荷分散制御 このようにIoTシステムやエッジコンピューティングでは、省電力性と分散処理能力を兼ね備えた革新的なデバイスアーキテクチャーが求められています。 {{See also|IoT|エッジコンピューティング}} == おわりに == === コンピューターアーキテクチャーの将来について === コンピューターアーキテクチャーは、テクノロジーの進化に伴って常に変遷を遂げてきました。今後も新たな要求や課題に対応するため、アーキテクチャーは進化し続けることでしょう。 ==== ハードウェアの微細化の限界 ==== 半導体の微細化による集積度向上には物理的な限界があり、単一のプロセッサーでのパフォーマンス向上に限界が見えてきています。この課題を克服するため、以下のような取り組みが行われています。 * 特化した専用チップ(ASIC、FPGA)の活用 * チップ実装技術の革新(3D積層、光インターコネクトなど) * 量子コンピューターの実用化に向けた研究開発 ==== ソフトウェアの複雑化への対応 ==== AIやビッグデータなど、ソフトウェアが高度化・複雑化する中で、単一のアーキテクチャーでは要求を満たせなくなってきています。この課題に対しては以下が検討されています。 * ドメイン特化アーキテクチャー(DPA)の採用によるソフトウェア最適化 * マルチアーキテクチャー/ヘテロジニアスコンピューティングの活用 * オープンなハードウェア設計による柔軟性向上 将来のコンピューターアーキテクチャーは、可用性、性能、電力効率、コストなどを総合的に最適化したものになると考えられます。単一の万能なアーキテクチャーではなく、用途に応じた特化と分散が鍵となりそうです。 === まとめ === 本書では、コンピューターアーキテクチャーの基本概念から応用分野までを幅広く解説してきました。コンピューターの心臓部であるCPUをはじめ、メモリ、ストレージ、インターコネクトなどの構成要素について、その役割と動作原理を学びました。 さらに、パフォーマンス、電力効率、コストなどの観点からアーキテクチャーを評価・設計する手法を習得しました。また、コンピューターセキュリティやコンプライアンスの重要性についても理解を深めました。 最後に、ハイパフォーマンスコンピューティング、IoT/エッジコンピューティング、量子コンピューティングなど、様々な応用分野におけるアーキテクチャーの活用例を紹介しました。そして、将来のアーキテクチャー展望として、ハードウェア・ソフトウェアの課題と対応策について言及しました。 コンピューターアーキテクチャーは、コンピューターシステムを構築する上で不可欠な基盤技術です。この分野への理解を深めることで、パフォーマンス、省電力、コストなど様々な要求を満たすシステム設計が可能となります。本書が読者の皆様のスキルアップとソリューション検討の一助となれば幸いです。 [[Category:コンピュータ|あきてくちや]] a6yhpbeciw2s9gihy8ngwtfx3sy4sd1 263347 263346 2024-11-11T22:19:34Z Ef3 694 /* マイクアーキテクチャー */ 校閲と推敲 263347 wikitext text/x-wiki 提供されたWikitextを校閲・推敲・ファクトチェックし、以下のように改善しました: == はじめに == <!--コンピューターアーキテクチャーの教科書の「はじめに」の章--> コンピューターアーキテクチャーは、コンピューターの基礎的な仕組みと設計原理に関する学問分野です。 この分野では、コンピューターの構成要素、データ表現、命令セットアーキテクチャー(ISA)、マイクロアーキテクチャー、パイプライン処理、メモリー階層、入出力システム、並列処理、およびマルチプロセッシングに関するトピックを扱います。 本書は、コンピューターアーキテクチャーの基礎から応用までを体系的に解説し、実践的な知識を提供します。また、最新の技術動向や設計トレードオフについても詳しく説明します。 === コンピューターアーキテクチャーとは === コンピューターアーキテクチャーは、コンピューターシステムの構造と動作原理を定義する分野です。具体的には、以下の要素を包含します: * プロセッサーアーキテクチャー * メモリーシステム * 入出力アーキテクチャー * インターコネクト これらの要素は、以下の設計目標に基づいて最適化されます: * 性能(処理速度、レイテンシー、スループット) * 電力効率 * 信頼性 * セキュリティ * コスト === 学習目標 === 本書を通じて、読者は以下の知識・スキルを習得することができます: * コンピューターシステムの基本構成要素の理解 * 命令セットアーキテクチャーの設計原理 * プロセッサーの動作原理とパイプライン処理 * メモリーシステムの階層構造と最適化手法 * 並列処理とマルチコアアーキテクチャー * 性能評価手法 == コンピューターシステムの基礎 == コンピューターシステムは、ハードウェア、ソフトウェア、およびそれらを結ぶインターフェースから構成される情報処理システムです。 === コンピューターシステムの構成要素 === 主な構成要素は以下の通りです: ;ハードウェア :物理的な機器や部品 :* 中央処理装置(CPU) :* メインメモリー :* 二次記憶装置 :* 入出力装置 :* システムバス ;ソフトウェア :プログラムとデータの総称 :* オペレーティングシステム :* システムソフトウェア :* アプリケーションソフトウェア === ハードウェアとソフトウェアの関係 === ハードウェアとソフトウェアは階層的に構成され、以下の特徴があります: * ソフトウェアはハードウェア上で動作する抽象化層を提供 * オペレーティングシステムがハードウェア資源を管理 * アプリケーションはOSを介してハードウェアにアクセス === コンピューターシステムの性能指標 === ;実行時間 :プログラムの開始から終了までに要する時間 ;スループット :単位時間あたりの処理量 ;クロック周波数 :プロセッサーの動作周波数(単位: Hz) ;CPI(Cycles Per Instruction) :命令あたりの平均クロックサイクル数 ;IPC(Instructions Per Cycle) :クロックサイクルあたりの平均命令実行数 :CPIの逆数だが、現代のプロセッサーでは並列実行により1を超えることがある ;MIPS(Million Instructions Per Second) :1秒あたりの実行命令数(百万単位) :異なるISA間での比較には適さない ;FLOPS(Floating-point Operations Per Second) :1秒あたりの浮動小数点演算数 :科学技術計算の性能指標として使用 ;メモリー帯域幅 :メモリーとプロセッサー間のデータ転送速度(bytes/sec) == 命令セットアーキテクチャー == 命令セットアーキテクチャー(ISA)は、プロセッサーが理解し実行できる機械語命令の仕様を定義します。ISAは、アプリケーションプログラミングインターフェース(API)として機能し、ハードウェアとソフトウェアの境界を形成します。 === 命令セットの概要 === 命令セットは、プロセッサーが実行可能な命令の完全な集合です。主なISAファミリーには以下があります: ;CISC(Complex Instruction Set Computing) :AMD64やx86など、複雑な命令を多数持つアーキテクチャー :メモリ操作を含む豊富な命令セット :可変長命令フォーマット ;RISC(Reduced Instruction Set Computing) :ARM、RISC-V、PowerPCなど、単純な命令を基本とするアーキテクチャー :ロード/ストアアーキテクチャー :固定長命令フォーマット === AMD64命令の種類とフォーマット === AMD64アーキテクチャーは、x86アーキテクチャーの64ビット拡張です。主な命令カテゴリーは以下の通りです: ;データ転送命令 :<code>mov</code>、<code>push</code>、<code>pop</code>、<code>xchg</code>など :例(AT&T構文): :<syntaxhighlight lang=asm> movq $0x1234, %rax # 即値をRAXに格納 movq %rax, %rbx # RAXの値をRBXに転送 pushq %rax # RAXの値をスタックにプッシュ </syntaxhighlight> ;算術演算命令 :<code>add</code>、<code>sub</code>、<code>mul</code>、<code>div</code>、<code>inc</code>、<code>dec</code>など :例: :<syntaxhighlight lang=asm> addq $1, %rax # RAXに1を加算 subq %rbx, %rax # RAXからRBXを減算 imulq $4, %rax # RAXを4倍 </syntaxhighlight> ;論理演算命令 :<code>and</code>、<code>or</code>、<code>xor</code>、<code>not</code>など :例: :<syntaxhighlight lang=asm> andq $0xf, %rax # RAXと0xfのAND演算 xorq %rax, %rax # RAXをゼロクリア(自身とのXOR) </syntaxhighlight> ;制御転送命令 :<code>jmp</code>、<code>je</code>、<code>jne</code>、<code>call</code>、<code>ret</code>など :例: :<syntaxhighlight lang=asm> cmpq $0, %rax # RAXと0を比較 je .L1 # ゼロの場合、L1にジャンプ call printf # printf関数を呼び出し </syntaxhighlight> === 命令のエンコーディング === AMD64の命令は可変長フォーマットを採用し、1〜15バイトの範囲です。基本的な構造: * プリフィックス(オプション):REX、オペランドサイズ、アドレスサイズなど * オペコード:1〜3バイト * ModR/M(必要な場合):オペランドの指定 * SIB(必要な場合):スケール-インデックス-ベースアドレッシング * ディスプレースメント(必要な場合) * 即値(必要な場合) 例: :<syntaxhighlight lang=asm> movq $0x1234, %rax </syntaxhighlight> のエンコーディング: :<syntaxhighlight lang=text> 48 c7 c0 34 12 00 00 </syntaxhighlight> * 48: REXプリフィックス(64ビット操作) * c7: MOV即値のオペコード * c0: ModR/M(レジスタRAX直接) * 34 12 00 00: 32ビット即値 === 命令の実行サイクル === 現代のプロセッサーは、以下の基本的な実行ステージを持ちます: # 命令フェッチ(IF) # 命令デコード(ID) # 実行(EX) # メモリアクセス(MEM) # レジスタ書き戻し(WB) これらのステージは、パイプライン処理により並列実行されます。AMD64プロセッサーは、アウトオブオーダー実行や投機的実行などの高度な最適化技術も採用しています。 より具体的な事例や実装を含めて書き直しました: == マイクロアーキテクチャー == マイクロアーキテクチャーは、プロセッサーの命令セットアーキテクチャー(ISA)を実際のハードウェアとして実装するための設計手法です。例えばx86-64 ISAは、IntelのSkyLakeやAMDのZenなど、異なるマイクロアーキテクチャーによって実現されています。 === 基本構成と実装 === 現代のマイクロアーキテクチャーは、命令フェッチ、デコード、実行、メモリアクセス、ライトバックの5段階のパイプラインを基本としています。例えばIntel Core i7プロセッサーでは、14~19段のパイプラインを採用し、1クロックあたり最大4命令をデコードできます。 命令実行の中核となる実行ユニットには、整数演算器(ALU)、浮動小数点演算器(FPU)、SIMD演算器などが含まれます。最新のプロセッサーでは、AVX-512などの高度なSIMD命令をサポートし、1サイクルあたり最大512ビットのデータを並列処理できます。 === キャッシュ階層と分岐予測 === メモリアクセスの高速化のため、L1(32KB~64KB)、L2(256KB~1MB)、L3(数MB~数十MB)の3階層のキャッシュを実装するのが一般的です。例えばAMD Ryzenプロセッサーは、コアごとに32KBのL1命令キャッシュと32KBのL1データキャッシュ、512KBのL2キャッシュ、さらにCCX(Core Complex)ごとに16MBのL3キャッシュを搭載しています。 分岐予測には、2ビットカウンタによる動的予測や、分岐履歴テーブル(BHT)、分岐ターゲットバッファ(BTB)などの技術が使用されます。最新のプロセッサーでは予測精度が95%を超えており、分岐ミス予測によるパイプラインストールを最小限に抑えています。 === 省電力技術 === 現代のプロセッサーには様々な省電力機能が実装されています。Intel SpeedStepやAMD Cool'n'Quietに代表される動的周波数・電圧制御(DVFS)は、負荷に応じてクロック周波数と供給電圧を0.1GHz単位で細かく調整します。また、未使用のコアやキャッシュの電源をオフにするパワーゲーティングや、アイドル時に深い省電力状態(C6など)に移行する機能も実装されています。 === 最新の傾向 === 近年のマイクロアーキテクチャーでは、ビッグ・リトルアーキテクチャーの採用が進んでいます。例えばIntel AlderLakeは、高性能なPコアと省電力なEコアを組み合わせ、用途に応じて使い分けることで、性能と電力効率の両立を図っています。また、AMDのチップレット設計のように、複数のダイを組み合わせる手法も一般的になりつつあります。 セキュリティ面では、Spectre/Meltdownなどの脆弱性対策として、投機的実行の制御やキャッシュの分離などのハードウェア的な対策が実装されています。これらの対策は若干の性能低下を伴いますが、セキュリティと性能のバランスを取りながら改良が続けられています。 == マイクロコード == マイクロコードは、コンピューターアーキテクチャーにおいて非常に重要な役割を果たす概念の一つです。マイクロコードは、プロセッサが命令を実行するための内部動作を決定するための命令セットであり、低レベルの命令を高レベルの命令に変換するために使用されます。 マイクロコードは、プロセッサのハードウェアとソフトウェアの中間に位置するレベルで動作します。マイクロコードは、プロセッサの各命令の動作を定義する一連のマイクロ命令で構成されます。これらのマイクロ命令は、基本的には、プロセッサ内のレジスターやアルゴリズムなどの要素を制御するための命令です。 マイクロコードは、プロセッサの設計において多くの利点をもたらします。最も重要な利点は、マイクロコードを使用することで、プロセッサの設計を簡略化できることです。プロセッサの設計者は、高レベルの命令を実行するために必要なすべての低レベルの命令を書く必要がなく、代わりにマイクロコードによってこれらの低レベルの命令を実行することができます。 また、マイクロコードは、プロセッサの命令セットを変更するためにも使用できます。これにより、新しい命令セットを簡単に追加することができ、プロセッサの機能を拡張することができます。 しかし、マイクロコードを使用することにはいくつかの欠点もあります。最も重要な欠点は、マイクロコードが命令の実行速度に影響を与える可能性があることです。マイクロコードの処理に時間がかかる場合、プロセッサの性能が低下する可能性があります。そのため、プロセッサの設計者は、マイクロコードを効率的に処理するように設計する必要があります。 {{コラム|水平マイクロコードと垂直マイクロコード|2=マイクロコードとは、コンピュータの中央処理装置(CPU)の制御をするための命令セットのことです。 CPUは、マイクロコードの命令に従って動作するため、マイクロコードはCPUの基本的な動作原理を定める重要な役割を担っています。 マイクロコードには、水平マイクロコードと垂直マイクロコードの2種類があります。 水平マイクロコードは、CPU内部の各機能に対応する命令を持ち、命令の一つ一つがCPU内部の回路に直接アクセスして動作します。 一方、垂直マイクロコードは、各命令をマイクロプログラムの形で記述し、CPUの制御装置がマイクロプログラムを逐次実行することで、各命令を実現します。 水平マイクロコードは、CPU内部の回路に直接アクセスするため、高速な処理が可能ですが、CPUの複雑さや機能の変更には対応しづらいという欠点があります。 一方、垂直マイクロコードは、命令をマイクロプログラムとして記述することで、CPUの機能や制御方法を柔軟に変更できるため、設計の自由度が高く、開発期間も短くできますが、処理速度は水平マイクロコードに比べると低速です。 どちらのマイクロコードを使用するかは、CPUの機能や設計目的によって異なります。現代のCPUでは、水平マイクロコードと垂直マイクロコードを組み合わせて使用することが一般的です。 }} == CPUの構成と動作 == === CPUの構成要素 === CPUは、制御ユニット、演算ユニット、レジスタ、バス、クロックなどの構成要素で構成されます。制御ユニットは、プログラムカウンタから次の命令を取り出して、命令を解読し、演算ユニットに命令を送信する役割を持ちます。演算ユニットは、算術演算や論理演算を実行し、結果をレジスタに保存します。レジスタは、CPU内の一時的な記憶装置であり、データを保持するために使用されます。バスは、CPUと他のコンポーネント(メモリや入出力装置など)の間でデータを転送するために使用されます。クロックは、CPU内の各コンポーネントが同期して動作するために必要なタイミング信号を生成します。 === パイプライン処理とスーパースカラー処理 === CPUの処理速度を向上させるために、パイプライン処理やスーパースカラー処理が使用されます。パイプライン処理は、複数の命令を同時に実行することができるため、CPUの性能を向上させることができます。スーパースカラー処理は、1つの命令を複数の演算ユニットで同時に実行することができるため、より高速な処理を実現することができます。 ==== パイプライン処理 ==== パイプライン処理は、コンピューターアーキテクチャーにおける重要な概念の1つであり、複数の命令を同時に実行することで処理速度を高速化する方法です。パイプライン処理は、命令の実行に必要なステップを複数の段階に分割し、各ステップを同時に実行することによって実現されます。 パイプライン処理には、以下の5つの段階があります。 #取得(Fetch):命令をメモリから取得する。 #デコード(Decode):命令を解読し、実行に必要な情報を取り出す。 #メモリ読み出し(Memory Read):必要に応じて、メモリにアクセスしてデータを読み出す。 #実行(Execute):命令を実行する。 #メモリ書き込み(Memory Write):必要に応じて、メモリにアクセスしてデータを書き込む。 各ステップは、前のステップが完了すると同時に開始されます。つまり、取得ステージが始まると同時に、デコードステージも始まります。これにより、複数の命令が同時に処理されるため、処理速度が向上します。 ただし、パイプライン処理にはいくつかの課題があります。例えば、命令間の依存関係がある場合、次の命令が実行される前に前の命令が完了するまで待たなければならないため、パイプライン処理の効果が減少します。また、分岐命令の場合、どちらの分岐が実行されるかわからないため、パイプライン処理を途中で中断し、処理速度が低下することがあります。 これらの課題を解決するために、パイプライン処理にはいくつかの改善策があります。例えば、アウト・オブ・オーダー実行(Out-of-Order Execution)や分岐予測(Branch Prediction)などがあります。アウト・オブ・オーダー実行は、命令を実行する順序を変更することで依存関係を解決し、分岐予測は、分岐命令の実行先を予測することでパイプライン処理を途中で中断する回数を減らすことができます。 ==== スーパーパイプライン ==== スーパーパイプラインという手法では、最も時間のかかるパイプラインのステージを2つ以上に分割することで、クロック周波数の上限を引き上げることができます。 ただし、ステージ数を無制限に増やすと、分岐が発生した場合のペナルティが増大するため、慎重に考慮する必要があります。また、クロック周波数を上げることで消費電力が増加するため、電力消費にも配慮する必要があります。 ==== スーパースカラー ==== スーパースカラープロセッサーは、シングルプロセッサ内での命令レベル並列性と呼ばれる形式の並列性を実装したCPUです。スカラープロセッサーは、1つのクロックサイクルあたり最大1つの単一の命令しか実行できないのに対し、スーパースカラープロセッサーは、同時に複数の命令をプロセッサ内の異なる実行ユニットに送信することで、1つのクロックサイクル中に複数の命令を実行できます。そのため、与えられたクロックレートで可能な場合よりもスループット(単位時間あたりに実行できる命令数)が高くなります。各実行ユニットは、CPU内の単一の算術論理演算装置のような、別々のプロセッサ(またはマルチコアプロセッサの場合はコア)ではありません。 シングルコアのスーパースカラープロセッサーは、SISDプロセッサー(シングル命令ストリーム、シングルデータストリーム)と分類されますが、短いベクトル演算をサポートするシングルコアのスーパースカラープロセッサーは、SIMD(シングル命令ストリーム、マルチデータストリーム)と分類される可能性があります。マルチコアのスーパースカラープロセッサーは、MIMDプロセッサー(マルチプル命令ストリーム、マルチプルデータストリーム)と分類されます。 スーパースカラーCPUは通常パイプライン処理も行われていますが、スーパースカラー処理とパイプライン処理は異なるパフォーマンス向上技術と考えられています。前者は複数の実行ユニットを使用して複数の命令を並列に実行し、後者は実行ユニットを異なるフェーズに分割して同じ実行ユニットで複数の命令を並列に実行します。 スーパースカラーテクニックは、通常以下の特徴と関連付けられます: * 命令はシーケンシャルな命令ストリームから発行される * CPUが実行時に命令間のデータ依存性を動的にチェックする * CPUは1クロックあたり複数の命令を実行することができる === ハザード === ハザードとは、コンピュータアーキテクチャにおいて、命令実行の順序に関する問題のことを指します。ハザードが発生すると、正しい結果を得るために必要な命令実行の順序が乱れてしまうことがあります。 例えば、ある命令が実行される前に、その命令が必要とするデータがまだ用意されていない場合、ハザードが発生します。この場合、必要なデータが用意されるまで、命令の実行を待たなければならず、実行速度が遅くなる可能性があります。 ハザードを解決するためには、いくつかの方法があります。例えば、命令の実行順序を変更すること、命令の実行に必要なデータを事前に用意すること、命令実行の途中で他の命令を実行することなどがあります。 ハザードの種類には、データハザード、制御ハザード、構造ハザードなどがあります。データハザードは、命令が必要とするデータがまだ用意されていない場合に発生します。制御ハザードは、分岐命令などの制御フローを変更する命令の実行によって発生します。構造ハザードは、複数の命令が同時に実行されることによって、実行ユニットなどのリソースが競合することで発生します。 ハザードが発生すると、プログラムの実行速度が遅くなるため、高速なコンピュータアーキテクチャを設計する場合には、ハザードの解決方法について十分に考慮する必要があります。 === 投機的実行 === 投機実行とは、コンピューターのプロセッサーにおいて、プログラムの命令を事前に実行することで、処理速度を高速化する技術です。 この技術は、次に実行される可能性が高い命令を予測し、その命令の実行を事前に開始します。その際、予測が正しい場合は、実際の実行に移行し、処理速度が高速化されます。一方、予測が誤っていた場合は、その処理結果を破棄して、正しい命令の実行に移行します。 投機実行は、複雑なプログラムを処理する際に非常に有効ですが、最近では、MeltdownやSpectreなどのセキュリティ上の脆弱性が発見されたため、セキュリティ上の問題も指摘されています。 === アウト・オブ・オーダー実行 === アウト・オブ・オーダー実行(Out-of-order execution)は、コンピュータの命令実行方式の一つです。この方式では、プロセッサが命令を直列に実行する代わりに、実行可能な命令を見つけ次第、実行順序を変更して、プログラムを効率的に実行します。 通常、コンピュータのプロセッサは、プログラムの命令を順番に実行します。しかし、ある命令が実行するために必要なデータがまだ計算されていなかったり、メモリから読み込まれていなかった場合、プロセッサは次の命令を実行する必要があります。そのため、命令の実行順序が入れ替わることがあります。 アウト・オブ・オーダー実行では、プロセッサは未実行の命令をバッファに格納し、実行可能になったら、実行順序を変更して実行します。この方法により、プロセッサはより多くの命令を同時に実行でき、プログラムの実行効率が向上します。ただし、実行順序が入れ替わるため、プログラムの結果が予想通りでない可能性があります。 アウト・オブ・オーダー実行は、現代の高速プロセッサで広く使用されており、プログラムの実行速度を向上させるための重要な技術の一つとなっています。 === ベクトル計算機 === ベクトルプロセッサとは、ベクトル演算に特化したコンピュータプロセッサのことです。ベクトル演算は、多くの数値演算処理において重要な役割を果たします。たとえば、3Dグラフィックス、物理シミュレーション、科学技術計算、人工知能などがあります。 ベクトルプロセッサは、1つの命令で同じ型の多数のデータ要素を同時に処理することができます。これにより、単一の命令で膨大な量のデータを処理することができます。ベクトルプロセッサは、スカラープロセッサと比較して高速であり、ベクトル演算に特化しているため、複雑な演算を行うことができます。 ベクトルプロセッサは、大量のデータを処理する場合に特に有用です。たとえば、気象予報、シミュレーション、分子動力学などの分野で使用されます。また、ベクトルプロセッサは、GPUなどの他の特殊用途プロセッサと組み合わせて使用されることがあります。 最近の一般的なCPUは、ベクトル演算をサポートすることができるため、ベクトルプロセッサはあまり一般的ではありませんが、特定の分野においては、まだ重要な役割を果たしています。 === SIMD === Single Instruction, Multiple Data (SIMD) は、1つの命令が複数のデータを同時に処理するコンピュータのアーキテクチャです。 これは、ベクトル処理としても知られており、同じ操作を多数のデータに適用することができます。例えば、SIMDプロセッサは、同じ数式を使用して多数の画像ピクセルを一度に処理することができます。 SIMDは、CPU、GPU、DSPなど、様々な種類のプロセッサで使用されます。これは、ベクトル処理が特定のタスクに対して高い効率を発揮するためです。画像処理、ビデオ処理、音声処理、科学的シミュレーションなど、多くの分野でSIMDが活用されています。 加えて、SIMDを利用することで、プログラムの実行速度が向上する場合があります。これは、1つの命令で多数のデータを処理するため、プログラマが明示的にループを書く必要がなくなるからです。ただし、SIMDを活用するためには、アプリケーションがベクトル処理をサポートしている必要があります。また、データの依存関係がある場合には、SIMDを適用することが制限されることがあります。 いくつかのプロセッサアーキテクチャがSIMDを採用しており、それぞれ独自の命令セットを持っています。 一般的なSIMDを採用した命令セットには以下のものがあります。 #'''x86のSSE(Streaming SIMD Extensions)''': インテルのx86アーキテクチャにおけるSSEは、SIMDを実装した命令セットの一つです。SSEは、最初のバージョンから現在のSSE4.2まで進化し、浮動小数点演算や整数演算のSIMD命令を提供しています。 #'''ARMのNEON''': ARMアーキテクチャにおけるNEONも、SIMDを実装した命令セットです。NEONは、画像処理やビデオ処理などのマルチメディアアプリケーション向けに設計されており、浮動小数点演算や整数演算などのSIMD命令を提供しています。 #'''IBMのAltiVec/VMX/VSX''': IBMのPowerPCアーキテクチャで使用されているAltiVec(VMXやVSXとしても知られる)は、SIMD拡張命令セットです。AltiVecは、ベクトル演算をサポートし、PowerPCベースのプロセッサで音声処理や画像処理などに利用されています。 #'''ARMのSVE(Scalable Vector Extension)''': 最近のARMv8-Aアーキテクチャで導入されたSVEは、可変長ベクトルを扱うための命令セット拡張です。SVEは、従来の固定長ベクトルに比べて柔軟性が高く、さまざまなベクトル長での演算を可能にします。 これらは一部のSIMDを採用した命令セットであり、それぞれのアーキテクチャや用途に応じて異なる特性を持っています。 ==== 具体的なコード例 ==== 以下はSSE(Streaming SIMD Extensions)を使用したアセンブリ言語での浮動小数点数の乗算の例です。 :<syntaxhighlight lang=asm> section .data vectorA dd 1.0, 2.0, 3.0, 4.0 ; 浮動小数点数配列A vectorB dd 2.0, 2.0, 2.0, 2.0 ; 浮動小数点数配列B result dd 0.0, 0.0, 0.0, 0.0 ; 結果を格納する配列 section .text global _start _start: movups xmm0, [vectorA] ; ベクトルAをXMM0レジスタにロード movups xmm1, [vectorB] ; ベクトルBをXMM1レジスタにロード mulps xmm0, xmm1 ; XMM0とXMM1を乗算し、結果をXMM0に格納 movups [result], xmm0 ; XMM0の結果をメモリに格納 ; 結果を使用する処理をここに記述する(例えば、メモリに結果を格納した後の処理) </syntaxhighlight> この例では、4つの浮動小数点数をSSEレジスタにロードし、乗算を行い、結果を別のSSEレジスタに格納するアセンブリ言語のコードを示します。 このアセンブリコードでは、<code>movups</code>命令を使用して浮動小数点数配列をSSEレジスタにロードし、<code>mulps</code>命令で乗算を実行しています。その後、<code>movups</code>命令を使用して結果をメモリに格納しています。 これはx86アーキテクチャにおけるSSEの例ですが、特定のプラットフォームやアーキテクチャによってアセンブリコードが異なる場合があります。 === マルチスレッディング === マルチスレッディングは、コンピューターアーキテクチャの一種であり、複数のスレッドが同時に実行されることを可能にする技術です。 スレッドは、プログラム内で独立して実行される実行単位であり、プログラムの実行をより効率的に行うことができます。マルチスレッディングは、プログラム内の複数のスレッドが同時に実行されることにより、プログラムのパフォーマンスを向上させることができます。 具体的には、マルチスレッディングにより、複数のタスクを同時に実行できるため、システムのレスポンス時間を短縮することができます。また、マルチスレッディングは、並列処理を可能にするため、複数のCPUコアを最大限に活用することができます。 一方で、マルチスレッディングを実装するには、スレッド同士の競合状態や、スレッド間でのデータの共有など、いくつかの課題があります。そのため、適切に実装しないと、プログラムの動作が不安定になったり、効率が悪化することがあります。 マルチスレッディングは、コンピューターアーキテクチャの中でも重要な技術の一つであり、現代の多くのプログラムで利用されています。 ==== SMT ==== Simultaneous Multithreading(SMT)は、CPUの命令実行プロセスを効率的に行うための技術です。この技術では、CPUの物理的なコア数を増やさずに複数のスレッドを同時に実行することが可能です。 通常、CPUは1つの命令を実行するために1つのパイプラインを使用します。しかし、SMTでは複数の命令を同時に実行できます。これは複数のスレッドを同時に実行することで達成されます。それぞれのスレッドは独自のレジスターセットと命令フェッチャーを持ち、同じ物理的なコアを共有します。 SMTの利点は、CPUの処理能力を向上させることができる点です。複数のスレッドを同時に実行することで、CPUが命令を実行するための待ち時間を減らし、CPUの稼働率を高めることができます。また、SMTは、CPUの性能が単一スレッドの場合に比べて向上する場合があります。 ただし、SMTはすべてのアプリケーションにとって効果的とは限りません。SMTは、複数のスレッドが同時に実行されている場合に限り、CPUの性能が向上します。したがって、SMTはマルチスレッドアプリケーションや同時に複数のタスクを実行することができるアプリケーションで最も効果的です。 SMTを採用した具体的なアーキテクチャには、以下のようなものがあります。 #'''IntelのHyper-Threading Technology(HT Technology)''': Intelプロセッサで採用されているSMT技術です。HT Technologyは、1つの物理コア内で複数のスレッドを同時に実行することができます。これにより、システム全体のスループットを向上させ、負荷の高いタスクを効率的に処理することが可能です。 #'''AMDのSMT(Simultaneous Multithreading)''': AMDプロセッサは、SMTを採用していますが、IntelのHyper-Threadingとは異なる実装方法をしています。AMDのSMTは、複数のスレッドを1つの物理的なコアで同時に実行することで、性能を最適化しています。 #'''IBM POWERプロセッサのSMT''': IBMのPOWERプロセッサもSMTを利用しており、複数のスレッドを同時に実行して性能を向上させています。IBMのPOWERアーキテクチャは、高性能なコンピューティングやサーバー分野で使用され、SMTを活用して処理能力を最大化しています。 これらのアーキテクチャは、各社が独自の方法でSMTを実装しており、1つの物理的なコア内で複数のスレッドを同時に実行することで、効率的な処理能力を実現しています。各プロセッサは、異なるSMTの実装方法や性能特性を持っており、それぞれのアーキテクチャに最適化されたSMTが採用されています。 ==== バレルプロセッサー ==== バレルプロセッサーは、毎サイクルで異なるスレッド間を切り替えるCPUの一種です。この設計手法は「交互配置(interleaved)」または「細粒度の時分割マルチスレッディング(fine-grained temporal multithreading)」とも呼ばれます。現代のスーパースカラーアーキテクチャで採用される同時マルチスレッディング(SMT)とは異なり、バレルプロセッサーは通常、1つのサイクルで複数の命令を実行することはありません。 各スレッドは独自のプログラムカウンターやハードウェアレジスタといったアーキテクチャ状態を持ち、バレルプロセッサーはnサイクルごとに各スレッドに1命令を実行させることが保証されます。これに対して、通常のプリエンプティブなマルチタスキングシステムでは、1つのスレッドが数千万サイクル連続して実行され、他のスレッドはその間順番を待つことが一般的です。 ==== Cスローイング手法 ==== C-slowing(Cスローイング)と呼ばれる手法により、単一タスク用のプロセッサー設計から自動的にバレルプロセッサー設計を生成できます。生成されたn-wayバレルプロセッサーは、元のプロセッサーのn個の並列なコピーのように動作し、それぞれのコピーが元の速度の約1/nで動作します。 ==== 歴史 ==== バレルプロセッサーの初期の例の1つに、CDC 6000シリーズのI/O処理システムが挙げられます。これらのシステムでは、10個の仮想プロセッサ(周辺プロセッサ)が1つの命令(またはその一部)を実行した後、次のプロセッサに切り替えるという動作が行われていました。CDC 6000シリーズでは、これらの周辺プロセッサはバレルプロセッサーとして実装されており、各プロセッサは他のプロセッサと独立してルーチンを実行していました。 ハードウェアコストの削減がバレルプロセッサー採用の一因であり、特にCDC 6x00シリーズでは、デジタルロジックがメモリに比べて高速だったため、複数のメモリユニットを共有する形で設計されています。 ==== 主な例 ==== * '''Honeywell 800''': 8つのプログラムを並列に処理できるレジスタ群を持ち、各命令の後に次のアクティブなプログラムに切り替わる設計。 * '''Tera MTA''': 1988年に開発された128スレッド/コアを持つ大規模バレルプロセッサー。このアーキテクチャはCray Urika-GD(2012年)などで継続的に開発されています。 * '''National Semiconductor COP400''': 1981年に発表された「Dual CPU」バージョンは、実際には2スレッドのバレルプロセッサーで、アーキテクチャ状態を複製して動作します。 * '''XMOS XCore XS1''': 2007年に登場した4ステージのバレルプロセッサーで、1コアあたり8スレッドを持つ。主にI/O性能が重要な組み込みシステムで使用されています。 ==== シングルスレッドプロセッサーとの比較 ==== ; 利点: * キャッシュミスやパイプラインの停止時に他のスレッドが有効に動作する。 * n-wayバレルプロセッサーの設計は、スレッド間でパイプラインの停止がないため、単一スレッドプロセッサーに比べて設計が容易。 * リアルタイムアプリケーションにおいて、リアルタイムスレッドが他のスレッドの影響を受けずに正確なタイミングで動作することが保証される。 ; 欠点: * 各スレッドの状態を保持するために、一般的なプロセッサーに比べて多くのレジスタを必要とする。 * 全スレッドが同じキャッシュを共有するか、または各スレッドに専用のキャッシュを持つ設計が必要になり、トランジスタ数とコストが増加する可能性がある。 === CPUの動作モードと割り込み処理 === CPUには、ユーザーモードとカーネルモードの2つの動作モードがあります。ユーザーモードでは、一般ユーザーが使用するアプリケーションが実行されます。一方、カーネルモードでは、オペレーティングシステムが実行され、システムの管理や保護を行います。割り込み処理は、外部からの信号(割り込み)が発生した場合に、CPUが現在実行しているプログラムを一時停止して、割り込み処理を実行することです。 == メモリの構成と動作 == コンピューターアーキテクチャにおけるメモリは、データやプログラムを一時的に保持し、システムのパフォーマンスに直接影響を与える重要な要素です。この章では、メモリの種類、階層構造、アクセス方法、速度、そしてキャッシュメモリの動作原理と設計について詳しく説明します。 === メモリの種類と階層構造 === メモリには、主に '''DRAM(Dynamic Random Access Memory)''' と '''SRAM(Static Random Access Memory)''' の2種類があります。'''DRAM''' は大容量のメモリとして使用される一方、'''SRAM''' は高速動作が求められるキャッシュメモリとして利用されます。 メモリシステムは階層的に構成されており、CPUに近いほど高速で小容量、遠いほど低速で大容量のメモリが配置されます。この階層構造には、'''レジスタ'''、'''キャッシュメモリ'''、'''メインメモリ'''(主記憶)、そして'''補助記憶装置'''(ディスクやSSDなど)が含まれます。階層を設計することで、システム全体の効率を最大限に高めることが可能です。 === メモリアクセスの方法と速度 === メモリへのアクセス方法には、'''ランダムアクセス'''と'''シーケンシャルアクセス'''の2つがあります。 * '''ランダムアクセス'''は、RAM(ランダムアクセスメモリ)で使われる一般的な方法で、指定されたアドレスに直接アクセスします。DRAMやSRAMのような半導体メモリでは、この方法が用いられます。 * '''シーケンシャルアクセス'''は、テープや磁気ディスクのようなストレージメディアで使用される方式で、データが物理的な順番に並んでいるため、順次アクセスする必要があります。 メモリアクセスの速度は、'''アクセス時間'''や'''レイテンシ'''と呼ばれる指標で評価されます。キャッシュメモリやSRAMのような高速なメモリは、より短いアクセス時間を持ち、メインメモリや補助記憶装置に比べて非常に迅速にデータを提供します。 === キャッシュメモリの原理と設計 === '''キャッシュメモリ'''は、メインメモリよりも高速な一時的なデータ保管場所であり、CPUに近い位置に配置されます。キャッシュメモリの主な目的は、CPUが頻繁にアクセスするデータを一時的に保存し、メインメモリよりも速くデータを供給することです。これにより、システム全体の性能が向上します。 キャッシュメモリには主に2つのアーキテクチャが存在します: * '''直接マップキャッシュ''':各メモリアドレスが一意にキャッシュラインにマッピングされます。設計が簡単ですが、特定のメモリアドレスが頻繁に使用される場合、キャッシュミスが発生しやすくなります。 * '''セットアソシアティブキャッシュ''':複数のキャッシュラインを1つのセットにまとめ、各セットに任意のメモリアドレスがマッピングされる方式です。この設計は柔軟性が高く、キャッシュヒット率が向上しますが、実装が複雑になります。 キャッシュメモリの効果的な設計は、'''キャッシュヒット率'''を最大化し、'''キャッシュミス'''によるパフォーマンス低下を最小限に抑えることが求められます。 == 入出力システム == 入出力システムは、コンピューターアーキテクチャーの一部であり、コンピューターとユーザーまたは他のデバイスとの間のデータ転送を担当します。この章では、入出力システムの基本的な要素に焦点を当てます。 === 入出力デバイスの種類と接続方式 === 入出力デバイスは、データを受信または送信するために使用される機器です。例えば、マウス、キーボード、ハードディスク、プリンタ、スピーカーなどが挙げられます。これらのデバイスは、異なる種類の接続方式を使用して、コンピューターシステムに接続されます。例えば、USB、PS/2、Serial、Parallel、Ethernetなどです。 === 入出力制御方式 === 入出力制御方式は、入出力デバイスとコンピューターシステムの間でデータを転送するために使用されます。コンピューターシステムは、プログラムによって制御され、デバイスドライバを使用して、入出力制御方式を設定します。主な入出力制御方式には、プログラム制御、ポーリング制御、割り込み制御があります。 === DMAによる高速なデータ転送 === DMAは、Direct Memory Accessの略語で、入出力制御方式の一つです。DMAを使用すると、デバイスとメモリの間でデータを転送するために、CPUを使用する必要がなくなります。これにより、CPUが他の処理を実行できるため、データ転送速度が向上します。DMAによって高速なデータ転送が可能になるため、オーディオやビデオなどのリアルタイム処理が必要なアプリケーションでよく使用されます。 == 仮想記憶と仮想マシン == コンピューターアーキテクチャーにおいて、仮想記憶と仮想マシンは非常に重要な概念です。 仮想記憶によって、大きなプログラムを実行することが可能になります。プログラムは、物理メモリ上に必要な部分だけをロードして実行し、必要な部分だけを物理メモリから補助記憶装置にスワップアウトすることができます。このようにすることで、物理メモリの容量以上のプログラムを実行することができます。 仮想マシンは、ソフトウェアによって物理コンピューターと同等の機能を実現できます。物理コンピューターは、プロセッサ、メモリ、ストレージデバイス、ネットワークインターフェイスなどのハードウェアで構成されています。一方、仮想マシンは、ソフトウェアで物理コンピューターのハードウェアを再現します。 仮想マシンには、オペレーティングシステムとアプリケーションを実行するために必要なすべての機能が含まれます。これらの機能は、物理コンピューターのハードウェアと同等の機能を提供します。仮想マシンは、コンピューターのファイルとして存在し、物理コンピューター上で実行されます。物理コンピューターは、仮想マシンと同様に動作し、仮想マシンは物理コンピューターを再現するために設計されています。 仮想マシンには多くの利点があります。例えば、アプリケーションを特定のプラットフォームに依存する必要がなくなります。仮想マシンは、最適化された構成でアプリケーションを実行できるため、より効率的に実行することができます。また、仮想化技術によって複数の仮想マシンを同じ物理コンピューター上で実行することができます。 == コンピューターアーキテクチャーの進化 == === プロセッサの性能向上の歴史 === コンピューターアーキテクチャーの教科書の「プロセッサの性能向上の歴史」の章を日本語で執筆してください。コンパクトにしてください。信頼に足る情報源を出典として最後に示してください。 プロセッサの性能は、その歴史の中で劇的な向上を遂げてきました。この進化は、いくつかの主要な技術革新によって可能になりました。 最初のコンピュータは、命令を1つずつ実行する「シングルストリームアーキテクチャ」を採用していました。その後、パイプライン処理、スーパースカラー処理、およびマルチプロセッサ処理などの技術が登場し、性能を飛躍的に向上させました。また、より高速なクロック速度、キャッシュメモリ、および浮動小数点演算ユニットの実装も大きな役割を果たしました。 しかし、性能の向上には物理的な限界もあります。高速なクロック速度を実現するためには、高度な冷却技術が必要です。さらに、エネルギー消費量も増加するため、省エネルギーの要求も増えています。 今後は、より効率的なプロセッサアーキテクチャの探求、新しい素材やデバイスの開発、および人工知能などの新しい分野の要件に対応するための特化が求められます。 出典:John L. Hennessy, David A. Patterson. (2017). Computer Architecture: A Quantitative Approach. Sixth Edition. == コンピューターアーキテクチャー年表 - 電子計算機の進化をたどる - == コンピューターアーキテクチャーは、コンピューターの内部構造やデータ処理の方式を決める設計のことである。 このアーキテクチャーは、時代とともに進化を遂げており、以下にその年表をまとめた。 * 1945年:ジョン・フォン・ノイマンの「EDVAC報告書」が発表され、現代のコンピューターアーキテクチャーの基礎となる「フォン・ノイマンアーキテクチャー」が誕生した。 * 1951年:世界初の商用コンピューター「UNIVAC I」が誕生した。このコンピューターは、汎用性があり、複数のプログラムを処理できる特徴があった。 * 1964年:IBMがメインフレームコンピューター「System/360」を発表した。このコンピューターは、異なる規模や機能のコンピューターが同じソフトウェアを実行できるように設計されており、コンピューターの標準化を促すことになった。 * 1971年:インテルがマイクロプロセッサ「4004」を発表した。これは、コンピューターのCPUを1つのチップにまとめた世界初の製品であった。 * 1977年:Appleが「Apple II」を発売し、個人用コンピューターの時代が幕を開けた。このコンピューターは、簡単な操作と互換性の高い周辺機器が特徴であった。 * 1981年:IBMが「PC XT」を発売し、IBM PC互換機が誕生した。これにより、様々なメーカーがIBM PC互換機を生産するようになり、パーソナルコンピューターの普及が進んだ。 * 1991年:マイクロソフトが「Windows 3.0」を発売し、グラフィカルなインターフェースが一般的になった。 * 2001年:アップルが「iPod」を発売し、ポータブル音楽プレイヤー市場を席巻した。 * 2007年:アップルが「iPhone」を発売し、スマートフォン市場が大きく変革された。iPhoneは、従来の携帯電話とは異なり、大画面・タッチスクリーン・アプリケーションの利用などの新機能を持ち、新しいスマートフォン市場を築いた。 * 2010年:アップルが「iPad」を発売し、タブレット市場を牽引した。iPadは、軽量で持ち運びが容易であり、タッチスクリーンでの直感的な操作ができることが特徴である。 * 2011年:グーグルが「Chromebook」を発売し、クラウドコンピューティングの普及を促した。Chromebookは、インターネットに接続することで、クラウド上のアプリケーションやデータを利用できるコンピューターである。 * 2015年:マイクロソフトが「Windows 10」を発売し、Windowsの新しいバージョンが登場した。Windows 10は、従来のWindowsに比べて使いやすさやセキュリティ性が向上しており、多くのユーザーに支持されている。 * 2020年代:AI技術の進化により、コンピューターアーキテクチャーは大きな変革を迎えることが期待されている。例えば、深層学習を用いたニューラルネットワークが、高度な画像認識や自然言語処理などの分野で活用されており、これらの技術がますます進化することで、コンピューターの性能が飛躍的に向上する可能性がある。また、クラウドコンピューティングや量子コンピューティングなど、新しい分野でも進化が期待されている。 ==== フォン・ノイマンアーキテクチャー ==== フォン・ノイマンアーキテクチャーは、現代のコンピューターアーキテクチャーの基礎となっている設計原理の一つです。このアーキテクチャーは、コンピューターのプログラムとデータを同じメモリ空間に格納し、プログラムとデータを同じように扱うことができます。また、プログラムを変更することで、コンピューターが実行するタスクを簡単に変更できます。 フォン・ノイマンアーキテクチャーは、1945年にジョン・フォン・ノイマンによって提唱され、EDVACコンピューターの設計に使用されました。その後、多くのコンピューターアーキテクチャーがこの設計原理に基づいて開発され、現代のコンピューターに至るまで影響を与えています。 出典:A.S. Tanenbaum and H. Bos, "Computer Organization and Architecture: Designing for Performance," Pearson, 2006. === 黎明期 === コンピューターの歴史を振り返ると、コンピューターアーキテクチャーの発展がその進化の中心になっています。コンピューターアーキテクチャーとは、コンピューターの構造と設計のことであり、コンピューターがどのように動作するかに大きく影響を与えます。この記事では、コンピューターアーキテクチャーの黎明期を振り返り、その発展を追います。 * 1940年代に始まったコンピューターの開発は、当初は大規模で高価な電子機械でした。この時期には、初期のコンピューターの設計とアーキテクチャーが確立されました。1941年には、Atanasoff-Berryコンピューターが初めて作られました。このコンピューターは、二進法と真空管を使用していました。 その後、1943年にENIACが開発されました。ENIACは、大規模な真空管を使用していたため、非常に高価であり、巨大であった。ENIACは、プログラムをプログラムパネルから手動で入力する必要がありました。このことが、プログラミングが非常に困難であった原因の一つです。 1950年代になると、コンピューターは徐々に小型化され、トランジスター技術が導入されました。トランジスター技術は、真空管に比べて小型で信頼性が高く、コンピューターの設計とアーキテクチャーに大きな影響を与えました。 1956年には、IBMが最初のディスクドライブを発売しました。これは、大量のデータを格納し、高速にアクセスできるようになりました。また、同じ年には、FORTRANという最初の高水準プログラミング言語が開発されました。これにより、プログラマーはプログラムをより効率的に開発することができるようになりました。 1960年代には、コンピューターのアーキテクチャーが更に進化しました。IBM System/360は、大規模なコンピューター市場に参入し、同社の成功を支えました。この時期には、オペレーティングシステムも開発され、コンピューターの操作性が向上しました。 === メインフレーム === コンピューターの歴史において、メインフレームは重要な位置を占めています。メインフレームは、膨大なデータ処理を可能にする高性能コンピューターであり、ビジネスや産業分野で広く使用されています。ここでは、コンピューターアーキテクチャー年表について、メインフレームの歴史を紐解いてみましょう。 * 1950年代 1950年代には、初期のコンピューターアーキテクチャーが開発されました。IBMの最初のメインフレームコンピューターであるIBM 700シリーズは、1952年にリリースされました。これは、磁気コアメモリを使用した初期のコンピューターの一例です。 * 1960年代 1960年代には、メインフレームの性能と機能が向上しました。IBM System/360は、1964年にリリースされ、IBMのメインフレーム市場における支配的な地位を確立しました。System/360は、異なるプロセッサーや周辺機器を使用する複数のモデルで構成され、非常に拡張性が高いことが特徴でした。 * 1970年代 1970年代には、メインフレームの性能が大幅に向上し、高度な操作システムやアプリケーションが開発されました。また、オペレーティングシステムの標準化も進み、IBMはOS/VS1やOS/VS2といったオペレーティングシステムをリリースしました。 * 1980年代 1980年代には、メインフレームは主にビジネス用途に使用されるようになりました。IBMは、System/370およびSystem/390をリリースし、高度なセキュリティ機能やデータベースシステムを追加しました。 * 1990年代以降 1990年代以降、メインフレームは、インターネットやクラウドコンピューティングなどの新しい技術とともに進化しました。IBMは、System zシリーズをリリースし、ビジネスや金融機関などで広く使用されています。 メインフレームは、データ処理やトランザクション処理などの重要な業務に必要な高性能なコンピューターです。メインフレームは、ビジネスや産業分野で広く使われており、大量のデータを処理することができます。また、高度なセキュリティ機能や可用性の高さが求められる業務にも対応できます。 現在では、クラウドコンピューティングやビッグデータ解析などの分野においても、メインフレームは重要な役割を担っています。メインフレームは、エンタープライズシステムの中心的な役割を果たし、ビジネスの基盤となる重要なインフラストラクチャーとして不可欠です。 今後も、メインフレームは新しい技術やニーズに合わせて進化を続け、ビジネスや産業分野の発展に貢献していくことが期待されています。 === IBM System/360 === 1964年、IBMはSystem/360を発表しました。これは、単一のコンピューターアーキテクチャをベースに、異なるサイズや速度の機種を製造できるようにしたものでした。System/360は、それまでのIBMのコンピューターシステムとは全く異なるものであり、業界に大きな影響を与えました。 その後、IBMはSystem/370、System/390、zSeries、そして現在はIBM Zという名前で知られる、長いシリーズのメインフレームコンピューターを発表してきました。これらのシステムは、最初のSystem/360と互換性があり、また、新しい技術や機能が追加され、現代のビジネスや科学技術に対応できるようになっています。 1980年代には、IBM以外の企業もIBM互換機の製造を開始しました。これらの製品は、IBMのシステムと互換性があり、低コストで提供されていました。これにより、ビジネスや政府機関など、多くの組織がIBM互換機を導入し、メインフレーム市場が拡大しました。 現在、IBM Zは、高いセキュリティと信頼性を提供するために、ビジネスや金融機関、政府機関、そして科学技術の分野で広く利用されています。また、IBM Zは、オープンソースやクラウドコンピューティングの技術を統合することで、現代のアプリケーション開発やデータ分析のニーズにも対応できるようになっています。 IBMのメインフレームコンピューターは、コンピューターの歴史において重要な位置を占めています。その進化を追うことで、ビジネスや科学技術がどのように進化してきたかを理解することができます。 === バロース === 1951年、アメリカ合衆国の電子機器メーカー、Burroughs Corporation(バロース社)は、最初の商用電子式デジタルコンピューターであるB5000を発売しました。B5000は、ハードウェアとソフトウェアが密接に統合された最初のコンピューターであり、オペレーティングシステムに対して高い信頼性とセキュリティを提供しました。この革新的なアーキテクチャは、汎用的なコンピューターアーキテクチャとは異なり、プログラムが実行される際にハードウェアが自動的に実行環境を設定するという特徴を持ちます。 B5000の成功に続いて、バロース社は1961年にB5500を発売しました。このコンピューターは、B5000のアーキテクチャを継承しつつ、より高速な処理速度を実現し、大容量の外部記憶装置をサポートしました。また、バロース社は1964年にB6700を発売し、これはB5500の拡張版であり、より高速な処理速度と大容量の記憶装置を実現しました。 1970年代に入ると、バロース社はメインフレームコンピューター市場で競合他社と激しく競合しました。その中でも、1976年に発売されたB7700は、業界標準のメインフレームコンピューターのスペックを持っていました。さらに、B7800は、高度なマルチプロセッサーアーキテクチャを採用しており、複数のプロセッサーを同時に実行することができました。 しかし、1980年代に入ると、バロース社はIBMやDECなどの競合他社との競争に負け、メインフレーム市場から撤退しました。その後、バロース社はUNIXベースのサーバー製品を発売し、経営戦略を転換しました。1990年代に入ると、バロース社はエレクトロニック・データ・システム(EDS)に買収され、その後はユニシスと合併しました。 バロース社のコンピューターアーキテクチャは、現代のコンピューターアーキテクチャの進化に多大な影響を与えました。特にB5000のアーキテクチャは、オペレーティングシステムとの密接な統合によって高い信頼性とセキュリティを提供するという点で革新的であり、その後のコンピューター設計に大きな影響を与えました。また、B5000のアーキテクチャにおけるハードウェアが自動的に実行環境を設定する特徴は、現代のコンピューターの仮想化技術の基盤となっています。 さらに、B5000のアーキテクチャは、高水準言語(高級言語)を利用することを前提としており、プログラムの開発効率を大幅に向上させました。これにより、プログラマーはより高い抽象化レベルでプログラミングを行うことができ、プログラムの可読性や保守性も向上しました。 バロース社のコンピューター設計は、現代のコンピューター産業において大きな役割を果たしました。そのアーキテクチャは、コンピューターの信頼性とセキュリティ、高水準言語の利用、仮想化技術など、現代のコンピューターシステムの基盤となっています。 === ミニコンピューター === ミニコンピューターは、1960年代から1980年代にかけて、主に中小規模の企業や研究機関で広く利用されたコンピューターの一種です。当時のメインフレームコンピューターと比較して、比較的小型で安価なことが特徴でした。ここでは、ミニコンピューターの発展と歴史を、主な機種とともに年表形式で紹介します。 * 1960年代 ** 1960年:デジタル・イクイップメント・コーポレーション (DEC) 社が、PDP-1を発表。世界初のミニコンピューターの1つ。 ** 1964年:DEC社がPDP-8を発表。PDP-1よりも小型で、10,000ドル以下の価格で販売された。 ** 1965年:IBM社がSystem/3を発表。小規模企業向けのミニコンピューターとしては初めての製品。 * 1970年代 ** 1970年:DEC社がPDP-11を発表。後に、VAXシリーズに発展する。 ** 1972年:ヒューレット・パッカード (HP) 社がHP 3000を発表。多くの企業で利用された。 ** 1974年:Data General社がNovaを発表。PDP-11と競合する製品として人気を博した。 ** 1975年:DEC社がVAX-11/780を発表。DECの最も成功した製品の1つとなる。 ** 1978年:HP社がHP 9000を発表。Unixオペレーティングシステムを採用し、後にHP-UXとなる。 * 1980年代 ** 1982年:Compaq社がPortableを発表。最初のIBM PC互換機の1つとしても知られている。 ** 1983年:Apple社がLisaを発表。GUIを搭載した最初の商用ワークステーションの1つ。 ** 1985年:DEC社がVAX-9000を発表。最大4,000万バイトのメモリーを搭載し、最大8,000万命令/秒の処理速度を実現した。 ** 1987年:Sun Microsystems社がSPARCstation 1を発表。UNIXワークステーションとして大きな成功を収めた。 === DEC === 1960年代から1980年代にかけて、DEC(Digital Equipment Corporation)はコンピュータの主要な製造企業の1つでした。彼らはPDP(Programmed Data Processor)シリーズの小型コンピュータを開発し、VAX(Virtual Address eXtension)アーキテクチャを使用した大型コンピュータを製造しました。これらのシステムは、科学、工学、ビジネス、および政府の多くの分野で使用されました。 1960年代後半には、DECはPDP-8と呼ばれる最初の小型コンピュータを開発しました。このコンピュータは、プログラムを実行するために命令を解釈するオペレーティングシステムを必要としませんでした。1970年代初頭には、より高速なPDP-11が登場し、このコンピュータは、メモリアクセスとI/O操作において大幅な改善を実現しました。 1977年には、DECはVAXシリーズの最初のコンピュータ、VAX-11/780をリリースしました。これは、32ビットの仮想アドレス空間を持つ最初のコンピュータであり、DECの主力製品として長年にわたって販売されました。VAXアーキテクチャは、コンピュータの高性能と拡張性を追求するために設計され、多くの場合、大学や研究機関、政府機関などの大規模なコンピュータ環境で使用されました。 ;参考文献: :"DEC PDP/VAX" in Computer Architecture: A Quantitative Approach, Fifth Edition by John L. Hennessy and David A. Patterson, pp. 87-88. === マイクロプロセッサー === マイクロプロセッサーは、現代のコンピューターアーキテクチャーにおいて欠かせない技術の一つです。1971年にインテル社が発表した4004を皮切りに、その後も様々なメーカーから多くのマイクロプロセッサーが発売され、コンピューターシステムの性能向上やコスト削減に大きく貢献してきました。ここでは、マイクロプロセッサーの歴史を振り返りつつ、コンピューターアーキテクチャーの進化を見ていきます。 * 1971年:インテル社が4ビットのマイクロプロセッサー「4004」を発表。当時は計算機の制御装置などに用いられ、時計や電卓などの小型機器にも使われました。 * 1972年:インテル社が4004の後継機種として、8ビットのマイクロプロセッサー「8008」を発表。当時はメインフレームやミニコンピューターに用いられることが多かった。 * 1974年:インテル社が8008の後継機種として、8ビットのマイクロプロセッサー「8080」を発表。当時は、多くのパーソナルコンピューターに採用されました。 * 1978年:インテル社が16ビットのマイクロプロセッサー「8086」を発表。IBM社のパーソナルコンピューター「PC」に採用され、後に「PC/AT」で使われる「80286」や「80386」などのCPUも、8086を基本として開発されました。 * 1985年:インテル社が32ビットのマイクロプロセッサー「80386」を発表。高速で複雑な計算を行うことができ、グラフィックス処理やオペレーティングシステムの処理速度向上に貢献しました。 * 1993年:インテル社が32ビットのマイクロプロセッサー「Pentium」を発表。浮動小数点演算に特化した設計で、当時の高速処理を必要とするアプリケーションに大きな影響を与えました。 * 2003年:インテル社が64ビットのマイクロプロセッサー「Intel 64」を発表。これはx86アーキテクチャの64ビット版であり、大容量のメモリや高速なデータ処理が可能になりました。 * 2011年:ARM社がCortex-A15を発表。これはスマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイス向けに開発された、高性能なマイクロプロセッサーでした。Cortex-A15は、当時のスマートフォンに比べて数倍の性能を発揮しました。 * 2015年:インテル社が6世代目のCoreプロセッサー「Skylake」を発表。これは、パソコンの性能を大幅に向上させるためのアーキテクチャーであり、高速な処理能力や省電力化が図られました。 * 2020年:アップル社がM1チップを発表。これは、MacBookシリーズに採用された、ARMアーキテクチャーのマイクロプロセッサーでした。高速で省電力な処理能力や、アプリケーションの高速起動が可能になり、注目を集めました。 === X86/AMD64 === マイクロプロセッサは、現代のコンピュータに欠かせない部品の一つです。その中でもX86/X64アーキテクチャは、パーソナルコンピュータやサーバーなど、幅広い分野で使用されています。今回は、X86/X64アーキテクチャのマイクロプロセッサについて、年表形式で紹介します。 * 1978年:Intel 8086/8088:X86アーキテクチャの最初のマイクロプロセッサであり、16ビットのプロセッサでした。IBM PCなど、初期のパーソナルコンピュータに使用されました。 * 1982年:Intel 80286:X86アーキテクチャの2番目のマイクロプロセッサであり、16ビットのプロセッサでした。8MHzで動作し、1MBの物理メモリにアクセス可能でした。 * 1985年:Intel 80386:X86アーキテクチャの3番目のマイクロプロセッサであり、32ビットのプロセッサでした。16MHzで動作し、4GBの物理メモリにアクセス可能でした。仮想86モードなど、多くの機能が追加されました。 * 1993年:Intel Pentium:X86アーキテクチャの5番目のマイクロプロセッサであり、最初のスーパースカラープロセッサでした。60MHzで動作し、コード名は"P5"でした。 * 2000年:Intel Pentium 4:X86アーキテクチャの7番目のマイクロプロセッサであり、NetBurstマイクロアーキテクチャを採用していました。180nmプロセスルールで製造され、最高で3.8GHzのクロック速度を実現しました。 * 2006年:Intel Core 2 Duo:X86アーキテクチャの11番目のマイクロプロセッサであり、Coreマイクロアーキテクチャを採用していました。65nmプロセスルールで製造され、最高で3.33GHzのクロック速度を実現しました。 * 2008年:Intel Atom:X86アーキテクチャの12番目のマイクロプロセッサであり、低消費電力を実現したマイクロプロセッサでした。45nmプロセスルールで製造され、1.6GHzのクロック速度を実現しました。 * 2011年:Intel Core i7-2600K:X86アーキテクチャの13番目のマイクロプロセッサであり、Sandy Bridgeマイクロアーキテクチャを採用していました。32nmプロセスルールで製造され、最高で3.8GHzのクロック速度を実現しました。Hyper-Threadingテクノロジーやターボブーストテクノロジーなどの新しい機能が追加されました。 * 2015年:Intel Core i7-6700K:X86アーキテクチャの14番目のマイクロプロセッサであり、Skylakeマイクロアーキテクチャを採用していました。14nmプロセスルールで製造され、最高で4.2GHzのクロック速度を実現しました。DDR4メモリに対応し、Thunderbolt 3などの新しい機能が追加されました。 * 2017年:AMD Ryzen:X86アーキテクチャの15番目のマイクロプロセッサであり、AMDが製造したCPUです。Zenマイクロアーキテクチャを採用しており、14nmプロセスルールで製造されました。最高で4.1GHzのクロック速度を実現し、マルチスレッド性能が高く評価されました。 * 2021年:Intel Core i9-11900K:X86アーキテクチャの最新のマイクロプロセッサであり、Rocket Lakeマイクロアーキテクチャを採用しています。14nmプロセスルールで製造され、最高で5.3GHzのクロック速度を実現しました。PCI Express 4.0やWi-Fi 6Eなどの新しい機能が追加されています。 === Intel === マイクロプロセッサは、現代のコンピュータの中核をなす部品であり、高度な機能を持つ多くのデバイスの制御に使用されています。マイクロプロセッサの歴史は非常に興味深く、ここではIntelのマイクロプロセッサの発展の年表を説明します。 * 1971年 - 最初のマイクロプロセッサ「Intel 4004」を発表しました。このチップは、カシオの電卓やプリンターなど、低電力デバイスの制御に使用されました。 * 1974年 - 「Intel 8080」を発表しました。このチップは、コンピュータの中央処理装置(CPU)に使用され、アプリケーションやゲームの実行に必要な処理能力を提供しました。 * 1978年 - 「Intel 8086」を発表しました。このチップは、IBM PCに採用され、パーソナルコンピュータの普及に貢献しました。 * 1982年 - 「Intel 80286」を発表しました。このチップは、IBM PC/ATに採用され、32ビットアーキテクチャを採用し、高速な処理能力を提供しました。 * 1985年 - 「Intel 80386」を発表しました。このチップは、マルチタスクや仮想記憶などの高度な機能を備え、パーソナルコンピュータの性能を大幅に向上させました。 * 1993年 - 「Pentium」を発表しました。このチップは、スーパースカラー構造を採用し、高度な命令セットを備え、より高速な処理能力を提供しました。 * 2000年 - 「Pentium 4」を発表しました。このチップは、ハイパースレッディングテクノロジーやストリーミングSIMD拡張命令などの高度な機能を備え、マルチメディア処理などの高度なアプリケーションに最適化されました。 * 2003年 - AMDが「Athlon 64」を発表しました。このチップは、64ビットアーキテクチャを採用し、より高度なメモリアクセスや計算処理能力を提供しました。 * 2006年 - 「Core 2 Duo」を発表しました。このチップは、マルチコア構造を採用し、より高い性能と省電力性を備え、多くのコンピュータに採用されました。 * 2011年 - AMDが「Bulldozer」を発表しました。このチップは、マルチコアアーキテクチャを採用し、高速な処理能力と省電力性を備え、ハイエンドのパーソナルコンピュータやサーバーに採用されました。 * 2015年 - 「Skylake」を発表しました。このチップは、14nmプロセス技術を採用し、より高い性能と省電力性を備え、多くのコンピュータに採用されました。 * 2020年 - AMDが「Ryzen 5000」シリーズを発表しました。このチップは、7nmプロセス技術を採用し、高速な処理能力と省電力性を備え、ゲームやクリエイティブな作業に最適化されたパフォーマンスを提供しました。 === モトローラ === マイクロプロセッサは現代のデジタル技術の基盤であり、私たちが普段使っているスマートフォンやコンピューターなどのデバイスにも搭載されています。その中でも、モトローラはマイクロプロセッサの先駆けとして、広く知られています。そこで今回は、「マイクロプロセッサ年表 (モトローラ編)」をテーマに、モトローラのマイクロプロセッサの歴史を振り返ってみたいと思います。 * 1974年、モトローラは初の8ビットマイクロプロセッサであるMC6800を発売しました。MC6800は、シングルチップのマイクロプロセッサとして初めて商用的に利用可能になり、自動車産業や家電製品などで幅広く採用されました。 * 1979年には、MC68000が発売されました。MC68000は、32ビットアーキテクチャを採用しており、高速で高性能な処理を可能にしました。このマイクロプロセッサは、後にAppleのMacintoshや、AtariのSTなど、多くのコンピューターで使用されることとなりました。 * 1984年には、モトローラはMC68020を発売しました。MC68020は、MC68000の後継として、更なる高速処理と、仮想メモリ管理機能を備えていました。 * 1994年には、PowerPCアーキテクチャを採用したPowerPC 601が発売されました。PowerPC 601は、AppleのPower Macintoshに採用され、高性能な処理を実現しました。 その後も、モトローラはマイクロプロセッサの開発を続け、2003年には、PowerPC 970FXを発売しました。PowerPC 970FXは、AppleのPower Mac G5に採用され、高性能な処理を実現しました。 モトローラのマイクロプロセッサは、その歴史を通じて、高速処理や高性能なデバイスに貢献しました。特に、MC68000やPowerPCアーキテクチャを採用したマイクロプロセッサは、コンピューターの進化に大きな影響を与えました。 しかし、現在ではモトローラはマイクロプロセッサの開発から撤退し、他社がその地位を引き継いでいます。それでも、モトローラのマイクロプロセッサは、デジタル技術の進化において重要な役割を果たし、今後もその影響は続いていくことでしょう。 === MC6809/MC68030とその後継製品群/MC88000 === 1970年代から1980年代にかけて、コンピュータ業界は急速に発展し、その中でもマイクロプロセッサの発明は、コンピュータ技術の発展に大きく貢献しました。本記事では、1978年にモトローラが発売したMC6809と、1984年に登場したMC68030を中心に、その後継製品群として登場したマイクロプロセッサについて紹介します。 MC6809は、8ビットマイクロプロセッサの一種で、1978年にモトローラによって発売されました。MC6809は、ビットフィールド、構造体、ポインタなどの機能を備えていたため、アセンブリ言語のコーディングが容易になりました。また、MC6809は、機能が多彩でありながら、低コストであることが特徴でした。これは、当時のコンピュータ産業にとって大きな革新であり、多くの企業がMC6809を採用しました。 1984年には、MC68030が登場しました。MC68030は、32ビットマイクロプロセッサであり、MC68000の後継機種として開発されました。MC68030は、高速な命令処理能力を持ち、高い性能を発揮することができました。また、MC68030は、FPU(浮動小数点演算ユニット)を内蔵しており、コンピュータグラフィックスやサウンド処理など、高度な処理を必要とするアプリケーションに適していました。 MC68030の後継機種としては、MC68040やMC68060があります。これらのマイクロプロセッサは、性能や機能の向上が図られ、特にMC68060は高速なクロック周波数と大量のキャッシュメモリを備えており、高い処理能力を発揮することができました。 さらに、MC88000が登場しました。MC88000は、32ビットマイクロプロセッサであり、UNIXやOS-9などのオペレーティングシステムに対応していました。MC88000は、複数の実行モードを備えており、高い性能を発揮することができました。 以上のように、MC6809からMC68030をはじめとするその後継製品群やMC88000まで、マイクロプロセッサ技術は進化を続け、コンピュータの性能を向上させることに貢献しました。MC6809やMC68030など、モトローラのマイクロプロセッサは、その後も多くの企業に採用され、コンピュータ業界において大きな役割を果たしました。 また、MC88000は、UNIXやOS-9などのオペレーティングシステムに対応していたため、組み込みシステムやサーバーなど、様々な分野で採用されました。MC88000は、性能が高く、信頼性にも優れており、コンピュータ業界において多大な評価を受けました。 現在では、MC6809やMC68030などの古いマイクロプロセッサは、新しい技術に取って代わられています。しかし、これらのマイクロプロセッサがコンピュータ業界に与えた影響は大きく、その技術は今もなお発展を続けています。今後も、マイクロプロセッサの進化がコンピュータの性能向上に貢献し、新たな技術革新を生み出していくことが期待されます。 === ARM === ARMは、現代のコンピューティングにおいて極めて重要な役割を果たしているマイクロプロセッサアーキテクチャの一つです。ARMが初めて登場したのは、1985年のことでした。以来、ARMは、携帯電話、スマートフォン、タブレット、車載情報システム、ネットワーク機器、スマートスピーカー、IoTデバイスなど、様々な分野のコンピュータシステムに採用され、世界中で利用されています。 以下では、ARMの歴史をたどる形で、マイクロプロセッサ年表を作成してみました。 * 1985年: ARM1:ARM1は、初めてのARMプロセッサであり、アセンブリ言語で書かれた32ビット命令セットアーキテクチャを採用していました。ARM1は、Acorn ComputersのBBC Microコンピュータに搭載されました。 * 1991年: ARM2:ARM2は、ARM1の改良版で、8MHzで動作し、ARM1の3倍の性能を持っていました。ARM2は、Acorn Archimedesコンピュータに搭載されました。 * 1994年: ARM6:ARM6は、ARMアーキテクチャの最初のRISC命令セットアーキテクチャでした。ARM6は、AppleのNewton PDAに搭載されました。 * 1996年: ARM7:ARM7は、ARMアーキテクチャの初めての32ビットマイクロプロセッサであり、ARM2の命令セットをベースにしていました。ARM7は、携帯電話、PDA、ゲーム機などの様々なデバイスに採用されました。 * 2001年: ARM9:ARM9は、ARM7の後継機種で、主に携帯電話やPDAに採用されました。ARM9は、ARMアーキテクチャの中で最も広く使われているプロセッサの一つです。 * 2005年: ARM11:ARM11は、ARM9の改良版で、より高速なプロセッサで、スマートフォンやタブレットなどの機器に採用されました。 * 2010年: Cortex-A:Cortex-Aは、ARMの最も高性能なプロセッサファミリーであり、スマートフォンやタブレットなどの機器に広く採用されました。 * 2013年: Cortex-M:Cortex-Mは、ARMの組み込みシステム向けのプロセッサファミリーであり、低コストで低消費電力ながら高い性能を発揮します。IoTデバイスや家電製品、センサー、自動車などに広く採用されています。 * 2016年: Cortex-R:Cortex-Rは、ARMのリアルタイムシステム向けのプロセッサファミリーであり、高い信頼性と安全性を備えています。自動車や医療機器、産業制御などの分野に採用されています。 * 2020年: Cortex-X:Cortex-Xは、ARMの最新の高性能プロセッサファミリーであり、特に人工知能や機械学習などの分野に最適化されたプロセッサです。最新のスマートフォンやコンピュータ、クラウドサーバーなどに採用されています。 ARMアーキテクチャは、コンピュータシステムの進化に伴い、常に最新の技術や機能を取り入れながら発展してきました。今後もARMは、様々な分野で重要な役割を果たし続けることが期待されています。 === ARM64 === ARM64は、ARMホールディングスが設計した64ビットアーキテクチャのマイクロプロセッサであり、スマートフォン、タブレット、ノートパソコン、サーバーなど、多様なデバイスで使用されています。以下では、ARM64の発展を年表形式で振り返ります。 * 2011年: ARM Cortex-A57のリリース ARM Cortex-A57は、ARM64アーキテクチャの最初のプロセッサの1つであり、スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスでの使用を想定して設計されました。Cortex-A57は、従来の32ビットプロセッサに比べて、大幅な性能向上と省電力化が可能になりました。 * 2012年: Apple A7プロセッサの発表 Apple A7プロセッサは、iPhone 5sに初めて採用された、世界初のARM64ベースのマイクロプロセッサです。A7は、Cortex-A57をベースにAppleが独自にカスタマイズしたもので、当時のモバイルプロセッサとしては高い性能を誇りました。 * 2014年: Qualcomm Snapdragon 810のリリース Snapdragon 810は、スマートフォン市場において、初めてARM64アーキテクチャを採用したプロセッサの1つです。810は、Cortex-A57とCortex-A53のビッグ.LITTLEアーキテクチャを採用し、高い性能と省電力性を兼ね備えました。 * 2015年: ARM Cortex-A72のリリース Cortex-A72は、ARM64アーキテクチャの中でも高性能なプロセッサの1つであり、スマートフォンやタブレット、そしてサーバーなどの分野で使用されました。Cortex-A72は、Cortex-A57に比べて性能が向上し、省電力化も進んだとされています。 * 2017年: Qualcomm Snapdragon 835の発表 Snapdragon 835は、スマートフォン市場において初めて10nmプロセス技術を採用したプロセッサであり、ARM64アーキテクチャを採用したプロセッサとしては、高い性能と省電力性を両立したものでした。Snapdragon 835は、当時のトップクラスのスマートフォンに採用され、高い評価を得ました。 * 2018年: ARM Cortex-A76のリリース Cortex-A76は、ARM64アーキテクチャの中でも高性能なプロセッサの1つであり、スマートフォンやタブレット、そしてサーバーなどの分野で使用されました。Cortex-A76は、Cortex-A72やCortex-A73に比べて性能が向上し、同時に省電力化も進んだとされています。 * 2019年: Qualcomm Snapdragon 855の発表 Snapdragon 855は、スマートフォン市場において初めて7nmプロセス技術を採用したプロセッサであり、ARM64アーキテクチャを採用したプロセッサとしては、高い性能と省電力性を両立したものでした。Snapdragon 855は、当時のトップクラスのスマートフォンに採用され、高い評価を得ました。 * 2020年: Apple M1プロセッサの発表 Apple M1プロセッサは、Macに採用された世界初のARM64ベースのマイクロプロセッサであり、高い性能と省電力性を兼ね備えています。M1は、Cortex-A78やCortex-X1に比べて性能が向上し、同時に省電力化も進んだとされています。 * 2021年: Qualcomm Snapdragon 888の発表 Snapdragon 888は、スマートフォン市場において初めて5nmプロセス技術を採用したプロセッサであり、ARM64アーキテクチャを採用したプロセッサとしては、高い性能と省電力性を両立したものでした。Snapdragon 888は、当時のトップクラスのスマートフォンに採用され、高い評価を得ました。 以上が、ARM64アーキテクチャのマイクロプロセッサの発展を振り返った年表です。今後も、ARM64アーキテクチャを採用したプロセッサの開発が進み、さらなる性能向上や省電力化が期待されます。 === AMD === ここでは、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)社がリリースしたマイクロプロセッサの歴史について年表形式でまとめていきます。AMD社は、Intel社と並ぶ世界的な半導体メーカーであり、マイクロプロセッサ市場でも高いシェアを持っています。そんなAMD社がこれまでにリリースしてきたマイクロプロセッサの進化の軌跡を辿っていきましょう。 ; 1975年 AMD社は、Intel社のマイクロプロセッサ「8080」の互換品として「Am9080」をリリースしました。Am9080は、当時の8080と同じ命令セットを持っていたため、8080向けのソフトウェアがそのまま動作できるという利点がありました。 ; 1979年 AMD社は、Intel社のマイクロプロセッサ「8086」の互換品として「Am9086」をリリースしました。Am9086は、8086と同じ16ビットの命令セットを持っており、IBM PCなどのコンピュータにも搭載されました。 ; 1982年 AMD社は、Intel社のマイクロプロセッサ「80286」の互換品として「Am80286」をリリースしました。Am80286は、16ビットから32ビットにアップグレードされた命令セットを持っており、高速化が図られました。 ; 1991年 AMD社は、Intel社のマイクロプロセッサ「80486」の互換品として「Am486」をリリースしました。Am486は、64ビットのデータバスを備えており、高速処理が可能でした。 ; 1996年 AMD社は、自社初のオリジナルマイクロプロセッサ「K5」をリリースしました。K5は、Intel社の「Pentium」シリーズとの競合になることを目的に開発されました。 ; 1999年 AMD社は、自社初のx86アーキテクチャを採用しないマイクロプロセッサ「Athlon」をリリースしました。Athlonは、当時のIntel社の製品より高速な処理性能を持ち、AMD社にとって大きな成功となりました。 ; 2003年 AMD社は、64ビットのx86アーキテクチャを採用した「Athlon 64」をリリースしました。Athlon 64は、当時の市場で唯一の64ビットマイクロプロセッサであり、高速な処理性能と拡張性を持ち、ビジネスやハイエンドのコンピュータ向けに高い評価を受けました。 ; 2006年 AMD社は、2つのコアを持つマイクロプロセッサ「Athlon X2」をリリースしました。Athlon X2は、マルチタスク処理に優れ、高速で安定したパフォーマンスを発揮し、ゲームや動画編集などに向いた製品として人気を博しました。 ; 2011年 AMD社は、当時最新のx86アーキテクチャを採用した「Bulldozer」をリリースしました。Bulldozerは、最大8つのコアを持ち、高速な演算性能を発揮し、ワークステーションやサーバー向けに注目されました。 ; 2017年 AMD社は、Zenアーキテクチャを採用したマイクロプロセッサ「Ryzen」をリリースしました。Ryzenは、高速なマルチタスク処理やコンテンツの制作、ゲームなどの幅広い用途に向けた製品として高い評価を得ました。 ; 2020年 AMD社は、Zen 3アーキテクチャを採用した「Ryzen 5000」シリーズをリリースしました。Ryzen 5000は、高いクロック速度と大容量キャッシュにより、高速で安定したパフォーマンスを発揮し、ゲームやクリエイティブな作業に向いた製品として話題になりました。 ; 2021年 AMD社は、Zen 3+アーキテクチャを採用した「Ryzen 6000」シリーズをリリースする予定です。Ryzen 6000シリーズは、AMDが2021年に発表した新しいマイクロアーキテクチャ「Zen 3+」を採用しており、更に高速な演算性能やAI性能の向上が期待されます。 また、2021年には、AMDがグラフィックスカード市場でも注目を集めました。同社は、RDNA2アーキテクチャを採用した「Radeon RX 6000」シリーズをリリースし、NVIDIA社と競合する形で市場に参入しました。 以上が、AMD社のマイクロプロセッサの歴史を年表形式でまとめた内容です。AMD社は、Intel社との競争を通じて常に進化を続け、高い性能とコストパフォーマンスの両立を実現しています。今後も、AMD社の技術革新に注目していきたいところです。 === マイクロプロセッサ年表 (AMD2901/AMD2916/AMD29000編)) === MD2901/AMD2916/AMD29000というマイクロプロセッサは、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)によって開発された、重要なマイクロプロセッサの一つです。本記事では、AMD2901/AMD2916/AMD29000の年表について解説していきます。 * 1975年:AMDは、最初のマイクロプロセッサAMD2901を開発した。AMD2901は、4ビットの並列アーキテクチャを採用していた。 * 1983年:AMDは、AMD2901の後継として、16ビットのAMD29116を発表した。AMD29116は、AMD2901のアーキテクチャを16ビットに拡張したものである。 * 1986年:AMDは、AMD29000を発表した。AMD29000は、32ビットのRISCアーキテクチャを採用し、高速かつ効率的な演算を可能にした。 * 1989年:AMDは、AMD29C011コプロセッサを発表した。AMD29C011は、AMD29000と互換性のある浮動小数点演算を実行するためのコプロセッサである。 * 1990年:AMDは、AMD29Kファミリの拡張として、AMD29Kマイクロプロセッサの最初のマルチプロセッサバージョンであるAMD29K MPを発表した。 * 1991年:AMDは、AMD29Kマイクロプロセッサの低消費電力バージョンであるAMD29KL16を発表した。また、AMD29C825の発表により、AMD29Kと互換性のあるDMAコントローラを提供した。 * 1992年:AMDは、AMD29Kマイクロプロセッサの高性能バージョンであるAMD29KHPを発表した。 * 1994年:AMDは、AMD29Kマイクロプロセッサの最新バージョンであるAMD29KJを発表した。また、AMD29Kマイクロプロセッサの組み込み用途向けバージョンであるAMD29K E1を発表した。 * 1995年:AMDは、AMD29Kマイクロプロセッサの最後のバージョンであるAMD29KMを発表した。その後、AMDは29Kアーキテクチャを中止し、x86アーキテクチャに注力することを決定した。 以上が、AMD2901/AMD2916/AMD29000の主要な年表である。AMD2901は、初期のマイクロプロセッサの一つとして、パーソナルコンピュータの発展に貢献した。AMD2916は、AMD2901の後継として、16ビットの処理能力を持つマイクロプロセッサとして、産業制御、計算機支援設計、通信などの分野で利用された。AMD29000は、RISCアーキテクチャを採用したことにより、高速で効率的な演算が可能であり、高性能コンピュータやワークステーションなどの分野で利用された。 === Power/PowerPC === ==== イントロダクション ==== パーソナルコンピュータ、スマートフォン、ゲーム機、サーバー、スーパーコンピューターなど、私たちが日々使用する機器の中には、マイクロプロセッサと呼ばれる小型のCPUが搭載されています。今回は、その中でも「Power/PowerPC」と呼ばれるマイクロプロセッサの歴史を年表形式で振り返り、その特徴や活躍した分野について紹介します。 ==== マイクロプロセッサ年表 (Power/PowerPC編) ==== * 1990年:IBMがRISCアーキテクチャを採用した「POWER1」を発表。   特徴:命令セットが簡素化されており、高速な演算処理が可能。 * 1993年:IBM、Apple、Motorolaの共同開発による「PowerPC」アーキテクチャを発表。   特徴:POWER1の技術をベースに、Appleが採用するMacintoshシリーズのCPUとして採用され、高い性能を実現。 * 1994年:IBMが「POWER2」を発表。   特徴:高度なスーパースカラー方式を採用し、高性能化を図った。 * 1995年:Motorolaが「PowerPC 603」を発表。   特徴:省電力性に優れ、低価格で提供されたことから、エンベデッド機器にも採用された。 * 1997年:IBMが「POWER3」を発表。   特徴:64ビットアーキテクチャを採用し、高い演算性能と信頼性を実現。 * 1999年:Motorolaが「PowerPC G4」を発表。   特徴:Altivecと呼ばれるベクトル演算機能を搭載し、画像処理や音声処理などの分野で高い評価を受けた。 * 2001年:IBMが「POWER4」を発表。   特徴:マルチプロセッシングに対応し、スーパーコンピューターやサーバーでの使用に向いた高性能CPU。 * 2005年:IBMが「POWER5」を発表。   特徴:マルチスレッド技術を採用し、複数の処理を同時に実行可能とした。 * 2006年:IBMが「POWER6」を発表。   特徴:高度なエラーコレクション機能を備え、信頼性を更に向上させた。また、動的な電力管理機能を採用することで、省電力性も向上した。 * 2010年:IBMが「POWER7」を発表。   特徴:高速なキャッシュメモリと、高度なマルチスレッド技術を採用し、高い演算処理能力と信頼性を実現した。 * 2013年:IBMが「POWER8」を発表。   特徴:複数のコアを搭載し、高いマルチスレッド処理能力と並列処理能力を備えた。また、OpenPOWER Foundationを設立し、オープンなアーキテクチャを推進した。 * 2017年:IBMが「POWER9」を発表。   特徴:高い演算性能と、AIやディープラーニングなどの高度な分野にも対応した機能を搭載した。また、OpenCAPIと呼ばれる高速な接続規格を採用することで、高速なデータ転送が可能となった。 ==== まとめ ==== 「Power/PowerPC」は、IBMやApple、Motorolaなどが共同で開発したマイクロプロセッサであり、高い性能や省電力性、信頼性などの特徴を持ち、スーパーコンピューターやサーバー、エンベデッド機器、そして一時期はMacintoshシリーズのCPUとしても使用されました。その歴史を振り返ることで、マイクロプロセッサの進化や技術革新の歴史を理解することができます。 === SPARC === 今から40年ほど前、サン・マイクロシステムズ社が設立され、独自のプロセッサアーキテクチャ「SPARC」を開発しました。その後、SPARCは世界中の企業や研究機関で利用され、多くのシステムやサーバーで採用されました。 以下では、SPARCアーキテクチャを中心にしたマイクロプロセッサの進化を振り返ります。 * 1987年 - SPARCプロセッサの登場 サン・マイクロシステムズ社が初めてリリースしたSPARCアーキテクチャのプロセッサは、SPARCstation 1に搭載されました。当時は25MHzで動作し、32ビットの命令セットを採用していました。 * 1992年 - SPARC64 日本の富士通社が開発したSPARC64は、当時最も高速なプロセッサの1つでした。初代のSPARC64は最大150MHzで動作し、性能の面でSPARCstation 10をしのぎました。 * 1995年 - SPARCstation 20 SPARCstation 20は、初めて対称マルチプロセッシング(SMP)をサポートしたSPARCシステムでした。これにより、複数のプロセッサを1つのシステムで同時に動作させることが可能になりました。 * 2001年 - UltraSPARC III サン・マイクロシステムズ社がリリースしたUltraSPARC IIIは、初めての64ビットのSPARCプロセッサでした。当時最速のクロック周波数1.2GHzを誇り、高い性能を発揮しました。 * 2005年 - UltraSPARC T1 UltraSPARC T1は、当時最も進んだマルチスレッド技術を採用したプロセッサでした。当時のプロセッサは1つのコアで1つのスレッドしか処理できませんでしたが、UltraSPARC T1は1つのコアで最大32スレッドを処理することができました。 * 2010年 - SPARC T3 SPARC T3は、UltraSPARC T1の後継モデルで、16コアのプロセッサと最大128スレッドをサポートしました。このプロセッサは、ビジネスクリティカルなアプリケーションやデータベースシステムなどの処理に適していました。 * 2017年 - SPARC M8 SPARC M8は、最新のSPARCプロセッサで、最大8ソケットのシステムで動作することができます。高速で安定した性能を発揮し、大規模なデータ処理や仮想化などの用途に適しています。また、SPARC M8はセキュリティにも注力し、暗号化やメモリ保護機能などが強化されています。 以上が、SPARCアーキテクチャの主なプロセッサの進化の歴史です。今後も、SPARCアーキテクチャは大規模なシステムやサーバーなどで活躍し続けることが期待されます。 === DEC/Alpha === ==== はじめに ==== マイクロプロセッサの歴史は、現代の情報技術において極めて重要な位置を占めています。その中でもDEC/Alphaは、1990年代に登場し、高性能かつ信頼性の高いサーバーやワークステーションに利用されました。本記事では、DEC/Alphaのマイクロプロセッサの歴史を年表形式でまとめ、その特徴や功績について解説します。 ==== マイクロプロセッサ年表 (DEC/Alpha編) ==== * 1992年: DEC/Alpha 21064 DEC/Alphaの最初のマイクロプロセッサとして登場。命令パイプラインを利用して高速な処理が可能であり、RISCアーキテクチャを採用している。 * 1994年: DEC/Alpha 21164 命令パイプラインをより高速化するために、ディープパイプラインを導入した。また、64ビットアーキテクチャを採用したことで、大容量のメモリを扱うことができるようになった。 * 1996年: DEC/Alpha 21264 命令パイプラインを18段に拡大することで、高性能化を図った。また、バス帯域幅を大幅に増やし、システム全体の処理速度を向上させた。 * 1998年: DEC/Alpha 21364 高速化と信頼性の向上を目的に、2つのプロセッサを1つのチップに集積した「ダブル・パイプライン・アーキテクチャ」を採用した。また、高速なメモリーアクセスを実現する「ケースード・インタリーブ」技術を導入した。 * 2001年: DEC/Alphaプロセッサの生産終了 DEC/Alphaプロセッサの生産が終了し、製品のサポートも終了することが発表された。DEC/Alphaは、高性能かつ信頼性の高いサーバーやワークステーションに利用され、その性能は当時の情報技術において一定の地位を築いた。 ==== DEC/Alphaの特徴と功績 ==== DEC/Alphaは、RISCアーキテクチャを採用し、高速な処理が可能であることが特徴です。また、64ビットアーキテクチャを採用したことで、大容量のメモリを扱うことができるようになりました。さらに、命令パイプラインやディープパイプライン、ダブル・パイプライン・アーキテクチャ、ケースード・インタリーブなどの技術を導入し、高性能かつ信頼性の高いサーバーやワークステーションを実現しました。 DEC/Alphaは、1990年代に登場したため、当時の情報技術において一定の地位を築きました。特に、高性能な処理能力を持ち、大規模なデータ処理や高負荷なアプリケーションを処理することができたため、サーバーやワークステーションに広く利用されました。 また、DEC/Alphaは、オープンなアーキテクチャを採用していたため、他社の製品との互換性が高く、多数のソフトウェアが開発されました。そのため、DEC/Alphaは、業界標準として広く認知され、多くの企業や研究機関で利用されました。 DEC/Alphaは、2001年に生産終了が発表され、製品のサポートも終了しましたが、その功績は現在でも高く評価されています。DEC/Alphaの技術は、後のプロセッサの開発に影響を与え、現代の情報技術においても重要な位置を占めています。 === HP/PA-RISC === マイクロプロセッサの世界において、HP/PA-RISCは重要な位置を占めています。この記事では、HP/PA-RISCマイクロプロセッサの歴史を振り返りながら、その特徴や影響力について紹介します。 HP/PA-RISCとは HP/PA-RISCは、Hewlett-Packard (HP) 社が開発したRISCアーキテクチャのマイクロプロセッサです。PA-RISCは、「Precision Architecture Reduced Instruction Set Computing」の略称で、高度な計算能力を持ちながらも命令セットがシンプルな特徴を持っています。 HP/PA-RISCの歴史 HP/PA-RISCの歴史は、1980年代初頭に遡ります。当時、HPは自社のコンピュータ事業において、IBMやDECなどのライバル企業に追いつくことを目指していました。そこで、HPは自社独自のマイクロプロセッサを開発することを決定しました。 最初のPA-RISCプロセッサは、1986年にリリースされたPA-7100でした。このプロセッサは、16MHzで動作し、32ビットアーキテクチャ、16Kのキャッシュメモリを備えていました。PA-7100は、HPの高性能ワークステーションであるHP 9000シリーズで使用され、当時の競合製品に比べて高速かつ高性能な処理を実現しました。 その後、HPはPA-RISCアーキテクチャを進化させ、より高速で高性能なプロセッサを開発し続けました。1992年にリリースされたPA-8000は、クロック周波数が100MHzにまで達し、超スカラー方式による命令実行を採用するなど、当時の最先端の技術が盛り込まれたプロセッサでした。 * 1996年には、PA-RISC 2.0アーキテクチャが導入され、プロセッサの性能は大幅に向上しました。PA-8200とPA-8500は、それぞれ550MHz、440MHzのクロック周波数を誇り、高度なアウト・オブ・オーダー実行機能を備えていました。これらのプロセッサは、高性能サーバー向けに使用され、当時の競合製品に比べて優れた処理性能を発揮しました。 * 2000年代に入ると、HPはPA-RISCアーキテクチャを廃止し、Intel Itaniumプロセッサに移行しました。しかし、PA-RISCアーキテクチャはその後もHPのUNIXサーバーにおいて、サポートされ続けました。 HP/PA-RISCの特徴と影響力 HP/PA-RISCは、シンプルな命令セットを採用することで、高速な処理能力を実現しました。また、PA-RISCは高度なパイプライン処理やアウト・オブ・オーダー実行機能を備えており、高性能サーバーやワークステーションなどの重要な業務システムにおいて、高速かつ安定した処理を提供しました。 HP/PA-RISCの開発によって、RISCアーキテクチャが普及する契機となったことも注目すべき点です。当時のコンピュータ市場において、主流であったCISCアーキテクチャに比べ、RISCアーキテクチャはシンプルな命令セットと高速な処理能力が特徴でした。HP/PA-RISCの成功によって、RISCアーキテクチャは一般的に認知されるようになり、その後のCPUの開発に大きな影響を与えました。 === HP64000 === * 1970年代後半、マイクロプロセッサの普及が始まり、様々な企業が自社の製品に搭載することを目指していました。この時期に、Hewlett-Packard(以下、HP)は「HP 64000」というマイクロプロセッサ用の開発システムを発売しました。これは、ソフトウェアやハードウェアの開発に必要な機能を一つのシステムにまとめたもので、当時のマイクロプロセッサ開発者たちから高い評価を得ました。 HP 64000は、当時のマイクロプロセッサの開発環境としては非常に先進的でした。このシステムは、CPU、メモリ、ディスクドライブ、入出力インタフェース、デバッグツールなどを統合し、マイクロプロセッサの設計から製造までの一連のプロセスをサポートしました。 HP 64000は、1979年に発売され、当時は価格が非常に高かったため、一部の大手企業や大学の研究室などでしか利用されませんでした。しかし、その高度な機能と信頼性により、マイクロプロセッサの開発に携わる人々からは高い評価を受けました。 また、HP 64000の登場により、マイクロプロセッサの開発がより容易になり、それまでの煩雑な作業を大幅に簡略化することができるようになりました。このことが、後にコンピューター産業の急速な発展に繋がることになります。 HP 64000は、当初はIntel 8085やMotorola 6800などのマイクロプロセッサに対応していましたが、後にZilog Z80やIntel 8086などの新しいマイクロプロセッサにも対応するようになりました。 また、HPは後に、HP 64000を拡張した「HP 64000A」や、より高性能なマイクロプロセッサ用開発システム「HP 9000 Series 200」など、さらに高度なシステムを発売しました。これらのシステムは、より大規模なプロジェクトや高度な設計に必要な機能を提供することができ、多くの企業や大学で利用されるようになりました。 さらに、HPは1983年に、マイクロプロセッサの開発に必要なソフトウェア開発ツールの一つである「HP-UX」を発表しました。これは、Unixオペレーティングシステムを基にしたもので、高い汎用性と信頼性を持ち、多くの開発者に愛用されました。 しかし、1990年代に入ると、競合他社の台頭や、PCの普及によって、HPのマイクロプロセッサ開発システムの市場シェアは低下していきます。2000年代に入ると、HPはマイクロプロセッサ開発システムから撤退し、他の事業に注力することになりました。 しかしながら、HP 64000は、その後もマイクロプロセッサの歴史において重要な役割を果たし続けました。多くの開発者たちによって利用され、次世代のマイクロプロセッサの開発に貢献しました。 また、HP 64000の成功は、今日のコンピューター産業において、マイクロプロセッサ開発に携わる人々にとっての貴重な経験となりました。このシステムに触れたことがある人々は、その後も自らの開発に役立てることができたのです。 今日、マイクロプロセッサの開発は、さらなる高度化と多様化が進んでいます。新しいテクノロジーの登場により、これまでにない高性能なマイクロプロセッサが生み出されています。しかし、その基盤となる開発環境は、HP 64000から始まった歴史があります。 === MIPS === マイクロプロセッサは、現代のデジタルテクノロジーにとって不可欠な役割を果たしています。特に、MIPS/MIPS64は高性能コンピューターや組み込みシステムの分野で重要な役割を果たしてきました。ここでは、MIPS/MIPS64の歴史について紹介し、その重要性について考察してみましょう。 MIPS/MIPS64の歴史 MIPS (Microprocessor without Interlocked Pipeline Stages)は、1980年代初頭にスタンフォード大学で開発されたRISC (Reduced Instruction Set Computing)アーキテクチャのマイクロプロセッサです。MIPSは、命令セットの簡素化とパイプライン処理の最適化によって高速な処理を実現し、組み込みシステムや高性能コンピューターの分野で広く利用されるようになりました。 * 1990年代には、MIPSの処理能力を向上させたMIPS64アーキテクチャが登場し、高性能コンピューターやサーバーなどの分野で使用されるようになりました。MIPS64は、64ビットのアドレッシングをサポートし、大規模なメモリーアドレス空間を扱えるようになりました。また、MIPS64は、高速なデータ処理を実現するためにSIMD (Single Instruction Multiple Data)命令セットを導入し、グラフィックス処理やデータベース処理などのアプリケーションで高いパフォーマンスを発揮しました。 MIPS/MIPS64の重要性 MIPS/MIPS64は、高性能コンピューターの分野で特に重要な役割を果たしています。多くのスーパーコンピューターやサーバーに採用され、高速なデータ処理や計算処理を実現しています。また、組み込みシステムの分野でも、MIPS/MIPS64は広く採用されています。家電製品や車載システム、ネットワーク機器など、様々な分野で利用されています。 MIPS/MIPS64のアーキテクチャは、RISCアーキテクチャの基本思想を受け継いでおり、命令セットが簡潔で効率的なため、高速な処理が可能です。また、MIPS/MIPS64は、オープンアーキテクチャであるため、多くのハードウェアメーカーやソフトウェア開発者によってサポートされています。このため、MIPS/MIPS64を採用したシステムは、フレキシブルで拡張性が高く、コストパフォーマンスに優れていると言えます。 さらに、MIPS/MIPS64は、エネルギー効率にも優れています。命令セットが簡潔であるため、実行に必要な回路が少なく、電力消費が少なくて済むためです。そのため、モバイルデバイスやIoT機器など、バッテリー駆動のシステムでも広く利用されています。 最近では、MIPSアーキテクチャを持つ企業が数多くあります。例えば、中国の電子機器メーカーであるLoongson Technology Corporationは、MIPSアーキテクチャを採用して自社製品を開発しています。また、シンガポールのAI企業であるHailoは、MIPS64アーキテクチャを採用したエッジAIプロセッサーを開発しています。これらの企業は、MIPS/MIPS64の優れた性能とエネルギー効率に着目して、次世代の技術を開発していると言えます。 結論として、MIPS/MIPS64は、高性能な処理能力とエネルギー効率に優れたアーキテクチャであり、現代のデジタルテクノロジーに不可欠な存在です。さまざまな分野で広く採用され、多くの企業がMIPS/MIPS64を採用した製品を開発しています。今後も、MIPS/MIPS64の進化と発展が期待されます。 === 龍芯 === マイクロプロセッサとは、コンピューターにおいて中央処理装置 (CPU) の機能を実現する集積回路のことです。今回は、中国のローカルなマイクロプロセッサメーカーである龍芯 (Loongson) の年表を取り上げ、その歴史や発展について紹介します。 龍芯 (Loongson) は、中国の国家重点高技術企業である中国電子技術集団 (CETC) の一部門であり、2002年に創立されました。当初は MIPS アーキテクチャをベースにしたプロセッサーを開発していましたが、現在は RISC-V アーキテクチャを採用しています。 以下は、龍芯の主なマイルストーンを振り返るマイクロプロセッサ年表です。 * 2002年 龍芯技術有限公司が設立される * 2004年 Loongson-1A プロセッサをリリース * 2005年 中央政府が「龍芯計画」を発表し、ローカルなマイクロプロセッサ産業の発展を支援することを表明 * 2006年 Loongson-2E プロセッサをリリース * 2007年 Loongson-2F プロセッサをリリース * 2008年 Loongson-3 プロセッサをリリース Lenovo が Loongson-2F プロセッサを搭載したノートパソコンを発表 * 2010年 Loongson-3A プロセッサをリリース * 2011年 Loongson-3B プロセッサをリリース Dawning Information Industry が Loongson-3B プロセッサを搭載したスパコンを発表 * 2012年 Loongson-3C プロセッサをリリース * 2013年 Loongson-3H プロセッサをリリース Loongson Technology Europe が設立され、欧州市場でのビジネスを開始 * 2014年 Loongson-3B2000 プロセッサをリリース * 2015年 Loongson-3A4000 プロセッサをリリース * 2016年 Loongson-3B3000 プロセッサをリリース 中国科学院が Loongson-3B プロセッサを搭載したスパコンを発表 * 2017年 Loongson-3B4000 プロセッサをリリース * 2018年 Loongson-3A5000 プロセッサをリリース * 2019年 Loongson-3A5000 プロセッサを搭載したノートパソコンが発売される * 2020年 Loongson-3A5000 プロセッサを搭載したノートパソコンが改良され、より高い性能を提供するようになる * 2021年 龍芯は、LoongArch アーキテクチャの最初のバージョンである LoongArch1 を発表し、RISC-V アーキテクチャに移行することを宣言 以上が、龍芯の主なマイルストーンとなります。龍芯は、ローカルなマイクロプロセッサメーカーとして、中国のIT産業において重要な役割を果たしています。今後も、高性能で低価格なプロセッサーの開発に注力し、中国のIT産業の発展を支援することが期待されます。 === RISC-V === マイクロプロセッサ技術は、現代のあらゆる電子機器に不可欠な要素です。そして、RISC-Vと呼ばれるオープンソースアーキテクチャの進化は、この分野に革新をもたらしています。以下では、RISC-Vアーキテクチャの歴史と進化について年表で振り返ります。 * 2010年 - UC BerkeleyでRISC-Vプロジェクトが始動 UC Berkeleyのデビッド・パターソン氏とKrste Asanović氏によって、オープンソースのハードウェアおよびソフトウェアプロジェクトであるRISC-Vが開発されました。RISC-Vは、標準化された命令セットアーキテクチャ(ISA)を提供し、パターソン氏が開発したRISCアーキテクチャの原則に基づいています。 * 2014年 - SiFiveが設立される SiFiveは、RISC-Vアーキテクチャの普及に注力する企業として設立されました。同社は、オープンソースのRISC-Vコアを使ったプロセッサの開発や、サポートを提供しています。 * 2015年 - RISC-Vファウンデーションが設立される RISC-Vファウンデーションは、オープンソースのRISC-Vアーキテクチャの開発や普及を目的として設立されました。同ファウンデーションには、ソフトウェアやハードウェアの企業が参加しており、RISC-Vアーキテクチャの普及に向けた様々な活動を展開しています。 * 2016年 - GoogleがRISC-Vプロジェクトに参加 Googleは、RISC-Vプロジェクトに参加し、オープンソースのRISC-Vプロセッサの開発に注力しています。同社は、RISC-Vを使ったAIチップの開発や、サーバー向けのプロセッサの開発などを進めています。 * 2017年 - NVIDIAがRISC-Vプロジェクトに参加 NVIDIAは、RISC-Vプロジェクトに参加し、オープンソースのRISC-Vコアを使ったプロセッサの開発に注力しています。同社は、エッジデバイス向けのプロセッサの開発などを進めています。 * 2018年 - Western DigitalがRISC-Vを採用 Western Digitalは、ストレージデバイス向けのRISC-Vプロセッサを採用し、同社の製品に組み込むことを発表しました。同社は、高性能かつ低消費電力なプロセッサが必要なストレージ市場で、RISC-Vを採用することで競争力を高めています。 * 2019年 - AmazonがRISC-Vプロジェクトに参加 Amazonは、RISC-Vプロジェクトに参加し、同社のAWSクラウド向けにRISC-Vプロセッサを開発することを発表しました。同社は、カスタマイズされたプロセッサによってクラウドのパフォーマンスを向上させることを目指しています。 * 2020年 - AppleがRISC-Vを採用 Appleは、自社の製品においてRISC-V技術を採用することを明らかにしました。同社は、RISC-Vを使ったチップを開発し、Appleの製品に組み込むことで、高性能かつ低消費電力な製品を提供することを目指しています。 * 2021年 - RISC-VがIoT市場での採用が進む RISC-Vは、低消費電力で小型なIoTデバイスに適したプロセッサとして注目を集めています。同年、RISC-Vを採用したIoTデバイスの数が急速に増加し、RISC-VアーキテクチャがIoT市場でのプロセッサの標準になる可能性が高まっています。 RISC-Vは、オープンソースであるため、多くの企業や開発者が参加し、進化を続けています。今後も、RISC-Vアーキテクチャは様々な分野での革新をもたらし、マイクロプロセッサ技術の発展に寄与することが期待されます。 === Zilog === * 1970年代から1980年代にかけて、マイクロプロセッサ技術の進歩は驚異的でした。その中でも、Zilog社の創設者であるフェデリコ・ファギンが開発した「Z80」は、特にコンピューター産業において大きな影響を与えました。この記事では、Zilog社がリリースしたマイクロプロセッサの歴史を辿り、その重要性について考察してみたいと思います。 ==== Z80の誕生 ==== * 1976年にリリースされたZ80は、8ビットマイクロプロセッサの中でも最も成功した製品の一つです。当時の市場には、Intelの「8080」やMotorolaの「6800」などの競合製品がありましたが、Z80はその2つを凌駕する性能を発揮しました。Z80は、最大2.5MHzで動作し、64KBのメモリ空間を扱うことができました。 ==== Z80の成功 ==== Z80は、当初はテレビのリモコンや電卓などの小型家電製品に使われることを想定していましたが、後にコンピューター産業においても大きな成功を収めました。Z80を搭載したコンピューターは、当時のビジネス市場において大きな役割を果たし、CP/Mと呼ばれるオペレーティングシステムの標準的な動作環境となりました。また、Z80はアーケードゲーム機にも広く使われ、当時の人々にとって不可欠なエンターテイメントの一つとなりました。 ==== Z80の後継 ==== Z80は、その後も改良が続けられ、Z180やZ280といった後継製品もリリースされました。また、Zilog社はZ80のライセンスを多数の企業に提供することで、広範な市場を獲得することに成功しました。さらに、Zilog社はMCU(マイクロコントローラユニット)にも進出し、現在でも幅広い分野で活躍しています。 ==== まとめ ==== Zilog社がリリースしたZ80は、マイクロプロセッサ技術の歴史において重要な位置を占めています。Z80は、多くの分野において先進的な性能を発揮し、コンピューター産業に大きな影響を与えました。また、Zilog社はZ80の成功を背景に、MCU市場でも活躍するようになりました。今後も、Zilog社が提供する技術が世界を変える可能性があると言えます。 === 日本製プロセッサ === マイクロプロセッサとは、コンピュータの中核となる部品であり、現代のデジタル機器に欠かせないものとなっています。今回は、その中でも日本で製造されたマイクロプロセッサに焦点を当て、マイクロプロセッサの進化を振り返っていきたいと思います。 * 1971年 日本の電気通信大学の石井英一郎教授が、Intel社の4004に着想を得て、初の日本製マイクロプロセッサである「TCM1000」を開発。しかし、市場には浸透しなかった。 * 1978年 松下電器産業(現・パナソニック)が、4ビットマイクロプロセッサ「MN1610」を開発。主に家電製品の制御に使われた。 * 1982年 日立製作所が16ビットマイクロプロセッサ「HD64180」を開発。当時は日本製の16ビットマイクロプロセッサは存在せず、大きな注目を集めた。 * 1985年 日本電気(NEC)が16ビットマイクロプロセッサ「V30」を開発。Intel社の「8086」互換品であり、IBMのPC/AT互換機向けに採用された。 * 1987年 富士通が32ビットマイクロプロセッサ「MB86900」を開発。UNIXサーバやワークステーションで使われた。 * 1990年 日立製作所が32ビットマイクロプロセッサ「SH-1」を開発。ハードウェア浮動小数点演算器を搭載し、デジタルカメラや携帯電話などに広く使われた。 * 1993年 ルネサスエレクトロニクス(旧・日本電気半導体)が、32ビットマイクロプロセッサ「V850」を開発。自動車制御システムなどに広く使われている。 * 2002年 富士通と東芝が共同開発した64ビットマイクロプロセッサ「SPARC64 V」が、UNIXサーバやスーパーコンピュータなどに採用された。 以上が、日本製マイクロプロセッサの主な年表です。日本製のマイクロプロセッサは、それぞれの特徴を活かして多様な用途で利用されてきました。その中でも特筆すべきは、自動車制御システムやデジタルカメラ、携帯電話といった小型機器に使われてきたことです。これらの機器には、省電力や高速処理といった要素が求められます。日本製のマイクロプロセッサは、それぞれの分野で高い評価を得ています。 また、日本のマイクロプロセッサメーカーは、競争力を維持するために、新しい技術の開発に注力しています。例えば、ルネサスエレクトロニクスは、自動車用の高速通信技術「CAN-FD」に対応したマイクロプロセッサを開発しています。また、東芝は、省電力技術「SpursEngine」を搭載したマイクロプロセッサを開発しています。 日本のマイクロプロセッサメーカーは、今後も世界に通用する技術を開発し、国内外の様々な分野で活躍することが期待されます。 === i432/i860/i960/Itanium === マイクロプロセッサは、現代の電子機器のバックボーンを形成する重要なコンポーネントです。i432、i860、i960マイクロプロセッサは、今日の高性能プロセッサの発展を拓いた革命的なチップです。 i432は、インテルが開発した初の32ビットプロセッサであり、1978年に発売されました。i432は、命令セットアーキテクチャ(ISA)の設計が複雑で、性能が低いことが問題でした。そのため、i432は商業的に成功することはありませんでした。 i860は、1989年にリリースされたRISC(Reduced Instruction Set Computing)マイクロプロセッサでした。i860は、グラフィックスや信号処理などの高度なアプリケーション向けに設計されており、多数のプロセッサを搭載したシステムに使用されました。 i960は、i860の後継として1990年にリリースされました。i960は、高性能なマルチタスク処理能力を備え、グラフィックスや信号処理などのアプリケーションに最適でした。i960は、さまざまな分野で使用され、特にネットワーク機器や組み込みシステムに適していました。 しかし、Intelのi960シリーズは、競合他社の製品と比較して高価であるという問題があり、成功しなかったと考えられています。 Intelは、2001年にItaniumプロセッサをリリースしました。Itaniumは、Intelの64ビットプロセッサであり、高性能で信頼性の高いサーバー向けに設計されていました。Itaniumは、複数のコアを搭載し、高度な並列処理能力を持ち、高度なメモリアーキテクチャを備えていました。 Itaniumは、最初は高い期待が寄せられていましたが、ソフトウェアの互換性の問題があり、市場に浸透することはできませんでした。競合するx86アーキテクチャに比べて高価であり、Itaniumに最適化されたソフトウェアが不足していたことが主な要因とされています。 以上のように、i432、i860、i960、Itaniumは、それぞれの時代において革新的なマイクロプロセッサであったものの、いくつかの問題により商業的に成功することができませんでした。しかし、これらのプロセッサは、現代のプロセッサの進化を支える技術の基盤となり、コンピュータ科学の発展に大きな影響を与えたと言えます。 ==プロセッサの分類と種類 == プロセッサは、コンピューターシステムの中心的な役割を果たす部分であり、演算処理やデータ処理を担当しています。プロセッサの種類や性能は、コンピューターシステムの性能や機能性に大きな影響を与えます。 === RISCプロセッサとCISCプロセッサ === RISCプロセッサーとCISCプロセッサーは、コンピュータープロセッサーのアーキテクチャの設計方法論を表す用語で、プロセッサーが実行する命令の種類や機能、およびプロセッサー内部でこれらの命令を処理する方法に関する違いに基づいています。 CISCプロセッサーは、多様な命令セットを持つことが特徴で、メモリアクセス、条件分岐、算術演算、およびその他の機能を含みます。CISCプロセッサーは、高度な機能を実現するために多様な命令を持っており、複雑な計算や処理が必要な場合には高速に処理を行うことができますが、命令セットの複雑さと高度な機能により、プロセッサーの設計と製造に大きなコストがかかる可能性があります。 一方、RISCプロセッサーは、単純な命令セットを持つことが特徴で、基本的な算術演算、ビット演算、ロード/ストア操作、および条件分岐を含みます。RISCプロセッサーは、各命令が実行される際に単一のサイクルしか必要としない場合がほとんどで、命令セットが比較的簡素であるため、プロセッサーの設計と製造に低いコストがかかる可能性があります。 CISCとRISCの違いに関する議論は、プロセッサー設計の分野で長年続いています。エンジニアの中には、RISCのアプローチがシンプルであり、効率的なプロセッサーを設計することができると主張する人もいますが、CISCのアプローチが多様な機能をサポートするために必要であり、高度なプロセッサーを設計することができると主張する人もいます。 最近のプロセッサでは、CISCとRISCの特徴を組み合わせたハイブリッドアーキテクチャが採用されることがあります。これにより、高度な機能を実現しつつ、高速で効率的な処理が可能になります。ただし、ハイブリッドアーキテクチャは複雑なため、設計や開発に時間がかかる可能性があります === VLIWプロセッサ === VLIW(Very Long Instruction Word)は、複数の命令を1つの長い命令ワードにまとめて同時に実行できるコンピューターアーキテクチャです。これにより、複数の命令を同時に処理することで、プロセッサの性能を向上させることができます。 VLIWプロセッサは、複数の命令を同時に実行することができるため、パイプライン処理が容易になります。そして、命令をパイプライン処理するための仕組みを持っているため、命令を高速かつ効率的に処理することができます。 ただし、VLIWプロセッサは、命令を1つの長いワードにパックするため、同時に実行できる命令の数が制限されます。また、命令を最適にパックする必要があるため、プログラマーに制約があります。さらに、プロセッサごとに最適な命令のパック方法が異なるため、プログラマーはプロセッサごとに最適な命令のパック方法を探す必要があります。 VLIWプロセッサは、一般的に組み込みシステムやグラフィックス処理などの特定のアプリケーションに使用されます。これらのアプリケーションでは、高速な処理が必要であり、VLIWプロセッサが優れた性能を発揮することがあります。 VLIWアーキテクチャの開発者は、命令セットアーキテクチャ(ISA)の設計者と協力する必要があります。ISAの設計者は、プログラマーが最適な命令のパック方法を探すための情報を提供する必要があります。また、ISAの設計者は、VLIWアーキテクチャに最適な命令セットを設計することが求められます。 === マルチプロセッサシステムの概要 === マルチプロセッサシステムとは、複数のCPU(中央処理装置)を持つコンピュータシステムのことです。単一のCPUを持つシステムよりも高い処理能力と信頼性を実現できます。主な特徴は以下の通りです。 ; 並列処理 : マルチプロセッサシステムでは、複数のCPUが並列に動作するため、単一CPUシステムよりも高速な処理が可能です。ソフトウェアを適切に並列化することで、処理速度が飛躍的に向上します。 ; 負荷分散 : 複数のCPUに処理を分散させることで、システム全体の負荷を分散できます。ピーク時の負荷に対しても、適切に対応することができます。 ; 冗長性 : 複数のCPUを持つため、万一1つのCPUが故障しても、他のCPUで処理を継続できます。これにより、システムの信頼性が高まります。 ; 拡張性 : 必要に応じてCPUを追加するだけで、システムの処理能力を向上させることができます。 マルチプロセッサシステムは、大規模なデータセンターサーバーや高性能コンピューティング(HPC)システムなど、高い計算能力が求められる分野で広く利用されています。ただし、マルチプロセッサ環境での並列プログラミングは複雑になる傾向があり、適切な手法が必要となります。 === マルチコアプロセッサシステムの概要 === マルチコアプロセッサとは、1つのCPUチップ上に複数のプロセッサコアを集積した設計のCPUのことです。主な特徴は以下の通りです。 ; 並列処理能力 : 1つのCPUチップ上に複数のプロセッサコアが搭載されているため、並列処理能力が高くなります。各コアが独立してタスクを実行できるので、単一コアCPUよりも高速な処理が可能です。 ; 電力効率 単一コアCPUと比べて、同じ性能を実現するのに低い電力消費量で済みます。コア数を増やすことで、高クロック周波数にする必要がなくなるためです。 ; 小型化・低コスト化 : 1つのCPUチップに複数のコアを集積できるため、小型化とコストダウンが可能になります。 ; 拡張性 : コア数を増やすことで、CPUの処理能力を容易に拡張できます。 マルチコアプロセッサは、デスクトップPC、ノートPC、サーバー、モバイル機器などあらゆる分野で広く採用されています。しかし、単一コアCPUと比べてソフトウェアの並列化が必要になるため、プログラミングが複雑化する側面があります。 マルチコアCPUの性能を最大限に活かすには、マルチスレッドプログラミングなどの並列処理技術が重要になります。OSやコンパイラ、ミドルウェアなどのシステムソフトウェアの進化も欠かせません。 == コンピューターセキュリティ == コンピューターセキュリティは、コンピューターシステムやネットワーク、データを保護し、不正アクセスや損傷、情報漏洩などの脅威から守ることを目的としています。近年、サイバー攻撃の高度化や新たな脅威の出現により、セキュリティ対策の重要性がますます高まっています。 === コンピューターセキュリティの脅威と対策 === コンピューターセキュリティの主な脅威には、以下のようなものがあります。 ; マルウェア : コンピューターウイルス、ワーム、トロイの木馬などの悪意あるソフトウェア ; 不正アクセス : 認証を回避して不正にシステムやデータにアクセスする行為 ; サービス妨害 (DoS) 攻撃 : 大量のデータを送り付けてシステムを過負荷状態に陥れる攻撃 ; データ漏洩 : 機密データが意図せず外部に漏れる事態 これらの脅威に対して、以下のような対策が講じられます。 ; ソフトウェアの最新化 : OSやアプリケーションのセキュリティアップデートを適用 ; マルウェア対策ソフト : ウイルス対策ソフトやファイアウォールの導入 ; アクセス制御と認証強化 : 適切な権限管理と強力な認証方式の採用 ; 暗号化 : 機密データの暗号化による保護 ; ログ監視 : 不審な活動を検知するためのログ監視 ; セキュリティ教育 : 従業員に対するセキュリティ意識向上の教育 === アクセス制御と暗号化技術 === '''アクセス制御'''とは、システムやデータへのアクセスを適切に管理・制御する仕組みです。代表的な方式には以下のようなものがあります。 ; ロールベースアクセス制御 (RBAC) : ユーザーの役割に基づいてアクセス権限を設定する方式 ; 強力な認証方式 : 複合認証 (パスワードと生体認証の組み合わせなど) による本人確認の強化 '''暗号化技術'''は、データを特殊なアルゴリズムで変換して機密性と整合性を確保する技術です。主な暗号化方式は以下のとおりです。 ; 共通鍵暗号方式 : 同一の鍵を使って暗号化・復号を行う (AES、DESなど) ; 公開鍵暗号方式 : 暗号化と復号で異なる鍵を使う方式 (RSA、楕円曲線暗号など) ; ハッシュ関数 : 元のデータから短い固定長のデータ (ハッシュ値) を生成する一方向関数 これらの技術は、データの機密性と整合性を守るために広く利用されています。 === ネットワークセキュリティと脆弱性対策 === '''ネットワークセキュリティ''' は、ネットワーク接続をさまざまな脅威から守ることを目的としています。主な対策技術には以下のようなものがあります。 ; ファイアウォール : ネットワーク境界でパケットを監視・フィルタリングする ; VPN (仮想プライベートネットワーク) : 公開ネットワーク上に仮想の専用ネットワークを構築 ; IDS/IPS : 不正な通信を検知し、必要に応じて遮断する ; DLP (データ漏洩防止) : 機密データの持ち出しを防止する 一方、新たな脆弱性が発見されるたびに '''脆弱性対策''' が重要となります。主な対策には以下のようなものがあります。 ; ソフトウェアの更新 : ベンダーから提供されるセキュリティアップデートを適用 ; 脆弱性スキャン : 脆弱性検査ツールを用いてシステムの脆弱性をスキャン ; ペネトレーションテスト : 実際に攻撃を試みて脆弱性を特定する このように、さまざまな脅威に対してレイヤーを重ねた多層防御が求められます。また、セキュリティは常に進化する必要があり、継続的な対策が重要となります。 === コンプライアンス === コンピューターセキュリティにおいて、コンプライアンス(法令順守)は非常に重要な要素です。企業や組織は、関連する法令や規制、業界の標準などを遵守しなければなりません。一方で、コンプライアンスを達成する過程において、プライバシーの侵害などの人権問題が生じる可能性もあります。 ; コンプライアンスの主な側面 :; データ保護法令の順守: 個人情報保護法、GDPRなどの法令を順守したデータ管理 :; 業界固有の規制への準拠: 金融、医療など特定分野における規制への適合 :; セキュリティ基準の維持: ISO27001、NIST等の標準に基づくセキュリティ管理 ; コンプライアンスを実現する手段 : ポリシーおよび手順の文書化と従業員教育 : システム監査ログの保持と分析 : 定期的な脆弱性評価と是正対応 一方で、過剰な監視や抜き打ち監査は、'''プライバシー権の侵害'''になる可能性があります。このため、合法性と適切性を考慮しつつ、従業員のプライバシーを不当に侵害しないよう配慮する必要があります。 企業は法令順守とプライバシー保護のバランスを取る必要があり、双方の要請を満たすガバナンスが求められます。抜き打ち監査などの措置を講じる場合は、あらかじめルールを明確化し、必要最小限の範囲に限定するなど、人権への配慮が重要になります。 == コンピューターアーキテクチャーの応用 == コンピューターアーキテクチャーは、コンピューターシステムの設計や構造を決定する根幹技術です。様々な分野で広く応用されており、アーキテクチャーの進化によって新しい可能性が切り拓かれています。 === 様々な応用分野でのコンピューターアーキテクチャーの活用例 === ; 科学技術計算 : 気象予測、構造解析、分子シミュレーションなどの大規模計算 : 演算性能、メモリバンド幅、並列処理性能が重要 ; 人工知能 (AI) / 機械学習 : ディープラーニングなどの大規模データ処理 : GPU、専用AIチップの活用によるハイパフォーマンス化 ; マルチメディア処理 : 高解像度映像や3D CGの処理 : 並列処理能力と大容量メモリが必須 ; データベースシステム : 大規模データの高速検索と処理 : メモリアクセス性能とストレージI/Oが重要 このように、要求されるアーキテクチャーは分野によって異なり、用途に合わせた最適化が求められます。 === ハイパフォーマンスコンピューティングと量子コンピューティング === '''ハイパフォーマンスコンピューティング (HPC)''' は、大規模で計算集約型のタスクを高速に処理することを目的とします。HPCで重視される主なアーキテクチャー要素は以下の通りです。 : 高度に並列化された多コアCPUやGPU、専用アクセラレーターの活用 : 高バンド幅・低レイテンシのメモリサブシステム : 高スループット・低レイテンシのインターコネクト技術 一方、'''量子コンピューティング'''は、量子力学の原理を用いた革新的なコンピューティングパラダイムです。量子ビットを使った並列処理によって、従来の計算モデルを超えた能力が期待されています。 : 量子ビットの製造・制御・測定技術 : 量子エラー訂正によるノイズ耐性の実現 : 量子アルゴリズムの開発と最適化 量子コンピューターの実用化に向けて、ハードウェアとソフトウェアの両面から活発な研究開発が行われています。 {{See also|量子コンピューティング}} === IoT(Internet of Things)やエッジコンピューティングの技術動向 === '''IoT (モノのインターネット)''' は、様々な"モノ"がインターネットにつながり、データをやり取りすることを指します。センサーデバイスから大量のデータが発生するため、データの収集・処理にはエッジ側での分散アーキテクチャーが必要とされます。 : 省電力・低コストなエッジデバイス向けプロセッサー : エッジ側での軽量AIによるデータ処理 : エッジデバイスからクラウドへの効率的なデータ転送 '''エッジコンピューティング''' とは、データをクラウドに送る前にエッジ側で前処理を行う分散型アーキテクチャーです。エッジ側で機械学習やデータ加工を行うことで、クラウドの負荷を軽減することができます。 : 小型・低消費電力のエッジデバイス向けGPU/AIチップ : エッジ上でのデータの暗号化やデータ圧縮機能 : エッジとクラウドとの柔軟な負荷分散制御 このようにIoTシステムやエッジコンピューティングでは、省電力性と分散処理能力を兼ね備えた革新的なデバイスアーキテクチャーが求められています。 {{See also|IoT|エッジコンピューティング}} == おわりに == === コンピューターアーキテクチャーの将来について === コンピューターアーキテクチャーは、テクノロジーの進化に伴って常に変遷を遂げてきました。今後も新たな要求や課題に対応するため、アーキテクチャーは進化し続けることでしょう。 ==== ハードウェアの微細化の限界 ==== 半導体の微細化による集積度向上には物理的な限界があり、単一のプロセッサーでのパフォーマンス向上に限界が見えてきています。この課題を克服するため、以下のような取り組みが行われています。 * 特化した専用チップ(ASIC、FPGA)の活用 * チップ実装技術の革新(3D積層、光インターコネクトなど) * 量子コンピューターの実用化に向けた研究開発 ==== ソフトウェアの複雑化への対応 ==== AIやビッグデータなど、ソフトウェアが高度化・複雑化する中で、単一のアーキテクチャーでは要求を満たせなくなってきています。この課題に対しては以下が検討されています。 * ドメイン特化アーキテクチャー(DPA)の採用によるソフトウェア最適化 * マルチアーキテクチャー/ヘテロジニアスコンピューティングの活用 * オープンなハードウェア設計による柔軟性向上 将来のコンピューターアーキテクチャーは、可用性、性能、電力効率、コストなどを総合的に最適化したものになると考えられます。単一の万能なアーキテクチャーではなく、用途に応じた特化と分散が鍵となりそうです。 === まとめ === 本書では、コンピューターアーキテクチャーの基本概念から応用分野までを幅広く解説してきました。コンピューターの心臓部であるCPUをはじめ、メモリ、ストレージ、インターコネクトなどの構成要素について、その役割と動作原理を学びました。 さらに、パフォーマンス、電力効率、コストなどの観点からアーキテクチャーを評価・設計する手法を習得しました。また、コンピューターセキュリティやコンプライアンスの重要性についても理解を深めました。 最後に、ハイパフォーマンスコンピューティング、IoT/エッジコンピューティング、量子コンピューティングなど、様々な応用分野におけるアーキテクチャーの活用例を紹介しました。そして、将来のアーキテクチャー展望として、ハードウェア・ソフトウェアの課題と対応策について言及しました。 コンピューターアーキテクチャーは、コンピューターシステムを構築する上で不可欠な基盤技術です。この分野への理解を深めることで、パフォーマンス、省電力、コストなど様々な要求を満たすシステム設計が可能となります。本書が読者の皆様のスキルアップとソリューション検討の一助となれば幸いです。 [[Category:コンピュータ|あきてくちや]] dvo6utvgmukatntd2viys62q007q2um 263348 263347 2024-11-11T22:27:24Z Ef3 694 /* マイクロコード */ 校閲と推敲 263348 wikitext text/x-wiki 提供されたWikitextを校閲・推敲・ファクトチェックし、以下のように改善しました: == はじめに == <!--コンピューターアーキテクチャーの教科書の「はじめに」の章--> コンピューターアーキテクチャーは、コンピューターの基礎的な仕組みと設計原理に関する学問分野です。 この分野では、コンピューターの構成要素、データ表現、命令セットアーキテクチャー(ISA)、マイクロアーキテクチャー、パイプライン処理、メモリー階層、入出力システム、並列処理、およびマルチプロセッシングに関するトピックを扱います。 本書は、コンピューターアーキテクチャーの基礎から応用までを体系的に解説し、実践的な知識を提供します。また、最新の技術動向や設計トレードオフについても詳しく説明します。 === コンピューターアーキテクチャーとは === コンピューターアーキテクチャーは、コンピューターシステムの構造と動作原理を定義する分野です。具体的には、以下の要素を包含します: * プロセッサーアーキテクチャー * メモリーシステム * 入出力アーキテクチャー * インターコネクト これらの要素は、以下の設計目標に基づいて最適化されます: * 性能(処理速度、レイテンシー、スループット) * 電力効率 * 信頼性 * セキュリティ * コスト === 学習目標 === 本書を通じて、読者は以下の知識・スキルを習得することができます: * コンピューターシステムの基本構成要素の理解 * 命令セットアーキテクチャーの設計原理 * プロセッサーの動作原理とパイプライン処理 * メモリーシステムの階層構造と最適化手法 * 並列処理とマルチコアアーキテクチャー * 性能評価手法 == コンピューターシステムの基礎 == コンピューターシステムは、ハードウェア、ソフトウェア、およびそれらを結ぶインターフェースから構成される情報処理システムです。 === コンピューターシステムの構成要素 === 主な構成要素は以下の通りです: ;ハードウェア :物理的な機器や部品 :* 中央処理装置(CPU) :* メインメモリー :* 二次記憶装置 :* 入出力装置 :* システムバス ;ソフトウェア :プログラムとデータの総称 :* オペレーティングシステム :* システムソフトウェア :* アプリケーションソフトウェア === ハードウェアとソフトウェアの関係 === ハードウェアとソフトウェアは階層的に構成され、以下の特徴があります: * ソフトウェアはハードウェア上で動作する抽象化層を提供 * オペレーティングシステムがハードウェア資源を管理 * アプリケーションはOSを介してハードウェアにアクセス === コンピューターシステムの性能指標 === ;実行時間 :プログラムの開始から終了までに要する時間 ;スループット :単位時間あたりの処理量 ;クロック周波数 :プロセッサーの動作周波数(単位: Hz) ;CPI(Cycles Per Instruction) :命令あたりの平均クロックサイクル数 ;IPC(Instructions Per Cycle) :クロックサイクルあたりの平均命令実行数 :CPIの逆数だが、現代のプロセッサーでは並列実行により1を超えることがある ;MIPS(Million Instructions Per Second) :1秒あたりの実行命令数(百万単位) :異なるISA間での比較には適さない ;FLOPS(Floating-point Operations Per Second) :1秒あたりの浮動小数点演算数 :科学技術計算の性能指標として使用 ;メモリー帯域幅 :メモリーとプロセッサー間のデータ転送速度(bytes/sec) == 命令セットアーキテクチャー == 命令セットアーキテクチャー(ISA)は、プロセッサーが理解し実行できる機械語命令の仕様を定義します。ISAは、アプリケーションプログラミングインターフェース(API)として機能し、ハードウェアとソフトウェアの境界を形成します。 === 命令セットの概要 === 命令セットは、プロセッサーが実行可能な命令の完全な集合です。主なISAファミリーには以下があります: ;CISC(Complex Instruction Set Computing) :AMD64やx86など、複雑な命令を多数持つアーキテクチャー :メモリ操作を含む豊富な命令セット :可変長命令フォーマット ;RISC(Reduced Instruction Set Computing) :ARM、RISC-V、PowerPCなど、単純な命令を基本とするアーキテクチャー :ロード/ストアアーキテクチャー :固定長命令フォーマット === AMD64命令の種類とフォーマット === AMD64アーキテクチャーは、x86アーキテクチャーの64ビット拡張です。主な命令カテゴリーは以下の通りです: ;データ転送命令 :<code>mov</code>、<code>push</code>、<code>pop</code>、<code>xchg</code>など :例(AT&T構文): :<syntaxhighlight lang=asm> movq $0x1234, %rax # 即値をRAXに格納 movq %rax, %rbx # RAXの値をRBXに転送 pushq %rax # RAXの値をスタックにプッシュ </syntaxhighlight> ;算術演算命令 :<code>add</code>、<code>sub</code>、<code>mul</code>、<code>div</code>、<code>inc</code>、<code>dec</code>など :例: :<syntaxhighlight lang=asm> addq $1, %rax # RAXに1を加算 subq %rbx, %rax # RAXからRBXを減算 imulq $4, %rax # RAXを4倍 </syntaxhighlight> ;論理演算命令 :<code>and</code>、<code>or</code>、<code>xor</code>、<code>not</code>など :例: :<syntaxhighlight lang=asm> andq $0xf, %rax # RAXと0xfのAND演算 xorq %rax, %rax # RAXをゼロクリア(自身とのXOR) </syntaxhighlight> ;制御転送命令 :<code>jmp</code>、<code>je</code>、<code>jne</code>、<code>call</code>、<code>ret</code>など :例: :<syntaxhighlight lang=asm> cmpq $0, %rax # RAXと0を比較 je .L1 # ゼロの場合、L1にジャンプ call printf # printf関数を呼び出し </syntaxhighlight> === 命令のエンコーディング === AMD64の命令は可変長フォーマットを採用し、1〜15バイトの範囲です。基本的な構造: * プリフィックス(オプション):REX、オペランドサイズ、アドレスサイズなど * オペコード:1〜3バイト * ModR/M(必要な場合):オペランドの指定 * SIB(必要な場合):スケール-インデックス-ベースアドレッシング * ディスプレースメント(必要な場合) * 即値(必要な場合) 例: :<syntaxhighlight lang=asm> movq $0x1234, %rax </syntaxhighlight> のエンコーディング: :<syntaxhighlight lang=text> 48 c7 c0 34 12 00 00 </syntaxhighlight> * 48: REXプリフィックス(64ビット操作) * c7: MOV即値のオペコード * c0: ModR/M(レジスタRAX直接) * 34 12 00 00: 32ビット即値 === 命令の実行サイクル === 現代のプロセッサーは、以下の基本的な実行ステージを持ちます: # 命令フェッチ(IF) # 命令デコード(ID) # 実行(EX) # メモリアクセス(MEM) # レジスタ書き戻し(WB) これらのステージは、パイプライン処理により並列実行されます。AMD64プロセッサーは、アウトオブオーダー実行や投機的実行などの高度な最適化技術も採用しています。 より具体的な事例や実装を含めて書き直しました: == マイクロアーキテクチャー == マイクロアーキテクチャーは、プロセッサーの命令セットアーキテクチャー(ISA)を実際のハードウェアとして実装するための設計手法です。例えばx86-64 ISAは、IntelのSkyLakeやAMDのZenなど、異なるマイクロアーキテクチャーによって実現されています。 === 基本構成と実装 === 現代のマイクロアーキテクチャーは、命令フェッチ、デコード、実行、メモリアクセス、ライトバックの5段階のパイプラインを基本としています。例えばIntel Core i7プロセッサーでは、14~19段のパイプラインを採用し、1クロックあたり最大4命令をデコードできます。 命令実行の中核となる実行ユニットには、整数演算器(ALU)、浮動小数点演算器(FPU)、SIMD演算器などが含まれます。最新のプロセッサーでは、AVX-512などの高度なSIMD命令をサポートし、1サイクルあたり最大512ビットのデータを並列処理できます。 === キャッシュ階層と分岐予測 === メモリアクセスの高速化のため、L1(32KB~64KB)、L2(256KB~1MB)、L3(数MB~数十MB)の3階層のキャッシュを実装するのが一般的です。例えばAMD Ryzenプロセッサーは、コアごとに32KBのL1命令キャッシュと32KBのL1データキャッシュ、512KBのL2キャッシュ、さらにCCX(Core Complex)ごとに16MBのL3キャッシュを搭載しています。 分岐予測には、2ビットカウンタによる動的予測や、分岐履歴テーブル(BHT)、分岐ターゲットバッファ(BTB)などの技術が使用されます。最新のプロセッサーでは予測精度が95%を超えており、分岐ミス予測によるパイプラインストールを最小限に抑えています。 === 省電力技術 === 現代のプロセッサーには様々な省電力機能が実装されています。Intel SpeedStepやAMD Cool'n'Quietに代表される動的周波数・電圧制御(DVFS)は、負荷に応じてクロック周波数と供給電圧を0.1GHz単位で細かく調整します。また、未使用のコアやキャッシュの電源をオフにするパワーゲーティングや、アイドル時に深い省電力状態(C6など)に移行する機能も実装されています。 === 最新の傾向 === 近年のマイクロアーキテクチャーでは、ビッグ・リトルアーキテクチャーの採用が進んでいます。例えばIntel AlderLakeは、高性能なPコアと省電力なEコアを組み合わせ、用途に応じて使い分けることで、性能と電力効率の両立を図っています。また、AMDのチップレット設計のように、複数のダイを組み合わせる手法も一般的になりつつあります。 セキュリティ面では、Spectre/Meltdownなどの脆弱性対策として、投機的実行の制御やキャッシュの分離などのハードウェア的な対策が実装されています。これらの対策は若干の性能低下を伴いますが、セキュリティと性能のバランスを取りながら改良が続けられています。 == マイクロコード == マイクロコードは、プロセッサーの複雑な命令セット(ISA)を、より単純な内部操作の組み合わせとして実装するための制御プログラムです。例えばx86プロセッサーでは、1つのCISC命令を複数の基本的なマイクロ操作(μops)に分解して実行します。 === 基本構造と動作 === マイクロコードは、プロセッサー内部のROMに格納された専用のプログラムとして実装されています。例えばIntel Skylakeアーキテクチャでは、複雑なx86命令をデコードする際、マイクロコードROMから対応するμopsのシーケンスを取り出し、実行パイプラインに供給します。 典型的なマイクロコード実装では、以下の要素が含まれます: * '''マイクロコードROM''':基本的なマイクロ命令シーケンスを格納 * '''シーケンサー''':マイクロ命令の実行順序を制御 * '''マイクロ命令レジスタ''':現在実行中のマイクロ命令を保持 * '''制御信号生成器''':各ハードウェアユニットへの制御信号を生成 === 実用的な応用 === マイクロコードは以下のような場面で重要な役割を果たしています: ; 命令エミュレーション : x86プロセッサーにおける文字列操作命令(MOVS、STOS等)は、マイクロコードによって基本的なメモリ操作の連続として実装されています。これにより、複雑な命令をハードウェアで直接実装する必要がなくなります。 ; 例外処理 : ページフォールトやデバイス割り込みなどの例外発生時、マイクロコードは現在の実行状態の保存や例外ハンドラへの制御移行を行います。 ; マイクロコード更新 : プロセッサーの製造後に発見されたバグの修正や、セキュリティ脆弱性(Spectre/Meltdownなど)への対策として、マイクロコードアップデートが配布されます。 === 最適化と性能への影響 === 現代のプロセッサーでは、頻繁に使用される単純な命令(ADD、MOV等)はハードウェアデコーダーで直接μopsに変換され、マイクロコードROMを使用しません。一方、複雑な命令(CPUID、SYSCALL等)はマイクロコードシーケンスとして実装され、実行に数十サイクルを要することがあります。 {{コラム|width=100%|水平マイクロコードと垂直マイクロコード|2=マイクロコードの実装方式は、制御信号の生成方法によって大きく2種類に分類されます: ; 水平マイクロコード :* 各制御信号を直接指定するビット幅の広い形式 :* Intel 8086などの初期のプロセッサーで採用 :* 高速だが命令語が長く、ROM容量を多く必要とする ; 垂直マイクロコード :* 制御信号をエンコードした命令形式 :* 現代のプロセッサーで一般的 :* ROM容量を節約でき、柔軟な実装が可能 :* デコード段階が必要で若干のオーバーヘッドあり 現代のプロセッサーでは、主に垂直マイクロコードを採用しつつ、クリティカルパスには水平マイクロコード的な直接制御を組み合わせることで、柔軟性と性能のバランスを取っています。 }} == CPUの構成と動作 == === CPUの構成要素 === CPUは、制御ユニット、演算ユニット、レジスタ、バス、クロックなどの構成要素で構成されます。制御ユニットは、プログラムカウンタから次の命令を取り出して、命令を解読し、演算ユニットに命令を送信する役割を持ちます。演算ユニットは、算術演算や論理演算を実行し、結果をレジスタに保存します。レジスタは、CPU内の一時的な記憶装置であり、データを保持するために使用されます。バスは、CPUと他のコンポーネント(メモリや入出力装置など)の間でデータを転送するために使用されます。クロックは、CPU内の各コンポーネントが同期して動作するために必要なタイミング信号を生成します。 === パイプライン処理とスーパースカラー処理 === CPUの処理速度を向上させるために、パイプライン処理やスーパースカラー処理が使用されます。パイプライン処理は、複数の命令を同時に実行することができるため、CPUの性能を向上させることができます。スーパースカラー処理は、1つの命令を複数の演算ユニットで同時に実行することができるため、より高速な処理を実現することができます。 ==== パイプライン処理 ==== パイプライン処理は、コンピューターアーキテクチャーにおける重要な概念の1つであり、複数の命令を同時に実行することで処理速度を高速化する方法です。パイプライン処理は、命令の実行に必要なステップを複数の段階に分割し、各ステップを同時に実行することによって実現されます。 パイプライン処理には、以下の5つの段階があります。 #取得(Fetch):命令をメモリから取得する。 #デコード(Decode):命令を解読し、実行に必要な情報を取り出す。 #メモリ読み出し(Memory Read):必要に応じて、メモリにアクセスしてデータを読み出す。 #実行(Execute):命令を実行する。 #メモリ書き込み(Memory Write):必要に応じて、メモリにアクセスしてデータを書き込む。 各ステップは、前のステップが完了すると同時に開始されます。つまり、取得ステージが始まると同時に、デコードステージも始まります。これにより、複数の命令が同時に処理されるため、処理速度が向上します。 ただし、パイプライン処理にはいくつかの課題があります。例えば、命令間の依存関係がある場合、次の命令が実行される前に前の命令が完了するまで待たなければならないため、パイプライン処理の効果が減少します。また、分岐命令の場合、どちらの分岐が実行されるかわからないため、パイプライン処理を途中で中断し、処理速度が低下することがあります。 これらの課題を解決するために、パイプライン処理にはいくつかの改善策があります。例えば、アウト・オブ・オーダー実行(Out-of-Order Execution)や分岐予測(Branch Prediction)などがあります。アウト・オブ・オーダー実行は、命令を実行する順序を変更することで依存関係を解決し、分岐予測は、分岐命令の実行先を予測することでパイプライン処理を途中で中断する回数を減らすことができます。 ==== スーパーパイプライン ==== スーパーパイプラインという手法では、最も時間のかかるパイプラインのステージを2つ以上に分割することで、クロック周波数の上限を引き上げることができます。 ただし、ステージ数を無制限に増やすと、分岐が発生した場合のペナルティが増大するため、慎重に考慮する必要があります。また、クロック周波数を上げることで消費電力が増加するため、電力消費にも配慮する必要があります。 ==== スーパースカラー ==== スーパースカラープロセッサーは、シングルプロセッサ内での命令レベル並列性と呼ばれる形式の並列性を実装したCPUです。スカラープロセッサーは、1つのクロックサイクルあたり最大1つの単一の命令しか実行できないのに対し、スーパースカラープロセッサーは、同時に複数の命令をプロセッサ内の異なる実行ユニットに送信することで、1つのクロックサイクル中に複数の命令を実行できます。そのため、与えられたクロックレートで可能な場合よりもスループット(単位時間あたりに実行できる命令数)が高くなります。各実行ユニットは、CPU内の単一の算術論理演算装置のような、別々のプロセッサ(またはマルチコアプロセッサの場合はコア)ではありません。 シングルコアのスーパースカラープロセッサーは、SISDプロセッサー(シングル命令ストリーム、シングルデータストリーム)と分類されますが、短いベクトル演算をサポートするシングルコアのスーパースカラープロセッサーは、SIMD(シングル命令ストリーム、マルチデータストリーム)と分類される可能性があります。マルチコアのスーパースカラープロセッサーは、MIMDプロセッサー(マルチプル命令ストリーム、マルチプルデータストリーム)と分類されます。 スーパースカラーCPUは通常パイプライン処理も行われていますが、スーパースカラー処理とパイプライン処理は異なるパフォーマンス向上技術と考えられています。前者は複数の実行ユニットを使用して複数の命令を並列に実行し、後者は実行ユニットを異なるフェーズに分割して同じ実行ユニットで複数の命令を並列に実行します。 スーパースカラーテクニックは、通常以下の特徴と関連付けられます: * 命令はシーケンシャルな命令ストリームから発行される * CPUが実行時に命令間のデータ依存性を動的にチェックする * CPUは1クロックあたり複数の命令を実行することができる === ハザード === ハザードとは、コンピュータアーキテクチャにおいて、命令実行の順序に関する問題のことを指します。ハザードが発生すると、正しい結果を得るために必要な命令実行の順序が乱れてしまうことがあります。 例えば、ある命令が実行される前に、その命令が必要とするデータがまだ用意されていない場合、ハザードが発生します。この場合、必要なデータが用意されるまで、命令の実行を待たなければならず、実行速度が遅くなる可能性があります。 ハザードを解決するためには、いくつかの方法があります。例えば、命令の実行順序を変更すること、命令の実行に必要なデータを事前に用意すること、命令実行の途中で他の命令を実行することなどがあります。 ハザードの種類には、データハザード、制御ハザード、構造ハザードなどがあります。データハザードは、命令が必要とするデータがまだ用意されていない場合に発生します。制御ハザードは、分岐命令などの制御フローを変更する命令の実行によって発生します。構造ハザードは、複数の命令が同時に実行されることによって、実行ユニットなどのリソースが競合することで発生します。 ハザードが発生すると、プログラムの実行速度が遅くなるため、高速なコンピュータアーキテクチャを設計する場合には、ハザードの解決方法について十分に考慮する必要があります。 === 投機的実行 === 投機実行とは、コンピューターのプロセッサーにおいて、プログラムの命令を事前に実行することで、処理速度を高速化する技術です。 この技術は、次に実行される可能性が高い命令を予測し、その命令の実行を事前に開始します。その際、予測が正しい場合は、実際の実行に移行し、処理速度が高速化されます。一方、予測が誤っていた場合は、その処理結果を破棄して、正しい命令の実行に移行します。 投機実行は、複雑なプログラムを処理する際に非常に有効ですが、最近では、MeltdownやSpectreなどのセキュリティ上の脆弱性が発見されたため、セキュリティ上の問題も指摘されています。 === アウト・オブ・オーダー実行 === アウト・オブ・オーダー実行(Out-of-order execution)は、コンピュータの命令実行方式の一つです。この方式では、プロセッサが命令を直列に実行する代わりに、実行可能な命令を見つけ次第、実行順序を変更して、プログラムを効率的に実行します。 通常、コンピュータのプロセッサは、プログラムの命令を順番に実行します。しかし、ある命令が実行するために必要なデータがまだ計算されていなかったり、メモリから読み込まれていなかった場合、プロセッサは次の命令を実行する必要があります。そのため、命令の実行順序が入れ替わることがあります。 アウト・オブ・オーダー実行では、プロセッサは未実行の命令をバッファに格納し、実行可能になったら、実行順序を変更して実行します。この方法により、プロセッサはより多くの命令を同時に実行でき、プログラムの実行効率が向上します。ただし、実行順序が入れ替わるため、プログラムの結果が予想通りでない可能性があります。 アウト・オブ・オーダー実行は、現代の高速プロセッサで広く使用されており、プログラムの実行速度を向上させるための重要な技術の一つとなっています。 === ベクトル計算機 === ベクトルプロセッサとは、ベクトル演算に特化したコンピュータプロセッサのことです。ベクトル演算は、多くの数値演算処理において重要な役割を果たします。たとえば、3Dグラフィックス、物理シミュレーション、科学技術計算、人工知能などがあります。 ベクトルプロセッサは、1つの命令で同じ型の多数のデータ要素を同時に処理することができます。これにより、単一の命令で膨大な量のデータを処理することができます。ベクトルプロセッサは、スカラープロセッサと比較して高速であり、ベクトル演算に特化しているため、複雑な演算を行うことができます。 ベクトルプロセッサは、大量のデータを処理する場合に特に有用です。たとえば、気象予報、シミュレーション、分子動力学などの分野で使用されます。また、ベクトルプロセッサは、GPUなどの他の特殊用途プロセッサと組み合わせて使用されることがあります。 最近の一般的なCPUは、ベクトル演算をサポートすることができるため、ベクトルプロセッサはあまり一般的ではありませんが、特定の分野においては、まだ重要な役割を果たしています。 === SIMD === Single Instruction, Multiple Data (SIMD) は、1つの命令が複数のデータを同時に処理するコンピュータのアーキテクチャです。 これは、ベクトル処理としても知られており、同じ操作を多数のデータに適用することができます。例えば、SIMDプロセッサは、同じ数式を使用して多数の画像ピクセルを一度に処理することができます。 SIMDは、CPU、GPU、DSPなど、様々な種類のプロセッサで使用されます。これは、ベクトル処理が特定のタスクに対して高い効率を発揮するためです。画像処理、ビデオ処理、音声処理、科学的シミュレーションなど、多くの分野でSIMDが活用されています。 加えて、SIMDを利用することで、プログラムの実行速度が向上する場合があります。これは、1つの命令で多数のデータを処理するため、プログラマが明示的にループを書く必要がなくなるからです。ただし、SIMDを活用するためには、アプリケーションがベクトル処理をサポートしている必要があります。また、データの依存関係がある場合には、SIMDを適用することが制限されることがあります。 いくつかのプロセッサアーキテクチャがSIMDを採用しており、それぞれ独自の命令セットを持っています。 一般的なSIMDを採用した命令セットには以下のものがあります。 #'''x86のSSE(Streaming SIMD Extensions)''': インテルのx86アーキテクチャにおけるSSEは、SIMDを実装した命令セットの一つです。SSEは、最初のバージョンから現在のSSE4.2まで進化し、浮動小数点演算や整数演算のSIMD命令を提供しています。 #'''ARMのNEON''': ARMアーキテクチャにおけるNEONも、SIMDを実装した命令セットです。NEONは、画像処理やビデオ処理などのマルチメディアアプリケーション向けに設計されており、浮動小数点演算や整数演算などのSIMD命令を提供しています。 #'''IBMのAltiVec/VMX/VSX''': IBMのPowerPCアーキテクチャで使用されているAltiVec(VMXやVSXとしても知られる)は、SIMD拡張命令セットです。AltiVecは、ベクトル演算をサポートし、PowerPCベースのプロセッサで音声処理や画像処理などに利用されています。 #'''ARMのSVE(Scalable Vector Extension)''': 最近のARMv8-Aアーキテクチャで導入されたSVEは、可変長ベクトルを扱うための命令セット拡張です。SVEは、従来の固定長ベクトルに比べて柔軟性が高く、さまざまなベクトル長での演算を可能にします。 これらは一部のSIMDを採用した命令セットであり、それぞれのアーキテクチャや用途に応じて異なる特性を持っています。 ==== 具体的なコード例 ==== 以下はSSE(Streaming SIMD Extensions)を使用したアセンブリ言語での浮動小数点数の乗算の例です。 :<syntaxhighlight lang=asm> section .data vectorA dd 1.0, 2.0, 3.0, 4.0 ; 浮動小数点数配列A vectorB dd 2.0, 2.0, 2.0, 2.0 ; 浮動小数点数配列B result dd 0.0, 0.0, 0.0, 0.0 ; 結果を格納する配列 section .text global _start _start: movups xmm0, [vectorA] ; ベクトルAをXMM0レジスタにロード movups xmm1, [vectorB] ; ベクトルBをXMM1レジスタにロード mulps xmm0, xmm1 ; XMM0とXMM1を乗算し、結果をXMM0に格納 movups [result], xmm0 ; XMM0の結果をメモリに格納 ; 結果を使用する処理をここに記述する(例えば、メモリに結果を格納した後の処理) </syntaxhighlight> この例では、4つの浮動小数点数をSSEレジスタにロードし、乗算を行い、結果を別のSSEレジスタに格納するアセンブリ言語のコードを示します。 このアセンブリコードでは、<code>movups</code>命令を使用して浮動小数点数配列をSSEレジスタにロードし、<code>mulps</code>命令で乗算を実行しています。その後、<code>movups</code>命令を使用して結果をメモリに格納しています。 これはx86アーキテクチャにおけるSSEの例ですが、特定のプラットフォームやアーキテクチャによってアセンブリコードが異なる場合があります。 === マルチスレッディング === マルチスレッディングは、コンピューターアーキテクチャの一種であり、複数のスレッドが同時に実行されることを可能にする技術です。 スレッドは、プログラム内で独立して実行される実行単位であり、プログラムの実行をより効率的に行うことができます。マルチスレッディングは、プログラム内の複数のスレッドが同時に実行されることにより、プログラムのパフォーマンスを向上させることができます。 具体的には、マルチスレッディングにより、複数のタスクを同時に実行できるため、システムのレスポンス時間を短縮することができます。また、マルチスレッディングは、並列処理を可能にするため、複数のCPUコアを最大限に活用することができます。 一方で、マルチスレッディングを実装するには、スレッド同士の競合状態や、スレッド間でのデータの共有など、いくつかの課題があります。そのため、適切に実装しないと、プログラムの動作が不安定になったり、効率が悪化することがあります。 マルチスレッディングは、コンピューターアーキテクチャの中でも重要な技術の一つであり、現代の多くのプログラムで利用されています。 ==== SMT ==== Simultaneous Multithreading(SMT)は、CPUの命令実行プロセスを効率的に行うための技術です。この技術では、CPUの物理的なコア数を増やさずに複数のスレッドを同時に実行することが可能です。 通常、CPUは1つの命令を実行するために1つのパイプラインを使用します。しかし、SMTでは複数の命令を同時に実行できます。これは複数のスレッドを同時に実行することで達成されます。それぞれのスレッドは独自のレジスターセットと命令フェッチャーを持ち、同じ物理的なコアを共有します。 SMTの利点は、CPUの処理能力を向上させることができる点です。複数のスレッドを同時に実行することで、CPUが命令を実行するための待ち時間を減らし、CPUの稼働率を高めることができます。また、SMTは、CPUの性能が単一スレッドの場合に比べて向上する場合があります。 ただし、SMTはすべてのアプリケーションにとって効果的とは限りません。SMTは、複数のスレッドが同時に実行されている場合に限り、CPUの性能が向上します。したがって、SMTはマルチスレッドアプリケーションや同時に複数のタスクを実行することができるアプリケーションで最も効果的です。 SMTを採用した具体的なアーキテクチャには、以下のようなものがあります。 #'''IntelのHyper-Threading Technology(HT Technology)''': Intelプロセッサで採用されているSMT技術です。HT Technologyは、1つの物理コア内で複数のスレッドを同時に実行することができます。これにより、システム全体のスループットを向上させ、負荷の高いタスクを効率的に処理することが可能です。 #'''AMDのSMT(Simultaneous Multithreading)''': AMDプロセッサは、SMTを採用していますが、IntelのHyper-Threadingとは異なる実装方法をしています。AMDのSMTは、複数のスレッドを1つの物理的なコアで同時に実行することで、性能を最適化しています。 #'''IBM POWERプロセッサのSMT''': IBMのPOWERプロセッサもSMTを利用しており、複数のスレッドを同時に実行して性能を向上させています。IBMのPOWERアーキテクチャは、高性能なコンピューティングやサーバー分野で使用され、SMTを活用して処理能力を最大化しています。 これらのアーキテクチャは、各社が独自の方法でSMTを実装しており、1つの物理的なコア内で複数のスレッドを同時に実行することで、効率的な処理能力を実現しています。各プロセッサは、異なるSMTの実装方法や性能特性を持っており、それぞれのアーキテクチャに最適化されたSMTが採用されています。 ==== バレルプロセッサー ==== バレルプロセッサーは、毎サイクルで異なるスレッド間を切り替えるCPUの一種です。この設計手法は「交互配置(interleaved)」または「細粒度の時分割マルチスレッディング(fine-grained temporal multithreading)」とも呼ばれます。現代のスーパースカラーアーキテクチャで採用される同時マルチスレッディング(SMT)とは異なり、バレルプロセッサーは通常、1つのサイクルで複数の命令を実行することはありません。 各スレッドは独自のプログラムカウンターやハードウェアレジスタといったアーキテクチャ状態を持ち、バレルプロセッサーはnサイクルごとに各スレッドに1命令を実行させることが保証されます。これに対して、通常のプリエンプティブなマルチタスキングシステムでは、1つのスレッドが数千万サイクル連続して実行され、他のスレッドはその間順番を待つことが一般的です。 ==== Cスローイング手法 ==== C-slowing(Cスローイング)と呼ばれる手法により、単一タスク用のプロセッサー設計から自動的にバレルプロセッサー設計を生成できます。生成されたn-wayバレルプロセッサーは、元のプロセッサーのn個の並列なコピーのように動作し、それぞれのコピーが元の速度の約1/nで動作します。 ==== 歴史 ==== バレルプロセッサーの初期の例の1つに、CDC 6000シリーズのI/O処理システムが挙げられます。これらのシステムでは、10個の仮想プロセッサ(周辺プロセッサ)が1つの命令(またはその一部)を実行した後、次のプロセッサに切り替えるという動作が行われていました。CDC 6000シリーズでは、これらの周辺プロセッサはバレルプロセッサーとして実装されており、各プロセッサは他のプロセッサと独立してルーチンを実行していました。 ハードウェアコストの削減がバレルプロセッサー採用の一因であり、特にCDC 6x00シリーズでは、デジタルロジックがメモリに比べて高速だったため、複数のメモリユニットを共有する形で設計されています。 ==== 主な例 ==== * '''Honeywell 800''': 8つのプログラムを並列に処理できるレジスタ群を持ち、各命令の後に次のアクティブなプログラムに切り替わる設計。 * '''Tera MTA''': 1988年に開発された128スレッド/コアを持つ大規模バレルプロセッサー。このアーキテクチャはCray Urika-GD(2012年)などで継続的に開発されています。 * '''National Semiconductor COP400''': 1981年に発表された「Dual CPU」バージョンは、実際には2スレッドのバレルプロセッサーで、アーキテクチャ状態を複製して動作します。 * '''XMOS XCore XS1''': 2007年に登場した4ステージのバレルプロセッサーで、1コアあたり8スレッドを持つ。主にI/O性能が重要な組み込みシステムで使用されています。 ==== シングルスレッドプロセッサーとの比較 ==== ; 利点: * キャッシュミスやパイプラインの停止時に他のスレッドが有効に動作する。 * n-wayバレルプロセッサーの設計は、スレッド間でパイプラインの停止がないため、単一スレッドプロセッサーに比べて設計が容易。 * リアルタイムアプリケーションにおいて、リアルタイムスレッドが他のスレッドの影響を受けずに正確なタイミングで動作することが保証される。 ; 欠点: * 各スレッドの状態を保持するために、一般的なプロセッサーに比べて多くのレジスタを必要とする。 * 全スレッドが同じキャッシュを共有するか、または各スレッドに専用のキャッシュを持つ設計が必要になり、トランジスタ数とコストが増加する可能性がある。 === CPUの動作モードと割り込み処理 === CPUには、ユーザーモードとカーネルモードの2つの動作モードがあります。ユーザーモードでは、一般ユーザーが使用するアプリケーションが実行されます。一方、カーネルモードでは、オペレーティングシステムが実行され、システムの管理や保護を行います。割り込み処理は、外部からの信号(割り込み)が発生した場合に、CPUが現在実行しているプログラムを一時停止して、割り込み処理を実行することです。 == メモリの構成と動作 == コンピューターアーキテクチャにおけるメモリは、データやプログラムを一時的に保持し、システムのパフォーマンスに直接影響を与える重要な要素です。この章では、メモリの種類、階層構造、アクセス方法、速度、そしてキャッシュメモリの動作原理と設計について詳しく説明します。 === メモリの種類と階層構造 === メモリには、主に '''DRAM(Dynamic Random Access Memory)''' と '''SRAM(Static Random Access Memory)''' の2種類があります。'''DRAM''' は大容量のメモリとして使用される一方、'''SRAM''' は高速動作が求められるキャッシュメモリとして利用されます。 メモリシステムは階層的に構成されており、CPUに近いほど高速で小容量、遠いほど低速で大容量のメモリが配置されます。この階層構造には、'''レジスタ'''、'''キャッシュメモリ'''、'''メインメモリ'''(主記憶)、そして'''補助記憶装置'''(ディスクやSSDなど)が含まれます。階層を設計することで、システム全体の効率を最大限に高めることが可能です。 === メモリアクセスの方法と速度 === メモリへのアクセス方法には、'''ランダムアクセス'''と'''シーケンシャルアクセス'''の2つがあります。 * '''ランダムアクセス'''は、RAM(ランダムアクセスメモリ)で使われる一般的な方法で、指定されたアドレスに直接アクセスします。DRAMやSRAMのような半導体メモリでは、この方法が用いられます。 * '''シーケンシャルアクセス'''は、テープや磁気ディスクのようなストレージメディアで使用される方式で、データが物理的な順番に並んでいるため、順次アクセスする必要があります。 メモリアクセスの速度は、'''アクセス時間'''や'''レイテンシ'''と呼ばれる指標で評価されます。キャッシュメモリやSRAMのような高速なメモリは、より短いアクセス時間を持ち、メインメモリや補助記憶装置に比べて非常に迅速にデータを提供します。 === キャッシュメモリの原理と設計 === '''キャッシュメモリ'''は、メインメモリよりも高速な一時的なデータ保管場所であり、CPUに近い位置に配置されます。キャッシュメモリの主な目的は、CPUが頻繁にアクセスするデータを一時的に保存し、メインメモリよりも速くデータを供給することです。これにより、システム全体の性能が向上します。 キャッシュメモリには主に2つのアーキテクチャが存在します: * '''直接マップキャッシュ''':各メモリアドレスが一意にキャッシュラインにマッピングされます。設計が簡単ですが、特定のメモリアドレスが頻繁に使用される場合、キャッシュミスが発生しやすくなります。 * '''セットアソシアティブキャッシュ''':複数のキャッシュラインを1つのセットにまとめ、各セットに任意のメモリアドレスがマッピングされる方式です。この設計は柔軟性が高く、キャッシュヒット率が向上しますが、実装が複雑になります。 キャッシュメモリの効果的な設計は、'''キャッシュヒット率'''を最大化し、'''キャッシュミス'''によるパフォーマンス低下を最小限に抑えることが求められます。 == 入出力システム == 入出力システムは、コンピューターアーキテクチャーの一部であり、コンピューターとユーザーまたは他のデバイスとの間のデータ転送を担当します。この章では、入出力システムの基本的な要素に焦点を当てます。 === 入出力デバイスの種類と接続方式 === 入出力デバイスは、データを受信または送信するために使用される機器です。例えば、マウス、キーボード、ハードディスク、プリンタ、スピーカーなどが挙げられます。これらのデバイスは、異なる種類の接続方式を使用して、コンピューターシステムに接続されます。例えば、USB、PS/2、Serial、Parallel、Ethernetなどです。 === 入出力制御方式 === 入出力制御方式は、入出力デバイスとコンピューターシステムの間でデータを転送するために使用されます。コンピューターシステムは、プログラムによって制御され、デバイスドライバを使用して、入出力制御方式を設定します。主な入出力制御方式には、プログラム制御、ポーリング制御、割り込み制御があります。 === DMAによる高速なデータ転送 === DMAは、Direct Memory Accessの略語で、入出力制御方式の一つです。DMAを使用すると、デバイスとメモリの間でデータを転送するために、CPUを使用する必要がなくなります。これにより、CPUが他の処理を実行できるため、データ転送速度が向上します。DMAによって高速なデータ転送が可能になるため、オーディオやビデオなどのリアルタイム処理が必要なアプリケーションでよく使用されます。 == 仮想記憶と仮想マシン == コンピューターアーキテクチャーにおいて、仮想記憶と仮想マシンは非常に重要な概念です。 仮想記憶によって、大きなプログラムを実行することが可能になります。プログラムは、物理メモリ上に必要な部分だけをロードして実行し、必要な部分だけを物理メモリから補助記憶装置にスワップアウトすることができます。このようにすることで、物理メモリの容量以上のプログラムを実行することができます。 仮想マシンは、ソフトウェアによって物理コンピューターと同等の機能を実現できます。物理コンピューターは、プロセッサ、メモリ、ストレージデバイス、ネットワークインターフェイスなどのハードウェアで構成されています。一方、仮想マシンは、ソフトウェアで物理コンピューターのハードウェアを再現します。 仮想マシンには、オペレーティングシステムとアプリケーションを実行するために必要なすべての機能が含まれます。これらの機能は、物理コンピューターのハードウェアと同等の機能を提供します。仮想マシンは、コンピューターのファイルとして存在し、物理コンピューター上で実行されます。物理コンピューターは、仮想マシンと同様に動作し、仮想マシンは物理コンピューターを再現するために設計されています。 仮想マシンには多くの利点があります。例えば、アプリケーションを特定のプラットフォームに依存する必要がなくなります。仮想マシンは、最適化された構成でアプリケーションを実行できるため、より効率的に実行することができます。また、仮想化技術によって複数の仮想マシンを同じ物理コンピューター上で実行することができます。 == コンピューターアーキテクチャーの進化 == === プロセッサの性能向上の歴史 === コンピューターアーキテクチャーの教科書の「プロセッサの性能向上の歴史」の章を日本語で執筆してください。コンパクトにしてください。信頼に足る情報源を出典として最後に示してください。 プロセッサの性能は、その歴史の中で劇的な向上を遂げてきました。この進化は、いくつかの主要な技術革新によって可能になりました。 最初のコンピュータは、命令を1つずつ実行する「シングルストリームアーキテクチャ」を採用していました。その後、パイプライン処理、スーパースカラー処理、およびマルチプロセッサ処理などの技術が登場し、性能を飛躍的に向上させました。また、より高速なクロック速度、キャッシュメモリ、および浮動小数点演算ユニットの実装も大きな役割を果たしました。 しかし、性能の向上には物理的な限界もあります。高速なクロック速度を実現するためには、高度な冷却技術が必要です。さらに、エネルギー消費量も増加するため、省エネルギーの要求も増えています。 今後は、より効率的なプロセッサアーキテクチャの探求、新しい素材やデバイスの開発、および人工知能などの新しい分野の要件に対応するための特化が求められます。 出典:John L. Hennessy, David A. Patterson. (2017). Computer Architecture: A Quantitative Approach. Sixth Edition. == コンピューターアーキテクチャー年表 - 電子計算機の進化をたどる - == コンピューターアーキテクチャーは、コンピューターの内部構造やデータ処理の方式を決める設計のことである。 このアーキテクチャーは、時代とともに進化を遂げており、以下にその年表をまとめた。 * 1945年:ジョン・フォン・ノイマンの「EDVAC報告書」が発表され、現代のコンピューターアーキテクチャーの基礎となる「フォン・ノイマンアーキテクチャー」が誕生した。 * 1951年:世界初の商用コンピューター「UNIVAC I」が誕生した。このコンピューターは、汎用性があり、複数のプログラムを処理できる特徴があった。 * 1964年:IBMがメインフレームコンピューター「System/360」を発表した。このコンピューターは、異なる規模や機能のコンピューターが同じソフトウェアを実行できるように設計されており、コンピューターの標準化を促すことになった。 * 1971年:インテルがマイクロプロセッサ「4004」を発表した。これは、コンピューターのCPUを1つのチップにまとめた世界初の製品であった。 * 1977年:Appleが「Apple II」を発売し、個人用コンピューターの時代が幕を開けた。このコンピューターは、簡単な操作と互換性の高い周辺機器が特徴であった。 * 1981年:IBMが「PC XT」を発売し、IBM PC互換機が誕生した。これにより、様々なメーカーがIBM PC互換機を生産するようになり、パーソナルコンピューターの普及が進んだ。 * 1991年:マイクロソフトが「Windows 3.0」を発売し、グラフィカルなインターフェースが一般的になった。 * 2001年:アップルが「iPod」を発売し、ポータブル音楽プレイヤー市場を席巻した。 * 2007年:アップルが「iPhone」を発売し、スマートフォン市場が大きく変革された。iPhoneは、従来の携帯電話とは異なり、大画面・タッチスクリーン・アプリケーションの利用などの新機能を持ち、新しいスマートフォン市場を築いた。 * 2010年:アップルが「iPad」を発売し、タブレット市場を牽引した。iPadは、軽量で持ち運びが容易であり、タッチスクリーンでの直感的な操作ができることが特徴である。 * 2011年:グーグルが「Chromebook」を発売し、クラウドコンピューティングの普及を促した。Chromebookは、インターネットに接続することで、クラウド上のアプリケーションやデータを利用できるコンピューターである。 * 2015年:マイクロソフトが「Windows 10」を発売し、Windowsの新しいバージョンが登場した。Windows 10は、従来のWindowsに比べて使いやすさやセキュリティ性が向上しており、多くのユーザーに支持されている。 * 2020年代:AI技術の進化により、コンピューターアーキテクチャーは大きな変革を迎えることが期待されている。例えば、深層学習を用いたニューラルネットワークが、高度な画像認識や自然言語処理などの分野で活用されており、これらの技術がますます進化することで、コンピューターの性能が飛躍的に向上する可能性がある。また、クラウドコンピューティングや量子コンピューティングなど、新しい分野でも進化が期待されている。 ==== フォン・ノイマンアーキテクチャー ==== フォン・ノイマンアーキテクチャーは、現代のコンピューターアーキテクチャーの基礎となっている設計原理の一つです。このアーキテクチャーは、コンピューターのプログラムとデータを同じメモリ空間に格納し、プログラムとデータを同じように扱うことができます。また、プログラムを変更することで、コンピューターが実行するタスクを簡単に変更できます。 フォン・ノイマンアーキテクチャーは、1945年にジョン・フォン・ノイマンによって提唱され、EDVACコンピューターの設計に使用されました。その後、多くのコンピューターアーキテクチャーがこの設計原理に基づいて開発され、現代のコンピューターに至るまで影響を与えています。 出典:A.S. Tanenbaum and H. Bos, "Computer Organization and Architecture: Designing for Performance," Pearson, 2006. === 黎明期 === コンピューターの歴史を振り返ると、コンピューターアーキテクチャーの発展がその進化の中心になっています。コンピューターアーキテクチャーとは、コンピューターの構造と設計のことであり、コンピューターがどのように動作するかに大きく影響を与えます。この記事では、コンピューターアーキテクチャーの黎明期を振り返り、その発展を追います。 * 1940年代に始まったコンピューターの開発は、当初は大規模で高価な電子機械でした。この時期には、初期のコンピューターの設計とアーキテクチャーが確立されました。1941年には、Atanasoff-Berryコンピューターが初めて作られました。このコンピューターは、二進法と真空管を使用していました。 その後、1943年にENIACが開発されました。ENIACは、大規模な真空管を使用していたため、非常に高価であり、巨大であった。ENIACは、プログラムをプログラムパネルから手動で入力する必要がありました。このことが、プログラミングが非常に困難であった原因の一つです。 1950年代になると、コンピューターは徐々に小型化され、トランジスター技術が導入されました。トランジスター技術は、真空管に比べて小型で信頼性が高く、コンピューターの設計とアーキテクチャーに大きな影響を与えました。 1956年には、IBMが最初のディスクドライブを発売しました。これは、大量のデータを格納し、高速にアクセスできるようになりました。また、同じ年には、FORTRANという最初の高水準プログラミング言語が開発されました。これにより、プログラマーはプログラムをより効率的に開発することができるようになりました。 1960年代には、コンピューターのアーキテクチャーが更に進化しました。IBM System/360は、大規模なコンピューター市場に参入し、同社の成功を支えました。この時期には、オペレーティングシステムも開発され、コンピューターの操作性が向上しました。 === メインフレーム === コンピューターの歴史において、メインフレームは重要な位置を占めています。メインフレームは、膨大なデータ処理を可能にする高性能コンピューターであり、ビジネスや産業分野で広く使用されています。ここでは、コンピューターアーキテクチャー年表について、メインフレームの歴史を紐解いてみましょう。 * 1950年代 1950年代には、初期のコンピューターアーキテクチャーが開発されました。IBMの最初のメインフレームコンピューターであるIBM 700シリーズは、1952年にリリースされました。これは、磁気コアメモリを使用した初期のコンピューターの一例です。 * 1960年代 1960年代には、メインフレームの性能と機能が向上しました。IBM System/360は、1964年にリリースされ、IBMのメインフレーム市場における支配的な地位を確立しました。System/360は、異なるプロセッサーや周辺機器を使用する複数のモデルで構成され、非常に拡張性が高いことが特徴でした。 * 1970年代 1970年代には、メインフレームの性能が大幅に向上し、高度な操作システムやアプリケーションが開発されました。また、オペレーティングシステムの標準化も進み、IBMはOS/VS1やOS/VS2といったオペレーティングシステムをリリースしました。 * 1980年代 1980年代には、メインフレームは主にビジネス用途に使用されるようになりました。IBMは、System/370およびSystem/390をリリースし、高度なセキュリティ機能やデータベースシステムを追加しました。 * 1990年代以降 1990年代以降、メインフレームは、インターネットやクラウドコンピューティングなどの新しい技術とともに進化しました。IBMは、System zシリーズをリリースし、ビジネスや金融機関などで広く使用されています。 メインフレームは、データ処理やトランザクション処理などの重要な業務に必要な高性能なコンピューターです。メインフレームは、ビジネスや産業分野で広く使われており、大量のデータを処理することができます。また、高度なセキュリティ機能や可用性の高さが求められる業務にも対応できます。 現在では、クラウドコンピューティングやビッグデータ解析などの分野においても、メインフレームは重要な役割を担っています。メインフレームは、エンタープライズシステムの中心的な役割を果たし、ビジネスの基盤となる重要なインフラストラクチャーとして不可欠です。 今後も、メインフレームは新しい技術やニーズに合わせて進化を続け、ビジネスや産業分野の発展に貢献していくことが期待されています。 === IBM System/360 === 1964年、IBMはSystem/360を発表しました。これは、単一のコンピューターアーキテクチャをベースに、異なるサイズや速度の機種を製造できるようにしたものでした。System/360は、それまでのIBMのコンピューターシステムとは全く異なるものであり、業界に大きな影響を与えました。 その後、IBMはSystem/370、System/390、zSeries、そして現在はIBM Zという名前で知られる、長いシリーズのメインフレームコンピューターを発表してきました。これらのシステムは、最初のSystem/360と互換性があり、また、新しい技術や機能が追加され、現代のビジネスや科学技術に対応できるようになっています。 1980年代には、IBM以外の企業もIBM互換機の製造を開始しました。これらの製品は、IBMのシステムと互換性があり、低コストで提供されていました。これにより、ビジネスや政府機関など、多くの組織がIBM互換機を導入し、メインフレーム市場が拡大しました。 現在、IBM Zは、高いセキュリティと信頼性を提供するために、ビジネスや金融機関、政府機関、そして科学技術の分野で広く利用されています。また、IBM Zは、オープンソースやクラウドコンピューティングの技術を統合することで、現代のアプリケーション開発やデータ分析のニーズにも対応できるようになっています。 IBMのメインフレームコンピューターは、コンピューターの歴史において重要な位置を占めています。その進化を追うことで、ビジネスや科学技術がどのように進化してきたかを理解することができます。 === バロース === 1951年、アメリカ合衆国の電子機器メーカー、Burroughs Corporation(バロース社)は、最初の商用電子式デジタルコンピューターであるB5000を発売しました。B5000は、ハードウェアとソフトウェアが密接に統合された最初のコンピューターであり、オペレーティングシステムに対して高い信頼性とセキュリティを提供しました。この革新的なアーキテクチャは、汎用的なコンピューターアーキテクチャとは異なり、プログラムが実行される際にハードウェアが自動的に実行環境を設定するという特徴を持ちます。 B5000の成功に続いて、バロース社は1961年にB5500を発売しました。このコンピューターは、B5000のアーキテクチャを継承しつつ、より高速な処理速度を実現し、大容量の外部記憶装置をサポートしました。また、バロース社は1964年にB6700を発売し、これはB5500の拡張版であり、より高速な処理速度と大容量の記憶装置を実現しました。 1970年代に入ると、バロース社はメインフレームコンピューター市場で競合他社と激しく競合しました。その中でも、1976年に発売されたB7700は、業界標準のメインフレームコンピューターのスペックを持っていました。さらに、B7800は、高度なマルチプロセッサーアーキテクチャを採用しており、複数のプロセッサーを同時に実行することができました。 しかし、1980年代に入ると、バロース社はIBMやDECなどの競合他社との競争に負け、メインフレーム市場から撤退しました。その後、バロース社はUNIXベースのサーバー製品を発売し、経営戦略を転換しました。1990年代に入ると、バロース社はエレクトロニック・データ・システム(EDS)に買収され、その後はユニシスと合併しました。 バロース社のコンピューターアーキテクチャは、現代のコンピューターアーキテクチャの進化に多大な影響を与えました。特にB5000のアーキテクチャは、オペレーティングシステムとの密接な統合によって高い信頼性とセキュリティを提供するという点で革新的であり、その後のコンピューター設計に大きな影響を与えました。また、B5000のアーキテクチャにおけるハードウェアが自動的に実行環境を設定する特徴は、現代のコンピューターの仮想化技術の基盤となっています。 さらに、B5000のアーキテクチャは、高水準言語(高級言語)を利用することを前提としており、プログラムの開発効率を大幅に向上させました。これにより、プログラマーはより高い抽象化レベルでプログラミングを行うことができ、プログラムの可読性や保守性も向上しました。 バロース社のコンピューター設計は、現代のコンピューター産業において大きな役割を果たしました。そのアーキテクチャは、コンピューターの信頼性とセキュリティ、高水準言語の利用、仮想化技術など、現代のコンピューターシステムの基盤となっています。 === ミニコンピューター === ミニコンピューターは、1960年代から1980年代にかけて、主に中小規模の企業や研究機関で広く利用されたコンピューターの一種です。当時のメインフレームコンピューターと比較して、比較的小型で安価なことが特徴でした。ここでは、ミニコンピューターの発展と歴史を、主な機種とともに年表形式で紹介します。 * 1960年代 ** 1960年:デジタル・イクイップメント・コーポレーション (DEC) 社が、PDP-1を発表。世界初のミニコンピューターの1つ。 ** 1964年:DEC社がPDP-8を発表。PDP-1よりも小型で、10,000ドル以下の価格で販売された。 ** 1965年:IBM社がSystem/3を発表。小規模企業向けのミニコンピューターとしては初めての製品。 * 1970年代 ** 1970年:DEC社がPDP-11を発表。後に、VAXシリーズに発展する。 ** 1972年:ヒューレット・パッカード (HP) 社がHP 3000を発表。多くの企業で利用された。 ** 1974年:Data General社がNovaを発表。PDP-11と競合する製品として人気を博した。 ** 1975年:DEC社がVAX-11/780を発表。DECの最も成功した製品の1つとなる。 ** 1978年:HP社がHP 9000を発表。Unixオペレーティングシステムを採用し、後にHP-UXとなる。 * 1980年代 ** 1982年:Compaq社がPortableを発表。最初のIBM PC互換機の1つとしても知られている。 ** 1983年:Apple社がLisaを発表。GUIを搭載した最初の商用ワークステーションの1つ。 ** 1985年:DEC社がVAX-9000を発表。最大4,000万バイトのメモリーを搭載し、最大8,000万命令/秒の処理速度を実現した。 ** 1987年:Sun Microsystems社がSPARCstation 1を発表。UNIXワークステーションとして大きな成功を収めた。 === DEC === 1960年代から1980年代にかけて、DEC(Digital Equipment Corporation)はコンピュータの主要な製造企業の1つでした。彼らはPDP(Programmed Data Processor)シリーズの小型コンピュータを開発し、VAX(Virtual Address eXtension)アーキテクチャを使用した大型コンピュータを製造しました。これらのシステムは、科学、工学、ビジネス、および政府の多くの分野で使用されました。 1960年代後半には、DECはPDP-8と呼ばれる最初の小型コンピュータを開発しました。このコンピュータは、プログラムを実行するために命令を解釈するオペレーティングシステムを必要としませんでした。1970年代初頭には、より高速なPDP-11が登場し、このコンピュータは、メモリアクセスとI/O操作において大幅な改善を実現しました。 1977年には、DECはVAXシリーズの最初のコンピュータ、VAX-11/780をリリースしました。これは、32ビットの仮想アドレス空間を持つ最初のコンピュータであり、DECの主力製品として長年にわたって販売されました。VAXアーキテクチャは、コンピュータの高性能と拡張性を追求するために設計され、多くの場合、大学や研究機関、政府機関などの大規模なコンピュータ環境で使用されました。 ;参考文献: :"DEC PDP/VAX" in Computer Architecture: A Quantitative Approach, Fifth Edition by John L. Hennessy and David A. Patterson, pp. 87-88. === マイクロプロセッサー === マイクロプロセッサーは、現代のコンピューターアーキテクチャーにおいて欠かせない技術の一つです。1971年にインテル社が発表した4004を皮切りに、その後も様々なメーカーから多くのマイクロプロセッサーが発売され、コンピューターシステムの性能向上やコスト削減に大きく貢献してきました。ここでは、マイクロプロセッサーの歴史を振り返りつつ、コンピューターアーキテクチャーの進化を見ていきます。 * 1971年:インテル社が4ビットのマイクロプロセッサー「4004」を発表。当時は計算機の制御装置などに用いられ、時計や電卓などの小型機器にも使われました。 * 1972年:インテル社が4004の後継機種として、8ビットのマイクロプロセッサー「8008」を発表。当時はメインフレームやミニコンピューターに用いられることが多かった。 * 1974年:インテル社が8008の後継機種として、8ビットのマイクロプロセッサー「8080」を発表。当時は、多くのパーソナルコンピューターに採用されました。 * 1978年:インテル社が16ビットのマイクロプロセッサー「8086」を発表。IBM社のパーソナルコンピューター「PC」に採用され、後に「PC/AT」で使われる「80286」や「80386」などのCPUも、8086を基本として開発されました。 * 1985年:インテル社が32ビットのマイクロプロセッサー「80386」を発表。高速で複雑な計算を行うことができ、グラフィックス処理やオペレーティングシステムの処理速度向上に貢献しました。 * 1993年:インテル社が32ビットのマイクロプロセッサー「Pentium」を発表。浮動小数点演算に特化した設計で、当時の高速処理を必要とするアプリケーションに大きな影響を与えました。 * 2003年:インテル社が64ビットのマイクロプロセッサー「Intel 64」を発表。これはx86アーキテクチャの64ビット版であり、大容量のメモリや高速なデータ処理が可能になりました。 * 2011年:ARM社がCortex-A15を発表。これはスマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイス向けに開発された、高性能なマイクロプロセッサーでした。Cortex-A15は、当時のスマートフォンに比べて数倍の性能を発揮しました。 * 2015年:インテル社が6世代目のCoreプロセッサー「Skylake」を発表。これは、パソコンの性能を大幅に向上させるためのアーキテクチャーであり、高速な処理能力や省電力化が図られました。 * 2020年:アップル社がM1チップを発表。これは、MacBookシリーズに採用された、ARMアーキテクチャーのマイクロプロセッサーでした。高速で省電力な処理能力や、アプリケーションの高速起動が可能になり、注目を集めました。 === X86/AMD64 === マイクロプロセッサは、現代のコンピュータに欠かせない部品の一つです。その中でもX86/X64アーキテクチャは、パーソナルコンピュータやサーバーなど、幅広い分野で使用されています。今回は、X86/X64アーキテクチャのマイクロプロセッサについて、年表形式で紹介します。 * 1978年:Intel 8086/8088:X86アーキテクチャの最初のマイクロプロセッサであり、16ビットのプロセッサでした。IBM PCなど、初期のパーソナルコンピュータに使用されました。 * 1982年:Intel 80286:X86アーキテクチャの2番目のマイクロプロセッサであり、16ビットのプロセッサでした。8MHzで動作し、1MBの物理メモリにアクセス可能でした。 * 1985年:Intel 80386:X86アーキテクチャの3番目のマイクロプロセッサであり、32ビットのプロセッサでした。16MHzで動作し、4GBの物理メモリにアクセス可能でした。仮想86モードなど、多くの機能が追加されました。 * 1993年:Intel Pentium:X86アーキテクチャの5番目のマイクロプロセッサであり、最初のスーパースカラープロセッサでした。60MHzで動作し、コード名は"P5"でした。 * 2000年:Intel Pentium 4:X86アーキテクチャの7番目のマイクロプロセッサであり、NetBurstマイクロアーキテクチャを採用していました。180nmプロセスルールで製造され、最高で3.8GHzのクロック速度を実現しました。 * 2006年:Intel Core 2 Duo:X86アーキテクチャの11番目のマイクロプロセッサであり、Coreマイクロアーキテクチャを採用していました。65nmプロセスルールで製造され、最高で3.33GHzのクロック速度を実現しました。 * 2008年:Intel Atom:X86アーキテクチャの12番目のマイクロプロセッサであり、低消費電力を実現したマイクロプロセッサでした。45nmプロセスルールで製造され、1.6GHzのクロック速度を実現しました。 * 2011年:Intel Core i7-2600K:X86アーキテクチャの13番目のマイクロプロセッサであり、Sandy Bridgeマイクロアーキテクチャを採用していました。32nmプロセスルールで製造され、最高で3.8GHzのクロック速度を実現しました。Hyper-Threadingテクノロジーやターボブーストテクノロジーなどの新しい機能が追加されました。 * 2015年:Intel Core i7-6700K:X86アーキテクチャの14番目のマイクロプロセッサであり、Skylakeマイクロアーキテクチャを採用していました。14nmプロセスルールで製造され、最高で4.2GHzのクロック速度を実現しました。DDR4メモリに対応し、Thunderbolt 3などの新しい機能が追加されました。 * 2017年:AMD Ryzen:X86アーキテクチャの15番目のマイクロプロセッサであり、AMDが製造したCPUです。Zenマイクロアーキテクチャを採用しており、14nmプロセスルールで製造されました。最高で4.1GHzのクロック速度を実現し、マルチスレッド性能が高く評価されました。 * 2021年:Intel Core i9-11900K:X86アーキテクチャの最新のマイクロプロセッサであり、Rocket Lakeマイクロアーキテクチャを採用しています。14nmプロセスルールで製造され、最高で5.3GHzのクロック速度を実現しました。PCI Express 4.0やWi-Fi 6Eなどの新しい機能が追加されています。 === Intel === マイクロプロセッサは、現代のコンピュータの中核をなす部品であり、高度な機能を持つ多くのデバイスの制御に使用されています。マイクロプロセッサの歴史は非常に興味深く、ここではIntelのマイクロプロセッサの発展の年表を説明します。 * 1971年 - 最初のマイクロプロセッサ「Intel 4004」を発表しました。このチップは、カシオの電卓やプリンターなど、低電力デバイスの制御に使用されました。 * 1974年 - 「Intel 8080」を発表しました。このチップは、コンピュータの中央処理装置(CPU)に使用され、アプリケーションやゲームの実行に必要な処理能力を提供しました。 * 1978年 - 「Intel 8086」を発表しました。このチップは、IBM PCに採用され、パーソナルコンピュータの普及に貢献しました。 * 1982年 - 「Intel 80286」を発表しました。このチップは、IBM PC/ATに採用され、32ビットアーキテクチャを採用し、高速な処理能力を提供しました。 * 1985年 - 「Intel 80386」を発表しました。このチップは、マルチタスクや仮想記憶などの高度な機能を備え、パーソナルコンピュータの性能を大幅に向上させました。 * 1993年 - 「Pentium」を発表しました。このチップは、スーパースカラー構造を採用し、高度な命令セットを備え、より高速な処理能力を提供しました。 * 2000年 - 「Pentium 4」を発表しました。このチップは、ハイパースレッディングテクノロジーやストリーミングSIMD拡張命令などの高度な機能を備え、マルチメディア処理などの高度なアプリケーションに最適化されました。 * 2003年 - AMDが「Athlon 64」を発表しました。このチップは、64ビットアーキテクチャを採用し、より高度なメモリアクセスや計算処理能力を提供しました。 * 2006年 - 「Core 2 Duo」を発表しました。このチップは、マルチコア構造を採用し、より高い性能と省電力性を備え、多くのコンピュータに採用されました。 * 2011年 - AMDが「Bulldozer」を発表しました。このチップは、マルチコアアーキテクチャを採用し、高速な処理能力と省電力性を備え、ハイエンドのパーソナルコンピュータやサーバーに採用されました。 * 2015年 - 「Skylake」を発表しました。このチップは、14nmプロセス技術を採用し、より高い性能と省電力性を備え、多くのコンピュータに採用されました。 * 2020年 - AMDが「Ryzen 5000」シリーズを発表しました。このチップは、7nmプロセス技術を採用し、高速な処理能力と省電力性を備え、ゲームやクリエイティブな作業に最適化されたパフォーマンスを提供しました。 === モトローラ === マイクロプロセッサは現代のデジタル技術の基盤であり、私たちが普段使っているスマートフォンやコンピューターなどのデバイスにも搭載されています。その中でも、モトローラはマイクロプロセッサの先駆けとして、広く知られています。そこで今回は、「マイクロプロセッサ年表 (モトローラ編)」をテーマに、モトローラのマイクロプロセッサの歴史を振り返ってみたいと思います。 * 1974年、モトローラは初の8ビットマイクロプロセッサであるMC6800を発売しました。MC6800は、シングルチップのマイクロプロセッサとして初めて商用的に利用可能になり、自動車産業や家電製品などで幅広く採用されました。 * 1979年には、MC68000が発売されました。MC68000は、32ビットアーキテクチャを採用しており、高速で高性能な処理を可能にしました。このマイクロプロセッサは、後にAppleのMacintoshや、AtariのSTなど、多くのコンピューターで使用されることとなりました。 * 1984年には、モトローラはMC68020を発売しました。MC68020は、MC68000の後継として、更なる高速処理と、仮想メモリ管理機能を備えていました。 * 1994年には、PowerPCアーキテクチャを採用したPowerPC 601が発売されました。PowerPC 601は、AppleのPower Macintoshに採用され、高性能な処理を実現しました。 その後も、モトローラはマイクロプロセッサの開発を続け、2003年には、PowerPC 970FXを発売しました。PowerPC 970FXは、AppleのPower Mac G5に採用され、高性能な処理を実現しました。 モトローラのマイクロプロセッサは、その歴史を通じて、高速処理や高性能なデバイスに貢献しました。特に、MC68000やPowerPCアーキテクチャを採用したマイクロプロセッサは、コンピューターの進化に大きな影響を与えました。 しかし、現在ではモトローラはマイクロプロセッサの開発から撤退し、他社がその地位を引き継いでいます。それでも、モトローラのマイクロプロセッサは、デジタル技術の進化において重要な役割を果たし、今後もその影響は続いていくことでしょう。 === MC6809/MC68030とその後継製品群/MC88000 === 1970年代から1980年代にかけて、コンピュータ業界は急速に発展し、その中でもマイクロプロセッサの発明は、コンピュータ技術の発展に大きく貢献しました。本記事では、1978年にモトローラが発売したMC6809と、1984年に登場したMC68030を中心に、その後継製品群として登場したマイクロプロセッサについて紹介します。 MC6809は、8ビットマイクロプロセッサの一種で、1978年にモトローラによって発売されました。MC6809は、ビットフィールド、構造体、ポインタなどの機能を備えていたため、アセンブリ言語のコーディングが容易になりました。また、MC6809は、機能が多彩でありながら、低コストであることが特徴でした。これは、当時のコンピュータ産業にとって大きな革新であり、多くの企業がMC6809を採用しました。 1984年には、MC68030が登場しました。MC68030は、32ビットマイクロプロセッサであり、MC68000の後継機種として開発されました。MC68030は、高速な命令処理能力を持ち、高い性能を発揮することができました。また、MC68030は、FPU(浮動小数点演算ユニット)を内蔵しており、コンピュータグラフィックスやサウンド処理など、高度な処理を必要とするアプリケーションに適していました。 MC68030の後継機種としては、MC68040やMC68060があります。これらのマイクロプロセッサは、性能や機能の向上が図られ、特にMC68060は高速なクロック周波数と大量のキャッシュメモリを備えており、高い処理能力を発揮することができました。 さらに、MC88000が登場しました。MC88000は、32ビットマイクロプロセッサであり、UNIXやOS-9などのオペレーティングシステムに対応していました。MC88000は、複数の実行モードを備えており、高い性能を発揮することができました。 以上のように、MC6809からMC68030をはじめとするその後継製品群やMC88000まで、マイクロプロセッサ技術は進化を続け、コンピュータの性能を向上させることに貢献しました。MC6809やMC68030など、モトローラのマイクロプロセッサは、その後も多くの企業に採用され、コンピュータ業界において大きな役割を果たしました。 また、MC88000は、UNIXやOS-9などのオペレーティングシステムに対応していたため、組み込みシステムやサーバーなど、様々な分野で採用されました。MC88000は、性能が高く、信頼性にも優れており、コンピュータ業界において多大な評価を受けました。 現在では、MC6809やMC68030などの古いマイクロプロセッサは、新しい技術に取って代わられています。しかし、これらのマイクロプロセッサがコンピュータ業界に与えた影響は大きく、その技術は今もなお発展を続けています。今後も、マイクロプロセッサの進化がコンピュータの性能向上に貢献し、新たな技術革新を生み出していくことが期待されます。 === ARM === ARMは、現代のコンピューティングにおいて極めて重要な役割を果たしているマイクロプロセッサアーキテクチャの一つです。ARMが初めて登場したのは、1985年のことでした。以来、ARMは、携帯電話、スマートフォン、タブレット、車載情報システム、ネットワーク機器、スマートスピーカー、IoTデバイスなど、様々な分野のコンピュータシステムに採用され、世界中で利用されています。 以下では、ARMの歴史をたどる形で、マイクロプロセッサ年表を作成してみました。 * 1985年: ARM1:ARM1は、初めてのARMプロセッサであり、アセンブリ言語で書かれた32ビット命令セットアーキテクチャを採用していました。ARM1は、Acorn ComputersのBBC Microコンピュータに搭載されました。 * 1991年: ARM2:ARM2は、ARM1の改良版で、8MHzで動作し、ARM1の3倍の性能を持っていました。ARM2は、Acorn Archimedesコンピュータに搭載されました。 * 1994年: ARM6:ARM6は、ARMアーキテクチャの最初のRISC命令セットアーキテクチャでした。ARM6は、AppleのNewton PDAに搭載されました。 * 1996年: ARM7:ARM7は、ARMアーキテクチャの初めての32ビットマイクロプロセッサであり、ARM2の命令セットをベースにしていました。ARM7は、携帯電話、PDA、ゲーム機などの様々なデバイスに採用されました。 * 2001年: ARM9:ARM9は、ARM7の後継機種で、主に携帯電話やPDAに採用されました。ARM9は、ARMアーキテクチャの中で最も広く使われているプロセッサの一つです。 * 2005年: ARM11:ARM11は、ARM9の改良版で、より高速なプロセッサで、スマートフォンやタブレットなどの機器に採用されました。 * 2010年: Cortex-A:Cortex-Aは、ARMの最も高性能なプロセッサファミリーであり、スマートフォンやタブレットなどの機器に広く採用されました。 * 2013年: Cortex-M:Cortex-Mは、ARMの組み込みシステム向けのプロセッサファミリーであり、低コストで低消費電力ながら高い性能を発揮します。IoTデバイスや家電製品、センサー、自動車などに広く採用されています。 * 2016年: Cortex-R:Cortex-Rは、ARMのリアルタイムシステム向けのプロセッサファミリーであり、高い信頼性と安全性を備えています。自動車や医療機器、産業制御などの分野に採用されています。 * 2020年: Cortex-X:Cortex-Xは、ARMの最新の高性能プロセッサファミリーであり、特に人工知能や機械学習などの分野に最適化されたプロセッサです。最新のスマートフォンやコンピュータ、クラウドサーバーなどに採用されています。 ARMアーキテクチャは、コンピュータシステムの進化に伴い、常に最新の技術や機能を取り入れながら発展してきました。今後もARMは、様々な分野で重要な役割を果たし続けることが期待されています。 === ARM64 === ARM64は、ARMホールディングスが設計した64ビットアーキテクチャのマイクロプロセッサであり、スマートフォン、タブレット、ノートパソコン、サーバーなど、多様なデバイスで使用されています。以下では、ARM64の発展を年表形式で振り返ります。 * 2011年: ARM Cortex-A57のリリース ARM Cortex-A57は、ARM64アーキテクチャの最初のプロセッサの1つであり、スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスでの使用を想定して設計されました。Cortex-A57は、従来の32ビットプロセッサに比べて、大幅な性能向上と省電力化が可能になりました。 * 2012年: Apple A7プロセッサの発表 Apple A7プロセッサは、iPhone 5sに初めて採用された、世界初のARM64ベースのマイクロプロセッサです。A7は、Cortex-A57をベースにAppleが独自にカスタマイズしたもので、当時のモバイルプロセッサとしては高い性能を誇りました。 * 2014年: Qualcomm Snapdragon 810のリリース Snapdragon 810は、スマートフォン市場において、初めてARM64アーキテクチャを採用したプロセッサの1つです。810は、Cortex-A57とCortex-A53のビッグ.LITTLEアーキテクチャを採用し、高い性能と省電力性を兼ね備えました。 * 2015年: ARM Cortex-A72のリリース Cortex-A72は、ARM64アーキテクチャの中でも高性能なプロセッサの1つであり、スマートフォンやタブレット、そしてサーバーなどの分野で使用されました。Cortex-A72は、Cortex-A57に比べて性能が向上し、省電力化も進んだとされています。 * 2017年: Qualcomm Snapdragon 835の発表 Snapdragon 835は、スマートフォン市場において初めて10nmプロセス技術を採用したプロセッサであり、ARM64アーキテクチャを採用したプロセッサとしては、高い性能と省電力性を両立したものでした。Snapdragon 835は、当時のトップクラスのスマートフォンに採用され、高い評価を得ました。 * 2018年: ARM Cortex-A76のリリース Cortex-A76は、ARM64アーキテクチャの中でも高性能なプロセッサの1つであり、スマートフォンやタブレット、そしてサーバーなどの分野で使用されました。Cortex-A76は、Cortex-A72やCortex-A73に比べて性能が向上し、同時に省電力化も進んだとされています。 * 2019年: Qualcomm Snapdragon 855の発表 Snapdragon 855は、スマートフォン市場において初めて7nmプロセス技術を採用したプロセッサであり、ARM64アーキテクチャを採用したプロセッサとしては、高い性能と省電力性を両立したものでした。Snapdragon 855は、当時のトップクラスのスマートフォンに採用され、高い評価を得ました。 * 2020年: Apple M1プロセッサの発表 Apple M1プロセッサは、Macに採用された世界初のARM64ベースのマイクロプロセッサであり、高い性能と省電力性を兼ね備えています。M1は、Cortex-A78やCortex-X1に比べて性能が向上し、同時に省電力化も進んだとされています。 * 2021年: Qualcomm Snapdragon 888の発表 Snapdragon 888は、スマートフォン市場において初めて5nmプロセス技術を採用したプロセッサであり、ARM64アーキテクチャを採用したプロセッサとしては、高い性能と省電力性を両立したものでした。Snapdragon 888は、当時のトップクラスのスマートフォンに採用され、高い評価を得ました。 以上が、ARM64アーキテクチャのマイクロプロセッサの発展を振り返った年表です。今後も、ARM64アーキテクチャを採用したプロセッサの開発が進み、さらなる性能向上や省電力化が期待されます。 === AMD === ここでは、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)社がリリースしたマイクロプロセッサの歴史について年表形式でまとめていきます。AMD社は、Intel社と並ぶ世界的な半導体メーカーであり、マイクロプロセッサ市場でも高いシェアを持っています。そんなAMD社がこれまでにリリースしてきたマイクロプロセッサの進化の軌跡を辿っていきましょう。 ; 1975年 AMD社は、Intel社のマイクロプロセッサ「8080」の互換品として「Am9080」をリリースしました。Am9080は、当時の8080と同じ命令セットを持っていたため、8080向けのソフトウェアがそのまま動作できるという利点がありました。 ; 1979年 AMD社は、Intel社のマイクロプロセッサ「8086」の互換品として「Am9086」をリリースしました。Am9086は、8086と同じ16ビットの命令セットを持っており、IBM PCなどのコンピュータにも搭載されました。 ; 1982年 AMD社は、Intel社のマイクロプロセッサ「80286」の互換品として「Am80286」をリリースしました。Am80286は、16ビットから32ビットにアップグレードされた命令セットを持っており、高速化が図られました。 ; 1991年 AMD社は、Intel社のマイクロプロセッサ「80486」の互換品として「Am486」をリリースしました。Am486は、64ビットのデータバスを備えており、高速処理が可能でした。 ; 1996年 AMD社は、自社初のオリジナルマイクロプロセッサ「K5」をリリースしました。K5は、Intel社の「Pentium」シリーズとの競合になることを目的に開発されました。 ; 1999年 AMD社は、自社初のx86アーキテクチャを採用しないマイクロプロセッサ「Athlon」をリリースしました。Athlonは、当時のIntel社の製品より高速な処理性能を持ち、AMD社にとって大きな成功となりました。 ; 2003年 AMD社は、64ビットのx86アーキテクチャを採用した「Athlon 64」をリリースしました。Athlon 64は、当時の市場で唯一の64ビットマイクロプロセッサであり、高速な処理性能と拡張性を持ち、ビジネスやハイエンドのコンピュータ向けに高い評価を受けました。 ; 2006年 AMD社は、2つのコアを持つマイクロプロセッサ「Athlon X2」をリリースしました。Athlon X2は、マルチタスク処理に優れ、高速で安定したパフォーマンスを発揮し、ゲームや動画編集などに向いた製品として人気を博しました。 ; 2011年 AMD社は、当時最新のx86アーキテクチャを採用した「Bulldozer」をリリースしました。Bulldozerは、最大8つのコアを持ち、高速な演算性能を発揮し、ワークステーションやサーバー向けに注目されました。 ; 2017年 AMD社は、Zenアーキテクチャを採用したマイクロプロセッサ「Ryzen」をリリースしました。Ryzenは、高速なマルチタスク処理やコンテンツの制作、ゲームなどの幅広い用途に向けた製品として高い評価を得ました。 ; 2020年 AMD社は、Zen 3アーキテクチャを採用した「Ryzen 5000」シリーズをリリースしました。Ryzen 5000は、高いクロック速度と大容量キャッシュにより、高速で安定したパフォーマンスを発揮し、ゲームやクリエイティブな作業に向いた製品として話題になりました。 ; 2021年 AMD社は、Zen 3+アーキテクチャを採用した「Ryzen 6000」シリーズをリリースする予定です。Ryzen 6000シリーズは、AMDが2021年に発表した新しいマイクロアーキテクチャ「Zen 3+」を採用しており、更に高速な演算性能やAI性能の向上が期待されます。 また、2021年には、AMDがグラフィックスカード市場でも注目を集めました。同社は、RDNA2アーキテクチャを採用した「Radeon RX 6000」シリーズをリリースし、NVIDIA社と競合する形で市場に参入しました。 以上が、AMD社のマイクロプロセッサの歴史を年表形式でまとめた内容です。AMD社は、Intel社との競争を通じて常に進化を続け、高い性能とコストパフォーマンスの両立を実現しています。今後も、AMD社の技術革新に注目していきたいところです。 === マイクロプロセッサ年表 (AMD2901/AMD2916/AMD29000編)) === MD2901/AMD2916/AMD29000というマイクロプロセッサは、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)によって開発された、重要なマイクロプロセッサの一つです。本記事では、AMD2901/AMD2916/AMD29000の年表について解説していきます。 * 1975年:AMDは、最初のマイクロプロセッサAMD2901を開発した。AMD2901は、4ビットの並列アーキテクチャを採用していた。 * 1983年:AMDは、AMD2901の後継として、16ビットのAMD29116を発表した。AMD29116は、AMD2901のアーキテクチャを16ビットに拡張したものである。 * 1986年:AMDは、AMD29000を発表した。AMD29000は、32ビットのRISCアーキテクチャを採用し、高速かつ効率的な演算を可能にした。 * 1989年:AMDは、AMD29C011コプロセッサを発表した。AMD29C011は、AMD29000と互換性のある浮動小数点演算を実行するためのコプロセッサである。 * 1990年:AMDは、AMD29Kファミリの拡張として、AMD29Kマイクロプロセッサの最初のマルチプロセッサバージョンであるAMD29K MPを発表した。 * 1991年:AMDは、AMD29Kマイクロプロセッサの低消費電力バージョンであるAMD29KL16を発表した。また、AMD29C825の発表により、AMD29Kと互換性のあるDMAコントローラを提供した。 * 1992年:AMDは、AMD29Kマイクロプロセッサの高性能バージョンであるAMD29KHPを発表した。 * 1994年:AMDは、AMD29Kマイクロプロセッサの最新バージョンであるAMD29KJを発表した。また、AMD29Kマイクロプロセッサの組み込み用途向けバージョンであるAMD29K E1を発表した。 * 1995年:AMDは、AMD29Kマイクロプロセッサの最後のバージョンであるAMD29KMを発表した。その後、AMDは29Kアーキテクチャを中止し、x86アーキテクチャに注力することを決定した。 以上が、AMD2901/AMD2916/AMD29000の主要な年表である。AMD2901は、初期のマイクロプロセッサの一つとして、パーソナルコンピュータの発展に貢献した。AMD2916は、AMD2901の後継として、16ビットの処理能力を持つマイクロプロセッサとして、産業制御、計算機支援設計、通信などの分野で利用された。AMD29000は、RISCアーキテクチャを採用したことにより、高速で効率的な演算が可能であり、高性能コンピュータやワークステーションなどの分野で利用された。 === Power/PowerPC === ==== イントロダクション ==== パーソナルコンピュータ、スマートフォン、ゲーム機、サーバー、スーパーコンピューターなど、私たちが日々使用する機器の中には、マイクロプロセッサと呼ばれる小型のCPUが搭載されています。今回は、その中でも「Power/PowerPC」と呼ばれるマイクロプロセッサの歴史を年表形式で振り返り、その特徴や活躍した分野について紹介します。 ==== マイクロプロセッサ年表 (Power/PowerPC編) ==== * 1990年:IBMがRISCアーキテクチャを採用した「POWER1」を発表。   特徴:命令セットが簡素化されており、高速な演算処理が可能。 * 1993年:IBM、Apple、Motorolaの共同開発による「PowerPC」アーキテクチャを発表。   特徴:POWER1の技術をベースに、Appleが採用するMacintoshシリーズのCPUとして採用され、高い性能を実現。 * 1994年:IBMが「POWER2」を発表。   特徴:高度なスーパースカラー方式を採用し、高性能化を図った。 * 1995年:Motorolaが「PowerPC 603」を発表。   特徴:省電力性に優れ、低価格で提供されたことから、エンベデッド機器にも採用された。 * 1997年:IBMが「POWER3」を発表。   特徴:64ビットアーキテクチャを採用し、高い演算性能と信頼性を実現。 * 1999年:Motorolaが「PowerPC G4」を発表。   特徴:Altivecと呼ばれるベクトル演算機能を搭載し、画像処理や音声処理などの分野で高い評価を受けた。 * 2001年:IBMが「POWER4」を発表。   特徴:マルチプロセッシングに対応し、スーパーコンピューターやサーバーでの使用に向いた高性能CPU。 * 2005年:IBMが「POWER5」を発表。   特徴:マルチスレッド技術を採用し、複数の処理を同時に実行可能とした。 * 2006年:IBMが「POWER6」を発表。   特徴:高度なエラーコレクション機能を備え、信頼性を更に向上させた。また、動的な電力管理機能を採用することで、省電力性も向上した。 * 2010年:IBMが「POWER7」を発表。   特徴:高速なキャッシュメモリと、高度なマルチスレッド技術を採用し、高い演算処理能力と信頼性を実現した。 * 2013年:IBMが「POWER8」を発表。   特徴:複数のコアを搭載し、高いマルチスレッド処理能力と並列処理能力を備えた。また、OpenPOWER Foundationを設立し、オープンなアーキテクチャを推進した。 * 2017年:IBMが「POWER9」を発表。   特徴:高い演算性能と、AIやディープラーニングなどの高度な分野にも対応した機能を搭載した。また、OpenCAPIと呼ばれる高速な接続規格を採用することで、高速なデータ転送が可能となった。 ==== まとめ ==== 「Power/PowerPC」は、IBMやApple、Motorolaなどが共同で開発したマイクロプロセッサであり、高い性能や省電力性、信頼性などの特徴を持ち、スーパーコンピューターやサーバー、エンベデッド機器、そして一時期はMacintoshシリーズのCPUとしても使用されました。その歴史を振り返ることで、マイクロプロセッサの進化や技術革新の歴史を理解することができます。 === SPARC === 今から40年ほど前、サン・マイクロシステムズ社が設立され、独自のプロセッサアーキテクチャ「SPARC」を開発しました。その後、SPARCは世界中の企業や研究機関で利用され、多くのシステムやサーバーで採用されました。 以下では、SPARCアーキテクチャを中心にしたマイクロプロセッサの進化を振り返ります。 * 1987年 - SPARCプロセッサの登場 サン・マイクロシステムズ社が初めてリリースしたSPARCアーキテクチャのプロセッサは、SPARCstation 1に搭載されました。当時は25MHzで動作し、32ビットの命令セットを採用していました。 * 1992年 - SPARC64 日本の富士通社が開発したSPARC64は、当時最も高速なプロセッサの1つでした。初代のSPARC64は最大150MHzで動作し、性能の面でSPARCstation 10をしのぎました。 * 1995年 - SPARCstation 20 SPARCstation 20は、初めて対称マルチプロセッシング(SMP)をサポートしたSPARCシステムでした。これにより、複数のプロセッサを1つのシステムで同時に動作させることが可能になりました。 * 2001年 - UltraSPARC III サン・マイクロシステムズ社がリリースしたUltraSPARC IIIは、初めての64ビットのSPARCプロセッサでした。当時最速のクロック周波数1.2GHzを誇り、高い性能を発揮しました。 * 2005年 - UltraSPARC T1 UltraSPARC T1は、当時最も進んだマルチスレッド技術を採用したプロセッサでした。当時のプロセッサは1つのコアで1つのスレッドしか処理できませんでしたが、UltraSPARC T1は1つのコアで最大32スレッドを処理することができました。 * 2010年 - SPARC T3 SPARC T3は、UltraSPARC T1の後継モデルで、16コアのプロセッサと最大128スレッドをサポートしました。このプロセッサは、ビジネスクリティカルなアプリケーションやデータベースシステムなどの処理に適していました。 * 2017年 - SPARC M8 SPARC M8は、最新のSPARCプロセッサで、最大8ソケットのシステムで動作することができます。高速で安定した性能を発揮し、大規模なデータ処理や仮想化などの用途に適しています。また、SPARC M8はセキュリティにも注力し、暗号化やメモリ保護機能などが強化されています。 以上が、SPARCアーキテクチャの主なプロセッサの進化の歴史です。今後も、SPARCアーキテクチャは大規模なシステムやサーバーなどで活躍し続けることが期待されます。 === DEC/Alpha === ==== はじめに ==== マイクロプロセッサの歴史は、現代の情報技術において極めて重要な位置を占めています。その中でもDEC/Alphaは、1990年代に登場し、高性能かつ信頼性の高いサーバーやワークステーションに利用されました。本記事では、DEC/Alphaのマイクロプロセッサの歴史を年表形式でまとめ、その特徴や功績について解説します。 ==== マイクロプロセッサ年表 (DEC/Alpha編) ==== * 1992年: DEC/Alpha 21064 DEC/Alphaの最初のマイクロプロセッサとして登場。命令パイプラインを利用して高速な処理が可能であり、RISCアーキテクチャを採用している。 * 1994年: DEC/Alpha 21164 命令パイプラインをより高速化するために、ディープパイプラインを導入した。また、64ビットアーキテクチャを採用したことで、大容量のメモリを扱うことができるようになった。 * 1996年: DEC/Alpha 21264 命令パイプラインを18段に拡大することで、高性能化を図った。また、バス帯域幅を大幅に増やし、システム全体の処理速度を向上させた。 * 1998年: DEC/Alpha 21364 高速化と信頼性の向上を目的に、2つのプロセッサを1つのチップに集積した「ダブル・パイプライン・アーキテクチャ」を採用した。また、高速なメモリーアクセスを実現する「ケースード・インタリーブ」技術を導入した。 * 2001年: DEC/Alphaプロセッサの生産終了 DEC/Alphaプロセッサの生産が終了し、製品のサポートも終了することが発表された。DEC/Alphaは、高性能かつ信頼性の高いサーバーやワークステーションに利用され、その性能は当時の情報技術において一定の地位を築いた。 ==== DEC/Alphaの特徴と功績 ==== DEC/Alphaは、RISCアーキテクチャを採用し、高速な処理が可能であることが特徴です。また、64ビットアーキテクチャを採用したことで、大容量のメモリを扱うことができるようになりました。さらに、命令パイプラインやディープパイプライン、ダブル・パイプライン・アーキテクチャ、ケースード・インタリーブなどの技術を導入し、高性能かつ信頼性の高いサーバーやワークステーションを実現しました。 DEC/Alphaは、1990年代に登場したため、当時の情報技術において一定の地位を築きました。特に、高性能な処理能力を持ち、大規模なデータ処理や高負荷なアプリケーションを処理することができたため、サーバーやワークステーションに広く利用されました。 また、DEC/Alphaは、オープンなアーキテクチャを採用していたため、他社の製品との互換性が高く、多数のソフトウェアが開発されました。そのため、DEC/Alphaは、業界標準として広く認知され、多くの企業や研究機関で利用されました。 DEC/Alphaは、2001年に生産終了が発表され、製品のサポートも終了しましたが、その功績は現在でも高く評価されています。DEC/Alphaの技術は、後のプロセッサの開発に影響を与え、現代の情報技術においても重要な位置を占めています。 === HP/PA-RISC === マイクロプロセッサの世界において、HP/PA-RISCは重要な位置を占めています。この記事では、HP/PA-RISCマイクロプロセッサの歴史を振り返りながら、その特徴や影響力について紹介します。 HP/PA-RISCとは HP/PA-RISCは、Hewlett-Packard (HP) 社が開発したRISCアーキテクチャのマイクロプロセッサです。PA-RISCは、「Precision Architecture Reduced Instruction Set Computing」の略称で、高度な計算能力を持ちながらも命令セットがシンプルな特徴を持っています。 HP/PA-RISCの歴史 HP/PA-RISCの歴史は、1980年代初頭に遡ります。当時、HPは自社のコンピュータ事業において、IBMやDECなどのライバル企業に追いつくことを目指していました。そこで、HPは自社独自のマイクロプロセッサを開発することを決定しました。 最初のPA-RISCプロセッサは、1986年にリリースされたPA-7100でした。このプロセッサは、16MHzで動作し、32ビットアーキテクチャ、16Kのキャッシュメモリを備えていました。PA-7100は、HPの高性能ワークステーションであるHP 9000シリーズで使用され、当時の競合製品に比べて高速かつ高性能な処理を実現しました。 その後、HPはPA-RISCアーキテクチャを進化させ、より高速で高性能なプロセッサを開発し続けました。1992年にリリースされたPA-8000は、クロック周波数が100MHzにまで達し、超スカラー方式による命令実行を採用するなど、当時の最先端の技術が盛り込まれたプロセッサでした。 * 1996年には、PA-RISC 2.0アーキテクチャが導入され、プロセッサの性能は大幅に向上しました。PA-8200とPA-8500は、それぞれ550MHz、440MHzのクロック周波数を誇り、高度なアウト・オブ・オーダー実行機能を備えていました。これらのプロセッサは、高性能サーバー向けに使用され、当時の競合製品に比べて優れた処理性能を発揮しました。 * 2000年代に入ると、HPはPA-RISCアーキテクチャを廃止し、Intel Itaniumプロセッサに移行しました。しかし、PA-RISCアーキテクチャはその後もHPのUNIXサーバーにおいて、サポートされ続けました。 HP/PA-RISCの特徴と影響力 HP/PA-RISCは、シンプルな命令セットを採用することで、高速な処理能力を実現しました。また、PA-RISCは高度なパイプライン処理やアウト・オブ・オーダー実行機能を備えており、高性能サーバーやワークステーションなどの重要な業務システムにおいて、高速かつ安定した処理を提供しました。 HP/PA-RISCの開発によって、RISCアーキテクチャが普及する契機となったことも注目すべき点です。当時のコンピュータ市場において、主流であったCISCアーキテクチャに比べ、RISCアーキテクチャはシンプルな命令セットと高速な処理能力が特徴でした。HP/PA-RISCの成功によって、RISCアーキテクチャは一般的に認知されるようになり、その後のCPUの開発に大きな影響を与えました。 === HP64000 === * 1970年代後半、マイクロプロセッサの普及が始まり、様々な企業が自社の製品に搭載することを目指していました。この時期に、Hewlett-Packard(以下、HP)は「HP 64000」というマイクロプロセッサ用の開発システムを発売しました。これは、ソフトウェアやハードウェアの開発に必要な機能を一つのシステムにまとめたもので、当時のマイクロプロセッサ開発者たちから高い評価を得ました。 HP 64000は、当時のマイクロプロセッサの開発環境としては非常に先進的でした。このシステムは、CPU、メモリ、ディスクドライブ、入出力インタフェース、デバッグツールなどを統合し、マイクロプロセッサの設計から製造までの一連のプロセスをサポートしました。 HP 64000は、1979年に発売され、当時は価格が非常に高かったため、一部の大手企業や大学の研究室などでしか利用されませんでした。しかし、その高度な機能と信頼性により、マイクロプロセッサの開発に携わる人々からは高い評価を受けました。 また、HP 64000の登場により、マイクロプロセッサの開発がより容易になり、それまでの煩雑な作業を大幅に簡略化することができるようになりました。このことが、後にコンピューター産業の急速な発展に繋がることになります。 HP 64000は、当初はIntel 8085やMotorola 6800などのマイクロプロセッサに対応していましたが、後にZilog Z80やIntel 8086などの新しいマイクロプロセッサにも対応するようになりました。 また、HPは後に、HP 64000を拡張した「HP 64000A」や、より高性能なマイクロプロセッサ用開発システム「HP 9000 Series 200」など、さらに高度なシステムを発売しました。これらのシステムは、より大規模なプロジェクトや高度な設計に必要な機能を提供することができ、多くの企業や大学で利用されるようになりました。 さらに、HPは1983年に、マイクロプロセッサの開発に必要なソフトウェア開発ツールの一つである「HP-UX」を発表しました。これは、Unixオペレーティングシステムを基にしたもので、高い汎用性と信頼性を持ち、多くの開発者に愛用されました。 しかし、1990年代に入ると、競合他社の台頭や、PCの普及によって、HPのマイクロプロセッサ開発システムの市場シェアは低下していきます。2000年代に入ると、HPはマイクロプロセッサ開発システムから撤退し、他の事業に注力することになりました。 しかしながら、HP 64000は、その後もマイクロプロセッサの歴史において重要な役割を果たし続けました。多くの開発者たちによって利用され、次世代のマイクロプロセッサの開発に貢献しました。 また、HP 64000の成功は、今日のコンピューター産業において、マイクロプロセッサ開発に携わる人々にとっての貴重な経験となりました。このシステムに触れたことがある人々は、その後も自らの開発に役立てることができたのです。 今日、マイクロプロセッサの開発は、さらなる高度化と多様化が進んでいます。新しいテクノロジーの登場により、これまでにない高性能なマイクロプロセッサが生み出されています。しかし、その基盤となる開発環境は、HP 64000から始まった歴史があります。 === MIPS === マイクロプロセッサは、現代のデジタルテクノロジーにとって不可欠な役割を果たしています。特に、MIPS/MIPS64は高性能コンピューターや組み込みシステムの分野で重要な役割を果たしてきました。ここでは、MIPS/MIPS64の歴史について紹介し、その重要性について考察してみましょう。 MIPS/MIPS64の歴史 MIPS (Microprocessor without Interlocked Pipeline Stages)は、1980年代初頭にスタンフォード大学で開発されたRISC (Reduced Instruction Set Computing)アーキテクチャのマイクロプロセッサです。MIPSは、命令セットの簡素化とパイプライン処理の最適化によって高速な処理を実現し、組み込みシステムや高性能コンピューターの分野で広く利用されるようになりました。 * 1990年代には、MIPSの処理能力を向上させたMIPS64アーキテクチャが登場し、高性能コンピューターやサーバーなどの分野で使用されるようになりました。MIPS64は、64ビットのアドレッシングをサポートし、大規模なメモリーアドレス空間を扱えるようになりました。また、MIPS64は、高速なデータ処理を実現するためにSIMD (Single Instruction Multiple Data)命令セットを導入し、グラフィックス処理やデータベース処理などのアプリケーションで高いパフォーマンスを発揮しました。 MIPS/MIPS64の重要性 MIPS/MIPS64は、高性能コンピューターの分野で特に重要な役割を果たしています。多くのスーパーコンピューターやサーバーに採用され、高速なデータ処理や計算処理を実現しています。また、組み込みシステムの分野でも、MIPS/MIPS64は広く採用されています。家電製品や車載システム、ネットワーク機器など、様々な分野で利用されています。 MIPS/MIPS64のアーキテクチャは、RISCアーキテクチャの基本思想を受け継いでおり、命令セットが簡潔で効率的なため、高速な処理が可能です。また、MIPS/MIPS64は、オープンアーキテクチャであるため、多くのハードウェアメーカーやソフトウェア開発者によってサポートされています。このため、MIPS/MIPS64を採用したシステムは、フレキシブルで拡張性が高く、コストパフォーマンスに優れていると言えます。 さらに、MIPS/MIPS64は、エネルギー効率にも優れています。命令セットが簡潔であるため、実行に必要な回路が少なく、電力消費が少なくて済むためです。そのため、モバイルデバイスやIoT機器など、バッテリー駆動のシステムでも広く利用されています。 最近では、MIPSアーキテクチャを持つ企業が数多くあります。例えば、中国の電子機器メーカーであるLoongson Technology Corporationは、MIPSアーキテクチャを採用して自社製品を開発しています。また、シンガポールのAI企業であるHailoは、MIPS64アーキテクチャを採用したエッジAIプロセッサーを開発しています。これらの企業は、MIPS/MIPS64の優れた性能とエネルギー効率に着目して、次世代の技術を開発していると言えます。 結論として、MIPS/MIPS64は、高性能な処理能力とエネルギー効率に優れたアーキテクチャであり、現代のデジタルテクノロジーに不可欠な存在です。さまざまな分野で広く採用され、多くの企業がMIPS/MIPS64を採用した製品を開発しています。今後も、MIPS/MIPS64の進化と発展が期待されます。 === 龍芯 === マイクロプロセッサとは、コンピューターにおいて中央処理装置 (CPU) の機能を実現する集積回路のことです。今回は、中国のローカルなマイクロプロセッサメーカーである龍芯 (Loongson) の年表を取り上げ、その歴史や発展について紹介します。 龍芯 (Loongson) は、中国の国家重点高技術企業である中国電子技術集団 (CETC) の一部門であり、2002年に創立されました。当初は MIPS アーキテクチャをベースにしたプロセッサーを開発していましたが、現在は RISC-V アーキテクチャを採用しています。 以下は、龍芯の主なマイルストーンを振り返るマイクロプロセッサ年表です。 * 2002年 龍芯技術有限公司が設立される * 2004年 Loongson-1A プロセッサをリリース * 2005年 中央政府が「龍芯計画」を発表し、ローカルなマイクロプロセッサ産業の発展を支援することを表明 * 2006年 Loongson-2E プロセッサをリリース * 2007年 Loongson-2F プロセッサをリリース * 2008年 Loongson-3 プロセッサをリリース Lenovo が Loongson-2F プロセッサを搭載したノートパソコンを発表 * 2010年 Loongson-3A プロセッサをリリース * 2011年 Loongson-3B プロセッサをリリース Dawning Information Industry が Loongson-3B プロセッサを搭載したスパコンを発表 * 2012年 Loongson-3C プロセッサをリリース * 2013年 Loongson-3H プロセッサをリリース Loongson Technology Europe が設立され、欧州市場でのビジネスを開始 * 2014年 Loongson-3B2000 プロセッサをリリース * 2015年 Loongson-3A4000 プロセッサをリリース * 2016年 Loongson-3B3000 プロセッサをリリース 中国科学院が Loongson-3B プロセッサを搭載したスパコンを発表 * 2017年 Loongson-3B4000 プロセッサをリリース * 2018年 Loongson-3A5000 プロセッサをリリース * 2019年 Loongson-3A5000 プロセッサを搭載したノートパソコンが発売される * 2020年 Loongson-3A5000 プロセッサを搭載したノートパソコンが改良され、より高い性能を提供するようになる * 2021年 龍芯は、LoongArch アーキテクチャの最初のバージョンである LoongArch1 を発表し、RISC-V アーキテクチャに移行することを宣言 以上が、龍芯の主なマイルストーンとなります。龍芯は、ローカルなマイクロプロセッサメーカーとして、中国のIT産業において重要な役割を果たしています。今後も、高性能で低価格なプロセッサーの開発に注力し、中国のIT産業の発展を支援することが期待されます。 === RISC-V === マイクロプロセッサ技術は、現代のあらゆる電子機器に不可欠な要素です。そして、RISC-Vと呼ばれるオープンソースアーキテクチャの進化は、この分野に革新をもたらしています。以下では、RISC-Vアーキテクチャの歴史と進化について年表で振り返ります。 * 2010年 - UC BerkeleyでRISC-Vプロジェクトが始動 UC Berkeleyのデビッド・パターソン氏とKrste Asanović氏によって、オープンソースのハードウェアおよびソフトウェアプロジェクトであるRISC-Vが開発されました。RISC-Vは、標準化された命令セットアーキテクチャ(ISA)を提供し、パターソン氏が開発したRISCアーキテクチャの原則に基づいています。 * 2014年 - SiFiveが設立される SiFiveは、RISC-Vアーキテクチャの普及に注力する企業として設立されました。同社は、オープンソースのRISC-Vコアを使ったプロセッサの開発や、サポートを提供しています。 * 2015年 - RISC-Vファウンデーションが設立される RISC-Vファウンデーションは、オープンソースのRISC-Vアーキテクチャの開発や普及を目的として設立されました。同ファウンデーションには、ソフトウェアやハードウェアの企業が参加しており、RISC-Vアーキテクチャの普及に向けた様々な活動を展開しています。 * 2016年 - GoogleがRISC-Vプロジェクトに参加 Googleは、RISC-Vプロジェクトに参加し、オープンソースのRISC-Vプロセッサの開発に注力しています。同社は、RISC-Vを使ったAIチップの開発や、サーバー向けのプロセッサの開発などを進めています。 * 2017年 - NVIDIAがRISC-Vプロジェクトに参加 NVIDIAは、RISC-Vプロジェクトに参加し、オープンソースのRISC-Vコアを使ったプロセッサの開発に注力しています。同社は、エッジデバイス向けのプロセッサの開発などを進めています。 * 2018年 - Western DigitalがRISC-Vを採用 Western Digitalは、ストレージデバイス向けのRISC-Vプロセッサを採用し、同社の製品に組み込むことを発表しました。同社は、高性能かつ低消費電力なプロセッサが必要なストレージ市場で、RISC-Vを採用することで競争力を高めています。 * 2019年 - AmazonがRISC-Vプロジェクトに参加 Amazonは、RISC-Vプロジェクトに参加し、同社のAWSクラウド向けにRISC-Vプロセッサを開発することを発表しました。同社は、カスタマイズされたプロセッサによってクラウドのパフォーマンスを向上させることを目指しています。 * 2020年 - AppleがRISC-Vを採用 Appleは、自社の製品においてRISC-V技術を採用することを明らかにしました。同社は、RISC-Vを使ったチップを開発し、Appleの製品に組み込むことで、高性能かつ低消費電力な製品を提供することを目指しています。 * 2021年 - RISC-VがIoT市場での採用が進む RISC-Vは、低消費電力で小型なIoTデバイスに適したプロセッサとして注目を集めています。同年、RISC-Vを採用したIoTデバイスの数が急速に増加し、RISC-VアーキテクチャがIoT市場でのプロセッサの標準になる可能性が高まっています。 RISC-Vは、オープンソースであるため、多くの企業や開発者が参加し、進化を続けています。今後も、RISC-Vアーキテクチャは様々な分野での革新をもたらし、マイクロプロセッサ技術の発展に寄与することが期待されます。 === Zilog === * 1970年代から1980年代にかけて、マイクロプロセッサ技術の進歩は驚異的でした。その中でも、Zilog社の創設者であるフェデリコ・ファギンが開発した「Z80」は、特にコンピューター産業において大きな影響を与えました。この記事では、Zilog社がリリースしたマイクロプロセッサの歴史を辿り、その重要性について考察してみたいと思います。 ==== Z80の誕生 ==== * 1976年にリリースされたZ80は、8ビットマイクロプロセッサの中でも最も成功した製品の一つです。当時の市場には、Intelの「8080」やMotorolaの「6800」などの競合製品がありましたが、Z80はその2つを凌駕する性能を発揮しました。Z80は、最大2.5MHzで動作し、64KBのメモリ空間を扱うことができました。 ==== Z80の成功 ==== Z80は、当初はテレビのリモコンや電卓などの小型家電製品に使われることを想定していましたが、後にコンピューター産業においても大きな成功を収めました。Z80を搭載したコンピューターは、当時のビジネス市場において大きな役割を果たし、CP/Mと呼ばれるオペレーティングシステムの標準的な動作環境となりました。また、Z80はアーケードゲーム機にも広く使われ、当時の人々にとって不可欠なエンターテイメントの一つとなりました。 ==== Z80の後継 ==== Z80は、その後も改良が続けられ、Z180やZ280といった後継製品もリリースされました。また、Zilog社はZ80のライセンスを多数の企業に提供することで、広範な市場を獲得することに成功しました。さらに、Zilog社はMCU(マイクロコントローラユニット)にも進出し、現在でも幅広い分野で活躍しています。 ==== まとめ ==== Zilog社がリリースしたZ80は、マイクロプロセッサ技術の歴史において重要な位置を占めています。Z80は、多くの分野において先進的な性能を発揮し、コンピューター産業に大きな影響を与えました。また、Zilog社はZ80の成功を背景に、MCU市場でも活躍するようになりました。今後も、Zilog社が提供する技術が世界を変える可能性があると言えます。 === 日本製プロセッサ === マイクロプロセッサとは、コンピュータの中核となる部品であり、現代のデジタル機器に欠かせないものとなっています。今回は、その中でも日本で製造されたマイクロプロセッサに焦点を当て、マイクロプロセッサの進化を振り返っていきたいと思います。 * 1971年 日本の電気通信大学の石井英一郎教授が、Intel社の4004に着想を得て、初の日本製マイクロプロセッサである「TCM1000」を開発。しかし、市場には浸透しなかった。 * 1978年 松下電器産業(現・パナソニック)が、4ビットマイクロプロセッサ「MN1610」を開発。主に家電製品の制御に使われた。 * 1982年 日立製作所が16ビットマイクロプロセッサ「HD64180」を開発。当時は日本製の16ビットマイクロプロセッサは存在せず、大きな注目を集めた。 * 1985年 日本電気(NEC)が16ビットマイクロプロセッサ「V30」を開発。Intel社の「8086」互換品であり、IBMのPC/AT互換機向けに採用された。 * 1987年 富士通が32ビットマイクロプロセッサ「MB86900」を開発。UNIXサーバやワークステーションで使われた。 * 1990年 日立製作所が32ビットマイクロプロセッサ「SH-1」を開発。ハードウェア浮動小数点演算器を搭載し、デジタルカメラや携帯電話などに広く使われた。 * 1993年 ルネサスエレクトロニクス(旧・日本電気半導体)が、32ビットマイクロプロセッサ「V850」を開発。自動車制御システムなどに広く使われている。 * 2002年 富士通と東芝が共同開発した64ビットマイクロプロセッサ「SPARC64 V」が、UNIXサーバやスーパーコンピュータなどに採用された。 以上が、日本製マイクロプロセッサの主な年表です。日本製のマイクロプロセッサは、それぞれの特徴を活かして多様な用途で利用されてきました。その中でも特筆すべきは、自動車制御システムやデジタルカメラ、携帯電話といった小型機器に使われてきたことです。これらの機器には、省電力や高速処理といった要素が求められます。日本製のマイクロプロセッサは、それぞれの分野で高い評価を得ています。 また、日本のマイクロプロセッサメーカーは、競争力を維持するために、新しい技術の開発に注力しています。例えば、ルネサスエレクトロニクスは、自動車用の高速通信技術「CAN-FD」に対応したマイクロプロセッサを開発しています。また、東芝は、省電力技術「SpursEngine」を搭載したマイクロプロセッサを開発しています。 日本のマイクロプロセッサメーカーは、今後も世界に通用する技術を開発し、国内外の様々な分野で活躍することが期待されます。 === i432/i860/i960/Itanium === マイクロプロセッサは、現代の電子機器のバックボーンを形成する重要なコンポーネントです。i432、i860、i960マイクロプロセッサは、今日の高性能プロセッサの発展を拓いた革命的なチップです。 i432は、インテルが開発した初の32ビットプロセッサであり、1978年に発売されました。i432は、命令セットアーキテクチャ(ISA)の設計が複雑で、性能が低いことが問題でした。そのため、i432は商業的に成功することはありませんでした。 i860は、1989年にリリースされたRISC(Reduced Instruction Set Computing)マイクロプロセッサでした。i860は、グラフィックスや信号処理などの高度なアプリケーション向けに設計されており、多数のプロセッサを搭載したシステムに使用されました。 i960は、i860の後継として1990年にリリースされました。i960は、高性能なマルチタスク処理能力を備え、グラフィックスや信号処理などのアプリケーションに最適でした。i960は、さまざまな分野で使用され、特にネットワーク機器や組み込みシステムに適していました。 しかし、Intelのi960シリーズは、競合他社の製品と比較して高価であるという問題があり、成功しなかったと考えられています。 Intelは、2001年にItaniumプロセッサをリリースしました。Itaniumは、Intelの64ビットプロセッサであり、高性能で信頼性の高いサーバー向けに設計されていました。Itaniumは、複数のコアを搭載し、高度な並列処理能力を持ち、高度なメモリアーキテクチャを備えていました。 Itaniumは、最初は高い期待が寄せられていましたが、ソフトウェアの互換性の問題があり、市場に浸透することはできませんでした。競合するx86アーキテクチャに比べて高価であり、Itaniumに最適化されたソフトウェアが不足していたことが主な要因とされています。 以上のように、i432、i860、i960、Itaniumは、それぞれの時代において革新的なマイクロプロセッサであったものの、いくつかの問題により商業的に成功することができませんでした。しかし、これらのプロセッサは、現代のプロセッサの進化を支える技術の基盤となり、コンピュータ科学の発展に大きな影響を与えたと言えます。 ==プロセッサの分類と種類 == プロセッサは、コンピューターシステムの中心的な役割を果たす部分であり、演算処理やデータ処理を担当しています。プロセッサの種類や性能は、コンピューターシステムの性能や機能性に大きな影響を与えます。 === RISCプロセッサとCISCプロセッサ === RISCプロセッサーとCISCプロセッサーは、コンピュータープロセッサーのアーキテクチャの設計方法論を表す用語で、プロセッサーが実行する命令の種類や機能、およびプロセッサー内部でこれらの命令を処理する方法に関する違いに基づいています。 CISCプロセッサーは、多様な命令セットを持つことが特徴で、メモリアクセス、条件分岐、算術演算、およびその他の機能を含みます。CISCプロセッサーは、高度な機能を実現するために多様な命令を持っており、複雑な計算や処理が必要な場合には高速に処理を行うことができますが、命令セットの複雑さと高度な機能により、プロセッサーの設計と製造に大きなコストがかかる可能性があります。 一方、RISCプロセッサーは、単純な命令セットを持つことが特徴で、基本的な算術演算、ビット演算、ロード/ストア操作、および条件分岐を含みます。RISCプロセッサーは、各命令が実行される際に単一のサイクルしか必要としない場合がほとんどで、命令セットが比較的簡素であるため、プロセッサーの設計と製造に低いコストがかかる可能性があります。 CISCとRISCの違いに関する議論は、プロセッサー設計の分野で長年続いています。エンジニアの中には、RISCのアプローチがシンプルであり、効率的なプロセッサーを設計することができると主張する人もいますが、CISCのアプローチが多様な機能をサポートするために必要であり、高度なプロセッサーを設計することができると主張する人もいます。 最近のプロセッサでは、CISCとRISCの特徴を組み合わせたハイブリッドアーキテクチャが採用されることがあります。これにより、高度な機能を実現しつつ、高速で効率的な処理が可能になります。ただし、ハイブリッドアーキテクチャは複雑なため、設計や開発に時間がかかる可能性があります === VLIWプロセッサ === VLIW(Very Long Instruction Word)は、複数の命令を1つの長い命令ワードにまとめて同時に実行できるコンピューターアーキテクチャです。これにより、複数の命令を同時に処理することで、プロセッサの性能を向上させることができます。 VLIWプロセッサは、複数の命令を同時に実行することができるため、パイプライン処理が容易になります。そして、命令をパイプライン処理するための仕組みを持っているため、命令を高速かつ効率的に処理することができます。 ただし、VLIWプロセッサは、命令を1つの長いワードにパックするため、同時に実行できる命令の数が制限されます。また、命令を最適にパックする必要があるため、プログラマーに制約があります。さらに、プロセッサごとに最適な命令のパック方法が異なるため、プログラマーはプロセッサごとに最適な命令のパック方法を探す必要があります。 VLIWプロセッサは、一般的に組み込みシステムやグラフィックス処理などの特定のアプリケーションに使用されます。これらのアプリケーションでは、高速な処理が必要であり、VLIWプロセッサが優れた性能を発揮することがあります。 VLIWアーキテクチャの開発者は、命令セットアーキテクチャ(ISA)の設計者と協力する必要があります。ISAの設計者は、プログラマーが最適な命令のパック方法を探すための情報を提供する必要があります。また、ISAの設計者は、VLIWアーキテクチャに最適な命令セットを設計することが求められます。 === マルチプロセッサシステムの概要 === マルチプロセッサシステムとは、複数のCPU(中央処理装置)を持つコンピュータシステムのことです。単一のCPUを持つシステムよりも高い処理能力と信頼性を実現できます。主な特徴は以下の通りです。 ; 並列処理 : マルチプロセッサシステムでは、複数のCPUが並列に動作するため、単一CPUシステムよりも高速な処理が可能です。ソフトウェアを適切に並列化することで、処理速度が飛躍的に向上します。 ; 負荷分散 : 複数のCPUに処理を分散させることで、システム全体の負荷を分散できます。ピーク時の負荷に対しても、適切に対応することができます。 ; 冗長性 : 複数のCPUを持つため、万一1つのCPUが故障しても、他のCPUで処理を継続できます。これにより、システムの信頼性が高まります。 ; 拡張性 : 必要に応じてCPUを追加するだけで、システムの処理能力を向上させることができます。 マルチプロセッサシステムは、大規模なデータセンターサーバーや高性能コンピューティング(HPC)システムなど、高い計算能力が求められる分野で広く利用されています。ただし、マルチプロセッサ環境での並列プログラミングは複雑になる傾向があり、適切な手法が必要となります。 === マルチコアプロセッサシステムの概要 === マルチコアプロセッサとは、1つのCPUチップ上に複数のプロセッサコアを集積した設計のCPUのことです。主な特徴は以下の通りです。 ; 並列処理能力 : 1つのCPUチップ上に複数のプロセッサコアが搭載されているため、並列処理能力が高くなります。各コアが独立してタスクを実行できるので、単一コアCPUよりも高速な処理が可能です。 ; 電力効率 単一コアCPUと比べて、同じ性能を実現するのに低い電力消費量で済みます。コア数を増やすことで、高クロック周波数にする必要がなくなるためです。 ; 小型化・低コスト化 : 1つのCPUチップに複数のコアを集積できるため、小型化とコストダウンが可能になります。 ; 拡張性 : コア数を増やすことで、CPUの処理能力を容易に拡張できます。 マルチコアプロセッサは、デスクトップPC、ノートPC、サーバー、モバイル機器などあらゆる分野で広く採用されています。しかし、単一コアCPUと比べてソフトウェアの並列化が必要になるため、プログラミングが複雑化する側面があります。 マルチコアCPUの性能を最大限に活かすには、マルチスレッドプログラミングなどの並列処理技術が重要になります。OSやコンパイラ、ミドルウェアなどのシステムソフトウェアの進化も欠かせません。 == コンピューターセキュリティ == コンピューターセキュリティは、コンピューターシステムやネットワーク、データを保護し、不正アクセスや損傷、情報漏洩などの脅威から守ることを目的としています。近年、サイバー攻撃の高度化や新たな脅威の出現により、セキュリティ対策の重要性がますます高まっています。 === コンピューターセキュリティの脅威と対策 === コンピューターセキュリティの主な脅威には、以下のようなものがあります。 ; マルウェア : コンピューターウイルス、ワーム、トロイの木馬などの悪意あるソフトウェア ; 不正アクセス : 認証を回避して不正にシステムやデータにアクセスする行為 ; サービス妨害 (DoS) 攻撃 : 大量のデータを送り付けてシステムを過負荷状態に陥れる攻撃 ; データ漏洩 : 機密データが意図せず外部に漏れる事態 これらの脅威に対して、以下のような対策が講じられます。 ; ソフトウェアの最新化 : OSやアプリケーションのセキュリティアップデートを適用 ; マルウェア対策ソフト : ウイルス対策ソフトやファイアウォールの導入 ; アクセス制御と認証強化 : 適切な権限管理と強力な認証方式の採用 ; 暗号化 : 機密データの暗号化による保護 ; ログ監視 : 不審な活動を検知するためのログ監視 ; セキュリティ教育 : 従業員に対するセキュリティ意識向上の教育 === アクセス制御と暗号化技術 === '''アクセス制御'''とは、システムやデータへのアクセスを適切に管理・制御する仕組みです。代表的な方式には以下のようなものがあります。 ; ロールベースアクセス制御 (RBAC) : ユーザーの役割に基づいてアクセス権限を設定する方式 ; 強力な認証方式 : 複合認証 (パスワードと生体認証の組み合わせなど) による本人確認の強化 '''暗号化技術'''は、データを特殊なアルゴリズムで変換して機密性と整合性を確保する技術です。主な暗号化方式は以下のとおりです。 ; 共通鍵暗号方式 : 同一の鍵を使って暗号化・復号を行う (AES、DESなど) ; 公開鍵暗号方式 : 暗号化と復号で異なる鍵を使う方式 (RSA、楕円曲線暗号など) ; ハッシュ関数 : 元のデータから短い固定長のデータ (ハッシュ値) を生成する一方向関数 これらの技術は、データの機密性と整合性を守るために広く利用されています。 === ネットワークセキュリティと脆弱性対策 === '''ネットワークセキュリティ''' は、ネットワーク接続をさまざまな脅威から守ることを目的としています。主な対策技術には以下のようなものがあります。 ; ファイアウォール : ネットワーク境界でパケットを監視・フィルタリングする ; VPN (仮想プライベートネットワーク) : 公開ネットワーク上に仮想の専用ネットワークを構築 ; IDS/IPS : 不正な通信を検知し、必要に応じて遮断する ; DLP (データ漏洩防止) : 機密データの持ち出しを防止する 一方、新たな脆弱性が発見されるたびに '''脆弱性対策''' が重要となります。主な対策には以下のようなものがあります。 ; ソフトウェアの更新 : ベンダーから提供されるセキュリティアップデートを適用 ; 脆弱性スキャン : 脆弱性検査ツールを用いてシステムの脆弱性をスキャン ; ペネトレーションテスト : 実際に攻撃を試みて脆弱性を特定する このように、さまざまな脅威に対してレイヤーを重ねた多層防御が求められます。また、セキュリティは常に進化する必要があり、継続的な対策が重要となります。 === コンプライアンス === コンピューターセキュリティにおいて、コンプライアンス(法令順守)は非常に重要な要素です。企業や組織は、関連する法令や規制、業界の標準などを遵守しなければなりません。一方で、コンプライアンスを達成する過程において、プライバシーの侵害などの人権問題が生じる可能性もあります。 ; コンプライアンスの主な側面 :; データ保護法令の順守: 個人情報保護法、GDPRなどの法令を順守したデータ管理 :; 業界固有の規制への準拠: 金融、医療など特定分野における規制への適合 :; セキュリティ基準の維持: ISO27001、NIST等の標準に基づくセキュリティ管理 ; コンプライアンスを実現する手段 : ポリシーおよび手順の文書化と従業員教育 : システム監査ログの保持と分析 : 定期的な脆弱性評価と是正対応 一方で、過剰な監視や抜き打ち監査は、'''プライバシー権の侵害'''になる可能性があります。このため、合法性と適切性を考慮しつつ、従業員のプライバシーを不当に侵害しないよう配慮する必要があります。 企業は法令順守とプライバシー保護のバランスを取る必要があり、双方の要請を満たすガバナンスが求められます。抜き打ち監査などの措置を講じる場合は、あらかじめルールを明確化し、必要最小限の範囲に限定するなど、人権への配慮が重要になります。 == コンピューターアーキテクチャーの応用 == コンピューターアーキテクチャーは、コンピューターシステムの設計や構造を決定する根幹技術です。様々な分野で広く応用されており、アーキテクチャーの進化によって新しい可能性が切り拓かれています。 === 様々な応用分野でのコンピューターアーキテクチャーの活用例 === ; 科学技術計算 : 気象予測、構造解析、分子シミュレーションなどの大規模計算 : 演算性能、メモリバンド幅、並列処理性能が重要 ; 人工知能 (AI) / 機械学習 : ディープラーニングなどの大規模データ処理 : GPU、専用AIチップの活用によるハイパフォーマンス化 ; マルチメディア処理 : 高解像度映像や3D CGの処理 : 並列処理能力と大容量メモリが必須 ; データベースシステム : 大規模データの高速検索と処理 : メモリアクセス性能とストレージI/Oが重要 このように、要求されるアーキテクチャーは分野によって異なり、用途に合わせた最適化が求められます。 === ハイパフォーマンスコンピューティングと量子コンピューティング === '''ハイパフォーマンスコンピューティング (HPC)''' は、大規模で計算集約型のタスクを高速に処理することを目的とします。HPCで重視される主なアーキテクチャー要素は以下の通りです。 : 高度に並列化された多コアCPUやGPU、専用アクセラレーターの活用 : 高バンド幅・低レイテンシのメモリサブシステム : 高スループット・低レイテンシのインターコネクト技術 一方、'''量子コンピューティング'''は、量子力学の原理を用いた革新的なコンピューティングパラダイムです。量子ビットを使った並列処理によって、従来の計算モデルを超えた能力が期待されています。 : 量子ビットの製造・制御・測定技術 : 量子エラー訂正によるノイズ耐性の実現 : 量子アルゴリズムの開発と最適化 量子コンピューターの実用化に向けて、ハードウェアとソフトウェアの両面から活発な研究開発が行われています。 {{See also|量子コンピューティング}} === IoT(Internet of Things)やエッジコンピューティングの技術動向 === '''IoT (モノのインターネット)''' は、様々な"モノ"がインターネットにつながり、データをやり取りすることを指します。センサーデバイスから大量のデータが発生するため、データの収集・処理にはエッジ側での分散アーキテクチャーが必要とされます。 : 省電力・低コストなエッジデバイス向けプロセッサー : エッジ側での軽量AIによるデータ処理 : エッジデバイスからクラウドへの効率的なデータ転送 '''エッジコンピューティング''' とは、データをクラウドに送る前にエッジ側で前処理を行う分散型アーキテクチャーです。エッジ側で機械学習やデータ加工を行うことで、クラウドの負荷を軽減することができます。 : 小型・低消費電力のエッジデバイス向けGPU/AIチップ : エッジ上でのデータの暗号化やデータ圧縮機能 : エッジとクラウドとの柔軟な負荷分散制御 このようにIoTシステムやエッジコンピューティングでは、省電力性と分散処理能力を兼ね備えた革新的なデバイスアーキテクチャーが求められています。 {{See also|IoT|エッジコンピューティング}} == おわりに == === コンピューターアーキテクチャーの将来について === コンピューターアーキテクチャーは、テクノロジーの進化に伴って常に変遷を遂げてきました。今後も新たな要求や課題に対応するため、アーキテクチャーは進化し続けることでしょう。 ==== ハードウェアの微細化の限界 ==== 半導体の微細化による集積度向上には物理的な限界があり、単一のプロセッサーでのパフォーマンス向上に限界が見えてきています。この課題を克服するため、以下のような取り組みが行われています。 * 特化した専用チップ(ASIC、FPGA)の活用 * チップ実装技術の革新(3D積層、光インターコネクトなど) * 量子コンピューターの実用化に向けた研究開発 ==== ソフトウェアの複雑化への対応 ==== AIやビッグデータなど、ソフトウェアが高度化・複雑化する中で、単一のアーキテクチャーでは要求を満たせなくなってきています。この課題に対しては以下が検討されています。 * ドメイン特化アーキテクチャー(DPA)の採用によるソフトウェア最適化 * マルチアーキテクチャー/ヘテロジニアスコンピューティングの活用 * オープンなハードウェア設計による柔軟性向上 将来のコンピューターアーキテクチャーは、可用性、性能、電力効率、コストなどを総合的に最適化したものになると考えられます。単一の万能なアーキテクチャーではなく、用途に応じた特化と分散が鍵となりそうです。 === まとめ === 本書では、コンピューターアーキテクチャーの基本概念から応用分野までを幅広く解説してきました。コンピューターの心臓部であるCPUをはじめ、メモリ、ストレージ、インターコネクトなどの構成要素について、その役割と動作原理を学びました。 さらに、パフォーマンス、電力効率、コストなどの観点からアーキテクチャーを評価・設計する手法を習得しました。また、コンピューターセキュリティやコンプライアンスの重要性についても理解を深めました。 最後に、ハイパフォーマンスコンピューティング、IoT/エッジコンピューティング、量子コンピューティングなど、様々な応用分野におけるアーキテクチャーの活用例を紹介しました。そして、将来のアーキテクチャー展望として、ハードウェア・ソフトウェアの課題と対応策について言及しました。 コンピューターアーキテクチャーは、コンピューターシステムを構築する上で不可欠な基盤技術です。この分野への理解を深めることで、パフォーマンス、省電力、コストなど様々な要求を満たすシステム設計が可能となります。本書が読者の皆様のスキルアップとソリューション検討の一助となれば幸いです。 [[Category:コンピュータ|あきてくちや]] 2w0lbtrrnaf3ctlvjrtw2znf6kg1002 263349 263348 2024-11-11T22:55:04Z Ef3 694 /* CPUの構成と動作 */ 263349 wikitext text/x-wiki 提供されたWikitextを校閲・推敲・ファクトチェックし、以下のように改善しました: == はじめに == <!--コンピューターアーキテクチャーの教科書の「はじめに」の章--> コンピューターアーキテクチャーは、コンピューターの基礎的な仕組みと設計原理に関する学問分野です。 この分野では、コンピューターの構成要素、データ表現、命令セットアーキテクチャー(ISA)、マイクロアーキテクチャー、パイプライン処理、メモリー階層、入出力システム、並列処理、およびマルチプロセッシングに関するトピックを扱います。 本書は、コンピューターアーキテクチャーの基礎から応用までを体系的に解説し、実践的な知識を提供します。また、最新の技術動向や設計トレードオフについても詳しく説明します。 === コンピューターアーキテクチャーとは === コンピューターアーキテクチャーは、コンピューターシステムの構造と動作原理を定義する分野です。具体的には、以下の要素を包含します: * プロセッサーアーキテクチャー * メモリーシステム * 入出力アーキテクチャー * インターコネクト これらの要素は、以下の設計目標に基づいて最適化されます: * 性能(処理速度、レイテンシー、スループット) * 電力効率 * 信頼性 * セキュリティ * コスト === 学習目標 === 本書を通じて、読者は以下の知識・スキルを習得することができます: * コンピューターシステムの基本構成要素の理解 * 命令セットアーキテクチャーの設計原理 * プロセッサーの動作原理とパイプライン処理 * メモリーシステムの階層構造と最適化手法 * 並列処理とマルチコアアーキテクチャー * 性能評価手法 == コンピューターシステムの基礎 == コンピューターシステムは、ハードウェア、ソフトウェア、およびそれらを結ぶインターフェースから構成される情報処理システムです。 === コンピューターシステムの構成要素 === 主な構成要素は以下の通りです: ;ハードウェア :物理的な機器や部品 :* 中央処理装置(CPU) :* メインメモリー :* 二次記憶装置 :* 入出力装置 :* システムバス ;ソフトウェア :プログラムとデータの総称 :* オペレーティングシステム :* システムソフトウェア :* アプリケーションソフトウェア === ハードウェアとソフトウェアの関係 === ハードウェアとソフトウェアは階層的に構成され、以下の特徴があります: * ソフトウェアはハードウェア上で動作する抽象化層を提供 * オペレーティングシステムがハードウェア資源を管理 * アプリケーションはOSを介してハードウェアにアクセス === コンピューターシステムの性能指標 === ;実行時間 :プログラムの開始から終了までに要する時間 ;スループット :単位時間あたりの処理量 ;クロック周波数 :プロセッサーの動作周波数(単位: Hz) ;CPI(Cycles Per Instruction) :命令あたりの平均クロックサイクル数 ;IPC(Instructions Per Cycle) :クロックサイクルあたりの平均命令実行数 :CPIの逆数だが、現代のプロセッサーでは並列実行により1を超えることがある ;MIPS(Million Instructions Per Second) :1秒あたりの実行命令数(百万単位) :異なるISA間での比較には適さない ;FLOPS(Floating-point Operations Per Second) :1秒あたりの浮動小数点演算数 :科学技術計算の性能指標として使用 ;メモリー帯域幅 :メモリーとプロセッサー間のデータ転送速度(bytes/sec) == 命令セットアーキテクチャー == 命令セットアーキテクチャー(ISA)は、プロセッサーが理解し実行できる機械語命令の仕様を定義します。ISAは、アプリケーションプログラミングインターフェース(API)として機能し、ハードウェアとソフトウェアの境界を形成します。 === 命令セットの概要 === 命令セットは、プロセッサーが実行可能な命令の完全な集合です。主なISAファミリーには以下があります: ;CISC(Complex Instruction Set Computing) :AMD64やx86など、複雑な命令を多数持つアーキテクチャー :メモリ操作を含む豊富な命令セット :可変長命令フォーマット ;RISC(Reduced Instruction Set Computing) :ARM、RISC-V、PowerPCなど、単純な命令を基本とするアーキテクチャー :ロード/ストアアーキテクチャー :固定長命令フォーマット === AMD64命令の種類とフォーマット === AMD64アーキテクチャーは、x86アーキテクチャーの64ビット拡張です。主な命令カテゴリーは以下の通りです: ;データ転送命令 :<code>mov</code>、<code>push</code>、<code>pop</code>、<code>xchg</code>など :例(AT&T構文): :<syntaxhighlight lang=asm> movq $0x1234, %rax # 即値をRAXに格納 movq %rax, %rbx # RAXの値をRBXに転送 pushq %rax # RAXの値をスタックにプッシュ </syntaxhighlight> ;算術演算命令 :<code>add</code>、<code>sub</code>、<code>mul</code>、<code>div</code>、<code>inc</code>、<code>dec</code>など :例: :<syntaxhighlight lang=asm> addq $1, %rax # RAXに1を加算 subq %rbx, %rax # RAXからRBXを減算 imulq $4, %rax # RAXを4倍 </syntaxhighlight> ;論理演算命令 :<code>and</code>、<code>or</code>、<code>xor</code>、<code>not</code>など :例: :<syntaxhighlight lang=asm> andq $0xf, %rax # RAXと0xfのAND演算 xorq %rax, %rax # RAXをゼロクリア(自身とのXOR) </syntaxhighlight> ;制御転送命令 :<code>jmp</code>、<code>je</code>、<code>jne</code>、<code>call</code>、<code>ret</code>など :例: :<syntaxhighlight lang=asm> cmpq $0, %rax # RAXと0を比較 je .L1 # ゼロの場合、L1にジャンプ call printf # printf関数を呼び出し </syntaxhighlight> === 命令のエンコーディング === AMD64の命令は可変長フォーマットを採用し、1〜15バイトの範囲です。基本的な構造: * プリフィックス(オプション):REX、オペランドサイズ、アドレスサイズなど * オペコード:1〜3バイト * ModR/M(必要な場合):オペランドの指定 * SIB(必要な場合):スケール-インデックス-ベースアドレッシング * ディスプレースメント(必要な場合) * 即値(必要な場合) 例: :<syntaxhighlight lang=asm> movq $0x1234, %rax </syntaxhighlight> のエンコーディング: :<syntaxhighlight lang=text> 48 c7 c0 34 12 00 00 </syntaxhighlight> * 48: REXプリフィックス(64ビット操作) * c7: MOV即値のオペコード * c0: ModR/M(レジスタRAX直接) * 34 12 00 00: 32ビット即値 === 命令の実行サイクル === 現代のプロセッサーは、以下の基本的な実行ステージを持ちます: # 命令フェッチ(IF) # 命令デコード(ID) # 実行(EX) # メモリアクセス(MEM) # レジスタ書き戻し(WB) これらのステージは、パイプライン処理により並列実行されます。AMD64プロセッサーは、アウトオブオーダー実行や投機的実行などの高度な最適化技術も採用しています。 より具体的な事例や実装を含めて書き直しました: == マイクロアーキテクチャー == マイクロアーキテクチャーは、プロセッサーの命令セットアーキテクチャー(ISA)を実際のハードウェアとして実装するための設計手法です。例えばx86-64 ISAは、IntelのSkyLakeやAMDのZenなど、異なるマイクロアーキテクチャーによって実現されています。 === 基本構成と実装 === 現代のマイクロアーキテクチャーは、命令フェッチ、デコード、実行、メモリアクセス、ライトバックの5段階のパイプラインを基本としています。例えばIntel Core i7プロセッサーでは、14~19段のパイプラインを採用し、1クロックあたり最大4命令をデコードできます。 命令実行の中核となる実行ユニットには、整数演算器(ALU)、浮動小数点演算器(FPU)、SIMD演算器などが含まれます。最新のプロセッサーでは、AVX-512などの高度なSIMD命令をサポートし、1サイクルあたり最大512ビットのデータを並列処理できます。 === キャッシュ階層と分岐予測 === メモリアクセスの高速化のため、L1(32KB~64KB)、L2(256KB~1MB)、L3(数MB~数十MB)の3階層のキャッシュを実装するのが一般的です。例えばAMD Ryzenプロセッサーは、コアごとに32KBのL1命令キャッシュと32KBのL1データキャッシュ、512KBのL2キャッシュ、さらにCCX(Core Complex)ごとに16MBのL3キャッシュを搭載しています。 分岐予測には、2ビットカウンタによる動的予測や、分岐履歴テーブル(BHT)、分岐ターゲットバッファ(BTB)などの技術が使用されます。最新のプロセッサーでは予測精度が95%を超えており、分岐ミス予測によるパイプラインストールを最小限に抑えています。 === 省電力技術 === 現代のプロセッサーには様々な省電力機能が実装されています。Intel SpeedStepやAMD Cool'n'Quietに代表される動的周波数・電圧制御(DVFS)は、負荷に応じてクロック周波数と供給電圧を0.1GHz単位で細かく調整します。また、未使用のコアやキャッシュの電源をオフにするパワーゲーティングや、アイドル時に深い省電力状態(C6など)に移行する機能も実装されています。 === 最新の傾向 === 近年のマイクロアーキテクチャーでは、ビッグ・リトルアーキテクチャーの採用が進んでいます。例えばIntel AlderLakeは、高性能なPコアと省電力なEコアを組み合わせ、用途に応じて使い分けることで、性能と電力効率の両立を図っています。また、AMDのチップレット設計のように、複数のダイを組み合わせる手法も一般的になりつつあります。 セキュリティ面では、Spectre/Meltdownなどの脆弱性対策として、投機的実行の制御やキャッシュの分離などのハードウェア的な対策が実装されています。これらの対策は若干の性能低下を伴いますが、セキュリティと性能のバランスを取りながら改良が続けられています。 == マイクロコード == マイクロコードは、プロセッサーの複雑な命令セット(ISA)を、より単純な内部操作の組み合わせとして実装するための制御プログラムです。例えばx86プロセッサーでは、1つのCISC命令を複数の基本的なマイクロ操作(μops)に分解して実行します。 === 基本構造と動作 === マイクロコードは、プロセッサー内部のROMに格納された専用のプログラムとして実装されています。例えばIntel Skylakeアーキテクチャでは、複雑なx86命令をデコードする際、マイクロコードROMから対応するμopsのシーケンスを取り出し、実行パイプラインに供給します。 典型的なマイクロコード実装では、以下の要素が含まれます: * '''マイクロコードROM''':基本的なマイクロ命令シーケンスを格納 * '''シーケンサー''':マイクロ命令の実行順序を制御 * '''マイクロ命令レジスタ''':現在実行中のマイクロ命令を保持 * '''制御信号生成器''':各ハードウェアユニットへの制御信号を生成 === 実用的な応用 === マイクロコードは以下のような場面で重要な役割を果たしています: ; 命令エミュレーション : x86プロセッサーにおける文字列操作命令(MOVS、STOS等)は、マイクロコードによって基本的なメモリ操作の連続として実装されています。これにより、複雑な命令をハードウェアで直接実装する必要がなくなります。 ; 例外処理 : ページフォールトやデバイス割り込みなどの例外発生時、マイクロコードは現在の実行状態の保存や例外ハンドラへの制御移行を行います。 ; マイクロコード更新 : プロセッサーの製造後に発見されたバグの修正や、セキュリティ脆弱性(Spectre/Meltdownなど)への対策として、マイクロコードアップデートが配布されます。 === 最適化と性能への影響 === 現代のプロセッサーでは、頻繁に使用される単純な命令(ADD、MOV等)はハードウェアデコーダーで直接μopsに変換され、マイクロコードROMを使用しません。一方、複雑な命令(CPUID、SYSCALL等)はマイクロコードシーケンスとして実装され、実行に数十サイクルを要することがあります。 {{コラム|width=100%|水平マイクロコードと垂直マイクロコード|2=マイクロコードの実装方式は、制御信号の生成方法によって大きく2種類に分類されます: ; 水平マイクロコード :* 各制御信号を直接指定するビット幅の広い形式 :* Intel 8086などの初期のプロセッサーで採用 :* 高速だが命令語が長く、ROM容量を多く必要とする ; 垂直マイクロコード :* 制御信号をエンコードした命令形式 :* 現代のプロセッサーで一般的 :* ROM容量を節約でき、柔軟な実装が可能 :* デコード段階が必要で若干のオーバーヘッドあり 現代のプロセッサーでは、主に垂直マイクロコードを採用しつつ、クリティカルパスには水平マイクロコード的な直接制御を組み合わせることで、柔軟性と性能のバランスを取っています。 }} == CPUの構成と動作 == === CPUの構成要素 === CPUは、制御ユニット、演算ユニット、レジスタ、バス、クロックなどの構成要素で構成されます。制御ユニットは、プログラムカウンタから次の命令を取り出して、命令を解読し、演算ユニットに命令を送信する役割を持ちます。演算ユニットは、算術演算や論理演算を実行し、結果をレジスタに保存します。レジスタは、CPU内の一時的な記憶装置であり、データを保持するために使用されます。バスは、CPUと他のコンポーネント(メモリや入出力装置など)の間でデータを転送するために使用されます。クロックは、CPU内の各コンポーネントが同期して動作するために必要なタイミング信号を生成します。 === パイプライン処理とスーパースカラー処理 === CPUの処理速度を向上させるために、パイプライン処理やスーパースカラー処理が使用されます。パイプライン処理は、複数の命令を同時に実行することができるため、CPUの性能を向上させることができます。スーパースカラー処理は、1つの命令を複数の演算ユニットで同時に実行することができるため、より高速な処理を実現することができます。 ==== パイプライン処理 ==== パイプライン処理は、コンピューターアーキテクチャーにおける重要な概念の1つであり、複数の命令を同時に実行することで処理速度を高速化する方法です。パイプライン処理は、命令の実行に必要なステップを複数の段階に分割し、各ステップを同時に実行することによって実現されます。 パイプライン処理には、以下の5つの段階があります。 # 取得(Fetch):命令をメモリから取得する。 # デコード(Decode):命令を解読し、実行に必要な情報を取り出す。 # メモリ読み出し(Memory Read):必要に応じて、メモリにアクセスしてデータを読み出す。 # 実行(Execute):命令を実行する。 # メモリ書き込み(Memory Write):必要に応じて、メモリにアクセスしてデータを書き込む。 各ステップは、前のステップが完了すると同時に開始されます。これにより、複数の命令が同時に処理されるため、処理速度が向上します。 ただし、パイプライン処理にはいくつかの課題があります。例えば、命令間の依存関係がある場合、次の命令が実行される前に前の命令が完了するまで待たなければならないため、パイプライン処理の効果が減少します。また、分岐命令の場合、どちらの分岐が実行されるかわからないため、パイプライン処理を途中で中断し、処理速度が低下することがあります。 これらの課題を解決するために、パイプライン処理にはいくつかの改善策があります。例えば、アウト・オブ・オーダー実行(Out-of-Order Execution)や分岐予測(Branch Prediction)などがあります。アウト・オブ・オーダー実行は、命令を実行する順序を変更することで依存関係を解決し、分岐予測は、分岐命令の実行先を予測することでパイプライン処理を途中で中断する回数を減らすことができます。 ==== スーパーパイプライン ==== スーパーパイプラインという手法では、最も時間のかかるパイプラインのステージを2つ以上に分割することで、クロック周波数の上限を引き上げることができます。ステージ数を無制限に増やすと、分岐が発生した場合のペナルティが増大するため、慎重に考慮する必要があります。また、クロック周波数を上げることで消費電力が増加するため、電力消費にも配慮する必要があります。 ==== スーパースカラー ==== スーパースカラープロセッサーは、シングルプロセッサ内での命令レベル並列性と呼ばれる形式の並列性を実装したCPUです。スカラープロセッサーは、1つのクロックサイクルあたり最大1つの単一の命令しか実行できないのに対し、スーパースカラープロセッサーは、同時に複数の命令をプロセッサ内の異なる実行ユニットに送信することで、1つのクロックサイクル中に複数の命令を実行できます。 スーパースカラーテクニックは、通常以下の特徴と関連付けられます: * 命令はシーケンシャルな命令ストリームから発行される * CPUが実行時に命令間のデータ依存性を動的にチェックする * CPUは1クロックあたり複数の命令を実行することができる === ハザード === ハザードとは、コンピュータアーキテクチャにおいて、命令実行の順序に関する問題のことを指します。ハザードが発生すると、正しい結果を得るために必要な命令実行の順序が乱れてしまうことがあります。 ハザードの種類には、データハザード、制御ハザード、構造ハザードなどがあります。データハザードは、命令が必要とするデータがまだ用意されていない場合に発生します。制御ハザードは、分岐命令などの制御フローを変更する命令の実行によって発生します。構造ハザードは、複数の命令が同時に実行されることによって、実行ユニットなどのリソースが競合することで発生します。 ハザードが発生すると、プログラムの実行速度が遅くなるため、高速なコンピュータアーキテクチャを設計する場合には、ハザードの解決方法について十分に考慮する必要があります。 === 投機的実行 === 投機的実行(Speculative Execution)は、コンピュータのプロセッサが命令の実行を事前に行うことで、全体の処理速度を向上させる技術です。この技術では、次に実行される可能性が高い命令を予測し、あらかじめ実行しておきます。予測が正しい場合、結果をそのまま使用し、実行時間の短縮が実現されます。一方、予測が誤っていた場合は、事前に実行した結果を破棄し、正しい命令の実行に切り替えます。 投機的実行は特に複雑なプログラムにおいて有効で、CPUのパフォーマンス向上に寄与します。しかし、近年のMeltdownやSpectreといった脆弱性によって、セキュリティ上のリスクも存在することが指摘されています。こうした脆弱性は、予測実行の結果として生成されたデータが外部から推測可能になることで生じるため、投機的実行の使用には注意が必要です。 === アウト・オブ・オーダー実行 === アウト・オブ・オーダー実行(Out-of-order Execution)は、命令を直列ではなく、依存関係に応じて順序を入れ替えて実行する方式です。通常、プロセッサはプログラムの命令を上から順に実行しますが、ある命令が必要なデータを待っている間に、実行可能な他の命令があれば、それらを先に処理します。 アウト・オブ・オーダー実行では、未実行の命令を一時的にバッファに格納し、依存関係が解消されたものから順に実行します。これにより、プロセッサが処理を待つことなく多くの命令を同時に処理できるため、プログラムの実行効率が大幅に向上します。この技術は、現代の高速プロセッサに広く採用されており、CPUのパフォーマンス向上のために重要な役割を果たしています。 ただし、アウト・オブ・オーダー実行は、命令が順番通りに実行されないため、プログラムの結果や状態管理に特別な考慮が必要となることがあります。このため、設計や実装において正確な同期と結果の整合性が求められます。 === ベクトル計算機 === ベクトルプロセッサとは、ベクトル演算に特化したコンピュータプロセッサです。ベクトル演算は、多くの数値演算処理において重要であり、3Dグラフィックス、物理シミュレーション、科学技術計算、人工知能などに利用されます。 ベクトルプロセッサは1つの命令で同じ型の複数のデータ要素を同時に処理できるため、膨大な量のデータを効率的に処理できます。スカラープロセッサに比べて高速で、特にベクトル演算に適しているため、複雑な計算を迅速に行えます。用途としては、気象予報、シミュレーション、分子動力学などが挙げられます。また、GPUなど他の特殊プロセッサと組み合わせて使用されることもあります。 最近の一般的なCPUもベクトル演算をサポートしているため、特化型のベクトルプロセッサは減少傾向にありますが、特定の分野では依然として重要です。 === SIMD === SIMD (Single Instruction, Multiple Data)は、1つの命令で複数のデータを同時に処理するアーキテクチャです。SIMDはベクトル処理として知られ、同じ操作を複数のデータに適用します。例えば、多数の画像ピクセルを一度に処理することで効率を向上させることができます。 SIMDはCPU、GPU、DSPなど多様なプロセッサで使用され、画像処理、ビデオ処理、音声処理、科学的シミュレーションなどで活用されています。特に、1命令で多数のデータを処理するため、プログラマが明示的なループを記述する必要がなく、実行速度が向上します。ただし、データの依存関係がある場合には適用が制限される場合があります。 以下にSIMDを採用した一般的な命令セットの例を挙げます: # '''x86のSSE(Streaming SIMD Extensions)''': インテルのx86アーキテクチャにおけるSIMD命令セット。浮動小数点や整数演算のSIMD命令を提供し、SSE1からSSE4.2まで進化してきました。 # '''ARMのNEON''': ARMアーキテクチャ向けのSIMD命令セットで、主にマルチメディア処理向けに設計されています。 # '''IBMのAltiVec/VMX/VSX''': PowerPCアーキテクチャで使われるSIMD拡張命令セットで、音声や画像処理で利用されています。 # '''ARMのSVE(Scalable Vector Extension)''': ARMv8-Aアーキテクチャで導入された可変長ベクトルを扱う命令セット拡張で、柔軟なベクトル演算が可能です。 ==== 具体的なコード例 ==== 以下に、SSE(Streaming SIMD Extensions)を使用したアセンブリ言語での浮動小数点数の乗算例を示します。 :<syntaxhighlight lang=asm> section .data vectorA dd 1.0, 2.0, 3.0, 4.0 ; 浮動小数点数配列A vectorB dd 2.0, 2.0, 2.0, 2.0 ; 浮動小数点数配列B result dd 0.0, 0.0, 0.0, 0.0 ; 結果を格納する配列 section .text global _start _start: movups xmm0, [vectorA] ; ベクトルAをXMM0レジスタにロード movups xmm1, [vectorB] ; ベクトルBをXMM1レジスタにロード mulps xmm0, xmm1 ; XMM0とXMM1を乗算し、結果をXMM0に格納 movups [result], xmm0 ; XMM0の結果をメモリに格納 ; 結果を使用する処理をここに記述する </syntaxhighlight> この例では、SSEレジスタに浮動小数点数配列をロードし、<code>mulps</code>命令で乗算を実行しています。その後、<code>movups</code>命令で結果をメモリに格納します。これはx86アーキテクチャのSSEの例ですが、アーキテクチャやプラットフォームによってアセンブリコードは異なる場合があります。 === マルチスレッディング === マルチスレッディングは、コンピューターアーキテクチャの一種であり、複数のスレッドが同時に実行されることを可能にする技術です。 スレッドは、プログラム内で独立して実行される実行単位であり、プログラムの実行をより効率的に行うことができます。マルチスレッディングは、プログラム内の複数のスレッドが同時に実行されることにより、プログラムのパフォーマンスを向上させることができます。 具体的には、マルチスレッディングにより、複数のタスクを同時に実行できるため、システムのレスポンス時間を短縮することができます。また、マルチスレッディングは、並列処理を可能にするため、複数のCPUコアを最大限に活用することができます。 一方で、マルチスレッディングを実装するには、スレッド同士の競合状態や、スレッド間でのデータの共有など、いくつかの課題があります。そのため、適切に実装しないと、プログラムの動作が不安定になったり、効率が悪化することがあります。 マルチスレッディングは、コンピューターアーキテクチャの中でも重要な技術の一つであり、現代の多くのプログラムで利用されています。 === SMT(Simultaneous Multithreading)=== Simultaneous Multithreading(SMT)は、CPUのコア数を増やさずに複数のスレッドを同時に実行する技術です。SMTにより、1つの物理コア内で複数のスレッドが同時に命令を実行でき、CPUの効率と稼働率が向上します。各スレッドは独自のレジスターセットと命令フェッチャーを持ちながらも、物理的コアを共有することで、単一スレッドの実行よりも性能を向上させることが可能です。 SMTはマルチスレッドアプリケーションや複数タスクを並行して処理できるアプリケーションで効果的です。代表的なSMT実装には以下が含まれます: * '''IntelのHyper-Threading Technology(HT Technology)''': IntelのSMT技術で、1つのコア内で複数のスレッドを同時実行することで、スループットを向上させる。 * '''AMDのSMT''': AMDプロセッサでの実装で、IntelのHTとは異なる手法で複数スレッドの同時実行を最適化。 * '''IBM POWERのSMT''': IBMのPOWERプロセッサで採用される高性能計算向けSMT。 === バレルプロセッサー === バレルプロセッサーは、毎サイクルで異なるスレッドを切り替えるCPUの設計手法です。「交互配置(interleaved)」または「細粒度の時分割マルチスレッディング」とも呼ばれ、各スレッドは独自のプログラムカウンターやレジスタを持ち、複数のスレッド間で実行を交代させます。 ; Cスローイング手法 : Cスローイング(C-slowing)は、単一タスク向けのプロセッサ設計から自動的にバレルプロセッサを生成する技術で、n-wayバレルプロセッサーが生成されます。生成されたプロセッサは元の速度の約1/nで動作し、仮想的に複数のプロセッサが並列動作するようになります。 ; 歴史 : 初期のバレルプロセッサ例には、CDC 6000シリーズのI/O処理システムがあり、10個の仮想プロセッサが1つの命令を順次実行する設計が採用されていました。こうした設計は、ハードウェアコストの削減や効率的なメモリ利用を目的としています。 ; 主な例 :* '''Honeywell 800''': 8プログラムの並列処理が可能。 :* '''Tera MTA''': 128スレッド/コアの大規模バレルプロセッサで、Cray Urika-GDなどで使用。 :* '''National Semiconductor COP400''': 2スレッドのバレルプロセッサー。 :* '''XMOS XCore XS1''': 1コアあたり8スレッドの組み込み用プロセッサ。 ; シングルスレッドプロセッサーとの比較 ; 利点: :* キャッシュミスやパイプライン停止時に他スレッドが有効動作。 :* 設計が容易でリアルタイムアプリケーションに向く。 ; 欠点: :* 各スレッドの状態を保持するためレジスタ数が増加。 :* キャッシュ共有や専用設計によりコストが上がる可能性。 === CPUの動作モードと割り込み処理 === CPUには、ユーザーモードとカーネルモードの2つの動作モードがあります。ユーザーモードでは、一般ユーザーが使用するアプリケーションが実行されます。一方、カーネルモードでは、オペレーティングシステムが実行され、システムの管理や保護を行います。割り込み処理は、外部からの信号(割り込み)が発生した場合に、CPUが現在実行しているプログラムを一時停止して、割り込み処理を実行することです。 == メモリの構成と動作 == コンピューターアーキテクチャにおけるメモリは、データやプログラムを一時的に保持し、システムのパフォーマンスに直接影響を与える重要な要素です。この章では、メモリの種類、階層構造、アクセス方法、速度、そしてキャッシュメモリの動作原理と設計について詳しく説明します。 === メモリの種類と階層構造 === メモリには、主に '''DRAM(Dynamic Random Access Memory)''' と '''SRAM(Static Random Access Memory)''' の2種類があります。'''DRAM''' は大容量のメモリとして使用される一方、'''SRAM''' は高速動作が求められるキャッシュメモリとして利用されます。 メモリシステムは階層的に構成されており、CPUに近いほど高速で小容量、遠いほど低速で大容量のメモリが配置されます。この階層構造には、'''レジスタ'''、'''キャッシュメモリ'''、'''メインメモリ'''(主記憶)、そして'''補助記憶装置'''(ディスクやSSDなど)が含まれます。階層を設計することで、システム全体の効率を最大限に高めることが可能です。 === メモリアクセスの方法と速度 === メモリへのアクセス方法には、'''ランダムアクセス'''と'''シーケンシャルアクセス'''の2つがあります。 * '''ランダムアクセス'''は、RAM(ランダムアクセスメモリ)で使われる一般的な方法で、指定されたアドレスに直接アクセスします。DRAMやSRAMのような半導体メモリでは、この方法が用いられます。 * '''シーケンシャルアクセス'''は、テープや磁気ディスクのようなストレージメディアで使用される方式で、データが物理的な順番に並んでいるため、順次アクセスする必要があります。 メモリアクセスの速度は、'''アクセス時間'''や'''レイテンシ'''と呼ばれる指標で評価されます。キャッシュメモリやSRAMのような高速なメモリは、より短いアクセス時間を持ち、メインメモリや補助記憶装置に比べて非常に迅速にデータを提供します。 === キャッシュメモリの原理と設計 === '''キャッシュメモリ'''は、メインメモリよりも高速な一時的なデータ保管場所であり、CPUに近い位置に配置されます。キャッシュメモリの主な目的は、CPUが頻繁にアクセスするデータを一時的に保存し、メインメモリよりも速くデータを供給することです。これにより、システム全体の性能が向上します。 キャッシュメモリには主に2つのアーキテクチャが存在します: * '''直接マップキャッシュ''':各メモリアドレスが一意にキャッシュラインにマッピングされます。設計が簡単ですが、特定のメモリアドレスが頻繁に使用される場合、キャッシュミスが発生しやすくなります。 * '''セットアソシアティブキャッシュ''':複数のキャッシュラインを1つのセットにまとめ、各セットに任意のメモリアドレスがマッピングされる方式です。この設計は柔軟性が高く、キャッシュヒット率が向上しますが、実装が複雑になります。 キャッシュメモリの効果的な設計は、'''キャッシュヒット率'''を最大化し、'''キャッシュミス'''によるパフォーマンス低下を最小限に抑えることが求められます。 == 入出力システム == 入出力システムは、コンピューターアーキテクチャーの一部であり、コンピューターとユーザーまたは他のデバイスとの間のデータ転送を担当します。この章では、入出力システムの基本的な要素に焦点を当てます。 === 入出力デバイスの種類と接続方式 === 入出力デバイスは、データを受信または送信するために使用される機器です。例えば、マウス、キーボード、ハードディスク、プリンタ、スピーカーなどが挙げられます。これらのデバイスは、異なる種類の接続方式を使用して、コンピューターシステムに接続されます。例えば、USB、PS/2、Serial、Parallel、Ethernetなどです。 === 入出力制御方式 === 入出力制御方式は、入出力デバイスとコンピューターシステムの間でデータを転送するために使用されます。コンピューターシステムは、プログラムによって制御され、デバイスドライバを使用して、入出力制御方式を設定します。主な入出力制御方式には、プログラム制御、ポーリング制御、割り込み制御があります。 === DMAによる高速なデータ転送 === DMAは、Direct Memory Accessの略語で、入出力制御方式の一つです。DMAを使用すると、デバイスとメモリの間でデータを転送するために、CPUを使用する必要がなくなります。これにより、CPUが他の処理を実行できるため、データ転送速度が向上します。DMAによって高速なデータ転送が可能になるため、オーディオやビデオなどのリアルタイム処理が必要なアプリケーションでよく使用されます。 == 仮想記憶と仮想マシン == コンピューターアーキテクチャーにおいて、仮想記憶と仮想マシンは非常に重要な概念です。 仮想記憶によって、大きなプログラムを実行することが可能になります。プログラムは、物理メモリ上に必要な部分だけをロードして実行し、必要な部分だけを物理メモリから補助記憶装置にスワップアウトすることができます。このようにすることで、物理メモリの容量以上のプログラムを実行することができます。 仮想マシンは、ソフトウェアによって物理コンピューターと同等の機能を実現できます。物理コンピューターは、プロセッサ、メモリ、ストレージデバイス、ネットワークインターフェイスなどのハードウェアで構成されています。一方、仮想マシンは、ソフトウェアで物理コンピューターのハードウェアを再現します。 仮想マシンには、オペレーティングシステムとアプリケーションを実行するために必要なすべての機能が含まれます。これらの機能は、物理コンピューターのハードウェアと同等の機能を提供します。仮想マシンは、コンピューターのファイルとして存在し、物理コンピューター上で実行されます。物理コンピューターは、仮想マシンと同様に動作し、仮想マシンは物理コンピューターを再現するために設計されています。 仮想マシンには多くの利点があります。例えば、アプリケーションを特定のプラットフォームに依存する必要がなくなります。仮想マシンは、最適化された構成でアプリケーションを実行できるため、より効率的に実行することができます。また、仮想化技術によって複数の仮想マシンを同じ物理コンピューター上で実行することができます。 == コンピューターアーキテクチャーの進化 == === プロセッサの性能向上の歴史 === コンピューターアーキテクチャーの教科書の「プロセッサの性能向上の歴史」の章を日本語で執筆してください。コンパクトにしてください。信頼に足る情報源を出典として最後に示してください。 プロセッサの性能は、その歴史の中で劇的な向上を遂げてきました。この進化は、いくつかの主要な技術革新によって可能になりました。 最初のコンピュータは、命令を1つずつ実行する「シングルストリームアーキテクチャ」を採用していました。その後、パイプライン処理、スーパースカラー処理、およびマルチプロセッサ処理などの技術が登場し、性能を飛躍的に向上させました。また、より高速なクロック速度、キャッシュメモリ、および浮動小数点演算ユニットの実装も大きな役割を果たしました。 しかし、性能の向上には物理的な限界もあります。高速なクロック速度を実現するためには、高度な冷却技術が必要です。さらに、エネルギー消費量も増加するため、省エネルギーの要求も増えています。 今後は、より効率的なプロセッサアーキテクチャの探求、新しい素材やデバイスの開発、および人工知能などの新しい分野の要件に対応するための特化が求められます。 出典:John L. Hennessy, David A. Patterson. (2017). Computer Architecture: A Quantitative Approach. Sixth Edition. == コンピューターアーキテクチャー年表 - 電子計算機の進化をたどる - == コンピューターアーキテクチャーは、コンピューターの内部構造やデータ処理の方式を決める設計のことである。 このアーキテクチャーは、時代とともに進化を遂げており、以下にその年表をまとめた。 * 1945年:ジョン・フォン・ノイマンの「EDVAC報告書」が発表され、現代のコンピューターアーキテクチャーの基礎となる「フォン・ノイマンアーキテクチャー」が誕生した。 * 1951年:世界初の商用コンピューター「UNIVAC I」が誕生した。このコンピューターは、汎用性があり、複数のプログラムを処理できる特徴があった。 * 1964年:IBMがメインフレームコンピューター「System/360」を発表した。このコンピューターは、異なる規模や機能のコンピューターが同じソフトウェアを実行できるように設計されており、コンピューターの標準化を促すことになった。 * 1971年:インテルがマイクロプロセッサ「4004」を発表した。これは、コンピューターのCPUを1つのチップにまとめた世界初の製品であった。 * 1977年:Appleが「Apple II」を発売し、個人用コンピューターの時代が幕を開けた。このコンピューターは、簡単な操作と互換性の高い周辺機器が特徴であった。 * 1981年:IBMが「PC XT」を発売し、IBM PC互換機が誕生した。これにより、様々なメーカーがIBM PC互換機を生産するようになり、パーソナルコンピューターの普及が進んだ。 * 1991年:マイクロソフトが「Windows 3.0」を発売し、グラフィカルなインターフェースが一般的になった。 * 2001年:アップルが「iPod」を発売し、ポータブル音楽プレイヤー市場を席巻した。 * 2007年:アップルが「iPhone」を発売し、スマートフォン市場が大きく変革された。iPhoneは、従来の携帯電話とは異なり、大画面・タッチスクリーン・アプリケーションの利用などの新機能を持ち、新しいスマートフォン市場を築いた。 * 2010年:アップルが「iPad」を発売し、タブレット市場を牽引した。iPadは、軽量で持ち運びが容易であり、タッチスクリーンでの直感的な操作ができることが特徴である。 * 2011年:グーグルが「Chromebook」を発売し、クラウドコンピューティングの普及を促した。Chromebookは、インターネットに接続することで、クラウド上のアプリケーションやデータを利用できるコンピューターである。 * 2015年:マイクロソフトが「Windows 10」を発売し、Windowsの新しいバージョンが登場した。Windows 10は、従来のWindowsに比べて使いやすさやセキュリティ性が向上しており、多くのユーザーに支持されている。 * 2020年代:AI技術の進化により、コンピューターアーキテクチャーは大きな変革を迎えることが期待されている。例えば、深層学習を用いたニューラルネットワークが、高度な画像認識や自然言語処理などの分野で活用されており、これらの技術がますます進化することで、コンピューターの性能が飛躍的に向上する可能性がある。また、クラウドコンピューティングや量子コンピューティングなど、新しい分野でも進化が期待されている。 ==== フォン・ノイマンアーキテクチャー ==== フォン・ノイマンアーキテクチャーは、現代のコンピューターアーキテクチャーの基礎となっている設計原理の一つです。このアーキテクチャーは、コンピューターのプログラムとデータを同じメモリ空間に格納し、プログラムとデータを同じように扱うことができます。また、プログラムを変更することで、コンピューターが実行するタスクを簡単に変更できます。 フォン・ノイマンアーキテクチャーは、1945年にジョン・フォン・ノイマンによって提唱され、EDVACコンピューターの設計に使用されました。その後、多くのコンピューターアーキテクチャーがこの設計原理に基づいて開発され、現代のコンピューターに至るまで影響を与えています。 出典:A.S. Tanenbaum and H. Bos, "Computer Organization and Architecture: Designing for Performance," Pearson, 2006. === 黎明期 === コンピューターの歴史を振り返ると、コンピューターアーキテクチャーの発展がその進化の中心になっています。コンピューターアーキテクチャーとは、コンピューターの構造と設計のことであり、コンピューターがどのように動作するかに大きく影響を与えます。この記事では、コンピューターアーキテクチャーの黎明期を振り返り、その発展を追います。 * 1940年代に始まったコンピューターの開発は、当初は大規模で高価な電子機械でした。この時期には、初期のコンピューターの設計とアーキテクチャーが確立されました。1941年には、Atanasoff-Berryコンピューターが初めて作られました。このコンピューターは、二進法と真空管を使用していました。 その後、1943年にENIACが開発されました。ENIACは、大規模な真空管を使用していたため、非常に高価であり、巨大であった。ENIACは、プログラムをプログラムパネルから手動で入力する必要がありました。このことが、プログラミングが非常に困難であった原因の一つです。 1950年代になると、コンピューターは徐々に小型化され、トランジスター技術が導入されました。トランジスター技術は、真空管に比べて小型で信頼性が高く、コンピューターの設計とアーキテクチャーに大きな影響を与えました。 1956年には、IBMが最初のディスクドライブを発売しました。これは、大量のデータを格納し、高速にアクセスできるようになりました。また、同じ年には、FORTRANという最初の高水準プログラミング言語が開発されました。これにより、プログラマーはプログラムをより効率的に開発することができるようになりました。 1960年代には、コンピューターのアーキテクチャーが更に進化しました。IBM System/360は、大規模なコンピューター市場に参入し、同社の成功を支えました。この時期には、オペレーティングシステムも開発され、コンピューターの操作性が向上しました。 === メインフレーム === コンピューターの歴史において、メインフレームは重要な位置を占めています。メインフレームは、膨大なデータ処理を可能にする高性能コンピューターであり、ビジネスや産業分野で広く使用されています。ここでは、コンピューターアーキテクチャー年表について、メインフレームの歴史を紐解いてみましょう。 * 1950年代 1950年代には、初期のコンピューターアーキテクチャーが開発されました。IBMの最初のメインフレームコンピューターであるIBM 700シリーズは、1952年にリリースされました。これは、磁気コアメモリを使用した初期のコンピューターの一例です。 * 1960年代 1960年代には、メインフレームの性能と機能が向上しました。IBM System/360は、1964年にリリースされ、IBMのメインフレーム市場における支配的な地位を確立しました。System/360は、異なるプロセッサーや周辺機器を使用する複数のモデルで構成され、非常に拡張性が高いことが特徴でした。 * 1970年代 1970年代には、メインフレームの性能が大幅に向上し、高度な操作システムやアプリケーションが開発されました。また、オペレーティングシステムの標準化も進み、IBMはOS/VS1やOS/VS2といったオペレーティングシステムをリリースしました。 * 1980年代 1980年代には、メインフレームは主にビジネス用途に使用されるようになりました。IBMは、System/370およびSystem/390をリリースし、高度なセキュリティ機能やデータベースシステムを追加しました。 * 1990年代以降 1990年代以降、メインフレームは、インターネットやクラウドコンピューティングなどの新しい技術とともに進化しました。IBMは、System zシリーズをリリースし、ビジネスや金融機関などで広く使用されています。 メインフレームは、データ処理やトランザクション処理などの重要な業務に必要な高性能なコンピューターです。メインフレームは、ビジネスや産業分野で広く使われており、大量のデータを処理することができます。また、高度なセキュリティ機能や可用性の高さが求められる業務にも対応できます。 現在では、クラウドコンピューティングやビッグデータ解析などの分野においても、メインフレームは重要な役割を担っています。メインフレームは、エンタープライズシステムの中心的な役割を果たし、ビジネスの基盤となる重要なインフラストラクチャーとして不可欠です。 今後も、メインフレームは新しい技術やニーズに合わせて進化を続け、ビジネスや産業分野の発展に貢献していくことが期待されています。 === IBM System/360 === 1964年、IBMはSystem/360を発表しました。これは、単一のコンピューターアーキテクチャをベースに、異なるサイズや速度の機種を製造できるようにしたものでした。System/360は、それまでのIBMのコンピューターシステムとは全く異なるものであり、業界に大きな影響を与えました。 その後、IBMはSystem/370、System/390、zSeries、そして現在はIBM Zという名前で知られる、長いシリーズのメインフレームコンピューターを発表してきました。これらのシステムは、最初のSystem/360と互換性があり、また、新しい技術や機能が追加され、現代のビジネスや科学技術に対応できるようになっています。 1980年代には、IBM以外の企業もIBM互換機の製造を開始しました。これらの製品は、IBMのシステムと互換性があり、低コストで提供されていました。これにより、ビジネスや政府機関など、多くの組織がIBM互換機を導入し、メインフレーム市場が拡大しました。 現在、IBM Zは、高いセキュリティと信頼性を提供するために、ビジネスや金融機関、政府機関、そして科学技術の分野で広く利用されています。また、IBM Zは、オープンソースやクラウドコンピューティングの技術を統合することで、現代のアプリケーション開発やデータ分析のニーズにも対応できるようになっています。 IBMのメインフレームコンピューターは、コンピューターの歴史において重要な位置を占めています。その進化を追うことで、ビジネスや科学技術がどのように進化してきたかを理解することができます。 === バロース === 1951年、アメリカ合衆国の電子機器メーカー、Burroughs Corporation(バロース社)は、最初の商用電子式デジタルコンピューターであるB5000を発売しました。B5000は、ハードウェアとソフトウェアが密接に統合された最初のコンピューターであり、オペレーティングシステムに対して高い信頼性とセキュリティを提供しました。この革新的なアーキテクチャは、汎用的なコンピューターアーキテクチャとは異なり、プログラムが実行される際にハードウェアが自動的に実行環境を設定するという特徴を持ちます。 B5000の成功に続いて、バロース社は1961年にB5500を発売しました。このコンピューターは、B5000のアーキテクチャを継承しつつ、より高速な処理速度を実現し、大容量の外部記憶装置をサポートしました。また、バロース社は1964年にB6700を発売し、これはB5500の拡張版であり、より高速な処理速度と大容量の記憶装置を実現しました。 1970年代に入ると、バロース社はメインフレームコンピューター市場で競合他社と激しく競合しました。その中でも、1976年に発売されたB7700は、業界標準のメインフレームコンピューターのスペックを持っていました。さらに、B7800は、高度なマルチプロセッサーアーキテクチャを採用しており、複数のプロセッサーを同時に実行することができました。 しかし、1980年代に入ると、バロース社はIBMやDECなどの競合他社との競争に負け、メインフレーム市場から撤退しました。その後、バロース社はUNIXベースのサーバー製品を発売し、経営戦略を転換しました。1990年代に入ると、バロース社はエレクトロニック・データ・システム(EDS)に買収され、その後はユニシスと合併しました。 バロース社のコンピューターアーキテクチャは、現代のコンピューターアーキテクチャの進化に多大な影響を与えました。特にB5000のアーキテクチャは、オペレーティングシステムとの密接な統合によって高い信頼性とセキュリティを提供するという点で革新的であり、その後のコンピューター設計に大きな影響を与えました。また、B5000のアーキテクチャにおけるハードウェアが自動的に実行環境を設定する特徴は、現代のコンピューターの仮想化技術の基盤となっています。 さらに、B5000のアーキテクチャは、高水準言語(高級言語)を利用することを前提としており、プログラムの開発効率を大幅に向上させました。これにより、プログラマーはより高い抽象化レベルでプログラミングを行うことができ、プログラムの可読性や保守性も向上しました。 バロース社のコンピューター設計は、現代のコンピューター産業において大きな役割を果たしました。そのアーキテクチャは、コンピューターの信頼性とセキュリティ、高水準言語の利用、仮想化技術など、現代のコンピューターシステムの基盤となっています。 === ミニコンピューター === ミニコンピューターは、1960年代から1980年代にかけて、主に中小規模の企業や研究機関で広く利用されたコンピューターの一種です。当時のメインフレームコンピューターと比較して、比較的小型で安価なことが特徴でした。ここでは、ミニコンピューターの発展と歴史を、主な機種とともに年表形式で紹介します。 * 1960年代 ** 1960年:デジタル・イクイップメント・コーポレーション (DEC) 社が、PDP-1を発表。世界初のミニコンピューターの1つ。 ** 1964年:DEC社がPDP-8を発表。PDP-1よりも小型で、10,000ドル以下の価格で販売された。 ** 1965年:IBM社がSystem/3を発表。小規模企業向けのミニコンピューターとしては初めての製品。 * 1970年代 ** 1970年:DEC社がPDP-11を発表。後に、VAXシリーズに発展する。 ** 1972年:ヒューレット・パッカード (HP) 社がHP 3000を発表。多くの企業で利用された。 ** 1974年:Data General社がNovaを発表。PDP-11と競合する製品として人気を博した。 ** 1975年:DEC社がVAX-11/780を発表。DECの最も成功した製品の1つとなる。 ** 1978年:HP社がHP 9000を発表。Unixオペレーティングシステムを採用し、後にHP-UXとなる。 * 1980年代 ** 1982年:Compaq社がPortableを発表。最初のIBM PC互換機の1つとしても知られている。 ** 1983年:Apple社がLisaを発表。GUIを搭載した最初の商用ワークステーションの1つ。 ** 1985年:DEC社がVAX-9000を発表。最大4,000万バイトのメモリーを搭載し、最大8,000万命令/秒の処理速度を実現した。 ** 1987年:Sun Microsystems社がSPARCstation 1を発表。UNIXワークステーションとして大きな成功を収めた。 === DEC === 1960年代から1980年代にかけて、DEC(Digital Equipment Corporation)はコンピュータの主要な製造企業の1つでした。彼らはPDP(Programmed Data Processor)シリーズの小型コンピュータを開発し、VAX(Virtual Address eXtension)アーキテクチャを使用した大型コンピュータを製造しました。これらのシステムは、科学、工学、ビジネス、および政府の多くの分野で使用されました。 1960年代後半には、DECはPDP-8と呼ばれる最初の小型コンピュータを開発しました。このコンピュータは、プログラムを実行するために命令を解釈するオペレーティングシステムを必要としませんでした。1970年代初頭には、より高速なPDP-11が登場し、このコンピュータは、メモリアクセスとI/O操作において大幅な改善を実現しました。 1977年には、DECはVAXシリーズの最初のコンピュータ、VAX-11/780をリリースしました。これは、32ビットの仮想アドレス空間を持つ最初のコンピュータであり、DECの主力製品として長年にわたって販売されました。VAXアーキテクチャは、コンピュータの高性能と拡張性を追求するために設計され、多くの場合、大学や研究機関、政府機関などの大規模なコンピュータ環境で使用されました。 ;参考文献: :"DEC PDP/VAX" in Computer Architecture: A Quantitative Approach, Fifth Edition by John L. Hennessy and David A. Patterson, pp. 87-88. === マイクロプロセッサー === マイクロプロセッサーは、現代のコンピューターアーキテクチャーにおいて欠かせない技術の一つです。1971年にインテル社が発表した4004を皮切りに、その後も様々なメーカーから多くのマイクロプロセッサーが発売され、コンピューターシステムの性能向上やコスト削減に大きく貢献してきました。ここでは、マイクロプロセッサーの歴史を振り返りつつ、コンピューターアーキテクチャーの進化を見ていきます。 * 1971年:インテル社が4ビットのマイクロプロセッサー「4004」を発表。当時は計算機の制御装置などに用いられ、時計や電卓などの小型機器にも使われました。 * 1972年:インテル社が4004の後継機種として、8ビットのマイクロプロセッサー「8008」を発表。当時はメインフレームやミニコンピューターに用いられることが多かった。 * 1974年:インテル社が8008の後継機種として、8ビットのマイクロプロセッサー「8080」を発表。当時は、多くのパーソナルコンピューターに採用されました。 * 1978年:インテル社が16ビットのマイクロプロセッサー「8086」を発表。IBM社のパーソナルコンピューター「PC」に採用され、後に「PC/AT」で使われる「80286」や「80386」などのCPUも、8086を基本として開発されました。 * 1985年:インテル社が32ビットのマイクロプロセッサー「80386」を発表。高速で複雑な計算を行うことができ、グラフィックス処理やオペレーティングシステムの処理速度向上に貢献しました。 * 1993年:インテル社が32ビットのマイクロプロセッサー「Pentium」を発表。浮動小数点演算に特化した設計で、当時の高速処理を必要とするアプリケーションに大きな影響を与えました。 * 2003年:インテル社が64ビットのマイクロプロセッサー「Intel 64」を発表。これはx86アーキテクチャの64ビット版であり、大容量のメモリや高速なデータ処理が可能になりました。 * 2011年:ARM社がCortex-A15を発表。これはスマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイス向けに開発された、高性能なマイクロプロセッサーでした。Cortex-A15は、当時のスマートフォンに比べて数倍の性能を発揮しました。 * 2015年:インテル社が6世代目のCoreプロセッサー「Skylake」を発表。これは、パソコンの性能を大幅に向上させるためのアーキテクチャーであり、高速な処理能力や省電力化が図られました。 * 2020年:アップル社がM1チップを発表。これは、MacBookシリーズに採用された、ARMアーキテクチャーのマイクロプロセッサーでした。高速で省電力な処理能力や、アプリケーションの高速起動が可能になり、注目を集めました。 === X86/AMD64 === マイクロプロセッサは、現代のコンピュータに欠かせない部品の一つです。その中でもX86/X64アーキテクチャは、パーソナルコンピュータやサーバーなど、幅広い分野で使用されています。今回は、X86/X64アーキテクチャのマイクロプロセッサについて、年表形式で紹介します。 * 1978年:Intel 8086/8088:X86アーキテクチャの最初のマイクロプロセッサであり、16ビットのプロセッサでした。IBM PCなど、初期のパーソナルコンピュータに使用されました。 * 1982年:Intel 80286:X86アーキテクチャの2番目のマイクロプロセッサであり、16ビットのプロセッサでした。8MHzで動作し、1MBの物理メモリにアクセス可能でした。 * 1985年:Intel 80386:X86アーキテクチャの3番目のマイクロプロセッサであり、32ビットのプロセッサでした。16MHzで動作し、4GBの物理メモリにアクセス可能でした。仮想86モードなど、多くの機能が追加されました。 * 1993年:Intel Pentium:X86アーキテクチャの5番目のマイクロプロセッサであり、最初のスーパースカラープロセッサでした。60MHzで動作し、コード名は"P5"でした。 * 2000年:Intel Pentium 4:X86アーキテクチャの7番目のマイクロプロセッサであり、NetBurstマイクロアーキテクチャを採用していました。180nmプロセスルールで製造され、最高で3.8GHzのクロック速度を実現しました。 * 2006年:Intel Core 2 Duo:X86アーキテクチャの11番目のマイクロプロセッサであり、Coreマイクロアーキテクチャを採用していました。65nmプロセスルールで製造され、最高で3.33GHzのクロック速度を実現しました。 * 2008年:Intel Atom:X86アーキテクチャの12番目のマイクロプロセッサであり、低消費電力を実現したマイクロプロセッサでした。45nmプロセスルールで製造され、1.6GHzのクロック速度を実現しました。 * 2011年:Intel Core i7-2600K:X86アーキテクチャの13番目のマイクロプロセッサであり、Sandy Bridgeマイクロアーキテクチャを採用していました。32nmプロセスルールで製造され、最高で3.8GHzのクロック速度を実現しました。Hyper-Threadingテクノロジーやターボブーストテクノロジーなどの新しい機能が追加されました。 * 2015年:Intel Core i7-6700K:X86アーキテクチャの14番目のマイクロプロセッサであり、Skylakeマイクロアーキテクチャを採用していました。14nmプロセスルールで製造され、最高で4.2GHzのクロック速度を実現しました。DDR4メモリに対応し、Thunderbolt 3などの新しい機能が追加されました。 * 2017年:AMD Ryzen:X86アーキテクチャの15番目のマイクロプロセッサであり、AMDが製造したCPUです。Zenマイクロアーキテクチャを採用しており、14nmプロセスルールで製造されました。最高で4.1GHzのクロック速度を実現し、マルチスレッド性能が高く評価されました。 * 2021年:Intel Core i9-11900K:X86アーキテクチャの最新のマイクロプロセッサであり、Rocket Lakeマイクロアーキテクチャを採用しています。14nmプロセスルールで製造され、最高で5.3GHzのクロック速度を実現しました。PCI Express 4.0やWi-Fi 6Eなどの新しい機能が追加されています。 === Intel === マイクロプロセッサは、現代のコンピュータの中核をなす部品であり、高度な機能を持つ多くのデバイスの制御に使用されています。マイクロプロセッサの歴史は非常に興味深く、ここではIntelのマイクロプロセッサの発展の年表を説明します。 * 1971年 - 最初のマイクロプロセッサ「Intel 4004」を発表しました。このチップは、カシオの電卓やプリンターなど、低電力デバイスの制御に使用されました。 * 1974年 - 「Intel 8080」を発表しました。このチップは、コンピュータの中央処理装置(CPU)に使用され、アプリケーションやゲームの実行に必要な処理能力を提供しました。 * 1978年 - 「Intel 8086」を発表しました。このチップは、IBM PCに採用され、パーソナルコンピュータの普及に貢献しました。 * 1982年 - 「Intel 80286」を発表しました。このチップは、IBM PC/ATに採用され、32ビットアーキテクチャを採用し、高速な処理能力を提供しました。 * 1985年 - 「Intel 80386」を発表しました。このチップは、マルチタスクや仮想記憶などの高度な機能を備え、パーソナルコンピュータの性能を大幅に向上させました。 * 1993年 - 「Pentium」を発表しました。このチップは、スーパースカラー構造を採用し、高度な命令セットを備え、より高速な処理能力を提供しました。 * 2000年 - 「Pentium 4」を発表しました。このチップは、ハイパースレッディングテクノロジーやストリーミングSIMD拡張命令などの高度な機能を備え、マルチメディア処理などの高度なアプリケーションに最適化されました。 * 2003年 - AMDが「Athlon 64」を発表しました。このチップは、64ビットアーキテクチャを採用し、より高度なメモリアクセスや計算処理能力を提供しました。 * 2006年 - 「Core 2 Duo」を発表しました。このチップは、マルチコア構造を採用し、より高い性能と省電力性を備え、多くのコンピュータに採用されました。 * 2011年 - AMDが「Bulldozer」を発表しました。このチップは、マルチコアアーキテクチャを採用し、高速な処理能力と省電力性を備え、ハイエンドのパーソナルコンピュータやサーバーに採用されました。 * 2015年 - 「Skylake」を発表しました。このチップは、14nmプロセス技術を採用し、より高い性能と省電力性を備え、多くのコンピュータに採用されました。 * 2020年 - AMDが「Ryzen 5000」シリーズを発表しました。このチップは、7nmプロセス技術を採用し、高速な処理能力と省電力性を備え、ゲームやクリエイティブな作業に最適化されたパフォーマンスを提供しました。 === モトローラ === マイクロプロセッサは現代のデジタル技術の基盤であり、私たちが普段使っているスマートフォンやコンピューターなどのデバイスにも搭載されています。その中でも、モトローラはマイクロプロセッサの先駆けとして、広く知られています。そこで今回は、「マイクロプロセッサ年表 (モトローラ編)」をテーマに、モトローラのマイクロプロセッサの歴史を振り返ってみたいと思います。 * 1974年、モトローラは初の8ビットマイクロプロセッサであるMC6800を発売しました。MC6800は、シングルチップのマイクロプロセッサとして初めて商用的に利用可能になり、自動車産業や家電製品などで幅広く採用されました。 * 1979年には、MC68000が発売されました。MC68000は、32ビットアーキテクチャを採用しており、高速で高性能な処理を可能にしました。このマイクロプロセッサは、後にAppleのMacintoshや、AtariのSTなど、多くのコンピューターで使用されることとなりました。 * 1984年には、モトローラはMC68020を発売しました。MC68020は、MC68000の後継として、更なる高速処理と、仮想メモリ管理機能を備えていました。 * 1994年には、PowerPCアーキテクチャを採用したPowerPC 601が発売されました。PowerPC 601は、AppleのPower Macintoshに採用され、高性能な処理を実現しました。 その後も、モトローラはマイクロプロセッサの開発を続け、2003年には、PowerPC 970FXを発売しました。PowerPC 970FXは、AppleのPower Mac G5に採用され、高性能な処理を実現しました。 モトローラのマイクロプロセッサは、その歴史を通じて、高速処理や高性能なデバイスに貢献しました。特に、MC68000やPowerPCアーキテクチャを採用したマイクロプロセッサは、コンピューターの進化に大きな影響を与えました。 しかし、現在ではモトローラはマイクロプロセッサの開発から撤退し、他社がその地位を引き継いでいます。それでも、モトローラのマイクロプロセッサは、デジタル技術の進化において重要な役割を果たし、今後もその影響は続いていくことでしょう。 === MC6809/MC68030とその後継製品群/MC88000 === 1970年代から1980年代にかけて、コンピュータ業界は急速に発展し、その中でもマイクロプロセッサの発明は、コンピュータ技術の発展に大きく貢献しました。本記事では、1978年にモトローラが発売したMC6809と、1984年に登場したMC68030を中心に、その後継製品群として登場したマイクロプロセッサについて紹介します。 MC6809は、8ビットマイクロプロセッサの一種で、1978年にモトローラによって発売されました。MC6809は、ビットフィールド、構造体、ポインタなどの機能を備えていたため、アセンブリ言語のコーディングが容易になりました。また、MC6809は、機能が多彩でありながら、低コストであることが特徴でした。これは、当時のコンピュータ産業にとって大きな革新であり、多くの企業がMC6809を採用しました。 1984年には、MC68030が登場しました。MC68030は、32ビットマイクロプロセッサであり、MC68000の後継機種として開発されました。MC68030は、高速な命令処理能力を持ち、高い性能を発揮することができました。また、MC68030は、FPU(浮動小数点演算ユニット)を内蔵しており、コンピュータグラフィックスやサウンド処理など、高度な処理を必要とするアプリケーションに適していました。 MC68030の後継機種としては、MC68040やMC68060があります。これらのマイクロプロセッサは、性能や機能の向上が図られ、特にMC68060は高速なクロック周波数と大量のキャッシュメモリを備えており、高い処理能力を発揮することができました。 さらに、MC88000が登場しました。MC88000は、32ビットマイクロプロセッサであり、UNIXやOS-9などのオペレーティングシステムに対応していました。MC88000は、複数の実行モードを備えており、高い性能を発揮することができました。 以上のように、MC6809からMC68030をはじめとするその後継製品群やMC88000まで、マイクロプロセッサ技術は進化を続け、コンピュータの性能を向上させることに貢献しました。MC6809やMC68030など、モトローラのマイクロプロセッサは、その後も多くの企業に採用され、コンピュータ業界において大きな役割を果たしました。 また、MC88000は、UNIXやOS-9などのオペレーティングシステムに対応していたため、組み込みシステムやサーバーなど、様々な分野で採用されました。MC88000は、性能が高く、信頼性にも優れており、コンピュータ業界において多大な評価を受けました。 現在では、MC6809やMC68030などの古いマイクロプロセッサは、新しい技術に取って代わられています。しかし、これらのマイクロプロセッサがコンピュータ業界に与えた影響は大きく、その技術は今もなお発展を続けています。今後も、マイクロプロセッサの進化がコンピュータの性能向上に貢献し、新たな技術革新を生み出していくことが期待されます。 === ARM === ARMは、現代のコンピューティングにおいて極めて重要な役割を果たしているマイクロプロセッサアーキテクチャの一つです。ARMが初めて登場したのは、1985年のことでした。以来、ARMは、携帯電話、スマートフォン、タブレット、車載情報システム、ネットワーク機器、スマートスピーカー、IoTデバイスなど、様々な分野のコンピュータシステムに採用され、世界中で利用されています。 以下では、ARMの歴史をたどる形で、マイクロプロセッサ年表を作成してみました。 * 1985年: ARM1:ARM1は、初めてのARMプロセッサであり、アセンブリ言語で書かれた32ビット命令セットアーキテクチャを採用していました。ARM1は、Acorn ComputersのBBC Microコンピュータに搭載されました。 * 1991年: ARM2:ARM2は、ARM1の改良版で、8MHzで動作し、ARM1の3倍の性能を持っていました。ARM2は、Acorn Archimedesコンピュータに搭載されました。 * 1994年: ARM6:ARM6は、ARMアーキテクチャの最初のRISC命令セットアーキテクチャでした。ARM6は、AppleのNewton PDAに搭載されました。 * 1996年: ARM7:ARM7は、ARMアーキテクチャの初めての32ビットマイクロプロセッサであり、ARM2の命令セットをベースにしていました。ARM7は、携帯電話、PDA、ゲーム機などの様々なデバイスに採用されました。 * 2001年: ARM9:ARM9は、ARM7の後継機種で、主に携帯電話やPDAに採用されました。ARM9は、ARMアーキテクチャの中で最も広く使われているプロセッサの一つです。 * 2005年: ARM11:ARM11は、ARM9の改良版で、より高速なプロセッサで、スマートフォンやタブレットなどの機器に採用されました。 * 2010年: Cortex-A:Cortex-Aは、ARMの最も高性能なプロセッサファミリーであり、スマートフォンやタブレットなどの機器に広く採用されました。 * 2013年: Cortex-M:Cortex-Mは、ARMの組み込みシステム向けのプロセッサファミリーであり、低コストで低消費電力ながら高い性能を発揮します。IoTデバイスや家電製品、センサー、自動車などに広く採用されています。 * 2016年: Cortex-R:Cortex-Rは、ARMのリアルタイムシステム向けのプロセッサファミリーであり、高い信頼性と安全性を備えています。自動車や医療機器、産業制御などの分野に採用されています。 * 2020年: Cortex-X:Cortex-Xは、ARMの最新の高性能プロセッサファミリーであり、特に人工知能や機械学習などの分野に最適化されたプロセッサです。最新のスマートフォンやコンピュータ、クラウドサーバーなどに採用されています。 ARMアーキテクチャは、コンピュータシステムの進化に伴い、常に最新の技術や機能を取り入れながら発展してきました。今後もARMは、様々な分野で重要な役割を果たし続けることが期待されています。 === ARM64 === ARM64は、ARMホールディングスが設計した64ビットアーキテクチャのマイクロプロセッサであり、スマートフォン、タブレット、ノートパソコン、サーバーなど、多様なデバイスで使用されています。以下では、ARM64の発展を年表形式で振り返ります。 * 2011年: ARM Cortex-A57のリリース ARM Cortex-A57は、ARM64アーキテクチャの最初のプロセッサの1つであり、スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスでの使用を想定して設計されました。Cortex-A57は、従来の32ビットプロセッサに比べて、大幅な性能向上と省電力化が可能になりました。 * 2012年: Apple A7プロセッサの発表 Apple A7プロセッサは、iPhone 5sに初めて採用された、世界初のARM64ベースのマイクロプロセッサです。A7は、Cortex-A57をベースにAppleが独自にカスタマイズしたもので、当時のモバイルプロセッサとしては高い性能を誇りました。 * 2014年: Qualcomm Snapdragon 810のリリース Snapdragon 810は、スマートフォン市場において、初めてARM64アーキテクチャを採用したプロセッサの1つです。810は、Cortex-A57とCortex-A53のビッグ.LITTLEアーキテクチャを採用し、高い性能と省電力性を兼ね備えました。 * 2015年: ARM Cortex-A72のリリース Cortex-A72は、ARM64アーキテクチャの中でも高性能なプロセッサの1つであり、スマートフォンやタブレット、そしてサーバーなどの分野で使用されました。Cortex-A72は、Cortex-A57に比べて性能が向上し、省電力化も進んだとされています。 * 2017年: Qualcomm Snapdragon 835の発表 Snapdragon 835は、スマートフォン市場において初めて10nmプロセス技術を採用したプロセッサであり、ARM64アーキテクチャを採用したプロセッサとしては、高い性能と省電力性を両立したものでした。Snapdragon 835は、当時のトップクラスのスマートフォンに採用され、高い評価を得ました。 * 2018年: ARM Cortex-A76のリリース Cortex-A76は、ARM64アーキテクチャの中でも高性能なプロセッサの1つであり、スマートフォンやタブレット、そしてサーバーなどの分野で使用されました。Cortex-A76は、Cortex-A72やCortex-A73に比べて性能が向上し、同時に省電力化も進んだとされています。 * 2019年: Qualcomm Snapdragon 855の発表 Snapdragon 855は、スマートフォン市場において初めて7nmプロセス技術を採用したプロセッサであり、ARM64アーキテクチャを採用したプロセッサとしては、高い性能と省電力性を両立したものでした。Snapdragon 855は、当時のトップクラスのスマートフォンに採用され、高い評価を得ました。 * 2020年: Apple M1プロセッサの発表 Apple M1プロセッサは、Macに採用された世界初のARM64ベースのマイクロプロセッサであり、高い性能と省電力性を兼ね備えています。M1は、Cortex-A78やCortex-X1に比べて性能が向上し、同時に省電力化も進んだとされています。 * 2021年: Qualcomm Snapdragon 888の発表 Snapdragon 888は、スマートフォン市場において初めて5nmプロセス技術を採用したプロセッサであり、ARM64アーキテクチャを採用したプロセッサとしては、高い性能と省電力性を両立したものでした。Snapdragon 888は、当時のトップクラスのスマートフォンに採用され、高い評価を得ました。 以上が、ARM64アーキテクチャのマイクロプロセッサの発展を振り返った年表です。今後も、ARM64アーキテクチャを採用したプロセッサの開発が進み、さらなる性能向上や省電力化が期待されます。 === AMD === ここでは、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)社がリリースしたマイクロプロセッサの歴史について年表形式でまとめていきます。AMD社は、Intel社と並ぶ世界的な半導体メーカーであり、マイクロプロセッサ市場でも高いシェアを持っています。そんなAMD社がこれまでにリリースしてきたマイクロプロセッサの進化の軌跡を辿っていきましょう。 ; 1975年 AMD社は、Intel社のマイクロプロセッサ「8080」の互換品として「Am9080」をリリースしました。Am9080は、当時の8080と同じ命令セットを持っていたため、8080向けのソフトウェアがそのまま動作できるという利点がありました。 ; 1979年 AMD社は、Intel社のマイクロプロセッサ「8086」の互換品として「Am9086」をリリースしました。Am9086は、8086と同じ16ビットの命令セットを持っており、IBM PCなどのコンピュータにも搭載されました。 ; 1982年 AMD社は、Intel社のマイクロプロセッサ「80286」の互換品として「Am80286」をリリースしました。Am80286は、16ビットから32ビットにアップグレードされた命令セットを持っており、高速化が図られました。 ; 1991年 AMD社は、Intel社のマイクロプロセッサ「80486」の互換品として「Am486」をリリースしました。Am486は、64ビットのデータバスを備えており、高速処理が可能でした。 ; 1996年 AMD社は、自社初のオリジナルマイクロプロセッサ「K5」をリリースしました。K5は、Intel社の「Pentium」シリーズとの競合になることを目的に開発されました。 ; 1999年 AMD社は、自社初のx86アーキテクチャを採用しないマイクロプロセッサ「Athlon」をリリースしました。Athlonは、当時のIntel社の製品より高速な処理性能を持ち、AMD社にとって大きな成功となりました。 ; 2003年 AMD社は、64ビットのx86アーキテクチャを採用した「Athlon 64」をリリースしました。Athlon 64は、当時の市場で唯一の64ビットマイクロプロセッサであり、高速な処理性能と拡張性を持ち、ビジネスやハイエンドのコンピュータ向けに高い評価を受けました。 ; 2006年 AMD社は、2つのコアを持つマイクロプロセッサ「Athlon X2」をリリースしました。Athlon X2は、マルチタスク処理に優れ、高速で安定したパフォーマンスを発揮し、ゲームや動画編集などに向いた製品として人気を博しました。 ; 2011年 AMD社は、当時最新のx86アーキテクチャを採用した「Bulldozer」をリリースしました。Bulldozerは、最大8つのコアを持ち、高速な演算性能を発揮し、ワークステーションやサーバー向けに注目されました。 ; 2017年 AMD社は、Zenアーキテクチャを採用したマイクロプロセッサ「Ryzen」をリリースしました。Ryzenは、高速なマルチタスク処理やコンテンツの制作、ゲームなどの幅広い用途に向けた製品として高い評価を得ました。 ; 2020年 AMD社は、Zen 3アーキテクチャを採用した「Ryzen 5000」シリーズをリリースしました。Ryzen 5000は、高いクロック速度と大容量キャッシュにより、高速で安定したパフォーマンスを発揮し、ゲームやクリエイティブな作業に向いた製品として話題になりました。 ; 2021年 AMD社は、Zen 3+アーキテクチャを採用した「Ryzen 6000」シリーズをリリースする予定です。Ryzen 6000シリーズは、AMDが2021年に発表した新しいマイクロアーキテクチャ「Zen 3+」を採用しており、更に高速な演算性能やAI性能の向上が期待されます。 また、2021年には、AMDがグラフィックスカード市場でも注目を集めました。同社は、RDNA2アーキテクチャを採用した「Radeon RX 6000」シリーズをリリースし、NVIDIA社と競合する形で市場に参入しました。 以上が、AMD社のマイクロプロセッサの歴史を年表形式でまとめた内容です。AMD社は、Intel社との競争を通じて常に進化を続け、高い性能とコストパフォーマンスの両立を実現しています。今後も、AMD社の技術革新に注目していきたいところです。 === マイクロプロセッサ年表 (AMD2901/AMD2916/AMD29000編)) === MD2901/AMD2916/AMD29000というマイクロプロセッサは、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)によって開発された、重要なマイクロプロセッサの一つです。本記事では、AMD2901/AMD2916/AMD29000の年表について解説していきます。 * 1975年:AMDは、最初のマイクロプロセッサAMD2901を開発した。AMD2901は、4ビットの並列アーキテクチャを採用していた。 * 1983年:AMDは、AMD2901の後継として、16ビットのAMD29116を発表した。AMD29116は、AMD2901のアーキテクチャを16ビットに拡張したものである。 * 1986年:AMDは、AMD29000を発表した。AMD29000は、32ビットのRISCアーキテクチャを採用し、高速かつ効率的な演算を可能にした。 * 1989年:AMDは、AMD29C011コプロセッサを発表した。AMD29C011は、AMD29000と互換性のある浮動小数点演算を実行するためのコプロセッサである。 * 1990年:AMDは、AMD29Kファミリの拡張として、AMD29Kマイクロプロセッサの最初のマルチプロセッサバージョンであるAMD29K MPを発表した。 * 1991年:AMDは、AMD29Kマイクロプロセッサの低消費電力バージョンであるAMD29KL16を発表した。また、AMD29C825の発表により、AMD29Kと互換性のあるDMAコントローラを提供した。 * 1992年:AMDは、AMD29Kマイクロプロセッサの高性能バージョンであるAMD29KHPを発表した。 * 1994年:AMDは、AMD29Kマイクロプロセッサの最新バージョンであるAMD29KJを発表した。また、AMD29Kマイクロプロセッサの組み込み用途向けバージョンであるAMD29K E1を発表した。 * 1995年:AMDは、AMD29Kマイクロプロセッサの最後のバージョンであるAMD29KMを発表した。その後、AMDは29Kアーキテクチャを中止し、x86アーキテクチャに注力することを決定した。 以上が、AMD2901/AMD2916/AMD29000の主要な年表である。AMD2901は、初期のマイクロプロセッサの一つとして、パーソナルコンピュータの発展に貢献した。AMD2916は、AMD2901の後継として、16ビットの処理能力を持つマイクロプロセッサとして、産業制御、計算機支援設計、通信などの分野で利用された。AMD29000は、RISCアーキテクチャを採用したことにより、高速で効率的な演算が可能であり、高性能コンピュータやワークステーションなどの分野で利用された。 === Power/PowerPC === ==== イントロダクション ==== パーソナルコンピュータ、スマートフォン、ゲーム機、サーバー、スーパーコンピューターなど、私たちが日々使用する機器の中には、マイクロプロセッサと呼ばれる小型のCPUが搭載されています。今回は、その中でも「Power/PowerPC」と呼ばれるマイクロプロセッサの歴史を年表形式で振り返り、その特徴や活躍した分野について紹介します。 ==== マイクロプロセッサ年表 (Power/PowerPC編) ==== * 1990年:IBMがRISCアーキテクチャを採用した「POWER1」を発表。   特徴:命令セットが簡素化されており、高速な演算処理が可能。 * 1993年:IBM、Apple、Motorolaの共同開発による「PowerPC」アーキテクチャを発表。   特徴:POWER1の技術をベースに、Appleが採用するMacintoshシリーズのCPUとして採用され、高い性能を実現。 * 1994年:IBMが「POWER2」を発表。   特徴:高度なスーパースカラー方式を採用し、高性能化を図った。 * 1995年:Motorolaが「PowerPC 603」を発表。   特徴:省電力性に優れ、低価格で提供されたことから、エンベデッド機器にも採用された。 * 1997年:IBMが「POWER3」を発表。   特徴:64ビットアーキテクチャを採用し、高い演算性能と信頼性を実現。 * 1999年:Motorolaが「PowerPC G4」を発表。   特徴:Altivecと呼ばれるベクトル演算機能を搭載し、画像処理や音声処理などの分野で高い評価を受けた。 * 2001年:IBMが「POWER4」を発表。   特徴:マルチプロセッシングに対応し、スーパーコンピューターやサーバーでの使用に向いた高性能CPU。 * 2005年:IBMが「POWER5」を発表。   特徴:マルチスレッド技術を採用し、複数の処理を同時に実行可能とした。 * 2006年:IBMが「POWER6」を発表。   特徴:高度なエラーコレクション機能を備え、信頼性を更に向上させた。また、動的な電力管理機能を採用することで、省電力性も向上した。 * 2010年:IBMが「POWER7」を発表。   特徴:高速なキャッシュメモリと、高度なマルチスレッド技術を採用し、高い演算処理能力と信頼性を実現した。 * 2013年:IBMが「POWER8」を発表。   特徴:複数のコアを搭載し、高いマルチスレッド処理能力と並列処理能力を備えた。また、OpenPOWER Foundationを設立し、オープンなアーキテクチャを推進した。 * 2017年:IBMが「POWER9」を発表。   特徴:高い演算性能と、AIやディープラーニングなどの高度な分野にも対応した機能を搭載した。また、OpenCAPIと呼ばれる高速な接続規格を採用することで、高速なデータ転送が可能となった。 ==== まとめ ==== 「Power/PowerPC」は、IBMやApple、Motorolaなどが共同で開発したマイクロプロセッサであり、高い性能や省電力性、信頼性などの特徴を持ち、スーパーコンピューターやサーバー、エンベデッド機器、そして一時期はMacintoshシリーズのCPUとしても使用されました。その歴史を振り返ることで、マイクロプロセッサの進化や技術革新の歴史を理解することができます。 === SPARC === 今から40年ほど前、サン・マイクロシステムズ社が設立され、独自のプロセッサアーキテクチャ「SPARC」を開発しました。その後、SPARCは世界中の企業や研究機関で利用され、多くのシステムやサーバーで採用されました。 以下では、SPARCアーキテクチャを中心にしたマイクロプロセッサの進化を振り返ります。 * 1987年 - SPARCプロセッサの登場 サン・マイクロシステムズ社が初めてリリースしたSPARCアーキテクチャのプロセッサは、SPARCstation 1に搭載されました。当時は25MHzで動作し、32ビットの命令セットを採用していました。 * 1992年 - SPARC64 日本の富士通社が開発したSPARC64は、当時最も高速なプロセッサの1つでした。初代のSPARC64は最大150MHzで動作し、性能の面でSPARCstation 10をしのぎました。 * 1995年 - SPARCstation 20 SPARCstation 20は、初めて対称マルチプロセッシング(SMP)をサポートしたSPARCシステムでした。これにより、複数のプロセッサを1つのシステムで同時に動作させることが可能になりました。 * 2001年 - UltraSPARC III サン・マイクロシステムズ社がリリースしたUltraSPARC IIIは、初めての64ビットのSPARCプロセッサでした。当時最速のクロック周波数1.2GHzを誇り、高い性能を発揮しました。 * 2005年 - UltraSPARC T1 UltraSPARC T1は、当時最も進んだマルチスレッド技術を採用したプロセッサでした。当時のプロセッサは1つのコアで1つのスレッドしか処理できませんでしたが、UltraSPARC T1は1つのコアで最大32スレッドを処理することができました。 * 2010年 - SPARC T3 SPARC T3は、UltraSPARC T1の後継モデルで、16コアのプロセッサと最大128スレッドをサポートしました。このプロセッサは、ビジネスクリティカルなアプリケーションやデータベースシステムなどの処理に適していました。 * 2017年 - SPARC M8 SPARC M8は、最新のSPARCプロセッサで、最大8ソケットのシステムで動作することができます。高速で安定した性能を発揮し、大規模なデータ処理や仮想化などの用途に適しています。また、SPARC M8はセキュリティにも注力し、暗号化やメモリ保護機能などが強化されています。 以上が、SPARCアーキテクチャの主なプロセッサの進化の歴史です。今後も、SPARCアーキテクチャは大規模なシステムやサーバーなどで活躍し続けることが期待されます。 === DEC/Alpha === ==== はじめに ==== マイクロプロセッサの歴史は、現代の情報技術において極めて重要な位置を占めています。その中でもDEC/Alphaは、1990年代に登場し、高性能かつ信頼性の高いサーバーやワークステーションに利用されました。本記事では、DEC/Alphaのマイクロプロセッサの歴史を年表形式でまとめ、その特徴や功績について解説します。 ==== マイクロプロセッサ年表 (DEC/Alpha編) ==== * 1992年: DEC/Alpha 21064 DEC/Alphaの最初のマイクロプロセッサとして登場。命令パイプラインを利用して高速な処理が可能であり、RISCアーキテクチャを採用している。 * 1994年: DEC/Alpha 21164 命令パイプラインをより高速化するために、ディープパイプラインを導入した。また、64ビットアーキテクチャを採用したことで、大容量のメモリを扱うことができるようになった。 * 1996年: DEC/Alpha 21264 命令パイプラインを18段に拡大することで、高性能化を図った。また、バス帯域幅を大幅に増やし、システム全体の処理速度を向上させた。 * 1998年: DEC/Alpha 21364 高速化と信頼性の向上を目的に、2つのプロセッサを1つのチップに集積した「ダブル・パイプライン・アーキテクチャ」を採用した。また、高速なメモリーアクセスを実現する「ケースード・インタリーブ」技術を導入した。 * 2001年: DEC/Alphaプロセッサの生産終了 DEC/Alphaプロセッサの生産が終了し、製品のサポートも終了することが発表された。DEC/Alphaは、高性能かつ信頼性の高いサーバーやワークステーションに利用され、その性能は当時の情報技術において一定の地位を築いた。 ==== DEC/Alphaの特徴と功績 ==== DEC/Alphaは、RISCアーキテクチャを採用し、高速な処理が可能であることが特徴です。また、64ビットアーキテクチャを採用したことで、大容量のメモリを扱うことができるようになりました。さらに、命令パイプラインやディープパイプライン、ダブル・パイプライン・アーキテクチャ、ケースード・インタリーブなどの技術を導入し、高性能かつ信頼性の高いサーバーやワークステーションを実現しました。 DEC/Alphaは、1990年代に登場したため、当時の情報技術において一定の地位を築きました。特に、高性能な処理能力を持ち、大規模なデータ処理や高負荷なアプリケーションを処理することができたため、サーバーやワークステーションに広く利用されました。 また、DEC/Alphaは、オープンなアーキテクチャを採用していたため、他社の製品との互換性が高く、多数のソフトウェアが開発されました。そのため、DEC/Alphaは、業界標準として広く認知され、多くの企業や研究機関で利用されました。 DEC/Alphaは、2001年に生産終了が発表され、製品のサポートも終了しましたが、その功績は現在でも高く評価されています。DEC/Alphaの技術は、後のプロセッサの開発に影響を与え、現代の情報技術においても重要な位置を占めています。 === HP/PA-RISC === マイクロプロセッサの世界において、HP/PA-RISCは重要な位置を占めています。この記事では、HP/PA-RISCマイクロプロセッサの歴史を振り返りながら、その特徴や影響力について紹介します。 HP/PA-RISCとは HP/PA-RISCは、Hewlett-Packard (HP) 社が開発したRISCアーキテクチャのマイクロプロセッサです。PA-RISCは、「Precision Architecture Reduced Instruction Set Computing」の略称で、高度な計算能力を持ちながらも命令セットがシンプルな特徴を持っています。 HP/PA-RISCの歴史 HP/PA-RISCの歴史は、1980年代初頭に遡ります。当時、HPは自社のコンピュータ事業において、IBMやDECなどのライバル企業に追いつくことを目指していました。そこで、HPは自社独自のマイクロプロセッサを開発することを決定しました。 最初のPA-RISCプロセッサは、1986年にリリースされたPA-7100でした。このプロセッサは、16MHzで動作し、32ビットアーキテクチャ、16Kのキャッシュメモリを備えていました。PA-7100は、HPの高性能ワークステーションであるHP 9000シリーズで使用され、当時の競合製品に比べて高速かつ高性能な処理を実現しました。 その後、HPはPA-RISCアーキテクチャを進化させ、より高速で高性能なプロセッサを開発し続けました。1992年にリリースされたPA-8000は、クロック周波数が100MHzにまで達し、超スカラー方式による命令実行を採用するなど、当時の最先端の技術が盛り込まれたプロセッサでした。 * 1996年には、PA-RISC 2.0アーキテクチャが導入され、プロセッサの性能は大幅に向上しました。PA-8200とPA-8500は、それぞれ550MHz、440MHzのクロック周波数を誇り、高度なアウト・オブ・オーダー実行機能を備えていました。これらのプロセッサは、高性能サーバー向けに使用され、当時の競合製品に比べて優れた処理性能を発揮しました。 * 2000年代に入ると、HPはPA-RISCアーキテクチャを廃止し、Intel Itaniumプロセッサに移行しました。しかし、PA-RISCアーキテクチャはその後もHPのUNIXサーバーにおいて、サポートされ続けました。 HP/PA-RISCの特徴と影響力 HP/PA-RISCは、シンプルな命令セットを採用することで、高速な処理能力を実現しました。また、PA-RISCは高度なパイプライン処理やアウト・オブ・オーダー実行機能を備えており、高性能サーバーやワークステーションなどの重要な業務システムにおいて、高速かつ安定した処理を提供しました。 HP/PA-RISCの開発によって、RISCアーキテクチャが普及する契機となったことも注目すべき点です。当時のコンピュータ市場において、主流であったCISCアーキテクチャに比べ、RISCアーキテクチャはシンプルな命令セットと高速な処理能力が特徴でした。HP/PA-RISCの成功によって、RISCアーキテクチャは一般的に認知されるようになり、その後のCPUの開発に大きな影響を与えました。 === HP64000 === * 1970年代後半、マイクロプロセッサの普及が始まり、様々な企業が自社の製品に搭載することを目指していました。この時期に、Hewlett-Packard(以下、HP)は「HP 64000」というマイクロプロセッサ用の開発システムを発売しました。これは、ソフトウェアやハードウェアの開発に必要な機能を一つのシステムにまとめたもので、当時のマイクロプロセッサ開発者たちから高い評価を得ました。 HP 64000は、当時のマイクロプロセッサの開発環境としては非常に先進的でした。このシステムは、CPU、メモリ、ディスクドライブ、入出力インタフェース、デバッグツールなどを統合し、マイクロプロセッサの設計から製造までの一連のプロセスをサポートしました。 HP 64000は、1979年に発売され、当時は価格が非常に高かったため、一部の大手企業や大学の研究室などでしか利用されませんでした。しかし、その高度な機能と信頼性により、マイクロプロセッサの開発に携わる人々からは高い評価を受けました。 また、HP 64000の登場により、マイクロプロセッサの開発がより容易になり、それまでの煩雑な作業を大幅に簡略化することができるようになりました。このことが、後にコンピューター産業の急速な発展に繋がることになります。 HP 64000は、当初はIntel 8085やMotorola 6800などのマイクロプロセッサに対応していましたが、後にZilog Z80やIntel 8086などの新しいマイクロプロセッサにも対応するようになりました。 また、HPは後に、HP 64000を拡張した「HP 64000A」や、より高性能なマイクロプロセッサ用開発システム「HP 9000 Series 200」など、さらに高度なシステムを発売しました。これらのシステムは、より大規模なプロジェクトや高度な設計に必要な機能を提供することができ、多くの企業や大学で利用されるようになりました。 さらに、HPは1983年に、マイクロプロセッサの開発に必要なソフトウェア開発ツールの一つである「HP-UX」を発表しました。これは、Unixオペレーティングシステムを基にしたもので、高い汎用性と信頼性を持ち、多くの開発者に愛用されました。 しかし、1990年代に入ると、競合他社の台頭や、PCの普及によって、HPのマイクロプロセッサ開発システムの市場シェアは低下していきます。2000年代に入ると、HPはマイクロプロセッサ開発システムから撤退し、他の事業に注力することになりました。 しかしながら、HP 64000は、その後もマイクロプロセッサの歴史において重要な役割を果たし続けました。多くの開発者たちによって利用され、次世代のマイクロプロセッサの開発に貢献しました。 また、HP 64000の成功は、今日のコンピューター産業において、マイクロプロセッサ開発に携わる人々にとっての貴重な経験となりました。このシステムに触れたことがある人々は、その後も自らの開発に役立てることができたのです。 今日、マイクロプロセッサの開発は、さらなる高度化と多様化が進んでいます。新しいテクノロジーの登場により、これまでにない高性能なマイクロプロセッサが生み出されています。しかし、その基盤となる開発環境は、HP 64000から始まった歴史があります。 === MIPS === マイクロプロセッサは、現代のデジタルテクノロジーにとって不可欠な役割を果たしています。特に、MIPS/MIPS64は高性能コンピューターや組み込みシステムの分野で重要な役割を果たしてきました。ここでは、MIPS/MIPS64の歴史について紹介し、その重要性について考察してみましょう。 MIPS/MIPS64の歴史 MIPS (Microprocessor without Interlocked Pipeline Stages)は、1980年代初頭にスタンフォード大学で開発されたRISC (Reduced Instruction Set Computing)アーキテクチャのマイクロプロセッサです。MIPSは、命令セットの簡素化とパイプライン処理の最適化によって高速な処理を実現し、組み込みシステムや高性能コンピューターの分野で広く利用されるようになりました。 * 1990年代には、MIPSの処理能力を向上させたMIPS64アーキテクチャが登場し、高性能コンピューターやサーバーなどの分野で使用されるようになりました。MIPS64は、64ビットのアドレッシングをサポートし、大規模なメモリーアドレス空間を扱えるようになりました。また、MIPS64は、高速なデータ処理を実現するためにSIMD (Single Instruction Multiple Data)命令セットを導入し、グラフィックス処理やデータベース処理などのアプリケーションで高いパフォーマンスを発揮しました。 MIPS/MIPS64の重要性 MIPS/MIPS64は、高性能コンピューターの分野で特に重要な役割を果たしています。多くのスーパーコンピューターやサーバーに採用され、高速なデータ処理や計算処理を実現しています。また、組み込みシステムの分野でも、MIPS/MIPS64は広く採用されています。家電製品や車載システム、ネットワーク機器など、様々な分野で利用されています。 MIPS/MIPS64のアーキテクチャは、RISCアーキテクチャの基本思想を受け継いでおり、命令セットが簡潔で効率的なため、高速な処理が可能です。また、MIPS/MIPS64は、オープンアーキテクチャであるため、多くのハードウェアメーカーやソフトウェア開発者によってサポートされています。このため、MIPS/MIPS64を採用したシステムは、フレキシブルで拡張性が高く、コストパフォーマンスに優れていると言えます。 さらに、MIPS/MIPS64は、エネルギー効率にも優れています。命令セットが簡潔であるため、実行に必要な回路が少なく、電力消費が少なくて済むためです。そのため、モバイルデバイスやIoT機器など、バッテリー駆動のシステムでも広く利用されています。 最近では、MIPSアーキテクチャを持つ企業が数多くあります。例えば、中国の電子機器メーカーであるLoongson Technology Corporationは、MIPSアーキテクチャを採用して自社製品を開発しています。また、シンガポールのAI企業であるHailoは、MIPS64アーキテクチャを採用したエッジAIプロセッサーを開発しています。これらの企業は、MIPS/MIPS64の優れた性能とエネルギー効率に着目して、次世代の技術を開発していると言えます。 結論として、MIPS/MIPS64は、高性能な処理能力とエネルギー効率に優れたアーキテクチャであり、現代のデジタルテクノロジーに不可欠な存在です。さまざまな分野で広く採用され、多くの企業がMIPS/MIPS64を採用した製品を開発しています。今後も、MIPS/MIPS64の進化と発展が期待されます。 === 龍芯 === マイクロプロセッサとは、コンピューターにおいて中央処理装置 (CPU) の機能を実現する集積回路のことです。今回は、中国のローカルなマイクロプロセッサメーカーである龍芯 (Loongson) の年表を取り上げ、その歴史や発展について紹介します。 龍芯 (Loongson) は、中国の国家重点高技術企業である中国電子技術集団 (CETC) の一部門であり、2002年に創立されました。当初は MIPS アーキテクチャをベースにしたプロセッサーを開発していましたが、現在は RISC-V アーキテクチャを採用しています。 以下は、龍芯の主なマイルストーンを振り返るマイクロプロセッサ年表です。 * 2002年 龍芯技術有限公司が設立される * 2004年 Loongson-1A プロセッサをリリース * 2005年 中央政府が「龍芯計画」を発表し、ローカルなマイクロプロセッサ産業の発展を支援することを表明 * 2006年 Loongson-2E プロセッサをリリース * 2007年 Loongson-2F プロセッサをリリース * 2008年 Loongson-3 プロセッサをリリース Lenovo が Loongson-2F プロセッサを搭載したノートパソコンを発表 * 2010年 Loongson-3A プロセッサをリリース * 2011年 Loongson-3B プロセッサをリリース Dawning Information Industry が Loongson-3B プロセッサを搭載したスパコンを発表 * 2012年 Loongson-3C プロセッサをリリース * 2013年 Loongson-3H プロセッサをリリース Loongson Technology Europe が設立され、欧州市場でのビジネスを開始 * 2014年 Loongson-3B2000 プロセッサをリリース * 2015年 Loongson-3A4000 プロセッサをリリース * 2016年 Loongson-3B3000 プロセッサをリリース 中国科学院が Loongson-3B プロセッサを搭載したスパコンを発表 * 2017年 Loongson-3B4000 プロセッサをリリース * 2018年 Loongson-3A5000 プロセッサをリリース * 2019年 Loongson-3A5000 プロセッサを搭載したノートパソコンが発売される * 2020年 Loongson-3A5000 プロセッサを搭載したノートパソコンが改良され、より高い性能を提供するようになる * 2021年 龍芯は、LoongArch アーキテクチャの最初のバージョンである LoongArch1 を発表し、RISC-V アーキテクチャに移行することを宣言 以上が、龍芯の主なマイルストーンとなります。龍芯は、ローカルなマイクロプロセッサメーカーとして、中国のIT産業において重要な役割を果たしています。今後も、高性能で低価格なプロセッサーの開発に注力し、中国のIT産業の発展を支援することが期待されます。 === RISC-V === マイクロプロセッサ技術は、現代のあらゆる電子機器に不可欠な要素です。そして、RISC-Vと呼ばれるオープンソースアーキテクチャの進化は、この分野に革新をもたらしています。以下では、RISC-Vアーキテクチャの歴史と進化について年表で振り返ります。 * 2010年 - UC BerkeleyでRISC-Vプロジェクトが始動 UC Berkeleyのデビッド・パターソン氏とKrste Asanović氏によって、オープンソースのハードウェアおよびソフトウェアプロジェクトであるRISC-Vが開発されました。RISC-Vは、標準化された命令セットアーキテクチャ(ISA)を提供し、パターソン氏が開発したRISCアーキテクチャの原則に基づいています。 * 2014年 - SiFiveが設立される SiFiveは、RISC-Vアーキテクチャの普及に注力する企業として設立されました。同社は、オープンソースのRISC-Vコアを使ったプロセッサの開発や、サポートを提供しています。 * 2015年 - RISC-Vファウンデーションが設立される RISC-Vファウンデーションは、オープンソースのRISC-Vアーキテクチャの開発や普及を目的として設立されました。同ファウンデーションには、ソフトウェアやハードウェアの企業が参加しており、RISC-Vアーキテクチャの普及に向けた様々な活動を展開しています。 * 2016年 - GoogleがRISC-Vプロジェクトに参加 Googleは、RISC-Vプロジェクトに参加し、オープンソースのRISC-Vプロセッサの開発に注力しています。同社は、RISC-Vを使ったAIチップの開発や、サーバー向けのプロセッサの開発などを進めています。 * 2017年 - NVIDIAがRISC-Vプロジェクトに参加 NVIDIAは、RISC-Vプロジェクトに参加し、オープンソースのRISC-Vコアを使ったプロセッサの開発に注力しています。同社は、エッジデバイス向けのプロセッサの開発などを進めています。 * 2018年 - Western DigitalがRISC-Vを採用 Western Digitalは、ストレージデバイス向けのRISC-Vプロセッサを採用し、同社の製品に組み込むことを発表しました。同社は、高性能かつ低消費電力なプロセッサが必要なストレージ市場で、RISC-Vを採用することで競争力を高めています。 * 2019年 - AmazonがRISC-Vプロジェクトに参加 Amazonは、RISC-Vプロジェクトに参加し、同社のAWSクラウド向けにRISC-Vプロセッサを開発することを発表しました。同社は、カスタマイズされたプロセッサによってクラウドのパフォーマンスを向上させることを目指しています。 * 2020年 - AppleがRISC-Vを採用 Appleは、自社の製品においてRISC-V技術を採用することを明らかにしました。同社は、RISC-Vを使ったチップを開発し、Appleの製品に組み込むことで、高性能かつ低消費電力な製品を提供することを目指しています。 * 2021年 - RISC-VがIoT市場での採用が進む RISC-Vは、低消費電力で小型なIoTデバイスに適したプロセッサとして注目を集めています。同年、RISC-Vを採用したIoTデバイスの数が急速に増加し、RISC-VアーキテクチャがIoT市場でのプロセッサの標準になる可能性が高まっています。 RISC-Vは、オープンソースであるため、多くの企業や開発者が参加し、進化を続けています。今後も、RISC-Vアーキテクチャは様々な分野での革新をもたらし、マイクロプロセッサ技術の発展に寄与することが期待されます。 === Zilog === * 1970年代から1980年代にかけて、マイクロプロセッサ技術の進歩は驚異的でした。その中でも、Zilog社の創設者であるフェデリコ・ファギンが開発した「Z80」は、特にコンピューター産業において大きな影響を与えました。この記事では、Zilog社がリリースしたマイクロプロセッサの歴史を辿り、その重要性について考察してみたいと思います。 ==== Z80の誕生 ==== * 1976年にリリースされたZ80は、8ビットマイクロプロセッサの中でも最も成功した製品の一つです。当時の市場には、Intelの「8080」やMotorolaの「6800」などの競合製品がありましたが、Z80はその2つを凌駕する性能を発揮しました。Z80は、最大2.5MHzで動作し、64KBのメモリ空間を扱うことができました。 ==== Z80の成功 ==== Z80は、当初はテレビのリモコンや電卓などの小型家電製品に使われることを想定していましたが、後にコンピューター産業においても大きな成功を収めました。Z80を搭載したコンピューターは、当時のビジネス市場において大きな役割を果たし、CP/Mと呼ばれるオペレーティングシステムの標準的な動作環境となりました。また、Z80はアーケードゲーム機にも広く使われ、当時の人々にとって不可欠なエンターテイメントの一つとなりました。 ==== Z80の後継 ==== Z80は、その後も改良が続けられ、Z180やZ280といった後継製品もリリースされました。また、Zilog社はZ80のライセンスを多数の企業に提供することで、広範な市場を獲得することに成功しました。さらに、Zilog社はMCU(マイクロコントローラユニット)にも進出し、現在でも幅広い分野で活躍しています。 ==== まとめ ==== Zilog社がリリースしたZ80は、マイクロプロセッサ技術の歴史において重要な位置を占めています。Z80は、多くの分野において先進的な性能を発揮し、コンピューター産業に大きな影響を与えました。また、Zilog社はZ80の成功を背景に、MCU市場でも活躍するようになりました。今後も、Zilog社が提供する技術が世界を変える可能性があると言えます。 === 日本製プロセッサ === マイクロプロセッサとは、コンピュータの中核となる部品であり、現代のデジタル機器に欠かせないものとなっています。今回は、その中でも日本で製造されたマイクロプロセッサに焦点を当て、マイクロプロセッサの進化を振り返っていきたいと思います。 * 1971年 日本の電気通信大学の石井英一郎教授が、Intel社の4004に着想を得て、初の日本製マイクロプロセッサである「TCM1000」を開発。しかし、市場には浸透しなかった。 * 1978年 松下電器産業(現・パナソニック)が、4ビットマイクロプロセッサ「MN1610」を開発。主に家電製品の制御に使われた。 * 1982年 日立製作所が16ビットマイクロプロセッサ「HD64180」を開発。当時は日本製の16ビットマイクロプロセッサは存在せず、大きな注目を集めた。 * 1985年 日本電気(NEC)が16ビットマイクロプロセッサ「V30」を開発。Intel社の「8086」互換品であり、IBMのPC/AT互換機向けに採用された。 * 1987年 富士通が32ビットマイクロプロセッサ「MB86900」を開発。UNIXサーバやワークステーションで使われた。 * 1990年 日立製作所が32ビットマイクロプロセッサ「SH-1」を開発。ハードウェア浮動小数点演算器を搭載し、デジタルカメラや携帯電話などに広く使われた。 * 1993年 ルネサスエレクトロニクス(旧・日本電気半導体)が、32ビットマイクロプロセッサ「V850」を開発。自動車制御システムなどに広く使われている。 * 2002年 富士通と東芝が共同開発した64ビットマイクロプロセッサ「SPARC64 V」が、UNIXサーバやスーパーコンピュータなどに採用された。 以上が、日本製マイクロプロセッサの主な年表です。日本製のマイクロプロセッサは、それぞれの特徴を活かして多様な用途で利用されてきました。その中でも特筆すべきは、自動車制御システムやデジタルカメラ、携帯電話といった小型機器に使われてきたことです。これらの機器には、省電力や高速処理といった要素が求められます。日本製のマイクロプロセッサは、それぞれの分野で高い評価を得ています。 また、日本のマイクロプロセッサメーカーは、競争力を維持するために、新しい技術の開発に注力しています。例えば、ルネサスエレクトロニクスは、自動車用の高速通信技術「CAN-FD」に対応したマイクロプロセッサを開発しています。また、東芝は、省電力技術「SpursEngine」を搭載したマイクロプロセッサを開発しています。 日本のマイクロプロセッサメーカーは、今後も世界に通用する技術を開発し、国内外の様々な分野で活躍することが期待されます。 === i432/i860/i960/Itanium === マイクロプロセッサは、現代の電子機器のバックボーンを形成する重要なコンポーネントです。i432、i860、i960マイクロプロセッサは、今日の高性能プロセッサの発展を拓いた革命的なチップです。 i432は、インテルが開発した初の32ビットプロセッサであり、1978年に発売されました。i432は、命令セットアーキテクチャ(ISA)の設計が複雑で、性能が低いことが問題でした。そのため、i432は商業的に成功することはありませんでした。 i860は、1989年にリリースされたRISC(Reduced Instruction Set Computing)マイクロプロセッサでした。i860は、グラフィックスや信号処理などの高度なアプリケーション向けに設計されており、多数のプロセッサを搭載したシステムに使用されました。 i960は、i860の後継として1990年にリリースされました。i960は、高性能なマルチタスク処理能力を備え、グラフィックスや信号処理などのアプリケーションに最適でした。i960は、さまざまな分野で使用され、特にネットワーク機器や組み込みシステムに適していました。 しかし、Intelのi960シリーズは、競合他社の製品と比較して高価であるという問題があり、成功しなかったと考えられています。 Intelは、2001年にItaniumプロセッサをリリースしました。Itaniumは、Intelの64ビットプロセッサであり、高性能で信頼性の高いサーバー向けに設計されていました。Itaniumは、複数のコアを搭載し、高度な並列処理能力を持ち、高度なメモリアーキテクチャを備えていました。 Itaniumは、最初は高い期待が寄せられていましたが、ソフトウェアの互換性の問題があり、市場に浸透することはできませんでした。競合するx86アーキテクチャに比べて高価であり、Itaniumに最適化されたソフトウェアが不足していたことが主な要因とされています。 以上のように、i432、i860、i960、Itaniumは、それぞれの時代において革新的なマイクロプロセッサであったものの、いくつかの問題により商業的に成功することができませんでした。しかし、これらのプロセッサは、現代のプロセッサの進化を支える技術の基盤となり、コンピュータ科学の発展に大きな影響を与えたと言えます。 ==プロセッサの分類と種類 == プロセッサは、コンピューターシステムの中心的な役割を果たす部分であり、演算処理やデータ処理を担当しています。プロセッサの種類や性能は、コンピューターシステムの性能や機能性に大きな影響を与えます。 === RISCプロセッサとCISCプロセッサ === RISCプロセッサーとCISCプロセッサーは、コンピュータープロセッサーのアーキテクチャの設計方法論を表す用語で、プロセッサーが実行する命令の種類や機能、およびプロセッサー内部でこれらの命令を処理する方法に関する違いに基づいています。 CISCプロセッサーは、多様な命令セットを持つことが特徴で、メモリアクセス、条件分岐、算術演算、およびその他の機能を含みます。CISCプロセッサーは、高度な機能を実現するために多様な命令を持っており、複雑な計算や処理が必要な場合には高速に処理を行うことができますが、命令セットの複雑さと高度な機能により、プロセッサーの設計と製造に大きなコストがかかる可能性があります。 一方、RISCプロセッサーは、単純な命令セットを持つことが特徴で、基本的な算術演算、ビット演算、ロード/ストア操作、および条件分岐を含みます。RISCプロセッサーは、各命令が実行される際に単一のサイクルしか必要としない場合がほとんどで、命令セットが比較的簡素であるため、プロセッサーの設計と製造に低いコストがかかる可能性があります。 CISCとRISCの違いに関する議論は、プロセッサー設計の分野で長年続いています。エンジニアの中には、RISCのアプローチがシンプルであり、効率的なプロセッサーを設計することができると主張する人もいますが、CISCのアプローチが多様な機能をサポートするために必要であり、高度なプロセッサーを設計することができると主張する人もいます。 最近のプロセッサでは、CISCとRISCの特徴を組み合わせたハイブリッドアーキテクチャが採用されることがあります。これにより、高度な機能を実現しつつ、高速で効率的な処理が可能になります。ただし、ハイブリッドアーキテクチャは複雑なため、設計や開発に時間がかかる可能性があります === VLIWプロセッサ === VLIW(Very Long Instruction Word)は、複数の命令を1つの長い命令ワードにまとめて同時に実行できるコンピューターアーキテクチャです。これにより、複数の命令を同時に処理することで、プロセッサの性能を向上させることができます。 VLIWプロセッサは、複数の命令を同時に実行することができるため、パイプライン処理が容易になります。そして、命令をパイプライン処理するための仕組みを持っているため、命令を高速かつ効率的に処理することができます。 ただし、VLIWプロセッサは、命令を1つの長いワードにパックするため、同時に実行できる命令の数が制限されます。また、命令を最適にパックする必要があるため、プログラマーに制約があります。さらに、プロセッサごとに最適な命令のパック方法が異なるため、プログラマーはプロセッサごとに最適な命令のパック方法を探す必要があります。 VLIWプロセッサは、一般的に組み込みシステムやグラフィックス処理などの特定のアプリケーションに使用されます。これらのアプリケーションでは、高速な処理が必要であり、VLIWプロセッサが優れた性能を発揮することがあります。 VLIWアーキテクチャの開発者は、命令セットアーキテクチャ(ISA)の設計者と協力する必要があります。ISAの設計者は、プログラマーが最適な命令のパック方法を探すための情報を提供する必要があります。また、ISAの設計者は、VLIWアーキテクチャに最適な命令セットを設計することが求められます。 === マルチプロセッサシステムの概要 === マルチプロセッサシステムとは、複数のCPU(中央処理装置)を持つコンピュータシステムのことです。単一のCPUを持つシステムよりも高い処理能力と信頼性を実現できます。主な特徴は以下の通りです。 ; 並列処理 : マルチプロセッサシステムでは、複数のCPUが並列に動作するため、単一CPUシステムよりも高速な処理が可能です。ソフトウェアを適切に並列化することで、処理速度が飛躍的に向上します。 ; 負荷分散 : 複数のCPUに処理を分散させることで、システム全体の負荷を分散できます。ピーク時の負荷に対しても、適切に対応することができます。 ; 冗長性 : 複数のCPUを持つため、万一1つのCPUが故障しても、他のCPUで処理を継続できます。これにより、システムの信頼性が高まります。 ; 拡張性 : 必要に応じてCPUを追加するだけで、システムの処理能力を向上させることができます。 マルチプロセッサシステムは、大規模なデータセンターサーバーや高性能コンピューティング(HPC)システムなど、高い計算能力が求められる分野で広く利用されています。ただし、マルチプロセッサ環境での並列プログラミングは複雑になる傾向があり、適切な手法が必要となります。 === マルチコアプロセッサシステムの概要 === マルチコアプロセッサとは、1つのCPUチップ上に複数のプロセッサコアを集積した設計のCPUのことです。主な特徴は以下の通りです。 ; 並列処理能力 : 1つのCPUチップ上に複数のプロセッサコアが搭載されているため、並列処理能力が高くなります。各コアが独立してタスクを実行できるので、単一コアCPUよりも高速な処理が可能です。 ; 電力効率 単一コアCPUと比べて、同じ性能を実現するのに低い電力消費量で済みます。コア数を増やすことで、高クロック周波数にする必要がなくなるためです。 ; 小型化・低コスト化 : 1つのCPUチップに複数のコアを集積できるため、小型化とコストダウンが可能になります。 ; 拡張性 : コア数を増やすことで、CPUの処理能力を容易に拡張できます。 マルチコアプロセッサは、デスクトップPC、ノートPC、サーバー、モバイル機器などあらゆる分野で広く採用されています。しかし、単一コアCPUと比べてソフトウェアの並列化が必要になるため、プログラミングが複雑化する側面があります。 マルチコアCPUの性能を最大限に活かすには、マルチスレッドプログラミングなどの並列処理技術が重要になります。OSやコンパイラ、ミドルウェアなどのシステムソフトウェアの進化も欠かせません。 == コンピューターセキュリティ == コンピューターセキュリティは、コンピューターシステムやネットワーク、データを保護し、不正アクセスや損傷、情報漏洩などの脅威から守ることを目的としています。近年、サイバー攻撃の高度化や新たな脅威の出現により、セキュリティ対策の重要性がますます高まっています。 === コンピューターセキュリティの脅威と対策 === コンピューターセキュリティの主な脅威には、以下のようなものがあります。 ; マルウェア : コンピューターウイルス、ワーム、トロイの木馬などの悪意あるソフトウェア ; 不正アクセス : 認証を回避して不正にシステムやデータにアクセスする行為 ; サービス妨害 (DoS) 攻撃 : 大量のデータを送り付けてシステムを過負荷状態に陥れる攻撃 ; データ漏洩 : 機密データが意図せず外部に漏れる事態 これらの脅威に対して、以下のような対策が講じられます。 ; ソフトウェアの最新化 : OSやアプリケーションのセキュリティアップデートを適用 ; マルウェア対策ソフト : ウイルス対策ソフトやファイアウォールの導入 ; アクセス制御と認証強化 : 適切な権限管理と強力な認証方式の採用 ; 暗号化 : 機密データの暗号化による保護 ; ログ監視 : 不審な活動を検知するためのログ監視 ; セキュリティ教育 : 従業員に対するセキュリティ意識向上の教育 === アクセス制御と暗号化技術 === '''アクセス制御'''とは、システムやデータへのアクセスを適切に管理・制御する仕組みです。代表的な方式には以下のようなものがあります。 ; ロールベースアクセス制御 (RBAC) : ユーザーの役割に基づいてアクセス権限を設定する方式 ; 強力な認証方式 : 複合認証 (パスワードと生体認証の組み合わせなど) による本人確認の強化 '''暗号化技術'''は、データを特殊なアルゴリズムで変換して機密性と整合性を確保する技術です。主な暗号化方式は以下のとおりです。 ; 共通鍵暗号方式 : 同一の鍵を使って暗号化・復号を行う (AES、DESなど) ; 公開鍵暗号方式 : 暗号化と復号で異なる鍵を使う方式 (RSA、楕円曲線暗号など) ; ハッシュ関数 : 元のデータから短い固定長のデータ (ハッシュ値) を生成する一方向関数 これらの技術は、データの機密性と整合性を守るために広く利用されています。 === ネットワークセキュリティと脆弱性対策 === '''ネットワークセキュリティ''' は、ネットワーク接続をさまざまな脅威から守ることを目的としています。主な対策技術には以下のようなものがあります。 ; ファイアウォール : ネットワーク境界でパケットを監視・フィルタリングする ; VPN (仮想プライベートネットワーク) : 公開ネットワーク上に仮想の専用ネットワークを構築 ; IDS/IPS : 不正な通信を検知し、必要に応じて遮断する ; DLP (データ漏洩防止) : 機密データの持ち出しを防止する 一方、新たな脆弱性が発見されるたびに '''脆弱性対策''' が重要となります。主な対策には以下のようなものがあります。 ; ソフトウェアの更新 : ベンダーから提供されるセキュリティアップデートを適用 ; 脆弱性スキャン : 脆弱性検査ツールを用いてシステムの脆弱性をスキャン ; ペネトレーションテスト : 実際に攻撃を試みて脆弱性を特定する このように、さまざまな脅威に対してレイヤーを重ねた多層防御が求められます。また、セキュリティは常に進化する必要があり、継続的な対策が重要となります。 === コンプライアンス === コンピューターセキュリティにおいて、コンプライアンス(法令順守)は非常に重要な要素です。企業や組織は、関連する法令や規制、業界の標準などを遵守しなければなりません。一方で、コンプライアンスを達成する過程において、プライバシーの侵害などの人権問題が生じる可能性もあります。 ; コンプライアンスの主な側面 :; データ保護法令の順守: 個人情報保護法、GDPRなどの法令を順守したデータ管理 :; 業界固有の規制への準拠: 金融、医療など特定分野における規制への適合 :; セキュリティ基準の維持: ISO27001、NIST等の標準に基づくセキュリティ管理 ; コンプライアンスを実現する手段 : ポリシーおよび手順の文書化と従業員教育 : システム監査ログの保持と分析 : 定期的な脆弱性評価と是正対応 一方で、過剰な監視や抜き打ち監査は、'''プライバシー権の侵害'''になる可能性があります。このため、合法性と適切性を考慮しつつ、従業員のプライバシーを不当に侵害しないよう配慮する必要があります。 企業は法令順守とプライバシー保護のバランスを取る必要があり、双方の要請を満たすガバナンスが求められます。抜き打ち監査などの措置を講じる場合は、あらかじめルールを明確化し、必要最小限の範囲に限定するなど、人権への配慮が重要になります。 == コンピューターアーキテクチャーの応用 == コンピューターアーキテクチャーは、コンピューターシステムの設計や構造を決定する根幹技術です。様々な分野で広く応用されており、アーキテクチャーの進化によって新しい可能性が切り拓かれています。 === 様々な応用分野でのコンピューターアーキテクチャーの活用例 === ; 科学技術計算 : 気象予測、構造解析、分子シミュレーションなどの大規模計算 : 演算性能、メモリバンド幅、並列処理性能が重要 ; 人工知能 (AI) / 機械学習 : ディープラーニングなどの大規模データ処理 : GPU、専用AIチップの活用によるハイパフォーマンス化 ; マルチメディア処理 : 高解像度映像や3D CGの処理 : 並列処理能力と大容量メモリが必須 ; データベースシステム : 大規模データの高速検索と処理 : メモリアクセス性能とストレージI/Oが重要 このように、要求されるアーキテクチャーは分野によって異なり、用途に合わせた最適化が求められます。 === ハイパフォーマンスコンピューティングと量子コンピューティング === '''ハイパフォーマンスコンピューティング (HPC)''' は、大規模で計算集約型のタスクを高速に処理することを目的とします。HPCで重視される主なアーキテクチャー要素は以下の通りです。 : 高度に並列化された多コアCPUやGPU、専用アクセラレーターの活用 : 高バンド幅・低レイテンシのメモリサブシステム : 高スループット・低レイテンシのインターコネクト技術 一方、'''量子コンピューティング'''は、量子力学の原理を用いた革新的なコンピューティングパラダイムです。量子ビットを使った並列処理によって、従来の計算モデルを超えた能力が期待されています。 : 量子ビットの製造・制御・測定技術 : 量子エラー訂正によるノイズ耐性の実現 : 量子アルゴリズムの開発と最適化 量子コンピューターの実用化に向けて、ハードウェアとソフトウェアの両面から活発な研究開発が行われています。 {{See also|量子コンピューティング}} === IoT(Internet of Things)やエッジコンピューティングの技術動向 === '''IoT (モノのインターネット)''' は、様々な"モノ"がインターネットにつながり、データをやり取りすることを指します。センサーデバイスから大量のデータが発生するため、データの収集・処理にはエッジ側での分散アーキテクチャーが必要とされます。 : 省電力・低コストなエッジデバイス向けプロセッサー : エッジ側での軽量AIによるデータ処理 : エッジデバイスからクラウドへの効率的なデータ転送 '''エッジコンピューティング''' とは、データをクラウドに送る前にエッジ側で前処理を行う分散型アーキテクチャーです。エッジ側で機械学習やデータ加工を行うことで、クラウドの負荷を軽減することができます。 : 小型・低消費電力のエッジデバイス向けGPU/AIチップ : エッジ上でのデータの暗号化やデータ圧縮機能 : エッジとクラウドとの柔軟な負荷分散制御 このようにIoTシステムやエッジコンピューティングでは、省電力性と分散処理能力を兼ね備えた革新的なデバイスアーキテクチャーが求められています。 {{See also|IoT|エッジコンピューティング}} == おわりに == === コンピューターアーキテクチャーの将来について === コンピューターアーキテクチャーは、テクノロジーの進化に伴って常に変遷を遂げてきました。今後も新たな要求や課題に対応するため、アーキテクチャーは進化し続けることでしょう。 ==== ハードウェアの微細化の限界 ==== 半導体の微細化による集積度向上には物理的な限界があり、単一のプロセッサーでのパフォーマンス向上に限界が見えてきています。この課題を克服するため、以下のような取り組みが行われています。 * 特化した専用チップ(ASIC、FPGA)の活用 * チップ実装技術の革新(3D積層、光インターコネクトなど) * 量子コンピューターの実用化に向けた研究開発 ==== ソフトウェアの複雑化への対応 ==== AIやビッグデータなど、ソフトウェアが高度化・複雑化する中で、単一のアーキテクチャーでは要求を満たせなくなってきています。この課題に対しては以下が検討されています。 * ドメイン特化アーキテクチャー(DPA)の採用によるソフトウェア最適化 * マルチアーキテクチャー/ヘテロジニアスコンピューティングの活用 * オープンなハードウェア設計による柔軟性向上 将来のコンピューターアーキテクチャーは、可用性、性能、電力効率、コストなどを総合的に最適化したものになると考えられます。単一の万能なアーキテクチャーではなく、用途に応じた特化と分散が鍵となりそうです。 === まとめ === 本書では、コンピューターアーキテクチャーの基本概念から応用分野までを幅広く解説してきました。コンピューターの心臓部であるCPUをはじめ、メモリ、ストレージ、インターコネクトなどの構成要素について、その役割と動作原理を学びました。 さらに、パフォーマンス、電力効率、コストなどの観点からアーキテクチャーを評価・設計する手法を習得しました。また、コンピューターセキュリティやコンプライアンスの重要性についても理解を深めました。 最後に、ハイパフォーマンスコンピューティング、IoT/エッジコンピューティング、量子コンピューティングなど、様々な応用分野におけるアーキテクチャーの活用例を紹介しました。そして、将来のアーキテクチャー展望として、ハードウェア・ソフトウェアの課題と対応策について言及しました。 コンピューターアーキテクチャーは、コンピューターシステムを構築する上で不可欠な基盤技術です。この分野への理解を深めることで、パフォーマンス、省電力、コストなど様々な要求を満たすシステム設計が可能となります。本書が読者の皆様のスキルアップとソリューション検討の一助となれば幸いです。 [[Category:コンピュータ|あきてくちや]] emiqk2ddf6hd7jo2vzhpxswvm7ijs09 263350 263349 2024-11-11T23:08:47Z Ef3 694 /* 仮想記憶と仮想マシン */ コンテナなど追記 263350 wikitext text/x-wiki 提供されたWikitextを校閲・推敲・ファクトチェックし、以下のように改善しました: == はじめに == <!--コンピューターアーキテクチャーの教科書の「はじめに」の章--> コンピューターアーキテクチャーは、コンピューターの基礎的な仕組みと設計原理に関する学問分野です。 この分野では、コンピューターの構成要素、データ表現、命令セットアーキテクチャー(ISA)、マイクロアーキテクチャー、パイプライン処理、メモリー階層、入出力システム、並列処理、およびマルチプロセッシングに関するトピックを扱います。 本書は、コンピューターアーキテクチャーの基礎から応用までを体系的に解説し、実践的な知識を提供します。また、最新の技術動向や設計トレードオフについても詳しく説明します。 === コンピューターアーキテクチャーとは === コンピューターアーキテクチャーは、コンピューターシステムの構造と動作原理を定義する分野です。具体的には、以下の要素を包含します: * プロセッサーアーキテクチャー * メモリーシステム * 入出力アーキテクチャー * インターコネクト これらの要素は、以下の設計目標に基づいて最適化されます: * 性能(処理速度、レイテンシー、スループット) * 電力効率 * 信頼性 * セキュリティ * コスト === 学習目標 === 本書を通じて、読者は以下の知識・スキルを習得することができます: * コンピューターシステムの基本構成要素の理解 * 命令セットアーキテクチャーの設計原理 * プロセッサーの動作原理とパイプライン処理 * メモリーシステムの階層構造と最適化手法 * 並列処理とマルチコアアーキテクチャー * 性能評価手法 == コンピューターシステムの基礎 == コンピューターシステムは、ハードウェア、ソフトウェア、およびそれらを結ぶインターフェースから構成される情報処理システムです。 === コンピューターシステムの構成要素 === 主な構成要素は以下の通りです: ;ハードウェア :物理的な機器や部品 :* 中央処理装置(CPU) :* メインメモリー :* 二次記憶装置 :* 入出力装置 :* システムバス ;ソフトウェア :プログラムとデータの総称 :* オペレーティングシステム :* システムソフトウェア :* アプリケーションソフトウェア === ハードウェアとソフトウェアの関係 === ハードウェアとソフトウェアは階層的に構成され、以下の特徴があります: * ソフトウェアはハードウェア上で動作する抽象化層を提供 * オペレーティングシステムがハードウェア資源を管理 * アプリケーションはOSを介してハードウェアにアクセス === コンピューターシステムの性能指標 === ;実行時間 :プログラムの開始から終了までに要する時間 ;スループット :単位時間あたりの処理量 ;クロック周波数 :プロセッサーの動作周波数(単位: Hz) ;CPI(Cycles Per Instruction) :命令あたりの平均クロックサイクル数 ;IPC(Instructions Per Cycle) :クロックサイクルあたりの平均命令実行数 :CPIの逆数だが、現代のプロセッサーでは並列実行により1を超えることがある ;MIPS(Million Instructions Per Second) :1秒あたりの実行命令数(百万単位) :異なるISA間での比較には適さない ;FLOPS(Floating-point Operations Per Second) :1秒あたりの浮動小数点演算数 :科学技術計算の性能指標として使用 ;メモリー帯域幅 :メモリーとプロセッサー間のデータ転送速度(bytes/sec) == 命令セットアーキテクチャー == 命令セットアーキテクチャー(ISA)は、プロセッサーが理解し実行できる機械語命令の仕様を定義します。ISAは、アプリケーションプログラミングインターフェース(API)として機能し、ハードウェアとソフトウェアの境界を形成します。 === 命令セットの概要 === 命令セットは、プロセッサーが実行可能な命令の完全な集合です。主なISAファミリーには以下があります: ;CISC(Complex Instruction Set Computing) :AMD64やx86など、複雑な命令を多数持つアーキテクチャー :メモリ操作を含む豊富な命令セット :可変長命令フォーマット ;RISC(Reduced Instruction Set Computing) :ARM、RISC-V、PowerPCなど、単純な命令を基本とするアーキテクチャー :ロード/ストアアーキテクチャー :固定長命令フォーマット === AMD64命令の種類とフォーマット === AMD64アーキテクチャーは、x86アーキテクチャーの64ビット拡張です。主な命令カテゴリーは以下の通りです: ;データ転送命令 :<code>mov</code>、<code>push</code>、<code>pop</code>、<code>xchg</code>など :例(AT&T構文): :<syntaxhighlight lang=asm> movq $0x1234, %rax # 即値をRAXに格納 movq %rax, %rbx # RAXの値をRBXに転送 pushq %rax # RAXの値をスタックにプッシュ </syntaxhighlight> ;算術演算命令 :<code>add</code>、<code>sub</code>、<code>mul</code>、<code>div</code>、<code>inc</code>、<code>dec</code>など :例: :<syntaxhighlight lang=asm> addq $1, %rax # RAXに1を加算 subq %rbx, %rax # RAXからRBXを減算 imulq $4, %rax # RAXを4倍 </syntaxhighlight> ;論理演算命令 :<code>and</code>、<code>or</code>、<code>xor</code>、<code>not</code>など :例: :<syntaxhighlight lang=asm> andq $0xf, %rax # RAXと0xfのAND演算 xorq %rax, %rax # RAXをゼロクリア(自身とのXOR) </syntaxhighlight> ;制御転送命令 :<code>jmp</code>、<code>je</code>、<code>jne</code>、<code>call</code>、<code>ret</code>など :例: :<syntaxhighlight lang=asm> cmpq $0, %rax # RAXと0を比較 je .L1 # ゼロの場合、L1にジャンプ call printf # printf関数を呼び出し </syntaxhighlight> === 命令のエンコーディング === AMD64の命令は可変長フォーマットを採用し、1〜15バイトの範囲です。基本的な構造: * プリフィックス(オプション):REX、オペランドサイズ、アドレスサイズなど * オペコード:1〜3バイト * ModR/M(必要な場合):オペランドの指定 * SIB(必要な場合):スケール-インデックス-ベースアドレッシング * ディスプレースメント(必要な場合) * 即値(必要な場合) 例: :<syntaxhighlight lang=asm> movq $0x1234, %rax </syntaxhighlight> のエンコーディング: :<syntaxhighlight lang=text> 48 c7 c0 34 12 00 00 </syntaxhighlight> * 48: REXプリフィックス(64ビット操作) * c7: MOV即値のオペコード * c0: ModR/M(レジスタRAX直接) * 34 12 00 00: 32ビット即値 === 命令の実行サイクル === 現代のプロセッサーは、以下の基本的な実行ステージを持ちます: # 命令フェッチ(IF) # 命令デコード(ID) # 実行(EX) # メモリアクセス(MEM) # レジスタ書き戻し(WB) これらのステージは、パイプライン処理により並列実行されます。AMD64プロセッサーは、アウトオブオーダー実行や投機的実行などの高度な最適化技術も採用しています。 より具体的な事例や実装を含めて書き直しました: == マイクロアーキテクチャー == マイクロアーキテクチャーは、プロセッサーの命令セットアーキテクチャー(ISA)を実際のハードウェアとして実装するための設計手法です。例えばx86-64 ISAは、IntelのSkyLakeやAMDのZenなど、異なるマイクロアーキテクチャーによって実現されています。 === 基本構成と実装 === 現代のマイクロアーキテクチャーは、命令フェッチ、デコード、実行、メモリアクセス、ライトバックの5段階のパイプラインを基本としています。例えばIntel Core i7プロセッサーでは、14~19段のパイプラインを採用し、1クロックあたり最大4命令をデコードできます。 命令実行の中核となる実行ユニットには、整数演算器(ALU)、浮動小数点演算器(FPU)、SIMD演算器などが含まれます。最新のプロセッサーでは、AVX-512などの高度なSIMD命令をサポートし、1サイクルあたり最大512ビットのデータを並列処理できます。 === キャッシュ階層と分岐予測 === メモリアクセスの高速化のため、L1(32KB~64KB)、L2(256KB~1MB)、L3(数MB~数十MB)の3階層のキャッシュを実装するのが一般的です。例えばAMD Ryzenプロセッサーは、コアごとに32KBのL1命令キャッシュと32KBのL1データキャッシュ、512KBのL2キャッシュ、さらにCCX(Core Complex)ごとに16MBのL3キャッシュを搭載しています。 分岐予測には、2ビットカウンタによる動的予測や、分岐履歴テーブル(BHT)、分岐ターゲットバッファ(BTB)などの技術が使用されます。最新のプロセッサーでは予測精度が95%を超えており、分岐ミス予測によるパイプラインストールを最小限に抑えています。 === 省電力技術 === 現代のプロセッサーには様々な省電力機能が実装されています。Intel SpeedStepやAMD Cool'n'Quietに代表される動的周波数・電圧制御(DVFS)は、負荷に応じてクロック周波数と供給電圧を0.1GHz単位で細かく調整します。また、未使用のコアやキャッシュの電源をオフにするパワーゲーティングや、アイドル時に深い省電力状態(C6など)に移行する機能も実装されています。 === 最新の傾向 === 近年のマイクロアーキテクチャーでは、ビッグ・リトルアーキテクチャーの採用が進んでいます。例えばIntel AlderLakeは、高性能なPコアと省電力なEコアを組み合わせ、用途に応じて使い分けることで、性能と電力効率の両立を図っています。また、AMDのチップレット設計のように、複数のダイを組み合わせる手法も一般的になりつつあります。 セキュリティ面では、Spectre/Meltdownなどの脆弱性対策として、投機的実行の制御やキャッシュの分離などのハードウェア的な対策が実装されています。これらの対策は若干の性能低下を伴いますが、セキュリティと性能のバランスを取りながら改良が続けられています。 == マイクロコード == マイクロコードは、プロセッサーの複雑な命令セット(ISA)を、より単純な内部操作の組み合わせとして実装するための制御プログラムです。例えばx86プロセッサーでは、1つのCISC命令を複数の基本的なマイクロ操作(μops)に分解して実行します。 === 基本構造と動作 === マイクロコードは、プロセッサー内部のROMに格納された専用のプログラムとして実装されています。例えばIntel Skylakeアーキテクチャでは、複雑なx86命令をデコードする際、マイクロコードROMから対応するμopsのシーケンスを取り出し、実行パイプラインに供給します。 典型的なマイクロコード実装では、以下の要素が含まれます: * '''マイクロコードROM''':基本的なマイクロ命令シーケンスを格納 * '''シーケンサー''':マイクロ命令の実行順序を制御 * '''マイクロ命令レジスタ''':現在実行中のマイクロ命令を保持 * '''制御信号生成器''':各ハードウェアユニットへの制御信号を生成 === 実用的な応用 === マイクロコードは以下のような場面で重要な役割を果たしています: ; 命令エミュレーション : x86プロセッサーにおける文字列操作命令(MOVS、STOS等)は、マイクロコードによって基本的なメモリ操作の連続として実装されています。これにより、複雑な命令をハードウェアで直接実装する必要がなくなります。 ; 例外処理 : ページフォールトやデバイス割り込みなどの例外発生時、マイクロコードは現在の実行状態の保存や例外ハンドラへの制御移行を行います。 ; マイクロコード更新 : プロセッサーの製造後に発見されたバグの修正や、セキュリティ脆弱性(Spectre/Meltdownなど)への対策として、マイクロコードアップデートが配布されます。 === 最適化と性能への影響 === 現代のプロセッサーでは、頻繁に使用される単純な命令(ADD、MOV等)はハードウェアデコーダーで直接μopsに変換され、マイクロコードROMを使用しません。一方、複雑な命令(CPUID、SYSCALL等)はマイクロコードシーケンスとして実装され、実行に数十サイクルを要することがあります。 {{コラム|width=100%|水平マイクロコードと垂直マイクロコード|2=マイクロコードの実装方式は、制御信号の生成方法によって大きく2種類に分類されます: ; 水平マイクロコード :* 各制御信号を直接指定するビット幅の広い形式 :* Intel 8086などの初期のプロセッサーで採用 :* 高速だが命令語が長く、ROM容量を多く必要とする ; 垂直マイクロコード :* 制御信号をエンコードした命令形式 :* 現代のプロセッサーで一般的 :* ROM容量を節約でき、柔軟な実装が可能 :* デコード段階が必要で若干のオーバーヘッドあり 現代のプロセッサーでは、主に垂直マイクロコードを採用しつつ、クリティカルパスには水平マイクロコード的な直接制御を組み合わせることで、柔軟性と性能のバランスを取っています。 }} == CPUの構成と動作 == === CPUの構成要素 === CPUは、制御ユニット、演算ユニット、レジスタ、バス、クロックなどの構成要素で構成されます。制御ユニットは、プログラムカウンタから次の命令を取り出して、命令を解読し、演算ユニットに命令を送信する役割を持ちます。演算ユニットは、算術演算や論理演算を実行し、結果をレジスタに保存します。レジスタは、CPU内の一時的な記憶装置であり、データを保持するために使用されます。バスは、CPUと他のコンポーネント(メモリや入出力装置など)の間でデータを転送するために使用されます。クロックは、CPU内の各コンポーネントが同期して動作するために必要なタイミング信号を生成します。 === パイプライン処理とスーパースカラー処理 === CPUの処理速度を向上させるために、パイプライン処理やスーパースカラー処理が使用されます。パイプライン処理は、複数の命令を同時に実行することができるため、CPUの性能を向上させることができます。スーパースカラー処理は、1つの命令を複数の演算ユニットで同時に実行することができるため、より高速な処理を実現することができます。 ==== パイプライン処理 ==== パイプライン処理は、コンピューターアーキテクチャーにおける重要な概念の1つであり、複数の命令を同時に実行することで処理速度を高速化する方法です。パイプライン処理は、命令の実行に必要なステップを複数の段階に分割し、各ステップを同時に実行することによって実現されます。 パイプライン処理には、以下の5つの段階があります。 # 取得(Fetch):命令をメモリから取得する。 # デコード(Decode):命令を解読し、実行に必要な情報を取り出す。 # メモリ読み出し(Memory Read):必要に応じて、メモリにアクセスしてデータを読み出す。 # 実行(Execute):命令を実行する。 # メモリ書き込み(Memory Write):必要に応じて、メモリにアクセスしてデータを書き込む。 各ステップは、前のステップが完了すると同時に開始されます。これにより、複数の命令が同時に処理されるため、処理速度が向上します。 ただし、パイプライン処理にはいくつかの課題があります。例えば、命令間の依存関係がある場合、次の命令が実行される前に前の命令が完了するまで待たなければならないため、パイプライン処理の効果が減少します。また、分岐命令の場合、どちらの分岐が実行されるかわからないため、パイプライン処理を途中で中断し、処理速度が低下することがあります。 これらの課題を解決するために、パイプライン処理にはいくつかの改善策があります。例えば、アウト・オブ・オーダー実行(Out-of-Order Execution)や分岐予測(Branch Prediction)などがあります。アウト・オブ・オーダー実行は、命令を実行する順序を変更することで依存関係を解決し、分岐予測は、分岐命令の実行先を予測することでパイプライン処理を途中で中断する回数を減らすことができます。 ==== スーパーパイプライン ==== スーパーパイプラインという手法では、最も時間のかかるパイプラインのステージを2つ以上に分割することで、クロック周波数の上限を引き上げることができます。ステージ数を無制限に増やすと、分岐が発生した場合のペナルティが増大するため、慎重に考慮する必要があります。また、クロック周波数を上げることで消費電力が増加するため、電力消費にも配慮する必要があります。 ==== スーパースカラー ==== スーパースカラープロセッサーは、シングルプロセッサ内での命令レベル並列性と呼ばれる形式の並列性を実装したCPUです。スカラープロセッサーは、1つのクロックサイクルあたり最大1つの単一の命令しか実行できないのに対し、スーパースカラープロセッサーは、同時に複数の命令をプロセッサ内の異なる実行ユニットに送信することで、1つのクロックサイクル中に複数の命令を実行できます。 スーパースカラーテクニックは、通常以下の特徴と関連付けられます: * 命令はシーケンシャルな命令ストリームから発行される * CPUが実行時に命令間のデータ依存性を動的にチェックする * CPUは1クロックあたり複数の命令を実行することができる === ハザード === ハザードとは、コンピュータアーキテクチャにおいて、命令実行の順序に関する問題のことを指します。ハザードが発生すると、正しい結果を得るために必要な命令実行の順序が乱れてしまうことがあります。 ハザードの種類には、データハザード、制御ハザード、構造ハザードなどがあります。データハザードは、命令が必要とするデータがまだ用意されていない場合に発生します。制御ハザードは、分岐命令などの制御フローを変更する命令の実行によって発生します。構造ハザードは、複数の命令が同時に実行されることによって、実行ユニットなどのリソースが競合することで発生します。 ハザードが発生すると、プログラムの実行速度が遅くなるため、高速なコンピュータアーキテクチャを設計する場合には、ハザードの解決方法について十分に考慮する必要があります。 === 投機的実行 === 投機的実行(Speculative Execution)は、コンピュータのプロセッサが命令の実行を事前に行うことで、全体の処理速度を向上させる技術です。この技術では、次に実行される可能性が高い命令を予測し、あらかじめ実行しておきます。予測が正しい場合、結果をそのまま使用し、実行時間の短縮が実現されます。一方、予測が誤っていた場合は、事前に実行した結果を破棄し、正しい命令の実行に切り替えます。 投機的実行は特に複雑なプログラムにおいて有効で、CPUのパフォーマンス向上に寄与します。しかし、近年のMeltdownやSpectreといった脆弱性によって、セキュリティ上のリスクも存在することが指摘されています。こうした脆弱性は、予測実行の結果として生成されたデータが外部から推測可能になることで生じるため、投機的実行の使用には注意が必要です。 === アウト・オブ・オーダー実行 === アウト・オブ・オーダー実行(Out-of-order Execution)は、命令を直列ではなく、依存関係に応じて順序を入れ替えて実行する方式です。通常、プロセッサはプログラムの命令を上から順に実行しますが、ある命令が必要なデータを待っている間に、実行可能な他の命令があれば、それらを先に処理します。 アウト・オブ・オーダー実行では、未実行の命令を一時的にバッファに格納し、依存関係が解消されたものから順に実行します。これにより、プロセッサが処理を待つことなく多くの命令を同時に処理できるため、プログラムの実行効率が大幅に向上します。この技術は、現代の高速プロセッサに広く採用されており、CPUのパフォーマンス向上のために重要な役割を果たしています。 ただし、アウト・オブ・オーダー実行は、命令が順番通りに実行されないため、プログラムの結果や状態管理に特別な考慮が必要となることがあります。このため、設計や実装において正確な同期と結果の整合性が求められます。 === ベクトル計算機 === ベクトルプロセッサとは、ベクトル演算に特化したコンピュータプロセッサです。ベクトル演算は、多くの数値演算処理において重要であり、3Dグラフィックス、物理シミュレーション、科学技術計算、人工知能などに利用されます。 ベクトルプロセッサは1つの命令で同じ型の複数のデータ要素を同時に処理できるため、膨大な量のデータを効率的に処理できます。スカラープロセッサに比べて高速で、特にベクトル演算に適しているため、複雑な計算を迅速に行えます。用途としては、気象予報、シミュレーション、分子動力学などが挙げられます。また、GPUなど他の特殊プロセッサと組み合わせて使用されることもあります。 最近の一般的なCPUもベクトル演算をサポートしているため、特化型のベクトルプロセッサは減少傾向にありますが、特定の分野では依然として重要です。 === SIMD === SIMD (Single Instruction, Multiple Data)は、1つの命令で複数のデータを同時に処理するアーキテクチャです。SIMDはベクトル処理として知られ、同じ操作を複数のデータに適用します。例えば、多数の画像ピクセルを一度に処理することで効率を向上させることができます。 SIMDはCPU、GPU、DSPなど多様なプロセッサで使用され、画像処理、ビデオ処理、音声処理、科学的シミュレーションなどで活用されています。特に、1命令で多数のデータを処理するため、プログラマが明示的なループを記述する必要がなく、実行速度が向上します。ただし、データの依存関係がある場合には適用が制限される場合があります。 以下にSIMDを採用した一般的な命令セットの例を挙げます: # '''x86のSSE(Streaming SIMD Extensions)''': インテルのx86アーキテクチャにおけるSIMD命令セット。浮動小数点や整数演算のSIMD命令を提供し、SSE1からSSE4.2まで進化してきました。 # '''ARMのNEON''': ARMアーキテクチャ向けのSIMD命令セットで、主にマルチメディア処理向けに設計されています。 # '''IBMのAltiVec/VMX/VSX''': PowerPCアーキテクチャで使われるSIMD拡張命令セットで、音声や画像処理で利用されています。 # '''ARMのSVE(Scalable Vector Extension)''': ARMv8-Aアーキテクチャで導入された可変長ベクトルを扱う命令セット拡張で、柔軟なベクトル演算が可能です。 ==== 具体的なコード例 ==== 以下に、SSE(Streaming SIMD Extensions)を使用したアセンブリ言語での浮動小数点数の乗算例を示します。 :<syntaxhighlight lang=asm> section .data vectorA dd 1.0, 2.0, 3.0, 4.0 ; 浮動小数点数配列A vectorB dd 2.0, 2.0, 2.0, 2.0 ; 浮動小数点数配列B result dd 0.0, 0.0, 0.0, 0.0 ; 結果を格納する配列 section .text global _start _start: movups xmm0, [vectorA] ; ベクトルAをXMM0レジスタにロード movups xmm1, [vectorB] ; ベクトルBをXMM1レジスタにロード mulps xmm0, xmm1 ; XMM0とXMM1を乗算し、結果をXMM0に格納 movups [result], xmm0 ; XMM0の結果をメモリに格納 ; 結果を使用する処理をここに記述する </syntaxhighlight> この例では、SSEレジスタに浮動小数点数配列をロードし、<code>mulps</code>命令で乗算を実行しています。その後、<code>movups</code>命令で結果をメモリに格納します。これはx86アーキテクチャのSSEの例ですが、アーキテクチャやプラットフォームによってアセンブリコードは異なる場合があります。 === マルチスレッディング === マルチスレッディングは、コンピューターアーキテクチャの一種であり、複数のスレッドが同時に実行されることを可能にする技術です。 スレッドは、プログラム内で独立して実行される実行単位であり、プログラムの実行をより効率的に行うことができます。マルチスレッディングは、プログラム内の複数のスレッドが同時に実行されることにより、プログラムのパフォーマンスを向上させることができます。 具体的には、マルチスレッディングにより、複数のタスクを同時に実行できるため、システムのレスポンス時間を短縮することができます。また、マルチスレッディングは、並列処理を可能にするため、複数のCPUコアを最大限に活用することができます。 一方で、マルチスレッディングを実装するには、スレッド同士の競合状態や、スレッド間でのデータの共有など、いくつかの課題があります。そのため、適切に実装しないと、プログラムの動作が不安定になったり、効率が悪化することがあります。 マルチスレッディングは、コンピューターアーキテクチャの中でも重要な技術の一つであり、現代の多くのプログラムで利用されています。 === SMT(Simultaneous Multithreading)=== Simultaneous Multithreading(SMT)は、CPUのコア数を増やさずに複数のスレッドを同時に実行する技術です。SMTにより、1つの物理コア内で複数のスレッドが同時に命令を実行でき、CPUの効率と稼働率が向上します。各スレッドは独自のレジスターセットと命令フェッチャーを持ちながらも、物理的コアを共有することで、単一スレッドの実行よりも性能を向上させることが可能です。 SMTはマルチスレッドアプリケーションや複数タスクを並行して処理できるアプリケーションで効果的です。代表的なSMT実装には以下が含まれます: * '''IntelのHyper-Threading Technology(HT Technology)''': IntelのSMT技術で、1つのコア内で複数のスレッドを同時実行することで、スループットを向上させる。 * '''AMDのSMT''': AMDプロセッサでの実装で、IntelのHTとは異なる手法で複数スレッドの同時実行を最適化。 * '''IBM POWERのSMT''': IBMのPOWERプロセッサで採用される高性能計算向けSMT。 === バレルプロセッサー === バレルプロセッサーは、毎サイクルで異なるスレッドを切り替えるCPUの設計手法です。「交互配置(interleaved)」または「細粒度の時分割マルチスレッディング」とも呼ばれ、各スレッドは独自のプログラムカウンターやレジスタを持ち、複数のスレッド間で実行を交代させます。 ; Cスローイング手法 : Cスローイング(C-slowing)は、単一タスク向けのプロセッサ設計から自動的にバレルプロセッサを生成する技術で、n-wayバレルプロセッサーが生成されます。生成されたプロセッサは元の速度の約1/nで動作し、仮想的に複数のプロセッサが並列動作するようになります。 ; 歴史 : 初期のバレルプロセッサ例には、CDC 6000シリーズのI/O処理システムがあり、10個の仮想プロセッサが1つの命令を順次実行する設計が採用されていました。こうした設計は、ハードウェアコストの削減や効率的なメモリ利用を目的としています。 ; 主な例 :* '''Honeywell 800''': 8プログラムの並列処理が可能。 :* '''Tera MTA''': 128スレッド/コアの大規模バレルプロセッサで、Cray Urika-GDなどで使用。 :* '''National Semiconductor COP400''': 2スレッドのバレルプロセッサー。 :* '''XMOS XCore XS1''': 1コアあたり8スレッドの組み込み用プロセッサ。 ; シングルスレッドプロセッサーとの比較 ; 利点: :* キャッシュミスやパイプライン停止時に他スレッドが有効動作。 :* 設計が容易でリアルタイムアプリケーションに向く。 ; 欠点: :* 各スレッドの状態を保持するためレジスタ数が増加。 :* キャッシュ共有や専用設計によりコストが上がる可能性。 === CPUの動作モードと割り込み処理 === CPUには、ユーザーモードとカーネルモードの2つの動作モードがあります。ユーザーモードでは、一般ユーザーが使用するアプリケーションが実行されます。一方、カーネルモードでは、オペレーティングシステムが実行され、システムの管理や保護を行います。割り込み処理は、外部からの信号(割り込み)が発生した場合に、CPUが現在実行しているプログラムを一時停止して、割り込み処理を実行することです。 == メモリの構成と動作 == コンピューターアーキテクチャにおけるメモリは、データやプログラムを一時的に保持し、システムのパフォーマンスに直接影響を与える重要な要素です。この章では、メモリの種類、階層構造、アクセス方法、速度、そしてキャッシュメモリの動作原理と設計について詳しく説明します。 === メモリの種類と階層構造 === メモリには、主に '''DRAM(Dynamic Random Access Memory)''' と '''SRAM(Static Random Access Memory)''' の2種類があります。'''DRAM''' は大容量のメモリとして使用される一方、'''SRAM''' は高速動作が求められるキャッシュメモリとして利用されます。 メモリシステムは階層的に構成されており、CPUに近いほど高速で小容量、遠いほど低速で大容量のメモリが配置されます。この階層構造には、'''レジスタ'''、'''キャッシュメモリ'''、'''メインメモリ'''(主記憶)、そして'''補助記憶装置'''(ディスクやSSDなど)が含まれます。階層を設計することで、システム全体の効率を最大限に高めることが可能です。 === メモリアクセスの方法と速度 === メモリへのアクセス方法には、'''ランダムアクセス'''と'''シーケンシャルアクセス'''の2つがあります。 * '''ランダムアクセス'''は、RAM(ランダムアクセスメモリ)で使われる一般的な方法で、指定されたアドレスに直接アクセスします。DRAMやSRAMのような半導体メモリでは、この方法が用いられます。 * '''シーケンシャルアクセス'''は、テープや磁気ディスクのようなストレージメディアで使用される方式で、データが物理的な順番に並んでいるため、順次アクセスする必要があります。 メモリアクセスの速度は、'''アクセス時間'''や'''レイテンシ'''と呼ばれる指標で評価されます。キャッシュメモリやSRAMのような高速なメモリは、より短いアクセス時間を持ち、メインメモリや補助記憶装置に比べて非常に迅速にデータを提供します。 === キャッシュメモリの原理と設計 === '''キャッシュメモリ'''は、メインメモリよりも高速な一時的なデータ保管場所であり、CPUに近い位置に配置されます。キャッシュメモリの主な目的は、CPUが頻繁にアクセスするデータを一時的に保存し、メインメモリよりも速くデータを供給することです。これにより、システム全体の性能が向上します。 キャッシュメモリには主に2つのアーキテクチャが存在します: * '''直接マップキャッシュ''':各メモリアドレスが一意にキャッシュラインにマッピングされます。設計が簡単ですが、特定のメモリアドレスが頻繁に使用される場合、キャッシュミスが発生しやすくなります。 * '''セットアソシアティブキャッシュ''':複数のキャッシュラインを1つのセットにまとめ、各セットに任意のメモリアドレスがマッピングされる方式です。この設計は柔軟性が高く、キャッシュヒット率が向上しますが、実装が複雑になります。 キャッシュメモリの効果的な設計は、'''キャッシュヒット率'''を最大化し、'''キャッシュミス'''によるパフォーマンス低下を最小限に抑えることが求められます。 == 入出力システム == 入出力システムは、コンピューターアーキテクチャーの一部であり、コンピューターとユーザーまたは他のデバイスとの間のデータ転送を担当します。この章では、入出力システムの基本的な要素に焦点を当てます。 === 入出力デバイスの種類と接続方式 === 入出力デバイスは、データを受信または送信するために使用される機器です。例えば、マウス、キーボード、ハードディスク、プリンタ、スピーカーなどが挙げられます。これらのデバイスは、異なる種類の接続方式を使用して、コンピューターシステムに接続されます。例えば、USB、PS/2、Serial、Parallel、Ethernetなどです。 === 入出力制御方式 === 入出力制御方式は、入出力デバイスとコンピューターシステムの間でデータを転送するために使用されます。コンピューターシステムは、プログラムによって制御され、デバイスドライバを使用して、入出力制御方式を設定します。主な入出力制御方式には、プログラム制御、ポーリング制御、割り込み制御があります。 === DMAによる高速なデータ転送 === DMAは、Direct Memory Accessの略語で、入出力制御方式の一つです。DMAを使用すると、デバイスとメモリの間でデータを転送するために、CPUを使用する必要がなくなります。これにより、CPUが他の処理を実行できるため、データ転送速度が向上します。DMAによって高速なデータ転送が可能になるため、オーディオやビデオなどのリアルタイム処理が必要なアプリケーションでよく使用されます。 == 仮想記憶と仮想マシン == コンピューターアーキテクチャーにおいて、仮想記憶と仮想マシンは非常に重要な概念です。これらは、計算資源の効率的な利用やソフトウェアの柔軟性を大幅に向上させるために利用されています。 === 仮想記憶 === 仮想記憶は、物理メモリ以上の大容量メモリを使用するように見せる技術です。これにより、以下のような利点があります: * '''メモリ拡張''':物理メモリの容量に制約されず、大規模なプログラムを実行できる。 * '''効率的なリソース利用''':必要なメモリ領域のみを物理メモリ上にロードし、不必要な部分は補助記憶装置(例:ハードディスクやSSD)にスワップアウトして保管可能。 * '''プログラムの隔離''':各プログラムが独立した仮想アドレス空間を持つため、他のプログラムの影響を受けずに動作できる。 仮想記憶は、ページングやセグメンテーションといった技術を通じて実現され、現代のオペレーティングシステム(例:Unix、macOS、Windows、Linux)では一般的に使用されています。 === 仮想マシン === 仮想マシン(Virtual Machine, VM)は、ソフトウェアによって物理コンピューターを仮想化し、その上で独立したコンピューティング環境を提供します。仮想マシンには以下のような特徴と利点があります: * '''独立した環境''':仮想マシンは、ホストシステムと隔離された仮想的なハードウェアを提供し、オペレーティングシステムやアプリケーションを独立して実行できる。 * '''移植性''':仮想マシンのファイル形式により、異なるハードウェア間でも環境を移行しやすい。 * '''多重実行''':仮想化技術を利用して複数の仮想マシンを同じ物理コンピューター上で並行して実行することが可能。 現代の仮想化技術としては、ハイパーバイザー(例:VMware、Hyper-V、KVM)やコンテナ技術(例:Docker、Kubernetes)も発展しており、仮想マシンとコンテナは異なるアプローチで仮想化を実現しています。 === 仮想記憶と仮想マシンの比較 === 仮想記憶と仮想マシンは、それぞれ異なる目的で利用されますが、リソースを抽象化し、効率的な利用を可能にするという点で共通しています。 {| class="wikitable" style="margin: 0 auto;" |+ 仮想記憶と仮想マシンの比較 |- ! 特徴 !! 仮想記憶 !! 仮想マシン |- ! 主な目的 | メモリの効率的な利用 || コンピューター全体の仮想化 |- ! 使用領域 | メモリ || CPU、メモリ、ストレージ、ネットワーク |- ! 分離の対象 | 各プログラムのメモリ空間 || 各仮想マシンの全環境 |- ! 実装技術 | ページング、セグメンテーション || ハイパーバイザー、コンテナ |} === 最新の仮想化技術 === 現在、仮想マシンに加えて、コンテナ仮想化が主流となっています。コンテナは、仮想マシンと異なり、OSカーネルを共有しながらアプリケーションの実行環境を独立させる軽量な仮想化技術です。代表的なツールには、[[Docker]]や[[Kubernetes]]があります。コンテナ技術は、リソースの軽量化や高速なデプロイを可能にし、特にクラウド環境での利用が増えています。 仮想化の進展は、クラウドコンピューティングやDevOpsの導入を加速させ、IT環境の柔軟性と効率性を大幅に向上させています。 == コンピューターアーキテクチャーの進化 == === プロセッサの性能向上の歴史 === コンピューターアーキテクチャーの教科書の「プロセッサの性能向上の歴史」の章を日本語で執筆してください。コンパクトにしてください。信頼に足る情報源を出典として最後に示してください。 プロセッサの性能は、その歴史の中で劇的な向上を遂げてきました。この進化は、いくつかの主要な技術革新によって可能になりました。 最初のコンピュータは、命令を1つずつ実行する「シングルストリームアーキテクチャ」を採用していました。その後、パイプライン処理、スーパースカラー処理、およびマルチプロセッサ処理などの技術が登場し、性能を飛躍的に向上させました。また、より高速なクロック速度、キャッシュメモリ、および浮動小数点演算ユニットの実装も大きな役割を果たしました。 しかし、性能の向上には物理的な限界もあります。高速なクロック速度を実現するためには、高度な冷却技術が必要です。さらに、エネルギー消費量も増加するため、省エネルギーの要求も増えています。 今後は、より効率的なプロセッサアーキテクチャの探求、新しい素材やデバイスの開発、および人工知能などの新しい分野の要件に対応するための特化が求められます。 出典:John L. Hennessy, David A. Patterson. (2017). Computer Architecture: A Quantitative Approach. Sixth Edition. == コンピューターアーキテクチャー年表 - 電子計算機の進化をたどる - == コンピューターアーキテクチャーは、コンピューターの内部構造やデータ処理の方式を決める設計のことである。 このアーキテクチャーは、時代とともに進化を遂げており、以下にその年表をまとめた。 * 1945年:ジョン・フォン・ノイマンの「EDVAC報告書」が発表され、現代のコンピューターアーキテクチャーの基礎となる「フォン・ノイマンアーキテクチャー」が誕生した。 * 1951年:世界初の商用コンピューター「UNIVAC I」が誕生した。このコンピューターは、汎用性があり、複数のプログラムを処理できる特徴があった。 * 1964年:IBMがメインフレームコンピューター「System/360」を発表した。このコンピューターは、異なる規模や機能のコンピューターが同じソフトウェアを実行できるように設計されており、コンピューターの標準化を促すことになった。 * 1971年:インテルがマイクロプロセッサ「4004」を発表した。これは、コンピューターのCPUを1つのチップにまとめた世界初の製品であった。 * 1977年:Appleが「Apple II」を発売し、個人用コンピューターの時代が幕を開けた。このコンピューターは、簡単な操作と互換性の高い周辺機器が特徴であった。 * 1981年:IBMが「PC XT」を発売し、IBM PC互換機が誕生した。これにより、様々なメーカーがIBM PC互換機を生産するようになり、パーソナルコンピューターの普及が進んだ。 * 1991年:マイクロソフトが「Windows 3.0」を発売し、グラフィカルなインターフェースが一般的になった。 * 2001年:アップルが「iPod」を発売し、ポータブル音楽プレイヤー市場を席巻した。 * 2007年:アップルが「iPhone」を発売し、スマートフォン市場が大きく変革された。iPhoneは、従来の携帯電話とは異なり、大画面・タッチスクリーン・アプリケーションの利用などの新機能を持ち、新しいスマートフォン市場を築いた。 * 2010年:アップルが「iPad」を発売し、タブレット市場を牽引した。iPadは、軽量で持ち運びが容易であり、タッチスクリーンでの直感的な操作ができることが特徴である。 * 2011年:グーグルが「Chromebook」を発売し、クラウドコンピューティングの普及を促した。Chromebookは、インターネットに接続することで、クラウド上のアプリケーションやデータを利用できるコンピューターである。 * 2015年:マイクロソフトが「Windows 10」を発売し、Windowsの新しいバージョンが登場した。Windows 10は、従来のWindowsに比べて使いやすさやセキュリティ性が向上しており、多くのユーザーに支持されている。 * 2020年代:AI技術の進化により、コンピューターアーキテクチャーは大きな変革を迎えることが期待されている。例えば、深層学習を用いたニューラルネットワークが、高度な画像認識や自然言語処理などの分野で活用されており、これらの技術がますます進化することで、コンピューターの性能が飛躍的に向上する可能性がある。また、クラウドコンピューティングや量子コンピューティングなど、新しい分野でも進化が期待されている。 ==== フォン・ノイマンアーキテクチャー ==== フォン・ノイマンアーキテクチャーは、現代のコンピューターアーキテクチャーの基礎となっている設計原理の一つです。このアーキテクチャーは、コンピューターのプログラムとデータを同じメモリ空間に格納し、プログラムとデータを同じように扱うことができます。また、プログラムを変更することで、コンピューターが実行するタスクを簡単に変更できます。 フォン・ノイマンアーキテクチャーは、1945年にジョン・フォン・ノイマンによって提唱され、EDVACコンピューターの設計に使用されました。その後、多くのコンピューターアーキテクチャーがこの設計原理に基づいて開発され、現代のコンピューターに至るまで影響を与えています。 出典:A.S. Tanenbaum and H. Bos, "Computer Organization and Architecture: Designing for Performance," Pearson, 2006. === 黎明期 === コンピューターの歴史を振り返ると、コンピューターアーキテクチャーの発展がその進化の中心になっています。コンピューターアーキテクチャーとは、コンピューターの構造と設計のことであり、コンピューターがどのように動作するかに大きく影響を与えます。この記事では、コンピューターアーキテクチャーの黎明期を振り返り、その発展を追います。 * 1940年代に始まったコンピューターの開発は、当初は大規模で高価な電子機械でした。この時期には、初期のコンピューターの設計とアーキテクチャーが確立されました。1941年には、Atanasoff-Berryコンピューターが初めて作られました。このコンピューターは、二進法と真空管を使用していました。 その後、1943年にENIACが開発されました。ENIACは、大規模な真空管を使用していたため、非常に高価であり、巨大であった。ENIACは、プログラムをプログラムパネルから手動で入力する必要がありました。このことが、プログラミングが非常に困難であった原因の一つです。 1950年代になると、コンピューターは徐々に小型化され、トランジスター技術が導入されました。トランジスター技術は、真空管に比べて小型で信頼性が高く、コンピューターの設計とアーキテクチャーに大きな影響を与えました。 1956年には、IBMが最初のディスクドライブを発売しました。これは、大量のデータを格納し、高速にアクセスできるようになりました。また、同じ年には、FORTRANという最初の高水準プログラミング言語が開発されました。これにより、プログラマーはプログラムをより効率的に開発することができるようになりました。 1960年代には、コンピューターのアーキテクチャーが更に進化しました。IBM System/360は、大規模なコンピューター市場に参入し、同社の成功を支えました。この時期には、オペレーティングシステムも開発され、コンピューターの操作性が向上しました。 === メインフレーム === コンピューターの歴史において、メインフレームは重要な位置を占めています。メインフレームは、膨大なデータ処理を可能にする高性能コンピューターであり、ビジネスや産業分野で広く使用されています。ここでは、コンピューターアーキテクチャー年表について、メインフレームの歴史を紐解いてみましょう。 * 1950年代 1950年代には、初期のコンピューターアーキテクチャーが開発されました。IBMの最初のメインフレームコンピューターであるIBM 700シリーズは、1952年にリリースされました。これは、磁気コアメモリを使用した初期のコンピューターの一例です。 * 1960年代 1960年代には、メインフレームの性能と機能が向上しました。IBM System/360は、1964年にリリースされ、IBMのメインフレーム市場における支配的な地位を確立しました。System/360は、異なるプロセッサーや周辺機器を使用する複数のモデルで構成され、非常に拡張性が高いことが特徴でした。 * 1970年代 1970年代には、メインフレームの性能が大幅に向上し、高度な操作システムやアプリケーションが開発されました。また、オペレーティングシステムの標準化も進み、IBMはOS/VS1やOS/VS2といったオペレーティングシステムをリリースしました。 * 1980年代 1980年代には、メインフレームは主にビジネス用途に使用されるようになりました。IBMは、System/370およびSystem/390をリリースし、高度なセキュリティ機能やデータベースシステムを追加しました。 * 1990年代以降 1990年代以降、メインフレームは、インターネットやクラウドコンピューティングなどの新しい技術とともに進化しました。IBMは、System zシリーズをリリースし、ビジネスや金融機関などで広く使用されています。 メインフレームは、データ処理やトランザクション処理などの重要な業務に必要な高性能なコンピューターです。メインフレームは、ビジネスや産業分野で広く使われており、大量のデータを処理することができます。また、高度なセキュリティ機能や可用性の高さが求められる業務にも対応できます。 現在では、クラウドコンピューティングやビッグデータ解析などの分野においても、メインフレームは重要な役割を担っています。メインフレームは、エンタープライズシステムの中心的な役割を果たし、ビジネスの基盤となる重要なインフラストラクチャーとして不可欠です。 今後も、メインフレームは新しい技術やニーズに合わせて進化を続け、ビジネスや産業分野の発展に貢献していくことが期待されています。 === IBM System/360 === 1964年、IBMはSystem/360を発表しました。これは、単一のコンピューターアーキテクチャをベースに、異なるサイズや速度の機種を製造できるようにしたものでした。System/360は、それまでのIBMのコンピューターシステムとは全く異なるものであり、業界に大きな影響を与えました。 その後、IBMはSystem/370、System/390、zSeries、そして現在はIBM Zという名前で知られる、長いシリーズのメインフレームコンピューターを発表してきました。これらのシステムは、最初のSystem/360と互換性があり、また、新しい技術や機能が追加され、現代のビジネスや科学技術に対応できるようになっています。 1980年代には、IBM以外の企業もIBM互換機の製造を開始しました。これらの製品は、IBMのシステムと互換性があり、低コストで提供されていました。これにより、ビジネスや政府機関など、多くの組織がIBM互換機を導入し、メインフレーム市場が拡大しました。 現在、IBM Zは、高いセキュリティと信頼性を提供するために、ビジネスや金融機関、政府機関、そして科学技術の分野で広く利用されています。また、IBM Zは、オープンソースやクラウドコンピューティングの技術を統合することで、現代のアプリケーション開発やデータ分析のニーズにも対応できるようになっています。 IBMのメインフレームコンピューターは、コンピューターの歴史において重要な位置を占めています。その進化を追うことで、ビジネスや科学技術がどのように進化してきたかを理解することができます。 === バロース === 1951年、アメリカ合衆国の電子機器メーカー、Burroughs Corporation(バロース社)は、最初の商用電子式デジタルコンピューターであるB5000を発売しました。B5000は、ハードウェアとソフトウェアが密接に統合された最初のコンピューターであり、オペレーティングシステムに対して高い信頼性とセキュリティを提供しました。この革新的なアーキテクチャは、汎用的なコンピューターアーキテクチャとは異なり、プログラムが実行される際にハードウェアが自動的に実行環境を設定するという特徴を持ちます。 B5000の成功に続いて、バロース社は1961年にB5500を発売しました。このコンピューターは、B5000のアーキテクチャを継承しつつ、より高速な処理速度を実現し、大容量の外部記憶装置をサポートしました。また、バロース社は1964年にB6700を発売し、これはB5500の拡張版であり、より高速な処理速度と大容量の記憶装置を実現しました。 1970年代に入ると、バロース社はメインフレームコンピューター市場で競合他社と激しく競合しました。その中でも、1976年に発売されたB7700は、業界標準のメインフレームコンピューターのスペックを持っていました。さらに、B7800は、高度なマルチプロセッサーアーキテクチャを採用しており、複数のプロセッサーを同時に実行することができました。 しかし、1980年代に入ると、バロース社はIBMやDECなどの競合他社との競争に負け、メインフレーム市場から撤退しました。その後、バロース社はUNIXベースのサーバー製品を発売し、経営戦略を転換しました。1990年代に入ると、バロース社はエレクトロニック・データ・システム(EDS)に買収され、その後はユニシスと合併しました。 バロース社のコンピューターアーキテクチャは、現代のコンピューターアーキテクチャの進化に多大な影響を与えました。特にB5000のアーキテクチャは、オペレーティングシステムとの密接な統合によって高い信頼性とセキュリティを提供するという点で革新的であり、その後のコンピューター設計に大きな影響を与えました。また、B5000のアーキテクチャにおけるハードウェアが自動的に実行環境を設定する特徴は、現代のコンピューターの仮想化技術の基盤となっています。 さらに、B5000のアーキテクチャは、高水準言語(高級言語)を利用することを前提としており、プログラムの開発効率を大幅に向上させました。これにより、プログラマーはより高い抽象化レベルでプログラミングを行うことができ、プログラムの可読性や保守性も向上しました。 バロース社のコンピューター設計は、現代のコンピューター産業において大きな役割を果たしました。そのアーキテクチャは、コンピューターの信頼性とセキュリティ、高水準言語の利用、仮想化技術など、現代のコンピューターシステムの基盤となっています。 === ミニコンピューター === ミニコンピューターは、1960年代から1980年代にかけて、主に中小規模の企業や研究機関で広く利用されたコンピューターの一種です。当時のメインフレームコンピューターと比較して、比較的小型で安価なことが特徴でした。ここでは、ミニコンピューターの発展と歴史を、主な機種とともに年表形式で紹介します。 * 1960年代 ** 1960年:デジタル・イクイップメント・コーポレーション (DEC) 社が、PDP-1を発表。世界初のミニコンピューターの1つ。 ** 1964年:DEC社がPDP-8を発表。PDP-1よりも小型で、10,000ドル以下の価格で販売された。 ** 1965年:IBM社がSystem/3を発表。小規模企業向けのミニコンピューターとしては初めての製品。 * 1970年代 ** 1970年:DEC社がPDP-11を発表。後に、VAXシリーズに発展する。 ** 1972年:ヒューレット・パッカード (HP) 社がHP 3000を発表。多くの企業で利用された。 ** 1974年:Data General社がNovaを発表。PDP-11と競合する製品として人気を博した。 ** 1975年:DEC社がVAX-11/780を発表。DECの最も成功した製品の1つとなる。 ** 1978年:HP社がHP 9000を発表。Unixオペレーティングシステムを採用し、後にHP-UXとなる。 * 1980年代 ** 1982年:Compaq社がPortableを発表。最初のIBM PC互換機の1つとしても知られている。 ** 1983年:Apple社がLisaを発表。GUIを搭載した最初の商用ワークステーションの1つ。 ** 1985年:DEC社がVAX-9000を発表。最大4,000万バイトのメモリーを搭載し、最大8,000万命令/秒の処理速度を実現した。 ** 1987年:Sun Microsystems社がSPARCstation 1を発表。UNIXワークステーションとして大きな成功を収めた。 === DEC === 1960年代から1980年代にかけて、DEC(Digital Equipment Corporation)はコンピュータの主要な製造企業の1つでした。彼らはPDP(Programmed Data Processor)シリーズの小型コンピュータを開発し、VAX(Virtual Address eXtension)アーキテクチャを使用した大型コンピュータを製造しました。これらのシステムは、科学、工学、ビジネス、および政府の多くの分野で使用されました。 1960年代後半には、DECはPDP-8と呼ばれる最初の小型コンピュータを開発しました。このコンピュータは、プログラムを実行するために命令を解釈するオペレーティングシステムを必要としませんでした。1970年代初頭には、より高速なPDP-11が登場し、このコンピュータは、メモリアクセスとI/O操作において大幅な改善を実現しました。 1977年には、DECはVAXシリーズの最初のコンピュータ、VAX-11/780をリリースしました。これは、32ビットの仮想アドレス空間を持つ最初のコンピュータであり、DECの主力製品として長年にわたって販売されました。VAXアーキテクチャは、コンピュータの高性能と拡張性を追求するために設計され、多くの場合、大学や研究機関、政府機関などの大規模なコンピュータ環境で使用されました。 ;参考文献: :"DEC PDP/VAX" in Computer Architecture: A Quantitative Approach, Fifth Edition by John L. Hennessy and David A. Patterson, pp. 87-88. === マイクロプロセッサー === マイクロプロセッサーは、現代のコンピューターアーキテクチャーにおいて欠かせない技術の一つです。1971年にインテル社が発表した4004を皮切りに、その後も様々なメーカーから多くのマイクロプロセッサーが発売され、コンピューターシステムの性能向上やコスト削減に大きく貢献してきました。ここでは、マイクロプロセッサーの歴史を振り返りつつ、コンピューターアーキテクチャーの進化を見ていきます。 * 1971年:インテル社が4ビットのマイクロプロセッサー「4004」を発表。当時は計算機の制御装置などに用いられ、時計や電卓などの小型機器にも使われました。 * 1972年:インテル社が4004の後継機種として、8ビットのマイクロプロセッサー「8008」を発表。当時はメインフレームやミニコンピューターに用いられることが多かった。 * 1974年:インテル社が8008の後継機種として、8ビットのマイクロプロセッサー「8080」を発表。当時は、多くのパーソナルコンピューターに採用されました。 * 1978年:インテル社が16ビットのマイクロプロセッサー「8086」を発表。IBM社のパーソナルコンピューター「PC」に採用され、後に「PC/AT」で使われる「80286」や「80386」などのCPUも、8086を基本として開発されました。 * 1985年:インテル社が32ビットのマイクロプロセッサー「80386」を発表。高速で複雑な計算を行うことができ、グラフィックス処理やオペレーティングシステムの処理速度向上に貢献しました。 * 1993年:インテル社が32ビットのマイクロプロセッサー「Pentium」を発表。浮動小数点演算に特化した設計で、当時の高速処理を必要とするアプリケーションに大きな影響を与えました。 * 2003年:インテル社が64ビットのマイクロプロセッサー「Intel 64」を発表。これはx86アーキテクチャの64ビット版であり、大容量のメモリや高速なデータ処理が可能になりました。 * 2011年:ARM社がCortex-A15を発表。これはスマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイス向けに開発された、高性能なマイクロプロセッサーでした。Cortex-A15は、当時のスマートフォンに比べて数倍の性能を発揮しました。 * 2015年:インテル社が6世代目のCoreプロセッサー「Skylake」を発表。これは、パソコンの性能を大幅に向上させるためのアーキテクチャーであり、高速な処理能力や省電力化が図られました。 * 2020年:アップル社がM1チップを発表。これは、MacBookシリーズに採用された、ARMアーキテクチャーのマイクロプロセッサーでした。高速で省電力な処理能力や、アプリケーションの高速起動が可能になり、注目を集めました。 === X86/AMD64 === マイクロプロセッサは、現代のコンピュータに欠かせない部品の一つです。その中でもX86/X64アーキテクチャは、パーソナルコンピュータやサーバーなど、幅広い分野で使用されています。今回は、X86/X64アーキテクチャのマイクロプロセッサについて、年表形式で紹介します。 * 1978年:Intel 8086/8088:X86アーキテクチャの最初のマイクロプロセッサであり、16ビットのプロセッサでした。IBM PCなど、初期のパーソナルコンピュータに使用されました。 * 1982年:Intel 80286:X86アーキテクチャの2番目のマイクロプロセッサであり、16ビットのプロセッサでした。8MHzで動作し、1MBの物理メモリにアクセス可能でした。 * 1985年:Intel 80386:X86アーキテクチャの3番目のマイクロプロセッサであり、32ビットのプロセッサでした。16MHzで動作し、4GBの物理メモリにアクセス可能でした。仮想86モードなど、多くの機能が追加されました。 * 1993年:Intel Pentium:X86アーキテクチャの5番目のマイクロプロセッサであり、最初のスーパースカラープロセッサでした。60MHzで動作し、コード名は"P5"でした。 * 2000年:Intel Pentium 4:X86アーキテクチャの7番目のマイクロプロセッサであり、NetBurstマイクロアーキテクチャを採用していました。180nmプロセスルールで製造され、最高で3.8GHzのクロック速度を実現しました。 * 2006年:Intel Core 2 Duo:X86アーキテクチャの11番目のマイクロプロセッサであり、Coreマイクロアーキテクチャを採用していました。65nmプロセスルールで製造され、最高で3.33GHzのクロック速度を実現しました。 * 2008年:Intel Atom:X86アーキテクチャの12番目のマイクロプロセッサであり、低消費電力を実現したマイクロプロセッサでした。45nmプロセスルールで製造され、1.6GHzのクロック速度を実現しました。 * 2011年:Intel Core i7-2600K:X86アーキテクチャの13番目のマイクロプロセッサであり、Sandy Bridgeマイクロアーキテクチャを採用していました。32nmプロセスルールで製造され、最高で3.8GHzのクロック速度を実現しました。Hyper-Threadingテクノロジーやターボブーストテクノロジーなどの新しい機能が追加されました。 * 2015年:Intel Core i7-6700K:X86アーキテクチャの14番目のマイクロプロセッサであり、Skylakeマイクロアーキテクチャを採用していました。14nmプロセスルールで製造され、最高で4.2GHzのクロック速度を実現しました。DDR4メモリに対応し、Thunderbolt 3などの新しい機能が追加されました。 * 2017年:AMD Ryzen:X86アーキテクチャの15番目のマイクロプロセッサであり、AMDが製造したCPUです。Zenマイクロアーキテクチャを採用しており、14nmプロセスルールで製造されました。最高で4.1GHzのクロック速度を実現し、マルチスレッド性能が高く評価されました。 * 2021年:Intel Core i9-11900K:X86アーキテクチャの最新のマイクロプロセッサであり、Rocket Lakeマイクロアーキテクチャを採用しています。14nmプロセスルールで製造され、最高で5.3GHzのクロック速度を実現しました。PCI Express 4.0やWi-Fi 6Eなどの新しい機能が追加されています。 === Intel === マイクロプロセッサは、現代のコンピュータの中核をなす部品であり、高度な機能を持つ多くのデバイスの制御に使用されています。マイクロプロセッサの歴史は非常に興味深く、ここではIntelのマイクロプロセッサの発展の年表を説明します。 * 1971年 - 最初のマイクロプロセッサ「Intel 4004」を発表しました。このチップは、カシオの電卓やプリンターなど、低電力デバイスの制御に使用されました。 * 1974年 - 「Intel 8080」を発表しました。このチップは、コンピュータの中央処理装置(CPU)に使用され、アプリケーションやゲームの実行に必要な処理能力を提供しました。 * 1978年 - 「Intel 8086」を発表しました。このチップは、IBM PCに採用され、パーソナルコンピュータの普及に貢献しました。 * 1982年 - 「Intel 80286」を発表しました。このチップは、IBM PC/ATに採用され、32ビットアーキテクチャを採用し、高速な処理能力を提供しました。 * 1985年 - 「Intel 80386」を発表しました。このチップは、マルチタスクや仮想記憶などの高度な機能を備え、パーソナルコンピュータの性能を大幅に向上させました。 * 1993年 - 「Pentium」を発表しました。このチップは、スーパースカラー構造を採用し、高度な命令セットを備え、より高速な処理能力を提供しました。 * 2000年 - 「Pentium 4」を発表しました。このチップは、ハイパースレッディングテクノロジーやストリーミングSIMD拡張命令などの高度な機能を備え、マルチメディア処理などの高度なアプリケーションに最適化されました。 * 2003年 - AMDが「Athlon 64」を発表しました。このチップは、64ビットアーキテクチャを採用し、より高度なメモリアクセスや計算処理能力を提供しました。 * 2006年 - 「Core 2 Duo」を発表しました。このチップは、マルチコア構造を採用し、より高い性能と省電力性を備え、多くのコンピュータに採用されました。 * 2011年 - AMDが「Bulldozer」を発表しました。このチップは、マルチコアアーキテクチャを採用し、高速な処理能力と省電力性を備え、ハイエンドのパーソナルコンピュータやサーバーに採用されました。 * 2015年 - 「Skylake」を発表しました。このチップは、14nmプロセス技術を採用し、より高い性能と省電力性を備え、多くのコンピュータに採用されました。 * 2020年 - AMDが「Ryzen 5000」シリーズを発表しました。このチップは、7nmプロセス技術を採用し、高速な処理能力と省電力性を備え、ゲームやクリエイティブな作業に最適化されたパフォーマンスを提供しました。 === モトローラ === マイクロプロセッサは現代のデジタル技術の基盤であり、私たちが普段使っているスマートフォンやコンピューターなどのデバイスにも搭載されています。その中でも、モトローラはマイクロプロセッサの先駆けとして、広く知られています。そこで今回は、「マイクロプロセッサ年表 (モトローラ編)」をテーマに、モトローラのマイクロプロセッサの歴史を振り返ってみたいと思います。 * 1974年、モトローラは初の8ビットマイクロプロセッサであるMC6800を発売しました。MC6800は、シングルチップのマイクロプロセッサとして初めて商用的に利用可能になり、自動車産業や家電製品などで幅広く採用されました。 * 1979年には、MC68000が発売されました。MC68000は、32ビットアーキテクチャを採用しており、高速で高性能な処理を可能にしました。このマイクロプロセッサは、後にAppleのMacintoshや、AtariのSTなど、多くのコンピューターで使用されることとなりました。 * 1984年には、モトローラはMC68020を発売しました。MC68020は、MC68000の後継として、更なる高速処理と、仮想メモリ管理機能を備えていました。 * 1994年には、PowerPCアーキテクチャを採用したPowerPC 601が発売されました。PowerPC 601は、AppleのPower Macintoshに採用され、高性能な処理を実現しました。 その後も、モトローラはマイクロプロセッサの開発を続け、2003年には、PowerPC 970FXを発売しました。PowerPC 970FXは、AppleのPower Mac G5に採用され、高性能な処理を実現しました。 モトローラのマイクロプロセッサは、その歴史を通じて、高速処理や高性能なデバイスに貢献しました。特に、MC68000やPowerPCアーキテクチャを採用したマイクロプロセッサは、コンピューターの進化に大きな影響を与えました。 しかし、現在ではモトローラはマイクロプロセッサの開発から撤退し、他社がその地位を引き継いでいます。それでも、モトローラのマイクロプロセッサは、デジタル技術の進化において重要な役割を果たし、今後もその影響は続いていくことでしょう。 === MC6809/MC68030とその後継製品群/MC88000 === 1970年代から1980年代にかけて、コンピュータ業界は急速に発展し、その中でもマイクロプロセッサの発明は、コンピュータ技術の発展に大きく貢献しました。本記事では、1978年にモトローラが発売したMC6809と、1984年に登場したMC68030を中心に、その後継製品群として登場したマイクロプロセッサについて紹介します。 MC6809は、8ビットマイクロプロセッサの一種で、1978年にモトローラによって発売されました。MC6809は、ビットフィールド、構造体、ポインタなどの機能を備えていたため、アセンブリ言語のコーディングが容易になりました。また、MC6809は、機能が多彩でありながら、低コストであることが特徴でした。これは、当時のコンピュータ産業にとって大きな革新であり、多くの企業がMC6809を採用しました。 1984年には、MC68030が登場しました。MC68030は、32ビットマイクロプロセッサであり、MC68000の後継機種として開発されました。MC68030は、高速な命令処理能力を持ち、高い性能を発揮することができました。また、MC68030は、FPU(浮動小数点演算ユニット)を内蔵しており、コンピュータグラフィックスやサウンド処理など、高度な処理を必要とするアプリケーションに適していました。 MC68030の後継機種としては、MC68040やMC68060があります。これらのマイクロプロセッサは、性能や機能の向上が図られ、特にMC68060は高速なクロック周波数と大量のキャッシュメモリを備えており、高い処理能力を発揮することができました。 さらに、MC88000が登場しました。MC88000は、32ビットマイクロプロセッサであり、UNIXやOS-9などのオペレーティングシステムに対応していました。MC88000は、複数の実行モードを備えており、高い性能を発揮することができました。 以上のように、MC6809からMC68030をはじめとするその後継製品群やMC88000まで、マイクロプロセッサ技術は進化を続け、コンピュータの性能を向上させることに貢献しました。MC6809やMC68030など、モトローラのマイクロプロセッサは、その後も多くの企業に採用され、コンピュータ業界において大きな役割を果たしました。 また、MC88000は、UNIXやOS-9などのオペレーティングシステムに対応していたため、組み込みシステムやサーバーなど、様々な分野で採用されました。MC88000は、性能が高く、信頼性にも優れており、コンピュータ業界において多大な評価を受けました。 現在では、MC6809やMC68030などの古いマイクロプロセッサは、新しい技術に取って代わられています。しかし、これらのマイクロプロセッサがコンピュータ業界に与えた影響は大きく、その技術は今もなお発展を続けています。今後も、マイクロプロセッサの進化がコンピュータの性能向上に貢献し、新たな技術革新を生み出していくことが期待されます。 === ARM === ARMは、現代のコンピューティングにおいて極めて重要な役割を果たしているマイクロプロセッサアーキテクチャの一つです。ARMが初めて登場したのは、1985年のことでした。以来、ARMは、携帯電話、スマートフォン、タブレット、車載情報システム、ネットワーク機器、スマートスピーカー、IoTデバイスなど、様々な分野のコンピュータシステムに採用され、世界中で利用されています。 以下では、ARMの歴史をたどる形で、マイクロプロセッサ年表を作成してみました。 * 1985年: ARM1:ARM1は、初めてのARMプロセッサであり、アセンブリ言語で書かれた32ビット命令セットアーキテクチャを採用していました。ARM1は、Acorn ComputersのBBC Microコンピュータに搭載されました。 * 1991年: ARM2:ARM2は、ARM1の改良版で、8MHzで動作し、ARM1の3倍の性能を持っていました。ARM2は、Acorn Archimedesコンピュータに搭載されました。 * 1994年: ARM6:ARM6は、ARMアーキテクチャの最初のRISC命令セットアーキテクチャでした。ARM6は、AppleのNewton PDAに搭載されました。 * 1996年: ARM7:ARM7は、ARMアーキテクチャの初めての32ビットマイクロプロセッサであり、ARM2の命令セットをベースにしていました。ARM7は、携帯電話、PDA、ゲーム機などの様々なデバイスに採用されました。 * 2001年: ARM9:ARM9は、ARM7の後継機種で、主に携帯電話やPDAに採用されました。ARM9は、ARMアーキテクチャの中で最も広く使われているプロセッサの一つです。 * 2005年: ARM11:ARM11は、ARM9の改良版で、より高速なプロセッサで、スマートフォンやタブレットなどの機器に採用されました。 * 2010年: Cortex-A:Cortex-Aは、ARMの最も高性能なプロセッサファミリーであり、スマートフォンやタブレットなどの機器に広く採用されました。 * 2013年: Cortex-M:Cortex-Mは、ARMの組み込みシステム向けのプロセッサファミリーであり、低コストで低消費電力ながら高い性能を発揮します。IoTデバイスや家電製品、センサー、自動車などに広く採用されています。 * 2016年: Cortex-R:Cortex-Rは、ARMのリアルタイムシステム向けのプロセッサファミリーであり、高い信頼性と安全性を備えています。自動車や医療機器、産業制御などの分野に採用されています。 * 2020年: Cortex-X:Cortex-Xは、ARMの最新の高性能プロセッサファミリーであり、特に人工知能や機械学習などの分野に最適化されたプロセッサです。最新のスマートフォンやコンピュータ、クラウドサーバーなどに採用されています。 ARMアーキテクチャは、コンピュータシステムの進化に伴い、常に最新の技術や機能を取り入れながら発展してきました。今後もARMは、様々な分野で重要な役割を果たし続けることが期待されています。 === ARM64 === ARM64は、ARMホールディングスが設計した64ビットアーキテクチャのマイクロプロセッサであり、スマートフォン、タブレット、ノートパソコン、サーバーなど、多様なデバイスで使用されています。以下では、ARM64の発展を年表形式で振り返ります。 * 2011年: ARM Cortex-A57のリリース ARM Cortex-A57は、ARM64アーキテクチャの最初のプロセッサの1つであり、スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスでの使用を想定して設計されました。Cortex-A57は、従来の32ビットプロセッサに比べて、大幅な性能向上と省電力化が可能になりました。 * 2012年: Apple A7プロセッサの発表 Apple A7プロセッサは、iPhone 5sに初めて採用された、世界初のARM64ベースのマイクロプロセッサです。A7は、Cortex-A57をベースにAppleが独自にカスタマイズしたもので、当時のモバイルプロセッサとしては高い性能を誇りました。 * 2014年: Qualcomm Snapdragon 810のリリース Snapdragon 810は、スマートフォン市場において、初めてARM64アーキテクチャを採用したプロセッサの1つです。810は、Cortex-A57とCortex-A53のビッグ.LITTLEアーキテクチャを採用し、高い性能と省電力性を兼ね備えました。 * 2015年: ARM Cortex-A72のリリース Cortex-A72は、ARM64アーキテクチャの中でも高性能なプロセッサの1つであり、スマートフォンやタブレット、そしてサーバーなどの分野で使用されました。Cortex-A72は、Cortex-A57に比べて性能が向上し、省電力化も進んだとされています。 * 2017年: Qualcomm Snapdragon 835の発表 Snapdragon 835は、スマートフォン市場において初めて10nmプロセス技術を採用したプロセッサであり、ARM64アーキテクチャを採用したプロセッサとしては、高い性能と省電力性を両立したものでした。Snapdragon 835は、当時のトップクラスのスマートフォンに採用され、高い評価を得ました。 * 2018年: ARM Cortex-A76のリリース Cortex-A76は、ARM64アーキテクチャの中でも高性能なプロセッサの1つであり、スマートフォンやタブレット、そしてサーバーなどの分野で使用されました。Cortex-A76は、Cortex-A72やCortex-A73に比べて性能が向上し、同時に省電力化も進んだとされています。 * 2019年: Qualcomm Snapdragon 855の発表 Snapdragon 855は、スマートフォン市場において初めて7nmプロセス技術を採用したプロセッサであり、ARM64アーキテクチャを採用したプロセッサとしては、高い性能と省電力性を両立したものでした。Snapdragon 855は、当時のトップクラスのスマートフォンに採用され、高い評価を得ました。 * 2020年: Apple M1プロセッサの発表 Apple M1プロセッサは、Macに採用された世界初のARM64ベースのマイクロプロセッサであり、高い性能と省電力性を兼ね備えています。M1は、Cortex-A78やCortex-X1に比べて性能が向上し、同時に省電力化も進んだとされています。 * 2021年: Qualcomm Snapdragon 888の発表 Snapdragon 888は、スマートフォン市場において初めて5nmプロセス技術を採用したプロセッサであり、ARM64アーキテクチャを採用したプロセッサとしては、高い性能と省電力性を両立したものでした。Snapdragon 888は、当時のトップクラスのスマートフォンに採用され、高い評価を得ました。 以上が、ARM64アーキテクチャのマイクロプロセッサの発展を振り返った年表です。今後も、ARM64アーキテクチャを採用したプロセッサの開発が進み、さらなる性能向上や省電力化が期待されます。 === AMD === ここでは、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)社がリリースしたマイクロプロセッサの歴史について年表形式でまとめていきます。AMD社は、Intel社と並ぶ世界的な半導体メーカーであり、マイクロプロセッサ市場でも高いシェアを持っています。そんなAMD社がこれまでにリリースしてきたマイクロプロセッサの進化の軌跡を辿っていきましょう。 ; 1975年 AMD社は、Intel社のマイクロプロセッサ「8080」の互換品として「Am9080」をリリースしました。Am9080は、当時の8080と同じ命令セットを持っていたため、8080向けのソフトウェアがそのまま動作できるという利点がありました。 ; 1979年 AMD社は、Intel社のマイクロプロセッサ「8086」の互換品として「Am9086」をリリースしました。Am9086は、8086と同じ16ビットの命令セットを持っており、IBM PCなどのコンピュータにも搭載されました。 ; 1982年 AMD社は、Intel社のマイクロプロセッサ「80286」の互換品として「Am80286」をリリースしました。Am80286は、16ビットから32ビットにアップグレードされた命令セットを持っており、高速化が図られました。 ; 1991年 AMD社は、Intel社のマイクロプロセッサ「80486」の互換品として「Am486」をリリースしました。Am486は、64ビットのデータバスを備えており、高速処理が可能でした。 ; 1996年 AMD社は、自社初のオリジナルマイクロプロセッサ「K5」をリリースしました。K5は、Intel社の「Pentium」シリーズとの競合になることを目的に開発されました。 ; 1999年 AMD社は、自社初のx86アーキテクチャを採用しないマイクロプロセッサ「Athlon」をリリースしました。Athlonは、当時のIntel社の製品より高速な処理性能を持ち、AMD社にとって大きな成功となりました。 ; 2003年 AMD社は、64ビットのx86アーキテクチャを採用した「Athlon 64」をリリースしました。Athlon 64は、当時の市場で唯一の64ビットマイクロプロセッサであり、高速な処理性能と拡張性を持ち、ビジネスやハイエンドのコンピュータ向けに高い評価を受けました。 ; 2006年 AMD社は、2つのコアを持つマイクロプロセッサ「Athlon X2」をリリースしました。Athlon X2は、マルチタスク処理に優れ、高速で安定したパフォーマンスを発揮し、ゲームや動画編集などに向いた製品として人気を博しました。 ; 2011年 AMD社は、当時最新のx86アーキテクチャを採用した「Bulldozer」をリリースしました。Bulldozerは、最大8つのコアを持ち、高速な演算性能を発揮し、ワークステーションやサーバー向けに注目されました。 ; 2017年 AMD社は、Zenアーキテクチャを採用したマイクロプロセッサ「Ryzen」をリリースしました。Ryzenは、高速なマルチタスク処理やコンテンツの制作、ゲームなどの幅広い用途に向けた製品として高い評価を得ました。 ; 2020年 AMD社は、Zen 3アーキテクチャを採用した「Ryzen 5000」シリーズをリリースしました。Ryzen 5000は、高いクロック速度と大容量キャッシュにより、高速で安定したパフォーマンスを発揮し、ゲームやクリエイティブな作業に向いた製品として話題になりました。 ; 2021年 AMD社は、Zen 3+アーキテクチャを採用した「Ryzen 6000」シリーズをリリースする予定です。Ryzen 6000シリーズは、AMDが2021年に発表した新しいマイクロアーキテクチャ「Zen 3+」を採用しており、更に高速な演算性能やAI性能の向上が期待されます。 また、2021年には、AMDがグラフィックスカード市場でも注目を集めました。同社は、RDNA2アーキテクチャを採用した「Radeon RX 6000」シリーズをリリースし、NVIDIA社と競合する形で市場に参入しました。 以上が、AMD社のマイクロプロセッサの歴史を年表形式でまとめた内容です。AMD社は、Intel社との競争を通じて常に進化を続け、高い性能とコストパフォーマンスの両立を実現しています。今後も、AMD社の技術革新に注目していきたいところです。 === マイクロプロセッサ年表 (AMD2901/AMD2916/AMD29000編)) === MD2901/AMD2916/AMD29000というマイクロプロセッサは、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)によって開発された、重要なマイクロプロセッサの一つです。本記事では、AMD2901/AMD2916/AMD29000の年表について解説していきます。 * 1975年:AMDは、最初のマイクロプロセッサAMD2901を開発した。AMD2901は、4ビットの並列アーキテクチャを採用していた。 * 1983年:AMDは、AMD2901の後継として、16ビットのAMD29116を発表した。AMD29116は、AMD2901のアーキテクチャを16ビットに拡張したものである。 * 1986年:AMDは、AMD29000を発表した。AMD29000は、32ビットのRISCアーキテクチャを採用し、高速かつ効率的な演算を可能にした。 * 1989年:AMDは、AMD29C011コプロセッサを発表した。AMD29C011は、AMD29000と互換性のある浮動小数点演算を実行するためのコプロセッサである。 * 1990年:AMDは、AMD29Kファミリの拡張として、AMD29Kマイクロプロセッサの最初のマルチプロセッサバージョンであるAMD29K MPを発表した。 * 1991年:AMDは、AMD29Kマイクロプロセッサの低消費電力バージョンであるAMD29KL16を発表した。また、AMD29C825の発表により、AMD29Kと互換性のあるDMAコントローラを提供した。 * 1992年:AMDは、AMD29Kマイクロプロセッサの高性能バージョンであるAMD29KHPを発表した。 * 1994年:AMDは、AMD29Kマイクロプロセッサの最新バージョンであるAMD29KJを発表した。また、AMD29Kマイクロプロセッサの組み込み用途向けバージョンであるAMD29K E1を発表した。 * 1995年:AMDは、AMD29Kマイクロプロセッサの最後のバージョンであるAMD29KMを発表した。その後、AMDは29Kアーキテクチャを中止し、x86アーキテクチャに注力することを決定した。 以上が、AMD2901/AMD2916/AMD29000の主要な年表である。AMD2901は、初期のマイクロプロセッサの一つとして、パーソナルコンピュータの発展に貢献した。AMD2916は、AMD2901の後継として、16ビットの処理能力を持つマイクロプロセッサとして、産業制御、計算機支援設計、通信などの分野で利用された。AMD29000は、RISCアーキテクチャを採用したことにより、高速で効率的な演算が可能であり、高性能コンピュータやワークステーションなどの分野で利用された。 === Power/PowerPC === ==== イントロダクション ==== パーソナルコンピュータ、スマートフォン、ゲーム機、サーバー、スーパーコンピューターなど、私たちが日々使用する機器の中には、マイクロプロセッサと呼ばれる小型のCPUが搭載されています。今回は、その中でも「Power/PowerPC」と呼ばれるマイクロプロセッサの歴史を年表形式で振り返り、その特徴や活躍した分野について紹介します。 ==== マイクロプロセッサ年表 (Power/PowerPC編) ==== * 1990年:IBMがRISCアーキテクチャを採用した「POWER1」を発表。   特徴:命令セットが簡素化されており、高速な演算処理が可能。 * 1993年:IBM、Apple、Motorolaの共同開発による「PowerPC」アーキテクチャを発表。   特徴:POWER1の技術をベースに、Appleが採用するMacintoshシリーズのCPUとして採用され、高い性能を実現。 * 1994年:IBMが「POWER2」を発表。   特徴:高度なスーパースカラー方式を採用し、高性能化を図った。 * 1995年:Motorolaが「PowerPC 603」を発表。   特徴:省電力性に優れ、低価格で提供されたことから、エンベデッド機器にも採用された。 * 1997年:IBMが「POWER3」を発表。   特徴:64ビットアーキテクチャを採用し、高い演算性能と信頼性を実現。 * 1999年:Motorolaが「PowerPC G4」を発表。   特徴:Altivecと呼ばれるベクトル演算機能を搭載し、画像処理や音声処理などの分野で高い評価を受けた。 * 2001年:IBMが「POWER4」を発表。   特徴:マルチプロセッシングに対応し、スーパーコンピューターやサーバーでの使用に向いた高性能CPU。 * 2005年:IBMが「POWER5」を発表。   特徴:マルチスレッド技術を採用し、複数の処理を同時に実行可能とした。 * 2006年:IBMが「POWER6」を発表。   特徴:高度なエラーコレクション機能を備え、信頼性を更に向上させた。また、動的な電力管理機能を採用することで、省電力性も向上した。 * 2010年:IBMが「POWER7」を発表。   特徴:高速なキャッシュメモリと、高度なマルチスレッド技術を採用し、高い演算処理能力と信頼性を実現した。 * 2013年:IBMが「POWER8」を発表。   特徴:複数のコアを搭載し、高いマルチスレッド処理能力と並列処理能力を備えた。また、OpenPOWER Foundationを設立し、オープンなアーキテクチャを推進した。 * 2017年:IBMが「POWER9」を発表。   特徴:高い演算性能と、AIやディープラーニングなどの高度な分野にも対応した機能を搭載した。また、OpenCAPIと呼ばれる高速な接続規格を採用することで、高速なデータ転送が可能となった。 ==== まとめ ==== 「Power/PowerPC」は、IBMやApple、Motorolaなどが共同で開発したマイクロプロセッサであり、高い性能や省電力性、信頼性などの特徴を持ち、スーパーコンピューターやサーバー、エンベデッド機器、そして一時期はMacintoshシリーズのCPUとしても使用されました。その歴史を振り返ることで、マイクロプロセッサの進化や技術革新の歴史を理解することができます。 === SPARC === 今から40年ほど前、サン・マイクロシステムズ社が設立され、独自のプロセッサアーキテクチャ「SPARC」を開発しました。その後、SPARCは世界中の企業や研究機関で利用され、多くのシステムやサーバーで採用されました。 以下では、SPARCアーキテクチャを中心にしたマイクロプロセッサの進化を振り返ります。 * 1987年 - SPARCプロセッサの登場 サン・マイクロシステムズ社が初めてリリースしたSPARCアーキテクチャのプロセッサは、SPARCstation 1に搭載されました。当時は25MHzで動作し、32ビットの命令セットを採用していました。 * 1992年 - SPARC64 日本の富士通社が開発したSPARC64は、当時最も高速なプロセッサの1つでした。初代のSPARC64は最大150MHzで動作し、性能の面でSPARCstation 10をしのぎました。 * 1995年 - SPARCstation 20 SPARCstation 20は、初めて対称マルチプロセッシング(SMP)をサポートしたSPARCシステムでした。これにより、複数のプロセッサを1つのシステムで同時に動作させることが可能になりました。 * 2001年 - UltraSPARC III サン・マイクロシステムズ社がリリースしたUltraSPARC IIIは、初めての64ビットのSPARCプロセッサでした。当時最速のクロック周波数1.2GHzを誇り、高い性能を発揮しました。 * 2005年 - UltraSPARC T1 UltraSPARC T1は、当時最も進んだマルチスレッド技術を採用したプロセッサでした。当時のプロセッサは1つのコアで1つのスレッドしか処理できませんでしたが、UltraSPARC T1は1つのコアで最大32スレッドを処理することができました。 * 2010年 - SPARC T3 SPARC T3は、UltraSPARC T1の後継モデルで、16コアのプロセッサと最大128スレッドをサポートしました。このプロセッサは、ビジネスクリティカルなアプリケーションやデータベースシステムなどの処理に適していました。 * 2017年 - SPARC M8 SPARC M8は、最新のSPARCプロセッサで、最大8ソケットのシステムで動作することができます。高速で安定した性能を発揮し、大規模なデータ処理や仮想化などの用途に適しています。また、SPARC M8はセキュリティにも注力し、暗号化やメモリ保護機能などが強化されています。 以上が、SPARCアーキテクチャの主なプロセッサの進化の歴史です。今後も、SPARCアーキテクチャは大規模なシステムやサーバーなどで活躍し続けることが期待されます。 === DEC/Alpha === ==== はじめに ==== マイクロプロセッサの歴史は、現代の情報技術において極めて重要な位置を占めています。その中でもDEC/Alphaは、1990年代に登場し、高性能かつ信頼性の高いサーバーやワークステーションに利用されました。本記事では、DEC/Alphaのマイクロプロセッサの歴史を年表形式でまとめ、その特徴や功績について解説します。 ==== マイクロプロセッサ年表 (DEC/Alpha編) ==== * 1992年: DEC/Alpha 21064 DEC/Alphaの最初のマイクロプロセッサとして登場。命令パイプラインを利用して高速な処理が可能であり、RISCアーキテクチャを採用している。 * 1994年: DEC/Alpha 21164 命令パイプラインをより高速化するために、ディープパイプラインを導入した。また、64ビットアーキテクチャを採用したことで、大容量のメモリを扱うことができるようになった。 * 1996年: DEC/Alpha 21264 命令パイプラインを18段に拡大することで、高性能化を図った。また、バス帯域幅を大幅に増やし、システム全体の処理速度を向上させた。 * 1998年: DEC/Alpha 21364 高速化と信頼性の向上を目的に、2つのプロセッサを1つのチップに集積した「ダブル・パイプライン・アーキテクチャ」を採用した。また、高速なメモリーアクセスを実現する「ケースード・インタリーブ」技術を導入した。 * 2001年: DEC/Alphaプロセッサの生産終了 DEC/Alphaプロセッサの生産が終了し、製品のサポートも終了することが発表された。DEC/Alphaは、高性能かつ信頼性の高いサーバーやワークステーションに利用され、その性能は当時の情報技術において一定の地位を築いた。 ==== DEC/Alphaの特徴と功績 ==== DEC/Alphaは、RISCアーキテクチャを採用し、高速な処理が可能であることが特徴です。また、64ビットアーキテクチャを採用したことで、大容量のメモリを扱うことができるようになりました。さらに、命令パイプラインやディープパイプライン、ダブル・パイプライン・アーキテクチャ、ケースード・インタリーブなどの技術を導入し、高性能かつ信頼性の高いサーバーやワークステーションを実現しました。 DEC/Alphaは、1990年代に登場したため、当時の情報技術において一定の地位を築きました。特に、高性能な処理能力を持ち、大規模なデータ処理や高負荷なアプリケーションを処理することができたため、サーバーやワークステーションに広く利用されました。 また、DEC/Alphaは、オープンなアーキテクチャを採用していたため、他社の製品との互換性が高く、多数のソフトウェアが開発されました。そのため、DEC/Alphaは、業界標準として広く認知され、多くの企業や研究機関で利用されました。 DEC/Alphaは、2001年に生産終了が発表され、製品のサポートも終了しましたが、その功績は現在でも高く評価されています。DEC/Alphaの技術は、後のプロセッサの開発に影響を与え、現代の情報技術においても重要な位置を占めています。 === HP/PA-RISC === マイクロプロセッサの世界において、HP/PA-RISCは重要な位置を占めています。この記事では、HP/PA-RISCマイクロプロセッサの歴史を振り返りながら、その特徴や影響力について紹介します。 HP/PA-RISCとは HP/PA-RISCは、Hewlett-Packard (HP) 社が開発したRISCアーキテクチャのマイクロプロセッサです。PA-RISCは、「Precision Architecture Reduced Instruction Set Computing」の略称で、高度な計算能力を持ちながらも命令セットがシンプルな特徴を持っています。 HP/PA-RISCの歴史 HP/PA-RISCの歴史は、1980年代初頭に遡ります。当時、HPは自社のコンピュータ事業において、IBMやDECなどのライバル企業に追いつくことを目指していました。そこで、HPは自社独自のマイクロプロセッサを開発することを決定しました。 最初のPA-RISCプロセッサは、1986年にリリースされたPA-7100でした。このプロセッサは、16MHzで動作し、32ビットアーキテクチャ、16Kのキャッシュメモリを備えていました。PA-7100は、HPの高性能ワークステーションであるHP 9000シリーズで使用され、当時の競合製品に比べて高速かつ高性能な処理を実現しました。 その後、HPはPA-RISCアーキテクチャを進化させ、より高速で高性能なプロセッサを開発し続けました。1992年にリリースされたPA-8000は、クロック周波数が100MHzにまで達し、超スカラー方式による命令実行を採用するなど、当時の最先端の技術が盛り込まれたプロセッサでした。 * 1996年には、PA-RISC 2.0アーキテクチャが導入され、プロセッサの性能は大幅に向上しました。PA-8200とPA-8500は、それぞれ550MHz、440MHzのクロック周波数を誇り、高度なアウト・オブ・オーダー実行機能を備えていました。これらのプロセッサは、高性能サーバー向けに使用され、当時の競合製品に比べて優れた処理性能を発揮しました。 * 2000年代に入ると、HPはPA-RISCアーキテクチャを廃止し、Intel Itaniumプロセッサに移行しました。しかし、PA-RISCアーキテクチャはその後もHPのUNIXサーバーにおいて、サポートされ続けました。 HP/PA-RISCの特徴と影響力 HP/PA-RISCは、シンプルな命令セットを採用することで、高速な処理能力を実現しました。また、PA-RISCは高度なパイプライン処理やアウト・オブ・オーダー実行機能を備えており、高性能サーバーやワークステーションなどの重要な業務システムにおいて、高速かつ安定した処理を提供しました。 HP/PA-RISCの開発によって、RISCアーキテクチャが普及する契機となったことも注目すべき点です。当時のコンピュータ市場において、主流であったCISCアーキテクチャに比べ、RISCアーキテクチャはシンプルな命令セットと高速な処理能力が特徴でした。HP/PA-RISCの成功によって、RISCアーキテクチャは一般的に認知されるようになり、その後のCPUの開発に大きな影響を与えました。 === HP64000 === * 1970年代後半、マイクロプロセッサの普及が始まり、様々な企業が自社の製品に搭載することを目指していました。この時期に、Hewlett-Packard(以下、HP)は「HP 64000」というマイクロプロセッサ用の開発システムを発売しました。これは、ソフトウェアやハードウェアの開発に必要な機能を一つのシステムにまとめたもので、当時のマイクロプロセッサ開発者たちから高い評価を得ました。 HP 64000は、当時のマイクロプロセッサの開発環境としては非常に先進的でした。このシステムは、CPU、メモリ、ディスクドライブ、入出力インタフェース、デバッグツールなどを統合し、マイクロプロセッサの設計から製造までの一連のプロセスをサポートしました。 HP 64000は、1979年に発売され、当時は価格が非常に高かったため、一部の大手企業や大学の研究室などでしか利用されませんでした。しかし、その高度な機能と信頼性により、マイクロプロセッサの開発に携わる人々からは高い評価を受けました。 また、HP 64000の登場により、マイクロプロセッサの開発がより容易になり、それまでの煩雑な作業を大幅に簡略化することができるようになりました。このことが、後にコンピューター産業の急速な発展に繋がることになります。 HP 64000は、当初はIntel 8085やMotorola 6800などのマイクロプロセッサに対応していましたが、後にZilog Z80やIntel 8086などの新しいマイクロプロセッサにも対応するようになりました。 また、HPは後に、HP 64000を拡張した「HP 64000A」や、より高性能なマイクロプロセッサ用開発システム「HP 9000 Series 200」など、さらに高度なシステムを発売しました。これらのシステムは、より大規模なプロジェクトや高度な設計に必要な機能を提供することができ、多くの企業や大学で利用されるようになりました。 さらに、HPは1983年に、マイクロプロセッサの開発に必要なソフトウェア開発ツールの一つである「HP-UX」を発表しました。これは、Unixオペレーティングシステムを基にしたもので、高い汎用性と信頼性を持ち、多くの開発者に愛用されました。 しかし、1990年代に入ると、競合他社の台頭や、PCの普及によって、HPのマイクロプロセッサ開発システムの市場シェアは低下していきます。2000年代に入ると、HPはマイクロプロセッサ開発システムから撤退し、他の事業に注力することになりました。 しかしながら、HP 64000は、その後もマイクロプロセッサの歴史において重要な役割を果たし続けました。多くの開発者たちによって利用され、次世代のマイクロプロセッサの開発に貢献しました。 また、HP 64000の成功は、今日のコンピューター産業において、マイクロプロセッサ開発に携わる人々にとっての貴重な経験となりました。このシステムに触れたことがある人々は、その後も自らの開発に役立てることができたのです。 今日、マイクロプロセッサの開発は、さらなる高度化と多様化が進んでいます。新しいテクノロジーの登場により、これまでにない高性能なマイクロプロセッサが生み出されています。しかし、その基盤となる開発環境は、HP 64000から始まった歴史があります。 === MIPS === マイクロプロセッサは、現代のデジタルテクノロジーにとって不可欠な役割を果たしています。特に、MIPS/MIPS64は高性能コンピューターや組み込みシステムの分野で重要な役割を果たしてきました。ここでは、MIPS/MIPS64の歴史について紹介し、その重要性について考察してみましょう。 MIPS/MIPS64の歴史 MIPS (Microprocessor without Interlocked Pipeline Stages)は、1980年代初頭にスタンフォード大学で開発されたRISC (Reduced Instruction Set Computing)アーキテクチャのマイクロプロセッサです。MIPSは、命令セットの簡素化とパイプライン処理の最適化によって高速な処理を実現し、組み込みシステムや高性能コンピューターの分野で広く利用されるようになりました。 * 1990年代には、MIPSの処理能力を向上させたMIPS64アーキテクチャが登場し、高性能コンピューターやサーバーなどの分野で使用されるようになりました。MIPS64は、64ビットのアドレッシングをサポートし、大規模なメモリーアドレス空間を扱えるようになりました。また、MIPS64は、高速なデータ処理を実現するためにSIMD (Single Instruction Multiple Data)命令セットを導入し、グラフィックス処理やデータベース処理などのアプリケーションで高いパフォーマンスを発揮しました。 MIPS/MIPS64の重要性 MIPS/MIPS64は、高性能コンピューターの分野で特に重要な役割を果たしています。多くのスーパーコンピューターやサーバーに採用され、高速なデータ処理や計算処理を実現しています。また、組み込みシステムの分野でも、MIPS/MIPS64は広く採用されています。家電製品や車載システム、ネットワーク機器など、様々な分野で利用されています。 MIPS/MIPS64のアーキテクチャは、RISCアーキテクチャの基本思想を受け継いでおり、命令セットが簡潔で効率的なため、高速な処理が可能です。また、MIPS/MIPS64は、オープンアーキテクチャであるため、多くのハードウェアメーカーやソフトウェア開発者によってサポートされています。このため、MIPS/MIPS64を採用したシステムは、フレキシブルで拡張性が高く、コストパフォーマンスに優れていると言えます。 さらに、MIPS/MIPS64は、エネルギー効率にも優れています。命令セットが簡潔であるため、実行に必要な回路が少なく、電力消費が少なくて済むためです。そのため、モバイルデバイスやIoT機器など、バッテリー駆動のシステムでも広く利用されています。 最近では、MIPSアーキテクチャを持つ企業が数多くあります。例えば、中国の電子機器メーカーであるLoongson Technology Corporationは、MIPSアーキテクチャを採用して自社製品を開発しています。また、シンガポールのAI企業であるHailoは、MIPS64アーキテクチャを採用したエッジAIプロセッサーを開発しています。これらの企業は、MIPS/MIPS64の優れた性能とエネルギー効率に着目して、次世代の技術を開発していると言えます。 結論として、MIPS/MIPS64は、高性能な処理能力とエネルギー効率に優れたアーキテクチャであり、現代のデジタルテクノロジーに不可欠な存在です。さまざまな分野で広く採用され、多くの企業がMIPS/MIPS64を採用した製品を開発しています。今後も、MIPS/MIPS64の進化と発展が期待されます。 === 龍芯 === マイクロプロセッサとは、コンピューターにおいて中央処理装置 (CPU) の機能を実現する集積回路のことです。今回は、中国のローカルなマイクロプロセッサメーカーである龍芯 (Loongson) の年表を取り上げ、その歴史や発展について紹介します。 龍芯 (Loongson) は、中国の国家重点高技術企業である中国電子技術集団 (CETC) の一部門であり、2002年に創立されました。当初は MIPS アーキテクチャをベースにしたプロセッサーを開発していましたが、現在は RISC-V アーキテクチャを採用しています。 以下は、龍芯の主なマイルストーンを振り返るマイクロプロセッサ年表です。 * 2002年 龍芯技術有限公司が設立される * 2004年 Loongson-1A プロセッサをリリース * 2005年 中央政府が「龍芯計画」を発表し、ローカルなマイクロプロセッサ産業の発展を支援することを表明 * 2006年 Loongson-2E プロセッサをリリース * 2007年 Loongson-2F プロセッサをリリース * 2008年 Loongson-3 プロセッサをリリース Lenovo が Loongson-2F プロセッサを搭載したノートパソコンを発表 * 2010年 Loongson-3A プロセッサをリリース * 2011年 Loongson-3B プロセッサをリリース Dawning Information Industry が Loongson-3B プロセッサを搭載したスパコンを発表 * 2012年 Loongson-3C プロセッサをリリース * 2013年 Loongson-3H プロセッサをリリース Loongson Technology Europe が設立され、欧州市場でのビジネスを開始 * 2014年 Loongson-3B2000 プロセッサをリリース * 2015年 Loongson-3A4000 プロセッサをリリース * 2016年 Loongson-3B3000 プロセッサをリリース 中国科学院が Loongson-3B プロセッサを搭載したスパコンを発表 * 2017年 Loongson-3B4000 プロセッサをリリース * 2018年 Loongson-3A5000 プロセッサをリリース * 2019年 Loongson-3A5000 プロセッサを搭載したノートパソコンが発売される * 2020年 Loongson-3A5000 プロセッサを搭載したノートパソコンが改良され、より高い性能を提供するようになる * 2021年 龍芯は、LoongArch アーキテクチャの最初のバージョンである LoongArch1 を発表し、RISC-V アーキテクチャに移行することを宣言 以上が、龍芯の主なマイルストーンとなります。龍芯は、ローカルなマイクロプロセッサメーカーとして、中国のIT産業において重要な役割を果たしています。今後も、高性能で低価格なプロセッサーの開発に注力し、中国のIT産業の発展を支援することが期待されます。 === RISC-V === マイクロプロセッサ技術は、現代のあらゆる電子機器に不可欠な要素です。そして、RISC-Vと呼ばれるオープンソースアーキテクチャの進化は、この分野に革新をもたらしています。以下では、RISC-Vアーキテクチャの歴史と進化について年表で振り返ります。 * 2010年 - UC BerkeleyでRISC-Vプロジェクトが始動 UC Berkeleyのデビッド・パターソン氏とKrste Asanović氏によって、オープンソースのハードウェアおよびソフトウェアプロジェクトであるRISC-Vが開発されました。RISC-Vは、標準化された命令セットアーキテクチャ(ISA)を提供し、パターソン氏が開発したRISCアーキテクチャの原則に基づいています。 * 2014年 - SiFiveが設立される SiFiveは、RISC-Vアーキテクチャの普及に注力する企業として設立されました。同社は、オープンソースのRISC-Vコアを使ったプロセッサの開発や、サポートを提供しています。 * 2015年 - RISC-Vファウンデーションが設立される RISC-Vファウンデーションは、オープンソースのRISC-Vアーキテクチャの開発や普及を目的として設立されました。同ファウンデーションには、ソフトウェアやハードウェアの企業が参加しており、RISC-Vアーキテクチャの普及に向けた様々な活動を展開しています。 * 2016年 - GoogleがRISC-Vプロジェクトに参加 Googleは、RISC-Vプロジェクトに参加し、オープンソースのRISC-Vプロセッサの開発に注力しています。同社は、RISC-Vを使ったAIチップの開発や、サーバー向けのプロセッサの開発などを進めています。 * 2017年 - NVIDIAがRISC-Vプロジェクトに参加 NVIDIAは、RISC-Vプロジェクトに参加し、オープンソースのRISC-Vコアを使ったプロセッサの開発に注力しています。同社は、エッジデバイス向けのプロセッサの開発などを進めています。 * 2018年 - Western DigitalがRISC-Vを採用 Western Digitalは、ストレージデバイス向けのRISC-Vプロセッサを採用し、同社の製品に組み込むことを発表しました。同社は、高性能かつ低消費電力なプロセッサが必要なストレージ市場で、RISC-Vを採用することで競争力を高めています。 * 2019年 - AmazonがRISC-Vプロジェクトに参加 Amazonは、RISC-Vプロジェクトに参加し、同社のAWSクラウド向けにRISC-Vプロセッサを開発することを発表しました。同社は、カスタマイズされたプロセッサによってクラウドのパフォーマンスを向上させることを目指しています。 * 2020年 - AppleがRISC-Vを採用 Appleは、自社の製品においてRISC-V技術を採用することを明らかにしました。同社は、RISC-Vを使ったチップを開発し、Appleの製品に組み込むことで、高性能かつ低消費電力な製品を提供することを目指しています。 * 2021年 - RISC-VがIoT市場での採用が進む RISC-Vは、低消費電力で小型なIoTデバイスに適したプロセッサとして注目を集めています。同年、RISC-Vを採用したIoTデバイスの数が急速に増加し、RISC-VアーキテクチャがIoT市場でのプロセッサの標準になる可能性が高まっています。 RISC-Vは、オープンソースであるため、多くの企業や開発者が参加し、進化を続けています。今後も、RISC-Vアーキテクチャは様々な分野での革新をもたらし、マイクロプロセッサ技術の発展に寄与することが期待されます。 === Zilog === * 1970年代から1980年代にかけて、マイクロプロセッサ技術の進歩は驚異的でした。その中でも、Zilog社の創設者であるフェデリコ・ファギンが開発した「Z80」は、特にコンピューター産業において大きな影響を与えました。この記事では、Zilog社がリリースしたマイクロプロセッサの歴史を辿り、その重要性について考察してみたいと思います。 ==== Z80の誕生 ==== * 1976年にリリースされたZ80は、8ビットマイクロプロセッサの中でも最も成功した製品の一つです。当時の市場には、Intelの「8080」やMotorolaの「6800」などの競合製品がありましたが、Z80はその2つを凌駕する性能を発揮しました。Z80は、最大2.5MHzで動作し、64KBのメモリ空間を扱うことができました。 ==== Z80の成功 ==== Z80は、当初はテレビのリモコンや電卓などの小型家電製品に使われることを想定していましたが、後にコンピューター産業においても大きな成功を収めました。Z80を搭載したコンピューターは、当時のビジネス市場において大きな役割を果たし、CP/Mと呼ばれるオペレーティングシステムの標準的な動作環境となりました。また、Z80はアーケードゲーム機にも広く使われ、当時の人々にとって不可欠なエンターテイメントの一つとなりました。 ==== Z80の後継 ==== Z80は、その後も改良が続けられ、Z180やZ280といった後継製品もリリースされました。また、Zilog社はZ80のライセンスを多数の企業に提供することで、広範な市場を獲得することに成功しました。さらに、Zilog社はMCU(マイクロコントローラユニット)にも進出し、現在でも幅広い分野で活躍しています。 ==== まとめ ==== Zilog社がリリースしたZ80は、マイクロプロセッサ技術の歴史において重要な位置を占めています。Z80は、多くの分野において先進的な性能を発揮し、コンピューター産業に大きな影響を与えました。また、Zilog社はZ80の成功を背景に、MCU市場でも活躍するようになりました。今後も、Zilog社が提供する技術が世界を変える可能性があると言えます。 === 日本製プロセッサ === マイクロプロセッサとは、コンピュータの中核となる部品であり、現代のデジタル機器に欠かせないものとなっています。今回は、その中でも日本で製造されたマイクロプロセッサに焦点を当て、マイクロプロセッサの進化を振り返っていきたいと思います。 * 1971年 日本の電気通信大学の石井英一郎教授が、Intel社の4004に着想を得て、初の日本製マイクロプロセッサである「TCM1000」を開発。しかし、市場には浸透しなかった。 * 1978年 松下電器産業(現・パナソニック)が、4ビットマイクロプロセッサ「MN1610」を開発。主に家電製品の制御に使われた。 * 1982年 日立製作所が16ビットマイクロプロセッサ「HD64180」を開発。当時は日本製の16ビットマイクロプロセッサは存在せず、大きな注目を集めた。 * 1985年 日本電気(NEC)が16ビットマイクロプロセッサ「V30」を開発。Intel社の「8086」互換品であり、IBMのPC/AT互換機向けに採用された。 * 1987年 富士通が32ビットマイクロプロセッサ「MB86900」を開発。UNIXサーバやワークステーションで使われた。 * 1990年 日立製作所が32ビットマイクロプロセッサ「SH-1」を開発。ハードウェア浮動小数点演算器を搭載し、デジタルカメラや携帯電話などに広く使われた。 * 1993年 ルネサスエレクトロニクス(旧・日本電気半導体)が、32ビットマイクロプロセッサ「V850」を開発。自動車制御システムなどに広く使われている。 * 2002年 富士通と東芝が共同開発した64ビットマイクロプロセッサ「SPARC64 V」が、UNIXサーバやスーパーコンピュータなどに採用された。 以上が、日本製マイクロプロセッサの主な年表です。日本製のマイクロプロセッサは、それぞれの特徴を活かして多様な用途で利用されてきました。その中でも特筆すべきは、自動車制御システムやデジタルカメラ、携帯電話といった小型機器に使われてきたことです。これらの機器には、省電力や高速処理といった要素が求められます。日本製のマイクロプロセッサは、それぞれの分野で高い評価を得ています。 また、日本のマイクロプロセッサメーカーは、競争力を維持するために、新しい技術の開発に注力しています。例えば、ルネサスエレクトロニクスは、自動車用の高速通信技術「CAN-FD」に対応したマイクロプロセッサを開発しています。また、東芝は、省電力技術「SpursEngine」を搭載したマイクロプロセッサを開発しています。 日本のマイクロプロセッサメーカーは、今後も世界に通用する技術を開発し、国内外の様々な分野で活躍することが期待されます。 === i432/i860/i960/Itanium === マイクロプロセッサは、現代の電子機器のバックボーンを形成する重要なコンポーネントです。i432、i860、i960マイクロプロセッサは、今日の高性能プロセッサの発展を拓いた革命的なチップです。 i432は、インテルが開発した初の32ビットプロセッサであり、1978年に発売されました。i432は、命令セットアーキテクチャ(ISA)の設計が複雑で、性能が低いことが問題でした。そのため、i432は商業的に成功することはありませんでした。 i860は、1989年にリリースされたRISC(Reduced Instruction Set Computing)マイクロプロセッサでした。i860は、グラフィックスや信号処理などの高度なアプリケーション向けに設計されており、多数のプロセッサを搭載したシステムに使用されました。 i960は、i860の後継として1990年にリリースされました。i960は、高性能なマルチタスク処理能力を備え、グラフィックスや信号処理などのアプリケーションに最適でした。i960は、さまざまな分野で使用され、特にネットワーク機器や組み込みシステムに適していました。 しかし、Intelのi960シリーズは、競合他社の製品と比較して高価であるという問題があり、成功しなかったと考えられています。 Intelは、2001年にItaniumプロセッサをリリースしました。Itaniumは、Intelの64ビットプロセッサであり、高性能で信頼性の高いサーバー向けに設計されていました。Itaniumは、複数のコアを搭載し、高度な並列処理能力を持ち、高度なメモリアーキテクチャを備えていました。 Itaniumは、最初は高い期待が寄せられていましたが、ソフトウェアの互換性の問題があり、市場に浸透することはできませんでした。競合するx86アーキテクチャに比べて高価であり、Itaniumに最適化されたソフトウェアが不足していたことが主な要因とされています。 以上のように、i432、i860、i960、Itaniumは、それぞれの時代において革新的なマイクロプロセッサであったものの、いくつかの問題により商業的に成功することができませんでした。しかし、これらのプロセッサは、現代のプロセッサの進化を支える技術の基盤となり、コンピュータ科学の発展に大きな影響を与えたと言えます。 ==プロセッサの分類と種類 == プロセッサは、コンピューターシステムの中心的な役割を果たす部分であり、演算処理やデータ処理を担当しています。プロセッサの種類や性能は、コンピューターシステムの性能や機能性に大きな影響を与えます。 === RISCプロセッサとCISCプロセッサ === RISCプロセッサーとCISCプロセッサーは、コンピュータープロセッサーのアーキテクチャの設計方法論を表す用語で、プロセッサーが実行する命令の種類や機能、およびプロセッサー内部でこれらの命令を処理する方法に関する違いに基づいています。 CISCプロセッサーは、多様な命令セットを持つことが特徴で、メモリアクセス、条件分岐、算術演算、およびその他の機能を含みます。CISCプロセッサーは、高度な機能を実現するために多様な命令を持っており、複雑な計算や処理が必要な場合には高速に処理を行うことができますが、命令セットの複雑さと高度な機能により、プロセッサーの設計と製造に大きなコストがかかる可能性があります。 一方、RISCプロセッサーは、単純な命令セットを持つことが特徴で、基本的な算術演算、ビット演算、ロード/ストア操作、および条件分岐を含みます。RISCプロセッサーは、各命令が実行される際に単一のサイクルしか必要としない場合がほとんどで、命令セットが比較的簡素であるため、プロセッサーの設計と製造に低いコストがかかる可能性があります。 CISCとRISCの違いに関する議論は、プロセッサー設計の分野で長年続いています。エンジニアの中には、RISCのアプローチがシンプルであり、効率的なプロセッサーを設計することができると主張する人もいますが、CISCのアプローチが多様な機能をサポートするために必要であり、高度なプロセッサーを設計することができると主張する人もいます。 最近のプロセッサでは、CISCとRISCの特徴を組み合わせたハイブリッドアーキテクチャが採用されることがあります。これにより、高度な機能を実現しつつ、高速で効率的な処理が可能になります。ただし、ハイブリッドアーキテクチャは複雑なため、設計や開発に時間がかかる可能性があります === VLIWプロセッサ === VLIW(Very Long Instruction Word)は、複数の命令を1つの長い命令ワードにまとめて同時に実行できるコンピューターアーキテクチャです。これにより、複数の命令を同時に処理することで、プロセッサの性能を向上させることができます。 VLIWプロセッサは、複数の命令を同時に実行することができるため、パイプライン処理が容易になります。そして、命令をパイプライン処理するための仕組みを持っているため、命令を高速かつ効率的に処理することができます。 ただし、VLIWプロセッサは、命令を1つの長いワードにパックするため、同時に実行できる命令の数が制限されます。また、命令を最適にパックする必要があるため、プログラマーに制約があります。さらに、プロセッサごとに最適な命令のパック方法が異なるため、プログラマーはプロセッサごとに最適な命令のパック方法を探す必要があります。 VLIWプロセッサは、一般的に組み込みシステムやグラフィックス処理などの特定のアプリケーションに使用されます。これらのアプリケーションでは、高速な処理が必要であり、VLIWプロセッサが優れた性能を発揮することがあります。 VLIWアーキテクチャの開発者は、命令セットアーキテクチャ(ISA)の設計者と協力する必要があります。ISAの設計者は、プログラマーが最適な命令のパック方法を探すための情報を提供する必要があります。また、ISAの設計者は、VLIWアーキテクチャに最適な命令セットを設計することが求められます。 === マルチプロセッサシステムの概要 === マルチプロセッサシステムとは、複数のCPU(中央処理装置)を持つコンピュータシステムのことです。単一のCPUを持つシステムよりも高い処理能力と信頼性を実現できます。主な特徴は以下の通りです。 ; 並列処理 : マルチプロセッサシステムでは、複数のCPUが並列に動作するため、単一CPUシステムよりも高速な処理が可能です。ソフトウェアを適切に並列化することで、処理速度が飛躍的に向上します。 ; 負荷分散 : 複数のCPUに処理を分散させることで、システム全体の負荷を分散できます。ピーク時の負荷に対しても、適切に対応することができます。 ; 冗長性 : 複数のCPUを持つため、万一1つのCPUが故障しても、他のCPUで処理を継続できます。これにより、システムの信頼性が高まります。 ; 拡張性 : 必要に応じてCPUを追加するだけで、システムの処理能力を向上させることができます。 マルチプロセッサシステムは、大規模なデータセンターサーバーや高性能コンピューティング(HPC)システムなど、高い計算能力が求められる分野で広く利用されています。ただし、マルチプロセッサ環境での並列プログラミングは複雑になる傾向があり、適切な手法が必要となります。 === マルチコアプロセッサシステムの概要 === マルチコアプロセッサとは、1つのCPUチップ上に複数のプロセッサコアを集積した設計のCPUのことです。主な特徴は以下の通りです。 ; 並列処理能力 : 1つのCPUチップ上に複数のプロセッサコアが搭載されているため、並列処理能力が高くなります。各コアが独立してタスクを実行できるので、単一コアCPUよりも高速な処理が可能です。 ; 電力効率 単一コアCPUと比べて、同じ性能を実現するのに低い電力消費量で済みます。コア数を増やすことで、高クロック周波数にする必要がなくなるためです。 ; 小型化・低コスト化 : 1つのCPUチップに複数のコアを集積できるため、小型化とコストダウンが可能になります。 ; 拡張性 : コア数を増やすことで、CPUの処理能力を容易に拡張できます。 マルチコアプロセッサは、デスクトップPC、ノートPC、サーバー、モバイル機器などあらゆる分野で広く採用されています。しかし、単一コアCPUと比べてソフトウェアの並列化が必要になるため、プログラミングが複雑化する側面があります。 マルチコアCPUの性能を最大限に活かすには、マルチスレッドプログラミングなどの並列処理技術が重要になります。OSやコンパイラ、ミドルウェアなどのシステムソフトウェアの進化も欠かせません。 == コンピューターセキュリティ == コンピューターセキュリティは、コンピューターシステムやネットワーク、データを保護し、不正アクセスや損傷、情報漏洩などの脅威から守ることを目的としています。近年、サイバー攻撃の高度化や新たな脅威の出現により、セキュリティ対策の重要性がますます高まっています。 === コンピューターセキュリティの脅威と対策 === コンピューターセキュリティの主な脅威には、以下のようなものがあります。 ; マルウェア : コンピューターウイルス、ワーム、トロイの木馬などの悪意あるソフトウェア ; 不正アクセス : 認証を回避して不正にシステムやデータにアクセスする行為 ; サービス妨害 (DoS) 攻撃 : 大量のデータを送り付けてシステムを過負荷状態に陥れる攻撃 ; データ漏洩 : 機密データが意図せず外部に漏れる事態 これらの脅威に対して、以下のような対策が講じられます。 ; ソフトウェアの最新化 : OSやアプリケーションのセキュリティアップデートを適用 ; マルウェア対策ソフト : ウイルス対策ソフトやファイアウォールの導入 ; アクセス制御と認証強化 : 適切な権限管理と強力な認証方式の採用 ; 暗号化 : 機密データの暗号化による保護 ; ログ監視 : 不審な活動を検知するためのログ監視 ; セキュリティ教育 : 従業員に対するセキュリティ意識向上の教育 === アクセス制御と暗号化技術 === '''アクセス制御'''とは、システムやデータへのアクセスを適切に管理・制御する仕組みです。代表的な方式には以下のようなものがあります。 ; ロールベースアクセス制御 (RBAC) : ユーザーの役割に基づいてアクセス権限を設定する方式 ; 強力な認証方式 : 複合認証 (パスワードと生体認証の組み合わせなど) による本人確認の強化 '''暗号化技術'''は、データを特殊なアルゴリズムで変換して機密性と整合性を確保する技術です。主な暗号化方式は以下のとおりです。 ; 共通鍵暗号方式 : 同一の鍵を使って暗号化・復号を行う (AES、DESなど) ; 公開鍵暗号方式 : 暗号化と復号で異なる鍵を使う方式 (RSA、楕円曲線暗号など) ; ハッシュ関数 : 元のデータから短い固定長のデータ (ハッシュ値) を生成する一方向関数 これらの技術は、データの機密性と整合性を守るために広く利用されています。 === ネットワークセキュリティと脆弱性対策 === '''ネットワークセキュリティ''' は、ネットワーク接続をさまざまな脅威から守ることを目的としています。主な対策技術には以下のようなものがあります。 ; ファイアウォール : ネットワーク境界でパケットを監視・フィルタリングする ; VPN (仮想プライベートネットワーク) : 公開ネットワーク上に仮想の専用ネットワークを構築 ; IDS/IPS : 不正な通信を検知し、必要に応じて遮断する ; DLP (データ漏洩防止) : 機密データの持ち出しを防止する 一方、新たな脆弱性が発見されるたびに '''脆弱性対策''' が重要となります。主な対策には以下のようなものがあります。 ; ソフトウェアの更新 : ベンダーから提供されるセキュリティアップデートを適用 ; 脆弱性スキャン : 脆弱性検査ツールを用いてシステムの脆弱性をスキャン ; ペネトレーションテスト : 実際に攻撃を試みて脆弱性を特定する このように、さまざまな脅威に対してレイヤーを重ねた多層防御が求められます。また、セキュリティは常に進化する必要があり、継続的な対策が重要となります。 === コンプライアンス === コンピューターセキュリティにおいて、コンプライアンス(法令順守)は非常に重要な要素です。企業や組織は、関連する法令や規制、業界の標準などを遵守しなければなりません。一方で、コンプライアンスを達成する過程において、プライバシーの侵害などの人権問題が生じる可能性もあります。 ; コンプライアンスの主な側面 :; データ保護法令の順守: 個人情報保護法、GDPRなどの法令を順守したデータ管理 :; 業界固有の規制への準拠: 金融、医療など特定分野における規制への適合 :; セキュリティ基準の維持: ISO27001、NIST等の標準に基づくセキュリティ管理 ; コンプライアンスを実現する手段 : ポリシーおよび手順の文書化と従業員教育 : システム監査ログの保持と分析 : 定期的な脆弱性評価と是正対応 一方で、過剰な監視や抜き打ち監査は、'''プライバシー権の侵害'''になる可能性があります。このため、合法性と適切性を考慮しつつ、従業員のプライバシーを不当に侵害しないよう配慮する必要があります。 企業は法令順守とプライバシー保護のバランスを取る必要があり、双方の要請を満たすガバナンスが求められます。抜き打ち監査などの措置を講じる場合は、あらかじめルールを明確化し、必要最小限の範囲に限定するなど、人権への配慮が重要になります。 == コンピューターアーキテクチャーの応用 == コンピューターアーキテクチャーは、コンピューターシステムの設計や構造を決定する根幹技術です。様々な分野で広く応用されており、アーキテクチャーの進化によって新しい可能性が切り拓かれています。 === 様々な応用分野でのコンピューターアーキテクチャーの活用例 === ; 科学技術計算 : 気象予測、構造解析、分子シミュレーションなどの大規模計算 : 演算性能、メモリバンド幅、並列処理性能が重要 ; 人工知能 (AI) / 機械学習 : ディープラーニングなどの大規模データ処理 : GPU、専用AIチップの活用によるハイパフォーマンス化 ; マルチメディア処理 : 高解像度映像や3D CGの処理 : 並列処理能力と大容量メモリが必須 ; データベースシステム : 大規模データの高速検索と処理 : メモリアクセス性能とストレージI/Oが重要 このように、要求されるアーキテクチャーは分野によって異なり、用途に合わせた最適化が求められます。 === ハイパフォーマンスコンピューティングと量子コンピューティング === '''ハイパフォーマンスコンピューティング (HPC)''' は、大規模で計算集約型のタスクを高速に処理することを目的とします。HPCで重視される主なアーキテクチャー要素は以下の通りです。 : 高度に並列化された多コアCPUやGPU、専用アクセラレーターの活用 : 高バンド幅・低レイテンシのメモリサブシステム : 高スループット・低レイテンシのインターコネクト技術 一方、'''量子コンピューティング'''は、量子力学の原理を用いた革新的なコンピューティングパラダイムです。量子ビットを使った並列処理によって、従来の計算モデルを超えた能力が期待されています。 : 量子ビットの製造・制御・測定技術 : 量子エラー訂正によるノイズ耐性の実現 : 量子アルゴリズムの開発と最適化 量子コンピューターの実用化に向けて、ハードウェアとソフトウェアの両面から活発な研究開発が行われています。 {{See also|量子コンピューティング}} === IoT(Internet of Things)やエッジコンピューティングの技術動向 === '''IoT (モノのインターネット)''' は、様々な"モノ"がインターネットにつながり、データをやり取りすることを指します。センサーデバイスから大量のデータが発生するため、データの収集・処理にはエッジ側での分散アーキテクチャーが必要とされます。 : 省電力・低コストなエッジデバイス向けプロセッサー : エッジ側での軽量AIによるデータ処理 : エッジデバイスからクラウドへの効率的なデータ転送 '''エッジコンピューティング''' とは、データをクラウドに送る前にエッジ側で前処理を行う分散型アーキテクチャーです。エッジ側で機械学習やデータ加工を行うことで、クラウドの負荷を軽減することができます。 : 小型・低消費電力のエッジデバイス向けGPU/AIチップ : エッジ上でのデータの暗号化やデータ圧縮機能 : エッジとクラウドとの柔軟な負荷分散制御 このようにIoTシステムやエッジコンピューティングでは、省電力性と分散処理能力を兼ね備えた革新的なデバイスアーキテクチャーが求められています。 {{See also|IoT|エッジコンピューティング}} == おわりに == === コンピューターアーキテクチャーの将来について === コンピューターアーキテクチャーは、テクノロジーの進化に伴って常に変遷を遂げてきました。今後も新たな要求や課題に対応するため、アーキテクチャーは進化し続けることでしょう。 ==== ハードウェアの微細化の限界 ==== 半導体の微細化による集積度向上には物理的な限界があり、単一のプロセッサーでのパフォーマンス向上に限界が見えてきています。この課題を克服するため、以下のような取り組みが行われています。 * 特化した専用チップ(ASIC、FPGA)の活用 * チップ実装技術の革新(3D積層、光インターコネクトなど) * 量子コンピューターの実用化に向けた研究開発 ==== ソフトウェアの複雑化への対応 ==== AIやビッグデータなど、ソフトウェアが高度化・複雑化する中で、単一のアーキテクチャーでは要求を満たせなくなってきています。この課題に対しては以下が検討されています。 * ドメイン特化アーキテクチャー(DPA)の採用によるソフトウェア最適化 * マルチアーキテクチャー/ヘテロジニアスコンピューティングの活用 * オープンなハードウェア設計による柔軟性向上 将来のコンピューターアーキテクチャーは、可用性、性能、電力効率、コストなどを総合的に最適化したものになると考えられます。単一の万能なアーキテクチャーではなく、用途に応じた特化と分散が鍵となりそうです。 === まとめ === 本書では、コンピューターアーキテクチャーの基本概念から応用分野までを幅広く解説してきました。コンピューターの心臓部であるCPUをはじめ、メモリ、ストレージ、インターコネクトなどの構成要素について、その役割と動作原理を学びました。 さらに、パフォーマンス、電力効率、コストなどの観点からアーキテクチャーを評価・設計する手法を習得しました。また、コンピューターセキュリティやコンプライアンスの重要性についても理解を深めました。 最後に、ハイパフォーマンスコンピューティング、IoT/エッジコンピューティング、量子コンピューティングなど、様々な応用分野におけるアーキテクチャーの活用例を紹介しました。そして、将来のアーキテクチャー展望として、ハードウェア・ソフトウェアの課題と対応策について言及しました。 コンピューターアーキテクチャーは、コンピューターシステムを構築する上で不可欠な基盤技術です。この分野への理解を深めることで、パフォーマンス、省電力、コストなど様々な要求を満たすシステム設計が可能となります。本書が読者の皆様のスキルアップとソリューション検討の一助となれば幸いです。 [[Category:コンピュータ|あきてくちや]] pbgekq0sa3hhnj2m5ydw4s65zug1jq5 263351 263350 2024-11-11T23:11:49Z Ef3 694 /* コンピューターアーキテクチャーの進化 */ 校閲と推敲 263351 wikitext text/x-wiki 提供されたWikitextを校閲・推敲・ファクトチェックし、以下のように改善しました: == はじめに == <!--コンピューターアーキテクチャーの教科書の「はじめに」の章--> コンピューターアーキテクチャーは、コンピューターの基礎的な仕組みと設計原理に関する学問分野です。 この分野では、コンピューターの構成要素、データ表現、命令セットアーキテクチャー(ISA)、マイクロアーキテクチャー、パイプライン処理、メモリー階層、入出力システム、並列処理、およびマルチプロセッシングに関するトピックを扱います。 本書は、コンピューターアーキテクチャーの基礎から応用までを体系的に解説し、実践的な知識を提供します。また、最新の技術動向や設計トレードオフについても詳しく説明します。 === コンピューターアーキテクチャーとは === コンピューターアーキテクチャーは、コンピューターシステムの構造と動作原理を定義する分野です。具体的には、以下の要素を包含します: * プロセッサーアーキテクチャー * メモリーシステム * 入出力アーキテクチャー * インターコネクト これらの要素は、以下の設計目標に基づいて最適化されます: * 性能(処理速度、レイテンシー、スループット) * 電力効率 * 信頼性 * セキュリティ * コスト === 学習目標 === 本書を通じて、読者は以下の知識・スキルを習得することができます: * コンピューターシステムの基本構成要素の理解 * 命令セットアーキテクチャーの設計原理 * プロセッサーの動作原理とパイプライン処理 * メモリーシステムの階層構造と最適化手法 * 並列処理とマルチコアアーキテクチャー * 性能評価手法 == コンピューターシステムの基礎 == コンピューターシステムは、ハードウェア、ソフトウェア、およびそれらを結ぶインターフェースから構成される情報処理システムです。 === コンピューターシステムの構成要素 === 主な構成要素は以下の通りです: ;ハードウェア :物理的な機器や部品 :* 中央処理装置(CPU) :* メインメモリー :* 二次記憶装置 :* 入出力装置 :* システムバス ;ソフトウェア :プログラムとデータの総称 :* オペレーティングシステム :* システムソフトウェア :* アプリケーションソフトウェア === ハードウェアとソフトウェアの関係 === ハードウェアとソフトウェアは階層的に構成され、以下の特徴があります: * ソフトウェアはハードウェア上で動作する抽象化層を提供 * オペレーティングシステムがハードウェア資源を管理 * アプリケーションはOSを介してハードウェアにアクセス === コンピューターシステムの性能指標 === ;実行時間 :プログラムの開始から終了までに要する時間 ;スループット :単位時間あたりの処理量 ;クロック周波数 :プロセッサーの動作周波数(単位: Hz) ;CPI(Cycles Per Instruction) :命令あたりの平均クロックサイクル数 ;IPC(Instructions Per Cycle) :クロックサイクルあたりの平均命令実行数 :CPIの逆数だが、現代のプロセッサーでは並列実行により1を超えることがある ;MIPS(Million Instructions Per Second) :1秒あたりの実行命令数(百万単位) :異なるISA間での比較には適さない ;FLOPS(Floating-point Operations Per Second) :1秒あたりの浮動小数点演算数 :科学技術計算の性能指標として使用 ;メモリー帯域幅 :メモリーとプロセッサー間のデータ転送速度(bytes/sec) == 命令セットアーキテクチャー == 命令セットアーキテクチャー(ISA)は、プロセッサーが理解し実行できる機械語命令の仕様を定義します。ISAは、アプリケーションプログラミングインターフェース(API)として機能し、ハードウェアとソフトウェアの境界を形成します。 === 命令セットの概要 === 命令セットは、プロセッサーが実行可能な命令の完全な集合です。主なISAファミリーには以下があります: ;CISC(Complex Instruction Set Computing) :AMD64やx86など、複雑な命令を多数持つアーキテクチャー :メモリ操作を含む豊富な命令セット :可変長命令フォーマット ;RISC(Reduced Instruction Set Computing) :ARM、RISC-V、PowerPCなど、単純な命令を基本とするアーキテクチャー :ロード/ストアアーキテクチャー :固定長命令フォーマット === AMD64命令の種類とフォーマット === AMD64アーキテクチャーは、x86アーキテクチャーの64ビット拡張です。主な命令カテゴリーは以下の通りです: ;データ転送命令 :<code>mov</code>、<code>push</code>、<code>pop</code>、<code>xchg</code>など :例(AT&T構文): :<syntaxhighlight lang=asm> movq $0x1234, %rax # 即値をRAXに格納 movq %rax, %rbx # RAXの値をRBXに転送 pushq %rax # RAXの値をスタックにプッシュ </syntaxhighlight> ;算術演算命令 :<code>add</code>、<code>sub</code>、<code>mul</code>、<code>div</code>、<code>inc</code>、<code>dec</code>など :例: :<syntaxhighlight lang=asm> addq $1, %rax # RAXに1を加算 subq %rbx, %rax # RAXからRBXを減算 imulq $4, %rax # RAXを4倍 </syntaxhighlight> ;論理演算命令 :<code>and</code>、<code>or</code>、<code>xor</code>、<code>not</code>など :例: :<syntaxhighlight lang=asm> andq $0xf, %rax # RAXと0xfのAND演算 xorq %rax, %rax # RAXをゼロクリア(自身とのXOR) </syntaxhighlight> ;制御転送命令 :<code>jmp</code>、<code>je</code>、<code>jne</code>、<code>call</code>、<code>ret</code>など :例: :<syntaxhighlight lang=asm> cmpq $0, %rax # RAXと0を比較 je .L1 # ゼロの場合、L1にジャンプ call printf # printf関数を呼び出し </syntaxhighlight> === 命令のエンコーディング === AMD64の命令は可変長フォーマットを採用し、1〜15バイトの範囲です。基本的な構造: * プリフィックス(オプション):REX、オペランドサイズ、アドレスサイズなど * オペコード:1〜3バイト * ModR/M(必要な場合):オペランドの指定 * SIB(必要な場合):スケール-インデックス-ベースアドレッシング * ディスプレースメント(必要な場合) * 即値(必要な場合) 例: :<syntaxhighlight lang=asm> movq $0x1234, %rax </syntaxhighlight> のエンコーディング: :<syntaxhighlight lang=text> 48 c7 c0 34 12 00 00 </syntaxhighlight> * 48: REXプリフィックス(64ビット操作) * c7: MOV即値のオペコード * c0: ModR/M(レジスタRAX直接) * 34 12 00 00: 32ビット即値 === 命令の実行サイクル === 現代のプロセッサーは、以下の基本的な実行ステージを持ちます: # 命令フェッチ(IF) # 命令デコード(ID) # 実行(EX) # メモリアクセス(MEM) # レジスタ書き戻し(WB) これらのステージは、パイプライン処理により並列実行されます。AMD64プロセッサーは、アウトオブオーダー実行や投機的実行などの高度な最適化技術も採用しています。 より具体的な事例や実装を含めて書き直しました: == マイクロアーキテクチャー == マイクロアーキテクチャーは、プロセッサーの命令セットアーキテクチャー(ISA)を実際のハードウェアとして実装するための設計手法です。例えばx86-64 ISAは、IntelのSkyLakeやAMDのZenなど、異なるマイクロアーキテクチャーによって実現されています。 === 基本構成と実装 === 現代のマイクロアーキテクチャーは、命令フェッチ、デコード、実行、メモリアクセス、ライトバックの5段階のパイプラインを基本としています。例えばIntel Core i7プロセッサーでは、14~19段のパイプラインを採用し、1クロックあたり最大4命令をデコードできます。 命令実行の中核となる実行ユニットには、整数演算器(ALU)、浮動小数点演算器(FPU)、SIMD演算器などが含まれます。最新のプロセッサーでは、AVX-512などの高度なSIMD命令をサポートし、1サイクルあたり最大512ビットのデータを並列処理できます。 === キャッシュ階層と分岐予測 === メモリアクセスの高速化のため、L1(32KB~64KB)、L2(256KB~1MB)、L3(数MB~数十MB)の3階層のキャッシュを実装するのが一般的です。例えばAMD Ryzenプロセッサーは、コアごとに32KBのL1命令キャッシュと32KBのL1データキャッシュ、512KBのL2キャッシュ、さらにCCX(Core Complex)ごとに16MBのL3キャッシュを搭載しています。 分岐予測には、2ビットカウンタによる動的予測や、分岐履歴テーブル(BHT)、分岐ターゲットバッファ(BTB)などの技術が使用されます。最新のプロセッサーでは予測精度が95%を超えており、分岐ミス予測によるパイプラインストールを最小限に抑えています。 === 省電力技術 === 現代のプロセッサーには様々な省電力機能が実装されています。Intel SpeedStepやAMD Cool'n'Quietに代表される動的周波数・電圧制御(DVFS)は、負荷に応じてクロック周波数と供給電圧を0.1GHz単位で細かく調整します。また、未使用のコアやキャッシュの電源をオフにするパワーゲーティングや、アイドル時に深い省電力状態(C6など)に移行する機能も実装されています。 === 最新の傾向 === 近年のマイクロアーキテクチャーでは、ビッグ・リトルアーキテクチャーの採用が進んでいます。例えばIntel AlderLakeは、高性能なPコアと省電力なEコアを組み合わせ、用途に応じて使い分けることで、性能と電力効率の両立を図っています。また、AMDのチップレット設計のように、複数のダイを組み合わせる手法も一般的になりつつあります。 セキュリティ面では、Spectre/Meltdownなどの脆弱性対策として、投機的実行の制御やキャッシュの分離などのハードウェア的な対策が実装されています。これらの対策は若干の性能低下を伴いますが、セキュリティと性能のバランスを取りながら改良が続けられています。 == マイクロコード == マイクロコードは、プロセッサーの複雑な命令セット(ISA)を、より単純な内部操作の組み合わせとして実装するための制御プログラムです。例えばx86プロセッサーでは、1つのCISC命令を複数の基本的なマイクロ操作(μops)に分解して実行します。 === 基本構造と動作 === マイクロコードは、プロセッサー内部のROMに格納された専用のプログラムとして実装されています。例えばIntel Skylakeアーキテクチャでは、複雑なx86命令をデコードする際、マイクロコードROMから対応するμopsのシーケンスを取り出し、実行パイプラインに供給します。 典型的なマイクロコード実装では、以下の要素が含まれます: * '''マイクロコードROM''':基本的なマイクロ命令シーケンスを格納 * '''シーケンサー''':マイクロ命令の実行順序を制御 * '''マイクロ命令レジスタ''':現在実行中のマイクロ命令を保持 * '''制御信号生成器''':各ハードウェアユニットへの制御信号を生成 === 実用的な応用 === マイクロコードは以下のような場面で重要な役割を果たしています: ; 命令エミュレーション : x86プロセッサーにおける文字列操作命令(MOVS、STOS等)は、マイクロコードによって基本的なメモリ操作の連続として実装されています。これにより、複雑な命令をハードウェアで直接実装する必要がなくなります。 ; 例外処理 : ページフォールトやデバイス割り込みなどの例外発生時、マイクロコードは現在の実行状態の保存や例外ハンドラへの制御移行を行います。 ; マイクロコード更新 : プロセッサーの製造後に発見されたバグの修正や、セキュリティ脆弱性(Spectre/Meltdownなど)への対策として、マイクロコードアップデートが配布されます。 === 最適化と性能への影響 === 現代のプロセッサーでは、頻繁に使用される単純な命令(ADD、MOV等)はハードウェアデコーダーで直接μopsに変換され、マイクロコードROMを使用しません。一方、複雑な命令(CPUID、SYSCALL等)はマイクロコードシーケンスとして実装され、実行に数十サイクルを要することがあります。 {{コラム|width=100%|水平マイクロコードと垂直マイクロコード|2=マイクロコードの実装方式は、制御信号の生成方法によって大きく2種類に分類されます: ; 水平マイクロコード :* 各制御信号を直接指定するビット幅の広い形式 :* Intel 8086などの初期のプロセッサーで採用 :* 高速だが命令語が長く、ROM容量を多く必要とする ; 垂直マイクロコード :* 制御信号をエンコードした命令形式 :* 現代のプロセッサーで一般的 :* ROM容量を節約でき、柔軟な実装が可能 :* デコード段階が必要で若干のオーバーヘッドあり 現代のプロセッサーでは、主に垂直マイクロコードを採用しつつ、クリティカルパスには水平マイクロコード的な直接制御を組み合わせることで、柔軟性と性能のバランスを取っています。 }} == CPUの構成と動作 == === CPUの構成要素 === CPUは、制御ユニット、演算ユニット、レジスタ、バス、クロックなどの構成要素で構成されます。制御ユニットは、プログラムカウンタから次の命令を取り出して、命令を解読し、演算ユニットに命令を送信する役割を持ちます。演算ユニットは、算術演算や論理演算を実行し、結果をレジスタに保存します。レジスタは、CPU内の一時的な記憶装置であり、データを保持するために使用されます。バスは、CPUと他のコンポーネント(メモリや入出力装置など)の間でデータを転送するために使用されます。クロックは、CPU内の各コンポーネントが同期して動作するために必要なタイミング信号を生成します。 === パイプライン処理とスーパースカラー処理 === CPUの処理速度を向上させるために、パイプライン処理やスーパースカラー処理が使用されます。パイプライン処理は、複数の命令を同時に実行することができるため、CPUの性能を向上させることができます。スーパースカラー処理は、1つの命令を複数の演算ユニットで同時に実行することができるため、より高速な処理を実現することができます。 ==== パイプライン処理 ==== パイプライン処理は、コンピューターアーキテクチャーにおける重要な概念の1つであり、複数の命令を同時に実行することで処理速度を高速化する方法です。パイプライン処理は、命令の実行に必要なステップを複数の段階に分割し、各ステップを同時に実行することによって実現されます。 パイプライン処理には、以下の5つの段階があります。 # 取得(Fetch):命令をメモリから取得する。 # デコード(Decode):命令を解読し、実行に必要な情報を取り出す。 # メモリ読み出し(Memory Read):必要に応じて、メモリにアクセスしてデータを読み出す。 # 実行(Execute):命令を実行する。 # メモリ書き込み(Memory Write):必要に応じて、メモリにアクセスしてデータを書き込む。 各ステップは、前のステップが完了すると同時に開始されます。これにより、複数の命令が同時に処理されるため、処理速度が向上します。 ただし、パイプライン処理にはいくつかの課題があります。例えば、命令間の依存関係がある場合、次の命令が実行される前に前の命令が完了するまで待たなければならないため、パイプライン処理の効果が減少します。また、分岐命令の場合、どちらの分岐が実行されるかわからないため、パイプライン処理を途中で中断し、処理速度が低下することがあります。 これらの課題を解決するために、パイプライン処理にはいくつかの改善策があります。例えば、アウト・オブ・オーダー実行(Out-of-Order Execution)や分岐予測(Branch Prediction)などがあります。アウト・オブ・オーダー実行は、命令を実行する順序を変更することで依存関係を解決し、分岐予測は、分岐命令の実行先を予測することでパイプライン処理を途中で中断する回数を減らすことができます。 ==== スーパーパイプライン ==== スーパーパイプラインという手法では、最も時間のかかるパイプラインのステージを2つ以上に分割することで、クロック周波数の上限を引き上げることができます。ステージ数を無制限に増やすと、分岐が発生した場合のペナルティが増大するため、慎重に考慮する必要があります。また、クロック周波数を上げることで消費電力が増加するため、電力消費にも配慮する必要があります。 ==== スーパースカラー ==== スーパースカラープロセッサーは、シングルプロセッサ内での命令レベル並列性と呼ばれる形式の並列性を実装したCPUです。スカラープロセッサーは、1つのクロックサイクルあたり最大1つの単一の命令しか実行できないのに対し、スーパースカラープロセッサーは、同時に複数の命令をプロセッサ内の異なる実行ユニットに送信することで、1つのクロックサイクル中に複数の命令を実行できます。 スーパースカラーテクニックは、通常以下の特徴と関連付けられます: * 命令はシーケンシャルな命令ストリームから発行される * CPUが実行時に命令間のデータ依存性を動的にチェックする * CPUは1クロックあたり複数の命令を実行することができる === ハザード === ハザードとは、コンピュータアーキテクチャにおいて、命令実行の順序に関する問題のことを指します。ハザードが発生すると、正しい結果を得るために必要な命令実行の順序が乱れてしまうことがあります。 ハザードの種類には、データハザード、制御ハザード、構造ハザードなどがあります。データハザードは、命令が必要とするデータがまだ用意されていない場合に発生します。制御ハザードは、分岐命令などの制御フローを変更する命令の実行によって発生します。構造ハザードは、複数の命令が同時に実行されることによって、実行ユニットなどのリソースが競合することで発生します。 ハザードが発生すると、プログラムの実行速度が遅くなるため、高速なコンピュータアーキテクチャを設計する場合には、ハザードの解決方法について十分に考慮する必要があります。 === 投機的実行 === 投機的実行(Speculative Execution)は、コンピュータのプロセッサが命令の実行を事前に行うことで、全体の処理速度を向上させる技術です。この技術では、次に実行される可能性が高い命令を予測し、あらかじめ実行しておきます。予測が正しい場合、結果をそのまま使用し、実行時間の短縮が実現されます。一方、予測が誤っていた場合は、事前に実行した結果を破棄し、正しい命令の実行に切り替えます。 投機的実行は特に複雑なプログラムにおいて有効で、CPUのパフォーマンス向上に寄与します。しかし、近年のMeltdownやSpectreといった脆弱性によって、セキュリティ上のリスクも存在することが指摘されています。こうした脆弱性は、予測実行の結果として生成されたデータが外部から推測可能になることで生じるため、投機的実行の使用には注意が必要です。 === アウト・オブ・オーダー実行 === アウト・オブ・オーダー実行(Out-of-order Execution)は、命令を直列ではなく、依存関係に応じて順序を入れ替えて実行する方式です。通常、プロセッサはプログラムの命令を上から順に実行しますが、ある命令が必要なデータを待っている間に、実行可能な他の命令があれば、それらを先に処理します。 アウト・オブ・オーダー実行では、未実行の命令を一時的にバッファに格納し、依存関係が解消されたものから順に実行します。これにより、プロセッサが処理を待つことなく多くの命令を同時に処理できるため、プログラムの実行効率が大幅に向上します。この技術は、現代の高速プロセッサに広く採用されており、CPUのパフォーマンス向上のために重要な役割を果たしています。 ただし、アウト・オブ・オーダー実行は、命令が順番通りに実行されないため、プログラムの結果や状態管理に特別な考慮が必要となることがあります。このため、設計や実装において正確な同期と結果の整合性が求められます。 === ベクトル計算機 === ベクトルプロセッサとは、ベクトル演算に特化したコンピュータプロセッサです。ベクトル演算は、多くの数値演算処理において重要であり、3Dグラフィックス、物理シミュレーション、科学技術計算、人工知能などに利用されます。 ベクトルプロセッサは1つの命令で同じ型の複数のデータ要素を同時に処理できるため、膨大な量のデータを効率的に処理できます。スカラープロセッサに比べて高速で、特にベクトル演算に適しているため、複雑な計算を迅速に行えます。用途としては、気象予報、シミュレーション、分子動力学などが挙げられます。また、GPUなど他の特殊プロセッサと組み合わせて使用されることもあります。 最近の一般的なCPUもベクトル演算をサポートしているため、特化型のベクトルプロセッサは減少傾向にありますが、特定の分野では依然として重要です。 === SIMD === SIMD (Single Instruction, Multiple Data)は、1つの命令で複数のデータを同時に処理するアーキテクチャです。SIMDはベクトル処理として知られ、同じ操作を複数のデータに適用します。例えば、多数の画像ピクセルを一度に処理することで効率を向上させることができます。 SIMDはCPU、GPU、DSPなど多様なプロセッサで使用され、画像処理、ビデオ処理、音声処理、科学的シミュレーションなどで活用されています。特に、1命令で多数のデータを処理するため、プログラマが明示的なループを記述する必要がなく、実行速度が向上します。ただし、データの依存関係がある場合には適用が制限される場合があります。 以下にSIMDを採用した一般的な命令セットの例を挙げます: # '''x86のSSE(Streaming SIMD Extensions)''': インテルのx86アーキテクチャにおけるSIMD命令セット。浮動小数点や整数演算のSIMD命令を提供し、SSE1からSSE4.2まで進化してきました。 # '''ARMのNEON''': ARMアーキテクチャ向けのSIMD命令セットで、主にマルチメディア処理向けに設計されています。 # '''IBMのAltiVec/VMX/VSX''': PowerPCアーキテクチャで使われるSIMD拡張命令セットで、音声や画像処理で利用されています。 # '''ARMのSVE(Scalable Vector Extension)''': ARMv8-Aアーキテクチャで導入された可変長ベクトルを扱う命令セット拡張で、柔軟なベクトル演算が可能です。 ==== 具体的なコード例 ==== 以下に、SSE(Streaming SIMD Extensions)を使用したアセンブリ言語での浮動小数点数の乗算例を示します。 :<syntaxhighlight lang=asm> section .data vectorA dd 1.0, 2.0, 3.0, 4.0 ; 浮動小数点数配列A vectorB dd 2.0, 2.0, 2.0, 2.0 ; 浮動小数点数配列B result dd 0.0, 0.0, 0.0, 0.0 ; 結果を格納する配列 section .text global _start _start: movups xmm0, [vectorA] ; ベクトルAをXMM0レジスタにロード movups xmm1, [vectorB] ; ベクトルBをXMM1レジスタにロード mulps xmm0, xmm1 ; XMM0とXMM1を乗算し、結果をXMM0に格納 movups [result], xmm0 ; XMM0の結果をメモリに格納 ; 結果を使用する処理をここに記述する </syntaxhighlight> この例では、SSEレジスタに浮動小数点数配列をロードし、<code>mulps</code>命令で乗算を実行しています。その後、<code>movups</code>命令で結果をメモリに格納します。これはx86アーキテクチャのSSEの例ですが、アーキテクチャやプラットフォームによってアセンブリコードは異なる場合があります。 === マルチスレッディング === マルチスレッディングは、コンピューターアーキテクチャの一種であり、複数のスレッドが同時に実行されることを可能にする技術です。 スレッドは、プログラム内で独立して実行される実行単位であり、プログラムの実行をより効率的に行うことができます。マルチスレッディングは、プログラム内の複数のスレッドが同時に実行されることにより、プログラムのパフォーマンスを向上させることができます。 具体的には、マルチスレッディングにより、複数のタスクを同時に実行できるため、システムのレスポンス時間を短縮することができます。また、マルチスレッディングは、並列処理を可能にするため、複数のCPUコアを最大限に活用することができます。 一方で、マルチスレッディングを実装するには、スレッド同士の競合状態や、スレッド間でのデータの共有など、いくつかの課題があります。そのため、適切に実装しないと、プログラムの動作が不安定になったり、効率が悪化することがあります。 マルチスレッディングは、コンピューターアーキテクチャの中でも重要な技術の一つであり、現代の多くのプログラムで利用されています。 === SMT(Simultaneous Multithreading)=== Simultaneous Multithreading(SMT)は、CPUのコア数を増やさずに複数のスレッドを同時に実行する技術です。SMTにより、1つの物理コア内で複数のスレッドが同時に命令を実行でき、CPUの効率と稼働率が向上します。各スレッドは独自のレジスターセットと命令フェッチャーを持ちながらも、物理的コアを共有することで、単一スレッドの実行よりも性能を向上させることが可能です。 SMTはマルチスレッドアプリケーションや複数タスクを並行して処理できるアプリケーションで効果的です。代表的なSMT実装には以下が含まれます: * '''IntelのHyper-Threading Technology(HT Technology)''': IntelのSMT技術で、1つのコア内で複数のスレッドを同時実行することで、スループットを向上させる。 * '''AMDのSMT''': AMDプロセッサでの実装で、IntelのHTとは異なる手法で複数スレッドの同時実行を最適化。 * '''IBM POWERのSMT''': IBMのPOWERプロセッサで採用される高性能計算向けSMT。 === バレルプロセッサー === バレルプロセッサーは、毎サイクルで異なるスレッドを切り替えるCPUの設計手法です。「交互配置(interleaved)」または「細粒度の時分割マルチスレッディング」とも呼ばれ、各スレッドは独自のプログラムカウンターやレジスタを持ち、複数のスレッド間で実行を交代させます。 ; Cスローイング手法 : Cスローイング(C-slowing)は、単一タスク向けのプロセッサ設計から自動的にバレルプロセッサを生成する技術で、n-wayバレルプロセッサーが生成されます。生成されたプロセッサは元の速度の約1/nで動作し、仮想的に複数のプロセッサが並列動作するようになります。 ; 歴史 : 初期のバレルプロセッサ例には、CDC 6000シリーズのI/O処理システムがあり、10個の仮想プロセッサが1つの命令を順次実行する設計が採用されていました。こうした設計は、ハードウェアコストの削減や効率的なメモリ利用を目的としています。 ; 主な例 :* '''Honeywell 800''': 8プログラムの並列処理が可能。 :* '''Tera MTA''': 128スレッド/コアの大規模バレルプロセッサで、Cray Urika-GDなどで使用。 :* '''National Semiconductor COP400''': 2スレッドのバレルプロセッサー。 :* '''XMOS XCore XS1''': 1コアあたり8スレッドの組み込み用プロセッサ。 ; シングルスレッドプロセッサーとの比較 ; 利点: :* キャッシュミスやパイプライン停止時に他スレッドが有効動作。 :* 設計が容易でリアルタイムアプリケーションに向く。 ; 欠点: :* 各スレッドの状態を保持するためレジスタ数が増加。 :* キャッシュ共有や専用設計によりコストが上がる可能性。 === CPUの動作モードと割り込み処理 === CPUには、ユーザーモードとカーネルモードの2つの動作モードがあります。ユーザーモードでは、一般ユーザーが使用するアプリケーションが実行されます。一方、カーネルモードでは、オペレーティングシステムが実行され、システムの管理や保護を行います。割り込み処理は、外部からの信号(割り込み)が発生した場合に、CPUが現在実行しているプログラムを一時停止して、割り込み処理を実行することです。 == メモリの構成と動作 == コンピューターアーキテクチャにおけるメモリは、データやプログラムを一時的に保持し、システムのパフォーマンスに直接影響を与える重要な要素です。この章では、メモリの種類、階層構造、アクセス方法、速度、そしてキャッシュメモリの動作原理と設計について詳しく説明します。 === メモリの種類と階層構造 === メモリには、主に '''DRAM(Dynamic Random Access Memory)''' と '''SRAM(Static Random Access Memory)''' の2種類があります。'''DRAM''' は大容量のメモリとして使用される一方、'''SRAM''' は高速動作が求められるキャッシュメモリとして利用されます。 メモリシステムは階層的に構成されており、CPUに近いほど高速で小容量、遠いほど低速で大容量のメモリが配置されます。この階層構造には、'''レジスタ'''、'''キャッシュメモリ'''、'''メインメモリ'''(主記憶)、そして'''補助記憶装置'''(ディスクやSSDなど)が含まれます。階層を設計することで、システム全体の効率を最大限に高めることが可能です。 === メモリアクセスの方法と速度 === メモリへのアクセス方法には、'''ランダムアクセス'''と'''シーケンシャルアクセス'''の2つがあります。 * '''ランダムアクセス'''は、RAM(ランダムアクセスメモリ)で使われる一般的な方法で、指定されたアドレスに直接アクセスします。DRAMやSRAMのような半導体メモリでは、この方法が用いられます。 * '''シーケンシャルアクセス'''は、テープや磁気ディスクのようなストレージメディアで使用される方式で、データが物理的な順番に並んでいるため、順次アクセスする必要があります。 メモリアクセスの速度は、'''アクセス時間'''や'''レイテンシ'''と呼ばれる指標で評価されます。キャッシュメモリやSRAMのような高速なメモリは、より短いアクセス時間を持ち、メインメモリや補助記憶装置に比べて非常に迅速にデータを提供します。 === キャッシュメモリの原理と設計 === '''キャッシュメモリ'''は、メインメモリよりも高速な一時的なデータ保管場所であり、CPUに近い位置に配置されます。キャッシュメモリの主な目的は、CPUが頻繁にアクセスするデータを一時的に保存し、メインメモリよりも速くデータを供給することです。これにより、システム全体の性能が向上します。 キャッシュメモリには主に2つのアーキテクチャが存在します: * '''直接マップキャッシュ''':各メモリアドレスが一意にキャッシュラインにマッピングされます。設計が簡単ですが、特定のメモリアドレスが頻繁に使用される場合、キャッシュミスが発生しやすくなります。 * '''セットアソシアティブキャッシュ''':複数のキャッシュラインを1つのセットにまとめ、各セットに任意のメモリアドレスがマッピングされる方式です。この設計は柔軟性が高く、キャッシュヒット率が向上しますが、実装が複雑になります。 キャッシュメモリの効果的な設計は、'''キャッシュヒット率'''を最大化し、'''キャッシュミス'''によるパフォーマンス低下を最小限に抑えることが求められます。 == 入出力システム == 入出力システムは、コンピューターアーキテクチャーの一部であり、コンピューターとユーザーまたは他のデバイスとの間のデータ転送を担当します。この章では、入出力システムの基本的な要素に焦点を当てます。 === 入出力デバイスの種類と接続方式 === 入出力デバイスは、データを受信または送信するために使用される機器です。例えば、マウス、キーボード、ハードディスク、プリンタ、スピーカーなどが挙げられます。これらのデバイスは、異なる種類の接続方式を使用して、コンピューターシステムに接続されます。例えば、USB、PS/2、Serial、Parallel、Ethernetなどです。 === 入出力制御方式 === 入出力制御方式は、入出力デバイスとコンピューターシステムの間でデータを転送するために使用されます。コンピューターシステムは、プログラムによって制御され、デバイスドライバを使用して、入出力制御方式を設定します。主な入出力制御方式には、プログラム制御、ポーリング制御、割り込み制御があります。 === DMAによる高速なデータ転送 === DMAは、Direct Memory Accessの略語で、入出力制御方式の一つです。DMAを使用すると、デバイスとメモリの間でデータを転送するために、CPUを使用する必要がなくなります。これにより、CPUが他の処理を実行できるため、データ転送速度が向上します。DMAによって高速なデータ転送が可能になるため、オーディオやビデオなどのリアルタイム処理が必要なアプリケーションでよく使用されます。 == 仮想記憶と仮想マシン == コンピューターアーキテクチャーにおいて、仮想記憶と仮想マシンは非常に重要な概念です。これらは、計算資源の効率的な利用やソフトウェアの柔軟性を大幅に向上させるために利用されています。 === 仮想記憶 === 仮想記憶は、物理メモリ以上の大容量メモリを使用するように見せる技術です。これにより、以下のような利点があります: * '''メモリ拡張''':物理メモリの容量に制約されず、大規模なプログラムを実行できる。 * '''効率的なリソース利用''':必要なメモリ領域のみを物理メモリ上にロードし、不必要な部分は補助記憶装置(例:ハードディスクやSSD)にスワップアウトして保管可能。 * '''プログラムの隔離''':各プログラムが独立した仮想アドレス空間を持つため、他のプログラムの影響を受けずに動作できる。 仮想記憶は、ページングやセグメンテーションといった技術を通じて実現され、現代のオペレーティングシステム(例:Unix、macOS、Windows、Linux)では一般的に使用されています。 === 仮想マシン === 仮想マシン(Virtual Machine, VM)は、ソフトウェアによって物理コンピューターを仮想化し、その上で独立したコンピューティング環境を提供します。仮想マシンには以下のような特徴と利点があります: * '''独立した環境''':仮想マシンは、ホストシステムと隔離された仮想的なハードウェアを提供し、オペレーティングシステムやアプリケーションを独立して実行できる。 * '''移植性''':仮想マシンのファイル形式により、異なるハードウェア間でも環境を移行しやすい。 * '''多重実行''':仮想化技術を利用して複数の仮想マシンを同じ物理コンピューター上で並行して実行することが可能。 現代の仮想化技術としては、ハイパーバイザー(例:VMware、Hyper-V、KVM)やコンテナ技術(例:Docker、Kubernetes)も発展しており、仮想マシンとコンテナは異なるアプローチで仮想化を実現しています。 === 仮想記憶と仮想マシンの比較 === 仮想記憶と仮想マシンは、それぞれ異なる目的で利用されますが、リソースを抽象化し、効率的な利用を可能にするという点で共通しています。 {| class="wikitable" style="margin: 0 auto;" |+ 仮想記憶と仮想マシンの比較 |- ! 特徴 !! 仮想記憶 !! 仮想マシン |- ! 主な目的 | メモリの効率的な利用 || コンピューター全体の仮想化 |- ! 使用領域 | メモリ || CPU、メモリ、ストレージ、ネットワーク |- ! 分離の対象 | 各プログラムのメモリ空間 || 各仮想マシンの全環境 |- ! 実装技術 | ページング、セグメンテーション || ハイパーバイザー、コンテナ |} === 最新の仮想化技術 === 現在、仮想マシンに加えて、コンテナ仮想化が主流となっています。コンテナは、仮想マシンと異なり、OSカーネルを共有しながらアプリケーションの実行環境を独立させる軽量な仮想化技術です。代表的なツールには、[[Docker]]や[[Kubernetes]]があります。コンテナ技術は、リソースの軽量化や高速なデプロイを可能にし、特にクラウド環境での利用が増えています。 仮想化の進展は、クラウドコンピューティングやDevOpsの導入を加速させ、IT環境の柔軟性と効率性を大幅に向上させています。 == コンピューターアーキテクチャーの進化 == === プロセッサの性能向上の歴史 === プロセッサの性能は、数十年にわたる技術革新により劇的な向上を遂げてきました。初期のコンピューターは、命令を1つずつ順次実行するシングルストリームアーキテクチャを採用していましたが、その後、次のような重要な進展が見られました。 * '''パイプライン処理''':複数の命令を並行して処理し、各ステージを分けることで処理効率を向上させました。 * '''スーパースカラー処理''':複数の命令を同時に実行することで、クロックサイクルあたりの命令処理数を増加させました。 * '''マルチプロセッサとマルチコア''':複数のプロセッサやコアを搭載し、並列処理能力を強化しました。 * '''キャッシュメモリ''':高速メモリをCPU内部に配置し、データアクセスの速度を飛躍的に向上させました。 * '''浮動小数点演算ユニット(FPU)''':数値計算専用のユニットを導入し、科学技術計算やグラフィックス処理の性能を強化しました。 これらの技術により、プロセッサのクロック速度と処理効率は急速に向上しましたが、物理的な限界も生じています。高クロック速度の維持には、発熱と消費電力が課題となり、省エネルギー技術が重要視されています。 将来的な性能向上には、より効率的なアーキテクチャ設計、新素材の活用、そして人工知能や機械学習のような新たな分野に特化したプロセッサの開発が求められます。 == コンピューターアーキテクチャー年表 - 電子計算機の進化をたどる - == コンピューターアーキテクチャーは、コンピューターの内部構造やデータ処理の方式を決める設計のことである。 このアーキテクチャーは、時代とともに進化を遂げており、以下にその年表をまとめた。 * 1945年:ジョン・フォン・ノイマンの「EDVAC報告書」が発表され、現代のコンピューターアーキテクチャーの基礎となる「フォン・ノイマンアーキテクチャー」が誕生した。 * 1951年:世界初の商用コンピューター「UNIVAC I」が誕生した。このコンピューターは、汎用性があり、複数のプログラムを処理できる特徴があった。 * 1964年:IBMがメインフレームコンピューター「System/360」を発表した。このコンピューターは、異なる規模や機能のコンピューターが同じソフトウェアを実行できるように設計されており、コンピューターの標準化を促すことになった。 * 1971年:インテルがマイクロプロセッサ「4004」を発表した。これは、コンピューターのCPUを1つのチップにまとめた世界初の製品であった。 * 1977年:Appleが「Apple II」を発売し、個人用コンピューターの時代が幕を開けた。このコンピューターは、簡単な操作と互換性の高い周辺機器が特徴であった。 * 1981年:IBMが「PC XT」を発売し、IBM PC互換機が誕生した。これにより、様々なメーカーがIBM PC互換機を生産するようになり、パーソナルコンピューターの普及が進んだ。 * 1991年:マイクロソフトが「Windows 3.0」を発売し、グラフィカルなインターフェースが一般的になった。 * 2001年:アップルが「iPod」を発売し、ポータブル音楽プレイヤー市場を席巻した。 * 2007年:アップルが「iPhone」を発売し、スマートフォン市場が大きく変革された。iPhoneは、従来の携帯電話とは異なり、大画面・タッチスクリーン・アプリケーションの利用などの新機能を持ち、新しいスマートフォン市場を築いた。 * 2010年:アップルが「iPad」を発売し、タブレット市場を牽引した。iPadは、軽量で持ち運びが容易であり、タッチスクリーンでの直感的な操作ができることが特徴である。 * 2011年:グーグルが「Chromebook」を発売し、クラウドコンピューティングの普及を促した。Chromebookは、インターネットに接続することで、クラウド上のアプリケーションやデータを利用できるコンピューターである。 * 2015年:マイクロソフトが「Windows 10」を発売し、Windowsの新しいバージョンが登場した。Windows 10は、従来のWindowsに比べて使いやすさやセキュリティ性が向上しており、多くのユーザーに支持されている。 * 2020年代:AI技術の進化により、コンピューターアーキテクチャーは大きな変革を迎えることが期待されている。例えば、深層学習を用いたニューラルネットワークが、高度な画像認識や自然言語処理などの分野で活用されており、これらの技術がますます進化することで、コンピューターの性能が飛躍的に向上する可能性がある。また、クラウドコンピューティングや量子コンピューティングなど、新しい分野でも進化が期待されている。 ==== フォン・ノイマンアーキテクチャー ==== フォン・ノイマンアーキテクチャーは、現代のコンピューターアーキテクチャーの基礎となっている設計原理の一つです。このアーキテクチャーは、コンピューターのプログラムとデータを同じメモリ空間に格納し、プログラムとデータを同じように扱うことができます。また、プログラムを変更することで、コンピューターが実行するタスクを簡単に変更できます。 フォン・ノイマンアーキテクチャーは、1945年にジョン・フォン・ノイマンによって提唱され、EDVACコンピューターの設計に使用されました。その後、多くのコンピューターアーキテクチャーがこの設計原理に基づいて開発され、現代のコンピューターに至るまで影響を与えています。 出典:A.S. Tanenbaum and H. Bos, "Computer Organization and Architecture: Designing for Performance," Pearson, 2006. === 黎明期 === コンピューターの歴史を振り返ると、コンピューターアーキテクチャーの発展がその進化の中心になっています。コンピューターアーキテクチャーとは、コンピューターの構造と設計のことであり、コンピューターがどのように動作するかに大きく影響を与えます。この記事では、コンピューターアーキテクチャーの黎明期を振り返り、その発展を追います。 * 1940年代に始まったコンピューターの開発は、当初は大規模で高価な電子機械でした。この時期には、初期のコンピューターの設計とアーキテクチャーが確立されました。1941年には、Atanasoff-Berryコンピューターが初めて作られました。このコンピューターは、二進法と真空管を使用していました。 その後、1943年にENIACが開発されました。ENIACは、大規模な真空管を使用していたため、非常に高価であり、巨大であった。ENIACは、プログラムをプログラムパネルから手動で入力する必要がありました。このことが、プログラミングが非常に困難であった原因の一つです。 1950年代になると、コンピューターは徐々に小型化され、トランジスター技術が導入されました。トランジスター技術は、真空管に比べて小型で信頼性が高く、コンピューターの設計とアーキテクチャーに大きな影響を与えました。 1956年には、IBMが最初のディスクドライブを発売しました。これは、大量のデータを格納し、高速にアクセスできるようになりました。また、同じ年には、FORTRANという最初の高水準プログラミング言語が開発されました。これにより、プログラマーはプログラムをより効率的に開発することができるようになりました。 1960年代には、コンピューターのアーキテクチャーが更に進化しました。IBM System/360は、大規模なコンピューター市場に参入し、同社の成功を支えました。この時期には、オペレーティングシステムも開発され、コンピューターの操作性が向上しました。 === メインフレーム === コンピューターの歴史において、メインフレームは重要な位置を占めています。メインフレームは、膨大なデータ処理を可能にする高性能コンピューターであり、ビジネスや産業分野で広く使用されています。ここでは、コンピューターアーキテクチャー年表について、メインフレームの歴史を紐解いてみましょう。 * 1950年代 1950年代には、初期のコンピューターアーキテクチャーが開発されました。IBMの最初のメインフレームコンピューターであるIBM 700シリーズは、1952年にリリースされました。これは、磁気コアメモリを使用した初期のコンピューターの一例です。 * 1960年代 1960年代には、メインフレームの性能と機能が向上しました。IBM System/360は、1964年にリリースされ、IBMのメインフレーム市場における支配的な地位を確立しました。System/360は、異なるプロセッサーや周辺機器を使用する複数のモデルで構成され、非常に拡張性が高いことが特徴でした。 * 1970年代 1970年代には、メインフレームの性能が大幅に向上し、高度な操作システムやアプリケーションが開発されました。また、オペレーティングシステムの標準化も進み、IBMはOS/VS1やOS/VS2といったオペレーティングシステムをリリースしました。 * 1980年代 1980年代には、メインフレームは主にビジネス用途に使用されるようになりました。IBMは、System/370およびSystem/390をリリースし、高度なセキュリティ機能やデータベースシステムを追加しました。 * 1990年代以降 1990年代以降、メインフレームは、インターネットやクラウドコンピューティングなどの新しい技術とともに進化しました。IBMは、System zシリーズをリリースし、ビジネスや金融機関などで広く使用されています。 メインフレームは、データ処理やトランザクション処理などの重要な業務に必要な高性能なコンピューターです。メインフレームは、ビジネスや産業分野で広く使われており、大量のデータを処理することができます。また、高度なセキュリティ機能や可用性の高さが求められる業務にも対応できます。 現在では、クラウドコンピューティングやビッグデータ解析などの分野においても、メインフレームは重要な役割を担っています。メインフレームは、エンタープライズシステムの中心的な役割を果たし、ビジネスの基盤となる重要なインフラストラクチャーとして不可欠です。 今後も、メインフレームは新しい技術やニーズに合わせて進化を続け、ビジネスや産業分野の発展に貢献していくことが期待されています。 === IBM System/360 === 1964年、IBMはSystem/360を発表しました。これは、単一のコンピューターアーキテクチャをベースに、異なるサイズや速度の機種を製造できるようにしたものでした。System/360は、それまでのIBMのコンピューターシステムとは全く異なるものであり、業界に大きな影響を与えました。 その後、IBMはSystem/370、System/390、zSeries、そして現在はIBM Zという名前で知られる、長いシリーズのメインフレームコンピューターを発表してきました。これらのシステムは、最初のSystem/360と互換性があり、また、新しい技術や機能が追加され、現代のビジネスや科学技術に対応できるようになっています。 1980年代には、IBM以外の企業もIBM互換機の製造を開始しました。これらの製品は、IBMのシステムと互換性があり、低コストで提供されていました。これにより、ビジネスや政府機関など、多くの組織がIBM互換機を導入し、メインフレーム市場が拡大しました。 現在、IBM Zは、高いセキュリティと信頼性を提供するために、ビジネスや金融機関、政府機関、そして科学技術の分野で広く利用されています。また、IBM Zは、オープンソースやクラウドコンピューティングの技術を統合することで、現代のアプリケーション開発やデータ分析のニーズにも対応できるようになっています。 IBMのメインフレームコンピューターは、コンピューターの歴史において重要な位置を占めています。その進化を追うことで、ビジネスや科学技術がどのように進化してきたかを理解することができます。 === バロース === 1951年、アメリカ合衆国の電子機器メーカー、Burroughs Corporation(バロース社)は、最初の商用電子式デジタルコンピューターであるB5000を発売しました。B5000は、ハードウェアとソフトウェアが密接に統合された最初のコンピューターであり、オペレーティングシステムに対して高い信頼性とセキュリティを提供しました。この革新的なアーキテクチャは、汎用的なコンピューターアーキテクチャとは異なり、プログラムが実行される際にハードウェアが自動的に実行環境を設定するという特徴を持ちます。 B5000の成功に続いて、バロース社は1961年にB5500を発売しました。このコンピューターは、B5000のアーキテクチャを継承しつつ、より高速な処理速度を実現し、大容量の外部記憶装置をサポートしました。また、バロース社は1964年にB6700を発売し、これはB5500の拡張版であり、より高速な処理速度と大容量の記憶装置を実現しました。 1970年代に入ると、バロース社はメインフレームコンピューター市場で競合他社と激しく競合しました。その中でも、1976年に発売されたB7700は、業界標準のメインフレームコンピューターのスペックを持っていました。さらに、B7800は、高度なマルチプロセッサーアーキテクチャを採用しており、複数のプロセッサーを同時に実行することができました。 しかし、1980年代に入ると、バロース社はIBMやDECなどの競合他社との競争に負け、メインフレーム市場から撤退しました。その後、バロース社はUNIXベースのサーバー製品を発売し、経営戦略を転換しました。1990年代に入ると、バロース社はエレクトロニック・データ・システム(EDS)に買収され、その後はユニシスと合併しました。 バロース社のコンピューターアーキテクチャは、現代のコンピューターアーキテクチャの進化に多大な影響を与えました。特にB5000のアーキテクチャは、オペレーティングシステムとの密接な統合によって高い信頼性とセキュリティを提供するという点で革新的であり、その後のコンピューター設計に大きな影響を与えました。また、B5000のアーキテクチャにおけるハードウェアが自動的に実行環境を設定する特徴は、現代のコンピューターの仮想化技術の基盤となっています。 さらに、B5000のアーキテクチャは、高水準言語(高級言語)を利用することを前提としており、プログラムの開発効率を大幅に向上させました。これにより、プログラマーはより高い抽象化レベルでプログラミングを行うことができ、プログラムの可読性や保守性も向上しました。 バロース社のコンピューター設計は、現代のコンピューター産業において大きな役割を果たしました。そのアーキテクチャは、コンピューターの信頼性とセキュリティ、高水準言語の利用、仮想化技術など、現代のコンピューターシステムの基盤となっています。 === ミニコンピューター === ミニコンピューターは、1960年代から1980年代にかけて、主に中小規模の企業や研究機関で広く利用されたコンピューターの一種です。当時のメインフレームコンピューターと比較して、比較的小型で安価なことが特徴でした。ここでは、ミニコンピューターの発展と歴史を、主な機種とともに年表形式で紹介します。 * 1960年代 ** 1960年:デジタル・イクイップメント・コーポレーション (DEC) 社が、PDP-1を発表。世界初のミニコンピューターの1つ。 ** 1964年:DEC社がPDP-8を発表。PDP-1よりも小型で、10,000ドル以下の価格で販売された。 ** 1965年:IBM社がSystem/3を発表。小規模企業向けのミニコンピューターとしては初めての製品。 * 1970年代 ** 1970年:DEC社がPDP-11を発表。後に、VAXシリーズに発展する。 ** 1972年:ヒューレット・パッカード (HP) 社がHP 3000を発表。多くの企業で利用された。 ** 1974年:Data General社がNovaを発表。PDP-11と競合する製品として人気を博した。 ** 1975年:DEC社がVAX-11/780を発表。DECの最も成功した製品の1つとなる。 ** 1978年:HP社がHP 9000を発表。Unixオペレーティングシステムを採用し、後にHP-UXとなる。 * 1980年代 ** 1982年:Compaq社がPortableを発表。最初のIBM PC互換機の1つとしても知られている。 ** 1983年:Apple社がLisaを発表。GUIを搭載した最初の商用ワークステーションの1つ。 ** 1985年:DEC社がVAX-9000を発表。最大4,000万バイトのメモリーを搭載し、最大8,000万命令/秒の処理速度を実現した。 ** 1987年:Sun Microsystems社がSPARCstation 1を発表。UNIXワークステーションとして大きな成功を収めた。 === DEC === 1960年代から1980年代にかけて、DEC(Digital Equipment Corporation)はコンピュータの主要な製造企業の1つでした。彼らはPDP(Programmed Data Processor)シリーズの小型コンピュータを開発し、VAX(Virtual Address eXtension)アーキテクチャを使用した大型コンピュータを製造しました。これらのシステムは、科学、工学、ビジネス、および政府の多くの分野で使用されました。 1960年代後半には、DECはPDP-8と呼ばれる最初の小型コンピュータを開発しました。このコンピュータは、プログラムを実行するために命令を解釈するオペレーティングシステムを必要としませんでした。1970年代初頭には、より高速なPDP-11が登場し、このコンピュータは、メモリアクセスとI/O操作において大幅な改善を実現しました。 1977年には、DECはVAXシリーズの最初のコンピュータ、VAX-11/780をリリースしました。これは、32ビットの仮想アドレス空間を持つ最初のコンピュータであり、DECの主力製品として長年にわたって販売されました。VAXアーキテクチャは、コンピュータの高性能と拡張性を追求するために設計され、多くの場合、大学や研究機関、政府機関などの大規模なコンピュータ環境で使用されました。 ;参考文献: :"DEC PDP/VAX" in Computer Architecture: A Quantitative Approach, Fifth Edition by John L. Hennessy and David A. Patterson, pp. 87-88. === マイクロプロセッサー === マイクロプロセッサーは、現代のコンピューターアーキテクチャーにおいて欠かせない技術の一つです。1971年にインテル社が発表した4004を皮切りに、その後も様々なメーカーから多くのマイクロプロセッサーが発売され、コンピューターシステムの性能向上やコスト削減に大きく貢献してきました。ここでは、マイクロプロセッサーの歴史を振り返りつつ、コンピューターアーキテクチャーの進化を見ていきます。 * 1971年:インテル社が4ビットのマイクロプロセッサー「4004」を発表。当時は計算機の制御装置などに用いられ、時計や電卓などの小型機器にも使われました。 * 1972年:インテル社が4004の後継機種として、8ビットのマイクロプロセッサー「8008」を発表。当時はメインフレームやミニコンピューターに用いられることが多かった。 * 1974年:インテル社が8008の後継機種として、8ビットのマイクロプロセッサー「8080」を発表。当時は、多くのパーソナルコンピューターに採用されました。 * 1978年:インテル社が16ビットのマイクロプロセッサー「8086」を発表。IBM社のパーソナルコンピューター「PC」に採用され、後に「PC/AT」で使われる「80286」や「80386」などのCPUも、8086を基本として開発されました。 * 1985年:インテル社が32ビットのマイクロプロセッサー「80386」を発表。高速で複雑な計算を行うことができ、グラフィックス処理やオペレーティングシステムの処理速度向上に貢献しました。 * 1993年:インテル社が32ビットのマイクロプロセッサー「Pentium」を発表。浮動小数点演算に特化した設計で、当時の高速処理を必要とするアプリケーションに大きな影響を与えました。 * 2003年:インテル社が64ビットのマイクロプロセッサー「Intel 64」を発表。これはx86アーキテクチャの64ビット版であり、大容量のメモリや高速なデータ処理が可能になりました。 * 2011年:ARM社がCortex-A15を発表。これはスマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイス向けに開発された、高性能なマイクロプロセッサーでした。Cortex-A15は、当時のスマートフォンに比べて数倍の性能を発揮しました。 * 2015年:インテル社が6世代目のCoreプロセッサー「Skylake」を発表。これは、パソコンの性能を大幅に向上させるためのアーキテクチャーであり、高速な処理能力や省電力化が図られました。 * 2020年:アップル社がM1チップを発表。これは、MacBookシリーズに採用された、ARMアーキテクチャーのマイクロプロセッサーでした。高速で省電力な処理能力や、アプリケーションの高速起動が可能になり、注目を集めました。 === X86/AMD64 === マイクロプロセッサは、現代のコンピュータに欠かせない部品の一つです。その中でもX86/X64アーキテクチャは、パーソナルコンピュータやサーバーなど、幅広い分野で使用されています。今回は、X86/X64アーキテクチャのマイクロプロセッサについて、年表形式で紹介します。 * 1978年:Intel 8086/8088:X86アーキテクチャの最初のマイクロプロセッサであり、16ビットのプロセッサでした。IBM PCなど、初期のパーソナルコンピュータに使用されました。 * 1982年:Intel 80286:X86アーキテクチャの2番目のマイクロプロセッサであり、16ビットのプロセッサでした。8MHzで動作し、1MBの物理メモリにアクセス可能でした。 * 1985年:Intel 80386:X86アーキテクチャの3番目のマイクロプロセッサであり、32ビットのプロセッサでした。16MHzで動作し、4GBの物理メモリにアクセス可能でした。仮想86モードなど、多くの機能が追加されました。 * 1993年:Intel Pentium:X86アーキテクチャの5番目のマイクロプロセッサであり、最初のスーパースカラープロセッサでした。60MHzで動作し、コード名は"P5"でした。 * 2000年:Intel Pentium 4:X86アーキテクチャの7番目のマイクロプロセッサであり、NetBurstマイクロアーキテクチャを採用していました。180nmプロセスルールで製造され、最高で3.8GHzのクロック速度を実現しました。 * 2006年:Intel Core 2 Duo:X86アーキテクチャの11番目のマイクロプロセッサであり、Coreマイクロアーキテクチャを採用していました。65nmプロセスルールで製造され、最高で3.33GHzのクロック速度を実現しました。 * 2008年:Intel Atom:X86アーキテクチャの12番目のマイクロプロセッサであり、低消費電力を実現したマイクロプロセッサでした。45nmプロセスルールで製造され、1.6GHzのクロック速度を実現しました。 * 2011年:Intel Core i7-2600K:X86アーキテクチャの13番目のマイクロプロセッサであり、Sandy Bridgeマイクロアーキテクチャを採用していました。32nmプロセスルールで製造され、最高で3.8GHzのクロック速度を実現しました。Hyper-Threadingテクノロジーやターボブーストテクノロジーなどの新しい機能が追加されました。 * 2015年:Intel Core i7-6700K:X86アーキテクチャの14番目のマイクロプロセッサであり、Skylakeマイクロアーキテクチャを採用していました。14nmプロセスルールで製造され、最高で4.2GHzのクロック速度を実現しました。DDR4メモリに対応し、Thunderbolt 3などの新しい機能が追加されました。 * 2017年:AMD Ryzen:X86アーキテクチャの15番目のマイクロプロセッサであり、AMDが製造したCPUです。Zenマイクロアーキテクチャを採用しており、14nmプロセスルールで製造されました。最高で4.1GHzのクロック速度を実現し、マルチスレッド性能が高く評価されました。 * 2021年:Intel Core i9-11900K:X86アーキテクチャの最新のマイクロプロセッサであり、Rocket Lakeマイクロアーキテクチャを採用しています。14nmプロセスルールで製造され、最高で5.3GHzのクロック速度を実現しました。PCI Express 4.0やWi-Fi 6Eなどの新しい機能が追加されています。 === Intel === マイクロプロセッサは、現代のコンピュータの中核をなす部品であり、高度な機能を持つ多くのデバイスの制御に使用されています。マイクロプロセッサの歴史は非常に興味深く、ここではIntelのマイクロプロセッサの発展の年表を説明します。 * 1971年 - 最初のマイクロプロセッサ「Intel 4004」を発表しました。このチップは、カシオの電卓やプリンターなど、低電力デバイスの制御に使用されました。 * 1974年 - 「Intel 8080」を発表しました。このチップは、コンピュータの中央処理装置(CPU)に使用され、アプリケーションやゲームの実行に必要な処理能力を提供しました。 * 1978年 - 「Intel 8086」を発表しました。このチップは、IBM PCに採用され、パーソナルコンピュータの普及に貢献しました。 * 1982年 - 「Intel 80286」を発表しました。このチップは、IBM PC/ATに採用され、32ビットアーキテクチャを採用し、高速な処理能力を提供しました。 * 1985年 - 「Intel 80386」を発表しました。このチップは、マルチタスクや仮想記憶などの高度な機能を備え、パーソナルコンピュータの性能を大幅に向上させました。 * 1993年 - 「Pentium」を発表しました。このチップは、スーパースカラー構造を採用し、高度な命令セットを備え、より高速な処理能力を提供しました。 * 2000年 - 「Pentium 4」を発表しました。このチップは、ハイパースレッディングテクノロジーやストリーミングSIMD拡張命令などの高度な機能を備え、マルチメディア処理などの高度なアプリケーションに最適化されました。 * 2003年 - AMDが「Athlon 64」を発表しました。このチップは、64ビットアーキテクチャを採用し、より高度なメモリアクセスや計算処理能力を提供しました。 * 2006年 - 「Core 2 Duo」を発表しました。このチップは、マルチコア構造を採用し、より高い性能と省電力性を備え、多くのコンピュータに採用されました。 * 2011年 - AMDが「Bulldozer」を発表しました。このチップは、マルチコアアーキテクチャを採用し、高速な処理能力と省電力性を備え、ハイエンドのパーソナルコンピュータやサーバーに採用されました。 * 2015年 - 「Skylake」を発表しました。このチップは、14nmプロセス技術を採用し、より高い性能と省電力性を備え、多くのコンピュータに採用されました。 * 2020年 - AMDが「Ryzen 5000」シリーズを発表しました。このチップは、7nmプロセス技術を採用し、高速な処理能力と省電力性を備え、ゲームやクリエイティブな作業に最適化されたパフォーマンスを提供しました。 === モトローラ === マイクロプロセッサは現代のデジタル技術の基盤であり、私たちが普段使っているスマートフォンやコンピューターなどのデバイスにも搭載されています。その中でも、モトローラはマイクロプロセッサの先駆けとして、広く知られています。そこで今回は、「マイクロプロセッサ年表 (モトローラ編)」をテーマに、モトローラのマイクロプロセッサの歴史を振り返ってみたいと思います。 * 1974年、モトローラは初の8ビットマイクロプロセッサであるMC6800を発売しました。MC6800は、シングルチップのマイクロプロセッサとして初めて商用的に利用可能になり、自動車産業や家電製品などで幅広く採用されました。 * 1979年には、MC68000が発売されました。MC68000は、32ビットアーキテクチャを採用しており、高速で高性能な処理を可能にしました。このマイクロプロセッサは、後にAppleのMacintoshや、AtariのSTなど、多くのコンピューターで使用されることとなりました。 * 1984年には、モトローラはMC68020を発売しました。MC68020は、MC68000の後継として、更なる高速処理と、仮想メモリ管理機能を備えていました。 * 1994年には、PowerPCアーキテクチャを採用したPowerPC 601が発売されました。PowerPC 601は、AppleのPower Macintoshに採用され、高性能な処理を実現しました。 その後も、モトローラはマイクロプロセッサの開発を続け、2003年には、PowerPC 970FXを発売しました。PowerPC 970FXは、AppleのPower Mac G5に採用され、高性能な処理を実現しました。 モトローラのマイクロプロセッサは、その歴史を通じて、高速処理や高性能なデバイスに貢献しました。特に、MC68000やPowerPCアーキテクチャを採用したマイクロプロセッサは、コンピューターの進化に大きな影響を与えました。 しかし、現在ではモトローラはマイクロプロセッサの開発から撤退し、他社がその地位を引き継いでいます。それでも、モトローラのマイクロプロセッサは、デジタル技術の進化において重要な役割を果たし、今後もその影響は続いていくことでしょう。 === MC6809/MC68030とその後継製品群/MC88000 === 1970年代から1980年代にかけて、コンピュータ業界は急速に発展し、その中でもマイクロプロセッサの発明は、コンピュータ技術の発展に大きく貢献しました。本記事では、1978年にモトローラが発売したMC6809と、1984年に登場したMC68030を中心に、その後継製品群として登場したマイクロプロセッサについて紹介します。 MC6809は、8ビットマイクロプロセッサの一種で、1978年にモトローラによって発売されました。MC6809は、ビットフィールド、構造体、ポインタなどの機能を備えていたため、アセンブリ言語のコーディングが容易になりました。また、MC6809は、機能が多彩でありながら、低コストであることが特徴でした。これは、当時のコンピュータ産業にとって大きな革新であり、多くの企業がMC6809を採用しました。 1984年には、MC68030が登場しました。MC68030は、32ビットマイクロプロセッサであり、MC68000の後継機種として開発されました。MC68030は、高速な命令処理能力を持ち、高い性能を発揮することができました。また、MC68030は、FPU(浮動小数点演算ユニット)を内蔵しており、コンピュータグラフィックスやサウンド処理など、高度な処理を必要とするアプリケーションに適していました。 MC68030の後継機種としては、MC68040やMC68060があります。これらのマイクロプロセッサは、性能や機能の向上が図られ、特にMC68060は高速なクロック周波数と大量のキャッシュメモリを備えており、高い処理能力を発揮することができました。 さらに、MC88000が登場しました。MC88000は、32ビットマイクロプロセッサであり、UNIXやOS-9などのオペレーティングシステムに対応していました。MC88000は、複数の実行モードを備えており、高い性能を発揮することができました。 以上のように、MC6809からMC68030をはじめとするその後継製品群やMC88000まで、マイクロプロセッサ技術は進化を続け、コンピュータの性能を向上させることに貢献しました。MC6809やMC68030など、モトローラのマイクロプロセッサは、その後も多くの企業に採用され、コンピュータ業界において大きな役割を果たしました。 また、MC88000は、UNIXやOS-9などのオペレーティングシステムに対応していたため、組み込みシステムやサーバーなど、様々な分野で採用されました。MC88000は、性能が高く、信頼性にも優れており、コンピュータ業界において多大な評価を受けました。 現在では、MC6809やMC68030などの古いマイクロプロセッサは、新しい技術に取って代わられています。しかし、これらのマイクロプロセッサがコンピュータ業界に与えた影響は大きく、その技術は今もなお発展を続けています。今後も、マイクロプロセッサの進化がコンピュータの性能向上に貢献し、新たな技術革新を生み出していくことが期待されます。 === ARM === ARMは、現代のコンピューティングにおいて極めて重要な役割を果たしているマイクロプロセッサアーキテクチャの一つです。ARMが初めて登場したのは、1985年のことでした。以来、ARMは、携帯電話、スマートフォン、タブレット、車載情報システム、ネットワーク機器、スマートスピーカー、IoTデバイスなど、様々な分野のコンピュータシステムに採用され、世界中で利用されています。 以下では、ARMの歴史をたどる形で、マイクロプロセッサ年表を作成してみました。 * 1985年: ARM1:ARM1は、初めてのARMプロセッサであり、アセンブリ言語で書かれた32ビット命令セットアーキテクチャを採用していました。ARM1は、Acorn ComputersのBBC Microコンピュータに搭載されました。 * 1991年: ARM2:ARM2は、ARM1の改良版で、8MHzで動作し、ARM1の3倍の性能を持っていました。ARM2は、Acorn Archimedesコンピュータに搭載されました。 * 1994年: ARM6:ARM6は、ARMアーキテクチャの最初のRISC命令セットアーキテクチャでした。ARM6は、AppleのNewton PDAに搭載されました。 * 1996年: ARM7:ARM7は、ARMアーキテクチャの初めての32ビットマイクロプロセッサであり、ARM2の命令セットをベースにしていました。ARM7は、携帯電話、PDA、ゲーム機などの様々なデバイスに採用されました。 * 2001年: ARM9:ARM9は、ARM7の後継機種で、主に携帯電話やPDAに採用されました。ARM9は、ARMアーキテクチャの中で最も広く使われているプロセッサの一つです。 * 2005年: ARM11:ARM11は、ARM9の改良版で、より高速なプロセッサで、スマートフォンやタブレットなどの機器に採用されました。 * 2010年: Cortex-A:Cortex-Aは、ARMの最も高性能なプロセッサファミリーであり、スマートフォンやタブレットなどの機器に広く採用されました。 * 2013年: Cortex-M:Cortex-Mは、ARMの組み込みシステム向けのプロセッサファミリーであり、低コストで低消費電力ながら高い性能を発揮します。IoTデバイスや家電製品、センサー、自動車などに広く採用されています。 * 2016年: Cortex-R:Cortex-Rは、ARMのリアルタイムシステム向けのプロセッサファミリーであり、高い信頼性と安全性を備えています。自動車や医療機器、産業制御などの分野に採用されています。 * 2020年: Cortex-X:Cortex-Xは、ARMの最新の高性能プロセッサファミリーであり、特に人工知能や機械学習などの分野に最適化されたプロセッサです。最新のスマートフォンやコンピュータ、クラウドサーバーなどに採用されています。 ARMアーキテクチャは、コンピュータシステムの進化に伴い、常に最新の技術や機能を取り入れながら発展してきました。今後もARMは、様々な分野で重要な役割を果たし続けることが期待されています。 === ARM64 === ARM64は、ARMホールディングスが設計した64ビットアーキテクチャのマイクロプロセッサであり、スマートフォン、タブレット、ノートパソコン、サーバーなど、多様なデバイスで使用されています。以下では、ARM64の発展を年表形式で振り返ります。 * 2011年: ARM Cortex-A57のリリース ARM Cortex-A57は、ARM64アーキテクチャの最初のプロセッサの1つであり、スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスでの使用を想定して設計されました。Cortex-A57は、従来の32ビットプロセッサに比べて、大幅な性能向上と省電力化が可能になりました。 * 2012年: Apple A7プロセッサの発表 Apple A7プロセッサは、iPhone 5sに初めて採用された、世界初のARM64ベースのマイクロプロセッサです。A7は、Cortex-A57をベースにAppleが独自にカスタマイズしたもので、当時のモバイルプロセッサとしては高い性能を誇りました。 * 2014年: Qualcomm Snapdragon 810のリリース Snapdragon 810は、スマートフォン市場において、初めてARM64アーキテクチャを採用したプロセッサの1つです。810は、Cortex-A57とCortex-A53のビッグ.LITTLEアーキテクチャを採用し、高い性能と省電力性を兼ね備えました。 * 2015年: ARM Cortex-A72のリリース Cortex-A72は、ARM64アーキテクチャの中でも高性能なプロセッサの1つであり、スマートフォンやタブレット、そしてサーバーなどの分野で使用されました。Cortex-A72は、Cortex-A57に比べて性能が向上し、省電力化も進んだとされています。 * 2017年: Qualcomm Snapdragon 835の発表 Snapdragon 835は、スマートフォン市場において初めて10nmプロセス技術を採用したプロセッサであり、ARM64アーキテクチャを採用したプロセッサとしては、高い性能と省電力性を両立したものでした。Snapdragon 835は、当時のトップクラスのスマートフォンに採用され、高い評価を得ました。 * 2018年: ARM Cortex-A76のリリース Cortex-A76は、ARM64アーキテクチャの中でも高性能なプロセッサの1つであり、スマートフォンやタブレット、そしてサーバーなどの分野で使用されました。Cortex-A76は、Cortex-A72やCortex-A73に比べて性能が向上し、同時に省電力化も進んだとされています。 * 2019年: Qualcomm Snapdragon 855の発表 Snapdragon 855は、スマートフォン市場において初めて7nmプロセス技術を採用したプロセッサであり、ARM64アーキテクチャを採用したプロセッサとしては、高い性能と省電力性を両立したものでした。Snapdragon 855は、当時のトップクラスのスマートフォンに採用され、高い評価を得ました。 * 2020年: Apple M1プロセッサの発表 Apple M1プロセッサは、Macに採用された世界初のARM64ベースのマイクロプロセッサであり、高い性能と省電力性を兼ね備えています。M1は、Cortex-A78やCortex-X1に比べて性能が向上し、同時に省電力化も進んだとされています。 * 2021年: Qualcomm Snapdragon 888の発表 Snapdragon 888は、スマートフォン市場において初めて5nmプロセス技術を採用したプロセッサであり、ARM64アーキテクチャを採用したプロセッサとしては、高い性能と省電力性を両立したものでした。Snapdragon 888は、当時のトップクラスのスマートフォンに採用され、高い評価を得ました。 以上が、ARM64アーキテクチャのマイクロプロセッサの発展を振り返った年表です。今後も、ARM64アーキテクチャを採用したプロセッサの開発が進み、さらなる性能向上や省電力化が期待されます。 === AMD === ここでは、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)社がリリースしたマイクロプロセッサの歴史について年表形式でまとめていきます。AMD社は、Intel社と並ぶ世界的な半導体メーカーであり、マイクロプロセッサ市場でも高いシェアを持っています。そんなAMD社がこれまでにリリースしてきたマイクロプロセッサの進化の軌跡を辿っていきましょう。 ; 1975年 AMD社は、Intel社のマイクロプロセッサ「8080」の互換品として「Am9080」をリリースしました。Am9080は、当時の8080と同じ命令セットを持っていたため、8080向けのソフトウェアがそのまま動作できるという利点がありました。 ; 1979年 AMD社は、Intel社のマイクロプロセッサ「8086」の互換品として「Am9086」をリリースしました。Am9086は、8086と同じ16ビットの命令セットを持っており、IBM PCなどのコンピュータにも搭載されました。 ; 1982年 AMD社は、Intel社のマイクロプロセッサ「80286」の互換品として「Am80286」をリリースしました。Am80286は、16ビットから32ビットにアップグレードされた命令セットを持っており、高速化が図られました。 ; 1991年 AMD社は、Intel社のマイクロプロセッサ「80486」の互換品として「Am486」をリリースしました。Am486は、64ビットのデータバスを備えており、高速処理が可能でした。 ; 1996年 AMD社は、自社初のオリジナルマイクロプロセッサ「K5」をリリースしました。K5は、Intel社の「Pentium」シリーズとの競合になることを目的に開発されました。 ; 1999年 AMD社は、自社初のx86アーキテクチャを採用しないマイクロプロセッサ「Athlon」をリリースしました。Athlonは、当時のIntel社の製品より高速な処理性能を持ち、AMD社にとって大きな成功となりました。 ; 2003年 AMD社は、64ビットのx86アーキテクチャを採用した「Athlon 64」をリリースしました。Athlon 64は、当時の市場で唯一の64ビットマイクロプロセッサであり、高速な処理性能と拡張性を持ち、ビジネスやハイエンドのコンピュータ向けに高い評価を受けました。 ; 2006年 AMD社は、2つのコアを持つマイクロプロセッサ「Athlon X2」をリリースしました。Athlon X2は、マルチタスク処理に優れ、高速で安定したパフォーマンスを発揮し、ゲームや動画編集などに向いた製品として人気を博しました。 ; 2011年 AMD社は、当時最新のx86アーキテクチャを採用した「Bulldozer」をリリースしました。Bulldozerは、最大8つのコアを持ち、高速な演算性能を発揮し、ワークステーションやサーバー向けに注目されました。 ; 2017年 AMD社は、Zenアーキテクチャを採用したマイクロプロセッサ「Ryzen」をリリースしました。Ryzenは、高速なマルチタスク処理やコンテンツの制作、ゲームなどの幅広い用途に向けた製品として高い評価を得ました。 ; 2020年 AMD社は、Zen 3アーキテクチャを採用した「Ryzen 5000」シリーズをリリースしました。Ryzen 5000は、高いクロック速度と大容量キャッシュにより、高速で安定したパフォーマンスを発揮し、ゲームやクリエイティブな作業に向いた製品として話題になりました。 ; 2021年 AMD社は、Zen 3+アーキテクチャを採用した「Ryzen 6000」シリーズをリリースする予定です。Ryzen 6000シリーズは、AMDが2021年に発表した新しいマイクロアーキテクチャ「Zen 3+」を採用しており、更に高速な演算性能やAI性能の向上が期待されます。 また、2021年には、AMDがグラフィックスカード市場でも注目を集めました。同社は、RDNA2アーキテクチャを採用した「Radeon RX 6000」シリーズをリリースし、NVIDIA社と競合する形で市場に参入しました。 以上が、AMD社のマイクロプロセッサの歴史を年表形式でまとめた内容です。AMD社は、Intel社との競争を通じて常に進化を続け、高い性能とコストパフォーマンスの両立を実現しています。今後も、AMD社の技術革新に注目していきたいところです。 === マイクロプロセッサ年表 (AMD2901/AMD2916/AMD29000編)) === MD2901/AMD2916/AMD29000というマイクロプロセッサは、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)によって開発された、重要なマイクロプロセッサの一つです。本記事では、AMD2901/AMD2916/AMD29000の年表について解説していきます。 * 1975年:AMDは、最初のマイクロプロセッサAMD2901を開発した。AMD2901は、4ビットの並列アーキテクチャを採用していた。 * 1983年:AMDは、AMD2901の後継として、16ビットのAMD29116を発表した。AMD29116は、AMD2901のアーキテクチャを16ビットに拡張したものである。 * 1986年:AMDは、AMD29000を発表した。AMD29000は、32ビットのRISCアーキテクチャを採用し、高速かつ効率的な演算を可能にした。 * 1989年:AMDは、AMD29C011コプロセッサを発表した。AMD29C011は、AMD29000と互換性のある浮動小数点演算を実行するためのコプロセッサである。 * 1990年:AMDは、AMD29Kファミリの拡張として、AMD29Kマイクロプロセッサの最初のマルチプロセッサバージョンであるAMD29K MPを発表した。 * 1991年:AMDは、AMD29Kマイクロプロセッサの低消費電力バージョンであるAMD29KL16を発表した。また、AMD29C825の発表により、AMD29Kと互換性のあるDMAコントローラを提供した。 * 1992年:AMDは、AMD29Kマイクロプロセッサの高性能バージョンであるAMD29KHPを発表した。 * 1994年:AMDは、AMD29Kマイクロプロセッサの最新バージョンであるAMD29KJを発表した。また、AMD29Kマイクロプロセッサの組み込み用途向けバージョンであるAMD29K E1を発表した。 * 1995年:AMDは、AMD29Kマイクロプロセッサの最後のバージョンであるAMD29KMを発表した。その後、AMDは29Kアーキテクチャを中止し、x86アーキテクチャに注力することを決定した。 以上が、AMD2901/AMD2916/AMD29000の主要な年表である。AMD2901は、初期のマイクロプロセッサの一つとして、パーソナルコンピュータの発展に貢献した。AMD2916は、AMD2901の後継として、16ビットの処理能力を持つマイクロプロセッサとして、産業制御、計算機支援設計、通信などの分野で利用された。AMD29000は、RISCアーキテクチャを採用したことにより、高速で効率的な演算が可能であり、高性能コンピュータやワークステーションなどの分野で利用された。 === Power/PowerPC === ==== イントロダクション ==== パーソナルコンピュータ、スマートフォン、ゲーム機、サーバー、スーパーコンピューターなど、私たちが日々使用する機器の中には、マイクロプロセッサと呼ばれる小型のCPUが搭載されています。今回は、その中でも「Power/PowerPC」と呼ばれるマイクロプロセッサの歴史を年表形式で振り返り、その特徴や活躍した分野について紹介します。 ==== マイクロプロセッサ年表 (Power/PowerPC編) ==== * 1990年:IBMがRISCアーキテクチャを採用した「POWER1」を発表。   特徴:命令セットが簡素化されており、高速な演算処理が可能。 * 1993年:IBM、Apple、Motorolaの共同開発による「PowerPC」アーキテクチャを発表。   特徴:POWER1の技術をベースに、Appleが採用するMacintoshシリーズのCPUとして採用され、高い性能を実現。 * 1994年:IBMが「POWER2」を発表。   特徴:高度なスーパースカラー方式を採用し、高性能化を図った。 * 1995年:Motorolaが「PowerPC 603」を発表。   特徴:省電力性に優れ、低価格で提供されたことから、エンベデッド機器にも採用された。 * 1997年:IBMが「POWER3」を発表。   特徴:64ビットアーキテクチャを採用し、高い演算性能と信頼性を実現。 * 1999年:Motorolaが「PowerPC G4」を発表。   特徴:Altivecと呼ばれるベクトル演算機能を搭載し、画像処理や音声処理などの分野で高い評価を受けた。 * 2001年:IBMが「POWER4」を発表。   特徴:マルチプロセッシングに対応し、スーパーコンピューターやサーバーでの使用に向いた高性能CPU。 * 2005年:IBMが「POWER5」を発表。   特徴:マルチスレッド技術を採用し、複数の処理を同時に実行可能とした。 * 2006年:IBMが「POWER6」を発表。   特徴:高度なエラーコレクション機能を備え、信頼性を更に向上させた。また、動的な電力管理機能を採用することで、省電力性も向上した。 * 2010年:IBMが「POWER7」を発表。   特徴:高速なキャッシュメモリと、高度なマルチスレッド技術を採用し、高い演算処理能力と信頼性を実現した。 * 2013年:IBMが「POWER8」を発表。   特徴:複数のコアを搭載し、高いマルチスレッド処理能力と並列処理能力を備えた。また、OpenPOWER Foundationを設立し、オープンなアーキテクチャを推進した。 * 2017年:IBMが「POWER9」を発表。   特徴:高い演算性能と、AIやディープラーニングなどの高度な分野にも対応した機能を搭載した。また、OpenCAPIと呼ばれる高速な接続規格を採用することで、高速なデータ転送が可能となった。 ==== まとめ ==== 「Power/PowerPC」は、IBMやApple、Motorolaなどが共同で開発したマイクロプロセッサであり、高い性能や省電力性、信頼性などの特徴を持ち、スーパーコンピューターやサーバー、エンベデッド機器、そして一時期はMacintoshシリーズのCPUとしても使用されました。その歴史を振り返ることで、マイクロプロセッサの進化や技術革新の歴史を理解することができます。 === SPARC === 今から40年ほど前、サン・マイクロシステムズ社が設立され、独自のプロセッサアーキテクチャ「SPARC」を開発しました。その後、SPARCは世界中の企業や研究機関で利用され、多くのシステムやサーバーで採用されました。 以下では、SPARCアーキテクチャを中心にしたマイクロプロセッサの進化を振り返ります。 * 1987年 - SPARCプロセッサの登場 サン・マイクロシステムズ社が初めてリリースしたSPARCアーキテクチャのプロセッサは、SPARCstation 1に搭載されました。当時は25MHzで動作し、32ビットの命令セットを採用していました。 * 1992年 - SPARC64 日本の富士通社が開発したSPARC64は、当時最も高速なプロセッサの1つでした。初代のSPARC64は最大150MHzで動作し、性能の面でSPARCstation 10をしのぎました。 * 1995年 - SPARCstation 20 SPARCstation 20は、初めて対称マルチプロセッシング(SMP)をサポートしたSPARCシステムでした。これにより、複数のプロセッサを1つのシステムで同時に動作させることが可能になりました。 * 2001年 - UltraSPARC III サン・マイクロシステムズ社がリリースしたUltraSPARC IIIは、初めての64ビットのSPARCプロセッサでした。当時最速のクロック周波数1.2GHzを誇り、高い性能を発揮しました。 * 2005年 - UltraSPARC T1 UltraSPARC T1は、当時最も進んだマルチスレッド技術を採用したプロセッサでした。当時のプロセッサは1つのコアで1つのスレッドしか処理できませんでしたが、UltraSPARC T1は1つのコアで最大32スレッドを処理することができました。 * 2010年 - SPARC T3 SPARC T3は、UltraSPARC T1の後継モデルで、16コアのプロセッサと最大128スレッドをサポートしました。このプロセッサは、ビジネスクリティカルなアプリケーションやデータベースシステムなどの処理に適していました。 * 2017年 - SPARC M8 SPARC M8は、最新のSPARCプロセッサで、最大8ソケットのシステムで動作することができます。高速で安定した性能を発揮し、大規模なデータ処理や仮想化などの用途に適しています。また、SPARC M8はセキュリティにも注力し、暗号化やメモリ保護機能などが強化されています。 以上が、SPARCアーキテクチャの主なプロセッサの進化の歴史です。今後も、SPARCアーキテクチャは大規模なシステムやサーバーなどで活躍し続けることが期待されます。 === DEC/Alpha === ==== はじめに ==== マイクロプロセッサの歴史は、現代の情報技術において極めて重要な位置を占めています。その中でもDEC/Alphaは、1990年代に登場し、高性能かつ信頼性の高いサーバーやワークステーションに利用されました。本記事では、DEC/Alphaのマイクロプロセッサの歴史を年表形式でまとめ、その特徴や功績について解説します。 ==== マイクロプロセッサ年表 (DEC/Alpha編) ==== * 1992年: DEC/Alpha 21064 DEC/Alphaの最初のマイクロプロセッサとして登場。命令パイプラインを利用して高速な処理が可能であり、RISCアーキテクチャを採用している。 * 1994年: DEC/Alpha 21164 命令パイプラインをより高速化するために、ディープパイプラインを導入した。また、64ビットアーキテクチャを採用したことで、大容量のメモリを扱うことができるようになった。 * 1996年: DEC/Alpha 21264 命令パイプラインを18段に拡大することで、高性能化を図った。また、バス帯域幅を大幅に増やし、システム全体の処理速度を向上させた。 * 1998年: DEC/Alpha 21364 高速化と信頼性の向上を目的に、2つのプロセッサを1つのチップに集積した「ダブル・パイプライン・アーキテクチャ」を採用した。また、高速なメモリーアクセスを実現する「ケースード・インタリーブ」技術を導入した。 * 2001年: DEC/Alphaプロセッサの生産終了 DEC/Alphaプロセッサの生産が終了し、製品のサポートも終了することが発表された。DEC/Alphaは、高性能かつ信頼性の高いサーバーやワークステーションに利用され、その性能は当時の情報技術において一定の地位を築いた。 ==== DEC/Alphaの特徴と功績 ==== DEC/Alphaは、RISCアーキテクチャを採用し、高速な処理が可能であることが特徴です。また、64ビットアーキテクチャを採用したことで、大容量のメモリを扱うことができるようになりました。さらに、命令パイプラインやディープパイプライン、ダブル・パイプライン・アーキテクチャ、ケースード・インタリーブなどの技術を導入し、高性能かつ信頼性の高いサーバーやワークステーションを実現しました。 DEC/Alphaは、1990年代に登場したため、当時の情報技術において一定の地位を築きました。特に、高性能な処理能力を持ち、大規模なデータ処理や高負荷なアプリケーションを処理することができたため、サーバーやワークステーションに広く利用されました。 また、DEC/Alphaは、オープンなアーキテクチャを採用していたため、他社の製品との互換性が高く、多数のソフトウェアが開発されました。そのため、DEC/Alphaは、業界標準として広く認知され、多くの企業や研究機関で利用されました。 DEC/Alphaは、2001年に生産終了が発表され、製品のサポートも終了しましたが、その功績は現在でも高く評価されています。DEC/Alphaの技術は、後のプロセッサの開発に影響を与え、現代の情報技術においても重要な位置を占めています。 === HP/PA-RISC === マイクロプロセッサの世界において、HP/PA-RISCは重要な位置を占めています。この記事では、HP/PA-RISCマイクロプロセッサの歴史を振り返りながら、その特徴や影響力について紹介します。 HP/PA-RISCとは HP/PA-RISCは、Hewlett-Packard (HP) 社が開発したRISCアーキテクチャのマイクロプロセッサです。PA-RISCは、「Precision Architecture Reduced Instruction Set Computing」の略称で、高度な計算能力を持ちながらも命令セットがシンプルな特徴を持っています。 HP/PA-RISCの歴史 HP/PA-RISCの歴史は、1980年代初頭に遡ります。当時、HPは自社のコンピュータ事業において、IBMやDECなどのライバル企業に追いつくことを目指していました。そこで、HPは自社独自のマイクロプロセッサを開発することを決定しました。 最初のPA-RISCプロセッサは、1986年にリリースされたPA-7100でした。このプロセッサは、16MHzで動作し、32ビットアーキテクチャ、16Kのキャッシュメモリを備えていました。PA-7100は、HPの高性能ワークステーションであるHP 9000シリーズで使用され、当時の競合製品に比べて高速かつ高性能な処理を実現しました。 その後、HPはPA-RISCアーキテクチャを進化させ、より高速で高性能なプロセッサを開発し続けました。1992年にリリースされたPA-8000は、クロック周波数が100MHzにまで達し、超スカラー方式による命令実行を採用するなど、当時の最先端の技術が盛り込まれたプロセッサでした。 * 1996年には、PA-RISC 2.0アーキテクチャが導入され、プロセッサの性能は大幅に向上しました。PA-8200とPA-8500は、それぞれ550MHz、440MHzのクロック周波数を誇り、高度なアウト・オブ・オーダー実行機能を備えていました。これらのプロセッサは、高性能サーバー向けに使用され、当時の競合製品に比べて優れた処理性能を発揮しました。 * 2000年代に入ると、HPはPA-RISCアーキテクチャを廃止し、Intel Itaniumプロセッサに移行しました。しかし、PA-RISCアーキテクチャはその後もHPのUNIXサーバーにおいて、サポートされ続けました。 HP/PA-RISCの特徴と影響力 HP/PA-RISCは、シンプルな命令セットを採用することで、高速な処理能力を実現しました。また、PA-RISCは高度なパイプライン処理やアウト・オブ・オーダー実行機能を備えており、高性能サーバーやワークステーションなどの重要な業務システムにおいて、高速かつ安定した処理を提供しました。 HP/PA-RISCの開発によって、RISCアーキテクチャが普及する契機となったことも注目すべき点です。当時のコンピュータ市場において、主流であったCISCアーキテクチャに比べ、RISCアーキテクチャはシンプルな命令セットと高速な処理能力が特徴でした。HP/PA-RISCの成功によって、RISCアーキテクチャは一般的に認知されるようになり、その後のCPUの開発に大きな影響を与えました。 === HP64000 === * 1970年代後半、マイクロプロセッサの普及が始まり、様々な企業が自社の製品に搭載することを目指していました。この時期に、Hewlett-Packard(以下、HP)は「HP 64000」というマイクロプロセッサ用の開発システムを発売しました。これは、ソフトウェアやハードウェアの開発に必要な機能を一つのシステムにまとめたもので、当時のマイクロプロセッサ開発者たちから高い評価を得ました。 HP 64000は、当時のマイクロプロセッサの開発環境としては非常に先進的でした。このシステムは、CPU、メモリ、ディスクドライブ、入出力インタフェース、デバッグツールなどを統合し、マイクロプロセッサの設計から製造までの一連のプロセスをサポートしました。 HP 64000は、1979年に発売され、当時は価格が非常に高かったため、一部の大手企業や大学の研究室などでしか利用されませんでした。しかし、その高度な機能と信頼性により、マイクロプロセッサの開発に携わる人々からは高い評価を受けました。 また、HP 64000の登場により、マイクロプロセッサの開発がより容易になり、それまでの煩雑な作業を大幅に簡略化することができるようになりました。このことが、後にコンピューター産業の急速な発展に繋がることになります。 HP 64000は、当初はIntel 8085やMotorola 6800などのマイクロプロセッサに対応していましたが、後にZilog Z80やIntel 8086などの新しいマイクロプロセッサにも対応するようになりました。 また、HPは後に、HP 64000を拡張した「HP 64000A」や、より高性能なマイクロプロセッサ用開発システム「HP 9000 Series 200」など、さらに高度なシステムを発売しました。これらのシステムは、より大規模なプロジェクトや高度な設計に必要な機能を提供することができ、多くの企業や大学で利用されるようになりました。 さらに、HPは1983年に、マイクロプロセッサの開発に必要なソフトウェア開発ツールの一つである「HP-UX」を発表しました。これは、Unixオペレーティングシステムを基にしたもので、高い汎用性と信頼性を持ち、多くの開発者に愛用されました。 しかし、1990年代に入ると、競合他社の台頭や、PCの普及によって、HPのマイクロプロセッサ開発システムの市場シェアは低下していきます。2000年代に入ると、HPはマイクロプロセッサ開発システムから撤退し、他の事業に注力することになりました。 しかしながら、HP 64000は、その後もマイクロプロセッサの歴史において重要な役割を果たし続けました。多くの開発者たちによって利用され、次世代のマイクロプロセッサの開発に貢献しました。 また、HP 64000の成功は、今日のコンピューター産業において、マイクロプロセッサ開発に携わる人々にとっての貴重な経験となりました。このシステムに触れたことがある人々は、その後も自らの開発に役立てることができたのです。 今日、マイクロプロセッサの開発は、さらなる高度化と多様化が進んでいます。新しいテクノロジーの登場により、これまでにない高性能なマイクロプロセッサが生み出されています。しかし、その基盤となる開発環境は、HP 64000から始まった歴史があります。 === MIPS === マイクロプロセッサは、現代のデジタルテクノロジーにとって不可欠な役割を果たしています。特に、MIPS/MIPS64は高性能コンピューターや組み込みシステムの分野で重要な役割を果たしてきました。ここでは、MIPS/MIPS64の歴史について紹介し、その重要性について考察してみましょう。 MIPS/MIPS64の歴史 MIPS (Microprocessor without Interlocked Pipeline Stages)は、1980年代初頭にスタンフォード大学で開発されたRISC (Reduced Instruction Set Computing)アーキテクチャのマイクロプロセッサです。MIPSは、命令セットの簡素化とパイプライン処理の最適化によって高速な処理を実現し、組み込みシステムや高性能コンピューターの分野で広く利用されるようになりました。 * 1990年代には、MIPSの処理能力を向上させたMIPS64アーキテクチャが登場し、高性能コンピューターやサーバーなどの分野で使用されるようになりました。MIPS64は、64ビットのアドレッシングをサポートし、大規模なメモリーアドレス空間を扱えるようになりました。また、MIPS64は、高速なデータ処理を実現するためにSIMD (Single Instruction Multiple Data)命令セットを導入し、グラフィックス処理やデータベース処理などのアプリケーションで高いパフォーマンスを発揮しました。 MIPS/MIPS64の重要性 MIPS/MIPS64は、高性能コンピューターの分野で特に重要な役割を果たしています。多くのスーパーコンピューターやサーバーに採用され、高速なデータ処理や計算処理を実現しています。また、組み込みシステムの分野でも、MIPS/MIPS64は広く採用されています。家電製品や車載システム、ネットワーク機器など、様々な分野で利用されています。 MIPS/MIPS64のアーキテクチャは、RISCアーキテクチャの基本思想を受け継いでおり、命令セットが簡潔で効率的なため、高速な処理が可能です。また、MIPS/MIPS64は、オープンアーキテクチャであるため、多くのハードウェアメーカーやソフトウェア開発者によってサポートされています。このため、MIPS/MIPS64を採用したシステムは、フレキシブルで拡張性が高く、コストパフォーマンスに優れていると言えます。 さらに、MIPS/MIPS64は、エネルギー効率にも優れています。命令セットが簡潔であるため、実行に必要な回路が少なく、電力消費が少なくて済むためです。そのため、モバイルデバイスやIoT機器など、バッテリー駆動のシステムでも広く利用されています。 最近では、MIPSアーキテクチャを持つ企業が数多くあります。例えば、中国の電子機器メーカーであるLoongson Technology Corporationは、MIPSアーキテクチャを採用して自社製品を開発しています。また、シンガポールのAI企業であるHailoは、MIPS64アーキテクチャを採用したエッジAIプロセッサーを開発しています。これらの企業は、MIPS/MIPS64の優れた性能とエネルギー効率に着目して、次世代の技術を開発していると言えます。 結論として、MIPS/MIPS64は、高性能な処理能力とエネルギー効率に優れたアーキテクチャであり、現代のデジタルテクノロジーに不可欠な存在です。さまざまな分野で広く採用され、多くの企業がMIPS/MIPS64を採用した製品を開発しています。今後も、MIPS/MIPS64の進化と発展が期待されます。 === 龍芯 === マイクロプロセッサとは、コンピューターにおいて中央処理装置 (CPU) の機能を実現する集積回路のことです。今回は、中国のローカルなマイクロプロセッサメーカーである龍芯 (Loongson) の年表を取り上げ、その歴史や発展について紹介します。 龍芯 (Loongson) は、中国の国家重点高技術企業である中国電子技術集団 (CETC) の一部門であり、2002年に創立されました。当初は MIPS アーキテクチャをベースにしたプロセッサーを開発していましたが、現在は RISC-V アーキテクチャを採用しています。 以下は、龍芯の主なマイルストーンを振り返るマイクロプロセッサ年表です。 * 2002年 龍芯技術有限公司が設立される * 2004年 Loongson-1A プロセッサをリリース * 2005年 中央政府が「龍芯計画」を発表し、ローカルなマイクロプロセッサ産業の発展を支援することを表明 * 2006年 Loongson-2E プロセッサをリリース * 2007年 Loongson-2F プロセッサをリリース * 2008年 Loongson-3 プロセッサをリリース Lenovo が Loongson-2F プロセッサを搭載したノートパソコンを発表 * 2010年 Loongson-3A プロセッサをリリース * 2011年 Loongson-3B プロセッサをリリース Dawning Information Industry が Loongson-3B プロセッサを搭載したスパコンを発表 * 2012年 Loongson-3C プロセッサをリリース * 2013年 Loongson-3H プロセッサをリリース Loongson Technology Europe が設立され、欧州市場でのビジネスを開始 * 2014年 Loongson-3B2000 プロセッサをリリース * 2015年 Loongson-3A4000 プロセッサをリリース * 2016年 Loongson-3B3000 プロセッサをリリース 中国科学院が Loongson-3B プロセッサを搭載したスパコンを発表 * 2017年 Loongson-3B4000 プロセッサをリリース * 2018年 Loongson-3A5000 プロセッサをリリース * 2019年 Loongson-3A5000 プロセッサを搭載したノートパソコンが発売される * 2020年 Loongson-3A5000 プロセッサを搭載したノートパソコンが改良され、より高い性能を提供するようになる * 2021年 龍芯は、LoongArch アーキテクチャの最初のバージョンである LoongArch1 を発表し、RISC-V アーキテクチャに移行することを宣言 以上が、龍芯の主なマイルストーンとなります。龍芯は、ローカルなマイクロプロセッサメーカーとして、中国のIT産業において重要な役割を果たしています。今後も、高性能で低価格なプロセッサーの開発に注力し、中国のIT産業の発展を支援することが期待されます。 === RISC-V === マイクロプロセッサ技術は、現代のあらゆる電子機器に不可欠な要素です。そして、RISC-Vと呼ばれるオープンソースアーキテクチャの進化は、この分野に革新をもたらしています。以下では、RISC-Vアーキテクチャの歴史と進化について年表で振り返ります。 * 2010年 - UC BerkeleyでRISC-Vプロジェクトが始動 UC Berkeleyのデビッド・パターソン氏とKrste Asanović氏によって、オープンソースのハードウェアおよびソフトウェアプロジェクトであるRISC-Vが開発されました。RISC-Vは、標準化された命令セットアーキテクチャ(ISA)を提供し、パターソン氏が開発したRISCアーキテクチャの原則に基づいています。 * 2014年 - SiFiveが設立される SiFiveは、RISC-Vアーキテクチャの普及に注力する企業として設立されました。同社は、オープンソースのRISC-Vコアを使ったプロセッサの開発や、サポートを提供しています。 * 2015年 - RISC-Vファウンデーションが設立される RISC-Vファウンデーションは、オープンソースのRISC-Vアーキテクチャの開発や普及を目的として設立されました。同ファウンデーションには、ソフトウェアやハードウェアの企業が参加しており、RISC-Vアーキテクチャの普及に向けた様々な活動を展開しています。 * 2016年 - GoogleがRISC-Vプロジェクトに参加 Googleは、RISC-Vプロジェクトに参加し、オープンソースのRISC-Vプロセッサの開発に注力しています。同社は、RISC-Vを使ったAIチップの開発や、サーバー向けのプロセッサの開発などを進めています。 * 2017年 - NVIDIAがRISC-Vプロジェクトに参加 NVIDIAは、RISC-Vプロジェクトに参加し、オープンソースのRISC-Vコアを使ったプロセッサの開発に注力しています。同社は、エッジデバイス向けのプロセッサの開発などを進めています。 * 2018年 - Western DigitalがRISC-Vを採用 Western Digitalは、ストレージデバイス向けのRISC-Vプロセッサを採用し、同社の製品に組み込むことを発表しました。同社は、高性能かつ低消費電力なプロセッサが必要なストレージ市場で、RISC-Vを採用することで競争力を高めています。 * 2019年 - AmazonがRISC-Vプロジェクトに参加 Amazonは、RISC-Vプロジェクトに参加し、同社のAWSクラウド向けにRISC-Vプロセッサを開発することを発表しました。同社は、カスタマイズされたプロセッサによってクラウドのパフォーマンスを向上させることを目指しています。 * 2020年 - AppleがRISC-Vを採用 Appleは、自社の製品においてRISC-V技術を採用することを明らかにしました。同社は、RISC-Vを使ったチップを開発し、Appleの製品に組み込むことで、高性能かつ低消費電力な製品を提供することを目指しています。 * 2021年 - RISC-VがIoT市場での採用が進む RISC-Vは、低消費電力で小型なIoTデバイスに適したプロセッサとして注目を集めています。同年、RISC-Vを採用したIoTデバイスの数が急速に増加し、RISC-VアーキテクチャがIoT市場でのプロセッサの標準になる可能性が高まっています。 RISC-Vは、オープンソースであるため、多くの企業や開発者が参加し、進化を続けています。今後も、RISC-Vアーキテクチャは様々な分野での革新をもたらし、マイクロプロセッサ技術の発展に寄与することが期待されます。 === Zilog === * 1970年代から1980年代にかけて、マイクロプロセッサ技術の進歩は驚異的でした。その中でも、Zilog社の創設者であるフェデリコ・ファギンが開発した「Z80」は、特にコンピューター産業において大きな影響を与えました。この記事では、Zilog社がリリースしたマイクロプロセッサの歴史を辿り、その重要性について考察してみたいと思います。 ==== Z80の誕生 ==== * 1976年にリリースされたZ80は、8ビットマイクロプロセッサの中でも最も成功した製品の一つです。当時の市場には、Intelの「8080」やMotorolaの「6800」などの競合製品がありましたが、Z80はその2つを凌駕する性能を発揮しました。Z80は、最大2.5MHzで動作し、64KBのメモリ空間を扱うことができました。 ==== Z80の成功 ==== Z80は、当初はテレビのリモコンや電卓などの小型家電製品に使われることを想定していましたが、後にコンピューター産業においても大きな成功を収めました。Z80を搭載したコンピューターは、当時のビジネス市場において大きな役割を果たし、CP/Mと呼ばれるオペレーティングシステムの標準的な動作環境となりました。また、Z80はアーケードゲーム機にも広く使われ、当時の人々にとって不可欠なエンターテイメントの一つとなりました。 ==== Z80の後継 ==== Z80は、その後も改良が続けられ、Z180やZ280といった後継製品もリリースされました。また、Zilog社はZ80のライセンスを多数の企業に提供することで、広範な市場を獲得することに成功しました。さらに、Zilog社はMCU(マイクロコントローラユニット)にも進出し、現在でも幅広い分野で活躍しています。 ==== まとめ ==== Zilog社がリリースしたZ80は、マイクロプロセッサ技術の歴史において重要な位置を占めています。Z80は、多くの分野において先進的な性能を発揮し、コンピューター産業に大きな影響を与えました。また、Zilog社はZ80の成功を背景に、MCU市場でも活躍するようになりました。今後も、Zilog社が提供する技術が世界を変える可能性があると言えます。 === 日本製プロセッサ === マイクロプロセッサとは、コンピュータの中核となる部品であり、現代のデジタル機器に欠かせないものとなっています。今回は、その中でも日本で製造されたマイクロプロセッサに焦点を当て、マイクロプロセッサの進化を振り返っていきたいと思います。 * 1971年 日本の電気通信大学の石井英一郎教授が、Intel社の4004に着想を得て、初の日本製マイクロプロセッサである「TCM1000」を開発。しかし、市場には浸透しなかった。 * 1978年 松下電器産業(現・パナソニック)が、4ビットマイクロプロセッサ「MN1610」を開発。主に家電製品の制御に使われた。 * 1982年 日立製作所が16ビットマイクロプロセッサ「HD64180」を開発。当時は日本製の16ビットマイクロプロセッサは存在せず、大きな注目を集めた。 * 1985年 日本電気(NEC)が16ビットマイクロプロセッサ「V30」を開発。Intel社の「8086」互換品であり、IBMのPC/AT互換機向けに採用された。 * 1987年 富士通が32ビットマイクロプロセッサ「MB86900」を開発。UNIXサーバやワークステーションで使われた。 * 1990年 日立製作所が32ビットマイクロプロセッサ「SH-1」を開発。ハードウェア浮動小数点演算器を搭載し、デジタルカメラや携帯電話などに広く使われた。 * 1993年 ルネサスエレクトロニクス(旧・日本電気半導体)が、32ビットマイクロプロセッサ「V850」を開発。自動車制御システムなどに広く使われている。 * 2002年 富士通と東芝が共同開発した64ビットマイクロプロセッサ「SPARC64 V」が、UNIXサーバやスーパーコンピュータなどに採用された。 以上が、日本製マイクロプロセッサの主な年表です。日本製のマイクロプロセッサは、それぞれの特徴を活かして多様な用途で利用されてきました。その中でも特筆すべきは、自動車制御システムやデジタルカメラ、携帯電話といった小型機器に使われてきたことです。これらの機器には、省電力や高速処理といった要素が求められます。日本製のマイクロプロセッサは、それぞれの分野で高い評価を得ています。 また、日本のマイクロプロセッサメーカーは、競争力を維持するために、新しい技術の開発に注力しています。例えば、ルネサスエレクトロニクスは、自動車用の高速通信技術「CAN-FD」に対応したマイクロプロセッサを開発しています。また、東芝は、省電力技術「SpursEngine」を搭載したマイクロプロセッサを開発しています。 日本のマイクロプロセッサメーカーは、今後も世界に通用する技術を開発し、国内外の様々な分野で活躍することが期待されます。 === i432/i860/i960/Itanium === マイクロプロセッサは、現代の電子機器のバックボーンを形成する重要なコンポーネントです。i432、i860、i960マイクロプロセッサは、今日の高性能プロセッサの発展を拓いた革命的なチップです。 i432は、インテルが開発した初の32ビットプロセッサであり、1978年に発売されました。i432は、命令セットアーキテクチャ(ISA)の設計が複雑で、性能が低いことが問題でした。そのため、i432は商業的に成功することはありませんでした。 i860は、1989年にリリースされたRISC(Reduced Instruction Set Computing)マイクロプロセッサでした。i860は、グラフィックスや信号処理などの高度なアプリケーション向けに設計されており、多数のプロセッサを搭載したシステムに使用されました。 i960は、i860の後継として1990年にリリースされました。i960は、高性能なマルチタスク処理能力を備え、グラフィックスや信号処理などのアプリケーションに最適でした。i960は、さまざまな分野で使用され、特にネットワーク機器や組み込みシステムに適していました。 しかし、Intelのi960シリーズは、競合他社の製品と比較して高価であるという問題があり、成功しなかったと考えられています。 Intelは、2001年にItaniumプロセッサをリリースしました。Itaniumは、Intelの64ビットプロセッサであり、高性能で信頼性の高いサーバー向けに設計されていました。Itaniumは、複数のコアを搭載し、高度な並列処理能力を持ち、高度なメモリアーキテクチャを備えていました。 Itaniumは、最初は高い期待が寄せられていましたが、ソフトウェアの互換性の問題があり、市場に浸透することはできませんでした。競合するx86アーキテクチャに比べて高価であり、Itaniumに最適化されたソフトウェアが不足していたことが主な要因とされています。 以上のように、i432、i860、i960、Itaniumは、それぞれの時代において革新的なマイクロプロセッサであったものの、いくつかの問題により商業的に成功することができませんでした。しかし、これらのプロセッサは、現代のプロセッサの進化を支える技術の基盤となり、コンピュータ科学の発展に大きな影響を与えたと言えます。 ==プロセッサの分類と種類 == プロセッサは、コンピューターシステムの中心的な役割を果たす部分であり、演算処理やデータ処理を担当しています。プロセッサの種類や性能は、コンピューターシステムの性能や機能性に大きな影響を与えます。 === RISCプロセッサとCISCプロセッサ === RISCプロセッサーとCISCプロセッサーは、コンピュータープロセッサーのアーキテクチャの設計方法論を表す用語で、プロセッサーが実行する命令の種類や機能、およびプロセッサー内部でこれらの命令を処理する方法に関する違いに基づいています。 CISCプロセッサーは、多様な命令セットを持つことが特徴で、メモリアクセス、条件分岐、算術演算、およびその他の機能を含みます。CISCプロセッサーは、高度な機能を実現するために多様な命令を持っており、複雑な計算や処理が必要な場合には高速に処理を行うことができますが、命令セットの複雑さと高度な機能により、プロセッサーの設計と製造に大きなコストがかかる可能性があります。 一方、RISCプロセッサーは、単純な命令セットを持つことが特徴で、基本的な算術演算、ビット演算、ロード/ストア操作、および条件分岐を含みます。RISCプロセッサーは、各命令が実行される際に単一のサイクルしか必要としない場合がほとんどで、命令セットが比較的簡素であるため、プロセッサーの設計と製造に低いコストがかかる可能性があります。 CISCとRISCの違いに関する議論は、プロセッサー設計の分野で長年続いています。エンジニアの中には、RISCのアプローチがシンプルであり、効率的なプロセッサーを設計することができると主張する人もいますが、CISCのアプローチが多様な機能をサポートするために必要であり、高度なプロセッサーを設計することができると主張する人もいます。 最近のプロセッサでは、CISCとRISCの特徴を組み合わせたハイブリッドアーキテクチャが採用されることがあります。これにより、高度な機能を実現しつつ、高速で効率的な処理が可能になります。ただし、ハイブリッドアーキテクチャは複雑なため、設計や開発に時間がかかる可能性があります === VLIWプロセッサ === VLIW(Very Long Instruction Word)は、複数の命令を1つの長い命令ワードにまとめて同時に実行できるコンピューターアーキテクチャです。これにより、複数の命令を同時に処理することで、プロセッサの性能を向上させることができます。 VLIWプロセッサは、複数の命令を同時に実行することができるため、パイプライン処理が容易になります。そして、命令をパイプライン処理するための仕組みを持っているため、命令を高速かつ効率的に処理することができます。 ただし、VLIWプロセッサは、命令を1つの長いワードにパックするため、同時に実行できる命令の数が制限されます。また、命令を最適にパックする必要があるため、プログラマーに制約があります。さらに、プロセッサごとに最適な命令のパック方法が異なるため、プログラマーはプロセッサごとに最適な命令のパック方法を探す必要があります。 VLIWプロセッサは、一般的に組み込みシステムやグラフィックス処理などの特定のアプリケーションに使用されます。これらのアプリケーションでは、高速な処理が必要であり、VLIWプロセッサが優れた性能を発揮することがあります。 VLIWアーキテクチャの開発者は、命令セットアーキテクチャ(ISA)の設計者と協力する必要があります。ISAの設計者は、プログラマーが最適な命令のパック方法を探すための情報を提供する必要があります。また、ISAの設計者は、VLIWアーキテクチャに最適な命令セットを設計することが求められます。 === マルチプロセッサシステムの概要 === マルチプロセッサシステムとは、複数のCPU(中央処理装置)を持つコンピュータシステムのことです。単一のCPUを持つシステムよりも高い処理能力と信頼性を実現できます。主な特徴は以下の通りです。 ; 並列処理 : マルチプロセッサシステムでは、複数のCPUが並列に動作するため、単一CPUシステムよりも高速な処理が可能です。ソフトウェアを適切に並列化することで、処理速度が飛躍的に向上します。 ; 負荷分散 : 複数のCPUに処理を分散させることで、システム全体の負荷を分散できます。ピーク時の負荷に対しても、適切に対応することができます。 ; 冗長性 : 複数のCPUを持つため、万一1つのCPUが故障しても、他のCPUで処理を継続できます。これにより、システムの信頼性が高まります。 ; 拡張性 : 必要に応じてCPUを追加するだけで、システムの処理能力を向上させることができます。 マルチプロセッサシステムは、大規模なデータセンターサーバーや高性能コンピューティング(HPC)システムなど、高い計算能力が求められる分野で広く利用されています。ただし、マルチプロセッサ環境での並列プログラミングは複雑になる傾向があり、適切な手法が必要となります。 === マルチコアプロセッサシステムの概要 === マルチコアプロセッサとは、1つのCPUチップ上に複数のプロセッサコアを集積した設計のCPUのことです。主な特徴は以下の通りです。 ; 並列処理能力 : 1つのCPUチップ上に複数のプロセッサコアが搭載されているため、並列処理能力が高くなります。各コアが独立してタスクを実行できるので、単一コアCPUよりも高速な処理が可能です。 ; 電力効率 単一コアCPUと比べて、同じ性能を実現するのに低い電力消費量で済みます。コア数を増やすことで、高クロック周波数にする必要がなくなるためです。 ; 小型化・低コスト化 : 1つのCPUチップに複数のコアを集積できるため、小型化とコストダウンが可能になります。 ; 拡張性 : コア数を増やすことで、CPUの処理能力を容易に拡張できます。 マルチコアプロセッサは、デスクトップPC、ノートPC、サーバー、モバイル機器などあらゆる分野で広く採用されています。しかし、単一コアCPUと比べてソフトウェアの並列化が必要になるため、プログラミングが複雑化する側面があります。 マルチコアCPUの性能を最大限に活かすには、マルチスレッドプログラミングなどの並列処理技術が重要になります。OSやコンパイラ、ミドルウェアなどのシステムソフトウェアの進化も欠かせません。 == コンピューターセキュリティ == コンピューターセキュリティは、コンピューターシステムやネットワーク、データを保護し、不正アクセスや損傷、情報漏洩などの脅威から守ることを目的としています。近年、サイバー攻撃の高度化や新たな脅威の出現により、セキュリティ対策の重要性がますます高まっています。 === コンピューターセキュリティの脅威と対策 === コンピューターセキュリティの主な脅威には、以下のようなものがあります。 ; マルウェア : コンピューターウイルス、ワーム、トロイの木馬などの悪意あるソフトウェア ; 不正アクセス : 認証を回避して不正にシステムやデータにアクセスする行為 ; サービス妨害 (DoS) 攻撃 : 大量のデータを送り付けてシステムを過負荷状態に陥れる攻撃 ; データ漏洩 : 機密データが意図せず外部に漏れる事態 これらの脅威に対して、以下のような対策が講じられます。 ; ソフトウェアの最新化 : OSやアプリケーションのセキュリティアップデートを適用 ; マルウェア対策ソフト : ウイルス対策ソフトやファイアウォールの導入 ; アクセス制御と認証強化 : 適切な権限管理と強力な認証方式の採用 ; 暗号化 : 機密データの暗号化による保護 ; ログ監視 : 不審な活動を検知するためのログ監視 ; セキュリティ教育 : 従業員に対するセキュリティ意識向上の教育 === アクセス制御と暗号化技術 === '''アクセス制御'''とは、システムやデータへのアクセスを適切に管理・制御する仕組みです。代表的な方式には以下のようなものがあります。 ; ロールベースアクセス制御 (RBAC) : ユーザーの役割に基づいてアクセス権限を設定する方式 ; 強力な認証方式 : 複合認証 (パスワードと生体認証の組み合わせなど) による本人確認の強化 '''暗号化技術'''は、データを特殊なアルゴリズムで変換して機密性と整合性を確保する技術です。主な暗号化方式は以下のとおりです。 ; 共通鍵暗号方式 : 同一の鍵を使って暗号化・復号を行う (AES、DESなど) ; 公開鍵暗号方式 : 暗号化と復号で異なる鍵を使う方式 (RSA、楕円曲線暗号など) ; ハッシュ関数 : 元のデータから短い固定長のデータ (ハッシュ値) を生成する一方向関数 これらの技術は、データの機密性と整合性を守るために広く利用されています。 === ネットワークセキュリティと脆弱性対策 === '''ネットワークセキュリティ''' は、ネットワーク接続をさまざまな脅威から守ることを目的としています。主な対策技術には以下のようなものがあります。 ; ファイアウォール : ネットワーク境界でパケットを監視・フィルタリングする ; VPN (仮想プライベートネットワーク) : 公開ネットワーク上に仮想の専用ネットワークを構築 ; IDS/IPS : 不正な通信を検知し、必要に応じて遮断する ; DLP (データ漏洩防止) : 機密データの持ち出しを防止する 一方、新たな脆弱性が発見されるたびに '''脆弱性対策''' が重要となります。主な対策には以下のようなものがあります。 ; ソフトウェアの更新 : ベンダーから提供されるセキュリティアップデートを適用 ; 脆弱性スキャン : 脆弱性検査ツールを用いてシステムの脆弱性をスキャン ; ペネトレーションテスト : 実際に攻撃を試みて脆弱性を特定する このように、さまざまな脅威に対してレイヤーを重ねた多層防御が求められます。また、セキュリティは常に進化する必要があり、継続的な対策が重要となります。 === コンプライアンス === コンピューターセキュリティにおいて、コンプライアンス(法令順守)は非常に重要な要素です。企業や組織は、関連する法令や規制、業界の標準などを遵守しなければなりません。一方で、コンプライアンスを達成する過程において、プライバシーの侵害などの人権問題が生じる可能性もあります。 ; コンプライアンスの主な側面 :; データ保護法令の順守: 個人情報保護法、GDPRなどの法令を順守したデータ管理 :; 業界固有の規制への準拠: 金融、医療など特定分野における規制への適合 :; セキュリティ基準の維持: ISO27001、NIST等の標準に基づくセキュリティ管理 ; コンプライアンスを実現する手段 : ポリシーおよび手順の文書化と従業員教育 : システム監査ログの保持と分析 : 定期的な脆弱性評価と是正対応 一方で、過剰な監視や抜き打ち監査は、'''プライバシー権の侵害'''になる可能性があります。このため、合法性と適切性を考慮しつつ、従業員のプライバシーを不当に侵害しないよう配慮する必要があります。 企業は法令順守とプライバシー保護のバランスを取る必要があり、双方の要請を満たすガバナンスが求められます。抜き打ち監査などの措置を講じる場合は、あらかじめルールを明確化し、必要最小限の範囲に限定するなど、人権への配慮が重要になります。 == コンピューターアーキテクチャーの応用 == コンピューターアーキテクチャーは、コンピューターシステムの設計や構造を決定する根幹技術です。様々な分野で広く応用されており、アーキテクチャーの進化によって新しい可能性が切り拓かれています。 === 様々な応用分野でのコンピューターアーキテクチャーの活用例 === ; 科学技術計算 : 気象予測、構造解析、分子シミュレーションなどの大規模計算 : 演算性能、メモリバンド幅、並列処理性能が重要 ; 人工知能 (AI) / 機械学習 : ディープラーニングなどの大規模データ処理 : GPU、専用AIチップの活用によるハイパフォーマンス化 ; マルチメディア処理 : 高解像度映像や3D CGの処理 : 並列処理能力と大容量メモリが必須 ; データベースシステム : 大規模データの高速検索と処理 : メモリアクセス性能とストレージI/Oが重要 このように、要求されるアーキテクチャーは分野によって異なり、用途に合わせた最適化が求められます。 === ハイパフォーマンスコンピューティングと量子コンピューティング === '''ハイパフォーマンスコンピューティング (HPC)''' は、大規模で計算集約型のタスクを高速に処理することを目的とします。HPCで重視される主なアーキテクチャー要素は以下の通りです。 : 高度に並列化された多コアCPUやGPU、専用アクセラレーターの活用 : 高バンド幅・低レイテンシのメモリサブシステム : 高スループット・低レイテンシのインターコネクト技術 一方、'''量子コンピューティング'''は、量子力学の原理を用いた革新的なコンピューティングパラダイムです。量子ビットを使った並列処理によって、従来の計算モデルを超えた能力が期待されています。 : 量子ビットの製造・制御・測定技術 : 量子エラー訂正によるノイズ耐性の実現 : 量子アルゴリズムの開発と最適化 量子コンピューターの実用化に向けて、ハードウェアとソフトウェアの両面から活発な研究開発が行われています。 {{See also|量子コンピューティング}} === IoT(Internet of Things)やエッジコンピューティングの技術動向 === '''IoT (モノのインターネット)''' は、様々な"モノ"がインターネットにつながり、データをやり取りすることを指します。センサーデバイスから大量のデータが発生するため、データの収集・処理にはエッジ側での分散アーキテクチャーが必要とされます。 : 省電力・低コストなエッジデバイス向けプロセッサー : エッジ側での軽量AIによるデータ処理 : エッジデバイスからクラウドへの効率的なデータ転送 '''エッジコンピューティング''' とは、データをクラウドに送る前にエッジ側で前処理を行う分散型アーキテクチャーです。エッジ側で機械学習やデータ加工を行うことで、クラウドの負荷を軽減することができます。 : 小型・低消費電力のエッジデバイス向けGPU/AIチップ : エッジ上でのデータの暗号化やデータ圧縮機能 : エッジとクラウドとの柔軟な負荷分散制御 このようにIoTシステムやエッジコンピューティングでは、省電力性と分散処理能力を兼ね備えた革新的なデバイスアーキテクチャーが求められています。 {{See also|IoT|エッジコンピューティング}} == おわりに == === コンピューターアーキテクチャーの将来について === コンピューターアーキテクチャーは、テクノロジーの進化に伴って常に変遷を遂げてきました。今後も新たな要求や課題に対応するため、アーキテクチャーは進化し続けることでしょう。 ==== ハードウェアの微細化の限界 ==== 半導体の微細化による集積度向上には物理的な限界があり、単一のプロセッサーでのパフォーマンス向上に限界が見えてきています。この課題を克服するため、以下のような取り組みが行われています。 * 特化した専用チップ(ASIC、FPGA)の活用 * チップ実装技術の革新(3D積層、光インターコネクトなど) * 量子コンピューターの実用化に向けた研究開発 ==== ソフトウェアの複雑化への対応 ==== AIやビッグデータなど、ソフトウェアが高度化・複雑化する中で、単一のアーキテクチャーでは要求を満たせなくなってきています。この課題に対しては以下が検討されています。 * ドメイン特化アーキテクチャー(DPA)の採用によるソフトウェア最適化 * マルチアーキテクチャー/ヘテロジニアスコンピューティングの活用 * オープンなハードウェア設計による柔軟性向上 将来のコンピューターアーキテクチャーは、可用性、性能、電力効率、コストなどを総合的に最適化したものになると考えられます。単一の万能なアーキテクチャーではなく、用途に応じた特化と分散が鍵となりそうです。 === まとめ === 本書では、コンピューターアーキテクチャーの基本概念から応用分野までを幅広く解説してきました。コンピューターの心臓部であるCPUをはじめ、メモリ、ストレージ、インターコネクトなどの構成要素について、その役割と動作原理を学びました。 さらに、パフォーマンス、電力効率、コストなどの観点からアーキテクチャーを評価・設計する手法を習得しました。また、コンピューターセキュリティやコンプライアンスの重要性についても理解を深めました。 最後に、ハイパフォーマンスコンピューティング、IoT/エッジコンピューティング、量子コンピューティングなど、様々な応用分野におけるアーキテクチャーの活用例を紹介しました。そして、将来のアーキテクチャー展望として、ハードウェア・ソフトウェアの課題と対応策について言及しました。 コンピューターアーキテクチャーは、コンピューターシステムを構築する上で不可欠な基盤技術です。この分野への理解を深めることで、パフォーマンス、省電力、コストなど様々な要求を満たすシステム設計が可能となります。本書が読者の皆様のスキルアップとソリューション検討の一助となれば幸いです。 [[Category:コンピュータ|あきてくちや]] g0hvkvab5v199rmheo9f4dd14bhjvwa Ficl 0 39427 263369 261636 2024-11-12T06:14:16Z Ef3 694 /* FSQRTを実装(Ficlを改造) */ lang= 263369 wikitext text/x-wiki このハンドブックは、Ficl(Forth-Inspired Command Language)の使用方法と機能を包括的に解説するものです。Ficlは、リソースの制約がある組み込みシステム向けに設計された、ANS Forthに基づく拡張可能な言語インタプリタです。 Ficlは、Forthのシンプルさと柔軟性を活かしつつ、幅広いユーザーに向けて設計されています。本書では、Ficlの基本構文から始め、段階的に高度なトピックや応用例を解説していきます。これにより、組み込みシステムや小規模プロジェクトにおいて、効率的かつ迅速な開発が可能となります。 本書は、Ficlの初心者から経験豊富なプログラマーまで幅広い読者を対象とし、基本概念や実用的な例を通してFiclの理解を深め、プロジェクトでの活用をサポートします。 == 導入 == まず Ficl の処理系を導入しましょう。 === FreeBSD === Portsコレクションの lang/ficl から導入できます。 === ソースコードを入手してインストール === GNU/Linux には、あまり Ficl をパッケージ化しているディストリビューションはないようです。 ソースコードを入手して、ビルドしインストールしましょう。 :<syntaxhighlight lang=bash line> $ mkdir ~/ficl $ cd ficl $ wget https://downloads.sourceforge.net/project/ficl/ficl-all/ficl4.1/ficl-4.1.0.tar.gz $ tar zxvBpf ficl-4.1.0.tar.gz $ cd ficl-4.1.0/ $ make $ ./ficl $ sudo install -c ficl /usr/local/bin/ </syntaxhighlight> === Ficlの起動と終了 === Ficlを起動して使用する方法は、通常のForthシステムと似ていますが、具体的な手順についてはFiclの実装に依存します。一般的な方法を以下に示します。 :<syntaxhighlight lang=text line> $ ficl loading CORE EXT words loading SEARCH & SEARCH-EXT words loading Johns-Hopkins locals loading MARKER loading ficl O-O extensions loading ficl utility classes loading ficl string class Ficl version 4.1.0 Apr 15 2024 ok> 1 2 3 * + . cr ↵ 7 ok> bye ↵ $ </syntaxhighlight> : シェルから <code>ficl</code> をタイプして起動します。 : <code>ok> </code> が Ficl のプロンプトでこの状態が解釈モード(Interpretation mode)です。 : ここでは、<code>1 2 3 * + . cr </code>を入力して、値<code>7</code>を得ています。 : Ficlは、<code>bye</code> で終了します。 === ファイルの実行 === あらかじめファイルに書かれたコードの実行は、コマンドラインからファイル名を与えます。 :<syntaxhighlight lang=text line> $ cat hello.fr \ hello.fr: .( Hello, world!) cr bye $ ficl hello.fr loading CORE EXT words loading SEARCH & SEARCH-EXT words loading Johns-Hopkins locals loading MARKER loading ficl O-O extensions loading ficl utility classes loading ficl string class Ficl version 4.1.0 Apr 15 2024 loading hello.fr Hello, world! </syntaxhighlight> ソースの最後に <code>bye</code> がないと <code>ok> </code> が出て解釈モードになります。 == 構文の基礎 == Ficlの構文は、基本的なスタックベースの逆ポーランド記法に基づいています。このセクションでは、Ficlの基本的な構文について説明します。 {{See also|Forth}} === スタックとワード === Ficlでは、スタックが中心的な役割を果たします。数値やデータはスタックにプッシュ(積み上げ)され、ワード(単語)はスタックから値をポップ(取り出し)して処理します。ワードは辞書に登録された名前付きのコードであり、それぞれが特定の機能を持ちます。ワードは、Ficlプログラムの基本的なビルディングブロックです。 === 命令の形式 === Ficlの命令は基本的に次の形式を取ります: :<syntaxhighlight lang=forth> <引数1> <引数2> ... <引数n> <ワード> </syntaxhighlight> ここで、<code><引数></code>はスタックにプッシュされる値やデータを表し、<code><ワード></code>はこれらの引数を処理する特定の命令を示します。 === コメント === Ficlでは、コメントは括弧で囲んで表現されます。例えば: :<syntaxhighlight lang=forth> ( これはコメントです ) </syntaxhighlight> <code>\</code> から行末までもコメントです :<syntaxhighlight lang=forth> 3 4 + \ 3 + 4 の結果をスタックトップに残す </syntaxhighlight> コメントはインタプリタに無視されます。 === スタックエフェクト === Ficlの各ワードは、スタック上で特定の操作を行います。ワードのドキュメントでは、それがスタックに対してどのような影響を与えるかを示す記述があります。例えば: :<syntaxhighlight lang=forth> + ( a b -- c ) </syntaxhighlight> この記述は、<code>+</code>ワードが2つの引数(<code>a</code>と<code>b</code>)を消費し、1つの結果(<code>c</code>)をスタックに残すことを意味します。 === 例 === 以下は、Ficlでの簡単な計算の例です: :<syntaxhighlight lang=forth> 3 4 + . </syntaxhighlight> この例では、<code>3</code>と<code>4</code>がスタックにプッシュされ、<code>+</code>ワードが実行されてスタック上で加算が行われます。最後の<code>.</code>はスタックのトップの値を出力するワードです。 :{| |- !コード!!style='width:3em'| 3 !!style='width:3em'| 4 !!style='width:3em'| + !!style='width:3em'| . |- !スタックトップ |style="border:1px solid black; text-align:center"| 3 ||style="border:1px solid black; text-align:center"| 4 ||style="border:1px solid black; text-align:center"| 7 || |- ! | ||style="border:1px solid black; text-align:center"| 3 || || |- !出力 | || || ||style="text-align:center; font-weight: bold"| 7 |} 以上がFiclの基本的な構文についての概要です。次のセクションでは、さらに詳細なワードの説明をします。 === スタック操作 === Ficlでは、以下のような基本的なスタック操作がサポートされています: * <code>dup</code> : スタックのトップにある値を複製する * <code>drop</code> : スタックのトップから値を削除する * <code>swap</code> : スタックのトップの2つの値を交換する * <code>over</code> : スタックの2つ目の値をトップに複製する * <code>rot</code> : スタックのトップの3つの値を回転させる これらの操作を組み合わせて、さまざまな計算や処理を行うことができます。 === ワードの定義 === ワードはFiclプログラムの基本的な構成要素です。新しいワードを定義するには、<code>:</code>(コロン)を使用します。例えば、以下のようにして新しいワードを定義します: :<syntaxhighlight lang=forth> : double ( n -- n*2 ) 2 * ; </syntaxhighlight> この例では、<code>double</code>というワードはスタックから値を取り出して2倍にし、結果をスタックに戻します。 === ワードの実装 === ワードの実装は、<code>:</code>(コロン)で始まり、<code>:</code>から<code>;</code>(セミコロン)までの間に記述されます。これは新しいワードの開始と終了を示します。例えば、上記の<code>double</code>ワードは、<code>2 * ;</code>で実装されています。<code>2 *</code>はスタックから値を取り出して2倍にし、<code>;</code>はワードの定義の終了を示します。 === スタックエフェクトのコメント === ワードの定義には、<code>(</code>と<code>)</code>で囲まれたコメントが含まれることが一般的です。これにより、ワードが期待するスタックの状態を説明することができます。例えば、<code>( n -- n*2 )</code>は、<code>double</code>がスタックから整数を取り出し、その2倍の値をスタックに戻すことを示しています。 === ワードの使用 === 定義されたワードは、Ficlプログラム内で他のワードと同様に使用できます。例えば、先ほど定義した<code>double</code>ワードは、以下のようにして使用できます: :<syntaxhighlight lang=forth> 5 double . </syntaxhighlight> このコードは、スタックに<code>5</code>をプッシュし、それを<code>double</code>ワードで処理して結果を表示します。 これがFiclにおける基本的なワード定義の手順です。ワード定義を使ってFiclプログラムを効果的に構築するためには、これらの手順を理解し、適切に使用することが重要です。 === 文字列処理 === ワード <code>."</code> は、Ficlにおいて文字列を表示するために使用されるワードです。このワードはダブルクォート (<code>"</code>) で囲まれた文字列を表示します。 <code>."</code> はコンパイル時に使用されると、コンパイラによって文字列リテラルが生成されます。このリテラルは実行時に評価され、文字列が表示されます。 === 使用例 === 以下は <code>."</code> の基本的な使用例です: :<syntaxhighlight lang=forth> : say-hello ( -- ) ." Hello, world!" cr ; say-hello \ Hello, world! </syntaxhighlight> このコードでは、<code>Hello, world!</code> という文字列が表示されます。<code>cr</code> は改行を意味し、表示された文字列の後に改行が挿入されます。 === 条件分岐 === Ficlにおける条件分岐は、主にスタックの状態を調べることで実現されます。Ficlでは条件分岐に <code>IF</code>、<code>ELSE</code>、<code>THEN</code> というワードの組み合わせが使われます。ここでは、基本的な条件分岐の使い方を説明します。 ==== IF-ELSE-THEN ==== Ficlでは、<code>IF</code>、<code>ELSE</code>、<code>THEN</code> を組み合わせて条件分岐を行います。基本的な構文は以下の通りです: :<syntaxhighlight lang=forth> IF (true branch) ELSE (false branch) THEN </syntaxhighlight> * <code>IF</code> は条件式を評価し、その結果が真(非ゼロ)であれば、true branch(真の場合の処理)が実行されます。 * <code>ELSE</code> は条件が偽(ゼロ)である場合に実行される処理を指定します。<code>ELSE</code> は省略可能です。 * <code>THEN</code> は条件分岐の終了を示します。 ==== 条件分岐の例 ==== 例として、スタックのトップにある値が正かどうかを判定して処理を分岐するプログラムを示します。 :<syntaxhighlight lang=forth> : check-positive ( n -- ) 0< IF ." Negative" cr ELSE ." Positive" cr THEN ; </syntaxhighlight> この例では、<code>check-positive</code> という新しいワードを定義しています。このワードはスタックから整数を1つ取り出し、その値が正(0より大きい)かどうかを判定します。 * <code>0<</code> はスタックトップの値が0未満かどうかを評価します。結果は真(非ゼロ)または偽(ゼロ)となります。 * <code>IF</code> は条件が真の場合(つまり負の値の場合)に <code>" Negative"</code> というメッセージを表示します。 * <code>ELSE</code> は条件が偽の場合(つまり正の値またはゼロの場合)に <code>" Positive"</code> というメッセージを表示します。ここでは省略しています。 * <code>THEN</code> は条件分岐の終了を示します。 この例を使用すると、以下のようにして条件分岐を行うことができます: :<syntaxhighlight lang=forth> 5 check-positive </syntaxhighlight> このコードは <code>Positive</code> を出力します。同様に、負の値を入力すると <code>Negative</code> が出力されます。 これがFiclにおける基本的な条件分岐の使い方です。条件に応じて処理を切り替えるために <code>IF</code>、<code>ELSE</code>、<code>THEN</code> を適切に使用することで、柔軟なプログラミングが可能です。 === 多方向分岐 === Ficlには <code>CASE</code> ワードがあり、複数の条件に基づいて分岐するために使用されます。<code>CASE</code> ワードは、与えられた値に対して複数の条件を評価し、一致する条件に応じて異なる処理を実行します。ここでは、Ficlにおける <code>CASE</code> ワードの基本的な使い方を説明します。 ==== CASE-OF-ENDOF-ENDCASE ==== Ficlにおける <code>CASE</code> 文の基本的な使い方は次の通りです: :<syntaxhighlight lang=forth> value CASE constant1 OF (condition1 code) ENDOF constant2 OF (condition2 code) ENDOF ... constantN OF (conditionN code) ENDOF (default code) ENDCASE </syntaxhighlight> * <code>value</code> は条件式であり、この値に基づいて <code>CASE</code> 文が評価されます。 * <code>OF</code> は個々の条件節の開始を示します。 * <code>ENDOF</code> は個々の条件節の終了を示します。 * <code>DEFAULT</code> はどの条件にも一致しない場合のデフォルトの処理を指定します。 * <code>ENDCASE</code> は <code>CASE</code> 文の終了を示します。 各条件節は、<code>constant</code> が <code>value</code> と一致する場合に実行されるコードを含みます。 ==== CASE-OF-ENDOF-ENDCASEの例 ==== 例として、<code>value</code> の値に応じて異なるメッセージを出力する <code>CASE</code> 文を示します。 :<syntaxhighlight lang=forth> : print-message ( n -- ) CASE 1 OF ." One" cr ENDOF 2 OF ." Two" cr ENDOF 3 OF ." Three" cr ENDOF ." Other" cr ENDCASE ; 5 print-message </syntaxhighlight> この例では、<code>print-message</code> という新しいワードを定義しています。このワードはスタックから整数を取り出し、その値に応じて異なるメッセージを出力します。 * <code>CASE</code> ブロック内の <code>1 OF</code> は、<code>value</code> が <code>1</code> の場合に実行されるコードを定義しています。 * <code>ENDOF</code> は各条件節の終了を示します。 * <code>DEFAULT</code> はどの条件にも一致しない場合に実行されるデフォルトのコードを定義しています。 上記の例を実行すると、<code>5</code> を入力した場合は <code>Other</code> というメッセージが出力されます。他の値を入力すると、対応するメッセージが出力されます。 これがFiclにおける <code>CASE</code> ワードの基本的な使い方です。<code>CASE</code> 文を使用することで、複数の条件に基づいて柔軟にプログラムを制御することができます。 === ループ === Ficlでは、繰り返し処理を行うためのワードもサポートされています。例えば、以下のように使用します: :<syntaxhighlight lang=forth> : 10times 10 0 do i . loop ; </syntaxhighlight> この例では、0から9までの数値を順番にスタックにプッシュして、<code>loop</code>までの間に繰り返し処理が行われます。<code>i</code>はループカウンタを示し、<code>.</code>はカウンタの値を出力します。 以上が、Ficlの基本的なワードの概要です。これらの基礎を理解することで、Ficlを使用してさまざまな計算や制御構造を実装することができます。詳細な操作や応用例については、Ficlのドキュメントやチュートリアルを参照してください。 == Ficlのパース戦略 == Ficlのパーサーは、他のFORTHとは異なり、拡張可能なパーサーチェーンを持っています。具体的には、Ficlのパーサーは1つの巨大な関数ではなく、単純なトークナイザーと一連のパースステップで構成されています。パースステップは、特定の種類のトークンを処理し、トークンに適切な操作を行います。 パーサーは次のように動作します。 # 新しいトークン(内部に空白のないテキストの文字列)を読み込みます。 # パーサーチェーン内の各パースステップに対して、そのトークンを渡してパースステップを呼び出します。パースステップがトークンを適切に処理した場合、次のトークンに進みます。 # パーサーがすべてのパースステップを試し、どれもトークンを処理しなかった場合、トークンは不正であり、エラーが表示され、仮想マシンがリセットされます。 パースステップは、ネイティブ関数またはFiclスクリプト関数として書くことができます。新しいパースステップはいつでもチェーンに追加できます。 そして、デフォルトのFiclパーサーチェーンは、以下のようになっています。 * <code>?word</code>: ローカル変数辞書やシステム辞書でトークンを検索し、見つかればそれに対応する処理を行います。 * <code>?prefix</code>: プレフィックスが有効な場合に、トークンの先頭部分を既知のプレフィックスのリストと一致させ、関連付けられた処理を行います。 * <code>?number</code>: トークンを数値に変換しようとします。 * <code>?float</code>: トークンを浮動小数点数に変換しようとします。 これらのパースステップは、Ficlの柔軟性を高め、新しい機能を追加する際にも役立ちます。 === prefixの追加 === Ficlでは、ユーザーコードで prefix を新たに作ることが出来ます。 :<syntaxhighlight lang=forth> ok> start-prefixes ok> : 0b 2 __tempbase ; immediate ok> end-prefixes ok> 0b1100 . cr 12 ok> </syntaxhighlight> ここでは 0b を前置する二進数リテラルを定義しています。 == ANS Forthへの準拠状況 == Ficlは、Forth言語の実装であり、ANS Forth規格に準拠していますが、完全に準拠しているわけではありません。以下は、FiclがANS Forthにどの程度準拠しているかを示す一般的な概要です。 # '''コアワードの実装:''' FiclはANS Forthのコアワードの多くを実装しています。これにはスタック操作、制御構造、データ型、変数、定数などが含まれます。 # '''ワードセット:''' FiclはANS Forthの基本的なワードセットに加えて、いくつかの追加のワードセットもサポートしています。これには、Forthの実行環境やアプリケーション開発を支援するための拡張機能が含まれます。 # '''標準準拠度の程度:''' FiclはANS Forthの基本的な機能には準拠していますが、すべての機能や拡張機能を実装しているわけではありません。特定の機能やワードがサポートされていない場合もあります。 # '''Ficl固有の拡張:''' Ficlは独自の拡張機能や機能を持っており、これらはANS Forthとは異なる場合があります。Ficlは独自のニーズや要件に合わせてカスタマイズされています。 したがって、FiclはANS Forthとの互換性を重視していますが、完全な準拠ではないことに留意する必要があります。特定のプロジェクトや環境でFiclを使用する場合は、詳細なドキュメントやリファレンスを参照して、サポートされている機能や動作を理解することが重要です。 機能の準拠状況は、ワード<code>ENVRIRONMENT?</code>を使って問い合わせることが出来ます。 :<syntaxhighlight lang=forth line> .( address-unit-bits) bl emit s" address-unit-bits" environment? [if] . [then] cr .( core) bl emit s" core" environment? [if] . [then] cr .( core-ext) bl emit s" core-ext" environment? [if] . [then] cr .( /counted-string) bl emit s" /counted-string" environment? [if] . [then] cr .( exception) bl emit s" exception" environment? [if] . [then] cr .( exception-ext) bl emit s" exception-ext" environment? [if] . [then] cr .( ficl-robust) bl emit s" ficl-robust" environment? [if] . [then] cr .( file) bl emit s" file" environment? [if] . [then] cr .( file-ext) bl emit s" file-ext" environment? [if] . [then] cr .( floating) bl emit s" floating" environment? [if] . [then] cr .( floating-ext) bl emit s" floating-ext" environment? [if] . [then] cr .( floating-stack) bl emit s" floating-stack" environment? [if] . [then] cr .( floored) bl emit s" floored" environment? [if] . [then] cr .( /hold) bl emit s" /hold" environment? [if] . [then] cr .( #locals) bl emit s" #locals" environment? [if] . [then] cr .( locals) bl emit s" locals" environment? [if] . [then] cr .( locals-ext) bl emit s" locals-ext" environment? [if] . [then] cr .( max-char) bl emit s" max-char" environment? [if] . [then] cr .( max-n) bl emit s" max-n" environment? [if] . [then] cr .( max-d) bl emit s" max-d" environment? [if] . [then] cr .( max-u) bl emit s" max-u" environment? [if] u. [then] cr .( memory-alloc) bl emit s" memory-alloc" environment? [if] . [then] cr .( /pad) bl emit s" /pad" environment? [if] . [then] cr .( return-stack-cells) bl emit s" return-stack-cells" environment? [if] . [then] cr .( search-order) bl emit s" search-order" environment? [if] . [then] cr .( search-order-ext) bl emit s" search-order-ext" environment? [if] . [then] cr .( stack-cells) bl emit s" stack-cells" environment? [if] . [then] cr .( tools) bl emit s" tools" environment? [if] . [then] cr .( tools-ext) bl emit s" tools-ext" environment? [if] . [then] cr .( wordlists) bl emit s" wordlists" environment? [if] . [then] cr </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text line> address-unit-bits 8 core -1 core-ext 0 /counted-string 256 exception -1 exception-ext -1 ficl-robust 2 file -1 file-ext -1 floating 0 floating-ext 0 floating-stack 128 floored 0 /hold 256 #locals 64 locals -1 locals-ext -1 max-char 255 max-n 2147483647 max-d 2147483647 max-u 4294967295 memory-alloc -1 /pad 256 return-stack-cells 128 search-order -1 search-order-ext -1 stack-cells 128 tools -1 tools-ext 0 wordlists 16 </syntaxhighlight> == 倍長整数 == Ficlは、「'''Providing names from the Double-Number word set'''<ref name=ans>[https://ficl.sourceforge.net/dpans.html ficl standards compliance]</ref>」としており「Double-Number word setの一部を提供する標準システム」とラベル付けされます。 ; 実装されているワード : [[#two-constant|2constant]] [[#two-value|2value]] [[#two-literal|2literal]] [[#two-variable|2variable]] [[#d-negate|dnegate]] ; 倍長整数リテラル : 倍長整数は専用のリテラルを持っています。 : 倍長整数リテラルは整数リテラルに <code>.</code> を補うことで表現します。 :; 倍長整数リテラルの例 ::<syntaxhighlight lang=forth> 0. 1. -2. </syntaxhighlight> ;実行例 :<syntaxhighlight lang=text line> ok> 123. 456. .s [data stack has 4 entries, top at 0x5643495da440] [0x5643495da440 0]: 456 (0x000001c8) [0x5643495da438 1]: 0 (0x00000000) [0x5643495da430 2]: 123 (0x0000007b) [0x5643495da428 3]: 0 (0x00000000) [data stack base at 0x5643495da428] ok> -1. -2. .s [data stack has 8 entries, top at 0x5643495da460] [0x5643495da460 0]: -2 (0xfffffffffffffffe) [0x5643495da458 1]: 0 (0x00000000) [0x5643495da450 2]: -1 (0xffffffffffffffff) [0x5643495da448 3]: 0 (0x00000000) [0x5643495da440 4]: 456 (0x000001c8) [0x5643495da438 5]: 0 (0x00000000) [0x5643495da430 6]: 123 (0x0000007b) [0x5643495da428 7]: 0 (0x00000000) [data stack base at 0x5643495da428] ok> </syntaxhighlight> == 浮動小数点数 == Ficlは、「'''Providing names from the Floating-Point word set'''<ref name=ans />」としており「Floating-Point Extensions word setの一部を提供する標準システム」とラベル付けされます。 Ficlは、データスタックとは別にフローティングポイントスタック(FPスタック)を持ちます。 :<syntaxhighlight lang=text line> ok> 3.14e 5e fdup f* f* f. cr 78.500000 ok> 1e 2e 3e 4e 5e f.s [float stack has 5 entries, top at 0x558b5e04ccc8] [0x558b5e04ccc8 0] 5.000000 (0x5d82d24540a00000) [0x558b5e04ccc0 1] 4.000000 (0x5d82d24540800000) [0x558b5e04ccb8 2] 3.000000 (0x5d82d24540400000) [0x558b5e04ccb0 3] 2.000000 (0x5d82d24540000000) [0x558b5e04cca8 4] 1.000000 (0x5d82d2453f800000) [float stack base at 0x558b5e04cca8] ok> f+ f+ f+ f+ f.s [float stack has 1 entries, top at 0x558b5e04cca8] [0x558b5e04cca8 0] 15.000000 (0x5d82d24541700000) [float stack base at 0x558b5e04cca8] </syntaxhighlight> 浮動小数点数関係のワードは原則的に<code>f</code>を名前に前置します。 == アライメント == ドキュメントおよびソースコードのコメントでは <code>FICL_ALIGN</code> を参照すると書かれていますが、実際は <code>FICL_PLATFORM_ALIGNMENT</code> が参照されています。 これは実行時にも :<syntaxhighlight lang=text line> ok> s" FICL_PLATFORM_ALIGNMENT" environment? [if] . [then] cr 8 </syntaxhighlight> のように参照できます。 == オブジェクト指向プログラミング == === Ficlのオブジェクト指向(OO)システムの特徴 === * '''遅延バインドと早期バインド:''' Ficlのオブジェクトは通常遅延バインドされます。これは、特定のオブジェクトに対して常に適切なメソッドが呼び出されることを保証します。しかし、コンパイル時にオブジェクトのクラスがわかる場合は、早期バインドも利用できます。 * '''単一継承、集約、およびオブジェクトの配列:''' FiclのOOPは単一継承をサポートし、さらに集約やオブジェクトの配列も可能です。 * '''独立したメソッド名前空間:''' クラスごとに独立したメソッド名前空間があり、メソッドはそのクラスまたはオブジェクトのコンテキスト内でのみ可視です。サブクラスではメソッドをオーバーライドまたは追加することができます。 * '''クラスとオブジェクトの統一された構文:''' Ficlでは、すべてのクラスがオブジェクトであり、クラスメソッドにはサブクラス化やインスタンス化などの機能が含まれます。 * '''既存のデータ構造のラッピング:''' Ficlはオブジェクトラッパーを使用して既存のデータ構造を適応できます。Cで書かれてインスタンス化されたデータ構造をFiclクラスでモデル化し、そのインスタンスを作成することができます。 === Ficlのオブジェクト指向プログラミングの概念 === この文書では、オブジェクト指向プログラミングの基本的な概念や用語に触れています。オブジェクト指向プログラミングに馴染みがない場合は、一般的な概要を参照することをお勧めします。 === Ficlのオブジェクトモデル === Ficlの全てのクラスは、共通の基本クラスである<code>OBJECT</code>から派生しています。すべてのクラスは<code>METACLASS</code>のインスタンスでもあります。これは、Ficlがクラスもオブジェクトとして扱うことを意味します。<code>METACLASS</code>はクラスに送信されるメッセージのためのメソッドを実装します。 === Ficlのオブジェクト指向構文チュートリアル === ==== オブジェクトの作成とクラスの定義 ==== まずは、オブジェクトを作成しクラスを定義する方法から始めましょう。 # クラスの定義 #:クラスを定義するには、基底クラスから<code>END-CLASS</code>までの間にフィールドとメソッドを定義します。例えば、complexクラスを定義するとします。 #; complex.fr #:<syntaxhighlight lang=forth> only also oop definitions object --> sub complex cell: .real cell: .imag : init ( f: real imag -- ) locals| class inst | inst class --> .real f! inst class --> .imag f! ; : @ ( -- f: real imag ) locals| class inst | inst class --> .real f@ inst class --> .imag f@ ; : . ( f: -- f: ) locals| class inst | inst class --> @ f. f. ; end-class 3e 4e complex --> new cplx cplx --> . cr \ 3.000000 4.000000 </syntaxhighlight> #:ここでは、<code>complex</code>というクラスが定義されています。<code>.real</code>と<code>.imag</code>は各軸の座標を示すインスタンス変数です。<code>init</code>メソッドは初期化時に呼び出され、<code>@</code>は各軸の値をフロートスタックに積むメソッドです。<code>.</code>メソッドは各軸の値を表示します。 # オブジェクトのインスタンス化 #: 定義したクラスを使用してオブジェクトをインスタンス化します。 #:<syntaxhighlight lang=forth> 3e 4e complex --> new cplx </syntaxhighlight> #:これにより、<code>complex</code>クラスのインスタンスである<code>cplx</code>オブジェクトが作成されます。 #:ここではフィールドの初期値をフロートスタックを経由して渡しています。 # メソッドの呼び出し #: 作成したオブジェクトに対してメソッドを呼び出す方法を示します。 #:<syntaxhighlight lang=forth> cplx --> . cr \ 3.000000 4.000000 </syntaxhighlight> #:<code>cplx --> .</code>のように、オブジェクト名に続けてメソッドを指定することで、対応するメソッドが実行されます。 ==== クラス間の継承 ==== Ficlでは単一継承がサポートされています。既存のクラスを拡張して新しいクラスを定義することができます。 :<syntaxhighlight lang=forth> OBJECT --> SUB C1 : M1 { 2:THIS -- } ." C1's M1" CR ; END-CLASS C1 --> SUB C2 : M1 { 2:THIS -- } ." C2's M1" CR ; END-CLASS </syntaxhighlight> 上記の例では、<code>C1</code>クラスをベースにして<code>C2</code>クラスを定義しています。<code>M1</code>メソッドが<code>C1</code>から<code>C2</code>でオーバーライドされています。 ==== オブジェクト指向プログラミングの利点 ==== Ficlのオブジェクト指向プログラミングを活用することで、データと操作がひとつのまとまりとして扱えるため、コードの保守性や再利用性が向上します。また、クラスやオブジェクトの階層構造を使ってシステムを設計することで、問題をより効率的に解決できるようになります。 == 不足している標準ワードの追加 == Ficlは、ANS Forthに基いていますがすべての標準を実装してはいません。 このため適宜、必要なワードを追加する必要が生じます。 特に浮動小数点数に関するワードは基本的なワードセットにとどまっています。 === FABSを実装 === 浮動小数点数の絶対値を返すワード FABS は Ficl では未実装です。 FABS は比較的簡単な機能なので Forth で実装してみます。 ; fabs.fr :<syntaxhighlight lang=forth> : fabs ( F: x -- | x | ) fdup 0e f< if fnegate else fdup 0e f= if fdrop 0e then then ; </syntaxhighlight> : 0.0 と一致したら 0.0 を返しているのは、-0.0 対策です。 使ってみます :<syntaxhighlight lang=text> $ ./ficl fabs.fr loading CORE EXT words loading SEARCH & SEARCH-EXT words loading Johns-Hopkins locals loading MARKER loading ficl O-O extensions loading ficl utility classes loading ficl string class Ficl version 4.1.0 Apr 16 2024 loading fabs.fr ok> -12.3e fabs f. cr 12.300000 ok> 42.1e fabs f. cr 42.099998 ok> see fabs : fabs 0 fdup (instruction 177) 1 0.0e (instruction 34) 2 f< (instruction 190) 3 branch0 8 5 fnegate (instruction 159) 6 branch 15 8 fdup (instruction 177) 9 0.0e (instruction 34) 10 f= (instruction 192) 11 branch0 15 13 fdrop (instruction 175) 14 0.0e (instruction 34) ; ok> see abs : abs 0 dup (instruction 45) 1 0< (instruction 83) 2 branch0 5 4 negate (instruction 62) ; ok> </syntaxhighlight> === FSQRTを実装(Ficlを改造) === 浮動小数点数の平方根を返すワード FSQRT は Ficl では未実装です。 FSQRT は Forth で実装するには手強いのでCで実装します。 ; float.c の差分 :<syntaxhighlight lang=dpatch> $ diff -rud --show-c-function float.c.orig float.c --- float.c.orig 2010-09-14 03:43:04.000000000 +0900 +++ float.c 2024-04-16 10:44:21.236338034 +0900 @@ -159,7 +159,7 @@ static ficlInteger ficlFloatStackDisplay { struct stackContext *context = (struct stackContext *)c; char buffer[64]; * sprintf(buffer, "[0x%08x %3d] %16f (0x%08x)\n", cell, context->count++, (double)(cell->f), cell->i); + sprintf(buffer, "[0x%08lx %3d] %16f (0x%08lx)\n", (long unsigned)cell, context->count++, (double)(cell->f), (long)cell->i); ficlVmTextOut(context->vm, buffer); return FICL_TRUE; } @@ -400,6 +400,22 @@ int ficlVmParseFloatNumber( ficlVm *vm, } +/******************************************************************* +** Floating-point Square root. +** fsqrt ( F: r -- sqrt(r) ) +*******************************************************************/ +static void ficlPrimitiveFSqrt(ficlVm *vm) +{ + FICL_STACK_CHECK(vm->floatStack, 1, 1); + + float f = ficlStackPopFloat(vm->floatStack); + + f = sqrt(f); + + ficlStackPushFloat(vm->floatStack, f); +} + #if FICL_WANT_LOCALS static void ficlPrimitiveFLocalParen(ficlVm *vm) @@ -439,6 +455,8 @@ void ficlSystemCompileFloat(ficlSystem * ficlDictionarySetPrimitive(dictionary, "f.s", ficlVmDisplayFloatStack, FICL_WORD_DEFAULT); ficlDictionarySetPrimitive(dictionary, "fe.", ficlPrimitiveEDot, FICL_WORD_DEFAULT); + ficlDictionarySetPrimitive(dictionary, "fsqrt", ficlPrimitiveFSqrt, FICL_WORD_DEFAULT); + #if FICL_WANT_LOCALS ficlDictionarySetPrimitive(dictionary, "(flocal)", ficlPrimitiveFLocalParen, FICL_WORD_COMPILE_ONLY); ficlDictionarySetPrimitive(dictionary, "(f2local)", ficlPrimitiveF2LocalParen, FICL_WORD_COMPILE_ONLY);</syntaxhighlight> ビルドの上、使ってみます。 :<syntaxhighlight lang=shell-session> $ ./ficl loading CORE EXT words loading SEARCH & SEARCH-EXT words loading Johns-Hopkins locals loading MARKER loading ficl O-O extensions loading ficl utility classes loading ficl string class Ficl version 4.1.0 Apr 16 2024 ok> 2e fsqrt f. cr 1.414214 ok> 3e fdup f* 4e fdup f* f+ fsqrt f. cr 5.000000 ok> see fsqrt fsqrt is a primitive ok> </syntaxhighlight> === FSQRTを実装(Johns-Hopkins localsを使用しFiclで実装)=== 前項では、Ficlを改造してCレベルの実装しましたが、Ficlのコードだけで実装してみました。 とは言うものの、FloatスタックをFOVERなどを駆使して実装するのは興味深いのですが技巧的になりすぎるので、ここでは Johns-Hopkins localsを使用し名前付き引数と名前付きローカル変数を使ってライトに実装しました。 :<syntaxhighlight lang=forth> : fabs ( F: x -- | x | ) fdup 0e f< if fnegate else fdup 0e f= if fdrop 0e then then ; -1e fabs f. cr / 1.000000 0e fabs f. cr / 0.000000 42e fabs f. cr / 42.000000 : fsqrt { f:x | f:guess f:last -- √x } x 0e f< if \ 負の数の平方根は定義されていないため、NaNを返す 0e 0e f/ else x 0e f= if \ 零の平方根は零なのでそのまま返す 0e else \ ニュートン法を使って平方根を計算する x 2e f/ to guess \ 初期推定値として x の半分を使う begin guess to last x last f/ last f+ 2e f/ to guess \ ニュートン法の更新式 last guess f- fabs 1e-8 f> \ 誤差が許容範囲内になったら計算結果を返す while repeat guess then then ; .( -1.0 FSQRT ) -1e fsqrt f. cr \ -1.0 FSQRT -nan .( 0.0 FSQRT ) 0e fsqrt f. cr \ 0.0 FSQRT 0.000000 .( 1.0 FSQRT ) 1e fsqrt f. cr \ 1.0 FSQRT 1.000000 .( 2.0 FSQRT ) 2e fsqrt f. cr \ 2.0 FSQRT 1.414214 .( 3.0 FSQRT ) 3e fsqrt f. cr \ 3.0 FSQRT 1.732051 .( 4.0 FSQRT ) 4e fsqrt f. cr \ 4.0 FSQRT 2.000000 </syntaxhighlight> <code>{ f:x | f:guess f:last -- √x }</code> は、コメントではなく、Johns-Hopkins localsというFiclの引数とローカル変数を扱う仕組み <code>{</code> を利用しています。 具体的には: * <code>f:x</code> は、ワード本体で使用される浮動小数点数の引数<var>x</var>を宣言しています。 * <code>|</code> は、入力引数とローカル変数を分ける記号です。 * <code>f:guess f:last</code> は、ローカル変数として<var>guess</var>と<var>last</var>という2つの浮動小数点数変数を宣言しています。 * <code>-- √x</code> は、このワードの出力が<var>x</var>の平方根であることを示すスタックコメントです。 ワード<code>to ( x -- )</code> は、つづく名前を持つローカル変数にスタックからポップした値をアサインします。kのとき使用されるスタックは f: で指定されていればフロートスタックが使われます。 Johns-Hopkins localsを使うと、記述性・可読性が向上しますがANS Forthの機能でないのが悩ましいところです。 {{コラム|ニュートン法を用いて実数の平方根を求めるアルゴリズム|2=ニュートン法(またはニュートン・ラフソン法)を使用して実数の平方根を求めるアルゴリズムは、与えられた数 <math> x </math> の平方根 <math> \sqrt{x} </math> を見つける手法です。ニュートン法は、方程式 <math> f(y) = 0 </math> の解を数値的に近似するための反復的な手法であり、ここでは <math> f(y) = y^2 - x </math> として考えます。 具体的な手順は以下の通りです: # '''初期推定値の設定:''' 平方根の推定値 <math> y_0 </math> を選びます。この値は <math> x </math> の近似値である必要がありますが、一般的には <math> x </math> よりも小さい値が使われます。例えば、<math> y_0 = x/2 </math> とすることが一般的です。 # '''反復計算:''' 反復的に以下の式を用いて推定値を修正します。 #:<math>y_{n+1} = y_n - \frac{f(y_n)}{f'(y_n)}</math> #::ここで、 #:<math> f(y) = y^2 - x </math> #::は <math> y </math> の関数であり、 #:<math> f'(y) = \frac{df}{dy} = 2y </math> #::は <math> f(y) </math> の導関数です。 # '''収束条件の確認:''' 収束条件を満たすまで反復計算を行います。通常は、<math> |y_{n+1} - y_n| </math> が非常に小さい値(上に例では、<math> 10^{-8} </math> よりも小さい)になったときに反復を終了します。 }} == トラブルシューティング == === よくある問題と対処法 === === エラーメッセージの意味と対応 === == 附録 == === 全ワード一覧 === {| class='sortable wikitable' |+ Ficlの全ワード一覧 ! ワード || スタック操作 || カテゴリ || 種別 || 読み || 説明 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>!</syntaxhighlight> || ( x a-addr -- ) || core || primitive || store || x を a-addr に保存 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>#</syntaxhighlight> || ( ud1 -- ud2 ) || core || primitive || {{Anchor|number-sign}} || ud2 = u1 / BASE ⇒ <# [[#number-sign-greater|#>]] |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>#></syntaxhighlight> || ( xd -- c-addr u ) || core || primitive || {{Anchor|number-sign-greater}} || 数値文字列変換 ⇒ <# [[#number-sign|#]] |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>#s</syntaxhighlight> || ( ud1 -- ud2 ) || core || primitive || {{Anchor|number-sign-s}} ||[[#number-sign|#]]に従ってud1の1桁をud2(商)がゼロになるまで変換します。⇒ [[#less-number-sign|<#]] [[#number-sign-greater|#>]] |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>'</syntaxhighlight> || ( "<spaces>name" -- xt ) || core || primitive || {{Anchor|tick}} || name の実行トークン xt を返す |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>(</syntaxhighlight> ||( "ccc<paren>" -- ) || core || primitive immediate || {{Anchor|paren}} || <code>)</code> までがコメント |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>(+loop)</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || primitive compile-only || {{Anchor|paren-plus-loop-paren}} || ficl独自: |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>(.")</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || primitive compile-only || {{Anchor|paren-dot-quote-paren}} || ficl独自: |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>(2constant)</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|(2constant)}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>(2literal)</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|(2literal)}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>(2local)</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|(2local)}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>(;)</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|(;)}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>(?do)</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|(?do)}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>(@2Local)</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|(@2Local)}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>(@2Local0)</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|(@2Local0)}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>(@f2Local)</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|(@f2Local)}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>(@fLocal)</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|(@fLocal)}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>(@local)</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|(@local)}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>(@local0)</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|(@local0)}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>(@local1)</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|(@local1)}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>(To2Local0)</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|(To2Local0)}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>(branch)</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|(branch)}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>(branch-final)</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|(branch-final)}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>(branch0)</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|(branch0)}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>(branch0-final)</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|(branch0-final)}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>(c")</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|(c")}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>(colon)</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|(colon)}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>(constant)</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|(constant)}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>(create)</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|(create)}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>(do)</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|(do)}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>(does)</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|(does)}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>(exit)</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|(exit)}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>(f2constant)</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|(f2constant)}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>(f2local)</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|(f2local)}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>(fconstant)</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|(fconstant)}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>(fliteral)</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|(fliteral)}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>(flocal)</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|(flocal)}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>(link)</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|(link)}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>(literal)</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|(literal)}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>(local)</syntaxhighlight> || ( c-addr u -- ) || core || primitive compile-only || {{Anchor|paren-local-paren}} || u <> 0 なら c-addr のローカル変数を宣言、u = 0 ならスコープ終了 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>(loop)</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|(loop)}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>(of)</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|(of)}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>(parse-step)</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|(parse-step)}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>(to2Local)</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|(to2Local)}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>(toF2Local)</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|(toF2Local)}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>(toFLocal)</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|(toFLocal)}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>(toLocal)</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|(toLocal)}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>(toLocal0)</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|(toLocal0)}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>(toLocal1)</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|(toLocal1)}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>(unlink)</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|(unlink)}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>(user)</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|(user)}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>(variable)</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|(variable)}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>*</syntaxhighlight> || ( n1 n2 -- n3 ) || core || primitive || {{Anchor|star}} || n3 = n1 n2 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>*/</syntaxhighlight> || ( n1 n2 n3 -- n4 ) || core || primitive || {{Anchor|star-slash}} || n4 = n1 * n2 / n3 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>*/mod</syntaxhighlight> || ( n1 n2 n3 -- n4 n5 ) || core || primitive || {{Anchor|star-slash-mod}} || n4 = n1 * n2 / n3, n5 = n1 * n2 % n3 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>+</syntaxhighlight> || ( n1 n2 -- n3 ) || core || primitive || {{Anchor|plus}} || n3 = n1 + n2 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>+!</syntaxhighlight> || ( n a-addr -- ) || core || primitive || {{Anchor|plus-store}} || *a-addr += n |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>+loop</syntaxhighlight> || ( C: do-sys -- ) || core || primitive immediate compile-only || {{Anchor|plus-loop}} || ⇒ [[#do|do]] |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>,</syntaxhighlight> || ( x -- ) || core || primitive || {{Anchor|comma}} || データスペースにセルを1つ確保し、そのセルにxを保存する。 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>-</syntaxhighlight> || ( n1 n2 -- n3 ) || core || primitive || {{Anchor|minus}} || n3 = n1 - n2 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>-roll</syntaxhighlight> || ( n -- ) || ficl || primitive || {{Anchor|minus-roll}} || ⇒ [[#roll|roll]] |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>-rot</syntaxhighlight> || ( n -- ) || ficl || primitive || {{Anchor|minus-rote}} || ⇒ [[#rote|rot]] |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>.</syntaxhighlight> || ( n -- ) || core || primitive || {{Anchor|dot}} || n をフリーフィールドフォーマットで表示 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>."</syntaxhighlight> || ( "ccc<quote>" -- ) || core || primitive immediate compile-only || {{Anchor|dot-quote}} || " をデリミタにパースした内容を表示 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>.(</syntaxhighlight> || ( "ccc<paren>" -- ) || core || primitive immediate || {{Anchor|dot-paren}} || ) をデリミタにパースした内容を表示 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>.env</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|.env}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>.hash</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|.hash}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>.s</syntaxhighlight> || ( -- ) || tools || primitive || {{Anchor|dot-s}} || データスタックの内容を1要素1行でトップから表示 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>.s-simple</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || primitive || {{Anchor|dot-s-simple}} || データスタックの内容を1行で表示 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>.ver</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || primitive || {{Anchor|mnum}} || Ficlのバージョンを Ficl version 4.1.0 の書式で表示 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>/</syntaxhighlight> || ( n1 n2 -- n3 ) || core || primitive || {{Anchor|slash}} || n3 = n1 / n2 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>/mod</syntaxhighlight> || ( n1 n2 -- n3 n4 ) || core || primitive || {{Anchor|slash-mod}} || n3 = n1 / n2, n4 = n1 % n2 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>0<</syntaxhighlight> || ( n -- flag ) || core || primitive || {{Anchor|zero-less}} || flag = n < 0 ? true : false |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>0<></syntaxhighlight> || ( n -- flag ) || core || primitive || {{Anchor|zero-not-equals}} || flag = n != 0 ? true : false |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>0=</syntaxhighlight> || ( n -- flag ) || core || primitive || {{Anchor|zero-not-equals}} || flag = n == 0 ? true : false |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>0></syntaxhighlight> || ( n -- flag ) || core || primitive || {{Anchor|zero-greater}} || flag = n > 0 ? true : false |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>1+</syntaxhighlight> || ( n1 -- n2) || core || primitive || {{Anchor|one-plus}} || n2 = n1 + 1 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>1-</syntaxhighlight> || ( n1 -- n2 ) || core || primitive || {{Anchor|one-minus}} || n2 = n1 - 1 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>2!</syntaxhighlight> || ( x1 x2 a-addr -- ) || core || primitive || {{Anchor|two-store}} || *a-addr = x1, *(a-addr + 1) = x2 ⇒ [[#two-fetch|2@]] |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>2*</syntaxhighlight> || ( n1 -- n2 ) || core || primitive || {{Anchor|two-star}} || n2 = n1 * 2 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>2+</syntaxhighlight> || ( n1 -- n2 ) || ficl || primitive || {{Anchor|two-plus}} || n2 = n1 + 2 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>2-</syntaxhighlight> || ( n1 -- n2 ) || ficl || primitive || {{Anchor|two-minus}} || n2 = n1 - 2 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>2/</syntaxhighlight> || ( n1 -- n2 ) || core || primitive || {{Anchor|two-slash}} || n2 = n1 / 2 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>2>r</syntaxhighlight> || ( x1 x2 -- ) ( R: -- x1 x2 ) || core || primitive compile-only || {{Anchor|two-to-r}} || データスタックからリターンスタックにセルペアを移動 ⇒ [[#to-r|>r]] |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>2@</syntaxhighlight> || ( a-addr -- x1 x2 ) || core || primitive || {{Anchor|two-fetch}} || x1 = *a-addr, x2 = *(a-addr + 1) ⇒ [[#two-store|2!]] |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>2constant</syntaxhighlight> || ( x1 x2 "<spaces>name" -- ) || core || primitive || {{Anchor|two-constant}} || セルペア定数の定義 ⇒ [[#constant|constant]] |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>2drop</syntaxhighlight> || ( x1 x2 -- ) || core || primitive || {{Anchor|two-drop}} || セルペアをデータスタックから削除 ⇒ [[#drop|drop]] |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>2dup</syntaxhighlight> || ( x1 x2 -- x1 x2 x1 x2 ) || core || primitive || {{Anchor|two-dupe}} || セルペアを複製 ⇒ [[#dupe|dup]] |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>2literal</syntaxhighlight> || ( x1 x2 -- ) || core || primitive immediate || {{Anchor|two-literal}} || セルペアリテラル ⇒ [[#literal|literal]] |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>2local</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || <syntaxhighlight lang=forth inline>bl word count (2local)</syntaxhighlight> || {{Anchor|two-local}} || ficl独自: |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>2over</syntaxhighlight> || ( x1 x2 x3 x4 -- x1 x2 x3 x4 x1 x2 ) || core || primitive || {{Anchor|two-over}} || セルペア x1 x2 をスタックトップに複製 ⇒ [[#over|over]] |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>2r@</syntaxhighlight> || ( -- x1 x2 ) ( R: x1 x2 -- x1 x2 ) || core ext || primitive compile-only || {{Anchor|two-r-fetch}} || セルペア x1 x2 をリターンスタックからデータスタックに複製 ⇒ [[#r-fetch|r@]] |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>2swap</syntaxhighlight> || ( x1 x2 x3 x4 -- x3 x4 x1 x2 ) || core || primitive || {{Anchor|two-swap}} || スタックトップの2つのセルペアを入れ替え ⇒ [[#swap|swap]] |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>2value</syntaxhighlight> || ( x1 x2 "<spaces>name" -- ) || double ext || primitive immediate || {{Anchor|two-value}} || セルペアに名前をつけます ⇒ [[#value|value]] [[#to|to]] |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>2variable</syntaxhighlight> || ( "<spaces>name" -- ) || double || primitive immediate || {{Anchor|two-variable}} || セルペア変数を宣言 ⇒ [[#variable|variable]] [[#two-store|2!]] [[#two-fetch|2@]] |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>:</syntaxhighlight> || ( C: "<spaces>name" -- colon-sys ) || core || primitive || {{Anchor|colon}} || ワード定義開始 ⇒ [[#semicolon|;]] |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>:noname</syntaxhighlight> || ( C: -- colon-sys ) ( S: -- xt ) || core ext || primitive || {{Anchor|colon-no-name}} || [[#colon|:]] までのワード列をコンパイルしスタックに残す |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>;</syntaxhighlight> || ( C: colon-sys -- ) || core || primitive immediate compile-only || {{Anchor|semicolon}} || [[#colon|:]] あるいは [[#colon-no-name|:noname]] を終了 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline><</syntaxhighlight> || ( n1 n2 -- flag ) || core || primitive || {{Anchor|less-than}} || flag = n1 < n2 ? true : false |- | <syntaxhighlight lang=forth inline><#</syntaxhighlight> || ( -- ) || core || kind || {{Anchor|less-number-sign}} || 数値文字列化開始 ⇒ [[#number-sign-greater|#>]] |- | <syntaxhighlight lang=forth inline><></syntaxhighlight> || ( n1 n2 -- flag )( -- ) || core ext || <syntaxhighlight lang=forth inline>= 0=</syntaxhighlight> || {{Anchor|not-equals}} || flag = n1 != n2 ? true : false <!-- 内部表現用? |- | <syntaxhighlight lang=forth inline><prefixes></syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|mnum}} || desc. --> |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>=</syntaxhighlight> || ( n1 n2 -- flag ) || core || kind || {{Anchor|equals}} || flag = n1 != n2 ? true : false |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>></syntaxhighlight> || ( n1 n2 -- flag ) || core || primitive || {{Anchor|greater-than}} || flag = n1 > n2 ? true : false |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>>body</syntaxhighlight> || ( xt -- a-addr ) || core || primitive || {{Anchor|to-body}} || a-addr は、[[#create|create]] が定義したxtの直後に[[#here|here]]して得られるアドレス |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>>float</syntaxhighlight> || ( c-addr u -- true | false ) ( F: -- r | ~ ) || floating || primitive || {{Anchor|to-float}} || c-addr u で指定された文字列を、内部の浮動小数点数表現に変換 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>>in</syntaxhighlight> || ( -- a-addr ) || core || primitive || {{Anchor|to-in}} || a-addr は、入力バッファの先頭からパース領域の先頭までのオフセット(文字数)を含むセルのアドレス |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>>name</syntaxhighlight> || ( a-addr -- w-addr u) || ficl || primitive || {{Anchor|to-name}} || ficl独自: |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>>number</syntaxhighlight> || ( ud1 c-addr1 u1 -- ud2 c-addr2 u2 ) || core || primitive || {{Anchor|to-number}} || 文字列数値変換の1桁分 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>>r</syntaxhighlight> || ( x -- ) ( R: -- x ) || core || primitive compile-only || {{Anchor|to-r}} || データスタックからリターンスタックにxを移動 ⇒ [[#two-to-r|2>r]] [[#from-r|r>]] |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>>search</syntaxhighlight> || ( wid -- ) || ficl || primitive || {{Anchor|to-search}} || ficl独自: wid をsearch orderにプッシュします。 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>?</syntaxhighlight> || ( a-addr -- ) || tools || <syntaxhighlight lang=forth inline>@ .</syntaxhighlight> || {{Anchor|question}} || *a-addr を表示 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>?do</syntaxhighlight> || ( C: -- [[#do-sys|do-sys]] ) || core ext || primitive immediate compile-only || {{Anchor|question-do}} || : ... ?do ... loop ; |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>?dup</syntaxhighlight> || ( x -- 0 <nowiki>|</nowiki> x x ) || core || primitive || {{Anchor|question-dupe}} || スタックトップが0でなければ複製 ⇒ [[#dupe|dup]] |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>?float</syntaxhighlight> || ( c-addr u -- x*i flag ) || ficl || primitive || {{Anchor|question-float}} || トークンを浮動小数点数に変換しようとする。 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>?number</syntaxhighlight> || ( c-addr u -- x*i flag ) || ficl || primitive || {{Anchor|question-number}} || トークンを数値に変換しようとする。 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>?object</syntaxhighlight> || ( x-addr -- flag ) || ficl || primitive || {{Anchor|question-object}} || x-addr がオブジェクトを参照していたら flag は true |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>?prefix</syntaxhighlight> || ( c-addr u -- x*i flag ) || ficl || primitive || {{Anchor|question-prefix}} || プレフィックスが有効な場合に、トークンの先頭部分を既知のプレフィックスのリスト <prefixes> から検索し、関連付けられた処理を行う。 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>?word</syntaxhighlight> || ( c-addr u -- x*i flag ) || ficl || primitive || {{Anchor|question-word}} || ローカル変数辞書やシステム辞書でトークンを検索し、見つかればそれに対応する処理を行う。 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>@</syntaxhighlight> || ( a-addr -- x ) || core || primitive || {{Anchor|fetch}} || x = *a-addr |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>[</syntaxhighlight> || ( -- ) || core || primitive immediate compile-only || {{Anchor|left-bracket}} || 解釈モードに遷移 ⇒ [[#right-bracket|]]] [[#literal|literal]] |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>[']</syntaxhighlight> || ( "<spaces>name" -- ) || core || primitive immediate compile-only || {{Anchor|bracket-tick}} || name の xt をスタックに残す |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>[char]</syntaxhighlight> || ( "<spaces>name" -- ) || core || primitive immediate compile-only || {{Anchor|mnum}} || name の最初の一文字をスタックに残す |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>[else]</syntaxhighlight> || ( "<spaces>name ..." -- ) || tools ext || softcore || {{Anchor|bracket-else}} || 解釈モードで実行可能な [[#else|else]] |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>[endif]</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || immediate || {{Anchor|bracket-endif}} || 解釈モードで実行可能な [[#endif|endif]] |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>[if]</syntaxhighlight> || ( flag <nowiki>|</nowiki> flag "<spaces>name ..." -- ) || tools ext || immediate || {{Anchor|bracket-if}} || 解釈モードで実行可能な [[#if|if]] |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>[then]</syntaxhighlight> || ( -- ) || tools ext || immediate || {{Anchor|bracket-then}} || 解釈モードで実行可能な [[#then|then]] |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>\</syntaxhighlight> || ( "ccc<eol>" -- ) || core || primitive immediate || {{Anchor|backslash}} || コメント(行末まで) |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>]</syntaxhighlight> || ( -- ) || core || primitive || {{Anchor|right-bracket}} || ⇒ [[#left-bracket|[]] [[#literal|literal]] |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>__tempbase</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || primitive || {{Anchor|__tempbase}} || ficl独自: |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>abort</syntaxhighlight> || ( i * x -- ) ( R: j * x -- ) || exception ext || primitive || {{Anchor|abort}} || <syntaxhighlight lang=forth inline>empty quit</syntaxhighlight> |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>abort"</syntaxhighlight> || ( "ccc<quote>" -- ) || exception ext || immediate || {{Anchor|abort-quote}} || ( i * x x1 -- <nowiki>|</nowiki> i * x ) ( R: j * x -- <nowiki>|</nowiki> j * x ) x1 が真の場合、-2 [[#throw|throw]] の機能を実行します。例外スタックに例外フレームがない場合、ccc を表示します。 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>abs</syntaxhighlight> || ( n -- u ) || core || primitive || {{Anchor|abs}} || u = | n | |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>accept</syntaxhighlight> || ( c-addr n1 -- n2 ) || core || primitive || {{Anchor|accept}} || 最大で n1 文字の文字列を受け取る。 n2 は実際に受け取った文字数 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>add-parse-step</syntaxhighlight> || ( xt -- ) || ficl || primitive || {{Anchor|add-parse-step}} || パースチェーンにパースステップを追加する。xtはパースステップとして使用するFiclワードのアドレス(実行トークン)。 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>again</syntaxhighlight> || ( C: dest -- ) || core ext || primitive immediate compile-only || {{Anchor|again}} || ex. : x ... [[#begin|begin]] ... again ... ; [[#exit|exit]] などで脱出しない限り永久ループ |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>align</syntaxhighlight> || ( -- ) || core || primitive || {{Anchor|align}} || データスペースポインタをアライメント |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>aligned</syntaxhighlight> || ( addr -- a-addr ) || core || primitive || {{Anchor|aligned}} || a-addr に、addr 以上の最初の整列されたアドレスを返す |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>allocate</syntaxhighlight> || ( u -- a-addr ior ) || memory || primitive || {{Anchor|allocate}} || u アドレス単位の領域確保。ior が 0 なら a-addr に先頭アドレスを、それ以外は実装定義の I/O 結果コードでa-addrは無効 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>allot</syntaxhighlight> || ( n -- ) || core || primitive || {{Anchor|allot}} || データスペースポインタ を n 勧めます。n が負なら開放します。 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>also</syntaxhighlight> || ( -- ) || search ext || <syntaxhighlight lang=forth inline>search> dup >search >search</syntaxhighlight> || {{Anchor|also}} || サーチオーダーの先頭を複製 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>and</syntaxhighlight> || ( x1 x2 -- x3 ) || core || primitive || {{Anchor|and}} || x3 = x1 & x2 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>base</syntaxhighlight> || ( -- a-addr ) || core || primitive || {{Anchor|base}} || a-addr は、現在の数値変換基数(2...36) を格納するセルのアドレス |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>begin</syntaxhighlight> || ( C: -- dest ) || core || primitive immediate compile-only || {{Anchor|begin}} || ex. : x ... begin ... [[#again|again]] ... ; [[#exit|exit]] などで脱出しない限り永久ループ |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>bin</syntaxhighlight> || ( fam1 -- fam2 ) || file || <syntaxhighlight lang=forth inline>8 or</syntaxhighlight> || {{Anchor|bin}} || ファイルアクセス方法 fam1 を変更し、追加で "binary"、つまり行指向でないファイルアクセス方法を選択し、アクセス方法 fam2 を提供します。 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>bl</syntaxhighlight> || ( -- char ) || core || primitive || {{Anchor|bl}} || スペースのキャラクターコードをスタックに積む |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>body></syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || primitive || {{Anchor|body-from}} || ficl独自: |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>brand-wordlist</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || <syntaxhighlight lang=forth inline>last-word >name drop wid-set-name</syntaxhighlight> || {{Anchor|brand-wordlist}} || ficl独自: |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>break</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || primitive || {{Anchor|break}} || ficl独自: |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>bye</syntaxhighlight> || ( -- ) || tools ext || primitive || {{Anchor|bye}} || ホストオペレーションシステムに復帰 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>c!</syntaxhighlight> || ( char c-addr -- ) || core || primitive || {{Anchor|c-store}} || c-addr に char を格納 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>c"</syntaxhighlight> || ( "ccc<quote>" -- ) || core || primitive immediate || {{Anchor|c-quote}} || 文字列 ccc で構成されるカウント付き文字列 c-addr を返す |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>c,</syntaxhighlight> || ( char -- ) || core || primitive || {{Anchor|c-comma}} || データスペースに1文字分のスペースを確保し、char をそのスペースに格納する |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>c@</syntaxhighlight> || ( c-addr -- char ) || code || primitive || {{Anchor|c-fetch}} || c-addr に格納された文字を取得 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>case</syntaxhighlight> || ( C: -- [[#case-sys|case-sys]] ) || core ext || primitive immediate compile-only || {{Anchor|case}} || 例 [[#colon|:]] x ... case test1 [[#of|of]] ... [[#endof|endof]] testn [[#of|of]] ... [[#endof|endof]] ... ( default ) [[#endcase|endcase]] ... [[#semicolon|;]] |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>catch</syntaxhighlight> || ( i * x xt -- j * x 0 <nowiki>|</nowiki> i * x n ) || exception || primitive || {{Anchor|catch}} || 例外スタックに例外フレームをプッシュし、次に xt の実行トークン([[#execute|execute]] と同様に)を実行します。xt の実行中に [[#throw|throw]] が実行された場合、catch の直後の地点に制御が転送されるようにします。 ---- xt の実行が正常に完了した場合(つまり、この catch によってプッシュされた例外フレームが throw の実行によってポップされなかった場合)、例外フレームをポップし、データスタックの先頭にゼロを返します。xt execute によって返されるスタックアイテムの上に、0 が返されます。それ以外の場合は、実行意味論の残りの部分は throw によって与えられます。 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>cd</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || primitive || {{Anchor|cd}} || ficl独自: |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>cell+</syntaxhighlight> || ( a-addr1 -- a-addr2 ) || core || primitive || {{Anchor|cell-plus}} || アドレス単位でセルのサイズを a-addr1 に追加し、a-addr2 を得る |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>cells</syntaxhighlight> || ( n1 -- n2 ) || core || primitive || {{Anchor|cells}} || n2 に、n1 個のセルのサイズをアドレス単位で表したものを残す |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>char</syntaxhighlight> || ( "<spaces>name" -- char ) || core || primitive || {{Anchor|char}} || 先頭の空白デリミタをスキップし、スペースで区切られた名前を解析し、その最初の文字の値をスタックに格納する。 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>char+</syntaxhighlight> || ( c-addr1 -- c-addr2 ) || core || primitive || {{Anchor|char-plus}} || c-addr1 に文字のアドレス単位でのサイズを追加し、c-addr2 を得る。 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>chars</syntaxhighlight> || ( n1 -- n2 ) || core || primitive || {{Anchor|chars}} || n2 に、n1 文字のアドレス単位でのサイズを返す。 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>clock</syntaxhighlight> || ( -- clk ) || ficl || primitive || {{Anchor|clock}} || clk = clock(3). |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>clocks/sec</syntaxhighlight> || ( -- cps ) || ficl || primitive || {{Anchor|clocks-per-sec}} || cps = CLOCKS_PER_SEC.. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>close-file</syntaxhighlight> || ( fileid -- ior ) || file || primitive || {{Anchor|close-file}} || fileid で識別されるファイルを閉じる。ior は実装定義の I/O 結果コード。 ⇒ [[#open-file|open-file]] |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>compare</syntaxhighlight> || ( c-addr1 u1 c-addr2 u2 -- n ) || string || primitive || {{Anchor|compare}} || c-addr1 u1 の文字列を、c-addr2 u2 の文字列と比較。nは-1,0あるいは1。 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>compare-insensitive</syntaxhighlight> || ( c-addr1 u1 c-addr2 u2 -- n ) || ficl || primitive || {{Anchor|compare-insensitive}} || [[#compare|compare]] と異なり大文字小文字を区別しません。 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>compile,</syntaxhighlight> || ( xt -- ) || core ext || <syntaxhighlight lang=forth inline>,</syntaxhighlight> || {{Anchor|compile-comma}} || 現在の定義の実行セマンティクスに、xt で表される定義の実行セメンテックスを追加。 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>compile-only</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || compile-only || {{Anchor|compile-only}} || ficl独自: 最も最近に定義されたワードをコンパイル状態の間のみ実行可能としてマークします。 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>constant</syntaxhighlight> || ( x "<spaces>name" -- ) || ficl || primitive || {{Anchor|const}} || 先頭の空白デリミタをスキップし、空白で区切られた名前を解析します。定数 name の定義を作成する。 ---- 実行時: ( -- x ) x をスタックにプッシュする。 ⇒ [[#2constant|2constant]] [[#f-constant|fconstant]] |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>convert</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || <syntaxhighlight lang=forth inline>char+ literal 65535 >number drop</syntaxhighlight> || {{Anchor|convert}} || ficl独自: |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>count</syntaxhighlight> || ( c-addr1 -- c-addr2 u ) || core || primitive || {{Anchor|count}} || c-addr1 に格納されたカウント付き文字列の文字列仕様を返す。c-addr2 は c-addr1 の次の文字のアドレス。u は c-addr1 の文字の内容、c-addr2 の文字列の長さを文字数で表す。 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>cr</syntaxhighlight> || ( -- ) || core || primitive || {{Anchor|c-r}} || 次の出力が次の行の先頭に表示されるようにする。 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>create</syntaxhighlight> || ( "<spaces>name" -- ) || core || primitive || {{Anchor|create}} || 先頭の空白デリミタをスキップし空白で区切られた名前を解析します。name の実行セマンティクスを以下で定義されるように持つ定義を作成する。データスペースポインタがアラインされていない場合、それをアラインするのに十分なデータ領域を予約する。新しいデータスペースポインタが name のデータフィールドを定義する。CREATE は name のデータフィールドにデータ領域を割り当てない。 ---- 実行時: ( -- a-addr ) a-addr は name のデータフィールドのアドレス。name の実行セマンティクスは [[#does|does>]] を使用して拡張することができる。 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>create-file</syntaxhighlight> || ( c-addr u fam -- fileid ior ) || file || primitive || {{Anchor|create-file}} || 文字列 c-addr と u で指定された名前のファイルを作成し、ファイルアクセス方法 fam で開く。fam の値の意味は実装依存。同じ名前のファイルが既に存在する場合、空のファイルとして再作成する。 ファイルが正常に作成および開かれた場合、ior はゼロ、fileid はその識別子であり、ファイルはファイルの先頭に位置づけられている。 それ以外の場合、ior は実装定義の I/O 結果コードであり、fileid は未定義。 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>debug</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || <syntaxhighlight lang=forth> : debug ' debug-xt ; immediate </syntaxhighlight> || {{Anchor|debug}} || ficl独自: |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>debug-xt</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || primitive || {{Anchor|debug-xt}} || ficl独自: |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>decimal</syntaxhighlight> || ( -- ) || core || primitive || {{Anchor|decimal}} || 数値変換基数を十進数に設定する |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>definitions</syntaxhighlight> || ( -- ) || search || primitive || {{Anchor|definitions}} || コンパイルされたワードリストを検索順序の最初のワードリストと同じにする。後続の定義の名前がコンパイルされたワードリストに配置されることを指定する。検索順序の後続の変更は、コンパイルされたワードリストに影響を与えない。 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>delete-file</syntaxhighlight> || ( c-addr u -- ior ) || file || primitive || {{Anchor|delete-file}} || 文字列 c-addr u で指定されたファイルを削除する。ior は、実装定義の I/O 結果コード。 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>depth</syntaxhighlight> || ( -- +n ) || core || primitive || {{Anchor|depth}} || +n は、+n がスタックに置かれる前にデータスタックに含まれる単一セル値の数。 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>dnegate</syntaxhighlight> || ( d1 -- d2 ) || double || primitive || {{Anchor|d-negate}} || d2 は d1 の符号反転。 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>do</syntaxhighlight> || ( C: -- [[#do-sys|do-sys]] ) || core || primitive || {{Anchor|do}} || do-sys を制御フロー・スタックに配置します。以下に示すランタイムの意味論を現在の定義に追加します。[[#loop|loop]] のような do-sys の消費者によって解決されるまで、セマンティクスは不完全です。 ---- 実行時: ( n1 <nowiki>|</nowiki> u1 n2 <nowiki>|</nowiki> u2 -- ) ( R: -- [[#loop-sys|loop-sys]] ) インデックス n2 <nowiki>|</nowiki> u2 およびリミット n1 <nowiki>|</nowiki> u1 を持つループ制御パラメータを設定します。n1 <nowiki>|</nowiki> u1 と n2 <nowiki>|</nowiki> u2 が両方とも同じ型でない場合、曖昧な状態が存在します。ループ制御パラメータが破棄されるまで、すでに返り値スタックにあるものは利用できなくなります。 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>do-vocabulary</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || <syntaxhighlight lang=forth inline> : do-vocabulary (does) @ search> drop >search ;</syntaxhighlight> || {{Anchor|do-vocabulary}} || ficl独自: |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>doLocal</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || primitive immediate compile-only || {{Anchor|do-local}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>does></syntaxhighlight> || ( C: colon-sys1 -- colon-sys2 ) || core || primitive immediate compile-only || {{Anchor|does}} || コンパイル時: (C: colon-sys1 -- colon-sys2) 現在の定義に以下のランタイムの意味論を追加します。現在の定義が DOES> のコンパイルによって辞書内で見つけられるかどうかは、実装によって定義されます。colon-sys1 を消費し、colon-sys2 を生成します。以下に示す初期化の意味論を現在の定義に追加します。 ---- ランタイム: ( -- ) ( R: nest-sys1 -- ) 最新の定義(name と呼ばれる)の実行セマンティクスを、以下に示す name の実行セマンティクスで置き換えます。nest-sys1 で指定された呼び出し定義に制御を戻します。name が CREATE または CREATE を呼び出すユーザー定義のワードで定義されていない場合、曖昧な状態が存在します。 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>drop</syntaxhighlight> || ( x -- ) || core || primitive || {{Anchor|drop}} || スタックから x を削除 ⇒ [[#two-drop|2drop]] [[#f-drop|fdrop]] |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>dump</syntaxhighlight> || ( addr u -- ) || tools || <syntaxhighlight lang=forth inline> : dump ( addr u -- ) 0 ?do dup c@ . 1+ i 7 and 7 = if cr endif loop drop ; </syntaxhighlight> || {{Anchor|dump}} || addr から始まる u 個の連続するアドレスの内容を表示します。 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>dup</syntaxhighlight> || ( x -- x x ) || core || primitive || {{Anchor|dupe}} || x を複製 ⇒ [[#two-dupe|2dup]] [[#f-dupe|fdup]] |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>else</syntaxhighlight> || (C: orig1 -- orig2) || core || primitive immediate compile-only || {{Anchor|mnum}} || コンパイル時: (C: orig1 -- orig2) 新しい未解決の逆参照 orig2 の場所を制御フロー・スタックに置きます。以下に示すランタイムの意味論を現在の定義に追加します。orig2 が解決されるまで(たとえば、[[#then|then]] によって)、意味論は不完全です。追加されたランタイムの意味論の後に続く場所を使って、逆参照 orig1 を解決します。 ---- 実行時: ( -- ) orig2 の解決によって指定された場所で実行を継続します。 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>emit</syntaxhighlight> || ( x -- ) || core || primitive || {{Anchor|emit}} || emit |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>empty</syntaxhighlight> || ( xn..x1 -- ) || ficl || <syntaxhighlight lang=forth inline> : empty ( xn..x1 -- ) depth 0 ?do drop loop ; </syntaxhighlight> || {{Anchor|empty}} || スタックをクリア |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>end-locals</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || <syntaxhighlight lang=forth inline>: end-locals ( -- ) 0 0 (local) ; immediate</syntaxhighlight> || {{Anchor|end-locals}} || ローカル変数の使用を終了 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>end-prefixes</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || <syntaxhighlight lang=forth inline> : end-prefixes save-current @ set-current ;</syntaxhighlight> || {{Anchor|end-prefixes}} || プレフィックス定義の終了を宣言し、[[#start-prefixes|start-prefixes]] が呼び出される前に使用されていたワードリストに戻るようにFicl仮想マシンに指示する。 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>endcase</syntaxhighlight> || (C: [[#case-sys|case-sys]] -- ) || core ext || primitive immediate compile-only || {{Anchor|endcase}} || コンパイル時: (C: case-sys -- ) [[#case|case]]...[[#of|of]]...[[#endof|endof]]...endcase 構造の終わりをマークします。全体の構造を解決するために case-sys を使用します。以下に示すランタイムの意味論を現在の定義に追加します。 ---- ランタイム: (x -- ) case セレクタ x を破棄し、実行を継続します。 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>endif</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|endif}} || [[#then|then]] のシノニム |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>endof</syntaxhighlight> || ( C: case-sys1 of-sys -- case-sys2 ) || core ext || primitive immediate compile-only || {{Anchor|endof}} || コンパイル時: (C: case-sys1 of-sys -- case-sys2) case 構造の of...endof 部分の終わりをマークします。次の制御の転送のための次の場所は、of-sys によって指定された参照を解決します。以下に示すランタイムの意味論を現在の定義に追加します。case-sys1 を case-sys2 で置き換え、endcase で解決するために制御フロー・スタックに置きます。 ---- 実行時: ( -- ) case-sys2 のコンシューマによって指定された場所で実行を継続します。 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>env-2constant</syntaxhighlight> || ( x1 x2 "<spaces>name" -- ) || ficl || primitive || {{Anchor|env-two-constant}} || ficl独自: 先頭の空白デリミタをスキップし、空白で区切られた名前を解析します。環境 name の定義を作成する。 ---- 実行時: ( -- x1 x2 ) environment? によって x1 x2 をスタックにプッシュする。 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>env-constant</syntaxhighlight> || ( x "<spaces>name" -- ) || ficl || primitive || {{Anchor|env-constant}} || ficl独自: 先頭の空白デリミタをスキップし、空白で区切られた名前を解析します。環境 name の定義を作成する。 ---- 実行時: ( -- x ) environment? によって x をスタックにプッシュする。 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>environment?</syntaxhighlight> || ( c-addr u -- false <nowiki>|</nowiki> i * x true ) || core || primitive || {{Anchor|environment-quote}} || c-addr u で表す文字列に対応する環境を探し、なければ false が、あれば値と true がスタックに積まれる。 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>erase</syntaxhighlight> || ( addr u -- ) || core || <syntaxhighlight lang=forth inline>: erase ( addr u -- ) 0 fill ;</syntaxhighlight> || {{Anchor|erase}} || uがゼロより大きい場合、addrから始まるメモリの連続するu個のアドレスユニットの各ビットをクリアします。 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>evaluate</syntaxhighlight> || ( i * x c-addr u -- j * x ) || core || kind || {{Anchor|evaluate}} || c-addrとuによって記述される文字列を、入力ソースおよび入力バッファとして設定し、>INをゼロに設定して解釈します。他のスタック効果は、実行されたワードによるものです。 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>execute</syntaxhighlight> || ( i * x xt -- j * x ) || core || primitive || {{Anchor|execute}} || スタックからxtを取り除き、それが識別する意味を実行します。他のスタック効果は、実行されたワードによるものです。 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>exit</syntaxhighlight> || ( -- ) ( R: nest-sys -- ) || core || primitive immediate compile-only || {{Anchor|exit}} || nest-sysで指定された呼び出し定義に制御を返します。 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>exit-inner</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || primitive || {{Anchor|exit-inner}} || ficl独自: execXTに、内側のループが完了したことを通知します。 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>expect</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|expect}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>f!</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|f-store}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>f*</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|f*}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>f*i</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|f*i}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>f+</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|f+}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>f+!</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|f+!}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>f+i</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|f+i}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>f-</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|f-}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>f-i</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|f-i}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>f-roll</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|f-roll}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>f-rot</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|f-rot}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>f.</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|f.}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>f.s</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|f.s}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>f/</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|f/}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>f/i</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|f/i}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>f0<</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|mnum}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>f0=</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|f0=}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>f0></syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|f0>}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>f2!</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|f2!}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>f2@</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|f2@}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>f2constant</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|f2constant}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>f2drop</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|f2drop}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>f2dup</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|f2dup}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>f2over</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|f2over}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>f2swap</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|f2swap}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>f2value</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|f2value}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>f<</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|mnum}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>f=</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|f=}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>f></syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|f>}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>f?dup</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|f?dup}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>f@</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|f@}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>fallthrough</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|fallthrough}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>false</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|false}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>fconstant</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|fconstant}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>fdepth</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|fdepth}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>fdrop</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|fdrop}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>fdup</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|fdup}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>fe.</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|fe.}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>ficl-named-wordlist</syntaxhighlight> || ( hash-size name -- ) || ficl || <syntaxhighlight lang=forth inline> : ficl-named-wordlist \ ( hash-size name -- ) run: ( -- wid ) ficl-wordlist dup create , brand-wordlist does> @ ;</syntaxhighlight> || {{Anchor|ficl-named-wordlist}} || ficl独自: ワードリストの名前を取り、その名前を wid としてプッシュするワードを作成します。 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>ficl-set-current</syntaxhighlight> || ( wid -- old-wid ) || ficl || <syntaxhighlight lang=forth inline> : ficl-set-current ( wid -- old-wid ) get-current swap set-current ; </syntaxhighlight> || {{Anchor|ficl-set-current}} || ficl独自: wid をコンパイルワードリストとして設定し、以前のコンパイルワードリストをスタックに残します。 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>ficl-vocabulary</syntaxhighlight> || ( nBins "name" -- ) || ficl || <syntaxhighlight lang=forth inline> : ficl-vocabulary ( nBuckets name -- ) ficl-named-wordlist do-vocabulary ; </syntaxhighlight> || {{Anchor|ficl-vocabulary}} || ficl独自: 指定されたハッシュテーブルのビン数で ficl-wordlist を作成し、名前にバインドし、その名前に語彙のセマンティクスを関連付けます。 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>ficl-wordlist</syntaxhighlight> || ( nBins -- wid ) || ficl || primitive || {{Anchor|ficl-wordlist}} || ficl独自: 指定されたハッシュテーブルのビン数でワードリストを作成し、そのワードリストのアドレスをスタックに残します。 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>ficlInstruction0</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|ficlInstruction0}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>ficlInstruction1</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|ficlInstruction1}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>ficlInstruction10</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|ficlInstruction10}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>ficlInstruction11</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|ficlInstruction11}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>ficlInstruction12</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|ficlInstruction12}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>ficlInstruction13</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|ficlInstruction13}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>ficlInstruction14</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|ficlInstruction14}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>ficlInstruction15</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|ficlInstruction15}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>ficlInstruction16</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|ficlInstruction16}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>ficlInstruction2</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|ficlInstruction2}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>ficlInstruction3</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|ficlInstruction3}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>ficlInstruction4</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|ficlInstruction4}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>ficlInstruction5</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|ficlInstruction5}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>ficlInstruction6</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|ficlInstruction6}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>ficlInstruction7</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|ficlInstruction7}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>ficlInstruction8</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|ficlInstruction8}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>ficlInstruction9</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|ficlInstruction9}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>ficlInstructionExitInnerLoop</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|ficlInstructionExitInnerLoop}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>ficlInstructionF0</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|ficlInstructionF0}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>ficlInstructionF1</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|ficlInstructionF1}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>ficlInstructionFNeg1</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|ficlInstructionFNeg1}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>ficlInstructionInvalid</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|ficlInstructionInvalid}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>ficlInstructionNeg1</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|ficlInstructionNeg1}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>ficlInstructionNeg10</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|ficlInstructionNeg10}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>ficlInstructionNeg11</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|ficlInstructionNeg11}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>ficlInstructionNeg12</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|ficlInstructionNeg12}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>ficlInstructionNeg13</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|ficlInstructionNeg13}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>ficlInstructionNeg14</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|ficlInstructionNeg14}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>ficlInstructionNeg15</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|ficlInstructionNeg15}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>ficlInstructionNeg16</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|ficlInstructionNeg16}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>ficlInstructionNeg2</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|ficlInstructionNeg2}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>ficlInstructionNeg3</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|ficlInstructionNeg3}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>ficlInstructionNeg4</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|ficlInstructionNeg4}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>ficlInstructionNeg5</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|ficlInstructionNeg5}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>ficlInstructionNeg6</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|ficlInstructionNeg6}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>ficlInstructionNeg7</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|ficlInstructionNeg7}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>ficlInstructionNeg8</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|ficlInstructionNeg8}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>ficlInstructionNeg9</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|ficlInstructionNeg9}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>file-position</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|file-position}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>file-size</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|file-size}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>file-status</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|file-status}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>fill</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|fill}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>find</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|find}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>fliteral</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|fliteral}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>float></syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|float>}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>float>int</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|float>int}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>flush-file</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|flush-file}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>fm/mod</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|fm/mod}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>fnegate</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|fnegate}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>forget</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|forget}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>forget-wid</syntaxhighlight> || ( wid -- ) || ficl || primitive || {{Anchor|forget-wid}} || ficl独自: 指定されたワードリストを反復処理し、その xt アドレスが HERE、つまり辞書のフィルポインタの値以上のすべての定義をアンリンクします。 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>forth</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|forth}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>forth-wordlist</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|forth-wordlist}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>fover</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|fover}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>fpick</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|fpick}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>free</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|free}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>froll</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|froll}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>frot</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|frot}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>fsqrt</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|fsqrt}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>fswap</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|fswap}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>fvalue</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|fvalue}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>get-current</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|get-current}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>get-order</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|get-order}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>hash</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|hash}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>here</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|here}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>hex</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|hex}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>hidden</syntaxhighlight> || ( -- wid ) || ficl || primitive || {{Anchor|hidden}} || ficl独自: ficl が提供するワードの実装要因を格納するためのワードリストです。 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>hide</syntaxhighlight> || ( -- current-wid-was ) || ficl || <syntaxhighlight lang=forth inline> : hide hidden dup >search ficl-set-current ; </syntaxhighlight> || {{Anchor|hide}} || ficl独自: 隠されたワードリストを検索順序にプッシュし、それを現在のコンパイルワードリストとして設定します(ficl-set-current を使用)。 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>hold</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|hold}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>i</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|i}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>i-f</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|i-f}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>i/f</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|i/f}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>if</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|if}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>immediate</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|immediate}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>include</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|include}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>include-file</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|include-file}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>included</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|included}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>int>float</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|int>float}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>interpret</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|interpret}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>invert</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|invert}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>j</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|j}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>k</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|k}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>last-word</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|last-word}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>leave</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|leave}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>literal</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|literal}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>load</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|load}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>local</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|local}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>locals|</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|locals|}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>lookup</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|lookup}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>loop</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|loop}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>lshift</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|lshift}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>m*</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|m*}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>marker</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|marker}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>max</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|max}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>min</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|min}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>mod</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|mod}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>move</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|move}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>nUser</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|nUser}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>negate</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|negate}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>nip</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|nip}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>objectify</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|objectify}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>of</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|of}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>on-step</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|on-step}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>only</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|only}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>oo</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|oo}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>oop</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|oop}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>open-file</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|open-file}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>or</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|or}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>order</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|order}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>over</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|over}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>pad</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|pad}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>parse</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|parse}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>parse-order</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || primitive || {{Anchor|parse-order}} || パースステップのリストを呼び出される順序で表示 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>parse-word</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|parse-word}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>pick</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|pick}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>postpone</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|postpone}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>previous</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|previous}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>pwd</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|pwd}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>q!</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|q!}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>q@</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|q@}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>quit</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|quit}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>r.s</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|r.s}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>r/o</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|r/o}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>r/w</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|r/w}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>r></syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|r>}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>r@</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|r@}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>random</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|random}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>read-file</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|read-file}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>read-line</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|read-line}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>recurse</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|recurse}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>refill</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|refill}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>rename-file</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|rename-file}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>repeat</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|repeat}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>reposition-file</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|reposition-file}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>resize</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|resize}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>resize-file</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|resize-file}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>roll</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|roll}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>rot</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|rot}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>rshift</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|rshift}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>s"</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|s"}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>s>d</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|s>d}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>save-current</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|save-current}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>search-wordlist</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|search-wordlist}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>search></syntaxhighlight> || ( -- wid ) || ficl || primitive || {{Anchor|search>}} || ficl独自: search order から wid をポップします。 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>see</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|see}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>see-xt</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|see-xt}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>seed-random</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|seed-random}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>set-current</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|set-current}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>set-order</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|set-order}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>sfind</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|sfind}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>show-prefixes</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || <syntaxhighlight lang=forth inline> : show-prefixes <prefixes> >search words search> drop ;</syntaxhighlight> || {{Anchor|show-prefixes}} || すべてのプレフィックスのリストを表示。各プレフィックスは、トークンの先頭でその名前が見つかった場合に実行されるFiclワード。 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>sign</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|sign}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>sliteral</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|sliteral}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>sm/rem</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|sm/rem}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>source</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|source}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>source-id</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|source-id}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>space</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|space}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>spaces</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|spaces}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>span</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|span}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>spewhash</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|spewhash}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>sprintf</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|sprintf}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>start-prefixes</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || <syntaxhighlight lang=forth inline> : start-prefixes get-current save-current ! <prefixes> set-current ;</syntaxhighlight> || {{Anchor|start-prefixes}} || プレフィックス定義の開始を宣言し、Ficl仮想マシンに<prefixes>ワードリストにコンパイルするように指示する。 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>state</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|state}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>step-break</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|step-break}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>strcat</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|strcat}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>strcpy</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|strcpy}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>strdup</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|strdup}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>strlen</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|strlen}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>swap</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|swap}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>system</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|system}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>then</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|then}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>throw</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|throw}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>to</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|to}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>true</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|true}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>tuck</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|tuck}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>type</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|type}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>u.</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|u.}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>u<</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|mnum}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>um*</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|um*}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>um/mod</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|um/mod}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>unloop</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|unloop}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>until</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|until}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>user</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|user}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>value</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|value}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>variable</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|variable}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>vocabulary</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|vocabulary}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>w!</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|w!}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>w/o</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|w/o}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>w@</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|w@}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>while</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|while}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>wid-get-name</syntaxhighlight> || ( wid -- c-addr u ) || ficl || primitive || {{Anchor|wid-get-name}} || ficl独自: Ficl ワードリスト(2.05 以降)には、割り当てることができる名前のプロパティがあります。これは ORDER によって検索順序のワードリストの名前をリストするために使用されます。 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>wid-set-name</syntaxhighlight> || ( c-addr wid -- ) || ficl || primitive || {{Anchor|wid-set-name}} || ficl独自: Ficl ワードリスト(2.05 以降)には、割り当てることができる名前のプロパティがあります。この名前は、\0 で終了する文字列(C スタイル)と仮定されます。これは簡便に Ficl がワード名を格納する方法です。 |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>wid-set-super</syntaxhighlight> || ( wid -- ) || ficl || primitive || {{Anchor|wid-set-super}} || ficl独自: Ficl ワードリストには、標準 Forth で指定されていない親ワードリストポインタがあります。Ficl は通常、ワードリストを作成するときにこのポインタを NULL に初期化しますので、通常は効果がありません。このワードは、スタックのトップに指定されたワードリストへの親ポインタを設定します。icl の search-wordlist の実装は、検索時にワードリストの親リンクを逆にたどります |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>within</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|within}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>word</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|word}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>wordlist</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|wordlist}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>words</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|words}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>write-file</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|write-file}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>write-line</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|write-line}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>x.</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|x.}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>xor</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|xor}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>{</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|{}} || desc. |- | <syntaxhighlight lang=forth inline>{{</syntaxhighlight> || ( -- ) || ficl || kind || {{Anchor|{{}} || desc. |} === サンプルコード集 === === 関連情報(書籍、Web サイトなど) === == 脚註 == <references /> [[Category:Forth]] [[Category:プログラミング言語]] m9luljjnslx1hypavftxziwng0they1 古典ラテン語/文法用語のラテン語 0 40096 263334 252380 2024-11-11T13:54:58Z Linguae 449 /* 文法用語のラテン語 */ 263334 wikitext text/x-wiki == 文法用語のラテン語 == ===<span style="font-family:Times New Roman; font-size:20pt;">adverbium</span>=== {{Wikipedia|la:Adverbium|Adverbium}} *<span style="font-family:Times New Roman; font-size:23pt;">[[wikt:en:adverbium#Latin|adverbium]]</span>:副詞 **<span style="font-family:Times New Roman; font-size:15pt;">adverbium [[wikt:en:demonstrativum|dēmōnstrātīvum]]</span>:指示副詞 **:<span style="font-family:Times New Roman; font-size:13pt;">e.g.:[[wikt:la:tam|tam]]</span> :  :  *[[wikt:la:Categoria:Adverbia Latina]] ===<span style="font-family:Times New Roman; font-size:20pt;">adiectīvum</span>=== {{Wikipedia|la:Adiectivum|Adiectivum}} *<span style="font-family:Times New Roman; font-size:23pt;">[[wikt:en:adiectivum#Latin|adiectīvum]]</span>:形容詞 <span style="font-family:Times New Roman; font-size:15pt;">( nōmen adiectīvum の略)</span> **<span style="font-family:Times New Roman; font-size:15pt;">adiectīvum prōnōmināle<!--prōnōminālis--></span>:代名形容詞 ===<span style="font-family:Times New Roman; font-size:20pt;">coniūnctiō</span>=== {{Wikipedia|la:Coniunctio (grammatica)|Coniunctio (grammatica)}} *<span style="font-family:Times New Roman; font-size:23pt;">[[wikt:en:coniunctio#Latin|coniūnctiō]]</span>:接続詞 ===<span style="font-family:Times New Roman; font-size:20pt;">interiectiō</span>=== {{Wikipedia|la:Interiectio|Interiectio}} *<span style="font-family:Times New Roman; font-size:23pt;">[[wikt:en:interiectio#Latin|interiectiō]]</span>:間投詞 ===<span style="font-family:Times New Roman; font-size:20pt;">nōmen</span>=== {{Wikipedia|la:Nomen substantivum|Nomen substantivum}} *<span style="font-family:Times New Roman; font-size:23pt;">[[wikt:en:nomen#Latin|nōmen]]</span> **<span style="font-family:Times New Roman; font-size:15pt;">nōmen [[wikt:en:substantivum#Latin|substantīvum]]</span>:実詞(名詞) **<span style="font-family:Times New Roman; font-size:15pt;">nōmen adiectīvum</span>:付加名詞(形容詞)➡ <span style="font-family:Times New Roman; font-size:15pt;">[[wikt:en:adiectivum#Latin|adiectīvum]]</span> と略される。 **<span style="font-family:Times New Roman; font-size:15pt;">nōmen [[wikt:en:numerale#Latin|numerāle]]</span>:数詞 ===<span style="font-family:Times New Roman; font-size:20pt;">participium</span>=== {{Wikipedia|la:Participium|Participium}} *<span style="font-family:Times New Roman; font-size:23pt;">[[wikt:en:participium#Latin|participium]]</span>:分詞 ===<span style="font-family:Times New Roman; font-size:20pt;">praepositiō</span>=== {{Wikipedia|la:Praepositio (grammatica Latina)|Praepositio (grammatica Latina)}} *<span style="font-family:Times New Roman; font-size:23pt;">[[wikt:en:praepositio#Latin|praepositiō]]</span>:前置詞 ===<span style="font-family:Times New Roman; font-size:20pt;">prōnōmen</span>=== {{Wikipedia|la:Pronomen|Pronomen}} *<span style="font-family:Times New Roman; font-size:23pt;">[[wikt:en:pronomen#Latin|prōnōmen]]</span>:代名詞 **<span style="font-family:Times New Roman; font-size:15pt;">prōnōmen [[wikt:en:personale#Latin|persōnāle]] (複 [[wikt:en: pronomina#Latin|prōnōmina]] [[wikt:en:personalia#Latin|persōnālia]]):人称代名詞 <ref>[[w:la:Pronomen personale]]</ref> **<span style="font-family:Times New Roman; font-size:15pt;">prōnōmen [[wikt:en:possessivum|possessīvum]] (複 prōnōmina [[wikt:en:possessiva#Latin|possessīva]]):所有代名詞</span> **<span style="font-family:Times New Roman; font-size:15pt;">prōnōmen [[wikt:en:demonstrativum|dēmōnstrātīvum]] (複 prōnōmina [[wikt:en:demonstrativa#Latin|dēmōnstrātīva]]):指示代名詞</span> <ref>[[w:la:Pronomen demonstrativum]]</ref> **<span style="font-family:Times New Roman; font-size:15pt;">prōnōmen [[wikt:en:reflexivum#Latin|reflexīvum]] (複 prōnōmina [[wikt:en:reflexiva#Latin|reflexīva]]):再帰代名詞</span> **<span style="font-family:Times New Roman; font-size:15pt;">prōnōmen [[wikt:en:relativum|relātīvum]] (複 prōnōmina [[wikt:en:relativa#Latin|relātīva]]):関係代名詞</span> <ref>[[w:la:Pronomen relativum]]</ref> **<span style="font-family:Times New Roman; font-size:15pt;">prōnōmen [[wikt:en:interrogativum|interrogātīvum]] (複 prōnōmina [[wikt:en:interrogativa#Latin|interrogātīva]]):疑問代名詞</span> <ref>[[w:la:Pronomen interrogativum]]</ref> **<span style="font-family:Times New Roman; font-size:15pt;">prōnōmen [[wikt:en:infinitum#Latin|īnfīnītum]] (複 prōnōmina [[wikt:en:infinita#Latin|īnfīnīta]]):不定代名詞</span> ===<span style="font-family:Times New Roman; font-size:20pt;">verbum</span>=== {{Wikipedia|la:Verbum (temporale)|Verbum (temporale)}} *<span style="font-family:Times New Roman; font-size:23pt;">[[wikt:en:verbum#Latin|verbum]]</span>:動詞 <span style="font-family:Times New Roman; font-size:15pt;">( verbum [[wikt:en:temporale#Latin|temporāle]] の略)</span> ===<span style="font-family:Times New Roman; font-size:20pt;"></span>=== ===<span style="font-family:Times New Roman; font-size:20pt;"></span>=== <!-- *<span style="background-color:#ffd;">[[/第一・第二変化形容詞]] {{進捗|00%|2020-04-01}}</span> *<span style="background-color:#ffd;">[[/第三変化形容詞]] {{進捗|00%|2020-04-01}}</span> == 第一・第二変化形容詞 == *<span style="background-color:#ffd;">[[/第一・第二変化形容詞]] {{進捗|00%|2020-04-01}}</span> 下表に、古典ラテン語の名詞の代表的な語尾変化を挙げる。 {| border="1" class="wikitable" |+ '''形容詞のおもな語尾変化''' |- align="center" | colspan="2" | ! colspan="3" | 第一・第二変化 | rowspan="13" | ! colspan="3" | 第三変化 |- style="text-align:center;" | colspan="2" style="text-align:right;"| (名詞の性) | style="background-color:#ddf;"| 男性 | style="background-color:#fdd;"| 女性 | style="background-color:#dfd;"| 中性 | style="background-color:#fdf;"| 男・女 | style="background-color:#dfd;"| 中性 |- style="text-align:center;" | colspan="2" style="font-family:Times New Roman;text-align:right;"| (単語例) | colspan="3" | bonus<br>(良い) | colspan="3" | fortis<br>(強い) |- style="font-family:Times New Roman;" ! rowspan="5"| 単数 ! 主格 | style="background-color:#ddf;"| -'''us''' | style="background-color:#fdd;"| -'''a''' | style="background-color:#dfd;"| -'''um''' | style="background-color:#fdf;"| -※ | style="background-color:#dfd;"| -e (※) |- style="font-family:Times New Roman;" ! 属格 | style="background-color:#ddf;"| -'''ī''' | style="background-color:#fdd;"| -'''ae''' | style="background-color:#dfd;"| -'''ī''' | style="background-color:#fdf;"| -'''is''' | style="background-color:#dfd;"| -'''is''' |- style="font-family:Times New Roman;" | style="text-align:center;" | 対格 | style="background-color:#ddf;"| -'''um''' | style="background-color:#fdd;"| -'''am''' | style="background-color:#dfd;"| -'''um''' | style="background-color:#fdf;"| -'''em''' | style="background-color:#dfd;"| - e (※) |- style="font-family:Times New Roman;" | style="text-align:center;" | 与格 | style="background-color:#ddf;"| -'''ō''' | style="background-color:#fdd;"| -'''ae''' | style="background-color:#dfd;"| -'''ō''' | style="background-color:#fdf;"| -'''ī''' | style="background-color:#dfd;"| -'''ī''' |- style="font-family:Times New Roman;" | style="text-align:center;" | 奪格 | style="background-color:#ddf;"| -'''ō''' | style="background-color:#fdd;"| -'''ā''' | style="background-color:#dfd;"| -'''ō''' | style="background-color:#fdf;"| -'''ī''' | style="background-color:#dfd;"| -'''ī''' |- style="font-family:Times New Roman;" ! rowspan="5"| 複数 | style="text-align:center;" | 主格 | style="background-color:#ccf;"| -'''ī''' | style="background-color:#fcc;"| -'''ae''' | style="background-color:#cfc;"| -'''a''' | style="background-color:#fcf;"| -'''ēs''' | style="background-color:#cfc;"| -'''ia''' |- style="font-family:Times New Roman;" ! 属格 | style="background-color:#ccf;"| -'''ōrum''' | style="background-color:#fcc;"| -'''ārum''' | style="background-color:#cfc;"| -'''ōrum''' | style="background-color:#fcf;"| -'''ium''' | style="background-color:#cfc;"| -'''ium''' |- style="font-family:Times New Roman;" | style="text-align:center;" | 対格 | style="background-color:#ccf;"| -'''ōs''' | style="background-color:#fcc;"| -'''ās''' | style="background-color:#cfc;"| -'''a''' | style="background-color:#fcf;"| -'''ēs''' (-'''īs''') | style="background-color:#cfc;"| -'''ia''' |- style="font-family:Times New Roman;" | style="text-align:center;" | 与格 | style="background-color:#ffd; text-align:center;" colspan="3" | -'''īs''' | style="background-color:#ffd; text-align:center;" colspan="3" | -'''ibus''' |- style="font-family:Times New Roman;" | style="text-align:center;" | 奪格 | style="background-color:#ffd; text-align:center;" colspan="3" | -'''īs''' | style="background-color:#ffd; text-align:center;" colspan="3" | -'''ibus''' |} (注) 第三変化の ※印 は、単語ごとに語尾の形がさまざまであることを示す。 --> == 脚注 == <references /> == 参考文献 == == 関連項目 == == 関連記事 == {{Wikipedia|la:Categoria:Grammatica Latina|Cat: Grammatica Latina}} ;ラテン語版ウィキペディア *[[w:la:Grammatica Latina]] :  ;ラテン語版ウィクショナリー *[[wikt:la:Categoria:Grammatica Latina]] *[[wikt:la:Auxilium:Abbreviationes]] **[[wikt:la:Auxilium:Abbreviationes/de]] ---- {{Wikipedia|en:Category:Latin grammar|Cat: Latin grammar}} ;英語版ウィキペディア *[[w:en:Latin grammar]] **[[w:en:Temporal clause (Latin)]] :  ;英語版ウィクショナリー [[Category:古典ラテン語|文法用語]] [[Category:ラテン語学習モジュール|文法用語]] cl708fe9hhior7iy0w3kio2vgzflojt 古典ラテン語/数詞 0 40100 263338 263029 2024-11-11T15:51:20Z Linguae 449 /* 数詞の一覧表 */ +13 263338 wikitext text/x-wiki == ラテン語の数詞 == ラテン語で数を表わす'''数詞'''([[w:la:Nomen numerale|Nomen numerale]])はバラエティーに富んでおり、以下のものがある。 :数副詞以外は、名詞([[wikt:en:nomen#Latin|nōmen]] [[wikt:en:numeralis#Latin|numerāle]])・形容詞(nōmen [[wikt:en:adiectivus#Latin|adiectīvum]] numerāle)として用いられる。 {| class="wikitable sortable" |- | !ラテン語名 |英語名 | rowspan="10" | !数詞の例(1桁) |英訳例 | !訳例 |- style="font-family:Times New Roman;" ! style="font-size:13pt;" |[[#基数詞|基数詞]] |numerus [[wikt:en:cardinalis#Noun|cardinālis]] <ref group="n">(nōmen) adiectīvum numerāle [[wikt:en:cardinalis#Adjective|cardināle]] (基数の形容詞)</ref> | style="font-size:9pt;" |[[w:en:Latin_numerals#Cardinal_numerals|Cardinal numerals]] | style="font-size:13pt;" |[[wikt:en:unus#Latin|ūnus]], [[wikt:en:duo#Latin|duo]], [[wikt:en:tres#Latin|trēs]], | style="font-size:9pt;" |[[wikt:en:one#English|one]], [[wikt:en:two#English|two]], [[wikt:en:three#English|three]], | |一つ、二つ、三つ、 |- style="font-family:Times New Roman;" ! style="font-size:13pt;" |[[#序数詞|序数詞]] |numerus [[wikt:en:ordinalis#Latin|ōrdinālis]] <ref group="n">(nōmen) adiectīvum numerāle [[wikt:en:ordinalis#Latin|ōrdināle]] (序数の形容詞)</ref> | style="font-size:9pt;" |[[w:en:Latin_numerals#Ordinal_numerals|Ordinal numerals]] | style="font-size:13pt;" |[[wikt:en:primus#Latin|prīmus]], [[wikt:en:secundus#Latin|secundus]], [[wikt:en:tertius#Latin|tertius]], | style="font-size:9pt;" |[[wikt:en:first#English|first]], [[wikt:en:second#English|second]], [[wikt:en:third#English|third]], | | style="font-size:11pt;" |第一の、第二の、第三の、 |- style="font-family:Times New Roman;" ! style="font-size:13pt;" |[[#数副詞|数副詞]] |numerus [[wikt:en:adverbialis#Latin|adverbiālis]] | style="font-size:9pt;" |[[w:en:Latin_numerals#Adverbial_numerals|Adverbial numerals]] | style="font-size:13pt;" |[[wikt:en:semel#Latin|semel]], [[wikt:en:bis#Latin|bis]], [[wikt:en:ter#Latin|ter]], | style="font-size:9pt;" |[[wikt:en:once#English|once]], [[wikt:en:twice#English|twice]], [[wikt:en:thrice#English|thrice]], | |一回、二回、三回、 |- style="font-family:Times New Roman;" ! style="font-size:13pt;" |[[#配分数詞|配分数詞]] |numerus ''[[wikt:fr:distributivus#la|distributīvus]]'' <ref group="n">(nōmen) adiectīvum numerāle [[wikt:fr:distributivus#la|distributīvum]] (配分数の形容詞)</ref> | style="font-size:9pt;" |[[w:en:Latin_numerals#Distributive_numerals|Distributive numerals]] | style="font-size:13pt;" |[[wikt:en:singuli#Latin|singulī]], [[wikt:en:bini#Latin|bīnī]], [[wikt:en:terni#Latin|ternī]], | style="font-size:8pt;" |one each,two each,three each, | | style="font-size:9pt;" |一つずつ、二つずつ、三つずつ、 |- style="font-family:Times New Roman;" ! style="font-size:9pt;" |[[#比例数詞|比例数詞]] |numerus [[wikt:en:proportionalis#Latin|prōportiōnālis]] <ref group="n">(nōmen) adiectīvum numerāle [[wikt:en:proportionalis#Latin|prōportiōnāle]] (比例数の形容詞)</ref> | style="font-size:9pt;" |[[w:en:Latin_numerals#Proportional_numerals|Proportional numerals]] | style="font-size:13pt;" |[[wikt:en:simplus#Latin|simplus]], [[wikt:en:duplus#Latin|duplus]], [[wikt:en:triplus#Latin|triplus]], | style="font-size:9pt;" |[[wikt:en:simple#English|simple]], [[wikt:en:double#English|double]], [[wikt:en:triple#English|triple]], | | style="font-size:11pt;" |単一の、二倍の、三倍の、 |- style="font-family:Times New Roman;" ! style="font-size:9pt;" |[[#倍数詞|倍数詞]] |numerus [[wikt:en:multiplicativus#Latin|multiplicātīvus]] <ref group="n">(nōmen) adiectīvum numerāle [[wikt:en:multiplicativus#Latin|multiplicātīvum]] (倍数の形容詞)</ref> | style="font-size:9pt;" |[[w:en:Latin_numerals#Multiplicative_numerals|Multiplicative numerals]] | style="font-size:13pt;" |[[wikt:en:simplex#Latin|simplex]], [[wikt:en:duplex#Latin|duplex]], [[wikt:en:triplex#Latin|triplex]], | style="font-size:9pt;" |[[wikt:en:onefold#English|onefold]], [[wikt:en:twofold#English|twofold]], [[wikt:en:threefold#English|threefold]], | | style="font-size:11pt;" |一重の、二重の、三重の、 |- style="font-family:Times New Roman;" ! style="font-size:13pt;" |[[#集合数詞|集合数詞]] |numerus [[wikt:en:collectivus#Latin|collēctīvus]] | style="font-size:9pt;" | | style="font-size:13pt;" |[[wikt:en:unio#Etymology_1|ūniō]], [[wikt:en:binio#Latin|bīniō]], [[wikt:en:ternio#Latin|terniō]], | style="font-size:9pt;" | | |- style="font-family:Times New Roman;" ! style="font-size:13pt;" |[[#分数詞|分数詞]] |numerus partitīvus | style="font-size:9pt;" | | style="font-size:13pt;" |[[wikt:en:semis#Latin|sēmis]], [[wikt:en:triens#Latin|triēns]], | style="font-size:9pt;" | | | |- style="font-family:Times New Roman;" ! style="font-size:13pt;" | | | style="font-size:9pt;" | | style="font-size:13pt;" | | style="font-size:9pt;" | | |} ;数詞名のラテン語表記 <references group="n"/> == 数詞の一覧表 == '''数副詞''' 以外は、形容詞・名詞として用いられる。 {| class="wikitable sortable" |- ! colspan="2" | 数 ! style="font-size:9pt;" |[[#基数詞|基数詞]] ! style="font-size:9pt;" |[[#序数詞|序数詞]] ! style="font-size:9pt;" |[[#数副詞|数副詞]] ! style="font-size:9pt;" |[[#配分数詞|配分数詞]] ! style="font-size:9pt;width:5em;" |[[#比例数詞|比例数詞]];<br>[[#倍数詞|倍数詞]] ! style="font-size:9pt;" |[[#集合数詞|集合<br>数詞]] ! style="font-size:9pt;" |[[#分数詞|分数詞]] ! colspan="2" | 意 味 ! 備 考 |- style="font-family:Times New Roman;" | style="font-size:18pt;" |<!--【❶】-->1 ! style="font-size:18pt;" |I ! style="background-color:#cfc; font-size:21pt;" |<!--基数詞-->[[wikt:en:unus#Latin|ūnus]] | style="background-color:#dfd; font-size:21pt;" |<!--序数詞-->[[wikt:en:primus#Latin|prīmus]] | style="font-size:18pt;" |<!--数副詞-->[[wikt:en:semel#Latin|semel]] | style="font-size:18pt; background-color:#efe;" |<!--配分数詞-->[[wikt:en:singulus#Latin|singulī]] | style="font-size:12pt;" |<!--比例数詞・倍数詞-->[[wikt:en:simplus#Latin|simplus]] ;<br>[[wikt:en:simplex#Latin|simplex]] | style="font-size:12pt;" |<!--集合数詞-->[[wikt:en:unio#Etymology_1|ūniō]] | style="background-color:#ddd; font-size:12pt;" |<!--分数詞--> | style="" | | style="" | | |- style="font-family:Times New Roman;" | style="font-size:18pt;" |<!--【❷】-->2 ! style="font-size:18pt;" |II ! style="background-color:#cfc; font-size:21pt;" |<!--基数詞-->[[wikt:en:duo#Latin|duo]] | style="background-color:#dfd; font-size:21pt;" |<!--序数詞-->[[wikt:en:secundus#Latin|secundus]] | style="font-size:18pt;" |<!--数副詞-->[[wikt:en:bis#Latin|bis]] | style="font-size:18pt; background-color:#efe;" |<!--配分数詞-->[[wikt:en:binus#Latin|bīnī]] | style="font-size:12pt;" |<!--比例数詞・倍数詞-->[[wikt:en:duplus#Latin|duplus]] ;<br>[[wikt:en:duplex#Latin|duplex]] | style="font-size:12pt;" |<!--集合数詞-->[[wikt:en:binio#Latin|bīniō]] | style="font-size:12pt;" |<!--分数詞-->[[wikt:en:dimidius#Latin|dīmidius]],<br>[[wikt:en:semis#Latin|sēmis]] | style="" | | style="" | | |- style="font-family:Times New Roman;" | style="font-size:18pt;" |<!--【❸】-->3 ! style="font-size:18pt;" |III ! style="background-color:#cfc; font-size:21pt;" |<!--基数詞-->[[wikt:en:tres#Latin|trēs]] | style="background-color:#dfd; font-size:21pt;" |<!--序数詞-->[[wikt:en:tertius#Latin|tertius]] | style="font-size:18pt;" |<!--数副詞-->[[wikt:en:ter#Latin|ter]] | style="font-size:18pt; background-color:#efe;" |<!--配分数詞-->[[wikt:en:ternus#Latin|ternī]] <ref>[[wikt:la:terni|la: ternī]]</ref>,<br>''[[wikt:trinus#Latin|trīnī]] <ref>[[wikt:la:trini#Latine|la: trīnī]]</ref> | style="font-size:12pt;" |<!--比例数詞・倍数詞-->[[wikt:en:triplus#Latin|triplus]] ;<br>[[wikt:en:triplex#Latin|triplex]] | style="font-size:12pt;" |<!--集合数詞-->[[wikt:en:ternio#Latin|terniō]],<br>''[[wikt:la:trinio#Latine|trīniō]]'' | style="font-size:12pt;" |<!--分数詞-->[[wikt:en:triens#Latin|triēns]] | style="" | | style="" | | |- style="font-family:Times New Roman;" | style="font-size:18pt;" |<!--【❹】-->4 ! style="font-size:18pt;" |IV ! style="font-size:21pt;" |<!--基数詞-->[[wikt:en:quattuor#Latin|quattuor]] | style="background-color:#dfd; font-size:21pt;" |<!--序数詞-->[[wikt:en:quartus#Latin|quārtus]] | style="font-size:18pt;" |<!--数副詞-->[[wikt:en:quater#Latin|quater]] | style="font-size:18pt; background-color:#efe;" |<!--配分数詞-->[[wikt:en:quaternus#Latin|quaternī]] | style="font-size:12pt;" |<!--比例数詞・倍数詞-->[[wikt:en:quadruplus#Latin|quadruplus]] ;<br>[[wikt:en:quadruplex#Latin|quadruplex]] | style="font-size:12pt;" |<!--集合数詞-->[[wikt:en:quaternio#Latin|quaterniō]] | style="font-size:12pt;" |<!--分数詞-->[[wikt:en:quadrans#Latin|quadrāns]], | style="" | | style="" | |- style="font-family:Times New Roman;" | style="font-size:18pt;" |<!--【❺】-->5 ! style="font-size:18pt;" |V ! style="font-size:21pt;" |<!--基数詞-->[[wikt:en:quinque#Latin|quīnque]] | style="background-color:#dfd; font-size:21pt;" |<!--序数詞-->[[wikt:en:quintus#Latin|quīntus]] | style="font-size:18pt;" |<!--数副詞-->[[wikt:en:quinquies#Latin|quīnquiēs]]<br>([[wikt:en:quinquiens|quīnquiēns]]) | style="font-size:18pt; background-color:#efe;" |<!--配分数詞-->[[wikt:en:quinus#Latin|quīnī]] | style="font-size:12pt;" |<!--比例数詞・倍数詞-->[[wikt:en:quintuplus#Latin|quīntuplus]] ;<br>[[wikt:en:quintuplex|quintuplex]] | style="font-size:12pt;" |<!--集合数詞-->[[wikt:en:quinio#Latin|quīniō]] | style="font-size:12pt;" |<!--分数詞-->[[wikt:en:quintans#Latin|quīntāns]] | style="" | | style="" | | |- style="font-family:Times New Roman;" | style="font-size:18pt;" |<!--【❻】-->6 ! style="font-size:18pt;" |VI ! style="font-size:21pt;" |<!--基数詞-->[[wikt:en:sex#Latin|sex]] | style="background-color:#dfd; font-size:21pt;" |<!--序数詞-->[[wikt:en:sextus#Latin|sextus]] | style="font-size:18pt;" |<!--数副詞-->[[wikt:en:sexies#Latin|sexiēs]]<br>(sexiēns) | style="font-size:18pt; background-color:#efe;" |<!--配分数詞-->[[wikt:en:senus#Latin|sēnī]] | style="font-size:12pt;" |<!--比例数詞・倍数詞-->''[[wikt:fr:sextuplus|sextuplus]] ;<br>[[wikt:fr:sextuplex|sextuplex]]'' | style="font-size:12pt;" |<!--集合数詞-->[[wikt:en:senio#Latin|sēniō]] | style="font-size:12pt;" |<!--分数詞-->[[wikt:en:sextans#Latin|sextāns]] | style="" | | style="" | | |- style="font-family:Times New Roman;" | style="font-size:18pt;" |<!--【❼】-->7 ! style="font-size:18pt;" |VII ! style="font-size:21pt;" |<!--基数詞-->[[wikt:en:septem#Latin|septem]] | style="background-color:#dfd; font-size:21pt;" |<!--序数詞-->[[wikt:en:septimus#Latin|septimus]] | style="font-size:18pt;" |<!--数副詞-->[[wikt:en:septies#Latin|septiēs]]<br>([[wikt:en:septiens#Latin|septiēns]]) | style="font-size:18pt; background-color:#efe;" |<!--配分数詞-->[[wikt:en:septenus#Latin|septēnī]] | style="font-size:12pt;" |<!--比例数詞・倍数詞-->septuplus ;<br>[[wikt:en:septuplex|septuplex]] | style="font-size:12pt;" |<!--集合数詞-->- | style="font-size:12pt;" |<!--分数詞-->septāns | style="" | | style="" | | |- style="font-family:Times New Roman;" | style="font-size:18pt;" |<!--【❽】-->8 ! style="font-size:18pt;" |VIII ! style="font-size:21pt;" |<!--基数詞-->[[wikt:en:octo#Latin|octō]] | style="background-color:#dfd; font-size:21pt;" |<!--序数詞-->[[wikt:en:octavus#Latin|octāvus]] | style="font-size:18pt;" |<!--数副詞-->[[wikt:en:octies|octiēs]]<br>(octiēns) | style="font-size:18pt; background-color:#efe;" |<!--配分数詞-->[[wikt:en:octonus#Latin|octōnī]] | style="font-size:12pt;" |<!--比例数詞・倍数詞-->octuplus ;<br>octuplex | style="font-size:12pt;" |<!--集合数詞-->- | style="font-size:12pt;" |<!--分数詞-->[[wikt:en:octans#Latin|octāns]] | style="" | | style="" | | |- style="font-family:Times New Roman;" | style="font-size:18pt;" |<!--【❾】-->9 ! style="font-size:18pt;" |VIIII,<br>IX ! style="font-size:21pt;" |<!--基数詞-->[[wikt:en:novem#Latin|novem]] | style="background-color:#dfd; font-size:21pt;" |<!--序数詞-->[[wikt:en:nonus#Latin|nōnus]] | style="font-size:18pt;" |<!--数副詞-->[[wikt:en:novies#Latin|noviēs]]<br>(noviēns) | style="font-size:18pt; background-color:#efe;" |<!--配分数詞-->[[wikt:en:novenus#Latin|novēnī]] | style="font-size:12pt;" |<!--比例数詞・倍数詞-->nōnuplus ;<br> novemplex | style="font-size:12pt;" |<!--集合数詞-->- | style="font-size:12pt;" |<!--分数詞-->''nōnus'' | style="" | | style="" | | |- style="font-family:Times New Roman;" | style="font-size:18pt;" |<!--【❿】-->10 ! style="font-size:18pt;" |X ! style="font-size:21pt;" |<!--基数詞-->[[wikt:en:decem#Latin|decem]] | style="background-color:#dfd; font-size:21pt;" |<!--序数詞-->[[wikt:en:decimus#Latin|decimus]] | style="font-size:18pt;" |<!--数副詞-->[[wikt:en:decies|deciēs]]<br>([[wikt:en:deciens|deciēns]]) | style="font-size:18pt; background-color:#efe;" |<!--配分数詞-->[[wikt:en:denus#Latin|dēnī]] | style="font-size:12pt;" |<!--比例数詞・倍数詞-->[[wikt:en:decuplus#Latin|decuplus]] ;<br>[[wikt:en:decemplex#Latin|decemplex]] | style="font-size:12pt;" |<!--集合数詞-->- | style="font-size:12pt;" |<!--分数詞-->? | style="" | | style="" | | |- style="font-family:Times New Roman;" | style="font-size:18pt;" |<!--【⓫】-->11 ! style="font-size:18pt;" |XI ! style="font-size:21pt;" |<!--基数詞-->[[wikt:en:undecim#Latin|ūndecim]] | style="background-color:#dfd; font-size:21pt;" |<!--序数詞-->[[wikt:en:undecimus#Latin|ūndecimus]] | style="font-size:18pt;" |<!--数副詞-->[[wikt:en:undecies#Latin|ūndeciēs]]<br>(ūndeciēns) | style="font-size:18pt; background-color:#efe;" |<!--配分数詞-->[[wikt:la:undeni|ūndēnī]] | style="font-size:12pt;" |<!--比例数詞・倍数詞-->ūndecuplus ;<br>ūndecimplex | style="font-size:12pt;" |<!--集合数詞--> - | style="font-size:12pt;" |<!--分数詞-->([[wikt:en:undecimus#Latin|ūndecimus]]) | style="" | | style="" | | |- style="font-family:Times New Roman;" | style="font-size:18pt;" |<!--【⓬】-->12 ! style="font-size:18pt;" |XII ! style="font-size:21pt;" |<!--基数詞-->[[wikt:en:duodecim#Latin|duodecim]] | style="background-color:#dfd; font-size:21pt;" |<!--序数詞-->[[wikt:en:duodecimus#Latin|duodecimus]] | style="font-size:18pt;" |<!--数副詞-->[[wikt:en:duodecies#Latin|duodeciēs]]<br>(duodeciēns) | style="font-size:18pt; background-color:#efe;" |<!--配分数詞-->[[wikt:la:duodeni|duodēnī]] | style="font-size:12pt;" |<!--比例数詞・倍数詞-->duodecuplus ;<br>duodecimplex | style="font-size:12pt;" |<!--集合数詞--> - | style="font-size:12pt;" |<!--分数詞-->([[wikt:en:uncia#Latin|ū̆ncia]]) | style="" | | style="" | | |- style="font-family:Times New Roman;" | style="font-size:18pt;" |<!--【⓭】-->13 ! style="font-size:18pt;" |XIII ! style="font-size:21pt;" |<!--基数詞-->[[wikt:en:tredecim#Latin|trēdecim]] | style="background-color:#dfd; font-size:21pt;" |<!--序数詞-->[[wikt:en:tertius_decimus#Latin|tertius decimus]] | style="font-size:18pt;" |<!--数副詞-->[[wikt:la:ter_decies|ter deciēs]]<br>([[wikt:en:terdeciens|terdeciēns]]) | style="font-size:18pt; background-color:#efe;" |<!--配分数詞-->ternī dēnī | style="font-size:12pt;" |<!--比例数詞・倍数詞-->trēdecuplus ;<br> trēdecuplex | style="font-size:12pt;" |<!--集合数詞--> - | style="font-size:12pt;" |<!--分数詞--> ? | style="" | | style="" | | <!--【●編集中●】--> |- style="font-family:Times New Roman;" | style="font-size:18pt;" |<!--【】--> ! style="font-size:18pt;" | ! style="font-size:21pt;" |<!--基数詞--> | style="background-color:#dfd; font-size:21pt;" |<!--序数詞--> | style="font-size:18pt;" |<!--数副詞--> | style="font-size:18pt; background-color:#efe;" |<!--配分数詞--> | style="font-size:12pt;" |<!--比例数詞・倍数詞--> | style="font-size:12pt;" |<!--集合数詞--> | style="font-size:12pt;" |<!--分数詞--> | style="" | | style="" | | <!--【●編集中●】--> |- style="font-family:Times New Roman;" | style="font-size:18pt;" |<!--【】--> ! style="font-size:18pt;" | | style="background-color:#dfd; font-size:21pt;" |<!--基数詞--> | style="background-color:#dfd; font-size:21pt;" |<!--序数詞--> | style="font-size:18pt;" |<!--数副詞--> | style="font-size:18pt; background-color:#efe;" |<!--配分数詞--> | style="font-size:12pt;" |<!--比例数詞・倍数詞--> | style="font-size:12pt;" |<!--集合数詞--> | style="font-size:12pt;" |<!--分数詞--> | style="" | | style="" | | |} <span style="font-family:Times New Roman;font-size:18pt;"></span> <span style="font-family:Times New Roman;"></span> <span style="font-size:18pt;"></span> {{Wikipedia|la:Categoria:Numeri Latini|la:Cat:Numeri Latini}} *[[wikt:en:viginti unus|vīgintī ūnus]] *[[wikt:la:viginti duo|vīgintī duo]] *[[wikt:en:viginti tres|vīgintī trēs]] *<!--400 基数-->[[wikt:en:quadringenti#Latin|quadringentī]] <!-- ===semel=== ===bis=== :'''参考''':「再び、もう一度」を意味する単語 <span style="font-family:Times New Roman;font-size:18pt;"> </span> ===ter=== ===quater=== ===vīciēs, vīciēns=== :<span style="font-family:Times New Roman;font-size:18pt;">[[wikt:en:vicies#Latin|vīciēs]], [[wikt:en:viciens|vīciēns]]</span>:20回・20倍(''twenty times'') ===quīnquiēs, quīnquiēns=== ===sexiēs, sexiēns=== --> == 関連する数詞 == ====基数詞==== *基数詞 ([[wikt:en:cardinalis#Noun|cardinālis]]):関連 '''[[w:en:Latin_numerals#Cardinal_numerals|w:Cardinal numerals]]''', [[wikt:en:Category:Latin cardinal numbers|wikt:Category:Latin cardinal numbers]] ===数形容詞=== *数形容詞 :関連 [[wikt:fr:Catégorie:Adjectifs numéraux en latin]] ====序数詞==== *序数詞 (ordinālis):関連 '''[[w:en:Latin_numerals#Ordinal_numerals|w:Ordinal numerals]]''', [[wikt:en:Category:Latin ordinal numbers|wikt:Category:Latin ordinal numbers]] ====数副詞==== ====配分数詞==== *配分数詞 (distributīvus):関連 '''[[w:en:Latin_numerals#Distributive_numerals|w:Distributive numerals]]''' **[[wikt:en:deni#Latin|dēnī]] (ten each: 10ずつ) **[[wikt:en:duodeni#Latin|duodēnī]] (twelve each: 12ずつ) ====比例数詞==== *比例数詞 ([[wikt:en:proportionalis#Latin|prōportiōnālis]]):関連 '''[[w:en:Latin_numerals#Proportional_numerals|w:Proportional numerals]]''' ====倍数詞==== *倍数詞 ([[wikt:en:multiplicativus|multiplicātīvus]]):関連 '''[[w:en:Latin_numerals#Multiplicative_numerals|w:Multiplicative numerals]]''' ====集合数詞==== *集合数詞 ([[wikt:en:collectivus#Latin|collēctīvus]]) ====分数詞==== *分数詞 (部分数詞, partitīvus, ''[[wikt:en:partitive#Noun|partitive]]''):関連 [[w:en:Partitive]] == 脚注 == <references /> == 関連項目 == *[[古典ラテン語/副詞]] **[[古典ラテン語/副詞/数副詞]] == 関連記事 == *英語版ウィキペディア **[[w:en:Latin numerals]](ラテン語の数詞) *日本語版ウィキペディア **[[w:ラテン語の数詞]] *ラテン語版ウィキペディア **[[w:la:Numeri Romani]] *仏語版ウィキペディア **''[[w:fr:Adverbe multiplicatif]]''(数副詞) **''[[w:fr:Adjectif distributif]]''(配分数詞) *英語版ウィクショナリー **[[wikt:en:Module:number list/data/la]](数詞の表) *独語版ウィクショナリー **[[wikt:de:Kategorie:Numerale (Latein)]](数詞のカテゴリ) *仏語版ウィクショナリー **''[[wikt:fr:unus#la]]''(数表 "Nombres en latin") *ラテン語版ウィクショナリー **[[wikt:la:Auxilium:Numeri Latini]](数詞のカテゴリ) [[Category:古典ラテン語|数]] [[Category:ラテン語学習モジュール|数]] [[カテゴリ:数詞]] b19qjofj1quck4evq6wolk72vw0lq82 263341 263338 2024-11-11T17:19:06Z Linguae 449 /* 数詞の一覧表 */ 配分数詞 263341 wikitext text/x-wiki == ラテン語の数詞 == ラテン語で数を表わす'''数詞'''([[w:la:Nomen numerale|Nomen numerale]])はバラエティーに富んでおり、以下のものがある。 :数副詞以外は、名詞([[wikt:en:nomen#Latin|nōmen]] [[wikt:en:numeralis#Latin|numerāle]])・形容詞(nōmen [[wikt:en:adiectivus#Latin|adiectīvum]] numerāle)として用いられる。 {| class="wikitable sortable" |- | !ラテン語名 |英語名 | rowspan="10" | !数詞の例(1桁) |英訳例 | !訳例 |- style="font-family:Times New Roman;" ! style="font-size:13pt;" |[[#基数詞|基数詞]] |numerus [[wikt:en:cardinalis#Noun|cardinālis]] <ref group="n">(nōmen) adiectīvum numerāle [[wikt:en:cardinalis#Adjective|cardināle]] (基数の形容詞)</ref> | style="font-size:9pt;" |[[w:en:Latin_numerals#Cardinal_numerals|Cardinal numerals]] | style="font-size:13pt;" |[[wikt:en:unus#Latin|ūnus]], [[wikt:en:duo#Latin|duo]], [[wikt:en:tres#Latin|trēs]], | style="font-size:9pt;" |[[wikt:en:one#English|one]], [[wikt:en:two#English|two]], [[wikt:en:three#English|three]], | |一つ、二つ、三つ、 |- style="font-family:Times New Roman;" ! style="font-size:13pt;" |[[#序数詞|序数詞]] |numerus [[wikt:en:ordinalis#Latin|ōrdinālis]] <ref group="n">(nōmen) adiectīvum numerāle [[wikt:en:ordinalis#Latin|ōrdināle]] (序数の形容詞)</ref> | style="font-size:9pt;" |[[w:en:Latin_numerals#Ordinal_numerals|Ordinal numerals]] | style="font-size:13pt;" |[[wikt:en:primus#Latin|prīmus]], [[wikt:en:secundus#Latin|secundus]], [[wikt:en:tertius#Latin|tertius]], | style="font-size:9pt;" |[[wikt:en:first#English|first]], [[wikt:en:second#English|second]], [[wikt:en:third#English|third]], | | style="font-size:11pt;" |第一の、第二の、第三の、 |- style="font-family:Times New Roman;" ! style="font-size:13pt;" |[[#数副詞|数副詞]] |numerus [[wikt:en:adverbialis#Latin|adverbiālis]] | style="font-size:9pt;" |[[w:en:Latin_numerals#Adverbial_numerals|Adverbial numerals]] | style="font-size:13pt;" |[[wikt:en:semel#Latin|semel]], [[wikt:en:bis#Latin|bis]], [[wikt:en:ter#Latin|ter]], | style="font-size:9pt;" |[[wikt:en:once#English|once]], [[wikt:en:twice#English|twice]], [[wikt:en:thrice#English|thrice]], | |一回、二回、三回、 |- style="font-family:Times New Roman;" ! style="font-size:13pt;" |[[#配分数詞|配分数詞]] |numerus ''[[wikt:fr:distributivus#la|distributīvus]]'' <ref group="n">(nōmen) adiectīvum numerāle [[wikt:fr:distributivus#la|distributīvum]] (配分数の形容詞)</ref> | style="font-size:9pt;" |[[w:en:Latin_numerals#Distributive_numerals|Distributive numerals]] | style="font-size:13pt;" |[[wikt:en:singuli#Latin|singulī]], [[wikt:en:bini#Latin|bīnī]], [[wikt:en:terni#Latin|ternī]], | style="font-size:8pt;" |one each,two each,three each, | | style="font-size:9pt;" |一つずつ、二つずつ、三つずつ、 |- style="font-family:Times New Roman;" ! style="font-size:9pt;" |[[#比例数詞|比例数詞]] |numerus [[wikt:en:proportionalis#Latin|prōportiōnālis]] <ref group="n">(nōmen) adiectīvum numerāle [[wikt:en:proportionalis#Latin|prōportiōnāle]] (比例数の形容詞)</ref> | style="font-size:9pt;" |[[w:en:Latin_numerals#Proportional_numerals|Proportional numerals]] | style="font-size:13pt;" |[[wikt:en:simplus#Latin|simplus]], [[wikt:en:duplus#Latin|duplus]], [[wikt:en:triplus#Latin|triplus]], | style="font-size:9pt;" |[[wikt:en:simple#English|simple]], [[wikt:en:double#English|double]], [[wikt:en:triple#English|triple]], | | style="font-size:11pt;" |単一の、二倍の、三倍の、 |- style="font-family:Times New Roman;" ! style="font-size:9pt;" |[[#倍数詞|倍数詞]] |numerus [[wikt:en:multiplicativus#Latin|multiplicātīvus]] <ref group="n">(nōmen) adiectīvum numerāle [[wikt:en:multiplicativus#Latin|multiplicātīvum]] (倍数の形容詞)</ref> | style="font-size:9pt;" |[[w:en:Latin_numerals#Multiplicative_numerals|Multiplicative numerals]] | style="font-size:13pt;" |[[wikt:en:simplex#Latin|simplex]], [[wikt:en:duplex#Latin|duplex]], [[wikt:en:triplex#Latin|triplex]], | style="font-size:9pt;" |[[wikt:en:onefold#English|onefold]], [[wikt:en:twofold#English|twofold]], [[wikt:en:threefold#English|threefold]], | | style="font-size:11pt;" |一重の、二重の、三重の、 |- style="font-family:Times New Roman;" ! style="font-size:13pt;" |[[#集合数詞|集合数詞]] |numerus [[wikt:en:collectivus#Latin|collēctīvus]] | style="font-size:9pt;" | | style="font-size:13pt;" |[[wikt:en:unio#Etymology_1|ūniō]], [[wikt:en:binio#Latin|bīniō]], [[wikt:en:ternio#Latin|terniō]], | style="font-size:9pt;" | | |- style="font-family:Times New Roman;" ! style="font-size:13pt;" |[[#分数詞|分数詞]] |numerus partitīvus | style="font-size:9pt;" | | style="font-size:13pt;" |[[wikt:en:semis#Latin|sēmis]], [[wikt:en:triens#Latin|triēns]], | style="font-size:9pt;" | | | |- style="font-family:Times New Roman;" ! style="font-size:13pt;" | | | style="font-size:9pt;" | | style="font-size:13pt;" | | style="font-size:9pt;" | | |} ;数詞名のラテン語表記 <references group="n"/> == 数詞の一覧表 == '''数副詞''' 以外は、形容詞・名詞として用いられる。 {| class="wikitable sortable" |- ! colspan="2" | 数 ! style="font-size:9pt;" |[[#基数詞|基数詞]] ! style="font-size:9pt;" |[[#序数詞|序数詞]] ! style="font-size:9pt;" |[[#数副詞|数副詞]] ! style="font-size:9pt;" |[[#配分数詞|配分数詞]] ! style="font-size:9pt;width:5em;" |[[#比例数詞|比例数詞]];<br>[[#倍数詞|倍数詞]] ! style="font-size:9pt;" |[[#集合数詞|集合<br>数詞]] ! style="font-size:9pt;" |[[#分数詞|分数詞]] ! colspan="2" | 意 味 ! 備 考 |- style="font-family:Times New Roman;" | style="font-size:18pt;" |<!--【❶】-->1 ! style="font-size:18pt;" |I ! style="background-color:#cfc; font-size:21pt;" |<!--基数詞-->[[wikt:en:unus#Latin|ūnus]] | style="background-color:#dfd; font-size:21pt;" |<!--序数詞-->[[wikt:en:primus#Latin|prīmus]] | style="font-size:18pt;" |<!--数副詞-->[[wikt:en:semel#Latin|semel]] | style="font-size:18pt; background-color:#efe;" |<!--配分数詞-->[[wikt:la:singuli|singulī]] | style="font-size:12pt;" |<!--比例数詞・倍数詞-->[[wikt:en:simplus#Latin|simplus]] ;<br>[[wikt:en:simplex#Latin|simplex]] | style="font-size:12pt;" |<!--集合数詞-->[[wikt:en:unio#Etymology_1|ūniō]] | style="background-color:#ddd; font-size:12pt;" |<!--分数詞--> | style="" | | style="" | | |- style="font-family:Times New Roman;" | style="font-size:18pt;" |<!--【❷】-->2 ! style="font-size:18pt;" |II ! style="background-color:#cfc; font-size:21pt;" |<!--基数詞-->[[wikt:en:duo#Latin|duo]] | style="background-color:#dfd; font-size:21pt;" |<!--序数詞-->[[wikt:en:secundus#Latin|secundus]] | style="font-size:18pt;" |<!--数副詞-->[[wikt:en:bis#Latin|bis]] | style="font-size:18pt; background-color:#efe;" |<!--配分数詞-->[[wikt:la:bini|bīnī]] | style="font-size:12pt;" |<!--比例数詞・倍数詞-->[[wikt:en:duplus#Latin|duplus]] ;<br>[[wikt:en:duplex#Latin|duplex]] | style="font-size:12pt;" |<!--集合数詞-->[[wikt:en:binio#Latin|bīniō]] | style="font-size:12pt;" |<!--分数詞-->[[wikt:en:dimidius#Latin|dīmidius]],<br>[[wikt:en:semis#Latin|sēmis]] | style="" | | style="" | | |- style="font-family:Times New Roman;" | style="font-size:18pt;" |<!--【❸】-->3 ! style="font-size:18pt;" |III ! style="background-color:#cfc; font-size:21pt;" |<!--基数詞-->[[wikt:en:tres#Latin|trēs]] | style="background-color:#dfd; font-size:21pt;" |<!--序数詞-->[[wikt:en:tertius#Latin|tertius]] | style="font-size:18pt;" |<!--数副詞-->[[wikt:en:ter#Latin|ter]] | style="font-size:18pt; background-color:#efe;" |<!--配分数詞-->[[wikt:la:terni|ternī]],<br>[[wikt:la:trini#Latine|trīnī]] | style="font-size:12pt;" |<!--比例数詞・倍数詞-->[[wikt:en:triplus#Latin|triplus]] ;<br>[[wikt:en:triplex#Latin|triplex]] | style="font-size:12pt;" |<!--集合数詞-->[[wikt:en:ternio#Latin|terniō]],<br>''[[wikt:la:trinio#Latine|trīniō]]'' | style="font-size:12pt;" |<!--分数詞-->[[wikt:en:triens#Latin|triēns]] | style="" | | style="" | | |- style="font-family:Times New Roman;" | style="font-size:18pt;" |<!--【❹】-->4 ! style="font-size:18pt;" |IV ! style="font-size:21pt;" |<!--基数詞-->[[wikt:en:quattuor#Latin|quattuor]] | style="background-color:#dfd; font-size:21pt;" |<!--序数詞-->[[wikt:en:quartus#Latin|quārtus]] | style="font-size:18pt;" |<!--数副詞-->[[wikt:en:quater#Latin|quater]] | style="font-size:18pt; background-color:#efe;" |<!--配分数詞-->[[wikt:la:quaterni|quaternī]] | style="font-size:12pt;" |<!--比例数詞・倍数詞-->[[wikt:en:quadruplus#Latin|quadruplus]] ;<br>[[wikt:en:quadruplex#Latin|quadruplex]] | style="font-size:12pt;" |<!--集合数詞-->[[wikt:en:quaternio#Latin|quaterniō]] | style="font-size:12pt;" |<!--分数詞-->[[wikt:en:quadrans#Latin|quadrāns]], | style="" | | style="" | |- style="font-family:Times New Roman;" | style="font-size:18pt;" |<!--【❺】-->5 ! style="font-size:18pt;" |V ! style="font-size:21pt;" |<!--基数詞-->[[wikt:en:quinque#Latin|quīnque]] | style="background-color:#dfd; font-size:21pt;" |<!--序数詞-->[[wikt:en:quintus#Latin|quīntus]] | style="font-size:18pt;" |<!--数副詞-->[[wikt:en:quinquies#Latin|quīnquiēs]]<br>([[wikt:en:quinquiens|quīnquiēns]]) | style="font-size:18pt; background-color:#efe;" |<!--配分数詞-->[[wikt:la:quini|quīnī]] | style="font-size:12pt;" |<!--比例数詞・倍数詞-->[[wikt:en:quintuplus#Latin|quīntuplus]] ;<br>[[wikt:en:quintuplex|quintuplex]] | style="font-size:12pt;" |<!--集合数詞-->[[wikt:en:quinio#Latin|quīniō]] | style="font-size:12pt;" |<!--分数詞-->[[wikt:en:quintans#Latin|quīntāns]] | style="" | | style="" | | |- style="font-family:Times New Roman;" | style="font-size:18pt;" |<!--【❻】-->6 ! style="font-size:18pt;" |VI ! style="font-size:21pt;" |<!--基数詞-->[[wikt:en:sex#Latin|sex]] | style="background-color:#dfd; font-size:21pt;" |<!--序数詞-->[[wikt:en:sextus#Latin|sextus]] | style="font-size:18pt;" |<!--数副詞-->[[wikt:en:sexies#Latin|sexiēs]]<br>(sexiēns) | style="font-size:18pt; background-color:#efe;" |<!--配分数詞-->[[wikt:la:seni|sēnī]] | style="font-size:12pt;" |<!--比例数詞・倍数詞-->''[[wikt:fr:sextuplus|sextuplus]] ;<br>[[wikt:fr:sextuplex|sextuplex]]'' | style="font-size:12pt;" |<!--集合数詞-->[[wikt:en:senio#Latin|sēniō]] | style="font-size:12pt;" |<!--分数詞-->[[wikt:en:sextans#Latin|sextāns]] | style="" | | style="" | | |- style="font-family:Times New Roman;" | style="font-size:18pt;" |<!--【❼】-->7 ! style="font-size:18pt;" |VII ! style="font-size:21pt;" |<!--基数詞-->[[wikt:en:septem#Latin|septem]] | style="background-color:#dfd; font-size:21pt;" |<!--序数詞-->[[wikt:en:septimus#Latin|septimus]] | style="font-size:18pt;" |<!--数副詞-->[[wikt:en:septies#Latin|septiēs]]<br>([[wikt:en:septiens#Latin|septiēns]]) | style="font-size:18pt; background-color:#efe;" |<!--配分数詞-->[[wikt:la:septeni|septēnī]] | style="font-size:12pt;" |<!--比例数詞・倍数詞-->septuplus ;<br>[[wikt:en:septuplex|septuplex]] | style="font-size:12pt;" |<!--集合数詞-->- | style="font-size:12pt;" |<!--分数詞-->septāns | style="" | | style="" | | |- style="font-family:Times New Roman;" | style="font-size:18pt;" |<!--【❽】-->8 ! style="font-size:18pt;" |VIII ! style="font-size:21pt;" |<!--基数詞-->[[wikt:en:octo#Latin|octō]] | style="background-color:#dfd; font-size:21pt;" |<!--序数詞-->[[wikt:en:octavus#Latin|octāvus]] | style="font-size:18pt;" |<!--数副詞-->[[wikt:en:octies|octiēs]]<br>(octiēns) | style="font-size:18pt; background-color:#efe;" |<!--配分数詞-->[[wikt:la:octoni|octōnī]] | style="font-size:12pt;" |<!--比例数詞・倍数詞-->octuplus ;<br>octuplex | style="font-size:12pt;" |<!--集合数詞-->- | style="font-size:12pt;" |<!--分数詞-->[[wikt:en:octans#Latin|octāns]] | style="" | | style="" | | |- style="font-family:Times New Roman;" | style="font-size:18pt;" |<!--【❾】-->9 ! style="font-size:18pt;" |VIIII,<br>IX ! style="font-size:21pt;" |<!--基数詞-->[[wikt:en:novem#Latin|novem]] | style="background-color:#dfd; font-size:21pt;" |<!--序数詞-->[[wikt:en:nonus#Latin|nōnus]] | style="font-size:18pt;" |<!--数副詞-->[[wikt:en:novies#Latin|noviēs]]<br>(noviēns) | style="font-size:18pt; background-color:#efe;" |<!--配分数詞-->[[wikt:la:noveni|novēnī]] | style="font-size:12pt;" |<!--比例数詞・倍数詞-->nōnuplus ;<br> novemplex | style="font-size:12pt;" |<!--集合数詞-->- | style="font-size:12pt;" |<!--分数詞-->''nōnus'' | style="" | | style="" | | |- style="font-family:Times New Roman;" | style="font-size:18pt;" |<!--【❿】-->10 ! style="font-size:18pt;" |X ! style="font-size:21pt;" |<!--基数詞-->[[wikt:en:decem#Latin|decem]] | style="background-color:#dfd; font-size:21pt;" |<!--序数詞-->[[wikt:en:decimus#Latin|decimus]] | style="font-size:18pt;" |<!--数副詞-->[[wikt:en:decies|deciēs]]<br>([[wikt:en:deciens|deciēns]]) | style="font-size:18pt; background-color:#efe;" |<!--配分数詞-->[[wikt:la:deni|dēnī]] | style="font-size:12pt;" |<!--比例数詞・倍数詞-->[[wikt:en:decuplus#Latin|decuplus]] ;<br>[[wikt:en:decemplex#Latin|decemplex]] | style="font-size:12pt;" |<!--集合数詞-->- | style="font-size:12pt;" |<!--分数詞-->? | style="" | | style="" | | |- style="font-family:Times New Roman;" | style="font-size:18pt;" |<!--【⓫】-->11 ! style="font-size:18pt;" |XI ! style="font-size:21pt;" |<!--基数詞-->[[wikt:en:undecim#Latin|ūndecim]] | style="background-color:#dfd; font-size:21pt;" |<!--序数詞-->[[wikt:en:undecimus#Latin|ūndecimus]] | style="font-size:18pt;" |<!--数副詞-->[[wikt:en:undecies#Latin|ūndeciēs]]<br>(ūndeciēns) | style="font-size:18pt; background-color:#efe;" |<!--配分数詞-->[[wikt:la:undeni|ūndēnī]] | style="font-size:12pt;" |<!--比例数詞・倍数詞-->ūndecuplus ;<br>ūndecimplex | style="font-size:12pt;" |<!--集合数詞--> - | style="font-size:12pt;" |<!--分数詞-->([[wikt:en:undecimus#Latin|ūndecimus]]) | style="" | | style="" | | |- style="font-family:Times New Roman;" | style="font-size:18pt;" |<!--【⓬】-->12 ! style="font-size:18pt;" |XII ! style="font-size:21pt;" |<!--基数詞-->[[wikt:en:duodecim#Latin|duodecim]] | style="background-color:#dfd; font-size:21pt;" |<!--序数詞-->[[wikt:en:duodecimus#Latin|duodecimus]] | style="font-size:18pt;" |<!--数副詞-->[[wikt:en:duodecies#Latin|duodeciēs]]<br>(duodeciēns) | style="font-size:18pt; background-color:#efe;" |<!--配分数詞-->[[wikt:la:duodeni|duodēnī]] | style="font-size:12pt;" |<!--比例数詞・倍数詞-->duodecuplus ;<br>duodecimplex | style="font-size:12pt;" |<!--集合数詞--> - | style="font-size:12pt;" |<!--分数詞-->([[wikt:en:uncia#Latin|ū̆ncia]]) | style="" | | style="" | | |- style="font-family:Times New Roman;" | style="font-size:18pt;" |<!--【⓭】-->13 ! style="font-size:18pt;" |XIII ! style="font-size:21pt;" |<!--基数詞-->[[wikt:en:tredecim#Latin|trēdecim]] | style="background-color:#dfd; font-size:21pt;" |<!--序数詞-->[[wikt:en:tertius_decimus#Latin|tertius decimus]] | style="font-size:18pt;" |<!--数副詞-->[[wikt:la:ter_decies|ter deciēs]]<br>([[wikt:en:terdeciens|terdeciēns]]) | style="font-size:18pt; background-color:#efe;" |<!--配分数詞-->ternī dēnī | style="font-size:12pt;" |<!--比例数詞・倍数詞-->trēdecuplus ;<br> trēdecuplex | style="font-size:12pt;" |<!--集合数詞--> - | style="font-size:12pt;" |<!--分数詞--> ? | style="" | | style="" | | <!--【●編集中●】--> |- style="font-family:Times New Roman;" | style="font-size:18pt;" |<!--【】--> ! style="font-size:18pt;" | ! style="font-size:21pt;" |<!--基数詞--> | style="background-color:#dfd; font-size:21pt;" |<!--序数詞--> | style="font-size:18pt;" |<!--数副詞--> | style="font-size:18pt; background-color:#efe;" |<!--配分数詞--> | style="font-size:12pt;" |<!--比例数詞・倍数詞--> | style="font-size:12pt;" |<!--集合数詞--> | style="font-size:12pt;" |<!--分数詞--> | style="" | | style="" | | <!--【●編集中●】--> |- style="font-family:Times New Roman;" | style="font-size:18pt;" |<!--【】--> ! style="font-size:18pt;" | | style="background-color:#dfd; font-size:21pt;" |<!--基数詞--> | style="background-color:#dfd; font-size:21pt;" |<!--序数詞--> | style="font-size:18pt;" |<!--数副詞--> | style="font-size:18pt; background-color:#efe;" |<!--配分数詞--> | style="font-size:12pt;" |<!--比例数詞・倍数詞--> | style="font-size:12pt;" |<!--集合数詞--> | style="font-size:12pt;" |<!--分数詞--> | style="" | | style="" | | |} <span style="font-family:Times New Roman;font-size:18pt;"></span> <span style="font-family:Times New Roman;"></span> <span style="font-size:18pt;"></span> {{Wikipedia|la:Categoria:Numeri Latini|la:Cat:Numeri Latini}} *[[wikt:en:viginti unus|vīgintī ūnus]] *[[wikt:la:viginti duo|vīgintī duo]] *[[wikt:en:viginti tres|vīgintī trēs]] *<!--400 基数-->[[wikt:en:quadringenti#Latin|quadringentī]] <!-- ===semel=== ===bis=== :'''参考''':「再び、もう一度」を意味する単語 <span style="font-family:Times New Roman;font-size:18pt;"> </span> ===ter=== ===quater=== ===vīciēs, vīciēns=== :<span style="font-family:Times New Roman;font-size:18pt;">[[wikt:en:vicies#Latin|vīciēs]], [[wikt:en:viciens|vīciēns]]</span>:20回・20倍(''twenty times'') ===quīnquiēs, quīnquiēns=== ===sexiēs, sexiēns=== --> == 関連する数詞 == ====基数詞==== *基数詞 ([[wikt:en:cardinalis#Noun|cardinālis]]):関連 '''[[w:en:Latin_numerals#Cardinal_numerals|w:Cardinal numerals]]''', [[wikt:en:Category:Latin cardinal numbers|wikt:Category:Latin cardinal numbers]] ===数形容詞=== *数形容詞 :関連 [[wikt:fr:Catégorie:Adjectifs numéraux en latin]] ====序数詞==== *序数詞 (ordinālis):関連 '''[[w:en:Latin_numerals#Ordinal_numerals|w:Ordinal numerals]]''', [[wikt:en:Category:Latin ordinal numbers|wikt:Category:Latin ordinal numbers]] ====数副詞==== ====配分数詞==== *配分数詞 (distributīvus):関連 '''[[w:en:Latin_numerals#Distributive_numerals|w:Distributive numerals]]''' **[[wikt:en:deni#Latin|dēnī]] (ten each: 10ずつ) **[[wikt:en:duodeni#Latin|duodēnī]] (twelve each: 12ずつ) ====比例数詞==== *比例数詞 ([[wikt:en:proportionalis#Latin|prōportiōnālis]]):関連 '''[[w:en:Latin_numerals#Proportional_numerals|w:Proportional numerals]]''' ====倍数詞==== *倍数詞 ([[wikt:en:multiplicativus|multiplicātīvus]]):関連 '''[[w:en:Latin_numerals#Multiplicative_numerals|w:Multiplicative numerals]]''' ====集合数詞==== *集合数詞 ([[wikt:en:collectivus#Latin|collēctīvus]]) ====分数詞==== *分数詞 (部分数詞, partitīvus, ''[[wikt:en:partitive#Noun|partitive]]''):関連 [[w:en:Partitive]] == 脚注 == <references /> == 関連項目 == *[[古典ラテン語/副詞]] **[[古典ラテン語/副詞/数副詞]] == 関連記事 == *英語版ウィキペディア **[[w:en:Latin numerals]](ラテン語の数詞) *日本語版ウィキペディア **[[w:ラテン語の数詞]] *ラテン語版ウィキペディア **[[w:la:Numeri Romani]] *仏語版ウィキペディア **''[[w:fr:Adverbe multiplicatif]]''(数副詞) **''[[w:fr:Adjectif distributif]]''(配分数詞) *英語版ウィクショナリー **[[wikt:en:Module:number list/data/la]](数詞の表) *独語版ウィクショナリー **[[wikt:de:Kategorie:Numerale (Latein)]](数詞のカテゴリ) *仏語版ウィクショナリー **''[[wikt:fr:unus#la]]''(数表 "Nombres en latin") *ラテン語版ウィクショナリー **[[wikt:la:Auxilium:Numeri Latini]](数詞のカテゴリ) [[Category:古典ラテン語|数]] [[Category:ラテン語学習モジュール|数]] [[カテゴリ:数詞]] 646z1wxrpdel9g63elfnc9w7nupbg3v ガリア戦記 第6巻/注解/8節 0 43185 263336 263303 2024-11-11T14:32:54Z Linguae 449 /* 整形テキスト */ 修整 263336 wikitext text/x-wiki <div style="font-family:Arial Black;font-style:normal;font-size:15pt;color:#990033;text-align:center;">C &middot; IVLII &middot; CAESARIS &middot; COMMENTARIORVM &middot; BELLI &middot; GALLICI</div> <div style="font-family:Arial Black;font-style:normal;font-size:30pt;color:#990033;text-align:center;">LIBER &middot; SEXTVS</div> <br> {| id="toc" style="align:center;clear:all;" align="center" cellpadding="5" |- ! style="background:#bbf; text-align:center;" |&nbsp; [[ガリア戦記/注解編|ガリア戦記 注解編]] &nbsp; | style="background:#ccf; text-align:center;" |&nbsp; [[ガリア戦記 第6巻/注解|第6巻]] &nbsp; | style="background:#eef; text-align:center;"| &nbsp;[[ガリア戦記 第6巻/注解/7節|7節]] | [[ガリア戦記 第6巻/注解/8節|8節]] | [[ガリア戦記 第6巻/注解/9節|9節]] &nbsp; |} __notoc__ == 原文テキスト == <div style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;color:#333;text-align:left;"><ref>原文テキストについては[[ガリア戦記/注解編#原文テキスト]]を参照。</ref> 8. &nbsp;&nbsp; <!--❶--><sup>1</sup>Vix agmen novissimum extra munitiones processerat, cum Galli, cohortati inter se<!--,--> ne speratam praedam ex manibus dimitterent ──longum esse perterritis Romanis Germanorum auxilium exspectare;<!--,--> &nbsp;<!--◆-->&nbsp; neque suam pati dignitatem<!--,--> ut tantis copiis tam exiguam manum, praesertim fugientem atque impeditam, adoriri non audeant── flumen transire et iniquo loco committere proelium non dubitant. &nbsp;<!--◆-->&nbsp; <!--❷--><sup>2</sup>Quae fore suspicatus Labienus, ut omnis<!--omnes--> citra flumen eliceret, eadem usus simulatione itineris placide progrediebatur. &nbsp;<!--◆-->&nbsp; <!--❸--><sup>3</sup>Tum praemissis paulum impedimentis atque in tumulo quodam collocatis<!--conlocatis-->, &nbsp;<!--◆-->&nbsp; <!--❹--><sup>4</sup>&nbsp;ʻHabetis,ʼ inquit, ʻmilites, quam petistis facultatem: hostem impedito atque iniquo loco tenetis: &nbsp;<!--◆-->&nbsp; <!--⑷-->praestate eandem nobis ducibus virtutem, quam saepe numero imperatori praestitistis, atque illum adesse et haec coram cernere existimate.ʼ &nbsp;<!--◆-->&nbsp; <!--❺--><sup>5</sup>Simul signa ad hostem converti aciemque <span style="background-color:#ffc;">dirigi</span> iubet, et paucis turmis praesidio ad impedimenta dimissis, reliquos equites ad latera disponit. &nbsp;<!--◆-->&nbsp; <!--❻--><sup>6</sup>Celeriter nostri clamore sublato pila in hostis<!--hostes--> immittunt<!-- inmittunt-->. &nbsp;<!--◆-->&nbsp; Illi, ubi praeter spem quos <!--(Hartz) modo--> fugere credebant infestis signis ad se ire viderunt, impetum <!--(ω) -->modo ferre non potuerunt ac primo concursu in fugam coiecti<!--coniecti--> proximas silvas petierunt. &nbsp;<!--◆-->&nbsp; <!--❼--><sup>7</sup>Quos Labienus equitatu consectatus, magno numero interfecto, compluribus<!--conpluribus--> captis, paucis post diebus civitatem recepit. &nbsp;<!--◆-->&nbsp; Nam Germani qui auxilio veniebant percepta Treverorum fuga sese domum <!--(α) -->receperunt<!--(β) contulerunt-->. &nbsp;<!--◆-->&nbsp; <!--❽--><sup>8</sup>Cum his propinqui Indutiomari<!--,--> qui defectionis auctores fuerant<!--,--> comitati eos ex civitate excesserunt. &nbsp;<!--◆-->&nbsp; <!--❾--><sup>9</sup>Cingetorigi, quem ab initio permansisse in officio demonstravimus, principatus atque imperium est traditum. </div> <span style="background-color:#ffc;"></span> ---- ;テキスト引用についての注記 *<span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;">[[wikt:en:dirigi#Latin|dirigi]] : [[wikt:en:derigi|derigi]]</span> と表記する校訂版もある。 <span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;"></span> <span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;"></span> <span style="font-family:Times New Roman;font-style:bold;font-size:15pt;"></span> == 整形テキスト == <div style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;color:#333;text-align:left;"><ref>整形テキストについては[[ガリア戦記/注解編#凡例]]を参照。</ref> VIII. &nbsp;&nbsp; <!--❶--><sup>①</sup>Vix agmen novissimum extrā mūnītiōnēs prōcesserat, cum Gallī, cohortātī inter sē<!--,--> nē spērātam praedam ex manibus dīmitterent ──longum esse<!--,--> perterritīs Rōmānīs Germānōrum auxilium exspectāre;<!--,--> &nbsp;<!--◆-->&nbsp; neque suam patī dīgnitātem<!--,--> ut tantīs cōpiīs tam exiguam manum, praesertim fugientem atque impedītam, adorīrī nōn audeant── flūmen trānsīre et inīquō locō committere proelium nōn dubitant. &nbsp;<!--◆-->&nbsp; <!--¶--><!--❷--><sup>②</sup>Quae fore suspicātus Labiēnus, ut <span style="color:#800;">omnēs</span><!--omnīs--> citrā flūmen ēliceret, eādem ūsus simulātiōne itineris placidē prōgrediēbātur. &nbsp;<!--◆-->&nbsp; <!--❸--><sup>③</sup>Tum praemissīs paulum impedīmentīs atque in tumulō quōdam <span style="color:#800;">conlocātīs</span><!--collocātīs-->, &nbsp;<!--◆-->&nbsp; <!--❹--><sup>④</sup>ʻHabētis,ʼ inquit, ʻmīlitēs, quam petīstis<!--,--> facultātem: &nbsp;<!--◆-->&nbsp; hostem impedītō atque inīquō locō tenētis:<!--;--> &nbsp;<!--◆-->&nbsp; <!--⑷-->praestāte eandem nōbīs ducibus virtūtem, quam saepe numerō imperātōrī praestitistis, atque illum adesse et haec cōram cernere exīstimāte.ʼ &nbsp;<!--◆-->&nbsp; <!--❺--><sup>⑤</sup>Simul signa<!--sīgna--> ad hostem convertī aciemque dīrigī<!--dērigī--> iubet, et<!--,--> paucīs turmīs praesidiō ad impedīmenta dīmissīs, reliquōs equitēs ad latera dispōnit. &nbsp;<!--◆-->&nbsp; <!--¶--><!--❻--><sup>⑥</sup>Celeriter nostrī<!--,--> clāmōre sublātō<!--,--> pīla in <span style="color:#800;">hostēs</span><!--hostīs--> <span style="color:#800;">inmittunt</span><!--immittunt-->. &nbsp;<!--◆-->&nbsp; Illī, ubi praeter spem<!--,--> quōs <!--(Hartz) modo--> fugere crēdēbant<!--,--> īnfēstīs signīs<!--sīgnīs--> ad sē īre vīdērunt, impetum <!--(ω) --><u>modo</u> ferre nōn potuērunt ac prīmō concursū in fugam <span style="color:#800;">coniectī</span><!--coiectī--> proximās silvās petiērunt. &nbsp;<!--◆-->&nbsp; <!--❼--><sup>⑦</sup>Quōs Labiēnus equitātū cōnsectātus, magnō numerō interfectō, complūribus<!--conplūribus--> captīs, paucīs post diēbus cīvitātem recēpit. &nbsp;<!--◆-->&nbsp; Nam Germānī<!--,--> quī auxiliō veniēbant<!--,--> perceptā Trēverōrum fugā sēsē domum <!--(α) --><u>recēpērunt</u><!--(β) contulerunt-->. &nbsp;<!--◆-->&nbsp; <!--¶--><!--❽--><sup>⑧</sup>Cum hīs propinquī Indūtiomārī<!--,--> quī dēfectiōnis auctōrēs fuerant<!--,--> comitātī eōs ex cīvitāte excessērunt. &nbsp;<!--◆-->&nbsp; <!--❾--><sup>⑨</sup>Cingetorīgī, quem ab initiō permānsisse in officiō dēmōnstrāvimus, prīncipātus atque imperium est trāditum. </div> <span style="color:#800;"></span> ---- ;注記 *原文の <span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;">[[wikt:en:coiecti|coiectī]], [[wikt:en:collocatis#Participle|collocātīs]], [[wikt:en:hostis#Latin|hostīs]], [[wikt:en:immittunt|immittunt]], [[wikt:en:omnis#Latin|omnīs]] <!--[[wikt:en:accommodatae|accommodātae]], [[wikt:en:allatis|allātīs]], [[wikt:en:Aduatuci|Aduatucī]], [[wikt:en:Aduatucis|Aduatucīs]], [[wikt:en:Aduatucos|Aduatucōs]], [[wikt:en:Aeduae|Aeduae]], [[wikt:en:Aedui#Latin|Aeduī]], [[wikt:en:Aeduis|Aeduīs]], [[wikt:en:Aeduorum|Aeduōrum]], [[wikt:en:Aeduos|Aeduōs]], [[wikt:en:Aeduus#Latin|Aeduus]], [[wikt:en:aequinocti|aequinoctī]], [[wikt:en:affectus#Participle|affectus]], [[wikt:en:aggregabat|aggregābat]], [[wikt:en:allato|allātō]], [[wikt:en:Alpis#Latin|Alpīs]], [[wikt:en:appelluntur|appelluntur]], [[wikt:en:apportari|apportārī]], [[wikt:en:appropinquabat|appropinquābat]], [[wikt:en:appropinquare#Latin|appropinquāre]], [[wikt:en:appropinquarent|appropinquārent]], [[wikt:en:appropinquaverunt|appropinquāvērunt]] ([[wikt:en:appropinquarunt|appropinquārunt]]), [[wikt:en:appropinquavit|appropinquāvit]], [[wikt:en:appulso#Latin|appulsō]], [[wikt:en:arripere|arripere]], [[wikt:en:ascendissent#Latin|ascendissent]], [[wikt:en:ascensu#Noun|ascēnsū]], [[wikt:en:assuefacti|assuēfactī]], [[wikt:en:auxili#Latin|auxilī]], [[wikt:en:cedentis|cēdentīs]], [[wikt:en:cohortis|cohortīs]], [[wikt:en:coicere|coicere]], [[wikt:en:coicerent|coicerent]], [[wikt:en:coici|coicī]], [[wikt:en:coiciant|coiciant]], [[wikt:en:coiciebant|coiciēbant]], [[wikt:en:coiciunt|coiciunt]], [[wikt:en:coiecerant|coiēcerant]], [[wikt:en:coiecerunt|coiēcērunt]], [[wikt:en:coiecisse|coiēcisse]], [[wikt:en:coiecta|coiecta]], [[wikt:en:coiectis|coiectīs]], [[wikt:en:collatis|collātīs]], [[wikt:en:collaudat|collaudat]], [[wikt:en:collaudatis#Participle|collaudātīs]], [[wikt:en:collis#Latin|collīs]], [[wikt:en:collocabant|collocābant]], [[wikt:en:collocabat|collocābat]], [[wikt:en:collocandis|collocandīs]], [[wikt:en:collocant#Latin|collocant]], [[wikt:en:collocarat|collocārat]], [[wikt:en:collocare#Latin|collocāre]], [[wikt:en:collocaret|collocāret]], [[wikt:en:collocari|collocārī]], [[wikt:en:collocatas|collocātās]], [[wikt:en:collocati#Latin|collocātī]], [[wikt:en:collocavit|collocāvit]], [[wikt:en:collocuti|collocūtī]], [[wikt:en:colloquantur|colloquantur]], [[wikt:en:colloquendi|colloquendī]], [[wikt:en:colloqui#Latin|colloquī]], [[wikt:en:colloquium#Latin|colloquium]], [[wikt:en:compluribus|complūribus]], [[wikt:en:compluris|complūrīs]], [[wikt:en:conantis|cōnantīs]], [[wikt:en:consili|cōnsilī]], [[wikt:en:egredientis#Etymology_2|ēgredientīs]], [[wikt:en:ei#Latin|eī]], [[wikt:en:eis#Latin|eīs]], [[wikt:en:ferventis#Latin|ferventīs]], [[wikt:en:finis#Latin|fīnīs]], [[wikt:en:glandis#Latin|glandīs]], [[wikt:en:immittit|immittit]], [[wikt:en:imperi#Latin|imperī]], [[wikt:en:incolumis#Latin|incolumīs]], [[wikt:en:irridere#Latin|irrīdēre]], [[wikt:en:irrumpit|irrumpit]], [[wikt:en:irruperunt|irrūpērunt]], [[wikt:en:laborantis#Etymology_2|labōrantīs]], [[wikt:en:montis|montīs]], [[wikt:en:navis#Latin|nāvīs]], [[wikt:en:negoti|negōtī]], nōn nūllae, nōn nūllōs, [[wikt:en:offici#Noun_2|officī]], [[wikt:en:partis#Latin|partīs]], [[wikt:en:periclum#Latin|perīclum]], plūrīs, [[wikt:en:praesidi|praesidī]], [[wikt:en:proeli|proelī]], proficīscentīs, [[wikt:en:resistentis|resistentīs]], [[wikt:en:singularis#Latin|singulārīs]], [[wikt:en:spati#Latin|spatī]], [[wikt:en:subeuntis|subeuntīs]], [[wikt:en:suffossis|suffossīs]], [[wikt:en:sumministrata|sumministrāta]], [[wikt:en:summissis|summissīs]], [[wikt:en:summittebat|summittēbat]], [[wikt:en:summittit|summittit]], [[wikt:en:summoveri|summovērī]], [[wikt:en:Trinobantes#Latin|Trinobantēs]], trīs, [[wikt:en:turris#Latin|turrīs]], [[wikt:en:utilis#Latin|ūtilīs]], [[wikt:en:vectigalis#Latin|vectīgālīs]] --></span> などは、<br>それぞれ <span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;">[[wikt:en:coniecti|coniectī]], [[wikt:en:conlocatis#Participle|conlocātīs]], [[wikt:en:hostes#Latin|hostēs]], [[wikt:en:inmittunt|inmittunt]], [[wikt:en:omnes#Latin|omnēs]] <!--[[wikt:en:adcommodatae|adcommodātae]], [[wikt:en:adlatis|adlātīs]], [[wikt:de:Atuatuci|Atuatucī]], Atuatucīs, Atuatucōs, Haeduae, Haeduī, Haeduīs, Haeduōrum, Haeduōs, Haeduus, [[wikt:en:aequinoctii|aequinoctiī]], [[wikt:en:adfectus#Adjective|adfectus]], [[wikt:en:adgregabat|adgregābat]], [[wikt:en:adlato|adlātō]], [[wikt:en:Alpes#Latin|Alpēs]], [[wikt:en:adpelluntur|adpelluntur]], [[wikt:en:adportari|adportārī]], [[wikt:en:adpropinquabat|adpropinquābat]], [[wikt:en:adpropinquare|adpropinquāre]], [[wikt:en:adpropinquarent|adpropinquārent]], [[wikt:en:adpropinquaverunt|adpropinquāvērunt]] ([[wikt:en:adpropinquarunt|adpropinquārunt]]), [[wikt:en:adpropinquavit|adpropinquāvit]], [[wikt:en:adpulso|adpulsō]], [[wikt:en:adripere|adripere]], [[wikt:en:adscendissent|adscendissent]], [[wikt:en:adscensu#Noun|adscēnsū]], [[wikt:en:adsuefacti|adsuēfactī]], [[wikt:en:auxilii|auxiliī]], [[wikt:en:cedentes#Latin|cēdentēs]], [[wikt:en:cohortes#Latin|cohortēs]], [[wikt:en:conicere|conicere]], [[wikt:en:conicerent|conicerent]], [[wikt:en:conici#Latin|conicī]], [[wikt:en:coniciant|coniciant]], [[wikt:en:coniciebant|coniciēbant]], [[wikt:en:coniciunt|coniciunt]], [[wikt:en:coniecerant|coniēcerant]], [[wikt:en:coniecerunt|coniēcērunt]], [[wikt:en:coniecisse|coniēcisse]], [[wikt:en:coniecta|coniecta]], [[wikt:en:coniectis|coniectīs]], [[wikt:en:conlatis|conlātīs]], [[wikt:en:conlaudat|conlaudat]], [[wikt:en:conlaudatis#Participle|conlaudātīs]], [[wikt:en:colles#Latin|collēs]], [[wikt:en:conlocabant|conlocābant]], [[wikt:en:conlocabat|conlocābat]], [[wikt:en:conlocandis|conlocandīs]], [[wikt:en:conlocant|conlocant]], [[wikt:en:conlocarat|conlocārat]], [[wikt:en:conlocare|conlocāre]], [[wikt:en:conlocaret|conlocāret]], [[wikt:en:conlocari|conlocārī]], [[wikt:en:conlocatas|conlocātās]], [[wikt:en:conlocati|conlocātī]], [[wikt:en:conlocavit|conlocāvit]], [[wikt:en:conlocuti|conlocūtī]], [[wikt:en:conloquantur|conloquantur]], [[wikt:en:conloquendi|conloquendī]], [[wikt:en:conloqui#Latin|conloquī]], [[wikt:en:conloquium#Latin|conloquium]], [[wikt:en:conpluribus|conplūribus]], [[wikt:en:complures#Latin|complūrēs]], [[wikt:en:conantes|cōnantēs]], [[wikt:en:consilii|cōnsiliī]], [[wikt:en:egredientes|ēgredientēs]], [[wikt:en:ii#Latin|iī]], [[wikt:en:iis#Latin|iīs]], [[wikt:en:ferventes#Latin|ferventēs]], [[wikt:en:fines#Latin|fīnēs]], [[wikt:en:glandes#Latin|glandēs]], [[wikt:en:inmittit|inmittit]], [[wikt:en:imperii#Latin|imperiī]], [[wikt:en:incolumes|incolumēs]], [[wikt:en:inridere|inrīdēre]], [[wikt:en:inrumpit|inrumpit]], [[wikt:en:inruperunt|inrūpērunt]], [[wikt:en:laborantes#Latin|labōrantēs]], [[wikt:en:montes#Latin|montēs]], [[wikt:en:naves#Latin|nāvēs]], [[wikt:en:negotii|negōtiī]], [[wikt:en:nonnullae|nōnnūllae]], [[wikt:en:nonnullos|nōnnūllōs]], [[wikt:en:officii#Latin|officiī]], [[wikt:en:partes#Latin|partēs]], [[wikt:en:periculum#Latin|perīculum]], [[wikt:en:plures|plūrēs]], [[wikt:en:praesidii|praesidiī]], [[wikt:en:proelii|proeliī]], [[wikt:en:proficiscentes|proficīscentēs]], [[wikt:en:resistentes#Latin|resistentēs]], [[wikt:en:singulares#Latin|singulārēs]], [[wikt:en:spatii#Latin|spatiī]], [[wikt:en:subeuntes|subeuntēs]], [[wikt:en:subfossis|subfossīs]], [[wikt:en:subministrata|subministrāta]], [[wikt:en:submissis|submissīs]], [[wikt:en:submittebat|submittēbat]], [[wikt:en:submittit|submittit]], [[wikt:en:submoveri|submovērī]], [[wikt:en:Trinovantes#Latin|Trinovantēs]], [[wikt:en:tres#Latin|trēs]], [[wikt:en:turres#Latin|turrēs]], [[wikt:en:utiles#Latin|ūtilēs]], [[wikt:en:vectigales|vectīgālēs]] --></span> などとした。 <span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;"></span> <span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;"></span> <span style="color:#b00;"></span> <span style="color:#800;"></span> <span style="font-size:10pt;"></span> <span style="background-color:#ff0;"></span> == 注解 == === 1項 === <span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;"></span> ;語釈 <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;background-color:#fff;"></span> <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"></span> <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"></span> <span style="background-color:#ccffcc;"></span> <!-- ;対訳 《 》 内は、訳者が説明のために補った語。<span style="font-family:Times New Roman;font-size:30pt;">{</span> <span style="font-family:Times New Roman;font-size:30pt;">}</span> 内は関係文。 <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"></span> --> == 訳文 == *<span style="background-color:#dff;">訳文は、[[ガリア戦記_第6巻#8節]]</span> == 脚注 == {{Reflist}} == 解説 == <!-- {| class="wikitable" style="text-align:center" |- style="height:23em;" | | |} --> == 関連項目 == *[[ガリア戦記]] **[[ガリア戦記/注解編]] ***[[ガリア戦記 第6巻/注解]] **[[ガリア戦記/用例集]] == 関連記事 == == 外部リンク == *[https://babel.hathitrust.org/cgi/pt?id=hvd.hn1tp9&seq=222 #222 - C. Iuli Caesaris De bello gallico libri VII : Caesar's Gallic ... - Full View | HathiTrust Digital Library] [[Category:ガリア戦記 第6巻|08節]] p7a1hzboq6w2066b60ppdd60iq7ldbh