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財産犯総論
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Tomzo
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text/x-wiki
[[法学]]>[[刑法]]>[[刑法各論]]>[[個人的法益に対する罪]]>[[財産に対する罪]]>[[財産犯総論]]
== 財産犯総論 ==
=== 財産犯の保護法益 ===
* 学説
** 本権説
** 所持説
* 242条の解釈
* 判例
** 大判大正7年9月25日刑録24輯1219頁
** 大判大正12年6月9日刑集2巻508頁
** 最判昭和24年2月15日刑集3巻2号175頁
** 最判昭和24年2月8日刑集3巻2号83頁
** 最判昭和34年8月28日刑集13巻10号2906頁
** 最判昭和35年4月26日刑集14巻6号748頁
** 最判平成元年7月7日刑集43巻7号607頁
=== 財産犯の分類 ===
* 領得罪と毀棄罪
* 移転罪と非移転罪
* 財物罪と利得罪(財産犯の客体を参照)
=== [[不法領得の意思]] ===
=== 財産犯の客体 ===
==== 財物 ====
{{wikipedia|財物}}
* 学説
** 有体物説
** 管理可能性説
* 判例
** 大判明治36年5月21日刑録9輯874頁
** 東京地判昭和40年6月26日下刑集7巻6号1319頁
** 東京地判昭和59年6月28日判時1126号6頁
** 東京地判平成9年12月5日判時1634号155頁
* 不動産
==== 財産上の利益 ====
*[[二項犯罪]]
{{stub|law}}
[[Category:刑法各論|さいさんはんそうろん]]
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財産に対する罪
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2024-11-23T21:19:16Z
Tomzo
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text/x-wiki
[[法学]]>[[刑事法]]>[[刑法]]>[[刑法各論]]>[[個人的法益に対する罪]]>[[財産に対する罪]]
== 財産領得罪 [[財産犯総論|財産罪総論]] ==
{{wikipedia|財産犯}}
刑法典第2編36章から40章にかけては、いわゆる「財産(権)」を保護法益とする犯罪のカテゴリーである。「財産(権)」の意義については後述するものとして、同様の権利を保護法益とするものとして、以下のものがあげられる。
*知的財産権([[知的財産権侵害罪]]):特許法第196・197条、実用新案法第56・57条、意匠法第69・70条、商標法第78・79条、[[著作権法第119条]]・120条
*漁業権:漁業法第143条
*鉱業権:鉱業法第191条
また、財産権の基盤である市場機能を侵す犯罪は「[[経済犯罪]]」と呼ばれるが、これも広義の財産罪とも言え、[[金融商品取引法]](旧・証券取引法)における[[内部者取引罪]](インサイダー取引)等の例を挙げることができる。
=== [[財産罪総論#財産罪の保護法益|財産罪の保護法益]] ===
=== [[財産罪総論#財産罪の分類|財産罪の分類]] ===
==== [[不法領得の意思]] ====
=== [[財産罪総論#財産罪の客体|財産罪の客体]] ===
==== [[財産罪総論#財物|財物]] ====
==== [[財産罪総論#財産上の利益|財産上の利益]] ====
* [[二項犯罪]]
== 財産罪各論 ==
=== [[窃盗罪]] ===
==== [[不動産侵奪罪]] ====
==== [[知的財産権侵害罪]] ====
=== [[強盗罪]] ===
=== [[詐欺罪]] ===
=== [[恐喝罪]] ===
=== [[横領罪]] ===
==== [[業務上横領罪]] ====
=== [[背任罪]] ===
==== [[特別背任罪]] ====
=== [[盗品等関与罪]](贓物罪) ===
=== [[財産毀棄罪]] ===
==== [[文書毀棄罪]] ====
==== [[建造物等損壊罪]] ====
==== [[器物損壊罪]] ====
{{stub|law}}
[[category:刑法各論|さいさんにたいするつみ]]
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刑法第254条
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2024-11-24T11:14:45Z
Tomzo
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/* 判例 */
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text/x-wiki
*[[法学]]>[[刑事法]]>[[刑法]]>[[コンメンタール刑法]]
*[[法学]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール刑法]]
==条文==
(遺失物等横領)
;第254条
: 遺失物、漂流物その他占有を離れた他人の物を横領した者は、1年以下の拘禁刑又は10万円以下の罰金若しくは科料に処する。
===改正経緯===
2022年、以下のとおり改正(施行日2025年6月1日)。
:(改正前)懲役
:(改正後)拘禁刑
==解説==
{{wikipedia|横領罪#遺失物等横領罪}}
:本条で定める遺失物物等横領(占有離脱物横領)は、いわゆる横領罪の類型とは異なり、所有者との間に委託信任関係、すなわち、物の占有の権能を行為者は有しておらず、占有を離れた物をたまたま取得し、本来であれば、速やかに、拾得をした物件を遺失者に返還又は警察署長に提出しなければならない義務がある([[遺失物法第4条]])ところ、そのまま、取得してしまうことにより成立する。
:本法においては、「占有を離脱したか否か」が問題となり、占有を離脱していないと判断される場合、本条ではなく窃盗罪等が問われる。
==参照条文==
*[[遺失物法]]
==判例==
# [https://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=55407 占有離脱物横領](最高裁判決昭和23年12月24日)[[刑法第256条]]
#;盗品たる占有離脱物の横領と賍物収受罪の成否
#:被告人は、判示の米五俵が占有を離れた他人の物であることを認識しながら、不法にこれを領得しようと決意して、自宅の蔵の内に匿い込んだというのであるから、これはまさしく刑法第254条の横領罪に該当する。仮に所論のように、被告人が右の米の盗品であることを認識していたとしても、不法領得の意思を以て之れを拾得した以上、同条所定の横領罪が成立するのであつて所論のように賍物収受罪が成立するのではない。
# [https://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=51444 窃盗](最高裁決定昭和32年1月24日)
#;海中に取り落した物件について所持の認められる一事例
#:海中に取り落した物件については、落主の意にもとづきこれを引き揚げようとする者が、その落下場所の大体の位置を指示し、その引揚方を人に依頼した結果、その人が該物件をその附近で発見したときは、依頼者がその発見された事実を知らなくても、依頼者はその物件に対し所持即ち事実上の支配管理を有するものと解すべきである。
# [https://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=51567 窃盜、同未遂](最高裁判決昭和32年11月8日)
##'''刑法上の占有の意義'''
##:刑法上の占有は人が物を実力的に支配する関係であつて、その支配の態様は物の形状その他の具体的事情によつて一様ではないが、必ずしも物の現実の所持または監視を必要とするものではなく、物が占有者の支配力の及ぶ場所に存在するを以つて足りる。
##'''占有離脱物と認められない一事例'''
##:被害者がバスを待つ間に写真機を身辺約30cmの個所に置き、行列の移動に連れて改札口の方に進んだが、改札口の手前約3.66mの所に来たとき、写真機を置き忘れたことに気づき直ちに引き返したところ、既にその場から持ち去られていたもので行列が動き始めてからその場所に引き返すまでの時間は約5分、写真機を置いた場所と引き返した点との距離は約19.58mに過ぎないような場合は、未だ被害者の占有を離れたものとはいえない。
# [https://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=50757 強姦致傷、強姦、殺人、死体遺棄、窃盗](最高裁判決昭和41年4月8日)
#;人を殺害した後被害者が身につけていた財物を奪取した行為が窃盗罪にあたるとされた事例
#:野外において人を殺害した後、領得の意思を生じ、右犯行直後その現場で、被害者が身につけていた腕時計を奪取する行為は、窃盗罪を構成する。
#:*披告人は、当初から財物を領得する意思は有していなかつたが、野外において、人を殺害した後、領得の意思を生じ、右犯行直後、その現場において、被害者が身につけていた時計を奪取したのであつて、このような場合には、被害者が生前有していた財物の所持はその死亡直後においてもなお継続して保護するのが法の目的にかなうものというべきである。そうすると、被害者からその財物の占有を離脱させた自己の行為を利用して右財物を奪取した一連の被告人の行為は、これを全体的に考察して、他人の財物に対する所持を侵害したものというべきであるから、右奪取行為は、占有離脱物横領ではなく、窃盗罪を構成するものと解するのが相当である
# [http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=50339 窃盗](最高裁判決 昭和62年4月10日)
#;ゴルフ場内のいわゆるロストボールが窃盗罪の客体になるとされた事例
#:ゴルフアーが誤つてゴルフ場内の人工池に打ち込み放置したいわゆるロストボールも、ゴルフ場側が早晩その回収、再利用を予定しているときは、ゴルフ場側の所有及び占有に係るものとして窃盗罪の客体になる。
# [https://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=50088 窃盗被告事件](最高裁決定 平成16年8月25日)
#;公園のベンチ上に置き忘れられたポシェットを領得した行為が窃盗罪に当たるとされた事例
#:公園のベンチ上に置き忘れられたポシェットを領得した行為は,被害者がベンチから約27mしか離れていない場所まで歩いて行った時点で行われたことなど判示の事実関係の下では,窃盗罪に当たる。
----
{{前後
|[[コンメンタール刑法|刑法]]
|[[コンメンタール刑法#2|第2編 罪]]<br>
[[コンメンタール刑法#2-38|第38章 横領の罪]]<br>
|[[刑法第253条]]<br>(業務上横領)
|[[刑法第255条]]<br>(準用)
}}
{{stub|law}}
[[category:刑法|254]]
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刑法第256条
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2024-11-24T11:14:34Z
Tomzo
248
/* 判例 */
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wikitext
text/x-wiki
*[[法学]]>[[刑事法]]>[[刑法]]>[[コンメンタール刑法]]
*[[法学]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール刑法]]
==条文==
(盗品譲受け等)
;第256条
# 盗品その他財産に対する罪に当たる行為によって領得された物を無償で譲り受けた者は、3年以下の拘禁刑に処する。
# 前項に規定する物を運搬し、保管し、若しくは有償で譲り受け、又はその有償の処分のあっせんをした者は、10年以下の拘禁刑及び50万円以下の罰金に処する。
===改正経緯===
2022年、以下のとおり改正(施行日2025年6月1日)。
:(改正前)懲役
:(改正後)拘禁刑
==解説==
{{wikipedia|盗品等関与罪}}
:1項は盗品をただで貰うこと、2項前段は盗品の運搬、保管、購入について、後段は盗品を買ってくれる人を探す行為を処罰する規定である。
:判例等で出現する刑法現代語化改正前の用語との対応は以下のとおり。
:*贓物(賍物)- 盗品その他財産に対する罪に当たる行為によって領得された物
:*:改正前は、財産取得罪以外(収賄罪など)により取得された財物も含まれるとする説もあったが、改正により範囲が限定された。
:*収受 - 無償の譲り受け
:*寄蔵 - 保管
:*故買 - 有償の譲り受け
:*牙保 - 有償の処分のあっせん
==参照条文==
*[[刑事訴訟法第124条]](押収贓物の被害者還付)
==判例==
#[https://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=56421 賍物故買](最高裁判決 昭和23年3月16日)[[刑法第38条|刑法38条]]
#;犯罪構成要件たる事実の一小部分に付き被告人の自白以外他に証拠なき場合
#:賍物故買罪は賍物であることを知りながらこれを買受けることによつて成立するものであるが、その故意が成立する爲めには必ずしも買受くべき物が賍物であることを確定的に知つて居ることを必要としない或は賍物であるかも知れないと思いながらしかも敢てこれを買受ける意思(いわゆる'''[[未必の故意]]''')があれば足りるものと解すべきである。
#[https://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=56561 窃盗教唆、賍物故買](最高裁判決 昭和23年11月18日)[[刑法第19条|刑法19条]],刑訴法373条,刑訴法49条1項,刑訴法373条2号
##'''賍物の対価として得た物を没収するにはその対価を得た行為が犯罪を構成することを必要とするか'''
##:物の対価を得た行為(本件では賍物の売買行為)が犯罪を構成する場合でなければ、その対価の没収の言渡ができぬと論ずるのは全くの独断である。犯罪行為によつて得た対価を没収するのであれば同項第3号によるのであつて、第4号によるのではない。そして第4号の対価を取得する行為については、それが犯罪を構成することを要件とするものでないことは規定上も明らかである。
##:-賍物の対価として得た物を没収するには、その対価を得た行為が犯罪を構成することを必要としない。
##'''賍物の対価として得た金錢は没収し得るか'''
##:刑法第19条第1項第4号の規定は独立した没収事由として追加規定せられたものであるから、同号を適用するのに前号所定の物が同条第2項の規定により没収し得るものであることを前提とすべき理由は毫も存しない、それ故前記贓品の対価物たる押収金全額は、犯人以外の者に属せざる限り没収し得る訳である。
##:-賍物の対価として得た金銭は、その賍物が犯人以外の者に属する場合においても、その金銭が犯人の所有である限り、これを没収することができる。
##'''公定価格ある賍物の対価として得た金銭に対する被害者の交付請求権の範囲'''
##:本件では刑訴第373条第2項の規定に基き贓物の対価物につき被害者から交付の請求があつた。普通の場合であつたならば、対価物の全部を被害者に還付すべきであろうが既に贓物は処分せられた後のことであるから、被害者が犯人に対して損害賠償として交付を請求し得るのは、法令の許容する価額を標準とすべきであり、従つて本件においては「みのり」1100個、「きんし」6000本に対する処分当時の公定価額3240円に相当する押收現金の還付であると言わねばならぬ。されば、原判決がこれを被害者に還付する言渡をなし、これを差引きたる押收金の殘額25,595円を没収したのは正当である
##:-公定価格ある賍物の対価として得た金銭は、処分当時の公定価格に相当する金額の範囲内において、被害者は、その交付を請求することができる。
# [https://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=55407 占有離脱物横領](最高裁判決昭和23年12月24日)[[刑法第38条|刑法38条]]
#;盗品たる占有離脱物の横領と賍物収受罪の成否
#:被告人は、判示の米五俵が占有を離れた他人の物であることを認識しながら、不法にこれを領得しようと決意して、自宅の蔵の内に匿い込んだというのであるから、これはまさしく刑法第254条の横領罪に該当する。仮に所論のように、被告人が右の米の盗品であることを認識していたとしても、不法領得の意思を以て之れを拾得した以上、同条所定の横領罪が成立するのであつて所論のように賍物収受罪が成立するのではない。
#[https://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=56496 賍物牙保、賍物故買](最高裁判決 昭和24年10月5日)[[刑法第254条]]
#;賍物罪の成立に必要な賍物たることの認識の程度
#:贓物に関する罪の成立に必要な贓物たることの知情は、財産罪により不法に領得された物であることを認識すれば足りるのであつて、その物が何人のいかなる犯行によつて不法に領得されたかの具体的事実までをも認識することを要するものではない。
----
{{前後
|[[コンメンタール刑法|刑法]]
|[[コンメンタール刑法#2|第2編 罪]]<br>
[[コンメンタール刑法#2-39|第39章 盗品等に関する罪]]<br>
|[[刑法第255条]]<br>(準用)
|[[刑法第257条]]<br>(親族等の間の犯罪に関する特例)
}}
{{stub|law}}
[[category:刑法|256]]
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高等学校歴史総合
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Kwawe
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/* 帝国主義とアジア・アフリカの変容 */
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text/x-wiki
[[小学校・中学校・高等学校の学習]]>[[高等学校の学習]]>[[高等学校地理歴史]]>高等学校歴史総合
{{進捗状況}} 「'''歴史総合'''」は標準単位数2単位で'''必修科目'''です。
=== 注意事項 ===
# 目次の項目、本文内容ともに[https://www.shimizushoin.co.jp/info_kyo/rekishisougou/index.html 清水書院『私たちの歴史総合』]【歴総705】に合わせています。
# なお、古代と中世に関しては、当科目では扱っていないので、[[高等学校世界史探究|世界史探究]]と[[高等学校日本史探究|日本史探究]]の学習内容を見てください。
== 第1編 歴史の扉 ==
=== 第1章 歴史と私たち ===
* [[高等学校歴史総合/日本とスポーツの歴史|日本とスポーツの歴史]]{{進捗|100%|2024-11-22}}(スポーツ史)
=== 第2章 歴史の特質と資料 ===
* 8月15日とそれぞれの「終戦」{{進捗|00%|2022-12-18}}(玉音放送)
== 第2編 近代化と私たち ==
=== 第1章 生活や社会の変化を読み取ってみよう(未記述) ===
=== 第2章 結びつく世界と日本 ===
==== 18世紀までの世界 ====
* [[高等学校歴史総合/近世の日本と世界|近世の日本と世界]]{{進捗|100%|2024-11-23}}(日本の「鎖国」と東アジアの交易、近世東アジアの国際秩序)
* 18世紀の中国とアジア貿易{{進捗|00%|2023-02-12}}(清の繁栄、清と近隣諸国とのつながり)
* 18世紀のイギリス・アジア・アフリカ{{進捗|00%|2023-02-12}}(ヨーロッパの世界進出と大西洋三角貿易、世界経済の覇権を握ったイギリス)
* もっと知りたい 海を渡った日本産陶磁器{{進捗|00%|2023-12-24}}(陶磁器の歴史)
* もっと知りたい 琉球と蝦夷地{{進捗|00%|2022-12-25}}(琉球王国、蝦夷地)
==== 工業化と世界市場の形成 ====
* 産業革命による経済発展と社会の変化{{進捗|00%|2022-11-25}}(産業革命、資本主義社会)
* 世界市場の形成とイギリスによるアジア進出{{進捗|00%|2023-02-25}}(イギリスによる世界市場の形成、イギリスのアジア進出 )
* 日本の開国とその影響{{進捗|00%|2022-11-21}}(日本の開国・開港、交通革命の進展と東アジア)
* 歴史のなかの16歳 工女と工場法{{進捗|00%|2022-12-25}}(工場法など)
* [[高等学校歴史総合/もっと知りたい 産業革命とブラスバンド|もっと知りたい 産業革命とブラスバンド]]{{進捗|100%|2024-11-23}}(金管楽器の歴史)
=== 第3章 国民国家と明治維新 ===
==== 国民国家と立憲体制 ====
* 二つの市民革命と近代民主主義社会の成立{{進捗|00%|2022-11-22}}(アメリカ独立革命、フランス革命、ナポレオン)
* 国民統合とナショナリズム{{進捗|00%|2022-11-23}}(19世紀前半のヨーロッパ諸国、ドイツ統一、南北戦争など)
* 明治維新期の日本と世界{{進捗|100%|2023-02-19}}(明治新政府の成立、近代化と東アジア)
* 近代国家への移行と憲法の制定{{進捗|00%|2022-11-24}}(大日本帝国憲法、条約改正の実現)
* もっと知りたい 国境の過去・現在・未来{{進捗|00%|2022-12-26}}(近代国家と領土画定など)
* もっと知りたい 女王と天皇 理想の家族{{進捗|00%|2022-02-12}}(近代の天皇史)
==== 帝国主義とアジア・アフリカの変容 ====
* 列強による帝国主義{{進捗|00%|2023-02-17}}(第2次産業革命と帝国主義、欧米諸国の帝国主義政策)
* 帝国主義がアジア・アフリカにもたらしたもの{{進捗|00%|2023-02-18}}(列強のアフリカ分割、西アジア諸国の改革など)
* 日清戦争とその影響{{進捗|00%|2023-02-15}}(日清戦争、東アジアの構造変動)
* 日露戦争{{進捗|00%|2022-11-22}}(義和団事件、日露戦争、朝鮮の植民地化、辛亥革命)
* もっと知りたい 近代の博覧会{{進捗|00%|2022-12-24}}(万国博覧会の歴史)
* [[高等学校歴史総合/もっと知りたい ペストと感染症|もっと知りたい ペストと感染症]]{{進捗|00%|2024-11-23}}(近代におけるペストの流行ほか)
=== 第4章 近代化と現代的な諸課題 ===
* 鉄道建設{{進捗|00%|2023-03-02}}
== 第3編 国際秩序の変化や大衆化と私たち ==
=== 第1章 生活や社会の変化を読み取ってみよう(未記述) ===
=== 第2章 第一次世界大戦と大衆社会 ===
==== 第一次世界大戦と国際社会 ====
* 第一次世界大戦{{進捗|00%|2022-11-30}}(第一次世界大戦)
* 社会主義革命{{進捗|00%|2022-12-30}}(ロシア革命、コミンテルン、ソビエト社会主義共和国連邦)
* [[高等学校歴史総合/国際協調体制|国際協調体制]]{{進捗|100%|2024-11-23}}(ヴェルサイユ体制とワシントン体制、国際協調の高まり)
* アジアの民族運動{{進捗|00%|2023-01-27}}(アジアの経済成長、東アジアの民族運動、インド・東南アジア・西アジアの民族運動)
* もっと知りたい ユダヤ人のパレスチナ移住とパレスチナ分割{{進捗|00%|2022-12-30}}(パレスチナの歴史、シオニズム運動)
* もっと知りたい 浅川巧 朝鮮の人々とともに生きた日本人{{進捗|00%|2022-12-30}}(浅川兄弟)
==== 1920年代の世界と大衆の時代の到来 ====
* 大衆の政治参加{{進捗|00%|2023-01-08}}(世界史上の民衆運動、大正デモクラシーと大衆の政治参加)
* 女性の社会参加{{進捗|00%|2023-02-23}}(女性の社会進出、日本の大正期の女性)
* 大衆社会の形成{{進捗|00%|2023-02-12}}(大衆社会の出現、1920年代のアメリカ、日本の大衆社会)
* もっと知りたい 映画と「大衆化」{{進捗|00%|2022-12-28}}(映画の歴史)
* もっと知りたい オリンピックの歩み{{進捗|00%|2022-12-28}}(オリンピックの歴史)
=== 第3章 経済危機と第二次世界大戦 ===
==== 国際協調の挫折と2度目の世界大戦 ====
* 世界恐慌{{進捗|00%|2022-11-24}}(昭和恐慌、ブロック経済圏)
* ファシズムの台頭{{進捗|00%|2022-12-31}}(ファシズム、ナチ党の政権掌握)
* 日本の大陸進出{{進捗|00%|2022-12-08}}(満州事変、日中戦争)
* 第二次世界大戦{{進捗|00%|2022-11-16}}(ドイツの拡大、第二次世界大戦、大量殺戮と民衆の抵抗)
* もっと知りたい リンゲルブルム・アーカイヴと『アンネの日記』{{進捗|00%|2022-12-25}}(アンネ・フランク)
* 歴史のなかの16歳 満蒙開拓青少年義勇軍{{進捗|100%|2022-11-21}}(満州農業移民、満蒙開拓青少年義勇軍、「鍬の戦士」)
==== 世界大戦がもたらしたもの ====
* アジア太平洋戦争{{進捗|100%|2023-01-29}}(日米交渉の挫折と開戦、日本のアジア支配、戦争の被害と加害)
* 戦争が変えた人々のくらし{{進捗|00%|2023-02-19}}(マス・メディアの普及と情報や生活の画一化、国民の組織化と戦時動員ほか)
* 戦後世界の新たな枠組み{{進捗|00%|2023-01-29}}(戦後構想と大戦の終結、冷戦の開始とドイツの分断、国際連合の成立)
* 敗戦後の日本とアジア{{進捗|00%|2023-02-19}}(日本の戦後改革、大衆は敗戦をどう生きたか、冷戦と日本の独立)
* 冷戦下の東アジア{{進捗|00%|2023-02-19}}(戦後の中国、朝鮮半島の南北分断、現代の朝鮮半島と台湾)
* もっと知りたい 戦争を「記憶」するということ{{進捗|00%|2022-12-24}}(明日の神話ほか)
* もっと知りたい 核と原子力エネルギー{{進捗|00%|2023-02-09}}(原子力の平和利用、原子力エネルギーの普及と課題)
=== 第4章 国際秩序の変化や大衆化と現代的な諸課題 ===
* ナショナリズム{{進捗|00%|2022-03-08}}[発展講義]
== 第4編 グローバル化と私たち ==
=== 第1章 生活や社会の変化を読み取ってみよう(未記述) ===
=== 第2章 冷戦と世界経済 ===
==== 冷戦と国際政治 ====
* 脱植民地化とアジア・アフリカ諸国{{進捗|00%|2023-01-25}}(アジア・アフリカ諸国の独立、第三世界の形成と連帯)
* 冷戦下の地域紛争{{進捗|00%|2023-01-26}}(ベトナム戦争、中東戦争)
* 先進国の政治と社会運動{{進捗|00%|2023-01-29}}(西側諸国と福祉国家政策、国境をこえる社会運動)
* 核兵器の脅威と核軍縮{{進捗|00%|2023-01-29}}(核拡散と核兵器反対運動、核軍縮の取り組みと課題)
==== 世界経済の拡大と日本 ====
* 西ヨーロッパ・東南アジアの地域連携{{進捗|00%|2022-12-31}}(西ヨーロッパ統合への動き、東南アジア諸国の動き)
* 戦後の日本とアジア諸国との関係{{進捗|00%|2023-01-01}}(日本の国連加盟、アジア諸国との国交回復、沖縄の本土復帰)
* 高度経済成長{{進捗|00%|2023-01-01}}(日本と西ドイツの経済成長、高度経済成長と人々の生活、成長のもたらした課題)
* もっと知りたい グローバリゼーションとストリートダンス{{進捗|00%|2022-12-27}}(ダンスの歴史)
* 歴史のなかの16歳 集団就職 「金の卵」たちの時代{{進捗|00%|2023-02-09}}(集団就職列車など)
=== 第3章 世界秩序の変容と日本 ===
==== 市場経済の変容と冷戦の終結 ====
* 石油危機と価値観の転換{{進捗|00%|2023-02-09}}(戦後経済の転換、石油危機と日本、価値観の転換)
* アジアの成長{{進捗|00%|2023-02-13}}(アジア諸国の成長、第三世界の多様化、日本の経済大国化)
* 冷戦の終結{{進捗|00%|2023-02-12}}(社会主義世界の変容、冷戦の終結とソ連の崩壊、冷戦後の地域紛争と日本)
==== 冷戦終結後の世界 ====
* 民主化の進展と冷戦終結後の日本{{進捗|00%|2022-12-31}}(民主化の進展と課題、日本の政治の展開)
* 市場開放と経済の自由化{{進捗|00%|2022-12-31}}(新自由主義の台頭、経済のグローバル化と新たな国際経済組織)
* 地域統合の進展と課題{{進捗|00%|2022-12-31}}(地域統合の拡大、地域統合の課題)
* 情報通信技術の発達{{進捗|00%|2022-12-30}}(情報通信技術の発達と社会の変化、情報化社会とその課題)
* 冷戦終結後の紛争と平和への取り組み{{進捗|100%|2023-01-01}}(冷戦終結後の紛争、紛争の解決と国際社会の役割)
* もっと知りたい 災害と私たち{{進捗|00%|2022-11-21}}(阪神淡路大震災、東日本大震災)
* もっと知りたい 中東の少数派クルド人{{進捗|00%|2022-12-27}}(国民国家の中の少数派、クルド人問題の展開)
=== 第4章 現代的な諸課題の形成と展望 ===
* 移民{{進捗|00%|2023-02-22}}(近代の移民史)
== 近現代史関連用語解説・参考 ==
* 近現代史関連用語解説{{進捗|00%|2023-02-22}}
* 途上国から見た国際関係理論{{進捗|00%|2023-03-05}}[発展講義(イマニュエル・ウォーラースティンなど)]
[[カテゴリ:歴史|こうとうかつこうれきしそうこう]]
[[カテゴリ:高等学校歴史総合|*]]
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/* 帝国主義とアジア・アフリカの変容 */
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wikitext
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[[小学校・中学校・高等学校の学習]]>[[高等学校の学習]]>[[高等学校地理歴史]]>高等学校歴史総合
{{進捗状況}} 「'''歴史総合'''」は標準単位数2単位で'''必修科目'''です。
=== 注意事項 ===
# 目次の項目、本文内容ともに[https://www.shimizushoin.co.jp/info_kyo/rekishisougou/index.html 清水書院『私たちの歴史総合』]【歴総705】に合わせています。
# なお、古代と中世に関しては、当科目では扱っていないので、[[高等学校世界史探究|世界史探究]]と[[高等学校日本史探究|日本史探究]]の学習内容を見てください。
== 第1編 歴史の扉 ==
=== 第1章 歴史と私たち ===
* [[高等学校歴史総合/日本とスポーツの歴史|日本とスポーツの歴史]]{{進捗|100%|2024-11-22}}(スポーツ史)
=== 第2章 歴史の特質と資料 ===
* 8月15日とそれぞれの「終戦」{{進捗|00%|2022-12-18}}(玉音放送)
== 第2編 近代化と私たち ==
=== 第1章 生活や社会の変化を読み取ってみよう(未記述) ===
=== 第2章 結びつく世界と日本 ===
==== 18世紀までの世界 ====
* [[高等学校歴史総合/近世の日本と世界|近世の日本と世界]]{{進捗|100%|2024-11-23}}(日本の「鎖国」と東アジアの交易、近世東アジアの国際秩序)
* 18世紀の中国とアジア貿易{{進捗|00%|2023-02-12}}(清の繁栄、清と近隣諸国とのつながり)
* 18世紀のイギリス・アジア・アフリカ{{進捗|00%|2023-02-12}}(ヨーロッパの世界進出と大西洋三角貿易、世界経済の覇権を握ったイギリス)
* もっと知りたい 海を渡った日本産陶磁器{{進捗|00%|2023-12-24}}(陶磁器の歴史)
* もっと知りたい 琉球と蝦夷地{{進捗|00%|2022-12-25}}(琉球王国、蝦夷地)
==== 工業化と世界市場の形成 ====
* 産業革命による経済発展と社会の変化{{進捗|00%|2022-11-25}}(産業革命、資本主義社会)
* 世界市場の形成とイギリスによるアジア進出{{進捗|00%|2023-02-25}}(イギリスによる世界市場の形成、イギリスのアジア進出 )
* 日本の開国とその影響{{進捗|00%|2022-11-21}}(日本の開国・開港、交通革命の進展と東アジア)
* 歴史のなかの16歳 工女と工場法{{進捗|00%|2022-12-25}}(工場法など)
* [[高等学校歴史総合/もっと知りたい 産業革命とブラスバンド|もっと知りたい 産業革命とブラスバンド]]{{進捗|100%|2024-11-23}}(金管楽器の歴史)
=== 第3章 国民国家と明治維新 ===
==== 国民国家と立憲体制 ====
* 二つの市民革命と近代民主主義社会の成立{{進捗|00%|2022-11-22}}(アメリカ独立革命、フランス革命、ナポレオン)
* 国民統合とナショナリズム{{進捗|00%|2022-11-23}}(19世紀前半のヨーロッパ諸国、ドイツ統一、南北戦争など)
* 明治維新期の日本と世界{{進捗|100%|2023-02-19}}(明治新政府の成立、近代化と東アジア)
* 近代国家への移行と憲法の制定{{進捗|00%|2022-11-24}}(大日本帝国憲法、条約改正の実現)
* もっと知りたい 国境の過去・現在・未来{{進捗|00%|2022-12-26}}(近代国家と領土画定など)
* もっと知りたい 女王と天皇 理想の家族{{進捗|00%|2022-02-12}}(近代の天皇史)
==== 帝国主義とアジア・アフリカの変容 ====
* 列強による帝国主義{{進捗|00%|2023-02-17}}(第2次産業革命と帝国主義、欧米諸国の帝国主義政策)
* 帝国主義がアジア・アフリカにもたらしたもの{{進捗|00%|2023-02-18}}(列強のアフリカ分割、西アジア諸国の改革など)
* 日清戦争とその影響{{進捗|00%|2023-02-15}}(日清戦争、東アジアの構造変動)
* 日露戦争{{進捗|00%|2022-11-22}}(義和団事件、日露戦争、朝鮮の植民地化、辛亥革命)
* もっと知りたい 近代の博覧会{{進捗|00%|2022-12-24}}(万国博覧会の歴史)
* [[高等学校歴史総合/もっと知りたい ペストと感染症|もっと知りたい ペストと感染症]]{{進捗|25%|2024-11-24}}(近代におけるペストの流行ほか)
=== 第4章 近代化と現代的な諸課題 ===
* 鉄道建設{{進捗|00%|2023-03-02}}
== 第3編 国際秩序の変化や大衆化と私たち ==
=== 第1章 生活や社会の変化を読み取ってみよう(未記述) ===
=== 第2章 第一次世界大戦と大衆社会 ===
==== 第一次世界大戦と国際社会 ====
* 第一次世界大戦{{進捗|00%|2022-11-30}}(第一次世界大戦)
* 社会主義革命{{進捗|00%|2022-12-30}}(ロシア革命、コミンテルン、ソビエト社会主義共和国連邦)
* [[高等学校歴史総合/国際協調体制|国際協調体制]]{{進捗|100%|2024-11-23}}(ヴェルサイユ体制とワシントン体制、国際協調の高まり)
* アジアの民族運動{{進捗|00%|2023-01-27}}(アジアの経済成長、東アジアの民族運動、インド・東南アジア・西アジアの民族運動)
* もっと知りたい ユダヤ人のパレスチナ移住とパレスチナ分割{{進捗|00%|2022-12-30}}(パレスチナの歴史、シオニズム運動)
* もっと知りたい 浅川巧 朝鮮の人々とともに生きた日本人{{進捗|00%|2022-12-30}}(浅川兄弟)
==== 1920年代の世界と大衆の時代の到来 ====
* 大衆の政治参加{{進捗|00%|2023-01-08}}(世界史上の民衆運動、大正デモクラシーと大衆の政治参加)
* 女性の社会参加{{進捗|00%|2023-02-23}}(女性の社会進出、日本の大正期の女性)
* 大衆社会の形成{{進捗|00%|2023-02-12}}(大衆社会の出現、1920年代のアメリカ、日本の大衆社会)
* もっと知りたい 映画と「大衆化」{{進捗|00%|2022-12-28}}(映画の歴史)
* もっと知りたい オリンピックの歩み{{進捗|00%|2022-12-28}}(オリンピックの歴史)
=== 第3章 経済危機と第二次世界大戦 ===
==== 国際協調の挫折と2度目の世界大戦 ====
* 世界恐慌{{進捗|00%|2022-11-24}}(昭和恐慌、ブロック経済圏)
* ファシズムの台頭{{進捗|00%|2022-12-31}}(ファシズム、ナチ党の政権掌握)
* 日本の大陸進出{{進捗|00%|2022-12-08}}(満州事変、日中戦争)
* 第二次世界大戦{{進捗|00%|2022-11-16}}(ドイツの拡大、第二次世界大戦、大量殺戮と民衆の抵抗)
* もっと知りたい リンゲルブルム・アーカイヴと『アンネの日記』{{進捗|00%|2022-12-25}}(アンネ・フランク)
* 歴史のなかの16歳 満蒙開拓青少年義勇軍{{進捗|100%|2022-11-21}}(満州農業移民、満蒙開拓青少年義勇軍、「鍬の戦士」)
==== 世界大戦がもたらしたもの ====
* アジア太平洋戦争{{進捗|100%|2023-01-29}}(日米交渉の挫折と開戦、日本のアジア支配、戦争の被害と加害)
* 戦争が変えた人々のくらし{{進捗|00%|2023-02-19}}(マス・メディアの普及と情報や生活の画一化、国民の組織化と戦時動員ほか)
* 戦後世界の新たな枠組み{{進捗|00%|2023-01-29}}(戦後構想と大戦の終結、冷戦の開始とドイツの分断、国際連合の成立)
* 敗戦後の日本とアジア{{進捗|00%|2023-02-19}}(日本の戦後改革、大衆は敗戦をどう生きたか、冷戦と日本の独立)
* 冷戦下の東アジア{{進捗|00%|2023-02-19}}(戦後の中国、朝鮮半島の南北分断、現代の朝鮮半島と台湾)
* もっと知りたい 戦争を「記憶」するということ{{進捗|00%|2022-12-24}}(明日の神話ほか)
* もっと知りたい 核と原子力エネルギー{{進捗|00%|2023-02-09}}(原子力の平和利用、原子力エネルギーの普及と課題)
=== 第4章 国際秩序の変化や大衆化と現代的な諸課題 ===
* ナショナリズム{{進捗|00%|2022-03-08}}[発展講義]
== 第4編 グローバル化と私たち ==
=== 第1章 生活や社会の変化を読み取ってみよう(未記述) ===
=== 第2章 冷戦と世界経済 ===
==== 冷戦と国際政治 ====
* 脱植民地化とアジア・アフリカ諸国{{進捗|00%|2023-01-25}}(アジア・アフリカ諸国の独立、第三世界の形成と連帯)
* 冷戦下の地域紛争{{進捗|00%|2023-01-26}}(ベトナム戦争、中東戦争)
* 先進国の政治と社会運動{{進捗|00%|2023-01-29}}(西側諸国と福祉国家政策、国境をこえる社会運動)
* 核兵器の脅威と核軍縮{{進捗|00%|2023-01-29}}(核拡散と核兵器反対運動、核軍縮の取り組みと課題)
==== 世界経済の拡大と日本 ====
* 西ヨーロッパ・東南アジアの地域連携{{進捗|00%|2022-12-31}}(西ヨーロッパ統合への動き、東南アジア諸国の動き)
* 戦後の日本とアジア諸国との関係{{進捗|00%|2023-01-01}}(日本の国連加盟、アジア諸国との国交回復、沖縄の本土復帰)
* 高度経済成長{{進捗|00%|2023-01-01}}(日本と西ドイツの経済成長、高度経済成長と人々の生活、成長のもたらした課題)
* もっと知りたい グローバリゼーションとストリートダンス{{進捗|00%|2022-12-27}}(ダンスの歴史)
* 歴史のなかの16歳 集団就職 「金の卵」たちの時代{{進捗|00%|2023-02-09}}(集団就職列車など)
=== 第3章 世界秩序の変容と日本 ===
==== 市場経済の変容と冷戦の終結 ====
* 石油危機と価値観の転換{{進捗|00%|2023-02-09}}(戦後経済の転換、石油危機と日本、価値観の転換)
* アジアの成長{{進捗|00%|2023-02-13}}(アジア諸国の成長、第三世界の多様化、日本の経済大国化)
* 冷戦の終結{{進捗|00%|2023-02-12}}(社会主義世界の変容、冷戦の終結とソ連の崩壊、冷戦後の地域紛争と日本)
==== 冷戦終結後の世界 ====
* 民主化の進展と冷戦終結後の日本{{進捗|00%|2022-12-31}}(民主化の進展と課題、日本の政治の展開)
* 市場開放と経済の自由化{{進捗|00%|2022-12-31}}(新自由主義の台頭、経済のグローバル化と新たな国際経済組織)
* 地域統合の進展と課題{{進捗|00%|2022-12-31}}(地域統合の拡大、地域統合の課題)
* 情報通信技術の発達{{進捗|00%|2022-12-30}}(情報通信技術の発達と社会の変化、情報化社会とその課題)
* 冷戦終結後の紛争と平和への取り組み{{進捗|100%|2023-01-01}}(冷戦終結後の紛争、紛争の解決と国際社会の役割)
* もっと知りたい 災害と私たち{{進捗|00%|2022-11-21}}(阪神淡路大震災、東日本大震災)
* もっと知りたい 中東の少数派クルド人{{進捗|00%|2022-12-27}}(国民国家の中の少数派、クルド人問題の展開)
=== 第4章 現代的な諸課題の形成と展望 ===
* 移民{{進捗|00%|2023-02-22}}(近代の移民史)
== 近現代史関連用語解説・参考 ==
* 近現代史関連用語解説{{進捗|00%|2023-02-22}}
* 途上国から見た国際関係理論{{進捗|00%|2023-03-05}}[発展講義(イマニュエル・ウォーラースティンなど)]
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/* 帝国主義とアジア・アフリカの変容 */
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[[小学校・中学校・高等学校の学習]]>[[高等学校の学習]]>[[高等学校地理歴史]]>高等学校歴史総合
{{進捗状況}} 「'''歴史総合'''」は標準単位数2単位で'''必修科目'''です。
=== 注意事項 ===
# 目次の項目、本文内容ともに[https://www.shimizushoin.co.jp/info_kyo/rekishisougou/index.html 清水書院『私たちの歴史総合』]【歴総705】に合わせています。
# なお、古代と中世に関しては、当科目では扱っていないので、[[高等学校世界史探究|世界史探究]]と[[高等学校日本史探究|日本史探究]]の学習内容を見てください。
== 第1編 歴史の扉 ==
=== 第1章 歴史と私たち ===
* [[高等学校歴史総合/日本とスポーツの歴史|日本とスポーツの歴史]]{{進捗|100%|2024-11-22}}(スポーツ史)
=== 第2章 歴史の特質と資料 ===
* 8月15日とそれぞれの「終戦」{{進捗|00%|2022-12-18}}(玉音放送)
== 第2編 近代化と私たち ==
=== 第1章 生活や社会の変化を読み取ってみよう(未記述) ===
=== 第2章 結びつく世界と日本 ===
==== 18世紀までの世界 ====
* [[高等学校歴史総合/近世の日本と世界|近世の日本と世界]]{{進捗|100%|2024-11-23}}(日本の「鎖国」と東アジアの交易、近世東アジアの国際秩序)
* 18世紀の中国とアジア貿易{{進捗|00%|2023-02-12}}(清の繁栄、清と近隣諸国とのつながり)
* 18世紀のイギリス・アジア・アフリカ{{進捗|00%|2023-02-12}}(ヨーロッパの世界進出と大西洋三角貿易、世界経済の覇権を握ったイギリス)
* もっと知りたい 海を渡った日本産陶磁器{{進捗|00%|2023-12-24}}(陶磁器の歴史)
* もっと知りたい 琉球と蝦夷地{{進捗|00%|2022-12-25}}(琉球王国、蝦夷地)
==== 工業化と世界市場の形成 ====
* 産業革命による経済発展と社会の変化{{進捗|00%|2022-11-25}}(産業革命、資本主義社会)
* 世界市場の形成とイギリスによるアジア進出{{進捗|00%|2023-02-25}}(イギリスによる世界市場の形成、イギリスのアジア進出 )
* 日本の開国とその影響{{進捗|00%|2022-11-21}}(日本の開国・開港、交通革命の進展と東アジア)
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* [[高等学校歴史総合/もっと知りたい 産業革命とブラスバンド|もっと知りたい 産業革命とブラスバンド]]{{進捗|100%|2024-11-23}}(金管楽器の歴史)
=== 第3章 国民国家と明治維新 ===
==== 国民国家と立憲体制 ====
* 二つの市民革命と近代民主主義社会の成立{{進捗|00%|2022-11-22}}(アメリカ独立革命、フランス革命、ナポレオン)
* 国民統合とナショナリズム{{進捗|00%|2022-11-23}}(19世紀前半のヨーロッパ諸国、ドイツ統一、南北戦争など)
* 明治維新期の日本と世界{{進捗|100%|2023-02-19}}(明治新政府の成立、近代化と東アジア)
* 近代国家への移行と憲法の制定{{進捗|00%|2022-11-24}}(大日本帝国憲法、条約改正の実現)
* もっと知りたい 国境の過去・現在・未来{{進捗|00%|2022-12-26}}(近代国家と領土画定など)
* もっと知りたい 女王と天皇 理想の家族{{進捗|00%|2022-02-12}}(近代の天皇史)
==== 帝国主義とアジア・アフリカの変容 ====
* 列強による帝国主義{{進捗|00%|2023-02-17}}(第2次産業革命と帝国主義、欧米諸国の帝国主義政策)
* 帝国主義がアジア・アフリカにもたらしたもの{{進捗|00%|2023-02-18}}(列強のアフリカ分割、西アジア諸国の改革など)
* 日清戦争とその影響{{進捗|00%|2023-02-15}}(日清戦争、東アジアの構造変動)
* 日露戦争{{進捗|00%|2022-11-22}}(義和団事件、日露戦争、朝鮮の植民地化、辛亥革命)
* もっと知りたい 近代の博覧会{{進捗|00%|2022-12-24}}(万国博覧会の歴史)
* [[高等学校歴史総合/もっと知りたい ペストと感染症|もっと知りたい ペストと感染症]]{{進捗|75%|2024-11-24}}(近代におけるペストの流行ほか)
=== 第4章 近代化と現代的な諸課題 ===
* 鉄道建設{{進捗|00%|2023-03-02}}
== 第3編 国際秩序の変化や大衆化と私たち ==
=== 第1章 生活や社会の変化を読み取ってみよう(未記述) ===
=== 第2章 第一次世界大戦と大衆社会 ===
==== 第一次世界大戦と国際社会 ====
* 第一次世界大戦{{進捗|00%|2022-11-30}}(第一次世界大戦)
* 社会主義革命{{進捗|00%|2022-12-30}}(ロシア革命、コミンテルン、ソビエト社会主義共和国連邦)
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* アジアの民族運動{{進捗|00%|2023-01-27}}(アジアの経済成長、東アジアの民族運動、インド・東南アジア・西アジアの民族運動)
* もっと知りたい ユダヤ人のパレスチナ移住とパレスチナ分割{{進捗|00%|2022-12-30}}(パレスチナの歴史、シオニズム運動)
* もっと知りたい 浅川巧 朝鮮の人々とともに生きた日本人{{進捗|00%|2022-12-30}}(浅川兄弟)
==== 1920年代の世界と大衆の時代の到来 ====
* 大衆の政治参加{{進捗|00%|2023-01-08}}(世界史上の民衆運動、大正デモクラシーと大衆の政治参加)
* 女性の社会参加{{進捗|00%|2023-02-23}}(女性の社会進出、日本の大正期の女性)
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* もっと知りたい 映画と「大衆化」{{進捗|00%|2022-12-28}}(映画の歴史)
* もっと知りたい オリンピックの歩み{{進捗|00%|2022-12-28}}(オリンピックの歴史)
=== 第3章 経済危機と第二次世界大戦 ===
==== 国際協調の挫折と2度目の世界大戦 ====
* 世界恐慌{{進捗|00%|2022-11-24}}(昭和恐慌、ブロック経済圏)
* ファシズムの台頭{{進捗|00%|2022-12-31}}(ファシズム、ナチ党の政権掌握)
* 日本の大陸進出{{進捗|00%|2022-12-08}}(満州事変、日中戦争)
* 第二次世界大戦{{進捗|00%|2022-11-16}}(ドイツの拡大、第二次世界大戦、大量殺戮と民衆の抵抗)
* もっと知りたい リンゲルブルム・アーカイヴと『アンネの日記』{{進捗|00%|2022-12-25}}(アンネ・フランク)
* 歴史のなかの16歳 満蒙開拓青少年義勇軍{{進捗|100%|2022-11-21}}(満州農業移民、満蒙開拓青少年義勇軍、「鍬の戦士」)
==== 世界大戦がもたらしたもの ====
* アジア太平洋戦争{{進捗|100%|2023-01-29}}(日米交渉の挫折と開戦、日本のアジア支配、戦争の被害と加害)
* 戦争が変えた人々のくらし{{進捗|00%|2023-02-19}}(マス・メディアの普及と情報や生活の画一化、国民の組織化と戦時動員ほか)
* 戦後世界の新たな枠組み{{進捗|00%|2023-01-29}}(戦後構想と大戦の終結、冷戦の開始とドイツの分断、国際連合の成立)
* 敗戦後の日本とアジア{{進捗|00%|2023-02-19}}(日本の戦後改革、大衆は敗戦をどう生きたか、冷戦と日本の独立)
* 冷戦下の東アジア{{進捗|00%|2023-02-19}}(戦後の中国、朝鮮半島の南北分断、現代の朝鮮半島と台湾)
* もっと知りたい 戦争を「記憶」するということ{{進捗|00%|2022-12-24}}(明日の神話ほか)
* もっと知りたい 核と原子力エネルギー{{進捗|00%|2023-02-09}}(原子力の平和利用、原子力エネルギーの普及と課題)
=== 第4章 国際秩序の変化や大衆化と現代的な諸課題 ===
* ナショナリズム{{進捗|00%|2022-03-08}}[発展講義]
== 第4編 グローバル化と私たち ==
=== 第1章 生活や社会の変化を読み取ってみよう(未記述) ===
=== 第2章 冷戦と世界経済 ===
==== 冷戦と国際政治 ====
* 脱植民地化とアジア・アフリカ諸国{{進捗|00%|2023-01-25}}(アジア・アフリカ諸国の独立、第三世界の形成と連帯)
* 冷戦下の地域紛争{{進捗|00%|2023-01-26}}(ベトナム戦争、中東戦争)
* 先進国の政治と社会運動{{進捗|00%|2023-01-29}}(西側諸国と福祉国家政策、国境をこえる社会運動)
* 核兵器の脅威と核軍縮{{進捗|00%|2023-01-29}}(核拡散と核兵器反対運動、核軍縮の取り組みと課題)
==== 世界経済の拡大と日本 ====
* 西ヨーロッパ・東南アジアの地域連携{{進捗|00%|2022-12-31}}(西ヨーロッパ統合への動き、東南アジア諸国の動き)
* 戦後の日本とアジア諸国との関係{{進捗|00%|2023-01-01}}(日本の国連加盟、アジア諸国との国交回復、沖縄の本土復帰)
* 高度経済成長{{進捗|00%|2023-01-01}}(日本と西ドイツの経済成長、高度経済成長と人々の生活、成長のもたらした課題)
* もっと知りたい グローバリゼーションとストリートダンス{{進捗|00%|2022-12-27}}(ダンスの歴史)
* 歴史のなかの16歳 集団就職 「金の卵」たちの時代{{進捗|00%|2023-02-09}}(集団就職列車など)
=== 第3章 世界秩序の変容と日本 ===
==== 市場経済の変容と冷戦の終結 ====
* 石油危機と価値観の転換{{進捗|00%|2023-02-09}}(戦後経済の転換、石油危機と日本、価値観の転換)
* アジアの成長{{進捗|00%|2023-02-13}}(アジア諸国の成長、第三世界の多様化、日本の経済大国化)
* 冷戦の終結{{進捗|00%|2023-02-12}}(社会主義世界の変容、冷戦の終結とソ連の崩壊、冷戦後の地域紛争と日本)
==== 冷戦終結後の世界 ====
* 民主化の進展と冷戦終結後の日本{{進捗|00%|2022-12-31}}(民主化の進展と課題、日本の政治の展開)
* 市場開放と経済の自由化{{進捗|00%|2022-12-31}}(新自由主義の台頭、経済のグローバル化と新たな国際経済組織)
* 地域統合の進展と課題{{進捗|00%|2022-12-31}}(地域統合の拡大、地域統合の課題)
* 情報通信技術の発達{{進捗|00%|2022-12-30}}(情報通信技術の発達と社会の変化、情報化社会とその課題)
* 冷戦終結後の紛争と平和への取り組み{{進捗|100%|2023-01-01}}(冷戦終結後の紛争、紛争の解決と国際社会の役割)
* もっと知りたい 災害と私たち{{進捗|00%|2022-11-21}}(阪神淡路大震災、東日本大震災)
* もっと知りたい 中東の少数派クルド人{{進捗|00%|2022-12-27}}(国民国家の中の少数派、クルド人問題の展開)
=== 第4章 現代的な諸課題の形成と展望 ===
* 移民{{進捗|00%|2023-02-22}}(近代の移民史)
== 近現代史関連用語解説・参考 ==
* 近現代史関連用語解説{{進捗|00%|2023-02-22}}
* 途上国から見た国際関係理論{{進捗|00%|2023-03-05}}[発展講義(イマニュエル・ウォーラースティンなど)]
[[カテゴリ:歴史|こうとうかつこうれきしそうこう]]
[[カテゴリ:高等学校歴史総合|*]]
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/* 第一次世界大戦と国際社会 */
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wikitext
text/x-wiki
[[小学校・中学校・高等学校の学習]]>[[高等学校の学習]]>[[高等学校地理歴史]]>高等学校歴史総合
{{進捗状況}} 「'''歴史総合'''」は標準単位数2単位で'''必修科目'''です。
=== 注意事項 ===
# 目次の項目、本文内容ともに[https://www.shimizushoin.co.jp/info_kyo/rekishisougou/index.html 清水書院『私たちの歴史総合』]【歴総705】に合わせています。
# なお、古代と中世に関しては、当科目では扱っていないので、[[高等学校世界史探究|世界史探究]]と[[高等学校日本史探究|日本史探究]]の学習内容を見てください。
== 第1編 歴史の扉 ==
=== 第1章 歴史と私たち ===
* [[高等学校歴史総合/日本とスポーツの歴史|日本とスポーツの歴史]]{{進捗|100%|2024-11-22}}(スポーツ史)
=== 第2章 歴史の特質と資料 ===
* 8月15日とそれぞれの「終戦」{{進捗|00%|2022-12-18}}(玉音放送)
== 第2編 近代化と私たち ==
=== 第1章 生活や社会の変化を読み取ってみよう(未記述) ===
=== 第2章 結びつく世界と日本 ===
==== 18世紀までの世界 ====
* [[高等学校歴史総合/近世の日本と世界|近世の日本と世界]]{{進捗|100%|2024-11-23}}(日本の「鎖国」と東アジアの交易、近世東アジアの国際秩序)
* 18世紀の中国とアジア貿易{{進捗|00%|2023-02-12}}(清の繁栄、清と近隣諸国とのつながり)
* 18世紀のイギリス・アジア・アフリカ{{進捗|00%|2023-02-12}}(ヨーロッパの世界進出と大西洋三角貿易、世界経済の覇権を握ったイギリス)
* もっと知りたい 海を渡った日本産陶磁器{{進捗|00%|2023-12-24}}(陶磁器の歴史)
* もっと知りたい 琉球と蝦夷地{{進捗|00%|2022-12-25}}(琉球王国、蝦夷地)
==== 工業化と世界市場の形成 ====
* 産業革命による経済発展と社会の変化{{進捗|00%|2022-11-25}}(産業革命、資本主義社会)
* 世界市場の形成とイギリスによるアジア進出{{進捗|00%|2023-02-25}}(イギリスによる世界市場の形成、イギリスのアジア進出 )
* 日本の開国とその影響{{進捗|00%|2022-11-21}}(日本の開国・開港、交通革命の進展と東アジア)
* 歴史のなかの16歳 工女と工場法{{進捗|00%|2022-12-25}}(工場法など)
* [[高等学校歴史総合/もっと知りたい 産業革命とブラスバンド|もっと知りたい 産業革命とブラスバンド]]{{進捗|100%|2024-11-23}}(金管楽器の歴史)
=== 第3章 国民国家と明治維新 ===
==== 国民国家と立憲体制 ====
* 二つの市民革命と近代民主主義社会の成立{{進捗|00%|2022-11-22}}(アメリカ独立革命、フランス革命、ナポレオン)
* 国民統合とナショナリズム{{進捗|00%|2022-11-23}}(19世紀前半のヨーロッパ諸国、ドイツ統一、南北戦争など)
* 明治維新期の日本と世界{{進捗|100%|2023-02-19}}(明治新政府の成立、近代化と東アジア)
* 近代国家への移行と憲法の制定{{進捗|00%|2022-11-24}}(大日本帝国憲法、条約改正の実現)
* もっと知りたい 国境の過去・現在・未来{{進捗|00%|2022-12-26}}(近代国家と領土画定など)
* もっと知りたい 女王と天皇 理想の家族{{進捗|00%|2022-02-12}}(近代の天皇史)
==== 帝国主義とアジア・アフリカの変容 ====
* 列強による帝国主義{{進捗|00%|2023-02-17}}(第2次産業革命と帝国主義、欧米諸国の帝国主義政策)
* 帝国主義がアジア・アフリカにもたらしたもの{{進捗|00%|2023-02-18}}(列強のアフリカ分割、西アジア諸国の改革など)
* 日清戦争とその影響{{進捗|00%|2023-02-15}}(日清戦争、東アジアの構造変動)
* 日露戦争{{進捗|00%|2022-11-22}}(義和団事件、日露戦争、朝鮮の植民地化、辛亥革命)
* もっと知りたい 近代の博覧会{{進捗|00%|2022-12-24}}(万国博覧会の歴史)
* [[高等学校歴史総合/もっと知りたい ペストと感染症|もっと知りたい ペストと感染症]]{{進捗|75%|2024-11-24}}(近代におけるペストの流行ほか)
=== 第4章 近代化と現代的な諸課題 ===
* 鉄道建設{{進捗|00%|2023-03-02}}
== 第3編 国際秩序の変化や大衆化と私たち ==
=== 第1章 生活や社会の変化を読み取ってみよう(未記述) ===
=== 第2章 第一次世界大戦と大衆社会 ===
==== 第一次世界大戦と国際社会 ====
* [[高等学校歴史総合/第一次世界大戦|第一次世界大戦]]{{進捗|00%|2022-11-30}}(第一次世界大戦)
* [[高等学校歴史総合/社会主義革命|社会主義革命]]{{進捗|00%|2022-12-30}}(ロシア革命、コミンテルン、ソビエト社会主義共和国連邦)
* [[高等学校歴史総合/国際協調体制|国際協調体制]]{{進捗|100%|2024-11-23}}(ヴェルサイユ体制とワシントン体制、国際協調の高まり)
* アジアの民族運動{{進捗|00%|2023-01-27}}(アジアの経済成長、東アジアの民族運動、インド・東南アジア・西アジアの民族運動)
* もっと知りたい ユダヤ人のパレスチナ移住とパレスチナ分割{{進捗|00%|2022-12-30}}(パレスチナの歴史、シオニズム運動)
* もっと知りたい 浅川巧 朝鮮の人々とともに生きた日本人{{進捗|00%|2022-12-30}}(浅川兄弟)
==== 1920年代の世界と大衆の時代の到来 ====
* 大衆の政治参加{{進捗|00%|2023-01-08}}(世界史上の民衆運動、大正デモクラシーと大衆の政治参加)
* 女性の社会参加{{進捗|00%|2023-02-23}}(女性の社会進出、日本の大正期の女性)
* 大衆社会の形成{{進捗|00%|2023-02-12}}(大衆社会の出現、1920年代のアメリカ、日本の大衆社会)
* もっと知りたい 映画と「大衆化」{{進捗|00%|2022-12-28}}(映画の歴史)
* もっと知りたい オリンピックの歩み{{進捗|00%|2022-12-28}}(オリンピックの歴史)
=== 第3章 経済危機と第二次世界大戦 ===
==== 国際協調の挫折と2度目の世界大戦 ====
* 世界恐慌{{進捗|00%|2022-11-24}}(昭和恐慌、ブロック経済圏)
* ファシズムの台頭{{進捗|00%|2022-12-31}}(ファシズム、ナチ党の政権掌握)
* 日本の大陸進出{{進捗|00%|2022-12-08}}(満州事変、日中戦争)
* 第二次世界大戦{{進捗|00%|2022-11-16}}(ドイツの拡大、第二次世界大戦、大量殺戮と民衆の抵抗)
* もっと知りたい リンゲルブルム・アーカイヴと『アンネの日記』{{進捗|00%|2022-12-25}}(アンネ・フランク)
* 歴史のなかの16歳 満蒙開拓青少年義勇軍{{進捗|100%|2022-11-21}}(満州農業移民、満蒙開拓青少年義勇軍、「鍬の戦士」)
==== 世界大戦がもたらしたもの ====
* アジア太平洋戦争{{進捗|100%|2023-01-29}}(日米交渉の挫折と開戦、日本のアジア支配、戦争の被害と加害)
* 戦争が変えた人々のくらし{{進捗|00%|2023-02-19}}(マス・メディアの普及と情報や生活の画一化、国民の組織化と戦時動員ほか)
* 戦後世界の新たな枠組み{{進捗|00%|2023-01-29}}(戦後構想と大戦の終結、冷戦の開始とドイツの分断、国際連合の成立)
* 敗戦後の日本とアジア{{進捗|00%|2023-02-19}}(日本の戦後改革、大衆は敗戦をどう生きたか、冷戦と日本の独立)
* 冷戦下の東アジア{{進捗|00%|2023-02-19}}(戦後の中国、朝鮮半島の南北分断、現代の朝鮮半島と台湾)
* もっと知りたい 戦争を「記憶」するということ{{進捗|00%|2022-12-24}}(明日の神話ほか)
* もっと知りたい 核と原子力エネルギー{{進捗|00%|2023-02-09}}(原子力の平和利用、原子力エネルギーの普及と課題)
=== 第4章 国際秩序の変化や大衆化と現代的な諸課題 ===
* ナショナリズム{{進捗|00%|2022-03-08}}[発展講義]
== 第4編 グローバル化と私たち ==
=== 第1章 生活や社会の変化を読み取ってみよう(未記述) ===
=== 第2章 冷戦と世界経済 ===
==== 冷戦と国際政治 ====
* 脱植民地化とアジア・アフリカ諸国{{進捗|00%|2023-01-25}}(アジア・アフリカ諸国の独立、第三世界の形成と連帯)
* 冷戦下の地域紛争{{進捗|00%|2023-01-26}}(ベトナム戦争、中東戦争)
* 先進国の政治と社会運動{{進捗|00%|2023-01-29}}(西側諸国と福祉国家政策、国境をこえる社会運動)
* 核兵器の脅威と核軍縮{{進捗|00%|2023-01-29}}(核拡散と核兵器反対運動、核軍縮の取り組みと課題)
==== 世界経済の拡大と日本 ====
* 西ヨーロッパ・東南アジアの地域連携{{進捗|00%|2022-12-31}}(西ヨーロッパ統合への動き、東南アジア諸国の動き)
* 戦後の日本とアジア諸国との関係{{進捗|00%|2023-01-01}}(日本の国連加盟、アジア諸国との国交回復、沖縄の本土復帰)
* 高度経済成長{{進捗|00%|2023-01-01}}(日本と西ドイツの経済成長、高度経済成長と人々の生活、成長のもたらした課題)
* もっと知りたい グローバリゼーションとストリートダンス{{進捗|00%|2022-12-27}}(ダンスの歴史)
* 歴史のなかの16歳 集団就職 「金の卵」たちの時代{{進捗|00%|2023-02-09}}(集団就職列車など)
=== 第3章 世界秩序の変容と日本 ===
==== 市場経済の変容と冷戦の終結 ====
* 石油危機と価値観の転換{{進捗|00%|2023-02-09}}(戦後経済の転換、石油危機と日本、価値観の転換)
* アジアの成長{{進捗|00%|2023-02-13}}(アジア諸国の成長、第三世界の多様化、日本の経済大国化)
* 冷戦の終結{{進捗|00%|2023-02-12}}(社会主義世界の変容、冷戦の終結とソ連の崩壊、冷戦後の地域紛争と日本)
==== 冷戦終結後の世界 ====
* 民主化の進展と冷戦終結後の日本{{進捗|00%|2022-12-31}}(民主化の進展と課題、日本の政治の展開)
* 市場開放と経済の自由化{{進捗|00%|2022-12-31}}(新自由主義の台頭、経済のグローバル化と新たな国際経済組織)
* 地域統合の進展と課題{{進捗|00%|2022-12-31}}(地域統合の拡大、地域統合の課題)
* 情報通信技術の発達{{進捗|00%|2022-12-30}}(情報通信技術の発達と社会の変化、情報化社会とその課題)
* 冷戦終結後の紛争と平和への取り組み{{進捗|100%|2023-01-01}}(冷戦終結後の紛争、紛争の解決と国際社会の役割)
* もっと知りたい 災害と私たち{{進捗|00%|2022-11-21}}(阪神淡路大震災、東日本大震災)
* もっと知りたい 中東の少数派クルド人{{進捗|00%|2022-12-27}}(国民国家の中の少数派、クルド人問題の展開)
=== 第4章 現代的な諸課題の形成と展望 ===
* 移民{{進捗|00%|2023-02-22}}(近代の移民史)
== 近現代史関連用語解説・参考 ==
* 近現代史関連用語解説{{進捗|00%|2023-02-22}}
* 途上国から見た国際関係理論{{進捗|00%|2023-03-05}}[発展講義(イマニュエル・ウォーラースティンなど)]
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[[カテゴリ:高等学校歴史総合|*]]
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/* 1920年代の世界と大衆の時代の到来 */
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[[小学校・中学校・高等学校の学習]]>[[高等学校の学習]]>[[高等学校地理歴史]]>高等学校歴史総合
{{進捗状況}} 「'''歴史総合'''」は標準単位数2単位で'''必修科目'''です。
=== 注意事項 ===
# 目次の項目、本文内容ともに[https://www.shimizushoin.co.jp/info_kyo/rekishisougou/index.html 清水書院『私たちの歴史総合』]【歴総705】に合わせています。
# なお、古代と中世に関しては、当科目では扱っていないので、[[高等学校世界史探究|世界史探究]]と[[高等学校日本史探究|日本史探究]]の学習内容を見てください。
== 第1編 歴史の扉 ==
=== 第1章 歴史と私たち ===
* [[高等学校歴史総合/日本とスポーツの歴史|日本とスポーツの歴史]]{{進捗|100%|2024-11-22}}(スポーツ史)
=== 第2章 歴史の特質と資料 ===
* 8月15日とそれぞれの「終戦」{{進捗|00%|2022-12-18}}(玉音放送)
== 第2編 近代化と私たち ==
=== 第1章 生活や社会の変化を読み取ってみよう(未記述) ===
=== 第2章 結びつく世界と日本 ===
==== 18世紀までの世界 ====
* [[高等学校歴史総合/近世の日本と世界|近世の日本と世界]]{{進捗|100%|2024-11-23}}(日本の「鎖国」と東アジアの交易、近世東アジアの国際秩序)
* 18世紀の中国とアジア貿易{{進捗|00%|2023-02-12}}(清の繁栄、清と近隣諸国とのつながり)
* 18世紀のイギリス・アジア・アフリカ{{進捗|00%|2023-02-12}}(ヨーロッパの世界進出と大西洋三角貿易、世界経済の覇権を握ったイギリス)
* もっと知りたい 海を渡った日本産陶磁器{{進捗|00%|2023-12-24}}(陶磁器の歴史)
* もっと知りたい 琉球と蝦夷地{{進捗|00%|2022-12-25}}(琉球王国、蝦夷地)
==== 工業化と世界市場の形成 ====
* 産業革命による経済発展と社会の変化{{進捗|00%|2022-11-25}}(産業革命、資本主義社会)
* 世界市場の形成とイギリスによるアジア進出{{進捗|00%|2023-02-25}}(イギリスによる世界市場の形成、イギリスのアジア進出 )
* 日本の開国とその影響{{進捗|00%|2022-11-21}}(日本の開国・開港、交通革命の進展と東アジア)
* 歴史のなかの16歳 工女と工場法{{進捗|00%|2022-12-25}}(工場法など)
* [[高等学校歴史総合/もっと知りたい 産業革命とブラスバンド|もっと知りたい 産業革命とブラスバンド]]{{進捗|100%|2024-11-23}}(金管楽器の歴史)
=== 第3章 国民国家と明治維新 ===
==== 国民国家と立憲体制 ====
* 二つの市民革命と近代民主主義社会の成立{{進捗|00%|2022-11-22}}(アメリカ独立革命、フランス革命、ナポレオン)
* 国民統合とナショナリズム{{進捗|00%|2022-11-23}}(19世紀前半のヨーロッパ諸国、ドイツ統一、南北戦争など)
* 明治維新期の日本と世界{{進捗|100%|2023-02-19}}(明治新政府の成立、近代化と東アジア)
* 近代国家への移行と憲法の制定{{進捗|00%|2022-11-24}}(大日本帝国憲法、条約改正の実現)
* もっと知りたい 国境の過去・現在・未来{{進捗|00%|2022-12-26}}(近代国家と領土画定など)
* もっと知りたい 女王と天皇 理想の家族{{進捗|00%|2022-02-12}}(近代の天皇史)
==== 帝国主義とアジア・アフリカの変容 ====
* 列強による帝国主義{{進捗|00%|2023-02-17}}(第2次産業革命と帝国主義、欧米諸国の帝国主義政策)
* 帝国主義がアジア・アフリカにもたらしたもの{{進捗|00%|2023-02-18}}(列強のアフリカ分割、西アジア諸国の改革など)
* 日清戦争とその影響{{進捗|00%|2023-02-15}}(日清戦争、東アジアの構造変動)
* 日露戦争{{進捗|00%|2022-11-22}}(義和団事件、日露戦争、朝鮮の植民地化、辛亥革命)
* もっと知りたい 近代の博覧会{{進捗|00%|2022-12-24}}(万国博覧会の歴史)
* [[高等学校歴史総合/もっと知りたい ペストと感染症|もっと知りたい ペストと感染症]]{{進捗|75%|2024-11-24}}(近代におけるペストの流行ほか)
=== 第4章 近代化と現代的な諸課題 ===
* 鉄道建設{{進捗|00%|2023-03-02}}
== 第3編 国際秩序の変化や大衆化と私たち ==
=== 第1章 生活や社会の変化を読み取ってみよう(未記述) ===
=== 第2章 第一次世界大戦と大衆社会 ===
==== 第一次世界大戦と国際社会 ====
* [[高等学校歴史総合/第一次世界大戦|第一次世界大戦]]{{進捗|00%|2022-11-30}}(第一次世界大戦)
* [[高等学校歴史総合/社会主義革命|社会主義革命]]{{進捗|00%|2022-12-30}}(ロシア革命、コミンテルン、ソビエト社会主義共和国連邦)
* [[高等学校歴史総合/国際協調体制|国際協調体制]]{{進捗|100%|2024-11-23}}(ヴェルサイユ体制とワシントン体制、国際協調の高まり)
* アジアの民族運動{{進捗|00%|2023-01-27}}(アジアの経済成長、東アジアの民族運動、インド・東南アジア・西アジアの民族運動)
* もっと知りたい ユダヤ人のパレスチナ移住とパレスチナ分割{{進捗|00%|2022-12-30}}(パレスチナの歴史、シオニズム運動)
* もっと知りたい 浅川巧 朝鮮の人々とともに生きた日本人{{進捗|00%|2022-12-30}}(浅川兄弟)
==== 1920年代の世界と大衆の時代の到来 ====
* 大衆の政治参加{{進捗|00%|2023-01-08}}(世界史上の民衆運動、大正デモクラシーと大衆の政治参加)
* 女性の社会参加{{進捗|00%|2023-02-23}}(女性の社会進出、日本の大正期の女性)
* [[高等学校歴史総合/大衆社会の形成|大衆社会の形成]]{{進捗|00%|2023-02-12}}(大衆社会の出現、1920年代のアメリカ、日本の大衆社会)
* もっと知りたい 映画と「大衆化」{{進捗|00%|2022-12-28}}(映画の歴史)
* もっと知りたい オリンピックの歩み{{進捗|00%|2022-12-28}}(オリンピックの歴史)
=== 第3章 経済危機と第二次世界大戦 ===
==== 国際協調の挫折と2度目の世界大戦 ====
* 世界恐慌{{進捗|00%|2022-11-24}}(昭和恐慌、ブロック経済圏)
* ファシズムの台頭{{進捗|00%|2022-12-31}}(ファシズム、ナチ党の政権掌握)
* 日本の大陸進出{{進捗|00%|2022-12-08}}(満州事変、日中戦争)
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* もっと知りたい リンゲルブルム・アーカイヴと『アンネの日記』{{進捗|00%|2022-12-25}}(アンネ・フランク)
* 歴史のなかの16歳 満蒙開拓青少年義勇軍{{進捗|100%|2022-11-21}}(満州農業移民、満蒙開拓青少年義勇軍、「鍬の戦士」)
==== 世界大戦がもたらしたもの ====
* アジア太平洋戦争{{進捗|100%|2023-01-29}}(日米交渉の挫折と開戦、日本のアジア支配、戦争の被害と加害)
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=== 第4章 国際秩序の変化や大衆化と現代的な諸課題 ===
* ナショナリズム{{進捗|00%|2022-03-08}}[発展講義]
== 第4編 グローバル化と私たち ==
=== 第1章 生活や社会の変化を読み取ってみよう(未記述) ===
=== 第2章 冷戦と世界経済 ===
==== 冷戦と国際政治 ====
* 脱植民地化とアジア・アフリカ諸国{{進捗|00%|2023-01-25}}(アジア・アフリカ諸国の独立、第三世界の形成と連帯)
* 冷戦下の地域紛争{{進捗|00%|2023-01-26}}(ベトナム戦争、中東戦争)
* 先進国の政治と社会運動{{進捗|00%|2023-01-29}}(西側諸国と福祉国家政策、国境をこえる社会運動)
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==== 世界経済の拡大と日本 ====
* 西ヨーロッパ・東南アジアの地域連携{{進捗|00%|2022-12-31}}(西ヨーロッパ統合への動き、東南アジア諸国の動き)
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* 高度経済成長{{進捗|00%|2023-01-01}}(日本と西ドイツの経済成長、高度経済成長と人々の生活、成長のもたらした課題)
* もっと知りたい グローバリゼーションとストリートダンス{{進捗|00%|2022-12-27}}(ダンスの歴史)
* 歴史のなかの16歳 集団就職 「金の卵」たちの時代{{進捗|00%|2023-02-09}}(集団就職列車など)
=== 第3章 世界秩序の変容と日本 ===
==== 市場経済の変容と冷戦の終結 ====
* 石油危機と価値観の転換{{進捗|00%|2023-02-09}}(戦後経済の転換、石油危機と日本、価値観の転換)
* アジアの成長{{進捗|00%|2023-02-13}}(アジア諸国の成長、第三世界の多様化、日本の経済大国化)
* 冷戦の終結{{進捗|00%|2023-02-12}}(社会主義世界の変容、冷戦の終結とソ連の崩壊、冷戦後の地域紛争と日本)
==== 冷戦終結後の世界 ====
* 民主化の進展と冷戦終結後の日本{{進捗|00%|2022-12-31}}(民主化の進展と課題、日本の政治の展開)
* 市場開放と経済の自由化{{進捗|00%|2022-12-31}}(新自由主義の台頭、経済のグローバル化と新たな国際経済組織)
* 地域統合の進展と課題{{進捗|00%|2022-12-31}}(地域統合の拡大、地域統合の課題)
* 情報通信技術の発達{{進捗|00%|2022-12-30}}(情報通信技術の発達と社会の変化、情報化社会とその課題)
* 冷戦終結後の紛争と平和への取り組み{{進捗|100%|2023-01-01}}(冷戦終結後の紛争、紛争の解決と国際社会の役割)
* もっと知りたい 災害と私たち{{進捗|00%|2022-11-21}}(阪神淡路大震災、東日本大震災)
* もっと知りたい 中東の少数派クルド人{{進捗|00%|2022-12-27}}(国民国家の中の少数派、クルド人問題の展開)
=== 第4章 現代的な諸課題の形成と展望 ===
* 移民{{進捗|00%|2023-02-22}}(近代の移民史)
== 近現代史関連用語解説・参考 ==
* 近現代史関連用語解説{{進捗|00%|2023-02-22}}
* 途上国から見た国際関係理論{{進捗|00%|2023-03-05}}[発展講義(イマニュエル・ウォーラースティンなど)]
[[カテゴリ:歴史|こうとうかつこうれきしそうこう]]
[[カテゴリ:高等学校歴史総合|*]]
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2024-11-23T23:57:03Z
Kwawe
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/* 第一次世界大戦と国際社会 */
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text/x-wiki
[[小学校・中学校・高等学校の学習]]>[[高等学校の学習]]>[[高等学校地理歴史]]>高等学校歴史総合
{{進捗状況}} 「'''歴史総合'''」は標準単位数2単位で'''必修科目'''です。
=== 注意事項 ===
# 目次の項目、本文内容ともに[https://www.shimizushoin.co.jp/info_kyo/rekishisougou/index.html 清水書院『私たちの歴史総合』]【歴総705】に合わせています。
# なお、古代と中世に関しては、当科目では扱っていないので、[[高等学校世界史探究|世界史探究]]と[[高等学校日本史探究|日本史探究]]の学習内容を見てください。
== 第1編 歴史の扉 ==
=== 第1章 歴史と私たち ===
* [[高等学校歴史総合/日本とスポーツの歴史|日本とスポーツの歴史]]{{進捗|100%|2024-11-22}}(スポーツ史)
=== 第2章 歴史の特質と資料 ===
* 8月15日とそれぞれの「終戦」{{進捗|00%|2022-12-18}}(玉音放送)
== 第2編 近代化と私たち ==
=== 第1章 生活や社会の変化を読み取ってみよう(未記述) ===
=== 第2章 結びつく世界と日本 ===
==== 18世紀までの世界 ====
* [[高等学校歴史総合/近世の日本と世界|近世の日本と世界]]{{進捗|100%|2024-11-23}}(日本の「鎖国」と東アジアの交易、近世東アジアの国際秩序)
* 18世紀の中国とアジア貿易{{進捗|00%|2023-02-12}}(清の繁栄、清と近隣諸国とのつながり)
* 18世紀のイギリス・アジア・アフリカ{{進捗|00%|2023-02-12}}(ヨーロッパの世界進出と大西洋三角貿易、世界経済の覇権を握ったイギリス)
* もっと知りたい 海を渡った日本産陶磁器{{進捗|00%|2023-12-24}}(陶磁器の歴史)
* もっと知りたい 琉球と蝦夷地{{進捗|00%|2022-12-25}}(琉球王国、蝦夷地)
==== 工業化と世界市場の形成 ====
* 産業革命による経済発展と社会の変化{{進捗|00%|2022-11-25}}(産業革命、資本主義社会)
* 世界市場の形成とイギリスによるアジア進出{{進捗|00%|2023-02-25}}(イギリスによる世界市場の形成、イギリスのアジア進出 )
* 日本の開国とその影響{{進捗|00%|2022-11-21}}(日本の開国・開港、交通革命の進展と東アジア)
* 歴史のなかの16歳 工女と工場法{{進捗|00%|2022-12-25}}(工場法など)
* [[高等学校歴史総合/もっと知りたい 産業革命とブラスバンド|もっと知りたい 産業革命とブラスバンド]]{{進捗|100%|2024-11-23}}(金管楽器の歴史)
=== 第3章 国民国家と明治維新 ===
==== 国民国家と立憲体制 ====
* 二つの市民革命と近代民主主義社会の成立{{進捗|00%|2022-11-22}}(アメリカ独立革命、フランス革命、ナポレオン)
* 国民統合とナショナリズム{{進捗|00%|2022-11-23}}(19世紀前半のヨーロッパ諸国、ドイツ統一、南北戦争など)
* 明治維新期の日本と世界{{進捗|100%|2023-02-19}}(明治新政府の成立、近代化と東アジア)
* 近代国家への移行と憲法の制定{{進捗|00%|2022-11-24}}(大日本帝国憲法、条約改正の実現)
* もっと知りたい 国境の過去・現在・未来{{進捗|00%|2022-12-26}}(近代国家と領土画定など)
* もっと知りたい 女王と天皇 理想の家族{{進捗|00%|2022-02-12}}(近代の天皇史)
==== 帝国主義とアジア・アフリカの変容 ====
* 列強による帝国主義{{進捗|00%|2023-02-17}}(第2次産業革命と帝国主義、欧米諸国の帝国主義政策)
* 帝国主義がアジア・アフリカにもたらしたもの{{進捗|00%|2023-02-18}}(列強のアフリカ分割、西アジア諸国の改革など)
* 日清戦争とその影響{{進捗|00%|2023-02-15}}(日清戦争、東アジアの構造変動)
* 日露戦争{{進捗|00%|2022-11-22}}(義和団事件、日露戦争、朝鮮の植民地化、辛亥革命)
* もっと知りたい 近代の博覧会{{進捗|00%|2022-12-24}}(万国博覧会の歴史)
* [[高等学校歴史総合/もっと知りたい ペストと感染症|もっと知りたい ペストと感染症]]{{進捗|75%|2024-11-24}}(近代におけるペストの流行ほか)
=== 第4章 近代化と現代的な諸課題 ===
* 鉄道建設{{進捗|00%|2023-03-02}}
== 第3編 国際秩序の変化や大衆化と私たち ==
=== 第1章 生活や社会の変化を読み取ってみよう(未記述) ===
=== 第2章 第一次世界大戦と大衆社会 ===
==== 第一次世界大戦と国際社会 ====
* [[高等学校歴史総合/第一次世界大戦|第一次世界大戦]]{{進捗|25%|2024-11-24}}(第一次世界大戦)
* [[高等学校歴史総合/社会主義革命|社会主義革命]]{{進捗|00%|2022-12-30}}(ロシア革命、コミンテルン、ソビエト社会主義共和国連邦)
* [[高等学校歴史総合/国際協調体制|国際協調体制]]{{進捗|100%|2024-11-23}}(ヴェルサイユ体制とワシントン体制、国際協調の高まり)
* アジアの民族運動{{進捗|00%|2023-01-27}}(アジアの経済成長、東アジアの民族運動、インド・東南アジア・西アジアの民族運動)
* もっと知りたい ユダヤ人のパレスチナ移住とパレスチナ分割{{進捗|00%|2022-12-30}}(パレスチナの歴史、シオニズム運動)
* もっと知りたい 浅川巧 朝鮮の人々とともに生きた日本人{{進捗|00%|2022-12-30}}(浅川兄弟)
==== 1920年代の世界と大衆の時代の到来 ====
* 大衆の政治参加{{進捗|00%|2023-01-08}}(世界史上の民衆運動、大正デモクラシーと大衆の政治参加)
* 女性の社会参加{{進捗|00%|2023-02-23}}(女性の社会進出、日本の大正期の女性)
* [[高等学校歴史総合/大衆社会の形成|大衆社会の形成]]{{進捗|00%|2023-02-12}}(大衆社会の出現、1920年代のアメリカ、日本の大衆社会)
* もっと知りたい 映画と「大衆化」{{進捗|00%|2022-12-28}}(映画の歴史)
* もっと知りたい オリンピックの歩み{{進捗|00%|2022-12-28}}(オリンピックの歴史)
=== 第3章 経済危機と第二次世界大戦 ===
==== 国際協調の挫折と2度目の世界大戦 ====
* 世界恐慌{{進捗|00%|2022-11-24}}(昭和恐慌、ブロック経済圏)
* ファシズムの台頭{{進捗|00%|2022-12-31}}(ファシズム、ナチ党の政権掌握)
* 日本の大陸進出{{進捗|00%|2022-12-08}}(満州事変、日中戦争)
* 第二次世界大戦{{進捗|00%|2022-11-16}}(ドイツの拡大、第二次世界大戦、大量殺戮と民衆の抵抗)
* もっと知りたい リンゲルブルム・アーカイヴと『アンネの日記』{{進捗|00%|2022-12-25}}(アンネ・フランク)
* 歴史のなかの16歳 満蒙開拓青少年義勇軍{{進捗|100%|2022-11-21}}(満州農業移民、満蒙開拓青少年義勇軍、「鍬の戦士」)
==== 世界大戦がもたらしたもの ====
* アジア太平洋戦争{{進捗|100%|2023-01-29}}(日米交渉の挫折と開戦、日本のアジア支配、戦争の被害と加害)
* 戦争が変えた人々のくらし{{進捗|00%|2023-02-19}}(マス・メディアの普及と情報や生活の画一化、国民の組織化と戦時動員ほか)
* 戦後世界の新たな枠組み{{進捗|00%|2023-01-29}}(戦後構想と大戦の終結、冷戦の開始とドイツの分断、国際連合の成立)
* 敗戦後の日本とアジア{{進捗|00%|2023-02-19}}(日本の戦後改革、大衆は敗戦をどう生きたか、冷戦と日本の独立)
* 冷戦下の東アジア{{進捗|00%|2023-02-19}}(戦後の中国、朝鮮半島の南北分断、現代の朝鮮半島と台湾)
* もっと知りたい 戦争を「記憶」するということ{{進捗|00%|2022-12-24}}(明日の神話ほか)
* もっと知りたい 核と原子力エネルギー{{進捗|00%|2023-02-09}}(原子力の平和利用、原子力エネルギーの普及と課題)
=== 第4章 国際秩序の変化や大衆化と現代的な諸課題 ===
* ナショナリズム{{進捗|00%|2022-03-08}}[発展講義]
== 第4編 グローバル化と私たち ==
=== 第1章 生活や社会の変化を読み取ってみよう(未記述) ===
=== 第2章 冷戦と世界経済 ===
==== 冷戦と国際政治 ====
* 脱植民地化とアジア・アフリカ諸国{{進捗|00%|2023-01-25}}(アジア・アフリカ諸国の独立、第三世界の形成と連帯)
* 冷戦下の地域紛争{{進捗|00%|2023-01-26}}(ベトナム戦争、中東戦争)
* 先進国の政治と社会運動{{進捗|00%|2023-01-29}}(西側諸国と福祉国家政策、国境をこえる社会運動)
* 核兵器の脅威と核軍縮{{進捗|00%|2023-01-29}}(核拡散と核兵器反対運動、核軍縮の取り組みと課題)
==== 世界経済の拡大と日本 ====
* 西ヨーロッパ・東南アジアの地域連携{{進捗|00%|2022-12-31}}(西ヨーロッパ統合への動き、東南アジア諸国の動き)
* 戦後の日本とアジア諸国との関係{{進捗|00%|2023-01-01}}(日本の国連加盟、アジア諸国との国交回復、沖縄の本土復帰)
* 高度経済成長{{進捗|00%|2023-01-01}}(日本と西ドイツの経済成長、高度経済成長と人々の生活、成長のもたらした課題)
* もっと知りたい グローバリゼーションとストリートダンス{{進捗|00%|2022-12-27}}(ダンスの歴史)
* 歴史のなかの16歳 集団就職 「金の卵」たちの時代{{進捗|00%|2023-02-09}}(集団就職列車など)
=== 第3章 世界秩序の変容と日本 ===
==== 市場経済の変容と冷戦の終結 ====
* 石油危機と価値観の転換{{進捗|00%|2023-02-09}}(戦後経済の転換、石油危機と日本、価値観の転換)
* アジアの成長{{進捗|00%|2023-02-13}}(アジア諸国の成長、第三世界の多様化、日本の経済大国化)
* 冷戦の終結{{進捗|00%|2023-02-12}}(社会主義世界の変容、冷戦の終結とソ連の崩壊、冷戦後の地域紛争と日本)
==== 冷戦終結後の世界 ====
* 民主化の進展と冷戦終結後の日本{{進捗|00%|2022-12-31}}(民主化の進展と課題、日本の政治の展開)
* 市場開放と経済の自由化{{進捗|00%|2022-12-31}}(新自由主義の台頭、経済のグローバル化と新たな国際経済組織)
* 地域統合の進展と課題{{進捗|00%|2022-12-31}}(地域統合の拡大、地域統合の課題)
* 情報通信技術の発達{{進捗|00%|2022-12-30}}(情報通信技術の発達と社会の変化、情報化社会とその課題)
* 冷戦終結後の紛争と平和への取り組み{{進捗|100%|2023-01-01}}(冷戦終結後の紛争、紛争の解決と国際社会の役割)
* もっと知りたい 災害と私たち{{進捗|00%|2022-11-21}}(阪神淡路大震災、東日本大震災)
* もっと知りたい 中東の少数派クルド人{{進捗|00%|2022-12-27}}(国民国家の中の少数派、クルド人問題の展開)
=== 第4章 現代的な諸課題の形成と展望 ===
* 移民{{進捗|00%|2023-02-22}}(近代の移民史)
== 近現代史関連用語解説・参考 ==
* 近現代史関連用語解説{{進捗|00%|2023-02-22}}
* 途上国から見た国際関係理論{{進捗|00%|2023-03-05}}[発展講義(イマニュエル・ウォーラースティンなど)]
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高等学校政治経済/大日本帝国憲法と日本国憲法
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== 明治憲法 ==
大日本帝国憲法(明治憲法)は、当時のドイツの憲法を手本に作られた。
今でいうドイツにあたるプロイセン(当時)の憲法は、君主に強い権利を与えていた。そのプロイセン憲法を参考に、条文の根拠を日本の歴史に求めながら大日本帝国憲法は作られた。
明治憲法で定められた日本の主権者は天皇であり、日本国民ではない。その一方で天皇にも憲法を遵守するべきという立憲制のような義務を明治憲法では定めてある。これは五箇条の御誓文に基づくものである。
そして明治憲法は、主権者である天皇が、国民に対して憲法を授けるという'''欽定憲法'''(きんてい けんぽう)というものであった。
(欽定憲法とは、君主主権の憲法のこと。いっぽう、民衆が制定し、民衆の主権の憲法を民定憲法(みんてい けんぽう)という。)
また、人民の基本的人権については、「法律ノ範囲内」とするというものであり「法律の留保」という条件が付いていた。今日の日本国憲法での、人権基本的人権は永久・不可侵という権利という考え方とは、違っている。
また、政治による軍隊の指揮権に関しては、明治憲法では天皇が軍を統治するというものであり、議会による軍の統治ではなかった。
このように明治憲法では、軍隊の指揮権が議会から独立しているので、これを統帥権の独立といい、統帥権は天皇大権(てんのう たいけん)とされた。
しかし日清戦争や日露戦争では、実質的には、議会と関わりの深い内閣の総理大臣が最終的には軍を指揮していたので、実態は明治憲法の名目とは異なる。しかし、満州事変の以降、軍部は、議会の国際協調路線に反発し、議会が軍部を抑えようとすると、軍部は天皇大権である統帥権の独立を根拠にして、議会による制御は統帥権を侵害するものだと主張して、軍部は議会に反発し、軍部は議会に従わずに暴走していった。
内閣については、名目上は内閣は天皇の補助にすぎなかった。このことを、内閣は天皇の「輔弼」(ほひつ)である,などという。
司法についても、名目上は、天皇を補助する機関にすぎない。議会についても、名目上は、天皇を補助する機関にすぎない。
このように、明治憲法では、天皇が、司法・立法・行政をすべて統治権(とうちけん)を持っていた。
もちろん、実際に裁判所で司法の実務を行ったりするのは裁判官であるし、役所などでの行政の実務を行うのは、その役所の公務員などである。
なお、よく言われる「天皇の権限は非常に強かった」というのは誤謬である。先述の通り天皇も憲法に遵ずる義務を課せられ、政府への命令権や政府の決定事項に対する拒否権すらも持たなかった。故に、日露戦争・第二次世界大戦の開戦時には和歌を詠むことによって迂遠的に反戦の意を伝えるしかなかったのである。また、「大日本帝国憲法は遅れていた」というのも重大な誤解である。もちろん、現代から見れば遅れているが、当時においては時代の最先端をゆく非常に画期的で解明的な憲法であった。
== 日本国憲法 ==
=== 日本国憲法の制定時の経緯 ===
第二次世界大戦の終戦後に日本を占領したアメリカ軍の'''連合国軍総司令部'''('''GHQ'''、General HeadQuarters)の司令官マッカーサーが、占領政策のための大日本帝国憲法の改憲案として憲法草案要綱を元に作られた'''マッカーサー草案'''が、現代の日本国憲法の、もとになっている。このマッカーサー草案を元に、日本国政府が新憲法の草案(そうあん)を作った。
日本国憲法は、大日本帝国憲法の改憲として帝国議会に提出され、帝国議会で草案は可決され、こうして日本国憲法は制定され1946年に公布された。
日本国憲法は、「'''国民主権'''」「'''平和主義'''」「'''基本的人権の尊重'''」を3大原則とする。
{{コラム|日本国憲法における不自然な日本語|
日本国憲法の基となったマッカーサー草案は僅か1週間で英文草案を作成して和訳したものである。そのため、日本語の文法・ニュアンス的に違和感を覚える文章になっている箇所が散見される。
例)
:憲法前文
『日本国民は、正当に'''選挙された'''国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との'''協和による成果'''と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を'''確定する'''。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。
日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義'''に'''信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏'''から'''免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
'''われらは、'''いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視しては'''ならないのであつて、'''政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。』
:修正版(仮)
『日本国民は、正当に'''選出された'''国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との'''協調の結実'''と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を'''制定する'''。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。
日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義'''を'''信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏'''を'''免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視しては'''ならない。'''政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると'''われらは'''信ずる。
日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。』
<!-->その他、日本語として不自然な箇所があったら加筆してください。<-->
とある文学者は「英文和訳とみてもせいぜい『可』※である」と評している。また、文学者を中心に『最高法規たる憲法に用いられる文章が文法的に間違っているのは言語道断』という意見が出ており、それを理由とした改憲論も存在する。
※戦前からの伝統である秀、優、良、可、不可の五段階評価。
}}
[[カテゴリ:憲法]]
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Python/条件分岐と繰り返し
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264108
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Ef3
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校閲と推敲
264108
wikitext
text/x-wiki
<noinclude>
{{Nav}}
</noinclude>
<includeonly>
=条件分岐と繰り返し=
</includeonly>
Python の制御構造には、逐次・分岐・繰返しの 3 つがあります。このうち逐次は、プログラムが左から右、上から下に順に進む基本的な動作であり、特別な説明は不要です<ref>関数やメソッドの呼び出しや、<code>return</code> 文を含む復帰も制御構造と見なされますが、本項では逐次・分岐・繰返しに限定して解説します。</ref>。
== 分岐 ==
Python では分岐を行うために、<code>if</code> 文や <code>match</code> 文を使用します。
=== if文 ===
Pythonでは条件分岐をするために <code>if</code> 文を使います<ref>{{Cite web
|url=https://docs.python.org/3/tutorial/controlflow.html#if-statements
|title=4.1. if Statements
|date=2024/01/06
|accessdate=2024/01/17
}}</ref>。基本的な形は以下のようになります:
:<syntaxhighlight lang=python3 line copy>
if 条件:
条件が真の場合に実行されるコード
elif 別の条件:
別の条件が真の場合に実行されるコード
else:
どの条件も満たされない場合に実行されるコード
</syntaxhighlight>
例えば、ある変数 <code>x</code> の値に基づいて条件分岐する場合を考えてみましょう:
:<syntaxhighlight lang=python3 line copy>
x = 10
if x > 10:
print("xは10より大きいです")
elif x < 10:
print("xは10より小さいです")
else:
print("xは10です")
</syntaxhighlight>
この場合、<code>x</code> の値が10なので、最初の条件と最後の条件のどちらも満たされますが、最初の条件が先に評価されます。そのため、"xは10です" と出力されます。
条件分岐を使うことで、プログラムが特定の条件下で異なる動作をするように制御することができます。
=== match 文 ===
Python 3.10以降では、match文が導入されました<ref>{{Cite web
|url=https://docs.python.org/3/tutorial/controlflow.html#match-statements
|title=4.1. if Statements
|date=2024/01/06
|accessdate=2024/01/17
}}</ref>。match文は、特定の値に基づいてパターンをマッチングし、対応するブロックを実行するのに使用されます。match文は、複数の値や条件を一度に比較し、コードをより読みやすくし、処理をシンプルにするのに役立ちます。
以下は、match文の基本的な使い方です:
:<syntaxhighlight lang=python3 line copy>
def check_value(x):
match x:
case 1:
print("xは1です")
case 2:
print("xは2です")
case _:
print("その他の値です")
</syntaxhighlight>
この例では、x の値に応じて異なる処理を行います。match文では、caseキーワードを使用して値やパターンを指定し、そのパターンがマッチした場合に対応するブロックが実行されます。また、case _:のように_を使用することで、どのケースにもマッチしない残りのケースを処理することができます。
さらに、match文では複数の条件やパターンをまとめて処理することもできます。例えば、タプルやリスト、または|演算子を使用して複数の条件を指定できます:
:<syntaxhighlight lang=python3 line copy>
def check_pair(pair):
match pair:
case (0, 0):
print("原点です")
case (x, y) if x == y:
print("xとyは同じ値です")
case (x, _) if x > 0:
print("xは正の値です")
case _:
print("その他のケースです")
</syntaxhighlight>
この例では、(0, 0)ならば原点、(x, y)でxとyが同じなら同じ値、(x, _)でxが正の値なら正の値、それ以外のケースを処理します。
match文はパターンマッチングを使用して柔軟な条件分岐を行うのに役立ちます。これにより、コードの読みやすさと保守性を向上させることができます。
{{See also|#match文}}
=== 条件式 ===
条件式はプログラミングで特定の条件が成立するかどうかを判定するために使われます。Pythonでは、<code>if</code>文を使って条件式を評価し、条件が真である場合に特定のコードブロックを実行します。
基本的な構文は以下のようになります:
:<syntaxhighlight lang=python3 line copy>
if 条件式:
条件が真の場合に実行されるコード
else:
条件が偽の場合に実行されるコード
</syntaxhighlight>
<code>else</code>は省略可能で、条件が偽の場合に何も実行しないようにすることができます。
==== 比較演算子や論理演算子 ====
Pythonでは比較演算子や論理演算子を使って条件式を組み立てることができます。主な比較演算子は以下の通りです:
* <code>==</code>: 等しい
* <code>!=</code>: 等しくない
* <code><</code>: より小さい
* <code>></code>: より大きい
* <code><=</code>: 以下
* <code>>=</code>: 以上
例えば:
:<syntaxhighlight lang=python3 line copy>
x = 5
if x == 5:
print("xは5です")
else:
print("xは5ではありません")
</syntaxhighlight>
;比較演算の特異な例
:<syntaxhighlight lang=python3 line copy>
x = float("nan")
if x > 0.0:
print("xは正の数です")
elif x < 0.0:
print("xは負の数です")
elif x == 0.0:
print("xは零です")
else:
print(f"xは{x}です")
</syntaxhighlight>
;実行結果:<syntaxhighlight lang=text>
xはnanです
</syntaxhighlight>
{{コラム|width=stretch|nanってナニ?|2=
唐突に <code>float("nan")</code>、が出てきましたが、これがPythonでNaN(Not a Number; 非数)を得る方法で、他には math を import して math.nan を使う方法もあります。
nan は、浮動小数点演算の結果として、不正なオペランドを与えられたために生じた結果を表す値またはシンボルで<ref>ただし、Pythonでは math.asin(2) ↑ValueError であったりnanを返す前に例外が上がる事が多々あります。</ref>、NaNの体系的仕様は、無限大の表現などと共に1985年の IEEE 754 浮動小数点規格で標準が与えられています。
;nanの特徴
:どんな値と比較しても不一致
:: nan 自身とも一致しないです( nan == nan ⇒ False )
:どんな数学関数の引数に与えても結果は nan
: nan であるかは is 演算子をつかう( nan is nan ⇒ True)
:: あるいは math を import し math.isnan(x) をつかう( isnan(nan) ⇒ True)
}}
さらに、複数の条件を組み合わせるために論理演算子を使用できます:
* <code>and</code>: 論理積(両方の条件が真である場合に真)
* <code>or</code>: 論理和(どちらかの条件が真である場合に真)
* <code>not</code>: 否定(条件の反対)
例えば:
:<syntaxhighlight lang=python3 line copy>
x = 10
y = 5
if x > 5 and y < 10:
print("xは5より大きく、yは10より小さいです")
</syntaxhighlight>
このようにして、条件式を使うことでプログラム内で特定の条件が成立するかどうかを判断し、それに応じた処理を行うことができます。
{{コラム|width=stretch|複数の比較演算子の連結|上記の例では、and 演算子の説明のため
* {{code| x > 5 and y < 10}}
としていますが、これは
* {{code| 5 < x < 10}}
と書くこともできます。両者は同じ意味になりますがxの参照は後者は一度だけになります。
}}
==== in 演算子 ====
<code>in</code>演算子はPythonで非常に便利な演算子の1つです。<code>in</code>演算子は特定の要素がコレクション(リスト、タプル、文字列など)に含まれているかどうかをチェックするのに使います。
例えば、リスト内に特定の要素が含まれているかを確認する場合に使えます:
:<syntaxhighlight lang=python3 line copy>
my_list = [1, 2, 3, 4, 5]
if 3 in my_list:
print("3はリスト内に含まれています")
</syntaxhighlight>
同様に、文字列内で特定の部分文字列が存在するかを確認することもできます:
:<syntaxhighlight lang=python3 line copy>
my_string = "Hello, World!"
if "Hello" in my_string:
print("文字列内に'Hello'が含まれています")
</syntaxhighlight>
<code>in</code>演算子は、リストや文字列の他にも、辞書や集合などのコレクションでの要素の存在をチェックするのに役立ちます。条件式に<code>in</code>演算子を使うことで、特定の要素がコレクションに含まれているかどうかを簡単に判断できます。
==== 様々な型の論理値への変換 ====
Pythonの条件式では、整数、文字列、リストなどのさまざまなデータ型を使用することができます。条件式では、その値が真か偽かを判定します。
整数を条件式として使用する場合、0は偽として扱われ、0以外の整数は真として扱われます。例えば:
:<syntaxhighlight lang=python3 line copy>
x = 5
if x:
print("xは真です")
else:
print("xは偽です")
</syntaxhighlight>
ここでは、<code>x</code>が0以外の値(真)を持っているため、"xは真です"と出力されます。
文字列やリストなどのシーケンスも条件式として使用できます。空の文字列や空のリストは偽として扱われます。例えば:
:<syntaxhighlight lang=python3 line copy>
my_string = ""
my_list = []
if my_string or my_list:
print("空ではありません")
else:
print("空です")
</syntaxhighlight>
上記の場合、<code>my_string</code>と<code>my_list</code>の両方が空なので、"空です"と出力されます。
このように、Pythonの条件式では値が真か偽かを判定し、それに基づいてコードを実行することができます。整数、文字列、リストなど、さまざまなデータ型を条件式として使用することで、柔軟な条件分岐を行うことができます。
== if 式 ==
Pythonの<code>if</code>文は、条件に基づいてコードの実行を制御するためのものでしたが、Python3.8からは<code>if</code>式(または三項演算子)が導入されました。<code>if</code>式は、1行で条件に応じて値を返すことができます。
<code>if</code>式の基本的な構文は以下の通りです:
:<syntaxhighlight lang=python3 copy>
value_if_true if condition else value_if_false
</syntaxhighlight>
これは、条件が真の場合に<code>value_if_true</code>を返し、偽の場合に<code>value_if_false</code>を返します。
例えば、次のように使えます:
:<syntaxhighlight lang=python3 copy>
x = 5
result = "Even" if x % 2 == 0 else "Odd"
print(result)
</syntaxhighlight>
この場合、<code>x</code>が偶数なら<code>"Even"</code>が、奇数なら<code>"Odd"</code>が出力されます。
このように、<code>if</code>式を使うと簡潔に条件に応じて値を設定したり、返したりすることができます。特に、1行で簡潔に条件式を表現したい場合に便利です。
=== 内包表記とif式 ===
内包表記と<code>if</code>式は、Pythonでコードを短く、効率的に書くための強力な機能です。
内包表記は、リスト、集合、辞書などのデータ構造を構築するための簡潔な方法です。<code>if</code>式を内包表記に組み込むことで、特定の条件を満たす要素のみを含むリストや集合を生成できます。
リスト内包表記で<code>if</code>を使う例を見てみましょう:
:<syntaxhighlight lang=python3 copy>
numbers = [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10]
# 偶数のみを含むリストを生成する
even_numbers = [x for x in numbers if x % 2 == 0]
print(even_numbers)
</syntaxhighlight>
このコードでは、<code>numbers</code>リストから偶数のみを取り出して<code>even_numbers</code>リストを生成しています。リスト内包表記の中で<code>if</code>を使用することで、条件に合致する要素だけを含むリストを作成できます。
同様に、辞書内包表記や集合内包表記でも<code>if</code>式を使用できます。例えば:
:<syntaxhighlight lang=python3 copy>
# 辞書内包表記で奇数とその2乗を辞書にする
odd_squares_dict = {x: x**2 for x in numbers if x % 2 != 0}
print(odd_squares_dict)
# 集合内包表記で偶数の集合を生成する
even_set = {x for x in numbers if x % 2 == 0}
print(even_set)
</syntaxhighlight>
これらの例は、内包表記を使って条件に基づいてリスト、辞書、集合を生成する方法を示しています。<code>if</code>式を内包表記に組み込むことで、コンパクトで読みやすいコードを書くことができます。
== match文 ==
Python 3.10 から、パターンマッチングを行う match 文がサポートされました<ref>{{Cite web
|url=https://docs.python.org/3/tutorial/controlflow.html#tut-match
|title=4.6. match Statements
|date=2021/11/17
|accessdate=2021/11/18
}}</ref>。
正規表現の match メソッドとは別です。
;match文を使った条件分岐:<syntaxhighlight lang=python3 copy>
for x in range(10):
print(x,"=", end=" ")
match x:
case 2:
print('two')
case 5:
print('five')
case 7:
print('seven')
case _:
print('ELSE')
</syntaxhighlight>
;実行結果:<syntaxhighlight lang=text>
0 = ELSE
1 = ELSE
2 = two
3 = ELSE
4 = ELSE
5 = five
6 = ELSE
7 = seven
8 = ELSE
9 = ELSE
</syntaxhighlight>
: _ は、ワイルドカードバターンで全てにマッチします。
match文は、2021年に導入された新しい機能で、3.9以前のバージョンのpythonではmatch文は使えません。
=== パターン ===
Python の <code>match</code> 文で使用されるパターンは、以下の通りです。
* <code>value</code> パターン: 値が一致する場合にマッチします。
* <code>ワイルドカード</code> パターン: 任意の値にマッチする <code>_</code> を使用します。
* <code>ガード</code> パターン: 条件式を追加し、条件が満たされた場合にマッチします。
* <code>type</code> パターン: 指定した型の値にマッチします。
* <code>as</code> パターン: 一致した値を変数に代入します。
* <code>or</code> パターン: 複数のパターンのいずれかにマッチします。
* <code>list</code> パターン: リスト構造のパターンにマッチします。
* <code>tuple</code> パターン: タプル構造のパターンにマッチします。
* <code>dict</code> パターン: 辞書構造のパターンにマッチします。
* <code>class</code> パターン: クラスの属性に基づいてマッチします。
* <code>シーケンス</code> パターン: 任意のシーケンス型(リスト、タプルなど)にマッチします。
以下で、それぞれについて詳しく解説します。
==== value パターン ====
<code>value</code> パターンは、値が等しいかどうかを比較するためのパターンです。以下は、例です。
: <syntaxhighlight lang=python3 copy>
match color:
case "red":
print("赤色です")
case "blue":
print("青色です")
case "green":
print("緑色です")
</syntaxhighlight>
この例では、<code>color</code> という変数に格納された値に応じて、条件分岐を行っています。<code>case "red":</code> は、<code>color</code> が <code>"red"</code> と等しい場合にマッチします。
==== ワイルドカード パターン ====
ワイルドカードパターンは、どの値にもマッチするパターンです。ワイルドカードパターンは、<code>_</code> という記号で表現します。
: <syntaxhighlight lang=python3 copy>
match value:
case _:
# valueがどの値にもマッチする場合の処理
</syntaxhighlight>
==== ガード パターン ====
ガードパターンは、条件式が <code>True</code> である場合にマッチするパターンです。ガードパターンは、<code>if</code> キーワードを使って表現します。
: <syntaxhighlight lang=python3 copy>
match value:
case x if x > 0:
# valueが0より大きい場合の処理
case y if y < 0:
# valueが0より小さい場合の処理
...
</syntaxhighlight>
==== type パターン ====
<code>type</code> パターンは、型が等しいかどうかを比較するためのパターンです。以下は、例です。
: <syntaxhighlight lang=python3 copy>
match value:
case int:
print("整数型です")
case float:
print("浮動小数点型です")
case str:
print("文字列型です")
case _:
print("不明な型です")
</syntaxhighlight>
この例では、<code>value</code> という変数に格納された値の型に応じて、条件分岐を行っています。<code>case int:</code> は、<code>value</code> の型が整数型の場合にマッチします。
==== as パターン ====
<code>as</code> パターンは、値を別名で参照するためのパターンです。以下は、例です。
: <syntaxhighlight lang=python3 copy>
match value:
case int as n:
print("整数型です。値は", n, "です")
case float as f:
print("浮動小数点型です。値は", f, "です")
case str as s:
print("文字列型です。値は", s, "です")
case _:
print("不明な型です")
</syntaxhighlight>
この例では、<code>value</code> という変数に格納された値の型に応じて、条件分岐を行っています。<code>case int as n:</code> は、<code>value</code> の型が整数型の場合にマッチし、<code>value</code> の値を <code>n</code> という名前で参照することができます。
==== or パターン ====
<code>or</code>パターンは、二つのパターンのいずれかにマッチする場合に使用されます。例えば、次のように使用します。
: <syntaxhighlight lang=python3 copy>
match x:
case 0 or 1:
print("x is either 0 or 1")
case 2 or 3:
print("x is either 2 or 3")
case _:
print("x is something else")
</syntaxhighlight>
==== list パターン ====
<code>list</code>パターンは、リストに対してマッチする場合に使用されます。次のように、リストの要素を一つ一つマッチングします。
: <syntaxhighlight lang=python3 copy>
match my_list:
case [0, 1]:
print("my_list is [0, 1]")
case [2, 3]:
print("my_list is [2, 3]")
case [4, _, _]:
print("my_list starts with 4 and has at least 3 elements")
case _:
print("my_list is something else")
</syntaxhighlight>
==== tuple パターン ====
<code>tuple</code>パターンは、タプルに対してマッチする場合に使用されます。リストの場合と同様に、タプルの要素を一つ一つマッチングします。
: <syntaxhighlight lang=python3 copy>
match my_tuple:
case (0, 1):
print("my_tuple is (0, 1)")
case (2, 3):
print("my_tuple is (2, 3)")
case (4, _, _):
print("my_tuple starts with 4 and has at least 3 elements")
case _:
print("my_tuple is something else")
</syntaxhighlight>
==== dict パターン ====
<code>dict</code>パターンは、辞書に対してマッチする場合に使用されます。次のように、辞書のキーと値を一つ一つマッチングします。
: <syntaxhighlight lang=python3 copy>
match my_dict:
case {'a': 1, 'b': 2}:
print("my_dict is {'a': 1, 'b': 2}")
case {'c': 3, 'd': 4}:
print("my_dict is {'c': 3, 'd': 4}")
case {'e': 5, 'f': _}:
print("my_dict has the key 'e' with the value 5 and the key 'f' with some other value")
case _:
print("my_dict is something else")
</syntaxhighlight>
==== class パターン ====
<code>class</code>パターンは、特定のクラスのインスタンスに対してマッチする場合に使用されます。次のように、クラス名を指定して、クラスのインスタンスにマッチングします。
: <syntaxhighlight lang=python3 copy>
class MyClass:
def __init__(self, x, y):
self.x = x
self.y = y
match my_obj:
case MyClass(0, 1):
print("my_obj is an instance of MyClass with x=0 and y=1")
case MyClass(2, 3):
print("my_obj is an instance of MyClass with x=2
</syntaxhighlight>
==== シーケンスパターン ====
Pythonのシーケンスパターンは、リスト、タプル、文字列、バイト列のようなシーケンス型のデータをマッチングするために使用されます。シーケンスパターンは、複数の要素を一度にマッチングするために使用され、組み込みの結合演算子を使用して複数のパターンを結合することができます。
以下は、シーケンスパターンを使用してリストをマッチングする例です。
: <syntaxhighlight lang=python3 copy>
match my_list:
case [1, 2, 3]:
print("Matched [1, 2, 3]")
case [1, _, _]:
print("Matched [1, _, _]")
case [1, *rest]:
print("Matched [1, *rest]")
print("rest =", rest)
case _:
print("Matched anything else")
</syntaxhighlight>
上記の例では、<code>my_list</code>が4つの異なるパターンにマッチするように定義されています。最初のパターン <code>[1, 2, 3]</code>は、<code>my_list</code>が要素が1, 2, 3のリストである場合にマッチします。2番目のパターン <code>[1, _, _]</code>は、<code>my_list</code>が最初の要素が1で、次の2つの要素が何であってもマッチします。3番目のパターン <code>[1, *rest]</code>は、<code>my_list</code>が最初の要素が1である場合にマッチし、<code>*rest</code>はリストの残りの部分をキャプチャします。最後のパターン <code>_</code>は、どのリストにもマッチするため、最後のパターンは常に <code>True</code> を返します。
シーケンスパターンは、パターンの部分を任意の式で置き換えることができるため、マッチングされた要素にアクセスして処理を実行することができます。例えば、以下の例ではリストの最初の2つの要素にアクセスしていることがわかります。
: <syntaxhighlight lang=python3 copy>
match my_list:
case [x, y, *rest]:
print("First two elements:", x, y)
print("Rest of the list:", rest)
</syntaxhighlight>
この例では、<code>x</code>と<code>y</code>は最初の2つの要素を表し、<code>rest</code>は残りのリストを表します。
<code>rest</code> はキーワードではありませんが、レストパターンを引き受ける変数の名前としてよく使われます。
=== 連想配列を使った多方向分岐 ===
[[#match文|match文]]の最初の例は、辞書を使って下のように書き換えることができます。
;[https://paiza.io/projects/-c2_s18bUngaNFWE7KVdSQ?language=python3 辞書を使った例]:<syntaxhighlight lang=python3 copy>
h = { 2: "two", 5: "five", 7: "seven"}
for x in range(10) :
print(f"{x} =", x in h and h[x] or "ELSE")
</syntaxhighlight>
=== 列挙型 ===
Python 3.4からは、enumモジュールが標準ライブラリとして提供されています<ref>{{Cite web
|url=https://docs.python.org/3/library/enum.html
|title=enum — Support for enumerations
|date=2021/11/17
|accessdate=2021/11/18
}}</ref>。
以下は、enumパッケージを使用した簡単な例です。
:<syntaxhighlight lang=python3 copy>
from enum import Enum
class Color(Enum):
RED = 1
GREEN = 2
BLUE = 3
</syntaxhighlight>
このように、<code>Enum</code>を継承したクラスを作成し、クラス属性として定数を定義することで、独自の列挙型を定義できます。
上記の例では、<code>Color</code>という列挙型を定義し、<code>RED</code>、<code>GREEN</code>、<code>BLUE</code>という3つの定数を定義しています。
列挙型を使用すると、例えば<code>Color.RED</code>というように、定数に直接アクセスすることができます。
:<syntaxhighlight lang=python3 copy>
print(Color.RED) # Color.RED
print(Color.RED.name) # RED
print(Color.RED.value) # 1
</syntaxhighlight>
また、列挙型は<code>for</code>ループを使って列挙することができます。
:<syntaxhighlight lang=python3 copy>
for color in Color:
print(color)
</syntaxhighlight>
<code>match</code>文と組み合わせると、列挙型の値に基づいた処理を簡潔に記述できます。
:<syntaxhighlight lang=python3 copy>
match color:
case Color.RED:
print("Red color")
case Color.GREEN:
print("Green color")
case Color.BLUE:
print("Blue color")
</syntaxhighlight>
Python 3.10以降では、enumパッケージに<code>auto()</code>という新しい機能が導入されました。これにより、列挙型に自動的に連番の値を割り当てることができます。
:<syntaxhighlight lang=python3 copy>
from enum import Enum, auto
class Color(Enum):
RED = auto()
GREEN = auto()
BLUE = auto()
for color in Color:
print(color.value)
</syntaxhighlight>
上記のコードでは、<code>auto()</code>を使用して列挙型に自動的に連番の値を割り当てています。結果として、<code>Color.RED</code>は1、<code>Color.GREEN</code>は2、<code>Color.BLUE</code>は3の値を持ちます。
; まとめ
:<syntaxhighlight lang=python3 copy>
# Enumクラスのインポート方法
from enum import Enum
# 基本的な列挙型の定義方法
class MyEnum(Enum):
VALUE1 = 1
VALUE2 = 2
VALUE3 = 3
# 名前と値の一覧を取得する
print(list(MyEnum))
# 特定の名前に対応する値を取得する
print(MyEnum.VALUE1.value)
# 名前からEnumオブジェクトを取得する
print(MyEnum['VALUE2'])
# 値からEnumオブジェクトを取得する
print(MyEnum(3))
# Enumクラスを比較する
class MyEnum(Enum):
VALUE1 = 1
VALUE2 = 2
VALUE3 = 3
class MyOtherEnum(Enum):
VALUE1 = 1
VALUE2 = 2
VALUE3 = 3
print(MyEnum.VALUE1 == MyOtherEnum.VALUE1) # False
print(MyEnum.VALUE1 == MyEnum.VALUE1) # True
# Enumクラスを継承して新しい列挙型を定義する
class MyExtendedEnum(MyEnum):
VALUE4 = 4
VALUE5 = 5
# Enumクラスによる自動値付け
from enum import Enum, auto
class MyAutoEnum(Enum):
VALUE1 = auto()
VALUE2 = auto()
VALUE3 = auto()
print(MyAutoEnum.VALUE1.value) # 1
print(MyAutoEnum.VALUE2.value) # 2
print(MyAutoEnum.VALUE3.value) # 3
</syntaxhighlight>
== 繰返し ==
Pythonには、さまざまな繰り返しの方法があります。主なものは <code>for</code> ループと <code>while</code> ループです。
=== <code>for</code> ループ: ===
<code>for</code> ループは、リスト、タプル、辞書、集合などのイテラブル(要素を一つずつ取り出せるオブジェクト)を繰り返し処理するのに使います。
リストの例:
:<syntaxhighlight lang=python3 copy>
fruits = ["apple", "banana", "cherry"]
for fruit in fruits:
print(fruit)
</syntaxhighlight>
<code>fruits</code>リスト内の各要素を順番に取り出して、その要素を<code>fruit</code>という変数に格納してループ内で使用しています。
辞書の例:
:<syntaxhighlight lang=python3 copy>
person = {"name": "Alice", "age": 30, "city": "New York"}
for key, value in person.items():
print(f"{key}: {value}")
</syntaxhighlight>
<code>items()</code>メソッドを使って辞書のキーと値のペアを取得し、<code>key</code>と<code>value</code>にそれぞれ格納しています。
=== <code>while</code> ループ: ===
<code>while</code> ループは指定された条件が真の間、繰り返し処理を実行します。
:<syntaxhighlight lang=python3 copy>
count = 0
while count < 5:
print(count)
count += 1
</syntaxhighlight>
この例では、<code>count</code>が5未満の場合にループが実行され、<code>count</code>の値が表示されます。<code>count += 1</code>によって<code>count</code>が1ずつ増加します。
==== := 演算子 ====
<code>:=</code>演算子はPython 3.8で導入された「セイウチ演算子(Walrus operator)」として知られています。これは式内で変数に値を代入するためのもので、通常の代入文と<code>if</code>文を組み合わせたような構文を、より簡潔に記述できるようにします。
例えば、<code>while</code>ループでの使用方法を見てみましょう:
:<syntaxhighlight lang=python3 copy>
total = 0
while (input_value := int(input("Enter a number (0 to stop): "))) != 0:
total += input_value
print(f"The total is: {total}")
</syntaxhighlight>
この例では、<code>input()</code>関数を使ってユーザーから数値を入力し、<code>:=</code>演算子を使用して同時に<code>input_value</code>に代入しています。そして、入力された値が0でない限り、ループは継続され、<code>total</code>に入力値を加算し続けます。入力された数値が0であればループは終了し、最終的な合計値が表示されます。
この演算子は、ループ内で変数を初めて定義する際や、式内で一時的な変数を使う場合などに特に便利です。ただし、適切に使うことでコードの読みやすさを損なわないように注意が必要です。
=== 制御文 ==
<code>break</code> や <code>continue</code> といった制御文も利用できます。<code>break</code> はループを中断して抜け出し、<code>continue</code> は現在のイテレーションをスキップして次のイテレーションに進みます。
; イテレーション
: イテレーション(iteration)は、繰り返し処理の1回の反復を指します。ループ(<code>for</code> や <code>while</code>)内で、処理が一巡するごとに1イテレーションが完了します。
:<syntaxhighlight lang=python3 copy>
for i in range(10):
if i == 3:
continue
if i == 8:
break
print(i)
</syntaxhighlight>
この例では、<code>continue</code>は<code>i</code>が3のときに処理をスキップし、<code>break</code>は<code>i</code>が8のときにループを抜けます。
これらの方法を使って、Pythonで繰り返し処理を行う機能を活用することができます。
=== ループにつづく else 節 ===
<code>while</code> 文や <code>for</code> 文において、<code>break</code> 文で中断されなかった場合、これにつづく <code>else</code> 節が実行されます。一般的なプログラミング言語では <code>else</code> 節は <code>if</code> 文と組み合わせて使用しますが、Python では繰り返し構文(<code>while</code> 文や <code>for</code> 文)と組み合わせることも可能です。
==== while+else ====
;[https://paiza.io/projects/4s_1wWSiw8nbGB2jGNVjww?language=python3 while+else]:<syntaxhighlight lang=python3 copy>
i = 0
while i < 100:
print(i, end=" ")
i += 3
else:
print("done!")
i = 0
while i < 100:
if i > 10:
break
print(i, end=" ")
i += 3
else:
print("done!")
</syntaxhighlight>
;実行結果:<syntaxhighlight lang=text>
0 3 6 9 12 15 18 21 24 27 30 33 36 39 42 45 48 51 54 57 60 63 66 69 72 75 78 81 84 87 90 93 96 99 done!
0 3 6 9
</syntaxhighlight>
:ループを完走した場合は <code>else</code> 節を実行し、<code>break</code> (や <code>return</code>)で中断すると <code>else</code> 節は実行されません。
:1つ目の<code>while</code>ループは、変数<code>i</code>を0から3ずつ増やし、100以上になるまでループを繰り返します。ループの本体では、変数<code>i</code>の値を印刷します。<code>end=" "</code>は、印刷された各値の後に空白を追加し、すべてを1行に表示するためのものです。最後に、<code>else</code>節で"done!"というメッセージを印刷します。
:2つ目の<code>while</code>ループは、変数<code>i</code>を0から3ずつ増やし、10を超えるまでループを繰り返します。ループの本体では、変数<code>i</code>の値を印刷し、それが10を超えた場合は、<code>break</code>ステートメントが呼び出され、ループが終了します。最後に、<code>else</code>節が実行されず、"done!"というメッセージは印刷されません。
{{コラム|width=stretch|ループと結合したelseの使いどころ|2=
Pythonでは、ループが完走したときに実行される<code>else</code>節を置くことができます。
では、この<code>else</code>節は何に使うのでしょう?
;1000以下の素数を求める(フラッグ版):<syntaxhighlight lang=zig line highlight="4,7,10">
i = 2
while i <= 1000:
j = 2
is_prime = True
while j * j <= i:
if i % j == 0:
is_prime = False
break
j += 1
if is_prime:
print(i, end=" ")
i += 1
</syntaxhighlight>
: break で抜けたかをフラッグ <var>is_prime</var> で判断しています。
: ゴチャゴチャしています。
;1000以下の素数を求める(else版):<syntaxhighlight lang=zig line highlight=8>
i = 2
while i <= 1000:
j = 2
while j * j <= i:
if i % j == 0:
break
j += 1
else:
print(i, end=" ")
i += 1
</syntaxhighlight>
: フラッグがなくなり簡素になりました。
;1000以下の素数を求める(for+range版):<syntaxhighlight lang=zig line highlight=5>
for i in range(2, 1000):
for j in range(2, i):
if i % j == 0:
break
else:
print(i, end=" ")
</syntaxhighlight>
: こちらの方がより簡潔ですね。
;1000以下の素数を求める(素数集合更新版):<syntaxhighlight lang=zig line highlight=5>
primes = []
for i in range(2, 1000):
for prime in primes:
if i % prime == 0:
break
else:
primes.append(i)
print(i, end=" ")
</syntaxhighlight>
: 素数の集合を保持するリスト <var>primes</var> を導入しました
: <var>i</var> の因数が <var>primes</var> になければ、<var>i</var> を <var>primes</var> に追加するロジックです
: <var>primes</var> は素数が小さい順に保持されるので最も効率よく因数を探せます。
ループ完走のelseを使うと、「因数が見つからなかった」ケースをフラッグなしに表現でき、記述力が向上し、より洗練されたアルゴリズムの探求に貢献しています。
もし、素数集合更新版をフラッグで表現したら、これより遥かに記述性が劣るでしょう。
Python以外の言語では、Zigでも[[Zig#elseを伴ったwhileの例#ループにつづく<code>else</code>節| else を伴ったループ構文]]があります。
}}
==== for+else ====
;[https://paiza.io/projects/sM0j7iLBt7T2RipkLflGOw?language=python3 for+else]:<syntaxhighlight lang=python3 copy>
h = {2: "two", 5: "five", 7: "seven"}
for x in list(h):
print(h[x])
else:
print("I didn't take a break.")
for x, v in h.items():
if x == 7:
break
print(x, v)
else:
print("I didn't take a break.")
</syntaxhighlight>
;実行結果:<syntaxhighlight lang=text>
two
five
seven
I didn't take a break.
2 two
5 five
</syntaxhighlight>
:ループをカンストした場合は <code>else</code> 節を実行し、<code>break</code> (や <code>return</code>)で中断すると <code>else</code> 節は実行されません。
{{コラム|width=stretch|ループとelseを組合わせた大域脱出|2=
Pythonはgoto分やラベル付きbreak文を持っていないので、大域脱出する場合は
*ループ全体を関数にしてreturn文で脱出
*tryをループをくくり例外をあげて脱出
*プログラム自身を終了
などの工夫が必要です。
ここでは、ループと結合したelseを使った大域脱出を紹介します。
;ループと結合したelseを使った大域脱出:<syntaxhighlight lang=python3 highlight='5,7-13' line copy>
for i in range(10):
for j in range(10):
for k in range(10):
if (i == 2 and j == 3 and k == 5):
break
print(f"{i}{j}{k}", end=" ")
else:
print()
continue
break
else:
continue
break
else:
print("done!")
</syntaxhighlight>
;実行結果:<syntaxhighlight lang=text>
000 001 002 003 004 005 006 007 008 009
010 011 012 013 014 015 016 017 018 019
020 021 022 023 024 025 026 027 028 029
030 031 032 033 034 035 036 037 038 039
040 041 042 043 044 045 046 047 048 049
050 051 052 053 054 055 056 057 058 059
060 061 062 063 064 065 066 067 068 069
070 071 072 073 074 075 076 077 078 079
080 081 082 083 084 085 086 087 088 089
090 091 092 093 094 095 096 097 098 099
100 101 102 103 104 105 106 107 108 109
110 111 112 113 114 115 116 117 118 119
120 121 122 123 124 125 126 127 128 129
130 131 132 133 134 135 136 137 138 139
140 141 142 143 144 145 146 147 148 149
150 151 152 153 154 155 156 157 158 159
160 161 162 163 164 165 166 167 168 169
170 171 172 173 174 175 176 177 178 179
180 181 182 183 184 185 186 187 188 189
190 191 192 193 194 195 196 197 198 199
200 201 202 203 204 205 206 207 208 209
210 211 212 213 214 215 216 217 218 219
220 221 222 223 224 225 226 227 228 229
230 231 232 233 234
</syntaxhighlight>
:最外周の<code>print("done!")</code>は(breakされた場合は)実行されません。
}}
=== ループはスコープを作りません ===
Pythonでは、ループはスコープを作りません。
;[https://paiza.io/projects/TSbRsnv1oAaOQ3_5ErbRVg?language=python3 ループはスコープを作りません]:<syntaxhighlight lang=python3 copy>
i = "abc"
j = "xyz"
print(f"forの前: {i=}、{j=}")
for i in range(5):
j = 2 * i
print(f"forの中: {i=}、{j=}")
print(f"forの後: {i=}、{j=}")
</syntaxhighlight>
;実行結果:<syntaxhighlight lang=text>
forの前: i='abc'、j='xyz'
forの中: i=0、j=0
forの中: i=1、j=2
forの中: i=2、j=4
forの中: i=3、j=6
forの中: i=4、j=8
forの後: i=4、j=8
</syntaxhighlight>
== 脚註 ==
<references />
l5hoqfojvglnii0mggpp9lj1qng7hbe
Python/関数
0
23171
264113
243911
2024-11-24T01:51:55Z
Ef3
694
校閲と推敲
264113
wikitext
text/x-wiki
<noinclude>
{{Nav}}
</noinclude>
== 関数の基礎知識 ==
=== 関数とは ===
関数(function)は、特定の処理をまとめた再利用可能なコードブロックです。入力として引数(parameters/arguments)を受け取り、処理を実行して、必要に応じて結果を戻り値(return value)として返します。
==== 関数を使用する利点 ====
* '''コードの再利用''':同じ処理を何度も書く必要がなくなり、保守性が向上
* '''抽象化''':複雑な処理を関数名で表現でき、コードの可読性が向上
* '''モジュール化''':プログラムを機能単位に分割でき、開発効率が向上
* '''スコープの管理''':変数の有効範囲を制御でき、バグの防止に貢献
=== 関数の基本構文 ===
Python での関数定義の基本形式は以下の通りです:
:<syntaxhighlight lang=python3 copy>
def 関数名(引数1, 引数2, ...):
# 処理内容
return 戻り値 # 省略可能
</syntaxhighlight>
==== 基本的な関数の例 ====
:<syntaxhighlight lang=python3 copy>
def add_numbers(a, b):
"""2つの数値を受け取り、その和を返す関数"""
result = a + b
return result
# 関数の使用例
sum = add_numbers(5, 3) # sum には 8 が代入される
</syntaxhighlight>
=== 引数の扱い方 ===
==== 単一引数の例 ====
:<syntaxhighlight lang=python3 copy>
def double_number(x):
"""数値を2倍にする関数"""
result = x * 2
print(f"{x}を2倍したら{result}")
return result
# 使用例
double_number(5) # "5を2倍したら10"と出力
</syntaxhighlight>
==== 複数引数の例 ====
:<syntaxhighlight lang=python3 copy>
def calculate_rectangle_area(width, height):
"""長方形の面積を計算する関数"""
area = width * height
print(f"幅{width}、高さ{height}の長方形の面積は{area}")
return area
# 使用例
calculate_rectangle_area(3, 4) # "幅3、高さ4の長方形の面積は12"と出力
</syntaxhighlight>
=== 戻り値の扱い方 ===
==== 戻り値がある場合 ====
:<syntaxhighlight lang=python3 copy>
def multiply(x, y):
"""2つの数の積を返す関数"""
return x * y
result = multiply(6, 7) # result には 42 が代入される
</syntaxhighlight>
==== 戻り値がない場合 ====
:<syntaxhighlight lang=python3 copy>
def greet(name):
"""挨拶を出力する関数(戻り値なし)"""
print(f"こんにちは、{name}さん!")
greet("田中") # "こんにちは、田中さん!"と出力
</syntaxhighlight>
== 発展的な内容 ==
=== デフォルト引数 ===
引数にデフォルト値を設定することで、引数を省略して関数を呼び出すことができます。
==== 基本的な使用法 ====
:<syntaxhighlight lang=python3 copy>
def greet(name, greeting="こんにちは"):
"""挨拶を返す関数(デフォルト引数付き)"""
return f"{greeting}、{name}さん!"
print(greet("田中")) # "こんにちは、田中さん!"
print(greet("佐藤", "おはよう")) # "おはよう、佐藤さん!"
</syntaxhighlight>
==== デフォルト引数の注意点 ====
可変オブジェクトをデフォルト値として使用する際は注意が必要です:
:<syntaxhighlight lang=python3 copy>
# 危険な例
def add_item(item, lst=[]): # リストをデフォルト引数として使用
lst.append(item)
return lst
print(add_item(1)) # [1]
print(add_item(2)) # [1, 2] 予期せぬ結果
# 推奨される方法
def add_item_safe(item, lst=None):
if lst is None:
lst = []
lst.append(item)
return lst
</syntaxhighlight>
=== 可変長引数 ===
==== *args の使用 ====
任意の数の位置引数を受け取る場合に使用します:
:<syntaxhighlight lang=python3 copy>
def sum_all(*args):
"""任意の数の引数の合計を計算する関数"""
return sum(args)
print(sum_all(1, 2, 3)) # 6
print(sum_all(1, 2, 3, 4, 5)) # 15
</syntaxhighlight>
==== **kwargs の使用 ====
任意の数のキーワード引数を受け取る場合に使用します:
:<syntaxhighlight lang=python3 copy>
def print_info(**kwargs):
"""キーワード引数の情報を表示する関数"""
for key, value in kwargs.items():
print(f"{key}: {value}")
print_info(name="田中", age=25, city="東京")
# 出力:
# name: 田中
# age: 25
# city: 東京
</syntaxhighlight>
=== キーワード引数 ===
==== 基本的な使用法 ====
:<syntaxhighlight lang=python3 copy>
def create_profile(name, age, city="東京"):
return f"名前: {name}, 年齢: {age}, 居住地: {city}"
# 位置引数として渡す
print(create_profile("田中", 25))
# キーワード引数として渡す
print(create_profile(age=25, name="田中", city="大阪"))
</syntaxhighlight>
==== キーワード専用引数 ====
Python 3では、キーワード専用引数を定義できます:
:<syntaxhighlight lang=python3 copy>
def process_data(data, *, sort=False, reverse=False):
"""
データを処理する関数
sort, reverse はキーワード引数としてのみ指定可能
"""
result = data.copy()
if sort:
result.sort(reverse=reverse)
return result
# 正しい使用法
data = [3, 1, 4, 1, 5]
print(process_data(data, sort=True))
# エラーとなる使用法
# print(process_data(data, True)) # TypeError
</syntaxhighlight>
=== 残余引数 ===
関数の定義で固定された引数とともに、可変長引数を持つことができます。
ここで、残余引数は、可変長引数の後ろに定義される一連の引数です。
残余引数のために、アスタリスク(<code>*</code>)を使用します。
:<syntaxhighlight lang="python3">
def my_func(a, b, *args):
print(a)
print(b)
for arg in args:
print(arg)
</syntaxhighlight>
これで、my_func()関数は少なくともaとbの2つの引数を取り、残りの引数を可変長引数として扱います。
=== 多値返却風な処理 ===
Pythonには、厳密な意味での多値返却はありませんが、タプルやリストを返すことで多値返しに近いことができます。
;[https://paiza.io/projects/eOjUimXcScBaEweaeUr4KQ?language=python3 多値返し風な処理]:<syntaxhighlight lang="python3">
def addsub(x, y) :
a, b = x + y, x - y
return a, b
def mulquoremdiv(x, y) :
return x * y, x // y, x % y, x / y
a, s = addsub(13, 5)
m, q, r, d = mulquoremdiv(19, 7)
print(f'''\
{a=}, {s=}
{m=}, {q=}, {r=}, {d=}
''')
</syntaxhighlight>
;実行結果:<syntaxhighlight lang=text>
a=18, s=8
m=133, q=2, r=5, d=2.7142857142857144
</syntaxhighlight>
「多値返却風な処理」や「多値返しに近いこと」と歯切れが悪いのは、[[Python/型ヒント#型アノテーション|型アノテーション]]を
:<syntaxhighlight lang="python3">
def addsub(x: int, y: int) -> int, int: # Error!
a, b = x + y, x - y
return a, b
def mulquoremdiv(x: int, y: int) -> int, int, int, float: # Error!
return x * y, x // y, x % y, x / y
</syntaxhighlight>
としたいのですが、
:<syntaxhighlight lang="python3">
from typing import Tuple
def addsub(x: int, y: int) -> Tuple[int, int]:
a, b = x + y, x - y
return a, b
def mulquoremdiv(x: int, y: int) -> Tuple[int, int, int, float] :
return x * y, x // y, x % y, x / y
</syntaxhighlight>
としなければならず、タプルを返していることを明確に意識する必要があるからです。
=== デコレーター ===
デコレーター(''decorator'')は、関数の内容を書き換えずに修飾するための仕組みです。
関数の引数に関数を指定します。既存の関数の前に@{デコレーター名}を付けることで、その関数を修飾することができます。
;形式:<syntaxhighlight lang="python3">
def デコレーター名(デコレーターの引数) :
def ラッパー関数名(*args, **kwargs) :
# 前処理
result = デコレーターの引数(*args, **kwargs)
# 後処理
return result
return ラッパー関数名
@デコレーター名
def 修飾される側の関数(その引数) :
修飾される側の関数の処理
</syntaxhighlight>
;[https://paiza.io/projects/IJVtw2YVTn_wKaztVCfBPA?language=python3 コード例]:<syntaxhighlight lang=python3 copy>
def my_decorator(fn) :
def _wrapper(*args, **kwargs) :
print(f"my_decorator<prologue>:{fn.__name__=}:{args=}, {kwargs=}")
result = fn(*args, **kwargs)
print(f"my_decorator<epilogue>:{result=}")
return result
return _wrapper
@my_decorator
def calc(left, right) :
return left + right
print(f'''\
{calc(3, 5)=}
{calc(right=8, left=9)=}''')
</syntaxhighlight>
;実行結果:<syntaxhighlight lang=text>
my_decorator<prologue>:fn.__name__='calc':args=(3, 5), kwargs={}
my_decorator<epilogue>:result=8
my_decorator<prologue>:fn.__name__='calc':args=(), kwargs={'right': 8, 'left': 9}
my_decorator<epilogue>:result=17
calc(3, 5)=8
calc(right=8, left=9)=17
</syntaxhighlight>
デコレターの文法は、以下のような糖衣構文です。
:<syntaxhighlight lang=python3 copy>
@my_decorator
def fn(...):
...
# は
def fn(...):
...
fn = my_decorator(fn)
#と同じ
</syntaxhighlight>
{{コラム|width=stetch|デコレーター・パターン|
デコレーター・パターンは、オブジェクト指向プログラミングにおいて、同じクラスの他のオブジェクトの動作に影響を与えることなく、個々のオブジェクトに動的に動作を追加することができるデザインパターンです。
デコレーター・パターンは、単一責任原則(Single Responsibility Principle)を遵守するために有用で、独自の関心領域を持つクラス間で機能を分割することができます。
デコレーターの使用は、全く新しいオブジェクトを定義することなく、オブジェクトの動作を拡張することができるため、サブクラス化よりも効率的です。
Pythonのデコレーター構文は、デコレーター・パターンの言語支援と言えます。
}}
=== 関数のドキュメント化 ===
==== ドックストリング ====
関数の説明文をドックストリングとして記述することで、コードの可読性が向上します:
:<syntaxhighlight lang=python3 copy>
def calculate_bmi(weight, height):
"""
体重と身長からBMIを計算する関数
Args:
weight (float): 体重(kg)
height (float): 身長(m)
Returns:
float: BMI値
Examples:
>>> calculate_bmi(60, 1.70)
20.76
"""
return weight / (height ** 2)
# ドックストリングの参照
help(calculate_bmi)
</syntaxhighlight>
=== 高度な関数の概念 ===
==== ラムダ関数 ====
一行で書ける簡単な関数を定義するときに使用します:
:<syntaxhighlight lang=python3 copy>
# 通常の関数
def square(x):
return x ** 2
# 同じ機能のラムダ関数
square_lambda = lambda x: x ** 2
# 使用例
numbers = [1, 2, 3, 4, 5]
squared = list(map(square_lambda, numbers))
print(squared) # [1, 4, 9, 16, 25]
</syntaxhighlight>
== 組込み関数id ==
組込み関数idを使うとオブジェクトのidを得ることができます。
2つの変数同士のidが同じ場合、2つの変数は同じオブジェクトにバインドされています。
大概の型のオブジェクトのidはメモリー上のアドレスですが、整数のようにそうではない型も少数ながらあります。
;[https://paiza.io/projects/WSyCVHSJOLYIuBRmqXwqOg?language=python3 idの例]:<syntaxhighlight lang=python3 copy>
"""
idの例
"""
a = 1
b = 2
c = 3
def f2():
"""
f2で参照されるa,b,cはグローバル変数
"""
print(f"f2:{a=}({id(a)=}),{b=}({id(b)=}),{c=}({id(c)=}),")
def func(a) :
"""
funcで参照されるaは仮引数
funcで参照されるbはローカル変数
funcで参照されるcはグローバル変数
"""
b = a * 2
print(f"func:{a=}({id(a)=}),{b=}({id(b)=}),{c=}({id(c)=}),")
f2()
func(111)
print(f"GLOBAL:{a=}({id(a)=}),{b=}({id(b)=}),{c=}({id(c)=}),")
</syntaxhighlight>
;実行結果:<syntaxhighlight lang="text">
func:a=111(id(a)=9792128),b=222(id(b)=9795680),c=3(id(c)=9788672),
f2:a=1(id(a)=9788608),b=2(id(b)=9788640),c=3(id(c)=9788672),
GLOBAL:a=1(id(a)=9788608),b=2(id(b)=9788640),c=3(id(c)=9788672),
</syntaxhighlight>
=== 戻り値 ===
関数の戻り値(''return value'';返り値・返却値とも)は、return 文で返します。
;関数の戻り値:<syntaxhighlight lang="python3">
import inspect
def f(a) :
""" 引数を戻り値とする関数 """
return a
print(inspect.getsource(f))
print(f'''\
{f(1)=}
{f(3.1415926536)=}
{f("string")=}
''')
def n(a) :
""" return文のない関数 """
pass
print(inspect.getsource(n))
print(f'''\
{n(n)=}
{n(3.1415926536)=}
{n("string")=}
''')
def x(a) :
""" return文に引数のない関数 """
return
print(inspect.getsource(x))
print(f'''\
{x(n)=}
{x(3.1415926536)=}
{x("string")=}
''')
</syntaxhighlight>
:関数は多くのケースで何らかの値を返します。
:これを戻り値とよびます。
:関数は、return文の引数を戻り値とします。
:return文に出会わず関数定義の終わりに達した場合は、オブジェクトNoneが返ります。
:return文で戻り値を指定しない場合は、オブジェクトNoneが返ります。
;例:<syntaxhighlight lang="python3">
def f(a, b) :
return a + b
</syntaxhighlight>
:この関数は引数 a と b を受けとり、足した結果を返します。
====== return文による途中終了 ======
return文があると、その行で関数が終了します。
;例:<syntaxhighlight lang="python3">
def work() :
print("a")
return 0
print("b")
work()
work()
</syntaxhighlight>
;実行結果:<syntaxhighlight lang=text>
a
a
</syntaxhighlight>
: print("b") が実行されることはありません。
=== 関数のスコープ ===
スコープとは変数の有効範囲のことで、大きく分けてグローバルスコープとローカルスコープがあります。
==== グローバルスコープとローカルスコープ ====
:<syntaxhighlight lang=python3 copy>
# グローバル変数
global_var = 100
def my_function():
# ローカル変数
local_var = 200
print(f"グローバル変数: {global_var}") # グローバル変数にアクセス可能
print(f"ローカル変数: {local_var}")
my_function()
print(global_var) # アクセス可能
print(local_var) # エラー:ローカル変数にはアクセス不可
</syntaxhighlight>
==== globalキーワード ====
関数内でグローバル変数を変更する場合は、<code>global</code>キーワードを使用します:
:<syntaxhighlight lang=python3 copy>
counter = 0
def increment():
global counter
counter += 1
return counter
print(increment()) # 1
print(increment()) # 2
</syntaxhighlight>
=== nonlocal ===
nonlocalキーワードは、内包関数から、自分を呼び出した関数のローカル変数にアクセスする仕組みです。
global文と違い、新たな変数を作ることはできません。
;コード例
:<syntaxhighlight lang="python" line highlight=5>
def outer() :
f = 25
def inner() : # 関数内関数
nonlocal f
f = 13
return 1
inner()
print(f)
outer()
</syntaxhighlight>
;実行結果:<syntaxhighlight lang=text>
13
</syntaxhighlight>
:nonlocal の行をコメントにすると、結果は 「25」 に変わります。
=== クロージャ ===
クロージャ(関数クロージャ)は、外側の変数を格納する関数です。
;[https://paiza.io/projects/yaJdPnf3bcBcaGQ_OQ5m-A?language=python3 コード例]:<syntaxhighlight lang=python3 line copy>
def f(z) :
def _f() :
nonlocal z
z += 1
return z
return _f
q = f(-2)
print(q())
print(q())
print(q())
print(q())
</syntaxhighlight>
;実行結果:<syntaxhighlight lang=text>
-1
0
1
2
</syntaxhighlight>
:_fをクロージャ、fをエンクロージャといいます。
この絵柄に見覚えがある人もいると思います。デコレーターの引数(デコレート対象の関数)はラッパー関数は格納した変数です。
<noinclude>
{{Nav}}
{{DEFAULTSORT:かんすう}}
[[Category:Python]]
[[Category:関数|PYTHON]]
</noinclude>
9dt1x0hbzhy9nuieguc2rlb5q5dtzvi
Python/演算子
0
33110
264109
213051
2024-11-24T01:25:57Z
Ef3
694
校閲と推敲
264109
wikitext
text/x-wiki
<noinclude>
{{Nav}}
</noinclude>
= 演算子 =
式は、演算子と1項以上のオペランド(被演算子)から成ります。典型的には中置の二項演算子式ですが、単項演算子や <code>if</code> 式のような構文要素もあります。値を持つ構文要素はすべて式と考えて良いです。
== 演算子の優先順位 ==
以下の表は、Pythonにおける演算子の優先順位を、最も高い優先順位(最も拘束力が強い)から最も低い優先順位(最も拘束力が弱い)へと示しています。同じグループ内の演算子は同じ優先順位を持ち、構文が明示的に与えられない限り、演算子は二項演算子です。括弧を使って演算順序を明示的に指定することができます。
比較、メンバーシップテスト、同一性テストはすべて同じ優先順位を持ち、左から右へ連鎖的に処理されます(ただし、指数演算は右から左へ結合されます)。
{| class="wikitable"
|+ 演算子の優先順位
! 演算子
! 概要
|-
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>(expr...)</syntaxhighlight>,<syntaxhighlight lang="python3" inline>[expr...]</syntaxhighlight>, <syntaxhighlight lang="python3" inline>{key: value...}</syntaxhighlight>, <syntaxhighlight lang="python3" inline>{expr...}</syntaxhighlight>
|結合式または括弧付き式、リスト、辞書、集合
|-
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>x[index]</syntaxhighlight>, <syntaxhighlight lang="python3" inline>x[start:stop:step]</syntaxhighlight>, <syntaxhighlight lang="python3" inline>x(args...)</syntaxhighlight>, <syntaxhighlight lang="python3" inline>x.attr</syntaxhighlight>
|配列要素参照、スライス、関数やメソッドの呼出し、属性参照
|-
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>await</syntaxhighlight> <syntaxhighlight lang="python3" inline>x</syntaxhighlight>
|Await 式
|-
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>**</syntaxhighlight>
|指数関数
|-
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>+x</syntaxhighlight>, <syntaxhighlight lang="python3" inline>-x</syntaxhighlight>, <syntaxhighlight lang="python3" inline>~x</syntaxhighlight>
|単項プラス、単項マイナス、ビット単位のNOT
|-
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>*</syntaxhighlight>, <syntaxhighlight lang="python3" inline>@</syntaxhighlight>, <syntaxhighlight lang="python3" inline>/</syntaxhighlight>, <syntaxhighlight lang="python3" inline>//</syntaxhighlight>, <syntaxhighlight lang="python3" inline>%</syntaxhighlight>
|乗算、行列乗算、除算、剰余有除算、剰余
|-
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>+</syntaxhighlight>, <syntaxhighlight lang="python3" inline>-</syntaxhighlight>
|加算、減算
|-
|<syntaxhighlight lang="python3" inline><<</syntaxhighlight>, <syntaxhighlight lang="python3" inline>>></syntaxhighlight>
|シフト演算
|-
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>&</syntaxhighlight>
|ビット単位の AND
|-
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>^</syntaxhighlight>
|ビット単位の XOR
|-
|<syntaxhighlight lang="python3" inline><nowiki>|</nowiki></syntaxhighlight>
|ビット単位の OR
|-
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>in</syntaxhighlight>, <syntaxhighlight lang="python3" inline>not in</syntaxhighlight>, <syntaxhighlight lang="python3" inline>is</syntaxhighlight>, <syntaxhighlight lang="python3" inline>is not</syntaxhighlight>, <syntaxhighlight lang="python3" inline><</syntaxhighlight>, <syntaxhighlight lang="python3" inline><=</syntaxhighlight>, <syntaxhighlight lang="python3" inline>></syntaxhighlight>, <syntaxhighlight lang="python3" inline>>=</syntaxhighlight>, <syntaxhighlight lang="python3" inline>!=</syntaxhighlight>, <syntaxhighlight lang="python3" inline>==</syntaxhighlight>
|メンバーシップテスト、アイデンティティテストなどの比較
|-
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>not</syntaxhighlight> <syntaxhighlight lang="python3" inline>x</syntaxhighlight>
|ビット単位の NOT
|-
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>and</syntaxhighlight>
|ビット単位の AND
|-
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>or</syntaxhighlight>
|ビット単位の OR
|-
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>if</syntaxhighlight> – <syntaxhighlight lang="python3" inline>else</syntaxhighlight>
|条件演算子
|-
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>lambda</syntaxhighlight>
|ラムダ式
|-
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>:=</syntaxhighlight>
|代入演算子
|}
== 演算子の一覧 ==
{| class="wikitable"
|+ 演算子の一覧
!演算!!構文!!関数
|-
|加算
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>a + b</syntaxhighlight>
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>add(a, b)</syntaxhighlight>
|-
|連結
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>seq1 + seq2</syntaxhighlight>
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>concat(seq1, seq2)</syntaxhighlight>
|-
|包含テスト
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>obj in seq</syntaxhighlight>
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>contains(seq, obj)</syntaxhighlight>
|-
|除算
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>a / b</syntaxhighlight>
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>truediv(a, b)</syntaxhighlight>
|-
|除算
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>a // b</syntaxhighlight>
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>floordiv(a, b)</syntaxhighlight>
|-
|ビット単位論理積
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>a & b</syntaxhighlight>
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>and_(a, b)</syntaxhighlight>
|-
|ビット単位排他的論理和
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>a ^ b</syntaxhighlight>
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>xor(a, b)</syntaxhighlight>
|-
|ビット反転
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>~ a</syntaxhighlight>
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>invert(a)</syntaxhighlight>
|-
|ビット単位論理和
|<syntaxhighlight lang="python3" inline><nowiki>a | b</nowiki></syntaxhighlight>
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>or_(a, b)</syntaxhighlight>
|-
|冪乗
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>a ** b</syntaxhighlight>
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>pow(a, b)</syntaxhighlight>
|-
|同一性
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>a is b</syntaxhighlight>
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>is_(a, b)</syntaxhighlight>
|-
|同一性
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>a is not b</syntaxhighlight>
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>is_not(a, b)</syntaxhighlight>
|-
|インデックス指定代入
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>obj[k] = v</syntaxhighlight>
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>setitem(obj, k, v)</syntaxhighlight>
|-
|インデックス指定削除
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>del obj[k]</syntaxhighlight>
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>delitem(obj, k)</syntaxhighlight>
|-
|インデックス指定参照
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>obj[k]</syntaxhighlight>
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>getitem(obj, k)</syntaxhighlight>
|-
|左シフト
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>a << b</syntaxhighlight>
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>lshift(a, b)</syntaxhighlight>
|-
|剰余
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>a % b</syntaxhighlight>
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>mod(a, b)</syntaxhighlight>
|-
|乗算
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>a * b</syntaxhighlight>
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>mul(a, b)</syntaxhighlight>
|-
|行列乗算
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>a @ b</syntaxhighlight>
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>matmul(a, b)</syntaxhighlight>
|-
|算術否定
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>- a</syntaxhighlight>
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>neg(a)</syntaxhighlight>
|-
|論理否定
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>not a</syntaxhighlight>
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>not_(a)</syntaxhighlight>
|-
|単項プラス
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>+ a</syntaxhighlight>
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>pos(a)</syntaxhighlight>
|-
|右シフト
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>a >> b</syntaxhighlight>
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>rshift(a, b)</syntaxhighlight>
|-
|スライス指定代入
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>seq[i:j] = values</syntaxhighlight>
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>setitem(seq, slice(i, j), values)</syntaxhighlight>
|-
|スライス指定削除
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>del seq[i:j]</syntaxhighlight>
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>delitem(seq, slice(i, j))</syntaxhighlight>
|-
|スライス参照
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>seq[i:j]</syntaxhighlight>
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>getitem(seq, slice(i, j))</syntaxhighlight>
|-
|文字列フォーマッティング
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>s % obj</syntaxhighlight>
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>mod(s, obj)</syntaxhighlight>
|-
|減算
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>a - b</syntaxhighlight>
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>sub(a, b)</syntaxhighlight>
|-
|真偽判定
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>obj</syntaxhighlight>
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>truth(obj)</syntaxhighlight>
|-
|より小
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>a < b</syntaxhighlight>
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>lt(a, b)</syntaxhighlight>
|-
|より小または一致
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>a <= b</syntaxhighlight>
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>le(a, b)</syntaxhighlight>
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|一致
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>a == b</syntaxhighlight>
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>eq(a, b)</syntaxhighlight>
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|不一致
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>a != b</syntaxhighlight>
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|-
|より大または一致
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>a >= b</syntaxhighlight>
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>ge(a, b)</syntaxhighlight>
|-
|より大
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>a > b</syntaxhighlight>
|<syntaxhighlight lang="python3" inline>gt(a, b)</syntaxhighlight>
|}
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音声ファイルで聴くクラシック音楽入門/外部音源
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wikitext
text/x-wiki
<!--【2022年2月11日起稿】-->
<div style="text-align:center">
{|
|-
|[[画像:Free music.svg|150px]]
|[[画像:EdisonPhonograph.jpg|250px]]
|[[画像:78tours.ogv|thumb|300px|[[w:レコード|レコード]]再生の動画]]
|[[画像:Crystal Project songs.png|200px]]
|}
</div>
== クラシック音楽の外部音源リンク集 ==
:[[画像:P music.svg|35px]]:外部音源へのリンク
:[[画像:Antu google-music.svg|30px]]:
=== <span style="background-color:#fdd;">YouTube (ユーチューブ)</span> ===
[[画像:YouTube 2024.svg|100px]] <span style="font-size:10pt;">[https://www.youtube.com/ www.youtube.com ]</span>
#<span style="font-size:13pt;background-color:#ffc;">'''[https://www.youtube.com/c/bach Netherlands Bach Society - YouTube]'''</span>(登録者48万人<!--▲24/09/12更新-->)
#: '''オランダバッハ協会'''のチャンネル <span style="font-size:9pt;">([https://www.bachvereniging.nl/en/japan オランダバッハ協会について])</span>
#<span style="font-size:13pt;background-color:#ffc;">'''[https://www.youtube.com/@Koncerthuset DR Koncerthuset - YouTube]'''</span>(<!--▲DR-->登録者94万人<!--▲24/09/12更新-->)
#: '''[[w:デンマーク放送協会|デンマーク放送協会 (DR)]]'''のLiveチャンネル:[[w:DR放送交響楽団|DR放送交響楽団]]のクラシック演奏動画があります。
#<span style="font-size:13pt;background-color:#ffc;">'''[https://www.youtube.com/user/TopClassicalMusic Top Classical Music - Music History Channel]'''</span>(<!--▲Top Classical Music-->登録者29万人超<!--▲24/09/12更新-->)
#<span style="font-size:13pt;background-color:#ffc;">[https://www.youtube.com/c/AudioLibraryFreeMusic Audio Library - Free Music (無料の音楽)]</span>:「無料の音楽」チャンネル(<!--▲無料の音楽-->登録者28万人超<!--▲24/09/12更新-->)
#*<span style="font-size:13pt;background-color:#fee;">'''[https://www.youtube.com/playlist?list=PLKCo4y0JbV2bfmPuy7_htPBrjDq-qGNjO クラシック音楽 - YouTube]'''</span> :クラシック音楽の動画が 277 本(2021/08/30現在)あります。
#<span style="font-size:13pt;background-color:#ffc;">'''[https://www.youtube.com/channel/UCbO_rdgHE5sQOnD5Uokr-Zg ピティナ ピアノチャンネル PTNA]'''</span>(<!--▲ピティナ-->登録者16万人超<!--▲-->)
#::'''ピティナ PTNA'''([[w:全日本ピアノ指導者協会|全日本ピアノ指導者協会]])のチャンネル
#<span style="font-size:13pt;background-color:#ffc;">'''[https://www.youtube.com/channel/UCiruo-3p5hDkYPWVMv4j0GA Classical Music Library]'''</span> (<!--▲Classical Music Library-->登録者11万人超<!--▲-->)
#<span style="font-size:13pt;background-color:#ffc;">[https://www.youtube.com/user/MidwestYoungArtists/playlists Midwest Young Artists Conservatory - YouTube]</span>
#::<span style="font-size:11pt;">[[w:en:Midwest Young Artists Conservatory|Midwest Young Artists Conservatory]]</span>(アメリカ中西部の若手アーティストたちの楽団)
=== <span style="font-size:13pt;background-color:#fdd;">歴史的音源「れきおん」(国立国会図書館デジタルコレクション)</span> ===
[[w:国立国会図書館|国立国会図書館]]が、'''国立国会図書館デジタルコレクション'''<ref>[https://dl.ndl.go.jp/ 国立国会図書館デジタルコレクション]</ref> において提供している「'''歴史的音源'''」('''れきおん''') は、国内で製造されたレコードなど、さまざまな音源をデジタル化して提供するサービスです。館内でしか利用できない音源もありますが、著作権・著作隣接権保護期間を満了した音源はネット上で自由に聴くことができます<ref>[https://dl.ndl.go.jp/ja/rekion_faq.html 国立国会図書館デジタルコレクション - 歴史的音源の公立図書館等への配信提供に関するページ]</ref>
。ここでは、クラシック音楽の作品を整理して紹介します。
*[https://rekion.dl.ndl.go.jp/ 歴史的音源](「れきおん」国立国会図書館デジタルコレクション)
====アイレンベルク (1848–1927) 「黒い森の水車」====
ドイツのロマン派の作曲家 '''[[w:リヒャルト・アイレンベルク|リヒャルト・アイレンベルク]]'''([[w:en:Richard Eilenberg|Richard Eilenberg]]: 1848–1927)の楽曲
:'''黒い森の水車'''(Die Mühle im Schwarzwald ; ''The Mill In The Black Forest''、1885年)
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3576348 (音楽鑑賞教育)管弦楽:森の水車 - 歴史的音源]
====アンゲラー (1740-1794) 「おもちゃの交響曲」====
{{Commons|Category:Audio files of music by Edmund Angerer|Audio files of music by Edmund Angerer}}
オーストリアの神父・音楽教師・オルガン奏者・合唱指導者 '''[[w:エトムント・アンゲラー|エトムント・アンゲラー]]'''([[w:de:Edmund Angerer|Edmund Angerer]]: 1740-1794)の楽曲。[[#ハイドン]]の作曲として知られていた「おもちゃの交響曲」の実際の作曲者であることが知られるようになった。
:'''[[w:おもちゃの交響曲|おもちゃの交響曲 (こどもの交響曲)]]'''([[w:de:Kindersinfonie|Die Kindersinfonie]] ; [[w:en:Toy Symphony|Toy Symphony]])
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3576307 (児童のための音楽)管弦楽:玩具の交響曲 - 歴史的音源](ハイドン作曲、[[w:フェリックス・ワインガルトナー|ワインガードナー]] 指揮、ブリティッシュ交響楽団<ref>[[w:en:British Symphony Orchestra]]</ref>、コロムビア、1932年5月)
====アンダーソン=ギルマン (1881-1971) 「ウォータールーの戦い」====
イギリスの女流作曲家 '''ヴィルマ・アンダーソン=ギルマン'''(Wilma Anderson-Gilman: 1881-1971)<ref>[https://ml.naxos.jp/composer/176183 ヴィルマ・アンダーソン=ギルマン (Wilma Anderson-Gilman) - 作曲家(クラシック) - NML ナクソス・ミュージック・ライブラリー]</ref> の作品
:'''ウォータールー(ワーテルロー)の戦い'''(Battle of Waterloo)
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3571668 管弦楽:ウォーターローの戦 - 歴史的音源]
====イヴァノヴィチ (1845–1902) 「ドナウ川のさざなみ」====
{{Commons|Category:Ion Ivanovici|Ion Ivanovici}}
ルーマニアの作曲家・指揮者 '''[[w:ヨシフ・イヴァノヴィチ|ヨシフ・イヴァノヴィチ]]([[w:en:Ion Ivanovici|Ion Ivanovici]]: 1845–1902)の楽曲
:'''ワルツ「[[w:ドナウ川のさざなみ|ドナウ川のさざなみ]]」'''
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/8274967 交響楽:ドナウ河の漣(上) - 歴史的音源]([[w:近衛秀麿|近衛秀麿]] 指揮、[[w:NHK交響楽団|新交響楽団]]、コロムビア、1933年12月)
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/8274968 交響楽:ドナウ河の漣(下) - 歴史的音源](近衛秀麿 指揮、新交響楽団、コロムビア、1933年12月)
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1321778 ドナウ河の漣(Danube Waves Waltz) - 歴史的音源]([[w:橋本國彦|橋本国彦]] 編曲、橋本国彦、沢崎秋子[ピアノ伴奏]、ビクター、1933年12月)
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3572819 管弦楽:ダニューブの漣 - 歴史的音源](ウイーン・ボヘーム管弦楽団、コロムビア、1949年4月)
====ウェーバー (1786–1826)====
ドイツのロマン派の作曲家 '''[[w:カール・マリア・フォン・ウェーバー|カール・マリア・フォン・ウェーバー]]'''([[w:en:Carl Maria von Weber|Carl Maria von Weber]]: 1786–1826)の楽曲
===== [[w:舞踏への勧誘|舞踏への勧誘 (舞踏への招待)]]=====
:[[画像:P music.svg|35px]][[画像:Antu google-music.svg|30px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1316645 ピアノ独奏:舞踏への勧誘(上) - 歴史的音源]
:[[画像:P music.svg|35px]][[画像:Antu google-music.svg|30px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1316646 ピアノ独奏:舞踏への勧誘(下) - 歴史的音源]
====ヴェルディ====
:歌劇『[[w:アイーダ|アイーダ]]』より '''[[w:アイーダ#凱旋行進曲|凱旋行進曲]]'''
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/8268276 管弦楽:アイダマーチ(Aida Grand March) - 歴史的音源]
====C. オース (1867-1921) 「時計屋の店で」====
アメリカの作曲家 '''チャールズ・J. オース'''(Charles J. Orth: 1867-1921)<ref>[https://www.muziekweb.nl/Link/M00000310058/CLASSICAL/COMPOSER/Charles-Orth Charles Orth - Muziekweb]</ref> の楽曲
:'''''時計屋の店で'''''(In a Clock-Store)<ref>[https://www.muziekweb.nl/Link/U00001459028/CLASSICAL/In-a-clock-store Charles Orth (1867-1921) - In a clock store - Muziekweb]</ref>
:[[画像:P music.svg|35px]][[画像:Antu google-music.svg|30px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/8275614 オルト作曲 管弦楽:初等科1学年観賞音盤:時計屋の店 - 歴史的音源]
====オギンスキ (1765-1833) 「ポロネーズ」====
ポーランドの外交官・政治家にしてロマン派の作曲家 '''ミハウ・クレオファス・オギンスキ'''<ref>[https://ml.naxos.jp/composer/16215 ミハウ・クレオファス・オギンスキ (Michal Kleofas Oginski) - 作曲家(クラシック) - NML ナクソス・ミュージック・ライブラリー]</ref>([[w:en:Michał Kleofas Ogiński|Michał Kleofas Ogiński]]: 1765-1833)の[[w:ポロネーズ|ポロネーズ]]より
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1323621 オギンスキー ポロネーズ(Polonaise) - 歴史的音源]
====オッフェンバック====
:歌劇『[[w:ホフマン物語|ホフマン物語]]』より '''「[[w:美しい夜、おお、恋の夜よ|美しい夜、おお、恋の夜よ (ホフマンの舟歌)]]」'''
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3571227 管弦楽:ホフマンの舟歌「Tales of Hoffmann」 - 歴史的音源]
====クーラウ (1786–1832) 「ソナチネ・アルバム」====
ドイツ出身のデンマークの古典派~ロマン派の作曲家 '''[[w:フリードリヒ・クーラウ|フリードリヒ・クーラウ]]'''([[w:en:Friedrich Kuhlau|Friedrich Kuhlau]]: 1786–1832)の[[w:ソナチネアルバム|ソナチネアルバム]]より
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1323219 ソナチネ・アルバム 1の 1番(上)アレグロ-アンダンテ - 歴史的音源]
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1334336 ソナチネ・アルバム 1の 1(下) ロンド・ アレグロ - 歴史的音源]
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1324752 ソナチネ~アレグロ/ソナチネ~ヴィヴァチェ - 歴史的音源]
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1324753 ソナチネ~テンポ・ディ・マルチァ/ソナチネ~ヴィヴァチェ・アッサイ - 歴史的音源]
====グノー (1818–1893)====
{{Commons|Category:Audio files of Faust (opera)|Audio files of Faust (opera)}}
フランスのロマン派の作曲家 '''[[w:シャルル・グノー|シャルル・グノー]]'''([[w:en:Charles Gounod|Charles Gounod]]: 1818–1893)の楽曲
*歌劇『[[w:ファウスト (グノー)|ファウスト]]』より '''[[w:ファウスト_(グノー)#ファウストのワルツ|ファウストのワルツ]]'''
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1316510 管弦楽:フアウスト・ワルツ - 歴史的音源]
*歌劇『[[w:ファウスト (グノー)|ファウスト]]』より '''「兵士の合唱」'''(Soldiers' Chorus)
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/8275573 管弦楽:兵士の合唱 - 歴史的音源]
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3576349 (音楽鑑賞教育)管弦楽:兵士の合唱 - 歴史的音源]
====グリーグ====
{{Commons|Category:Compositions by Edvard Grieg|Compositions by Edvard Grieg}}
:『[[w:ペール・ギュント (グリーグ)|ペール・ギュント]]』より'''「アニトラの踊り」'''
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1316530 管弦楽:ペールギュントより「アニトラの踊り」 - 歴史的音源]
:『[[w:ペール・ギュント (グリーグ)|ペール・ギュント]]』より'''「ソルヴェイグの歌」'''
:[[画像:P music.svg|35px]][[画像:Antu google-music.svg|30px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1316563 管弦楽:ソルベージの歌(グリーグ) - 歴史的音源]
:[[w:抒情小曲集#第3集 作品43|「抒情小曲集」第3集(作品43)]] より 第6曲'''「春に寄す」'''
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1316445 独奏:春に寄す - 歴史的音源]
====グルック (1714–1787)====
ドイツ出身の古典派の作曲家 '''[[w:クリストフ・ヴィリバルト・グルック|クリストフ・ヴィリバルト・グルック]]'''([[w:en:Christoph Willibald Gluck|Christoph Willibald Gluck]]: 1714–1787)の楽曲
:'''[[w:ガヴォット|ガヴォット]]'''
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1316657 ピアノ独奏:ガボット - 歴史的音源]
====クレメンティ (1752–1832) 「ソナチネ・アルバム」====
イタリア出身の古典派~ロマン派の作曲家・ピアニスト '''[[w:ムツィオ・クレメンティ|ムツィオ・クレメンティ]]'''([[w:en:Muzio Clementi|Muzio Clementi]]: 1752–1832)の[[w:ソナチネアルバム|ソナチネアルバム]]「六つのソナチネ」より
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1323591 ソナチネ・アルバム 1 の 9 番(上)スピリトーゾ - 歴史的音源]
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1334399 ソナチネ・アルバム 1 の 9 番(下) ウン・ポコ・アレグロ-アダージオ - 歴史的音源]
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3569889 SONATINE(アレグロ・コン・スピリット)~ソナチネ・アルバム1の12番 - 歴史的音源]
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3569896 SONATINE(ロンド) - 歴史的音源]
====ゴセック (1734–1829) 「ガヴォット」====
[[w:南ネーデルラント|南ネーデルラント]](ベルギー)出身のフランスの古典派~ロマン派の作曲家 '''[[w:フランソワ=ジョセフ・ゴセック|フランソワ=ジョセフ・ゴセック]]'''([[w:en:François-Joseph Gossec|François-Joseph Gossec]]: 1734–1829)の楽曲
:'''[[w:ガヴォット (ゴセック)|ガヴォット (ゴセック)]]'''
:[[画像:P music.svg|35px]][[画像:Antu google-music.svg|30px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/8275619 管弦楽:ガボット - 歴史的音源]
====ザメニク (1872-1953) 「沙漠のキャラバン」====
アメリカの作曲家・指揮者 '''ジョン・ステパン・ザメニク'''<ref>[https://ml.naxos.jp/composer/19942 ジョン・ステパン・ザメニク (John Stepan Zamecnik) - 作曲家(クラシック以外) - NML ナクソス・ミュージック・ライブラリー]</ref>
([[w:en:John Stepan Zamecnik|John Stepan Zamecnik]]: 1872-1953)の楽曲
:'''沙漠のキャラバン'''(The Desert Caravan)
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/8266788 The Desert Caravan - 歴史的音源]
====シューベルト====
*'''[[w:楽興の時 (シューベルト)|楽興の時]] 第3番'''
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/8273972 '''バイオリン独奏''':モーメント ミュージカル - 歴史的音源](シューベルト作曲、Kathleen Parlow[ヴァイオリン]、ニッポノホン<ref name="ニッポノホン">[https://columbia.jp/nipponophone/ 「ニッポノホン/NIPPONOPHONE」レーベル|NIPPON COLUMBIA]</ref>)
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3576277 (音楽鑑賞教育)'''八重奏''':モーメント・ミュージカル - 歴史的音源](シューベルト作曲、J.H.スクワイヤー・セレステ弦楽八重奏団、コロムビア、1932年5月)
{{Commons|Category:D 733 – 3 Marches militaires, Op. 51|3 Marches militaires, Op. 51}}
*'''[[w:軍隊行進曲 (シューベルト)|軍隊行進曲]] 第1番'''
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/8268277 管弦楽:マーチ ミリタリー(Marche Militaire) - 歴史的音源]
<br>
====シュトラウス1世,ヨハン (ワルツの父)====
「ワルツの父」と呼ばれたオーストリアのロマン派の作曲家 '''[[w:ヨハン・シュトラウス1世|ヨハン・シュトラウス1世]]'''([[w:en:Johann Strauss I|Johann Strauss I]]: 1804–1849)の楽曲
===== ラデツキー行進曲=====
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1316599 管弦楽:ラデッキイ・マーチ - 歴史的音源]
====シュトラウス2世,ヨハン (ワルツ王)====
「ワルツ王」と呼ばれたオーストリアのロマン派の作曲家 '''[[w:ヨハン・シュトラウス2世|ヨハン・シュトラウス2世]]'''([[w:en:Johann Strauss II|Johann Strauss II]]: 1825–1899)の楽曲
===== [[w:美しく青きドナウ|美しく青きドナウ]]=====
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1314049 管絃樂 ブユーテイフル ダニユーブ - 歴史的音源]([[w:山田耕筰|山田耕筰]] 指揮、[[w:山田耕筰#日本交響楽協会|日本交響楽協会]]、ニッポノホン<ref name="ニッポノホン"/>)
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1328527 碧きドナウ(一) - 歴史的音源](日本ビクター管弦楽団、ビクター、1941年5月)
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1328528 碧きドナウ(二) - 歴史的音源](日本ビクター管弦楽団、ビクター、1941年5月)
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2914992 管絃樂 靑きダニユーヴ-B- - 歴史的音源]([[w:近衛秀麿|近衞秀麿]] 指揮、[[w:NHK交響楽団|新交響樂團]]、コロムビア)
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3572834 管弦楽:美しき碧きドナウ - 歴史的音源](ウエンキング楽団、コロムビア、1950年9月)
===== ワルツ「[[w:芸術家の生活|芸術家の生活(芸術家の生涯)]]」=====
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1316625 管弦楽:芸術家の生涯(一) - 歴史的音源]
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1316626 管弦楽:芸術家の生涯(二) - 歴史的音源]
===== [[w:アンネン・ポルカ (ヨハン・シュトラウス2世)|アンネン・ポルカ]]=====
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3571675 管弦楽:アンネン・ポルカ - 歴史的音源]
====シューマン====
:『[[w:子供の情景|子供の情景]]』より第7曲'''『トロイメライ』'''
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3576291 (音楽鑑賞教育)八重奏:トロイメライ - 歴史的音源](シューマン作曲、J.H.スクワイヤー・セレステ弦楽八重奏団、コロムビア、1932年5月)
====ショパン====
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1316658 ピアノ独奏:ワルツ - 歴史的音源]
====スッペ====
オーストリアのロマン派の作曲家 '''[[w:フランツ・フォン・スッペ|フランツ・フォン・スッペ]]'''([[w:en:Franz von Suppé|Franz von Suppé]]: 1819–1895)の楽曲
:'''歌劇「軽騎兵」序曲'''
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2915118 管絃樂 輕騎兵序曲(上) - 歴史的音源]
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2915119 管絃樂 輕騎兵序曲(下) - 歴史的音源]
====スメタナ====
チェコの作曲家 '''[[w:ベドルジハ・スメタナ|ベドルジハ・スメタナ]]'''([[w:en:Bedřich Smetana|Bedřich Smetana]]: 1824–1884)の楽曲
:'''歌劇「[[w:売られた花嫁|売られた花嫁]]」より'''
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/8267809 「売られた花嫁」より フリアント - 歴史的音源]
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/8267810 「売られた花嫁」より 道化師の踊り - 歴史的音源]
====タイケ (1864–1922) 「旧友」====
ドイツ・ロマン派の作曲家 '''[[w:カール・タイケ|カール・タイケ]]'''([[w:en:Carl Teike|Carl Teike]]: 1864–1922)が作曲した行進曲
:'''[[w:旧友 (行進曲)|旧友 (行進曲)]]'''
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1316504 管弦楽:旧友行進曲 - 歴史的音源]([[w:齋藤秀雄|齋藤秀雄]] 指揮、[[w:NHK交響楽団|新交響楽団]]、コロムビア)
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/8268248 管弦楽:オールド・カムレード - 歴史的音源](ニッポノホン<ref name="ニッポノホン"/>)
====タルティーニ (1692–1770)====
イタリアのバロック音楽の作曲家・ヴァイオリン奏者 '''[[w:ジュゼッペ・タルティーニ|ジュゼッペ・タルティーニ]]'''([[w:en:Giuseppe Tartini|Giuseppe Tartini]]: 1692–1770)のヴァイオリンソナタ
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1323590 ラルゴーとアレグロ - 歴史的音源]
====チャイコフスキー====
:ピアノ曲集'''『[[w:四季 (チャイコフスキー)|四季]]』より 11月 トロイカ'''
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1316406 独奏:トロイカ - 歴史的音源]
====ツェルニー (1791–1857)====
オーストリアのピアノ教師・作曲家 '''[[w:カール・ツェルニー|カール・ツェルニー]]'''([[w:en:Carl Czerny|Carl Czerny]]: 1791–1857)のピアノ練習曲
====ドゥシーク (デュセック 1760–1812) 「ソナチネ・アルバム」====
イギリスの古典派~ロマン派のボヘミア人作曲家・ピアニスト '''[[w:ヤン・ラディスラフ・ドゥシーク|ヤン・ラディスラフ・ドゥシーク(ハン・ラディスラウス・ドゥセック)]]'''([[w:en:Jan Ladislav Dussek|Jan Ladislav Dussek]]: 1760–1812)の「ソナチネ・アルバム」より
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1324796 ソナチネ ・アルバム1の17番 アレグロ・ノンタント/ロンド・アレグレット - 歴史的音源]
====ドリーブ (1836-91)====
「フランス・バレエ音楽の父」'''[[w:レオ・ドリーブ|レオ・ドリーブ]]'''(1836-91)の作品
:バレエ音楽'''『[[w:コッペリア|コッペリア]]』'''より'''[[w:チャールダーシュ|チャールダーシュ]]'''(ハンガリー舞曲)
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2915117 管絃樂 「コツペリア」より チヤルダス - 歴史的音源]
====ハイドン====
*'''「ハイドンのセレナーデ」'''⇒ [[#ホフシュテッター (1742-1815) 「ハイドンのセレナーデ」]] を参照
*'''ハイドン「[[w:おもちゃの交響曲|おもちゃの交響曲]]」'''⇒ [[#アンゲラー (1740-1794) 「おもちゃの交響曲」]] を参照
====バッハ, ヨハン・ゼバスチャン====
:'''[[w:G線上のアリア|G線上のアリア]]'''
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/8273973 バイオリン独奏:エア オン ジー ストリング(G線上のアリア) - 歴史的音源]
====ピエルネ (1863–1937) 「鉛の兵隊の行進曲」「小牧神の入場」====
フランスのロマン派~近現代の作曲家 '''[[w:ガブリエル・ピエルネ|ガブリエル・ピエルネ]]([[w:en:Gabriel Pierné|Gabriel Pierné]]: 1863–1937)の楽曲
*ピアノ曲集『小さな友達のためのアルバム』(Album pour mes petits amis)(作品番号14 第6曲、1887年) より'''『鉛の兵隊の行進曲』'''(Marche des Petits Soldats de plomb)
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/8275616 管弦楽:鉛の兵隊、進めや進め - 歴史的音源](コロムビア管弦楽団、コロムビア、1942年7月)
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3572831 管弦楽:鉛の兵隊 - 歴史的音源](リーガル管弦楽団、コロムビア、1950年5月)
*バレエ音楽『[[w:シダリーズと牧羊神|シダリーズと牧羊神]]』([[w:en:Cydalise et le Chèvre-pied|Cydalise et le Chèvre-pied]])の組曲版より'''「小牧神の入場」'''(Marche des petits faunes)
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3576313 (児童のための音楽)管弦楽:小牧神の入場 - 歴史的音源](ピエルネ作曲、[[w:ウォルター・ダムロッシュ|ダムロッシュ]] 指揮、[[w:ニューヨーク交響楽団|紐育交響楽団]]、コロムビア、1932年5月)
====ビゼー====
:'''歌劇『[[w:カルメン (オペラ)|カルメン]]』より'''
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1314164 管弦楽:カルメン(上) - 歴史的音源]
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1314165 管弦楽:カルメン(下) - 歴史的音源]
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1316637 管弦楽:カルメン(間奏曲) - 歴史的音源]
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1315708 管弦楽:カルメン - 歴史的音源]
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1315709 管弦楽:カルメン - 歴史的音源]
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2915121 管絃樂 カルメン-アラゴネーズ- - 歴史的音源]
:'''『[[w:アルルの女|アルルの女]]』より'''
:[[画像:P music.svg|35px]][[画像:Antu google-music.svg|30px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1316638 管弦楽:アルルの女(メヌエット) - 歴史的音源]
====プッチーニ====
イタリアの作曲家 '''[[w:ジャコモ・プッチーニ|ジャコモ・プッチーニ]]'''([[w:en:Giacomo Puccini|Giacomo Puccini]]: 1858–1924)のオペラ
===== 歌劇『[[w:ラ・ボエーム (プッチーニ)|ラ・ボエーム]]』より=====
{{Commons|Category:Audio files of La bohème|Audio files of La bohème}}
:'''ロドルフォのアリア「冷たい手を」'''([[w:en:Che gelida manina|Che gelida manina]])
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/8267807 歌劇「ラ・ボエーム」第一幕 冷たい手を暖めませう - 歴史的音源]
:'''ミミのアリア「私の名はミミ」'''([[w:fr:Mi chiamano Mimì|Mi chiamano Mimì]])
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/8267808 歌劇「ラ・ボエーム」第一幕 みんなが私をミミと呼びます - 歴史的音源]
===== 歌劇『[[w:蝶々夫人|蝶々夫人]]』より=====
{{Commons|Category:Audio files of Madama Butterfly|Audio files of Madama Butterfly}}
:'''アリア「ある晴れた日に」'''([[w:en:Un bel dì, vedremo|Un bel dì, vedremo]])
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/8267931 獨唱 歌劇 蝶々夫人「晴れた日の」 - 歴史的音源]
====ブラームス====
===== ハンガリー舞曲=====
:'''[[w:ハンガリー舞曲|ハンガリー舞曲]] 第5番'''
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1316621 管弦楽:ハンガリー舞曲(第五番) - 歴史的音源]
:'''[[w:ハンガリー舞曲|ハンガリー舞曲]] 第6番'''
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1316622 管弦楽:ハンガリー舞曲(第六番) - 歴史的音源]
====ブランケンブルク (1876–1956)====
ドイツの作曲家 '''ヘルマン・ルートヴィヒ・ブランケンブルク'''([[w:en:Hermann Ludwig Blankenburg|Hermann Ludwig Blankenburg]]: 1876–1956)の軍隊行進曲
:「フリードリッヒ大王行進曲」
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1316608 Blankenberg作曲 管弦楽:フリードリッヒ大王行進曲 - 歴史的音源]
====ベートーヴェン====
:'''[[w:ピアノソナタ第14番 (ベートーヴェン)|ピアノソナタ第14番「月光ソナタ」]]'''
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1316631 ピアノ独奏:月光の曲(上) - 歴史的音源]
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1316632 ピアノ独奏:月光の曲(下) - 歴史的音源]
:'''トルコ行進曲'''
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1316500 ピアノ独奏:土耳古行進曲 - 歴史的音源](井上園子、コロムビア、1936年10月)
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1316509 管弦楽:土耳古行進曲 - 歴史的音源]([[w:齋藤秀雄|斎藤秀雄]] 指揮、[[w:NHK交響楽団|新交響楽団]]、コロムビア、1936年12月)
<br>
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1324797 ソナチネ・アルバム 2の11番 アレグロ・アッサイ/ロンド・アレグレット - 歴史的音源]
====ボアイェルデュー (1775–1834) 「バグダッドの太守」====
{{Commons|Category:François Adrien Boieldieu|François Adrien Boieldieu}}
フランスの古典派~ロマン派の作曲家・ピアニスト '''[[w:フランソワ=アドリアン・ボイエルデュー|フランソワ=アドリアン・ボアイェルデュー]]'''([[w:en:François-Adrien Boieldieu|François-Adrien Boieldieu]]: 1775–1834)の楽曲
:'''バグダッドの太守'''([[w:en:Le calife de Bagdad|Le calife de Bagdad]])
[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1316526 ボアルデユ作曲 管弦楽:バクダッドの大守(上) - 歴史的音源]
[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1316527 ボアルデユ作曲 管弦楽:バクダッドの大守(下) - 歴史的音源]
====ボッケリーニ (1743–1805) 「ボッケリーニのメヌエット」====
イタリアの古典派の作曲家・チェロ奏者 '''[[w:ルイジ・ボッケリーニ|ルイジ・ボッケリーニ]]([[w:en:Luigi Boccherini|Luigi Boccherini]]: 1743–1805)の楽曲
:'''『[[w:弦楽五重奏曲G275 (ボッケリーニ)|弦楽五重奏曲G275]]』より第3楽章「ボッケリーニのメヌエット」'''(1771年作曲)
[[画像:P music.svg|35px]][[画像:Antu google-music.svg|30px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2916152 ヴァイオリン練習用伴奏曲「メヌエット」 - 歴史的音源](ボッケリーニ作曲、オルケストル・フォンテーヌ、[[w:鷲見三郎|鷲見三郎]] 指揮、ビクター、1954年10月)
====ホフシュテッター (1742-1815) 「ハイドンのセレナーデ」====
{{Commons|Category:Roman Hoffstetter|Roman Hoffstetter}}
オーストリアの修道士・アマチュア作曲家 '''[[w:ロマン・ホフシュテッター|ロマン・ホフシュテッター]]'''([[w:en:Roman Hoffstetter|Roman Hoffstetter]]: 1742-1815)の作品
:'''弦楽四重奏曲ヘ長調作品3-5の第2楽章「ハイドンのセレナーデ」'''
[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3571256 管弦楽:セレナーデ - 歴史的音源]
====マリ (1852–1928) 「金婚式」====
フランスのロマン派の作曲家・指揮者 '''[[w:ガブリエル・マリ|ジャン・ガブリエル・マリ]]([[w:en:Jean Gabriel-Marie|Jean Gabriel-Marie]]: 1852–1928)の楽曲
:'''[[w:金婚式 (楽曲)|金婚式]](''La cinquantaine'' ; [[w:en:The Golden Wedding|The Golden Wedding]]、1887年)
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3576279 (音楽鑑賞教育)八重奏:金婚式 - 歴史的音源]
====ミヒャエリス (1831-1887) 「森の鍛冶屋」====
ドイツのロマン派・通俗音楽の作曲家・楽団員 '''テオドール・ミヒャエリス'''(Theodor Michaelis <ref>[https://imslp.org/wiki/Category:Michaelis,_Theodor テオドール・ミヒャエリス - IMSLP/ペトルッチ楽譜ライブラリー: パブリックドメインの無料楽譜]</ref><ref>[https://www.muziekweb.nl/en/Link/M00000310021/POPULAR/Theodor-Michaelis Theodor Michaelis - albums - Muziekweb]</ref>: 1831-1887)の楽曲
:'''森の鍛冶屋'''(Die Schmiede im Walde, 作品番号126, 1881年 <ref>[https://imslp.org/wiki/Die_Schmiede_im_Walde%2C_Op.126_(Michaelis%2C_Theodor) Die Schmiede im Walde, Op.126 (Michaelis, Theodor) - IMSLP/ペトルッチ楽譜ライブラリー]</ref>)
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3576287 ミカエリス作曲 (音楽鑑賞教育)吹奏楽:森の鍛冶屋 - 歴史的音源](リーガル軍楽隊、コロムビア、1932年5月)
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/8266793 T.Michaelis作曲 森の鍛冶屋(Forge in the Forest) - 歴史的音源](日本ビクター・ジュニア・オーケストラ、ビクター、1933年5月)
====メンデルスゾーン====
:『[[w:無言歌集 (メンデルスゾーン)|無言歌集]]』第5巻(作品番号62)より第6曲'''「春の歌」'''
:[[画像:P music.svg|35px]][[画像:Antu google-music.svg|30px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1316511 ピアノ独奏:春の歌 - 歴史的音源]
:『4つの歌曲』(作品番号120)より 第1曲'''「狩りの歌」'''
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1316512 ピアノ独奏:狩の歌 - 歴史的音源]
====モーツァルト====
:'''トルコ行進曲'''
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1316501 ピアノ独奏:土耳古行進曲 - 歴史的音源]
====リスト====
:'''[[w:ラ・カンパネッラ|ラ・カンパネッラ]]'''
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1316669 ピアノ独奏:ラ・カムパネラ(上) - 歴史的音源]
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1316670 ピアノ独奏:ラ・カムパネラ(下) - 歴史的音源]
====リヴェッリ (1875-1930) 「キューピーの観兵式」====
'''リヴェッリ'''(Fedele Rivelli: 1875-1930)<ref>[http://worldcat.org/identities/viaf-288743138/ Rivelli, Fedele [WorldCat Identities] ]</ref> の楽曲
:'''キューピーの観兵式'''(Amors Wachtparade / Cupids patrol<ref>[https://www.worldcat.org/title/amors-wachtparade-cupids-patrol/oclc/248463084 Amors Wachtparade = Cupids patrol (楽譜, 1928) [WorldCat.org] ]</ref>)
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3572828 リベリ作曲 管弦楽:キューピーの観兵式 - 歴史的音源]
====レーク (1879-1955) 「小鳥屋の店で」====
アメリカの作曲家・編曲家・指揮者・ヴァイオリニスト '''メイヒュー・レスター・レイク'''(Mayhew Lester Lake :1879-1955)<ref>オランダ語記事 [[w:nl:Mayhew Lester Lake]]</ref><ref>[http://webcatplus.nii.ac.jp/webcatplus/details/creator/1811323.html Lake, Mayhew - Webcat Plus]</ref> の楽曲
:'''小鳥屋の店で'''(In A Bird Store)
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/8266789 小鳥屋の店 - 歴史的音源]
====レハール (1870–1948) 「金と銀」====
[[w:オーストリア゠ハンガリー帝国|オーストリア=ハンガリー]]出身のロマン派の作曲家 '''[[w:フランツ・レハール|フランツ・レハール]]'''([[w:en:Franz Lehár|Franz Lehár]]: 1870–1948)の楽曲
:'''[[w:金と銀|金と銀]]'''(''Gold und Silber'')
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3576350 (音楽鑑賞教育)管弦楽:金と銀 - 歴史的音源]
====ロッシーニ====
:'''[[w:ウィリアム・テル序曲|ウィリアム・テル序曲]]'''
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2915498 管絃樂 ウヰリアム・テル-行進曲- - 歴史的音源](ロツシーニ作曲、
[[w:近衛秀麿|近衛秀麿]] 指揮、[[w:NHK交響楽団|新交響樂團]]、コロムビア、3分23秒)
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3576331 (教育映画伴奏用)吹奏楽:ウィリアム・テル序曲「静穏」 - 歴史的音源](シルヴァースターズ吹奏楽団、コロムビア、1937年4月、2分38秒)
====ワルトトイフェル====
[[w:エミール・ワルトトイフェル|エミール・ワルトトイフェル]](1837-1915)の楽曲
:'''[[w:スケートをする人々|スケーターズワルツ]]'''([[w:en:Les Patineurs (waltz)|Les Patineurs]])
:[[画像:P music.svg|35px]][[画像:Antu google-music.svg|30px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2915122 管絃樂 スケータース・ワルツ - 歴史的音源](齋藤秀雄 指揮、新交響樂團、コロムビア、3分27秒)
:[[画像:P music.svg|35px]][[画像:Antu google-music.svg|30px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1316598 管弦楽:スケータース・ワルツ - 歴史的音源](斉藤秀雄 指揮、新交響楽団、コロムビア、3分26秒、1938年3月)
:'''[[w:女学生 (ワルトトイフェル)|女学生]]'''([[w:en:Estudiantina|Estudiantina]])
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2915133 管絃樂 エステュディアンティナ・ワルツ - 歴史的音源]([[w:齋藤秀雄|齋藤秀雄]] 指揮、[[w:NHK交響楽団|新交響樂團]]、コロムビア、3分30秒)
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1316505 管弦楽:エステュデイアンテイナワルツ - 歴史的音源](齋藤秀雄 指揮、新交響楽団、コロムビア、3分30秒)
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3572835 管弦楽:女学生 - 歴史的音源](エディット・ローランド管弦楽団、コロムビア、3分17秒)
====伝統音楽====
===== アロハ・オエ(ハワイ民謡)=====
{{Commons|Category:Aloha ʻOe|Aloha ʻOe}}
[[w:ハワイ王国|ハワイ王国]]の第8代国王にして女王 [[w:リリウオカラニ|リリウオカラニ]]([[w:en:Liliʻuokalani|Liliʻuokalani (1838–1917)]])によって作曲された民謡 '''[[w:アロハ・オエ|アロハ・オエ]]([[w:en:Aloha ʻOe|Aloha ʻOe]])
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3576304 (音楽鑑賞教育)合奏:アロハ・オエ - 歴史的音源](リリウオカラニ作曲、ハワイアン・ギター五重奏団、コロムビア、1932年5月)
===== ヴォルガの舟歌(ロシア民謡)=====
{{Commons|Category:The Song of the Volga Boatmen|The Song of the Volga Boatmen}}
[[w:ロシア民謡|ロシア民謡]] 『'''[[w:ヴォルガの舟歌|ヴォルガの舟歌]]'''』([[w:ru:Эй, ухнем|Эй, ухнем]] ; [[w:en:The Song of the Volga Boatmen|The Song of the Volga Boatmen]])
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3576306 (音楽鑑賞教育)管弦楽:ヴォルガの舟唄 - 歴史的音源](ルシアン・ノヴェルティ管弦楽団、コロムビア、1932年5月)
===== ギャザリング・ピースコッズ=====
:ギャザリング・ピースコッズ(Gathering Peascods<ref>[https://abcnotation.com/tunePage?a=tunearch.org/wiki/Gathering_Peascods.no-ext/0001 abc | Gathering Peascods]</ref><ref>[https://tunearch.org/wiki/Gathering_Peascods Gathering Peascods - Traditional Tune Archive]</ref> は、イギリスのカントリーダンス曲
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3572836 管弦楽:ギャザリングピースコッズ - 歴史的音源]
===== かわいいオーガステイン (ドイツ民謡)=====
{{Commons|Category:O du lieber Augustin|O du lieber Augustin}}
:'''かわいいオーガスティン'''([[w:en:O du lieber Augustin|O du lieber Augustin]])
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3576332 (教育映画伴奏用)吹奏楽:おゝ懐かしのオーグスチン - 歴史的音源](コロムビア独逸吹奏楽団、コロムビア、1937年4月)
===== 埴生の宿(ホーム・スイート・ホーム)=====
{{Commons|Category:Home, Sweet Home|Home, Sweet Home}}
イギリスのロマン派の作曲家 '''[[w:ヘンリー・ローリー・ビショップ|ヘンリー・ローリー・ビショップ]]([[w:en:Henry Bishop (composer)|Henry Bishop (1787–1856)]])によって作曲された、イギリスとアメリカの愛国歌(patriotic song)'''[[w:埴生の宿|埴生の宿]]'''([[w:en:Home! Sweet Home!|Home! Sweet Home!]])
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3576302 (音楽鑑賞教育)弦楽四重奏:埴生の宿 - 歴史的音源]
===== ラ・パロマ=====
{{Commons|Category:La Paloma|La Paloma}}
スペインの作曲家 '''[[w:セバスティアン・イラディエル|セバスティアン・イラディエル]]([[w:en:Sebastián Iradier|Sebastián Iradier (1809–1865)]])が作曲したスペイン語圏の有名な歌曲 '''[[w:ラ・パロマ|ラ・パロマ]]'''([[w:en:La Paloma|La Paloma]])
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3576298 (音楽鑑賞教育)管弦楽:ラ・パロマ - 歴史的音源](イラディエル作曲、コロムビアコンサート管弦楽団、コロムビア、3分3秒)
:[[画像:P music.svg|35px]][https://rekion.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3576300 (音楽鑑賞教育)管弦楽:ラ・パロマ - 歴史的音源](イラディエル作曲、コロムビアコンサート管弦楽団、コロムビア、3分6秒)
<!--
:[[画像:P music.svg|35px]][
-->
==脚注==
<references/>
== 関連項目 ==
*[[音声ファイルで聴くクラシック音楽入門]]
**[[音声ファイルで聴くクラシック音楽入門/行進曲|/行進曲]]
**[[音声ファイルで聴くクラシック音楽入門/バロック音楽・古楽/チェンバロの曲|/チェンバロの曲]]
**[[音声ファイルで聴くクラシック音楽入門/動画ファイルで視聴してみよう|/動画ファイルで視聴してみよう]]
**[[音声ファイルで聴くクラシック音楽入門/外部音源|/外部音源]]
**[[音声ファイルで聴くクラシック音楽入門/作曲家の一覧|/作曲家の一覧]]
== 関連記事 ==
{{Commons|Category:Music icons|Category:Music icons}}
{{Commons|Category:Musical note icons|Category:Musical note icons}}
{{Commons|Category:Quaver icons|Category:Quaver icons}}
{{Commons|Category:SVG instruments|Category:SVG instruments}}
== 外部リンク ==
=== 無料音源サイト (日本語)===
*[https://enc.piano.or.jp/ ピアノ曲事典 | ピティナ・ピアノホームページ - ピティナ・ピアノ曲事典]
=== 無料音源サイト (英語など)===
====Musopen====
{{Commons|Category:Musopen|Category:Musopen}}
[[w:Musopen|Musopen]](パブリックドメインの録音と楽譜の電子図書館)
*https://musopen.org/ : Free Sheet Music, Royalty Free & Public Domain Music
====abcnotation.com====
*https://abcnotation.com/ : [[w:en:ABC notation|ABC notation]]([[w:ABC記譜法|ABC記譜法]])
====Media Music Now====
*https://www.mediamusicnow.co.uk/
*: Royalty Free Music, Sound Effects & Voice Overs | '''Media Music Now'''
**https://www.mediamusicnow.co.uk/royalty-free-music.aspx
**: Royalty Free Music Library | Stock Music Downloads
===Muziekweb.nl===
ムジークウェブ:オランダのポップ&クラシックの音楽ライブラリ(オランダ語、英語、フランス語)
*https://www.muziekweb.nl/en/ : Muziekweb - The music library of the Netherlands
=== 無料または定額制の音楽配信サイト&アプリ ===
==== Spotify ====
*https://open.spotify.com/ : Spotify – Web Player
**https://open.spotify.com/artist/3RoVAcdQYOhIARs7TAFKOh : Spotify – クラシック音楽
***https://open.spotify.com/album/4Vl7t85wJUXIIcGrOcd7A7 : Spotify – 楽しい!どの曲もみんな知っている、クラシックの超名曲 BEST60
::[https://cosmusica.net/?p=5183 そうだ!「Spotify」で聴いてみよう!〜音大生におすすめの使い方 | COSMUSICA (コスムジカ) クラシックをもっと身近に感じてもらうためのコラムライブラリー]
=== 登録・定額制の音源サイト (日本語)===
====ナクソス・ミュージック・ライブラリー (NML)====
*https://ml.naxos.jp/ : NML ナクソス・ミュージック・ライブラリー - 全曲無料試聴できるクラシック音楽配信
[[Category:音声ファイルで聴くクラシック音楽入門|かいふおんけん]]
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高等学校歴史総合/もっと知りたい ペストと感染症
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[[小学校・中学校・高等学校の学習]]>[[高等学校の学習]]>[[高等学校地理歴史]]>[[高等学校歴史総合]]>もっと知りたい ペストと感染症
== 近代におけるペストの流行 ==
[[ファイル:Grafik pest.png|サムネイル|468x468ピクセル|相関関係(ペストの報告例と動物のペスト発生検出)]]
== 医療、衛生と植民地支配 ==
[[ファイル:Building on the site of the Harbin bioweapon facility of Unit 731 関東軍防疫給水部本部731部隊(石井部隊)日軍第731部隊旧址 PB121201.JPG|サムネイル|274x274ピクセル|関東軍防疫給水部]]
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[[Category:高等学校歴史総合]]
[[Category:感染症]]
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[[小学校・中学校・高等学校の学習]]>[[高等学校の学習]]>[[高等学校地理歴史]]>[[高等学校歴史総合]]>もっと知りたい ペストと感染症
== 近代におけるペストの流行 ==
[[ファイル:Grafik pest.png|サムネイル|468x468ピクセル|相関関係(ペストの報告例と動物のペスト発生検出)]]黒死病(ペスト)は14世紀のヨーロッパで大流行しました。この感染宿主は鼠です。当時のヨーロッパは衛生面で優れておらず、ノミも多くいました。やがて、そのノミが人間を刺して人間にも感染が広がりました。症状が重くなると、人から人に移るようになりました。
ペストは近代でも中国の雲南地方から世界に広がりました。18世紀後半、好景気から清朝の人口もかなり増えました。暮らしも豊かになり、大半の人が雲南地方に引っ越して新しい生活を始めました。新しい生活を始めると、雲南地方の住民は生活のために鉱山を掘ったり、山を切り開いて畑を作ったりしました。その結果、野生の鼠と接触しやすくなり、感染が広がりました。
== 医療、衛生と植民地支配 ==
[[ファイル:Building on the site of the Harbin bioweapon facility of Unit 731 関東軍防疫給水部本部731部隊(石井部隊)日軍第731部隊旧址 PB121201.JPG|サムネイル|274x274ピクセル|関東軍防疫給水部]]
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[[Category:高等学校歴史総合]]
[[Category:感染症]]
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[[小学校・中学校・高等学校の学習]]>[[高等学校の学習]]>[[高等学校地理歴史]]>[[高等学校歴史総合]]>もっと知りたい ペストと感染症
== 近代におけるペストの流行 ==
[[ファイル:Grafik pest.png|サムネイル|468x468ピクセル|相関関係(ペストの報告例と動物のペスト発生検出)]]黒死病(ペスト)は14世紀のヨーロッパで大流行しました。この感染宿主は鼠です。当時のヨーロッパは衛生面で優れておらず、ノミも多くいました。やがて、そのノミが人間を刺して人間にも感染が広がりました。症状が重くなると、人から人に移るようになりました。
ペストは近代でも中国の雲南地方から世界に広がりました。18世紀後半、暮らしが豊かになると、雲南地方に引っ越して新しい生活を始めました。新しい生活を始めると、雲南地方の住民は生活のために鉱山を掘ったり、山を切り開いて畑を作ったりしました。その結果、野生の鼠と接触しやすくなり、感染が広がりました。
1894年、香港で日本の北里柴三郎とフランスのアレクサンドル・イェルサンがペスト菌を探しました。その結果、アレクサンドル・イェルサンがペスト菌を見つけました。
== 医療、衛生と植民地支配 ==
[[ファイル:Building on the site of the Harbin bioweapon facility of Unit 731 関東軍防疫給水部本部731部隊(石井部隊)日軍第731部隊旧址 PB121201.JPG|サムネイル|274x274ピクセル|関東軍防疫給水部]]
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[[Category:高等学校歴史総合]]
[[Category:感染症]]
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高等学校歴史総合/第一次世界大戦
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[[小学校・中学校・高等学校の学習]]>[[高等学校の学習]]>[[高等学校地理歴史]]>[[高等学校歴史総合]]>第一次世界大戦
詳しい内容は、「[[高等学校世界史探究|世界史探究]]」の「[[高等学校世界史探究/第一次世界大戦とロシア革命Ⅰ|第一次世界大戦とロシア革命Ⅰ]]」を見てください。本歴史総合では、簡単に記述します。
== 第一次世界大戦 ==
== 第一次世界大戦の影響 ==
== 日本の第一次世界大戦 ==
[[カテゴリ:高等学校歴史総合|たいいちしせかいたいせん]]
[[カテゴリ:第一次世界大戦|こうこうれきしそうこうたいいちしせかいたいせん]]
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[[小学校・中学校・高等学校の学習]]>[[高等学校の学習]]>[[高等学校地理歴史]]>[[高等学校歴史総合]]>第一次世界大戦
詳しい内容は、「[[高等学校世界史探究|世界史探究]]」の「[[高等学校世界史探究/第一次世界大戦とロシア革命Ⅰ|第一次世界大戦とロシア革命Ⅰ]]」を見てください。本歴史総合では、簡単に記述します。
== 第一次世界大戦 ==
19世紀に入ると、オスマン帝国が弱くなりました。その結果、バルカン半島に様々な国が次々と生まれました。様々な国が出来ると、土地争いをするようになりました。その頃、ドイツが力をつけるようになり、勢力を広げようとしました。それを見て、イギリスとフランスとロシアが手を組むようになりました。一方、ドイツもオーストリアと手を組むようになりました。1914年、バルカン半島のサライェヴォで暗殺事件がありました(サライェヴォ事件)。サライェヴォ事件は地域限定の問題だと思われていましたが、各国の同盟関係から第一次世界大戦に発展しました。
== 第一次世界大戦の影響 ==
== 日本の第一次世界大戦 ==
[[カテゴリ:高等学校歴史総合|たいいちしせかいたいせん]]
[[カテゴリ:第一次世界大戦|こうこうれきしそうこうたいいちしせかいたいせん]]
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高等学校歴史総合/社会主義革命
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2024-11-23T22:01:37Z
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text/x-wiki
[[小学校・中学校・高等学校の学習]]>[[高等学校の学習]]>[[高等学校地理歴史]]>[[高等学校歴史総合]]>第一次世界大戦
詳しい内容は、「[[高等学校世界史探究|世界史探究]]」の「[[高等学校世界史探究/第一次世界大戦とロシア革命Ⅱ|第一次世界大戦とロシア革命Ⅱ]]」を見てください。本歴史総合では、簡単に記述します。
== 社会主義革命としてのロシア革命 ==
== 社会主義革命とその広がり ==
[[ファイル:ウラジーミル・レーニン 1920年5月の演説.jpg|サムネイル|337x337ピクセル|1920年5月の演説]]
== 1920年代のソ連 ==
[[カテゴリ:高等学校歴史総合|しやかいしゆきかくめい]]
[[カテゴリ:20世紀]]
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高等学校歴史総合/大衆社会の形成
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過去執筆の事後処理(見直し・大幅修正)のため、本文を全て削除。
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text/x-wiki
[[小学校・中学校・高等学校の学習]]>[[高等学校の学習]]>[[高等学校地理歴史]]>[[高等学校歴史総合]]>大衆社会の形成
== 大衆社会の出現 ==
== アメリカ合衆国 1920年代の光と影 ==
== 日本の大衆社会 ==
[[カテゴリ:高等学校歴史総合|たいしゆうしやかいのけいせい]]
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財産犯
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[[財産に対する罪]]への転送ページ
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#転送 [[財産に対する罪]]
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財物
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2024-11-23T21:21:26Z
Tomzo
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[[財産犯総論#財物]]への転送ページ
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text/x-wiki
#転送 [[財産犯総論#財物]]
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水球
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鍼灸
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ページの作成:「{{wikipedia|水球}} {{Commons|Water polo}} {{wiktionary|水球}} *[[スポーツ]] > 水球 == ルール == === 基本的な流れ === プレイヤーは7人ずつの2チームに分かれ、一つのボールを主に手を使って移動させ、自分のチームのゴールを守りつつ、相手のチームのゴールに運ぶ。試合時間中にゴールに入れた回数の多い方のチームが勝ちとなる。 ボールは空中で片手しか使…」
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{{wikipedia|水球}}
{{Commons|Water polo}}
{{wiktionary|水球}}
*[[スポーツ]] > 水球
== ルール ==
=== 基本的な流れ ===
プレイヤーは7人ずつの2チームに分かれ、一つのボールを主に手を使って移動させ、自分のチームのゴールを守りつつ、相手のチームのゴールに運ぶ。試合時間中にゴールに入れた回数の多い方のチームが勝ちとなる。
ボールは空中で片手しか使わなければならず、ボールを水中に沈めたり、ボールを両手で持ったりした場合は反則となる。各チームからゴールキーパーが一人だけ選出される。ゴールキーパーはだけは赤色帽子をかぶらなければならず基本的に自らのチームのゴール前のゴールエリア内に限って両手を使うことが許され、ゴールにボールを入れられないようにする。ゴールキーパーはゴールエリア内を出て、ボールを運ぶこともできるが、その場合、他のプレイヤー同様に両手を使ってはならない。
=== 試合時間 ===
* 4ピリオド×8分の計32分
* 年齢により異なる。
* 時間内に決着がつかなければ大会によって異なるが以下のようになる
** 引き分け:各国リーグではそのまま引き分けにする場合が多い。
** [[延長戦]]:[[トーナメント]]戦で次のラウンドに進むチームを決める場合に行われることが多い。
** [[ペナルティースロー]]:延長戦でも勝者が決定しない場合に行われる。
=== 出場人数 ===
*7人以下。そのうち1人はゴールキーパーである。
**選手交代は1度に6人まで可能。どちらかのチームが得点した時、タイムアウト時、インターバル時に行われる。
=== ポジション ===
大きく分けて4つのポジションがある。
* ゴールキーパー:ゴールを守る選手。ゴールエリア内に限るが、唯一ボールを両手で扱うことができる。
* フローターバック:ゴールキーパーとともにゴールを守る選手。
* フローター:相手ゴール前に陣取りゴールを狙う選手。
* ドライバー(右サイド、左サイド):パス回しでゴールを的確な位置で狙う選手。
[[カテゴリ:球技|すいきゆう]]
[[カテゴリ:水球|*]]
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鍼灸
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{{wikipedia|水球}}
{{Commons|Waterpolo}}
{{wiktionary|水球}}
*[[スポーツ]] > 水球
== ルール ==
=== 基本的な流れ ===
プレイヤーは7人ずつの2チームに分かれ、一つのボールを主に手を使って移動させ、自分のチームのゴールを守りつつ、相手のチームのゴールに運ぶ。試合時間中にゴールに入れた回数の多い方のチームが勝ちとなる。
ボールは空中で片手しか使わなければならず、ボールを水中に沈めたり、ボールを両手で持ったりした場合は反則となる。各チームからゴールキーパーが一人だけ選出される。ゴールキーパーはだけは赤色帽子をかぶらなければならず基本的に自らのチームのゴール前のゴールエリア内に限って両手を使うことが許され、ゴールにボールを入れられないようにする。ゴールキーパーはゴールエリア内を出て、ボールを運ぶこともできるが、その場合、他のプレイヤー同様に両手を使ってはならない。
=== 試合時間 ===
* 4ピリオド×8分の計32分
* 年齢により異なる。
* 時間内に決着がつかなければ大会によって異なるが以下のようになる
** 引き分け:各国リーグではそのまま引き分けにする場合が多い。
** [[延長戦]]:[[トーナメント]]戦で次のラウンドに進むチームを決める場合に行われることが多い。
** [[ペナルティースロー]]:延長戦でも勝者が決定しない場合に行われる。
=== 出場人数 ===
*7人以下。そのうち1人はゴールキーパーである。
**選手交代は1度に6人まで可能。どちらかのチームが得点した時、タイムアウト時、インターバル時に行われる。
=== ポジション ===
大きく分けて4つのポジションがある。
* ゴールキーパー:ゴールを守る選手。ゴールエリア内に限るが、唯一ボールを両手で扱うことができる。
* フローターバック:ゴールキーパーとともにゴールを守る選手。
* フローター:相手ゴール前に陣取りゴールを狙う選手。
* ドライバー(右サイド、左サイド):パス回しでゴールを的確な位置で狙う選手。
[[カテゴリ:球技|すいきゆう]]
[[カテゴリ:水球|*]]
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Sudo
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Ef3
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sudo は、幅広いUnix系システムやmacOS、Linuxディストリビューションにおいて、一般ユーザーが管理者権限(root権限)で操作を行うためのコマンドラインツールです。セキュリティを保ちながら、必要な権限を必要なユーザーに付与することができます。本書では、sudoの設定方法や使用方法について詳しく解説します。
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text/x-wiki
<code>sudo</code> は、幅広いUnix系システムやmacOS、Linuxディストリビューションにおいて、一般ユーザーが管理者権限(root権限)で操作を行うためのコマンドラインツールです。セキュリティを保ちながら、必要な権限を必要なユーザーに付与することができます。本書では、<code>sudo</code>の設定方法や使用方法について詳しく解説します。
== sudoの概要 ==
<code>sudo</code>は、Unix系システムで広く使用されている権限昇格ツールです。管理者は<code>sudoers</code>ファイルを通じて、特定のユーザーやグループに対して、特定のコマンドを実行する権限を詳細に設定することができます。<code>sudo</code>は、各コマンドの実行履歴を記録し、セキュリティ監査にも役立ちます。
== 歴史 ==
<code>sudo</code>は1980年頃、ニューヨーク州立大学バッファロー校(SUNY Buffalo)のRobert CoggeshallとCliff Spencerによって開発されました。その後、Robert Coggeshallがコロラド大学ボルダー校に移った際に持ち込まれ、1986年から1993年にかけて同大学のITスタッフによってコードや機能が大幅に改良されました。この時期、Todd C. Millerも開発に関与しています。
1994年以降、OpenBSDの開発者であるTodd C. Millerによって、現在のバージョンが公開保守されています。1999年には、ISCスタイルのライセンスで配布が開始されました。
2024年2月には、MicrosoftがWindows向けの<code>sudo</code>をリリースし、Unixと同様に昇格した権限でコマンドを実行する機能を提供しています。このリリースにより、Windows環境でも標準的に<code>sudo</code>が利用可能となりました。
さらに、OpenBSD 5.8以降(2015年10月)、<code>sudo</code>に代わるシンプルな特権昇格ツールとして<code>[[doas]]</code>が導入されています。一方で、<code>sudo</code>も引き続きポートとして利用可能です。
== インストール ==
<code>sudo</code>は、Unixのベースシステムにはないので、必要に応じて以下の方法でインストールできます。
=== FreeBSD ===
FreeBSDでは、以下のいずれかの方法でインストールできます。
:<syntaxhighlight lang=shell-session>
# pkg install sudo
</syntaxhighlight>
または、Portsから:
:<syntaxhighlight lang=shell-session>
# make -C /usr/ports/security/sudo install clean
</syntaxhighlight>
=== OpenBSD ===
OpenBSDでは、デフォルトでインストールされていませんが、以下のコマンドでインストールできます。
:<syntaxhighlight lang=shell-session>
# pkg_add sudo
</syntaxhighlight>
ただし OpenBSD のベースシステムには [[doas]] が含まれているので、あえて [[sudo]] を使う理由は特にありません。
=== NetBSD ===
NetBSDでは、pkgsrcを使用してインストールします。
:<syntaxhighlight lang=shell-session>
# pkg_add sudo
</syntaxhighlight>
または、Pkgsrcから:
:<syntaxhighlight lang=shell-session>
# make -C /usr/ports/security/sudo install clean
</syntaxhighlight>
=== Debian/Ubuntu系 ===
Debian/Ubuntu系のシステムでは既にインストールされていますが、以下のコマンドでインストールできます。
:<syntaxhighlight lang=shell-session>
# apt-get install sudo
</syntaxhighlight>
=== Red Hat系 ===
Red Hat系(RHEL、CentOS、Fedora)では既にインストールされていますが、、以下のコマンドでインストールします。
:<syntaxhighlight lang=shell-session>
# dnf install sudo
</syntaxhighlight>
=== macOS ===
macOSでは、sudoはデフォルトでインストールされていますが、最新バージョンをインストールするにはHomebrewを利用します。
:<syntaxhighlight lang=shell-session>
# brew install sudo
</syntaxhighlight>
=== Windows ===
Windows向けに公式のsudoがリリースされています。wingetを使用してインストールできます。
:<syntaxhighlight lang=shell-session>
PS> winget install sudo
</syntaxhighlight>
== sudoersファイルの設定 ==
<code>sudoers</code>は、<code>sudo</code>の設定ファイルで、ユーザーやグループの権限を定義します。このファイルは必ず<code>visudo</code>コマンドを使って編集する必要があります。
=== 基本的な設定例 ===
<code>sudoers</code>ファイルは通常<code>/etc/sudoers</code>にあります。以下は基本的な設定例です。
:<syntaxhighlight lang=text copy>
# rootユーザーにすべての権限を付与
root ALL=(ALL:ALL) ALL
# wheelグループのメンバーにすべての権限を付与
%wheel ALL=(ALL:ALL) ALL
# 特定のユーザーにパスワードなしで特定のコマンドを許可
username ALL=(ALL) NOPASSWD: /usr/bin/apt-get update
# 特定のグループに特定のコマンドのみを許可
%developers ALL=(ALL) /usr/bin/git, /usr/bin/docker
</syntaxhighlight>
=== 設定項目の解説 ===
* '''ユーザー指定''': どのユーザーに権限を与えるかを指定します。
* '''ホスト指定''': どのホストでコマンドを実行できるかを指定します。
* '''実行ユーザー指定''': どのユーザーとしてコマンドを実行できるかを指定します。
* '''コマンド指定''': 実行を許可するコマンドを指定します。
== sudoの使用方法 ==
<code>sudo</code>を使用してコマンドを実行するには、次のような構文を使用します。
:<syntaxhighlight lang=shell-session>
sudo [オプション] コマンド
</syntaxhighlight>
=== 主要なオプション ===
* '''-u user''': 指定したユーザーとしてコマンドを実行
* '''-i''': ログインシェルをシミュレート
* '''-s''': シェルを起動
* '''-l''': 許可されているコマンドを表示
* '''-v''': タイムスタンプを更新(パスワードキャッシュの延長)
=== 使用例 ===
システムの更新を行う場合:
:<syntaxhighlight lang=shell-session>
sudo apt-get update
</syntaxhighlight>
特定のユーザーとしてコマンドを実行:
:<syntaxhighlight lang=shell-session>
sudo -u postgres psql
</syntaxhighlight>
== セキュリティ設定 ==
<code>sudo</code>のセキュリティを強化するために、以下の点に注意してください:
=== 基本的なセキュリティ設定 ===
* '''最小権限の原則''': ユーザーには必要最小限の権限のみを付与
* '''パスワードタイムアウト''': <code>timestamp_timeout</code>の適切な設定
* '''ログ記録''': すべての<code>sudo</code>コマンドの実行を記録
* '''パスワードポリシー''': 強力なパスワードの要求
=== 推奨設定 ===
:<syntaxhighlight lang=text copy>
# パスワード試行回数を制限
Defaults passwd_tries=3
# sudoセッションのタイムアウトを設定
Defaults timestamp_timeout=5
# パスワード入力を要求
Defaults !visiblepw
# ログ設定
Defaults syslog=auth
Defaults logfile=/var/log/sudo.log
</syntaxhighlight>
== トラブルシューティング ==
<code>sudo</code>に関する一般的な問題と解決方法:
=== 一般的な問題 ===
# '''権限エラー''': sudoersファイルの設定を確認
# '''パスワード関連の問題''': タイムスタンプの設定を確認
# '''コマンドパス問題''': secure_pathの設定を確認
=== デバッグ方法 ===
* <code>sudo -l</code>で現在の権限を確認
* <code>visudo -c</code>で設定ファイルの構文チェック
* ログファイル(<code>/var/log/auth.log</code>など)の確認
{| class="sortable wikitable" style="width=stretch;margin: 0 auto"
|+ 過去に発生した <code>sudo</code> に関連するセキュリティ問題
!CVE
!脆弱性名
!発見年
!詳細
|-
|CVE-2019-14287
|特権エスカレーション脆弱性
|2019
|特定の条件下で <code>sudo</code> を使用すると、ユーザーが許可されていないコマンドを root 権限で実行できる問題。
|-
|CVE-2021-3156
|バッファオーバーフロー脆弱性
|2021
|<code>sudo</code> の引数処理でヒープバッファオーバーフローが発生する問題。未認証のユーザーが root 権限を取得できる可能性。
|-
|CVE-2017-1000367
|権限分離の不適切な実装
|2017
|特定のコンパイルオプションでビルドされた <code>sudo</code> がセッションプラグインを正しく処理せず、エスカレーションが可能となる問題。
|-
|CVE-2014-0106
|環境変数の検証不足
|2014
|<code>sudo</code> の環境変数により意図しないコード実行が可能になる問題。
|-
|CVE-2012-0809
|ターミナルチェックの不備
|2012
|<code>sudo</code> 実行時にターミナルがアクティブでない場合に特定の操作でセキュリティ制約を回避できる問題。
|}
:これらの脆弱性は、特権エスカレーションや任意コード実行などの深刻な問題を引き起こしうるため、迅速なパッチ適用が推奨されました。
== doasとの比較 ==
<code>[[sudo]]</code>は広く使われているツールですが、<code>[[doas]]</code>への移行を検討する理由がいくつかあります:
{{Main|doas}}
=== doasを選択する理由 ===
* '''コードベースの大きさ'''
** sudoは約10万行のコードで構成されており、潜在的な脆弱性の可能性が高くなります
** doasは約1,000行程度のコードで、監査やバグ発見が容易です
* '''設定の単純さ'''
** sudoersの文法は複雑で、設定ミスを起こしやすい
** doasの設定は直感的で単純な文法を採用しており、誤設定のリスクが低い
**:<syntaxhighlight lang=text>
# sudoersの例
user ALL=(ALL:ALL) ALL
# doasの例
permit user as root
</syntaxhighlight>
* '''セキュリティ上の利点'''
** sudoは機能が多いため、攻撃対象となる表面積が大きい
** doasはミニマルな設計で、セキュリティリスクが低減される
** sudoでは過去に深刻な脆弱性が複数報告されている(例:Baron Samedit脆弱性)
* '''メンテナンス性'''
** sudoは複雑な機能を多く持つため、設定の管理が煩雑
** doasはシンプルな設計のため、システム管理者の負担が少ない
* '''パフォーマンス'''
** doasは軽量で、システムリソースの消費が少ない
** sudoは機能が豊富な分、より多くのリソースを使用する
=== sudoを継続使用する理由 ===
ただし、以下の場合は<code>sudo</code>の使用を継続する価値があります:
* '''詳細な権限制御が必要な場合'''
** 複雑なアクセス制御ルールが要求される環境
** 時間帯による制限など、高度な制御が必要な場合
* '''監査要件が厳しい環境'''
** 詳細なログ記録が必要な場合
** コマンド実行の詳細な追跡が求められる場合
* '''既存システムとの統合'''
** 既存のsudo設定が複雑で移行コストが高い場合
** サードパーティ製のツールがsudoに依存している場合
=== 移行の検討 ===
<code>doas</code>への移行を検討する際は、以下の点を考慮してください:
* '''システムの規模'''
** 小規模なシステムではdoasへの移行が容易
** 大規模システムでは慎重な移行計画が必要
* '''ユーザーの習熟度'''
** doasの方がコマンド体系が単純で学習が容易
** ただし、sudoに慣れたユーザーの再教育が必要
* '''セキュリティポリシー'''
** 組織のセキュリティ要件にdoasが適合するか確認
** 必要なセキュリティ機能がdoasで提供されているか検証
{{DEFAULTSORT:SUDO}}
[[Category:システム管理]]
{{NDC|007.64}}
gddte2vngqf9lw50g2z2s9mhe33amvq
Pkgsrc
0
43428
264116
2024-11-24T04:18:31Z
Ef3
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pkgsrcは、Unix系システム向けのパッケージ管理システムで、特にNetBSDでの利用が広く、他の多くのUnix系オペレーティングシステムでもサポートされています。このシステムは、ソフトウェアパッケージをソースからビルドし、依存関係を管理します。pkgsrcは、ポータブルなパッケージ管理を提供し、多くのOSプラットフォームで使用することができます。
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wikitext
text/x-wiki
== はじめに ==
'''pkgsrc'''は、Unix系システム向けのパッケージ管理システムで、特にNetBSDでの利用が広く、他の多くのUnix系オペレーティングシステムでもサポートされています。このシステムは、ソフトウェアパッケージをソースからビルドし、依存関係を管理します。pkgsrcは、ポータブルなパッケージ管理を提供し、多くのOSプラットフォームで使用することができます。
== pkgsrcのインストール ==
pkgsrcを利用するには、まずpkgsrcのソースツリーを取得する必要があります。これには、次の手順を実行します。
まず、pkgsrcのリポジトリをクローンまたはダウンロードします。次のコマンドで最新のpkgsrcツリーを取得できます。
:<syntaxhighlight lang=shell-session copy>
cd /usr
git clone https://github.com/NetBSD/pkgsrc.git pkgsrc
</syntaxhighlight>
次に、<code>pkgsrc</code>ディレクトリに移動し、必要な設定を行います。
:<syntaxhighlight lang=shell-session copy>
cd /usr/pkgsrc
make update
</syntaxhighlight>
これでpkgsrcの基本的なインストールが完了します。
== パッケージのインストール ==
pkgsrcでは、パッケージをビルドしてインストールする手順は比較的簡単です。インストールするソフトウェアのパッケージが決まったら、次のコマンドを使ってインストールできます。
例えば、<code>vim</code>をインストールする場合、次の手順を実行します。
:<syntaxhighlight lang=shell-session copy>
cd /usr/pkgsrc/editors/vim
make install clean
</syntaxhighlight>
このコマンドは、<code>vim</code>のソースコードをビルドし、インストールします。<code>make install clean</code>は、インストール後にビルドしたファイルをクリーンアップします。
== パッケージの検索 ==
pkgsrcでは、パッケージを検索するために<code>pkgin</code>を使用します。<code>pkgin</code>は、pkgsrcパッケージ管理システム用のフロントエンドツールです。パッケージを検索するには、次のように入力します。
:<syntaxhighlight lang=shell-session copy>
pkgin search vim
</syntaxhighlight>
これにより、<code>vim</code>に関連するパッケージが表示されます。
== パッケージのアップグレード ==
pkgsrcでは、インストール済みのパッケージをアップグレードするために次のコマンドを使います。
:<syntaxhighlight lang=shell-session copy>
pkgin upgrade
</syntaxhighlight>
これにより、システムにインストールされているすべてのパッケージが最新のバージョンにアップグレードされます。
== パッケージの削除 ==
インストール済みのパッケージを削除するには、次のコマンドを使用します。
:<syntaxhighlight lang=shell-session copy>
pkgin remove vim
</syntaxhighlight>
これにより、<code>vim</code>がシステムから削除されます。
== ソースからのビルド ==
ソースコードからパッケージをビルドする際は、次の手順を実行します。
まず、対象のパッケージディレクトリに移動します。
:<syntaxhighlight lang=shell-session copy>
cd /usr/pkgsrc/www/firefox
</syntaxhighlight>
次に、<code>make</code>コマンドを使用してビルドを開始します。
:<syntaxhighlight lang=shell-session copy>
make
</syntaxhighlight>
ビルドが完了したら、インストールを行います。
:<syntaxhighlight lang=shell-session copy>
make install
</syntaxhighlight>
ビルド中に依存関係が解決され、必要なパッケージが自動的にインストールされます。
== pkgsrcの設定 ==
pkgsrcでは、パッケージのビルドオプションを設定することができます。設定は、<code>mk.conf</code>ファイルを編集することで行います。
例えば、<code>/etc/mk.conf</code>ファイルに次の設定を追加することで、特定のオプションを変更できます。
:<syntaxhighlight lang=text copy>
PKG_DEFAULT_OPTIONS+= -python
</syntaxhighlight>
この設定により、Python関連のパッケージが無効化されます。
== パッケージの依存関係 ==
pkgsrcは、パッケージの依存関係を自動的に管理します。パッケージが他のパッケージを必要とする場合、pkgsrcは自動的にそれらをインストールし、ビルドします。依存関係を確認するには、次のコマンドを使用します。
:<syntaxhighlight lang=shell-session copy>
pkg_info -R package-name
</syntaxhighlight>
これにより、指定したパッケージの依存関係が表示されます。
== パッケージのクリーンアップ ==
パッケージを削除した後でも、キャッシュや不要なファイルが残ることがあります。これらをクリーンアップするには、<code>pkg_admin</code>を使用します。
:<syntaxhighlight lang=shell-session copy>
pkg_admin rebuild
</syntaxhighlight>
これにより、不要なファイルが削除され、パッケージデータベースが再構築されます。
== まとめ ==
pkgsrcは、強力で柔軟なパッケージ管理システムであり、多くのUnix系システムで使用できます。パッケージのインストール、管理、削除など、基本的な操作は簡単に行うことができます。依存関係の管理やビルドオプションのカスタマイズも可能で、ユーザーのニーズに応じたシステム構築が可能です。
{{DEFAULTSORT:PKGSRC}}
[[Category:パッケージマネージメントシステム]]
[[Category:NetBSD]]
s5welugtd4ljj1r8vs36haswho0lrx5
Findハンドブック
0
43429
264117
2024-11-24T05:41:16Z
Ef3
694
このハンドブックは、POSIX準拠のfindコマンドの基本的な使い方とオプションについて解説します。
264117
wikitext
text/x-wiki
= find ハンドブック =
このハンドブックは、POSIX準拠の<code>find</code>コマンドの基本的な使い方とオプションについて解説します。
== 基本構文 ==
<code>find</code>コマンドの一般的な構文は以下の通りです:
:<syntaxhighlight lang=shell-session>
find パス ... [オプション]
</syntaxhighlight>
* '''パス''': 検索を開始するディレクトリを指定します(省略不可)。
* '''オプション''': 検索条件やアクションを指定します。
== 主なオプション ==
以下はPOSIXに準拠した<code>find</code>のオプションです。
=== -name ===
指定したパターンと一致するファイルやディレクトリを検索します。
:<syntaxhighlight lang=shell-session>
find /path/to/search -name "パターン"
</syntaxhighlight>
;例
:<code>/home</code>ディレクトリ以下で<code>example.txt</code>を検索。
:<syntaxhighlight lang=shell-session>
find /home -name "example.txt"
</syntaxhighlight>
=== -type ===
ファイルの種類を指定して検索します。
:<syntaxhighlight lang=shell-session>
find /path/to/search -type [d|f]
</syntaxhighlight>
* '''d''': ディレクトリ
* '''f''': 通常のファイル
;例:<code>/tmp</code>ディレクトリ以下で通常のファイルのみを検索。
:<syntaxhighlight lang=shell-session>
find /tmp -type f
</syntaxhighlight>
=== -print ===
検索結果を標準出力に表示します(デフォルト動作として明示的に記述可能)。
:<syntaxhighlight lang=shell-session>
find /path/to/search -print
</syntaxhighlight>
=== -exec ===
検索結果に基づいてコマンドを実行します。
:<syntaxhighlight lang=shell-session>
find /path/to/search -type f -name "*.txt" -exec rm {} \;
</syntaxhighlight>
:*<code>>{}</code>: 検索結果のファイル名に置換されます。
:*<code>>\;</code>::<syntaxhighlight lang=shell-session>-exec</code>の終了を示します。
=== -user ===
指定したユーザー所有のファイルを検索します。
:<syntaxhighlight lang=shell-session>
find /path/to/search -user ユーザー名
</syntaxhighlight>
=== -group ===
指定したグループ所有のファイルを検索します。
:<syntaxhighlight lang=shell-session>
find /path/to/search -group グループ名
</syntaxhighlight>
=== -mtime ===
指定した日数以内に変更されたファイルを検索します。
:<syntaxhighlight lang=shell-session>
find /path/to/search -mtime 日数
</syntaxhighlight>
* '''正の値''': 指定日数より古いファイル。
* '''負の値''': 指定日数以内のファイル。
例: 過去3日以内に変更されたファイル。
:<syntaxhighlight lang=shell-session>
find /path/to/search -mtime -3
</syntaxhighlight>
=== -size ===
ファイルサイズを指定して検索します。
:<syntaxhighlight lang=shell-session>
find /path/to/search -size [+|-]サイズ[単位]
</syntaxhighlight>
* '''単位''':
*:<code>c</code>: バイト
*:<code>k</code>: キロバイト
*:<code>M</code>: メガバイト
例: 100バイト以上のファイルを検索。
:<syntaxhighlight lang=shell-session>
find /path/to/search -size +100c
</syntaxhighlight>
== 組み合わせ ==
<code>find</code>では複数の条件を組み合わせて検索できます。
=== AND条件 ===
すべての条件を満たすファイルを検索します(デフォルト)。
:<syntaxhighlight lang=shell-session>
find /path/to/search -type f -name "*.txt" -size +1k
</syntaxhighlight>
=== OR条件 ===
どれかの条件を満たすファイルを検索します。
:<syntaxhighlight lang=shell-session>
find /path/to/search \( -name "file1.txt" -o -name "file2.txt" \)
</syntaxhighlight>
=== NOT条件 ===
条件に一致しないファイルを検索します。
:<syntaxhighlight lang=shell-session>
find /path/to/search ! -name "*.bak"
</syntaxhighlight>
== 関連コマンド ==
:*<code>xargs</code>:<code>find</code>と連携してコマンドを効率的に実行。
:*<code>>ls</code>: 検索結果を整理して表示。
{{DEFAULTSORT:FINDはんとふつく}}
[[Category:UNIX]]
6w9tesua20gxcthccf3nypkgedqhqy9
Locateハンドブック
0
43430
264118
2024-11-24T05:59:54Z
Ef3
694
locateコマンドは、ファイル名を迅速に検索するためのツールです。検索対象のファイルパスはあらかじめデータベースに格納されており、locateはそのデータベースを利用して効率的に検索を行います。このデータベースは通常、定期的に更新されます。
264118
wikitext
text/x-wiki
= locateハンドブック =
== 概要 ==
<code>locate</code>コマンドは、ファイル名を迅速に検索するためのツールです。検索対象のファイルパスはあらかじめデータベースに格納されており、<code>locate</code>はそのデータベースを利用して効率的に検索を行います。このデータベースは通常、定期的に更新されます。
== 使用方法 ==
以下は<code>locate</code>コマンドの一般的な形式です:
:<syntaxhighlight lang=text>
locate [-0Scims] [-l limit] [-d database] pattern ...
</syntaxhighlight>
; 主なオプション
* '''<code>-0</code>''': 出力をNULL文字で区切る(デフォルトは改行)。
* '''<code>-S</code>''': データベースの統計情報を表示し、終了する。
* '''<code>-c</code>''': マッチしたファイル数のみを出力。
* '''<code>-d database</code>''': 指定したデータベースを検索(複数指定可)。
* '''<code>-i</code>''': 大文字と小文字を区別しない。
* '''<code>-l number</code>''': 出力を指定した数の結果に制限する。
* '''<code>-m</code>''': <code>mmap(2)</code>を使用して検索を行う(デフォルト動作)。
* '''<code>-s</code>''': 標準ライブラリ(<code>stdio(3)</code>)を使用して検索。
== データベースの更新 ==
データベースの更新は通常、<code>/usr/libexec/locate.updatedb</code>で行われます。このスクリプトは<code>/etc/periodic/weekly/310.locate</code>から週に一度実行されます。
; 関連ファイル
:* <code>/var/db/locate.database</code> : デフォルトのデータベースファイル
:* <code>/etc/locate.rc</code> : データベース更新の設定ファイル
== データベースの構造 ==
* データベースは、全てのファイルパスを辞書順にソートして格納します。
* 各ファイルパスは差分符号化(delta encoding)により効率的に格納されます。
** 隣接するエントリ間の共通プレフィックスの長さを記録。
** 共通部分以降のサフィックスのみを保存。
* バイナリ形式で格納され、圧縮が施されています。
== 使用例 ==
# '''特定のファイルを検索する''':
#:<syntaxhighlight lang=shell-session>
locate myfile.txt
</syntaxhighlight>
# '''特定のデータベースを指定して検索する''':
#:<syntaxhighlight lang=shell-session>
locate -d /path/to/database myfile
</syntaxhighlight>
# '''検索結果をカウントする''':
#:<syntaxhighlight lang=shell-session>
locate -c myfile
</syntaxhighlight>
# '''NULL区切りで出力する''':
#:<syntaxhighlight lang=shell-session>
locate -0 myfile
</syntaxhighlight>
== 制約 ==
* データベースが更新されるまで最新のファイル情報は反映されません。
* データベースは読み取り可能なディレクトリのファイルのみを収録します。
* 異なるエンディアンのシステム間ではデータベースを共有できません。
* マルチバイト文字はサポートされていません。
<!--
== 関連項目 ==
* [[find]]
* [[updatedb]]
* [[whereis]]
* [[which]]-->
== 参考文献 ==
* Woods, James A., “Finding Files Fast”, ;login, 8:1, pp. 8-10, 1983.
{{DEFAULTSORT:LOCATEはんとふつく}}
[[Category:UNIX]]
2vxtcjy0qv2s4evu8dt9kzxybz2y2xk
Xargsハンドブック
0
43431
264119
2024-11-24T06:10:51Z
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694
xargs は、標準入力からのスペース、タブ、改行、またはEOFで区切られた文字列を読み込み、それらを引数として指定されたコマンドを実行するユーティリティです。複数行の入力をまとめてコマンドに渡したり、引数の個数やサイズを制限したり、並列処理を行うことができます。
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wikitext
text/x-wiki
= xargsハンドブック =
== 概要 ==
<code>xargs</code> は、標準入力からのスペース、タブ、改行、またはEOFで区切られた文字列を読み込み、それらを引数として指定されたコマンドを実行するユーティリティです。複数行の入力をまとめてコマンドに渡したり、引数の個数やサイズを制限したり、並列処理を行うことができます。
== 構文 ==
:<syntaxhighlight lang=text>
xargs [-0oprt] [-E eofstr] [-I replstr [-R replacements] [-S replsize]]
[-J replstr] [-L number] [-n number [-x]] [-P maxprocs] [-s size]
[utility [argument ...]]
</syntaxhighlight>
== オプション ==
* <code>-0</code>
*: 標準入力の区切り文字としてNULL文字(<code>\0</code>)を使用します。通常は <code>find</code> コマンドの <code>-print0</code> オプションと併用します。
* <code>-E eofstr</code>
*: 指定した文字列を論理的なEOFとして扱います。
* <code>-I replstr</code>
*: 入力の各行に対して、指定した文字列(<code>replstr</code>)を引数として渡す際にその文字列を置き換えます。
* <code>-J replstr</code>
*: <code>replstr</code> の最初の出現を置き換えます。置き換えたデータは、引数リストの先頭に配置されます。
* <code>-L number</code>
*: 標準入力から <code>number</code> 行を読み込み、その数ごとにコマンドを実行します。
* <code>-n number</code>
*: 1回の実行で渡す引数の最大数を指定します。引数の数が <code>number</code> より少ない場合もあります。
* <code>-P maxprocs</code>
*: 最大で <code>maxprocs</code> 個のコマンドを並列に実行します。<code>maxprocs</code> を <code>0</code> に設定すると、可能な限り多くのプロセスを並列実行します。
* <code>-r</code>
*: 標準入力が空の場合にはコマンドを実行しません。
* <code>-s size</code>
*: コマンドライン全体のサイズ制限を設定します。引数や環境変数を含めた総バイト数が指定された <code>size</code> を超えることはありません。
* <code>-t</code>
*: 実行するコマンドを標準エラーに表示し、その後実行するかどうかを確認します。
* <code>-x</code>
*: コマンドラインが指定したサイズに収まらない場合、直ちに処理を終了します。
== 実行例 ==
* 3x3の行列を作成する:
*:<syntaxhighlight lang=shell-session>$ seq 1 9 | xargs -L3 echo 1 2 3 4 5 6 7 8 9</syntaxhighlight>
* 標準入力の各行を複製する:
*:<syntaxhighlight lang=shell-session>$ echo -e "one\ntwo\nthree" | xargs -I % echo % % one one two two three three</syntaxhighlight>
* 最大2つの並列プロセスで <code>find</code> コマンドを実行する:
*:<syntaxhighlight lang=shell-session>$ echo -e "/usr/ports\n/etc\n/usr/local" | xargs -J % -P2 -n1 find % -name file</syntaxhighlight>
== 詳細 ==
<code>xargs</code> は入力データのサイズや引数数に応じてコマンドを分割して実行するため、大量のデータを効率的に処理する際に有用です。例えば、ファイル名のリストを取得した後にそれらのファイルを処理するために使用できます。また、並列処理を利用することで、処理時間を短縮することも可能です。
== 履歴 ==
<code>xargs</code> はPWB UNIXで初めて登場しました。
== バグ ==
<code>xargs</code> はマルチバイト文字に関して不正な結果を生じる可能性があります。また、引数や環境変数のサイズが制限を超えた場合、<code>execvp(3)</code> 呼び出しが失敗するリスクがあります。
{{DEFAULTSORT:XARGSハンドブック}}
[[Category:UNIX]]
6tuaoblit2pqeralu1glu0h0yj38v42
高等学校言語文化/日本書紀
0
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2024-11-24T07:06:42Z
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ページの作成:「{{Pathnav|高等学校の学習|高等学校国語|高等学校言語文化|frame=1}} ==十七箇條憲法== {{Wikisource|日本書紀}} {{wikisource|十七条憲法}} ===白文 (正字)=== :夏四月丙寅朔戊辰、皇太子親肇作憲法十七條。 :一曰。以和爲貴、無忤爲宗。人皆有黨亦少達󠄁者、是以、或不順君父乍違于隣󠄂里。然、上和下睦諧於論事則事理自通󠄁、何事不成。 :二曰。篤敬三寶。三…」
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text/x-wiki
{{Pathnav|高等学校の学習|高等学校国語|高等学校言語文化|frame=1}}
==十七箇條憲法==
{{Wikisource|日本書紀}}
{{wikisource|十七条憲法}}
===白文 (正字)===
:夏四月丙寅朔戊辰、皇太子親肇作憲法十七條。
:一曰。以和爲貴、無忤爲宗。人皆有黨亦少達󠄁者、是以、或不順君父乍違于隣󠄂里。然、上和下睦諧於論事則事理自通󠄁、何事不成。
:二曰。篤敬三寶。三寶者佛法僧也、則四生之終歸萬國之極宗。何世何人、非貴是法。人鮮尤惡、能教從之。其不歸三寶、何以直枉。
:三曰。承詔必謹。君則天之、臣則地之。天覆地載、四時順行萬氣得通、地欲覆天則致壞耳。是以、君言臣承、上行下靡。故承詔必愼、不謹自敗。
:四曰。群卿百寮、以禮爲本。其治民之本要在乎禮。上不禮、而下非齊、下無禮、以必有罪。是以、群臣有禮、位次不亂、百姓有禮、國家自治。
:五曰。絶餮棄欲、明辨訴訟。其百姓之訟一日千事、一日尚爾、況乎累歲。頃治訟者、得利爲常、見賄聽讞。便有財之訟、如石投水、乏者之訴、似水投石。是以、貧民則不知所由、臣道亦於焉闕。
:六曰。懲惡勸善、古之良典。是以、无匿人善、見惡必匡。其諂詐者則爲覆國家之利器、爲絶人民之鋒劒。亦、侫媚者、對上則好說下過、逢下則誹謗上失。其如此人、皆无忠於君、无仁於民、是大亂之本也。
:七曰。人各有任、掌宜不濫。其賢哲任官、頌音則起、姧者有官、禍亂則繁。世少生知、剋念作聖。事無大少、得人必治、時無急緩、遇賢自寛。因此、國家永久社稷勿危。故古聖王、爲官以求人、爲人不求官。
:八曰。群卿百寮、早朝晏退。公事靡盬、終日難盡。是以、遲朝不逮于急、早退必事不盡。
:九曰。信是義本、毎事有信。其善惡成敗、要在于信。群臣共信、何事不成。群臣无信、萬事悉敗。
:十曰。絶忿、棄瞋、不怒人違。人皆有心、心各有執、彼是則我非、我是則彼非。我必非聖、彼必非愚、共是凡夫耳。是非之理、詎能可定。相共賢愚、如鐶无端。是以、彼人雖瞋、還恐我失。我獨雖得、從衆同舉。
:十一曰。明察功過、賞罰必當。日者賞不在功、罰不在罪。執事群卿、宜明賞罰。
:十二曰。國司・國造、勿斂百姓。國非二君、民無兩主。率土兆民、以王爲主。所任官司、皆是王臣。何敢與公、賦斂百姓。
:十三曰。諸任官者、同知職掌。或病或使、有闕於事。然、得知之日、和如曾識。其以非與聞、勿防公務。
:十四曰。群臣百寮、無有嫉妬。我既嫉人、人亦嫉我。嫉妬之患、不知其極。所以、智勝於己則不悅、才優於己則嫉妬。是以、五百之乃今遇賢、千載以難待一聖。其不得賢聖、何以治國。
:十五曰。背私向公、是臣之道矣。凡人有私必有恨、有憾必非同、非同則以私妨公、憾起則違制害法。故初章云、上下和諧、其亦是情歟。
:十六曰。使民以時、古之良典。故、冬月有間以可使民、從春至秋農桑之節、不可使民。其不農何食、不桑何服。
:十七曰。夫事不可獨斷、必與衆宜論。少事是輕、不可必衆。唯逮論大事、若疑有失。故與衆相辨、辭則得理。
(日本書紀巻第廿二 推古天皇)
===鑑賞===
『日本書紀』は、奈良時代に成立した日本最初の正史である。六国史の一番目に数えられ、第四十代天武天皇の発意で舎人親王らにより養老四年(西暦720年)に成立したとされる。全30巻からなり、原初の神の誕生から第四十一代持統天皇の時代までを漢文の編年体で記す。歴代天皇の系譜(帝記)や、その当時に口承されていた神話・伝説を体系化して記録した。独自の文字を持たなかった(とされる)当時の日本人は、漢語で書かれた文章(漢文)を理解し、自らの用いる言語(上代日本語)をそれに対応させようとした。そのため、日本独自の漢文が生まれ始めた。この『十七箇條憲法』は『日本書紀』の第二十二巻『推古天皇』に収められている。現代では「憲法十七条」として知られているこの憲法は、日本初の成文法であるといわれている。[[高等学校日本史探究]]の飛鳥〜奈良時代も参照。
[[カテゴリ:高等学校教育 国語]]
[[カテゴリ:日本語]]
[[カテゴリ:漢文]]
b6ncfhq1lv6arrlkodg2eeiqf9tnrd1
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wikitext
text/x-wiki
{{Pathnav|高等学校の学習|高等学校国語|高等学校言語文化|frame=1}}
==十七箇條憲法==
{{Wikisource|日本書紀}}
{{wikisource|十七条憲法}}
===白文 (正字)===
:夏四月丙寅朔戊辰、皇太子親肇作憲法十七條。
:一曰。以和爲貴、無忤爲宗。人皆有黨亦少達󠄁者、是以、或不順君父乍違于隣󠄂里。然、上和下睦諧於論事則事理自通󠄁、何事不成。
:二曰。篤敬三寶。三寶者佛法僧也、則四生之終歸萬國之極宗。何世何人、非貴是法。人鮮尤惡、能教從之。其不歸三寶、何以直枉。
:三曰。承詔必謹。君則天之、臣則地之。天覆地載、四時順行萬氣得通、地欲覆天則致壞耳。是以、君言臣承、上行下靡。故承詔必愼、不謹自敗。
:四曰。群卿百寮、以禮爲本。其治民之本要在乎禮。上不禮、而下非齊、下無禮、以必有罪。是以、群臣有禮、位次不亂、百姓有禮、國家自治。
:五曰。絶餮棄欲、明辨訴訟。其百姓之訟一日千事、一日尚爾、況乎累歲。頃治訟者、得利爲常、見賄聽讞。便有財之訟、如石投水、乏者之訴、似水投石。是以、貧民則不知所由、臣道亦於焉闕。
:六曰。懲惡勸善、古之良典。是以、无匿人善、見惡必匡。其諂詐者則爲覆國家之利器、爲絶人民之鋒劒。亦、侫媚者、對上則好說下過、逢下則誹謗上失。其如此人、皆无忠於君、无仁於民、是大亂之本也。
:七曰。人各有任、掌宜不濫。其賢哲任官、頌音則起、姧者有官、禍亂則繁。世少生知、剋念作聖。事無大少、得人必治、時無急緩、遇賢自寛。因此、國家永久社稷勿危。故古聖王、爲官以求人、爲人不求官。
:八曰。群卿百寮、早朝晏退。公事靡盬、終日難盡。是以、遲朝不逮于急、早退必事不盡。
:九曰。信是義本、毎事有信。其善惡成敗、要在于信。群臣共信、何事不成。群臣无信、萬事悉敗。
:十曰。絶忿、棄瞋、不怒人違。人皆有心、心各有執、彼是則我非、我是則彼非。我必非聖、彼必非愚、共是凡夫耳。是非之理、詎能可定。相共賢愚、如鐶无端。是以、彼人雖瞋、還恐我失。我獨雖得、從衆同舉。
:十一曰。明察功過、賞罰必當。日者賞不在功、罰不在罪。執事群卿、宜明賞罰。
:十二曰。國司・國造、勿斂百姓。國非二君、民無兩主。率土兆民、以王爲主。所任官司、皆是王臣。何敢與公、賦斂百姓。
:十三曰。諸任官者、同知職掌。或病或使、有闕於事。然、得知之日、和如曾識。其以非與聞、勿防公務。
:十四曰。群臣百寮、無有嫉妬。我既嫉人、人亦嫉我。嫉妬之患、不知其極。所以、智勝於己則不悅、才優於己則嫉妬。是以、五百之乃今遇賢、千載以難待一聖。其不得賢聖、何以治國。
:十五曰。背私向公、是臣之道矣。凡人有私必有恨、有憾必非同、非同則以私妨公、憾起則違制害法。故初章云、上下和諧、其亦是情歟。
:十六曰。使民以時、古之良典。故、冬月有間以可使民、從春至秋農桑之節、不可使民。其不農何食、不桑何服。
:十七曰。夫事不可獨斷、必與衆宜論。少事是輕、不可必衆。唯逮論大事、若疑有失。故與衆相辨、辭則得理。
(日本書紀巻第廿二 推古天皇)
===書き下し (新字)===
:夏{{ruby|四月|うづき}}の{{ruby|丙寅|へいいん}}の{{ruby|朔|さく}}にして{{ruby|戊辰|ぼしん}}に、{{ruby|皇太子|ひつぎのみこ}}{{ruby|親|みずか}}ら{{ruby|肇|はじめ}}て憲法十七条を作りたまふ。
:{{ruby|一|いつ}}に{{ruby|曰|い}}はく、「和を{{ruby|以|もつ}}て{{ruby|貴|たふと}}しと{{ruby|為|な}}し、{{ruby|忤|さか}}ふること無きを{{ruby|宗|むね}}と為せ。人{{ruby|皆|みな}}{{ruby|党|たむら}}有り{{ruby|亦|また}}{{ruby|達|さと}}る者少なし。{{ruby|是|これ}}を以て、{{ruby|或|あ}}るいは{{ruby|君父|くんぷ}}に{{ruby|順|したが}}はず{{ruby|乍|あ}}るいは{{ruby|隣里|りんり}}に{{ruby|違|たが}}ふ。{{ruby|然|しか}}れども、{{ruby|上|かみ}}{{ruby|和|やわら}}ぎ{{ruby|下|しも}}{{ruby|睦|むつ}}びて事を{{ruby|論|あげつら}}ふことに{{ruby|諧|かな}}ふときは、{{ruby|則|すなは}}ち{{ruby|事理|じり}}{{ruby|自|おの}}づからに通ふ。何事か成らざらん。」と。
:二に曰はく、「{{ruby|篤|あつ}}く{{ruby|三宝|さんぼう}}を敬へ。三宝は仏法僧なり。則ち{{ruby|四生|ししやう}}の{{ruby|終帰|しうき}}、万国の{{ruby|極宗|きょくそう}}なり。{{ruby|何|いづれ}}の世、何の人か{{ruby|是|こ}}の{{ruby|法|のり}}を貴ばざる。人{{ruby|尤|はなは}}だ悪しきもの{{ruby|鮮|すくな}}し。{{Ruby|能|よ}}く教ふるをもて従ふ。{{ruby|其|そ}}れ三宝に{{ruby|帰|き}}せずんば、何を以てか{{ruby|枉|まが}}れるを直さむ。」と。
:三に曰はく、「{{ruby|詔|みことのり}}を{{ruby|承|う}}けては必ず{{ruby|謹|つつし}}め。君をば{{ruby|天|あめ}}とす。{{ruby|臣|やつこら}}をば{{ruby|地|つち}}とす。天{{ruby|覆|おほ}}ひ地{{ruby|載|の}}す。四時{{ruby|順|よ}}り行き、{{ruby|方気|ほうき}}{{ruby|通|かよ}}ふを得。地天を{{ruby|覆|くつがへ}}さんと欲するときは、則ち{{ruby|壊|やぶれ}}を致さむのみ。是を以て君{{ruby|言|のたま}}ふときは臣{{ruby|承|うけたまは}}る。上行へば下{{ruby|靡|なび}}く。故に{{ruby|詔|みことのり}}を{{ruby|承|う}}けては必ず慎め。謹まざれば自らに敗れむ。」と。
:四に曰はく、「{{ruby|群卿|まちぎみたち}}{{ruby|百寮|つかさづかさ}}、礼を以て{{ruby|本|もと}}と{{ruby|為|せ}}よ。其れ民を治むる本は、要は礼に在り。上礼無きときは下{{ruby|斉|ととのほ}}らず。下礼無きときは以て必ず罪有り。是を以て君臣礼有るときは、位の{{ruby|次|つぎて}}乱れず。百姓礼有るときは、{{ruby|国家|あめのした}}自ら治まる。」と。
:五に曰はく、「{{ruby|饗|あぢはひのむさぼり}}を絶ち、欲を棄て、{{ruby|明|さや}}に{{ruby|訴訟|うつたへ}}を{{ruby|弁|わきま}}へよ。其れ百姓の{{ruby|訟|うつたへ}}は一日に千事あり。一日すら尚{{ruby|爾|しか}}り。{{ruby|況|いは}}んや歳を{{ruby|累|かさ}}ぬるをや。{{ruby|須|すべか}}らく訟を治むべき者、利を得て常と為し、{{ruby|賄|まひなひ}}を見て{{ruby|讞|ことわり}}を{{ruby|聴|ゆる}}さば、{{ruby|便|すなは}}ち{{ruby|財|たから}}有るものの訟は、石をもて水に投ぐるが如し。乏しき{{ruby|者|ひと}}の訟は、水をもて石に投ぐるに似たり。是を以て貧しき民、則ち{{ruby|所由|よるところ}}を知らず。臣道亦{{ruby|焉|ここ}}に{{ruby|於|おい}}て{{ruby|闕|か}}けむ。」と。
:六に曰はく、「悪を{{ruby|懲|こら}}し善を{{ruby|勧|すす}}むるは、{{ruby|古|いにしへ}}の{{ruby|良|よ}}き{{ruby|典|のり}}なり。是を以て人の善を{{ruby|慝|かく}}すこと無く、悪を見ては必ず{{ruby|匡|ただ}}せ。{{ruby|若|も}}し{{ruby|諂|へつら}}ひ{{ruby|詐|いつは}}る者は、則ち国家を覆すの利器たり。人民を絶つ{{ruby|鋒剣|ほうけん}}たり。亦{{ruby|侫媚者|かたましくこぶるもの}}は、上に{{ruby|対|むか}}ひては則ち好みて下の{{ruby|過|あやまち}}を説き、下に{{ruby|逢|あひ}}ては則ち上の{{ruby|失|あやまち}}を{{ruby|誹謗|そし}}る。其れ{{ruby|如此|これら}}の人は、皆君に{{ruby|忠|いさをしきこと}}{{ruby|无|な}}く民に{{ruby|仁|めぐみ}}無し。是れ大きなる{{ruby|乱|みだれ}}の本なり。」と。
:七に曰はく、「人{{ruby|各|おのおの}}{{ruby|任掌|よさしつかさど}}ること有り。{{ruby|宜|よろ}}しく{{ruby|濫|みだ}}れざるべし。其れ{{ruby|賢哲|けんてつ}}に官を{{ruby|任|よさ}}すときは、{{ruby|頌音|ほむるこゑ}}則ち起り、{{ruby|奸者|かんじゃ}}に官を{{ruby|有|たも}}つときは、{{ruby|禍乱|からん}}則ち{{ruby|繁|しげ}}し。世に{{ruby|生|うま}}れながら知ること少けれども、{{ruby|尅|よ}}く{{ruby|念|おも}}ひて{{ruby|聖|ひじり}}を{{ruby|作|な}}せ。事大小と無く、人を得て必ず治む。時{{ruby|急緩|きゅうかん}}と無く、賢に{{ruby|遇|あ}}ひて{{ruby|自|おのづか}}ら{{ruby|寛|ゆたか}}なり。{{ruby|此|これ}}に{{ruby|因|より}}て国家永久、{{ruby|社稷|しやしよく}}危きこと無し。{{ruby|故|か}}れ古の聖王、官の為に以て人を求む、人の為に官を求めたまはず。」と。
:八に曰はく、「群卿百寮、早く{{ruby|朝|まゐ}}り{{ruby|晏|おそ}}く{{ruby|退|まか}}でよ。公事{{ruby|監|いとま}}{{ruby|靡|な}}く、{{ruby|終日|ひねもす}}にも{{ruby|尽|つく}}し{{ruby|難|がた}}し。是を以て遅く{{ruby|朝|まゐ}}れば急に{{ruby|逮|およ}}ばず。早く{{ruby|退|まか}}れば必ず事{{ruby|尽|つく}}さず。」と。
===鑑賞===
『日本書紀』は、奈良時代に成立した日本最初の正史である。六国史の一番目に数えられ、第四十代天武天皇の発意で舎人親王らにより養老四年(西暦720年)に成立したとされる。全30巻からなり、原初の神の誕生から第四十一代持統天皇の時代までを漢文の編年体で記す。歴代天皇の系譜(帝記)や、その当時に口承されていた神話・伝説を体系化して記録した。独自の文字を持たなかった(とされる)当時の日本人は、漢語で書かれた文章(漢文)を理解し、自らの用いる言語(上代日本語)をそれに対応させようとした。そのため、日本独自の漢文が生まれ始めた。この『十七箇條憲法』は『日本書紀』の第二十二巻『推古天皇』に収められている。現代では「憲法十七条」として知られているこの憲法は、日本初の成文法であるといわれている。[[高等学校日本史探究]]の飛鳥〜奈良時代も参照。
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==十七箇條憲法==
{{Wikisource|日本書紀}}
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===白文 (正字)===
:夏四月丙寅朔戊辰、皇太子親肇作憲法十七條。
:一曰。以和爲貴、無忤爲宗。人皆有黨亦少達󠄁者、是以、或不順君父乍違于隣󠄂里。然、上和下睦諧於論事則事理自通󠄁、何事不成。
:二曰。篤敬三寶。三寶者佛法僧也、則四生之終歸萬國之極宗。何世何人、非貴是法。人鮮尤惡、能教從之。其不歸三寶、何以直枉。
:三曰。承詔必謹。君則天之、臣則地之。天覆地載、四時順行萬氣得通、地欲覆天則致壞耳。是以、君言臣承、上行下靡。故承詔必愼、不謹自敗。
:四曰。群卿百寮、以禮爲本。其治民之本要在乎禮。上不禮、而下非齊、下無禮、以必有罪。是以、群臣有禮、位次不亂、百姓有禮、國家自治。
:五曰。絶餮棄欲、明辨訴訟。其百姓之訟一日千事、一日尚爾、況乎累歲。頃治訟者、得利爲常、見賄聽讞。便有財之訟、如石投水、乏者之訴、似水投石。是以、貧民則不知所由、臣道亦於焉闕。
:六曰。懲惡勸善、古之良典。是以、无匿人善、見惡必匡。其諂詐者則爲覆國家之利器、爲絶人民之鋒劒。亦、侫媚者、對上則好說下過、逢下則誹謗上失。其如此人、皆无忠於君、无仁於民、是大亂之本也。
:七曰。人各有任、掌宜不濫。其賢哲任官、頌音則起、姧者有官、禍亂則繁。世少生知、剋念作聖。事無大少、得人必治、時無急緩、遇賢自寛。因此、國家永久社稷勿危。故古聖王、爲官以求人、爲人不求官。
:八曰。群卿百寮、早朝晏退。公事靡盬、終日難盡。是以、遲朝不逮于急、早退必事不盡。
:九曰。信是義本、毎事有信。其善惡成敗、要在于信。群臣共信、何事不成。群臣无信、萬事悉敗。
:十曰。絶忿、棄瞋、不怒人違。人皆有心、心各有執、彼是則我非、我是則彼非。我必非聖、彼必非愚、共是凡夫耳。是非之理、詎能可定。相共賢愚、如鐶无端。是以、彼人雖瞋、還恐我失。我獨雖得、從衆同舉。
:十一曰。明察功過、賞罰必當。日者賞不在功、罰不在罪。執事群卿、宜明賞罰。
:十二曰。國司・國造、勿斂百姓。國非二君、民無兩主。率土兆民、以王爲主。所任官司、皆是王臣。何敢與公、賦斂百姓。
:十三曰。諸任官者、同知職掌。或病或使、有闕於事。然、得知之日、和如曾識。其以非與聞、勿防公務。
:十四曰。群臣百寮、無有嫉妬。我既嫉人、人亦嫉我。嫉妬之患、不知其極。所以、智勝於己則不悅、才優於己則嫉妬。是以、五百之乃今遇賢、千載以難待一聖。其不得賢聖、何以治國。
:十五曰。背私向公、是臣之道矣。凡人有私必有恨、有憾必非同、非同則以私妨公、憾起則違制害法。故初章云、上下和諧、其亦是情歟。
:十六曰。使民以時、古之良典。故、冬月有間以可使民、從春至秋農桑之節、不可使民。其不農何食、不桑何服。
:十七曰。夫事不可獨斷、必與衆宜論。少事是輕、不可必衆。唯逮論大事、若疑有失。故與衆相辨、辭則得理。
(日本書紀巻第廿二 推古天皇)
===書き下し (新字)===
:夏{{ruby|四月|うづき}}の{{ruby|丙寅|へいいん}}の{{ruby|朔|さく}}にして{{ruby|戊辰|ぼしん}}に、{{ruby|皇太子|ひつぎのみこ}}{{ruby|親|みずか}}ら{{ruby|肇|はじめ}}て憲法十七条を作りたまふ。
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:九に曰はく、「信は是れ義の本なり。事{{ruby|毎|ごと}}に信有れ。若し善悪成敗、要は信に在り。君臣共に信あるときは何事か成らざらむ。」と。
:十に曰はく、「{{ruby|忿|いかり}}を{{ruby|絶|た}}ち{{ruby|瞋|いかり}}を{{ruby|棄|す}}て、人の{{ruby|違|たが}}ふことを怒らざれ。人皆心有り。心各{{ruby|執|と}}ること有り。彼{{ruby|是|ぜ}}なれば{{ruby|吾|われ}}は非なり、我是なれば則ち彼非なり。我必ずしも聖に非ず。彼必ずしも愚に非ず。共に是れ{{ruby|凡夫|ぼんぶ}}のみ。是非の理、誰か能く定むべき。{{ruby|相|あい}}共に賢愚、{{ruby|鐶|みみがね}}の端{{ruby|无|な}}きが如し。是を以て彼の人は{{ruby|瞋|いか}}ると{{ruby|雖|いえど}}も、{{ruby|還|かへつ}}て我が{{ruby|失|あやまち}}を{{ruby|恐|おそ}}る。我独り得たりと雖も、衆に従ひて同く{{ruby|挙|おこな}}へ。」と。
:十一に曰はく、「功過を{{ruby|明察|あきらか}}にして、賞罰必ず当てよ。{{ruby|日者|このごろ}}、賞功に在らず、罰{{ruby|罰|つみ}}に在らず。事を執れる群卿、宜しく賞罰を{{ruby|明|さら}}にすべし。」と。
:十二に曰はく、「{{ruby|国司|みこともち}}{{ruby|国造|くにのみやつこ}}、百姓に{{ruby|歛|をさめと}}ること{{ruby|勿|なか}}れ、国に{{ruby|二君|ふたりのきみ}}{{ruby|非|な}}く、民に{{ruby|両主|ふたりのぬし}}無し、{{ruby|率土|そつと}}の兆民、{{ruby|王|きみ}}を以て{{ruby|主|しゆ}}と為す。{{ruby|所任官司|よさせるつかさみこともち}}は皆是れ王臣なり。何ぞ{{ruby|敢|あへ}}て{{ruby|公|おほやけ}}と{{ruby|与|とも}}に百姓に{{ruby|賦斂|をさめと}}らむ。」と。
:十三に曰はく、「{{ruby|諸|もろもろ}}の{{ruby|任官者|よさせるつかさびと}}、同じく{{ruby|職掌|つかさごと}}を知れ。或るいは{{ruby|病|やまひ}}し或るいは{{ruby|使|つかひ}}して、事に{{ruby|闕|おこた}}ることあり。然れども知るを得ての日には、{{ruby|和|あまな}}ふこと{{ruby|曾|さき}}より{{ruby|識|し}}るが{{ruby|如|ごと}}くせよ。其れ{{ruby|与|あづか}}り{{ruby|聞|き}}くに{{ruby|非|あら}}ざるを以て、{{ruby|公務|まつりごと}}を{{ruby|防|さまた}}ぐること勿れ。」と。
:十四に曰はく、「群卿百寮、{{ruby|嫉|そね}}み{{ruby|妬|ねた}}むこと有る{{ruby|無|なか}}れ。我既に人を嫉めば、人亦我を嫉む。{{ruby|嫉妬|しつと}}の患、其の{{ruby|極|きま}}りを知らず。{{ruby|所以|ゆゑ}}に智{{ruby|己|おの}}れに{{ruby|勝|まさ}}れば、則ち{{ruby|悦|よろこ}}ばず。才己れに{{ruby|優|まさ}}れば、則ち{{ruby|嫉妬|ねた}}む。是を以て{{ruby|五百|いほとせ}}にして{{ruby|乃|すなわ}}ち{{ruby|賢|さかしびと}}に{{ruby|遇|あ}}はしむれども、{{ruby|千載|ちとせ}}にして以て一聖を待つこと難し。其れ聖賢を得ざれば、何を以てか国を治めむ。」と。
:十五に曰はく、「私を背いて公に向くは、是れ臣の道なり。{{ruby|凡|およ}}そ{{ruby|夫人|ひとびと}}私有れば必ず{{ruby|恨|うらみ}}有り、{{ruby|憾|うらみ}}有れば必ず{{ruby|同|ととのほ}}らず。同らざれば則ち私を以て公を妨ぐ。{{ruby|憾|うらみ}}起れば則ち{{ruby|制|ことわり}}に違ひ{{ruby|法|のり}}を{{ruby|害|やぶ}}る。故に初の{{ruby|章|くだり}}に云へり、上下{{ruby|和諧|あまなひととのほ}}れと。其れ亦{{ruby|是|こ}}の{{ruby|情|こころ}}なる{{ruby|歟|かな}}。」と。
:十六に曰はく、「民を使ふに時を以てするは{{ruby|古|いにしへ}}の{{ruby|良典|よきのり}}なり。{{ruby|故|か}}れ冬の月には{{ruby|間|いとま}}有り、以て民を使ふべし。春{{ruby|従|よ}}り秋に至つては、{{ruby|農桑|たつくりこがひ}}の{{ruby|節|とき}}なり、民を使ふべからず。其れ{{ruby|農|たつく}}らずば何を以てか食はむ。{{ruby|桑|こが}}ひせずば何をか{{ruby|服|き}}む。」と。
:十七に曰はく、「{{ruby|夫|そ}}れ事は独り{{ruby|断|さだ}}むべからず。必ず{{ruby|衆|もろもろ}}と{{ruby|与|とも}}に宜しく{{ruby|論|あげつら}}ふべし。少事は是れ軽し、必ずしも{{ruby|衆|もろもろ}}とすべからず。{{ruby|唯|ただ}}大事を{{ruby|論|あげつら}}はんに{{ruby|逮|およ}}びては、若し{{ruby|失|あやまち}}有らんことを疑ふ。故に衆と{{ruby|与|とも}}に相{{ruby|弁|わきま}}ふるときは、{{ruby|辞|こと}}則ち理を{{ruby|得|う}}。」と。
===鑑賞===
『日本書紀』は、奈良時代に成立した日本最初の正史である。六国史の一番目に数えられ、第四十代天武天皇の発意で舎人親王らにより養老四年(西暦720年)に成立したとされる。全30巻からなり、原初の神の誕生から第四十一代持統天皇の時代までを漢文の編年体で記す。歴代天皇の系譜(帝記)や、その当時に口承されていた神話・伝説を体系化して記録した。独自の文字を持たなかった(とされる)当時の日本人は、漢語で書かれた文章(漢文)を理解し、自らの用いる言語(上代日本語)をそれに対応させようとした。そのため、日本独自の漢文が生まれ始めた。この『十七箇條憲法』は『日本書紀』の第二十二巻『推古天皇』に収められている。現代では「憲法十七条」として知られているこの憲法は、日本初の成文法であるといわれている。[[高等学校日本史探究]]の飛鳥〜奈良時代も参照。
[[カテゴリ:高等学校教育 国語]]
[[カテゴリ:日本語]]
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==十七箇條憲法==
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===白文 (正字)===
:夏四月丙寅朔戊辰、皇太子親肇作憲法十七條。
:一曰。以和爲貴、無忤爲宗。人皆有黨亦少達󠄁者、是以、或不順君父乍違于隣󠄂里。然、上和下睦諧於論事則事理自通󠄁、何事不成。
:二曰。篤敬三寶。三寶者佛法僧也、則四生之終歸萬國之極宗。何世何人、非貴是法。人鮮尤惡、能教從之。其不歸三寶、何以直枉。
:三曰。承詔必謹。君則天之、臣則地之。天覆地載、四時順行萬氣得通、地欲覆天則致壞耳。是以、君言臣承、上行下靡。故承詔必愼、不謹自敗。
:四曰。群卿百寮、以禮爲本。其治民之本要在乎禮。上不禮、而下非齊、下無禮、以必有罪。是以、群臣有禮、位次不亂、百姓有禮、國家自治。
:五曰。絶餮棄欲、明辨訴訟。其百姓之訟一日千事、一日尚爾、況乎累歲。頃治訟者、得利爲常、見賄聽讞。便有財之訟、如石投水、乏者之訴、似水投石。是以、貧民則不知所由、臣道亦於焉闕。
:六曰。懲惡勸善、古之良典。是以、无匿人善、見惡必匡。其諂詐者則爲覆國家之利器、爲絶人民之鋒劒。亦、侫媚者、對上則好說下過、逢下則誹謗上失。其如此人、皆无忠於君、无仁於民、是大亂之本也。
:七曰。人各有任、掌宜不濫。其賢哲任官、頌音則起、姧者有官、禍亂則繁。世少生知、剋念作聖。事無大少、得人必治、時無急緩、遇賢自寛。因此、國家永久社稷勿危。故古聖王、爲官以求人、爲人不求官。
:八曰。群卿百寮、早朝晏退。公事靡盬、終日難盡。是以、遲朝不逮于急、早退必事不盡。
:九曰。信是義本、毎事有信。其善惡成敗、要在于信。群臣共信、何事不成。群臣无信、萬事悉敗。
:十曰。絶忿、棄瞋、不怒人違。人皆有心、心各有執、彼是則我非、我是則彼非。我必非聖、彼必非愚、共是凡夫耳。是非之理、詎能可定。相共賢愚、如鐶无端。是以、彼人雖瞋、還恐我失。我獨雖得、從衆同舉。
:十一曰。明察功過、賞罰必當。日者賞不在功、罰不在罪。執事群卿、宜明賞罰。
:十二曰。國司・國造、勿斂百姓。國非二君、民無兩主。率土兆民、以王爲主。所任官司、皆是王臣。何敢與公、賦斂百姓。
:十三曰。諸任官者、同知職掌。或病或使、有闕於事。然、得知之日、和如曾識。其以非與聞、勿防公務。
:十四曰。群臣百寮、無有嫉妬。我既嫉人、人亦嫉我。嫉妬之患、不知其極。所以、智勝於己則不悅、才優於己則嫉妬。是以、五百之乃今遇賢、千載以難待一聖。其不得賢聖、何以治國。
:十五曰。背私向公、是臣之道矣。凡人有私必有恨、有憾必非同、非同則以私妨公、憾起則違制害法。故初章云、上下和諧、其亦是情歟。
:十六曰。使民以時、古之良典。故、冬月有間以可使民、從春至秋農桑之節、不可使民。其不農何食、不桑何服。
:十七曰。夫事不可獨斷、必與衆宜論。少事是輕、不可必衆。唯逮論大事、若疑有失。故與衆相辨、辭則得理。
(日本書紀巻第廿二 推古天皇)
===書き下し (新字)===
:夏{{ruby|四月|うづき}}の{{ruby|丙寅|へいいん}}の{{ruby|朔|さく}}にして{{ruby|戊辰|ぼしん}}に、{{ruby|皇太子|ひつぎのみこ}}{{ruby|親|みずか}}ら{{ruby|肇|はじめ}}て憲法十七条を作りたまふ。
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:八に曰はく、「群卿百寮、早く{{ruby|朝|まゐ}}り{{ruby|晏|おそ}}く{{ruby|退|まか}}でよ。公事{{ruby|監|いとま}}{{ruby|靡|な}}く、{{ruby|終日|ひねもす}}にも{{ruby|尽|つく}}し{{ruby|難|がた}}し。是を以て遅く{{ruby|朝|まゐ}}れば急に{{ruby|逮|およ}}ばず。早く{{ruby|退|まか}}れば必ず事{{ruby|尽|つく}}さず。」と。
:九に曰はく、「信は是れ義の本なり。事{{ruby|毎|ごと}}に信有れ。若し善悪成敗、要は信に在り。君臣共に信あるときは何事か成らざらむ。」と。
:十に曰はく、「{{ruby|忿|いかり}}を{{ruby|絶|た}}ち{{ruby|瞋|いかり}}を{{ruby|棄|す}}て、人の{{ruby|違|たが}}ふことを怒らざれ。人皆心有り。心各{{ruby|執|と}}ること有り。彼{{ruby|是|ぜ}}なれば{{ruby|吾|われ}}は非なり、我是なれば則ち彼非なり。我必ずしも聖に非ず。彼必ずしも愚に非ず。共に是れ{{ruby|凡夫|ぼんぶ}}のみ。是非の理、誰か能く定むべき。{{ruby|相|あい}}共に賢愚、{{ruby|鐶|みみがね}}の端{{ruby|无|な}}きが如し。是を以て彼の人は{{ruby|瞋|いか}}ると{{ruby|雖|いえど}}も、{{ruby|還|かへつ}}て我が{{ruby|失|あやまち}}を{{ruby|恐|おそ}}る。我独り得たりと雖も、衆に従ひて同く{{ruby|挙|おこな}}へ。」と。
:十一に曰はく、「功過を{{ruby|明察|あきらか}}にして、賞罰必ず当てよ。{{ruby|日者|このごろ}}、賞功に在らず、罰{{ruby|罰|つみ}}に在らず。事を執れる群卿、宜しく賞罰を{{ruby|明|さら}}にすべし。」と。
:十二に曰はく、「{{ruby|国司|みこともち}}{{ruby|国造|くにのみやつこ}}、百姓に{{ruby|歛|をさめと}}ること{{ruby|勿|なか}}れ、国に{{ruby|二君|ふたりのきみ}}{{ruby|非|な}}く、民に{{ruby|両主|ふたりのぬし}}無し、{{ruby|率土|そつと}}の兆民、{{ruby|王|きみ}}を以て{{ruby|主|しゆ}}と為す。{{ruby|所任官司|よさせるつかさみこともち}}は皆是れ王臣なり。何ぞ{{ruby|敢|あへ}}て{{ruby|公|おほやけ}}と{{ruby|与|とも}}に百姓に{{ruby|賦斂|をさめと}}らむ。」と。
:十三に曰はく、「{{ruby|諸|もろもろ}}の{{ruby|任官者|よさせるつかさびと}}、同じく{{ruby|職掌|つかさごと}}を知れ。或るいは{{ruby|病|やまひ}}し或るいは{{ruby|使|つかひ}}して、事に{{ruby|闕|おこた}}ることあり。然れども知るを得ての日には、{{ruby|和|あまな}}ふこと{{ruby|曾|さき}}より{{ruby|識|し}}るが{{ruby|如|ごと}}くせよ。其れ{{ruby|与|あづか}}り{{ruby|聞|き}}くに{{ruby|非|あら}}ざるを以て、{{ruby|公務|まつりごと}}を{{ruby|防|さまた}}ぐること勿れ。」と。
:十四に曰はく、「群卿百寮、{{ruby|嫉|そね}}み{{ruby|妬|ねた}}むこと有る{{ruby|無|なか}}れ。我既に人を嫉めば、人亦我を嫉む。{{ruby|嫉妬|しつと}}の患、其の{{ruby|極|きま}}りを知らず。{{ruby|所以|ゆゑ}}に智{{ruby|己|おの}}れに{{ruby|勝|まさ}}れば、則ち{{ruby|悦|よろこ}}ばず。才己れに{{ruby|優|まさ}}れば、則ち{{ruby|嫉妬|ねた}}む。是を以て{{ruby|五百|いほとせ}}にして{{ruby|乃|すなわ}}ち{{ruby|賢|さかしびと}}に{{ruby|遇|あ}}はしむれども、{{ruby|千載|ちとせ}}にして以て一聖を待つこと難し。其れ聖賢を得ざれば、何を以てか国を治めむ。」と。
:十五に曰はく、「私を背いて公に向くは、是れ臣の道なり。{{ruby|凡|およ}}そ{{ruby|夫人|ひとびと}}私有れば必ず{{ruby|恨|うらみ}}有り、{{ruby|憾|うらみ}}有れば必ず{{ruby|同|ととのほ}}らず。同らざれば則ち私を以て公を妨ぐ。{{ruby|憾|うらみ}}起れば則ち{{ruby|制|ことわり}}に違ひ{{ruby|法|のり}}を{{ruby|害|やぶ}}る。故に初の{{ruby|章|くだり}}に云へり、上下{{ruby|和諧|あまなひととのほ}}れと。其れ亦{{ruby|是|こ}}の{{ruby|情|こころ}}なる{{ruby|歟|かな}}。」と。
:十六に曰はく、「民を使ふに時を以てするは{{ruby|古|いにしへ}}の{{ruby|良典|よきのり}}なり。{{ruby|故|か}}れ冬の月には{{ruby|間|いとま}}有り、以て民を使ふべし。春{{ruby|従|よ}}り秋に至つては、{{ruby|農桑|たつくりこがひ}}の{{ruby|節|とき}}なり、民を使ふべからず。其れ{{ruby|農|たつく}}らずば何を以てか食はむ。{{ruby|桑|こが}}ひせずば何をか{{ruby|服|き}}む。」と。
:十七に曰はく、「{{ruby|夫|そ}}れ事は独り{{ruby|断|さだ}}むべからず。必ず{{ruby|衆|もろもろ}}と{{ruby|与|とも}}に宜しく{{ruby|論|あげつら}}ふべし。少事は是れ軽し、必ずしも{{ruby|衆|もろもろ}}とすべからず。{{ruby|唯|ただ}}大事を{{ruby|論|あげつら}}はんに{{ruby|逮|およ}}びては、若し{{ruby|失|あやまち}}有らんことを疑ふ。故に衆と{{ruby|与|とも}}に相{{ruby|弁|わきま}}ふるときは、{{ruby|辞|こと}}則ち理を{{ruby|得|う}}。」と。
====注釈====
*丙寅:干支の「ひのえとら」。
*朔:月初めの「{{Ruby|一日|ついたち}}」のこと。ここでは、四月一日の干支が「丙寅」であったことを示す。
*戊辰:干支の「つちのえたつ」。「ひのえとら」から数えて3つであることから、ここでは前の部分と合わせて「四月三日」を表す。
*皇太子:{{Ruby|厩戸王|うまやどおう}}。第三十三代推古天皇の同母兄である第三十一代用明天皇の皇子。西暦574年〜622年。「{{Ruby|聖德太子|しょうとくたいし}}」や「{{Ruby|豐聰耳皇子|とよとみみのみこ}}」の名で知られるが、実在を疑問視する声があるほか、十七ヶ条憲法の作者ではないとする説もある。
*和を以つて貴しと為し:『論語』の「禮之用和爲貴(礼の用は和を貴しと為す。)」を踏まえた表現。「調和を尊ぶ」という意味。
*忤ふること:叛逆の意。
*党:徒党を組むこと。
*達る者:賢者。
*隣里:近隣。郷里。
*違ふ:争う。
*睦ぶ:懇意にする。
*論ふ:論じる。
*諧ふ:合意に至る。
*自づから:自然と。
*四生:胎生、卵生、湿生、化生の総称。全ての生物を指す。
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===鑑賞===
『日本書紀』は、奈良時代に成立した日本最初の正史である。六国史の一番目に数えられ、第四十代天武天皇の発意で舎人親王らにより養老四年(西暦720年)に成立したとされる。全30巻からなり、原初の神の誕生から第四十一代持統天皇の時代までを漢文の編年体で記す。歴代天皇の系譜(帝記)や、その当時に口承されていた神話・伝説を体系化して記録した。独自の文字を持たなかった(とされる)当時の日本人は、漢語で書かれた文章(漢文)を理解し、自らの用いる言語(上代日本語)をそれに対応させようとした。そのため、日本独自の漢文が生まれ始めた。この『十七箇條憲法』は『日本書紀』の第二十二巻『推古天皇』に収められている。現代では「憲法十七条」として知られているこの憲法は、日本初の成文法であるといわれている。[[高等学校日本史探究]]の飛鳥〜奈良時代も参照。
[[カテゴリ:高等学校教育 国語]]
[[カテゴリ:日本語]]
[[カテゴリ:漢文]]
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==十七箇條憲法==
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===白文 (正字)===
:夏四月丙寅朔戊辰、皇太子親肇作憲法十七條。
:一曰。以和爲貴、無忤爲宗。人皆有黨亦少達󠄁者、是以、或不順君父乍違于隣󠄂里。然、上和下睦諧於論事則事理自通󠄁、何事不成。
:二曰。篤敬三寶。三寶者佛法僧也、則四生之終歸萬國之極宗。何世何人、非貴是法。人鮮尤惡、能教從之。其不歸三寶、何以直枉。
:三曰。承詔必謹。君則天之、臣則地之。天覆地載、四時順行萬氣得通、地欲覆天則致壞耳。是以、君言臣承、上行下靡。故承詔必愼、不謹自敗。
:四曰。群卿百寮、以禮爲本。其治民之本要在乎禮。上不禮、而下非齊、下無禮、以必有罪。是以、群臣有禮、位次不亂、百姓有禮、國家自治。
:五曰。絶餮棄欲、明辨訴訟。其百姓之訟一日千事、一日尚爾、況乎累歲。頃治訟者、得利爲常、見賄聽讞。便有財之訟、如石投水、乏者之訴、似水投石。是以、貧民則不知所由、臣道亦於焉闕。
:六曰。懲惡勸善、古之良典。是以、无匿人善、見惡必匡。其諂詐者則爲覆國家之利器、爲絶人民之鋒劒。亦、侫媚者、對上則好說下過、逢下則誹謗上失。其如此人、皆无忠於君、无仁於民、是大亂之本也。
:七曰。人各有任、掌宜不濫。其賢哲任官、頌音則起、姧者有官、禍亂則繁。世少生知、剋念作聖。事無大少、得人必治、時無急緩、遇賢自寛。因此、國家永久社稷勿危。故古聖王、爲官以求人、爲人不求官。
:八曰。群卿百寮、早朝晏退。公事靡盬、終日難盡。是以、遲朝不逮于急、早退必事不盡。
:九曰。信是義本、毎事有信。其善惡成敗、要在于信。群臣共信、何事不成。群臣无信、萬事悉敗。
:十曰。絶忿、棄瞋、不怒人違。人皆有心、心各有執、彼是則我非、我是則彼非。我必非聖、彼必非愚、共是凡夫耳。是非之理、詎能可定。相共賢愚、如鐶无端。是以、彼人雖瞋、還恐我失。我獨雖得、從衆同舉。
:十一曰。明察功過、賞罰必當。日者賞不在功、罰不在罪。執事群卿、宜明賞罰。
:十二曰。國司・國造、勿斂百姓。國非二君、民無兩主。率土兆民、以王爲主。所任官司、皆是王臣。何敢與公、賦斂百姓。
:十三曰。諸任官者、同知職掌。或病或使、有闕於事。然、得知之日、和如曾識。其以非與聞、勿防公務。
:十四曰。群臣百寮、無有嫉妬。我既嫉人、人亦嫉我。嫉妬之患、不知其極。所以、智勝於己則不悅、才優於己則嫉妬。是以、五百之乃今遇賢、千載以難待一聖。其不得賢聖、何以治國。
:十五曰。背私向公、是臣之道矣。凡人有私必有恨、有憾必非同、非同則以私妨公、憾起則違制害法。故初章云、上下和諧、其亦是情歟。
:十六曰。使民以時、古之良典。故、冬月有間以可使民、從春至秋農桑之節、不可使民。其不農何食、不桑何服。
:十七曰。夫事不可獨斷、必與衆宜論。少事是輕、不可必衆。唯逮論大事、若疑有失。故與衆相辨、辭則得理。
(日本書紀巻第廿二 推古天皇)
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:六に曰はく、「悪を{{ruby|懲|こら}}し善を{{ruby|勧|すす}}むるは、{{ruby|古|いにしへ}}の{{ruby|良|よ}}き{{ruby|典|のり}}なり。是を以て人の善を{{ruby|慝|かく}}すこと無く、悪を見ては必ず{{ruby|匡|ただ}}せ。{{ruby|若|も}}し{{ruby|諂|へつら}}ひ{{ruby|詐|いつは}}る者は、則ち国家を覆すの利器たり。人民を絶つ{{ruby|鋒剣|ほうけん}}たり。亦{{ruby|侫媚者|かたましくこぶるもの}}は、上に{{ruby|対|むか}}ひては則ち好みて下の{{ruby|過|あやまち}}を説き、下に{{ruby|逢|あひ}}ては則ち上の{{ruby|失|あやまち}}を{{ruby|誹謗|そし}}る。其れ{{ruby|如此|これら}}の人は、皆君に{{ruby|忠|いさをしきこと}}{{ruby|无|な}}く民に{{ruby|仁|めぐみ}}無し。是れ大きなる{{ruby|乱|みだれ}}の本なり。」と。
:七に曰はく、「人{{ruby|各|おのおの}}{{ruby|任掌|よさしつかさど}}ること有り。{{ruby|宜|よろ}}しく{{ruby|濫|みだ}}れざるべし。其れ{{ruby|賢哲|けんてつ}}に官を{{ruby|任|よさ}}すときは、{{ruby|頌音|ほむるこゑ}}則ち起り、{{ruby|奸者|かんじゃ}}に官を{{ruby|有|たも}}つときは、{{ruby|禍乱|からん}}則ち{{ruby|繁|しげ}}し。世に{{ruby|生|うま}}れながら知ること少けれども、{{ruby|尅|よ}}く{{ruby|念|おも}}ひて{{ruby|聖|ひじり}}を{{ruby|作|な}}せ。事大小と無く、人を得て必ず治む。時{{ruby|急緩|きゅうかん}}と無く、賢に{{ruby|遇|あ}}ひて{{ruby|自|おのづか}}ら{{ruby|寛|ゆたか}}なり。{{ruby|此|これ}}に{{ruby|因|より}}て国家永久、{{ruby|社稷|しやしよく}}危きこと無し。{{ruby|故|か}}れ古の聖王、官の為に以て人を求む、人の為に官を求めたまはず。」と。
:八に曰はく、「群卿百寮、早く{{ruby|朝|まゐ}}り{{ruby|晏|おそ}}く{{ruby|退|まか}}でよ。公事{{ruby|監|いとま}}{{ruby|靡|な}}く、{{ruby|終日|ひねもす}}にも{{ruby|尽|つく}}し{{ruby|難|がた}}し。是を以て遅く{{ruby|朝|まゐ}}れば急に{{ruby|逮|およ}}ばず。早く{{ruby|退|まか}}れば必ず事{{ruby|尽|つく}}さず。」と。
:九に曰はく、「信は是れ義の本なり。事{{ruby|毎|ごと}}に信有れ。若し善悪成敗、要は信に在り。君臣共に信あるときは何事か成らざらむ。」と。
:十に曰はく、「{{ruby|忿|いかり}}を{{ruby|絶|た}}ち{{ruby|瞋|いかり}}を{{ruby|棄|す}}て、人の{{ruby|違|たが}}ふことを怒らざれ。人皆心有り。心各{{ruby|執|と}}ること有り。彼{{ruby|是|ぜ}}なれば{{ruby|吾|われ}}は非なり、我是なれば則ち彼非なり。我必ずしも聖に非ず。彼必ずしも愚に非ず。共に是れ{{ruby|凡夫|ぼんぶ}}のみ。是非の理、誰か能く定むべき。{{ruby|相|あい}}共に賢愚、{{ruby|鐶|みみがね}}の端{{ruby|无|な}}きが如し。是を以て彼の人は{{ruby|瞋|いか}}ると{{ruby|雖|いえど}}も、{{ruby|還|かへつ}}て我が{{ruby|失|あやまち}}を{{ruby|恐|おそ}}る。我独り得たりと雖も、衆に従ひて同く{{ruby|挙|おこな}}へ。」と。
:十一に曰はく、「功過を{{ruby|明察|あきらか}}にして、賞罰必ず当てよ。{{ruby|日者|このごろ}}、賞功に在らず、罰{{ruby|罰|つみ}}に在らず。事を執れる群卿、宜しく賞罰を{{ruby|明|さら}}にすべし。」と。
:十二に曰はく、「{{ruby|国司|みこともち}}{{ruby|国造|くにのみやつこ}}、百姓に{{ruby|歛|をさめと}}ること{{ruby|勿|なか}}れ、国に{{ruby|二君|ふたりのきみ}}{{ruby|非|な}}く、民に{{ruby|両主|ふたりのぬし}}無し、{{ruby|率土|そつと}}の兆民、{{ruby|王|きみ}}を以て{{ruby|主|しゆ}}と為す。{{ruby|所任官司|よさせるつかさみこともち}}は皆是れ王臣なり。何ぞ{{ruby|敢|あへ}}て{{ruby|公|おほやけ}}と{{ruby|与|とも}}に百姓に{{ruby|賦斂|をさめと}}らむ。」と。
:十三に曰はく、「{{ruby|諸|もろもろ}}の{{ruby|任官者|よさせるつかさびと}}、同じく{{ruby|職掌|つかさごと}}を知れ。或るいは{{ruby|病|やまひ}}し或るいは{{ruby|使|つかひ}}して、事に{{ruby|闕|おこた}}ることあり。然れども知るを得ての日には、{{ruby|和|あまな}}ふこと{{ruby|曾|さき}}より{{ruby|識|し}}るが{{ruby|如|ごと}}くせよ。其れ{{ruby|与|あづか}}り{{ruby|聞|き}}くに{{ruby|非|あら}}ざるを以て、{{ruby|公務|まつりごと}}を{{ruby|防|さまた}}ぐること勿れ。」と。
:十四に曰はく、「群卿百寮、{{ruby|嫉|そね}}み{{ruby|妬|ねた}}むこと有る{{ruby|無|なか}}れ。我既に人を嫉めば、人亦我を嫉む。{{ruby|嫉妬|しつと}}の患、其の{{ruby|極|きま}}りを知らず。{{ruby|所以|ゆゑ}}に智{{ruby|己|おの}}れに{{ruby|勝|まさ}}れば、則ち{{ruby|悦|よろこ}}ばず。才己れに{{ruby|優|まさ}}れば、則ち{{ruby|嫉妬|ねた}}む。是を以て{{ruby|五百|いほとせ}}にして{{ruby|乃|すなわ}}ち{{ruby|賢|さかしびと}}に{{ruby|遇|あ}}はしむれども、{{ruby|千載|ちとせ}}にして以て一聖を待つこと難し。其れ聖賢を得ざれば、何を以てか国を治めむ。」と。
:十五に曰はく、「私を背いて公に向くは、是れ臣の道なり。{{ruby|凡|およ}}そ{{ruby|夫人|ひとびと}}私有れば必ず{{ruby|恨|うらみ}}有り、{{ruby|憾|うらみ}}有れば必ず{{ruby|同|ととのほ}}らず。同らざれば則ち私を以て公を妨ぐ。{{ruby|憾|うらみ}}起れば則ち{{ruby|制|ことわり}}に違ひ{{ruby|法|のり}}を{{ruby|害|やぶ}}る。故に初の{{ruby|章|くだり}}に云へり、上下{{ruby|和諧|あまなひととのほ}}れと。其れ亦{{ruby|是|こ}}の{{ruby|情|こころ}}なる{{ruby|歟|かな}}。」と。
:十六に曰はく、「民を使ふに時を以てするは{{ruby|古|いにしへ}}の{{ruby|良典|よきのり}}なり。{{ruby|故|か}}れ冬の月には{{ruby|間|いとま}}有り、以て民を使ふべし。春{{ruby|従|よ}}り秋に至つては、{{ruby|農桑|たつくりこがひ}}の{{ruby|節|とき}}なり、民を使ふべからず。其れ{{ruby|農|たつく}}らずば何を以てか食はむ。{{ruby|桑|こが}}ひせずば何をか{{ruby|服|き}}む。」と。
:十七に曰はく、「{{ruby|夫|そ}}れ事は独り{{ruby|断|さだ}}むべからず。必ず{{ruby|衆|もろもろ}}と{{ruby|与|とも}}に宜しく{{ruby|論|あげつら}}ふべし。少事は是れ軽し、必ずしも{{ruby|衆|もろもろ}}とすべからず。{{ruby|唯|ただ}}大事を{{ruby|論|あげつら}}はんに{{ruby|逮|およ}}びては、若し{{ruby|失|あやまち}}有らんことを疑ふ。故に衆と{{ruby|与|とも}}に相{{ruby|弁|わきま}}ふるときは、{{ruby|辞|こと}}則ち理を{{ruby|得|う}}。」と。
====注釈====
*丙寅:干支の「ひのえとら」。
*朔:月初めの「{{Ruby|一日|ついたち}}」のこと。ここでは、四月一日の干支が「丙寅」であったことを示す。
*戊辰:干支の「つちのえたつ」。「ひのえとら」から数えて3つであることから、ここでは前の部分と合わせて「四月三日」を表す。
*皇太子:{{Ruby|厩戸王|うまやどおう}}。第三十三代推古天皇の同母兄である第三十一代用明天皇の皇子。西暦574年〜622年。「{{Ruby|聖德太子|しょうとくたいし}}」や「{{Ruby|豐聰耳皇子|とよとみみのみこ}}」の名で知られるが、実在を疑問視する声があるほか、十七ヶ条憲法の作者ではないとする説もある。
*和を以つて貴しと為し:『論語』の「禮之用和爲貴(礼の用は和を貴しと為す。)」を踏まえた表現。「調和を尊ぶ」という意味。
*忤ふること:叛逆の意。
*党:徒党を組むこと。
*達る者:賢者。
*隣里:近隣。郷里。
*違ふ:争う。
*睦ぶ:懇意にする。
*論ふ:論じる。
*諧ふ:合意に至る。
*自づから:自然と。
*四生:胎生、卵生、湿生、化生の総称。全ての生物を指す。
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===現代語訳===
:(西暦604年陰暦の)夏の四月三日に、皇太子はご自身で初めて憲法十七条をお作りになった。
:一に言う。「調和を尊び、逆らい背くことがないようにせよ。人は皆徒党を組むが、賢者は少ない。故に、ある者は主君や父に従わず、ある者は近隣の人と争う。しかし、上下の者が和み睦み合い、事を論じて合意に至るのであれば、事の道理は自然と通る。何事であれ、成就しないものはない。」と。
:二に言う。「{{ruby|篤|あつ}}く仏教を信仰せよ。仏教はあらゆる生きものの最後に帰するところ、全ての国々の仰ぐ究極のよりどころである。どのような時代のどのような人々でも、この法をあがめないことがあろうか。いや、ない。心底からの悪人は稀であり、よく教え諭せば必ず従わせることができる。仏教に帰依しないで、どうして{{ruby|邪|よこしま}}な心を正すことができよう。いや、できない。」と。
:三に言う。「天皇の命を受けたら、必ずそれに従え。例えるならば、君は天、臣は地。天が万物を覆い、地が万物を載せる。それによって四季は規則正しく移りゆき、万物を活動させる。もし地が天を覆おうとするなら、この秩序は破壊されてしまう。そのように、君主の言に臣下は必ず承服し、上の者が行えば下の者はそれに従うのである。故に、天皇の命を受けたら必ず従え。もし従わなければ、結局は自滅するだろう。」と。
:四に言う。「群卿や百寮は、みな礼法を物事の基本とせよ。民を治める肝要は、この礼法にある。上の者の行いが礼法に{{ruby|適|かな}}わなければ下の者の秩序は乱れ、下の者に礼法が失われれば罪を犯す者が出てくる。群臣に礼法が保たれていれば序列も乱れず、百姓に礼法が保たれていれば国家は自然と治まるものである。」と。
:五に言う。「食に{{ruby|驕|おご}}ることをやめ、財物への欲望を棄てて、訴訟を公明に裁け。百姓の訴えは一日に千件にも及ぼう。一日でもそうなのだから、年がたてば尚更だ。近ごろ、訴訟を扱う者は私利を得るのを当然と思い、賄賂を受けてからその申し立てを聞いているようだ。財産のある者の訴えは石を水に投げ込むように必ず聞き届けられるが、貧乏人の訴えは水を石に投げかけるように、手ごたえもなく{{ruby|撥|は}}ねつけられてしまう。これでは貧しい民はどうしてよいかわからず、臣としての役人のなすべき道も見失われることだろう。」と。
:六に言う。「悪を{{ruby|懲|こ}}らしめ善を{{ruby|勧|すす}}めるということは、古からの教えである。それゆえ、人の善行は隠すことなく知らせ、悪事は必ず改めさせよ。人に{{ruby|阿|おもね}}り、、人を{{ruby|欺|あざむ}}く者は国家を転覆させる利器ともなり、人民を滅ぼす鋭い剣ともなる者だ。また、{{ruby|媚|こ}}び{{ruby|諛|へつら}}う者は、上の者には好んで下の者の過失を告げ口し、下の者に会えば上の者を非難する。このような人々はみな君に対して忠義の心がなく、民に対しては仁愛の心がない。大きな乱れの原因となることだ。」と。
:七に言う。「人にはそれぞれの任務がある。おのおの領分を守り、権限を濫用しないようにせよ。賢明な人が官にあれば政治を称賛する声が{{ruby|忽|たちま}}ちに起こるが、邪な心をもつ者が官にあれば政治の乱れが忽ちに頻発する。世間には生まれながら物事を弁えている人は少ない。よく思慮を働かせ、努力してこそ聖人となる。物事はどんな重大なことも些細なことも、適任者を得てこそ成し遂げられる。時の流れが速かろうと遅かろうと、賢明な人にあったときに自然と解決する。その結果、国家は永久で、君主の地位も安泰となる。だから古の聖王は、官のために適当な人材を集めたのであり、人のために官を設けるようなことはしなかったのだ。」と。
:八に言う。「群卿や百寮は、朝は早く出仕し、夕は遅く退出するようにせよ。公務はいいかげんにできないものであり、一日掛けてもも全てを終えることは難しい。故に、遅く出仕したのでは緊急の用事に間に合わないし、早く退出したのでは事務をし残してしまう。」と。
===鑑賞===
『日本書紀』は、奈良時代に成立した日本最初の正史である。六国史の一番目に数えられ、第四十代天武天皇の発意で舎人親王らにより養老四年(西暦720年)に成立したとされる。全30巻からなり、原初の神の誕生から第四十一代持統天皇の時代までを漢文の編年体で記す。歴代天皇の系譜(帝記)や、その当時に口承されていた神話・伝説を体系化して記録した。独自の文字を持たなかった(とされる)当時の日本人は、漢語で書かれた文章(漢文)を理解し、自らの用いる言語(上代日本語)をそれに対応させようとした。そのため、日本独自の漢文が生まれ始めた。この『十七箇條憲法』は『日本書紀』の第二十二巻『推古天皇』に収められている。現代では「憲法十七条」として知られているこの憲法は、日本初の成文法であるといわれている。[[高等学校日本史探究]]の飛鳥〜奈良時代も参照。
[[カテゴリ:高等学校教育 国語]]
[[カテゴリ:日本語]]
[[カテゴリ:漢文]]
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2024-11-24T07:13:11Z
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wikitext
text/x-wiki
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==十七箇條憲法==
{{Wikisource|日本書紀}}
{{wikisource|十七条憲法}}
===白文 (正字)===
:夏四月丙寅朔戊辰、皇太子親肇作憲法十七條。
:一曰。以和爲貴、無忤爲宗。人皆有黨亦少達󠄁者、是以、或不順君父乍違于隣󠄂里。然、上和下睦諧於論事則事理自通󠄁、何事不成。
:二曰。篤敬三寶。三寶者佛法僧也、則四生之終歸萬國之極宗。何世何人、非貴是法。人鮮尤惡、能教從之。其不歸三寶、何以直枉。
:三曰。承詔必謹。君則天之、臣則地之。天覆地載、四時順行萬氣得通、地欲覆天則致壞耳。是以、君言臣承、上行下靡。故承詔必愼、不謹自敗。
:四曰。群卿百寮、以禮爲本。其治民之本要在乎禮。上不禮、而下非齊、下無禮、以必有罪。是以、群臣有禮、位次不亂、百姓有禮、國家自治。
:五曰。絶餮棄欲、明辨訴訟。其百姓之訟一日千事、一日尚爾、況乎累歲。頃治訟者、得利爲常、見賄聽讞。便有財之訟、如石投水、乏者之訴、似水投石。是以、貧民則不知所由、臣道亦於焉闕。
:六曰。懲惡勸善、古之良典。是以、无匿人善、見惡必匡。其諂詐者則爲覆國家之利器、爲絶人民之鋒劒。亦、侫媚者、對上則好說下過、逢下則誹謗上失。其如此人、皆无忠於君、无仁於民、是大亂之本也。
:七曰。人各有任、掌宜不濫。其賢哲任官、頌音則起、姧者有官、禍亂則繁。世少生知、剋念作聖。事無大少、得人必治、時無急緩、遇賢自寛。因此、國家永久社稷勿危。故古聖王、爲官以求人、爲人不求官。
:八曰。群卿百寮、早朝晏退。公事靡盬、終日難盡。是以、遲朝不逮于急、早退必事不盡。
:九曰。信是義本、毎事有信。其善惡成敗、要在于信。群臣共信、何事不成。群臣无信、萬事悉敗。
:十曰。絶忿、棄瞋、不怒人違。人皆有心、心各有執、彼是則我非、我是則彼非。我必非聖、彼必非愚、共是凡夫耳。是非之理、詎能可定。相共賢愚、如鐶无端。是以、彼人雖瞋、還恐我失。我獨雖得、從衆同舉。
:十一曰。明察功過、賞罰必當。日者賞不在功、罰不在罪。執事群卿、宜明賞罰。
:十二曰。國司・國造、勿斂百姓。國非二君、民無兩主。率土兆民、以王爲主。所任官司、皆是王臣。何敢與公、賦斂百姓。
:十三曰。諸任官者、同知職掌。或病或使、有闕於事。然、得知之日、和如曾識。其以非與聞、勿防公務。
:十四曰。群臣百寮、無有嫉妬。我既嫉人、人亦嫉我。嫉妬之患、不知其極。所以、智勝於己則不悅、才優於己則嫉妬。是以、五百之乃今遇賢、千載以難待一聖。其不得賢聖、何以治國。
:十五曰。背私向公、是臣之道矣。凡人有私必有恨、有憾必非同、非同則以私妨公、憾起則違制害法。故初章云、上下和諧、其亦是情歟。
:十六曰。使民以時、古之良典。故、冬月有間以可使民、從春至秋農桑之節、不可使民。其不農何食、不桑何服。
:十七曰。夫事不可獨斷、必與衆宜論。少事是輕、不可必衆。唯逮論大事、若疑有失。故與衆相辨、辭則得理。
(日本書紀巻第廿二 推古天皇)
===書き下し (新字)===
:夏{{ruby|四月|うづき}}の{{ruby|丙寅|へいいん}}の{{ruby|朔|さく}}にして{{ruby|戊辰|ぼしん}}に、{{ruby|皇太子|ひつぎのみこ}}{{ruby|親|みずか}}ら{{ruby|肇|はじめ}}て憲法十七条を作りたまふ。
:{{ruby|一|いつ}}に{{ruby|曰|い}}はく、「和を{{ruby|以|もつ}}て{{ruby|貴|たふと}}しと{{ruby|為|な}}し、{{ruby|忤|さか}}ふること無きを{{ruby|宗|むね}}と為せ。人{{ruby|皆|みな}}{{ruby|党|たむら}}有り{{ruby|亦|また}}{{ruby|達|さと}}る者少なし。{{ruby|是|これ}}を以て、{{ruby|或|あ}}るいは{{ruby|君父|くんぷ}}に{{ruby|順|したが}}はず{{ruby|乍|あ}}るいは{{ruby|隣里|りんり}}に{{ruby|違|たが}}ふ。{{ruby|然|しか}}れども、{{ruby|上|かみ}}{{ruby|和|やわら}}ぎ{{ruby|下|しも}}{{ruby|睦|むつ}}びて事を{{ruby|論|あげつら}}ふことに{{ruby|諧|かな}}ふときは、{{ruby|則|すなは}}ち{{ruby|事理|じり}}{{ruby|自|おの}}づからに通ふ。何事か成らざらん。」と。
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:四に曰はく、「{{ruby|群卿|まちぎみたち}}{{ruby|百寮|つかさづかさ}}、礼を以て{{ruby|本|もと}}と{{ruby|為|せ}}よ。其れ民を治むる本は、要は礼に在り。上礼無きときは下{{ruby|斉|ととのほ}}らず。下礼無きときは以て必ず罪有り。是を以て君臣礼有るときは、位の{{ruby|次|つぎて}}乱れず。百姓礼有るときは、{{ruby|国家|あめのした}}自ら治まる。」と。
:五に曰はく、「{{ruby|饗|あぢはひのむさぼり}}を絶ち、欲を棄て、{{ruby|明|さや}}に{{ruby|訴訟|うつたへ}}を{{ruby|弁|わきま}}へよ。其れ百姓の{{ruby|訟|うつたへ}}は一日に千事あり。一日すら尚{{ruby|爾|しか}}り。{{ruby|況|いは}}んや歳を{{ruby|累|かさ}}ぬるをや。{{ruby|須|すべか}}らく訟を治むべき者、利を得て常と為し、{{ruby|賄|まひなひ}}を見て{{ruby|讞|ことわり}}を{{ruby|聴|ゆる}}さば、{{ruby|便|すなは}}ち{{ruby|財|たから}}有るものの訟は、石をもて水に投ぐるが如し。乏しき{{ruby|者|ひと}}の訟は、水をもて石に投ぐるに似たり。是を以て貧しき民、則ち{{ruby|所由|よるところ}}を知らず。臣道亦{{ruby|焉|ここ}}に{{ruby|於|おい}}て{{ruby|闕|か}}けむ。」と。
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:八に曰はく、「群卿百寮、早く{{ruby|朝|まゐ}}り{{ruby|晏|おそ}}く{{ruby|退|まか}}でよ。公事{{ruby|監|いとま}}{{ruby|靡|な}}く、{{ruby|終日|ひねもす}}にも{{ruby|尽|つく}}し{{ruby|難|がた}}し。是を以て遅く{{ruby|朝|まゐ}}れば急に{{ruby|逮|およ}}ばず。早く{{ruby|退|まか}}れば必ず事{{ruby|尽|つく}}さず。」と。
:九に曰はく、「信は是れ義の本なり。事{{ruby|毎|ごと}}に信有れ。若し善悪成敗、要は信に在り。君臣共に信あるときは何事か成らざらむ。」と。
:十に曰はく、「{{ruby|忿|いかり}}を{{ruby|絶|た}}ち{{ruby|瞋|いかり}}を{{ruby|棄|す}}て、人の{{ruby|違|たが}}ふことを怒らざれ。人皆心有り。心各{{ruby|執|と}}ること有り。彼{{ruby|是|ぜ}}なれば{{ruby|吾|われ}}は非なり、我是なれば則ち彼非なり。我必ずしも聖に非ず。彼必ずしも愚に非ず。共に是れ{{ruby|凡夫|ぼんぶ}}のみ。是非の理、誰か能く定むべき。{{ruby|相|あい}}共に賢愚、{{ruby|鐶|みみがね}}の端{{ruby|无|な}}きが如し。是を以て彼の人は{{ruby|瞋|いか}}ると{{ruby|雖|いえど}}も、{{ruby|還|かへつ}}て我が{{ruby|失|あやまち}}を{{ruby|恐|おそ}}る。我独り得たりと雖も、衆に従ひて同く{{ruby|挙|おこな}}へ。」と。
:十一に曰はく、「功過を{{ruby|明察|あきらか}}にして、賞罰必ず当てよ。{{ruby|日者|このごろ}}、賞功に在らず、罰{{ruby|罰|つみ}}に在らず。事を執れる群卿、宜しく賞罰を{{ruby|明|さら}}にすべし。」と。
:十二に曰はく、「{{ruby|国司|みこともち}}{{ruby|国造|くにのみやつこ}}、百姓に{{ruby|歛|をさめと}}ること{{ruby|勿|なか}}れ、国に{{ruby|二君|ふたりのきみ}}{{ruby|非|な}}く、民に{{ruby|両主|ふたりのぬし}}無し、{{ruby|率土|そつと}}の兆民、{{ruby|王|きみ}}を以て{{ruby|主|しゆ}}と為す。{{ruby|所任官司|よさせるつかさみこともち}}は皆是れ王臣なり。何ぞ{{ruby|敢|あへ}}て{{ruby|公|おほやけ}}と{{ruby|与|とも}}に百姓に{{ruby|賦斂|をさめと}}らむ。」と。
:十三に曰はく、「{{ruby|諸|もろもろ}}の{{ruby|任官者|よさせるつかさびと}}、同じく{{ruby|職掌|つかさごと}}を知れ。或るいは{{ruby|病|やまひ}}し或るいは{{ruby|使|つかひ}}して、事に{{ruby|闕|おこた}}ることあり。然れども知るを得ての日には、{{ruby|和|あまな}}ふこと{{ruby|曾|さき}}より{{ruby|識|し}}るが{{ruby|如|ごと}}くせよ。其れ{{ruby|与|あづか}}り{{ruby|聞|き}}くに{{ruby|非|あら}}ざるを以て、{{ruby|公務|まつりごと}}を{{ruby|防|さまた}}ぐること勿れ。」と。
:十四に曰はく、「群卿百寮、{{ruby|嫉|そね}}み{{ruby|妬|ねた}}むこと有る{{ruby|無|なか}}れ。我既に人を嫉めば、人亦我を嫉む。{{ruby|嫉妬|しつと}}の患、其の{{ruby|極|きま}}りを知らず。{{ruby|所以|ゆゑ}}に智{{ruby|己|おの}}れに{{ruby|勝|まさ}}れば、則ち{{ruby|悦|よろこ}}ばず。才己れに{{ruby|優|まさ}}れば、則ち{{ruby|嫉妬|ねた}}む。是を以て{{ruby|五百|いほとせ}}にして{{ruby|乃|すなわ}}ち{{ruby|賢|さかしびと}}に{{ruby|遇|あ}}はしむれども、{{ruby|千載|ちとせ}}にして以て一聖を待つこと難し。其れ聖賢を得ざれば、何を以てか国を治めむ。」と。
:十五に曰はく、「私を背いて公に向くは、是れ臣の道なり。{{ruby|凡|およ}}そ{{ruby|夫人|ひとびと}}私有れば必ず{{ruby|恨|うらみ}}有り、{{ruby|憾|うらみ}}有れば必ず{{ruby|同|ととのほ}}らず。同らざれば則ち私を以て公を妨ぐ。{{ruby|憾|うらみ}}起れば則ち{{ruby|制|ことわり}}に違ひ{{ruby|法|のり}}を{{ruby|害|やぶ}}る。故に初の{{ruby|章|くだり}}に云へり、上下{{ruby|和諧|あまなひととのほ}}れと。其れ亦{{ruby|是|こ}}の{{ruby|情|こころ}}なる{{ruby|歟|かな}}。」と。
:十六に曰はく、「民を使ふに時を以てするは{{ruby|古|いにしへ}}の{{ruby|良典|よきのり}}なり。{{ruby|故|か}}れ冬の月には{{ruby|間|いとま}}有り、以て民を使ふべし。春{{ruby|従|よ}}り秋に至つては、{{ruby|農桑|たつくりこがひ}}の{{ruby|節|とき}}なり、民を使ふべからず。其れ{{ruby|農|たつく}}らずば何を以てか食はむ。{{ruby|桑|こが}}ひせずば何をか{{ruby|服|き}}む。」と。
:十七に曰はく、「{{ruby|夫|そ}}れ事は独り{{ruby|断|さだ}}むべからず。必ず{{ruby|衆|もろもろ}}と{{ruby|与|とも}}に宜しく{{ruby|論|あげつら}}ふべし。少事は是れ軽し、必ずしも{{ruby|衆|もろもろ}}とすべからず。{{ruby|唯|ただ}}大事を{{ruby|論|あげつら}}はんに{{ruby|逮|およ}}びては、若し{{ruby|失|あやまち}}有らんことを疑ふ。故に衆と{{ruby|与|とも}}に相{{ruby|弁|わきま}}ふるときは、{{ruby|辞|こと}}則ち理を{{ruby|得|う}}。」と。
====注釈====
*丙寅:干支の「ひのえとら」。
*朔:月初めの「{{Ruby|一日|ついたち}}」のこと。ここでは、四月一日の干支が「丙寅」であったことを示す。
*戊辰:干支の「つちのえたつ」。「ひのえとら」から数えて3つであることから、ここでは前の部分と合わせて「四月三日」を表す。
*皇太子:{{Ruby|厩戸王|うまやどおう}}。第三十三代推古天皇の同母兄である第三十一代用明天皇の皇子。西暦574年〜622年。「{{Ruby|聖德太子|しょうとくたいし}}」や「{{Ruby|豐聰耳皇子|とよとみみのみこ}}」の名で知られるが、実在を疑問視する声があるほか、十七ヶ条憲法の作者ではないとする説もある。
*和を以つて貴しと為し:『論語』の「禮之用和爲貴(礼の用は和を貴しと為す。)」を踏まえた表現。「調和を尊ぶ」という意味。
*忤ふること:叛逆の意。
*党:徒党を組むこと。
*達る者:賢者。
*隣里:近隣。郷里。
*違ふ:争う。
*睦ぶ:懇意にする。
*論ふ:論じる。
*諧ふ:合意に至る。
*自づから:自然と。
*四生:胎生、卵生、湿生、化生の総称。全ての生物を指す。
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===現代語訳===
:(西暦604年陰暦の)夏の四月三日に、皇太子はご自身で初めて憲法十七条をお作りになった。
:一に言う。「調和を尊び、逆らい背くことがないようにせよ。人は皆徒党を組むが、賢者は少ない。故に、ある者は主君や父に従わず、ある者は近隣の人と争う。しかし、上下の者が和み睦み合い、事を論じて合意に至るのであれば、事の道理は自然と通る。何事であれ、成就しないものはない。」と。
:二に言う。「{{ruby|篤|あつ}}く仏教を信仰せよ。仏教はあらゆる生きものの最後に帰するところ、全ての国々の仰ぐ究極のよりどころである。どのような時代のどのような人々でも、この法をあがめないことがあろうか。いや、ない。心底からの悪人は稀であり、よく教え諭せば必ず従わせることができる。仏教に帰依しないで、どうして{{ruby|邪|よこしま}}な心を正すことができよう。いや、できない。」と。
:三に言う。「天皇の命を受けたら、必ずそれに従え。例えるならば、君は天、臣は地。天が万物を覆い、地が万物を載せる。それによって四季は規則正しく移りゆき、万物を活動させる。もし地が天を覆おうとするなら、この秩序は破壊されてしまう。そのように、君主の言に臣下は必ず承服し、上の者が行えば下の者はそれに従うのである。故に、天皇の命を受けたら必ず従え。もし従わなければ、結局は自滅するだろう。」と。
:四に言う。「群卿や百寮は、みな礼法を物事の基本とせよ。民を治める肝要は、この礼法にある。上の者の行いが礼法に{{ruby|適|かな}}わなければ下の者の秩序は乱れ、下の者に礼法が失われれば罪を犯す者が出てくる。群臣に礼法が保たれていれば序列も乱れず、百姓に礼法が保たれていれば国家は自然と治まるものである。」と。
:五に言う。「食に{{ruby|驕|おご}}ることをやめ、財物への欲望を棄てて、訴訟を公明に裁け。百姓の訴えは一日に千件にも及ぼう。一日でもそうなのだから、年がたてば尚更だ。近ごろ、訴訟を扱う者は私利を得るのを当然と思い、賄賂を受けてからその申し立てを聞いているようだ。財産のある者の訴えは石を水に投げ込むように必ず聞き届けられるが、貧乏人の訴えは水を石に投げかけるように、手ごたえもなく{{ruby|撥|は}}ねつけられてしまう。これでは貧しい民はどうしてよいかわからず、臣としての役人のなすべき道も見失われることだろう。」と。
:六に言う。「悪を{{ruby|懲|こ}}らしめ善を{{ruby|勧|すす}}めるということは、古からの教えである。それゆえ、人の善行は隠すことなく知らせ、悪事は必ず改めさせよ。人に{{ruby|阿|おもね}}り、、人を{{ruby|欺|あざむ}}く者は国家を転覆させる利器ともなり、人民を滅ぼす鋭い剣ともなる者だ。また、{{ruby|媚|こ}}び{{ruby|諛|へつら}}う者は、上の者には好んで下の者の過失を告げ口し、下の者に会えば上の者を非難する。このような人々はみな君に対して忠義の心がなく、民に対しては仁愛の心がない。大きな乱れの原因となることだ。」と。
:七に言う。「人にはそれぞれの任務がある。おのおの領分を守り、権限を濫用しないようにせよ。賢明な人が官にあれば政治を称賛する声が{{ruby|忽|たちま}}ちに起こるが、邪な心をもつ者が官にあれば政治の乱れが忽ちに頻発する。世間には生まれながら物事を弁えている人は少ない。よく思慮を働かせ、努力してこそ聖人となる。物事はどんな重大なことも些細なことも、適任者を得てこそ成し遂げられる。時の流れが速かろうと遅かろうと、賢明な人にあったときに自然と解決する。その結果、国家は永久で、君主の地位も安泰となる。だから古の聖王は、官のために適当な人材を集めたのであり、人のために官を設けるようなことはしなかったのだ。」と。
:八に言う。「群卿や百寮は、朝は早く出仕し、夕は遅く退出するようにせよ。公務はいいかげんにできないものであり、一日掛けてもも全てを終えることは難しい。故に、遅く出仕したのでは緊急の用事に間に合わないし、早く退出したのでは事務をし残してしまう。」と。
:九に言う。「信は人の行うべき道の源である。何事をなすにも真心を込めよ。事の良し悪し、成否の{{ruby|要|かなめ}}はこの信にある。群臣がみな真心をもって事にあたるなら、どのようなことでも成功するだろう。しかし真心がなかったら、すべてが失敗するだろう。」と。
:十に言う。「心に憤りを抱いたり、それを顔に表したりすることをやめ、人が自分と違ったことをしても、それを怒らないようにせよ。人の心は様々でお互いに相譲れないものをもっている。相手が良いと思うことを自分は良くないと思ったり、自分が良いことだと思っても相手がそれを良くないと思うことがある。自分が聖人で相手が愚人だと決まっているわけではない。ともに凡夫なのだ。是非の理を誰が定めることができるのか。いや、できない。お互いに賢人でもあり、愚人でもあるのは、端のない輪っかのようなものだ。それゆえ、相手が怒ったら、むしろ自分が過失を犯しているのではないかと反省せよ。自分ひとりが、そのほうが正しいと思っても、衆人の意見を尊重し、その行うところに従うがよい。」と。
:十一に言う。「官人の功績や過失をはっきりとみて、それに応じた賞罰を行うようにせよ。近頃は、功績に関係なく賞を与えたり、罪がないのに罰を加えたりしていることがある。政務に{{ruby|携|たずさ}}わる群卿は、賞罰を正しくはっきりと行うようにすべきである。」と。
:十二に言う。「国司や国造は、百姓から税を{{ruby|貧|むさぼ}}り取らぬようにせよ。国に二人の君はなく、民に二人の主はない。この国土の{{ruby|遍|あまね}}く人々は、みな天皇を主としているのだ。国政を委ねられている官司の人々は、みな天皇の臣なのである。どうして公の事以外に、百姓から税をむさぼり取って良いであろうか。いや、良くない。」と。
:十三に言う。「それぞれの官司に任じられた者は官司の職務内容を熟知せよ。病気や使役のために事務を{{ruby|執|と}}らないことがあっても、職務についたなら以前から従事しているかのようにその職務に和していくようにせよ。そのようなことに自分は関知しないといって、公務を妨げるようなことがあってはならない。」と。
:十四に言う。「群臣や百寮は人を妬み嫉むことがあってはならない。自分が人に嫉妬すれば、人もまた自分に嫉妬する。そのような嫉妬の憂いは際限がない。故に、人の知識が自分より勝っていることを喜ばず、才能が自分より優れていることを妬む。そんなことでは五百年たって一人の賢人に出会うことも、千年たって一人の聖人が現れることも難しいだろう。賢人や聖人を得なくては、何によって国を治めたらよいであろうか。」と。
:十五に言う。「私心を捨てて公の事を行うのが臣たる者の道である。人に私心があれば他人に恨みの気持ちを起こさせる。恨みの気持ちがあれば人々の気持ちは整わない。人々の気持ちが整わないことは私心をもって公務を妨げることであり、恨みの気持ちが起これば制度に違反し法律を犯すことになる。第一条で『上下の人々が和み睦み合い、協調するように』といったのもこの気持ちからである。」と。
:十六に言う。「民を使役するのに時節を考えよとは、古からのよるべき教えである。冬の月の間に余暇があれば民を使役せよ。春から夏にかけては農耕や養蚕の時節であるから、民を使役してはならない。農耕をしなかったら何を食べればよいのか。養蚕をしなかったら何を着ればよいのか。」と。
:十七に言う。「物事は独断で行ってはならない。必ずみなと論じあうようにせよ。些細なことは必ずしもみなに相談しなくてもよいが、大事を議する場合には誤った判断をするかも知れない。人々と検討しあえば、話し合いによって道理に{{ruby|適|かな}}ったやり方を知りうる。」と。
===鑑賞===
『日本書紀』は、奈良時代に成立した日本最初の正史である。六国史の一番目に数えられ、第四十代天武天皇の発意で舎人親王らにより養老四年(西暦720年)に成立したとされる。全30巻からなり、原初の神の誕生から第四十一代持統天皇の時代までを漢文の編年体で記す。歴代天皇の系譜(帝記)や、その当時に口承されていた神話・伝説を体系化して記録した。独自の文字を持たなかった(とされる)当時の日本人は、漢語で書かれた文章(漢文)を理解し、自らの用いる言語(上代日本語)をそれに対応させようとした。そのため、日本独自の漢文が生まれ始めた。この『十七箇條憲法』は『日本書紀』の第二十二巻『推古天皇』に収められている。現代では「憲法十七条」として知られているこの憲法は、日本初の成文法であるといわれている。[[高等学校日本史探究]]の飛鳥〜奈良時代も参照。
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